1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/27(土) 17:18:09.15 ID:MQjTbVnT0

鈴「もしもし久しぶり」

弾『おー鈴か。どうした?久しぶりだな。元気でやってるか?」

鈴「うん。弾は?」

弾『俺は普通の高校生活を送ってるよ。それで?急に電話してくるなんてなんかあったのか?』

鈴「突然で悪いけど一夏の弱点知らない?」

弾『弱点?』

鈴「弱点。なんでもいいから」

弾『なんでまたそんなこと』

鈴「どうしても必要なの。理由はきかないで」

弾『ああまあ鈴なら悪用はしないだろうからいいけど・・・弱点なぁ・・・』

鈴「なんかない?ゴキブリが苦手とかおまんじゅう投げると怖がるとか」

弾『あぁそうだ。一個あったな』

鈴「なに?」

弾『あいつ怖い話が苦手だな。一人でいられなくなるくらい』

鈴「怖いはなし?」



6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/27(土) 17:27:19.05 ID:MQjTbVnT0

弾『中学のころさ、一夏の家で怪談話をみんなで語ってたんだ。語ったっていっても眉唾もんのよくある噂を笑いながらだけど』

弾『そんで10時頃かな、解散してみんな帰ろうとしたらそわそわし始めて』

一夏『誰か今日泊ってかないか?』

弾『って言いだしてよ』

鈴「ふむふむ」

弾『怖いのか~ってちゃかしたら怖くないけど今日は一人でなんとかとか必死に言いわけしだしてな』

弾『あんまりにも必死だったんで結局俺が泊ったんだけど。夜もずっと布団の中で震えてたんだ』

鈴「なるほど・・・にしし、いいこと聞いたわ」

弾『でもあんまりからかうなよ?本気で怖がってたからなあいつ』

鈴「ありがとー!今度なんか駄菓子奢るわ!」

弾『駄菓子かよ!』


コンコン

鈴「いちかー入っていい?」

『おーいいぞー』



9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/27(土) 17:34:42.31 ID:MQjTbVnT0

一夏「どうしたんだこんな時間に。見つかったら怒られるぞ?」

鈴「ちょっと嫌な噂聞いたんだけど・・・一夏は知ってる?」

一夏「な、なんだよ嫌な噂って。知らないぞ俺はなんにも」

鈴「なんか最近さ・・・この寮、出るんだって」

一夏「ででで出る?そうか、ゴキブリか。あー確かに女子は苦手だもんな」

鈴「違うわよ」

一夏「じゃああれか?あの、ネズミとか。うわ大変だもう寝ないと」

鈴「この一週間で見たって子が10人もいるのよね」

一夏「だからあれだ、俺はもう寝るから鈴も早く寝るといいぞ明日もほらなあれだうん」

鈴「夜、ふと気付くと・・・いるんだって。人の形をした真っ黒い影が・・・」

一夏「あれだろそれコナンの犯人だろ別に全然そんな怖いはなしじゃないし」

鈴「目撃した子たちの証言に共通したことがあってね?」

一夏「メガネと蝶ネクタイ装備した生意気なガキを見たとかだろそれ新一だかr良い加減蘭ねえちゃんも気づけよな劇場版だとうすうすきづいt」

鈴「コンコン、って誰かが窓をノックするような音が聞こえて目が覚めると・・・」



12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/27(土) 17:39:03.59 ID:MQjTbVnT0

鈴「・・・・・・わあ!!!!!」

一夏「うあああああああああああああああああああああああ!!」

鈴「じゃあオヤスミ。いい?ノックの音が聞こえても絶対起きちゃだめよ。寝てれば大丈夫だから」

一夏「おおおお起きたらどうなるんだ?」

鈴「さぁ・・・見た子はなにがあったか絶対言おうとしないのよね」

一夏「言おうとしない!?なっ、なにがあったんだよ!」

鈴「さあね・・・じゃあまた明日」スタスタ

一夏「お、おい鈴まってくれ。ちょっとほらな?お茶でもいれるかr」

バタン

一夏「す、鈴!!待ったておっ、おい!?マジでおいって!!ねえ!!」



鈴「うししし・・・・・・これで準備はオッケーね」



17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/27(土) 17:46:08.82 ID:MQjTbVnT0



2時間後

一夏(・・・か、かんけーし・・・俺もう寝てるしなんかきたとしてもあれ?寝てるじゃん、って通り過ぎるはずだし)ガタガタ

一夏(そもそもそんななんかあれなやつとかこの科学の時代にいるはずねーしむしろそんなんより人間のが怖いし)ガタガタ

一夏(体感的にそろそろ夜明けの時間だしもう俺の勝ちだからこれ)ガタガタ


コンコン


一夏「!!!!???」ビクビクゥッ!!

一夏「ぐ、ぐーすか」

一夏(ひひひひひぃいぃいいいいいあれだ今のは建てつけが悪いあのあれであってべつにノックの音じゃ)


コンコン

一夏(俺寝てるから俺寝てるからほかの部屋に箒あたりの部屋にいってお願いします助けてえええええ)ガタガタ


窓の外

鈴「うしししし!今頃一夏の奴はびびりまくりすてぃね!これであたしが偶然を装って部屋にいけば・・・でへへ」



19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/27(土) 17:51:05.82 ID:MQjTbVnT0

鈴「もうちょいビビらせてから」


コンコン

『・・・・・・うああああああああああああああああああああああちふゆねええええええええええええええ!!!!!』

鈴「え?」

ドタドタドタ バターーン!!

鈴「あれ?え?」



ドアバーン!!

千冬「なんだ!?」

一夏「うあああああああああああああああああ!!!」ガバッ!

千冬「い、一夏?なにをしているこんな時間に!」

一夏「ひぃぃぃいいいいいいいい!!」ギュウウウウ

千冬「・・・また怖い夢でも見たのか?」

一夏「うううううううううううううううう」ブルブル

千冬「やれやれ・・・いつまでも成長しない奴だ。今日だけだぞ」ナデナデ



24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/27(土) 17:59:15.41 ID:MQjTbVnT0

鈴「まさか恐怖でキレて飛び出すとは思わなかった・・・加減間違えちゃったっ」テヘッ

鈴「まあいいわ。明日は上手くやろっと」



翌日


鈴「今日はちょっと怖がらせてすぐ部屋にいこう。そうすれば一夏はあたしなしじゃ眠れなくなっちゃうもんね!」

鈴「よっ」グイッ

鈴「軍で懸垂下降習っといてよかったよかった」

千冬「やはりそういうことか」

鈴「ジーザスちがううんですこれは一夏がこわいことがあったっていうからそとからけいかいしているだけですころさないでくださいおねがいs」


千冬「・・・」スパッ

鈴「うにゃあああああああああああああああああああああああああああ!!」ヒュウウウ……

ドーン!!



25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/27(土) 18:02:44.39 ID:MQjTbVnT0

一夏「ひいいいいいいいいいいちふゆねえええええええええええ!!」ダダダダッ



一夏「なんか落ちたんだよきょうはほんとだようそじゃないよ!!」ブルブル

千冬「やれやれ仕方ない今日だけだぞ」ナデナデ


人の弱点を利用してなにかを得ようとするとバチがあたるね!

終わり


元スレ
鈴「一夏は怖い話をすると一人で眠れなくなる」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1351325889/