SS速報R:【FGO】マシュ「あれから」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1501419771/
1: ◆FjkrZVfjEzJ3 2017/07/30(日) 22:02:52.25 ID:BbYHbOJQ0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1501419771/
1: ◆FjkrZVfjEzJ3 2017/07/30(日) 22:02:52.25 ID:BbYHbOJQ0
【FGO】ぐだ男「蚊」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1501160702/
の続き
性的描写がありマッシュ
設定違い等があるかもしれないのでチューイ
2: ◆FjkrZVfjEzJ3 2017/07/30(日) 22:10:52.23 ID:BbYHbOJQ0
途中からだとあれかもしれないのであちらに書いた分も書いときますね
3: ◆FjkrZVfjEzJ3 2017/07/30(日) 22:12:39.25 ID:BbYHbOJQo
マシュ「・・・先輩」
(誰もいない部屋でポツリと呟く)
(先輩――わたしの先輩、そしてマスター)
(あの日出会って、救われて。あの時までずっと守ってきた彼)
(あの日、私の想像もつかないような外の世界から来た彼)
(あの日から私のそばにいて、いろんな世界に連れて行ってくれた彼)
(「最期」まで未熟だった私を信じて抜いてくれた彼)
(また会えた時に泣きながら喜んでくれた彼)
(そんな彼の――)
――えひっ、くひひ、あひあはぁ
マシュ「・・・っ」
(あの後先輩に会った時は、いつもの先輩――優しげな雰囲気の先輩だった)
(それとなく聞き出そうとしても倒れてからの記憶がないという)
(嘘をついている様子はなかった。それにいつもの澄んだ瞳をしていた)
(それを見て私は、あの時の先輩は気のせいだったのだと思うことにし、これまで通り接しようと思った)
(だけどダ・ヴィンチちゃんはこう言った)
ダ・ヴィンチちゃん『彼と少し距離をとったほうがいいんじゃないかなぁ』
(ダ・ヴィンチちゃんは、あれが彼の知られざる本性じゃないかと言っていた)
(もちろんダ・ヴィンチちゃんも信じられないのだろう、とても険しい顔をしていた)
マシュ(そしてダ・ヴィンチちゃんはさらに続けました)
ダ・ヴィンチちゃん『まぁ、なんだろう。人間なんてそんなものさ。完全な聖人君子なんていないんだ』
(そう言い、私の肩に手を置いた。まるでしょうがないと言いたげに)
(わたしは激情に駆られてダ・ヴィンチちゃんの腕をつかみ、言ってしまいました)
マシュ『いくら貴女だろうと、先輩を侮辱するのは許しません・・・!!』
ダ・ヴィンチちゃん『ま、マシュ?手に力を籠めすぎじゃないかな?』
(そういわれて初めて、彼女の腕にあざができるほどの力を籠めていたことに気づきました)
(急に冷静になって、いろいろな感情が頭をよぎってしまい、その場から逃げるように走ってしまいました)
マシュ(あれ以来、先輩の姿を見ていません)
(信じたいと思ってもなお、怖かった。理解できなかった)
(あの時の先輩の瞳。どす黒く、のぞき込んではいけないほどのナニカの詰まった瞳)
(あの瞳は何だったのだろう)
(怒りでもない。悲しみでもない。憎しみでもない)
(いままで誰にも向けられなかったあれは――)
マシュ「ふっ、ふうぅ、はっ、はひぃ」
(私の体が思い出すな、考えるなと警告するように震えだした)
(涙が止まらない。息ができない。目の前が暗くなる)
(怖い。怖い恐いこわいコワイ)
(でもなんだか――)
「フォーウ」
マシュ(私の思考は、いつの間にかわたしの肩に乗り、心配そうにわたしの頬を舐めたフォウさんの鳴き声によってかき消された)
「フォウ、さん?」
(わたしはほぼ無意識にフォウさんを胸にかき抱いた。まるで、助けを乞うように)
「わたしは、わたしは。先輩とどうすれば以前のように、接することができるのでしょうか」
(そして、ポツリと呟いてしまった)
フォウ「フォウ?フォフォウ?」
マシュ(フォウさんはよくわからないと言いたげに鳴き、私の鼻先をペロリと舐め、頬ずりをしてきた)
(いつもやってくるような何気ないスキンシップ。わたしはそれに無性に安心感を抱き)
(そのままフォウさんを胸に抱いたまま静かにすすり泣いてしまった――)
