前作
モバP「フツウの日常」
喜多見柚「トクベツな毎日!」
荒木比奈「ジメジメした季節」
市原仁奈「モフモフな日々!」
高垣楓「サイゴの一日」
荒木比奈「なんか飛んで来たっス」
喜多見柚「なんか飛んで来た!」
市原仁奈「なにか飛んで来やがりました」
高垣楓「なにも飛んでない」
喜多見柚「タイトルコールっ、よっろしくぅ!♪」モバP「はいはい」
高垣楓「雨宿り」
喜多見柚「雨宿り」
荒木比奈「雨宿り」
市原仁奈「雨上がり」
モバP「なんか飛んで来たっス」
モバP「市原仁奈はうそをついている」
モバP「荒木比奈はうそをついていない」
モバP「喜多見柚はうそをつく」
モバP「高垣楓はうそをつけない」
モバP「普通の日常」
モバP「あの子バドミントン」
モバP「あっち向いてホイだ」荒木比奈「マジっスか」
佐久間まゆ「丁寧に削ぎ落してくださいねぇ」市原仁奈「こうでごぜーますか!」
モバP「発表します」 高垣楓「……はい」
喜多見柚「なんでもない」
荒木比奈「なんにもない」
市原仁奈「なんともない」
高垣楓「なんてことない」
前川みく「みくは自分を曲げるよ!」浜口あやめ「そうはさせません!」
間中美里「分けますよぉ!」モバP「分けたれー」
SS速報VIP:輿水幸子「なにか飛んで来ました」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1377913581/
1: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 10:46:21.32 ID:Se1mdzCDO
モバP「フツウの日常」
喜多見柚「トクベツな毎日!」
荒木比奈「ジメジメした季節」
市原仁奈「モフモフな日々!」
高垣楓「サイゴの一日」
荒木比奈「なんか飛んで来たっス」
喜多見柚「なんか飛んで来た!」
市原仁奈「なにか飛んで来やがりました」
高垣楓「なにも飛んでない」
喜多見柚「タイトルコールっ、よっろしくぅ!♪」モバP「はいはい」
高垣楓「雨宿り」
喜多見柚「雨宿り」
荒木比奈「雨宿り」
市原仁奈「雨上がり」
モバP「なんか飛んで来たっス」
モバP「市原仁奈はうそをついている」
モバP「荒木比奈はうそをついていない」
モバP「喜多見柚はうそをつく」
モバP「高垣楓はうそをつけない」
モバP「普通の日常」
モバP「あの子バドミントン」
モバP「あっち向いてホイだ」荒木比奈「マジっスか」
佐久間まゆ「丁寧に削ぎ落してくださいねぇ」市原仁奈「こうでごぜーますか!」
モバP「発表します」 高垣楓「……はい」
喜多見柚「なんでもない」
荒木比奈「なんにもない」
市原仁奈「なんともない」
高垣楓「なんてことない」
前川みく「みくは自分を曲げるよ!」浜口あやめ「そうはさせません!」
間中美里「分けますよぉ!」モバP「分けたれー」
SS速報VIP:輿水幸子「なにか飛んで来ました」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1377913581/
1: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 10:46:21.32 ID:Se1mdzCDO
幸子「…」カリカリ…
幸子「……」
幸子「……」
幸子「……今日の事務所は、なんだか静かですね…」
輝子「だ、だね。…キノコの繁茂が捗る……フヒ」ポコポコ
幸子「繁茂は起こることであって行うことではないですよ?」
*シリーズものです。話が続いているというより、固定のメンバーがいます
輿水幸子(14)
http://i.imgur.com/T7YAw5D.jpg
http://i.imgur.com/Ost062j.jpg
星輝子(15)
http://i.imgur.com/TCXYljC.jpg
http://i.imgur.com/mfcgMgs.jpg
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1377913581
2: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 10:48:16.54 ID:GXTPSuero
幸子「というか…いたんですね、輝子さん」
輝子「…………」ポコ
幸子「あう。な、なんですか。突然茸を投げつけたりして」
輝子「…………」ポコポコ
幸子「あぁ…ノートが茸まみれに……や、やめてくださいってば――あう」ポコ
ちひろ(仲良しねー)
輝子「も、もういい……わ、私、キノコと一緒に机の下に引き籠るから…」グス
幸子(初めからそこを微動だにしていませんが)
