・安価で一部展開が決まるため投下ペースが非常に遅いです。
・ストーリー的に展開が分岐した場合はアナウンスします。
・予定としてエンディングまでの到達が確定した場合、事前に用意しているいくつかのエンディングの"種類"に分岐されます。
・>>1はデレステをプレイしながら進行するので途中進行が止まる場合があります。モバマスもやります。
・稀に他作品のネタが入るかもしれません。
・もしかしたらエッチな内容になってしまうかもしれません。
・奈緒はエッチなことになりません。
・作業量的にデレステに支障が出ることになったらエタらせます。




2: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/03(日) 16:53:46.86 ID:pjAC3gV30







『あたしが、守ってやるよ。今度は……嘘じゃない』





……
…………
………………
……………………



3: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/03(日) 16:56:23.47 ID:pjAC3gV30



――人類が外宇宙からの来訪者、キラー・ビーに対して意思疎通を成功させてから3年が経過した。



ピッ、ピッ、ピッ……


千秋「こちらTG1、そろそろ指定宙域ポイントに到着するわ。翠さん、準備はいいかしら?」


翠『こちらも大丈夫です。駆動系統確認……戦闘準備完了しています』


千秋「了解。ブリッジ、指定宙域ポイントに到着したわ。次元断層が発生したら教えて頂戴」




4: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/03(日) 16:58:26.31 ID:pjAC3gV30



――人類はキラー・ビーを受け入れ、生存圏を共有して新しい時代を迎えようとしている。


桃華「観測データ更新しますわ。フィールドジェネレーター起動、次元断層情報を取得……」カタカタカタッ!


かな子「指定宙域ポイント、空間転移による次元断層の発生を確認。レベル2……うん、事前情報の通り極小規模の蜂の巣になりそう」


桃華「取得データ、千秋さんと翠さんのNGFに転送しますわ」


琴歌「わかりましたわ。蜂の巣の出現と同時にNGFでの戦闘を行います。千秋さん、翠さん、お願いします」





5: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/03(日) 16:59:31.36 ID:pjAC3gV30


――だが、共存の道を進む中、未だ脅威は消えてはいない。


ゴゴゴゴゴゴ……!!


白蜂「……!」ブブゥゥゥンッ!!

白蜂「……!」ブブゥゥゥンッ!!



千秋「蜂の巣出現、スティングが2匹飛び出してきているわ。翠さん!」

翠『はい、戦闘開始します!』



……
…………





6: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/03(日) 17:02:50.83 ID:pjAC3gV30

――1ヵ月後、木星圏宙域コロニー『ハマヨコ』、国際連合本部木星圏、士官学校『ハマヨコ校』


「土星圏、ポイントX27宙域での戦闘……通称、対話の日……コロニー級の蜂の巣に対して、連合艦隊の……」


卯月「……」ピッ、ピッ

『検索条件:対話の日 戦闘 映像記録』

『検索結果:0件』ピピッ!

卯月「……」


「この戦闘から2ヶ月後、オート・クレール社より提供された……キラー・ビーとの対話用プログラムにより、軍は会話を行い……」


卯月「……」

卯月「……」カタカタカタッ……



……
…………




7: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/03(日) 17:08:31.13 ID:pjAC3gV30

――数時間後


「……以上になります。本校を卒業する……みなさん、最後にお時間を頂き……ありがとうございます」

「通常であれば……卒業後のプログラムはありませんが……人類がキラー・ビーとの意思疎通を経て、転換期を迎えたこともあります……」

「その中、私のような者に声が掛かり……卒業するみなさんの前で、特別講義をさせて頂くことになりました」

「最後に……軍人として、みなさんが守るべきもの、それは……人だけではありません」

「人も、キラー・ビーも、他の知生体も……宇宙に進出した私たちは、私たち以外の存在にも……確かな理解を、示していかなければなりません……」

「そのことを忘れずに……みなさんの、今後のご活躍を……お祈りします」



「特別講義、ありがとうございます! 起立!」

ガタガタガタッ!

卯月「……」ガタッ!

「敬礼!」

卯月「……」



「それでは……失礼します……」



……
…………




10: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/03(日) 17:14:44.68 ID:pjAC3gV30

――夜、ハマヨコ、士官学校ハマヨコ校(寮内)

卯月「えっと、荷物は纏めたし……これはお家に送ればいいから……」

卯月「明日軍本部に行くときは制服でいいから……あ、でも終わったら時間があるから、服は1着出しておかないと」

ピピッ!

卯月「あ、はーい!」

パシュンッ!

寮監「島村、準備はどうだ?」

卯月「あっ、寮監! だ、大丈夫です、明日には終わりますから……」

寮監「まだ終わってなかったのか。だから普段から整理整頓を……まあ、卒業の日に口煩いことは言わんが」

卯月「すみません……でも叱られなくてよかった。えへへ……」

寮監「明日、本部では失礼のないようにな」

卯月「はい! でも、本部で何のお話があるんでしょうか……?」

寮監「私も詳しい話は聞かされておらん。ただ、島村の配属先では新型機のテスト運用が行われているということだ」

寮監「恐らくは、新型のテスターに選ばれたからその説明だとは思うが……あとは、島村の配属希望で出ていたアイドル隊か……」

卯月「うーん……アイドルのお仕事なら嬉しいですけど、私……新型のNGFなんてちゃんと動かせるのかなぁ……」

寮監「私も心配しているよ……島村は操縦訓練が特別優秀だったわけではないからな」

寮監「まあ、何があるにしても頑張れ。成績優秀者ではないにしても、ここを卒業できたんだ。今回の配属も、島村の適性で判断されたのだろう」

卯月「はい! 頑張ります!」


……
…………



11: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/03(日) 17:21:27.23 ID:pjAC3gV30

――翌日、ハマヨコ、ショッピングモール(百貨店サービスセンター)

卯月「これと、この荷物も……夕方に取りに来ます」

受付「かしこまりました。お引き出しの際はお預かり番号付きのIDカードをご提示ください」

卯月「はい、よろしくお願いします」

ピピピッ!

卯月「あ、端末……そ、それじゃあ失礼しますねっ」タタタタッ!


卯月「端末……っと、誰だろ……」ピッ!

卯月「本部からだ……14時に本部入口かぁ。いまは11時だし、ちょっと時間あるかも」キョロキョロ

卯月「……制服のままだけど、少しここら辺で時間潰しておこうかな」


……
……………




12: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/03(日) 17:27:03.59 ID:pjAC3gV30

――ハマヨコ(ショッピングモール)


卯月「……」


『なんと今日ご紹介するのは新作の……ネコ耳印のキャットフードにゃ!』

『って、人間が食べる物じゃないんかーい!』



「ねえねえ知ってた? 蘭子ちゃん、アイドル復帰するんだって」

「そうなの? しばらく休業っていってたけど……」

「病気の治療終わったらしいわよ。昨日、軍の広報ページに乗ってたもの」



『ビービー印の特濃宇宙蜂蜜! キラー・ビースタッフもオススメ!!』

『先月観測された空間転移より極小規模の蜂の巣が出現、転移後の観測によるとスティング種が発見されたため、国連軍は――』



「もー、またアイツらなのね。同じビーなのにもうっ!」

「怖いなぁ……ねえ、アンタたちの仲間って大丈夫なの?」

「うーん、私たちも逃げ回ってただけだし、まだ土星圏まで辿り着けてないみんなも無事だといいけど……」



卯月(行き交う人たち……私、ようやく士官学校も卒業できたから……これからは、私がみんなを守らないと!)

卯月「って、私まだ配属もされていないんでした……」


……
…………



13: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/03(日) 17:30:18.32 ID:pjAC3gV30

――ハマヨコ(港内)

「どうですか整備長、新造艦の初回航行から戻ってきた感想は?」

整備長「おー、中々いい艦だったぜ。格納庫の構造も見直されて積層コンテナも動かしやすくなってたし、NGF用のスペースも広かった」

整備長「あとはまぁ、風呂場が広かったなぁ」

「あれ、パイロット以外も入れるんですか?」

整備長「バカ言うんじゃねえよ。普段は入れんが、今回はNGFのパイロットもいなかったから特別だ」

整備長「パイロットも乗せて運用がはじまったら、俺たちはあの風呂場にいけねえよ」

「ま、それもそうですね。あとは少佐くらいですかね?」

整備長「ははははっ! 違いねえ!! まあ、少佐は……な」

「あっ、そうでしたね……非常に、残念だと思いますけど……」

「……ところで、艦長はどちらに? 戻ってきたから見かけませんけど」

整備長「ああ、嬢ちゃんなら本部行ったよ。新人迎えに行くってよ」

「そういえばそうでしたね。って、艦長相手に嬢ちゃんは……」

整備長「いいんだよ別に。知らない仲じゃねえし」

整備長「まっ、とりあえずお前ら、仕事戻るぞ。新造艦の話もいいが、新型のNGFも整備しておかねえとな」

「うっす!」




14: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/03(日) 17:34:35.72 ID:pjAC3gV30



ビーッ! ビーッ! ビーッ!!


「うぉっ!?」ビクッ!



整備長「警報……こんなタイミングで蜂か? おい誰か嬢ちゃんに通信送っておけ!」

「送っておきます。整備長は!?」

整備長「俺は艦に戻る! 迎撃隊が出るだろうが、多分嬢ちゃんなら艦を出せって言うだろうからよ!」

「了解です、NGFは!?」

整備長「何人か付いて来い! 出してるNGFも格納庫に入れなおすぞ!」

整備長「はぁ……少佐がいてくれりゃなぁ……」


……
…………



15: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/03(日) 17:37:37.40 ID:pjAC3gV30

――同時刻、ハマヨコ(ショッピングモール)

ビーッ! ビーッ! ビーッ!!

卯月「えっ!?」ビクッ!


「警報だ……」

「何、スティングでも出たのかしら?」

『コロニー周辺にスティング種の蜂の巣が出現しました。住民の皆さんは今後の放送に従い避難してください』

「いやだわ……最近多くなってるのよね」

「うー! もう、あんまりアンタたちが騒ぐと私たちの立場が悪くなっちゃうんだから!!」

「まあまあ、ビーはそういうことしないんでしょう? もう何年も経つしみんな分かってるって」

「避難かぁ……」


卯月「スティング……ど、どうしよう!?」キョロキョロ

卯月(いまから急いで本部に……でもここからだと距離があるし……)

卯月「……そうだ、港!」バッ!

タタタタタッ!!


……
…………



22: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/03(日) 20:14:08.52 ID:pjAC3gV30

キャラ名:島村卯月
戦闘適正    :↓1のレスのコンマ2桁/2
オペレーター適正:↓2のレスのコンマ2桁/2
指揮官適正   :↓3のレスのコンマ2桁/2
性欲      :0
モバPへの親愛度:↓4のレスのコンマ2桁/2の値


キャラ名:渋谷凛
戦闘適正    :↓5のレスのコンマ2桁/2
オペレーター適正:↓6のレスのコンマ2桁/2
指揮官適正   :↓7のレスのコンマ2桁/2
性欲      :0
モバPへの親愛度:↓8のレスのコンマ2桁/2の値


キャラ名:本田未央
戦闘適正    :↓9のレスのコンマ2桁/2
オペレーター適正:↓10のレスのコンマ2桁/2
指揮官適正   :↓11のレスのコンマ2桁/2
性欲      :0
モバPへの親愛度:↓12のレスのコンマ2桁/2の値


キャラ名:???
戦闘適正    :↓13のレスのコンマ2桁
オペレーター適正:↓14のレスのコンマ2桁
指揮官適正   :↓15のレスのコンマ2桁
性欲      :0
モバPへの親愛度:↓16のレスのコンマ2桁/2の値




39: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/03(日) 20:26:17.59 ID:pjAC3gV30

うーん……

キャラ名:島村卯月
戦闘適正    :3(Gランク)
オペレーター適正:33(Fランク)
指揮官適正   :26(Gランク)
性欲      :0
モバPへの親愛度:1(並)


キャラ名:渋谷凛
戦闘適正    :24(Gランク)
オペレーター適正:34(Fランク)
指揮官適正   :38(Fランク)
性欲      :0
モバPへの親愛度:26(並)


キャラ名:本田未央
戦闘適正    :32(Fランク)
オペレーター適正:33(Fランク)
指揮官適正   :40(Fランク)
性欲      :0
モバPへの親愛度:11(並)


キャラ名:???
戦闘適正    :29(Gランク)
オペレーター適正:8(Gランク)
指揮官適正   :75(Bランク)
性欲      :0
モバPへの親愛度:12(並)




40: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/03(日) 20:29:29.82 ID:pjAC3gV30

――ハマヨコ(軍本部)

『いま整備長が艦に戻っています。私たちはどうすればいいでしょうか』

「フレイヤも出します。私のNGFの準備もお願いします」

『了解です。格納庫から出しておきます』

「人手不足ですし、代理権限も整備長に渡していますからね。私が戻ってくるまで後は整備長の指示に従ってください」

『はい!』

ピッ!

大佐「スティングか……戻るのかね?」

「はい。それが仕事ですから」

大佐「はははっ、彼みたいなことを言うようになったねぇ……迎撃隊も出るだろうが、頼むよ特大尉」

「了解です。まったく、作戦の話をしようかと思っていましたけど……すみませんが残りの新人の方が来ましたら……」

大佐「私のほうから伝えておくよ。戦闘であれば仕方が無い。先に来ている彼女たちと一緒に行くといい」

「すみませんがよろしくお願いします。お2人とも、説明する間もなく申し訳ありませんが、移動しますよ」

未央「は、はいっ!」

凛「戦闘……か」


タタタタタッ!!


……
…………




41: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/03(日) 20:42:07.94 ID:pjAC3gV30

――数十分後、ハマヨコ(港内)

タッタッタッタ!!

卯月「つ、着いた……」ハァ、ハァ、ハァ……

卯月「どこか、軍の艦は……!」キョロキョロ


<ソッチノコンテナサキニモッテケ!!


卯月「あれは……!」タタタタタッ!


「NGFのほうが優先だろう! フレイヤに入れておかないと出撃できないだろ!!」

「スティングの数12匹だってよ! 迎撃隊、危ないって!」


卯月「迎撃隊、苦戦している……どこか、どこかに……」ピクッ!

卯月「あのコンテナ!!」タタタタッ!!


「ん? おいそこの! 何やってる!!」


卯月「すみません、このコンテナ借ります!」カチッ!

ガコンッ!!

「何勝手にやってんだ! どこの所属だ!!」

卯月「えっと……島村卯月少尉です! 所属は……本当は今日聞く予定だったんですけど、すみません!」スタッ!

卯月「これは……やっぱり、NGF!」

「そのコンテナは機密事項のヤツだぞ! おい、聞いてるのか!!」

パシュンッ!!

卯月「これがあれば……!」


……
…………




42: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/03(日) 20:49:38.72 ID:pjAC3gV30

――ハマヨコ、フレイヤ級小型強襲揚陸戦艦『フレイヤⅡ』(ブリッジ)

整備長「接続アーム解除と、艦チェック作業……」

ピピピッ!

整備長「誰だ!」ピッ!

『せ、整備長! どこかのバカが新型のコンテナ勝手に開けてNGFを起動させてます!』

整備長「はぁ!? どこのバカだよ!!」

『知りませんよ! どこかのバカです!!』

整備長「引きずり出せ! あんなもん知らないで乗ると大変だぞ!」

『り、りょうか……うわぁっ!?』

整備長「おいどうした!」

『マニュアルで出撃されました……』

整備長「うげぇ……嬢ちゃんになんて言えばいいんだよ……」


……
…………




43: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/03(日) 20:54:47.72 ID:pjAC3gV30

――ハマヨコ、入港口(機体内)

卯月「よかった……な、何だかコックピット周りが新型みたいだけど、操縦は出来そう……!」カタカタカタッ!

ピッ、ピッ!

『No Pilot Suit』

卯月「あれ? パイロットスーツ着ないと警告出るんだっけ……ま、まあいいや」

卯月「機体チェック完了、駆動系統問題なし!」


卯月「マニュアルモードで……出撃!」


……
…………



45: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/03(日) 21:00:26.83 ID:pjAC3gV30

――戦闘宙域

卯月「レーダー……スティングは12匹……!」

ピピピッ!

整備長『おいバカ! お前何やってる!!』

卯月「あっ!? す、すみません! 戦闘って聞いて……」

整備長『早く戻ってこい! 戦闘は迎撃隊に任せとけ!!』

卯月「で、でも……」ピピピピピッ!!


白蜂「……!」ギュンッ!


卯月「い、1匹こっちにきた!? すみません、また後で通信します!」

整備長『おいバ――』ピッ!

卯月「わわわっ、この状態じゃ……装備は……ミョルニルがある! えいっ!」

ドシュシュシュッ!!

白蜂「!」ギュンッ!!




46: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/03(日) 21:06:38.30 ID:pjAC3gV30

卯月「ミサイルが追いかけている今のうちに変形……戦闘機のGN形態から人型のCG形態に移行!」

ガションッ!!

卯月「よし、これなら……武装選択、速射ビームライフルとサーベル!」

白蜂「……!」ズドォンッ!!

卯月「粒子砲……回避! ターゲットロック……!」ギュンッ!

ドシュゥンッ! ドシュゥンッ!

白蜂「!?」ドガァンッ! ドガァンッ!

卯月「サーベル! えええいっ!!」ブォンッ!!

シュパアアアアアンッ!

白蜂「……」ブブ……ブ……

ドガアアアアアアンッ!!!!!

卯月「や、やった……倒した……!」ハァ、ハァ……

ピピピッ!

『そこのNGF! 援軍ならこっちに来てくれ! 押されて……ぐおおおおおっ!』

卯月「い、いま向かいます!」


……
…………



47: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/03(日) 21:12:17.82 ID:pjAC3gV30

――十数分後、フレイヤⅡ(ブリッジ)

パシュンッ!

「戻りました。遅くなってすみません、状況は?」

整備長「出てきたスティングは12匹、いま9匹まで減ってるけどよ……」

「……どうしました?」

整備長「どっかのバカがコンテナに積んでた新型のNGFに乗って出撃しやがった!」

「はあ? どこのバカですかその人は」

整備長「だからどっかのバカなんだって!」

凛「これが……新造艦……」

未央「わあ、モニターも最新だし、ホロスクリーンが常設されてる……!」

「あなたたち、艦内を眺めていないで……と言っても、今すぐ新型に乗せるのは危険ですね……!」バッ!

整備長「おい嬢ちゃん!?」

「私がNGFで出撃します。カタパルトに用意していますよね? シューターで向かいます」

整備長「あいよ! 気ぃつけてな!」

「任せてください。あなたたち2人はここで待機、何かあれば整備長の指示に従ってください」

未央「は、はい!」


……
…………



48: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/03(日) 21:14:11.88 ID:pjAC3gV30

――フレイヤⅡ、カタパルト(機体内)


「まったく……一体どこのバカが新型に乗るなんて無茶なことを……」カタカタカタッ!

パチッ、パチッ!

「パイロットスーツにも着替えていないから、システムも起動できない……まあ、大丈夫でしょう。問題ありません」

ピピピッ!

整備長『ハッチ開けたぞ! 嬢ちゃん、出撃してくれ!』

「了解です。フレイヤは念のためコロニーの防衛にあたってください。新人は適当に見学させておくのと……あと戦闘中は艦長と呼んでください」

整備長『へいへい……それじゃ艦長さん、頼んだぜ!』



ありす「……橘ありす、NGF-VS02CSヴァルキュリア出撃します!」ギュンッ!!


……
…………




50: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/03(日) 21:19:46.20 ID:pjAC3gV30

※本編シナリオが分岐します。


――戦闘宙域

『こちらGNS-001、どこからの援軍かは知らんがフリーならこっちの小隊に入ってくれ!』

卯月「り、了解です!」

『仮コードはGN-010だ、マニューバプランも転送する。頼むぞ!』

卯月「マ、マニューバプラン……えっと……」ピピッ!

白蜂「……!」ブブゥゥゥン!

白蜂「……!」ブブゥゥゥン!

白蜂「……!」ブブゥゥゥン!

『来たぞ、散開!! マニューバプランをH17に変更する! GN-010、弾幕だ!』

卯月「は、はいっ! えっと……」

『何をしている急げ!』

卯月「へ、変形後のミサイル発射は……!」カタカタカタッ!

白蜂「……!」ズドォォンッ!!

『ぐおおおおおおっ!?』

『隊長!!』

卯月「あっ、あああ……!」





51: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/03(日) 21:23:33.01 ID:pjAC3gV30

『GN-006と009はフォローに回れ! 003、前だ!』

『001を後ろに! 何やってる010、スティングが来ているぞ!!』

卯月「あ……あああ……」ハァ、ハァ、ハァ……

白蜂「……!」ズドォンッ!!

卯月「あああっ!?」ズガガガガガッ!!

卯月(こ、これが本当の戦闘……さ、さっきは、うまくできたのに……)ハァ、ハァ、ハァ……

白蜂「!」ギュンッ!

卯月「っ!?」ビクッ!


ドギャアアアアン!!!!


白蜂「!?」ギュンッ!

白蜂「!?」ギュンッ!



卯月「いっ、いまの砲撃……!」ハッ!

『援軍か!?』





52: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/03(日) 21:26:24.75 ID:pjAC3gV30


ピピッ!

ありす『まったく……新人がシミュレーター訓練もせず新型を扱えると思っているんですか』

卯月「あ、あなたは……」ハァ……ハァ……

ありす『話は後です。とりあえず残りのスティングを処理します。あなたの処分についてはその後です』

ありす『迎撃隊、聞こえますか。そちらの戦闘可能機体数は8機ですね。3匹は私のほうで対応します』

『3匹!? 大丈夫なのか!』

ありす『問題ありません。誘導ミサイルでこちらにひきつけます』

『す、すまないが頼む……』

ありす『では対処します。あとでご連絡しますので』ピッ!


……
…………




53: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/03(日) 21:28:00.51 ID:pjAC3gV30

――戦闘宙域

ありす「スティングの群れの3匹にターゲットロック……」カタカタカタッ!

