1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/05(木) 20:47:47.50 ID:XEKwzGUTO
一方通行「はァ?」
浜面「は?」
上条「えっ」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/05(木) 20:49:38.79 ID:XEKwzGUTO
上条「いや、だってそうだろ事実」
浜面「おい、もう一回言ってみろよ」
一方通行「そンな訳ねェよ!俺のヒロインが一番かわいいに決まってンだろ!」
上条「た、確かに二人の彼女もかわいいけどさ……一番は、なぁ?」
一方通行「ヒーローでも言っていい事と悪ィ事があンだよ…」
浜面「お、落ち着けって。一番かわいいのは間違いなく俺のヒロインなんだから」
上条「……」
一方通行「……」
浜面「……」
上条「……」
一方通行「……」
浜面「……」
上条「……暴力は、よそう」
浜面「平和的に話し合うか」
一方通行「上条→一方通行→浜面→上条とかジャンケンみてェな力関係が出来てるしな」
上条「まず、包容力とかすごい」
一方通行「あァ!?そンなのオマエンとこだけじゃねェよ!!」
浜面「それは全員のヒロインがそうだろ」
上条「そ、そうだな……すまん」
一方通行「ったく……。じゃあ次は俺が言うか。顔がかわいい」
上条「それこそお前のとこだけじゃねえよ!」
浜面「そうだ!このロリコン!アクセロリータ!!ロリへ一方通行!!!」
浜面「前が見えねぇ」
上条「ドンマイ」
一方通行「じゃあ次はオマエが言えよ。早くしろこの馬鹿面」
浜面「暴言は置いておいて……そうだな、以外と胸がでかい」
上条「なっ……む、胸のサイズは関係ないだろ!いいぜ、胸の大きさで女性の価値が決まるってなら、まずは殺す!!」
一方通行「胸…だと…?……くかきけこかかきくけききこかかきくここくけけけこきくあくきくこくくけくかきくこけくけくきくきこきかかかーーッ!」
浜面「あ、死んだ」
浜面「俺…下半身ついてる?浜/面になってない?」
一方通行「じゃあまたオマエだ」
上条「おう。えっと……結構嫉妬深いところかな」
一方通行「それって長所か?」
上条「つまり、それだけ愛されてるんだよ…」ドヤァ
浜面「出たよドヤ顔」
一方通行「オマエはいつの間に復活したンだ」
一方通行「じゃあ俺は……天真爛漫なところ」
浜面「えっ?つるぺたなところ?」
一方通行「オイ」
浜面「はい、すみませんでした」
上条「ああ、確かに元気よくてかわいいよな」
一方通行「……ヒーローまさか、狙ってンのか……?」
上条「ちげーよ!そもそもロリコンじゃないって」
浜面「えっ?お前んとこの子もロリじゃないのか?」
上条「大体同い年くらいだな」
浜面「なんだ、真人間は俺だけかと思ってたよ」
一方通行「オイ」
浜面「はい、すみませんでした」
浜面「俺は…うーん、意外と男前なところだな」
一方通行「男前?」
浜面「ああ、おいら強いから守ってやんよ的な事を言われたり…」
上条「へぇ、お前の彼女の一人称っておいらなんだ」
浜面「注目して欲しいのはそこじゃねーよ!」
一方通行「おいらねェ…」
浜面「でも俺が守るべき存在なんだよ…。この前なんかさぁ」
上条「そう言うノロケはいいって」
一方通行「そうだ、ウザ面」
浜面「う、ウザ!?」
上条「じゃあまた俺だな。滅多に弱音とか吐かないんだよ」
一方通行「あァ…」ウンウン
浜面「あぁ…」ウンウン
上条「共感するよな?この前入院した時なんかさ、辛いはずなのにずっと病院のベンチで寝てたりさぁ…」
一方通行「オイ、さっきノロケはいらねェって言ったのはどの口だよ」
浜面「辛いはずなのにあんまり弱音を吐かないからこそ、守りたいって言うか…」
上条「うんうん」
一方通行「庇護欲がこう…」
浜面「そうそう!」
浜面「なんかこのまま飲みに行きたい雰囲気だな」
上条「未成年だけどな」
浜面「一方通行ァー、なんか飲みもんあるか?」
一方通行「ン、コーヒー」
浜面「コーヒーか…」
一方通行「コーヒー以外じゃ生憎同居人の酒かガキ共のジュースしかねェよ。ほら、ヒーローも」
上条「お、悪いな」
上条「ゴクッ…ゴクッ…」
浜面「プハーッ!カー!」
一方通行「オヤジか」
上条「お、柿の種だ」ガサガサ
一方通行「勝手に漁るンじゃねェ!」
