1: 名無しで叶える物語 2017/04/26(水) 00:59:53.93 ID:mr4dq2B5.net
にこ「あ、そうなの」
希「多分、もうすぐ来るんやないかな」
にこ「まあ今日の部活は休みだからいいんだけど」
希「にこっちも一緒に教えてもらえば?」
にこ「テスト前になったらお願いしようかしら……あれ?」
希「どうしたん?」
にこ「絵里って他に友達いたの?」
希「……いるやろ、人並みに」
2: 名無しで叶える物語 2017/04/26(水) 01:01:00.78 ID:mr4dq2B5.net
にこ「そうなの。あ、そういえば来週連休あるじゃない?」
希「待とうや」
にこ「あら? 来週じゃなかったっけ?」
希「いやそれは間違ってないんやけど」
にこ「じゃあもしかしてもう何か予定とかある?」
希「いやないけれども」
にこ「あ! まさかその日学校は休みじゃないの!?」
希「どんだけ休日の話したいねん!」
にこ「じゃあ何の話がしたいのよ。どうしたら希は満足するの? 世界から争いが無くなったら?」
希「ウチ多分一生満たされへんよそれ」
希「それよりもやな」
にこ「祝日より大事な話?」
希「さっきから休みの予定立てることしか考えてへんやん、怖いわ」
にこ「そりゃ学生としちゃ休日は大事よ。それより大事?」
希「さっきえりちの話サラッと流そうとしたやん?」
にこ「勉強教えてるんでしょ? その件は終わったじゃない」
希「今まさにこれから盛り上がろうとするとこやったろ」
にこ「何言ってんのよ、荒らし尽くして雑草一つ残ってなかったわよ」
希「耕そうや。種植えようや」
にこ「もうどうすればいいのよ」
希「いやにこっちのえりちに対する認識どうなってんねんって話」
にこ「絵里?まああれよね、悔しいけど美人よね」
希「いいやんいいやん、他には?」
にこ「他に? えー、あと……ロシア?」
希「そうやね、ロシアやね」
希「そんで?」
にこ「そんで?」
希「ほら……そんで?」
にこ「絵里から“美人”と“ロシア”引いたら……あと金髪くらいしか残らないわよ」
希「金髪」
にこ「東京フレンドパークの関口宏じゃないんだから」
希「走って!」
にこ「寄せてこないでよ」
希「他は?」
にこ「いや、他は……あんまり」
希「あるよあるよ、ほらもっとちょうだい」
にこ「なになになに、そのテンション。怖いわよ」
希「こわないから。こわないからもっとちょうだい」
にこ「もっとって言われても……別に」
希「大事なとこ忘れてるやん、ほら」
にこ「あ、あー、はいはいはい、わかったわ。あれでしょ? 巨乳」
希「あー、それはちゃうわ」
にこ「ちゃうの?」
希「ちゃう」
にこ「ちゃうんだ……」
希「ちゃうねん」
にこ「じゃあもうないわ。ギブよ、ギブ」
希「まだいっちばん大事なのあるやん。な? な?」
にこ「巨乳がダメならもうにこ、何も言えない」
希「いやほらさっきの。最初の話」
にこ「え? 最初の?」
にこ「あー……友達いなさそう?」
希「いなさそう?」
にこ「ってか、いない?」
希「良く言うと?」
にこ「孤高の存在?」
希「悪く言うと?」
にこ「ぼっち?」
希「それー」
希「はいそれー」
にこ「やだもうにこ帰りたい」
希「えりちやってちゃんと人付き合いあんねん。ぼっちとか言わんといて」
にこ「私さっきあんたに言わされたからね?」
にこ「まあもうどっちでもいいけどさ、そんなに言うならあいつちゃんと他に友達いるんでしょうね?」
希「……」
にこ「……」
希「……おるよ」
にこ「間を空けるんじゃないわよ。今の沈黙が事実を如実に物語ってるわよ」
希「誤解やって」
にこ「あんた引き下がれなくなってるだけよね」
希「いやウチ引き際を弁えた女やから」
希「ウチ以上に引き際知っとる人おらんから。えりちちゃんと友達おるよ」
希「いや多分誰かしらおるやろ」
