女提督「甘えさせたり甘えたり」

女提督「甘えてもいいんだよ?」【前編】

女提督「甘えてもいいんだよ?」【後編】

女提督「甘い時間は溶けるように」【前編】

女提督「甘い時間は溶けるように」【後編】

女提督「甘すぎる…」【前編】

女提督「甘すぎる…」【後編】



SS速報R:女提督「甘すぎる…」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1458901091/



577: ◆CaWSl75vrE 2016/06/01(水) 23:39:32.00 ID:hYFyHdB50

嵐「やっ…やあ、司令……き、奇遇だな…」

提督「う、うん。奇遇もなにも嵐から部屋に入ってきたんじゃ…」

嵐「こ、ここっ、これ、あ、あげるよ…た、大したもんじゃないからさ!ああ、あんまり気にするなよ!」カチコチ

提督「はあ…」

嵐「そっ、それじゃあな!」ピューッ

バタン!

提督「……今日はこんなのばかりだなぁ…」

ガサ…

提督「………やっぱりチョコか…」




578: ◆CaWSl75vrE 2016/06/01(水) 23:43:54.86 ID:hYFyHdB50

提督「はぁ…」

青葉「どうしたんですか、ため息なんてついて」ヒョコ

提督「うわぁ!?あ、青葉!?どこから出てきたの!?」

青葉「まあまあそれはいいとして、青葉からも。はい、どうぞ」スッ

提督「ああ…ありがとう…」

青葉「…あんまり嬉しそうじゃないですね」

提督「いや…毎年こうなるたびに思うんだけどさ」

青葉「はい」

提督「甘すぎる…」

青葉「はい?」



579: ◆CaWSl75vrE 2016/06/01(水) 23:46:25.75 ID:hYFyHdB50

提督「私、実はチョコってあんまり好きじゃなくて…」

青葉「へええ、珍しいですね。どうしてですか?」

提督「いや、さっきも言ったけど甘すぎるんだよ。ビターチョコとかなら普通に食べられるんだけど、ミルクチョコになると途端に食べられなくなって」

青葉「ホワイトチョコは?」

提督「以ての外だね」

青葉「へー、意外と甘いものは苦手なんですね」

提督「うん…」



580: ◆CaWSl75vrE 2016/06/01(水) 23:53:18.79 ID:hYFyHdB50

提督「学生の頃もよく友達とかにもらってたんだけどさ」

青葉「女の子ですか?」

提督「え?うん、バレンタインは女の子がチョコを渡す日でしょ?」

青葉「愚問でしたね、あはははは」

提督「で…貰うのはいいけどほら、やっぱりチョコって言ったらミルクチョコが一般的だからさ…」

青葉「あー…食べられなかったと」

提督「そう、ある程度好みを把握してくれてる人なら苦めにしてくれるからよかったんだけど…ほとんど顔も知らない下級生とかはね…」

青葉「まあ、しょうがないことですよねえ…で、その食べられなかったチョコはどうしたんですか?」

提督「少しは食べてたけど、食べ切れない分はお母さんにあげてた」

青葉(ほとんど本命だったろうに…ご愁傷様ですねえ)



584: ◆CaWSl75vrE 2016/06/02(木) 19:31:36.49 ID:j8GPN2zr0

提督「だから今日は憂鬱でさ…みんなチョコ渡してくるから…」

青葉「あー…青葉のもいりませんか?」

提督「…ううん、もらっとく」

青葉「そんな、無理しなくてもいいんですよ?」

提督「いや、せっかく色んな想いを込めて作ってくれたのを突っぱねるのも申し訳ないからさ…ちゃんと青葉の気持ちもいただくよ」

青葉「あー、出た出た」

提督「出たって、なにが?」

青葉「なにがじゃないでしょうこのスケコマシ」

提督「スケコマシ!?」

青葉(まあ、嬉しいですけど)



585: ◆CaWSl75vrE 2016/06/02(木) 19:39:43.70 ID:j8GPN2zr0

青葉「……ところで司令官」

提督「なに?」

青葉「さっきもらったそのチョコ、食べた方がいいんじゃないですか?」

提督「え?でも、5分くらい前にも食べたんだけど…」

青葉「いいから、ほら」チラッ

提督「え?」



嵐「…………」ヒョコ ジー



青葉「ね?」

提督「ああ…」



586: ◆CaWSl75vrE 2016/06/02(木) 19:46:01.27 ID:j8GPN2zr0

提督「じゃあ…いただこうかな…」ガサ パリ

青葉「あら、可愛らしいハート型ですねえ」

提督「だね、一口サイズに揃えてくれてるのも食べやすくていいかも」

パク

青葉「…どうですか?」

提督「んー…あ、中からなにか…なんだろこれ、ココアソースかな?すごいいい香り」

青葉「へー、器用ですねえ」

提督「洋食とか洋菓子は苦手らしいんだけどね。この日のために練習してくれたのかな」パク ポリポリ

青葉「女の子らしいところあるじゃないですか、ねえ。可愛いですねえ」

提督「あはは、そうだね、可愛いね」

青葉(青葉が誘導したとはいえここまで露骨に聞こえるように言いますか)



嵐「ッ……!ッ………!!/////」ブンブン



587: ◆CaWSl75vrE 2016/06/02(木) 23:58:39.47 ID:j8GPN2zr0

提督「ふぅ、美味しかった」

青葉「よかったですねえ、真摯な想いを見せてくれる子で」

提督「まだ三ヶ月くらいしか経ってないけど、もうかなり仲良しになったよ」

青葉「…仲良し?」

提督「? うん、仲良しだよ」

青葉(あれ…?これ、下手したらあの子のチョコが本命だって思われてないんじゃ…)

青葉「司令官、このハート型のチョコって…どういう意味かわかってます?」

提督「え?親愛の証みたいなものでしょ?」

青葉(あぁーやっぱり…この人の場合周りがそうだったから気付かないんだー…)



588: ◆CaWSl75vrE 2016/06/03(金) 00:02:47.56 ID:Nz9rYEVO0

青葉(ん?じゃあ青葉の想いも伝わってないんじゃ…)

青葉「…司令官」

提督「ん?」

青葉「青葉の気持ち、わかってます?」

提督「へ?」

青葉「青葉は…本気ですよ…?」

提督「…あ、青葉…?その、近いんだけど…」

青葉「チョコレートよりも甘い…乙女の純情をあげちゃいます…」

チュッ



589: ◆CaWSl75vrE 2016/06/03(金) 00:04:44.66 ID:Nz9rYEVO0

青葉「……みたいなことをできればいいんですがねえ…」

提督「どうしたの、急にため息なんてついて」

青葉「いえ…自分のヘタレ具合に呆れてただけですよ…」

提督「は、はあ」

青葉「…どうせ退屈ですし、今日はここで司令官のモテっぷりを拝見させてもらいますか」

提督「えー…別にいいけど…」

青葉「ぐひひ、楽しませてもらいますよお」



590: ◆CaWSl75vrE 2016/06/04(土) 15:55:10.64 ID:qC6e3iEc0

ガチャ

響「やあ、司令官」

提督「響、入るときはノックしなさい」

響「次から気をつけるよ」

提督「それ何回目なの…」

響「まあまあ。はい、これ」コト

提督「これは…チョコだよね」

響「そう。ちょっと特別だけど」

青葉「どのあたりが特別なんです?」

響「中にウィスキーが入ってる」

提督「ボンボンかぁ…」



591: ◆CaWSl75vrE 2016/06/04(土) 15:59:23.13 ID:qC6e3iEc0

響「司令官にウィスキーをそのまま勧めても飲んでくれないからね」

提督「いや、だって…悪酔いしちゃいけないし…」

青葉「響ちゃんは大人ですねえ」

提督「響ぐらいの子がお酒飲んでると心配になるんだけどなぁ…」

響「大丈夫さ、私は艦娘だ」

提督「そうだけど…ちゃんと成長できなくなるかもしれないよ?」

響「おっぱいなら司令官のを触らせてもらうから問題ない」

提督「そういう話をしてるんじゃなくて」



592: ◆CaWSl75vrE 2016/06/04(土) 22:43:24.86 ID:qC6e3iEc0

提督「それにしてもこれ…市販のやつじゃないよね?響が作ったの?」

響「ああ。一人で作った」

提督「へえぇ…よく頑張ったね…」

響「司令官のことを思えばこそだよ」

提督「はいはい…」

響「本心で言ってるんだけどな…」

提督「私も嬉しいと思ってるよ。食べていい?」

響「酔わないの?」

提督「さすがに一個くらいなら大丈夫だよ」パク



594: ◆CaWSl75vrE 2016/06/04(土) 23:32:58.91 ID:qC6e3iEc0

提督「……うん、大人の味…」

響「おいしい?」

提督「おいしい」

青葉「青葉も一ついいですか?」

響「うん」

青葉「ふふ、ありがとうございます……おお、これはなかなか…」モグモグ

響「好評みたいでよかったよ」

提督「響も食べてよ、はい」

響「あーん」

パク

響「…美味しい」

提督「自画自賛?」

響「司令官の手から食べさせてもらうと三割増しで美味しい」

提督「また調子いいこと言って…」



596: ◆CaWSl75vrE 2016/06/05(日) 17:38:19.59 ID:APcdckoZ0

響「これ、冷蔵庫で冷やしておくともっと美味しいと思うから。それじゃ」

提督「うん、ホワイトデーのお返しは楽しみにしててね」

響「期待しておくよ」スタスタ

バタン

提督「響以外の暁型は普通のチョコだったんだけど…響は大人だなぁ」

青葉「司令官、酔ってます?」

提督「え?いや、そんなことはないと思うけど」

青葉「でも、もう顔が赤くなってますよ」

提督「そ、そう?一つしか食べてないし量だって少ないはずなんだけど…」

青葉「司令官、ほんと洋酒はダメですね」

提督「うー…やっぱり控えるべきなのかなあ…」



597: ◆CaWSl75vrE 2016/06/05(日) 17:52:00.91 ID:APcdckoZ0

青葉「そういえば、司令官が洋酒を飲まない理由ってなんなんです?やっぱり酔うからですか?」

提督「もう見られたから正直に言うけど…私、酔ったらなにするか分からないからさ…」

青葉「隼鷹さんもいつも酔ってるじゃないですか」

提督「いや…ちょっと思い出したくないことがあって…」

青葉「はあ」

提督「私が二十歳になった時の話なんだけどさ…大学の友達とお酒を飲みに行ったんだ」

青葉「はい」

提督「最初のうちはまあまあ美味しいなーって思って飲んでたんだけど…」



598: ◆CaWSl75vrE 2016/06/05(日) 18:03:15.63 ID:APcdckoZ0

提督「なんか…途中からだんだん意識が遠ざかっていって…」

青葉「はい」

提督「次起きたら、服の乱れた友達が私に抱き付きながら寝てて…首筋に変な赤い痕がついてるし、周りの子はきゃーきゃー冷やかしてくるし…」

青葉「うわあ…」

提督「それからはお酒は控えようと思いました…」

青葉「あー…まあ、そっちの方がいいですね、ええ…」



599: ◆CaWSl75vrE 2016/06/06(月) 19:22:05.82 ID:/HFif4sC0

コンコン

「わ、私だ。グラーフだ」

提督「ん、入っていいよー」

ガチャ

グラーフ「し、失礼する…む、アオバもいるのか…」

青葉「ん?お邪魔ですか?」

グラーフ「いや、いい。それより、あ、Admiral…わ…渡したいものがあるのだが…」

提督「ん?もしかしてチョコ?」

グラーフ「いや、違う…もっと特別なものだ…」ソワソワ

提督(あれ、意外)



600: ◆CaWSl75vrE 2016/06/06(月) 19:29:32.32 ID:/HFif4sC0

グラーフ「こ、これを受け取ってくれ!///」サッ

提督「え?わっ、花束?こんなに綺麗なの、いいの?」

グラーフ「わ、私の気持ちだ…大切にしてくれると…その、嬉しい…な…」

提督「うん、大切にするよ。花瓶に挿しておくね」

グラーフ「あ、ああ…!ありがとう」

提督「ふふ、こちらこそありがとう」

グラーフ「そ、それではな。私はこれで」イソイソ

バタン



601: ◆CaWSl75vrE 2016/06/06(月) 19:32:33.56 ID:/HFif4sC0

提督「わー…こんなにたくさん…」

青葉「しかし、どうしてまた花束なんて贈ってくれたんですかね?」

提督「言われてみれば確かに…」

青葉「それにチョコも持ってきていなかったみたいですし…」

提督「ね、マックスもチョコじゃなくてお花をくれたけど…」

青葉「……ん?マックスちゃんも?」

提督「え?うん、さっきもらったよ」

青葉「…………」



602: ◆CaWSl75vrE 2016/06/07(火) 16:23:08.51 ID:3FomwLaK0

青葉「あ、ひょっとして日本のバレンタインとは文化が違うんじゃないですかね?」

提督「ああ、なるほど…」

青葉「ちょっと調べてみましょうか」ゴソゴソ スッ

提督「あれ、スマホ?いつの間に買ったの?」

青葉「この前衣笠と街に出たときに」

提督「へー…知らなかった」

青葉「司令官もそろそろ携帯変えたらどうです?」

提督「んー…そうだね、そろそろバッテリーも持たなくなってきたしいい時期かも…」

青葉「それがいいですよ…お、出ました」



603: ◆CaWSl75vrE 2016/06/07(火) 16:46:07.24 ID:3FomwLaK0

青葉「なになに…ほお」

提督「なんて書いてある?」

青葉「ドイツのバレンタインは、チョコじゃなくて花束を渡すそうです」

提督「なるほど…だからマックスもお花をくれたんだ」

青葉「で…義理では渡さないそうですよ、司令官」ニヤニヤ

提督「えーと…つまり、本命ということ…?」

青葉「そうなりますね、モテモテじゃないですか」

提督「えへへ、なんだか嬉しいな」



605: ◆CaWSl75vrE 2016/06/07(火) 17:06:09.43 ID:3FomwLaK0

青葉「あ、でも女性からではなく、男性から女性に贈るものらしいですよ。私たちみんな女性ですけど」

提督「じゃあ男の人の目線で贈ってくれたってこと?」

青葉「そうなるんじゃないですか」

提督「…つまり?」

青葉「つまり、恋愛感情持っているということでいいんじゃないですかね」

提督「…………/////」ボッ

青葉(やっと気付いたのかこのたらし…)



608: ◆CaWSl75vrE 2016/06/07(火) 22:37:18.68 ID:3FomwLaK0

提督「ま、まさか。ただ向こうの国の慣習に従ってるだけだよ」

青葉「ほーん…じゃあ義理では渡さないっていうのはどうなるんです?」

提督「それはほら…あれだよ、その部分はこっちの国に合わせてくれてるんだよ…」

青葉「そうですか…ならもう何も言いません…」

青葉(ほんと、ポテンシャルの割に自己評価の低い人ですね…)

提督「あはは…とりあえず花瓶に生けておこう…」ガタ

青葉(そのくせ積極的に絡んで人をその気にさせてくるからタチが悪い…)



609: ◆CaWSl75vrE 2016/06/07(火) 22:39:28.03 ID:3FomwLaK0

一応注釈というか弁明をしておくと、提督がここまで人に恋愛感情を抱かれていないと思い込んでるのは例の幼馴染ちゃんに告白した時断られたからでございます
だから告白まがいのことをされても相手が自分にどこまでの気持ちを持ってるのか分からなくなるというレズの悪循環



610: ◆CaWSl75vrE 2016/06/07(火) 22:48:26.94 ID:3FomwLaK0

ガチャ

武蔵「よう」

提督「ノック…」

武蔵「これでいいか?」コンコン

提督「はぁ…」

武蔵「そう呆れるなよ、相棒に渡したいものがあるんだ」

提督「…チョコ?」

武蔵「そう。私の手作りだぞ、ふふふ」

提督「わーうれしいなぁ」

武蔵「なんだその反応は…」



612: ◆CaWSl75vrE 2016/06/07(火) 23:00:40.20 ID:3FomwLaK0

武蔵「まあいい、ほれ」スッ

提督「ん、ありが…

ヒョイ

提督「えっ?」

武蔵「と思ったが、そのまま渡すのではつまらないな」

提督「…また良からぬこと考えてるでしょ」

武蔵「ふふふ、どうかな」ビリビリ

提督「え、もう開けちゃうの?」

武蔵「ああ」



613: ◆CaWSl75vrE 2016/06/07(火) 23:17:39.86 ID:3FomwLaK0

パク

武蔵「ん。いいぞ」

提督「いいぞって……」

武蔵「食べないのか?」ニヤニヤ

提督「いや…食べるけどさ…普通に食べたいんだけど…」

武蔵「武蔵お腹空いてきちゃったー」カリッ

提督「あーわかったわかった食べるから!」スッ

青葉「……………」スッ

提督「んー…ちょっと屈んで…」

武蔵「はいはい」



614: ◆CaWSl75vrE 2016/06/08(水) 23:26:47.47 ID:um/2kxg/0

武蔵「ほら、もっと足を伸ばさないと取れないぞ?」

提督「んー…!」

青葉(背伸びしてキスしようとしてるみたいで可愛い)

サワサワ

提督「ひゃっ!」

武蔵「くくく、隙だらけだな」

提督「もう!変なところ触らないでよ!」

パク

武蔵「おっと」

提督「すぐ意地悪するんだから…」モグモグ

武蔵「好きな子には意地悪をしたくなるというものさ」

提督「そうですか…」

青葉(あ、赤くなってる)



615: ◆CaWSl75vrE 2016/06/08(水) 23:30:38.10 ID:um/2kxg/0

武蔵「お、これは間接キスというものだな。なあ相棒」

提督「そうだね」ツーン

武蔵「…青葉、最近相棒が冷たいんだ。どうすればいい?」

青葉「倦怠期ってやつですかね」

武蔵「私は相棒のことをこんなにも愛しているのにな」

青葉「一度熱い夜を過ごせばお互いの気持ちを分かり合えるかもしれませんよ」

武蔵「なるほど…」

提督「なにあることないこと言ってるのさ」



616: ◆CaWSl75vrE 2016/06/08(水) 23:45:31.52 ID:um/2kxg/0

武蔵「だがなあ相棒、これでも私は真剣に悩んでいるんだぞ?」

提督「武蔵が変なことばっかりするからでしょ…」

武蔵「そんなにか」

青葉「割と過剰なスキンシップだと思いますけどね」

武蔵「そうか…なら、少し控えるべきか…」

提督「……嫌とは言ってないよ」

武蔵「ん?」

提督「まあ…ホワイトデーは、楽しみにしてて」

武蔵「……おお」

青葉「おやぁ?ツンデレさんですかぁ?」

提督「茶化すな!」ガッ

青葉「ぎゃああああ!!」メキメキ



617: ◆CaWSl75vrE 2016/06/10(金) 22:41:06.58 ID:sOanHNbX0

〜〜〜

提督「うー…やっとチョコの波がおさまった…」ドサ

青葉「ほんとにみなさん来ましたねえ。食べきれるんですか?」

提督「…これからしばらくはチョコ生活かなぁ…」

青葉「うわあ、想像しただけで鼻血が出そう…」

提督「はぁ…まあいいや、とりあえずお風呂入ろう…」

青葉「おっ、青葉もお供しましょう」

提督「……それはいいけど、もし撮ったら…」

青葉「あーはいはい、分かってまーす」

提督「ほんとに分かってるの…?」



618: ◆CaWSl75vrE 2016/06/10(金) 22:46:50.01 ID:sOanHNbX0

提督「………ん?」

青葉「どうしました?」

提督「いや、普段はこの時間だと他の子はいないはずなんだけど…これ」

青葉「…?ああ、金剛さんの服…ですかね?」

提督「みたいだね。珍しいなぁ…」スル バサッ

青葉「…ん?あれ!?司令官、いつの間に脱いだんですか!?」

提督「青葉が見てない時」

青葉「なんで!?」

提督「どうせ私が着替えてるところ見たら変なこと言うでしょ」

青葉「い、言いませんよ!失敬な!」

提督「はいはい、早くタオル巻いてね」

青葉「あっ、もう!待ってくださいよー!」

パタパタ



619: ◆CaWSl75vrE 2016/06/10(金) 22:50:48.27 ID:sOanHNbX0

ガララ

提督「……!?」

青葉「うわ…なんですか、このチョコの匂いは…」

提督「知らないよ…」

「ヘーイテートクゥー!」

提督「その声は…」

金剛(全身チョコ塗れ)「やっと来たネー!」ブンブン

提督「……………」

青葉「チョコ風呂だ……」ドンビキ



621: ◆CaWSl75vrE 2016/06/11(土) 18:49:29.85 ID:D6RlAPXh0

金剛「フフフ……テイトクにワタシをpresentしたくて特別にチョコbathを作ってもらいマシター!」

青葉「うわあ…ほんとにチョコが溜まってる…」

提督「食べ物で……」ボソッ

青葉「え?」

金剛「さあ!テイトク!!Burning loveなワタシを受け取ってクダサーイ!!」ドドドド ピョーン

ガッ

提督「食べ物で遊ぶとは何事かあぁぁーーーー!!!」ポーイ

金剛「ノォーーーーーー!??」

ズシャアアア

青葉「ナイス巴投げ…」



624: ◆CaWSl75vrE 2016/06/11(土) 22:06:06.69 ID:D6RlAPXh0

提督「だいたいねえ、チョコを全身にまぶすなんてそんな行為バカだよバカ!お百姓さんが見たら怒るよ!?」ガミガミ

金剛「ハイ…」

青葉「お風呂で説教ってなんだろうこの絵面…」

ザバァ

「ウフッ…ウフフフフ…」ドロォ…

青葉「のわぁ!?だ、誰!?」

早霜「フフフ…早霜です…」

青葉「あっ、ああ…顔までチョコ塗れだから分かりませんでした…」

早霜「司令官の……声がしたわ……」

青葉「えっ」

早霜「……フフッ。フフフ……」

ベチャ…ベチャ…

青葉「…………」ゾー



625: ◆CaWSl75vrE 2016/06/11(土) 22:15:46.46 ID:D6RlAPXh0

早霜「司令官……」ベチャ

提督「ん?その声は早霜?ダメだよ早霜、こんなことしちゃ。ほら金剛、大人がこういうことをするから子供が真似するんだよ!」ビッ

金剛「!?」ガーン

早霜「……………」

提督「とにかく早霜も、早くシャワー浴び

ガッ

提督「てっ!?」

早霜「司令官」

提督「は、はい!」

早霜「バレンタインチョコです」

提督「えっ」

早霜「受け取ってください」

提督「い、いや、あの」

早霜「受け取ってください」

提督「ぉっ……」

青葉(司令官がたじろいでいる…!!)



627: ◆CaWSl75vrE 2016/06/12(日) 23:18:28.02 ID:l0UtqAjV0

提督「えっ…えっと…う、受け取れって言われてもどうすればいいのか…」

早霜「食べてください」

提督「……チョコをだよね?」

早霜「はい」

提督「………いや、

早霜「食べてください」

提督「………はい」

青葉(司令官の目から光が消えた…!?)

