SS速報VIP:【咲-Saki-】園城寺怜「インハイ終わってから暇やなー」【安価】
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1: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 19:07:17.49 ID:ZxYSr09T0

9月 LINEでのグループ会話



千里山三年せーズ(3)


セーラ< んでな、船Qも新部長として慣れてきたみたいで、後輩たちにしっかり指導しとったで

怜< ほー 既読2

怜< 最初は 既読2

怜< 「いえ、私は参謀タイプですから」 既読2

怜< って謙遜しとったのに、ちゃんとやっとんるやな 既読2

セーラ< なんやかんやと面倒見がいいからな船Qは

セーラ< あと、俺が徹底的に指導するようになってから、泉もかなり強くなったで

怜< 竜華もセーラも大変やな 既読2

怜< インハイ終わったのに、麻雀部に顔だして指導して 既読2

セーラ< 来年こそは白糸台を打ち破って欲しいからな

セーラ< 泉には同学年として、大星淡に勝ってもらわんと

セーラ< 怜もたまには顔出してみーや

怜< そのうち気が向いたらな~ 既読2


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2: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 19:08:42.53 ID:ZxYSr09T0

竜華< ごめーん!

竜華< お風呂はいっててラインに気づかんかった!

怜< おかえりー 既読3

セーラ< おかえりー

竜華< ただいまー

怜< ……あれ 既読3

竜華<どうしたん?怜

怜< なんか一人多くない? 既読3

竜華< (´・ω・`)???

セーラ< ようわからんけど

セーラ< 俺は明日また麻雀部の朝練に顔出さんとあかんし

セーラ< もう寝るわ

怜< いやでも 既読3

竜華< おやすみー

セーラ< おやすみ

竜華< 私も朝練に顔出すしもう寝るわ

怜< りゅーかーりゅーかー 既読2

竜華< 怜ー。ちゃんとあったかくして寝るんやで

竜華< おやすみー

怜<あ 既読1

怜< やっぱ多くない? 既読1




3: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 19:10:30.13 ID:ZxYSr09T0

……






翌日

千里山高校


教師「このクラスは欠席者は無しだな」

教師「今日は50メートル走のタイムを計る。出席番号順で計っていくからな」



竜華「それで、昨日言ってた一人多いってなんやの?」

怜「……既読数が1人分多かった」

怜「既読数が3になっとったんや」

竜華「んんー?」

竜華「3人グループで既読数が3だからおかしい事は無いと思うけど……」

怜「いや、既読数は自分を除くグループの人が読んだ数や」

怜「つまり、私のメッセージを読んだのは竜華とセーラの2人」

怜「既読数は2になるはずなんよ」

竜華「んー。言われてみればそうやなー」



4: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 19:11:17.01 ID:ZxYSr09T0

竜華「でもサーバーの故障とかそんなんやないの?」

竜華「よく聞くでそういうの。12人グループなのに既読数が80とかになってたとか」

怜「それはもう笑えてくるけど……まあ、それが一番ありそうなパターンやな」

教師「江口セーラ、7秒36!次、園城寺怜!」

セーラ「怜ー。次は怜の番やでー」

怜「うん……わかった」

セーラ「怜はどうしたん?」

竜華「なんかLINEでな……」



5: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 19:12:10.65 ID:ZxYSr09T0

……






放課後


怜(……暇や)

怜(竜華とセーラは麻雀部に行ったし、私も行こうかな)

女友A「ねぇねぇ園城寺さん」

怜「ん?」

怜(確かこの子は同じクラスの……あかん。名前覚えてへんわ)

女友A「今から同じクラスの友達を3人誘って喫茶店に行くんやけど、園城寺さんも暇なら一緒に行かへん?」

怜「せやな……。暇やしええよ」

女友「やった!3人とも向こうに待たせとるから行こっか」

怜(竜華やセーラ以外のクラスメイトと遊ぶなんて、久々やなー)





6: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 19:13:18.92 ID:ZxYSr09T0

……






喫茶店


女友A「それでこの前な……奈良県に行ったら、寂れたボウリング場に座敷童がおるのを見たんよ」

女友B「えー、うっそー?」

女友C「怖~い」

女友D「奈良県といえば、私も奈良で見たんよ……」

女友A「なにを……?」

女友D「真夏なのにマフラーを巻いて厚着してメガネとマスクを装着した女の人を……」

女友C「えー、なんやそれー!」

女友E「きっと口裂け女や……」

怜「奈良県といえば、気を付けた方がええで」

怜「あそこには、急に女性のおっぱいを揉みだす通り魔の女の子がおるからな」

女友B「ほんまかい!」

女友E「奈良県は怖いところやなー」

怜(濃いメンツ多いなー阿知賀)




7: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 19:14:19.78 ID:ZxYSr09T0

女友A「あ、もうこんな時間やな」

女友D「ほんまや。そろそろ帰らんと」

女友A「園城寺さん、帰る前に携帯のアドレス交換せえへん?」

怜「ええでー」

女友D「あ、私も!」

女友E「それじゃあみんな交換しよっか」


……








ときのおうち


怜「はー。楽しかったわ~」

怜「たまには麻雀部以外の友達と遊ぶのもええもんやな」

怜「メアドも交換したし、友達が5人も増えたわ」




8: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 19:15:17.72 ID:ZxYSr09T0

怜「……?」

怜「5人……?」






女友A『今から同じクラスの友達を3人誘って喫茶店に行くんやけど、園城寺さんも暇なら一緒に行かへん?』






怜「誘ってくれた彼女を含めて4人のはずやないか!」



.



9: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 19:17:03.46 ID:ZxYSr09T0

怜「途中で1人誘って増えた……?いや、そんな事は無かったはずや」

怜「教室には3人しか待ってなかった……喫茶店に入って、いつの間にか1人増えとる」

怜「この5つのアドレスのうち、私のクラスメイトじゃない人が、1人だけいるはずや」

怜「一体誰や……?増えた5人目は」



クラスメイトではない、増えた5人目は誰?


女友A[伊々児 美紀(イイチコ ミキ)]

女友B[大迫 苑香(オオサコ ソノカ)]

女友C[霜月 陽菜(シモツキ ハルナ)]

女友D[村木 久美子(ムラキ クミコ)]

女友E[夢紡 恵美(ユメツグ エミ)]


理由込みで正解のレスがあればストーリが進みます




13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/26(金) 20:30:22.73 ID:z/pXbjKmO

怜が名前を見て気付くとすればBか…?
名簿順で園城寺より前なんて数人居るか居ないかだろうし



14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/26(金) 20:38:43.71 ID:wGHJwty6O

B
出席番号順、欠席無でセーラの次が怜だから



15: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 20:41:39.02 ID:ZxYSr09T0




教師『江口セーラ、7秒36!次、園城寺怜!』

セーラ『怜ー。次は怜の番やでー』



怜「出席番号……名前順では、セーラの次は私や」

怜「クラスメイトに、『江口(エグチ)』と『園城寺(オンジョウジ)』の間の名字の奴はおらん」

怜「つまり……その間に入る[大迫(オオサコ)]なんて名字の奴がおるはずがない」

怜「大迫苑香……こいつが、増えた5人目……」




16: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 20:43:08.41 ID:ZxYSr09T0

怜「……ただの思い違いかもしれんけど」

怜「大迫苑香に電話してみればわかるはずや」ピポパポ











ピリリリリリリ











怜「……!?」

怜「な、なんで……」



ピリリリリリリ



怜「なんで、私の後ろから、着信音が聞こえるんや……!?」





17: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 20:43:51.76 ID:ZxYSr09T0

怜(私の後ろにあるのは、クローゼット……)

怜(クローゼットの中から、着信音が聞こえる……)



ピリリリリリリ



怜(まさか、この中に……大迫苑香が……?)




