1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 20:53:16.49 ID:qyqxfgw30
(ちょっと早い正月の話です)
ミサト「そうよ。日本人の正月はみんなで人生ゲームをして始まるの。」
アスカ「なにそれ?」
シンジ「ボードゲームだよ。自分が車に乗ってボード上で人生をシュミレートしていくんだ。それでお金を1番稼いだ人が勝ち。」
アスカ「ふーん、面白そうね。やりましょ!」
レイ「…私もやってみたい」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 20:54:03.59 ID:qyqxfgw30
加持「だけどそうは言ってもこの人数だ。葛城の家の人生ゲームは4人用だぜ?どうするんだ?」
リツコ「相変わらず準備が悪いのね、ミサト。」
ミサト「こ、こんな大人数になるなんて思わなかったのよ!悪かったわね!」
ゲンドウ「大丈夫だ…問題ない…」
マヤ「どうするんですか?」
ゲンドウ「2人1組だ…」
加持「そいつぁいいアイデアですな、司令」
ミサト「どうやってわけるの?」
加持「なに、簡単さ。くじ引きだ。」
加持「割り箸に番号を振って…と」
加持「よし、みんな。一人一本割り箸をとってくれ。描かれていた番号と同じ番号の人とペアになるんだ。誰と一緒でも文句は無しだぞ。」
…
加持「よし、みんな引き終わったな。俺は3番だ。」
ミサト「うげっ!よりにもよってコイツと…最悪だわ…」
レイ「…2番」
ゲンドウ「レイ…私とペアだ…」
リツコ「あら…4番ね…」
マヤ「よかった!先輩と私がペアです!」
アスカ(やった…)
シンジ「よ、よろしく…アスカ…」
アスカ「さ、最悪ね!なんで私がこんなのと!」
シンジ「しょ、しょうがないだろ…くじで決めたんだから…」
アスカ「あーやだやだ。バカシンジとなんてやりたくないわよ。」
加持「おいおいアスカ、文句は無しと言っただろう?」
アスカ「仕方ないわね…もういいわ!足ひっぱんじゃないわよバカシンジ!」
シンジ「が、頑張るよ…」
ミサト「それじゃあ、はじめましょ!」
加持(上手く仕組めたな。)
ゲンドウ(…よくやった。)
ミサト「コマの進行は各自で決めてちょうだい。」
加持「銀行は俺が兼任しよう。」
レイ「…まずは司令から」
ゲンドウ「…いや、レイが始めなさい。…私は後からでいい。」
レイ「…わかりました」
マヤ「じゃあまずは先輩からどうぞ!」
リツコ「そう?じゃあそうさせてもらうわ。」
アスカ「私、やったことないからまずはアンタからでいいわよ。バカシンジ。」
シンジ「えっ!?アスカからでいいよ。」
アスカ「初心者の私にやらせようってぇの?アンタ男でしょ!しっかりやりなさいよ。」
シンジ「じ、実は…僕もやったことないんだ。」
アスカ「ハァ?」
シンジ「あんまりこうやってみんなで遊んだことなかったから…」
アスカ「しょーがないわね、じゃあアタシからやるわ。」
加持「こういうのはレディファーストだ。任せるよ葛城。」
ミサト「わかったわ。任しときなさい。」
リツコ「ねぇ、これってただやるだけなの?」
ミサト「そーねぇ…。それだけじゃつまんないかしらねぇ?」
加持「お年玉でも付けたらどうだ?」
ミサト「おっ、いいわね!」
レイ「…お年玉?」
シンジ「お金だよ。お正月だけ特別にもらえるものなんだ。」
リツコ「でも誰がお金出すの?」
「…」
ゲンドウ「…大丈夫だ、問題ない。…そのためのネルフだ。」
マヤ「さすが司令!」
アスカ「でもそれだけじゃ面白くないわね。罰ゲームも付けましょ!」
ミサト「それもいただきぃ!」
シンジ「あ、アスカ…僕たちだけ初心者ペアなんだからそれはマズイよ…」
アスカ「男のクセにうるさいわね!あたしが負けるわけないでしょ!絶対勝つのよ!」
加持「じゃあ最下位のチームはペア同士でキス、なんてどうかな?」
アスカ、マヤ(…!!)
