1: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 14:27:41.15 ID:dbkmzgxp.net
ルビィ「花丸ちゃーん、おまたせ!」
花丸「おはようルビィちゃん。まるもさっききたとこずら」
ルビィ「あ、おやつ買っていく?」
花丸「そうだねー、なにがいいかな?」
ルビィ「ん、メールだ…善子ちゃんから」
花丸「なんて?」
ルビィ「今ちょっと手が離せなくなったから勝手にあがってーだって」
2: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 14:28:17.48 ID:dbkmzgxp.net
花丸「善子ちゃん家にお泊りずら~♪」
ルビィ「勝手にあがってって事だから、開けちゃっていいかな?」
花丸「鈴鳴らしても忙しそうならかえってあせっちゃうんじゃないかな?」
ルビィ「じゃあこのまま…(鈴って)」ガチャ
花丸「お邪魔します~」
ルビィ「善子ちゃーん、きたよ~」
善子「いま忙しいの!あがって適当に待ってて~!」
花丸「わかったずら~」
ルビィ「やっほー、善子ちゃん!」
花丸「動くと撃つ~~ずらっ」スチャ
善子「ごめんちょっと今それどころじゃ…あっ、ああ~~!!」
ルビィ「ん、ゲームしてるの?」
善子「ネトゲよネトゲ、急に助っ人頼まれたからやってるんだけど、なんなのもう…みんな下手すぎ!」
花丸「インターネットを使いこなしているずら…!」
ルビィ「これ善子ちゃんのキャラ?」
善子「そうよ、これこそが我が半身ともいえる漆黒の堕天騎士!」
花丸「むっちゃキラキラしてるずら。光輝いているずらよ」
善子「この装備のが強いんだからしょうがないのっ!」
ルビィ「あ、善子ちゃん漫画読んでいい?」
善子「好きにしててー、ごめんねこっちもうじき終わると思うから」
花丸「まるも何か読むずら~」
ルビィ「あ、狼陛下だ、ルビィもこれ好き~♪」
花丸「あんまり漫画とか読んだことなかったけど、ルビィちゃんがこの前貸してくれたのはおもしろかったよ~」
ルビィ「天ツラだね、あの作者の他の漫画もおすすめだよー」
善子「ちょっとまじでこの編成でやるの?キャス無しじゃないの…」
ルビィ「それにしても、漫画また増えてるね」
花丸「善子ちゃんも読書家ずら」
ルビィ「漫画オンリーだけどね…まぁルビィもだけど…」
花丸「あ、ブギーポップだ、懐かしい~」
ルビィ「数少ない小説だね。ラノベっていうんだけど花丸ちゃん読んだことあるの?」
花丸「中学の図書室にあったのを読んでみたんだけど、おもしろかったよ」
ルビィ「そうなんだ。まぁあの学校、アイドル雑誌とかもおいてあったからねぇ…」
ルビィ「あ、これアルバムかな?」
花丸「見てみるずら♪」
善子「え、アルバム!?ってああ、それはっ!はっ、しまったミスっちゃった…!」
ルビィ「善子ちゃーん、アルバム見るねぇ」
善子「なんでもう決定事項なのよ!」
花丸「はうー、これ幼稚園の時だね、可愛い~♪」
ルビィ「この頃からもうポーズはバッチリなんだね」
ルビィ「あ、そうだおかしとかジュース買ってきたの忘れてた」
花丸「はっ、まるとしたことが…!」
善子「あ、なにかあるなら頂戴~みかん味以外ので」
ルビィ「じゃあこれと、これっと…花丸ちゃんは?」
花丸「まるはこれもだけど、実は家から持ってきたのもあるのです!」ジャーン
善子「なんでそこでこっちくるのよ!マーカー置いた意味わかってないの!?」
ルビィ「むぐむぐ、あコレおいし~♪」
花丸「おいしいずら~♪」
善子「はぁVCは今日はしないのかですって?」
ルビィ「善子ちゃんっていつもゲームしながら独り言しゃべってるのかな?」
花丸「きっとそうずら」ムグムグ
善子「今日は、リアフレ来てるからやらない…っと」カタカタ
ルビィ「さて漫画の続きでも…」パラパラ
花丸「まるも何か…」ゴソゴソ
善子「あぁ、ダメだわこのST……」
ルビィ「……パリポリ…モグモグ…」読書中
花丸「はわわ、なんかエッチぃずら///」読書中
善子「このヒラの人はうまいわねぇ…」ネトゲ中
ルビィ「……………」読書中
花丸「…………ずら……」読書中
善子「こっちのヒラは……なんかマクロかみ合ってない感じねぇ…」ネトゲ中
ルビィ「…………よっと」ゴロン
花丸「あぁールビィちゃん、まるも横になりたいずら」ゴロン
善子「ちょっとベッドで暴れないでよ~?」
ルビィ「…………」読書中
花丸「…………」読書中
善子「………あっ………ふふ、いい感じ………」ネトゲ中
ルビィ「……………」読書中」
花丸「…………まさかの展開…ずら」読書中
善子「むぅ……耐えれると思ったんだけどなぁ………」ネトゲ中
ルビィ「……………」読書中
花丸「善子ちゃーん、これの次の巻はどこずらー?」
善子「え、なに?わっ、あぶ…!……っと、それならあっちの本棚にないー?」
ルビィ「……………」読書中
花丸「あったずら…それにしてもほんとにたくさんあるなー」
善子「んー、もうちょいでクリアできそうなのにぃ!」ネトゲ中
ルビィ「…………クピー」zzz…
花丸「おトイレ借りるねー」
善子「はいよー」ネトゲ中
ルビィ「…………ぅゅ…」zzz…
花丸「うぅ…うぉしゅれっとはまだ慣れないずら…」
善子「はぁ!?ここまできて解散なの?」
ルビィ「………オネエチャ……」zzz…
花丸「あれ、ルビィちゃん寝てるずらか?」
善子「なにが『火力足りませんね』っよ、あんたのDPSが一番ひどいっての!」
ルビィ「………はっ!?」ガバ
花丸「あ、おはようルビィちゃん」
善子「ふう…どっと疲れたわ………」
ルビィ「あや…ルビィ寝ちゃってた‥」
花丸「可愛い寝顔だったずらよ」
善子「おまたせ、こっち終わったわ」
ルビィ「そういえばルビィね、さっき気づいたんだけど」
善子「んー?」
