5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/17(火) 22:26:48.57 ID:kdG6lM2b0

京介「えっ? 俺達ってもう恋人同士じゃなかったのか?」

あやせ「ち、違います! わたしはそんな軽い女じゃありません! 死ね!」

京介「はぁ? 誘ってきたのはそっちだろ?」

あやせ「それは……桐乃に手を出さないようにするためです!」

京介「そっか……あやせは俺のことを何とも思ってなかったのか」

あやせ「えっ……そうは言ってません、ただわたしは……」

京介「いや、お前の気持ちは分かったよ。……悪かったな、もう会うのはやめよう」

あやせ「なっ……! ま、待ってください!」

京介「いいんだよ、俺はもうお前とは会わない。じゃあな」

あやせ「だ、ダメです! そんなの……そんなの……寂しいじゃないですか」

京介(あやせたんマジ可愛い)

ヘイパス



7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/17(火) 22:37:50.56 ID:kdG6lM2b0

京介「じゃあ、あやせは俺の彼女ってことでいいんだよな?」

あやせ「だから違うって言ってるじゃないですか! 通報しますよ!?」

京介「何でそうなるんだよ……素直になればいいのに」

あやせ「わたしはいつも素直です、お兄さんがおかしいだけです!」

京介「でも、俺と離れるのは嫌なんだろ」

あやせ「それは……そうですけど……」

京介「この前、ずっと一緒に居て欲しいって言ったよな」

あやせ「……はい、言いましたけど」

京介「それなら、俺が彼氏って認めてもいいんじゃねーの?」

あやせ「か、彼氏じゃありません! 変態!」

京介「何でそうなるんだよ……」



8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/17(火) 22:43:29.39 ID:kdG6lM2b0

京介「あやせ、この前のことをもう一度確認するぞ」

あやせ「……どうぞ」

京介「桐乃が俺に偶然抱き着いたのあやせがを目撃した」

あやせ「はい、お兄さんがいやらしい顔で桐乃を抱きしめていました」

京介「だからそれは……まあいい。で、その後俺はお前に呼び出された」

あやせ「ええ、桐乃の危険を感じたので一言言おうと呼び出しました」

京介「その後、お前は何て言った?」

あやせ「そ、それは……覚えていません」

京介「そうか、じゃあ俺が全部言うからどこか間違ってたら言えよ」

あやせ「……分かりました」



10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/17(火) 22:50:32.20 ID:kdG6lM2b0

回想

あやせ「お兄さん、桐乃に抱き着いていましたがどういうことですか?」

京介「だから偶然だって……お前の考えてるようなことは起きてないよ」

あやせ「嘘です! どうせ、桐乃を無理やり……変態! 死ね!」

京介「だからしてねえっつーの! 俺がそんなことをするように思うのか!?」

あやせ「はい、思います」

京介「即答かよ! ……はぁ、俺はそんなの考えてないってのに」

あやせ「お兄さんの今までの行動を考えれば信用できませんね」

京介「そーかい……じゃあ、どうすれば信用できるんだよ?」

あやせ「それは……や、やっぱりいいです!」

京介「何だよ、気になるから教えてくれよ、あやせ」

あやせ「あの…………わたしと、付き合うとか」

京介「……はい?」



12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/17(火) 22:57:20.25 ID:kdG6lM2b0

京介「あ、あやせさん? 今何と?」

あやせ「な、何でも無いです!」

京介「俺の耳にはあやせと付き合う、って聞こえたんだけど」

あやせ「聞き間違いです! 変なこと言わないでください、死ね!」

京介「そっか、残念だな……あやせと付き合えたら最高だったのに」

あやせ「えっ……? ほ、本当ですかお兄さん?」

京介「ああ、だってあやせだぞ? そうなったら一日中あやせのこと考えるだろうな」

あやせ「一日中、わたしのことを……へ、変態!」

京介「顔がにやけてるぞ、あやせ」

あやせ「そ、そんなこと…………お兄さんがわたしのことを……ふふ」

京介(やべえあやせたんマジかわええ)



14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/17(火) 23:05:59.42 ID:kdG6lM2b0

京介「まあ、残念だが俺とお前が恋人、なんてのはありえねーけどな」

あやせ「えっ……? どうしてですか!?」

京介「だって、お前俺のこと嫌いなんだろ? 桐乃に手を出す変態だって」

あやせ「それは……で、でも……恋人になれない訳では」

京介「ん? じゃあ、俺はあやせの恋人になれるってことか?」

あやせ「ま、まあ……可能性がゼロでは無いと思います」

京介「よっしゃああああ! あやせ、結婚しよう! 今すぐ!」

あやせ「ち、近寄るな変態! ……もう、お兄さんはそうやってすぐに」

京介「悪かったって。……だったらよ、真剣に告白したらどうなるんだ?」

あやせ「……真剣に、ですか? それは……その」

京介「どうなんだ、あやせ?」

あやせ「う、嬉しい……かもしれません」

京介(……あー、生きてて良かった)



17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/17(火) 23:13:34.13 ID:kdG6lM2b0

京介「……よし、ふざけるのはやめよう。お前にも悪いしな」

あやせ「やめるって……どういうことですか?」

京介「だからさ、あやせに結婚しよう、とか愛してるとかノリで言うのはやめる」

あやせ「そうですか……ええ、それが普通だと思います」

京介「今まで悪かったな、あやせ……嫌な思いさせちまった」

あやせ「……でも、わたしもそこまで嫌という訳では」

京介「いやいや、無理すんなって。嫌なことは嫌って言えよ、なっ?」

あやせ「ち、違います! お兄さんに好きとか、結婚しようって言われるのは……その……」

あやせ「少し、嬉しかったというか……本気だったら良いのに、とか」

京介「……あやせって、やっぱり可愛いな」

あやせ「なっ! 何勘違いしてるんですか! ブチ○しますよ!?」



19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/17(火) 23:21:19.45 ID:kdG6lM2b0

京介「まあ、今までみたいにノリで言うのはやめるよ」

あやせ「……別に、嫌じゃないのに」

京介「その代わり、って訳でもねーんだけどさ」

あやせ「何ですか? くだらないこと言ったらどうなるか分かってますよね?」

京介「――あやせに、真剣に告白する」

あやせ「そうですか、わたしに告白を……やっぱりお兄さんは変た――ええっ!?」

京介「……嫌か? 嫌だったらやめとくか……」

あやせ「ま、待ってください! そこまで言ってどうしてやめるんですか!?」

京介「だって、俺に告白されても」

あやせ「さっき嬉しいって言ったばかりじゃないですか! 通報しますよ!?」

京介「あやせ、落ち着け。通報はさすがに意味が分からん」



20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/17(火) 23:25:35.96 ID:kdG6lM2b0

