1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/04(金) 21:59:20.83 ID:xUu+Gn+k0

インデックス「…まだ平気だよ、とーま…」



7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/04(金) 22:08:18.30 ID:EoEVaqeFO

上条「そうか…、まだ平気か…。そいつは良かった…」

インデックス「とーまは、あとどれくらい持ちそう…?」

上条「分からねぇ…。まだ、もう少しくらいは…」

インデックス「とーま…」



8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/04(金) 22:11:12.87 ID:EoEVaqeFO

インデックス「とーま…」グスッ

上条「…?どうした、インデックス…?」

インデックス「とーま…、死んじゃ嫌だよ…」グスッ

上条「インデックス…」



9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/04(金) 22:13:11.76 ID:EoEVaqeFO

上条「大丈夫…」

インデックス「とーま…?」

上条「お前を残しては死なないよ…」

インデックス「とーま…」グスッグスッ



11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/04(金) 22:18:03.71 ID:EoEVaqeFO

インデックス「もし、もしもだよ?いよいよ駄目な時には…」

上条「ああ…。一緒に逝ってやるよ…。安心しろ…」

インデックス「とーま…」グスッグスッ

上条「泣くなって…」



13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/04(金) 22:22:59.54 ID:EoEVaqeFO

インデックス「ねぇ…、これまで色々あったよね…」

上条「あぁ…、色々あったよな…」

インデックス「悪い魔術士から助けてくれたり、二人で海に行ったり…」

上条「あの時も大変だったよなぁ…」



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/04(金) 22:28:37.74 ID:EoEVaqeFO

上条「あの時は右腕が吹っ飛ばされたり、土御門が大変なことになってたっけ…」

インデックス「そういえば、何時もとーまは無茶してたんだよ…。どれだけ心配したか分からないかも…」

上条「インデックス…」

インデックス「でも、それも今なら良い思い出なんだよ…」



16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/04(金) 22:33:27.34 ID:EoEVaqeFO

インデックス「ねぇ…、わたし、何時もとーまに甘え過ぎてたかも…」

上条「……」

インデックス「気に入らない事があれば、何時も噛みついて…」

インデックス「最低なんだよ…」

上条「……」



18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/04(金) 22:37:56.98 ID:EoEVaqeFO

インデックス「もし、もしもだよ…?次に生まれて来る時にも、一緒に居てくれるかな…?」

上条「…あぁ、一緒に居てやるよ…」

インデックス「とーま…」ウッウッ…

上条「泣くなよ…」



20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/04(金) 22:45:03.92 ID:EoEVaqeFO

インデックス「その時には、絶対とーまに噛みつかないんだよ…。とーまに可愛いって、言ってもらえるような女の子になるんだよ!!」

上条「いや…、今のままで構わないぞ…」

インデックス「ううん、今度生まれる時は、とーまを助けるために生きていくんだよ!!」ポロポロ

上条「インデックス…」



24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/04(金) 22:52:56.26 ID:EoEVaqeFO

上条「ありがとな、インデックス…。そう言って貰えただけで上条さんの人生には意味がありましたよ…」

インデックス「とーま…」

上条「本当に、ありがとう…」

インデックス「とーま…」グスッ



25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/04(金) 23:02:28.37 ID:EoEVaqeFO

上条「なぁ…、もう一緒に逝ってやる力も残ってないけど…」

インデックス「………」

上条「せめて、最後までこうして…」

インデックス「………」

上条「おい、インデックス…?」

上条「何だ…、先に逝っちまったのか…」



29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/04(金) 23:07:10.78 ID:EoEVaqeFO

上条「そうか…。でも、安心しろインデックス…」

上条「上条さんも、すぐに逝きますから…」

上条「また向こうで楽しくやろうぜ…」

上条「じゃあな、みんな…。元気でな…」









「寝るなーー!!」



31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/04(金) 23:11:08.27 ID:EoEVaqeFO

「起きろー!!目を覚ませー!!」ガクガク

上条「…何だ。随分怒りっぽい天使だな…」

「誰が天使じゃ、誰が!?」

上条「…という事は、ここは天国か…?」



34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/04(金) 23:22:20.10 ID:EoEVaqeFO