18: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 20:44:43.13 ID:ZxYSr09T0

怜(……)ゴクッ



ピリリリリリリ



怜「開けて……みよか」



ピリリリリリリ






ガチャ





.




19: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 20:47:14.16 ID:ZxYSr09T0

怜「……」

怜「誰もおらん、けど」



ピリリリリリリ



怜「着信音は相変わらずここから聞こえとる……」

怜「いや」

怜「家に帰ってきてからクローゼットの中に放り込んだ、私の鞄の中から聞こえとる」



ピリリリリリリ



ガバッ



怜「あった……鞄の中に、古いガラケーが」

怜「着信の表示名は、私の携帯の番号……」

怜「いつの間に私の鞄の中に……?」

怜「……」

怜「気味悪いし、外のゴミ捨て場に捨ててこよ」




20: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 20:48:19.54 ID:ZxYSr09T0

……






怜「ふーっ」

怜「やっぱ夜道は怖いわー」

怜「居間のおかんとおとんの顔見るまで安心できんかったわ」

怜「ま、なんにせよ携帯は捨てたんやし、早いとこ忘れよ」

怜「電気消して寝るかねと」



パチッ



怜「……」

怜「……」

怜「……やっぱ怖いから電気は点けとこ」




21: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 20:49:56.26 ID:ZxYSr09T0

……






翌朝

怜の家の居間



怜「おはよー……」

母「おはよう。今日は早いやん」

怜の「ん……ちょっとな」

怜(結局、いろいろ考えてて……あんま寝れんかった)

母「そうそう。昨日の夜、外に出たやろ?」

怜「ん、まあちょっとゴミを捨てにな」

母「寝てたのにドアが開く音で目が覚めたわ。あんまり夜は出歩かんといてや」

怜「次から気をつけるわ」

怜「……せっかく早起きしたんやし、麻雀部の朝練にでも顔出そか」






22: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 20:52:43.78 ID:ZxYSr09T0

……






千里山高校 麻雀部部室


怜「(ガララ)おはよーさん」

竜華「あ、怜や」

セーラ「なんや、顔出すなんて珍しいやんけ」

怜「たまにはなー」

浩子「おはようございます、園城寺先輩」

泉「おはようございます」

怜「ん。おはよう」

怜「船Q、部長として頑張っとるらしいやないか」

浩子「いえ、それほどでも」

浩子「ところで園城寺先輩。少し目に隈があるようですが、寝不足ですか?」

竜華「ほんまや。どうしたん?怜」

怜「んー。なんでもないで」

怜「それより泉~。麻雀の腕はどうや?」

泉「ふふふ。先輩方がいた頃より格段に強くなりましたよ!」

怜「ほんまかー?」

セーラ「ほんとに泉は強くなったで」

竜華「そうや!せっかく来たんやし泉と一局打ってみいへん?」

怜「お、そうやな。私が直々に相手して見定めたるわ」

泉「いいですね。よろしくお願いします!」

浩子「それじゃあ、残りは私と……誰か2年を呼びますね」




23: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 20:56:32.04 ID:ZxYSr09T0

……






怜(ふーむ)

泉「ツモ!8000・12000です!」

セーラ「どや、怜。泉は強うなっとるろ」

怜「確かに前よりは強くなっとるみたいやな」

怜(なら……少し本気だそか)

怜(一巡先!)ゴッ






怜(……あれ?)

怜(なんか……真っ暗で何も見えへん……)




24: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 21:00:05.06 ID:ZxYSr09T0

怜(ん?なんか視えてきた……)

怜(これは……洞穴?)

怜(どんどん近づいて、中に入ってく……)

怜(中は真っ暗やけど……かろうじて扉みたいなのが見える……)

怜(勝手に開いて、中に入って……また真っ暗や……)

怜(あれ)

怜(なんか……白い文字が浮かび上がって……)






あ と 四 日






怜(……!?)

怜(どういう、意味……)





25: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 21:01:03.94 ID:ZxYSr09T0




……き



怜(今度は声が、聞こえ……)



……き!



怜(……あれ)

怜(この声は……)



……き!



とき!



竜華「怜!」


.



26: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 21:03:58.04 ID:ZxYSr09T0

怜「りゅう……か……?」

竜華「怜!目が覚めたんやな!?」

怜「あれ……ここは、部室……?」

竜華「よかった……」ヘナヘナ

怜「あれ……竜華どうしたん?」

セーラ「どうしたもこうしたもあるかい!」

セーラ「いきなり動かなくなって瞬きもしなくなって……オレも竜華も心配したんやで!」

怜「そっか……ごめんな」





27: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 21:07:33.44 ID:ZxYSr09T0

泉「一体何があったんですか?」

怜「あー気にせんといて。少し疲れてるだけやから」

竜華「怜、無理したらあかんよ。保健室行く?」

怜「ほんまに大丈夫やから」

怜「ごめん。対局中に悪いけど、もう教室に戻るわ(ガララ)」

竜華「あ、待って怜!」



セーラ「……」

浩子「……」

泉「……園城寺先輩、どうしたんでしょう?」

浩子「いつも通り一巡先を見ただけみたいやけど……」

セーラ「なんやろうな。あんな茫然自失する未来って」

浩子「泉に直撃される自分の姿とか?」

泉「なんでそれであんな事になるんですか……」

浩子「まあ、清水谷先輩がついているから大丈夫でしょう」

セーラ「でも怜の場合、心配かけたくなくて変に無理するとこあるからなぁ……」






28: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 21:08:18.56 ID:ZxYSr09T0

教室


竜華「ほんとに大丈夫?」

怜「ほんまに大丈夫やから……昨日見たホラー映画がフラュシュバックしただけや」

竜華「怜……」

怜「ほら、次の時間は古文の小テストやから勉強せんと」

竜華「……わかった」

竜華「でも、もし辛くなったら私に言うんやで?」

怜「ん……了解」

竜華「それじゃあ、私は自分の席に戻るから」

怜(竜華……ありがとな)

怜(でも、ほんまに昨日のあれのせいで疲れとるだけやと思う)

怜(それに、あの携帯はもう捨てたし、これ以上何かおこるはずもない)




29: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 21:13:18.95 ID:ZxYSr09T0

怜「さて、古文の勉強を……(ガサゴソ)」

怜「……」

怜「……嘘やろ?」



怜「なんで捨てたはずの携帯電話が、鞄の中に入っとるんや……?」



.