にこ「あんたも面倒くさくなってきてるわよね?」
希「いやいや面倒くさくない。えりちの名誉のために言っとくとな、えりちは皆の人気者やから」
にこ「じゃあ今日、希以外の誰かと話してた?」
希「話してた話してた。そりゃもう『絢瀬さん次の授業なんだっけ?』とかきかれまくっててん。たまげたわウチ」
にこ「それたまげちゃったの?」
希「うん」
にこ「そ、そう……たまげちゃったのね」
にこ「っていうかあいつ未だにクラスメイトから絢瀬さんって呼ばれてるの?」
希「そりゃもう尊敬と親しみを込めて名字にさん付けや」
にこ「孤高の存在だから?」
希「そうそう」
にこ「めちゃくちゃ距離置かれてるじゃない」
希「一周回って」
にこ「回った結果がさん付けなのね。そこに落ち着いちゃったのね」
希「えりちな、人を寄せ付けないオーラ醸し出してるから」
にこ「孤高過ぎるわよ絵里」
希「あれでも丸くなったんや」
にこ「でもぼっち」
希「ちゃうよ」
にこ「いやもうこれ絵里に直接聞きましょ?」
希「そうやな。埒があかんわ」
ガチャッ
絵里「ごめんなさい、遅くなったわね」
希「お、いいとこに来たやん」
にこ「ちょうど絵里の話してたのよ」
絵里「私の話?」
希「そうそう、ちなみに今まで何してたん?」
絵里「希にはさっき言ったでしょう?」
希「もっかい! もっかいちょうだい」
絵里「なにそのテンション……こわいわよ」
希「こわないから、こわないからもっかいちょうだい」
絵里「よくわからないけど……クラスメイトに宿題教えてって頼まれちゃって」
にこ「クラスメイト?」
絵里「そうだけど」
希「クラスメイトであってる?」
絵里「いやクラスメイトよ」
希「ほんとに?」
絵里「希も同じクラスでしょ」
希「お願いやからほんとのこと言って?」
絵里「クラスメイトなのは間違いないわよ」
希「他に……あるやん?」
絵里「あるやん?」
希「表現の仕方」
絵里「え? じゃあ……同級生?」
希「ちゃう」
絵里「え?」
希「ちゃう」
絵里「ちゃうの?」
絵里「いや、ちゃうくないわよ」
希「ほら、と、と、と……」
にこ「そんな回りくどいことしないで、もうはっきり聞きなさいよ」
希「大丈夫やから、えりちはやればできる人やから」
絵里「もう何の話なのよ。全く見えないわ」
にこ「絵里に友達がいるかどうかよ」
絵里「友達?」
にこ「そ。絵里はさっきまで友達と勉強してたのよね?」
絵里「いや、友達ではないわね」
希「えぇぇぇぇぇぇ!!!」
希「……」スゥ−
希「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
にこ「うるさい!! 息継ぎするんじゃない!!!」
絵里「何よ希……」
希「ウチ今までえりちにめっちゃ友達いる体で喋ってきたんやけど!」
絵里「そ、そう……」
希「さっきの子、友達ちゃうん?」
絵里「まあ、あんまり仲良くはないわね」
希「なれや」
絵里「はい?」
希「仲良くなれや」
絵里「えー……」
希「なれるー ぜったいなーれるよー」
にこ「歌いだすな歌いだすな」
希「あの子良い子やんな、えりち!」
絵里「まあ悪い子じゃないんだけど」
にこ「ちなみに誰と一緒だったの?」
絵里「えーっとね……」
にこ「もうここでパッと名前出てこない時点でなんとも思ってないわよこいつ」
希「楠田さんやえりち」
絵里「あ、そうそう楠田さんだわ」
にこ「あー、はいはいはい。知ってる知ってる」
希「友達なれるやろ、えりち」
絵里「まあ人懐っこいタイプよね」
希「そうやろ? 犬飼ってんねん楠田さん」
絵里「でもちょっと……」
希「なんっでやねん!!」
希「楠田さんな、犬飼ってるんよ!?」
絵里「そうらしいわね」
希「ちょっと自由なとこあるけど良い子やから。ほら、いいとこいっぱいあるから」
希「犬飼ってるし」
絵里「でもちょっと……」
希「犬ダメ!!??」
