1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 00:22:32.22 ID:xPdLpyuy0
上条「ん……ここは……また病院か」 ムクリ
上条「……なんか体に違和感が……」
上条「うおわぁああっ!?なんだこれ!!」
ポヨーン
上条「か、上条さんの胸に見慣れぬ膨らみ……!」ドキドキ
上条(とりあえず触ってみるか) ソーッ
フニュン
上条「や、やわらかい……///」フニュフニュ
上条「俺の体におっぱいが////」
後は頼んだ
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 01:06:49.92 ID:vcEWl7iVO
インデックス「当麻ー身体の方は大丈夫なのかな?」
ガチャリ
上条「おい、聞いてくれよインデックス…」
インデックス「あ、ゴメン部屋間違えたんだよ」
上条「いやいや、待てって俺だよ俺」
インデックス「も、もしかして?」
上条「あぁ、そのもしかしてだ。なんでこんな身体に…」
インデックス「昨日部屋に仕掛けられていた魔方陣からして、魔術師の仕業が高いけど」
上条「そうなのか?…まぁ命に別状はないらしいし別にいいか」
インデックス「良くないんだよ!早く元に戻る方法を」
上条「胸が少しおっきくなっただけじゃねぇか。あ、トイレ行ってくる」
インデックス「そんな呑気な事言ってる場合じゃ…って行っちゃったんだよ」
上条「………………」
インデックス「おかえり当麻。どうしたのかな?」
上条「なぁ、インデックスさん。魔術師ってぶち殺しても罪に問われないよね」
インデックス「(やられたー!当麻の股間の幻想殺しがやられたー!!)」
インデックス「その術をかけた魔術師を倒せばきっと元に戻るんだよ」
上条「何?きっとって、戻らないかもしれないの?上条さんの幻想殺しもどんないの」
インデックス「それは…私に聞かれても」
ガチャリ
御坂「やほー、生きてるー?近くに寄ったから冷やかしに来たわよー」
上条「インデックスさんイギリス聖教なんだよね?だったらなんとかできないの、シスターってタダめし食べれるだけなの」
御坂「あれ…?ごめんなさい部屋間違えました」
インデックス「待って欲しいんだよ!やさぐれた当麻と二人っきりにしないで欲しいんだよ!」ガシッ
御坂「アンタが上条さんねぇ……」
インデックス「とにかく、街に出て探しに行こうよ」
上条「行くったって、俺の服、胸の辺りがつっかえてとてもじゃないけど入らないぜ」
インデックス「私の服も入らないし…。そうだ、短ぱ」
御坂「うん、そう、ゴメンね黒子アンタを変態扱いして。で、色々教えて欲しいんだけど…」
上条「コイツ、なにやってんの?」
インデックス「多分、当麻は知らない方がいいんだよ…」
黒子「ハァ…ハァ……、制服。も、持って来ましたわよお姉様…」
御坂「おっそいわよっ!五分以内に来なさいって言ったでしょ」
黒子「そ…、そうは言われましても。制服など何に使いますの」
御坂「お待たせー、私の制服ならサイズもピッタリのはずよ。早く着てみて、上条さん!」ガッ
上条「何、なんでこんな必死なの?なんでちょっと頬赤らんでるの」
インデックス「それも、当麻が知るにはまだ早いんだよ…」
上条「これがスカートか、なんだか足元が落ち着かないぜ」
黒子「心配なさらずとも、その内慣れてきますわよ」
インデックス「慣れる前になんとかしたい所なんだよ」
御坂「あぁ…、今上条さんが私の制服を身に着けるのね……。これは洗わずに保管しておかないと」
上条「おい、なんでコイツ遠い目してんの?」
黒子「危ない人は放っておいて下さいまし」
インデックス「黒子は風紀委員だよね?そっちの方で何か掴んでないかな」
黒子「そうですわね、一回本部に連絡してみますわ」サッ
黒子「ふむ、初春の話によると同じような被害がもう何件も出ているようですわ」
インデックス「それで、犯人の目星はついてるのかな?」
黒子「そこまではまだ、ただ…現場には必ずタバコが落ちていたようですわ」
インデックス「タバコ、なんだか嫌な予感がするんだよ」
御坂「あ、上条さん。クレープ食べませんか、私奢っちゃいます!」ガシッ
上条「痛いって!引っ張んなよ」
『ただいま僕は電話に出る事が出来ません。僕のカッコいい掛け声の後にメッセージを…』
インデックス「むむ…留守電。ますます怪しくなってきたよ」
黒子「何か心当たりでもありますの?」
インデックス「うーん、私の思い過ごしかもしれないんだけどね。知り合いにタバコ好きが」
黒子「それだけで犯人と結び付けるのは早急かと思いますわよ」
インデックス「やっぱりそうなのかな…」
御坂「大変、上条さん口の周りにクリームが!私が舐めとってあげるね」
上条「お前がクレープ押し付けたんだろうが!いいからあんまり近寄るなぁ!」
黒子「地道に聞き込み捜査から行うしかありませんわね」
インデックス「やっぱりそれがいいのかな」
上条「うぅ…クリームは取れたけど、唾液でベトベトじゃねぇか」
御坂「大変私としたけとが!待っててね、このハンカチで……ペッ!」サッ
上条「待て、待て!なんでまたハンカチに唾吹き付けてんだよ!」
御坂「良く怪我した時に唾を塗るじゃない?あれと同じよ」ゴシゴシ
上条「同じじゃねぇよ!止めろって」
ステイル「どこかで聞いた声だと思ったら…。何やってるんだい上条当麻」
インデックス「あ、ステイル丁度いい所に…」
上条「幻想・アッパーァァァッ!」バキィ!
ステイル「ぐはっ!」ドサッ
黒子「ちょっと、いきなり何をしますの!?」
上条「あ…スマン、つい魔術師を見ると見境なくぶん殴りたくなっちまって」
ステイル「い、いきなり良い度胸だね…。そんなに死にたいのならいいだろう!この僕を怒らせた事をあの世で後か」
御坂「超電磁・アッパーァァァ!」ベキィ!
ステイル「ぐふっ!!」
黒子「お姉様まで何をいたしますの!」
御坂「上条さんの敵は私の敵よ……。文句あんの?」ボキボキ
黒子「いえ…勿論ありませんのよ」
上嬢さん補正ということでこうしてみました
黒子「お姉様がまさか同性愛者でしたなんて…。黒子はショックですわ…」
御坂「人聞きの悪い事いわないでよ!同性が好きなんじゃなくて、上条さんが好きなの。至ってノーマルなのよ」
黒子「いえ、そのりくつはおかしいかと…」
インデックス「で、ステイルじゃないんだね。犯人は」
ステイル「当たり前だ、なんで僕が上条当麻を性転換させなきゃならないんだい。全く」
上条「いい加減機嫌直せよ。好きなの頼んでいいからよ」
ステイル「ファミレスくらいで僕が釣られると思ったら大間違だよ。僕はロンドンのあらゆるグルメスポットを」
ズガーン!