30: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 21:16:49.93 ID:ZxYSr09T0

昼休み


怜(結局なんなんやろうな、この携帯)

怜(まず間違いなく大迫苑香のものやとは思う)

怜(古い型のガラケー)

怜(千切れたストラップの紐がついとる)

怜(そして、バッテリーは切れてない)

怜(中を調べようとしても)



『パスワードを入力してください』



怜(この通り)

怜(一応ヒントらしきものも表示されとるけど……)



『パスワードのヒント:☆ ○×△ ♪ △×△』



31: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 21:21:55.27 ID:ZxYSr09T0

怜(さっぱり意味がわからん)

怜(とりあえず、このまま放っておいたらアカン事だけはわかる)

怜(さっき見えた、『あと四日』の文字も気になる)

怜(誰かに相談するか、私なりに調べるか……)

怜(とにかく何か行動しないと)



一日目 昼休み

行き先を選んでください


1.三年教室(清水谷竜華、江口セーラ、女友A)

2.二年教室(船久保浩子)

3.一年教室(二条泉)

4.職員室(愛宕雅枝)


安価下



32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/26(金) 21:25:28.55 ID:LirbUSD+o

1



33: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 21:28:08.57 ID:ZxYSr09T0

三年教室


怜「竜華は次の時間の予習中、セーラはスクワット中、女友Aは友達と談笑中」

怜「誰に話しかけよう」



1.清水谷竜華

2.江口セーラ

3.女友A


安価下



34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/26(金) 21:31:03.46 ID:tSnUEWR0O

3



35: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 21:36:04.80 ID:ZxYSr09T0

怜(とりあえず、昨日の事を聞いてみよか)

怜「女友Aちゃん」

女友A「あ、園城寺さん。どないしたん?」

怜「ちょっと聞きたいことがあるんやけど、ええかな?」

女友A「うん。ええよ」

怜「昨日、何人で喫茶店に行ったっけ?」

女友A「園城寺さんを含めて5人……あれ、6人いたっけ……あれ?」

女友A「私と、園城寺さんと、クミちゃんと、ハルナちゃんと、エミちゃんと……あれれ?」

怜(なるほど……座敷童みたいにいつの間にか増えてる。って感じみたいやな)



36: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 21:37:39.66 ID:ZxYSr09T0

怜「あと昨晩は変な夢を見たりはせんかった?」

怜「洞窟や扉がでてきたり、変な文字がでてきたりするような……」

女友A「なんやそれ。夢占い?」

怜「まあ、そんなところや」

女友A「見たことないけど……」

怜「そっか……」

怜(んーあとは……)



37: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 21:39:23.73 ID:ZxYSr09T0

怜「せや、この携帯に見覚えは?」

女友A「見覚えも何も……」






女友A「昨日の帰り道、園城寺さんが自分で拾ったやつやん」






怜「……は?」



38: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 21:42:15.43 ID:ZxYSr09T0

怜「え……何いって……」

女友A「なんか昨日、喫茶店からの帰り道で急に草むらに駆け寄ったと思ったらその携帯を拾ってきて」

女友A「後で交番に届けとく。って言って鞄の中に入れとったやん」

怜(……嘘やろ?)

怜(この携帯はいつの間にかクローゼットの中の鞄に入ってたんやなくて……私が自分で拾って持ち帰ってきた……?)

怜(そんなはずは……)

怜(……あれ?)

怜(昨日の帰り道の出来事が……よう思い出せん……)



39: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 21:45:45.92 ID:ZxYSr09T0

怜「……なあ。その拾った場所ってどこや?」

女友A「どこって、三丁目の橋の手前やけど……」

怜(三丁目の橋の手前……なんかボンヤリ思い出せそうな気が……)

女友A「園城寺さん、どないしたん?」

怜「あ……その、交番に持ってくにも正確な拾い場所とかがわからんとダメやから」

女友A「なーんや、そっかー」

怜「それじゃ、邪魔したな」

女友A「おやすいごようやでー。また一緒に遊びに行こうな」



40: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 21:49:24.06 ID:ZxYSr09T0

怜(三丁目の橋で、私がこの携帯を拾った……)

怜(全く記憶に無いけど……後でそこに行ってみよか)



キーンコーンカーンコーン



怜「と、もう昼休みは終わりやな」

怜「続きはまた放課後や」

……






放課後


怜「さて、今度はどこに行こう」



一日目 放課後 前半

行き先を選んでください


1.三年教室(女友A)

2.麻雀部部室(清水谷竜華、江口セーラ、船久保浩子、二条泉)

3.職員室(愛宕雅枝)

4.三丁目の橋


安価下



41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/26(金) 21:50:03.02 ID:2hfKp6Kt0

なにこれ、怖い…
夜寝てる時ってダレだよ…リビングで顔見たんちゃうん…
大迫って名前に心当たりないか先生に聞こう。
3



42: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 21:55:05.69 ID:ZxYSr09T0

怜「喫茶店で出会った大迫苑香は、千里山の制服を着とった」

怜「もしかしたら……千里山の関係者かもしれへん」

怜「とりあえず、監督に心当たりが無いか聞いてみよか」



職員室


雅枝「んー。どうしたんや園城寺」

怜「ちょっと監督に聞きたいことがあるんですけど」

雅枝「なんや、改まって」

雅枝「なんでも言うてみ」

怜「大迫苑香って子。知りませんか?」

雅枝「……」

雅枝「……」

雅枝「……その子が、どうかしたんか?」

怜「いや、ちょっとその子について知りたくて」



43: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 21:59:39.47 ID:ZxYSr09T0

雅枝「……大迫は七年前のうちの生徒やった子や」

怜「やっぱり……それで、どんな子やったんですか?今は何をして……」

雅枝「まてまて園城寺」

雅枝「いくらうちの生徒の事だからって、そう簡単に個人の事を赤の他人に教えることはできへん」

怜「そんなこと言わんと教えてーや」

雅枝「何があるかは知らんけど、大迫となんの繋がりもない園城寺に教えるのは無理や」

怜「ぶー」





44: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 22:02:31.78 ID:ZxYSr09T0

怜(監督からこれ以上聞き出すのは無理そうやな)

怜(せめて大迫苑香の事を少しでも知れれば、まったくの興味本位でも無関係でもない。って事で聞き出せるんやろうけど……)

怜(とりあえず今は他のところに行こか)



一日目 放課後 後半

行き先を選んでください


1.三年教室(女友A)

2.麻雀部部室(清水谷竜華、江口セーラ、船久保浩子、二条泉)

3.職員室(愛宕雅枝)

4.三丁目の橋


安価下



45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/26(金) 22:03:34.17 ID:LirbUSD+o

2



46: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 22:09:57.01 ID:ZxYSr09T0

麻雀部部室


セーラ「ロン。頭ハネや」

泉「ぐぬぬ……」

セーラ「はっ!この待ちを読めんとはまだまだやな!」

浩子「それで、この選手の事なんですけど……」

竜華「んー。確かこの子の特徴は……」

怜「おー。みんな頑張っとるなー」

竜華「あ、怜。今朝のはもう大丈夫なん?」

怜「大丈夫といえば大丈夫じゃないようなでも大丈夫だといいなという感じが……」

セーラ「はっきりせい!(ビシッ)」

泉「もしかして、朝の対局の続きにきたんですか?」

怜「いや……そうしたいのはやまやまやけど、今は別の用事や」

怜(……やっぱ麻雀部はええな)

怜(今までの変な事も忘れて、みんなと麻雀を打ちたいけど……我慢や)

怜(さて、誰に相談しよか)



1.清水谷竜華

2.江口セーラ

3.船久保浩子

4.江口セーラ


安価下



49: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 22:11:33.50 ID:ZxYSr09T0

ミス


1.清水谷竜華

2.江口セーラ

3.船久保浩子

4.二条泉


安価下



50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/26(金) 22:12:54.18 ID:z4SECC4V0

4



52: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 22:17:53.74 ID:ZxYSr09T0

怜(泉との対局中にあの変な映像が流れた)

怜(なら、泉が大迫苑香の手がかりを持っとるかもしれへん)

怜「なあ、泉」

泉「はい?」

怜「大迫苑香。って知らんか?」

泉「おおさこ……心当たりはありませんけど」

怜「じゃあ、変な洞窟とかに覚えは?」

泉「ありませんね」キッパリ

怜(……泉は関係なかったみたいやな)





53: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 22:21:23.44 ID:ZxYSr09T0

怜(泉は秋の大会に向けての大事な時期やし、事情を話して相談するのはやめた方がええな)

浩子「おっと、部活も終わりの時間やな」

浩子「それじゃあ、今の対局が終わり次第後片付けをするように」



『はーい』



セーラ「ほんと部長が板についてきたな」

竜華「怜、セーラ。一緒に帰ろう?」

怜「ええよ」

怜(帰りに携帯を拾った橋に寄ろうと思ったけど……)

怜(竜華とセーラと一緒にいるときくらいは……あのことは考えんでもええやろ)


……







54: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 22:25:07.87 ID:ZxYSr09T0

翌日

千里山高校


怜(……)

怜(一巡先!)






