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久美子「偶然」優子「集まった」晴香「3人」
SS速報VIP:優子「久美子、太った?」晴香「っ!」バッ! 久美子「あ゛?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1475844964/
1: ◆smf.0Bn91U 2016/10/07(金) 21:56:05.14 ID:VMkr3GsS0
久美子「偶然」優子「集まった」晴香「3人」
SS速報VIP:優子「久美子、太った?」晴香「っ!」バッ! 久美子「あ゛?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1475844964/
1: ◆smf.0Bn91U 2016/10/07(金) 21:56:05.14 ID:VMkr3GsS0
久美子「優子先輩こそ、リボン大きくなりました?」
優子「なってないわよ!」
久美子「そうですか? 本体太くなったかと思ったんですけど」
優子「誰がリボンが本体よ!」
久美子「首、重くないですか?」
優子「あんたホント最近失礼さが極まってきてるわよね……」
晴香「…………」ジ~…
久美子「ちょっと、なんですか晴香先輩まだ」
晴香「あ、いや……ごめん」
久美子「本当、私太ってませんから!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1475844964
2: ◆smf.0Bn91U 2016/10/07(金) 21:59:23.92 ID:VMkr3GsS0
ユーフォニアムSSです。
一話のネタバレめいたものがちょっとあります。
原作未読者のあり得ない組み合わせが大好きな人のSSです。
無理なら…ごめん
ただの妄想の垂れ流しなので、見逃して欲しいです。
久美子「そりゃ、浴衣着る時ちょっと帯が苦しかったですけど……」
優子「浴衣~? アンタまさか、花火大会の時わざわざ浴衣着ていったの?」
久美子「だって麗奈が着ていくって言うし……」
晴香「二人で花火大会行ったんだ」
久美子「はい。晴香先輩は?」
晴香「私はまあ、普通に香織と……」
久美子「あれ? 優子先輩、中世古先輩誘わなかったんですか?」
優子「誘えないわよ……」
久美子「麗奈が意気地の無い男はダメだって言ってましたよ」
優子「私女だけどっ!?」
久美子「えっ……」
優子「その素の驚きはどういう意味かねぇ~、久美子ちゃ~ん……」
久美子「じょ、冗談ですって。冗談。だからリボンを刺さないで下さい」
優子「刺すかっ!!」
晴香「じゃあ優子ちゃんは誰と行ったの?」
優子「普通に、同じパートの友恵と行きました」
久美子「浴衣着なかったんですか?」
優子「学校帰りに行ったから制服のままよ」
久美子「鎧塚先輩は?」
優子「あんた……こんな時にぶっこんでくるわね」
久美子「いやむしろ、ここだ! って感じ出しませんでした?」
優子「出してないわよ……」
優子「ま、みぞれはああいうの苦手だからね。誘ったけど来なかったのよ」
久美子「あ~……確かに苦手そうなイメージはありますよね」
久美子「まあお祭りの日はそもそも体調悪そうでしたし」
優子「なんでそれを知ってるのに聞いたっ!?」
久美子「元気になったかどうか知りたくて……すいません」
優子「だったら普通に聞きなさいよ……まったく」
晴香「鎧塚さん、大丈夫なの?」
優子「本人は、寝たら治るとは言ってましたよ。現に今日だって来てたじゃないですか」
晴香「う~ん……もし無茶して来てるんなら帰らせた方が良いかと思ったんだけど……」
久美子「あ」
優子「ん? なによ」
久美子「これ、去年のこと話す流れだ」
優子「アンタまた思ったこと口に出てるわよ……」
久美子「あっ!」
晴香「っていうか久美子ちゃん、それはあまりにもワザとらし過ぎるような……」
久美子「うっ……」
優子「なに? もしかして気でも遣ったの……?」
久美子「……まさか、晴香先輩にバレるとは思いませんでした……」
晴香「私、そこまでボーッとしてるように思われてる?」
優子「…………」
久美子「…………」
晴香「お願いなんか言って!?」
久美子「いやまあともかく、去年のこととか、聞きたいですけど、今は話さなくて良いので、そういう話題にならないで欲しいなぁ……」
久美子「という感じでして……はい」
優子「それは……こっちとしてもありがたいけど……」
久美子「なんて言うんでしょうか……お二人と話してる時ぐらい、そういうの抜きにしたいな、って」
優子「久美子……」
晴香「久美子ちゃん……」
久美子「って、後輩のくせに、生意気ですよね」
優子「……まったくよ。そういう気遣い、アンタらしくないんだから」
晴香「確かに。久美子ちゃんは思ったことそのまま言う方が、久美子ちゃんらしいよ」
久美子「ちょ、ちょっともう……晴香先輩にまでそう言われるなんて、思いませんでした」
優子「いや、久美子と話したことある人のほとんどがそう思ってるから」
晴香「うんうん」
久美子「……そういえば優子先輩、鎧塚先輩に私たちのこと嫌いか聞かれた時、顔ひきつってましたよね? もしかして私のこと、嫌いですか?」
優子「いやいや、アレはどっちかっていうと高坂さんの方だから」
久美子「麗奈と一緒に練習してる時だって、苗字で呼ぶし……」
優子「あの時はほら、香織先輩が隣に居たから……」
久美子「そっか……私は、周りに人がいるだけで態度を変えられちゃうんですね……」
優子「その全然ショック受けてないのに受けてる演技、止めない……?」
久美子「そんな! 酷いです、優子先輩!」
優子「あ~……晴香先輩、パスします」
晴香「ここでっ!?」
優子「その慈愛に満ちた部長魂で、久美子のこの天の岩戸を開いて下さい!」
晴香「えぇ~? っていうか天の岩戸は違うような……」
久美子「え~んえ~ん」
晴香「っていうかそもそもなんか、演技が幼稚園児のソレになってない……?」
優子「なってません! さぁ!」
晴香「う、う~ん……」
晴香「……久美子ちゃんさ、廊下で川島さんや加藤さんと一緒に居た時、私が急に抱きついたりしても大丈夫だった?」
久美子「あ、それは困ります優子先輩ごめんなさい」
晴香「はやいっ!」
晴香「え、あれ……? そこまで私の事、嫌い……?」
久美子「い、いえいえ! 違います!」
久美子「ただ、みどりちゃんや葉月ちゃんの前で、急に部長が抱きついてきたら、なんかそのあと色々と聞き出されそうで……」
晴香「部長……今まで晴香先輩って呼んでくれてたのに……」
優子「久美子……あんた……」
久美子「え、えぇっ!?」
晴香「……ううん、良いの。私が、勝手に仲良くなったって、勘違いしてただけだから」
久美子「ご、ごめんなさい晴香先輩! そ、そのこれは、なんというか流れというか、そういうなんというか、この世にある理のようなものでして……」
晴香「……ぷっ」
久美子「へ?」
優子「久美子……あんた必死すぎ……!」プクク…
久美子「…………あ!」
優子「いやいや、アンタがやろうとしてたことをそのまましただけだからね?」
晴香「ごめんね、まさかこんなに上手くいくなんて思わなくて」
久美子「もう……本当に焦りましたよ」
優子「にしても久美子って、焦った時って本当言い訳下手よね。それこそみぞれに指摘された時もおんなじ感じだったし」
