1: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/28(水) 00:12:48.08 ID:Df8cjMQW.net
曜(前から綺麗な人だなって思ってたノリも良くて一緒にいて楽しい人だった)
曜(いつからなのか合宿の時かそれとも私の本心を見抜いて本音を聞いて貰った時からなのか)
曜「はぁ…良くわかんないよ」
曜(窓の外は星空が輝いている)
曜「…寝れない明日学校なのに」
……チュンチュン
曜「ヨーソロー!待たせてごめんね~」
梨子「おはよう曜ちゃん」
千歌「おはよー」
曜(昨日良く寝れなかったせいか少しダルい)
2: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/28(水) 00:14:21.69 ID:Df8cjMQW.net
校門
梨子「そういえば千歌ちゃん歌詞できた?」
千歌「あははゴメンまだちょっと…」
梨子「もぅなるべく早くしー」
曜「あっ!」ダッシュ
二人「「曜ちゃん!?」」
曜「鞠莉ちゃんおはよー」
鞠莉「good morning曜今日も元気ね?」
曜「うん、鞠莉ちゃんはお疲れ?」
曜(鞠莉ちゃんに会えるだけで元気になれるから不思議だな~)
鞠莉「ふふぜーんぜんいつも通りシャイニー☆よ」
曜「そっかなら良かった」
鞠莉「今日は千歌と梨子は一緒じゃないの?」
曜「…あ」
梨子「はぁはぁ…もぉいきなりどうしたの?」
千歌「はぁ…やっと追いついた」
曜「あははゴメンゴメン」
鞠莉「goodmorning2人共」
千歌「あれ鞠莉さんおはよう」
梨子「おはようございます」
鞠莉「私は仕事あるからここでチャオ~」
教室
梨子「…で?」
千歌「曜ちゃん言いたい事は?」
曜「よっヨーソロー!」
二人「「……」」
曜「ゴメンちょっと思いっきり走りたくなっちゃって…」
曜(鞠莉ちゃんが歩いてるの見えたからなんて絶対言えない)
千歌「もー、一言声かけてよどうしたのかと思ったよ!」
曜「ゴメンゴメン気をつける」
梨子(鞠莉さん見て走って行ったように見えたけど気のせい、かな?)よどうしたのかと思ったよ!」
曜「ゴメンゴメン気をつける」
梨子(鞠莉さん見て走って行ったように見えたけど気のせい、かな?)
屋上
ダイヤ「今日はいずれくるユニットごとのライブに向けて練習をしていきますわ」
千歌「いつもと同じ感じじゃダメなの?」
果南「9人と3人じゃ同じステージでも広く使えるから少しハードなパフォーマンスでもメンバーにぶつかる心配もない」
ダイヤ「ですが、間違えると目立つという事になりますわ」
果南「まぁユニットメンバーでちゃんと合わせておこうって事」
ダイヤ「では別れて練習スタートですわ!」
千歌「曜ちゃん、ルビィちゃん頑張ろう!」
曜「ヨーソロー!」
ルビィ「がんばルビィ!」
ダイヤ「わたくし達はこっちですわ」
花丸「はい!班長!」
ダイヤ「それはもういいですわよ!」
果南「あはは、じゃ始めよっか」
鞠莉「皆さま~これより~小原式アザラシfishing塾をはじめマ~ス!」
善子「しないわよ!悪魔召喚をやるのよ!」
梨子「いや、どっちもやらないけど」
千歌「柔軟と発声はこの辺にして通して歌ってみたいんだけど」
曜「うん、いいと思うよ」
ルビィ「うぅ…ちゃんとできる…かなぁ」
曜「大丈夫大丈夫、練習だしミスしたって後で直してけばいいし」
千歌「そうそう、じゃあいくよー!」
♪♪♪
曜(鞠莉ちゃん達は何してるんだろう?)チラっ
鞠莉『狙い定めたよ~逃がさないから♪』
曜(歌ってる時もキレイだな~私もああなれたらいいのに…)ドンッ
曜「うわっ!?」
ルビィ「ピギャっ」
千歌「曜ちゃん、ルビィちゃん大丈夫?」
曜「ゴメン、ルビィちゃんちょっとぼーっとしてて怪我ない!?」
ルビィ「うん、ルビィは大丈夫」
梨子「ちらっと見てたけど大丈夫?」
曜「うん私は大丈夫、ルビィちゃんホントゴメン」
ダイヤ「怪我だけは気をつけて下さいね」
鞠莉「そろそろ休憩time入れない?」
果南「そうだね、少し休憩して全体で一回通して解散て事でいいかな?」
はーい!
曜「はぁ~今日はカッコ悪い所見られちゃったかな…ルビィちゃんにも悪い事しちゃったし」
曜(クヨクヨしてても仕方ないけどやっぱりカッコいい所見て欲しいし)
曜(…でもなんでこんなに気になるんだろう?もやもやする)
曜「はぁ~考えても分かりっこないし寝よう」
曜(ね曜……寒い)
朝
千歌「でね~」
梨子「ふふ、そうなんだ」
曜「あはは、あっゴメンちょっと走ってくる!」ダッ
千歌「うぇっ!?」
梨子「…」
曜「まりちゃ~ん!」
鞠莉「good morning」
果南「あれおはよう、千歌達は一緒じゃないんだ?」
曜「おはよう、あははちょっと、ね?」
鞠莉「そうだ、曜後で理事長室に来なさいね」
果南「えっなんかしたの?」
曜「してないと思う、けど…」
鞠莉「それじゃ後でね、果南行きましょ」
果南「ちょっと鞠莉!?待って」
曜「私何かしちゃったかな?」
千歌「したよ!」
梨子「つっ疲れた…」
理事長室
曜(スゥ~…よし)コンコン
鞠莉『どうぞ』
曜「しつれいしま~す」
鞠莉「……」
曜「えっと…」
曜(普段はおちゃらけてるけどやっぱり貫禄っていうのかな?そういうプレッシャーがある)
曜(…どうしよう)
鞠莉「…」スタスタ
曜「鞠莉ちゃ、イヒャイイヒャイ!(痛い)」
鞠莉「よーう?」
鞠莉「何か悩んでない?」手離し
曜「う~いきなり頬つねらないでよ」
鞠莉「そんな事どうでもいいのデス」
鞠莉(なんで曜の頬あんなに柔らかいのかしら?)