ありす「誘導ミサイルランチャー、ニフルヘイム発射!」

ボシュシュシュッ!!

白蜂「!?」ギュンッ!

白蜂「!?」ギュンッ!

白蜂「!?」ギュンッ!

ありす「こっちです! 人型のCG形態から戦闘機のGN形態に移行!」ガションッ!!

ありす「新型の速度に付いてこれるものなら!!」ギュオオオオオッ!!

白蜂「……!」ブブブゥゥゥンッ!!

白蜂「……!」ブブブゥゥゥンッ!!

白蜂「……!」ブブブゥゥゥンッ!!




54: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/03(日) 21:29:43.63 ID:pjAC3gV30

ありす「3匹掛かった! この距離を維持して……!」


白蜂「……!」ドシュシュシュッ!


ありす「来たっ、背面ミサイル発射!」ヒュカカカッ!

ドガアアアアアンッ!!!!

白蜂「!?」

白蜂「!?」

ありす「CG形態に移行……爆風で見えないでしょうが、私はこっちです!」ギュオオオオオッ!!

ドシュゥンッ! ドシュゥンッ!

ドガアアアアアアンッ!!!!

白蜂「……!」ブブゥゥゥン……!!

ありす「逃がしません! サーベル……はああっ!」ブゥンッ!!

シュパアアアアアンッ!!

ドガアアアアアアンッ!!!!



ありす「C.T.S.M『Counter.Turn.Strike.Maneuver』」ボソッ



55: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/03(日) 21:30:29.96 ID:pjAC3gV30


ありす「私の考案したマニューバ……やはり新型であれば有効に活用できますね。さすが教本に載るだけのことはあります」フッ……

ありす「さて……迎撃隊、聞こえますか? こちらは片付けましたので援護に向かいます」ピピピッ!

『1機で片付けたのか……すまないが頼む』

ありす「はい、あとそこのNGF、聞こえていますね」

卯月『はっ、はい……』

ありす「その機体は私たちの部隊が所有している物です。戦闘終了後は私に付いてきてください」

卯月『了解、です……』

ピッ!

ありす「はぁ……艦長っていうのも、大変ですね。まあ当時のPさん程ではないでしょうけど……」


……
…………



57: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/03(日) 21:38:09.30 ID:pjAC3gV30

――数分後、フレイヤⅡ(ブリッジ)

整備長「コンディショングリーン、うちのNGFは……あーあ、どっかのバカが被弾してやがる」カタカタカタッ

凛「凄い……大尉が戦闘に入ってから、もうスティングを全部倒して……」

未央「うわあ……うわぁ、これが本当の戦闘……!」

ピピピッ!

ありす『整備長、聞こえますか? 戦闘終了したので帰艦します』

整備長「おうよ。艦長、どうだった?」

ありす『新型は良さそうです。これならシステム起動後、飛躍的に戦闘力が向上すると思います』

整備長「ま、博士が作ったもんだしなぁ」

ありす『一ノ瀬博士によってシステムの見直しもされていますからね。あとはゾーニング現象がどれだけ抑えられているかです』

ありす『っと、無駄話でしたね。バカを1人連れて帰ります』ピッ!

凛「凄く余裕そう……スティングが12匹もいたのに」

整備長「ま、嬢ちゃ……艦長ならこんなもんだよ。ほらお前ら、行くぞ」フワッ

未央「行くって……どこに?」

整備長「艦長迎えに行くに決まってんだろ。ほら、こっちだ」

凛「了解……」

パシュンッ!

……
…………




58: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/03(日) 21:50:03.66 ID:pjAC3gV30

――数分後、フレイヤⅡ(カタパルト)

パシュンッ!

卯月「……」

卯月(全然、ダメだった……1匹まぐれで倒せて、喜んじゃって……)


ありす「そこのパイロット! 降りてきてください!」


卯月「あっ、は、はい!」フワッ……


卯月「あの……私……」

ありす「……おや? あなた、どこかで……名前と所属を教えてください」

卯月「は、はいっ……島村卯月、所属は……それが、まだ教えてもらっていなくて、士官学校を卒業したばかりで……」

ありす「ああ、そうでしたか。なら運がよかったですね」

卯月「へ?」



59: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/03(日) 21:58:32.95 ID:pjAC3gV30


整備長「嬢ちゃーん!」フワッ


ありす「整備長……お2人も連れてきたんですね」

整備長「まあな。そいつか? 勝手に新型持ち出したバカは!」

卯月「あう……す、すみません……」

未央「艦長って……すっごく強いパイロットなんですね……!」

ありす「まだまだです。私を鍛えた方々が恐ろしい化け物揃いなので……どうですか? 実戦を初めて間近で見た感想は」

凛「……何ともいえない。上手く、言葉に表せないっていうか」

ありす「まあ、それでも構いません。あなたたちはこれから3人、私の指揮の下で頑張ってもらいますから」

卯月「えっ?」

ありす「機密事項の新型を勝手に利用するのは処罰の対象になりますが……まあ、運が良かったですね、島村卯月少尉」

卯月「……私、ここに配属するんですか?」


ありす「国際連合防衛本部宇宙軌道防衛軍所属、第6防衛隊があなたたちの配属先です。これからよろしくお願いしますね、3人とも」


……
…………




60: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/03(日) 22:00:54.80 ID:pjAC3gV30

――ハマヨコ、軍本部(通路)

ピピピッ!

大佐「私だ」

翠『大佐、お久しぶりです。ただいまシャトルでハマヨコに到着しました』

大佐「おお、すまないねぇ。キミもフレイのほうで忙しいだろうが……」

翠『いえ、フレイには千秋さんたちがいますから……ふふっ、それに私も、今回の短期出向……ほんの少しですが楽しみがありますので』

大佐「あまり彼を困らせんでくれよ。私はこの間久しぶりに彼女たちに会ったら、今回の件でリンチにされてねぇ……」

翠『それは……自業自得といいますか……』

大佐「いやいや、そんなことはないぞ! 実績から彼が適任だから仕方がないんだ……あと、非常に言いにくいことなんだが……」

翠『何か?』

大佐「いや、実は彼なんだがね。別件があるのと、手続きの都合で合流が予定より遅れることになってね……次の作戦までには間に合うと思うんだが……」

翠『……』

大佐「そっ、そんな顔をしないでくれ! キ、キミも上官である私に危害を加えるというのかね!?」

翠『いえ……そんなつもりはありませんが』

大佐「頼むよ……はぁ、私も所属変わらんかなぁ……」

翠『まあ、大佐は無理かと……プロジェクト・ヴァルキュリアに関わっていますし』

大佐「はあ……彼、早く戻ってきてくれないかねぇ……」


……
…………



88: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/05(火) 22:01:27.27 ID:PN4BWJjS0

――数時間後、フレイヤⅡ(格納庫)

整備長「おーし! コンテナ上げろー!!」

<ウーッス

「整備長、残りのNGF積んだコンテナ、どうしますか?」

整備長「どうせ後で嬢ちゃんたちに設定入れさせるし、横並びにしておけよ」

「わかりました。それにしても……新型が一気に5機も配備されるのは嬉しいですねぇ」

整備長「まーなぁ、水野のトコの嬢ちゃんは自前の持ってくるんだろ?」

「システム搭載機の初期型ですね。艦長たちがしばらく休職している間は向こうでテストしていましたし」

整備長「ま、新入りたちばかりじゃウチの艦長も苦労するだろうしなぁ……」

整備長「ま、いいか。ちょっと嬢ちゃんのとこ行ってくるわ」


……
…………



89: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/05(火) 22:08:59.29 ID:PN4BWJjS0

――フレイヤⅡ(通路)

整備長「おーい、嬢ちゃーん!」

ありす「整備長ですか。NGFの修理、終わりましたか?」

整備長「まあな。腕パーツの取替えだけだったし大したことねえよ。それにしても、久しぶりに嬢ちゃんの戦闘見たけど、腕上げたじゃねえか」

ありす「Pさんたちの訓練も厳しかったですしね。ですが私もまだまだです」

整備長「またまたぁ、謙遜すんなって。さすがクール・タチバナってな」

ありす「もうっ、前の出向先でもみなさんそんなふうに言ってきました……迷惑千万です」

整備長「ははっ! ま、他の嬢ちゃんたちもいねえからな。俺たちでやっていかねえと」

ありす「そうですね。今日は戦闘で予定が後ろ倒しになりましたが、新人もいますし明日は翠さんたちを迎えに行きませんと」

整備長「そういえば、少佐はいつ合流するんだ?」

ありす「軍を退役してしばらく経ちますからね。向こうも色々あって手続きに時間が掛かってるんです」

整備長「まぁ、仕方ねえか……」

ありす「あとは愛梨さんと蘭子さんの様子を見に行ってからになると思います」

整備長「とときんたちか……そうか、らんらん中尉も復帰したもんなぁ」

ありす「治療、長かったですからね。愛梨さんと私は耐性持ちだからすぐに復帰できましたけど」

整備長「この前、とときんからメールもらったよ。らんらんが復帰してくれて嬉しいってよ」

整備長「ただ、2人とも火星圏にいるし……そこがなぁ……」

ありす「次の作戦は火星圏で行われますからね。まぁ、召集が掛かったとしてもPさんが許さないと思います」

整備長「少佐も過保護だねぇ……」


……
…………




93: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/05(火) 22:21:10.44 ID:PN4BWJjS0

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

パシュンッ!

卯月「あっ、橘特大尉!」ガタッ!

未央「お疲れ様であります!」

ありす「そう硬くならなくていいです。ここはアットホームな職場にしたいので……あと、特大尉だと長いので大尉で構いません」

凛「一応、ブリッジ操作のマニュアルには目を通したけど……あ、通しました」

ありす「私は言葉遣いに関してはあまり口を出しませんが、然るべき場ではそれなりでいてください」

ありす「あと、明日は本部に戻ります。合流予定の方がまだいますので」

未央「えっ、私だけじゃないんですか?」

ありす「そうです。フレイヤは強襲艦でそれほど大型ではありませんが、この人数ではブリッジ要員も足りませんしね」

ありす「明日、短い間ですが私の代わりにみなさんの戦闘指揮を任せる方と合流する予定ですので」

卯月「えーっと、私と、渋谷少尉、本田少尉と……フォーマンセルの小隊になるってことですか?」

ありす「まあ、明日になれば分かります。新型についての説明や直近で参加する作戦の説明もしますので、今日は私と整備長のほうで艦の仕様についてご説明します」

凛「ありがとうございます」

整備長「まっ、新造艦だし俺たちも触ったばかりだけどよ。艦の中も案内しておくぜ」

ありす「あと島村少尉」

卯月「はい?」

ありす「あなた、一応新型機を勝手に持ち出した罰則として始末書を書いてください。アルヴィスの秘匿階層レベルの機密なので、最初から大変ですよ」

卯月「うっ、うえええぇぇぇ……」

ありす「まあ艦仕様の説明が終わった後でいいです。書き方も教えます」


……
……………



94: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/05(火) 22:27:31.58 ID:PN4BWJjS0

――数十分後、フレイヤⅡ(食堂)

ありす「ここが食堂です。フレイヤの運用想定宙域は木星圏までなので、食堂で提供しているものは一般食になります」

凛「確か、土星圏宙域で任務にあたっている艦は、ペースト食がメイン……でしたよね」

ありす「あなた言い難そうですね……まあ、フレイヤも緊急時や、遠征の際はペースト食を提供します。あと……」

ガラッ!

おばちゃん「おや、ありすちゃんたち来たのかい?」

未央「こんにちは!」

ありす「食堂のおばちゃんです。ここでは絶対的な権限を持っているので決して逆らわず、食事は残さず食べることです」

整備長「新人連れてきたぜ」

卯月「よ、よろしくおねがいします」

おばちゃん「みんな若いねぇ……ちょっと昔のありすちゃん見ているようだよ」

ありす「ちょっと、部下の前ですからあまりそういうお話は……というか、私は昔からそんなに変わっていませんから」

おばちゃん「あらあら……ところでありすちゃん、少佐いつ戻ってくるんだい?」

ありす「まだ手続きのほうが……別件もあるみたいで合流が遅れるそうです」

おばちゃん「あらぁ、残念ねえ……しばらく顔見てないから楽しみにしてたんだけど」

卯月「少佐って……?」

整備長「あー、ん……」

ありす「……まあ、近いうちにお話しします。次の場所に向かいましょう」

未央「はーい……?」


……
…………



95: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/05(火) 22:33:47.36 ID:PN4BWJjS0

――数時間後、フレイヤⅡ(艦長室)

ありす「……」カタカタカタッ

ありす「……島村少尉の報告書、一応フォーマット渡したはずなのに滅茶苦茶……」ハァ……

ありす「まあ、新人ですし仕方が無いですね。修正箇所をチェックして、転送……」カタカタッ

ありす「……もうこんな時間ですか。今日は色々ありましたね」

ありす「今日来た新人たちは割り当てられた部屋にいるはずですし……どうしましょうか」


安価選択(会いに行くアイドルを下記から選択してください)
1.卯月
2.凛
3.未央
4.他のことをする

このレスの投下から3分後の最初のレス(コンマ分含む)
↓1




99: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/05(火) 22:37:01.69 ID:AT9Lp3Wjo





102: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/05(火) 22:52:01.67 ID:PN4BWJjS0

>>99
3.未央

――フレイヤⅡ(休憩所)

ありす「搬入リスト……まったく、交換用のコックピットが足りていないなんて……」ピッ、ピッ……

ありす「……おや、あれは」ピタッ


未央「……」


ありす「本田少尉、何をやっているんですか?」

未央「あっ、大尉……いやー、ちょっと……」

ありす「ここはリフレッシュルームですし、来る分には構いません。ただし睡眠時間になったら部屋に戻るようにしてください」

未央「わかりましたっ! ……でも、まだハマヨコの港だしいいですよね?」

ありす「まあ、睡眠時間でもありませんからね。ただし今後行うNGFのシミュレーター訓練で居眠りをしないように」

未央「ま、まあ……シミュレーター動かしているしそれは大丈夫かな……」

ありす「ところでお1人ですか。同じ新人同士、他のお2人と休憩時間中に仲良くしているのかと思っていましたけど」

未央「それはまぁ、今日お互い知った仲ですから少しくらいは様子見ちゃうっていうか……あっ、でも後で私の部屋に来てって通信は入れておきましたよ!」

ありす「いいですね。早めに打ち解けておいてください。後々困りますし……それで、ここで何を?」

未央「ええっと……この休憩所、花壇があるんだなぁって」

ありす「……そうですね。ゲージでの管理ですが」

未央「なんか、戦艦に花壇があるって珍しいと思いませんか? 私、ここで花を見るなんて思ってなかったから……」



103: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/05(火) 22:57:48.86 ID:PN4BWJjS0

ありす「そうですね。わざわざ設置していますから珍しいと思うのは当然です」

未央「でも、花を見るのっていいなって……戦艦の中って殺風景ですし、見てると少しほっとするなって」

ありす「……そうですね。私もそう思います」

未央「だけど花壇の手入れとか、花の世話って大変そう。植替えとかもしなきゃダメだろうし」

ありす「仕方がありませんよ。お花をしっかり育てるうえで必要なことです」

未央「うーん……まあ、確かに環境数値を見直すだけっていえばそうなんですけど、もっと簡単に出来ないのかなぁ」


ありす「……」



1.ありす「お花とは少し話が違いますが、私はあなたたちをしっかり育てる立場にいます」
2.ありす「……昔、艦の花壇を熱心に育てている方がいました」
↓1



104: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/05(火) 22:58:41.64 ID:HmYdCdri0

1



107: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/05(火) 23:06:24.19 ID:PN4BWJjS0

>>104
1.ありす「お花とは少し話が違いますが、私はあなたたちをしっかり育てる立場にいます」

※今後特定のアイドルに対してシナリオ分岐が発生する可能性があります。


未央「えっ?」

ありす「お花はしっかりと、丁寧に育ててあげることで綺麗な花を咲かせます」

ありす「だけど、手を抜いてしまうと綺麗な花を咲かせることができないかもしれません。最悪、枯れてしまうかもしれません」

ありす「あなたたちも、時間を掛けて訓練を重ねて任務をこなせば、しっかりと成長できます」

ありす「もし私があなたたちの育成に手を抜けば……さあ、どうなりますか?」

未央「うーん……若輩者ですがご指導よろしくお願いしますっ!」

ありす「まあ、そういうことです。言ってしまえばあなたたち新人は、まだつぼみの状態です」

ありす「そのつぼみを綺麗に花開かせるのが、私の仕事です。手は抜くつもりはありませんからね」

未央「はいっ!」

……
…………



108: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/05(火) 23:16:11.10 ID:PN4BWJjS0

――フレイヤⅡ(未央の部屋)

未央「やあっ!」ビシッ!

凛「……」

卯月「……あのー」

未央「ん、どうしたの?」

卯月「いえ、あの……本田少尉、私たちに用事って……」

凛「いきなり端末にメール寄越されてもさ……」

未央「ん? いやいや、私たちってみんな士官学校出たばかりでしょ? ならほら、新人同士仲良くやりたいなって思ってさ!」

凛「……そっか、全員卒業したばかりだったんだ」

卯月「だから私たちの戦闘指揮に、もう1人きてくださるんでしょうか?」

未央「まあまあ……って、その前に自己紹介しようよっ、ブリッジにいたときも結構無言だったからさ」

凛「そりゃあ、いつ大尉が戻ってくるか分からなかったし」

未央「ふふんっ、私は本田未央! 学校の成績はどれもそれなりによかったけど……一番はNGFのシミュレーターかな? 戦闘は特に頑張れると思うからよろしく!」

凛「……渋谷凛。私も成績はほどほどだったかな……」

卯月「わ、私は島村卯月です。学校の成績は……あ、あんまり……でも、オペレーターならそれなりに……」

未央「うん、うん……私たちでチームかぁ……これから一緒に頑張ろうね!」

凛「そうだね。いきなり新造艦に配属されたのは、少し驚いたけど」






109: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/05(火) 23:33:22.92 ID:PN4BWJjS0

卯月「これから大丈夫かなぁ……」

凛「島村少尉は……うん、無断で新型に乗り込んじゃうんだから、ちょっと危ないかも」

卯月「ううぅぅ、それは、そのぅ……」

未央「しぶや、りん、しぶや……しぶ、しぶりん……そう、しぶりんだね」

凛「えっ? 何それ」

未央「えっ? いやぁ、私たち同期だしそんな堅苦しくなくていいかなって。ほら、大尉も言ってたじゃん」

凛「でもその……しぶりんって……」

未央「結構呼びやすいと思うけど……んーじゃあ……しまむら、うづき……しま、しま、むー……しまむーにしよう」

卯月「えぇっ!? わ、私そこに名前が乗っかってないんですけど……」

未央「いいじゃんいいじゃん! よし、しぶりんにしまむー、決定! あ、私は未央でいいよ」

凛「自分は名前で呼んでもらうんだ……」

未央「まあまあ、ほら、それより明日はもう1人来てくれるって話しだしさ、どんな人なんだろう?」

卯月「あ、それなら私、さっき大尉から少しだけお話聞きましたよ。何でも別の部隊から出向で来てもらえるみたいで、大尉のお知り合いらしいですよ」

未央「へー、大尉の……ところでさ、大尉ってちっちゃいよね」

凛「うん」

卯月「え、小さい?」

未央「ほら、ぱっと見て私たちより年下っていうかさ……」

凛「でも大尉だし……もしかしたら私たちよりも年上かもしれないし」

未央「まあ、グレイプニールの時代から任務やってたって聞いてるし……うーん……」



112: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/05(火) 23:45:12.05 ID:PN4BWJjS0


卯月「あと、食堂でお話ししていましたけど、どなたか分からないけど少佐も来るみたいですよね」

凛「大尉が艦長やってるけど、どうなるんだろ。少佐が来たら配置換えになるのかな」

未央「私たちも、戦闘の状況によっては配置換えがあるって聞いてたし、なんだか大変そうだよねぇ」

凛「……ま、ぼやいても仕方が無いよ。どこに配属されても最初が大変なのは変わらないし」

卯月「そうですよね! 大尉も整備長も、良い人たちみたいでよかったです」

未央「うん、何だかここならやっていけそうって気がするもんね。はー、早く新型のNGFにも乗りたいなぁ……しまむー、無理やり乗ってみてどうだった?」

卯月「えっ!? え、ええと……何だかコックピットが新しくなってるなーって思ったくらいで……」

凛「何それ、全然覚えてないの?」

卯月「う……初めて出撃したから、いっぱいいっぱいで……」

未央「そりゃそうだよね。私も初陣で落とされないように頑張らないとなー……」


……
…………



114: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/05(火) 23:57:53.82 ID:PN4BWJjS0

――フレイヤⅡ(ブリッジ)


『大尉ってちっちゃいよね』


ありす「……」

パシュンッ!