浜面「細かい事は気にすんなよ」モッシャモッシャ
一方通行「それは俺のビーフジャーキーじゃねェかァァァァァァ!!」
浜面「あ、うめー。流石高級品」
上条「どれどれ」
一方通行「mda肉pwjh」バサッ
上条「うめぇ…肉うめぇ…でもコーヒーには合わないな」
一方通行「おォ!じゃあ吐け!今すぐそれ吐け!」
浜面「……で、今まで何の話してたっけ」
一方通行「……?」
上条「……?」
浜面「……?」
上条「あー!!そうだ、誰のヒロインが一番かわいいかだ!」
一方通行「それだ!」
浜面「そうそう!で、結局俺のヒロインが一番かわいいって事になったんだよな!」
上条「はぁ?」
一方通行「はァ?」
浜面「は?」
上条「……」
一方通行「……」
浜面「……」
上条「……やめよう、ものすごいデジャヴが」
浜面「だな、また一からやり直す事になる」
上条「そうだ、これじゃいつまでも決まらないし、条件を揃えてみないか?」
一方通行「条件を揃える?」
上条「あぁ。例えば、全員がそれぞれ愛してるって囁いてみて、各自の反応をみる…とかさ」
浜面「成る程……いいかもな」
一方通行「じゃあ早速その愛してるって言ってみるか?」
上条「そうしよう」
浜面「じゃあ電話でもしてみるか」
浜面「じゃあ早速…」
ピッピッ
トゥルルルル…
『もしもし』
浜面「あ、もしもし……愛してるよ」
『……』
浜面「……おーい?」
『ぶっwwwwww浜面ってばいつもそんな超くさい事言ってんですかwwwwwwwwwwwwwwww』
浜面「!?」
『 キヌハタ、デンワカエシテ ハwマwヅwラwwッテワケヨwwww イツモソンナコトイッテルノカニャーンwwwwww 』
『 タキツボサン、ハマヅラガチョウアイシテルッテイッテマシタヨwwwwww ヒーヒーwwww ハラガイタイッテワケヨwwwwww 』
浜面「うわ、うわぁああああああああああ!!!」
上条「どうした!?」
浜面「多分…これからずっとこのネタでからかわれて…」ブツブツ
一方通行「これくらいで凹むンじゃねェよ」
上条「そうだよ!なんか全体的に良いことあるって!」
浜面「そんなフワッとした励ましいらねーよ!お前らだって自分が当事者になったら恥ずかしいだろ!」
一方通行「……」
‐‐‐
『第一位ってそんな事言うんだwwwwwwwwwwwwいってwwwww腹痛で死wんwじゃうwwwwwwwwwwwwww』
『こ、こいつだって真剣なんだから笑ったら失礼じゃん……ぷっ、…ぐ、ぷぷっ!』
『あら、思わず録音してしまっていたわ。どうしましょう。ところで喉が乾いたわ』
『今、一方通行が上位個体に愛してると言っていました、とミサカは情報をMNWに流します』
‐‐‐
一方通行「……」ブルッ
上条「じゃあ反応はわからなかったって事か…」
浜面「すまん…」
一方通行「しかしまあ、考えてみりゃ声のトーンだけじゃわかンねェ事のが多いよな」
上条「だなぁ…」
浜面「うーん…」
上条「んー……」
一方通行「……」
浜面「……盗聴器とカメラしかけてみる、とか?」
二人「!」
上条「そういえば、この前今度三人で会うとか言ってたな…」
一方通行「…ガキが今度の日曜に家に人連れてくるとか言ってたな」
浜面「ああ、確かにその日は会えないって言われたんだよ」
上条「……やったなワトソン君!」
一方通行「あァ、お手柄だぞアホ面ァ!」
浜面「え、わ、わーい!いまいち誉められてる気がしないけどな!」
上条「じゃ、設置よろしく」
浜面「えっ?」
一方通行「頼むぞ提案者」
浜面「えっ?…いやいや!お前ら二人も乗ったじゃねーか!!」
上条「いや、流石にカメラ取り付けるとかそういう行為はあれって言うか……あ、見るのは別だぞ?」
浜面「と、特に一方通行!ここお前ん家だろ!」
一方通行「俺だって居候になってる身だ。ンな事したくねェよ」
浜面「あっ!わかった!こいつらいざとなったら責任俺に押し付ける気なんだ!!」
上条「悪いなー」
一方通行「頑張れよ、人類の恥が」
恥面「うわーん!」
‐‐‐日曜日
浜面「よし…ちゃんと映ってる」
上条「すごいな、色んな角度から…」
一方通行「流石、犯罪者一歩手前面くン」
浜面「もうそれ面つけないでいいだろ」
上条「あっ、来たみたいだぞ」
『いらっしゃーい!ってミサカはミサカは歓迎してみたり!』
『お邪魔するかも』
『お邪魔します』
‐‐‐
『でね、この前ったら…』