「私は天使でもなけりゃ、ここは天国でもない!!あんた、私の事わかる!?」

上条「…いやぁ、奇遇ですね…。丁度、そっくりな奴がいまして…」

「私よ、私!?御坂美琴よ!!」

上条「いやぁ…、同姓同名でしたとは…」

御坂「だから、本人だってんだろが!!」



35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/04(金) 23:28:15.22 ID:EoEVaqeFO

御坂「んで、何であんたらそんな餓死寸前になってた訳?」トントン…

上条「………」

インデックス「………」

上条「…止むに止まれぬ事情がありまして…」

御坂「どんな事情よ、一体」グツグツ



39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/04(金) 23:36:07.52 ID:EoEVaqeFO

インデックス「一言じゃ言い切れないんだよ…」

御坂「そう?まあ、とりあえず簡単なものだけど作ったから、これでも食べて落ち着きなさい」コトッ

インデックス「おおっ、とっても美味しそうなんだよ!!」

上条「十日ぶりの食事だな!!」

御坂「一体、どんだけ食べてなかったのよ…」ハァ…



42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/04(金) 23:41:48.39 ID:EoEVaqeFO

インデックス「いっただきまーすなんだよ!!」

上条「こらこら、あんまりがっつくなよ」

御坂「まだたくさんあるから、あわてずに食べなさい」

インデックス「もう待てないんだよ!!」パクッ

インデックス「!!?」バタッ

上条「ど、どうしたインデックス!?」



47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/04(金) 23:47:40.43 ID:EoEVaqeFO

インデックス「ピクピク」

上条「どうしたんだよ、一体!?」

インデックス「ブクブク」

御坂「泡まで口から吹いてるし!?」

上条「と、とりあえず救急車を!?」ピッピッ

御坂「どうしたの!?」

上条「そういや、携帯止められてた…」



51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/04(金) 23:52:39.73 ID:EoEVaqeFO

上条「ついでにガスも電気も水道も止められてます…」

御坂「だから、何があったんだぁぁぁ!?」

上条「…それは、ちょっと…」

御坂「難くなに拒むわね…」





55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/04(金) 23:57:33.24 ID:EoEVaqeFO

