1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 09:03:30.35 ID:xa/TRCJk0
上条「かわいそうに・・・」
さいあい「超さむいです」プルプル
上条「ダンボールの中に毛布かタオルくらい入れてやればいいものを・・・」
さいあい「へくちっ」プルプル
上条「かわいそうに、このままだと病気になっちまう・・・」
さいあい「超ひもじいです」ジー
上条「わかったわかった、つれて帰ってやるからそんな目で俺を見るな」
さいあい「超うれしいです!!」パァァ
上条「まあさいあいちゃん一人ならなんとかなるか・・・」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 09:04:22.66 ID:xa/TRCJk0
上条「ここが俺の部屋だ」
さいあい「超わくわくです」ワクワク
上条「今あけてやるからな」
ガチャッ
スフィンクス「にゃあああああ!!!」ピョーン
さいあい「にゃあああああ!!!」ベチッ
スフィンクス「にゃっ!」
さいあい「おふぇんすあーまー!」ビシッ
上条「こらこら喧嘩するな」ガシッ
スフインクス「にゃーん」
さいあい「超ぼっこぼっこにしてやんよ」シュッシュッ
上条「やめなさい」
上条「ただいまー」
さいあい「超ただいまです」トコトコ
禁書「おかえりとうま、あ!さいあいちゃんだ!」
さいあい「ふふん」エヘン
禁書「かわいいいんだよ!すっごくかわいいんだよ!!」
上条「捨てられてたみたいだったからうちで保護することにしました」
禁書「さいあいちゃん、こっちで一緒にテレビを見るんだよ!」ポンポン
さいあい「超みたいです!」トテトテ
上条「なんか三歳児と年の離れた姉って感じだな」
禁書「とうまの膝より少し高いくらいだから軽いんだよ」ギュッ
さいあい「超あたたかいです」
上条「いやー、和むわー」
スフィンクス「なーご」
上条「ほら、お前も行ってこい、でも喧嘩はだめだぞ?」
スフィンクス「にゃーん」
上条「えーっとさいあいちゃんってどう接したらいいんだっけ・・・」
上条「こういうのはビリビリに聞くのが一番だな」ピッピ
プルルルルルル
御坂「あ、あんた!!どどどどうしたのよおこんなじかんにぃ・・」
上条「ん?タイミング悪かったか?」
御坂「すううううはあああああ こほん いや、大丈夫よ」
上条「そりゃよかった、今さいあいちゃんが捨てられてるのを保護してうちに連れて帰ってきたんだけどさ」
御坂「マジで!?」
上条「ああ、何かすごくうれしそうだな」
御坂「だってあたしだってほしいもん」
上条「常盤台の寮だとやっぱりだめか?」
御坂「そうよ、寮監からどんな仕打ちがまっているかわからないもの」ハァ
上条「そっか、それじゃあ今度うちに見に来るか?」
御坂「いいの!?」
上条「ああ、でもあんまり嫌がることはしないでくれよ?」
御坂「しないわよそんなこと はぁ・・・さいあいちゃん・・・」
上条「それでさ、さいあいちゃんとどう接したらいいのかわからなくて御坂に教えてもらおうと思ったんだけど」
御坂「このあたしにまかせなさい」
上条「さすが御坂だ、便りになるぜ」
御坂「まず保護したって言ったけどさいあいちゃんどこか怪我とかしてない?」
上条「怪我か?うーん」
さいあい「超ちっそぱんち」シュッシュ
禁書「かわいいんだよ」ホワー
スフィンクス「にゃーん」
上条「そんなところは見当たらないな」
御坂「そう、とりあえず保護したんならお風呂に入れてあげて暖かいもの食べさせてあげて」
上条「俺たちと同じものでいいのか?」
御坂「もちろんよ、ちゃんと食べさせてあげるのよ?」
上条「わかった、好きなものとかあるのか? 猫が魚が好きなように」
御坂「特にないわ、でも割とジャンクフードを好む傾向がみられるらしいけど栄養のバランス考えてあげなきゃだめね」
上条「そうかそうか、うん、気をつける」
御坂「お風呂に入れてあげるときは溺れたりのぼせたりしないように気をつけるのよ?」
上条「泳げないのか?」
御坂「泳げないことはないけど体が小さいから一人じゃ浴槽から出られないこともあるのよ」
上条「あ、なるほど」
御坂「あとは着替えをたくさん用意することね、さいあいちゃんは動き回ってすぐ汚れちゃうから」
上条「そうか、じゃあ今日はあれだから明日にでも買いに行くしかないな」
御坂「あ、ああああのさ」
上条「ん?」
御坂「あたしもいいいっしょにいいいいってもいいいいい!?」
上条「御坂が来てくれるなら助かる、正直俺一人じゃ見落とすところもありそうだからな」
御坂「こ、このみことせんせーにまかせなさあい!!」
上条「どんだけ嬉しいんだよ、声がおかしいぞ?」
上条「インデックス、風呂はもう入ったのか?」
禁書「まだなんだよ」
さいあい「超ちっそびーむ」シュバッ
スフィンクス「にゃー」
上条「じゃあさいあいちゃんと一緒に入ってくれないか?俺はその間に晩飯の支度するからさ」
禁書「わかったんだよ!」
さいあい「超おふろです」トテトテ
禁書「あ、はしっちゃだめなんだよ!」
上条「あの体だから専用のベッドがあったほうがいいかもな」
上条「さて、ハンバーグでさいあいちゃんがよろこんでくれるかわからないけどやってみるか」
禁書「さいあいちゃん、まずはシャワーできれいにするんだよ」
さいあい「はい!」バンザイ
禁書「洗うのは頭からだからまだ手をあげなくていいんだよ」
さいあい「はい」ゴロン
禁書「転がらなくていいんだよ、頭を洗うだけなんだよ」
さいあい「超ごろごろです」ゴロゴロ
禁書「ごろごろしてるさいあいちゃんかわいいんだよ」
さいあい「ごろごろごろごろ」ゴロゴロ
禁書「とりあえずシャワーをかけてあげるんだよ」シャー
さいあい「きゃー、超雨です!」キャッキャッ
禁書「よろこんでるんだよ」ホワー
さいあい「あ~めあ~めふ~れふ~れ」
禁書「さいあいちゃんは歌がうまいんだよ」
さいあい「じゃ~のめでおむかえうれし~な~」
禁書「じゃのめって何のことかわからないんだよ」
さいあい「超かさのことです!」ビシッ
禁書「そうなの?」
さいあい「そうです!」
禁書「さいあいちゃんは物知りなんだよ」
さいあい「えへん!」
禁書「それじゃあ頭を洗うからそこに座るんだよ」
さいあい「はい!」ペタン
禁書「さいあいちゃんの髪の毛きれいなんだよ」ナデナデ
さいあい「超くすぐったいです」
禁書「それに肌もすべすべでほっぺもぷにぷになんだよ」プニプニ
さいあい「超つんつんされてます」
禁書「これはやさしく洗わなきゃだめなんだよ」チュー
禁書「こうやってちゃんと泡立てて・・・ しばらく目を閉じてるんだよ」
さいあい「はい」
禁書「ふんふふんふんふふん」シャカシャカ
さいあい「超きれいきれいです」
禁書「そうなんだよ、きれいきれいなんだよ」シャカシャカ
禁書「それじゃあ流すけどまだ目をあけちゃだめなんだよ」
さいあい「超がまんです」
禁書「あつかったら言ってほしいんだよ」シャー
さいあい「超あったかいです」
禁書「ちゃんとすすいであげないと泡がのこっちゃうんだよ」シャカシャカ
さいあい「超たきにうたれてるみたいです」
禁書「さいあいちゃんは滝に打たれたことがあるの?」
さいあい「超ありません」
禁書「さいあいちゃんが滝にうたれたら流されてしまうんだよ」
さいあい「超たきのぼりしてやります」
禁書「さすがさいあいちゃんなんだよ」
禁書「それじゃあ体をあらうんだよ」
さいあい「はい」バンザイ
禁書「うん、じゃあおなかのよこから洗ってあげるんだよ」チュー
さいあい「みんなのげんきを超わけてもらいます」
禁書「でもわたしは悪い心をもっていないから跳ね返せるんだよ」
さいあい「超いいひとです」
禁書「そうなんだよ」ゴシゴシ
さいあい「超あわあわです」
禁書「すぐに泡まみれにしてあげるんだよ」ゴシゴシ
禁書「次はうしろを洗うからくるっと回ってほしいんだよ」
さいあい「超でんじた・つ・ま・きー」ビシッ
禁書「それはスピンなんだよ」
さいあい「とうっ!」クルクル
禁書「あ、お風呂は滑りやすいからそんなことしちゃだめなんだよ」ガシ
さいあい「超わかりました」
禁書「さいあいちゃんはおりこうさんなんだよ」
さいあい「超うしろをむきました」
禁書「じゃあさいあいちゃんの背中を洗うんだよ」ゴシゴシ
さいあい「超ごしごしです」
禁書「これで後は顔を残すだけなんだよ」チュー
さいあい「超しゃいにんぐふぃんがー」ペタペタ
禁書「あわで壁をぺたぺたしちゃだめなんだよ」
さいあい「はい」
禁書「じゃあ顔を洗うから目を閉じてるんだよ」
さいあい「超おけしょうみたいです」
禁書「さいあいちゃんにはまだ早いんだよ」
さいあい「ん・・・」
禁書「すぐに終わるんだよ」
禁書「じゃあ全部流すんだよ」シャー
さいあい「超きれいになりました」
禁書「まだ泡が残ってるんだよ」
さいあい「はい」
禁書「これできれいになったんだよ」
さいあい「超うまれかわりました」
禁書「それじゃあさいあいちゃんは湯船にってまだお湯入れてなかったんだよ」
禁書「とりあえずこの空の浴槽に入れて・・・」ヒョイ
さいあい「超とじこめられました」
禁書「この状態でさいあいちゃんがおぼれないように少しだけお湯を入れるんだよ」シャー
さいあい「超みずぜめです!」キャッキャッ
禁書「かわいいんだよ」
さいあい「超およげちゃいます」パチャパチャ
禁書「これなら大丈夫なんだよ」
さいあい「超おさかなです」パチャパチャ
禁書「今のうちに私も体を洗うんだよ」
さいあい「ばばんばばんばんばん」
禁書「宿題するんだよ」
さいあい「しゅくだい?」
禁書「さいあいちゃんには無かったんだよ、私にもないけど」
さいあい「超かちぐみです」
禁書「難しい言葉も知ってるんだよ」
さいあい「超ぬくぬくです」ポカポカ
禁書「あたたまるんだよ」ポカポカ
さいあい「超すべすべです!」ビシッ
禁書「きれになったんだよ」
上条「じゃあ飯にするか、今日はハンバーグだぞ」
禁書「やったー」
さいあい「超はんばーぐです!」ピョンピョン
上条「そうか、さいあいちゃんはハンバーグが好きか」
さいあい「超だいすきです!」ピョンピョン
禁書「飛び跳ねてるんだよ」
さいあい「超じゃんぴんぐからろーりんぐです!」ゴロゴロ
禁書「あー、せっかくお風呂に入ったのにごろごろしちゃだめなんだよ」
さいあい「ごろごろごろごろ」ゴロゴロ
上条「なるほど、元気いっぱいだな」
上条「さいあいちゃんはこのみかん箱の上にすわってもらって・・」
禁書「テーブルに届くしちょうどいいんだよ」
さいあい「超おなかぺこぺこです」
上条「はい、あーん」
さいあい「あーん」禁書「待つんだよ」
上条「ん?」
さいあい「うー」カチカチ
禁書「ちゃんとふーってしなきゃだめなんだよ」
上条「あ、そうか」
禁書「それに金属の食器だと熱いから木でできたのを用意しないとだめなんだよ」
上条「スプーンとか特にそうだよな、カレーとかも熱いし」
さいあい「超おあずけです・・・」
禁書「あ、とうま、早く食べさせてあげるんだよ」
上条「お、そうだ」フーフー
上条「はい」
さいあい「ぱくっ」モグモグ
禁書「よく噛んで食べるんだよ」
さいあい「ごくん 超おいしいです」ニパッ
上条「かわいいなあ・・・」
禁書「かわいいんだよ・・・」
さいあい「もっとたべたいです!」
上条「ああ、まだまだいっぱいあるからな」
禁書「とうま、野菜もちゃんと食べさせるんだよ」
上条「わかってるって」
さいあい「げぷっ」
上条「小さいからだのわりにはよく食べるんだな」
禁書「とうまは調子にのって食べさせすぎだと思うんだよ」
上条「いやかわいくてついな」
禁書「明日は私が食べさせてあげるんだよ」
上条「そうだな、そうしてくれ」
禁書「さいあいちゃん、食べたら歯を磨くんだよ」
さいあい「はい」トテトテ
上条「洗面台の下に新しいの買ってあるからさいあいちゃんのやつにしてくれ」
禁書「わかったんだよ」
禁書「口をあけるんだよ」
さいあい「あー」
上条「あ、そうだインデックス、刺激が強いかもしれないから歯磨き粉は少しだけな」
禁書「うん」
さいあい「あー」
禁書「じっとしてるんだよ」シャカシャカ
さいあい「超くすぐったいです」
禁書「あ、歯ブラシを噛んじゃだめなんだよ」
さいあい「ふふふ」カミカミ
禁書「もう、ふざけると痛い痛いになるんだよ」
さいあい「いたいのは超いやです」
禁書「じゃあおとなしくしてるんだよ」
さいあい「はい」
上条「和むなー」
さいあい「ふぁぁ・・・・」
禁書「そろそろおねむなんだよ」
上条「そうか、じゃあ今日のところはインデックスが一緒に寝てやってくれ」
禁書「うん」
