1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 15:56:09.80 ID:76AvQhaB0
トウジ『ほ、ほんまか!?』ヒソヒソ
ケンスケ『マジだよマジ!この目でしっかり見たんだよ!!』ヒソヒソ
トウジ『で、映像は?』ヒソヒソ
ケンスケ「え?」
トウジ「あん?」
ケンスケ「撮ってないよ、カメラが手元になかったんだ」
トウジ「意味無いやんけ!」ガックゥ
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 15:56:43.76 ID:76AvQhaB0
ヒカリ「二人ともどうしたの?」
トウジ「お、おぉ委員長」
ケンスケ「鈴原が盗撮に失敗して凹んでるんだよ」ニヤッ
ヒカリ「と、盗…!? 最っ低!!」
トウジ「あ、アホ言うなぁ!ちゃうぞ委員長!わいは無実や!!」
ヒカリ「…」ギロッ
ケンスケ「ククッ、ごめん冗談だよ。面白いものを見たのはホントだけど…」
ヒカリ「…面白いもの?」
ヒカリ「きっ…き、キキキっ!キs」
トウジ「お、大声出すなどアホ!」ガバッ
ヒカリ『んむっ』
ケンスケ「危なかったぁ…」
ヒカリ(あ、鈴原の手)クンカクンカ
トウジ「落ち着いたか?」
ヒカリ「ふぅ… うん」ホッコリ
ケンスケ「何だろう、何かに全力でツッコミを入れないといけない気がする」
ヒカリ「二人とも、これは一大事だわ」キリッ
トウジ「ほれ見ぃ、委員長に教えると厄介なことになるやんけ」
ケンスケ「どうするつもりなんだい?」
トウジ「決まっとるやろ、委員長のことやから中学生は中学生らしい清い交際がなんちゃらと…」
ヒカリ「追跡調査、それに二人の周辺人物への聞き込みが必要よ」ギラリッ
トウジ「…うん?」
ヒカリ「萌えてきたわぁ…!」ハァハァ
トウジ「」
ケンスケ「去年夏コミについて教えたのは失敗だったなぁ」
渚カヲルの証言
カヲル「最近の碇君かい?」
ヒカリ「そう、教えてほしいの。よく一緒にピアノ伴奏してるんでしょ?」
カヲル「あぁ、そうだね… でも最近は出来ていないかな」
ヒカリ「できていない?」
トウジ「委員長そりゃそやで。男にピアノ伴奏誘われて毎日ホイホイ付いてく男はそうそうおらへんやろ」
ケンスケ「…」ウンウン
ヒカリ「ちょっと!渚くんに失礼でしょ!?」
カヲル「フフッ構わないよ、確かに彼は最近は来てくれなくなってしまったけど、これまでも充分過ぎるほど充実していたからね」
ヒカリ「ごめんね…?」
カヲル「いいや。…でも残念だなぁ、せっかく二人で新しい世界の扉を開けるところだったのに」フゥ
ヒカリ「え、えっと、その辺もう少し詳しく…」
トウジ「」
ケンスケ「本当なんかごめんな、トウジ」
一時間経過
カヲル「おや、もうこんな時間か」
ヒカリ「充実した時間だったわ」ホッコリ
トウジ「…」ゲソッ
ケンスケ「温もり…重なる指先…」ブツブツ
カヲル「少し刺激が強すぎたかな?」フフフ
ヒカリ「ううん、とっても神秘的な話だった」ツヤッ
ヒカリ「有力な情報は無かったわねぇ」ハァ
ケンスケ「人選が間違ってたね…」
トウジ「見たらあかん世界を見たで…」
ヒカリ「あれ?アスカ達はもう帰っちゃったかぁ」
トウジ「…そや、そういえばわしらも委員長も放って、帰っとるやんあいつら!」
ケンスケ「いつもは連れ立って帰るのに、妙だね」
ヒカリ「あ、なんかちょっとだけ傷付いた…」グスッ
マリ「…」ジー
真希波・マリ・イラストリアスの証言
マリ「あの二人のことなら何でも聞いてよー!どーんと答えるよぉー!?」ドーン
ヒカリ「た、頼もしいわね」
トウジ『なんやこいつ信用ならんねんけど…』ヒソヒソ
マリ「聞こえてるにょーん?」ニヤッ
ケンスケ「うっ」
トウジ「地っ獄耳やのぉ…」
マリ「そ、でもその分情報はよく入る。姫とワンコ君の話もね」ニヤッ
ヒカリ「ほほう」
ヒカリ「えっと、じゃあまず碇くんとアスカってどんな感じ?」
マリ「夫婦」キッパリ
ケンスケ「即答!?」
マリ「だぁってさぁ、同じ家に住んでるっしょ?名前で呼びあってるっしょ? 朝ご飯もお弁当も晩ご飯も一緒で、パイロットとしても一緒でしょ?」
トウジ「綾波もおるやんけ」
マリ「そりゃあね。でも最近の二人のコンビネーション、尋常じゃないよ? 姫が近接でワンコ君が援護。それがまた誤差も隙もありゃしない」
ヒカリ「な、なんだか凄いのね」
マリ「あたしが援護だったら姫の能力を完璧に引き出せないかもにゃー?」ニャハッ
マリ「とりあえず、すっごく良いコンビだねっ!」ドヤァ
ケンスケ「なんで君がドヤ顔なのさ」
ヒカリ「他には?」
マリ「えーっとそうだにゃあ…この前、手を繋いで歩いてるの見たよ?」
ヒカリ「それよ!」
ケンスケ「ついに有力情報か!」
トウジ「ほんま最初のホモは何やったんや…」
マリ「一昨日かなぁ、ネルフにね、長~いエスカレーターがあるんだけど…」
マリ「あたしがそこに来た時、けっこう下の方に姫とワンコ君が居たんだわ」
マリ「相変わらず仲良いにゃー、なんて思ってたら」
マリ「こう、ワンコ君が姫の手をとってエスコートして、そのまま手を繋いで… ね?」
ヒカリ「…き」
マリ「き?」
ヒカリ「きゃぁああ!///」ジタバタ
トウジ「お、落ち着け委員長!」
ケンスケ「洞木!ミリ缶食べて落ち着くんだ!!」ペリッ
マリ「君たち面白いねー」ニャハハ
マリ「役に立てたかにゃ?」
ヒカリ「ええ、けっこう有力な情報だったわ」ムッシャムッシャ
ケンスケ「これまだ続けるのかい?」
トウジ「センセと式波は付き合っとる、それでええんちゃうんか?」
マリ「むしろ結婚しろよって感じ?」
ヒカリ「まだよ… まだ全然キュンッキュンできてないわ!」ゴクンッ!!