にこ「楠田さん犬以外ないの!?」
希「じゃ、じゃあ、ほら……徳井さんは?」
絵里「まあ……絵が上手いわよね」
希「な、南條さんは……?」
絵里「まあ……中の人よね」
にこ「あんた高校入って友達できた?」
絵里「うーん……」
希「ちょ、ちょ、しっかりしてやえりち」
にこ「じゃあこの学校の中で、私ら以外で絵里が友達だと思う人あげてってもらいましょ」
絵里「え? そうね……えーっと……」
希「……」
にこ「……」
絵里「うーんと……」
希「片手の親指すら折れないんかぁ!!」
希「今まで何してきてん! 何のために生まれてきてん!」
絵里「生まれた意味を問われるレベルなの?」
にこ「それを探すのがある意味人生だから、落ち着きなさい希」
希「ほんとに友達おらんの? 冗談はポケットの中にしまっちゃお? な?」
絵里「いや、どこから友達って言っていいかわからないのよ」
にこ「……じゃあ一緒に遊びに言ったことがある人を友達としましょう」
希「そ、それや! それで数えよえりち!」
絵里「ええ、わかったわ」
絵里「じゃあμ’sのメンバー以外だとまず……えーっと……」
希「……」
にこ「……」
絵里「うーんと……」
希「もう終わりやぁ!!!」
希「世界から争いはなくならないんやぁぁぁぁ……」
絵里「休み時間とかに会話する人は多いけど、友達っていうとそうなのかな? っていうか」
希「じゃあウチのことも休み時間になったらなんか知らないけど話しかけてくる変なヤツとしか思ってなかったんや……」
絵里「まあ、友達とはちょっと違うかも」
希「しばらく旅に出るわ……探さんといて」
絵里「だって親友でしょ?」
希「えりち~~!」
にこ「それで次の連休だけどね、どっか三人で遊び行かない?」
了
ムラムラしたので書きました
ごめんなさい
このSSはフィクションです。実在の人物とは関係ありません。
乙、3年組癒された
おつおつ
仲良しで可愛かった
元スレ
にこ「絵里は?」希「えりちなら教室で友達に勉強教えてたよ」
http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1493135993/
にこ「そうなの。あ、そういえば来週連休あるじゃない?」
希「待とうや」
にこ「あら? 来週じゃなかったっけ?」
希「いやそれは間違ってないんやけど」
にこ「じゃあもしかしてもう何か予定とかある?」
希「いやないけれども」
にこ「あ! まさかその日学校は休みじゃないの!?」
希「どんだけ休日の話したいねん!」
3: 名無しで叶える物語 2017/04/26(水) 01:02:21.16 ID:mr4dq2B5.net
にこ「じゃあ何の話がしたいのよ。どうしたら希は満足するの? 世界から争いが無くなったら?」
希「ウチ多分一生満たされへんよそれ」
希「それよりもやな」
にこ「祝日より大事な話?」
希「さっきから休みの予定立てることしか考えてへんやん、怖いわ」
にこ「そりゃ学生としちゃ休日は大事よ。それより大事?」
希「さっきえりちの話サラッと流そうとしたやん?」
にこ「勉強教えてるんでしょ? その件は終わったじゃない」
希「今まさにこれから盛り上がろうとするとこやったろ」
にこ「何言ってんのよ、荒らし尽くして雑草一つ残ってなかったわよ」
希「耕そうや。種植えようや」
4: 名無しで叶える物語 2017/04/26(水) 01:03:07.82 ID:mr4dq2B5.net
にこ「もうどうすればいいのよ」
希「いやにこっちのえりちに対する認識どうなってんねんって話」
にこ「絵里?まああれよね、悔しいけど美人よね」
希「いいやんいいやん、他には?」
にこ「他に? えー、あと……ロシア?」
希「そうやね、ロシアやね」
希「そんで?」
にこ「そんで?」
