1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 00:37:57.13 ID:ntpcm7NL0

テニスコート前

セシリア「テニス部ではすでにわたくしの敵はいなくなってしまいましたわね」
セシリア「次に一夏さんがいらっしゃるのはいつになるんでしょう・・・待ち遠しいですわ」

チリンチリーン

セシリア「ん?」

一夏「こんにちはお嬢さん」

セシリア「い、一夏さん!?どうしてここに・・・ていうかなんですのその格好は」

一夏「タクシーだよ」チリンチリーン

セシリア「タクシー?えっと、その自転車でですの?」

一夏「初乗り500円だよ。どうだい乗ってくかい」

セシリア「のってって・・・これは!?」

セシリア(あ、あこがれの自転車二人乗り!日本で青春タンデムと言われているあれですわ!)

セシリア「ぜ、是非お願いいたしますわ!」

一夏「はいどうぞ、どこまでです?」

セシリア「では、寮までお願いします」ギシッ



4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 00:45:32.35 ID:ntpcm7NL0

一夏「しっかりつかまっててね」チリンチリーン

セシリア「はっ、はいっ」ギシッ


一夏「最近寒くなってきたね」キコキコ

セシリア「そうですわね。でも空気が澄んでいて気持ちいいですわ」

一夏「でも乾燥してくるから気をつけないとね。特にお姉さんの肌は綺麗だから」

セシリア「ま、まあそんな・・・」

セシリア(一夏さんの背中から熱が伝わってきて・・・一夏さんの匂いもするし・・・)ドキドキ

女子「あぁ!!織斑くんとセシリアが二人乗りしてる!!」
女子「なにあの羨ましい光景!」
女子「ずるい!!」

セシリア「ふふ~ん♪」



8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 00:53:53.92 ID:ntpcm7NL0

一夏「さて、ついたよ」チリンチリーン

セシリア「あっ・・・」

一夏「500円頂きます」

セシリア「はい」チャリーン

一夏「はいちょうど頂きます。レシートは?」

セシリア「あ、結構です」

一夏「ありがとうございました~」チリンチリーン

セシリア「あ、あの一夏さんっ!」

一夏「なんだい?」

セシリア「あの、よろしければまた」

一夏「そうだね。じゃあこれ」スッ

セシリア「名刺・・・?」

一夏「なにかあればそこの番号にかけてね。他のお客さんと被ってなければかけつけるから」

セシリア「はわぁ・・・・・・ぜ、是非また!」

一夏「はいまたお願いね」チリンチリーン



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 01:01:26.37 ID:ntpcm7NL0

プルルルル

一夏「はい、織斑タクシーです」

『迎えにきてくれ』

一夏「いつもどうも。場所はどちらに?」

『第3アリーナだ』

一夏「10分前後かかりますよ」

『構わん』

一夏「ではすぐに」


一夏「お待たせしました」

ラウラ「うむ」

女子「織斑くんが迎えに!?」
女子「な、なんだってーーーーー!!??」

ラウラ「ふっ、当然だ。一夏はわたしの嫁だからな!」ドヤーン

一夏「お客さんどちらまで」

ラウラ「・・・寮までだ」



16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 01:06:54.49 ID:ntpcm7NL0

一夏「しっかりつかまっててね」

ラウラ「あぁ」ギュッ

一夏「じゃあ出しますよ」チリンチリーン


ラウラ「ご、ごほん、一夏よ」

一夏「なんだいボーデヴィッヒさん」

ラウラ「歌を頼む」

一夏「毎度どうも。ジャンルはどうします」

ラウラ「ら、ラブソングを頼む」

一夏「じゃあ、んんっ」

一夏「わらいすぎた~きみが涙 細い指で~震えてるぅ~~」

ラウラ「・・・・・・」



19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 01:13:52.77 ID:ntpcm7NL0

一夏「言えないよ~~好きだなんて~~ 誰よりも 君が近すぎてぇ~~~」キコキコ

ラウラ「・・・・・・」

