穂乃果「ふふ……君も穂乃果の彼女になりたいの?」【前編】

穂乃果「ふふ……君も穂乃果の彼女になりたいの?」【中編】

穂乃果「ふふ……君も穂乃果の彼女になりたいの?」【後編】

穂乃果「ふふ……君も穂乃果の彼女になりたいの?」ことり「その2、だよ!」【前編】


◆◆◆◆ハーレムルート◆◆◆◆





 ――じゃあ仮に考えてみよう?






 穂乃果が誰かを選んだら、誰かが不幸になっちゃうってことだよね。穂乃果にそんな権限ある、のかな。




 どうしよう、どうすれば、いいの……?




穂乃果「っ……」


 誰かと付き合って、誰かを選ぶ……。それとも、全員、選ばない……?




 全員、裏切る……?



 全員の笑顔を踏みにじって、そのまま活動をしろっていうの……?






穂乃果「どうすれば、いい、の……!!!」







 ことりちゃんの目の前で、決めようって言ったのに、その先の光は、まるで見えそうになかった。



522 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/01(水) 22:07:45.84

◆◆――――◆◆


合宿後




穂乃果「……」

真姫「ちょっと穂乃果……」


穂乃果「あ、なに……?」


真姫「いや、別になんだか変だったから」

穂乃果「……」

穂乃果「真姫ちゃん」

真姫「?」

穂乃果「ごめ、ん……」


真姫「え……」

真姫「ちょっと、どうしたのよ!?」


穂乃果「ぅ……う」





523 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/01(水) 22:08:15.49

◆◆――――◆◆


絵里「……そう」


ことり「どうしたん、だろう」

海未「急に泣き出してしまうなんて……」

花陽「何か悩みでもあるのかな」


凛「聞いてみるしかないにゃー」

にこ「でも、あいつがあんなになるなんて」

絵里「でも確かに、合宿中もなにかおかしかったわ」

海未「何かあったのかもしれないですね」


ことり「……ことりの、せい、かも」

海未「え……?」


ことり「……ううん、やっぱりなんでもない」

にこ「どういうこと?」

ことり「……」


ことり「あ、あのね……みんなに言ったけれど、ことり、穂乃果ちゃんに告白、したの」



526 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/01(水) 23:33:11.43

にこ「……これで全員が穂乃果に告白したのね」


真姫「倍率は九倍、か」


真姫「まあ大学受験のための布石よこれは」


絵里「な、なるほど……そういうこと」



真姫「初恋がこんなことになるだなんて、思わなかったけれど」


花陽「わ、わたしも……」


希「ウチもやなー」










希「――はっ、これで誰かが選ばれちゃったら穂乃果ちゃんを巡る愛と嫉妬と憎しみの愛憎劇がっ……!!」









絵里「ええええ!?」


にこ「……なに本気にしてんのよ」


にこ「いいわねあいつは、選択肢が選り取り見取りで。羨ましいわー」



527 :倍率の数字間違えました。 :2015/04/01(水) 23:38:33.03

真姫「私みたいな、こーんなに可愛い子に告白されるんだから穂乃果も幸せね」フフン



「……」



凛「穂乃果ちゃんて、たっくさん付き合ったりしてるんだよね?」


ことり「そう、だね」


海未「特に中学校の頃はすごかったですね」


ことり「気がつけば彼女さんがいたね」


にこ「てことは……長くは続かなかったってことよね?」


ことり「あはは……ほら、穂乃果ちゃんみたいな可愛い男の子に告白する子って結構活発な子が多いの」


ことり「特に……中学校時代は今よりその……なよなよしてたって言うか……ちょっと色々あって」



絵里「ぅ……私のせいね」





ことり「あ、あはは…………」


にこ「……?」




ことり「まあとにかく、げんきなんだけどすっごく女々しかったからなんか違うってことで別れる子が多かったよ」



528 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/01(水) 23:41:22.35

ことり「中学校時代に付き合った時間なら絵里ちゃんが一番多かったんじゃないのかな?」



真姫「へぇ……」


希「やるねえりち」

絵里「ぅ……///」



海未「知っていますか、穂乃果って今まで自分から告白したことがないんですよ」



にこ「全部相手からってこと?」


希「すごいやんそれ」


絵里「確かに私から、だったわ」

凛「凛もー!」


海未「まあ、勘違いさせるのだけは得意ですから」


希「罪深き……!」



花陽「あれちょっと待って」

にこ「?」






花陽「――穂乃果ちゃんて、告白を断ったことってあるの?」



529 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/01(水) 23:43:35.97

ことり「……」


ことり「――ない……かもしれない」

にこ「本当……? 誰でもいいってこと?」

希「そ、そういうことじゃないんやない?」

にこ「じゃあどういうこと?」

真姫「どうせあの人のことだから、断ること、出来ないんじゃないの」

真姫「それで対して好きでもない人と付き合ってるからすぐ別れる、こんなところでしょう」

花陽「なるほど……」



真姫「それを優しいと捉えるか……優柔不断、と捉えるか」



凛「……てことはさ」

真姫「?」



凛「――穂乃果ちゃん、今回も断れないん、じゃない?」




530 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/01(水) 23:44:15.58

にこ「……」



ことり「……そう、言ってた」

真姫「え?」




ことり「――選ぶのが、怖いって」



にこ「……なるほどね。そういうこと」


絵里「つまり、今の穂乃果は選ぶことの恐怖と、選ばないことの私たちへの時間に、怯えているのね」


希「……」



花陽「わ、私たちが負担をかけちゃったってこと?」


にこ「……でも私たちが何か言うとか、そういうのはしない方がいい」

にこ「それがさらに負担になったらどうするの」

絵里「そうね……」

真姫「気長に待てばいいわ」


希「……」

ことり「……」




531 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/01(水) 23:49:24.79

◆――――◆

部室 更衣室





穂乃果「……」



穂乃果「本当に、情けない、な……。真姫ちゃんに変なとこ見せちゃった」


 みんなが部室からいなくなって、穂乃果は一人着替え部屋のベンチで頭を抱えた。



穂乃果「……」




穂乃果「もう、帰らなきゃ……女子校にずっといるなんてただのおかしい人だもんね」


ガチャ


希「――あ」

穂乃果「……希ちゃん」

希「まだ帰ってなかったん?」

穂乃果「うん、もう帰るよ」



532 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/01(水) 23:50:57.73

穂乃果「……希ちゃんはなんでそんなに汗掻いてるの?」



希「自主練、てきな」




穂乃果「へえ……言ってくれれば付き合ったのに」

希「あちゃ、言えばよかったね」






希「ふぅ、あっついねー」パタパタ



 希ちゃんはそのまま穂乃果の横に座って、服の襟をパタパタさせたりとにかく身体に溜まった熱気から意識を逸らそうとしている。




穂乃果「……」//




穂乃果(……胸の谷間、いちいち見える……///)



希「……?」


希「そういえば穂乃果ちゃん」

穂乃果「な、なに?」



希「悩んでること、あるよね」

穂乃果「……」



533 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/01(水) 23:53:56.30

穂乃果「べ、別に……」

希「……ウチに話してみてくれない?」

穂乃果「だめ、だよ」


希「……」ズイッ


穂乃果(か、身体……こんな近く……)


 希ちゃんの熱気がさっきよりもさらに近くなる。それと同時にいつもの優しい香りの中に汗の匂いが混じった、独特な匂いがすっと鼻腔に入り込んできた。


穂乃果(……な、なんか……変な、気分……)




希「穂乃果ちゃんがそんな顔してたら、誰も喜ばないんよ?」



穂乃果(希ちゃん……すっごくえっちなかっこしてる……おっぱい、あんなに盛り上がって……)


希「穂乃果ちゃんの力になりたいんだよ」




534 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/01(水) 23:55:51.83

 気がつけば、さらに身体は触れ合って希ちゃんの温もりを肌で感じるようになる。



 普通の練習着の格好でさえ、穂乃果の煩悩を刺激する。大きく盛り上がった胸部に、自然と目がいく。こんな人と、えっちしてた、んだよね。



 なに、おかしいよ。なんでこんなに無防備なのさ。穂乃果が我慢出来なくなるかもしれないってことも分かっているのに。そんなに誘って……穂乃果のことをどうするつもり? 穂乃果の気持ち、分かってるはずなのに!!!



 でも……。






 ――もう一回、したいな。






穂乃果「ねえ……」


希「?」



 蒸気した頬、髪の毛を伝う汗、上目に見てくる大きな瞳。




穂乃果「――穂乃果のこと、誘ってるの?」




535 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/01(水) 23:58:40.12

希「え……?」


ガバッ


希「きゃっ」


希「な……なに!?」

穂乃果「はぁ……はぁ」///



希(どうしたの!?)

希(な、なんだかとっても余裕がないような……)





穂乃果「そんな、こんな近くで……えっちな匂いさせて、こんなに近くに寄ってきて、そんなえっちな格好して……穂乃果が、おっきいおっぱい好きなの知ってるくせにっ……!!」

希「ど、どうしたん!?」


穂乃果「穂乃果は、悪くない……希ちゃんが……悪いんだっ……」



希「ちょ、ちょっと待って!?」




穂乃果「――うるさいっ!!!!」




希「っ……」ビクッ





536 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 00:02:35.60

穂乃果「おっぱい、触るよ……?」



希(なんで……そんな、泣きそうな表情をしてるの?)



希(そっか……やっぱりみんなで話してた通りなんやね。今の穂乃果ちゃんじゃ追い込まれてて、冷静な判断もなにもない)


穂乃果「……」


希(想像以上に、追い込んでしまってたんや……ごめん)



希「穂乃果ちゃん……それ以上しちゃうと余計、辛くなるだけだよ?」


希「よく、考えてみて……?」




穂乃果「っ……もう、辛いのっ!!」



穂乃果「もう……どうしていいか、わからないんだよっ……」



537 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 00:04:11.23


穂乃果「こんなの、やだ……みんな、大好きなんだもん……」



希「……」

希「そっ、か……」



希「穂乃果ちゃんがウチをこうして、満足してくれるなら……必要としてくれるだけでウチは嬉しい。だから、穂乃果ちゃんが気持ちよくなれるな――」



ガチャ




ことり「――穂乃果、ちゃん……?」


希「!?」






穂乃果「こ、ことりちゃ……!?」




538 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 00:05:05.79

◆――――◆


ことり「……話したくない?」

穂乃果「……」

ことり「ことりは分かってるからね」ナデナデ

穂乃果「……」

希「ごめん……また、ウチ……」

ことり「ううん、二人とも悪くない」

ことり「悪い人なんて、いないから」



穂乃果「ごめん、なさい……希ちゃん……穂乃果、またっ……」




希「……」

希「ウチは大丈夫やから、ね?」


ことり「ほら希ちゃんもこう言ってるし、大丈夫だよ、そんなに自分を責めないで……?」


穂乃果「ぅ……」

希「……」

希「穂乃果ちゃん、そんなに辛いなら……」



希(全員フるなんて……無理、か)



希「ううん、やっぱりなんでもない……」





539 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 00:10:34.59

◆――――◆


ことり「なにか食べてこっか!?」


穂乃果「……」



ことり「そ、そうだ美容院でもいく? 長さそのままでもセニング入れるだけでも全然違うよ?」

ことり「セットも楽になると思うし、見た目からでも気分変えてみたりっ」

穂乃果「……」

穂乃果「ごめん……」


ことり「あ、ううん……」

ことり「……ことりの家、寄ってよ」

穂乃果「でも」



ことり「ことりはいいよ――都合の良い女で」



穂乃果「どういう、こと?」

ことり「彼女が見つかるまで、好きなように使ってくれても、いい」



ことり「穂乃果ちゃんの好きなように」



穂乃果「……やめてよ」



540 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 00:11:02.21

穂乃果「そんなこといわないでよっ」

穂乃果「また、抑えられなくなったらどうするのさっ!!」


穂乃果「たたでさえそういうこと最近してないんだよ? もう、やだよ……」




ことり「……苦しまないで?」

穂乃果「……」

ことり「苦しいなら、気持ちいいこと、しよう……?」ギュッ




穂乃果「……///」




ことり「また前みたいに、いっぱい……いーっぱい」


ことり「ね……?」






穂乃果「う……ん」



541 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 00:14:19.49

◆――――◆

穂乃果「んっはぁ♥︎」

穂乃果「きもちぃ……♥︎」

穂乃果「もっと、もっとぉ♥︎」


ことり「はぁっ♥︎いつもより、おっきぃ、ね♥︎」

穂乃果「はぁ、はぁ♥︎」ズチュズチュ

ことり「んぁぁ、穂乃果ちゃん♥︎穂乃果ちゃん♥︎」

穂乃果「でるっ♥︎ぁぁ……っ」///

ことり「いいよっ、ことりの膣内で気持ちよくなって!?」キュンキュン


穂乃果「っ、はっぐぅ♥︎♥︎」ギュゥゥ


ことり(抱きしめられて……幸せ)

穂乃果「んっ♥︎あっ、あっぁ♥︎」ビュクッビュク

穂乃果「んんんぅぅ♥︎」ビクビクビクビク



穂乃果「はぁ……はぁ……♥︎」



ことり「……気持ちよかった?」ナデナデ



542 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 00:16:00.39

穂乃果「う、ん……」

穂乃果「ごめん……」




穂乃果(――なんか……やっぱり、前より気持ちよく、ない)



穂乃果(緩くなってる気がする……)





ことり「……いいんだよ」



ことり「穂乃果ちゃんは、男の子だもんね。したくなっちゃうのは、当然だもん」


穂乃果「……」


穂乃果(なんだか、昔に戻ったみたい……なんにも考えないで、えっちばっかりしてたあの頃に)



穂乃果「好き……っ」

ことり「……え?」



543 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 00:16:33.69

穂乃果「穂乃果は、ことりちゃんのことが好き」

ことり「それ、って」


穂乃果「――でもっ」

穂乃果「他の人のことも、好きなのっ……」



ことり「……そっか」



穂乃果「このままだと……また希ちゃんに手を出しちゃうかもしれない」

穂乃果「穂乃果ね、ダメなの。希ちゃんの身体見るとね、全然、抑えられなく、なって……っ」

穂乃果「わかってる、ダメなこと、くらいっ……」


穂乃果「でも、今日だってこうしてことりちゃんに手を出してっ!!!」





ことり「――いいんじゃないかな」




544 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 00:17:22.75

ことり「……気持ちいいことだけしたっていいじゃん。考えて考えて苦しくなるくらいならみんな一緒に気持ちよくなればいいんだよ」








穂乃果「え……?」






ことり「なんて、冗談」

穂乃果「あはは……」

ことり「大丈夫、いつかぜったい、答えは見つかるから」


ことり「本当に好きな人が見つかるまでは、ことりを使ってね?」









穂乃果(みんなと……気持ちいいこと、する……)





ことり「……?」








穂乃果(みんな……穂乃果の彼女に、する……?)





ことり「どうしたの?」

穂乃果「ふふ……そっか。そうしよう」






穂乃果「――ううん、なんでもないよ」





ことり「……」ゾクッ



545 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 00:27:08.28

◆――――◆


休憩中 部室






穂乃果「……」


 そうだ、そうだよ……。



穂乃果「みんなが……穂乃果を苦しめたんだ」

穂乃果「苦しい、苦しいよ」



穂乃果「穂乃果は悪くない、みんなが、悪いんだ……っ」





希「穂乃果ちゃん」




穂乃果「……」

希「あの……この前はごめんね」



穂乃果「こちらこそ」











穂乃果(――だから……少しくらい、許されるに決まってる)



552 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 08:50:04.76



穂乃果「どうしてそんなに離れているの?」

希「あ、いや……一応ウチなりに気を使ってるつもり、なんやけど」

穂乃果「穂乃果はもう大丈夫だよ?」


希「……」


希(なんだか、迷いがなくなりつつある……?)