上条「つぶすなよ?」
禁書「失礼なんだよ」
上条「ははは、冗談だよ」
禁書「もう!」
さいあい「超ねむねむ・・・・です・・・」ウトウト
禁書「それじゃあちょっと早いけど私たちはもう寝るんだよ」
上条「ああ、おやすみ」
さいあい「すぴー」
さいあい「くー くー」
禁書「さいあいちゃんかわいいんだよ」
さいあい「くー くー」
禁書「肌がぷにぷにしてるんだよ」プニプニ
さいあい「くー くー」
禁書「明日から楽しみなんだよ」ホワー
さいあい「くー くー」
禁書「私も寝るんだよ・・・・」
さいあい「くー くー」
禁書「zzzzzz」
上条「じゃあ行ってくるからなー」
禁書「いってらっしゃーい」
さいあい「超おつとめです」
バタン
禁書「それじゃあさいあいちゃん何しようか」
さいあい「超てれびをみます」
禁書「うん、一緒に見るんだよ」
さいあい「超きょういくてれびです」
禁書「二人で見るとおもしろいんだよ」
スフィンクス「にゃー」
放課後 公園
御坂「あいつおそいあいつおそいあいつおそい」
上条「おーい御坂ー」
御坂「もう、遅いわよ」
上条「いや、学校終わってすぐに来たつもりなんだけどさ、待たせちまったか?」
御坂「まあ10分くらいなものね」
上条「わりぃわりぃ」
御坂「それで、一晩過ごしてみてどうだった?」
上条「いやもうすっこくかわいいんだぜ?」
御坂「くうううううらやましいぃ」
上条「昨日ハンバーグ作ったんだけどさ、それが嬉しそうに食べるもんでつい食べさせすぎちまってさ」
御坂「気をつけなきゃだめよ、肥満の原因になったり戻しちゃったりするんだから」
上条「だよなあ」
御坂「でもちゃんと自分で作ったのをあげるところはえらいわね」
上条「まあそのへんは自炊してるから少し多めに作るだけだ」
御坂「卵が割れて涙目になってたこともあったわね」
上条「そういうのだけは覚えてるんだな」
御坂「たぶんずっと忘れることはないわよ」
上条「へいへい、で、とりあえず一晩過ごして必要だと思ったのは着替えと食器と寝床くらいかな」
御坂「おもちゃもあったほうがいいわよ」
上条「あ、そうか」
御坂「一人でいるときに遊べるおもちゃがないと大変よ」
上条「元気がいいから一人にしとくと何するかわからないからなあ」
御坂「そうね、とがったものは手の届かないところに置かなきゃだめよ」
禁書「さいあいちゃん、水戸黄門なんだよ」
さいあい「超いんろうです!」ビシッ
禁書「決まってるんだよ」
さいあい「あくは超せいばいです」
禁書「せっかくだからこのいらないダンボールで刀をつくるんだよ」
さいあい「超たのしみです」
禁書「さいあいちゃんは江戸時代に生まれたらなにがやりたい?」
さいあい「超ほんかくのおかしらです」
禁書「盗人はだめなんだよ」
さいあい「つとめのさんかじょうを超まもります」
禁書「それでも盗人はだめなんだよ」
さいあい「じゃあ超けんかくです」
禁書「かっこいいんだよ」
さいあい「超いっとうりょうだんです」
禁書「強そうなんだよ」
御坂「まずはなんと言っても着替えよね」
上条「どういうのがいいんだろうな」
御坂「一応どれも動きまわることを考えて作ってあるから動きやすいものばかりよ」
上条「個人的には洗濯して乾きやすいのが一番だな」
御坂「そうね、数に余裕があってもまとめて洗おうと思って洗わずにたまったりするし・・・」
上条「で、結局着るものがなくなるんだよな」
御坂「ありそうで怖いわね」
上条「洗濯機で洗えるやつのほうがいいよな?」
御坂「こっちとしてはそうだけどさいあいちゃんが気にいらないかもしれないわ」
上条「そっか、それもあるか・・・」
御坂「なるべく肌触りのいいものでかわいいやつがいいと思うわ」
上条「かわいいか・・・俺には苦手分野だな」
御坂「ならここは私の出番ね」
上条「頼むぞ御坂」
御坂「まずゲコ太は当然として・・・」ヒョイヒョイ
上条「見事にキャラクターものだな」
御坂「ピョン子も当然よね・・そしてきぐるまーと・・・」ヒョイヒョ
上条「って趣味丸出しじゃねーの?」
黒子「はあ、お姉さまが誰かと一緒にいると思えばまたあなたでしたの・・・」
上条「白井!」
御坂「げっ!黒子・・・それに佐天さんと初春さんも」
佐天「こんにちわー」
初春「御坂さんが男の人と一緒にいるんでこっそりついてきちゃいました」
御坂「あ、あわわわわ ///////」プシュー
上条「御坂の友達か?」
初春「白井さんと同じ風紀委員の初春です」ペコリ
佐天「初春の友達の佐天です」ペコリ
上条「俺は上条だ、よろしくな」
黒子「それで、何ゆえふたりで子供服を見ていますの?」
佐天「まさか二人はもう・・」
黒子「え゛っ!!」
初春「おめでたとか・・・・」
黒子「いやああああああ!!!私のおねえさまがああああ!!!」ゴツンゴツン
御坂「ち、ちがうわよっ!!」
上条「うちで保護してるさいあいちゃんのやつを選んでもらってたんだよ」
佐天「あ、そういうことでしたか」
初春「まあいくらなんでも御坂さんがそこまで行ってるなんてことありえませんよね」
御坂「じょ、冗談でもそういうのやめてよ」
黒子「おねえええさまあああ!!!おねえさまはくろことこづくりしなくてはなりませんのにいいい!!」ゴツンゴツン
御坂「やかましいわ」ビリッ
黒子「あふん」パタッ
佐天「それにしてもさいあいちゃんですかぁ・・・あたし一度でいいから見てみたいんですよ」
初春「私もです」
上条「しょうがねえな、だったらこの後見にくるか?」
佐天「いいんですか!?」
初春「やりましたね佐天さん!」
御坂「むー・・・」
御坂(あたしだけのはずだったのに・・・って何を考えてるんだあたしは!?)
上条「ん?どうした御坂」
佐天「あっ・・・」
初春「邪魔しちゃったかもですね・・」ヒソヒソ
佐天「うん、ちょっと悪いことしたかな」ヒソヒソ
御坂「なんでもないわよ、みんなで行きましょ?」ニコ
佐天「じゃあせっかくなんでお邪魔させていただきまーす」
佐天(どうせ白井さんが邪魔するだろうし)
初春「ですね」
初春(白井さんをなんとかする名目で行かせていただきましょう)
黒子「お、おねぇさま・・・・」ユラァ
御坂「え?あんたもう起きたの!?」
黒子「くろこも是非お供させていただきますわぁ・・・」ガシィ
御坂「わ、わかった、わかったからそんなにしがみつくな!」
上条「そんなに広くないから文句言わないでくれよ?」
佐天「それはもう」
初春「お邪魔するわけですから」
黒子「お姉さまに何かしたら即成敗ですわ」
御坂「こらっ!」
上条「騒がしくなりそうだな・・・」
上条「それで、今御坂にさいあいちゃんの着替えを選んでもらってたんだけどみんなも何かいいのがあったら教えてくれ」
黒子「お姉さまに任せては確実にお子様デザインで固めてしまいますの」
御坂「なによ!さいあいちゃんはかわいいものが好きなんだから!」
佐天「まあかわいいといってもあたしとしてはこういうのもいいかなって思うんですよねー」
初春「あ、それいいですね」
黒子「私としてはこの豹柄の少し透けているものなど」
上条「それはちょっと・・・・」
黒子「このセンスがわからないとは・・・男として失格ですわ」
御坂「いや、ないわ」
上条「結構な荷物になっちゃったな」
佐天「意外とかさばりますよね」
初春「まあさいあいちゃんのベッドもありますからしょうがないんですけど」
御坂「あんたお金大丈夫なの?」
上条「ま、なんとかなるさ」
初春「結構痛い出費でしたよね」
佐天「アルバムが4枚は買えそうだったもんね」
御坂「はぁ、しょうがないわね、じゃあみんなで押しかける迷惑料として今日の食事はあたしが作ってあげるわ」
上条「え?」
黒子「お姉さま!!今なんと!?」
御坂「だーかーら、あたしが作るって言ってんのよ、ついでに一週間分の食材も買ってあげるわ」
上条「そこまで気をつかわなくてもいいぞ?」
黒子「そうですの!お姉さまにそのようなことをさせるくらいならこの私が!」
御坂「あたしがさいあいちゃんに会いたいんだからこれくらいはいいの、黒子はあたしの荷物運びを手伝いなさい」
黒子「むう・・・わかりましたの・・・・」
上条「本当にいいのか?」
御坂「わかってないわね、あたしがさいあいちゃんのためにご飯を作るの、あんたはついでよ」
上条「あ、そういうことか」
佐天「御坂さんが策士になってるよ初春」ヒソヒソ
初春「ええ、ですがこれはいいアピールになりますよ」ヒソヒソ
佐天「隠しているけど男の人のために手料理、これはポイント高いよね」ヒソヒソ
初春「御坂さんの本気が見られるってことですよね」ヒソヒソ
佐天「これは応援しなくちゃね」ヒソヒソ
初春「ですね」ヒソヒソ
御坂「それじゃああたしと黒子は買い物してから行くから先に行ってて」
上条「道わかるか?」
黒子「後で住所を教えていただければそこまでテレポートしますの」
上条「わかった」
初春「私連絡しますね」
御坂「お願いね、じゃあ行くわよ黒子」
黒子「はい」
佐天「いやー、楽しみですねー」
初春「そうですね」
上条「言っておくがうちのさいあいちゃんはマジでかわいいからな」
佐天「なんか親ばかっぽいですね」
上条「そうか?」
初春「そんな感じがしますよ、顔がにやけてますし」
上条「そうか、親ばかってこんな気持ちなんだな」ウンウン
御坂「うーん、今日は何にしようかしら」
黒子「刺激が強いものは控えたほうがよろしいかと思われますわ」
御坂「そうね、それに栄養のバランスも考えたものになると・・・
黒子「野菜をたくさんとれるものがいいかもしれませんわね」
御坂「辛さを抑えたカレーにしようかしら
黒子「それが無難ですわね」
御坂「野菜は細かく刻んだほうがいいわよね」
黒子「でもそれだと噛まずに飲み込んでしまいますわ」
御坂「大きすぎず小さすぎずか、ま、やってみるわ」
上条「ただいまー」
禁書「おかえりとうま」
さいあい「超おかえりです」
佐天「え?さいあいちゃんと・・・」
初春「シスターさん?」
上条「あ、えーと、ちょっと訳合ってうちで預かってるんだ」
禁書「む、とうま、その女の子たちはだれなのかな?」
上条「御坂の友達だよ、さいあいちゃんを見たいって言うからさ」
禁書「はあ、全くとうまはいつもいつも」
佐天「これはもう・・・」
初春「夫婦にしか見えませんね・・・」グイグイ
初春「ん?」
さいあい「超ようこそです」
佐天「かわいー」ホワー
初春「ですねー」ホワー
さいあい「超ながしぎり!」ブンブン
佐天「ふははー、痛くもかゆくもないわー」
さいあい「超てごわいです」
佐天「えーい、ソウルスティール」
さいあい「うっ」フラフラ
佐天「いずれ帝国は私のものにしてやるー」
さいあい「ながしぎりが超かんぜんにはいったのに・・・」パタッ
初春「あれ?さいあいちゃんがやられてるんですか?」
佐天「うん、でもさいあいちゃんもノリノリだし」
さいあい「せんていのむねんを超はらす!」ピョン
初春「あ、復活しましたね」
禁書「ふむふむ、食器は金属じゃないものをちゃんと買ってきたんだね」
上条「で、これがベッドだろ」
禁書「ふかふかなんだよ」
上条「そしてこれがさいあいちゃんの着替えだ」
禁書「かわいいのがいっぱいなんだよ、とうまが選んだの?」
上条「いや、御坂と白井と佐天さんと初春さんに選んでもらった」
禁書「はあ、またとうまは女の子と・・・」
上条「しょうがねえだろ、俺一人じゃわからなかったし」
禁書「それで、たんぱつは後から来るの?」
上条「ああ、さいあいちゃんのために飯つくりに来てくれるってさ」
禁書「そこだけは評価するんだよ」
上条「それに一週間分の食材買ってくれるってさ」
禁書「お茶くらいだしてあげてもいいんだよ」
さいあい「超みきりました」クルクル
佐天「おー、うまいうまい」
ブンブンブン ハチガトブ♪
初春「あ」ピッピッ
佐天「御坂さんから?」
初春「はい、買い物が終わったみたいです」ピッピッ
佐天「えーい」
さいあい「超ぱりぃ!」カキン
佐天「ってことはすぐにここに来るね」
初春「修羅場になるんでしょうか?」
佐天「ならないことを祈るしかないね」
さいあい「超ばとるてんかいです」
ピンポーン
上条「あ、来たみたいだ」
禁書「ごはんだけは楽しみなんだよ」
ガチャッ
上条「よ、早かったな」
御坂「そりゃテレポートだもん、一瞬よ」
禁書「お茶くらいは出してあげるから早く中に入るんだよ」
黒子「はて、この方は」
御坂「なんであんたがこいつの部屋にいるのよ・・・・」
上条「ま、まあちょっと訳があってな」ハハハ
禁書「ここは私のうちでもあるんだよ」
ピシッ
御坂「 」
黒子(お姉さまが固まってしまわれましたの・・・ですがこれはチャンス!いいぞもっとやれですの!)