御坂「ごちゃごちゃ言わないで、早く頼みなさい…。上条さんが奢ってくれるっていってんのよ」
ステイル「……この和牛ハンバーグセット下さい」
黒子「やれやれ、また振り出しに戻ってしまいましたわね…」
ステイル「ふむ…そういえば、この前神裂にICQで渡したテキストファイルにそんな術が入っていたような」
インデックス「むむ…、それじゃもしかして彼女が犯人なのかな?」
黒子「だから早急ですのよ。しかし、手掛かりが無い以上あたってみるしかありませんわね」
御坂「はい、上条さんアーンして」
上条「ちょっとまて、そのラザニアまだ熱々……ぎゃぁぁぁ!く、くひがやけほ」
御坂「た、大変私としたことが!口移しなら問題無いわね……って熱ぅぅ!」
『私は今電話に出る事が出来ません。申し訳ありませんが、私の七閃というカッコいい掛け声の後にメッセージを…』
ステイル「駄目だ、やはり留守電だったよ」
黒子「何故イギリス聖教の方は携帯電話を携帯しませんの」
インデックス「こうなったら足で探すしかないかな」
上条「しかし、この学園都市をなんの手掛かりも無しに探すなんて無茶だぜ」
御坂「何かは遺留品のようなものがあれば、黒子に嗅がせてテレポートさせるのに…」
黒子「待って下さいましお姉様。黒子はアンチスキル犬ではありませんのよ」
ステイル「まぁ、その点は心配しなくても良い。僕に任せてくれないかい」
インデックス「本当にこんなジャスコに、彼女がいるのかな?」
ステイル「この時間なら割引セールを狙って、出没するはずだ。炎の魔術師である僕が言う事だから間違いないよ」
黒子「わたくしもジャスコは好きですのよー。なんだかテンションがあがりますわね」
上条「しかし、食料品売り場だけでも結構広いな。ここは手分けをするか」
インデックス「それが良いね。それじゃ見つけたら携帯で連絡しよう」
黒子「分かりましたわ、」
御坂「そういえば、上条さんにピッタリのパジャマがあったのよ!ちょっと見に行きましょう!」ガシッ
上条「だから食料品売り場って言ってるだろうが!離せぇぇ!」
御坂「ほら、このゲコ太スウェットなんか私とお揃いで似合ってるわよ。こっちのジャッジメントTシャツも私とお揃いでいい感じ…あぁ迷うわね」
上条「迷うって、さっきから全部お前とお揃いの服ばっかりじゃねぇか」
御坂「それじゃ、取り敢えず試着してみましょうか」サッ
上条「え…?なにその両手に山積みの服。全部試着するのか…」
御坂「あったりまえじゃない。心配しなくても大丈夫よ、勿論私も一緒に入ってあげるから」
上条「心配してるのはそっちじゃねぇよ。インデックス達の方を」
御坂「いいから、いいから。あそこは使用中みたいだから隣にしましょ」サーッ
上条「………ん。あの更衣室からはみ出てる棒って…鞘?」
インデックス「あ、黒子。どうかな見つかったかな?」モグモグ
黒子「うーん、あちらの焼き豚はイマイチおかずにはなりませんのよ」モグモグ
インデックス「違うよ、試食コーナーじゃなくて。神裂火織の方なんだよ」モグモグ
黒子「あら、そちらの方でしたの?西エリアは一通り巡回しましたが影も形もありませんわね。インデックスさんの方はどうですの」モグモグ
インデックス「そっちののパイナップルはまだ食べ頃じゃ無かったかな。芯が残ってたよ」モグモグ
黒子「そうじゃありませんのよ。試食コーナーではなく、神裂火織さんの方ですわ」モグモグ
ステイル「やれやれ、こんな事だろうと思ったけど…少しは真面目に探してくれないかい」
インデックス「あ、ステイル。ゴメンなんだよ、そっちはどうだったのかな」
ステイル「まは、かへもかはひもなひよふだ」モグモグ
黒子「あら、ステイルさん、どの試食コーナーのを食してらっしゃいますの?」
ステイル「え…?まるごとバナナだけど」モグモグ
インデックス「ま、まるごとバナナだって!そ…そんな馬鹿な。なんでまるごとバナナが試食コーナーにあるの…!?」
黒子「嘘は止めて下さいまし、何故試食で一本丸々もらえますの!」
ステイル「あぁ、これは試食でなく……買ったんだよ!」
インデックス「か、買っただって!?」
黒子「な、なんて底が知れないお方なんですの…これがイギリス聖教!」
佐天「あれ…あそこにいるの白井さんじゃない?」
初春「どうしたんでしょう。何かは驚いてるみたいですけど」
御坂「なにしてるの、上条さん。早く入るわよ」
上条「俺の予想が正しければ…この中に、神裂が…」ガッ
御坂「えっ!ちょっと、待って。そっちは中に人が」
サーッ
上条「やっぱりそうか。神裂やっと見つけたぜ!って……、ゲコ太スウェット?」
神裂「…振り返らずとも分かりますよ。上条当麻…あなたがここまで常識の無い人間とは思いませんでしたよ…」カチャ
御坂「あ、なんでこの人ゲコ太スウェット着てるのよ!ゲコ太スウェットは私と上条さんだけのものよ!」
ザワザワ
上条「止めろって!そんな大きい声でゲコ太、ゲコ太言ったら、カッコいい七閃が!!」
神裂「あなたも充分…声が大きいですよ…」
御坂「カッコいい…」
神裂「七閃っ!」ズガガガガッ!
上条「カッコいい…」
神裂「七せ……。何故私が七閃と叫ぶ前にその様な間の手を?」
上条「いや…なんとなく」
神裂「……ん。貴方は上条当麻ではない…?すいません私は人違いをしてしまったようで」
上条「いや、合ってるぜ。俺が上条当麻だ、ほらこの声」
神裂「どうやら本当のようですね。……一体、一体何故、貴方が常盤台の制服を…。返答次第では覚悟してもらいますよ」
上条「何故って、着れる服が無かったからコイツに借りたんだよ」
神裂「そちらも、常盤台の制服…。なるほど分かりました」
御坂「な、なによそんなにジロジロ見て!」
神裂「今、私の財布には八万円入っています。宜しければ…」サッ
御坂「なに、もしかしてお金貸して欲しいの?手元が三十二万円しかないから足りるかな」サッ
神裂「……ッ!くっ、最近の中学生はッ…」ガンッ!ガンッ!
上条「ちょっと、神裂さん!なんで地面に頭ぶつけてんだよ!?」
神裂「そ、そうです!上条当麻、貴方は着る服が無いので仕方なくその制服を着ているのですね」
上条「そ、そうだけど?」
神裂「ならば私の服と、その制服、交換しましょうか!良いですよね」サッ
上条「え…?嫌だよ、そのGパン半分やぶれてるじゃねぇか」
神裂「……ッ!くっ、馬鹿ッ…私の馬鹿ッ」ガンッ!ガンッ!
御坂「ちょっと、誰かジャッジメントかアンチスキルに連絡してぇぇ!?」
上条「しかし、この様子だと神裂は犯人じゃねぇみたいだな」
御坂「そうね、上条さんの事にも気付いて無かったみたいだし」
神裂「……常盤台ッ!常盤台の制服がッ…」ガンッ!ガンッ!
上条「今度も激しい戦いだったぜ…」
御坂「私と上条さんの絆でなんとか退けたわね」
ステイル「やれやれ、大きな音がしたから、もしやと思ったが。随分派手にやってくれたね」
インデックス「当麻ー、大丈夫なのかな!」
上条「あぁ。だが神裂は犯人じゃ無かったみたいだぜ」
ステイル「そうか、まぁイギリス聖教に所属する者がそんな事をするはず無いと、僕は最初から思っていたがね」
黒子「地面に頭は叩き付けますのね……、って物凄い勢いでわたくしガン見されましたわ」
インデックス「でも、またまた手掛かりが途切れちゃったね」
黒子「くり返すーこのポリリズムー♪あの衝動はーまるで恋ですの、くり返すー」
インデックス「振り付けも完璧なんだよ…、私も負けられないよ。えっと私の持ち歌は」ペラペラ
御坂「上条さん、次はこの曲デュエットしませんか!いいですよね」
上条「なぁ…なんでカラオケなんだ?お前ら普通に遊びたいだけじゃねぇの?」
御坂「そんな事ないですよ。薄暗くてその上個室、犯人が隠れるには絶好の場所じゃないですか。じゃこの曲でいいですよね、入れますね」
神裂「何を不安そうな顔をしているんですか?この場にはイギリス聖教で十指に入る魔術師と、学園都市で五指に入る超能力者がいるんですよ。何も心配いりません」
上条「そのツートップが一番不安なんだよ!つかなんでお前も付いて来てんの」
神裂「常盤台の制服を……、いえ、魔術を悪用する族を野放しにするわけにはいきませんので」
ステイル「上条当麻の言う通りだ、浮かれている場合じゃないよ。だから僕は言ったんだ、この店に入るのは反対だと」
神裂「ステイル…、そうですよね。すいません少し軽率でした…」
御坂「私ったら、上条さんと一緒に居る事しか考えて無かったわ…。恥かしい限りね」
ステイル「だからJOY SOUNDではなくSEGAカラが入っている、向こうの店舗にしようと言ったんだよ!」
上条「テメェが一番浮かれてんじゃねぇか!どっちでもいいよ、んなもん!」
ステイル「良くは無い、SEGAカラの方が洋楽が豊富なんだよ。そんな事も知らないのかいキミは」
上条「知らねぇよ、そんなどうでも良い知識!」
インデックス「…91点。振付込みでこの点数だなんて、私冷や汗が止まらないんだよ」
上条「はぁ、本当に俺の幻想殺しが返ってくるのかよ…」
一方通行「あン?おい、テメェそっちは男子便所だぞ。ボケっとしてンじゃねェよ」
上条「あ、すいません。……そういえば、今俺の身体女なんだよな」ブツブツ
一方通行「何ブツブツ言ってやがンだ、気持ちわりィ」
上条「いえ、なんでも…、ってお前は一方通行!?」
一方通行「ン、何で俺の名を?…つかテメェどっかで会った事あンか」
上条「(やべぇ、今コイツに正体がバレたら面倒な事になるのは火をみるより明らかだぜ…!)」
一方通行「その声聞き覚えがあンな、テメェ…もしかして」スッ
上条「(不味い、こうなったら、ヤるしかねぇか…。しかしこの身体で勝てるかどうか)」
打ち止め「大変だよ、一方通行!ってミサカはミサカは精一杯叫んでみたり」
一方通行「なンだ、紙でも切れてンのかよ」サッ
上条「え、ちょっと。そっちは女子トイレ…」
一方通行「文句あンのかよ、別にいつもンことだ。気にすンな」
打ち止め「何してるの早く来てよ!ってミサカはミサカは限界を訴えてみたり」
一方通行「だから、ジッパーじゃなくてマジックテープ式にしろって言ったンだよ」
打ち止め「分かったから早く外してよ、ってミサカはミサカは憤りを感じる!」
上条「あいつもあいつで大変なんだな。まぁこれで入りやすくなったか」ガチャリ
トントン
『入ってますかー?』
上条「あ、悪い。今入ってます」
『そうですか、すいません』
……トントン
上条「だから入ってますよー」
『あの、ご一緒していいですか?』
上条「なに、何で?別に他の所開いてますけど…」
『そうですか…分かりました』
上条「早く済まして、早く手掛かりを探さねぇと…」ガサガサ
トントン
『あのぉ…すいません』
上条「だから何?気が散るんで止めてくれます…?」
『知り合いに、テレポーターがいるんですけど、そちらにテレポートさせてもらって宜しいですか?』
上条「ヨロシクねぇよ!?何、上品な言葉遣いで最低な事言ってんだ、御坂!」
御坂「えっ、なんで分かったのかしら。きっと上条さんと私は以心伝心…ツーカの仲なのね!」
上条「お前以外この学園都市に存在しねぇよ。頼むからさっさお帰りになってくれ…」
一方通行「さっきからゴチャゴチャうっせェンだよ!打ち止めさんが落ち着いて用たせねェだろうがァァァ!!」
バダンッ
御坂「あ、ごめんなさい!……ってアンタ」
ガチャリ
上条「す、すいません、今すぐコイツ連れて戻りますんで!」ガシッ
御坂「え?待ってよ上条さん、アイツって確かアクセラ…」
ダッダッダッ
打ち止め「どうしたの?早くドアを締めて欲しいな、ってミサカはミサカはお願いする」
一方通行「あァ、ワリィな…。ったく、厠で騒ぐなンざ非常識なヤツラが多くて敵わねェぜ。どうなってやがンだ、学園都市はよ」
姫神「……あなた、ここで何してるの?」
一方通行「…あン?」
ステイル「やぁ、遅かったね。てっきりアンチスキルに捕まっているものだと思ったよ」
上条「そりゃ残念だったな。まぁ、真っ先に捕まりそうなヤツが隣にいるから大丈夫だ」
御坂「何、その言い方?私はただ上条さんがトイレの仕方に戸惑ってないか心配だっただけですよ。邪な気持ちなんかコレっぽっちも抱いてないですよ!」
黒子「お姉様。そんな事よりも、わたくしとインデックスさんの携帯を返してくださいましよ」
上条「いや、基本は男の時と同じだからね…三台体制で盗撮しようとしてたヤツは邪以外の何者でも無いからね……」
御坂「私は邪は邪でも、良い邪なんですよ!腕から霊刀を出せる方のヨコシマなんですよ」
上条「そっちも完全に煩悩の塊じゃねぇかッ!!」
神裂「さていつまでも、ここで時間を食う訳にはいきません…。犯人が居なかった以上、この店を出るべきです。延長料金も取られますし…」サッ
上条「格好つけてるけど、後者が本音だよねアンタ?」
インデックス「分かったんだよ、次は火織のGet wildだったけどキャンセルしておくね」ピッ
神裂「……ッ!ひとりでは解けない愛のパズルを抱いてッ…」ガンッ!ガンッ!
