武内P「マッサージ…ですか?」

武内P「マッサージ…ですか?」 番外編



SS速報VIP:武内P「マッサージ…ですか?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1454603917/



562: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/01(火) 02:24:12.09 ID:/mIJb70/0

本編も完結(?)したことなので、この機会に皆さんからのリクをやっていこうかと。
と言う事で、番外編的なノリでお漏らしと出産の二つをやりたいと思います。
相変わらず駄文だけれど、そこは勘弁してね。


漏らすアイドル
↓2

出産するアイドル
↓3


感度は自動的にMAX。
CP、PK、アニメに出た先輩アイドルのみ。
個人的に武内Pと交流があるアイドルだと書きやすいです。では、よろしく。
あ、R‐18注意な



563: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/01(火) 02:27:25.38 ID:/mIJb70/0

あ、書き忘れてた。
本編中で一度出たアイドルでも構いません。

と言う事で再安価

漏らすアイドル
↓2


出産するアイドル
↓3



565: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/01(火) 02:45:36.41 ID:OdJFwMpDo





566: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/01(火) 02:45:47.65 ID:CoCdJDQro





577: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/01(火) 17:28:45.78 ID:/mIJb70/0

~番外編 速水奏ルート~


武内P「……」セイザチュウ


奏「……」グスッ


武内P(き、気まずい……)


奏「……」


武内P(先程からソファーで膝を抱えて座ったまま、動こうとしない…)


武内P「あの、速水さ…」


奏「ッ!」キッ


武内P「……」


武内P(話し掛けると真っ赤な顔で睨まれる。正直可愛らしいですが…いや、そうじゃない)


武内P(そもそも何故こうなったのか…いえ、理由はハッキリと分かり切ってはいるのですが)



580: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/03(木) 17:42:50.54 ID:n+vRmPFr0

~回想 一時間ほど前~


武内P「成程、今回は速水さんでしたか」


奏「ええ、そうよ。よろしくね、Pさん」


武内P「承知しました。それでは此方へ」


奏「ふふ、楽しみだわ。Pさんのマッサージなんて…優しくしてね?」


武内P「…分りました」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


奏「くっ…ハッ、ハッ…あう…ぁ…」


奏「ふっ…は…、あっあっ…、はぁッ!!」ビクンッ!!


奏「はあ…はあ…、ッあ、ふう」



もう幾度となく味わった絶頂による快感が、体中を余すところなく駆け巡る。
それによって荒くなった呼吸を何とか整えつつ、奏は時間を確認しようと壁の時計に目をやる。
時計の長針はちょうど6の位置だ。それはつまり、この快楽地獄が始まっておよそ半時が経過したことを示していた。



奏(もう30分も経っていたのね…)



マッサージが始まって以来、絶えることなく快感を受けていた奏の時間感覚は、とうの昔にマヒしていた。
もはや抵抗する気もなくし、むしろPによる愛撫を受け入れているこの身に、時間の経過など気にするほどのことでもない。
それでも確認したのは、この快楽に対するせめてもの抵抗の意思か…。
だが奏がそんなことを考える前に、新たな快感が彼女の意思を覆いつくす。



581: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/03(木) 18:06:41.53 ID:n+vRmPFr0

武内P「…」モミモミ


奏「んんッ…ふうッ…ふあ!?」



Pの手が足の方へ移動する。
爪先から脹脛、そして太ももへとマッサージの範囲は広がっていく。
範囲が広がっていくのに合わせて、彼女が感じる快楽も増していく。



奏「ふ…ぅ、あ、あ、はっ…ぁ、ッ!!」ビクンビクンッ!!



絶頂。もう何度迎えたかわからないそれは、濁流のごとく奏の肉体を駆け巡る。
Pの大きく武骨な手に力が込められる度に、奏の肉体は歓喜に打ち震える。
全身を汗やその他の液体で濡らし、快感に喘ぐ様は、最早人々の崇める偶像とは程遠い。
それはまるで発情したペット。
主からの愛撫にだらしなく身を委ねる家畜という表現が、今の彼女に相応しいだろう。
それほどに、今の彼女は快楽に溺れ切っていた。



奏「はあ、はあ…」グッタリ


奏(も、もう無理…体、持たない…)


武内P(さて、大分温まってきましたね…)


武内P(ではそろそろラストスパートです…!)ズアッ!



585: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/03(木) 20:08:14.78 ID:n+vRmPFr0

奏「ふあッ!?」ビックゥッ!



唐突に倍増した快感に、奏の体が大きく痙攣する。
未知の感覚から逃れるように体を動かすものの、Pにより強制的に抑え込まれる。
だが押し寄せる快感に対し、彼女の肉体は歓喜をもって答えた。
彼女の体はほんのりと赤く染まり、下半身は水でも零したかのようにぐっしょりと濡れそぼっている。
傍から見れば10人中9人は誘っていると判断するだろう。それほど、今の彼女は扇情的だった。



武内P「…」ギュムゥ


奏「~~~~ッッ!!??」ビクンビクンッ!!


奏(う…そ…!?さっきより、もっとすご…!?)



だがそれも、この男の前では何の意味もない。
目の前の光景が目に入らぬかのように、Pは奏に快感を与え続ける。
余りの快楽に、声すら真面に出すことがかなわない。
声すら出せず、体も満足に動かせず、押し寄せる快感の波に唯身を任せるだけ。
絶頂のたびに下着が濡れていくことが、今の奏に知覚出来る唯一のことだった。



武内P「…」ムニュムニュ


奏「……ッッ!!…かッ、あ!?」ビクビクビクッ


奏(そ、そんな!無理無理無理ぃ、私もう…!?)