マシュ(あれから、落ち着いたわたしは、先輩に会って話をしようと決め、部屋を出ました)
(また、「あの」目をしているかもしれない)
(そう考えると足が震えてしまうが、そんなことでは止まれない)
(わたしはそれを理解して、先輩と分かり合おうと決意しているからだ)
(勿論そうではない可能性もある。そのときは二度と思い出さずに今まで通り接しよう。そう決めている)
(考え事をしていると時はあっという間に過ぎてしまうものだ)
「・・・ッ」
(先輩の私室の前に、着いてしまった)
「は、入らなきゃ。先輩に会って、それで・・・」
(そう呟いて、ここまで来て躊躇してしまう弱虫なわたしを奮い立たせる)
「ふーっ、ふーっ、失礼、します」
マシュ「せ、先輩・・・?」
(返事が無い。どうかしたのだろうか)
「ま、まさか・・・」
(いつぞやの時のように、また先輩の意識がないのだろうか)
(いつもより余裕のないわたしは、最悪の可能性を真っ先に考えてしまった)
(また、先輩が、遠くに、行ってしまう)
「せ、先輩ッ!!」
(悲鳴のような情けない声が出てしまった)
(だけどそれを気にする余裕もなく、わたしは飛び込むように先輩の私室に入った)
マシュ「先輩ッ、せんぱ、い・・・?」
(そう、少し冷静に考えればわかることだ)
ぐだ男「スーッ、スーッ」
マシュ「あ、あはは」
(最近はよくダ・ヴィンチちゃんに呼び出されていると誰かからか聞いたじゃないか)
(何か検査でもしているのだろう。それはとても気が休まらないだろう)
(何もないのなら気が抜けてベッドで寝転がったまま眠ってしまうこともあるだろうに)
(そう思うと恥ずかしいやら何やらで、口から乾いた笑いがこぼれてしまう)
(だけど自分が何をしに来たかを思い出すと、自然と顔が引き締まった)
「でも、寝てますし・・・」
マシュ(起きるまで待とう)
(そう思い、ベッドの空いているスペースに腰を下ろす)
「・・・・・・」
(やることもないので、先輩の顔を眺める)
(眠っている先輩の表情は、まるで安心して眠る赤子のような、それでいてどこか孤独を感じさせる表情だった)
(先輩は、わたしに会えていないのをどう思っているのだろう)
(さみしがってるのだろうか?)
(無意識に先輩の手を握る)
(暖かくもなく、冷たくもない先輩の手)
(指でなぞってみると小さな傷痕が所々にあるのがわかる)
(・・・・・・)
マシュ(段々と、先輩を疑ったり怖がったりすることが浅ましいことのように思えてきた)
(彼だっていろいろ抱えていることだってある。それが爆発してしまうことだってあるのだろう)
(ダ・ヴィンチちゃんも言っていた。完全な聖人君子なんていない、と)
(ましてや先輩は「ただの」人間だ)
(世間知らずのわたしにはわからないなにかがあったのだろう)
(それを受け入れずになにが「先輩の」サーヴァントだ)
(そう考えると心が軽くなる)
(ゆっくり休んでもらおう、そう思い、立ち上がり部屋を去ろうとする)
(その時に。アレを)
――見て、しまった
――あはあはひふ
マシュ(先輩の)
――うふひあはっははぁ
(下腹部が)
――ひあははははははははははっははははは
(膨らんでいるのを)
マシュ(知識としては知っている。男性は興奮すると陰茎―ペニスが膨張するのを)
「はぁ、はぁっ、ひっ、ひぃう」
(いつものわたしなら何とも思わないだろう)
「あぁ、あぁあ」
(だけど、だけど思い返せばあの時)
「やだっ、いやぁぁ」
(先輩のペニスは、勃起していた)
「いやっ、いやぁ、いやだぁ・・・」
マシュ「ふぅっ、ふうぅぅぅ・・・」
(図らずもわたしは、あの時先輩の瞳に渦巻いていたものを理解してしまった)
――もっともっともーっとほかのことをやりたくなってキチャウねぇ
(わたしの体を蹂躙したいと望む、獣欲だったのだと)
「ひぃ、ひっ、ひぃぃっ」
(足が震えだす、立てなくなってその場に尻餅を突いてしまう)
(涙が止まらない。息ができない。下腹部がじんわりと温かく湿った、それと同時に鼻をツンとつくアンモニア臭がした)
「あっ、はぁ、はあぁ」
(それでもなぜだろう)
(彼の、先輩のペニスから)
(目が離せないでいた)
マシュ「あぁ・・・、はあぁ・・・」
(怖い、怖い、怖い)
「はぁはぁ、んくっ」
(だけどなぜだろう)
「あぁっ、はあぁ・・・♥」
(体が、求めてしまっている)
「先輩、苦しそう・・・♥」
(先輩のペニスを、求めてしまっている!!)