上条「だから壁に頭ぶつけるの止めろよ!延長料金どころか修理費請求されるだろうが!!」
ステイル「神裂のGet wildは僕も楽しみにしていたんだが…残念だよ」
黒子「わたくしはインデックスさんに勝てたので満足でしてよ」
インデックス「うー、次は負けないんだよ!」
『ありがとうございましたー』
上条「なんで俺の奢りなんだよ…」
黒子「点数が最下位の人が支払うと最初に言っていたではありませんの」
インデックス「当麻は一曲も歌って無かったからね。自業自得なんだよ」
御坂「だから、デュエットしましょうって言ったのに。…にしてもこれならどうしましょうか?」
ステイル「そうだね、この後の事はパーティーのブレイン役である僕の判断に任せてもらおうかな」
上条「いつからお前がブレインになったんだよ…」
神裂「ステイルは必要悪の教会でも知将としてしられています。心配はいりませんよ」
黒子「そうなんですの?そんな事、初めて聞きましたわよ」
ステイル「直帰にはまだ早い、ここは皆小腹も減った事だろうし、ファーストフードで休憩したい所だろう…。
だが、少し待って欲しい。僕の財布には偶然にもカラオケ店の割引券がある、ここは向こうの店舗に梯子でもしようじゃないか」
上条「しねぇよ!お前はSEGAカラで洋楽歌いたいだけじゃねぇか!つか何なのこのパーティー!?」
神裂「そんなに叫んでいては体力を無駄に消耗しますよ…目的を忘れたのですか。まだボーリングにショットバーなどやるべきことは残っています」
上条「知らねえよ、んな目的!どこの中学生だ俺達は。俺が欲しいのはボーリングのピンじゃなくて股間のピンなんだよ!」
黒子「そうは言われましてもわたくし達中学生ですもの…」
御坂「あ、私ボールの投げ方良く分からないんで、上条さんに手取り足取り教えて欲しいです!」
インデックス「そう慌てないで、当麻。木を隠すなら森の中っていうじゃない」キュッキュッ
上条「だったら、覗くだけでいいだろうが。なんでもうシューズレンタルしてんだよ」
ステイル「恐らくはここで決められた得点以上のスコアを取れば次のイベントが起こるんだよ。ブレインである僕がいうんだから間違いないね」
上条「少し黙っててくれ、ゲームブレイン…」
神裂「ん、何ですかそのゲーム脳というのは?」
御坂「ねぇ、黒子。どの辺りで待機してたら一番よく見えるの?」
黒子「そうですわね…。この辺りで紐を結び直すフリをしていれば、一番自然かつ完璧ですわよ」サッ
御坂「さすが黒子、頼りになるわ!これでチラをゲットだわ」
黒子「甘いですわねお姉様。この位置ならモロですわよ…モロ」
御坂「モロ!?ちょっと黒子、あんたの携帯また貸して」ガッ
上条「ん?レーンの隅でなにやってんだアイツら」
インデックス「……と、当麻は知らない方が良いんだよ」
インデックス「チャー・シュー・メェェンッ!」ブン
ガラガラガラ!
黒子「なっ、またストライクですの!?このままではターキですわね…」
インデックス「ふっふんー、カラオケじゃ遅れをとったけど、ボーリングじゃ負けないんだよ!」
神裂「流石はネセサリウスの投球女王と呼ばれていただけある…、その腕は未だ衰えていませんか」
上条「あんたらの教会はレクリエーションもやってんのかよ…。真面目に活動しろよな」
ステイル「おっと、人聞きの悪い事は言わないでくれないか。レクリエーション『も』、じゃない『しか』しないんだ」
上条「何誇らしげに言ってんだよ、余計タチが悪いわッ!今から寄付金返してこい!」
打ち止め「よいしょ…よいしょ、ってミサカはミサカは精一杯頑張る!」コロコロ…
一方通行「おォ、スゲェぞ打ち止め!このまま行けばピンに当たンぜ」
打ち止め「やっとガータから抜け出せるんだね、ってミサカはミサカは喜びで一杯」
一方通行「オメェはやっぱり天才だわァ…。コリャ、プロボーラも夢じゃねェぜ」
御坂「上条さぁん、こうですか?美琴よく分かんなくて」
上条「だから、ここで一歩踏み込んで…って体重をこっちに掛けんなよ!」
御坂「あ、ごめんなさい…。このまま倒れ込んでハプニングキスなんかを、ミコトはミコトは期待してたり」
黒子「お姉様ー、心の声が漏れてましてよ」
ステイル「全く、投球もまともに出来ないヤツが僕達ネセサリウスと同じレーンに上がるなどおこがましいね…」
神裂「落ち着いて下さいステイル。彼女が下手なのではありません、私達が強過ぎるのですよ」
インデックス「ほら、短髪、ここで当麻の教えて貰ったように、チャ・シュー・メンのリズムで投げるんだよ」
御坂「えっと…、チャ・…シュ・…、超電磁ボォォォールッ!」ブォン
ドギャーン!!
ステイル「能ある鷹は爪を隠すか…。どうやら容易には僕達、必要悪の教会のものに出来ないようだね…、この街のボーリング協会も」
神裂「至急データを取り本部に送信します。あの投球フォームに秘密がありそうですね…」
黒子「この人達は誰と闘っていますの…?」
御坂「ごめんなさい、うっかりボールに電磁加速を加えて投げちゃった。テヘッ!」
上条「テヘッ…じゃねぇよ!?なにやってんのお前、他のお客さんの迷惑になるだろうがぁぁ!」
一方通行「おィ…おィ…、俺ァ夢でも見てンのかァァ…。そうだよな、そうに決まってンよな、なンで打ち止めの球が…初めてピンに当たるはずだったピンが吹き飛んでんだ。
こンな馬鹿な事あン訳ねェよな、神様ってェのはこんな残酷だってェのかよ」
打ち止め「うぅ……でも、ミサカはミサカは必死に涙を堪える」
一方通行「どこのどいつだァァ!ウチの打ち止めを泣かせるヤツァァァッ!!」バッ
ガバーッ!
インデックス「い、痛いよ、何するの当麻!?」
上条「いいから、黙って伏せろ!お前ら息もするんじゃねぇ、出来れば心臓の鼓動も止める!」
黒子「い、一体どうしましたの?このくらいいつもの事でしてよ」
御坂「狭いテーブルの下で上条さんと密着…。悪くない、そう悪くないわね」ガシッ
上条「白井ぃ!こいつの心臓を掌にテレポートして、ボーリングの球変わりにさしてくれぇ!!」
一方通行「聞こえンぜェ…明らかに通常よりも速ェ鼓動が六つ。さっさと出てきやがれってェンだ」
インデックス「どうするの、このままじゃ見つかるのも時間の問題なんだよ、当麻?」
上条「まだ粘るんだ、…戦えば間違なくない殺されちまう」
ステイル「ほぅ、そんな強制イベントなのか。だが慌てる事は無い、ゴールドを払えば教会で生き返らせてもらえるさ」
上条「誰かこのゲーム脳を黙らせてくれ…」
黒子「多勢に無勢…、わたくし達が束でかかれば勝てますわよ」
御坂「そうそう、逃げるのは私の趣味じゃ無いしね」
一方通行「テメェらかウチの打ち止めを泣かしたヤツァ…。きっちり落とし前つけて貰うぜェ!」バッ
神裂「それはこっちの台詞です、神聖なボーリング場でその様な振る舞い…。同時に七つのボーリングの球を撃ち出す七球で錆にしてあげましょう」ガチャ
ステイル「そうだね、これ以上このボーリング場を荒す事は僕達、ネセサリウスが許しはしないよ」
黒子「ジャッジメントとして、貴方は見過ごせません。覚悟して下さいまし!」
御坂「勢いで出て来たけど、私と上条さんのストロベる一時を邪魔するヤツはただじゃおかないわよ」
クソっ、俺は何も出来ないってぇのかよ…。こんな憎しみが憎しみを呼ぶ戦いを口を咥えて見ているしか無いってのかよ!