『えー、それはないよー、ってミサカはミサカはヒーローさんに脱帽してみたり』
『大丈夫、私はそんなかみじょうを応援する』
一方通行「ほら、応援されてんぞ」
浜面「お前そんな事したのか…」
上条「……もうやだ…」
一方通行「じゃあこのガールズトークも中断させるか」
ピッピッ
トゥルルルル…
『そういえばね……あっ、あの人からだ、ってミサカはミサカは話を中断させてもらったり』
『はーい、もしもし?ってミサカはミサカはあなたからの電話にテンション上がってみる』
一方通行「よォ……愛してるぞ」
『えっ?』
一方通行「じゃあな」
ピッ
『…どうしたの?』
『あれ、顔が真っ赤なんだよ?』
『み、ミサ、あ、あい…!?……きゃー!ってミサカはミサカは飛び跳ねてみたりぃ!!』
『ど、どうしたの!?』
上条「oh…」
浜面「普段どんだけ愛伝えてないんだよ」
一方通行「……チッ」
『あは、あはははは!やっぱりミサカは不憫なオリジナルとは違ったのだー!ってミサカはミサカは調子に乗ってみたり!』
『あの白い人と何かあったのかな?』
『北北西から信号が来てる…』
上条「カメラいいなー。素の反応が見れる」
浜面「よし、じゃあ次は俺がいく!」
一方通行「リベンジ頑張れよ、ドブ面」
浜面「段々酷くなってねーか?」
ピッピッ
トゥルルルル…
『…あ、私も電話きた。もしもし、はまづら?』
浜面「もしもし、愛してるよ」
『……』
浜面「……お、おーい?」
『この前のは、きぬはたの悪戯かと思ってた……。嬉しい、私もはまづらを愛してる』
浜面「滝壺…///」
『はまづら…///』
一方通行「むかつくからベクトルチョップしていいですかァ?」
上条「さすがに死ぬって」
浜面「でへ、げへげへへ…」
一方通行「気持ち悪ィ笑い方してンじゃねェよ」
浜面「もしかしてお前って俺の事嫌い?」
一方通行「馬鹿言うんじゃねェ…オマエを傷付ける事言いたくねェよ」
浜面「否定しろよ!」
上条「じゃあ次は俺だな」
ピッピッ
トゥルルルル…
『はまづら…』
『むむ…二人とも電話がかかって来た途端幸せムードになってるんだよ……なにかあるかも!』
『あれれー?携帯が鳴ってるよ?ってミサカはミサカは某探偵風に言ってみる』
『本当かも。えっと…えっと……あ、もしもし?』
上条「よう、もしもし」
『むっ……よく考えればこのタイミングでかかってくるなんて不自然かも』
上条「えっ、えっと…」ギクーン
『まさかとうま達で何か企んでたりとか…!』
上条「あ、愛してるよインデックス!」
『……へっ?』
ブチッ
上条「……ふぅ」
一方通行「怪しまれたままじゃねェか!」ドスッ
上条「いたい!」
一方通行「なンかうまく誤魔化しとけよ、このヒーローが!」
上条「それは悪口なのか?」
浜面「ま、まぁまぁ。誤魔化せてるっぽいぞ」
『へ…あぅ、と、とうまが…とうまに……えへへ…』
『はまづら…今夜会えるかな…』
『やっふーい!ってミサカはミサカは思わずこの事をMNWで流してみる!』
上条「よ、良かった……嬉しそうだな…///」
浜面「どんとこい!!大能力者!」
一方通行「ああァァァァァァやめろォォォォォォォォォォォ!!!」
‐‐‐
御坂妹「ほう、愛してるですか…、とミサカはその場面を想像して笑いを溢します」
‐‐‐
番外個体「第一位ってそんな事言うんだwwwwwwwwwwwwいってwwwww腹痛で死wんwじゃうwwwwwwwwwwwwww」
‐‐‐
20000号「今から行くから漏れにも言って!とミサカはセロリたんに会うため走り出します」
上条「……なぁ、言い出したのは俺だけどさ」
浜面「ん?」
上条「やっぱり、皆の一番である必要なんてないんだよな。俺の中で一番であれば…」
一方通行「……ナァンバーワンにな~らなくてもいい~♪」
浜面「!……も~ともと~特別な~♪」
上条「オンリーワン…」
ジャーン…
『さっきね、ぶっきらぼうなあの人が愛してるって言ってくれたの!ってミサカはミサカは自慢してみたり!』
『あ、私も!とうまったら照れながら大きい声で愛してるって言ってくれたんだよ!』
『私も、さっきはまづらが優しい声で愛してるって言ってくれた』
『……』
『……』
『……』
上条「▼おや? ヒロインたちの ようすが…」
『……この際だからはっきりさせておこうか…、ってミサカはミサカは口火を切ってみる』
『…いいよ、どうせ結果は決まってるんだよ』