御坂「あー、もう!私が呼んであげるから、アンタはその子の介抱をしなさい!!」

上条「わっ、分かった!」

上条「しっかりしろ、インデックス!!まだ、飯を残してるじゃねーか!?」

御坂「どういう励ましかたよ一体…」



56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 00:01:57.56 ID:8lJ3nqCEO

救急隊員「すいませーん、患者さんはどちらですか?」

上条「こっちです!」

隊員「この方ですね?」

インデックス「ピクピク」

上条「そ、そうです!」



58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 00:06:39.47 ID:8lJ3nqCEO

隊員「分かりました。では、患者二名搬送と言う事で」

上条「はい?」

上条「あの~、何で上条さんまでキャスターにくくりつけられているのでせうかあああ!?」

隊員「あ、付き添いの方は…」

御坂「え?私!?」



59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 00:11:54.18 ID:8lJ3nqCEO

―病院

上条「御坂、インデックスは?!」

御坂「落ち着いて。あの子なら―」

上条「ゴクッ」

御坂「胃痙攣だそうよ」

上条「…何それ?」



62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 00:17:07.88 ID:8lJ3nqCEO

御坂「何日もろくに食べてないのに、急にがっついたから、胃が驚いたのよ」

御坂「まあ、何とかなったみたいね」

上条「良かった~」ホーッ

御坂「そんでアンタは栄養失調」

上条「さいですか」



63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 00:22:28.89 ID:8lJ3nqCEO

御坂「さいですか、じゃないわよ!?何で揃いも揃って栄養失調な訳!?」

上条「…それには海よりも深い訳が」

御坂「どんな理由よ一体」
上条「………」

御坂「話せない訳か…」

上条「すまん…」



66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 00:27:21.06 ID:8lJ3nqCEO

御坂「まあ、無理には聞かないけど、無理だと思ったら相談してね」

上条「…すまん」

御坂「それじゃ、私は帰るけど、アンタは一日入院しろってさ」

上条「ええ~!?」



67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 00:31:10.68 ID:8lJ3nqCEO

御坂「思い切り不満顔ね…」

上条「だって、入院代も馬鹿にならないのですのことよ!?」

上条「出席日数だって、足りなくなるし…」

御坂「自業自得ね」



68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 00:37:37.10 ID:8lJ3nqCEO

御坂「それじゃね。門限もヤバいから」

上条「あっ、ちょっと、御坂!?」

御坂「まあ、明日もアンタのところに行けたら行ってやるから」

御坂「んじゃね」パタン

上条「……不幸だ」



96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 06:11:57.68 ID:8lJ3nqCEO

―翌日

上条「退院して部屋に帰って来たのはいいけど、相変わらず冷蔵庫には何もない…」

上条「不幸だ…」ハァ…





97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 06:16:11.42 ID:8lJ3nqCEO

上条「当然、水も出ないし、電気もつかない…」

上条「おまけに、よく見たら玄関の鍵まで壊れてる…」ガチャガチャ

上条「多分、あん時御坂が壊したんだ…」ガチャガチャ

上条「不幸だ…」



98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 06:21:29.21 ID:8lJ3nqCEO

上条「テレビも無い、電気もつかないこの一人ぼっちの状態で朝まで待つのか…」

上条「…やべえ、マジで心細くなってきた」

上条「…インデックスでも居たらなぁ…」ハァ…

上条「…アイツがいないから、ベッドは使えるけどな…」ボスッ



101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 09:07:00.56 ID:8lJ3nqCEO

上条「まぁ、くよくよしても仕方ない。とりあえず、寝るか」バサッ

上条「そのうち、御坂も来てくれるかもしれねーし。今日は寝よう、うん」

上条「…つっても、もう夜だ。今日は来ねーかもな…」ハァ…

上条「…不幸だ」



102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 09:13:00.45 ID:8lJ3nqCEO

―翌日

上条「よく寝た…。そのまま永眠しちまいそうな程に…」

上条「腹減った…」グゥゥ…
上条「…でも、食うもんは無い…」

上条「不幸だ…」ハァ…



104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 09:20:42.75 ID:8lJ3nqCEO

上条「せめて、水くらいは…」キュッキュッ…

上条「やっぱ出ねーか…」ハハッ…

上条「もし、この鍋蓋をとったら飯が出てくるとか…」

上条「どんなファンタジーだよ、それ…」パカッ…



105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 09:24:58.53 ID:8lJ3nqCEO

上条「…何これ?」

上条「…夢じゃねーよな…」ギューッ

上条「鍋の中に芋が入ってやがる…!?」





107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 09:33:36.48 ID:8lJ3nqCEO

上条「…!?こんなところに書き置きが…」ペラッ

『極めつけのバカへ。とりあえず、粉ふきいもと切り干し大根を作っておいたので、それでも食べなさい。あとの事は、明日にでも言うから。
美琴より』

上条「御坂ァァァ…!!」グスッ

『あと、水くらいは飲め。流しの下にミネラル水を何本か突っ込んどいたから、ちゃんと飲むよーに』




109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 09:39:34.96 ID:8lJ3nqCEO

上条「これで、あと二、三日は生きていける…!」

上条「ホント、御坂さんには足を向けられませんよ…」グスッ

上条「よし、今日はこれ食ったら学校行こう」

上条「ここまでして貰って、へこたれていられねーよ…!!」



110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 09:44:46.42 ID:8lJ3nqCEO

……

上条「よし!張り切って行くか!!」

上条「まぁ、玄関の鍵が壊れているのは頂けねーが…」ガチャガチャ

上条「まぁ、こんな貧乏学生寮に泥棒が入る事も無いでせう」

上条「それじゃ、行ってきまーす」



111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 09:51:28.60 ID:8lJ3nqCEO



上条「学校の帰りにインデックスのところに寄ったが、未だにブドウ糖点滴か…」

上条「また入院代がかさむなぁ…」

上条「不幸だ…」



112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 09:56:53.04 ID:8lJ3nqCEO

上条「今日は飯食って寝よう…。まだ御坂の作ってくれた分が残ってるし…」

上条「ただいまー、っても、誰もいねーか…」カチャ…
上条「………」

上条「これはどうした事でせう…?」



113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 10:02:21.79 ID:8lJ3nqCEO

上条「…部屋が荒らされてる」

上条「まさか、泥棒かよ…」ハァ…

上条「盗むものなんてなんもねーのに、何で入られるんだよ…」

上条「不幸だ…」



114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 10:05:54.34 ID:8lJ3nqCEO