穂乃果「――だから、こっちへ来て?」


希「う、うん」スッ

希「でもよかった、なんだか前よりふっきれたみたいな表情してるやん?」

穂乃果「うふふ、そうだね」

穂乃果「ことりちゃんのおかげかなあ」



553 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 08:53:46.10


希「流石幼馴染やね」

穂乃果「うん」

希「答えは見つかった?」





穂乃果「――うーん、今確かめるところ、だよ?」



希「……」ゾクッ



穂乃果「ふふっ……」バッ

希「なっ!?」





穂乃果「んはぁ……♥︎希ちゃんのおっぱい、柔らかいね」モニュモニュ




希「ちょっ……い、いきなりなに!?」



希「や、やめ……んぅぅ♥︎」


穂乃果「はぁぁ……希ちゃんの気持ち良さそうな表情、大好きなんだよ?」



希「んっぁ……♥︎や、やめっ……ダメ、やってぇ……♥︎」




希(押さえつけられて、動けないっ……)



554 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 08:58:03.47

希「んぁぁぁ……♥︎」///

穂乃果「練習着って、本当にえっちだよね。ずっと前から思ってたんだよ。こんなに身体のラインがわかるんだもん」

希「や、らぁ……♥︎」ビクビク

穂乃果「くすくす……あーあ、下着着てるんだよね? それなのに、こんなに乳首の感触するなんて」


穂乃果「――えっちなんだね」


希「ち、ちがっ////」

穂乃果「じゃあ服脱がせるよ?」

希「ゃ……♥︎」


穂乃果「……やっぱりやめようか」

希「え」

穂乃果「休憩も終わっちゃう」

希「なんで、こんな、こと……っ」


穂乃果「うーん……」

穂乃果「穂乃果は最後までしたいな」



希「そういうことや、なくて」


穂乃果「もし希ちゃんがこのまま穂乃果と最後までしてくれるっていうなら、穂乃果を希ちゃんの家に入れて?」


希「……」


穂乃果「考えておいてね?」



希「……」



555 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 09:00:27.46

◆――――◆



穂乃果「希ちゃんならそうしてくれるって信じてたよ!」

希「なにが、望みなん?」


穂乃果「――希ちゃんが欲しい」


希「……///」

希(こんな、見つめられる、と……)


穂乃果「ふふっ……」


穂乃果「どうしたの? 顔赤いね」

希「ぁ、う」///



希「う、ウチを選んでくれるって、こと?」



穂乃果「んー……そうじゃないよ?」



穂乃果「とりあえず穂乃果、希ちゃんとえっちしたいの」

希「……」



557 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 09:50:23.45

希「……」

穂乃果「だめ?」

希「……」


 穂乃果ちゃんは、きっとまだみんなの想いの中で苦しんでる。ふっきれただなんて、ただの嘘みたいなもの。

 そして前と同じように、快楽を欲している。

穂乃果「気持ちよくなるの、嫌……?」

希「……」



穂乃果「希ちゃんのことも絶対気持ちよくするよ?」


 きもち、よく……。穂乃果ちゃんのが、また、ウチの膣内に入ってくる。

 

希「……////」


 気持ちよく、なりたい。でも、本当にこれでいいん?




558 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 09:56:10.14

穂乃果「穂乃果、希ちゃんじゃなきゃ嫌……」ギュッ


希「……///」



穂乃果「だめ……?」

希(かわいい……っ)



 こんなに、ウチのことを必要としてくれるだなんて。穂乃果ちゃんの中で例え一番じゃなかったとしても、ウチは幸せ。


 苦しめちゃったんだから、お返しって言ったらなんだか変やけど……優しい穂乃果ちゃんなら、いいかな。


希「うん、ウチで満足してくれるなら……喜んで」



穂乃果「ほんと!?」


穂乃果「大好きっ!」



希「よしよし」


穂乃果「えへへ……」








穂乃果「――ふふ……♥︎」ニヤ……








559 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 09:57:51.16

穂乃果「希ちゃん"の"おっぱい、大好き……」








希「ふぁ……//」

希「……エアコンつけるから、ベッドでしよう?」



穂乃果「早くえっちしたいよぉ」モニュモニュ


希「んんんっ……ちょ、ここ、玄関、やからぁ……」

穂乃果「はぁ……はぁ///」


希「だめぇ……ベッ、ド、いくのっ!」



穂乃果「むぅ……」

希「はぁ……はぁ、もう。仕方ない子やね」

穂乃果「……だって、希ちゃんが可愛いからだよ?」


希「……////」



560 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 09:58:39.50

◆――――◆


穂乃果「んっくぅ……♥︎」

穂乃果「さい、こぉ……っ♥︎」

希「んぁぁっ♥︎」


穂乃果「のぞみ、ちゃんが……いちばん、気持ちいいよっ」グチュグチュ

希「待って、まってぇ……もう……もう、イった……♥︎もうっっ……♥︎」ガクガクガク

希「痛いっ、痛いのっ!!」

穂乃果「んふっ♥︎穂乃果は、まだ気持ちよく、なってないもんっ」

穂乃果「でも、もう……出そ♥︎」

穂乃果「んっふぅ♥︎」

希「うぐっぅ」

希(穂乃果ちゃんのおっきすぎて、こんな好き勝手動かれたらっ……壊れ、ちゃぅ)


穂乃果「あっ、うぅぅ♥︎」ビュクビュク



希「ぁ……♥︎」

穂乃果「はぁ……っ♥︎」


希「……うぅ」



561 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 09:59:07.07

希「こんな激しくされたら、ウチ……」

穂乃果「ごめんね、気持ちよすぎて」

希「まあ……」


希「前から気になってたんやけど……」

穂乃果「?」

希「そ、そんなにウチの……気持ちいい、の?///」

穂乃果「……」

穂乃果「うんっ」

穂乃果「ことりちゃんともえっちするんだけどね、なんだか……気持ちいいんだけど……なんか、緩いって、いうか……」



穂乃果「希ちゃんの方がおっぱいもおっきいし、だから希ちゃんの方が好きっ」

希「……そんなに必要としてくれるだけで、本当に嬉しい」

穂乃果「えへへ……またえっちしようね?」

希「もう、仕方ないなぁ……」ナデナデ











穂乃果「――ふふ、やった……っ♥︎」




562 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 10:12:09.33

◆――――◆

数日後





穂乃果「気持ちよかったなぁ……」

ことり「……?」



穂乃果(他の人も気持ちいい、のかな……)



ことり「穂乃果ちゃん穂乃果ちゃん」

穂乃果「?」

ことり「今日は、する?」


穂乃果「えーっと……」


穂乃果(希ちゃんとしたいんだけど……)


希「――ねえ穂乃果ちゃん」



穂乃果「あっ、希ちゃん!!」パァッ




563 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 10:16:48.60

ことり「……」


穂乃果「今日もしよう?」ボソッ

希「な……////」



ことり「……?」

希「う、うん」


希(ま、毎日毎日しちゃってるけど、大丈夫なんかな……気持ちいいし、避妊はしてくれてるけど)




穂乃果「やった!!!」




穂乃果(でも……希ちゃんとするの飽きてきちゃったかも……気持ちいい、けど)チラッ





ことり「?」




穂乃果(でも……かと言ってことりちゃんは……あんまり気持ちよくなれないし)




穂乃果(――次は誰がいいかなぁ? "誰でもいいから"違う人としたいなー)


穂乃果(穂乃果のことが好きならえっちくらいしてくれるよね? 減るもんでもないし……誰が穂乃果のことを好きかな?)




564 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 10:18:45.45

凛「」キャッキャッ





穂乃果(……そういえば、凛ちゃんとえっちしたことないんだよね)



穂乃果(おっぱい小さいけれど、気持ち良さそう……♥︎)



穂乃果(そうだよ……えっちするだけの関係でいいって言ってたのは本人だもん、穂乃果は凛ちゃんの望みを叶えてあげるんだもん)




穂乃果「あ、希ちゃん希ちゃん!」


希「?」


穂乃果「やっぱり今日しなくていいやっ!」



希「え……」


穂乃果「じゃ!」



希「あ……」

希「……」






穂乃果「ねーねー凛ちゃん」

凛「?」


穂乃果「あれからお菓子とか料理とか練習してるのー?」



凛「うんっ、ちょっとずつ練習してるにゃ!」



566 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 10:23:14.90

花陽「凛ちゃんとってもがんばってるんだよ」

穂乃果「へぇ、すごいねっ! 食べてみたいなあ」

凛「……///」




穂乃果(……うん、やっぱり凛ちゃんは穂乃果のこと好きなんだ。これなら……)ニヤァ……

穂乃果「凛ちゃん……」


穂乃果「今日凛ちゃんのお料理、食べさせてくれない、かな?」

凛「え……で、でもっ」

凛「練習始めたばっかりで、全然おいしくなんてないにゃ! だ、だから……」

穂乃果「凛ちゃんの作ってくれたものなら、きっとなんでも美味しいよ?」ニコッ

凛「ぁぅ……」///

花陽「が、がんばって!」

凛「ど、どうしようっ……」





567 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 10:25:07.35

◆――――◆

凛の部屋





穂乃果「すごいね、凛ちゃん」

凛「な、なにが?」


穂乃果「努力出来るって本当にすごいことだと思うの!」

凛「そ、それは……」

穂乃果「どうして上手くなろうって思ったの?」




凛「――ほ、穂乃果ちゃんに……食べてもらい、たくて……///」




穂乃果(可愛い……どうやったらえっち出来るかな?)


凛「……す、好き、だから」




凛「でも、みんなも穂乃果ちゃんのことが好きだし、凛は全然みんなに勝ってるところなんてないし、だから少しでもって」



568 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 10:28:30.39

穂乃果「……そんなことないよ?」ギュッ

凛「ひゃ……」



凛「ど、どうしたの……?」////



穂乃果「穂乃果はね……昔っから、凛ちゃんのこと可愛いって思ってるんだよ?」

穂乃果「じゃなかったら昔……付き合ってないもん」





穂乃果「穂乃果は凛ちゃんのこと、好きだよ?」


凛「……え///」



凛「そ、それって……」




穂乃果(……凛ちゃんなら強引に行けばなんとかなりそうだね)









穂乃果(いいや、いい雰囲気だし――ヤッちゃえ♥︎)



569 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 10:34:52.46

穂乃果「んっ♥︎」チュッ


凛「にゃっ!?」//


穂乃果「ふふ」

穂乃果「可愛いよ、凛ちゃん」サワサワ


凛「あ……♥︎」


凛「ほ、穂乃果、ちゃん……?」




穂乃果「……凛ちゃんが可愛すぎて、我慢出来ないよぉ……」


穂乃果「ね、ダメ?」

凛「……」



凛「ほ……穂乃果ちゃんが、したいならっ……」




穂乃果「ふふ、ありがとっ」ガバッ



凛「……///」



穂乃果「昔は、ごめんね……?」



570 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 10:38:27.06

凛「凛が悪いの……」



穂乃果「ううん。優しくするからね?」サワサワ



凛「ひゃっ……ぅ♥︎」



凛「そ、そんなとこ触ってもつまんない、でしょ? 凛、胸小さいから」



穂乃果「凛ちゃんのなら、全部好きだよ」ムニュムニュ



凛「はぁ♥︎……はぁ♥︎」

穂乃果「親御さんは?」



凛「どっちも、仕事行ってる、よ」






穂乃果「――ならいっぱい声、出せるねっ!!」


凛「へ……?」








穂乃果(凛ちゃんは他の人とはちょっと違うと思う……)



穂乃果(穂乃果無しじゃダメになるくらい、気持ちよくしてあげちゃえばいいんだ)



571 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 10:42:17.63

◆――――◆






凛「んぁぁぁああああああああ♥︎♥︎♥︎♥︎」ガクガクガク


穂乃果「ふぅ、ふぅ……ぁぅ……♥︎」


穂乃果(狭すぎて、全然はいんないよ……)


凛「ひゃ……ぁぁ……もっ、と……♥︎」



穂乃果(凛ちゃんはすっごく気持ちよくなってるみたい、だけど)


穂乃果(全部はいんなくて、全然気持ちよくないしすぐ奥に当たってちょっと痛いし……なんだか"つまんない")



凛「……は、はやく……もっと、奥、つい、て……♥︎」トローン



凛「はぅ……♥︎子宮の、とこ……♥︎は、やくぅぅ♥︎」




穂乃果「……」



穂乃果「もういいよ」ヌプッ……



572 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 10:55:02.78

凛「な、なんで抜くの!?」

凛「やだよ、もっと欲しいよ、ねえ、穂乃果ちゃんっ♥︎」


穂乃果「はぁ……」

穂乃果「穂乃果だって、気持ちよくなりたいのに、自分だけ気持ちよくなってさ」

凛「え……ご、ごめん……」


凛「そ、そうだよね、凛全然穂乃果ちゃんのこと考えてなかったにゃ……」


穂乃果「……」

凛「ごめん、だからもっとしようよっ……気持ちよくなりたいよぉ……♥︎」ギュッ



穂乃果「……」ムッ

穂乃果(めんどくさいな……)



凛「り、凛……穂乃果ちゃんに選んで貰えたんだよね? これからもしてくれるよね?」



573 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 10:57:58.28

穂乃果「……え?」

穂乃果「えっちだけする関係でいいって言ったのは凛ちゃんじゃなかったっけ」

凛「……え」

穂乃果「――とりあえずえっちだけする関係、いいでしょ?」

凛「そんな……酷い、にゃ」ウルウル

穂乃果「はぁ……気持ちよくしてあげたんだからわがまま言わないでよ……」


凛「っ……ごめん」


穂乃果(まあ、もう凛ちゃんとはしなくていいかな……胸も小さいし)

穂乃果「……料理美味しかったよ? また、食べさせてくれる?」

凛「……うん」








穂乃果「――そしたら……凛ちゃんのこと選びたくなるかもしれないし……」






凛「本当!?」

穂乃果「うんっ」

穂乃果(キープはこんな感じかなあ?)

穂乃果(あ、待って……みんな彼女にするんだった。まあ……彼女みたいなものだよね!)