輝子「フヒ……さり気なく…さり気なく……」ギュウギュウ
幸子(まともな机の持ち主なら絶叫しておかしくない光景です)
幸子「…ほどほどにしておかないと、プロデューサーさんに嫌われてしまいますよ」
輝子「……」フヒ…
輝子「だ、だいじょぶ」
幸子「?」
輝子「……」ギュウ
輝子「…プロデューサーは……トモダチだから…」ポコポコ
幸子「…………まあ」
幸子「大丈夫、でしょうね」
輝子「……」コクコク
幸子「まともでないタイプの机の持ち主ですもんね」
輝子「??机がマトモじゃない…?」
幸子「ああ」
幸子「机も。まともじゃないし…プロデューサーさんも変り者ですから」
輝子「そ、そだね。…、でも……いいやつ、だよ…」
幸子「そうですね」
幸子「というかこの机がまともな状況でないという自覚はあったんですね」
輝子「う、うん。…こ、こんなにヘヴゥンな机は、見たことが、ない……」フヒヒヒ…
幸子(そっちの意味でですか)
輝子「……た、たぶん、天国は…こんな感じ…」ポコポコ
幸子「そうですか。よかったですね。いやよくないですけど」
輝子「……う、うん」ホッコリ
幸子(……、まあ、いいですけど)
幸子(さて。だれか戻って来る前にもう少し先に進めますか)ポコ
幸子「…………」キノコマミレ
幸子「……」サッサッ
輝子「あ、あ…キノコを履き掃除しないで……」ポロポコンポロ
幸子「……」ハア
幸子「飲み物でも淹れて来ます。輝子さんもなにか?」ガタ
輝子「あ、……じ、じゃあ、霧吹きに水を…」
幸子「茸の飲み物は聞いてませんよ?」
幸子「……」
幸子(いつの間にか椅子の上まで茸まみれに……油断も隙もないですね…)
輝子「フヒ…キノコ・オン・ザ・チェアー……か、快適な座り心地を実現…」
幸子「これは…友達関係がうまく行っていないような」イジメデスヨ
輝子「フヒ!?」
輝子「そ、そんなことは…」ワタワタ
幸子「……」シュッシュッ
輝子「わう…わ、私にかけても……。い、いや、キノコと同じ物を飲んでこその友情……あると思います…」フヒ
幸子「それはよかったです。べつに飲んでいるわけではないですが」シュッシュッ
輝子「ぷにゃふ」
ガサガサ
輝子「す、座らないの?」
幸子「さすがに茸さんに申し訳ないですよ…」
幸子「向こうのソファに移ります。プロデューサーさんの机は、どうぞ輝子さんが使っちゃってください」
輝子「…………、あ、はい」
幸子「??」
ポスン
幸子「…ふう」
幸子(……なんとなく…捗らないなあ……)
幸子(こういうとき人のせいにしたくなるのは……自分が集中できないのを認めたくないだけなんでしょうね…)ハア…
幸子「……むう」ゴシゴシ
ポスン
幸子「?」
輝子「…」フヒ…
幸子「…どうかしました?」
輝子「フヒ……さ、さっちんあるところに…輝子あり、的な」
幸子「意味が分かりません」
輝子「えっ」ガーン
輝子「あ、えと、その」オロオロ
幸子「…」コク
輝子「ほ、ほら……み、水気のあるところに…キノコがよく生える、み、みたいな」
幸子「はあ…」ゴシゴシ
輝子「?」
輝子「さ、さっちん、ひょっとして……ね、眠い?」
幸子「……いえ、…そんなことは……」カク
輝子「……」フヒ…
輝子「そ、それなら」ゴソ
幸子「…?」
輝子「き、キノコ柄の、クッションだよ。……さ、さっちんに、か、貸すよ。トモダチだから…」ボソボソ
幸子「……」クス
幸子「それは柄であって、茸が生えているわけでは…ないんですね…」フラ…
輝子「う、うん。…それはまた、そのうち――」
ダキ
輝子「フヒ?」
パタ
幸子「…ん……」スリスリ
輝子「…………」
輝子「さ、さっちん。さっちん。わ、わた、私は、クッションじゃないよ。キノコだよ」
幸子「……いやいや…輝子さんは人でしょう…」ムニャ…
輝子「ど、どっちでも…いいけど…」
幸子「ふふ…よくないですって……」
幸子「……まあ…どっちでも…いいですね。…少し…休みます……」
輝子「…お、おーけ……」
幸子「……くぅ…」
輝子「……」
輝子「…」フヒ…
輝子「……」ナデナデ…
輝子「子守り歌でも歌ってやるか」ヒャハー
ちひろ(それはやめた方がいいんじゃないかしら)
・・・・・
ガチャ
P「ただいま戻りましたー」
ちひろ「あ…お疲れ様です、プロデューサーさん」
P「いえちひろさんこそ…うお!?なんだこれ!」キノコマミレー
ちひろ「ああ…それはその…」アハハ…
P「輝子ですよね。ったく…」ハア…
P「?…椅子まで茸まみれじゃねえか……ちょっと座り心地良さそうだなくそ…」ポンポン
ちひろ「……」フフ
P「?」
P「あの、俺いまなにかおかしなこと言いましたかね…?」
ちひろ「あ…いえいえ。ごめんなさい」
