1 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/27(金) 20:37:31.11

ふたなり要素あり。

シリアス要素あり。

エロあり。


スピリチュアルパワーによる無理やりなファンタジー設定あり。

自己解釈が盛りだくさん。




これらがダメな人は読むのは推奨致しません。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1403869050



3 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/27(金) 20:39:46.62

真姫「オーガズムが止まらない病気?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1401616977/





真姫「前回のラブライブ!!」



真姫「ある日私が家に帰ってカバンの中を見ると、紫色に輝く石が入ってた!?」



真姫「少しの好奇心。でもそれを触った次の日から私の地獄は始まった…」



真姫「触れただけ、振動があるだけで性的快感を感じ、オーガズムが起こるなんて」


真姫「そのせいでµ’sのメンバーとすれ違いも起きて…」


真姫「でも後に私の症状はある病気であると判明したの!!」


真姫「病気と分かっても原因も治療法もわからず、どんどん衰弱、壊れていく私」



真姫「でも、ついに、ついに見つかったわ!! 原因は希が間違っていれてしまった紫色の石!なんでも、悪運が詰まっていて、それを吸収したから私は病気になったらしい」




真姫「自体は好転、かと思いきや、症状が軽くなっただけ」

真姫「みんなに心配かけないようにと、私はことりに性欲解消をしてもらう日々。それをにこちゃんに見られたり、色々あったわ」



真姫「でも、希を中心にみんなの協力で悪運の中和に成功!38日間の闘病生活の末、病気は治ったの!!」





真姫「でも、なんだか海未の様子がおかしくて……!?」


真姫「どうなっちゃうの!?」



4 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/27(金) 20:44:11.43

◇◇


希「どう、しよう」



希「どこにも、落ちてない」


希「……猫かなんか持ってってしもたかな……」



 探し物はなんですか? 探し物はブレスレットです。




 ただこの場合のブレスレットというものは普通のブレスレットではない。希のスピリチュアルな力で、人の悪運を閉じ込めた奇跡のもの。




 希以外の者が触れればたちまち悪運で身体は満たされ、様々な悪いことが起こる。



5 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/27(金) 20:45:11.20


 ――例えば、西木野真姫。



 悪運が詰めこまれた石を触ったことにより、psas 持続性性喚起症候群を発病。




 この件は一つの事件として先日解決したばかりであった。


 直後に、悪運が詰めこまれたブレスレットを無くす。それは希にとって絶望だった。




希「くっ……仕方ない、か。ウチの良運を信じるしか、ない」




 もうどこへ落としたのかもわからないブレスレット。この広大な世界から探し出すのことは不可能、だと判断した。



 ――そして惨劇は繰り返される。




6 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/27(金) 20:50:13.33

◇◇



海未「全く、なんだったのでしょうか」


海未「あんな気味の悪いブレスレットは始めてです」




 私はブレスレットを手にした時、紫色の光に包みこまれました。


 私に特に何も変化はなかったのですが、ただブレスレットの紫色の光は消え去っていました。




海未「……ブレスレット、持ってきてしまいましたけど……家の物置にでも置いておきましょうか」





海未「とりあえず、今は穂乃果に会いたい、なんて……えへへ」



 私は穂乃果の好物のケーキを片手に穂乃果の家に向かいます。




 色々あってもうすぐ日が変わりそうです。急がなければ。




7 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/27(金) 20:54:00.41

◇◇


穂乃果の部屋




穂乃果「いらっしゃい」

穂乃果「遅いよー。もうみんな寝ちゃったもん」


海未「すみません。ちょっと色々ありまして」



海未「日舞の道具が壊れるなんて始めてだったんです」


穂乃果「あ、そうだったんだ」

海未「お詫びに、今日は穂乃果の好きな物を持ってきましたよ」

穂乃果「え!?なになに!?」



海未「これです」

穂乃果「うわぁっ!!ケーキだー!わーい!!」


穂乃果「海未ちゃん大好き!!!」


海未「喜んで貰えて嬉しいです」


海未「き、今日は、私達が付き合って、2ヶ月目、ですし……」



9 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/27(金) 20:55:26.76

穂乃果「そ、そう、だね」


海未「意外と、バレないものですね」


 穂乃果と恋仲になって、今日で二ヶ月が経ちました。


穂乃果「付き合ってることは二人だけの秘密だもん」


穂乃果「それに私達がそういう関係だって知ったら、ことりちゃんに余計な迷惑かけちゃうからね」


海未「ことりも大切な人、ですからね」

穂乃果「うん、私も、そう思う」


穂乃果「ねえ、海未ちゃん」


海未「はい?」


穂乃果「キス、したいな」




10 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/27(金) 20:56:48.16

海未「え…? え、そ、れは」

穂乃果「ダメ……?」


海未「ご、ごめんなさい!あの、私まだ、心の準備がっ…」


穂乃果「……そっか、海未ちゃんの心の準備が出来るまで、私は待ってるね?」


海未「ありが、とうございます」


穂乃果「好きだよ、海未ちゃん」ギュッ


海未「わ、わたしも、です」



 付き合って2ヶ月。自分の積極性の無さにはうんざりしていました。



 でも、穂乃果を目の前にすると、ドキドキしてしまって、そういうことは全く出来なくなってしまいます。



11 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/27(金) 20:57:42.54

 思えばこの時。穂乃果との二ヶ月記念日。私は最悪の物を身体に宿してしまった、ということを気づいたのは後のお話です。



 気づけばもうすぐ日が変わります。

 明日は土曜日。穂乃果の家に泊まるので時間は気にしません。




 カチッ……カチッ……カチッ。





 秒針は0を指し示します。



 土曜日。







 ――イチニチメ。





12 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/27(金) 20:59:49.34

◇◇


一ヶ月後


 30日目



部室


真姫「ふぅーふぅー……はぁっ…はぁ………大分戻って来たんじゃない?」



海未「そうですね。でもまだまだです。こんな程度では真姫は息は切れていませんでしたよ」


真姫「うっ…そうよね」


真姫「でも、体重は9割戻ったのよ?これなら前より痩せたって考えればいいかも……」



海未「真姫……あなたはもう痩せなくても……」



 病気の影響で恐ろしい程に痩せこけた真姫でしたが、一ヶ月たった今ではすっかり元にもどりつつあります。



真姫「……あの直後胸のサイズを測ったらにこちゃんより小さくて、夜な夜な泣いていたのよ…」



真姫「まあ今は戻ったけどね!!」



13 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/27(金) 21:02:03.15

にこ「……ぶん殴っていい?」



絵里「やっぱり真姫をやる気にさせるのはにこの胸を引き合いに出すしか無かったわね。成功して良かった、良かった」




 真姫が練習着を脱ぎ、下着姿になる。ここにいるのは全員女性、真姫もおおやけには恥ずかしがらない。



 でもやはり、みんなに背を向けて着替え始める。同性とは言えど、着替えを見られるのは恥ずかしいのだろう。





海未(あ、あれ……なん、でしょう。この、感覚)



 見知った姿、見知った下着姿。


 それなのに、真姫の下着姿に見入っている海未。



 ――真姫の足、綺麗……。



14 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/27(金) 21:03:26.41

真姫「な、なに見てんのよ」


海未「え……?あ、いやなんでも、ありません」


海未(また、私……他の身体を……)



海未(なんでしょう、この気持ち。わかりません、なんだか、ゾワゾワする、というか)


希「どーしたん?」



海未「なっ……まだ上を着ていないのにウロウロしないで下さいっ!!」



 ぷるん。ぷるん。

 希の豊満な胸が歩くたび、動くたびに形を変えながら、うごめく。
 押さえつける下着が可哀想になるほどに。



希「え?…普段からこーしてるやん」


希「ていうかみんなそうやし」


海未「そ、そうでしたっけ」


希「海未ちゃん顔真っ赤だよ?大丈夫?」



15 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/27(金) 21:04:33.05

希「あ、もしかして、興奮しちゃった?」


海未「そんなわけないでしょう!」



真姫「というか、海未の言う通り、あんたら恥じらいなさすぎなのよ」



絵里「まあ確かに……」



真姫「確かにとか言うなら下着姿で堂々としないで」

絵里「うっ……」





海未「うぅ……」



 ここ最近、海未は違和感を感じていた。

 なんで自分はこんなにも興奮しているのか。


 認めたくなかった。





希「着替えないん?海未ちゃん」


 

海未「ち、違うところで着替えて来ます!!!」



希「……なんだか最近、海未ちゃん変やない?」



絵里「そうねぇ」

穂乃果「海未ちゃん…?」



16 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/27(金) 21:06:28.18

◇◇


海未「はぁっ…はぁっ……」


 前屈みになりながら、必死にトイレへと駆け込む。奥に、奥に。



海未「ぅあ……」



 海未の股間部分からスカートを、押し上げるもの。



海未「な、んで。なんで、私にこんなものが――」



 それは少女についているものとしては不相応。男についているとなれば大絶賛。

 

 それは大きく肥大し、ショーツからはみ出し、顔を出している――陰茎だった。





17 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/27(金) 21:08:30.72

海未「うぅ、こんなに、おっきく…」



 息を荒げながら、自分の陰茎を見つめる。先程、真姫や希の下着姿を見たことでここまでなってしまったようだ。



海未「ぅ……ぁ…」




 自分ではどうしようも出来ない"男"の部分を優しく握る。亀頭の部分からはドクドクと透明な液体が流れ出ている。




海未「ひゃっ……うんっ…あっ……んんっ…気持ち、ぃ……」




 海未は自身の亀頭から溢れる淫らな液体を陰茎全体に塗りつけ、擦りあげる。



 ぐちゅぐちゅ……ちゅぷ、くちゃぁ……。




18 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/27(金) 21:09:17.82

 淫液が海未の手によって卑猥な音を立て始める。それが始まると、海未自身その音に性的興奮を覚え始めてしまう。




海未「んんぁ…んぎゃ……ダメ、なのに。こんな、こと」


海未「はぁっ…はぁっ……おかしく、な、りそうっ……ふぁっ」



海未「真姫……希……んぁっ……いやぁ……んんんぁっ……いや、イク……イッちゃっ……」


 真姫の下着姿が、希の胸の谷間がフラッシュバックし、さらに陰茎を肥大化させる。それと同時に自身の手のスピードも速くなっていく。





 女性器のように亀頭からドクドクと溢れ出る淫液が、トイレの床を濡らしているほどだった。



19 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/27(金) 21:11:57.11

海未「んっ、んっんっんっ、あぁっ……出る、出ちゃう、でるでる、あっっ……で、りゅ……あぁぁあぁぁっっッ!!!!」




 海未の陰茎から放たれた白い液体は、トイレの壁に穴を開けるかのような勢いで拡散した。



 海未自身の手にも飛び散り、その状態で一度手を握って、開く。



 放たれた精液が、海未の手の中で糸を引いていた。



海未「はぁ……はぁ…んぁ…気持ち、いぃ……」



 脱力感――は襲って来なかった。
 襲って来たのは、さらなる性欲。




海未「なんで、なんで、こんなことに……」




 海未がこうなったのは、異変が起き始めたのは、ゆっくり、かつ急だった。



31 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 14:41:16.27

10日目

部室


海未「あれ……」


 
 きっかけはささいなこと、でした。

海未「下着が…」

 今まではぴったりだった私のブラシャー。



 それに、違和感がありました。



穂乃果「どうしたの海ー未ちゃん」


海未「え!?い、いや……」



穂乃果「ん?」



 私自身が感じていたのは下着のサイズでした。合わない、合ってない?

 大きくなった。いや、違う。




 ――胸が小さくなっていた。



32 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 14:43:28.55

海未「なんで、でしょう…」



絵里「海未…こんなこと言うのもあれだけど、下着合ってないんじゃない?」

絵里「でもそれ……いつも着てるやつ、よね」





海未「っ……」




真姫「ぅっ……うぅ」


ことり「真姫ちゃん、なんで泣いてるの?」


真姫「うぅ……もう死ぬしかない」


ことり「え……?」




真姫「痩せた影響でにこちゃんと同じくらいまで、胸が小さくなってしまったの」




にこ「っ……!! そのまま死ねっ!!!」




33 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 14:44:29.35

◇◇




 17日目




 洗面台の前で上半身裸で確かめます。



 胸のサイズが小さくなりました。前より3cmほど。カップ数的には、凛やにこよりも下、ということになります。AA……くらいでしょうか。わかりません。




海未「おかしいです……なんで、なんで…」

海未「胸が完全になくなった訳ではないですね……」


 私の二つの突起は小さくなったりはしていません。

 なんだか、中性的になった、といいますか……。




 私は、少し、自分の身体の女の部分を見て、興奮していました。




 思えばきっとこれも前兆だったのでしょう。



34 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 14:47:37.32

◇◇


28日目


海未「くっ…はぁっ…はあっ……」

海未「うっあっあっっっ……」



 苦しい。苦しい。苦しい。苦しい。

 先ほど熱を計ったら、39度。汗が、汗が止まりません。


海未「うぅ……」





  そこで、私の世界は暗転しました。





36 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 14:58:55.53

 29日目


海未「う……あ、れ」


 私はどうしたのでしょう。寝て、しまっていたようです。


海未「う……頭が……」


 身体を起こすと、突発的に起こる頭痛が気怠さを生み出します。


海未「身体がベトベト、です」


 身体を起こすと、布団には汗がびっしりと染みていました。

 こんなに寝汗をかくなんて。


海未「シャワーでも、浴びましょうか」



海未「あ、れ。なんか、変です」


 違和感。股の部分に、違和感。


 違和感。


 ムニュムニュ。



海未「え……、なんですか、これ」




37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/28(土) 15:00:48.49

 触ってみました。股になにか付いて、います。



 走りました。すぐに確認するために。



海未「はぁっはあっ」




 すぐに上半身の服を脱ぎます。
 汗でぐちょぐちょ、です。


海未「……」




 問題は、下半身。

 目を閉じて、深呼吸、そして一思いに下半身の服も脱ぎさります。

 目を、開けます。






海未「――!?」


海未「な、なん、です、か!!!」

海未「なに、これ。え……おかしい、です」



38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/28(土) 15:02:08.09

 事態が全く、飲み込めませんでした。

 私の下半身についていたもの、それは男の人のものでした。



海未「あ……あ」




 よく鏡で良く見ると、女性器もそのままの状態であるようでした。

 女性器の上のあたりから、男の人のものは生えてきていました。






海未「いやっ…いやぁあああああっ!!!」




39 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 15:03:09.89


 そして、さらに変化は訪れました。



 ――どうして、私はこんなに興奮しているのでしょう。




 ツンと張った薄桃色の二つの突起。自分自身の見慣れたもの。私の中の女である部分。それになぜか私は見入ってしまっていました。




 それと同時、私の中の男である部分が大きく肥大化していることに気がつきました。






海未「あ…ぁ…おっきい……」


海未「はぁ…はぁ……変な、気分、です」


 私は、自分の女の身体に、男の身体が興奮しているのでした。





 気づいた時には、陰茎を掴み、快楽に悶えている私の顔が鏡には映っていました。



64 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 21:31:44.58

30日目


 ほとばしる性欲を抑えた海未は、練習着から制服へと着替えていた


海未(トイレという狭い空間で、あんなことをしてしまって……制服についてない、ですよね)


海未「大丈夫そうです」




絵里「――それは良かったわ」


海未「っ!?」



 トイレから出て、部室に向かう途中の海未と出くわしたのは絵里。

 もうすでに帰る準備が出来ているようだった。



絵里「なにか体調が悪かったりするんでしょう?」




海未「い、いえ…」




65 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 21:32:56.84

絵里「そう?あ、なら明日空いてる?」


海未「明日は……」


海未(確か何もなかったはず、です。でも何か引っかかります……)


海未「確か、何もない、と思います」

絵里「本当?」

絵里「なら、今日真姫と一緒にウチに泊まり来ない?」


海未「え? ど、どうして急に」


絵里「ほら、まだ私達三人だけ曲が完成していないでしょう?」


海未「ああ……確かに」

絵里「他のユニットはもう完成した、っていうのを聞いて、ちょっと焦っちゃって」


絵里「この通り! 海未と真姫の力が必要なのよ。お願い、出来ないかしら」




66 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 21:34:07.17

海未「ああなるほど、そういうことですか」


海未「わかりました。では今日一度帰って準備を整えたら絵里の家まで行きますね」


絵里「本当!? 助かるわー。あ、真姫はもうこのこと知ってるから」

絵里「じゃあ、待ってるわね」


海未「絵里!!」

絵里「ん?」


海未「そういえば、絵里の家を知りません……」

絵里「あー……。じゃあ、このまま私の家に来る?」


絵里「明日は休日だし。三人で私の家に来れば問題ないわ」


海未「そう、ですね。そうしましょうか」


絵里「じゃあ、外で待ってるわね」






67 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 21:34:57.92

◇◇

部室


にこ「ふ、ぁぁ……ちょっ、ちょっと…こと、りぃ……」


ことり「どーしたの?」


にこ「どうしたの、じゃないわよ…」

ことり「そろそろ慣れてきたりしない?」

にこ「む、りぃ……」



海未「あ、あの……これは?」

真姫「あぁ……気にしない方がいいわよ」




 海未が部室に入ってくると、背後からイスに座っているにこを抱きしめていることりの姿が目に入った。




ことり「にこちゃん、本当に首筋弱いんだね……」

にこ「うぅ……力、はいんない」





68 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 21:37:10.59

にこ「だいたいねぇ! 真姫ちゃんも穂乃果も助けなさいよっ!!」


穂乃果「楽しそうにしてたから」

にこ「楽しくない!!」

真姫「私に飛び火するから」


にこ「たまにはいいでしょう!?」


ことり「アイロンしてくれたお礼だよ♪」ツツツッ




にこ「ふぁぁ……」

にこ「だいたい……なんで、私なのよっ。私はノーマルだっていってんでしょ!?」


ことり「……私、男の人は苦手だから」


にこ「……?」



ことり「なんでだろうね、はは……」



69 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 21:38:03.63

にこ(なんかマズイこと言っちゃったかな……)

ことり「過去に何かあったわけじゃないんだよ?」


ことり「でも、なんとなく」


真姫「まあ、わからなくはないわよ。その気持ち」


にこ「……?」

真姫「私も男は嫌いだもの」



真姫「すぐ性的なことを考えるから」




にこ「あ、そうなんだ……」



にこ(え、なに。女子校だからってこと? 周りに女の子の方が好きな人がこんなに居るのは普通なの!?)

