1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/25(日) 12:28:56.83 ID:QUxv+RC30
輿水幸子(14)
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幸子「ふぅ……今日もお仕事か」
幸子「やっぱりボクがカワイイから、どんどんお仕事も増えて、最近は忙しいなぁ」
幸子「まぁ、仕方ありませんよね、ボクはカワイイので!」
P「うん、そうだな」
幸子「どうしたんですか、プロデューサーさん? なんだか元気がなさそうですけれど」
P「いや、幸子は元気だなぁって思ってな」
幸子「あたりまえでしょう? 足踏みしている暇はないんですよ」
P「そうか。あとなんだか今日は落ちつきがないな?」
幸子「え? き、気のせいでしょう」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/25(日) 12:34:53.57 ID:QUxv+RC30
幸子「さぁ、お仕事ですよ」
P「うん、いってらっしゃい」
幸子「今日もボクのことを見れる幸運な人達に幸せを配ってあげないといけませんからね!」
P「そうだな、ハッピーだな」
幸子「ふふん、世の男性達をメロメロにしないといけませんので」
P「そうか、がんばれ」
幸子「むーん……ボク1人でやれっていうんですか?」
P「あぁ、そうだな。がんばれじゃなくて」
幸子「そう、がんばろう。ですよ? ボクのカワイイところ、いろんな人に見てもらうためにプロデューサーもがんばってもらわないと」
P「はい、がんばります」
幸子「まぁ、ボクは優しいので一緒に歩いてあげますけどね!」
幸子「……ふぅ、なかなかでしたね。65点ってところでしょうか」
P「それは今日のデキについてか?」
幸子「番組の雰囲気がです」
P「そうか、幸子は評価もできるんだなぁ」
幸子「えぇ、ボクはカワイイので!」
P「はっはっは、それはよかった」
幸子「……どうしたんですか、プロデューサーさん?」
P「何がだ?」
幸子「今日のプロデューサーさんはやたらに優しくて気持ち悪いです」
P「そうかな、いつもの通りだけど?」
幸子「いつもだったら何かツッコミなりを入れるじゃないですか」
P「あぁ、まぁ……それは……」
幸子「……ふふん、なるほど? そういうことですか」
P「え?」
幸子「まぁ、ボクは優しいので気づかないふりをしてあげましょう!」
P「よくわからないけど、ありがとう?」
幸子「まぁ、別にかまいませんよ? プロデューサーさんなりのサプライズがあるんでしょうから」
P「サプライズかぁ、そういうつもりでもなかったんだけどな」
P「だってさ、幸子。今日は」
幸子「おや、もう言ってしまうんですか? まぁ、仕方ありませんね。プレゼントなら――」
P「女性に対する暴力廃絶のための国際デーだからな」
幸子「え?」
P「うん?」
幸子「なんですかそれ」
P「いや、普段の俺は幸子に対する優しさが足りなかったかなって思って。優しくしないとなぁってさ」
幸子「あぁ、ありがとうございます。でもなんですかその日」
P「え? 幸子はこれを知ってたんじゃないのか?」
幸子「……ふんっ、もういいです」
幸子「ほら、プロデューサーさん。いきましょう」
P「おぉ、そうだな。次の仕事はサイン会だ」
幸子「サイン会ですか……」
P「おう。どうした?」