「違ぇだろ…、股間の幻想殺しが無くとも、この右手で戦いを…。この悲しみに包まれたテメェらの心を救ってやる事ができるはずだぁぁぁぁぁッ!!」
俺は夢中で駆けた、勝算も勝機も何一つ無い。だが駆けなきゃならない、その一点だけを脳が理解し、身体を反応させた。
「なンだ、テメェは。邪魔するんじゃねェェッ!!」
「とうま、危ないんだよッ!」
各々が技を繰り出す、その線と線が交わる中心地点。そこで俺は両手を広げて佇んだ、その刹那ボーリング場は激しい光と爆音に包まれた。
コロコロ…ガッシャン!
打ち止め「あ、もう一回なげたら全部棒が倒れたよ!ってミサカはミサカは一方通行に教えてあげるッ!」
ピクッ
一方通行「なンだとォ!?そりゃストライクってェンだよ!ヤッベェ、コイツ神童じゃねェか…どうすんだよ、イギリスロンドンのプロリーグでトップになれンのも夢じゃねェよ」
ダッダッダッ
黒子「ふぅ、危ない所でしたわ…、天井にテレポートしなければわたくし達は、あの衝撃波をまともに…」
御坂「一体どんな能力使ったのかしら……よっと」スタッ
上条「………………」ピクピク
ステイル「ん、何故キミは神聖なるレーンの上で寝転んでいるんだい。早く立たないか」
上条「ふ……不幸だぁぁぁ…」
上条「もしかして俺一生女として生きていかなきゃなんねぇのかな…」
御坂「あれ、どうしたんですかこんな所で。退屈なんだったら私と二人でコッソリ抜け出しちゃいます?」ガバッ
上条「ぐぉぉぉッ、傷に響くから離れてくれ…」
御坂「あ、ごめんなさい上条さん!?」バッ
上条「はぁ、不幸だ……」
インデックス「本当に……、本当にそうなのかな、当麻。もう一度よく考えてみたらどうかな」
上条「ん、インデックス…?どういう事だそれ」
インデックス「確かに当麻の股間の幻想殺しは消えちゃったけど、それで当麻を気味悪がったり、疎んだりした人が一人でもいたのかな」
上条「そ、それは……」
インデックス「幸か不幸か、それは自分の考え方一つなんじゃないかな。私にはどんな姿になっても当麻が当麻である事に変わりは無いよ」
御坂「そうですよ!それに私は上条さんが女の子の方が自分に素直になれて……むしろ幸運なんですから!」
上条「インデックス…御坂…、お前ら…」
上条「そうだよな、俺はなんてちっぽけな事で悩んでたんだよ…。上条当麻の人生は終わっちゃいねぇ、上嬢当麻として今、始まったばっかりなんだ」
インデックス「そうだよ、当麻がどうなろうとも、当麻がどう生きようとも、私はずっとそばにいるからね」
上条「へっ!よし行くぜ、俺達の学園生活は今プロローグが終わった所なんだからな!」
プルルルルル
御坂「ん?携帯鳴ってるわよ、インデックス」
『今は多分お腹が減ってるから電話に出る事が出来ないんだよ。良かった、私の口座番組にお金を振込んだ後にメッセージを…』
インデックス「あ、留守電になっちゃった。ゴメンちょっと出るね」ピッ
小萌『あ、良かったぁ繋がりましたね。先生心配したんですよぉ』
インデックス「心配?なんで小萌が私を心配するのかな」
小萌『あれ、覚えてないんですか?』
小萌『昨日の晩に散々酔っ払た挙げ句、『上条ちゃんが私のものにならないなら一掃!』って叫んで出て行っちゃうんですから』
インデックス「え…えぇ……覚えてないんだよ。覚えてないんだよ」
小萌『それがお酒の怖いところなんですよ……。まさかウイスキーボンボンであそこまで酔っ払うとは思わなかったですけど』
インデックス「じ、じゃあ当麻を女の子にしちゃったのってまさか…」
上条「……なぁ、インデックスさん。魔術師ってぶち殺しても罪に問われないんだよね?」ボキボキ
インデックス「と、時と場合によるんだよぉぉッ!」
上条「こら、待ちやがれインデックスッ!!」
この日、学園都市の一角に一人のシスターの叫び声が鳴り響いたという。
=数日後=
土御門「おっ、あそこの常盤台の子中々可愛いんじゃないか?…どこかで見た気もするが」
青髪「うーん…どっちかといえば可愛いというより綺麗系やなぁ。それに中学生にしては老けてない?」
『叩き潰せ……七球』
土御門「な、なんぜよ!?いきなり青髪に目掛けて勢いよくボーリングの球が」
ステイル「ふぅむ、DAMというのも中々曲数が豊富だな…。しかし、SEGAカラも捨てがたい」
打ち止め「またボーリング行きたいよ、ってミサカはミサカはお願いしてみる!」
一方通行「なンだ、気に入ったのか?いいぜ、いくらでも連れてってやンよ。なんたってウチの打ち止めは神童だかンな」
御坂妹「…閃。……七閃…」ブンブン
一方通行「なンだ、妹達、その妙チクリンな格好はよォ。素振りして、剣道でも始めたンか?」
妹達「素振りではなくカッコいい七閃です…、とミサカはこの服を手に入れた経緯を自慢げに説明します」
一方通行「は……はァ…?」
初春「…というわけで、被害者たちは皆、元の姿に戻っちゃったんですよ」
佐天「ふぅん、不思議な事もあるもんだね。ねぇ、白井さん」
黒子「大方神隠し…、いえ目次隠しと言ったところでしょうかね」
初春「インデッ……、なんですかそれ?」
黒子「いえ、こっちの話でしてよ」
佐天「ま、そんな事よりそろそろ地下の食料品売り場で試食が補充される時間だよ」
初春「あ、本当ですね。今日は白井さんの好きなまるごとバナナも少し試食できるみたいですよ」
黒子「そ、それは誠なんですの!?だからジャスコは大好きなんですわぁぁぁ!」ダッ
佐天「ま、待ってよ白井さん。そんなに走ったら転んじゃうよ!」
インデックス「だから何度も謝ってるんだよ…、本当に記憶が無かったんだから」
上条「やれやれ、まさかお前がこんなにアルコールに弱いだなんてなぁ」
インデックス「何にしても元に戻れたんだし、終わり良ければ全てよし…だよ!」
上条「お前が言うな、お前が…。ん、あそこのいるのは御坂じゃねぇか」
インデックス「本当だね、ちゃんと制服の御礼言わないとね」
上条「分かってるよ。……よぅ御坂!」ポン
ブォン!
御坂「私に気安く触れてんじゃ無いわよぉぉッ」ドゴォ!
