SS速報VIP:友奈「ハロウィン」
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1: ◆XzQQgkPzlg 2015/12/06(日) 12:10:10.30 ID:HOkpNYvO0

2: ◆XzQQgkPzlg 2015/12/06(日) 12:10:39.02 ID:HOkpNYvO0

風「今週末、アタシ達でハロウィンを楽しもうじゃない!」

夏凜「突然なに言ってるの?」

樹「お姉ちゃん、もう11月だよ」

東郷「かぼちゃ祭りならこの前、幼稚園でやりませんでしたか?」

友奈「みんなでお菓子配ったの楽しかったなー」

園子「そうだね~」

風「だから『アタシ達だけ』でやるのよ。ほら、あの時はそのまま解散だったからこの六人だけで過ごすことはできなったわけだし」

友奈「あっ……確かに!」

東郷「場所はどこでするつもりですか?」

風「いつもの場所よ」

東郷「わかりました」

樹「それって、もしかして夏凜さんの家?」

風「もちろん」

夏凜(遂に『夏凜の家』から『いつもの場所』に名称が変わった……)



3: ◆XzQQgkPzlg 2015/12/06(日) 12:11:38.76 ID:HOkpNYvO0

夏凜「場所の方は別に良いけど仮装はするの? それともみんなでお菓子を食べるだけ?」

風「ハロウィンなんだから、仮装してお菓子を食べるのダブルに決まってるじゃない」

東郷「お菓子の方はともかく、仮装に使う衣装はどうしましょう」

友奈「幼稚園の時みたいに劇の衣装や小道具を使いまわす、とか?」

風「うーん、それだと目新しさに欠けるのよねぇ」

夏凜「だからといって衣装をすぐに作るなんて無理でしょうが」

風「まー、そうよねぇ」

園子「ふっふっふー、どうやら私の出番みたいだね~」

樹「なにか考えがあるんですか?」

園子「着たい衣装を私に言ってくれたら、大赦の人に用意させて自宅に届けさせておくよ」

夏凜「それって乃木家の権力を使うってことよね」

風「流石に悪いような」

園子「違うよ~。乃木家の権力や元半神の権力とかじゃなくて、一部の大赦の人達が持っている私個人への貸しを使うだけだね」

友奈「貸し?」

東郷「そのっち、ちゃんと説明して」



4: ◆XzQQgkPzlg 2015/12/06(日) 12:12:51.56 ID:HOkpNYvO0

園子「そうだね~。私がベットに居た頃、大赦の人たちと麻雀していたことを前に話したのは覚えているかな?」

樹「はい、覚えています」

夏凜「それがどうかしたの?」

園子「その時に沢山巻きあげていることになっているお金がいっぱいあって、それをチャラにする代わりにって持ちかけるから気にしなくても良いってことだよ~」

夏凜「賭けてたの!?」

友奈「そのちゃん、凄い」

東郷「流石ね、そのっち」

風「これが先代勇者の力……」

樹「お強いんですね」

夏凜(そういう反応でいいの?)

風「これで衣装の問題も解決したから問題ないわね。話も纏まったわけだし、これにて今日は解散!」



5: ◆XzQQgkPzlg 2015/12/06(日) 12:14:15.84 ID:HOkpNYvO0

【土曜日:夏凜宅】

夏凜「ハロウィンというか、衣装が違うだけで割とよく開かれているお菓子パーティの当日になったけど……」


『各自の衣装』

友奈:小悪魔
夏凜:吸血鬼
東郷:落ち武者
園子:魔女っ娘
樹:天使
風:大赦仮面


夏凜「一人おかしい」



6: ◆XzQQgkPzlg 2015/12/06(日) 12:15:55.93 ID:HOkpNYvO0

風『もう東郷ったら』

夏凜「東郷じゃなくてアンタのことよ! 仮面のせいでくぐもっていて声までおかしいし!」

風『インパクトを求めた結果こうなっただけよ』

夏凜「インパクトより気味悪さが先行しているからさっさと外しなさい。それに仮面着けたままだとお菓子が食えないでしょ」

風『しまったぁ!? どうやら、装備チェンジするしかないようね』

風:大赦仮面→犬耳&取り付け型の犬尻尾(犬神カラー)

夏凜「最初からその格好にしておきなさいよ……」

東郷「きっと夏凜ちゃんのツッコミが欲しかったのよ。私にはよく分かるわ」

夏凜「私には分からないことね」



7: ◆XzQQgkPzlg 2015/12/06(日) 12:17:10.74 ID:HOkpNYvO0

園子「じゃ~、せっかくだから他のみんなの衣装に触れていこっか」

風「それなら、まずは友奈から」

友奈「私の衣装はそのちゃんに選んでもらったんだ」

園子「わっしーやみよっしーや他のみんなも虜にするゆーゆにはこの衣装が一番だと思ったんだよね」

東郷・夏凜「そうね」

風(いつの間にか、夏凜も否定しなくなったわね。妙に東郷と息があってるし)