トウジ「ほんまどないしたんや委員長…」ガクゥ
ケンスケ「トウジ…」
葛城ミサト、赤木リツコの証言
リツコ「シンジ君とアスカの事を?」
ミサト「そ、聞きたいんですって」
リツコ「情報開示を要求する一般人をネルフに招き入れて情報を渡すなんて… 普通なら拘束されても文句はいえないわよ?」
ヒカリ「…」ソワソワ
トウジ「うわなんやあれ」
ケンスケ「ローソンじゃね?」
ミサト「…」
リツコ「…仕方ないわね」ハァ
ミサト「さっすがリツコ、話がわかるぅ」
ヒカリ「お、お願いします!」
ミサト「基本的には仲は良いわよね、そうじゃなきゃ同居なんか出来っこないし」
リツコ「ウマが合わないから上手く行くということもあるわ」
ミサト「むぅ」
ヒカリ「二人はネルフでどんな感じなんですか?」
ミサト「…」
リツコ「ミサト、いいのね? これは諸刃の刃よ?」
ミサト「自分で招いといてアレだけど、やっぱちょっち後悔してるかも…」
ヒカリ「?」
ミサト「正直、何度かLCL沸騰させてやろうかと思ったわ…」ギリッ
ヒカリ「はいぃ!?」
トウジ「あー、あの水か」
ケンスケ「あったねぇ」
ミサト「隙あらば人前でイチャイチャイチャイチャ…しかも『付き合ってるの?』なんて聞くと否定するし…」イライラ
リツコ「ミサト、少し落ち着きなさい」
ミサト「この子達に聞かせないと…!同じ轍を踏まないよう教えないと…!!」グスッグスッ
リツコ「重症ね…」
リツコ「手を繋ぐ、額で熱を計り合う、お互い無事を確かめ合う頻度が1分に一回、会議中同じ椅子に座るetcetc…」
ケンスケ「うわぁ…それはまたなんと言うか…」
ヒカリ「キュンッキュンしますね!」フンスッ!
ミサト「」
リツコ「私が知ってるのはネルフの話だけだから、家での行動はミサトが話なさい」
ミサト「うへぇ…」
ミサト「仕事が終わって帰ったらね、シンちゃんとアスカが喧嘩してたのよ」
トウジ「いつもの事やないですか」
ミサト「ええ、そこまでは」
ミサト「あーまたやってるなぁって、『よし、これはビックリさせて喧嘩なんてやめさせちゃおう!』なんて思って」
リツコ「作戦部長の立案とは到底思えないわね…」
ミサト「ま、それで玄関から部屋まで忍び足で近付いたわけ」
ミサト「…そしたら二人が抱き合って口論してたわ」
ヒカリ「…なっ!」
ケンスケ「なん…」
トウジ「やとぉ…!?」
ミサト「私だって自分の目が信じられなかった… 大体なによ抱き合って口論って、別の口でお話しましょってか?」
ヒカリ「べつの」
トウジ「くち?」
ケンスケ「あのノリで何で知らないの? ねえ、何で知らないの?」
リツコ「口論の原因は?」
ミサト「アスカが転んでシンちゃんが抱き起こして、もう少し優しく抱き起こしなさい云々…」
リツコ「うわぁ」
トウジ「その夫婦漫才、絶対見たないわ」
ミサト「うーん… でもまぁ、イラッとするっちゃするけど、そこまで進んでるようには思えないけどねぇ」
ケンスケ「抱き合っててもですか?」
ミサト「そ。何だかんだシンちゃんは紳士的だし、アスカは交際とか無駄って考えてそうだし… もし付き合ってても節度あるものだと思うわよ?」
ヒカリ「…二人を信頼されてるんですね」
ミサト「当然でしょ? 保護者として信じてあげるのが、私の役目だもの」クスッ
ケンスケ「ええ話やで」ジーン
トウジ「あれ?目からLCLが…」
ミサト「…それに今のとこゴムも見付けたことないし」ボソッ
リツコ「ミサトっ!」
ヒカリ「ごむ?」
トウジ「ゴム?」
ケンスケ「僕のLCL返せよっ!」
……
ヒカリ「別の口とかゴムって何かしら…?」
トウジ「ネルフの暗号かなんかちゃうか?」
ケンスケ「ねえ、二人ともわざとやってない?」
ヒカリ「さて次は」
ケンスケ「わざとだろ!やっぱり知ってるんだろ!?」
ネルフ職員の証言
青葉「ああ、あの二人ね」
日向「ネルフ内でも凄い噂だよ」
マヤ「ダミープラグの件では特にそうで… あ」
ヒカリ「だみーぷらぐ?」
トウジ「あれ?なんや寒気が…」ガタガタ
マヤ「どうしよう?喋って良いのかな?」
青葉「シンジくんの友達には何でも話してやれって葛城三佐言ってたし、大丈夫だろ?」ハハ
…………
ミサト「余計なこと喋ってなきゃ良いけど…」
リツコ「大丈夫よ、ネルフの精鋭であなたの部下たちでしょ?」
ミサト「なんか不安だなぁ」
リツコ「信じてあげなさい、あの二人みたいにね」クスッ
マヤ「ダミープラグって言うのはパイロット無しで戦えるようにするシステムのことでね」
日向「以前それでシンジくんが式波さんを不本意に傷付ける事件が起こってしまって…」
ヒカリ「ひどい…」
ケンスケ「そんな事まったく知らなかったなぁ」
トウジ「ん?傷付けた?」
ケンスケ「あ、そうだね。式波入院とかしたっけ?」
青葉「入院なんてする必要無かったからさ」
日向「あれは、鬼だったよ…」
トウジ「お、鬼?」
青葉「あわやというところで、打ち破れないはずのダミーシステムをシンジくんが乗っ取ったんだ」
ヒカリ「はい!?」
マヤ「眼とかまっ赤に輝いてて…」ガタガタ
日向「汚染とかも無かったねそういえば…」
ケンスケ「やだなにそれこわい」
日向「その後はもう『大切なアスカを傷付けた』だの『アスカの敵は僕の敵』だの」ハァ… ドン!
青葉「本部を半分以上ぶち壊して大変だったよ」ハハハ
マヤ「司令、降りてきたシンジ君に土下座してたよね…」
ヒカリ「」
トウジ「」
ケンスケ「」
青葉「その時の音声あるけど、聴くかい?」ハハハハ
ヒカリ「え、あの別にいいでs」
ピッ
シンジ《アスカ、大丈夫?》
アスカ《ありがとシンジ…大好き》
ヒカリ「」
トウジ「」
ケンスケ「」
マヤ「ほんと、ゲロ甘」ギリリッ
日向「ふんっふんっ」ドンドドン!