久美子「あれはだって、麗奈が優子先輩にちょっと突っかかったような言い方するから……」
優子「ま、アレが私と麗奈の距離感ってことで」
久美子「……そういえば麗奈、気付いたら優子先輩のこと“優子先輩”って呼んでましたね」
優子「まあ、まだ微妙な距離感はあるけど……それがみぞれにはバレちゃったみたい」
晴香「鎧塚さんはスゴイね~」
久美子「あ」
優子「今度はなに?」
久美子「晴香先輩もしかして、太ったんですか?」
晴香「えぇっ!? なんで急に私っ!?」
久美子「いやだって、さっき私のことを太ってないのに太ったって優子先輩が聞いてきた時、咄嗟にお腹隠してたので……」
優子「いや太ったのは久美子でしょ?」
久美子「先輩、リボン小さくなりました?」
優子「そう何度もリボンいじってくるなんて……久美子もまだまだね~」
久美子「あ、顔が大きくなったのか」
優子「おいこら黄前」
~~~♪ ~~~~~♪
晴香「あ、れ、練習! パート練の音が聞こえる! じゃあ二人共、そろそろ練習に戻――」
優子「れるとでも?」
晴香「ですよね~……」
久美子「とりあえず、太ったか太ってないかだけ」
晴香「え、えぇ~……?」
久美子「お願いします!」
晴香「い、いや~……そ、その……ちょっと、体重が増えた、かも……?」
久美子「…………優子先輩」
優子「…………なに?」
久美子「分かります? この可愛さ」
優子「分かる。照れてるところとかもう最高」
晴香「も、もう! 二人共!」
久美子「……………………あれ?」
優子「ん? 何よ久美子。さすがに戻らないと……」
久美子「もしかして晴香先輩……胸が大きくなりました?」
晴香「え?」
優子「は?」
久美子「いやなんか……前屈みになった時、夏服だとそう見えて……」
優子「あんた……女の子のどこ見てるのよ」サッ
久美子「あ、優子先輩は大丈夫です」
優子「殴る!」
晴香「そ、そういえば……最近、キツい、かも……?」
久美子「…………」
優子「…………」
晴香「…………?」
久美子「さて、優子先輩」
優子「そうね、久美子。戻りましょうか」
晴香「えっ、えぇっ!?」
久美子「あ~あ……晴香先輩は私達とは別の次元に足を伸ばすんですね……」
優子「あ~あ……やだやだ。やっぱり母性ってそういう所に出るんですね……」
晴香「ちょ、ちょっと二人共! セクハラだよっ!」
久美子「わ~、じゃあ急いで戻らないとですね、優子先輩」
優子「そうだね~、久美子~」
久美子「まさか仕返しのための言葉がこんなことになるとはね~」
優子「そうだね~」
晴香「ひ、酷い棒読み……ちょ、ちょっと二人共~!」
晴香「私だって、大きくなりたくてなった訳じゃないんだから~!」
終わり
ここまで全部妄想
今から書き溜めて明日同じぐらいの時間にもう一本投下します
タイトル忘れてた
夏紀「は~……」麗奈「お疲れですね」香織「どうしたの?」
夏紀「どうしたも何も、希美のことですよ」
夏紀「あすか先輩に認めてもらわないと満足できない~! って言って、そのせいで中々戻ってこれなくて」
香織「ああ~……」
麗奈「ですが、それは本人にとって大切なことなのでは?」
夏紀「分かってるよ~? 分かってるけどさ~……ん~……」
麗奈「言ってしまえば、私と香織先輩が争った時と一緒ですね」
香織「そうだね~……本人が納得しないと意味がない、ってやつだね」
夏紀「……二人共、あの時のこともうそんな風に話せるようになったんですね」
麗奈「香織先輩じゃなければ、こうはなってないですよ」
香織「や、止めてよ、麗奈ちゃん。私はただ、本当に巧い人がやるべきだって思っただけだよ」
夏紀「そうやって納得できる方法が見つかれば問題無いんだけどね~……」
麗奈「……私は、逃げた人を応援する気にはなれません」
夏紀「……まあ、高坂ちゃんならそう言うと思ってたけどね……」
麗奈「思ってたんですか」
夏紀「なんとなくね」
夏紀「っていうか黄前ちゃんから聞いてる感じと、香織先輩に突っかかった感じからして、誰だってそうだろうって思うよ」
麗奈「思いますか……」
香織「まあ私は、あすかさえ納得してくれたら戻ってきて欲しいとは思うけどね」
夏紀「あすか先輩のこと好きですもんね~、香織先輩は」
香織「そ、そういうのじゃなくて……!」
香織「なんて言うんだろ……あすかが納得したら、部員もみんな納得してくれる気がするの」
香織「なんとなくだけどね」
麗奈「……それって、部長が部長に適してないってことですか?」
香織「違う違う! 適材適所ってやつ」
夏紀「まあでも、香織先輩の言ってることは納得なんですけどね……」
香織「軋轢を産まなかったら、希美ちゃんのフルートはとても上手だったもの」
香織「戻ってきて欲しいな」
麗奈「でも、香織先輩からは手を貸さないんですね」
香織「貸しても良いけど……それじゃあ、意味ないから」
夏紀「それ、希美も言ってました。最初は一人で行く気でしたし」
夏紀「ホント、私が気を利かせないといけなくて……」
麗奈「大変ですね」
夏紀「思ってる?」
麗奈「別に」
夏紀「だと思った」
麗奈「でも……」
夏紀「ん?」
麗奈「優しいな、とは思います」
夏紀「…………」
麗奈「……なんですか?」
夏紀「いや……黄前ちゃんが言ってたことが分かったな~……って」
麗奈「久美子が? 私のことを? なんて言ってました?」
夏紀「ちょ、近い近い」
麗奈「あ……すいません……」
夏紀「良いって良いって」
夏紀「じゃ、そろそろ希美の所に戻るわ」
麗奈「えっ、久美子が……」
夏紀「残念だけど、教えてあげないよ」
麗奈「……やっぱり、意地悪ですね」
夏紀「言われると思った」
香織「それじゃあ夏紀ちゃん、頑張ってきてね」
夏紀「ありがとうございます。パート練の時に邪魔してしまって」
優子「本当よ!」
夏紀「あ、リボンは良いから」
優子「その呼び方って絶対黄前のせいよねっ!?」
夏紀「いやいや、そんなそんな」
優子「まったく……」
麗奈「……優子先輩も、反対なんですか……?」
優子「私は……みぞれ次第よ」
麗奈「…………」
優子「なに?」
麗奈「いえ……優子先輩って、意外に優しいですよね」
優子「意外ってなにっ!?」
香織「あはは……」
麗奈「香織先輩の時だけ、周りが見えなくなるだけだったんですね」
優子「ちょっ……! そ、そんなことは……!」
麗奈「それとも、夏紀先輩の時ですか?」
優子「それこそなんでよっ!」
麗奈「さっき私が夏紀先輩に近付いた時、こっち見ましたよね?」
優子「はぁっ!? んな訳ないじゃん! だいたい――」
香織「はいはい。それじゃそろそろ、本当に練習に戻ろっか」
麗奈「そうですね」
優子「――うっ……は、はいっ! 分かりました! 香織先輩♪」
麗奈「さすがですね、優子先輩」
終わり
ここまで妄想
そして昨日は一本投下と言ったな。
アレは嘘だ。
また明日もう一本投下します。
今ふと思いついた。
3レス分だけ投下します。
麗奈「花火、終わっちゃったね……」
久美子「じゃあ、帰ろうか」パッ
麗奈「あ……」
久美子「え?」
麗奈「手、離しちゃうの……?」
久美子「…………」クスッ
麗奈「な、なに……?」
久美子「なぁんでも」
久美子「良いよ。じゃあ手、繋いで帰ろうか」
麗奈「…………久美子が、どうしても、って言うんなら……」
久美子「じゃあ、どうしても」
麗奈「…………うん、じゃあ……」
優子(夏紀ったら~……! また希美と一緒にいて……!)
夏紀(……ん?)
夏紀「あ、ごめん。ちょっと……」タッタッタッ…!