武内P「…」ギュッ!


奏「~~~~~~~ッッ!!!???」ビクンッッッッ!!


奏(ダメ、力…抜け…)


奏(あ、あ、あ、あ…)シャアアアアア


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



587: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/03(木) 20:25:02.28 ID:n+vRmPFr0

武内P(と、言う事があったのが約一時間前…)


武内P(その後この状況を予知していたかの如く千川さんが現れて…)


武内P(後始末やその他諸々をやって下さった後、「後はお任せします」と言ってこの状況に…)


武内P(しかしこの場合、私はどうしたら良いのでしょう…?)


奏「……」


武内P(速水さんはずっとあの調子ですし…いや、当然と言えば当然なんですが)


武内P(しかし終わった直後の子供のように泣きじゃくっていた状態よりは、話が出来るか…仕方ない)


武内P「速水さん」


奏「……」


武内P「この度は、誠に申し訳ありませんでした。貴方の心を深く傷つけたこと、深くお詫び申し上げます」


奏「……」チラ


武内P「貴女へのお詫びに、私が出来る事なら何でも致しますので、どうか許して頂けないでしょうか…」ドゲザ



593: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/03(木) 20:39:08.40 ID:n+vRmPFr0

奏「……」


武内P(駄目でしょうか。こうなるともう辞職するしか…)


奏「…んでも」


武内P「え?」


奏「何でもしてくれるの?」


武内P「は…ええまあ、私に出来る事ならば」


奏「絶対?」


武内P「は?」


奏「絶対してくれる?」


武内P「いや、それは…」


奏「……」ジー


武内P「…分かりました。出来る限り、お答えします」



595: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/03(木) 20:53:13.21 ID:n+vRmPFr0

奏「まあ、いいわ」


奏「…返事が、欲しいの」


武内P「…?」


奏「Pだからとか、アイドルだからとか、そんな建前上のものじゃなくて…」


奏「貴方の、貴方自身の気持ちを聞かせてほしいの」


武内P「……」


奏「今じゃなくてもいいわ。そうね…3年後くらいかしら」


奏「その時に、私の…貴方が好きっていう私の気持ちへの、返事が欲しいの。…良いかしら?」


武内P「それは…しかし、3年となると…」


奏「大丈夫よ。3年なんて、あっという間だから。それに、この気持ちは数年程度で収まりはしないわ」


奏「貴方がいる限り、この感情は高まり続ける…だからお願い、良いでしょう?」


武内P「……分かりました。3年後、私の貴女への気持ちを、正直に言わせていただきます」


奏「ふふ…有難う。じゃあ、私はもう行くわね」


奏「Pさん、私だから良いけど、他の子にこんな事しちゃ駄目よ?」


武内P「…はい。肝に銘じておきます」


奏「よろしい。じゃあ、またね」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



607: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/04(金) 14:38:05.31 ID:B3map5q/0

>>598
そうか!単一生殖という手があったか!!
ありがとう、君に心からの感謝を捧げよう!


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


そう言ってから3年。
今や速水奏は、芸能界を代表するトップアイドルにまで成長していた。
紅白やドラマにも出演し、今や名実共に国民的アイドルとなっていたのである。


奏「さて、あれから3年経ったわけだけれど、そろそろ返事を聞かせてもらおうかしら、Pさん」


武内P「……」


奏「どうしたの?まさか忘れたなんてことはないでしょう?」


武内P「…ええ、覚えています」


奏「そう…なら、聞かせてくれるんでしょう?建前などない、貴方の本心を」


武内P「……」


奏「…どうしたの?」


武内P「……あの、」


奏「…、やっぱりいいわ」スッ


武内P「え?」


奏「貴方のその表情を見れば、何となく解るもの」


武内P「いや…」


奏「ごめんなさい、こんな我儘言って。私は…もういいから…」


奏「他の人の所に行ってあげて」


武内P「待って下さい、速水さん!」



608: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/04(金) 14:56:58.36 ID:B3map5q/0

奏「何よ、もういいの。私は大丈夫だから」


武内P「いえ、ですから…」


奏「私のことは気にしなくていいから!!もう放っておいて!!」


武内P「…!」


奏「解ってるのよ…私じゃ貴方を振り向かせることが出来ない事くらい…」


奏「私以外にも可愛い子や素敵な子は沢山いるもの…それでも、諦めきれなかった…」


奏「初めてだったから…!こんなに他人を好きになるなんて今までなかったから!だから…!」ポロポロ


奏「でも、もういいの…私は、大丈夫だから…」


武内P「……」


武内P「…速水さん」


奏「なに……ンッ…!?」



それから先の言葉を、速水奏は紡ぐことが出来なかった。
開こうとした唇を、男によって半ば強引に塞がれたからだ。
驚きのあまり目を見開き僅かに抵抗を試みるが、男はそれを許さない
奏を傷つけないような慎重さと繊細さ。それでいて抗うことは許さない強引さ。
そんな矛盾する二つを兼ね備えた、優しいキスだった。



609: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/04(金) 15:14:47.46 ID:B3map5q/0