曜「大丈夫だよ?」
鞠莉「そう?昨日も何だかぼーっとしてたしルビィとぶつかってたし」
曜「うっ確かにぼーっとしちゃってたけど悩んでるとかじゃないから」
鞠莉「……」
曜「………」
鞠莉「ならいいわ、もし何か困ったらマリーの所に来なさいね?」
曜「うん、ありがとう鞠莉ちゃん」
鞠莉「no problem、授業が始まるわ遅刻はダメよ?」
曜「はーい、心配してくれてありがとう」
放課後
千歌「はーやっと終わった」
梨子「お疲れ様」
曜「今日は練習もないけどどうする?」
梨子「どこか寄り道してく?」
千歌「いいね…って言いたいんだけど、家の手伝いがあって…」
梨子「そうなの?」
曜「じゃあ仕方ないね」
千歌「ゴメンね、また明日~」
曜「どうしよっか?」
梨子「ねぇ曜ちゃんちょっといい?」
曜「うん、どうしたの?」
梨子「その、鞠莉さんと何かあったのかなって」
梨子「もちろん、いい意味でなんだけど」
曜(以前千歌ちゃんと梨子ちゃんの事で悩んでる事があった)
曜(でも誰にも言う事なんてできなかった…そんな時どうしてわかったのか鞠莉ちゃんは気づいて)
曜(誰にも言えなかった事を、ずっと言えなかった事を真剣に真っ直ぐに聞いてくれたんだ)
曜(だから)
曜「特に何もないけど?」
曜(嘘。この事は秘密…私と鞠莉ちゃんだけの特別な)
梨子「そっかごめんね?てっきり付き合ってるのかなって」
曜「えっ///なっなんで!?そうなるの!?」
梨子「えっ?だって朝鞠莉さん見ると走ってくし、昨日だって鞠莉さん見ててルビィちゃんとぶつかったように見えたから」
曜「やっやだなぁ梨子ちゃんは、それに私たち女の子だよ?」
梨子「…私は別に変には思わないよ」
曜「え?」
梨子「さてと、喉乾いちゃった、喫茶店でも寄ってかない?」
曜「ちょっ梨子ちゃん!」
梨子「ほーら早く行こう」
夜
曜(なんか疲れたなぁ…)ピロリン
曜「誰だろう、梨子ちゃん?」
Riko『想像してみて』
曜「えっなにを?」ピロリン
Riko『今曜ちゃんは壁にもたれかかってます』
曜「ふむ」
Riko『耳元でドンと音がします』
Riko『目の前には鞠莉さん』
曜「まりちゃん」
Riko『鞠莉さんは左手でも曜ちゃんの顎を軽く上にクイッとしました』
曜『鞠莉ちゃん』
鞠莉『曜』ドンッ
曜『あっ』
鞠莉『私のモノになりなさい?』クイッ
曜「なっななんてものを送ってくるのさ!?」
Riko『おやすみーノシノシ』
曜「おやすみー、じゃないよ!寝れないよこれ!」
曜「うー、あー…寝れない」
鞠莉『私のモノになりなさい』
曜「うあーーー///」バタバタ
朝
曜「おはよーそろ…」
千歌「おは…大丈夫?」
梨子「うわぁ」目そらしー
曜「だいじょうぶ…じゃない」
曜(梨子ちゃんめー)
鞠莉「ハァイgood…曜?すごいクマよ?」
果南「うわっホントだ寝れなかったの?」
曜「うん、ちょっとね」
鞠莉「ダメよ?ちゃんと寝なきゃ?曜はvery cuteなのに台無しよ」ポンポン
曜(鞠莉ちゃんの手気持ちいいなぁ)
鞠莉「お昼に理事長室に来なさい」ボソッ
曜「え?」
鞠莉「チャオ~♪」ウィンク
お昼
曜「失礼します」
鞠莉「こ~こ」ポンポン
曜(ソファに座った鞠莉ちゃんが自分の膝を叩いてる…座れって事かな恥ずかしいけど)よいしょ
鞠莉「ちっがーう!」
曜「ええっなにが!?」
鞠莉「もう、膝枕してあげマス」
曜「膝枕?なっなんで⁉」
鞠莉「寝てないんでしょ?少しの間マリーの膝貸してあげマス」
曜「いやいや、恥ずかしいよ!」
鞠莉「問答無用!」グイッ
曜「ちょ鞠莉ちゃん!」ポスッ
曜(うわぁ柔らかい…しかもいい匂い)スンスン
鞠莉「匂い嗅いでいいとはいってません!」ビシッ
曜「いたっ、ゴメンでも…落ち着く…」スゥスゥ
鞠莉「早っ!?…まったくいつでも頼りなさいよ」アタマナデナデ
ガチャ
ダイヤ「失礼しますわ」
鞠莉「ハァイ」
ダイヤ「…なんですの?それ」
鞠莉「メンバーだよ?」
ダイヤ「見ればわかりますわ」
鞠莉「まさか、して欲しいの?」
ダイヤ「そんな訳ありませんわ」
鞠莉「要件は?」
ダイヤ「出直します」
鞠莉「別にいいのに」
ダイヤ「起こすのも可哀想でしょう?それでは」バタン
曜「まり…ん、す」
鞠莉(酢?)