あやせ「……えっと、確認しますけど、告白するのは」

京介「俺が、あやせに告白する」

あやせ「……桐乃じゃないんですか?」

京介「なんで桐乃に告白することをお前に言うんだよ」

あやせ「じゃ、じゃあ……お姉さんとか。お姉さんは素敵な方ですから……」

京介「あやせ、もう一度確認するぞ。……俺に告白されるのは、嫌か?」

あやせ「……嫌じゃないです、嬉しいです」

京介「分かった、聞いてくれ。あやせ、俺は――」

あやせ「……っ」



21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/17(火) 23:32:51.30 ID:kdG6lM2b0

京介「俺はあやせが好きだ。……桐乃も他の誰も関係ない、お前が好きなんだ」

あやせ「お、お兄さん……」

京介「俺の妹や友達のことを真剣に考えて、力になろうとする女の子」

京介「そして、桐乃の趣味を少しずつ受け入れいてくれようとした優しい子」

京介「それがあやせだ、俺が好きになった相手だ」

あやせ「……そこまで、わたしのことを」

京介「あっ、あと、すっげー可愛い。あやせたんマジ天使」

あやせ「なっ……何言ってるんですか! 雰囲気ぶち壊しじゃないですか!?」

京介「いや、お前すっげー緊張してるからさ。こう言えばいつものあやせに戻ると思って」

あやせ「……ありがとうございます、おかげで少し力が抜けました」



23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/17(火) 23:39:45.87 ID:kdG6lM2b0

京介「……で、あやせ、お前はどうなんだ?」

あやせ「な、何がですか……?」

京介「何がって……返事だよ。俺がこっ恥ずかしい思いして言ったんだ、答えてくれるよな?」

あやせ「あの……突然だったので、まさか本当に告白されるとは思ってなかったから……」

京介「……嫌ならそう言ってくれ、下手に言われる方がショック受けるからさ」

あやせ「ううっ……だ、だから、その……」

京介「……そっか、迷惑だったよな。悪い、……俺、帰るよ」

あやせ「ま、待ってください! どうすれば……どう……あっ」

京介「……どうした、あやせ」

あやせ「そ、そうです、そうですよ! 桐乃です!」

京介「……はぁ?」



24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/17(火) 23:45:49.31 ID:kdG6lM2b0

あやせ「も、もし、わたしがお兄さんの告白を断ったら……きっと」

京介「きっと?」

あやせ「お兄さんはショックを受けて寝込んでしまいます、そうすると」

あやせ「桐乃がお兄さんを心配します。桐乃は優しい子ですから、お兄さんに付きっ切りなるでしょう」

京介「はぁ」

あやせ「すると……お兄さんは変態ですから、桐乃にその……いやらしいことをするはずです」

京介「しねーよ! つーか何だこの流れ!?」

あやせ「話は最後まで聞いてください! つ、つまり……わたしが告白を断ると桐乃が困ります」

京介(……とりあえず、最後まで聞いてみるか)

あやせ「桐乃がショックを受けたお兄さんの毒牙にかかる……それを防ぐには」

あやせ「……お兄さんの告白を、断らなければいいんです」

京介「あれ? それ、つまりは……」



26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/17(火) 23:51:46.20 ID:kdG6lM2b0

あやせ「わたしがお兄さんと付き合えば、桐乃は助かります……そのために」

あやせ「お兄さんの告白を……断りません。それがわたしの返事です」

京介「そ、それって……OKってことですかあやせさん!?」

あやせ「……そう、なりますね」

京介「あやせが、俺の……恋人…………」

あやせ「……お、お兄さん?」

京介「――いよっしゃああああああ!! しゃあっ! しゃあああ!」グッ

あやせ「ひいっ!? 急に大声出さないでください!」

京介「いやいや! だってあやせだぞ? あやせが俺の恋人だぞ!?」

あやせ「な、何度も言わないでください変態!」

京介「恋人にならいくら言われても構わねえよ! うっひゃあ! あっしゃああ!!」

あやせ「もう……変態」



28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/17(火) 23:59:27.22 ID:kdG6lM2b0

京介「はー……ふー……やべー、はしゃぎ過ぎた……」

あやせ「そこまで騒ぐことでは……でも、良いんですか?」

京介「はい、良いです! 最高です!」

あやせ「まだ何も言ってません! その……わたしの理由が」

京介「ああ、桐乃がどうたらってヤツか?」

あやせ「はい……だって、他の女の子のことを理由にして付き合うなんて、嫌じゃないですか?」

京介「いや、そうは思わねーよ。むしろ、あやせらしくて良いんじゃないか?」

あやせ「わたし、らしい?」

京介「結局、友達のことを思ってってことだろ。違うのか?」

あやせ「それは……でも」

京介(……あやせと付き合えるなら何でも良いってのが本音だけどな)



30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 00:07:42.44 ID:Gft2kqyV0

あやせ「で、でも! お兄さんはわたしに好きって言って欲しくないんですか!?」

京介「言って欲しいです! 言ってくださいお願いします! 土下座すれば良いですか!?」ズイッ

あやせ「近寄るな変態! ……あっ、違うんです。でも……やっぱり」

京介「まっ、いつか俺のことを本当に好きになってくれた時に言ってくれよ」

あやせ「本当に、好きになった時……?」

京介「ああ、今は桐乃のためなんだろ?」

あやせ「は、はい……」

京介「だったら、無理して言わなくても良いって」

あやせ「……バカ」

京介「ん? どうした?」

あやせ「……馬鹿! お兄さんの馬鹿! 鈍感! 変態!」

京介「あ、あやせさん……?」



32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 00:15:08.98 ID:Gft2kqyV0

あやせ「……本当に好きでもない人と、付き合う訳が無いじゃないですか!」

京介「あやせ……」

あやせ「わたしだって……お兄さんが好きです! 大好きです! 告白されて嬉しかったんです!」

京介「……そこまで、俺のことを」

あやせ「大好きな人に好きって言われて……断れるわけが無いじゃないですか」

京介「……悪かったよ。ごめんな、あやせ」ギュッ

あやせ「あっ……。……後で、通報します」

京介「後で、か。じゃあ、通報されるまではこうしてて良いのか?」

あやせ「……そんなこと聞かないでください、変態」

京介(……良い匂いするなあ)



33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 00:23:17.79 ID:Gft2kqyV0

京介「……あやせ、一ついいか」

あやせ「……何ですか」

京介「こうやって抱きしめあってると……そろそろ人の視線が」

あやせ「あっ……いつの間に」

京介「さ、さすがに恥ずかしいから放すぞ」

あやせ「あっ……」

京介(あやせの残念そうな顔……撮りてー)