ちひろ「ただ…トモダチ同士だと、同じような考えになるのかなーって」
P「え?」
ちひろ「ふふ。なんでもないですよー♪」
P「は、はあ…」ポンポン
P「いて」ポコ
ちひろ「……」クスクス
P「まったく…輝子はいったいどこに――」キョロキョロ
P「…」
幸子「…くー…」
輝子「…………」スピー…
P「…」
P(…怒るのは、またあとにするか。勝手に茸をどけるのも悪いしな…)ハア…
ちひろ「プロデューサーさん、私はそろそろ失礼しますね」
P「あ、はい…あ」
P「あの。ちひろさん、今日はこのあと予定がありますか?」
ちひろ「??今日ですか?」
輝子「……フヒヒ…」スリスリ…
幸子「…ん…」ムニャ
・・・・・・
パチ
幸子「…ん…」ボー…
幸子「……むぅ」グシグシ
幸子(う…寒い…)ゴソ
グイ
「?」
幸子「……」ギュウ
「――――」
幸子「?…なんですか?よく聞こえな…」ムニャ
幸子「……えへへ。暖かいですね……キノコにも、体温は…ありましたか……」ムニャムニャ…
幸子「……」zz…
・・・・・・
ガチャ
柚「ただいまー」
P「おう。お疲れ」カタカタ
柚「Pサンこそー」ヘヘー
柚「?」
スピー
柚「最近うちの事務所のソファでは必ずだれかがおねむだねぇ」イイデスナー
P「そうだな」クス
輝子「…」ムニャ
幸子「…」クゥ…
柚「まだみんな揃ってないね」キョロキョロ
P「あ…それなんだけどな」
柚「ン??」
・・・・・
P「悪いな」
比奈「いえいえ。二人を置いてくなんて申し訳ないでスもんね」ナデナデ
P「うん。そう言ってもらえると助かる」
比奈「ふひひ。お腹を空かせて待ってるっスよ!」
P「お、おう。その間はちゃんとご飯食べろよ」
比奈「気が向けばー」
P「向けてください」
比奈「てへ。じゃーまた明日ー」ニコ
P「うん」
・・・・・
P「なんだったら、ちひろさんと四人で行って来ても――」
仁奈「そうはいかねーです。わりびきけん?をもらって来やがったのはPでごぜーます」
P(割引券がなにかよく分かってなさそうだ…)カワイイ…
仁奈「なのでまた後日一緒に行きやがりましょう!」
P「そっか。ありがとな」モフモフ
仁奈「はい!今度こそ焼き肉用のキグルミで臨みやがります!」ムフー
P(焼き肉用とかあるのか)
仁奈「では!」ビシッ
P「うん。また明日」
・・・・・
楓「焼き肉を焼きに行く(やきにーく)のは、一人だと面白くありませんもんね」
P「……ええ。面白くありませんね」
楓「お、おも…面白くなかったですか?」オロオロ
P(ああめんどう可愛いなぁこの人は)
P「焼き肉を焼いたら炭になりますし」
楓「それもそうですねー」
・・・・・
柚「なるほどー」
P「ごめんな。だからまた今度にしよう」
柚「へへ。いいよー。みんなで行かないと楽しくないもんね!」ニパ
P「そっか」
柚「うん!」
P「三人は待ち合わせしてファミレスにでも行ってると思うぞ」
柚「ほんと?」パカ
柚「あ、アタシにもメールが来てるや…ありがと。じゃあ帰るね」パタン
P「おう。お疲れさま」
ちひろ「私も柚ちゃんと一緒に帰りますね」
P「はい。…すいませんでした、呼び止めたのに、余計に時間を取らせただけになっちゃって」
ちひろ「いえいえー」
ピラ
ちひろ「ふふ。割引券は私が預かっていますからね!プロデューサーさんがお肉を食べられるかは、私にかかっています!」
P「おにー」
ちひろ「だからまた今度、一緒に行きましょう♪」
P「…はい。そうしてもらえると、嬉しいです」
ちひろ「こちらこそ。ではまた」
柚「じゃあねー♪」
P「おう」
P「さて。二人が起きるまでのんびり仕事を片付けるか…」
グイ
P「ん」
幸子「……」
P「お。目が覚めたか?」
幸子「……、……」ボー…
P「……幸子?」
幸子「……えへへ」
ギュウ
P「……」
幸子「…くぅ」
P「…………」
P「これじゃ仕事はできないな…」ハア
幸子「…」ムニャ
幸子「…」モゴモゴ
P「?」
幸子「キノコ……暖かい…」ボソボソ
P「だれが茸だよ」ペチ
幸子「ふにゅ……」zz…
P「…ったく…」
P「……」
P「……」ナデナデ
幸子「ん……ふふ…♪」ムニャ
P「……」ナデナデ
・・・・・
パチ
輝子「…」
輝子「?」
P「……」
輝子「…」フヒ…
輝子「お、おはよう…プロデューサー…」
P「?」
P「おう。輝子は目が覚めたか。おはよう。よく寝てたな」
輝子「う、うん。……ふ、二人で寝るのは…ちょっと…落ち着かなかったけど…」
P「そっか」クス
幸子「……」zz…
輝子「…さ、さっちん、お疲れだね…」
P「みたいだな」
輝子「……フヒ…これは回復用のキノコの出番…」ゴソゴソ
P「それ、人に使えるんだよな?」
輝子「も、もちもち」コクコク
P(もちもち?)
