20XX年 沼津市内某所・・・
梨子「はあ、ちょっと画材買いすぎちゃったかな……」
梨子「ついでに日用品の買い物もしちゃったし、すごい荷物になっちゃった」
梨子「気付いたら結構周りも暗くなってきてるし」
善子「♪」ウキウキ
梨子「ん? あれってよっちゃん?」
梨子「妙にうきうきしてどうしたんだろう」
梨子「よっちゃんが入って行った路地の方なんだかすごく明るいし」
梨子「一体何があるんだろう……?」
――
ダイヤ「ドリームヌマヅへようこそ、ですわ」善子「はあ?」
の続編です。
3: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 19:18:22.62 ID:5Dg9okny.net
梨子「うわぁ、すごくきらきらで高そうなお店」
梨子「沼津市内にこんなところあったんだ」
梨子「見た感じ高級クラブみたいな感じだけどよっちゃんがこんなところに用事があるわけないし――」
花丸「ドリームヌマヅへようこそ、ずら!」
梨子「っ!」ビクッ
梨子「ド……ド……」
梨子「ドリームヌマヅ!?」
――――
梨子「会員費は無料で、女の子がお出迎えしてくれて、提供するドリンクはすべてノンアルコール」
梨子「週末だけの営業で、1年間のみ有効、営業日なら入場料さえ払えばいつでも入れる、と」
花丸「飲み込みが早くて助かるずら」
梨子「こういうお店ってその入場料とかメニューとかが高いんじゃないの?」
花丸「ノーコメントで」
梨子「やっぱりそうなんだ……」
梨子「っていうか週末営業ってことは今日もやってるの?」
花丸「やってるずら」
梨子「もしかしてよっちゃんって――」
花丸「善子ちゃんはこのお店の常連さんずら!」
花丸「……お金はあんまり落としてくれないけど」
梨子「お客さんの情報そんな簡単に教えちゃっていいんだ……」
花丸「はっ! い、今聞いたことは忘れて!」
梨子「う、うん。わかった」
花丸「それじゃあご来店をお待ちしていますずら!」
梨子「あ、えっと花丸ちゃん?」
花丸「なに?」
梨子「今日これから入ることはできないの?」
花丸「っ! もちろんできるずら!」
梨子「折角会員になったし1回くらいは入りたいかなって」
梨子「今日は色々買う予定でお金もおろしてきてたからお金はあるし」
花丸「じゃあさっそく、この女の子の中から選んでほしいずら!」バッ
梨子「うーん、中の雰囲気とか知りたいだけだし誰でも――ってあれ?」
花丸「どうしたの?」
梨子「これって……」
花丸「おお! そこに目を付けるとはさすが梨子ちゃん!」
梨子「どう見ても、ダイヤさんと曜ちゃんだよね?」
梨子「っていうかこの2人以外黒塗りだし」
花丸「実はホストガールは今のところその2人しかいないずら」テヘッ
梨子「えぇ……」
梨子「うーん、じゃあ曜ちゃんで」
花丸「ほっ」
梨子「ん? なんで安心したの?」
花丸「実は善子ちゃんがダイヤさんを指名してるから曜ちゃんしか指名できなかったんだ」
梨子「選択肢なかったの!?」
花丸「ささ、曜ちゃんがお出迎えしてくれるから中に入るずら」グイグイ
梨子「うーん、このお店大丈夫かなあ……」
――
曜「ヨーソロー! 曜です、よろしくね!」ビシッ
梨子「よ、よろしく……?」アハハ...