京介「あー……そろそろ暗くなってきたな、帰ろうぜ」

あやせ「えっ……? 帰るって、お兄さんと離れ離れになるってことですか……?」

京介「まあ……そうなるな」

あやせ「……いや、嫌です! 帰らないでください!」

京介「おいおい……」



36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 00:32:12.19 ID:Gft2kqyV0

京介「あのな、あやせ……帰らないと親御さんが心配するから」

あやせ「……分かってます。でも……寂しいものは寂しいんです」

京介「そう言われてもな……んっ? 電話か……もしもし?」

大介『京介、今大丈夫か』

京介「親父か……何だよ、何かあったのか?」

大介『ああ、仕事で今日は帰れそうもない。家のことは任せたぞ』

京介「親父も居ねえのか。おふくろは友達と旅行で桐乃は……」

大介『合宿だったな、だから今日は家にお前だけだ。何かあったら電話しろ』プツッ

京介「今日は俺一人か……っ!? この視線は……」

あやせ「そっか、お兄さんは今日お家に一人なんですね……へー……」

京介(……フラグが立っちまった)



39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 00:37:34.01 ID:Gft2kqyV0

京介「あの、あやせさん? 言っとくけど……」

あやせ「お兄さん、ご飯は何にしましょうか?」

京介「ご飯?」

あやせ「はい、材料が無ければスーパーに行 京介「帰りなさい」

あやせ「なっ……! 何でですか! 今日はお兄さん一人なんでしょう!?」

京介「だからだよ! 桐乃が居るならまだしも、俺一人、しかもこの状況でそんなことできるか!」

あやせ「うう……意地悪! 通報しますよ!?」

京介「泊めたら通報されるだろうが!? 駄目なものは駄目だ!」

あやせ「だ、だって……寂しいじゃないですか……」

京介「寂しいって、お前……」



42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 00:44:04.75 ID:Gft2kqyV0

あやせ「桐乃とか、お姉さんとか……他にもお兄さんの周りにはたくさん素敵な人がいます」

京介「な、何だよ急に……」

あやせ「もし、誰かに知られたら……他の人のところに」

京介「いや……さすがに心配し過ぎだろ」

あやせ「いいえ、お兄さんは分かっていません。……それに、不安なんです」

京介「だから他の人とかそういうのは」

あやせ「違います。……さっき、お兄さんから帰ろうって言ったじゃないですか」

京介「……それが不安にさせるのか?」

あやせ「……想いが伝わったら、離れたくないって思いませんか? ずっと一緒に居たい、って思いませんか?」

京介「それは……」

あやせ「……わたしは、お兄さんとずっと一緒に居たいです! 誰にも邪魔されたくありません!」

京介「あやせ……」



44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 00:50:20.89 ID:Gft2kqyV0

京介(どうする……女の子にここまで言わせちまって良いのか? いや……でも)

あやせ「…………」ピポパ

京介(相手は中学生だぞ? いや、そもそも別にそんなことをする訳じゃねーんだ……)

あやせ「もしもし、あのね、実は」

京介(だが……さすがに初日に連れ込むのは無いよな……流石に無い)

あやせ「うん、そうそう、高坂さん。だから今日はご飯いらないから」

京介(……よし! 断ろう! さすがにここは男としてしっかりするんだ!)

京介「あやせ! 今日は家に あやせ「あっ、今電話して桐乃の家に泊まるって言っちゃいました」

京介「……えっ?」



45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 00:54:50.94 ID:Gft2kqyV0

あやせ「さあ、暗くなってきたし帰りましょう。ご飯は任せてくださいね」

京介「あの、もしもーし? あやせさーん?」

あやせ「わたし、お兄さんのお家で何か食べないと夕ご飯抜きになってしまいます」

京介「はあ!? いや、だから駄目だって言ってんだろうが!」

あやせ「……仕方ありませんね、分かりました」

京介「そ、そうか……やっと分かってくれたか」

あやせ「お兄さん、こっち向いてください」

京介「ん? 何だよあやせ」

あやせ「……泊めて、くれませんか?」

京介(こ、これは……上目遣い+涙目という最強の組み合わせ……)

あやせ「お兄さん……大好きです。ダメ、ですか?」

京介「お、俺は……! 俺は――」



48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 01:03:00.12 ID:Gft2kqyV0

あやせ「おじゃましまーす♪」

京介「……はい」

京介(うん、あれは無理。だってあやせたんマジ天使だもん)

京介(そして押し寄せる罪悪感の波……はあ)

あやせ「あっ、お兄さん、冷蔵庫に食材がありますよ」

京介「あー、まだ残ってたのか」

あやせ「牛肉、たまねぎ、ニンジン、じゃがいも……カレーでも作ったんですか?」

京介「ああ、もう全部食べちまったけどな」

あやせ「うーん……分かりました、肉じゃがでも作りましょう」

京介「えっ? 作ってくれんの?」

あやせ「はい、いけませんか?」

京介「お願いしまっす! 土下座するから作ってください!」

あやせ「お、大げさですよ……」



50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 01:08:25.55 ID:Gft2kqyV0

あやせ「……よいしょ、って何見てるんですか?」

京介「いや……エプロン姿のあやせを網膜に焼き付けようと」

あやせ「へ、変態! 見ないでください!」

京介「はいはい、じゃあ俺は風呂掃除でもするか」

あやせ「……お風呂、ですか?」

京介「ああ、風呂……あっ、あのー、あやせ?」

あやせ「は、はい……」

京介「……風呂、入ってく?」

あやせ「……お兄さんのせいで汗をかいてしまったので、できれば」

京介「わ、分かった……じゃあ、料理は任せるよ……」



51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 01:13:07.05 ID:Gft2kqyV0

京介(まずい、なんか変な雰囲気になっちまった……)ゴシゴシ

京介(いや、いやいや、別に一緒に入る訳じゃないぞ!? 客をもてなすのは当然だ……うん)

京介(……まあ、意識するなっつー方が無理だよな)

京介(あやせがこの風呂に……いかんいかん!)

京介(この水垢を落とせば俺の煩悩が……消えればいいのに)ゴシゴシ

京介(でも、あやせのエプロン姿……最高だったな……)

京介「……煩悩、消えねー」



53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 01:18:36.09 ID:Gft2kqyV0

あやせ(……よく考えてみれば、この状況……結構、恥ずかしい)トントン

あやせ(だ、だって、お兄さんが好きって言ってくれたから……だから)

あやせ(離れたくないから、一緒に居たかったから……)

あやせ(でも、やっぱりまだ……信用は、できないかも)

あやせ(桐乃のためにお兄さんは……恋人と)

あやせ(いつか、わたしがそうなるかもしれない……だから、だから……)

あやせ(少しくらい、背伸びしても……大丈夫なはず……)

あやせ「……ごめんね、桐乃。わたし――」



56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 01:25:58.54 ID:Gft2kqyV0

京介(……三十分以上風呂掃除してたのか、だが煩悩は消えない)

