女提督「甘えさせたり甘えたり」

女提督「甘えてもいいんだよ?」【前編】

女提督「甘えてもいいんだよ?」【後編】

女提督「甘い時間は溶けるように」【前編】

女提督「甘い時間は溶けるように」【後編】



SS速報VIP:女提督「甘い時間は溶けるように」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1447160420/



589: ◆CaWSl75vrE 2016/02/09(火) 19:02:48.34 ID:Kf5SSHUn0

提督「すー…すー…」

ガチャ

スタスタ

金剛「テイトクぅー、もう10時デース。早く起きるネー」ギシ

提督「んぁ……あぁ…?」パチ

金剛「目が覚めマシタ?」

提督「んん………まだねむい…」ゴロン

金剛「No!ちゃんと起きるデース!」ユサユサ

提督「ん〜…すぐ起きるから…」

金剛「むぅー…」



590: ◆CaWSl75vrE 2016/02/09(火) 19:16:58.43 ID:Kf5SSHUn0

金剛「………!」ピコーン

提督「ぐう……」

金剛「フフーン、テイトクが起きないのならこっちにだってplanがありマース」

提督「はいはぃ…」

金剛「よーし……」

スッ

提督「むにゃ……すぅ…」

金剛「ンー……」

チュッ

提督「………へぁっ!?」ガバッ

金剛「Good morning!」



591: ◆CaWSl75vrE 2016/02/09(火) 19:25:54.20 ID:Kf5SSHUn0

提督「え…え、えっ?あ、え?」

金剛「まだsleepyデスカー?ならOne More…」スッ

提督「わっ、わー!!だ、大丈夫だから!もう起きたから!」アセアセ

金剛「ちゃんと目が覚めたみたいネー」

提督「う、うん…えっと、あの…金剛?」

金剛「?」

提督「その…な、なんでキスしたの…?」

金剛「英国式の挨拶デース!」

提督「あ、挨拶ぅ?」

金剛「Yes!ワタシとテイトクは親しい仲デス、だからこれが当たり前ネ」

提督「は、はぁ…そっか、イギリスではそうなんだ…」

提督(ほっぺとはいえ、恥ずかしいことには変わりないんだけど…)



592: ◆CaWSl75vrE 2016/02/09(火) 23:39:50.99 ID:Kf5SSHUn0

ガチャ

比叡「あー!!お姉様、また司令の部屋に入り込んで!」

金剛「うっ、見つかったデース…」

提督「あ…お、おはよう、比叡…」

比叡「あ!司令、おはようございます!ほらお姉様、司令の邪魔になりますから、行きますよ!」グイグイ

金剛「ノオォー!!ワタシはテイトクとbreakfast……あっ、ああー!!」バタバタ

バタン

提督「…………」

提督「……そうだ、金剛はイギリス生まれだった…」

提督「………顔、洗おう…」



593: ◆CaWSl75vrE 2016/02/09(火) 23:44:13.49 ID:Kf5SSHUn0

パタパタ

提督「はぁ…朝からなんなんだろう…」ゴシゴシ

望月「んぁ?お、ふーちゃんじゃん」

提督「あ、望月…おはよう…」

望月「髪結ってるってことは寝起き?」

提督「うん、まあ…それにしても望月が早起きしてるなんて珍しいね」

望月「10時なのに早起きも何もないだろ…」

提督「…言われてみれば」



594: ◆CaWSl75vrE 2016/02/09(火) 23:51:28.37 ID:Kf5SSHUn0

提督「う〜…」

望月「はー、相変わらず寝起きは頭回ってないなー」

提督「だってまだ眠いし……望月は?」

望月「んぁ?あたしは今から寝るとこ」

提督「今から?…また徹夜でもしたの?」

望月「そうそう」

提督「もう…夏休みだからって徹夜ばっかりしてたら身体壊すよ?」

望月「あーはいはい、分かってるって」



595: ◆CaWSl75vrE 2016/02/10(水) 00:03:36.90 ID:j6vLXXrv0

提督「だいたい普段から不摂生でろくにご飯食べたり寝もしないんだから、ほんとに病気かなにかに〜〜……」ガミガミ

望月「あー………ところでふーちゃん、ほっぺのそれ、何?」

提督「へ?」

望月「鏡見てみなよ、ほら」

提督「ほっぺ……うわっ、何これ!?」

望月「それ、口紅の痕?もしかして朝から加賀さんと…」

提督「ち、違う違う!そういうのじゃないの!これには訳が…」アセアセ

望月「あー…うん、まあ、とりあえずそれ落としたら?」

提督「あっ…う、うん」

ジャー



596: ◆CaWSl75vrE 2016/02/10(水) 00:09:48.79 ID:j6vLXXrv0

キュッ

提督「はぁ……」

望月「はい、タオル」スッ

提督「ああ、ありがと…」ゴシゴシ

望月「…で?何があったの?」

提督「えっとね…まあ、簡単に言うと金剛が英国式の挨拶だーって言って私が寝てるところにキスしてきて…」

望月「はーなるほどねえ、納得したわ」

提督「あはは…誤解が解けたみたいでよかったよ…」

望月「英国式の挨拶…キス、か…」

提督「実は私が起きたのもそれが原因で……」

望月「………ふーちゃん」

提督「ん?なn…

グイッ

チュッ

提督「っ!??」



597: ◆CaWSl75vrE 2016/02/10(水) 00:16:12.03 ID:j6vLXXrv0

望月「……っはあ」スッ

提督「ぷはっ……も、も、望月!?いっ、いきなり何を…///」

望月「挨拶だよ挨拶」

提督「向こうの人も挨拶で口同士はしないって!……多分!」

望月「まあいーじゃん、減るもんでもないし、前にだって何回もしてたし」

提督「あ、あの時とはまた別でしょ!?あれは、私からだったし…いきなりじゃなかったし…///」カァ

望月(可愛いな…)

提督「と、とにかく!口同士でする時はもっとムードとかそういうのが」

望月「あー、眠いからもう戻るわ。んじゃ」スタスタ

提督「あ、こら!………もう!」



599: ◆CaWSl75vrE 2016/02/11(木) 01:13:13.88 ID:R0xKnBDN0

提督「まったく、望月ってば…あんな、いきなり口でするなんて…///」ポッ

武蔵「よう」ヌッ

提督「うわぁっ!?」ビクゥ

武蔵「そんなに驚かなくてもいいだろう」

提督「び、びっくりした…いきなり出てこないでよ…」

武蔵「そう言われても、赤くなっている相棒になんて声をかければいいのか分からなくてな」

提督「えっ!?あ、も、もしかして見られ…」

武蔵「いや、私はついさっき来たばかりだからな。何も見ていない」

提督「そ…そっか…」



600: ◆CaWSl75vrE 2016/02/11(木) 01:17:28.30 ID:R0xKnBDN0

武蔵「ただ、さっき外で睦月型のお嬢さんと会ってな」

提督「」ピク

武蔵「なんでも、『挨拶』をしていたそうじゃあないか?」ニヤ

提督(望月いぃ…!!)プルプル

武蔵「………なあ、相棒?」

提督「ひっ」ビク

武蔵「私はまだ、相棒には『よう』としか言っていなかったな」スッ…

提督「ま、待っ……!」

武蔵「じゃあ……改めて、挨拶をしようか……」ギュ グイッ

提督「…………!!」



601: ◆CaWSl75vrE 2016/02/11(木) 01:29:02.10 ID:R0xKnBDN0

武蔵「ふぅ」ツヤツヤ

提督「」チーン

武蔵「…さて、私は満足したのでな。またな」

スタスタ

提督「うううう……がっつり蹂躙されたよおぉ…」

提督「もう…これじゃお嫁に行けない…」

提督「……しかも、こんな朝からされたら…っ」ピクッ

提督「ぅ……だ、ダメダメ…落ち着かなきゃ…」フルフル

提督「すー…はぁ…」

提督「…………よし、大丈夫…」



603: ◆CaWSl75vrE 2016/02/12(金) 00:31:01.80 ID:BDE+Ztf20

提督「うー…ひどい目に遭った…」

電「あ!」

提督「あ。電、おはよう」

電「お、おは……っ!」バッ

提督「……?どうしたの、急に口押さえて」

電「………あ、あの、司令官さん」

提督「うん」

電「そっ、その…ちょ、ちょっと屈んでもらってもいいですか…?」

提督「………もしかして、挨拶のこと?」

電「!」ギクッ



604: ◆CaWSl75vrE 2016/02/12(金) 00:39:03.71 ID:BDE+Ztf20

提督「…ほら」スッ

電「え?い、いいのですか?」

提督「うん、いいよ」

電「! じゃ、じゃあ…ほっぺたに…」

提督「ん」

電「………っ…」ソーッ

チュッ

電「……はわわわわ///」カァアア

提督(自分でやっておいて恥ずかしがるなんて…)

提督(かわいいなあ!!!)



605: ◆CaWSl75vrE 2016/02/12(金) 00:45:53.77 ID:BDE+Ztf20

提督「ところで電、このことは誰から聞いたの?」

電「え?ええっと、食堂で金剛さんが…」

提督「はぁ……やっぱり…」

電「あ、あの…ご迷惑でしたか…?」

提督「ああ、そんなことはないよ…ただ、電の他にもう二人に口同士でされて…」

電「く、口で…//」ドキドキ

提督「みんな電みたいな子だったらいいんだけどね…さすがに口同士は恥ずかしいから…」

提督(しかも片方は舌入れてきたし…)

電「このことが鎮守府全体に知れ渡ったら、大変なことになるんじゃ…」

提督「それもそうだね…食堂、行こうか」



606: ◆CaWSl75vrE 2016/02/12(金) 00:58:45.56 ID:BDE+Ztf20

キィ…

提督「…………」ソッ

電「……結構集まってるのです…」


金剛「……というのが英国では一般的なcultureネー!」

霧島「もう…あまり大声で騒ぐのはやめてください」

隼鷹「ほー、キスで挨拶かあ。英国の文化はよく分かんないねえ」

飛鷹「英国だけじゃなくて、外国では割とよくあることらしいわよ?」

隼鷹「ふーん…お、ちょうどいいところに。おーい、ローマぁー!」

ローマ「何か用?」

隼鷹「うちら日本生まれにはないんだけどさあ、イタリアって挨拶でキスしたりとかはあんのかい?」

ローマ「あることにはあるけど…誰彼構わずやるものではないわ」

飛鷹「へー、そうなの?」



607: ◆CaWSl75vrE 2016/02/12(金) 01:08:57.34 ID:BDE+Ztf20

ローマ「他の国はどうか知らないけど、基本的に親しい真柄でするものね。同性同士でもするけど、厳密に言えばキスではないわ」

隼鷹「どゆこと?」

ローマ「挨拶のキスはお互いに頬を触れさせるものであって、口が触れるわけではないのよ。けど、キスの仕草だからチュッと音を立てるの」

隼鷹「ほほー」

飛鷹「…隼鷹、それ面白くないわよ」

ローマ「あとは…そうね、恋人や夫婦なんかは日常のどこでも頬や唇にキスをしたりするわね」

飛鷹「なんて大胆な…」

ローマ「そういう文化だから気になんてならないわ、挨拶だもの」

隼鷹「はえー…じゃああそこにいる提督ともしたりするわけ?」ビッ

ローマ「え?」



提督「!?」



608: ◆CaWSl75vrE 2016/02/12(金) 01:13:36.09 ID:BDE+Ztf20

アー!テイトクダ!

ワタシモテイトクトアイサツスルー!

ア、コラ!ヌケガケズルイゾ!

ドドドドド

提督「ひえぇぇ!??」

電「お、押し寄せてきたのです!」

大井「げへへへへ…て、提督ゥ…私と熱い挨拶を交わしましょう!さあ!さあ!!」ダダダ

提督「にっ、逃げるよ!!」ダッ

電「は、はいぃ!」

ドドドドド…



609: ◆CaWSl75vrE 2016/02/12(金) 01:22:24.16 ID:BDE+Ztf20

ドドドドド…

ズザッ

大井「ぜぇ…ぜぇ…ねえ、若葉ちゃん?」

若葉「ん…なんだ」

大井「このあたりに提督がいなかった?」

若葉「提督か。あいつなら演習場の方に行ったぞ」

大井「そう、恩に切るわ!」ダッ

ドドドドド…

「「…………」」

若葉「……もういいんじゃないか」

ガサッ

電「なんとかやり過ごせたのです…」

提督「ふぅ…ありがとうね、若葉」

若葉「気にするな」



614: ◆CaWSl75vrE 2016/02/12(金) 14:34:51.33 ID:BDE+Ztf20

若葉「しかし、なぜあそこまで追われていたんだ?」

提督「あー…まあ…」

〜〜〜

若葉「………なるほど、キスか…」

提督「ということがあってね…」

若葉「………ん?キス…キスカ……?」

提督「あっ…」

若葉「…………」

提督「ご、ごめんね!別にそういうつもりで言ったわけじゃ…」

若葉「……いや、いい」



615: ◆CaWSl75vrE 2016/02/12(金) 14:43:05.76 ID:BDE+Ztf20

若葉「ん」スッ

提督「え?」

若葉「やる」

提督「やるって…このココアシガレット、食べかけなんだけど…」

若葉「間接でもキスはキスだ」

提督「……ああ、そういうこと」カプ ポリポリ

若葉「…………」スッ カプ

電(なんでココアシガレットを常備してるんだろう…)



616: ◆CaWSl75vrE 2016/02/12(金) 14:56:29.91 ID:BDE+Ztf20

提督「若葉は今何をしてるの?」

若葉「花に水をやっている」

提督「……?ああ、ほんとだ。これ、全部若葉が?」

若葉「そうだ。他にも何人かいるがな」

提督「そっか、みんな食堂にいるから…」

若葉「…せっかくだから…そうだな、季節の花をやろう」プチ スッ

提督「わ、綺麗…これ、なんていうの?」

若葉「タマスダレ、だ。別名はゼフィランサス」

提督「試作1号機…?」

若葉「え?」

提督「あ、いや、なんでもないよ」



617: ◆CaWSl75vrE 2016/02/12(金) 15:09:40.35 ID:BDE+Ztf20

提督「これは夏にしか咲かない花なの?」

若葉「夏の初めから秋の中旬くらいだ」

提督「へー、物知りだねえ」

若葉「花言葉は……確か、清い愛だったか」

提督「清い愛…ふふっ、ありがとう」

若葉「気に入ってくれたか」

提督「うん、嬉しいよ」

電(若葉ちゃん…とぼけてるフリしてるけど、絶対知っててやってるのです…)



618: ◆CaWSl75vrE 2016/02/12(金) 15:26:17.73 ID:BDE+Ztf20

提督「さてと……そろそろ食堂に戻ってもいい頃かな」

電「はい、人も少なくなってると思うのです」

若葉「行くのか」

提督「うん、またお花のこと聞かせてね」

若葉「ああ」

提督「それじゃ!」

若葉「またな」

パタパタ…

若葉「……種、植えるか」



620: ◆CaWSl75vrE 2016/02/12(金) 17:37:57.27 ID:icSdfpgIO

ガチャ

提督「……よし、ほとんどいなくなってる」

飛鷹「あ、提督」

隼鷹「おーい、お二人さーん」ブンブン



電「呼ばれてるみたいなのです」

提督「そうだね、行こうか」

スタスタ

隼鷹「やー、さっきは悪いねえ、なんだか大変な目に遭わせたみたいで」

提督「あはは…まあ、慣れたものだから…」



621: ◆CaWSl75vrE 2016/02/12(金) 17:42:57.80 ID:icSdfpgIO

提督「そうだ、金剛は?」

飛鷹「末っ子に怒られて退散したわよ」

提督「そっか、ならいいんだけど」

隼鷹「でさ、結局挨拶でキスとかすんの?」

ローマ「親しい人にはね」

隼鷹「んじゃ提督ともできるんじゃない?」

ローマ「え?」

提督「? イタリアにも挨拶でキスする文化があるの?」

隼鷹「おー、さっき聞いた」



622: ◆CaWSl75vrE 2016/02/12(金) 17:48:49.00 ID:icSdfpgIO

ローマ「どうしてそんなことしなきゃいけないのよ、見たいのなら姉さんに頼めばいいでしょう」

隼鷹「え?なら提督とは親しくない関係ってこと?」

ローマ「なっ、そ、そうは言っていないでしょ!」

隼鷹「んじゃあキスできるじゃん?」

ローマ「く……」

提督「そっか…仲良しと思ってたのは私だけだったんだ…」

ローマ「ま、待って!」

ローマ(どうすればいいの…このまま何もしないと提督が悲しむし、キスすればこの酔っぱらいが喜ぶし…ああもう!)

ローマ(背に腹は代えられぬってやつ、か…)



623: ◆CaWSl75vrE 2016/02/12(金) 17:52:37.03 ID:icSdfpgIO

ローマ「わ…わかったわよ…やればいいんでしょ、やれば…」

隼鷹「おー!さっすがぁ!」

ローマ(何を緊張しているの…これは挨拶…これはただの挨拶だから…)スス

提督「…………」

チュッ

ローマ「っ……はい、これでいい?」

隼鷹「ひゅー!やーるぅ!」パチパチ

ローマ「くそ…なんて屈辱…///」

提督「えへへ、やっぱり恥ずかしいけど…ちゃんと証明してくれて嬉しいよ、ローマ」

ローマ「と、友として!友としてだから!///」

飛鷹(珍しく顔赤くなってる)



624: ◆CaWSl75vrE 2016/02/12(金) 17:58:12.20 ID:icSdfpgIO

隼鷹「んじゃあたしも失礼してっと」ガタ チュッ

提督「ひゃんっ!?」ビクン

隼鷹「あっはは、可愛らしい声!」

提督「もう…うなじはくすぐったいよ…」

飛鷹「なら私もしておこうかしら。提督、いい?」

提督「ん?うん、いいよ」

飛鷹「じゃ…」

チュッ

提督「んっ」

飛鷹「…これ、やる側も結構恥ずかしいわね、ふふ」

提督「ねー」



625: ◆CaWSl75vrE 2016/02/12(金) 18:03:48.23 ID:icSdfpgIO

電「…………あ」グウ

提督「ん…電、お腹空いちゃった?」

電「はい、朝は食べていなかったので…」

提督「それじゃちょっと早いけど、みんな集まり始める前に食べようか」

電「はい」

隼鷹「ついでにあたしらの分も作ってくれよー、頼むよー」

提督「はいはい…ローマは?」

ローマ「私はあとでいいわ、それより姉さんを起こしてくるから」

提督「割とぐうたらしてるんだ…」

飛鷹「私もお腹空いちゃったわ」

提督「ああうん、すぐ作るね」



629: ◆CaWSl75vrE 2016/02/12(金) 22:24:02.50 ID:BDE+Ztf20

〜〜〜

電「ふぅ……」

提督「お腹いっぱいになった?」

電「はい、美味しかったのです」

提督「そう、ふふ」

電「……そろそろ食堂も騒がしくなり始めるのです」

提督「だね…そろそろ出ようか」ガタ

電「はい」

パタパタ

ガチャ



630: ◆CaWSl75vrE 2016/02/13(土) 01:56:28.45 ID:1ss10Cbp0

バタン

提督「んんーっ…今日も暑いね…」

電「司令官さん、暑いのは苦手なのです?」

提督「うん…電は長袖なのに平気そうだね…」

電「今日は大丈夫ですけど、暑い日は腕まくりもしてるのです」

提督「そうだね…あんまり暑いようなら薄着にしてもいいからね」

電「はい、司令官さんも熱中症には気をつけるのです」

提督「はーい…」



631: ◆CaWSl75vrE 2016/02/13(土) 02:01:52.80 ID:1ss10Cbp0

提督「暑いのに駆逐艦の子達は元気だねえ…」

電「やっぱり身体を動かすのは気持ちいいのです」

提督「そうだけど…暑いのは嫌かなぁ…」

ドン

電「あたっ!?」ドサッ

陸奥「あら」

長門「おっと…大丈夫か?」グイ

電「あ、ありがとう、なのです…ごめんなさい、よそ見してて…」

長門「いや、こちらこそすまない。私もよそ見をしていたところでな」



632: ◆CaWSl75vrE 2016/02/13(土) 02:06:03.96 ID:1ss10Cbp0

提督「二人とも、これからご飯?」

長門「ああ、食堂のうるさいのがいなくなったみたいだからな」

提督「……えっと、それ知ってるってことは…」

陸奥「挨拶のことも聞いたわ」

提督「だよね…」

長門「フフ、その分だと苦労したようだな」

提督「あー…うん、まあ…」

長門「ふむ…なら、私は控えめに…失礼、手を」ストン

提督「へ?」



633: ◆CaWSl75vrE 2016/02/13(土) 02:21:47.13 ID:1ss10Cbp0

ギュ

長門「敬愛を込めて……ん」

チュッ

提督「わ……//」

陸奥「あら、紳士的ねえ」

長門「なかなかこういうことをするタイミングはないからな、少し決めてみたくなったんだ」

提督「ううん…ちょっとくすぐったいけど…ふふ、嬉しいな…///」テレテレ

長門「そうだ電、君にも…ん」

チュッ

電「はわっ」

長門「額へのキスは祝福、という意味があるそうだ。幸運に恵まれることを願うよ」

電「は、はい…///」カァ

陸奥(長門、なかなかの攻略王ね…)



