・安価で一部展開が決まるため投下ペースが非常に遅いです。
・ストーリー的に展開が分岐した場合はアナウンスします。
・予定としてエンディングまでの到達が確定した場合、事前に用意しているいくつかのエンディングの"種類"に分岐されます。
・>>1はデレステをプレイしながら進行するので途中進行が止まる場合があります。モバマスもやります。
・稀に他作品のネタが入るかもしれません。
・もしかしたらエッチな内容になってしまうかもしれません。
・前作でやってねーだろそんなのという別ルート先の話しが当然のように出ます。
・作業量的にデレステに支障が出ることになったらエタらせます。

■前スレ
【安価】奈緒は生存本能ヴァルキュリアの世界で戦い抜くようです 3
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1471281337/


【安価】奈緒は生存本能ヴァルキュリアの世界で戦い抜くようです 2
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1469459103/


【安価】奈緒は生存本能ヴァルキュリアの世界で戦い抜くようです
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1467532315/



■前作
【安価】奈緒「つ、ついにあたしもエロゲーをプレイするぞ……」【R18】5
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1466352953/


【安価】奈緒「つ、ついにあたしもエロゲーをプレイするぞ……」【R18】4
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1465317885/


【安価】奈緒「つ、ついにあたしもエロゲーをプレイするぞ……」【R18】3
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1464458504/


【安価】奈緒「つ、ついにあたしもエロゲーをプレイするぞ……」【R18】2
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1463065098/


【安価】奈緒「つ、ついにあたしもエロゲーをプレイするぞ……」【R18】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1462078536/




2: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/09/25(日) 02:12:57.12 ID:eWfsPvKg0

登場アイドルテンプレ

キャラ名:橘ありす
戦闘適正      :71(Bランク)
オペレーター適正 :71(Bランク)
指揮官適正    :71(Bランク)
性欲        .:0
モバPへの親愛度:200(情愛)

■橘ありす
フレイヤ級小型強襲揚陸戦艦『フレイヤⅡ』の艦長。階級は特別大尉。
プロジェクト・ヴァルキュリアのフェーズ移行に伴い、NGFに合わせて刷新されたヴァルキュリアシステムの運用テストを
行うため、前フェーズより引き続きプロジェクトに携わることになる。
システムに対しては耐性持ちのため、対話の日に行った宙域ライブ時のシステム起動による肉体への負荷の治療がいち早く
済んだため単独で復帰している。
3年前はブリッジでの通信、火器管制が主担当だったがPや麗奈、楓、蘭子による教育により指揮官や、前線での戦闘も
十分に行えるようになった。
================================================================================================================

キャラ名:島村卯月
戦闘適正      :3(Gランク)→13(Gランク)→18(Gランク)→23(Gランク)→33(Fランク)→48(Eランク)→58(Dランク)
オペレーター適正 :33(Fランク)→48(Eランク)
指揮官適正    :26(Gランク)
性欲        .0→15→30(戦闘直後)→45(戦闘直後)→75(戦闘直後)→60(セックス後)→75(戦闘直後)→35(セックス後)
モバPへの親愛度:1(並)→21(並)→51(良好)
================================================================================================================

キャラ名:渋谷凛
戦闘適正      :24(Gランク)→34(Fランク)→39(Fランク)→44(Eランク)→54(Dランク)→64(Cランク)
オペレーター適正 :34(Fランク)→44(Eランク)
指揮官適正    :38(Fランク)
性欲        .0→15→30(戦闘直後)→45(戦闘直後)→60(訓練後)→90(戦闘直後)→50(セックス後)→65(戦闘直後)→25(セックス後)
モバPへの親愛度:26(並)→36(並)→66(良好)→76(良好)→91(良好)→121(敬愛)
================================================================================================================

キャラ名:本田未央
戦闘適正      :32(Fランク)→42(Eランク)→47(Eランク)→52(Dランク)→62(Cランク)
オペレーター適正 :33(Fランク)→48(Eランク)
指揮官適正    :40(Fランク)
性欲        .0→15→30(戦闘直後)→45(戦闘直後)→60(戦闘直後)
モバPへの親愛度:11(並)→26(並)→46(並)
================================================================================================================

キャラ名:北条加蓮
戦闘適正      :29(Gランク)→39(Fランク)→23(Gランク)→28(Gランク)→38(Fランク)
オペレーター適正 :8(Gランク)→23(Gランク)→33(Fランク)
指揮官適正    :75(Bランク)
性欲        .0→15→30(戦闘直後)→45(戦闘直後)→60(戦闘直後)→20(セックス後)→25
モバPへの親愛度:12(並)→32(並)→62(良好)→72(良好)
================================================================================================================

キャラ名:水野翠
戦闘適正      :65(Cランク)→75(Bランク)
オペレーター適正 :56(Dランク)
指揮官適正    :90(Aランク)
性欲        .15→30(戦闘直後)→60(戦闘直後)→45(セックス後)→60(戦闘直後)
モバPへの親愛度:158(親愛)→178(情愛)
================================================================================================================



3: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/09/25(日) 02:13:24.53 ID:eWfsPvKg0

その他

キャラ名:モバP
戦闘適正      :97(Sランク)
オペレーター適正 :78(Bランク)
指揮官適正    :14(Gランク)
================================================================================================================

キャラ名:神谷奈緒(セカンドドライバー)
戦闘適正      :87(Aランク)
オペレーター適正 :1(Gランク)
指揮官適正    :1(Gランク)
================================================================================================================

キャラ名:神谷奈緒(ナオ)
戦闘適正      :87(Aランク)
オペレーター適正 :1(Gランク)
指揮官適正    :1(Gランク)
================================================================================================================

キャラ名:十時愛梨
戦闘適正      :79(Bランク)
オペレーター適正 :87(Aランク)
指揮官適正    :73(Bランク)
性欲        .:0
モバPへの親愛度:200(情愛)
================================================================================================================

キャラ名:神崎蘭子
戦闘適正      :87(Aランク)
オペレーター適正 :53(Dランク)
指揮官適正    :54(Dランク)
性欲        .:0
モバPへの親愛度:200(情愛)
================================================================================================================



46: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 00:50:57.09 ID:jC8RBNjA0

-------------------------------------------ここから関係ない話-------------------------------------------

――ある日、ナシヤマ、ホテル(チャマ・ピーチリゾート)

パシュンッ

奈緒「おーい、ありすー。SSSランキング走る時間を確保するために素早く出勤できるように軍本部近くのホテルに1週間くらい滞在してるありすー」

奈緒「様子見に来たぞー、元気かー? あり……」



ありす「……」



奈緒「あ、ありす!? おい、どうした、ありす! あり……息をしていない……」

島村1「あ、奈緒ちゃん!」

島村2「ガンバリマス!」

島村3「ウヅウヅ!」

奈緒「う、卯月か……? ありすはどうしたんだ?」

美優「それがありすちゃん、その……」

奈緒「えっ、アンタ……」ハッ!

奈緒(ルームの中には散らばった紫色の魔法のカードが20枚弱……いや、モバコインカードも混じっているぞ。しかもそっちのほうが数が多い)

奈緒(なぜモバコインカードが……そういえば、前回のドリチャンは……まさかありす!)

島村1「あの、奈緒ちゃん、ありす大尉の手に……」

奈緒「何が……こ、これは……!」


『もう無理』


奈緒「そんな……とりあえず、救護班呼ぶか……」


……
…………





47: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 01:07:35.21 ID:jC8RBNjA0

――2日後、ナシヤマ、P家(居間)

ありす「おらおらアイドルマスター様の凱旋ですよ」バキィッ!!

P「おいどうしたありす突然戻ってきがふっ!?」バキッ!

ありす「なんですか貴方、フェス限楓さんも尊き限定文香さんも不真面目前川も変態も尻も唯さんも私も桃華さんも菜々さんもお迎え出来なかった弱者が私に何を言う気ですか」

ドスッ! バキィッ!

奈緒「ちょ、ちょっとありす! Pさんが息してないぞ! おいやめろって!」

ありす「何ですか奈緒さん。あ、そういえば現在アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージで新イベントのライブパーティーが開催されていますね」バキッ! バキッ!

奈緒「あ、ああ……」

ありす「今回のイベント曲はstory、しかも条件を満たせばイベント期間中いつでもMaster+で遊べる内容になっています」ドスッ! ドスッ!

ありす「加えて今回のユニットはニュージェネレーションとトライアドプリムスの5人です」

ありす「そして上位報酬相当の渋谷凛さんとポイント報酬の本田未央さん両方のSRがイベントをプレイするだけでもらえます」ガンッ! ガンッ!

ありす「仕様上1曲あたりの消費スタミナも少なく、ハイスコア以外ランキングを気にせず遊べるので、いままでのイベントよりも敷居が低くなっているので遊びやすくなっています」

ありす「まだプレイしていないプロデューサーさんのみなさん、是非デレステをプレイしましょう」

P「……」

ありす「さて……私は少し睡眠をとります。奈緒さん、すみませんが後始末はよろしくお願いします」ガチャッ!

バタンッ!!

奈緒「……あたしもデレステやるか」


――遊べば今回のイベントのSRはそれなりに手に入るので頑張りましょう。


-------------------------------------------ここまで関係ない話-------------------------------------------



48: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 01:14:02.83 ID:jC8RBNjA0

>>前スレ987
9.他のことをする

――夜、ハマヨコ、ノルンM-01(通路)

ちひろ「あ、Pさん!」

P「ん、どうしたちひろさん」

ちひろ「いえいえ、格納庫での作業はどうですか?」

P「いまは博士たちに任せている。俺はこっちの作業もあるし戻ってきたが……どうした?」

ちひろ「いえ、つい先ほどなんですけど、あの子たちがPさんを探していて……」

P「誰だ?」

ちひろ「えっとですね……」


安価選択(誰がPを探していましたか?)
1.愛梨
2.奈緒
3.フレデリカ

このレスの投下から5分後の最初のレス(コンマ分含む)
↓1



51: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 01:19:03.17 ID:ZX9GS4zu0

1



56: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 01:27:11.24 ID:jC8RBNjA0

>>51
1.愛梨

※イベント分岐します。


ちひろ「愛梨ちゃんが探していましたよ?」

P「愛梨が?」

ちひろ「はい確かさっきまでフレイヤⅡにいた愛梨ちゃんと通信してて……」

P「それならブリッジにいるか。急ぎの用事だろうか?」

ちひろ「さあ、どうなんでしょうかね? とりあえず言ってみればいいんじゃないですか? まだいると思いますよ」

P「そうだな。わざわざすまない」

ちひろ「いえいえ、では私は食堂に行ってきますので」

P(愛梨か……何の話だろうか)

……
…………




57: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 01:40:16.18 ID:jC8RBNjA0

――数分後、フレイヤⅡ(ブリッジ)

パシュンッ!

P「愛梨、いるか?」

愛梨「あっ! Pさん戻ってきたんですねっ」

P「ちひろさんから話を聞いてな。俺に用があると聞いたが……」

愛梨「そうなんです。あの、さっきミーミルからアルヴィスを見ていたんですけど」カタカタカタッ!

P「愛梨がアルヴィスの履歴を見るなんて珍しいな」

愛梨「わっ、私だって最近は色んなところの記録を見るようにしてるんですよ!」

P「悪い悪い。それで、何があった?」

愛梨「いえ、それが……昨日の土星圏での戦闘記録なんですけど……」ピピッ!

P「ポイントT14宙域で戦闘か……リトットの方面か」

愛梨「はい、中規模の蜂の巣が出たみたいで……海賊さんたち、大丈夫かなぁって」

P「海賊か……まあ、あいつらなら上手くやりそうな気もするが……しかし採掘場への移動ルートか」

愛梨「大丈夫かなぁって……お姉さんたちも心配ですけど、ビーたちの巣もありますし」

P「うむ、確かに装備の面でもあいつらがスティングを対処するのは厳しそうだが……」


コンマ2桁が40以上で……愛梨「海賊さんたちに何かあったら私たちで助けてあげましょうよ」
コンマ2桁が39以下で……愛梨「私たちはネシマ方面にいきますけど、土星圏はどこも大変そうですね……」
↓2




59: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 01:42:12.99 ID:jCofKclj0





61: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 01:56:56.16 ID:jC8RBNjA0

>>59
判定:99

※シナリオが分岐します。


愛梨「海賊さんたちに何かあったら私たちで助けてあげましょうよ」

P「難しいことを言うな……あいつらがリトットにいるとは限らないし、俺たちはネシマに移動するだろう?」

愛梨「でも……海賊さんたちもネシマに行ってるかもしれませんし、お世話にもなったじゃないですかぁ?」

P「そう言われるとな……まあ、あの酒場にはそこまで武装があるわけでも無いし、スティングとの戦闘になれば辛いだろうな」

愛梨「やっぱりそうですよね? それなら、もし海賊さんたちに会って困っていたら助けてあげましょうよ」

P「まあ……任務が優先だが、知らん奴らでもないし……機会があればな」

愛梨「はいっ! 土星圏での戦闘もまた多くなってきているみたいですしね!」

P(海賊か……)

……
…………




62: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 02:14:47.38 ID:jC8RBNjA0

――翌日、フレイヤ(ブリッジ)

文香「M-01から転送されている予定航路ルート……入れておきました……」カタカタカタッ!

楓「あとは、M-01につれて行ってもらうだけですね」

P「だそうだが」チラッ

ちひろ『まあ……別に事実ですからいいですけど』

美波「ホクドウで土星圏艦隊と合流してからネシマに移動ですね」

P「とはいえ、時間的都合もある。直接ネシマに寄ることはないだろう。そのまま指定宙域ポイントまで移動することになる」

ちひろ『明日には移動を開始しますから、フレイヤは夕方頃には整備班の作業を完了させておいてください』

P「博士たちの作業はどうすればいい? そちらはまだ終わらないとは思うが」

ちひろ『オート・クレール側の作業であればそのまま続けてもらってください』

ちひろ『フレイヤⅡは場合によっては移動中の戦闘で出撃してもらう可能性がありますからね』

楓「途中でリサーヴも起動させておきたいですね。間に合えばのお話しですけど」

P「そうですね……まあ、了解した。少し整備班のところには顔を出しておく」

ちひろ『分かりました。それじゃあよろしくお願いしますね』

ピッ!

文香「Pさん……フレイヤ艦チェック完了しています……ブリッジ側の、出航準備は……すべて終わりました」

P「そうか。わざわざすまないな」

文香「いえ、ブリッジも人員が足りていません……私たちも、手が空いているときは、お手伝いします……」





63: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 02:20:29.86 ID:jC8RBNjA0

美波「それじゃあ私たちはそろそろレッスンに戻りましょうか」

文香「はい……それでは、何かありましたら……お声を掛けて頂ければ、戻りますので」

楓「そのときはお願いしますね」

美波「了解です。それじゃあPさん、失礼しますね」チュッ

パシュンッ!

楓「……調子、良さそうですね」

P「ええ、、レッスンプログラムも今回は順調に消化できているみたいですし」

楓「どうですか? そろそろ、Pさんも満更でもないですよね?」

P「何の話だ」

楓「いえいえ、確か……愛している、でしたっけ? ちゃんと形になるものでも、残したほうがいいんじゃないですか?」

P「……」


美優『Pさん……』



P「……形になるもの、か」

楓「はい。それなら色々と……ね?」

P「まあ……いまは、それよりも作戦が優先です。終わってから話しをしましょう」

楓「はーい」

P「……」

……
…………




68: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 02:30:12.10 ID:jC8RBNjA0

ついでにそろそろ終わりっちゃ終わりに近いし問題なさそうなので
>>33欲しいわってのがあるなら一部言えるものなら後で載せておきます。



70: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 03:03:57.85 ID:9VexhjIs0

>>68
知りたいです、是非





71: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 15:17:57.79 ID:jC8RBNjA0

>>70

・諸々の外見イメージ
蜂の巣→いつもパンチ一発で壊される蟻塚
その他→無し

・設定のみ拝借
SMM辺り→1分間しか使ってはいけないわりに2、3回くらいしかフィニッシャーになれなかったアレ
ダインスレイヴ、改→銀色の鮫がグレート
専用スーツ→無し。宇宙空間にも出れるピチピチエロスーツなら何でもいい
RTV→情けないヤツ
ヴァルキュリアシステム→無し。何か頭おかしくなってエッチになればいい
歌→マクロス
コロニーの名前→日本
ありす「かみやな……いえ、今はセカンドドライバーでしたね」 →どこかで見つけたガンダムの何かの会話
ナオ→のび太が金メダル取るやつ、もしもボックス
他メカとか世界観→野球やるドラえもん、のぶ代ドラえもん劇場版色々
その他→大体は劇場版ドラえもん


あとは>>1のほうで適当に妄想して詰めて作っていますが想像力に乏しいので外見イメージは基本的に無いです。
言ったらネタバレになるものは伏せています。



73: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 18:35:07.44 ID:jC8RBNjA0

――数時間後、フレイヤ(格納庫)

パシュンッ!!

P「……」ハァ……ハァ……

晶葉「どうだ、問題ないか?」

P「ああ……時間は……」

晶葉「26分だ。よくこれだけ続いたな。助手のバイタル値がレッドゾーンになるギリギリだったが」

P「26分、か」

晶葉「これで5人分だ。身体のほうはどうだ?」

P「……特に、ゾーニング現象らしきものは感じない。ヴァリアントの頃にあった感覚もないな」

晶葉「そうか。とはいえ5人分で26分だ。他NGFのシステムもコンバージョン分としてそれとなく整備長たちに入れ替えさせている」

P「それならいい。それくらいは俺次第でどうとでもなる」

晶葉「とはいえ……データは送っておいたが、フレイ側のNGFにもコレを積むのは無謀もいいところだ」

P「構わん。それも俺次第でどうとでもなる」

晶葉「それにしても助手はこっちに来てよかったな。向こうだと整備長辺りに気付かれてしまうだろ」

P「そうだったかもしれんな。こっちは皆はレッスンに集中しているし、奈緒に付き添ってもらっているからな」

晶葉「楓はどうだ?」

P「話していない。どこかで話すつもりではいるが」

晶葉「そうか。まあ……上手くやれとしか言えないな」

P「何とかしておく」

……
…………



74: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 18:41:18.17 ID:jC8RBNjA0

――数十分後、フレイヤ(艦長室)

P「整備班の作業の完了報告が来ているか……ありすからの承認もきているし、こちらの準備は終わりか」

P「ノルン艦隊の状況も、あとはJ-01の搬入作業だけか」

ピピッ!

P「通信……本部からか」ピッ!

P「ようやく異動通知が来たか。これで俺も特殊部隊所属か……後で奈緒と話しておくか」カタカタカタッ

P「……後は明日までは作業は無いが」


安価選択(会いに行くアイドルを下記から選択してください)
1.美波
2.文香
3.ありす
4.夕美
5.フレデリカ
6.奈緒
7.ナオ
8.加蓮

このレスの投下から5分後の最初のレス(コンマ分含む)
↓1




75: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 18:46:18.02 ID:M6PPdt840

6



78: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 19:08:03.01 ID:jC8RBNjA0

>>76
5.フレデリカ

――フレイヤ(ブリッジ)

パシュンッ!

フレデリカ「プーロデューサー!」

P「ん?」

フレデリカ「とぅっ!」

ボスッ!

P「うおっ……突然飛び掛ってきてどうした

フレデリカ「帰ってきたよー。ちひろさんという悪魔から開放されたのだー」

P「ちひろさんに失礼だろう。所属変更の手続きは済んだのか」

フレデリカ「うん。智絵里ちゃんと一緒にやってきたんだけどねー。アタシそういうの分かんないから全部やってもらっちゃった」

P「ああそう……」

フレデリカ「ねえプロデューサー、ヒマ?」

P「暇に見えるか?」

フレデリカ「うん」

P「そうか……お前の目は節穴だな」

フレデリカ「ワカリマセーン。ワターシ、ニンゲンジャアーリマセーン」

P「そういう煽りは誰から教えてもらってるんだよ……」

フレデリカ「志希ちゃん!」

P「碌でもないことばかり教えているな……」



79: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 19:11:58.59 ID:jC8RBNjA0

フレデリカ「それでプロデューサー、ヒマ?」

P「なんだよ。何かあるのか?」

フレデリカ「アタシヒマだから外行きたーい。どう? フレちゃんとデートしたい?」チラッ、チラッ

P「一ノ瀬博士はどうした。博士なら付き合ってくれるだろ」

フレデリカ「お仕事だって。だからプロデューサーに遊んでもらえーって言われたの」

P「俺は仕事してるっての……」

フレデリカ「ねーねープロデューサー、あそぼー。外いこーよ」グイッグイッ!

P「……」ハァ


1.フレデリカに付き合う
2.フレデリカに付き合わない
↓1




80: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 19:12:11.82 ID:Rxjj81yjO

2



82: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 19:36:13.11 ID:jC8RBNjA0

>>80
2.フレデリカに付き合わない


P「すまない、明日の出航までに済ませておきたい作業があるんだ」

フレデリカ「えー!」

P「次の作戦に必要な作業なんだ。すまないが、他の者に相手をしてもらってくれないか?」

フレデリカ「ぶーぶー、ダメだぞプロデューサー。アイドルが大事じゃないのかぁー」

P「それとこれとは話しが別だ。それに、俺は皆を蔑ろにしているつもりはない」

フレデリカ「フーン……でもメッセンジャーのこと、セカンドドライバーに任せっぱなしだよね?」

P「今はな」

ピピピッ!

P「こちらフレイヤ」ピッ!

ちひろ『あ、Pさん、フレデリカちゃんいますか?』

P「ここにいるがどうした?」

ちひろ『住居ブロックの部屋、フレデリカちゃんと智絵里ちゃんの分の配置終わったので確認に来てもらいたいんですけど』

フレデリカ「アタシの部屋?」ヒョイッ

ちひろ『そうですよ。編成が変わってこっちで預かる小隊が増えたので再配置しました。ちょっと来てもらっていいですか?』

フレデリカ「はいはーい。それじゃプロデューサー、またねー」タタタッ

パシュンッ!

P「まったく……」

ちひろ『もしかしてお仕事の邪魔しちゃってましたか?』

P「まあ、そんなところだ」

ちひろ『すみませんね。私からも言っておきますから』

P「頼む。では切るぞ」

ちひろ『はーい』

ピッ!

……
…………



83: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 20:07:04.08 ID:jC8RBNjA0

――翌日、フレイヤⅡ(ブリッジ)

加蓮「千川中佐、フレイヤの制御をM-01に譲渡します」カタカタカタッ!

ちひろ『了解です。フレイヤ、フレイヤⅡ共にM-01に固定されていることを確認しています』

ナオ「ホクドウまでの移動中の戦闘はどうする?」

ちひろ『こちらの迎撃隊を出す予定ではいますが、フレイヤはどうしますか?』

晶葉『RTVや追加した兵装の稼動確認もしておきたい。何度かは出撃してもらいたいが大丈夫か?』

P「問題ない。出撃は俺とダブル奈緒、蘭子、ニュージェネレーション隊で持ち回る」

凛「1小隊ずつの出撃ですか?」

愛梨「そのつもりですよ。ある程度は迎撃隊に任せて、私たちは温存しないとダメですからね」

未央「ヴァルキュリアシステムって便利だけど継戦力ないよね」

卯月「そういうシステムですからね……」

ちひろ『その分出撃時の戦闘力はある程度担保されていますからね。仕方が無いといえばそれまでですけど』

蘭子「ほーん……」モグモグ

愛梨「あれ、蘭子ちゃん何食べてるんですか?」

蘭子「ポテチ」モグモグ

P「出撃前だぞ……出る前には片付けておけよ」

蘭子「ふぁい」モグモグ

ちひろ『戦闘予定ポイントは観測結果から出ていますから、規模に合わせて都度編成して出撃しましょう』




84: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 20:28:54.42 ID:jC8RBNjA0

P「ブリッジの監視はシフト通り2名ずつ配置する。ニュージェネレーション隊は待機時は可能な限りシミュレーターでの訓練を行う」

加蓮「前回のスティングですか?」

P「現状の戦力では新種のスティング……暫定G型の相手は厳しいだろう。土星圏での戦闘報告も上がっている状態だ」

P「記録を元に作成されたシミュレーターで対応できるようにする必要がある。作戦までには間に合わせるぞ」

凛「了解です」

ピピピッ!

J-01艦長『これより、木星圏艦隊とM-01はホクドウに向けての移動を開始する』

蘭子「むぐっ……J-01より全体通信が来ました。出航みたいです」カタカタカタッ!

ちひろ『それじゃあまた後で。戦闘のときはよろしくお願いしますね』

P「了解した。ではな」

ピッ!

卯月「プロデューサーさん、アインフェリア隊のみなさん、どうですか?」

P「問題ない。皆なら予定通り間に合わせる」

ナオ「出撃はあたしたち出るなら奈緒とは打ち合わせしておくか……P少佐、格納庫に行ってくる」フワッ

P「了解した。愛梨、蘭子、後で俺も顔を出すが、ニュージェネレーション隊の訓練は頼むぞ」

愛梨「はーい。みなさん、頑張りましょうね」

卯月「が、ガンバリマス……」

未央(シンデレラガールの訓練って結構キツイんだよね……)

……
…………




88: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 21:26:00.32 ID:jC8RBNjA0

――数日後、フレイヤⅡ(通路)

ナオ「ああ、後でシミュレーターで調整しよう。デュランダルの取り回しも確認したいし」

奈緒『それじゃあ後でそっちに移動するよ。美波たちのレッスンが終わったら連絡する』

ナオ「忙しいときに悪い。待ってるよ」

ピッ!

ナオ「さてと、後は……ん」


加蓮「……」フワッ


ナオ「加蓮……そういえばいまは休憩時間か。加蓮!」フワッ

加蓮「あ、ナオ、どうしたの?」

ナオ「いや、ちょっと奈緒が来るの待ってるところで加蓮が通りかかったからさ。休憩か?」

加蓮「うん。いまの監視は十時大尉と卯月だし、ちょっと休んでおこうかなって」

加蓮「……ねえ、ナオ」

ナオ「ん?」

加蓮「あのさ、私たち……ラピッドストライカー隊、だよね」



87: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 20:57:37.69 ID:jC8RBNjA0

ナオ「ああ、そうだけど……そっか、菜々さんか」

加蓮「うん。ナオのこと、まだ話していないけど……菜々さん、私が離脱してからはずっと1人みたいだから……」

ナオ「……そうだな。どうするか」

加蓮「NG隊も結構慣れてきたけど、やっぱりまだ不安なところも多いから……どうしようかなって」

ナオ「戻りたいか?」

加蓮「……どうだろ。プロジェクト・ヴァルキュリアに入っちゃったから他のところには行けないし」

加蓮「それに、何だかんだでここも楽しいし、菜々さんには悪いとは思うけど……」

ナオ「まあ、あたしたちはどうこう言えないからな。とはいえ、菜々さんはずっと1人きりか……」

加蓮「……うん」

ナオ「まあ、後でP少佐にでも話しておくか。今日はこっちには来ないみたいだから、あたしのほうで通信しておく」

加蓮「そっか。菜々さんも、こっちに来てくれればいいのにね。それなら3人で一緒だし」

ナオ「おいおい、菜々さんもこっちに来ることになったらP少佐とのセックスが……」

加蓮「あ、そっか……菜々さんがヴァルキュリアシステム使ってセックスしたら、腰痛めちゃうよね」

ナオ「あまり無理させるわけにもいかないだろ。もうそろそろでいい歳だろうし」

加蓮「そうだね……」

……
…………





90: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 21:39:12.85 ID:jC8RBNjA0

――数時間後、フレイヤⅡ(格納庫)

奈緒「え、菜々さんの部隊に?」カタカタカタッ

ナオ「ああ……いや、戻るって話しじゃないんだけど、加蓮が気にしててさ」ピッ、ピッ……

奈緒「……そうだなぁ、あたしがS-02にいたときもずっと1人で部隊運用してたからな」

ナオ「あたしがいない間、菜々さんどうだった?」

奈緒「なんも、いつもと変わらない、キャハッ! とか言いながら艦の中歩き回って……」

奈緒「……ずっと1人きりだった。あたしや他の部隊のNGFもいたけど、ずっと1人のマニューバで戦闘してた」

ナオ「……そっか」

奈緒「昔、それとなく聞いたことはあるんだ。菜々さんの顔も知らないわけじゃなかったし……ただ……」



奈緒『……部隊でマニューバを組む気はないのか。安部中尉は特殊部隊ではない。単独戦闘のリスクは高いとは思うが』

菜々『今日のセカンドドライバーはお喋りさんですね。だけどナナはラピッドストライカー隊の隊長です』

菜々『部下がいるのに、ナナ1人で他の部隊に編成されるわけにはいきません』

奈緒『……もう、北条少尉も戻ってこない。それでもか』

菜々『はい。ナナは……隊長です。部下がいるなら……最後までナナは隊長のままでいなきゃダメなんです』

菜々『それが……私に出来るせめてもの……』



奈緒「……まあ、復帰した加蓮が菜々さんと通信してたときは、随分嬉しそうにしていたみたいだし、大丈夫だと思うんだけどな」

ナオ「あたしがいない間、菜々さんにもずいぶん苦労させちゃったな」

奈緒「仕方ないって。それに、いま菜々さんと部隊運用しても色々と難しいだろうし」

ナオ「え?」

奈緒「ま、合流してから色々考えていいんじゃないか?」

ナオ「……そうだな」

……
…………




91: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 22:01:20.85 ID:jC8RBNjA0

――翌日、戦闘宙域、フレイヤ(ブリッジ)

ちひろ『フレイヤ、次元断層発生しました。次元振動レベルは4、中規模の蜂の巣です』

楓「了解です。こちらはのVS02CSの2機とVPSP、あとはセカンドドライバーが出撃します」

文香「M-01のハッチ開放済です、フレイヤのハッチ開放……出撃お願いします」カタカタカタッ!

ありす「P少佐、私の壊さないでくださいね」

P『分かっている。奈緒、出るぞ。神崎中尉とナオも出撃している』

奈緒『了解した。神谷奈緒、NGF-3N-SD、MkⅢカスタムで出撃する!』

ピピピッ!