ミサト「ば、馬鹿!あんた狙って最下位になるつもりじゃない!」
加持「そんなわけないだろう?俺だってお年玉は欲しいさ。それに葛城とのキスならいつでもできるだろう?なんなら今だっていいんだぜ?」
ミサト「馬鹿!」
リツコ「もうそれでいいわ、いい加減始めましょ。」
ミサト「所持金は各自1000万からスタート。じゃあ1番のペアからいいわよ。」
シンジ「アスカ、頑張って」
アスカ「…絶対勝つわよ!お年玉は頂くわ!」
カラカラカラカラ…
アスカ「げっ…」
『高価な花瓶を割ってしまう。1200万円の損失』
マヤ「パターン赤、いきなり赤字です!」
リツコ「お年玉が一歩遠のいたわね。」
シンジ「あー…いきなり…」
アスカ「うっ、うるさいわね!まだ序の口よ!次から巻き返すわ!」
ゲンドウ「レイ、我々の番だ。」
レイ「…はい」
レイ「お年玉…それはとても嬉しいもの…」
カラカラカラカラ
『宝くじが当たる。2000万円を獲得。』
レイ「…司令、お金を貰いました。」
ゲンドウ「…いいぞ、その調子だ、レイ」
ーーー
ミサト「たかがゲームだけど、負けるわけにはいかないわね。」
加持「俺は葛城とのキスでも歓迎さ。」
ミサト「…負けるわけにはいかないわ。」
カラカラカラカラ
『詐欺に引っかかる。500万円の損失。』
ミサト「あああああ!」
加持「ハハハ…」
マヤ「先輩、頑張ってください!」(本当は負けても…)
リツコ「そうね。頑張りましょう。」
カラカラカラカラ
『馬券が大当たり!300万円獲得』
マヤ「さすがです、先輩!」
リツコ「地道にいきましょう。焦ってもいいことはないわ。」
かくして数回が進む。
ミサト「職業は大事よ!しょぼい職業だと毎回給料日に貰える報酬が低いから気をつけてね!」
シンジ「サラリーマンか…うーん…」
アスカ「あーもう、本当使えないわね、バカシンジは!」
ミサト「政治家!さっすが加持くん!ゲームには強いわねー!」
加持「たまたまだよ。ラッキーだっただけさ。」
リツコ「漫画家…ね」
マヤ「まあじっくりいきましょう!先輩!」
レイ「…フリーター」
ゲンドウ「…」
レイ「…司令」
ゲンドウ「…大丈夫だ、問題ない。」
その後も順調に進んでいき、いよいよ結婚地点に各ペアが止まった。
ミサト「結婚相手もいい人と結婚すれば後々楽になるわ。」
アスカ「あ、シンジ!結婚相手、医者よ!やったわね!」
シンジ「えへへ…」
ミサト「ギャンブラー… 」
加持「ハハハ…葛城らしいな」
ミサト「どこがよ!」
加持「おっとスマンスマン、冗談だよ」
マヤ「パイロットですって!先輩!」
リツコ「こうも非現実的だと何がいいのかわからないわね」
レイ「…コメディアン」
ゲンドウ「…」
レイ「…司令」
ゲンドウ「…大丈夫だ、問題ない。」
「あーっ!何やってんのよバカシンジ!」
「ご、ごめん…」
ワイワイガヤガヤ
かくして終局に近づく。
圧倒的に不利な職業ながら奇跡的なまでの運で資金を集めまくるゲンドウペアが首位
地道に貯金増やすリツコペアが2位
時々やらかしつつもなんとか食らいつくシンジペアが3位
盛大にギャンブルを外したミサトペアが最下位
ゲンドウ「…このまま行けばお年玉は我々のものだ。」
レイ「…初めてのお年玉 …とても楽しみ」
リツコ「まだチャンスはあるわ。頑張りましょう、マヤ」
マヤ「そうですね!」
加持「このままだと最下位確定だな。ハハハ。公衆の面前でのキスってのもまた新鮮でいいかもしれないな。」
ミサト「ぐぬぬ…」
アスカ「このままだとお年玉が…」
シンジ「しょうがないよ…僕たち初心者だもん。楽しめたしよかったじゃないか。このままゴールまで行こうよ。」
アスカ「駄目!勝たなきゃ意味ないわよ!」
アスカ「こうなったらもう最後の大博打しかない!」
シンジ「え!?まだ勝つ気なの!?」
アスカ「あったりまえよ!」
シンジ「失敗したらほら、その…キ、…罰ゲームだよ?」
アスカ「…勝ちゃいいのよ!私はやるわ!」
こうして最後の決着が着いた
ゲンドウ「…やったな、レイ。…お年玉だ」
レイ「…司令も、お疲れ様でした。」
レイ(お年玉…なんだか心がぽかぽかする…)
リツコ「で、罰ゲームね。」
ミサト「はー、最後の最後で助かったわぁー。絶対最下位だと思ってたわよぉー」
加持「うーん、惜しいことをしたなぁ…。ま、いいか。じゃ、始めちゃってくれ。ご両人。」
アスカ「…」
シンジ「…ほら言ったじゃないか」
アスカ「…うるさいわね。こんなハズじゃなかったのよ…。」
ミサト「ほーらキスしちゃいなさいよぉ!」
シンジ「ミサトさんもお酒のみながらやってたからノリノリだ…」
アスカ「ナシナシ!だいたい子供がキスなんておかしな話よ!」