シンジ《ごめん、ダミーを止められなかった》
アスカ《シンジのせいじゃないんでしょ? …だったら別に、いい》
シンジ《でも、僕はアスカを傷付けて…》
アスカ《それ以上言うなバカシンジ》
シンジ《アスカ…》
アスカ《助けてくれた。それであたしは、充分嬉しいから》
アスカ《シンジ、愛しt
ヒカリ「す…ストップです!ストーップ!!」
トウジ「」プスー
ケンスケ「」ポカーン
青葉「ハハハハハハハハハハハハ」
日向「ふんっ!ふんっ!」ドドドンドドン!!
マヤ「やめて日向くん!壁と腕が!!」
………
ヒカリ「…」
トウジ「…」
ケンスケ「…」
トウジ「もうええんちゃう?」
ケンスケ「もう僕の見たもの確定じゃん… どう考えてもキスしてんじゃん…」
ヒカリ「…正直、少し後悔してるわ」
トウジ「帰ろか?」
ケンスケ「…そうだね」
ヒカリ「明日にでもアスカに尋問しなきゃ」
黒服「いいえ、ご帰宅は少々お待ちを」
碇ゲンドウ・冬月の証言
ゲンドウ「…」ドドドドドドドド
ヒカリ「…」ガタガタ
トウジ「…」ゴクッ
ケンスケ「…あ、老眼鏡だアレ」
冬月「すまないね、強引に呼び出してしまって」
ヒカリ「あ、いえそんな…」
冬月「碇シンジの友達が来ていると聞いて、司令が君達と話したいと言って聞かなくてね」
ケンスケ「たしか碇の…」
ゲンドウ「シンジの父、碇ゲンドウだ」
冬月「碇」
ゲンドウ「分かっている、怖がらせるつもりなど無い」
ヒカリ (嘘でしょ?)
トウジ (嘘やん…)
ケンスケ (マジかこのオッサン)
ゲンドウ「時に」
三人「」ビクッ
ゲンドウ「碇シンジの…息子の様子は、どうだろうか?」
ヒカリ「あ、ええっと… げ、元気でs」
ゲンドウ「違う、式波・アスカ・ラングレーとの事だ」
ヒカリ「!」
トウジ「まあそうやと思ったけど」
ケンスケ「知ってどうするつもりですか?」
ゲンドウ「どうともせん、ただ純粋に知りたいだけだ」
トウジ「信用ならんわ。ダミーなんたらの話、聞きましたで」
ゲンドウ「ほう…」
冬月「あの馬鹿者どもが…」
ケンスケ「僕達は信用出来る人にしか、友達の話はしないんですよ」
ゲンドウ「…」
冬月「どうする碇?」
ゲンドウ「…」ドドドドドドドド
三人「…」ゴクッ
ゲンドウ「…………私は妻を愛していた」
トウジ「…あん?」
ヒカリ「あれ?何の話?」
ゲンドウ「息子は私の妻に似て優しく、また同時に繊細で傷付きやすい」
ゲンドウ「だからもしかして、式波に…悪い女に騙されていはしないかと心配になる」
ゲンドウ「あいつには、出来る限り良い人生を送ってもらいたい」
ゲンドウ「ここへ呼んだのもこの治安の悪い時勢には親元に居て欲しかったからだ」
ゲンドウ「ダミーも、シンジを戦わせるのが耐えられず仕方なく導入した…」
ゲンドウ「そして全ての事が終わったら、私が手塩にかけたレイをあてがおうとも思った」
ゲンドウ「今や婚期が遅いのは当たり前だ、しかしシンジには、シンジにはそんな苦労をさせたくはない!」
ゲンドウ「だが、式波はシンジの愛を全部持っていった!」ギリッ
ゲンドウ「全ては…全てはシンジのためにっ」ブワッ
冬月「碇…」
ケンスケ「………なにこれ」
冬月「まずは落ち着け碇」スッ
ゲンドウ「ずみばぜんっ冬月先生っ…」グスッグスッ チーン!
ヒカリ「見てはいけないものを見た気がするわ…」ドンビキ
トウジ「つ、づらがったんやなぁ!碇のおとーはん!!」エエハナシヤァ!
ケンスケ「何ともまぁ…」カシャッ ピロリーン ソウシンシマシタ
冬月「どうかね? ここはひとつこの親バカに、君たちが聞いた碇シンジと式波のことを、教えてはくれんかね?」
ヒカリ「…………はい」
三十分後
ゲンドウ「そうか、シンジが…」フフッ
ヒカリ「わ、笑った」ゾッ
ゲンドウ「…ありがとう、無理に連れてきてすまなかった」
トウジ「なんやろ、違和感ありすぎてすっごい鳥肌立つわ」ゾワッ
ゲンドウ「最後にひとつ、頼まれてはくれないか?」
ケンスケ「頼み?」
ゲンドウ「どうかこれからも、シンジの良き友達でいてほしい」
三人「!」
ヒカリ「…はい、必ず!」
冬月「さて、私からもお礼をさせてもらおう」コトッ コトッ コトッ
トウジ「………なんですのんこれ?」
ケンスケ「この色って…」
冬月「ネルフ名物として販売予定の『LCLジュース』青、赤、白の3タイプ(定価520円)だ。好きなのを持っt
ヒカリ「あ、いりません」キッパリ
綾波レイの証言
トウジ「あれ、綾波やんけ」
レイ「…どうしてここに?」
ケンスケ「葛城三佐にお願いしてね、ちょっとした社会見学」
ヒカリ「綾波さんはこれからお仕事?」
レイ「…調整、赤木博士のところ」
ケンスケ「調整? ああ、エヴァの稼働テストかなにか?」
レイ「…」
ケンスケ「あー…洞木さんタッチ」
ヒカリ「え!? え、ええっと…」
レイ「…」
ヒカリ「…い、碇くんとアスカのこと、どう思う?」ズバッ
トウジ (どアホォぉおぉおおお!!)
ケンスケ (地雷踏み抜いてどうすんのさぁぁあぁあああ!?)
ヒカリ (あっ…あぁあ!?えっと!えっと!!)