5: 名無しで叶える物語 2017/04/26(水) 01:04:32.91 ID:mr4dq2B5.net
希「ほら……そんで?」
にこ「絵里から“美人”と“ロシア”引いたら……あと金髪くらいしか残らないわよ」
希「金髪」
にこ「東京フレンドパークの関口宏じゃないんだから」
希「走って!」
にこ「寄せてこないでよ」
6: 名無しで叶える物語 2017/04/26(水) 01:05:53.39 ID:mr4dq2B5.net
希「他は?」
にこ「いや、他は……あんまり」
希「あるよあるよ、ほらもっとちょうだい」
にこ「なになになに、そのテンション。怖いわよ」
希「こわないから。こわないからもっとちょうだい」
にこ「もっとって言われても……別に」
7: 名無しで叶える物語 2017/04/26(水) 01:06:32.50 ID:mr4dq2B5.net
希「大事なとこ忘れてるやん、ほら」
にこ「あ、あー、はいはいはい、わかったわ。あれでしょ? 巨乳」
希「あー、それはちゃうわ」
にこ「ちゃうの?」
希「ちゃう」
にこ「ちゃうんだ……」
希「ちゃうねん」
8: 名無しで叶える物語 2017/04/26(水) 01:07:07.98 ID:mr4dq2B5.net
にこ「じゃあもうないわ。ギブよ、ギブ」
希「まだいっちばん大事なのあるやん。な? な?」
にこ「巨乳がダメならもうにこ、何も言えない」
希「いやほらさっきの。最初の話」
にこ「え? 最初の?」
にこ「あー……友達いなさそう?」
希「いなさそう?」
9: 名無しで叶える物語 2017/04/26(水) 01:07:44.25 ID:mr4dq2B5.net
にこ「ってか、いない?」
希「良く言うと?」
にこ「孤高の存在?」
希「悪く言うと?」
にこ「ぼっち?」
希「それー」
希「はいそれー」
にこ「やだもうにこ帰りたい」
10: 名無しで叶える物語 2017/04/26(水) 01:10:11.37 ID:mr4dq2B5.net
希「えりちやってちゃんと人付き合いあんねん。ぼっちとか言わんといて」
にこ「私さっきあんたに言わされたからね?」
にこ「まあもうどっちでもいいけどさ、そんなに言うならあいつちゃんと他に友達いるんでしょうね?」
希「……」
にこ「……」
希「……おるよ」
にこ「間を空けるんじゃないわよ。今の沈黙が事実を如実に物語ってるわよ」
11: 名無しで叶える物語 2017/04/26(水) 01:14:35.96 ID:mr4dq2B5.net
希「誤解やって」
にこ「あんた引き下がれなくなってるだけよね」
希「いやウチ引き際を弁えた女やから」
希「ウチ以上に引き際知っとる人おらんから。えりちちゃんと友達おるよ」
希「いや多分誰かしらおるやろ」
12: 名無しで叶える物語 2017/04/26(水) 01:15:10.82 ID:mr4dq2B5.net
にこ「あんたも面倒くさくなってきてるわよね?」
希「いやいや面倒くさくない。えりちの名誉のために言っとくとな、えりちは皆の人気者やから」
にこ「じゃあ今日、希以外の誰かと話してた?」
希「話してた話してた。そりゃもう『絢瀬さん次の授業なんだっけ?』とかきかれまくっててん。たまげたわウチ」
にこ「それたまげちゃったの?」
希「うん」
にこ「そ、そう……たまげちゃったのね」
15: 名無しで叶える物語 2017/04/26(水) 01:16:04.21 ID:mr4dq2B5.net
にこ「っていうかあいつ未だにクラスメイトから絢瀬さんって呼ばれてるの?」
希「そりゃもう尊敬と親しみを込めて名字にさん付けや」
にこ「孤高の存在だから?」
希「そうそう」
にこ「めちゃくちゃ距離置かれてるじゃない」
希「一周回って」
にこ「回った結果がさん付けなのね。そこに落ち着いちゃったのね」