整備長「おーい嬢ちゃん……って何やってんだ?」

ありす「いえ……私も、新人の部下を持つのは初めてですから……どんな会話をしているのか、気になってしまって」

整備長「ローカルの艦内記録かよ。良い趣味してんな」

ありす「美波さんたちとは違います……まぁ、聞いてみると当たり障りの無い会話ばかりなので特に何もありませんが」


『ほら、ぱっと見て私たちより年下っていうかさ……』

『でも大尉だし……もしかしたら私たちよりも年上かもしれないし』


整備長「ちっせえってよ」

ありす「私はいいんです。肉体生成技術で一部移植しているんですから……それに、成長が緩やかなだけです」

整備長「ま、仕方がねえわな」

ありす「キラー・ビーたちにこの技術を与えるようになってからは、隠す必要もなくなったんですけどね」

ありす「まあ、言い換えると私が一番長い期間、若くいられるということですし」

整備長「おーおー、少佐も喜ぶぞ」

ありす「茶化さないでくださいっ、もう……」



116: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/06(水) 00:04:03.04 ID:JFXTtThs0

整備長「ところで、明日は昼には本部に行くんだろ?」

ありす「はい、翠さんをお迎えに行きますから」

整備長「それなら戻ってきたら新人たち貸してくれよ。NGFの設定もやらせてえし」

ありす「大丈夫ですよ。それに全員集まってから直近の作戦のお話しと、新型の説明をしなければなりませんからね」

整備長「そいつは丁度良い……にしても、火星圏宙域にフィールドジェネレーターと、なんちゃらって新型装置の設置作業、嬢ちゃんたちに出来るのかねぇ」

ありす「観測タイミング的にスティングも来るでしょうしね。最初の任務としては厳しい思いますが、作戦開始までには出来る限り鍛えておきます」

ありす「翠さんも来て頂けますし、何とかなるとは思うんですけどね」

整備長「そうだなぁ……他のやつらもいてくれれば、もうちょっと楽なんだがなぁ……なんでウチはいつも人が足りないんだか」

ありす「文句は大佐に言ってください。この間みなさんに袋叩きにあったばかりですけど」

整備長「おお怖いこわい……」


……
…………
………………
……………………




118: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/06(水) 00:07:21.39 ID:JFXTtThs0

――同時刻、土星圏外、戦闘宙域、ノルンS-02(メインブリッジ)


「フィールドジェネレーター起動、次元断層情報を取得します」カタカタカタッ!

「空間転移による次元断層レベルは6。ノルン級サイズの蜂の巣です!!」


時子「チッ、断層レベルのわりにサイズはノルン級か……」

麗奈「どうすんのよ時子。ほら、やっぱスティングの蜂の巣よ」

時子「コンディションレッド、艦を戦闘態勢に移行。NGF隊は出撃しなさい!」

ピピピッ!

智絵里『コ、コンコルディア隊、出撃しますねっ!』

時子「気をつけていきなさい」

智絵里『は、はいっ!』ピッ!

麗奈「で、アイツはどうすんの? 勝手にやらせる?」

時子「どうでもいいわ。断層レベルの確認までは済ませたのよ、後は勝手にやるでしょう」

麗奈「まっ、そうね……はぁ、アタシも出撃してこようかしら……」

時子「アァン? 楓がいない分アンタが働く話でしょう? さっさと席に着きなさい」

麗奈「へいへい……っとに、いつもいつも面倒臭い奴らね……」

……
…………




120: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/06(水) 00:13:21.94 ID:JFXTtThs0

――数分後、戦闘宙域


白蜂「……!」ブブゥゥゥゥンッ!!

白蜂「……!」ブブゥゥゥゥンッ!!

ピピピッ!

『隊長、また巣からスティングが出現してきました!』

智絵里「マニューバープランはY09ですっ、各機散開して……」


白蜂「!!」ドシュシュシュッ!!


智絵里「あ――」

ドガアアアアアアンッ!!!!

『たいちょおおおおおおおお!!!!』

『くっ、マニューバープラン変更だ! 隊列を……』


ズドォンッ!!

ズドォンッ!!

ズドォンッ!!

白蜂「!?」

ドガアアアアアアアアンッ!!!!


『なんだ!?』

『い、今の砲撃、どこから……!?』


……
…………



122: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/06(水) 00:20:43.44 ID:JFXTtThs0

――戦闘宙域

ピピッ! ピピッ!

「次元断層レベル6……想定規模の半分以下……」カタカタカタッ……

「断層後の宙域データをスキャン……空間構成情報安定、再度の空間転移現象の発生見込みは無し……」カタッ……

「今回も、違う……か」ギリッ……


白蜂「!」ギュンッ!

白蜂「!」ギュンッ!

白蜂「!」ギュンッ!

白蜂「!」ギュンッ!


「……取得データを転送。NGF、CG形態に移行……戦闘を開始する」

ガションッ!!


「お前たちは……倒す!」


……
…………
………………
……………………



124: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/06(水) 00:33:57.86 ID:JFXTtThs0

――翌日、木星圏宙域、ハマヨコ、軍本部(会議室)

大佐「さて、皆揃ったことだし自己紹介といこうじゃないか……水野中尉」

翠「はい。独立機動隊所属の水野翠中尉です。短期出向という短い期間になりますが……よろしくお願いいたします」

卯月「よっ、よろしくおねがいしますっ!」

ありす「来て頂いて助かります。フレイヤはいつも人手不足なもので……」

翠「ふふっ、困ったときはお互い様です。私も、新人のお世話をするのは初めてですから……至らないところもあるかもしれません」

凛「いえ、ご指導お願いします」

未央「私たちも頑張りますので!」

翠「元気が良いですね。私も、フレイヤに来たからにはそれなりに成果を残すつもりですから、ね?」

ありす「まあ……お願いします」

大佐「それじゃあキミも……一言頼むよ」





加蓮「……第27防衛隊所属、北条加蓮少尉です」




……
…………



127: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/06(水) 00:45:55.10 ID:JFXTtThs0

キャラクターシートを一部更新

キャラ名:橘ありす
戦闘適正      :71(Bランク)
オペレーター適正 :71(Bランク)
指揮官適正    :71(Bランク)
性欲        .:0
モバPへの親愛度.:200(情愛)

■橘ありす
フレイヤ級小型強襲揚陸戦艦『フレイヤⅡ』の艦長。階級は特別大尉。
プロジェクト・ヴァルキュリアのフェーズ移行に伴い、NGFに合わせて刷新されたヴァルキュリアシステムの運用テストを
行うため、前フェーズより引き続きプロジェクトに携わることになる。
システムに対しては耐性持ちのため、対話の日に行った宙域ライブ時のシステム起動による肉体への負荷の治療がいち早く
済んだため単独で復帰している。
3年前はブリッジでの通信、火器管制が主担当だったがPや麗奈、楓、蘭子による教育により指揮官や、前線での戦闘も
十分に行えるようになった。
================================================================================================================

キャラ名:島村卯月
戦闘適正    :3(Gランク)
オペレーター適正:33(Fランク)
指揮官適正   :26(Gランク)
性欲      :0
モバPへの親愛度:1(並)
================================================================================================================

キャラ名:渋谷凛
戦闘適正    :24(Gランク)
オペレーター適正:34(Fランク)
指揮官適正   :38(Fランク)
性欲      :0
モバPへの親愛度:26(並)
================================================================================================================

キャラ名:本田未央
戦闘適正    :32(Fランク)
オペレーター適正:33(Fランク)
指揮官適正   :40(Fランク)
性欲      :0
モバPへの親愛度:11(並)
================================================================================================================

キャラ名:北条加蓮
戦闘適正    :29(Gランク)
オペレーター適正:8(Gランク)
指揮官適正   :75(Bランク)
性欲      :0
モバPへの親愛度:12(並)
================================================================================================================



162: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/07(木) 23:09:39.85 ID:+Zoh7R1S0

――数時間後、ハマヨコ、軍本部(通路)

大佐「まあ、翠君も来たことだし、新人たちについては問題ないだろう」

大佐「まだ決まってはいないが、向こうの任務が一段落したら桃華君にも来てもらうと思っていたが……」

ありす「フレイの負担を増やしてしまうのも気が引けます。Pさんが来てくださったら私か翠さんのどちらかとコンビを組めば大丈夫ですし」

大佐「結果としては彼に頼りきりになってしまうことになるがね……まあ、そうも言ってられんか」

ありす「火星圏で観測されている次元断層の予兆も、強くなって来ていますからね」

大佐「うむ……だが晶葉君たちが準備していた干渉装置も間に合ってくれた。作戦が間に合えばいいが……」

ありす「戦力はどうするつもりですか?」

大佐「こちらからノルンはJ-01を送る。火星圏宙域でM-01、M-02と合流して配置につかせる」

ありす「M-01……ちひろさんもいますね。戦力もやっぱりそれくらいの規模になりますか」

大佐「済まないが頼むよ。あと今回の作戦だが、キラー・ビー側からも増援が来る予定だ」

ありす「混合編成ですか? 私や翠さんは問題ありませんが、新人たちは大丈夫でしょうか……」

大佐「それも含めて、面倒をみてやってほしい。アインフェリア隊が揃わない現状、辛いとは思うが」

ありす「もう少しで全員の治療プログラムも終わります。まあ、しばらく私と愛梨さんの2人でやってきましたから……早く戻ってきて欲しいですね」

ありす「さて、それじゃあ私もフレイヤに戻ります。来て頂いて早々に翠さんに新人を任せきりにするのも申し訳ないので」

大佐「分かった。また後で連絡を入れるよ」


……
…………



163: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/07(木) 23:22:11.63 ID:+Zoh7R1S0

――ハマヨコ(港前)

「では私は本部に戻ります」

ありす「送って頂いてありがとうございます。大佐にもよろしくと伝えておいてください」

「分かりました。失礼します」


ありす「さて……ん?」ピピピッ!

ありす「はい、こちら橘」

麗奈『いま大丈夫? アンタだけ?』

ありす「麗奈さんですか。いま丁度みんなで本部に行ってたんですが、新人たちは先に帰したので私1人ですけど……どうかしましたか?」

麗奈『ならいいわ。今度そっちでやる作戦の開始時期、多分晶葉たちの準備次第だろうけど、一応アイツも向かうって』

ありす「そうですか。そちらではどうでしたか?」

麗奈『収穫ゼロ。一応データは収集したみたいだけどね』

ありす「ダメでしたか……戦闘は大丈夫でしたか?」

麗奈『まあまあね。ま、レイナサマほどじゃないけど? まぁ、ウワサになるくらいにはなったわね』

ありす「頼もしいですね。となれば合流することになりそうですけど……許可は大丈夫ですか?」

麗奈『アタシと時子で書いておいたわよ。後、ウチのへっぴり腰もそっちに貸してあげる』

ありす「どなたのことですか?」

麗奈『智絵里よ智絵里、丁度こっちは配置換えのタイミングなのよ。前にアタシがしばらくの間アンタたちのところに行ったみたいに、智絵里そっちに寄越すから』

ありす「まあ、フレイヤも相変わらず人手不足で助かりますけど……」

麗奈『時子は渋ってたけどね。まああの子も土星圏の任務、長かったし……適当に使ってあげて』

ありす「分かりました。合流したら連絡しておきますね」

麗奈『頼むわよー』ピッ!

……
…………




165: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/07(木) 23:30:20.26 ID:+Zoh7R1S0

――フレイヤⅡ(格納庫)

ありす「……で」

翠「はい?」


未央「はぁ、はぁっ……おぇっ」

凛「……う、うう」

卯月「……」ハァ……ハァ……


ありす「NGFのシミュレーション、最初から飛ばしすぎじゃないですか?」

翠「いつ作戦が開始されるかも分かりませんし……時間の許す限りは詰めておこうかと思ったのですが……」


未央「ちょっ……まって、くださ……」ハァ、ハァ……

凛「きっつ……」

卯月「……」


ありす「いえ、あの、新人ですよ? いつから開始していたんですか?」

翠「フレイヤに戻って、少しお話しをしてから……そうですね、2、3時間ほどだとは思いますけれど……」

ありす「ま、Pさんが来るまでに少しでも叩き上げておかないといけませんからね」

翠「そういうことです♪」

凛「お、鬼……」

ありす「まあ作戦のお話しもしなければなりませんし、訓練は中断しましょうか」

卯月「ちゅ、中断……」

未央「まだやるんだ……」

翠「当然です。さあみなさん、浴場に行って来ても構いませんので、1時間後には会議室に集まりましょう」

未央「は、はぁい……」ハァ、ハァ……

……
…………



168: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/07(木) 23:45:44.07 ID:+Zoh7R1S0

――1時間後、フレイヤ(会議室)

未央「……ねえ」

卯月「どうしましたか?」

未央「あのさ……お風呂場にあったアレ、なんであるんだろう……」

凛「……知らない」

卯月「アレ?」

未央「あ、アレだよアレ……バ――」

パシュンッ!

ありす「みなさん、来ていますね?」

凛「橘大尉……はい、全員来ています」

ありす「それでは、直近で私たちの部隊が参加する作戦についてご説明します。翠さんも、ここに来る前に話は聞いていると思いますが……」

翠「詳細は現地でということでしたので、聞かせてもらいます」

ありす「分かりました。スクリーンモニターを出します」カタカタカタッ!

フォン……

卯月「この宙域マップ……」

ありす「火星圏宙域の全体図です。今回私たちは、現在火星圏宙域で観測されている次元振動を中和させる作戦に参加します」

未央「次元振動の中和?」

ありす「次元振動はキラー・ビーたちが巣を空間転移させる際に発生した空間歪曲現象の一部です」

ありす「現在、軍ではフィールドジェネレーターを使用して次元断層を初期段階から観測します」

ありす「その後、段階的に断層が大きくなっていくのを確認し、空間転移条件が成立した時点で蜂の巣が転移してきます」

ありす「空間転移してきた蜂の巣がビーたちのものであれば保護、スティングたちのものであれば戦闘になります」

凛「その次元振動はどうやって中和……させるんですか?」

ありす「それについてはオート・クレール社が開発した干渉装置を使用します」



174: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/08(金) 00:06:08.23 ID:u28Sfgqh0

ピッ、ピッ……

ありす「いまモニターに映した地点、現在宙域で観測されている発生するであろう次元断層のうち、想定規模の高いポイントに対して……」カタカタカタッ!

ピピッ!

ありす「干渉装置を設置、起動させて発生している次元振動を停止させます」

卯月「……それだけ、ですか?」

ありす「それだけです」

未央「えー……なんか、簡単そうっていうか」

凛「宙域全体から見ても3ポイントに設置するだけなら、そんなに難しいようには見えないけど……」

翠「話をきくだけであれば、確かに簡単と思うかもしれませんが……この装置を起動させるには条件があります」

卯月「条件?」

ありす「はい。この装置は起動する際、次元断層が発生した際に生じるエネルギーの最大値と同量の効果を与えないと次元振動を中和させることができません」

凛「同じ量のエネルギーをぶつけて相殺させるってこと……かな?」

ありす「その通りです」

パシュンッ!

加蓮「すみません、遅れました」

ありす「北条少尉ですか。いま始まったばかりです。NGFの調整は大丈夫でしたか?」

加蓮「大丈夫です。後で、もう一度調子は見ておきますから」

ありす「そうですか。整備長なら面倒見が良い人ですし、付き合ってくれますよ」

加蓮「……」



176: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/08(金) 00:12:16.19 ID:u28Sfgqh0

未央「うーん……装置の話は難しそう……」

ありす「私たちは技術屋じゃないですからね。装置について細かい仕様まで把握する必要ありません」

ありす「あくまでどういった効果で装置が成立するのかという話をしたわけです……続けます」カタカタカタッ!

ピッ!

ありす「そのため、装置を起動させる手順については……設置作業、次元断層の発生確認、装置のパラメーター設定、起動になります」

卯月「……え、次元断層が起きるまで待つんですか?」

ありす「そうです。エネルギーの最大値を測定する必要がありますから」

翠「そうなると巣の空間転移が行われてしまう……そこで、スティングが転移してきた場合に備えて戦闘部隊で迎撃を行います」

ありす「これまでの観測結果から、ほぼ間違いなくスティングの巣が空間転移してこようと次元振動を発生させています」

ありす「私たちの部隊はノルン艦隊指揮の下、スティングを撃破することが仕事になります」

加蓮「蜂との……戦闘……!!」

凛「……?」

ありす「ま、大まかな話としては以上になります。あとの詳細は作戦開始のタイミングで本部から展開されます。何かありますか?」

卯月「うーん……」

凛「……」

未央「ありません」

ありす「では訓練に戻りましょう。と、その前に……」

翠「あ、アレですか?」

ありす「はい」

未央「アレ?」

ありす「みなさんが搭乗する新型のNGFについてご説明します」



177: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/08(金) 00:21:45.15 ID:u28Sfgqh0

未央「新型の話!?」ガタッ!

ありす「そうです。先日島村少尉が無断で乗り回した新型のお話しです」

卯月「あ、あううう……」

凛「まあまあ……」

加蓮「……」ハァ……

ありす「形式番号はNGF-VS02S、こちらはシステムに登録する機体コードにもなります。登録名はNGFヴァルキュリアになります」

凛「NGF、ヴァルキュリア……」

未央「やっぱり新型だから、従来機より性能上がってるんですよね!」

ありす「現行機であるNGF-3Nの稼動データは一部フィードバックされているので多少なりとも性能は向上しています」

ありす「ただ、この機体は単純なバージョンアップ機ではありません」

卯月「何か他にあるんですか?」

ありす「この機体にはパイロットに直接適用される専用システム……ヴァルキュリアシステムが搭載されています」

未央「ほう……ヴァルキュリアシステム……ほう、ほう!」



178: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/08(金) 00:31:55.42 ID:u28Sfgqh0

ありす「ヴァルキュリアシステムは各機体共通仕様の360度フルスクリーンモニター、擬似立体音響、運動制御補助プログラム用の脳波受信装置の3つと……」

ありす「私たちが着用する専用パイロットスーツを合わせた上でシステムとして成立しています」

凛「パイロットスーツも専用なんだ」

ありす「システム起動中はフルスクリーンモニターにより映される光景、擬似立体音響から伝わる音、そして脳への情報伝達率をより高度にすることによって」

ありす「搭乗者の恐怖心、闘争本能を活性化させて人間の生存本能を莫大に発現させることでゾーニング現象を発生させます」

卯月「……ゾーニング現象って何ですか?」

ありす「ゾーニング現象とはスポーツ選手でいうゾーン状態と近しい状態を指していて、この状態になることで搭乗者の反応速度、状況判断力が向上し、より高次元の戦闘が行えるようになります」

未央「へぇー! それじゃあ私たちがパワーアップするってこと!?」

加蓮「……それで済むならよかったんだけどね」

卯月「えっ?」

ありす「北条少尉には事前にある程度説明していますからね……」

凛「何かあるんですか?」

ありす「搭乗者がゾーニング現象に移行した後は、システムとダイレクトリンクしているパイロットスーツから、電気信号が随時身体全体に送られることでゾーニング現象を維持します」

ありす「そのため強制的にゾーニング状態が維持されるので、戦闘終了後も搭乗者の身体には後遺症として、ゾーニング現象が残ることになります」

未央「えっ、それじゃあ私たち、戦闘が終わった後も怖がったり興奮したりしなきゃダメってこと?」

ありす「いえ、生存本能が活性化されたことにより、激しい性衝動が襲ってきます。戦闘後は性衝動を発散させることでゾーニング状態を解消させます」

凛「えっ?」

卯月「えっ?」

未央「えっ?」

加蓮「……」




179: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/08(金) 00:43:11.39 ID:u28Sfgqh0


ありす「システムの説明については以上になります。また、ヴァルキュリアシステムについてはアルヴィスの秘匿階層レベルの情報となる重要機密になります」

ありす「機密が漏れた場合、処罰は免れません。場合によっては最悪、銃殺刑になる可能性もあります」

ありす「なので、情報の取り扱いに関しては細心の……どうかしましたか?」

卯月「……」

凛「いや、あの……」

未央「さっきの、性衝動を発散させるって……」

ありす「ああ、すみませんけど、しばらくはオナニーで我慢してください」

未央「いやだからさぁ! いきなりオナニーって何!?」

ありす「うーん……?」

翠「まあ、私たちみたいに搭乗してから分かった場合とは……また違った驚きがあるみたいですね」

ありす「そうみたいですね」

凛(まさかさっき風呂場で見たバイブは……)

卯月「えっと、大尉は知っていたんですか?」

ありす「当然です。私と水野中尉は3年前に同システムの運用テストを担当していました。私たち以外にも、フレイヤの主要スタッフは全員関係者です」

未央「えっ、ええええ……」

凛「何それ……信じられない……」

ありす「何だか、凄くまともな反応ですね」

翠「ええ、私たちがどれだけおかしくなっていたのか、分かってしまいますね……」





180: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/08(金) 00:51:33.21 ID:u28Sfgqh0

加蓮「……私たち、やっぱり他のメンバーからはそういう目で見られちゃうってことだよね」

卯月「えっ? そういう目って……?」

未央「……戦闘終わったらダッシュで風呂場に行ってオナニーするヤツってこと」

卯月「え……えっ、ええええっ!?」

ありす「あ、その点に関しては心配しなくても大丈夫です」

凛「え?」

ありす「ええと……実は、3年前の運用テストに関わってたフレイヤのメンバーはパイロットたちの様子を知っているので、その……ええと……」

卯月「?」

ありす「そのですね、まあ、その人たちが……良く言えば荒ぶっていたといいますか、悪く言えば変態すぎてドン引きされてたというか……」

ありす「なので、みなさんがゾーニング状態になったとしても、『ああ、いつものやつか』くらいにしか思われないかと……」

未央「結局ダメじゃん!」バンッ!

ありす「ま、まあまあ! 3年経ってシステムも刷新されて当時よりは大幅に後遺症が抑えられたみたいですから」

翠「搭乗者の負担も、当時の半分以下になっていると聞いています」

凛「半分以下って……大尉の時代は……?」

ありす「私は耐性持ちなので酷いことにはなりませんでしたが、他のみなさんは3回ほどの出撃でかなり……」

未央「ってことは私たちは6回も出撃すればヘンになっちゃうってこと?」

ありす「はい」



186: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/08(金) 01:00:43.63 ID:u28Sfgqh0

凛「なんでそんなシステムがまかり通ってるんだろう……」

ありす「上層部の意向です。まあ、みなさんの配属された理由の1つ、運用テストについては新システムが対象になります」

ありす「プロジェクト・ヴァルキュリア……フレイヤⅡ共々、この部隊の主目的となる任務になりますので、忘れないように」

卯月「は、はい……乗るとエッチになっちゃう、システムかぁ……」

ありす「まあ、成果は出ていますから。システム起動時は大幅に搭乗者の操縦技術も上昇しますから単純に戦闘力が上がりますし」

未央「とはいえ、何だかそんなシステムも……」


加蓮「……でも、それがあれば、もっと多くの蜂を倒せる」ボソッ


凛「えっ……?」

加蓮「……」


ありす「……さあ私からの話は以上になります。何もなければ一旦解散します。詳細マニュアルについては後で展開しておきますので」

未央「り、了解です」

ありす「1時間後は格納庫に集合。再度通常NGFのシミュレーター訓練を行います」

卯月「やっぱりまたやるんですね……」

ありす「当然です。戦闘で死にたくなければ訓練するしかありませんので。では解散してください」

……
…………




187: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/08(金) 01:13:08.65 ID:u28Sfgqh0

――土星圏、ノルンS-02(艦長室)

智絵里「わ、わたし……時子さんの、部隊から、離れるなんて……」グスッ、グスッ……

時子「……」

麗奈「アンタねえ、別に泣くことないでしょ? ほら、アンタもう5年もココで仕事してるんだし、気分転換の出向ってだかだから」

智絵里「で、でも……私、戦闘でもよく、撃墜してて……」グスッ……

智絵里「私が……弱いから、時子さん……私のこと、いらなくなって……」


「……」


時子「……別に、そういうわけじゃないわよ」チッ

智絵里「え……」

時子「……」

麗奈(ホラ、早く言いなさい!!)