曜「う、ううん?」目こすりー
鞠莉「少しは楽になったかしら?」
曜「まりちゃん?…うあ///ゴメン重かったでしょ!?」
鞠莉「ぜーんぜん、シャイニーな寝顔だったわよ?」
曜「見たの!?///」
鞠莉「イエーッス」
曜「忘れてーー!」
曜(その日以降私の心は大変だった)
曜(以前よりも目で追うことが多くなって、何気ない仕草や私に話しかける声、何もかもが私の鼓動を早くしてしまう)
曜(それだけじゃなく)
鞠莉「かなぁーん」ハグッ
果南「もー鞠莉後ろからいきなり抱きつかないでよ」
鞠莉「キコエマセーン」
ダイヤ「まったく、少しは落ち着いたらどうですの?」
鞠莉「ダイヤにも~」ハグッ
ダイヤ「こら、おやめなさい!」
曜「………」
曜(他の誰かにハグしたり手を繋いだりしてるのを見ると私は嫉妬していて)
曜(私も仲のいい友達の一人なんだって思うと悲しかった)
鞠莉「Hi曜今日もcuteね」
曜「そんなことないよ」
鞠莉「んー元気なさそうね?そういう時はハグよー」
曜「…やめて」
鞠莉「え?」
曜「やめてって言ったの!鞠莉ちゃんは私の…ヒッ…クうっ…なんなのさ!?」
曜(嘘こんなことを言いたいんじゃない)
曜「今、鞠莉ちゃんといると辛いんだ、部活少し休むね…」
曜(そして逃げるように走る)
果南「曜!」
ダイヤ「曜さん!」
鞠莉「…よ、う」
鞠莉「…わたし、なにかしちゃった、かな?」
ダイヤ「そっそんなことありませんわ、きっとなにか事情が」
果南「そうだよ、だから大丈夫教室行こう?」
鞠莉(曜に拒絶された…ただそれだけで私の心に穴が空いたみたいだった)
部室
果南「えっ曜来てないの?」
千歌「うん…教室に戻ってきたと思ったら荷物持って出てっちゃって」
梨子「追いかけようとは思ったんです、でもなんか今にも泣きだしそうで」
ガチャ
花丸「こんにちは~」
善子「はぁホームルームが長引いたわ」
ルビィ「あれ?どうかしたの?」
ダイヤ「えーっと」
果南「ゴメンゴメンちょっと鞠莉と曜の体調が優れないみたいで少しの間部活はお休みしようかって話してたんだ」
ルビィ「ええっ」
善子「ふっ遂に私の力が暴走してー」
花丸「ないずら」
ダイヤ「という事ですので今日は解散ですわ」
善子「仕方ないわね帰って生放送するわ」
ルビィ「お姉ちゃん一緒に帰る?」
ダイヤ「いえ、生徒会の仕事がありますので先に帰って下さい」
花丸「じゃあルビィちゃん本屋さん付き合って欲しいずら」
ルビィ「うん、じゃあいこう」
バタン
果南「千歌と梨子は最近の曜の様子どうだったか分かる?」
千歌「ううん、なにも…」
梨子「…」
果南「そっか、じゃあ2人も帰って、ね?」
千歌「でもっ」
果南「大丈夫だから、ね?」
千歌「…うん」
梨子「行こう?千歌ちゃん」
果南「…ふぅダイヤ、鞠莉は」
ダイヤ「えぇ、そちらこそ頑張って下さい」
果南「さてと、どうしようか」
梨子「あの」
果南「梨子?」
梨子「曜ちゃんの事で」
果南「そっか…話してくれてありがとう」
梨子「1番最初に気づいてあげれれば良かったんですけど」
果南「ううん、梨子は梨子にしか出来ない事を出来たと思うよ」
梨子「そうでしょうか?」
果南「うん、だから後は任せて千歌と一緒に曜と鞠莉の帰りでものんびり待ってて」
梨子「はい」
曜『やめて』
曜『鞠莉ちゃんといると辛いんだ』
鞠莉(その言葉だけが私の中で木霊していた)
鞠莉「どうして…」
ダイヤ「どうして、でしょうね」
鞠莉「!?…ふふ昔からアポ無しで来るんだから」
ダイヤ「そうでしたわね、わたくしは果南さんの後を隠れる様について来てて庭で見つかったんでしたわね」
鞠莉「今のダイヤからじゃ想像出来ないね」
ダイヤ「そんなことありませんわよ」
鞠莉「そうかな?」
ダイヤ「ええ2年間離れてしまいましたが一緒に成長してきたつもりですわ」
ダイヤ「あの時もわたくしは言葉が足りず結局みている事しかできなかったんですから」
鞠莉「あの時があったから今があると思うよ?」
ダイヤ「ええわたくしもそう思いますわ、ただ次があるとは限りませんわよ?」
鞠莉「でも私は…曜に」
ダイヤ「あなたはどうですの?曜さんの事をどう思ってますの?」
鞠莉「最初はただの後輩だった…でもいつだったかな、一度だけ相談に乗った事があるのまぁ無理やり聞き出したんだけどね」
鞠莉「後は、なんか曜が近くにいるのが当たり前だと思ってた、元気一杯だけどからかったりすると顔を赤くして照れたり一緒にいてホント楽しかった」
鞠莉「多分、私は」
ダイヤ「ならその先は曜さんにお伝えなさい、言葉すら足りずにすれ違い続ける前に」
鞠莉「でも、止めてって」
ダイヤ「それがなんですの?わたくし達にまたスクールアイドルしようと言ってきたようにあなたの気持ちを伝えていないでしょう?それでダメなら…まぁ慰めるくらいはしてあげますわ」
鞠莉「ふふ…面白いジョークだわ」
ダイヤ「…頑張りなさい」
曜(酷い事を言っちゃった…余裕が無くて駄目だた)
曜(鞠莉ちゃんは悪くない勝ってに好きになって勝ってに突き放して)
曜「はぁ…泳げば少しはスッキリするかな?」
果南「なら一緒にダイビングでもしてみる?」
曜「果南ちゃん」
曜(正直気まずいあんな事言って学校抜け出して迷惑をかけたのにどんな顔すればいいかわかんないし)
果南「ねぇ曜はさ鞠莉の事どう思ってるの?」
曜「単刀直入に聞くんだね?」
果南「まぁね」
曜「梨子ちゃんに聞いたの?」
果南「うん、壁クイ?のせいかもって」
曜「関係ないよ!いや少しはあるかもだけどさ」
果南「で?どう思ってるの?」
曜「…好きだよ」
果南「どっちの意味で?」
曜「……恋愛的な意味で」
果南「そっか」
曜「変だと思わないの?」
果南「思わないよ、だから全部話しちゃいなよ」
曜「私、嫉妬してたんだよ?鞠莉ちゃんが果南ちゃんやダイヤさんにハグしてるのを見て抑えられなくて、酷い言葉浴びせて」
曜「どんな顔していいかわかんないよ」
果南「それを鞠莉に言ってみたら?」
曜「言えるわけないじゃん!そんな事」
果南「それじゃやめる?」
曜「私は千歌ちゃんじゃないよ?」
果南「そうだね、でも素直にならなきゃいけない時ってあるんだよ、近くにいたら何でも分かってくれるって思ってた時があったんだ私は」
果南「そんな訳ないのに気付くのに2年間掛かったよ」
果南「でもさ曜なら分かるんじゃない?私達がした間違いがさ」
曜「でも」
果南「さてと私は帰るね」
曜「うん…果南ちゃん、ありがとう」
果南「いいよ、ただ梨子は壁クイ?は早かったって思いつめてたからフォローはしときな?」
曜「えっ、あ、うん」
曜(どうしろと?)