リツコ「…最下位になって開き直りとは、最低ね。」
マヤ「ええ。最低です。」
ゲンドウ「…シンジ、命令だ。やれ。」
ミサト「ほらほらー早くぅー!」
アスカ「ぐっ…!」
シンジ「どうしよう…何言っても駄目だ…」
シンジ「罰ゲームだから、嫌だろうけど…しょうがないよ…」
アスカ「…じゃないわよ」
シンジ「え?」
アスカ「いいから早く目、閉じなさいよ!」
アスカ「早く!」
シンジ「う、うん」ドキドキ
アスカ「いくわよ…」ドキドキ
シンジ(ア、アスカの匂いがする…!!)
アスカ(シンジの顔、近い…!)
加持「ちょっと待った!こういうのは普通、男からするもんだ、そうだろう?シンジくん?」
ミサト「それもそうよねぇー」
リツコ「シンジくん、男ならしっかりしなさい。」
シンジ「うわわわ…」
アスカ(タ、タイミング逃した…恥ずかしいからさっさとやっちゃいたかったのに…!)
シンジ「じゃ、じゃあ…」
アスカ「…早くしなさいよ」
チュッ
終わり
元スレ
アスカ「人生ゲーム?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1356868396/
加持「だけどそうは言ってもこの人数だ。葛城の家の人生ゲームは4人用だぜ?どうするんだ?」
リツコ「相変わらず準備が悪いのね、ミサト。」
ミサト「こ、こんな大人数になるなんて思わなかったのよ!悪かったわね!」
ゲンドウ「大丈夫だ…問題ない…」
マヤ「どうするんですか?」
ゲンドウ「2人1組だ…」
加持「そいつぁいいアイデアですな、司令」
ミサト「どうやってわけるの?」
加持「なに、簡単さ。くじ引きだ。」
加持「割り箸に番号を振って…と」
加持「よし、みんな。一人一本割り箸をとってくれ。描かれていた番号と同じ番号の人とペアになるんだ。誰と一緒でも文句は無しだぞ。」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 20:55:25.71 ID:qyqxfgw30
…
加持「よし、みんな引き終わったな。俺は3番だ。」
ミサト「うげっ!よりにもよってコイツと…最悪だわ…」
レイ「…2番」
ゲンドウ「レイ…私とペアだ…」
リツコ「あら…4番ね…」
マヤ「よかった!先輩と私がペアです!」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 20:55:55.82 ID:qyqxfgw30
アスカ(やった…)
シンジ「よ、よろしく…アスカ…」
アスカ「さ、最悪ね!なんで私がこんなのと!」
シンジ「しょ、しょうがないだろ…くじで決めたんだから…」
アスカ「あーやだやだ。バカシンジとなんてやりたくないわよ。」
加持「おいおいアスカ、文句は無しと言っただろう?」
アスカ「仕方ないわね…もういいわ!足ひっぱんじゃないわよバカシンジ!」
シンジ「が、頑張るよ…」
ミサト「それじゃあ、はじめましょ!」
加持(上手く仕組めたな。)
ゲンドウ(…よくやった。)
ミサト「コマの進行は各自で決めてちょうだい。」
加持「銀行は俺が兼任しよう。」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 20:56:53.57 ID:qyqxfgw30
レイ「…まずは司令から」
ゲンドウ「…いや、レイが始めなさい。…私は後からでいい。」
レイ「…わかりました」
マヤ「じゃあまずは先輩からどうぞ!」
リツコ「そう?じゃあそうさせてもらうわ。」
アスカ「私、やったことないからまずはアンタからでいいわよ。バカシンジ。」
シンジ「えっ!?アスカからでいいよ。」
アスカ「初心者の私にやらせようってぇの?アンタ男でしょ!しっかりやりなさいよ。」
シンジ「じ、実は…僕もやったことないんだ。」
アスカ「ハァ?」
シンジ「あんまりこうやってみんなで遊んだことなかったから…」
アスカ「しょーがないわね、じゃあアタシからやるわ。」
加持「こういうのはレディファーストだ。任せるよ葛城。」
ミサト「わかったわ。任しときなさい。」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 20:57:52.37 ID:qyqxfgw30
リツコ「ねぇ、これってただやるだけなの?」
ミサト「そーねぇ…。それだけじゃつまんないかしらねぇ?」
加持「お年玉でも付けたらどうだ?」
ミサト「おっ、いいわね!」
レイ「…お年玉?」
シンジ「お金だよ。お正月だけ特別にもらえるものなんだ。」
リツコ「でも誰がお金出すの?」
「…」