ヒカリ「えっとね!?綾波さん…」
レイ「…………い…」
ヒカリ「え?」
レイ「碇くんが幸せなら、それでいい」
ヒカリ「!!」
トウジ「!!!」
ケンスケ「!!!!」
レイ「私、行かないといけないから………それじゃ…」ツカツカ
ヒカリ「……鈴原?あんた何で泣いて」ポロポロ
トウジ「泣いとるのはお前やろ、見るな。これは心の汗や」グスッグスッ
ケンスケ「くそっ、止まれ!止まれよ俺のLCL!!」ボロボロ
ヒカリ「結論として」
トウジ「あの二人はどう考えてもデキとる。んで…」
ケンスケ「周りにも認められてる」
ヒカリ「相田の話、本当だったね」
ケンスケ「何を今さら…」
トウジ「ほんま色々あった一日やったなぁ」
ケンスケ「僕、明日からあの二人とどういう顔して会えばいいのか…」
ヒカリ「そうだけど、碇のお父さんと約束したでしょ? 私達はちゃんと二人の友達でいなきゃ」
トウジ「…せやな」
ケンスケ「…約束、なぁ」
ヒカリ「明日からも、これからも、私達はあの二人の友達でいる! いい二人とも、約束よ?」
トウジ「ま、わいらは元からセンセの友達やし?」
ケンスケ「…面白いネタなんだから流出させちゃダメ?」
ヒカリ「そしたら私と鈴原は相田と絶交」
ケンスケ「うへぇ」
……………
ヒカリ「うわ、もう真っ暗」
ケンスケ「動き出したのが放課後からだったからね」
トウジ「ほな帰ろか、行くでケンスケ」
ケンスケ「…あ、二人は先に帰ってよ。僕寄るとこあるから」
トウジ「さよけ、ほな行こか委員長」ツカツカ
ヒカリ「ちょっ、待ってよ鈴原!」タッ
カエリニローソンデアゲタコヤキカオウヤイインチョ
スズハラ…ソコハニクマンデショ…
ケンスケ「あの二人も少し近付けばいいのにねぇ」ハァ…
ケンスケ「さてと… 無自覚カップルは送り出したし、さっさと帰ろうか」
ケンスケ「うわぁ… もうクリスマスのイルミネーションが目に痛いなぁ」ハハッ
ケンスケ「…」
ケンスケ「ま、いつか僕にもいい目は出るさ。今は恋愛にかまけず、ひたすらオタとしての道を…」
ケンスケ「ん? あれは…」
碇シンジ・式波アスカラングレーの証言
シンジ「あ、アスカ!荷物がすごく重いんだけど…!」
アスカ「うっさいわねぇ、それくらい我慢する!男でしょ!?」
シンジ「いや、男とかは関係ないよね… ってまだ買い物するの!?」
アスカ「今日は学校終わったら買い物に付き合うって言ったじゃない!や・く・そ・く!」
シンジ「そんなぁ…」
ケンスケ (い、居たぁぁあああ!!)
ケンスケ (学校後に買い物とかどんだけリア充!? …ん? いや、でも)
シンジ「アスカぁ」フラフラ
アスカ「ほら!きびきび歩く!」ゲシッ
シンジ「わひぃっ!?」ビクンッ
ケンスケ (マジで姫と犬じゃねぇかぁあぁああああ!!)
ケンスケ (え?ちょっと待って? 仲良いってこういう事?)
ケンスケ(とすると今までの話が全部いかがわしくなるけど!?)ハァハァ
シンジ「痛いじゃないかアスカ…」
アスカ「ふん、あんたがちゃんとしないからよ」
ケンスケ (こ、これはどうすれば良いんだろう… とにかく写真を…)アセッアセッ
アスカ「ほら」ギュッ
シンジ「ちょっアスカ!?」
アスカ「こうやって腕を組んで支えれば問題ないでしょ?」クスッ
ケンスケ 「」
シンジ「こ、こんな所を知ってる人に見られたら」キョロキョロ
アスカ「なによ」
シンジ「僕らは一応ただの同居人で通してるんだよ? もし…」
アスカ「見付かったら皆に迷惑がかかる?」
シンジ「…」
アスカ「シンクロ率に異常が出たりして徹底的に調べられる?男女を一緒に住まわすべきじゃないって大騒ぎになる?」
シンジ「う、うん…」
ケンスケ(…)
アスカ「どーでもいいわよんな事」
シンジ「え?」
アスカ「ていうか今さら過ぎるしもうバレてるでしょうけど、皆なにも言ってこないじゃない」
シンジ「…ぇぇえぇえ!?」
アスカ「き、気付いてなかったの!?アンタばかぁ!?」
シンジ「だって皆そんな事は…」
アスカ「はぁ…ほんとバカねバカシンジ」
アスカ「何も言われないってことは、あたしたちは祝福されてる」
アスカ「それどころか、どうやら周りには仲間しかいない」
アスカ「エコヒイキとかには、ちょっと悪い気もするけど…」ボソッ
シンジ「?」
アスカ「と、とにかく!」
アスカ「あたし、は、えっと…」
シンジ「…アスカ?」
アスカ「あひゃ、あたしは!あんたが…………」プルプル
シンジ「…」
アスカ「…………っ!!」
シンジ「?」
アスカ「な、何があっても!友達も仲間も全部無くしても!あんたと一緒だっつってんのよ!!このバカシンジ!!」グイッ
シンジ「うわっ!アスk」
ケンスケ (!!!)
ケンスケ「………………帰ろう」
翌日
トウジ「なんや顔色悪いでケンスケ、変なもんでも食ったか?」
ヒカリ「顔色悪いって言うか、虚脱状態って感じね」
トウジ「悩みでもあるならわいらが聞くで?友達やろ?」
ケンスケ「…………トウジ」ボソッ
トウジ「おう!なんや!?」
ケンスケ「昨日さ…」
ケンスケ「式波と碇がキスしてるのを見たよ」
END
>>109乙
楽しめたぜ
しっかりオチてて面白かった乙
元スレ
ケンスケ「式波と碇がキスしてるのを見たぞ!」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1353999369/
ヒカリ「二人ともどうしたの?」
トウジ「お、おぉ委員長」
ケンスケ「鈴原が盗撮に失敗して凹んでるんだよ」ニヤッ
ヒカリ「と、盗…!? 最っ低!!」
トウジ「あ、アホ言うなぁ!ちゃうぞ委員長!わいは無実や!!」
ヒカリ「…」ギロッ
ケンスケ「ククッ、ごめん冗談だよ。面白いものを見たのはホントだけど…」
ヒカリ「…面白いもの?」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 15:57:29.96 ID:76AvQhaB0
ヒカリ「きっ…き、キキキっ!キs」
トウジ「お、大声出すなどアホ!」ガバッ
ヒカリ『んむっ』
ケンスケ「危なかったぁ…」
ヒカリ(あ、鈴原の手)クンカクンカ
トウジ「落ち着いたか?」
ヒカリ「ふぅ… うん」ホッコリ
ケンスケ「何だろう、何かに全力でツッコミを入れないといけない気がする」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 15:59:13.30 ID:76AvQhaB0
ヒカリ「二人とも、これは一大事だわ」キリッ
トウジ「ほれ見ぃ、委員長に教えると厄介なことになるやんけ」
ケンスケ「どうするつもりなんだい?」
トウジ「決まっとるやろ、委員長のことやから中学生は中学生らしい清い交際がなんちゃらと…」
ヒカリ「追跡調査、それに二人の周辺人物への聞き込みが必要よ」ギラリッ
トウジ「…うん?」
ヒカリ「萌えてきたわぁ…!」ハァハァ
トウジ「」
ケンスケ「去年夏コミについて教えたのは失敗だったなぁ」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:00:36.15 ID:76AvQhaB0
渚カヲルの証言
カヲル「最近の碇君かい?」
ヒカリ「そう、教えてほしいの。よく一緒にピアノ伴奏してるんでしょ?」
カヲル「あぁ、そうだね… でも最近は出来ていないかな」
ヒカリ「できていない?」
トウジ「委員長そりゃそやで。男にピアノ伴奏誘われて毎日ホイホイ付いてく男はそうそうおらへんやろ」