曜(正直泣きたかった大切な人を自分から突き放しておいてズルいなって思う)
曜(今からあの時に戻れるなら、鞠莉ちゃんにハグして欲しい)
曜(遅いかもしれないけど鞠莉ちゃんにこの気持ちを知って欲しい)
曜「『明日の放課後あの場所に来て下さい』」
曜(メッセージアプリで送って明日何て言おうか考える)
曜(その前に来てくれかったらどうしよう…ううん大丈夫きっと)
曜(あの時のように夕焼けに照らされて人一人いない場所今からする事を考えるといない方が好都合だけど)
曜「わぁ」
曜(前来た時は気づかなかったけどここから見える風景はすごくキレイだった)
曜(でも景色よりも、自分のすぐ後ろ…窓に映る美しい金色の髪と瞳の人のほうが私には…)
曜「鞠莉ちゃん」
鞠莉「曜」
曜(たった数日それなのに長い間あってなかった気がする)
鞠莉「久しぶりね?」
曜「うん…久しぶり」
鞠莉「あのっ」
曜「あのね、鞠莉ちゃん最初にゴメン」
鞠莉「謝らなきゃいけないのは私のほうだわ、曜の事ちゃんと考えてるつもりだった」
鞠莉「分かってるつもりだったの、だから知らない内に傷つけてる事が分からなかった」
鞠莉「だから、悪いのはー」
曜「違うんだ鞠莉ちゃん…私の話を聞いて欲しいんだ」
曜「私ねイヤだったんだ…鞠莉ちゃんが果南ちゃん達に抱きついたりするのが」
曜「鞠莉ちゃんスキンシップ多いでしょ?もちろんいい所なのは分かってるつもりだった」
曜「でも別け隔てなく接してくれるから私もただの友達でaqoursメンバーの一人なんだって思ったら…あんな事いっちやって」
曜「だか、ら…だか、らっグスっごめんね…ホントに、ごめんね」
鞠莉「…曜」ダキッ
鞠莉「バカね、確かにスキンシップは多いかあもしれないけど、膝枕とかあなたにしかしないわよ」
曜「うっ…うわぁぁぁん…」
鞠莉「…ホントにバカなんだ…からっ」サスサス
曜「まり、ちゃん?」
鞠莉「なぁに?」
曜「私、鞠莉ちゃんが好き…友達とかじゃなくてれっ恋愛的な意味で」ぎゅっ
鞠莉「私もよ、曜」
曜「そっそれってどうい、う」
鞠莉「」目閉じ
曜「えっと、その///」
鞠莉「」
曜(うっそういう意味だよね?嫌でも違ってたら)チラッ
鞠莉「」
曜(うぅ)
曜「……チュッ//////」
鞠莉「ふふ、よくできました」
曜「うわぁ///」
鞠莉「顔、真っ赤よ?」
曜「まっ鞠莉ちゃんこそ」
鞠莉「光の加減デェス」
曜「あっズルい」
鞠莉「ふふ…曜、私も好きよLOVEの意味で」
曜「あっ……うん!」
部室
曜「えっ!」
鞠莉「what!?」
ダイヤ「何を驚いてますの?」
曜「いやいや驚きますよ!何ですかこの練習メニュー!?」
鞠莉「そうだよ!出来る訳ないヨ!」
ダイヤ「あら、あなた方が休んでる間の分ですわよ?」
曜「いやそれにしたって数倍はあるよ?」
ダイヤ「はいはい、さっさとお行きなさい」
曜「千歌ちゃ~ん、梨子ちゃ~ん!」
千歌「あはは…」
梨子「頑張ってね?」
鞠莉「oh…ダイヤはルビィがどうなってもいいのデェスか?」
ルビィ「ピギッ!?」
ダイヤ「んな、人質とは卑怯ですわよ!」
鞠莉「minimum cuteね~もうルビィ家に来る?」
曜「……」スタスタ
ルビィ「ピギャ!?」
鞠莉「?どうしたの?アイス食べ放題よ?」スリスリ
ダイヤ「まっ鞠莉さん!」
鞠莉「ん~?愛しの妹にヤキモチかな~ダイヤ?」
曜「……」
果南「まり?その辺に、ね?」
鞠莉「練習メニュー軽くする気になった?」
ダイヤ「それどころじゃなくなりますわよ!?」
鞠莉「?」
梨子「鞠莉さん、うしろ」
鞠莉「えー?」振り向きー
曜「鞠莉ちゃん」ニコニコ
鞠莉「……あら~ヨウどうしたの?顔コワイわよ~?」
曜「…」グイッ
鞠莉「キャッ」
曜「早く行くよ!」
鞠莉「待って待って!曜このメニューじゃホントにDeathよ!」
曜「大丈夫大丈夫、全速前進ヨーソロー!」
これにて終わりです、付き合ってくれた方たちありがとう
また、ようまりで何か書こうと思ってます
乙!やっぱりようまりが至高ですわ
次も期待してる
ようまり…ありがとう、ありがとう
元スレ
曜『鞠莉ちゃん』 鞠莉『曜』ドン
http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1474989168/
校門
梨子「そういえば千歌ちゃん歌詞できた?」
千歌「あははゴメンまだちょっと…」
梨子「もぅなるべく早くしー」
曜「あっ!」ダッシュ
二人「「曜ちゃん!?」」
曜「鞠莉ちゃんおはよー」
鞠莉「good morning曜今日も元気ね?」
曜「うん、鞠莉ちゃんはお疲れ?」
曜(鞠莉ちゃんに会えるだけで元気になれるから不思議だな~)
鞠莉「ふふぜーんぜんいつも通りシャイニー☆よ」
曜「そっかなら良かった」
鞠莉「今日は千歌と梨子は一緒じゃないの?」
曜「…あ」
梨子「はぁはぁ…もぉいきなりどうしたの?」
千歌「はぁ…やっと追いついた」
曜「あははゴメンゴメン」
鞠莉「goodmorning2人共」
千歌「あれ鞠莉さんおはよう」
梨子「おはようございます」
鞠莉「私は仕事あるからここでチャオ~」
5: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/28(水) 00:21:12.89 ID:Df8cjMQW.net
教室
梨子「…で?」
千歌「曜ちゃん言いたい事は?」
曜「よっヨーソロー!」
二人「「……」」
曜「ゴメンちょっと思いっきり走りたくなっちゃって…」
曜(鞠莉ちゃんが歩いてるの見えたからなんて絶対言えない)
千歌「もー、一言声かけてよどうしたのかと思ったよ!」
曜「ゴメンゴメン気をつける」
梨子(鞠莉さん見て走って行ったように見えたけど気のせい、かな?)よどうしたのかと思ったよ!」
曜「ゴメンゴメン気をつける」
梨子(鞠莉さん見て走って行ったように見えたけど気のせい、かな?)