穂乃果「じゃあ、穂乃果帰るね?」



凛「うん……また来てね?」


穂乃果「ふふ、もちろんだよ。じゃあねっ!」

凛「うん」



574 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 11:03:44.26

穂乃果「やった!」

穂乃果「今から行くよー!」

ブツッ

穂乃果「えへへ……いっぱいさせてもらお」






花陽「――あ、ほ、穂乃果ちゃん」

穂乃果「?」

穂乃果「花陽ちゃん、どうしたのこんなところで」

花陽「え、いや……お買い物してきて、帰るところだよ」

穂乃果「あ、そっか近いもんね」

花陽「どうだった、凛ちゃんのお料理」

穂乃果「普通に美味しかったよ!」

花陽「よかった……」ホッ…


穂乃果「……?」

花陽「あ、あの……立ち話もあれだし……家に寄っていかない?」

穂乃果「……いいの?」

花陽「よ、喜んで……っ」

穂乃果(あ、でもどうしよう……希ちゃんち行くって言っちゃったけれど……)



575 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 11:06:50.35

花陽「……?」


穂乃果(……花陽ちゃんも結構……えっちな身体してる、よね……♥︎)


花陽「ど、どうしたの?」



穂乃果(いいや、希ちゃんにはやっぱやめるってメールしとこ)


穂乃果(あ、ことりちゃんからメール来た……)


穂乃果(返さなくていっか。今はことりちゃんとえっちしたくないし)





穂乃果「じゃあ花陽ちゃんちに行こうかな!」

花陽「う、うん。じゃあいこっか」




576 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 11:09:11.90


穂乃果(なんか花陽ちゃんいい匂いする……)

花陽「……紅茶にミルクはいれる?」

穂乃果「いや、いらない」

花陽「そっか」

穂乃果「あちっ!!」

花陽「だ、大丈夫!?」

花陽「拭いてあげるね……」


穂乃果「……」



花陽「暑かったよね……ごめん」

穂乃果「ううん、全然大丈夫」



花陽「よかった……」



穂乃果「そういえばさ、さっきなんで凛ちゃんの料理美味しかったって言ったらホッとしてたの?」



花陽「え?」

花陽「えっと……だって。嬉しいもん」



577 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 11:11:06.98

花陽「凛ちゃんが嬉しいなら私も嬉しいから」

穂乃果「……一応、ライバル、なのに?」

花陽「そうだけど、関係ないんだよ」

穂乃果「そっか、優しいんだね……」

花陽「臆病なだけ……」

穂乃果「でも……穂乃果はどちらかしか選べない」

花陽「……仕方ない、よ」

花陽「……」

穂乃果「ねえ花陽ちゃん」

穂乃果「――二人とも幸せになれる方法があるなら、素晴らしいと思わない?」


花陽「え……?」


穂乃果(大丈夫……花陽ちゃんはちょっと強引にやっても)


ガバッ


花陽「な、なに……?」


穂乃果「穂乃果ね……苦しいんだ」



578 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 11:13:06.15


花陽「え?」

穂乃果「みんなの想いになんて応えていいかわからなくて、でも応えないと、辛いこともわかっていて」

穂乃果「胸が痛い、苦しい……」


花陽「……ごめ、んなさい」

穂乃果「なにをしても、みんなの顔が浮かんで裏切りたくなくて……っ」

穂乃果「でもね、気持ちいいこと、すれば、わすれられるの……」


花陽「そ、それっ、て……」

穂乃果「花陽ちゃんと、気持ちいいことしたい」ギュッ


花陽「……///」

花陽「穂乃果ちゃんは、私なんかで、嫌なことが忘れられるの?」

穂乃果「うん」

花陽「……」

花陽「で、でも……私……そんなこと、したこと、ないよ……?」




穂乃果「いいよ。お願い、花陽ちゃんのこと、大好きだからっ……」

花陽「……」



花陽「……は、い」










穂乃果「うふ……♥︎」




579 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 11:15:50.76


◆――――◆



ことり「ね、ねえ……」


穂乃果「んー?」

ことり「さ、最近全然してないよ、どうしたの?」

穂乃果「なんでもないよ」

ことり「あの、ね。――ことりがしたいなって……こ、こんなこと言うの気持ち、悪い……かもしれないけれど……」///

穂乃果(ことりちゃんとするなら希ちゃんか花陽ちゃんとしたいんだけどなぁ……)


穂乃果「……また今度でいいかな?」

ことり「…………うん、ごめんね」



穂乃果(うーん、今日はどうやって花陽ちゃんイジメようかなぁ)ワクワク



穂乃果(まさか……あんなにえっちな子だったなんて♥︎)



580 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 11:30:47.56

にこ「――ねえ穂乃果」

穂乃果「?」

にこ「あんた、なんかしてる?」


穂乃果「……どういう意味」

にこ「あんたが何かしてるって言うのならこれだけでわかるはずよ」



穂乃果「……なんのことかわからない」

にこ「……そう」

にこ「私はあんたのこと、信じてるから」




穂乃果「……」




穂乃果(穂乃果は悪くないよ、苦しめてきたのはそっちじゃん……。苦しいんだから、痛いんだから――気持ちよくなりたいだけだもん)



にこ「ただ、またなにかあったなら今度こそ、追い出すから」




穂乃果「……」



581 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 12:43:27.24

◆――――◆



穂乃果「はぁ、にこちゃんは無理そうだなぁ……」

穂乃果「まあ別にいいか、あんまり興奮出来なそうだし」

穂乃果「それとも、無理やりしちゃう? うーん……」





絵里「あ、穂乃果」



穂乃果「ん、もう着替えたんだ、早いね!」



絵里「ええ、これからちょっと大学を見てくるの」



穂乃果「ああ……」



絵里「どこにしようか決めないと」


穂乃果「そう、だね」


絵里「勉強はしてるけれど、まだ決めてないのはまずいのよね……」


穂乃果「へえ」



絵里「もう時間も少なくなってきてるって嫌でも実感しちゃうわね」


絵里「……ごめんなさいこんなこと」



穂乃果「……」



絵里「ねえ、穂乃果……」

穂乃果「なあに?」





絵里「――もし、もしもよ? 私のことを選んでくれたら、この制服のまま、昔みたいに色々なところに、言ってくれる?」



582 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 12:45:23.52

穂乃果「……うん」



絵里「……そう」



絵里「あなたのことが好きだから、私は少しでもあなたと長く居たい」





穂乃果「……早く答え、出せってこと?」

絵里「そうは言ってない、けれど」

穂乃果「……がん、ばる」

絵里「……焦る必要はないからね?」

絵里「じゃあ、行ってくるわ」


穂乃果「絵里ちゃんっ!!」

絵里「?」

穂乃果「絵里ちゃんは、穂乃果のこと、好き……?」


絵里「な……///」

絵里「さ、さっきも言ったじゃないっ」

絵里「まったく……私は行くからね」スタスタ



583 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 12:47:53.88


穂乃果「……絵里ちゃんも穂乃果のこと、好き、か」


穂乃果「……ねえ絵里ちゃん、穂乃果ね、もう一回絵里ちゃんとえっちしたいな」


穂乃果「昔はえっちみたいなことたくさんしてたよね」


穂乃果「……穂乃果がえっちなことしか考えられなくなったのは、絵里ちゃんのせいでもあるんだよ?」




穂乃果「……でも絵里ちゃんをどうやって誘えばいいのか、わかんないや……」






◆――――◆





穂乃果「だからさ、したいならして下さいって穂乃果に頼もうよ?」



花陽「ぅ……♥︎」



穂乃果「ふふっ……」ゾクゾク




穂乃果「おかしいな、穂乃果、なにもしてないよ? なんでそんなに気持ち良さそうな顔してるの?」




花陽「ふぁぃ……♥︎」




584 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 12:48:43.28

花陽「は、はなよのこと……もっと……いじ、めて……♥︎」




穂乃果「よーく出来ました♥︎」



穂乃果「穂乃果ね、花陽ちゃんのこと大好きだよ?」


 もう、戻る気もない。


 花陽ちゃんは穂乃果の言うことをなんでも聞いてくれる、希ちゃんも、ことりちゃんも、凛ちゃんも。みんなで気持ちよくなって、それだけでいい。それが彼女ってことなんじゃないの? えっちさせてくれる人ならそれはもう彼女ってことでしょう?


 世の中にはセックスフレンドって言葉もあるけれど、穂乃果はみんなのこと大好きだよ、大好きだから友達とは思ってないよ。





 だから、出来る人は――みんな彼女にするの。







585 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 12:52:35.50


◆――――◆

ことり「ねえ、穂乃果ちゃん」



 でも、彼女にするって言っても結構難しい気もするよね。だって穂乃果の身体は一つしかないんだもん。ことりちゃんは何かあるたび話しかけてきて、構って欲しそうにするし、凛ちゃんは開発しちゃったせいかすぐえっちしたがるし。


 二人とえっちするのはあんまり気が進まないから嫌なんだよね……。


 それに、気持ちよくなりたいなら希ちゃんと花陽ちゃんだけで十分だもん。でも、もし飽きちゃった時のために、キープは必要だよね?



穂乃果「どうしたのー?」


ことり「……あ、あの」

穂乃果「大丈夫、安心して? 穂乃果はことりちゃんのこと、だーいすきだから」


穂乃果「きっともう少ししたらことりちゃんのこと、本当に好きになれるかもしれない」

ことり「……」


 よし、これでいいよね!


 ちょっと好きって言ってあげればみんな顔を赤くして、身体を差し出してくれるんだもん、楽ちんだね? みんな負けたくないんだろうなぁ、みんな穂乃果の彼女になりたいんだろうなあってちょっと優越感。




 ――ふふ、女の子って単純。



587 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 12:59:28.25


穂乃果「また今度ねっ」


ことり「……う、ん」


穂乃果「そういえば絵里ちゃんは?」

ことり「先生に呼び出されてたよ」

穂乃果「生徒会かな……」

ことり「多分」


穂乃果「ふーん」


穂乃果(よし、ちょっと探してこようかな)



にこ「……」


穂乃果「海未ちゃん、ちょっとお願い!」

海未「え? あ、はい……?」


タッタッタッ


バタン





にこ「……ねえ、なんか最近のあいつ、変じゃない希」


希「え、そ、そう!?」ビクッ


にこ「……」




588 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 13:01:20.85

◆――――◆


穂乃果「うーん、いないなー」

穂乃果「絵里ちゃん呼び戻さないと確認したいこと確認出来ないのに」



穂乃果「あれ……?」


穂乃果「あれれ、穂乃果のシャツがない?」

穂乃果「みんなはあっちの広い部屋で着替えてて、穂乃果はこっちの狭い部屋で着替えてる。今日もいつも通りここで着替えてた、よね?」


穂乃果「んん?」

穂乃果「まあいっかあっちにあるかもしれないし、とりあえず絵里ちゃんさがそー!」


スタスタ



穂乃果「うーあんまり歩き回るのもあれだし、生徒会室覗いて見ていなかったら諦めよ……」ソーッ








「んっ……ぁぁ……♥︎」



589 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 13:05:10.93

穂乃果「……?」

穂乃果「えり、ちゃん?」




絵里「んっ……♥︎ぁぁ……♥︎」サスサス



穂乃果(な、なにしてるの!?)

穂乃果(机の角に……こ、こすりつけて///)



穂乃果(だれかの……シャツで、シテる……?)




絵里「んんっ♥︎はぁ、はぁ……ほの、かぁ……♥︎」


絵里「好き……好きよ♥︎」クチュ…クチュ




穂乃果(ああ……なるほど、そういうこと、か)ムラムラ







絵里(穂乃果の匂い……男の子の匂い……♥︎)



590 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 13:07:35.41

絵里(ダメ……こんな、こと。穂乃果が選んでくれるかもしれないでしょ? そしたらいっぱいこういうこと、出来るんだから)

絵里(でも……もし、選んでくれなかったら……?)



絵里(穂乃果のこと、めちゃくちゃにしたい、いっぱい、いっぱいこういうこと、したい)




絵里「ぁぁ……♥︎」スリスリ



絵里(ダメ……とまん、ない)



絵里「んんんっ、イ…っく……♥︎」


絵里「っっ♥︎~~~~っっ/////」ビクビク







絵里「はぁ、はぁ――え?」



穂乃果「」ニコニコ



穂乃果「なにしてたの?」



絵里「ほ……ほの、か」


絵里「こ、これは違うのっ!!!!!」




591 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 13:09:37.00

 先ほどまでの絶頂の余韻から覚めたのか、絵里ちゃんはすぐに飛びのいた。

 くすくす、穂乃果が入ってくるのにも気がつかないで、一人で気持ちよくなってたのにね?


穂乃果「それ、穂乃果のシャツじゃないかな?」


絵里「こ、れは」


穂乃果「生徒会長さんがこんなことしてるなんて……みんなに言ったらどうなるかな?」



絵里「そ、それだけはやめてっ!!!」



穂乃果「あれ? お願いしてくれないと、やめられないかも……」



絵里「っ……」


絵里「お願い……っ」



穂乃果「よく出来ましたー! このことは秘密ね」


穂乃果「でも、どうしたの絵里ちゃん、机の角がこんなにびちょびちょ」ヌチャ…


絵里「……/////」



穂乃果「欲求不満、なのかなぁ?」



592 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 13:12:53.14


絵里「そんなこと、ないっ」プイッ…


穂乃果「ほんと?」サワサワ






絵里「ちょ、調子に乗らないで。昔は私が――」






穂乃果「こっちのセリフだよ、昔は昔、今は今」



穂乃果「穂乃果だってあれから色々あったんだもん」


穂乃果「くす――絵里ちゃんが変態なのは、変わらないみたいだけれど」


穂乃果「絵里ちゃん、絵里ちゃんさえ望むなら気持ちよくしてあげても、いいよ?」



絵里「な……そんなのっ、穂乃果に出来るわけないでしょ!!」


穂乃果「……気持ちよく、なりたいよね? だから穂乃果の名前呼んで、シャツの匂い嗅ぎながら一人えっちしてたんだもんね?」サワサワ



絵里「ひぅ……///」

絵里(な、なにこれ……っ)



593 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 13:14:43.81

穂乃果「絵里ちゃんが人よりイキにくくて、辛い体質だってこと、知ってるのは穂乃果だけ。ね? 一人でするの時間かかって、ちょっとだけ大変だったよね?」



絵里「はぁ……♥︎はぁ♥︎」

穂乃果「ねえ、答えてよ」




絵里「っ……」







絵里「き、気持ちよく、なりたくて……穂乃果のこと、考えながら……シテました」



絵里(な、なにこれ。昔は私が常に主導権握ってた、のに)



絵里(でも……気持ちよく、なりたい)



絵里(ダメなのに……でも穂乃果にこんなこと言われたら……)




穂乃果「うふふ♥︎」



穂乃果「――そのかわり、穂乃果を気持ちよくしてくれたら、ね?」



594 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 13:18:31.95


◆――――◆



絵里「ちょ……な、なに、これ……?」

穂乃果「……ほ、穂乃果も恥ずかしいんだからさ///」


絵里(おっきい……)


絵里「だ、だって中学生の時は皮被ってて小さかった、のにっ……」

絵里「今も薄いけど……毛だって、なかったのに」



穂乃果「流石に高校二年生だもん……///」

穂乃果「じゃ、絵里ちゃんお願いね?」

絵里「ぅ……」


 ああ、この表情、最高……。



穂乃果「手じゃないよ、口でシテよ」


絵里「く、口!?」


穂乃果「嫌なの?」



 絵里ちゃんは真っ赤になった顔で嫌じゃないと小さく呟きながら、手で穂乃果のモノを、掴む。昔は圧倒的立場によって虐められてた穂乃果、だからこそこの状況に興奮する。あの絵里ちゃんがこんなに言うことを聞いてくれる、あの絵里ちゃんが。




595 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 13:22:09.86

絵里「あむっ」

穂乃果「はぁぁぁ…………♥︎」


穂乃果「きもちいい、よ♥︎」

絵里「んちゅ……♥︎全部咥えられないけどこれで、いいの?」



 昔の絵里ちゃんなら絶対こんなことしないよね、完全服従、そんなのプライドが許すはず、ないんだから。この屈辱と羞恥の表情、ああ……絵里ちゃんて可愛いっ。



穂乃果「その調子だよ」


◆――――◆



絵里「ぁ、穂乃果っ……♥︎」



穂乃果「気持ちよくなれてる?」クチュクチュ


絵里「も、もっと……♥︎」


絵里「あっ……♥︎」


絵里「んっ♥︎んんんむぅぅ♥︎」



絵里「っ~~~かはぁっ♥︎♥︎/////」ガクガク



穂乃果「……イっちゃったね」



絵里「はぁ、はぁ……」




絵里(すごい……こんな早く。なんでこんな……上手くなってるの?)




596 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/02(木) 13:23:24.92

穂乃果「じゃ、練習戻ろうか」

絵里「……え」

絵里「そ、その……手だけじゃなくて……さ、最後までしてくれるんじゃないの?」

穂乃果「……?」



穂乃果「――彼女になってくれたらいいよ!」


絵里「彼女……?」



絵里(それって、選んでくれるってこと?)