634: ◆CaWSl75vrE 2016/02/13(土) 02:51:17.52 ID:1ss10Cbp0

陸奥「…………」

長門「さてと…それじゃ、腹も空いたのでまたな」

提督「うん、ゆっくりしてきてね」

電「司令官さんの作り置きがあるから、それを食べるといいのです」

長門「ああ、了解だ」

スタスタ

陸奥「提督」

提督「ん?なに

チュッ

提督「っ……!!」ドクン

陸奥「ふふっ…それじゃあね」



635: ◆CaWSl75vrE 2016/02/13(土) 02:58:09.35 ID:1ss10Cbp0

電(……?陸奥さん、なんだか嬉しそうだったような…)

提督「はっ……ぁ、あ…」パクパク

提督(まずい……まずい、まずい、まずいまずいまずいまずい)ドクンドクン

電「……あれ?司令官さん?」

提督(ダメ…陸奥にキスされたら、あのときの、思い出して…ダメっ、こんなところで……!収まれ、収まれ、収まれ、収まれっ……)ギュウウッ

電「司令官さん?お腹でも痛いのですか?」

提督「っ………大丈夫だよ…ありがとうね……」フルフル

電「そ、そう…ですか…?」

提督「うん…食べたあとにすぐ歩いたから、ちょっとお腹が痛くなっただけ…ほんとに、大丈夫だから…」カタカタ

電「でも、身体が震えてるのです…」

提督「…そんなことないよ、ほら…いつも通り」パッ

電「あ…は、はい」



637: ◆CaWSl75vrE 2016/02/13(土) 19:24:39.86 ID:1ss10Cbp0

電「………一応、休んだ方がいいのです…暑くて体調を崩したかもしれませんし…」

提督「ううん、ほんとに大丈夫だから…」

電「でも、顔が赤いのです!お部屋で休むべきなのです!」

提督(熱があって赤くなってるわけじゃないんだけど…)

電「何かあってからじゃ遅いのです…お薬を飲みに行きましょう」グイ

提督(電の好意を無下にするわけにもいかないし…)

提督「う、うん…ありがとう」

電「夏風邪じゃないといいですけど…」

提督(ここは素直に従っておこう…)



638: ◆CaWSl75vrE 2016/02/13(土) 19:28:13.63 ID:1ss10Cbp0

ゴクン

提督「ふぅ…これで大丈夫だよ」

電「あ…ダメなのです、しばらくはじっとしていないと」

提督「あはは、心配しすぎだよ」

電「でも…」

提督「……はいはい、分かったよ…元気になったら出るから、遊んできていいよ」

電「…はい、お大事に」

パタパタ

バタン

提督「はぁ…」

提督(頃合いを見て抜け出すかぁ…)



639: ◆CaWSl75vrE 2016/02/13(土) 19:31:56.17 ID:1ss10Cbp0

提督(……退屈だし、本でも読もうかな)

ペタペタ

提督(何か読んでないもの、あったかなぁ…)

提督(それにしても、忘れてたなあ…こういう時に危惧すべき存在、陸奥がいたことを…)

提督(たぶんここに来るだろうな…)

提督(…うん、来たらちゃんと断ろう…さすがにみんな起きてるし…)

ガチャ

陸奥「失礼するわね」

提督(早速来た…)ズーン



641: ◆CaWSl75vrE 2016/02/13(土) 20:51:25.57 ID:1ss10Cbp0

提督「……何か用?」

陸奥「あら、どうしてそんなに冷たいの?」

カチャン

提督「……なんで今鍵閉めたの?」

陸奥「ふふ、どうしてかしら?」

提督「…一応言っておくけど、そんな気分じゃないから今は…」

陸奥「さっきは満足できてなさそうだったけど」クス

提督「っ……そ、そんなことは…」

陸奥「………ふふっ」

ツカツカ

提督「……!ま、待っ………」

スッ…

提督「………あ……」



642: ◆CaWSl75vrE 2016/02/13(土) 20:52:14.36 ID:1ss10Cbp0

導入が長い(半ギレ)
というわけでキス編その2です
(書き溜めはまだできて)ないです。



650: ◆CaWSl75vrE 2016/02/15(月) 23:28:47.62 ID:YfWTjUVD0

本棚を背に追い詰められたまま、身体が動かない。まるで見えない拘束具でもあるみたいで、身体に未知の毒が回ったみたいで。指の先すら動かせないほどに凍りついてる。
ダメ、こんな時間からなんて!まだみんな起きてるから!
って、出そうとした言葉は喉につっかえたまま息ができない。色んなことがこんがらがって、頭の中でぐるぐると回って、思考回路がショート寸前………ううん、もう働いてないや。突き飛ばしてでも断らないといけないのに、その意思に反して身体は言うことを聞いてくれない。
なんで?どうして?

「ふふ……抵抗、しないの?」

本当は分かってる。自分が一番よく理解してる。
あの夜陸奥にしてもらったこと、刻みつけてくれたこと。その味を…禁断の快楽を、身体が覚えてるから。
だから、こうしてだんだんと陸奥が唇を寄せてきている今でも私は何もできない。いや…むしろ、待ってるのかな。ダメだって分かってても、本能がそれを拒んでる。

ほら。あと3cm、2cm、1cm………



651: ◆CaWSl75vrE 2016/02/15(月) 23:31:24.34 ID:YfWTjUVD0

「んっ……!」

唇が重なる。たったそれだけなのに、自我の効かない身体は急激に熱を帯び始める。
一度のキスであのときの記憶が呼び覚まされて、どうしようもないくらいに心が疼いてる。もう歯止めなんて……利かないよね。

「………ん…」

小さく声を漏らして、陸奥が離れた。
一瞬?それとも、数十秒?どれくらい私たちの唇は触れ合ってたんだろう?それすらも分からないほど、思考が蕩け出してる。

「…すっかりオンナのコの顔になっちゃって」

逃げられないように壁に手をついて、私を包み込むようにしながらくすりと笑う陸奥。女の子の顔ってなんだろう。詰まる所、エッチな顔ってことかな。だとしたら今の私ってどんな表情なのかな?陸奥もその私を見て、興奮してるのかな?
…そんなピンク色のことばかり浮かんできちゃう。もう我慢できない…

「もう我慢できない?」

嘘、エスパー?それとも、無意識に声に出てたりとか?そんなことどうだっていい、嘘をつく必要もない。素直に首を縦に振って、明確に意思を示す。

「ふふ、そう……なら、ちゃあんと可愛がってあげる…♪」

また、陸奥の唇が近付いてくる。私はそれを待ってるだけ。……期待という、文字通りに。



653: ◆CaWSl75vrE 2016/02/16(火) 18:34:20.35 ID:D7B1WQZH0

………違う。
私はただ、陸奥に迫られているだけ。私が断り切れない弱みに付け込んで、こんなことをしてる……

って、考えると余計に欲情してしまうのはやっぱり加賀に言われた通り、私にマゾヒスト的な嗜好があるからなのかな。
本当はしたらまずいこと、いけないことをする。その背徳感や焦燥、肉体的、精神的な痛み、その先にある快楽を味わうことを是とする人種であり、理不尽な暴力や責任を受けても『全部自分が悪い』『自分が我慢すればいい』等自罰的な傾向のある人間はかえって他者からの肉体的、精神的加虐によって心の安定を得る面がある。

………と本に書いてあったけど、これが当てはまるあたり私がマゾヒストなのは、うん、確定してるんだと思う。
だってほら、今こういう状況にも興奮して乳首が痛いくらいに腫れてるし、それを陸奥に指摘されてるし。



655: ◆CaWSl75vrE 2016/02/16(火) 19:05:03.55 ID:D7B1WQZH0

キスされただけでこんなにも発情してしまうのは六割がた陸奥のせい。あとは私の嗜好と人間性の問題。

「んっ…、はっ、ん、ん…」

こんなふうに、短いキスを何度も繰り返すのをバードキスって言うみたい。唇が重なるたびに小さな幸福感と欲求が身体に募っていくような…変な感覚に捕らわれる。でも、気持ちいいということは確かに分かる。

「ふぁ………」

顔が少し離れたあと、壁についていた手が背中と鎖骨のあたりに添えられる。

「欲しい?」

その問いかけの意味はよく理解してる。さっきので私がもう我慢できないことは知ってるはずなのに、いじらしくこういうことを聞いてくるのは陸奥が意地悪なんじゃなくて、ただ私の性格を分かっていて焦らそうとしてるから。
ほんと…私、分かりやすいのかな…



656: ◆CaWSl75vrE 2016/02/17(水) 20:21:31.27 ID:wFleioih0

うん…って頷いたらくすっと笑って、右手の指先で私の顎をくいっと持ち上げる。
陸奥と私にはちょっとだけ身長差があるから、こうするとちょうどいい体勢でキスしやすいみたい。それに、上から征服するみたいに押し付けられるのはなんだか……その、興奮する。

「………ん」

するり、と。陸奥の舌が侵入してくる。自分の口の中に異物が入ってくるって気持ち悪いはずなのに、どうしてキスされてるとこうも気持ちよく感じるんだろう。
ああ、やっぱりキスするの、好き。理由は自分でもよく分からないけど、たぶん、愛されてるって実感できるから。
まるで獣みたいに私を捉えて、口腔を這い回って、舌根にまで舌先を伸ばしてくる。

「ん、んぁ……ふ、ぅ…んんっ……」

密着すると胸同士が潰れて少しだけ痛いけど、それすらも心地よくって…快感のあまり崩れ落ちそうになった身体を支えるように、腋から背中に腕を回してより抱き寄せられる。



658: ◆CaWSl75vrE 2016/02/18(木) 18:48:20.98 ID:RDp7YyxY0

舌を伝って流れ込んでくる唾液を、こくこくと飲み干していく。味なんてないはずなのに、ひどく甘いように思えるのはやっぱり雰囲気のせいなのかな。
飲み切れなかった分は口の端から涎みたいに零れ落ちて、私の胸元を濡らしている。

私は上を向いているのに、陸奥はどうやって私の唾液を啜ってるんだろう。じゅるるって音がするということは、吸い上げてる?ふやけた思考じゃ分からないな…

「んっ……舌、出して…」

ああ、いつも通りのやつだ。指示に従って舌を出すと、柔らかい唇でそれを包まれる。私の舌をすっぽりと覆ったまま上下に動くと、アイスキャンデーをしゃぶってるみたい。
ちゅぱちゅぱと味わうように舐られるのは理性ごと溶かされる快楽で…何も考えられなくなっちゃう。

「はぁ、っ…ん、はぁ…」

息苦しい。長い間求められてたせいか酸欠になって、頭がぼーっとしてる。さっきから後頭部に手を回して逃げられないようにしてるのも、それに一役買ってるのかも。



659: ◆CaWSl75vrE 2016/02/18(木) 20:46:45.61 ID:RDp7YyxY0

長く唇を合わせたあと、ふっと顔を離す。
唇と唇の間にかかった透明な糸が、重力に従ってぷつりと切れた。
じっと瞳を見つめたまま、陸奥は動こうとしない。私の呼吸が整うのを待っているみたいで、これが前と同じ通りならそろそろ終わり。

肩が上下するのが収まって、指を絡めて、また唇を重ねて。私が動かなくても、陸奥の方から動いてくれる。
歯に舌を這わせ、厭らしく音を立てながら頬肉や舌先を舐め私の味を確かめる。
最後は、軟口蓋を舌先で刺激してくれる。息が止まるような、脳が痺れるような…そんな鋭い快感が全身を駆け巡った。

あまりの気持ちよさに絶頂し、ずるずると壁を伝いながら沈んでいく私。それと同じ位置に来るようにしゃがみ込みながら、額にキスをしてくれる陸奥。
それは純粋な愛を感じるもので、前の何よりも暖かくて優しく思えた。



660: ◆CaWSl75vrE 2016/02/18(木) 20:51:58.24 ID:RDp7YyxY0

提督「はぁ……はぁ……」

陸奥「大丈夫?」

提督「うん……だいじょぶ…」

陸奥「ごめんなさい、我慢できなくて」

提督「あはは…いいよ、それは私も同じだし…」

陸奥「ならいいけど…気持ちよかった?」

提督「……うん、すごく…///」

陸奥「そう…ね、これだけ濡れてたらそうでしょうね」

提督「…着替えないといけないね」

陸奥「ええ、外で待ってるわ」

スタスタ

提督「あ…ねえ、陸奥」

陸奥「なあに?」

提督「その…今度は夜に、ちゃんと……ね?」

陸奥「………ええ、ふふっ」

バタン

提督「はぁ………」

提督「………立てないや」



661: ◆CaWSl75vrE 2016/02/18(木) 20:53:16.18 ID:RDp7YyxY0

キス編おわり
グラーフ出ぬぇ…



665: ◆CaWSl75vrE 2016/02/19(金) 19:23:33.49 ID:sDdkT0bRO

響「……………」グデー

提督「……………」パタパタ

加賀「……………」ダラー

蒼龍「提督、元気ないねー」

提督「だって……暑いんだもん…」

飛龍「そんなに暑いの苦手?」

提督「……………」

飛龍「ありゃ、言葉も発さなくなった」

響「……司令官」

提督「ああ…はいはい、お茶ね……」スッ

響「……………」ゴクゴク

蒼龍(暑いなら離れればいいのに)



666: ◆CaWSl75vrE 2016/02/19(金) 19:28:08.58 ID:sDdkT0bRO

飛龍「しかし、いつ見ても執務室にビニールプールが置いてあるのは奇妙だなあ…」

提督「これがないと溶ける…」

加賀「……………」パチャ

響「……………」

飛龍(もう溶けてるような気もするけど…)

蒼龍「というか提督、珍しく薄着だね」

提督「……そうだね…」

蒼龍「前に肌を見せるのは恥ずかしいって言ってなかった?」

提督「そうだけど…恥ずかしいのより、暑い方が嫌だから…」

蒼龍「ふーん」

蒼龍(それにしても綺麗な日焼け痕…セクシー)



667: ◆CaWSl75vrE 2016/02/19(金) 21:45:15.20 ID:TJLtQSRyO

飛龍「でも、それだと短すぎるんじゃない?ちょっと動いただけで見えそうだけど」

提督「ん?ああ…それなら大丈夫だよ、ほら…」ピラッ

飛龍「!!」

蒼龍「!!」

提督「ちゃんと中にスパッツ履いてるからね、見られないよ…」

加賀「……あまりそういうことをするのはやめなさい」

提督「ええ、なんで?」

加賀「はしたないわ」

提督「そうかなあ…」

飛龍((…ね、やっぱり提督ってああいうフェチズム的な認識は薄いよね…))ヒソヒソ

蒼龍((ねー…しかも普通にラインくっきりだったし…))ヒソヒソ



668: ◆CaWSl75vrE 2016/02/20(土) 15:38:59.72 ID:Phl2c0mn0

バタバタバタ…

バンッ!!

大鯨「提督、大変です!隼鷹さんが二日酔いで倒れてしまいました!」

提督「ええ…また?」

大鯨「はい、昨日の夜飲みすぎたみたいで…」

提督「もう…夏休みだからって飲みすぎちゃダメって言ってるのに…」

大鯨「今は医務室にいるので、来てくれませんか?」

提督「うん…一応容態を見ておかないと…」

大鯨「ありがとうございます、では行きましょう」

提督「それじゃ、ちょっと行ってくるね…」

加賀「ええ」

バタン



670: ◆CaWSl75vrE 2016/02/20(土) 15:44:35.92 ID:Phl2c0mn0

飛龍「よくもまああんなに毎日お酒が飲めるもんだねえ」

蒼龍「ねー、そのうち病気になりそう」

飛龍「……それにしてもさ」

蒼龍「ん?」

飛龍「提督って時々色んな子とお酒飲んでるでしょ?加賀さんもそうだし」

加賀「……そうね」

蒼龍「うん」

飛龍「私たちもたまに呑むけどさ、提督が酔ってるところって見たことなくない?」

蒼龍「………言われてみれば、確かに」



671: ◆CaWSl75vrE 2016/02/20(土) 15:53:26.45 ID:Phl2c0mn0

飛龍「加賀さんは?」

加賀「……私も見たことがないわ」

蒼龍「一番一緒に呑んでるはずの加賀さんでも見たことがない、か…」

飛龍「それっておかしくない?いくら強いといっても、全く酔わないなんてありえないと思うんだけど」

蒼龍「うーん…これだけ鎮守府にお酒呑む子がいるのに目撃例がないのはどういうことなんだろ…」

飛龍「青葉広報にも載っていないということは、本当に提督が全く酔わない体質としか…」

蒼龍「まさか、一人くらい見た人はいるでしょ」

飛龍「誰かから聞いたの?」

蒼龍「そういうわけじゃないけど…」



672: ◆CaWSl75vrE 2016/02/20(土) 16:01:07.38 ID:Phl2c0mn0

飛龍「謎は深まる一方、か…」

ピピピピ ピピピピ

飛龍「ん?」

蒼龍「提督の携帯?」

スッ

加賀「……そうみたいね」

飛龍「誰からです?」

加賀「………雪菜さん」

蒼龍「前に鎮守府に来てた人?」

飛龍「そうそう、提督の幼馴染」



673: ◆CaWSl75vrE 2016/02/20(土) 16:09:23.54 ID:Phl2c0mn0

ピッ

加賀「もしもし」

『もしも〜し……って、もしかしてその声、加賀さん?』

加賀「そう、お久しぶりね」

『わお、久しぶり!元気してた?』

加賀「ええ、そちらも元気そうで何より」

『あっはは!まあほぼデスクワークみたいなもんだからね、成人病の方が心配だよ!』

加賀「そうね……それで、どうかしたの?」

『ああそうだった、すぐ本題を忘れそうになるからな〜…昔っからこうなんだよねえ』

加賀「…もう忘れかけているみたいだけど」

『あ、ごめんごめん!』



674: ◆CaWSl75vrE 2016/02/20(土) 18:36:49.30 ID:Phl2c0mn0

『あたし、近いうちに休みが取れるみたいでさあ、そっちに行けそうなんだよねー。なにか予定とかある?』

加賀「いえ、こちらもちょうど夏休みよ」

『ほんと!?いやー、実は前に来たとき、そっちにライター忘れちゃってさあ!郵送してもらおうかと思ったんだけど、風花も忙しいだろうしやっぱりな〜って思ってて』

加賀「そう…」

飛龍「…ん?提督の幼馴染ってことは、何か知ってるんじゃ!?」

蒼龍「ほんとだ!加賀さん、聞いてみて!」

加賀「え、ええ…」

『なに、どしたの?もしかして敵襲とか?』

加賀「あ、いえ…そうではなくて、少し聞きたいことが…」



675: ◆CaWSl75vrE 2016/02/21(日) 01:42:07.94 ID:D23bfd860

『ん?うん、あたしに答えられることならいいけど』

加賀「あの子……風花が酔ったところ、見たことはある?」

『え?あるけど』

飛龍「嘘!?」

加賀「それは本当なの?」

『本当もなにも、むしろあたしの知り合いの中で一番お酒弱いし…』

加賀「え?」

蒼龍「ど、どういうこと…?」

加賀「それは…あなたたちが尋常じゃないほど飲めるだけで、あの子がその中でも飲まない方というわけではないの?」

『えっと…確認したいんだけど、もしかして艦娘さんってみんなお酒弱かったりする?』

加賀「…どうなのかしら」

飛龍「さ、さあ…」



676: ◆CaWSl75vrE 2016/02/21(日) 01:50:31.58 ID:D23bfd860

加賀「人の基準はどれくらいなの?」

『ん〜そうだねえ…風花は缶ビール二本も飲んだら酔ってたけど…』

加賀「缶…?缶を二本なら、あまり酔いはしないはずだけれど…」

蒼龍「飛龍、ビール飲めたよね?」

飛龍「うん、缶二本なんて余裕だよ」

『ああ、じゃあやっぱり艦娘さんも別段アルコールに耐性がないわけじゃないんだ』

加賀「そうみたい」

『で…風花の酔ったところだっけ?ほんとに見たことないの?』

加賀「ええ、何度も一緒に呑んでいるけど今のところは」

『まさかぁ…そんなはずは…』



677: ◆CaWSl75vrE 2016/02/21(日) 02:02:37.13 ID:D23bfd860

『……………』

加賀「…どうかしたの?」

『………あ!わかった!』

加賀「え?」

『もしかして、みんなの前じゃ日本酒しか………え?あ、ちょっと待って!』

加賀「……?」

『ああ、もう!今電話中なのに…ちょっと対応してて、すぐ行くから!』

加賀「…………」

『もしもし?ごめーん、お客さん来ちゃった!すぐ出ないといけないから、もう切るね!あ、風花には夜にかけ直すように言っておいて!』

加賀「え、ええ」

『わかったわかった、今行くって!それじゃ、またね!』

加賀「あの…」

ブツッ

ツーッ ツーッ

加賀「…………」



678: ◆CaWSl75vrE 2016/02/21(日) 02:11:05.74 ID:D23bfd860

飛龍「切れた?」

加賀「ええ」

蒼龍「最後、なんて言ってました?」

加賀「みんなの前じゃ日本酒しか…と」

蒼龍「日本酒ぅ?」

飛龍「どういう意味?」

加賀「分からないわ…」

蒼龍「みんなの前じゃ、日本酒しか………ん?」

飛龍「何か分かったの?」

蒼龍「いや、私の記憶違いじゃなければいいんだけど…」



679: ◆CaWSl75vrE 2016/02/21(日) 02:18:44.27 ID:D23bfd860

蒼龍「……提督って、日本酒しか飲んでなくない?」

飛龍「………そんなことある?」

蒼龍「少なくとも私は提督がビールとか飲んでるところ見たことないんだけど…」

飛龍「…まさか。さすがにそれはないでしょ」

響「………司令官…何度かウィスキーを勧めたけど…一度も飲んでくれなかった…」

飛龍「…………」

蒼龍「………もしかして提督…洋酒はダメとか…?」

飛龍「いや……そんな変な体質、存在するの?」

加賀「でも、あの子よ?」

飛龍「……なんだろう、すごい説得力……」ムムム



683: ◆CaWSl75vrE 2016/02/21(日) 17:41:10.07 ID:D23bfd860

蒼龍「じゃあ他の子に聞いてみる?」

飛龍「だね、そうしよう」

〜〜〜

木曾「……で」

天津風「ここに呼び出されたのはどういう理由かしら」

青葉「何か面白いニュースでもあったんですか?」

飛龍「えっと、いきなりで悪いんだけどみんな普段どのお酒飲んでる?」

木曾「日本酒が好きだが…たまにビールも飲むな」

天津風「お酒?私はワインね」

青葉「青葉はビールですけど…」

蒼龍「ふんふん、なるほど」



685: ◆CaWSl75vrE 2016/02/21(日) 18:10:19.98 ID:D23bfd860

飛龍「で、そのお酒、提督と一緒に飲んだことはある?」

木曾「その質問の意図はよく分からないが……確か、なかったと思うな」

天津風「私もないわ」

青葉「あー…そうですねえ、青葉もありません」

蒼龍「むう、やっぱりか」

木曾「んん?つまり、どういうことだ?」

飛龍「実はね、提督は洋酒だと酔うんじゃないかって説が浮かび上がってきたの」

青葉「おっ、それは興味あります!青葉も見てみたいです!」

蒼龍「でしょ?今からその計画を立てようと思ってるんだ」



686: ◆CaWSl75vrE 2016/02/21(日) 18:52:44.73 ID:D23bfd860

飛龍「で、どうする?提督、洋酒は飲もうとしないし」

木曾「鳳翔さんに頼めばいいんじゃないか?」

蒼龍「まあそれでいいだろうね」

青葉「即決ですねえ」

蒼龍「だって提督、鳳翔さんに頼まれたら断れないし…」

加賀「決まりね」

飛龍「じゃああとは私たちに任せて解散ってことで」

木曾「ああ」

バタン



687: ◆CaWSl75vrE 2016/02/21(日) 20:14:02.64 ID:D23bfd860

ガチャ

提督「ただいま」

飛龍「あ、おかえり」

提督「さっき外で木曾たちとすれ違ったんだけど何か話してたの?」

飛龍「えっ?え、えっと…」

提督「?」

蒼龍「あ、あー!暑いからどこか涼しいところはないかって、探してたんだって!結局食堂に行っちゃったけど!」

提督「そうなんだ。せっかくビニールプールあるんだから浸かっていけばいいのに、ねえ響」

響「………そうだね……」

飛龍(……あ、危なかった……)