優子「あ……」
優子「な、なによ……希美と一緒に周ってるんでしょ?」
夏紀「そうだけど?」
優子「じゃあこっち来る必要無いじゃん」
夏紀「そうだけどさ……普通見かけたら挨拶するぐらいするじゃん」
優子「……あっそ。じゃあもういいよね」
優子「行こう、友恵」
友恵「う、うん……」
~~~~~~
優子「まったくさ~……困っちゃうよね~、夏紀にはさ~……」
友恵「う、うん……」
優子「ほんと、お節介って言うかさ……」
友恵「……じゃあさ」
優子「ん?」
友恵「顔のニヤつき、止めない?」
晴香「あ~……また部内の揉め事だよ~……」
香織「頑張ってね」
晴香「無責任!」
今回のSS、それぞれの好きなカップリングの絡みが少ないなと思って
でも1話思い出すと三年生の登場回数の方が少なかった
もっと香織先輩見たいよ…晴香先輩が久美子たちと会話したのは良かったけど…香織先輩成分が圧倒的に不足してるよ……
というわけで全部妄想
日付け変わっちゃったけど今度こそまた明日
再開
ちょっと遅くなったせいで日付け跨ぐと思う
すいません
というわけでここから妄想始めます
タイトル:久美子「チューバくんのぬいぐるみ!」優子「取る気?」晴香「取れるの?」
久美子「取ります」
優子「取れない」
晴香「大きいから難しいと思うなぁ……」
久美子「でも欲しい欲しい欲しい!」
優子「はぁ~……ま、じゃあ頑張ってね」
久美子「頑張ります!」
~~~1000円使用後~~~
久美子「…………」
優子「…………」
晴香「…………」
優子「……うん」
晴香「どんまい、久美子ちゃん」
久美子「くっそ~~~~~……!」
優子「っていうか久美子ってユーフォでしょ? チューバじゃないじゃん」
久美子「ユーフォのキャラもできたんですけど、まだキーホルダーでしか見たこと無いんですよ……」
優子「それでチューバで代用ってこと?」
久美子「まあ……そういうことです」
晴香「そっか……そのシリーズ、ユーフォできたんだ……バリサクちゃんはいつ出るんだろうなぁ……」
優子「サックスじゃダメなんですか?」
晴香「まあ、久美子ちゃんと一緒でそっちで代用してるけど……」
久美子「やっぱ自分の楽器が良いですよね~……」
晴香「やっぱりそうだよね~……」
優子「ふ~ん……あ、ペットはあるんですか?」
久美子「無いとお思いでか、この人は」
久美子「は~……とりあえず、今は諦めるか……」
優子「ふっふっふ……しゃあないね~、久美子は」
久美子「あ、優子先輩は絶対無理だからやらなくていいですよ」
優子「決めつけんな!」
優子「500円で三プレイでしょ? 余裕余裕」
優子「それだけあれば取れるっての」
久美子「晴香先輩、これが“ふり”ってやつですよ」
優子「違うわっ!」
~~~2000円使用後~~~
優子「この機械壊れてんじゃないのっ!?」
久美子「やっぱり」
晴香(優子ちゃんには悪いけど、正直そんな気はしてた)
優子「やっぱりって言うな!」
???「あの~……」
優子「はひっ!?」
店員「よろしければ、商品の方ズラしましょうか?」
優子「あ、あはい! よろしくおねがいします!」
店員「では――」
~~~~~~
優子「というわけで、店員さんのおかげで取りやすくなった訳だけど……久美子、私に言うことは?」
久美子「やっぱり取れませんでしたよね」
優子「じゃなくて! お礼でしょ! お礼!」
優子「私のおかげでこうしてチューバくんが取れやすくなったんだからねっ」
優子「私の! 2000円の! おかげでっ!」
久美子「次、晴香先輩いきます?」
優子「おい聞けよ!」
晴香「う、う~ん……でも私、やったことないから……」
久美子「そうなんですか? なんだか意外です」
晴香「え、そうかな?」
久美子「ゲームセンター来てドラムマ○アばっかやってるイメージがありました」
晴香「久美子ちゃんの中での私ってどんなの……?」
久美子「冗談ですって。ポッ○ンですよね」
晴香「ゲームの話じゃなくてね」
優子「Q○A?」
久美子「それですね」
晴香「いや、こういう所自体来たこと無いからね?」
久美子「でもドラムマ○アとか分かりましたよね?」
晴香「ドラムのゲームだよね……? だってあれは目立つし」
優子「ってことは、来たことはあるんですか?」
晴香「ううん。ドラムを知ってるだけで、他のは……」
晴香「ぽっぷ……? とか、きゅーえむえー……? とかはちょっと……」
久美子「う~ん……優子先輩は来たことあるんですよね?」
優子「まあ、友達と遊びには来るし」
晴香「あ、でも、プリクラ撮りにだったら来たことあるっ」
久美子「あ~……なるほど」
優子「じゃあ、深淵は覗いてないってことですね」
晴香「し、深淵……?」
久美子「格闘ゲームのエリアとか、見てるだけで怖いですもんね……」
優子「音もスゴイしね……アレは面白半分で行くべき所じゃないわ……」
久美子「それを言い出したら、音楽ゲームのところも大概ですけどね」
久美子「っと……とりあえず、晴香先輩がやらないなら、私やっちゃいますね」
優子「うん。ちゃっちゃっと取っちゃいなさいよ」
~~~取れた~~~
晴香「じゃあ――」
久美子「中に入りましょうか、優子先輩」
優子「そうね」
晴香「――ってえぇっ!?」
久美子「まあまあ、ちょっとだけちょっとだけ」
優子「せっかくなんですから、ほら」
晴香「な、なんでそんな勧めるの……?」
久美子「ゲームセンターほとんど初めての晴香先輩に色々とさせて楽しもうって魂胆ですよ」
晴香「こんな時まで正直な久美子ちゃんは素晴らしいと思うけど、私あんまり気が進まないなぁ~……」
晴香「奥に行けば行くほど煩くなってきたし」
優子「そこは否定しませんけど……でも晴香先輩。聞いたことありませんか?」
晴香「なにが?」
優子「はい、久美子」
久美子「え、わたしっ!?」
優子「いつものお洒落な感じをお願い」
久美子「いつもって……そんなことした覚えありませんけど……」
久美子「う~ん……まあでも先輩? 私たちと一緒なら、どんなことでも楽しくなる。そう思いませんか?」
晴香「久美子ちゃん……」
優子「ふぅ~! 久美子かっけぇ!」
久美子「優子先輩が言わせたくせにっ!」
優子「いやいや、純粋に褒めてるって。ホントホント」
久美子「絶対ウソだ……」
晴香「ま、まあじゃあ……ちょっとだけだよ?」
優子「よっし!」
久美子「よっし!」
優子(これで可愛い晴香先輩見放題!)
久美子「これで可愛い晴香先輩見放題!」
晴香「いやちょっと久美子ちゃん?」
久美子「はっ……! い、いやいや! これは優子先輩も思ってることですって!」
晴香「……そうなの?」
優子「私は、香織先輩一筋だから、そんなことありませんよ……?」
久美子(それもそれで失礼な気もするけど……)
晴香「わざとらしい……もしかして、慌てる私が見たいとか、そういうのが狙いだった?」
優子「いやいや、そんなそんな」
久美子「いやいや、そんなそんな」
晴香「む~……」ジト~…
久美子「そ、それよりもほら、まずはこれでもどうです?」
~~~太鼓の○人~~~
晴香「なにこれ? 太鼓?」
久美子「はい。こう、リズムに合わせて周りを叩いたり、真ん中を叩いたり、連打したり……そんな感じです」
晴香「へえ~……あ、これがさっき言ってた音楽ゲーム?」
優子「まあ、そんなところですね」
久美子「二人プレイ出来るので、優子先輩と一緒にどうですか?」
晴香「あ、うん。じゃあ……」
優子「なんだかんだ言って、私これ結構好きなのよね~」
久美子「へ~……私はやったこと無いからな~……」
優子「じゃあ晴香先輩。とりあえずまずは、簡単な曲からしてみましょうか」
~~~終了~~~
晴香「あ~……面白かった!」
久美子「…………」
優子「…………」
晴香「……あれ? 二人共、どうしたの?」
久美子「あ、いえ……別に……」
久美子(なんだろ……最後の方、ストレスを発散するかのように強く叩いてたのは……)
優子「さすが晴香先輩、巧いなぁ、と思っただけです」
優子(それなのにちゃんと叩けてるし……本当に初めて……?)