曜「……へ?」
曜「り、りりり、梨子ちゃん!? どうしてここに!?」ビクッ
梨子「よっちゃんを見かけて追いかけてきたら会員になってました」
曜「ちょ、ちょっと花丸ちゃん!」
花丸「はいずら」
曜「Aqoursの部費稼ぎなのになんでお客さんAqoursのメンバーしかいないの!?」
梨子「あぁ、だからダイヤさんと曜ちゃんなんだ……」
花丸「マル気付いたずら」
曜「何に?」
花丸「日頃の疲れをこのクラブで癒してもらって、さらにそこで使ったお金も部費に回る!」
花丸「それにメンバー同士だったら気を遣わない!」
花丸「ここにAqoursメンバーしかこないのは1周回ってすごく理想的な状況ずら!」
曜「そうなのかな……?」
花丸「そう! だから梨子ちゃんはいっぱいお金を使って、癒されていってね!」
梨子「う、うん! わかった、のかな……?」
花丸「それじゃあ、ごゆっくり」ヒラヒラ
曜「えっと、一応自己紹介するけど、曜です」
梨子「知ってるけど……」
曜「形式上聞くけど、お客さん、お名前は?」
梨子「梨子です」
曜「うん、知ってる」
梨子「だよね」
梨子「……」
曜「………」
梨子「なんていうかさ」
曜「なに?」
梨子「すっごく見ちゃいけないものを見ちゃった気分」
曜「うん、私もそっち側だったらそう思ってたと思う」
曜「本当は連絡先交換とかもしなきゃいけないんだけど、もう知ってるもんね」
梨子「もしかして営業メールみたいなのするの?」
曜「うん。お客さんの前であんまり営業とか言っちゃダメなんだけど」
梨子「あ、そっか」
曜「まあ、まず飲み物選んで。これメニューだから」
梨子「ありがとう」
梨子「……ウイスキーとかあるけどこれ本当にアルコール入ってないの?」
曜「花丸ちゃんが言うには入ってないみたい」
梨子「うーん、どうしようかなあ……」
梨子「あ、このシャンディガフっていうのにしようかな。名前がお洒落だし」
曜「うん、わかったシャンディガフね」
梨子「曜ちゃんは?」
曜「私はその、サービスドリンクでいいよ?」
曜「私の飲み物も梨子ちゃんのお支払いってことだし」
梨子「……遠慮しないの! じゃあ曜ちゃんにもシャンディガフ!」
曜「梨子ちゃん……。ありがとう」キュン
曜「それじゃあ、乾杯!」
梨子「乾杯!」
梨子「んっ」ゴクッ
梨子「あ、おいしい。これってどういう飲み物なの?」
曜「えっと、花丸ちゃんのメモによると、ビールのジンジャーエール割だって」
梨子「あぁ、確かに生姜の刺激があるね」ゴクゴク
梨子「って、ビール!?」ビクッ
曜「多分ノンアルコールビールじゃない? 最近結構あるみたいだし」
梨子「そ、そうだよね」
梨子「ドリンクメニュー以外もあるんだね」
梨子「おつまみメニューに、カラオケ……?」
曜「っ! か、カラオケはほら、あとで個人的に行こうよ練習帰りとかに!」
曜「おすすめのメニューあるから! それを頼もう!」
ダイヤ「ぴょんぴょこぴょんぴょん♪」
善子「かーわいー!」シャンシャンパフパフ
梨子「……あぁ、あれがカラオケ?」
曜「……うん」
梨子「あれは、恥ずかしいね」
曜「でしょ?」
梨子(あとで頼もう)
梨子「それで、えっとおすすめっていうのは?」
曜「これ!」ビシッ
梨子「えっと、ヨキソバ……?」
梨子「ヨキソバってあの海の家で曜ちゃんが作ってた?」
曜「そう! 実はね、このドリームヌマヅでは特定のものを頼むと『淑女のお遊び』ができるの!」
梨子「淑女のお遊び……?」
曜「何を隠そうこのヨキソバがそのうちの一つなんだ」
梨子「ヨキソバの場合はどういうお遊び?」
曜「ケチャップで文字とか絵を書いてもらって、楽しむっていうお遊びだよ」
梨子「ふーん、でもそんなにお腹すいてないし……」ペラッ
梨子「あっ、パッキーにしようかな」
曜「っ!?」ドキッ
曜「ほ、本当にパッキー頼むの……?」
梨子「うん、軽く食べられるだろうし、一緒に食べよ?」
曜「よ、よーそろ……」ドキドキ
曜「は、はいパッキーどうぞ」ドキドキ
梨子「ありがとう、いただきま――」
曜「待って」パクッ
曜「ん……」カアアアアアアアアアアアアア
梨子「へ?」
梨子「ど、どうしたの? パッキー咥えてこっちに差し出して」
花丸「淑女のお遊びずら」
梨子「え?」
梨子「パッキーもお遊びがあるの……?」
花丸「もちろん、その名も『チョコレートラブ』!」
花丸「ホストガールが咥えてるパッキーを逆側からかじっていくずら」
花丸「咥えられなくなるまでパッキーを食べることができたらミッションクリア!」
花丸「きっと曜ちゃんにも好印象を与えること間違いなし!」
梨子「え、えぇっと……」チラッ
曜「……ん」ドキドキ
花丸「ほら、曜ちゃんが待ってるずら」
梨子「じゃ、じゃあ失礼します」パクッ
曜「っ!」ドキドキ
梨子「んっ……」パクパク
曜「……っ!」アワアワ
梨子「あっ」チュッ
曜「――っ!」カアアアアアアアアアアアア
梨子「ご、ごめん曜ちゃん!」カアアアアアアアアア
曜「……ううん、大丈夫」ドキドキ
曜「……。ねえ梨子ちゃん」
梨子「な、なに……?」
曜「まだパッキーいっぱいあるよ……?」モジモジ
梨子「え……?」
曜「今度はほら、梨子ちゃんが咥えて――」
梨子「や、やらなきゃダメ、かな?」
曜「だ、だって、梨子ちゃんが頼んだんだからね……?」モジモジ
梨子「こんなのがあるなんて知らなくて――」
曜「花丸ちゃんメモによると全部こうやって食べなきゃいけないんだって」
梨子「なにそれ罰ゲームに近いよ……」ハア...