金剛(あれ?なんだかいつの間にかエアーになっているような気が…)



628: ◆CaWSl75vrE 2016/06/12(日) 23:26:08.30 ID:l0UtqAjV0

提督「…ちなみにどのあたりがオススメですか」

早霜「このあたり…でしょうか」トントン

提督「む、胸元ね……よーし…」

ペロッ

早霜「んっ…」

提督「わーおいしい…」

青葉(超棒読みだ…)

早霜「違います、司令官……もっと下…」グイ

提督「し、下?」

早霜「この……先っぽなんて、特にオススメです………食べやすそうで……///」ハァハァ

提督「えっ…」

早霜「…………」

提督「さ…さすがにそれは

早霜「……ウフフッ」

提督「いただきます……」

金剛(smileが消えたネー…)



629: ◆CaWSl75vrE 2016/06/12(日) 23:31:28.75 ID:l0UtqAjV0

提督「…………」パク

早霜「あんっ……!」ビクン

提督「…………」ペロ

早霜「おっ…おい、しっ……ですか、ぁ…」ピクッ…

提督「おいひい」ジュルル

早霜「ああぁ……っ、はぁ……/////」ゾクゾク

提督(気のせいか前にもこんな展開があったような…)

青葉(司令官の目がどこを見ているのか分からない…)



630: ◆CaWSl75vrE 2016/06/13(月) 19:32:23.58 ID:pjnGqCdm0

スッ

提督「あ、あー。美味しかったよ、あはは」

早霜「……まだ残っています」

提督「いやいや、もう十分堪能したよ……」

早霜「私は満足していません」

提督「はっ?」

早霜「なら私から食べさせてあげましょう」ドロォ ベタベタ パク

提督「え?いやあの、近

チュッ

提督「むぐぅ!!?」

早霜「んっ、んんん……食べ…てぇ……」ジュルル

青葉(……そっとしておこう)



631: ◆CaWSl75vrE 2016/06/13(月) 19:43:20.72 ID:pjnGqCdm0

グイ ドサッ

提督「うぎゃ!?」

早霜「フフッ、ウフフフフフ////」ハァハァ

提督「ちょちょちょ、なにその笑い方!?完全にまずいやつでしょこれ!青葉ー!!」

早霜「フフ、フフフフ、邪魔者は消えましたよ……さあ、二人っきりで楽しみましょう……/////」ガシッ

提督「あれっ青葉いない!?ちょっと青葉ー!!?というかなんでそんなに力強いの!?」グググ

早霜「愛の力です…んっ///」スリスリ

提督「ちょっ、どこ擦り付け……なんかヌルヌルするんだけど!?誰かあああああああ!!!!」



金剛「…………」

金剛「…………」

金剛「………シャワー浴びよ」



632: ◆CaWSl75vrE 2016/06/13(月) 23:56:12.07 ID:pjnGqCdm0

大井「…………」ジャー

青葉「おっ…こんな時間にいるなんて珍しい」

大井「……チョコが」

青葉「へ?」

大井「チョコが…なかなか落ちないんですよ…」

青葉「…まさか、チョコ風呂に?」

大井「ええ…提督に食べてもらおうとして、さっきまで潜ってました…」

青葉「へ、へえ…」

大井「けど、金剛さんが怒られてるのを密かに見てて…怒られたくないので洗い流そうかなと…」

青葉「はぁ…意外と分別はあるんですね」

大井「いや、だって…一度提督が本気で怒ったのを見てましたから…」

青葉「そうですか…」



633: ◆CaWSl75vrE 2016/06/14(火) 00:14:00.07 ID:/Zbc2EYB0

早霜「ふぅ………///」ツヤツヤ

提督「うっ…うぅ…吸われた…絡まされた…弄ばれた…」シクシク

早霜「お嫁にならもらってあげますよ…♪」ピト

提督「そこまで言ってないです…」

早霜「フフ……私はずっと…見ています……」

提督「はぁ……」

提督(……いや、でも…よく考えてみると……)ジーッ

早霜「………?…そんなに見つめられると……困ります……///」ポッ

提督(早霜ってまだ身長も低いし…膨らみも少ないし子供体型で………美味しそうに見えるかも……)

早霜「ウフフ……そんなに私のことが気になりますか……?」

提督(……って何考えてるの私、相手は子供…相手は子供…)

早霜「ああ…まだ物足りなかったんですね……なら、この身体を…どうぞ……」

提督「言ってまーせーんー!」ギュムム

早霜「あふぁあ…」



637: ◆CaWSl75vrE 2016/06/14(火) 19:42:52.05 ID:/Zbc2EYB0

ガララ

提督「はぁ、ひどい目に遭った…」

早霜「フフフ……私、今日のことは忘れません……ずっと…ずっと……」ペロッ

提督「はいはい、じっとしてようね」ゴシゴシ

早霜「んんぅ」

青葉「司令官、青葉も拭いてください」

金剛「ワタシも拭いてほしいネー!」

提督「もうそんな年頃じゃないでしょ、自分で拭きなさい」ポイッ ポイッ

青葉「わっぷ」

金剛「Oh」



638: ◆CaWSl75vrE 2016/06/14(火) 19:48:24.15 ID:/Zbc2EYB0

〜〜〜

早霜「……………」ウトウト

提督「ほら早霜ー、部屋までもうすぐだよー」

早霜「はい……」

提督「もう…こんな時間まで起きてるから…」

金剛「テイトクゥ、今日は一緒にsleepしませんカー?」ピト

提督「一人で寝ます」グイ

金剛「むー、いけずネー…」

早霜「…………」カクン

提督「あー…限界みたい…」

青葉「抱っこしてあげますか?」

提督「うん、布団まで運んでくる」



639: ◆CaWSl75vrE 2016/06/14(火) 19:51:25.72 ID:/Zbc2EYB0

バタン

青葉「寝ました?」

提督「うん、ぐっすり」

金剛「ンー…ワタシもそろそろsleepyデース…」ゴシゴシ

提督「金剛も早いとこ寝なよ、明日に響くし」

金剛「Yes…あ、テイトク」

提督「ん?」

チュッ

金剛「Good night!」

パタパタ

提督「………内心恥ずかしがってるだろうなあ」

青葉「どうして分かるんです?」

提督「ああ見えて奥手だからね」

青葉「へー、意外ですね」



640: ◆CaWSl75vrE 2016/06/16(木) 22:17:11.27 ID:pmWCq3YV0

提督「青葉もそろそろ寝た方がいいんじゃない?」

青葉「そうですね、執務室にカメラを置き忘れたのでそれを取ってからにします」

提督「私も戸締りしないといけないから一緒に行くよ」

ガチャ

皐月「.........」

青葉「わっ」

提督「あれ、皐月?どうしたの、こんな時間...って...この包み紙、もしかして!」

皐月「......ふぇ?しれぇかん...?」ポー

提督「皐月、ここに置いてあったチョコを食べた?」

皐月「あぁ...えへへ...ちょっぴり大人味だったけど、おいしかったよぉ...///」ニヘー

提督「ああ、やっぱり...」



642: ◆CaWSl75vrE 2016/06/19(日) 19:43:18.40 ID:jYAOXpQj0

青葉「あちゃー…これ、出来上がってますかねえ」

提督「皐月、これ何本に見える?」ピッ

皐月「………あむ」カプ

青葉「確定みたいですね…」

提督「ちゃんと冷蔵庫に戻しておけばよかった…」

皐月「あぐあぐ」ペロペロ

青葉「どうします?」

提督「うーん…いいや、今日はこのまま寝ることにするよ。青葉も部屋に戻ってて」

青葉「はい…まあ、司令官なら安心ですよね」

提督「皐月、私の部屋で寝るよー」

皐月「ふぁーい…」



646: ◆CaWSl75vrE 2016/06/19(日) 23:23:10.03 ID:jYAOXpQj0

バタン

提督「ふぅ…皐月、先に布団入ってていいよ」

皐月「しれーかんは?」

提督「私はちょっと本を読んでから寝ようかな」

皐月「えー!しれーかんと一緒にねるぅ!」グイグイ

提督「わっ、こ、こら!そんなに引っ張ったらダメだって!」

皐月「ねーるぅー!ねーるーのぉー!!」グイグイ

提督「わかった、わかったから!はいはい、もう寝ようね!」

ボフ

皐月「えへへぇ、しれ~か~ん♪」ギュー

提督「はぁ…電気消すよー」

皐月「はーい♪」

パチン



647: ◆CaWSl75vrE 2016/06/19(日) 23:25:51.76 ID:jYAOXpQj0

「…………」

「………ふっ」

「…………」

「……ふっ、ふふふ、ふふふふふ」

「……寝なさい」

「…………んふ」

「…皐月……」

「……ふーーーーーーーー」

パチン

提督「静かにしなさい!」

皐月「あっはっはっはっは!!」ケラケラ



648: ◆CaWSl75vrE 2016/06/19(日) 23:30:44.26 ID:jYAOXpQj0

皐月「しれーかんっ♪」ピコピコ

提督「もう…早く寝ないと明日に響くよ…」

皐月「ほら!チョコあげる!」スッ

提督「これ、響の?どこに隠し持ってたの…」

皐月「せっかくおいしいんだからしれーかんにも食べてもらわないとね!」ビリビリ パクッ

提督「へ?」

皐月「ん!」スッ

提督「…このまま食べるの?」

皐月「んー」

提督「……はぁ」



649: ◆CaWSl75vrE 2016/06/20(月) 19:45:43.69 ID:+O+Bmt9ZO

提督「…あむ」パク

皐月「んふっ」

チュッ

提督「!!??」ビクゥ

皐月「はむ…んっ」ジュル…

提督(なななななななにこれ!?チョコ越しに皐月の舌の動きが伝わってくる!?)

皐月「ちゃんと…ん、溶けるまで……」ガシッ

提督(わああああああ!!!??)ドキドキドキドキ

皐月「ふふっ……甘ぁい……」チュル…

提督(まずいまずい落ち着いてまずいこれはまずい舌がチョコ越しに私の舌に触れてる相手は子供なのにこんな大人のキスみたいなのでドキドキしちゃってるなんでなにこれまずい)ドキドキドキドキドキドキドキドキ



651: ◆CaWSl75vrE 2016/06/20(月) 19:59:55.10 ID:21SChXDB0

提督「お……おっ、お、おっ……」プルプル

皐月「んんぅ…」

提督(これ、は……ま、まずい……)

ガバッ

皐月「ふぎゃ!」

提督「はー…はー…さ、皐月……」

皐月「…しれーかん…?」ボー

提督「………っ!!」

ギュウウ

皐月「あぅ」

提督(収まれ収まれ収まれ収まれ収まれ収まれ……!)

皐月「…………」ボー

提督(我慢我慢我慢我慢我慢………)モンモン

皐月「……すぅ」

提督「……さ、皐月?」

皐月「すー……すー……」

提督「…………はあぁぁ……」ドサ



652: ◆CaWSl75vrE 2016/06/20(月) 20:04:14.50 ID:21SChXDB0

翌日



提督「……………」ズーン

加賀「……元気がないみたいね」

提督「まあ……昨日、色々あって……」

加賀「……?ああ、そうそう…」

提督「なにー…?」ムク

加賀「一日遅れたけれど………こ、これ。私から、チョコ…」スッ

提督「ひぃ!?」ガタッ

加賀「!?」

提督「もうチョコはやだああああああ!!!!」バッ ダダダダ

加賀「」ガーン



653: ◆CaWSl75vrE 2016/06/20(月) 20:07:25.81 ID:21SChXDB0

最高に健全なバレンタイン編おわり
このあとめちゃくちゃ加賀に食べさせられた



656: ◆CaWSl75vrE 2016/06/21(火) 22:33:12.51 ID:O7R0YzP80

吹雪「………んん…」ムク

吹雪(……今何時だろ…)ゴソゴソ スッ

吹雪「……………」

吹雪(……7時前…まだちょっとだけ寝てよう…)

吹雪「……………」

吹雪「…………!?」

吹雪「え…!?な…なに、これ…!?」ゴソゴソ

叢雲「むうぅ……なにごそごそしてんのよ…」ムクリ ボー

吹雪「あ、む、叢雲ちゃん…な、なんでもないの…」

叢雲「はぁ……目、覚めちゃったじゃない…顔洗ってくるわ…」ゴソゴソ

吹雪「ご、ごめん」

叢雲「別に怒ってないからいいわよ…」

スタスタ

吹雪「……………」チラッ



657: ◆CaWSl75vrE 2016/06/21(火) 22:38:43.15 ID:O7R0YzP80

コンコン

提督「入っていいよー」

ガチャ

吹雪「し、失礼します」

提督「吹雪…?珍しいね、こんなに朝早くから」

バタン

吹雪「い、いえ…ちょっと、聞きたいことがありまして…」

提督「はあ。朝ご飯の時間は大丈夫なの?」

吹雪「あ、はい!今日はお昼から演習があるだけなので」

提督「そっか…で、聞きたいことって?」

吹雪「えっと…あの、その……」

提督「?」

吹雪「……………」キョロキョロ



658: ◆CaWSl75vrE 2016/06/21(火) 22:46:01.42 ID:O7R0YzP80

吹雪「司令官、耳を貸してください」

提督「ん?こう?」

吹雪「はい……」

スッ

吹雪「実は………」ゴニョゴニョ

提督「うん…うん、うん……」

吹雪「……………」ゴニョゴニョ

提督「……うん。………あー……」

吹雪「私、もしかして病気なんじゃないでしょうか…」

提督「いや……うんまあ、とりあえず病気ではないから安心していいよ。むしろ成長してる証と言っていいかな」

吹雪「ほ、ほんとですか!?よかったぁ…」

提督「吹雪、今時間いい?少し説明しておきたいんだけど」

吹雪「あ、はい!お願いします!」



659: ◆CaWSl75vrE 2016/06/21(火) 22:56:16.01 ID:O7R0YzP80

~~~

提督「……というわけ。だからそれは病気なんかじゃなくて、身体が大人になり始めてる証拠だよ」

吹雪「なるほど…司令官に相談してよかったです」

提督「それはどうも…というか、こういう話って座学でしてなかったっけ?」

吹雪「えーっと…たぶん、してたと思うんですけど…私、その時は寝てたんじゃないかと…」

提督「寝てた?」ジト

吹雪「う…は、はい…遠征の後だったので、少し疲れてて…」

提督「まあ…なら仕方ないか…」

吹雪「すみません…これからは気を付けます」

提督「いや無理はしなくていいよ。なんなら同じ内容をもう一回やればいいだけだし」

吹雪「そうですね…」



660: ◆CaWSl75vrE 2016/06/21(火) 23:02:30.86 ID:O7R0YzP80

提督「というか、結構意外だなぁ」

吹雪「何がですか?」

提督「いや、吹雪って真面目だからさ。そういうことも知ってるのかと思って」

吹雪「あはは…実はこういったことは、ちょっと恥ずかしくて…」

提督「うーん…まあ年頃だから仕方ないのかもねえ…」

吹雪「やっぱり、他の子はみんな知ってるものなんでしょうか」

提督「…さあ?どうだろう…」

吹雪「深雪ちゃんとかは知らなさそうですよね…いつも寝てるし」

提督「………ん?もしかしてこれって…女の子の成長にとって由々しき問題なんじゃ…!」ガタッ

吹雪「え?」

提督「吹雪、今度その科目のテストがあったよね?」

吹雪「は、はい。確か…二日後だったはずです」

提督「むう……その後補講を開かないといけないかも…」

吹雪「…………?」ポカーン



661: ◆CaWSl75vrE 2016/06/23(木) 19:17:55.39 ID:DY+Etmbe0

数日後……



深雪「ん?おー、吹雪も呼ばれたんだなー」

吹雪「あ、深雪ちゃん…うん、なんだろうね…机が置いてあるけど」

深雪「さあなー」

加古「」zzz

龍田「うふふふ、なにが始まるのかしらね~」

青葉「さあ、なんでしょうねぇ」

ガラッ

提督「ん、みんな集まってるね」

吹雪「あ、司令官」

提督「名札が置いてあるから、自分の名前の席に着いて」

ガタガタ



662: ◆CaWSl75vrE 2016/06/23(木) 19:22:22.91 ID:DY+Etmbe0

提督「えー…今日ここに集まってもらったのは、先日の座学のテストが関係しています」

深雪「あー、10点ぐらいしか取れなかったあれかー!」

提督「はい、欠点の人が集められました。その補講を今から行いますが…ちなみに、欠点を取った理由は自分で分かりますか?」

深雪「寝てた!」

吹雪「う…勉強不足ですね…」

加古「」zzz

龍田「私も勉強不足かしら~」

青葉「んー、青葉も勉強不足ですね」

提督「……え?ちょっと待って、龍田と青葉って普段成績いいのになんで今回に限って」

龍田「さあ?」

青葉「どうしてでしょうね?」

提督「………まあそれはいいとして。加古、ちゃんと聞きなさい」ポン

加古「んぉ…?おぉ…あとで古鷹から聞いとくよ…」

提督「古鷹はいませんー」グニー

加古「うがぁ…」



663: ◆CaWSl75vrE 2016/06/23(木) 19:45:01.13 ID:DY+Etmbe0

提督「えー…科目は知っての通りだとは思いますが、保健体育です」

吹雪「前に言ってた補講ってこのことですか?」

提督「そう。しっかりと学んでおかないと女の子としての成長に弊害が出るかもしれませんのでみなさん集中して聞いてくださいね」

深雪「えー、めんどくせー」

提督「ゲーム禁止にするよ?」

深雪「頑張ってまいりましょう!」ビシィ

提督「さて、気を取り直して…手元にプリントがありますので、そちらをどうぞ」

吹雪「これですか?」ピラッ

提督「はい、それです」



665: ◆CaWSl75vrE 2016/06/23(木) 20:31:42.50 ID:DY+Etmbe0

提督「見てもらえれば分かると思いますが、内容はテストの範囲と同じ女性の身体のうごきに関することです」

深雪「あたしらの身体ってオトコとは違うの?」

提督「はい、胸が膨らんでもいなければ性器の形も違います」

深雪「セーキ?」

提督「後々説明しますので、少し聞いていてください」

深雪「はーい」

提督「男性と女性の身体の差ですが、幼少期…つまり子供のうちは基本的に大きな差異はありません」

青葉「それほど意識するものではない、ということですか?」

提督「はい。この時点では性別以外にほとんど見た目の違いもありませんが、ある時期を境に心境や身体の変化が訪れます」



667: ◆CaWSl75vrE 2016/06/25(土) 17:05:09.35 ID:AH3NTn/00

提督「思春期の少女に表れるもの…吹雪、なんだか分かる?」

吹雪「はい!月経です!」

提督「その通り。生理や月のものとも言います」

深雪「へー…初めて知った」

提督「ありがとね、吹雪。座っていいよ」

吹雪「は、はい。えへへ」

提督「この現象は成熟した女性全員に見られます。吹雪はつい最近だったけど、龍田と青葉はもう来てるんじゃないかな?」

龍田「そうね、というか生まれた時からそうだったわ~」

青葉「青葉もです」

深雪「げっ、来てないのあたしだけ?」

提督「さっきも言った通りそのうち来るから大丈夫、安心していいよ」

深雪「そ、そうなのか…」



668: ◆CaWSl75vrE 2016/06/25(土) 17:29:02.76 ID:AH3NTn/00

深雪「でもせんせー、なんでそんなことが起こるんですかー?」

提督「いい質問ですね。月経は名の通り月に一度来るものですが、なぜそのようなことが起こるのかというと女性の身体は赤ちゃんを産む準備をするんですね」

深雪「えっ、月一で赤ちゃん産むの!?」

吹雪「いやいやいや…そんな簡単に子供産んでたら大変なことになるよ…」

提督「吹雪の言う通り、月一で赤ちゃんを産むようなことはありません。あくまでその準備が行われるだけです」

深雪「じゃあ本番は別にあるんだ?」

提督「え?ええ、そうなります」

青葉「はいはいはい!!せんせー!その本番はどうやってやるんですかー!!?」

提督「えっ」

龍田「私も気になります~」

青葉「ほら早く教えてくださいよぉ!!さあ!!」

提督「い、いや…あの…」

青葉「本番!!本番!!」

龍田「本番♪本番♪」チャッチャッ

提督「うるさーーい!!あとで説明するから静かにしなさーい!!」

青葉「あとで?」

龍田「説明するって言ったわよねえ?」

提督「うっ……」



672: ◆CaWSl75vrE 2016/06/27(月) 23:22:07.15 ID:S/mFPuY80

提督「こほん…気を取り直して説明に戻ります。その準備というのは、お腹の中で行われます」サスサス

深雪「胃?」

提督「惜しい。吹雪、どこかわかる?」

吹雪「子宮、です!」

提督「正解。女性には子宮という赤ちゃんを育てる器官があります」

深雪「へぇー…艦娘にもついてんの?」

提督「最近の研究であることが判明しましたね」

青葉「司令官にもついてるんですかー?」

提督「そりゃあそうでしょ…」



673: ◆CaWSl75vrE 2016/06/27(月) 23:29:29.57 ID:S/mFPuY80

提督「そして月経の間はその子宮内に色々な分泌物の膜ができるんです」

深雪「膜?」

提督「そう。詳しい説明は後にして、その膜は赤ちゃんを作るために必要なものです」

龍田(意外と知らないことばかりね…)

提督「月経が終わるとこの膜は崩れ落ちて体外に出ます。それがいわゆるおりものというやつですね」

青葉「へえぇ…そうだったんですか」

提督「こういった話題は避けられる傾向にありますから、間違った認識のまま大人になるということもよく見られます。しっかりと勉強しておきましょうね」

「「「「はーい」」」」



674: ◆CaWSl75vrE 2016/06/27(月) 23:36:08.46 ID:S/mFPuY80

加古「zzz……」

提督「加古、聞いてた?」

加古「んぁ…聞いてた聞いてた…」

提督「じゃあさっき私はどういう話をしてた?」

加古「……あれでしょ…なんかお腹の中でできたものが崩れて出てくるんでしょ…」

提督「うわ、意外と聞いてる…」

吹雪「睡眠学習ってやつですかね…」

提督「そんなに聞こえてるならどうしてテストの結果が悪かったんだろう…」

龍田「テストもずっと寝てたからじゃないの~?」

提督「ああ、なるほど…」

青葉「……で、司令官。テスト範囲はここだけじゃないですよねぇ?」

提督「う…」



675: ◆CaWSl75vrE 2016/06/29(水) 15:57:19.97 ID:LMxo4YrS0

青葉「さあ早く!教えてくださいよォ!!子供の作り方をォ!!」

龍田「私も気になるわ~」ニコニコ

提督「あ、あれー、そんなこと言ったかなー」

青葉「…………」カチッ

『あとで説明するから静かにしなさーい!!』

提督「なんでそんなの録音してるのおおお!??」

青葉「さあ言い逃れはできませんよ、ぐひひひ」

提督「うぐぐ…」

提督(い、いや…どうせいつかは知ることだし…そう、これは教育…ただの教育だから、何も恥ずかしいことはない…)

提督「…いいよ、教えてあげる」

青葉「ひゃっほおおおおお!!!」



676: ◆CaWSl75vrE 2016/06/29(水) 16:09:33.72 ID:LMxo4YrS0

提督「こほん…えー、次は妊娠の仕組みについて説明します」

深雪「ニンジン?」

提督「ニンシン。子供ができること」

深雪「へー、いらないよじゃないんだ」

提督「その話はまた今度しようね。ちなみにこれも月経と関わりのあることなのでしっかりと聞くように」

吹雪「はい!」

深雪「はーい」

提督「まず私から質問です。子供はどうすればできますか?深雪、わかる?」

深雪「え?えーっと、安定した収入と互いの愛があって」

提督「そういう概念的なものじゃなくて!行為!」

深雪「あ、行為?キスしたらできるんじゃないの?」

提督「ブブー、違います」

龍田「そうよぉ、キスで子供ができるなら今頃提督と加賀さんは子だくさんになってるでしょ~?」

深雪「そっかー!」

提督「余計なこと言わなくていいから!!」



677: ◆CaWSl75vrE 2016/06/29(水) 16:23:03.47 ID:LMxo4YrS0

提督「はいはいお静かに!話を聞きなさい!」

青葉「絶対照れ隠しですよ」

深雪「なー、司令官乙女だもんな」

提督「…………」ブンッ

青葉「ぐえぇ!?」スコーン

提督「話を聞こうね?」

青葉「は、はいぃ!」

深雪(あんな正確なチョーク投げ初めて見た…)



678: ◆CaWSl75vrE 2016/06/29(水) 16:36:36.74 ID:LMxo4YrS0

提督「まず女性の体内では、卵子という子供ができる材料の一つが作られています」

吹雪「卵みたいに大きいわけではないんですよね?」

提督「はい、とても小さいものです。その卵子は月に一度卵管という器官に排出されます」

深雪「なんか難しい話だなー…」

提督「これがいわゆる排卵というものです。それからしばらく経つとその物質は黄体という組織に変化します」

吹雪「…………」カキカキ

提督「それからさらにしばらく経ち、黄体から出されるホルモンの影響で柔らかくなった子宮内膜が血液と共に体外に排出されます。これが卵胞期から月経期の終わりまで、です」

深雪「あれ?子供は?」

提督「それもこれから説明します」



679: ◆CaWSl75vrE 2016/06/29(水) 17:22:12.63 ID:LMxo4YrS0

提督「すぅーー……ふぅーー……」

龍田「…………」

青葉「…………」

提督「……えー、どうすれば子供ができるかですが、これは簡単なことではありません」

深雪「安定した収入と互いの」

提督「それもあるけど!深雪、ちょっと静かになさい!」

深雪「うひひ、ごめんごめん」

提督「…で、先ほど話した卵子が卵管に排出される時期ですが、これを排卵期と呼びます」

龍田「…………」

青葉「…………」



680: ◆CaWSl75vrE 2016/06/29(水) 19:26:54.71 ID:LMxo4YrS0

提督「卵子の寿命はだいたい一日程度と言われています。その間に……」

深雪「……その間に?」

提督「……………」

青葉「…………」

龍田「…………」

吹雪「…………」

加古「」zzz

提督(前にヲ級ちゃんにも説明してたでしょ私!恥ずかしがることなんてないって!!)

深雪「………??」



682: ◆CaWSl75vrE 2016/07/03(日) 19:14:32.55 ID:yr4vzyBO0

提督「…せ……」

深雪「せ?」

提督「せ………精子と…卵子が結び付いて…子宮内膜に、着床することで、子供がつくられ始めます……」

深雪「………へー」

吹雪「なるほどぉ……」

提督(い……言えた……)///

青葉「はい!!先生!!」ガタッ

龍田「先生!!」ガタタッ

提督「!?」ビクッ



686: ◆CaWSl75vrE 2016/07/04(月) 20:31:49.16 ID:4vt1Nzyx0

青葉「質問です!!」

提督「え…な、なんでしょうか…」

青葉「その精子というのはどこから出てくるんですか!!」

提督「………!?」

深雪「………?」

提督「え……あ、え…そ、その…///」カァアア

青葉「早く答えてくださいよォ!教育になりませんよォ!?」バンバン

龍田「不思議ね~、知りたいものね~」

提督(し、知っててやってるくせにぃ…!)プルプル



687: ◆CaWSl75vrE 2016/07/05(火) 18:53:44.38 ID:wRhCnZv60

提督「……図!図を見てください!プリントの裏側です!」

深雪「ん?おお」ペラッ

吹雪「……うわぁ…//」

提督(こ、これでひとまずは安心…)

青葉「…………」

龍田「チッ……」

提督(舌打ち!?)

深雪「せんせー、説明はー?」

提督「え、あ、ああ、はい…」



688: ◆CaWSl75vrE 2016/07/05(火) 19:50:11.22 ID:wRhCnZv60

提督(そう、恥ずかしがることなんてないんだ…そもそももういい歳なのに何をいつまでも思春期の少女のように…)

提督「…えー、その精子という物質ですが…これは尿のような生理現象で出るものではありません」

深雪「なんかしなきゃいけないってこと?」

提督「そうです。えー、男性器…陰茎は刺激を受けると海綿体という組織に血が集まり、勃起という現象が起きます」

龍田(急に迷いがなくなったわね…)

青葉(このままじゃ面白くないなあ…)

提督「その状態で刺激を続けると快感と共に精子が排出されます。分かりましたか?」

深雪「ふーん、なるほどねえ…要はこのインケーってやつをこん中に挿れるってことか」ポンポン

吹雪「み、深雪ちゃん…//」

提督「そういうことですね」

青葉「はいはいはい!!せんせー!!」

提督(またか…)



689: ◆CaWSl75vrE 2016/07/08(金) 22:33:04.49 ID:Hz73Osu30

提督「はい、なんでしょうか」

青葉「その刺激というのは例えばどんな風にすればいいんですかー!?」

提督「え?えぇと……」

青葉「」ワクワク

龍田「」ワクワク

提督「………んっと…」

深雪(ヒマだなー…)

吹雪(これも勉強…)

提督「……な…撫でたり…とか??」

青葉「は?」

提督「ご、ごめん。私そういう経験なくて…あはは、よくわかんないや」ポリポリ

青葉龍田「」ズコー



691: ◆CaWSl75vrE 2016/07/10(日) 22:59:01.83 ID:eEX5Toe10

青葉「はいはいはい!続けて質問です!」

提督「ろくなこと言わないでしょ青葉…」

青葉「無視するなら着替え写真バラ撒きますよ!?」

提督「な、なんでそんなもの持ってるの!?」

青葉「それでも答えませんか?」ニヤ

提督「はぁ……分かったよ…で?なんの質問?」

青葉「それはですねえ…男性器の!他の名称を答えてもらいましょうか!」

提督「………!??」

龍田「…………」グッ



692: ◆CaWSl75vrE 2016/07/10(日) 23:08:54.66 ID:eEX5Toe10

青葉「さあ早く!答えてください!」

提督「ぺ……ぺに…す、とか……///」カァッ

青葉「もっと身近な名称でぇ!!!」

龍田「チームワークでぇ!!!」

提督「ぇ…あ…あ、そっ、その……お…おっ………///////」カアアア

青葉「ほら早く!大きな声で!!はいっ!!お◯ん◯ん!」

龍田「お◯ん◯ん!お◯ん◯ん!」

深雪「お◯ん◯ん!お◯ん◯ん!」

提督「//////」ボッ

吹雪(あーもうめちゃくちゃだよ…)



693: ◆CaWSl75vrE 2016/07/10(日) 23:19:58.54 ID:eEX5Toe10

提督「あーーーーっもう!!お◯ん◯んお◯ん◯んお◯ん◯ん!!ほらっ、これで満足!?////」

青葉「イェーイ!!バッチリ録音しましたよ!!」

龍田「あら~、でかしたわ~」

深雪「マジで!?あとでループ再生しようぜ!」

吹雪「司令官……」

加古「……さすがに連呼はどうかと思う…」ムク

提督「はっ………」

提督「……………」

提督「…………………」

提督「……死ぬ……」トボトボ

吹雪「わーっ!!は、早まらないでくださいぃ~!」グイグイ