『…はまづらは負けないよ』
上条「なっ、この流れは…」
一方通行「せっかくこっちが纏まったって言うのによ…」
浜面「や、やめろ!俺達の為に争わないで!」
『『『私のヒーローが一番かわいい!』』』
三人「……ん?」
『あのねー、とうまってば結構照れ屋さんなんだよ!すぐ赤くなってかわいいんだよ!』
『はまづらっていつも必死にがんばってるけど、人にからかわれやすいの。そこがかわいいんだよ』
『そんな事言ったらあの人だっていつもは冷たい態度とってるけど、本当はツンデレさんなんだよ!ってミサカはミサカは対抗してみる!』
『しかもとうまがかわいいっていうのはホモの人から人気って事で証明されてるかも!もうすぐ殿堂入りなんだよ!』
『はまづらだって、色んな男の人とフラグ立ってるってふれんだが言ってたもん』
『そ、それならあの人だってね!ってミサカはミサカはMNWから得た知識を披露してみる!』
一方通行「……オマエら、あンな彼女でいいのか?」
浜面「お前だって…」
上条「まぁ、そういうところも含めて」
「「「俺のヒロインが一番かわいい」」」
おわり
乙。こういうほのぼのとしたの好きだ
乙
面白かった
元スレ
上条「俺のヒロインが一番かわいい」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1304596067/
上条「いや、だってそうだろ事実」
浜面「おい、もう一回言ってみろよ」
一方通行「そンな訳ねェよ!俺のヒロインが一番かわいいに決まってンだろ!」
上条「た、確かに二人の彼女もかわいいけどさ……一番は、なぁ?」
一方通行「ヒーローでも言っていい事と悪ィ事があンだよ…」
浜面「お、落ち着けって。一番かわいいのは間違いなく俺のヒロインなんだから」
上条「……」
一方通行「……」
浜面「……」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/05(木) 20:53:06.54 ID:XEKwzGUTO
上条「……」
一方通行「……」
浜面「……」
上条「……暴力は、よそう」
浜面「平和的に話し合うか」
一方通行「上条→一方通行→浜面→上条とかジャンケンみてェな力関係が出来てるしな」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/05(木) 20:56:33.94 ID:XEKwzGUTO
上条「まず、包容力とかすごい」
一方通行「あァ!?そンなのオマエンとこだけじゃねェよ!!」
浜面「それは全員のヒロインがそうだろ」
上条「そ、そうだな……すまん」
一方通行「ったく……。じゃあ次は俺が言うか。顔がかわいい」
上条「それこそお前のとこだけじゃねえよ!」
浜面「そうだ!このロリコン!アクセロリータ!!ロリへ一方通行!!!」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/05(木) 21:02:30.93 ID:XEKwzGUTO
浜面「前が見えねぇ」
上条「ドンマイ」
一方通行「じゃあ次はオマエが言えよ。早くしろこの馬鹿面」
浜面「暴言は置いておいて……そうだな、以外と胸がでかい」
上条「なっ……む、胸のサイズは関係ないだろ!いいぜ、胸の大きさで女性の価値が決まるってなら、まずは殺す!!」
一方通行「胸…だと…?……くかきけこかかきくけききこかかきくここくけけけこきくあくきくこくくけくかきくこけくけくきくきこきかかかーーッ!」
浜面「あ、死んだ」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/05(木) 21:07:06.07 ID:XEKwzGUTO
浜面「俺…下半身ついてる?浜/面になってない?」
一方通行「じゃあまたオマエだ」
上条「おう。えっと……結構嫉妬深いところかな」
一方通行「それって長所か?」
上条「つまり、それだけ愛されてるんだよ…」ドヤァ
浜面「出たよドヤ顔」
一方通行「オマエはいつの間に復活したンだ」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/05(木) 21:12:55.05 ID:XEKwzGUTO
一方通行「じゃあ俺は……天真爛漫なところ」