ルビィ「善子ちゃんって堕天使が好きだから、もっと漫画もダークなイメージのあるやつばかりなのかなぁって思ってたの」
花丸「少女漫画がメインずらね」
善子「な、なによ、悪い!?///」
ルビィ「ううん、ルビィも好きだから嬉しいよ♪」
善子「うっ……///」
花丸「照れてるずら」
善子「それで、これからなにするの?」
ルビィ「晩御飯……にはまだちょっと早いね」
花丸「ふっふっふ、まるのとっておきを見せる時が来たようです」
善子「な、アナタがそこまで言うなんて…それほどの危険を犯してまで一体…!」ゴクリ
花丸「まあただのトランプなんだけど」サッ
善子「もうちょっとシリアスに乗っかってくれない?」
ルビィ「えーっと…」ソー
花丸「はう!?……うぅ…おぉ♪………うぅぅ…」
善子(ここまで表情にでるなんて…ババ抜き一生勝てないわねずら丸…)
ルビィ「ごめんね花丸ちゃん!」バッ
花丸「ぎゃあっ……くぅ…まさに、デッドオアアライブの熱い戦いだった…ずら…」
善子「しれっと使いなれてない言葉使わないの」
花丸「トランプ飽きたずら」ペッ
ルビィ「善子ちゃん、TVつけていい?」
善子「いいわよ」ポチ
花丸「アニメやってるずら!」
ルビィ「あんまりこの時間のアニメとか見ないからわかんないかな」
善子「ただのポケモンでしょ」
ルビィ「そういえばお姉ちゃん、逆転裁判が好きなんだけど」
善子「ダイヤさんが!?」
ルビィ「昔よくモノマネしてたなーって…」
ダイヤ『意義あり!ですわ~~~♪』
善子「人を論破するの好きそうだからねぇ…あの人」
花丸「お腹すいた」
ルビィ「そろそろ準備しようか」
善子「そういえば二人がなにか作ってくれるって話だったわよね?」
ルビィ「うん、黒澤家特性、黒澤カレーを作るよ!」
花丸「お手伝いするずら~あと味見役も」
ルビィ「善子ちゃんのお家にある材料聞いて、足りなさそうなのを家からスティールしてきたのっ」
善子「怒られないの?」
ルビィ「ちょっとくらい平気だよ~」
花丸「ルビィちゃん、まるは最初何から食べればいいずらか?」
ルビィ「完成後の意気込みはいいから台所いこっ」
ルビィ「それでは善子ちゃん、出来上がるまで覗いちゃダメだよ?」
花丸「ダメだよー?」
善子「なんでよっ!?って言いたいとこだけど、素直におまかせするわ。あまり手伝えそうにもないし」
善子「そういえばまだデイリークエ残ってたかな、いまのうちにやっとこ」
キャーハナマルチャーン ガチャンガチャン
ナニカフッテキタズラー バタバタ
善子「ん、さっきのゴミDPSからフレ申請きてる…んー、どうしよ…」
ソレマダイレチャダメー!!
イチレンタクショウズラー!!
善子「『すいません、フレ枠いっぱいです…またPT組んだ時はよろしくお願いします』っと」カタカタ
イマイレタノナニ?
カクシアジズラ♪
ルビィ「ごめんなさい」
花丸「ごめんなさい」
善子「薄い肉じゃがもどきになってるじゃないの…」
ルビィ「おもに花丸ちゃんの仕業だよ」
花丸「まるの隠し味が通じないなんて、カレーは奥が深いずら」ズラズラ
善子「もうしょうがないわねー、私が堕天使の涙でも作って…」スクッ
ルビィ「おねがいやめて」ガシィ
善子「ごちそうさま」
ルビィ「ごちそうさまです」
花丸「ごちそうさま、ずらっ」
善子「ふう、なんとか食べられる味になったわね…」
ルビィ「善子ちゃん料理できるんだねぇ…」
花丸「たこ焼きもどきだけかと思ってたずら」
善子「他のみんなには内緒よ?」
ルビィ「なんで隠すの?」
善子「そういう容量いいってキャラは曜さんだけでいいかなって。あの人面倒事とか色々やってくれそうじゃない」
花丸「実際なんでもやれてるのを見ると、すごいなーって感心するずら」
ルビィ「したたかだね~善子ちゃん」
花丸「お風呂はいるずら!」
ルビィ「いきなりだね」
善子「私だいたいシャワーだから、湯船に浸かりたいなら自分でお湯はってね」
花丸「みんなで一緒に入るずら!」
善子「無理よ、うちのお風呂みればわかると思うけど、三人も同時に入れないわよ」
花丸「ずらぁ………」シュン
ルビィ「そ、そんなに入りたかったの?」
花丸「千歌ちゃんの旅館で合宿した時、すごく楽しかったから…」
善子「鞠莉さんがみんなの胸触りまくってダイヤさんに怒られてたわね」
ルビィ「あはは……」チラ
花丸「…………」
善子「…………」
善子「じゃあ…今度!」
花丸「…?」
善子「今日は準備もしてないし、時間もおそくなっちゃうから…」
ルビィ「善子ちゃん?」
善子「ちょっといったところに、温泉施設あるから…今度行こうって言ってるの!」
花丸「よ、善子ちゃん」パァ
ルビィ「そうだね、ルビィも行きたい!」
花丸「うん、行くずら!温泉ずら~♪」
ルビィ「それじゃ、お風呂借りるね」
善子「ごゆっくり~」ヒラヒラ
花丸「いってらっしゃい~」
善子「なんか適当にTVでもつけるか…」ポチ
花丸「善子ちゃん、おやつ食べる?」
善子「さっき食べたばかりだというのに…」
花丸「それとこれとは別なんだよ?」
善子「食べるものは別だけどお腹に溜まるのは同じよ…私はいいわ…」
花丸「そういえば今日は堕天使じゃないずらね」
善子「今日はね…ルビィやずら丸の前でくらい、ゆっくりさせてよ」
花丸「あのキャラしんどかったずらか?」
善子「そんなワケないでしょ」
花丸「それならいいずら♪」
善子「それよりこのクイズ番組の問題、やけに難しいわね…」
花丸「その問題の答えなら呉越同舟ずら」
善子「え…あ、正解みたい……」
花丸「漢字や諺ならまる自信あるずら♪」
ルビィ「ふひぃ~あがったよ~」
花丸「おかえり~。えっと、次はまるだっけ?」
善子「そうね。いってらっしゃ~い」ヒラヒラ
ルビィ「善子ちゃん、ベランダ開けていい?」
善子「いいけど、湯冷めしないようにね」
ミ、ミライズラ-!!