~~~



694: ◆CaWSl75vrE 2016/07/10(日) 23:23:03.31 ID:eEX5Toe10

提督「………ってことが……あったんだよ………」

鳳翔「そ、それは災難でしたね…」

提督「………死にたい……」

鳳翔「ま、まあまあ…そう仰らずに、お酒でも飲んで忘れましょう?」

提督「うう……ありがとぉ…」ゴク

鳳翔「…………」



提督「ふにゃぁ……///」ポー

鳳翔「計画通り」



695: ◆CaWSl75vrE 2016/07/10(日) 23:25:39.79 ID:eEX5Toe10

性教育おわり
この後めちゃくちゃ実技された



702: ◆CaWSl75vrE 2016/07/11(月) 23:21:59.47 ID:6s8j0X1Y0

海底洞窟




港湾棲姫「……デ、ダ。私達ハ人間ノ負ノ感情ヲ昇華サセテ生マレタ存在トイウコトニナル」

提督「えぇと……つまり…ど、どういうこと?」

港湾棲姫「アー…ナンテ説明スレバイインダ…?」

駆逐棲姫「ツマリ、憎シミヤ悲シミ、無念ナドノ感情カラ私達ガ生マレルノ…」

提督「ああ、そういうこと…じゃあ人類と戦ってるのもその憎しみが残ってるからなの?」

駆逐棲姫「イエ…ソレハ人間ガ私達ニ攻撃ヲ仕掛ケテキタカラダト思ウ…人間ヲベースニ造ラレルカラ、記憶ガ少シ残ッテル子モイルミタイダケド…」

提督「そうなんだ…じゃあ艦娘との容姿が似てる子がいるのは?」

港湾棲姫「…恐ラク、海ニ漂ウ思念ノヨウナモノモ一緒ニ取リ込ンデイルカラダロウ。沈ンデイッタ艦娘タチノ負ノ感情モベースニナルカラナ」

提督「なるほどね…そういう関係だったんだ…」



703: ◆CaWSl75vrE 2016/07/11(月) 23:29:56.13 ID:6s8j0X1Y0

提督「色々教えてくれてありがとうね」ナデナデ

駆逐棲姫「ッ……イ、イエ…///」

港湾棲姫「……ソレニシテモオ前、一人デ来テヨカッタノカ?」

提督「え?うん、もう攻撃なんてしてこないし…大丈夫だと思うけど」

港湾棲姫「アア、ソレハソウダガ…別ノ意味デナ…」

提督「別?」

戦艦棲姫「コンナ風ニアナタヲ狙ッテル子モイルカモシレナイワヨォ?」ピト

提督「ひっ!?」サッ

戦艦棲姫「ウフフ、可愛イ…」クスクス

提督「……こ、今度は誰かと来ようかな…」

港湾棲姫「ソ、ソウダナ…」



704: ◆CaWSl75vrE 2016/07/11(月) 23:37:26.57 ID:6s8j0X1Y0

集積地「ン…?オ前ハ…」

提督「…?新しい子?」

港湾棲姫「イヤ、前ニ来タ時ハ別ノ拠点ニ居タハズダ…ナ?」

集積地「アア、ソウダ」

提督「へー…じゃあ、初めましてになるね。よろしく」

集積地「……イヤ、私ハ…オ前ト会ッタコトガアル」

提督「え?」

港湾棲姫「…ソウナノカ?」

提督「えっと…ごめん、どこで会ったっけ…?」

集積地「………思イ出セナイ…タダ、カナリ古イ記憶トイウコトダケワカル…」

提督「古い?私、ちょっと前に初めてここに来たんだけど…」

集積地「ナニ…?ジャア気ノセイカ…?」

港湾棲姫「…ベースノ記憶ト混同シテルンジャナイノカ?」

集積地「アア…多分ソウダ。スマナイ、忘レテクレ」

提督「う、うん」



705: ◆CaWSl75vrE 2016/07/11(月) 23:44:46.44 ID:6s8j0X1Y0

ヲ級「話ハ終ワッタカ…?」

提督「あ、うん。じゃあそろそろ帰ろうか」

駆逐棲姫「モウ帰ルノ…?」

提督「ごめんね、今日はあんまり時間がなくて…みんなが心配してるだろうし、もう帰らなきゃいけないの」

駆逐棲姫「……ハイ…」

港湾棲姫「……今度来ル時ハ、ユックリ話ガデキルヨウニ美味イ魚デモ用意シテオク…」

提督「うん、ありがとう。それじゃ、また来るね」ナデ

駆逐棲姫「…ハ、ハイ……///」ポッ

ヲ級「テイトク、行コウ」グイ

提督「わっ、たっ…じゃ、じゃあねー!」

北方棲姫「…………」フリフリ

港湾棲姫「オッ…イ、イタノカ…」



706: ◆CaWSl75vrE 2016/07/11(月) 23:52:03.58 ID:6s8j0X1Y0

ヲ級「…………」スタスタ

提督「…あれ?こっち、来た道と違わない?」

ヲ級「見セタイモノガアル…ツイテキテクレ」

提督「う、うん…」

スタスタ

提督(やっぱり洞窟だけあって、光が射さないところは暗いなあ…)

ツルッ

提督「わひゃっ!?」

ヲ級「!」

ガシッ

ヲ級「…大丈夫カ?」

提督「あ…ありが、と…」

ヲ級「ココハ滑ル…足元ニ気ヲツケテクレ」

提督「うん…」



708: ◆CaWSl75vrE 2016/07/12(火) 00:18:11.19 ID:DwXTGSsS0

提督「ここ…どうしてこんなに濡れてるの?」

ヲ級「コノ道ハ潮ガ引イタ時ニシカ通レナイ…水デイッパイニナルカラナ」

提督「へえ、そうなんだ…って、私が長い間潜れないからだよね…ご、ごめん」

ヲ級「気ニシナクテイイ……ムシロ、私ハ……」

提督「………?」

ヲ級「……ナンデモナイ。行コウ」ギュ

提督「あ…う、うん…//」

スタスタ

提督(それにしても、どこまで歩くんだろう…)

提督(分かれ道も何度も通ったし、今自分がどこにいるのかも分からなくなってきた…まあ、この子がいれば大丈夫だろうけど…)



709: ◆CaWSl75vrE 2016/07/12(火) 00:31:53.56 ID:DwXTGSsS0

ヲ級「コッチ…」グイ

提督「わっ、とと……うわぁ……」

ヲ級「……ドウダ?」

提督「すごい……綺麗…」

提督(半分だけになった船の残骸と、船首に降り注ぐ光……なんだか、幻想的……)

ヲ級「コレヲ見セタカッタンダ…」スタスタ

提督「こんな場所があったなんて…ヲ級ちゃんが見つけたの?」

ヲ級「アア…私トアナタノ他ハ、誰モ知ラナイ…」ニコ

提督「そ、そっか…な、なんていうか…ロマンチック…だね//」ドキドキ

ヲ級「……連レテキテヨカッタ」

提督「え?」

ヲ級「…少シ、話シタイコトガアル…」



710: ◆CaWSl75vrE 2016/07/12(火) 23:59:34.05 ID:DwXTGSsS0

ヲ級「コッチニ来テクレ…」

提督「うん」

パタパタ

ギュ

提督「わ、ちょ…ヲ、ヲ級ちゃん…?」

ヲ級「………少シ、コウシテイタイ…」ギュウウ…

提督「…うん」ナデナデ

ヲ級「……アリガトウ…」

提督(自分の腕で抱き付いてくるなんて、珍しいなー…)

ヲ級「……………」



711: ◆CaWSl75vrE 2016/07/15(金) 19:54:00.10 ID:0AYoiwCh0

ヲ級「…………」スッ

提督「ん…もういいの?」

ヲ級「アア…」

提督「そっか」

ヲ級「…………」ペタ

提督「…どうしたの?」

ヲ級「……コノ子ハ、船ダ」

提督「え?う、うん」

ヲ級「ソシテ……テイトクハ、人…」

提督「そう…だけど」

ヲ級「…ナラ、私ハナンダ…?」

提督「え?」



712: ◆CaWSl75vrE 2016/07/16(土) 19:21:00.86 ID:xJLmXfpn0

ヲ級「コノ子ハ船トシテ役目ヲ果タシタ…デモ、私ハ…」

ヲ級「…テイトクタチトノ戦イガナクナッテ、平和ニナッタ。ケド、私達ハ戦ウタメニ生マレテ来タンジャナイノカ…?ダッタラ、私ノ役目ハドウナル?私ハ…今ノ私ハ、一体ナンナンダ…?」

提督「……難しい話だね」

ヲ級「……スマナイ…急ニコンナコトヲ…」

提督「うーん……確かに深海棲艦とは言えど…根幹にあるものは人間と変わらないんじゃないかな」

ヲ級「エ?」

提督「ヲ級ちゃんだけじゃない、他の子たちだって。ご飯を食べて美味しいって騒いでたのも、みんなで遊んで楽しいってはしゃいでたのも全部…とっても、人間らしかったよ」

ヲ級「………!」

提督「人間は役目なんかじゃなくて、誰かが必要としてくれるならそこに存在価値を見出せる…そういうものだと思うよ」

ヲ級「私ハ……人間ニナレル…?」

提督「もちろん。むしろそうやって悩むのは人間だけの特権だよ」ニコ

ヲ級「ソウカ……フフ、ソウナノカ…」



713: ◆CaWSl75vrE 2016/07/17(日) 02:17:57.11 ID:1q6mUQ800

ヲ級「……テイトクニ話シテヨカッタ。ヤッパリテイトクハ、私ニ色ンナコトヲ教エテクレル」

提督「ええ?そうでもないよ、私は私なりの考えを言っただけ」

ヲ級「ソレデモ、ダ。テイトクノコトヲ知レルノハ嬉シイ」

提督「そっか…ふふ、ありがとう」

ヲ級「…コレカラモモット…テイトクヲ知リタイ…」

提督「あはは、そうだね。またお話しよっか」

ヲ級「アア…」

ピチャッ

提督「ん…うわっ!?な、なんでこんなところに水が…」

ヲ級「潮ガ満チテキタミタイ…」

提督「満ちてきたって…えぇ!?ここまでくるの!?」

ヲ級「…確カ、ジキニココモ水没スルト思ウ…」

提督「うわ…ほ、ほんとだ…上にまでフジツボが…」



714: ◆CaWSl75vrE 2016/07/17(日) 02:25:44.40 ID:1q6mUQ800

提督「ど、どうしよう…このままじゃ溺れちゃう…」

ヲ級「…アソコカラミンナノイル場所ニ戻レル」

提督「あそこって…水が張ってるけど…」

ヲ級「潜ッテ行ク…」

提督「も、潜る…?その、何秒くらい…?」

ヲ級「……イップンモアレバ」

提督「い、一分か…た、たぶん大丈夫…」ゴクリ

ヲ級「…大丈夫?」

提督「う、うん…すー…はー…よしっ、行こう」

シュル ギュ

ヲ級「離レナイデネ…」

提督「…………」コクコク

ヲ級「…ヲッ」

ドボーン



715: ◆CaWSl75vrE 2016/07/17(日) 02:37:07.95 ID:1q6mUQ800

ゴポポ…

提督(うわ…意外と海流が強い…流されたらたぶん、死ぬ……よね…)ギュウ…

ヲ級「…………」

提督(うう…手、握り締めてるのバレてるかな…は、恥ずかしい…)

提督(…ちょっとだけ目開けてみようかな…)パチ

ウツボ「」スー

提督「~~~~!!?」ガボボ

ヲ級「テイトク…!?」

提督(や、やばっ…息が…!)

ヲ級「…………ッ!」ガシ

チュッ

提督「んんぅ……!?」

ヲ級「…………」フスー

提督(あ……酸素が…)



716: ◆CaWSl75vrE 2016/07/17(日) 02:45:07.86 ID:1q6mUQ800

ザバッ

提督「ぷはぁっ!!はぁー、はぁー、はあぁー!」ゼェゼェ

ヲ級「大丈夫、カ…?」

提督「し、死ぬかと思った…ごめん、あんなところにウツボがいるとは思わなくて…ありがとね、その…じ、人工呼吸、してくれなかったら危なかったかも…」

ヲ級「ン……息ガ荒イ…マダ、イルカ…?」クイ

提督「い、いやいやいや!いい!も、もう大丈夫だから!」バッ

ヲ級「……?ソウカ…」

提督(はぁ…無知って罪だなぁ…)///

ヲ級「テイトク?」ズイ

提督「あー…あのね、ヲ級ちゃん…」

ヲ級「?」

提督(一応教えておいた方がいいよね…)



717: ◆CaWSl75vrE 2016/07/17(日) 02:52:36.21 ID:1q6mUQ800

提督「その…さっきは仕方なかったとはいえ、ああやって唇同士を重ねるのは…大切な人とする行為なの」

ヲ級「…ソウナノカ…スマナイ…」シュン

提督「あ、お、怒ってるわけじゃないんだよ?だからその、ええと…まあ、無闇にすることじゃないっていうか…うん、特別な関係になってからするものっていうか…」

ヲ級「特別……」

提督「あ、あー…もちろんヲ級ちゃんのことは大切だと思ってるよ?けどその大切は色々と違う大切っていうか…ああ、ううん…なんて言えばいいんだろう…」

ヲ級「……テイトクハ…」

提督「ん?」

ヲ級「………イヤ、イイ…モウアノ泊地ニ帰ロウ?ミンナガ、待ッテルダロウカラ…」スタスタ

提督「え?う、うん…」

ヲ級(……大切ナ…人…)