さいあい「超ないあがらばすたー」グイグイ
佐天「ちょっとそれは無理があるなー、でも」ゴロン
さいあい「超ぶんなげました!」
初春「あれ?御坂さんたち入ってきませんね」
佐天「やっぱり軽く修羅場になってるか・・・」
初春「どうします?」
佐天「ちょっとあたし御坂さんを元気づけてくる」
初春「じゃあ私はさいあいちゃんと遊んでますね」
さいあい「超おはなみ!」ヨジヨジ
初春「って私の体をよじ登っちゃだめですよ」
上条「みさかー?」
御坂「 」
禁書「どうしたのかな?」
黒子「こほん、お姉さま、早く冷蔵庫に入れてしまわないと痛んでしまうものもございますのよ?」
御坂「 」
禁書「声が届いてないみたいなんだよ」
佐天「あー、みさかさーん、さあ中にはいりましょうねー」グイグイ
御坂「 」
佐天「御坂さん、この二人まだそこまで仲じゃありませんから(適当)ここは御坂さんの手料理でポイントを稼がないと」ヒソヒソ
御坂「 」
佐天「訳ありで一緒に住んでるだけですから御坂さんにもチャンスはありますって」ヒソヒソ
御坂「 」
佐天「御坂さんの魅力をみせつけてあげないとこのままゴールインしちゃいますよ?」ヒソヒソ
御坂「 」コクッ
佐天(ほっ、やっと反応した・・・)
初春「結局肩車みたいになってしまいました」
さいあい「超おはなばたけです」キャッキャッ
初春「ひっぱらないでくださいよ?」
さいあい「ちょうちょです」パクッ
初春「あ、だめですよ、口の中に入れたらあぶないですよ」
さいあい「超まずいです」
初春「本物のお花もおいしくないんですよ?」
さいあい「じんせいは超せちがらいです」
初春「甘いことばかりではありませんよ」
御坂「おじゃまします」
黒子「おじゃましますわ」
黒子(むう、佐天さんも余計な事を・・・)
上条「結構な量になっちまったな」
黒子「ええ、あれこれと考えるとどうしてもこうなってしまいますの」
御坂「それで、さいあいちゃんはどこ?」
佐天「今初春が遊んでますよ」
スフィンクス「にゃーん」
黒子「あら、猫までいますの」
禁書「さいあいちゃんの人気に嫉妬なんだよ」
黒子「って言ってますの?」
スフィンクス「にゃふ」
禁書「案外そうかも」
御坂「きゃー、さいあいちゃんかわいー」
黒子「まあ、とても愛らしいですわ」
初春「あ、御坂さんに白井さん」
初春(佐天さんうまくやったみたいですね)
さいあい「超おこしやすです」トテトテ
御坂「歩いてる・・・・うわぁ・・・・」ホワー
黒子「聞くと見るとでは大違いですわね」ホワー
上条「とりあえず冷蔵庫に入れられる分は入れておいてっと・・・」
禁書「これでしばらくご飯には困らないんだよ」
上条「お前が食べすぎなければな」
禁書「むっ、そんなこと無いんだよ」
御坂「じゃああたし食事の用意するわね」
黒子「黒子もお手伝いしますわ」
御坂「さいあいちゃん、今日は甘口のカレーよ?」
さいあい「超たのしみです!」ピョンピョン
黒子「まあ、飛び跳ねてますの」
佐天「それってあたしも食べていいんですか?」
初春「佐天さん、いきなり押しかけてそれは失礼ですよ」
上条「俺は別にかまわないぞ」
佐天「だってさ初春」
初春「じゃあ私も」
佐天「こやつめ」
初春「えへへ」
禁書「皆で食べるとおいしいんだよ」
御坂「ちょっとー、あたしたちをのけものにするつもり?」
佐天「せっかく作ってもらってるのにそれはありませんよ」
初春「でもお二人の寮って確か」
上条「食事が出るんじゃないのか?」
黒子「今日は寮の厨房のメンテナンスですから外食の予定でしたの」
御坂「だからついでにあたしたちもみんなと一緒にここでご飯食べるわ」
上条「そっか、じゃあみんなで食べようぜ」
佐天「いい雰囲気になりそうだね初春」ヒソヒソ
初春「ええ、まずは御坂さんの魅力をわかってもらいましょう」ヒソヒソ
さいあい「超かれーのかみさまにかんしゃです」
初春「さいあいちゃんテレビ見ましょうか」
さいあい「はい!」チョコン
佐天「あ、いいな、初春の膝の上に座ってる」
上条「なんか見たことない映画やってるな」
さいあい「超びーきゅーえいがです」
禁書「ハリウッドとはまた違う雰囲気なんだよ」
初春「さいあいちゃんはじっとしててもかわいいですね」
佐天「うん、さいあいちゃんマジさいあいちゃん」
禁書「癒されるんだよ」
さいあい「だあー、超つまんねー」
上条「お気に召さなかったみたいだな」
御坂「いいなー、うらやましいなー」トントン
黒子「お姉さま、余所見をすると怪我をしてしまいますわ」トントン
御坂「そうね、今はご飯作ることに集中しなきゃ」トントン
黒子「さいあいちゃんは少なめとはいえカレー7人分は結構な量になりそうですわね」
御坂「鍋二ついるわね」
黒子「炊飯器も二周するかもしれませんわね」
御坂「ボウルに水入れてお米浸けておこうか」
黒子「これだけの人数の調理は大変ですわ」
御坂「ほんと、骨が折れるわ」
佐天「そうだ、さいあいちゃんをお風呂に入れてもいいですか?」
さいあい「おふろ!」
初春「あ、私もやりたいです」
禁書「むー、でも濡れちゃうんだよ?」
佐天「そこは授業で使った体操服がありますから」
初春「多少は平気です」
上条「気をつけてくれよ?」
佐天「まかせてください」
さいあい「超きれいきれいです!」ビシッ
初春「じゃあいきますよー」
さいあい「ごろごろごろごろ」ゴロゴロ
禁書「ごろごろしてお風呂まで行こうとしてるんだよ」
上条「和むなー」
御坂「黒子、そっちはどう?」
黒子「灰汁をすくいおわりましたの、そろそろカレー粉を入れますわ」
御坂「こっちもいい感じ、ご飯はそろそろ炊き上がるでしょ?」
黒子「炊き上がってから10分は置いておきたいので15分といったところでしょうか」
御坂「だいたいめどがついたわね」
上条「いいにおいだな」
御坂「このあたしが作ってるんだから当然よ」
上条「なんか自分の部屋で誰かが食事の支度してくれるのって新鮮だな」
御坂「え? あ、そういうことね」ニヤニヤ
黒子「ぐぬぬ・・・ このままでは・・・」ギリギリ
禁書「なんだか私の評価が下がっているような気がするんだよ」
スフィンクス「にゃふ」
佐天「じゃあきれいにしましょうねー」シャー
さいあい「はっ!」ピョン
初春「避けた!?」
佐天「これが・・・ニュータイプ!?」
さいあい「超まぐねっとこーてぃんぐ」ピョンピョン
初春「って飛び跳ねたら危ないですよ」
佐天「このっ!」シャー
さいあい「とうっ!」ピョン
佐天「あ、また避けた」
初春「きゃっ!」
佐天「あ、ごめん初春、さいあいちゃんが避けるから」
初春「もう、佐天さんが振り回すからですよ」ポタポタ
佐天「ごめんごめん」
さいあい「超すきありです」パシッ
佐天「あ、さいあいちゃんがシャワーを!」
初春「嫌な予感しかしませんね」
さいあい「超手をあげてください」シャー
佐天「それをこっちにむけちゃだめだよ?」
初春「そうです、それは悪い子がすることです」
さいあい「おんなこどもには超てをだしません」
佐天「じゃあそれを返してくれる?」
さいあい「はい」シャー
佐天「あ」
初春「返しはしましたけど佐天さんに向けちゃいましたね」
佐天「で、結局・・・」ポタポタ
初春「下着までびっちょりですね」ポタポタ
さいあい「超ぽたぽたです」
佐天「どうする?」
初春「どうにかして下着を乾かすしかありませんね」
佐天「まあまずは脱いで水を絞って・・・・」
初春「で、問題がひとつ」
佐天「男の人は上条さんだけ・・・」
初春「つまり上条さんに見られないところで干すしか」
さいあい「超いただきです」パッ
佐天「あっ」
さいあい「超だっしゅです」トテトテ
初春「さいあいちゃん待って!」
御坂「もういいわね」
黒子「ええ、我ながら見事な出来ですわ」
御坂「うん、あとはお風呂のさいあいちゃんと」さいあい「超とうぞくです!」
御坂「ん?」
黒子「あれは!?」
佐天「御坂さん、さいあいちゃんを捕まえてください!」
御坂「って二人ともひょっとして」
初春「おねがいです!私たちの下着!」
さいあい「超せんりひんです!」ババン
上条「ん、なんだこれ?」ヒョイ
禁書「ぬれてるんだよ」
御坂「こら、あんたは見るな!」
上条「は?」
禁書「ふきん?」
上条「いや、これは・・・・ぶふっ!!」
御坂「佐天さんと初春さんの下着よ」
禁書「とうま?」
上条「いや、俺のせいかよ!?」
さいあい「これであせを超ふきふきです」フキフキ
上条「やめろ!それで俺の体を拭くんじゃない!」
御坂「い・い・か・ら・さっさと返しなさい!!」ビリビリ
上条「不幸だ・・・」
禁書「さいあいちゃん、いたずらはだめなんだよ」
さいあい「超はいてんしょんでした」
御坂「とりあえずどうやって乾かそうかしら」
黒子「乾かす間下着をつけないというわけにもいきませんし・・・」
禁書「私のだとサイズが合わないかもしれないんだよ」
黒子「仕方ありませんわ、私がテレポートで新しいものを調達してきますの」
上条「悪いな、うちのさいあいちゃんが粗相しちゃって」
さいあい「超はんせいしてます」
御坂「じゃあお願いするわね黒子」
黒子「ええ、早くもどらないと二人が風邪をひいてしまいますから、では」ヒュン
さいあい「超いなくなりました!」
禁書「これがテレポート・・・、すごいんだよ!!」
御坂「佐天さん、初春さん、今黒子が二人の下着買いに行ったからもうちょっと待っててもらえる?」
佐天「本当ですか?」
初春「ありがたいですね」
御坂「だからもう少しだけタオル巻いて待ってて」
佐天「まあそれはいいんですけど」
初春「やっぱり私たちの下着上条さんに見られちゃいました?」
御坂「・・・・うん」
佐天「うひゃぁ・・・」
初春「恥ずかしいです・・・」
御坂「そんなにまじまじとは見てないから大丈夫よ」
佐天「でも・・・」
初春「顔合わせづらいです・・・」
御坂(まあこればっかりはしょうがないか)
さいあい「超てれぽーとです!」トテトテ
禁書「それは高速移動なんだよ」
さいあい「とうっ!」ピョン
上条「テレポートを見たことで益々元気になっちゃったな」
さいあい「超こうそくかいてん!」ゴロゴロ
禁書「さいあいちゃんはごろごろが好きなんだよ」
さいあい「超みじんぎり!」ブンブン
上条「元気だなー」
黒子「ただいま戻りましたわ」ヒュン
さいあい「超てれぽーと!」キャッキャッ
上条「早かったな」
黒子「ええ、近くにドラッグストアがあって助かりましたわ」
禁書「便利なんだよ」
黒子「さ、二人ともこれをつけてくださいまし」
初春「ありがとうございます白井さん」
佐天「まさか紐とかじゃないですよね?」
黒子「この状況でそれはありませんわよ」
初春「よく私たちのサイズわかりましたね?」
黒子「お姉さまの体を基準にどれくらいの差があるかは検討がつきますもの」
佐天「さすが白井さんというべきか・・・」
初春「あまり考えないようにしましょう」
黒子「淑女のたしなみですの」
佐天「たしなみですか?」
黒子「たしなみですの」
御坂「それじゃあ全員揃ったところでご飯にしましょうか」
佐天「じゃああたしご飯よそいます」
初春「私はルーを」
さいあい「超いいにおいです!」
禁書「さいあいちゃんもうれしそうなんだよ」
黒子「ちゃんと辛さを抑えてありますので期待しててくださいまし」
上条「よかったな」
さいあい「はい!」
御坂(私の自信作・・・さいあいちゃんもこいつも喜んでくれるかな・・・)ドキドキ
黒子「さあ、並べますわよ」
禁書「手伝うんだよ」
上条「じゃあみんなそろったところで」
「「「いただきまーす」」」
さいあい「かれー!超かれー!」
禁書「さいあいちゃん、まずはふーふーしてあげるんだよ」フーフー
さいあい「わくわく」
禁書「はい、あーん」
さいあい「あーん」
佐天「いいなあ、あたしもやりたいです」
御坂「あたしも」
初春「私もです」
黒子「順番にさせていただいても?」
上条「ああ、いいぞ」
御坂「さいあいちゃん、おいしい?」
さいあい「もぐもぐごっくん はい!超おいしいです!」ニパッ
御坂「ほんと?よかったわー」
佐天「うん、これすごくおいしいですよ」
初春「ただルーを入れただけじゃないですよね」
黒子「骨髄のエキスやら旨味たっぷりのスープがベースですの、おいしくないわけがありませんわ」
禁書「もぐもぐ、くやしいけどおいしいんだよ」グヌヌ
さいあい「もっとください!」
佐天「じゃあ次はあたしが」フーフー
御坂「ね、ねえ」ジー
上条「何だよ」
御坂「早く食べてみてよ」ジー
上条「いや、なんかそうじっと見られていると」御坂「いいから食べなさい」
上条「わかったよ」カチャ
御坂「ごくり・・・」ドキドキ
上条「もぐもぐ・・・ お、これすっげえうまいじゃねーか!!」
御坂「ほんと!?」
上条「ああ、店出せるくらいだ」ガツガツ
御坂(よっしゃああああああ!!!!)