久美子(晴香先輩って自分のこと過小評価し過ぎだと思うな……)
優子(あすか先輩や香織先輩が凄すぎるだけで、この人も絶対スゴイ人だもんね……)
久美子(……でも確かにあの部をほぼ一人でまとめてるのはストレス溜まるよなぁ~……)
優子(……でもあの部をほぼ一人でまとめてるのは確かにストレス溜まるよなぁ~……)
晴香「そ、そんな……なんか照れちゃうな……」
晴香「あ、そうだ。何か吹くやつで、こういうの無い?」
久美子「吹くやつ、ですか……?」
晴香「バリサクみたいなのがあれば良いんだけど……」
久美子「確かにあったら面白そうですけど……でも口をつけるのってやっぱり衛生面がありますからね~……」
晴香「そっか~……みんなもマウスピース持つようになったら流行るかな……?」
久美子「いやそれは……どうでしょ」
優子「あ、じゃあギターのゲームとかどうです?」
晴香「え、どれどれ?」
優子「これですよ。ドラムとセッション出来るんです」
晴香「へぇ~……」
優子「じゃあ次は久美子がやってみてね」
久美子「えぇっ!? 私これもやったことないな~……」
優子「まあまあ。麗奈と来た時の練習だと思って」
久美子「麗奈がギターやる姿も想像できませんけど……」
久美子「……あれ?」
優子「なによ」
久美子「もしかして優子先輩、いつか香織先輩と来た時のためにって思って太鼓やってたんですか……?」
優子「な、なんでよっ。普通に友達と来た時にやるでしょ?」
久美子「いやだって、そんな急に麗奈の名前すんなり出すのって」
晴香「あ、確かに」
優子「も、もう! 晴香先輩まで! ホント、そういうのじゃないですから!」
優子「ただその……いつか、そういう日が来たら良いなぁ……って考えたことはありますけど……」
久美子「……誘えないのに?」
優子「うっさい!」
優子「ほら、ぬいぐるみ持っててあげるから、さっさとやりなさい!」
久美子「は~い」
晴香「照れてるね」ヒソヒソ…
久美子「図星突かれましたから」ヒソヒソ…
優子「ほら二人共! コソコソ話ししてないで、さっさと曲決める!」
~~~色々と遊んで~~~
晴香「う~ん……遊んだ遊んだ」
久美子「遊びましたね~……」
優子「だね~……って、あ!」
久美子「どうしました? 優子先輩。本体ならちゃんと頭にありますよ?」
優子「じゃなくて! ほら! プリクラ!」
晴香「プリクラ?」
久美子「ってああ!」
晴香「ん?」
久美子「晴香先輩、戻りましょう!」
晴香「戻ろうって……もうだいぶ歩いたけど……」
優子「でもでも! この三人でプリクラ撮ったことなんて無いじゃないですか!」
晴香「あ~……まあ、そう……かも」
久美子「だから! 戻って、撮りましょう!」
晴香「う~ん……私はいいかな」
久美子「えっ!?」
優子「どうしてですかっ!?」
晴香「だってほら……そうした方が、また二人と遊べるじゃない? だから」
久美子「…………」
優子「…………」
晴香「……って、あれ……?」
久美子「ああ、もう……晴香先輩には敵わないな~……」
優子「ホントよね~……」
晴香「え、えっ?」
久美子「そんな嬉しいこと言われたら、納得するしか無いってことですよ」
優子「また今度、暇が出来たら次こそは撮りましょうね」
晴香「……うん、そうだね」
終わり
~~~オマケ~~~
優子「また来る時は、久美子のあの下手なドラムがちゃんと出来るようになってたら良いけどね~」
来る「え~? でもあの足で踏むのすごい難しいんですけど」
来る「そういうなら優子先輩がやってみたら良かったじゃないですか」
優子「アレは出来る気がしない」
久美子「だったらバカにしないで下さいよ……」
晴香「あはは……」
久美子「でも案外、晴香先輩ならあっさりと出来ちゃいそうですけどね」
晴香「えぇ~? そんなことないって。あすかこそ上手くやりそう」
久美子「あの人と比べること自体間違えてる気がしますけど……」
優子「香織先輩は……」
晴香「やってたらやってたでカッコイイだろうけどね」
優子「あのおしとやかな先輩が堂々とドラムを叩く……あぁ! なんて素敵な光景!」
久美子「それなら麗奈がやってもスゴイことになりそうだけど……」
優子「それは……結構シュールな映像になるんじゃ……?」
~~~~~~
麗奈「久美子、任せて。私がキレイにドラム叩いてみせるから」
麗奈「ほら、足はこのタイミングで、こう踏むの」
麗奈「スティックを持つ時はこう。それで叩くと同時にもう一回叩けるようになるから」
~~~~~~~
久美子「……いやいや、結構カッコ良く無いですか?」
優子「惚気か……」
優子(でも……夏紀だったら……)
~~~~~~
夏紀「全く……こんなことも出来ないの? 貸してみて」
夏紀「ダッサ。こんなのも出来ないの?」
夏紀「ほら、こうだからこう。分かる?」
夏紀「大丈夫だって。いくらでも教えてあげるから。ゆっくりやってこ」
~~~~~~
優子(……うん、悪くない……)
久美子「夏紀先輩のこと、考えてたでしょ」
優子「えぇっ!? な、なんでアイツのことなんて考えないといけないのよ!」
晴香「まあ、分かりやすいよね」
優子「晴香先輩までっ!?」
今度こそ終わり
ここまで全部妄想。
全て投下出来ました。
ありがとうございました。
また妄想が形になったらスレ立てます。
おつ
乙!
元スレ
SS速報VIP:優子「久美子、太った?」晴香「っ!」バッ! 久美子「あ゛?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1475844964/
ユーフォニアムSSです。
一話のネタバレめいたものがちょっとあります。
原作未読者のあり得ない組み合わせが大好きな人のSSです。
無理なら…ごめん
ただの妄想の垂れ流しなので、見逃して欲しいです。
3: ◆smf.0Bn91U 2016/10/07(金) 22:01:16.34 ID:VMkr3GsS0
久美子「そりゃ、浴衣着る時ちょっと帯が苦しかったですけど……」
優子「浴衣~? アンタまさか、花火大会の時わざわざ浴衣着ていったの?」
久美子「だって麗奈が着ていくって言うし……」
晴香「二人で花火大会行ったんだ」
久美子「はい。晴香先輩は?」
晴香「私はまあ、普通に香織と……」
久美子「あれ? 優子先輩、中世古先輩誘わなかったんですか?」
優子「誘えないわよ……」
久美子「麗奈が意気地の無い男はダメだって言ってましたよ」
優子「私女だけどっ!?」
久美子「えっ……」
優子「その素の驚きはどういう意味かねぇ~、久美子ちゃ~ん……」
4: ◆smf.0Bn91U 2016/10/07(金) 22:02:34.65 ID:VMkr3GsS0
久美子「じょ、冗談ですって。冗談。だからリボンを刺さないで下さい」
優子「刺すかっ!!」
晴香「じゃあ優子ちゃんは誰と行ったの?」
優子「普通に、同じパートの友恵と行きました」
久美子「浴衣着なかったんですか?」
優子「学校帰りに行ったから制服のままよ」
久美子「鎧塚先輩は?」
優子「あんた……こんな時にぶっこんでくるわね」
久美子「いやむしろ、ここだ! って感じ出しませんでした?」
優子「出してないわよ……」
5: ◆smf.0Bn91U 2016/10/07(金) 22:04:19.15 ID:VMkr3GsS0
優子「ま、みぞれはああいうの苦手だからね。誘ったけど来なかったのよ」
久美子「あ~……確かに苦手そうなイメージはありますよね」