718: ◆CaWSl75vrE 2016/07/17(日) 02:53:52.77 ID:1q6mUQ800

R-18のフラグ建ておわり
なんていうかこう…人の文化に疎い人外がだんだん人間に近付いていくのって尊いですよね…



724: ◆CaWSl75vrE 2016/07/18(月) 20:26:59.23 ID:CfKpi3Hf0

提督「んしょ、っと……それじゃあ、行ってくるね」

鳳翔「お帰りはいつ頃になられるのですか?」

提督「んー…買い物だけだから夜には帰ってくるよ」

鳳翔「そうですか。では、お気を付けて」

提督「うん、ありがと」

ガチャ

バタン

鳳翔「……はい、行ったみたいですよ」

飛龍「聞いた?」

蒼龍「聞いた!」

加賀「出掛けるそうね」

金剛「ムムム…怪しいデース…」

鳳翔「は、はあ…」



725: ◆CaWSl75vrE 2016/07/18(月) 20:33:28.92 ID:CfKpi3Hf0

鳳翔「怪しいだなんてそんな…ただの買い物だと仰ってましたし、そんなに気にするようなことではないと思いますが…」

飛龍「いやいや、あの提督が一人で外に出掛けるなんてあり得ないよ」

鳳翔「買い出しの時はよく一人で行かれているようですが…」

蒼龍「その買い出しはつい最近行ったばっかだけど?」

鳳翔「…言われてみればそうですね」

加賀「なら出掛けるのは他の用事…私たちの知らない何かということになるわ」

鳳翔「ですが、提督にだって欲しいものくらい…」

金剛「Fashionにもhairstyleにも疎いテイトクがデスカー?」

鳳翔「むむ…確かに…」

加賀「…浮気の可能性があるわ」

鳳翔「まさか、提督に限ってそんな…」

加賀「どの口が言えたことなんですか」

鳳翔「!?」



727: ◆CaWSl75vrE 2016/07/18(月) 23:49:46.93 ID:CfKpi3Hf0

加賀「百歩譲ってここにいる子達はいいとして、問題はどこの馬の骨とも知れない人間と浮気しているかよ」

飛龍「どうします?」

蒼龍「後をつける?」

金剛「Yes、テイトクを守るためにもワタシたちが行かなければなりマセン」

鳳翔「えぇ…考えすぎでは…」

加賀「何かあってからでは遅いんです!」クワッ

鳳翔「は、はあ…」

加賀「…そうと決まれば行動開始よ。着替えなさい」スタスタ

蒼飛龍「「はい!」」

金剛「OK!」

鳳翔「ええと…まあ、程々にしてくださいね…」



728: ◆CaWSl75vrE 2016/07/19(火) 16:26:41.42 ID:y+LTzT+B0

飛龍「んー、手袋どれにする?」

蒼龍「お揃いにする?えへへ」

加賀「早くしなさい…」

木曾「ん?そんなに集まってどうしたんだ?」

金剛「これからテイトクをsneakしマース」

木曾「え…は?はあ…それはまた、どうして?」

飛龍「浮気の可能性があるんだって」

木曾「なんだ、いつも通りじゃないか」

蒼龍「それはそうだけど、知らない人としてるかもしれないんだよ?」

木曾「む……それは嫌だな」

加賀「でしょう?だから尾行することに決めたの」

木曾「そういうことか…なら俺も同行しよう」

加賀「なら早く着替えることね」

木曾「ああ」パタパタ



729: ◆CaWSl75vrE 2016/07/19(火) 19:06:52.45 ID:y+LTzT+B0

~~~

加賀「準備はできた?」

飛龍「バッチリです!」

木曾「ああ、俺もだ」

金剛「それではLet's goネー!」

蒼龍「でも、どうやって追いかけるんですか?出掛けてそんなに時間は経ってないとはいえどこに行ったのかは分かりませんし」

加賀「心配ないわ。飛龍」

飛龍「はい!」

スンスン スンスン…

飛龍「ついてきてください」スンスン

木曾「犬か」



730: ◆CaWSl75vrE 2016/07/20(水) 19:49:40.29 ID:XJuDJjbe0

パタパタ…

蒼龍「……あ、いた!」

木曾「おっと…ここからは距離をとって尾けよう」

加賀「ええ」



提督「~♪」テクテク



金剛「…今のところは一人ネー」

飛龍「たぶん待ち合わせしてるんじゃないかな」



ピリリリ

提督「ん…」ピッ



加賀「電話みたいね」

蒼龍「もしかしてこれから会う人からかな」



731: ◆CaWSl75vrE 2016/07/20(水) 22:46:27.17 ID:XJuDJjbe0

提督「もしもし? ……うん、私だよ。ついさっき出たところ」

提督「…えぇ!?そ、そうなんだ…あ、いや!ゆっくりでいいよ、どうせ鎮守府からだとしばらく歩くし」

提督「……うん。ちゃんと顔は洗って来なよ、あはは」

提督「それじゃ、またあとでね」

ピッ




飛龍「またあとで…ってことは、電話の相手はやっぱりこれから会う人ですかね」

加賀「そう考えるのが妥当ね」

蒼龍「それにしても、ずいぶん親しげな感じでしたね…」

加賀「そうね」

金剛「…angry?」

加賀「別に」



732: ◆CaWSl75vrE 2016/07/21(木) 02:00:11.63 ID:B285JVmO0

提督「~♪」スタスタ



木曾「もうずいぶん歩いたな…」

飛龍「うん、予想はしてたけど市街の方まで来たね」

蒼龍「あー…あのクレープ美味しそう…」

金剛「…むっ、テイトクがsitしマシター」

加賀「丸ベンチ…待ち合わせにはうってつけね」

飛龍「…というか私たち、バレてませんかね?」

加賀「さあ…でも気付いていたら向こうから話しかけてくるはずよ」

飛龍「それもそうですね…」

木曾「何はともあれ、もう少し離れた方がいいんじゃないか?ここだと少し周りを見られただけで気付かれる」

加賀「そうね…移動しましょうか」

飛龍「ほら蒼龍、行くよー」グイ

蒼龍「わっ、とっ、クレープがぁ…!」



733: ◆CaWSl75vrE 2016/07/23(土) 19:26:22.14 ID:4Tv3LO3n0

提督「…………」パタパタ



飛龍「足パタパタさせてる…」

蒼龍「あれで27」

飛龍「そういうこと言わないの!」

木曾「でもあれだよな、かぼたん的な可愛さを感じるよな」

蒼龍「え?」

飛龍「かぼたん??」

木曾「い、いや。なんでもない」

加賀「…一人でいるとナンパにでも遭いそうで怖いわね」

金剛「もしそんな男がいたらヴァルハラに送ってやるネー…」ゴゴ

加賀「ええ、形も残してやらないわ」ゴゴゴ

木曾(これがラブ勢の恐ろしさか…)



734: ◆CaWSl75vrE 2016/07/23(土) 20:21:26.42 ID:4Tv3LO3n0

提督「ふあぁ……」



加賀「…退屈そうね。あくびをしているわ」

金剛「テイトクを待たせるとは…不届き者デース…」

飛龍「……ん?あ、誰か走って来る!」

蒼龍「うそ!?か、隠れて!」

木曾「え?いや、別にここでも…」

蒼龍「いいから!ほら、加賀さんも!」グイ

加賀「うっ」



739: ◆CaWSl75vrE 2016/07/25(月) 20:12:57.90 ID:bS5qI5ib0

提督「……あ!風美、おはよー!」ブンブン

風美「はぁっ、はぁ……お、おはようございます、姉さん…」ゼェゼェ

提督「もしかしてここまで走ってきたの?大丈夫?」

風美「だっ…大丈夫、です…姉さんを、待たせてはいけないと、思って…」

提督「ゆっくりでいいって言ったのに…ほら、汗拭いてあげるからこっち向いて」グイ

風美「え、あ、は、はい…あ、ありがとう、ございます…///」カァ

提督「それにしても寝坊なんて、相変わらずだねー」クス

風美「す、すみません…朝はどうしても弱くて…」

提督「まあ二度寝は気持ちいいよね…」フキフキ



740: ◆CaWSl75vrE 2016/07/25(月) 20:16:26.97 ID:bS5qI5ib0

飛龍「……あれ、誰?」

蒼龍「さあ…」

加賀「どこの女かしら…」ビキビキ

金剛「どういうrelationネー…」ギリギリ

木曾「誰も知らないみたいだな…」

飛龍「あ、なにか話してる」



「……はようございます……さん」

「……大丈…?」



蒼龍「……ここだとよく聞こえない…」

加賀「さん付けで呼んでいるということはそれほど親しくない関係かしら」フフン

木曾「なんだそのドヤ顔は…」



741: ◆CaWSl75vrE 2016/07/25(月) 20:25:21.76 ID:bS5qI5ib0

「こっち向いて…」



飛龍「!?」

蒼龍「!?」

加賀「!?」

木曾「!?」

金剛「!??!???」

飛龍「あっ、あ、あ、あれって…きっ、き、き…」

蒼龍「キス……!?///」

加賀「」

金剛「」

木曾「ま、まさか…この角度からじゃそう見えるだけだろ…そ、そうに決まってるだろ…」



745: ◆CaWSl75vrE 2016/07/28(木) 03:24:10.91 ID:SQP3tuqR0

フキフキ

グゥゥ

風美「………!」

提督「お腹空いてるの?」

風美「ち、違うんです!い、今のは…!」バッ

提督「あはは、寝坊してきたってことはご飯も食べてないんでしょ?」

風美「う…は、はい…」

提督「それじゃ、ちょっと早いけどお昼にしよっか。どこで食べる?」

風美「い、いえ!姉さんが食べたいタイミングで構いませんので…」

提督「じゃあ私もお腹空いた。ほら、行こう?」ギュ グイ

風美(て、手が…!姉さんの手が…!!)ドキドキ



746: ◆CaWSl75vrE 2016/07/28(木) 03:35:27.97 ID:SQP3tuqR0

「今のは…!」



加賀「」

金剛「」

飛龍「うぇ…な、なに…?急に離れたってことは…」

蒼龍「提督からしたってこと…?」

木曾「馬鹿な……」フルフル

飛龍「い、いや…まだ勘違いの可能性もあるよ!ねっ!」

蒼龍「あ……手、繋いでる…そこまで行ってるんだ…」

木曾「…………」

飛龍「ど、どこか行くみたい!お、追いかけよう!」

加賀「」

金剛「」



747: ◆CaWSl75vrE 2016/07/28(木) 23:08:22.00 ID:SQP3tuqR0

提督「ふー…何頼む?」

風美「ええと…少し待ってください」

提督「うん」

風美「…むむ」

提督(相変わらず優柔不断だなぁ…)クス

風美「……? 私の顔に何か…?」

提督「ん?ああ、昔からそういうところは変わらないなって思って」

風美「え…す、すみません、すぐに決めますので…」

提督「ゆっくりでいいよゆっくりで」

風美「はい…」

提督(鎮守府のみんな、どうしてるかなぁ…特に金剛とか、日中いなかっただけで自棄酒するくらいぶん回るから心配かも…)



750: ◆CaWSl75vrE 2016/07/30(土) 20:19:26.64 ID:LVqWIE4l0

「昔から………変わらないなぁって」



金剛「なにを食べマスカー?」キラキラ

加賀「そうね…どれも美味しそうね」キラキラ

木曾「飯を前にして切り替え早すぎだろ…」

飛龍「昔から変わらないって言ってたよね?」

蒼龍「ということは、よく知り合った仲なの?」

飛龍「さあ…でもあの人敬語で喋ってるみたいだし、よくわかんないや」

蒼龍「いや、でも…うーん…やっぱりあれはキスしてたのかなあ…」

金剛「ヘーイ二人トモ、orderは?」

飛龍「え?あ、見せてください」

蒼龍「私も私も!」



751: ◆CaWSl75vrE 2016/07/30(土) 22:10:08.49 ID:LVqWIE4l0

風美「…では、私は…ボロネーゼを」

提督「オムライスじゃなくていいの?」

風美「そ、そんな子供っぽいものは食べません」

提督「えー、でも私のは好きって言ってくれるじゃない」

風美「姉さんのは別です…そもそも姉さんの料理ならなんでも好きですから」

提督「あはは、ありがと」

風美「そ、それより姉さんも決めてください」スッ

提督「ん、はいはい」

風美(…姉さん、よく笑うようになったな…)



752: ◆CaWSl75vrE 2016/08/02(火) 01:36:22.83 ID:1xVCZstb0

「私の……好きって…言って……」

「………さん………なら……好きですから」



加賀「こんなところで堂々と愛の告白とは…」

金剛「あのwoman、なかなか大胆ネー…」

蒼龍「それだけ気の知れた仲ってことなのかなぁ…」

木曾「だとしたら、風花が鎮守府に来る前から付き合いがあったということか…俺たちじゃ勝ち目なんてないんじゃないか…」

加賀「私とは遊びだったということ…?」

「お待たせいたしましたー」

飛龍「おっ、きたきた」

加賀「美味しそうね」

金剛「いただきますデース!」

木曾「……………」



753: ◆CaWSl75vrE 2016/08/02(火) 01:45:21.39 ID:1xVCZstb0

~~~

提督「ふー…」

風美「姉さん、食後のコーヒーは…飲めませんよね」

提督「ん?あー…一応頼もうかな、砂糖とミルク入れれば大丈夫だし」

風美「そうですか……あ、すみません」

「はい、ご注文でしょうか?」

風美「ええ、コーヒーを二つ、ホットで」

「かしこまりました、少々お待ちください」

提督「風美ってブラックで飲めるんだっけ?」

風美「はい、苦いのもあって目が冴えるんです」

提督「大人だねぇ…」

風美「そう言う姉さんはココアの方が好きみたいですね」クス

提督「あはは、子供っぽいかな」

風美「いえ…可愛らしいですよ」

提督「ふふふ、ありがと」

風美(……やはりそう簡単には口説けないみたいね…)



754: ◆CaWSl75vrE 2016/08/02(火) 01:57:15.67 ID:1xVCZstb0

提督「ところで…最近、どう?あのー…」

風美「どう、とは…?」

提督「その、母さんのこと。元気にしてる?」

風美「ああ、母さんですか。今年もいつも通り風邪なんて引かずに元気でやっていますよ」

提督「そっか…よかった」

風美「姉さんは家にいませんし、心配なのは分かりますが…自分で聞いた方がいいのでは?」

提督「それはまあ、そうなんだけど…ほら、母さんってなんだか私を避けてるみたいだし…聞いても自分の身を心配しなさいって言うからさ…」

風美「…それは好意の裏返しだと思いますよ。母さんのことより自分のことを大事にして欲しいからこそその言葉が出たんでしょう」

提督「そうかなぁ…」

風美「それに、あの人はいつも姉さんのことを気にかけるようなことを言ってますから…避けられているように思うのも不器用なところがあるだけで、本当は姉さんのことも心配しているんですよ」

提督「……そっか…そうなんだ…へぇ~…えへへへ…」

風美「……………」

風美(言えない……)

風美(この純粋な笑顔を守るためには…)

風美(母さんが姉さんの布団で枕を抱き締めながらごろごろしていたことなんて…)

風美(……絶対に言えない……)



758: ◆CaWSl75vrE 2016/08/04(木) 19:15:50.41 ID:2akJ/iOS0

提督「さてと…お腹もいっぱいになったし、そろそろ出ようか」

風美「あ、はい」

提督「先に出てていいよ、払っとくから」

風美「いえ、ここは私が…」

提督「え?いやいや、いいよ」

風美「そんな、姉さんはこれから買うものがあるのにお金を使わせるわけにはいきません」

提督「別にいいよ、気にしないで」

風美「いえいえ…」

提督「いやいや…」

提督「…………」

風美「…………」



759: ◆CaWSl75vrE 2016/08/04(木) 19:46:42.92 ID:2akJ/iOS0

提督「お姉ちゃんとしての威厳、見せたいんだけどなぁ…」

風美「そんなもの、昔から何度も近くで見ています」

提督「…ダメぇ?」

風美「ぐっ……!!」

提督「可愛い妹のためだよ、ねっ?」

風美「そ……そういうのは、ずるい…です…」プルプル

提督「あはは、それじゃあ払ってくるね」

スタスタ

風美「はぁ…」

風美(やっぱり、姉さんには敵わないわ…)

風美(…それとも私が姉さんに弱すぎるだけかしら…いえ、それはないわ…それだけは…)



760: ◆CaWSl75vrE 2016/08/05(金) 19:23:17.34 ID:Fqc0QLtK0

木曾「はー、食った食った」

蒼龍「あ、あの二人ももう出るみたい」

飛龍「そういえばここの支払い、誰が持つの?」

加賀「あ。財布、持ってきてないわ」

飛龍「えっ」

金剛「ワタシもデース」

蒼龍「えっ」

木曾「そもそも財布自体持ってないぞ俺」

飛龍「……………」

蒼龍「……………」

飛龍「さいしょはグー!」

蒼龍「じゃんけんぽん!」(チョキ)

飛龍「……………」(パー)

蒼龍「それじゃ、よろしくね♪」

飛龍「くっそおおぉーーーーー!!!」



761: ◆CaWSl75vrE 2016/08/06(土) 21:20:59.16 ID:8+LyIvu90

提督「さてと…どこに行こうか?欲しいものとかある?」

風美「え、そんな…さっきの店も出してくれたのに物をねだるなんてできません」

提督「いいのいいの、私が取り付けた約束なんだから。なんでも好きなものを買ってあげるよ」

風美「な、なんでも…ですか…」

提督「うん、さすがに車とかは手持ちがないから厳しいけど…」

風美「…で、では…」

提督「うん」

風美「ね、姉さんが欲しいです!」


ーーーーー

風美(なんて、言えないし…)ハァ…

提督「?」

風美「…遠慮しますと言っても聞きませんよね」

提督「ふふ、お姉ちゃん命令だよ」

風美「…そうですね…では…」



762: ◆CaWSl75vrE 2016/08/09(火) 23:34:40.66 ID:B88m5k9c0

~~~

提督「…ほんとにこんなのでいいの?」

風美「ええ、最近暇がなくて買えなかったので…」

提督「それにしても…漫画、好きだねえ…」

風美「まあ、趣味のひとつでもありますから…」

提督「へえ、他にも趣味があったの?」

風美「内緒ですけどね」

提督「そっか」

提督(……ところでさっきからこのジャンルのコーナーをうろうろしてるけど、姉妹百合?ってなんだろう…)



764: ◆CaWSl75vrE 2016/08/09(火) 23:39:52.90 ID:B88m5k9c0

飛龍「わー…こんなのもあるんだ…」

蒼龍「ねー、美味しそう…」

金剛「今度テイトクに作ってもらうネー」

木曾「なんでグルメ本なんて読んでるんだ…見てなくていいのか?」

加賀「怪しい行動がないか見張っておいて」

木曾「はぁ…」

木曾(……それにしてもあの女…やたら距離が近いな…やっぱり隠れて付き合ってるとかなんじゃないのか…?)

木曾(…髪の長さは同じぐらいか…朝潮が大人になったらあんな感じになりそうだな…)



765: ◆CaWSl75vrE 2016/08/09(火) 23:50:05.04 ID:B88m5k9c0

提督(…私も何か見てみようかな)ペラッ

提督「…………」

風美「…姉さん?」

提督「…………」

風美(あ、集中モードね…そっとしておいてあげましょう…)スタスタ

提督「…………」



風美(どうしようかしら…私も少しは料理を学んだ方が…いえ、でも…姉さんが作ってくれなくなるかもしれないし…)

木曾「すまない、ちょっといいか?」

風美「え?ああ、はい。どうしました?」

風美(眼帯…?女の子、よね…?)



766: ◆CaWSl75vrE 2016/08/10(水) 00:58:14.17 ID:moRT3tp60

木曾「その、参考書はどこに置いてあるか分かるか?」

風美「ええ、確か向こうの方に…よければ案内しましょうか?」

木曾「いや、そこまではいい。ありがとう、助かるよ」

風美「はい」

スタスタ…

風美(参考書ってことは学生かしら……最近はああいうファッションが流行っているの…?)



木曾(なんだ、悪いやつではないらしいな…とりあえずは確認したが、まだまだ観察の余地はあるな…)



767: ◆CaWSl75vrE 2016/08/10(水) 01:06:19.56 ID:moRT3tp60

提督「…………」

風美「姉さん」

提督「…………」

風美「…………」フーッ

提督「ひょわぁあ!?なっ、なに!?あっ、か、風美?ど、どうしたの?」

風美「もう目的のものは見つけましたので、お会計を済ませましょう」

提督「あ、う、うん」パタン

風美「…小説ですか?」

提督「うん、ちょっとね」

風美「相変わらず好きですね」

提督「あはは…まあ、昔から読んでるから…」

風美(…ひょわぁあ、って…姉さんったら本当にくすぐったがりなんだから…)

風美(あの反応も本当に可愛いわ………ふ、ふふふ…)



769: ◆CaWSl75vrE 2016/08/10(水) 17:50:12.95 ID:moRT3tp60

~~~

提督「さて…次はどこに行こうか?」

風美「そうですね…目的のものを買うのもいいですが、まだまだ時間はありますし…」

提督「じゃあ服でも見に行く?色々見繕ってあげる」

風美「…いえ、私はいいです。むしろ私が姉さんのを選びます」

提督「え、私は」

風美「いいですね」

提督「い、いや」

風美「いいですね?」ズイ

提督「は、はい…」



770: ◆CaWSl75vrE 2016/08/10(水) 18:02:47.37 ID:moRT3tp60

提督「……ふふ」

風美「? …どうしたんですか?」

提督「いや、こうしてるとなんだかデートみたいだなって」

風美「でっ……!!??」

提督「風美みたいな子だったら男の子も喜ぶだろうなー」

風美(い…言われてみれば…約束をして、待ち合わせして、二人で買い物をして街を歩いて…!こっ、ここ、こ、これはデート…!?!ね、ね、姉さんとデート……!!)プルプル

提督「あー…でも風美、初デートの時に相手の子が緊張しすぎて結局一言も話さずに帰ってきたんだっけ」

風美「ち、違います!あれはただ…私の目付きが悪かったせいでその、不機嫌だと思われたらしくて…そもそもあれはデートじゃなくて買い物に行こうって誘われただけですから!」アセアセ

提督「それをデートって言うんじゃないかな…」

風美「いいえ、気持ちの通じていない相手との買い物なんてデートとは認めません」プイ

提督(この子、昔からモテるのに無自覚だからなぁ…女の子にも告白されたらしいけど気付いてなかったみたいだし…)

提督(ほんと、無知は罪だなぁ…)



773: ◆CaWSl75vrE 2016/08/13(土) 19:54:53.04 ID:ic0UATno0

木曾「それにしてもあの二人、本当に仲が良さそうだな…」

蒼龍「ただの友達って線は?」

木曾「それもあるかもしれないが…どうだろうな」

飛龍「もし恋人だったらどうする?」

金剛「ゴーモンにかけるネー…」

木曾「そ、そこまでしなくても…」

金剛「Jokeデース」

飛龍(冗談には聞こえなかったんだけど…)

加賀「…それでも、あの子の幸せを奪うわけにはいかないわ。しっかりと肩を叩いてあの子を託すと言って…」

木曾「ああ、そうするべきだよな…」

加賀「油断させてから殴るわ」

木曾「殴るのかよ」



776: ◆CaWSl75vrE 2016/08/15(月) 22:29:32.68 ID:KaQtMtP+0

提督「むむ……」カチャ

風美「…………」

提督「…こっちもいい感じなんだけどなあ…」カチャ

風美「……あの、姉さん」

提督「んー…?何か欲しいの見つかった?」

風美「いえ、そうではなくて…そろそろ私が姉さんの服を選んであげようかと…」

提督「えぇ、私はいいよ」

風美「ダメです、そもそも元を辿れば私が姉さんのを見繕うという話でした」

提督「でも…」

風美「はぁ…本当に世話焼きというか、お節介というか…人に尽くさないと死んでしまう病気か何かなんですか」

提督「私だって誰にでもこんなことするわけじゃないよ?」

風美「っ゛ぁ……ふ、不意打ちでそんなことを言うのはやめてください///」

提督「う、うん…?」



778: ◆CaWSl75vrE 2016/08/15(月) 22:37:37.47 ID:KaQtMtP+0

風美「と、とにかく!せっかく元が良いんですから、もっとお洒落にも気を使うべきです!ほらっ、これなんてどうですか!」サッ

提督「…な、なかなか大胆なネグリジェだね…//」カァ

風美「わあああぁぁ!!?すす、すみません!!間違えました!!」ババッ

バタバタ

提督「あ、か、風美…」

「す、すぐに選んできます!!」

提督(……楽しそうでよかった…)クス



779: ◆CaWSl75vrE 2016/08/15(月) 22:46:56.98 ID:KaQtMtP+0

風美「と、とりあえずこういうのでどうでしょうか?」ゼェゼェ

提督「わあ、かわいい…けどこれ、私にはちょっと遅すぎるんじゃ…」

風美「大丈夫です、姉さんは年齢よりも若々しいというか十代と言っても絶対通用します。私が保証します」

提督「そ、そう?」

風美「ええ、とても二十後半とは思えnあがぎぎぎ」

提督「それは言わなくていいから、ね?」グニーッ

風美「ふぁ、ふぁい…」

提督「まあ、そこまで言うのなら…ちょっと着てみようかな」

風美「ええ、いいと思いますよ」

提督「それじゃ試着してくるから…帽子、預かっておいて」ポン

風美「あ、はい」



780: ◆CaWSl75vrE 2016/08/17(水) 17:49:25.85 ID:Uc/vhlVk0

風美「……ふぅ」

風美(姉さんももう少し自分のことを気にかけてほしいものね…まあ、あの頃のことが原因でもあるんでしょうけど…)

風美(…私も何か見ておこうかしら)キョロキョロ

風美「………?」



木曾「……げっ」



風美(あの人…さっき書店にいた眼帯の…?)

風美(あ……逃げていった…)

風美(……偶然かしら…いえ、あの慌てよう……何か裏がある…?)

風美(…怪しいわ)



781: ◆CaWSl75vrE 2016/08/17(水) 18:04:20.21 ID:Uc/vhlVk0

風美(まさか…ストーカー?私に……ではないはず、もしそうなら話しかけてくるはずもないし目の届く範囲にいない…)

風美(……だとしたら、姉さんを狙ってる……!?)

風美(これは由々しき事態ね…すぐにこの場を離れなければ…)グッ

風美(…待って、姉さんは今着替えてる途中…終わるまで待つ方が………ん?)

風美(姉さんが……着替えてる……)

シュルッ パサ…

風美「………!!??」

風美(き、衣擦れの音が、が……)ドキドキ

風美(つ……つつ、つまり、姉さんは今、下着一枚だけの姿…!!)ドキドキドキドキ

風美(そ、それって…か、か、完全に事後ッ…いや事前とも取れる…な、なんであれすごく…すごい…!!)ハァハァ

風美「ふ…フフフ、ウフフフ……」ハァハァ

店員(なんなのあの人…)



782: ◆CaWSl75vrE 2016/08/17(水) 18:20:23.89 ID:Uc/vhlVk0

シャッ

提督「お待たせー……っうわ!?か、風美!?どうしたの、鼻血出てるよ!?」アセアセ

風美「あー……」ボタボタ

提督「と、とりあえず服に付く前に拭かないと…う、動かないでね」ゴソゴソ スッ

フキフキ

風美(ねえさんやさしい)

提督「だ、大丈夫なの?気分が悪くなったとか?ど、どこかで休む?おぶろうか?」

風美(こんな私を心配してくれるなんて…)

風美「天使か……」ポロポロ

提督「うええぇなんで泣き出すの!?なな、悩みでもあったの!?私がいるから、ね!?なんでも相談していいんだよ!」ワタワタ

店員(なんなのあの人達…)



784: ◆CaWSl75vrE 2016/08/18(木) 19:07:40.31 ID:gUoacAW+0

風美「……って、こんなことをしてる場合じゃない…姉さん、似合っていますよ」

提督「えへへ、そう?」

風美「もう少し見ていたいですが…着替えてください、この店を出ましょう」

提督「え、もう出るの?」

風美「…はい、別の店のも見ておきたいので」

提督「ん……そっか。ちょっと待ってて」

風美「ええ」

シャッ

風美(……まだいるのかしら…とにかく姉さんのことは少しでも相手に知られないようにしないと…この帽子も…)

風美(……ん…?帽子……姉さんの……?)

風美「……………」

風美「…………………」

風美「……………」スンスン



788: ◆CaWSl75vrE 2016/08/18(木) 21:16:34.40 ID:be5Vxcv0O

提督「…風美?」

風美「っ!!?」ビクッ

提督「その帽子…もしかして変な匂いする?」

風美「い、いえ!全然そんなことは!」

提督「そう?ならいいけど…あ、もしかしてかぶってみたかったとか?いいよ、ほら」ポン

風美「ぴっ!?///」ドキッ

提督「…うん、似合ってる似合ってる。可愛いよ」ニコ

風美(まずいまずいまずいまずい姉さんかわいい天使か女神か大好き愛してる結婚してくださいというか頭に姉さんを感じるハアハアハアハアハア姉さん姉さん姉さん姉さん)ドキドキドキドキ

提督「さてと…それじゃ出ようか」

風美「」プシュ-…

提督「ほら、ぼーっとしてないで行くよー?」ギュ グイ

風美「尊い………」

提督「え?」

風美「いえ、行きましょうか」キリッ

提督「う、うん」



789: ◆CaWSl75vrE 2016/08/21(日) 21:56:16.25 ID:iJ7XsghB0

スタスタ…

風美「…………」チラ



木曾「…………」

金剛「…………」

加賀「…………」

飛龍「…………」

蒼龍「…………」



風美(……まだ付いてくる…しかも何人も…)

風美(まさか集団ストーカー…?……姉さんは私が守らないと…)グッ

提督「…風美?」

風美「……え?は、はい…どうかしましたか?」



790: ◆CaWSl75vrE 2016/08/21(日) 22:02:51.01 ID:iJ7XsghB0

提督「どうかしたのは風美だよ、さっきからずっと黙りこくって…そんなに深刻な悩みだったの?」

風美「え?あ、い、いえ」

提督「遠慮しちゃダメだよ、ちゃんと相談しなきゃ。誰かに打ち明けた方がいいこともあるんだよ?お姉ちゃんが力になるよ?ね?」キュ

風美「くぅ…!?ま…待ってください、私はそんな…」

ギュッ

風美「ぴっ!??」

提督「大丈夫だよ、私がいるから…怖いものなんて何もないからね…」ギュウ ナデナデ

風美(ふおああああああああああああああああああああああああああああああ姉さああああぁぁぁぁぁぁぁんんんんんおおおおおおおぐうあああああああ大好きぃいいいいいい!!!!!!)ビクンビクン



金剛「」

加賀「」

木曾「こんなことが…あってたまるか…」ズーン



793: ◆CaWSl75vrE 2016/08/24(水) 01:01:16.47 ID:QDZdg3830

風美「あっ…あひっ………ひっ……」ビクン ガクガク

提督「風美、大丈夫?」

風美「はっ……!い、いえ…ご心配なく…」

提督「そう…?ほんとに辛いならすぐに言うんだよ?私が力になるから」ナデナデ

風美(私は今天国にいるのかしら…姉さんの胸は天国だった…?)