曜「……やっぱり私とこういうのするの、嫌?」
曜「梨子ちゃんにとっては罰ゲームだよね……」アハハ...
梨子「ち、違うよ! そういう意味じゃなくて!」アセアセ
梨子「曜ちゃんとこうして遊ぶのは全然嫌じゃないんだけど、強制されるのってなんだか違うじゃない?」
梨子「曜ちゃんだってホストガールだからやらなきゃいけないわけで」
曜「……」
曜「私は全然嫌じゃないよ」
曜「ホストガールだからやらなきゃっていうのはあるけど、相手が梨子ちゃんで本当によかった」ニコッ
梨子「え? それってどういう――」
曜「さ、早くやって終わらせちゃお?」
曜「梨子ちゃん、あーん」スッ
梨子「あ、あーん」パクッ
曜「それじゃあ、食べるね、んっ」パクッ
梨子(わ、わわ、さっきはこっちから行ったからあんまり気にならなかったけど曜ちゃんの顔がすごく近い……)ドキドキ
曜「……」パクパク
梨子(ど、どんどん近づいてくるぅ……)ドキドキ
曜「……梨子ちゃん」ピタッ
梨子「ん……?」
梨子(まだちょっとかじれるところあるのに、止まった……?)
曜「んぅっ」チュウッ
梨子「んんっ……!?」
曜「ごめんね、梨子ちゃん……んちゅっ♡」
曜「ちゅぅっ、ちゅぷっ♡」
梨子(な、なんで私曜ちゃんにこんな激しいキスされてるの……!?)カアアアアアアアアア
――
曜「ごめんなさい……」チョコン
梨子「えっと、このお店ってそういうお店なの……?」ドキドキ
曜「ほ、本当は! キスまではしないんだよ!?」アセアセ
曜「したらその、怖い人が来て連れて行かれちゃうんだけど――」
梨子「そうだったの!?」ビクッ
曜「Aqoursのメンバーだから黙認っていうか、なんというか」
曜「り、梨子ちゃんだからついしちゃったというか――」モジモジ
梨子「へ?」ドキッ
曜「なんでもないよ! なんでもないヨーソロー!」カアアアアアアアア
梨子「……」ドキドキ
曜「………」モジモジ
曜「……そういえば、さ」
梨子「な、ななな、何かな!?」カアアアアアアア
曜「前、ダイヤさんにね少し注意されたことがあるんだ」
梨子「だ、ダイヤさんにチュウされたの!?」
曜「へ……?」
曜「ち、違う違う! チュウじゃなくて注意!」カアアアアアアアアア
梨子「あぁ! 注意ね!」アセアセ
梨子「その、今の流れで急に言うから……」
曜「ご、ごめんね。思い付きで話しちゃったんだ!」アセアセ
梨子「そ、そっか、なんて注意されたの?」
曜「そのね、やっぱり海とかプールで泳いでると髪が傷んでるからスクールアイドルである以上少しは気を遣えって――」
曜「それでね、さっき近付いてみてふと思ったんだけど梨子ちゃんって髪がすごくきれいだからどういうケアしてるのかな、って気になっちゃって」
梨子「あぁ、確かに海とかプールで泳ぐと傷んじゃうよね……」サラッ
曜「っ!」ビクッ
梨子「あっ、ご、ごめんね、つい髪の毛触っちゃった……」
曜「う、ううん! いいの!」
梨子「特にこれといったケアはしてないんだけど――曜ちゃんはトリートメントとかはしてる?」
曜「ううん」
梨子「してないの!?」
曜「うん」
梨子「スクールアイドル以前に女の子としてそれくらいはした方がいいよ!」
曜「うん、ダイヤさんにも言われた……」
曜「でもどれがいいのかわかんなくて」
梨子「そっか」
曜「だからよかったら梨子ちゃんの使ってるトリートメント教えてくれないかなって――」
梨子「私が使ってるのは――あっ!」
曜「どうしたの?」
梨子「そういえばちょうど今日トリートメント買ってきたんだ!」