幸子「いえ、別に。ボクに直接会える幸運なファンの人達に思い出を作ってあげないといけませんね」
P「そうだな。可愛い幸子のことをみせてあげないとな」
幸子「ふふん。まぁ、ボクはどこから見たってカワイイですけど」
P「よし、車出すぞー」
幸子「本日はボクのサイン会に来てくださってありがとうございます」
幸子「一生の思い出として、その目にボクを焼きつけてくださいね!」
「さ、さっちゃーん!」
幸子「さ、並んでくださいね。順番ですから」
「幸子ちゃん、いつも応援してます!」
幸子「ふふん、ありがとうございます。まだまだちゃんと見てなきゃいけませんよ?」
「幸子ちゃん、お誕生日おめでとう!」
幸子「……ありがとうございます。よく知ってましたね。褒めてあげましょう」
「え? さっちゃん誕生日だって?」
幸子「まぁ、ボクに出会える人にとっては毎日が記念日のようなものでしょう?」
「さっちゃんおめでとー!」
幸子「はいはい、ありがとうございます」
幸子「……ふぅ、一区切りってところですね」
P「お、幸子お疲れ様」
幸子「あ、プロデューサーさん。どこにいってたんですか?」
P「ちょっと別の打ち合わせがな」
幸子「ふーん、そうですか……」
P「どうした?」
幸子「いいえ、別に! なんでもありませんよ」
P「何かあったのか? サイン会で問題とか……」
幸子「なんでもありませんってば。気にしないでください」
P「それじゃあ、今日の仕事は一旦終わりだな」
幸子「そうですか。まぁボクにとっては朝飯前でしたね」
P「ははは、これからまだまだ仕事が増えるからなぁ。それぐらいの意気でなくちゃ」
幸子「それにしても、いつもより少しお仕事が少ないんじゃないですか?」
P「うん? そうかな」
幸子「まぁ、別にいいですけれど……プロデューサーさんもお仕事がとれないんだったら休みでもとって英気を養ってみては?」
P「うん、考えておくよ」
幸子「キチンとしてくださいね? ボクのプロデュースをするからには体調管理もしっかりしてもらわなきゃ困っちゃいます」
P「あぁ、はいはい」
幸子「むー……聞いてますか?」
P「聞いてるとも。さ、事務所に戻ろう」
ブロロロロ…
幸子「ところでプロデューサーさん」
P「うん、なんだ?」
幸子「……今日が何の日かわかっていますか?」
P「さっき答えたじゃないか。女性への非暴力の日だな」
幸子「ふーん、そうですか。別にいいです」
P「いいって何がだ?」
幸子「気にしないでください。別になんでもありませんから」
P「そういわれると気になるんだけどなぁ」
幸子「……ばーか」
P「うん?」
幸子「なんでもありませんよーだ」
P「あっ、やべっ」
幸子「どうしたんですか?」
P「すまん幸子、ちょっと忘れ物したから先に上に戻ってくれ」
幸子「まったく、ドジですね……やれやれ。わかりました」
P「すまんなぁ……さ、着いたぞ」
ブロロロ……キッ
幸子「まぁ、プロデューサーさんが帰ってくる前にボクも家に帰っちゃいますけど。お疲れさまでした」
P「うん、またな」
幸子「……何かほかに言うことはありませんか?」
P「……今日も幸子は可愛かったぞ?」
幸子「まぁ、それは当然ですね。もういいです……それじゃあ」
幸子「……プロデューサーさんのばか」
幸子「このカワイイボクの誕生日を忘れるなんて、本当に、本当に使えない人なんだから……」
幸子「……」
幸子「ただいまもどりました」ガチャッ
ぱぁんっ!