風美(……とはいえ、職場でのこともあるし…ストレスがあるのも事実ね…)

風美(…でも、姉さんの胸……大きくて、柔らかくて…安心する…)

風美(………少しくらい触ってもバレないかしら)ゲヘヘ

フニ

提督「ふっ…?」

風美(ぐへへ…姉さんっぱい…)ムニムニ



794: ◆CaWSl75vrE 2016/08/24(水) 01:13:08.74 ID:QDZdg3830

提督「……風美?それ、楽しい?」

風美「はっ!?」ドキッ

風美(ば、バレた…!?そんなバカな、私の計画に狂いは…!いえ、落ち着くのよ…そう、なんとかこの場を切り抜けるには……!)

風美「………姉さん、よく聞いてください」キリッ

提督「う、うん?」

風美「女性の胸を揉むことによるリラクゼーション効果を知っていますか」

提督「え?そ、そんなのあるの?」

風美「はい、現に私は猛烈な勢いで癒されています。ストレスが消えていくのを実感できます」

提督「そ、そうなんだ…知らなかった…」

風美「…揉んでも?」

提督「う、うん、いいけど」

風美(ヒャアアアアアアア合意だあああァァァ!!!)モミモミモミモミ

提督(風美が嘘なんて吐くはずはないし…たぶん本当だよね…)





加賀「#^ω^)……」

金剛「#^ω^)……」

飛龍「や、やばいよ…額に青筋浮かんでるよ…」

蒼龍「本気で怒ってるかも…」



797: ◆CaWSl75vrE 2016/08/25(木) 18:55:12.94 ID:yLvCp8Ki0

加賀「飛龍、飛行甲板は持ってきてないの?」

飛龍「あるわけないじゃないですか…さすがに洒落になりませんよ」

加賀「こっちはすでに洒落になってないのよ」ビキビキ

飛龍「ああはいはい、そうですね」

加賀「あなた最近私への対応が雑じゃない?」

飛龍「全然そんなことないですよ、はい」

加賀「…………」

金剛「アハハハー、テイトクダー」

蒼龍「やばい、現実に耐えられなくなって別の世界に旅立った…」

木曾「愛が重すぎるのも考えものだな…」



798: ◆CaWSl75vrE 2016/08/25(木) 19:06:39.42 ID:yLvCp8Ki0

風美「ふぅ…………」

提督「落ち着いた?」

風美「はい、ありがとうございます」

提督「えーと…ほんと、悩み事なら相談していいんだよ?遠慮なんてしなくていいから」

風美「う…」

風美(そうだった…問題はこれだ…今さら悩みがないとは言えないし……何か、ごまかせるような…)

提督「……あ、もしかして好きな人でもできたとか!?」

風美「え?」

提督「風美くらいの年頃なら恋の一つや二つあるでしょ?恋愛経験がないから色々迷ってるとかじゃない?」

風美「あ、え、ええ…そんなところです…」

風美(間違ってはいないわね…間違っては…)

提督「ふふふ…ならば私が恋愛相談に乗ってあげましょうか」

風美「は、はあ……」



799: ◆CaWSl75vrE 2016/08/25(木) 19:17:27.27 ID:yLvCp8Ki0

風美「…ところで姉さん、姉さん自身の恋愛経験は…」

提督「……おほん。で、どういう関係の人?」

風美「え!? い、いえ…割と親しい仲…だと思います」チラッ

提督「ふむふむ…」

提督(なら友達とかかな…?)

提督「一応聞くけど、もう告白はした?」

風美「……したつもりなんですが、上手く伝わっていないようで」

提督「はあ、それは難儀だねえ」

風美「えぇ……本当に。……はぁ……」

提督「?」



800: ◆CaWSl75vrE 2016/08/25(木) 19:26:55.35 ID:yLvCp8Ki0

提督「うーん…その人は風美のことをどう見てるの?」

風美「どう、ですか……恐らくは…」

提督「うん」

風美「………恋愛対象としては見られていない、ですね」

提督「あー…なるほどねえ…」

風美「それこそ…そう、妹のように思われているとしか…」

提督「妹かぁ…なら長男だったりするのかな」

風美「いえ、長女です」

提督「長女……あ、女の子なの!?」

風美「はい」

提督「そ、そうなんだ……」

風美「…やっぱり気持ち悪い、ですか」

提督「え?いや、そんなことないよ。愛の形は人それぞれだと思うし」

風美「そうですか…」



801: ◆CaWSl75vrE 2016/08/25(木) 19:37:55.52 ID:yLvCp8Ki0

提督「そっか、女の子か…むむむ」

風美「…………」

提督「ええと…その子はどんな人なの?」

風美「どんな、とは?」

提督「歳とか、見た目とか性格とか…」

風美「…歳上とだけ」

提督「ふんふん…じゃあ見た目は?」

風美「…肩甲骨のあたりまで伸ばした黒髪が鮮やかで」

提督「うん」

風美「普段は頼りないような表情なんですが、真面目な時はすごく凛々しい顔に変わって」

提督「うん」

風美「けど、笑うと可愛くて」

提督「うんうん」

風美「眼鏡が似合う、素敵で優しくて暖かい鈍感な人です」

提督「ふーむ……よかった、いい人そうじゃない!」パアア

風美「……そうですね……」



802: ◆CaWSl75vrE 2016/08/25(木) 19:54:19.10 ID:yLvCp8Ki0

提督「…風美?どうしたの、急に頭抱えて」

風美「いえ…この恋が実ることはあるのかと…」

提督「ふふ、大丈夫だよ。きっと想いは伝わるから」ポンポン

風美「そうだと良いんですがね…」

提督「言っても伝わらないのなら、一切はぐらかさずにストレートに言ってみればいいんじゃない?鈍感な人ならその方がいいと思うよ」

風美「ストレート……ですか…」

提督「うん、恥ずかしいだろうけど…もしかしたらそれで見る目を変えてくれるかもしれないし!」

風美「………なるほど」

提督「どう?」

風美「…ありがとうございます、姉さん。おかげで勇気が湧いてきました」

提督「えへへ、役に立てたみたいでよかった」

風美(そうよ…勇気を出すのよ……でも今じゃない…もっと…そう、二人きりになってから……)



803: ◆CaWSl75vrE 2016/08/25(木) 19:59:37.31 ID:yLvCp8Ki0

風美「さてと……それでは、そろそろ姉さんの買い物を済ませましょうか」

提督「あ、うん」

スタスタ

提督「…………」クス

提督(風美…ふっ切れたみたいで良かった…)

提督(恋、叶うといいな…)

提督(……でも、可愛い妹が他の誰かのところに行くなんて……ちょっぴり嫌、かも…なんて)

提督(…ううん、これはあの子のことなんだから。姉として応援してあげるべきだよね)

風美「……姉さん?」クル

提督「ん、ごめんごめん」

パタパタ…



806: ◆CaWSl75vrE 2016/08/26(金) 18:52:20.49 ID:GxSSUhqb0

~~~

提督「うーん…どんなのがいいかな…やっぱりクッキーとかチョコとかの方が…あまり高いものは買えないし…」

風美「ゆっくり決めていいですよ、待ってますから」

提督「うん…ねえ、風美はもらうとしたらどんなのがいい?」

風美「指輪…」

提督「え?」

風美「あ、いえ。気持ちのこもったものならなんでも嬉しいと思います」

提督「そっか……なら詰め合わせを何箱か買って行こうかな」

風美「自分では作らないんですか?」

提督「あー…うん、私お菓子作りはあんまり…」

風美「そうでしたね…でも、しっかりとお礼をすることに意味があると思いますよ」

提督「うん、そうだよね」

風美「さて、会計を済ませましょうか」



807: ◆CaWSl75vrE 2016/08/26(金) 19:06:55.28 ID:GxSSUhqb0

飛龍「……?何か買ったみたい」

蒼龍「ラッピングされてるってことは…プレゼントかなにか?」

金剛「あの女以外の誰に渡すつもりネー……」

木曾「まさか、何股もしてるのか……」

飛龍「そんなことあるわけ…」

加賀「鎮守府のみんなに好かれているあの子が?」

飛龍「…………」

加賀「他に女を作ってないと言い切れるの?」

飛龍「いや……うん…なんか、すごい説得力ですね…」

加賀「あ……あの子ならあり得るわ…きっとこの街だけじゃない……日本中にも…いや世界中にも!女を作っているのよ!!」クワッ

蒼龍「うわあ、心労に耐えかねて加賀さんが壊れた…」

ビシ

加賀「うっ」フラッ

ガシ

木曾「よっと…これでいいか?」

飛龍「ああうん…ありがとう」



808: ◆CaWSl75vrE 2016/08/26(金) 19:21:20.74 ID:GxSSUhqb0

バタン

提督「ふぅー……すっかり夜だねー」

風美「ええ…寒くないですか?」

提督「ふふ、そう言う風美は?」

風美「寒いと言ったら抱き締めてくれるようなロマンチストがいるといいんですがね…」

提督「それって誰のこと?」

風美「さあ…いつもは遠くにいるけど、実は案外近くにいるのかもしれません」

提督「??」

風美「ふふ、行きましょうか」

提督「う、うん?」



809: ◆CaWSl75vrE 2016/08/26(金) 19:34:05.54 ID:GxSSUhqb0

風美「これからどうします?目的のものも買いましたし…」

提督「うーん……ずっと歩いててちょっと疲れちゃったかも…」

風美「ん…確かに」

提督「どこかで休めるといいんだけど…」

風美「そうでs………ん?」

風美(こ…これは、お誘いなのでは……!!??)

風美(い、いや落ち着くのよ風美……さすがにそんなことは…いやでも、奥手な姉さんが直接言ってくるとは思えない…!!)

