過去作
ちひろ「モバマスドラフト会議!」

杏「はやとちりーず」

杏「分解病」

智絵里「HAPPY」ほたる「HAPPY」朋「DAYS?」

智絵里「LET’S」ほたる「GO」朋「HAPPY?」

拓海「命乞いの練習?」

向井拓海「隣人がうるさい?」

ちひろ「モバマス契約更改!」

ちひろ「モバマス契約更改!」諸星きらり「その2だにぃ!」

本田未央「万引きを目撃した?」

前川みく「街頭アンケート?」

ちひろ「モバマス契約更改3!」宮本フレデリカ「銭闘これくしょん!」

智絵里「HAPPY」ほたる「NEW」朋「YEAR?」

森久保乃々「ギフト」

白菊ほたる「君は100%」

三村かな子「犬を飼ってみたい?」

日野茜「A New Day」

橘ありす「柊さんは大人……?」

橘ありす「兵藤さんも大人……?」

智絵里「ほたるちゃんの」朋「1日?」

宮本フレデリカ「オドループ!」

渋谷凛「常務をぎゃふんと」本田未央「言わせたい?」

二宮飛鳥「十刃〈エスパーダ〉」一ノ瀬志希「集合!!!」

ほたる「祝!朋さん」智絵里「ご出演決定!」

渋谷凛「何か新しいことが」本田未央「したい?」

橘ありす「タクシーフレデリカ?」

橘ありす「家電アイドルフレデリカ?」

安部菜々「壁にミミミン!」メアリー・コクラン「障子にメアリー!」

大石泉「絶えて桜のなかりせば」

橘ありす「名探偵フレデリカ?」

白菊ほたる「今日のゲストは藤居朋さんと緒方智絵里さんです!」

緒方智絵里「大丈夫」

渋谷凛「後輩と」本田未央「仲良くしたい?」

神谷奈緒「美城常務は憎めない」

藤居朋・本田未央・橘ありすの苦労人同盟

橘ありす「勇者フレデリカ?」

島村卯月「水曜日の346プロ!」

朋「DJ智絵里の」ほたる「お悩み相談ラジオ?」

渋谷凛「花屋をもっと」本田未央「繁盛させたい?」

若林智香「野球好きと熱血乙女と」

小日向美穂「好きを想う」

橘ありす「宮本ノノデリカ?」

池袋晶葉「世のため人のため雪美のため」

高垣楓「勘違いっをっ♪しただっ♪けなのっ♪お・さ・け♪」橘ありす「は?」

智絵里「朋さんと」ほたる「少しのお出かけ」

佐城雪美「……新番組」橘ありす「リトル・マーチング・ファンド・ガールズ!」

緒方智絵里「お茶会」渋谷凛「オブ」宮本フレデリカ「フリーダム☆」

渋谷凛「クイズ王に」本田未央「なりたい?」

橘ありす「ツッコミアイドルフレデリカ?」

神谷奈緒「今日も常務は憎めない」

島村卯月「第2回!水曜日の346プロ!」

智絵里「朋さんとの」ほたる「ユニット名」



SS速報VIP:池袋晶葉「世のため人のため雪美のためペロのため」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1461343381/