上条「とりあえず、警備員に連絡するか…」

上条「……何かとてつもなく嫌な予感がしてきた」

上条「鍋の中を覗いて見ると…」ソーッ…

上条「やっぱり、空っぽだああああ!!!」



118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 10:33:00.75 ID:8lJ3nqCEO

上条「泥棒の奴、ピンポイントに人の飯だけ食っていきやがったぁぁぁ!!」

上条「まさか、流しの下の水も!?」

カラッポ

上条「全部やられたぁぁぁ!!!」

上条「こ、これでどうやって生きていけばいいんでせうか…」ガックリ…

上条「不幸すぎる…」



119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 10:44:15.44 ID:8lJ3nqCEO

上条「…はぁ、もういいや…。今日は寝よう…」バサッ

上条「盗られたものは特にねーし…」

上条「空いたのは腹だけか…」グゥゥ…

上条「御坂も全然来てくれねーし…。」

上条「不幸だ…」



120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 10:49:53.76 ID:8lJ3nqCEO

―翌朝

上条「最早、生きるためには綺麗事は言ってられねー…」

上条「たとえゲス条と呼ばれようとも、一向に構わねー…!!」

上条「今日から俺は、あらゆる人間にタカり捲る、タカり魔になる…!!」




121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 10:54:14.58 ID:8lJ3nqCEO

上条「さぁ、今日から上条さんの―いや、ゲス条の新しい伝説の始まりだ…!!」

上条「待ってろよ、テメーら…。これから、あらゆる人間を骨の髄までしゃぶり尽くしてやるからな…!!」

上条「ウケケケケケ…ッ!!」





122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 10:58:34.54 ID:8lJ3nqCEO

上条「そう勢いこんで学校に来たものの、まさかこういう展開になるとは…」

『本日、インフルエンザ流行の為、学校閉鎖』

上条「これじゃ、タカるどころか、クラスメートにも会えやしねぇ…」

上条「不幸だ…」ポロポロ



128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 11:15:05.49 ID:8lJ3nqCEO

「おい、貴様。何でそんなところで泣いてるの?」

上条「吹寄か…」

吹寄「理由を聞いてるのよ。ちゃっちゃっと答えなさい」

上条「学校…閉鎖…知らないかったから…」グズグズ

吹寄「そんな事で泣いてた訳!?」

上条「うん…」

吹寄「うん、じゃないわよ」



130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 11:18:29.23 ID:8lJ3nqCEO

吹寄「それに貴様、随分顔色が悪いけど、ちゃんと食べてるの?」

上条「いや、あんまり…」

吹寄「あー、分かったから。ちょっと来なさい!」

上条「ちょ、ちょっと吹寄!?」



132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 11:23:33.98 ID:8lJ3nqCEO

吹寄「ほら、これでも食べなさい」

上条「ガツガツガツ」

吹寄「どんだけがっつくのよ」ハァ

上条「だって、だって!!」ウルウル

吹寄「一々泣くな!!」



134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 11:30:37.03 ID:8lJ3nqCEO

吹寄「そんで、何でそんなに飢えてる訳?」

上条「ピタッ」

吹寄「どうしたの?」

上条「それはちょっと…」

吹寄「答えてもらうわよ。さもなくば、今食べた分の金よこせ」

上条「え~…?」



137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 11:35:38.58 ID:8lJ3nqCEO

「私も聞きたいわね」ケホケホ

上条「みっ、御坂!?」

御坂「ちょっと風邪で寝込んでたのよ」ケホケホ

吹寄「貴方、まだ風邪治ってないじゃない」ゴソゴソ

吹寄「これあげるから、舐めてなさい」

御坂「は、はあ」

御坂「…まずっ」



138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 11:39:20.43 ID:8lJ3nqCEO

吹寄「良薬口に苦し、よ。さて、理由をきかせなさい」

上条「ううっ」

御坂「ほら、早く」ケホケホ

上条「うううっ」



140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 11:43:04.88 ID:8lJ3nqCEO

上条「…わ、分かりましたよ。話しますよ…」

御坂「ようやくね」

吹寄「ほら、ちゃっちゃっと話せ」

上条「うーん…。実は」

吹寄「実は?」

上条「上条さんの口座、差し押さえられてるんですよ…」

御坂「は?」



143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 11:49:19.29 ID:8lJ3nqCEO