一夏「悲しいよ~~~ 夢だなんて~~ 君に届きそうな 唇が空回り~~~」キコキコ

ラウラ「・・・・・・」ギュッ


鈴「ふんふん~♪」スタスタ

チリンチリーン

鈴「ん?」

一夏「危ないよお嬢さん」キコキコ
ラウラ「・・・・・・」ギュッ

鈴「ほぱぁっ!?なっ、なにしてんのよ!!」

一夏「送迎中です」キコキコ
ラウラ「青春だ!」

鈴「なっ・・・!」



24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 01:18:37.16 ID:ntpcm7NL0

一夏「さて、着いたよ」キキッ

ラウラ「うむ・・・」

一夏「1000円頂きます」

ラウラ「うむ・・・」ギュッ

一夏「お客さん?」

ラウラ「あ、あぁすまない。いくらだ?」

一夏「1000円です」

ラウラ「・・・」スッ

一夏「ちょうど頂きます」

ラウラ「こ、今度の休みに!」

一夏「はい?」

ラウラ「え、駅まで送って行ってくれないか」

一夏「それは出来ないよ」

ラウラ「なぜだ!」

一夏「公道を二人乗りしてたらお上に怒られるからね。学園は私有地だから大丈夫だけど」



25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 01:23:21.38 ID:ntpcm7NL0

ラウラ「そうか・・・」

「こらああああああ!!」ダダダダッ

一夏「なんだいなんだい?」

鈴「はぁっ、はぁっ・・・やっとおいた・・・このっ!なんで訓練終わった直後にこんな走らないといけないのよ!!」

一夏「そんなこと言われてもね」

鈴「あんたが止まんないのが悪いんでしょ!?」

一夏「仕事中に無理言わないで欲しいね」

鈴「仕事?」

一夏「織斑タクシーだよ。初乗り500円です」

鈴「タクシーって・・・さっきのも?」

一夏「そうだよ」

鈴「じゃ、じゃあ・・・あたしも乗りたい」

一夏「今日はもう営業終了だからまた今度ね」

鈴「なんでよ!!」



28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 01:27:44.13 ID:ntpcm7NL0

織斑タクシーは一夏の体力が尽きる、もしくは夕飯の時間には営業終了なのだ


次に織斑タクシーに出会うのはあなたかもしれない



終わり



41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 01:58:48.93 ID:ntpcm7NL0

校門

一夏「おまたせしました」チリンチリーン

シャル「ううん、ちょうど僕も帰ってきたところだから」

一夏「寮までで?」

シャル「うん、お願い」ギュッ

一夏「出発」チリンチリーン


一夏「今日はショッピングで?」キコキコ

シャル「うん。ちょっと買いすぎちゃったかも」

一夏「にしては荷物が少ないね」

シャル「配達にしちゃったんだ」

一夏「そいつは賢いね」

シャル「あ、あのそれでね、一夏タクシーさんにはいつもお世話になってるでしょ?」

一夏「こちらこそシャルロットさんにはお世話になってますよ」



44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 02:10:28.08 ID:ntpcm7NL0

シャル「だから、その、最近寒くなってきたから」

一夏「確かに寒くなったね」

シャル「これ、よかったら」スッ

一夏「ん?」キキッ

シャル「その白い手袋だと寒いでしょ?」

一夏「ありがたいけどお客さんからこんな良い物受け取れないよ」

シャル「一夏タクシーにこれからも乗せて欲しいから・・・手をまもらないとダメだよ?」

シャル「それに僕じゃ大きくて使えないんだ」

一夏「・・・じゃあ、ありがたく」

シャル「よかった。はい」


一夏「うん、暖かいね」

シャル「良かったっ」

一夏「じゃあ出発」チリンチリーン



45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20(日) 02:11:00.19 ID:ntpcm7NL0

アンコール終わり


元スレ
一夏「タクシー初乗り500円です」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1358609877/