奏「…///」ポー


武内P「伝えるのが遅くなって申し訳ありません。これが、私の偽らざる本心です」


奏「え…あ…はい」///


武内P「…この3年間、私は貴女をずっと近くで見てきました。」


武内P「トップアイドルになる為に、どんな事でも努力を惜しまないあなたに、私はいつの間にか惹かれていった…」


武内P「速水さんもご存知かと思いますが、私は余りコミュニケーションが得意ではありません。その事で、今後も貴女にご迷惑をおかけすることがあるかもしれません」


武内P「しかし、貴女を想うこの気持ちだけは誰にも負けないと自負しております」


武内P「…こんな私ですが、これからの人生を、共に歩んでは頂けないでしょうか?」



そこまで言われて、ようやく速水奏は気が付く。自分は今、プロポーズされているのだ。
あの鈍感で有名なPが、自分に対して好意を寄せている。
そうか、先程のあの表情は、彼なりの照れ隠しだったのか…
そんな事を考えつつ、奏は返事の内容を考える。…最も、考えるまでもなく返事は決まっているのだが。
涙を拭い、彼の目を正面から見つめる。折角彼が、自らの気持ちを言葉にしてくれたのだ。
ならば自分も、それに精一杯答えなければ公平じゃない。



奏「…こちらこそ、よろしくお願いします」ニコッ



見るもの全てを魅了するような笑顔で、奏はそう答えた――



END



610: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/04(金) 15:19:48.08 ID:B3map5q/0

奏編終了。相変わらず低クオリティですまんな。
次は渋凛編。
マッサージで出産とか無理やん、ガチエロに行くしかないやんとか思ってたけど、>>598大先輩や>>600師匠が良いアイディア出してくれたからそれでいくわ。
よってR-18はありません。その代わりギャグっぽくなります。

と言う事でバイト行ってきます。続きは(いけたら)夜ね。



630: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/09(水) 15:00:21.94 ID:thKaq2EU0

なんだこの流れ…たまげたなあ…
と言う事で再開。
因みに生むのは凛ちゃんであって島村さんじゃないからね?



631: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/09(水) 15:13:53.52 ID:thKaq2EU0

武内Pがマッサージをアイドル達に始めて数か月。
そのテクニックに数多のアイドルが虜になる中、彼は予想だにしなかった問題に直面していた。


~346プロ 30階CP事務所~


武内P「……」


ちひろ「……」


武内P「………」


ちひろ「…で」


武内P「はい…」


ちひろ「あれはどういう事なんでしょう?」


凛「ふう…」ポッコリ←あれ


武内P「いえ、そう言われましても私にもさっぱりと言いますか…」


ちひろ「まあ、そうでしょうね。正直、私も訳が分かりません」


菜々「いやあ…最近の子って進んでるんですねえ…まさか学生の身でママになるなんて…」


菜々「菜々の時代では考えられません……って、いえ!菜々はまだ17歳なんですけどね!?」



632: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/09(水) 15:27:54.30 ID:thKaq2EU0

武内P「お相手について私は知らないのですが…本人達がしっかり覚悟をしているのならば、私からはあまり強く言えません。しかし…」


ちひろ「凛ちゃん、あれPさんの子って宣言していますもんね」


菜々「そうなんですか!?Pさん!まさかあんな子供に手を出すなんて!言って頂ければ菜々が幾らでも相手を…」


武内P「待って下さい!誤解です、私は彼女とそのような行為をしたことはありません!」


菜々「あ、そうなんですか?良かった、それなら安心…って、それなら凛ちゃんのあのお腹は何なんですか?」


武内P「それが解らないから此方も困惑しているんです。千川さん、身体検査の結果は出ましたか?」


ちひろ「ええ。今日はそれを見てもらうためにPさんをお呼びしたんです」


菜々「何故か偶然事務所にいた菜々も巻き込まれてるんですけどね」


菜々「というかさっき凛ちゃんいませんでした?本人の目の前でこんな話するのも…っていない?」


武内P「渋谷さんなら先程レッスンに行かれましたよ?」


菜々「あら、いつの間に…」


ちひろ「こほん…調査結果を発表しても?」



633: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/09(水) 15:37:53.23 ID:thKaq2EU0

武内P「ああ、申し訳ありません。どうぞ、お願いします」


ちひろ「はい。結論から言えば、凛ちゃんの体に性行為をしたような痕跡は見つかりませんでした。ただ…」


武内P「ただ?」


ちひろ「言いにくいのですが、彼女のお腹には、新しい命があることもまた事実です」


武内P「!?」


武内P「え…え?あの、それは一体…?」


菜々「成程…所謂、処女受胎ってやつですね!」


ちひろ「まあ、いうなればそう言う事です」


菜々「そう言えば、菜々の友達のマリアちゃんが同じようなこと言ってました!」


菜々「懐かしいなー、マリアちゃん今元気かなー?あの頃はまだ移動手段が歩くしかなかったから辛かった…って、違いますよ!?菜々は17歳ですよ!?」


武内P「それは…一体どうすれば…?」



639: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/09(水) 17:37:52.77 ID:thKaq2EU0

ちひろ「…生んで貰いましょう」


武内P「!?」


ちひろ「と言うか、それしかないです」


武内P「いえ、確かにそうかもしれませんが…」


ちひろ「幸い、346の地下に医療施設は揃っています。そこでやるしかありません」


武内P「…そうですか」


ちひろ「処理はすべて此方でやります。マスコミなどにもばれない様、秘密裏に」


武内P「分かりました。私は、本人の意思を確認しましょう」


ちひろ「よろしくお願いします」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~





645: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/09(水) 17:59:20.31 ID:thKaq2EU0

凛「…」


武内P「渋谷さん、大丈夫ですか?」


凛「あ…P。うん、ちょっと不安だけど、大丈夫だと思う」


武内P「そうですか…」


武内P(何故妊娠したのかとか、妊娠数か月で出産って無理でしょうとか、何故父親が私なんですかとか、色々と聞きたいことはありますが…)