ケンスケ「…」ウンウン
ヒカリ「ちょっと!渚くんに失礼でしょ!?」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:01:33.28 ID:76AvQhaB0
カヲル「フフッ構わないよ、確かに彼は最近は来てくれなくなってしまったけど、これまでも充分過ぎるほど充実していたからね」
ヒカリ「ごめんね…?」
カヲル「いいや。…でも残念だなぁ、せっかく二人で新しい世界の扉を開けるところだったのに」フゥ
ヒカリ「え、えっと、その辺もう少し詳しく…」
トウジ「」
ケンスケ「本当なんかごめんな、トウジ」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:02:35.38 ID:76AvQhaB0
一時間経過
カヲル「おや、もうこんな時間か」
ヒカリ「充実した時間だったわ」ホッコリ
トウジ「…」ゲソッ
ケンスケ「温もり…重なる指先…」ブツブツ
カヲル「少し刺激が強すぎたかな?」フフフ
ヒカリ「ううん、とっても神秘的な話だった」ツヤッ
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:04:00.34 ID:76AvQhaB0
ヒカリ「有力な情報は無かったわねぇ」ハァ
ケンスケ「人選が間違ってたね…」
トウジ「見たらあかん世界を見たで…」
ヒカリ「あれ?アスカ達はもう帰っちゃったかぁ」
トウジ「…そや、そういえばわしらも委員長も放って、帰っとるやんあいつら!」
ケンスケ「いつもは連れ立って帰るのに、妙だね」
ヒカリ「あ、なんかちょっとだけ傷付いた…」グスッ
マリ「…」ジー
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:05:37.59 ID:76AvQhaB0
真希波・マリ・イラストリアスの証言
マリ「あの二人のことなら何でも聞いてよー!どーんと答えるよぉー!?」ドーン
ヒカリ「た、頼もしいわね」
トウジ『なんやこいつ信用ならんねんけど…』ヒソヒソ
マリ「聞こえてるにょーん?」ニヤッ
ケンスケ「うっ」
トウジ「地っ獄耳やのぉ…」
マリ「そ、でもその分情報はよく入る。姫とワンコ君の話もね」ニヤッ
ヒカリ「ほほう」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:06:48.40 ID:76AvQhaB0
ヒカリ「えっと、じゃあまず碇くんとアスカってどんな感じ?」
マリ「夫婦」キッパリ
ケンスケ「即答!?」
マリ「だぁってさぁ、同じ家に住んでるっしょ?名前で呼びあってるっしょ? 朝ご飯もお弁当も晩ご飯も一緒で、パイロットとしても一緒でしょ?」
トウジ「綾波もおるやんけ」
マリ「そりゃあね。でも最近の二人のコンビネーション、尋常じゃないよ? 姫が近接でワンコ君が援護。それがまた誤差も隙もありゃしない」
ヒカリ「な、なんだか凄いのね」
マリ「あたしが援護だったら姫の能力を完璧に引き出せないかもにゃー?」ニャハッ
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:07:48.39 ID:76AvQhaB0
マリ「とりあえず、すっごく良いコンビだねっ!」ドヤァ
ケンスケ「なんで君がドヤ顔なのさ」
ヒカリ「他には?」
マリ「えーっとそうだにゃあ…この前、手を繋いで歩いてるの見たよ?」
ヒカリ「それよ!」
ケンスケ「ついに有力情報か!」
トウジ「ほんま最初のホモは何やったんや…」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:09:21.99 ID:76AvQhaB0
マリ「一昨日かなぁ、ネルフにね、長~いエスカレーターがあるんだけど…」
マリ「あたしがそこに来た時、けっこう下の方に姫とワンコ君が居たんだわ」
マリ「相変わらず仲良いにゃー、なんて思ってたら」
マリ「こう、ワンコ君が姫の手をとってエスコートして、そのまま手を繋いで… ね?」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:10:43.92 ID:76AvQhaB0
ヒカリ「…き」
マリ「き?」
ヒカリ「きゃぁああ!///」ジタバタ
トウジ「お、落ち着け委員長!」
ケンスケ「洞木!ミリ缶食べて落ち着くんだ!!」ペリッ
マリ「君たち面白いねー」ニャハハ
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:12:16.67 ID:76AvQhaB0
マリ「役に立てたかにゃ?」
ヒカリ「ええ、けっこう有力な情報だったわ」ムッシャムッシャ
ケンスケ「これまだ続けるのかい?」
トウジ「センセと式波は付き合っとる、それでええんちゃうんか?」
マリ「むしろ結婚しろよって感じ?」
ヒカリ「まだよ… まだ全然キュンッキュンできてないわ!」ゴクンッ!!
トウジ「ほんまどないしたんや委員長…」ガクゥ
ケンスケ「トウジ…」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:13:11.87 ID:76AvQhaB0
葛城ミサト、赤木リツコの証言
リツコ「シンジ君とアスカの事を?」
ミサト「そ、聞きたいんですって」
リツコ「情報開示を要求する一般人をネルフに招き入れて情報を渡すなんて… 普通なら拘束されても文句はいえないわよ?」
ヒカリ「…」ソワソワ
トウジ「うわなんやあれ」
ケンスケ「ローソンじゃね?」
ミサト「…」
リツコ「…仕方ないわね」ハァ
ミサト「さっすがリツコ、話がわかるぅ」
ヒカリ「お、お願いします!」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:14:11.63 ID:76AvQhaB0
ミサト「基本的には仲は良いわよね、そうじゃなきゃ同居なんか出来っこないし」
リツコ「ウマが合わないから上手く行くということもあるわ」
ミサト「むぅ」
ヒカリ「二人はネルフでどんな感じなんですか?」
ミサト「…」
リツコ「ミサト、いいのね? これは諸刃の刃よ?」
ミサト「自分で招いといてアレだけど、やっぱちょっち後悔してるかも…」
ヒカリ「?」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:15:24.95 ID:76AvQhaB0
ミサト「正直、何度かLCL沸騰させてやろうかと思ったわ…」ギリッ
ヒカリ「はいぃ!?」
トウジ「あー、あの水か」
ケンスケ「あったねぇ」
ミサト「隙あらば人前でイチャイチャイチャイチャ…しかも『付き合ってるの?』なんて聞くと否定するし…」イライラ
リツコ「ミサト、少し落ち着きなさい」
ミサト「この子達に聞かせないと…!同じ轍を踏まないよう教えないと…!!」グスッグスッ
リツコ「重症ね…」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:17:26.28 ID:76AvQhaB0
リツコ「手を繋ぐ、額で熱を計り合う、お互い無事を確かめ合う頻度が1分に一回、会議中同じ椅子に座るetcetc…」
ケンスケ「うわぁ…それはまたなんと言うか…」
ヒカリ「キュンッキュンしますね!」フンスッ!