御坂(これで一歩リードよ!)チラッ
禁書「むぅ・・・ たしかにおいしんだよ・・・」モグモグ
御坂「ふふん」
禁書「むぅぅ・・・」モグモグ
禁書(たんぱつには絶対に負けないんだよ)
黒子(ガッデム! このままではお姉さまの魅力に引き込まれてしまいますの!)
黒子(なんとかしなくては・・・なんとかしなくてはならないのですが・・・)チラッ
佐天「おいしい?」
さいあい「超おいしいです!」
初春「マカロニサラダもありますよー」
さいあい「あーん」
上条「御坂って料理がうまいんだな」ガツガツ
御坂「えへへへ」ポー
黒子(この雰囲気を壊すようなことは私にはできませんわ・・・・・)モグモグ
御坂「さいあいちゃん、はい、あーん」
さいあい「あーん」
黒子(私にもしてほしいですわおねえさま・・・・・)モグモグ
佐天「白井さん、なんで一人だけ険しい顔で食べてるんですか?」
初春「白井さんのだけ辛いとかですか?」
黒子「からいとつらいは同じ漢字ですの、私はつらいのですわ」
佐天「つらい?」
初春「御坂さんもさいあいちゃんもうれしそうじゃないですか」
黒子「そう、うれしそうなお姉さまを見ていると黒子にもこう、艶かしくそっと肩を抱き寄せながらあーんって」御坂「やらないわよ?」
佐天「まあさすがに・・・」
初春「白井さん、ちょっと無理がありますよ?」
黒子「私はあきらめませんの」
禁書「おかわりがほしいんだよ」
上条「俺も」
御坂「はいはい」
初春「さいあいちゃん、あーんしてください」
さいあい「あーん」
佐天「よく食べるよねー」
さいあい「もぎゅもぎゅ」
初春「おいしそうに食べてるところを見るとこっちも幸せになりますよね」
佐天「だね」
黒子「黒子も幸せになりたいですわ・・・・」フゥ
御坂「あんたはもう少し普通の幸せを探しなさい」
黒子「お姉さまのお気持ちひとつですのに・・・」
禁書「色んな愛があるんだね」
上条「そっと見守るしかないな」
さいあい「げぷっ」
御坂「あ、もうおなかいっぱいみたいね」
上条「ちょっと食べさせすぎたんじゃないか?」
佐天「それは否定できませんね」
初春「かわいいからつい・・・ですね」
禁書「昨日の反省が活かされてないんだよ」
さいあい「超ぽんぽんです」
黒子「あら、おなかがぽっこりと出てますの」
御坂「こ、これはそう、反面教師になるべく」上条「いや、説得力ねーぞ?」
御坂「うぅ・・・あたしたちがやりすぎたわよ」
佐天「大丈夫かな?」
初春「じっとしてれば大丈夫だと思いますけど」
上条「さいあいちゃんはすぐ動き回るからなあ」
禁書「ここはテレビでもつけるんだよ」
御坂「アニメ?」
さいあい「超まほうしょうじょです」
佐天「カナミンじゃないですか」
禁書「新しいシリーズなんだよ」
初春「まだやってたんですね」
黒子「気に入ってくれるといいんですけど」
さいあい「超へんしん!」ビシッ
上条「特撮っぽくないか?」
御坂「そっちのほうが好きなんじゃないの?」
佐天「でも結構集中してみてますよ」
さいあい「むぅ・・・」ジー
初春「気に入ったんですかね?」
禁書「きっとそうなんだよ」
さいあい「超いまいちです」プイ
上条「だめか」
御坂「まあしょうがないわよ」
佐天「じゃあおとなしく人形遊びでもしますか?」
初春「あ、そういえばぬいぐるみ買ってましたね」
黒子「とりあえずお姉さま一押しのゲコ太を・・・」
御坂「これは気に入るに違いないわ」
さいあい「超げこげこ!」ギュッ
禁書「もふもふしてるんだよ」
御坂「当然よ、ゲコ太だもの」
佐天「そういうものですか?」
上条「さあな」
黒子「おや?ゲコ太を抱きしめながら・・・」
さいあい「ごろごろごろごろ」ゴロゴロ
禁書「ごろごろをはじめたんだよ」
御坂「あ、ああああゲコ太が汚れちゃう・・・」オロオロ
佐天「まあさいあいちゃんですからそこはしょうがないですよ」
さいあい「がぶっ」カミカミ
御坂「ゲコ太にかみついちゃだめよぉ・・・」オロオロ
初春「あまがみってやつですね」
さいあい「がぶがぶ」カミカミ
黒子「これはこれで気に入ってるのではありませんの?」
上条「放そうとしないしな」
さいあい「超こぶんです!」ギュッ
佐天「子分にしちゃいましたね」
さいあい「超もふもふ」モフモフ
黒子「さて、さいあいちゃんも落ち着いたみたいですし」
佐天「あたしたちそろそろ帰らないとですね」
禁書「さいあいちゃんと遊んでくれてありがとうなんだよ」
初春「どういたしまして、こちらこそ楽しかったですよ」
御坂「ね、ねえ・・また来てもいい?」
上条「ん?俺は構わないぞ」
御坂「うん!!絶対来るわ!!」
御坂(あたしの料理で絶対にこいつを・・・・)
禁書「むー・・・」
黒子(これは何としても阻止しなくてはなりませんわね・・・どうしたものでしょうか・・・)
佐天「御坂さんはともかく・・・」
初春「白井さんは私たちでなんとかしましょう」
御坂「じゃあね、さいあいちゃん」
さいあい「超ばいばいです」フリフリ
黒子「ゲコ太を放さないところはお姉さまのようですわね」
佐天「どうもお邪魔しました」
初春「今度はお菓子もってきますね」
上条「どういたしまして、あまり気をつかわなくていいぞ」
御坂「今度もおいしいご飯を作ってあげるからね」チラッ
禁書「そこだけは感謝するんだよ」
禁書(私もまいかにおしえてもらうんだよ!)
上条「期待してるからな」
御坂「うん!」
黒子(けっ)
禁書(絶対に負けないんだよ!)