あやせ「あっ、お兄さん、お疲れ様です」

京介「あれ? もう準備終わったのか?」

あやせ「はい、圧力鍋って便利ですよね。もうそろそろできますよ」

京介「あやせの肉じゃがか……幸せすぎて、明日俺死ぬかもな」

あやせ「し、死にません! 座って待っていてください!」

京介「その前にあやせのエプロン姿をもう一度……!」

あやせ「なっ……ぶ、ブチ○しますよ!?」

京介「わ、悪かったって! じゃあ、頼んだぞ!」

京介(……駄目だ、こうでもしねーと意識しちまう)



59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 01:32:48.16 ID:Gft2kqyV0

あやせ「できました、今そっちへ持っていきますね」

京介「手伝わなくても大丈夫か?」

あやせ「では、ご飯をよそってください。後はやりますから大丈夫です」

京介「ああ、分かったよ。……でも、こういうの良いよな」

あやせ「こういうの、ですか?」

京介「何だか、夫婦って感じがするというか」

あやせ「なっ……何言ってるんですか!?」

京介「お、落ち着けって……冗談、冗談だよ」

あやせ「冗談……なんですか?」

京介「お、おう、冗談に決まってるだろ? ……あやせ?」

あやせ「……今、持っていきますね」

京介(……雰囲気が、また変わったような)



64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 01:39:08.28 ID:Gft2kqyV0

あやせ「どうぞ、失敗はしていないと思いますが……」

京介「……天国って、地上にあったんだな」

あやせ「またそうやって……ほら、冷める前に食べてください!」

京介「そうだな、では」

京介・あやせ「いただきます」

京介「んっ……んんっ!?」

あやせ「……どうですか?」

京介「……一つ、言ってもいいか?」

あやせ「は、はい……」

京介「……あやせさん、アンタ最高だよ。美味い! これすっげえ美味いよ!」

あやせ「良かった……どんどん食べてくださいね」



65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 01:47:38.58 ID:Gft2kqyV0

あやせ「よく食べますね……そんなに食べてくれるとは思いませんでした」

京介「あやせの料理を残す訳が無いだろ? いやー、こんな美味いんだったらさ」

あやせ「な、何ですか?」

京介「あやせが毎日料理作ってくれたら最高だろうなー、って思ったんだよ」

あやせ「毎日……そ、それはさすがに無理だと思います」

京介「お、おいおい、冗談だって……本気で言ってねえから」

あやせ「……っ」

京介(……ん? またあやせの雰囲気が変わったような……)

あやせ「まだ食べられますよね? おかわり、いりますか?」

京介「あ、ああ、ありがとう(……気のせいか)」



67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 01:51:20.25 ID:Gft2kqyV0

京介「ふー……食った食った、ごちそうさん」

あやせ「ええ、喜んでいただけたようで何よりです」

京介「洗い物は俺がやるからさ、あやせはゆっくり休んでてくれよ」

あやせ「分かりました、お願いしますね」

京介「あっ、今の内に風呂入っとくか?」

あやせ「……いえ、それは遠慮しておきます。先に家の方が入るべきですよ」

京介「んなこと気にしなくても良いんだけどな……まあ、そう言うならさっさと終わらせるか」

あやせ(だって、そうしないと……)



68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 01:54:59.80 ID:Gft2kqyV0

京介(よし、洗い物終わりっと。……あやせは、ん?)

あやせ「……すぅ、すぅ」

京介(ソファーに座ったまま寝ちまったのか……こう見ると、まだ中学生だよなー)

京介(……毛布くらいかけとくか、風邪ひかれたら困るしな)


京介(……よし、これでいいだろ。あやせが寝てる間に風呂に入るか……)

京介「……あやせ、ゆっくり休んでろよ。後で起こすからな」

あやせ「……すぅ、すぅ」

京介(なんて言っても寝てるんだけどな。あやせたんの寝顔マジ最高!)

京介(……んなことやってねえで風呂入らねーとな)



69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 01:56:45.25 ID:Gft2kqyV0

あやせ「…………」

あやせ(お兄さんは、行ったよね……)

あやせ「……だって、仕方ないよ。……不安なんだから」



73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 02:08:01.45 ID:Gft2kqyV0

京介(……気のせいかもしれないが、風呂がいつもよりキレイな気がする)

京介(あんだけ念入りに掃除すりゃ、こうもなるか……)

京介(さっさと洗ってあやせに入ってもらわねーとな……)

京介(……あやせが風呂、か。……だからそれは考えるなって!)ワシャワシャ

京介(髪を洗っても何も変わんねー……体を洗ったら出るか、それがいいな)


「し、失礼します……」


京介「よう、あやせ。起きたの――なっ!? あ、あやせ!?」

あやせ「静かにしてください……近所迷惑になりますよ」



74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 02:10:41.53 ID:Gft2kqyV0

京介「お、お前……な、ななな、何でここに」

あやせ「……背中」

京介「はい……?」

あやせ「お背中……流します」

京介(あっ、これエロゲだ)

京介「って違う! ダメだ! それだけは絶対にダメだ!」

あやせ「で、でも……お兄さんにはお世話になっていますから」

京介「それとこれとは……はっ!」

あやせ「……ダメ、ですか?」

京介(だから上目遣い+涙目+弱々しい声は反則だって……)

あやせ「……わたしじゃ、ダメですか?」

京介「そ、それは――」



申し訳ないですが二時間保守お願いします。落ちたらNIPでやります、今は繋がらないけど



97: 保守ありがとうございました 2012/04/18(水) 03:37:07.13 ID:jaSjbTWJ0

あやせ「お兄さん……どうですか? 痛くありませんか?」

京介(……負けたよ、もう勝てる気がしねーよ……情けねー)

あやせ「よいしょ……お兄さんの背中、大きいですね」ゴシゴシ

京介「男だったらこんなもんだろ……なあ、あやせ」

あやせ「はい、何ですか?」

京介「やっぱりさ……こういうのは、駄目だろ」

あやせ「……別にいやらしいことをしてる訳ではありません。わたしだってタオルを巻いてますから」

京介「だけどよ、親に嘘ついて男の家泊まって……一緒に風呂だぞ? さすがに……」

あやせ「わたしは桐乃の家、つまり高坂家に泊まりに来ました。嘘は言ってませんよ」

京介「そういう問題じゃ……」

あやせ「……背中、洗い終わりましたよ」

京介「ありがとよ。じゃあ、ここでお前はあがって――お、おい!」

あやせ「ま、まだ洗い終わってません! 前が……」

京介「そこは自分で洗う! タオルを貸せ!」グイッ

あやせ「あっ……」



99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 03:43:58.83 ID:jaSjbTWJ0

京介「……おい、あやせ。なんであがんねーんだよ」

あやせ「……今あがったら、風邪をひいてしまいますから」

京介「いや、見られてたら洗いづらいんだけど……」

あやせ「……目を瞑っていますから、それで良いですよね?」

京介「駄目だって言ってんだろうが! ……頼む、出てってくれ!」

あやせ「……わたし、何もしません。それなのに……どうして追い出そうとするんですか?」

京介「分かってくれよ……お前もこれが駄目なことってのは理解してんだろ?」

あやせ「……はい」

京介「だったら、今は出てくれ……どうしても出ないんだったら、俺があがる」

あやせ「ま、待ってください……だって、お兄さんが……お兄さんが悪いんです」

京介「……あやせ?」



100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 03:51:35.21 ID:jaSjbTWJ0