梨子「これあげるね。よかったら使って」ハイッ
曜「え? いいの……?」
梨子「うん、念のために買ってきただけだから。まだ詰め替えも家にあるし」
曜「いくら? お金払うよ」
梨子「そんなのいいよ! 曜ちゃんのためだからプレゼント♡」
梨子「ほら、よく言うじゃない、お気に入りのホストにプレゼントする、みたいな」
梨子「曜ちゃんは私のお気に入りのホストガールだから、ね?」ニコッ
曜「お、お気に入り……」カアアアアアアアアア
曜「あ、ありがとう! これ帰ったら早速使わせてもらうね!」
梨子「うん、ぜひ使ってね」
曜「あっ、そろそろ時間だ。どうする?」
梨子「どうするって?」
曜「延長するかしないか」
梨子「延長できるの?」
曜「1回まではできるみたい」
梨子「うーん、じゃあ延長で!」
梨子「というわけで、延長したのには理由があります」
曜「?」キョトン
梨子「曜ちゃんにカラオケをしてもらうためです!」
曜「え? ちょ、ちょっと今日は喉の調子が……」コホンコホン
梨子「花丸ちゃん! オーダー、『ぷわぷわーお!』」
花丸「かしこまずら」
曜「ぷ、ぷわぷわーお!? それは私のイメージに合わないって!」
花丸「覚悟決めるずら」
曜「カラオケはやめてって言ったのに……。梨子ちゃんの鬼ぃ……」グスン
梨子「だ、だって曜ちゃんのカラオケ見たかったんだもん!」
―――
翌日
梨子「ん、んんーっ!」ノビーッ
梨子「はぁ、昨日は楽しかったなあ」
梨子「曜ちゃんのぷわぷわーおかわいかったし」
梨子「あ、曜ちゃんからLINEきてる」
『最後の最後にあんな恥ずかしいことさせるなんて、梨子ちゃんの鬼……』
『でも、すごく楽しかったよ♪ 梨子ちゃんも楽しんでくれてたら嬉しいな……♡』
『また来たときは私を指名してね、待ってます』
『P.S.梨子ちゃんにもらったトリートメント使ってみたらすっごくいい匂いがするんだ♡』
『なんだかいつも梨子ちゃんが隣にいてくれるみたい、なんて♡』
梨子「……」キュン
―――
数週間後 ドリームヌマヅ
曜「梨子っちぃ♡」ギューッ
梨子「もう、ここに来るたびに抱き付いてくるね、曜ちゃん」
曜「だって、こうすると梨子っちの本物の匂いが感じられるんだもん」スンスン
梨子「も、もう! 恥ずかしいからやめてよ……♡」ナデナデ
梨子「あっ、曜ちゃんの髪もさらさらになってきたね」ナデナデ
曜「梨子っちのおかげだよ」スンスン
曜「普段はトリートメントの匂いだけで我慢してる分、こういう時はいっぱい梨子っちにの匂いを嗅ぎ溜めしておかないと」スンスンスンスン
梨子「もう、曜ちゃんったら、犬みたい」クスッ
曜「犬みたいだったら、犬嫌いな梨子っちは私のこと嫌い?」スンスン
梨子「ううん、曜ちゃんみたいな犬だったら大好き♡」
曜「私も梨子っち好きぃ♡」スンスン
梨子「匂いだけじゃなくて?」
曜「梨子っちの意地悪……」スンスン
梨子「きちんと曜ちゃんの口から言ってほしいな」クスクス
曜「匂いだけじゃなくて、全部大好きっ♡」チュッ
梨子「ふふ、よしよし♡」ナデナデ
花丸「……梨子ちゃんもついに何も注文しなくなったずら」
花丸「善子ちゃんも梨子ちゃんもチャージ料だけ払っていちゃいちゃ――」
花丸「ここはラブホテルじゃないずら!」ウワーン
おわり
ドリクラVRでチョコラブができたらと思うと胸が熱くなる
だからはやくVRで出してください・・・
素晴らしい
来たら終わってた
前作も楽しく読んだので次も期待してるぞ!
