1: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 21:58:26.30 ID:DPiqECX/.net
善子「お泊まりと言えば…」
ルビィ「うーん…」
花丸「もうごはんは終わったし…」
善子「怖い話よ」
4: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 22:00:31.73 ID:DPiqECX/.net
ルビィ「ええっ!?」
花丸「はぁ…中学生じゃないんだから」
善子「いいじゃないの別に!明日学校あるわけじゃないんだから!」
ルビィ「それなら…まるちゃんのおはなしはすっごく怖いんだよ」😱
善子「本当?!」
花丸「そんなことないよ」
善子「どっち?!」
ルビィ「本当だよ!」
善子「一番つまんなかった人は一番怖かった人にプリン!!」
花丸「まあ…」コキッポキッ
ルビィ「よぉぉぉし」フン
善子「最初は?」
ルビィ「じゃんけんで決めよう!」
花丸「さーいしょーはぐー!じゃーんけーん」
善子✌
ルビィ✊
花丸✊
善子「ぐっ…負けた」
花丸「ルビィちゃん!じゃーんけーんぽんっ!」
花丸✊
ルビィ✌
花丸「やったぁ!マル優勝だからプリンだぁ!」
善子「じゃんけん大会じゃないわよ!!」
花丸「じゃあマルは二番目!」
ルビィ「うーん…ルビィは…最初!!」
善子「じゃあ私がトリね…恐怖で世界を震え上がらせてやるわ…クックック」
花丸「じゃあ電機消すよ?」
プツッ
ルビィ「どうしよう…怖い話なんて…」
善子「なんでもいいのよ、オリジナルでも本当にあったことでも」
ルビィ「……わかった…」
ルビィ「……ルビィのおうちには…使われてない蔵があります」
善子「ふんふんそれで?」
ルビィ「お父さんもお母さんもそこには入るなっていつもいってたんです」
善子「うんうん」
花丸「……」
ルビィ「だけどルビィがちっちゃなころにおねえちゃんとかくれんぼしてて…いちどだけ入っちゃったんですよ」
ルビィ「中は真っ暗で…すこしひんやりしてて…その時は夏だったからひんやりした蔵の中が気持ちよくてルビィは寝ちゃったんだ」
花丸「……」
善子「……」ゴクッ
ルビィ「こんこんっ…て聞こえて…起きたんだけど…お外はもう真っ暗で」
善子「……」
ルビィ「外に出ようと思っても扉が開かなくてぇ」
ルビィ「すっごく怖くなって…ずっと大声で泣いてたら…」
花丸「…」ゴクッ
善子「…」ゴクッ
ルビィ「おねえちゃんが助けてくれました」
善子花丸「えっ!?」
ルビィ「終わりだよ」
花丸「ルビィちゃんが怖かったおはなしだね」
善子「うーん…そういうのも…アリなの?…怖くないけど…」
ルビィ「ルビィはすっごく怖かったんだよ!!」
善子「いや…それはわかるけど…怖がらせる努力を」
ルビィ「………たしかに…」
花丸「ルビィちゃんには悪いけどこれは0ポイントずら」
ルビィ「うぇ…」
善子「そういえばノックの音で起きたのにその時なにも無かったの?」
ルビィ「えっ?……たしかに」
花丸「ノックしたのは誰なのかな?」
ルビィ「えっ…ルビィの泣き声に気づいておねえちゃんがきたのはそのあとだし……」ゾォォォォ
善子「これは…」
花丸「…3ポイントずら(五点満点)」
善子「それ…本当なの?」
ルビィ「う…うん」
花丸「呪われた蔵…だね」
ルビィ「ぴぎっ……なんだか怖くなってきたよ…」
善子「………じゃ…じゃあ次…ずら丸…」
花丸「じゃあマルが…」
花丸「マルは本は普通新品で買うんだけど…昔の本で絶版になってる本は古本屋さんで買うんだ…これは古本屋さんである作者の本を探してたときのおはなしだよ」
ルビィ「ひいっ」ビクッ
善子「はやいわよ……」
花丸「マルはどうしてもその本が読みたくってたっくさん古本屋さんを回ってたんだ…それでようやく見つけて買ったずら」
善子(こんどは創作?…それとも本当?)