絵里「な、なるわ!!」

穂乃果「本当!?」


絵里「こ、こちらこそ本当にいいの?」



穂乃果「うんっ、絵里ちゃん大好きだよっ!!」



ギュゥゥ



絵里「痛いわよ」

穂乃果「いいでしょ?」

絵里「もう……」///

穂乃果「えへへ」スリスリ

絵里(かわいい……っ)




絵里(やった……穂乃果の彼女に、なれた――これで穂乃果は私のことだけを)













穂乃果「――ひひ……♥︎」





605 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 00:19:44.87

◆――――◆


数週間後


希「今日もウチとするん?」



凛「ずるいよっ、希ちゃんの回数多すぎるよっ!!」


花陽「……」



穂乃果「うーん、だって希ちゃんが一番気持ちいいんだもん」

希「……///」


凛「……むぅ」


凛「凛もしたいよぉ……」ウルウル



花陽「り、凛ちゃんとしてあげて欲しいな」


穂乃果「凛ちゃん、穂乃果のこと好き?」


凛「好き!! 好きだから……嫌われたくないから、凛、こんな風にみんなと一緒に穂乃果ちゃんを共有してるんじゃん!!!」



希「……」


花陽「……」



606 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 00:20:33.61

凛「みんなだってそうだにゃ。好きだから、穂乃果ちゃんのこと……独り占めしたいの我慢してっ……」


穂乃果「……」

凛「ぅ……」



穂乃果「ごめんね、凛ちゃん」ナデナデ


穂乃果「希ちゃんばかり贔屓しちゃって」


凛「……凛こそ、ごめん」


凛「だから、嫌いに、ならないでっ……」


 凛ちゃんは子猫みたいに背筋を震わせて、穂乃果に抱きついてきた。そっかあ寂しかったんだ。

 これからは順番にえっちしてあげよう。



穂乃果「あ、そういえば」


希「?」


穂乃果「今日穂乃果ね、絵里ちゃんとデートするんだった」


穂乃果「だからまた今度ね」

凛「でーと……?」



希「えりちは、ウチらがこんな関係だってこと、知ってるん?」



607 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 00:21:42.18

穂乃果「ことりちゃんと絵里ちゃんには言ってないよ。そもそも絵里ちゃんは自分だけって思ってるかも……」


希「……」

穂乃果「なんかね、普通にデートとかしてたらそうなっちゃった。えっちもしてないよ?」

希「……穂乃果ちゃん」

穂乃果「?」




希「――お願いだから……えりちを傷つけないでっ……」


希「ウチのことは彼女とかそういう風に見なくてもいい、身体だけ見てくれてもいい。だからえりちだけはっ……」



穂乃果「穂乃果だって、傷つけたくて傷つけるつもりはないもん。だって、絵里ちゃんが悪いんだよ」

穂乃果「そもそも傷つけてるつもりないし」




穂乃果「穂乃果のシャツで一人えっちだなんて――あ、これ言っちゃダメなことだった」




花陽「絵里ちゃんがそんなこと……?」



穂乃果「穂乃果のことが好きなんだってさー」



608 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 00:23:45.91

穂乃果「彼女にしてあげるって言ったらすぐ彼女になってくれたよ?」


希「……いい加減にして」

穂乃果「……?」

希「そんな……女の子の気持ち弄んで楽しい……?」




穂乃果「――穂乃果の気持ち、弄んだのは誰かな?」



希「っ……」




穂乃果「穂乃果苦しかったんだよ? みんななんにも意識しないで、穂乃果の前で服脱いだり近寄ったり。その度一人だけで興奮しちゃって」



穂乃果「ねえ、希ちゃん?」



希「ごめ、ん……」


穂乃果「大丈夫、絵里ちゃんも仲間に引き入れるからさ!」


花陽「……」


穂乃果「花陽ちゃんも凛ちゃんも、もっと気持ちよくなりたいでしょ?」



穂乃果「――穂乃果の言うこと聞いてくれるなら、とびっきり気持ちよくしてあげるからねっ!!」



花陽「……は、い」ゾクゾク

凛「……ごくっ」







希(なに、これ……こんなの、穂乃果ちゃんじゃ……)



610 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 00:25:49.80

◆――――◆

絵里 宅 前





絵里「話って、なに?」


希「……」



絵里「私、これから用事が」



希「――穂乃果ちゃんと、デート?」


絵里「……なんで知ってるの?」

希「……付き合ってる、んやって?」

絵里「……///」



希「そう……」



 ごめんね、えりち。楽しかったよね、穂乃果ちゃんは自分だけを見てるって思って。こんなこと、言いたくないんやけど、もう……天国みたいな時間は終わり……なんよ。



絵里「あ、あのね隠すつもりはなかったの……」



611 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 00:26:54.96

希「おめでとう……でもね」


希「ウチね、今でも穂乃果ちゃんと肉体関係がある」


絵里「……な、なにを言ってるの?」

希「ウチだけやない、花陽ちゃん、凛ちゃん、ことりちゃん。穂乃果ちゃんは四人と今でも肉体関係を持ってる」

絵里「な……なにを言ってるのか全然わからない」

希「そのまんまの意味や……簡単に言えば……四股」

絵里「は、はは……」




絵里「――なるほど……嫉妬してるのね?」

希「え……?」



絵里「穂乃果と私の仲が羨ましいから、そういうことを言って引き裂こうとしてるんだわ!!」



希「ちょ、ちょっと……」



絵里「――ふざけないでっ!!!」




希「ち、ちが……ウチは」




絵里「もう行くから、そんなこと二度と言わないで」



希「……待ってよっ!!!」


 叫んだ声がアパートの中に響き渡る。とびきり可愛く着飾ったえりちにはウチの声、届かない? 恋に溺れてしまった女の子に、女の子の言葉は、届かない?



 ウチは助けてあげたいだけ、このままじゃえりちが傷つくことくらいわかるから。ああ、でも……やっぱりウチにはなんにも出来ないのかもしれない。



612 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 00:32:22.09

◆――――◆


海未「ふっ……」



ことり「わぁ……」パチパチ




海未「こんなものを見ていて、楽しいのですか」


ことり「うんっ」


海未「もの好きですね」



ことり「もう弓道部の練習も終わってるのに、自主練なんてする必要あるの?」


海未「しておかないと、気が済まないんです」

ことり「……そっか」


ことり「海未ちゃんが頑張ってるの、ことり知ってるから。だから……辛かったらいつでも言って欲しいな?」



海未「私は大丈夫ですよ」



ことり「それならいいんだけど」



海未「――私には、あなたの方が心配ですよ」



614 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 00:34:17.82

ことり「え……?」

海未「何か悩みごとがありそうですが」

ことり「……」

海未「いつもより声色が高い、いつもよりオーバーリアクション、何か心の内を隠している私にはそう感じます」

海未「ただの勘といえば勘なので、何も無かったら聞き流してください」




ことり「……あ、あのね」


海未「なんでも言って下さい、言いたくないのなら、それ以上は問い詰めません」



ことり「ごめん……」



海未「そうですか……」



 ごめんね、海未ちゃん。本当は話したいんだよ? 本当は話を聞いて欲しくてこんなところでふたりっきりになってるんだよ? でもね、この悩みを話すとね、海未ちゃんの信用も全部無くなりそうな気がするの。



 穂乃果ちゃんとの関係を話すのは、何よりも、怖いの。





 穂乃果ちゃんは、あれ以来ことりと身体を重ねることはなくなった。あれ以来というのは、希ちゃんを襲っているところをことりが見つけて、その後ことりの家で交わった時。




 あの時から、なんだか穂乃果ちゃんの雰囲気が変わったんだ。


 わからない、なんなのかわからないけれど……。

 すっごく、胸騒ぎがする。



615 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 00:36:37.10

◆――――◆


穂乃果「わぁ、絵里ちゃん可愛い……」

穂乃果「どうしよ……穂乃果制服のままだよ」


絵里「それはそれでいいんじゃない?」


絵里「私は、穂乃果といられればそれで……///」



穂乃果「穂乃果もだよっ」



穂乃果(そろそろかなぁ、そろそろ我慢出来なくなる頃だと思うんだけど)



絵里「今日はどこへ行く?」


穂乃果「適当にぶらぶらしよっか」

絵里「そうね」



テクテク



ギュッ



絵里「!?」

穂乃果「えへへ、手汗かいちゃったらごめんね?」ニコッ




絵里「……////」


 こんなの、夢、みたい。穂乃果は、私のことだけ見てくれる、そう私のことだけ――。





 ――希の言ってたことなんて、ありえないっ。



616 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 00:38:01.68

 そうありえないんだから……。




穂乃果「暗くなってきちゃったねー」


絵里「そうね、ご飯でも食べる?」


穂乃果「うんっ、どこ行こうかなー」



 
絵里「あれ……?」


 穂乃果と手を繋ぎながら、適当に街をぶらぶら。雑談をして、笑いあってこれだけで本当に幸せで、時間を過ぎるのも忘れてしまう。辺りは暗くなって、雰囲気が変わっていることに気がついた。


穂乃果「ありゃ……変なとこ来ちゃったね?」


絵里「そ、そうね」


絵里(いやらしいホテル、ばかり……)

穂乃果「……」




絵里「ほ、穂乃果……///」モジモジ




穂乃果(……きたきた♥︎)




穂乃果「……絵里ちゃん」





チュッ



絵里「……」///





穂乃果「ごめん今お金持ってないんだ……ねえ、今からウチに来ない?」ギュッ


絵里「……ええ」



617 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 00:39:20.86

◆――――◆

穂乃果の家




穂乃果「ちゅ……んぅ……♥︎」

絵里「……ちゅ……ん」



絵里「……」


絵里「はぁ……はぁ……♥︎」////ビクビクッ


穂乃果「可愛い……」



穂乃果「気持ちよかったよ? 絵里ちゃんは?」


絵里「声……抑えるの大変だったわ」



穂乃果「ごめんね、こんなところで」


絵里「うん」


絵里「穂乃果、こんなに上手くなってるなんて……」



穂乃果「初めて気持ちよくしてあげられた、かな?」



穂乃果「大好きっ……」



618 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 00:40:24.96

絵里「私もよ……」

絵里(ほら、希……穂乃果は私のことだけ見てるわよ? えっちだってしたんだからそうでしょ?)


絵里「ねえ、穂乃果……私のことだけ、見てくれる?」



穂乃果「……?」



 あ、あれ? なんでそんな顔するの? 即決してよ、私のことだけ見るって好きだって。




穂乃果「穂乃果ね、――絵里ちゃんも含めて、彼女四人いるのかな?」



絵里「……え?」



穂乃果「だから、絵里ちゃんのことだけを見るのは無理だけど……うん、絵里ちゃんすっごく気持ちいいし、可愛いから好きなのは変わらないよっ」



絵里「……」



 この人は、何を言ってるの?



絵里「ほ……穂乃果? 私だけ、でしょ?」



穂乃果「ううん? 希ちゃんと、花陽ちゃんと、凛ちゃんと、絵里ちゃん! ことりちゃんはちょっと違うかな?」



620 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 00:41:25.50

絵里「どう、して」


絵里「私のこと好きって!!」



穂乃果「だから好きだって。でも他の人も好きだもん」



絵里「ふざけないで!!!!」ドンッ



穂乃果「いった……」


絵里「遊んでたって、こと」


穂乃果「違うよ、好きだよ、絵里ちゃん」







穂乃果「――昔みたいに、お姉ちゃんって呼びたいくらい♥︎」







絵里「うるさいっ!!!」



絵里「……ひどい……酷いっ」




絵里「私は、あなたの彼女でもなんでもないっ!!!」




穂乃果「……」









穂乃果「――ふーん……そっかあ」



621 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 00:43:11.89

穂乃果「絵里ちゃんがそういう態度取るなら別にいいよ? 希ちゃん花陽ちゃん凛ちゃんといっぱいえっちするから」


絵里「……え」

穂乃果「でももう絵里ちゃんとえっちしてあげないし、デートだって行ってあげないよ?」



絵里「……っ」









穂乃果「あーあ――絵里ちゃんのこと、嫌いになっちゃうかも」




絵里「……そ、それは嫌……!!!」



 あんなに気持ちよくなれることなんてないし、あんなに楽しい時間を過ごせることなんてないし、だから今更それらが全部取り上げられてしまうなんて……考えられないっ。


 夢のような時間を失いたくない、穂乃果が倫理的におかしいことだなんてわかってる、でも……っ!!!



絵里「嫌だ……嫌わないで」



絵里「お願い……っ」ブルブル




穂乃果「穂乃果の彼女になりたい?」

絵里「……」




 他の人もいる、私のことだけは見てくれない。でも……嫌われるよりは、よっぽどマシ。





絵里「――彼女に、して下さい」ポロポロ




穂乃果「ひひ……喜んで♪♪」



622 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 00:46:39.11

◆――――◆


1週間後



穂乃果「もう夏も終わりだねぇ!」



穂乃果「――じゃあ今日は誰としようか?」

希「……」


穂乃果「今日は絵里ちゃんだっけ?」


絵里「いや今日は、希よ」

希「……」

希「う、ウチはいいから他の人に譲ってあげて?」


穂乃果「えー、穂乃果希ちゃんとしたいよー」

穂乃果「だめ……?」

希「いい、けど」


穂乃果「嫌なら無理にすることないよ?」


希「……大丈夫」



穂乃果「やったっ!」







にこ「――ねえ、なんの話をしているの?」



624 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 00:47:59.57

穂乃果「」ビクッ

穂乃果「な、なんでもないよー」

にこ「……」

穂乃果「な、なんでそんなに睨むのさー……怖いよ」

にこ「……そう」




穂乃果「もう、最近にこちゃんが怖いよー……」

穂乃果「みんな、にこちゃんには言わないでね? バレたら絶対怒られちゃう」

希「……ねえ、穂乃果ちゃん」

穂乃果「?」

希「――もうやめよう?」


絵里「希……?」






穂乃果(……なんだ、まだ落とし切れてなかったか)



希「こんなことしても、辛くなるだけ、後から……怖くなるだけ」

穂乃果「ふーん……」





凛「や、やめなよ希ちゃんっ」



626 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 00:48:31.01

花陽「穂乃果ちゃんに嫌われちゃうよぉ……」



希「っ……」



絵里「……」



穂乃果(希ちゃん以外はばっちりだね。絵里ちゃんも穂乃果がいないともうダメみたいだし)


穂乃果「穂乃果はいいよ。ねえ、希ちゃん、それでいいの?」




希(なにこれ……穂乃果ちゃん、怖い……)



希(みんななんでウチに味方してくれないの? なんでそんなに穂乃果ちゃんに……っ)




穂乃果「もう一回聞くね? いいけど――いいの?」







希「……」ゾワワ

希「っ……ごめん」



穂乃果「あは♥︎」


穂乃果「希ちゃん大好きっ!!!」ギューッ




627 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 00:50:09.64

◆――――◆



穂乃果(海未ちゃんは多分無理……真っ直ぐすぎるからきっと穂乃果の話を聞いた瞬間拒絶されそう)


穂乃果(にこちゃんは絶対無理だから諦めて……バレないように味方を増やそう♥︎)




穂乃果(あとはことりちゃんと真姫ちゃん……ことりちゃんは大丈夫だよね)



穂乃果(希ちゃんがちょっと不安だなぁ)



穂乃果(――まああとは、真姫ちゃん、か……)



絵里「ねえ、穂乃果、今度は私よね!?」


穂乃果「え、そうだっけ?」


絵里「そうよっ、ねえ、早く帰ってしましょう?」


希「まだ練習中」


絵里「そうだけどっ……」



628 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 00:50:43.34

希「ちょっとえりち、夢中になりすぎるのも」




絵里「――希はいいわね、穂乃果にたくさん相手にしてもらえて」



希「そういう意味じゃ……」


穂乃果「ほら喧嘩しないっ」


絵里「……」




穂乃果「そうだ、どうする? 三人でしてみる?」

穂乃果(……希ちゃんの不安要素を消すチャンス!)