御坂「口座って、銀行口座?」

上条「ああ…」

御坂「何でそんなのが差し押さえられるのよ?」

吹寄「まさか、貴様どんな借金背負ってるの?てか、何でそんな借金作ったのよ?」

上条「それには、深ーい訳がありまして…」

御坂「どんな訳よ?」




144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 11:53:22.52 ID:8lJ3nqCEO

上条「ほら、最近よく入院するだろ?」

吹寄「そうね。しょっちゅうしてるわね」

上条「その入院代がバカにならなくて…」

御坂「どんな頻度で入院してんのよ…」ハァ…



148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 11:56:48.19 ID:8lJ3nqCEO

上条「おまけに、保険の効かない手術等もありまして…」

上条「気づけば、病院代がえらい事に…」ペラッ…

吹寄「うわぁ…」

御坂「中々お目にかかれない数字の請求書ね…」



149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 12:02:44.47 ID:8lJ3nqCEO

上条「主治医の先生は別に出世払いで構わないって言ってくれるんだけど…」

御坂「それでも、アンタの生涯賃貸の何割にあたる数字ね…」

吹寄「貴様と結婚したら、間違いなく不幸になれるわね…」

上条「そこまで言うなよ…」トホホ…



151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 12:06:17.00 ID:8lJ3nqCEO

上条「この支払いを親にも言えず、悩んでいたら…」

御坂「口座を差し押さえられたって訳ね…」

上条「うん…」

吹寄「確かに」ペラリ

吹寄「はい、そうですかと出せる額じゃないわよね…」



153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 12:12:04.27 ID:8lJ3nqCEO

御坂「他の誰かに相談したの?」

上条「いや、誰にも…」

吹寄「相談しなさいよ…」ハァ…

上条「いや、係の人に、こんな事に他人を巻き込むのかって言われて…」

御坂「どんなヤクザよ、それ…」




155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 12:17:19.22 ID:8lJ3nqCEO

御坂「そもそも、何でそんなに入院してる訳よ?」

吹寄「確かに、そこのところが気になるわね」

上条「え~…」

御坂「ほら、ちゃっちゃっと話す!!」

上条「うーん…」

上条「なあ…、御坂、吹寄」

上条「お前ら、魔術って知ってるか?」



156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 12:23:28.75 ID:8lJ3nqCEO

御坂「魔術?」

吹寄「薮から棒に…」

上条「御坂は知ってるだろ、以前、黒いゴスロリ着た…」

御坂「あ~、何かいたわね変な能力者」

上条「アイツは魔術士なんだ」

御坂「そうなの?」

上条「ああ…」



158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 12:28:51.76 ID:8lJ3nqCEO

上条「俺はそういうのと、よく戦うんだが…」

吹寄「ストップ」

御坂「何?」

吹寄「何か、頭の悪い中二病患者といる感じなんだけど」

御坂「………」

上条「だから、相談出来なかったんだよ…!」



160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 12:33:01.84 ID:8lJ3nqCEO

上条「普通、こんな話しても、まともに取り合ってくれないって…」ポロポロ

御坂「何もマジ泣きしなくても…」

吹寄「いいから、続けなさい」

上条「ぐすん」



161: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 12:38:52.97 ID:8lJ3nqCEO

上条「そんな奴らと命がけで戦う度に怪我をして…」

吹寄「それでこんな額の請求書が来た訳?」

上条「ああ…」

吹寄「貴様」ハァ

吹寄「嘘ならもうちょっとちゃんとしたものをつきなさい」



162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 12:43:25.87 ID:8lJ3nqCEO

吹寄「大方、どっかのスキルアウトの抗争にでも関わってるんでしょ?だとしたら、自業自得よ」フンッ

上条「………」グスン

御坂「………えっと」



165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 12:50:19.96 ID:8lJ3nqCEO

上条「だから、嫌だったんだ…。どうせ嘘つきよばわりされるから…」グシュッ…

御坂「あー…。どういえば…」

上条「いいよ…。こんな話、分かってもらう方に無理があるんだから…」

御坂「え~と…」



166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 12:54:15.49 ID:8lJ3nqCEO

御坂「あの、私はちょっとぐらいなら…」

吹寄「よしなさい」

吹寄「こんな嘘を肯定してやっても、こいつの為にはならないわ」

上条「嘘じゃないもん…」



174: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 13:38:14.29 ID:8lJ3nqCEO