武内P(今、掛けるべき言葉は…)


武内P「渋谷さん、祈るしか出来ない私ですが…どうか、ご無事で」


凛「うん。…私がママになるところ、ちゃんと見ててよね…パパ」


武内P「はい…」


ちひろ「準備できました。では凛ちゃん、此方へ」


凛「うん…じゃあ残していこうか、私たちの足跡…!」


武内P「渋谷さん…」


武内P(何でしょう、この複雑な気持ちは…)



655: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/09(水) 20:07:22.90 ID:thKaq2EU0

~数時間後~


武内P「…」


菜々「Pさん、コーヒーです」


武内P「安部さん…有難うございます」


菜々「不安ですか?」


武内P「え?…ああ、そうですね。不安…と言われれば、そうなのでしょうね」


菜々「大丈夫ですよ。最初はみんな不安なんです。でも、色んなことを知って、経験して、少しずつ成長していくんです」


菜々「それはPさんも凛ちゃんも一緒です。だから安心してください」


武内P「安部さん…」


武内P(346に子育てに詳しい人なんているのでしょうか…?強いて言えば今西部長くらい?)


<フーン、フーン


菜々「あ!生まれたみたいですよ!」


武内P「…泣き声にしてはいやに落ち着いてませんかこれ?と言うか、何が生まれたんですか?」


菜々「えー?そうですか?別に普通ですよ」


菜々「菜々のはす向かいのシッダルタ君なんて、生まれた瞬間なんかすごく難しい言葉を喋ったって言ってましたよ?」


菜々「懐かしいなー。ベッドとか無かったから葉っぱを敷いて寝てた…ハッ、菜々は17歳ですよ!?」


武内P(…そっとしておきましょう)




668: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/09(水) 23:40:15.25 ID:thKaq2EU0

ちひろ「おめでとうございますPさん!元気な女の子(?)ですよ!」


娘(二頭身)「しぶっ!(ふーん、あんたが私のパパ?まあ、悪くないかな)」


武内P「えぇ…」


菜々「やだ!すっごいカワイイ!!」


娘(以下プチしぶりん)「しぶぅ…」テレテレ


プチしぶりん「しぶっ、しぶっ!」ギュッ


武内P「おっと…まあ、確かに可愛らしいのですが…」


ちひろ「あら、もうPさんに懐いたのね」


武内P「あの…、千川さん?」


ちひろ「いやあ、正直私にも何が何だか…」


武内P「…人、なのですか?」


ちひろ「いやあ…たぶん違うんじゃないですかねぇ?」


武内P「…取り敢えず、その子をお願いします。渋谷さんは?」


ちひろ「まだ中にいます。会いに行かれても構いませんよ」


武内P「分かりました。一寸行ってきます」



695: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/22(火) 02:26:05.23 ID:Ae3O+SYU0

武内P「失礼します…」


凛「あ…P…どうだった?私達の子供」


武内P「それは…渋谷さんに似て、とても可愛らしい女の子でした」


武内P(貴女を二頭身にした感じです…とは流石に言えませんね)


凛「私似?そうかな…目とかPにそっくりだったと思うけど?」


武内P「そう…でしょうか?」


武内P(女の子で私に似るのはあまり良くないのでは…?いえ、私の遺伝子が全く入ってないので似ているはずもないのですが…)


武内P「…ん?」


凛「まあ、これから宜しくね。お父さん♡」


武内P「あ…は、はい…」



696: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/22(火) 02:42:31.46 ID:Ae3O+SYU0

武内P(それから、彼女は事務所で育てることになりました)


武内P(幸い、346であればそういった事に必要なものは容易に手に入りますし、秘匿の面でも正解だったのかもしれません)


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


未央「おお~可愛いね~」ナデナデ


プチ凛「しぶ…」テレテレ


かな子「お菓子食べる~?」


杏「いやいや、生まれたばかりの子供は食べれないでしょ」


プチ凛「しぶっ」バクー


杏「ええ…」


智絵理「でも可愛い…」


アーニャ「Да…アー、Моя дочь…アーニャとPの子には及びませんが、可愛いです」


美波「そうね。私とPさんの娘である美咲には及ばないけど、十分可愛いわ」


卯月「そうですね!私の皐月ちゃん程じゃありませんが可愛いですね!」


武内P「…」


武内P「そう…ですね」



697: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/22(火) 03:08:10.90 ID:Ae3O+SYU0

プチ凛「しぶっ!」バッ


武内P「おっと…。…!」ダキッ


武内P(…やはり)


未央「お、P来てたんだ」


武内P「はい。今しがた…」


杏「それにしても、相変わらずPには懐いてるねー」


武内P「ええ、まあ…」


みりあ「Pはお父さんだから、当たり前じゃないの?」


未央「あー、そう…なのかな?」


プチ凛「しぶぅ…」ギュー


武内P「…」


武内P「そうかもしれませんね」ニコッ



「「「「「!!!!」」」」」ドキッ


未央(Pのあんな顔初めて見たかも)ドキドキ


智絵理(P…凛ちゃん、羨ましいな)


杏(ふーん、父性ってやつかねえ)


アーニャ(アー、これは…Беременности、妊娠…確実ですね)


美波(あ、今お腹を蹴りました。やんちゃな所はPさん似かな?)


卯月(何か股が濡れてるような…まさか、破水?)