晶葉『助手よ、システム調整が間に合わなくてRTVを出してやれなくてすまんが頼むぞ』

P『問題ない。出撃するぞ』

……
…………





92: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 22:26:57.92 ID:jC8RBNjA0

――戦闘宙域

奈緒「Pさん!」

P『ダブル奈緒はドッキングして対応だ。俺と神崎中尉でコンビネーションマニューバを組む』

蘭子『うむ! あ、レーダー表示上スティングは17匹です。J-02からNGF隊も出撃しています』

ナオ『よし、ウィングを展開、高度調整……』

奈緒「機体背面ユニットを展開……行くぞ!」ギュオオオオッ!!


「「合体!!」」


プッピガン!!

ナオ『完成!!』

奈緒「3N-SD-VPO!!」

ガションッ!!

『―Valkyria System Start Up―』 ピシィッ!

パシュウンッ!!

奈緒「よぉし! ナオ!」

ナオ『ああ、HCW-704、デュランダルⅣを展開するぞ!』

ジャキンッ!

奈緒「行くぞおおおおお!!」ドシュウウウウウンッ!!



93: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 22:33:39.90 ID:jC8RBNjA0

蘭子『クックック……!! さあ、我の第2形態……ブリュンヒルデよ!』

ガショショショションッ!!!!

蘭子『数多の意思よ、全てを穿つ刃となるがいい!!』

ドシュシュシュンッ!!

ナオ『無線誘導砲塔仕様のバルムンクか!』

ピピピピッ!!

P『お前たち、神崎中尉のロックオンデータを転送する。流れ弾に当たるなよ』

奈緒「了解……!」

白蜂「!!」ブブゥゥゥンッ!!

ドシュシュシュッ!!

奈緒「遅い!」ギュンッ!!

ズバアアアアアッ!!!!

蘭子『さあ、舞い踊れ!!』

ズドドドドドドドドドドッ!!!!

ドガアアアアアアンッ!!

奈緒「うひー……ガンダルヴより火力あるし軽いマップ兵器だな……」

白蜂「……」ブブゥゥゥンッ!!

白蜂「……」ブブゥゥゥンッ!!

P『このメンバーでの出撃は戦力過多だな……俺は支援に回る。神崎中尉、コンビネーションマニューバI07で行くぞ』

蘭子『うむ!』

……
…………



94: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 22:39:51.30 ID:jC8RBNjA0

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

卯月「……」

愛梨「蘭子ちゃん、VS02CS貰ってとっても嬉しそうですね♪」

未央「……なんだかなぁ」

凛「新兵装の火力の凄まじさが……十時大尉のガンダルヴよりもロックオン範囲は広いし」

加蓮「ナオたちはヴァルキュリアシステムを起動済み。バイタル値の変動はありません。神崎中尉はまだ起動していません」

ピピピッ!

ちひろ『いやー、そっちの新兵装凄いですね。J-02のNGF小隊下がらせてもいいんじゃないですか?』

愛梨「ダメですっ、蜂の巣が残ってるじゃないですかぁ!」

ちひろ「ま、そうですね。J-02からヴェールが1隻出ています。そちらの陽電子砲で蜂の巣は破壊します」

ピピピッ!

楓『NGFで蜂の巣の足止めは必要ですか?』

ちひろ『増援以外は強襲艦に任せておいてください。NGFの装備で中規模の巣は破壊できませんし』

愛梨「はーい。というわけでみなさん、無理しないで頑張ってくださいね」

……
…………




95: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 23:11:00.60 ID:jC8RBNjA0

――戦闘宙域

白蜂「!!」ギュンッ!

白蜂「!!」ギュンッ!

白蜂「!!」ギュンッ!

P「巣からスティングの増援が来ている。数は7だ、中尉!」

蘭子『うむ!』ギュンッ!

P「ポジション変更だ。俺はCG形態に切り替えて接近戦を行うから後ろは任せた」ガションッ!!

ピピピッ!

奈緒『Pさん、行けるか!』

P「当然だ。懸架したデュランダルⅢを展開する」カタカタカタカタッ!

ジャキンッ!

蘭子『下!』

白蜂「!」ギュンッ!

P「甘い!」ブンッ!!

ズバアアアアアッ!!

ドガアアアアアンッ!!!!

P「よし、手が空くなら神崎中尉はダブル奈緒の援護も頼むぞ。向こうのほうがスティングの数が多い」ギュオオオオッ!!

ナオ『増援分も含めてこっちにいる数は11か……近くにNGF小隊もいるからビームランチャーは使えないし……』

蘭子『ビフロストで弾幕を張ります。2機はそのまま前に!』

ボシュシュシュシュッ!!

P「了解した!」ギュオオオオッ!!

……
…………



96: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 23:17:47.78 ID:jC8RBNjA0

――数分後、フレイヤⅡ(ブリッジ)

卯月「強襲艦から陽電子砲が発射されました! 着弾確認……蜂の巣、撃破しました!」

加蓮「コンディショングリーン、前線の各NGF小隊帰艦しています。P少佐たちも帰艦します」カタカタカタッ!

愛梨「お疲れ様でーす」

ピピピッ!

P『GN-004が被弾したみたいだが、他は特に問題なかったな』

蘭子『うむ!』

奈緒『そういえばウィングバインダーどうだった?』

蘭子『姿勢制御もやりやすくなったし、面制圧力も上がったから戦いやすくなったかな……』

ナオ『いいなぁ……』

凛「ナオたちにはドッキングがあるでしょ」

奈緒『新しいデュランダルも貰ったからなー』

ピピピッ!

ありす『ほらほら、あなたたちも無駄話していないで早く帰艦してください。機体整備はM-01のほうでやるんですよね?』

愛梨「あっ、そうでしたね。整備長たちには移動してもらわないと……」

……
…………



98: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 23:36:05.64 ID:jC8RBNjA0

――数分後、ノルンM-01(カタパルト)

整備長「少佐ー!」ドタドタドタッ!

パシュンッ!

P「おお整備長、ありすの機体整備頼むぞ」

整備長「へい! らんらんと奈緒の嬢ちゃんたちは……お、戻ってきたな」


パシュンッ!

蘭子「ふー……」

ナオ「機体のレスポンスどうだった?」

奈緒「大体シミュレーターでやった通りだったかな。背中のVPSPとも干渉しなかったし」

整備長「嬢ちゃんたちも大丈夫そうだな」

ナオ「あ、整備長。まあ、あたしたちは問題ないよ」

蘭子「機体整備お願いします」

P「うむ……俺としてもこのメンバーで出撃するのが一番楽だな」

奈緒「戦闘後もセックスないしなー」

蘭子「むむ……システム起動すればよかったかな……」ピクッ

P「おいおい、無闇にシステム使わないでくれよ」

ナオ「まったく……蘭子はエッチだなぁ」

蘭子「はっ!? こ、これはその……!」

P「はぁ……まあいい、ほらお前ら、スーツを洗浄に出してブリッジに戻るぞ」

蘭子「はーい」

……
…………




99: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 23:45:24.82 ID:jC8RBNjA0





※シナリオ分岐が成立しています。







101: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 23:48:53.86 ID:jC8RBNjA0

――フレイヤ(艦長室)


加蓮『コンディショングリーン、前線の各NGF小隊帰艦しています。P少佐たちも帰艦します』



美波「……」

美波(私たちがこうして戻ってきても……やるべきことは分かっていても、みんなに頼るだけしか出来ないなんて)



P『GN-004が被弾したみたいだが、他は特に問題なかったな』

蘭子『うむ!』



美波(私たちは……Pさんに……)

美波「私たちは、傍にいてもらうばかりで……」


……
…………




102: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/02(日) 23:55:29.28 ID:jC8RBNjA0

――フレイヤ(藍子の部屋)


P『GN-004が被弾したみたいだが、他は特に問題なかったな』

蘭子『うむ!』


ピッ!

藍子「……」



藍子『私のこと、見損なわないでください』

P『……悪かった。そんなつもりはなかったんだが』



藍子「……Pさん」



P『……すまない』



藍子「違うんです。私は……ただ……」



P『美優のことは愛している。俺がユミルにいた頃から、ずっと……』



藍子「私のことも……あい、して……」


……
…………



104: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/03(月) 00:03:14.36 ID:miGCMWwR0

――フレイヤ(医務室)

キィィィィン……

フレデリカ「……」ピクッ

志希「んーと、こっちのラベルの分は……」

フレデリカ「ねーねー志希ちゃん」

志希「なーに?」ガサゴソ

フレデリカ「人間ってさ、よくわかんないよね」

志希「そだよ。でもビーたちはあたしたちと生きていくなら理解していかなきゃならないの」

フレデリカ「よくわかんないけど、分かるよ。アタシがプロデューサーに一言言ってあげればいいんだよね?」

志希「それはね、やっちゃダメなこと」

フレデリカ「なんで? メッセンジャー、泣いてるんだよ? スマイルスマイルでハッピーな気分のほうがいいんでしょ?」

志希「そーそー。でもね、福笑いで誰かに笑顔を作ってもらっても嬉しくないんだよねー」

志希「見えなくても、分からなくても、途中で誰かに邪魔されても、最後は自分で笑顔に出来ないと意味ないんだよね」

フレデリカ「フーン……そうなんだ。分かったような……分からないような……」

志希「そろそろ分かってくる頃なんじゃない?」

フレデリカ「ところでさ、福笑いって何?」

志希「うん、やっぱりまだ分かんなさそうだね」

……
…………



105: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/03(月) 00:27:27.02 ID:miGCMWwR0

――数時間後、フレイヤ(艦長室)

楓「え、ダブル奈緒ちゃんと加蓮ちゃん、時子さんに返しちゃうんですか?」

P「戻ってくる前に、ナオから話しがあったんです。元々2人はS-02所属でしたし」

楓「でもフレイヤに1度来てから戻るのは……」

P「やっぱり難しいですかね。2人が元いた部隊、隊長の安部中尉がずっと1人で戦っていると聞いたので」

楓「ダブル奈緒ちゃんは問題ないかもしれませんけど、加蓮ちゃんは1度ヴァルキュリアシステムを使っていますし……」

楓「ゾーニング現象だけじゃなくて、フラッシュバックも起きる可能性だってあります。Pさんが一緒にいてあげませんと」

P「……やっぱりそうですか。わかりました」

楓「どうするんですか?」

P「とりあえず、時子にそれとなく話してみます。とはいえ、ドッキング機と安部中尉は運用する上でも食い合わせが悪いとは思うので微妙ですが」

楓「……まあ、何もしないよりはいいと思いますよ。ナオちゃんと加蓮ちゃんのことを考えるなら、出来るならそうしたほうがいいと思いますし」

P「……そうですね」

……
…………



106: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/03(月) 00:42:10.64 ID:miGCMWwR0

――数日後、土星圏宙域コロニー『ホクドウ』入港口、フレイヤⅡ(ブリッジ)

未央「着いたー……」

蘭子「M-01が入港準備に入ります。各班の補給申請は全て承認済みです」カタカタカタッ

愛梨「整備班の作業用に搬入口を開けてくださいね。1日しか滞在しませんから、急いで作業しましょうっ!」

加蓮「了解です。NGF各機は工場に移動ですか?」

晶葉『いや、RTVだけ持っていく。残りのNGFはM-01の設備で十分整備できる』

ありす『作戦内容のすり合わせで私たちは本部に行きます。ニュージェネレーション隊のみなさんは待機していてください』

愛梨「私も行きますから、蘭子ちゃんはお留守番お願いしますね」

蘭子「はーい」

未央「それなら待機だしちえりん呼んでご飯にしよっか」

卯月「そうですね!」

加蓮「あ、ゴメン。私ちょっと別件あるから……」

凛「どうしたの?」

ナオ「ちょっとな。S-02に行くんだ」

凛「あ、そっか……2人は元々こっちに所属していたんだもんね」

P『俺のほうで許可は出している。奈緒も付き添わせるし問題は無い』

ありす『というわけで、私たちも準備して移動しましょうか』

P『うむ、J-01艦長たちと一緒に移動だ。急ぐぞ』

……
…………





107: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/03(月) 00:46:42.29 ID:miGCMWwR0

――数分後、フレイヤ(通路)

P「では整備長、NGFの整備のほうは優先して頼む」

整備長『了解、バッチリやっておきますぜ』

ピッ!

P「さて、急いで外に……」フワッ


藍子「……」


P「藍子……」

藍子「あの、Pさ……」

P「すまん、これから本部で作戦のすり合わせがある。J-01艦長たちと一緒に移動するから、急いで行かねばならないんだ」

藍子「あ……はい、すみません」

P「すまんな。何か用事か?」

藍子「……いえ、何でもありません。私……レッスンしてきます。もう少しでプログラム消化の時間ですから」

P「そうか。頼むぞ」

藍子「はい……」フワッ



P「……」フワッ


……
…………





108: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/03(月) 00:57:22.26 ID:miGCMWwR0

――ノルンS-02(休憩所)

菜々「なっ……な、な、な……」プルプルプルプル……

ナオ「た、ただいま……いや、その、心配掛けてゴメン、菜々さん……」

菜々「な、な……ナオちゃああああああああん!!」ガバッ!!

ナオ「うおおおおぅっ!?」ドサッ!

菜々「ナ、ナオちゃんが……い、いぎでだあああぁぁぁぁ……!!」グスッ! グスッ!

加蓮「あ、ちょっと2人とも……!」

ナオ「ちょっ、ちょっと菜々さん……そんな泣かなくても……」

菜々「だ、だっで……ナオぢゃんが……わだじ……ずっど1人で……」

ナオ「……ゴメン。あたし、運良く生きてた……だから戻ってきた。菜々さん、だからもう1人で頑張らなくていい。あたしも、加蓮もいる」

菜々「うっ、うううう……」グスッ、グスッ……

奈緒「……」

加蓮「まあ、ナオが生きていたのは……セカンドドライバーのおかげ、かな?」チラッ

菜々「ゼ、ゼガンドドライバー……?」

奈緒「……さあ、どうだろうな」

菜々「あ、ありがどうございまずぅぅ……ナオぢゃんのこと……」

奈緒「……よかったな、安部中尉」

菜々「はい……はい……」

……
…………




109: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/03(月) 01:04:49.93 ID:miGCMWwR0

――数十分後、ノルンS-02、住居ブロック(加蓮の部屋)

ナオ「やっぱりあたしの部屋は撤去されてたかぁ」ボスッ!

加蓮「でも、ナオの荷物は全部私の部屋に置いてあるから」

奈緒「ふぅ……しっかし、菜々さん物凄く泣いてたなぁ」パチッ、パチッ……

加蓮「そりゃそうでしょ。死んだと思ってたナオが生きてたんだからさ」

ナオ「それにしても菜々さん全然変わらないなー。3年経ってるんだよな?」バサッ!

奈緒「まああたしの世界でも菜々さんってそういうもんだし」


パシュンッ!


菜々「加蓮ちゃーん! ナオちゅわーん!」

加蓮「あ」

菜々「久しぶりに3人揃ったことですし!」

ナオ「……」

菜々「一緒に……食堂……」

奈緒「……」

菜々「……」



111: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/03(月) 01:10:42.41 ID:miGCMWwR0

奈緒「……や、やぁ」

菜々「……ナオ、ちゃんが……2人」

ナオ「あー……」

菜々「ぼ、亡霊……」

奈緒「いや、あたし生きてるから……」

菜々「2人……ナオちゃんが……同じ顔の……」



菜々「……うっ、うっ……うっぷっ」ピクッ、ピクッ



菜々「うぼぉろろろろろげええええええ!!!!」ビチャビチャビチャビチャッ!!

加蓮「ぎゃあああああっ!?」

ナオ「おい人の部屋で吐くなよおおおおお!!」

奈緒「ちょっ、おい菜々さん! おい!!」


……
…………



114: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/03(月) 01:20:58.36 ID:miGCMWwR0

――1時間後、ノルンS-02(食堂)

菜々「いやー! まさかセカンドドライバーが別の世界の奈緒ちゃんでナオちゃん同士で一緒に戦ってるなんてアニメやゲームみたいな話になっていたとは!」モグモグ

ナオ「ああ……まあ……」

菜々「宇宙にいる身としては最近SF物のアニメは食傷気味ですけど、そういうSFはやっぱり悪くないですねぇ!」モグモグ

菜々「あ、ナオちゃん知ってました? ここの食堂も去年くらいからペースト食じゃなくなって普通にご飯食べれるようになったんですよ!」モグモグ

ナオ「そ、そっか」

奈緒「いやまあ、ナオのほうはこっちに戻ってなかったしさ、ほら……」

加蓮「てか菜々さん……あれだけゲロ吐いたのによくそんなにご飯食べれるね……」

菜々「いやあもう、出すもの出してお腹スッキリしちゃったので! ほらほらぁ、ナナが食券切ったんですからみなさんも食べてくださいよぅ!」

ナオ「あ、ああ……いただきます」

奈緒(ゲロの片付けした後に飯食べるのもな……)

菜々「それにしても……セカンドドライバー、じゃなかった奈緒ちゃん……見れば見るほどナオちゃんと同じ顔……!」ジー……

奈緒「まー、同一人物だしなぁ」

菜々「ナナも1人で色々仕事するようになってトンデモ出来事に遭遇することもありましたけど、まさか別の世界とかそんなお話しが出てくるなんて……」

加蓮「普通信じられないもんね。私も最初そうだったし」

菜々「いやー、人生何があるか分かりませんねぇ……」モグモグ



麗奈「ん……ちょっとアンタたち」フワッ



奈緒「あ、麗奈」




115: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/03(月) 01:37:04.81 ID:miGCMWwR0

ナオ「こ、小関中佐!? お疲れ様です!」ガタッ!

麗奈「アンタたち戻ってきたのね。奈緒は付き添い?」

奈緒「まあな。一応加蓮はフレイヤに移ったし、ナオのほうは所属ないからあたしが引率者ってとこだよ」

菜々「れ、麗奈ちゃん! 麗奈ちゃん! ナオちゃん、生きてたんですよ! ほら、ほら!!」

麗奈「わーかってるわよ。そろそろ来る頃だと思ってたんだから」

麗奈「ま、あの馬鹿から聞いてたけど、アンタも色々大変だったわね」

加蓮「知ってたんですか? ナオが生きてたこと……」

麗奈「そりゃPやありすから話し回ってくるんだから知ってるわよ。アイツ等なんてレイナサマの使いっ走りなんだから」

奈緒「うーん……否定できないな」

菜々「麗奈ちゃん、これでラピッドストライカー隊も残りますよね! ね! ね!?」

麗奈「……そうね、3人でも生き残ってるなら小隊運用できるし、部隊としては解体されないかもね」

菜々「そうですよね! ほら! ナナ1人でも頑張ったんですよ!」

麗奈「ええ……よかったわね、菜々」ポンポン

奈緒「ん?」

麗奈「さてと、フレイヤが戻ってきたならアタシも顔出してこようかしらね。アンタたち、あまり駄弁ってないで程々にしておきなさいよ」フワッ



奈緒「……麗奈のわりにずいぶん優しかったな」

加蓮「んー……確かに」


……
…………




116: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/03(月) 01:46:55.45 ID:miGCMWwR0

――数時間後、フレイヤⅡ(格納庫)

夕美「……で、私にヘルプコール掛かってきたけど」


卯月「……」シーン……

凛「……」ハァ……ハァ……

未央「うっぷ……」

蘭子「疲れたぁ……」

麗奈「ふわぁ……ねむ……」


藍子「あの、麗奈さん、あまり新人のみなさんに厳しい訓練は……」

麗奈「ん? 何言ってんのよ。次の作戦、クイーンが来るならG型だって出るに決まってるんだし、これくらいでダウンしてどうすんのよ」

夕美「でも作戦前だからあまり無茶させるのも……」

麗奈「これくらい、NGFどころか訓練も禄にしてなかった奈緒ですらやってたわよ。ほら島村、早く起きなさい」ペチペチペチ!

卯月「う……」ピクッ

麗奈「アンタは特にダメねー。何回シミュレーターやっても、相変わらず馬鹿みたいな戦い方ばかりやって」

卯月「す、すみませぇん……」ハァ、ハァ、ハァ……

麗奈「仕方が無いからあの馬鹿たちが戻ってくるまでアタシが遊んでアゲルわよ。ほらアンタたち! 早くシミュレーターに戻りなさい!」

未央「ううう……プロデューサーたちから聞いてたけど……小関中佐、鬼……」

凛「いや、これ……鬼とか、悪魔とかって次元じゃない……」ハァ、ハァ……

蘭子「あまり無理しないでね?」

麗奈「蘭子ォ! アンタまだ余裕みたいだし次のシミュレーター、アンタ相手には特別に弾幕3倍増しでぶっ放すわよ!」

蘭子「ヒィィィィィ!?」


……
…………



148: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/05(水) 23:17:55.49 ID:v4lXrOzd0

――ホクドウ、軍本部(通路)

愛梨「G型との戦闘はECMフィールドを展開した上で……大丈夫でしょうか?」

時子「アァン? ダメでも何でもそれが作戦でしょう? これだから下品な豚は……」

P「とはいえ、各機体、戦艦がECMフィールドを展開した上での戦闘となれば、アインフェリアの歌と干渉するのは事実だ」

晶葉「チャンネルは別れているから、発信する分には問題ないはずだがな。出現した場合、クイーンやG型にどれだけ効果があるのか……」

P「ああ、干渉装置の設置が作戦の目的だが、クイーンが出現する事態に備えてのアインフェリア隊だ」

P「これでECMフィールドとの兼ね合いで奴ら相手に上手く効果が発揮されない……となれば話にならん」

美波「そうですね……ですけど、G型相手にECMフィールドなしで戦闘するのもリスクが高いでしょうし……」

晶葉「まあ、ビー隊の者たちにECMフィールドがアインフェリアの歌による思考伝達が正常に行われるかの検証をするが……」

ちひろ「それにしても、作戦が行き当たりばったりというか……上のほうで何かあったんでしょうかね」

P「分からん。大佐には後で通信を送ってみるが……」




149: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/05(水) 23:38:53.62 ID:v4lXrOzd0

時子「現行NGFの性能とパイロットの操縦技術を考えて、G型との相手が難しいのは間違いない。こうなるのも仕方が無いわね」

晶葉「開発者の目の前でそんなことを言うか」

P「土星圏での戦闘記録は見た。麗奈でもある程度手を焼いていたが……」

楓「……それでも、Pさんたちは最前線に出ることになるんですよね」

P「そのために俺は特殊部隊所属にされたってことですよ。俺はまだいいが、奈緒がな……」

愛梨「奈緒ちゃんなら大丈夫ですよ! ナオちゃんと一緒ですし、NGFの操縦だって蘭子ちゃんと同じくらい凄いじゃないですか」

晶葉「とはいえ、あくまで蘭子と奈緒が同程度という話しであって、2人でもECM無しでは厳しいだろうな」

P「まあいい、作戦は作戦だ。これで行くというならやるまでだ」

美波「……そうですね」

ちひろ「とりあえず艦に戻りましょうか。会議の内容も展開しておかないといけませんし」

時子「ええ……ところで貴方」

P「なんだ」

時子「智絵里はどうしたの」

P「俺に聞くな。ちひろさん、緒方少尉はどうしている?」

ちひろ「多分、S-02に戻る準備をしていると思いますけど……早ければもう戻ってるんじゃないですか?」

時子「そう。早く戻りましょうか」

……
…………




150: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/05(水) 23:59:42.16 ID:v4lXrOzd0

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

凛「ECMフィールドを用いての戦闘、ですか」

夕美「私たちのステージ、影響ないんですか?」

P「それについては博士たちのほうで検証するそうだ。特に問題ないとは言っていたが、まあ結果待ちだろう」

楓「もしかしたら、誰かがスピーカー付けっぱなしにしてクイーンの近くにいってみんなの歌を聞かせてあげる……そんなことになるかもしれませんね」

卯月「軽く言ってくれてますけど、それって凄く大変ですよね……?」

未央「私たちじゃ無理だと思うんですけど……」

P「まあ、作戦については移動中にブリーフィングを繰り返して隊の中で詰めておくことになる。今日は皆も休んでおけ」

ありす「そうですね。明日にはもう出航ですし」

P「そういえば、ダブル奈緒はまだ戻ってきていないか?」

凛「加蓮と一緒にS-02に言ったきりかな?」

美波「呼び戻しますか?」

P「いや、俺も後でS-02には行く用があるからそのときに連れて帰る」

P(さて……どうしたものか)

……
…………



151: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/06(木) 00:07:36.71 ID:OvvpLAqE0

――数時間後、フレイヤⅡ(ブリッジ)

P「……」カタカタカタッ!

P(直近の交信記録は……ネシマ方面での戦闘記録が多いな……このタイミングで、何もなければいいが)

ピッ、ピッ……

P「大佐からの連絡はまだか……会議にはモニターから参加していたが、別件でもあるのか」

P「……もうこんな時間か」


安価選択(会いに行くアイドルを下記から選択してください)
1.美波
2.文香
3.ありす
4.夕美
5.フレデリカ
6.奈緒
7.ナオ
8.加蓮
9.卯月
10.凛
11.未央
12.他のことをする

このレスの投下から5分後の最初のレス(コンマ分含む)
↓1



154: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/06(木) 00:12:37.12 ID:ByR0cx+W0

1



163: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/06(木) 00:36:34.25 ID:OvvpLAqE0

>>154
1.美波

――フレイヤ(ブリッジ)

楓「晶葉ちゃんたちの進捗、連絡きましたか?」

P「いえまだ……フレデリカも連れていかれましたけど、やっぱりそれなりに時間は掛かると思いますよ」

楓「夜通し、になると晶葉ちゃんたちが大変ですね……」

P「そうですね。一ノ瀬博士も支援に行っているが……いい報告を聞ければいいが」カタカタカタッ!

ピピッ!

P「さて、すみませんがフレイヤⅡのほうに行ってきます」

楓「格納庫ですか?」

P「ええ、整備長たちの作業もある程度進んでいると思いますし、少し様子を見に行こうかと」

楓「分かりました。晶葉ちゃんから連絡がきたら通信入れますね」

P「お願いします」

……
…………




164: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/06(木) 00:45:32.59 ID:OvvpLAqE0

――数分後、フレイヤⅡ(格納庫)

卯月「うー……NGFの再設定、大変です……」カタカタカタカタッ!!

美波「今度のG型、土星圏で発生した戦闘記録は確認していると思うけど、スティングとは比べ物にならない機動、火力の相手よ」

蘭子「ヴァルキュリアシステムのシステムバランサーを調整して、脳波受信制御装置のレベルを上げておかないと反応できない可能性もあるから……」

未央「はぁ……作戦もこれで最後なのに、クイーンやG型が来るのがねー……」

凛「うん、このタイミングで来ないで欲しいんだけど……」

美波「ビーのフレデリカちゃんたちも反応しているんだから、ほぼ間違いなく来るわ」

美波「G型は戦闘記録から見ても、昔Pさんが苦戦したスティングと同等の戦闘力を持っていると見て間違い無い……せめて準備だけはしっかりやりましょう」

卯月「うううう……不安です。ちゃんと生きて帰ってこれるかなぁ……」


P「ん……なんだ、ニュージェネレーション隊は美波と蘭子が見てくれていたのか……レッスンの休憩時間か」


未央「あ、そういえば私聞いたことありますよ、新田少佐のこと!」

美波「私のこと?」




165: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/06(木) 00:51:15.98 ID:OvvpLAqE0

凛「何の話?」

未央「あのね、新田少佐ってプロジェクト・ヴァルキュリアに関わる前は土星圏のノルンに配属されてたみたいでさ」

美波「……もう昔のことね」

蘭子「3年以上前ですよね?」

美波「ええ、大規模戦闘があった後ね……プロジェクトには運用初期から参加していたし」

蘭子(最初は美波さんのこと、カッコイイと思ってたんだけどなぁ……)

卯月「へぇー……土星圏での戦闘、昔は凄く大変だったんですよね?」

美波「そうね。次元振動の観測データもなかった頃で、キラー・ビーや巣が何時出現するか分からなかったもの」

美波「いつ出撃することになるか分からないし……落ち着く時間もあまりなかったわ」


P(昔の話か。復帰してからあまり機会もなかったが、上官らしく皆とコミュニケーションを取っているみたいだが……)


1.話に入る
2.その場を離れる
↓1



166: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/06(木) 00:51:50.39 ID:SCPlSB9ZO

1



167: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/06(木) 01:00:32.79 ID:OvvpLAqE0

>>166
1.話に入る

P「昔の話か」

美波「あ、Pさん」タタタッ

ギュッ

P「なんだ……おい、あまりくっ付くな」

美波「ふふっ、いいじゃないですか。レッスンも休憩時間なんですから」

蘭子「あ、私も……」ギュウウウウ……

凛「モテモテだね」

P「茶化さないでくれ……」

未央「それでさー、確か新田少佐、土星圏にいた頃二つ名みたいなものがあったみたいで……」

美波「あっ、や、やめて頂戴! もう……それ言われるの今も恥ずかしいんだから……」

凛「何それ、何て呼ばれてたの?」

未央「えーっと、なんだっけ……前にしまむーと一緒にプロデューサーから教えてもらったよね?」

卯月「あ、確かそんな記憶が……」ウーン……

美波「もうっ! Pさんも変なこと教えないでください!」

P「いや、昔の戦闘記録を掘り返していたときに偶然そんな話しになってな……」

未央「なんて呼ばれていたんだっけ……確か、せ、せい……」

卯月「性感帯の女神……でしたっけ。プロデューサーさんが教えてくれたのって」

P「え」

美波「へぇ……」




172: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/06(木) 01:12:37.05 ID:OvvpLAqE0

未央「あーそうそう、確かそんな感じのヤツ!」

凛「何それ、ホントに恥ずかしいっていうか、恥そのものじゃん」

卯月「そうですよね。性感帯の女神って何か全身性感帯の変態って感じですし」

美波「……Pさん?」

P「いや待て、俺はそんなこと教えた覚えは無いぞ。おいお前ら、何だ性感帯の女神って、生還の女神だ」

未央「え? そうでしたっけ?」

卯月「でもプロデューサーさん、前に『美波はホントに恥も何もかも捨てているときがあって、変態というか……正直引くことが多いな。はははっ!』って言ってましたよね?」

P「待てそれは酒を飲んでたときであって……」

美波「そう……」

ギリギリギリギリギリ!!!!

