SS速報VIP:モバP「うたた寝してる間に修羅場になってた」
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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/29(木) 14:28:22.97


※修羅場
※エセ関西弁

以上二つの要素があります。




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1401341302



2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/29(木) 14:31:00.01


大石泉「P、いる?」

P「………」

泉「何してるの?」

P「………」

泉「…返事くらいしてよ」

P「………」

泉「ちょっと、Pってば」




3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/29(木) 14:33:12.15


泉「あれ… 寝てるの?」

P「………」

泉「寝てる。ソファーに姿勢よく座ったままよく寝れるね…」

泉「今日打ち合わせだって言ってたよね? もうすぐ亜子とさくらが来るから起きてよ」

泉「ねえってば」ユサユサ

P「………」

泉「肩を揺すっても微動だにしない…」





4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/29(木) 14:35:14.90


泉「起きなってば…!」ユサブリ

P「………」ガクンガクン

泉「こんなに強く揺すっても起きないんだ…」

泉「………」

P「………」

泉「………本当に寝てるの?」

P「Zzz………」

泉「…起きないなら、キス、しちゃうよ………?」





5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/29(木) 14:37:59.05


P「………」

泉「………」ジッ

泉(こんなに近くでPの顔見たことなかったけど、)

泉(やっぱり… 素敵、かな?)

泉(よくいうイケメンってわけじゃないけど、私たちにとってはとっても素敵な人だから…)