花丸「マルはおうちに帰って読んでたんだけど…最後のあとがきのところにらくがきがあったの」
善子「……それは…」
花丸「ユミコ…って」
ルビィ「うゆ…誰かなぁ?」
花丸「マルは気にしないで続きが読みたくなったからまたあの古本屋さんにいって続きを買ったずら」
花丸「するとその本にもあとがきにらくがきが…」
ルビィ「うゆゆゆ」プルプル
花丸「ゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメン!!!!!」
ルビィ「ぴぎゃああああああああああああ」
善子「ひえっ!」
花丸「それで君が悪くなったんだけど」
善子「まだ続くの!?」
花丸「マルはどうしても続きが読みたくて…また本屋さんに行って買ったずら……ちょっと気味が悪いから最初にあとがきの頁をみたら…」
ルビィ「あぶ…あば……」ガクガク
善子「………」フルフル
花丸「絶体許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さないッ!!!!!」バァ!!
ルビィ「お……わ……」ガクガクブルブル
花丸「って文字で埋め尽くされてたんだ」
善子「あ…あんた…それ…の…呪われ…」
花丸「おしまい」
ルビィ「あわ…わ…」
善子「それ…本当に」
花丸「本当だよ、本まだあるし見てみる?」
ルビィ「ダメダメダメダメダメダメダメダメダメ」
善子「やめてやめて」
花丸「……じゃあやめとくずら」
ルビィ「ご……ごてん……」ブルブル
善子「四点ね、ちなみにルビィのも四点」
花丸「やったぁ!」
ルビィ「あわ……ユルサナイ…ごめんなさい……」ガクガク
善子「ちょっルビィ落ち着きなさいよ」
ルビィ「ゆ…ユミコ…ユルサナイ……ユルサナイ……ユミコ」プルプル
花丸「ルビィちゃん?」
ルビィ「ひっ……」
善子「ルビィ?」
ルビィ「はい!どうしたの?」
花丸「………」
ルビィ「そうだ…まるちゃんのお話は?怖いから聞きたくないなぁ」
善子「…………」
花丸「もう終わったよ……」
ルビィ「えっ!?嘘!?ルビィ寝ちゃってた!?」
善子花丸「………」
花丸「気を取り直して次いくずら」
善子「そうね」
ルビィ「ねえねえどんな話だったぁ?怖かった?」
善子「…ぜ…ぜんぜん怖くないわ…聞かなくて正解よ…」
花丸(本捨てよ…)
ルビィ「なあんだ…」
花丸「じゃあ善子ちゃん」
善子「はいはいっ!今日は優勝するつもりで来たのよ♪」
善子「あれは秋葉原にいったときの話…」
ルビィ「えへへ」ワクワク
花丸「………」ゾクゾク
善子「一通り買い物を済ませた私は時間が余ってたから神田明神までいったの」
ルビィ「いいなぁ✨✨」
善子「そこでへんてこな占い師に会ったのよ…」
花丸(これあんまり怖くなさそうだなぁ…)
ルビィ「うゆ…」
善子「胡散臭い関西弁で乳がすごく大きくてきれいな長い髪の毛の女の人で」
ルビィ(それμ'sの希さんじゃない?)