さいあい「超ねむねむです・・」ウトウト
禁書「たくさん遊んで疲れたんだね」
上条「それだけ楽しかったんだろ」
禁書「ねえとうま」
上条「ん?」
禁書「私も料理ができるようになるんだよ」
上条「・・・・」
禁書「まいかに教えてもらっておいしいのを作れるようになるんだよ!」
上条「なあインデックス」
禁書「なあに、とうま?」
上条「いくら御坂が作ったカレーがおいしかったからって自分で作ればいつでもおいしいものが食べられると思ってるな?」
禁書「 」
上条「御坂が作ったレベルにまで成長したとしてもだ、食材は俺の金で買うわけだそこらへんを考えずに」禁書「とうま」
上条「ん?」
禁書「んがっ」
ガブッ
上条「いてええええええ!!!!」
さいあい「超なにごとですか?」
禁書「さいあいちゃんはきにしなくていいんだよ」
上条「何しやがる!」
禁書「とうまはもう少し人の気持ちを考えるべきなんだよ」
上条「ちくしょう何なんだ・・・」
さいあい「超じごうじとくです」
上条「不幸だ・・・」
さいあい「超おはようです!」ビシッ
禁書「おはよう、さいあいちゃん」
上条「ベッド、気に入ったみたいだな」
さいあい「超ふかふかです!」
禁書「じゃあ一緒に顔を洗うんだよ」
さいあい「はい」トテトテ
上条「今日はトーストと目玉焼きに決まりだな」
ゴソゴソ
上条「なんだかんだでさいあいちゃんが来たことでうちも明るくなったな」
ジュワッ
上条「あの四人がインデックスと友達になってくれればインデックスも楽しく過ごせるんだけどな~」
上条「さいあいちゃんと遊んでくれるし、また来てくれるといいな」ジュー
おわり
途中でさるくらったので今日はこんなところで
こういう展開があったらいいなっていうのがあったら教えてください
じゃあの
乙
元スレ
上条「さいあいちゃんが捨てられている・・・」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1346544210/
上条「ここが俺の部屋だ」
さいあい「超わくわくです」ワクワク
上条「今あけてやるからな」
ガチャッ
スフィンクス「にゃあああああ!!!」ピョーン
さいあい「にゃあああああ!!!」ベチッ
スフィンクス「にゃっ!」
さいあい「おふぇんすあーまー!」ビシッ
上条「こらこら喧嘩するな」ガシッ
スフインクス「にゃーん」
さいあい「超ぼっこぼっこにしてやんよ」シュッシュッ
上条「やめなさい」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 09:08:02.68 ID:xa/TRCJk0
上条「ただいまー」
さいあい「超ただいまです」トコトコ
禁書「おかえりとうま、あ!さいあいちゃんだ!」
さいあい「ふふん」エヘン
禁書「かわいいいんだよ!すっごくかわいいんだよ!!」
上条「捨てられてたみたいだったからうちで保護することにしました」
禁書「さいあいちゃん、こっちで一緒にテレビを見るんだよ!」ポンポン
さいあい「超みたいです!」トテトテ
上条「なんか三歳児と年の離れた姉って感じだな」
禁書「とうまの膝より少し高いくらいだから軽いんだよ」ギュッ
さいあい「超あたたかいです」
上条「いやー、和むわー」
スフィンクス「なーご」
上条「ほら、お前も行ってこい、でも喧嘩はだめだぞ?」
スフィンクス「にゃーん」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 09:12:31.33 ID:xa/TRCJk0
上条「えーっとさいあいちゃんってどう接したらいいんだっけ・・・」
上条「こういうのはビリビリに聞くのが一番だな」ピッピ
プルルルルルル
御坂「あ、あんた!!どどどどうしたのよおこんなじかんにぃ・・」
上条「ん?タイミング悪かったか?」
御坂「すううううはあああああ こほん いや、大丈夫よ」
上条「そりゃよかった、今さいあいちゃんが捨てられてるのを保護してうちに連れて帰ってきたんだけどさ」
御坂「マジで!?」
上条「ああ、何かすごくうれしそうだな」
御坂「だってあたしだってほしいもん」
上条「常盤台の寮だとやっぱりだめか?」
御坂「そうよ、寮監からどんな仕打ちがまっているかわからないもの」ハァ
上条「そっか、それじゃあ今度うちに見に来るか?」
御坂「いいの!?」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 09:16:30.82 ID:xa/TRCJk0
上条「ああ、でもあんまり嫌がることはしないでくれよ?」
御坂「しないわよそんなこと はぁ・・・さいあいちゃん・・・」
上条「それでさ、さいあいちゃんとどう接したらいいのかわからなくて御坂に教えてもらおうと思ったんだけど」
御坂「このあたしにまかせなさい」
上条「さすが御坂だ、便りになるぜ」
御坂「まず保護したって言ったけどさいあいちゃんどこか怪我とかしてない?」
上条「怪我か?うーん」
さいあい「超ちっそぱんち」シュッシュ
禁書「かわいいんだよ」ホワー
スフィンクス「にゃーん」
上条「そんなところは見当たらないな」
御坂「そう、とりあえず保護したんならお風呂に入れてあげて暖かいもの食べさせてあげて」
上条「俺たちと同じものでいいのか?」
御坂「もちろんよ、ちゃんと食べさせてあげるのよ?」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 09:21:53.71 ID:xa/TRCJk0
上条「わかった、好きなものとかあるのか? 猫が魚が好きなように」
御坂「特にないわ、でも割とジャンクフードを好む傾向がみられるらしいけど栄養のバランス考えてあげなきゃだめね」
上条「そうかそうか、うん、気をつける」
御坂「お風呂に入れてあげるときは溺れたりのぼせたりしないように気をつけるのよ?」
上条「泳げないのか?」
御坂「泳げないことはないけど体が小さいから一人じゃ浴槽から出られないこともあるのよ」
上条「あ、なるほど」
御坂「あとは着替えをたくさん用意することね、さいあいちゃんは動き回ってすぐ汚れちゃうから」
上条「そうか、じゃあ今日はあれだから明日にでも買いに行くしかないな」
御坂「あ、ああああのさ」
上条「ん?」
御坂「あたしもいいいっしょにいいいいってもいいいいい!?」
上条「御坂が来てくれるなら助かる、正直俺一人じゃ見落とすところもありそうだからな」
御坂「こ、このみことせんせーにまかせなさあい!!」
上条「どんだけ嬉しいんだよ、声がおかしいぞ?」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 09:29:53.43 ID:xa/TRCJk0
上条「インデックス、風呂はもう入ったのか?」
禁書「まだなんだよ」
さいあい「超ちっそびーむ」シュバッ
スフィンクス「にゃー」
上条「じゃあさいあいちゃんと一緒に入ってくれないか?俺はその間に晩飯の支度するからさ」
禁書「わかったんだよ!」
さいあい「超おふろです」トテトテ
禁書「あ、はしっちゃだめなんだよ!」
上条「あの体だから専用のベッドがあったほうがいいかもな」
上条「さて、ハンバーグでさいあいちゃんがよろこんでくれるかわからないけどやってみるか」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 09:31:54.86 ID:xa/TRCJk0
禁書「さいあいちゃん、まずはシャワーできれいにするんだよ」
さいあい「はい!」バンザイ
禁書「洗うのは頭からだからまだ手をあげなくていいんだよ」
さいあい「はい」ゴロン
禁書「転がらなくていいんだよ、頭を洗うだけなんだよ」
さいあい「超ごろごろです」ゴロゴロ
禁書「ごろごろしてるさいあいちゃんかわいいんだよ」
さいあい「ごろごろごろごろ」ゴロゴロ
禁書「とりあえずシャワーをかけてあげるんだよ」シャー
さいあい「きゃー、超雨です!」キャッキャッ
禁書「よろこんでるんだよ」ホワー
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 09:34:23.91 ID:xa/TRCJk0
さいあい「あ~めあ~めふ~れふ~れ」
禁書「さいあいちゃんは歌がうまいんだよ」
さいあい「じゃ~のめでおむかえうれし~な~」
禁書「じゃのめって何のことかわからないんだよ」
さいあい「超かさのことです!」ビシッ
禁書「そうなの?」
さいあい「そうです!」
禁書「さいあいちゃんは物知りなんだよ」
さいあい「えへん!」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 09:38:29.02 ID:xa/TRCJk0
禁書「それじゃあ頭を洗うからそこに座るんだよ」
さいあい「はい!」ペタン
禁書「さいあいちゃんの髪の毛きれいなんだよ」ナデナデ
さいあい「超くすぐったいです」
禁書「それに肌もすべすべでほっぺもぷにぷになんだよ」プニプニ
さいあい「超つんつんされてます」
禁書「これはやさしく洗わなきゃだめなんだよ」チュー
禁書「こうやってちゃんと泡立てて・・・ しばらく目を閉じてるんだよ」
さいあい「はい」
禁書「ふんふふんふんふふん」シャカシャカ
さいあい「超きれいきれいです」
禁書「そうなんだよ、きれいきれいなんだよ」シャカシャカ
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 09:43:04.09 ID:xa/TRCJk0
禁書「それじゃあ流すけどまだ目をあけちゃだめなんだよ」
さいあい「超がまんです」
禁書「あつかったら言ってほしいんだよ」シャー
さいあい「超あったかいです」
禁書「ちゃんとすすいであげないと泡がのこっちゃうんだよ」シャカシャカ
さいあい「超たきにうたれてるみたいです」
禁書「さいあいちゃんは滝に打たれたことがあるの?」
さいあい「超ありません」
禁書「さいあいちゃんが滝にうたれたら流されてしまうんだよ」
さいあい「超たきのぼりしてやります」
禁書「さすがさいあいちゃんなんだよ」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 09:48:12.68 ID:xa/TRCJk0
禁書「それじゃあ体をあらうんだよ」
さいあい「はい」バンザイ
禁書「うん、じゃあおなかのよこから洗ってあげるんだよ」チュー
さいあい「みんなのげんきを超わけてもらいます」
禁書「でもわたしは悪い心をもっていないから跳ね返せるんだよ」
さいあい「超いいひとです」
禁書「そうなんだよ」ゴシゴシ
さいあい「超あわあわです」
禁書「すぐに泡まみれにしてあげるんだよ」ゴシゴシ
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 09:53:51.92 ID:xa/TRCJk0
禁書「次はうしろを洗うからくるっと回ってほしいんだよ」
さいあい「超でんじた・つ・ま・きー」ビシッ
禁書「それはスピンなんだよ」
さいあい「とうっ!」クルクル
禁書「あ、お風呂は滑りやすいからそんなことしちゃだめなんだよ」ガシ
さいあい「超わかりました」
禁書「さいあいちゃんはおりこうさんなんだよ」
さいあい「超うしろをむきました」
禁書「じゃあさいあいちゃんの背中を洗うんだよ」ゴシゴシ
さいあい「超ごしごしです」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 09:57:47.63 ID:xa/TRCJk0
禁書「これで後は顔を残すだけなんだよ」チュー
さいあい「超しゃいにんぐふぃんがー」ペタペタ
禁書「あわで壁をぺたぺたしちゃだめなんだよ」
さいあい「はい」
禁書「じゃあ顔を洗うから目を閉じてるんだよ」
さいあい「超おけしょうみたいです」
禁書「さいあいちゃんにはまだ早いんだよ」
さいあい「ん・・・」
禁書「すぐに終わるんだよ」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 10:02:20.14 ID:xa/TRCJk0
禁書「じゃあ全部流すんだよ」シャー
さいあい「超きれいになりました」
禁書「まだ泡が残ってるんだよ」
さいあい「はい」
禁書「これできれいになったんだよ」
さいあい「超うまれかわりました」
禁書「それじゃあさいあいちゃんは湯船にってまだお湯入れてなかったんだよ」
禁書「とりあえずこの空の浴槽に入れて・・・」ヒョイ
さいあい「超とじこめられました」
禁書「この状態でさいあいちゃんがおぼれないように少しだけお湯を入れるんだよ」シャー
さいあい「超みずぜめです!」キャッキャッ
禁書「かわいいんだよ」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 10:07:30.72 ID:xa/TRCJk0
さいあい「超およげちゃいます」パチャパチャ
禁書「これなら大丈夫なんだよ」
さいあい「超おさかなです」パチャパチャ
禁書「今のうちに私も体を洗うんだよ」
さいあい「ばばんばばんばんばん」
禁書「宿題するんだよ」
さいあい「しゅくだい?」
禁書「さいあいちゃんには無かったんだよ、私にもないけど」
さいあい「超かちぐみです」
禁書「難しい言葉も知ってるんだよ」
さいあい「超ぬくぬくです」ポカポカ
禁書「あたたまるんだよ」ポカポカ
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 10:14:57.19 ID:xa/TRCJk0
さいあい「超すべすべです!」ビシッ
禁書「きれになったんだよ」
上条「じゃあ飯にするか、今日はハンバーグだぞ」
禁書「やったー」
さいあい「超はんばーぐです!」ピョンピョン
上条「そうか、さいあいちゃんはハンバーグが好きか」
さいあい「超だいすきです!」ピョンピョン
禁書「飛び跳ねてるんだよ」
さいあい「超じゃんぴんぐからろーりんぐです!」ゴロゴロ
禁書「あー、せっかくお風呂に入ったのにごろごろしちゃだめなんだよ」
さいあい「ごろごろごろごろ」ゴロゴロ
上条「なるほど、元気いっぱいだな」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 10:19:35.77 ID:xa/TRCJk0
上条「さいあいちゃんはこのみかん箱の上にすわってもらって・・」
禁書「テーブルに届くしちょうどいいんだよ」
さいあい「超おなかぺこぺこです」
上条「はい、あーん」
さいあい「あーん」禁書「待つんだよ」
上条「ん?」
さいあい「うー」カチカチ
禁書「ちゃんとふーってしなきゃだめなんだよ」
上条「あ、そうか」
禁書「それに金属の食器だと熱いから木でできたのを用意しないとだめなんだよ」
上条「スプーンとか特にそうだよな、カレーとかも熱いし」
さいあい「超おあずけです・・・」
禁書「あ、とうま、早く食べさせてあげるんだよ」
上条「お、そうだ」フーフー
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 10:24:26.23 ID:xa/TRCJk0
上条「はい」
さいあい「ぱくっ」モグモグ
禁書「よく噛んで食べるんだよ」
さいあい「ごくん 超おいしいです」ニパッ
上条「かわいいなあ・・・」
禁書「かわいいんだよ・・・」
さいあい「もっとたべたいです!」
上条「ああ、まだまだいっぱいあるからな」
禁書「とうま、野菜もちゃんと食べさせるんだよ」
上条「わかってるって」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 10:27:53.61 ID:xa/TRCJk0
さいあい「げぷっ」
上条「小さいからだのわりにはよく食べるんだな」
禁書「とうまは調子にのって食べさせすぎだと思うんだよ」
上条「いやかわいくてついな」
禁書「明日は私が食べさせてあげるんだよ」
上条「そうだな、そうしてくれ」
禁書「さいあいちゃん、食べたら歯を磨くんだよ」
さいあい「はい」トテトテ
上条「洗面台の下に新しいの買ってあるからさいあいちゃんのやつにしてくれ」
禁書「わかったんだよ」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 10:31:24.49 ID:xa/TRCJk0
禁書「口をあけるんだよ」
さいあい「あー」
上条「あ、そうだインデックス、刺激が強いかもしれないから歯磨き粉は少しだけな」
禁書「うん」
さいあい「あー」
禁書「じっとしてるんだよ」シャカシャカ
さいあい「超くすぐったいです」
禁書「あ、歯ブラシを噛んじゃだめなんだよ」