あ と 三 日






怜(……やっぱり、未来視ができんようになっとる)

怜(そして、このカウントダウン)

怜(何が起きるかわからんけど……どうせロクな事が起きん)

怜(とにかく、なんとか手を打たんと)

怜(この時間の行動はどないしよ)



二日目 朝

行き先を選んでください


1.三年教室(女友A)

2.麻雀部部室(清水谷竜華、江口セーラ、船久保浩子、二条泉)

3.職員室(愛宕雅枝)



安価下



55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/26(金) 22:29:07.72 ID:vdFSdVId0

2



57: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 22:32:16.39 ID:ZxYSr09T0

麻雀部室


怜「おはよー」

セーラ「お、二日連続で朝練に来るなんて珍しいやん」

竜華「偉いで怜」

怜(まあ、麻雀打っとる暇はないんやけどな)

怜(あと三日……何をすればいいのかわからん以上、長いのか短いのかはわからん)

怜(とにかく、誰かに相談してみるしかない)



1.清水谷竜華

2.江口セーラ

3.船久保浩子

4.二条泉


安価下



58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/26(金) 22:33:42.38 ID:LirbUSD+o

3



59: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 22:42:51.03 ID:ZxYSr09T0

怜(本当なら竜華に相談したいとこやけど……)

怜(今のままやと情報が少なすぎるし、推理するのも困難や)

怜(だからここは、船Qの頭脳に頼る!)

怜「船Q」

浩子「はい?」

怜「ちょっと相談があるんやけど、ええかな?」

浩子「構いませんけど、なんだか真剣な感じみたいですね」

怜「まあ……ちょっとな」

怜「突拍子もない話やけど、口を挟まずに最後まで聞いて欲しいんや」

怜「そのうえで船Qの意見を聞きたい」

浩子「わかりました。私でよければ」

怜「実は……」


……








60: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 22:45:38.30 ID:ZxYSr09T0

浩子「なるほど。増えていた5人目、大迫苑香。知らないうちに拾ってきた携帯電話。未来視の中に現れる映像」

浩子「随分と面白……愉快な事になってるみたいですね」

怜「それ言い直した意味あるん?」

浩子「ジョークですよ。園城寺先輩は少し張り詰めてるようですから、場を和ませようとしただけです」

怜「その心遣いはとりあえず受け取っとくけど、船Qはどうみる?」

浩子「そうですね……とりあえずバラバラな事実を整理しましょうか」






61: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 22:52:20.41 ID:ZxYSr09T0

浩子「とりあえずラインのくだりはこの際無視しておいてもいいでしょう」

浩子「クラスメイトと喫茶店に行ったら、いつの間にか七年前の千里山の生徒、大迫苑香が混じってたうえに連絡先まで交換した」

浩子「その後、帰る最中に携帯を拾う」

浩子「家に帰って事態に気づき、携帯を外のゴミ捨て場に捨てる」

浩子「翌日、未来視しようとしたら謎の映像が流れ込んできた」

怜「ま、そんなとこやな」

浩子「ところで、その喫茶店での大迫苑香は人間でしたか?幽霊でしたか?」

怜「なんつー質問や……まあ、混じってても他のクラスメイト達は違和感を持ってなかったみたいやし、少なくとも人間として現れたわけではなさそうやな」



62: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 22:56:27.50 ID:ZxYSr09T0

浩子「となると、大迫苑香は死んでて幽霊として現れたか、園城寺先輩の枕神のような思念体か……」

浩子「この問題はひとまず保留にしておきましょう。次の問題は目的です」

怜「目的……?」

浩子「はい」

浩子「園城寺先輩の前に現れて、なんらかの手段で携帯を拾わせた。そして映像まで見せた」

浩子「ただし、日数のカウントダウンがあるから、園城寺先輩に何かをさせたいんだと思います」

浩子「日数は、園城寺先輩を追い込むための手段でしょうね」

怜「なんか、リングの呪いのテープみたいやな……七日以内に条件を満たさないと死ぬ。ってやつ」

浩子「最新作では二日で死にますけどね」




63: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 23:02:44.52 ID:ZxYSr09T0

浩子「……呪いのテープ」

怜「ん?どうしたん?」

浩子「それで1つ思いついたことがあるんですが……」

浩子「未来視をした時にしかその映像は流れないんですよね?」

怜「せや。日中でも寝るときでも流れへん」

浩子「……確か園城寺先輩が未来視をする時って、どんな感じにやってるんですっけ」

怜「んー。こう、早送りする感じやな」

怜「そんで、早送りする速度を上げれば、2巡3巡先まで……ってもしかして」

浩子「ええ」

浩子「それこそ貞子のような、園城寺先輩の未来視をビデオテープに見立てた念写じゃないでしょうか」



64: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 23:09:28.69 ID:ZxYSr09T0

怜「……ほんまかい」

浩子「念写能力だと仮定すると、携帯を拾った事に関しても仮説が成り立ちます」

浩子「未来視でないから映像を焼き付けることはできなくても、普段の視界に念写することでサブリミナルに似た効果を与えることはできるかもしれません」

怜「なんかイマイチ信じられんな」

怜「早送りってのはものの例えでビデオテープとは全然違うし、サブリミナルでも私が覚えてないのはおかしいし」

怜「そもそも井戸の上ならまだしも、あちこち歩いとる私にどうやって念写を送ってきたんや?」

浩子「最初2つに関しては、そもそも理屈の成り立たない現象なのでなんとも」

浩子「最後に関しては、すぐ近くに媒体があるじゃないですか」

怜「……携帯電話か」



65: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 23:13:25.09 ID:ZxYSr09T0

浩子「恐らくは。それがどこかにいる大迫苑香の念写の受信機になって、園城寺先輩に影響を与えているのかと」

怜「……まあ、それを信じるとしよう」

怜「それで、私はどうすればええんや?」

浩子「とりあえず大迫苑香の事を調べるしかないでしょうね。私の方もいろいろ調べておきますが、園城寺先輩もお願いします」

怜「となると……やっぱ監督か」

怜「念写……もしかしたら、これが大迫苑香に繋がる手がかりとして使えるかもしれん」

浩子「……と。いつの間にか朝練の時間も終わりですね」

浩子「それじゃあ、私はこれで失礼します」

怜「ん。ありがとな船Q」



66: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 23:15:46.92 ID:ZxYSr09T0

……






昼休み


怜「さて。どこに行こう」


二日目 昼休み

行き先を選んでください


1.三年教室(清水谷竜華、江口セーラ、女友A)

2.二年教室(船久保浩子)

3.一年教室(二条泉)

4.職員室(愛宕雅枝)


安価下



67: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/26(金) 23:17:01.93 ID:2hfKp6Kt0

戦力確保(必要かは知らん)で1



68: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 23:20:54.45 ID:ZxYSr09T0

怜「竜華は麻雀の本を読んで、セーラは懸垂をしてて、女友達は友達と談笑中」

怜「さて、誰に話しかけようか」



1.清水谷竜華

2.江口セーラ

3.女友A(伊々児 美紀)