善子「で占ってもらったのよ…その時中学生だったんだけど」
花丸「どうだったの?」
善子「長い苦難が訪れるだろう……そして」
ルビィ「そして?」
善子「とっても大事な親友に出逢えるだって♪きゃー!!ルビィずら丸大好きー💓」
花丸「………」
ルビィ「……」
善子(……これであの幽霊はどこか行ったかしら…?…)
ルビィ「えへ…へ…ルビィもだいすき」
花丸「マルもだけど……怖くないよ…」
ルビィ「うん……それ怖い話?」
善子「いや…楽しい雰囲気にしたら幽霊どっかいってくれるかな~って…急遽変更で……」
ルビィ「幽霊!?幽霊がいたの!?」
花丸「いないいないいないよ!!」
善子「そう!いないわよ嘘嘘」
ルビィ「ふぇ…よかったぁ…」
花丸「0点」
ルビィ「うん、うれしいけど怖くないから…」
善子(私は犠牲…本の幽霊を追い払うため)
花丸「じゃあ優勝はマルだね」
花丸「やったぁプリン!」
ルビィ「いやぁ怖かったもんね」
善子「そうね(あんたが一番怖いわよ!まだ取り憑かれてるの!?)」
ガタンッ
ルビィ「ひっ!?」
善子「!?」ビクッ
花丸「!」
ルビィ「…も…もう寝よっか…オヤスミー」
花丸「おやすみなさい」
善子(ちょっとぉ!?なんの音よ!?)
花丸「………」zzzz
善子(寝るのはっや!!)
ルビィ「うゅ……」zzzz
善子(ルビィもはやい!!)
善子「……………」
善子(………………)
善子「………………」
善子(……眠れない……)
………………………………
善子(………ひつじが1211匹…ひつじが1212匹…)
コツ…コツ…コツ
AM3:40
ルビィ「うゅ……おねぃ……ゃん」zzzz
花丸「………」zzzz
善子「ほへ…ひちゅじが…1213匹…」
善子(………トイレに行きたいな…)
善子「…………」
善子(ひつじが……1213……1213?あれ……)モゾモゾ
善子「ふぅ~」ガバッ
善子(トイレに行く……行きます……)
ルビィ「……えへ」zzzz
花丸「……」zzzz
善子(さっきの幽霊……いやっ!関係ない!トイレにいくだけ!!関係ない!!関係ない!)
ガサガサ
善子「ひいっ!?」
花丸「……うぅーん」ゴロゴロ
善子「はぁ…ずら丸の寝返り…もう、脅かさないでよ…」
ガタッ
善子「っ!?」
………………
善子(立ってる…私は立ってる…トイレに行くしかない…)
ソローリ
ガチャ
善子(なにもいない…いるわけない…みんな寝てる…私はトイレに行くだけ…)
ガサッ
善子「っ!?」
善子(ずら丸の寝返り!!ずら丸の寝返り!!見なくてもわかる!振り替えるな!!振り返るな!!)
トコトコトコ
善子「…………」
ドドドドッ
善子「っ!?」
ドドドドドドドドッ
善子「ででででででたぁ!!」
トットコトットコ
ガチャン
善子「はぁはぁ…トイレに……ついた…」
ドンドンドンドン!!ドンドンドンドン!!
善子「ひいっ!!入ってます!!今トイレ人いますからぁ!!」
ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン
善子「やめてぇ」
ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン
善子「お願いしますお願いしますお願いします」
…………………………
「ユ………ミ………コ」
善子(いやいやいやいや私ヨシコだから!!)
善子「善子です!!ユミコじゃないですぅ!!」
ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!!
善子「ひいっ!!」(
ドンドンドンドンドンドンドンドン
善子(激しくなったぁ!!?)