さいあい「ふふふ」カミカミ
禁書「もう、ふざけると痛い痛いになるんだよ」
さいあい「いたいのは超いやです」
禁書「じゃあおとなしくしてるんだよ」
さいあい「はい」
上条「和むなー」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 10:35:17.63 ID:xa/TRCJk0
さいあい「ふぁぁ・・・・」
禁書「そろそろおねむなんだよ」
上条「そうか、じゃあ今日のところはインデックスが一緒に寝てやってくれ」
禁書「うん」
上条「つぶすなよ?」
禁書「失礼なんだよ」
上条「ははは、冗談だよ」
禁書「もう!」
さいあい「超ねむねむ・・・・です・・・」ウトウト
禁書「それじゃあちょっと早いけど私たちはもう寝るんだよ」
上条「ああ、おやすみ」
さいあい「すぴー」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 10:39:22.56 ID:xa/TRCJk0
さいあい「くー くー」
禁書「さいあいちゃんかわいいんだよ」
さいあい「くー くー」
禁書「肌がぷにぷにしてるんだよ」プニプニ
さいあい「くー くー」
禁書「明日から楽しみなんだよ」ホワー
さいあい「くー くー」
禁書「私も寝るんだよ・・・・」
さいあい「くー くー」
禁書「zzzzzz」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 10:43:25.93 ID:xa/TRCJk0
上条「じゃあ行ってくるからなー」
禁書「いってらっしゃーい」
さいあい「超おつとめです」
バタン
禁書「それじゃあさいあいちゃん何しようか」
さいあい「超てれびをみます」
禁書「うん、一緒に見るんだよ」
さいあい「超きょういくてれびです」
禁書「二人で見るとおもしろいんだよ」
スフィンクス「にゃー」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 10:47:36.55 ID:xa/TRCJk0
放課後 公園
御坂「あいつおそいあいつおそいあいつおそい」
上条「おーい御坂ー」
御坂「もう、遅いわよ」
上条「いや、学校終わってすぐに来たつもりなんだけどさ、待たせちまったか?」
御坂「まあ10分くらいなものね」
上条「わりぃわりぃ」
御坂「それで、一晩過ごしてみてどうだった?」
上条「いやもうすっこくかわいいんだぜ?」
御坂「くうううううらやましいぃ」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 10:52:20.41 ID:xa/TRCJk0
上条「昨日ハンバーグ作ったんだけどさ、それが嬉しそうに食べるもんでつい食べさせすぎちまってさ」
御坂「気をつけなきゃだめよ、肥満の原因になったり戻しちゃったりするんだから」
上条「だよなあ」
御坂「でもちゃんと自分で作ったのをあげるところはえらいわね」
上条「まあそのへんは自炊してるから少し多めに作るだけだ」
御坂「卵が割れて涙目になってたこともあったわね」
上条「そういうのだけは覚えてるんだな」
御坂「たぶんずっと忘れることはないわよ」
上条「へいへい、で、とりあえず一晩過ごして必要だと思ったのは着替えと食器と寝床くらいかな」
御坂「おもちゃもあったほうがいいわよ」
上条「あ、そうか」
御坂「一人でいるときに遊べるおもちゃがないと大変よ」
上条「元気がいいから一人にしとくと何するかわからないからなあ」
御坂「そうね、とがったものは手の届かないところに置かなきゃだめよ」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 10:58:35.27 ID:xa/TRCJk0
禁書「さいあいちゃん、水戸黄門なんだよ」
さいあい「超いんろうです!」ビシッ
禁書「決まってるんだよ」
さいあい「あくは超せいばいです」
禁書「せっかくだからこのいらないダンボールで刀をつくるんだよ」
さいあい「超たのしみです」
禁書「さいあいちゃんは江戸時代に生まれたらなにがやりたい?」
さいあい「超ほんかくのおかしらです」
禁書「盗人はだめなんだよ」
さいあい「つとめのさんかじょうを超まもります」
禁書「それでも盗人はだめなんだよ」
さいあい「じゃあ超けんかくです」
禁書「かっこいいんだよ」
さいあい「超いっとうりょうだんです」
禁書「強そうなんだよ」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 11:03:57.44 ID:xa/TRCJk0
御坂「まずはなんと言っても着替えよね」
上条「どういうのがいいんだろうな」
御坂「一応どれも動きまわることを考えて作ってあるから動きやすいものばかりよ」
上条「個人的には洗濯して乾きやすいのが一番だな」
御坂「そうね、数に余裕があってもまとめて洗おうと思って洗わずにたまったりするし・・・」
上条「で、結局着るものがなくなるんだよな」
御坂「ありそうで怖いわね」
上条「洗濯機で洗えるやつのほうがいいよな?」
御坂「こっちとしてはそうだけどさいあいちゃんが気にいらないかもしれないわ」
上条「そっか、それもあるか・・・」
御坂「なるべく肌触りのいいものでかわいいやつがいいと思うわ」
上条「かわいいか・・・俺には苦手分野だな」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 11:08:22.47 ID:xa/TRCJk0
御坂「ならここは私の出番ね」
上条「頼むぞ御坂」
御坂「まずゲコ太は当然として・・・」ヒョイヒョイ
上条「見事にキャラクターものだな」
御坂「ピョン子も当然よね・・そしてきぐるまーと・・・」ヒョイヒョ
上条「って趣味丸出しじゃねーの?」
黒子「はあ、お姉さまが誰かと一緒にいると思えばまたあなたでしたの・・・」
上条「白井!」
御坂「げっ!黒子・・・それに佐天さんと初春さんも」
佐天「こんにちわー」
初春「御坂さんが男の人と一緒にいるんでこっそりついてきちゃいました」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 11:12:51.24 ID:xa/TRCJk0
御坂「あ、あわわわわ ///////」プシュー
上条「御坂の友達か?」
初春「白井さんと同じ風紀委員の初春です」ペコリ
佐天「初春の友達の佐天です」ペコリ
上条「俺は上条だ、よろしくな」
黒子「それで、何ゆえふたりで子供服を見ていますの?」
佐天「まさか二人はもう・・」
黒子「え゛っ!!」
初春「おめでたとか・・・・」
黒子「いやああああああ!!!私のおねえさまがああああ!!!」ゴツンゴツン
御坂「ち、ちがうわよっ!!」
上条「うちで保護してるさいあいちゃんのやつを選んでもらってたんだよ」
佐天「あ、そういうことでしたか」
初春「まあいくらなんでも御坂さんがそこまで行ってるなんてことありえませんよね」
御坂「じょ、冗談でもそういうのやめてよ」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 11:18:34.09 ID:xa/TRCJk0
黒子「おねえええさまあああ!!!おねえさまはくろことこづくりしなくてはなりませんのにいいい!!」ゴツンゴツン
御坂「やかましいわ」ビリッ
黒子「あふん」パタッ
佐天「それにしてもさいあいちゃんですかぁ・・・あたし一度でいいから見てみたいんですよ」
初春「私もです」
上条「しょうがねえな、だったらこの後見にくるか?」
佐天「いいんですか!?」
初春「やりましたね佐天さん!」
御坂「むー・・・」
御坂(あたしだけのはずだったのに・・・って何を考えてるんだあたしは!?)
上条「ん?どうした御坂」
佐天「あっ・・・」
初春「邪魔しちゃったかもですね・・」ヒソヒソ
佐天「うん、ちょっと悪いことしたかな」ヒソヒソ
御坂「なんでもないわよ、みんなで行きましょ?」ニコ
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 11:24:19.28 ID:xa/TRCJk0
佐天「じゃあせっかくなんでお邪魔させていただきまーす」
佐天(どうせ白井さんが邪魔するだろうし)
初春「ですね」
初春(白井さんをなんとかする名目で行かせていただきましょう)
黒子「お、おねぇさま・・・・」ユラァ
御坂「え?あんたもう起きたの!?」
黒子「くろこも是非お供させていただきますわぁ・・・」ガシィ
御坂「わ、わかった、わかったからそんなにしがみつくな!」
上条「そんなに広くないから文句言わないでくれよ?」
佐天「それはもう」
初春「お邪魔するわけですから」
黒子「お姉さまに何かしたら即成敗ですわ」
御坂「こらっ!」
上条「騒がしくなりそうだな・・・」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 11:29:51.97 ID:xa/TRCJk0
上条「それで、今御坂にさいあいちゃんの着替えを選んでもらってたんだけどみんなも何かいいのがあったら教えてくれ」
黒子「お姉さまに任せては確実にお子様デザインで固めてしまいますの」
御坂「なによ!さいあいちゃんはかわいいものが好きなんだから!」
佐天「まあかわいいといってもあたしとしてはこういうのもいいかなって思うんですよねー」
初春「あ、それいいですね」
黒子「私としてはこの豹柄の少し透けているものなど」
上条「それはちょっと・・・・」
黒子「このセンスがわからないとは・・・男として失格ですわ」
御坂「いや、ないわ」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 11:36:21.12 ID:xa/TRCJk0
上条「結構な荷物になっちゃったな」
佐天「意外とかさばりますよね」
初春「まあさいあいちゃんのベッドもありますからしょうがないんですけど」
御坂「あんたお金大丈夫なの?」
上条「ま、なんとかなるさ」
初春「結構痛い出費でしたよね」
佐天「アルバムが4枚は買えそうだったもんね」
御坂「はぁ、しょうがないわね、じゃあみんなで押しかける迷惑料として今日の食事はあたしが作ってあげるわ」
上条「え?」
黒子「お姉さま!!今なんと!?」
御坂「だーかーら、あたしが作るって言ってんのよ、ついでに一週間分の食材も買ってあげるわ」
上条「そこまで気をつかわなくてもいいぞ?」
黒子「そうですの!お姉さまにそのようなことをさせるくらいならこの私が!」
御坂「あたしがさいあいちゃんに会いたいんだからこれくらいはいいの、黒子はあたしの荷物運びを手伝いなさい」
黒子「むう・・・わかりましたの・・・・」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 11:42:22.13 ID:xa/TRCJk0
上条「本当にいいのか?」
御坂「わかってないわね、あたしがさいあいちゃんのためにご飯を作るの、あんたはついでよ」
上条「あ、そういうことか」
佐天「御坂さんが策士になってるよ初春」ヒソヒソ
初春「ええ、ですがこれはいいアピールになりますよ」ヒソヒソ
佐天「隠しているけど男の人のために手料理、これはポイント高いよね」ヒソヒソ
初春「御坂さんの本気が見られるってことですよね」ヒソヒソ
佐天「これは応援しなくちゃね」ヒソヒソ
初春「ですね」ヒソヒソ
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 11:49:06.40 ID:xa/TRCJk0
御坂「それじゃああたしと黒子は買い物してから行くから先に行ってて」
上条「道わかるか?」
黒子「後で住所を教えていただければそこまでテレポートしますの」
上条「わかった」
初春「私連絡しますね」
御坂「お願いね、じゃあ行くわよ黒子」
黒子「はい」
佐天「いやー、楽しみですねー」
初春「そうですね」
上条「言っておくがうちのさいあいちゃんはマジでかわいいからな」
佐天「なんか親ばかっぽいですね」
上条「そうか?」
初春「そんな感じがしますよ、顔がにやけてますし」
上条「そうか、親ばかってこんな気持ちなんだな」ウンウン
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 11:56:50.18 ID:xa/TRCJk0
御坂「うーん、今日は何にしようかしら」
黒子「刺激が強いものは控えたほうがよろしいかと思われますわ」
御坂「そうね、それに栄養のバランスも考えたものになると・・・
黒子「野菜をたくさんとれるものがいいかもしれませんわね」
御坂「辛さを抑えたカレーにしようかしら
黒子「それが無難ですわね」
御坂「野菜は細かく刻んだほうがいいわよね」
黒子「でもそれだと噛まずに飲み込んでしまいますわ」
御坂「大きすぎず小さすぎずか、ま、やってみるわ」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 12:06:25.74 ID:xa/TRCJk0
上条「ただいまー」
禁書「おかえりとうま」
さいあい「超おかえりです」
佐天「え?さいあいちゃんと・・・」
初春「シスターさん?」
上条「あ、えーと、ちょっと訳合ってうちで預かってるんだ」
禁書「む、とうま、その女の子たちはだれなのかな?」
上条「御坂の友達だよ、さいあいちゃんを見たいって言うからさ」
禁書「はあ、全くとうまはいつもいつも」
佐天「これはもう・・・」
初春「夫婦にしか見えませんね・・・」グイグイ
初春「ん?」
さいあい「超ようこそです」
佐天「かわいー」ホワー
初春「ですねー」ホワー
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 12:12:38.33 ID:xa/TRCJk0
さいあい「超ながしぎり!」ブンブン
佐天「ふははー、痛くもかゆくもないわー」
さいあい「超てごわいです」
佐天「えーい、ソウルスティール」
さいあい「うっ」フラフラ
佐天「いずれ帝国は私のものにしてやるー」
さいあい「ながしぎりが超かんぜんにはいったのに・・・」パタッ
初春「あれ?さいあいちゃんがやられてるんですか?」
佐天「うん、でもさいあいちゃんもノリノリだし」
さいあい「せんていのむねんを超はらす!」ピョン
初春「あ、復活しましたね」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 12:19:20.19 ID:xa/TRCJk0
禁書「ふむふむ、食器は金属じゃないものをちゃんと買ってきたんだね」
上条「で、これがベッドだろ」
禁書「ふかふかなんだよ」
上条「そしてこれがさいあいちゃんの着替えだ」
禁書「かわいいのがいっぱいなんだよ、とうまが選んだの?」
上条「いや、御坂と白井と佐天さんと初春さんに選んでもらった」
禁書「はあ、またとうまは女の子と・・・」
上条「しょうがねえだろ、俺一人じゃわからなかったし」
禁書「それで、たんぱつは後から来るの?」
上条「ああ、さいあいちゃんのために飯つくりに来てくれるってさ」
禁書「そこだけは評価するんだよ」
上条「それに一週間分の食材買ってくれるってさ」
禁書「お茶くらいだしてあげてもいいんだよ」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 12:25:33.15 ID:xa/TRCJk0
さいあい「超みきりました」クルクル
佐天「おー、うまいうまい」
ブンブンブン ハチガトブ♪
初春「あ」ピッピッ
佐天「御坂さんから?」
初春「はい、買い物が終わったみたいです」ピッピッ
佐天「えーい」
さいあい「超ぱりぃ!」カキン
佐天「ってことはすぐにここに来るね」
初春「修羅場になるんでしょうか?」
佐天「ならないことを祈るしかないね」
さいあい「超ばとるてんかいです」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 12:35:36.45 ID:xa/TRCJk0
ピンポーン
上条「あ、来たみたいだ」
禁書「ごはんだけは楽しみなんだよ」
ガチャッ
上条「よ、早かったな」
御坂「そりゃテレポートだもん、一瞬よ」
禁書「お茶くらいは出してあげるから早く中に入るんだよ」
黒子「はて、この方は」
御坂「なんであんたがこいつの部屋にいるのよ・・・・」
上条「ま、まあちょっと訳があってな」ハハハ
禁書「ここは私のうちでもあるんだよ」
ピシッ
御坂「 」
黒子(お姉さまが固まってしまわれましたの・・・ですがこれはチャンス!いいぞもっとやれですの!)