輝子「……ふあ…――…」ゴシゴシ
輝子「顔…洗って来る…」パタパタ
P「行ってらっしゃい」
幸子「……」
P「…今日の幸子は眠り姫だな」
P(たまにはこんな日もあるか)
P「いつも元気いっぱいだもんなー…たまにはこうしている方が健康的だな」ウン
幸子「……」ムニャ
P「…お疲れさま」ナデナデ
幸子「……んぅ」
P「そういえば、眠り姫は口づけで目を覚ますんだっけ」
P「……」
P「…いや…妄言だな。なに言ってんだ俺」
幸子「まあそうしたくなる気持ちも分かりますよ。ボクのカワイさは罪ですからね」
P「まあな」
幸子「ええ」
P「…、…」
P「…起きてたの」
幸子「プロデューサーさんが恥ずかしいことを言うので思わず目が覚めてしまいました」
P「ごめんなさい」
幸子「お気になさらず」
幸子「してもいいんですよ?」
P「……」
P「し、しねえよ」
幸子「いま一瞬迷いましたね」
P「ま、迷ってないです」
幸子「ふふ」
幸子「それで許してもらえるなら、口づけくらいいくらでもさせてあげようかと思いましたが」
P「ん?」
幸子「いえ。たぶんこうして」
ギュ
幸子「くっついていたことで、なにか迷惑をかけてしまったのではないかと」
P「…ん…べつに。なんともない」
幸子「そうですか?」
P「うん」
幸子「まあ謝るくらいは勝手にさせてください」
P「…おう、まあ…そこまで言うなら…」
P「…幸子は真面目だな」
幸子「そうですか?」
P「うん」
P「なんというか、もっと甘えてくれてもいいのに」
幸子「……いえ……」
幸子「甘えたいのは山々なんですが、その、いつも隙がないというか」ボソボソ
P「?」
幸子「な、なんでもないです」コホン
幸子「そ、それより、今日はいつものみなさんがいませんね」
P「ん?ああ」
P「あいつらがいたら事務所がもっと騒々しいよ」
幸子「それもそうですね」クス
P「あいつらは友達みたいなもんだからなぁ」
幸子「……」トモダチ…
幸子「なるほど」コク
幸子「そうするといまは甘え放題ですか」ボソ
P「え?」
ボスンッ
幸子「うげ」
輝子「フヒ、グッモーニンマイフレンド……げ、元気になった?」
幸子「し、輝子さん……いまどうして飛んで来たんです」
輝子「フヒ……き、キノコの真似……だよ」フヒヒヒ
P「べつに飛ぶところが茸の特徴ではないが」
幸子「もう。お返しです」ポイポイ
輝子「あ、ちょ、トモダチを投げるのはやめ、ちょ」ポコポコ
幸子「いつも自分は投げてますよね?」
輝子「ふ、ふふ。わ、私はいいんだよ。……トモダチだから」ドヤァ
幸子「…………」ポイポイ
輝子「あ、あ、だ、だめ、ちょ」ポコポコ
P(仲良しだな)
輝子「…………」ポコポコポロン…
輝子「き、キノコまみれ……フヒ、これはこれで幸せ……悪くない」フヒヒ
幸子「そうですか」
P「ははは」
P「どうする?三人で飯でも行くか?」
幸子「たまにはいいですね」
輝子「い、いいね。行こうか……ぜひぜひ」フヒ
幸子(二人きりで甘えのはまたいつかできますよね)ウン
・・・・・
パタン
P「輝子はなにが食べたい?」ガチャ
輝子「フヒ…き、キノコが入ってるなら、な、なんでも…いい…」
P(地味に難しい注文だな…)
P「幸子はなにかあるか?」
幸子「はい?」
P「はいじゃねえよ。聞いてたか?」
幸子「聞いてませんでした。ボクがどうしてカワイイかという話でしたっけ?」
P「違うよ?」
幸子「ふふーん」
P「……なんだよ急に」
幸子「充電が完了したのでいまのボクは無敵なんです」フンス
P「なに言ってんだお前」
幸子「え?ああボクが可愛いのはですね――」
P「聞いてねえよ」
輝子「……」フヒ
輝子「さっちん元気だ。う、嬉しいな」
幸子「さて!ボクのカワイさに免じてプロデューサーさんにはなにか高いものをご馳走させてあげましょう!」
P「気の遣い方がおかしいよな?」
輝子「ま、まつたけ?」
P「ちょ」
幸子「いいですね」
P「よくねえよー」
幸子「ふふ。じゃあ行きましょうか」オー
輝子「れ、れっつごーとぅまつたけ……」ヒャハー
P(俺の給料が……)
幸子「ふふ。もっと甘えてくれていいって言ったのはプロデューサーさんですもんね」ニコ
P「うぐ…」
幸子「ね!たまには甘えさせてください!」
P(すごい元気よくねだられた)
幸子「というかもっと甘えさせたがっていいんですよ?」
P「なに言ってんだ」ペチ
幸子「あう」
P「…」ハア…
P「…こんなのは今日だけだぞ」
幸子「いえ。隙を見ては甘えます」
P「な」
幸子「ふふー。冗談ですよ。たまにです」
P(あんまり変わってないような)
幸子「たまに、また充電が必要になったら、甘えさせてください」
P「……おう。たまにな」
幸子「はい。たまに」ニコ
輝子「キノコーキノコーボッチジャナイヨー♪」フヒヒハハヒハ
P(楽しそうだな)
幸子「ボクたちも一緒に歌いましょうか」
P「えっ」
輝子「お、おお……では、ご、ご唱和ください」
幸子「せーの」
P「き、キノコー」
輝子「お、音程外れてる、よ……」
幸子「恥ずかしがると余計にうまく行きませんよ?」
P「お前らも歌えよ!」
輝子「フヒ」
幸子「ふふ」
幸子(友達なのも…いいですね。たまには)
・・・・おしまい
うーん見事にぐだった感
読んでくれた方ありがとうございます。次回はもうちょっと練って頑張ります
乙ですっ☆
さっちゃんしっかり者なんだよなあ。
でもカワイイ。
おっつしー
さっちゃん可愛かったよ
元スレ
SS速報VIP:輿水幸子「なにか飛んで来ました」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1377913581/
幸子「というか…いたんですね、輝子さん」
輝子「…………」ポコ
幸子「あう。な、なんですか。突然茸を投げつけたりして」
輝子「…………」ポコポコ
幸子「あぁ…ノートが茸まみれに……や、やめてくださいってば――あう」ポコ
ちひろ(仲良しねー)
3: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 10:49:11.63 ID:Se1mdzCDO