上条「げ…げばぁっ!!」ドサッ
御坂「(って…私なにやってんのよ!?あぁ、素直になれない美琴の馬鹿ぁ!!)」
インデックス「なんだかもう、素直どころのレベルじゃないんだよ……」
上条・御坂「やっぱり不幸だぁぁぁぁ!!」
=THE END=
支援、保守有り難うございました
好きなように書いてたら、上嬢さんのキャッキャッウフフ的な展開が皆無だったね
取り敢えず終わらせたからよしとします
乙
いいステイルが見れた
おつー
最高でしたwww
元スレ
上条「や、やわらかい……///」
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1268839352/
インデックス「当麻ー身体の方は大丈夫なのかな?」
ガチャリ
上条「おい、聞いてくれよインデックス…」
インデックス「あ、ゴメン部屋間違えたんだよ」
上条「いやいや、待てって俺だよ俺」
インデックス「も、もしかして?」
上条「あぁ、そのもしかしてだ。なんでこんな身体に…」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 01:13:12.37 ID:vcEWl7iVO
インデックス「昨日部屋に仕掛けられていた魔方陣からして、魔術師の仕業が高いけど」
上条「そうなのか?…まぁ命に別状はないらしいし別にいいか」
インデックス「良くないんだよ!早く元に戻る方法を」
上条「胸が少しおっきくなっただけじゃねぇか。あ、トイレ行ってくる」
インデックス「そんな呑気な事言ってる場合じゃ…って行っちゃったんだよ」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 01:17:15.78 ID:vcEWl7iVO
上条「………………」
インデックス「おかえり当麻。どうしたのかな?」
上条「なぁ、インデックスさん。魔術師ってぶち殺しても罪に問われないよね」
インデックス「(やられたー!当麻の股間の幻想殺しがやられたー!!)」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 02:02:31.01 ID:vcEWl7iVO
インデックス「その術をかけた魔術師を倒せばきっと元に戻るんだよ」
上条「何?きっとって、戻らないかもしれないの?上条さんの幻想殺しもどんないの」
インデックス「それは…私に聞かれても」
ガチャリ
御坂「やほー、生きてるー?近くに寄ったから冷やかしに来たわよー」
上条「インデックスさんイギリス聖教なんだよね?だったらなんとかできないの、シスターってタダめし食べれるだけなの」
御坂「あれ…?ごめんなさい部屋間違えました」
インデックス「待って欲しいんだよ!やさぐれた当麻と二人っきりにしないで欲しいんだよ!」ガシッ
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 02:10:28.49 ID:vcEWl7iVO
御坂「アンタが上条さんねぇ……」
インデックス「とにかく、街に出て探しに行こうよ」
上条「行くったって、俺の服、胸の辺りがつっかえてとてもじゃないけど入らないぜ」
インデックス「私の服も入らないし…。そうだ、短ぱ」
御坂「うん、そう、ゴメンね黒子アンタを変態扱いして。で、色々教えて欲しいんだけど…」
上条「コイツ、なにやってんの?」
インデックス「多分、当麻は知らない方がいいんだよ…」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 02:17:56.68 ID:vcEWl7iVO
黒子「ハァ…ハァ……、制服。も、持って来ましたわよお姉様…」
御坂「おっそいわよっ!五分以内に来なさいって言ったでしょ」
黒子「そ…、そうは言われましても。制服など何に使いますの」
御坂「お待たせー、私の制服ならサイズもピッタリのはずよ。早く着てみて、上条さん!」ガッ
上条「何、なんでこんな必死なの?なんでちょっと頬赤らんでるの」
インデックス「それも、当麻が知るにはまだ早いんだよ…」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 02:25:46.79 ID:vcEWl7iVO
上条「これがスカートか、なんだか足元が落ち着かないぜ」
黒子「心配なさらずとも、その内慣れてきますわよ」
インデックス「慣れる前になんとかしたい所なんだよ」
御坂「あぁ…、今上条さんが私の制服を身に着けるのね……。これは洗わずに保管しておかないと」
上条「おい、なんでコイツ遠い目してんの?」
黒子「危ない人は放っておいて下さいまし」
インデックス「黒子は風紀委員だよね?そっちの方で何か掴んでないかな」
黒子「そうですわね、一回本部に連絡してみますわ」サッ
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 02:33:55.48 ID:vcEWl7iVO
黒子「ふむ、初春の話によると同じような被害がもう何件も出ているようですわ」
インデックス「それで、犯人の目星はついてるのかな?」
黒子「そこまではまだ、ただ…現場には必ずタバコが落ちていたようですわ」
インデックス「タバコ、なんだか嫌な予感がするんだよ」
御坂「あ、上条さん。クレープ食べませんか、私奢っちゃいます!」ガシッ
上条「痛いって!引っ張んなよ」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 02:41:54.18 ID:vcEWl7iVO
『ただいま僕は電話に出る事が出来ません。僕のカッコいい掛け声の後にメッセージを…』
インデックス「むむ…留守電。ますます怪しくなってきたよ」
黒子「何か心当たりでもありますの?」
インデックス「うーん、私の思い過ごしかもしれないんだけどね。知り合いにタバコ好きが」
黒子「それだけで犯人と結び付けるのは早急かと思いますわよ」
インデックス「やっぱりそうなのかな…」
御坂「大変、上条さん口の周りにクリームが!私が舐めとってあげるね」
上条「お前がクレープ押し付けたんだろうが!いいからあんまり近寄るなぁ!」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 02:50:36.41 ID:vcEWl7iVO
黒子「地道に聞き込み捜査から行うしかありませんわね」
インデックス「やっぱりそれがいいのかな」
上条「うぅ…クリームは取れたけど、唾液でベトベトじゃねぇか」
御坂「大変私としたけとが!待っててね、このハンカチで……ペッ!」サッ
上条「待て、待て!なんでまたハンカチに唾吹き付けてんだよ!」
御坂「良く怪我した時に唾を塗るじゃない?あれと同じよ」ゴシゴシ
上条「同じじゃねぇよ!止めろって」
ステイル「どこかで聞いた声だと思ったら…。何やってるんだい上条当麻」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 03:00:29.06 ID:vcEWl7iVO
インデックス「あ、ステイル丁度いい所に…」
上条「幻想・アッパーァァァッ!」バキィ!
ステイル「ぐはっ!」ドサッ
黒子「ちょっと、いきなり何をしますの!?」
上条「あ…スマン、つい魔術師を見ると見境なくぶん殴りたくなっちまって」
ステイル「い、いきなり良い度胸だね…。そんなに死にたいのならいいだろう!この僕を怒らせた事をあの世で後か」
御坂「超電磁・アッパーァァァ!」ベキィ!
ステイル「ぐふっ!!」
黒子「お姉様まで何をいたしますの!」
御坂「上条さんの敵は私の敵よ……。文句あんの?」ボキボキ
黒子「いえ…勿論ありませんのよ」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 03:13:48.72 ID:vcEWl7iVO
上嬢さん補正ということでこうしてみました
黒子「お姉様がまさか同性愛者でしたなんて…。黒子はショックですわ…」
御坂「人聞きの悪い事いわないでよ!同性が好きなんじゃなくて、上条さんが好きなの。至ってノーマルなのよ」
黒子「いえ、そのりくつはおかしいかと…」
インデックス「で、ステイルじゃないんだね。犯人は」
ステイル「当たり前だ、なんで僕が上条当麻を性転換させなきゃならないんだい。全く」
上条「いい加減機嫌直せよ。好きなの頼んでいいからよ」
ステイル「ファミレスくらいで僕が釣られると思ったら大間違だよ。僕はロンドンのあらゆるグルメスポットを」
ズガーン!
御坂「ごちゃごちゃ言わないで、早く頼みなさい…。上条さんが奢ってくれるっていってんのよ」
ステイル「……この和牛ハンバーグセット下さい」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 03:23:49.38 ID:vcEWl7iVO
黒子「やれやれ、また振り出しに戻ってしまいましたわね…」
ステイル「ふむ…そういえば、この前神裂にICQで渡したテキストファイルにそんな術が入っていたような」
インデックス「むむ…、それじゃもしかして彼女が犯人なのかな?」
黒子「だから早急ですのよ。しかし、手掛かりが無い以上あたってみるしかありませんわね」
御坂「はい、上条さんアーンして」
上条「ちょっとまて、そのラザニアまだ熱々……ぎゃぁぁぁ!く、くひがやけほ」
御坂「た、大変私としたことが!口移しなら問題無いわね……って熱ぅぅ!」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 03:33:32.74 ID:vcEWl7iVO
『私は今電話に出る事が出来ません。申し訳ありませんが、私の七閃というカッコいい掛け声の後にメッセージを…』
ステイル「駄目だ、やはり留守電だったよ」
黒子「何故イギリス聖教の方は携帯電話を携帯しませんの」
インデックス「こうなったら足で探すしかないかな」
上条「しかし、この学園都市をなんの手掛かりも無しに探すなんて無茶だぜ」
御坂「何かは遺留品のようなものがあれば、黒子に嗅がせてテレポートさせるのに…」
黒子「待って下さいましお姉様。黒子はアンチスキル犬ではありませんのよ」
ステイル「まぁ、その点は心配しなくても良い。僕に任せてくれないかい」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 03:42:33.85 ID:vcEWl7iVO
インデックス「本当にこんなジャスコに、彼女がいるのかな?」
ステイル「この時間なら割引セールを狙って、出没するはずだ。炎の魔術師である僕が言う事だから間違いないよ」
黒子「わたくしもジャスコは好きですのよー。なんだかテンションがあがりますわね」
上条「しかし、食料品売り場だけでも結構広いな。ここは手分けをするか」
インデックス「それが良いね。それじゃ見つけたら携帯で連絡しよう」
黒子「分かりましたわ、」
御坂「そういえば、上条さんにピッタリのパジャマがあったのよ!ちょっと見に行きましょう!」ガシッ
上条「だから食料品売り場って言ってるだろうが!離せぇぇ!」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 03:57:34.90 ID:vcEWl7iVO
御坂「ほら、このゲコ太スウェットなんか私とお揃いで似合ってるわよ。こっちのジャッジメントTシャツも私とお揃いでいい感じ…あぁ迷うわね」
上条「迷うって、さっきから全部お前とお揃いの服ばっかりじゃねぇか」
御坂「それじゃ、取り敢えず試着してみましょうか」サッ
上条「え…?なにその両手に山積みの服。全部試着するのか…」
御坂「あったりまえじゃない。心配しなくても大丈夫よ、勿論私も一緒に入ってあげるから」
上条「心配してるのはそっちじゃねぇよ。インデックス達の方を」
御坂「いいから、いいから。あそこは使用中みたいだから隣にしましょ」サーッ
上条「………ん。あの更衣室からはみ出てる棒って…鞘?」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 04:06:24.87 ID:vcEWl7iVO
インデックス「あ、黒子。どうかな見つかったかな?」モグモグ
黒子「うーん、あちらの焼き豚はイマイチおかずにはなりませんのよ」モグモグ
インデックス「違うよ、試食コーナーじゃなくて。神裂火織の方なんだよ」モグモグ
黒子「あら、そちらの方でしたの?西エリアは一通り巡回しましたが影も形もありませんわね。インデックスさんの方はどうですの」モグモグ
インデックス「そっちののパイナップルはまだ食べ頃じゃ無かったかな。芯が残ってたよ」モグモグ
黒子「そうじゃありませんのよ。試食コーナーではなく、神裂火織さんの方ですわ」モグモグ
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 04:20:05.64 ID:vcEWl7iVO
ステイル「やれやれ、こんな事だろうと思ったけど…少しは真面目に探してくれないかい」
インデックス「あ、ステイル。ゴメンなんだよ、そっちはどうだったのかな」
ステイル「まは、かへもかはひもなひよふだ」モグモグ
黒子「あら、ステイルさん、どの試食コーナーのを食してらっしゃいますの?」
ステイル「え…?まるごとバナナだけど」モグモグ
インデックス「ま、まるごとバナナだって!そ…そんな馬鹿な。なんでまるごとバナナが試食コーナーにあるの…!?」
黒子「嘘は止めて下さいまし、何故試食で一本丸々もらえますの!」
ステイル「あぁ、これは試食でなく……買ったんだよ!」
インデックス「か、買っただって!?」
黒子「な、なんて底が知れないお方なんですの…これがイギリス聖教!」
佐天「あれ…あそこにいるの白井さんじゃない?」
初春「どうしたんでしょう。何かは驚いてるみたいですけど」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 04:28:37.70 ID:vcEWl7iVO
御坂「なにしてるの、上条さん。早く入るわよ」
上条「俺の予想が正しければ…この中に、神裂が…」ガッ
御坂「えっ!ちょっと、待って。そっちは中に人が」
サーッ
上条「やっぱりそうか。神裂やっと見つけたぜ!って……、ゲコ太スウェット?」
神裂「…振り返らずとも分かりますよ。上条当麻…あなたがここまで常識の無い人間とは思いませんでしたよ…」カチャ
御坂「あ、なんでこの人ゲコ太スウェット着てるのよ!ゲコ太スウェットは私と上条さんだけのものよ!」
ザワザワ
上条「止めろって!そんな大きい声でゲコ太、ゲコ太言ったら、カッコいい七閃が!!」
神裂「あなたも充分…声が大きいですよ…」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 04:38:18.23 ID:vcEWl7iVO
御坂「カッコいい…」
神裂「七閃っ!」ズガガガガッ!