時子「……丁度メンバーの入れ替え時期なのと、後は……火星圏で行われる、空間転移によるスティングの進行を防ぐ作戦」

時子「その結果次第で今後の艦隊運用も変わってくるのよ。重要任務で、こちらからも数人は作戦に参加させる必要があったのよ」

智絵里「それを……私が……?」

時子「ええ……智絵里は、ここでの戦闘実績もあるし……」チラッ

麗奈「……」ペラッ

『智絵里はここでの戦闘実績もあるし、私個人としても適任だと思ったから推薦したのよ』

時子「私個人としても適任だと思ったから、推薦したのよ……」

智絵里「時子さんの推薦……!」

時子「……ええ、だから少しの間、向こうで頑張りなさい」

智絵里「時子さんが私を……は、はいっ! 私、頑張りますから!」



188: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/08(金) 01:16:55.65 ID:u28Sfgqh0

麗奈「ま、そういうことよ。こんな楽しそうなイベント、レイナサマも行きたかったけど楓もいないから行けなくてね」

時子「何が楽しそうよ」

智絵里「頑張らないと……ちゃんと結果を出して……」


「……話は終わりか?」


時子「アァン?」

麗奈「ん、そうね。大体終わりよ。アンタたち2人は火星圏の作戦に参加する為に木星圏宙域まで戻ってもらうことになるわ」

「そうか……なら、失礼する」

時子「……さっさと準備することね」

「分かっている」スッ……


パシュンッ!


……
…………



189: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/08(金) 01:20:30.10 ID:u28Sfgqh0

――ノルンS-02(通路)


「……」フワッ……



「おいアイツ……仮面のパイロット」

「セカンドドライバーって奴だよな……この前の戦闘でも好き勝手やってたしな。気に食わんな」



「……木星圏、か」

(戻ることになるのか……今度こそ……)


……
…………




191: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/08(金) 01:30:34.75 ID:u28Sfgqh0

――数日後、フレイヤⅡ(格納庫)

未央「大尉ー……もう、限界です……」ハァ、ハァ、ハァ……

ありす「今日消化予定の立体機動訓練プログラムがまだ終わっていません。続けますよ」

凛「ちょっ、ちょっと休憩……」

卯月「……」ハー、ハー……

ありす「このプログラムが終わったら今日の訓練は終わりですから頑張ってください。今日中にI@LPの申請も出すんでしょう?」

ありす「ユニット名も決めて提出しなければダメなんですから、早く終わらせて3人で頭寄せ合って、アイドル仕事のほうも頑張ってください」

未央「そ、その前に死にそう……」

加蓮「みんな、もう少しくらい頑張ったら?」

凛「北条、少尉は……平気そうだね……」ハァ、ハァ……

加蓮「……ま、私も少し疲れてるけど」



翠「私のNGF、どれくらいで整備が終わりますか?」

整備長「コックピットブロックを丸ごと入れ替えるのと、背面パーツの交換と調整が必要だからまだかかるぜ」

翠「コックピットはシステムに合わせて換装するのは分かりますが……背面パーツの交換は何のためにあるのでしょうか?」

整備長「ま、後で分かるって。楽しみに待ってなよ」

翠「はあ……?」


……
…………




215: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/09(土) 17:24:30.94 ID:dBHhq0150

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

加蓮「……」カタッ、カタカタカタ……

パシュンッ!

凛「加蓮、監視交代の時間だよ」

加蓮「そう。それじゃ私、格納庫行ってるから」スッ……

凛「……加蓮ってさ、私たちよりも前に軍に入ってたんだよね?」


加蓮「……」


凛「いつ頃から? こっちの仕事って、まだ慣れてないし……NGFのシミュレーターとか、時間あるときに――」

加蓮「対話の日には、もうグレイプニールに乗れなくなってた」


『大丈夫だ。休んでていい……あたしが守ってやるよ』


凛「えっ?」

加蓮「……訓練なら、暇なときは付き合ってあげるから、ブリッジの仕事は自分で覚えて」

パシュンッ!


凛「……」


……
…………




216: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/09(土) 17:35:10.46 ID:dBHhq0150

――フレイヤⅡ(艦長室)

ありす「ではポイントN28の次元振動周期が早まっているということですか」

J-01艦長『ああそうだ。観測状況を見るに早いうちに次元断層が発生するだろう』ピピッ!

ありす「……なるほど。予測レベル3ですか……キラー・ビーたちからのお話は?」

J-01艦長『仲間がこちらに転移している知らせも無いらしい。ということはスティングが来ると思うが……』

ありす「迎撃する際の編成はどうするつもりですか? できればフレイヤを1度出しておきたいのですが」

ありす「極小規模の蜂の巣であればフレイヤのみでも問題ありません」

J-01艦長『しかしそちらも新兵を抱えているだろう? 極小規模とはいえ、少数編成でスティングとの戦闘は……』

ありす「新型の運用テストも進めておきたいですし、それに水野中尉もいらしたので何とでもなります」

J-01艦長『そうか……分かった。私のほうから本部には伝えておくよ。火星圏の作戦前が、発令通知が回ってきたらよろしく頼む』

ありす「了解です。新人たちにも話しだけはしておきます」ピッ!


ありす「……蜂がこちらの宙域に現れる仕掛けが分かったとはいえ、こうして出撃機会が増えるのも大変ですね」

ありす「……」カタカタカタッ!






217: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/09(土) 17:46:12.40 ID:dBHhq0150

ピピピッ!

文香『はい……』

ありす「文香さん、お元気ですか?」

文香『ありすちゃん……はい、私のほうは……ありすちゃんも、お元気そうで、何よりです……』

ありす「私は問題ありません。文香さん、この前の士官学校での講義はどうでしたか?」

文香『無事、特別なことはなく……ただ、当時の私たちのことを、お話ししただけで……』

ありす「そうですか。その様子だと身体のほうも問題なさそうですね」

文香『ええ……ゾーニング現象の後遺症も、出ることがなくなりました……私も、蘭子さんと同じように、近々復帰できるかと……』

ありす「まあ、復帰したらフレイヤのほうに回されると思いますけどね……他のみなさんはどうですか?」

文香『相変わらずです……毎晩、Pさんを取り合っていますから』

ありす「当番表も作ってるのにあの人たちは……」

文香『私も含めて、以前よりは良くなりました……Pさんの負担も、減ってはいますから……』

ありす「そのPさんはどうしていますか? 退役してるから軍の端末からでは直接連絡も取れなくて……」

文香『楓さんと一緒に、準備をしています……私も、共に行けないのは、心苦しくはありますが……』

ありす「手続き通す気満々ですね……まあ、来てくれないとこちらが困りますから、いいですけど」

文香『そういえば……突然、連絡をして頂いて……何か、あったのですか?』

ありす「いえ、次に参加する作戦の前に、ちょっと別件で戦闘に参加する予定できたので……こちらの宙域で観測された次元断層なので、注意してください」

文香『そうでしたか……ナシヤマに戻ったばかりですから、ハマヨコには……しばらくは行くこともありませんが、気に留めておきます』

文香『ありすちゃんも……お気をつけて……』

ありす「私は大丈夫です。それでは、また連絡しますね」ピッ!

……
…………



222: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/09(土) 17:57:33.20 ID:dBHhq0150

――数時間後、フレイヤⅡ(会議室)

翠「艦長、全員集まりました」

ありす「では、はじめましょうか。突然集まって頂いてすみませんね」

未央「何あったんですか?」

ありす「こちらの宙域、ポイントN28に次元振動が観測されています。スクリーンモニターを見てください」カタカタカタッ!

翠「これは……レベル3、極小規模の蜂の巣の転移予想ですね」

ありす「そうです。観測状況から、次元断層の発生までになると予想されます。想定日は翌日16時頃です」

卯月「えっ、あ、明日ですか?」

凛「16時って……いまからだと24時間と少ししかない……」

ありす「初回観測から次元断層まで、極短い間隔の次元振動になります。蜂の巣の規模が小さくなるのは間違いありません」

ありす「また、キラー・ビー側からもこのタイミングで別宙域からこちらに転移してくる仲間はいないとのことで、スティングの巣であることが予想されます」

加蓮「戦闘……蜂との……!」

ありす「フレイヤⅡはこれより3時間後、ポイントN28宙域に向けて移動を開始します。目的はレベル3次元断層により出現するスティング種蜂の巣に対する迎撃です」

ありす「この作戦はフレイヤⅡの初任務になります。みなさん、準備に取り掛かってください。編成については後ほど展開します」

「「「「はい!」」」」


……
…………



223: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/09(土) 18:07:41.70 ID:dBHhq0150

――数十分後、フレイヤⅡ(格納庫)

整備長「戦闘だぁ?」

ありす「はい、整備班はNGFの再点検と港に出している乗員に連絡をお願いします」

整備長「また急な話じゃねえか。次の作戦もあるってのに」

ありす「断層が発生するまで短い間隔の次元振動です。J-01の艦長から本部に話をつけてもらって、私たちの任務にさせてもらいました」

整備長「んっとに、新入りたちは大丈夫なのか? まだ新型での訓練もやってねえだろ?」

ありす「通常戦闘であればこれまでの訓練でも十分に行えます。あとは移動中に1度、シミュレーターで訓練させます」

ありす「システムがどういうものかさえ体感してもらえれば、そちらのほうは大丈夫でしょう」

整備長「そうかい……わかったわかった! こっちも準備しとくよ。丁度オート・クレールから貰った新しい兵装もあるしな」

ありす「新しい兵装? 私、聞いていませんけど」

整備長「アレだよ、俺が博士んとこにいたときに一緒にやってたヤツだよ」

ありす「ああ……整備長、しばらく晶葉さんのところにいたとき、2人で一緒に変なものばかり作ってましたからね」

整備長「蜂の巣攻略用の大型ビームランチャー、試作が出来たから試しておけってよ。威力もフレイヤの主砲と同じくらいある」

ありす「そういうの好きですね。ティルウィングと同等の火力であれば申し分ありませんが……」

整備長「いやー、少佐早く戻ってこねえかなぁ! 博士と作ってたもん、まだ出来てないけど使って欲しいヤツとか色々あるんだよな」

ありす「なんでもいいですけど……準備、お願いしますね」

整備長「おうよ!」

……
…………



224: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/09(土) 18:19:50.77 ID:dBHhq0150

――3時間後、フレイヤⅡ(ブリッジ)

加蓮「フレイヤⅡ、出航通知は受理されています。港の接続アームは解除します」カタカタカタッ!

卯月「えっと……システムチェック完了、乗員も全員搭乗の通知がきています」ピッ、ピッ

未央「予定航路をスクリーンに出します。艦長、出航後20時間後に到着予定です」

ありす「そうですか。ではフレイヤを発進させます。微速前進、コロニーから出た後は艦制御をオートメーション機能に移行させます」

加蓮「フレイヤ、出航します」カタカタッ!

翠「さて、初任務ですね」

ありす「ええ……まあ、新型の運用テストも兼ねています。私ではシステムの影響が上手く測定できませんし、彼女たちも戦闘に出します」

翠「そうですか。では後で1度、新型のシミュレーターで訓練しておかなければなりませんね」

凛「新型のシミュレーターで訓練……」

ありす「はい。みなさんにはシステムを体感してもらいますので、そのつもりでお願いします」

卯月「うう、エッチな気分になる変なシステム……」

未央「大丈夫だってしまむー、こう……自分の意思を強くして! 精神力でぐっと堪えて――」

ありす「本田少尉」

未央「はい?」

ありす「まあ……精神力の続く限り、頑張ってください」

未央「は、はあ……」

翠(何度目の戦闘まで耐れるでしょうか……)

……
…………



225: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/09(土) 18:29:49.52 ID:dBHhq0150

――火星圏宙域コロニー『ギチトー』、イベント会場


蘭子「我が魂は不滅!! 絶望の闇の中に新たな光を見出し、再び夜天の空に飛び立たん!!」


<ルルルァンコォォォォ!!

<ウオオオオオオ!!


愛梨「私も、また蘭子ちゃんと一緒にステージに上がれて、みなさんにお会いできて、とっても嬉しいですっ!」


<トトキイイイイイイン!!!!

<ヨカッタネー!!!!


愛梨「それではみなさん、楽しい時間もこれで本当に終わりになります……でも、また私たちのステージ、見にきてくださいね!」

蘭子「転生を繰り返し……魂の邂逅を!!」


<アリガトー!!

<アリガトー!!

<アリガトー!!


……
…………




226: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/09(土) 18:35:28.27 ID:dBHhq0150

――イベント会場(控え室)

蘭子「ふぅ……疲れたぁ」

愛梨「お疲れ様です蘭子ちゃん♪ 久しぶりのステージ、どうでしたか?」

蘭子「うん、なんか……ようやく帰ってきたなぁって……」

愛梨「みんな喜んでくれていましたし、私も蘭子ちゃんが帰ってきてくれてとっても嬉しいですよ」

愛梨「まぁ……蘭子ちゃんは、もしかしたらPさんと一緒にいるほうがよかったかもしれませんけど?」

蘭子「そっ、そんなことは……! で、でも治療中、色々迷惑掛けちゃったし……」

愛梨「冗談ですっ。でも、そのうちフレイヤに戻るんですよね」

蘭子「ありすちゃん1人きりだし、私たちも早く戻れるようにならないと」

愛梨「私も早く通知が来ればいいのになぁ……あっ、スタッフさんにお話しして、今回のステージの録画データ貰わないと」

蘭子「整備長に送るデータ?」

愛梨「うんっ、編集したデータはちゃんと買ってもらわないとダメだけど……いつも、みんなで楽しみにしてくれているみたいですし」

ピッ!

『あー、あーあー』

蘭子「はい?」


パシュンッ!!


「やあっ!」

愛梨「……あのー、あなた、どちら様ですか? 制服着ているし、軍の人みたいですけど」

「えーっ!? 覚えてない、覚えてないの? 久しぶりなのに……ああっ、悲しい! ワタシはこの出会いを、とても楽しみにしていたのデースが……ああっ!」

蘭子「えっ、何者?」

「ふむふむ、これは仕方がないですね……むふふ、それじゃあトクベツに自己紹介をしてあげましょう。どう? 聞いてくれる?」

愛梨「えー……」



227: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/09(土) 18:39:50.03 ID:dBHhq0150

「フンフンフフーンフンフフーン、フンフフーンフーンフフーンフンフフーンフンフフーン」

蘭子「鼻歌」

「ブーンは……ハエ!」

「プーンは……蚊!」

「ブゥゥゥゥンは……憎きスティング!」

「そしてそして! フーンは……ワタシ!」


フレデリカ「そう、フレデリカ!!」


愛梨「はぁ……」

フレデリカ「てことで久しぶりー。元気だったー?」

蘭子「えっ、何者?」

フレデリカ「……えっ?」

……
…………




228: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/09(土) 18:57:45.86 ID:dBHhq0150

――仮想戦闘空間

翠「各機、配置につきましたか?」

ピピピッ!

加蓮『準備できています』

未央『はい!』

卯月『だ、大丈夫です!』

凛『ポイント到着、やれます』


翠「ではマニュアルに従いヴァルキュリアシステムを起動してください」

翠「起動確認後、スティングとの戦闘に入ります。戦闘の際は北条少尉を軸にフォーマンセルのコンビネーションマニューバで戦闘をしてください」

加蓮『了解です。ヴァルキュリアシステム、起動します』

翠「ヴァルキュリアシステム起動……!」ピピピッ!

ピシィッ!!

卯月『んっ!?』

パシュウンッ!

凛『んぁっ!?』

翠「起動チェック完了……なるほど、起動時の身体への負担が減っているのが分かりますね」カタカタカタッ!

ピピピッ!

ありす『どうですか翠さん、新システムの調子は』

翠「事前に聞いていたとおり、確かに身体への負担は従来の物より減っているのが分かりますね。これなら連続戦闘もある程度行えるかと思います」

ありす『なるほど、まあ新人たちにとってはそうでもなさそうですけど』

未央『これは……ムラムラしてくる……!』

加蓮『何これ……』

翠「初回はそんなものです。さて、起動確認が出来ましたので戦闘シミュレーションを行います。各機、マニューバプランはH01です」

卯月『り、了解です……』


……
…………




231: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/09(土) 19:06:46.11 ID:dBHhq0150

キャラクターシート作成

キャラ名:水野翠
戦闘適正    :↓1のレスのコンマ2桁/2+50(上限90)
オペレーター適正:↓2のレスのコンマ2桁/2+50(上限90)
指揮官適正   :↓3のレスのコンマ2桁/2+50(上限90)
性欲      :15
モバPへの親愛度:↓4のレスのコンマ2桁+131の値(上限200)



238: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/09(土) 19:14:45.49 ID:dBHhq0150

ふーむ……続投組として見ればまぁまぁかな(個人的な感想)

キャラ名:水野翠
戦闘適正    :65(Cランク)
オペレーター適正:56(Dランク)
指揮官適正   :90(Aランク)
性欲      :15
モバPへの親愛度:158(親愛)



239: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/09(土) 19:17:26.27 ID:dBHhq0150

※一部アイドルのステータスが変更されます。

キャラ名:島村卯月
戦闘適正    :3(Gランク)→13(Gランク)
オペレーター適正:33(Fランク)
指揮官適正   :26(Gランク)
性欲      :0→15
モバPへの親愛度:1(並)

キャラ名:渋谷凛
戦闘適正    :24(Gランク)→34(Fランク)
オペレーター適正:34(Fランク)
指揮官適正   :38(Fランク)
性欲      :0→15
モバPへの親愛度:26(並)

キャラ名:本田未央
戦闘適正    :32(Fランク)→42(Eランク)
オペレーター適正:33(Fランク)
指揮官適正   :40(Fランク)
性欲      :0→15
モバPへの親愛度:11(並)

キャラ名:北条加蓮
戦闘適正    :29(Gランク)→39(Fランク)
オペレーター適正:8(Gランク)
指揮官適正   :75(Bランク)
性欲      :0→15
モバPへの親愛度:12(並)




243: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/09(土) 22:32:11.26 ID:dBHhq0150

――1時間後、フレイヤⅡ(格納庫)

整備長「おーい嬢ちゃん、NGFの整備終わったからちょっと見といてくれー」タタタッ

ありす「あ、整備長」

整備長「ん? 訓練やってたんじゃねえのか?」

翠「いえ、先ほどまで行っていたのですが……まあ、最初ですから」

整備長「ああ……で、システム新しくなってどうだったんで?」

翠「システムを停止した後の性衝動も……そうですね、以前よりは確かに抑えられています」

翠「私は稼動実績もそれなりにありますので、今すぐに自慰行為をしなければならないことはありませんが……」

ありす「新人たちはまあ、浴場まで走っていきましたよ」

整備長「そうかい……まぁ、それで少佐の仕事が減るならいいんだけどよ」

ありす「今回も命令権が適用されますからね。パイロットの状態で変わってくるとは思いますけど」

翠「Pさんには、なるべく負担を掛けさせないようにしませんと……」

ありす「とは言っても、翠さんもPさんが来たらセックスしてもらうんですよね?」

翠「それは勿論です。ここしばらくは美波さんたちのところに付きっ切りでしたから」

整備長「少佐……相変わらず可哀相だな……」

ありす「パイロットに対してセックス相手が1人というのがそもそもおかしいんですよ。2、3人くらい増えてもいいとは思いますけど……」

整備長「でも嬢ちゃんたち、いまさら少佐以外の兄ちゃんが来ても困るだろ」

翠「それは無理です」

ありす「考えられませんね」

整備長「だろうなぁ……」

……
…………



244: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/09(土) 22:36:39.58 ID:dBHhq0150

――フレイヤⅡ(浴場)


「あっ、あっ……あああ……」ヴヴヴ!!

「……」

「あ゛ー……イイ、イクッ……」ビクンッ!ビクンッ!!

「あのー……未央ちゃん、これ、どう使えばいいんですか?」

「えぇ……ここスイッチだから、あとは自分で……あっ……」ビクンッ!

「えっと、これがスイッチ……」カチッ

ヴヴヴヴヴヴヴッ!!