マシュ「先輩、待っててください・・・♥」
(理性は恐怖を訴えている、でもカラダは先輩のペニスに汚されたがっている)
「今、スッキリさせてあげます・・・♥」
(体が勝手に動く。起き上がり、先輩の下腹部に近寄り手を伸ばす)
(そしてズボンのチャックに手をかけ・・・)
「あっ、ああぁ、こんなに・・・♥」
(パンツに抑えられていたペニスがブルンと勢いよく起き上がる)
「臭いがすごい・・・♥ お風呂にも入れてなかったんですね・・・♥」
(ペニスの先から滴っていた粘液が跳ね、私の鼻先にかかる。その臭いをかいで、背筋が凍り、同時に昂ってしまう)
マシュ(なんとなく、あの時のアノ気持ちの正体がわかってしまった)
(わたしは先輩に汚されたがっていたんだ)
(あの先輩の獣欲に満ちた目を向けられ、被虐願望を心の奥底に抱いてしまっていたのだ)
(そう理解してしまった瞬間、心の奥の重苦しさがスッとなくなるのを感じた)
「おクチで、スッキリさせてあげますね♥」
(わたしは、先輩の雄臭いペニスに向かって口を開き――)
「んむっ、んむううううぅぅぅ♥♥」
(口に含んだ瞬間、達してしまった)
マシュ(下着が秘部から噴き出した愛液と小水でびしょびしょになる)
「はぁ、むちゅ、れるるぅっ♥」
(頭がぐちゃぐちゃになる。まともな思考ができない)
「んぐっ、んぶちゅっんぶちゅっ♥じゅずるぅ♥」
(体が勝手に動いてしまう。どこをどうすれば気持ちいいかわからないはずなのに本能的にわかってしまう)
「ぷはっ、ひぇんぱい、きもちぃれすかぁ♥」
(自然と口から媚びるような声が出てしまう)
「あ、あはっ♥びくびくしてきましたよ?♥はぶちゅるるぅ♥」
(視界がチカチカする。先輩に汚されていると思うと躰が昂ってくる)
「いっひゃいそうなんれふか♥ひゅぶっひゅぶっひゅぶっひゅぶぅ♥♥」
(気持ちいい、気持ちいい気持ちいい気持ちいいキモチイイ――)
ぐだ男「あぁ、マシュ、ごめんよ、マシュぅ・・・」
マシュ(先輩の声が聞こえた瞬間、冷水をかけられたように気持ちが冷えた)
「せ、先輩・・・?」
(わたしは先輩が起きたのかと思い、顔を窺う。が、先輩は寝ている)
ぐだ男「俺の、僕のせいで、ごめんよ、ごめんよ、ああぁ・・・」
マシュ(だがその表情は苦しげで、うわ言のように私に謝罪している)
「ど、どうして・・・」
(なぜだか、先輩がどうして謝っているかわかってしまう)
「先輩のせいなんかじゃ、ないのに・・・」
(涙があふれてしまう)
「わたしの方が、悪いのに・・・」
(罪悪感が頭を支配する)
マシュ「わたしは、わたしは・・・」
(感情が制御できない)
「・・・ぁあああああっ!!!」
(そのまま私は逃げるように先輩の部屋を飛び出していった――)
マシュ(あれからもわたしは先輩に会っていない。まだ気持ちの整理がついていないからだ)
(先輩の闇、自分の浅ましい本性。そしてあの行為)
(先輩にはすべてを隠さなければいけない)
(そうすれば、皆が幸せに過ごせるからだ)
(その為に、まだ先輩に会ってはいけない)
(何事もなかったかのように先輩に接することができるのは、いつになるだろう)
(わたしは・・・)
わたしは――
おわりです
またifのアフターストーリー書くのでお楽しみに
マシュ(あれから、わたしは先輩と自然に接することができている)
(先輩もあの出来事に気づいている様子はない)
(平和に日常を過ごしている)
(――わたし以外は)
(あれ以来わたしは時折体が疼いてしまうようになった)
(自分の手では鎮められないほどの疼き)
(鎮める方法はただ一つ)
マシュ(今日もわたしは体の疼きを鎮めるためにある場所に向かった)
「先輩?起きてますか? ・・・寝てますか?」
(あれ以来わたしは先輩の”味”を忘れられないでいる)
(それに厄介なことに体の疼きを抑えるためには味わわないといけない)
「あ、安全確認のために入らせてくださいね・・・♥」
(しかし先輩に気づかれてはいけない)
(なので体が疼く日は先輩の食事に某P氏お手製のオクスリを混ぜている)
「先輩・・・、ぐっすり寝ているのにペニスは元気なんですね。最低です♥」
(その効能で当分起きないけど、精力はすごいことになる、らしい)
マシュ「先輩が悪いんですからね♥わたしがこんなイケナイことをしてるのは♥」
(わたしは先輩に近づき、ズボンのチャックをあけながら呟く)
(あの時から全てが狂ってしまったのだろう)
「あっ♥今日も先輩おちんぽくっさい♥♥」
(先輩、ごめんなさい)
「んっ、んちゅる、んむぅぅぅぅぅ♥♥♥なめひゃらけれいっひゃうぅぅぅぅぅぅ♥♥♥♥」
(貴方の後輩は、こんなにも淫らで自分勝手な女になってしまいました)
「んひゅう、んふぅ、もうオマンコ我慢できないぃ♥♥オマンコでおちんぽ気持ちよくしてあげますね♥♥」
(わたしは・・・)
「あぅ♥♥んあぁ♥♥んほおおおおぉぉぉぉ♥♥♥♥」
わたしは――
おわり
必要な分は見せたということだ、これ以上は見せぬ(これ以上エロいの書けないので終わりです、勘弁してください)
重ね重ね恐縮だが、リヨバサのエロSSをだれか書いてくれないか?