……………
「ゴメン……ゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメン」
善子「きゃああああああああああああああああああああああああ」
(^8^)(`8´)「ちゅんちゅん」
花丸「ふぁ………朝だ…」
ルビィ「………うゅ」zzzz
花丸「………あれ…善子ちゃん…?…」
ルビィ「ふぇ…善子ちゃん?」
花丸「あっ、起きたルビィちゃん」
ルビィ「あれっ善子ちゃんは……」
ルビィ「……おトイレかなぁ?」
花丸「………いってみよう…」
トットコトットコ
こんこんっ
花丸「はいってますか?」
ルビィ「おーい、善子ちゃーん」
ガチャ
善子「…オハ……ヨウ」
花丸「よかったぁ…おはよう善子ちゃん」
ルビィ「おはよう」
善子「………………」
花丸「………朝ご飯にしよっか……」
ルビィ「そうだね」
花丸(おかしい……善子ちゃんが……)
花丸「………」モグモグ
ルビィ「えへへ、おいしいです!」モッモッ
おばあちゃん「そりゃよかったねえ」
善子「………………」
おばあちゃん「大丈夫かい?」
善子「………………」
花丸「……善子ちゃん?…マルあとで昨日のおはなしの本捨てようと思うんだけど」
善子「!」ギロッ
善子「ヤメロォ……」
花丸「ひっ!」
善子「ヤメロヨォウガァァァァァァァァ」スタッ
ルビィ「あわわわわ善子ちゃんが!?」
花丸「ひいっ!!」スタッ
トットコトットコ
花丸「追いかけてくるずらぁ!!」
トットコトットコ
花丸「あった!!本!!」
トットコトットコ
善子「ゲエエエエエエエマテヨォォォォ!!」ドドドドド
花丸「うわぁぁぁぁ」
ガチャ
花丸(外に!)
おじいちゃん「おっ!?ちょうどいいね、今芋焼いてるんだけど焼き芋どうじゃ?」
花丸「えいっ!」ドサァ
おじいちゃん「おおっ!?本をくべるのか!?」
善子「ギャアアアアアアアアアアア」
ルビィ「まるちゃんっ!!善子ちゃん!!」
善子「ギギギギギギギ………」
花丸「はぁ…はぁ…」
おじいちゃん「?」
善子「……………っはぁ!?あれっ!?トイレ!!」
花丸「………善子ちゃん?」
善子「そうよ?どうしたの?」
花丸「善子ちゃん…いつから……」
善子「?なにが?」
花丸「なにかしたの?本に…」
善子「へっ?本?あっ!ずら丸!大好きな本を焼いてる!?信じられない!!」
花丸「昨日の夜は…」
善子「えっと…私が話してみんな寝た?でしょ?」
ルビィ「そうだよ!」
花丸「マルのお話覚えてる?」
善子「えっと……うーん…なんだったかしら……」
花丸(忘れてる……)
ルビィ「そうだ!どんな話だったのぉ!!」
花丸「……ひみつだよ」
花丸(………封印するしかないずら…マルだけのひみつ…本の灰はしっかり埋めておこう……)
ルビィ「ええー!!」
善子「うーん……あれっ…なにこの湿り気…」ズズッ
ルビィ「あっ…おもらし…」
善子「…………」
花丸「…………」
善子「ひゃああああ//////」
~fin~
また会う日まで……
怖い
かわいい
1年生めっちゃ好き
元スレ
善子「……やるわよ」 ルビィ「なにを?」花丸「マル寝ていい?」
http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1481115506/
ルビィ「ええっ!?」
花丸「はぁ…中学生じゃないんだから」
善子「いいじゃないの別に!明日学校あるわけじゃないんだから!」
ルビィ「それなら…まるちゃんのおはなしはすっごく怖いんだよ」😱
善子「本当?!」
花丸「そんなことないよ」
善子「どっち?!」
ルビィ「本当だよ!」
7: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 22:03:58.70 ID:DPiqECX/.net
善子「一番つまんなかった人は一番怖かった人にプリン!!」
花丸「まあ…」コキッポキッ
ルビィ「よぉぉぉし」フン
善子「最初は?」
ルビィ「じゃんけんで決めよう!」
花丸「さーいしょーはぐー!じゃーんけーん」
善子✌
ルビィ✊
花丸✊
9: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 22:06:09.42 ID:DPiqECX/.net
善子「ぐっ…負けた」
花丸「ルビィちゃん!じゃーんけーんぽんっ!」
花丸✊
ルビィ✌
花丸「やったぁ!マル優勝だからプリンだぁ!」
善子「じゃんけん大会じゃないわよ!!」
花丸「じゃあマルは二番目!」
10: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 22:09:21.62 ID:DPiqECX/.net
ルビィ「うーん…ルビィは…最初!!」
善子「じゃあ私がトリね…恐怖で世界を震え上がらせてやるわ…クックック」
花丸「じゃあ電機消すよ?」
プツッ
ルビィ「どうしよう…怖い話なんて…」
善子「なんでもいいのよ、オリジナルでも本当にあったことでも」
ルビィ「……わかった…」
12: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 22:12:55.64 ID:DPiqECX/.net