にこ(もしかして、私がアブノーマル……!?)

にこ(それは、ないわよね……)




ことり「あっ……もう帰らなくちゃ。穂乃果ちゃん、海未ちゃん、先帰るね!!」



70 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 21:43:42.21

海未「あ……はい」

穂乃果「じゃあねー」



にこ「やっと帰った……!」




海未(男がダメ……。私は、今の私は、どちら、なのでしょうか……)




穂乃果「海未ちゃん、どうしたの暗いよ?」


海未「あぁ……穂乃果。いえ、なんでもありません」




穂乃果「ねえねえ、今日、泊まり来てくれる、よね?」コソコソ


海未「え……どうしてです?」




穂乃果「えっ……覚えて、ないの?」

海未「え……?」




71 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 21:47:43.77

穂乃果「今日で付き合って、三ヶ月、だよ……?」コソコソ


海未「あ……」



 忘れて、いた。と、同時に思いだす。先ほど引っかかっていたのはこのことだったのだろう。


海未(最近、色々ありすぎて……忘れて、いました)


穂乃果「忘れて、たの?」


 今にも泣きそうな、穂乃果の表情は海未の胸に突き刺さった。



海未「ご、ごめんなさい!!本当、ごめんなさい!!」




真姫「……?どうしたの、2人とも」



海未「あ、いや……」




穂乃果「じゃあ、今日泊まりに来て欲しいな……いっぱい、色々なこと、したいな……」

穂乃果「海未ちゃんが良ければ、だけど」



海未「き、今日、は……」




72 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 21:50:19.63

海未(今日はさきほど絵里に誘われて……でも、穂乃果は恋人……)


海未(でも……絵里にはもう約束、してしまいましたし)


海未「ごめん、なさい……」

海未「絵里に、誘われてまして。曲作りのこと、で」


穂乃果「っ…………そっかぁ……」


 顔を俯かせて、唇を噛む穂乃果。そこに笑顔はない。



 しかし、海未が声をかけようとした瞬間、穂乃果は顔を上げる。

 満面の笑みだった。




穂乃果「しょうがないよね!!大丈夫だよっ!私がもっと早く誘ってれば良かったんだもんね」


 極めて明るく、いつもの穂乃果を、穂乃果は演じていた。心の中は土砂降りの天気、なのに。




73 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 21:51:17.23

海未「っ……申し訳ありません」


穂乃果「大丈夫だって。µ’sの活動だもんね? 仕方ないよ」


穂乃果「じゃあ私、もう帰るね!!」


 海未に勢いよく背を向けて穂乃果は出口に向かう。



海未「穂乃果っ!」


穂乃果「っ……」

穂乃果「明日、明日は泊まり来てくれる?」


海未「はい……約束します」



穂乃果「嬉しい、な」


穂乃果「待ってるから」






バタン




74 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 21:52:36.45

真姫「なにかあったみたいだけど……いいの?」


海未「……はい」


 良くない。良くない。海未の心はそう叫んだ。しかし、先に約束したことを捻じ曲げられるほどの強欲さは持ち合わせていない。


 穂乃果が一番大切。だが、絵里や真姫もµ’sのメンバー、だから。



真姫「何があったか知らないけど、穂乃果を傷つけちゃダメよ」



海未「分かっています……」



真姫「じゃあ、私達も行きましょうか。絵里が待ってるわよ」



75 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 21:53:26.30

にこ「なに? お泊り会でもするの?」

真姫「ええ、ほらこの前決めたトリオでの曲作りを」



にこ「あぁ……私と希はすぐ終わらせたからねえ」


真姫「にこちゃんが曲なんて作れると思わなかったわ」


にこ「にこにーはなんでも出来るのー!なんてたって宇宙No――」


真姫「――じゃあね」



バタン





にこ「ちょっとまてぇー!!」




 扉の奥からはにこの叫びが聞こえたが、海未と真姫はそれを気にすることもなく、外にいる絵里の元へ向かった。




76 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 21:56:59.77

◇◇


 ――soldier game――




海未「おじゃまします」


真姫「おじゃましまーす」


絵里「いらっしゃい」


海未「そういえばアリサちゃんは?」


絵里「友達の家に行ってるわ。あの子がいると色々迷惑かけそうだしね」


海未「なるほど」



絵里「部屋もあんまり大きくはないけど、我慢してね」


真姫「このくらいが好きよ」



絵里「真姫の部屋は広いものね」


真姫「いや広くてもあんまり……どうせ一人だし」




77 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 21:58:08.51

海未「じゃあ始めましょうか」


絵里「と、その前にご飯食べてないでしょう?」


絵里「私、作ってくるわね」


絵里「あっ!歌詞考えるのよろしくねっ!」


海未「……」

真姫「……」




海未「まあ確かにお腹は減っていますが」


真姫「歌詞を私たちに考えさせたいだけね、アレは……」



海未「まあどうせ三人でやるんですから、私達も協力しましょうか」



真姫「そうね」


真姫「多分、ロシア料理、よね」

海未「……まあそうでしょうね」



海未「ええと、確か曲名は決まっているんですよね?」




真姫「――soldier game」




78 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 22:02:08.77

海未「なるほど。そうですね……なら……」




真姫「……?」



海未「真姫……私のこと、もっと、知りたくありませんか?」


真姫「……は?」


海未「私には、秘密が、あるかもしれません」グイッ


真姫「ちょっ……な、なによいきなりっ」

真姫「ち、近いわよ……」

海未「……」

真姫「海未……な、なによ」ドキドキ



海未「……ねえ真姫。私と、来ませんか?」

真姫「え……」

海未「もし、そうなら」


海未「――それは、恋、なのかも」




真姫「っ……」キュン




80 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 22:03:55.58

海未「――こんな感じでどうでしょう」

真姫「は……?」


海未「歌詞のことです」


真姫「……」

海未「……?」


真姫「あなた……歌詞のことになると普通とは違う感じになる、のね」


海未「そうですか?」



真姫(なんだか……少しかっこよく、見えたような)



真姫(……そんなわけないか)


真姫「まあいいんじゃないの。そのなんか背徳的な感じ?よくわかんないけど、そんな感じでアレンジすれば」




海未「本当ですか?」


真姫「本当よ本当」



絵里「出来たわよー」




 絵里が運んで来たのは、案の定ロシア系の料理でした。



真姫「あ、やっぱりロシアね」


 
絵里「分かっちゃった?」

海未「はい」



絵里「まあ私の外見的特徴を生かさない手はないしね」



81 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 22:06:14.84

真姫「んぅ……」



 真姫は胸のところのダボダボ感を気にしているようだ。


真姫「絵里の私への嫌味かしら」


海未「それは……まあ……」


真姫「まったく、秋だってのに暑いったらないわね」


 胸元が見えないギリギリまでファスナーをあけて涼をとろうとする、真姫に海未の視線は奪われていた。



  海未の隣に座る真姫は浴室からあがってきたばかり。



 パタパタと扇ぐ真姫の良い香りが海未の鼻腔を刺激する。


海未「っ……」


真姫「どうしたの?」



82 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 22:07:14.76

 少し前かがみになる真姫の体制。海未の視線から見えるもの。それは控え目な胸ながらも、真姫の腕によって作られる谷間だった。



 加えて、少し濡れている髪の毛が首筋や頬にくっついてどこか艶かしい。




海未「だめっ……」


 必死で耐えた。必死で。




海未「……っ、ごめんなさい、ちょっと、トイレ行って、きます」


真姫「え? あ、うん」






84 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 22:09:14.86

◇◇


 さっきは危なかった。

 シャワーを浴びながら自己嫌悪に陥る海未の表情はやはり暗い。




 シャワーの温度を下げて水を浴びているのは、暴走しそうになった陰茎を収めるためと、自分への戒め。


 人の家で自慰行為をするわけには、いかない。



海未「耐え、ないと」





85 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 22:11:02.86

◇◇


絵里「ふぁぁ……眠くなってきちゃった」

海未「でも、まだ完成していませんよ?」




真姫「まあ今日で他のグループとの差は小さくなったと思うしいいんじゃない?」



海未「まあ確かにそうかもしれません」


絵里「じゃ、寝ましょうかー」


絵里「あ、私は下で寝るから真姫と海未はベッドで寝てね」


真姫「えっ!?」


真姫「2人寝れるの?」


絵里「うーん、シングルだし、女の子2人ならなんとかなるんじゃないかしら」



絵里「セミダブルなら余裕なんだけれど……ごめんなさいね」



86 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 22:12:07.59


絵里「でも、確か2人とも寝相良かったはず、だし」


絵里「特に海未なんか」

海未「まあ……」


絵里「じゃあ早くベッド入って!」

海未「……」



海未「真姫からどうぞ」


真姫「え、ええ……」




 真姫がベッドの中に入ると、いよいよ海未の番だ。




 ただ、見る限りここに二人で寝るとなるとかなり密着しそうでもある。


海未(抑え、ないと……)


海未「失礼、します」





真姫「腕とか……くっついちゃうわね」


海未「はい……」



87 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 22:15:32.39

真姫「その……なかなか恥ずかしい、んだけど」


海未「わ、私もです」



 穂乃果ともここまで近づいて寝たことはない、のにもかかわらず何故真姫とはこんなにも近づいて寝ているのか。


 穂乃果の悲しそうな顔を思い出してしまう。




海未「……」


絵里「電気消すわねー」


 パチッ。



真姫「あ、あの、海未、あんまり寝息とか、聞かないで……」


海未「は、はい……」


真姫「恥ずかしい、から」

海未「真姫の寝息なんか気になりませんよ」



真姫「うぅ……も、もう寝る!!」




海未「あ……おやすみなさい」

 そう言って真姫は海未に背中を向けた。



88 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 22:18:07.08

絵里「そういえば、海未。長く起きてるようになったわね」


海未「そうですか?」

絵里「前なんか一瞬で寝てたのに」

海未「確かにそうだったかもしれません」



海未「色々とあったので」


 穂乃果と恋仲になって以降、夜更かしをすることが増えた。夜遅く穂乃果の家に向かったり、電話をしたり……。


海未「穂乃果……」





絵里「私も寝るわ。じゃあ、おやすみ」


海未「おやすみなさい」




89 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 22:19:18.55

◇◇



 周りの音は人の寝息。真姫の寝息。すぅすぅと静かな寝息。それは子守唄にでもなりそうなほど、リズミカルに心地よい音だった。


 しかし、海未は全くといっていいほど眠気がなかった。



海未「うぅ……」



海未(真姫がくっついて、眠れません)


海未(寝相は良かったはずなのに、なんで)



真姫「んんぅ……すぅすぅ」


 さきほどから真姫が寝返りをうち、海未に密着している。


 むにゅむにゅ。



海未「っ……!」



海未(真姫が動くたびに、胸が、当たって……)



90 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 22:24:53.68

海未「はぁ……はぁ……」


海未「真姫を、どかさなければ」

 どんどんと目が冴え渡る。血液が活発に循環するのを感じる。

 そしてそれらの血液が集まるところは一つ。一つしかない。




海未「だめ……おっきく、ならないっで、ください……」

 海未の願望も虚しく、どんどんと海未の掛け布団の股間部分が膨らんでいった。




海未「はぁ……はぁ……収めなきゃ……」





 自分は興奮している。さきほど湯船からあがってきた真姫の時はなんとか、抑えこんだ。



 モゾモゾと海未が動くと、海未のペニスが掛け布団の布にこすれて、快感へと変換される。



91 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 22:26:46.57

海未「ぅぁ……」


 限界だった。


  海未は下のパジャマとショーツを膝下のあたりまでずりおろし、勃起したペニスを触る。

海未「本当に、ごめん、なさい……」



真姫「うぅん」



 不意に真姫は海未から離れ、海未の身体は自由になる。




 仰向けだった身体を真姫の方に向けて横にする。真姫も横を向いているのでまるで向かい合っているかのようだ。



海未(綺麗な顔……)


 至近距離で見つめる真姫の寝顔は見れば見るほど綺麗に見えてくる。





 海未のペニスはさらに勃起し、真姫の太もも辺りに当たっている。竿の部分に刺激を与えながら、布の擦れる感触に海未の顔はとろけていく。





92 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 22:29:54.38


海未「うぅぁ……ぁん、やっ……やっ……」



 漏れてしまいそうになる声を必死で抑え込む。こんなことがばれたら終わりだ。私はµ’sにも入れなくなる。




 穂乃果という恋人がいる。いけないこと、こんなことはダメなこと。


 それを知っていてもなお、背徳感からか、海未の亀頭からは泉のように淫液が垂れ流されていた。





海未「あっ……擦れ、て」



 真姫が太ももを動かすたびに快感が伝わる。真姫の太ももはもうすでに染みが出来ているほどに濡れていた。




絵里「――ねえ、なにしてるの?」




94 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 22:31:40.93

海未「っ……」



 海未の動きが止まる。



 絵里は起きていた。たまたま目が覚めた時、海未のうめき声が聞こえたのを聞き逃さなかった。



海未「ちょっと、眠れ、なく……んぁっ…!!」




 ここで何の応答もなければ、絵里はただの寝言とでも勘違いしただろう。

 選択を誤った。



  海未は絵里が起きていたことに気がついて、動きを止めるも、真姫はそんなことお構いなしだった。



 眠っている人に状況判断なんて出来るはずがない。


 掛け布団の下で情事は行われている、まだ、まだ気付かれない。




絵里「ねえ、大丈夫?」


海未「あっ……んぁっ、大丈夫、大丈夫です、から……」



95 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 22:33:32.09

 絵里は静かに立ち上がり、携帯電話のライトで海未を照らした。




絵里「すごい汗じゃない」


海未「ほんっとに、大丈夫っ……らぁっ……んハァ……」


海未「暑いだけですから」



 絵里は、海未の腰辺りが仕切りに動いていることに気がついた。


絵里(……海未?)