ミサト「」
リツコ「私が知ってるのはネルフの話だけだから、家での行動はミサトが話なさい」
ミサト「うへぇ…」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:19:15.63 ID:76AvQhaB0
ミサト「仕事が終わって帰ったらね、シンちゃんとアスカが喧嘩してたのよ」
トウジ「いつもの事やないですか」
ミサト「ええ、そこまでは」
ミサト「あーまたやってるなぁって、『よし、これはビックリさせて喧嘩なんてやめさせちゃおう!』なんて思って」
リツコ「作戦部長の立案とは到底思えないわね…」
ミサト「ま、それで玄関から部屋まで忍び足で近付いたわけ」
ミサト「…そしたら二人が抱き合って口論してたわ」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:20:20.87 ID:76AvQhaB0
ヒカリ「…なっ!」
ケンスケ「なん…」
トウジ「やとぉ…!?」
ミサト「私だって自分の目が信じられなかった… 大体なによ抱き合って口論って、別の口でお話しましょってか?」
ヒカリ「べつの」
トウジ「くち?」
ケンスケ「あのノリで何で知らないの? ねえ、何で知らないの?」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:21:39.70 ID:76AvQhaB0
リツコ「口論の原因は?」
ミサト「アスカが転んでシンちゃんが抱き起こして、もう少し優しく抱き起こしなさい云々…」
リツコ「うわぁ」
トウジ「その夫婦漫才、絶対見たないわ」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:22:21.89 ID:76AvQhaB0
ミサト「うーん… でもまぁ、イラッとするっちゃするけど、そこまで進んでるようには思えないけどねぇ」
ケンスケ「抱き合っててもですか?」
ミサト「そ。何だかんだシンちゃんは紳士的だし、アスカは交際とか無駄って考えてそうだし… もし付き合ってても節度あるものだと思うわよ?」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:24:20.10 ID:76AvQhaB0
ヒカリ「…二人を信頼されてるんですね」
ミサト「当然でしょ? 保護者として信じてあげるのが、私の役目だもの」クスッ
ケンスケ「ええ話やで」ジーン
トウジ「あれ?目からLCLが…」
ミサト「…それに今のとこゴムも見付けたことないし」ボソッ
リツコ「ミサトっ!」
ヒカリ「ごむ?」
トウジ「ゴム?」
ケンスケ「僕のLCL返せよっ!」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:26:27.32 ID:76AvQhaB0
……
ヒカリ「別の口とかゴムって何かしら…?」
トウジ「ネルフの暗号かなんかちゃうか?」
ケンスケ「ねえ、二人ともわざとやってない?」
ヒカリ「さて次は」
ケンスケ「わざとだろ!やっぱり知ってるんだろ!?」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:28:00.05 ID:76AvQhaB0
ネルフ職員の証言
青葉「ああ、あの二人ね」
日向「ネルフ内でも凄い噂だよ」
マヤ「ダミープラグの件では特にそうで… あ」
ヒカリ「だみーぷらぐ?」
トウジ「あれ?なんや寒気が…」ガタガタ
マヤ「どうしよう?喋って良いのかな?」
青葉「シンジくんの友達には何でも話してやれって葛城三佐言ってたし、大丈夫だろ?」ハハ
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:29:41.44 ID:76AvQhaB0
…………
ミサト「余計なこと喋ってなきゃ良いけど…」
リツコ「大丈夫よ、ネルフの精鋭であなたの部下たちでしょ?」
ミサト「なんか不安だなぁ」
リツコ「信じてあげなさい、あの二人みたいにね」クスッ
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:31:41.56 ID:76AvQhaB0
マヤ「ダミープラグって言うのはパイロット無しで戦えるようにするシステムのことでね」
日向「以前それでシンジくんが式波さんを不本意に傷付ける事件が起こってしまって…」
ヒカリ「ひどい…」
ケンスケ「そんな事まったく知らなかったなぁ」
トウジ「ん?傷付けた?」
ケンスケ「あ、そうだね。式波入院とかしたっけ?」
青葉「入院なんてする必要無かったからさ」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:33:38.02 ID:76AvQhaB0
日向「あれは、鬼だったよ…」
トウジ「お、鬼?」
青葉「あわやというところで、打ち破れないはずのダミーシステムをシンジくんが乗っ取ったんだ」
ヒカリ「はい!?」
マヤ「眼とかまっ赤に輝いてて…」ガタガタ
日向「汚染とかも無かったねそういえば…」
ケンスケ「やだなにそれこわい」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:35:15.85 ID:76AvQhaB0
日向「その後はもう『大切なアスカを傷付けた』だの『アスカの敵は僕の敵』だの」ハァ… ドン!
青葉「本部を半分以上ぶち壊して大変だったよ」ハハハ
マヤ「司令、降りてきたシンジ君に土下座してたよね…」
ヒカリ「」
トウジ「」
ケンスケ「」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:36:58.78 ID:76AvQhaB0
青葉「その時の音声あるけど、聴くかい?」ハハハハ
ヒカリ「え、あの別にいいでs」
ピッ
シンジ《アスカ、大丈夫?》
アスカ《ありがとシンジ…大好き》
ヒカリ「」
トウジ「」
ケンスケ「」
マヤ「ほんと、ゲロ甘」ギリリッ
日向「ふんっふんっ」ドンドドン!
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:38:48.52 ID:76AvQhaB0
シンジ《ごめん、ダミーを止められなかった》
アスカ《シンジのせいじゃないんでしょ? …だったら別に、いい》
シンジ《でも、僕はアスカを傷付けて…》
アスカ《それ以上言うなバカシンジ》
シンジ《アスカ…》
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:40:29.75 ID:76AvQhaB0
アスカ《助けてくれた。それであたしは、充分嬉しいから》
アスカ《シンジ、愛しt
ヒカリ「す…ストップです!ストーップ!!」
トウジ「」プスー
ケンスケ「」ポカーン
青葉「ハハハハハハハハハハハハ」
日向「ふんっ!ふんっ!」ドドドンドドン!!