上条「カッコいい…」
神裂「七せ……。何故私が七閃と叫ぶ前にその様な間の手を?」
上条「いや…なんとなく」
神裂「……ん。貴方は上条当麻ではない…?すいません私は人違いをしてしまったようで」
上条「いや、合ってるぜ。俺が上条当麻だ、ほらこの声」
神裂「どうやら本当のようですね。……一体、一体何故、貴方が常盤台の制服を…。返答次第では覚悟してもらいますよ」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 04:46:06.72 ID:vcEWl7iVO
上条「何故って、着れる服が無かったからコイツに借りたんだよ」
神裂「そちらも、常盤台の制服…。なるほど分かりました」
御坂「な、なによそんなにジロジロ見て!」
神裂「今、私の財布には八万円入っています。宜しければ…」サッ
御坂「なに、もしかしてお金貸して欲しいの?手元が三十二万円しかないから足りるかな」サッ
神裂「……ッ!くっ、最近の中学生はッ…」ガンッ!ガンッ!
上条「ちょっと、神裂さん!なんで地面に頭ぶつけてんだよ!?」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 04:53:07.12 ID:vcEWl7iVO
神裂「そ、そうです!上条当麻、貴方は着る服が無いので仕方なくその制服を着ているのですね」
上条「そ、そうだけど?」
神裂「ならば私の服と、その制服、交換しましょうか!良いですよね」サッ
上条「え…?嫌だよ、そのGパン半分やぶれてるじゃねぇか」
神裂「……ッ!くっ、馬鹿ッ…私の馬鹿ッ」ガンッ!ガンッ!
御坂「ちょっと、誰かジャッジメントかアンチスキルに連絡してぇぇ!?」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 05:12:22.80 ID:vcEWl7iVO
上条「しかし、この様子だと神裂は犯人じゃねぇみたいだな」
御坂「そうね、上条さんの事にも気付いて無かったみたいだし」
神裂「……常盤台ッ!常盤台の制服がッ…」ガンッ!ガンッ!
上条「今度も激しい戦いだったぜ…」
御坂「私と上条さんの絆でなんとか退けたわね」
ステイル「やれやれ、大きな音がしたから、もしやと思ったが。随分派手にやってくれたね」
インデックス「当麻ー、大丈夫なのかな!」
上条「あぁ。だが神裂は犯人じゃ無かったみたいだぜ」
ステイル「そうか、まぁイギリス聖教に所属する者がそんな事をするはず無いと、僕は最初から思っていたがね」
黒子「地面に頭は叩き付けますのね……、って物凄い勢いでわたくしガン見されましたわ」
インデックス「でも、またまた手掛かりが途切れちゃったね」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 09:52:42.52 ID:vcEWl7iVO
黒子「くり返すーこのポリリズムー♪あの衝動はーまるで恋ですの、くり返すー」
インデックス「振り付けも完璧なんだよ…、私も負けられないよ。えっと私の持ち歌は」ペラペラ
御坂「上条さん、次はこの曲デュエットしませんか!いいですよね」
上条「なぁ…なんでカラオケなんだ?お前ら普通に遊びたいだけじゃねぇの?」
御坂「そんな事ないですよ。薄暗くてその上個室、犯人が隠れるには絶好の場所じゃないですか。じゃこの曲でいいですよね、入れますね」
神裂「何を不安そうな顔をしているんですか?この場にはイギリス聖教で十指に入る魔術師と、学園都市で五指に入る超能力者がいるんですよ。何も心配いりません」
上条「そのツートップが一番不安なんだよ!つかなんでお前も付いて来てんの」
神裂「常盤台の制服を……、いえ、魔術を悪用する族を野放しにするわけにはいきませんので」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 10:05:36.60 ID:vcEWl7iVO
ステイル「上条当麻の言う通りだ、浮かれている場合じゃないよ。だから僕は言ったんだ、この店に入るのは反対だと」
神裂「ステイル…、そうですよね。すいません少し軽率でした…」
御坂「私ったら、上条さんと一緒に居る事しか考えて無かったわ…。恥かしい限りね」
ステイル「だからJOY SOUNDではなくSEGAカラが入っている、向こうの店舗にしようと言ったんだよ!」
上条「テメェが一番浮かれてんじゃねぇか!どっちでもいいよ、んなもん!」
ステイル「良くは無い、SEGAカラの方が洋楽が豊富なんだよ。そんな事も知らないのかいキミは」
上条「知らねぇよ、そんなどうでも良い知識!」
インデックス「…91点。振付込みでこの点数だなんて、私冷や汗が止まらないんだよ」
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 10:18:05.29 ID:vcEWl7iVO
上条「はぁ、本当に俺の幻想殺しが返ってくるのかよ…」
一方通行「あン?おい、テメェそっちは男子便所だぞ。ボケっとしてンじゃねェよ」
上条「あ、すいません。……そういえば、今俺の身体女なんだよな」ブツブツ
一方通行「何ブツブツ言ってやがンだ、気持ちわりィ」
上条「いえ、なんでも…、ってお前は一方通行!?」
一方通行「ン、何で俺の名を?…つかテメェどっかで会った事あンか」
上条「(やべぇ、今コイツに正体がバレたら面倒な事になるのは火をみるより明らかだぜ…!)」
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 10:27:50.18 ID:vcEWl7iVO
一方通行「その声聞き覚えがあンな、テメェ…もしかして」スッ
上条「(不味い、こうなったら、ヤるしかねぇか…。しかしこの身体で勝てるかどうか)」
打ち止め「大変だよ、一方通行!ってミサカはミサカは精一杯叫んでみたり」
一方通行「なンだ、紙でも切れてンのかよ」サッ
上条「え、ちょっと。そっちは女子トイレ…」
一方通行「文句あンのかよ、別にいつもンことだ。気にすンな」
打ち止め「何してるの早く来てよ!ってミサカはミサカは限界を訴えてみたり」
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 10:42:53.40 ID:vcEWl7iVO
一方通行「だから、ジッパーじゃなくてマジックテープ式にしろって言ったンだよ」
打ち止め「分かったから早く外してよ、ってミサカはミサカは憤りを感じる!」
上条「あいつもあいつで大変なんだな。まぁこれで入りやすくなったか」ガチャリ
トントン
『入ってますかー?』
上条「あ、悪い。今入ってます」
『そうですか、すいません』
……トントン
上条「だから入ってますよー」
『あの、ご一緒していいですか?』
上条「なに、何で?別に他の所開いてますけど…」
『そうですか…分かりました』
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 10:56:19.89 ID:vcEWl7iVO
上条「早く済まして、早く手掛かりを探さねぇと…」ガサガサ
トントン
『あのぉ…すいません』
上条「だから何?気が散るんで止めてくれます…?」
『知り合いに、テレポーターがいるんですけど、そちらにテレポートさせてもらって宜しいですか?』
上条「ヨロシクねぇよ!?何、上品な言葉遣いで最低な事言ってんだ、御坂!」
御坂「えっ、なんで分かったのかしら。きっと上条さんと私は以心伝心…ツーカの仲なのね!」
上条「お前以外この学園都市に存在しねぇよ。頼むからさっさお帰りになってくれ…」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 11:05:05.57 ID:vcEWl7iVO
一方通行「さっきからゴチャゴチャうっせェンだよ!打ち止めさんが落ち着いて用たせねェだろうがァァァ!!」
バダンッ
御坂「あ、ごめんなさい!……ってアンタ」
ガチャリ
上条「す、すいません、今すぐコイツ連れて戻りますんで!」ガシッ
御坂「え?待ってよ上条さん、アイツって確かアクセラ…」
ダッダッダッ
打ち止め「どうしたの?早くドアを締めて欲しいな、ってミサカはミサカはお願いする」
一方通行「あァ、ワリィな…。ったく、厠で騒ぐなンざ非常識なヤツラが多くて敵わねェぜ。どうなってやがンだ、学園都市はよ」
姫神「……あなた、ここで何してるの?」
一方通行「…あン?」
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 11:28:01.36 ID:vcEWl7iVO
ステイル「やぁ、遅かったね。てっきりアンチスキルに捕まっているものだと思ったよ」
上条「そりゃ残念だったな。まぁ、真っ先に捕まりそうなヤツが隣にいるから大丈夫だ」
御坂「何、その言い方?私はただ上条さんがトイレの仕方に戸惑ってないか心配だっただけですよ。邪な気持ちなんかコレっぽっちも抱いてないですよ!」
黒子「お姉様。そんな事よりも、わたくしとインデックスさんの携帯を返してくださいましよ」
上条「いや、基本は男の時と同じだからね…三台体制で盗撮しようとしてたヤツは邪以外の何者でも無いからね……」
御坂「私は邪は邪でも、良い邪なんですよ!腕から霊刀を出せる方のヨコシマなんですよ」
上条「そっちも完全に煩悩の塊じゃねぇかッ!!」
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 11:37:34.99 ID:vcEWl7iVO
神裂「さていつまでも、ここで時間を食う訳にはいきません…。犯人が居なかった以上、この店を出るべきです。延長料金も取られますし…」サッ
上条「格好つけてるけど、後者が本音だよねアンタ?」
インデックス「分かったんだよ、次は火織のGet wildだったけどキャンセルしておくね」ピッ
神裂「……ッ!ひとりでは解けない愛のパズルを抱いてッ…」ガンッ!ガンッ!