あやせ「お兄さん……さっきから夫婦みたいだ、とか毎日食べたい、とか言ってましたよね?」

京介「あ、ああ……それが嫌だったのか?」

あやせ「……違います、とても嬉しかったです。でも、お兄さんはその後……」

あやせ「全部、冗談って言いました。わたしはそうなれば良いな、って思ったのに……お兄さんは」

京介「それは……そういう意味じゃ」

あやせ「分かってます、でも……それが冗談って言われると……全部、嘘なんじゃないかって」

京介「ち、違う! 今こうしてるのは嘘なんかじゃ……」

あやせ「……お兄さんがそんな人じゃないって信じています。でも、信じられない自分も居るんです……」

京介(……俺が深く考えないで言ったことで不安にさせてたのか)

京介(いや、今まで不安にさせるようなことばっかしちまってたんだ……)

京介(……だったら、不安を取り除いていくしかねーよな)



101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 03:56:54.53 ID:jaSjbTWJ0

あやせ「ご、ごめんなさい……わたし、自分でもよく分からなくて……失礼します」

京介「待てよ、あやせ。……好きにしてくれ」

あやせ「……えっ?」

京介「俺のせいで不安にさせたんだ……謝る、悪かったな」

あやせ「お兄さん……」

京介「だから風呂に入るなりそこに居るなり、お前の好きにしてくれ……これでいいか?」

あやせ「は、はい……お兄さん、やっぱり優しいですね」

京介「……甘いだけかもしれねーけどな」

あやせ「ふふ……では、早速ですが」ハラッ

京介「……へっ? な、なぜタオルを……」

あやせ「わたしの背中……流してくれますか?」

京介(……俺、捕まるな)



102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 04:04:26.25 ID:jaSjbTWJ0

京介「い、いや、あやせ? それはさすがに……」

あやせ「……さっき約束したばかりなのに、すぐに破ろうとする。やっぱりわたしのことは……」ブツブツ

京介(あやせの瞳から光彩が消えていく……これは、危険だ)

京介「わ、分かった! 背中は洗う……背中だけだぞ!?」

あやせ「では……お願いします」

京介「えーと、タオルにボディソープを……」

あやせ「待ってください。……わたしがモデルをやってるのは知っていますよね?」

京介「あ、ああ……それがどうかしたのか?」

あやせ「タオルで洗うと肌が傷つくらしいんです……だから、その」

京介「えっ? お、おい……まさか」

あやせ「……手で、優しく洗ってください」



105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 04:10:53.65 ID:jaSjbTWJ0

京介「お、お前の背中を……手で洗えって言うのか!?」

あやせ「……さっき、何でもしてやるって言いましたよね?」

京介「いや、言ってねえぞ!? 俺が言ったのは好 あやせ「言いましたよね?」

京介(あやせの瞳が……もう知らねえ! とことん流されればいいんだろ!?)

京介「……手にボディソープをつけ、泡立てて」

あやせ「早く、してください……」

京介「……いくぞ、失礼します!」ヌルッ

あやせ(……あっ、お兄さんの手が、わたしの背中に)

京介(中学生の肌に触れてんのか……しかも風呂場で)

京介(……親父に捕まったりしねーよな)



107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 04:18:30.08 ID:jaSjbTWJ0

京介「……やっぱり、女の子の背中って広くは無いよな」

あやせ「そうです……んんっ……」

京介「お、おい! そんな変な声出すなよ……」

あやせ「だって……お兄さんが変なところに手、を……はうっ……!」

京介「だ、だから変な声を出すなって!」

あやせ「……そんなこと言っても、手は止めないんですね」

京介「……いや、それはだな」

あやせ「わたしの肌……触ってて楽しいですか?」

京介「……まあ、悪い気はしないな」

あやせ「お兄さん、良かったら……前も、洗ってくれませんか?」

京介「ま、前って……お前」



111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 04:32:54.74 ID:jaSjbTWJ0

あやせ「どこのことだと思ったんですか……変態」

京介「仕方ねーだろ!? 前って言われたら……その」

あやせ「……お兄さん、手をわたしの体の前まで出してください」

京介「えっ? こ、こうか……? でも、これだと後ろから抱きしめるみたいな形で何だか……」

あやせ「お兄さんが、想像したのは……」グイッ

京介「あ、あやせ……?」

あやせ「……ここ、ですか?」

京介「お、お前……何をしてんのか分かってんのか?」

あやせ「……はい、お兄さんの手を……わたしの胸に」

京介「ば、馬鹿! あやせ、俺は……」



115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 04:40:38.49 ID:jaSjbTWJ0

あやせ「……お兄さんは優しい人ですから、こんなのダメだって言ってくれると思います」

京介「……分かってんだったら、もうやめようぜ」

あやせ「それでも、お兄さんは手を力づくで振りほどけるはずです……どうしてそうしないんですか?」

京介「……それは」

あやせ「……お兄さんだって、わたしの体に少しは興味あるはずです。手を離さないのがその証拠です」

京介「…………」

あやせ「正直になってください……わたしは、何をされても良いですから……」

京介「……俺が手を離さない理由か。言っても良いのか?」

あやせ「……言わなくても分かってます、わたしの体を好きにしてください」

京介「はあ……違うんだ、あやせ。……お前の体、さっきから震えてるんだよ」

あやせ「えっ……?」



116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 04:47:07.40 ID:jaSjbTWJ0

京介「気付いてなかったのか? さっきから小刻みに震えてんだよ」

あやせ「そ、そんな……」

京介「……本当は怖いんだろ? 無理すんなよ、なっ?」

あやせ「わたし……お兄さんが、他の誰かに……桐乃に……取られちゃうと思って」

京介「本当にそればっかだな……だからそんなこと無いって、信じてくれよ」

あやせ「何度聞いても不安は消えないんです……だから、わたしを求めてくれれば」

京介「だから風呂に突撃したり、背中や胸を触らせて誘うようなことをしたって訳か……」

あやせ「……ご、ごめんなさい……わたし、こんな嫌な女の子じゃ」

京介「……あやせ、こっち向いてくれるか?」

あやせ「今は……ダメです、お兄さんの顔……今はみたくありません」

京介(……こんなになっちまったのも俺のせいか、だったら)



118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 04:52:47.71 ID:jaSjbTWJ0