P「………」

泉「P…」





6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/29(木) 14:40:02.86


泉「Pのこと、好きだよ…」

泉「………」チュ

P「………」

泉「しちゃった… あはは…」

泉「P、やっぱり寝てるね。起きてたら絶対拒否するだろうから」

泉「それはそれで、悲しいかな…?」

P「………」

泉「まだ起きないの…?」




7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/29(木) 14:42:35.18


泉「…起きないなら、もう一回するよ?」

P「………」

泉「一回じゃなくて、起きるまでしちゃうよ?」

P「………」

泉「P… 好き………」





8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/29(木) 14:44:30.06



ドア<ガチャ


泉「………ッ!」

土屋亜子「おは… おぉ」

村松さくら「おはよぉございまぁ………す………」

泉「…おはよう、亜子、さくら」 ←Pの両肩に手おいて顔めっちゃ近い

亜子「うん…」

さくら「………」

P「………」

泉「………」






9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/29(木) 14:46:52.00


亜子「…あ! Pちゃん寝とるんか? あはは…」

泉「そ、そうだね。起こそうとしてたんだけど…」

亜子「だよね~。タイミング悪かったんかな? びっくりしt「いずみん」

さくら「ねぇ、いずみん」

泉「…どうしたの、さくら?」

さくら「プロデューサーさんをどうやって起こそうとしてたのぉ?」

泉「こう、肩を揺すって…」ユサユサ

P「………」ガクンガクン




10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/29(木) 14:48:19.34


さくら「ほんとぉ?」

泉「こんな事で嘘ついたってしょうがないよ」

亜子「…な、なんや、どうしたんさくら? なんか顔が怖いな~…」

亜子「ほらスマイルスマイル…」

さくら「アコちゃん」

亜子「な、なに。さくら」

さくら「…ごめぇん。少し黙ってて」

亜子「…あ、はい………」






11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/29(木) 14:50:08.24


さくら「もう一回聞くけど、いずみんは寝てるプロデューサーさんとなにしてたのぉ?」

泉「…だから、寝てるから起こそうと」

さくら「嘘、だよぉ」

泉「う、嘘じゃないってば…」

さくら「じゃあ、どぉして顔をそむけるんですかぁ?」

泉「………」

さくら「それにぃ、そんなに顔を真っ赤にする必要も無いしぃ、お顔を近付ける意味も無いよぉ」

泉「それは………」




12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/29(木) 14:52:25.39


さくら「真っ赤なお顔して、さくらのほっぺみたい♪」

泉「さくら…」

さくら「………もしかして、寝てるのをいい事にキスとかぁ?」

泉「………」

さくら「…なんで黙るのぉ?」

泉「その…」

さくら「ねぇいずみんってばぁ♪」

泉「………さくらには」ボソッ

さくら「…え、なにいずみん?」

泉「さくらには、私がPと何してたって関係ないよ」





13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/29(木) 14:54:19.78


亜子「…! 泉、そんな言い方は…」

さくら「アコちゃん、いいから」

亜子「っ…」

泉「まだ何かあるの?」

さくら「…さくらはぁ、一緒に頑張るお友達だよぉ?」

泉「…それで?」

さくら「隠し事はよくないと思うんだぁ。それに、プロデューサーさんとイケナイ事してたんならぁ、猶更だよねぇ?」

泉「…友達だったら、こんな聞き方しないと思うけど」





14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/29(木) 14:56:16.51


さくら「それはぁ、いずみんがちょっと悪い事しちゃったからぁ…」

泉「どうして悪いって決めつけるの?」

さくら「キスしてたって事でいいんですかぁ?」

泉「………」

さくら「………」

泉「そう、だよ………」




16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/29(木) 14:58:25.05


泉「でも! 別に悪くないよ! 現に亜子はなにも言ってこないし」

亜子「う、うん。そうやな…」

亜子(そこは問題やないって…!)