ルビィ「んー、気持ちいい~♪」
善子「なんかお風呂場騒がしいわね…」
ルビィ「ねえ善子ちゃん、CDかけていい?」
善子「いいけど、あまり音は出さないようにね。いい時間だし」
ルビィ「うん、ありがと~」カチャカチャ
善子「それ家から持ってきたの?」
ルビィ「お家はあんまり音楽かけられないから、この機会に…」
善子「うわぁ…ルビィが好きそうな曲ね…」
ルビィ「サボテンとリボン♪かわいいよね~」
善子「ほんとにアイドル好きねぇ…」
花丸「ずら~♪」
ルビィ「おかえり~」
善子「ちゃんと使えた?」
花丸「ルビィちゃんのお家と似てる部分もあったから大丈夫だったずら」
ルビィ「はじめてうちのお風呂入ったときはすごかったからね…」
善子「触れないでおくわ」
善子「じゃあ私入ってくるから適当に遊んでて。ご近所の迷惑にならないようにねっ」
ルビィ「はーい」
花丸「いってらっしゃいずら~」
ルビィ「漫画の続きでも読んでようかな」
花丸「善子ちゃんのパソコン、勝手に触ったら怒られるかな?」
ルビィ「怒るというか、泣いちゃいそうだからやめとこ?」
花丸「わかったずら」
ルビィ「………~♪」読書中
花丸「こんな時間にTV見るのはひさしぶりだなぁ…」
ルビィ「お家だとあまり見ないの?」
花丸「まるの部屋には無いし、夜は静かにしてないと怒られるずら」
ルビィ「そうなんだ」
花丸「ふわぁ…え、エッチな番組ずらぁぁ!」
ルビィ「ふえ?ピギィィ!」
ルビィ「こんな時間でもやってるところはあるんだねぇ」
花丸「すごいずら……」ゴクッ
ルビィ「え、これ見るの?」
花丸「せっかくなので」
ルビィ「そ、そう…///」
花丸「ルビィちゃんは見ないの?」
ルビィ「…………じ、じゃあ…//」
善子「なにしてんのよ………」
花丸「はっ…///」
ルビィ「ピギッ///」
善子「二人ともこういうの好きなんだ、へぇ~」
ルビィ「あの、これはちがっ…」
花丸「興味あるであります!」
ルビィ「うひぇ!?」
善子「変に擦れてないぶん素直ねー…」
ルビィ「今日は生放送はしないの?」
善子「ルビィ達がくるってわかってるのにそんな予定組まないわよ」
花丸「でも善子ちゃんのあれ、人気あるんでしょ?」
善子「ま、まあね、それなりに長くやってるし///」
ルビィ「あれってどこでやってるの?」
善子「隣の部屋よ。専用に作ってあるからね」
花丸「おー、見てみたいずら!」
善子「ここよ、あんまり弄らないでね?」パチ
花丸「わー、別の世界みたいずら…」
ルビィ「ひゃあっ!鹿の頭?」
善子「当たり前だけど、作り物よ?」
花丸「よくできてるずら…」
ルビィ「電気つけてるはずなのに暗い…」
花丸「ルビィちゃん、ほらほら骸骨~」ズズズ
ルビィ「ピギャァァ!!」
善子「騒がない、触らない!」
花丸「そろそろ寝るずら」
ルビィ「え、もう?」
善子「そういえば寝る時間早いんだっけか…」
ルビィ「寝れるかな…?」
善子「そういう時は、定番のアレでしょ!」
花丸「あれ?」
ルビィ「布団よし!」ビシ
花丸「おやつよし!」ビシ
善子「雰囲気よし!」ビシ
ルビィ「全部電気消すの?」ビク
善子「………じゃあ保安球だけ…」カチ
花丸「おやす食べづらいずら…」
善子「ポロポロこぼさないでよ?」
ルビィ「でもやっぱりこういうの楽しいね」
善子「女子会の夜といったらこれよね」
花丸「はっ、こ、これが噂の女子会だったずらか!?」
ルビィ「花丸ちゃん、呼称に深い意味ないよ?」
花丸「そうだったずらか…それで、なにをするずら?」
善子「枕並べて、普段あまりしないようなぶっちゃけトークをするのよ!」
ルビィ「おぉ……」
花丸「……………」パリポリ
ルビィ「…………」
善子「……………」
花丸「………‥?」ムグムグ
善子「誰か何か話なさいよっ」
ルビィ「えー、だってわからないよ~?」
花丸「いま、歌舞伎界がゴタゴタしてる話…」
善子「それはいい」
ルビィ「やっぱりこういう時は、好きな人の話…とか?」
善子「いるの?」
ルビィ「………」
花丸「まるはルビィちゃんも善子ちゃんも好きずらよ」
ルビィ「ルビィも~」
善子「いつものノリじゃないの…」
花丸「好きな人といえば…」
ルビィ「ん?」
花丸「曜ちゃんが……」
善子「二年生の話はやめよう」
ルビィ「そうだね、ドロドロする気配しかないよ」
花丸「ずらぁ……」
ルビィ「アイドル戦国時代について……」
善子「それもいい」
花丸「善子ちゃん文句ばっかりずら」
ルビィ「そうだよ、善子ちゃんなにか話してよ~」
善子「う…しょうがないわねぇ……」
善子「これは……私が中学の時に聞いた話なんだけど…」ジト
ルビィ「え………」ドキ
花丸「…………」ゴク
善子「うちの中学校に、どこにでもありそうな怪談話にある七不思議があってね」
ルビィ「ぅ………ぅゅ……」
花丸「…………」
善子「ある時、学校のオカルト好き女子3人が七不思議を解明しようとしたの…」
ルビィ「……ぅぅぅ…」フルフル
花丸「…………」
善子「夏休み前の最後の週末、3人は放課後の学校に残って行動にでたわ」
七不思議といっても一度にすべてが解明できると思っていなかった3人は
まず三つの不思議な話の正体を確かめようとしたの
一つ、夕暮れ時の廊下を颯爽と走り抜ける人体標本!