元スレ
SS速報R:【FGO】マシュ「あれから」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1501419771/
マシュ「・・・先輩」
(誰もいない部屋でポツリと呟く)
(先輩――わたしの先輩、そしてマスター)
(あの日出会って、救われて。あの時までずっと守ってきた彼)
(あの日、私の想像もつかないような外の世界から来た彼)
(あの日から私のそばにいて、いろんな世界に連れて行ってくれた彼)
(「最期」まで未熟だった私を信じて抜いてくれた彼)
(また会えた時に泣きながら喜んでくれた彼)
(そんな彼の――)
――えひっ、くひひ、あひあはぁ
4: ◆FjkrZVfjEzJ3 2017/07/30(日) 22:13:05.38 ID:BbYHbOJQo
マシュ「・・・っ」
(あの後先輩に会った時は、いつもの先輩――優しげな雰囲気の先輩だった)
(それとなく聞き出そうとしても倒れてからの記憶がないという)
(嘘をついている様子はなかった。それにいつもの澄んだ瞳をしていた)
(それを見て私は、あの時の先輩は気のせいだったのだと思うことにし、これまで通り接しようと思った)
(だけどダ・ヴィンチちゃんはこう言った)
ダ・ヴィンチちゃん『彼と少し距離をとったほうがいいんじゃないかなぁ』
(ダ・ヴィンチちゃんは、あれが彼の知られざる本性じゃないかと言っていた)
(もちろんダ・ヴィンチちゃんも信じられないのだろう、とても険しい顔をしていた)
5: ◆FjkrZVfjEzJ3 2017/07/30(日) 22:13:51.09 ID:BbYHbOJQo
マシュ(そしてダ・ヴィンチちゃんはさらに続けました)
ダ・ヴィンチちゃん『まぁ、なんだろう。人間なんてそんなものさ。完全な聖人君子なんていないんだ』
(そう言い、私の肩に手を置いた。まるでしょうがないと言いたげに)
(わたしは激情に駆られてダ・ヴィンチちゃんの腕をつかみ、言ってしまいました)
マシュ『いくら貴女だろうと、先輩を侮辱するのは許しません・・・!!』
ダ・ヴィンチちゃん『ま、マシュ?手に力を籠めすぎじゃないかな?』
(そういわれて初めて、彼女の腕にあざができるほどの力を籠めていたことに気づきました)
(急に冷静になって、いろいろな感情が頭をよぎってしまい、その場から逃げるように走ってしまいました)
6: ◆FjkrZVfjEzJ3 2017/07/30(日) 22:16:09.10 ID:BbYHbOJQo
マシュ(あれ以来、先輩の姿を見ていません)
(信じたいと思ってもなお、怖かった。理解できなかった)
(あの時の先輩の瞳。どす黒く、のぞき込んではいけないほどのナニカの詰まった瞳)
(あの瞳は何だったのだろう)
(怒りでもない。悲しみでもない。憎しみでもない)
(いままで誰にも向けられなかったあれは――)
マシュ「ふっ、ふうぅ、はっ、はひぃ」
(私の体が思い出すな、考えるなと警告するように震えだした)
(涙が止まらない。息ができない。目の前が暗くなる)
(怖い。怖い恐いこわいコワイ)
(でもなんだか――)
7: ◆FjkrZVfjEzJ3 2017/07/30(日) 22:16:38.57 ID:BbYHbOJQo