688: ◆CaWSl75vrE 2016/02/22(月) 20:46:01.00 ID:ZIlNZAfeO

〜〜〜

提督「……………」ボー

鳳翔「あの、提督?」

提督「ん…どうしたの?」

鳳翔「その、今夜一緒にどうですか?正規空母のみなさんもいます」

提督「呑むの?うん、いいけど…」

鳳翔「本当ですか?ふふ、ありがとうございます」

提督「ほどほどにしなきゃダメだよ?」

鳳翔「はい、心得ています。では、食堂の方へ」



690: ◆CaWSl75vrE 2016/02/23(火) 02:33:11.13 ID:fEW0WDhu0

ガチャ

提督「…わ、なんだか今日は賑やかだね」

鳳翔「はい、子供達以外は呑まれるそうで」

提督「へー…というか那珂ちゃん、ライブしてるんだ…」

鳳翔「ふふ、それもあって盛り上がってるのかもしれませんね」

蒼龍「おーい!二人とも、こっちこっち!」ブンブン

加賀「来たみたいね」

提督「あ、加賀もいるんだ!」パタパタ

瑞鶴(嬉しそうな顔しおってぇ…)



691: ◆CaWSl75vrE 2016/02/23(火) 02:59:45.04 ID:fEW0WDhu0

提督「あー、みんなもう始めちゃってるんだね」ストン

飛龍(うーん、ごく自然に加賀さんの隣に座るなあ)

加賀「…これ、美味しいから」スッ

提督「わあお…アスパラとチーズのベーコン巻き?」

鳳翔「はい、ビールと一緒にどうぞ」

提督「ビール……えっと、日本酒はないの?」

翔鶴「あるにはありますけど…ビールの方がいけますよ?」

鳳翔「一応、ビールに合うように作ってみたのですが…提督は日本酒の方がお好みでしょうか…」シュン

提督「あ、い、いや、そういうわけじゃなくて…うん、鳳翔さんが作ってくれたのならビールと一緒にいただこうかな…うん…」

鳳翔「あ…そう言っていただけると、嬉しいです…ふふ」ニコ

蒼龍(……なんか、罪悪感がすごい……)



692: ◆CaWSl75vrE 2016/02/23(火) 03:05:12.09 ID:fEW0WDhu0

パク

提督「……あー、美味しい!」モグモグ

鳳翔「ふふ、お口に合ったみたいで何よりです」

瑞鶴「ほらほら、一緒にビールもいっちゃって!」

提督「あー…うん…」

飛龍(飲むか…?)

蒼龍(飲むか…?)

提督「……………」

グイ

蒼龍「!」

飛龍「!」



693: ◆CaWSl75vrE 2016/02/23(火) 03:21:34.63 ID:fEW0WDhu0

提督「………っはぁ…うん、たまにはビールもいいね」

鳳翔「まだ他にもおつまみはありますので、どんどん食べてくださいね」

提督「うん、ありがと」

加賀「口元に泡、ついてるわ」

提督「ああ、ほんとだ…えへへ」ゴシゴシ

飛龍((……今のところ変化はないね))ヒソヒソ

蒼龍((いくら弱いと言っても、さすがにあれだけじゃ酔わないでしょ))ヒソヒソ

瑞鶴((もう少し様子を見た方が良さそうね))

翔鶴「んん…美味しい…」

瑞鶴「…翔鶴姉、目的忘れてない?」



695: ◆CaWSl75vrE 2016/02/23(火) 15:41:07.72 ID:fEW0WDhu0

十数分後……

提督「……………////」ポー

飛龍「……ねえ、これってさ」

蒼龍「うん、完全に酔ってる」

翔鶴「提督、オイルサーディンもありますよ」スッ

提督「たべりゅ…」

蒼龍「提督?」

提督「んん?」

蒼龍「ビール美味しい?」

提督「んふふ、おいしい」

飛龍(かわいい)

蒼龍(かわいい)



696: ◆CaWSl75vrE 2016/02/23(火) 16:05:16.28 ID:fEW0WDhu0

提督「ほーしょーさん、一味とってー」

鳳翔「はい、どうぞ」

提督「でへへ、ありがとぉ」

飛龍「それにしても、まさかジョッキ二杯くらいで酔うとは」

加賀「本当に酔いやすかったのね…」

蒼龍「やっぱり洋酒はダメだったんだ」

瑞鶴「でも、どうして飲もうとしなかったのかしら」

飛龍「それが謎だよね、今のところ普通だけど」

蒼龍「ね、普段より喋り方が子供みたいになってるくらい」



701: ◆CaWSl75vrE 2016/02/23(火) 18:51:18.42 ID:fEW0WDhu0

提督「ううー…あはぁ……」ドシャ

翔鶴「あら提督、どうしました?」

提督「……このお仕事、つらい……」

赤城「珍しいですね、提督が弱音を吐くなんて」

提督「給料はいいけどさあ…上の人には好かれないし、夏休みでも毎日仕事はあるし、私はただ戦うみんなを見てるだけだし…私、ほんとは役に立ってないんじゃないかなぁ……」

加賀「…そんなことはないわ」ポン

鳳翔「はい、提督は頑張っています」

翔鶴「そうですよ。提督はいつも私たちのことを気遣ってくれますし、優秀な指揮も執ってくれているじゃないですか」

加賀「あなたが待ってくれているから、私たちも安心してここに帰って来られるのよ」

提督「ううぅ…みんなありがとおぉぉ…うっ…うっ…大好きだよぉ……」グスッ



702: ◆CaWSl75vrE 2016/02/23(火) 19:48:18.29 ID:fEW0WDhu0

提督「うう〜……ひぐっ、うええええん……」グスグス

加賀「…………」ポンポン

飛龍(…提督は泣き上戸かなあ)

提督「………なーやんでもしーかたない」ボソッ

蒼龍「え?」

提督「歌おう!!!」ガタッ

一同「!??」ビクッ

提督「那珂ちゃーーん!!私も歌うーーー!!!」バタバタ

瑞鶴「あっ、ちょっと!?提督さん!?」



703: ◆CaWSl75vrE 2016/02/24(水) 16:52:55.95 ID:qwaxSkrz0

那珂「わお!提督が壇上に上がってくれました!」

提督「えへへへへ、どーもどーもー」

エー、テイトクー?

ナンデー?

メズラシー

那珂「えーっと、詳しい事情は分かりませんがたぶん提督、酔ってまーす!」

提督「酔ってない酔ってない!」

那珂「えー、でも顔赤いしテンションもいつもと違うよー?」

提督「酔ってないったら酔ってないー!なーいー!!」

那珂「じゃあ、歌う?」

提督「歌うーー!!!」

ワハハハ



704: ◆CaWSl75vrE 2016/02/24(水) 17:26:09.71 ID:qwaxSkrz0

提督「ブ・リ・ザ〜ドブリザ〜ド♪」

那珂「包め〜世界を〜♪」



飛龍「な、なにこれ!?どうなってるの!?」

瑞鶴「提督さんが歌うなんて…明日雪でも降るんじゃ…」

鳳翔「まだ夏ですよ?」

瑞鶴「そんなわかりきってること言わなくていいから!」

赤城「泣き上戸かと思ったのですが…どうやら違うようですね」

蒼龍「なんていうか…こう、普段より喜怒哀楽の振れ幅が大きいっていうか、感情の抑制ができなくなってるというか」

飛龍「うん、オールラウンダー…っていうのかな?」

翔鶴「尾根も谷間も〜♪」シャンシャン

加賀「…………」シャンシャン

瑞鶴(ダメだこの二人、もう完全にできあがってる…)



705: ◆CaWSl75vrE 2016/02/24(水) 21:13:10.79 ID:qwaxSkrz0

那珂「ブリザードブリザ〜ド♪」

提督「閉ざせ〜二人を〜♪流れぇ〜る距離と〜時間ん〜を消してぇ〜♪」


翔鶴「うふふ、提督、なかなか歌もお上手ですねぇ」

加賀「そうね…」ゴク



<あっはっはっはっは!!提督、そんな歌知ってるってほんとは30代なんじゃないのぉ!?

提督「なにおぉ!?私はまだ27ですぅー!!アラサーですぅー!!」プンスカ


飛龍(27だったんだ…)

蒼龍(人の年齢に換算すると確実に私たちより歳上だ…)



707: ◆CaWSl75vrE 2016/02/25(木) 00:34:42.82 ID:eO8Q5GyA0

提督「はぁ〜……」ヘニャ

那珂「おっ?提督、ガス欠?」

提督「……酒だー!お酒持ってこぉーい!!」


隼鷹「おっ、酒ならあるぞ!そーら!」ポーイ

飛鷹「ちょっと!?瓶投げるのやめなさい!」


提督「ありがとじゅんよー!愛してるぅー!」チュッ フーッ

隼鷹「あたしもだよぉー!!」チュッ フーッ

飛鷹「なんで投げキッス交換してるのよ…」



708: ◆CaWSl75vrE 2016/02/25(木) 00:42:37.24 ID:eO8Q5GyA0

提督「んぐ……」ゴクゴク

那珂「提督、そんなに飲んで大丈夫?」

提督「……っぷはぁ!でぇへへ、らいじょぶだよぉ!たまにはワインもいいねぇ、えへへへへ」

那珂「あー…完全に酔っちゃってる」

提督「そんなことないって!ほらぁ、那珂ちゃんも飲みなよ!」グイグイ

那珂「うえぇ!?ちょ、那珂ちゃん、ワインは……むぐぅ!」

提督「美味しいから大丈夫だよぉ、あははは!」

那珂「ぐっ…ごっ、ぐぐ……」

ゴクン

那珂「……ほへぇ」バタン

提督「あれぇ!?」



709: ◆CaWSl75vrE 2016/02/25(木) 00:48:29.85 ID:eO8Q5GyA0

提督「那珂ちゃん!那珂ちゃーん!!」ユッサユッサ

那珂「はらほろひろはれ…」グワングワン

提督「…ダメだこりゃ」パッ

ドサッ

提督「うーん…しょうがないし、私が代わりにライブ続行しますかー!」

ハハハハ

イイゾー

ウタエウタエー

飛龍「なにこれ…」

蒼龍「さあ…」



710: ◆CaWSl75vrE 2016/02/25(木) 00:54:22.24 ID:eO8Q5GyA0

提督「みっつぼっしっパッてはーじけてとーびのって!りゅーせー!!」

\りゅーせー!!/

翔鶴「りゅーせー!」フリフリ

加賀「りゅーせー」フリフリ


飛龍「……まあ、楽しそうだしいいんじゃない?」

蒼龍「だね…提督のはっちゃけてるところ見られたし、満足かも」

赤城(加賀さん…お酒が入ったらコールもするのね…)

鳳翔(みなさん、なぜ探照灯を振っているのでしょうか…)



711: ◆CaWSl75vrE 2016/02/25(木) 01:09:05.42 ID:eO8Q5GyA0

提督「出逢ったこーろはぁ〜♪こーんなー日がぁ〜♪来るとは思わずにいたぁ〜…♪」


飛龍「いやー、しかし意外だねえ」

蒼龍「うん、まさか提督がここまで豹変するとは」

鳳翔「普段落ち着いているだけに、驚きもひとしおですね…」

瑞鶴「やっぱり、頑なに洋酒を飲もうとしなかったのはこんなところを見られたくなかったからなのかしら」

赤城「そうかもしれませんね、提督は恥ずかしがりですから」

瑞鶴「なーんだ…思ったより面白くないわね」



712: ◆CaWSl75vrE 2016/02/25(木) 01:29:10.74 ID:eO8Q5GyA0

提督「あぁーーいのぉ〜……ためにふぅ〜たーりぃ〜♪できる〜こーとをー♪教えーてーほーしいー♪」



飛龍「それにしてもノリノリだねえ…」

蒼龍「ねー、提督の歌なんて初めて聞いたかも」

飛龍「……で、あれ、なんの曲なの?」

蒼龍「さあ…」



713: ◆CaWSl75vrE 2016/02/25(木) 01:40:10.93 ID:eO8Q5GyA0

提督「はぁ………つかれた、おわり」スタスタ

エー!?

モットウタッテヨー

テイトクー

提督「はいはいはいはい、また今度ねー!」パタパタ

羽黒「あっ、あの、司令官さん!お疲れ様です!タオル、どうぞ!」スッ

提督「あらー羽黒!気が利くねえ!」

羽黒「はい…あの、司令官さん、とてもいい歌でしたね!」

提督「そーお?えへへへ、ありがとー!おかえししてあげちゃう♪」グイ

羽黒「へっ」



714: ◆CaWSl75vrE 2016/02/25(木) 01:45:34.95 ID:eO8Q5GyA0

チュッ

羽黒「むぐぅ!??」

チュウウウウウウウッ

羽黒「〜〜〜〜〜〜〜!!?!!?!???!?」

提督「……ぷはー」パッ

羽黒「はっ…は、はぁ……/////」プシュウウウ ドサッ

提督「羽黒、撃沈ッ!!!」バッ

足柄「羽黒ーーー!!?」

提督「あっはっはっは!!」

飛龍「!??」

蒼龍「!??」



718: ◆CaWSl75vrE 2016/02/26(金) 07:14:00.13 ID:SOn2LsY70

提督「ほらほら、あーちゃんもちゅー♪」

足柄「あーちゃんってなに!?ていうか、しないって言ってるじゃない!」

那智「そう言うな足柄!愛しの提督とキスできるぞ!」ガッシィ

足柄「ちょっと!?離しなさいこの酔っぱらい共!」バタバタ



瑞鶴「うえぇぇなにこれ!?提督さんが暴走してる!?」

飛龍「ちょっ、こ、これって止めないとまずいんじゃ…!」

加賀「ビールもなかなかいけるのね…//」ゴク

翔鶴「うふふふ、加賀さんもいい飲みっぷりですねぇ〜//」

蒼龍「ダメだこの人たち…」



719: ◆CaWSl75vrE 2016/02/26(金) 07:22:05.38 ID:SOn2LsY70

鳳翔「私が行きます!」ガタッ

飛龍「ほ、鳳翔さん!いやでも、近付いたら巻き込まれるかもしれないし…」

鳳翔「大丈夫です、お水を飲ませるだけですから!」パタパタ

蒼龍「あっ、鳳翔さん!?」



提督「あーちゃん♪」ギュー

足柄「ひっ、ひいい!こんな形でなんて嫌ぁ!」

那智「わははは!いいぞーやれー!」

鳳翔「てっ、提督!」



720: ◆CaWSl75vrE 2016/02/26(金) 18:26:28.64 ID:SOn2LsY70

提督「んん?ああ、鳳翔さん!」パッ

足柄「っ、や、やった!」ダッ

那智「あ!こら、待てあーちゃん!」ダッ

足柄「あーちゃん言うな!!」ドドド

バタバタ…

提督「えへへへ、どうしたの?鳳翔さんもわたしと」

鳳翔「こ、これを」スッ

提督「あ、お水!ちょうど喉渇いてたんだー、ありがとねぇ!」ゴクゴク

鳳翔「よ、よし…!」グッ



722: ◆CaWSl75vrE 2016/02/26(金) 18:29:29.26 ID:SOn2LsY70

提督「んん〜……えっへっへ、鳳翔さんも飲むぅ?」

鳳翔「え?」

提督「遠慮しなくていいよ〜、飲ませてあげる!」グビッ ガッ

鳳翔「はっ、え!?提っ……」

チュウッ

鳳翔「っっっ!??」ビクゥ


飛龍「!??!?」

蒼龍「!??!?」



723: ◆CaWSl75vrE 2016/02/26(金) 18:33:35.69 ID:SOn2LsY70

提督「……ぷはぁ」

鳳翔「はぁ…はぁ…て、提督…///」

提督「んふふふ、鳳翔さんかわいーねー」スル

鳳翔「あっ!?だ、ダメです!」パシ

提督「えー、なんでー?」

鳳翔「その……み、みなさん、見ていますし…//」

提督「ふ〜〜〜ん…散々人のお尻弄んでおいて、そんなこと言うんだ〜?」

鳳翔「う…そ、それは…」

提督「大丈夫だよ…優しくするから…」グイ

鳳翔「あっ……」

ドサ



724: ◆CaWSl75vrE 2016/02/26(金) 18:37:37.48 ID:SOn2LsY70

瑞鶴「うわぁ!!ほ、鳳翔さんが押し倒されてる!??」

蒼龍「こ、これ、止めないと本格的にまずいって!」ダッ

飛龍「待った!」ガシッ

蒼龍「こんなときになに!?」

飛龍「下手に行ったら巻き込まれるって!」

蒼龍「みんなで行けば大丈夫だってば!」

飛龍「でも、相手は提督だよ!?」

蒼龍「……………」ピタ

飛龍「……………」

蒼龍「………大人しくしてようか」

飛龍「そだね……」

瑞鶴「ちょっと!?」



725: ◆CaWSl75vrE 2016/02/26(金) 18:43:12.05 ID:SOn2LsY70

赤城「加賀さん、加賀さんってば」

加賀「少し待って赤城さん、この海老とにんにくが美味しくて…」モグモグ

翔鶴「加賀さん、こっちのピザパンもいけますよ」スッ

加賀「なるほど……」パク モグモグ

瑞鶴「ちょっと!加賀さん、なんとかしてよ!」ユサユサ

加賀「むう……翔鶴、あなたなかなかいいものを勧めてくれるわね…」モグモグ

翔鶴「でしょう?ふふふふ」

瑞鶴「もー!なんなのこの酔っぱらい二人はー!!」



726: ◆CaWSl75vrE 2016/02/26(金) 18:49:25.31 ID:SOn2LsY70

提督「はむっ」カプ

鳳翔「ひゃっ!?」ビクン

提督「あはは、可愛い声!首、弱いの?」ペロッ

鳳翔「あうっ…く、くすぐったい、です…」

提督「鳳翔さん、小柄だねえ…」スルスル

鳳翔「あ…む、胸は…その、提督みたいに、大きくないので……」

提督「……可愛いよ」ツン

鳳翔「ひっ!」ピクッ

提督「んふふ…硬くなってる」クニ

鳳翔「あっ…ん、ぁ…」ビクッ フルフル



727: ◆CaWSl75vrE 2016/02/26(金) 21:54:17.01 ID:SOn2LsY70

〜〜〜

鳳翔「っ……!っ…!!」ビクッ ピクン

提督「はぁ……気持ちよかった?」

鳳翔「はっ……はっ…はい………すご、かった…です……///」カァアア



飛龍「うわあ…とても駆逐艦の子達には見せられないような行為を堂々と…」

蒼龍「深夜にやってよかったね…」

瑞鶴「って、そうじゃないでしょ!鳳翔さん助けに行かないと!」

赤城「そうですよ、ほら、加賀さん」

瑞鶴「さっさと行きなさいよこの焼き鳥!」スパーン

加賀「んん、はいはい」スクッ

スタスタ

翔鶴「zzz……」



729: ◆CaWSl75vrE 2016/02/26(金) 21:58:49.76 ID:SOn2LsY70

提督「鳳翔さん、ちゅー♪」

鳳翔「あ……んっ」

チュッ

提督「えへへぇ、鳳翔さんは素直だねえ」

鳳翔「…………///」

ザッ

加賀「……………」

提督「んぉ?おー、加賀!加賀もわたしとちゅ

チュッ

提督「むぐっ!?」

加賀「はむ……っちゅ、じゅる……」

提督「んーっ…!?ん、んんっ…!」



730: ◆CaWSl75vrE 2016/02/26(金) 22:01:25.55 ID:SOn2LsY70

加賀「…………っふう」

提督「ぇあ…はぁ……加賀ぁ……」トロン…

加賀「…続きは部屋でしましょうか」ギュ グイ

提督「うん……///」ギュー

スタスタ

バタン



瑞鶴「」

飛龍「」

蒼龍「」

赤城「あれが……正妻の余裕……」



731: ◆CaWSl75vrE 2016/02/26(金) 22:02:47.47 ID:SOn2LsY70

提督の酒癖編おわり
提督が歌ってた曲は上から
BLIZZARD、ミツボシ☆☆★、オリビアを聴きながら、秘密く・だ・さ・い、です



735: ◆CaWSl75vrE 2016/02/27(土) 16:03:23.12 ID:e0U01R7s0

提督「………はっ…!」ガバッ

提督「あれ…私、昨日は……?」

ズキッ

提督「うっ…!?」

提督「〜〜〜………!!」ズキズキ

提督(……なにこの、すごい頭痛と吐き気…)