浜面「えっ?つるぺたなところ?」
一方通行「オイ」
浜面「はい、すみませんでした」
上条「ああ、確かに元気よくてかわいいよな」
一方通行「……ヒーローまさか、狙ってンのか……?」
上条「ちげーよ!そもそもロリコンじゃないって」
浜面「えっ?お前んとこの子もロリじゃないのか?」
上条「大体同い年くらいだな」
浜面「なんだ、真人間は俺だけかと思ってたよ」
一方通行「オイ」
浜面「はい、すみませんでした」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/05(木) 21:20:05.51 ID:XEKwzGUTO
浜面「俺は…うーん、意外と男前なところだな」
一方通行「男前?」
浜面「ああ、おいら強いから守ってやんよ的な事を言われたり…」
上条「へぇ、お前の彼女の一人称っておいらなんだ」
浜面「注目して欲しいのはそこじゃねーよ!」
一方通行「おいらねェ…」
浜面「でも俺が守るべき存在なんだよ…。この前なんかさぁ」
上条「そう言うノロケはいいって」
一方通行「そうだ、ウザ面」
浜面「う、ウザ!?」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/05(木) 21:25:38.28 ID:XEKwzGUTO
上条「じゃあまた俺だな。滅多に弱音とか吐かないんだよ」
一方通行「あァ…」ウンウン
浜面「あぁ…」ウンウン
上条「共感するよな?この前入院した時なんかさ、辛いはずなのにずっと病院のベンチで寝てたりさぁ…」
一方通行「オイ、さっきノロケはいらねェって言ったのはどの口だよ」
浜面「辛いはずなのにあんまり弱音を吐かないからこそ、守りたいって言うか…」
上条「うんうん」
一方通行「庇護欲がこう…」
浜面「そうそう!」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/05(木) 21:30:04.10 ID:XEKwzGUTO
浜面「なんかこのまま飲みに行きたい雰囲気だな」
上条「未成年だけどな」
浜面「一方通行ァー、なんか飲みもんあるか?」
一方通行「ン、コーヒー」
浜面「コーヒーか…」
一方通行「コーヒー以外じゃ生憎同居人の酒かガキ共のジュースしかねェよ。ほら、ヒーローも」
上条「お、悪いな」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/05(木) 21:34:28.59 ID:XEKwzGUTO
上条「ゴクッ…ゴクッ…」
浜面「プハーッ!カー!」
一方通行「オヤジか」
上条「お、柿の種だ」ガサガサ
一方通行「勝手に漁るンじゃねェ!」
浜面「細かい事は気にすんなよ」モッシャモッシャ
一方通行「それは俺のビーフジャーキーじゃねェかァァァァァァ!!」
浜面「あ、うめー。流石高級品」
上条「どれどれ」
一方通行「mda肉pwjh」バサッ
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/05(木) 21:36:52.16 ID:XEKwzGUTO
上条「うめぇ…肉うめぇ…でもコーヒーには合わないな」
一方通行「おォ!じゃあ吐け!今すぐそれ吐け!」
浜面「……で、今まで何の話してたっけ」
一方通行「……?」
上条「……?」
浜面「……?」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/05(木) 21:40:48.36 ID:XEKwzGUTO
上条「あー!!そうだ、誰のヒロインが一番かわいいかだ!」
一方通行「それだ!」
浜面「そうそう!で、結局俺のヒロインが一番かわいいって事になったんだよな!」
上条「はぁ?」
一方通行「はァ?」
浜面「は?」
上条「……」
一方通行「……」
浜面「……」
上条「……やめよう、ものすごいデジャヴが」
浜面「だな、また一からやり直す事になる」
57: 忍法帖【Lv=19,xxxPT】 2011/05/05(木) 21:47:16.14 ID:XEKwzGUTO
上条「そうだ、これじゃいつまでも決まらないし、条件を揃えてみないか?」
一方通行「条件を揃える?」
上条「あぁ。例えば、全員がそれぞれ愛してるって囁いてみて、各自の反応をみる…とかさ」
浜面「成る程……いいかもな」