輝子「も、もういい……わ、私、キノコと一緒に机の下に引き籠るから…」グス
幸子(初めからそこを微動だにしていませんが)
輝子「フヒ……さり気なく…さり気なく……」ギュウギュウ
幸子(まともな机の持ち主なら絶叫しておかしくない光景です)
幸子「…ほどほどにしておかないと、プロデューサーさんに嫌われてしまいますよ」
輝子「……」フヒ…
4: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 10:50:14.29 ID:GXTPSuero
輝子「だ、だいじょぶ」
幸子「?」
輝子「……」ギュウ
輝子「…プロデューサーは……トモダチだから…」ポコポコ
幸子「…………まあ」
幸子「大丈夫、でしょうね」
輝子「……」コクコク
幸子「まともでないタイプの机の持ち主ですもんね」
輝子「??机がマトモじゃない…?」
幸子「ああ」
幸子「机も。まともじゃないし…プロデューサーさんも変り者ですから」
輝子「そ、そだね。…、でも……いいやつ、だよ…」
幸子「そうですね」
5: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 10:50:59.58 ID:Se1mdzCDO
幸子「というかこの机がまともな状況でないという自覚はあったんですね」
輝子「う、うん。…こ、こんなにヘヴゥンな机は、見たことが、ない……」フヒヒヒ…
幸子(そっちの意味でですか)
輝子「……た、たぶん、天国は…こんな感じ…」ポコポコ
幸子「そうですか。よかったですね。いやよくないですけど」
輝子「……う、うん」ホッコリ
幸子(……、まあ、いいですけど)
6: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 10:52:58.61 ID:GXTPSuero
幸子(さて。だれか戻って来る前にもう少し先に進めますか)ポコ
幸子「…………」キノコマミレ
幸子「……」サッサッ
輝子「あ、あ…キノコを履き掃除しないで……」ポロポコンポロ
幸子「……」ハア
幸子「飲み物でも淹れて来ます。輝子さんもなにか?」ガタ
輝子「あ、……じ、じゃあ、霧吹きに水を…」
幸子「茸の飲み物は聞いてませんよ?」
7: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 10:53:51.06 ID:Se1mdzCDO
幸子「……」
幸子(いつの間にか椅子の上まで茸まみれに……油断も隙もないですね…)
輝子「フヒ…キノコ・オン・ザ・チェアー……か、快適な座り心地を実現…」
幸子「これは…友達関係がうまく行っていないような」イジメデスヨ
輝子「フヒ!?」
8: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 10:54:28.89 ID:GXTPSuero
輝子「そ、そんなことは…」ワタワタ
幸子「……」シュッシュッ
輝子「わう…わ、私にかけても……。い、いや、キノコと同じ物を飲んでこその友情……あると思います…」フヒ
幸子「それはよかったです。べつに飲んでいるわけではないですが」シュッシュッ
輝子「ぷにゃふ」
9: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 10:55:15.97 ID:Se1mdzCDO
ガサガサ
輝子「す、座らないの?」
幸子「さすがに茸さんに申し訳ないですよ…」
幸子「向こうのソファに移ります。プロデューサーさんの机は、どうぞ輝子さんが使っちゃってください」
輝子「…………、あ、はい」
幸子「??」
10: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 10:55:56.29 ID:GXTPSuero
ポスン
幸子「…ふう」
幸子(……なんとなく…捗らないなあ……)
幸子(こういうとき人のせいにしたくなるのは……自分が集中できないのを認めたくないだけなんでしょうね…)ハア…
幸子「……むう」ゴシゴシ
11: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 10:56:39.41 ID:Se1mdzCDO
ポスン
幸子「?」
輝子「…」フヒ…
幸子「…どうかしました?」
輝子「フヒ……さ、さっちんあるところに…輝子あり、的な」
幸子「意味が分かりません」
輝子「えっ」ガーン
12: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 10:57:28.29 ID:GXTPSuero
輝子「あ、えと、その」オロオロ
幸子「…」コク
輝子「ほ、ほら……み、水気のあるところに…キノコがよく生える、み、みたいな」
幸子「はあ…」ゴシゴシ
輝子「?」
輝子「さ、さっちん、ひょっとして……ね、眠い?」
幸子「……いえ、…そんなことは……」カク
輝子「……」フヒ…
13: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 10:58:04.48 ID:Se1mdzCDO
輝子「そ、それなら」ゴソ
幸子「…?」
輝子「き、キノコ柄の、クッションだよ。……さ、さっちんに、か、貸すよ。トモダチだから…」ボソボソ
幸子「……」クス
幸子「それは柄であって、茸が生えているわけでは…ないんですね…」フラ…
輝子「う、うん。…それはまた、そのうち――」
ダキ
輝子「フヒ?」
14: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 10:58:55.49 ID:GXTPSuero
パタ
幸子「…ん……」スリスリ
輝子「…………」
輝子「さ、さっちん。さっちん。わ、わた、私は、クッションじゃないよ。キノコだよ」
幸子「……いやいや…輝子さんは人でしょう…」ムニャ…
輝子「ど、どっちでも…いいけど…」