ルビィ「……ルビィのおうちには…使われてない蔵があります」
善子「ふんふんそれで?」
ルビィ「お父さんもお母さんもそこには入るなっていつもいってたんです」
善子「うんうん」
花丸「……」
ルビィ「だけどルビィがちっちゃなころにおねえちゃんとかくれんぼしてて…いちどだけ入っちゃったんですよ」
13: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 22:17:58.78 ID:DPiqECX/.net
ルビィ「中は真っ暗で…すこしひんやりしてて…その時は夏だったからひんやりした蔵の中が気持ちよくてルビィは寝ちゃったんだ」
花丸「……」
善子「……」ゴクッ
ルビィ「こんこんっ…て聞こえて…起きたんだけど…お外はもう真っ暗で」
善子「……」
ルビィ「外に出ようと思っても扉が開かなくてぇ」
14: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 22:19:29.41 ID:DPiqECX/.net
ルビィ「すっごく怖くなって…ずっと大声で泣いてたら…」
花丸「…」ゴクッ
善子「…」ゴクッ
ルビィ「おねえちゃんが助けてくれました」
善子花丸「えっ!?」
ルビィ「終わりだよ」
16: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 22:22:14.60 ID:DPiqECX/.net
花丸「ルビィちゃんが怖かったおはなしだね」
善子「うーん…そういうのも…アリなの?…怖くないけど…」
ルビィ「ルビィはすっごく怖かったんだよ!!」
善子「いや…それはわかるけど…怖がらせる努力を」
ルビィ「………たしかに…」
花丸「ルビィちゃんには悪いけどこれは0ポイントずら」
ルビィ「うぇ…」
17: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 22:24:33.45 ID:DPiqECX/.net
善子「そういえばノックの音で起きたのにその時なにも無かったの?」
ルビィ「えっ?……たしかに」
花丸「ノックしたのは誰なのかな?」
ルビィ「えっ…ルビィの泣き声に気づいておねえちゃんがきたのはそのあとだし……」ゾォォォォ
善子「これは…」
花丸「…3ポイントずら(五点満点)」
18: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 22:27:32.43 ID:DPiqECX/.net
善子「それ…本当なの?」
ルビィ「う…うん」
花丸「呪われた蔵…だね」
ルビィ「ぴぎっ……なんだか怖くなってきたよ…」
善子「………じゃ…じゃあ次…ずら丸…」
花丸「じゃあマルが…」
19: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 22:31:59.34 ID:DPiqECX/.net
花丸「マルは本は普通新品で買うんだけど…昔の本で絶版になってる本は古本屋さんで買うんだ…これは古本屋さんである作者の本を探してたときのおはなしだよ」
ルビィ「ひいっ」ビクッ
善子「はやいわよ……」
花丸「マルはどうしてもその本が読みたくってたっくさん古本屋さんを回ってたんだ…それでようやく見つけて買ったずら」
善子(こんどは創作?…それとも本当?)
21: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 22:40:26.31 ID:DPiqECX/.net
花丸「マルはおうちに帰って読んでたんだけど…最後のあとがきのところにらくがきがあったの」
善子「……それは…」
花丸「ユミコ…って」
ルビィ「うゆ…誰かなぁ?」
花丸「マルは気にしないで続きが読みたくなったからまたあの古本屋さんにいって続きを買ったずら」
22: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 22:43:22.70 ID:DPiqECX/.net
花丸「するとその本にもあとがきにらくがきが…」
ルビィ「うゆゆゆ」プルプル
花丸「ゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメン!!!!!」
ルビィ「ぴぎゃああああああああああああ」
善子「ひえっ!」
花丸「それで君が悪くなったんだけど」
善子「まだ続くの!?」
23: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 22:49:07.86 ID:DPiqECX/.net
花丸「マルはどうしても続きが読みたくて…また本屋さんに行って買ったずら……ちょっと気味が悪いから最初にあとがきの頁をみたら…」
ルビィ「あぶ…あば……」ガクガク
善子「………」フルフル
花丸「絶体許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さないッ!!!!!」バァ!!