1: ◆i/Ay6sgovU 2016/04/23(土) 01:43:02.11 ID:VLZY80S10



前作
池袋晶葉「世のため人のため雪美のため」




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1461343381




2: ◆i/Ay6sgovU 2016/04/23(土) 01:43:30.40 ID:VLZY80S10


―――――プロダクション内・晶葉ラボ―――――


池袋晶葉「もしもし、ああ、私だ。完成したぞ」

晶葉「ああ……、確かに。だが、もう一度確認するが……」

晶葉「棚を10個と机を10個でいいんだな? ホントに? 聞き間違いではなく?」

晶葉「まあ、それでいいならいいんだが……。いったいどういう意味が……?」

晶葉「ああ、ちひろに……。またプレゼント……ということか? ……なるほど、祭壇を作るのか」

晶葉「……」

晶葉「祭壇!?」

晶葉「い、いや、まあいいさ、時間が空いたら取りに来てくれ」

晶葉「では切るぞ……ああ、気にするな……お疲れ様」
ガチャ

晶葉「???」






3: ◆i/Ay6sgovU 2016/04/23(土) 01:44:09.25 ID:VLZY80S10


晶葉「まあいいか……」

晶葉「さて、少し休憩でも……」

ガチャ

晶葉「? 誰だ? 入るならノックくらい……」チラッ

晶葉「って、誰もいない……?」

晶葉「……オカルトの類は専門外なんだが」

ニャー

晶葉「え?」

ペロ「にゃー」

晶葉「おおう!?」ビクゥ

ペロ「にゃー……」

晶葉「な、なんだ、ペロだったのか、驚かせないでくれ……」

ペロ「……」フッ

晶葉「鼻で笑わなかったか!?」






4: ◆i/Ay6sgovU 2016/04/23(土) 01:45:00.78 ID:VLZY80S10


晶葉「今日は雪美は一緒じゃないのか?」

晶葉「……なんて、猫に聞いても仕方が」

「ここに……いるよ……?」

晶葉「!?!?」

「気づいて……ないの……?」

晶葉「え!? まさか、もう室内に!?」キョロキョロ

佐城雪美「こんにちは……」ガチャ トコトコ

晶葉「普通にドアの前にいただけか!!! なんでちょっと意味深なセリフを言ったんだ!!!」






5: ◆i/Ay6sgovU 2016/04/23(土) 01:45:55.01 ID:VLZY80S10


雪美「晶葉に……相談したい……」

晶葉「私に? どうかしたのか」

雪美「この子の……ことで……」

ペロ「にゃー」

晶葉「ほう ……動物はあまり詳しくはないが」

雪美「晶葉は……ペロの言葉、わかる……?」

晶葉「いや……、すまないが、よくわからないな。雪美はわかるんだったか」

雪美「愚問」

晶葉「どうした」






6: ◆i/Ay6sgovU 2016/04/23(土) 01:46:22.07 ID:VLZY80S10


雪美「みんな……ペロの言葉……わからないって……」

晶葉「それは、まあ、仕方ないんじゃないか?」

雪美「でも……わかれば……もっとみんな……ペロと仲良くできる……」

晶葉「なるほど……」

雪美「だから……翻訳機、作ってほしい……」

晶葉「ええ……!?」






7: ◆i/Ay6sgovU 2016/04/23(土) 01:47:15.17 ID:VLZY80S10


晶葉「いや、作るも何も、そもそも私が理解できてないんだから……」

雪美「大丈夫……、名前は決まってる……!」

晶葉「は?」

雪美「“ペロリンガル”……!」

晶葉「見切り発車もいいとこじゃないか」