「ひゃああっ!?」

「あっ、ああああ……あ……」ヌプッ、ヌプッ……

……
…………




245: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/09(土) 22:43:42.98 ID:dBHhq0150

――数時間後、フレイヤⅡ(食堂)

卯月「……」モグモグ

加蓮「……」ハァ……

凛「……」

未央「……」モグモグ


整備長「おばちゃーん、ラーメンな」

おばちゃん「はいよ、残すんじゃないよ」

整備長「当たりめぇだろ……ん、何でえ嬢ちゃんたち、元気なさそうにしやがって」

卯月「あ、整備長さん……」

加蓮「……」サササッ

整備長「お、おいおい露骨に離れるなよ……」

未央「い、いやぁ……だって……」

凛「あんなシステム使った後で……男の人が来るのって……」

整備長「まー、ありすの嬢ちゃんたちがシステム使い始めたときもそんな感じだったから気にしねえけどよ」

おばちゃん「ああ、この子たち今日システム使ったのかい。大変だろうねぇ」

卯月「た、大変どころじゃないですよ……ううう……」

加蓮「……大尉も、最初は私たちみたいになっていたんですか?」

整備長「ありすの嬢ちゃんはそうでもなかったけどよ、他の4人は似たような感じだったなぁ」

おばちゃん「ここのみんなは、システムのこと分かって仕事してるからね。誰も気にしちゃいないよ」



252: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/09(土) 22:54:30.87 ID:dBHhq0150

未央「前の部隊はどんな感じで任務やってたの?」

整備長「んー……そうだなぁ、半年くらいは5人でオナニーしながら頑張ってたけど、やっぱどうにもキツイって話しになってな」

整備長「あの頃はシステムも導入初期だったし、いまの嬢ちゃんたち以上に辛かっただろうよ」

凛「い、いまよりもっと酷かったんだ……」

整備長「んで、上が少佐をここに寄越してきてよ。嬢ちゃんたちのセックス相手になって、何だかんだ上手くやるようになって……」

卯月「えっと、大尉が前にいた部隊が5人って聞いたから……ひ、1人で5人も……」

おばちゃん「あとからウチの部隊だけで7人になったよ」

未央「な、なんてヒドイ部隊なんだか……」

整備長「まあ嬢ちゃんたちが言うとおり、少佐のほうが大変になってなぁ。前の嬢ちゃんたちは嬢ちゃんたちで、セックスするのが当たり前になってきて」

整備長「倉庫の中でセックスしたり、ブリッジでセックスしたり、少佐を縛り上げて拉致したり、素っ裸で通路歩くようなのも出てきたり……」

加蓮「……わりとマジで引くんだけど」

卯月「ただの変態ですよ!」

整備長「前はそれくらいシステムの後遺症が酷かったんだよ。いまはマシになっただろうから、そこまで酷くはならねぇと思うけどよ」

凛「……ていうか、アレだよね。その少佐って人がここに来るんだよね」

未央「ま、まさか……」

整備長「まあ、今回もそういう仕事だよ」

加蓮「知らない人に抱かれるとか……」

整備長「まあ、少佐はいい上司だからよ。嬢ちゃんたちも、まあ少佐ならいいやって気分にはなると思うぜ」

卯月「そ、そういう問題なんですか?」

おばちゃん「どっちかっていうと、アタシは少佐のほうが心配だけどねぇ……身体、持つんだろうかね?」

整備長「さあな……可哀相としかいえねえけど……」


……
…………




254: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/09(土) 23:04:17.18 ID:dBHhq0150

――翌日、ポイントN25宙域、フレイヤⅡ(ブリッジ)

加蓮「艦長、ポイントN25に到着しました」

ありす「ポイントN28宙域まであと少しですね。各自準備をしましょう。艦制御をオートメーション機能から一部マニュアルに移行させます」

翠「各員、パイロットスーツに着替えてブリッジに集合です。艦長はどうなされますか?」

ありす「私はこのままで。今回は艦のシステムを起動することもないでしょうし」

卯月「了解です。準備してきます!」

凛「初戦闘か……」

未央「しっかりやらないと、しっかり……!」

パシュンッ!

加蓮「……」フワッ……

ありす「北条少尉」

加蓮「はい?」

ありす「大丈夫ですね?」

加蓮「……はい」

ありす「いまのあなたは私の部下です。翠さんの戦闘指揮の下、チームプレイを忘れないように」

加蓮「……了解です」

パシュンッ!

……
…………



255: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/09(土) 23:10:28.80 ID:dBHhq0150

――数十分後、フレイヤⅡ(ブリッジ)

翠「艦長、全員パイロットスーツに着替えました」

ありす「では戦闘準備に入ります。現在のポイントN25宙域、2時間でポイントN28宙域に移動して蜂の巣を迎え撃ちます」

ありす「部隊を2つに分けます。前線部隊に4名、ブリッジに1名です。前線部隊は翠さん他3名での小隊、ブリッジは私ともう1人で担当します」

未央「メンバーはどうやって分けるんですか?」

ありす「そうですね。ブリッジ要員としては……」


安価選択(戦闘時のブリッジ要員を1人指定してください。残りのメンバーは戦闘機に搭乗し戦闘します)
1.卯月
2.凛
3.未央
4.加蓮
↓1



256: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/09(土) 23:11:19.85 ID:euu1od0XO

4



259: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/09(土) 23:22:01.22 ID:dBHhq0150

>>256
4.加蓮

※今後特定のアイドルに対してシナリオ分岐が発生する可能性があります。

ありす「私と北条少尉で担当します」

加蓮「私が!?」

卯月「えっ」ビクッ!

ありす「適性を見ての判断です。あと、北条少尉は実際に蜂との戦闘経験はありますが、今回は翠さん指揮の下、新人組を1度戦闘に出しておきたいのもあります」

ありす「都度メンバーの配置については場面を見て変更しますので、今回はブリッジ要員として艦制御を担当してもらいます」

加蓮「でも!」

ありす「これは命令です。あなたは私の部下であり部隊の一員です。翠さん、新人たちと共にカタパルトへ」

翠「……了解です。みなさん、シューターから向かいますよ」

凛「加蓮……」

未央「……任せてよ、ちゃんとやってくるからさ!」

ありす「早く行きなさい。あなたちは初戦闘なので、出撃前にしっかりと機体チェック作業をさせるために時間を取っているんですから」

卯月「は、はいっ!」バッ!

加蓮「……」


……
…………




260: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/09(土) 23:35:41.28 ID:dBHhq0150

――フレイヤⅡ、カタパルト(機体内)

未央「なんか、このパイロットスーツってちょっとエッチだよね……」ピッ、ピッ、ピッ!

凛『そうだね……ちょっと恥ずかしいっていうか』

卯月『何だか凄くぴっちりしてますし……それに、見た目も……』

未央「このシステム作った人たち、変態集団なのかなぁ」カタカタカタッ!

翠『そのうち慣れます。火星圏での作戦は他部隊と共に行いますから、気にしていられなくなりますよ』

未央「そ、そうですよね~! あははは……はぁ」パチッ、パチッ!

ピピピッ!

ありす『すみません、私としたことがすっかり忘れていました』

翠『何か?』

ありす『部隊名称を決めていなかったので戦闘中にこちらから指示を出す際不便だということに気付きました。どうしましょうか』

翠『ありすさんの部隊ですし、アインフェリア隊でよろしいのでは?』

ありす『アイドル仕事でのユニット名でもありますし、それもどうかなと……翠さんが小隊長ですし一時的にブリヤントノワールにしようかとも思いましたが……』

未央「あっ、はいはい! それなら名前決めてます!」

ありす『はい?』

未央「部隊名はニュージェネレーションでお願いします!」

ありす『ニュージェネレーションですか……』

凛『私たちのアイドル仕事のほうで使おうと思っているユニット名……この前、申請も出したばかりだからまだ正式じゃないけど』

卯月『新型のNGFにも乗るし、最初は名前を貰ってニュージェレネーションファイターズにしようかなって思ったんですけど……』

未央「それだと野球のチーム名みたいになるよねって話しになって、だからNGだけ貰ってニュージェネレーション! どうですか?」

ありす『いい名前だと思いますよ。では部隊名はニュージェネレーションにしますか。北条少尉、艦ローカルに登録をお願いします』

翠『さて、お話しもこれくらいにしましょう。機体チェック作業を済ませて、出撃準備を終わらせませんと』

未央「了解ですっ!」

……
…………



261: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/09(土) 23:52:12.11 ID:dBHhq0150

――ポイントN28宙域、フレイヤⅡ(ブリッジ)


ありす「北条少尉、フィールドジェネレーターを起動、次元振動情報を再取得してください」

加蓮「了解です。観測データを更新します。指定宙域ポイント次元振動の発生を確認……次元断層まで残り50……」

ありす「間に合いましたね。コンディションレッド、これよりフレイヤは戦闘態勢に入ります」

ありす「レーヴァテイン1番2番を装填、複合ミサイル発射管にはアルヴァルディを装填してください」

加蓮「レーヴァテイン準備、発射管1番から10番にアルヴァルディを装填します」カタカタカタッ!

ありす「アルヴァルディ装填後、主砲ティルウィング1番を準備。イージスを艦左右に展開します」

加蓮「装填準備完了。大尉、ハッチ開放します」

ありす「了解です。ハッチ開放後、ニュージェネレーション隊は発進してください」


……
…………



262: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/09(土) 23:56:06.11 ID:dBHhq0150

――フレイヤⅡ、カタパルト(機体内)

卯月「戦闘……!」

翠『大丈夫です。訓練どおりにやればいいだけ……とは、よく言いますがその通りです』

翠『何事も本番でのみ感じることはあるかと思いますが、平常心を忘れないよう、自身を制御してください』

凛『了解です……!』

未央『うううー……』

ピピピッ!

加蓮『ハッチ開放……進路クリア、NGFの発進どうぞ』

翠『了解です。NGF-VSTG2ヴァルキュリア、水野翠出撃します!』

卯月「……NGF-VS02S、NGFヴァルキュリア1号機で島村卯月いきます!」ギュンッ!!

……
…………




263: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/10(日) 00:00:25.56 ID:WmCY5WXu0

――フレイヤⅡ、カタパルト(機体内)

加蓮「NGF、全機出撃しました。観測データ更新、フィールドジェネレーターより次元断層情報を取得……!」カタカタカタッ!

ピピピッ!

ありす「次元断層が始まりましたね。空間転移が発生しています」

加蓮「N28ポイントで空間転移による次元断層の発生を確認、レベル3、蜂の巣は極小規模です」

ありす「了解です。取得データを各機に転送してください」

加蓮「各機にデータ転送……空間転移発生、蜂の巣です。スティングが出現しています」

ありす「スティングの出現を確認したので戦闘を行います。アルヴァルディ射出! 着弾確認後はレーヴァテインを1番から発射です!」

加蓮「アルヴァルディ射出。各機、スティングとの距離まで1800です」

ありす「さて、初戦ですからみなさん、気を引き締めてください」

……
…………




264: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/10(日) 00:10:47.06 ID:WmCY5WXu0

――戦闘宙域

翠「大型ビームランチャーを装備しているせいか機体バランスが……」カタカタッ!

未央『中尉、スティングが来てますよ!』

翠「スティングの数は4匹、慌てずにいきましょう。コンビネーションマニューバはH05で行きます」

翠「各機NGFをCG形態に移行、未央さんは私と共に前に、凛さんと卯月さんは弾幕をお願いします。タイミングはフレイヤからのレーヴァテイン着弾後です」

卯月『はい!』

ドガガガガガガガガァンッ!!

ドガアアアアアアンッ!!!

凛『レーヴァテインが着弾した……変形……!』

ガションッ!

翠「未央さん、ミサイルの爆風から飛び出してきたスティングに対して速射ライフルを。後ろの2人は更に弾幕を張ってください」

凛『了解! レーダーからスティングを捕捉、3連装誘導ミサイルランチャー、ニフルヘイム発射!』

ドシュシュシュッ!!

白蜂「……!」ボシュンッ!

卯月『1匹飛び出してきましたよ!』

翠「ライフルで狙撃、未央さん!」カカッ!

未央『は、はいっ!』

ドシュンッ! ドシュンッドシュンッ!

白蜂「!?」

ドガアアアアアアンッ!!!!

未央『や、やった……倒した……!』

翠「いい調子ですみなさん、蜂の巣にまだ潜んでいるとは思いますが……」

白蜂「……!」ボシュンッ!!

白蜂「……!」ボシュンッ!!

白蜂「……!」ボシュンッ!!

翠「残りの3匹が出てきました。蜂の巣の前に残りの3匹を撃破しましょう」

『『『はい!』』』

……
…………




265: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/10(日) 00:31:07.92 ID:WmCY5WXu0

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

加蓮「各機スティングと交戦、NG形態でのマニューバで応戦しています」カタカタカタッ!

ありす「アルヴァルディを再装填して発射、ティルウィングで援護します」

加蓮「ティルウィング発射! アルヴァルディの再装填準備します!」

ありす「レーダー更新……蜂の巣からはまだスティングは出てきませんか。極小規模ではありますがまだ潜んでいる可能性は十分にありますね」

加蓮「大尉、巣を撃破しないと……」

ありす「分かっています。ですがこの距離ではフレイヤの主砲で撃破できません」

ありす「フレイヤを前進、アルヴァルディ2番を蜂の巣に照準、1番はレーヴァテインと共に交戦中のスティングに撃ちます」

加蓮「了解です。射線軸合わせ、フレイヤを前進させます。アルヴァルディの装填完了……射出します!」

ありす「あとは翠さんのNGFに装備したビームランチャーで落とせればいいんですが……」

……
…………



266: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/10(日) 00:40:46.30 ID:WmCY5WXu0

――戦闘宙域

白蜂「……!」ブブゥゥゥンッ!!

白蜂「……!」ブブゥゥゥンッ!!

卯月「お、追いかけてくる……!」

凛『こっちも反転して迎撃を……』

翠『不用意に接近戦に持ち込んではいけません! 新型とはいえ立体機動ではこちらが不利です!』

未央『それじゃあどうするんですかぁー!』

翠『各機速度上昇! 直線距離であれば追いつかれることはありません、後方にミサイルを射出後、変形してライフルで牽制!!』

卯月「り、了解です! 背面ミサイル、えいっ!」バシュンッ!バシュンッ!

ドガアアアアアンッ!!!!

未央『この速度で変形なんて……うううっ!』

凛『姿勢制御が……このっ、ライフルで!』

ドシュンッ! ドシュンッ!!

白蜂「!!」ヒュカカカカッ!!

ドシュシュシュッ!!

翠『くっ……針になど当たりません、ドラウプニルを!』ガションッ!!

ドガガガガガガガッ!!

翠『CG形態に移行、サーベルで……!』ブォンッ!!

卯月「中尉!」

翠『はあああああっ!!』

シュパアアアアアンッ!!

ドガアアアアアアアンッ!!

卯月「へ、変形しながら振り向いてそのままサーベルで……」

翠『卯月さん、足を止めてはいけません!』

卯月「は、はいっ!」




267: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/10(日) 00:45:41.04 ID:WmCY5WXu0

ピピピピピッ! ピピピピピッ!

卯月「えっ!?」

翠『レーダーに反応……!』

未央『巣からまたスティングが……』

凛「数は2匹……まだこっちに2匹残っているのに……!」

翠『各機、ヴァルキュリアシステムを起動! こちらで弾幕を張りますので急いで!』

卯月「了解です! システム起動……!」カタカタカタッ!!

ピシィッ!

卯月「んぅっ……!」ビクッ!

パシュンッ!!

卯月「あぁんっ!」ビクンッ!

未央『この起動したときの痺れる感じ、まだ慣れないね……』

凛『でも……!』

卯月「システム起動完了……フルスクリーンモニターで視界が広がって……!」

翠『各機フォーメーションを維持、落ち着いて1匹ずつ対処しましょう』

未央『了解!』


……
…………



268: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/10(日) 00:51:44.49 ID:WmCY5WXu0

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

加蓮「蜂の巣からスティングが2匹出現したからまた4匹に……!」

ありす「ですがこれで終わりでしょう。各パイロットのバイタルデータを表示してください」

加蓮「は、はい……システム起動により転送されてたバイタルデータ、表示します」ピピッ!

ありす「バイタルは全員正常値……初戦闘ですが新システムがしっかりと機能しているようですね」

加蓮「NGF2号機がスティングを撃破、あと3匹です」

ありす「了解です。こちらも主砲の射程に入ったら蜂の巣に対して――」

ピピピピピッ! ピピピピピッ!

加蓮「これは……大尉、戦闘宙域外から高速で接近してくる反応があります!」

ありす「なんですって……対象は!」

加蓮「対象……スティングじゃない、NGFです! でもこの速度……」

ありす「機体コード、この機体は……」

……
…………




269: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/10(日) 00:56:10.96 ID:WmCY5WXu0

――戦闘宙域

ズドドドドドドドドッ!!!!

白蜂「!?」

ドガアアアアアンッ!!

卯月『きゃあああっ!?』

凛「いまのビーム、フレイヤからの援護!?」

翠『違います、この砲撃は……!』

ピピピピピッ! ピピピピピッ!

未央『レ、レーダーに反応……す、凄いスピードでこっちに来る!?』

卯月『NGF!? こ、こっちに突っ込んできますよ!?』

ギュオオオオオオッ!!!!

凛「うわっ!?」ギシギシギシッ!!

卯月『きゃああああっ!?』

翠『各機落ち着いてください! あのNGFは……!』

……
…………




271: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/10(日) 00:59:09.87 ID:WmCY5WXu0

――戦闘宙域

ピピッ! ピピッ!

「次元断層レベル3……だけどもう次元振動も落ち着いている、か……」カタカタカタッ……

「断層後の宙域データをスキャン……取得データを転送」


白蜂「!」ギュンッ!

白蜂「!」ギュンッ!

白蜂「!」ギュンッ!


「間に合わなかった……ここにいるのは、この3匹だけか……!」

ガションッ!!

「……そこのNGF、お前たちは帰艦しろ。こいつらはこっちで倒す」

ギュンッ!!


……
…………



272: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/10(日) 01:04:15.36 ID:WmCY5WXu0

――戦闘宙域

翠「あの機体、大型ブースターでここまで……」

ピピピッ!

『……そこのNGF、お前たちは帰艦しろ。こいつらはこっちで倒す』

卯月『ええっ!?』

凛『コイツなに!? いきなり戦闘に入ってきて!』

白蜂「……!」ズドォンッ!!

ドガガガガガガッ!!

未央『しかも勝手に戦闘初めてるし、コイツなんなの!?』

卯月『中尉、コイツなんなんですか!』

翠「落ち着いてください! NGFであればこちら側の者です、スティングの相手をするのであれば私たちは巣を撃破します!」

凛『コイツに任せっぱなしにするの!?』

翠「構いません! 各機GN形態に移行して巣に接近します! フレイヤも主砲を撃とうとしていますが、こちらで向かったほうが早いです!」ガションッ!!

未央『りょ、了解!』

ギュオオオオオオッ!!

……
…………



276: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/10(日) 01:10:09.20 ID:WmCY5WXu0

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

加蓮「コイツなに!? いきなり戦闘に割って入ってきて……!」

ありす「フレイヤ、速度上昇! 前線のNGFと共に蜂の巣の撃破に入ります!」

加蓮「大尉! でもコイツ……」

ありす「単機で来るだけあって、あの立体機動であれば問題ありません。私たちは蜂の巣を撃破します。ティルウィング照準!」

加蓮「……ティルウィング、照準合わせます」カタカタカタッ!

ありす「翠さん、こちらも主砲を撃ちます。そちらも大型ビームランチャーでの砲撃をお願いします」

ピピピッ!

翠『了解です。ビームランチャー照準……!』

加蓮「蜂の巣との距離、1500です!」

ありす「ティルウィング発射!」

翠『ビームランチャー……当たってください!』

ズドドドドドドドドッ!!!!

……
…………




281: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/10(日) 01:17:17.62 ID:WmCY5WXu0

――戦闘宙域

ズドドドドドッ!!

翠「くっ、衝撃で機体制御が……!!」

ドガアアアアアアアアアアンッ!!!!

未央『やった……蜂の巣、撃破できた……!』

卯月『やりました! 初めての戦闘、ちゃんと戦えて……!』

凛『……あの変なNGFは!?』


ドガアアアアアンッ!!


『……』


翠「どうやら、あちらも終わったようですね」

ピピピッ!

ありす『宙域のスティング、及び蜂の巣を全て撃破しました。コンディショングリーンです』

翠「了解です。これより帰艦します……みなさん、戻りますよ」

卯月『あ、はいっ』

ありす『そちらのNGFも、フレイヤに来てください』

『……分かった』

凛『えっ……』


……
…………



283: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/10(日) 01:26:48.35 ID:WmCY5WXu0

――数分後、フレイヤⅡ(カタパルト)

パシュンッ!!

未央「しまむー!」フワッ

卯月「未央ちゃん!!」ギュッ!

凛「よかった……みんな、無事に帰ってこれて……」

翠「みなさん、良く頑張りましたね。初出撃としては上々の結果です」

未央「中尉……ありがとうございます!」

翠「水を差してしますのも心苦しいので、私は先にありすさんのところに向かいます。後から来て頂いて構いませんので」フワッ


卯月「本当によかった……私たちでも、ちゃんと戦えるんだって……」

凛「うん、これなら次の作戦だって、しっかりやれそうで――」


パシュンッ!!


卯月「あっ、あの機体、さっきのNGF……」


バサッ!

「……」




284: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/10(日) 01:27:32.07 ID:WmCY5WXu0


未央「えっ」

凛「何あれ……仮面?」

卯月「変な人……うわっ、こっち見てますよ」

「……」

未央「な、何……」

「……あまり、浮かれないことだ」フワッ


凛「……行っちゃった」

卯月「仮面をつけたNGFのパイロット……最後の捨て台詞とか、なんのつもりでしょうか」

未央「なんなんだろうね、一体……」

……
…………




291: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/10(日) 01:34:59.02 ID:WmCY5WXu0

――フレイヤⅡ(通路)

「……」フワッ……


ありす「かみやな……いえ、今はセカンドドライバーでしたね」

奈緒「勝手にそう呼ぶ。迷惑千万だ」

ありす「いえ、軍のデータベースにその名前で登録したのあなたでしょうに……」

整備長「よう……コイツか? 嬢ちゃんが言ってたのは」フワッ

ありす「はい」

翠「先ほどはご支援、ありがとうございました」

奈緒「……」キョロキョロ

ありす「大丈夫です。いまは加蓮さんもブリッジで作業させていますし」

翠「新人の3人も、まだカタパルトに残っていると思います」

奈緒「……はぁ、なら大丈夫か。疲れた」バサッ!