6: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/28(水) 00:24:21.87 ID:Df8cjMQW.net
屋上
ダイヤ「今日はいずれくるユニットごとのライブに向けて練習をしていきますわ」
千歌「いつもと同じ感じじゃダメなの?」
果南「9人と3人じゃ同じステージでも広く使えるから少しハードなパフォーマンスでもメンバーにぶつかる心配もない」
ダイヤ「ですが、間違えると目立つという事になりますわ」
果南「まぁユニットメンバーでちゃんと合わせておこうって事」
ダイヤ「では別れて練習スタートですわ!」
千歌「曜ちゃん、ルビィちゃん頑張ろう!」
曜「ヨーソロー!」
ルビィ「がんばルビィ!」
ダイヤ「わたくし達はこっちですわ」
花丸「はい!班長!」
ダイヤ「それはもういいですわよ!」
果南「あはは、じゃ始めよっか」
鞠莉「皆さま~これより~小原式アザラシfishing塾をはじめマ~ス!」
善子「しないわよ!悪魔召喚をやるのよ!」
梨子「いや、どっちもやらないけど」
千歌「柔軟と発声はこの辺にして通して歌ってみたいんだけど」
曜「うん、いいと思うよ」
ルビィ「うぅ…ちゃんとできる…かなぁ」
曜「大丈夫大丈夫、練習だしミスしたって後で直してけばいいし」
千歌「そうそう、じゃあいくよー!」
12: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/28(水) 00:54:32.18 ID:Df8cjMQW.net
♪♪♪
曜(鞠莉ちゃん達は何してるんだろう?)チラっ
鞠莉『狙い定めたよ~逃がさないから♪』
曜(歌ってる時もキレイだな~私もああなれたらいいのに…)ドンッ
曜「うわっ!?」
ルビィ「ピギャっ」
千歌「曜ちゃん、ルビィちゃん大丈夫?」
曜「ゴメン、ルビィちゃんちょっとぼーっとしてて怪我ない!?」
ルビィ「うん、ルビィは大丈夫」
梨子「ちらっと見てたけど大丈夫?」
曜「うん私は大丈夫、ルビィちゃんホントゴメン」
ダイヤ「怪我だけは気をつけて下さいね」
鞠莉「そろそろ休憩time入れない?」
果南「そうだね、少し休憩して全体で一回通して解散て事でいいかな?」
はーい!
30: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/28(水) 01:23:16.62 ID:Df8cjMQW.net
曜「はぁ~今日はカッコ悪い所見られちゃったかな…ルビィちゃんにも悪い事しちゃったし」
曜(クヨクヨしてても仕方ないけどやっぱりカッコいい所見て欲しいし)
曜(…でもなんでこんなに気になるんだろう?もやもやする)
曜「はぁ~考えても分かりっこないし寝よう」
曜(ね曜……寒い)
36: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/28(水) 11:31:52.90 ID:Df8cjMQW.net
朝
千歌「でね~」
梨子「ふふ、そうなんだ」
曜「あはは、あっゴメンちょっと走ってくる!」ダッ
千歌「うぇっ!?」
梨子「…」
曜「まりちゃ~ん!」
鞠莉「good morning」
果南「あれおはよう、千歌達は一緒じゃないんだ?」
曜「おはよう、あははちょっと、ね?」
鞠莉「そうだ、曜後で理事長室に来なさいね」
果南「えっなんかしたの?」
曜「してないと思う、けど…」
鞠莉「それじゃ後でね、果南行きましょ」
果南「ちょっと鞠莉!?待って」
曜「私何かしちゃったかな?」
千歌「したよ!」
梨子「つっ疲れた…」
37: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/28(水) 11:34:34.10 ID:Df8cjMQW.net
理事長室
曜(スゥ~…よし)コンコン
鞠莉『どうぞ』
曜「しつれいしま~す」
鞠莉「……」
曜「えっと…」
曜(普段はおちゃらけてるけどやっぱり貫禄っていうのかな?そういうプレッシャーがある)
曜(…どうしよう)
鞠莉「…」スタスタ
曜「鞠莉ちゃ、イヒャイイヒャイ!(痛い)」
鞠莉「よーう?」
鞠莉「何か悩んでない?」手離し
曜「う~いきなり頬つねらないでよ」
鞠莉「そんな事どうでもいいのデス」
鞠莉(なんで曜の頬あんなに柔らかいのかしら?)