絵里「ごめんなさい、クーラーつければよかったわね」


絵里「とりあえず、布団剥ぐわね? 真姫を起こさないように……」

海未「ちょ……大丈夫、大丈夫ですからぁ……」



 そして、問答無用とでもいわんばかりに布団に手をかける。



海未「や、やめっ――」


 海未と真姫の足付近の布団を、剥ぎ取った。





96 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 22:35:31.02

絵里「ん? な、なに……なによ……これ……」


絵里「なんなの!? これ!」



 絵里の携帯電話のライトが、海未の膨れ上がっている陰茎を照らす。

 露わになってしまった、海未の痴態。

 女の子についているはずがないものが付いている。

 絵里は言葉を発せなかった。




絵里「……」



海未「っ……誰にも、誰にも言わないで、下さい」




海未「お願い、します」




絵里「これはなんなの?」


海未「わかりません……ある日急、に……」




絵里「ふぅん」



98 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 22:37:15.57

 絵里は海未の奇々怪々なものについて、それ以上追求はしなかった。

 このようなものがついている、今はそれだけで十分だった。




絵里「いま、何をしていたの?」


海未「……収めよう、と思って……」



絵里「オナニー、してたの?」

海未「っ……」


絵里「へぇ……」


 絵里は海未の顔と陰茎を交互に見つめたあと、少し笑った。


 何か面白いものを見つけたかのような笑い。


 絵里は腰を屈めて、真姫の方を向いている海未の後ろから囁く。



99 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 22:38:43.18

絵里「人の家でこんなことしていいと思っているのかしら?」



 その言葉とともに絵里は海未の陰茎に手をのばす。


絵里「おっきい……こんなに、おっきく、なるもの、なの?」


 海未が抵抗しようと、ベッドから起き上がろうとするが、肩を固定されて動けない。




絵里「抵抗するの? そんなことしたら、誰かに言っちゃう、かも」


海未「……」


 海未にとって最高で最強の鎖を絵里は巻きつけた。





101 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 22:41:40.33

絵里「ねえ、なにしてたの? こんなにおっきく、して」

海未「……」


絵里「答えて」


海未「自慰、行為を……」


絵里「なんでこんなになったのかしら? 真姫?」


真姫「すぅ……すぅ」


絵里「真姫をオカズにして、こんなことしてたの?」

海未「は、い……」


絵里「ふふ……最低じゃない」




 絵里は自分の口からこんな言葉が出てくるとは思っていなかった。海未の羞恥に歪む顔、どくどくと脈を打つ陰茎を見ていたら自然と出てきた言葉だった。





海未「ふぁっ……絵里、やめ、てください……はぁっん……んぁ」



102 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 22:42:55.43

絵里「私のパジャマを濡らして、どうしてくれるの?」


絵里「人の家で、真姫をオカズにして、こんなことされてる気持ちはどうなのかしら」


 溢れでる淫らな液を陰茎全体に塗りつける。



絵里「ん……すっごい、熱い……気持ちいい、の?」



海未「ふぁっふぁっ……んぁっ、え、りぃ……」



絵里「せっかくこんなに擦って上げて解消してあげようとしてるのに、どんどんとおっきくなられちゃ困るんだけど?」



絵里「はぁ……はぁ」



 くちゅくちゅと絵里が手を動かすたびに淫靡な音が空間を支配する。




 それは絵里の心を高めるには十分で。海未の羞恥に歪む顔とあいまって、絵里自身も興奮が抑えられていなかった。



103 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 22:44:27.37

 絵里の長い指がペニスに絡みつき、刺激を与えていく。



 初めて与えられる他人からの刺激。自分でやるのとは一線を画すその快楽は、海未の思考回路を焼き切っていた。



海未「あぁあっんんゆっ……いゃぁ……やめ、やめっ……くっはぁっ」


海未「起きて、しまいます。真姫、がぁ……」


絵里「はぁはぁ……そうしたら、その時よ? 嫌なら我慢しなさいよ?」



絵里「ほら、ちゃんと真姫の顔を見なさい」



 気分の高まりとともに、絵里は命令口調になっていた。海未をどうとでも出来る現在の状況。




海未「そん、なぁっ……!!」




 絵里の手は早くなっていく一方だ。海未の陰茎はピクピクと痙攣を始め、最早限界の状態だ。



104 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 22:46:58.88

絵里「イっちゃうの? 人の前なのよ? それもµ’sの仲間をオカズにして?」


海未「いゃぁっ、本当にぃ……やめて、……やめて、下さい」


絵里「精液、出そうなの?」



海未「あっ!!あっ、あっッ、出る、出る出ちゃいますっ……絵里、やめて、手を止めて下さいっ!!」

 絵里は手を止めない。




海未「あっ!! あッや……や……でるでる、でちゃぃ……まっッ、ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ……!!」





絵里「きゃっ!! す、すごい……」



 海未の陰茎から放たれた掛け布団がかかっていない真姫の太ももから腹辺りまで、至るところへ拡散した。


 なかでも太ももの被害は甚大で、ぐしょぐしょになってしまっている。





105 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 22:47:46.55

海未「はぁ……はぁ……」


絵里「あれ……イッちゃったわね」


海未「ふぅ……ふぅ……」


 まだ射精による快楽が抜け切らず頭がぼーっとする。


絵里「大丈夫?」


海未「は、はい……はぁはぁ……」





絵里「今日はこれで満足でしょ? 私もなかなか眠たいし」




絵里「このことについてまたあした色々聞くわね」


海未「……」




 絵里はそう言って床に敷いてある布団に入っていった。




海未(どう、しよう)



108 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/28(土) 22:49:16.21

 見つかってしまった。それも、こんなことをしているところを。



 穂乃果以外の人にこんな気分になって、最低だ。


真姫『男は嫌いよ。すぐ性的なこと考えるから』

海未「っ……」


 真姫の言葉が心に突き刺さった。




海未「私は、私は、女なんでしょうか」

 こんな身体になって、当然の疑問。一体、どうなっているのか。





 恋人、穂乃果の顔が浮かぶ。


海未「ごめん、なさい……穂乃果……」


 そのまま海未は目を閉じた。




128 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/29(日) 21:14:51.20

◇◇

31日目





絵里「ちゃんと拭き取ったの?」


海未「はい、一応は。でも、太もものところは少し量が多くて……」



海未「真姫に気がつかれてしまったら……」


絵里「へえ、そう」




絵里「――海未、また興奮してたんじゃない?」

絵里「真姫にもこういうこと、されたいの?」

海未「そんなわけありません!」





絵里「そんなに真姫の身体が好きなの?」



海未「そ、そんなことは……!!」

絵里「じゃあ、なんでこんなに大きく、してるのかしら」


 真姫についた海未の体液を海未自身が拭き取る、それだけで海未は性的興奮を覚えていた。

 テントのように膨れあがった海未のペニスを絵里はパジャマの上から触れる。


 寝室から離れて、廊下で情事は行われる。




絵里「あら、もうぐちょぐちょ……服の上からなのに、染みてる、わよ?」



海未「うぅ……」


絵里「それにしても、どうしてこんなものが海未についているの?」


海未「私にも、わからなくて……ある突然……」

絵里「ふぅん、不思議ね」




 言葉では不思議というが、対して不思議そうな顔は見せない。絵里の今の興味は服の下でピクピクと蠢いている陰茎にあった。



絵里「昨日あんなに出したのに、もうこんなになっちゃったの?」




海未「ふぁ……触らない、で下さい……」



129 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/29(日) 21:15:37.46

絵里「昨日は暗くてよくわからなかったもの」


 絵里は腰を屈め、膝立ちの状態で海未の陰茎に顔を近づける。

絵里「脱がせるわよ」



 パジャマとショーツを同時に脱がされ、肥大化したペニス。


絵里「ほんっと……おっきぃ……」



 パンパンに膨れあがった亀頭。充血した陰茎が絵里の方を向く。


 昨日のことがフラッシュバックする。絵里自身が興奮状態になるのも早かった。



海未「……恥ずかしいです、見ないで、下さいっ……」


絵里「へぇ……」

 羞恥に歪む羞恥表情。絵里の劣情を加速させる。



 ペニスに手を絡ませ、目と鼻の先でその動きを観察する。


海未「うぅ……んはぁっ……絵里ぃ……」


絵里「海未、こんなにエッチなお汁出てきてるわよ? 気持ちいい?」

海未「ふぅッ……んはぁ、んんんっ、ああぁっ」





 絵里の目の前でどくどくと液を分泌する海未のペニス。

 強烈な男性器の匂いに、絵里の理性は既に崩壊していた。



絵里「はぁ……はぁ……ねえ、口に入れても、いい?」


海未「っ!? だ、ダメですよ!!」



絵里「我慢、出来ない……」


絵里「あむっ……んんっ……ちゅぷ、ちゅぱ……んぁ……んんぐぅ」



 海未の抑制など、効力があるはずもなかった。


 絵里は自分の欲望のままに海未の陰茎をその口に頬張る。




130 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/29(日) 21:16:34.10

絵里「んぁっ……海未の、おっきい……んんんぐぅっ」


 海未の大きすぎるペニスは、絵里が精一杯加えても半分も入っていなかった。


 口の中に海未の先走った液体が注がれる。少しほろ苦いその味が絵里をさらに高ぶらせた。


 ――もっと、もっと欲しい。


 海未も初めて味わう、人の口。絵里の舌が動いて裏筋や亀頭を的確に刺激する。



 絵里は自分の秘部から愛液が流れでているのを感じていた。


 右手で海未の陰茎を擦り、頭は海未の陰茎欲しさに激しく振った。
 そして左手では自分の秘部に服越しに刺激を与える。



絵里「んんぅ……ッ……あぁっ、海未ぃ……出して、出してっ、私の、口にぃ……」







海未「はぁっ……絵里、気持ち、いぃ……ふぁっあぁっあぁ……」



絵里「んごぉ……がっはぁ……んんぅうぅ……ぎぃっ……」




 絵里の口により持たらされる快楽は海未の理性をゆうに吹き飛ばしていた。絵里の口には半分ほどしか入っていなかったため、海未は自分から腰を前に突き出した。



 苦しそうなうめき声を上げる絵里のことはもうすでに見えていない。

 
 奥まで突っ込むと、喉の辺りペニスが締められる。




 もっと、もっと、絵里の口を犯す。ただ、これは自分の快楽の為に。





131 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/29(日) 21:17:24.30

海未「ぁっ……ぁあ……出るッ、で、るぅ……っっ!!!!」


絵里「んっ!? んがぁ……んーっんーっ……!!!」


 精液が尿道を突き抜ける絶頂に、視界が揺れた。



 絵里の口の中で痙攣をするペニス。しばらく身体を動かすことが出来ず、ペニスでいっぱいになった絵里の口の端からは、精液が溢れ出ていた。




海未「っ……すみません!! 本当、ごめんなさい!!」


海未「私、私……!!」




 我に帰った海未はすぐにペニスを引き抜き、絵里に謝罪をする。



絵里「ごほっ……こぼっ……げほっ……げほっ……うぅ……」


海未「本当に、すみません……!!」


海未「何も、むりやり飲まなく、ても……!!」


絵里「いい、のよ。別に大丈夫」
 



 また快楽に負けて、しまった。



絵里「美味しかったわ……ありがとね。でも、まだ……」


海未「え……?」



絵里「海未のおちんちんベトベトよ? 綺麗にしてあげる」



132 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/29(日) 21:18:34.85

 絵里は海未の陰茎を再度口に運ぶ。


絵里「ちゅる……ちゅっ……ぁぁん」


  尿道に残った精液を絵里は熱心に吸い出す。絵里の舌が尿道に当たるたびに海未は快楽に悶える声をあげた。


海未「ふぁぁっ!!! ダメ、ダメですっ!! 出した直後、はっ……んぁぅっっ」

絵里「んちゅ、んぐっぅぅう……あっ、あぁあぁっ」



 絵里はまたしても自分の秘部を刺激していた。海未の精液を見ると、興奮が高まってしまう。



絵里「ふぁっ、またおっきく……」




 絵里の口でのお掃除により、再び興奮状態に堕ちていく海未の精神。陰茎が刺激を欲して小刻みに動いていた。


絵里「……」



海未「絵里……?」



 絵里は何故か陰茎への愛撫を中止し、自らの服に手をかけた。


絵里「――私も、気持ちよくなりたいな、なんて」


 そして絵里は上半身の服を脱ぎ去った。当然寝ていたので下着はつけていない。


海未「っ……!!!」


 海未は何が起こったかもわからないまま目を強く閉じる。



 見てはいけない、見てはいけない。


海未「な、なにしてるんですか、絵里!!」





絵里「ねえ海未、目を開けて? 私の胸、見て欲しいの」


海未「っ……服を服を着て下さい……」



133 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/29(日) 21:19:44.28

絵里「ねえ、私の裸くらい見たことあったわよね? どうしてそんなに嫌がるの?」



海未「それっ、は……」


絵里「私の裸見たら、興奮しちゃう?」


 歯を食いしばり震える海未。その対応はやはり無言の肯定。




絵里「ふふっ」


 絵里は海未の腕を掴み、半ば強引に自身の胸を触らせた。

絵里「はぁはぁ……ねえ? どう?」


海未「ぅっ……ダメ、です。やめて、下さい……」



 µ’sのなかでもトップクラスの乳房を持つ絵里の胸に触れるのは初めてだった。


 絵里は海未に自身の胸を揉ませながら、陰茎への刺激を再開する。



絵里「……真姫も起こしてこのおちんちん見て貰う?」


海未「っ!! それは、それだけはっ!!」


絵里「なら触って?」



 そうなれば、あとは海未が弱くなる一方。


 次第に絵里が手を動かさなくても、海未自身が絵里の胸を自発的に触るようになっていた。




絵里「はぁ、んぁ、やっと自分からやってくれた……嬉しい……」



海未「ぁっ、んぁっ、ああっ、やっ、やっ……ッ……あぁんっ」



絵里「ねえわかる? 私、海未のおちんちん触ってえっちな気分になっちゃったの……」



 海未が乳房を触っていると、時々硬いものが手にふれる。



 白人の遺伝子を受け継いだ、桜色の二つの突起がピンと上を向き、刺激を求めていた。



134 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/29(日) 21:20:47.52

絵里「海未、もっとっ、もっと、触って? んぁっ、めちゃくちゃにして!!」


海未「や、やっぱり、こんな、こと」



 少しでも刺激を抑えようと、目を閉じている海未だったが、手から伝わる絵里の胸の感触。陰茎へ浴びせられる絵里の吐息。

 徒労にすぎないことだった。




絵里「じゃあなんで、こんなにえっちな液体がどんどん出てくる、のかしらっ!!」


海未「言わっ……ないで。んはぁっ……絵里、また……やめっ、やめっ、やめて、ふぁあっッ」



絵里「気持ちぃぃ、のよねっ? そうなのよね、おちんちん、こんなにピクピクしてるっ」

海未「ぅぁっ……」



絵里「ねえ、手を休めないで。私も気持ちよくしてくれないと嫌」




 絵里は手を止める。それは自分を気持ちよくしてくれないと、続きはしない、という合図だった。

 海未は射精直前に手を止められたことで、もうどうしようもない感情で溢れていた。



 ――出したい、出したい、出したい。
 ――昨日みたいに、さっきみたいに。




絵里「ふぁっ!! いいわよ、海未、その調子、んんっぅ!!」



 途端に強くなった胸への刺激に、絵里も声を抑えられなくなっていた。



絵里「ねえ、私のここ、硬くなってるのわかる?」



絵里「んぁっ……ここ触ってくれると、もっと私、気持ちよくなれると思う、のぉ……」





 海未はそう言われると、今度は二つの突起に手を伸ばした。



絵里「あっあっ、あっ、はぁぅんっ!! 気持ち、いぃ……海未の手がクリクリってぇっ……!!!」



 絵里は海未に硬くなった突起を刺激させ、自身では左手で下着越しに秘部を刺激した。



135 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/29(日) 21:22:31.57

 ショーツから溢れでた愛液は太ももを伝って床へ流れ落ちていく。


絵里「海未も、気持ち、よくなってぇ!?」


海未「ふぁっ、あっ、絵里、絵里ぃっ!!」

 顔をペニスに近づけ、ピクピクと痙攣するペニスと匂いに絵里の手がさらに早くなる。

 ――欲しい、欲しい、精液が欲しい。


 昨日の一件と、朝のこの行為。すでの絵里は海未の陰茎と精液に夢中になっていた。



海未「だめっ、だめっ、です、んはぁっ……んぁっ、あっ、んんぅっ!!!」



絵里「イキそうなの? 出して、思いっきり顔にかけて?」


海未「あっあっ………んぁあぁっ……やっ、やっ、やめて、やめてやめてやめてやめてっっ」





海未「イクっ、イクっ、イっちゃい、ますからぁっっ。あっあっ、ふぁあぁっ、……あっ……あああああああぁぁぁぁぁぁッッッ!!」





絵里「ふぁぁぁっ………!!」



 絵里の手によって放たれた精液が、絵里の顔や髪の毛に噴射される。
 その量は一回目とほとんど変わらず、絵里の顔を白く染めあげていた。




絵里「ふぁ……いっぱい、出たわね」




 目の辺りについた精液を手にとり、ぺろりとそれを舐める。一瞬苦さに顔を歪めるが、すぐに恍惚とした表情を作り出していた。

絵里「すっごぉぃ……」


 射精によって一通りの筋肉が痙攣し終わった後、ヘナヘナと海未は座りこんでしまった。




136 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/29(日) 21:24:44.62

絵里「大丈夫……?」


海未「もう……いや、です……」


海未「絵里、もう、こんなこと――」




真姫「――絵里ー? 海未ー?」



 不意に聞こえてきたのは真姫の声。

 その声は寝室から来るものだった。朝起きたら他の二人がいないことに不思議に思ったのだろう。



海未「っ!?」

絵里「起きたの!?」



絵里「とりあえず、洗面台行くわよ!!」



海未「ぁ……絵里ぃ、力が、入らなく、て」


絵里「ああ、もう!!」



 絵里は海未を強引に引っ張って洗面台に向かった。





137 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/29(日) 21:27:28.98

◇◇


絵里「海未はシャワー浴びてて」


海未「絵里は?」


 現在の絵里の顔は海未の精液だらけだった。



絵里「……洗えばとれるでしょ!」

 さあ早く、といわんばかりに絵里は海未を押し込んだ。


 急いでバシャバシャと顔に水を付けて行く。

 粘性の高いものは少し落ちにくい。




真姫「んぅ~、なにしてるの?」


 まだ眠そうな目を擦りながら真姫が洗面台に入ってきた。


絵里「いや、ちょっと早く起きちゃって!」


絵里(よし、落ちた!)