整備長「おおう……仮面取ると結構可愛い嬢ちゃんじゃねえか。初めましてだな」

奈緒「あんたは……そうか、整備長か」

整備長「ん? ああそっか、嬢ちゃんは俺たちのこと知ってるんだったか」

奈緒「まあ、実際に顔を合わせたのは初めてだけど、さ」



300: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/10(日) 01:49:59.05 ID:WmCY5WXu0

翠「初めまして奈緒さん。私は水野翠、階級は中尉です」

奈緒「そういえば翠もこの世界にいたか……神谷奈緒だ。よろしく」

ありす「私とはお久しぶりですね。最後にお会いしたのは……1年ほど前でしたか」

奈緒「そうだな……Pさんたちから地獄のようなNGFの操縦訓練を受けてから、直接会うことなんてなかったからなぁ」

整備長「ウチに来る増援は嬢ちゃんだったのか。最初モニターで見たときは少佐が来たかと思ってビックリしたぜ」

奈緒「整備長、悪いけどあたしのことは……」

整備長「分かってるよ。他の嬢ちゃんたちには言わないでくれってことだろ?」

奈緒「ああ……っていうか、凛たちもいるなんて聞いて無いぞ……」

ありす「凛さんたちのことも知っていたんですか。そういえば、加蓮さんのお話ししかしていませんでしたね」

奈緒「くそー……ってことは凛たちもいつかはPさんとセックスやりまくって変態になるってことかよ……!」

翠「あの、奈緒さんが見ていた映像では、私はどうなっていたのですか?」

奈緒「いや……あたしがゲームをやってたときは、多分ゲームの進め方のせいで翠は出てこなかったよ。まあ、いま思えば出てきてたけど名前は出なかったっていうか」

ありす「多分、シナリオの分岐というものでしょうね」

奈緒「PさんがJ-01に運ばれたときのイベントでチラッと出てたくらいかな」

翠「まあ、そのときの……ふふっ、懐かしいですね」

整備長「細かいことは、まだよくわかんねえけどよ、博士と色々やってる最中なんだろ?」

奈緒「ああ……次元振動が起きる場所を事前に教えてもらって、とりあえずデータを集めて渡している最中だけど……中々デカイのに当たらないんだ」

翠「コロニー級ほどの蜂の巣が出現することは非常に稀ですからね。ここ3年では1度もありませんもの」





301: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/10(日) 01:57:03.18 ID:WmCY5WXu0

ありす「今後はしばらくフレイヤに?」

奈緒「ああ……加蓮に顔を見られないように気をつけなきゃならないけど、この後の作戦のこともあるしな。それに……」

ありす「加蓮さんのことが、心配ですか?」

奈緒「まあ、な」

翠「他言はしませんし、私たちも出来る限りでご協力はします。先ほどの戦闘も、あれほどの立体機動を行えるのであれば非常に心強いです」

奈緒「しばらくワンマンアーミーでやってきたからなぁ……まあ、戦闘にはなるべく出るようにするよ」

ありす「お願いしますね。あと、智絵里さんもいらっしゃると聞いたんですが」

奈緒「智絵里ならJ-01に預かってもらってから、M-01と合流したあとにちひろさんの下に付く話になってる。あたしとは別行動だ」

ありす「そうですか。では立ち話もこれくらいにして……1度ブリッジに戻りましょうか」

整備長「嬢ちゃんたち、そのまま戻ってくんのかな?」

翠「浴場に立ち寄るかもしれませんからね。少しは待つことになるかと」

奈緒「ううう……知り合いと同じ顔したヤツが当たり前のようにオナニーしている職場にくるのも辛い……」

ありす「今更何を行ってるんですか。あなた私たちのセックスは散々見ていたんでしょう?」

奈緒「そりゃそうだけどさぁ……」

ありす「つべこべ言わず、行きますよ」

……
…………



302: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/10(日) 02:05:15.02 ID:WmCY5WXu0

――1時間後、フレイヤⅡ(ブリッジ)

ありす「通常は特殊任務を受けて活動しているセカンドドライバーですが、今後行われる作戦を考慮し、フレイヤに一時的に出向という形で来て頂くことになりました」

奈緒「……」

凛「セカンド……ドライバー……」

加蓮(ダサッ……)

卯月(ダサい……)

未央(センス無さすぎ……)

奈緒「……あまり、手を煩わせないでもらおうか」

凛「……」イラッ

加蓮「……」イラッ

ありす「まあ、こういう人ですけど基本的には良い人と思って頂いて構いませんので」

翠「では配置に戻りましょう。これからハマヨコに戻りませんと」

ありす「そうですね。艦の制御はオートメーション機能に移行してハマヨコまで移動します」

ありす「ブリッジの監視は交代で行います。シフトについては2名ずつの5時間交代で、交代時は私に通信を送ってください」

「「「「はいっ」」」」

……
…………





304: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/10(日) 02:13:07.76 ID:WmCY5WXu0

――数時間後、フレイヤⅡ(ブリッジ)

未央「うーん……」カタカタカタッ!

卯月「どこにもないですねぇ……」

パシュンッ!

凛「卯月、未央、交代の時間」

加蓮「休んでていいよ。大尉には連絡しておいたから」

未央「あ、2人とも」カタカタッ

卯月「ようやく交代……」

凛「……何やってるの?」

未央「ん、ちょっと軍のデータベース見ててさ、あとネットワークの共用掲示板」

加蓮「調べ物?」

卯月「あの人ですよ、セカンドドライバーって人」

加蓮「ああ、セカンドドライバーね」

未央「データベースに一応登録されてるんだよね。2年前にセカンドドライバーって名前で……」

凛「登録もセカンドドライバーなんだ……って、セカンドドライバーって長くて言い難いんだけど」

未央「もうさー、KNって呼ぼうよ。KNでいいじゃん」

卯月「KNですか? KYじゃなくて?」

加蓮「KYって相当前の時代の言葉でしょ……」

未央「ほら、私たち戦闘中にKN見てさ、コイツなに!? コイツなんなの!? って言いまくってたじゃん」

未央「コイツなに、だからKNでいいかなって」

凛「ま、そっちのほうが呼びやすいしそれでいいかな」





307: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/10(日) 02:17:57.64 ID:WmCY5WXu0

加蓮「で、そのKNのこと調べて何か分かったの?」

未央「うーん……それがさぁ、データベースは名前とIDしか登録されてなくて……」

卯月「だから掲示板のほうを見てたんです。そしたら丁度1つスレがあって」


『お前らセカンドドライバーってヤツに会ったことある?(720)』


凛「スレ立ってるんだ」

未央「そそ、だから見ようと思ってさ」ピッ!

加蓮「やっぱり他のところでも話題になってるのかな」

未央「どれどれ……」





310: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/10(日) 02:26:08.76 ID:WmCY5WXu0


『アイツなんなの? この前戦闘中に突然やってきたせいでこっちの隊列乱れたんだけど』

『特殊部隊のワンマンだろ? マジで邪魔だわ』

『というかあんな仮面つけてパイロットスーツ着てるとか変態以外の何者でもない』

『そもそも仮面も糞ダサいしセカンドドライバーって登録名もダサい』

『結論から言えば全てがダサいヤツということなんだがな……』

『そうか? この前戦闘中に助けてもらったし、セカンドドライバーって名前もカッコイイと思うんだけど……』

『ないわ』

『あの仮面がカッコイイとか感性を疑うレベル』

『もしかして擁護してるヤツ、セカンドドライバーなんじゃね?』

『違うって。この前の戦闘中に突然割って入ってきたときに見ただけだよ』

『セカンドドライバーさんチィィィィッスwwwwwwww』



312: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/10(日) 02:30:35.16 ID:WmCY5WXu0


未央「うーん、酷い荒れっぷりだね……」

加蓮「軍の掲示板とは思えないほどの荒れ様……」

凛「ID非公開だからってこれはちょっと」

卯月「でも確かにダサいですからね。あんな仮面付けた変態みたいな人が突然やってくるのも怖いですし」

未央「でも大尉たちは特に気にしてなかったよね」

加蓮「たぶん、何度か一緒に戦闘したことがあるのかな……それで顔見知りとか」

未央「まー、あんな見た目だけど良い人って言ってたしね」

凛「それに戦闘も凄い動きしてたし、大尉と同じような立体機動で戦闘してたよね」

卯月「すっごく強いことは確かですけど……」

加蓮「ま、私たちが気にしても仕方ないよ。どうせ作戦が終わったらいなくなるんでしょ?」

未央「それもそっか。それじゃしまむー、ご飯食べにいこっか」

卯月「あ、はいっ」

凛「引継ぎするものある?」

未央「ローカルのフォルダにチェック結果入れておいたから、そこ更新しておいて」

加蓮「了解」

……
…………



334: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/10(日) 17:18:53.18 ID:WmCY5WXu0

※一部アイドルのステータスが変更されます。

キャラ名:島村卯月
戦闘適正    :13(Gランク)→18(Gランク)
オペレーター適正:33(Fランク)
指揮官適正   :26(Gランク)
性欲      :15→30(戦闘直後)
モバPへの親愛度:1(並)

キャラ名:渋谷凛
戦闘適正    :34(Fランク)→39(Fランク)
オペレーター適正:34(Fランク)
指揮官適正   :38(Fランク)
性欲      :15→30(戦闘直後)
モバPへの親愛度:26(並)

キャラ名:本田未央
戦闘適正    :42(Eランク)→47(Eランク)
オペレーター適正:33(Fランク)
指揮官適正   :40(Fランク)
性欲      :15→30(戦闘直後)
モバPへの親愛度:11(並)

キャラ名:北条加蓮
戦闘適正    :39(Fランク)
オペレーター適正:8(Gランク)→23(Gランク)
指揮官適正   :75(Bランク)
性欲      :15
モバPへの親愛度:12(並)

キャラ名:水野翠
戦闘適正    :65(Cランク)
オペレーター適正:56(Dランク)
指揮官適正   :90(Aランク)
性欲      :15→30(戦闘直後)
モバPへの親愛度:158(親愛)





337: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/10(日) 21:51:07.64 ID:WmCY5WXu0

――数時間後、フレイヤ(艦長室)

ありす「今回の戦闘、な……セカンドドライバーの介入がありましたが、部隊の戦闘としても、まあ悪くない結果でしょう」カタカタッ

ありす「北条少尉もいますし、今後は各人の状況を見て随時配置換えをしつつ、艦を運用していかないと……」ピッ、ピッ!

フォン……

ありす「あとは……いつ頃にコレが来るのか」

ありす「まあ、黙っていても作戦前には間に合わせてくれるでしょうね」カタカタッ

ありす「……もうこんな時間ですか。今日は色々ありましたね」

ありす「セカンドドライバーは勝手にやっているでしょうし、新人たちはブリッジの監視中……どうしましょうか」



安価選択(会いに行くアイドルを下記から選択してください)
1.卯月
2.凛
3.未央
4.加蓮
5.セカンドドライバー
6.他のことをする

このレスの投下から3分後の最初のレス(コンマ分含む)
↓1



339: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/10(日) 21:54:07.70 ID:2stA7wHB0

6



349: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/10(日) 22:13:39.79 ID:WmCY5WXu0

>>339
6.他のことをする

――フレイヤⅡ(艦長室)

ピピピッ!

ありす「はい、こちら橘」ピッ!

整備長『おい嬢ちゃん、博士から通信来てるぞ。なんでも、あっちの博士と久々に直接通信が出来たらしい』

ありす「本当ですか?」

整備長『丁度、戦闘で使ったビームランチャーの操作記録を送るのに通信してたんだがよ、タイミングよく通信が繋がったらしい』

ありす「わかりました。プライベートチャンネルで通信していますよね? いまそちらに向かいます」

整備長『ああ、だけどいつも通り、いつ切れるか分からんって話だ。セカンドドライバーの嬢ちゃんはそこにいるか?』

ありす「……いま私1人です。しまった、端末の宛先を聞いておけば直接連絡できたのに……艦内放送で呼ぶのはやめておきたいですね」

整備長『すまんが急いできてくれってことだし、最悪そっちの嬢ちゃんが見つからなかったらそのまま来てくれ』

ありす「わかりました。少し探したら向かいます」

ピッ!

ありす「……」カタカタッ!

ピピピッ!

翠『はい、水野です』

ありす「翠さん、いまそこに誰かいますか?」

翠『いえ……リフレッシュルームですが、誰も……』

ありす「誰もいませんか。急いで格納庫に来てください。あと、セカンドドライバーを見かけたら声を掛けておいてください」

翠『あの方を……分かりました。急いで向かいます』ピッ!

ありす「さて……私も行く前にセカンドドライバーを探しておかないと……どこにいるのやら」

ありす(先ほど加蓮さんからブリッジ監視の交代連絡をもらってからしばらく経ってる……まだ交代時間じゃないし、ブリッジにはいないとして……)


安価選択(セカンドドライバーを探します。移動する場所を選択してください)
1.食堂
2.セカンドドライバーの部屋
3.ブリッジ
4.倉庫
5.休憩所
↓1




351: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/10(日) 22:15:34.23 ID:nE3g+P4g0

3



354: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/10(日) 22:21:39.21 ID:WmCY5WXu0

>>351
3.ブリッジ

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

パシュンッ!

ありす「失礼します」


加蓮「あ、大尉」

凛「どうかしたんですか?」

ありす「……」

ありす(やっぱりいないですね……加蓮さんになるべく顔が見られないようにしていましたし、当然と言えば当然ですか……)

凛「大尉?」

ありす「あ、いえ……少し様子を見に来ただけです。何もないですよね?」

加蓮「予定航路のズレもありません。このまま行けばハマヨコの到着予定時刻も変わりないとは思います」

ありす「分かりました。引き続き監視をお願いします。交代時は連絡をお願いしますね」フワッ

パシュンッ!

……
…………



355: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/10(日) 22:34:42.05 ID:WmCY5WXu0

――フレイヤ(格納庫)

ありす「お待たせしました!」フワッ

整備長「おう嬢ちゃん、こっちだ!」

翠「まだ通信は切れていないようです。池袋博士、ありすちゃんが来ました」

晶葉『そうか。すまんなありす、いま助手たちが外出していて不在だったんだ。丁度整備長と連絡をしていて良かったが……』

ありす「すみません、こっちもセカ……奈緒さんを探したんですが見つからなくて」

晶葉『いつまで通信が続くか分からないしそこは仕方が無い。いまチャンネルをそっちの端末にも共有するぞ』

ピッ……ピピッ!

晶葉『おいそっちの私、まだ聞こえるか?』

晶葉(アキハ)『……ああ、聞こえるぞ』

整備長「うおっ、博士が2人……」

奈緒(ナオ)『おい、まだ通信切れてないのか!?』

ありす「奈緒さん? 私もこの通信を直接見たのは初めてですが……」

翠「確かに、私たちのところにいる奈緒さんと同じお姿をしていますね」

晶葉『ちょっと通信回線を1つ繋げた。時間も惜しいからこの前の話の続きをしよう。私よ、以前そちらに渡した観測データ、どうだった?』

アキハ『こちらで観測されている次元振動の観測日と一致しているよ。やはりそちらで言うところの、蜂の巣とやらの空間転移が発生したのと同タイミングだ』

晶葉『やはりそうか。蜂の空間転移による次元断層が影響しているか……断層データを積み上げていったが、徐々に規模の小さい巣でも断層レベルが高くなってきている』

アキハ『度重なる空間転移による次元振動で、大きな断層が発生しやすくなっているということだな』

ナオ『なあ、そっちに見えるの、あたしがこっちのモニターで見てたありすやら整備長やらって人たちだろ!?』

アキハ『っと、ちょっといま話をしているんだぞ』

ナオ『加蓮、加蓮は無事か? いまはそっちのブリッジにいるのか?』

ありす「今度はそちらにいるあなたがエロゲーとやらをやっているわけですか……はい、いまはブリッジで監視作業を行っています」

ナオ『やっぱりモニターで見てた通りなんだな……よかった、退院することはできたんだな……』




356: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/10(日) 22:46:07.73 ID:WmCY5WXu0

翠「特に問題なく任務をこなしています。訓練もしっかり受けることが出来ていますよ」

ナオ『そうか……安心したよ』

晶葉『お前も1人別の次元に飛ばされたっていうのに他人の心配ばかりだな』

ナオ『加蓮を置いていっちゃったからな……まぁ、そっちにいるあたしが代わりに守ってやってるだろけど」

ありす「こちらにいる奈緒さん、仮面を被ってまで加蓮さんのことを守りに来ていますからね」

ナオ『あんなカッコイイことまでしちゃってさ、あたしにはちょっと気恥ずかしいかもしれないけど、ハハッ……』

整備長(アレをカッコイイと思ってんのか……)

ナオ『あとそっちのあたしに話しておいてくれ、こっちの加蓮は相変わらず元気でやってるって』

ありす「わかりました。伝えておきます」

アキハ『っとすまん、割り込むぞ。いまそっちから送られてきた最新の観測データの受信が終わった。こっちで観測したデータと照合しておく』

晶葉『頼むぞ。そちらの断層レベルがどれほどまで上がっているか分からんし、こちらも解析は急いでおく』

アキハ『干渉装置だったか? それがあれ……だ……』

晶葉『む、おい聞こえるか、他所で起きている規模の大きい次元振動が終わったのか? 観測している宙域では見当たらんが……』

アキハ『……が、たの……こ…………』

ピッ!

晶葉『くそっ、通信が切れたか……』

整備長「はー……ホントに同じ顔してたな」

翠「ええ……」

ありす「晶葉さん、いまのやりとりは?」

晶葉『ああ、こちらで観測していた次元振動のデータを提供していた。あちらでも同じように次元振動を観測していてな』




362: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/10(日) 22:58:39.06 ID:WmCY5WXu0

晶葉『こうして双方向通信が出来るのは非常に稀なんだ。観測結果を見る限りだと、恐らくどこかで大きな次元振動が発生した際に通話可能になっているのかと思うが』

晶葉『何にしても、あちらに最新の観測データを送ることが出来てよかった。奈緒が収集したデータも無駄にしたくないからな』

ありす「それ以外に何か出来ることは?」

晶葉『現状は無い。次元振動があっちの世界にどう影響を及ぼしているのか分からんし、まともに宇宙に進出していないらしくて技術レベルも向こうは相当低いらしい』

晶葉『ひとまずこちらもデータの解析を進めて、次に通信できるタイミングが来るのを待つしかないな』

ありす「そうですか……わかりました、私たちが特別できることはなさそうですね」

晶葉『うむ、すまんが奈緒はよろしく頼むぞ。整備長も、ランチャーの記録助かったぞ』

整備長「気にしなくていいぜ。あと、アレどうなってんだ?」

晶葉『ああ……かなり良いものになっているから驚くぞ。ロマンの塊のようなブツになった』

整備長「ホントか!?」

晶葉『一通りテストを済ませたら送ってやるから、楽しみにしておいてくれ』

整備長「うおー……待ってるぜ!」

晶葉『それじゃあここら辺で通信を切るぞ。これから私も志希のところに行かなければならないんだ』

ありす「わざわざありがとうございます。また何があったら教えてください」

晶葉『了解、ではな』ピッ!

整備長「いやー! 楽しみだぜ♪」

ありす「なんですかそんなに浮かれて……晶葉さんと何作ってたんですか?」

整備長「いやぁ、オート・クレールに遊びに行ってたときによ、ちょっと設計の部分は一緒にやらせてもらったものがあるんだけどよ」

整備長「まっ、ブツが届いてからの楽しみってとこだな」

ありす「はぁ……?」

……
…………



365: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/10(日) 23:20:45.89 ID:WmCY5WXu0

――翌日、ハマヨコ(入港口)、フレイヤⅡ(ブリッジ)

加蓮「艦はアームに固定しました。搬入口、開放します」カタカタカタッ!

卯月「えっと、整備班から補給作業開始すると通信がきています。作業開始するみたいです」

ありす「了解です。ひとまずは落ち着くことができますね」

未央「やったぁ……! くぅー、任務成功してよかったぁ!」

凛「帰りもスティングと遭遇しなかったし……」

ピピピッ!

加蓮「通信……こちらフレイヤ」ピッ!

大佐『私だよ。ハマヨコには着いたかね?』

卯月「あっ、大佐! お、お疲れ様です」

ありす「大佐ですか。つい先ほど到着しましたけれども、何か?」

大佐『うむ、火星圏での作戦だが、日程が決まった。16日後だ』

翠「16日……随分と急なお話ですね。次元振動を観測していたのでは?」

大佐『それが次元振動の周期が早まっていてね。観測結果を更新しての予定日となっている』

ありす「また周期が早まったんですか……わかりました。こちらの作業が終わったら本部に向かいます」

大佐『済まないが頼むよ。詳細についてもそのとき話す』

ありす「了解です。ではまたあとで」ピッ!

未央「また次の作戦……」

卯月「いまの、このまえお話ししてもらった作戦ですよね?」

ありす「はい。私と翠さんはこれから本部に向かいます。あなたたちは艦での作業を終わらせておいてください」

翠「何かあれば整備長から指示がきます。よろしくお願いしますね」


……
…………



366: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/10(日) 23:31:06.64 ID:WmCY5WXu0

――火星圏宙域、ギチトー(入港口)、ノルンM-01(メインブリッジ)

フレデリカ「ドーモ艦長サン、ワタクシ宮本フレデリカ、デアリマス」ピシッ!