友奈「私もみんなことが大好きで虜になってるよ!」

樹「友奈さんにピッタリですね」

園子「イッつんも分かってきてるね~」



8: ◆XzQQgkPzlg 2015/12/06(日) 12:17:55.05 ID:HOkpNYvO0

園子「次はわっし~」

東郷「夏凜ちゃん、この格好どう思う?」

夏凜「正直に言うと予想の範囲内だったから特に言うことがないのよね」

東郷「────!」

友奈「あっ、東郷さんが固まった」

樹「それだけショックを受けたみたいです」

東郷「……くノ一で来るべきだったかしら。いえ、それでも風先輩には勝てなかったでしょうね。今回の勝負、私の完敗です」

風「これが部長としての実力ってもんよ」

夏凜(勝負していたんだ……)



9: ◆XzQQgkPzlg 2015/12/06(日) 12:18:59.71 ID:HOkpNYvO0

園子「続いてみよっし~」

夏凜「勇者服とかで私のイメージカラーは赤になっているだろうから、そこから連想して赤い血を啜る吸血鬼にしてみたの。八重歯も付けているわ」

友奈「かわいいっ!」

東郷「よく似合っているわ」

夏凜(カッコいいって言って欲しかったけど、まぁいっか)

園子「そして~、私はマジカルそのちゃんだよ~」

東郷「そのっちらしくて素敵よ」

樹「なんだか本当に魔法が使えそうです」

夏凜「普段から不思議な感じがあるしね」

風「侮れない相手ね」

友奈「こっちも可愛くてもいいな~」

園子「着たいなら今度同じものを貸すよ」

友奈「ホント? なら楽しみにしておくね」



10: ◆XzQQgkPzlg 2015/12/06(日) 12:19:27.50 ID:HOkpNYvO0

園子「最後はイッつん!」

友奈「天使だねっ!」

東郷「天使が居るわ」

夏凜「天使ね」

園子「どこから見ても正真正銘の天使だよね~」

樹「そう言ってくれてありがとうございます。この衣装、お姉ちゃんが選んでくれたんですよ」

風「今回樹にさせる格好はこれしかないって思ったわけ」

夏凜「風もやるじゃない」

風「樹をプロデュースするならこれ位の判断は当然よ」



11: ◆XzQQgkPzlg 2015/12/06(日) 12:19:58.72 ID:HOkpNYvO0

風「それじゃあ改めてパーティ開始ね。さっそくお菓子を出していくわよー」

東郷「そんな……こんなことって!」

友奈「どうかしたの東郷さん!?」

東郷「実はお菓子もぼた餅も忘れてきてしまったの」

友奈「嘘……!」

東郷「嘘じゃない」

友奈「嘘だ……」

東郷「嘘じゃないの」

友奈「嘘だよ……」

東郷「嘘じゃないのよ」

友奈「ほんとぉ?」

東郷「冗談よ。ちゃんとお菓子もぼた餅も全員分あるわ。ほら、友奈ちゃんの分」

友奈「わーい。ありがとう東郷さん」



12: ◆XzQQgkPzlg 2015/12/06(日) 12:20:42.35 ID:HOkpNYvO0

夏凜(なに今のやり取り)

友奈「はい、夏凜ちゃんもトリックオアトリート!」

夏凜「ありがと。ってそれは貰う方の言葉でしょ」

友奈「いいのいいの。こういうのは気持ちの問題だよ」

夏凜「そういうもの?」

友奈「うん、そういうものだよ!」

夏凜「分かったわ。じゃあ私からもトリックオアトリート」

友奈「やったぁ。ありがとう、夏凜ちゃん」



13: ◆XzQQgkPzlg 2015/12/06(日) 12:21:51.81 ID:HOkpNYvO0

風「…………」イヌミミサワサワ

東郷「耳が気になるのですか?」

風「あっ。いや、なんでもないわよ。それよりもほら、アタシのを受け取りなさい」

東郷「ありがとうございます。私からもどうぞ」

樹(やっぱりお姉ちゃんは──)