一方通行「じゃあ早速その愛してるって言ってみるか?」
上条「そうしよう」
浜面「じゃあ電話でもしてみるか」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/05(木) 21:56:50.45 ID:XEKwzGUTO
浜面「じゃあ早速…」
ピッピッ
トゥルルルル…
『もしもし』
浜面「あ、もしもし……愛してるよ」
『……』
浜面「……おーい?」
『ぶっwwwwww浜面ってばいつもそんな超くさい事言ってんですかwwwwwwwwwwwwwwww』
浜面「!?」
『 キヌハタ、デンワカエシテ ハwマwヅwラwwッテワケヨwwww イツモソンナコトイッテルノカニャーンwwwwww 』
『 タキツボサン、ハマヅラガチョウアイシテルッテイッテマシタヨwwwwww ヒーヒーwwww ハラガイタイッテワケヨwwwwww 』
浜面「うわ、うわぁああああああああああ!!!」
上条「どうした!?」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/05(木) 22:06:38.69 ID:XEKwzGUTO
浜面「多分…これからずっとこのネタでからかわれて…」ブツブツ
一方通行「これくらいで凹むンじゃねェよ」
上条「そうだよ!なんか全体的に良いことあるって!」
浜面「そんなフワッとした励ましいらねーよ!お前らだって自分が当事者になったら恥ずかしいだろ!」
一方通行「……」
‐‐‐
『第一位ってそんな事言うんだwwwwwwwwwwwwいってwwwww腹痛で死wんwじゃうwwwwwwwwwwwwww』
『こ、こいつだって真剣なんだから笑ったら失礼じゃん……ぷっ、…ぐ、ぷぷっ!』
『あら、思わず録音してしまっていたわ。どうしましょう。ところで喉が乾いたわ』
『今、一方通行が上位個体に愛してると言っていました、とミサカは情報をMNWに流します』
‐‐‐
一方通行「……」ブルッ
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/05(木) 22:10:53.24 ID:XEKwzGUTO
上条「じゃあ反応はわからなかったって事か…」
浜面「すまん…」
一方通行「しかしまあ、考えてみりゃ声のトーンだけじゃわかンねェ事のが多いよな」
上条「だなぁ…」
浜面「うーん…」
上条「んー……」
一方通行「……」
浜面「……盗聴器とカメラしかけてみる、とか?」
二人「!」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/05(木) 22:16:11.52 ID:XEKwzGUTO
上条「そういえば、この前今度三人で会うとか言ってたな…」
一方通行「…ガキが今度の日曜に家に人連れてくるとか言ってたな」
浜面「ああ、確かにその日は会えないって言われたんだよ」
上条「……やったなワトソン君!」
一方通行「あァ、お手柄だぞアホ面ァ!」
浜面「え、わ、わーい!いまいち誉められてる気がしないけどな!」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/05(木) 22:22:33.84 ID:XEKwzGUTO
上条「じゃ、設置よろしく」
浜面「えっ?」
一方通行「頼むぞ提案者」
浜面「えっ?…いやいや!お前ら二人も乗ったじゃねーか!!」
上条「いや、流石にカメラ取り付けるとかそういう行為はあれって言うか……あ、見るのは別だぞ?」
浜面「と、特に一方通行!ここお前ん家だろ!」
一方通行「俺だって居候になってる身だ。ンな事したくねェよ」
浜面「あっ!わかった!こいつらいざとなったら責任俺に押し付ける気なんだ!!」
上条「悪いなー」
一方通行「頑張れよ、人類の恥が」
恥面「うわーん!」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/05(木) 22:26:31.54 ID:XEKwzGUTO
‐‐‐日曜日
浜面「よし…ちゃんと映ってる」
上条「すごいな、色んな角度から…」
一方通行「流石、犯罪者一歩手前面くン」
浜面「もうそれ面つけないでいいだろ」
上条「あっ、来たみたいだぞ」
『いらっしゃーい!ってミサカはミサカは歓迎してみたり!』