17: 名無しで叶える物語 2017/04/26(水) 01:18:39.03 ID:mr4dq2B5.net
希「えりちな、人を寄せ付けないオーラ醸し出してるから」
にこ「孤高過ぎるわよ絵里」
希「あれでも丸くなったんや」
にこ「でもぼっち」
希「ちゃうよ」
にこ「いやもうこれ絵里に直接聞きましょ?」
希「そうやな。埒があかんわ」
ガチャッ
18: 名無しで叶える物語 2017/04/26(水) 01:20:12.67 ID:mr4dq2B5.net
絵里「ごめんなさい、遅くなったわね」
希「お、いいとこに来たやん」
にこ「ちょうど絵里の話してたのよ」
絵里「私の話?」
希「そうそう、ちなみに今まで何してたん?」
絵里「希にはさっき言ったでしょう?」
19: 名無しで叶える物語 2017/04/26(水) 01:21:00.69 ID:mr4dq2B5.net
希「もっかい! もっかいちょうだい」
絵里「なにそのテンション……こわいわよ」
希「こわないから、こわないからもっかいちょうだい」
絵里「よくわからないけど……クラスメイトに宿題教えてって頼まれちゃって」
にこ「クラスメイト?」
絵里「そうだけど」
希「クラスメイトであってる?」
絵里「いやクラスメイトよ」
20: 名無しで叶える物語 2017/04/26(水) 01:21:47.03 ID:mr4dq2B5.net
希「ほんとに?」
絵里「希も同じクラスでしょ」
希「お願いやからほんとのこと言って?」
絵里「クラスメイトなのは間違いないわよ」
希「他に……あるやん?」
絵里「あるやん?」
21: 名無しで叶える物語 2017/04/26(水) 01:23:02.02 ID:mr4dq2B5.net
希「表現の仕方」
絵里「え? じゃあ……同級生?」
希「ちゃう」
絵里「え?」
希「ちゃう」
絵里「ちゃうの?」
22: 名無しで叶える物語 2017/04/26(水) 01:23:49.88 ID:mr4dq2B5.net
絵里「いや、ちゃうくないわよ」
希「ほら、と、と、と……」
にこ「そんな回りくどいことしないで、もうはっきり聞きなさいよ」
希「大丈夫やから、えりちはやればできる人やから」
絵里「もう何の話なのよ。全く見えないわ」
にこ「絵里に友達がいるかどうかよ」
絵里「友達?」
23: 名無しで叶える物語 2017/04/26(水) 01:25:15.24 ID:mr4dq2B5.net
にこ「そ。絵里はさっきまで友達と勉強してたのよね?」
絵里「いや、友達ではないわね」
希「えぇぇぇぇぇぇ!!!」
希「……」スゥ−
希「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
にこ「うるさい!! 息継ぎするんじゃない!!!」
24: 名無しで叶える物語 2017/04/26(水) 01:26:18.89 ID:mr4dq2B5.net
絵里「何よ希……」
希「ウチ今までえりちにめっちゃ友達いる体で喋ってきたんやけど!」
絵里「そ、そう……」
希「さっきの子、友達ちゃうん?」
絵里「まあ、あんまり仲良くはないわね」
希「なれや」
絵里「はい?」
25: 名無しで叶える物語 2017/04/26(水) 01:27:45.96 ID:mr4dq2B5.net
希「仲良くなれや」
絵里「えー……」
希「なれるー ぜったいなーれるよー」
にこ「歌いだすな歌いだすな」
希「あの子良い子やんな、えりち!」
絵里「まあ悪い子じゃないんだけど」
にこ「ちなみに誰と一緒だったの?」
絵里「えーっとね……」
にこ「もうここでパッと名前出てこない時点でなんとも思ってないわよこいつ」
26: 名無しで叶える物語 2017/04/26(水) 01:28:50.37 ID:mr4dq2B5.net
希「楠田さんやえりち」
絵里「あ、そうそう楠田さんだわ」