京介「ほら、とりあえずこっち向いてくれよ」

あやせ「……嫌です、きっとこんなわたしに呆れてるでしょうから」

京介「呆れてないからさ、あやせの顔、見せてくれって」

あやせ「……怒りませんか?」

京介「怒らないし呆れもしない、安心しろ」

あやせ「……分かりました、こうです――んっ……!?」

京介「……んっ、はぁ……ほら、怒ってねーだろ?」

あやせ「い、今……わ、わたしに……き、ききき……」

京介「おう! あやせたんの唇に熱いキスを――ごはっ!?」

あやせ「へ、変態! 変態変態変態! 死ね! お兄さんの馬鹿!」

京介「な、何も殴らなくても……」



120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 05:00:27.80 ID:jaSjbTWJ0

京介「あのー……あやせさん?」

あやせ「……何ですか?」

京介「その……怒ってますよね?」

あやせ「ええ、怒っていますし呆れてもいますよ、急に中学生にキスした変態のお兄さん」

京介「なんかこう、ゾクッってくる言い方だな、それ……」

あやせ「なっ……! 喋るな変態! ……酷いです」

京介「わ、悪かったって! でも、ほら……キスしたいくらい好きって訳だから、もう心配しなくても」

あやせ「……桐乃にキスしたいって思いますか?」

京介「これっぽっちも思わねーよ」

あやせ「……他の女の人はどうですか?」

京介「あやせだけだって……こんなこと、何度も言わせるなよ」

あやせ「……分かりました、今回だけは特別に信じてあげます」

京介(……はあ、これで大丈夫か。一時はどうなるかと……)

あやせ「では、わたしを安心させるために――」

京介「……はい?」



122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 05:07:50.14 ID:jaSjbTWJ0

京介「……なんで一緒に風呂に入ってんだろうな」

あやせ「お兄さんが言ったんですよ……わたしの体が震えてるから、離したくないって」

京介「いや、言ったけど……後ろから抱きしめる形ってのは、なあ」

あやせ「……こうすれば、前は見られません」

京介(今更そこを気にすんのかよ……)

あやせ「はあ……気持ちいいですね」

京介「あ、ああ……(今はそれどころではないけどな……)」

京介(さっきから元気になっちまったマイサンが……あやせの尻に触れてしまえば)

京介(コークスクリューで一発KOは間違いない……それだけは避けるんだ)

あやせ「……お兄さん? どうして、さっきから少し離れようとしてるんですか?」

京介「ん? な、何のことだ?」



124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 05:15:43.83 ID:jaSjbTWJ0

あやせ「とぼけないでください! もっとくっつきたいのに……お兄さんがさっきから」

京介「き、気のせいだろ……」

あやせ「……やっぱり、わたしなんか……さっきまでのは全部、嘘で」

京介(……マズイ! このままではさっきの繰り返しに……どうする、どうすれば)

あやせ「お兄さん、正直に言ってください……迷惑、ですか?」

京介(……あやせのことを気遣って、また不安にさせたら意味ねーか)

京介「……分かったよ、正直に言おう。あやせ、もっとくっつけ」

あやせ「えっ? は、はい……こうです――っ!? お、お兄さん……?」

京介「……何だ、あやせ」

あやせ「あ、あの……お尻に、その……何か硬いものが……」

京介「……これが密着できなかった理由だ、分かったな?」

あやせ「へ、変態! お兄さんはやっぱり変態です!」

京介「……おい、あやせ。これだけは言わせてくれ」



127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 05:26:18.32 ID:jaSjbTWJ0

京介「……確かに、こんな良い雰囲気でこんな状態にしちまったのは問題だろう。だが――」

あやせ「お、お兄さん……?」

京介「あやせ、お前は何も悪くないのか? そんな体を押し当てて来て、悪くないって言えんのか?」

京介「背中を素手で触らせ、そのまま胸まで触らせる……しかも甘い吐息付きだ」

京介「それでも、俺が悪いって言えるのか? 俺だけのせいって言えるのか!?」

あやせ「それは……」

京介「はっきり言おう……俺を興奮させたあやせが悪い! お前が可愛くてなおかつエロかったのが悪いんだ!」

あやせ「え、エロ……し、死ね! 変態!」

京介「……ん? 良く考えれば、俺が変態だって知っているのに付き合う……つまり、それを了承したも当然」

あやせ「えっ? な、何を……」

京介「そうか……あやせは変態な俺のことが好きってことか! だったら何も恥ずかしがらなくて良いじゃないか!」

京介「よーし、そうと分かったらあやせにもっと密着して――ぐほっ!?」

あやせ「はぁ、はぁ……落ち着きましたか?」

京介「……はい、落ち着きました」



129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 05:34:36.23 ID:jaSjbTWJ0

あやせ「……中学生に欲情するなんて、変態にも程があります」

京介「ち、違う! 俺は中学生じゃなくて、あやせに欲情したんだ!」

あやせ「……同じだと思いますけど」

京介「全然違うだろ! 桐乃や加奈子にはこんなこと思わねーって!」

あやせ「……分かりました。今回は許してあげます」

京介「ほ、本当か? はあ……嫌われたらどうしようかと」

あやせ「でも、不思議ですね……さっきまで不安ばっかりだったのに、今は全然」

あやせ「……お兄さんのそばに、ずっと居れば、ずっとこうやって過ごせるのかな」

京介「だったら、ずっと一緒に居てみるか? あやせがそれで良ければの話だけどな」

あやせ「……嘘、つかないでくださいね」

京介「ああ、通報されたくないからな。あやせのそばに居るよ」

あやせ「……意地悪」



131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 05:39:46.82 ID:jaSjbTWJ0

京介「……よし、そろそろあがるか」

あやせ「そうですね……お兄さん、着替えを貸してくれますか」

京介「ああ、そうだったな。じゃあ、桐乃の服を用意すれば……」

あやせ「ま、待ってください。それは駄目です!」

京介「えっ? 桐乃の服なら着られるだろ?」

あやせ「……わたしが着て、それを桐乃が勘付いたらどうするんですか」

京介「あっ……確かに」

あやせ「だからわたしには、お兄さんの服を貸してください」

京介「分かった、ちょっと待ってろよ」

あやせ(お兄さんが服を取りに行ってる間に、髪でも拭いておこうかな……あれ?)