久美子「まあお祭りの日はそもそも体調悪そうでしたし」
優子「なんでそれを知ってるのに聞いたっ!?」
久美子「元気になったかどうか知りたくて……すいません」
優子「だったら普通に聞きなさいよ……まったく」
晴香「鎧塚さん、大丈夫なの?」
優子「本人は、寝たら治るとは言ってましたよ。現に今日だって来てたじゃないですか」
晴香「う~ん……もし無茶して来てるんなら帰らせた方が良いかと思ったんだけど……」
久美子「あ」
優子「ん? なによ」
久美子「これ、去年のこと話す流れだ」
優子「アンタまた思ったこと口に出てるわよ……」
久美子「あっ!」
6: ◆smf.0Bn91U 2016/10/07(金) 22:05:26.43 ID:VMkr3GsS0
晴香「っていうか久美子ちゃん、それはあまりにもワザとらし過ぎるような……」
久美子「うっ……」
優子「なに? もしかして気でも遣ったの……?」
久美子「……まさか、晴香先輩にバレるとは思いませんでした……」
晴香「私、そこまでボーッとしてるように思われてる?」
優子「…………」
久美子「…………」
晴香「お願いなんか言って!?」
7: ◆smf.0Bn91U 2016/10/07(金) 22:07:14.13 ID:VMkr3GsS0
久美子「いやまあともかく、去年のこととか、聞きたいですけど、今は話さなくて良いので、そういう話題にならないで欲しいなぁ……」
久美子「という感じでして……はい」
優子「それは……こっちとしてもありがたいけど……」
久美子「なんて言うんでしょうか……お二人と話してる時ぐらい、そういうの抜きにしたいな、って」
優子「久美子……」
晴香「久美子ちゃん……」
久美子「って、後輩のくせに、生意気ですよね」
優子「……まったくよ。そういう気遣い、アンタらしくないんだから」
晴香「確かに。久美子ちゃんは思ったことそのまま言う方が、久美子ちゃんらしいよ」
久美子「ちょ、ちょっともう……晴香先輩にまでそう言われるなんて、思いませんでした」
優子「いや、久美子と話したことある人のほとんどがそう思ってるから」
晴香「うんうん」
10: ちょっと間が空きます。続きは11時ぐらい 2016/10/07(金) 22:14:18.02 ID:VMkr3GsS0
久美子「……そういえば優子先輩、鎧塚先輩に私たちのこと嫌いか聞かれた時、顔ひきつってましたよね? もしかして私のこと、嫌いですか?」
優子「いやいや、アレはどっちかっていうと高坂さんの方だから」
久美子「麗奈と一緒に練習してる時だって、苗字で呼ぶし……」
優子「あの時はほら、香織先輩が隣に居たから……」
久美子「そっか……私は、周りに人がいるだけで態度を変えられちゃうんですね……」
優子「その全然ショック受けてないのに受けてる演技、止めない……?」
久美子「そんな! 酷いです、優子先輩!」
優子「あ~……晴香先輩、パスします」
晴香「ここでっ!?」
優子「その慈愛に満ちた部長魂で、久美子のこの天の岩戸を開いて下さい!」
晴香「えぇ~? っていうか天の岩戸は違うような……」
久美子「え~んえ~ん」
晴香「っていうかそもそもなんか、演技が幼稚園児のソレになってない……?」
優子「なってません! さぁ!」
晴香「う、う~ん……」
11: 再開 ◆smf.0Bn91U 2016/10/07(金) 23:02:02.98 ID:VMkr3GsS0
晴香「……久美子ちゃんさ、廊下で川島さんや加藤さんと一緒に居た時、私が急に抱きついたりしても大丈夫だった?」
久美子「あ、それは困ります優子先輩ごめんなさい」
晴香「はやいっ!」
12: ◆smf.0Bn91U 2016/10/07(金) 23:13:00.89 ID:VMkr3GsS0
晴香「え、あれ……? そこまで私の事、嫌い……?」
久美子「い、いえいえ! 違います!」
久美子「ただ、みどりちゃんや葉月ちゃんの前で、急に部長が抱きついてきたら、なんかそのあと色々と聞き出されそうで……」
晴香「部長……今まで晴香先輩って呼んでくれてたのに……」
優子「久美子……あんた……」
久美子「え、えぇっ!?」
晴香「……ううん、良いの。私が、勝手に仲良くなったって、勘違いしてただけだから」
久美子「ご、ごめんなさい晴香先輩! そ、そのこれは、なんというか流れというか、そういうなんというか、この世にある理のようなものでして……」
晴香「……ぷっ」
久美子「へ?」
優子「久美子……あんた必死すぎ……!」プクク…
久美子「…………あ!」
13: ◆smf.0Bn91U 2016/10/07(金) 23:14:56.07 ID:VMkr3GsS0
優子「いやいや、アンタがやろうとしてたことをそのまましただけだからね?」
晴香「ごめんね、まさかこんなに上手くいくなんて思わなくて」
久美子「もう……本当に焦りましたよ」
優子「にしても久美子って、焦った時って本当言い訳下手よね。それこそみぞれに指摘された時もおんなじ感じだったし」
久美子「あれはだって、麗奈が優子先輩にちょっと突っかかったような言い方するから……」
優子「ま、アレが私と麗奈の距離感ってことで」
久美子「……そういえば麗奈、気付いたら優子先輩のこと“優子先輩”って呼んでましたね」
優子「まあ、まだ微妙な距離感はあるけど……それがみぞれにはバレちゃったみたい」
晴香「鎧塚さんはスゴイね~」
14: ◆smf.0Bn91U 2016/10/07(金) 23:16:51.36 ID:VMkr3GsS0
久美子「あ」
優子「今度はなに?」
久美子「晴香先輩もしかして、太ったんですか?」
晴香「えぇっ!? なんで急に私っ!?」
久美子「いやだって、さっき私のことを太ってないのに太ったって優子先輩が聞いてきた時、咄嗟にお腹隠してたので……」
優子「いや太ったのは久美子でしょ?」
久美子「先輩、リボン小さくなりました?」
優子「そう何度もリボンいじってくるなんて……久美子もまだまだね~」
久美子「あ、顔が大きくなったのか」
優子「おいこら黄前」
15: ◆smf.0Bn91U 2016/10/07(金) 23:25:31.81 ID:VMkr3GsS0
~~~♪ ~~~~~♪
晴香「あ、れ、練習! パート練の音が聞こえる! じゃあ二人共、そろそろ練習に戻――」
優子「れるとでも?」
晴香「ですよね~……」
久美子「とりあえず、太ったか太ってないかだけ」
晴香「え、えぇ~……?」
久美子「お願いします!」
晴香「い、いや~……そ、その……ちょっと、体重が増えた、かも……?」
久美子「…………優子先輩」
優子「…………なに?」
久美子「分かります? この可愛さ」
優子「分かる。照れてるところとかもう最高」
晴香「も、もう! 二人共!」
16: ◆smf.0Bn91U 2016/10/07(金) 23:27:12.17 ID:VMkr3GsS0
久美子「……………………あれ?」
優子「ん? 何よ久美子。さすがに戻らないと……」
久美子「もしかして晴香先輩……胸が大きくなりました?」
晴香「え?」
優子「は?」
久美子「いやなんか……前屈みになった時、夏服だとそう見えて……」
優子「あんた……女の子のどこ見てるのよ」サッ
久美子「あ、優子先輩は大丈夫です」
優子「殴る!」
17: ◆smf.0Bn91U 2016/10/07(金) 23:33:09.73 ID:VMkr3GsS0