幸子「わわっ!?」ビクッ
ちひろ「幸子ちゃん、お帰りなさい! そして」
「「「誕生日、おめでとう!」」」
幸子「あ……」
幸子「……誕生日、知ってたんですか」
ちひろ「当然でしょう? ねぇ、プロデューサーさん」
幸子「え?」クルッ
P「ははは、サプライズ成功ってところかな?」
幸子「……」
P「ハッピーバースデー、幸子。プレゼントだ」
幸子「ありがとうございます……ふふん。まぁボクに出会えた世界にとってもめでたい日ですけれどね」
P「今日は事務所の皆も頑張って都合つけたんだぞ! まぁ、このあと収録ある組もいるけどさ」
幸子「ボクをお祝いするためにですか?」
P「やっぱり、その方が嬉しいかと思ってさ」
幸子「……やれやれ、プロデューサーさんは乙女心もわからないんですか?」
P「え?」
幸子「別に、いいです。このあと家まで送ってくれますよね?」
P「それは……」
ちひろ「はいはい、かしこまりました♪ 幸子ちゃん、プロデューサーさんに送ってもらってくださいね」
P「いいんですか?」
ちひろ「えぇ。問題ありませんよ」
幸子「さて、ボクのことを祝うために皆が都合をつけてくれたんですよね?」
幸子「これは当然、主役のボクがいなければ締まりませんから! さぁ、存分に祝ってください!」
ちひろ「ふふっ、じゃあ料理だしますよー」
「あ、これ私が作ったんだよ?」 「これはみくが作ったんだにゃあ!」 「こっちはアタシがさ……」
幸子「……それと、ありがとうございます」
「幸子がお礼を言った!」 「素直なほうが可愛いな、幸子は」 「ちょ、ちょっとまってください志乃さん、お酒はダメですってば……」
――――
――
幸子「……あぁ、楽しかったです。まったく、だいぶグダグダになってしまいましたけど」
ちひろ「そろそろお仕事のある人達もでてきますね。お開きにしましょうか」
幸子「改めて、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします」
ワーワー ガヤガヤ…
ちひろ「さ、プロデューサーさん。幸子ちゃんを送っていってあげてください」
P「本当にいいんですか?」
ちひろ「免許を持っている子はいますしね。ご安心を」
P「……それじゃあ、まぁ。わかりました」
幸子「ほらほら、何をしてるんですか? 早くしてください」
P「あー、わかってるよ。今行くから」
ブロロロロ…
P「……」
幸子「……」
P「幸子、どうだったかな? サプライズ。驚いたか?」
幸子「えぇ、まぁ。びっくりはしましたね」
P「そうか。成功だなー」
幸子「成功? 何を言ってるんですかあなたは」
P「え?」
幸子「男の人はやたらとサプライズだとかを好きですけれど、女の子は普通に覚えてもらっていて、普通に祝ってもらえるのが嬉しいんですよ?」
P「……そういうものなのか?」
幸子「まぁ、好みもあるかもしれませんけどね」プイッ
P「幸子はサプライズ、あんまり好きじゃなかったか」
幸子「……」
幸子「……別に」
P「うん?」
幸子「皆に祝ってもらえるのは、嫌じゃないです。驚きましたし、嬉しかったです」
P「それなら、いいじゃないか」
幸子「だけど。今日のサイン会でファンの人にもう言われちゃってるんですよ。お誕生日おめでとうって」
P「……そうだったのか?」
幸子「えぇ、そうだったんです」
P「そうか。ファンの人に祝ってもらえるなんて幸せじゃないか」
幸子「まぁ、そうですね。嬉しいことです。でもね、プロデューサーさん」
P「うん?」
幸子「……他の人は覚えてるのに、近くにいる人が忘れてるってすっごく寂しく感じるんですよ」
P「……」
幸子「わかったら、朝一でお祝いしてくれるか普通に祝った後さらにサプライズするぐらいの気概をみせてください」