ゲンドウ「…大丈夫だ、問題ない。…そのためのネルフだ。」
マヤ「さすが司令!」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 20:58:30.24 ID:qyqxfgw30
アスカ「でもそれだけじゃ面白くないわね。罰ゲームも付けましょ!」
ミサト「それもいただきぃ!」
シンジ「あ、アスカ…僕たちだけ初心者ペアなんだからそれはマズイよ…」
アスカ「男のクセにうるさいわね!あたしが負けるわけないでしょ!絶対勝つのよ!」
加持「じゃあ最下位のチームはペア同士でキス、なんてどうかな?」
アスカ、マヤ(…!!)
ミサト「ば、馬鹿!あんた狙って最下位になるつもりじゃない!」
加持「そんなわけないだろう?俺だってお年玉は欲しいさ。それに葛城とのキスならいつでもできるだろう?なんなら今だっていいんだぜ?」
ミサト「馬鹿!」
リツコ「もうそれでいいわ、いい加減始めましょ。」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 20:59:06.18 ID:qyqxfgw30
ミサト「所持金は各自1000万からスタート。じゃあ1番のペアからいいわよ。」
シンジ「アスカ、頑張って」
アスカ「…絶対勝つわよ!お年玉は頂くわ!」
カラカラカラカラ…
アスカ「げっ…」
『高価な花瓶を割ってしまう。1200万円の損失』
マヤ「パターン赤、いきなり赤字です!」
リツコ「お年玉が一歩遠のいたわね。」
シンジ「あー…いきなり…」
アスカ「うっ、うるさいわね!まだ序の口よ!次から巻き返すわ!」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 20:59:51.23 ID:qyqxfgw30
ゲンドウ「レイ、我々の番だ。」
レイ「…はい」
レイ「お年玉…それはとても嬉しいもの…」
カラカラカラカラ
『宝くじが当たる。2000万円を獲得。』
レイ「…司令、お金を貰いました。」
ゲンドウ「…いいぞ、その調子だ、レイ」
ーーー
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 21:00:40.20 ID:qyqxfgw30
ミサト「たかがゲームだけど、負けるわけにはいかないわね。」
加持「俺は葛城とのキスでも歓迎さ。」
ミサト「…負けるわけにはいかないわ。」
カラカラカラカラ
『詐欺に引っかかる。500万円の損失。』
ミサト「あああああ!」
加持「ハハハ…」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 21:01:44.29 ID:qyqxfgw30
マヤ「先輩、頑張ってください!」(本当は負けても…)
リツコ「そうね。頑張りましょう。」
カラカラカラカラ
『馬券が大当たり!300万円獲得』
マヤ「さすがです、先輩!」
リツコ「地道にいきましょう。焦ってもいいことはないわ。」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 21:02:42.17 ID:qyqxfgw30
かくして数回が進む。
ミサト「職業は大事よ!しょぼい職業だと毎回給料日に貰える報酬が低いから気をつけてね!」
シンジ「サラリーマンか…うーん…」
アスカ「あーもう、本当使えないわね、バカシンジは!」
ミサト「政治家!さっすが加持くん!ゲームには強いわねー!」
加持「たまたまだよ。ラッキーだっただけさ。」
リツコ「漫画家…ね」
マヤ「まあじっくりいきましょう!先輩!」
レイ「…フリーター」
ゲンドウ「…」
レイ「…司令」
ゲンドウ「…大丈夫だ、問題ない。」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 21:03:40.21 ID:qyqxfgw30
その後も順調に進んでいき、いよいよ結婚地点に各ペアが止まった。
ミサト「結婚相手もいい人と結婚すれば後々楽になるわ。」
アスカ「あ、シンジ!結婚相手、医者よ!やったわね!」
シンジ「えへへ…」
ミサト「ギャンブラー… 」
加持「ハハハ…葛城らしいな」
ミサト「どこがよ!」
加持「おっとスマンスマン、冗談だよ」
マヤ「パイロットですって!先輩!」
リツコ「こうも非現実的だと何がいいのかわからないわね」
レイ「…コメディアン」
ゲンドウ「…」
レイ「…司令」
ゲンドウ「…大丈夫だ、問題ない。」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 21:04:54.96 ID:qyqxfgw30