「フォーウ」
マシュ(私の思考は、いつの間にかわたしの肩に乗り、心配そうにわたしの頬を舐めたフォウさんの鳴き声によってかき消された)
「フォウ、さん?」
(わたしはほぼ無意識にフォウさんを胸にかき抱いた。まるで、助けを乞うように)
「わたしは、わたしは。先輩とどうすれば以前のように、接することができるのでしょうか」
(そして、ポツリと呟いてしまった)
フォウ「フォウ?フォフォウ?」
マシュ(フォウさんはよくわからないと言いたげに鳴き、私の鼻先をペロリと舐め、頬ずりをしてきた)
(いつもやってくるような何気ないスキンシップ。わたしはそれに無性に安心感を抱き)
(そのままフォウさんを胸に抱いたまま静かにすすり泣いてしまった――)
8: ◆FjkrZVfjEzJ3 2017/07/30(日) 22:17:06.41 ID:BbYHbOJQo
マシュ(あれから、落ち着いたわたしは、先輩に会って話をしようと決め、部屋を出ました)
(また、「あの」目をしているかもしれない)
(そう考えると足が震えてしまうが、そんなことでは止まれない)
(わたしはそれを理解して、先輩と分かり合おうと決意しているからだ)
(勿論そうではない可能性もある。そのときは二度と思い出さずに今まで通り接しよう。そう決めている)
(考え事をしていると時はあっという間に過ぎてしまうものだ)
「・・・ッ」
(先輩の私室の前に、着いてしまった)
「は、入らなきゃ。先輩に会って、それで・・・」
(そう呟いて、ここまで来て躊躇してしまう弱虫なわたしを奮い立たせる)
「ふーっ、ふーっ、失礼、します」
9: ◆FjkrZVfjEzJ3 2017/07/30(日) 22:19:21.35 ID:BbYHbOJQo
マシュ「せ、先輩・・・?」
(返事が無い。どうかしたのだろうか)
「ま、まさか・・・」
(いつぞやの時のように、また先輩の意識がないのだろうか)
(いつもより余裕のないわたしは、最悪の可能性を真っ先に考えてしまった)
(また、先輩が、遠くに、行ってしまう)
「せ、先輩ッ!!」
(悲鳴のような情けない声が出てしまった)
(だけどそれを気にする余裕もなく、わたしは飛び込むように先輩の私室に入った)
10: ◆FjkrZVfjEzJ3 2017/07/30(日) 22:20:00.85 ID:BbYHbOJQo
マシュ「先輩ッ、せんぱ、い・・・?」
(そう、少し冷静に考えればわかることだ)
ぐだ男「スーッ、スーッ」
マシュ「あ、あはは」
(最近はよくダ・ヴィンチちゃんに呼び出されていると誰かからか聞いたじゃないか)
(何か検査でもしているのだろう。それはとても気が休まらないだろう)
(何もないのなら気が抜けてベッドで寝転がったまま眠ってしまうこともあるだろうに)
(そう思うと恥ずかしいやら何やらで、口から乾いた笑いがこぼれてしまう)
(だけど自分が何をしに来たかを思い出すと、自然と顔が引き締まった)
「でも、寝てますし・・・」
11: ◆FjkrZVfjEzJ3 2017/07/30(日) 22:20:27.41 ID:BbYHbOJQo
マシュ(起きるまで待とう)