上条「だから壁に頭ぶつけるの止めろよ!延長料金どころか修理費請求されるだろうが!!」
ステイル「神裂のGet wildは僕も楽しみにしていたんだが…残念だよ」
黒子「わたくしはインデックスさんに勝てたので満足でしてよ」
インデックス「うー、次は負けないんだよ!」
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 11:56:35.66 ID:vcEWl7iVO
『ありがとうございましたー』
上条「なんで俺の奢りなんだよ…」
黒子「点数が最下位の人が支払うと最初に言っていたではありませんの」
インデックス「当麻は一曲も歌って無かったからね。自業自得なんだよ」
御坂「だから、デュエットしましょうって言ったのに。…にしてもこれならどうしましょうか?」
ステイル「そうだね、この後の事はパーティーのブレイン役である僕の判断に任せてもらおうかな」
上条「いつからお前がブレインになったんだよ…」
神裂「ステイルは必要悪の教会でも知将としてしられています。心配はいりませんよ」
黒子「そうなんですの?そんな事、初めて聞きましたわよ」
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 12:07:11.02 ID:vcEWl7iVO
ステイル「直帰にはまだ早い、ここは皆小腹も減った事だろうし、ファーストフードで休憩したい所だろう…。
だが、少し待って欲しい。僕の財布には偶然にもカラオケ店の割引券がある、ここは向こうの店舗に梯子でもしようじゃないか」
上条「しねぇよ!お前はSEGAカラで洋楽歌いたいだけじゃねぇか!つか何なのこのパーティー!?」
神裂「そんなに叫んでいては体力を無駄に消耗しますよ…目的を忘れたのですか。まだボーリングにショットバーなどやるべきことは残っています」
上条「知らねえよ、んな目的!どこの中学生だ俺達は。俺が欲しいのはボーリングのピンじゃなくて股間のピンなんだよ!」
黒子「そうは言われましてもわたくし達中学生ですもの…」
御坂「あ、私ボールの投げ方良く分からないんで、上条さんに手取り足取り教えて欲しいです!」
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 12:20:52.76 ID:vcEWl7iVO
インデックス「そう慌てないで、当麻。木を隠すなら森の中っていうじゃない」キュッキュッ
上条「だったら、覗くだけでいいだろうが。なんでもうシューズレンタルしてんだよ」
ステイル「恐らくはここで決められた得点以上のスコアを取れば次のイベントが起こるんだよ。ブレインである僕がいうんだから間違いないね」
上条「少し黙っててくれ、ゲームブレイン…」
神裂「ん、何ですかそのゲーム脳というのは?」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 12:31:02.63 ID:vcEWl7iVO
御坂「ねぇ、黒子。どの辺りで待機してたら一番よく見えるの?」
黒子「そうですわね…。この辺りで紐を結び直すフリをしていれば、一番自然かつ完璧ですわよ」サッ
御坂「さすが黒子、頼りになるわ!これでチラをゲットだわ」
黒子「甘いですわねお姉様。この位置ならモロですわよ…モロ」
御坂「モロ!?ちょっと黒子、あんたの携帯また貸して」ガッ
上条「ん?レーンの隅でなにやってんだアイツら」
インデックス「……と、当麻は知らない方が良いんだよ」
95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 12:39:24.03 ID:vcEWl7iVO
インデックス「チャー・シュー・メェェンッ!」ブン
ガラガラガラ!
黒子「なっ、またストライクですの!?このままではターキですわね…」
インデックス「ふっふんー、カラオケじゃ遅れをとったけど、ボーリングじゃ負けないんだよ!」
神裂「流石はネセサリウスの投球女王と呼ばれていただけある…、その腕は未だ衰えていませんか」
上条「あんたらの教会はレクリエーションもやってんのかよ…。真面目に活動しろよな」
ステイル「おっと、人聞きの悪い事は言わないでくれないか。レクリエーション『も』、じゃない『しか』しないんだ」
上条「何誇らしげに言ってんだよ、余計タチが悪いわッ!今から寄付金返してこい!」
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 12:53:10.85 ID:vcEWl7iVO
打ち止め「よいしょ…よいしょ、ってミサカはミサカは精一杯頑張る!」コロコロ…
一方通行「おォ、スゲェぞ打ち止め!このまま行けばピンに当たンぜ」
打ち止め「やっとガータから抜け出せるんだね、ってミサカはミサカは喜びで一杯」
一方通行「オメェはやっぱり天才だわァ…。コリャ、プロボーラも夢じゃねェぜ」
御坂「上条さぁん、こうですか?美琴よく分かんなくて」
上条「だから、ここで一歩踏み込んで…って体重をこっちに掛けんなよ!」
御坂「あ、ごめんなさい…。このまま倒れ込んでハプニングキスなんかを、ミコトはミコトは期待してたり」
黒子「お姉様ー、心の声が漏れてましてよ」
ステイル「全く、投球もまともに出来ないヤツが僕達ネセサリウスと同じレーンに上がるなどおこがましいね…」
神裂「落ち着いて下さいステイル。彼女が下手なのではありません、私達が強過ぎるのですよ」
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 13:14:04.90 ID:vcEWl7iVO
インデックス「ほら、短髪、ここで当麻の教えて貰ったように、チャ・シュー・メンのリズムで投げるんだよ」
御坂「えっと…、チャ・…シュ・…、超電磁ボォォォールッ!」ブォン
ドギャーン!!
ステイル「能ある鷹は爪を隠すか…。どうやら容易には僕達、必要悪の教会のものに出来ないようだね…、この街のボーリング協会も」
神裂「至急データを取り本部に送信します。あの投球フォームに秘密がありそうですね…」
黒子「この人達は誰と闘っていますの…?」
御坂「ごめんなさい、うっかりボールに電磁加速を加えて投げちゃった。テヘッ!」
上条「テヘッ…じゃねぇよ!?なにやってんのお前、他のお客さんの迷惑になるだろうがぁぁ!」
101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 13:26:53.09 ID:vcEWl7iVO
一方通行「おィ…おィ…、俺ァ夢でも見てンのかァァ…。そうだよな、そうに決まってンよな、なンで打ち止めの球が…初めてピンに当たるはずだったピンが吹き飛んでんだ。
こンな馬鹿な事あン訳ねェよな、神様ってェのはこんな残酷だってェのかよ」
打ち止め「うぅ……でも、ミサカはミサカは必死に涙を堪える」
一方通行「どこのどいつだァァ!ウチの打ち止めを泣かせるヤツァァァッ!!」バッ
ガバーッ!