二つ、誰も使っていない空き教室から発せられる謎の光!
三つ、屋上から微かに聞こえてくる悪魔の囁き…!
ルビィ「ぅゅぅ……」ガタガタ
花丸「………ん?」
3人はまず空き教室を調べてみることにした
三階の一番端にあるのがそれだ
事前に用意した鍵で教室内に入ると、
何の目的かはわからないが、ハッキリとその痕跡が残っていたの
それは黒魔術で使う儀式のような痕跡だった
よく見ると傍らに人体模型が置かれていた。なぜ?いつもは理科室に置いてあるはずなのに!?
その時、彼女達の耳に微かに聞こえてくる音がする…
ルビィ「…………」
花丸「…………」
この音はどこから!?
3人は静かに目を閉じ、その音に意識を集中させた…
するとどうやら音だと思っていたのは、誰かの声…なにか呟いているようだった
3人はその声が頭上から聞こえてくるものだと感じ取った
そう、その頭上こそが悪魔の囁きが聞こえてくるという屋上だったのだ!
黒魔術の儀式に悪魔の声…3人は背筋を伝う悪寒を振り払い、教室から逃げ出した
不思議な事は本当にある…そう思った3人は恐ろしくなったのか、二度と七不思議について語らなくなったそうです
あの悪魔の声は…はたして本物だったのでしょうか?
ルビィ「本物っていうか…」
花丸「それ善子ちゃんじゃ?」
善子「あ、やっぱりわかる?」
ルビィ「ふぁ…あふ……」
花丸「ルビィちゃんもそろそろ眠たくなってきたの?」
ルビィ「ぅゅ、ちょっと…」
善子「じゃあ、今日は寝ましょう。電気消すわね」パチ
ルビィ「ああうぅぅ、ルビィ真っ暗だと…寝れない…」
善子「私逆に真っ暗じゃないと寝れないんだけど…」
花丸「ルビィちゃんは暗いのが怖いずらか?」
ルビィ「んー…うん……」
花丸「だったら、こうすればいいずら!」ガバ
ルビィ「わっ、なになに!?」
花丸「まるが横についててあげるずら」
ルビィ「一緒に寝てくれるの?」
花丸「こうすると、怖くないでしょ?」
ルビィ「うん……」
善子「……………」
善子「なによ、楽しそうじゃないの!えいっ」バサ
ルビィ「わぁ、よ、善子ちゃん!?」
花丸「善子ちゃんも一緒に寝るずら?」
善子「しょうがないわね、左右から挟み撃ちよ!」
ルビィ「それ目的が違うよ……でも……」ギュ
花丸「ルビィちゃん……」ギュ
善子「ほんと、子供ね…」ギュ
ルビィ「えへへ……ありがとっ」
善子「それじゃ…」
「おやすみなさい」
「ただそんな一日」おわり
何も考えずただボーっと読んでもらえると幸いです
おつおつ
いい雰囲気で良かったわ
おつ
ほのぼのしてる感じで良かった
ほのぼのするずらなぁ…
こうなると他の学年も見てみたいっすねチラチラ
元スレ
SS「ただそんな一日」 一年生編
http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1475472461/
花丸「善子ちゃん家にお泊りずら~♪」
ルビィ「勝手にあがってって事だから、開けちゃっていいかな?」
花丸「鈴鳴らしても忙しそうならかえってあせっちゃうんじゃないかな?」
ルビィ「じゃあこのまま…(鈴って)」ガチャ
花丸「お邪魔します~」
ルビィ「善子ちゃーん、きたよ~」
善子「いま忙しいの!あがって適当に待ってて~!」
花丸「わかったずら~」
3: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 14:28:55.92 ID:dbkmzgxp.net
ルビィ「やっほー、善子ちゃん!」
花丸「動くと撃つ~~ずらっ」スチャ
善子「ごめんちょっと今それどころじゃ…あっ、ああ~~!!」
ルビィ「ん、ゲームしてるの?」
善子「ネトゲよネトゲ、急に助っ人頼まれたからやってるんだけど、なんなのもう…みんな下手すぎ!」
花丸「インターネットを使いこなしているずら…!」
4: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 14:29:30.10 ID:dbkmzgxp.net
ルビィ「これ善子ちゃんのキャラ?」
善子「そうよ、これこそが我が半身ともいえる漆黒の堕天騎士!」
花丸「むっちゃキラキラしてるずら。光輝いているずらよ」
善子「この装備のが強いんだからしょうがないのっ!」
ルビィ「あ、善子ちゃん漫画読んでいい?」
善子「好きにしててー、ごめんねこっちもうじき終わると思うから」
花丸「まるも何か読むずら~」
5: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 14:30:17.60 ID:dbkmzgxp.net
ルビィ「あ、狼陛下だ、ルビィもこれ好き~♪」
花丸「あんまり漫画とか読んだことなかったけど、ルビィちゃんがこの前貸してくれたのはおもしろかったよ~」
ルビィ「天ツラだね、あの作者の他の漫画もおすすめだよー」
善子「ちょっとまじでこの編成でやるの?キャス無しじゃないの…」
ルビィ「それにしても、漫画また増えてるね」
花丸「善子ちゃんも読書家ずら」
ルビィ「漫画オンリーだけどね…まぁルビィもだけど…」
花丸「あ、ブギーポップだ、懐かしい~」
ルビィ「数少ない小説だね。ラノベっていうんだけど花丸ちゃん読んだことあるの?」
花丸「中学の図書室にあったのを読んでみたんだけど、おもしろかったよ」
ルビィ「そうなんだ。まぁあの学校、アイドル雑誌とかもおいてあったからねぇ…」
6: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 14:30:58.89 ID:dbkmzgxp.net
ルビィ「あ、これアルバムかな?」
花丸「見てみるずら♪」
善子「え、アルバム!?ってああ、それはっ!はっ、しまったミスっちゃった…!」
ルビィ「善子ちゃーん、アルバム見るねぇ」
善子「なんでもう決定事項なのよ!」
花丸「はうー、これ幼稚園の時だね、可愛い~♪」
ルビィ「この頃からもうポーズはバッチリなんだね」
7: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 14:31:41.96 ID:dbkmzgxp.net
ルビィ「あ、そうだおかしとかジュース買ってきたの忘れてた」
花丸「はっ、まるとしたことが…!」
善子「あ、なにかあるなら頂戴~みかん味以外ので」
ルビィ「じゃあこれと、これっと…花丸ちゃんは?」
花丸「まるはこれもだけど、実は家から持ってきたのもあるのです!」ジャーン
善子「なんでそこでこっちくるのよ!マーカー置いた意味わかってないの!?」
ルビィ「むぐむぐ、あコレおいし~♪」
花丸「おいしいずら~♪」
8: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 14:32:31.19 ID:dbkmzgxp.net