(そう思い、ベッドの空いているスペースに腰を下ろす)
「・・・・・・」
(やることもないので、先輩の顔を眺める)
(眠っている先輩の表情は、まるで安心して眠る赤子のような、それでいてどこか孤独を感じさせる表情だった)
(先輩は、わたしに会えていないのをどう思っているのだろう)
(さみしがってるのだろうか?)
(無意識に先輩の手を握る)
(暖かくもなく、冷たくもない先輩の手)
(指でなぞってみると小さな傷痕が所々にあるのがわかる)
(・・・・・・)
12: ◆FjkrZVfjEzJ3 2017/07/30(日) 22:21:23.46 ID:BbYHbOJQo
マシュ(段々と、先輩を疑ったり怖がったりすることが浅ましいことのように思えてきた)
(彼だっていろいろ抱えていることだってある。それが爆発してしまうことだってあるのだろう)
(ダ・ヴィンチちゃんも言っていた。完全な聖人君子なんていない、と)
(ましてや先輩は「ただの」人間だ)
(世間知らずのわたしにはわからないなにかがあったのだろう)
(それを受け入れずになにが「先輩の」サーヴァントだ)
(そう考えると心が軽くなる)
(ゆっくり休んでもらおう、そう思い、立ち上がり部屋を去ろうとする)
(その時に。アレを)
――見て、しまった
13: ◆FjkrZVfjEzJ3 2017/07/30(日) 22:21:58.37 ID:BbYHbOJQo
――あはあはひふ
マシュ(先輩の)
――うふひあはっははぁ
(下腹部が)
――ひあははははははははははっははははは
(膨らんでいるのを)
14: ◆FjkrZVfjEzJ3 2017/07/30(日) 22:24:12.21 ID:BbYHbOJQo
マシュ(知識としては知っている。男性は興奮すると陰茎―ペニスが膨張するのを)
「はぁ、はぁっ、ひっ、ひぃう」
(いつものわたしなら何とも思わないだろう)
「あぁ、あぁあ」
(だけど、だけど思い返せばあの時)
「やだっ、いやぁぁ」
(先輩のペニスは、勃起していた)
「いやっ、いやぁ、いやだぁ・・・」
15: ◆FjkrZVfjEzJ3 2017/07/30(日) 22:25:20.13 ID:BbYHbOJQo
マシュ「ふぅっ、ふうぅぅぅ・・・」
(図らずもわたしは、あの時先輩の瞳に渦巻いていたものを理解してしまった)
――もっともっともーっとほかのことをやりたくなってキチャウねぇ
(わたしの体を蹂躙したいと望む、獣欲だったのだと)
「ひぃ、ひっ、ひぃぃっ」
(足が震えだす、立てなくなってその場に尻餅を突いてしまう)
(涙が止まらない。息ができない。下腹部がじんわりと温かく湿った、それと同時に鼻をツンとつくアンモニア臭がした)
「あっ、はぁ、はあぁ」
(それでもなぜだろう)
(彼の、先輩のペニスから)
(目が離せないでいた)
16: ◆FjkrZVfjEzJ3 2017/07/30(日) 22:48:04.66 ID:BbYHbOJQo
マシュ「あぁ・・・、はあぁ・・・」
(怖い、怖い、怖い)
「はぁはぁ、んくっ」
(だけどなぜだろう)
「あぁっ、はあぁ・・・♥」
(体が、求めてしまっている)
「先輩、苦しそう・・・♥」
(先輩のペニスを、求めてしまっている!!)