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 12:46:31.10 ID:xa/TRCJk0
さいあい「超ないあがらばすたー」グイグイ
佐天「ちょっとそれは無理があるなー、でも」ゴロン
さいあい「超ぶんなげました!」
初春「あれ?御坂さんたち入ってきませんね」
佐天「やっぱり軽く修羅場になってるか・・・」
初春「どうします?」
佐天「ちょっとあたし御坂さんを元気づけてくる」
初春「じゃあ私はさいあいちゃんと遊んでますね」
さいあい「超おはなみ!」ヨジヨジ
初春「って私の体をよじ登っちゃだめですよ」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 12:54:10.21 ID:xa/TRCJk0
上条「みさかー?」
御坂「 」
禁書「どうしたのかな?」
黒子「こほん、お姉さま、早く冷蔵庫に入れてしまわないと痛んでしまうものもございますのよ?」
御坂「 」
禁書「声が届いてないみたいなんだよ」
佐天「あー、みさかさーん、さあ中にはいりましょうねー」グイグイ
御坂「 」
佐天「御坂さん、この二人まだそこまで仲じゃありませんから(適当)ここは御坂さんの手料理でポイントを稼がないと」ヒソヒソ
御坂「 」
佐天「訳ありで一緒に住んでるだけですから御坂さんにもチャンスはありますって」ヒソヒソ
御坂「 」
佐天「御坂さんの魅力をみせつけてあげないとこのままゴールインしちゃいますよ?」ヒソヒソ
御坂「 」コクッ
佐天(ほっ、やっと反応した・・・)
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 13:01:32.85 ID:xa/TRCJk0
初春「結局肩車みたいになってしまいました」
さいあい「超おはなばたけです」キャッキャッ
初春「ひっぱらないでくださいよ?」
さいあい「ちょうちょです」パクッ
初春「あ、だめですよ、口の中に入れたらあぶないですよ」
さいあい「超まずいです」
初春「本物のお花もおいしくないんですよ?」
さいあい「じんせいは超せちがらいです」
初春「甘いことばかりではありませんよ」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 13:13:32.19 ID:xa/TRCJk0
御坂「おじゃまします」
黒子「おじゃましますわ」
黒子(むう、佐天さんも余計な事を・・・)
上条「結構な量になっちまったな」
黒子「ええ、あれこれと考えるとどうしてもこうなってしまいますの」
御坂「それで、さいあいちゃんはどこ?」
佐天「今初春が遊んでますよ」
スフィンクス「にゃーん」
黒子「あら、猫までいますの」
禁書「さいあいちゃんの人気に嫉妬なんだよ」
黒子「って言ってますの?」
スフィンクス「にゃふ」
禁書「案外そうかも」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 13:18:34.28 ID:xa/TRCJk0
御坂「きゃー、さいあいちゃんかわいー」
黒子「まあ、とても愛らしいですわ」
初春「あ、御坂さんに白井さん」
初春(佐天さんうまくやったみたいですね)
さいあい「超おこしやすです」トテトテ
御坂「歩いてる・・・・うわぁ・・・・」ホワー
黒子「聞くと見るとでは大違いですわね」ホワー
上条「とりあえず冷蔵庫に入れられる分は入れておいてっと・・・」
禁書「これでしばらくご飯には困らないんだよ」
上条「お前が食べすぎなければな」
禁書「むっ、そんなこと無いんだよ」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 13:26:06.73 ID:xa/TRCJk0
御坂「じゃああたし食事の用意するわね」
黒子「黒子もお手伝いしますわ」
御坂「さいあいちゃん、今日は甘口のカレーよ?」
さいあい「超たのしみです!」ピョンピョン
黒子「まあ、飛び跳ねてますの」
佐天「それってあたしも食べていいんですか?」
初春「佐天さん、いきなり押しかけてそれは失礼ですよ」
上条「俺は別にかまわないぞ」
佐天「だってさ初春」
初春「じゃあ私も」
佐天「こやつめ」
初春「えへへ」
禁書「皆で食べるとおいしいんだよ」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 13:31:47.80 ID:xa/TRCJk0
御坂「ちょっとー、あたしたちをのけものにするつもり?」
佐天「せっかく作ってもらってるのにそれはありませんよ」
初春「でもお二人の寮って確か」
上条「食事が出るんじゃないのか?」
黒子「今日は寮の厨房のメンテナンスですから外食の予定でしたの」
御坂「だからついでにあたしたちもみんなと一緒にここでご飯食べるわ」
上条「そっか、じゃあみんなで食べようぜ」
佐天「いい雰囲気になりそうだね初春」ヒソヒソ
初春「ええ、まずは御坂さんの魅力をわかってもらいましょう」ヒソヒソ
さいあい「超かれーのかみさまにかんしゃです」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 13:39:37.14 ID:xa/TRCJk0
初春「さいあいちゃんテレビ見ましょうか」
さいあい「はい!」チョコン
佐天「あ、いいな、初春の膝の上に座ってる」
上条「なんか見たことない映画やってるな」
さいあい「超びーきゅーえいがです」
禁書「ハリウッドとはまた違う雰囲気なんだよ」
初春「さいあいちゃんはじっとしててもかわいいですね」
佐天「うん、さいあいちゃんマジさいあいちゃん」
禁書「癒されるんだよ」
さいあい「だあー、超つまんねー」
上条「お気に召さなかったみたいだな」
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 13:48:07.45 ID:xa/TRCJk0
御坂「いいなー、うらやましいなー」トントン
黒子「お姉さま、余所見をすると怪我をしてしまいますわ」トントン
御坂「そうね、今はご飯作ることに集中しなきゃ」トントン
黒子「さいあいちゃんは少なめとはいえカレー7人分は結構な量になりそうですわね」
御坂「鍋二ついるわね」
黒子「炊飯器も二周するかもしれませんわね」
御坂「ボウルに水入れてお米浸けておこうか」
黒子「これだけの人数の調理は大変ですわ」
御坂「ほんと、骨が折れるわ」
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 13:53:46.94 ID:xa/TRCJk0
佐天「そうだ、さいあいちゃんをお風呂に入れてもいいですか?」
さいあい「おふろ!」
初春「あ、私もやりたいです」
禁書「むー、でも濡れちゃうんだよ?」
佐天「そこは授業で使った体操服がありますから」
初春「多少は平気です」
上条「気をつけてくれよ?」
佐天「まかせてください」
さいあい「超きれいきれいです!」ビシッ
初春「じゃあいきますよー」
さいあい「ごろごろごろごろ」ゴロゴロ
禁書「ごろごろしてお風呂まで行こうとしてるんだよ」
上条「和むなー」
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 14:03:22.53 ID:xa/TRCJk0
御坂「黒子、そっちはどう?」
黒子「灰汁をすくいおわりましたの、そろそろカレー粉を入れますわ」
御坂「こっちもいい感じ、ご飯はそろそろ炊き上がるでしょ?」
黒子「炊き上がってから10分は置いておきたいので15分といったところでしょうか」
御坂「だいたいめどがついたわね」
上条「いいにおいだな」
御坂「このあたしが作ってるんだから当然よ」
上条「なんか自分の部屋で誰かが食事の支度してくれるのって新鮮だな」
御坂「え? あ、そういうことね」ニヤニヤ
黒子「ぐぬぬ・・・ このままでは・・・」ギリギリ
禁書「なんだか私の評価が下がっているような気がするんだよ」
スフィンクス「にゃふ」
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 14:11:53.39 ID:xa/TRCJk0
佐天「じゃあきれいにしましょうねー」シャー
さいあい「はっ!」ピョン
初春「避けた!?」
佐天「これが・・・ニュータイプ!?」
さいあい「超まぐねっとこーてぃんぐ」ピョンピョン
初春「って飛び跳ねたら危ないですよ」
佐天「このっ!」シャー
さいあい「とうっ!」ピョン
佐天「あ、また避けた」
初春「きゃっ!」
佐天「あ、ごめん初春、さいあいちゃんが避けるから」
初春「もう、佐天さんが振り回すからですよ」ポタポタ
佐天「ごめんごめん」
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 14:18:45.76 ID:xa/TRCJk0
さいあい「超すきありです」パシッ
佐天「あ、さいあいちゃんがシャワーを!」
初春「嫌な予感しかしませんね」
さいあい「超手をあげてください」シャー
佐天「それをこっちにむけちゃだめだよ?」
初春「そうです、それは悪い子がすることです」
さいあい「おんなこどもには超てをだしません」
佐天「じゃあそれを返してくれる?」
さいあい「はい」シャー
佐天「あ」
初春「返しはしましたけど佐天さんに向けちゃいましたね」
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 14:26:18.05 ID:xa/TRCJk0
佐天「で、結局・・・」ポタポタ
初春「下着までびっちょりですね」ポタポタ
さいあい「超ぽたぽたです」
佐天「どうする?」
初春「どうにかして下着を乾かすしかありませんね」
佐天「まあまずは脱いで水を絞って・・・・」
初春「で、問題がひとつ」
佐天「男の人は上条さんだけ・・・」
初春「つまり上条さんに見られないところで干すしか」
さいあい「超いただきです」パッ
佐天「あっ」
さいあい「超だっしゅです」トテトテ
初春「さいあいちゃん待って!」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 14:33:54.40 ID:xa/TRCJk0
御坂「もういいわね」
黒子「ええ、我ながら見事な出来ですわ」
御坂「うん、あとはお風呂のさいあいちゃんと」さいあい「超とうぞくです!」
御坂「ん?」
黒子「あれは!?」
佐天「御坂さん、さいあいちゃんを捕まえてください!」
御坂「って二人ともひょっとして」
初春「おねがいです!私たちの下着!」
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 14:40:26.53 ID:xa/TRCJk0
さいあい「超せんりひんです!」ババン
上条「ん、なんだこれ?」ヒョイ
禁書「ぬれてるんだよ」
御坂「こら、あんたは見るな!」
上条「は?」
禁書「ふきん?」
上条「いや、これは・・・・ぶふっ!!」
御坂「佐天さんと初春さんの下着よ」
禁書「とうま?」
上条「いや、俺のせいかよ!?」
さいあい「これであせを超ふきふきです」フキフキ
上条「やめろ!それで俺の体を拭くんじゃない!」
御坂「い・い・か・ら・さっさと返しなさい!!」ビリビリ
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 14:48:11.95 ID:xa/TRCJk0
上条「不幸だ・・・」
禁書「さいあいちゃん、いたずらはだめなんだよ」
さいあい「超はいてんしょんでした」
御坂「とりあえずどうやって乾かそうかしら」
黒子「乾かす間下着をつけないというわけにもいきませんし・・・」
禁書「私のだとサイズが合わないかもしれないんだよ」
黒子「仕方ありませんわ、私がテレポートで新しいものを調達してきますの」
上条「悪いな、うちのさいあいちゃんが粗相しちゃって」
さいあい「超はんせいしてます」
御坂「じゃあお願いするわね黒子」
黒子「ええ、早くもどらないと二人が風邪をひいてしまいますから、では」ヒュン
さいあい「超いなくなりました!」
禁書「これがテレポート・・・、すごいんだよ!!」
85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 14:56:06.43 ID:xa/TRCJk0
御坂「佐天さん、初春さん、今黒子が二人の下着買いに行ったからもうちょっと待っててもらえる?」
佐天「本当ですか?」
初春「ありがたいですね」
御坂「だからもう少しだけタオル巻いて待ってて」
佐天「まあそれはいいんですけど」
初春「やっぱり私たちの下着上条さんに見られちゃいました?」
御坂「・・・・うん」
佐天「うひゃぁ・・・」
初春「恥ずかしいです・・・」
御坂「そんなにまじまじとは見てないから大丈夫よ」
佐天「でも・・・」
初春「顔合わせづらいです・・・」
御坂(まあこればっかりはしょうがないか)
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 15:03:12.16 ID:xa/TRCJk0
さいあい「超てれぽーとです!」トテトテ
禁書「それは高速移動なんだよ」
さいあい「とうっ!」ピョン
上条「テレポートを見たことで益々元気になっちゃったな」