吹寄「さてと」ガタン

御坂「あの、どちらに?」

吹寄「決まっているでしょ?こいつのいるスキルアウトに話をつけにいくのよ」

上条「…は?」



175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 13:47:29.29 ID:8lJ3nqCEO

上条「いやいやいや、話が見えないですよ吹寄さん!?」

吹寄「何がよ?どうせ、貴様じゃろくに話も出来ないんでしょ?だから、私が代わりに言ってやるのよ」

上条「一体、何処の誰に言うつもりでせうか!?」

吹寄「貴様が言いなりになってるスキルアウトによ!!」

上条「だから、そんなのいないって!?」



176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 13:51:23.54 ID:8lJ3nqCEO

上条「ちょっと御坂、吹寄を止めてくれ!!」

吹寄「ちょっと、貴方。この馬鹿を放してくれない!?」

上条「んぎぎ」

吹寄「むぎぎ」

御坂「私はどうしたらいいんだろう?」オロオロ

「…何やってンだ、お前らァ?」



177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 13:57:53.29 ID:8lJ3nqCEO

上条「おっ、良いところに来た一方通行!こいつを止めてくれ!!」

吹寄「何見ず知らずの人に助けを求めてるのよ、貴様は!?」

上条「何ィ!?一方通行は見ず知らずの人じゃねーぞ!!むしろ、戦友だぞ!?」

一方「…人を勝手に戦友にすンなよ」ポリポリ

上条「んぎぎ」

吹寄「むぎぎ」



179: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 14:01:22.77 ID:8lJ3nqCEO

一方「つか、お前何やってンの?」

御坂「うるさい。こっちは風邪を押して来てんのよ」コホコホ

一方「そりゃご苦労さまで」

一方「んで、何やってンだァ?」



182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 14:05:40.35 ID:8lJ3nqCEO

御坂「…これの相談よ」ペラッ

一方「何だァ、こりゃ?」

御坂「病院からの請求書よ」

一方「ふゥん…」チラリ

一方「なンだ、端金じゃねェか?」

上条・吹寄「「!!!?」」



183: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 14:09:57.20 ID:8lJ3nqCEO

吹寄「これが端金だなんて!?」

上条「そういや、こういう奴だったよなぁ…」

一方「?どうした、お前らァ?」

御坂「アンタは、場の空気も一方通行なのね…」コホコホ



185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 14:22:18.18 ID:8lJ3nqCEO

吹寄「てか、貴方何者よ?」

一方「さっきから三下が言ってンだろうがァ。一方通行ってよォ」

吹寄「……」

上条「どうした吹寄、こめかみなんて押さえて?」

吹寄「貴様の周りは中二病患者だらけなのね…」

一方「誰が中二病だァ!?」

上条「そっちに反応するのかよ!?」



186: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 14:28:52.40 ID:8lJ3nqCEO

御坂「それより、早く何とかしてやってよ…。私、頭痛で…」ズキズキ

一方「チッ…。しゃーねーなァ」カチッ

一方「おい、三下ァ。そいつを放せ」

上条「お、おお」

吹寄「ようやく離したわねって、きゃあああ!?」ブワッ

上条「おい、一方通行!?」



188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 14:34:16.35 ID:8lJ3nqCEO

一方「オラよ」ヒョイッ

吹寄「………!?」ストン

一方「ちったあ落ち着いたか、ババア?」

吹寄「え、ええ…」

吹寄「貴方、まさか本物の…?」

一方「まァ、そういうこったァ」ニヤリ



189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 14:38:26.92 ID:8lJ3nqCEO

一方「ンで、これがその請求書って訳かァ?」ヒラヒラ

上条「ああ、そうだよ…」

一方「全く、テメーはァ…」





190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 14:41:14.18 ID:8lJ3nqCEO

一方「この程度の金、俺が建て替えてやンよ」

上条「マジですか!?」

一方「あァ、これで一個貸しだな三下ァ」

上条「一方通行…」



193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 14:45:42.02 ID:8lJ3nqCEO

吹寄「ちょっと、建て替えるって!?」

一方「こんなモン、ポケットマネーで十分だァ」

吹寄「信じられないわ…」

一方「なんなら、俺の通帳見るか?」パサッ

上条・吹寄「「うわぁ、ゼロがいっぱいだあ」」



197: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 14:52:18.35 ID:8lJ3nqCEO