17: ◆FjkrZVfjEzJ3 2017/07/30(日) 23:00:13.84 ID:BbYHbOJQo
マシュ「先輩、待っててください・・・♥」
(理性は恐怖を訴えている、でもカラダは先輩のペニスに汚されたがっている)
「今、スッキリさせてあげます・・・♥」
(体が勝手に動く。起き上がり、先輩の下腹部に近寄り手を伸ばす)
(そしてズボンのチャックに手をかけ・・・)
「あっ、ああぁ、こんなに・・・♥」
(パンツに抑えられていたペニスがブルンと勢いよく起き上がる)
「臭いがすごい・・・♥ お風呂にも入れてなかったんですね・・・♥」
(ペニスの先から滴っていた粘液が跳ね、私の鼻先にかかる。その臭いをかいで、背筋が凍り、同時に昂ってしまう)
18: ◆FjkrZVfjEzJ3 2017/07/30(日) 23:15:52.88 ID:BbYHbOJQo
マシュ(なんとなく、あの時のアノ気持ちの正体がわかってしまった)
(わたしは先輩に汚されたがっていたんだ)
(あの先輩の獣欲に満ちた目を向けられ、被虐願望を心の奥底に抱いてしまっていたのだ)
(そう理解してしまった瞬間、心の奥の重苦しさがスッとなくなるのを感じた)
「おクチで、スッキリさせてあげますね♥」
(わたしは、先輩の雄臭いペニスに向かって口を開き――)
「んむっ、んむううううぅぅぅ♥♥」
(口に含んだ瞬間、達してしまった)
19: ◆FjkrZVfjEzJ3 2017/07/30(日) 23:45:42.21 ID:BbYHbOJQo
マシュ(下着が秘部から噴き出した愛液と小水でびしょびしょになる)
「はぁ、むちゅ、れるるぅっ♥」
(頭がぐちゃぐちゃになる。まともな思考ができない)
「んぐっ、んぶちゅっんぶちゅっ♥じゅずるぅ♥」
(体が勝手に動いてしまう。どこをどうすれば気持ちいいかわからないはずなのに本能的にわかってしまう)
「ぷはっ、ひぇんぱい、きもちぃれすかぁ♥」
(自然と口から媚びるような声が出てしまう)
「あ、あはっ♥びくびくしてきましたよ?♥はぶちゅるるぅ♥」
(視界がチカチカする。先輩に汚されていると思うと躰が昂ってくる)
「いっひゃいそうなんれふか♥ひゅぶっひゅぶっひゅぶっひゅぶぅ♥♥」
(気持ちいい、気持ちいい気持ちいい気持ちいいキモチイイ――)
20: ◆FjkrZVfjEzJ3 2017/07/31(月) 00:20:39.79 ID:Y4dXsVg9o
ぐだ男「あぁ、マシュ、ごめんよ、マシュぅ・・・」
マシュ(先輩の声が聞こえた瞬間、冷水をかけられたように気持ちが冷えた)
「せ、先輩・・・?」
(わたしは先輩が起きたのかと思い、顔を窺う。が、先輩は寝ている)
ぐだ男「俺の、僕のせいで、ごめんよ、ごめんよ、ああぁ・・・」
マシュ(だがその表情は苦しげで、うわ言のように私に謝罪している)
「ど、どうして・・・」
(なぜだか、先輩がどうして謝っているかわかってしまう)
「先輩のせいなんかじゃ、ないのに・・・」
(涙があふれてしまう)
「わたしの方が、悪いのに・・・」
(罪悪感が頭を支配する)
21: ◆FjkrZVfjEzJ3 2017/07/31(月) 00:33:17.05 ID:Y4dXsVg9o
マシュ「わたしは、わたしは・・・」
(感情が制御できない)
「・・・ぁあああああっ!!!」
(そのまま私は逃げるように先輩の部屋を飛び出していった――)