善子「はぁVCは今日はしないのかですって?」
ルビィ「善子ちゃんっていつもゲームしながら独り言しゃべってるのかな?」
花丸「きっとそうずら」ムグムグ
善子「今日は、リアフレ来てるからやらない…っと」カタカタ
ルビィ「さて漫画の続きでも…」パラパラ
花丸「まるも何か…」ゴソゴソ
善子「あぁ、ダメだわこのST……」
9: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 14:33:31.30 ID:dbkmzgxp.net
ルビィ「……パリポリ…モグモグ…」読書中
花丸「はわわ、なんかエッチぃずら///」読書中
善子「このヒラの人はうまいわねぇ…」ネトゲ中
10: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 14:34:10.05 ID:dbkmzgxp.net
ルビィ「……………」読書中
花丸「…………ずら……」読書中
善子「こっちのヒラは……なんかマクロかみ合ってない感じねぇ…」ネトゲ中
11: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 14:34:56.53 ID:dbkmzgxp.net
ルビィ「…………よっと」ゴロン
花丸「あぁールビィちゃん、まるも横になりたいずら」ゴロン
善子「ちょっとベッドで暴れないでよ~?」
12: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 14:38:23.75 ID:dbkmzgxp.net
ルビィ「…………」読書中
花丸「…………」読書中
善子「………あっ………ふふ、いい感じ………」ネトゲ中
13: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 14:38:50.75 ID:dbkmzgxp.net
ルビィ「……………」読書中」
花丸「…………まさかの展開…ずら」読書中
善子「むぅ……耐えれると思ったんだけどなぁ………」ネトゲ中
14: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 14:39:25.35 ID:dbkmzgxp.net
ルビィ「……………」読書中
花丸「善子ちゃーん、これの次の巻はどこずらー?」
善子「え、なに?わっ、あぶ…!……っと、それならあっちの本棚にないー?」
15: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 14:40:05.79 ID:dbkmzgxp.net
ルビィ「……………」読書中
花丸「あったずら…それにしてもほんとにたくさんあるなー」
善子「んー、もうちょいでクリアできそうなのにぃ!」ネトゲ中
16: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 14:43:55.13 ID:dbkmzgxp.net
ルビィ「…………クピー」zzz…
花丸「おトイレ借りるねー」
善子「はいよー」ネトゲ中
17: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 14:44:24.44 ID:dbkmzgxp.net
ルビィ「…………ぅゅ…」zzz…
花丸「うぅ…うぉしゅれっとはまだ慣れないずら…」
善子「はぁ!?ここまできて解散なの?」
18: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 14:44:52.16 ID:dbkmzgxp.net
ルビィ「………オネエチャ……」zzz…
花丸「あれ、ルビィちゃん寝てるずらか?」
善子「なにが『火力足りませんね』っよ、あんたのDPSが一番ひどいっての!」
19: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 14:45:45.45 ID:dbkmzgxp.net
ルビィ「………はっ!?」ガバ
花丸「あ、おはようルビィちゃん」
善子「ふう…どっと疲れたわ………」
ルビィ「あや…ルビィ寝ちゃってた‥」
花丸「可愛い寝顔だったずらよ」
善子「おまたせ、こっち終わったわ」
21: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 14:46:37.52 ID:dbkmzgxp.net
ルビィ「そういえばルビィね、さっき気づいたんだけど」
善子「んー?」
ルビィ「善子ちゃんって堕天使が好きだから、もっと漫画もダークなイメージのあるやつばかりなのかなぁって思ってたの」
花丸「少女漫画がメインずらね」
善子「な、なによ、悪い!?///」
ルビィ「ううん、ルビィも好きだから嬉しいよ♪」
善子「うっ……///」
花丸「照れてるずら」
22: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 14:47:30.32 ID:dbkmzgxp.net
善子「それで、これからなにするの?」
ルビィ「晩御飯……にはまだちょっと早いね」
花丸「ふっふっふ、まるのとっておきを見せる時が来たようです」
善子「な、アナタがそこまで言うなんて…それほどの危険を犯してまで一体…!」ゴクリ
花丸「まあただのトランプなんだけど」サッ
善子「もうちょっとシリアスに乗っかってくれない?」
23: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 14:48:17.11 ID:dbkmzgxp.net
ルビィ「えーっと…」ソー
花丸「はう!?……うぅ…おぉ♪………うぅぅ…」
善子(ここまで表情にでるなんて…ババ抜き一生勝てないわねずら丸…)
ルビィ「ごめんね花丸ちゃん!」バッ
花丸「ぎゃあっ……くぅ…まさに、デッドオアアライブの熱い戦いだった…ずら…」
善子「しれっと使いなれてない言葉使わないの」
24: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 14:48:58.33 ID:dbkmzgxp.net
花丸「トランプ飽きたずら」ペッ
ルビィ「善子ちゃん、TVつけていい?」
善子「いいわよ」ポチ
花丸「アニメやってるずら!」
ルビィ「あんまりこの時間のアニメとか見ないからわかんないかな」
善子「ただのポケモンでしょ」
ルビィ「そういえばお姉ちゃん、逆転裁判が好きなんだけど」
善子「ダイヤさんが!?」