元スレ
梨子「ドリームヌマヅ?」曜「ヨーソロー!」
http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1483956811/
梨子「うわぁ、すごくきらきらで高そうなお店」
梨子「沼津市内にこんなところあったんだ」
梨子「見た感じ高級クラブみたいな感じだけどよっちゃんがこんなところに用事があるわけないし――」
花丸「ドリームヌマヅへようこそ、ずら!」
梨子「っ!」ビクッ
梨子「ド……ド……」
梨子「ドリームヌマヅ!?」
5: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 19:23:22.11 ID:5Dg9okny.net
――――
梨子「会員費は無料で、女の子がお出迎えしてくれて、提供するドリンクはすべてノンアルコール」
梨子「週末だけの営業で、1年間のみ有効、営業日なら入場料さえ払えばいつでも入れる、と」
花丸「飲み込みが早くて助かるずら」
梨子「こういうお店ってその入場料とかメニューとかが高いんじゃないの?」
花丸「ノーコメントで」
梨子「やっぱりそうなんだ……」
6: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 19:27:20.79 ID:5Dg9okny.net
梨子「っていうか週末営業ってことは今日もやってるの?」
花丸「やってるずら」
梨子「もしかしてよっちゃんって――」
花丸「善子ちゃんはこのお店の常連さんずら!」
花丸「……お金はあんまり落としてくれないけど」
梨子「お客さんの情報そんな簡単に教えちゃっていいんだ……」
花丸「はっ! い、今聞いたことは忘れて!」
梨子「う、うん。わかった」
7: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 19:30:40.67 ID:5Dg9okny.net
花丸「それじゃあご来店をお待ちしていますずら!」
梨子「あ、えっと花丸ちゃん?」
花丸「なに?」
梨子「今日これから入ることはできないの?」
花丸「っ! もちろんできるずら!」
梨子「折角会員になったし1回くらいは入りたいかなって」
梨子「今日は色々買う予定でお金もおろしてきてたからお金はあるし」
花丸「じゃあさっそく、この女の子の中から選んでほしいずら!」バッ
8: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 19:33:49.99 ID:5Dg9okny.net
梨子「うーん、中の雰囲気とか知りたいだけだし誰でも――ってあれ?」
花丸「どうしたの?」
梨子「これって……」
花丸「おお! そこに目を付けるとはさすが梨子ちゃん!」
梨子「どう見ても、ダイヤさんと曜ちゃんだよね?」
梨子「っていうかこの2人以外黒塗りだし」
花丸「実はホストガールは今のところその2人しかいないずら」テヘッ
梨子「えぇ……」
9: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 19:38:35.37 ID:5Dg9okny.net
梨子「うーん、じゃあ曜ちゃんで」
花丸「ほっ」
梨子「ん? なんで安心したの?」
花丸「実は善子ちゃんがダイヤさんを指名してるから曜ちゃんしか指名できなかったんだ」
梨子「選択肢なかったの!?」
花丸「ささ、曜ちゃんがお出迎えしてくれるから中に入るずら」グイグイ
梨子「うーん、このお店大丈夫かなあ……」
11: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 19:42:38.51 ID:5Dg9okny.net
――
曜「ヨーソロー! 曜です、よろしくね!」ビシッ
梨子「よ、よろしく……?」アハハ...
曜「……へ?」
曜「り、りりり、梨子ちゃん!? どうしてここに!?」ビクッ
梨子「よっちゃんを見かけて追いかけてきたら会員になってました」
曜「ちょ、ちょっと花丸ちゃん!」
花丸「はいずら」
曜「Aqoursの部費稼ぎなのになんでお客さんAqoursのメンバーしかいないの!?」
梨子「あぁ、だからダイヤさんと曜ちゃんなんだ……」
13: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 19:45:36.40 ID:5Dg9okny.net
花丸「マル気付いたずら」
曜「何に?」
花丸「日頃の疲れをこのクラブで癒してもらって、さらにそこで使ったお金も部費に回る!」
花丸「それにメンバー同士だったら気を遣わない!」
花丸「ここにAqoursメンバーしかこないのは1周回ってすごく理想的な状況ずら!」
曜「そうなのかな……?」
花丸「そう! だから梨子ちゃんはいっぱいお金を使って、癒されていってね!」
梨子「う、うん! わかった、のかな……?」
花丸「それじゃあ、ごゆっくり」ヒラヒラ
14: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 19:49:34.76 ID:5Dg9okny.net
曜「えっと、一応自己紹介するけど、曜です」
梨子「知ってるけど……」
曜「形式上聞くけど、お客さん、お名前は?」
梨子「梨子です」
曜「うん、知ってる」
梨子「だよね」
梨子「……」
曜「………」
梨子「なんていうかさ」
曜「なに?」
梨子「すっごく見ちゃいけないものを見ちゃった気分」
曜「うん、私もそっち側だったらそう思ってたと思う」
16: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 19:52:29.47 ID:5Dg9okny.net
曜「本当は連絡先交換とかもしなきゃいけないんだけど、もう知ってるもんね」
梨子「もしかして営業メールみたいなのするの?」