曜「大丈夫だよ?」
鞠莉「そう?昨日も何だかぼーっとしてたしルビィとぶつかってたし」
曜「うっ確かにぼーっとしちゃってたけど悩んでるとかじゃないから」
鞠莉「……」
曜「………」
鞠莉「ならいいわ、もし何か困ったらマリーの所に来なさいね?」
曜「うん、ありがとう鞠莉ちゃん」
鞠莉「no problem、授業が始まるわ遅刻はダメよ?」
曜「はーい、心配してくれてありがとう」
39: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/28(水) 17:58:25.55 ID:Df8cjMQW.net
放課後
千歌「はーやっと終わった」
梨子「お疲れ様」
曜「今日は練習もないけどどうする?」
梨子「どこか寄り道してく?」
千歌「いいね…って言いたいんだけど、家の手伝いがあって…」
梨子「そうなの?」
曜「じゃあ仕方ないね」
千歌「ゴメンね、また明日~」
曜「どうしよっか?」
梨子「ねぇ曜ちゃんちょっといい?」
曜「うん、どうしたの?」
梨子「その、鞠莉さんと何かあったのかなって」
梨子「もちろん、いい意味でなんだけど」
曜(以前千歌ちゃんと梨子ちゃんの事で悩んでる事があった)
曜(でも誰にも言う事なんてできなかった…そんな時どうしてわかったのか鞠莉ちゃんは気づいて)
曜(誰にも言えなかった事を、ずっと言えなかった事を真剣に真っ直ぐに聞いてくれたんだ)
曜(だから)
曜「特に何もないけど?」
曜(嘘。この事は秘密…私と鞠莉ちゃんだけの特別な)
梨子「そっかごめんね?てっきり付き合ってるのかなって」
曜「えっ///なっなんで!?そうなるの!?」
梨子「えっ?だって朝鞠莉さん見ると走ってくし、昨日だって鞠莉さん見ててルビィちゃんとぶつかったように見えたから」
曜「やっやだなぁ梨子ちゃんは、それに私たち女の子だよ?」
梨子「…私は別に変には思わないよ」
曜「え?」
梨子「さてと、喉乾いちゃった、喫茶店でも寄ってかない?」
曜「ちょっ梨子ちゃん!」
梨子「ほーら早く行こう」
44: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/28(水) 19:23:54.50 ID:Df8cjMQW.net
夜
曜(なんか疲れたなぁ…)ピロリン
曜「誰だろう、梨子ちゃん?」
Riko『想像してみて』
曜「えっなにを?」ピロリン
Riko『今曜ちゃんは壁にもたれかかってます』
曜「ふむ」
Riko『耳元でドンと音がします』
Riko『目の前には鞠莉さん』
曜「まりちゃん」
Riko『鞠莉さんは左手でも曜ちゃんの顎を軽く上にクイッとしました』
曜『鞠莉ちゃん』
鞠莉『曜』ドンッ
曜『あっ』
鞠莉『私のモノになりなさい?』クイッ
曜「なっななんてものを送ってくるのさ!?」
Riko『おやすみーノシノシ』
曜「おやすみー、じゃないよ!寝れないよこれ!」
曜「うー、あー…寝れない」
鞠莉『私のモノになりなさい』
曜「うあーーー///」バタバタ
47: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/28(水) 21:51:24.82 ID:Df8cjMQW.net
朝
曜「おはよーそろ…」
千歌「おは…大丈夫?」
梨子「うわぁ」目そらしー
曜「だいじょうぶ…じゃない」
曜(梨子ちゃんめー)
鞠莉「ハァイgood…曜?すごいクマよ?」
果南「うわっホントだ寝れなかったの?」
曜「うん、ちょっとね」
鞠莉「ダメよ?ちゃんと寝なきゃ?曜はvery cuteなのに台無しよ」ポンポン
曜(鞠莉ちゃんの手気持ちいいなぁ)
鞠莉「お昼に理事長室に来なさい」ボソッ
曜「え?」
鞠莉「チャオ~♪」ウィンク
48: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/29(木) 00:32:41.52 ID:OFmjV5Ot.net
お昼
曜「失礼します」
鞠莉「こ~こ」ポンポン
曜(ソファに座った鞠莉ちゃんが自分の膝を叩いてる…座れって事かな恥ずかしいけど)よいしょ
鞠莉「ちっがーう!」
曜「ええっなにが!?」
鞠莉「もう、膝枕してあげマス」
曜「膝枕?なっなんで⁉」
鞠莉「寝てないんでしょ?少しの間マリーの膝貸してあげマス」
曜「いやいや、恥ずかしいよ!」
鞠莉「問答無用!」グイッ
曜「ちょ鞠莉ちゃん!」ポスッ
曜(うわぁ柔らかい…しかもいい匂い)スンスン
鞠莉「匂い嗅いでいいとはいってません!」ビシッ
曜「いたっ、ゴメンでも…落ち着く…」スゥスゥ
鞠莉「早っ!?…まったくいつでも頼りなさいよ」アタマナデナデ
ガチャ
ダイヤ「失礼しますわ」
鞠莉「ハァイ」
ダイヤ「…なんですの?それ」
鞠莉「メンバーだよ?」
ダイヤ「見ればわかりますわ」
鞠莉「まさか、して欲しいの?」
ダイヤ「そんな訳ありませんわ」
鞠莉「要件は?」
ダイヤ「出直します」
鞠莉「別にいいのに」
ダイヤ「起こすのも可哀想でしょう?それでは」バタン
49: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/29(木) 00:34:06.97 ID:OFmjV5Ot.net
曜「まり…ん、す」
鞠莉(酢?)