P「あぁ、参考にするよ」
幸子「ふふん、ボクのアドバイスなんだから重宝してくださいね?」
P「わかった。ありがとうな、幸子」
幸子「いいえ、どういたしまして。今日はありがとうございました」
P「あぁ、幸子。改めておめでとう! 明日からも頑張ろうな」
幸子「ふふん、ボクと一緒にトップを目指せるプロデューサーさんは本当に幸運ですね!」
P「おう、幸子に負けないよう頑張るからなー」
幸子「ええ、また明日!」
幸子「……」
幸子「ふふん♪ プロデューサーさん、ちゃんと覚えてたんだ」
幸子「まぁ、覚えてて当然だけど……それでも嬉しいなぁ」
幸子「さ、明日からも頑張ろうっと♪
おわり
「……ふぅ、幸子ちゃんの誕生日か」
ガチャッ…
P「ただいま帰りました」
「あ、お帰りなさい。プロデューサー」
P「川島さん……残ってたんですか?」
瑞樹「えぇ、ちょっとね」
P「そうか……うん、ちょうどよかった」
瑞樹「?」
川島瑞樹(28)
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P「ちょっと時間、もらえますか?」
瑞樹「えぇ、構わないわよ。お仕事も終わって、ちょっと片づけをしてただけだから」
P「じゃあ、下に」
瑞樹「わかったわ」
P「……の前に、片付け、先に終わらせちゃいましょうか?」
瑞樹「ふふっ、そうね」
P「川島さん、掃除も得意ですもんね」
瑞樹「まぁ、それも生活するために必要な力だもの」
P「素敵ですよ?」
瑞樹「そういってもらえると、嬉しいわ……ありがとう」
――――
――
P「よし、終わりかな?」
瑞樹「このあと、お仕事が終わった後に片付けるっていうのはきっと手間だものね」
P「優しいんですね」
瑞樹「無駄に年はとってないってことよ」
P「……」
瑞樹「笑って欲しかったわ」
P「ごめんなさい、わからなかったです」
ブロロロロ…
P「あの、川島さん」
瑞樹「何かしら?」
P「……やっぱりもう少し後で」
瑞樹「ふふっ、車に乗せてどこに連れていく気なの?」
P「いいところじゃないですかね」
瑞樹「……期待してもいいのかしら?」
P「さぁ?」
瑞樹「年上をからかうものじゃないわ」
P「まじめな話ですよ」
瑞樹「……ここ?」
P「はい」
瑞樹「結構、いえ、かなりするんじゃないのかしら……」
P「まぁ、お気になさらず」
瑞樹「いえ、悪いのだけど持ち合わせが少し」
P「奢りますよ」
瑞樹「……いいの?」
P「いいんです。さぁ、入りましょう」
瑞樹「それじゃあ、遠慮なく。紳士ね」
P「まぁ、男の子ですから」
P「……」
瑞樹「それで、お話って? 今後のことかしら」
P「いえ、今日のことです」
瑞樹「幸子ちゃんの誕生日ね。それならお礼を言うべき相手は私だけじゃないんじゃない?」
P「幸子の誕生日もそうですけれど……」コトッ
瑞樹「……何かしら? あけても?」
P「どうぞ」
瑞樹「……これって」
P「ネックレスです。俺のセンスですけどね」
瑞樹「それなら間違いないわよ。問題ないわ」
P「ありがとうございます」
瑞樹「でも、どうしてこれを?」
P「だって、今日は川島さんの誕生日でもありますから」
瑞樹「知ってたの?」
P「プロデューサーなので」
瑞樹「なるほど、流石ね……でも」
P「なんですか?」
瑞樹「もうそんな年じゃないわよ? お祝いするほどめでたい日じゃないわ」
P「いいじゃないですか。男は何時まで経っても子供なんですから女性だってそうでも」
瑞樹「そう? ……ふふっ、ありがとう。大切にするわ」
P「これからもよろしくお願いします」
瑞樹「えぇ、こちらこそ」
おわり
川島さん、さっちゃん、はっぴーばぁすでぇっ
やっつけ気味でごめんなさい
保守支援ありがとうございました
乙!!