曜「うん。お客さんの前であんまり営業とか言っちゃダメなんだけど」
梨子「あ、そっか」
曜「まあ、まず飲み物選んで。これメニューだから」
梨子「ありがとう」
18: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 19:57:45.90 ID:5Dg9okny.net
梨子「……ウイスキーとかあるけどこれ本当にアルコール入ってないの?」
曜「花丸ちゃんが言うには入ってないみたい」
梨子「うーん、どうしようかなあ……」
梨子「あ、このシャンディガフっていうのにしようかな。名前がお洒落だし」
曜「うん、わかったシャンディガフね」
梨子「曜ちゃんは?」
曜「私はその、サービスドリンクでいいよ?」
曜「私の飲み物も梨子ちゃんのお支払いってことだし」
梨子「……遠慮しないの! じゃあ曜ちゃんにもシャンディガフ!」
曜「梨子ちゃん……。ありがとう」キュン
19: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 20:02:00.54 ID:5Dg9okny.net
曜「それじゃあ、乾杯!」
梨子「乾杯!」
梨子「んっ」ゴクッ
梨子「あ、おいしい。これってどういう飲み物なの?」
曜「えっと、花丸ちゃんのメモによると、ビールのジンジャーエール割だって」
梨子「あぁ、確かに生姜の刺激があるね」ゴクゴク
梨子「って、ビール!?」ビクッ
曜「多分ノンアルコールビールじゃない? 最近結構あるみたいだし」
梨子「そ、そうだよね」
20: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 20:09:25.54 ID:5Dg9okny.net
梨子「ドリンクメニュー以外もあるんだね」
梨子「おつまみメニューに、カラオケ……?」
曜「っ! か、カラオケはほら、あとで個人的に行こうよ練習帰りとかに!」
曜「おすすめのメニューあるから! それを頼もう!」
ダイヤ「ぴょんぴょこぴょんぴょん♪」
善子「かーわいー!」シャンシャンパフパフ
梨子「……あぁ、あれがカラオケ?」
曜「……うん」
21: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 20:12:29.73 ID:5Dg9okny.net
梨子「あれは、恥ずかしいね」
曜「でしょ?」
梨子(あとで頼もう)
梨子「それで、えっとおすすめっていうのは?」
曜「これ!」ビシッ
梨子「えっと、ヨキソバ……?」
梨子「ヨキソバってあの海の家で曜ちゃんが作ってた?」
曜「そう! 実はね、このドリームヌマヅでは特定のものを頼むと『淑女のお遊び』ができるの!」
梨子「淑女のお遊び……?」
23: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 20:18:04.09 ID:5Dg9okny.net
曜「何を隠そうこのヨキソバがそのうちの一つなんだ」
梨子「ヨキソバの場合はどういうお遊び?」
曜「ケチャップで文字とか絵を書いてもらって、楽しむっていうお遊びだよ」
梨子「ふーん、でもそんなにお腹すいてないし……」ペラッ
梨子「あっ、パッキーにしようかな」
曜「っ!?」ドキッ
曜「ほ、本当にパッキー頼むの……?」
梨子「うん、軽く食べられるだろうし、一緒に食べよ?」
曜「よ、よーそろ……」ドキドキ
26: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 20:26:52.35 ID:5Dg9okny.net
曜「は、はいパッキーどうぞ」ドキドキ
梨子「ありがとう、いただきま――」
曜「待って」パクッ
曜「ん……」カアアアアアアアアアアアアア
梨子「へ?」
梨子「ど、どうしたの? パッキー咥えてこっちに差し出して」
花丸「淑女のお遊びずら」
梨子「え?」
27: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 20:30:02.97 ID:5Dg9okny.net
梨子「パッキーもお遊びがあるの……?」
花丸「もちろん、その名も『チョコレートラブ』!」
花丸「ホストガールが咥えてるパッキーを逆側からかじっていくずら」
花丸「咥えられなくなるまでパッキーを食べることができたらミッションクリア!」
花丸「きっと曜ちゃんにも好印象を与えること間違いなし!」
梨子「え、えぇっと……」チラッ
曜「……ん」ドキドキ
28: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 20:31:39.74 ID:5Dg9okny.net
花丸「ほら、曜ちゃんが待ってるずら」
梨子「じゃ、じゃあ失礼します」パクッ
曜「っ!」ドキドキ
梨子「んっ……」パクパク
曜「……っ!」アワアワ
梨子「あっ」チュッ
曜「――っ!」カアアアアアアアアアアアア
梨子「ご、ごめん曜ちゃん!」カアアアアアアアアア
曜「……ううん、大丈夫」ドキドキ
29: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 20:34:45.64 ID:5Dg9okny.net
曜「……。ねえ梨子ちゃん」
梨子「な、なに……?」
曜「まだパッキーいっぱいあるよ……?」モジモジ
梨子「え……?」
曜「今度はほら、梨子ちゃんが咥えて――」
梨子「や、やらなきゃダメ、かな?」
曜「だ、だって、梨子ちゃんが頼んだんだからね……?」モジモジ
30: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 20:38:47.10 ID:5Dg9okny.net
梨子「こんなのがあるなんて知らなくて――」
曜「花丸ちゃんメモによると全部こうやって食べなきゃいけないんだって」
梨子「なにそれ罰ゲームに近いよ……」ハア...