~~~

提督「どこかで休めるといいんだけど…なぁ…♪」チラッ

~~~

風美(おおああああああ!!?ビンゴじゃないのおおお!!)

風美(や……やるしかない…これはヤるしかないわ…!)

風美「……姉さん」キリッ

提督「え、な、なに?」ドキッ

提督(たまにすごくカッコよく見えるのはなんなんだろ…)

風美「いい場所を知っているんです。私が案内してあげましょう」ギュ クイ

提督「う、うん///」

提督(やだ、紳士的…)



814: ◆CaWSl75vrE 2016/08/27(土) 18:20:25.06 ID:VLETFrTt0

木曾「あの二人、なんでこんな人気のないところに来たんだ…飯じゃないのか?」

飛龍「だと思うんだけど…」

蒼龍「あ、止まった」

加賀「……?何か渋っているみたいね」

飛龍「…!?? あ、あの建物って…!!」

木曾「どうかしたのか?」

蒼龍「へ?なになに?」

飛龍「い、いや……ちょっと…これは…」

木曾「?」

蒼龍「??」

加賀「???」

金剛「????」

飛龍「うっ…!」

飛龍(ま、まずい…これ、知ってるのは私だけのパターンだ…!でも止めないとあのまま入ってしまいそうだし…ああもう、どうしよう…!?)



815: ◆CaWSl75vrE 2016/08/27(土) 18:21:55.57 ID:VLETFrTt0

スタスタ

提督「……なんだか薄暗いところだね…ちょっと不気味かも」

風美「えっええ…そそ、そうですね…」

提督「大丈夫だよ、何かあったら私が守ってあげるからね」ギュ

風美「………あ!ね、姉さん、あれです!あそこに入りましょう!」ビッ

提督「え?でもあれ、ホテルみたいだけど…夕飯にはちょっと高すぎるんじゃ…」

風美「だだ大丈夫です、わ、私がエスコート……いえ、リードしますから!任せてください!」

提督「う、うん…?そういうことなら任せるけど…」

風美(勝った!)

「待ったあああぁーーー!!!」

風美「!?」

提督「!?」



816: ◆CaWSl75vrE 2016/08/27(土) 18:35:35.01 ID:VLETFrTt0

飛龍「だ、ダメ!提督!」ゼェゼェ

風美「なっ…!?あ、あなたは…ストーカーの…!」キッ

提督「あれ、飛龍?どうしたの、こんなところで」

風美「え…?し、知り合い……ってちょっと待ってください、飛龍って、名前…?」

飛龍「そう…だけど、とりあえず詳しい説明は省いて!提督、その建物に入っちゃダメ!そこラブホテルだよ!?」

風美「ちッ……!」

木曾(ラブホテルってなんだ…)

蒼龍(ラブホテルってなんだろう…)

金剛(Love hotelってなんデース…)

加賀(ラブホテルとは何かしら…)

提督(ラブホテルってなんだっけ…)



821: ◆CaWSl75vrE 2016/08/28(日) 18:18:04.36 ID:j6TRNNd90

風美「……あら、そのような施設だったとは。知りませんでした」シレッ

飛龍(白々しいわ!)

蒼龍「ねえ飛龍、ラブホテルってなに?」

飛龍「え」

木曾「ああ、俺も気になる。説明してくれないか?」

飛龍「い、いや…あの…///」



提督「みんな揃ってるなんて…お出かけでもしてたの?」

加賀「ええ、そんなところよ。それよりそちらの方……名乗っていただこうかしら」

風美「はあ…姉さんの知り合いだったんですか。狭霧風美です、お見知りおきを」ペコリ

金剛「姉さん……え?サギリ?え?」

加賀「え…?もしかして、姉妹…?」

提督「え?うん、そうだけど」

加賀「…………」

金剛「…………」



822: ◆CaWSl75vrE 2016/08/28(日) 18:24:07.71 ID:j6TRNNd90

加賀「はぁ…そういうことだったのね…」

金剛「全部早とちりネー…」

風美「……ああ、なるほど。そういうことですか」

提督「う、うん…?よく分からないけど、いいのかな?」

風美「そうそう、一応言っておきますが…私と姉さんが同じ名字なのは姉妹だからではありません、夫婦だからです」ドヤァ

提督「何を言ってるの?」

加賀「何を言ってるの?」

金剛「アーユークレイジー?」



823: ◆CaWSl75vrE 2016/08/28(日) 18:32:12.09 ID:j6TRNNd90

提督「まあいいや、とりあえず…はい、これ。金剛も」スッ

加賀「……?これは…?」

提督「バレンタインのお返し。一日早いけどホワイトデーでしょ?」

金剛「Oh!?いいんデスカー!?」

提督「うん、飛龍と蒼龍と、あと木曾にも渡してあげて」

風美「…姉さん、この人達からもチョコをもらったんですか」

提督「え?そうだけど」

風美(…要注意ね…)

加賀「あ、その………なんて言えば、いいのか…」

提督「いいよいいよ、これでおあいこでしょ?それよりほら、みんなもお腹空いてるだろうしどこかに食べに行こうよ」

加賀「…ええ、そうね」クス



824: ◆CaWSl75vrE 2016/08/28(日) 18:40:10.41 ID:j6TRNNd90

提督「飛龍たちも行くよー!」

飛龍「あ、うん!」

蒼龍「ねえ、結局ラブホテルってなんなの?ねえー!」

飛龍「帰ってからパソコンで調べればいいでしょ!知らないもん!」

木曾「どうしてそんなにシラを切るんだ!教えてくれてもいいだろう!」

加賀「…色々と迷惑を掛けたみたいで申し訳ないわね」

風美「いえ…私も早とちりが過ぎました。警戒するような真似をしてすみません」

加賀「それはそうと……ずいぶんあの子とのスキンシップが過剰なようね」

風美「はあ?姉妹なら別段おかしくはないはずですが?」

加賀「…………」ビキッ

風美「…………」ギロッ

提督「…?二人とも、どうしたの?具合でも悪い?」

加賀「え?い、いえ、気にしないで」

風美「だ、大丈夫です。はい」

飛龍(あの二人、尻に敷かれてるなあ…)



825: ◆CaWSl75vrE 2016/08/28(日) 18:43:29.70 ID:j6TRNNd90

ホワイトデー(真夏)おわり
このあとなんだかんだで仲良くなったけど提督のこととなると話は別になるようです
イベントは甲甲丙丙で終わりました(クソザコ並感)



831: ◆CaWSl75vrE 2016/08/29(月) 09:55:51.55 ID:DUvSnyV60

提督「……あれ、吹雪?今試製砲って誰が積んでたっけ?」

吹雪「35.6cm砲ですか?」

提督「そうそう」

吹雪「ええっと……確か長門さんだったと思います」

提督「そっか、ありがとう。ちょっと行ってくるね」ガタ

吹雪「あ、はい。書類まとめておきますね」

提督「うん、私が戻ってきたら間宮さんのところでお菓子でも食べよう?」

吹雪「本当ですか?お待ちしてますね!」

提督「じゃ、任せるね」

吹雪「はい!」

バタン



832: ◆CaWSl75vrE 2016/08/29(月) 09:59:06.37 ID:DUvSnyV60

コンコン

提督「…………あれ?」

シーン…

提督「長門ー?いないのー?」コンコン ガチャ

提督「むむ…鍵もかかってるし、どこか行ってるのかな…」

大和「あら、提督?」

提督「ん?あ、大和。長門がどこに行ったか知らない?」

大和「長門さんならさっき、武蔵と一緒に出かけましたが…」

提督「陸奥も?」

大和「はい、何やら『会議がある』とかで……」

提督「会議?……まさか……」

大和「?」



837: ◆CaWSl75vrE 2016/08/30(火) 10:56:15.14 ID:yxrps9h90

その頃、鎮守府某所………



ガチャ

「うわ、暗っ…」

「来たな。座ってもらおう」

「座るってどこに…あ、これ?椅子ですか?」

「ああ」

「痛い!?ちょっと、今私の足踏んだの誰!?」

「わ、私じゃないですよ!?」

「というかなんで真っ暗なのよ!電気点けなさい電気!」

パチッ

長門「集まったようだな」

陸奥「集まったようだなじゃないでしょうが!!」スパァン

長門「痛い!?」



838: ◆CaWSl75vrE 2016/08/30(火) 11:05:40.22 ID:yxrps9h90

陸奥「なんでわざわざ部屋を真っ暗にするのよ!普通に危ないでしょ!」

長門「いや、そうした方が雰囲気がだな…」

陸奥「そのゲンドウポーズをやめなさい!!」メキメキ

長門「ぐわあああああ!!お、折れる!折れる!!」

武蔵「その辺でいいか、二人とも」

明石「で…これ、なんの集まりなんです?」

武蔵「ああ、何も知らせていなかったな。すまない」

長門「提督にしたいことやされたいこと…つまりあの子に関する趣味を語る場だな」

明石「はあ…つまり私は変態と認定されたんですか」

長門「そういうことになる」

明石「まあそれはいいですけど、その情報って誰が流したとかあるんですか?」

青葉「大体は青葉のリークですかねえ」

明石「じゃあとで工廠裏来てくださいね、青葉さん」

青葉「!?」



839: ◆CaWSl75vrE 2016/08/30(火) 17:56:47.88 ID:yxrps9h90

長門「じゃあ、まあ…とりあえずしたいことでも聞いておこうか」

明石「したいことですか……うーん、特にないんですよねえ…」

長門「なに?」

明石「あ、ごめんなさい、さすがに嘘です。というかなんでもできるから何かしたいって欲望が湧いてこないんですよ」

長門「なんでもできる、とは…?」

明石「そりゃあ、惚れ薬飲ませたりとか…」

武蔵「作れるのか!?」

明石「人間を幼児化させる薬が作れたんですから何ら不思議ではないですよ」

長門「そ、そうか…それはすごいな…」

明石「他にも洗脳や快楽堕ちさせる薬とかも…まあなんでもござれって感じです」

武蔵「そこまでできるのならなぜ実行に移さないんだ?」

明石「やったら艦隊指揮に影響が出るからに決まってるじゃないですか。戦争中なんですから常識で考えてください」

武蔵「」グサッ



840: ◆CaWSl75vrE 2016/08/30(火) 18:08:27.21 ID:yxrps9h90

長門「なら、逆にされたいことはあるのか?」

明石「んー、そうですねえ……どちらかというと私も受け気質なところもあるんで一発間違いを犯して欲しいんですけど…」

陸奥「そうね、自分から手出しさせるって駆逐艦でもない限り無理だものね」

明石「それなんですよね、薬盛って襲わせるのはできるんですけど…そんなの本物の愛とは言えませんし…」

武蔵「そ、そうだな…」

明石「……やっぱり、多くは求めませんよ。時々工廠に来て笑顔を見せてくれるだけで満足です」

長門「ここに来る者とは思えないほどピュアだな」

陸奥「ええ、綺麗すぎて泣けてくるわ」

明石「聞こえてますよ」

長門「す、すまん……ところでだな、明石…」

明石「なんですか?」

長門「……例の幼児化させる薬…あれはまた作れないのか?」



841: ◆CaWSl75vrE 2016/08/30(火) 18:16:34.63 ID:yxrps9h90

明石「へ?作れますけど…どうしてですか?」

長門「いやな、前に提督が小さくなったことがあっただろう?」

明石「ああ、ありましたね」

長門「その時8歳くらいになった提督を見て思ったんだ…あれは私に愛でられるための存在だと」

武蔵「は?」

陸奥「は?」

明石「は?」

長門「起伏のない身体!慎ましくそれでいて柔らかい肢体!浮いた肋!!猫のようにぱっちりと開かれた美しい目!細い腕!!語りたいことは山ほどあるがどれを取っても幼女にしかない可能性を彼女は秘めていた!!ああ、あれを抱き締めたい!愛でたい!舐め回したいいいいいぃぃぃ!!!!!!」ガタガタ

明石「憲兵さん呼んだ方がいいんじゃないですか?」

武蔵「お前の姉だろう、なんとかしろ」

陸奥「手遅れよ」

武蔵「…一理ある」



844: ◆CaWSl75vrE 2016/08/31(水) 16:03:34.41 ID:5K7CFJX50

長門「…すまない、つい熱くなってしまった。だが、皆の賛同を得られたことは明白だと思う」

陸奥「…………」

武蔵「ついに頭がおかしくなったか」

明石「お薬出しておきますねー」

長門「…大井、どう思う?」

大井「確かにあれは素晴らしかったですね、背中に乗られた時は自分があの人の道具にされてるのを実感して嬉しさのあまり漏らすかと思いましたよ」モグモグ

武蔵(小型犬かこいつ…)

長門「なかなか話のわかるやつだな……ところでさっきから口に含んでいるそれはなんだ?」

大井「提督が使ってたハンカチです」モグモグ

一同「…………」

大井「あ、ブラもありますよ」モグモグ

一同「………………」

大井「どっちも未洗濯です」モグモグ

一同「」



846: ◆CaWSl75vrE 2016/08/31(水) 16:30:13.68 ID:5K7CFJX50

大井「あっそうそう、この前提督が汗を拭いたタオルから塩を抽出してそれをご飯にかけて食べたんですよ。そうすると全身に提督が広がったみたいでまるで提督に染め上げられるような快感が………」ペラペラ

武蔵「いや、どう考えてもガブスレイだろう」

長門「だから!なんで素直にガンダムタイプが好きだと言えないんだ!?デスサイズもノワールもカッコいいだろう!?」

明石「どっちも厨二病ご用達じゃないですか」

長門「違う!厨二病はフリーダムやエンドレスワルツのゼロを好んでいる!そういうお前は何が好きなんだ!」

明石「私はZ系列の可変機とか好きですけどね、あとブルーディスティニー一号機とか」

長門「裏切り者がああぁぁ!!」

陸奥「相変わらず男の子っぽいのが好きね…」

あきつ丸「自分はヒルドルブが…」

長門「うるさい!戦車は呼んでいない!」

速吸「まあまあ…」

武蔵「そういうお前は?」

速吸「えーと…ダークハウンド…」

大井「え、無視…?」



847: ◆CaWSl75vrE 2016/08/31(水) 16:39:49.79 ID:5K7CFJX50

陸奥「ガンダムなんてどれも同じでしょ、なんでもいいから早く次に進めてちょうだい」

武蔵「ザクを見てこれがガンダムかと聞いてきた鳳翔さんのようなことを言うな…」

長門「話が脱線したな…じゃあ陸軍、お前は何かしたいことはあるのか?」

あきつ丸「…自分にも言えることですが、黒い服には赤い縄が映えるであります」

武蔵「拘束か?」

あきつ丸「その通り。被虐趣味がある彼女を縛らない手立てはないであります」

長門「ほう、なかなかいい趣味をしてるな」

陸奥「ああ…あの時は悦んでたわね」

長門「え?」

あきつ丸「…ほう?経験がお有りで?」ジロ

陸奥「さあ?どうかしら」

あきつ丸「…………」ピキ…

陸奥「…………」フフン

長門(私を挟んで睨み合わないでくれ…)



849: ◆CaWSl75vrE 2016/09/01(木) 23:38:41.84 ID:rYqIqpx30

速吸「ま、まあまあ!喧嘩は良くないですよ、ねっ!」

あきつ丸「部外者は黙っててもらいたいでありますな」

速吸「……提督のとっておきの話、あるんだけどなぁ…」

あきつ丸「…詳しく聞かせてもらいたい」

速吸(ほんと、提督のこととなると甘いなあこの人達…)

速吸「速吸個人の話になるんですけどね。提督さんってインドア派に見えて結構外で遊んでるじゃないですか」

明石「駆逐艦の子達と遊びたいだけだと思いますけどね」

長門「全くだ、ろりこんというものはけしからんな」

武蔵「…………」

速吸「で…補給艦である速吸にはマネージャー的な一面もあって、艦娘の皆さんへの補給だけではなく提督にもよく汗を拭くタオルやスポドリを渡したりもするんです」

武蔵「ほう、そうだったのか」



850: ◆CaWSl75vrE 2016/09/02(金) 01:19:42.90 ID:Tqevv8jY0

速吸「それでですね…普段はジャージに着替えてから来るんですが、急かされたのかたまに上着を脱いでシャツだけで来ることがあるんですよ」

長門「ふむ」

速吸「するとどうなるか…分かりますよね」

武蔵「……汗で透けるのか!?」

速吸「ええ……あれは目の保養になりますよ…」キラキラ

大井「そのまま下着を見るのとはまた違った情緒があるわよね…」

速吸「しかも髪もそのままで走りながらこちらに向かってくるので、揺れるんですよ…色々と」

陸奥「むう…これは知らなかったわ…」

速吸「駆逐艦の子達は気にしないし誰も言わないから本人も気付かないんでしょうね。汗ですら綺麗に見えるほど艶めかしく肌を光らせて笑いかけてくるんですよ…!」

速吸「その笑顔の眩しさと確かな色気を感じさせる二つのモノ!どちらも見えて一石二鳥と言いたいところなんですが、背徳感が……でもこれが気持ちいい…はぁ、提督さんの胸……」

長門「これが役得か…」



851: ◆CaWSl75vrE 2016/09/02(金) 01:27:22.91 ID:Tqevv8jY0

速吸「指摘したら真っ赤になるんでしょうね……でもそれっきりになってしまうのが怖くて言い出せない…」

大井「分かりますその気持ち…」

武蔵「お前は今まで数多くの変態発言を繰り返してきただろう…」

大井「失礼な!提督の前で言ったことはありません!」

速吸「……はぁ…提督さん……絶対押しに弱いよね…いっそのこと壁に追い詰めて、逃がさないように手を付いて、唇から直接補給……ふふ…ふふふ…」ブツブツ

陸奥「あら、ずいぶん具体的ね?」

速吸「汗だく提督さん…首元に顔を押し付けていっぱいいっぱい提督さんの匂いを吸い込んで…湿った身体を速吸が拭いてあげますね……ふふっ、逃げちゃダメです…ちゃんと、身体の隅々まで……」ブツブツ

陸奥「………手強いわ」

長門「私に言うな」



853: ◆CaWSl75vrE 2016/09/03(土) 02:18:27.71 ID:GEIWSPRy0

武蔵「妄想モードに入ったからしばらくそっとしておこう。それより……さっきからずっと黙っているが、貴様はどうなんだ?グラーフ」

グラーフ「……む、すまない。ここは語りの場だったな…」

青葉「別に聴き専でもいいと思いますけどね、青葉もそうですし」

グラーフ「しかし…そうだな、せっかく来たからには何か話しておきたい」

明石「無理はしなくていいと思いますよ、青葉さんにメモ取られますし」

青葉「と、取ってませんよ!」

グラーフ「…Admiralは日々艦隊のために尽力して支えてくれている。ましてや百を超える数を一人でだ」

長門「急に真面目な話になったな」

グラーフ「そんな彼女に無理を言うなど、私にはできない。不器用な私だが…少しでも労ってやりたいんだ」

武蔵(なんだこの優等生…)



856: ◆CaWSl75vrE 2016/09/03(土) 21:32:09.78 ID:GEIWSPRy0

長門「まあ…彼女を大切に想う気持ちは分かるな。誰一人欠けることなく、これだけ平和に不自由なく暮らせるのは提督のおかげでもある」

武蔵「それは確かに…あれだけ他の者に尽くせる人間がどれほどいることか…」

明石「…なんか、すごいしんみりした空気になりましたね」

長門「思えば…私達はされるばかりで彼女に何もしてやれなかったのかもな…」

陸奥「……少しくらいは提督に楽させてあげられないかしら」

グラーフ「…………」

グラーフ(…私もそう思っているさ…)

グラーフ(それはそれとして…こうでも言っておけば私の嗜好はバレないだろう)

グラーフ(偶然だったが、話し掛けようと彼女の背中を叩いた時…服の上から下着が外れてしまったことがあった)

グラーフ(その時の慌てぶりと表情…見られて困る箇所などどこにもないのに胸を押さえて座り込むAdmiralの様子は、もう……)モンモン

グラーフ「ああ……」

長門「まあそれはそれ、これはこれ、だな。ここはそんな場ではない、話を続けよう」キリッ



857: ◆CaWSl75vrE 2016/09/03(土) 21:44:10.82 ID:GEIWSPRy0

グラーフ(そして私は会得した…服の上から下着を外す技術を…)

グラーフ(無敵だ…私は無敵だ……偶然を装って彼女の恥じらう表情を愉しむことができる…)

グラーフ(これは私にだけできること……)

グラーフ「…………」ニヤ

青葉「おや?どうして笑っているんですか?」

グラーフ「いや、いんたーねっとというもので見た猫の画像を思い出してな」

青葉「へえ、そうなんですか」

青葉(意外と可愛らしいところもあるんですねえ…)

グラーフ「アオバ、猫の写真は撮っていないのか?」

青葉「へ?ええと、あることにはありますけど…手帳、見ます?」

グラーフ「どれ……む、この黒猫は…鎮守府に住み着いてる子か」

青葉「えへへ、可愛いですよね。こっちはですね……」

長門「あの二人、なんだか和やかな雰囲気になってるな…」



859: ◆CaWSl75vrE 2016/09/05(月) 15:01:16.62 ID:V2uoN+8T0

長門「じゃあ次、誰か」

瑞鶴「はいはいはい!!」バッ

長門「お前か…」

瑞鶴「何その反応…まあいいけど」

武蔵「で?相棒にしたいことはなんなんだ?」

瑞鶴「あ、私はされたい側」

武蔵「ほう」

瑞鶴「もうね…なんていうか、とにかくめちゃくちゃにされたいわ」

長門「ああ、そういう…」

瑞鶴「泣いて許しを請うてもひたすら甚振られたり失神するまでイかされたりとか…あんなに可愛い顔して責めてくるとか興奮するわ…///」ハァハァ

武蔵「色んな意味で危ないな…」

瑞鶴「首絞めとか良さそうじゃない?」

長門「私に振るな」



860: ◆CaWSl75vrE 2016/09/05(月) 17:01:25.08 ID:J0l8RfgUO

武蔵「…しかし、相棒が襲う側か…」

陸奥「想像もできないわね…」

明石「まあ、提督の性格からしてどう考えても…」

一同「「「「ネコ」」」」

長門「だな」

明石「ですよね」

武蔵「ここまで一致するとはな」

瑞鶴「それなのよね…土下座して頼んでも良心の呵責とかで本気になってくれそうもないし…」

伊良湖「あ、あの」

速吸「というかあれなんですね、提督さんに抱かれたいって人もいるものなんですね」

瑞鶴「え?結構多いわよ?」

長門「そうなのか?」

瑞鶴「ええ、提督って可愛いイメージが強いけど割と美形じゃない」

陸奥「…言われてみればそうね」

瑞鶴「実際、男装させた時は黄色い声が上がるほどハンサムだったわ。写真あるわよね?」

青葉「ええ、こちらです」ピラッ

武蔵「……ふむ。これは確かに」

陸奥「何かに目覚めそうになるくらい決まってるわね…」

大井(………あ。やばい、濡れてきた)



862: ◆CaWSl75vrE 2016/09/05(月) 20:33:09.21 ID:V2uoN+8T0

明石「こうまでとは言わないですけど、優しい顔をして抱いてくれるのはいいかもしれませんね」

瑞鶴「でしょ?だから私は抱かれたい派」

武蔵「しかし彼女が責める側となると、問題はあるな」

長門「問題?」

瑞鶴「ええ…大きく分けるなら二つ。ヘタレ攻めにならないか、それと責めるのが下手かどうか」

陸奥「なるほど…確かにあの子の場合、仮にやる気になってもいちいち『だ、大丈夫?』とか聞いてきそうだものね」

武蔵「そしてそれがなかったとしても、上手じゃないとイマイチ燃え切れないかもしれない」

瑞鶴「そういうことね…やっぱり不安だわ…」

伊良湖「あの…」

明石「せんせー、伊良湖さんが何か言いたいみたいでーす」

長門「誰が先生だ!……まあいい、言ってみろ」

伊良湖「は、はい」



865: ◆CaWSl75vrE 2016/09/05(月) 22:22:20.56 ID:V2uoN+8T0

伊良湖「その…提督さん、お酒を飲ませれば襲ってくれます、よ…?///」

武蔵「酔わせるということか?」

瑞鶴「それは本当なの!?」

伊良湖「は、はい…」

明石「確証は?」

伊良湖「い、伊良湖が保証します…」

長門「……ん?」

陸奥「ちょっと待って、どういうこと?」

伊良湖「…………//////」カアアッ

一同「「「「………えっ」」」」



866: ◆CaWSl75vrE 2016/09/06(火) 21:45:47.61 ID:7A9gS9fl0

瑞鶴「え?なに?襲われたことあるの?」

大井「どうやったんですか!?まさか…誘い受け!?卑怯な!!」キ-ッ

伊良湖「ち、違うんです!普段酔わない提督さんが洋酒を飲むと酔うって聞いて、興味本位で…お仕事が終わったあと、お招きしたんです」

武蔵「ふむ…」

伊良湖「最初は遠慮していたんですけど、勧めていくと『じゃあちょっとだけ…』と言って飲み始めて…ワインを二杯目くらいでもうできあがっちゃって、カウンターに突っ伏したまま動かなくなっちゃったんです」

伊良湖「で…心配して隣に座ったら急に腰に手を回してきて、甘えた声で何回も『伊良湖ちゃーん…♪』って呼んでくるものでしたから…ちょっと、ドキドキしちゃって…」

明石(羨ましい…)

伊良湖「でも、酔っ払ってるから冗談だと思って…適当に流そうとしてたのにあの人ったら……真面目な顔して『本気だよ?』って……///」テレテレ

陸奥(あの人て)



867: ◆CaWSl75vrE 2016/09/06(火) 23:43:55.12 ID:7A9gS9fl0

伊良湖「お酒も入ってたので…そこまで言われて、断れないじゃないですか…で、ホントにホントなのか確かめたくて、キスしてくださいって……言っちゃったんです…///」モジモジ

伊良湖「そしたら…ぎゅって抱き寄せられて…ほんと、少女漫画みたいに顎を持ち上げられてキス、されちゃいました……///」

陸奥「……なんていうか、アレね…」

長門「ああ…人の惚気話は面白くないな…」

明石「まあまあ、まだ話の途中ですし」

伊良湖「初めて、だったんですよ……でも、提督さんでよかった…それはそうと、いつもみたいな可愛い表情じゃなくて、なんていうか……そう、とっても凛々しい顔をしてて、言いにくいんですけど…その、ぬ、濡れてきちゃって…///」ポッ

伊良湖「何も言わずにいたら察してくれたのか、『座敷の方行こっか』って、お姫様抱っこで連れて行ってくれて…乙女心がキュンキュンしちゃいました…」

伊良湖「それからは提督さんにいっぱい、いっぱい愛してもらって……初めてだったのに終始リードしてくれて、なでなでやキスもたくさんしてくれたので…はい…し、幸せ…でした…///」

瑞鶴「………酔わせればいいのね…よし……よし………」

青葉「…あ」

長門「どうした?」

青葉「い、いえ。なんでも」

青葉(あー…司令官が『なんだか伊良湖ちゃんがよそよそしいんだけど…』ってお悩み相談を持ちかけてきたのってこのことだったんだ…)

青葉(……司令官、覚えてないんだろうなぁ…)



868: ◆CaWSl75vrE 2016/09/07(水) 22:11:31.08 ID:Y31Y2Q5X0

瑞鶴「で…上手だったの?」

伊良湖「はい…全身がその、性感帯になったみたいで…どこを触られても暖かくて、キスマークもいっぱい付けてもらって…翌日隠せないところにもあったんですけど、う、嬉しかった……です///」

瑞鶴「……頼めば首とか絞めてくれるかしら…」

伊良湖「ええと…抱き締めてほしいって言ったらぎゅーってしてくれたのでたぶんしてくれると思いますよ」

瑞鶴「よし……」グッ

武蔵「で…伊良湖、貴様の要望はあるのか?」

伊良湖「え?ええ、い、一応…」

長門「言ってみろ」

伊良湖「…わ、笑わないでくださいね?」

武蔵「なに、ここにいる時点で似た者同士だ」

明石(一緒にしないでいただきたい)

大井(一緒にしないでもらいたいわ)

伊良湖「そ、その……はしたないかもしれないですけど……あの、む、胸…とか、に、クリームを塗って…食べて、もらいたいです…///」ポッ

長門「お前も割と受け気質だな…」

伊良湖「め、目覚めちゃったんです」



869: ◆CaWSl75vrE 2016/09/08(木) 01:21:25.35 ID:rPZJ3OEq0

青葉「はぁ…司令官がエッチな自撮りとか送ってきてくれませんかねぇ…」

陸奥「ウブなあの子が?」

青葉「…まあ、そんなのあるわけないでしょうけど…」

速吸「そもそも提督さんってガラケーでしたよね?」

青葉「それなんですよねぇ、青葉でもスマホ買ってるんだから司令官もそろそろ買い換えればいいのに」

武蔵「まあやつは機械オンチだからな」

長門「…買い換えた暁には色々とレクチャーしてやらねばならんな」

明石「はあ…なんか、冷めてきちゃいましたね」

長門「だな。今回はこのあたりでお開きとしようか」ガタ

明石「あー、次は呼ばなくていいですからね」ガタ

武蔵「まあまあ…面白い話も聞けるかもしれんぞ」スタスタ

ガチャ

提督「」ニコニコ

一同「「「「」」」」



870: ◆CaWSl75vrE 2016/09/08(木) 01:32:18.49 ID:rPZJ3OEq0

長門「やっ、や、やあ…こここんなところできき、奇遇だな…」

提督「ふふっ、みんなこんなところに集まって何の話かな?」

長門「え!?い、いや…なあ?ハハハ…」

陸奥「さあ、なんのこと?私は偶然居合わせただけだから知らないわ」シレッ

長門「おい!?」

提督「ねえ?こんなところで、コソコソと、何の話?」

武蔵『ど、どうする…!?まずいぞ…!』

長門『こ、こうなったら力ずくで連れ込むしか…!』グッ サッ

パシッ

長門「!?」

武蔵「!?」

提督「ねえ…この連合は解体って言ったよね?次やったらお仕置きだって、何回も言ったよね?」

長門「…………」サ-ッ



871: ◆CaWSl75vrE 2016/09/08(木) 01:36:57.09 ID:rPZJ3OEq0

提督「加賀にばかり任せてると申し訳ないからね……ふっふふ、久々に腕が鳴るなぁ…」ゴキキ パキッ

陸奥「さてと、私はお茶でも飲んで来ようかしら」

明石「あ、私も」

速吸「お、お先に失礼します…」

グラーフ「私は呼ばれただけなのでな。何の責任もないだろう」

スタスタ

長門「お、おい!?」

提督「さて……」

長門武蔵「」ビクッ

大井「」ドキドキ

瑞鶴「」ドキドキ

提督「お仕置き……しよっか♪」

「や、やめっ」



「「「「アッーーーーーーーー!!!!!」」」」



872: ◆CaWSl75vrE 2016/09/08(木) 01:42:53.90 ID:rPZJ3OEq0

久々の会合おわり
青葉とあきつ丸はお仕置き回避のために秘密通路から逃げ出してたそうな
その後石を抱えさせられた四人が見られたそうな



876: ◆CaWSl75vrE 2016/09/09(金) 02:29:59.55 ID:HX5iufVO0

ヲ級「…………」スタスタ

ヲ級(…テイトクガ仕事ヲシテル部屋…)

ガチャ…

ヲ級「テイト……」



アイオワ「Wow!ユーがこの艦隊のAdmiralなの?prettyね!」

提督「うん、女の提督は珍しいと思うけど…これからよろしくね」スッ

アイオワ「ヨロシク!」ガバッ ムギュ-

提督「ふぎゃ!?」

金剛「ノォーーーー!!??」

提督「お、落ち着いて金剛…これはきっとアメリカの文化だよ//」

アイオワ「That's right!向こうではこれがusuallyよ?」

金剛「嘘デース!Americaでも仲の良い間柄でしかしないはずネー!!」

提督「あれ、そ、そうなの?」

アイオワ「さあ?何のこと?」ギュムム

提督「むぐぅっ…」

提督(む、胸が…)

金剛「キィーーーッ!!!」プンスカ


ヲ級「…………」

バタン



878: ◆CaWSl75vrE 2016/09/09(金) 20:02:21.31 ID:HX5iufVO0

提督「あ、あれ…?今誰か部屋に…」

アイオワ「せっかくなんだからお近付きの印にkissもしましょう♪」ン-

金剛「挨拶でそこまでしねえだろ!!」

提督「こ、金剛…言葉遣いが…」

金剛「Oh、sorry」シレッ

提督「…………」

アイオワ「フフフ、admiralったら本当にカワイイわ…これがヤマトナデシコって言うのかしら」

提督「へ?」

アイオワ「……I love at first sight///」ポッ

金剛「」ブチッ

提督「え?な、なに?どういうこと?」

金剛「てめえちょっとツラ貸すデース」ビキビキ

アイオワ「あら、乱暴なescortは嫌われるわよ?」フフン

金剛「(#^ω^)」

提督(け、険悪な雰囲気…)



879: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/09/09(金) 21:29:19.21 ID:oPdgi/Jxo

△I love at first sight (←このloveは名詞なので、文に動詞が無いカタコト英語)
○I fell in love at first sight
○It was love at first sight

しょうもないことですまん



880: ◆CaWSl75vrE 2016/09/09(金) 21:31:36.79 ID:HX5iufVO0

指摘ありがとうございます
クソザコ脳みそおじさんなので翻訳に頼りますえ…(京美人)



881: ◆CaWSl75vrE 2016/09/09(金) 21:47:37.13 ID:HX5iufVO0

ギャーギャー

バタン

提督「ふぅ…なんとか抜け出せた…」

春風「あら、司令官様…ごきげんよう」ペコリ

提督「あ、春風。もうここには慣れた?」

春風「ええ、とても良いところです。艦隊の雰囲気も和やかで設備も整っていて…何より、指揮官である司令官様がとても…」ニコ

提督「あはは、それは良かった。…ところでさっきこの辺を誰かが通らなかった?」

春風「この辺り、ですか?確か……深海の空母級とすれ違いましたが…」

提督「あ、それ!ヲ級ちゃん、どこに行った?」

春風「堤防の方に…それより、なぜ深海棲艦が鎮守府に?」

提督「あー…それはまたあとで説明させてもらうね」

春風「は、はあ…」

提督「教えてくれてありがとね、それじゃ!」ダッ

春風「あ、司令官様」

提督「ん、なに?」キキッ

春風「…見かけによらず、いけずですのね…」クス

提督「へ??」



882: ◆CaWSl75vrE 2016/09/10(土) 02:06:46.85 ID:2sSrPdoL0

ー海底洞窟ー



ヲ級「…………」

ザッ

ヲ級「!」ピク

港湾水鬼「ヤハリココカ…」

ヲ級「……ドウシテコノ場所ヲ…」

港湾水鬼「イツモ何処カニ行ッテイルノニ姿ガ見当タラナイカラナ…悪イガ、少シ調ベサセテモラッタ」

ヲ級「………ソウカ」

港湾水鬼「他言ハシナイ」

ヲ級「イヤ…気ニシナクテモイイ」

港湾水鬼「ソウカ…デ、ココデ何ヲシテイタンダ?何カアルワケデモナサソウダガ…」

ヲ級「……少シ…考エ事ヲシテイタ…」

港湾水鬼「考エ事…」



884: ◆CaWSl75vrE 2016/09/10(土) 02:17:44.82 ID:2sSrPdoL0

港湾水鬼「……アノ人間ノコトカ?」

ヲ級「………!」

港湾水鬼「フッ…分カリヤスイヤツダ」

ヲ級「…最近、ズットダ…気付ケバテイトクノコトヲ考エテル…」

港湾水鬼「ホウ…ソレデ?」

ヲ級「……苦シインダ」

港湾水鬼「何?」

ヲ級「アノ人ヲ想ッテイルト、胸ガ締メ付ケラレルヨウニ痛クナル…今マデ、コンナコトハナカッタノニ…」

港湾水鬼「……オ前、変ワッタナ…」

ヲ級「エ?」

港湾水鬼「…人間ラシクナッタ」

ヲ級「………深海棲艦デアル私ガ、カ?」

港湾水鬼「私達ガ人間ヲベースニ生マレテイルノヲ考エレバ不思議デハナイダロウ?」

ヲ級「…ジャア、オ前ガ人間ラシクナッタノモテイトクノコトヲ考エテタカラ…」

港湾水鬼「…ワ、私ハ違ウ」

ヲ級「…………」

港湾水鬼「ナンダソノ目ハ!」



885: ◆CaWSl75vrE 2016/09/10(土) 02:46:35.45 ID:2sSrPdoL0

ヲ級「……アノ人ト出逢ッテカラ、ボンヤリト浮カンデイタ記憶ガアッタンダ…」

港湾水鬼「記憶?」

ヲ級「アア…最近マデ無意識ニ思イ出スコトはアッタんだガ…ヤット、全部思い出したの…」スゥ…

港湾水鬼「……?」

ヲ級「元々、私達はひとツだった…ソレがあの日の夜、離れ離れになって…私が生まれた…」

港湾水鬼「…ソコマデ覚エテイルトハ、珍シイナ…」

ヲ級「…ううん。みんな思い出せないだけで、きっと頭のどこかに記憶は眠ってるの。きっかけがあれば思い出せるけど」

港湾水鬼「ソウ…ナノカ」

ヲ級「器は違うけど同じ心のまま、ずっと向き合えると思ってた……けど、私の中にもうひとつ…心ができたのに気付いてしまったの」

港湾水鬼「………」

ヲ級「私は…あの人のことが…提督のことが、好き。それが私の、心」

港湾水鬼「……………」



886: ◆CaWSl75vrE 2016/09/11(日) 16:53:42.44 ID:zDjM6ogk0

ポーラ「うぇえひっひっひ…てぇとくも飲みましょうよぉ…」グイグイ

提督「えーと…夜なら付き合ってあげるから…とりあえず今は急いでるの」

ザラ「ほらポーラ、そういうことだから。離してあげなさい」

ポーラ「う~…?ん~……なら仕方ないですねぇ…」パッ

提督「あ、ありが…」

ポーラ「おぉ…?」フラフラ

提督「!」

ガシッ

提督「ふー…あ、危ない危ない…大丈夫?」

ポーラ「……あ、はい。ありがとうございます…」

ザラ「…………」

ポーラ「ん…?おぉ…おお~…やわらか枕…」フニュフニュ

ザラ「ポーラ!!」

提督「あははは…」



887: ◆CaWSl75vrE 2016/09/12(月) 19:54:48.35 ID:BRTo/f/n0