絵里「三人……?」


希「え!? で、でもっ……」




穂乃果「そ、やってみよう?」



632 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 00:56:58.30

◆――――◆

希の家



絵里「あっ♥︎ああぁぁ♥︎そこっ♥︎」



穂乃果「あんっ、んんぅ♥︎」



 ウチの一番の友達が他の誰にも見せない顔で声をあげている。ウチの部屋、ウチのベッドで発せられる甲高い声は、軋む音さえ打ち消すほどに大きなものだった。自分が穂乃果ちゃんとする時、いつもああいう声と表情をしているのかと思うとゾッとする。そして、いつも凛々しくてかっこよくて綺麗で頼りになる友達が……女になっているところを見せつけられるのは、初めての経験。


 あんな声を上げるんだ、あんな表情をするんだ。穂乃果ちゃんはまるでえりちの全てを握っているみたいだった。



穂乃果「ほら、もっと希ちゃんに声、聞かせてあげようっ!?」ヌチュヌチュ


絵里「ひぃぁ……♥︎やだっ、いやっ、見ないでのぞみぃっ!!♥︎」////




穂乃果「――お姉ちゃん、気持ちいい?」ボソッ




絵里「ひゃぅぅ♥︎♥︎」




633 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 00:57:28.64


 ことの発端は、今日ウチが穂乃果ちゃんに少しだけ反発してしまったことだ。


 三人でするって言い出した穂乃果ちゃんは、ウチの部屋に入った瞬間ウチなんかいないみたいに、えりちに襲いかかった。


 最初はえりちだって嫌がってた、そりゃそうだよね? ウチの部屋やし――ウチもいるし。でも、穂乃果ちゃんがえりちと深いキスをした瞬間、えりちはそんなことどうでもよくなってしまったみたい。




 なにそれ、まるで魔法、いや――呪いみたい。





 凛ちゃんも花陽ちゃんもえりちもその呪いにかけられてしまったってこと?

 穂乃果ちゃんには逆らえない、逆らうと嫌われちゃう、嫌われたくない、それだけ穂乃果ちゃんのことがみんな好きだから……それを、利用して。


 ――許せないっ……。





634 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 00:57:58.55

希「あっ……♥︎んぁっ……♥︎ふぅ、ふぅ♥︎」////



穂乃果「ほら絵里ちゃん、希ちゃんが穂乃果たちのえっち見てひとりでしちゃってるみたいだよ?」

絵里「えっ!? や、んっ♥︎」ビクビク////



希「あああっっっ////」ガクガクガク


穂乃果「あーあ、希ちゃん"また"イっちゃった」




 ――私も、その呪いにかけられちゃったのかな?


希「ほの、かちゃん……///」



穂乃果「なあに?」

希「ぅ」

穂乃果「欲しいなら欲しいって言わなきゃわかんないんだよ? 希ちゃんは穂乃果よりおねーさんなんだから、それくらい分かるよね?」



希「はぁっ、はぁ……//」



635 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 00:58:36.50

穂乃果「穂乃果ももう絵里ちゃんとして余裕なんてないから、早く言ってくれないと絵里ちゃんでイっちゃうよ」




 ダメだ。自分の身体が自分のものじゃ、ないみたい。


 気持ちよくなりたい、穂乃果ちゃんを身体で感じたいっ……。



希「くだ、さいっ……♥︎」



希「穂乃果ちゃんの、ウチに、下さい……////」






穂乃果「ふふ、喜んで♥︎」ニコッ





 穂乃果ちゃんの笑顔にウチの胸は高鳴る。ああ……もう呪いで、ぜーんぶ支配されちゃったみたい。




636 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 00:59:16.00

◆――――◆

音楽室






穂乃果「予選はこれで行くんだねっ」


真姫「ええ」

穂乃果「これなら大丈夫だよ!」




穂乃果(真姫ちゃん、綺麗な足だなぁ……)



穂乃果(こんな冷静な真姫ちゃんも気持ちよくなったりすると、可愛い声出すのかな?)


穂乃果(あー……えっちしてみたいなぁ♥︎)



 最近絵里ちゃんと凛ちゃんがしつこいんだよね。順番じゃないのにしたがるし。

 まあ、希ちゃんも


真姫「なにジロジロ見てるのよ」


穂乃果「真姫ちゃん、足綺麗だなぁって」

真姫「なっ……////」


真姫「この変態!」


穂乃果「ち、違うよ!」



638 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 01:00:04.69


真姫「まったく……」



真姫「そういえばあなた……」

穂乃果「?」


真姫「もう大丈夫なの?」

穂乃果「え」

真姫「ほら……私の前で泣いたじゃない」


穂乃果「あ……」

真姫「最近なんだか楽しそうだけれど」


穂乃果「うんっ……もう大丈夫」





真姫(あ、相手は決めてあるって、こと……?)

真姫(誰なの……一体……)///ドキドキ


穂乃果(いける、かな……?)


穂乃果「ふふっ♥︎」







穂乃果「あ、そうだ」グイッ



639 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 01:01:28.45

真姫「ひゃっ///」



穂乃果「ねえねえ、真姫ちゃんいっつも曲作り大変だよね? 今日練習終わったらご飯食べいかない?」


真姫「ふ、二人で?」



穂乃果「うんっ――ま、真姫ちゃんと二人が……いいな?」


真姫(そ、それって……)



穂乃果「い、嫌ならいいんだよ!?」////ジッ



真姫(な、なによこれ……かわ、いい……)////


真姫「ぅ」

穂乃果「?」

真姫「別に、いいけど……」カァァアアアアア



穂乃果「やった!!」ピョンピョンッ








穂乃果「――やった……♥︎」




651 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 15:10:14.11

◆――――◆


にこ「おふたりさん、どこへ行くの?」


ことり「珍しいね?」


穂乃果「そうかな?」

真姫「別に……」


穂乃果「真姫ちゃんにね、お礼として、ご飯奢ってあげるの!」

真姫「奢ってなんて……」

穂乃果「いいのいいのっ!」





希(穂乃果ちゃん……今度は真姫ちゃんのことを……?)


希(こんなの、ダメなのに……っ)








にこ(やっぱり、何か変ね)




海未「真姫はがんばっていますからね」



652 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 15:13:37.27

穂乃果「あ、海未ちゃんも……」

海未「いえ、私は大丈夫です」

穂乃果「また今度ね?」



穂乃果「じゃ真姫ちゃんいこっか!」ギュッ

真姫「っ……///」





ことり(なんだかすごく積極的……ことりもされたい、な)


ことり(でも、なんだろう……最近の穂乃果ちゃんにされても嬉しくない、ような)



にこ「……」キョロキョロ




にこ「ねえ海未、ちょっといいかしら」

海未「……はい?」




653 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 15:18:29.77

真姫「ぅ……//」


穂乃果「ぁ……ご、ごめん……こういうの、嫌……だよね?」



真姫「べ、別に……穂乃果がしたいなら、好きにすれば?」



穂乃果「ほんと!? えへへ……」ギュッ




真姫(おかしく、なり……そう)




穂乃果「ねえ真姫ちゃん……」

真姫「なによ?」



穂乃果「穂乃果お腹いっぱいになって眠くなってきちゃった」



穂乃果「真姫ちゃんちでちょっとだけ休みたいなー……なんて」



穂乃果「迷惑だろうし……だ、ダメならいいんだけど」


真姫「別に、構わないけど」



穂乃果「やった!!」



654 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 15:21:25.48

◆――――◆


にこ「手遅れになってからじゃ遅いのよ!!!!」

海未『っ……そんなに大きな声を出さないで下さい』

にこ「ごめん、でも……!」

海未『穂乃果が、µ’sのメンバーに手を出している……でもそんなところ……』


にこ「そりゃあ警戒するでしょ、前は私に見つかってから全員にバレたんだから」


にこ「あんたは、穂乃果のことプラスの目で見過ぎなのよ。あいつは男なのよ、なにが起きたって不思議じゃない……」


海未「……」


海未「にこは穂乃果のことを、信用していないんですか」



にこ「信用したいわよ! ……でもっ」





655 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 15:23:33.67

◆◆◆◆――――◆◆◆◆


穂乃果「まだ親御さん帰ってきてないんだー?」

真姫「そうみたいね」

穂乃果「いつ帰ってくるかわからないの?」

真姫「ええ」

穂乃果「……寂しくないの?」

真姫「……今は穂乃果がいるし」

穂乃果「……//」


穂乃果「あはは、そう言ってくれるとすっごく嬉しいな」


真姫「前はここですーすー寝てたものね」



穂乃果「あの時は……暑くて……はは」


真姫「もう一ヶ月は経ったかしら」


穂乃果「そうかも」

真姫「ねえ、あんまりこういうことは聞きたくないんだけど」









真姫「――へ、返事とかは……」




穂乃果「……」



656 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 15:28:07.15

穂乃果「うーん……穂乃果ね、真姫ちゃんのことも好き」


真姫「も……?」


穂乃果「穂乃果、他にも好きな人がいて……」

真姫「なによ、それ……迷ってるってこと」

穂乃果「ごめんね……」

穂乃果「自分の気持ちが、よくわからないの」

穂乃果「穂乃果……どうすれば……いいのかな……?」

真姫「穂乃果……」ギュッ


穂乃果「真姫、ちゃん」

真姫「そんなに悩むことないわ、だってみんな穂乃果のことが好きなのよ? 選ばれなくたって、恨んだりしない、穂乃果に幸せになって欲しいって思うはずよ」


穂乃果「そうなのかな……」



真姫「ええ」



657 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 15:32:23.28

穂乃果「真姫ちゃん……真姫ちゃんのこと、好き、好きなのにっ……」


真姫「……」ギュッ



穂乃果「ねえ、真姫ちゃん、えっちしよ?」

真姫「え……?」

穂乃果「自分の気持ち……わかるかもしれないから」

真姫「そ、それって……」



 自分の気持ちを確かめたいがために、私と、したいっていうこと?



真姫「で、でも……私たち、恋人でもないのに……え、えっち――セックス……なんて!」





穂乃果「そ、そうだよね……」







穂乃果「ちっ……」






真姫「……」



658 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 15:34:54.59

 裏を返せば……セックスをさせてあげれば、穂乃果は私を選んでくれるかもしれないって、こと?


 そういえば穂乃果は希ともしてたみたいだし……そういうことに対する抵抗は少ないのかしら。でも……私は初めてだし、それにっ……。



真姫「……穂乃果とセックスすれば、私のこと……選んでくれるの?」


穂乃果「それは、わかんない、けど……。でも選びたくなるかも」


真姫「っ……」



 こんなに人を好きになったのは、初めて。私が少しだけ我慢して身体を好きにさせてあげれば、私は幸せになれるかも、しれない? 穂乃果と二人で出かけたりダラダラしたり、なんにもないことで笑いあって……。



 そんな未来があるといい、ならそれは……勝ち取らなきゃいけない。




659 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 15:35:49.28

真姫「……私、処女なの」


穂乃果「え……?」


真姫「初めては本当に好きな人にあげたいって思ってる」


 好きな人なんて、この人以外に現れることがあるのかな?



真姫「私は穂乃果のことが好き……っ」



穂乃果「それって……」




真姫「……優しく、して」






穂乃果「……♥︎♥︎」ニタァ…









 きっと間違ってない、この人になら私の身体くらい……捧げられる。





660 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 15:41:00.94

◆◆◆◆――――◆◆◆◆

穂乃果「はぁっ……♥︎」

穂乃果「気持ちいいよ、真姫ちゃん……っ♥︎」


 穂乃果が、とっても幸せそうな顔をして、私の膣内で暴れまわる。暴れまわるって言っても、それは穂乃果のが大きいからで本人はとっても優しくしてくれているんだと思う。

 向こうから初めてのキス。深く深く繋がっていくほど、幸せになれた。最初は少しだけ抵抗があったけれど、今の穂乃果は私のことだけを見てくれている。たったそれだけのことがこんなに幸せだなんて想像も出来なかった。


穂乃果「真姫ちゃん、きもちい?」

真姫「んっ、ふぅ……♥︎」


 こんなに身体が密着して――ううん、本当の意味で繋がって、穂乃果が気持ち良さそうにしているだけで私も嬉しくなってくる。物理的な快楽でいえば、少し痛いから、正直なところ一人でする方がいいんだけど……それはきっと慣れていないからよね?


 でもセックスっていうのはある種のコミュニケーションだということも聞いたことがある。それならば、ちゃんとセックスは出来ている、のかしら。



661 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 15:44:43.47

真姫「ほの、かぁ……♥︎」

穂乃果「好きだよ、真姫ちゃんっ♥︎」グチャ…グチャ

穂乃果「はぁぁぁ……♥︎生すごぉぃ……♥︎////」ガクガクガク



穂乃果(ゴム無かったからって、生でさせてくれるなんて、最高ぉ……♥︎)

 そっか、生でしたことほとんどないとか……言ってたわね。こういうことをたくさんしてきたんだろうけど、それでも数少ない中に私は入れたってこと、よね? 


真姫「んぅぅ♥︎穂乃果、穂乃果…っ♥︎」

穂乃果「はぁ、っ♥︎はぁ♥︎きもち♥︎きもちぃよぉ♥︎」

穂乃果「イっちゃ、う……///♥︎ごめ、んね♥︎全然もたないや……あはは♥︎」パンパンパン


穂乃果「はぁぁぅん♥︎出すよ、膣内で出していい!?」


真姫「な、膣内は……!!」


穂乃果「ダメ……?」

真姫「え、えっと……」





662 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 15:47:22.68

 今日は大丈夫な日だったかしら。……た、確か、そうだったはず……。大丈夫な日なんて、厳密に言うとないけれど、確立はかなり……低くなる。


 穂乃果がそうしたいなら、私は……。


 それで特別な存在になれるなら一回くらい……一回くらいなら……。





真姫「……///」コクッ




 穂乃果はさっきよりも強く私に抱きついて、獣になったみたいに腰を早く振り出す。快楽を求めて、穂乃果はこんな声を出すんだ、他の人が知らない穂乃果を私は見ている。

 

穂乃果「ふぁぁ♥︎ひゃ、ぁ♥︎イく、イくイくっ♥︎……っっ♥︎」

真姫「あっ♥︎んんぅ♥︎」

穂乃果「ああああっっ♥︎あっ♥︎」ビュルルルルルッ


穂乃果「ふぁっ♥︎あっ、まきちゃ♥︎」ビュクッビュクッ



 穂乃果のモノがびくびくと震えているのを膣内で感じる。モノだけじゃなくて身体全体もこれ以上ないってくらい震えてだらしなくよだれも垂らして、その快楽を一身に受け止める穂乃果の表情は本当に幸せそうだった。



 やがて射精が終わって、脱力すると、穂乃果は優しく微笑んで私に優しくキスの雨を降らせた。






 ああ……とっても幸せ。この幸せがずっと続けばいいのに。ずっと、ずぅっと。




◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



667 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 21:48:05.08

◆――――◆

ニ週間後



穂乃果「ふぁぁ……おはよう」



海未「おはようございます、眠そうですね」


穂乃果「んぅぅ、電車乗るのめんどくさーい」


穂乃果「いいなー海未ちゃんは歩いて行けるから」

海未「そうですか?」


海未「そういえば最近穂乃果と真姫、とても仲が良いような気がするのですが何かあったのですか?」

穂乃果「え、そうかな?」


穂乃果「うーん、そんな感じしないけど」

海未「……」


穂乃果「海未ちゃんこそ、どうしたの?」



669 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 21:48:52.47

海未「いえ、なんでも……」


穂乃果「そっか、じゃあ穂乃果学校行くね!」

海未「はい、ではまた放課後」




 穂乃果が背を向けて角を曲がっていくと、何故か肩の荷が下りるというか、安心するというのでしょうか……とにかくなんだか楽になりました。

 にこから穂乃果の話を聞いてからというもの、穂乃果の行動をよく見るようになり、穂乃果の言動に気をつけるようになったからなのでしょうか。

 穂乃果が、まだ手を出しているだなんて、考えられません。でも……意識して見ればみるほど、昔とは状況がかなり変わっていることに気がついてしまいました。

 絵里と凛は常に穂乃果のことを見ているし、穂乃果は花陽に対して少しだけ棘のある言い方をすることが多くなり、それに対して花陽は嬉しそうにしています。それに希は――。






海未「……なぜ、穂乃果と話す時、あんなに辛そうにしているのでしょうか」



670 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 21:50:00.26

 もう、何かがあることは間違いないなのかもしれません。あの日、二人で穂乃果が真姫とご飯を食べに行った日から、真姫も同様に穂乃果に対してさらに距離を縮めたようでした。

 ならば、一体何が起こっているというのでしょうか。

 にこはこの状況に気がついていた、ということですか。



 ことりの様子がおかしかったのも……穂乃果絡み……?