22: ◆FjkrZVfjEzJ3 2017/07/31(月) 00:40:59.83 ID:Y4dXsVg9o
マシュ(あれからもわたしは先輩に会っていない。まだ気持ちの整理がついていないからだ)
(先輩の闇、自分の浅ましい本性。そしてあの行為)
(先輩にはすべてを隠さなければいけない)
(そうすれば、皆が幸せに過ごせるからだ)
(その為に、まだ先輩に会ってはいけない)
(何事もなかったかのように先輩に接することができるのは、いつになるだろう)
(わたしは・・・)
わたしは――
23: ◆FjkrZVfjEzJ3 2017/07/31(月) 00:42:35.30 ID:Y4dXsVg9o
おわりです
またifのアフターストーリー書くのでお楽しみに
28: ◆FjkrZVfjEzJ3 2017/08/03(木) 23:12:28.70 ID:by0OWOzIo
マシュ(あれから、わたしは先輩と自然に接することができている)
(先輩もあの出来事に気づいている様子はない)
(平和に日常を過ごしている)
(――わたし以外は)
(あれ以来わたしは時折体が疼いてしまうようになった)
(自分の手では鎮められないほどの疼き)
(鎮める方法はただ一つ)
29: ◆FjkrZVfjEzJ3 2017/08/03(木) 23:58:08.15 ID:by0OWOzIo
マシュ(今日もわたしは体の疼きを鎮めるためにある場所に向かった)
「先輩?起きてますか? ・・・寝てますか?」
(あれ以来わたしは先輩の”味”を忘れられないでいる)
(それに厄介なことに体の疼きを抑えるためには味わわないといけない)
「あ、安全確認のために入らせてくださいね・・・♥」
(しかし先輩に気づかれてはいけない)
(なので体が疼く日は先輩の食事に某P氏お手製のオクスリを混ぜている)
「先輩・・・、ぐっすり寝ているのにペニスは元気なんですね。最低です♥」
(その効能で当分起きないけど、精力はすごいことになる、らしい)
30: ◆FjkrZVfjEzJ3 2017/08/04(金) 00:26:43.19 ID:O1oskvzBo
マシュ「先輩が悪いんですからね♥わたしがこんなイケナイことをしてるのは♥」
(わたしは先輩に近づき、ズボンのチャックをあけながら呟く)
(あの時から全てが狂ってしまったのだろう)
「あっ♥今日も先輩おちんぽくっさい♥♥」
(先輩、ごめんなさい)
「んっ、んちゅる、んむぅぅぅぅぅ♥♥♥なめひゃらけれいっひゃうぅぅぅぅぅぅ♥♥♥♥」
(貴方の後輩は、こんなにも淫らで自分勝手な女になってしまいました)
「んひゅう、んふぅ、もうオマンコ我慢できないぃ♥♥オマンコでおちんぽ気持ちよくしてあげますね♥♥」
(わたしは・・・)
「あぅ♥♥んあぁ♥♥んほおおおおぉぉぉぉ♥♥♥♥」
わたしは――
31: ◆FjkrZVfjEzJ3 2017/08/04(金) 00:30:51.26 ID:O1oskvzBo
おわり
必要な分は見せたということだ、これ以上は見せぬ(これ以上エロいの書けないので終わりです、勘弁してください)
重ね重ね恐縮だが、リヨバサのエロSSをだれか書いてくれないか?
SS速報R:【FGO】マシュ「あれから」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1501419771/