~~~

港湾水鬼「……ナルホド。アノ時ノ…」

ヲ級「私ガ生マレタノモ、心ヲ知ルコトガデキタノモ…アノ人ノオカゲ」

港湾水鬼「………」

ヲ級「ダカラ、セメテモノ恩返シ…私ハ、戦イヲ終ワラセタイ」

港湾水鬼「……ソウカ。ソレガオ前ノ望ミカ」

ヲ級「アア…」

港湾水鬼「…ナラ、私モ協力シヨウ」

ヲ級「本当カ?」

港湾水鬼「勘違イスルナヨ、コレ以上同胞ガ傷付クノヲ見タクナイダケダ」

ヲ級「…素直ジャナイナ、オ前」

港湾水鬼「ウ、ウルサイ!」



888: ◆CaWSl75vrE 2016/09/12(月) 20:44:24.59 ID:BRTo/f/n0

ガコン

駆逐棲姫「着イタ…」

提督「よいしょっと…ありがとね、助かったよ」

駆逐棲姫「ウウン、私モ……ア、アナタニ会イタイト思ッテタカラ…」

提督「そう?じゃあ、とりあえず奥に行こうか」

駆逐棲姫「ア…マ、待ッテ…」ゴソゴソ

提督「うん?」

ガシャン

駆逐棲姫「コレ……艤装ヲ組ミ立テテ、義足ニシテミタノ…ド、ドウ…?」

提督「おぉ…お洒落なブーツみたいだね!可愛いよ」

駆逐棲姫「ッ………///」ポッ ドキドキ



889: ◆CaWSl75vrE 2016/09/13(火) 03:10:37.44 ID:628ALJYe0

駆逐棲姫「コ、コレ…ソノ……ア、アナタト一緒ニ歩キタクテ…作ッタノ…//」チラ

提督「私と?そっか…」

ポン

駆逐棲姫「!」

提督「よく頑張ったね、私も嬉しいよ。ふふ」ナデナデ

駆逐棲姫「ア……ァ……//////」カアァッ

提督「さてと、それじゃ行こうか」

駆逐棲姫「ウン……」ザッ

グラッ

駆逐棲姫「ッ!?」

提督「うわっ、と!」ガシッ

駆逐棲姫「ア………」

提督「ふぅ…大丈夫?」

駆逐棲姫「ウ、ウン…アリガトウ……///」

提督(…さっきもこんなことしたような…)

駆逐棲姫(顔…近イ……)///

ギュ

駆逐棲姫「!」

提督「まだ慣れてなかったんだね…ゆっくりでいいから、手繋いで歩こう?」

駆逐棲姫「……ウン///」ポッ



893: ◆CaWSl75vrE 2016/09/13(火) 16:58:30.02 ID:628ALJYe0

提督「ふー…お邪魔しまーす」

港湾棲姫「ン…オオ、来テイタノカ」

提督「うん、ヲ級ちゃんが戻って来てるかなと思って。あと少し話したいことがあるの」

港湾棲姫「アノ子ナラ今他ノ者ト話シテイル。ソレニ、私カラモ話シテオキタイコトガアルカラナ。好都合ダ」

提督「そうなの?」

港湾棲姫「アア。掛ケテクレ」

ストン

駆逐棲姫「……アノ異端ノ子ニ会イニ来タノ?」

提督「んー、一応ね」

駆逐棲姫「……ソウ…」プイッ

提督「あ、あれ…?」

港湾棲姫「フフフ…オ前モ罪ナ奴ダナ…」

提督「それ、色んな人に言われるよ…」

港湾棲姫(…ナノニナゼ治ラナインダ…)



894: ◆CaWSl75vrE 2016/09/13(火) 17:24:36.98 ID:628ALJYe0

提督「それで…話って?」

港湾棲姫「アア……オ前ニトッテハ聞キタクナイカモシレナイガ…ドウスル?」

提督「…聞く」

港湾棲姫「ソウ言ッテクレルト、信ジテイタ…」

駆逐棲姫「…………」

港湾棲姫「…オ前ガ初メテココニ来タ時…歓迎コソシテイタガ、私達ハ、オ前ヲ殺ソウトシテイタ」

提督「!」

港湾棲姫「敵ノ指揮官ガワザワザココマデ乗リ込ンデクルナンテ、願ッテモナイ好機ダ。私ハ…ソノ場デ何モ言エナカッタガ…」

提督「…………」

港湾棲姫「戦イガナクナレバ、モウ同胞タチモ傷付カズニ済ム。ダガ、モシ交渉ガ決裂スレバオ前ノ仲間タチガ同胞ヲマタ攻撃スル。水鬼ガオ前ヲ殺スト話シタ時、私ハ迷ッテイタ…」

港湾棲姫「ケド…オ前ガアイツヲ説得スルノヲ見テ、皆ノ疑問ガ確信ニ変ワッタンダ。オ前ナラ戦争ヲ終ワラセラレル、ト」

提督「そう……だったんだ」

港湾棲姫「急ニ済マナイ…コンナ話ヲ……デモ、オ前トノ間ニモウ嘘ハ吐キタクナイ。ソウ思ッタンダ」

提督「そっか…私を信じるために話してくれたんだ」

港湾棲姫「アア…幻滅シタカ?」

提督「ううん、私もずっといつか殺されるんじゃないかって思ってたけど…心から信頼できるよ」ニコ

港湾棲姫「ソウカ…フフ」



895: ◆CaWSl75vrE 2016/09/14(水) 20:36:20.16 ID:GgYsBfhS0

レ級「キェー!!」ガバッ

提督「わはぁっ!?」

港湾棲姫「フフ、遊ビ相手ガ来テ喜ンデルゾ」

提督「こんのぉ…やったな~!」ガシッ コチョコチョ

レ級「ヒャッ!?キャハハハハ!!」ケラケラ バタバタ

提督「私に勝てると思ったかー!わはは!」ギュムム グリグリ

レ級「参ッタ!参リマシター!」バタバタ

提督「ふー…聞き分けのいい子は好kうぎゃ!?」

レ級「ナーンチャッテ!アハハ!」

提督「こ、こら!尻尾はずるいでしょ尻尾は!正々堂々戦いなさい!」プンスカ

駆逐棲姫「モウ!テイトクハ私トユックリスルノ!早ク下ロシテアゲナサイ!」

港湾棲姫「賑ヤカダナ…」



896: ◆CaWSl75vrE 2016/09/15(木) 00:53:25.70 ID:Y8Cjx7Jm0

ヲ級「ン……テイトク…?」

提督「あ、ヲ級ちゃん!と水鬼ちゃんも!」

港湾水鬼「チャン付ケハヤメロト…」

ヲ級「…迎エニ来テクレタノ?」

提督「うん、何も言わずに戻ったから心配しちゃって」

ヲ級「ソウカ…済マナイ」

提督「ううん、気にしないで」

港湾棲姫「ソウイエバ…オ前ガ話シタイト言ッテタノハナンナンダ?」

提督「ああ、うん…ええっと、意識を切った子達を殲滅するの…ほんとにいいの?」

港湾棲姫「…アア、構ワナイ。ソノ方ガ上ノ人間タチノ目眩シニモナルダロウカラナ」

提督「そう…だよね」

港湾棲姫「ソレニ…アイツラモ平和ヲ願ッテイルハズダ。人間ガ生キテイル限リ私達ハ何度デモ生マレ変ワレル…ドウカアイツラヲ、楽ニシテヤッテクレ」

提督「……うん。覚悟、決めたよ」スッ

港湾棲姫「…ソレデコソ、ダ」コツン



897: ◆CaWSl75vrE 2016/09/15(木) 01:01:33.35 ID:Y8Cjx7Jm0

提督「さてと…それじゃあ、そろそろ私は戻ろうかな」

ヲ級「ン…私モ戻ル」

提督「あ、じゃあ戻ったらご飯でも食べようか」

ヲ級「! テイトクノオムライス、食ベタイ…!」キラキラ

提督「あはは、たくさん作ってあげるからね」

港湾棲姫「マタナ…イツデモ待ッテルゾ」

提督「うん、色々ありがとね」

駆逐棲姫「マタ、歩ケルヨウニナッタラソッチニ行ッテモイイ…?」

提督「もちろん!待ってるよ」ポンポン

駆逐棲姫「…エヘヘ///」

北方棲姫「…………」ソッ フリフリ

提督「ふふ、またね」フリフリ

ヲ級「テイトク、準備ガデキタ」

提督「はーい」

パタパタ…

港湾棲姫「……戻ル、カ…マルデ、自分ノ家ミタイダナ…」



898: ◆CaWSl75vrE 2016/09/15(木) 01:09:58.94 ID:Y8Cjx7Jm0

数日後………




提督「ふー…これで今日の分は終わり、と…」

コンコン

「提督、少しよろしいでしょうか?」

提督「大淀?うん、大丈夫だよ」

ガチャ

大淀「提督、こちらの書類を」スタスタ

提督「え、追加でお仕事?」

大淀「いえ…機密とのことなので内容は不明ですが…目を通しておいてください」

提督「機密…?まあ、とりあえずありがとう。今日はもう休んでいいよ」

大淀「はい、お疲れ様です」ペコリ

提督「うん、おやすみ」

バタン

提督「………機密、ね…」ピリッ

スッ

提督「どれどれ…」

提督「…………」

提督「……………!!」



提督「……まずい…思ったよりも、時間が……」

提督「…………」



905: ◆CaWSl75vrE 2016/09/16(金) 19:12:38.90 ID:rI1EFRni0

提督「うーん……」

大井(ええと、資材関係の書類は……これだったかしら)

ゴソゴソ

大井「提督、ありました」サッ

提督「ん、ああ…ありがとう」

大井「…あの、どうかしました?」

提督「え?」

大井「さっきからずっと上の空といった感じですが…何か?」

提督「私としては大井の方がいつもと違って違和感がすごいんだけどね…」

大井「なっ、わ、私だって仕事くらいちゃんとします!」

提督「あはは…そ、そうだよね…」



906: ◆CaWSl75vrE 2016/09/16(金) 20:20:13.71 ID:rI1EFRni0

大井「それで、そわそわしているのは…?」

提督「あー…そんなに気にするほどでもないよ」

大井「そ、そうですか…でも、私が気になるんですが…」

提督「ん?とは言っても面白いものでもないよ」

大井「はあ」

提督「いやー、実は今日履いてなくてさ」

大井「はあ」








大井「!!!?!???!!!?!?!!!!!!????」



907: ◆CaWSl75vrE 2016/09/16(金) 22:06:46.97 ID:rI1EFRni0

提督「やー…やっぱり違和感があって落ち着かなくて…」

大井「え、あ、あっ、ああ、そ、そそ、そう、ですね…」

大井(は、ははは履いてない!?つ、つつつまり提督は今のっ、のっ、ノーパン……!!?)

大井「……………」チラッ

提督「?」

大井「」ブバッ

大井(ま、まずいわ……想像しただけでインパクトが強すぎる…あんなにガードが硬そうな提督が……///)ダラダラ

提督(連日の雨のせいで靴下が乾いてなくて……とうとう替えがなくなって代わりにストッキングを履いてるけど、普段履いてない分違和感がすごい…)サスサス

大井「あ、あの、だ、大丈夫なんですか?」ポタポタ

提督「そっちが大丈夫なの!?鼻血出てるよ!?」

大井「え?ああ、いつものことなので気にしないでください、うふふ」フキフキ

提督「えぇ…」



908: ◆CaWSl75vrE 2016/09/18(日) 18:16:12.25 ID:3f94EsYp0

提督「それにしても、なんだか懐かしいなあ」

大井「へ?懐かしい、とは…?」

提督「いや、高校生の頃の冬場はよくしてたなーって」

大井「」ブシュッ

提督「うわ!?だだ大丈夫!?」

大井「お気になさらず」フキフキ

提督「気にするなって方が無理だと思うけど…」

大井「そ、それより…高校生の頃はよくしてたって、ほ、本当ですか?」

提督「え?うん、私以外の子もほとんど」

大井(変態しかいない…!??)

大井「そ、そうなんですか…なんていうか、昔はずいぶん大胆だったんですね…」

提督「…むしろ隠してると思うけど」

大井「確かに隠れてますけど…」

大井(見えるかもしれないというスリルで興奮するのかしら…若い頃の提督って…)



914: ◆CaWSl75vrE 2016/09/20(火) 01:20:55.25 ID:wEuJo1eM0

大井「昔はおおっぴらな時代だったんですね…」

提督「そう?今の方がやってる子は多いと思うけどね。ほら、叢雲とかもそうじゃない」

大井「そうなんですか!??」

提督「え、う、うん。見たら分かると思うけど…」

大井「提督はエスパーか何かですか…」

提督「へ??」

大井「??」

提督「…ええと、一応言っておくけどあれは古鷹や伊勢みたいなインナーじゃないよ?」

大井「………?」

提督「………?」



915: ◆CaWSl75vrE 2016/09/20(火) 01:28:57.63 ID:wEuJo1eM0

提督「なんて言えばいいんだろ……大井は普段そういうの履いたりしないから分からないだろうけど、ストッキングと全身インナーは別物だよ」

大井「……はあ」

大井(どうして急にストッキングが出てきたのかしら)

提督「あ…もしかして大井もこの時期、寒かったりする?私のでよければストッキング貸そうか?」

大井「…て、提督のですか?」

提督「新品はないんだけど…あ、インナーなら新しいのはあるよ」

大井「ストッキングでお願いします!!」クワッ

提督「う、うん…ずいぶん元気だね…」

大井「……ん?」ピタ

提督「?」



916: ◆CaWSl75vrE 2016/09/20(火) 19:15:44.17 ID:wEuJo1eM0

大井「………提督、今……パンツ履いてます?」

提督「え…い、いきなり何さ、セクハラおじさんみたいな…」

大井「いいから答えてください、できれば色も」

提督「いや、履いてるけど…なんで?」

大井「…靴下は?」

提督「へ?履いてないけど…代わりにストッキングなら」

大井「ああぁーーーーやっぱり!!!」

提督「」ビクッ

大井「ああああぁぁ……私ったら、また変な勘違いを…」ガクッ

提督「ちょ、ちょっとちょっと、分かるように説明して?」

大井「はい……」



917: ◆CaWSl75vrE 2016/09/20(火) 19:20:21.00 ID:wEuJo1eM0

大井「………ということで…」

提督「はあ……あのさ、言いたいことがあるんだけどさ…」

大井「はい」

提督「大井って普段からそういうことばっかり考えてるわけ?」

大井「い、いえ…提督にだけですよ?」チラッ

提督「ふぅん…」シラー

大井(うわっ、心底興味なさそうな顔…)

提督「まあいいや、とりあえず座って」

大井「え?は、はい…でも、椅子は提督の分しか…」

提督「椅子?何言ってるの?」

大井「はい?」

提督「床にだよ」

大井「」



919: ◆CaWSl75vrE 2016/09/21(水) 12:34:08.85 ID:mNK8Wguc0

大井「………あ、あの」

提督「誰が喋って良いって言ったの?」

大井「い、いや…でもこれ、足が痛くて…」

提督「だ、れ、が、喋って良いって、言ったの?」

大井「も、申し訳有りません…」

提督「……で?普段から私にそういう邪な気持ちを抱いてるんだ」

大井「そ、そのようなことは決して…」

提督「今さら言い逃れするの?」

大井「うっ…」グサッ

提督「私、知ってるんだけど。大井が私の部屋のタンス漁って下着でクルージングしてたの」

大井「」グサグサッ

提督「あのさ、率直に言うけどさ」






提督「気持ち悪いよ」

大井「ぐあああああああぁぁーーーーーーッ!!!!!」ブシャアアアア



924: ◆CaWSl75vrE 2016/09/21(水) 21:28:02.82 ID:mNK8Wguc0

大井「ぐっ……けはっ、うごごごぉ……」ピクピク

大井(な、なんて破壊力…罪悪感と背徳感と被虐心の悦びが混ざり合ってどうかしそうだわ……)プルプル

提督「はぁ……」

大井(しかもストッキング履いて足組んでるおかげでドSオーラが溢れてて…ああ、私…雌犬になった気分…)ハァハァ

提督「…もしかして発情してるの?」

大井「えっ!?え、ええ、えへへへ」

提督「……………」

大井(あああああああ!!!蔑むような目線が!!ゴミを見るような視線が!!!提督がこんなマゾ魂を刺激する目をできたなんてえええええ!!!!!)ビクンビクン

提督「私、欲望の対象としか見られてないのかなぁ…」

大井「へっ?」



926: ◆CaWSl75vrE 2016/09/21(水) 21:53:22.90 ID:mNK8Wguc0

提督「だってさ、大井っていつも私に対して変態行為しかしないじゃない」

大井「そ、そんなことは…」

提督「いきなりお尻触ったり転んだふりして胸に飛び込んできたり所構わずハアハアするののどこが変態じゃないって言うの?」

大井「返す言葉もございません…」

提督「そんなことばかりされてたら欲求を満たすためだけにやってると思われても当然でしょ?それなら私じゃなくても良くない?」

大井「ま、待ってください!」

提督「はあ、何?」

大井「私、これでも提督には感謝してるんです!」

提督「…ふぅん?」



927: ◆CaWSl75vrE 2016/09/24(土) 03:44:11.80 ID:ZSEUvQ/m0

大井「は、初めは頼りなさそうな人だと思ってましたけど…指揮は優秀だし、帰投したあとのケアもバッチリだし適度な休暇も与えてくれるしコミュニケーションも取ってくれるしご飯も美味しいし優しいし…」

提督(ベタ褒めされてる…)

大井「しかも……ら、雷巡になってからいっぱい毒も吐いたのに、それも真摯に向き合ってくれたし…」

提督「ああそうそう、どうしてあんなにトゲトゲしてたの?」

大井「……は、恥ずかしかったんです!///」

提督「恥ずかしかった?」

大井「そ、そうですよ!あれだけ反発しても困ったみたいに笑って、戦果を挙げたら褒めてくれて!気にならない方がおかしいですよこんなの!」

提督「は、はあ…」

大井「それで…あなたのことが好きだって、気付いてしまったんですよ…///」カアア

提督「…なるほど」

大井「…北上さん以外にこんなこと思ったの、提督だけなんですから。責任取ってくださいよ」

提督「なんの?」

大井(…この人が天然たらしってこと忘れてたわ…)



928: ◆CaWSl75vrE 2016/09/24(土) 03:46:05.59 ID:ZSEUvQ/m0

大井「まあ、そういうことなので……提督のことは純粋にす、好きですよ?」

提督「純粋……?」

大井「…………」

提督「それはそうと、正座させられてハアハアしてたのは?ただの趣味?」

大井「え、それ聞くんですか…」

提督「上官命令って言おうか?」

大井「うぐ……ず、ずるいですよ…」

提督「ふふ、答えて?」

大井「……趣味というか、目覚めたの方が正しいですかね…」

提督「へえ……蔑まれて興奮しちゃう変態さんなんだ」

大井「」ビクッ

提督「まあ否定はしないけどね。大井が純粋に好きだって言ってくれたし、そういうのが好きなら付き合ってあげるし」

大井「…ずいぶんこじれた関係じゃないですか?」

提督「そう?」

大井(やっぱりたらしだわこの人…)