4.女友C(霜月 陽菜)

5.女友D(村木 久美子)

6.女友E(夢紡 恵美)



69: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 23:24:17.56 ID:ZxYSr09T0

安価下



70: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/26(金) 23:25:36.24 ID:z4SECC4V0





71: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 23:30:25.15 ID:ZxYSr09T0

セーラ「45……46!」

怜「なあセーラ」

セーラ「ん……47!なんや怜……48!」

怜「……なんで懸垂しとんの?」

セーラ「そりゃあ……ツモ翌力を上げるために麻雀マッスルを鍛えとるんやないか」

怜「……」

セーラ「ふーっ。それで、なんか俺に話があるんやろ?」

怜(相談して大丈夫やろうか)



1.大迫苑香について聞いてみる

2.携帯電話について聞いてみる

3.世間話をする


安価下



72: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/26(金) 23:30:58.25 ID:JZfRS7Fuo

2



73: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 23:38:42.93 ID:ZxYSr09T0

つきつける→携帯電話


怜「なあセーラ。この携帯電話見て何か気づいたことはない?」

セーラ「んー。随分古い携帯やな」

怜「そんなん一目でわかるん?」

セーラ「そりゃあな。ほら、ここにメーカーが書かれとる」

セーラ「ボーダフォンて」

怜「ボーダフォン……確かに今はソフトバンクやし、ありえんな」

怜(なるほど。これは昔の携帯電話って事を示すための手がかりになるかもしれんな)

セーラ「どや、参考になったか?」

怜「うん。ありがとセーラ」

怜(大迫苑香の念写能力、明らかに私のではない古い携帯)

怜(これなら……いけるかもしれん)



74: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 23:40:17.92 ID:ZxYSr09T0

……






放課後


怜「さて、二日目も終わろうとしてる」

怜「もう半分やし、あんま余裕がないな」



二日目 放課後 前半

行き先を選んでください


1.三年教室(女友A)

2.麻雀部部室(清水谷竜華、江口セーラ、船久保浩子、二条泉)

3.職員室(愛宕雅枝)

4.三丁目の橋


安価下



75: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/26(金) 23:42:31.95 ID:2hfKp6Kt0





77: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 23:48:18.23 ID:ZxYSr09T0

麻雀部部室


怜「船Q」

浩子「あ、園城寺先輩。首尾はどうですか?」

怜「さっぱりや。そっちは?」

浩子「さっぱりですわ。一応園城寺先輩の言っていた監督の話で大迫苑香のいた年代がわかったので、その時期あたりのニュースを調べているんですが、時間がかかりそうです」

怜「そうか……すまんな。大変な事任せて」

浩子「いえ。他ならぬ先輩のためですから(ニッコリ)」

怜(……なんやろ。船Qがここまで素直やと、あとでなんかとんでもない事を要求される気がする……)

怜「とりあえず私は私で、誰かに話を聞いてみよか」



1.清水谷竜華

2.江口セーラ

3.船久保浩子

4.二条泉


安価下



78: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/26(金) 23:54:26.51 ID:IGDV+sozo

1



79: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 23:57:04.42 ID:ZxYSr09T0

怜(そろそろ竜華分が不足してきたわ……)フラフラ

怜(ここらで膝枕してもらわんと)

怜「りゅーかー」

竜華「どうしたん?怜」

怜「疲れたから膝枕してや」

竜華「ええよ。おやすいごようや」ぽんぽん

怜「ふぅ」ぽすん

怜「はぁ~。やっぱ落ち着くわ~」スリスリ

竜華「ほんま膝枕愛好家やな」クスクス






80: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/26(金) 23:59:23.51 ID:ZxYSr09T0







      1.このまま休む






      2.竜華と話をする






        安価下



81: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/27(土) 00:00:21.16 ID:0a4unSyJo

2



82: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 00:03:57.47 ID:X6Z0w96L0

怜「……!」ガバッ

竜華「怜……どないしたん?」

怜「いや……なんか少し悪寒を感じて……」

竜華「大丈夫?保健室行く?」

怜「いや……大丈夫や」

怜(なんや、今のは……)

怜(私の中からのナニカが、竜華の中のナニカに奪われるような、感覚……)

怜(……ん?私の中から竜華の中に?)

怜「……枕神」

竜華「え?」



83: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 00:06:48.20 ID:X6Z0w96L0

怜「竜華、枕神怜ちゃんを呼び出してみて」

竜華「ええけど……」

怜(私の未来視に影響があるなら……怜ちゃんの能力はどうなるんや?)

竜華「ここにーーーーーー怜を感じる!」



ぽんっ



怜ちゃん『……別になんも問題は無いな』

竜華「???」

怜ちゃん『ごめん。なんでも無いわ』

竜華「変な怜」



85: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 00:11:03.80 ID:X6Z0w96L0

怜(船Qの理屈でいうなら、私の『未来』という名のビデオテープは、念写で上書きされ続けている状態や)

怜(なら枕神はどういう関連性になるんや?)

怜(ダビング……とも違う)

怜(自分の未来だけを編集したフィルム。ってとこなんかな?)

怜(私がすでに竜華にフィルムを渡したから、もう関われない?)

怜(もしくは……)

竜華「怜ー?」

怜「ん……ありがと竜華。もう行くわ」



二日目 放課後 後半

行き先を選んでください


1.三年教室(女友A)

2.麻雀部部室(清水谷竜華、江口セーラ、船久保浩子、二条泉)

3.職員室(愛宕雅枝)

4.三丁目の橋


安価下



86: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/27(土) 00:19:32.23 ID:YGGr+9lIo

4



87: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 00:29:06.30 ID:X6Z0w96L0

三丁目の橋


怜「ここが、私がこの携帯を拾った場所やな」

怜「なんの変哲も無い草むらやけど……なんか手がかりがあるかもしれんし、とりあえず調べてみよか」

怜(それにしても)

怜(大迫苑香)

怜(一体今はどこで何をしとるんや?)

怜(生きてるのか、死んでるのか。あいつの念写は携帯を通じてるとして、どうやって携帯に送ってるのか)

怜(それがわかれば……)



チャリン



怜「……ん?」



88: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 00:31:14.75 ID:X6Z0w96L0

怜「これは……鍵?」

怜「紐がついとるけど……この紐」

怜「この携帯の千切れたストラップ紐と同じ太さや」

怜「てことは……この鍵は、大迫苑香のものって事やな」


[謎の鍵]を手に入れた!