P「いっ、痛っ! お、おいその手を離せ、美波、おい! おい蘭子助け……」クルッ


蘭子「」タタタタターッ!!


P「逃げた……」

美波「そうですか……私は、引くほどの変態ですか……」ニヤァ……

P「いや、そういうわけじゃ……」

卯月「でもプロデューサーさん、私たちにこの前――」

P「ちょっとお前静かにしろ」

美波「まあ、私は変態みたいですからね。それじゃあ……変態らしくPさんの腰が引くほど、久しぶりに激しくしましょう?」ガシッ!




173: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/06(木) 01:20:29.01 ID:OvvpLAqE0

ズルッ、ズルッ、ズルッ……

P「ま、待て! 作戦前だぞお前、分かってるのか! レッスンもあるだろ!」ズルッ、ズルッ……

美波「作戦前だからこそ英気を養って……ああっ、変態の私の場合はPさんのおちんぽから精気を養わないとダメですよね?」グググッ!

美波「それじゃあPさん、ここからだと私の部屋は遠いから……Pさんのお部屋で楽しみましょうね♪」

P「ちょっ、待て……整備長、整備長ー!!」



未央「……行っちゃったね」

凛「うん」

卯月「そのままイッちゃいそうですね」

凛「……」

未央「……設定作業終わらせて私たちも早く休憩しよっか」

卯月「はい、頑張ります!」


……
…………



176: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/06(木) 01:29:37.69 ID:OvvpLAqE0

――ノルンS-02(加蓮の部屋)

ナオ「それにしても、加蓮の部屋も久しぶりだなー。全然変わってないよな」

加蓮「そりゃあ……私も艦降りて病院生活で、復帰してそのままフレイヤに行ったからね。所属はずっとここだったから荷物は置きっ放しだったけど」

ナオ「……そっか」


菜々「奈緒ちゃん、その仮面ずっと付けたままって疲れませんか?」

奈緒「もう慣れたよ……っていうか、外にいるときはセカンドドライバーって呼んでくれよ……」


ピピピッ! ピピピッ!


加蓮「はい、北条です」ピッ!

時子『そこに菜々もいるでしょう? 全員ブリッジに来なさい』

ピッ!

加蓮「……だってさ」

ナオ「財前大佐か? わざわざ呼び出しって何の用だろ……」

菜々「なんでしょうかねぇ……とりあえずブリッジ行きましょうか」


……
…………





177: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/06(木) 01:36:54.09 ID:OvvpLAqE0

――数分後、ノルンS-02(メインブリッジ)

菜々「え……?」

ナオ「菜々さんをフレイヤに出向……?」

時子「そうよ。聞こえなかったかしら?」

奈緒「それは……問題ないのか?」

時子「菜々を送っても運用に手間が掛かるのは事実ね。だけど、いい加減菜々もいい歳だし、他所の艦に行ってもいいと思っただけよ」

菜々「いやですねぇ時子さん、ナナはピッチピチJKの17歳なんですよ? そんないい歳なんて……」

時子「そう……」

菜々「いやあの……そんな哀れんだような目で見られるとナナもダメージが大きいんですけど……」

加蓮「軍に入っているのにJKってところに突っ込まないんだ」

時子「とにかく、そこのセカンドドライバーは指揮系統が違うから制限が無い、ナオも加蓮もフレイヤに所属してしまった身となれば……」

ナオ「ラピッドストライカー隊をまた運用するには、菜々さんをフレイヤに送るしかないってことか」

菜々「む、難しいこといいますね……いまのナナはちょーっと難しいと言うか、黒川重工の方が何と言うか……」





178: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/06(木) 01:44:14.44 ID:OvvpLAqE0

奈緒「……それなら、中将は安部中尉はS-02勤務、北条少尉と神谷少尉はフレイヤⅡ勤務で戦闘時のみ合流……にしてはどうだ?」

菜々「うーん、それなら何とか……どうですか時子さん?」

時子「馬鹿ね、そうすると色々と面倒なことになるでしょう? 戦闘時に出撃してから合流する必要も出るんだから、少しは考えなさい」

加蓮「んー……どうしよっか」

菜々「丸ごとナナが移動できればいいんですけどねぇ……でもお2人をこっちに戻せないとなると……」

ナオ「それなら、P少佐と後で相談しておこうか。どうせなら部隊で行動したいしさ」

加蓮「そうだね」

奈緒「……」

時子「……何よ」

奈緒「いや……難しくないかと思ってな」

時子「まあ、そうね。いまの菜々の運用方法を考えたら、単純に部隊として運用することも難しいもの」

奈緒「だよなぁ……」

……
…………




196: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/09(日) 19:25:48.68 ID:llIIv1RR0

――数時間後、ホクドウ、軍本部(研究所内)

晶葉「やはり難しいか」

志希「まー、そうだね。旧ECM帯に合わせてアインフェリア隊とビーは思考共有した」

志希「いまのECMフィールドは新仕様だからとはいえ……やっぱ干渉するのは仕方が無いんじゃないかなー」

晶葉「であれば、やはりクイーンとの対話……確実性を取るならばNGFが1機、クイーンに接近するしかないな」カタカタカタカタッ!

ピピッ!

フレデリカ「……」ピッ、ピッ、ピッ……

志希「だけど、現行機のパイロットの大半はG型とまともにやり合えない。コロニー級とはいかなくても、まー大規模級はあるんだからね」

志希「消耗戦になるか、大人しく全滅するか、あるいは……たった1つの希望に託すか」

晶葉「……そうだな、確かに酷な話しだ」

ピッ……

晶葉「だが、希望はある。希望を作る彼女たちと……その希望に導かれた者だ」

志希「いいんじゃなーい? 実績はある、ソレを元に組み上げたプラン、データ、繋げるための力も最低限ある」

志希「まーあたしがホントに狙ってたモノとは、ちょっと違うけどね。だけどコレでもいいんじゃない?」

晶葉「難しいことを言うな。あらゆる次元に存在する私は確かに天才だ。天才だが……」



晶葉「世界その物を理解することは出来ないよ」


……
…………




197: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/09(日) 19:40:36.80 ID:llIIv1RR0

――フレイヤ(ブリッジ)

P「ふむ……」カタカタカタッ

楓「何を見ているんですか?」

P「時子から菜々さんの出向提案が来ていたので」

楓「それ大丈夫ですか? ダメじゃないですか?」

P「まあ、難しいですね。ダブル奈緒は問題ないと思いますが……北条少尉が難しい」

P「それに、恐らく足並みも合わないでしょう。単体戦力としてみても3N-VPOは別行動をさせたいが……」

P「ただ2人のモチベーションを考えると、それも難しい」

ピピピッ!

P「通信……こちらフレイヤ」ピッ!

晶葉『助手か』

P「博士か……その様子だと、どうやら検証結果はよろしくなかったか」

晶葉『ああ。軍のほうには先ほど結果を渡したが、どうにもな……やはりECMフィールドを各機が使用した場合、クイーンにアインフェリアの歌が届くかが怪しい』

晶葉『せめて、NGFがクイーンまで接近できればスピーカーで何とかなるかもしれないが……NGFでG型を抜けて接近するのはリスクが高い』

P「……それなら丁度いい。こちらも1つ悩んでいたことがあった」

晶葉『ん?』

……
…………



198: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/09(日) 19:49:07.86 ID:llIIv1RR0

――翌日、午前、ノルンM-01(メインブリッジ)

菜々「あ、あぁ安部菜々中尉です!! 古巣のS-02から出向してきましたぁ!!」

ちひろ「あ、あの菜々さん……そんな堅苦しくならずに……大ベテランの中尉にそんな頭を下げられても……」

菜々「い、いえ! 千川ちゅ、中佐とあれば……」

P「出発まで時間が無い。挨拶は程々にしよう」

菜々「あ、P、P少佐、すみません……」

P「というか、知らない顔じゃないだろう」

菜々「そうですけどぉ……土星圏ノルンから離れるのってもう何十年ぶりで……」

加蓮「菜々さん、ずっとS-02勤務だったもんね」

ナオ「まぁ、これでラピッドストライカー隊も復活かな。3人だけだけど……みんなの分まで頑張らないと」

菜々「加蓮ちゃん……ナオちゃん……」

奈緒「部隊運用する際は……私もいるだろう。安部中尉、あまり気負うこともない」

菜々「な……セカンドドライバーちゃん……」

奈緒「ちゃん付けはやめてくれ……」

ありす「ともあれ、同じ作戦に参加しますが、大ベテランの安部中尉がM-01に来てくださるのは私たちにとっては心強いです」

P「ああ、大ベテランの菜々さんなら戦闘も問題ない」

菜々「あの、あなたたちさっきから大ベテランって言いすぎじゃないですかね……」

ちひろ「菜々さんの機体は取り付け作業やらせていますので、出撃する際は加蓮ちゃんたちと合流してくださいね」

菜々「り、了解です!」





199: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/09(日) 19:59:35.85 ID:llIIv1RR0

「艦長、S-01から観測データが展開されています」

ちひろ「スクリーンに映してください」

フォン……

P「これか……今朝方届いた次元振動の観測データは」

ちひろ「はい、どうやら初回観測から非常に短い期間で次元断層に移行するようです」

奈緒「作戦宙域への移動ルート上か……戦闘になるな」

ちひろ「ええ、ただレベルは5で中規模クラスの蜂の巣とのことなので……どうします、Pさん?」

P「リサーヴの稼動テストをする。蘭子との連携と、後はラピッドストライカー隊も1度出撃して運用したほうがいいだろう」

菜々「そうですね。正直、マニューバの足並みを揃えるよりかはフォーメーションを決めての固定運用に切り替えたほうがいいと思っていますから」

ナオ「んー、3N-VPOだと無駄に前に出すぎちゃうかもしれないし、難しいなぁ……」

P「そこら辺はシミュレーターである程度合わせておいてくれ。菜々さんはM-01にいる間は好きなときにフレイヤに来てくれて構いませんので」

菜々「了解ですっ! バッチリとキメちゃいますからね! キャハッ!」

奈緒「ハハッ……」


……
…………



200: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/09(日) 20:10:30.14 ID:llIIv1RR0

――数十分後、フレイヤⅡ(通路)

P「すまんな麗奈。俺が不在の間、新人たちの相手をしてくれたみたいで」

麗奈「アンタが甘っちょろい鍛え方させてるから、レイナサマが見かねて鍛えなおしてやったのよ。感謝しなさい」

P「新人たちだぞ。あまり無理をさせてやれん」

麗奈「ま、懐かしいのも見れたしいいけど……ねえ、アンタ」

P「なんだ?」


麗奈「……アインフェリア隊のこと、どう思う?」


P「回答に困るな。どう思うかと聞かれても、部隊としては問題なく運用できているとしか……」

麗奈「そういうことを聞いているんじゃないわ。次元振動、次元崩壊……そしてソレを引き起こすキラー・ビーたちと、結果として抑止になったアインフェリア」

麗奈「志希から聞いたんでしょ。ヴァルキュリアシステムの本来の目的と、いまのあの女たちの状態」

P「……人類として、次のステージに立った、か」

麗奈「そうよ。見えるものや、考えること、聞こえること……それはこれまでのヒトとは違うものなのかもしれない」

麗奈「この作戦に成功するかどうかで、この世界の先が決まるなら……アイツらが背負うものは、思ったより大きいものなのかもね」

P「……」

麗奈「そんな中で……アンタが何をするべきなのか、しっかり見極めなさい」ピッ!

麗奈「そろそろ出航だし、アタシは戻るわ。じゃあね」

パシュンッ!


……
…………



202: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/09(日) 20:23:37.66 ID:llIIv1RR0

――数時間後、ノルンM-01(食堂)

ナオ「それにしてもなー……ホクドウから出航した後で、食堂で普通のご飯が食べてるようになるとは思わなかったな」モグモグ

加蓮「NGFの配備で、昔と状況も変わったからね。美味しいもの食べないとテンション上がらないでしょ?」パッ、パッ

奈緒「北条少尉……塩を振りすぎだ。身体に悪い」

凛「あのさ奈……セカンドドライバー、仮面つけた状態でそういうこと言わないでよ」

未央「なんか、シュールだし……」

夕美「それにしてもいいのかな? 戦闘予定ポイントまでまだ距離があるけど、みんなでM-01の食堂に来ちゃって」

美波「いいのよ。少しくらい、気分を変えてリフレッシュしましょう」

ありす「おばちゃんのご飯も勿論美味しいですけど、せっかくちひろさんが住居ブロックに部屋を用意してくれましたから、利用しておきませんとね」

藍子「……」

文香「……藍子さん、どうか……なされましたか? あまり……食事に手がついていないようですが」

藍子「え? あ……」ピクッ!

卯月「お疲れですか? やっぱり、レッスン大変ですよね?」

藍子「そ、そういうわけじゃないけど……だ、大丈夫ですよ」モグモグ

美波「……」

菜々「食事はしっかりと取りませんとね。1食抜くだけでもその後の体調も変わってきますし……あ、食べ過ぎたらリバースしちゃいますから程々に、ですよ?」

ナオ「ご飯食べながら言うなよ……」


……
…………



203: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/09(日) 20:34:34.92 ID:llIIv1RR0

――フレイヤⅡ(食堂)

整備長「はー! 疲れた疲れた……あーしんど……」

P「すまなかったな整備長。博士も、リサーヴの仕上げてくれて助かった」

晶葉「何、私は天才だからな。これくらい問題は無い」

整備長「にしても、機体サイズが大きくなっちまって新規パーツばかりで整備するのも骨が折れるってもんで……」

晶葉「整備性に関しては今後の課題だな。許せよ」

整備長「まっ、少佐が乗る機体だし仕方ねえかぁ……旧フレイヤに置いたままの3N、どうしますかい?」

P「とりあえず置いておこう。こちらにはニュージェネレーションの機体もあるし、わざわざ作業を増やすこともない」

おばちゃん「はいよ整備長、定食ね」

整備長「ん、悪いな。せっかく少佐が食券切ってくれるって言うからよ」モグモグ

楓「整備班はいつまでもブラックですね」モグモグ

晶葉「前線に出るよりかは楽だろう。まあ、前線に出てるヤツらにとっては後方の作業の辛さは分かり難いかもしれんが」

整備長「……別に、そうでもねえかな」

P「まあ、そこは人それぞれだな」





204: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/09(日) 20:47:53.57 ID:llIIv1RR0

フレデリカ「プーローデューサー♪」フワッ

P「ん、フレデリカか」

智絵里「あ、み、みなさん……集まってお食事していたんですね」

楓「ええ、移動中はM-01におんぶしてもらってますし……でも、智絵里ちゃんはS-02に戻らなくてよかったんですか?」

フレデリカ「アタシがコッコ隊にいるからお守りしてもらうの」

智絵里「コ、コンコルディア隊ですっ! その、時子さんから、菜々さんもM-01にきたから、もうしばらくはフレデリカちゃんと一緒にって……」

P「そうか……残念だったな」

智絵里「い、いえっ! そんなこと……こ、こっちには……少佐も、いるから……」ボソボソ

おばちゃん「あら智絵里ちゃん、まかないあるけど食べるかい? 食券切らなくてもいいからさ」

智絵里「いいんですか? それじゃあ、い、頂きます」

フレデリカ「いいなー。アタシも食べていい?」

おばちゃん「なーに言ってんの。智絵里ちゃんは食堂手伝ってくれてたから特別なんだよ。アンタはしっかり食券買いなさいね」

フレデリカ「ひいきだぞー! ビー差別だー!」

P「俺たちだって食券くらい切ってるぞ」モグモグ

フレデリカ「じゃいいや。アタシも何か食べよーっと」



205: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/09(日) 21:06:22.89 ID:llIIv1RR0

整備長「んっとに賑やかな嬢ちゃんだことで……」

楓「Pさん、騒がしい子と変態淫乱な子ならどっちがいいですか?」

P「それを比べろと言うのか?」

楓「ごもっともですね。それにしても……」モグモグ

P「はい?」

楓「こうして食堂でみんなでご飯を食べていると……昔のこと、思い出しちゃいますね」



楓『いいですかPさん、艦が港に停泊中のときしか通常食が出ないんですよ?』

美優『そ、そうです。楓さんの言う通りです……』

P『そりゃあ、移動中はペースト食しかないし……』

楓『なのでこの時間はとっても貴重なので……はい、あーん』

美優『わ、私のほう……食べて、ください……』

P『ちょっ、や、やめ……あ、あっつ! 麻婆豆腐が頬に……あっつ!!』

黒井『貴様等上官の目の前で何をイチャついている!!』

楓『あ、大佐も食べたいですか? 食券ならあっちで切れますよ』

黒井『おちょくってるのか貴様は!!』



P「……昔のこと、か」

楓「昔は昔で、私は楽しかったんですけどね」

P「……」

……
…………



206: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/09(日) 21:12:13.04 ID:llIIv1RR0

――数時間後、フレイヤ(艦長室)

P「……」カタカタカタッ!

P(アルヴィスの履歴に更新があるか……また戦闘記録が増えているが……)

P「ネシマ方面での戦闘が多いとなると、リトットと同様にレアメタルの輸送ルートでの戦闘が多ければ黒川重工も大変だろうな」

P「……もうこんな時間か」


安価選択(会いに行くアイドルを下記から選択してください)
1.文香
2.ありす
3.夕美
4.フレデリカ
5.奈緒
6.ナオ
7.加蓮
8.卯月
9.凛
10.未央
11.他のことをする

このレスの投下から5分後の最初のレス(コンマ分含む)
↓1



207: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/09(日) 21:17:13.95 ID:4sDwtZHn0

4



210: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/09(日) 21:27:08.77 ID:llIIv1RR0

>>207
4.フレデリカ

――フレイヤ(ブリッジ)

パシュンッ!

フレデリカ「あっ、プロデューサー!」フワッ

P「フレデリカか。レッスンしている皆はどうした?」

フレデリカ「まだ頑張ってるよー。アタシ疲れちゃったから戻ってきたんだ」

P「そうか。まあ、フレデリカは前線任務だから、あまり無理はするなよ」

フレデリカ「うん。ねえプロデューサー」

P「なんだ?」

フレデリカ「元気?」


1.P「元気だぞ」
2.P「元気だが……」
3.P「いや、少し……」
↓1



211: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/09(日) 21:28:23.30 ID:uqdZzQv3O

3



213: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/09(日) 21:37:01.20 ID:llIIv1RR0

>>211
3.P「いや、少し……」

※今後特定のアイドルに対してシナリオ分岐が発生する可能性があります。


P「いや、少し……」

フレデリカ「へー……」






フレデリカ「なんで?」










215: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/09(日) 21:50:45.17 ID:llIIv1RR0

P「なんで、と言われてもな……その日の調子や、任務で色々ある」

フレデリカ「なんで? それで元気じゃないの?」

P「任務続きだと疲労も溜まる。特に最近は色々あったからな」

フレデリカ「元気じゃないの? 幸せじゃない? この前アタシとセックスしたのに?」

P「最後の発言については何も言えんが……」

フレデリカ「ねえ、プロデューサー、ねえ、なんで元気じゃないの?」

P「何でと言われても……」


ピピピッ!



志希『ねーねー』

P「一ノ瀬博士か。どうした?」

志希『フレちゃんいる?』

フレデリカ「いるよー?」

志希『ちょっと来てー』

フレデリカ「はいはーい♪ フレちゃんダーッシュ!」フワッ

パシュンッ!

P「……なんだったんだか」


……
…………




216: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/09(日) 21:56:30.24 ID:llIIv1RR0

――数日後、フレイヤ(ブリッジ)

奈緒「そろそろ次元振動の観測ポイントか?」カタカタカタッ

楓「そう……ですね。断層発生まではまだ時間がありますけれど……」

P「とはいえ、そろそろ戦闘準備に入ったほうがいいか」

楓「そうですね。ちひろさんに繋げますか?」

P「ええ。俺はアインフェリア隊の様子を見に行ってきます。戦闘の話も改めてしておきたいので」フワッ

奈緒「あー……この時間くらいならレッスン終わってるかもしれないな」

P「それなら風呂場かもしれんな……まあ、少し行ってきます」

楓「わかりました。ちひろさんには連絡しておきますね」

P「すみません、お願いします」

パシュンッ!

……
…………



217: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/09(日) 22:09:57.24 ID:llIIv1RR0

――数分後、フレイヤ(通路)

P「レッスン場にはいなかったか……となれば、風呂場か休憩所か……」



藍子「あ……」フワッ

P「藍子……」


藍子「……お、お疲れ様です」

P「ああ、そちらも疲れているだろう。レッスンの調子はどうだ?」

藍子「……はい、大丈夫です」

P「そうか……」

藍子「……」ギュッ……


藍子(Pさん、この前のこと……ごめんなさい)

藍子(言わないと……Pさんに、ちゃんと言わないと……)


藍子『私のこと、見損なわないでください』


藍子(だけど、私……あんなこと言って……)


P「なあ、藍子――」



218: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/09(日) 22:22:44.14 ID:llIIv1RR0

ビーッ! ビーッ! ビーッ!


P「警報……!?」

藍子「え……!」

ピピピッ!

P「ブリッジ、何があった?」

楓『戦闘予定ポイント付近にスティングがいるみたいです。あと民間船が1隻……』

P「民間船だと!?」

楓『恐らく元々この宙域付近にいたスティングかと思います。S-01とM-01からNGF小隊を出撃させるみたいです』

P「俺も出る。千川中佐には俺と奈緒、ラピッドストライカー隊の出撃を連絡してくれ。ニュージェネレーション隊は待機だ」

楓『分かりました。お願いします』

ピッ!

藍子「戦闘……あの、Pさん……」

P「民間船が襲われているなら急がねばならん。藍子、後で話しがある」フワッ

P「戻ってきたら艦長室まで来てくれ。他の皆には話しておいてくれ」

シュッ!


藍子「Pさん……」


……
…………





223: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/09(日) 22:34:02.73 ID:llIIv1RR0

――数分後、フレイヤ、カタパルト(機体内)

P「標準兵装確認……内臓ビームランチャー、多関節複式ビーム砲塔……」カタカタカタカタッ!

パチパチパチパチッ!

P「各駆動系統異常なし、全システム起動完了……!」

ピピピッ!

奈緒『Pさん!』

P「奈緒、コンコルディア隊は待機だがラピッドストライカー隊が出撃する。出撃後はそちらとマニューバを取れ」

奈緒『分かってるけど、急がないと!』

P「ああ、詳細は来ていないが、民間船の保護が優先だ。行くぞ』

ピピピッ!

晶葉『助手よ、リサーヴは初回出撃だが実装予定の全ての機能を使用できる状態だ。VPOと同様に動かせるだろうから、頼むぞ』

P「分かっている。使わせてもらうさ……!」

奈緒『よし、ブリッジ! 出撃するぞ!』

P「出撃する!」キュオオオオオオ……

ドシュウウウウンッ!!!!

……
…………




224: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/09(日) 22:38:40.18 ID:llIIv1RR0

――フレイヤ(ブリッジ)

パシュンッ!

美波「楓さん!」フワッ!

楓「みんな……フレイヤは出撃しませんが、文香ちゃんとありすちゃんは管制席にお願いします」

ありす「分かりました。文香さん、他艦との通信はお願いします」カタカタカタッ!

文香「わかりました……」

夕美「でもスティングなら戦闘は大丈夫だろうけど……民間船はどうなってるの!?」

楓「ノルン艦隊からレーダーの観測結果が送られてくるまで待っていてください」ピッ、ピッ……

ありす「フレイヤⅡ聞こえますか。ニュージェネレーション隊は待機ですが、もう少しで次元断層も発生します、いつでも出撃できるようにしてください」ピピピッ!

藍子「Pさん……」

……
…………




225: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/09(日) 22:42:45.72 ID:llIIv1RR0

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

未央「了解です! みんな、ありす中尉の言うとおり構えておこう!」

凛「うん、分かってる!」カタカタカタッ!

卯月「ナオちゃん、加蓮ちゃん、フレイヤのハッチとM-01のハッチ開いてますよ!」

加蓮『了解っ!』

ナオ『菜々さんはどうしている?』

蘭子「菜々さんもM-01のほうで出撃準備をしているから大丈夫。2人とも、気をつけてね」

愛梨「作戦前ですけど民間船の救出を優先してください、ラピッドストライカー隊、出撃ですっ!」

ナオ『ああ、出撃する!』


ピピピッ!

蘭子「M-01から通信……!」


……
…………




227: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/09(日) 22:48:04.79 ID:llIIv1RR0

――戦闘宙域

P「奈緒、S-01からGNS-004、005小隊が出撃している。俺たちも急ぐぞ」ギュンッ!!

ピピピッ!

奈緒『ああ! レーダー確認……スティングは14匹か……!』

P「接近しつつロングライフルで狙撃を行う。奈緒、先頭を頼む」カタカタカタッ!!

ガションッ!!

奈緒『了解!』

P「民間船までは距離があって確認できん……ターゲット、ロック!」ピピッ!

P「ロングライフル、ガラティーンのロックを解除……狙撃する!」

ドギュウウウウウンッ!!

白蜂「!?」ギュンッ!

ドガアアアアアアンッ!!!!

P「よし、いけるか……ロック範囲のスティングを落としてからGN形態で進行する。奈緒、あと少し待て」

……
…………



228: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/09(日) 22:54:02.94 ID:llIIv1RR0

――戦闘宙域

ズドォンッ!

早苗「もうっ、しつこいのよこいつらっ!!」ギュンッ!

ドガガガガガガガッ!!

白蜂「!」

ドガアアアアアンッ!!

早苗「ちょっと船長、そっち大丈夫!?」

ピピピッ!

志乃『難しいわね……4匹に、ちやほやされているわ』

瑞樹『こっち戻ってこれる!? この装備だと……あああっ!?』

美優『れ、レーヴァテイン破損……ブリンガー1番から3番破損……このままだと迎撃が……』

早苗「チッ……護衛仕事の帰りだっていうのに……っ!?」

ドガアアアアアンッ!!

早苗「ああああああっ!?」ビビビビビッ! ビビビビビッ!

瑞樹『早苗ちゃん!』

早苗「しまった……NGFの背面ユニットにダメージ、GN形態に変形できないじゃないの……!!」

白蜂「……!」ドシュシュシュッ!!

早苗「誰が落とされるもんですか!」ギュンッ!!


……
…………




229: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/09(日) 23:00:01.02 ID:llIIv1RR0

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

凛「あれ……何、海賊船?」

未央「ここら辺の宙域で仕事してたのかな……たまたまスティングと鉢合わせしちゃったとか」

蘭子「あ、あの船……!」

愛梨「酒場……蘭子ちゃん!」フワッ

卯月「えっ!? と、十時大尉!?」

未央「どうしたの!?」

愛梨「蘭子ちゃん、艦をお願いします! 整備長に連絡して私のTG4の準備を!」

蘭子「はい!」カタカタカタッ!

愛梨「間違いない……あの船、酒場……お姉さんたちっ!」

……
…………



230: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/09(日) 23:03:26.34 ID:llIIv1RR0

――戦闘宙域

ピピッ!

奈緒「フレイヤⅡから索敵結果の映像が来た……!」

ピッ!

奈緒「これ……」


キィィィィン……


奈緒「なんだ……なんだ、この船……」

奈緒「見たこと、ある……なんで……どこ、で……」


キィィィィン……


早苗『おっ、悪いわね。それじゃヨロシク! 美優ちゃん』

美優『はい……』


奈緒『生きてた……』


奈緒「あ……あ、ああああ……なんで、なんであたしは、こんな大事なコト……!!」


……
…………




233: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/09(日) 23:11:25.56 ID:llIIv1RR0

――フレイヤ(ブリッジ)

ありす「これは……高垣中佐、次元断層です! 予定より早い……レベル4、中規模クラスです!」カタカタカタッ!

美波「このタイミングで……!」

楓「M-01、応答してください。NGF小隊の増援はまだですか!」

ピピピッ!

ちひろ『いま各艦で順次出撃させています! フレイヤは現状のままで!』

ピピピッ!

ありす「S-01から来ているレーダーの索敵結果、画像出します」

フォンッ……

夕美「これ……海賊船、だよね……?」

藍子「そう、ですね……見た目も、エイルじゃありませんし……」

ピピッ!

文香「フレイヤからTG4が出撃……なぜ……」

ありす「P少佐、セカンドドライバー応答してください! 次元断層が発生します、中規模の蜂の巣が来ますよ!」

ピピピッ!

奈緒『Pさん、先に行け! 早く!!』

P『何だ奈緒、どうした!?』

美波「ちょっと2人とも、何言い合ってるんですか!?」

奈緒『Pさんが行かなきゃならないんだよ! Pさんが、Pさんが……!』


奈緒『Pさんが助けなきゃならない人があそこにいるんだよぉ!!』


……
…………



234: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/09(日) 23:16:32.27 ID:llIIv1RR0

――戦闘宙域

奈緒『Pさん!』

P「モニター……あれは、酒場か!? しかし奈緒!!」ガションッ!


G型「!」ギュォンッ!

G型「!」ギュォンッ!


P「蜂の巣からG型だ! 数は……7か!」ギュオオオオオッ!!

G型「……!!」ヒュカカカカッ!!

ズドドドドドドォン!!

『がああああっ!?』

『隊長……がああああっ!!』

P「味方が……くっ、ガンダルヴ!!」ガショガショガショガションッ!!

ドシュシュシュシュシュッ!!

ドガアアアアアアンッ!!!!


G型「!」ギュォンッ!


ピピピッ!

愛梨『Pさん!』

P「愛梨!? 何故来た!!」

愛梨『酒場のみなさんが大変なんです! 私も助けに……!』





235: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/09(日) 23:23:43.63 ID:llIIv1RR0

ナオ『落ちろ!!』

ドシュンッ! ドシュンッ! ドシュンッ!