ルビィ「お……わ……」ガクガクブルブル
花丸「って文字で埋め尽くされてたんだ」
善子「あ…あんた…それ…の…呪われ…」
24: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 22:50:47.73 ID:DPiqECX/.net
花丸「おしまい」
ルビィ「あわ…わ…」
善子「それ…本当に」
花丸「本当だよ、本まだあるし見てみる?」
ルビィ「ダメダメダメダメダメダメダメダメダメ」
善子「やめてやめて」
花丸「……じゃあやめとくずら」
26: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 22:57:35.02 ID:DPiqECX/.net
ルビィ「ご……ごてん……」ブルブル
善子「四点ね、ちなみにルビィのも四点」
花丸「やったぁ!」
ルビィ「あわ……ユルサナイ…ごめんなさい……」ガクガク
善子「ちょっルビィ落ち着きなさいよ」
ルビィ「ゆ…ユミコ…ユルサナイ……ユルサナイ……ユミコ」プルプル
花丸「ルビィちゃん?」
27: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 23:01:21.48 ID:DPiqECX/.net
ルビィ「ひっ……」
善子「ルビィ?」
ルビィ「はい!どうしたの?」
花丸「………」
ルビィ「そうだ…まるちゃんのお話は?怖いから聞きたくないなぁ」
善子「…………」
花丸「もう終わったよ……」
ルビィ「えっ!?嘘!?ルビィ寝ちゃってた!?」
善子花丸「………」
29: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 23:07:42.15 ID:DPiqECX/.net
花丸「気を取り直して次いくずら」
善子「そうね」
ルビィ「ねえねえどんな話だったぁ?怖かった?」
善子「…ぜ…ぜんぜん怖くないわ…聞かなくて正解よ…」
花丸(本捨てよ…)
ルビィ「なあんだ…」
花丸「じゃあ善子ちゃん」
善子「はいはいっ!今日は優勝するつもりで来たのよ♪」
30: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 23:12:23.18 ID:DPiqECX/.net
善子「あれは秋葉原にいったときの話…」
ルビィ「えへへ」ワクワク
花丸「………」ゾクゾク
善子「一通り買い物を済ませた私は時間が余ってたから神田明神までいったの」
ルビィ「いいなぁ✨✨」
善子「そこでへんてこな占い師に会ったのよ…」
31: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 23:18:33.22 ID:DPiqECX/.net
花丸(これあんまり怖くなさそうだなぁ…)
ルビィ「うゆ…」
善子「胡散臭い関西弁で乳がすごく大きくてきれいな長い髪の毛の女の人で」
ルビィ(それμ'sの希さんじゃない?)