怜「暗くなってきたし、探索できるのはここまでやな」

怜「とりあえず今日のところは帰ろか」



怜(二日目が終わった)

怜(残るはあと半分)

怜(その間に、大迫苑香の謎を調べんと……)



93: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 19:08:53.40 ID:X6Z0w96L0

……






千里山高校


怜「んー!」

怜「いい朝やー」ぐーっ

怜「昨日、竜華に膝枕してもらったし、気分がええわー」

怜「さーて。今日は何しよか」



三日目 朝

行き先を選んでください


1.三年教室(女友A)

2.麻雀部部室(清水谷竜華、江口セーラ、船久保浩子、二条泉)

3.職員室(愛宕雅枝)


安価下



94: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/27(土) 19:11:12.40 ID:9Yhrv9NT0

3



95: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 19:20:36.00 ID:X6Z0w96L0

職員室


怜「かんとくー」

雅枝「ん。また園城寺か」

怜「ちょっとこへを見てもらえますか?」


つきつける→携帯電話


雅枝「なんや、機種変でもしたんか?」

怜「これは私のやないです」

怜「ほら、このメーカー名」

雅枝「ボーダフォン……確かに園城寺のじゃ無さそうやな」

怜「これはーーーーーー大迫苑香のものです」

雅枝「……は?」





96: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 19:27:27.45 ID:X6Z0w96L0

雅枝「いや……まて。流石に信じられへんわ」

雅枝「確かに園城寺が持ってたらおかしい携帯やけど、親が機種変前に使ってたのを持ってきたとかそんなんやろ?」

雅枝「本当に園城寺が大迫と関わりがあるかっていう証拠にはならんで」

怜「……念写」

雅枝「!」

怜「大迫苑香は、念写のようなものができるんじゃないですか?」

雅枝「……」

雅枝「……そうか。そこまで知っとるんやな」

雅枝「わかった、話したるわ」

雅枝「大迫の事を」



97: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 19:35:08.95 ID:X6Z0w96L0

雅枝「前も話した通り、大迫は七年前のこの学校の生徒やった」

雅枝「不思議な雰囲気を纏ってて、少しミステリアスな子やったけど……別に人付き合いが苦手ってわけでもなく誰にでも分け隔てなく付き合っとった」

雅枝「ただ、やっぱ普通の子じゃなかったと思う」

怜「?」

雅枝「私があの子の担任をしてた時の修学旅行の時の話なんやけどな」

雅枝「あの頃もカメラ付き携帯は普通にあったけど、学校で写真を印刷して配る関係上、各グループに使い捨てカメラを配って、修学旅行後に回収しとった」

雅枝「その時、大迫も写真係の1人だったんやけど……」

雅枝「修学旅行後、私に使い捨てカメラを渡した時」

雅枝「まだフィルムが3枚分残っとった」





98: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 19:41:31.13 ID:X6Z0w96L0

雅枝『なんや、まだ残っとるやん。折角やし使い切ったらどうや?』

苑香『ううん。そのまま現像に出してください』

苑香『もう、全部使い切りましたから』

雅枝『……?』



雅枝「結局、よくわからずにそのまま現像に出したんやけど……」

雅枝「3枚分残して現像したはずなのに、何故か40枚撮りのカメラの全撮影枚数分、40枚の写真があった」

怜「……最後の3枚は、シャッターも押さずフィルムも回さず、直接フィルムに焼き付けられた映像。って事ですか?」

雅枝「……まあ、そういう事やな」





99: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 19:44:54.58 ID:X6Z0w96L0

雅枝「あれがいわゆる、念写ってやつなんやろうな」

怜「……ところで、その最後の3枚には、何が写ってたんですか?」

雅枝「……」

雅枝「……大した写真やないよ」

怜「……」

怜「……それで、大迫苑香は今何してるはるんです?」

雅枝「……わからん」

雅枝「なにせ、七年前にーーーーーー行方不明になったからな」



100: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 19:50:54.31 ID:X6Z0w96L0

怜「行方不明……?」

雅枝「7年前の11月に突然学校に来なくなってな。友達が連絡しても携帯は繋がらんし、警察が捜索しても見つからん」

雅枝「そのまま今に至っとる」

怜「……」

怜(行方不明……やなんて)

怜(これじゃあ、完全に手かがりが途切れたやないか)

雅枝「あ……せや」

怜「??」

雅枝「確かにこのあたりに……」ゴソゴソ

雅枝「あった、これや」

怜「これは……?」

雅枝「大迫の捜索が打ち切られた年度末に、彼女の机とロッカーを整理したんやけど」

雅枝「もともと真面目で置き勉する性格じゃなかったから、ほとんど私物は置いてなくて」

雅枝「この鍵付きの小箱だけ机の奥にしまってたあったから、私が保管してたんや」



101: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 19:56:02.60 ID:X6Z0w96L0

雅枝「これ、園城寺にやるわ」

怜「ええんですか?こういうのは家族とかに渡すんじゃ」

雅枝「かまへんかまへん」

雅枝「まあ細かいことは話せんけど、大迫は母方の祖父の元で育ったけど高校入学後、祖父を亡くしてな。これを渡す家族はおらんのや」

雅枝「園城寺に預けとくから、大迫について何かわかったら教えてや」

怜「わかりました」

雅枝「そんじゃ、私が知っとることは全部話したし、私は次の授業の準備に戻るで」







102: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 19:57:10.34 ID:X6Z0w96L0

……






千里山高校 三年教室


怜(さて、監督にもらったこの鍵付きの小箱)

怜(昨日拾った携帯のストラップの鍵で開けれそうやな)

怜「ガチャりことな」ガチャ





103: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 20:03:36.06 ID:X6Z0w96L0

怜「これは……紙切れやな」

怜「あちこち虫食いがあるみたいやけど……とりあえず読んでみよか」



『1~10の数字を、記号を使った式に置き換えた
 パスワードのヒントはこれを利用したものを使う


 ♪=1

 ☆×○=◾︎

 △=◾︎

 ○×○=◾︎

 ○=◾︎

 ☆=◾︎

 △×△=◾︎

 *=◾︎

 ○×△=◾︎

 ◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎=8 』



怜「これは……携帯のパスワードのヒントに使われた記号式やな」

怜「でも、虫食いだらけで記号式がなんの数字を表してるのか、全くわからへん……」

怜「まあ……頑張って解いてみよか」



右辺の虫食い(◾︎の部分)に当てはまる数字をすべて答えよ
正解のレスがでたらストーリーが進みます



104: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/27(土) 20:39:17.66 ID:NQP+cqWxo

○が2
△が3
☆が5
*が7かな



105: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 20:50:56.16 ID:X6Z0w96L0

怜(一見全くヒントはないけど……ヒントは記号式の形そのものや)

怜(まず、1~10の数字の中で、二乗した数は4と9のみ)

怜(つまり、同じ記号をかけている○×○と△×△は4と9のどちらかがそれぞれ入り、○と△は2と3のどちらかがそれぞれ入る)

怜(となると、○×△は6やな)

怜(次に、☆×○の式)

怜(○には2か3のどちらかが入る)

怜(1~10のなかで3の倍数は3、6、9やけど、3は素数やし6は判明してるし9は二乗した数やから☆×○の答えには当てはまらん)

怜(2の倍数は2、4、6、8、10。2は素数で4は二乗数。6と8は判明しているから、当てはまるのは10のみ)

怜(つまり、○は2で☆は5。ついでに△が3になる)

怜(そしと余った*が残りの素数の7や)






106: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 20:53:23.24 ID:X6Z0w96L0

怜(この携帯のパスワードのヒントは『☆ ○×△ ♪ △×△』)

怜(つまり、5619がパスワードや)



『ロックが解除されました』



怜「やった……!」ぐっ



107: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 20:55:45.30 ID:X6Z0w96L0

怜「さーて。とりあえずどこを調べようか」



携帯のどこを調べる?

安価下



108: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/27(土) 20:58:52.55 ID:IkQ2SQP3o

着信履歴



109: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 21:09:05.17 ID:X6Z0w96L0

怜「着信履歴は……」

怜「紫奈々井 生子(シナナイ ショウコ)って子からやたら不在着信が来とるな」

怜「多分、この子が一番仲の良かった子なんやろうな」



携帯のどこを調べる?