8: ◆i/Ay6sgovU 2016/04/23(土) 01:48:18.38 ID:VLZY80S10


雪美「どうしても……無理……?」シュン

晶葉「う……」

雪美「むーりぃー……?」

晶葉「他人の台詞を取るのはよくない」

雪美「ボンバー……!」

晶葉「よりによって!?」






9: ◆i/Ay6sgovU 2016/04/23(土) 01:49:45.10 ID:VLZY80S10


晶葉「それじゃあ、こういうのはどうだ?」

雪美「?」

晶葉「ペロの首に、小型のマイクとスピーカーを着けておく。それで、別室で雪美は待機をして、スピーカーから副音声のように通訳を流すんだ」

雪美「おお……! 作れる……?」

晶葉「もちろん! マイクとスピーカーくらいなら、明日にでもできるぞ」

晶葉「ただ、カメラをつける余裕はないから、ペロが誰と話しているかは、声を聴いて判断するしかないな」

雪美「大丈夫……!」

晶葉「そうか。 あ、せっかくだから、声色を変えるか? 雪美の声がそのままペロから出るのもよくないだろう」

雪美「それなら……あの人みたいな声が……いい……」

晶葉「お? 誰だ?」

雪美「子安」

晶葉「子安」






10: ◆i/Ay6sgovU 2016/04/23(土) 01:50:19.87 ID:VLZY80S10


雪美「ふふっ、サジョーク……ね」

晶葉「ジョークで心臓が止まりかけたのは初めてだ」

雪美「本当は……」

晶葉「本当は?」

雪美「銀河万丈」

晶葉「銀河万丈」






11: ◆i/Ay6sgovU 2016/04/23(土) 01:51:11.85 ID:VLZY80S10


雪美「ふふっ、サジ」
晶葉「もういい!!!」


雪美「じゃあ……また明日……ね」

晶葉「ああ、気をつけてな」

ペロ「にゃー」

晶葉「お? 今のは“頑張って”とでも言ってくれたのかな?」フフッ

雪美「ペロ……! そんなこと……言っちゃダメ……!!!」

晶葉「なんて言ったんだ!?」

雪美「じゃあね……」トコトコ

晶葉「モヤモヤする!!!」






12: ◆i/Ay6sgovU 2016/04/23(土) 01:52:07.32 ID:VLZY80S10


―――――翌日・ラボ―――――


晶葉「というわけで完成したぞ!」

雪美「わー……」パチパチ

ペロ「にゃー」

晶葉「これを首輪に……つけて……っと」

晶葉「雪美、そこのマイクで、何か喋ってみてくれないか?」

雪美「……」コクン

雪美「%〇★▽&#Χ◇」

晶葉「日本語で頼む」






13: ◆i/Ay6sgovU 2016/04/23(土) 01:53:25.52 ID:VLZY80S10


雪美「……ボディーブロー」

ペロ『ボディーブロー』

晶葉「成功したけどワードチョイス」

雪美「……すごい……!」

晶葉「声は、当たり障りのない感じにしておいた。あと、“……”みたいな空白はなるべく消すように設定してあるぞ」

晶葉「次は、ペロの声に合わせて、ペロがなんと言ってるのかをマイクに言ってくれ」

雪美「……」コクン

晶葉「ペロ、調子はどうだ? 首輪は重くないか?」

ペロ「にゃー『造作もない』」

晶葉「成功したけどホントに言ってるのか!?」






14: ◆i/Ay6sgovU 2016/04/23(土) 01:54:22.69 ID:VLZY80S10


雪美「完璧……!!!」

晶葉「……まあ、雪美がいいならいいんだが」

雪美「じゃあペロ……いってらっしゃい……」

ペロ「にゃー」トコトコ

晶葉(不安しかないな……)