 それなら繋がりますね。……だとしたならば、なんで何も気がつけなかった……?



海未「……」

 

 ――私は……穂乃果のことを、疑っている? 



 そんな、あんなに明るくてみんなのことを引っ張って思いやりのある人が、女の子を弄ぶなんて、ありえません。




海未「私は一体何を考えているんですか……!!」



671 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 21:50:54.95

◆――――◆


にこ「気がついたのね」

海未「……」



海未「ただ、仲が良いだけでは……」



にこ「今までと明らかに違う態度をとってるのに、ただ仲が良いだけ?」




にこ「穂乃果の言うことを完全肯定して、まるで餌が欲しい猫みたいに媚売りをしてる人達が、いつもと同じだって言いたいの?」




海未「……」





にこ「――はっきり言って、穂乃果に媚びすぎてて、気持ち悪い……」




にこ「みんなに、こんなこと言いたく、ないけど……見てればわかるでしょ!?」


海未「……」


海未「穂乃果は、そんなこと、しません……」

にこ「じゃあ希の時のこと忘れたの!?」



672 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 21:52:17.31

海未「っ……」


にこ「あいつだって、男なの……」



海未「そんなこと、私もよく知っています」

にこ「どういう意味」



海未「――以前そういうことをする寸前まで、行ったことがありますから」

にこ「!?」


にこ「あ、あんたも……?」

海未「……ですから、あの優しい穂乃果が複数の女の人に手をかけるとは、思えないんです」






海未「――私は穂乃果のことを信じたい、です」

にこ「そう……あんたなんで矛盾してることを言ってるの?」

海未「え……」




にこ「それ、付き合ってもないのにあんたに手を出したってことじゃない……」



海未「……それは私が!!!」



673 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 21:58:18.31

海未「……っ」


にこ「……私がおかしいの?」

にこ「それが普通、なの?」


にこ「いくら仲が良いからって、好きだからって……まだ友達なのに、身体を許すことが私には理解出来ないっ……!!」


海未「……」



にこ「本当に好きになって、それで――ごめん……私……時代遅れなのかもね」



海未「そんなこと、ないと思います。私も……そうですから。ただ……その時だけは……」



にこ「そう……」




海未「……ことりに話を聞いてみますか? 見たところことりは他の人よりは普段通りです」


にこ「確かに、ことりなら何か知ってるかも?」



674 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 22:00:19.33

◆――――◆



ことり「……」


海未「お願いします、何か知っていることがあれば」

ことり「穂乃果ちゃんが、他の人と……」


にこ「あくまで可能性の話。私たち以外の三人の様子が少しだけおかしいの」

ことり「言われてみれば……わからなくも、ないかも」

ことり「ことりは、なんにも知らない、ほんとだよ?」

にこ「そっか……」

海未「ことりも知りませんか」



にこ「なら――ことり、あんたはどうなの?」

ことり「え……?」


にこ「あんたは穂乃果との肉体関係は、あるの?」

ことり「……」



海未「そんな、ことりがあるわけ――」



675 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 22:08:45.34

ことり「あ、あった、よ……」


海未「っ……!!」


海未「そ、そうなのですか?」

ことり「――ずっと、あったよ。中学生の頃から、つい最近まで」

海未「……どうして」

ことり「穂乃果ちゃんがしたいって言ってきたから……それに、ことりも……」

ことり「こ、こんなこと、言うの怖いんだよ? 海未ちゃんになんて言えばいいかわかんないんだもん!!」



海未「……」

ことり「その……今まで、黙ってて……ごめんね?」


海未「いえ……いいんです」



にこ「なるほど」

にこ「ならそのことりみたいな感じで手を出してる可能性が全然あるってことね」

海未「にこ!」


にこ「なによ、あんたの信頼してたことりでさえ肉体関係があったのよ?」


ことり「……」

にこ「あんた達が穂乃果のことを信頼したいっていうのは良くわかる」



にこ「信頼するなとは言わない。でも百パーセントは信頼しないで、九十パーセント信頼していて」

にこ「穂乃果に何も無かった時、悪者になるのは私だけでいいわ」



海未「そんな……」





にこ「ただ――残りの十パーセント、全力で疑いなさい」




676 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 22:11:26.09

◆――――◆


一週間後




真姫「はぁ、はぁ……」

凛「真姫ちゃん大丈夫……?」

真姫「ごめん……今日も無理かも……」



花陽「大丈夫じゃないよね」

真姫「いえ……」


 どうしよう、また熱っぽい気がする……。ここ最近なんか、身体が重い……風邪かしら?

 風邪ってより、生理前の状態にかなり近い感じ、だけれど……。生理かな……。


 こんなになるのは初めてね。


真姫「今日も練習、出れないかも……」

凛「そっかあ」


凛「授業中も寝てたもんね?」

真姫「なんだか、すっごく眠くて……」



677 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 22:12:12.94

真姫「ほんと、なんなのかしら」

花陽「無理はダメだよ?」

真姫「ええ」パカッ


真姫(あ……冷やしトマト入ってる……やった)パァァッ

花陽「ふふ」

真姫「な、なによ」

花陽「ううんなんでもないよ」


真姫「もう……――あむ」パクッ



真姫「え……?」


 あれ、私、トマト食べてるのよね?

凛「どうしたの?」


 ――あんまり、美味しくない……?


真姫「……?」

 なんだろう、なんだか身体が、おかしい……。




678 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/03(金) 22:13:21.25

真姫「いえ、なんでもな――」



真姫「――うっっ……」


凛「真姫ちゃん!?」


 な、なにこれ……気持ち、悪っ……。心配する凛と花陽を振り払って、私はトイレに駆け込んだ。





真姫「おええっ……」


真姫「はぁ……はぁ……」





 他の個室に誰か入ってるかもしれない、でも今の私にそんなこと気にする余裕なんてなくて、突然襲ってきた吐き気に身体を委ねる形になってしまった。



真姫「なに……一体、私は……」


 ――どうしちゃったの?





真姫「き、今日も穂乃果と……しなきゃなのにっ」






◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



695 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/04(土) 17:28:05.35

◆――――◆



穂乃果「うーん……真姫ちゃんどうしちゃったのかなあ?」


凛「なんだか体調悪そうだったにゃ」


花陽「ここ最近ずっと調子悪いって言ってたよ」


穂乃果「ふーん」


穂乃果(もお……帰っちゃうなんてひどいよ。今日は真姫ちゃんとする日だったのに)




穂乃果(あ、メール来てた)




 ごめんなさい、今日はちょっと身体の調子が悪いの……本当にごめんね?




穂乃果(ふぅん)


穂乃果「あ、ねえねえ希ちゃん!」



696 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/04(土) 17:29:34.28

希「?」

穂乃果「今日ね、本当は違う人とするつもりだったんだけど……」


ギュッゥ


穂乃果「穂乃果、希ちゃんとしたくなっちゃった……」





穂乃果「――ねえ、練習終わったら……希ちゃんの家行ってもいい……?」


希「……///」



希「で、でも……っ」



穂乃果「おねがいっ」



希「……うん」



697 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/04(土) 17:48:01.40

◆――――◆

1週間後


生徒会室




 言うことを聞かないっていうのは、とっても辛いね。


 心と身体が一緒にならないっていうのは、とっても辛いね。


 結局何も変えられない。結局何も出来ない。偉そうな態度で知ったかぶって、雰囲気だけ出して、最後は人任せ。にこっちの時もそう、端から見ていて可哀想と思っても結局何もしてあげられなかった。――ああ、なんだ、ウチ変わったつもりでいただけなんや。


 本当に変わったのなら、見せてみてよ? 穂乃果ちゃんの誘いを断ってそれは間違ってるって真っ正面から言えるくらいの度胸を見せてよ?

 関係が変わるのが怖くて、好きな人に嫌われるのが怖すぎて、そんなこと出来るはずもない。


 断ってしまったらウチに笑ってくれなくなる? もう、あんなに気持ちいいことをして貰えなくなる?




 慣れたはずの一人暮らしの寂しさ。でも最近部屋に一人でいるとどうしようもない孤独感に苛まれる。そしてそれは……穂乃果ちゃんと触れ合い、交わることで和らいでしまう。穂乃果ちゃんがウチだけ見てくれるのならば、それもいいのかな? 毎日毎日家によって2人で雑談してえっちして……。




698 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/04(土) 17:48:45.23

希「っ……」


 ウチを選んでくれたなら、料理だって練習しようしたいことさせてあげよう、二人で色んなところへ行こう、週末はお泊りとかして――。






 穂乃果ちゃんとの幸せな妄想は――まるで、劇薬だった。



 もしかしたら、あの人にそんなつもりは無いのかもしれない、一人を選ぶつもり、なんて……。


 だとしても、穂乃果ちゃんを想うのを、行為を受け入れるのをやめられないのは……。


 ――結局、みんな穂乃果ちゃんのことが好きすぎるんだ。




希「ぅ、うぅ……」


 ほら、こうやって独りで泣いてたって意味ないよ? でも、それでも……自分の無力さに……涙は止まらない。ウチが行動して、仮に穂乃果ちゃんの立場が失われてしまったら……?




699 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/04(土) 17:50:03.21

 穂乃果ちゃんがいないとµ’sはµ’sじゃない。この言葉も、今となっては別の意味になってしまった。はたして、その中心がいなくなった時、一体どうなるんやろう。





 お互いを尊重し合う気持ちも忘れて、自らの欲望に忠実に行動するみんなが――そこにはいるのかもしれない。






希「だれか……たす、けて……」ポロポロ






にこ「――こんなとこにいたんだ」


希「!?!?」



にこ「……どうしたの!?」


 天使かな、悪魔かな。


にこ「ど、どうして泣いてるのよ……」


 本当の意味で強くて、頼りになって……。


にこ「私に教えて……?」



 この爛れ切った空気を昔みたいに戻してくれるのか。



にこ「……大丈夫、泣かなくていいわ」ポンポン



 それとも、全部、壊してしまうのか。


にこ「……私のこと、信用して欲しい」





 ――一体、どっちなんやろうね?




700 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/04(土) 18:22:42.36

◆――――◆



真姫「ねむ、い……」


真姫「なに、よ……これぇ……」



 ちりちりと痛む下腹部、眠気が収まらない。

 普通の風邪とは明らかに違うってことくらい、わかる。そもそも体調が悪いのは少し前からだし、薬も飲んで安静にしていたつもり。でも症状は改善しないし、むしろ悪化している。吐き気はあれ以来ないけれど……。



 風邪ではないとしたら、一体なに? 違う可能性としたらお腹の痛みが、生理痛のそれとそっくりなことくらい……。


 私だって、女だ。


 女としての一番の役割であること、それの知識くらいある。

 今の時代ドラマや小説なんかでもそういうシーンは出てきたりするから男の人でも知ってる人は多いかもしれない。





 ――私の中の、妊娠、というモノの知識と……今の私の症状は、一致してしまっている。



701 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/04(土) 18:24:07.22

真姫「っ……」

 まさか、そんなこと。

 私が妊娠……? まだ高校一年生よ? ありえない、ありえるわけないわ。


 否定の言葉しか出て来ないけれど、私には心当たりがあった。一ヶ月と少し前、穂乃果と初めて身体を重ねた日、私は気分の高鳴りからつい膣内で出すことを許可してしまっていた。


 なんにも心当たりがないのならただの風邪、重めの生理痛で済ますことが出来た、でも……。








真姫「――どう、しよう……妊娠してたら……どうしようっ……!!!」





 勉強机に肘をつき、頭を抱える。視線の先には、検査済みの二本の妊娠検査薬が置いてある。それは帰り道、不安で押しつぶされそうになって、ドラッグストアで買ってきたものだった。二本にしたのは、一回の検査では確実性がないと思ったからだ。



 一回は帰ってきてすぐに検査したし、もう一回は眠気に耐えてさきほど検査したばかり。



 ……あとは、この裏返してあるものを表にして確認するだけ。




702 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/04(土) 18:29:11.22

真姫「……」ブルブル


 怖い、怖い怖い怖い。



 確かめたくはない、だってもし反応が出たら……? 
 
 医者になるっていう目標は、みんなでラブライブに出るっていう目標は……? それらが全部潰されるかもしれないという恐怖に、耐え切れるとは思えない。でもここで有耶無耶にして、残りの期間を……怯えながら過ごすのにも耐えられなかった。


真姫「大丈夫、大丈夫よ……ただの生理痛」


 そう、大丈夫よ。問題、ない……。生理が少し遅れてるのだって、きっと……。




真姫「……ごくっ」



 深夜の3時、襲ってくる眠気を振り払って検査済みのものを手にもつ。裏返して確認するだけ、そう、それだけよ……!!




真姫「っ!!」バッ……




真姫「――……ぁ」



 判定の部分の二つの小さな四角の中。






 ――そこには、魔女の唇みたいに、不気味な紫色の実線が色濃く浮かんでいた。




706 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/04(土) 19:17:33.85

◆――――◆


海未「本当、なのですか?」

にこ「そうなのよね、希?」


希「……」コクッ


ことり「そんな……」


ことり「穂乃果ちゃん……」



ことり(そっか……ことりじゃ……穂乃果ちゃんの道具にも、なれないんだね……)



ことり「っ……」ギリギリ



にこ「つまり――あいつは私たちが知らない間に五人も手にかけていたってことね」

にこ「それも誘われたからとかじゃなくて――悪意を持って」


希「あ、悪意……とかじゃ」

にこ「希の話を聞く限り、ただ快感を得る為の道具としてしか見られていないように感じたんだけど」



707 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/04(土) 19:18:11.76


希「っ……」

にこ「ごめん……辛い、わよね」



ことり「……」


にこ「――私……もう我慢出来ない」

海未「な、なにをするつもりですか!?」


にこ「あいつと話をつけるの」

希「ま、待ってにこっち」

にこ「なに?」

希「ダメ……お願いだから、穂乃果ちゃんと喧嘩、しないで……?」

にこ「喧嘩じゃない、ただ話をするだけ」


希「それも……ダメ」

にこ「どうしてよ!!」





希「――バラバラに……なっちゃう……!!」



海未「どういうことですか」



ことり「こ、ことりも……やめた方がいいと思うな……」

にこ「あんたまでなにを言い出すのよ」

ことり「だって……」


海未「――ここは、きっちりと話をつけましょう」


ことり「海未ちゃん……」



希「やめて……お願いだから……っ」


にこ「……ごめんね、希」



にこ「――もう、友達が辛い想いしてるの……見ていられないの」




708 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/04(土) 19:22:44.93

◆◆◆――――◆◆◆


放課後




穂乃果「くす……我慢出来ないの?」



絵里「そ、そうじゃないけど……き、今日の順番は私でしょ?」

穂乃果「あれ、そうだったっけ?」


絵里「ひ、ひどいわよ……」

凛「今日は凛がするんだから、ダメにゃ」

絵里「なんでよっ!!!」

穂乃果「はいはい、喧嘩しない喧嘩しない」


穂乃果「絵里ちゃん最近しつこいから、おしおきだよ?」

絵里「そんなぁ……」


穂乃果「花陽ちゃんはこんなにいい子に待ってくれるのに、ね?」

花陽「……////」




709 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/04(土) 19:27:33.03

絵里「……」ギリリリ







穂乃果「~~~♪♪♪」






にこ「ほら、分かったでしょう?」

ことり「……」


にこ「私たちがいないところでは、こんなになってた」

海未「穂乃果……なんで」


 四人で部室の中を覗き見た時、そこにいたのは女の子三人を道具としか見ていない、醜い男だった。

 その笑みには、純粋さの欠片も残っていない。


希「……」



にこ「入るわよ」


ガチャッ




穂乃果「――あ、四人共どこに行ってたのー?」ニコニコ



712 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/04(土) 19:55:48.34

海未「少し……」


穂乃果「ふぅん」



 その男は、私たちを前にして仮面を被った。いつもみたいに、私が好きになった人が目の前にいた。でも、この人は私が好きになった人とは微妙に違う。親しい人にだけ見える、すぅっと透き通る、仮面の奥にある醜い姿。どうしてこんなことになってしまったの?