加蓮『少佐! 奈緒!!』

奈緒『加蓮! ナオも来たか!』

ナオ『G型か……! P少佐、機体は問題ないのか!?』

P「問題ない。だがG型と海賊たちの距離が近い……この状態で接近するのは……」

奈緒『でも!!』

G型「!!」ズドォンッ!!

愛梨『えええいっ!!』

ボシュシュシュシュッ!!

ドガガガガガガガッ!!!!

P「貴様等……リサーヴを使ってようやく速度勝負は互角か……!!」ギュオオオオッ!!

ガションッ!

G型「!?」ギュンッ!

P「逃がすか! ドラウプニル!」

ドガガガガガガッ!!

奈緒『ダメだ、Pさん!!』


菜々『大丈夫です!』


ズドドドドドドドドドドォンッ!!!!


愛梨『いまの砲撃!?』

P「いまのは……ARGTか!」




236: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/09(日) 23:31:03.73 ID:llIIv1RR0

加蓮『え、菜々さん!?』

ナオ『な、なんだぁその機体!?』

菜々『ふっふっふ……黒川重工が開発した対スティング用の大型機動戦闘機ARGT-R1……!』

菜々『深夜アニメ風に言うとスーパーロボット、ウサミンロボです! いやー、運用体系が違いすぎてNGFと上手く連携取れなくて……』

愛梨『お、大きいNGFですねぇ……』

菜々『だーかーらー! NGFじゃないです! ARGT-R1です!』

P「何でも構わん! ラピッドストライカー隊はここを頼む、俺は選考して酒場の救助に行く!」

奈緒『早く行けPさん! ナオ、あたしたちもドッキングだ!』

ナオ『な、何焦ってるんだ……まあいい、分かった!』

菜々『ウサミンロボは面制圧力に優れています! 十時大尉!』

愛梨『はい! 弾幕を張ってG型の機動を制限、奈緒ちゃんたちと加蓮ちゃんはその間にG型を!』

加蓮『了解です! 菜々さん、ナオ!』

奈緒『Pさん……間に合ってくれよ……!』

……
…………




237: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/09(日) 23:37:35.52 ID:llIIv1RR0

――フレイヤ(ブリッジ)

晶葉『なんだあの機体は!? 黒川重工も変な物を作ってるな……』

楓「それにしても大きい戦闘機ですねぇ……NGFみたいに人型ですよ」

ありす「ホントにアニメに出てきそう……いや、そういう話ではなくてですね」

美波「あとはPさんたちがG型相手にどれだけ戦えるか……」

夕美「でも、RTVの速度でもG型と同じくらいで……Pさん……」

文香「S-02、J-01からもNGF小隊が出撃しています……S-03、陽電子砲の展開を行っています」

ありす「あとは海賊船を救助できれば……あれ?」


パシュンッ!


ありす「……藍子さん?」キョロキョロ


……
…………



239: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/09(日) 23:45:24.59 ID:llIIv1RR0

――戦闘宙域

菜々『ウサミンミサイル!』

ボシュンッ! ボシュンッ! ボシュンッ!

G型「!!」ギュンッ!!

愛梨『ターゲットロック……バルムンク、ガンダルヴ……発射ですっ!』

奈緒「ナオ、あたしたちも接近するギリギリまで弾幕を張るぞ! 加蓮はあたしの後ろでスティングのほうを頼む!」

加蓮『うん!』

ピピピピッ!

ナオ『待て奈緒、レーダーに後方から反応……M-01、いやフレイヤから3Nが……!』

奈緒「ええっ!?」

……
…………




240: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/09(日) 23:47:45.23 ID:llIIv1RR0

――戦闘宙域


藍子「……」ハァ……ハァ……



奈緒『Pさんが助けなきゃならない人があそこにいるんだよぉ!!』



藍子「Pさんが……Pさんが、助けなきゃならない人……」ハァ……ハァ……

藍子「Pさんが……」



P『美優のことは愛している。俺がユミルにいた頃から、ずっと……』



藍子「Pさんが愛している……美優さん……!」



……
…………



242: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/09(日) 23:54:59.02 ID:llIIv1RR0

――戦闘宙域

P「見えた、酒場……1機NGFがいる……あれは初期型か!」ギュンッ!

白蜂「!」ギュンッ!

P「邪魔だ!」ズドォンッ!!

ドガアアアアアアンッ!!

P「通信……おい、そこのNGF、なんでもいいからチャンネルを拾え! 聞こえるか!」

ピピピッ!

早苗『うっ……そ、その声……』

P「このチャンネルか。映像通信を送るぞ」

ピピピッ!

早苗『アンタ……い、イケメン!?』

P「やはりお前たちか、助けに来たぞ。よく頑張ったな」

早苗『ア、アタシのことより……船長たちが……!』

P「分かっている。酒場は大分やられているか……はこちらに任せろ。お前は落ちるなよ!」ギュンッ!!

P「以前の回線が使えれば……おい、聞こえるか酒場、応答しろ! 映像通信を送ってるぞ!!」

ピピピッ!

志乃『……ええ、あなた……久しぶり、かしら……』

P「話は後だ。艦内部も破損が見える……艦内映像を映せ、被害状況を見せろ」

志乃『悪い、わ……ね……』

ピピッ!

P「状況は……なっ――」

……
…………



243: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/09(日) 23:57:47.24 ID:llIIv1RR0

――戦闘宙域

藍子「私が……守らないと……Pさん、だから……!」

白蜂「!」ギュンッ!

藍子「ええいっ!」ドシュンッ! ドシュンッ!

白蜂「……!」ブブ……

ドガアアアアアンッ!!

藍子「だって……Pさんの、大切な……」



白蜂「!!」ギュンッ!

ズドォンッ!!



藍子「あ……」



……
…………



247: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/09(日) 23:59:36.90 ID:llIIv1RR0

――戦闘宙域

ピピピッ!

瑞樹『う、うううう……』


P「な……」



美優『……』


P「美、優……?」



……
…………



248: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/10(月) 00:04:29.31 ID:GlIp9cL80

――フレイヤ(フレデリカの部屋)


フレデリカ「……悲しいのかな」

フレデリカ「でも、アタシたちは生きることができて嬉しかったんだよね」

フレデリカ「毎日ご飯を食べることができてー、ちゃんとした場所でスヤスヤ寝ることができてー……」

フレデリカ「うーん……生きることが出来ないのは……悲しいことだけど……」


フレデリカ「生きることができていたのに、悲しいなんて……どうしてなのかなー?」


……
…………



249: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/10(月) 00:08:16.93 ID:GlIp9cL80

――戦闘宙域


ドガアアアアアアアンッ!!!!


ナオ『後方で爆発……!?』

G型「!」ヒュカカカカッ!!

ドシュシュシュッ!!

奈緒「針が……加蓮!」ギュオオオオオッ!!

ドガガガガガガッ!!

加蓮『あ、危ない……! だ、大丈夫だから!』

菜々『ウサミーン……拡散ビーム砲!!』

ズドドドドドドドドドッ!!!!

ナオ『機体が損傷していないならいい! まだやれるか!?』

加蓮『う、うん! だけど、後ろが……!』

愛梨『後ろのレーダーの反応……が……』


……
…………



255: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/10(月) 00:58:08.62 ID:GlIp9cL80

――戦闘宙域

藍子「……わ、私」ハァ、ハァ、ハァ……

ピピピッ!

ありす『……な、に……やってるんですか!』

藍子「ありすちゃん……!」

ありす『勝手に出撃して、ヴァルキュリアシステムも積んでない3Nで出撃なんて……!』

ピピピッ!

美波『ありすちゃん! 藍子ちゃん!』

藍子「美波さん……」

ありす『私は大丈夫です。ギリギリのところでシールドが間に合いました……すみませんがスティングのほうを!』

美波『ええ! 藍子ちゃん、Pさんのことは……ひとまず後で、いまは帰艦して!』

藍子「で、でも……Pさん……美優、さんが……」

美波『命令です!』

藍子「……」


……
…………



258: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/10(月) 01:08:49.89 ID:GlIp9cL80

――戦闘宙域

ありす「美波さん、左からスティング3、G型は愛梨さんたちが相手をしています!」

美波『了解、コンビネーションマニューバI02で行くわよ!』

ありす「実戦を積んだ私に合わせられますか……!」ギュオオオオオッ!!

美波『前線から離れていたとはいえ、私だって土星圏で戦っていたのよ……ミョルニル!』

ボシュシュシュッ!!

白蜂「!」ギュンッ!

白蜂「!」ギュンッ!

白蜂「……!」ブブゥッゥゥゥンッ!!

ありす「1匹離れた……! 1匹にビフロスト! 美波さん、C.T.S.Mで私のほうに2匹誘導します!」カタカタカタッ!

美波『ええ、1匹は撃破するわ……ヴァルキュリアシステム、起動!』

ありす「はい!」

ガションッ!!

『―Valkyria System Start Up―』 ピシィッ!

パシュウンッ!!

ありす「2匹、ターゲットロック……ニフルヘイム発射!」

ボシュシュシュッ!!

白蜂「!」ギュンッ!

白蜂「!」ギュンッ!

ありす「これくらいは……!」

……
…………



259: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/10(月) 01:15:17.43 ID:GlIp9cL80

――戦闘宙域

美優『……』

P「美優……生きて……」

G型「!!」ギュォンッ!

G型「!!」ギュォンッ!

白蜂「!」ブブゥゥゥンッ!!

白蜂「!」ギュンッ!


P「……貴様等!!」ガションッ!! カタカタカタカタッ! ピッピッピッピッ!!

『―Hyper Maneuver Mode Migration―』


P「やらせるかああああああ!!!!」ドシュウウウウウウンッ!!!!

P(美優……美優……!)


……
…………



260: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/10(月) 01:25:08.65 ID:GlIp9cL80

――十数分後、フレイヤ(ブリッジ)

文香「……S-03の陽電子砲……蜂の巣を撃破しました」カタカタカタ……

楓「……」

文香「空間転移により出現したG型と宙域にいたスティング、全て撃破しています……」

文香「海賊船も、救出できています……RTVが、こちらに誘導しています……」カタッ……

文香「藍子さんの3N……美波さんとありすちゃんに、回収されました」



夕美「……あの、人」

楓「……」

文香「はい……三船、美優さん……Pさんの……」

楓「そんな……どう、して……」

……
…………



276: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/10(月) 22:14:23.07 ID:GlIp9cL80

――数時間後、フレイヤ(医務室)


美優「……」スー……スー……

P「……」




奈緒「……」フワッ

パシュンッ!


……
…………



265: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/10(月) 01:37:35.98 ID:GlIp9cL80

――フレイヤⅡ(休憩所)

早苗「えええええっ!? 美優ちゃんってあのイケメンの彼女だったの!?」

愛梨「そう、なんです……」

未央「プロデューサーの彼女……」

卯月「あの、前に聞いたことがあります。もう、ずっと前に、お亡くなりになったって……」

凛「でも、生きてた……」

志乃「なかなかどうして……巡り合うものなのね、こういうものは……」

蘭子「神の気まぐれよ……惹かれ合うのか、導かれるままなのか……」

瑞樹「まあ、私たちは助けてもらって命拾いして、感謝しているけど……」チラッ

瑞樹「ところであの子たち、どうしたの?」


美波「……」

文香「……」

夕美「……」

藍子「……」

楓「……」


ありす「まあ……あの人たちは特別思うこともありますから」

早苗「ん? なぁにガキんちょ、いっちょまえにすました顔で言っちゃって」

ありす「失礼なことを言わないでください。私はこう見えても愛梨さんより実年齢は上ですので」

早苗「え゛え゛ぇぇえ゛!?」

瑞樹「ア……アンチエイジング……!」ガクガクブルブル……



266: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/10(月) 01:45:02.33 ID:GlIp9cL80

パシュンッ!

奈緒「……」フワッ

加蓮「あ……奈緒……」

ナオ「P少佐は?」

奈緒「……まだ、美優さんのところにいる」

愛梨「そうですか……Pさん、美優さんの目が覚めるまで、医務室にいますよね」

ありす「……そうですね。私も少し医務室に行きます……冷やかしではありませんが、上官としてのPさんに話さなければならないこともありますので」フワッ


パシュンッ!


美波「……」

藍子「……」

奈緒「……ごめん」

夕美「どうして……奈緒ちゃんが、謝るの……」

奈緒「あたし……知ってたんだ。美優さんが生きていたこと」

藍子「!」

奈緒「だけど、いままで……忘れてた。Pさんに言う機会なんて、いくらでもあったはずなのに……どうして、こんな大事なこと……!」

藍子「……っ!」フワッ


パシュンッ!


美波「……そう、ね……大事なこと……でも、奈緒ちゃんのこと、私は責めたりは……しないわ」

奈緒「ゴメン……本当に、ゴメン……」

……
…………




267: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/10(月) 01:49:18.16 ID:GlIp9cL80

――フレイヤ(医務室)

美優「……ん」

P「美優……!」ガタッ!

美優「ここ……は……」

P「み――」


美優「あなたは……誰、ですか……」


P「……!」

美優「……泣いて……いるんですか?」

P「……いえ、涙は流していません」

美優「だけ、ど……その、お顔……」

P「あなたが……生きていてくれた。それが、ただ嬉しいだけです」

美優「わた、し……が……」


美優「……」


P「……」ググッ……!!


……
…………



275: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/10(月) 22:13:14.50 ID:GlIp9cL80

――数分後、フレイヤ(通路)

パシュンッ!

P「……」フワッ

ありす「美優さんはどうですか?」

P「……寝ている」

ありす「嬉しそうではありませんね。何かあったんですか?」

P「いや……何もない。何も……なかった」

ありす「……そうですか。フレイヤⅡでちひろさんと時子さんとお話しはしましたが、いまから作戦ポイントに向かうまで時間も多くありません」

ありす「酒場は破損状況が酷くて使い物になりませんが、M-01に収容したままポイントに向かいます。海賊たちは途中で降ろしません。いいですか?」

P「ああ」

ありす「フレイとの合流もありますし、ネシマにも寄れませんので……」

P「……」

ありす「……Pさん、こちらを向いてください」

P「……ああ」スッ……





277: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/10(月) 22:23:14.77 ID:GlIp9cL80

ギュッ……

ありす「……」

P「……どうした?」

ありす「いえ……ただ、私がこうしたいだけです」

ありす「信じています。私は……だから、これからも信じさせてください」ギュッ……

P「ありす……」

ありす「酷い顔です、Pさん。海賊たちから聞いて、ある程度は察していますが」

ありす「だけど、みんな思うことがあります。Pさんも……だけど、私たちのことを……」

ありす「……私は、それでも構いません。それが一番、みんなが幸せになれると思うから」チュッ

P「……」

スッ……

ありす「言いたいことは言わせてもらいました。私はもう少しフレイヤⅡにいますので、失礼します」フワッ



P「美優、俺は……」


……
…………



278: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/10(月) 22:32:06.74 ID:GlIp9cL80

――数時間後、フレイヤⅡ(ブリッジ)

ありす「凛さん、NGFの整備状況はどうなっていますか?」ピッ、ピッ……

凛「あ、えっと……整備班からの報告だと、高森少尉が乗った3Nは被弾状況が悪くて修理は難しいみたいで……」カタカタカタッ

ありす「そうですか。まぁ予備機でしたから、作戦にはあまり影響はありませんが……」

卯月「あの、ありす中尉、十時大尉たちは……?」

ありす「海賊たちと一緒にM-01に行っています。今後の海賊の扱いをどうしようかというお話をしに行ってます」

卯月「あ、そうですか……」

加蓮「……中尉、あまり変わりませんね」

ありす「何の話ですか?」カタカタカタ……

加蓮「Pさんと、その……三船さんって人のこと……」

ありす「……」カタッ……

未央「そ、その……ほら、プロデューサーの、昔の……」

ありす「何を言っているんですか、あなたたちは」フワッ

卯月「中尉……?」

ありす「Pさんが今でも美優さんを想い、愛していることくらい、3年も前からとっくに理解しています」

ありす「理解した上で、私はPさんを求めました。その私に、Pさんは応えてくれました。だから……」

ありす「信じています。最後まで……その上で、Pさん自身が選ぶことになるなら、私……私たちに後悔はありません」

パシュンッ!

……
…………



279: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/10(月) 22:38:47.63 ID:GlIp9cL80

――ノルンM-01(会議室)

ちひろ「いやー……それ難しいんですけど……軍規的にもダメでしょう?」

愛梨「そこを何とか……ダメですかぁ?」

早苗「……」ポリポリ

蘭子「少なくとも、我と偶像の象徴には、信ずるに足る者たちである!」

ちひろ「ですけどねぇ……海賊のみなさんにフレイヤⅡの操舵を任せるっていうのは……」

愛梨「そうすれば私と蘭子ちゃんは一緒に出撃できますっ! G型とだって戦えるんですからっ」

ちひろ「そうは言いますけど……」

瑞樹「……あら? そういえばウチの船長は?」キョロキョロ

パシュンッ!

志乃「……お待たせ」フワッ

早苗「んー……? ってあれ、船長!?」

ちひろ「えっ、ちょっ! あなたなんでウチの制服着てるんですか!?」

志乃「勝手に貰ったわ……どう、似合うかしら?」

ちひろ「いやいやあなた、軍の物なんですけど!」

志乃「そう……」カタカタカタッ!

ピピピッ!

大佐『ん、どうしたかね?』

蘭子「諸悪の根源!!」

ちひろ「えっ? 大佐?」

愛梨「なんで船長さんの端末で大佐と通信してるんですかぁ?」




280: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/10(月) 22:54:36.46 ID:GlIp9cL80

大佐『ん、まぁ……ねぇ?』

志乃「そうね……もう長い付き合いだもの……連絡先くらいは、知っているわ」

ちひろ「え、大佐、この海賊たちのこと知ってるんですか?」

大佐『おお千川中佐……まあ、色々あってねぇ。彼女たちから色々仕入れていたネタもあったからね』

ちひろ「えー……」

志乃「というわけで大佐……こんなところに来ることになったし、いいかしら?」

大佐『いいタイミングだねぇ……データベースは残っているはずだから、構わんよ』

ちひろ「え?」

志乃「と……いうわけで……」カタカタカタカタッ!

ピピッ!

志乃「国際連合本部……長いわね、特殊部隊所属の柊志乃よ、よろしく」

瑞樹「わぁーお……」

早苗「はー……マジ?」

志乃「ふふっ……大佐には色々と貸しを作っていたのよ……肩書きだけ、貰っていたのよ」

愛梨「それじゃあ、船長さんは軍属だから……えっと……」

蘭子「特殊部隊は指揮系統が一般から外れていますし、大佐からの承認があるなら、艦の指揮もできますね」

志乃「ま……乗りかかった船、あのイケメンには、2度命を助けてもらった借りがあるもの……ボインちゃん、必要なら協力してあげるわ」

愛梨「わぁっ……! あの、ちひろさん!」

ちひろ「……Pさんたちと同じ特殊部隊扱いであれば、私からは何も言えませんので……もう」ハァ……

愛梨「やったぁっ!」フワフワ

早苗「……ま、これも何かの縁ってことね」

瑞樹「助けてもらった分は働こうかしら。あ、できれば酒場の修理代くらいは……ダメかしら?」

大佐『そこは後々話すということで……まぁ、何となく事情は分かったから、現場判断でよろしく頼むよ』

ちひろ「コイツ……」

……
…………




281: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/10(月) 23:11:58.76 ID:GlIp9cL80

――フレイヤⅡ(奈緒の部屋)

奈緒「……」

パシュンッ!

ナオ「……奈緒」フワッ

奈緒「……」

ナオ「奈緒が気にすることなんて、無いんじゃないか?」

奈緒「……どうなんだろうな」

ナオ「だって、ナオがエロゲーをやりはじめたときには、P少佐と美優さんは離ればなれになってたんだろ?」

ナオ「奈緒じゃあどうすることも出来ないって。なんで、美優さんのことを忘れてたかっていうのは、分からないけどさ」

奈緒「……うん」

ナオ「あたしは……どんな形であれ、美優さんが生きていて、P少佐がそれを知ることができて、良かったんじゃないかって思ってるよ」

ナオ「加蓮とあたしがまた会えたように、2人がもう一度会えたのは……喜んでいいことだと思う」

奈緒「でも、みんなは……」

ナオ「それは……あとは本人たちの問題だよ。あたしたちが口を出すことじゃない」

ナオ「まあ、何かしてあげれることも、あるかもしれないけどさ」

奈緒「何か……か……」

……
…………




282: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/10(月) 23:15:13.47 ID:GlIp9cL80

――数時間後、フレイヤ(Pの部屋)

P「愛梨からメール……」ピッ、ピッ……

P「そうか……海賊たちに、フレイヤⅡを任せるのか……」

P「まだ、ここに残るのか……美優も……」

P「……もうこんな時間か」


安価選択(会いに行くアイドルを下記から選択してください)
1.美波
2.文香
3.ありす
4.夕美
5.藍子
6.フレデリカ
7.奈緒
8.ナオ
9.加蓮
10.卯月
11.凛
12.未央
13.愛梨
14.蘭子
15.美優
16.他のことをする

このレスの投下から5分後の最初のレス(コンマ分含む)
↓1




285: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/10(月) 23:20:13.75 ID:RfbR2SJrO

15



295: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/10(月) 23:31:43.98 ID:GlIp9cL80

>>285
フレイヤⅡ(通路)

P「……」フワッ

P「ん……」ピクッ



美優「……」キョロキョロ



P「……三船さん」フワッ

美優「えっ? あっ、イケメンさん……じゃなかった、P少佐……でしたよね……?」

P「ええ。通路の真ん中で、どうかしましたか?」

美優「あの……こちらの船の、私たちがお借りした部屋の場所が、分からなくて……その……」

P「そうでしたか。案内します、ついてきてください」

美優「は、はい……すみません……」フワッ

……
…………



296: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/10(月) 23:38:31.76 ID:GlIp9cL80

――フレイヤⅡ、通路(艦長室前)

P「おっと……三船さん、通路の脇に。カーゴが通ります」

美優「あ、はい」スッ

「すみません少佐、失礼します」

P「ああ、作業ご苦労」


P「……よし、全員行ったか」

美優「あの、ここは……?」

P「え? ああ……ここは艦長室です。住居ブロックはもう少し先ですので」

美優「そ、そうでしたか……」

P(そういえば……ここに1度戻ってきたとき、端末を置いたままにしていたな……)


1.艦長室に寄る
2.真っ直ぐ部屋まで行く
↓1




297: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/10(月) 23:38:48.77 ID:0k4WjHQTO

2



300: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/10(月) 23:47:38.14 ID:GlIp9cL80

>>297
2.真っ直ぐ部屋まで行く

P(いや、先に美優を部屋まで連れて行くか……)

P「行きましょうか、三船さん」

美優「あ、はい……」

P(記憶が無い、か……昔の記憶があれば、初めて乗る艦でもある程度勝手が分かっていたと思うが……)


……
…………




302: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/10(月) 23:54:35.09 ID:GlIp9cL80

――数分後、フレイヤⅡ(艦長室)

パシュンッ!

楓「Pさん? 持ち歩きの端末置いたまま通信も出ないで……」フワッ

楓「あら……Pさん、いない……」

楓「端末机に置いたままで……あら……」ピクッ

カタッ

楓「……」スッ


楓(美優さんの写真……そういえば、ここに置いたままの荷物もあるって、言ってましたね……)


楓「……」ガラッ!

コトッ

楓「……いまの美優さんが、これを見たら……ダメですよ、Pさん」パタンッ

楓「さて……Pさん、どこかしら。ブリッジ……とりあえず行ってみましょうか」

パシュンッ!


……
…………




303: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/11(火) 00:13:10.34 ID:GewB43/Q0

――フレイヤ(ブリッジ)

麗奈『で、アンタたちの旦那はどうしたの』

ありす「いまはフレイヤⅡのほうにいると思います。美優さんもあちらにいますので」

麗奈『あっそ。で、アンタたちはそんなシケた面してるのね』

藍子「……」

夕美「だって……」

文香「……」

美波「そういうわけでは、ありませんけど」

麗奈『まったく……ま、たまには人生の先輩らしいことでも言ってあげようか?』

ありす「麗奈さんでもそんなこと言えるんですか?」

麗奈『バカ! 茶化すんじゃないわよ!』

楓「私もビックリです」

麗奈『んっとに……いい? アンタたちにとっては、複雑かもしれない、悩むことなのかもしれない』

麗奈『だけどね、大切だったヤツと離ればなれになって……また会えたってことは』

麗奈『……それだけで、嬉しいもんなのよ。嬉しくなきゃ、ダメなのよ』

藍子「……」

麗奈『だから、アンタたちに何かあったとしても、まずはそれを喜んでやりなさい。アイツと一緒に』

ありす「……なんだか、麗奈さんのその考えは老成しているように思えますね」

麗奈『アンタねぇ……上官に対していい度胸してるじゃないの』




304: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/11(火) 00:27:22.72 ID:GewB43/Q0

麗奈『色々あって、何かを純粋に喜べないのは仕方が無いかもしれない』

麗奈『でも、喜ぶべきところは、しっかり喜んでやりなさい。そうしないと……いつか、後悔するときが来るかもしれないわよ』

文香「後悔……ですか……」

麗奈『……ま、そんなときが来るかなんて、レイナサマには分からないケド』

藍子「喜ぶことを……喜んで……」

麗奈『そこら辺はアンタたちで上手くやりなさい。作戦の指定宙域ポイントまでは移動して、フレイとも合流したんだから時間も無いわよ』

ありす「そうですね。私は特に問題ありませんが……みなさん、色々思うところはあると思いますが」

ありす「いまのうちに折り合いをつけておくなり、後回しにするなり、Pさんのことは重要ですが、まずは作戦をやり遂げましょう」

美波「……そうね。私は大丈夫だけど」

文香「はい……成すべきこと、それだけは……見失ってはいません」

夕美「うん、私たちがここにいる理由……Pさんのためだけじゃない、それだけは分かっているから」

藍子「……」

麗奈『ま、しっかりやりなさい』


……
…………




305: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/11(火) 00:41:45.35 ID:GewB43/Q0

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

早苗「いやー、やっぱり最新設備っていいわねぇ」カタカタカタッ!

卯月「そ、そうですか?」

瑞樹「私たちの船ってボロ臭いし、修理の繰り返しでつぎはぎだらけだったもの。やっぱり軍はいい物持ってるわねぇ」

凛「ちょっと、権限レベル低いからってあまり変なところ触らないでよ」

早苗「分かってるわよ、古臭いもの使ってたけど、アタシたちのほうがベテランなんだからね?」

加蓮「でもこれで、ニュージェネレーション隊も全員前線に出れる……」

志乃「そうね……そういう意味では、私たちが来たことは……あなたたちにとってはメリットになったわね……」

未央「でもぉ……フレイヤ乗っ取ったりしない?」

志乃「ふふふっ、本業中なら……それもアリかもしれないけれど……大佐やボインちゃん、イケメン君の手前もあるし……そこは大丈夫よ」

瑞樹「ま、もう愛梨ちゃんって呼んでもいいかしらね」

早苗「ホントホント、あの子素性隠してたつもりでいるみたいだけど、こっちは町のスクリーンでいっつも顔見てるってのねぇ」

凛「ボインちゃんって……まあ、シンデレラガールなら広告とかでもよく見るけど……」

瑞樹「というわけで、私のこともミズキちゃんって呼んでね♪」

卯月「えっ……それ、キツくないですか……?」

未央「ちょっとね……」

瑞樹「」ドスッ!

早苗「まっ、いまのうちにマニュアルと作戦プランだけは叩き込んでおくわよ。いやー、こういう仕事もたまには気分転換になるわね!」

志乃「とはいえ、真面目に……ね?」


……
…………




329: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/13(木) 23:09:06.81 ID:Png9UDgG0

――数時間後、フレイヤⅡ(ブリッジ)

早苗「美優ちゃんそこに表示されてるヤツね、酒場で使ってるレーダー表示だから」

美優「あ、はい。これですね……」カタカタカタッ!

ちひろ「……」

志乃「私たちの船とは勝手は違うけど……これくらいなら、むしろ快適ですぐ慣れるわ……」

ちひろ「あ、そうですか……」

凛「覚えるの早いね。やっぱり年季が違うってことかな……」

早苗「まっ、そういうことね。アタシのNGF壊れたから艦制御くらいしかやることないし、アンタたち頑張りなさいよ?」

卯月「わ、分かってます! 頑張りますから!」

ちひろ「……まあ、頑張ってください。それじゃ」フワッ

パシュンッ!