『お邪魔するかも』
『お邪魔します』
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/05(木) 22:33:34.47 ID:XEKwzGUTO
‐‐‐
『でね、この前ったら…』
『えー、それはないよー、ってミサカはミサカはヒーローさんに脱帽してみたり』
『大丈夫、私はそんなかみじょうを応援する』
一方通行「ほら、応援されてんぞ」
浜面「お前そんな事したのか…」
上条「……もうやだ…」
一方通行「じゃあこのガールズトークも中断させるか」
ピッピッ
トゥルルルル…
『そういえばね……あっ、あの人からだ、ってミサカはミサカは話を中断させてもらったり』
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/05(木) 22:41:09.05 ID:XEKwzGUTO
『はーい、もしもし?ってミサカはミサカはあなたからの電話にテンション上がってみる』
一方通行「よォ……愛してるぞ」
『えっ?』
一方通行「じゃあな」
ピッ
『…どうしたの?』
『あれ、顔が真っ赤なんだよ?』
『み、ミサ、あ、あい…!?……きゃー!ってミサカはミサカは飛び跳ねてみたりぃ!!』
『ど、どうしたの!?』
上条「oh…」
浜面「普段どんだけ愛伝えてないんだよ」
一方通行「……チッ」
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/05(木) 22:47:04.63 ID:XEKwzGUTO
『あは、あはははは!やっぱりミサカは不憫なオリジナルとは違ったのだー!ってミサカはミサカは調子に乗ってみたり!』
『あの白い人と何かあったのかな?』
『北北西から信号が来てる…』
上条「カメラいいなー。素の反応が見れる」
浜面「よし、じゃあ次は俺がいく!」
一方通行「リベンジ頑張れよ、ドブ面」
浜面「段々酷くなってねーか?」
ピッピッ
トゥルルルル…
『…あ、私も電話きた。もしもし、はまづら?』
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/05(木) 22:51:46.51 ID:XEKwzGUTO
浜面「もしもし、愛してるよ」
『……』
浜面「……お、おーい?」
『この前のは、きぬはたの悪戯かと思ってた……。嬉しい、私もはまづらを愛してる』
浜面「滝壺…///」
『はまづら…///』
一方通行「むかつくからベクトルチョップしていいですかァ?」
上条「さすがに死ぬって」
98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/05(木) 22:58:34.38 ID:XEKwzGUTO
浜面「でへ、げへげへへ…」
一方通行「気持ち悪ィ笑い方してンじゃねェよ」
浜面「もしかしてお前って俺の事嫌い?」
一方通行「馬鹿言うんじゃねェ…オマエを傷付ける事言いたくねェよ」
浜面「否定しろよ!」
上条「じゃあ次は俺だな」
ピッピッ
トゥルルルル…
『はまづら…』
『むむ…二人とも電話がかかって来た途端幸せムードになってるんだよ……なにかあるかも!』
『あれれー?携帯が鳴ってるよ?ってミサカはミサカは某探偵風に言ってみる』
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/05(木) 23:05:53.78 ID:XEKwzGUTO
『本当かも。えっと…えっと……あ、もしもし?』
上条「よう、もしもし」
『むっ……よく考えればこのタイミングでかかってくるなんて不自然かも』
上条「えっ、えっと…」ギクーン
『まさかとうま達で何か企んでたりとか…!』
上条「あ、愛してるよインデックス!」
『……へっ?』
ブチッ
上条「……ふぅ」
一方通行「怪しまれたままじゃねェか!」ドスッ
上条「いたい!」
114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/05(木) 23:14:22.80 ID:XEKwzGUTO
一方通行「なンかうまく誤魔化しとけよ、このヒーローが!」
上条「それは悪口なのか?」
浜面「ま、まぁまぁ。誤魔化せてるっぽいぞ」
『へ…あぅ、と、とうまが…とうまに……えへへ…』