真姫「ふーん」


真姫「お風呂に入ってるのは海未?」

絵里「そうよ、なんだか暑くて眠れなかったみたい」


真姫「私が寝てる時にくっ付いたりしてたかな……」



真姫「ん? クンクン……なんだか変な匂いがするような……」


絵里「え!? そそそそそう?」


絵里「あー、汗とかの匂いかしら!私もシャワー浴びないとね!」

真姫「……なにそんなに慌てているの?」ジト




真姫「……髪の毛になんかついてる」


 真姫は絵里の金髪についていた、精液に手を伸ばす。

絵里「ちょっ……!」


真姫「うぇぇ……なにこれ、ネバネバ……」




138 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/29(日) 21:28:24.19

絵里「顔を洗った時に、洗顔フォームがくっついちゃったの!! ありがとね! とってもらって!!」


真姫「まあ、いいけど」


 早く終われ、この不自然なことを追求してくる真姫のターンよ終われ!

 そんな願いも虚しく、真姫のターンは続く。


真姫「あと、朝起きたら、なんだか太もものところがカピカピになってたんだけど……これ、なに……?」


真姫「変な匂いもするし……」

絵里「あ、あ……それは」


 絵里は頭を抱えた。
 見る限り、海未の出した精液の量が多すぎて、気のせいだと誤魔化せないレベルまでカピカピとしている。



海未「洗剤か何かの洗い残しじゃないですか?」


 風呂の中から海未の助け舟。


絵里「え?」

海未「ほら、洗剤が洗い残されていると、時間が経つと浮き上がってくるじゃないですか」


絵里(え……そんなこと……なるほど!)


絵里「そうよ真姫。あんまり洗えてなかったみたい。ごめんね?」


 そんな事実は決してない。仮にあったとしても洗い残しレベルでここまで白くカピカピとする訳がない。



 海未は真姫が洗濯などをしたことが無いと踏んで、その無い知識と真姫のプライドの高さに賭けたのだ。


真姫「……?」



絵里「あれ? もしかして知らなかった?」

真姫「っ!! 知ってるわよ! 当然でしょ! ただ確認の為なんだから!!」



 そしてその賭けは成功した。





139 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/29(日) 21:34:25.25

◇◇


 穂乃果の家の前。私は絵里の家から帰った後一通り準備をしてここまで来ました。


絵里『学校でも、してあげるわね』

 絵里の家からの帰り際にそんなことを言われました。

 あんなことをしておいて、私は穂乃果の家に穂乃果に触れる権利なんて、あるのでしょうか。


 もう、こんなこと、辞めない、と。



 まあとりあえず、穂乃果の家に入らなければ。

 二日連続の外泊とは……こんなこと初めてですね。


海未「穂乃果ー?」


穂乃果「海未ちゃん! いらっしゃい!」



 穂乃果……穂乃果の笑顔は私を出迎えてくれました。

 私は少しの後ろめたさを感じつつ、穂乃果の部屋に向かいます。



海未「はい、穂乃果お土産です」


 私はまた穂乃果の好きなケーキを買ってきていました。それは昨日来れなかったお詫びもかねて。


穂乃果「……」


海未「あ、あれ。嫌いでしたか?」

穂乃果「ううん、大好き」

海未「それは良かったです」




穂乃果「――物で釣るの?」


 そう言った時の穂乃果の顔はまるで別人でした。キラキラ光る笑顔を振りまく、高坂穂乃果とは、別の人間。


海未「ぁ……」


穂乃果「……ふふっ、じょーだんだよー!」

穂乃果「本気にしないで? 美味しそう! ありがとね!」


穂乃果「うーんっ!! おいしぃ!」


海未(冗談には、聞こえません、でした……)


穂乃果「あれ、私の分しか買って来てないの?」

海未「え、ええ……私はお腹がいっぱいなので」


穂乃果「あ、そうなんだ……。じゃあ、はいあーん」




140 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/29(日) 21:43:32.82

海未「え……!?」

穂乃果「ほら、あーんだよ、あーん」


海未「う、うぅ……」


穂乃果「照れないでよー、恋人同士だよ?」

海未「あ、あーん……」



穂乃果「おいしいっ?」


海未「は、はいっ! ありがとうございます!」

穂乃果「もうー買って来たのは海未ちゃんだよ? 私がお礼言わなきゃ、なのに」


海未「そ、そうでしたね」


穂乃果「……間接キス、しちゃったね」


海未「……っ!!!」


海未「あ、あっ、ごめんなさい! そんなつもりはなかったんです!」


海未「あの……あの」


穂乃果「……」ギュッ


穂乃果「間接キスなんて何度もしてるよ?」


海未「ほ、穂乃果……?」


穂乃果「このまま、キス、しちゃわない?」


海未「えっと……」


 無理です。無理です。無理です。

 穂乃果の顔を真っ正面から見るなん、て。


穂乃果「……」



142 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/06/29(日) 21:45:55.13

穂乃果「私から海未ちゃんにキスする、なんていつでも出来るんだ」


海未「……は、はい……」


穂乃果「でもさ、私、初めては海未ちゃんからしてもらいたい、なんて……」

穂乃果「ダメ、かな」





海未「まだ、心の、準備、が……」



穂乃果「そっ、かぁ……」


海未「ごめん、なさい」

穂乃果「待ってる」


穂乃果「私いつまでも、海未ちゃんを待ってるからね?」


海未「ありがとう、ございます」


 なんて優しいんでしょう。何もできない私を待っていてくれるなんて。普通なら愛想を尽かされかねないこと、なのに。


 自然と穂乃果に対しては私の男の部分は反応しませんでした。

 どうして、でしょうか。

 でもそれは好都合です。



海未「絶対、穂乃果だけには……」


穂乃果「え?」

海未「なんでもありませんよ」


 ――穂乃果だけには、私の汚い部分をぶつけないように、しないと。


 そう誓いました。




150 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/03(木) 22:09:10.44

33日目


昼休み 音楽室


真姫「最近曲作り多くない……?」

真姫「私だってそんなにポンポン思いつくわけじゃ……」


真姫「海未はどうなの?」



海未「あ……そ、そうですね」

真姫「……」

真姫(……なんか……さっきからよそよそしい……?)

真姫「ねえ、何か私に言いたいことでもあるの?」

海未「え? ど、どうして」

真姫「なんか、この前から変じゃない」

海未「そ、そんなこと」

 私が絵里の家であんなことしておいて、普通に接しろという方が、難しいです……。

 

真姫「まあどうでもいいけど」


真姫「あなたがどんなことを思っているかはわからないけど、私に何か気を使っているのならやめて」


海未「え……」


真姫「わかった?」

海未「は、はい……」

 何も知らない、から。すみません……真姫。


真姫「じゃ、始めるわよ」



真姫「とりあえず、完成したとこまで歌うから」


真姫「でもこの曲、なかなかキー高いのよね……」


海未「でも、真姫なら余裕ですよね?」

真姫「ふん、当たり前でしょ?」

真姫「ふぅ……」





151 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/03(木) 22:10:59.76

 一旦深呼吸。ピアノに真姫の細い指が添えられます。


 ピアノに添えられている指が激しく動く。前奏が終わると、真姫の美しい声がこの音楽室に響き渡っていました。


海未(……本当に、綺麗)

 心が洗われて、癒される、ような。

真姫「ふぅ」


海未「……」


真姫「……」





真姫「だ、黙らないでよ!!」


真姫「歌った後になんも言われないと恥ずかしいに決まっているでしょ!?」


海未「――とても、綺麗でしたよ」


真姫「と……当然よ」


海未「そうでしたね」


真姫(にこちゃんとかならここで突っかかってきて対応するのも楽なのに、海未の場合普通に受け入れるから……)


海未「私は、幸せですね」


真姫「はあ?」



海未「――真姫の弾き語りを独り占め出来るんですから」ニコッ



真姫「は、はぁ!? ば、馬鹿じゃないの!!」カァァァァア


真姫「い、意味わかんないこと言ってないで、早く歌詞の続き書きなさいよ!!」


海未「そうですね」


真姫(さっきまでウジウジしてたくせに、なんなのよっ! なんでこういうことは真っ正面から言えるの!? イミワカンナイ! 馬鹿なの!?)ドキドキ



真姫(うぅ……あぁもう!!)
バンッ



海未「真姫……?」


真姫「な、なんでもないわよ!」

海未「そう、ですか?」




152 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/03(木) 22:13:32.40

◇◇

放課後 練習前


海未「なん、ですか。こんなところに呼び出して」


絵里「んーいやー、どうかなって最近」

海未「どういう意味ですか?」

絵里「この休み中どうだった? 海未ちゃんの、下の暴れ馬の方は」


海未「……関係、ありませんから」



 実際のところ、海未自身下のモノに触れてはいなかった。そういう気持ちにならなかったとはいえ、モノ自体はお預けをくらっている状態。


絵里「はぁ……酷いわね……」


絵里「でも、これで分かるんじゃない?」チラ


 絵里は制服のボタンを二つほど、開け、前かがみの体制になる。

 その体制をすると、絵里の胸のサイズならば十分艶かしい谷間が形成されていた。


海未「な、なにをっ!」


 海未はすぐに横を向いて目を逸らす。


絵里「ふふ……」


 しかし、脳裏によぎるのはこの前の絵里との行為。

絵里「本当、純粋ね……」


 あの服の下を散々堪能したことで、逆に想像力が海未の劣情を掻き立ててしまった。

 目を閉じていて、直接見てはいないが、人の手によって自在に形を変える白い乳房。ピンと張った桜色の突起。それらを全て連想してしまう。




絵里「ちょっとボタン開けただけで、もうそんなにしちゃって」



 スカートを押し上げる海未の陰茎が、海未自身の性欲の溜まり具合を表しているようだった。



153 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/03(木) 22:14:31.26

海未「こ、これは……違い、ます」


絵里「身体は正直、とは昔の人もよく言ったものね」


海未「や、やめっ……」


絵里「やっぱり、溜まってるのよね?」



 絵里は盛り上がっているスカートの上から陰茎に手を添え、クニクニとなぞりあげる。


絵里「相変わらずね」


海未「ふぅっぁ……」

 布の擦れる感覚。


絵里「すっごい、苦しそうよ? 大丈夫?」


 スカートを捲り上げ、ショーツから飛び出した陰茎の亀頭を人差し指でツンツンと突つく。



 絵里が人差し指を離すと、長く透明な液体が糸を引いた。


絵里「まだ、おっきくなってる……ふぁぁぁ……」


絵里「こんなにパンパンに腫れて……辛いわよね? 海未のおちんちん、私が楽にしてあげるわ」



絵里「またこの前みたいにやってあげるわね」


 スカートとショーツをずりおろし、下半身を露出させる。


 そして、海未の巨大なペニスを口に含むため、絵里は目一杯口を開けて、ペニスを迎えに行った。


絵里「んぐぅ……ちゅぱ、ちゅる、じゅッ……ぬちゃ……ぴちゃ、っ……ふぁん」



 絵里が目一杯ペニスを頬張ると、襲い来る快感に海未の腰はガクガクと震え出す。

 

海未「ぅあっ……やめ、絵里、んんんぅ……気持ち、よすぎ……てぇ……んんぅ、ふぅぁ……やめてぇ」



154 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/03(木) 22:17:22.86

絵里「いっへ? いっへいいよぉ、ふみのおひんひん、おいひぃ……おいひぃよぉ……じゅる、ちゅりゅ、ぺちゃ……ちゅぅぅ」


 絵里が尿道内の淫液を吸い上げると、海未の尿道からは再現なくそれを埋めるために液体が分泌されていた。



 海未が初めて絵里に目を向けると、必死で海未のモノを頬張っている絵里の姿。まるで自分が支配しているかのような高揚感。



 海未は絵里の姿を見た途端に絶頂が近くなるのを感じた。




海未「あっっっ!!! いくっ……んくぅ……んぁぁっ、んぁ、ひやぁっ……絵里ぃ、絵里ぃっ!! で、で、るぅ……あぁぁっ……!!!」




絵里「んんぅっ!!! んんぁ……ごふっ……あぁ……ごくっ」



絵里「はぁ……はぁ。おいしいぃ……。海未の精液飲むと、私、すっごくエッチな気分になっちゃうの」
 



絵里「――ねえ、海未、本番、してみない?」


海未「はぁはぁ……ぅぁ……」

海未「ほん……ばん……?」




絵里「……えっとね、海未のおちんちんを私の――」






???「きゃああああああっ!!」


海未「!?」

絵里「!?」







にこ「――あ……」



ことり「えっと……」


にこ「は、はーい……」




155 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/03(木) 22:19:59.16

 空き教室の出口から叫び声が聞こえた。その音の発信地はありえないほどに近く、もうそれを聞いた時には遅かった。



 悲鳴をあげたであろう二人が、教室の入り口で固まっていた。


絵里「あ……えっと、これは」


にこ「……あんた、たち、なにやってんの」


海未「ち、違うんです!!」

にこ「……あんたの、ソレ、なによ……」


 にこが震える指で指したのは、今だに屹立が止むことのない海未の陰茎だった。


ことり「ひぃ…………男、男の……」


 ことりは海未のソレを見た瞬間、ダラダラと汗を流して後ずさりを始める。


ことり「海未ちゃん……男、だったの?」


海未「違います!私は、私は女ですよ!!」



にこ「違うってなによ!!! このこと、みんなに言うからっ!!」



 にこが背を向けて走りだそうとした時、絵里の身体が動いた。



 にことことりの肩を出口から遠ざけ、自分は片方の出口の方に。


 そして絵里は、片方の教室のカギを閉めたのだ。






にこ「く……」

ことり「あ……ぁ」


 
 海未は二人が戸惑っている隙に素早く、ショーツとスカートを吐き直す。しかし、陰茎の勃起は収まりそうもなかった。



156 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/03(木) 22:22:24.48

海未「お願い、です。話を、話を聞いて下さい……!」



ガラッ




凛「――なになになにー!? 悲鳴が聞こえたけど、大丈夫!?」


花陽「……?」



絵里「あ……」


 

 悲鳴を聞きつけた、凛と花陽。
 絵里が鍵をかけていたのは、片方、だけ。


 片方はドアが閉まっているだけで、鍵は閉まってはいなかった。




 ――終わった。


 にことことりだけに話すつもりが、ここまで来たら凛と花陽まで知れ渡ってしまう。


 なんとしても、なんとしてもここで情報の漏洩を食い止めなければ。






157 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/03(木) 22:26:27.11

◇◇

 