ルビィ「昔よくモノマネしてたなーって…」
ダイヤ『意義あり!ですわ~~~♪』
善子「人を論破するの好きそうだからねぇ…あの人」
25: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 14:49:48.26 ID:dbkmzgxp.net
花丸「お腹すいた」
ルビィ「そろそろ準備しようか」
善子「そういえば二人がなにか作ってくれるって話だったわよね?」
ルビィ「うん、黒澤家特性、黒澤カレーを作るよ!」
花丸「お手伝いするずら~あと味見役も」
ルビィ「善子ちゃんのお家にある材料聞いて、足りなさそうなのを家からスティールしてきたのっ」
善子「怒られないの?」
ルビィ「ちょっとくらい平気だよ~」
花丸「ルビィちゃん、まるは最初何から食べればいいずらか?」
ルビィ「完成後の意気込みはいいから台所いこっ」
26: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 14:50:48.45 ID:dbkmzgxp.net
ルビィ「それでは善子ちゃん、出来上がるまで覗いちゃダメだよ?」
花丸「ダメだよー?」
善子「なんでよっ!?って言いたいとこだけど、素直におまかせするわ。あまり手伝えそうにもないし」
27: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 14:56:51.28 ID:dbkmzgxp.net
善子「そういえばまだデイリークエ残ってたかな、いまのうちにやっとこ」
キャーハナマルチャーン ガチャンガチャン
ナニカフッテキタズラー バタバタ
28: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 14:57:39.58 ID:dbkmzgxp.net
善子「ん、さっきのゴミDPSからフレ申請きてる…んー、どうしよ…」
ソレマダイレチャダメー!!
イチレンタクショウズラー!!
29: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 14:58:33.07 ID:dbkmzgxp.net
善子「『すいません、フレ枠いっぱいです…またPT組んだ時はよろしくお願いします』っと」カタカタ
イマイレタノナニ?
カクシアジズラ♪
30: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 15:04:45.59 ID:dbkmzgxp.net
ルビィ「ごめんなさい」
花丸「ごめんなさい」
善子「薄い肉じゃがもどきになってるじゃないの…」
ルビィ「おもに花丸ちゃんの仕業だよ」
花丸「まるの隠し味が通じないなんて、カレーは奥が深いずら」ズラズラ
善子「もうしょうがないわねー、私が堕天使の涙でも作って…」スクッ
ルビィ「おねがいやめて」ガシィ
31: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 15:09:35.07 ID:dbkmzgxp.net
善子「ごちそうさま」
ルビィ「ごちそうさまです」
花丸「ごちそうさま、ずらっ」
善子「ふう、なんとか食べられる味になったわね…」
ルビィ「善子ちゃん料理できるんだねぇ…」
花丸「たこ焼きもどきだけかと思ってたずら」
善子「他のみんなには内緒よ?」
ルビィ「なんで隠すの?」
善子「そういう容量いいってキャラは曜さんだけでいいかなって。あの人面倒事とか色々やってくれそうじゃない」
花丸「実際なんでもやれてるのを見ると、すごいなーって感心するずら」
ルビィ「したたかだね~善子ちゃん」
34: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 15:18:01.41 ID:dbkmzgxp.net
花丸「お風呂はいるずら!」
ルビィ「いきなりだね」
善子「私だいたいシャワーだから、湯船に浸かりたいなら自分でお湯はってね」
花丸「みんなで一緒に入るずら!」
善子「無理よ、うちのお風呂みればわかると思うけど、三人も同時に入れないわよ」
花丸「ずらぁ………」シュン
ルビィ「そ、そんなに入りたかったの?」
花丸「千歌ちゃんの旅館で合宿した時、すごく楽しかったから…」
善子「鞠莉さんがみんなの胸触りまくってダイヤさんに怒られてたわね」
ルビィ「あはは……」チラ
花丸「…………」
善子「…………」
35: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 15:21:58.33 ID:dbkmzgxp.net
善子「じゃあ…今度!」
花丸「…?」
善子「今日は準備もしてないし、時間もおそくなっちゃうから…」
ルビィ「善子ちゃん?」
善子「ちょっといったところに、温泉施設あるから…今度行こうって言ってるの!」
花丸「よ、善子ちゃん」パァ
ルビィ「そうだね、ルビィも行きたい!」
花丸「うん、行くずら!温泉ずら~♪」
36: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 15:38:06.43 ID:dbkmzgxp.net
ルビィ「それじゃ、お風呂借りるね」
善子「ごゆっくり~」ヒラヒラ
花丸「いってらっしゃい~」
善子「なんか適当にTVでもつけるか…」ポチ
花丸「善子ちゃん、おやつ食べる?」
善子「さっき食べたばかりだというのに…」
花丸「それとこれとは別なんだよ?」
善子「食べるものは別だけどお腹に溜まるのは同じよ…私はいいわ…」
37: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 15:44:06.80 ID:dbkmzgxp.net
花丸「そういえば今日は堕天使じゃないずらね」
善子「今日はね…ルビィやずら丸の前でくらい、ゆっくりさせてよ」
花丸「あのキャラしんどかったずらか?」
善子「そんなワケないでしょ」
花丸「それならいいずら♪」
善子「それよりこのクイズ番組の問題、やけに難しいわね…」
花丸「その問題の答えなら呉越同舟ずら」
善子「え…あ、正解みたい……」
花丸「漢字や諺ならまる自信あるずら♪」
38: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 16:05:50.12 ID:dbkmzgxp.net
ルビィ「ふひぃ~あがったよ~」
花丸「おかえり~。えっと、次はまるだっけ?」
善子「そうね。いってらっしゃ~い」ヒラヒラ
ルビィ「善子ちゃん、ベランダ開けていい?」
善子「いいけど、湯冷めしないようにね」
ミ、ミライズラ-!!