元スレ
モバP「……今日は何の日?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1353814136/
幸子「さぁ、お仕事ですよ」
P「うん、いってらっしゃい」
幸子「今日もボクのことを見れる幸運な人達に幸せを配ってあげないといけませんからね!」
P「そうだな、ハッピーだな」
幸子「ふふん、世の男性達をメロメロにしないといけませんので」
P「そうか、がんばれ」
幸子「むーん……ボク1人でやれっていうんですか?」
P「あぁ、そうだな。がんばれじゃなくて」
幸子「そう、がんばろう。ですよ? ボクのカワイイところ、いろんな人に見てもらうためにプロデューサーもがんばってもらわないと」
P「はい、がんばります」
幸子「まぁ、ボクは優しいので一緒に歩いてあげますけどね!」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/25(日) 12:41:59.33 ID:QUxv+RC30
幸子「……ふぅ、なかなかでしたね。65点ってところでしょうか」
P「それは今日のデキについてか?」
幸子「番組の雰囲気がです」
P「そうか、幸子は評価もできるんだなぁ」
幸子「えぇ、ボクはカワイイので!」
P「はっはっは、それはよかった」
幸子「……どうしたんですか、プロデューサーさん?」
P「何がだ?」
幸子「今日のプロデューサーさんはやたらに優しくて気持ち悪いです」
P「そうかな、いつもの通りだけど?」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/25(日) 12:47:11.92 ID:QUxv+RC30
幸子「いつもだったら何かツッコミなりを入れるじゃないですか」
P「あぁ、まぁ……それは……」
幸子「……ふふん、なるほど? そういうことですか」
P「え?」
幸子「まぁ、ボクは優しいので気づかないふりをしてあげましょう!」
P「よくわからないけど、ありがとう?」
幸子「まぁ、別にかまいませんよ? プロデューサーさんなりのサプライズがあるんでしょうから」
P「サプライズかぁ、そういうつもりでもなかったんだけどな」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/25(日) 12:49:25.61 ID:QUxv+RC30
P「だってさ、幸子。今日は」
幸子「おや、もう言ってしまうんですか? まぁ、仕方ありませんね。プレゼントなら――」
P「女性に対する暴力廃絶のための国際デーだからな」
幸子「え?」
P「うん?」
幸子「なんですかそれ」
P「いや、普段の俺は幸子に対する優しさが足りなかったかなって思って。優しくしないとなぁってさ」
幸子「あぁ、ありがとうございます。でもなんですかその日」
P「え? 幸子はこれを知ってたんじゃないのか?」
幸子「……ふんっ、もういいです」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/25(日) 13:08:31.70 ID:QUxv+RC30
幸子「ほら、プロデューサーさん。いきましょう」
P「おぉ、そうだな。次の仕事はサイン会だ」
幸子「サイン会ですか……」
P「おう。どうした?」
幸子「いえ、別に。ボクに直接会える幸運なファンの人達に思い出を作ってあげないといけませんね」
P「そうだな。可愛い幸子のことをみせてあげないとな」
幸子「ふふん。まぁ、ボクはどこから見たってカワイイですけど」
P「よし、車出すぞー」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/25(日) 13:17:19.94 ID:QUxv+RC30
幸子「本日はボクのサイン会に来てくださってありがとうございます」
幸子「一生の思い出として、その目にボクを焼きつけてくださいね!」
「さ、さっちゃーん!」
幸子「さ、並んでくださいね。順番ですから」
「幸子ちゃん、いつも応援してます!」
幸子「ふふん、ありがとうございます。まだまだちゃんと見てなきゃいけませんよ?」
「幸子ちゃん、お誕生日おめでとう!」
幸子「……ありがとうございます。よく知ってましたね。褒めてあげましょう」
「え? さっちゃん誕生日だって?」
幸子「まぁ、ボクに出会える人にとっては毎日が記念日のようなものでしょう?」
「さっちゃんおめでとー!」
幸子「はいはい、ありがとうございます」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/25(日) 13:20:52.81 ID:QUxv+RC30