にこ「……本当なの?」


海未「はい……本当にある日突然……」

凛「……えっと、大丈夫?」


海未「はい、まだ、なんとか……」


にこ「こんなこと言うのもあれだけど、病院行った方が……」

海未「い、嫌です!こんなもの、こんなもの見られたら、私は……」



海未「私は、私はどうすれば……!」


花陽「もしかして、これ半陰陽ってやつじゃないかな」


凛「それなにー?」

花陽「私も詳しくはわからないんだけど、なんだか男と女の両方の特徴を兼ね備える、とか」

にこ「なるほど」

にこ「だから今の海未は胸が少し小さくなった……?」



にこ「海未、もう一度聞くけど、本当に生まれた時から、つまり先天的なものじゃないのね?」

海未「はい……というか、みんなお風呂に入った時に見てたじゃないですか!」


凛「まあ……確かに」

にこ「……そうね、とりあえず様子を見るしかないわね」


にこ「やっぱりこのことを皆に――」


海未「い、嫌ですっ! お願い、します。もう誰にも言わないで下さいっ」

にこ「でも……」


海未「こんなこと、知られたく、ないんです……」


海未「本当に、お願いします……」


 私は、そう言って頭を下げます。
 もう誰にも知られたくない、ここにいない四人にだけでも秘密にしておきたい。


 特に穂乃果です。



 穂乃果だけには、知られたくありませんでした。



159 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/03(木) 22:27:55.50

 知られたら、絶対に嫌われる。きっと恋人じゃなくなる、さらに友達関係すらもギクシャクしてしまう、かもしれません。



にこ「……なんで嫌なの?」

海未「きっと、嫌われます……」


にこ「そんなこと思うやつ、µ’sにいるわけ!」



 きっと大半の人は表向きには良い表情をするはずです。いまのにこのように。



海未「優しいですね……でも、きっと私にこれがあることによって、ギクシャクする部分も、あると思うんです」



海未「そうですよね……? ことり」



ことり「ぇ……ぁ、うん、うん……」


 顔面を真っ青にして、私の問いかけにも生返事しかしないことり。



 ことりは以前男性が嫌い、と言っていました。この男性の象徴は、きっとことりにとって嫌なもの。

 それをつけている私も、例外ではない、はずです。




にこ「……ことり?」

ことり「……ごめん、私……」



海未「いいんです、大丈夫ですから」

にこ「一つ聞きたかったんだけど――絵里はこの部屋でなにしてたの?」



絵里「ぅ……」

にこ「早く」



絵里「いや、えっと、その海未が苦しそうだった、から……」

凛「苦しそう?」



絵里「……海未のモノが……その、おっきくなってた、から……」




にこ「……なるほど、とんだ淫乱ロシアね」


絵里「だって、仕方ないじゃないっ! あんなの見せられたら、誰でもああするしかないわよ」

にこ「開き直るんかい!」



161 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/03(木) 22:34:26.47

花陽「絵里ちゃんはいつから知ってたの?」


絵里「新曲ユニットでお泊りした時に、そこで色々あって海未のを見ちゃったっていうか」


海未「え、絵里……」

絵里「……」



にこ「ついてるだけじゃなくて、性欲も溜まってしまう、と。だから、絵里がそれを解消してあげてたの?」


絵里「ええ」

にこ「――待って、それって、女の子に対して、欲情するってことよね」


花陽「え?」

凛「本当?」

 一番、一番、知られたく、ないことでした。


海未「――っ……」



にこ(真姫ちゃんの時のことりといい、なんだか性欲解消とか多すぎない?)


海未「みんなには、手を出しません、絶対、です」



絵里「真姫のことはオカズにしてたくせに……」ボソッ




にこ「なにか言った?」

絵里「いえ、なにも」


ことり「ねえ、海未ちゃん。海未ちゃんもきっと、辛いんだよね?」


ことり「私、怖いけど、乱暴なことしないなら、海未ちゃんがやれって言ったらしてあげられることはあるからね」


にこ「してあげられることってあんた……」



絵里「じゃ、私は引き続き海未の性処理でもしようかと思ったけど、これから何日か忙しくて相手をしてあげられないの」




海未「……構いません」



162 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/03(木) 22:36:49.50

 私はこの時は、それでいいと思いました。きっと絵里とあんなことをしたから、私のモノはすぐに反応してしまうのだと。



 それを断てばきっと大人しくなる、元に戻るかもしれない。



 そんな甘い幻想を抱いていました。



絵里「……このことは、口外しないように。残りの四人には申し訳ないけれど、海未の気持ちも考えたら、ね?」


にこ「そうね、分かった」



ことり「出来るだけみんな意識しないで、生活しないとね」


にこ「あんたが一番不安なんだけど」


ことり「そんなことないって、少し怖いけどきっとすぐに慣れるよ」




海未「本当に、ありがとうございます」


にこ(半陰陽……か)ゴクリ




 私の身体の今のこの現状。それはまだまだ私に牙を突き立ててくる前、ほんの序章にしかすぎなかったのです。



163 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/03(木) 22:40:20.38

◇◇

ことり「……」

穂乃果「ことりちゃん?」

ことり「な、なあに?」

穂乃果「なんだか暗い顔してる?」

ことり「そんなことないって!」

穂乃果「そうかなぁ……」


穂乃果「ねえ海未ちゃん」


海未「はい?」

穂乃果「んぅ……なんだか二人ともいつもと違うような……」


海未「き、気のせいですよ」

ことり「そうだよ穂乃果ちゃん」

海未(あれからことりはあまり顔を合わせてくれません。やはり、心の奥底では、軽蔑されているのでしょうか)



ことり「あ、じゃあ、私はここで」

穂乃果「うんっ! ばいばーい!」


海未「さようなら」


穂乃果「……ねえ、本当に何もない?」


海未「――はい」

 私は、嘘をつきました。


 大きな嘘。初めての、嘘。




穂乃果「……そっか」

穂乃果「なんでも、相談してね。私は海未ちゃんの力になりたいから」


海未「大丈夫ですよ、悩みなんてありませんから」


穂乃果「じゃあそんな暗い顔しないでよー」ギュー

海未「ほ、穂乃果、外ですよ。あんまりこういうことは」


穂乃果「海未ちゃん成分が足りなくなったのです。補給しなきゃ!」ギュー

海未「んもう……まったく……」

穂乃果「好きー、えへへ」



海未(この笑顔を、穢すわけには、いかないんです。許して下さい、穂乃果)ギュー



164 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/03(木) 22:43:07.58

◇◇



36日目

海未「はぁはぁ……はぁはぁ……」


海未「どう、しましょう」

海未「なんで、こんなことに」

海未「絵里……絵里ぃ……」


 海未は今、窮地に立たされていた。

 それは何故か、少しずつ、海未の身体が海未自身に牙を向きはじめたから。



 みんなにこの身体のことがばれてから、三日が経った。


 三日という数字。これは一般的に男の精液が満タンになるという時期とも言われている。


 つまり、今の海未は、そういうことだ。





海未「うぅ……はぁはぁ……」

海未「絵里ぃ……助けてください、絵里ぃ」


 心の叫びは虚しく。絵里は生徒会の仕事が激務であり、希とともにµ’sの活動に出られない日々が続いていた。


 練習に出られないほどということは、当然海未に構っている時間もない。



 周りには女という生き物だらけ。しかも女子高ということもあり男という存在への警戒心は全くない。


 着替える時はみんな下着、スカートの中すら容易に見える。


 日々の生活をしているだけで海未の精神は刺激されていた。


海未「うぁ……自分で、やる、しか……」


 海未がその視線の先に捉えたのはトイレ。以前にもこういうことがあり、今回もそうするしかなかった。


海未(今回、だけです。今回出したら、もうこういうことは)


 最早抑えきれない欲望は、海未の罪悪感すらも凌駕していた。



165 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/03(木) 22:47:30.28

 息を荒げ、勃起した陰茎を隠すように、壁に手をつきながらトイレを目指す。


 端からみるとその様子は異常で、廊下を歩く生徒はみなすれ違い様に海未のことを見ていった。



 そして、ある生徒も。



ことり「海未ちゃん……?」


海未「こ、こと、り……はぁ、はぁ」


ことり「どうしたの!? 大丈夫、苦しそうだよ」


海未「はぁ……はぁ、うぅ」


ことり「……保健室行こう! さ、早く」



 すっかりいつもと同じに戻ったことり。

 ことりは海未の状態を普通ではない、と判断した。

 ことりが判断したのは風邪だったり、体調不良なの、だが。


 海未の手を引くことり。今の海未にとっては、ことりと手が触れているだけでもおかしくなりそうになる。






166 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/03(木) 22:49:30.07

◇◇


ことり「あぁもう! こんな時に限って先生が……」


ことり「どうしようか、薬の場所くらいならわかるけど、下手に手をだすわけにもいかないし」


海未「うぅ」


ことり「苦しい? とりあえず、眠る?」

海未「ち、違う、んです」



ことり「え?」


 ことりは気がついていなかった。

 最初に海未を見た時は前かがみで、すぐに保健室に行こうと背を向け手を引いた。

 そう海未の下半身を見ることなんて、なかった。




海未「はぁ……ぅぁ……こと、りぃ」


ことり「海未、ちゃん……?」



海未「ことりぃ、お願い、します。なんとか、して下さい……」



 藁にもすがる思い。スカートをめくり上げる。


 性欲が限界を迎え、自分で処理しようと思った矢先、ことりに連れ去られる。さらにことりと手とはいえ肌の温もりを感じてしまった。



 迷惑をかけたくない、そう思いながらも海未はおねだりをするしかなかった。


ことり「ぁ……そ、それ……」


 先日も見た、海未の陰茎。

 パンパンに腫れ上がった亀頭がショーツから顔を出す姿はあまりにもアンバランス。


ことり「む、無理だよっ!」


ことり「私、男の人のモノはっ……!」




海未「――ごめん、なさい。私が、どうにかしてました。幼馴染にこんなこと、頼むなんてっ……!!」



167 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/03(木) 22:52:21.92

ことり「……」


ことり「そうだ……。性欲を解消してあげればいいんだよね?」


海未「え……」

ことり「それなら、やってあげる」



 ことりは、まず、ショーツを下まで下ろした。


ことり(やっぱり……)


 恐る恐る亀頭に手を伸ばす、と思いきや。



海未「ふぁっ……こ、ことり!! そっちは、別にぃっ!!」



 海未の女である方の性器に手を触れた。



ことり「ふふっ……性欲は解消してあげるね。だって、こっちも濡れちゃってる……」


 ことりは海未の陰部から熱を帯びる愛液をすくうと、海未の目の前で糸を引いて見せた。


海未「いやぁぁ……」



 男としての部分はことりとしては目を閉じたかったが、海未に女性器があるということなら話は別だった。



ことり「はぁぁ……可愛い、海未ちゃん」


 ことりは恍惚とした表情を浮かべ、手を動かす。


 溢れでる愛液を陰核に伸ばしコロコロと手を転がした。愛液が全体に塗りたくられ、艶かしく光る。そして断続的に与えられる男のものとは違う刺激が海未を襲う。


海未「ふぁっんッッ、あっあっ、ことり、ことり、ふぅふっ、……や、ぁ……気持ち、いぃ……ふぁぁぁんんッ」



ことり「感じてくれてる、気持ちいい、海未ちゃん? 海未ちゃんが性欲解消して欲しいって言ったんだからね」


海未「わ、私はぁ……そっち、じゃなく、ぅぁっッぁあっ!!!!」

 海未の言葉を遮るかのように、キュッと陰核をつまんで見せる。



 痛いような気持ちがいいような、自分の中で処理できない複雑な感覚に嫌が応でも声を出してしまう。



168 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/03(木) 22:53:27.00

ことり「ふふ……」


 執拗に陰核だけを攻め続ける。
 弄ればいじるほど膣からは淫液が垂れ流されるが、それらを完全に無視。固くなった陰核がことりの手によって弄ばれる。



 淫液が床に太ももを伝ってポタポタと流れ落ちていく。




海未「イク……あああああっ、ことりぃ、こと、ふぁっ、はぁぅ、はあっはあぁぁぁっッ!!!」




 ガクガクと足を震わせて、快楽をその身に刻みつけられていく。



ことり(まさか、クリトリスまであるなんて……。なんだか気持ち良くなるために――そして気持ちよくするためにある身体みたい……)



ことり「ふぅ、ふぅ……イッて……いいよ! 海未ちゃんの女の子の部分がもう限界だって言ってるよ!?」



海未「っんぁッ!! はぁっぅん……ぁッ……イく、っ…ぁぁイちゃいまッ――」







タッタッタッ



ことり「――!?」

ことり「足音、隠れよう!」

海未「ふぇ……?」




 海未の身体が絶頂を受け止める寸前。不意に聞こえた足音。


 ことりは手を止め、海未の身体を引っ張ってベッドに座らせる。




ことり「カーテン閉めないと」
シャッ







169 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/03(木) 22:55:08.22

タッタッタッ


ガラッ



凛「いったぁ……」


花陽「大丈夫?」

凛「うぅ……」




ことり「凛ちゃんと花陽ちゃん……」





凛「なんでこんな時に限って先生いないのさー!」


花陽「仕方ないよ……」

凛「むぅー」


花陽「勝手に使うわけにもいかないし――」

凛「あ、そこに薬置いてあるよ! とってー!」

花陽「だ、だめだよ凛ちゃん……!」

凛「大丈夫だって、言わなきゃバレないって」





ことり「足を怪我しちゃってるみたいだね」

海未「……はぁはぁ」

ことり「どうしたの? 海未ちゃん」

 足をモジモジとさせて、俯いている。


ことり「あぁ……なるほど」






凛「あれ、なんだろう床のこの液体」

凛「ちょっとネバネバしてる……?」

花陽「なにかの薬がこぼれた後じゃないかな」

凛「ふーん、そっかあ」

花陽「消毒するね」




170 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/03(木) 22:56:56.53

 ことりは座っている海未の後ろに回って制服のボタンを外していく。



ことり「凛ちゃんに、海未ちゃんのエッチなお汁、触られちゃったね」



海未「ぅあ」ゾクゾク



 ことりは後ろから海未を抱きしめ、耳元で囁く。

 興奮したことりの吐息が耳をくすぐる。



ことり「なに? 興奮しちゃったの?」

クチュ




ことり「凄いことになってる……」

 ことりは海未の膣口の周りを優しくマッサージする。
 マッサージを続けると、ぴちゃぴちゃと水音が発せられる。


ことり「海未ちゃんのおっぱい小さくなったけど、柔らかい」


 