ルビィ「んー、気持ちいい~♪」
善子「なんかお風呂場騒がしいわね…」
39: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 16:06:21.20 ID:dbkmzgxp.net
ルビィ「ねえ善子ちゃん、CDかけていい?」
善子「いいけど、あまり音は出さないようにね。いい時間だし」
ルビィ「うん、ありがと~」カチャカチャ
善子「それ家から持ってきたの?」
ルビィ「お家はあんまり音楽かけられないから、この機会に…」
善子「うわぁ…ルビィが好きそうな曲ね…」
ルビィ「サボテンとリボン♪かわいいよね~」
善子「ほんとにアイドル好きねぇ…」
40: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 16:08:29.08 ID:dbkmzgxp.net
花丸「ずら~♪」
ルビィ「おかえり~」
善子「ちゃんと使えた?」
花丸「ルビィちゃんのお家と似てる部分もあったから大丈夫だったずら」
ルビィ「はじめてうちのお風呂入ったときはすごかったからね…」
善子「触れないでおくわ」
41: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 16:09:10.65 ID:dbkmzgxp.net
善子「じゃあ私入ってくるから適当に遊んでて。ご近所の迷惑にならないようにねっ」
ルビィ「はーい」
花丸「いってらっしゃいずら~」
ルビィ「漫画の続きでも読んでようかな」
花丸「善子ちゃんのパソコン、勝手に触ったら怒られるかな?」
ルビィ「怒るというか、泣いちゃいそうだからやめとこ?」
花丸「わかったずら」
43: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 16:38:05.66 ID:dbkmzgxp.net
ルビィ「………~♪」読書中
花丸「こんな時間にTV見るのはひさしぶりだなぁ…」
ルビィ「お家だとあまり見ないの?」
花丸「まるの部屋には無いし、夜は静かにしてないと怒られるずら」
ルビィ「そうなんだ」
花丸「ふわぁ…え、エッチな番組ずらぁぁ!」
ルビィ「ふえ?ピギィィ!」
44: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 16:38:33.48 ID:dbkmzgxp.net
ルビィ「こんな時間でもやってるところはあるんだねぇ」
花丸「すごいずら……」ゴクッ
ルビィ「え、これ見るの?」
花丸「せっかくなので」
ルビィ「そ、そう…///」
花丸「ルビィちゃんは見ないの?」
ルビィ「…………じ、じゃあ…//」
45: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 16:39:03.21 ID:dbkmzgxp.net
善子「なにしてんのよ………」
花丸「はっ…///」
ルビィ「ピギッ///」
善子「二人ともこういうの好きなんだ、へぇ~」
ルビィ「あの、これはちがっ…」
花丸「興味あるであります!」
ルビィ「うひぇ!?」
善子「変に擦れてないぶん素直ねー…」
46: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 16:41:13.11 ID:dbkmzgxp.net
ルビィ「今日は生放送はしないの?」
善子「ルビィ達がくるってわかってるのにそんな予定組まないわよ」
花丸「でも善子ちゃんのあれ、人気あるんでしょ?」
善子「ま、まあね、それなりに長くやってるし///」
ルビィ「あれってどこでやってるの?」
善子「隣の部屋よ。専用に作ってあるからね」
花丸「おー、見てみたいずら!」
47: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 16:42:17.62 ID:dbkmzgxp.net
善子「ここよ、あんまり弄らないでね?」パチ
花丸「わー、別の世界みたいずら…」
ルビィ「ひゃあっ!鹿の頭?」
善子「当たり前だけど、作り物よ?」
花丸「よくできてるずら…」
ルビィ「電気つけてるはずなのに暗い…」
花丸「ルビィちゃん、ほらほら骸骨~」ズズズ
ルビィ「ピギャァァ!!」
善子「騒がない、触らない!」
48: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 17:09:54.12 ID:dbkmzgxp.net
花丸「そろそろ寝るずら」
ルビィ「え、もう?」
善子「そういえば寝る時間早いんだっけか…」
ルビィ「寝れるかな…?」
善子「そういう時は、定番のアレでしょ!」
花丸「あれ?」
49: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 17:10:33.01 ID:dbkmzgxp.net
ルビィ「布団よし!」ビシ
花丸「おやつよし!」ビシ
善子「雰囲気よし!」ビシ
ルビィ「全部電気消すの?」ビク
善子「………じゃあ保安球だけ…」カチ
花丸「おやす食べづらいずら…」
善子「ポロポロこぼさないでよ?」
50: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 17:11:12.69 ID:dbkmzgxp.net
ルビィ「でもやっぱりこういうの楽しいね」
善子「女子会の夜といったらこれよね」
花丸「はっ、こ、これが噂の女子会だったずらか!?」
ルビィ「花丸ちゃん、呼称に深い意味ないよ?」
花丸「そうだったずらか…それで、なにをするずら?」
善子「枕並べて、普段あまりしないようなぶっちゃけトークをするのよ!」
ルビィ「おぉ……」
51: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 17:12:04.02 ID:dbkmzgxp.net
花丸「……………」パリポリ
ルビィ「…………」
善子「……………」
花丸「………‥?」ムグムグ
善子「誰か何か話なさいよっ」
ルビィ「えー、だってわからないよ~?」
花丸「いま、歌舞伎界がゴタゴタしてる話…」
善子「それはいい」
52: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 17:13:02.28 ID:dbkmzgxp.net
ルビィ「やっぱりこういう時は、好きな人の話…とか?」
善子「いるの?」
ルビィ「………」
花丸「まるはルビィちゃんも善子ちゃんも好きずらよ」