698: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/22(火) 03:17:54.78 ID:Ae3O+SYU0

凛「ふふ、流石パパ。子育てにも随分慣れたみたいだね」


武内P「はあ…」


武内P(まだ始めて数日しか経っていませんが)


李衣菜「流石P。ロックですね!」


武内P「…そうでしょうか?」


みく「Pちゃんには慣れてるみたいだけど、凛ちゃんはどうなの?」


凛「ふっ…愚問だよみく。この子は私の娘なんだから…ほらおいで」スッ


プチ凛「ふーん」バシッ


凛「…」


未央「あー…」


アーニャ「ふっ…」


美波「ふふ…あらまあ」


卯月「仲良さそうですね!」ニコニコ


みく「ちょっとそこ!煽らないの!!」



699: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/22(火) 03:27:55.88 ID:Ae3O+SYU0

凛「…」グイッ


プチ凛「しぶっしぶっ!」イヤイヤ


凛「うるさい!ちょっとパパにくっつき過ぎ!困ってるでしょ!」


プチ凛「し~ぶ~!」ギュウッ


武内P「し、渋谷さん、あまり引っ張られては…」


凛「ふーん、そうやって甘やかすんだ…」


武内P「いえ…そういう訳では…」


プチ凛「しぶぅ?」ウルウル


武内P「い、いいえ…そんな事はありませんよ?」


プチ凛「しぶしぶ、しぶっ!」


武内P「そ、そう言われましても…」


凛「ふーん…!」




みく「なんで親子で修羅場ってるんだにゃ…?」


未央「まあしぶりんだしね。仕方ないね」


かな子「と言うかPさん、あの子の言うことわかるんだね…」


杏「ああ…まあ、蘭子ちゃんで慣れてるからね」


蘭子「!?」



706: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/22(火) 23:43:33.66 ID:Ae3O+SYU0

凛「……」ムムム


プチ凛「……」ヌヌヌ


未央「ところでP、その子は暫く此処にいるんだよね?」


武内P「今のところその予定ですが…」


未央「じゃあさじゃあさ!せっかくだし、皆でいろいろやってみない?」


武内P「はあ…色々とは?」


未央「それはもう、子育ての練習だよ!ご飯あげたりとか、寝かしつけたりとか!」


アーニャ「おお…良い、アイディアです!アーニャ、星を見せてあげたいです!」


みく「おお!ちょっと面白そうにゃ!」


莉嘉「あ!私やってみたい!」


みりあ「みりあもやーる!みりあもやーる!」


武内P「それは構いませんが…一応、私か千川さんがいる時にお願いします」


「「「はーい!」」」


杏(ナチュラルに凛ちゃんを省いたな…)



707: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/22(火) 23:51:30.03 ID:Ae3O+SYU0

~翌日 346Pro~


「「「「「おはようございます!」」」」


武内P「皆さん、おはようございます」


未央「あれ?プチ凛ちゃんは?」


武内P「ああ…それでしたら…」


莉嘉「あれ?P君今日何かあった?」


武内P「え?」


きらり「莉嘉ちゃん、どうかしたのぉ?」


莉嘉「いや、なんかP君がいつもと違う様な…」


アーニャ「アー…P、今日ネクタイ…着けてませんね?」


武内P「ああ…やはりわかりますか…」


莉嘉「あ!それだ!」


みりあ「ホントだ!」


美波「よく見たらワイシャツのボタンも二つ外してるんですね」


みく「そうだにゃ!何か違うと思ったら、今日は随分スーツを着崩しているんだにゃ!」



709: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/23(水) 00:03:55.07 ID:LN/U9URf0

武内P「申し訳ありません。あまり…褒められた事でないのは承知しているのですが…」


凛「いや、そんなPも悪くないよ」


武内P「そうでしょうか…?」


蘭子「うむ!我が魔王の砕けた聖衣に迸る魔力…!(着崩したPもカッコいいです!)」


李衣菜「いや、その恰好は中々ロックだと思いますよ」


卯月「はい!素敵です!」


凛(ちらちら見えてる鎖骨がセクシー…エロい!)


美波(正直見てるだけで逝きそう…)


アーニャ(Сексуальная…セクシー過ぎて、アーニャ悪い子になっちゃいます…)


卯月(うっ…子宮が疼く…まさか、陣痛?)


加蓮(今日のおかずゲットー…んあっ…ふう)


ありす(タブレットに画像を保存済みの私に隙はありません)


藍子(時を止めてじっくり堪能した私にも隙はありません)




杏(CPも人が増えたな…)



710: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/23(水) 00:12:44.16 ID:LN/U9URf0

莉嘉「でもなんでそんな着方してるの?」


武内P「ああ…それはですね…」


モゾモゾ


「「「「!!??」」」」


未央「え!?Pの胸元が動いてる!」


きらり「にょわ!?なになに!?」


プチ凛「しぶっ!」スポンッ!


「「「「「!!!!」」」」


莉嘉「P君の胸元からプチ凛ちゃんがでできたー!!」


みりあ「ワイシャツの胸元から頭だけ出してる!」


「「「「可愛い~~!!!」」」」


武内P「何故かここが一番気に入ったらしく…今朝からずっとここにいるんです」


杏「何手いうか…猫みたいだね」


きらり「でもすっごい可愛いにぃ!!」


未央「ホントホント!ねえ、しぶり…ん…」





凛「ふーん…」ゴゴゴゴ


スーパーアイオライト凛「ふーーーーん!!!」ゴゴゴゴゴゴ!!!!