晴香「そ、そういえば……最近、キツい、かも……?」
久美子「…………」
優子「…………」
晴香「…………?」
久美子「さて、優子先輩」
優子「そうね、久美子。戻りましょうか」
晴香「えっ、えぇっ!?」
久美子「あ~あ……晴香先輩は私達とは別の次元に足を伸ばすんですね……」
優子「あ~あ……やだやだ。やっぱり母性ってそういう所に出るんですね……」
晴香「ちょ、ちょっと二人共! セクハラだよっ!」
久美子「わ~、じゃあ急いで戻らないとですね、優子先輩」
優子「そうだね~、久美子~」
久美子「まさか仕返しのための言葉がこんなことになるとはね~」
優子「そうだね~」
晴香「ひ、酷い棒読み……ちょ、ちょっと二人共~!」
晴香「私だって、大きくなりたくてなった訳じゃないんだから~!」
終わり
18: ◆smf.0Bn91U 2016/10/07(金) 23:35:45.58 ID:VMkr3GsS0
ここまで全部妄想
今から書き溜めて明日同じぐらいの時間にもう一本投下します
21: ◆smf.0Bn91U 2016/10/08(土) 23:28:30.88 ID:+hpEREzf0
タイトル忘れてた
夏紀「は~……」麗奈「お疲れですね」香織「どうしたの?」
22: ◆smf.0Bn91U 2016/10/08(土) 23:29:41.49 ID:+hpEREzf0
夏紀「どうしたも何も、希美のことですよ」
夏紀「あすか先輩に認めてもらわないと満足できない~! って言って、そのせいで中々戻ってこれなくて」
香織「ああ~……」
麗奈「ですが、それは本人にとって大切なことなのでは?」
夏紀「分かってるよ~? 分かってるけどさ~……ん~……」
23: ◆smf.0Bn91U 2016/10/08(土) 23:30:48.23 ID:+hpEREzf0
麗奈「言ってしまえば、私と香織先輩が争った時と一緒ですね」
香織「そうだね~……本人が納得しないと意味がない、ってやつだね」
夏紀「……二人共、あの時のこともうそんな風に話せるようになったんですね」
麗奈「香織先輩じゃなければ、こうはなってないですよ」
香織「や、止めてよ、麗奈ちゃん。私はただ、本当に巧い人がやるべきだって思っただけだよ」
夏紀「そうやって納得できる方法が見つかれば問題無いんだけどね~……」
24: ◆smf.0Bn91U 2016/10/08(土) 23:32:11.48 ID:+hpEREzf0
麗奈「……私は、逃げた人を応援する気にはなれません」
夏紀「……まあ、高坂ちゃんならそう言うと思ってたけどね……」
麗奈「思ってたんですか」
夏紀「なんとなくね」
夏紀「っていうか黄前ちゃんから聞いてる感じと、香織先輩に突っかかった感じからして、誰だってそうだろうって思うよ」
麗奈「思いますか……」
香織「まあ私は、あすかさえ納得してくれたら戻ってきて欲しいとは思うけどね」
夏紀「あすか先輩のこと好きですもんね~、香織先輩は」
香織「そ、そういうのじゃなくて……!」
25: ◆smf.0Bn91U 2016/10/08(土) 23:32:59.63 ID:+hpEREzf0
香織「なんて言うんだろ……あすかが納得したら、部員もみんな納得してくれる気がするの」
香織「なんとなくだけどね」
麗奈「……それって、部長が部長に適してないってことですか?」
香織「違う違う! 適材適所ってやつ」
夏紀「まあでも、香織先輩の言ってることは納得なんですけどね……」
26: ◆smf.0Bn91U 2016/10/08(土) 23:37:08.61 ID:+hpEREzf0
香織「軋轢を産まなかったら、希美ちゃんのフルートはとても上手だったもの」
香織「戻ってきて欲しいな」
麗奈「でも、香織先輩からは手を貸さないんですね」
香織「貸しても良いけど……それじゃあ、意味ないから」
夏紀「それ、希美も言ってました。最初は一人で行く気でしたし」
夏紀「ホント、私が気を利かせないといけなくて……」
麗奈「大変ですね」
夏紀「思ってる?」
麗奈「別に」
夏紀「だと思った」
麗奈「でも……」
夏紀「ん?」
麗奈「優しいな、とは思います」
夏紀「…………」
27: ◆smf.0Bn91U 2016/10/08(土) 23:38:03.47 ID:+hpEREzf0
麗奈「……なんですか?」
夏紀「いや……黄前ちゃんが言ってたことが分かったな~……って」
麗奈「久美子が? 私のことを? なんて言ってました?」
夏紀「ちょ、近い近い」
麗奈「あ……すいません……」
28: ◆smf.0Bn91U 2016/10/08(土) 23:41:37.45 ID:+hpEREzf0
夏紀「良いって良いって」
夏紀「じゃ、そろそろ希美の所に戻るわ」
麗奈「えっ、久美子が……」
夏紀「残念だけど、教えてあげないよ」
麗奈「……やっぱり、意地悪ですね」
夏紀「言われると思った」
香織「それじゃあ夏紀ちゃん、頑張ってきてね」
夏紀「ありがとうございます。パート練の時に邪魔してしまって」
優子「本当よ!」
夏紀「あ、リボンは良いから」
優子「その呼び方って絶対黄前のせいよねっ!?」
夏紀「いやいや、そんなそんな」
優子「まったく……」
29: ◆smf.0Bn91U 2016/10/08(土) 23:46:50.18 ID:+hpEREzf0
麗奈「……優子先輩も、反対なんですか……?」
優子「私は……みぞれ次第よ」
麗奈「…………」
優子「なに?」
麗奈「いえ……優子先輩って、意外に優しいですよね」
優子「意外ってなにっ!?」
香織「あはは……」
麗奈「香織先輩の時だけ、周りが見えなくなるだけだったんですね」
優子「ちょっ……! そ、そんなことは……!」
麗奈「それとも、夏紀先輩の時ですか?」
優子「それこそなんでよっ!」
麗奈「さっき私が夏紀先輩に近付いた時、こっち見ましたよね?」
優子「はぁっ!? んな訳ないじゃん! だいたい――」
香織「はいはい。それじゃそろそろ、本当に練習に戻ろっか」
麗奈「そうですね」
優子「――うっ……は、はいっ! 分かりました! 香織先輩♪」
麗奈「さすがですね、優子先輩」
終わり
30: ◆smf.0Bn91U 2016/10/08(土) 23:48:05.32 ID:+hpEREzf0
ここまで妄想
そして昨日は一本投下と言ったな。
アレは嘘だ。
また明日もう一本投下します。
32: ◆smf.0Bn91U 2016/10/09(日) 00:06:50.85 ID:ooqKHVHC0
今ふと思いついた。
3レス分だけ投下します。
33: ◆smf.0Bn91U 2016/10/09(日) 00:07:46.75 ID:ooqKHVHC0
麗奈「花火、終わっちゃったね……」
久美子「じゃあ、帰ろうか」パッ
麗奈「あ……」
久美子「え?」
麗奈「手、離しちゃうの……?」
久美子「…………」クスッ
麗奈「な、なに……?」
久美子「なぁんでも」
久美子「良いよ。じゃあ手、繋いで帰ろうか」
麗奈「…………久美子が、どうしても、って言うんなら……」
久美子「じゃあ、どうしても」
麗奈「…………うん、じゃあ……」
34: ◆smf.0Bn91U 2016/10/09(日) 00:10:24.50 ID:ooqKHVHC0
優子(夏紀ったら~……! また希美と一緒にいて……!)
夏紀(……ん?)
夏紀「あ、ごめん。ちょっと……」タッタッタッ…!