ちひろ「はいよろしくお願いしますね。ここに来る前に、愛梨ちゃんたちのところにお邪魔したみたいですけど、どうでしたか?」

フレデリカ「ああっ、聞いてくださいますか! 実はワタクシ、まったく顔を覚えられていなかったので……悲しいっ!」

ちひろ「あらら、それは残念……」

フレデリカ「まぁ仕方が無いけどね。この姿で会ったの初めてだし? フレちゃんの本当の姿を見せたときも一瞬だったし?」

ちひろ「ビーの姿でコロニーの中には入れませんからね。1度そのお体、バラバラにします?」

フレデリカ「それはー……ダメッ! 結構気に入ってるんだー。昔いた人間の記録から作ったんでしょ、コレ?」

ちひろ「そうみたいですね。私は専門家じゃないので詳しいことは分かりませんけど」

フレデリカ「フムフム……やっぱり志希ちゃんのようなアンビリーバボーな人間がいないとフレちゃんのことは詳しく分からないってことね」

フレデリカ「あ、ねえねえ艦長さん。話し変わるんだけどさ、アイドルって何やるの? アタシ申請っていうの出してもらったんだけどさ、まだ許可下りてないんだー」

ちひろ「愛梨ちゃんたちに聞かなかったんですか? 私はアイドルやってませんから、教えることはできませんけど……」

フレデリカ「あのときは悲しみに包まれてアイドルのこと聞くの忘れちゃったんだー。どうしよ?」

ちひろ「それじゃあ、あとで通信送っておきましょうか?」

フレデリカ「ワオッ! さすが艦長さん、話しがわかるねー」

ちひろ「前に一緒にお仕事したときに、端末教えてもらいましたからね。あとで一緒にお話ししましょうか」

フレデリカ「はーいはーい、楽しみですねぇ♪」

ちひろ「というかフレデリカさん、随分と変な対話プログラムですね……」

フレデリカ「そうなの? 志希ちゃんに入れてもらったから良くわかんないや」

ちひろ「まあ、なんでもいいですけどね……」

……
…………



368: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/10(日) 23:45:53.65 ID:WmCY5WXu0

――数時間後、ハマヨコ、軍本部(通路)

ありす「大佐」タタタッ!

大佐「ん、おお……ありす君かね。翠君も」

翠「先ほどの作戦の詳細、ありがとうございます。編成は予定していた内容と変わらずですが……」

大佐「ああ、次元振動の周期が早まったが、急な話で再編成を組む時間が足りなくてねぇ」

ありす「となると、戦力は変わらずJ-01とM-01、M-02ですか……」

大佐「周期が早まったが、規模としてはノルン級が想定される。レベルも現状は6だ」

ありす「断層が発生するまで待たないと干渉装置が起動できないのは難しいですね。戦闘が必ず発生しますし」

大佐「とはいえ、干渉装置を設置して以降は空間転移を防げるというのは大きい。ここは耐えるしかあるまい」

翠「特に火星圏は民間の居住コロニーが多いですからね。早めに手を打たなければ……」

大佐「新人たちもいて大変だろうが、頼むよ」

ありす「分かりました。な……セカンドドライバーも来ていますので」

大佐「そうか、彼女も来たのか……」

ありす「そのうち木星圏でも干渉装置を設置しなければなりませんし、しばらくは一緒に行動する予定です」

大佐「彼女にもよろしく言っておいてくれ。本来であれば民間人……まして別の世界の人間を戦闘に参加させるのは……」

ありす「本人も同意した上での現状です。私たちからこれ以上言うことはないかと」

大佐「うむ、そうだな……」

……
…………




370: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/10(日) 23:50:59.79 ID:WmCY5WXu0

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

加蓮「んっとに……倉庫まで遠いんだから……」ヨロヨロ

加蓮「なんで新造艦なのに使わない配線がこんなに……ダンボールも重たいんだから……」

グラッ……

加蓮「あっ――」

ガシッ!

加蓮「んっ……あ、アンタ……」

奈緒「……」

加蓮「っと、失礼しました……セカンドドライバー……」

奈緒「……重いなら、無理はしなくていい」スッ

加蓮「あ、それ」

奈緒「倉庫だろう? 運んでおく」

加蓮「いえ、でも……」

奈緒「……」


加蓮「……いっちゃった」

加蓮(アイツ……)

……
…………



372: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/10(日) 23:56:16.54 ID:WmCY5WXu0

――フレイヤⅡ(通路)

奈緒「……」


未央「おっ?」

卯月「あっ……」スッ……

凛「……お疲れ様です」


奈緒「……」


凛(仮面にロングコートにダンボール……)

未央「……KNがダンボール持って歩いてる」ボソッ


奈緒「……」ピクッ!


卯月「み、未央ちゃん、聞こえちゃいますよ……」

未央「おっとと……」

凛「早くブリッジ戻ろうよ。点検終わってないんだから」


奈緒(な、なんだ……KN? KN……カミヤナオ? ま、まさかあいつら、私のこと……いや、でもこっちだと顔を合わせたことはないはずだし……!!)

奈緒「……か、北条少尉が、1人で作業していた。早く戻ってやるといい」

卯月「はっ、はい」

奈緒「……」


凛「行っちゃった」

未央「……まあ、私たちも行こうか」


……
…………



374: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/11(月) 00:05:19.15 ID:EI5HRjQQ0

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

パシュンッ!

加蓮「あ、やっと凛たち戻ってきた」

凛「ゴメン加蓮、遅くなっちゃった」

未央「いやー、いま通路でKNとすれ違っちゃってさぁ」

卯月「ダンボール持ってる姿が似合ってなくてシュールでしたね」

加蓮「あ、それ私が運ぼうとしていたヤツ、代わりに持ってくれてさ」

凛「そうだったんだ。たしかに大尉が言ってたとおり、見た目と違って良い人なのかもね」

卯月「表情が分からないとちょっと怖いですよね。なんであんな変なお面つけてるんでしょうか」

未央「せめて仮面って言ってあげよう?」

凛「顔に傷でもあるとか?」

加蓮「顔を見られたくないとか?」

未央「顔見られたくなかったらこんな仕事してないって!」

加蓮「ま、そうだよね」

凛「まあいいか……早く作業終わらせようよ。せっかく戻ってきたんだから、早く休みたいし」

卯月「そうですね。残りも頑張って終わらせましょう!」

……
…………




375: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/11(月) 00:16:19.80 ID:EI5HRjQQ0

――夜、フレイヤⅡ(ブリッジ)

ありす「というわけで、予定していた火星圏で行われる作戦に参加するためフレイヤは火星圏に移動します」

ありす「火星圏に到着後、フレイヤは現地のノルン級戦艦、ノルンM-01所属となります」

未央「J-01配属じゃないんですか?」

ありす「建造した場所は木星圏ですが、フレイヤの所属自体は元々はM-01になっています」

凛「ややこしいね」

翠「そういうものです。ヴァルキュリアシステムの運用テスト艦のほとんどはM-01所属となっていますので」

卯月「そうだったんですか……」

ありす「補給作業の終了予定は2日後です。なので、あなたたちについては明日は休暇となります」

卯月「お休みですか!?」

ありす「大きな作戦前ですしね。フレイヤには私と翠さんの2人でいます」

未央「やったー! シティのほう行こうよ!」

翠「浮かれるのは構いませんが、休暇の変わりに今日は就寝時間ギリギリまで訓練をしますよ」

卯月「ええっ!?」

加蓮「ま、そうだよね……」

ありす「当たり前です。火星圏での作戦はそれなりに規模の大きい戦闘になる想定です。死にたくなければ死に物狂いで訓練してください」

未央「はぁーい……」

……
…………



407: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/11(月) 22:39:42.53 ID:EI5HRjQQ0

――翌日、ハマヨコ(ショッピングモール)

未央「いやー、休暇だ休暇!」

卯月「何だかんだ、1ヶ月近くはお仕事でしたね」

凛「これでも土星圏よりは余裕があるみたいだし……向こうは今でも戦闘が多いみたいだからね」

未央「んー……NGFが導入されてからはスティングとの戦闘はすごく楽になったっていうけどさ、この前の戦闘は大変だったよね」

凛「そりゃあ、新人の私たちで余裕に倒せたら苦労しないよ。今だって楽にはなったっていうけど、まだまだ立体機動はスティングのほうが上だし」

卯月「大尉も中尉も、凄いですよね。あんな立体機動でスティングと戦えるなんて……あと、KNも」

凛「アイツも……単独行動しているだけあって凄いよね。スティング3匹、1人で倒すなんて」

未央「データベース見てもさ、階級も載ってなかったよね。単独行動の権限だけあるみたいだし」

卯月「でも、ずっと1人で戦ってるなんて、大変ですよね……」

凛「まあ……そういえば、加蓮も今日は残念だったね」

卯月「前に所属していた部隊の方から連絡があったんですよね? 土星圏にいたみたいですし……」

未央「土星圏かぁ……いつか私たちも任務で行くことになるのかな」

凛「その前に火星圏の作戦でしょ。いつかのことを考えるより、いまやることを見ておかないと」

未央「まっ、そうだね」


……
…………




408: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/11(月) 22:51:29.57 ID:EI5HRjQQ0

――フレイヤⅡ(加蓮の部屋)

菜々『うっ、うっ……ぞべば……よがっだ……』

加蓮「そんな泣かないでよ菜々さん。戦闘に参加できたって言っても、私は管制担当だったんだから」

菜々『いえっ……うっ、でも、加蓮ちゃんが無事に、復帰できて……ナナは、ナナは……』

加蓮「いつまでも負傷で病院に寝たきりってわけにはいかないでしょ? そのうち、私も土星圏に戻ることになるだろうし」

菜々『ナナの……ラピッドストライカー隊も、加蓮ちゃんまで離脱して、ナナ1人で……智絵里ちゃんの、コンコルディア隊もなくなって……』

菜々『奈緒ちゃんだって、きっと加蓮ちゃんが復帰できて……喜んでると思いますよぉ……うううっ……』

加蓮「……うん、そうだよね」


『大丈夫だ。休んでていい……あたしが守ってやるよ』


加蓮「……」

菜々『そっちでも、頑張ってくだざいねっ!! ナナも……頑張って部隊がなくならないように頑張りますからぁっ!』

加蓮「うん、ありがとう。菜々さんも気をつけてね……私、ちょっとNGFの調整しておきたから、また連絡するね」

菜々「はいぃっ! ナナもこっちで任務頑張りますっ!!』

ピッ!

加蓮「もうっ……菜々さんも大げさなんだから」

加蓮「さて、と……この前の戦闘データ使って、NGFのシステムデータにフィードバックさせておこう」

パシュンッ!

……
…………



409: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/11(月) 23:03:13.24 ID:EI5HRjQQ0

――フレイヤⅡ(格納庫)

加蓮「……ん、あれは」


奈緒「……」カタカタカタッ……


加蓮(KNがNGFのコックピットの中で作業してる……)

奈緒「……ん?」カタカタ……

加蓮(あっ、気付かれた……)

加蓮「ど、どうも……」

奈緒「……ああ」カタカタカタッ……

加蓮(愛想悪っ……まあ仮面越しだと変わらないか……)



奈緒『……重いなら、無理はしなくていい』

奈緒『倉庫だろう? 運んでおく』


加蓮「……」スッ……


……
…………



410: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/11(月) 23:16:33.80 ID:EI5HRjQQ0

――フレイヤⅡ(NGF機体内)

奈緒「……」カタカタカタッ

加蓮「あの」

奈緒「……」ピクッ!

加蓮「あっ……すみません、邪魔……しちゃいましたか?」

奈緒「……いや、大丈夫だ」

加蓮「……」

奈緒「……何だ?」

加蓮「この機体……3Nですよね。現行機の」

奈緒「ああ」

加蓮「私、NGFに乗るのは新型が初めてなんですけど……3Nは、どうですか?」

奈緒「機体性能は……問題ない。ただコイツは、ビーム兵装はなるべく使わないようにしている」

加蓮「へえ……カスタム機なんですか? どんな調整しているんです?」

奈緒「……装甲強度を上げている。立体機動対策にスラスターの増設と、実体兵装としてHCW-202ソード、アンカー、腕部グレネードの追加だ」

加蓮「稼働時間の延長、ですよね。ずっと1人で任務をしていたんですか?」

奈緒「……そうだな」

加蓮「どうして、1人で任務に?」

奈緒「やることがあるからだ」

加蓮「やることって……ずっと続けている任務があるんですか?」

奈緒「ああ」

加蓮「へえ……」




411: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/11(月) 23:23:40.66 ID:EI5HRjQQ0

緒「……少尉、は」

加蓮「はい?」

奈緒「少尉は、なぜ任務を続けている?」

加蓮「私……」

奈緒「前にいた部隊を離れて、もう随分経つと聞いている」

加蓮「……」

奈緒「前線を離れたなら、後方の任務でも――」

加蓮「私は、1匹でも多くのスティングを倒したい」

奈緒「……」

加蓮「アイツ等は、私にとって……大切な人を、殺したから……」

加蓮「だから、私は奈緒の分まで、少しでも多く戦って……!」

奈緒「……そんな顔をしないでくれ」

加蓮「えっ……」

奈緒「……見ていると、悲しくなる」

加蓮「どうして?」

奈緒「……」

加蓮「……」


ビーッ! ビーッ! ビーッ!!


奈緒「警報……!」




412: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/11(月) 23:32:57.75 ID:EI5HRjQQ0

加蓮「まさかスティング!?」

ピピピッ!

奈緒「艦長、スティングか?」

ありす『はい、いま本部から連絡がありました。転移ではなく直接こちらに移動してきたスティングの蜂の巣のようです』

奈緒「数は?」

ありす『確認されているのは5匹です。極小規模の巣ですから、多くてもあと2、3匹くらいは巣に潜んでいるかと」

奈緒「了解した。こっちで出撃する」

ありす『お願いします。翠さんがまだ本部にいる状態ですし、新人も戻ってくるのに時間が掛かると思います』

加蓮「大尉、私も出ます!」

ありす『北条少尉……そちらにいたんですか。では――』

奈緒「加蓮はブリッジに向かえ」

加蓮「えっ、でも!」

奈緒「通信で中尉と新人3人に連絡を取っておくんだ。艦長、それでいいか?」

ありす『……分かりました。それでは私も出撃しましょう。迎撃隊に任せるよりもこちらで片付けたほうが早いと思いますし』

加蓮「大尉!」

ありす『北条少尉、急いでブリッジに上がってきてください。私はシューターでカタパルトに直接向かいます』

奈緒「加蓮、行くんだ。艦長の命令だろう?」

加蓮「セカンドドライバー……分かってるわよ!」

タタタタタッ!!

奈緒「……」

……
…………



413: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/11(月) 23:50:13.10 ID:EI5HRjQQ0

――数分後、戦闘宙域

ドシュウウウンッ!!

奈緒「加蓮……まだ、こっちの世界にいたあたしのことを……」グッ……!!

ピピピッ!

ありす『奈緒さん』

奈緒「ありす……いま通信は……」

ありす『大丈夫です。個別回線で通信を送っています。フレイヤの共用回線ではありませんので加蓮さんには聞こえませんよ』

奈緒「そ、そうか……」

ありす『お2人で何を話していたんですか?』

奈緒「ちょっとな……加蓮は、こっちの世界にいたあたしのことを、まだ引き摺っていたみたいだ」

ありす『そうでしたか。でもお2人とも、中が良かったんでしょう?』

奈緒「こっちでも、そうらしいけどな……でも、それで軍に残って戦い続けるなんて、あたしは嬉しくないよ」

ありす『なら、加蓮さんにお話しすればいいじゃないですか。私は神谷奈緒だって』

奈緒「違うよ。あたしは加蓮の知っているあたしじゃない……だから、あたしが元の世界に戻って、向こうにいるあたしがこっちに戻るまでは……」

ピピピピピッ! ピピピピピッ!

白蜂「……!」ブブゥゥゥゥンッ!!

白蜂「……!」ブブゥゥゥゥンッ!!

奈緒「このままでいい……!!」ヒュカカカッ!!

ボシュシュシュシュッ!!

ドガガガガガガガァンッ!!!!

……
…………



414: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/11(月) 23:59:30.33 ID:EI5HRjQQ0

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

加蓮「大尉、セカンドドライバー、巣から2匹スティングが来ています」

ピピピッ!

ありす『増援ですか。迎撃隊は?』

加蓮「間もなく出撃するみたいです。残りスティングは5匹です」

奈緒『迎撃隊が来る前に片付けるか』

ありす『そうですね。コンビネーションマニューバI05でいきましょう。いいですか?』

奈緒『問題ない』

ありす『了解です。弾幕を張りますのでソードで切り込んでください』

奈緒『任せろ……!』

ピッ!

加蓮「……」


……
…………



415: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/12(火) 00:03:56.73 ID:RV0kPOBB0

――戦闘宙域

奈緒「うおおおおおお!!」ブォンッ!!

ズバァァァッ!!

白蜂「……」ブブ……ブ……

ドガアアアアアアンッ!!!!

奈緒「こっちのあたしが戻ってくるまで……」ボシュシュシュッ!!

白蜂「!」ギュンッ!!

奈緒「加蓮はあたしが守る……! そして、あたしも元の場所に……!!」ギュオオオオオッ!!!!

ズドォンッ! ズドォンッ!

ドガアアアアアアンッ!!!!

奈緒「帰るんだ……必ず!!」ジャキンッ!

ギュオオオオオオッ!!


……
…………




416: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/12(火) 00:09:32.97 ID:RV0kPOBB0

――数分後、フレイヤⅡ(カタパルト)

パシュンッ!!

バサッ!

奈緒「……」

ありす「ふぅ……」


未央「大尉ー!!」

凛「セカンドドライバーも……」

卯月「せ、戦闘はもう終わっちゃったんですね……」



ありす「はい。迎撃隊を待つのも面倒でしたのでこちらで片付けました。休暇中なのに戻らせてしまってすみません」

卯月「い、いえっ、私たちは別に……」

奈緒「……」

未央「あっ、セカンドドライバー」

奈緒「……次の作戦まで、あまり長くは無い。訓練に励むといい」



凛「また行っちゃった」

ありす「……セカンドドライバーは優秀なパイロットです。次の火星圏の作戦についても、色々と思うところがあるのでしょう」

卯月「……そうですよね。私たち、新人だからもっと訓練して、頑張らないとダメですよね」



417: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/12(火) 00:14:14.12 ID:RV0kPOBB0

凛「また行っちゃった」

ありす「……セカンドドライバーは優秀なパイロットです。次の火星圏の作戦についても、色々と思うところがあるのでしょう」

卯月「……そうですよね。私たち、新人だからもっと訓練して、頑張らないとダメですよね」


ありす「まあ、あなたちにはセカンドドライバーと同じようになれ、とは言いません」

ありす「あなたたちなりにしっかりと実力が付くよう、私や翠さんが鍛えてあげますので」

未央「私たちも、訓練して、実戦も重ねて……もっと強くならないとね!」

凛「……そうだね。少なくとも、加蓮と一緒に戦闘するときに足を引っ張らないくらいにはならないと」

ありす「ま、あなたたちはそれ以外にもアイドルの仕事がありますけどね」

卯月「えっ?」

ありす「先ほど、通知が私のほうに届いていましたよ。新ユニット、ニュージェネレーション……承認されていました」

未央「本当ですか!? やったー!!」

ありす「ただし、活動開始は火星圏での作戦が終わった後からです。それまではI@LPもレッスンプログラムしか送ってこないと思いますし」

卯月「でも……ようやくアイドルのお仕事も出来るんですね!」

ありす「ええ、どちらも頑張ってください」

卯月「……はいっ!」


……
…………




419: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/12(火) 00:32:28.60 ID:RV0kPOBB0

――数日後、フレイヤⅡ(ブリッジ)

加蓮「フレイヤⅡ、J-01に収容……ドックでの固定作業完了しています。艦制御の一部をJ-01のメインブリッジに譲渡します」カタカタカタッ

卯月「搬入口を開放します。整備班たちよりNGFの移動作業が開始されます」

翠「さて……これから火星圏ですね」

ありす「ええ、J-01でギチトーまで移動後、M-01、M-02と合流してから作戦ポイントに移動です」

凛「ギチトーの到着予定は、作戦の2日前になるんですよね?」

ありす「はい。フレイヤはノルンに収容しての移動になりますし、みなさんはその間J-01の住居ブロックで過ごして頂いても構いません」

翠「シミュレーターでの訓練は続けますから、それまで私たちの部隊は特にすることはありません」

未央「J-01の部隊の人たちと一緒に訓練とかもないんですか?」

ありす「こちらはシステムの機密事項がありますので、基本的には戦闘時以外で他部隊と干渉することはありません」

ありす「まあ、食堂で当たり障りの無い話をするくらいにしておいてください」

卯月「なんだか残念ですね。他の部隊の人たちのお話も聞いておきたかったんですけど……」

翠「こればかりは仕方がありませんね」

未央「そういえば、少佐って人も結局間に合わなかったのかぁ……」

ありす「まあ、そのうち追いついてくると思いますよ」

加蓮「ず、ずいぶん適当ですね……」



420: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/12(火) 00:39:18.77 ID:RV0kPOBB0

翠「あの方は……そうですね。私たちが気にしても仕方がありませんから」

ありす「来てもらえれば、大抵のことは何とかしてくれますしね」

卯月「お2人とも、その少佐って方のこと、ずいぶん信頼しているんですね……」

翠「それはまあ……」

ありす「あなたたちに教えておきます。いまの軍の中で怒らせてはいけない化け物が2人います」

ありす「1人は土星圏にいる小関中佐、もう1人は復隊予定のP少佐です。このお2人間違いなく国連軍最強の化け物です」

卯月「化け物連呼しすぎじゃないですか?」

ありす「単体でそれほどの戦闘技術を持っているということです」

加蓮「まあ、私は小関中佐のことは知ってるけど……」

ありす「私や翠さんが10人いたとしても、まず勝負にならないレベルの戦闘技術の差がありますからね」

未央「うーん、そんなに凄いんだ……」

ありす「グレイプニールMkⅤが運用されていた時代で、単機でスティングを撃破できたのはそのお2人だけですからね」

凛「……確かに化け物かも」

……
…………



421: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/12(火) 00:56:23.18 ID:RV0kPOBB0

――数時間後、フレイヤ(艦長室)

ありす「そうですか……では作戦開始に間に合うか、ギリギリのところというわけですね」

ありす「……まあ、仕方がありません。立場的に手続きも難しいですし」

ありす「はい……はい、分かりました。それまではこちらで何とかしておきますので」

ありす「……あ、ちょっと待って……あの」

ありす「わ、私……待ってるんですからね。来てくれるの」

ありす「だから、その……ちゃんと、来てくださいね」

ありす「はい……それじゃあ、失礼します」ピッ!