提督(もしかして、二日酔い……)

「うぅん…」

提督「!」ビクッ



736: ◆CaWSl75vrE 2016/02/27(土) 17:12:48.06 ID:e0U01R7s0

加賀「zzz……」ゴロン

提督「…………」

提督(加賀がいるってことは…)

提督(あれ……というかなんで私裸なんだろう…)

提督(それにこの縄の痕……昨日は、確か……)

提督「……………」ムムム

提督(……ダメだ、頭痛が邪魔で思い出せない…)

提督(………とりあえず、服着て食堂行こう…)



737: ◆CaWSl75vrE 2016/02/27(土) 17:27:23.10 ID:e0U01R7s0

ガチャ

提督「ううぅ……くらくらする…」

提督(こんなに酔うなんて……もしかして洋酒でも飲んだのかな……)

提督「おぇ…きもちわる…」

提督「はぁ…」

提督(………というか、まだみんな寝てるんだ…今何時くらいだろ…)

提督「………う〜…」



738: ◆CaWSl75vrE 2016/02/27(土) 17:32:03.54 ID:e0U01R7s0

ガチャ

提督「……………」

提督(やっぱり誰もいないか…)

提督(……確か、冷蔵庫に…)

パタパタ

ガチャ

提督「えーっと……」ガサゴソ

提督「………あった」

提督(昨日隼鷹の二日酔いを良くするのに作った蜂蜜レモン…まさか私が食べることになるなんて…)パク

提督(……甘酸っぱい……)モグモグ



739: ◆CaWSl75vrE 2016/02/27(土) 17:40:16.93 ID:e0U01R7s0

提督「…………」トントン パキッ

提督(卵黄……塩胡椒、レモン汁……)サッサッ ポタ

提督「………んっ」ゴクッ

提督「…………うええ…まずい……」

提督「はぁ……」

スタスタ

提督「でもこれがよく効くんだなぁ…良薬は口に苦しって……」モグモグ



740: ◆CaWSl75vrE 2016/02/27(土) 17:54:11.58 ID:e0U01R7s0

提督「……………」モグモグ

ガチャ…

提督「ん……?」

ヲ級「…………」

提督「あれ、ヲ級ちゃん…」

ヲ級「ン……テイトク…」

提督「えっと…とりあえず、そんなところじゃ聞こえづらいだろうからこっち来なよ」

ヲ級「アア……」



741: ◆CaWSl75vrE 2016/02/27(土) 18:04:24.93 ID:e0U01R7s0

提督「珍しいね、こんなに朝早くから来るなんて」

ヲ級「……ソウカ、誰モイナイノハ朝ダカラカ…」

提督「うん、まだ寝てるみたい」

ヲ級「テイトクハ、早起キ?」

提督「あー……まあ、目が覚めたというか…うん、そんなところかな…」

ヲ級「テイトク…何ヲ食ベテル?」

提督「ん?ああ、これ?これは蜂蜜レモン。食べる?」スッ

ヲ級「…………」パク

提督(この子、勧めたら割となんでも食べるなぁ)

ヲ級「……美味シイ」モグモグ

提督「そっか、よかった」

提督(空母が食いしん坊なのは深海でも変わらないのかな…)



742: ◆CaWSl75vrE 2016/02/27(土) 19:23:57.42 ID:e0U01R7s0

ヲ級「…………」モグモグ

提督(……せっかくだから、色々聞いてみようかな…)

提督「ねえ、ヲ級ちゃん」

ヲ級「……?」

提督「前にも聞いたけど、どうして深海棲艦は私たち人間を攻撃するの?」

ヲ級「……コウゲキ?ソンナコトハ、シテイナイ…」

提督「え?」

ヲ級「私タチハ、コウゲキナンテシテイナイ…ズット、対話ヲシテイタ…」

提督「対話…?」



743: ◆CaWSl75vrE 2016/02/27(土) 19:47:40.77 ID:e0U01R7s0

ヲ級「ソウ、私タチハ…ズット前カラ、海ノ底デ暮ラシテキタ…」

提督「う、うん…」

ヲ級「アル日ノコトダ…私ノヨウニ、意思ヲ持ッタ同胞タチガ海カラ出タ」

提督(ずっと前って、いつ…?戦争が始まる前?)

ヲ級「人間ハ、ソノ同胞タチニ呼ビカケタンダ…」

提督「…勧告したってこと?」

ヲ級「ソウダ。言葉ヲ持タナイ私タチニハ、届キモシナカッタガ…」

提督「そこにヲ級ちゃんはいたの?」

ヲ級「イヤ…聞イタ話ダ。私ハ海ノ底ニイタ」



746: ◆CaWSl75vrE 2016/02/27(土) 23:04:47.18 ID:e0U01R7s0

ヲ級「言葉ヲ持タナイ私タチニトッテ、ソレハ無意味ダ。人間ハ私タチニ攻撃ヲ始メ、ソレガ人間ノコミュニケーションノ手段ト曲解シタ私タチモマタ、人間ニ攻撃ヲ始メタ」

提督「そうだったんだ…」

提督(というか、なんだか日本語上手くなってる…?)

ヲ級「ヤガテ同胞ガ傷付クコトニ、憎シミヲ抱キ力ヲ持ツ者モ現レタ…ソレガ、人間ニ鬼ヤ姫ト呼バレル者ダ」

提督「! つまり、ただの勘違いから憎み合いになったってこと!?」

ヲ級「……ソウダ」

提督「そんな…そんな馬鹿らしい理由で戦争なんて…」



747: ◆CaWSl75vrE 2016/02/27(土) 23:15:42.67 ID:e0U01R7s0

提督「………?待って、じゃあ後から生まれた子達はみんなその話を知ってるの?」

ヲ級「イヤ…鬼ヤ姫ガ生マレタ後ハ、同胞タチハ皆感情ヲ奪ワレ、戦ウダケノ兵器ニナッタ…」

提督「そっか……って、あれ?でも、ヲ級ちゃんに自我があるのはなんで?」

ヲ級「…………ナゼダロウ」

提督「や、やっぱり分からないか…」

ヲ級「多分……テイトクノオカゲ」

提督「私?」

ヲ級「アア…」

提督「えっと…ごめん、よく分からないんだけど…」

ヲ級「テイトクト私ハ、元々同ジダッタカラ…」

提督「ん、んん?え、え??」



748: ◆CaWSl75vrE 2016/02/27(土) 23:36:42.55 ID:e0U01R7s0

提督「よくわからないけど…まあいいか。で、今は何をしてるの?」

ヲ級「皆、基地ニシテイル海底洞窟デ大人シクシテル…テイトクノコトヲ話シタラ、会ッテ話シテミタイト…」

提督「港湾棲鬼が?」

ヲ級「ソウ…他ノ鬼ト姫モ」

提督「へ、へえ〜…」

ヲ級「来テクレル…?」

提督「えっ、私が行くの!?」

ヲ級「私タチガ外ニ出タラ、大変ニナル…」

提督「あっ…そ、それもそうか…いや、でも…わ、罠とか…じゃないよね?」

ヲ級「私ガ保証スル…」

提督「うーん………まあ、話はしたいと思ってたし…うん、わかった!また都合のいい時を言うよ」

ヲ級「アリガトウ…」



749: ◆CaWSl75vrE 2016/02/27(土) 23:40:39.86 ID:e0U01R7s0

提督「でも、海底洞窟って海の中にあるんでしょ?どうやって行くの?そもそも陸はあるの?」

ヲ級「ア……」

提督「…………」

ヲ級「…………」

提督「………ないんだ?」

ヲ級「……作レバイイ」

提督「う、うん…脳筋的な考えだね…」



750: ◆CaWSl75vrE 2016/02/27(土) 23:42:51.80 ID:e0U01R7s0

ヲ級ちゃんのお話おわり
グラーフ出ぬぇ…



755: ◆CaWSl75vrE 2016/02/28(日) 19:37:15.29 ID:QHtVHI4Q0

ゴソゴソ…

提督「うーん…どこにやったっけ…」

提督(深海棲艦との交戦記録なんて、どうして今さら…)ゴソゴソ

提督「……お?」

ガサッ

提督「…これって……」

ペラッ


ガチャ

電「司令官さん、あったのです!司令官さんのお部屋に保管されて……あれ?司令官さん?」

提督「………ん?ああ、電…」



756: ◆CaWSl75vrE 2016/02/28(日) 19:43:16.87 ID:QHtVHI4Q0

電「どうぞ、書類なのです」

提督「あ!よかった、見つかったんだ」

電「はい、司令官さんのお部屋にありました」

提督「そっか、ご苦労様」

電「…ところで司令官さん、何を見てるのです?」

提督「ん?ああ、ほら」スッ

電「これは……アルバム?」

提督「そう、私たちが出会った頃から今までの写真が入ってるよ」

電「ほあぁ…」パラパラ



757: ◆CaWSl75vrE 2016/02/29(月) 14:39:44.48 ID:9ZqehGNQ0

電「あ……これ、懐かしいのです」

提督「ほんとだ、私がこの鎮守府に来た時の写真だね」

電「ふふ…あの頃の司令官さん、電にも敬語だったのです」

提督「あはは…あの時はまだ引っ込み思案気味だったから…」

電「でも、ちゃんと良い方向に変わっていきました」ペラッ

提督「…うん、そうだね」クス

提督(それにしても、こうして写真を見てると…あの頃を思い出すなあ…)

ーーー
ーーーーー
ーーーーーー



758: ◆CaWSl75vrE 2016/02/29(月) 14:47:39.12 ID:9ZqehGNQ0

ーーーーーー
ーーーーー
ーーー

ザッ

提督「えっと……」

提督「…………」ヒョコ

提督「ここ……で、合ってるのかな…」ピラッ

提督「……うん、メモ帳に書いてある通り…ここが私の配属される鎮守府…」

提督「…………」

提督「いくら人類の危機とはいえ、おじいちゃんのコネでいきなり軍人なんて…大丈夫なのかな…」



759: ◆CaWSl75vrE 2016/02/29(月) 14:54:27.99 ID:9ZqehGNQ0

提督「………ううん、小さい頃からおじいちゃんには色々仕込まれてたし…問題はないよね、きっと…」

提督「すーっ……はぁー……」

提督「………よし」

ガチャ…

提督「うわ…玄関がすでに広い…」

提督「小さい鎮守府だって聞いたけど、私の家より断然大きいな…」

提督「えっと、執務室は……向こうか」

スタスタ



760: ◆CaWSl75vrE 2016/02/29(月) 18:14:22.65 ID:9ZqehGNQ0

ガチャ

提督「失礼します…って、誰もいないか…」

ピョコン

提督「ん…?」

妖精「ヘェイ!」

提督「うわっ!?あ…え、えっと…あなたが、妖精さん…?」

妖精「イェア!」

提督「そ、そうなんだ…話には聞いてたけど、まさか実在するなんて…」

妖精「」フフン

提督「あの…初期艦の子がいるって聞いてるんだけど、どこにいるかわかる?」

妖精「」コクコク



762: ◆CaWSl75vrE 2016/02/29(月) 18:22:25.27 ID:9ZqehGNQ0

提督「それじゃ、どこにいるのか教えてもらっても…」

妖精「アー…」

提督「……?」

妖精「………」

提督「あ……もしかして君、言葉が話せないの?」

妖精「イェア」

提督「そっか、簡単な返事ぐらい…なのかな」

妖精「」コクコク

提督「じゃあ、どうしよう…あ、これで書くのはできる?」スッ

妖精「オゥケー!」



763: ◆CaWSl75vrE 2016/02/29(月) 18:28:49.29 ID:9ZqehGNQ0

妖精「〜♪」キュッ キュ

提督(小さいのに器用だなあ…)

妖精「ンッ」ピラッ

提督「ああ、ありがとう……工廠、ね…外から見えてた別棟の方かな」カタ

妖精「ヤー」

提督「よし、行ってみよう」

スタスタ

妖精「!」 ピョコン

提督「君も一緒に行くの?」

妖精「イエース」

提督「はいはい、じゃあ、ついてきてね」



765: ◆CaWSl75vrE 2016/02/29(月) 18:41:04.57 ID:9ZqehGNQ0

提督(初期艦の子…どんな子なんだろう…)スタスタ

妖精「」パタパタ

提督(そもそも、艦娘ってどういう存在なのかな…普通の人間とは何が違うんだろ…?)

妖精「」パタパタ

提督(そんな女の子たちが、人類の存亡を懸けて戦ってる…大変な世の中だなあ…)

妖精「ゼェ…ゼェ…」ペタン

提督(大変な世の中だなあって、他人事じゃないんだった…私もこれから…うう…)

妖精「ヘェイ!ヘールプ!」

提督「え?」

妖精「ゼェ…ゼェ…」

提督「あ…ご、ごめん!そっか、小さいから歩幅が合わないんだ…ごめんね、何も考えてなくて…」



766: ◆CaWSl75vrE 2016/02/29(月) 18:43:08.65 ID:9ZqehGNQ0

提督「じっとしててね…」スッ ヒョイ

妖精「!」

チョコン

提督「これでいいかな?落ちないように気を付けてね」

妖精「♪」スリスリ

提督(くすぐったい…)



767: ◆CaWSl75vrE 2016/02/29(月) 19:18:24.85 ID:9ZqehGNQ0

ガゴン ゴゴゴ

提督「ここかぁ…広いなぁ…」

提督「…………」キョロキョロ

提督「あれ…初期艦の子は…?」

ガタッ

提督「ん……?」

電「あ…!」

提督「あ、え、えっと…君が、初期艦の……」

電「はっ、はいぃ!あ、ま、待ってください!今、これを片付けてそっちに…」ガシャン

パタパタ

提督「あ、そんなに走ったら危な…」

ガッ

電「あっ!?」

提督「えっ」

ドンガラガッシャーン



768: ◆CaWSl75vrE 2016/02/29(月) 19:36:15.99 ID:9ZqehGNQ0

電「うう……」

提督「いたた…大丈夫…?」

電「へ…?あ…ごっ、ごめんなさい!あの、お怪我は…」アセアセ

提督「あ、ああ…私のことなら、心配はいりませんので…」

電「あ…な、なら、よかった…のです」

提督「それより、名前は…」

電「あっ、は、はい!暁型四番艦の、電と言うのです!ど、どうかよろしくお願いします!」ペコリ

提督「こ、こちらこそ、よろしく…」ペコリ



769: ◆CaWSl75vrE 2016/02/29(月) 19:51:15.71 ID:9ZqehGNQ0

電「その…あなたが司令官さん、なのですよね?」

提督「え?ああ、はい、今日付けでこの鎮守府に配属されて…ええと、伝令だけ下されたので正直まだ何も分からないのですが…」

電「電も、さっきここに来たばかりで…ひと通り回ってみたのですが、本当にここと執務室と、あとは空き部屋くらいしかないのです…」

提督「はあ…まあ、とりあえず…そうですね、先に装備の開発をしましょうか」

電「あ、はい…」

ガシャン



770: ◆CaWSl75vrE 2016/02/29(月) 23:36:45.59 ID:9ZqehGNQ0

電「んしょ…」ギギ

提督(この子が、艦娘の…電…)

提督(どこからどう見ても、普通の人間と変わらないように見える…)

電「えいっ」カーン

提督(……うん、どこにでもいる可愛らしい女の子だ…本当にこの子が海に出て戦うの…?)

電「……司令官さん?」

提督「…えっ?あ、は、はい、どうしました?」

電「ぼーっとしてるみたいですけど、大丈夫ですか?」

提督「あ…す、すみません、色々と気になることがあって…」



771: ◆CaWSl75vrE 2016/03/01(火) 00:07:31.91 ID:mDnFr67r0

電「気になること?」

提督「はい…その…えと、あなたは艦娘という存在…なんですよね」

電「電でいいのです」

提督「え、でも…まだ、会ったばかりですし…」

電「その敬語も、電だけが使うべきなのです。司令官さんは、電と違って大人ですから…それに、司令官さんともっと早く、仲良くなりたくて…」

提督「………!」

電「ダメ…ですか?」

提督「いえ、そんなことは………じゃなくて、そんなことはない…よ、うん…」

電「あ…えへへ…」

提督「…ぷっ…ふふふふ、あははは!」



772: ◆CaWSl75vrE 2016/03/01(火) 00:21:37.78 ID:mDnFr67r0

電「ふふ…それで、電に聞きたかったことってなんなのです?」

提督「ああ…電は艦娘なのに、人間と変わらないように色んなことができるんだなって…」

電「はい、そうですね」

提督「でも…こんなに小さい子が戦うなんて、なんだかちょっと心配で…」

電「……電も、ほんとは怖いのです…」

提督「うん…」

電「けど…これからは司令官さんが一緒ですから、たぶん安心、なのです」

提督「………うん。私も、電の期待に応えられるように頑張る」スッ

電「はい…改めてよろしくお願いします、なのです!」

ギュ



774: ◆CaWSl75vrE 2016/03/01(火) 16:39:48.35 ID:mDnFr67r0

カーン

電「できたのです!」

提督「おお…何回かやり直したけど、とりあえずはこれでいいのかな」

電「はい、あまり資材も無駄にできないのです」

提督「で…これはいいものなの?」

電「えっと……たぶん、この機銃だとあまり威力は期待できないと思います…」

提督「そうなんだ…まあ、私たちも初めてやったから、仕方ないよ」

電「はい…あの、次はもっと上手くやります」

提督「あ…あんまり気にしなくていいよ、ちょっとずつ慣れればいいから…」



775: ◆CaWSl75vrE 2016/03/01(火) 17:46:36.49 ID:mDnFr67r0

提督「…それじゃ、今日はもう休もうか。初日から張り切り過ぎるのもなんだし、任務も下ってないみたいだから…」

電「はい…」

提督「あー…どこか、空いてる部屋を適当に使ってくれればいいよ」

電「司令官さんはどこで寝るのですか?」

提督「私?私は、えっと…執務室に布団ってあったっけ…」

電「その隣にはありましたけど…」

提督「あ、ならそこで寝ようかな…」

電「どうせなら、そこを私室にすればいいのです」

提督「え?でも、いいのかな…勝手にやって」

電「勝手もなにも、この鎮守府を管理するのは今日から司令官さんの役目なのです」

提督「あ…そ、そっか…私が…」



776: ◆CaWSl75vrE 2016/03/01(火) 18:25:54.82 ID:mDnFr67r0

提督「それじゃ、先に食堂の方に行ってて。後から私も行くから」

電「はい、では」ペコリ

パタパタ

提督(そうだ…今日から、私がこの鎮守府を…艦隊を率いて行かなきゃダメなんだ…)

提督(……大丈夫、なのかな…私なんかが…)

提督「うう……」

提督(不安…だなぁ…)



777: ◆CaWSl75vrE 2016/03/01(火) 18:50:50.84 ID:mDnFr67r0

ガチャ

提督「…………」

電「よいしょ…」ガチャガチャ

提督「……?電、何を作るの?」

電「あ、司令官さん…えっと、とりあえずカレーを作ろうと思って…」

提督「作れるの?」

電「…正直、よく分からないのです…」

提督「なら、一緒に作ろうか」

電「料理、できるのですか?」

提督「一応…」

電「じゃあ、司令官さんのを見て覚えるのです」

提督「わかった…材料は?」

電「あ、もう準備してるのです」

提督「ああ、助かるよ…」

提督(ご飯作るのも久しぶりだな…上手くできるかな…)



778: ◆CaWSl75vrE 2016/03/01(火) 19:56:12.32 ID:mDnFr67r0

〜〜〜

提督「いただきます…」

電「いただきます、なのです」

パク

提督「一応甘めにしたんだけど…どうかな」

電「……美味しいのです!」パアア

提督「そう?よかった…」

電「実は電、大本営からここに派遣されてきたので、向こうにいた頃はおにぎりやパンみたいな簡単なものしか食べさせてもらえなくて…こんな、しっかりしたものを食べるのは初めてなのです」

提督「そうだったんだ…」

電「だからちょっと、感動しちゃったのです…初めてのご飯が、司令官さんでよかった…」ニッコリ

提督(あ、可愛い…)