 にこにこと誰しもが惹きつけられる可愛らしい笑顔の裏に、自分の魅力を完全に理解してしまった、不気味な笑みが見えるみたい。馬鹿だと思っていたこいつは、何があったのかわからないけれど、知恵をつけたらしい。――女の子を絡め取って離さない捕食者としての知恵を。



穂乃果「にこちゃん、なんか機嫌悪い?」



穂乃果「穂乃果でよければ相談のるよ……?」




にこ「っ……」




 返して……私の好きな、穂乃果を……っ。



にこ「――いい加減に……して」



725 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/05(日) 18:45:46.58

穂乃果「……?」



希「っ……」





にこ「私は、こうなって欲しくなかったからあんたに居て欲しくなかったのよ!!!」

にこ「私は、穂乃果のこと、信頼してたのに!!!!」




穂乃果「……」



 私の怒鳴り声が狭い部室に響き渡って外まで漏れていく。たった一言二言の言葉だったけれど、目の前の彼に笑顔は消えて……何が言いたいのか、もう理解しているらしい。



穂乃果「……なんのこと?」ニコニコ



にこ「っ!! ふざけんな!」



にこ「ここにいる七人はあんたのことが好きなのよ!! それを分かってるくせに、なんで、なんでまた手を出したの!?」


にこ「なんで弄ぶようなこと、したのよ!?」



726 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/05(日) 18:48:12.59

穂乃果「……あはは」

穂乃果「……おかしいな、バレないようにしてたつもり、なんだけど。ふふ」

 ようやく、ようやく姿を見せた。不気味に笑って、大きな瞳が私を見つめる。

にこ「……やっぱり」

穂乃果「誰から聞いたのかな?」



穂乃果「……ああ」


希「っ……」


穂乃果「――言わないでって、言わなかった?」


 その笑顔が、その視線が希に移る。すると希は目を大きく見開いて、ブルブルと身体を震わせ始めた。


にこ「希……?」





希「ち、違うのっ……」

希「ごめん、ごめんなさ……」




穂乃果「……別に、謝ってもどうにもならないけどね?」

希「そん、な」



727 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/05(日) 18:50:51.69


希「嫌……嫌いにならない、で」


 下を向いてぼそりと呟く。なに、一体……なんでそこまでして穂乃果に……。

 その呟きを無視して、穂乃果は私に向き直る。



穂乃果「で、にこちゃんは何が言いたいの?」

にこ「……出てけ」

穂乃果「?」


にこ「µ’sから、出て行って」


海未「にこ……」





穂乃果「えー……やだよ」


穂乃果「みんな可愛いし、一緒に居たいもんっ!」


穂乃果「にこちゃんも、穂乃果の彼女にならない? えっちなこと嫌いでもいいよ? にこちゃん、すっごく可愛いもんっ」


にこ「……最低……っ」



海未「……穂乃果、もうやめてくださいっ」



728 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/05(日) 18:53:16.45

穂乃果「……」

穂乃果「どうして? 海未ちゃん穂乃果のこと、好きでしょ? 恋人にしてあげるよ、嬉しいでしょ? 来年の夏祭り一緒に行こう?」


海未「……変わり、ましたね」

穂乃果「海未ちゃんまで……もう」



にこ「もういい、顔も見たくない!! こんなこと、こんなことになるなら……っ」


穂乃果「……」


にこ「――あんたを、受け入れなければよかった……っ」



穂乃果「……」

にこ「出て行って」

穂乃果「やだ」


にこ「出ていきなさい!!!」






穂乃果「……うーん、みんなはどう思う?」



729 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/05(日) 18:55:28.83

 もう、私の声は届かないのかもしれない。

 なにがこの人をこんなにしてしまったんだろう。



絵里「――わ、私は穂乃果と一緒に居たい」


にこ「え……?」


穂乃果「本当ー!?」



 絵里がそう言うのを皮切りに、凛と花陽もそれに続いた。

にこ「な、なによ……なに言ってるの!?」



穂乃果「ほらこの三人は穂乃果に残って欲しいって、もっと好きになっちゃうかも」ナデナデ



絵里「……///」



 まるで、ペットだ。穂乃果のことを第一に考えて、穂乃果のことだけを信じて、穂乃果に嫌われたくないから……こんな態度を取る。それは、希と一緒で……強すぎる恋心を弄ばれた、成れの果てなのかもしれない。


海未「穂乃果、あなたは、どうしてっ!!」




穂乃果「――穂乃果は悪くないよ?」



730 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/05(日) 18:58:25.62

穂乃果「悪いのはみんなじゃん。穂乃果が悩んでるの分かってるくせに、次々告白してきて……穂乃果辛かったんだよ……?」


穂乃果「どうしていいのかわかんなくて、先は真っ暗で――そしたら気持ちよくなりたいもん」


穂乃果「それでね、みんな彼女にしちゃえって思ったんだ」

にこ「そんな、そんな考えで……みんなを」


穂乃果「仕方ないよ――だってみんな可愛いんだもん」ニコッ





にこ「っ!!!!」ドンッ‼︎‼︎



穂乃果「いっ、た……」



にこ「はぁ、はぁ……ふざけないで」




ガチャッ


真姫「――な、なに……してるの?」バッ



ことり「真姫ちゃん……?」



731 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/05(日) 19:01:07.02

ことり(今、何か隠した……?)


穂乃果「あ、真姫ちゃん!」

穂乃果「体調、大丈夫だった?」

真姫「え、ええ。それより練習は――」



穂乃果「なら今日もえっちできるね?」



にこ「え……?」

真姫「ちょっ……!!!」



にこ「あんた……真姫にも手出してたの……?」


穂乃果「うん」



真姫「ど、どういうこと?」

にこ「こいつはね」


にこ「あんた以外にもいろんな人と肉体関係持ってんのよ」


真姫「――え……?」



真姫「ほの、か……?」




真姫「わ、わたしだけ……じゃない、の?」



736 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/05(日) 19:29:29.34

真姫「うそでしょ? ねえ……」


にこ(まさか……真姫は自分だけだと思い込んでいた……?)



 そんな……そんなの、辛すぎる……。


真姫「ねえ、穂乃果っ!!!」


穂乃果「もう……。――いいじゃん、別に……めんどくさいな」




真姫「……」



穂乃果「真姫ちゃんのこと好きなのは本当だし、でも他の人のことも好きって言ったよね?」


真姫「でも……っ」




真姫「セックスだってしたのよ!? ふざけないでよ!!」



真姫「ねえ、私を彼女にしてよ――」グイッ






凛「ま、真姫ちゃんだけずるいにゃ!!」



737 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/05(日) 19:37:11.82

凛「凛だっていっぱいそういうことしたし、ねえ、穂乃果ちゃん……っ」


真姫「凛よりわ、私の方が穂乃果のことを好きなのよ!!!」

凛「はあ!? そんなのおかしいにゃ!!」




穂乃果「……」ニヤ


にこ「!?」


 凛が真姫に掴みかかって、言い合いを続ける。その間に絵里と花陽は穂乃果にすり寄って、猫みたいに媚びを売る。


 この光景は……一体、なんなの? 
 そしてそれを見て穂乃果は……小さく笑みを浮かべながら絵里と花陽の頭を撫でていた。


にこ「こ、のっ!!!」





希「――もうやめてぇ!!!!」



 泣き崩れていた希の声で部室の中が静まり返る。


希「もう……やめて……っ」




738 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/05(日) 19:37:43.33

穂乃果「……ごめんね、希ちゃん。穂乃果は希ちゃんのこと苦しめたいわけじゃないんだよ?」

希「……」

にこ「どの口がそんなこと、言えるのかしら」



 私は一体どうすればいい……?

 希があんなに私のことを止めたのは、こうなることが分かっていたから? 穂乃果に依存している人が何人もいる状況じゃ、穂乃果を追い出すことも出来ない。


 ――もう、手遅れだったのね。



ことり「――な、なにこれ……」

穂乃果「?」


ことり「まき、ちゃん……これ、真姫ちゃんのだよね?」




 ことりは青ざめた顔で、二本の何かを持っていた。あれは……。

ことり「――に、妊娠してるの?」



739 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/05(日) 19:40:34.85

にこ「見せてことり!」

ことり「う、うん」


にこ「妊娠検査薬……」



 実物を見たことはあんまりないけれど、それくらい知っている。空いているところにはマジックペンで日付と時刻が真姫ちゃんの字で記入されていた。

 二本あるけれど、一本ずつで時間が違うみたい。


 そして判定のところ、には。




にこ「これ、本当に真姫ちゃんの……?」


 凛と組み合って崩れ落ちた真姫ちゃんは、耳を塞いで、うわ言のように何かをつぶやき始めた。



にこ「……真姫?」




真姫「ち、ちがう……わたしのじゃ……ない。ちがう、ちがう!!!!」ドンッ‼︎


にこ「うっ……!」

にこ「いた……っ」





 真姫は私の手からそれを奪いとって、穂乃果に見せつけた。



 

真姫「ねえ、穂乃果!! どうしよう……私、どうすればいいの!?」ガシガシ



740 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/05(日) 19:43:07.81

穂乃果「……な、なにが」


 鬼気迫るとはこのこと、なのかもしれない。大きく見開かれた目は冷静さとか周囲に対する視野とかが完全に失われているってことで、もう穂乃果しか見えていない。


 そういえば、真姫はここ数日体調が悪いといっていた。お腹が痛くなったり急な吐き気や眠気……考えてみれば、妊娠超初期症状と合致している。


 やっぱり、あれは真姫ちゃんのものなんだろう。


海未「真姫……」


真姫「せ、責任とってよ!! 私――妊娠しちゃったのよ!!!」


凛「え……」

花陽「……そういえばずっと体調悪いって……もしかして、あれが」


にこ「ま、まだ医者に行ってみないと!!!」

真姫「……」




穂乃果「う、そでしょ?」



真姫「……」ブルブル










穂乃果「……――そ、そんなの、知らない」



742 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/05(日) 19:46:01.40

にこ「!?」

にこ「あんたね――」

穂乃果「うるさい!!」

にこ「っ」


穂乃果「そ、そんなの知らないよ……! 穂乃果は悪くないもん……っ」


真姫「ひどいっ、そんなのひどいっ!!」


真姫「なら私はどうすればいいのよ!!」ガシッ


穂乃果「知らないって言ってるじゃん!」ブンッ



真姫「きゃっ」


真姫「ぅ……」


穂乃果「だって、真姫ちゃんがいいって言ったんじゃん……知らない、穂乃果は知らない!!!」


真姫「嫌……ねえ、責任とってくれるんでしょ? ずっと一緒に居てくれるんでしょ? 私のことだけ、見てくれるんでしょ!?」


 振り払われた真姫は、それでも笑いながら這うようにして穂乃果の足にしがみつく。



真姫「……穂乃果のことが好きなの、ねえお願い……大学だって諦める、なんだって諦めるから……産むから……穂乃果のためなら産んでみせるからっ……!」ポロポロ










穂乃果「――なら穂乃果のために……お、堕ろせば、いいじゃん……っ!!」




743 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/05(日) 19:47:39.84

海未「……っ!?」

 穂乃果が、人として最低の言葉を真姫に投げかけた瞬間だったと思う。真姫は地に手をついて、横にいた海未が机を思いきり叩いた。

海未「ふざけないで、ください………」


穂乃果「な、なに?」



海未「――あなたは、最低です!!!」

パァァンッ‼︎‼︎



穂乃果「あ、ぐ」ヨロヨロ



穂乃果「痛……にこちゃんより、全然、痛い」

穂乃果「なんで、叩くの。穂乃果、悪くないよ……」

穂乃果「ねえ、みんなそうだよね!?」



絵里「……」



絵里「どうして避妊、しなかったの?」



744 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/05(日) 19:49:41.78

穂乃果「真姫ちゃんがいいって言ったんだもん!」

にこ「そういう問題じゃないでしょ!?」


絵里「……」



絵里「ねえ、真姫――流石に軽率すぎたんじゃない?」




花陽「私は、いつも避妊はしてって言えばしてくれる、よ」


穂乃果「ほ、ほら!」

にこ「ちょっと、あんた達本気で言ってるの?」



 そりゃ……なんにも考えないで避妊しなかったんだから軽率、だけど!!!


 こんな状態の真姫にそんなこと言ったら。



凛「――ま、真姫ちゃんだって悪い、んじゃないの?」


真姫「え……」



にこ「やめなさいよ!」



745 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/05(日) 19:50:49.81


 そんなに穂乃果に嫌われたくない? どう考えても悪いのは穂乃果なのに、どうして穂乃果の味方をするの……っ。


穂乃果「ほら、ほら!」



海未「……失望しました」




海未「出て行ってください……」


穂乃果「……」

海未「出て行ってください!!!」


海未「そしてもう……二度とここに来ないでください……っ」


穂乃果「っ……」




穂乃果「あーあ……もういいよ」




穂乃果「真姫ちゃん、後で話し合おうね?」




バタン




 穂乃果が出て行って、残された私たち。
 希と真姫がすすり泣いている。海未は真姫のことを看病するように背中をさすって、希のことはことりが慰めていた。



746 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/05(日) 19:52:43.31

 穂乃果がいなくなって、私達は……もうひとつじゃない。いつからそうなってしまったのかはわからないけれど、穂乃果という核を中心に一つになっているように見えただけなのかな?