ルビィ「ルビィも~」
善子「いつものノリじゃないの…」
花丸「好きな人といえば…」
ルビィ「ん?」
花丸「曜ちゃんが……」
善子「二年生の話はやめよう」
ルビィ「そうだね、ドロドロする気配しかないよ」
花丸「ずらぁ……」
53: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 17:13:49.74 ID:dbkmzgxp.net
ルビィ「アイドル戦国時代について……」
善子「それもいい」
花丸「善子ちゃん文句ばっかりずら」
ルビィ「そうだよ、善子ちゃんなにか話してよ~」
善子「う…しょうがないわねぇ……」
54: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 18:42:21.50 ID:dbkmzgxp.net
善子「これは……私が中学の時に聞いた話なんだけど…」ジト
ルビィ「え………」ドキ
花丸「…………」ゴク
善子「うちの中学校に、どこにでもありそうな怪談話にある七不思議があってね」
ルビィ「ぅ………ぅゅ……」
花丸「…………」
善子「ある時、学校のオカルト好き女子3人が七不思議を解明しようとしたの…」
ルビィ「……ぅぅぅ…」フルフル
花丸「…………」
55: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 18:43:08.46 ID:dbkmzgxp.net
善子「夏休み前の最後の週末、3人は放課後の学校に残って行動にでたわ」
七不思議といっても一度にすべてが解明できると思っていなかった3人は
まず三つの不思議な話の正体を確かめようとしたの
一つ、夕暮れ時の廊下を颯爽と走り抜ける人体標本!
二つ、誰も使っていない空き教室から発せられる謎の光!
三つ、屋上から微かに聞こえてくる悪魔の囁き…!
ルビィ「ぅゅぅ……」ガタガタ
花丸「………ん?」
56: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 18:44:03.63 ID:dbkmzgxp.net
3人はまず空き教室を調べてみることにした
三階の一番端にあるのがそれだ
事前に用意した鍵で教室内に入ると、
何の目的かはわからないが、ハッキリとその痕跡が残っていたの
それは黒魔術で使う儀式のような痕跡だった
よく見ると傍らに人体模型が置かれていた。なぜ?いつもは理科室に置いてあるはずなのに!?
その時、彼女達の耳に微かに聞こえてくる音がする…
ルビィ「…………」
花丸「…………」
57: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 18:44:46.78 ID:dbkmzgxp.net
この音はどこから!?
3人は静かに目を閉じ、その音に意識を集中させた…
するとどうやら音だと思っていたのは、誰かの声…なにか呟いているようだった
3人はその声が頭上から聞こえてくるものだと感じ取った
そう、その頭上こそが悪魔の囁きが聞こえてくるという屋上だったのだ!
黒魔術の儀式に悪魔の声…3人は背筋を伝う悪寒を振り払い、教室から逃げ出した
不思議な事は本当にある…そう思った3人は恐ろしくなったのか、二度と七不思議について語らなくなったそうです
あの悪魔の声は…はたして本物だったのでしょうか?
58: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 18:45:17.62 ID:dbkmzgxp.net
ルビィ「本物っていうか…」
花丸「それ善子ちゃんじゃ?」
善子「あ、やっぱりわかる?」
59: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 18:45:55.13 ID:dbkmzgxp.net
ルビィ「ふぁ…あふ……」
花丸「ルビィちゃんもそろそろ眠たくなってきたの?」
ルビィ「ぅゅ、ちょっと…」
善子「じゃあ、今日は寝ましょう。電気消すわね」パチ
ルビィ「ああうぅぅ、ルビィ真っ暗だと…寝れない…」
善子「私逆に真っ暗じゃないと寝れないんだけど…」
花丸「ルビィちゃんは暗いのが怖いずらか?」
ルビィ「んー…うん……」
60: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 18:46:51.57 ID:dbkmzgxp.net
花丸「だったら、こうすればいいずら!」ガバ
ルビィ「わっ、なになに!?」
花丸「まるが横についててあげるずら」
ルビィ「一緒に寝てくれるの?」
花丸「こうすると、怖くないでしょ?」
ルビィ「うん……」
善子「……………」
61: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 18:48:27.31 ID:dbkmzgxp.net
善子「なによ、楽しそうじゃないの!えいっ」バサ
ルビィ「わぁ、よ、善子ちゃん!?」
花丸「善子ちゃんも一緒に寝るずら?」
善子「しょうがないわね、左右から挟み撃ちよ!」
ルビィ「それ目的が違うよ……でも……」ギュ
花丸「ルビィちゃん……」ギュ
善子「ほんと、子供ね…」ギュ
ルビィ「えへへ……ありがとっ」
善子「それじゃ…」
「おやすみなさい」
「ただそんな一日」おわり
62: 名無しで叶える物語(たこやき)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 18:55:45.18 ID:dbkmzgxp.net
何も考えずただボーっと読んでもらえると幸いです
63: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 19:00:06.97 ID:fuvyE9+S.net
おつおつ
いい雰囲気で良かったわ
64: 名無しで叶える物語(きびだんご)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 19:00:46.48 ID:l2UmnpT1.net
おつ
ほのぼのしてる感じで良かった
66: 名無しで叶える物語(茸)@\(^o^)/ 2016/10/03(月) 19:34:04.27 ID:VT+zJ3ep.net
ほのぼのするずらなぁ…
こうなると他の学年も見てみたいっすねチラチラ
SS「ただそんな一日」 一年生編
http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1475472461/