安価下



110: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/27(土) 21:16:40.78 ID:8WyyLz9Yo

メールボックス



111: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 21:24:45.65 ID:X6Z0w96L0

怜「メールボックスは……と」

怜「やっぱ紫奈々井生子からのメールばっかやな」

怜「ちょっと開いてみよ」



『どこにいるの?』

『連絡をちょうだい』

『心配してます』



怜「……」

怜「そうや。未開封のメールの直前なら、行方不明になる前に何があったのかわかるかもしれん」




『ほんとに六尾山トンネルに行くん?心霊スポット好きなのはわかるけど、不良がたむろしてるらしいからやめといた方がええよ』


.



112: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 21:27:08.67 ID:X6Z0w96L0

怜「六尾山トンネル……」

怜「確か、パイパスができたおかげで使われなくなって閉鎖された古いトンネルやな」

怜「なるほど……あの映像にでてきた洞窟は、トンネルやったんやな」

怜「そして、このメールから先は未開封……」

怜「つまり、その六尾山トンネルに行った後に行方不明になったって事や」



怜(なんとなく予感を感じる)

怜(六尾山トンネル。そこがこの物語の、終点になる)



113: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 21:27:58.66 ID:X6Z0w96L0

……






昼休み


怜「さてと。この時間はどないしよう」



三日目 昼休み

行き先を選んでください


1.三年教室(清水谷竜華、江口セーラ、女友A)

2.二年教室(船久保浩子)

3.一年教室(二条泉)

4.職員室(愛宕雅枝)


安価下



114: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/27(土) 21:33:58.73 ID:oQ3kQWViO

2



115: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 21:38:35.33 ID:X6Z0w96L0

二年教室


浩子「なるほど。六尾山トンネルですか」

浩子「確かにあそこは使われなくなった県道の近くですし、ホラースポットとしても不良の溜まり場としてもベストですね」

浩子「そして、今の話でだいたいわかってきました」

怜「何がわかったん?」

浩子「実は、大迫苑香の行方不明になった年の事件を調べていたんです。何か関係する事は無いか。と」

浩子「そこで、面白い事件を見つけました」

浩子「このタブレットをみてください」

怜「これは……ニュース記事やな」

怜「えーっとなになに……」



116: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 21:45:38.65 ID:X6Z0w96L0

怜「北大阪で男子高校生3人の謎の連続死」

怜「同じ高校に通う少年3人が、三日の内に相次いで死亡した」

怜「12月9日。少年Aが橋近くの川原で溺死」

怜「12月10日。少年Bが……自らの眼球をペンで潰してショック死……!?」

怜「12月11日。少年Cがマンションの屋上から飛び降りて死亡……」

怜「なお、この3人は非行の目立つ生徒で、警察は薬物の疑いをもち調べている……」

浩子「同じ高校の3人が3日のうちに死亡。しかも少年Aが亡くなった川の写真を見てください」

怜「これは……携帯を拾った橋やないか!」



117: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 21:50:54.93 ID:X6Z0w96L0

浩子「その通りです」

浩子「恐らく、六尾山トンネルにホラースポット観光に行った大迫苑香は、そこでたむろしていたこの少年達に出会ったんでしょう」

浩子「そしてこの不良達に……まあ、口に出せないような事をされたんでしょうね」

怜「……」

浩子「そして少年Aに携帯電話まで奪われたけど、呪いなりなんなりで彼らを殺害。少年Aが持っていた大迫苑香の携帯はその時に橋近くの草むらに落ちたんでしょう」

怜「でも、7年もの間携帯が誰にも拾われなかったっておかしない?」

浩子「それを言ったら7年もの間バッテリーが切れてないその携帯の方がよほどおかしいです」



118: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 22:00:31.42 ID:izaQtVG9O

怜「それと、大迫苑香が行方不明になったのは11月……このメールを見る限りは11月3日や」

怜「でもこの少年達が事故死したのは12月9日。この一ヶ月のタイムラグはなんなん?」

浩子「多分ですけど……行方不明になった時には亡くなっていなかったんじゃないですか?」

怜「……それって」

浩子「確か、園城寺先輩がみた映像には扉があったんですよね?」

怜「多分、トンネルの非常口やな……その避難抗に監禁されてたんか?」

浩子「……恐らくは」



119: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 22:03:00.57 ID:X6Z0w96L0

怜「つまり……六尾山トンネルの非常口の扉の先。そこに……」

浩子「未だ行方不明な以上、いる……いえ、あるんでしょうね」






浩子「大迫苑香の、死体が」





.



120: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 22:07:57.56 ID:X6Z0w96L0

……






怜(不良達によって、11月の寒い季節の中……暗いトンネルの中に監禁されて)

怜(助けを呼ぶこともできず、暗いトンネルの中で一人ぼっち)

怜(誰かがやってくる足音が響けば、それは助けなんかじゃなくて、自分をこんな目に遭わせた不良達がやってくる悪夢の足音)

怜(彼らが死ぬまでの一ヶ月間、自分が死ぬまでの間の期間)

怜(大迫苑香はずっと、そんな目に遭ってた)

怜(一体……その怨みはどれほどのものなのか、私にはわからへん)

怜(けど、私だって指咥えて呪いを受ける気はない)



怜(六尾山トンネル……そこにいけば、全てが終わる)


.



121: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 22:08:41.99 ID:X6Z0w96L0

三日目 放課後 前半

行き先を選んでください


1.三年教室(女友A)

2.麻雀部部室(清水谷竜華、江口セーラ、船久保浩子、二条泉)

3.職員室(愛宕雅枝)

4.三丁目の橋

5.六尾山トンネル


安価下



122: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/27(土) 22:09:08.03 ID:ojAg1vPGo

2 竜華



123: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 22:16:18.16 ID:X6Z0w96L0

怜(いざ、六尾山トンネルに行こうと思ったけど……)

怜(一人やと怖いな)

怜(竜華についてきてもらお)



麻雀部部室


怜「(ガララ)やほー」

竜華「あ、怜。三日連続で来るなんて珍しいやん」

怜「ん……まあな」

セーラ「でも打ったのは一昨日の朝だけやけどな」

怜「ちょっと色々忙しいんよ」

竜華「どないしたん?ほんと最近様子が変やで?」

怜「その事でちょっと相談があるんやけど……部活抜け出せん?」

竜華「ええよ。ちょっと待っててな」



124: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 22:20:39.05 ID:X6Z0w96L0

……






竜華「そっか……そんな大変な事になってたんやね」

竜華「ごめんな、気づいてあげれんくて」

怜「ええよ。そもそも竜華には心配かけたくなくて隠しとったわけやし」

竜華「それで……苑香ちゃんのおる六尾山トンネルに行くんやな?」

怜「そのつもりや」

竜華「それなら、はよ行こ。暗くなってからやと危ないで」



三日目 放課後 後半

行き先を選んでください


1.三年教室(女友A)

2.麻雀部部室(江口セーラ、船久保浩子、二条泉)

3.職員室(愛宕雅枝)

4.三丁目の橋

5.六尾山トンネル


安価下



125: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/27(土) 22:21:26.67 ID:pDAXSgsB0





126: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 22:29:23.31 ID:izaQtVG9O

六尾山トンネル


怜「ここが、六尾山トンネル……」

怜「大迫苑香が監禁されて、死んでいった……呪いの発祥地」

竜華「誰も通ってないから、荒れ果てて気味悪いとこやな……」

怜「とりあえず中に入ってみよか」

竜華「うん……」



127: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 22:33:37.30 ID:X6Z0w96L0

トンネル内部



ぴちゃん……ぴちゃん……



竜華「怜、足元気を付けてな」

怜「うん……なんかトンネルの中で喋ると、反響してなんか変な感じやな」

竜華「それに、風の音や水の音も反響しとるから……凄く不気味や」

怜「……と、あった。この扉や」

竜華「開きそう?」

怜「んー。ダメっぽい。ダイヤル錠がついとる」




128: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 22:38:22.22 ID:X6Z0w96L0