781: ◆CaWSl75vrE 2016/03/01(火) 20:42:01.16 ID:mDnFr67r0

電「ふぅ……ごちそうさま、なのです」

提督「早いね」

電「美味しくて…すぐに食べちゃったのです」

提督「そっか…なら先にお風呂入っておいで」

電「はい、お先にいただくのです」ペコリ

パタパタ…

提督(お風呂、か…さっきちらっと見えたけど、お風呂も広いんだろうなあ…)

提督(この食堂も…)

提督(私たち二人には…広すぎる…)



782: ◆CaWSl75vrE 2016/03/02(水) 03:56:18.65 ID:KWTifqQj0

〜〜〜

提督(ここが、私の部屋…)

提督(とりあえず服とかの整理は済んだけど…まだ殺風景というか…何もない…)

提督「…………」

ピピピピ ピピピピ

提督「!」ピクッ

ピッ

提督「もしもし!」

『あ、風花!どう?無事についた?』

提督「うん、大丈夫だよ」

『よかった〜…ごめんねー、早めに電話できなくてさあ』

提督「あはは…いいよ、雪菜も忙しいんだから…」



783: ◆CaWSl75vrE 2016/03/02(水) 04:00:18.26 ID:KWTifqQj0

『で、どうなの?提督業ってのは、ちゃんとできてる?』

提督「そんな…まだ来たばっかりなんだから何も分からないよ」

『まあそれもそうか。なんか悩みとかあるならあたしに相談するんだぞぉ?』

提督「……うん…」

『…いきなり悩んでるみたいだねえ』

提督「分かっちゃう?」

『そりゃそうでしょ、何年付き合ってると思ってんのさ』

提督「ふふ、そうだね…」

『なになに、何のお悩み?もう敵が攻めてきたー!とか?』

提督「そういうのじゃなくて……」



784: ◆CaWSl75vrE 2016/03/02(水) 04:03:32.89 ID:KWTifqQj0

『……初期艦の子と仲良くなりたいぃ?』

提督「うん…」

『なに、嫌われてんの?』

提督「いや、それはないと思うんだけど…その、私の方から…なかなか踏み出せなくて…」

『はー、なるほど…で、その艦娘さん?っていうのはどんな子なの?』

提督「えっと……まだ、子供なんだけど…」

『はぁ!?子供ぉ!?艦娘さんって子供なの!?』

提督「みんながみんなそういうわけじゃないけど…子供もいるみたい」

『はえぇ〜……子供が戦うなんて、難儀な話だねえ』

提督「うん…また脱線してるね」

『あ、わり』



785: ◆CaWSl75vrE 2016/03/02(水) 04:08:26.73 ID:KWTifqQj0

『それにしても、子供ねえ…ロリコンのあんたが踏み出せないってなんかあったの?』

提督「ろ、ロリコンじゃないってば!それは置いといて、小さい子は見るだけならいいけど…その、実際に話したりするのは苦手で…」

『ふーん……まあ、昔から人見知りだったからねえ…』

提督「うん…」

『……でも、相手は子供なんでしょ?なら、大人が子供にしてあげるようなことをすればいいんじゃない?』

提督「大人が、子供にすること…?」

『そうそう、風花が昔妹達にしてたこととか』

提督「風音達に…」

ガチャ

電「司令官さん、お風呂空いたのです」

提督「あ、うん…ありがとう」



786: ◆CaWSl75vrE 2016/03/02(水) 04:14:24.42 ID:KWTifqQj0

バタン

『戦うって言っても、子供なんだからさ。頼れる人がそばにいると安心して懐いてくれるもんだよ』

提督「……………」

『……実感、湧かないか。ごめん、お母さんがああなってたのに、変なこと言って…』

提督「あ…ううん、いいよ。あのことはもう気にしてないし…それに、すごく分かりやすかったから…うん、ありがとう」

『その…あんまり焦らないようにね?時間が解決してくれる問題ってのもあるんだからさ』

提督「うん…相談、のってくれてありがとうね」

『おー、あたしでよかったらいつでも相談してくれていいからね』

提督「うん、ありがと…それじゃ、おやすみ」

『ん、おやすみー』

ピッ



787: ◆CaWSl75vrE 2016/03/02(水) 04:15:40.01 ID:KWTifqQj0

提督「お母さんが……私にしてくれたこと…」

提督「……………」

提督「私が……風音達にしてあげたこと…」

提督「……………」



788: ◆CaWSl75vrE 2016/03/03(木) 18:49:51.78 ID:NxnqUTO00

翌日

提督(母さんにしてもらったことなんて…覚えてない…)

電「司令官さん?」

提督「え……あ、ああ…ごめんね、ちょっとぼーっとしてて…」

電「大丈夫ですか?」

提督「うん、平気…それで、今日やることなんだけど…」

電「あ、はい」



790: ◆CaWSl75vrE 2016/03/03(木) 18:59:23.51 ID:NxnqUTO00

提督「えっと…鎮守府近海の哨戒、だって」

電「哨戒…ですか」

提督「そう…短い時間だけど、いけるかな」

電「は、はい…やってみるのです」

提督「事前の哨戒だと敵影はなかったみたいだから…警戒するくらいでいいと思う」

電「はい…」

提督「…一応、装備は積んでおいてね」

電「…はい。では、行ってくるのです」クル

提督「あ…い、電…」

電「……?」

提督「その…気を付けてね」

電「……はい」



791: ◆CaWSl75vrE 2016/03/03(木) 19:10:10.83 ID:NxnqUTO00

電「……………」

ザザッ

『電、どう?変わった様子はない?』

電「あ、司令官さん…はい、今のところは…」

『そう…何かあったらすぐに連絡してね』

電「はい」

ブツッ



792: ◆CaWSl75vrE 2016/03/03(木) 19:18:05.78 ID:NxnqUTO00

提督「報告通り、大丈夫そうかな…」

提督「……あ、そうだ…」

提督「もう一つ任務が下ってるんだった…」

ガチャ




提督「よし、と……これでいいのかな?」

妖精「イェア」

提督「それじゃ、お願いね」

妖精「ヤー!」



793: ◆CaWSl75vrE 2016/03/05(土) 14:48:20.66 ID:lAe3hGJm0

〜〜〜

提督「……………」カリカリ

ザザッ

『し、司令官さん!』

提督「ん…電?どうしたの?」

『て、敵です!敵影発見なのです!』

提督「えっ…!?」

『ど…どうしよう…!電、まだ実戦なんて…』

提督「落ち着いて!ええと…数は!?」

『あ…た、たぶん…一隻で、相手も駆逐艦…まだ、こちらには気付いてないかも…』



794: ◆CaWSl75vrE 2016/03/05(土) 15:22:33.23 ID:lAe3hGJm0

『なら…電、魚雷は積んでたよね?狙える?』

電「は、はい!」

『まだ気付かれてないなら、一発で仕留められるはず!電、やってみて!』

電「で、でも…!もし外したら、電…また、沈められる…かも…」フルフル

『……!』

電「う…うう…」

『………い、電!よく聞いて!』

電「……?」

『その身体になって戸惑うのも分かるし、正直私も混乱してる…電が怖いのだって分かってる…無理に戦えなんて、言いたくない…』

電「…はい…」

『…けど、もう電を昔のようなことにはさせない。そのために私がいるから!』

電「………!」



795: ◆CaWSl75vrE 2016/03/05(土) 15:38:08.40 ID:lAe3hGJm0

『だから電…私を信じて!私は、電が無事に帰ってきてくれるって信じてるから!』

電「………はい!や、やってみるのです!」ガシャン

ザザッ

イ級「」フヨフヨ

電(潮の流れは弱い…なら、この角度で撃てば…!)ジーッ

イ級「………?」クルッ

電(バレっ……ううん、この距離なら間に合う!)

電「電の本気を…見るのです!!」ドシュウン

ドドオォン

イ級「ガ……」ブクブク…

電「や…やっ、た…」



796: ◆CaWSl75vrE 2016/03/05(土) 15:46:41.37 ID:lAe3hGJm0

バタンッ

ダッ

タタタ…

提督「はぁ…はぁ…電ー!」

電「あ…司令官さん!」ドッドッドッドッ

ギシッ ガチャン

提督「大丈夫?怪我とかは…」

電「それなら心配ないのです、何も…被害は……あ、あれ…?」ヘナヘナ ペタン

提督「い、電?」

電「あ…ご、ごめんなさい、なんだか…あ、安心したら腰が抜けちゃって…」



797: ◆CaWSl75vrE 2016/03/05(土) 15:53:32.77 ID:lAe3hGJm0

電「は……はは、あはは…ああぁ、怖かったのです!あはっ、ははは…!怖かった……怖かったよぉ……」グスッ

提督「あ…」

提督(ど、どうしよう…こういう時は…えっと、えっと…!)

電「うっ…うっ、うう…」フルフル

提督「……電っ!」

ギュ

電「はわ……」

提督(あ、あれ…体が勝手に…)



798: ◆CaWSl75vrE 2016/03/05(土) 16:07:48.79 ID:lAe3hGJm0

提督「電…頑張ったね、ありがとう…」ギュウウ

電「ふぇ…し、司令官さん…」

提督「無事に帰ってきてくれてよかった…本当に、よかった……」ナデナデ

電「うう…司令官さぁん…!」ギュ ポロポロ

提督「……よしよし…」ポンポン

電「ふっ、ぐ…わああああん!怖かったよおぉぉ……!!」グスッ ポロポロ

提督(これでいいのかどうかは分からないけど…電が安心したのなら、大丈夫だよね……)



800: ◆CaWSl75vrE 2016/03/06(日) 16:11:39.06 ID:RacX70KV0

〜〜〜

提督「んしょ…」

トサ

電「すぅ……」

提督(泣き疲れて寝ちゃった、か…)

電「んう…しれいか……ん…」

提督(……こうして見ると本当に子供だなぁ…)

提督「…………」ツン

電「んん…にゃあ…」ゴソ

提督(ふふ…かわいい…)



801: ◆CaWSl75vrE 2016/03/06(日) 16:16:53.42 ID:RacX70KV0

提督(お昼頃に起こしてあげよう…)

ガチャ

バタン

提督「ふぅ……」

提督「……あ、そうだ」

提督(もうそろそろ終わってるかな…あれ)

スタスタ



802: ◆CaWSl75vrE 2016/03/06(日) 21:02:00.26 ID:RacX70KV0

ギィ…

提督「よい、しょっと…はぁ、工廠の扉、重いなぁ…」

「あ!」

提督「え?……あ!」

パタパタ

「こんにちは!あなたが司令官?」

提督「う、うん、そう…えっと、ここにいるってことはあなたが…」

雷「そうよ、さっき建造が完了したばかり。暁型三番艦の雷よ!」

提督「雷…え?暁型ってことは、電と同型?」

雷「電もいるの?」

提督「うん、今は寝てるけど…」

雷「そう、ならちょっと心強いわね!」

提督(電と違って、ハキハキして活発な子だなあ…やっぱりどの姉妹も性格は変わるものなんだ)



803: ◆CaWSl75vrE 2016/03/06(日) 21:53:58.89 ID:RacX70KV0

雷「それにしても、ねえ…ふーん……」マジマジ

提督「な、なに?」

雷「司令官が女の人だから、ちょっとびっくりしちゃったけど…よく見たらなかなか可愛いじゃない!」

提督「え?ど、どうも…//」

雷「少しだけ頼りなさそうでもあるけどね」

提督「あはは…そ、そうだね…」

雷「まっ、頼りたい時はどんどん私に頼ってくれていいからね!」

提督「はあ…」

雷「というわけでこれからよろしくね、司令官!」スッ

提督「あ、こちらこそ…どうぞよろしくお願いいたします…」スッ ギュ

雷「どうして敬語なの?」

提督「なんとなく…」



805: ◆CaWSl75vrE 2016/03/07(月) 01:52:37.72 ID:4hMtfNib0

雷「それで、私は何をすればいいの?」

提督「えーと………」

雷「……………」ワクワク

提督「………何もないや」

雷「えー!?」

提督「だって、今日やることはもうないし…ご飯の準備するくらいだから…」

雷「それでもいいわ!もう動きたくて動きたくて仕方ないの!」

提督「元気なのはいいけど…できるの?」

雷「もちろん!」

提督「…そこまで言うなら、まあ…やってみようか」

雷「やったー!」



806: ◆CaWSl75vrE 2016/03/07(月) 17:36:10.70 ID:4hMtfNib0

ダンッ

雷「はい司令官!野菜切っておいたわ!」

提督「あ、もう終わったの?」

雷「ええ!入れるタイミングになったら言ってね!」

提督(ほんとだ…大きさも均等だし、食べやすいように小さく切られてる…)

雷「司令官、お昼は何を作るの?」

提督「ん?んー…何も考えてないから、とりあえず適当に炒め物でもしようかなって」

雷「ふーん、難儀なものねえ」

提督「あー…夜はちゃんとしたもの作るから、買い出し手伝ってくれるかな」

雷「ええ、いいわよ!」フンス

提督(いい子だなあ…)



809: ◆CaWSl75vrE 2016/03/07(月) 18:05:10.82 ID:4hMtfNib0

雷「ねえ司令官、この鎮守府に他の子はいないの?」

提督「うん、まだ電と雷だけだよ」

雷「え、そうなの?」

提督「だって、私もつい昨日ここに配属されたばかりだし…資材もないから、建造もできなくて…」

雷「そう…なら、もっと頑張らなきゃね」

提督「…うん、頑張ろう」

雷「…で、もうそろそろできるんじゃない?」

提督「え?あ、ほんとだ。じゃあ電起こしてきてくれる?執務室の札が下がってる部屋の隣にいるから」

雷「はーい!」

パタパタ



810: ◆CaWSl75vrE 2016/03/07(月) 18:23:11.20 ID:4hMtfNib0

バンッ

雷「電ーーーー!!!」

電「はわぁ!??なっ、なんですか!?敵襲ですかぁ!?」ガバッ

雷「ご飯よご飯!起きなさい!」

電「へ??あ、え!?お姉ちゃん!?」

雷「そうよ、雷よ!また会えたわね!」

電「あ、え、あ、ええ、っと、あの…その、あの…」

雷「まあまあ、積もる話はご飯食べながらでいいでしょ!司令官が待ってるわ!」

電「あ、司令官さんが…」

雷「ほら、立ちなさい!」

電「は、はい!」シャキッ



811: ◆CaWSl75vrE 2016/03/07(月) 18:35:50.74 ID:4hMtfNib0

〜〜〜

提督「へー……大変だったんだね…」

雷「そうね、あの時は…」

電「電も、いっぱい頑張ったけど…やっぱり、最後は沈んじゃったのです…」

提督「……………」

雷「………まっ、今は今よね!せっかく人の身になったんだから、今度こそ負けはしないわ!」

電「はい、電も頑張るのです」

提督(お、思いの外ポジティブ…)



812: ◆CaWSl75vrE 2016/03/07(月) 18:59:00.20 ID:4hMtfNib0

雷「それにしても、司令官のご飯美味しいわねえ」

提督「そうかな…ただ野菜を炒めただけなんだけど」

電「でも、味がしっかりとしていて美味しいのです」

雷「ねー、私ちょっと自信なくしちゃうかも」

提督「そんな…たまたまだよ、たまたま」

雷「そこまで謙遜しなくてもいいじゃない、ねえ?」

電「はい、せっかくの腕前がもったいないのです」

提督「…………///」

電(あ、赤くなった…)

雷(なるほど、褒め殺されるとこうなるのね)



813: ◆CaWSl75vrE 2016/03/07(月) 19:17:07.10 ID:4hMtfNib0

〜〜〜

電「〜〜♪」キュッ キュッ

提督「……ご機嫌だね、電」

電「えへへ、嬉しいことがあったのです」

提督「嬉しいこと?」

電「はい、まずはお姉ちゃんと会えたこと…いつかは会えると思ってたけど、こんなに早く会えるとは思ってなかったので、ちょっと嬉しいのです」

提督「雷のことか…ふふ、よかったね」



814: ◆CaWSl75vrE 2016/03/07(月) 19:25:52.45 ID:4hMtfNib0

電「あと一つは……その、さっき司令官さんが…ぎゅってしてくれたこと…です…//」

提督「…え?あ、ああ、あれか…そ、そんなに嬉しかった?」

電「はい…電、ほんとはずっと不安で…正直、司令官さんの態度を見てると、電の方から頑張っても仲良くなれそうに思えなくて…」

提督「うっ…」

電「…でも、電が不安な時に抱き締めてくれたから…なんていうか、すごく安心できて…暖かい気持ちになれたのです」

提督「う、うん…」

電「その、司令官さんが電のことをよく思ってなくても…あれは電にとって、とても嬉しいことだったのです」

提督「あ、あれは体が勝手に動いただけなんだけど…いや、でも、電のことは頼りにしてるっていうか、嫌いじゃないっていうか…その、うん…す、好き…だよ…」

電「…………」



815: ◆CaWSl75vrE 2016/03/07(月) 19:53:34.81 ID:4hMtfNib0

電「じゃあ……」

提督「?」

電「もう一度…抱き締めて、くれますか?」スッ

提督「…………!??」

電「電のことが好きなら、抱き締めてくれますよね…?」

提督「……は、はい……」スッ

提督(何を言ってるの私!?何をやってるの私!?)

ギュ

電「んっ…」

提督「ぁっ…」



816: ◆CaWSl75vrE 2016/03/07(月) 20:03:52.85 ID:4hMtfNib0

提督「……………」ドキドキドキドキ

電「えへへ…あったかくて、柔らかいのです…」スリスリ

提督(うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ可愛いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい)ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ

電「………あの、司令官さん?」

提督「…………なんでしょうか」

電「その……時々…いや、たまにでいいので…こうして、甘えさせてもらってもいいですか…?」

提督「はい喜んで」

電「えへへ…司令官さんは優しいのです」

提督「〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!」クンックンッ



817: ◆CaWSl75vrE 2016/03/07(月) 20:08:41.78 ID:4hMtfNib0

電「あの、司令官さん」

提督「はい」

電「電、司令官さんのおかげで自信がついたのです」

提督「大変喜ばしゅうございます」

電「司令官さんとなら…もっともっと頑張って、活躍できると思うのです」

提督「私もそう思います」

電「だから………これからも、よろしくお願いします、なのです!」ギュッ

提督「どうぞよろしくお願いいたします」ダラダラ

電「えへへぇ…」



818: ◆CaWSl75vrE 2016/03/07(月) 20:10:33.43 ID:4hMtfNib0

時には昔の話を、おわり
元ロリコンが覚醒しました



830: ◆CaWSl75vrE 2016/03/08(火) 19:15:23.43 ID:4F6b4DJg0

提督「……………」パチン

加賀「……ねえ」

提督「なに?」

加賀「あなた、睦月型の末っ子に手を出したことがあるそうね」パチ

提督「へっ!??」ビックゥ

加賀「その反応を見るに事実ということでいいのかしら」

提督「えっ、あ、あ、いいいいいや?そっそそそそんなことはないですよ??」ダラダラ

加賀「嘘が下手すぎるでしょう…」



831: ◆CaWSl75vrE 2016/03/08(火) 19:45:05.90 ID:4F6b4DJg0

加賀「あなたが手を出されるのはまだいいけれど、自分から手出しするのはどうかと思うわ…しかも、まだ幼い子に」

提督「ち、違うんだよ!」

加賀「何が違うというのかしら」

提督「あれは…あのー……えっと、あれ…あれだよ、ほら…」

加賀「言い訳を考えるのはいいけれど、あなたの番よ」

提督「あ、は、はい…」パチン

加賀「それで?言い訳は思いついた?」

提督「そ、その言い方やめてよ…あれは、望月から誘ってきたっていうか…」

加賀「誘われたからといって少女に手を出すの?」

提督「うっ…!!」



832: ◆CaWSl75vrE 2016/03/08(火) 19:50:13.86 ID:4F6b4DJg0

加賀「まあいいわ、とりあえず話を聞かせてもらいおうかしら」パチ

提督「はい…」

加賀「いつ頃の話なの?」

提督「えっと、今年の春先…三月の中旬あたりです…」

加賀「私に指輪を渡してすぐね」

提督「は、はい」

加賀「私という人がいながら申し訳ないと思わないの?」

提督「本当に申し訳ございません」

加賀「…いいわ、続けて」

提督「はい…」



833: ◆CaWSl75vrE 2016/03/09(水) 00:45:43.35 ID:RUMnnV830

「まだ肌寒い頃の話だったんだけどさあ…」

〜〜〜〜〜

提督「うー…夜は冷えるなあ…」

望月「…………」ボー

提督「……ん?望月?」

望月「……んあ?あー、ふーちゃんじゃん」

提督「こんなところで何してるの?」

望月「知らん、ぼーっとしてた」

提督「なにその徘徊老人みたいな…」



834: ◆CaWSl75vrE 2016/03/09(水) 00:49:37.69 ID:RUMnnV830

望月「ふーちゃんは何してたの?」

提督「私は寝る前にトイレに行ってただけだけど…」

望月「ふーん…んじゃ、おやすみ」

提督「う、うん…」

望月「…………」

提督「…………」

望月「……なに?行かないの?」

提督「いや、いくら暖かくなってきたとはいえずっとこんなところに居たら風邪引くよ?」

望月「だって眠れないし」

提督「夜更かししてゲームして朝に寝てるからそうなるんでしょ」

望月「まーそりゃそうだけど」



835: ◆CaWSl75vrE 2016/03/09(水) 00:55:00.76 ID:RUMnnV830

提督「ちゃんと夜に寝ないと生活リズム崩れて病気になるよ?人間はそういう生き物なんだから」

望月「あーはいはい、分かってるって」

提督「聞き流そうとしないの、私は望月が心配で…」

望月「だったら寝かせてよ」クル

提督「寝かせてって……なに?子守唄でも歌ってほしいの?」

望月「それ、わざと言ってる?」

提督「え?」

望月「あたしは一応本気で言ってるんだけどな」

提督「………!??」



836: ◆CaWSl75vrE 2016/03/09(水) 01:04:34.06 ID:RUMnnV830

提督「えっ…!?ちょ、それってつまり…その、夜戦…ってことでいいんだよね…?」

望月「そだよ」

提督「ええぇ…でも望月、まだ子供だし…」

望月「ロリコン的にはそっちの方がいいんじゃないの?」

提督「ロリコンじゃないってば!」

望月「ああそう、じゃあ大人にしてよ」

提督「大人にしてよって…そんな軽いノリで言われても…」

望月「…そんなに軽く見える?」

提督「…うん、まあ」

望月「…はぁ」

ガシ グイッ

フニ

提督「!?」



837: ◆CaWSl75vrE 2016/03/09(水) 01:09:35.73 ID:RUMnnV830

望月「どう?あたしの胸、ドキドキしてるでしょ?」

提督「え…あ、あ、ああ…う、うん…すごい…」

望月「あたしだって女の子なんだからさ。好きでもない人に抱いて欲しいなんて言わないよ」

提督「………本気、なの?」

望月「うん、本気」

提督「……私、加賀がいるんだよ?」

望月「構わないよ」

望月(むしろそれ言うのあたしだと思うんだけど)