あやせ(これは……お兄さんの、Yシャツ)

あやせ「…………」

あやせ「…………」スンスン

あやせ(……んっ、なんか……変な感じ)



132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 05:45:14.06 ID:jaSjbTWJ0

あやせ(そこまで汗臭い訳じゃない……でも、匂いが無い訳でもない)

あやせ(嫌とは思わない……どっちかって言うと……)スンスン

あやせ(……良い匂い、かも)

あやせ(なんか、こう……胸がきゅってなるような……不思議な)スンスン

あやせ(ちょ、ちょっと着てみようかな……よっ……わっ、大きい)

あやせ(やっぱり男の人って、全然体格が違う……それに、匂いも)スンスン

あやせ(……不思議と落ち着く、お兄さんに包まれているような)

あやせ(この匂い……もっと、もっと……欲し――)

京介「あやせ、とりあえずスウェット、を……えっ?」

あやせ「あっ」



137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 05:54:45.33 ID:jaSjbTWJ0

京介「あやせ……? それは、俺のYシャツ、だよな……」

あやせ「あ、あの……これは、その……」

京介「……今、嗅いでたよな?」

あやせ「き、気のせいです! 何でわたしがお兄さんのシャツを嗅がなきゃいけないんですか!?」

京介「じゃあ、もう一つ聞くけど……何で着てるんだ?」

あやせ「……っ! それは……」

京介「……それは?」

あやせ「……良い匂いが、したんです」

京介「はい?」



138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 05:57:41.31 ID:jaSjbTWJ0

あやせ「お兄さんのシャツを嗅いだら良い匂いがして、そのまま着てみようってなったんです! 悪いですか!?」

京介「わ、悪くは無いと思います……」

あやせ「じゃあこれ以上聞かないでください! 先に部屋に行ってます!」

京介「あ、あの……着替えは」

あやせ「このシャツでいいです、ダメですか!?」

京介「……もう好きにしてくれ」

あやせ(……お兄さんの、バカ)



141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 06:14:03.05 ID:jaSjbTWJ0

あやせ「…………」

京介(あやせが俺の部屋に入ってから数分、ずっと黙ったまま……そろそろ話しかけねーと)

京介「な、なあ、あやせ。お前はどこで寝るんだ?」

あやせ「……留守の部屋で寝る訳にはいきませんから……ここで、寝ます」

京介「そ、そっか……じゃあ、俺は」

あやせ「……待ってください」

京介「何だよ、あやせ(なんとなく予想はついてるけどな……)」

あやせ「……お兄さんと一緒に、この部屋で寝たいです」

京介「……やっぱりそうくるのか」

あやせ「だ、だって……せっかく一緒に居るために泊まりに来たんですよ……」

京介「分かったよ、恥ずかしいけど……一緒に寝るか」

あやせ「……ありがとう、ございます」

京介(……Yシャツから少し下着が、水色か)

あやせ「……お兄さん? どこ見てるんですか?」

京介「な、何でも無いって」



143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 06:28:34.64 ID:jaSjbTWJ0

京介「……まあ、一緒に寝るってのはなんとなくそうなるだろうって思ってたよ」

あやせ「それなら問題ないですよね」

京介「それでも……一緒のベッドで寝るってのは、さすがに」

あやせ「わたしはお兄さんを床に寝させたくはありません」

京介「その気持ちはすっげー嬉しいんだけどさ……今は迷惑というか」

あやせ「……お兄さん、わたしと一緒に寝てくれませんか?」

京介(……上目遣い+涙目+弱々しい声。しかし、これは耐えるんだ……耐えろ、耐えろ……!)

あやせ「そうですか……分かりました」

京介(おっ……諦めてくれたか)

あやせ「……わたしは、そんなに魅力ないんですね。うん、まだ中学生だし……やっぱりお兄さんには」

京介(あ、あれ……? 何だこの展開は……)

あやせ「……っ、わたしなんて……っ……やっぱり、お兄さんには……釣り合わ……っ」

京介「だー! 分かった、分かったから! ……一緒のベッドで良いんだな」

あやせ(……や、やったー……ごめんなさい、お兄さん)



144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 06:42:11.82 ID:jaSjbTWJ0

京介「……電気、消すぞ」

あやせ「……はい。お兄さん、もう少しそっちに行っても良いですか?」

京介「ああ、狭くて悪いな。少しでも広く使ってくれよ」

あやせ「大丈夫です。……狭い方が、密着できるから嬉しいです」

京介「……しかし、不思議なもんだな」

あやせ「何がですか?」

京介「何って、あやせとこんな関係になってることがだよ」

あやせ「……そうですね、わたしもまだ少し疑ってます」

京介「俺の妹の友達がこんなにデレるわけがない、って感じだな」

あやせ「で、デレるって……そんな風に言わないでください」



145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 06:52:28.27 ID:jaSjbTWJ0

京介「……考えてみろよ、俺とお前が恋人だぞ。昨日まで変態、死ねって言われてたのにさ」

あやせ「それ、今でも言ってますけど」

京介「でも、今は愛情表現みたいなもんだろ? 全然違うって」

あやせ「あ、愛情表現なんかじゃありません……」

京介「……それに、キスもしちまったしな」

あやせ「……そういえば、お兄さん」

京介「ん? どうした?」

あやせ「……お兄さんは今まで、他の女の人と……その、キスしたことあるんですか?」

京介「……それ、聞いてどうするんだ?」

あやせ「……どうもしません、ただ気になっただけです。……何だか、慣れてるような気がしたので」

京介「そ、そうか……まあ、そういうのは知らなくても良いんじゃねえか? 過去のことだし……」

あやせ「……その態度、何か隠していませんか?」

京介(す、鋭い……つーか目が怖いんだって)



148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 07:04:01.02 ID:jaSjbTWJ0

あやせ「……初めてじゃないんですね?」

京介「い、いや……どうなんだろうな?」

あやせ「……とぼけないでください! またそうやって、わたしを不安にさせるんですか……?」

京介「そんなこと知らなくても、別に問題は……」

あやせ「……知りたいんです、お兄さんが今まで何をしてきたのか、誰がすきだったのか……」

京介「あ、あやせさん?」

あやせ「全部、全部知りたい……わたしのことが本当に好きなのかも、桐乃のことをどう思ってるのかも……」

京介「もしもーし? ……あやせさん?」

あやせ「もしかしたら、他の誰かを……やっぱり、怖い……だから、だからだから 京介「あやせ!」

あやせ「……あっ、ご、ごめんなさい……わたし、何言ってんだろ」

京介「はあ……分かったよ、正直に言う。キスはしたっつーか……されたことはある」

あやせ「……っ!」



149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 07:12:42.29 ID:jaSjbTWJ0

あやせ「やっぱり……誰なんですか!? お姉さん……まさか、桐乃……」

京介「話は最後まで聞け。……キスっつっても、あれだ、その……ほっぺたに」

あやせ「……へっ?」

京介「……だから、頬にチュッってされたんだよ。……あやせとする前はそれだけだ」

あやせ「あの……それって、キスって言うんですか?」

京介「……判断は勝手にしてくれ(……相手のことは黙っておこう)」

あやせ「……そっか、そうなんですね。じゃあ、初めては……わたし」

京介「……高三にもなって情けねーけど、そういうことだ」

あやせ「ふふ……いいじゃないですか、もう相手が居るんですから」

京介「……ったく、何でこんな話をしなきゃいけねーんだよ」

あやせ「お兄さん、……えいっ」ギュッ

京介「あ、あやせ?」



152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 07:21:52.13 ID:jaSjbTWJ0