曜「う、ううん?」目こすりー
鞠莉「少しは楽になったかしら?」
曜「まりちゃん?…うあ///ゴメン重かったでしょ!?」
鞠莉「ぜーんぜん、シャイニーな寝顔だったわよ?」
曜「見たの!?///」
鞠莉「イエーッス」
曜「忘れてーー!」
54: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/29(木) 09:29:48.20 ID:OFmjV5Ot.net
曜(その日以降私の心は大変だった)
曜(以前よりも目で追うことが多くなって、何気ない仕草や私に話しかける声、何もかもが私の鼓動を早くしてしまう)
曜(それだけじゃなく)
鞠莉「かなぁーん」ハグッ
果南「もー鞠莉後ろからいきなり抱きつかないでよ」
鞠莉「キコエマセーン」
ダイヤ「まったく、少しは落ち着いたらどうですの?」
鞠莉「ダイヤにも~」ハグッ
ダイヤ「こら、おやめなさい!」
曜「………」
曜(他の誰かにハグしたり手を繋いだりしてるのを見ると私は嫉妬していて)
曜(私も仲のいい友達の一人なんだって思うと悲しかった)
55: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/29(木) 09:31:25.12 ID:OFmjV5Ot.net
鞠莉「Hi曜今日もcuteね」
曜「そんなことないよ」
鞠莉「んー元気なさそうね?そういう時はハグよー」
曜「…やめて」
鞠莉「え?」
曜「やめてって言ったの!鞠莉ちゃんは私の…ヒッ…クうっ…なんなのさ!?」
曜(嘘こんなことを言いたいんじゃない)
曜「今、鞠莉ちゃんといると辛いんだ、部活少し休むね…」
曜(そして逃げるように走る)
果南「曜!」
ダイヤ「曜さん!」
鞠莉「…よ、う」
鞠莉「…わたし、なにかしちゃった、かな?」
ダイヤ「そっそんなことありませんわ、きっとなにか事情が」
果南「そうだよ、だから大丈夫教室行こう?」
鞠莉(曜に拒絶された…ただそれだけで私の心に穴が空いたみたいだった)
58: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/29(木) 18:23:51.17 ID:OFmjV5Ot.net
部室
果南「えっ曜来てないの?」
千歌「うん…教室に戻ってきたと思ったら荷物持って出てっちゃって」
梨子「追いかけようとは思ったんです、でもなんか今にも泣きだしそうで」
ガチャ
花丸「こんにちは~」
善子「はぁホームルームが長引いたわ」
ルビィ「あれ?どうかしたの?」
ダイヤ「えーっと」
果南「ゴメンゴメンちょっと鞠莉と曜の体調が優れないみたいで少しの間部活はお休みしようかって話してたんだ」
ルビィ「ええっ」
善子「ふっ遂に私の力が暴走してー」
花丸「ないずら」
ダイヤ「という事ですので今日は解散ですわ」
善子「仕方ないわね帰って生放送するわ」
ルビィ「お姉ちゃん一緒に帰る?」
ダイヤ「いえ、生徒会の仕事がありますので先に帰って下さい」
花丸「じゃあルビィちゃん本屋さん付き合って欲しいずら」
ルビィ「うん、じゃあいこう」
バタン
果南「千歌と梨子は最近の曜の様子どうだったか分かる?」
千歌「ううん、なにも…」
梨子「…」
果南「そっか、じゃあ2人も帰って、ね?」
千歌「でもっ」
果南「大丈夫だから、ね?」
千歌「…うん」
梨子「行こう?千歌ちゃん」
果南「…ふぅダイヤ、鞠莉は」
ダイヤ「えぇ、そちらこそ頑張って下さい」
59: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/29(木) 18:25:11.86 ID:OFmjV5Ot.net
果南「さてと、どうしようか」
梨子「あの」
果南「梨子?」
梨子「曜ちゃんの事で」
果南「そっか…話してくれてありがとう」
梨子「1番最初に気づいてあげれれば良かったんですけど」
果南「ううん、梨子は梨子にしか出来ない事を出来たと思うよ」
梨子「そうでしょうか?」
果南「うん、だから後は任せて千歌と一緒に曜と鞠莉の帰りでものんびり待ってて」
梨子「はい」
62: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/29(木) 19:37:07.79 ID:OFmjV5Ot.net
曜『やめて』
曜『鞠莉ちゃんといると辛いんだ』
鞠莉(その言葉だけが私の中で木霊していた)
鞠莉「どうして…」
ダイヤ「どうして、でしょうね」
鞠莉「!?…ふふ昔からアポ無しで来るんだから」
ダイヤ「そうでしたわね、わたくしは果南さんの後を隠れる様について来てて庭で見つかったんでしたわね」
鞠莉「今のダイヤからじゃ想像出来ないね」
ダイヤ「そんなことありませんわよ」
鞠莉「そうかな?」
ダイヤ「ええ2年間離れてしまいましたが一緒に成長してきたつもりですわ」
ダイヤ「あの時もわたくしは言葉が足りず結局みている事しかできなかったんですから」
鞠莉「あの時があったから今があると思うよ?」
ダイヤ「ええわたくしもそう思いますわ、ただ次があるとは限りませんわよ?」
鞠莉「でも私は…曜に」
ダイヤ「あなたはどうですの?曜さんの事をどう思ってますの?」
鞠莉「最初はただの後輩だった…でもいつだったかな、一度だけ相談に乗った事があるのまぁ無理やり聞き出したんだけどね」
鞠莉「後は、なんか曜が近くにいるのが当たり前だと思ってた、元気一杯だけどからかったりすると顔を赤くして照れたり一緒にいてホント楽しかった」
鞠莉「多分、私は」
ダイヤ「ならその先は曜さんにお伝えなさい、言葉すら足りずにすれ違い続ける前に」
鞠莉「でも、止めてって」
ダイヤ「それがなんですの?わたくし達にまたスクールアイドルしようと言ってきたようにあなたの気持ちを伝えていないでしょう?それでダメなら…まぁ慰めるくらいはしてあげますわ」
鞠莉「ふふ…面白いジョークだわ」
ダイヤ「…頑張りなさい」
66: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/29(木) 20:14:59.44 ID:OFmjV5Ot.net
曜(酷い事を言っちゃった…余裕が無くて駄目だた)
曜(鞠莉ちゃんは悪くない勝ってに好きになって勝ってに突き放して)
曜「はぁ…泳げば少しはスッキリするかな?」
果南「なら一緒にダイビングでもしてみる?」
曜「果南ちゃん」
曜(正直気まずいあんな事言って学校抜け出して迷惑をかけたのにどんな顔すればいいかわかんないし)
果南「ねぇ曜はさ鞠莉の事どう思ってるの?」
曜「単刀直入に聞くんだね?」
果南「まぁね」
曜「梨子ちゃんに聞いたの?」
果南「うん、壁クイ?のせいかもって」
曜「関係ないよ!いや少しはあるかもだけどさ」
果南「で?どう思ってるの?」
曜「…好きだよ」
果南「どっちの意味で?」
曜「……恋愛的な意味で」
果南「そっか」
曜「変だと思わないの?」
果南「思わないよ、だから全部話しちゃいなよ」
曜「私、嫉妬してたんだよ?鞠莉ちゃんが果南ちゃんやダイヤさんにハグしてるのを見て抑えられなくて、酷い言葉浴びせて」
曜「どんな顔していいかわかんないよ」
67: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/29(木) 20:16:22.25 ID:OFmjV5Ot.net
果南「それを鞠莉に言ってみたら?」
曜「言えるわけないじゃん!そんな事」
果南「それじゃやめる?」
曜「私は千歌ちゃんじゃないよ?」
果南「そうだね、でも素直にならなきゃいけない時ってあるんだよ、近くにいたら何でも分かってくれるって思ってた時があったんだ私は」
果南「そんな訳ないのに気付くのに2年間掛かったよ」
果南「でもさ曜なら分かるんじゃない?私達がした間違いがさ」
曜「でも」
果南「さてと私は帰るね」
曜「うん…果南ちゃん、ありがとう」
果南「いいよ、ただ梨子は壁クイ?は早かったって思いつめてたからフォローはしときな?」
曜「えっ、あ、うん」
曜(どうしろと?)