曜「……やっぱり私とこういうのするの、嫌?」
曜「梨子ちゃんにとっては罰ゲームだよね……」アハハ...
梨子「ち、違うよ! そういう意味じゃなくて!」アセアセ
梨子「曜ちゃんとこうして遊ぶのは全然嫌じゃないんだけど、強制されるのってなんだか違うじゃない?」
梨子「曜ちゃんだってホストガールだからやらなきゃいけないわけで」
曜「……」
31: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 20:42:19.82 ID:5Dg9okny.net
曜「私は全然嫌じゃないよ」
曜「ホストガールだからやらなきゃっていうのはあるけど、相手が梨子ちゃんで本当によかった」ニコッ
梨子「え? それってどういう――」
曜「さ、早くやって終わらせちゃお?」
曜「梨子ちゃん、あーん」スッ
梨子「あ、あーん」パクッ
曜「それじゃあ、食べるね、んっ」パクッ
梨子(わ、わわ、さっきはこっちから行ったからあんまり気にならなかったけど曜ちゃんの顔がすごく近い……)ドキドキ
曜「……」パクパク
梨子(ど、どんどん近づいてくるぅ……)ドキドキ
32: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 20:46:19.91 ID:5Dg9okny.net
曜「……梨子ちゃん」ピタッ
梨子「ん……?」
梨子(まだちょっとかじれるところあるのに、止まった……?)
曜「んぅっ」チュウッ
梨子「んんっ……!?」
曜「ごめんね、梨子ちゃん……んちゅっ♡」
曜「ちゅぅっ、ちゅぷっ♡」
梨子(な、なんで私曜ちゃんにこんな激しいキスされてるの……!?)カアアアアアアアアア
34: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 20:49:39.92 ID:5Dg9okny.net
――
曜「ごめんなさい……」チョコン
梨子「えっと、このお店ってそういうお店なの……?」ドキドキ
曜「ほ、本当は! キスまではしないんだよ!?」アセアセ
曜「したらその、怖い人が来て連れて行かれちゃうんだけど――」
梨子「そうだったの!?」ビクッ
曜「Aqoursのメンバーだから黙認っていうか、なんというか」
曜「り、梨子ちゃんだからついしちゃったというか――」モジモジ
梨子「へ?」ドキッ
曜「なんでもないよ! なんでもないヨーソロー!」カアアアアアアアア
36: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 20:53:10.62 ID:5Dg9okny.net
梨子「……」ドキドキ
曜「………」モジモジ
曜「……そういえば、さ」
梨子「な、ななな、何かな!?」カアアアアアアア
曜「前、ダイヤさんにね少し注意されたことがあるんだ」
梨子「だ、ダイヤさんにチュウされたの!?」
曜「へ……?」
曜「ち、違う違う! チュウじゃなくて注意!」カアアアアアアアアア
梨子「あぁ! 注意ね!」アセアセ
38: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 20:59:14.74 ID:5Dg9okny.net
梨子「その、今の流れで急に言うから……」
曜「ご、ごめんね。思い付きで話しちゃったんだ!」アセアセ
梨子「そ、そっか、なんて注意されたの?」
曜「そのね、やっぱり海とかプールで泳いでると髪が傷んでるからスクールアイドルである以上少しは気を遣えって――」
曜「それでね、さっき近付いてみてふと思ったんだけど梨子ちゃんって髪がすごくきれいだからどういうケアしてるのかな、って気になっちゃって」
梨子「あぁ、確かに海とかプールで泳ぐと傷んじゃうよね……」サラッ
曜「っ!」ビクッ
梨子「あっ、ご、ごめんね、つい髪の毛触っちゃった……」
曜「う、ううん! いいの!」
40: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 21:03:28.04 ID:5Dg9okny.net
梨子「特にこれといったケアはしてないんだけど――曜ちゃんはトリートメントとかはしてる?」
曜「ううん」
梨子「してないの!?」
曜「うん」
梨子「スクールアイドル以前に女の子としてそれくらいはした方がいいよ!」
曜「うん、ダイヤさんにも言われた……」
曜「でもどれがいいのかわかんなくて」
梨子「そっか」
曜「だからよかったら梨子ちゃんの使ってるトリートメント教えてくれないかなって――」
41: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 21:08:11.75 ID:5Dg9okny.net
梨子「私が使ってるのは――あっ!」
曜「どうしたの?」
梨子「そういえばちょうど今日トリートメント買ってきたんだ!」
梨子「これあげるね。よかったら使って」ハイッ
曜「え? いいの……?」
梨子「うん、念のために買ってきただけだから。まだ詰め替えも家にあるし」
曜「いくら? お金払うよ」