 メンバー間の信頼関係より、穂乃果への愛が大きくなったしまった人が増えたことで、希はこうなるのが分かっていたのね。


 真姫のことだって、もうあとは本人達の話だ……産婦人科に行って妊娠判定が間違いだったと祈るしかない。



にこ「……っ」

にこ「追い出せばよかった……こうなるのが、怖かったから気をつけてたのに」




 でも今までの時間があったのは、穂乃果のおかげなんだ。穂乃果がいなければ私たちはこうして集まっていないだろう。――でも、穂乃果がいなければこうやって深い傷を負い、泣いている人もいなかっただろう。

 ……私たちの活動は正しかったのかな。



 後に残ったのは、昔みたいに……部員みんなの心に気がついてあげられなかった、自分の無力さだけだった。




にこ「ごめんね、みんな……っ」



748 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/05(日) 19:54:31.60

◆◆◆――――◆◆◆


三ヶ月後








穂乃果「――はい、これ遅くなったけれど、お金」




真姫「……」



穂乃果「ごめんね、迷惑かけちゃって」


真姫「バイト、大変だったでしょ?」




穂乃果「もう慣れたよ」



真姫「……こ、これでまだ私のこと、見てくれる?」



穂乃果「もちろん」



真姫「まだ彼女にしてくれるかも、しれない?」



穂乃果「真姫ちゃんが穂乃果のこと、本当になんだなーって分かったらかな」

真姫「……」ギュッ



穂乃果「堕ろすの、辛かったよね」





穂乃果「ごめんね……?」ナデナデ



750 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/05(日) 19:58:17.34

真姫「ぅ、う……」


穂乃果「好きだよ、真姫ちゃん」



真姫「……穂乃果ぁ」



穂乃果「今度ご飯食べに行く?」

真姫「ええ」


穂乃果「じゃあ今日はこれからバイトあるんだ」


真姫「分かった、がんばって」

真姫「ね、ねえ」

穂乃果「?」



真姫「んっ」チュッ


穂乃果「……//」

真姫「行ってらっしゃい」





穂乃果「うん、行ってきます」







穂乃果「うふふ……♥︎」



751 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/05(日) 20:00:42.22

◆――――◆

希「やっほー!!」




にこ「別に……来なくても、いいのよ?」

海未「いえ……まだメンバーですから」

希「……うん」


にこ「結局、この三人だけかあ」

海未「みんな来なくなってしまいましたね」

にこ「なんならユニットでも組む?」


海未「……そうしてもいいのですが、もう時間もありませんし」

にこ「そうよね……」

にこ「もう卒業だもんね」



希「ごめん……ウチのせい、で。ウチが穂乃果ちゃんのこと、甘やかさなければっ!!!」



にこ「……あんたことあるごとに謝るのやめなさい。思い出すでしょうが」



752 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/05(日) 20:02:57.35

希「……」


にこ「花陽は……残ってくれるって、思ってたんだけど」


にこ「もし次部長にするなら花陽かなーとか考えてたのよ」


海未「なるほど……」


にこ「それも、叶わなかったけれどね」



海未「みんなは、どうしているんでしょうか」

にこ「絵里とは話す?」


希「……あんまり」フルフル



にこ「そう……」


希「多分、穂乃果ちゃんと一緒に居たりするんだと思う」



にこ「そっか。凛と花陽も、よね?



にこ「ことりはなにをしているの?」



海未「ことりも穂乃果といることが多いようです。ただ……恋愛感情はないみたいですが」



にこ「どういうこと?」




海未「――戻ってきてくれと、頼んでるんです……」


にこ「……健気なものね」




にこ「――もう意味なんて、ないのに」





にこ「……まあでも、こうやって話してるのも悪くないかな」


海未「……」



にこ「……」

にこ「うーさむっ、雪降るってどういうことよー」


にこ「屋上使えないし、今日はここでお話してましょうよ」




754 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/05(日) 20:04:36.96

◆――――◆



穂乃果「んー、女の子紹介してほしい?」


穂乃果「えーそうだなあ」

穂乃果「誰がいいかな?」


穂乃果「だって中学の時ことりちゃんにフラられてるじゃん、その時点でことりちゃんはダメー!」


穂乃果「ていうか穂乃果も前にことりちゃんにフられてるからなー。なんでかなあ?」


穂乃果「うーん……あ、凛ちゃんとかどうかな?」


穂乃果「そうそうµ’sの」




穂乃果「あ、それでいい? じゃあとりあえず誘っておくね?」ポチポチ






穂乃果「うん、デートって言って穂乃果が呼び出すからそこで一緒に遊べばいいよ」



755 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/05(日) 20:06:16.65

穂乃果「ん? やだなあ凛ちゃんは穂乃果の彼女だよ、でもそっちが凛ちゃんと付き合いたいっていうなら凛ちゃんのことフるから大丈夫」


穂乃果「え? 酷くないって!」


穂乃果「彼女は何人……いたかな……えーと10……15?」



穂乃果「まあどうでもいいや。あ、そういえばね、ついに西校の樋口玲奈ちゃん落としたよ!!



穂乃果「えへへーすごいでしょ!」



穂乃果「ほんっとにガード硬くてさー。一ヶ月はかかったの」



穂乃果「あとそろそろおっぱい大きくていい人いないかなー? なかなかいないんだよね……やっぱり希ちゃんは貴重だったかなぁ」



穂乃果「だってFだよ!! 全然いないよ!?」




756 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/05(日) 20:10:03.17

穂乃果「女の子を落とすコツ? うーん、笑って褒めておけばすぐだよ」


穂乃果「たまーにそうじゃない人もいるけどね」ポチポチ


穂乃果「穂乃果みたいに背低くても色々やりようはあるんだよ」



穂乃果「――女の子なんて単純だよ、向こうも男って単純って思ってるかもしれないからお互いさまだね!」



穂乃果「あ、凛ちゃん来るって。向こうには穂乃果の友達が来るってこと伝えてないからびっくりするかもしれないけど多分大丈夫だよ」




穂乃果「あーもうバイトだ、帰ろー」





757 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/05(日) 20:11:04.34

◆――――◆




ことり「さっきの人は?」


穂乃果「西校の人だよ」

ことり「また、彼女?」


穂乃果「まあそんな感じ」


穂乃果「他の人には秘密だからバレないよ」


ことり「……可愛い人、だったね」


穂乃果「でしょ? 落とすの苦労したもん」


ことり「……そっか」



ことり「ねえ穂乃果ちゃん……戻ってきてよ」

穂乃果「……またその話?」




 穂乃果ちゃんは興味がなさそうにストローでジュースをすすった。




穂乃果「廃校なくなったんだからいいじゃん」



761 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/05(日) 20:18:53.29

穂乃果「そういえばアライズ優勝したね……」

ことり「そうだね……」


穂乃果(ツバサさんに手を出さなかったのは、ちょっとだけもったいなかったかな……)



 あれから、穂乃果ちゃんの雰囲気は少しだけ変わった。今までみたいに可愛いことは可愛いんだけれど、なんだかチャラチャラしだした、というか……とにかくいつも違う女の子を連れて歩くようになった。


 その中には絵里ちゃんや花陽ちゃんも居て、今だにその関係は終わっていないみたい。



 前までは無垢な感じで女の子を寄せ付けていたんだけれど、今は完全に計算で寄せ付けている。どうすれば女の子に受けるのか、ことりは昔からの付き合いだからその違いがわかるけれど、普通の人には難しいよね。だからこそ、穂乃果ちゃんに告白する人が後を絶えないんだよ。





 ――µ’sは穂乃果ちゃんがいなくなってからというもの、今までのことが嘘みたいにバラバラになっていった。



762 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/05(日) 20:23:43.29

 あったはずの居場所さえ放棄して穂乃果ちゃんのことを想うみんなは幸せ、なのかな?


穂乃果「第一、戻れるわけないよ。にこちゃんも海未ちゃんも怖いもん」



ことり「ことりが……守って、あげるよ」




穂乃果「うーん、それでもいいや、もう。そもそももう活動停止してるんでしょ?」



 ことりの目から見ても穂乃果ちゃんは良い行為をしたとは思えない、最低な行為に近い。――結局真姫ちゃんは堕ろしてしまったらしい、お金は穂乃果ちゃんが肩代わりするということで。同意書とかなんだか色々いるみたいだけれど……そこは真姫ちゃんが親にバレないようになんとかしたみたい。


 真姫ちゃんのおうちは厳しそうだし、妊娠なんてバレたら……。


 後でこうなることくらい真姫ちゃんなら分かっていたはずなのに、どうして許してしまったんだろう。その場の雰囲気、強引に、色々あるけれど……。真姫ちゃんは潜在的に、穂乃果ちゃんのこと独り占めしたかったんだよね?









 ことりはその気持ちよーくわかるよ。



 でも、必要とすらされなかったことりには……関係ない、ね。


ことり「……今でも真姫ちゃんと会ってるの?」



763 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/05(日) 20:26:20.68

穂乃果「うん、また告白? されちゃった」

穂乃果「とりあえず穂乃果も好きとは言っておいたけどね」



ことり「っ……」


穂乃果「まあえっちさせてくれるならそれでいいかなって」ニコニコ


穂乃果「流石に生でするのはもうやめるよ……懲り懲り」




穂乃果「それよりことりちゃん、穂乃果と付き合ってよー」



穂乃果「ことりちゃんが付き合ってくれるなら他の人フるから、お願いっ!」




ことり「……」


 本気、なんだ。穂乃果ちゃんは、女の子のことをなんとも思っていない、ただの快楽を得るための道具としか。





 あの純粋で、可愛らしくて……みんなに愛される穂乃果ちゃんはもういない。ことりが好きだった彼はもういない。目の前で計算された笑みを浮かべる穂乃果ちゃんは、心底……気持ち悪い。




767 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/05(日) 20:47:08.06

 後から聞いた話では、そのきっかけを作ってしまったのはことりらしい。ことりが、みんな彼女にしちゃえばいいっていう冗談を言った時、あれで何かが弾けた……。




 ねえ、あの時穂乃果ちゃんはことりのこと……好きって言ってくれたよね。でも、あの時の「好き」はその後の「好き」はもう違っていたよね、どうしてかな? 道具にもなれなかったからかな? それとも道具としても使い飽きちゃったからかな?





 あの告白を聞いて、ことりだけを見てって泣いてみたら、今頃穂乃果ちゃんはことりの横で眩しいくらい笑ってくれていたかな? きっとみんなにからかわれたりしながら、まだ活動を続けていたかな?





ことり「もう、いい!!」バンッ


 そんな幸せな妄想を振り払うようにして、机を叩く。




穂乃果「え?」



 穂乃果ちゃんをこんなにしてしまったのは、ことりのせいなんだ。でも……ごめん、もう穂乃果ちゃんは前の穂乃果ちゃんには戻ってくれないよ。もう、変わりすぎたんだよ。




768 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/05(日) 20:48:35.71

 もう昔みたいには、戻れないんだ。



 周囲がザワザワとこちらを見ている、お金を置いてことりは、穂乃果ちゃんの制止を振り切って店を出た。


 きっと昔の穂乃果ちゃんならすぐに電話をくれたり家に来たりしてくれるはず、でも今はそんなこと絶対にしてくれない。







 なんで、こんなことになったんだろうね? ことりはただ……みんなで一緒にやりたかっただけなのに。もし穂乃果ちゃんが女の子だったなら……きっとセンターは穂乃果ちゃんがやって、9人で最後まで一緒にいられたのかな……?




 恋愛感情なんかなくて、友達としてみんなでわいわいできる未来があったとしたなら……どれだけ幸せなんだろう。





 人が人を好きになるなんて……なければいいのにっ……。





 こうしてことりの初恋は、終わってしまった。何十年と想い続けた恋心も、案外……脆いんだね。









 ――バイバイ、穂乃果ちゃん。



769 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/05(日) 20:51:20.33

◆――――◆



ツバサ「ラブライブまで、もう少しね」



あんじゅ「今回も優勝、出来そうだけどね」

英玲奈「そうやって油断ばかりするからいけないんだ」


あんじゅ「えーだって最終予選もぶっちぎりだったし」

あんじゅ「目立ったのもいなくない?」


ツバサ「まあ順当に行けば勝つでしょうね」

英玲奈「順当に行けば、な」


あんじゅ「ツバサがコケるとか?」

ツバサ「ありえないから安心して?」



あんじゅ「ツバサさんご注目のµ’sは活動停止のまま動かないしー」



ツバサ「……」



770 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/05(日) 20:51:57.17

英玲奈「よくあることだ」

あんじゅ「そうだけどね」

ツバサ「まあ、何かあったんじゃないの?」



あんじゅ「――高坂君からの返事もないしね?」


ツバサ「次それ言ったら怒るわよ」


あんじゅ「……返事しないような人だとは思わなかったんだけど……」



ツバサ「まあ……フラれたみたいなもんでしょ」

ツバサ「こればかりはどうしようもないわ」



ツバサ「かといってこっちから連絡取るわけにも、行かないし、ね」



あんじゅ「まあ……そうよね」



英玲奈「――ほらそんな話ばかりしていないで、練習するぞ」


あんじゅ「はーい」

ツバサ「……」





ツバサ(穂乃果さん、あなたは今……なにをしているのかしら……)



771 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/05(日) 21:02:23.58

◆◆◆◆――――◆◆◆◆



穂乃果「だーかーらーそんなの知らないってー」


穂乃果「凛ちゃんを落とせなかったそっちが悪いんでしょ?」


穂乃果「大人しすぎる? あーもうだから凛ちゃんは人見知りだもんあたり前だよ」


穂乃果「え? そんなに穂乃果のこと話してたの? うーん……じゃあ次はどの女の子紹介しようかなー。考えとくから待っててよ」


穂乃果「はいはいじゃあねー」



穂乃果「はぁ……まったく」



「あ、あの……」


穂乃果「……?」


穂乃果「あ……君は確か……」



穂乃果「球技大会の日に話した娘だよね!」



「あ、そうです」




穂乃果「一個下の……名前は?」




772 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/05(日) 21:05:02.60

穂乃果「へえ……面白い名前だねー」


穂乃果(結構かわいいなぁ……)


穂乃果(あれ……もしかしてこの子、おっぱい大きい……?♥︎)




穂乃果「で、何か用?」グイッ


「ひゃ……///」


「あ、あの……//」



「バ、バスケの試合……かっこよかったです!」




穂乃果「へぇ、見ててくれたんだ、ありがと!」



穂乃果「でも穂乃果背低いからなー、あ、背同じくらいだねっ!」



「ちょうどいいと、おもいます」


穂乃果「えー絶対ウソだー!」



穂乃果「180くらい欲しかったなー、それは流石に欲張りかな?」



穂乃果「君も高い方が好きでしょ?」



「そ、そんなことないです! 先輩くらいだと目線が同じくらいで話しやすい、です……」



穂乃果「本当? ウソでも嬉しいな!」



773 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/05(日) 21:08:37.39

穂乃果(大人しそうな子なのに……どうして急に話しかけてきたのかな……?)



穂乃果(そうだなぁ……うん、確かめてみようっ)


穂乃果「うん、君の名前覚えたよ、よろしくねっ!」ニコッ



「は、はいっ……////」カァァァアアアア



穂乃果(かわいいなぁ……雰囲気がちょっと花陽ちゃんみたい? しかも、うん……すっごく簡単そう♥︎)



穂乃果「じゃ穂乃果行くねー」クルッ



「あ、あのっ……!」



穂乃果「?」



「……//」モジモジ



穂乃果「?」



「その……あの……」


穂乃果「……うふ♥︎」



穂乃果「ああ……なあんだ、それならそうと早く言ってくれればいいのに♥︎」



「……?」





穂乃果「ふふ……」








穂乃果「――君も穂乃果の彼女になりたいの?」










◆◆◆◆ハーレムルート◆◆◆◆




774 : ◆wOrB4QIvCI :2015/04/05(日) 21:10:08.22

終わりです。当初はルート選択せずに黒ハーレムだけやるつもりでした。

TSにしたからには妊娠展開だけはやりたくて、中で出す描写は最初っから使わないようにだけしてました。



穂乃果をクズにしすぎとかクズになる過程が急すぎるとか色々あるとは思いますが、本当にここまで見てくれてありがとうございます!!



775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/05(日) 21:10:51.59

おつやで~
完璧なクズだ
そして……タイトル回収だな



784 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/05(日) 21:37:28.65

乙、胸糞苦手なのに引き込まれた

口直しにアニメ見返したら穂乃果ちゃん天使過ぎわろた



792 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/04/05(日) 23:35:48.63

ことりちゃんが報われるルートはよ



908 : ◆wOrB4QIvCI :2015/05/25(月) 15:55:10.81

次はこちらです。是非。投下は今日中に出来ればと考えています…。


穂乃果「ふふ……君も穂乃果の彼女になりたいの?」ことり「その3、です!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1432536831/



元スレ
SS速報VIP:穂乃果「ふふ……君も穂乃果の彼女になりたいの?」ことり「その2、だよ!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1424195589/



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