さいあい「超こうそくかいてん!」ゴロゴロ
禁書「さいあいちゃんはごろごろが好きなんだよ」
さいあい「超みじんぎり!」ブンブン
上条「元気だなー」
黒子「ただいま戻りましたわ」ヒュン
さいあい「超てれぽーと!」キャッキャッ
上条「早かったな」
黒子「ええ、近くにドラッグストアがあって助かりましたわ」
禁書「便利なんだよ」
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 15:12:34.32 ID:xa/TRCJk0
黒子「さ、二人ともこれをつけてくださいまし」
初春「ありがとうございます白井さん」
佐天「まさか紐とかじゃないですよね?」
黒子「この状況でそれはありませんわよ」
初春「よく私たちのサイズわかりましたね?」
黒子「お姉さまの体を基準にどれくらいの差があるかは検討がつきますもの」
佐天「さすが白井さんというべきか・・・」
初春「あまり考えないようにしましょう」
黒子「淑女のたしなみですの」
佐天「たしなみですか?」
黒子「たしなみですの」
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 15:20:31.91 ID:xa/TRCJk0
御坂「それじゃあ全員揃ったところでご飯にしましょうか」
佐天「じゃああたしご飯よそいます」
初春「私はルーを」
さいあい「超いいにおいです!」
禁書「さいあいちゃんもうれしそうなんだよ」
黒子「ちゃんと辛さを抑えてありますので期待しててくださいまし」
上条「よかったな」
さいあい「はい!」
御坂(私の自信作・・・さいあいちゃんもこいつも喜んでくれるかな・・・)ドキドキ
黒子「さあ、並べますわよ」
禁書「手伝うんだよ」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 15:26:38.38 ID:xa/TRCJk0
上条「じゃあみんなそろったところで」
「「「いただきまーす」」」
さいあい「かれー!超かれー!」
禁書「さいあいちゃん、まずはふーふーしてあげるんだよ」フーフー
さいあい「わくわく」
禁書「はい、あーん」
さいあい「あーん」
佐天「いいなあ、あたしもやりたいです」
御坂「あたしも」
初春「私もです」
黒子「順番にさせていただいても?」
上条「ああ、いいぞ」
御坂「さいあいちゃん、おいしい?」
さいあい「もぐもぐごっくん はい!超おいしいです!」ニパッ
御坂「ほんと?よかったわー」
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 15:35:45.02 ID:xa/TRCJk0
佐天「うん、これすごくおいしいですよ」
初春「ただルーを入れただけじゃないですよね」
黒子「骨髄のエキスやら旨味たっぷりのスープがベースですの、おいしくないわけがありませんわ」
禁書「もぐもぐ、くやしいけどおいしいんだよ」グヌヌ
さいあい「もっとください!」
佐天「じゃあ次はあたしが」フーフー
御坂「ね、ねえ」ジー
上条「何だよ」
御坂「早く食べてみてよ」ジー
上条「いや、なんかそうじっと見られていると」御坂「いいから食べなさい」
上条「わかったよ」カチャ
御坂「ごくり・・・」ドキドキ
上条「もぐもぐ・・・ お、これすっげえうまいじゃねーか!!」
御坂「ほんと!?」
上条「ああ、店出せるくらいだ」ガツガツ
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 15:43:52.23 ID:xa/TRCJk0
御坂(よっしゃああああああ!!!!)
御坂(これで一歩リードよ!)チラッ
禁書「むぅ・・・ たしかにおいしんだよ・・・」モグモグ
御坂「ふふん」
禁書「むぅぅ・・・」モグモグ
禁書(たんぱつには絶対に負けないんだよ)
黒子(ガッデム! このままではお姉さまの魅力に引き込まれてしまいますの!)
黒子(なんとかしなくては・・・なんとかしなくてはならないのですが・・・)チラッ
佐天「おいしい?」
さいあい「超おいしいです!」
初春「マカロニサラダもありますよー」
さいあい「あーん」
上条「御坂って料理がうまいんだな」ガツガツ
御坂「えへへへ」ポー
黒子(この雰囲気を壊すようなことは私にはできませんわ・・・・・)モグモグ
98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 15:46:23.91 ID:xa/TRCJk0
御坂「さいあいちゃん、はい、あーん」
さいあい「あーん」
黒子(私にもしてほしいですわおねえさま・・・・・)モグモグ
佐天「白井さん、なんで一人だけ険しい顔で食べてるんですか?」
初春「白井さんのだけ辛いとかですか?」
黒子「からいとつらいは同じ漢字ですの、私はつらいのですわ」
佐天「つらい?」
初春「御坂さんもさいあいちゃんもうれしそうじゃないですか」
黒子「そう、うれしそうなお姉さまを見ていると黒子にもこう、艶かしくそっと肩を抱き寄せながらあーんって」御坂「やらないわよ?」
佐天「まあさすがに・・・」
初春「白井さん、ちょっと無理がありますよ?」
黒子「私はあきらめませんの」
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 15:48:38.20 ID:xa/TRCJk0
禁書「おかわりがほしいんだよ」
上条「俺も」
御坂「はいはい」
初春「さいあいちゃん、あーんしてください」
さいあい「あーん」
佐天「よく食べるよねー」
さいあい「もぎゅもぎゅ」
初春「おいしそうに食べてるところを見るとこっちも幸せになりますよね」
佐天「だね」
黒子「黒子も幸せになりたいですわ・・・・」フゥ
御坂「あんたはもう少し普通の幸せを探しなさい」
黒子「お姉さまのお気持ちひとつですのに・・・」
禁書「色んな愛があるんだね」
上条「そっと見守るしかないな」
101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 15:52:18.12 ID:xa/TRCJk0
さいあい「げぷっ」
御坂「あ、もうおなかいっぱいみたいね」
上条「ちょっと食べさせすぎたんじゃないか?」
佐天「それは否定できませんね」
初春「かわいいからつい・・・ですね」
禁書「昨日の反省が活かされてないんだよ」
さいあい「超ぽんぽんです」
黒子「あら、おなかがぽっこりと出てますの」
御坂「こ、これはそう、反面教師になるべく」上条「いや、説得力ねーぞ?」
御坂「うぅ・・・あたしたちがやりすぎたわよ」
佐天「大丈夫かな?」
初春「じっとしてれば大丈夫だと思いますけど」
上条「さいあいちゃんはすぐ動き回るからなあ」
禁書「ここはテレビでもつけるんだよ」
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 15:53:47.01 ID:xa/TRCJk0
御坂「アニメ?」
さいあい「超まほうしょうじょです」
佐天「カナミンじゃないですか」
禁書「新しいシリーズなんだよ」
初春「まだやってたんですね」
黒子「気に入ってくれるといいんですけど」
さいあい「超へんしん!」ビシッ
上条「特撮っぽくないか?」
御坂「そっちのほうが好きなんじゃないの?」
佐天「でも結構集中してみてますよ」
さいあい「むぅ・・・」ジー
初春「気に入ったんですかね?」
禁書「きっとそうなんだよ」
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 16:02:27.05 ID:xa/TRCJk0
さいあい「超いまいちです」プイ
上条「だめか」
御坂「まあしょうがないわよ」
佐天「じゃあおとなしく人形遊びでもしますか?」
初春「あ、そういえばぬいぐるみ買ってましたね」
黒子「とりあえずお姉さま一押しのゲコ太を・・・」
御坂「これは気に入るに違いないわ」
さいあい「超げこげこ!」ギュッ
禁書「もふもふしてるんだよ」
御坂「当然よ、ゲコ太だもの」
佐天「そういうものですか?」
上条「さあな」
107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 16:11:35.46 ID:xa/TRCJk0
黒子「おや?ゲコ太を抱きしめながら・・・」
さいあい「ごろごろごろごろ」ゴロゴロ
禁書「ごろごろをはじめたんだよ」
御坂「あ、ああああゲコ太が汚れちゃう・・・」オロオロ
佐天「まあさいあいちゃんですからそこはしょうがないですよ」
さいあい「がぶっ」カミカミ
御坂「ゲコ太にかみついちゃだめよぉ・・・」オロオロ
初春「あまがみってやつですね」
さいあい「がぶがぶ」カミカミ
黒子「これはこれで気に入ってるのではありませんの?」
上条「放そうとしないしな」
さいあい「超こぶんです!」ギュッ
佐天「子分にしちゃいましたね」
109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 16:18:40.58 ID:xa/TRCJk0
さいあい「超もふもふ」モフモフ
黒子「さて、さいあいちゃんも落ち着いたみたいですし」
佐天「あたしたちそろそろ帰らないとですね」
禁書「さいあいちゃんと遊んでくれてありがとうなんだよ」
初春「どういたしまして、こちらこそ楽しかったですよ」
御坂「ね、ねえ・・また来てもいい?」
上条「ん?俺は構わないぞ」
御坂「うん!!絶対来るわ!!」
御坂(あたしの料理で絶対にこいつを・・・・)
禁書「むー・・・」
黒子(これは何としても阻止しなくてはなりませんわね・・・どうしたものでしょうか・・・)
佐天「御坂さんはともかく・・・」
初春「白井さんは私たちでなんとかしましょう」
110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 16:24:51.54 ID:xa/TRCJk0
御坂「じゃあね、さいあいちゃん」
さいあい「超ばいばいです」フリフリ
黒子「ゲコ太を放さないところはお姉さまのようですわね」
佐天「どうもお邪魔しました」
初春「今度はお菓子もってきますね」
上条「どういたしまして、あまり気をつかわなくていいぞ」
御坂「今度もおいしいご飯を作ってあげるからね」チラッ
禁書「そこだけは感謝するんだよ」
禁書(私もまいかにおしえてもらうんだよ!)
上条「期待してるからな」
御坂「うん!」
黒子(けっ)
禁書(絶対に負けないんだよ!)
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 16:30:34.60 ID:xa/TRCJk0
さいあい「超ねむねむです・・」ウトウト
禁書「たくさん遊んで疲れたんだね」
上条「それだけ楽しかったんだろ」
禁書「ねえとうま」
上条「ん?」
禁書「私も料理ができるようになるんだよ」
上条「・・・・」
禁書「まいかに教えてもらっておいしいのを作れるようになるんだよ!」
上条「なあインデックス」
禁書「なあに、とうま?」
上条「いくら御坂が作ったカレーがおいしかったからって自分で作ればいつでもおいしいものが食べられると思ってるな?」
禁書「 」
113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 16:35:29.82 ID:xa/TRCJk0
上条「御坂が作ったレベルにまで成長したとしてもだ、食材は俺の金で買うわけだそこらへんを考えずに」禁書「とうま」
上条「ん?」
禁書「んがっ」
ガブッ
上条「いてええええええ!!!!」
さいあい「超なにごとですか?」
禁書「さいあいちゃんはきにしなくていいんだよ」
上条「何しやがる!」
禁書「とうまはもう少し人の気持ちを考えるべきなんだよ」
上条「ちくしょう何なんだ・・・」
さいあい「超じごうじとくです」
上条「不幸だ・・・」
114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 16:41:27.29 ID:xa/TRCJk0
さいあい「超おはようです!」ビシッ
禁書「おはよう、さいあいちゃん」
上条「ベッド、気に入ったみたいだな」
さいあい「超ふかふかです!」
禁書「じゃあ一緒に顔を洗うんだよ」
さいあい「はい」トテトテ
上条「今日はトーストと目玉焼きに決まりだな」
ゴソゴソ
上条「なんだかんだでさいあいちゃんが来たことでうちも明るくなったな」
ジュワッ
上条「あの四人がインデックスと友達になってくれればインデックスも楽しく過ごせるんだけどな~」
上条「さいあいちゃんと遊んでくれるし、また来てくれるといいな」ジュー
おわり
116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 16:42:24.55 ID:xa/TRCJk0
途中でさるくらったので今日はこんなところで
こういう展開があったらいいなっていうのがあったら教えてください
じゃあの
120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/02(日) 16:59:34.64 ID:yqelmK//0
乙
上条「さいあいちゃんが捨てられている・・・」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1346544210/