梨子「そんなのいいよ! 曜ちゃんのためだからプレゼント♡」
43: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 21:12:39.73 ID:5Dg9okny.net
梨子「ほら、よく言うじゃない、お気に入りのホストにプレゼントする、みたいな」
梨子「曜ちゃんは私のお気に入りのホストガールだから、ね?」ニコッ
曜「お、お気に入り……」カアアアアアアアアア
曜「あ、ありがとう! これ帰ったら早速使わせてもらうね!」
梨子「うん、ぜひ使ってね」
曜「あっ、そろそろ時間だ。どうする?」
梨子「どうするって?」
曜「延長するかしないか」
梨子「延長できるの?」
曜「1回まではできるみたい」
梨子「うーん、じゃあ延長で!」
44: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 21:17:00.00 ID:5Dg9okny.net
梨子「というわけで、延長したのには理由があります」
曜「?」キョトン
梨子「曜ちゃんにカラオケをしてもらうためです!」
曜「え? ちょ、ちょっと今日は喉の調子が……」コホンコホン
梨子「花丸ちゃん! オーダー、『ぷわぷわーお!』」
花丸「かしこまずら」
曜「ぷ、ぷわぷわーお!? それは私のイメージに合わないって!」
花丸「覚悟決めるずら」
曜「カラオケはやめてって言ったのに……。梨子ちゃんの鬼ぃ……」グスン
梨子「だ、だって曜ちゃんのカラオケ見たかったんだもん!」
45: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 21:20:12.12 ID:5Dg9okny.net
―――
翌日
梨子「ん、んんーっ!」ノビーッ
梨子「はぁ、昨日は楽しかったなあ」
梨子「曜ちゃんのぷわぷわーおかわいかったし」
梨子「あ、曜ちゃんからLINEきてる」
『最後の最後にあんな恥ずかしいことさせるなんて、梨子ちゃんの鬼……』
『でも、すごく楽しかったよ♪ 梨子ちゃんも楽しんでくれてたら嬉しいな……♡』
『また来たときは私を指名してね、待ってます』
『P.S.梨子ちゃんにもらったトリートメント使ってみたらすっごくいい匂いがするんだ♡』
『なんだかいつも梨子ちゃんが隣にいてくれるみたい、なんて♡』
梨子「……」キュン
46: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 21:23:54.58 ID:5Dg9okny.net
―――
数週間後 ドリームヌマヅ
曜「梨子っちぃ♡」ギューッ
梨子「もう、ここに来るたびに抱き付いてくるね、曜ちゃん」
曜「だって、こうすると梨子っちの本物の匂いが感じられるんだもん」スンスン
梨子「も、もう! 恥ずかしいからやめてよ……♡」ナデナデ
梨子「あっ、曜ちゃんの髪もさらさらになってきたね」ナデナデ
曜「梨子っちのおかげだよ」スンスン
曜「普段はトリートメントの匂いだけで我慢してる分、こういう時はいっぱい梨子っちにの匂いを嗅ぎ溜めしておかないと」スンスンスンスン
梨子「もう、曜ちゃんったら、犬みたい」クスッ
47: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 21:26:24.59 ID:5Dg9okny.net
曜「犬みたいだったら、犬嫌いな梨子っちは私のこと嫌い?」スンスン
梨子「ううん、曜ちゃんみたいな犬だったら大好き♡」
曜「私も梨子っち好きぃ♡」スンスン
梨子「匂いだけじゃなくて?」
曜「梨子っちの意地悪……」スンスン
梨子「きちんと曜ちゃんの口から言ってほしいな」クスクス
曜「匂いだけじゃなくて、全部大好きっ♡」チュッ
梨子「ふふ、よしよし♡」ナデナデ
花丸「……梨子ちゃんもついに何も注文しなくなったずら」
花丸「善子ちゃんも梨子ちゃんもチャージ料だけ払っていちゃいちゃ――」
花丸「ここはラブホテルじゃないずら!」ウワーン
おわり
49: 名無しで叶える物語(ぎょうざ)@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 21:27:57.95 ID:5Dg9okny.net
ドリクラVRでチョコラブができたらと思うと胸が熱くなる
だからはやくVRで出してください・・・
50: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 21:30:09.56 ID:4j5cO5uY.net
素晴らしい
51: 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2017/01/09(月) 21:41:09.41 ID:ExWNoxb2.net
来たら終わってた
前作も楽しく読んだので次も期待してるぞ!
梨子「ドリームヌマヅ?」曜「ヨーソロー!」
http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1483956811/