竜華「ダイヤル錠の番号……4桁やし、全部で10000通り」

怜「一回試すのに1秒かかるとしても、2時間半はかかりそうやな」

竜華「流石にそんな時間このトンネルに居るのは……って、怜。なんか足元に落ちとるよ?」

怜「ん……ほんまや」

怜「これは……また携帯電話?」

竜華「誰のやろ?」

怜「んー。多分、大迫苑香を監禁した不良達のやな。これもボーダフォンや」パカッ

怜「……あかん。これもパスワードがかかっとる」

竜華「ヒントかなんかないん?」

怜「えーっと、パスワードのヒントを見る」



『パスワードのヒント:みどりの日』



怜「……そのまんまやん」



入力するパスワード4桁

安価下




129: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/27(土) 22:39:39.93 ID:ksDxdC3z0

0504



130: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 22:41:59.92 ID:X6Z0w96L0

怜「みどりの日は5月4日だから、0504、と」ピポパポ



『パスワードの認識に失敗しました』



怜「……あれ?」

竜華「どういうこと?」

怜「わからん……他の数字なんかな……?」



入力するパスワード4桁

安価下



131: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/27(土) 22:43:01.05 ID:en+AlQibo

0429



133: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 22:49:46.12 ID:X6Z0w96L0

竜華「んー。みどりの日は5月4日やと思うんやけど、なんかそこからさらに捻らなあかんのかな?」

怜「なんか携帯のどっかにヒントでも書いてないかな」クルクル


   「Vodafone」



怜「……ん?」

竜華「どうしたん?怜」

怜「なあ竜華。ボーダフォンからソフトバンクに変わったのっていつやっけ?」

竜華「んーと、確か2006年やな」

怜「2006年……」

怜「思い出したわ。確かその頃に変わったのがもう一個あったはずや」

竜華「あ……それって、みどりの日の日付け!」

怜「そう。携帯の持ち主が2006年以前にこの携帯を使ってたなら、みどりの日も2006年以前のもの」

怜「つまり……4月29日。0429や」ピポパポ



135: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 22:52:46.91 ID:X6Z0w96L0




『ロックが解除されました』



竜華「やった!でかしたで怜!」

怜「さて……この携帯の何を調べよ」



携帯のどこを調べる?

安価下



136: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/27(土) 22:53:20.61 ID:pDAXSgsB0

データフォルダー



137: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 23:01:12.14 ID:X6Z0w96L0

怜「んー。音楽フォルダはちょっと古い音楽とか入っとるな」

怜「写真は……うっ……」

竜華「これって……多分、苑香ちゃんの……」

怜「……悪趣味な奴らやな。全部削除したろか」

竜華「あ、まって怜。この写真のここ……」

怜「ん……あ!」

竜華「この扉が開いた状態で写っとる……ダイヤル錠も、解除された状態で!」

怜「凄いで竜華!この写真に写っとる番号を入れれば開けるやん」

竜華「ふふん。私だって役に立つんよ」ドヤッ

竜華「それで、番号は『1103』やな」

怜「監禁した日を設定しとったんか。ほんま悪趣味な奴ら……」カチャカチャ



カチャッ



怜「よし、開いた!」




138: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 23:11:35.43 ID:X6Z0w96L0




ギィィィィィィ



怜「ここが、監禁部屋……」

竜華「ひつ……!」

怜「ど、どうしたん竜華……?」

竜華「そ、そこ……女の人が座っとる……」

怜「嘘……って、ほんまや!」



女性『……』



竜華「も、もしかして……苑香ちゃんの、幽霊……」


女性『……』


怜「……あれ?」

竜華「と、怜……?」

怜「……」スタスタ

竜華「怜、危ないよ!」


女性『……』



怜「これは……死体や」


.



139: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 23:15:48.55 ID:X6Z0w96L0

……






怜(あの後、私たちは大迫苑香の死体を発見した事を、警察に通報した)

怜(彼女の死体はまるで死後数分のように綺麗なままやったけど、大迫苑香が亡くなったのはやっぱり7年前やった)

怜(屍蝋化)

怜(低音潤湿のトンネル内に放置されていた彼女の遺体は、腐敗を免れ脂肪が蝋化し、まるで生きているかのような状態で残っていた





140: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 23:19:28.72 ID:X6Z0w96L0

怜(その後、普通に未来視は使えるようになった)

怜(恐らく大迫苑香が埋葬され成仏したからだろう)

怜(携帯も警察に届けた。彼女と一緒に埋葬されるのか証拠品として保管されるのかはわからない)

怜(何にせよ、全ては終わった)



怜「んー」ゴロゴロ

竜華「……」ピポパポ

怜「んー」スリスリ

竜華「……」ピポパポ

怜「竜華ー。携帯ばっか触っとらんと私に構ってーや」

竜華「あ……ごめん怜」



141: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 23:23:01.98 ID:X6Z0w96L0

怜「……って、その携帯ってトンネルの中で拾ったヤツやん」

竜華「うん……あの後、鞄の中に入れたまますっかり忘れてて……」

竜華「んでちょっと中を見てたんやけど、気になるとこを見つけて」

怜「気になるとこ?」

竜華「この携帯の発信履歴なんやけどな、一番新しいやつ」

怜「……ん?12月の上に9月がきとる。どういう事や?」

竜華「この二番目の12月は、この持ち主が亡くなる頃にかけてたんやと思う。それで、最新の9月」

竜華「多分、これをかけたのは……それから7年後の事やと思う」




142: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 23:30:27.20 ID:X6Z0w96L0

怜「7年後……それって、つまり……」

竜華「この呪いの始まりのきっかけは、この携帯の持ち主がトンネル内に落とした事やと思う」

竜華「大迫苑香の呪いは……自分の監禁されてる部屋の扉の前、すぐ近くにあったこの携帯の電波を通じて発信され、自分を監禁した3人の不良の元に届いた」

竜華「そして、7年後……今度は自分の携帯に発信して、怜の元に届いた」

怜「……」

竜華「まあ、ただの仮説やしそれで何が変わるってわけでもないんやけどな」

怜(……いや、大きく変わる事があるやないか)

怜(もしかしたら、大迫苑香の呪いは成仏して終わったんやない)

怜(発信する携帯が手元から無くなって、途切れたんやとしたら……)






とある日 無縁墓地近く


「あれ?なんか私のケータイが勝手に動いてんだけど」

「なにそれ?怖くない?」

「死者の怨念が動かしてるってやつ?」

「なんか都市伝説みたい」

「……あれ?」

「どうしたの?」






「一人多くない?」





カンッ




143: ◆eBX.lrCXD2 2016/08/27(土) 23:34:47.92 ID:X6Z0w96L0

これで終わりです

ハッピーエンドやトゥルーエンドっぽくしようと思ったけど、たまにはホラー的な終わり方にしてみたかったです
選択肢を遡れば他のエンディングに行けるとかそういうのは無く、これが唯一のエンディングです
なんとなくキャラが機械的に喋ってる感じがするし関西弁が下手だしで、読んでて苦痛だったかもしれませんが、最後までお付き合いただけたお陰で、無事終わらせる事ができました

最後に、二日間に渡りお付き合いいただき、本当にありがとうございました



145: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/08/27(土) 23:38:05.52 ID:XSYpRenHo

乙です



元スレ
SS速報VIP:【咲-Saki-】園城寺怜「インハイ終わってから暇やなー」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1472206037/