さくら「いずみんはさくらを悪い子にしちゃうんだぁ…」

さくら「お友達を問い詰める悪い子ですかぁ?」

泉「…そういう訳じゃ…」

さくら「…こないだぁ、さくらといずみんとアコちゃんでご飯食べに行ったの覚えてるぅ?」

亜子「三日前の…?」

泉「覚えてるけど」




17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/29(木) 15:00:30.73


さくら「だったらぁ、そこでさくらがお話しした事もおぼえてるよねぇ?」

泉「それは………」

亜子「泉、どうなん…?」

泉「覚えてるに、決まってるよ」

さくら「………ッ」イラァ

さくら「さくらがプロデューサーさんの事ぉ好きだって話したのにいずみん裏切るのぉ!?」





19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/29(木) 15:02:13.17


さくら「いずみん言ってたよぉ!? 応援してあげるって、頑張れってぇ!」

さくら「それなのにぃ! いずみんはさくらに黙ってプロデューサーとそんなことしちゃうんだぁ!」

さくら「さくらはバカだからってぇ、陰で笑ってたんだぁ…!」

亜子「さくら、落ち着いて…」

さくら「はぁ、はぁっ…」

泉「…もう、終わった?」

さくら「終わったって… なにがぁ?」

泉「さくらの独り言」

さくら亜子「…!」




20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/29(木) 15:04:30.56


泉「あの時、さくらに先に言われたから、気が動転してた」

泉「でも、さくらは友達だったから、譲ってあげようって思ったの」

泉「…でも、やっぱり自分の気持ちに嘘は付けないよ…」

泉「さくらもどうせ考えて言ったよね? 先に言えば私たちが協力せざるを得ないって」

さくら「………」

泉「家に帰って、お風呂入って、冷静に考えたらわかったよ。さくらって自分勝手だから」

泉「さくらこそ、そうやって私を騙してたんだもんね」





21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/29(木) 15:06:15.43


さくら「…いずみん、ひどいよぉ」

さくら「さくらとぉいずみんは、仲良しのお友達なのにぃ」

泉「………そうじゃないって言ったら?」ボソ

さくら「…え?」

泉「さっきも言ってた、さくら。友達だからって」

泉「友達だって言えば私が言い返さないとでも思った?」

泉「それを隠れ蓑にしてるさくらは本当に自分勝手で… 卑怯だよ」

さくら「…もしぃ、いずみんの言ってることが間違ってたら、大変だよぉ?」

さくら「謝るならぁ今のうちかなぁ」




24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/29(木) 15:08:25.45


泉「謝る気なんてないから」

泉「外れてるとも思わないし。それに、さくらの事もとから仲良しなんて思ってない」

亜子「ちょ…! 泉…」

さくら「…へぇ~。奇遇だねぇいずみん! さくらも前からそう思ってたんだぁ」

亜子「ち、ちょっと! さくらまでそんな事!」

泉「私もさくらも亜子に誘われてアイドル初めたんだよ?」

さくら「そうでだよぉ。別にぃふしぎなことじゃないよねぇ?」

亜子「なんで…? 私ら三人いっつも一緒におったやん…」





27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/29(木) 15:10:15.64


泉「私は亜子と一緒にいたんだよ」

さくら「さくらも亜子ちゃんと仲良くしてたよぉ?」

亜子「………最初はそうやったんかもしれんけど、レッスンとか仕事とか三人で頑張ってきたやん…!」

泉「それは仕事だから。一応プロだしね。公私混同するほど子供じゃない」

さくら「もとから気が合わないとは思ってたんだけどぉ、はっきりしてよかったぁ」

さくら「いずみんってぇ、いっつもパソコンいじってて面白くないんだもん♪」

泉「…さくらの話し方ってホント神経逆撫でするよね」





31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/29(木) 15:13:07.65


さくら「おもしろみの無い女の子にぃ、プロデューサーさんが振り向くと思ってるのぉ?」

泉「そのアホ面で人の事言えるの?」

亜子「…や、やめなって二人とも!」

さくら泉「………」

亜子「二人の腹の内はしらんけど、今まで上手くやってきたやん! 二人とも急になんでや? 少し頭冷やして…」

泉「今までは自分を騙し騙しやってたけど… もう無理。こいつの顔なんて見たくもない」

さくら「こいつ…? いつからさくらにぃそんな口がきけるようになったんですかぁ?」





32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/29(木) 15:15:21.41


亜子「二人とも…」

さくら「と、いうかぁ、アコちゃん?」

亜子「…な、なに?」

さくら「わたしには関係ないみたいなお顔してぇ、プロデューサーさんのことぉ…」

泉「は? 亜子までそんな事言うの?」

亜子「ち、ちがう! そんな事ない!」

さくら「ホントにぃ? もし嘘だったらぁ…」

亜子「嘘やないって…! 私はPちゃんの事好きになるわけないから!」

泉「………何その言い方」

泉「…Pの事、馬鹿にしてる?」




34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/29(木) 15:17:30.99


亜子「…な、え?」

泉「Pには凄くお世話になってるのに」

泉「亜子って恩知らずなの? …それに、あんなに素敵なのに、普通好きになっちゃうよ」

亜子「変な意味やないって! 世話になってるのもわかってるし、恩も感じてる!」

亜子「私がプロデューサーをそんな風に見てないだけで…」

さくら「ふぅ~ん… まぁ違うならぁどうでもいいけどぉ」

泉「…間違った気を起こさなければ、ね」

亜子「…うん」





35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/29(木) 15:19:14.76


さくら「はぁ~あ」

亜子「………」ビクッ

さくら「さくらなんだかつかれちゃったからぁ、今日はお休みするってアコちゃん伝えておいてぇ」

泉「…私も、朝から嫌な奴に会って気分悪いから帰る。亜子、よろしくね」

亜子「…わかった」

さくら「打ち合わせはぁ、明日プロデューサーさんとさくらのぉ二人っきりでするんだぁ♪」

泉「………(メールでPの夜の予定聞いとこ)」スタスタ

さくら「また明日ねぇ、アコちゃん!」

亜子「…うん、また明日」





36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/29(木) 15:21:08.33



____


P「………」

P「……」

P「…」

P「ッハ」

P「しまった、少し休憩しようと思ったら寝てた」

P「…げ、もうこんな時間か」

P「あいつら三人はもう来てるだろうし…」





37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/29(木) 15:23:29.55


亜子「………」

P「あ………」

亜子「………」

P「亜子、待たせたな。起こしてくれてよかったのに」

亜子「………」

P「泉とさくらは? 待ちくたびれて帰っちゃったかな? ははは…」

亜子「………」

P「…亜子? 黙って俯いてどうしたんだ」





38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/29(木) 15:25:25.98


亜子「…ヒック…グスッ」

P「…! なんで泣いてるんだ!? おい、亜子!」

亜子「わた…私、な」

P「う、うん…」

亜子「………Pちゃんの事、大っ嫌いや」

P「…え………?」





39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/29(木) 15:27:09.52



三人のこれまでの時間を… 楽しさを、喜びを、苦労を、努力を。

それが仮初の物だったとしても、確かにそこにあったから。

その全てを嘘にしてしまった目の前の男が憎くて仕様がなかった。



止めどなく溢れる涙を拭う事もせず、亜子はPを睨み続ける。

くしゃくしゃに歪んだ顔で睨みつけること以外、何もできない自分自身を、一番恨めしく思いながら………





40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/05/29(木) 15:28:12.13

終わり! コメント等ありがとうございました。
実は修羅場ものが大好物なんです。



42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/29(木) 15:30:58.18

続きはよ



53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/29(木) 16:31:14.65

このまま亜子がPに抱かれるとなおよし



元スレ
SS速報VIP:モバP「うたた寝してる間に修羅場になってた」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1401341302/



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