瑞樹「やっぱり新型はいいわね~♪」


……
…………



330: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/13(木) 23:29:46.09 ID:Png9UDgG0

――フレイヤⅡ(通路)

ちひろ「……あ」フワッ

P「……」

ちひろ「どーも」

P「ああ」

ちひろ「……いやぁ、ホント本人そのものですね」

P「……そうだな」

ちひろ「どうするんですか?」

P「何がだ」

ちひろ「いや、アレですよ。アレ、あの子たち」

ちひろ「記憶無くしてても美優さんが生きているのって奇跡じゃないですか。私は、素直に嬉しいなって思いますけど……」

P「そうだな。俺も嬉しい」

ちひろ「……違うんですよねぇ」スッ

ギュウウウウ……

P「何故俺の頬を引っ張る」

ちひろ「嬉しそうに見えないんですよ。あなた、そんな顔してるのは、美優さんがあなたのことを覚えていないからですか?」

ちひろ「それとも、あの子たちに傾いてるから複雑なんですか?」

P「……馬鹿なことを言うな。俺は、そんなことは――」

ちひろ「バカはそっちじゃないですか。まあ、どっちもですよね。嬉しいけど、あの子たちのことを考えちゃうから何となく複雑なんですよね」

P「だとしたらどうする」

ちひろ「……まあ、そうですねぇ……それじゃ聞き返しますけど、自分でどうしたらいいと思いますか?」

P「……」



1.P「皆のことは……見捨ててはおけない、か」
2.P「今度は、美優を……守ってみせる」
3.P「……いっそのこと、開き直るか」

このレスの投下から10分後の最初のレス(コンマ分含む)
↓1~10レス中で一番多かった物を採用

※レス数に関わらず10分後の最初のレスより10分経過で〆ます。
※これまでの成立フラグ状況により選択後の進行内容が変化します。



332: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/13(木) 23:39:46.59 ID:eV+d1Or00

1



350: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/14(金) 00:05:38.50 ID:HTMEZ9A50

>>332-341
1.P「皆のことは……見捨ててはおけない、か」


※シナリオが分岐します。

P「皆のことは……見捨ててはおけない、か」

ちひろ「……はぁ」

P「……なんだ」

ちひろ「いえ……やっぱり、Pさんは変わらないですね。いえ……美優さんを失ってから、こうなったままというか……」

P「そんなつもりはないが……ちひろさんが変わったと思うのなら、そうなのかもしれん」

ちひろ「ええ、変わりました。変わって……ずっと、そうやって何かを理由にして選ぶんですね」

P「俺自身、そうするしか出来なくなったのかもしれん」

ちひろ「そうですね。理由があるなら、それに縋ったほうが楽ですから」

P「だが、楽だと思ったことは1度も無い。これまでも……」

ちひろ「それは私も分かっています。分かってしまうから……何とも言えません」




351: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/14(金) 00:18:35.34 ID:HTMEZ9A50

ちひろ「まあ、それも新しい一歩には変わりないかもしれませんね」

P「ああ……それに、皆がいるから1度は折れた俺はここまで来ることができた」

ちひろ「……そうですね」

P「だから俺のやることは変わらない。これからも……皆を守るだけだ。俺たちの未来を繋ぐ皆を」フワッ

P「フレイヤに戻る。皆の様子も見ておきたい」

ちひろ「ええ、あの子達のことはよろしくお願いします」フワッ

P「ちひろさんも、作戦中は皆のことを頼むぞ」




ちひろ「……そうそう、1つだけ」


P「……なんだ?」

ちひろ「愛した人が戻ってきて、それでも選んだ……あなたはそれでいいかもしれません。だけど……」





354: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/14(金) 00:23:23.35 ID:HTMEZ9A50






ちひろ「どれだけ自分たちが幸せになれる道だとしても、あなたの選択に納得できない子たちもいるんですよ」








356: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/14(金) 00:31:28.97 ID:HTMEZ9A50

――数分後、フレイヤ(搬入口)

P「……」

「お疲れ様です、P少佐」

P「ああ、NGFの整備はどうだ?」

「やはり高森少尉が乗った3Nは破損状況が酷くて……予備パーツも使って修理しなければ……」

P「それならば3Nの修理は不要だ。予備パーツはセカンドドライバーや蘭子が登場するNGFに回したほうがいい」

「分かりました。それなら3Nはコンテナに戻しておきます」

P「頼むぞ……ん?」



志希「やぁ」


……
…………





360: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/14(金) 00:45:45.50 ID:HTMEZ9A50

――フレイヤ(会議室)

P「どうした。ビーたちの話でもあるのか?」

志希「んー、当たらずとも遠からず。キミのことでもあるし、フレちゃんのことでもある」

P「フレデリカがどうした?」

志希「んーとねぇ……キミ、元気?」

P「……なぜそんなことを聞く」

志希「幸せ?」

P「特に話しがないなら、俺は行くぞ」

志希「んー、まだ分かんない? 色々あって頑固になってるねキミも」

P「何が言いたい」

志希「フレちゃんがキミという人間に関心がある理由。メッセンジャーでもない、キミが、どうして?」

P「……以前、フレデリカは俺を助けた。それで縁があったからだろう」

志希「そう! なんだ、分かってるじゃん?」

P「考えなくてもわかる。俺とフレデリカが逆の立場だった場合、俺も同じようにフレデリカのことを気に掛ける機会はあるだろう」

志希「うん、それが答え。キミという人間の生命を救った事実が、フレちゃんにとっての初めての成果だから」

志希「メッセンジャーたちの声を聴いて、感じて、望みを抱いて、キミを助けたことがフレちゃんの始まり」

P「……」

志希「アタシが助けた。メッセンジャーたちがアタシたちの生命を救ったように、アタシも救うことが出来た」

志希「アタシはアタシが生きているという事実が嬉しい。姿形は変われど、平和な世界を暢気気ままに、フラフラ出来るのが楽しい」

志希「それならアタシが救った生命であるカレも同じ気持ちのはず。アタシがメッセンジャーと同じように救った人間も……」




370: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/16(日) 12:08:31.44 ID:Is5iAFI70

志希「そこまで考えて、フレちゃんはようやく受け入れることが出来た。この人間は元気じゃない、幸せじゃないってね」

志希「アタシが救ったのに、助けたのに、どうして? アタシはメッセンジャーと違うことをしたの? 何かを間違えたの?」

志希「異種族であるビーは……フレちゃんはいま人間を理解しようとしている。理想の最初の成果であるキミを見て、悩んでる」

志希「それはフレちゃんがこれからあたしたち人間と歩いていく中で、いずれ必要になる最初の一歩」

P「それなら――」

志希「だけど、その最初の一歩を踏み出したとき……いまのキミはいるべきじゃなかった。いまのキミは、フレちゃんが抱いた理想から外れかかっているから」

P「俺が、フレデリカの理想……」

志希「そう。キミはきっと、フレちゃんに助けてもらったときに心から喜んだはず。自分が生きていることに、助けてくれたフレちゃんという存在がいることに」

志希「だけどいまのキミは違う。その昔愛した彼女がまた自分の傍にいるのに、喜べない」

志希「それは彼女がいまの自分を必要としていないから。そして……"自分が傍にいなければならないと思い込んでしまっている"別の彼女たちがいるから」

志希「その思考はキミが生と死と、孤独を経験してしまった結果、辿り着いてしまった答え。その考えは間違いじゃない。現実として、キミがいないと彼女たちは成り立たなくなる」

志希「だけどその答えに辿り着いた瞬間、Pという人間は緩やかに死へと近付いていった。あ、この場合の死っていうのは、生命の喪失じゃないことくらいは分かるよね?」

志希「この死は、いまのフレちゃんには理解できないこと。そして……キミは死んではいけない」

志希「その死を選んでしまうのなら、きっとキミじゃない他の誰かが、死を選ぶはずだから」

P「俺以外の、誰かが……」

志希「……あーあ、あたしの専門分野以外でこんなに長々話したのって久しぶりかも。もういーい?」

P「……それは――」

志希「あ、これ以上あたしに聞かないでね。まあまあ、キミならどこかで分かるでしょ? プロデューサー?」フワッ

志希「さーてと、心当たりはあるみたいだし、あたしはフレちゃんの新しいメンテ方法でも試してこよっかなー」

パシュンッ!

P「……」

……
…………




362: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/14(金) 01:25:24.67 ID:HTMEZ9A50

――フレイヤⅡ(通路)

P「……」



楓『それはPさんが責任を感じて、いまの自分の立場を捨ててまで、そうしてしまう……その気持ちを、あの子たちがどう受け止めてしまうと思いますか?』

フレデリカ『ダイジョーブ、アタシがプロデューサーのこと守ってあげるからね。メッセンジャーみたいに頑張っちゃうんだから』

奈緒『あたしは……本当の意味で、大事にしたいものに気付けたのかもしれない』

ちひろ『そうですね。理由があるなら、それに縋ったほうが楽ですから』

志希『その死を選んでしまうのなら、きっとキミじゃない他の誰かが、死を選ぶはずだから』


藍子『私……Pさんが、正直に言ってくれて、すごく嬉しかったんです。美優さんのことが好きって……Pさんが、私には正直に話してくれるんだって』



P「……ああ、確かに俺は……馬鹿なのかもしれん」



ちひろ『……まあ、そうですねぇ……それじゃ聞き返しますけど、自分でどうしたらいいと思いますか?』



P「どうしたらいいか、そうだな……」


……
…………



371: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/16(日) 20:01:11.53 ID:Is5iAFI70

――ノルンM-01、住居ブロック(菜々の部屋)

パシュンッ!

菜々「あっ、奈緒ちゃ……じゃなかった、セカンドドライバーさんも来ましたねっ!」

奈緒「いや、部屋の中だし奈緒でもいいけど……どうしたんだ? いきなり呼びつけて」フワッ

ナオ「いまから菜々さんがアニメ見るってさ。溜め込んでたヤツ、見ておきたいって」

加蓮「もうちょっとで作戦なのに、これから疲れることやるんだから……」

菜々「まままま、いいじゃないですかぁ。ほらほら、データ入れてますから早く見ましょうよ。S-02からこっそり持ってきたお菓子もありますから」

加蓮「あっ、それじゃー……月面じゃがチップもーらいっ」ガサッ!

ナオ「こらこら、あんまり食べすぎんなよー?」

奈緒「……」

加蓮「いいじゃん作戦前なんだし、モチベ上げないと」

ナオ「まったく……ほら、奈緒も座れよ」

奈緒「ん、ああ」

……
…………




372: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/16(日) 20:12:07.16 ID:Is5iAFI70

――数十分後、ノルンM-01、住居ブロック(菜々の部屋)


<ヤットアエタネ……オニイチャン……


菜々「いやー……やっぱりこのシーンはいいですねぇ」

加蓮「そうだね。私もしばらく見てたけど最後にこうなるのっていいかも」


奈緒「……」

ナオ「……楽しそうだな。加蓮も、菜々さんも」

奈緒「……ああ。あたしが、守りたかったものだ」

ナオ「ありがとう。加蓮のこと、守ってくれて……奈緒がいてくれたから、またあたしは加蓮の傍にいることが出来た」

奈緒「よ、よしてくれよ……なんか、今更言われると恥ずかしいし」

ナオ「恥ずかしいことなもんか。だって……そのおかげであたしはいま、幸せなんだから」

ナオ「奈緒が、あたしがいない間、加蓮を守ってくれたから……」

奈緒「……」


……
…………



373: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/16(日) 20:17:31.86 ID:Is5iAFI70

――3年前、ナシヤマ、オート・クレール社(工場)

パシュンッ!

奈緒「うっ……はぁっ、はぁっ!」ドサッ!

麗奈「オラ! シミュレーターから転がり落ちるんじゃないわよ! 早く立ちなさい!!」

奈緒「う……っぷっ……」

麗奈「吐くならさっさと吐きな! あと10回、シミュレーター回すんだから急ぎなさい!」

奈緒「う……うう……」グスッ……

麗奈「泣くな! アンタが1人でここで生きていくなら、これくらい出来なくてどうするのよ! 死にたいなら泣きなさい!」

麗奈「その代わり、アンタは1人で死ぬのよ! アンタのことを知っている誰かは、アンタが死んだことも知らないままになるのよ!」

奈緒「ぐっ……う、ううう……!!」ググッ……

麗奈「そうよ、立ちなさい。アンタはやることがあるんでしょ。レイナサマがS-02に帰るまで、徹底的に相手してやるわよ」

奈緒(加蓮……加蓮……!!)


……
…………



374: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/16(日) 20:29:14.95 ID:Is5iAFI70

――3年前、ナシヤマ、P家(中庭)

ドサッ!

奈緒「お、終わった……」ハァ、ハァ、ハァ……

蘭子「運動プログラム5セットおしまい……次、15分休憩した後にもう5セット――」

ドクンッ!

蘭子「ぐっ……!? ぁっ、あ……」グラッ……

ガタガタッ! ドサッ!

奈緒「ら、蘭子!? こ、後遺症か……!? P、Pさんに連絡……」

蘭子「よ、よい……我は、問題、無い……じきに、我が半身も、戻って……」ハァ……ハァ……ハァ……

奈緒「それじゃあ、車椅子に戻すぞ……ほら……」グイッ!

蘭子「うむ……礼を、言う……」ガタッ……

奈緒「ゴメン、蘭子だって辛い時期なのに、あたしのこと見てもらって……」

蘭子「我は……私は、まだ大丈夫なほうだから……私より、アインフェリアのみんなが……む……?」




375: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/16(日) 20:37:03.85 ID:Is5iAFI70

バタンッ! ガチャッ……

P「ほら皆、車から降りてくれ……今日からまたしばらくは家で過ごそう。来週はまた入院してしまうが……ありす、車椅子押してやるから少し待っててくれ」

ありす「はい……」ガタッ……

文香「……」カラカラカラ……


奈緒「Pさん……みんな……」


美波「……」チラッ


奈緒「!」


美波「……」カラカラカラ……



奈緒「……」

蘭子「……私は、思っちゃいけないって思ってても……心の中で思ってしまう」

蘭子「みんなと同じくらい、自分は酷いことにならなくてよかった……本当は、そんなこと思っちゃダメなのに……」

奈緒「違う……! 蘭子は、蘭子がそう思うのは、仕方なくて……あたしが……あたしの、せいで……」


……
…………



376: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/16(日) 20:43:46.38 ID:Is5iAFI70

――1年前、ハマヨコ(軍本部)

「では、本日を持ってマリ・エコイツ准尉は除隊、後処理に関してはこちらのほうで対応しますので」

P「ああ、すまない。退役した俺があれこれ注文をつけてすまないが……」

「いえいえ、少佐はマリ准尉の後見人ですし、これくらいやらせてください。それにしても、地球に戻るのに退役とは、で随分急なお話しですね」

P「事情が色々あってな。軍に在籍して1年にも満たなかったが……まあ、リエ准尉を薦めてくれた大佐も、残念がっていたよ」

「そうですよね。まあ、マリ准尉にはお元気でと伝えて頂けますか?」

P「了解した。世話になったな」





奈緒「……手続き、終わったのか?」

P「ああ、これから大佐のところに行く。しばらく軍に触れて、空気もそれとなく分かっただろう」

P「これからは指揮系統から外れる特殊部隊で活動したほうが、お前もやりやすいはずだ」

奈緒「ゴメン、色々手間掛けさせて……」

P「構わん。退役してサラリーマンになって時間がある。俺の手間より奈緒の今後のほうが重要だ」

奈緒「……そっか」

P「とはいえ、特殊部隊に移るのはいいが、ハマヨコの狭い範囲で奈緒の顔も知られたからな……お前は北条少尉にも顔を知られなくないというし、どうするか」

奈緒「それなら、考えてる。あたしは……もう神谷奈緒じゃなくなればいい」

奈緒「顔を隠して……最後まで、隠し通して……そのために、コレも用意した」スッ……

P「そうか。それならば俺は何も言わん。大佐のところに行って、データベースへの登録はどうする?」

奈緒「セカンドドライバー……この世界で2人目の神谷奈緒は、これからはセカンドドライバーとして戦う……みんなの分まで……」


……
…………



377: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/16(日) 20:44:29.42 ID:Is5iAFI70

――ノルンM-01、住居ブロック(菜々の部屋)

奈緒「……加蓮のことを守らなきゃって気持ちはずっとあった。だけど、それ以上にあたしは、あたし自身がこの世界で生きることに必死だった」

奈緒「何度も蜂と戦って、戦って、戦って……辛くて、苦しくて、なんであたしだけこんな目に遭わなきゃならないんだろうって思った」

ナオ「……」

奈緒「だけど、そう思うたびに、みんなの姿が浮かんだ。あたしが苦しいって思う何倍も、みんな苦しんでいたんだって。加蓮も……」


菜々「あ、このデータこれで終わりですね。次の再生しますねー」

加蓮「それならもうちょっと音大きくしてよ。聴きにくいセリフもあったし」モグモグ



奈緒「色んなことがあったけど、あたしはここまでやってこれたんだなって、少し懐かしく感じるな」

ナオ「……そうだな」


加蓮「あれ? 菜々さんこのデータ違うんじゃない?」

菜々「あああっ!? 1つ前のデータでした……停止停止……」


奈緒「……」




378: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/16(日) 20:45:09.91 ID:Is5iAFI70


ナオ「P少佐も、同じだと思うんだ」

奈緒「Pさんが?」

ナオ「奈緒と同じで……苦しいことも、辛いことも、たくさん見てきた」

ナオ「だけどそれと同じくらい、幸せを求めたかったんだと思う」

ナオ「だから……いまは、少しだけどうしていいか、分からなくなってるんじゃないかなって」

奈緒「……」

奈緒(Pさんの、幸せ……)

ナオ「だから、奈緒が感じたことと――」

奈緒「ありがとう、ナオ」フワッ

加蓮「あれ、奈緒?」

奈緒「悪い、Pさんに用事あったのすっかり忘れてた。ちょっと行ってくるよ」ピッ!

パシュンッ!

ナオ「……頑張れ、あたし」

……
…………



379: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/16(日) 20:45:51.43 ID:Is5iAFI70

――数十分後、フレイヤ(通路)

P「……」フワッ

奈緒「Pさん!」シュッ!

P「奈緒……どうした?」

奈緒「あの、さ」ハァ、ハァ……

奈緒「……あたしは、この世界の加蓮が笑ってくれて嬉しい」

奈緒「加蓮の笑顔が見れるなら……あたしは何だって頑張れるし、戦い続けることも、守り続けることだって出来る!」

奈緒「だって、あたしが選んだ道だから……後悔もたくさんして、何度も泣いて、それでも、自分で決めたことだからここまでやってこれた」

奈緒「確かに美波たちをあんなにした責任とか、負い目を感じて戦っていたこともある、だけど……」

P「……」

奈緒「やっぱり、それもあたしが選んだことだから……みんなの分まで戦うことと、加蓮を守ることも……」

奈緒「それをやることが出来て……だからいまのあたしは、幸せなんだ」





380: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/16(日) 20:46:18.37 ID:Is5iAFI70


奈緒「だからPさんも、みんなのためでも何でもいい! 最後は、自分のために……自分の幸せのために、やりたいことをやってくれよ……!」

P「……!」

奈緒「そうじゃないと、あたし……」

スッ……

P「……ありがとう。奈緒、お前に教えられることになるとはな」

奈緒「Pさん……」

P「美優のことも、皆のことも、俺にとってはどちらも変わらず大切なことだ。だから……どちらかを選ぶとか、そういう話ではなかった」

奈緒「……ハハッ! そうだよな、だってPさん、エロゲーの主人公だもんな!」

P「おいおい、それはよしてくれ。俺自身はそんなつもりはない」

奈緒「いいんだよ。あたしから見たら、Pさんはそういう人なんだから」

P「そうか。まあ……そうだな、もう何でもいいか」スッ……

奈緒「Pさん?」

P「俺は少し寄るところがある。奈緒、お前は作戦まで休んでおけ。指定宙域ポイントまでは何日もないからな」

奈緒「……うん」


……
…………




381: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/16(日) 20:57:05.67 ID:Is5iAFI70

――数十分後、フレイヤ(ブリッジ)

パシュンッ!

P「楓さん」フワッ

楓「Pさん……どちらに行っていたんですか?」

P「いえ、少し……皆はどうしていますか?」

楓「……いまはレッスン中です。もう少しでプログラムも終わるみたいですよ」

P「そうですか。少し、いいですか?」

楓「なんでしょうか……」

P「美優のことで――」


ギュッ……


P「楓……」

楓「私の、前で……美優さんのお名前を、言うんですね……いまここにいるのは、私なのに……」ギュッ……

P「……嫌ですか?」

楓「両方、です。少し……ちょっと……それなりに嫌な気持もありますけど」

P「どっちですか……」

楓「それ以上に、美優さんが生きていてくれて、私も嬉しい……だけど、同じくらい、Pさんの心が、私から離れていってしまうのが……」

P「……楓さん」

楓「……」

P「俺は、あなたを愛しています」

楓「……っ!」




382: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/16(日) 20:57:38.12 ID:Is5iAFI70

P「だけど、その気持と同じくらい……」

スッ……

楓「……分かりました」

P「楓さん?」

楓「それが分かっただけで、私は十分です。美優さんのことも、笑顔でお迎えできます。これから、ずっと一緒にいることになるかもしれませんし」

P「……何だかな、やっぱり楓さんには、敵いませんね」

楓「そんなことありません。私は……いつもあなたに負けっぱなしですから。メロメロです」チュッ

P「そう、ですか……」

楓「本当ですよ? いつもあの子達にPさんのこと取られて、私だって寂しいんですから」

P「……すみません」

楓「でも、私は大人ですから我慢します。だけど……我慢しすぎて、Pさんのこと襲わせないでくださいね?」

P「肝に銘じておきます。俺は楓さんが一番恐ろしいですよ……」

楓「ふふっ、それほどでも……そうしたほうがいいかしら?」

P「は、はは……」


……
…………



383: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/16(日) 20:58:08.01 ID:Is5iAFI70

――フレイヤ(レッスン場)

パシュンッ!

P「皆、調子はどうだ?」

ありす「Pさん……はい、もうレッスンプログラムも最後のところまでいってます。作戦までには間に合います」

美波「……」

夕美「ギリギリだったけど、何とかなりそうでよかった……」

P「そうか。皆、よく頑張ってくれた……む、藍子はいないのか?」

文香「藍子さんは……少し、気分が優れないとのことで……お部屋のほうで、休んでいるかと……」

P「そうだったか……分かった、少し様子を見てくる。皆も、無理をしない範囲で頼む」

夕美「うん、大丈夫! これが終わったら……Pさんからご褒美ほしいなぁ……?」チラッ

P「……ああ、何でもくれてやる」

ありす「約束ですよ。私たちも、復帰してすぐにこの仕事は大変ですから」

P「ああ、それじゃあ俺は藍子のところに行ってくる」

文香「藍子さんのことを……よろしく、お願いします……」

P「了解した」

パシュンッ!

美波「……」


……
…………



384: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/16(日) 20:58:42.00 ID:Is5iAFI70

――フレイヤ(通路)

美波「Pさん!」フワッ


P「美波? どうした」

美波「……言っておきたいことがあるんです」

P「……なんだ?」

美波「私は、言ってくれなくてもちゃんと分かるからいいんです。言ってくれたほうが嬉しいけど……」

美波「でも……言わないと、分からない子だっているんです。Pさんは、もう少しそこら辺のことを考えてくださいっ!」

P「そうだな、すまん」

美波「もうっ、今回は私たちは我慢しますけど……いいですか? Pさんがしっかりしてくれないと、私だって不安になるんですから」

P「もう心配しなくていい。俺は大丈夫だ」

美波「それならいいです。それじゃあ……よろしくお願いしますね」

P「ああ」


……
…………





385: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/16(日) 20:59:07.14 ID:Is5iAFI70

※イベントフラグが成立しています。

――フレイヤ(通路)

P「……」

愛梨「あっ、Pさん!」

P「愛梨か。どうした? フレイヤⅡのほうは……」

愛梨「いま蘭子ちゃんが、みんなと一緒にご飯食べてる頃ですけど……んー……」ジロジロ

P「どうした?」

愛梨「……Pさん、大丈夫そうですねっ! 私、心配でPさんの様子を見に行こうって思ってきたんですよ?」

P「愛梨にも心配掛けていたな……ああ、もう大丈夫だよ」

愛梨「よかったぁ♪ でも、私は大丈夫だって思っていたんですよ?」

愛梨「私や蘭子ちゃんに、色んなことを教えてくれて、助けてくれて、一緒にいてくれて……そんな優しいPさんなら、大丈夫だって♪」

P「随分と信頼されていたのか、俺は」

愛梨「はいっ! 信頼していますし、信じています。だって……ずっと一緒にいたから……」

P「……そうだな」

愛梨「それじゃあ、私は戻りますね。蘭子ちゃん、最近はご飯が美味しいって少し食べすぎてるみたいで……私のほうで注意してあげないとっ」フワッ



P「まったく、俺は本当に無駄なことで悩んでいたな」


……
…………



389: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/16(日) 22:32:44.59 ID:Is5iAFI70

――フレイヤ(藍子の部屋)

藍子「……」


P『美優のことは愛している。俺がユミルにいた頃から、ずっと……』


藍子「……」ギュッ……!


ピピッ!

P『藍子、いるか? 入ってもいいか?』

藍子「!?」ビクッ!

P『まあいい。入るぞ』

パシュンッ!





390: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/16(日) 22:39:55.20 ID:Is5iAFI70

P「藍子」フワッ

藍子「……」

P「どうした、文香たちから体調が優れないと聞いた。大丈夫か?」

藍子「……」

P「……俺と、話したくないか?」

藍子「……んの、ところ」ボソッ

P「ん?」

藍子「美優さんの、ところに……行ってあげなくて、いいんですか」

P「ああ、藍子と話したら行くつもりだ」

藍子「そう……」

P「藍子、俺はお前に話しておかなければならないことがある。聞いてくれ、聞くだけでいい」

藍子「……」スッ

P「俺は……美優を愛している。前にも言ったが、俺の正直な気持ちだ。それは、これからも変わらない」

藍子「なら……」グッ……

P「だが、もう1つ言わなければならないことがある」



P「藍子、愛している」







391: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/16(日) 22:48:58.47 ID:Is5iAFI70

藍子「え……」ピクッ

P「愛していると言った。俺の正直な気持ちだ」

藍子「でも……美優さん……」

P「美優のことも愛している。藍子のことも愛している……つまり、俺の気が多いということだ」

藍子「私のこと……愛、して……」

P「ああ、そうだ。だから……後は好きなようにしてくれ」

藍子「え?」

P「俺は言いたいことを言った。その……こういうことには腰が引けてしまうが、これ以上俺はどうすればいいか分からない」

P「正直……話しというよりは、俺は藍子に殴られにきたと言うほうが正しいかもしれん。俺自身も意外だったが、こういう男だったらしい」

P「だから、その……怒らせると思った。だから、気の済むまで殴るなりしてくれ。前に、奈緒にも同じようにやってもらったんだ」

藍子「……」

P「……すまない、藍子はたまに、俺にキツイ一発を入れてくることがあったから、そういうことも得意かと思っていたんだが」

藍子「……ぷっ」

P「ん?」

藍子「ふ……ふふふ……」



392: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/16(日) 22:53:06.47 ID:Is5iAFI70

P「どうした? 俺は、おかしかったか?」

藍子「ええ、可笑しい……可笑しいです。Pさん、ホントに……」

P「すまん。こういうことを伝えるのは、難しいな。いつも慣れん」

藍子「……バカ」

ギュッ……

P「馬鹿、か……ああ、俺は馬鹿だよ。思ったよりも、馬鹿な人間だった」

藍子「私、Pさんのこと……守ってあげたいって思って、それから、少しずつ傍にいたいって思うようになって……」

藍子「だけど、Pさんには守らなきゃならない大切な人がいて、私が……私なんかが、Pさんを求めるのは、ダメだって思って……」

P「そんなことはない……俺は、我侭な男だ。藍子にも、美優にも、傍にいて欲しいと思っている」

藍子「はい……Pさん、私も……Pさんのこと、愛しています」

藍子「美優さんのことを愛しているPさんを、愛しています……だから、私を……」

P「ああ、藍子のことは俺が守る。皆のことも……だから、藍子」





393: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/16(日) 22:54:41.72 ID:Is5iAFI70






P「全て終わらせて……皆で、家に帰ろう」

藍子「……はい」




……
…………




397: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/16(日) 22:59:36.85 ID:Is5iAFI70

――数十分後、フレイヤⅡ(ブリッジ)

パシュンッ!

P「……」フワッ

志乃「あら……どうしたのかしら?」

早苗「イケメンじゃない。何か用?」

瑞樹「マニュアル、だいぶ読み込んだしシミュレーターも回したからいけると思うけど……」

P「そうか。それなら問題ない」スッ……

美優「あ……お疲れさまです……」

P「……」

美優「あの……?」

P「……次の戦闘、大丈夫そうですか?」

美優「す、少し……不安です。船長や、みなさんがいてくれますけれど……大きい戦闘は、いつも怖くて……」

P「大丈夫」

美優「え……?」

P「俺が守る。だから美優は……何も心配することはない」




399: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/16(日) 23:05:30.60 ID:Is5iAFI70

美優「あの……」

P「……船長、作戦の指定宙域ポイントは近い。そのうち千川中佐から編成の確認がくるはずだ」

志乃「ええ、話しておくわ……」

P「海賊2人も、頼んだぞ。この艦は任せた」

早苗「まっ、助けてもらった恩があるしね」

瑞樹「今回はしっかり働くから、心配しないで頂戴っ♪」

p「頼むぞ。では俺はフレイヤに戻る」フワッ

パシュンッ!


早苗「……健気ねぇ、あのイケメンも」

瑞樹「そうね。ちょっと美優ちゃんに妬いちゃうかも」

美優「え?」

志乃「何でもないわ……ふふっ、面白いわね……ここは」


……
…………




400: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/16(日) 23:20:38.20 ID:Is5iAFI70

――フレイヤ(通路)

P「これでいい……これで……」


整備長「少佐ー!」

P「ん、整備長か。どうした?」

整備長「いやー、ようやくNGFの整備も一通り終わったし、ちょっと休憩ついでに飯食おうかと思って」

P「それなら、島村少尉たちが食堂にいるらしい。一緒に食べてくればいい」

整備長「嬢ちゃんたちか。作戦前だし、しっかり食っといてもらわねえとな」

P「ああ、そうだな」

整備長「……しっかりやってもらわねぇとなぁ」

P「うむ、次の戦闘はこれまでで一番厳しいものになるだろう。だが、皆ならやれると俺は信じている」

整備長「そうだなぁ……少佐が信じてるってなら、俺も信じるしかねぇってところかなぁ」

P「なんだそれは。俺は整備長が皆の機体の面倒を見ているというところでも、信頼しているんだぞ」

整備長「うへぇっ、マジですかい。こりゃあ俺もプレッシャー掛けられちまったなぁ……」

P「そんなつもりはない……俺に何かあったときは、皆のことを頼む」

整備長「……そりゃあ、何かある前提ってことですかい?」

P「まさか、整備長だから頼めることだ」

P「整備長以外に頼めるヤツなんていない……俺はそう思っていたんだがな」

整備長「……ははっ! 少佐にそう言われちゃあ断れねえなぁ……あい、了解!」

整備長「だけど少佐も、前線に出た嬢ちゃんたちのこと、頼みますぜ!」

P「ああ、任せろ」

……
…………




403: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/16(日) 23:39:58.68 ID:Is5iAFI70

――2日後、フレイヤ(ブリッジ)

ちひろ『作戦予定の指定宙域ポイントY49に到着します』

千秋『千川中佐、次元振動の観測データの最新版は?』

ちひろ『最新のデータですと、観測された断層予測レベルは9になっています。間違いなく、大規模級の蜂の巣、もしくはクイーンが出現するかと思いますが……』

P「クイーンが出現するとなれば、断層レベルが10になってもおかしくはない。フレデリカ、どうだ?」

フレデリカ「んー……クイーンが来るような、来ないような……でも、やっぱり来ちゃうようなカンジするかなー」

晶葉「まあ来るということだろう。フレイヤの準備は進めているぞ」

ピピピッ!