ありす「……」

ありす「……さて、新人たちの様子でも見ておきましょうか」


安価選択(会いに行くアイドルを下記から選択してください)
1.卯月
2.凛
3.未央
4.加蓮
5.セカンドドライバー
6.他のことをする

このレスの投下から3分後の最初のレス(コンマ分含む)
↓1



424: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/12(火) 00:59:23.51 ID:FAmh4b/iO

6



458: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/12(火) 22:03:09.46 ID:RV0kPOBB0

>>424
6.他のことをする

ありす「様子……とはいえ、火星圏に着いたら作戦が始まりますし……」カタカタッ

ピピピッ!

翠『はい、水野です』

ありす「翠さん、新人たちはどうしていますか?」

翠『I@LPのプログラムが届いていたので、実施手順を教えていました。どうかしましたか?』

ありす「私の手が空いたので、新人たちの訓練でもやっておこうかと」

翠『追加ですか?』

ありす「はい。前回の戦闘記録を見返していましたが、やはりまだまだシステムに助けられているところが多いので」

翠『時期的にも仕方が無いとは思いますが……次の作戦の規模も大きいですから……』

ありす「想定しているノルン級との戦闘となれば、最悪新人たちのフォローに手が回らない可能性も出てきますからね」

翠『分かりました。では彼女たちと格納庫に向かいますので』

ありす「お願いします」ピッ!


……
…………



459: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/12(火) 22:10:02.11 ID:RV0kPOBB0

――数分後、フレイヤⅡ(格納庫)

卯月「I@LP、やってみたかったなぁ……」

凛「仕方が無いよ。いまはこっちの訓練のほうが大事なんだから」

ありす「そうです。いまのあなたたちにとっては、アイドル仕事より優先すべきはこちらですから」

加蓮「……あれ、セカンドドライバーも来たんですか?」

奈緒「見学だ。3Nの調整をしておこうと思っていたが、整備長が弄っていた」


整備長「ちょーっと背面ユニットとコックピットブロックの交換してるだけだよ! 火星圏に着くまでには終わってるぜー!」


未央「ホントだ」

翠「私のNGFと同じことをされていますね」

ありす「まあいいでしょう。整備長が行うメンテナンスであれば間違ったことはありませんし」

卯月「それで大尉、私たちの訓練なんですけど……」

ありす「そうでしたね。今回は私と翠さんがスティング役になり、みなさん4人でのコンビネーションマニューバで模擬戦闘を行ってもらおうと思ったのですが……」

未央「無理むり」

凛「2人同時って……」

ありす「それで訓練ですが……」

未央(聞いてないし)


1.ありす「NGFヴァルキュリアのシミュレーターで行おうと思います」
2.ありす「NGF-3Nのシミュレーターで行おうと思います」
↓2




461: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/12(火) 22:10:54.11 ID:91mBxyexO

2



463: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/12(火) 22:20:49.15 ID:RV0kPOBB0

>>461
2.ありす「NGF-3Nのシミュレーターで行おうと思います」


ありす「NGF-3Nのシミュレーターで行おうと思います」

凛「あれ……新型じゃないの?」

ありす「まだ新型で訓練するほど、みなさんの練度が足りていません。もう少し現行機での訓練を続けます」

卯月「うーん……まあ、確かにシステムを使ったとき、いままでより凄く上手く立体機動もできましたし……」

未央「システムに頼りっきりってわけにはいかないもんね」

加蓮「そうだね。システム使わなくても、凄い人は凄いし」

奈緒「……」

ありす「ま、そういうことで今日は現行機のシミュレーターで訓練です。翠さん、準備しましょうか」

翠「分かりました。訓練とはいえ、手加減はしませんからね」

未央「うぇー……がんばろう……」


……
…………



464: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/12(火) 22:23:30.12 ID:RV0kPOBB0

※一部アイドルのステータスが変更されます。

キャラ名:島村卯月
戦闘適正    :18(Gランク)→23(Gランク)
オペレーター適正:33(Fランク)
指揮官適正   :26(Gランク)
性欲      :30
モバPへの親愛度:1(並)

キャラ名:渋谷凛
戦闘適正    :39(Fランク)→44(Eランク)
オペレーター適正:34(Fランク)
指揮官適正   :38(Fランク)
性欲      :30
モバPへの親愛度:26(並)

キャラ名:本田未央
戦闘適正    :47(Eランク)→52(Dランク)
オペレーター適正:33(Fランク)
指揮官適正   :40(Fランク)
性欲      :30
モバPへの親愛度:11(並)

キャラ名:北条加蓮
戦闘適正    :23(Gランク)→28(Gランク)
オペレーター適正:23(Gランク)
指揮官適正   :75(Bランク)
性欲      :15
モバPへの親愛度:12(並)




465: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/12(火) 22:29:29.39 ID:RV0kPOBB0

――数時間後、フレイヤⅡ(食堂)

卯月「はいおばちゃん、食券ですっ」

おばちゃん「唐揚げ定食ね。残すんじゃないよ」

卯月「頑張って食べます!」


未央「おーいしまむー、こっちこっち!」

卯月「はーい……よいしょっ」

凛「ハマヨコからの出航は遅れたけど、1週間後は火星圏か……」モグモグ

未央「大変だよねぇ……次の作戦も頑張らないと」

卯月「……」カチャッ、カチャッ……

凛「どうしたの、卯月?」

卯月「えっ? ああ、いえ……その……」

未央「なに? 何か悩んでるの?」

卯月「……なんだか、火星圏の作戦って、どれだけ大変なのかなぁって思って」

卯月「はじめて実戦に出たときは、何も分からないまま終わって、みんなで戦闘に出たときは、無事に終わって」

卯月「だから、次の作戦がどれだけ大変なものなのか、想像できないんです」

未央「んー、そうだねー……私たち、この前の作戦でもちゃんと戦えたし」

凛「うん、大尉と中尉の訓練を受けてから、自分でも分かるくらいにNGFの操縦も出来るようになったし」


加蓮「そんなに甘く考えないほうがいいよ」

凛「加蓮……」

未央「おっ、トンカツ定食」

加蓮「みんなが思っているほど、スティングとの戦闘は簡単なものじゃないから」



466: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/12(火) 22:34:32.99 ID:RV0kPOBB0

卯月「それは……実際に戦ってみて、分かりましたけど……」

加蓮「分かってない。それじゃあいつか……」

凛「ねえ、加蓮は土星圏にいたときはどうだったの?」

加蓮「……私はその頃、まだNGFも無かった頃にはグレイプニールでキラー・ビー……いまのビーたちとも戦ってた」

加蓮「私の部隊は、ベテランの隊長と、私と……私とコンビを組んでくれてたパイロットの3人で小隊を組んで戦ってた」

加蓮「それなりに強い部隊だったんだ。私は支援に回ることが多かったけど、3人でずっと戦って……だけど……」

加蓮「私は、ある日ビーと立体機動戦闘をしていたときに、撃墜した」

卯月「撃墜……」

加蓮「対話の日の直前だった。運よく死ななかったけど、艦は宙域で任務に当たっている途中で艦隊と合流したから、私は艦を降りることができなくて……」

加蓮「身体も、自分でろくに動かすことができなくて医務室にいたまま」

加蓮「そして、そのまま戦闘がはじまって……一緒に戦ってた、パイロットは……」

加蓮「……対話の日が終わったあと、私は治療のために艦から降りて、土星圏の任務はそれっきり。それで、いまはここにいる」

未央「そうなんだ……」

加蓮「突然、知っている誰かが目の前からいなくなることだってあるんだよ。……私は戦う、奈緒の分まで」

凛「……」

加蓮「ゴメンね、作戦前なのに暗い話しちゃって」

卯月「そっ、そんなことないですっ!」

加蓮「アリガト」

未央「……よっし、それじゃご飯食べたらブリッジの監視は交代でNGFの訓練しよっか! 一応、3Nのシミュレーターで」

凛「新型だとお風呂まで走りに行かなきゃダメだからね」

未央「ま、まあね……」

加蓮「……ふふっ」


……
…………



467: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/12(火) 22:47:13.00 ID:RV0kPOBB0

――数日後、火星圏、ギチトー(入港口)

J-01艦長『予定通りか……フレイヤの補給申請はどうだね?』

ありす「こちらは港でNGFの整備を行うだけで大丈夫です。艦を出すこともありませんでしたし」

翠「J-01にはご負担して頂いた事になってしまいますが……」

J-01艦長『構わんよ、フレイヤとの任務も久しぶりだ。強襲艦隊は作戦時に頼らせてもらおう』

ありす「そちらについては任せてください」

加蓮「艦長、J-01から艦制御の返却がされました。ドックの固定も解除されます」

ありす「了解です。フレイヤはJ-01を出て1番ゲートに移動します。移動後はM-01にフレイヤを収容し、メインブリッジに移動します」

凛「了解です」

未央「うーん……あとは作戦ポイントに行くだけかぁ」

卯月「その後は戦闘ですね……」

ありす「まあ、それなりに気を引き締めておいてください。作業、早めに済ませますよ」

ピピピッ!

卯月「はい、こちらフレイヤです」

ちひろ『こんにちは。こちら火星圏宙域滞在艦、CG-346ノルン級大型宇宙戦艦ノルンM-01です』

未央「お疲れ様です!」

ちひろ『あら、新しい新人さんは元気がいいですね』

ありす「お疲れ様です。千川中佐」

ちひろ『ありすちゃんもお久しぶりです。あ、いまは大尉とお呼びしたほうがいいですか?』

ありす「どちらでも構いません。ちひろさん、いまフレイヤをそちらに移動させますので」

ちひろ『あ、そうですか? それじゃあ待ってますから、収容作業はウチのオペレーターと上手くやっておいてください』

ありす「了解です」


……
…………



468: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/12(火) 22:53:37.39 ID:RV0kPOBB0

――数時間後、ノルンM-01(メインブリッジ)

ありす「千川中佐に敬礼!」

卯月「……」サッ!

ちひろ「もうっ、わざわざそんなことしなくてもいいですよ?」

ありす「新人教育のためです。私たちの部隊は緩いほうですが、しっかりやらせておかないと今後他の艦に移動したときに困るじゃないですか……」

未央「お2人とも随分仲がよろしく……」

ありす「M-01は3年前からフレイヤの旗艦ですからね。千川中佐も、当時は少佐でしたが私たちのサポートも良くして頂きましたので」

翠「フレイは単独行動ばかりでしたので、正直羨ましいですね……」

ちひろ「まあまあ……あっ、一応こちらもご挨拶しておきますね。智絵里ちゃん」

智絵里「コ、コンコルディア隊の、緒方智絵里少尉ですっ!」

奈緒「……」

智絵里「あっ! せ、セカンドドライバーさんも、フレイヤに合流できたんですねっ!」

奈緒「ああ」

智絵里「それと、もう1人なんですけど……」チラッ

フレデリカ「……」

凛「ん?」





470: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/12(火) 22:58:27.75 ID:RV0kPOBB0

ちひろ「フレデリカさん、ほら、ご挨拶ですよ」

フレデリカ「ハッ!? ワ、ワタクシ? アー、アー……コホン……」

フレデリカ「フンフンフフーンフンフフー……こんにちは、フレデリカです」

卯月「こ、こんにちは……」

ありす「あなた……その制服のライン、ビーですか?」

加蓮「蜂……!」

フレデリカ「そうそう、ビーなんだー。この顔、カワイイでしょ?」

未央「か、かわいい……うん」

フレデリカ「そうでしょー♪ 大きな瞳でスマイルスマイル、アタシお気に入りなんだー……おや?」

翠「とても……独特な、対話用プログラムですね……」

ありす「……」

フレデリカ「ねえねえ」

ありす「はい?」

フレデリカ「お嬢さん……もしかして、メッセンジャー?」

卯月「メッセンジャー?」

ありす「……すみません、ここでそのお話は」サッ

フレデリカ「アレ、ダメだったの? でもようやく会えたねー。はじめまして? お久しぶり? しるぶぷれ?」

ありす「意味が分かりませんが何となく分かります。後でお話しましょうか」

フレデリカ「いいの!? やったー♪ それじゃあ艦長室でお茶とハチミツを用意して待ってるからねー」

ちひろ「すみませんね。フレデリカさん、ついこの間M-01にいらしたばかりなので」

ありす「いえ、気にしていませんから」

ちひろ「さてと、ひとまず皆さん用の住居ブロックは用意していますから、利用してくださいね。智絵里ちゃん、すみませんけど皆さんをご案内してあげてください」

智絵里「は、はいっ! こ、こっちです……」

ありす「北条少尉、ニュージェネレーション隊を連れて先に行っててください。私たちはまだお話しがあるので」

加蓮「了解しました」


……
…………



471: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/12(火) 23:07:58.92 ID:RV0kPOBB0

――数分後、ノルンM-01(艦長室)

ちひろ「こちらに戻ってくるのは久しぶりですね。どうですか? 新しいフレイヤは」

ありす「陽電子砲の搭載が間に合っていませんが……概ね良好です。整備班からは特に格納庫では作業し易くなったと聞いています」

ちひろ「いいですねぇ。私も新しい艦に移動したいです」

フレデリカ「お茶ー、お茶ー」フワフワ

翠「ノルンの建造するのも容易ではありませんから……規模も違いますし」

ちひろ「そうなんですよねー。もう、せっかく艦長になってお給料上がったけど……あら、そういえばそちらの方が……」

奈緒「……」

ありす「はい、神谷奈緒さんです」

ちひろ「対話の日に、スティングと交戦し撃墜、死亡判定を出された方……ですか」

パチッ、パチッ……

奈緒「ああ……こっちのちひろさんも、あまり変わらないんだな」パサッ

ちひろ「あら可愛いお顔……なんでしたっけ……えーっと、あなたの世界の私は、結構私にそっくりなんですか?」

奈緒「そっくりだよ。お金の話が自然に出るところとか」

ありす「それは……怖いほど似ていますね」

ちひろ「あなたたち私のことをなんだと……まあいいです。Pさんはまだ合流していないんですよね?」

ありす「はい。作戦直前になるとのことです」

ちひろ「辛いですねー……はぁ、あの人がいれば気分的には楽なんですけど」




474: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/12(火) 23:18:36.91 ID:RV0kPOBB0

翠「ところで、干渉装置の設置作業についてですが……」

ちひろ「M-02に牽引、設置作業用のヴェールを1隻用意しています。指定ポイントに到着後、速やかに干渉装置を配置、次元断層の確認後、エネルギー量を測定して起動します」

ちひろ「装置の効果は広範囲に及びますから、宙域全体が安全になるとは言わなくても、スティングの転移先は相当狭めることができますね」

フレデリカ「はーい、お茶だよー」

翠「ありがとうございます」

ありす「わざわざすみません」

フレデリカ「さぁさぁ」スッ……

奈緒「……ありがとう」

フレデリカ「お礼なんていらないよー? なんだっけ、えーっと……」

奈緒「セカンドドライバーって呼んでくれ」

フレデリカ「セカ……? なんだかヘンな名前だね」

奈緒「ビーには分からないセンスってことかもな」

ありす「えええ……」




476: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/12(火) 23:22:33.18 ID:RV0kPOBB0

フレデリカ「ねえねえ、お話ししていい? あなた、他のメッセンジャーも一緒じゃないの?」

ありす「少し理由があって、別行動を取っています。メッセンジャーは私1人だけです」

フレデリカ「そうなんだー。ザンネン……でもアイリーン? ランコー? ともお話しすることができたし、まあいっかー」

ありす「……愛梨さんと蘭子さんですか。お2人とも面識があったんですか?」

フレデリカ「宙域でね、あのスティングを殺した、イレモノに乗ってる人間守ってたら飛んできたんだー」

ありす「そうですか、あなたが……Pさんを助けてくださってありがとうございます」

フレデリカ「ビーさん?」

ありす「Pさんです。言い難いならプロデューサーさんでも構いませんよ」

フレデリカ「プロデューサー……うーん、そっちのほうがカッコイイね。アイドルと一緒にいる人間のことでしょ?」

ありす「まあ、そうですね」

フレデリカ「アタシね、アイドルになるんだー。メッセンジャーがアタシたちに歌ってくれた歌、すっごく好きなんだー」

ありす「アイドルですか……ビーがアイドルになるなんて初めて聞きましたよ」

フレデリカ「でしょでしょ? ビーに新しい風を取り入れちゃうからね。アタシのサイン貰うならいまのうちだよー?」

ありす「これまで周りにいなかったタイプの方ですね……」

ちひろ「でもいい子ですよ。お仕事は教えたら覚えてくれますし、NGFの操縦も出来ますからね」

翠「ビーたちも戦闘に参加するとお聞きしています。皆、あなたのように身体を?」

フレデリカ「うん。ビーの姿で戦ってるとみんな困っちゃうでしょ?」

翠「そうですか……分かりました。作戦のときはよろしくお願いします」

フレデリカ「お願いされちゃった。うんうん、頑張って平穏な生活を手に入れるのだー」

ありす(喋ってると疲れる……)ハァ……

……
…………




477: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/12(火) 23:29:18.55 ID:RV0kPOBB0

――数時間後、フレイヤⅡ(ブリッジ)

未央「ノルン……大きかった……!」

卯月「学校にいたときに試乗させてもらったのはヴェールでしたからね。ビックリしちゃいました」

凛「強襲艦を収容するだけはあるよね。通路も広いし」

ありす「お喋りはそのくらいで。千川中佐から通信きているんですから」

ちひろ『あはは……まあ。いいですけど。M-01、M-02はみなさんが来るまでに出航準備は完了していましたし、そちらの補給作業も終了しました』

ちひろ『これよりM-01、M-02、J-01はポイントL03に向けて移動します』

ちひろ『ポイントに到着後、M-02から干渉装置設置作業用のヴェール1隻を出して装置を設置、フィールドジェネレーターで次元振動を監視します』

ちひろ『次元断層が発生し、エネルギー値が最大になったタイミングでこちらから装置の設定を行い起動します』

ちひろ『この間、蜂の巣の転移を許してしまうことになるので強襲艦隊とNGF部隊を用いて蜂の巣を撃破します。蜂の巣の想定サイズはノルン級です』

ありす「了解です。ポイントに到達後、フレイヤはノルンから発進します。ニュージェネレーション隊は遊撃隊として各NGF小隊を援護します」

ちひろ『よろしくお願いします。こちらも、久しぶりにそちらのお世話になりそうですね』

整備長『ま、こっちは嬢ちゃんも水野中尉もいるからな。セカンドドライバーも中々のモンだしよ』

翠「とはいえ、戦闘規模が大きくなるのは事実です。私たちも心しておきましょう」

ちひろ『では、これより作戦行動のためM-01を出航させます。みなさん、ポイント到達まで待機しておいてください』

ありす「了解です。ではまた後で」ピッ!

加蓮「作戦開始、か……ポイント到達まで、少しでも訓練しておかないと……」

翠「あまり過剰な訓練はいけません。予定通り訓練を行い、しっかりと身体を休めましょう」

ありす(Pさん……)

……



478: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/12(火) 23:34:25.88 ID:RV0kPOBB0

――数時間後、フレイヤ(格納庫)

奈緒「……」カタカタカタッ!


整備長「ようセカンドドライバー! どうだ、NGFの設定は終わったか?」

奈緒「整備長か」キョロキョロ

整備長「大丈夫だって、ウチのヤツらは作業してるし、他の嬢ちゃんたちもいねえよ」

奈緒「そ、そうか……っておい! なんであたしのNGFにヴァルキュリアシステム積んでるんだよ!!」

整備長「フレイヤにいるんだからいいだろ? いつか使うかもしれねえし」

奈緒「よくないよくないよくない! あ、あんな変態御用達のシステムを誰が使うんだよ!」

整備長「そんなこと言うなよ……せっかくコックピットブロック入れ替えたのによぉ」

奈緒「ま、まあ別に起動しなきゃいいだけなんだけどさ、それにあたしのスーツじゃ、どの道使えないし」

奈緒「あと、背面パーツの交換してるけど、これ何やったんだ?」

整備長「そのうち分かるって。とりあえず交換しただけで今んところは何もないからよ」

奈緒「なんだそれ?」

整備長「まっ、とにかく戦闘になったら新人たちのこと頼むぜ。ここに来て早々撃墜なんてさせたくねえからよ」

奈緒「分かってるよ。あたしだって見ているうちは撃墜させない」

整備長「頼もしいじゃねえか。それじゃ、俺は作業戻るぜ」

奈緒「ああ、整備ありがとう」

整備長「気にしなくていいぜ。俺の仕事だしな」


……
…………



482: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/07/12(火) 23:41:15.41 ID:RV0kPOBB0

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

ありす「……」カタカタカタッ

ありす(アルヴィスの更新は無し……木星圏宙域でのスティングの情報は特にありませんか……)

パシュンッ!

翠「ありすさん。こちらにいらしていたのですね」フワッ

ありす「翠さん……はい、ミーミルを使いたかったので」

翠「何を調べていたのですか?」

ありす「木星圏で何か起きていないかと思いまして」

翠「……Pさんのことですか」

ありす「はい……結局、ギチトーでは合流できませんでしたから」

翠「一般船の航行も特に問題はないようですし、ナシヤマから出発していればよろしいのですが……」

ありす「……」

翠「……不安ですか?」

ありす「いえ、そういうわけでは……というのは嘘です。少しだけ、不安です。フレイヤの艦長になってから初めての大規模戦闘ですから」

翠「Pさんが傍にいてくださればと、私も思います。あの方と共にいることができるのなら、恐れることもありませんから」

ありす「私は……少し違います。いままで、私は守られる立場でしたが……ある日から、Pさんを守りたいと思うようにもなってきていました」

ありす「私たちのことを見捨てず、ずっとそばにいてくれたあの人のことを……愛しているから、そう思えるのでしょうね」

翠「ええ、そうです。ですから……その愛の分だけ、信じて戦うことも出来ます」

ありす「……物は言いよう、ですね」

翠「ふふっ、お互いに頑張りましょう」

ありす「はい」


……
…………





【安価】奈緒は生存本能ヴァルキュリアの世界で戦い抜くようです【後編】に続く





元スレ
SS速報R:【安価】奈緒は生存本能ヴァルキュリアの世界で戦い抜くようです
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1467532315/