711: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/23(水) 00:28:13.31 ID:LN/U9URf0

やべ、>>709に文香入れるの忘れてた
ごめん、適当に補完しといて



凛「ちょっと!何うらやま…じゃなくて。何羨ましいことしてんの!!」


卯月「凛ちゃん、言い直せてないですよ」


凛「妻である私ですらそんな事してもらってないのに!!」


未央「妻だったのか(驚愕)」


美波(あ?)


卯月(は?)


アーニャ(Заткнись…)


杏「ちょっとそこ~不穏な空気出さないでー」


凛「ほら、P困ってるから、そこから出なさい!そしたら私が入るから!」


未央(いや、しぶりんは入んないでしょ)


プチ凛「フーン」プイッ


凛「こいつ…ッ!!」



712: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/23(水) 00:46:29.99 ID:LN/U9URf0

そんなこんなありつつ、謎の生物プチ凛とCPの生活は続いた。
最初は戸惑っていたメンバーも次第に慣れはじめ、プチ凛はCPのマスコット的な存在になっていたのである


~~~~~~~~~~~


未央「ほれほれ~」コショコショ


卯月「ここですか?ここがいいんですか?」スリスリ


プチ凛「しぶっ!しぶっ!」キャッキャッ




かな子「あ、プチ凛ちゃん、お菓子食べる?」


プチ凛「しぶっ!」ビシッ


智絵理「あ、まずは手を拭こうね。ここにお絞りあるから…」


杏「二人とも…すっかりお姉さんみたいになったね…」


きらり「ふふ~、でも杏ちゃんもこの前一緒にお昼寝してあげてたの、きらり知ってるよぉ♪」


杏「ちょ…言わないでよ~」




李衣菜「そう、これが私の相棒のギター。名付けてぎー太だよ!」


プチ凛「しぶぅ…」キラキラ


みく「その名前は止めるにゃ!!と言うかりーなチャンそこまでそのギター使ってないでしょ!!」


李衣菜「なにを!?使ってるもん!私とこの子は何時も一緒だもん!!」



720: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/27(日) 01:45:55.68 ID:e23RAkfY0

>>716
すまん、ハーメルンのギター弾きは読んだ事ないわ



莉嘉「ほらほら~高い高い~!」


プチ凛「しぶしぶッ!!」キャッキャッ


みりあ「次みりあもやーる!みりあもやーる!!」




美波「いい?子供を作る方法というのはね、こうやって男性を誘惑して…」ヌギッ


プチ凛「はわわわわわ……///」


蘭子「はわわわわわ……///」


アーニャ「нет…いけません、ミナミ。まだ早いです」グイッ


美波「あ、ごめんなさいアーニャちゃん。これは違うの、ちょっとふざけただけなの、だから腕放して首締まってる、締まってるぅ!」バタバタ




武内P「…その場所、気に入ったんですか?」


プチ凛「しぶっ!」Pノアタマノウエ


武内P「そうですか…落ちないように気を付けて下さいね」


プチ凛「しぶっ」


凛(羨ましい…)


プチ凛「…フッ」ドヤァ


凛「こいつ…ッ!」



721: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/27(日) 01:57:05.49 ID:e23RAkfY0

~一か月後 CP事務所~


プチ凛「しぶ…」


武内P「…どうかされましたか?空を見上げて」


プチ凛「しぶしぶ…」


武内P「そう仰らず、話だけでも如何ですか?楽になるかもしれません」


プチ凛「しぶぅ…しぶしぶ、しぶ」


武内P「ああ…喧嘩をしてしまったんですか」


プチ凛「しぶしぶ、しぶ」


武内P「成程…それで悩んでおられたのですね」


プチ凛「しぶ…」


武内P「そうですね…しかし、それは直接会って話してみるのが、一番早く良い方法だと思います」


プチ凛「しぶ?」


武内P「ええ。私は、余りそういった事が得意ではないので、いつも皆さんにご迷惑をかけてしまいます」


武内P「ですがそれでも、相手の目を見て懸命に伝えようとすれば、相手に気持ちは伝わります」



722: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/27(日) 02:05:20.43 ID:e23RAkfY0

プチ凛「しぶぅ…」


武内P「まあ、私にはこれ位しか言えません。申し訳ありません、あまりお力になれず」


プチ凛「しぶ、しぶしぶ!」


武内P「そう言って頂けると幸いです」


プチ凛「しぶ!」



莉嘉「P君!!」ガチャ!


武内P「これは城ヶ崎さん、如何なさいましたか?」


莉嘉「P君、明後日の夜空いてる?」


武内P「明後日…ですか?…はい、夜は特になにもありませんが…」


莉嘉「なんかね、その日に流星群が見られるんだって!今CPの皆と見ようって言ってるから、P君も一緒に見ようよ!」


プチ凛「!!」


武内P「成程、良いかもしれません」


莉嘉「でしょでしょ?」


武内P「しかし、場所は決まっているのですか?」



723: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/27(日) 02:15:11.36 ID:e23RAkfY0

莉嘉「あ、まだ決まってない…どうしよう?」


武内P「そうですか。…でしたら、私に心当たりがあります。任せて貰ってもよろしいですか?」


莉嘉「ホントに!?いいのP君?」


武内P「ええ、お任せ下さい」


莉嘉「分かった、じゃあ皆にも伝えとくね!」


莉嘉「あ、私これからレッスンだった。じゃあねP君!」


武内P「はい。お気をつけて」


武内P「ふう…」


武内P「おや?彼女はどこに…、…?」


武内P「遊びにでも行かれたのでしょうか…?」




プチ凛「…」


プチ凛「しぶ」タタタッ



724: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/27(日) 02:24:05.57 ID:e23RAkfY0

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