時子『あなたたち、他ノルン艦隊がNGF小隊を出撃させる前に、フレイヤⅡとフレイヤ出しなさい」

愛梨『フレイヤと護衛のM-01は下げておかないといけませんからねっ』

美波「みんな、私たちは後ろにいるから、申し訳ないと思うけれど……」

卯月『大丈夫です! 私たちは後方の防衛ですから、しっかりお守りします!』

凛『前に出るノルン艦隊と強襲艦隊の護衛、ここまで来たからしっかりやってみせます』

未央『うん! プロデューサーや十時大尉たちのほうが大変だもん、私たちも甘いこと言ってられないからね!』

蘭子『うむぅ、我等の背中……んぐ……任へぇたぞ』

夕美「何食べてるの?」

蘭子『おせんべ』

菜々『あ、ナナの部屋にあったものを持ってきたので……』

ありす「あの、作戦前なんですけど……まあ、いいです」



404: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/16(日) 23:49:03.11 ID:Is5iAFI70

麗奈『アンタたちは相変わらず暢気ね……ま、いいわ。ちょっと時子、そろそろ時間でしょ』

時子『ええ、作戦準備にはいるわ。予定通り済ませなさい』

ちひろ『了解です。ではみなさん、M-01のハッチを開放します。譲渡されていたシステムを返却しますので、フレイヤの発進をお願いします』

楓「分かりました。出撃後はこちらは後方に下がります。フレイヤⅡのことは……お願いしますね、海賊さん」

志乃『任せて頂戴……ふふっ、この仕事が終わったら……一杯やりたいわね」

楓「あら、気が合いますね。それじゃあ作戦が終わった後にでも……」

加蓮『ちょ、ちょっと話し終わらないけど……』

ナオ『ははは……まあ、あたしたちも出撃準備しようか』

P「十時大尉、神崎中尉、ラピッドストライカー隊は出撃後は俺とフレデリカと共に前に出るぞ。ニュージェネレーション隊はノルン艦隊の護衛だ」

P「フレイヤⅡは強襲艦隊と共に前進、蜂の巣が出現した場合は陽電子砲にて足止めを頼む」

P「あとは……アインフェリア隊」

文香「はい……私たちも、成すべきことを……」

藍子「みなさんが戦ってくださる間……クイーンが出たときは、絶対に対話を成功させてみせます!」

志希「ま、上手くやるんじゃない? 前の実績だってあるしねー」

奈緒「そうだな……頼んだぞ」

P「よし……では皆、出撃準備だ」


……
…………




405: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/16(日) 23:57:19.35 ID:Is5iAFI70

――数十分後、フレイヤ(通路)

美波「ではP少佐、私たちは専用ステージのほうに向かいます」

P「ああ、クイーンが出現したときは頼むぞ」

フレデリカ「頑張ってねメッセンジャー!」

夕美「私たちはもちろんだけど……少佐たちのほうが危険だから……」

ありす「私たちの歌を届けるために、みなさんがクイーンのところまで行かなければならない……歯痒いですが……」

奈緒「それもあたしたちの仕事だからいいんだよ。だから……気にしないで歌ってくれ。みんなはアイドルなんだから」

文香「アイドル……そう、ですね。私たちは、アイドル……」

藍子「大事な本番、絶対に成功させます。だから、Pさん」

P「ああ、皆の歌、聞かせてもらう」

美波「お願いしますね? それじゃあみんな、行きましょう」フワッ





406: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/17(月) 00:04:07.29 ID:Sj8+GieP0

P「……よし、俺たちも」

晶葉「おーい奈緒、ちょっと待て」フワッ

奈緒「ん、晶葉? どうした?」

晶葉「助手よ、出撃前で悪いが少し奈緒を借りるぞ」

P「構わんが……どうした?」

晶葉「断層レベル8の発生前だ、その影響で事前に向こうの世界との通信が取れる状態になった。いま繋いでいて、向こうにいる北条加蓮に連絡が取れている状態だ」

奈緒「加蓮が!?」

晶葉「ああ、だから少し話して来い。不安にさせるようなことは言ってないから、そこは安心してくれ」

奈緒「……Pさん」

P「行ってこい」

奈緒「いいのか?」

P「ダメだと言う理由は無い。長くは待てんが、話してこい」

奈緒「……ちょっと、待っててくれ」フワッ

……
…………



439: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 01:04:22.11 ID:IxPTzGW20

――フレイヤ(格納庫)

晶葉「ほら、このモニターだ」


奈緒「加蓮……」フワッ

加蓮『奈緒……? 奈緒! そっちどう? 元気? 怪我とかしてない?』

奈緒「ああ、大丈夫だよ。晶葉は?」

加蓮『ちょっと前にどこか行っちゃったけど……何その格好、なんかエッチなんだけど……』

奈緒「こ、これはパイロットスーツだよ! ほら、アニメとかでよく見るだろ!」

加蓮『だって私あんまりアニメ見ないし。でも、そっか……これから戦ったりするの?』

奈緒「……まあ、いつも通りの任務だよ。何も問題ないし、すぐ終わらせて戻ってくる」

加蓮『そうなんだ……あ、そうそう聞いて、私ね、もうそろそろ出なきゃダメなんだけど、この後仕事でステージで歌うんだよ』

奈緒「おっ、そうなのか? あたしいないからTPは無理だけど……もしかしてソロか?」

加蓮『うん、久しぶりだけどね。あーあ、奈緒にも聞いてもらいたかったなぁ、私のソロステージ』

奈緒「うっ……酷いこと言うな……こっちは別世界に行ってる身だっていうのに」

加蓮『冗談だって……でも、早く帰ってきてね。私……待ってるんだから』

奈緒「……ああ」

加蓮『それじゃ、そろそろ出なきゃならないから切るね。奈緒、気をつけてね』

奈緒「分かってるよ。加蓮も……頑張ってな」

加蓮『うん』

ピッ……




408: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/17(月) 00:17:54.26 ID:Sj8+GieP0

――フレイヤ(通路)

奈緒「……」


P「奈緒」

奈緒「あれ、Pさん? フレデリカと一緒に先に行ったはずじゃ……」

P「フレデリカは先に行かせた。出撃前に、お前に話しておきたいことがある」

奈緒「……なんだ?」

P「……俺はこれまで、俺たちの世界の事情にお前が巻き込まれてしまったことに、どこか同情をしていた」

P「対話の日の戦闘の影響で、奈緒がこの世界に来た……あの戦闘で戦っていた俺にとっては、奈緒のことは他人事とは思えなかった」

奈緒「だから……あたしのこと、色々世話してくれたってことだよな」

P「ああ、だがそれも今日までだ」

奈緒「え……?」

P「奈緒、俺はこの3年間お前を見てきた。そして……いつの間にか、俺と並ぶくらい成長したと思っている」

奈緒「そんな、あたしは……」

P「いや……俺はそう思う。俺は……」



奈緒『あたしは……本当の意味で、大事にしたいものに気付けたのかもしれない』



P「あのときから、そう感じていた」

奈緒「あたしが……」




409: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/17(月) 00:22:47.65 ID:Sj8+GieP0

P「だから奈緒、お前は戦え。戦って……大事なものを守るんだ。俺と同じように……」

奈緒「Pさん……」

P「俺に気付かせてくれた奈緒、お前を俺は信じることが出来る」

P「だから奈緒……俺と、俺たちと共に戦ってくれ」

奈緒「……まったく、Pさんはただのアイドルに無茶なこと言うなぁ」

P「そうか。だが、お前はセカンドドライバーとして戦い抜いてきた。申し訳ないと思うこともあったが、俺はお前を頼りにしている」

奈緒「そっか……まあ、言われなくても戦うさ。加蓮や、みんなのために……それに……」

P「ん?」

奈緒「それにあたしは、もうセカンドドライバーじゃない。あのときから……」



加蓮『……行ってらっしゃい』

奈緒『ああ……行ってきます』



奈緒「あたしは、神谷奈緒としてここにいるんだ」



……
…………



410: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/17(月) 00:36:19.59 ID:Sj8+GieP0

――数分後、フレイヤ、カタパルト(RTV機体内)

フレデリカ『おそーい! プロデューサー、アタシだけ戦わせる気だったのー?』

P「まさか、そんなことはない」

奈緒『悪い悪い……ちょっと話し込んでてさ』

ピピピッ!

愛梨『P少佐、こっちの出撃準備は出来ています。フレイヤⅡは強襲艦隊と合流させますから、先に出ますね』

P「ああ、頼むぞ」

卯月『プロデューサーさん、私たちも頑張りますね!』

未央『フレイとも合流するから、水野中尉たちと一緒だしきっと大丈夫です!』

凛『黒川少佐は前線みたいだけど……うん、きっとやれる。大丈夫』

P「お前たちも、いつの間にか頼もしくなったな」

卯月『えへへっ♪ そうですか?』

蘭子『とはいえ、吹き荒れる嵐の中で己を揺らがせては困る……後ろはお願いしますね』

加蓮『奈緒、出撃したら菜々さんとも合流だから、フォーメーションお願いね』

ナオ『あのスーパーロボットと一緒だとマニューバじゃなくてフォーメーション組まなきゃダメなのがなぁ……まあ、火力凄いから助かるけど』

愛梨『さてと……それじゃあ、私たちは出撃しますねっ』



411: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/17(月) 00:41:59.69 ID:Sj8+GieP0

ピピピッ!

楓『ノルン各艦から強襲艦とNGFが出撃しています。フレイヤ、フレイヤⅡもM-01から出撃しました』

P「了解した。中佐、皆の事は頼む。中佐も気をつけてくれ」

楓『はい。今度は……あの子達のこと、私なりにちゃんと守ってみせます』

フレデリカ『メッセンジャーたちのこと、よろしくねー!』

楓『はい……では、フレイヤのハッチ開放します』

奈緒『……よし、行くか』

P「ああ、そうだな」

P(美優、皆……俺は、お前たちのことを守ってみせる……)

楓『ハッチ開放完了、RTV-VPS01Pリサーヴ、NGF-3N-SDMkⅢカスタム、NGF-3Nフレデリカ機、発進どうぞ』



P「了解、リサーヴで出撃する」

奈緒『神谷奈緒、NGF-3N-SD、MkⅢカスタムで出撃する!』

フレデリカ『はっしーん!』


……
…………



442: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:01:31.12 ID:IxPTzGW20

――ノルンS-02(メインブリッジ)

「財前大佐、ポイントY49より次元断層発生しました。蜂の巣の空間転移です!」

時子「そう、規模は?」

「レベル……8、大規模級です!」

時子「クイーンが何時出てくるか分からないわ。ヴェールの防衛部隊は文字通り命懸けで守りなさい」

ピピピッ!

麗奈『アンタねえ……もうちょっと言うことあるでしょう』

時子「何? 私に指図する気かしら? 下らないことを言う暇があるならさっさと出撃しなさい」

麗奈『言われなくても分かってるわよ……っとに、任せたわよ』

時子「ええ」

麗奈『それじゃアンタたち! 蜂の巣は任せたわよ!』

「り、了解です」

ピッ!

時子「……」


……
…………




443: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:01:59.51 ID:IxPTzGW20

――戦闘宙域

P「各機、ECMフィールドは展開したか?」

ピピピッ!

蘭子『はい! フィールド正常稼動……通信、問題ありません』

愛梨『TG4の高出力ECMフィールド、私のほうも通信問題ありませんよ』

フレデリカ『アタシの声聞こえるー? きーこーえーるー? ビーだぞー』

P「問題ない」

卯月『少佐、私たちのほうも大丈夫です!』

奈緒『ニュージェネは干渉装置の設置作業と、ノルン艦隊の防衛だな。あたしたちが戻ってくる場所……頼んだぞ』

凛『任せて、奈緒たちのほうも……気をつけてね』





444: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:02:31.02 ID:IxPTzGW20


ドドドドドドドドドッ!!

菜々『ARGT-R1、到着しました!』

加蓮『奈緒!』

P「ラピッドストライカー隊も合流か。ダブル奈緒はドッキングを済ませておけ」

ナオ『了解、奈緒!』

奈緒「ああ……いくぞ!』ギュンッ!!


『『合体!』』


プッピガン!!

ナオ『完成!!』

奈緒『3N-SD-VPO!!』

ガションッ!!

『―Valkyria System Start Up―』ピシィッ!

パシュウンッ!!


ナオ『システムリンク正常……問題なしだ』



445: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:03:20.55 ID:IxPTzGW20


ギュオオオオオッ!!

千秋『随分と楽しそうなことをやっているのね』

蘭子『黒真珠の輝き!』

P「TG1……黒川少佐も来たか。フレイのほうは大丈夫か?」

千秋『ええ、フレイヤⅡの近くに寄せるように指示しているわ。護衛のほうは翠さんがいるから大丈夫だとして……さて、来てるわよ』


白蜂「!!」ギュンッ!!

白蜂「!!」ギュンッ!!

白蜂「!!」ギュンッ!!

白蜂「!!」ギュンッ!!


加蓮『数が多い……』

ナオ『レーダー……転移で出てきたスティングと、蜂の巣から出てきたヤツ……こっちに来ているので全部で90くらいか』

P「了解した。クイーン出現まではこれまでと同様の大規模戦闘を行う。他のNGF小隊のところにはもっと数が流れているか……」

フレデリカ『みんな……』

P「まあいい、俺たちは俺たちで対処する。小隊編成はラピッドストライカー隊とフレデリカのVPS-001、シンデレラガールと黒川少佐のVPS-002だ」

奈緒『Pさんは単独行動か?』

P「被弾しない程度に好き勝手動く。2小隊のフォローも入れるから心配するな。ただし、お前たちも近くにいるNGF小隊のことは気に掛けておけ」

愛梨『はーい。千秋さん、よろしくお願いしますねっ』

千秋『そうね……まあ、お互いに上手くやりましょう』

菜々『よーし、それじゃあ行きますよ!!』


――――
――



446: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:03:54.36 ID:IxPTzGW20

――某所、ライブステージ裏(控え室)

加蓮「……」

菜々「加蓮ちゃん、どうかしましたか?」

加蓮「……えっ? あ、ううん、何でもない」

翠「そうですか? 少しですが……表情が硬くなっているように見えましたが……」

凛「当ててあげようか? うーん……奈緒がいなくて、不安になってるとか」

加蓮「……そうかも」

凛「あれ、当たりなんだ?」

加蓮「なんか、奈緒っていつも私の傍にいてくれてたから……いないと少し不安になるし、寂しくなっちゃうかな」

タタタタタッ!

フレデリカ「とーちゃーく! フレちゃんがバックダンサーのヘルプにきたぞー」

菜々「ああっ、フレデリカちゃん遅いですよぉ!!」

翠「ギリギリ、間に合いましたね。何かあったのですか?」

フレデリカ「いやー、道混んでてさー、道路が車で渋滞で暑くて眠くてどうしよっかなーって」

凛「まあ、間に合ったからいいじゃん。ほら加蓮、そろそろ出番でしょ」

加蓮「うん」

翠「それにしても、残念でしたね……奈緒さんがお休みでなければ、バックダンサーに出てもらう予定でしたのに……」

加蓮「大丈夫。いまの私は、奈緒がいなくても……それに」




加蓮「ここにいない、奈緒のところまで聞こえるように……歌ってみせるから」



――
――――



447: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:05:02.65 ID:IxPTzGW20

――戦闘宙域


白蜂「……!」ブブゥゥゥンッ!!

白蜂「……!」ブブゥゥゥンッ!!


奈緒「こっちにもう数匹流れてきたか……ナオ!」

ナオ『スティングの軌道予測データ修正、攻撃範囲変更!』カタカタカタッ!

ナオ『フォーメーション変更だ! 菜々さんは最後尾で弾幕、フレデリカと加蓮は菜々さんの援護だ!』

フレデリカ『はいはーい』ギュンッ!

加蓮『菜々さん、私たちで足止めしているうちに!』

奈緒「後の戦闘を考えると弾は使いたくない……ここでソードのほうは使い捨てる!」ジャキンッ!!

白蜂「!」ズドォンッ!!

奈緒「当たるか!」ギュオオオオオッ!!

ズバアアアアッ!!

白蜂「……」ブブ……ブ……

ドガアアアアアンッ!!

加蓮『ライフルで捌いてるうちに……菜々さん!』バシュゥンッ! バシュゥンッ!

菜々『了解です! こっちは持ち弾多いですからね、レーダー索敵範囲のスティング14匹にターゲット! 腕部兵装展開!』ガショガショガションッ!!

菜々『誘導ミサイル……名付けてウサミンミサイル発射!!』

ボボボボボボボボッ!!!!

ドガガガガガァンッ!!

ナオ『レーダー更新……残4匹、こっちで対処するぞ!』

奈緒「任せろ……!」ギュオオオオオッ!!

フレデリカ『おー、すごーい。それ何て名前のミサイルなの?』

菜々『型番は忘れました! なので全部ウサミンミサイルです!』

フレデリカ『フーン』


……
…………



448: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:05:54.88 ID:IxPTzGW20

――戦闘宙域

千秋『デュランダルを展開、前方スティング3匹は相手するわ。2機は後方のスティングに弾幕をお願い』ジャキンッ!

ギュオオオオッ!!

蘭子『愛梨ちゃん、千秋さんのTG1が前に出てる間に……!』

愛梨「はーい! バルムンク展開、16連装誘導ミサイルランチャー、ミストルティン……は節約しないとダメだから、ガンダルヴを射出します!」

ガション! ガション! ガション!

愛梨「千秋さん、射線データ送りますね! 撃ちますよ!」

千秋『私のほうは気にしなくて大丈夫よ、それよりスティングが他の場所に流れる前に急いで!』

蘭子『地獄の業火よ!!』

ドドドドドドドドッ!!

白蜂「!?」ギュンッ!!

千秋『逃がさないわ……!』ブォンッ!!

シュパアアアアン!!

ドガアアアアアアンッ!!

蘭子『残った相手は私のほうで!』ズドォンッ!!

ピピッ!!

P『各機、ノルン艦隊が前進する。こちらのラインも少し上げるぞ。合わせて前進している強襲艦隊の巣への陽電子砲射程範囲まで距離4100だ』

愛梨「まだ距離がある……でも、ECMフィールドの影響でスティングの動きも鈍くなっていますし、大丈夫ですね!」

ピピピピピッ!!

千秋『……いえ、そうでもないみたいね』

蘭子『この感覚は……!』


……
…………



449: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:06:54.22 ID:IxPTzGW20

――戦闘宙域

キィィィィン……

フレデリカ「……!」ピクッ!

奈緒『……』

ナオ『この感覚は……』

加蓮『ナオ……フレデリカ? どうしたの?』

菜々『どうしましたか……も、もしかしてトラブルですか!?』


フレデリカ「……来る、クイーン!」


……
…………




450: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:07:51.48 ID:IxPTzGW20

――フレイヤ(ブリッジ)

ピピピピピッ!

楓「この反応は……!」

ピピピッ!

ちひろ『各艦隊、新しい次元断層が発生しています! レベルは10です!!』

琴歌『レベル10……お話しに聞いていたクイーンということですね……!』

志乃『親玉、だったかしら? そう……ここからが勝負、かしらね』

ピピピッ!

晶葉『ブリッジ聞こえるか、こちら格納庫だ。フレイヤの積層イージス、ステージ上の生命維持装置の起動は確認済みだ』

志希『あたしも手伝ってたりして。音響チェックもしたよー』

楓「……分かりました」

楓「……」カタカタカタッ!

ピピピッ!

楓「宙域の各艦隊に通達します。これよりアインフェリアの宙域ライブが開催されます」

楓「みなさんも苦しい状態になるとは思います……ですが、彼女たちのことを、どうか応援してあげてください」

晶葉『……フレイヤのヴァルキュリアシステム、起動完了。脳波受信制御装置とステージとのリンク確認。準備は完了だ』

晶葉『楓、そちらの作業が増えるだろう。いまから私もブリッジに行く』

ピッ……

楓「……みんな、頑張ってください」


……
…………



451: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:08:28.73 ID:IxPTzGW20

――戦闘宙域

ピピピピピッ!!

愛梨『P少佐!!』

菜々『な、な、な……なんですかあれは!? あんなに大きかったんですかぁ!?』

P「叫ばなくても確認できている! 先に来ている蜂の巣の後方に出たか……クイーン!」



女王「……」ギッ、ギギギギギ……

G型「……!」ギュォンッ!

G型「……!」ギュォンッ!

G型「……!」ギュォンッ!



蘭子『フレデリカちゃん、大丈夫!?』

フレデリカ『……うん、大丈夫』

ナオ『レーダーに反応……G型がたくさん来るぞ!』

P「各機、ヴァルキュリアシステム起動だ。先に来たスティングも残っている状態だ、気をつけろよ……!』

奈緒『ああ……いくぞ!』


……
…………



452: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:08:55.67 ID:IxPTzGW20

――フレイヤ(ブリッジ)

ピピピッ!

P『ブリッジ、聞こえるか』

楓「P少佐、個別通信で……」

P『高垣中佐、クイーンが出現したのを確認した。ヴァルキュリア全機のバイタルデータをこちらにも回してくれ』

楓「……」

P『皆の状態を見て俺のほうで対処する。だから……楓さん』

楓「ずるいですね。そう言うなんて」

P『そうだな』

楓「……ヴァルキュリア各機、搭乗者のバイタルデータを転送します。各機のシステム起動後、リサーヴのスクリーンモニターに順次表示されます」カタカタカタッ!!

P『ありがとう。では、行ってくる』

ピッ!

楓「……Pさん」


……
…………




453: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:10:32.38 ID:IxPTzGW20

――フレイヤ(専用ステージ)

藍子「……ここに立つのも、3年ぶりですね」

文香「はい……暗く、静かで……けれども、私たちの視線の先には、幾つもの光が灯り、消えていく……」

夕美「だけどあの光は、みんなの命の光……」

ありす「そうです。ですから、その光を絶やさないために、私たちがここに立っているんです」

美波「ええ、そうね……」


ピピピッ!


楓『みんな、聞こえますか?』

ありす「高垣中佐ですか。聞こえていますよ」

楓『よかったわ。いま、晶葉ちゃんが専用ステージのヴァルキュリアシステムを起動しました。これで……準備完了です』

美波「……はい」

楓『大丈夫……Pさんが、みんなのことを見守ってくれていますから、思い切りやってください』

文香「そう、ですか……Pさんが……」

夕美「それなら大丈夫だね、Pさんがいてくれるなら!」

藍子「私たちも、最後まで歌うことができます」

美波「そうね……それじゃあみんな、行くわよ!」


「「「「「アインフェリア、いきます!!」」」」」


……
…………



454: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:12:02.14 ID:IxPTzGW20

――戦闘宙域


http://i.imgur.com/ag7hj0w.png


P「皆、G型との戦闘だ。ECMフィールドは常に維持しろ。目標はスティングの大規模級蜂の巣の奥に出現したクイーンだ」


http://i.imgur.com/GbXvxz5.png
http://i.imgur.com/Gj519SV.png
http://i.imgur.com/smSm15y.png


千秋『ええ!』

菜々『了解です! みなさん、ナナには縁がありませんけど、何だかよく分からないシステムを使うときですよ!』

ナオ『あたしたちはもう使ってるけどな!』

奈緒『蘭子!』

蘭子『全ては我が魂の躍動……ヴァルキュリアシステム、じゃなかった、ブリュンヒルデシステム起動!!』ピシィッ!

加蓮『ヴァルキュリアシステムだけど……P少佐、私も起動します!』パシュンッ!!

愛梨『GNS-062、063小隊聞こえますか。VPS-001、002小隊はこれからクイーンに歌を届けにいきますねっ!』

『こちらGNS-062、了解!』

『GNS-063、そちらは任せた!』

フレデリカ『クイーン……メッセンジャーの歌、聞いてね!』グッ……!


http://i.imgur.com/1FceSU7.png


P「よし、各機編成を維持したまま行くぞ!」


http://i.imgur.com/dp8H2ux.png


……
…………



455: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:13:24.62 ID:IxPTzGW20

――戦闘宙域


http://i.imgur.com/s8Ae5Wo.png


翠『みなさん、前方にクイーンが出現しました。ヴァルキュリアシステムの起動を!』

卯月「はい! 頑張ります!」

未央『システム起動! ここからが本番だね!』


http://i.imgur.com/kMmJYBi.png


凛『とはいえ強襲艦隊、ノルン艦隊が前進したから私たちも戦闘中だけど……ダインスレイヴ!』ズドォンッ!!

白蜂「!」ギュンッ!

凛『チッ……!』

智絵里『ミョルニル!』ギュオオオオオッ!!!!

ボシュシュシュッ!!

白蜂「!?」

ドガアアアアアアンッ!!

未央『ちえりん!』

卯月「智絵里ちゃん、来てくれたんですか!」


http://i.imgur.com/B0IixdY.png


智絵里『は、はい……お久しぶりです。コ、コンコルディア隊もこっちに移動してきましたので……』

『フレイヤの皆さん、隊長がお世話になったそうで……今度は私たちもご協力しますよ!』

卯月「部下がいる……ホントに隊長だったんだ……」

翠『了解です。こちらの機体情報も一部転送しておきます。桃華ちゃん!』


http://i.imgur.com/vNwdg8w.png


……
…………



456: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:13:54.31 ID:IxPTzGW20

――フレイ(ブリッジ)

桃華「翠さんからコンコルディア隊のローカル識別コードが転送されましたわ。データベースに登録しておきます」カタカタカタッ!

琴歌「はい、フレイは速度上げて強襲艦隊の左舷に位置取ります。フレイヤⅡにも連絡をお願いします」

桃華「わかりましたわ。フレイヤⅡの海賊さんたち、わたくしの声が聞こえますか?」

ピピピッ!

志乃『聞こえるわよ……』

早苗『なあに、前に出るの?』

瑞樹『あの大きいのが前に出るのって少し怖いんだけど……』

かな子「わ、私たちだって怖いですけど……みんな頑張ってるから、私たちも頑張りましょうよ」

美優『そ、そうですね……わかりました』

琴歌「かな子さん、前方よりスティングの群れが迫ってきていますわ」

かな子「わわっ!? 複合ミサイル発射管に装填したアルヴァルディ、発射します! 発射後再装填……レーヴァテイン1番、撃ちます!」

桃華「陽電子砲発射の距離まで何としても進みましょう!」


……
…………



457: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:14:25.08 ID:IxPTzGW20

――戦闘宙域


http://i.imgur.com/3IT7Xm2.png


P「数機ヴァルキュリアシステムを起動したか。バイタルデータは正常値……」

G型「!!」ギュォンッ!

G型「!!」ギュォンッ!

P「貴様等が何匹来ようが! GN形態に移行!!」ガションッ!

ギュオオオオオオオッ!!!!

G型「!?」ヒュカカカッ!!

P「ECMフィールドが効いて貴様等の反応が遅れているか! ビフロスト!!」

ボシュシュシュシュシュッ!!!!

ドガガガガガガァンッ!!

P「光波推進システムのおかげでこちらの継戦力は上がっている。このまま……!」




458: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:15:49.23 ID:IxPTzGW20


http://i.imgur.com/TdZ03Eg.png


菜々『ウサミンビーム!!』

ズドドドドドドドドッ!!!!

奈緒『ごんぶとビームか……だけど奥からまたG型が……!』

ナオ『残っていたスティングと合わせてこっち側にいる奴等は100は越えてるか……せめて蜂の巣を通過しないと!』

愛梨『弾の数もありますし、急いでいかないと大変ですよー! 行き帰りがありますから、いまの状態でもギリギリですっ!』

千秋『根競べするつもりはないわ、行きましょう!』


http://i.imgur.com/cDZPtOF.png


蘭子『うむ! 我と鏡像の蒼が道を開く!』

ナオ『あたしたちのことかよ! よし奈緒!』

奈緒『CG形態に戻るぞ。デュランダルⅣを展開!』ジャキンッ!

菜々『弾幕はナナと愛梨ちゃんに任せてください!』

P「よしダブル奈緒、黒川少佐、神崎中尉、前に出るぞ!」

千秋『了解、デュランダル……最後まで頼むわよ!』


http://i.imgur.com/V6Pm2WL.png
http://i.imgur.com/oNLqkZi.png
http://i.imgur.com/KQYAFnW.png

……
…………



459: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:16:55.73 ID:IxPTzGW20

――フレイヤⅡ(ブリッジ)

志乃「左舷にイージスを集中……ティルウィング再装填準備……ニュージェネレーション隊の奥に見えるスティングにアルヴァルディ発射」

瑞樹「はいはい了解。ミサイル発射管1番から20番のアルヴァルディ発射、ティルウィングも照準開始!」カタカタカタッ!

早苗「ちょっとぉ、数が多くてアタシたちだけじゃなくて他も前進出来てないわよ、どうすんの!」

美優「最前列の強襲艦隊、一部被弾しています。戦闘は続行可能みたいですけど……」

ピピピッ!