「あーっ!何やってんのよバカシンジ!」
「ご、ごめん…」
ワイワイガヤガヤ
かくして終局に近づく。
圧倒的に不利な職業ながら奇跡的なまでの運で資金を集めまくるゲンドウペアが首位
地道に貯金増やすリツコペアが2位
時々やらかしつつもなんとか食らいつくシンジペアが3位
盛大にギャンブルを外したミサトペアが最下位
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 21:05:55.78 ID:qyqxfgw30
ゲンドウ「…このまま行けばお年玉は我々のものだ。」
レイ「…初めてのお年玉 …とても楽しみ」
リツコ「まだチャンスはあるわ。頑張りましょう、マヤ」
マヤ「そうですね!」
加持「このままだと最下位確定だな。ハハハ。公衆の面前でのキスってのもまた新鮮でいいかもしれないな。」
ミサト「ぐぬぬ…」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 21:06:26.61 ID:qyqxfgw30
アスカ「このままだとお年玉が…」
シンジ「しょうがないよ…僕たち初心者だもん。楽しめたしよかったじゃないか。このままゴールまで行こうよ。」
アスカ「駄目!勝たなきゃ意味ないわよ!」
アスカ「こうなったらもう最後の大博打しかない!」
シンジ「え!?まだ勝つ気なの!?」
アスカ「あったりまえよ!」
シンジ「失敗したらほら、その…キ、…罰ゲームだよ?」
アスカ「…勝ちゃいいのよ!私はやるわ!」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 21:08:37.08 ID:qyqxfgw30
こうして最後の決着が着いた
ゲンドウ「…やったな、レイ。…お年玉だ」
レイ「…司令も、お疲れ様でした。」
レイ(お年玉…なんだか心がぽかぽかする…)
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 21:09:20.59 ID:qyqxfgw30
リツコ「で、罰ゲームね。」
ミサト「はー、最後の最後で助かったわぁー。絶対最下位だと思ってたわよぉー」
加持「うーん、惜しいことをしたなぁ…。ま、いいか。じゃ、始めちゃってくれ。ご両人。」
アスカ「…」
シンジ「…ほら言ったじゃないか」
アスカ「…うるさいわね。こんなハズじゃなかったのよ…。」
ミサト「ほーらキスしちゃいなさいよぉ!」
シンジ「ミサトさんもお酒のみながらやってたからノリノリだ…」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 21:10:19.16 ID:qyqxfgw30
アスカ「ナシナシ!だいたい子供がキスなんておかしな話よ!」
リツコ「…最下位になって開き直りとは、最低ね。」
マヤ「ええ。最低です。」
ゲンドウ「…シンジ、命令だ。やれ。」
ミサト「ほらほらー早くぅー!」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 21:11:09.75 ID:qyqxfgw30
アスカ「ぐっ…!」
シンジ「どうしよう…何言っても駄目だ…」
シンジ「罰ゲームだから、嫌だろうけど…しょうがないよ…」
アスカ「…じゃないわよ」
シンジ「え?」
アスカ「いいから早く目、閉じなさいよ!」
アスカ「早く!」
シンジ「う、うん」ドキドキ
アスカ「いくわよ…」ドキドキ
シンジ(ア、アスカの匂いがする…!!)
アスカ(シンジの顔、近い…!)
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 21:12:46.20 ID:qyqxfgw30
加持「ちょっと待った!こういうのは普通、男からするもんだ、そうだろう?シンジくん?」
ミサト「それもそうよねぇー」
リツコ「シンジくん、男ならしっかりしなさい。」
シンジ「うわわわ…」
アスカ(タ、タイミング逃した…恥ずかしいからさっさとやっちゃいたかったのに…!)
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 21:13:54.06 ID:qyqxfgw30
シンジ「じゃ、じゃあ…」
アスカ「…早くしなさいよ」
チュッ
終わり
アスカ「人生ゲーム?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1356868396/