未央「ふう…今日もレッスン厳しかった~」


卯月「今日はいつもより多めでしたもんね。お茶でも飲みますか?」


未央「うん!あ、しまむー淹れてくれるの?」


卯月「はい!偶には淹れてみたいなあって思って!」


未央「嬉しいなぁ、じゃあお願いするよ!」


卯月「任せて下さい!…って、あれ?」


未央「ん?どうしたの、しまむー?」


卯月「この小さいコップ、誰のでしょう?」


未央「へえ?どれどれ…本当だ、こんなに小さいサイズのコップとかあったっけ?」


卯月「ですよね…誰のかな?後で聞いてみましょう」



725: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/27(日) 02:35:22.80 ID:e23RAkfY0

智絵理「わ!?かな子ちゃん、今日はいつもより多くお菓子持ってきたんだね……」


かな子「うん!だって『あの子』見た目によらず一杯食べるから、これくらいいるかなあって…、…?」


智絵理(CPにそんなに食べる子いたかな…?)


かな子(私、誰に食べさせるつもりで作ったんだっけ?)




李衣菜「さて、今日もぎー太で練習しなきゃ…『あの子』にも聞いてもらわないと……ん?」


李衣菜(…誰に聞いてもらうんだっけ?)


みく「李衣菜ちゃん?どうかしたにゃ?」


李衣菜「え!?な、何でもないよ!」




美波(あら?どうして事務所に絵本が?)


杏(…、この小さいクッション誰のだろう?杏のじゃないし、そもそも何で杏のクッションの上に?)


きらり(あるぇ?このちっちゃな髪飾り…きらりこんなの買ったかな?)



726: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/27(日) 02:40:52.26 ID:e23RAkfY0

凛(…)


凛(何だろう…何かを、忘れている気がする…)



727: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/27(日) 03:16:33.43 ID:e23RAkfY0

~天体観測当日 346プロ屋上~


プチ凛「……しぶ」


空に月が高く上るころ、誰もいないこのビルの屋上に、彼女は一人で立っていた。
視線の下に広がる夜の街並みを眺めながら、彼女はここに来てからの思い出に浸る。
―楽しかった。いきなり来た自分に、彼女たちは本当によくしてくれた。
だからこそ、彼女は独りでここを去る。
あの優しい少女たちが、そして彼女達に慕われるあの男が、自分の事で悲しまないように。
独りで行くのは寂しいが、彼女達が笑顔でいるなら何も心配はない。
だからこれで良かったんだと、彼女は涙を堪えて空を見上げる…そこへ。



「こんな夜中に、何をされてるんですか?」



唐突に、声が掛けられた。



プチ凛「!!??」


「ああ…すみません、驚かせてしまいましたか」


「しかし、貴女を見送るのに誰もいないのは流石に寂しいだろうと思いまして。その…勝手とは思ったのですが、こうして来てしまいました」


プチ凛「え…、あ…」



あまりに突然の事に、声が出せない。
何故、何で、どうして…そんな言葉が脳内で何回も繰り返される。
来れるはずがない…否、自分の事を覚えているはずがない。
そうなるように記憶を消したのだ。自分に関わった人の記憶を、違和感が無いように、慎重に。
だって貴方だけには、悲しんで欲しくなかったから…



武内P「しかし、女の子がこの時間に一人でいるのは、あまり感心しませんよ」



728: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/27(日) 03:50:16.25 ID:e23RAkfY0

至って真面目な顔で注意してくるPに、しかし彼女は何も言えなかった。
ただ茫然と、彼がここにいることへの疑問が口をついて出る。


プチ凛「なんで…?」


武内P「貴女のその姿には、最初から違和感がありました」


武内P「まあ冷静に考えれば、何もしていないのに子供が生まれたり、生まれた子供が二頭身だったりと違和感以上のものがあったわけですが」


武内P「ですので、貴女を抱き上げた時、こっそりと解析してみたんです。貴女のその姿が仮初だと分かったのは、その時です」


武内P「この場所と時刻については…まあ、半分勘でしょうか…」


プチ凛「勘って…そんなので…」


武内P「分かります。何故なら、私は貴女の父親ですから」


プチ凛「…!」



もう我慢が出来なかった。
溢れ出る感情に突き動かされ、彼女は男へと駆けていく。
途中、二頭身だった彼女の体が変化し、ごく普通の少女の姿になる。
通常のサイズに戻った少女は、躊躇うことなく男の胸に飛び込んだ。



少女「…ずっと、会いたかった」


武内P「はい」


少女「お母さんは余り話してくれないし、写真も少ししかなかったから…」


武内P「…」



729: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/27(日) 04:04:23.78 ID:e23RAkfY0

武内P「では、貴女は…」


少女「うん、私は恋(レン)。渋谷…ううん、武内恋」


武内P「成程…この時代へは、どうやって?」


恋「何か、お母さんの友達が開発した機械を使って…」


恋「詳しいことは知らないけど、体を一度量子にしてどうとか…。本当はこのビルのどこかに来る予定だったんだけど、どこかでミスがあってお母さんのおなかに行っちゃったの」


恋「このままだと不味いから、体を小さく再構成して、お母さんに産んでもらったんだ」


武内P「成程…その機械を作った人に、心当たりはあります。そうでしたか…」


武内P(これは、大参事スレスレだったのでは…)


恋「周りの人が余り違和感を感じなかったのも、私がそうしたから」


恋「人の認識とか常識を曖昧にする…だったかな、そんな香水を、別の女の人…これもお母さんの友達なんだけど、その人に貰ったの」


武内P「そういうことでしたか…」


武内P(その方も恐らく心辺りがありますね…)



730: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/27(日) 04:17:09.14 ID:e23RAkfY0