整備長『おいお前ら、そっちは大丈夫なのかよ!』

志乃「あら、心配してくれているのかしら……? 大丈夫よ、私たちのほうは問題ないわ」

整備長『こっちのモニターでもレーダー見てるが、G型が流れてきてるから気をつけろよ!』

早苗「そっちのほうは相手したくないんだけど……! 干渉装置ってヤツはどうなってるのよ!」

瑞樹「進捗……エネルギー測定中みたいね。まだまだ私たちの仕事は終わらなさそうね……!」

志乃「後方のJ-01にミサイルでの弾幕支援、要請しましょうか……上手く立ち回らないと、前線のNGFが先に疲弊するわね……」


http://i.imgur.com/IziKtjD.png


……
…………



460: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:17:21.64 ID:IxPTzGW20

461: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:18:19.01 ID:IxPTzGW20

――戦闘宙域

P「奈緒、接近してくるG型が6匹だ、こちらで対処するぞ」

奈緒『了解! コンビネーションマニューバは!』

ナオ『軌道ルート予測……I01だ!』

P「了解した! GN形態で接近する!」ガションッ!

ギュオオオオオオオッ!!


http://i.imgur.com/SGZF4Z7.png


G型「!!」ブブゥゥゥンッ!!

ドシュシュシュシュッ!!

P「貴様等の針には当たらん! ダインスレイヴ!」ヒュカカカッ!!

ズドォンッ!!

ドガアアアアアンッ!!


http://i.imgur.com/jNkbmMg.png


奈緒『デュランダルⅣ! はあああああっ!!』ブォンッ!

ズバアアアアアッ!!

G型「……」ブブ……

ドガアアアアアンッ!!

奈緒『Pさん!』

P「纏めてこられると面倒だ、このままここにいる奴等は落とすぞ!」

……
…………



462: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:19:17.01 ID:IxPTzGW20

――戦闘宙域

白蜂「!!」ヒュカカカカッ!!

ドシュシュシュッ!!

翠『当たりません! サーベル……はああああっ!!』ヒュカッ!

シュパアアアアアンッ!!


http://i.imgur.com/3u0RDCU.png


卯月「レーダー更新……巣からまたスティングが出てきました! 追加47匹です!」

凛『ちょっと、多いかも……』

未央『まだこっちにいるのも撃破してないのに!』

智絵里『み、みなさんダメです! 弱音を吐いちゃ……わ、私たちが、頑張らないとダメなんです!』


http://i.imgur.com/8cxh0Or.png


麗奈『よく言ったわね智絵里!!』ギュオオオオオッ!!!!


http://i.imgur.com/NeE9OiZ.png


ボシュシュシュシュシュッ!!

ドガガガガガガァンッ!!



463: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:20:27.02 ID:IxPTzGW20

ピピピピピッ!!

卯月「レーダーの反応が……!」

翠『麗奈さん!』

麗奈『アンタたち、これでも前線部隊よりは気楽なんだからしっかり仕事しなさい! アンタたちのやることなんでしょ!』


http://i.imgur.com/hwNQF4O.png
http://i.imgur.com/9L6mp8d.png


凛『中佐……は、はい!』

麗奈『アンタたちの旦那や蘭子たちが気張ってるんだから、帰る場所くらい守ってやりなさい! そうでしょ島村!!』

卯月「えええっ!? そ、そうですけど……わかりました、頑張ります!!」


http://i.imgur.com/d7zotii.png



麗奈『分かればいいのよ。それじゃアタシはちょっとアイツらのとこ行ってくるわ』ガションッ!!

ドシュウウウウウウンッ!!!!

未央『……うわー、ミサイルばら撒くだけ撒いてさっさと行っちゃった』

翠『とはいえ、麗奈さんのお話しはもっともです。私たちは艦隊を守りきりましょう』

凛『了解……奈緒、加蓮……!』


http://i.imgur.com/FLNGNtI.png
http://i.imgur.com/TpbatMy.png
http://i.imgur.com/FhOxEJe.png


http://i.imgur.com/C3jQXzq.png


……
…………



464: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:21:35.42 ID:IxPTzGW20

――戦闘宙域


http://i.imgur.com/LxCenXK.png


フレデリカ『人間は殺しちゃダメ! アタシたちのこと助けてくれたんだからー!』ズドォンッ!

ドガアアアアンッ!!

蘭子『奥からまたG型が……スティングも多い……』


G型「……」ブブブ……

白蜂「……!」ギュンッ!


http://i.imgur.com/8x1jH5M.png


加蓮『さっきよりは接近できているけど、せめてここの群れを抜けないと……!』

愛梨『……P少佐!』

P「分かっている。ラピッドストライカー隊とフレデリカは先行しろ」

奈緒『!』

菜々『えええっ!? でも少佐、ここのスティングの数……』

ナオ『まだ80は残ってる……ヴァルキュリアシステムがあったって、G型も混ざってる状態で分散するのは危険だ!』

千秋『そうよ! 足の速い3N-VPOがいるとはいえ……』

奈緒『……分かった』

加蓮『奈緒!?』





465: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:22:16.37 ID:IxPTzGW20


http://i.imgur.com/HKlJ4eK.png


P「そうか。よしそれではシンデレラガール、黒川少佐、ここは抑えるぞ」

蘭子『うむ!』

愛梨『はーい♪』

ナオ『ちょっと待てよ2人まで……』

奈緒『いいんだよ! あたしたちは……行くぞ!』


麗奈『そうよ! さっさと行きなさい!』


菜々『えっ!?』


http://i.imgur.com/W7J0jxh.png




466: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:22:58.73 ID:IxPTzGW20


http://i.imgur.com/5N88ISA.png


麗奈『アンタたち、まだこんなとこにいたの? さっさと仕事しなさい!』ギュオオオオオッ!!

P「麗奈か! 来てくれて助かる」

麗奈『アンタがだらしないから来てやったのよ! ちゃんと部下の面倒くらい見なさい! 菜々!』

菜々『は、ひゃい!?』

麗奈『そいつらのお守りは頼んだわよ』

菜々『……了解です! ラピッドストライカー隊の隊長として……みなさん、行きますよ!』


http://i.imgur.com/tmDwpMg.png


加蓮『菜々さん……』

ナオ『……了解。奈緒!』

奈緒「ああ、ここは頼んだ!」ガションッ!

ギュオオオオオオオオオッ!!!!





467: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:23:38.31 ID:IxPTzGW20


http://i.imgur.com/iyvw05b.png


愛梨『……行きましたね』

P「そうだな。俺たちは……」


http://i.imgur.com/qHWyE2X.png


G型「!!」ギュォンッ!

白蜂「……!」ギュンッ!

白蜂「……!」ギュンッ!


蘭子『魔王の怒りに触れるか……いざ!』

麗奈『遊んでやるわよ!』


http://i.imgur.com/NQ5cmZG.png


……
…………




468: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:24:29.69 ID:IxPTzGW20

――フレイヤ(ブリッジ)

http://i.imgur.com/cwXSurp.png
http://i.imgur.com/P17sDvC.png


晶葉「楓、アインフェリアの皆のバイタル値はまだ正常範囲だ。歌の効果もある程度は出ている」

楓「ですが、クイーンには届いていない、ですね……」

晶葉「やはりECMフィールドの影響だろう。ここはみんなを信じるしかない」

楓「誰かが、歌を届けてくれるのを……」

晶葉「ああ、私たちはここにいることしか出来ない。出来ないからこそ……最善を尽くそう」

楓「……そう、ですね」


http://i.imgur.com/C5st1tM.png
http://i.imgur.com/h6o4SYu.png


……
…………



469: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:25:07.66 ID:IxPTzGW20

――戦闘宙域


女王「……」ギ、ギ、ギギギギ……

キィィィィン……

女王「……!!」


ギュドォォォォンッ!!!!



http://i.imgur.com/U3Iyxo2.png


……
…………



470: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:25:50.19 ID:IxPTzGW20

――ノルンS-02(メインブリッジ)

「クイーンより高エネルギー反応!!」

時子「まさか粒子砲……射線割り出しなさい!」

「算出……出ました!」

時子「宙域の全艦、前戦闘機に通達! 急いで射線上から退避しなさい!!」

「粒子砲、来ます!」

時子「総員衝撃に備えなさい!」


……
…………



471: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:26:24.67 ID:IxPTzGW20

――戦闘宙域


ドドドドドドドドドドッ!!!!


未央『わあああああっ!?』

翠「卯月さん! こちらに!」

卯月『あわわわわわ!!』

凛『こ、この砲撃……!?』


「た、隊長……ぐあああああああ!?」

「うわあああああ!!」

ドガガガガァンッ!!

智絵里『み、みなさん! みなさん!! そ、そんな……』


ドガアアアアアアンッ!!!!

翠「しまった、強襲艦!?」バッ!


……
…………



472: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:27:03.78 ID:IxPTzGW20

――フレイ(ブリッジ)

琴歌「桃華ちゃん、艦の被害はどうなっていますか!?」

桃華「う……フ、フレイは回避できましたわ。フレイヤⅡも無事です。後方のフレイヤも……ですが、前線に出ているヴェール3隻が……」

ピーッ……

かな子「さ、3隻大破……2隻損傷、これじゃあ巣に接近するのが……」

琴歌「いいえ、私たちがやらなければなりません! 落ちたヴェールの分までカバーしましょう!」

かな子「無茶苦茶だよぉ……で、でもやらないと私たちも……」

桃華「そうですわ! 千秋さんも翠さんも、Pちゃまも頑張っておりますもの!」

琴歌「はい、こちらも最後まで戦いましょう!」


……
…………




473: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:27:36.18 ID:IxPTzGW20

――戦闘宙域


愛梨「P少佐! いまの……」

P『クイーンの砲撃……ノルンの陽電子砲並の……いや、射程を考えるとそれ以上の……!!』

蘭子『いまので味方が浮き足立って……少佐、このままだと……!』

千秋『強襲艦隊のほうも被害が出ている……このままだと巣の破壊が出来ないわ!』

P『くっ、このままではこちら不利か……』


愛梨「……P少佐、行ってください」


P「愛梨!?」

愛梨「ここは私と蘭子ちゃんで何とかします。Pさんは奈緒ちゃんたちを助けに行ってください」

P『だがここのスティングも残っている。G型も……』

愛梨「大丈夫です。だって……」



愛梨「だって、私たちには……Pさんがいてくれるんですよね?」






474: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:28:28.53 ID:IxPTzGW20


P『愛梨……』

愛梨「だから、私たちは大丈夫です。千秋さんも、翠ちゃんたちのところに戻ってフォローしてあげてください」

千秋『でも、それじゃああなたたちが……』

蘭子『クッ、クックックック……! 我を忘れたか! 漆黒の闇に舞い降りた魔王! 我の第2形態ブリュンヒルデ!!』

蘭子『……私と愛梨ちゃんなら、大丈夫です。だからPさん、お願いします』

P『蘭子……』

愛梨『強襲艦隊、スティングの群れに押されて後退しています。G型も流れてきているみたいです』ピピッ!

麗奈『……ねえ、アンタ』

P『……黒川少佐、麗奈は強襲艦隊に合流だ。俺はラピッドストライカー隊と合流する。シンデレラガールは……ここを頼むぞ』

愛梨「はい!」

麗奈『アンタたち、死ぬんじゃないわよ!』

千秋『ごめんなさい2人とも……艦隊が持ち直したら戻ってくるわ』

P『よし……行くぞ!』

ドシュウウウウウウン!!!!





475: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:29:40.55 ID:IxPTzGW20


蘭子『……行っちゃった』

愛梨「うん……でも、大丈夫。私たちには、Pさんがいてくれるから」カタカタカタカタッ!

ガションッ!!

『―Valkyria System Start Up―』ピシィッ!

パシュウンッ!!


愛梨「だから、私の久しぶりのヴァルキュリアシステム……」ピッピッピッピッ!!


『―Hyper Maneuver Mode Migration―』


愛梨「あのときと同じように……一緒に行きましょう、蘭子ちゃん!」

蘭子『……偶像の象徴と共に!』


……
…………




476: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:30:17.94 ID:IxPTzGW20

――戦闘宙域

加蓮『奈緒! 強襲艦隊が……!』ドシュゥンッ! ドシュゥンッ!

フレデリカ『そんな……クイーン、どうしてそんなことしちゃうの……?』

菜々『ノルン艦隊は無事みたいです。ナナたちはここで足を止めるわけにはいきませんよ!』

ズドォォンッ!!

奈緒「分かってる! あたしたちは……こんなところで!」ブォンッ!!

ズバアアアアアッ!!

G型「……」ブ……ブブ……

ドガアアアアアンッ!!!!

ナオ『だけど蜂の巣の近くで……後はここさえ越えればクイーンまですぐなのに!』

奈緒「くそっ、どうすれば……!!」


……
…………



477: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:31:17.70 ID:IxPTzGW20

――戦闘宙域

P「全機ヴァルキュリアシステムを起動したか。千秋と翠も、システム稼働中か……」ピッ、ピッ、ピッ……

G型「!!」ブブブゥゥンッ!!

P「ニュージェネレーション隊と加蓮、蘭子はイエローゾーンか。アインフェリアの皆も……」ガションッ!

ドガガガガガガガッ!!

ドガアアアアアンッ!!!!

P「……」



晶葉『26分だ。よくこれだけ続いたな。助手のバイタル値がレッドゾーンになるギリギリだったが』



P「シミュレーターでは5人分で26分。それなら、13人分で10分くらいは持たせてみせるさ」ピッ、ピッ、ピッ……

『―Valkyria System Start Up―』ピシィッ!

パシュウンッ!!

P「各機のヴァルキュリアシステムとのデータリンク正常……起動確認……!!」ドクンッ!!

ドクンッ! ドクンッ!!

P「……み、皆の……恐怖……だが、いまの俺は……」カタカタカタッ!

ピピピッ!!

P「皆の恐怖を背負う以上に……皆を失うことを、何よりも恐れている」



奈緒『だからPさんも、みんなのためでも何でもいい! 最後は、自分のために……自分の幸せのために、やりたいことをやってくれよ……!』



P「……奈緒」





478: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:31:45.87 ID:IxPTzGW20


P(……そう、か)

カタカタカタカタッ

P「……皆、聞こえるか」ピピピッ!

美波『Pさん?』

P「ステージ中ですまない。皆の歌……聞こえているぞ」

ありす『……どう、したんですか?』

P「その歌で、人を、ビーを……皆を導け。お前たちならそれが出来る」

文香『Pさん……それは……』

藍子『どうしてそんな……』

P「最期まで……聞いているぞ」

夕美『P……Pさ――』

ピッ!

P「美波、文香、ありす、藍子、夕美……生きてくれ」

……
…………




479: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:32:37.32 ID:IxPTzGW20

――戦闘宙域

ピピピッ!

ナオ『くっ、このG型の群れが……!!』

加蓮『いま身体が軽く……ううん、それよりもまだ来る、上から!』

菜々『ウサミン……ロケットパーンチ!!』ガションッ!

ドドドドドッ!!

奈緒『速度上げるぞ! まずは上の3匹からだ!』


ドシュシュシュシュンッ!!

G型「!?」

ドガアアアアアアンッ!!!!


P「……大丈夫か、お前たち」

ナオ『P少佐、戻ってきたのか!』

フレデリカ『プロデューサーだー!』

奈緒『だけど、このG型とスティングの群れを抜けないとクイーンのところに……!』

P「……奈緒、少し聞け」

奈緒『え……?』

P「以前話したな。俺たちがこうして出会ったことに、意味があると」

奈緒『Pさん……』

P「奈緒、お前は生きろ。奈緒の世界と俺たちの世界……加蓮、ナオ、皆を……最後はお前が守るんだ」

フレデリカ『え……?』

加蓮『Pさん!?』




480: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:33:15.23 ID:IxPTzGW20


奈緒『おいバカ、突然何言ってんだ! おい!!』

P「この数のG型だ、誰かが引きつけておかねばならん……行け」

ギュオオオオオオオッ!!!!

ナオ『何やってんだ! 突っ込むなP少佐!!』


G型「……!」ズドォンッ!!

G型「……!」ズドォンッ!!

G型「……!」ズドォンッ!!


加蓮『Pさん!』

奈緒『Pさん!』

菜々『少佐!』


ギュオオオオオオオッ!!!!

フレデリカ『ダメ!!』ギュンッ!!

P「フレデリカ!?」

ドガガガガガァンッ!!!!

フレデリカ『あああああああっ!?』バチバチバチィッ!!



481: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:34:25.01 ID:IxPTzGW20

奈緒「フレデリカ!!」

P「フレデリカ……フレデリカ!!」

ナオ『おいフレデリカ! しっかりしろ! 応答しろよ!!』

フレデリカ『ダ……メ……プロ……』バチッ、バチバチ……

P「おいフレデリカ、NGFの損傷はどうなっている、フレデリカ!!」カタカタカタッ!!

奈緒『くっ……こいつらああああ!!』ギュンッ!

ズドォン!!


フレデリカ『メッセンジャーが……みんな、守って、くれ……て、アタシ……も……』

フレデリカ『だけど……メッセンジャー……プロデューサーが、守って……じゃないと……』

P「!!」

フレデリカ『アタシも……これで、メッセンジャーみたいに……みん、な……』

P「おい……おい、フレデリカ……フレデリカ!!」

フレデリカ『……』

奈緒『フレ……くそおおおおお!!』

ナオ『……加蓮、フレデリカの3Nを連れてフレイヤに戻れ』

加蓮『え……でも、ナオ……』

ナオ『戻れ……戻るんだ!!』

奈緒『……菜々さん、加蓮とフレデリカをフレイヤまで頼む。ARGTなら帰りのスティングを……!』

菜々『……分かりました。ARGT、胸部装甲展開……イージスを起動します。加蓮ちゃん、ナナの後ろに』

加蓮『イヤ!! ナオが……奈緒が……』



ナオ『……大丈夫だ加蓮、あたしが――』



加蓮「……!!」


……
…………



482: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:35:18.13 ID:IxPTzGW20

――フレイヤ(ブリッジ)

楓「晶葉ちゃん、みんなのバイタルは!」

晶葉「助手がシステムを起動している! おかげで皆のバイタル値はある程度安定したが、いずれシステムの制御上限に達してしまう! このままでは……」

ピピピッ!

楓「通信……こちらフレイヤ」ピッ!

加蓮『……こちら2号機、フレデリカ機が被弾しました。これより帰艦します』

晶葉「フレデリカが!?」

楓「前線のVPS-001と002小隊はどうなっているんですか? Pさんと奈緒ちゃんたちは……」

加蓮『大丈夫です。ハッチ開ける準備をお願いします』

晶葉「……分かった。医務室に機材を置いている。戻ったら連れてってやってくれ」

加蓮『了解です』ピッ!

……
…………




483: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:35:45.76 ID:IxPTzGW20

――戦闘宙域


加蓮(ナオ、奈緒……私は……)




ナオ『あたしが、守ってやるよ。今度は……嘘じゃない』




加蓮(私は……信じてるから)


――
――――



484: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:36:16.82 ID:IxPTzGW20





『奈緒、私の歌……』



http://i.imgur.com/nW3dAXk.png



――
――――




485: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:37:29.51 ID:IxPTzGW20

――ノルンS-02(メインブリッジ)


http://i.imgur.com/ZAPFX2K.png


「G型更に接近! 艦正面です!」

時子「ブリンガーで落とせ! イージスを急ぎなさい!」

「ダメです、速度が……!」


G型「……!!」ドシュシュシュッ!!


時子「くっ――」


――ドシュッ!!


時子「攻撃が……」

ピピピッ!


智絵里『……とき、こ……さん』ザッ、ザザザッ……


時子「智絵里!? あなた機体が……!」


http://i.imgur.com/xnslHdR.png


……
…………



486: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:39:04.29 ID:IxPTzGW20

――戦闘宙域


http://i.imgur.com/Ay1NdBa.png


ビビビビビッ! ビビビビビッ!

智絵里「時子さん……私、ずっと、迷惑かけて、ばかりで……」

バチッ、バチバチッ……

智絵里「だけど、四葉の、クローバー……受け取ってくれて、嬉しくて……」

時子『智絵里! 動けるならそこから離れなさい、G型は他の隊に任せなさい、智絵里!!』


智絵里「時子さん……ありが、と――」


http://i.imgur.com/AgQl6jd.png


……
…………



487: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:40:01.63 ID:IxPTzGW20




ドガアアアアアアアンッ!!!!


――ピーッ!!



時子「智絵里いいいいいいい!!!!」




……
…………




488: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:40:44.42 ID:IxPTzGW20

――戦闘宙域

卯月「智絵里ちゃん!!」

未央『ちえりん……ちえりん! よくも!!』

ボシュシュシュンッ!!!!

ドガアアアアアアンッ!!


ピピピッ!

時子『宙域のNGF……巣への、進行ルートを……何としても確保しなさい……!』



http://i.imgur.com/If752SP.png


卯月「財前大佐……」

未央『ちえりんの、ちえりんの仇……しまむー!!』

卯月「……う、うああああああ!!」ガションッ!!

ドシュウウウウウウンッ!!!!

G型「……!」ギュンッ!!

凛「しまった!? G型が1匹ここを抜けた……フレイヤが!!」


……
…………



489: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:41:23.00 ID:IxPTzGW20

――フレイヤⅡ(ブリッジ)


ドガアアアアアンッ!!

美優「きゃあっ!?」

志乃「くっ……随分と、激しいわね……」

瑞樹「ブリンガー5番から8番破損、レーヴァテイン2番使用不能……!」

早苗「ちょっと、左舷ブロックで火災よ!」

ピピピッ!

整備長『おい! こっちで火は何とかする! 戦闘はどうなってる! 少佐たちは、とときんはどうした!』

瑞樹「ちょっと待って……イケメンたちはかなり奥に行ってる……愛梨ちゃんと蘭子ちゃん、スティングに囲まれて……!」

整備長『……分かった』

ピッ!

早苗「こっちも陽電子砲の射程まであと少しなのに……!!」

志乃「いまのうちに、陽電子砲の展開準備……あと少しなら、何としても撃つわよ……」


http://i.imgur.com/AKPJWzx.png



……
…………



490: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:42:36.26 ID:IxPTzGW20

――戦闘宙域


http://i.imgur.com/y0FoPsf.png


P『……』

奈緒「Pさん動け!! フレデリカの分まであたしたちがやらなくてどうすんだよ!!」

ナオ『P少佐! ここで終われないだろ!!』


麗奈『アンタたち!!』

ドシュウウウウウウウンッ!!


奈緒「麗奈!?」

ナオ『中佐!』


麗奈『このバカ!! アンタ、ここに来てふざけんじゃないわよ!! アンタは自分がやらなきゃならないこと、忘れたわけ!?』

P『麗奈、お前もこっちに来たのか……』

麗奈『千秋は送ってやったわよ! 後はアイツらに何とかさせるわ!』






491: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:43:19.41 ID:IxPTzGW20

P『俺は……』

麗奈『アンタを信じて、付いて来たバカたちのところに戻るんでしょ! そんなことも忘れた腑抜け、レイナサマは許さないわよ!!』

P『皆……そうだ、皆……!』

奈緒「Pさん、行こう! 急がないとクイーンも……!」

P『……すまなかった。しかし、この現状では』

麗奈『ここはアタシが遊んでやるから、アンタたちは行きなさい!』

P『麗奈!? しかし……』

麗奈『つべこべうるさい! 行け!!』

ナオ『中佐、でも!!』

P『……行くぞ、2人とも』

奈緒「Pさん……」

P『行くぞ!!』

奈緒「……ああ、わかった!」ガションッ!

ドシュウウウウウウンッ!!!!


麗奈『……そう、それでいいのよ』


……
…………



492: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:44:08.15 ID:IxPTzGW20

――フレイヤ(専用ステージ)


美波「Pさん!!」



G型「!!」ズドォンッ!!




藍子「――!」



ドガアアアアアアアアンッ!!!!



http://i.imgur.com/6l2ElLo.png



……
…………



493: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:45:45.62 ID:IxPTzGW20

――フレイヤ(ブリッジ)


ドガアアアアアンッ!!!!

楓「ああああっ!?」

晶葉「しまった、ステージが……みんな、無事か!? 応答しろ!!」

楓「艦の、状況は……」グググッ……

晶葉「くっ、積層イージス……一部損傷、展開に制限が……!」カタカタカタッ!


ピピピッ!

麗奈『晶葉』


http://i.imgur.com/OX7IOW5.png


晶葉「麗奈!? どうした……」

麗奈『アンタ、やっぱり天才ね。あいつらのこと……頼むわよ』

晶葉「麗奈……そうか、わかった」

麗奈『話しが早くて助かるわ。それじゃ』

ピッ!

晶葉「麗奈……」


……
…………



494: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:47:18.22 ID:IxPTzGW20

――戦闘宙域

http://i.imgur.com/Pd5hd4Y.png

ピッ!

麗奈「ちひろ、聞こえる?」

ちひろ『麗奈ちゃん!? いきなり通信なんて……』

麗奈「アンタ、自分を見失わないようにしなさい。同じことしちゃダメよ」

ちひろ『麗奈ちゃん? 麗奈――』

ピッ!


麗奈「……いまの装備で、こいつらと大規模の巣を足止めすることはできない、か。来るまでに無駄に遊びすぎたわね。弾も少ないし」

麗奈「なら、やることは1つね。機体をオーバーロード状態にして、そのまま突っ込む……!」ギュオオオオオオオッ!!

麗奈「……ええ、分かってるわよ」ガションッ! カタカタカタッ!! ピッピッピッピッ!


『―Limit Over Blazing Storm―』


ドシュウウウウウウンッ!!!!

麗奈「あいつらになら、この世界を任せていいんじゃないの? アタシは、もう帰るわ」ピッ、ピッ、ピッ……

麗奈「ま、これでいいのかしらね。ナナ、島村、ひか――」ギュオオオオオオオッ!!!!

パアアアアアアッ!!!!


http://i.imgur.com/YkjK0Iu.png


……
…………



495: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:49:01.15 ID:IxPTzGW20

――戦闘宙域

奈緒『Pさん! 麗奈の反応が!』

ナオ『小関中佐……くそぉ!!』

P「止まるな2人とも! クイーンは目の前だ……ここで止まっては麗奈が開いてくれた道が……!!」



女王「……」ゴゴゴゴゴ……



ナオ『クイーン……! どうして、どうしてこんな……あたしたちは、ビーと生きているんだ! みんな、一緒にいることが出来るんだ!』

奈緒『だけど、お前たちがここに来てしまったら、全部が壊れるんだ! だから、あたしたちは……!』


http://i.imgur.com/vXSGgKr.png


G型「……!」ギュンッ!

G型「……!」ギュンッ!

G型「……!」ギュンッ!

ドシュシュシュッ!!

奈緒『くっ……!』

P「奈緒、お前たちが行け!!」ギュンッ!!

ドガガガガガガッ!!

ナオ『少佐!?』

奈緒『でもまだG型が……』

P「構わん! お前たちが行くんだ! 忘れたか? 俺は……」


P「俺は、トランプが得意なんだ」


ナオ『はぁ!?』




496: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:50:27.49 ID:IxPTzGW20

http://i.imgur.com/tHkfD89.png


P「最後にお前たちがいる。いまの俺にとってはそれで十分だ」

ナオ『おいなんだよそれ!』

奈緒『行くぞ! つまりあたしたちは切り札ってことだよ!』

ナオ『わかりにくいんだよ! ああもう、持ちこたえてくれよ!』

P「分かっている。早く行け」

奈緒『了解!』

ドシュウウウウウウンッ!!!!


P「……最後に相手するのはお前たちか。G型20匹、ダブル奈緒なら奥にいる奴等も上手く避けていくだろう」

P「リサーヴのビームウィングを展開。高機動マニューバモードに移行する」ガションッ!! カタカタカタカタッ! ピッピッピッピッ!!


『―Invisible Maneuver Mode Migration―』


P「……お前たちが、白塗り以上であれば俺に勝つ見込みはあるだろう」ピッピッピッピッ!!

G型「!!」ブブゥゥゥンッ!!

G型「!!」ブブゥゥゥンッ!!

P「しかし、残念だな。いまの俺は負けん、皆と繋がっているからな」ピッ……


『―Limit Over Blazing Storm―』


P「助かったそ博士。そして麗奈、行くぞ……!!」ガションッ!

ギュオオオオオオオオッ!!!!


……
…………




497: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:52:12.65 ID:IxPTzGW20

――戦闘宙域

愛梨「ミサイルランチャー!!」ボシュシュシュシュッ!!

ドガガガガガガガァンッ!!!!

白蜂「!!」ギュンッ!

愛梨「まだスティングが……! あっ、ミサイルランチャーの弾が……速射ライフルのエネルギーも……!」カチッ、カチッ

蘭子『我等に触れるな!!』ドシュウンッ!!

ドガアアアアアンッ!!!!

愛梨「蘭子ちゃん!」

蘭子『愛梨ちゃん、ウェポンポインターを出して! ウィングバインダーのバルムンクを1つあげるから!』ガションッ!

愛梨「ありがとうございますっ! でも、こっちの機体エネルギーもあと少しで……」

蘭子『くっ……このままでは……』


http://i.imgur.com/WvDY64c.png


整備長『うおおおおおおおお!!!!』ギュオオオオオオッ!!!!

ドシュウンッ! ドシュウンッ! ドシュウンッ!

ドガアアアアアンッ!!!!



498: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:53:02.32 ID:IxPTzGW20

愛梨「せ、整備長!? その3Nどうしたんですか!」

蘭子『何故そなたがここに!』

整備長『少佐! 俺たちの……俺たちがあああああああ!!!!』ギュンッ!

白蜂「!」ヒュカカカッ!!

ドシュシュシュッ!!

整備長『があああああっ!!』ドガガガガガァンッ!!

愛梨「整備長! ダメ、下がってください!!」

整備長『う……お……俺たちの……む、す……』バチッ、バチッ……バチッ……


『お父さん!』


整備長『う、あ……か……な……ああああああああ!!!!』ガションッ!!

ドガガガガガガッ!!

愛梨「整備長!!」

整備長『諦めんな! とときんもらんらんも、みんなのためのアイドルじゃねえのか!!』

蘭子『……そうだ、我は……おおおおおおお!!』ガションッ!!

ギュオオオオオオッ!!

愛梨「私も……そう、歌を届けることが出来なくても、最後まで……!!」ドシュウンッ! ドシュウンッ!

……
…………




499: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:54:33.34 ID:IxPTzGW20

――戦闘宙域


女王「……」ギ、ギギギギ……


奈緒「見えた、クイーン!!」

ナオ『っ!? 奈緒!』

G型「!!」ヒュカカカッ!