提督「…それでも私でいいの?」

望月「ふーちゃんがいいんだよ」

提督「そ、そっか…///」

望月(あ、デレた…)



838: ◆CaWSl75vrE 2016/03/09(水) 01:14:04.97 ID:RUMnnV830

提督「それじゃ…えと、どうしようか…」

望月「ふーちゃんの部屋がいい」

提督「そ、そうしようか…」

望月「あ、待って」

提督「ん?」

望月「どうせならお姫様抱っこがいい」スッ

提督「……はぁ」ギュ グイ

望月「おー、力もち」

提督「望月が軽いんだよ…ちゃんと食べなきゃダメだよ?」

望月「はいはい…お説教は終わってから聞くからさ………しっかりリードしてよ」

提督「……うん」



839: ◆CaWSl75vrE 2016/03/09(水) 01:17:41.72 ID:RUMnnV830

〜〜〜〜〜

提督「っていうことがあって」パチン

加賀「憲兵さんに見つかれば即連行ね…」

提督「いや…ほんと、一時の気の迷いということにしておいて…」

加賀「へえ、なら天津風の時もその一時の気の迷いを起こしたのね。王手」パチ

提督「なんで知ってるのぉーーー!??!」



841: ◆CaWSl75vrE 2016/03/09(水) 15:23:44.89 ID:RUMnnV830

加賀「最低ね…」

提督「ち、違うんだって!」

加賀「さっきも聞いたわ」

提督「そうだけど!これも向こうから誘ってきたから!」

加賀「それも二回目よ」

提督「とにかく話を聞いて!」

加賀「聞いて?」

提督「……聞いてください」

加賀「よろしい」



842: ◆CaWSl75vrE 2016/03/09(水) 15:33:55.09 ID:RUMnnV830

提督「その……天津風が前の鎮守府で虐待されてたのは知ってるでしょ?」パチン

加賀「ええ、聞いているわ」

提督「で、それがトラウマになって眠れないことが一時期あったみたいで…」

加賀「ええ」

提督「それを見かねて私が相談に乗ってあげて、一緒に寝ることになったんだけど」

加賀「ええ」

提督「その夜に……足を擦り寄せたり……指を絡めたり…抱き付いてくるから……そういうことかと思って……」

加賀「…………」

提督「まんざらでもなさそうだったから…いいかなと思いまして……」ダラダラ

加賀「……王手」パチ



845: ◆CaWSl75vrE 2016/03/09(水) 16:10:37.18 ID:RUMnnV830

提督「で、でもね!その一件からは天津風も落ち着いて、よく眠れるようになったから!」パチンッ

加賀「私は無罪だ、と」

提督「そうです!」

加賀「………詰まる所、病める少女の弱みに付け込んで」

提督「うっ」

加賀「その純情を卑劣にも弄んだということね。王手」パチ

提督「うっっ」

加賀「大人として恥ずかしいと思わないの?」

提督「ど、どっちも合意の上だったから…!」

加賀「……これはお仕置きが必要みたいね」

提督「え゛っ」

加賀「今夜は覚悟なさい」

提督(ヤバイ)



846: ◆CaWSl75vrE 2016/03/09(水) 16:12:00.62 ID:RUMnnV830

ロリコン疑惑、おわり
このあとめちゃくちゃ躾けられた



850: ◆CaWSl75vrE 2016/03/10(木) 00:28:58.82 ID:BcofVGuP0

その後………



加賀「はい、これ」

提督「え…な、なにこれ…」

加賀「何って、首輪よ。見て分からない?」

提督「いや、分かるけど…これを私に渡すってことは…」

加賀「着けなさい」

提督「はっ?」

加賀「勝手に他の子に手を出す悪い子にはお仕置きが要るでしょう?」

提督「いや、でも…」

加賀「着けろ」

提督「は、はいぃ!」ビクゥ



851: ◆CaWSl75vrE 2016/03/10(木) 00:31:17.30 ID:BcofVGuP0

提督「え………ま、待って……そんな、いきなり…ぃいぎゃあっ!?」

加賀「大人しくなさい」ガッ

提督「ひぐぅ!?あ゛っ、い、痛あぁ…!?」

加賀「痛い?これがいいんでしょう?」グリグリ

提督「あがああぁぁ!??がっ、はあぁ!!」

加賀「ほら、もっとイイ声で啼きなさい」スパァン

提督「んあぁ…!はっ、はっ、はっ、はぐぁ…」ガクッ

加賀「誰が休んでいいと言ったの?」グイッ ギリギリ

提督「げはっ…!?かふっ、ひゅっ、げほ、がはぁ!!」



852: ◆CaWSl75vrE 2016/03/10(木) 00:34:35.92 ID:BcofVGuP0

加賀「ほら、尻尾もあげるわ」ズブブ

提督「にゃ゛あああぁぁ!?」ビクビク

加賀「ふふ…いい格好ね」

提督「はーっ…はーっ…・」ピクピク

加賀「もうしないと誓える?」

提督「し…しま、せぇん…」

加賀「ん?聞こえないわ」グッ ヌプヌプ

提督「あ゛っ…!し、しません!もうしませんからゆるしてぇ!あひぃっ・」

加賀「そう、いい子ね」ズブッ ナデナデ

提督「にゃふ……えへ、あはぁ……」ガクガク



853: ◆CaWSl75vrE 2016/03/10(木) 00:35:52.67 ID:BcofVGuP0

お仕置きおわり
もう次スレまで真面目パートはないと思います



862: ◆CaWSl75vrE 2016/03/11(金) 00:36:35.01 ID:AiXRDZBv0

青葉「ん〜……」

提督「…………」ペラッ

青葉「……退屈ですねえ」

提督「……そうだね」

青葉「……何か面白いことでもないですかねえ?」チラッ

提督「…………」フッ

青葉「ちょ、なんで目を反らすんですか!」

提督「青葉の言う面白いことってだいたい厄介ごとだし…」

青葉「むー、そんなことありませんよ!」プンスカ

提督「なんにせよここに居ても面白いことなんてないし…他を当たった方がいいよ」ペラッ

青葉「ぐぬぬ……」



863: ◆CaWSl75vrE 2016/03/11(金) 00:40:19.20 ID:AiXRDZBv0

青葉「…あ、そうだ!」

提督「今度はなに?」

青葉「司令官にコスプレしてもらいましょう!コスプレ!」

提督「はっ?な、なんで私?」

青葉「コスプレと言っても艦娘のみなさんの服を着るだけですから!大丈夫ですよヘーキヘーキ!」

提督「えぇ…」

青葉「みんな喜ぶと思うんだけどなぁー、楽しいだろうなぁー!」

提督「はぁ……まあ、いいけどさ…」

青葉「やったー!さすが司令官!」パチパチ



865: ◆CaWSl75vrE 2016/03/11(金) 00:47:01.68 ID:AiXRDZBv0

〜〜〜

青葉「というわけで、まずは睦月型の制服からですねー」

「もう着替え終わったんだけど、出ていいの?」

青葉「あ、はいどうぞー」

シャッ

提督「制服といっても、睦月と如月以外のは入らなかったんだけど…」

睦月「おぉー」

如月「あら、思ったより似合ってるじゃない♪」

皐月「あはっ!司令官、かわいいね!」

提督「そうかな、えへへ」

青葉「ふむふむ、意外とサイズは大丈夫そうですねえ」



866: ◆CaWSl75vrE 2016/03/11(金) 00:52:54.50 ID:AiXRDZBv0

提督「そうだね、パーカーだから割とゆったりしてる」

望月「やっぱりあたしらのはきつかった?」

提督「うん、とてもじゃないけど着られなさそう」

菊月「まあ、体格差があるからな」

如月「このパーカー、睦月ちゃんのを借りてるのね」

提督「うん、置いてた」

睦月「ならば睦月が提督の上着を着るにゃしぃ!」バサッ

提督「あはは、だぼだぼだね」

青葉「はーい、ではみなさん集まってくださーい!撮りますよー!」



867: ◆CaWSl75vrE 2016/03/11(金) 01:00:40.76 ID:AiXRDZBv0

如月「うふふ、なら司令官の隣はいただいちゃおうかしら」スリ

卯月「あー!ずるいぴょん!ふーちゃんの隣はうーちゃんのものっぴょん!」バタバタ

提督「こ、こら!卯月、そんなに暴れたらダメだって!あ、ご、ごめん弥生!」

弥生「………いえ、怒ってません…怒ってませんから…」

文月「文月は膝の上に乗るぅ〜」

皐月「じゃーボクは背中だー!」ドシン

長月「ふっ、面白い…私も乗った!」バッ

提督「うわ!?お、重い…!」ググ

望月「なー、なんでもいいから早く決めろよなー」

ギャーギャー

青葉「元気ですねえ…」

パシャッ



868: ◆CaWSl75vrE 2016/03/11(金) 01:09:26.21 ID:AiXRDZBv0

青葉「はい、次は吹雪型ですね。司令官、準備はできてますかー?」

「ちょっと待ってね…よいしょっと」

シャッ

提督「ふう、お待たせ」

吹雪「わあ!司令官、可愛いですね!」

白雪「あ、髪も吹雪ちゃんとお揃いなんですね」

提督「ふふ、せっかくだからね」

吹雪「えへへ、なんだか照れますね//」



869: ◆CaWSl75vrE 2016/03/11(金) 01:15:27.98 ID:AiXRDZBv0

提督「しかしセーラー服も懐かしいなあ…思い出すなあ、あの頃を…」ポワワ

深雪「へー、司令官にも若かりし日はあったんだなあ」

叢雲「いや、そりゃそうでしょ…」

提督(なぜか女の子ばかりに告白されてたあの頃を思い出すなあ……)シミジミ

叢雲「いつまで思い出に浸ってんのよ。ほら、撮るわよ」ペシ

提督「あっ、はい」

青葉「はーい、撮りますよー」



870: ◆CaWSl75vrE 2016/03/11(金) 01:20:10.83 ID:AiXRDZBv0

青葉「笑って笑ってー………1+1はー?」

提督「にー!」

叢雲「にー」

吹雪「田んぼの田ー!」

深雪「チーズ!!」

初雪「2になるとは限らない…」

白雪「え?えっと…あっ」

磯波(噛み合わない…!)

パシャ



871: ◆CaWSl75vrE 2016/03/11(金) 01:26:04.19 ID:AiXRDZBv0

叢雲「それにしても、私の服はなかったわけ?」

提督「うん…でも、代わりにこれがあったよ」

叢雲「あ、私の槍じゃない。なんであるのよ」

提督「さあ…」

深雪「おっ!?司令官、いい武器持ってるじゃん!深雪さまと勝負しようぜえ!」

提督「いいね、負けないよ!でええい!!」バッ

深雪「うおおおおっ!!」バッ

叢雲「ちょっと!?危ないからやめなさい!」

提督「はああああ!!」ガッ

深雪「お前にできるのか!選択が!破壊が!」キィーン

叢雲「こらー!!」

吹雪「あはは…」



873: ◆CaWSl75vrE 2016/03/11(金) 15:34:40.27 ID:AiXRDZBv0

深雪「その覚悟、試させてもらうぞ!」キンキンキン

提督「うう……うおおおお〜〜〜〜!!」

叢雲「いつまでやってんのよ!さっさと戻んなさい!」スパァン

深雪「いってぇ!!ちぇっ、分かったよ…」

提督「えー、もう終わり?」

深雪「おー、次はみんなも呼んで血まみれルートもやろうな!」

提督「えっ、私一人で戦うの」

深雪「まー司令官なら大丈夫だろ!んじゃー!」パタパタ

叢雲「はぁ……」

提督「苦労してるね、叢雲」

叢雲「あんたもその一因でしょうが…」

提督「そうかな、えへへ」

叢雲「褒めてない!」



874: ◆CaWSl75vrE 2016/03/11(金) 15:43:51.61 ID:AiXRDZBv0

青葉「お次は司令官大好き駆逐艦筆頭の暁型ですねー」

響「司令官大好きなのは暁なんじゃないかな」

暁「な、なんで暁だけなのよ!というか響も司令官のこと好きでしょ!//」

青葉(これ普通に司令官にも聞こえてるだろうなあ)

「(色々聞こえてるんだけど暁のために黙っておこう…)」

雷「それにしても、司令官に私たちの服なんて入るのかしら」

電「今の電でも割と大きいけど、司令官さんが着たらきついと思うのです」



875: ◆CaWSl75vrE 2016/03/11(金) 15:50:50.32 ID:AiXRDZBv0

「もう出ていいー?」

青葉「あ、はいどうぞー」

シャッ

提督「じゃーん!」

雷「あら、意外と合ってる…?」

提督「えへへ、そうでしょ?」

暁「そんなサイズの制服、どこにあったの?」

提督「ふふふ、実はこれは特注品でね」

電「特注品?」

提督「みんなの成長を見越して、前々から妖精さんと一緒に作ってたんだよ、うふふふ」

雷「まさかそれを司令官が一番に着ることになるなんてね」

提督「それもそうだね、あははは!」

青葉(スペックの高さとロリコンとしての純度って比例するものなのかなあ…)



876: ◆CaWSl75vrE 2016/03/11(金) 15:56:09.63 ID:AiXRDZBv0

提督「そしてなんといってもこの帽子、ちょうどいいサイズ」スポッ

暁「それ、暁たちと同じね」

提督「うん…やっぱり、帽子はしっくりくるなあ…身が入るよ」

電「なんだか、きりっとした雰囲気なのです」

提督「どう?かっこいい?」

電「うーん…」

提督「ちょっ、そこで悩まないでよ!」



877: ◆CaWSl75vrE 2016/03/11(金) 16:00:46.86 ID:AiXRDZBv0

響「司令官、こっち向いて」

提督「ん?はいはい」クル

ムンズ

提督「う」

響「うん………やっぱり普段より薄着だからか感触がまるで違うな……」ムニムニ

提督「それはどうも」ギュムム

響「ふぁがが」

青葉「あー…えっと、撮りますよー?」

提督「はいはい、じゃあ並ぼうか」パッ

響「いたた…」サスサス



878: ◆CaWSl75vrE 2016/03/11(金) 16:07:23.22 ID:AiXRDZBv0

提督「ほら電、隣座って」

電「はい、失礼するのです」ストン

青葉「そういえば電ちゃんは一番の古株ですもんねえ、まさに相棒って感じです」

電「そうでしょうか、えへへ…」

雷「私だって二番目なんだからね、司令官!」ストン

提督「はいはい…響と暁はちょっと後ろね」

電「あ…どうせなら…」パタパタ

提督「?」

電「電が司令官さんの帽子をかぶるのです、えへへ」

提督「ふふ、よく似合ってるよ」

青葉(微笑ましいなあ…)



879: ◆CaWSl75vrE 2016/03/11(金) 16:13:12.78 ID:AiXRDZBv0

暁「司令官、ちょっと屈んでくれない?」

提督「ん、はいはい」

青葉「では撮りますよー…はーい、笑って笑ってー」

響(ん……この体勢…)

青葉「はい、チーズ!」カチッ

響「…………」スッ

パシャッ

提督「!?」

雷「暁、実は映り切れてないんじゃないの?」ププ

暁「そんなことないわよ!ねえ青葉さん、ちゃんと映ってるわよね?」

青葉「えっと、どれどれ…お?」



880: ◆CaWSl75vrE 2016/03/11(金) 16:17:08.60 ID:AiXRDZBv0

青葉「…………」

提督「? どうかしたの?」

青葉「あ、いえ!綺麗に撮れてますよ!」

暁「ほんと?暁も映ってる?」

青葉「ええ、もちろん!あとで現像して渡しますね」

提督(さっきの…響、だよね…?)サスサス

青葉(響ちゃんも大胆だなあ…キスしてるの、バッチリ映ってる…)

響「…………」クス



881: ◆CaWSl75vrE 2016/03/11(金) 16:25:04.40 ID:AiXRDZBv0

青葉「さて!お次は白露型ですね!」

時雨「これ、前々から企画してたんだっけ」

村雨「そうね、話は挙がってたけどなかなかやる機会が取れなかったって」

「着替え終わったよー」

青葉「では出てきてもらいましょうか、どうぞー」

シャッ

提督「よいしょっと」

春雨「おぉー…」

白露「さすがに黒はよく似合うねー」

夕立「ほわあ…提督さん、時雨と雰囲気似てるっぽい!」



882: ◆CaWSl75vrE 2016/03/11(金) 16:39:02.51 ID:AiXRDZBv0

提督「あー…やっぱり、他のと比べると着心地がいいね」

村雨「そうね、セーラー服とかって結構堅苦しい感じがするし」

提督「それもあるけど……主に胸が、ね…?」

時雨「あぁ…」

白露「あたしらの型、みんな発育いいらしいからねえ」

提督「特に村雨と夕立はね…駆逐艦とは思えないスタイルだよね」

夕立「っぽい?」

村雨「うふふ、村雨のちょっといい身体…もっと見せてあげようかしら?」

提督「いや、興味ないからいいよ」

村雨「!??」ガーン



886: ◆CaWSl75vrE 2016/03/11(金) 20:07:15.43 ID:AiXRDZBv0

青葉「いや……しかし、すごいですね。ネクタイになりたいですよ」

提督「へ?何が?」

青葉「いえ、なんでもありません」

村雨(ああ…ネクタイが乗っかるぐらいすごいってことね…)

時雨(エロいな…)

白露(なんか気付いてしまうとすごいフェチズムを感じる)

青葉「ではそろそろ撮影に移りましょうかー」

提督「はーい」



887: ◆CaWSl75vrE 2016/03/11(金) 20:19:11.27 ID:AiXRDZBv0

青葉「はーい、並んでくださーい」

時雨「提督」スッ

提督「ん、時雨が隣でいいの?」

夕立「もう片方は夕立がもらうっぽい!」

村雨「ちょっと待ってよ、私だって提督の隣がいいわ」

時雨「もう決まったことだよ」

村雨「いいえ、譲らないわ」

時雨「姉の言うことを聞けないのかな?」

村雨「そっちこそ妹に威厳を見せたらどう?」

時雨「あ?」

村雨「は?」

提督「ちょっ」



888: ◆CaWSl75vrE 2016/03/11(金) 22:35:53.99 ID:AiXRDZBv0

時雨「…………」ズズズ

村雨「…………」ゴゴゴ

提督「ふ、二人ともちょっと待った!」

時雨「なにかな、提督」

村雨「うふふ、どうしたの?」

提督「えっと…と、隣なら夕立が変わってくれるから!村雨もそれでいいでしょ?」アセアセ

夕立「えー!?」

村雨「あら、いいの?」

提督「ごめん、夕立…その代わり背中から抱き付いてていいから…」

夕立「むー…まあ、いいけど…」

村雨「ふふ、悪いわね」

時雨「ちっ…」

提督(この二人…特に時雨、割と腹黒いところがあるからたまにギスギスしてて怖い…)キリキリ



889: ◆CaWSl75vrE 2016/03/11(金) 23:15:39.59 ID:AiXRDZBv0

青葉「さーんにーいーち!はいっ!」

時雨「…………」ギュ

村雨「…………」ギュ

提督「へっ」

パシャ

青葉「はーいお疲れ様でしたー!あとで現像したものを渡しますので、解散して結構ですよー」

時雨「それじゃあね、提督」

村雨「またあとでね、ふふ」

提督「う、うん」

青葉(上手く撮れt………うわあ、司令官も苦労人だなぁ…)ポチポチ



890: ◆CaWSl75vrE 2016/03/11(金) 23:22:42.52 ID:AiXRDZBv0

青葉「さて、次は」

陽炎「陽炎型ぁ!!」

青葉「うわっ、元気ですねえ」

黒潮「不知火が楽しみにしてたからなあ」

不知火「そんなこと一言も言ってない」

陽炎「司令ーー!!まだぁー!!?」

シャッ

提督「呼ばれて飛び出て陽炎型ぁ!!」

陽炎「ヒャアアアアアアア!!!」

黒潮「イェアアアアアアア!!!」

不知火(なんなの、このテンションは…)