幸子「……ふぅ、一区切りってところですね」
P「お、幸子お疲れ様」
幸子「あ、プロデューサーさん。どこにいってたんですか?」
P「ちょっと別の打ち合わせがな」
幸子「ふーん、そうですか……」
P「どうした?」
幸子「いいえ、別に! なんでもありませんよ」
P「何かあったのか? サイン会で問題とか……」
幸子「なんでもありませんってば。気にしないでください」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/25(日) 13:25:07.56 ID:QUxv+RC30
P「それじゃあ、今日の仕事は一旦終わりだな」
幸子「そうですか。まぁボクにとっては朝飯前でしたね」
P「ははは、これからまだまだ仕事が増えるからなぁ。それぐらいの意気でなくちゃ」
幸子「それにしても、いつもより少しお仕事が少ないんじゃないですか?」
P「うん? そうかな」
幸子「まぁ、別にいいですけれど……プロデューサーさんもお仕事がとれないんだったら休みでもとって英気を養ってみては?」
P「うん、考えておくよ」
幸子「キチンとしてくださいね? ボクのプロデュースをするからには体調管理もしっかりしてもらわなきゃ困っちゃいます」
P「あぁ、はいはい」
幸子「むー……聞いてますか?」
P「聞いてるとも。さ、事務所に戻ろう」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/25(日) 13:28:33.91 ID:QUxv+RC30
ブロロロロ…
幸子「ところでプロデューサーさん」
P「うん、なんだ?」
幸子「……今日が何の日かわかっていますか?」
P「さっき答えたじゃないか。女性への非暴力の日だな」
幸子「ふーん、そうですか。別にいいです」
P「いいって何がだ?」
幸子「気にしないでください。別になんでもありませんから」
P「そういわれると気になるんだけどなぁ」
幸子「……ばーか」
P「うん?」
幸子「なんでもありませんよーだ」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/25(日) 13:37:28.05 ID:QUxv+RC30
P「あっ、やべっ」
幸子「どうしたんですか?」
P「すまん幸子、ちょっと忘れ物したから先に上に戻ってくれ」
幸子「まったく、ドジですね……やれやれ。わかりました」
P「すまんなぁ……さ、着いたぞ」
ブロロロ……キッ
幸子「まぁ、プロデューサーさんが帰ってくる前にボクも家に帰っちゃいますけど。お疲れさまでした」
P「うん、またな」
幸子「……何かほかに言うことはありませんか?」
P「……今日も幸子は可愛かったぞ?」
幸子「まぁ、それは当然ですね。もういいです……それじゃあ」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/25(日) 13:42:26.41 ID:QUxv+RC30
幸子「……プロデューサーさんのばか」
幸子「このカワイイボクの誕生日を忘れるなんて、本当に、本当に使えない人なんだから……」
幸子「……」
幸子「ただいまもどりました」ガチャッ
ぱぁんっ!
幸子「わわっ!?」ビクッ
ちひろ「幸子ちゃん、お帰りなさい! そして」
「「「誕生日、おめでとう!」」」
幸子「あ……」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/25(日) 13:47:59.22 ID:QUxv+RC30
幸子「……誕生日、知ってたんですか」
ちひろ「当然でしょう? ねぇ、プロデューサーさん」
幸子「え?」クルッ
P「ははは、サプライズ成功ってところかな?」
幸子「……」
P「ハッピーバースデー、幸子。プレゼントだ」
幸子「ありがとうございます……ふふん。まぁボクに出会えた世界にとってもめでたい日ですけれどね」
P「今日は事務所の皆も頑張って都合つけたんだぞ! まぁ、このあと収録ある組もいるけどさ」
幸子「ボクをお祝いするためにですか?」
P「やっぱり、その方が嬉しいかと思ってさ」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/25(日) 13:54:34.59 ID:QUxv+RC30
幸子「……やれやれ、プロデューサーさんは乙女心もわからないんですか?」
P「え?」
幸子「別に、いいです。このあと家まで送ってくれますよね?」
P「それは……」
ちひろ「はいはい、かしこまりました♪ 幸子ちゃん、プロデューサーさんに送ってもらってくださいね」
P「いいんですか?」
ちひろ「えぇ。問題ありませんよ」