京介「な、何だよ急に……」

あやせ「……なんとなくです、自分に素直になってみました」

京介「仕方ねーな……ほら」ギュッ

あやせ「んっ……お兄さんの匂い、落ち着きます」

京介「……あやせって、匂いフェチだったんだな」

あやせ「ち、違います! わたしはお兄さんみたいな変態なんかじゃ……」

京介「じゃあ……俺も嗅いでいいよな、あやせの匂い」

あやせ「ひいっ!? ち、近寄らないでください! 変態!」

京介「……じゃあ、離れても良いのか?」

あやせ「それは……ダメ、です。……離れないでください、変態」

京介「あやせ……やっぱあやせたんは天使!」

あやせ「なっ……もう、知りません! おやすみなさい!」

京介「ああ、おやすみ。また明日な」



154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 07:30:46.78 ID:jaSjbTWJ0

京介「――以上、回想終わり。どこか間違ってたか?」

あやせ「……どこも、間違っていません」

京介「それなのに、どうして今日はそんなに冷たいんだよ?」

あやせ「……それは」

京介「それは?」

あやせ「……お兄さんが、あまり会ってくれなかったから」

京介「……たった二日会えなかったからってむくれてんのか? やべー……あやせ可愛いすぎんだろ」

あやせ「ふ、二日もです! ……最低、なんでこんな人と」

京介「悪かったよ、あやせ……今日からは彼女としてもっと大切にするから許してくれ!」

あやせ「い、一度(キス)したくらいでもう彼氏気取りですか!?このヘンタイ!」

京介「……ふっ」

あやせ「何ですか……何がそんなにおかしいんですか?」



155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 07:35:53.08 ID:jaSjbTWJ0

京介「あやせ、お前は一度しかキスしてないと思ってるかもしれないが……それは違う!」

あやせ「ど、どういうことですか!?」

京介「あの後俺は、あやせのいい香りに悶々として眠れなかった……だから――」

京介「寝てるお前にキスしまくってやったんだよ! 一度や二度じゃないぞ、十はしただろうな……」

あやせ「へ、変態! 死ね!」

京介「どうだ、一度じゃないんだぜ? これで彼氏を公言しても文句ねえよなあ?」

あやせ「……甘いですね、お兄さん」

京介「甘い……? 確かにあやせたんの香りは甘かったけど……」

あやせ「ち、違います! ……お兄さん、寝ている私にキスしたって言いましたよね」

京介「ああ、男としてはどうかと思うがその通りだ」

あやせ「……あの時、わたし……起きてました」

京介「……なっ」



158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 07:41:40.29 ID:jaSjbTWJ0

再び回想

あやせ(お兄さんが横に居る……どうしよう、寝られない……)

京介「はぁ……はぁ……あやせの香り、頭が……くらくらする」

あやせ(えっ? い、今……何を)

京介「寝てるよな……あやせ、すまん! ――んっ」

あやせ(え、ええっ!? 寝てるわたしに……キス……)

京介「……はあっ。全然収まんねー……もう一度――んっ」

あやせ(はうっ……お、お兄さん……そんな、口の周りまで……)

京介「……余計にムラムラしてきた。もう一度だけ……」

あやせ(ンっ……あっ、そんな……おにい、さん……)

京介「あやせ、あやせ……もっと……あやせが……」

あやせ(あ、あたま……ぼーっと、して……きた……)



161: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 07:50:50.25 ID:jaSjbTWJ0

あやせ「――という訳ですよ、ヘタレのお兄さん」

京介「……うわっ、物凄く恥ずかしい……なんか、すいませんでした」

あやせ「……そ、それに、わたしも寝ているお兄さんに……キス、しましたから」

京介「あ、あやせ……?」

あやせ「本当ですよ。お兄さんが満足して寝た後、ずっと起きててキスし続けましたから」

京介「ずっとって……どんな感じなのか気になるんだが」

あやせ「知りたいですか? ……じゃあ、特別に教えてあげますね」

京介(あれ? なんか、あやせの表情……ちょっとエロいっつーか、妖艶というか)

あやせ「お兄さんが寝た後、わたしは――」



162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 08:01:56.99 ID:jaSjbTWJ0

あやせ「……お兄さん? 起きてますか?」

京介「……んんっ、すぅ……」

あやせ「よく寝てますね……では――んんっ」

京介「……んっ、すぅ……」

あやせ(はぁ……もっと、もっとしたい……今度は舌も……)

あやせ「えろっ……んちゅ……あむ……ずっ、ずずっ……」

京介「んー……んっ、……すぅ……」

あやせ(舌を吸われても起きないなんて……もっとやっても大丈夫かな)

あやせ「耳……かぷ……んっ……。首とか……ぺろ、んれろ……んちゅ……」

あやせ(汗の味……ちょっとしょっぱいけど、お兄さんの香りがする……)

あやせ(シャツを捲って、胸板に顔埋めてみたかったんだ……えいっ)

あやせ(……乳首、舐めてみたらどうなるんだろう)

あやせ「えろん……はむっ……れろれろ……あむ……」

京介「う、……んんっ……」

あやせ「お兄さん、敏感なのかな……ちょっと可愛いかも。んちゅ……んっ……」



163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 08:05:36.18 ID:jaSjbTWJ0

あやせ「――という風に一晩中お兄さんを舐めていました」

京介「……あやせ、お前……変態だな」

あやせ「ち、違います! お兄さんの方こそ、ビクッってなって敏感だったじゃないですか!」

京介「知らねーよ!? 全部お前がやったことだろ! つーか起きてる時にやってくれよください!」

あやせ「い、嫌です! 変態! そんなことしません!」

京介「頼む! あやせ、土下座するから!」

あやせ「し、しません! ほら、今日は一緒に……お買いものに行くって約束じゃないですか」

京介「それも大事だけど、今は……」

あやせ「もう知りません! 置いていっちゃいますよ!」

京介「ま、待てよあやせ、待てってば!」



168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 08:21:23.57 ID:jaSjbTWJ0

こうして俺とあやせは恋人同士となった訳だが、相変わらずあやせはあやせのままだった。
まあ、そのうちきっと、デレデレになるだろうから心配はしていないが。ただ――

「お兄さん、この服どうですか?」

「良いんじゃね? でも、もっとスカートは短い方が……これとかどうだ?」

「お兄さんが言うなら……着てみても」

「あやせがデレた……よっし! あやせ、次はこの服も」

「な、何ですかこの服! お兄さんの……変態」

変態、という言い方が変わったように感じるのは、きっと気のせいではないはずだ。


終わり



169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 08:22:35.93 ID:OYs5Amvf0

あやせたんかわいすぎ乙



175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 08:45:25.69 ID:eYUZUMfB0

あやせたんマジ天使



180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 09:07:38.06 ID:qPSW35fpO

あやせ好きの俺には大歓喜のスレだったわ乙



元スレ
あやせ「い、一度したくらいでもう彼氏気取りですか!?このヘンタイ!
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1334668429/