海未「や、やめ、んぁっ! ……バレてしま――」


ことり「我慢すればいいと思うよ」


海未「そん、なぁっ」

海未「無理、ですよぉ……はぁんっ」

ことり「入れるね」



 ことりは指を一本。
 海未の膣口の位置を確認し、躊躇いなく挿入した。


海未「っっっっ!!!!」



 経験したことのない快楽が襲う。
 そのままことりはクチュクチュと水音のなる膣を弄びはじめる。

 羞恥に歪む表情が、これまたことりを刺激していた。




171 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/03(木) 22:59:49.84

ことり「ふぁっん………すごい、海未ちゃんの中……」


海未「あっあっ、あっ、あっ」


 ことりの指を容易く飲み込んだ膣内は、すでに愛液で満たされている。ことりが指を動かすと膣壁から再現なく愛液が染み出て来て、ことりの指を濡らし続けた。




海未「いくっ……ことり……声、声が……はぁっはぁつ」



ことり「この際ばれちゃってもいいかもね」



 バレるかもしれない恐怖感。真姫が眠っている時、絵里にやられた時と状況が似ている。


 一歩間違えば、全てバレてしまう。逆にそれが興奮を高める。



海未「うぁっ!! いくっ……っッああああああああっ!!!!」ビクビク




ことり「イッちゃった?」


海未「はぁっ……はあっ」



 息が荒くなる。その身で初めて女としてのオーガズム。それを受け止めた海未の焦点は定まらない。



 下半身にかけて飛び散った愛液が艶かしく輝いている。


ことり「……」



 ことりは、海未の女としての性欲は解消した。ただ、それ以上は、視界に入れないようにしていた。







 ――ビクビクと波打ち、泉のように粘液を出している陰茎には目を背けた。



172 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/03(木) 23:03:17.58


凛「痛い痛いっ!!」

花陽「ご、ごめんね!」


花陽「もう少し優しくするから」








ことり「海未ちゃん?」


海未「はぁはぁ……まだ、まだ、ですよ。苦しいんです……っ」


 海未はおもむろに起き上がり、自分の陰茎に触れた。



海未「抑えられ、なくて……」


 女としての絶頂を迎えても、男としての絶頂は迎えていない。

 しかも最初に海未が求めていたのは男としての絶頂。



 無理やり女としての絶頂を迎えさせられたせいで、海未の陰茎はさらに膨れ上がっていた。


ことり「ひ……」


 恐怖。
 ことりの目の前で陰茎が脈を打つ。まるでことりの身体を欲するかのように。


ことり「や、やめ、て?」

ことり「なに、するつもり?」


海未「ふーっ、ふーっ」


 正常な判断はできなかった。
 性欲は理性を吹き飛ばし、倫理すら吹き飛ばす。



173 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/03(木) 23:06:19.25

 海未がことりに近づけて、陰茎を太ももに擦り付ける。


海未「はぁはぁ、ことり、ことり」


ことり「や、やめて、やめてやめてやめて!!」

 ことりの静止を聞かず、海未は太ももに擦れる感触を楽しむ。





凛「おっけー。じゃいこうか」


花陽「うんっ」

ガラッ






 花陽と凛が、保健室を後にした。

 海未はそれを耳に入れていた。




海未「ことり!!」ガバッ

 この空間には二人だけ、もう誰も邪魔できない。


 そして――海未はことりに覆い被さる。




ことり「っ!!! やめて、やめてやめて、海未ちゃん、やめてぇ!!」

 ここから先、されることをことりは予感した。
 ――犯される。



174 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/03(木) 23:12:38.50



 海未じゃない。目の前にいるのは、まるで男。性欲に支配された魔物。



 ことりは恐怖感で涙を流す。


 そんなことはお構いなしに、海未はことりの服に手をかける。






ことり「きゃああああああああっ!!!!!」






凛「――!?」

花陽「え……?」


 保健室から出ていった、凛と花陽。しかし、二人はまだ保健室のすぐそばにいたのだ。


花陽「保健室から?」

凛「行こう!」

ガラッ



シャッ


 勢いよくカーテンを開ける。凛と花陽の目に入ったのは、はだけた制服をまとったことりに、覆い被さる海未の姿。







凛「――なに、してるの? 海未ちゃん」





175 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/03(木) 23:14:33.65

◇◇


空き教室



凛「で? なんでことりちゃんを襲ったの?」




海未「わ、私は……」


 性欲に支配されていた、自分が恐ろしかった。いとも簡単にことりを襲おうとしてしまった。


 フラッシュバックするのは、ことりの泣き顔。あれを見ても、なお、止まれなかった。

 なにも、見えてなかった。



凛「ことりちゃん、泣いてたよ?」

海未「……」


 もし、あれが穂乃果だったら。ことりでさえ、あそこまで傷つけて、しまったのに。


 怖い。自分が、怖かった。徐々に抑えが聞かなくなっていく、自分が。




凛「泣かせたんだよ!?」

凛「反省してるの?」

 徐々に語気を強める凛に、海未は言葉が上手く出てこなかった。



176 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/03(木) 23:18:07.06

海未「はい……なんでも、します」



凛「ふーん」


凛「じゃあ、なんで、そんなにしてるのかなぁ!!!」



海未「ひっ……こ、これ、は」




 反省した、という海未。ただ、まだ海未の身体は快楽を、目の前の女の身体を求めていた。


 スカートを押し上げる、陰茎に反省の色は見られない。




花陽「り、凛ちゃん……」


凛「反省してないよね?」

凛「反省してるならすぐ収めてみてよ、ほら早く」

海未「……」


凛「絶対手を出さないって、そう言ったじゃん」


海未「はい……」


凛「やっぱり、反省してないんじゃん」


海未「反省、してます」


凛「だったら、それを収めてって言ってるじゃん!!」


海未「っ……」



花陽「凛ちゃん、海未ちゃんだって反省してるよ……きっと」


 花陽の静止すら、聞かない。



凛「ううん、ダメだよ」


凛「反省してない」


花陽「でも……」


凛「反省してない子には」









凛「――おしおきしなくちゃね?」



187 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/05(土) 23:55:39.12

海未「おし、おき?」


凛「そ、悪い子は躾てあげなくちゃいけないの」


海未「し、躾?」


凛「そうだなぁ……どうしようかな」

花陽「も、もうやめようよぉ」

凛「大丈夫大丈夫」

凛「じゃあさ、下全部脱いでよ」




海未「……はい」




 スルスルとスカートとショーツを下ろすと、海未の膨れ上がったペニスが解放される。

凛「ぅ……おっき、い……」


 初めて間近で見るペニスに凛と花陽の目は釘つけになった。


凛「えっと……」


 凛は思いつきのまま下半身を脱がせたが、そういう類の知識は基本的に持ち合わせていなかった。


 凛の目の前で刺激を求めて蠢くペニス。凛はそれを見て、何をするでもなく、顔を赤らめながら見つめるだけ。



凛「……」

凛「かよちん」


花陽「な、なあに?」


 花陽は手で顔を覆い、自分はペニスを見ていない、とでも言いたそうなポーズだ。だが、しっかりと指の間から海未のペニスを見ている。




凛「――どう、すればいいの」

凛「わかんない、よ」


花陽「えっと……」


 なにもわからない凛に対して、花陽はこのようなことに関しては人並みには知っていた。それは思春期である時に知らない凛の方が異常ともいえる。



花陽「まず、それを、優しく握ってあげて……」


凛「……こ、こう?」



 クチュ……くちゃぁ……。



海未「ふぁぁっんぅ!!」



190 :bibi限11連死んだ。もうダメだ。終わった。 :2014/07/06(日) 00:47:34.23

 ようやく与えられた刺激。ことりの時から、お預けをくらっていた陰茎が凛の手によって刺激を与えられる。すると透明な液体がドクドクと溢れだし、凛の手を犯した。



凛「べちょべちょだにゃぁ……」



 優しく握ったまま、ストロークはしない。ただ、握っているだけで快楽になる。




海未「ふぁ……んぁっ……り、凛……」





花陽「そ、そのまま上下に動かして……」

凛「う、うん」


海未「ぁああああああああああっ!!!」




 約3日ぶりの本格的な刺激に海未は陰茎だけでなく、全体でその快楽を味わっていた。

 すぐに、絶頂を迎える準備も整える。




海未「いくっ……り、凛、気持ちぃぃ……ああっあっ……ッッんんぅ!!」



花陽(すごい……海未ちゃんのおちんちん……)