優子「あ……」
優子「な、なによ……希美と一緒に周ってるんでしょ?」
夏紀「そうだけど?」
優子「じゃあこっち来る必要無いじゃん」
夏紀「そうだけどさ……普通見かけたら挨拶するぐらいするじゃん」
優子「……あっそ。じゃあもういいよね」
優子「行こう、友恵」
友恵「う、うん……」
~~~~~~
優子「まったくさ~……困っちゃうよね~、夏紀にはさ~……」
友恵「う、うん……」
優子「ほんと、お節介って言うかさ……」
友恵「……じゃあさ」
優子「ん?」
友恵「顔のニヤつき、止めない?」
35: ◆smf.0Bn91U 2016/10/09(日) 00:12:47.21 ID:ooqKHVHC0
晴香「あ~……また部内の揉め事だよ~……」
香織「頑張ってね」
晴香「無責任!」
36: ◆smf.0Bn91U 2016/10/09(日) 00:16:12.66 ID:ooqKHVHC0
今回のSS、それぞれの好きなカップリングの絡みが少ないなと思って
でも1話思い出すと三年生の登場回数の方が少なかった
もっと香織先輩見たいよ…晴香先輩が久美子たちと会話したのは良かったけど…香織先輩成分が圧倒的に不足してるよ……
というわけで全部妄想
日付け変わっちゃったけど今度こそまた明日
38: ◆smf.0Bn91U 2016/10/09(日) 23:43:26.37 ID:ooqKHVHC0
再開
ちょっと遅くなったせいで日付け跨ぐと思う
すいません
というわけでここから妄想始めます
タイトル:久美子「チューバくんのぬいぐるみ!」優子「取る気?」晴香「取れるの?」
39: 言い忘れたけど、本編とは全く関係ない妄想になります 2016/10/09(日) 23:50:10.41 ID:ooqKHVHC0
久美子「取ります」
優子「取れない」
晴香「大きいから難しいと思うなぁ……」
久美子「でも欲しい欲しい欲しい!」
優子「はぁ~……ま、じゃあ頑張ってね」
久美子「頑張ります!」
40: ◆smf.0Bn91U 2016/10/09(日) 23:51:04.41 ID:ooqKHVHC0
~~~1000円使用後~~~
久美子「…………」
優子「…………」
晴香「…………」
優子「……うん」
晴香「どんまい、久美子ちゃん」
久美子「くっそ~~~~~……!」
41: ◆smf.0Bn91U 2016/10/09(日) 23:54:59.43 ID:ooqKHVHC0
優子「っていうか久美子ってユーフォでしょ? チューバじゃないじゃん」
久美子「ユーフォのキャラもできたんですけど、まだキーホルダーでしか見たこと無いんですよ……」
優子「それでチューバで代用ってこと?」
久美子「まあ……そういうことです」
晴香「そっか……そのシリーズ、ユーフォできたんだ……バリサクちゃんはいつ出るんだろうなぁ……」
優子「サックスじゃダメなんですか?」
晴香「まあ、久美子ちゃんと一緒でそっちで代用してるけど……」
久美子「やっぱ自分の楽器が良いですよね~……」
晴香「やっぱりそうだよね~……」
優子「ふ~ん……あ、ペットはあるんですか?」
久美子「無いとお思いでか、この人は」
42: ◆smf.0Bn91U 2016/10/09(日) 23:57:38.94 ID:ooqKHVHC0
久美子「は~……とりあえず、今は諦めるか……」
優子「ふっふっふ……しゃあないね~、久美子は」
久美子「あ、優子先輩は絶対無理だからやらなくていいですよ」
優子「決めつけんな!」
優子「500円で三プレイでしょ? 余裕余裕」
優子「それだけあれば取れるっての」
久美子「晴香先輩、これが“ふり”ってやつですよ」
優子「違うわっ!」
43: ◆smf.0Bn91U 2016/10/09(日) 23:59:00.58 ID:ooqKHVHC0
~~~2000円使用後~~~
優子「この機械壊れてんじゃないのっ!?」
久美子「やっぱり」
晴香(優子ちゃんには悪いけど、正直そんな気はしてた)
優子「やっぱりって言うな!」
???「あの~……」
優子「はひっ!?」
店員「よろしければ、商品の方ズラしましょうか?」
優子「あ、あはい! よろしくおねがいします!」
店員「では――」
44: ◆smf.0Bn91U 2016/10/10(月) 00:01:04.66 ID:FuUrhCxv0
~~~~~~
優子「というわけで、店員さんのおかげで取りやすくなった訳だけど……久美子、私に言うことは?」
久美子「やっぱり取れませんでしたよね」
優子「じゃなくて! お礼でしょ! お礼!」
優子「私のおかげでこうしてチューバくんが取れやすくなったんだからねっ」
優子「私の! 2000円の! おかげでっ!」
久美子「次、晴香先輩いきます?」
優子「おい聞けよ!」
45: ◆smf.0Bn91U 2016/10/10(月) 00:03:47.47 ID:FuUrhCxv0
晴香「う、う~ん……でも私、やったことないから……」
久美子「そうなんですか? なんだか意外です」
晴香「え、そうかな?」
久美子「ゲームセンター来てドラムマ○アばっかやってるイメージがありました」
晴香「久美子ちゃんの中での私ってどんなの……?」
久美子「冗談ですって。ポッ○ンですよね」
晴香「ゲームの話じゃなくてね」
優子「Q○A?」
久美子「それですね」
晴香「いや、こういう所自体来たこと無いからね?」
46: ◆smf.0Bn91U 2016/10/10(月) 00:06:28.17 ID:FuUrhCxv0
久美子「でもドラムマ○アとか分かりましたよね?」
晴香「ドラムのゲームだよね……? だってあれは目立つし」
優子「ってことは、来たことはあるんですか?」
晴香「ううん。ドラムを知ってるだけで、他のは……」
晴香「ぽっぷ……? とか、きゅーえむえー……? とかはちょっと……」
久美子「う~ん……優子先輩は来たことあるんですよね?」
優子「まあ、友達と遊びには来るし」
晴香「あ、でも、プリクラ撮りにだったら来たことあるっ」
久美子「あ~……なるほど」
優子「じゃあ、深淵は覗いてないってことですね」
晴香「し、深淵……?」
久美子「格闘ゲームのエリアとか、見てるだけで怖いですもんね……」
優子「音もスゴイしね……アレは面白半分で行くべき所じゃないわ……」
久美子「それを言い出したら、音楽ゲームのところも大概ですけどね」
久美子「っと……とりあえず、晴香先輩がやらないなら、私やっちゃいますね」
優子「うん。ちゃっちゃっと取っちゃいなさいよ」
47: ◆smf.0Bn91U 2016/10/10(月) 00:07:20.59 ID:FuUrhCxv0
~~~取れた~~~
晴香「じゃあ――」
久美子「中に入りましょうか、優子先輩」
優子「そうね」
晴香「――ってえぇっ!?」
48: ◆smf.0Bn91U 2016/10/10(月) 00:09:10.50 ID:FuUrhCxv0
久美子「まあまあ、ちょっとだけちょっとだけ」
優子「せっかくなんですから、ほら」
晴香「な、なんでそんな勧めるの……?」
久美子「ゲームセンターほとんど初めての晴香先輩に色々とさせて楽しもうって魂胆ですよ」
晴香「こんな時まで正直な久美子ちゃんは素晴らしいと思うけど、私あんまり気が進まないなぁ~……」
晴香「奥に行けば行くほど煩くなってきたし」
優子「そこは否定しませんけど……でも晴香先輩。聞いたことありませんか?」
晴香「なにが?」
優子「はい、久美子」
久美子「え、わたしっ!?」
優子「いつものお洒落な感じをお願い」
久美子「いつもって……そんなことした覚えありませんけど……」
49: ◆smf.0Bn91U 2016/10/10(月) 00:10:09.51 ID:FuUrhCxv0
久美子「う~ん……まあでも先輩? 私たちと一緒なら、どんなことでも楽しくなる。そう思いませんか?」
晴香「久美子ちゃん……」
優子「ふぅ~! 久美子かっけぇ!」
久美子「優子先輩が言わせたくせにっ!」
優子「いやいや、純粋に褒めてるって。ホントホント」
久美子「絶対ウソだ……」
50: ◆smf.0Bn91U 2016/10/10(月) 00:12:55.36 ID:FuUrhCxv0
晴香「ま、まあじゃあ……ちょっとだけだよ?」
優子「よっし!」
久美子「よっし!」
優子(これで可愛い晴香先輩見放題!)