891: ◆CaWSl75vrE 2016/03/11(金) 23:32:50.48 ID:AiXRDZBv0

陽炎「へー、なかなか似合ってるじゃない!」

提督「でしょ?自分でもそう思うよ」

黒潮「着心地はどうや?」

提督「んー、やっぱり動きやすいね。スタイリッシュな感じ」

青葉「元がいいおかげですかねえ、手袋着けてるとすごくイケメンに見えますよ」

黒潮「一回男装でもしてみたら?出る子には人気出るんちゃう?」

提督「あはは、機会があればね」

不知火「……………」



893: ◆CaWSl75vrE 2016/03/11(金) 23:43:47.70 ID:AiXRDZBv0

不知火「司令、下を失礼します」スッ

提督「ん?」

ピラッ

提督「スパッツならちゃんと履いてるよ?」

不知火「そうですね、ありがとうございます」クル

提督「………??」

不知火(司令が不知火のスパッツを履いてる司令が不知火のスパッツを履いてる司令が不知火の司令が不知火の司令が不知火の司令が司令が司令が)ハァハァハァハァハァハァ

陽炎(あちゃー…ありゃぬいぬいだなあ…)

黒潮(またなんか変なこと考えとるんやろなあ…)



894: ◆CaWSl75vrE 2016/03/12(土) 00:07:26.76 ID:XMGPET820

青葉「それでは恒例の撮影タイムいきますよー」

陽炎「はーい!ねっ司令、肩組もう肩!」

提督「おっ、いいねえ。ほら、黒潮も」

黒潮「はいな!」

ガッシィ

不知火「不知火もやるのですか?」

陽炎「合点!」

不知火(なんなのこのノリは…)



895: ◆CaWSl75vrE 2016/03/12(土) 00:19:00.64 ID:XMGPET820

不知火「…………」

陽炎「不知火ぃー、あんたせっかく写真撮るんだからもうちょっといい表情しなさいよー」

不知火「…努力はするわ」

青葉「ではいきますよー…はい、チーズ!」

黒潮「チャリで来た」

不知火「フッフフwww」

パシャッ



896: ◆CaWSl75vrE 2016/03/12(土) 00:22:40.38 ID:XMGPET820

青葉「はーい、上手く撮れましたよー」

陽炎「見せてもらってもいい?」

青葉「ええ、どうぞ」

陽炎「どれどれ……うわっ!?不知火、あんたすごい笑顔じゃない!どうしたの!?」

不知火「フフフ…www」プルプル スッ

陽炎「え?黒潮?」

黒潮「チャリで来た」ザッ

陽炎「なにやってんのあんた…」

提督「楽しそうで何よりだよ」



897: ◆CaWSl75vrE 2016/03/12(土) 00:29:39.97 ID:XMGPET820

青葉「さて、次は島風g」

島風「おっそーーーーい!!!」

青葉「…まあ、今着替えに入ったところですから…少し待ちましょう」

島風「てーとくー、まだー?」

「ちょ、ちょっと待って……青葉ー!」

青葉「はいはい、なんでしょう?」

「これ…ほんとに着るの…?」

青葉「もちろん!」

「……スパッツとか履いちゃダメ?」

青葉「ダメです」

「うう…ただの拷問でしかない…」

青葉「くっくっく、楽しみですねえ」



900: ◆CaWSl75vrE 2016/03/12(土) 15:22:30.89 ID:XMGPET820

青葉「しれいかーん、着替えましたかー?」

「き、着替えたけど……ほんとにこれで撮るの…?」

青葉「当然です!ほら、出てきてください!」

「……う、うん…」

シャッ

提督「………っっ……!!/////」カァアアア

島風「おぅ、お揃い!」

パシャッ

提督「なんで今撮るの!?」

青葉「個人用です」



901: ◆CaWSl75vrE 2016/03/12(土) 15:29:52.69 ID:XMGPET820

提督「というか…なんなのこの服…そもそも服なのこれ…」

島風「服だよ!」

提督「どこが!?こんなのただのフーゾク嬢の格好でしょ!!スカートなんてもはや穿いてる意味も分からないくらい短いし!ハイレグはほぼ紐だしお腹も露出してるし!なんなのもう!!」

青葉「なんでキレてるんですか…」

島風「えー、でも可愛いよ?」

提督「そういう問題じゃない!!」クワッ

青葉(あまりに恥ずかしいとキレるのかぁ…)



902: ◆CaWSl75vrE 2016/03/12(土) 16:05:57.17 ID:XMGPET820

提督「まあ、確かにこのカチューシャは可愛いと思うけどさ…」

島風「ウサギさんみたいでしょ?」

提督「…そうだね」

青葉「あー…それじゃ、そろそろ撮りましょうか」

提督「はーい…」

島風「ほらてーとく、ピース!」

提督「ぴーす…」

青葉(うわあ、露骨にテンション下がってる…)



903: ◆CaWSl75vrE 2016/03/12(土) 16:10:43.04 ID:XMGPET820

パシャッ

青葉「はーい、終わりましたよー」

提督「着替えてくる」

パタパタ

島風「…この格好、そんなにおかしいかなあ」

青葉「さあ…青葉は割と普通らしいですけど、どうなんですかねえ」

「(今度倫理観の座学開こう…)」



904: ◆CaWSl75vrE 2016/03/12(土) 16:20:43.13 ID:XMGPET820

青葉「えっと……お次は迅鯨型ですね」

提督「迅鯨型?ってことは…」

大鯨「はい、私です」

提督「ああ、やっぱり…一人しかいないもんね」

大鯨「あはは…まあ、仕方ないことですので…」

青葉「さてさて、お話はその辺にして」

提督「そうだね、着替えてくるね」

大鯨「ええ、お待ちしていますね」



905: ◆CaWSl75vrE 2016/03/12(土) 16:38:44.42 ID:XMGPET820

シャッ

提督「お待たせー」

大鯨「あ、私と同じエプロンですね」

提督「えへへ…この鯨のマーク、可愛らしいね」

大鯨「ふふ、よければ一着差し上げましょうか?」

提督「いいの?じゃあもらおうかな」

大鯨「はい、代わりはありますので」

提督「それにしても、このセーラー服とエプロンの色彩バランスが絶妙だね。タイツもあったかいし」

青葉「はい…すごい、暖かい印象というか…あの、司令官…」

提督「ん、どうしたの?」

青葉「…抱き付いてもいいですか」

提督「えっ」



906: ◆CaWSl75vrE 2016/03/12(土) 16:51:19.57 ID:XMGPET820

提督「別にいいけど…ほら」スッ

青葉「では失礼して…えい」ギュ

提督「ネクタイ、邪魔じゃない?」

青葉「大丈夫です……」

提督「そう…」

青葉「…………」

提督「…………」

青葉「……うわあっ!!」バッ

提督「うわっ!?ど、どうしたの!?」

青葉「なんなんですかその包容力!!」

提督「えっ!?」



907: ◆CaWSl75vrE 2016/03/12(土) 17:00:14.46 ID:XMGPET820

青葉「危うくダメ人間になるところでしたよ!青葉を骨抜きにするつもりですか!」

提督「えぇ…なんで逆ギレされてるの私…」

大鯨「さ、さあ…」

青葉「はー…はー…母性の塊みたいな身体しやがって…」

提督「何を言ってるの青葉は…」

青葉「……ふぅ。気をとり直して、撮影に移りましょうか」

大鯨「は、はあ」

提督「情緒不安定だなあ…」



908: ◆CaWSl75vrE 2016/03/12(土) 17:39:40.71 ID:XMGPET820

パシャッ

青葉「はーい、お疲れ様でしたー」

提督「そういえば、さっき控え室に潜水艦の子達の水着があったんだけど…」

青葉「ああ、また今度着てもらいますよ」

提督「えっ」

青葉「今日は予定が合わない子もいますので、別の日に改めて撮る予定です」

提督「複数回やるのこれ…」

青葉「もちろん!」



909: ◆CaWSl75vrE 2016/03/13(日) 10:36:22.40 ID:wlbj/F/r0

青葉「さてさて、お次は飛鷹型ですねえ」

隼鷹「帰っていい?」

飛鷹「いきなりなんてこと言うのよ…」

隼鷹「いやー、だって撮影あるって言うからさあ…昨日からずっと酒飲んでないんだぜえ?」

飛鷹「そんな中毒みたいなこと言わないの」

隼鷹「ほら、アルコールがないと手が震えてさあ…苦しいんだよお…酒くれよォ…」プルプル

飛鷹「そういう危なげなネタはやめなさい」バシ

隼鷹「あたっ、はいはい」



910: ◆CaWSl75vrE 2016/03/13(日) 10:51:17.69 ID:wlbj/F/r0

提督「隼鷹、大丈夫?」

隼鷹「うお、もう出てきてたんだ」

飛鷹「ふーん…やっぱり隼鷹の服選んだのね」

提督「どっちにしようか迷ったんだけど、こっちの方が楽かなって思って。ごめんね」

飛鷹「…別にいいけどね」

隼鷹「ふんふん、サイズはぴったりだなー」

提督「そうだね、私と隼鷹たちってほぼ身長差ないし…何より駆逐艦の子達のと違って胸がきつくないから違和感がないかな」

飛鷹(…ボタンがはち切れそうになってるのは気のせいよね)

隼鷹「やー、しかし自分の服を提督に着てもらうってなんだか照れるねえ」

提督「ふふ、似合ってる?」

隼鷹「ぶっちゃけ飛鷹の服の方が合うと思う」

提督「…………」



911: ◆CaWSl75vrE 2016/03/13(日) 10:56:47.55 ID:wlbj/F/r0

提督「…でも、この真っ赤なのは華やかですごく上品なイメージだね。お嬢様って感じ」

隼鷹「まー、普段着てる本人はお嬢様とは程遠いけどねえ」

提督「そんなことないよ、隼鷹だって器用だし真面目だし…それに美人なんだから、ちゃんとおめかしすればもっと綺麗になるよ」

隼鷹「………ぇ、あ…」

飛鷹「ああー、ショートしたわ」

隼鷹「ちょっと……待って、いやほんと…不意打ちでそういうこと言うのズルいってぇ…///」カァアア

提督「ふふふ、かわいい」

隼鷹「やめてよぉ…」

飛鷹「そうね、隼鷹も女の子なんだから」



912: ◆CaWSl75vrE 2016/03/13(日) 11:05:19.57 ID:wlbj/F/r0

提督「飛鷹も女の子だよ、ドレスとか着たらきっとこの鎮守府じゃ誰も敵わないくらい煌びやかになるよ」

飛鷹「ふふ、そこまで露骨に褒められると冗談みたいに聞こえるわ」

提督「まさか。本心で言ってるよ」

飛鷹「はいはい…口説き文句として受け取るわね」

提督「そんなに謙遜しなくてもいいのに…せっかくの美人がもったいない」

飛鷹「それ、そっくりそのままお返しするわ」クス

青葉(天然たらしっぷりが遺憾なく発揮されている…しかし飛鷹さんも上手く躱すなあ…)



915: ◆CaWSl75vrE 2016/03/15(火) 11:21:46.26 ID:meqR6cLB0

青葉「それでは、撮りますよー」

隼鷹「なー提督、今日は一緒に呑もうか」

提督「またお酒?体壊すよ?」

隼鷹「やー…素面じゃ言えないことだらけだからさ…」

提督「……はいはい、今日だけね」

飛鷹「ふふ、私もお邪魔していいかしら」

隼鷹「えー、今日は提督独り占めしようと思ってたのに」

提督「まあまあ、また今度にすればいいから…」

隼鷹「お、二回目があるってこと?へへへ、ラッキー♪」

飛鷹「まんまと嵌められたわね」

提督「あはは…」

青葉(楽しそうだなあ…)スッ

パシャッ



916: ◆CaWSl75vrE 2016/03/15(火) 11:26:34.62 ID:meqR6cLB0

青葉「さて、お次は」

武蔵「この武蔵だな」

青葉「はい、大和さんは別件でいないので今回は武蔵さんだけということで。それでは着替えてもらいましょうか」

提督「やだ」

武蔵「何?」

提督「絶対やだ」

青葉「どうしてです?」

提督「痴女とかそういうレベルじゃないもん」

武蔵「前も言われたが、私の服はそんなにおかしいのか?」

青葉「別に普通だと思いますけどねえ」

提督「いや、そもそも服じゃないもん!スカート以外ほとんどサラシでしょ?」

武蔵「格好いいだろ?」

提督「よくない!!」



917: ◆CaWSl75vrE 2016/03/15(火) 11:36:52.41 ID:meqR6cLB0

提督「だいたいねえ、女の子がそんな格好でいちゃいけません!日本の女子ならもっと肌を見せることを惜しみなさい!」

武蔵「と言われてもなあ」

青葉「薄着の方が動きやすいですし」

提督「いやーっ!!なんでそんなに意識してないの!?悪い大人に変なことされても知らないよ!?」

武蔵「私も大人だが」

提督「そうだけど!」

青葉「なんでもいいので早くしてくれませんかねえ」

提督「やだ!絶対やだ!!」

青葉「………別に断ってもいいですけど」

提督「ほんと!?」パアア

武蔵「おい」

青葉「まあ、もし断ったら司令官の恥ずかしい写真売りに出しますからね」

提督「えっ」



918: ◆CaWSl75vrE 2016/03/15(火) 11:41:22.07 ID:meqR6cLB0

青葉「加賀さんと外で【自主規制】してる写真とか、一人で極太【自主規制】使って慰めてる写真とか」

提督「…………………」

青葉「着てくれますよね?」

提督「ハイ…」

シャッ

武蔵「……お前、意外と鬼畜な真似をするんだな…」

青葉「まあどっちも噂を聞いただけでカマをかけたんですけどね。どうやら事実だったみたいです」

武蔵「……………」



919: ◆CaWSl75vrE 2016/03/15(火) 11:51:36.09 ID:meqR6cLB0

武蔵「相棒、着替え終わったか?」

「……う、うん…」

青葉「それじゃ出てきてくださーい」

「…………」

青葉「写真」

「わ、分かってるって!出るから!」

シャッ

提督「ッッ………!!!//////」

武蔵「ほお」

パシャッ

提督「だからなんで撮るの!?」

青葉「いえ、表情にそそられるものがあったので」



920: ◆CaWSl75vrE 2016/03/15(火) 11:59:53.72 ID:meqR6cLB0

武蔵「はは、お揃いだな」

提督「こんなお揃いやだ…」

武蔵「私の一張羅だぞ?」

提督「6割サラシじゃない…」

武蔵「上手く巻けているぞ」

青葉「結構厚手ですからねえ、寒くはないんじゃないですか?」

提督「そうだけど…こんなの恥ずかしすぎる…」

武蔵「ははは、相棒は本当に可愛いな」

提督「……くそが……」

青葉「!?」



922: ◆CaWSl75vrE 2016/03/15(火) 12:20:04.67 ID:meqR6cLB0

武蔵「失礼」ピラッ

提督「……………っっ!!??」

武蔵「む、下もちゃんと私と同じ巻き方だな」

提督「バカーーーー!!!」ゲシィ

武蔵「ぐはぁ!?」

青葉「うわあ…」

提督「いきなり人のスカートめくるなんて何考えてるの!?えっち!スケベ!ヘンタイ!!」ゲシゲシ

武蔵「ぶがっ、げふっ」

青葉(罵倒の仕方が古い…)



923: ◆CaWSl75vrE 2016/03/15(火) 12:38:04.14 ID:meqR6cLB0

青葉「はーい、撮りますねー」

提督「はぁ……」

ガシ

武蔵「ほら、肩を組んで撮ろうぜ」

提督「…うん」

武蔵「あ。悪い、相棒の身長だと少し辛いか?腹のあたりに手を回してもいいぞ」

提督「ふふ、ありがとう」スッ ギュ

青葉(なんだかんだで仲はいいんだなぁ…)

パシャッ



924: ◆CaWSl75vrE 2016/03/15(火) 12:45:05.06 ID:meqR6cLB0

武蔵「それにしても、あれだな」

提督「?」

武蔵「相棒も剃ってるのだな!ははは!」

提督「」カァッ

ボッゴォ

武蔵「ごはぁ!!?」ガクッ

青葉(綺麗な肝臓打ちだ…)