幸子「さて、ボクのことを祝うために皆が都合をつけてくれたんですよね?」
幸子「これは当然、主役のボクがいなければ締まりませんから! さぁ、存分に祝ってください!」
ちひろ「ふふっ、じゃあ料理だしますよー」
「あ、これ私が作ったんだよ?」 「これはみくが作ったんだにゃあ!」 「こっちはアタシがさ……」
幸子「……それと、ありがとうございます」
「幸子がお礼を言った!」 「素直なほうが可愛いな、幸子は」 「ちょ、ちょっとまってください志乃さん、お酒はダメですってば……」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/25(日) 13:59:47.44 ID:QUxv+RC30
――――
――
幸子「……あぁ、楽しかったです。まったく、だいぶグダグダになってしまいましたけど」
ちひろ「そろそろお仕事のある人達もでてきますね。お開きにしましょうか」
幸子「改めて、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします」
ワーワー ガヤガヤ…
ちひろ「さ、プロデューサーさん。幸子ちゃんを送っていってあげてください」
P「本当にいいんですか?」
ちひろ「免許を持っている子はいますしね。ご安心を」
P「……それじゃあ、まぁ。わかりました」
幸子「ほらほら、何をしてるんですか? 早くしてください」
P「あー、わかってるよ。今行くから」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/25(日) 14:04:34.80 ID:QUxv+RC30
ブロロロロ…
P「……」
幸子「……」
P「幸子、どうだったかな? サプライズ。驚いたか?」
幸子「えぇ、まぁ。びっくりはしましたね」
P「そうか。成功だなー」
幸子「成功? 何を言ってるんですかあなたは」
P「え?」
幸子「男の人はやたらとサプライズだとかを好きですけれど、女の子は普通に覚えてもらっていて、普通に祝ってもらえるのが嬉しいんですよ?」
P「……そういうものなのか?」
幸子「まぁ、好みもあるかもしれませんけどね」プイッ
P「幸子はサプライズ、あんまり好きじゃなかったか」
幸子「……」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/25(日) 14:09:07.55 ID:QUxv+RC30
幸子「……別に」
P「うん?」
幸子「皆に祝ってもらえるのは、嫌じゃないです。驚きましたし、嬉しかったです」
P「それなら、いいじゃないか」
幸子「だけど。今日のサイン会でファンの人にもう言われちゃってるんですよ。お誕生日おめでとうって」
P「……そうだったのか?」
幸子「えぇ、そうだったんです」
P「そうか。ファンの人に祝ってもらえるなんて幸せじゃないか」
幸子「まぁ、そうですね。嬉しいことです。でもね、プロデューサーさん」
P「うん?」
幸子「……他の人は覚えてるのに、近くにいる人が忘れてるってすっごく寂しく感じるんですよ」
P「……」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/25(日) 14:13:59.88 ID:QUxv+RC30
幸子「わかったら、朝一でお祝いしてくれるか普通に祝った後さらにサプライズするぐらいの気概をみせてください」
P「あぁ、参考にするよ」
幸子「ふふん、ボクのアドバイスなんだから重宝してくださいね?」
P「わかった。ありがとうな、幸子」
幸子「いいえ、どういたしまして。今日はありがとうございました」
P「あぁ、幸子。改めておめでとう! 明日からも頑張ろうな」
幸子「ふふん、ボクと一緒にトップを目指せるプロデューサーさんは本当に幸運ですね!」
P「おう、幸子に負けないよう頑張るからなー」
幸子「ええ、また明日!」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/25(日) 14:19:40.05 ID:QUxv+RC30
幸子「……」
幸子「ふふん♪ プロデューサーさん、ちゃんと覚えてたんだ」
幸子「まぁ、覚えてて当然だけど……それでも嬉しいなぁ」
幸子「さ、明日からも頑張ろうっと♪
おわり
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/25(日) 14:22:19.16 ID:QUxv+RC30
「……ふぅ、幸子ちゃんの誕生日か」
ガチャッ…
P「ただいま帰りました」
「あ、お帰りなさい。プロデューサー」
P「川島さん……残ってたんですか?」
瑞樹「えぇ、ちょっとね」