一方「こんなモン幾らでも払ってやるからよォ、三下」

一方「くれぐれも無様な事はすンな。テメーはこの学園都市第一位を倒したンだからよォ…」

上条「一方通行…」



199: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 15:01:26.01 ID:8lJ3nqCEO

一方「そんじゃあ、こいつは建て替えとくからなァ」

上条「おい、本当にいいのか!?」

一方「気にすンな。万が一にもヒーローを餓死させる訳にはいかねーよ」

上条「何から何まで、すまない…」

一方「口座は二、三日で解除するようにしてやンよ」ガタッ

一方「そんじゃ、クソガキ待たしてるから帰るわ」




204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 15:06:53.92 ID:8lJ3nqCEO

一方「ああ、あとそれから」

上条「?」

一方「そっちの面倒は頼むわ」

上条「そっちって…」

御坂「チーン」ホカホカ

上条「御坂ああああ!!?」








吹寄「…話についていけない」



206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 15:15:14.66 ID:8lJ3nqCEO

―後日

上条「いやー、無事口座も再開されて、良かった良かった!」

御坂「これに懲りたら、やたら危ない事には首を突っ込まない事ね」

上条「はいはい、分かってますって。それよりも、お前はもう大丈夫なのか?」
御坂「ま、いざとなったら、アンタが運んでくれたらいいわけだし」

上条「おいおい…」

御坂「冗談よ」フフッ



207: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 15:19:37.66 ID:8lJ3nqCEO

吹寄「……」

上条「どうした吹寄?難しい顔して」

吹寄「全く、貴様は底が浅いんだか深いんだか、分からないわね」

上条「そうか?上条さんはこの通りですよ」



208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 15:26:27.14 ID:8lJ3nqCEO

吹寄「学園都市の最高位と仲が良いくせに、補習の常習犯…」

御坂「でも、周りが頭良いからって、本人が頭良いとは限らないじゃない?」
吹寄「それもそうね」

「「あははは!!」」

上条「…何か、遠回りに馬鹿って言われてる気がしませう…」




209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 15:32:42.68 ID:8lJ3nqCEO

……

土御門「よっ、上やん」

上条「何だ、土御門?」

土御門「実は手伝って欲しい事があるんだけどにゃ~」

上条「別に構わないけど」

土御門「さっすが、上やん!今回も宜しくたのむぜいっ!」



211: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 15:37:15.65 ID:8lJ3nqCEO

上条「ただし、条件があるっ」

土御門「ほほう、それは何かにゃ~?」

上条「今回からは、魔術関係のものに対しては、料金を貰う!!」

土御門「な、何ですとー!!」



213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 15:43:33.09 ID:8lJ3nqCEO

上条「…俺はこの力で金を儲けようとは思わない。でも、この力で負った傷で周り迷惑をかけたくないんだ…!」

土御門「…確かに、禁書目録は今だに入院中。これは俺達のせいでもあるな…」

土御門「…よし、分かった。その件は何とか上にかけあってみよう」

上条「土御門…!」





216: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 15:51:31.07 ID:8lJ3nqCEO

土御門「これまで、上やんの人の良さに甘えてただ働きさせてきたんだ。これ位はさせて貰うぜい」

上条「サンキューな、土御門…」

土御門「もし、奴らが難癖つけても、いざとなったら俺の報酬分からはらうぜい」

土御門「だから、上やんは安心して戦って欲しいにゃー」

上条「ああ、分かった!」



217: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 15:56:21.57 ID:8lJ3nqCEO

土御門「ところで上やん」

上条「何だ?」

土御門「一体どれくらい欲しい?」

上条「うーん、そうだなぁ…」

上条「これまで、考えた事なかったからなぁ…」



218: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 16:03:20.93 ID:8lJ3nqCEO

上条「時給800円位でスタートして見るか…」

土御門「………」

上条「………」

土御門「上やん」

上条「…はい?」

土御門「それは安すぎるぜい………」


終わり



221: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 16:07:15.33 ID:K0a1H9H80

乙ですぜ

敵魔術師をそげぶするだけの簡単なお仕事です(時給800円)ww



222: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/02/05(土) 16:15:59.89 ID:FN+aJUTo0

一仕事100万貰っても少ないくらいだよな



元スレ
上条「…インデックス、まだ生きてるか…」
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1296824360/