926: ◆CaWSl75vrE 2016/03/15(火) 19:38:57.91 ID:meqR6cLB0

青葉「さてと、今日はこれで終わりですね。お疲れ様でした」

提督「……その写真、どうするの?」

青葉「ん?アルバムに載せますよ、これも大切な思い出ですから」

提督「………いい事言ってるみたいだけど、私にとっては辱めでしかないんだけど…」

青葉「まあまあ、後で見返したらああこんなこともあったなーって懐かしくなるものですよ!」

提督「そうかなぁ…」



927: ◆CaWSl75vrE 2016/03/15(火) 19:45:09.60 ID:meqR6cLB0

青葉「あ。司令官、せっかくですからツーショット撮りましょう!」スッ

提督「え?う、うん、いいけど」

青葉「ピースしてくださいねー」

提督「うん」

青葉「笑って笑ってー……はい、チーズ!」

パシャッ

提督「撮れた?」

青葉「んー……司令官、いい笑顔ですねえ」



928: ◆CaWSl75vrE 2016/03/15(火) 19:49:42.37 ID:meqR6cLB0

提督「ふふ、青葉も可愛らしく撮れてるね」

青葉「そんな、褒められても困りますよぉ」

提督「それもアルバムに載せるの?」

青葉「ん?いえ、これは載せません」

提督「え、どうして?」

青葉「これは青葉と司令官の思い出ですから。青葉の手帳に貼り付けます」

提督「……………」ワシャワシャ

青葉「わっ、な、なんですかいきなり!」

提督「青葉は不意に可愛らしいところ見せるからなぁ…」ワシャワシャ

青葉「だからなんなんですか、も〜!」



929: ◆CaWSl75vrE 2016/03/15(火) 19:51:13.52 ID:meqR6cLB0

艦娘制服コスプレ会おわり
大和はあんまりやましいことを考えてないので来ません



936: ◆CaWSl75vrE 2016/03/16(水) 10:38:07.16 ID:Iocj0vcC0

望月「思ったんだけどさ」

秋雲「うん」

望月「司令官をさ」

秋雲「うん」

望月「攻略する恋愛シミュレーションやりたい」

秋雲「わかる」



937: ◆CaWSl75vrE 2016/03/16(水) 10:50:46.57 ID:Iocj0vcC0

望月「作れないの?」

秋雲「やろうと思えばできるんじゃない?」

望月「じゃ任せた」

秋雲「任せたって言われても、秋雲絵ぐらいしか描けないし」

望月「グラフィック用意するんなら描けるでしょ」

秋雲「んー、じゃ青葉に写真もらっていくつか表情パターンとか描いてそれ入れるか」

望月「お、いいね」

秋雲「まあ作るにしても時間かかるだろうし、経過はまた報告するってことで」

望月「あい」

秋雲「で、次なにする?」

望月「バイオ5」ピッ

秋雲「いいね」



938: ◆CaWSl75vrE 2016/03/16(水) 14:40:06.88 ID:Iocj0vcC0

後日………

秋雲「体験版ができました」

望月「やるじゃん」

秋雲「それでは早速起動してと」

ピッ

ウィーン…

望月「おー、なんかわくわくする」

秋雲「いやー結構大変だったわぁ…三徹した時はさすがにぶっ倒れるかと思った」

望月「体験版ってことは製品版も作るの?」

秋雲「もちろん」

望月「何徹の予定?」

秋雲「君のような勘のいいガキは嫌いだよ」



939: ◆CaWSl75vrE 2016/03/16(水) 14:42:04.37 ID:Iocj0vcC0

ガチャ

深雪「お?なになに、ゲームすんの?」

望月「そだよ」

深雪「あたしもやる!」

秋雲「ほい、クッション」

深雪「さんきゅー!」ボフ

パッ

『おはよう、今日も頑張ろうね』

深雪「おぉ!?司令官だ!?」

望月「いきなりゲーム画面になったけど」

秋雲「だってまだタイトルも考えてないし」



940: ◆CaWSl75vrE 2016/03/16(水) 14:44:11.34 ID:Iocj0vcC0

深雪「なにこれ!?どうなってんの!?」キラキラ

秋雲「提督を攻略する恋愛シミュレーションゲームだよ」

深雪「何それチョー面白そう!!」

望月「タイトル先に決めといた方がいいんじゃないの?」

秋雲「そーだなぁ…」

深雪「司令官これくしょん、官これ!」

秋雲「採用」

望月「はやっ」

深雪「よっしゃー!」



942: ◆CaWSl75vrE 2016/03/16(水) 16:23:11.12 ID:Iocj0vcC0

望月「……で?どういうシステムなの?」

秋雲「今のところは朝昼夜のスリーフェイズで行動、好感度を上げるって感じ」

望月「ふーん…で、コマンドは?」

秋雲「なんかボタン押したらウィンドウ出るでしょ」

望月「どれどれ…お、出た」

・おしゃべり

望月「…一つしかないけど」

秋雲「そりゃそうでしょ、まだ体験版なんだから」

望月「それもそうか…」

深雪「なー、なんでもいいから試してみようぜ」



943: ◆CaWSl75vrE 2016/03/16(水) 16:27:56.90 ID:Iocj0vcC0

望月「そだね…」ポチ

何について話す?
・任務のこと
・提督のこと
・自分のこと

深雪「へー、結構あるなー」

望月「ちなみに今はどのフェイズなの?」

秋雲「今は朝だね」

望月「ふーん…とりあえずどれ選ぼうか…」

深雪「司令官のこと!」

望月「じゃあそれで」ポチ



944: ◆CaWSl75vrE 2016/03/16(水) 16:35:05.05 ID:Iocj0vcC0

『え、私?うーん……特にないかな……』

望月「って言ってるけど」

深雪「なんか思ったより無愛想だなー」

秋雲「まだ好感度が普通程度だから仕方ない」

望月「好感度上がったら自分から喋ったりしてくれるの?」

秋雲「そんな感じ」

望月「ほー、なるほど」

深雪「じゃ好感度下がったらその逆もあるってこと?」

秋雲「ある。見てて辛いレベルで」

深雪「うわあ…」



945: ◆CaWSl75vrE 2016/03/16(水) 16:40:01.84 ID:Iocj0vcC0

・今日も頑張ろう
・提督も頑張ってね
・ちょっと疲れ気味かも……

望月「また選択肢出た」

深雪「やっぱりどれか一つで好感度上がったりとかすんの?」

秋雲「基本的にどれ選んでも上がるけどね」

望月「んー、じゃあこれで…」ピッ

→ちょっと疲れ気味かも……

深雪「なんで疲れてんの」

望月「なんとなく」



946: ◆CaWSl75vrE 2016/03/16(水) 16:45:40.86 ID:Iocj0vcC0

『大丈夫?……あんまり無理はしないでね』

深雪「優しいなー」

望月「好感度普通でも心配してくれるあたり司令官らしいね」

秋雲「ちなみに好感度が高いともっと気にかけてくれます」

望月「その指標はどこで見るの?」

秋雲「数値では表示されないけど、だいたいは提督の反応と表情を見れば分かるくらい」

深雪「今常に真顔なのは好感度普通だから?」

秋雲「そだね、評価としては『他の子と同じ』って感じ」

望月「なるほど……それにしても、この真面目そうな顔…」

深雪「なー、カッコいいよな」

望月「まだデレてもないのに司令官のこと好きすぎでしょ」

深雪「人のこと言えないだろ」

望月「……………」



947: ◆CaWSl75vrE 2016/03/16(水) 16:52:56.15 ID:Iocj0vcC0

『それじゃ、演習…頑張ってね』

望月「…暗転した」

秋雲「朝フェイズ終わり」

深雪「えー、もう終わりなの?」

秋雲「だーかーらー、まだ体験版だってば!製品版はもっと色々できるようにするからさ!」

望月「なんか、あんまりデレてくれない司令官も新鮮でいいな…」

深雪「そうかなー、ノリ悪くてちょっとやだな」

望月「それを攻略していくのが恋愛ゲーの楽しみなんだよ」

深雪「ふーん…」



948: ◆CaWSl75vrE 2016/03/16(水) 17:04:11.42 ID:Iocj0vcC0

ーー昼ーー

『あ、お疲れ様。演習、終わったみたいだね』

望月「ん、もう昼か」

秋雲「そうそう、朝昼夜で選択肢は変わるからね」

望月「ほー…おしゃべり、と」ポチ

何について話す?
・ご飯のこと
・演習のこと
・他の子のこと

望月「………………」ピッ

→他の子のこと

深雪「はやっ!」

『他の子?うーん………そうだね、戦艦や空母が活躍してるだろうけど…負けないように頑張ってね』

望月「…………」

秋雲「嫉妬心丸出しですねぇ」

望月「うるさい」



949: ◆CaWSl75vrE 2016/03/16(水) 17:11:13.65 ID:Iocj0vcC0

望月「……あれ?もう一回選べるの?」

秋雲「昼はね」

望月「ふーん…じゃこれで」ピッ

→ご飯のこと

『ご飯?……そういえば、お昼まだだっけ…』

・お腹空いてないの?
・一緒に食べる?

望月「…………」ピッ

→一緒に食べる?

深雪「迷わずいったなー」

秋雲「デレてほしいんでしょ」



950: ◆CaWSl75vrE 2016/03/16(水) 17:20:26.06 ID:Iocj0vcC0

『一緒に……うん、いいけど…あの、私まだ仕事が残ってて……待ってもらってもいいかな?できるだけ早く終わらせるから』

・もちろん
・ならいいや

望月「…………」ピッ

→もちろん

『ふふ…ありがとう』

深雪「おー、笑った」

望月「あーーーくっそ可愛い………」

秋雲「よかったね」



951: ◆CaWSl75vrE 2016/03/16(水) 17:28:28.97 ID:Iocj0vcC0

ーーー

『メニュー、色々あるね。何食べる?』

・提督と同じの
・提督オススメの
・提督の手料理

望月「……これさ、いきなり踏み込みすぎるのはダメなやつだよね」

秋雲「そだね」

望月「じゃあこれで…」ピッ

→提督オススメの

『わ、私がオススメするもの?えっと……オススメっていうか、好物になるんだけど…その、コロッケはサクサクで美味しいよ……って、子供っぽかったかな…』

・そんなことない
・可愛らしいよ

望月「……」ピッ

→可愛らしいよ

『そ、そうかな…えへへ…///』

望月「あぁぁーーー!!可愛いよ司令官!!!」ゴロゴロ

深雪「うおっ、発狂した」

秋雲「楽しそうで何よりだよ」



952: ◆CaWSl75vrE 2016/03/16(水) 17:34:55.69 ID:Iocj0vcC0

深雪「というかこれ、ちゃんと声も入ってんだなー」

秋雲「声を入れてるというか、サンプルがあれば繋ぎ合わせて違和感なく台詞作れるからね。一応提督の声から作ってるけど」

深雪「へー、すげー技術…」

望月「…これ絶対製品版作ってよ」

秋雲「そりゃもう」

深雪「あたしも買う!」

秋雲「へへへ、予約が二つも入った」

ーー提督とお昼を過ごしたーー



953: ◆CaWSl75vrE 2016/03/17(木) 10:23:40.40 ID:f4GZ+hjr0

ーー夜ーー

『ふぅ………あ、今日も一日お疲れ様』

何について話す?
・夜のこと
・提督のこと
・明日のこと

深雪「夜のことだって」

望月「なんかエロいな…」ピッ

→夜のこと

『夜?今日はもうやることはないけど…』

望月「……気になったんだけどさ、これってR-18とかあるの?」

秋雲「んなわけないでしょ、一応全年齢対象なんだから」

望月「なんでさ、パワプロだって弾道上がるじゃん」

秋雲「そんなこと秋雲に言われても」



954: ◆CaWSl75vrE 2016/03/17(木) 10:37:51.03 ID:f4GZ+hjr0

深雪「お、追加選択肢出てるぜ」

望月「ちぇっ、じゃあこれでいいや」ピッ

→提督のこと

『私?あはは、私は仕事かな…まだ今日の分が終わってなくて…』

・手伝おうか?
・頑張ってね
・寝た方がいい

ピッ

→手伝おうか?

『え?そんな、悪いよ…それに、これは元々私の仕事だから…明日、君に支障が出てもいけないし』

『……でも、気持ちは嬉しいよ。ふふ、ありがとう』

望月「これいつ発売なの?死ぬほど可愛いんだけど』

秋雲「未定です」



955: ◆CaWSl75vrE 2016/03/17(木) 10:44:09.88 ID:f4GZ+hjr0

秋雲「と、こんな感じで一日が進んでいきます」

望月「なんなのマジで…司令官可愛すぎなんだけど…」

深雪「司令官と一緒にいる時はそっけないのに司令官がいないと感情出しすぎでしょ」

秋雲「なー、ツンデレの逆だな」

望月「いつになったらデレてくれるの司令官…」

秋雲「待てないみたいだし、高好感度状態にしてやってみる?」

望月「そんなのできんの!?」

秋雲「体験版のみね」

深雪「てか、そろそろ操作変わってくれよなー、あたしもやりたいんだよー」

望月「……しゃーない、ほれ」

深雪「やーりぃ!」



956: ◆CaWSl75vrE 2016/03/18(金) 15:57:27.04 ID:yrWTFtCp0

ーー朝ーー

『…あ、おはよう!今朝も早いね。もしかして、一番に会いに来てくれたとか……なんて、冗談だよ。今日も頑張ろうね!』

望月「もうあからさまにデレてるじゃん」

深雪「表情も違うもんな」

・おはよう
・今日も可愛いね
・寝癖ついてるよ

深雪「何がいい?」

望月「自分で決めなよ」

ピッ

→おはよう

望月「なんでそんな普通のなんだよ!」

深雪「いーだろ別に、好感度高いならなんか面白い返しくれるって!」



957: ◆CaWSl75vrE 2016/03/18(金) 17:26:27.41 ID:yrWTFtCp0

『ふふっ、なあに?それ、さっきも言ったよ?』

深雪「なんだこれ、めっちゃイチャイチャしてるぞ」

望月「どこのバカップルだ」

秋雲「提督と加賀さんはいつもこんな感じなのかねえ」

深雪「…………」

望月「…………」

秋雲「ご、ごめん」



959: ◆CaWSl75vrE 2016/03/18(金) 18:06:25.54 ID:yrWTFtCp0

『今日は出撃だよね……その、あんまり無茶はしないでね?怪我とかしたら大変だから…』

・心配してくれてる?
・大丈夫だよ

望月「だってさ」

深雪「んー」ピッ

→大丈夫だよ

『……そうだよね。ふふ、ちょっと心配しすぎだったかな』

『うん、信じてるから…無事に帰ってきてね』

望月「これ死亡フラグ建ってない?」

秋雲「一応轟沈とかはないのでご安心を…まあ製品版は確率で小破から大破までのシステムを実装する予定」

深雪「イベントが発生するってこと?」

秋雲「そそ」



960: ◆CaWSl75vrE 2016/03/18(金) 18:22:43.87 ID:yrWTFtCp0

『それじゃ、私もお仕事しようかな…またあとでね、えへへ』

深雪「いやー、それにしてもデレデレだなー」

望月「現実の司令官もこれぐらいデレデレになってほしい…もっと甘やかしてほしい…」

秋雲「今も大概だろうに…」

深雪「そう?割と普通に司令官もこれくらいデレてくれるけど」

望月「マジで?ちょっとあたしと中身代わってよ」

深雪「無茶言うなよ」



961: ◆CaWSl75vrE 2016/03/18(金) 18:59:24.99 ID:yrWTFtCp0

ーー昼ーー

『あ、おかえり!大丈夫だった?怪我とかは……してないみたいだね。よかった…』

・ありがとう
・疲れたよ

望月「ところでこれ、好感度の度合いとしてはどれくらいなのさ」

秋雲「今は『他の子よりちょっと特別』って感じ」

望月「まだ恋愛感情はないの?」

秋雲「確実に気持ちは生まれつつあるけど、本人は気付いてないみたいな…そういうイメージ」

深雪「甘酸っぱいなー」ピッ

→ありがとう

『ふふ、なにもなくてよかったよ…あ、お腹空いたでしょ?報告は後でいいから、補給に行っていいよ』

望月「うーん可愛い…」



962: ◆CaWSl75vrE 2016/03/18(金) 20:45:19.25 ID:yrWTFtCp0

・行ってくる
・一緒に食べよう
・まだお腹空いてない

望月「一緒に食べよう選んで」

深雪「えー…いいけど…」ピッ

→一緒に食べよう

『もう、また?たまには他の子と食べてもいいんだよ?』

深雪「司令官がいいんだけどなあ」

望月「司令官がいいんだけど…」

『……え、私がいいの?そ、そっか…えと、ありがと…』

望月「シンクロした…」

深雪「すげえ…」



963: ◆CaWSl75vrE 2016/03/18(金) 20:46:44.81 ID:yrWTFtCp0

『でも、私、まだお仕事があるんだけど……待っててくれるの?』

深雪「前も見たなこんなくだり」

秋雲「まーまー、続きがあるから」

『いつもごめんね、待たせちゃって…ほんと、遠慮しなくていいから先に食べてても…』

『あ………う、うん……優しいん、だね…ふふ』

望月「あがああぁぁ!!しれいかああああああああああん!!!!」ゴロゴロ

深雪「うるせー…」

秋雲「気持ちはわかるけどね」

望月「しれいかああああああん!!一緒にご飯食べようねぇー!!あたしは待ってるからねぇー!!」バタバタ

深雪「ちょーやかましいな…」

秋雲「なー…」



964: ◆CaWSl75vrE 2016/03/19(土) 12:51:30.75 ID:rvYp1sXo0

望月「司令官が可愛すぎて生きるのがつらい」

秋雲「じゃ死ねばいいだろ…」

望月「あたしが死んだら司令官が悲しむじゃん」

深雪「うわあ超めんどくせえ…」

秋雲「なんでこんな暴走してんの今日」

深雪「あたしに聞かれても…」

望月「司令官…司令官…」ビクンビクン

秋雲「きめえ…」



965: ◆CaWSl75vrE 2016/03/19(土) 13:06:55.14 ID:rvYp1sXo0

望月「司令官のために生きよう」

秋雲「さいですか…」

『ん…やっぱりここのカレーは美味しいね』

・おかわり
・たまには別の味も食べたい

深雪「お、まだ昼が続くぞ」

秋雲「ほら、やっぱり好感度高いとお話したくなるもんでしょ」

ピッ

→たまには別の味も食べたい

『あー…そうだね、美味しいのはいいことだけどずっと同じ味じゃ飽きちゃうね』



967: ◆CaWSl75vrE 2016/03/20(日) 19:00:39.80 ID:jio7htlc0

『……じゃあ、今度は外に出て食べよっか。カレーじゃなくても、何か他のものでもいいよ』

深雪「おー、直々にお誘いが」

秋雲「順調にデレてきてるってことさ」

『どうかな?』

・他の子も誘って行こう
・二人で?

深雪「…これさ」

秋雲「うん」

深雪「もっと好感度高い状態で上の選んだら嫉妬する司令官が見られたりする?」

秋雲「おー、よく分かったね」

深雪「へへへ」



968: ◆CaWSl75vrE 2016/03/20(日) 19:04:30.45 ID:jio7htlc0

望月「いーから早く選べよー」

深雪「へいへい」ピッ

→二人で?

『え?うん、それでもいいけど……な、なんだかそう考えると照れるね…なんでだろ…』

深雪「うわー…甘酸っぱい…」

秋雲「本人はもう二十七なのにな」

望月「グゲッゴゴゴゴンギェギガガガ」ガタガタ

深雪「うわっ、ぶっ壊れてる」

秋雲「ゲームでここまでなるのに普段どうやって抑えてるんだ…」



969: ◆CaWSl75vrE 2016/03/21(月) 15:05:58.99 ID:br03Vm7v0

望月「はぁ…」

秋雲「お、戻った」

望月「…落ち着いたらお腹空いてきた」

深雪「深夜にそういうこと言うのやめろよ」

望月「……おにぎり、卵焼き、ウインナー」

深雪「やめろよー!」

秋雲「罪深いぞそれ…」

望月「あーダメだ、食堂行ってくる」

深雪「なんかあんの?」

望月「この時間帯は金曜カレーの仕込みでいつも司令官がいる」スタスタ

深雪「マジで!?あたしも行く!」ガタッ

秋雲「ちょっ、置いてくなよ!」ガタッ



970: ◆CaWSl75vrE 2016/03/21(月) 15:20:33.56 ID:br03Vm7v0

ギィ

望月「しれーかーん」

提督「ん…望月、また来た……って、あれ?」

深雪「おーっす!」

秋雲「うお、ほんとにいるんだ」

望月「だから言ったっしょ」

提督「三人揃ってどうしたの?またゲームでもしてたの?」

深雪「へへへ、そんなとこ」

提督「ふーん…でも珍しいね、深雪がこんな時間まで起きてるなんて」

深雪「いやー、面白いゲームを見つけちゃってさあ」

提督「へえ、どんなの?」

深雪「司令官とむぐぐぐ」

望月「バカ!」ググ

提督「……??」



973: ◆CaWSl75vrE 2016/03/21(月) 18:11:56.20 ID:br03Vm7v0

深雪「あー…司令官とも今度やりたいなーって言おうとしたんだよ」

提督「へー、一緒にできるんだ」

深雪「そ、そだな…ハハハ」

秋雲(危ない危ない…)

望月「そんなことよりさ、お腹空いちゃったんだよお腹」

提督「もう、また?」

望月「ゲームしてたらお腹空くんだよ」

提督「それは分かるけど、あんまり夜中に食べすぎると太るよ?」

望月「これから控えるから」

提督「前も言ってたでしょ…」

深雪「適当でいいからさ、なんか作ってよ」

秋雲「頼むよ〜」

提督「……はいはい」



974: ◆CaWSl75vrE 2016/03/21(月) 22:11:21.15 ID:br03Vm7v0

提督「適当でいいとは言っても…ほんとに今から作るんだったらおにぎりぐらいしかできないんだけど…」

望月「それでいいよ」

秋雲「やー、むしろそれくらいじゃないとマジで太るからねえ」

提督「わかった、具は何がいい?」

望月「たらこ」

秋雲「梅」

深雪「シーチキン!」

提督「はいはい、ちょっと待っててね」



982: ◆CaWSl75vrE 2016/03/22(火) 09:36:10.95 ID:bWSGCLvoO

提督「〜♪」ニギニギ



望月「はー…しかし、ああやってると完全におかんだねえ…」

深雪「さすがにまだそんな歳じゃないでしょ」

秋雲「じゃあ同棲中の彼女」

深雪「それもそれで歳行きすぎじゃない?」

望月「なら新婚」

深雪「それだ!」

秋雲「二十七で新婚か…」

望月「やめろよ…司令官かわいそうだろ…」



983: ◆CaWSl75vrE 2016/03/22(火) 09:42:45.41 ID:bWSGCLvoO

望月「どうせなら脇で握ってほしいんだけどなあ」

秋雲「何その上半身裸のおやじがやりそうなこと」

深雪「大井さんならマジで頼みそうだけどなー」

望月「あれさ、熱々の米でやったら普通に危険らしいね」

秋雲「そりゃ脇は皮膚薄いし…」

提督「お待たせー…ところで何の話?」

望月「脇おにぎりの話」

提督「グルグル?」

望月「そうグルグル」



984: ◆CaWSl75vrE 2016/03/22(火) 09:48:54.35 ID:bWSGCLvoO

望月「あむ」パク

提督「一人二個ずつね」

望月「ん」モグモグ

深雪「いやー、やっぱ司令官の作るおにぎりが一番だなー」

秋雲「なー」

提督「ふふ、どうも」

望月「司令官も食べる?」スッ

提督「…じゃあ一口だけ」

パク

深雪「なんだ、司令官もお腹空いてたんじゃん」

提督「この時間まで起きてるとさすがにね…」クス

望月(たらこほとんど持って行かれた…)



986: ◆CaWSl75vrE 2016/03/22(火) 14:51:54.15 ID:MG2c66d30

望月「…………」ジー

提督「……どうしたの?」

望月「いや、いつも通りに可愛いなって思っただけだよ」

提督「ふふふ、褒めても何も出ないよ?」

望月「知ってる」モグモグ

提督「ほら、ほっぺに付いてる」スッ

望月「んあ、ありがと」

秋雲(望月も何気にラノベ主人公タイプだよなあ…)

深雪(こんだけイチャラブしてるのになんで司令官の前じゃ暴走しないんだろ…)



987: ◆CaWSl75vrE 2016/03/22(火) 14:56:06.80 ID:MG2c66d30

提督「部屋に戻ったらまたゲームするの?」

望月「うん」

提督「程々にしなきゃダメだよ?」

望月「分かってるって」

提督「それじゃ、私はそろそろ寝るから」ガタ

秋雲「おやすみー」

望月「また明日」

深雪「司令官、今度一緒にスマブラやろうなー」

提督「時間がある時にね」

バタン



988: ◆CaWSl75vrE 2016/03/22(火) 15:08:32.05 ID:MG2c66d30

望月「はぁ……」

秋雲「おっ、どうした?」

深雪「また恋煩い?」

望月「いや…やっぱ、ゲームよりリアルの司令官が一番だなって…」

秋雲「ならゲーム作らなくていい?」

望月「無理。作って」

秋雲「ちぇっ、ダメか」



989: ◆CaWSl75vrE 2016/03/22(火) 15:17:48.99 ID:MG2c66d30

望月「よーし、じゃあ再開しますか」ピッ

秋雲「とは言っても、体験版だからもう終わりだけど」

望月「え、マジで?」

秋雲「うん」

プチッ

秋雲「ほら、切れた」

望月「なんだ…マジで短いな…」

深雪「えー、つまんねーの」

秋雲「まあまあ、製品版はちゃんと作るからさ!今は悪魔城HDでもやろーよ!」

望月「しゃーない、やるか」



990: ◆CaWSl75vrE 2016/03/22(火) 15:23:16.25 ID:MG2c66d30

秋雲「ところでさー」

望月「んあ?」

秋雲「提督と二人っきりになるとふーちゃんって呼ぶのに、他の人がいると司令官って呼ぶんだねえ」

望月「……いーじゃん別に」

秋雲「ツンデレ?」

望月「違う」

秋雲「またまたぁ」

望月「……深雪、スト4入れて」

深雪「おう!」

望月「お前クナイ起き攻めでボコるわ…」

秋雲「えっ」



991: ◆CaWSl75vrE 2016/03/22(火) 15:26:10.11 ID:MG2c66d30

こうしてゲーマー達の夜は更けていきましたとさ
近いうちに次スレを建てるのでどうぞよろしくお願いいたします
埋め



992: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/22(火) 15:32:28.93 ID:o4sohW0So


次スレ期待



996: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/22(火) 17:09:54.00 ID:CakoTPv90

唐突なブロント語で草



999: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/22(火) 17:57:07.31 ID:/jH0PJw/O


次スレも甘い百合を期待しております



元スレ
SS速報VIP:女提督「甘い時間は溶けるように」
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