マヤ「やめて日向くん!壁と腕が!!」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:42:05.81 ID:76AvQhaB0
………
ヒカリ「…」
トウジ「…」
ケンスケ「…」
トウジ「もうええんちゃう?」
ケンスケ「もう僕の見たもの確定じゃん… どう考えてもキスしてんじゃん…」
ヒカリ「…正直、少し後悔してるわ」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:43:29.33 ID:76AvQhaB0
トウジ「帰ろか?」
ケンスケ「…そうだね」
ヒカリ「明日にでもアスカに尋問しなきゃ」
黒服「いいえ、ご帰宅は少々お待ちを」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:46:05.69 ID:76AvQhaB0
碇ゲンドウ・冬月の証言
ゲンドウ「…」ドドドドドドドド
ヒカリ「…」ガタガタ
トウジ「…」ゴクッ
ケンスケ「…あ、老眼鏡だアレ」
冬月「すまないね、強引に呼び出してしまって」
ヒカリ「あ、いえそんな…」
冬月「碇シンジの友達が来ていると聞いて、司令が君達と話したいと言って聞かなくてね」
ケンスケ「たしか碇の…」
ゲンドウ「シンジの父、碇ゲンドウだ」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:47:33.41 ID:76AvQhaB0
冬月「碇」
ゲンドウ「分かっている、怖がらせるつもりなど無い」
ヒカリ (嘘でしょ?)
トウジ (嘘やん…)
ケンスケ (マジかこのオッサン)
ゲンドウ「時に」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:48:43.83 ID:76AvQhaB0
三人「」ビクッ
ゲンドウ「碇シンジの…息子の様子は、どうだろうか?」
ヒカリ「あ、ええっと… げ、元気でs」
ゲンドウ「違う、式波・アスカ・ラングレーとの事だ」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:51:03.27 ID:76AvQhaB0
ヒカリ「!」
トウジ「まあそうやと思ったけど」
ケンスケ「知ってどうするつもりですか?」
ゲンドウ「どうともせん、ただ純粋に知りたいだけだ」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:52:13.86 ID:76AvQhaB0
トウジ「信用ならんわ。ダミーなんたらの話、聞きましたで」
ゲンドウ「ほう…」
冬月「あの馬鹿者どもが…」
ケンスケ「僕達は信用出来る人にしか、友達の話はしないんですよ」
ゲンドウ「…」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:53:59.91 ID:76AvQhaB0
冬月「どうする碇?」
ゲンドウ「…」ドドドドドドドド
三人「…」ゴクッ
ゲンドウ「…………私は妻を愛していた」
トウジ「…あん?」
ヒカリ「あれ?何の話?」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:57:09.88 ID:76AvQhaB0
ゲンドウ「息子は私の妻に似て優しく、また同時に繊細で傷付きやすい」
ゲンドウ「だからもしかして、式波に…悪い女に騙されていはしないかと心配になる」
ゲンドウ「あいつには、出来る限り良い人生を送ってもらいたい」
ゲンドウ「ここへ呼んだのもこの治安の悪い時勢には親元に居て欲しかったからだ」
ゲンドウ「ダミーも、シンジを戦わせるのが耐えられず仕方なく導入した…」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 16:59:34.31 ID:76AvQhaB0
ゲンドウ「そして全ての事が終わったら、私が手塩にかけたレイをあてがおうとも思った」
ゲンドウ「今や婚期が遅いのは当たり前だ、しかしシンジには、シンジにはそんな苦労をさせたくはない!」
ゲンドウ「だが、式波はシンジの愛を全部持っていった!」ギリッ
ゲンドウ「全ては…全てはシンジのためにっ」ブワッ
冬月「碇…」
ケンスケ「………なにこれ」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 17:01:06.07 ID:76AvQhaB0
冬月「まずは落ち着け碇」スッ
ゲンドウ「ずみばぜんっ冬月先生っ…」グスッグスッ チーン!
ヒカリ「見てはいけないものを見た気がするわ…」ドンビキ
トウジ「つ、づらがったんやなぁ!碇のおとーはん!!」エエハナシヤァ!
ケンスケ「何ともまぁ…」カシャッ ピロリーン ソウシンシマシタ
冬月「どうかね? ここはひとつこの親バカに、君たちが聞いた碇シンジと式波のことを、教えてはくれんかね?」
ヒカリ「…………はい」
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 17:02:28.58 ID:76AvQhaB0
三十分後
ゲンドウ「そうか、シンジが…」フフッ
ヒカリ「わ、笑った」ゾッ
ゲンドウ「…ありがとう、無理に連れてきてすまなかった」
トウジ「なんやろ、違和感ありすぎてすっごい鳥肌立つわ」ゾワッ
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 17:03:57.83 ID:76AvQhaB0
ゲンドウ「最後にひとつ、頼まれてはくれないか?」
ケンスケ「頼み?」
ゲンドウ「どうかこれからも、シンジの良き友達でいてほしい」
三人「!」
ヒカリ「…はい、必ず!」
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 17:05:00.64 ID:76AvQhaB0
冬月「さて、私からもお礼をさせてもらおう」コトッ コトッ コトッ
トウジ「………なんですのんこれ?」
ケンスケ「この色って…」
冬月「ネルフ名物として販売予定の『LCLジュース』青、赤、白の3タイプ(定価520円)だ。好きなのを持っt
ヒカリ「あ、いりません」キッパリ
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 17:06:31.66 ID:76AvQhaB0
綾波レイの証言
トウジ「あれ、綾波やんけ」
レイ「…どうしてここに?」
ケンスケ「葛城三佐にお願いしてね、ちょっとした社会見学」
ヒカリ「綾波さんはこれからお仕事?」
レイ「…調整、赤木博士のところ」
ケンスケ「調整? ああ、エヴァの稼働テストかなにか?」
レイ「…」
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 17:08:08.96 ID:76AvQhaB0
ケンスケ「あー…洞木さんタッチ」
ヒカリ「え!? え、ええっと…」
レイ「…」
ヒカリ「…い、碇くんとアスカのこと、どう思う?」ズバッ
トウジ (どアホォぉおぉおおお!!)
ケンスケ (地雷踏み抜いてどうすんのさぁぁあぁあああ!?)
ヒカリ (あっ…あぁあ!?えっと!えっと!!)