 凛が海未のペニスを弄り回すのを見ている花陽。少しずつ、自分が興奮していくのが分かった。凛にバレないように、自分の胸へ手を伸ばす。




花陽「はぁ……ぅぁん」




191 :真姫ちゃんお迎え出来なかった。あああなたはいずこへ :2014/07/06(日) 00:49:01.85

凛「――ダメだよ」

 凛は海未の言葉を聞いて、すぐに手を放す。



凛「――ねえかよちん海未ちゃんにこれ、すると、気持ちいいの?」




花陽「はぁはぁ……え? う、うん。えっと、おちんち――それを擦ると気持ちよくなって……」



凛「ダメだよ、気持ちよくなったら!」



凛「海未ちゃん、自分が気持ちよくなりたいからって抵抗しなかったんでしょ?」


海未「そ、そんなことっ」

凛「――本当、全然反省してないっ!」




凛「凛ね、知ってるよ。おちんちんをいっぱい擦ってあげると、せーえき出しちゃうんだよね。それが一番気持ちいいんだよね?」


花陽「う、うん」



凛「そっか……あ、いいこと考えた!」



 凛はおもむろに自身のポケットの中に手を伸ばす。


凛「これなーんだ」


海未「ゴム、ですか」

凛「せーかい」

海未「それが、どうしたんですか」

凛「ふふ……こうするんだよ」




 凛は海未のペニスを掴んで、ゴムをペニスの根元に巻きつける。
 ぐる、ぐる、ぐる、ぐる。

 四重に巻かれたゴムは海未の肥大化したペニスを締め上げていた。




海未「な、なに、を……くっ」


凛「ふふ……もう、せーえきだせないにゃ」



 知識はほとんどないはずの凛。それでもこの所業を成せるのはまさに天賦の才なのかもしれない。


 小悪魔の笑みを浮かべ、海未の陰茎を先ほどとは違い、強く握る。



192 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/06(日) 00:50:51.64

海未「くっ、うぅ」



凛「あれ、もう気持ちいいの?」



 強く強く握りこんで陰茎を擦りあげる。凛の小さな手が、強く握り込むことでカリの部分に食い込む。知ってか知らずか、それは先ほどよりさらに強い快楽を生みだしていた。
 



海未「ふぁ……んぁっ、んんんぅ、あっあっ、はぁんっ、はぅぅッ」



海未「いくっ、イクイクイクっ……っあっ、ふぁ、はぁっはあっ、んぁっ、あぁぁああっ!!!!」



 身体とペニスが震える。
 身体は絶頂を受け止める、だが、精液は出ない。尿道を突き抜けるあの感じが圧倒的に不足していた。


 まるで生殺しを受けているようだ。


海未「で、ない? 出させて、出させて、下さいぃ!!」



凛「なに言ってるの? これはおしおきだよ? そんなにいい思いばかり出来るわけないよ!!」


凛「なに? 気持ちよくなりたかったの? おしおきって言ったのに? 本当、意味わからない!!」

 脈を打つ陰茎。尿道は開いてピクピクとしているのに、その先からは少し透明な液体が垂れているだけである。


 間髪いれずに凛は手を動かす。



海未「ぅあっ……っ!!!」


海未「や、やめて、下さいぃ……あっ、あっぁぁっァ」


凛「はぁはぁ……あれもうイッちゃうの? さっきビクンビクンしたばかりなのに!?」


海未「お願い、お願いします。出させて、出させて……」


凛「おしおきだって言ったの聞こえなかった!?」


海未「ぅぅ……」


凛「はぁ、はぁ……なんか、凛までおかしく、なっちきちゃった……」



 男性器の匂いを、間近で受けることにより、知識はなくとも女としての本能が働いていた。

 息を荒げ、陰茎をさらに早く擦る。

凛「気持ちいいの!? 気持ちいいの、海未ちゃん!?」



海未「っ、あっ、あっッ!! り、んぐぅ……ッ!! はぁっ、はあっ、また、またッぁぁっぁあぁあああ!!!!!」




193 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/06(日) 00:55:28.58

花陽「あっ……あっ……す、ごぉい」


 花陽は自らのスカートの中に手を伸ばしていた。最初は離れていたのに、今はもう凛と同じくらいまで、ペニスに近寄っていた。


 海未はなんとか精液を出そうと弓なりに身体をそらし、陰茎を突き出す。ただ、それはやはり無駄なこと。



凛「ふふ……どう頑張っても出ないって」

海未「んぁ……許して……下さい……」


凛「ふふ……」



花陽「あっ、あっ、あぁぁ……んぁ……」


凛「かよちん?」


花陽「んぅ、あぁんっ……気持ちいぃ……の」


 海未のペニスを目の前にして、花陽の理性はすでに飛んでいた。
 内気な彼女が人の目があるのにも関わらず快楽を求めて、自分を慰める。


海未「っ……」


 海未は花陽が快楽によがる姿を目に入れまいと、目をキツく閉じる。
 これ以上目からの刺激が強くなると、非常にマズイ。



凛「えっと……ごくり」


凛「あ、れ? ……なんか、凛のここ、濡れてる」


花陽「あっ、んぁうあぁ……凛ちゃんも、しよ?」



凛「で、でも、どうやって」


花陽「とりあえず、触って、みて? 後は手が勝手に動くよ」


凛「う、うん」



 凛はスカートに手を入れる。目の前で花陽がやっているように。

 陰部に触れると、下着越しに濡れているのが確認できた。

 と、同時に電流が走ったかのような刺激が凛を襲う。


凛「ひゃぁぁぁんっ!!!」

花陽「はぁぁんっ、気持ち、いぃ?」

凛「あ、あれ?」



凛「なに、これ。んぁぅ、んはぁ……ッぁ……気持ちぃいよぉ」



194 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/06(日) 00:59:56.67

 花陽が言っていたことは本当だった、と身を持って知る。一回触れて、それが気持ちいいと分かった時、手は勝手に動いて、さらに快楽が強い場所を探し求める。




海未「っ……」


 海未は目をキツく閉じていながらも、耳からの情報が煩悩を刺激し続けた。

 無垢だった少女が、少しずつ女へと変化していく過程。それを目の前で行われているのだから。



凛「んぁ……うぅぁ!! ……そうだ、許してあげるから、海未ちゃんもしてよ」


海未「え?」

凛「ゴム外すね」


海未「な、なにがなんだか……」


凛「うーんとね――私達の前で、えっとおなにーして?」


海未「は? い、嫌ですよ!!」


凛「そっか……みんなに、ことりちゃんを襲ったこと言うよ?」



海未「……ぅ」



 海未は完全に鎖を巻かれてしまった。絵里には真姫のことで、凛にはことりのことで。


 海未は抗えない、と判断し陰茎に触れる。凛におしおきをされてきた陰茎は触れるだけで、手が淫液で溢れ返るほどだった。


凛「ぁぁんっ、凛、凛、海未ちゃんのおちんちん見るの、はぁぁっ、んぅ……すきぃ」




海未「うぁ……あああっ、ふぅ、ふぅ、あっあん、ッーッっ……ふぁゃ……」



197 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/06(日) 01:41:20.94

花陽「海未ちゃんの、すっごい……どんどんエッチなお汁が……」


凛「気持ちいいの? 出しちゃうの? びゅっびゅってぇ……ぁぁん」
クチュクチュ


 三人の少女が性器をまさぐることで、部屋全体が淫靡な音で溢れていた。それぞれのいやらしい音を聞くことで性欲が増幅され、感度も増していく。



 次第に二人は下着越しではなく、下着の間から直接愛撫をするようになった。


 凛は手が自然と動き、もっとも快楽が与えられるところを見つけていた。



凛「海未っ、ちゃぁん……凛、凛のここ気持ちいぃよぉ……上の固くなってる、ところぉ……」



海未「ふぅ……ふぁ……ぁ、あっあっっあぁ……ッ!!!」



凛「おか、しく、なりそぅぅっ」


 凛の普段とは全く違う声色に海未の手は早くなっていく一方だった。


花陽「私、私ぃ……も、うぅぅッ、イッちゃ、ぅぁッッッ」


凛「イクって、な、に? ふぁぁあっ、あれ、なんか、凛、おかしぃ、なんかふわふわしてぇ……っ!!」


花陽「凛ちゃん、一緒にイこ?」

凛「いゃぁ……っぁぁあっああっ!! なんか、なんかくるぅぅっッ!!!」


凛「かよちん、怖い、怖いよぉ!!」



 まるで身体がフワフワと浮いてくるような感覚に襲われる。視界も歪み、音も遠くなっていく。それに恐怖感を覚えてしまっていた。



花陽「大丈夫、大丈夫だよ続けて、うぅんぁっあああっ!! もっともっと気持ちよくなれる、よ?」



凛「はぁっ、はぁっ、ほんと? もっと、気持ちいいことあるの?」



凛「んはぁッ、んんぁ……気持ちいぃ、気持ちいぃよぉっ!!! あっあっ、くるっ、くるッくるくるぁ……っ!!!」


凛「海未ちゃんもぉっ!!」



 暗転した世界から聞こえてくる二人の少女の喘ぎ声。抗いようのない摩悦にもはや海未も限界だった。




198 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/06(日) 01:45:19.62


花陽「私、イクっイクっ……ふぁッ!! あっっあぁあああああっ!!!!!」


凛「んぁっあぁあああああっ!!!!!」


海未「出る、で、でちゃ、ぅ……ふぁあぁあああああ!!!!!」



 溜めに溜められた海未の精液は止まることを知らなかった。

海未「あっ、あっ、んぁっ、まだ、まだ、出ますっ!」


凛「はぁっ、出てる……熱いの、出てる」

 海未は約20秒もの間精液を放出し続け、凛と花陽の顔をぐしゃぐしゃに白く染め上げた。



花陽「すごぃ、匂い……」


 全て精液を出しきると、海未は腰が抜けたようにその場に座りこむ。

 そこで、ようやく目を開ける。


海未「っ……」

 目の前では、自分の精液によって白く染め上げられた二人の少女が息を荒げ、精液を飲んでいるところだった。


凛「ネバネバだにゃぁ」

花陽「苦っ……」



海未「うぅ……」


 ――ダメ、ダメ。


 今更になって、射精をしてようやく、今までのことが全て海未自身に返ってくる。

 ことりの泣き顔、自分がしたことによる罪の重さ。

 海未は自分の頬に涙が流れてるのに、気がつかなかった。



花陽「はぁ……もう、一回」


 とろけた表情の花陽が海未の陰茎を掴む。

 ドロドロになった精液が付着した陰茎を掴むと、艶かしい音がした。


海未「っ……出したばかり、ですっ、ふぁぁ」

 涙を流している海未のことを普段の凛と花陽ならば気がついただろう。

 ただ、完全に発情仕切ったふたりに冷静な判断など出来るはずがない。

 拒否しようとする海未の動きを抑えて、陰茎を刺激する。


花陽「ダメ、もう一回、出して?」

凛「ちょ、ちょっと! 凛もやるーっ」


 その後二人の手によって、海未が拒否しても、強制的に刺激を与えられ続けることとなった。





199 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/06(日) 01:50:52.09

◇◇


音楽室



真姫「……」

海未「……」



真姫「……ねえ」

海未「……」


真姫「ねえ」

海未「……」



真姫「はぁ……なんでそんな落ち込んでんのよ……」


海未「私、私は……」

真姫「ん?」

海未「……」



真姫「はぁぁ……。何かあったのね」



海未「いえ……」

真姫「何があったの?」

海未「なんでも、ありません」


真姫「私、そんな頼りない?」

海未「そういうことじゃ……」


真姫「……まあいいわ。でもあなたが暗い顔してるとこっちまで胸糞悪くなるのよ」


海未「すみま、せん……」



真姫「分かってんなら、早くいつもの海未に戻りなさいよ」

海未「は、い」


海未「……」





海未「真姫は、優しい、ですね」


真姫「え、え?」


海未「本当に」


海未「ありがとう、ござい、ます……」ギュゥー



200 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/06(日) 01:54:55.25

真姫「ふぇぇ!? ちょ、ちょっ……!!」



真姫「ななななな何すんのよっ!!」

海未「あ……すいません、つい……感極まってしまって」




真姫「――あ……」


海未「急に抱きしめてしまって、本当なんて言ったらいいか……」


真姫(……やめないで、よかった、のに…………)ドキドキ



真姫(!? 違う違う!! 辞めてもらってよかったの! そうよ、こんな、ことありえない)ブンブン




海未「真姫……?」


海未「顔が真っ赤ですよ?」


海未「熱でもあるんじゃないですか?」

真姫「ちょ、ちょっと熱いだけよっ!!」




真姫「さっきまでどんよりしてた人に言われたくない!」

海未「……あはは、そうでしたね」


海未「真姫のおかげで元気が出ました」

海未「ありがとうございます」


真姫「うぅ……」




真姫「な、なんかあったら、その……いいなさいよ」

海未「え?」

真姫「ち、力になれたら、なる、から……」



海未「ふふっ、ありがとうございます」ニコッ


真姫「っ……」キュンッ




201 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/06(日) 01:57:18.59

◇◇

放課後


真姫「海未ー、さっきのとこなんだけど」


海未「はい? それならああいうふうにするって」

真姫「でも、もっと良く出来る気がするのよ」

海未「うーん」

真姫「ね? もっと良く出来るならした方がいいと思うの」

海未「それは、そうですね」








穂乃果「……」








真姫「だからさ、もっと海未と打ち合わせとかしなくちゃって思って」



真姫(あ、あれ、私何言って……)


真姫「だから、その……今度、ウチに泊まり――」






穂乃果「――海未ちゃーん!!」ギュッー






海未「穂乃果!?」


海未「もう、いきなり辞めて下さい!」

穂乃果「えへへー、ねえ早く帰ろうー?」

海未「全くせっかちなんですから……」




真姫(あ……)




202 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/06(日) 02:00:08.10

穂乃果「早く帰ろーよー!」


海未「もう! 引っ張らないで下さいー」

海未「では真姫、さようなら」



真姫「あ、うん。バイバイ」



真姫(言えなかった……)



真姫(いやでも、私、言えてたらどうするつもりだったのよ! 海未だけ泊まり来させて私……)


真姫「女同士、そう女同士なんだから! 普通よ、泊まりくるくらい!!」



にこ「――あんたさっきから一人で何言ってるの?」


真姫「ふぁぁ!! ちょっといきなりなによ!」

真姫「びっくりさせないで!」

にこ「いやいや……」


にこ(そういえば真姫ちゃんと希と穂乃果は知らないんだったわね……)


にこ「希にはいつかバレそうだけど」

真姫「なんの話?」

にこ「いや、こっちのことだから」




にこ(それにしても、海未の……凄かったな……)カアァァァァ





真姫「にこちゃん、顔真っ赤」

にこ「はっ……」

真姫「変なこと考えてたんじゃないの?」

にこ「違うわよ!!」



205 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/06(日) 07:23:06.17


◇◇

穂乃果「」グイグイ

海未「ちょっ、そんなに強く引っ張らないで下さい!」

穂乃果「……」

海未「穂乃果?」




穂乃果「最近、真姫ちゃんと仲良いね」

海未「真姫、ですか?」


海未「元から仲はいいと思うのですが……」



穂乃果「……そういうことじゃ、ないよ……」


海未「え? えっと……」

穂乃果「海未ちゃん、最近構ってくれない」ギュッ


海未「穂乃果……」




穂乃果「海未ちゃん、最近なんだか、余裕がないみたいな。私に構ってる余裕なんて、ないのかもしれない、けど……」




穂乃果「でも、でも……不安だよ」

穂乃果「海未ちゃんが、離れていくんじゃないかって」




海未「……」

穂乃果「……」スッ




穂乃果「ご、ごめんね! 疲れてるよね。最近曲作りが本当に多いし。えーと今何個作ってるんだっけ、4つかな」


穂乃果「私、重荷にはなりたく、ないから」


穂乃果「海未ちゃんを支えてあげなきゃなのに、ごめん。私、ワガママ言って、ごめんね……」ジワ

海未「穂乃果」ギュッ


穂乃果「海未ちゃん……?」


海未「私が、穂乃果から離れるなんてこと、絶対にありません」

海未「すみません、穂乃果にそんなこと言わせてしまうなんて、私は私は……」



穂乃果「ううん……いいんだ。だから、しばらくこのままで居させて……?」




206 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/06(日) 07:32:38.93

◇◇


穂乃果「じゃあね! また明日!!」


海未「さようなら」


 穂乃果はそう言って笑いかけて、家に入って行きました。


 あの穂乃果にあんなことを思わせていた、なんて。


 余裕がない。確かに、そう、かもしれません。




海未「……でも、どうしたら……」


海未「とりあえず、ことりの家に行きましょう」



 私がことりを襲ってから、ことりは早退しました。


 私のせいです。



 謝るのは早い方がいいのですが、どう顔向けすれば……。




207 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/06(日) 07:37:58.32

◇◇

 



 ピンポーン。




海未「ことり……」


ガチャ


ことり「はい? ――あ」



海未「こんばんは」

ことり「海未、ちゃん……」


海未「あの、ことり……」

ことり「――上がって?」



 予想外、でした。

 会った瞬間罵倒されて、話も聞いて貰えない。そんなことを想像していた私にとって、扉をあけて微笑むことりは、本当に予想外。




海未「……いいんですか?」

ことり「もちろん」



 ことりに言われるがままに家にお邪魔させて貰い、そのままことりの部屋に通されました。


海未(私の部屋とは大違いです。まさに女の子という感じですね)