にこ「あー、はいはいはい。知ってる知ってる」
希「友達なれるやろ、えりち」
絵里「まあ人懐っこいタイプよね」
希「そうやろ? 犬飼ってんねん楠田さん」
絵里「でもちょっと……」
希「なんっでやねん!!」
28: 名無しで叶える物語 2017/04/26(水) 01:29:40.33 ID:mr4dq2B5.net
希「楠田さんな、犬飼ってるんよ!?」
絵里「そうらしいわね」
希「ちょっと自由なとこあるけど良い子やから。ほら、いいとこいっぱいあるから」
希「犬飼ってるし」
絵里「でもちょっと……」
希「犬ダメ!!??」
にこ「楠田さん犬以外ないの!?」
29: 名無しで叶える物語 2017/04/26(水) 01:31:07.01 ID:mr4dq2B5.net
希「じゃ、じゃあ、ほら……徳井さんは?」
絵里「まあ……絵が上手いわよね」
希「な、南條さんは……?」
絵里「まあ……中の人よね」
にこ「あんた高校入って友達できた?」
絵里「うーん……」
希「ちょ、ちょ、しっかりしてやえりち」
31: 名無しで叶える物語 2017/04/26(水) 01:37:04.87 ID:mr4dq2B5.net
にこ「じゃあこの学校の中で、私ら以外で絵里が友達だと思う人あげてってもらいましょ」
絵里「え? そうね……えーっと……」
希「……」
にこ「……」
絵里「うーんと……」
希「片手の親指すら折れないんかぁ!!」
32: 名無しで叶える物語 2017/04/26(水) 01:38:06.81 ID:mr4dq2B5.net
希「今まで何してきてん! 何のために生まれてきてん!」
絵里「生まれた意味を問われるレベルなの?」
にこ「それを探すのがある意味人生だから、落ち着きなさい希」
希「ほんとに友達おらんの? 冗談はポケットの中にしまっちゃお? な?」
絵里「いや、どこから友達って言っていいかわからないのよ」
34: 名無しで叶える物語 2017/04/26(水) 01:38:55.85 ID:mr4dq2B5.net
にこ「……じゃあ一緒に遊びに言ったことがある人を友達としましょう」
希「そ、それや! それで数えよえりち!」
絵里「ええ、わかったわ」
絵里「じゃあμ’sのメンバー以外だとまず……えーっと……」
希「……」
にこ「……」
絵里「うーんと……」
希「もう終わりやぁ!!!」
36: 名無しで叶える物語 2017/04/26(水) 01:40:58.68 ID:mr4dq2B5.net
希「世界から争いはなくならないんやぁぁぁぁ……」
絵里「休み時間とかに会話する人は多いけど、友達っていうとそうなのかな? っていうか」
希「じゃあウチのことも休み時間になったらなんか知らないけど話しかけてくる変なヤツとしか思ってなかったんや……」
絵里「まあ、友達とはちょっと違うかも」
希「しばらく旅に出るわ……探さんといて」
絵里「だって親友でしょ?」
希「えりち~~!」
にこ「それで次の連休だけどね、どっか三人で遊び行かない?」
了
38: 名無しで叶える物語 2017/04/26(水) 01:42:42.35 ID:mr4dq2B5.net
ムラムラしたので書きました
ごめんなさい
このSSはフィクションです。実在の人物とは関係ありません。
40: 名無しで叶える物語 2017/04/26(水) 01:50:37.56 ID:JJ3C1/QT.net
乙、3年組癒された
42: 名無しで叶える物語 2017/04/26(水) 02:04:18.18 ID:RUYWHQ+8.net
おつおつ
仲良しで可愛かった
にこ「絵里は?」希「えりちなら教室で友達に勉強教えてたよ」
http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1493135993/