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 17:09:17.51 ID:76AvQhaB0
ヒカリ「えっとね!?綾波さん…」
レイ「…………い…」
ヒカリ「え?」
レイ「碇くんが幸せなら、それでいい」
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 17:10:09.12 ID:76AvQhaB0
ヒカリ「!!」
トウジ「!!!」
ケンスケ「!!!!」
レイ「私、行かないといけないから………それじゃ…」ツカツカ
ヒカリ「……鈴原?あんた何で泣いて」ポロポロ
トウジ「泣いとるのはお前やろ、見るな。これは心の汗や」グスッグスッ
ケンスケ「くそっ、止まれ!止まれよ俺のLCL!!」ボロボロ
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 17:11:34.57 ID:76AvQhaB0
ヒカリ「結論として」
トウジ「あの二人はどう考えてもデキとる。んで…」
ケンスケ「周りにも認められてる」
ヒカリ「相田の話、本当だったね」
ケンスケ「何を今さら…」
トウジ「ほんま色々あった一日やったなぁ」
ケンスケ「僕、明日からあの二人とどういう顔して会えばいいのか…」
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 17:13:24.18 ID:76AvQhaB0
ヒカリ「そうだけど、碇のお父さんと約束したでしょ? 私達はちゃんと二人の友達でいなきゃ」
トウジ「…せやな」
ケンスケ「…約束、なぁ」
ヒカリ「明日からも、これからも、私達はあの二人の友達でいる! いい二人とも、約束よ?」
トウジ「ま、わいらは元からセンセの友達やし?」
ケンスケ「…面白いネタなんだから流出させちゃダメ?」
ヒカリ「そしたら私と鈴原は相田と絶交」
ケンスケ「うへぇ」
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 17:16:27.19 ID:76AvQhaB0
……………
ヒカリ「うわ、もう真っ暗」
ケンスケ「動き出したのが放課後からだったからね」
トウジ「ほな帰ろか、行くでケンスケ」
ケンスケ「…あ、二人は先に帰ってよ。僕寄るとこあるから」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 17:17:10.53 ID:76AvQhaB0
トウジ「さよけ、ほな行こか委員長」ツカツカ
ヒカリ「ちょっ、待ってよ鈴原!」タッ
カエリニローソンデアゲタコヤキカオウヤイインチョ
スズハラ…ソコハニクマンデショ…
ケンスケ「あの二人も少し近付けばいいのにねぇ」ハァ…
95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 17:18:45.75 ID:76AvQhaB0
ケンスケ「さてと… 無自覚カップルは送り出したし、さっさと帰ろうか」
ケンスケ「うわぁ… もうクリスマスのイルミネーションが目に痛いなぁ」ハハッ
ケンスケ「…」
ケンスケ「ま、いつか僕にもいい目は出るさ。今は恋愛にかまけず、ひたすらオタとしての道を…」
ケンスケ「ん? あれは…」
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 17:20:01.31 ID:76AvQhaB0
碇シンジ・式波アスカラングレーの証言
シンジ「あ、アスカ!荷物がすごく重いんだけど…!」
アスカ「うっさいわねぇ、それくらい我慢する!男でしょ!?」
シンジ「いや、男とかは関係ないよね… ってまだ買い物するの!?」
アスカ「今日は学校終わったら買い物に付き合うって言ったじゃない!や・く・そ・く!」
シンジ「そんなぁ…」
ケンスケ (い、居たぁぁあああ!!)
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 17:21:11.58 ID:76AvQhaB0
ケンスケ (学校後に買い物とかどんだけリア充!? …ん? いや、でも)
シンジ「アスカぁ」フラフラ
アスカ「ほら!きびきび歩く!」ゲシッ
シンジ「わひぃっ!?」ビクンッ
ケンスケ (マジで姫と犬じゃねぇかぁあぁああああ!!)
ケンスケ (え?ちょっと待って? 仲良いってこういう事?)
ケンスケ(とすると今までの話が全部いかがわしくなるけど!?)ハァハァ
101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 17:22:23.74 ID:76AvQhaB0
シンジ「痛いじゃないかアスカ…」
アスカ「ふん、あんたがちゃんとしないからよ」
ケンスケ (こ、これはどうすれば良いんだろう… とにかく写真を…)アセッアセッ
アスカ「ほら」ギュッ
シンジ「ちょっアスカ!?」
アスカ「こうやって腕を組んで支えれば問題ないでしょ?」クスッ
ケンスケ 「」
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 17:23:28.33 ID:76AvQhaB0
シンジ「こ、こんな所を知ってる人に見られたら」キョロキョロ
アスカ「なによ」
シンジ「僕らは一応ただの同居人で通してるんだよ? もし…」
アスカ「見付かったら皆に迷惑がかかる?」
シンジ「…」
アスカ「シンクロ率に異常が出たりして徹底的に調べられる?男女を一緒に住まわすべきじゃないって大騒ぎになる?」
シンジ「う、うん…」
ケンスケ(…)
103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 17:25:37.64 ID:76AvQhaB0
アスカ「どーでもいいわよんな事」
シンジ「え?」
アスカ「ていうか今さら過ぎるしもうバレてるでしょうけど、皆なにも言ってこないじゃない」
シンジ「…ぇぇえぇえ!?」
アスカ「き、気付いてなかったの!?アンタばかぁ!?」
シンジ「だって皆そんな事は…」
アスカ「はぁ…ほんとバカねバカシンジ」
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 17:26:21.24 ID:76AvQhaB0
アスカ「何も言われないってことは、あたしたちは祝福されてる」
アスカ「それどころか、どうやら周りには仲間しかいない」
アスカ「エコヒイキとかには、ちょっと悪い気もするけど…」ボソッ
シンジ「?」
アスカ「と、とにかく!」
アスカ「あたし、は、えっと…」
シンジ「…アスカ?」
105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 17:27:03.09 ID:76AvQhaB0
アスカ「あひゃ、あたしは!あんたが…………」プルプル
シンジ「…」
アスカ「…………っ!!」
シンジ「?」
アスカ「な、何があっても!友達も仲間も全部無くしても!あんたと一緒だっつってんのよ!!このバカシンジ!!」グイッ
シンジ「うわっ!アスk」
ケンスケ (!!!)
106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 17:27:43.86 ID:76AvQhaB0
ケンスケ「………………帰ろう」
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 17:28:44.36 ID:76AvQhaB0
翌日
トウジ「なんや顔色悪いでケンスケ、変なもんでも食ったか?」
ヒカリ「顔色悪いって言うか、虚脱状態って感じね」
トウジ「悩みでもあるならわいらが聞くで?友達やろ?」
ケンスケ「…………トウジ」ボソッ
トウジ「おう!なんや!?」
109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 17:29:45.82 ID:76AvQhaB0
ケンスケ「昨日さ…」
ケンスケ「式波と碇がキスしてるのを見たよ」
END
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 17:31:32.55 ID:3YrzlocBI
>>109乙
楽しめたぜ
120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/27(火) 17:36:16.10 ID:cErPqyMr0
しっかりオチてて面白かった乙
ケンスケ「式波と碇がキスしてるのを見たぞ!」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1353999369/