『はまづら…今夜会えるかな…』
『やっふーい!ってミサカはミサカは思わずこの事をMNWで流してみる!』
上条「よ、良かった……嬉しそうだな…///」
浜面「どんとこい!!大能力者!」
一方通行「ああァァァァァァやめろォォォォォォォォォォォ!!!」
122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/05(木) 23:21:50.08 ID:XEKwzGUTO
‐‐‐
御坂妹「ほう、愛してるですか…、とミサカはその場面を想像して笑いを溢します」
‐‐‐
番外個体「第一位ってそんな事言うんだwwwwwwwwwwwwいってwwwww腹痛で死wんwじゃうwwwwwwwwwwwwww」
‐‐‐
20000号「今から行くから漏れにも言って!とミサカはセロリたんに会うため走り出します」
134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/05(木) 23:31:24.96 ID:XEKwzGUTO
上条「……なぁ、言い出したのは俺だけどさ」
浜面「ん?」
上条「やっぱり、皆の一番である必要なんてないんだよな。俺の中で一番であれば…」
一方通行「……ナァンバーワンにな~らなくてもいい~♪」
浜面「!……も~ともと~特別な~♪」
上条「オンリーワン…」
ジャーン…
140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/05(木) 23:36:13.81 ID:XEKwzGUTO
『さっきね、ぶっきらぼうなあの人が愛してるって言ってくれたの!ってミサカはミサカは自慢してみたり!』
『あ、私も!とうまったら照れながら大きい声で愛してるって言ってくれたんだよ!』
『私も、さっきはまづらが優しい声で愛してるって言ってくれた』
『……』
『……』
『……』
上条「▼おや? ヒロインたちの ようすが…」
144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/05(木) 23:42:02.45 ID:XEKwzGUTO
『……この際だからはっきりさせておこうか…、ってミサカはミサカは口火を切ってみる』
『…いいよ、どうせ結果は決まってるんだよ』
『…はまづらは負けないよ』
上条「なっ、この流れは…」
一方通行「せっかくこっちが纏まったって言うのによ…」
浜面「や、やめろ!俺達の為に争わないで!」
『『『私のヒーローが一番かわいい!』』』
三人「……ん?」
152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/05(木) 23:53:04.87 ID:XEKwzGUTO
『あのねー、とうまってば結構照れ屋さんなんだよ!すぐ赤くなってかわいいんだよ!』
『はまづらっていつも必死にがんばってるけど、人にからかわれやすいの。そこがかわいいんだよ』
『そんな事言ったらあの人だっていつもは冷たい態度とってるけど、本当はツンデレさんなんだよ!ってミサカはミサカは対抗してみる!』
『しかもとうまがかわいいっていうのはホモの人から人気って事で証明されてるかも!もうすぐ殿堂入りなんだよ!』
『はまづらだって、色んな男の人とフラグ立ってるってふれんだが言ってたもん』
『そ、それならあの人だってね!ってミサカはミサカはMNWから得た知識を披露してみる!』
一方通行「……オマエら、あンな彼女でいいのか?」
浜面「お前だって…」
上条「まぁ、そういうところも含めて」
「「「俺のヒロインが一番かわいい」」」
おわり
157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/05(木) 23:55:46.95 ID:HYx7dlQF0
乙。こういうほのぼのとしたの好きだ
158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/05(木) 23:56:16.04 ID:WsfPFJ1M0
乙
面白かった
上条「俺のヒロインが一番かわいい」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1304596067/