ことり「座って」

海未「はい」


ことり「ごめんね、何も出せなくて」

海未「いえ、急に訪れた私が悪いんです」

ことり「……」


海未「ことり、本当にすみませんでした」


ことり「ううん」

ことり「――気にしてないよ」


海未「え……」



ことり「気にしてないよ」



208 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/06(日) 07:38:57.00

海未「う、嘘です! あんな、あんなことを、私はしてしまって……!」


ことり「……」


海未「私はことりを傷つけてしまいました……! なんでも、なんでもします!!」



海未「だから、だから……償わせて、下さい……」

ことり「……じゃあ、いつも通り接して欲しいな」

海未「っ……! どうして、どうして、怒っても、くれないんですか……!」



海未「これじゃあ、私、どうすれば……!!」



ことり「本当に大丈夫だよ?」


ことり「私はこんなことで嫌いになったりなんか、しないから」


海未「ことり……」


ことり「でも、ちょっと怖かったかな……なんて」


海未「……」



ことり「あ、気にしないで!? 本当に大丈夫。元はと言えば、私が手を出したのがいえなかったんだから」


海未「それは違います!!」

海未「私が!!! 私が……!!!」




ことり「海未ちゃん」ギュッ


海未「な、なにを……」




ことり「落ち着いて。海未ちゃんも辛いよね? だから、これ以上自分を追い詰めないで?」




海未「こと、り……」


海未「うぅ……」




ことり「よしよし」





209 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/06(日) 07:46:43.20

◇◇

海未「みっともないところを見せてしまい、本当に、申し訳、ありませんでした」


ことり「ふふ、なんでそんなにかしこまるの」


海未「だって……」


ことり「泣いてる海未ちゃん見るの久しぶりだったなぁ」



海未「そ、それは……!」



ことり「――あんまり背負いこまないでね?」


海未「……はい」

ことり「じゃあね」バタン





 私は、私はなんて、良い友達を、幼馴染を持ったんでしょうか。

 私が傷つけた、それなのに。私を支えてくれる、なんて。

 おかしい、おかしいですよ。






海未「――ありがとう、ございました」




210 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/06(日) 07:48:56.94

◇◇

にこの家




こころ「すぅすぅ……」

ここあ「くかーくかー」

こたろう「んー……すぅすぅ…すぅすぅ」





にこ「やっと寝たわね」


にこ「もう、12時だけど……」


にこ「ん……」ムラムラ



にこ「……イヤホンイヤホン……あった」




 妹と弟を寝かしつけたにこ。既に時間は遅いのだが、やらなければならないことがあった。


 にこは布団の中に頭を入れて、携帯電話にイヤホンを装置したものを自分の耳にあてがう。




にこ「……はぁ……はぁ」



 にこは横向きに寝て、携帯電話である動画を見ていた。


 男が女と性行為をする、いわゆるアダルト動画。


 弟妹が寝てからしかこの時間は作れない。


 女子校で、男という存在と縁遠いにこは自然と性行為への興味がどんどんと高まっていった。


 そういう機会もないので、自慰行為によって満たすことしか出来ない。


にこ「んぁ……んんぅ……」


 布団の中で声が漏れないように、胸をまさぐる。パジャマの上から二つの突起を刺激して、快楽を生み出す。


 にこは動画の中で男がやる前戯と同じことを、自分でして、あたかもやられているかのようにする自慰行為が好きだった。




にこ「んぁ……もっとぉ……んんっッ!!」



211 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/06(日) 07:50:51.99

 もう既ににこの秘部からは淫靡な液が染み出して来ている。いますぐにでも、下半身に手を伸ばしたい。

 だが、まだ動画ではそこまで行っていない。
 にこはふとももを擦らせてなんとか、乳房への刺激で我慢していた。



にこ「ひゃん……っぁ……いぃぁ……いいよぉ……もっと、もっと、突いてぇ……」



 動画の中で挿入が始まると、にこも素早く服の中に手を入れ、秘部に指を挿入する。


 ぐちゅ……じゅぷ、ちゅぷ。


にこ「あぁっんっ、あぁ……んぁ……んんぅ、んんぅっ!! 気持ちいぃ……」


 指一本での挿入は、それ以外も過去に試してみたが、怖くなってやめたという理由から。

 にこの場合、一本なら処女膜を破ることもなく痛みも感じないからだ。


 動画もクライマックス。
 にこの挿入れている指も自然と速度が増していく。


にこ「あっ……イクっ……んっ!! んっーーッんっ……ッッ!!!!」



 声が出ないように思いきり布団を噛んで、耐える。

 絶頂を迎えたにこの身体はしばらく腰が浮いたままだった。



にこ「はぁ……はぁ……ぅぁ、ちゅぷちゅぷ」


 挿入していた人差し指についている、自分の液体を丁寧に舐めとる。


にこ「んぁ……エッチ、してみたいな……」


 高校三年生なら当然の興味だった。

 男という存在が排除された世界では、そういうことは出来るはずもない。


にこ「……ぁ」


 頭に浮かんで来たのは、先日のこと。


にこ「海未……」


 先日目撃した、海未のモノ。

 それが頭に焼き付いて離れない。


にこ「あんなおっきいの、入る、のかな」


にこ「気持ちいい、のかな……」


 海未への興味は増していくばかり。あれはどうなっているのか、触りたい、弄ってみたい。


 そんなことを考えて、にこは眠りについた。





212 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/06(日) 07:57:34.96

◇◇

40日目


生徒会室


絵里「ふぁ……海未っ、気持ちいい?」


海未「ぅあ、もっと、もっと」



絵里「んぐっ……あむ、ちゅぷ、じゅる、んぁ……っ……っッ……んぐんぐ、んんぅ」



海未「う……で、出ます、絵、里!」


海未「ぁああああああっ!!」




絵里「んっーんっッッ、んごぉ……ぐぉ…………」







絵里「ごく……ふぁ……はぁはぁ……」

絵里「海未、今日、激しいわね」


絵里「久しぶりだったから、かしら」



海未「そう、かもしれません」


絵里「休みの間、一回も出してないでしょ?」

海未「はい……」



 あれから海未は性欲を解消してもらう手段に困ることは無かった。

 凛と花陽は二人で呼び出してきて、向こうの気が済むまで海未を絞りとる日々。


 ことりとはそういうことはしなくなっていた。


 それだけなら良かったのだが、ついに今日から絵里が復帰。生徒会の仕事が忙しくなくなったからだった。



 そして海未自身にも少し変化が表れていた。
 相手からそういうことをされても拒否をしなくなっていた。



 あの日ことりを襲ってから、性欲を処理して貰わないと自分が何をしでかすかわからない恐怖。




絵里「はぁ……ねえ海未、私も気持ちよくなりたいの」

海未「っ……」


絵里「ズルイわよ。自分ばかり気持ちよくなって……」



213 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/06(日) 08:02:39.60

 上下下着姿の絵里は後ずさりする海未を追い詰め、海未の手を自身の秘部にあてがった。


絵里「ほら、もうすごいことになってるでしょ? 私ねここ最近海未のおちんちんのことしか考えられなかったの」


絵里「んぁ……ねぇ海未、気持ちよくして? んはぁ……ぁぁ」


 海未の手を固定し、絵里は快楽を貪るために腰を振る。


 絵里の陰部は熱を帯び、海未の手をベトベトに濡らしていた。


海未「はぁはぁ……ダメ、です。絵里」


絵里「んぁ……気持ちいい、海未の手、自分で弄る時より、ずっと気持ちいいわ……ふぁ……んぁ、あっあっ!!!」



 手に伝わる、絵里の陰核の出っ張り。下着の上からでも大きく肥大化しているのがわかるほどだった。


 しかも絵里の陰核の部分に手を触れると、一層大きな喘ぎ声を上げるのだ。


絵里「あっ、あっ、そこッそこぉッ、海未、海未ぃ、手を動かして? お願い、お願い!!」


 絵里の勢いに、負け、海未はついに自分から手を動かし始める。


 出っ張った陰核、淫液が溢れ出してくる膣口の周り。


 それらを優しくこねくり回す。


絵里「ふぁぅ!! はっはっ、あっっッ! 嬉しい、海未、もっと、もっと激しくしてぇ!!!」


海未「はっ、はっ……」


 自身の手によって、快楽に顔を歪める女の姿。


 少しずつ、少しずつ、海未の中の何かが壊れていく。

 自分から攻める喜びが海未の中で芽生え始めていた。



絵里「あっ、海未ぃ、もっと、もっともっともっともっと、もっとぉ!! ああっ!! イクぅッ! あっ、あっあぁああああ!!!」



 オーガズムによって身体が痙攣し、立っていることが出来なくなる。絵里はそのまま前に倒れこみ、海未の胸元に顔を埋める。


絵里「はぁ……はぁ……」

海未「大丈夫、ですか?」

絵里「うん……気持ち良かった。ねえ、またしましょう?」

海未「……」


絵里「海未?」




海未「はい……」






214 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/06(日) 08:07:23.69

◇◇

部室


 最早自分の身体が自分のものではないように感じてきた。


 絵里に処理をして貰った直後だというのにも関わらず陰茎はすぐに硬くなってしまう。

 これを放っておくと、意識までも奪われる、そんな感覚にさえ、襲われるのだ。




海未「みんなが来る前に、一回……」

 普通より早く部室にやってきた海未は、硬くなってしまったモノを処理するべく手を伸ばす。


海未「はぁ……はぁ……んぁ……」


 自分でやるのと、人にやって貰うのでは興奮度も違って時間がかかってしまう。




ガチャッ


にこ「あーやっと終わった――」


海未「――っ!?」バッ



にこ「急に立ち上がってどうしたの……海未?」



海未「ど、どうしたんですか、早いですね!」

にこ「ま、まあね」


海未「びっくりしましたよ、全く」


にこ「何をそんなに驚いて――ぁ……」



にこ「ね、ねえ……今、興奮、してたの?」


海未「え?」



にこ「……それ」


 にこが顔を赤らめながら指を指したのは海未の、股間の部分。


 にこの突然の来襲で、勃起していたのにも関わらず勢いで立ち上がってしまった。

 スカートを押し上げる海未の陰茎はにこの目に思い切り入っていた。


海未「こ、これ、は」


にこ「こ、興奮したら、処理しなきゃ、いけない、のよね?」



海未「な、なにを」



215 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/06(日) 08:08:25.56

にこ「わ、私が、手伝って、あああああげるわよ?」



海未「い、いいですよそんなこと!」

にこ「いいから……海未の見せて」

海未「ダメです!」



にこ「……部長命令よ。海未」

海未「そんなこと……!!」



にこ「早く、早く見せなさいよ!」


 服の中で膨らんでいる陰茎、にこはそれを想像して息が荒くなっていた。



にこ「見るだけ、見るだけだから……」




海未「……これで、いいですか」



にこ「ぅぁ……」



 
 にこは膝立ちになり、より海未の陰茎に顔を近づける。
 初めて間近で見る男性器。その匂い、形全てを自分に刻みつけようと、必死だ。




にこ「す、すごいわね……」


海未「うぅ……」

にこ「ピクピクってしてる……」



にこ「先からなんか出てるわよ? これが我慢汁ってやつ?」



にこ「なんでこんなのがついてるの?」

海未「わ、わかりませんよ!」



にこ「……おっきぃ」


にこ「はぁ……はぁ」


にこ「あ、また出てきた。精液じゃない、のよね?」



海未「も、もういいでしょう!」



にこ「待って! まだ、まだ見てたい」



216 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/06(日) 08:12:13.49

 触りたい。触りたい。

 にこは今すぐにでも触りたいと願っているが、先ほど見るだけと宣言してしまった為、動けずにいた。



にこ「はぁ……はぁ」

海未「く……はぁ」



 見るだけ、見るだけ。それだけなのだが、にこは超至近距離で陰茎を見つめる。にこの興奮した熱い吐息が断続的に吹きかけられ、もはや海未は限界だった。



 以前までの海未ならば、完全に拒否して逃げ出していただろう。


 ただ、ここ数日の間に快楽を、与えられ続けた。

 ――気持ちよくなりたい。

 海未は性欲に抗うことが出来なくなっていた。




海未「――触って、みますか」


にこ「え?」

にこ「いいの?」


海未「……にこのせいです、から」



 恐る恐る、にこは陰茎に触れる。


にこ「熱い……こんなに熱くなるの?」


海未「っぁ……」


にこ「うわっ、なんか出てきたわよ!? 気持ちいいの?」

海未「は、い……」


にこ「そ、そうなんだ。私で気持ちよく、なってくれてるんだ」



 海未の陰茎から溢れ出る液体を全体に塗りたくる。

にこ「あ、そうだ。私が脱いだ方が興奮してくれる、わよね」

 そう言ってにこは陰茎への刺激を中断し、服に手をかける。


海未「なっ……やめて下さい。それは、それだけは」

にこ「どうして? ここまでしたんだから対して同様することでもないでしょ」



 海未はまたしてもきゅっと目を閉じる。基本的に、相手が服を脱ぐということになったら目を閉じることを決めていた。


にこ「――見て? 私の胸」


にこ「女の子に欲情するでしょ?」



217 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/06(日) 08:14:05.00

海未「見ま、せん……」



にこ「……うぅ……私、こんなこと、してるのに……どうして、見て、くれないの」

にこ「興奮、しないの? 私が……私の胸が小さいから? 女の子の身体じゃないってそういう、こと?」


にこ「うぅ……うぅ」



海未「――にこ、そ、そういうことではありません!!」パチッ



にこ「――ふふ……やっと見てくれたわね」






海未「え……」


にこ「演技上手いでしょー」



 海未の目に飛び込んで来たのは、この身体になってから本格的に見るのは初めての、女の身体。

 息が上がる。顔が熱い。興奮。興奮。陰茎が熱い、さらに大きくなるのを感じる。


 海未にはもう目を閉じるという考えは、無かった。

 女の身体に目が釘付けにされ、離せない。


海未「はぁ……はぁ……」


にこ「さっきより、おっきくなってるわよ。興奮、してくれた? ぅぁ」


 にこは自分の乳房の突起をつまんで見せる。

にこ「私も、こんなに固くなってる。海未と同じ、ね」



 にこは陰茎への刺激を開始すると同時に、スカートの中に手を入れ、自身の秘部にも刺激を与え始める。



 自分の目の前で、自分のモノを弄りながら自慰行為をしている。凛と花陽の時は目を閉じていた、それを目にするのは初めてだ。そしてそれはこの上なく情欲を掻き立てるものでもある。




海未「ぅぁ……にこ……」



にこ「んぁ……あっあっ、気持ちいい? んんぅ、出そうになったら言って?」



218 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/06(日) 08:16:03.48

にこ「あっあっ、んぁ……ッッぁ……はぁ、はぁ……気持ちいいよ……海未……んぁぁぅッッ!!」



 にこは手で刺激するのをやめ、自身の乳房の突起を亀頭にあてがう。



にこ「ふぁぁッ!! 私の胸、小さいから挟めない、けど。乳首でなら出来るのよ」

 

にこ「んんんんぅっ!! 私の乳首、海未のおちんちんにクリクリってぇ……はぁぁ……んんぁ、海未ぃ気持ちいぃよぉ」




海未「にこ……気持ち、いいです。ぁぁっ!!」



 海未の陰茎から溢れ出る淫液がにこの乳房と二つの突起を濡らす。
 その量の多さから徐々に垂れて、腹の辺りまでもぐちょぐちょにしていた。



にこ「イキそう? イッて、イッていいわよ。おちんちんピクピクしてる、我慢しないでいいから!!」



 憧れの男性器。性行為の前戯。
 にこはその行為に夢中だった。


海未「イキそう、です。はぁっ……」

にこ「出る?」

海未「は、いぃ……あっ、出る、でりゅ……」


にこ「ダメぇ……んぐぅ……ちゅぷ、ちゅぷ」


 にこは手での刺激をやめ、海未の陰茎にしゃぶりつく。
 精液を自分の口に。


にこ「んぐぅ……おっひぃ……海未の、ふっといのぉ……んぐぉ、んぐぅ、んぐっ」


海未「あっ、あっ、にこぉ……」


 初めて見る、自分のモノを加える女の表情。
 とろけたにこの表情が、海未の心を刺激する。支配している、自分が、女を。



 また一つ、海未の中の何かが、壊れていく。



 にこが口内での刺激を初めたのは良かったのだが、にこはそういった経験がない。


 つまり、あまり上手いとは言えなかった。

 手での刺激の方が強く、それを辞められたことで刺激はどんどんと下がっていた。


 一旦絶頂付近まで持ち上げられた快感が、徐々に引いていく。



219 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/06(日) 08:20:41.29

 海未は絶頂を逃がすまいと、にこの後頭部を掴み自ら腰を振った。


にこ「んごぉ……んっ、ちょ、んんんぅ……んぐぅ、がは……」


海未「はぁっ、はあっ、にこ、にこ、イキます、ああっ、ああっ」



 絵里の時も似た状況があったが、にこの口はそれよりも小さいので、海未のペニスを加えて空きスペースなんてほとんどなかった。



 自身の快楽のため、にこの喉の奥まで突き刺し、犯してゆく。




海未「っはぁ、んんぁ……っッ、イクぅ、あっ、あぁあああああ!!!!!!」



にこ「んんぅ!? んっ、んーーッ、んっ、んぁ……ごほっごほっ……おぇ……ごほっごほっ……」



にこ「ぁ……海未ぃ……抜いて……くひ、からはぁ……」


 海未はにこの口内で射精を終えても、その快楽が忘れられず、動けずにいた。にこの苦痛の表情は、見えていなかった。


海未「あ……ま、また、私……」



 
にこ「ぷはぁ……はぁ……はぁ……精液って、苦いのね」


海未「飲ませてしまって、すみません……」


にこ「それにすっごい喉に張り付く」

海未「……」


にこ「でも、良かった。またしてくれるわよね?」



海未「……はい」



にこ「早く着替えないとみんなが来るわ」

海未「はい……」





真姫「な……なんなの一体、これは――」ガシッ

真姫「っ!?」




希「静かに……バレてまうよ?」

希「とりあえず、離れよ」


真姫「」コクコク




220 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/06(日) 08:30:06.45

◇◇



真姫「の、希……」

真姫「な、なによ、なんなのよ、あれ!」

真姫「海未の股に、お、男のが!!!」


希「……わからない」

希「なんなんやろ、あれ……」


真姫「そ、それににこちゃんのあれ!! 一体、一体なにが起きてるのよ!!!」

真姫「もう、わけわかんないわよ!!!」

希「落ち着いて」


真姫「――希は、知ってたの?」



希「本当につい最近やけどね」

希「ウチが気がついた時もう既に、海未ちゃんは色々な人とああいうことをしてた、みたいやね」


真姫「――っ」


希「……ちょっと、調べてみる必要がありそうやね」

希「真姫ちゃん」

真姫「なに?」


希「真姫ちゃんはこのことについてあんまり深く入りこまない方がいいかもしれんよ」

真姫「……」


希「ウチがなにがあったか調べてみる。真姫ちゃんにも教えるから、ね?」





真姫「……分かった」


真姫(海未……なんで、私に、教えてくれなかったの。他の他の人ばかり……私は……海未にとって、そんな存在だったの……?)





238 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/11(金) 22:05:39.16

希(……これは、止まりそうも、なさそうやね)



真姫「海未……」




希「ねえ、真姫ちゃん。真姫ちゃんてもしかして海――」



真姫「……?」



希「いや……人を好きになったことはあるん?」



真姫「は? ないわよ」



希「そっか……」


希(自分の気持ちに、気がついてない?)




希「分かった。だったら、なおさら、このことはウチに任せて、な?」




239 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/11(金) 22:09:06.82

◇◇

音楽室


真姫「海未……今日は元気ね……」


海未「うーん、そうですか?」

海未「あ、最近色々あったからかもしれません」

真姫(少しでも、海未と距離が縮まってきた、そう思っていたのに……)


真姫「ねえ、海未……」


海未「はい?」

真姫「――私に何か、隠してること、ない?」

海未「――な、なんですか、急に」

真姫「ないの?」


海未「あ、ありませんよ。私が真姫に隠していることなんて」


 ああ、やっぱり。そうなんだ。

 目を見てくれない。

 なんで、なんで、私には隠すの? にこちゃんとは、あんなこともしているのに? 私は知ることすら、許されないの?

真姫「……」

真姫「私、もっと、海未のこと知りた――」

 あ、れ? 胸が苦しい。

 なんで、なんで? 


 顔が、見れない。あれ?

海未『――それは恋なのかも』

 歌詞の打ち合わせをした時に、海未が言った言葉。フラッシュバック。


真姫「っ……!!」


海未「真姫?」


 熱い熱い、熱い熱い熱い。顔が、心が。

 やめて、見ないで。


 あれ? 私、海未のこと――。


海未「真姫、本当に大丈夫ですか?」


 海未の声が、私の脳に響く度、おかしくなっていくのを、感じる。

真姫「……ごめん、ちょっと外すわ」


海未「は、はい……」



240 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/11(金) 22:13:19.71

◇◇



真姫「ぁぁ……顔が焼けそう……」



希「――大丈夫?」




真姫「の、希……?」

希「ふふ……真っ赤やね、どうしたん?」


希「――海未ちゃんと、二人きり、やったから?」


真姫「ち、違うわよ!」




希(やっぱり……好きなんやね)

真姫「えと……好き、とか、そういうわけじゃ……」モジモジ


希「……」


希「好きなんやん……」


真姫「……私……海未のことが好き……なの?」




真姫「だって……」


希「……」



真姫「気がついたら、海未を目で追って、二人きりの空間が楽しくて、声を聞くと幸せになって……」



真姫「――そっか……私……好きなのね。海未が」

希「……好きか。だったら、今の海未ちゃんの現状は、どう思うん?」




真姫「……」

真姫「現状……」


 現状。
 海未の股間に付いていたもの。希から話を聞いたこと。
 複数人とああいうことをしていた。なんで、私は何も言われない? 信用されていない?

 そう思った瞬間、私の中で、何かが弾けた。


真姫「――なんで、なんで私は、蚊帳の外、なんだろうって……」


真姫「なんで……なんでなんでなんでなんでっ……!!!」

希「真姫ちゃん……?」




243 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/11(金) 22:26:12.82

>>242の前に入れるの忘れてました




真姫「ずるいわ……みんな、みんなずるい……っ!!!」


希「……ねえ真姫ちゃん、これは忠告に近い、んやけど」



希「――この件、真姫ちゃんは関わらん方がいいよ」


真姫「な、なんでよ!! いやよ、もっともっと海未のこと、知りたい!!」




希「っ……」

希(これ、は……)



真姫「嫌だ、嫌だ! 私も蚊帳の中に入れてよ! 海未に、海未になら、襲われても、いいから!!」



希(……今まで自分の感情に気がつけなかった真姫ちゃんが、自分の感情に気がついてしまった……ということは)




真姫「私も、自分で調べるわよ。何があったのか」



希(真姫ちゃんの性格上、もう止められない。自分の思ったことに対して、突き進んでしまう)



真姫「じゃあね、希も何かあったら教えてね」



希(冷静さを失ってしまった真姫ちゃんは、何をしでかす、か……)


真姫「希のお陰で完全に自分の気持ちを知ることが出来た。ありがと」



希(――早く、何があったか調べんと)





242 : ◆nv1kPr3aqINd :2014/07/11(金) 22:24:09.55

部室



凛「きょ、今日はもう練習出来ないよ~」

凛「あ、足がガクガクして……」

海未「……」



花陽「ちょ、ちょっと凛ちゃん……!」


凛「ねえ海未ちゃん! 休憩中もう一回やろ!」


海未「し、しかし……」

希(ふーん……)


希(なるほど、なるほど)

絵里「まあ、ほどほど、にしときなさいよ」


にこ「誰もあんたにはいわれたくないんじゃないの」


ことり「あはは……」


希(……会話に参加している、のは、にこっち、凛ちゃん花陽ちゃん、えりち、そして少し遠慮がちに、ことりちゃん……と)



希(会話に参加していない、のは。ウチ、真姫ちゃん、穂乃果ちゃんか)



真姫「みんな、何の話をしているの?」

にこ「え? い、いや対した話じゃないわよ!」

真姫「……」

真姫「凛、何か海未とするの?」


凛「え!? あーいや、ほら! リリホワのダンスの確認!!!」


真姫「ふーん……」


穂乃果「ねえねえ海未ちゃん海未ちゃん! 昨日ね、おいしいお菓子見つけたんだ!」



希(ここまで会話の様子を見てみて、完全に知らなそうなのは……穂乃果ちゃん……だけか)


希(一体、いつからこんなことになってたんや……)




希(よーく意識して見ると、みんながみんな海未ちゃんのことばかり話している。凛ちゃん花陽ちゃんにこっちえりちは、お互いが海未ちゃんとそういうことをしていることを、知っている、みたいやね)