善子「で占ってもらったのよ…その時中学生だったんだけど」
花丸「どうだったの?」
善子「長い苦難が訪れるだろう……そして」
ルビィ「そして?」
33: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 23:23:38.89 ID:DPiqECX/.net
善子「とっても大事な親友に出逢えるだって♪きゃー!!ルビィずら丸大好きー💓」
花丸「………」
ルビィ「……」
善子(……これであの幽霊はどこか行ったかしら…?…)
ルビィ「えへ…へ…ルビィもだいすき」
花丸「マルもだけど……怖くないよ…」
ルビィ「うん……それ怖い話?」
善子「いや…楽しい雰囲気にしたら幽霊どっかいってくれるかな~って…急遽変更で……」
34: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 23:27:01.37 ID:DPiqECX/.net
ルビィ「幽霊!?幽霊がいたの!?」
花丸「いないいないいないよ!!」
善子「そう!いないわよ嘘嘘」
ルビィ「ふぇ…よかったぁ…」
花丸「0点」
ルビィ「うん、うれしいけど怖くないから…」
善子(私は犠牲…本の幽霊を追い払うため)
花丸「じゃあ優勝はマルだね」
36: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 23:30:50.38 ID:DPiqECX/.net
花丸「やったぁプリン!」
ルビィ「いやぁ怖かったもんね」
善子「そうね(あんたが一番怖いわよ!まだ取り憑かれてるの!?)」
ガタンッ
ルビィ「ひっ!?」
善子「!?」ビクッ
花丸「!」
ルビィ「…も…もう寝よっか…オヤスミー」
花丸「おやすみなさい」
37: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 23:32:41.84 ID:DPiqECX/.net
善子(ちょっとぉ!?なんの音よ!?)
花丸「………」zzzz
善子(寝るのはっや!!)
ルビィ「うゅ……」zzzz
善子(ルビィもはやい!!)
善子「……………」
善子(………………)
善子「………………」
善子(……眠れない……)
38: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 23:37:06.02 ID:DPiqECX/.net
………………………………
善子(………ひつじが1211匹…ひつじが1212匹…)
コツ…コツ…コツ
AM3:40
ルビィ「うゅ……おねぃ……ゃん」zzzz
花丸「………」zzzz
善子「ほへ…ひちゅじが…1213匹…」
善子(………トイレに行きたいな…)
41: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 23:41:40.80 ID:DPiqECX/.net
善子「…………」
善子(ひつじが……1213……1213?あれ……)モゾモゾ
善子「ふぅ~」ガバッ
善子(トイレに行く……行きます……)
ルビィ「……えへ」zzzz
花丸「……」zzzz
善子(さっきの幽霊……いやっ!関係ない!トイレにいくだけ!!関係ない!!関係ない!)
ガサガサ
善子「ひいっ!?」
花丸「……うぅーん」ゴロゴロ
42: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 23:44:15.13 ID:DPiqECX/.net
善子「はぁ…ずら丸の寝返り…もう、脅かさないでよ…」
ガタッ
善子「っ!?」
………………
善子(立ってる…私は立ってる…トイレに行くしかない…)
ソローリ
ガチャ
善子(なにもいない…いるわけない…みんな寝てる…私はトイレに行くだけ…)
43: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 23:46:25.83 ID:DPiqECX/.net
ガサッ
善子「っ!?」
善子(ずら丸の寝返り!!ずら丸の寝返り!!見なくてもわかる!振り替えるな!!振り返るな!!)
トコトコトコ
善子「…………」
ドドドドッ
善子「っ!?」
ドドドドドドドドッ
善子「ででででででたぁ!!」
トットコトットコ
44: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 23:48:26.33 ID:DPiqECX/.net
ガチャン
善子「はぁはぁ…トイレに……ついた…」
ドンドンドンドン!!ドンドンドンドン!!
善子「ひいっ!!入ってます!!今トイレ人いますからぁ!!」
ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン
善子「やめてぇ」
ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン
善子「お願いしますお願いしますお願いします」
…………………………
「ユ………ミ………コ」
善子(いやいやいやいや私ヨシコだから!!)
45: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 23:50:48.99 ID:DPiqECX/.net
善子「善子です!!ユミコじゃないですぅ!!」
ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!!
善子「ひいっ!!」(
ドンドンドンドンドンドンドンドン
善子(激しくなったぁ!!?)