幸子「ふふ…よくないですって……」
幸子「……まあ…どっちでも…いいですね。…少し…休みます……」
輝子「…お、おーけ……」
幸子「……くぅ…」
輝子「……」
輝子「…」フヒ…
輝子「……」ナデナデ…
輝子「子守り歌でも歌ってやるか」ヒャハー
ちひろ(それはやめた方がいいんじゃないかしら)
15: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 10:59:26.44 ID:Se1mdzCDO
・・・・・
ガチャ
P「ただいま戻りましたー」
ちひろ「あ…お疲れ様です、プロデューサーさん」
P「いえちひろさんこそ…うお!?なんだこれ!」キノコマミレー
ちひろ「ああ…それはその…」アハハ…
P「輝子ですよね。ったく…」ハア…
P「?…椅子まで茸まみれじゃねえか……ちょっと座り心地良さそうだなくそ…」ポンポン
ちひろ「……」フフ
P「?」
16: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 11:00:17.66 ID:GXTPSuero
P「あの、俺いまなにかおかしなこと言いましたかね…?」
ちひろ「あ…いえいえ。ごめんなさい」
ちひろ「ただ…トモダチ同士だと、同じような考えになるのかなーって」
P「え?」
ちひろ「ふふ。なんでもないですよー♪」
P「は、はあ…」ポンポン
P「いて」ポコ
ちひろ「……」クスクス
17: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 11:01:53.76 ID:Se1mdzCDO
P「まったく…輝子はいったいどこに――」キョロキョロ
P「…」
幸子「…くー…」
輝子「…………」スピー…
P「…」
P(…怒るのは、またあとにするか。勝手に茸をどけるのも悪いしな…)ハア…
ちひろ「プロデューサーさん、私はそろそろ失礼しますね」
P「あ、はい…あ」
P「あの。ちひろさん、今日はこのあと予定がありますか?」
ちひろ「??今日ですか?」
輝子「……フヒヒ…」スリスリ…
幸子「…ん…」ムニャ
23: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 15:33:10.11 ID:Se1mdzCDO
・・・・・・
パチ
幸子「…ん…」ボー…
幸子「……むぅ」グシグシ
幸子(う…寒い…)ゴソ
グイ
「?」
幸子「……」ギュウ
「――――」
幸子「?…なんですか?よく聞こえな…」ムニャ
幸子「……えへへ。暖かいですね……キノコにも、体温は…ありましたか……」ムニャムニャ…
幸子「……」zz…
・・・・・・
24: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 15:36:21.80 ID:/j7gwiW+o
ガチャ
柚「ただいまー」
P「おう。お疲れ」カタカタ
柚「Pサンこそー」ヘヘー
柚「?」
スピー
柚「最近うちの事務所のソファでは必ずだれかがおねむだねぇ」イイデスナー
P「そうだな」クス
輝子「…」ムニャ
幸子「…」クゥ…
25: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 15:39:33.78 ID:Se1mdzCDO
柚「まだみんな揃ってないね」キョロキョロ
P「あ…それなんだけどな」
柚「ン??」
27: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 15:43:37.93 ID:/j7gwiW+o
・・・・・
P「悪いな」
比奈「いえいえ。二人を置いてくなんて申し訳ないでスもんね」ナデナデ
P「うん。そう言ってもらえると助かる」
比奈「ふひひ。お腹を空かせて待ってるっスよ!」
P「お、おう。その間はちゃんとご飯食べろよ」
比奈「気が向けばー」
P「向けてください」
比奈「てへ。じゃーまた明日ー」ニコ
P「うん」
28: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 15:45:58.68 ID:Se1mdzCDO
・・・・・
P「なんだったら、ちひろさんと四人で行って来ても――」
仁奈「そうはいかねーです。わりびきけん?をもらって来やがったのはPでごぜーます」
P(割引券がなにかよく分かってなさそうだ…)カワイイ…
仁奈「なのでまた後日一緒に行きやがりましょう!」
P「そっか。ありがとな」モフモフ
仁奈「はい!今度こそ焼き肉用のキグルミで臨みやがります!」ムフー
P(焼き肉用とかあるのか)
仁奈「では!」ビシッ
P「うん。また明日」
29: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 15:50:19.70 ID:/j7gwiW+o
・・・・・
楓「焼き肉を焼きに行く(やきにーく)のは、一人だと面白くありませんもんね」
P「……ええ。面白くありませんね」
楓「お、おも…面白くなかったですか?」オロオロ
P(ああめんどう可愛いなぁこの人は)
P「焼き肉を焼いたら炭になりますし」
楓「それもそうですねー」
30: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 15:53:38.70 ID:Se1mdzCDO
・・・・・
柚「なるほどー」
P「ごめんな。だからまた今度にしよう」
柚「へへ。いいよー。みんなで行かないと楽しくないもんね!」ニパ
P「そっか」
柚「うん!」
31: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 15:55:02.06 ID:/j7gwiW+o
P「三人は待ち合わせしてファミレスにでも行ってると思うぞ」
柚「ほんと?」パカ
柚「あ、アタシにもメールが来てるや…ありがと。じゃあ帰るね」パタン
P「おう。お疲れさま」