曜(正直泣きたかった大切な人を自分から突き放しておいてズルいなって思う)
曜(今からあの時に戻れるなら、鞠莉ちゃんにハグして欲しい)
曜(遅いかもしれないけど鞠莉ちゃんにこの気持ちを知って欲しい)
曜「『明日の放課後あの場所に来て下さい』」
曜(メッセージアプリで送って明日何て言おうか考える)
曜(その前に来てくれかったらどうしよう…ううん大丈夫きっと)
69: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/29(木) 20:51:24.05 ID:OFmjV5Ot.net
曜(あの時のように夕焼けに照らされて人一人いない場所今からする事を考えるといない方が好都合だけど)
曜「わぁ」
曜(前来た時は気づかなかったけどここから見える風景はすごくキレイだった)
曜(でも景色よりも、自分のすぐ後ろ…窓に映る美しい金色の髪と瞳の人のほうが私には…)
曜「鞠莉ちゃん」
鞠莉「曜」
曜(たった数日それなのに長い間あってなかった気がする)
鞠莉「久しぶりね?」
曜「うん…久しぶり」
鞠莉「あのっ」
曜「あのね、鞠莉ちゃん最初にゴメン」
鞠莉「謝らなきゃいけないのは私のほうだわ、曜の事ちゃんと考えてるつもりだった」
鞠莉「分かってるつもりだったの、だから知らない内に傷つけてる事が分からなかった」
鞠莉「だから、悪いのはー」
70: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/29(木) 20:53:02.38 ID:OFmjV5Ot.net
曜「違うんだ鞠莉ちゃん…私の話を聞いて欲しいんだ」
曜「私ねイヤだったんだ…鞠莉ちゃんが果南ちゃん達に抱きついたりするのが」
曜「鞠莉ちゃんスキンシップ多いでしょ?もちろんいい所なのは分かってるつもりだった」
曜「でも別け隔てなく接してくれるから私もただの友達でaqoursメンバーの一人なんだって思ったら…あんな事いっちやって」
曜「だか、ら…だか、らっグスっごめんね…ホントに、ごめんね」
鞠莉「…曜」ダキッ
鞠莉「バカね、確かにスキンシップは多いかあもしれないけど、膝枕とかあなたにしかしないわよ」
曜「うっ…うわぁぁぁん…」
鞠莉「…ホントにバカなんだ…からっ」サスサス
曜「まり、ちゃん?」
鞠莉「なぁに?」
曜「私、鞠莉ちゃんが好き…友達とかじゃなくてれっ恋愛的な意味で」ぎゅっ
鞠莉「私もよ、曜」
76: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/29(木) 22:11:11.68 ID:+UxRYrCC.net
曜「そっそれってどうい、う」
鞠莉「」目閉じ
曜「えっと、その///」
鞠莉「」
曜(うっそういう意味だよね?嫌でも違ってたら)チラッ
鞠莉「」
曜(うぅ)
曜「……チュッ//////」
鞠莉「ふふ、よくできました」
曜「うわぁ///」
鞠莉「顔、真っ赤よ?」
曜「まっ鞠莉ちゃんこそ」
鞠莉「光の加減デェス」
曜「あっズルい」
鞠莉「ふふ…曜、私も好きよLOVEの意味で」
曜「あっ……うん!」
77: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/29(木) 22:13:47.69 ID:+UxRYrCC.net
部室
曜「えっ!」
鞠莉「what!?」
ダイヤ「何を驚いてますの?」
曜「いやいや驚きますよ!何ですかこの練習メニュー!?」
鞠莉「そうだよ!出来る訳ないヨ!」
ダイヤ「あら、あなた方が休んでる間の分ですわよ?」
曜「いやそれにしたって数倍はあるよ?」
ダイヤ「はいはい、さっさとお行きなさい」
曜「千歌ちゃ~ん、梨子ちゃ~ん!」
千歌「あはは…」
梨子「頑張ってね?」
鞠莉「oh…ダイヤはルビィがどうなってもいいのデェスか?」
ルビィ「ピギッ!?」
ダイヤ「んな、人質とは卑怯ですわよ!」
78: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/29(木) 22:17:51.98 ID:+UxRYrCC.net
鞠莉「minimum cuteね~もうルビィ家に来る?」
曜「……」スタスタ
ルビィ「ピギャ!?」
鞠莉「?どうしたの?アイス食べ放題よ?」スリスリ
ダイヤ「まっ鞠莉さん!」
鞠莉「ん~?愛しの妹にヤキモチかな~ダイヤ?」
曜「……」
果南「まり?その辺に、ね?」
鞠莉「練習メニュー軽くする気になった?」
ダイヤ「それどころじゃなくなりますわよ!?」
鞠莉「?」
梨子「鞠莉さん、うしろ」
鞠莉「えー?」振り向きー
曜「鞠莉ちゃん」ニコニコ
鞠莉「……あら~ヨウどうしたの?顔コワイわよ~?」
曜「…」グイッ
鞠莉「キャッ」
曜「早く行くよ!」
鞠莉「待って待って!曜このメニューじゃホントにDeathよ!」
曜「大丈夫大丈夫、全速前進ヨーソロー!」
79: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/09/29(木) 22:19:00.92 ID:+UxRYrCC.net
これにて終わりです、付き合ってくれた方たちありがとう
また、ようまりで何か書こうと思ってます
80: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/09/29(木) 22:21:08.87 ID:4BTFYVOm.net
乙!やっぱりようまりが至高ですわ
次も期待してる
83: 名無しで叶える物語(あら)@\(^o^)/ 2016/09/29(木) 22:29:26.38 ID:dLLwwMrd.net
ようまり…ありがとう、ありがとう
曜『鞠莉ちゃん』 鞠莉『曜』ドン
http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1474989168/