……………
「ゴメン……ゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメンゴメン」
善子「きゃああああああああああああああああああああああああ」
46: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 23:53:30.62 ID:DPiqECX/.net
(^8^)(`8´)「ちゅんちゅん」
花丸「ふぁ………朝だ…」
ルビィ「………うゅ」zzzz
花丸「………あれ…善子ちゃん…?…」
ルビィ「ふぇ…善子ちゃん?」
花丸「あっ、起きたルビィちゃん」
ルビィ「あれっ善子ちゃんは……」
47: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 23:56:09.79 ID:DPiqECX/.net
ルビィ「……おトイレかなぁ?」
花丸「………いってみよう…」
トットコトットコ
こんこんっ
花丸「はいってますか?」
ルビィ「おーい、善子ちゃーん」
ガチャ
善子「…オハ……ヨウ」
48: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/07(水) 23:58:32.81 ID:DPiqECX/.net
花丸「よかったぁ…おはよう善子ちゃん」
ルビィ「おはよう」
善子「………………」
花丸「………朝ご飯にしよっか……」
ルビィ「そうだね」
花丸(おかしい……善子ちゃんが……)
50: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/08(木) 00:01:56.19 ID:si+2h2KJ.net
花丸「………」モグモグ
ルビィ「えへへ、おいしいです!」モッモッ
おばあちゃん「そりゃよかったねえ」
善子「………………」
おばあちゃん「大丈夫かい?」
善子「………………」
花丸「……善子ちゃん?…マルあとで昨日のおはなしの本捨てようと思うんだけど」
善子「!」ギロッ
51: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/08(木) 00:04:06.37 ID:si+2h2KJ.net
善子「ヤメロォ……」
花丸「ひっ!」
善子「ヤメロヨォウガァァァァァァァァ」スタッ
ルビィ「あわわわわ善子ちゃんが!?」
花丸「ひいっ!!」スタッ
トットコトットコ
花丸「追いかけてくるずらぁ!!」
トットコトットコ
52: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/08(木) 00:06:23.04 ID:si+2h2KJ.net
花丸「あった!!本!!」
トットコトットコ
善子「ゲエエエエエエエマテヨォォォォ!!」ドドドドド
花丸「うわぁぁぁぁ」
ガチャ
花丸(外に!)
おじいちゃん「おっ!?ちょうどいいね、今芋焼いてるんだけど焼き芋どうじゃ?」
花丸「えいっ!」ドサァ
おじいちゃん「おおっ!?本をくべるのか!?」
善子「ギャアアアアアアアアアアア」
54: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/08(木) 00:08:50.30 ID:si+2h2KJ.net
ルビィ「まるちゃんっ!!善子ちゃん!!」
善子「ギギギギギギギ………」
花丸「はぁ…はぁ…」
おじいちゃん「?」
善子「……………っはぁ!?あれっ!?トイレ!!」
花丸「………善子ちゃん?」
善子「そうよ?どうしたの?」
56: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/08(木) 00:12:15.94 ID:si+2h2KJ.net
花丸「善子ちゃん…いつから……」
善子「?なにが?」
花丸「なにかしたの?本に…」
善子「へっ?本?あっ!ずら丸!大好きな本を焼いてる!?信じられない!!」
花丸「昨日の夜は…」
善子「えっと…私が話してみんな寝た?でしょ?」
ルビィ「そうだよ!」
花丸「マルのお話覚えてる?」
善子「えっと……うーん…なんだったかしら……」
58: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/08(木) 00:16:58.44 ID:si+2h2KJ.net
花丸(忘れてる……)
ルビィ「そうだ!どんな話だったのぉ!!」
花丸「……ひみつだよ」
花丸(………封印するしかないずら…マルだけのひみつ…本の灰はしっかり埋めておこう……)
ルビィ「ええー!!」
善子「うーん……あれっ…なにこの湿り気…」ズズッ
ルビィ「あっ…おもらし…」
善子「…………」
花丸「…………」
善子「ひゃああああ//////」
~fin~
また会う日まで……
59: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/08(木) 00:18:35.36 ID:0VimDOHy.net
怖い
かわいい
61: 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/08(木) 01:12:25.07 ID:CAFwFpy0.net
1年生めっちゃ好き
善子「……やるわよ」 ルビィ「なにを?」花丸「マル寝ていい?」
http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1481115506/