P「そうか……うん、ちょうどよかった」
瑞樹「?」
川島瑞樹(28)
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ttp://iup.2ch-library.com/i/i0792882-1353820803.jpg
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/25(日) 14:28:02.89 ID:QUxv+RC30
P「ちょっと時間、もらえますか?」
瑞樹「えぇ、構わないわよ。お仕事も終わって、ちょっと片づけをしてただけだから」
P「じゃあ、下に」
瑞樹「わかったわ」
P「……の前に、片付け、先に終わらせちゃいましょうか?」
瑞樹「ふふっ、そうね」
P「川島さん、掃除も得意ですもんね」
瑞樹「まぁ、それも生活するために必要な力だもの」
P「素敵ですよ?」
瑞樹「そういってもらえると、嬉しいわ……ありがとう」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/25(日) 14:34:39.34 ID:QUxv+RC30
――――
――
P「よし、終わりかな?」
瑞樹「このあと、お仕事が終わった後に片付けるっていうのはきっと手間だものね」
P「優しいんですね」
瑞樹「無駄に年はとってないってことよ」
P「……」
瑞樹「笑って欲しかったわ」
P「ごめんなさい、わからなかったです」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/25(日) 14:39:46.63 ID:QUxv+RC30
ブロロロロ…
P「あの、川島さん」
瑞樹「何かしら?」
P「……やっぱりもう少し後で」
瑞樹「ふふっ、車に乗せてどこに連れていく気なの?」
P「いいところじゃないですかね」
瑞樹「……期待してもいいのかしら?」
P「さぁ?」
瑞樹「年上をからかうものじゃないわ」
P「まじめな話ですよ」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/25(日) 14:45:23.22 ID:QUxv+RC30
瑞樹「……ここ?」
P「はい」
瑞樹「結構、いえ、かなりするんじゃないのかしら……」
P「まぁ、お気になさらず」
瑞樹「いえ、悪いのだけど持ち合わせが少し」
P「奢りますよ」
瑞樹「……いいの?」
P「いいんです。さぁ、入りましょう」
瑞樹「それじゃあ、遠慮なく。紳士ね」
P「まぁ、男の子ですから」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/25(日) 14:52:15.61 ID:QUxv+RC30
P「……」
瑞樹「それで、お話って? 今後のことかしら」
P「いえ、今日のことです」
瑞樹「幸子ちゃんの誕生日ね。それならお礼を言うべき相手は私だけじゃないんじゃない?」
P「幸子の誕生日もそうですけれど……」コトッ
瑞樹「……何かしら? あけても?」
P「どうぞ」
瑞樹「……これって」
P「ネックレスです。俺のセンスですけどね」
瑞樹「それなら間違いないわよ。問題ないわ」
P「ありがとうございます」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/25(日) 14:55:47.81 ID:QUxv+RC30
瑞樹「でも、どうしてこれを?」
P「だって、今日は川島さんの誕生日でもありますから」
瑞樹「知ってたの?」
P「プロデューサーなので」
瑞樹「なるほど、流石ね……でも」
P「なんですか?」
瑞樹「もうそんな年じゃないわよ? お祝いするほどめでたい日じゃないわ」
P「いいじゃないですか。男は何時まで経っても子供なんですから女性だってそうでも」
瑞樹「そう? ……ふふっ、ありがとう。大切にするわ」
P「これからもよろしくお願いします」
瑞樹「えぇ、こちらこそ」
おわり
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/25(日) 14:57:02.51 ID:QUxv+RC30
川島さん、さっちゃん、はっぴーばぁすでぇっ
やっつけ気味でごめんなさい
保守支援ありがとうございました
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/25(日) 15:05:58.24 ID:9x+ueoHbT
乙!!
モバP「……今日は何の日?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1353814136/