園子「むぎゅ~」

樹「ひゃい!?」

園子「ちょうどいい抱きしめ心地だね~」

樹「あ、あの」

園子「ちょっと暗い顔していたけど、どうかしたのかな~。フーミン先輩のこと?」

樹「……お見通しなんですね」

園子「例えちょっとしたことでも相談してくれていいんだよ。私だけじゃなくて皆にもね」

樹「それなら月曜日に皆さんに相談してもいいですか? その日は指名の依頼でお姉ちゃんは部室にいないので」

園子「勿論だよ~」



14: ◆XzQQgkPzlg 2015/12/06(日) 12:22:24.99 ID:HOkpNYvO0

【月曜日の放課後:勇者部室】

夏凜「犬神がいなくなったことで風が寂しがっている?」

樹「はい。犬神に使っていた皿を見てため息をついたりしてて……でも私の前だと『戻ってきてほしくない』と言っています」

園子「戻ってくるとしたらまた勇者になるということだからね~」

東郷「この間、風先輩がしていた格好や様子も寂しさの表れということだったのね」

友奈「風先輩と犬神は仲良しさんだったもんね」

園子「なるべく早くどうにかした方がいいよ。ペットロス症候群とかもあるわけだから」

夏凜「代わりとして犬を飼ってみる……のは無しよね。マンションだし」

東郷「飼えたとしてもきっと代わりにはならないわ」



15: ◆XzQQgkPzlg 2015/12/06(日) 12:23:40.46 ID:HOkpNYvO0

友奈「良いこと思いついた! 犬神の代わりの犬神を用意すればいいんだ」

夏凜「どういうこと?」

友奈「犬神のぬいぐるみをプレゼントしてみるってこと!」

園子「ナイスなアイディアだよ~」

夏凜「生き物じゃないから問題も起きない。良いわね」

東郷「では、ぬいぐるみ作成は私がして渡すのは樹ちゃんが──」

樹「私が作ります!」

夏凜「樹が?」

樹「いつもお姉ちゃんに助けられてばかりだから……少しでもお姉ちゃんの助けになりたいです」

東郷「そういうことなら私が樹ちゃんに作り方の指導をするわ」

友奈「私たちはどうしよう?」

夏凜「ぬいぐるみが完成するまで、樹と東郷なしで勇者部にくる依頼を片づけていけばいいでしょ」

園子「作業に集中する時間を作ってあげよっか。それと、フーミン先輩に気づかれないように上手く誤魔化さないとね~」

友奈「なるほどー」



16: ◆XzQQgkPzlg 2015/12/06(日) 12:24:16.63 ID:HOkpNYvO0

【後日:勇者部室】

風「渡したいものがある?」

樹「うん」

風(誕生日じゃないし、なにかしら)

樹「お姉ちゃんコレ」

風「ん、開けてもいい?」

樹「いいよ」

 ガサガサ

『犬神のぬいぐるみ(ほぼ等身大)』

風「犬神……! けど、どうして?」



17: ◆XzQQgkPzlg 2015/12/06(日) 12:25:15.85 ID:HOkpNYvO0

友奈「樹ちゃん、風先輩が犬神がいなくなって寂しそうって心配して私たちに相談してきたんです」

夏凜「それで犬神のぬいぐるみを作ることになったわけ」

東郷「最初から最後まで樹ちゃんが作ったんですよ」

園子「よく出来ているよね~」

樹「東郷先輩の教え方が上手かったからなんとかなりました」

風「そうだったの……。ありがとうね樹、それに皆も」

樹「これでもう寂しくない?」

風「もう大丈夫よ。ぬいぐるみもあるけど……こんなにも可愛い妹が傍にいるんだから」ナデナデ

樹「えへへっ」



18: ◆XzQQgkPzlg 2015/12/06(日) 12:27:23.83 ID:HOkpNYvO0

樹「皆さんに相談して良かったです。ありがとうございました!」

園子「友達や仲間なら当然のことだよ~」

夏凜「いつでも相談しなさい」

東郷「相談も頼み事も大歓迎よ」

友奈「勇者部五カ条、悩んだら相談っだね!」

 終わり



19: ◆XzQQgkPzlg 2015/12/06(日) 12:29:11.90 ID:HOkpNYvO0

ゆゆゆのSSも中々見かけなくなったね……
みんなも書いてくれてもいいんだよ



20: ◆XzQQgkPzlg 2015/12/06(日) 12:32:47.90 ID:HOkpNYvO0

半年以上かけて書いていた『三好夏凜は勇者である』を完結させた息抜きに、11月頭からチマチマ書いていたらこんな大遅刻ハロウィンになってしまった



21: ◆XzQQgkPzlg 2015/12/06(日) 12:36:31.63 ID:HOkpNYvO0

HTML依頼を出しておきます

クリスマスだか正月だかで書きたいとは思うけど、今のところネタが思いつかないので次回は未定です



元スレ
SS速報VIP:友奈「ハロウィン」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1449371410/



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