ちひろ「私も柚ちゃんと一緒に帰りますね」
P「はい。…すいませんでした、呼び止めたのに、余計に時間を取らせただけになっちゃって」
ちひろ「いえいえー」
32: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 15:58:10.37 ID:Se1mdzCDO
ピラ
ちひろ「ふふ。割引券は私が預かっていますからね!プロデューサーさんがお肉を食べられるかは、私にかかっています!」
P「おにー」
ちひろ「だからまた今度、一緒に行きましょう♪」
P「…はい。そうしてもらえると、嬉しいです」
ちひろ「こちらこそ。ではまた」
柚「じゃあねー♪」
P「おう」
33: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 15:59:55.02 ID:/j7gwiW+o
P「さて。二人が起きるまでのんびり仕事を片付けるか…」
グイ
P「ん」
幸子「……」
P「お。目が覚めたか?」
幸子「……、……」ボー…
P「……幸子?」
幸子「……えへへ」
ギュウ
P「……」
幸子「…くぅ」
P「…………」
P「これじゃ仕事はできないな…」ハア
幸子「…」ムニャ
34: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 16:03:50.34 ID:Se1mdzCDO
幸子「…」モゴモゴ
P「?」
幸子「キノコ……暖かい…」ボソボソ
P「だれが茸だよ」ペチ
幸子「ふにゅ……」zz…
P「…ったく…」
P「……」
P「……」ナデナデ
幸子「ん……ふふ…♪」ムニャ
P「……」ナデナデ
35: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 16:07:27.98 ID:/j7gwiW+o
・・・・・
パチ
輝子「…」
輝子「?」
P「……」
輝子「…」フヒ…
輝子「お、おはよう…プロデューサー…」
P「?」
P「おう。輝子は目が覚めたか。おはよう。よく寝てたな」
輝子「う、うん。……ふ、二人で寝るのは…ちょっと…落ち着かなかったけど…」
P「そっか」クス
36: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 16:09:18.13 ID:Se1mdzCDO
幸子「……」zz…
輝子「…さ、さっちん、お疲れだね…」
P「みたいだな」
輝子「……フヒ…これは回復用のキノコの出番…」ゴソゴソ
P「それ、人に使えるんだよな?」
輝子「も、もちもち」コクコク
P(もちもち?)
37: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 16:13:07.07 ID:/j7gwiW+o
輝子「……ふあ…――…」ゴシゴシ
輝子「顔…洗って来る…」パタパタ
P「行ってらっしゃい」
幸子「……」
P「…今日の幸子は眠り姫だな」
38: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 16:13:39.41 ID:Se1mdzCDO
P(たまにはこんな日もあるか)
P「いつも元気いっぱいだもんなー…たまにはこうしている方が健康的だな」ウン
幸子「……」ムニャ
P「…お疲れさま」ナデナデ
幸子「……んぅ」
P「そういえば、眠り姫は口づけで目を覚ますんだっけ」
39: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 16:14:50.36 ID:/j7gwiW+o
P「……」
P「…いや…妄言だな。なに言ってんだ俺」
幸子「まあそうしたくなる気持ちも分かりますよ。ボクのカワイさは罪ですからね」
P「まあな」
幸子「ええ」
P「…、…」
P「…起きてたの」
幸子「プロデューサーさんが恥ずかしいことを言うので思わず目が覚めてしまいました」
P「ごめんなさい」
幸子「お気になさらず」
40: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 16:18:07.98 ID:Se1mdzCDO
幸子「してもいいんですよ?」
P「……」
P「し、しねえよ」
幸子「いま一瞬迷いましたね」
P「ま、迷ってないです」
幸子「ふふ」
41: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 16:19:22.54 ID:/j7gwiW+o
幸子「それで許してもらえるなら、口づけくらいいくらでもさせてあげようかと思いましたが」
P「ん?」
幸子「いえ。たぶんこうして」
ギュ
幸子「くっついていたことで、なにか迷惑をかけてしまったのではないかと」
P「…ん…べつに。なんともない」
幸子「そうですか?」
P「うん」
42: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 16:19:58.45 ID:Se1mdzCDO
幸子「まあ謝るくらいは勝手にさせてください」
P「…おう、まあ…そこまで言うなら…」
P「…幸子は真面目だな」
幸子「そうですか?」
P「うん」
43: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 16:21:56.39 ID:/j7gwiW+o
P「なんというか、もっと甘えてくれてもいいのに」
幸子「……いえ……」
幸子「甘えたいのは山々なんですが、その、いつも隙がないというか」ボソボソ
P「?」
幸子「な、なんでもないです」コホン
44: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 16:23:31.90 ID:Se1mdzCDO
幸子「そ、それより、今日はいつものみなさんがいませんね」
P「ん?ああ」
P「あいつらがいたら事務所がもっと騒々しいよ」
幸子「それもそうですね」クス