929: ◆CaWSl75vrE 2016/09/24(土) 03:48:28.39 ID:ZSEUvQ/m0

提督「もう立っていいよ、聞きたいことは終わったし」

大井「あ、はい」スッ

提督「それよりちょっと、こっちおいで」

大井「…?はあ」

スタスタ

提督「うりゃ」ワシャ

大井「きゃあ!?」

提督「よしよし」ワシャワシャ

大井「ちょっ、い、いきなりなんですか!?」

提督「いきなりって、前はよくこうしてたでしょ」

大井「そ、それはそうですけど…」

提督「せっかく想いが通じ合ったんだから久しぶりに、ね?」ナデ

大井「…もう…少しだけですからね」クス

提督「うん♪」



930: ◆CaWSl75vrE 2016/09/24(土) 04:02:47.62 ID:ZSEUvQ/m0

大井と長い間過ごした…(ペ並感)
あと70レス何を書きますかね…



936: ◆CaWSl75vrE 2016/09/26(月) 19:38:01.15 ID:js/wMcxW0

提督「えーと、好きなものは…静かなところ、苦手なものは苦い食べ物…趣味は……んー、読書…かな?特技……特技…?なんだろ、特技…」

電「司令官さん、前に片手で逆立ちができるって言ってたのです」

神風「へぇ、それはすごいわね」

親潮「それは…一度見てみたいものですね」キラキラ

提督「ん、なんならここでも見せてあげようか?」

春風「まあ、良いのですか?」

提督「うん、せっかく自己紹介の場だからね…ほっ!」スッ

ポーラ「おぉ~」

親潮「すごい…本当に片手で…」

神風「だ、大丈夫なの?痛かったりとかしない?」

提督「これくらいなら全然平気だよ、えへへ」

アイオワ「確かにすごいけど…」ススス

提督「?」

アイオワ「Cuteなお腹、丸見えよ?」サワサワサワサワ

提督「ひぃやあああぁ!!?」

ドスンッ



蒼龍「うわ、すごい音…」

飛龍「…むう」

蒼龍「…飛龍?どしたの?」



938: ◆CaWSl75vrE 2016/09/26(月) 20:15:32.68 ID:js/wMcxW0

飛龍「退屈だよね」

蒼龍「え?」

飛龍「いや、さ。最近めっきり出撃数も減ったし演習もほとんどないじゃん?」

蒼龍「…言われてみれば確かに」

飛龍「休みは嬉しいけど、ずっとやるべきことがないとさすがに暇になるでしょ?」

蒼龍「うーん……平和なのはいいけどまあそれには同意するかな」

飛龍「それでさ、ドッキリをしてみようと思うの」

蒼龍「また?」

飛龍「違う違う、今度は提督をターゲットにするの」

蒼龍「はあ」

飛龍「たまにはいいでしょ?」

蒼龍「……うんうん!」



941: ◆CaWSl75vrE 2016/09/28(水) 19:50:04.60 ID:ZeKDxSat0

蒼龍「それで、ドッキリの内容は?」

飛龍「んー、まだ特に考えてないんだけど…どうする?」

蒼龍「……提督を怒らせてみる、とか?」

飛龍「いいねー…けど、本気?本気で怒らせるとしたらやばくない?」

蒼龍「なんで?」

飛龍「いや、提督がまじおこしたら大変なことになるって噂があるからさ」

蒼龍「噂は噂でしょ?」

飛龍「普段おとなしい人が怒ったら死ぬほど恐ろしいってよく言うじゃん」

蒼龍「それを確かめるんだよ!」

飛龍「…………」

蒼龍「どう?」

飛龍「乗った!」ガチンッ

蒼龍「そうこなくっちゃ!」ガチンッ



「で、どうする?」

「まずは他に興味がある人を募って…」



942: ◆CaWSl75vrE 2016/09/28(水) 20:33:42.26 ID:ZeKDxSat0

~~~

提督「ふぅ……これでひと段落、と…」

ガチャ

飛龍「やっ提督、お疲れ様!」

提督「ん…飛龍もお疲れ様」

飛龍「息抜きにコーヒー淹れたんだけど、どう?飲む?ミルクと砂糖もあるよ?」

提督「あー…じゃあ一杯だけいただこうかな」

飛龍「うん、了解」スッ

ツルッ

飛龍「あっ」

提督「!?」

バシャ

提督「ああっ!?しょ、書類が…」

飛龍「ご、ごめん!もしかして大切な…」

提督「あ、ううん。内容なら頭に入ってるしすぐ作り直せるから大丈夫…それより、火傷してない?大丈夫?」アセアセ

飛龍「え?あ、ああ、うん。問題ないよ」

提督「そっか、よかったぁ…」

飛龍「…………」



943: ◆CaWSl75vrE 2016/09/28(水) 20:36:45.57 ID:ZeKDxSat0

バタン

飛龍「はー…」

蒼龍「どうだった?」

飛龍「大失敗…コーヒーに塩を入れようとしたんだけど緊張してこぼしちゃったし…」

蒼龍「それで怒られはしなかったの?」

飛龍「それどころか逆に心配されちゃった、火傷してないかって」

蒼龍「オゥ…お人好しが発揮されてる…」

飛龍「……なんか、早くも良心が痛み始めてきた…」

蒼龍「ちょ、そ、そんなこと言わないでよ…私まで申し訳なくなるじゃない」

飛龍「…ううん、最後までやろう」

蒼龍「だ、だよね。それにしても、この程度じゃ怒りすらしないか…」

飛龍「うーん…作戦を新しく練り直す必要があるね…」



948: ◆CaWSl75vrE 2016/09/30(金) 17:18:14.19 ID:DcDJqerG0

提督「…ん?あ、あれ…?」ゴソゴソ

深雪「んお?しれーかん、どしたー?」

提督「冷蔵庫にプリンをしまってたはずなんだけど…もっと奥だったかなぁ…」ゴソ

深雪(きた!)

深雪「え、えーと…もしかして、クリームが乗ってたやつ?」

提督「そうそう、一応名前も書いてたんだけど」

深雪「……っごめん!」パン

提督「え?もしかして…」

深雪「………食べちった」

提督「あちゃー…」

深雪「ほんっと、ごめん!疲れてて…」

提督「あー…まあ、それなら仕方ないか」

深雪「…お、怒んないの?」

提督「いやいや…さすがにこれくらいじゃ怒らないよ。また買って来ればいいし」

深雪「そ、そっか…」



951: ◆CaWSl75vrE 2016/09/30(金) 17:45:39.53 ID:DcDJqerG0

提督「それより、甘いものが食べたいなら私に言えばいいのに」

深雪「へ?なんで?」

提督「間宮さんのところなら私が出すよ、お金なら持ってるから」

深雪「いや、さすがにそれは遠慮するし…」

提督「子供が遠慮なんて言わないの!」ガシッ

深雪「ぐへっ!?」

提督「ほら、私も休憩したいから一緒に行こう?なんでも奢るよ?」

深雪「お、おお…」

深雪(作戦失敗どころか逆に奢られた…)



954: ◆CaWSl75vrE 2016/10/02(日) 19:01:26.46 ID:ziYid2FC0

深雪「ってわけで失敗、だなー」

飛龍「そっか、残念」

蒼龍「えー、いいなー、間宮さん奢ってもらったんでしょ?」

深雪「うん、これも持って帰っていいって」サッ

飛龍「これは…うわ、ケーキ!?いいの?」

深雪「みんなで食べて、ってさ」

蒼龍「うーんさすが提督…」

金剛「Oh、cakeデスカー?紅茶を淹れてきマース!」

飛龍「お、ありがと!」

蒼龍「それにしてもあれだね…怒るどころかここまでしてくれるとさすがに罪悪感が湧いてくるね…」

飛龍「薄々感じてはいたけど…それはわかる」

深雪「やめといた方がいいんじゃない?司令官が怒ったらめっちゃ怖いらしいし」

飛龍「でもねー、怖いもの見たさってのがあるのよねー」

蒼龍「ねー」

飛龍「さて……次はどういう手で責めようかな」グフフ

深雪(こんな大人にはなりたくないなぁ…)



955: ◆CaWSl75vrE 2016/10/02(日) 19:17:57.92 ID:ziYid2FC0

~~~

衣笠「ひとりじゃない~♪君が~夢にぃー変わって行く~♪」

提督「ご機嫌だね」

衣笠「んふふー、久々に提督と二人っきりだもん」

提督「秘書艦、だけどね?」

衣笠「それでも嬉しいよ?」

提督「そう…まあとりあえず、書類片付けちゃおう?」

衣笠「はーい!」

ガサガサ

衣笠「向かいかーぜもはーばたけるー♪」

提督「…………」クス

提督(おおっと、仕事仕事…まずは交戦記録から…)ゴソゴソ

衣笠「笑っていておくれー♪」

衣笠「一つになろう♪」サワッ

提督「っひぃ!!?」ビクッ



956: ◆CaWSl75vrE 2016/10/02(日) 19:27:17.86 ID:ziYid2FC0

衣笠「うーん、小ぶりだけど形のいいお尻」ワキワキ

提督「いっ、いきなり何!?」

衣笠「日々の運動の賜物ってやつかなあ?」

提督「人の話を聞きなさい!」

衣笠「いやぁ、触りがいのありそうなお尻がふりふりしていたものでつい」エヘヘ

提督「……びっくりするからやめてよね」

衣笠「いきなりじゃなかったらいいの?」モミモミ

提督「ひぃやああぁ!?だ、ダメだってば!」バッ

衣笠「あら、残念」

提督「……………///」ジロ

衣笠(さすがに怒るかな…?)



961: ◆CaWSl75vrE 2016/10/02(日) 21:53:04.87 ID:ziYid2FC0

提督「………欲求不満?」

衣笠「へ?」

提督「衣笠が何もなしにこんなことするなんて珍しいでしょ」

衣笠「そう?」

提督「そう。何か不満があるならできる範囲で応えるけど…」

衣笠(……やば、慈愛の女神モードに入っちゃった)

提督「…悩み事?それとも遊びたい?」

衣笠(ここから怒らせるってどうすればいいんだろ…)

提督「衣笠?」

衣笠「え、えーと…もっとお触りしたいかな?」

提督「お触り…って、さっきみたいの?」

衣笠「う、うん。なんなら衣笠さんのも触っていいよ?」

提督「そ、それは別にいいけど…ほんとに触るだけ?」

衣笠「だけ?それ以上もしていいの?」

提督「………ご、ごめん!それはちょっと…」

衣笠(さすがにダメかー…まあ、眼中にないよね…)

提督「その…こ、心の準備がいるから、ね?」

衣笠「……………」

衣笠(………どうしよう、怒らせるどころじゃなくなってきた)



962: ◆CaWSl75vrE 2016/10/02(日) 22:01:20.35 ID:ziYid2FC0

衣笠「…じゃあ、触ってもいい?」

提督「う、うん…あんまり痛くしないでね?」

衣笠「はいはい」サワサワ

提督「……ねえ」

衣笠「はい?」

提督「その、触りたいっていうのは…ただの興味?それともこう…なんていうか、変な反応とか期待してる…?」

衣笠「…半々かな」モミ

提督「はー…部下からのセクハラって問題になるのかな…」

衣笠「え、もしかして私解体される?」

提督「さすがにそこまではしないよ…大切な仲間なんだから」

衣笠「そ、そう?えへへ、照れるなぁ~///」

提督「それにセクハラももう慣れたものだしね、いきなりだとびっくりするけど」ナデナデ

衣笠「おっ…久しぶりのなでなで」

提督「ふふ、もっとする?」

衣笠「犬みたいに可愛がっていいよ!」

提督「よーしよし」ワシャワシャ

衣笠「~♪」

衣笠(あぁ、この人が本気で怒るのすら疑わしくなってきた…)



964: ◆CaWSl75vrE 2016/10/03(月) 19:36:48.32 ID:pQxns1000

飛龍「…で、ダメだったと」

衣笠「あはは、ごめんね」

蒼龍「ふーむ、セクハラされても懐柔にまで持ち込むなんて…」

飛龍「本格的にどうすればいいのか分かんなくなってきたね」

衣笠「前球磨型が怒られた時って、二徹の後寝ようとした提督の隣の部屋で大騒ぎしてたんだっけ」

蒼龍「そうらしいけど、最近提督が徹夜することなんてないしねえ」

飛龍「困った困った…」

蒼龍「……他に案、ある?」

衣笠「…暴言?」

飛龍「さすがにそれはダメでしょ…」

蒼龍「やりすぎだよねえ」

衣笠「じゃあどうする?」

飛龍「……この辺でお開き?」

蒼龍「それもいいかもね…」

飛龍「んまあ、一応策は考えてみるけど…」



965: ◆CaWSl75vrE 2016/10/03(月) 19:52:39.20 ID:pQxns1000

~~~

榛名「……そういえば、提督が本気で怒ったところは見たことがありませんね」

提督「そうだっけ…?」

霧島「ええ、いつも笑っているように見えます」

提督「いや、うーん…何回かあるよ。榛名にも怒ったし」

榛名「本当ですか?」

提督「うん、一年くらい前だけど…大規模作戦があったじゃない」

霧島「…ああ、ありましたね」

提督「作戦の達成のために私の指示を無視して榛名が一人で突っ走ってさあ、ボロボロの状態だったのに死に物狂いで敵に食らいついてたものだから…」クスクス

榛名「あ、あの時は…なんとか突破口を開こうと…」

霧島「帰投してから、珍しく大声をあげていましたね」

提督「覚えてないかもしれないけど、平手打ちまで出ちゃったから…ごめんね」

榛名「いえ、榛名もあの一発で目が覚めました。なんて大変なことをしてしまったんだろうと…」

霧島「…でも、こうして誰一人欠けることなく生きていけるのは司令のおかげです。ほんと、感謝していますよ」

提督「あはは、照れるよ」

霧島「素面だと言えないことですから。今くらい言わせてください」

提督「…うん」

霧島「さあ、今日は飲み明かしましょう?朝まで付き合ってもらいますよ?」

提督「ふふ、お手柔らかにね」



966: ◆CaWSl75vrE 2016/10/03(月) 20:04:41.38 ID:pQxns1000

榛名「……という話があるのですが」

飛龍「はあ…つまり、本気で怒るのは誰も死なせたくないからと…」

霧島「それ以外で怒らせるなんて不可能なんじゃないかしら」

蒼龍「うーん企画倒れもいいとこだなぁ」

飛龍「…そうだ、加賀さんに聞いてみるのは?」

蒼龍「なるほど、恋人なら見たことあるかもね」

榛名「あの」

蒼龍「なに?」

榛名「恋人って言わないでください」

蒼龍「え?」

榛名「そういうの聞きたくないです」

蒼龍「」

榛名「認めたくないです」

飛龍「」

蒼龍「」

榛名「言わないでください」

霧島(目から光が消えてる…)



970: ◆CaWSl75vrE 2016/10/04(火) 23:46:07.67 ID:C4WcJSLE0

加賀「…あの子が本気で怒ったところ?」

飛龍「はい、加賀さんなら知ってるかなと思って」

加賀「……直接見たことはないけれど、あの子の友達に聞いたことはあるわ」

蒼龍「ほんとですか!?」

加賀「ええ」

飛龍「聞いても?」

加賀「…そんなに興味があるの?」

飛龍「ええ、なんとかして見ようと思うくらい」

加賀「……話してあげる代わりに、悪いことは言わないからやめておきなさい」

蒼龍「え?」

加賀「冗談では済まなくなるわ。本当に危険だから」

飛龍「危険、って…どういうことですか?」



971: ◆CaWSl75vrE 2016/10/04(火) 23:58:54.15 ID:C4WcJSLE0

~~~

飛龍「そ…そんなことがあったんですか…」

加賀「ここまで聞いたらさすがにやろうとは思えないでしょう?」

飛龍「……私たちが馬鹿でした…」

蒼龍「しかもそれで怒るとしたら身内の誰かを傷付けないといけなくなるし…どうしようもないね…」

加賀「普段優しい人が怒ると怖いのではなくて、優しい人を怒らせるほどのことをするのがまずいのよ」

飛龍「肝に銘じておきます…」

蒼龍「…それはそうと、案に挙がってた暴言…あれだとどうなるんだろうね」

加賀「さあね…そこまでは知らないわ」

飛龍「もしそんなことがあったとすれば聞いてみたいんだけどなぁ…」



972: ◆CaWSl75vrE 2016/10/05(水) 22:00:13.33 ID:9gH1tN0P0

提督「ふふっ…」

大井「…?どうかしました?」

提督「いや、こうして大井とお茶をするのは久しぶりだなぁって思って」

大井「そうですか?」

提督「うん、だって最近は変態だったしそれ以前はツンツンしてたんだもん」

大井「……言われてみれば確かに」

提督「あはは、あの頃は嫌われたんじゃないかって心配しちゃった」

大井「う…ご、ごめんなさい…」

提督「もう気にしてないよ、だから大井も気にしないで」

大井「いえ…まだ謝れていないことがあるんです」

提督「?」

大井「あの時、ちょっと言いすぎたことがあって…ほら、提督が大変なことになったのがあったじゃないですか」

提督「…ええと…そんなことあったっけ…」

大井「え?」

提督「私が大変なことになった…?」

大井「…もしかして、覚えてないんですか?」

提督「記憶にないね…」

大井「え、ああ…なら、あまり蒸し返す必要もないですね…」

大井(……あの時…)



973: ◆CaWSl75vrE 2016/10/06(木) 19:47:38.89 ID:QKkYBIBS0

ーーーーー

提督「はっ……はっ…はっ…」タタタ

ガチャッ

提督「大井!北上!」

北上「んお、ふーちゃん」

大井「………」

提督「二人とも、大丈夫?怪我は…」

大井「…私は軽傷ですよ。けど、北上さんは…」

北上「ちょっちやばいかもねー、腕の感覚無くなってきた」スッ…

提督「………!」ビク

北上「あ…ごめん、見せない方がよかったか」

提督「ち、違うの……わ、私のせいで、こんな…」



974: ◆CaWSl75vrE 2016/10/06(木) 19:55:40.86 ID:QKkYBIBS0

北上「あー…まあ、そんなに気にしなくていいよ。あたしも気にしてないから」

提督「…そ、そう…なら…」

大井「…そんなわけないでしょう」

提督「え……」

大井「北上さんがこんなことになったのは完全に作戦が悪いのよ。つまり提督のせい」

提督「…………」ピク

大井「自分は悪くないとでも思ってるの?指示を出したのはあなたよ!?」バンッ

提督「っ……」ドクン

大井「あんな突貫なんてさせなくてももっと安全な手があったわ!そうすれば北上さんが大破することもなかった!この大規模作戦を断念することにもならなかったんじゃないの!?」

提督「ひ……」

北上「ちょっと、大井っち…」

大井「北上さんは黙っててください…少し提督とお話がありますから」ジロ

提督「ぁ…」ビクッ



975: ◆CaWSl75vrE 2016/10/06(木) 20:08:20.28 ID:QKkYBIBS0

大井「私、あの指示には賛成しなかったわよね?それでも仲間より自分の腕を信じたのはどういうことなの?」

提督「ち、ちが……」

大井「…提督の指揮なんてなくても、こんな程度の海域なら楽勝だったはず。それを逃したのは…他でもない、あなたよ」

提督「………!!!」

大井「はぁ……ほんっと、なんでこんなところで躓かなきゃいけないのかしら…」

北上「あ、あー…ほ、ほら…大井っち、最近力を持て余しててイライラしてるから…提督は悪くないよ、ね…」

提督「はっ……は、はぁっ…う……」カタカタ

北上「提督…?」

大井「…私たちだけでも上手くやれたのに…!あなたなんて……あなたなんて、最初っからいらなかったのよ!!」

提督「ーーーーっ」



976: ◆CaWSl75vrE 2016/10/06(木) 21:00:14.61 ID:QKkYBIBS0

パァン

大井「つっ!」

北上「ちょっと、さすがに言い過ぎでしょ!?ふーちゃんだってやりたくてやったわけじゃ…」

大井「っ……え、ええ…ごめんなさい…」

北上「あたしじゃなくてふーちゃんに…」

提督「あ……あ、ぁ、ぁぁああ…!!」ガタガタ

大井「て、提督…?」

提督「あああああぁっ!?いやあああぁぁ!!」ブンブン

北上「ちょっ、風花!?お、落ち着いて!」

提督「うううううぅぅぅ……!!ごめんなさい…!ごめんなさい…!ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……!!いい子にしてるから…お願いだから…!」フルフル

北上「いつっ…お、大井っち!誰か呼んで!」

大井「あ……は、はいっ!」

提督「嫌、嫌、いや……!嫌いにならないで…!」ブツブツ



979: ◆CaWSl75vrE 2016/10/10(月) 22:00:54.68 ID:x5zTtjWVO

~~~

提督「…いじょうぶ…誰も、見捨てない……誰も私を…見捨てない…大丈夫……そばに居てくれる……大丈夫…」ブツブツ

北上「ねえ、風花は…」

明石「ひどく混乱していますね…恐らくパニックみたいなものかと…」

大井「…ごめんなさい…私が言いすぎたせいで…」

明石「あ…もしかして大井さんが言ったんですか?何を言いました?」

大井「……暴言を…いらない、とまで…」

明石「ああ…やっぱり…」

大井「やっぱり、って…?」

明石「いえ…提督がこんなことになるのは前にもあったんです」

大井「そ、そうなんですか…?」

明石「ええ、曙ちゃんが似たようなことを言って大変なことになったのが過去にもありまして」

大井「あの、どう見ても普通の様子じゃないですよね…これって何か特別な理由とかは…」

明石「あー…専門的なことまでは分からないんですが、多分…過去のトラウマか精神的な問題を抱えてるんだと思います」

北上「それがなんかでスイッチが入っちゃうとああなるってこと?」

明石「ええ、あくまで推測ですが。…と言ってもほぼ100%それしかないと思います」



980: ◆CaWSl75vrE 2016/10/11(火) 15:44:41.67 ID:kOnrhzfjO

提督「……ねえ、大井……」

大井「!」ビクッ

提督「私のこと…嫌いになってないよね…?」

大井「え…」

大井(な、何…この、真っ黒な瞳…)

提督「…大井…」

大井「は、はい…嫌いなんかじゃ……む、むしろ好きですが…」

提督「……そう…なら、よかった……」フラッ

ドサッ

大井「提督!?」

明石「…大丈夫です、眠っただけみたいです」

大井「良かった…」

明石「まあとにかく…みなさんに知らせていなかった私も悪いですし、このことはあまり気に病まないでください」

大井「はあ…」

北上「あとでちゃんと謝らなきゃダメだからね?」

大井「はい…」



981: ◆CaWSl75vrE 2016/10/11(火) 15:52:37.61 ID:kOnrhzfjO

大井(……今思うとやっぱりあれは異常よね…それも昔のことも覚えてないみたいだし、よほど嫌なことと認識してるのかしら…)

提督「ねえ、大井?」

大井「え、は、はい?」

提督「私のこと、嫌いになってないよね?」

大井「…………」ゾク

大井(あの時と同じ目…)

提督「…ねえ?」

大井「…ええ、大丈夫ですよ。ここに提督を嫌う人なんていませんから」

提督「そ、そこまで言われると照れるな…えへへ」

大井(……メンヘラって面倒な生き物ね…)

大井(………でも、提督が依存してくるのも…悪くない、かも…)ゾクゾク



982: ◆CaWSl75vrE 2016/10/11(火) 15:55:20.76 ID:kOnrhzfjO

怒らせるドッキリってなんだったんですかねおわり
そういえば黒百合の更新忘れてましたね…(痴呆)許してください提督がなんでも



987: ◆CaWSl75vrE 2016/10/11(火) 20:55:17.16 ID:gbPn76KF0

長門「駆逐艦は可愛いな…」

陸奥「いきなり何?」

提督「わかる…」

陸奥(増えた…)

長門「なぜ女児はああも心惹かれるものがあるのだろうか…」

提督「大人になると見られなくなる…夕焼けを美しいと思うように、一瞬しか見られないからこその魅力だよ」

長門「なるほど…良いことを言うな…」

提督「未熟ゆえの純真さ…そして節々から元気いっぱいということを認識できる動作ひとつひとつ全てが眩しい…あれは光以外の何物でもない…」

長門「ああ…あの子達の笑顔だけで日々の疲れが吹き飛ぶな…」

陸奥(提督がいるのに帰りたくなってきた…)



988: ◆CaWSl75vrE 2016/10/12(水) 21:02:50.46 ID:dOES4+lTO

長門「もうな、駆逐艦に付き合って早起きしてプリキュアを見るのが当たり前になったんだ」

提督「あー、睦月型とかが見てるよね」

長門「前にやってた初代の一挙放送を見たが、本格的に視聴を考えるレベルで面白いなあれ」

提督「まあ女の子が見るドラゴンボールってコンセプトらしいし…」

長門「私もプリキュアになれないだろうか…」

陸奥「いや無理でしょ…」

提督「女の子の夢だから仕方ないよ」

陸奥「提督もそうだったの?」

提督「私?プリキュア放送した当時ってもう私は中学生だったから…」

陸奥「へえ…もう10年以上前のアニメなのね」

提督「ううっ……10年以上も…あれからもう10年…」

陸奥(…ジェネレーションギャップに苦しんでいる…)



989: ◆CaWSl75vrE 2016/10/13(木) 04:04:19.17 ID:84eKk8L80

長門「ところで提督…もう一度子供に戻ってみたくはないか?」

提督「え、子供?うーん…子供の頃……」

提督「……」

提督「…………」

提督「………………」

陸奥「…その質問、地雷よ?」

長門「ああっ!?ちち、違うんだ!そういうことじゃなくて、なんだ、その…あれだ、明石が作った薬があっただろう?あれを使ってまた子供に戻ってみないかという相談だ」

提督「それ…私にメリットある?」

長門「あるとも!」

提督「例えば?」

長門「私が全身全霊をかけて愛でてやろう!」

提督「却下」

長門「」ガーン

陸奥「まあ、そうなるでしょうね」



990: ◆CaWSl75vrE 2016/10/13(木) 04:15:19.77 ID:84eKk8L80

提督「でも女児が愛くるしい気持ちは分かるよ。だからこそ私も愛でる側でいたい」

長門「そういうことか…なら、強くは言うまい…」

提督「…でもまあ、気が向いたら付き合ってあげようかな」

長門「それは本当か?」

提督「ふふ、ほんとに気が向いたらね」

長門「ああ、気長に待っているさ」

陸奥「…何かいい話みたいに締めようとしてるけど、ただのロリコンよね?」

提督「え?」

長門「え?」

陸奥「…………」

提督「ロリコンじゃないよね?」

長門「まさか。不純な動機など一切ないのにそれと同列で語られるのは困るな」

陸奥(なんなのこの人達…)



991: ◆CaWSl75vrE 2016/10/13(木) 04:16:12.80 ID:84eKk8L80

陸奥「…じゃあ駆逐艦の子にロリコンって言われたらどうするの?それに反応するようならロリコンでしょ?」

提督「さすがにそれはないんじゃないかな」

長門「そもそも女児がロリコンなどという言葉を知っているはずがない」

陸奥「いや、想像でいいから…ちょっと考えてみて?」

提督「……………」ホワンホワン

長門「……………」ホワンホワン

~~~

脳内霞「このクズ!ロリコン!!変態!!」

脳内曙「アンタ、ロリコンだったの!?…キモっ、近寄らないでよ!このクソロリコン提督!!」

脳内満潮「はぁ!?こんな小さい子が好みなの!?幻滅したわ…二度と話しかけないでよね性犯罪者」

~~~

提督「…ふへ、えへへへへぇ……///」ドキドキハァハァ

長門「…むふ…ふふふふ……///」ニコォ-

陸奥(手遅れだったわ…)



992: ◆CaWSl75vrE 2016/10/13(木) 04:20:53.51 ID:84eKk8L80

提督が駆逐艦に反応を示すのはあくまで性を感じさせる瞬間にドキッとしちゃう時だけなんです信じてください
電と体を洗いっこした時やけに入念に手で洗ってたなんてエピソードはないんです本当なんです
たまに女児への情熱が暴走してしまうだけで普段は優しくて真面目でちょっとメンヘラだけどいい人なんです

9割事実です、今回も長い間閲覧ありがとうございました



994: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/13(木) 06:43:19.93 ID:167tE8o5O

ちょっとメンヘラな時点で大概だと思う
乙乙



997: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/13(木) 09:16:48.60 ID:mmxkG4ni0

つまりロリ加賀を作れば最強・・・?




998: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/13(木) 09:31:38.22 ID:Ah7mpezXo

おつ
コレは子供好きって範疇を余裕で超えてて完全なロリコンですなぁ……


元スレ
SS速報R:女提督「甘すぎる…」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1458901091/