インデックス「い、痛いよ、何するの当麻!?」
上条「いいから、黙って伏せろ!お前ら息もするんじゃねぇ、出来れば心臓の鼓動も止める!」
黒子「い、一体どうしましたの?このくらいいつもの事でしてよ」
御坂「狭いテーブルの下で上条さんと密着…。悪くない、そう悪くないわね」ガシッ
上条「白井ぃ!こいつの心臓を掌にテレポートして、ボーリングの球変わりにさしてくれぇ!!」
103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 13:42:42.99 ID:vcEWl7iVO
一方通行「聞こえンぜェ…明らかに通常よりも速ェ鼓動が六つ。さっさと出てきやがれってェンだ」
インデックス「どうするの、このままじゃ見つかるのも時間の問題なんだよ、当麻?」
上条「まだ粘るんだ、…戦えば間違なくない殺されちまう」
ステイル「ほぅ、そんな強制イベントなのか。だが慌てる事は無い、ゴールドを払えば教会で生き返らせてもらえるさ」
上条「誰かこのゲーム脳を黙らせてくれ…」
黒子「多勢に無勢…、わたくし達が束でかかれば勝てますわよ」
御坂「そうそう、逃げるのは私の趣味じゃ無いしね」
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 13:53:15.17 ID:vcEWl7iVO
一方通行「テメェらかウチの打ち止めを泣かしたヤツァ…。きっちり落とし前つけて貰うぜェ!」バッ
神裂「それはこっちの台詞です、神聖なボーリング場でその様な振る舞い…。同時に七つのボーリングの球を撃ち出す七球で錆にしてあげましょう」ガチャ
ステイル「そうだね、これ以上このボーリング場を荒す事は僕達、ネセサリウスが許しはしないよ」
黒子「ジャッジメントとして、貴方は見過ごせません。覚悟して下さいまし!」
御坂「勢いで出て来たけど、私と上条さんのストロベる一時を邪魔するヤツはただじゃおかないわよ」
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 14:04:00.92 ID:vcEWl7iVO
クソっ、俺は何も出来ないってぇのかよ…。こんな憎しみが憎しみを呼ぶ戦いを口を咥えて見ているしか無いってのかよ!
「違ぇだろ…、股間の幻想殺しが無くとも、この右手で戦いを…。この悲しみに包まれたテメェらの心を救ってやる事ができるはずだぁぁぁぁぁッ!!」
俺は夢中で駆けた、勝算も勝機も何一つ無い。だが駆けなきゃならない、その一点だけを脳が理解し、身体を反応させた。
「なンだ、テメェは。邪魔するんじゃねェェッ!!」
「とうま、危ないんだよッ!」
各々が技を繰り出す、その線と線が交わる中心地点。そこで俺は両手を広げて佇んだ、その刹那ボーリング場は激しい光と爆音に包まれた。
109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 14:14:31.37 ID:vcEWl7iVO
コロコロ…ガッシャン!
打ち止め「あ、もう一回なげたら全部棒が倒れたよ!ってミサカはミサカは一方通行に教えてあげるッ!」
ピクッ
一方通行「なンだとォ!?そりゃストライクってェンだよ!ヤッベェ、コイツ神童じゃねェか…どうすんだよ、イギリスロンドンのプロリーグでトップになれンのも夢じゃねェよ」
ダッダッダッ
黒子「ふぅ、危ない所でしたわ…、天井にテレポートしなければわたくし達は、あの衝撃波をまともに…」
御坂「一体どんな能力使ったのかしら……よっと」スタッ
上条「………………」ピクピク
ステイル「ん、何故キミは神聖なるレーンの上で寝転んでいるんだい。早く立たないか」
上条「ふ……不幸だぁぁぁ…」
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 14:31:00.27 ID:vcEWl7iVO
上条「もしかして俺一生女として生きていかなきゃなんねぇのかな…」
御坂「あれ、どうしたんですかこんな所で。退屈なんだったら私と二人でコッソリ抜け出しちゃいます?」ガバッ
上条「ぐぉぉぉッ、傷に響くから離れてくれ…」
御坂「あ、ごめんなさい上条さん!?」バッ
上条「はぁ、不幸だ……」
インデックス「本当に……、本当にそうなのかな、当麻。もう一度よく考えてみたらどうかな」
上条「ん、インデックス…?どういう事だそれ」
インデックス「確かに当麻の股間の幻想殺しは消えちゃったけど、それで当麻を気味悪がったり、疎んだりした人が一人でもいたのかな」
上条「そ、それは……」
インデックス「幸か不幸か、それは自分の考え方一つなんじゃないかな。私にはどんな姿になっても当麻が当麻である事に変わりは無いよ」
御坂「そうですよ!それに私は上条さんが女の子の方が自分に素直になれて……むしろ幸運なんですから!」
上条「インデックス…御坂…、お前ら…」
118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 14:46:36.75 ID:vcEWl7iVO
上条「そうだよな、俺はなんてちっぽけな事で悩んでたんだよ…。上条当麻の人生は終わっちゃいねぇ、上嬢当麻として今、始まったばっかりなんだ」
インデックス「そうだよ、当麻がどうなろうとも、当麻がどう生きようとも、私はずっとそばにいるからね」
上条「へっ!よし行くぜ、俺達の学園生活は今プロローグが終わった所なんだからな!」
プルルルルル
御坂「ん?携帯鳴ってるわよ、インデックス」
『今は多分お腹が減ってるから電話に出る事が出来ないんだよ。良かった、私の口座番組にお金を振込んだ後にメッセージを…』
インデックス「あ、留守電になっちゃった。ゴメンちょっと出るね」ピッ
小萌『あ、良かったぁ繋がりましたね。先生心配したんですよぉ』
インデックス「心配?なんで小萌が私を心配するのかな」
小萌『あれ、覚えてないんですか?』
119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 14:57:25.59 ID:vcEWl7iVO
小萌『昨日の晩に散々酔っ払た挙げ句、『上条ちゃんが私のものにならないなら一掃!』って叫んで出て行っちゃうんですから』
インデックス「え…えぇ……覚えてないんだよ。覚えてないんだよ」
小萌『それがお酒の怖いところなんですよ……。まさかウイスキーボンボンであそこまで酔っ払うとは思わなかったですけど』
インデックス「じ、じゃあ当麻を女の子にしちゃったのってまさか…」
上条「……なぁ、インデックスさん。魔術師ってぶち殺しても罪に問われないんだよね?」ボキボキ
インデックス「と、時と場合によるんだよぉぉッ!」
上条「こら、待ちやがれインデックスッ!!」
この日、学園都市の一角に一人のシスターの叫び声が鳴り響いたという。
120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 15:05:09.43 ID:vcEWl7iVO
=数日後=
土御門「おっ、あそこの常盤台の子中々可愛いんじゃないか?…どこかで見た気もするが」
青髪「うーん…どっちかといえば可愛いというより綺麗系やなぁ。それに中学生にしては老けてない?」
『叩き潰せ……七球』
土御門「な、なんぜよ!?いきなり青髪に目掛けて勢いよくボーリングの球が」
ステイル「ふぅむ、DAMというのも中々曲数が豊富だな…。しかし、SEGAカラも捨てがたい」
122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 15:11:57.61 ID:vcEWl7iVO
打ち止め「またボーリング行きたいよ、ってミサカはミサカはお願いしてみる!」
一方通行「なンだ、気に入ったのか?いいぜ、いくらでも連れてってやンよ。なんたってウチの打ち止めは神童だかンな」
御坂妹「…閃。……七閃…」ブンブン
一方通行「なンだ、妹達、その妙チクリンな格好はよォ。素振りして、剣道でも始めたンか?」
妹達「素振りではなくカッコいい七閃です…、とミサカはこの服を手に入れた経緯を自慢げに説明します」
一方通行「は……はァ…?」
124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 15:21:07.97 ID:vcEWl7iVO
初春「…というわけで、被害者たちは皆、元の姿に戻っちゃったんですよ」
佐天「ふぅん、不思議な事もあるもんだね。ねぇ、白井さん」
黒子「大方神隠し…、いえ目次隠しと言ったところでしょうかね」
初春「インデッ……、なんですかそれ?」
黒子「いえ、こっちの話でしてよ」
佐天「ま、そんな事よりそろそろ地下の食料品売り場で試食が補充される時間だよ」
初春「あ、本当ですね。今日は白井さんの好きなまるごとバナナも少し試食できるみたいですよ」
黒子「そ、それは誠なんですの!?だからジャスコは大好きなんですわぁぁぁ!」ダッ
佐天「ま、待ってよ白井さん。そんなに走ったら転んじゃうよ!」
125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 15:31:43.42 ID:vcEWl7iVO
インデックス「だから何度も謝ってるんだよ…、本当に記憶が無かったんだから」
上条「やれやれ、まさかお前がこんなにアルコールに弱いだなんてなぁ」
インデックス「何にしても元に戻れたんだし、終わり良ければ全てよし…だよ!」
上条「お前が言うな、お前が…。ん、あそこのいるのは御坂じゃねぇか」
インデックス「本当だね、ちゃんと制服の御礼言わないとね」
上条「分かってるよ。……よぅ御坂!」ポン
ブォン!
御坂「私に気安く触れてんじゃ無いわよぉぉッ」ドゴォ!
上条「げ…げばぁっ!!」ドサッ
御坂「(って…私なにやってんのよ!?あぁ、素直になれない美琴の馬鹿ぁ!!)」
インデックス「なんだかもう、素直どころのレベルじゃないんだよ……」
上条・御坂「やっぱり不幸だぁぁぁぁ!!」
=THE END=
127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 15:51:41.81 ID:vcEWl7iVO
支援、保守有り難うございました
好きなように書いてたら、上嬢さんのキャッキャッウフフ的な展開が皆無だったね
取り敢えず終わらせたからよしとします
129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 15:58:11.20 ID:JxyPM41z0
乙
いいステイルが見れた
130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/03/18(木) 16:14:43.21 ID:+uWEPFhf0
おつー
最高でしたwww
上条「や、やわらかい……///」
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1268839352/