16: ◆i/Ay6sgovU 2016/04/23(土) 01:56:09.38 ID:VLZY80S10


晶葉「さて、じゃあ、ペロのマイクが誰かの声を拾うまで待つか」

雪美「うん……」


~数分後~

「わあ!ペロちゃんですっ」

「本当だ!かわいいね~!」

「珍しいね、一緒に雪美がいないなんて」

雪美「!」

晶葉「この声は……、キャンディーアイランドの3人か」






17: ◆i/Ay6sgovU 2016/04/23(土) 01:57:16.51 ID:VLZY80S10


双葉杏「はぐれたのかな」

三村かな子「そうなのかな~?」ヨシヨシ

ペロ「にゃー『自分の意志だから大丈夫』」

杏「!?」

緒方智絵里「わ!黒猫!不吉!」

杏「今さら!?」

かな子「いい毛並みだね~」ヨシヨシ

杏「なんで喋ったことにはノータッチなの!?」






18: ◆i/Ay6sgovU 2016/04/23(土) 01:58:43.52 ID:VLZY80S10


智絵里「ペロちゃんを馬鹿にしちゃダメだよっ!」

杏「智絵里ちゃん、5秒前くらいの自分の台詞も覚えてないの?」

かな子「ペロちゃんだって喋りたくなる気分の日もあるよね?」

杏「そんな感情論じゃ納得できないんだけど」

ペロ「にゃー『かな子ちゃん、最近、お腹回りが[ピーー]てきたんじゃない?』」

杏「おいペロ!!!」



晶葉「おい雪美!!!」






19: ◆i/Ay6sgovU 2016/04/23(土) 01:59:31.76 ID:VLZY80S10


かな子「……」

杏「か、かな子ちゃん? 猫の言うことだし……」

かな子「……大丈夫だよ~。ところで2人共、今夜は猫鍋とかどうかな……?」

杏「かな子ちゃん!!!」

智絵里「クックパッドで調べてみるねっ!」

杏「智絵里ちゃん!!!」






20: ◆i/Ay6sgovU 2016/04/23(土) 02:00:20.76 ID:VLZY80S10


晶葉「なんかピンチになってるじゃないか!」

雪美「大丈夫……杏なら……どうにかしてくれる……」

晶葉「杏の負担を増やすのはやめてやれ!!!」






21: ◆i/Ay6sgovU 2016/04/23(土) 02:01:03.81 ID:VLZY80S10


杏「ほら、ペロ! 早く逃げて!」

ペロ「にゃー『ここから無事に逃げられたら、祝杯をあげよう』」

杏「フラグ立ててる場合じゃないだろ!? どっか行けよ!!!」

ペロ「にゃー『君の犠牲は忘れないよ』」タッタッタッ

杏「最後まで腹立つなあ!!!」






22: ◆i/Ay6sgovU 2016/04/23(土) 02:01:45.57 ID:VLZY80S10


晶葉「……何とか脱したか」

雪美「上々の……滑り出し……」

晶葉「アイドルにケンカを売るための発明ではないからな?」

雪美「次の……ぎせ……アイドルは……誰……?」

晶葉「犠牲者って言いかけたな?」






23: ◆i/Ay6sgovU 2016/04/23(土) 02:02:19.09 ID:VLZY80S10


~数分後~

「フンフンフフーン♪フレデリカ~♪」

雪美「? 誰?」

晶葉「名乗ってただろ!?」






25: ◆i/Ay6sgovU 2016/04/23(土) 02:03:08.51 ID:VLZY80S10


宮本フレデリカ「わお! ペロちゃん! こんにちは!」

ペロ「にゃー『元気?』」

フレデリカ「うん! 元気元気! 今ならフランスまで泳いで行けそー☆」

ペロ「にゃー『今日はお仕事?』」

フレデリカ「違うよー! 今日はレッスン! もう終わったけどねー」

ペロ「にゃー『お疲れ様』」

フレデリカ「そっちこそおつかれー♪」

ペロ「にゃー『じゃあね』」トコトコ

フレデリカ「まったねー!」フリフリ



晶葉「なんで!!!アイツは!!!疑問を持たずに!!!会話できるんだ!!!」






27: ◆i/Ay6sgovU 2016/04/23(土) 02:04:10.53 ID:VLZY80S10


雪美「フレデリカは……もともと……ペロとよくしゃべってる……」

晶葉「何者なんだ……」

雪美「でもこれ……楽しい……」キラキラ

晶葉「発明者冥利に尽きるが、ウソは言ってないだろうな?」

雪美「想像に……おまかせ……」

晶葉「もちろんと言い切ってほしかった……」






28: ◆i/Ay6sgovU 2016/04/23(土) 02:04:58.89 ID:VLZY80S10


~数分後~

晶葉「……さっきから誰とも会わないな」

雪美「そういうことも……ある……」

晶葉「まあ、そうだな」


~そのころのペロ~

ペロ「……」

美城常務「……」






29: ◆i/Ay6sgovU 2016/04/23(土) 02:05:39.95 ID:VLZY80S10


ペロ「……」

常務(……撫でたい)

常務(いや、早まるな、ここで猫にデレデレな姿を誰かに見られてみろ)

常務(築き上げてきたクールなイメージ(?)が台無しだ)

常務(いや、抱き上げて、誰かに見られたら「佐城の元へ返そうと思って持ち上げた」で通るのでは?)

常務(我ながら至高のプラン……。成功は私が保証しよう)

常務(いや待て、その場合、ニヤニヤすることも許されないのか……!)

常務(ぐぬぬ……)

常務「どうすればいいんだ!!!」



晶葉&雪美「!?」ビクゥ






30: ◆i/Ay6sgovU 2016/04/23(土) 02:06:23.16 ID:VLZY80S10


晶葉「い、今の声、常務か!?」

雪美「ペロは……無反応……」

晶葉「……ペロが常務を観察してるのか!?」






31: ◆i/Ay6sgovU 2016/04/23(土) 02:07:14.57 ID:VLZY80S10


ペロ「……」タッタッタッ

常務「あっ……」



晶葉「今の“あっ……”は、相当ショックを受けてる声だったな」

雪美「常務……面白い……」

晶葉「本人は大マジメなんだろう……」






33: ◆i/Ay6sgovU 2016/04/23(土) 02:07:55.13 ID:VLZY80S10


雪美「今日は……このくらいに……」

晶葉「そうだな、結局、ロクなこと言ってなかった気がするが」

雪美「でも……楽しかった……」

晶葉「そ、そうか」

雪美「晶葉……なんだかんだ……付き合ってくれる……」

晶葉「ほ、褒めてもなにも出ないぞ?」

雪美「ヒマなの……?」

晶葉「貶す流れだったのか!?」






34: ◆i/Ay6sgovU 2016/04/23(土) 02:08:25.27 ID:VLZY80S10


雪美「明日は……朝の5時に……集合……」

晶葉「理不尽なスケジュールを捻じ込むな!!!」



おわり






35: ◆i/Ay6sgovU 2016/04/23(土) 02:08:53.15 ID:VLZY80S10

元スレ
SS速報VIP:池袋晶葉「世のため人のため雪美のためペロのため」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1461343381/