ドシュシュシュッ!!

奈緒「しまっ……!?」ゾクッ!

ナオ『こ、のおおおおお!!』カタカタカタッ!!


ブッピガンッ!!


奈緒「ぐっ、ドッキング解除か!? いまので回避できた……!」

ナオ『この状態だとG型相手じゃあ……くそっ、ヴァルキュリアシステム……再起動!!』ピシィッ!

パシュウンッ!!

ナオ『ぐぅっ!?』ドクンッ!!

奈緒「ナオ!?」

ナオ『こ、これが……宇宙、なんで、こんなに広くて、暗くて……で、でも……!!』ハァ、ハァ、ハァ……

ナオ『……ビフロスト!!』

ボシュシュシュシュッ!!

G型「!!」ギュンッ!

ドガガガガガガッ!!

ナオ『よ、避けるのか……』ドクンッ! ドクンッ!



500: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:55:47.22 ID:IxPTzGW20


http://i.imgur.com/E4GjQdX.png


奈緒「バカ! 耐性もないのに……ミサイルが相手してる間にドッキングだ!」カタカタカタッ!

ナオ『あ、ああ……!』ギュオオオオオオッ!!


ブッピガンッ!!


ナオ『システム再起動……はぁ、はぁ、はぁ……』

奈緒「大丈夫か!?」

ナオ『だ、大丈夫だ……最後はコイツだけだ、奈緒!!』

奈緒「ああ……デュランダル!!」ブォンッ!!

ズバアアアアアッ!!!!

バキィンッ!!

G型「……」ブ、ブブブ……

ドガアアアアアアンッ!!!!

奈緒「くそっ! デュランダルが……だけど、これで……」



501: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:57:03.75 ID:IxPTzGW20


女王「……」

奈緒「……聞こえるか、クイーン! アインフェリアの……みんなの歌が!」

奈緒「あたしたちは生きている! ビーも一緒に……あたしたちは戦いたくない。戦う必要なんてない……」

奈緒「お互いに、生きていけるんだ。それぞれのいるべき場所で!」


http://i.imgur.com/NUuXnO9.png



女王「……」ギ、ギギギギ……


キィィィィン……!!!!


奈緒「そうだ、あたしたちは……」


バチッ、バチッ……


奈緒「お互いの、いるべき居場所に――」


http://i.imgur.com/CurnEtM.png


……
…………



502: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:57:43.72 ID:IxPTzGW20


P『……皆の歌が、聞こえる。あのときのように』

P『ここは……』


美優『……さん、Pさん……!』


P『美優……ここは……それに、俺の名前を……』

美優『はい……私は、あなたのことを……』

美優『すみません、ずっと、いなくなってしまって、お1人に……させて……』

P『……いや、俺は1人じゃなかった。皆がいてくれた、一緒に……それに、美優も……』

美優『はい、私も……これから、あなたと一緒に……』


……
…………



503: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:58:37.28 ID:IxPTzGW20


『……行くのか?』


『ああ。呼んでいるんだ、アイツが』


『最後に、伝えておくこととか、あるか?』


『そうだな……ありがとうって、伝えてくれ』


『それだけでいいのか?』


『それだけでいい。だって、あたしたちは……これで正しかったんだから』




『……それじゃあ、あたしからも一言……ありがとう』


『……ああ』


http://i.imgur.com/8d1mHo4.png


……
…………



504: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 22:59:18.89 ID:IxPTzGW20


――ノルンM-01(メインブリッジ)


ピッ、ピッ、ピッ……


ちひろ「スティングたちの反応が消えた……巣の反応も、一緒に……」

ピピピッ!

晶葉『……クイーンが連れて行ったということか。アインフェリアの歌を聴いて、理解してくれたのか、どうなのか』

楓『これで……よかったのでしょうか』

志希『さあねー。でも、あたしたちはフレちゃんたちと一緒に生きている。いつか……本当に分かり合えるときが来るかもね』


ちひろ「いつか……そう、いつか、ですね」


……
…………




505: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 23:00:26.10 ID:IxPTzGW20

――戦闘宙域


ピッ……ピッ……ピッ……


加蓮「リサーヴの反応……Pさん!」ピピッ!


P『北条、少尉か……なぜ、ここに来た』


加蓮「フレデリカは菜々さんが……それより、ナオたちは!?」

P『奈緒……そうだ、奈緒は……!』

加蓮「……3Nの信号があった。Pさん!」ピピッ!

P『ああ、迎えに……行くか……』



……
…………




506: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 23:01:23.97 ID:IxPTzGW20

――戦闘宙域(3N-SD-VPO機体内)


ナオ「そうだな……奈緒、あたしたちは……」


ピピピッ!

加蓮『ナオ!!』


ナオ「加蓮……ああ、あたしだ……加蓮の、声だな」

加蓮『ナオ……! よかった、無事だったんだ!』

ナオ「約束したからな……あたしは、生きているよ。ここにいる」


加蓮『……奈緒? ねえ、ナオ……奈緒は……』

ナオ「ああ、これでいいんだ。あたしたちは……」

加蓮『ナオ……?』





507: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 23:02:07.68 ID:IxPTzGW20





ナオ「あたしたちは……お互いの、いるべき場所に……帰ったんだ」


http://i.imgur.com/1diSzjL.png



――
――――




508: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 23:02:46.05 ID:IxPTzGW20

――河川敷




「歌……聞こえていたよ」


「……そっか」







509: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 23:03:58.47 ID:IxPTzGW20





「……おかえり、奈緒」



「ああ、ただいま……加蓮」





……
…………
………………
……………………



510: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 23:06:34.39 ID:IxPTzGW20


【奈緒は生存本能ヴァルキュリアの世界で戦い抜くようです】

                 完


                to be......


            ――――――――
              ――――
                ――



511: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/21(金) 23:08:42.94 ID:IxPTzGW20

おわり



528: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/22(土) 23:03:23.50 ID:0vN/k2po0

…………………………………………………
  ………………………………………
     ……………………………
       ……………………
         ……………



529: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/22(土) 23:04:03.59 ID:0vN/k2po0

――3ヶ月後、ナシヤマ、オート・クレール社(オフィス)

楓「はい……はい、分かりました。明後日の打ち合わせまでにはこちらで資料を纏めておきますので……」

ピッ!

楓「ふぅ……」

パシュンッ!!

晶葉「楓、黒川重工から連絡が来てなかったか? 明後日の打ち合わせの件なんだが……」

楓「あ、来ていましたよ。戦艦への光波推進システムの導入再実施検討、こっちで抱えている問題点は洗っておきますって話しておきました」

晶葉「明日くらいには内部でミーティングしようか。しかしまぁ、忙しいものだな」

楓「ええ、本当に……でも、これでいいのかもしれませんね」

晶葉「戦艦乗ってドンパチやるよりはいいだろう。あの日以来、スティングたちが空間転移してくることもなくなった」

晶葉「おかげで次元振動の発生も収束しつつある。とはいえ、次元崩壊について課題は残したままだがな……」

楓「そうですね。ここからは……晶葉ちゃんたちが頑張るところですね」

晶葉「まったく、ここからも何も、グレイプニールからNGFの開発まで私たちは働き詰めだよ。少しくらい休みも欲しくなる」カタカタカタッ!

ピピピッ!

晶葉「それに……NGFも次の段階に移行する。今度は、私たちのほうから出向いてやることになるからな」

晶葉「戦艦の件と平行して、こちらもやらねばならん」

楓「ええ、そうですね」



530: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/22(土) 23:05:49.35 ID:0vN/k2po0



晶葉「ところで……助手はまだ病院か? 確か今日だろう?」

楓「そういえばそうでしたね。午後は晶葉ちゃんも行きますよね?」

晶葉「まあ、行かないわけにはいかないだろう。助手のほうが問題ないならいいんだが……」

楓「えーっと……たしか今日は、ナオちゃんが当番だったはずですね。確か加蓮ちゃんも行くから、一緒にいるはずです」

晶葉「そうか。それじゃあ車で助手たちを拾って行けばいいか。もう少ししたら出るか」

楓「はい」


……
…………




531: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/22(土) 23:09:00.01 ID:0vN/k2po0

――数時間後、ナシヤマ(軍病院前)


加蓮「あの車じゃない?」

ナオ「あ、きたきた! こっちこっち!」

P「時間通りか」


楓「お待たせしました」

晶葉「まったく、入院中の部下を連れて行くのも気は引けるがな」

P「そう言わないでくれ。俺も好きで入院してるわけではないし、ようやく今日1日の外出の許可を貰ったんだ」

楓「そうですか。ところで、ナオちゃん」

ナオ「なんだ?」

楓「上着のボタン、ズレて付けちゃってますよ? 楽しかったですか?」

ナオ「んわぁっ!? あわわわわわわ……!」サササッ!

加蓮「今日はナオとPさんと3人で盛り上がったもんねー」

ナオ「バッ、バカッ! そんな隔離病棟での3P事情なんて言わなくていいから!!」

加蓮「いや、私3Pまで言ってないんだけど……」

P「完全にナオの自爆だろう」

ナオ「う……あ、あああああああ!!!! それはあたしが適性ないのにヴァルキュリアシステムを使ったせいなんだあああああ!!」ゴロゴロゴロゴロ!!

晶葉「ほらほら地面を転がるな。3Pでも4Pでも10Pでも、助手が退院したら好きなだけやってくれ。早く移動するぞ」

P「俺を殺す気か……まあ、行くか。大佐は現地にいるんだろう?」

……
…………




532: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/22(土) 23:15:15.65 ID:0vN/k2po0

――数十分後、ナシヤマ(共同墓地)


大佐「……まさか、こんなに早く、またここに訪れる理由が増えるとは思わなかった」

P「ええ、まったくです」

大佐「軍にとって、彼女の存在は大きい。命を落として、嘆く者も大勢いた」

楓「そう……ですね」

晶葉「麗奈が抜けた穴は大きいだろう。今回の戦闘で、助手も有事の際に復隊するのも難しくなった。化け物クラスの2人がいなくなったのは、痛いだろうな」

加蓮「小関中佐……」

大佐「まったく、役職もいらない、ただ戦闘以外は暇にさせてくれと無茶を言うばかりだった。実績を無視しきれなくなった分は昇進してもらうしかなかったが」

ナオ「……この墓に、小関中佐はいない。だから菜々さんは、お墓参りに行くくらいなら、その分お仕事頑張りますって言って、来なかった」

P「まあ、麗奈としては……こうして墓の前に集まってもらうよりは、仕事してもらったほうが気楽だろうな」

大佐「そういえば、時子君も来なかったか。まあ彼女も忙しい身だろうが……」

楓「はい……時子ちゃんも、辛い思いをしているはずですけど……」

P「時子もあれで、強がりなところがある。だが、アイツも麗奈と同じで仕事を取るだろうからな」

大佐「そうだな……さて、あまり長くいても麗奈君に怒鳴られるだけだろう。そろそろ行くとしようか」

晶葉「そうしようか。私たちも、仕事に戻らねば」





533: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/22(土) 23:15:59.63 ID:0vN/k2po0




P「……」

ナオ「ん、Pさん? どうした?」



P「……また、そのうち顔を出すよ」



……
…………



534: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/22(土) 23:18:43.20 ID:0vN/k2po0


――土星圏宙域、ノルンS-02(会議室)

時子「通達の通り、S-03以下は現状維持、S-01とS-02は光波推進システム取り付けのため長期間ホクドウに駐在することになったわ」

時子「各自個別に展開されている一時転属先でも頑張りなさい。私も、下らない1日は豚共の相手でもしてやろうかと思っているわ」

時子「ただし招集時期には忘れず戻ってきなさい……私は物覚えの悪い豚を飼っているつもりはないわ」

時子「以上、これで解散よ」


「財前大佐に敬礼!」


菜々「……」

智絵里「……」



……
…………




535: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/22(土) 23:20:43.66 ID:0vN/k2po0

――ノルンS-02(艦長室)

智絵里「あ、あの、時子さん……私の、転属先……」

時子「何よ」

智絵里「その……ナシヤマの本部勤務って……」

時子「不満? 戦闘機から降りるのが嫌ということかしら?」

智絵里「ち、違うんですっ! その、と、時子さんと……一緒じゃないんだなって……」

時子「……」チラッ

菜々「……」サッ!

時子「……別に私は、立場上はホクドウにいなければならないから、今回の異動については妥当なところなのよ」

智絵里「でも……それなら、私も、ホクドウに……」

時子「……」チラッ

菜々「……」サッ!

『ナシヤマだとPさんやナオちゃんたちもいるし、ゆっくり休んで次に繋げてもらおうと思っているのよ』

時子「……ナシヤマには馬鹿たちもいるから、ゆっくり休んで次に繋げてもらおうと思っているのよ」

時子「それに……内々で話していたところだけれど、戻ってくるときには智絵里には中尉に昇進してもらおうと思っているわ」

智絵里「えっ、私が……」

時子「そうよ。そうなれば……私の下でもっと働いてもらうことになるもの。それまでは休んでおきなさい」

菜々(地味にナナは智絵里ちゃんに階級で追いつかれちゃいました)

智絵里「は……はい! 私、ちゃんとお休みして、また時子さんと一緒に……頑張りたいです!」

時子「そう。それならナシヤマでも頑張りなさい」

智絵里「はいっ」

菜々「ちなみにナナもナシヤマに転属なんですよー? ナオちゃんや加蓮ちゃんがいるので楽しみですねー」

智絵里「あ……そうなんですか」

菜々(素っ気無い……)

……
…………



536: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/22(土) 23:25:23.27 ID:0vN/k2po0

――木星圏宙域、ハマヨコ、フレイヤⅡ(ブリッジ)

愛梨「はーい、どうぞ整備長。これ、おみやげですっ」ガサッ

整備長「ははっ、わりぃな……とときんがわざわざ用意してくれたのか? この真空容器、何入ってんだ?」

愛梨「蘭子ちゃんとおばちゃんの3人でケーキを作ったんです♪ ただ……ちょっとだけ、お墓参りのお供え物にはどうかなって思ったんですけど」

蘭子「うむ、我も全ての魔力を放出した! 究極の頂きに座するものよ!」

整備長「……ありがとうな。うちの娘も喜んでくれるよ」

おばちゃん「久しぶりに火星圏に戻るんだから、少しは奥さんとゆっくりしなさいよ」

整備長「わかってるよ。まぁ、俺がいない間はNGFの整備とか、心配なんだけどなぁ」

愛梨「みんな頑張ってくれますから、心配しないでくださいっ! だけど……整備長がいないと寂しいですから、早く戻ってきてくださいね。待ってますから!」

整備長「おいおい、俺じゃなくて少佐……じゃなかった、旦那の退院のほうを待ってやれよ」

愛梨「どっちも待ってますっ! だって私、Pさんのことはもちろん大好きですけど……整備長のことだって大好きなんですからねっ♪」

蘭子「我が眷属として迎え入れることも厭わぬ者よ!」

おばちゃん「おやおや、モテモテじゃないの。奥さんに殺されるんじゃないの?」

整備長「よしてくれって。んっとに、娘が増えた気分だよ、まったく……」

愛梨「えへへっ、それじゃあ……お父さんって呼びますか?」

整備長「お父さん、か……そうだなぁ、随分久しぶりに聞いたなぁ」



早苗「……それでさ、横槍入れるのもなんだけどさ」

蘭子「む?」



537: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/22(土) 23:29:12.48 ID:0vN/k2po0

瑞樹「私たちの酒場、いつ修理してくれるのかしら?」

愛梨「ご、ごめんなさいーい……それが、上からの承認が中々もらえないんです。他の戦艦やNGFの修理で工場や港が一杯みたいで……」

早苗「はー、それじゃまだしばらくはここで生活ってことね……ま、ご飯もあるし給料も出るからいいけど」

瑞樹「海賊暮らしよりは安定してるものねー……はぁ、美優ちゃんが羨ましいわ。イケメンのところに行ってるし」

早苗「そうだ! アタシたちもイケメンに世話してもらえばいいのよ!」

瑞樹「そうねぇ……彼なら悪くないわね……」

志乃「愉快なことを言うわね……ふふっ」

蘭子「あわわわわ……荒れ狂う暴君たちまで契りを結べば、魂を繋ぐ機会が減るということに……」

愛梨「エッチする順番が回ってくるのも遅くなりますね」


整備長「……1周どころか10週くらい回って地獄だろうな、少佐」

おばちゃん「そうだねえ……」


……
…………



538: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/22(土) 23:33:22.91 ID:0vN/k2po0

――ナシヤマ、P家(居間)

ガチャッ!

フレデリカ「フレちゃんふっかーつ! メッセンジャー元気ー?」タタタッ!


凛「あ、フレデリカ……ちょっと静かに」

フレデリカ「ん? どしたの?」

卯月「いま美波さんと千秋さんの真剣勝負が始まるんです」

フレデリカ「フーン……」


桃華「さぁ、わたくしとありすちゃんの2人で山札を切りましたわ」

ありす「これで公平です。配りますね」サッサッサッ!


千秋「……」サッ!

美波「……!?」サッ!

未央「……」サッ!

美波(初手ジョーカー……!)


フレデリカ「アレなんだっけ、トランプ?」

翠「Pさんの病室にお見舞いに行く順番を決めているんですよ」

翠「千秋さんか、美波さん、未央さん3人のババ抜き勝負で勝利したユニットの順番でお見舞いに行くんですよ」

夕美「勝ったユニットのメンバーの中で順番決めて、1人ずつPさんのお見舞いに行くんだよね」

フレデリカ「へー……みんなで行かないの?」

文香「それは……とんでもありません……」ヌッ

フレデリカ「え?」

夕美「Pさんのお見舞いなんだよ? ボーナスタイムに入るかもしれないのにみんなで行くなんて……」



539: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/22(土) 23:35:16.88 ID:0vN/k2po0


藍子「みんなで行くのは無いかなぁって……それだと時間が足りませんから」

フレデリカ「ボーナスタイムって何?」

文香「ボーナスタイム……それは、超高負荷のヴァルキュリアシステムの後遺症で、Pさんがゾーニング現象を再発することを指します」

文香「これによりPさんの性欲は爆発的に高まります。有事の際にPさんの性欲を発散させるために私たちは日替わりで病室で1日過ごす決まりとなっています」

文香「個室でボーナスタイムに突入したPさんと2人きり……その後のことは、お話しせずとも、理解してもらえると思います」

卯月「文香さんってセックスの話になると凄く饒舌になりますよね」

琴歌「ちなみに、私たちの中で一番P様と激しいのは……美優さんとナオちゃんですわね」

かな子「あの2人は獣だもんね……獣セックス、半日以上続けてるときもあるから……」

凛「ナオは適性がないのにヴァルキュリアシステムを起動した末路だよね。可哀相な気もするけど……まあ本人も満足してるし」

ガチャッ

美優「みなさん、お茶が……あら、何のお話しをしていたんですか?」

夕美「美優さんが性欲爆発させてるってお話しです」

美優「えっ、ええええっ!? わ、私は別に……」パリンッ! パリンッ! パリンッ!

卯月「動揺しすぎて持ってきたグラス落として割りまくってますけど」

藍子「本人は自覚ないみたいですから……」


……
…………



540: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/22(土) 23:36:53.21 ID:0vN/k2po0

――ナシヤマ(広場)

加蓮「さーてと、買い物して帰らないとね」

ナオ「あと帰る前に、Pさんを病院に送っていかないとな」

P「まったく……まさか俺が入院することになるとは……」

加蓮「仕方が無いよ。Pさんは私たちを守ってくれたんだから……むしろ、感謝してるんだから」

ナオ「そうだな……あたしや奈緒は別だったけど、あの戦闘はPさんがいなかったら、みんな……」

加蓮「奈緒、奈緒かぁ……」

P「……そういえば、ここだったな」

ナオ「何が?」

P「奈緒が俺たちの世界に来たときに立っていた場所が、ここらしい。ここでありすと文香に出会ったのが最初だったと聞いている」

加蓮「そうなんだ……」

ナオ「奈緒……あいつは、今頃――」


――
――――



541: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/22(土) 23:39:19.64 ID:0vN/k2po0




「確か……3年ぶりの本番なんだっけ? 大丈夫?」


「まあ、大丈夫だよ。こっちに戻ってきてからレッスンがやり直しになったけど、身体なら向こうで鍛えてたから動かせるし」


「歌、自分のパートのときに外さないでよ。私たちでもフォロー入れるつもりだけど」


「ははっ……すっかり差がついちゃったな。追いつくのも大変だよ」


「大丈夫だよ。私は……待ってるから」


「……そっか。ありがとう」


――
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542: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/22(土) 23:44:20.89 ID:0vN/k2po0

以上、『【安価】奈緒は生存本能ヴァルキュリアの世界で戦い抜くようです』というスレはこれで終了になります。


色々SSSランキングとか他イベントとかが挟まって予定よりも完了が遅くなりましたが、お付き合いしてくださった方々ありがとうございました。
あと1つ本筋とは関係ないものを1つだけ



543: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/22(土) 23:45:00.61 ID:0vN/k2po0



「ばば様、ばば様!!」

「ん?」

「ばば様、おかえりなさい!」

「おや、うり坊じゃないの。アンタ、町の外で1人で何やってんのよ」

「木の枝あつめてたんだ! ばば様、おでかけおわったの?」

「そうよー。アンタ、イイ子にしてた? そういや、ばばがいなくなってから何日経った?」

「んーとね……お日さまが1回、2回……3回! 3日!」

「3日ね。ま、それくらいならいっか」

「ばば様、どこにいってたの? なにやってたの?」

「んー? そうねえ……どこっていうのも難しいけど、あのバカたちの頼まれ事をやってたのよ。んー……ヒーローごっこ、かしらね」

「そうなんだ。ばば様、すごいもんね! ばば様、みんなのヒーローだもん!」

「はいはいアリガト。ほら、ばばも町に帰るから、一緒に帰るわよ」

「うん! ねぇばば様、おんぶして!」

「んっとに甘えん坊ねアンタは……もうちょっとでばばがおんぶされる側だってのに」

「それじゃあ、ボクが大きくなったらばば様のこと、おんぶしてあげる!」

「そう……それじゃ、楽しみにしとくわ」

「ばば様、ヒーローかぁ……ボクもヒーローになりたいなぁ」

「あらそう。ヒーローってのはね、大変なのよ。アンタも……なりたいなら、頑張りなさい」

「うん!」


――
――――
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544: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/22(土) 23:54:56.05 ID:0vN/k2po0

とりあえずこれで終わりなのでぼちぼち変な話


一応、今回のエンディングは前作の『通常ハーレムルート』を経由した上の
『奈緒帰還・フレデリカ生存・P生存・ノーマルエンド』になります。メンバー個別の死亡フラグとかは別にありますが。

前作がエロゲー上の話しという前提の内容とは変わっているのでアイドル別のルートは無かったりします。
そのためNGが今回のメインとかそんな話ではなく、あくまでメインは奈緒とPの2人って感じで作ったつもりです。

構成的には今回は大まかに3部に別れていて、序盤のありす視点パート、中盤の奈緒共通パート、終盤パートの3構成になっていました。
それぞれでシナリオ分岐点がいくつか設置されており、必要条件を満たさなければバッドエンド、または
上記4点のどれかが分岐する仕掛けになっていました(奈緒帰還→奈緒出征エンド、みたいな感じ)



546: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/22(土) 23:57:56.63 ID:0vN/k2po0

あとはNG周りの周りのステータスについては、選択肢分岐で最終的に使用されることがなくなりましたが
分岐でNG側が話しの主軸に混ざったままの場合はまだまだ使用される値だったりしていました。

その場合は終盤ルートが別分岐する形になっておりまた別のエンディングに分岐することになります。




547: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/23(日) 00:14:29.27 ID:LmmuaJQr0

続編か他ルートかはよ
千秋やきう偏でもいいぞ!



548: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/23(日) 00:16:43.09 ID:CNg8CMnHo



ふと思ったんだけど、前作も今作もノーマルエンドで終わったわけだけど>>1は個別だけじゃなくてグランドエンディング的なルートも考えてたのかな?
だとしたら、どんな展開なのか気になるところだ



549: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/23(日) 00:16:58.97 ID:iYk4U72QO


終盤パートって奈緒が戻ってきてからでいいのかな?



550: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/23(日) 00:24:12.44 ID:hnwIpU4z0

>>547
もう面倒なんで続編も他ルートもいいやと思っているので。差し替えも手間だし
野球編はそもそもテキスト放棄したのでやれないです。


>>548
グランド云々は分かりませんが前作でグッドエンディングを経由した上での今作のグッドエンディングっていうのも一応もあります。
前作グッドエンディングの話しもしないとダメなので何ともいえないですが。



551: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/23(日) 00:27:55.97 ID:hnwIpU4z0

>>549
奈緒が戻ってきてからが終盤パートですね。まあ終盤で一時的に黒川さんたちが合流したり分岐も色々あるので
終盤パートに若干比重が傾いていたりもしましたが




554: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/23(日) 01:07:52.92 ID:hnwIpU4z0

>>548
あとついでに前作で個別ルート個別ルートと結構話があったので5馬鹿別にどんな内容だったのか簡単に。読みにくいかもしれませんが走り書きなのでそこら辺はまぁ……


■美波ルート
周囲の評価や期待に対して悩みを抱えている中、自身を気に掛けくれるPを美波は想うようになる。
だが、土星圏への出向に際しPと関わりのある楓や時子と交流するPを見て焦燥感に駆られる。
やがて美波は自身の身体でPの意識を自分に向けさせるようになり……


■文香ルート
フレイヤで過ごす中でPから様々なことを教わり、自らも皆のために任務をこなせるようになり文香はPを慕うようになる。
しかし土星圏でのコロニー級蜂の巣が発見されると、Pはフレイヤから土星圏ノルンに転属することになった。
それはP自らが出した転属願いであり、文香はPがフレイヤのメンバーを土星圏での戦闘から遠ざけるためにとった措置であることを知る。
Pの取った行動が上官として取った行動か、P個人として取った行動なのか文香は思い悩むようになり、やがて決意してPの後を追い土星圏へと向かう。
土星圏で再びPと出会った文香は、自分が成すべきだと思うことをPに伝え、最後の戦場へと向かった。


■ありすルート
キラー・ビーたちと戦闘をする中、ありすはブリッジで突然意識を失ってしまう。
土星圏での戦闘の話を麗奈としていたPはありすのことを麗奈に話すと、麗奈からありすは過去にキラー・ビーの襲撃に遭い破壊された
エイルで唯一の生存者だったことを聞かされる。
しかしありすはキラー・ビーの襲撃により瀕死の重体を負っていた。地球で仕事をしていた両親は、当時の細胞圧縮と肉体生成技術の実験素体
「アーキタイプ」としてありすを軍に提供し、損傷した身体を復元することに成功した。
Pはありすの身体を治療するためフレイヤで地球に向かい、肉体生成技術の研究に関与している一ノ瀬志希と遭遇した。
そして志希から、アーキタイプの真の目的について聞かされることになる。ありすは自身の存在に悩み、フレイヤから離れることを決意するが……


■夕美ルート
キラー・ビーが人類を攻撃すること、キラー・ビーを襲う白塗りという存在を見て、夕美はキラー・ビーたちの行動について疑問を抱く。
人間と同じく生きている存在であれば、その行動に意味があり、理解することが出来ると考えるようになり、夕美はPにその疑問を打ち明ける。
Pは白塗りに対して仇を討とうとしていたが、夕美の言葉でキラー・ビーの存在について思うようになる。
やがて土星圏での戦闘で、アインフェリアの歌がキラー・ビーたちに届いたとき、2人はキラー・ビーたちの行動の真意を知る。
失わなくても済むはずだった命が互いにあり、それは理解し合えなかったがために起きてしまった悲劇であることを知ったPと夕美は、
土星圏を離れていく蜂の巣とキラー・ビーたちの後を追うためにヴァルキュリアサードの操縦桿を握り、宇宙へと旅立って行った。
それから数十年後、廃棄寸前となったノルンM-01に1通の通信文書が届いた。退役目前だったちひろや残ったアインフェリアのメンバーは
その通信文書が、かつての仲間から届いたメッセージであることに気付くのだった。




555: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/23(日) 01:19:43.38 ID:hnwIpU4z0

藍子を忘れていた。あと美波がざっくり書き出しすぎて意味の分からない内容になっているような気がする。

■藍子ルート
任務を通じてPのことを守りたいと願うようになった藍子だが、現実は思うようにならずPに守られるばかりだった。
やがてフレイヤは土星圏での戦闘に参加することになり、アインフェリアは宙域ライブを行うためにヴァルキュリアから離れてレッスンに励むようになる。
Pと共に戦うことができず、守りたいという願いが叶わないことになると藍子は諦めてしまう。
しかし、Pからは歌い、思いを伝えることが藍子の願いそのものであるということを教えられる。
藍子はPの言葉の意味が理解できないまま、土星圏での戦闘でステージに立つことになった。その土星圏の戦闘でヴァリアントに搭乗し戦闘をしていたPは負傷したが、
なおもヴァルキュリアサードで出撃する姿を見て以前教えられたPの言葉を思い出す。
そのときPから通信が入る。Pは歌が聞こえる限り戦い続けることができると藍子に伝える。藍子はPの言葉を聞き、自分の歌こそがPを守るという願いに繋がることに気付くのだった。



557: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/23(日) 01:42:56.87 ID:hnwIpU4z0

まあ美波だからいいか。とりあえずそんな感じです。
最後のヤツはまぁ……何となく分かる人なら分かるのかなって感じのものです。打ち切りになったものだし。


エロゲーパートから5ヶ月くらいかな。お付き合いしてくださった方々ありがとうございました。




559: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/23(日) 02:14:22.73 ID:+0kLOeom0

本当に毎日更新楽しみにしてた
完結お疲れ様です



564: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2016/10/23(日) 11:26:19.92 ID:FLoUI4V5o

完結お疲れさまでした


元スレ
SS速報R:【安価】奈緒は生存本能ヴァルキュリアの世界で戦い抜くようです 4
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1474737131/