久美子「これで可愛い晴香先輩見放題!」
晴香「いやちょっと久美子ちゃん?」
久美子「はっ……! い、いやいや! これは優子先輩も思ってることですって!」
晴香「……そうなの?」
優子「私は、香織先輩一筋だから、そんなことありませんよ……?」
久美子(それもそれで失礼な気もするけど……)
晴香「わざとらしい……もしかして、慌てる私が見たいとか、そういうのが狙いだった?」
優子「いやいや、そんなそんな」
久美子「いやいや、そんなそんな」
晴香「む~……」ジト~…
久美子「そ、それよりもほら、まずはこれでもどうです?」
51: ◆smf.0Bn91U 2016/10/10(月) 00:14:42.41 ID:FuUrhCxv0
~~~太鼓の○人~~~
晴香「なにこれ? 太鼓?」
久美子「はい。こう、リズムに合わせて周りを叩いたり、真ん中を叩いたり、連打したり……そんな感じです」
晴香「へえ~……あ、これがさっき言ってた音楽ゲーム?」
優子「まあ、そんなところですね」
久美子「二人プレイ出来るので、優子先輩と一緒にどうですか?」
晴香「あ、うん。じゃあ……」
優子「なんだかんだ言って、私これ結構好きなのよね~」
久美子「へ~……私はやったこと無いからな~……」
優子「じゃあ晴香先輩。とりあえずまずは、簡単な曲からしてみましょうか」
52: ◆smf.0Bn91U 2016/10/10(月) 00:16:17.12 ID:FuUrhCxv0
~~~終了~~~
晴香「あ~……面白かった!」
久美子「…………」
優子「…………」
晴香「……あれ? 二人共、どうしたの?」
久美子「あ、いえ……別に……」
久美子(なんだろ……最後の方、ストレスを発散するかのように強く叩いてたのは……)
優子「さすが晴香先輩、巧いなぁ、と思っただけです」
優子(それなのにちゃんと叩けてるし……本当に初めて……?)
久美子(晴香先輩って自分のこと過小評価し過ぎだと思うな……)
優子(あすか先輩や香織先輩が凄すぎるだけで、この人も絶対スゴイ人だもんね……)
久美子(……でも確かにあの部をほぼ一人でまとめてるのはストレス溜まるよなぁ~……)
優子(……でもあの部をほぼ一人でまとめてるのは確かにストレス溜まるよなぁ~……)
53: ◆smf.0Bn91U 2016/10/10(月) 00:18:20.87 ID:FuUrhCxv0
晴香「そ、そんな……なんか照れちゃうな……」
晴香「あ、そうだ。何か吹くやつで、こういうの無い?」
久美子「吹くやつ、ですか……?」
晴香「バリサクみたいなのがあれば良いんだけど……」
久美子「確かにあったら面白そうですけど……でも口をつけるのってやっぱり衛生面がありますからね~……」
晴香「そっか~……みんなもマウスピース持つようになったら流行るかな……?」
久美子「いやそれは……どうでしょ」
優子「あ、じゃあギターのゲームとかどうです?」
晴香「え、どれどれ?」
優子「これですよ。ドラムとセッション出来るんです」
晴香「へぇ~……」
優子「じゃあ次は久美子がやってみてね」
久美子「えぇっ!? 私これもやったことないな~……」
優子「まあまあ。麗奈と来た時の練習だと思って」
久美子「麗奈がギターやる姿も想像できませんけど……」
54: ◆smf.0Bn91U 2016/10/10(月) 00:20:43.44 ID:FuUrhCxv0
久美子「……あれ?」
優子「なによ」
久美子「もしかして優子先輩、いつか香織先輩と来た時のためにって思って太鼓やってたんですか……?」
優子「な、なんでよっ。普通に友達と来た時にやるでしょ?」
久美子「いやだって、そんな急に麗奈の名前すんなり出すのって」
晴香「あ、確かに」
優子「も、もう! 晴香先輩まで! ホント、そういうのじゃないですから!」
優子「ただその……いつか、そういう日が来たら良いなぁ……って考えたことはありますけど……」
久美子「……誘えないのに?」
優子「うっさい!」
優子「ほら、ぬいぐるみ持っててあげるから、さっさとやりなさい!」
久美子「は~い」
晴香「照れてるね」ヒソヒソ…
久美子「図星突かれましたから」ヒソヒソ…
優子「ほら二人共! コソコソ話ししてないで、さっさと曲決める!」
55: ◆smf.0Bn91U 2016/10/10(月) 00:23:16.66 ID:FuUrhCxv0
~~~色々と遊んで~~~
晴香「う~ん……遊んだ遊んだ」
久美子「遊びましたね~……」
優子「だね~……って、あ!」
久美子「どうしました? 優子先輩。本体ならちゃんと頭にありますよ?」
優子「じゃなくて! ほら! プリクラ!」
晴香「プリクラ?」
久美子「ってああ!」
晴香「ん?」
久美子「晴香先輩、戻りましょう!」
晴香「戻ろうって……もうだいぶ歩いたけど……」
優子「でもでも! この三人でプリクラ撮ったことなんて無いじゃないですか!」
晴香「あ~……まあ、そう……かも」
久美子「だから! 戻って、撮りましょう!」
56: ◆smf.0Bn91U 2016/10/10(月) 00:25:00.55 ID:FuUrhCxv0
晴香「う~ん……私はいいかな」
久美子「えっ!?」
優子「どうしてですかっ!?」
晴香「だってほら……そうした方が、また二人と遊べるじゃない? だから」
久美子「…………」
優子「…………」
晴香「……って、あれ……?」
久美子「ああ、もう……晴香先輩には敵わないな~……」
優子「ホントよね~……」
晴香「え、えっ?」
久美子「そんな嬉しいこと言われたら、納得するしか無いってことですよ」
優子「また今度、暇が出来たら次こそは撮りましょうね」
晴香「……うん、そうだね」
終わり
57: ◆smf.0Bn91U 2016/10/10(月) 00:26:53.04 ID:FuUrhCxv0
~~~オマケ~~~
優子「また来る時は、久美子のあの下手なドラムがちゃんと出来るようになってたら良いけどね~」
来る「え~? でもあの足で踏むのすごい難しいんですけど」
来る「そういうなら優子先輩がやってみたら良かったじゃないですか」
優子「アレは出来る気がしない」
久美子「だったらバカにしないで下さいよ……」
晴香「あはは……」
久美子「でも案外、晴香先輩ならあっさりと出来ちゃいそうですけどね」
晴香「えぇ~? そんなことないって。あすかこそ上手くやりそう」
久美子「あの人と比べること自体間違えてる気がしますけど……」
優子「香織先輩は……」
晴香「やってたらやってたでカッコイイだろうけどね」
優子「あのおしとやかな先輩が堂々とドラムを叩く……あぁ! なんて素敵な光景!」
久美子「それなら麗奈がやってもスゴイことになりそうだけど……」
優子「それは……結構シュールな映像になるんじゃ……?」
58: ◆smf.0Bn91U 2016/10/10(月) 00:32:59.04 ID:FuUrhCxv0
~~~~~~
麗奈「久美子、任せて。私がキレイにドラム叩いてみせるから」
麗奈「ほら、足はこのタイミングで、こう踏むの」
麗奈「スティックを持つ時はこう。それで叩くと同時にもう一回叩けるようになるから」
~~~~~~~
久美子「……いやいや、結構カッコ良く無いですか?」
優子「惚気か……」
優子(でも……夏紀だったら……)
~~~~~~
夏紀「全く……こんなことも出来ないの? 貸してみて」
夏紀「ダッサ。こんなのも出来ないの?」
夏紀「ほら、こうだからこう。分かる?」
夏紀「大丈夫だって。いくらでも教えてあげるから。ゆっくりやってこ」
~~~~~~
優子(……うん、悪くない……)
久美子「夏紀先輩のこと、考えてたでしょ」
優子「えぇっ!? な、なんでアイツのことなんて考えないといけないのよ!」
晴香「まあ、分かりやすいよね」
優子「晴香先輩までっ!?」
今度こそ終わり
59: ◆smf.0Bn91U 2016/10/10(月) 00:35:49.63 ID:FuUrhCxv0
ここまで全部妄想。
全て投下出来ました。
ありがとうございました。
また妄想が形になったらスレ立てます。
60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/10(月) 02:35:00.84 ID:L4u36u8Ao
おつ
61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/10(月) 13:52:44.51 ID:gFijE6uM0
乙!
SS速報VIP:優子「久美子、太った?」晴香「っ!」バッ! 久美子「あ゛?」
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