恋「そうやってこの時代に来たのは良いんだけど、帰るにはある程度のエネルギーが必要らしくて」


恋「丁度そのエネルギーが溜まるのが、今日。星が数多降る夜に、私は時を超えることが出来る」


武内P「では皆さんの記憶も…」


恋「うん、私。でも忘れてるのは私に関することだけだから…お父さんは無理だったみたいだけど」


武内P「まあ、私はその辺には耐性がありますから…」


恋「ふふ…それはそれでお父さんらしいと思うよ…」


恋「…さて、もう行かなくちゃ」


武内P「…時間ですか」


恋「うん。ありがとう、この一か月、お父さんと話せて本当によかった。…そうか、私となあんな風に違和感なく話してたのも…」


武内P「そうかもしれません。貴女の言いたい事は、何と無く伝わってきましたから」



731: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/27(日) 04:30:13.20 ID:e23RAkfY0

恋「以心伝心ってやつだね…嬉しい…」



その時、唐突に恋の体が輝き始めた。
金色に輝くその様は、夜の暗闇の中でもハッキリと見えるものだった。



武内P「時間のようですね」


恋「うん。…ねえ、お父さん…お父さんは…」



恋が口を開きかけ、躊躇うように口をつぐむ。
何か言いたいが、何を言ったらいいかわからない。
そんな複雑な顔をしていた。
故に…


武内P「…恋」


恋「え?」


武内P「お母さんを、よろしくお願いします。そして、貴女もお元気で」


恋「…、うん!またね、お父さん!」ニコッ


武内P「ええ、また…」



その瞬間、恋が光となって弾けた。
光の粒子がまるで粉雪のように、辺りにふわふわと舞い落ちる。
それをぼんやりと眺めながら、彼は一言呟いた。



武内P「さようなら。いい、笑顔でした」



732: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/27(日) 04:42:36.14 ID:e23RAkfY0

そうして暫く空を見上げていると、階段から屋上に続く扉が勢いよく開かれた。
その音に、彼はようやく来たかとゆっくりとした動きで振り返る。
そこには…


莉嘉「P君!お待たせ!」


みりあ「わー!良い眺め~!」


武内P「お待ちしておりました。望遠鏡などの道具も、ここに用意してあります」


アーニャ「P、Спасибо!」


美波「すみません、Pさん。お忙しいのに…」


武内P「お気になさらず。皆さん、お茶や軽食も此方に用意してあります。ご自由にお取りください」


未央「お~P、太っ腹だね!」


みく「有難うにゃ、Pちゃん!」


かな子「軽食…うう、食べ過ぎないようにしないと…」


智絵理「私も、気を付けないと…」


杏「いや、智絵理ちゃんは大丈夫だよ。それより杏は眠たいな~」


きらり「もう杏ちゃんたら!せっかく皆では流れ星見るんだから、杏ちゃんも見なきゃ損だよぉ!?」



733: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/27(日) 04:54:33.25 ID:e23RAkfY0

みりあ「あ!見てみて!」


みりあの指摘に、今まではなしていたアイドル達が一斉に空を見上げる。
そこには、空から無数に降り注ぐ星の雨があった。


莉嘉「わー!綺麗!!」


李衣菜「凄い…ロックですね!」


蘭子「真なる聖天使達の何と華麗な円舞か…!」


卯月「すごいです!」


次々に歓声を上げる少女達を、Pは微笑ましく見守る。
と、その賑やかな一角から少し離れたところに、一人の少女の姿があった。


武内P「渋谷さん」


凛「あ、P」


武内P「大丈夫ですか?」


凛「うん。ここ数日、何か忘れている気がして不安だったんだけど…」


武内P「…」


凛「もう大丈夫。これ見てたら、なんか元気出た」



734: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/27(日) 05:12:11.43 ID:e23RAkfY0

武内P「そうですか…」


凛「それに、あまり落ち込んでたらどこかから馬鹿にされるような気がして…」


武内P「…」


凛「だから大丈夫。…ありがとうね、P」


武内P「いえ…」


未央「しぶり~ん!」フリフリ


凛「あ、今行く!P、また後でね」


武内P「はい、また」


武内P「…」フッ


凛を見送り、Pは空を見上げた。
絶え間なく降り注ぐ星屑を見ながら、ふと先程までここにいた少女について考える。
自分が彼女と会うかどうかは分からない。
自分がこの先どうなるかも定かではないのだから、そもそも考えてもどうにかなるものでもない。
ただ、それでも。あの少女に幸多からんことを。
目の前の少女達のように、きらきらと笑顔を浮かべることが出来るようにと、そう思った。



~END~



735: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/27(日) 05:13:59.00 ID:e23RAkfY0

終わり。
ここまで見てくれた方、コメントをくれた方、本当にありがとうございました。
もしあれば、次の作品も宜しくお願いします。



737: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/27(日) 06:46:17.38 ID:fZqOZv0Yo

元がアレとは思えないくらいキレイな話だった




740: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/27(日) 09:13:03.60 ID:ETugt0tXo

途中まで性感マッサージしてたのに何かイイハナシで終わってワロタ




742: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/27(日) 09:48:52.87 ID:MHgcM+Eho

乙。
まさかのイイハナシダナーおちかいwwww



元スレ
SS速報VIP:武内P「マッサージ…ですか?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1454603917/