P「あいつらは友達みたいなもんだからなぁ」
幸子「……」トモダチ…
幸子「なるほど」コク
45: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 16:24:13.87 ID:/j7gwiW+o
幸子「そうするといまは甘え放題ですか」ボソ
P「え?」
ボスンッ
幸子「うげ」
輝子「フヒ、グッモーニンマイフレンド……げ、元気になった?」
幸子「し、輝子さん……いまどうして飛んで来たんです」
輝子「フヒ……き、キノコの真似……だよ」フヒヒヒ
P「べつに飛ぶところが茸の特徴ではないが」
46: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 16:24:49.27 ID:Se1mdzCDO
幸子「もう。お返しです」ポイポイ
輝子「あ、ちょ、トモダチを投げるのはやめ、ちょ」ポコポコ
幸子「いつも自分は投げてますよね?」
輝子「ふ、ふふ。わ、私はいいんだよ。……トモダチだから」ドヤァ
幸子「…………」ポイポイ
輝子「あ、あ、だ、だめ、ちょ」ポコポコ
P(仲良しだな)
47: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 16:25:34.77 ID:/j7gwiW+o
輝子「…………」ポコポコポロン…
輝子「き、キノコまみれ……フヒ、これはこれで幸せ……悪くない」フヒヒ
幸子「そうですか」
P「ははは」
P「どうする?三人で飯でも行くか?」
幸子「たまにはいいですね」
輝子「い、いいね。行こうか……ぜひぜひ」フヒ
幸子(二人きりで甘えのはまたいつかできますよね)ウン
48: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 16:27:08.59 ID:Se1mdzCDO
・・・・・
パタン
P「輝子はなにが食べたい?」ガチャ
輝子「フヒ…き、キノコが入ってるなら、な、なんでも…いい…」
P(地味に難しい注文だな…)
P「幸子はなにかあるか?」
幸子「はい?」
P「はいじゃねえよ。聞いてたか?」
幸子「聞いてませんでした。ボクがどうしてカワイイかという話でしたっけ?」
P「違うよ?」
49: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 16:27:54.45 ID:/j7gwiW+o
幸子「ふふーん」
P「……なんだよ急に」
幸子「充電が完了したのでいまのボクは無敵なんです」フンス
P「なに言ってんだお前」
幸子「え?ああボクが可愛いのはですね――」
P「聞いてねえよ」
51: コピペミス↑>>49→>>51です、すいません ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 16:30:39.96 ID:/j7gwiW+o
輝子「……」フヒ
輝子「さっちん元気だ。う、嬉しいな」
幸子「さて!ボクのカワイさに免じてプロデューサーさんにはなにか高いものをご馳走させてあげましょう!」
P「気の遣い方がおかしいよな?」
輝子「ま、まつたけ?」
P「ちょ」
幸子「いいですね」
P「よくねえよー」
52: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 16:32:02.03 ID:Se1mdzCDO
幸子「ふふ。じゃあ行きましょうか」オー
輝子「れ、れっつごーとぅまつたけ……」ヒャハー
P(俺の給料が……)
幸子「ふふ。もっと甘えてくれていいって言ったのはプロデューサーさんですもんね」ニコ
P「うぐ…」
幸子「ね!たまには甘えさせてください!」
P(すごい元気よくねだられた)
幸子「というかもっと甘えさせたがっていいんですよ?」
P「なに言ってんだ」ペチ
幸子「あう」
53: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 16:32:38.44 ID:/j7gwiW+o
P「…」ハア…
P「…こんなのは今日だけだぞ」
幸子「いえ。隙を見ては甘えます」
P「な」
幸子「ふふー。冗談ですよ。たまにです」
P(あんまり変わってないような)
幸子「たまに、また充電が必要になったら、甘えさせてください」
P「……おう。たまにな」
幸子「はい。たまに」ニコ
54: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 16:33:15.83 ID:Se1mdzCDO
輝子「キノコーキノコーボッチジャナイヨー♪」フヒヒハハヒハ
P(楽しそうだな)
幸子「ボクたちも一緒に歌いましょうか」
P「えっ」
輝子「お、おお……では、ご、ご唱和ください」
幸子「せーの」
P「き、キノコー」
輝子「お、音程外れてる、よ……」
幸子「恥ずかしがると余計にうまく行きませんよ?」
P「お前らも歌えよ!」
輝子「フヒ」
幸子「ふふ」
幸子(友達なのも…いいですね。たまには)
・・・・おしまい
55: ◆qEJgO2U6bM 2013/08/31(土) 16:35:24.18 ID:Se1mdzCDO
うーん見事にぐだった感
読んでくれた方ありがとうございます。次回はもうちょっと練って頑張ります
56: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 16:40:14.41 ID:uqPGDIP5o
乙ですっ☆
さっちゃんしっかり者なんだよなあ。
でもカワイイ。
57: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/31(土) 16:44:44.31 ID:QbKTKhIzo
おっつしー
さっちゃん可愛かったよ
SS速報VIP:輿水幸子「なにか飛んで来ました」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1377913581/