SS速報VIP:雪歩「千早ちゃんをつかまえてひどい目にあわせる」
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1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/10(金) 22:08:05.10 ID:BgQFklbP0
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1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/10(金) 22:08:05.10 ID:BgQFklbP0
千早「あの……萩原さん」
雪歩「どうしたの、千早ちゃん?」
千早「ちょっと、聞きたい事があるんだけど」
雪歩「うんうん、何かな?」
千早「どうして私は今、萩原さんに羽交い締めにされてるのかしら?」
雪歩「それはもちろん、千早ちゃんに逃げられないようにするためだよ」
千早「逃げられないように……?」
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2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/10(金) 22:11:26.14 ID:BgQFklbP0
雪歩「千早ちゃんって私より背が高いから、つかまえておくのが結構大変だな……」ガッチリ
千早「……萩原さん。私に何をする気なの?」
雪歩「うん。これから千早ちゃんを、ちょっとだけ酷い目にあわせちゃおうかなって思って」
千早「え!?」
雪歩「あ、別に痛いことするとかそういうのじゃないから、安心していいよ」
千早「そんなこと言われても、全然安心できないわ……」
雪歩「ほんのちょっと、千早ちゃんにイタズラをするだけだから」
千早「……どういうことかしら?」
雪歩「いっつもクールな千早ちゃんを、呼吸困難になるくらい笑わせちゃおうかな、って」
千早「笑わせる? 私を?」
雪歩「うん、そうだよ」
千早「何のために?」
雪歩「千早ちゃんってあんまり笑わないから、大笑いしたらどうなるのかなって思って」
千早「そう言われても、おかしくもないのに笑えるはずが――」
雪歩「アルミ缶の上にあるみかん」
千早「う!?」
雪歩「アルミ缶の上にあるみかん」
千早「……う……くっ………」
雪歩「アルミ缶の上にあるみ――」
千早「うひぅ、うく、うくくくくくくくっ!?」
雪歩「やっぱり笑った! 千早ちゃん、こういうのに弱いもんね」
千早「はひ、ひひひひひひ! ひゃ、ひゃひゃひゃひゃひゃ……」
雪歩「それじゃあ、続けて行くね?」
千早「ひぃひひひひ……ま、待って萩原さ――」
雪歩「ふとんが吹っ飛んだ―!」
千早「うきゃあ!? や、やめてあははははははははひひひひ!」
雪歩「ソーダ飲んで太ったそうだ!」
千早「うぶぅ! いぇひやひゃやひゃややや!」
千早「ダ、ダメよもうダメ――」
雪歩「タンスがむこうにあったんす!」
千早「くひぃ! あひひひひひははっははひゃふひゃめれえ!」
雪歩「やっぱり思った通りだった。千早ちゃんの笑い声って、すっごく可愛い……」
千早「ひゃ、ひゃぎわりゃしゃん! ひゃぎ、ひゃぎ!」
雪歩「あれ? もしかして千早ちゃん、私のこと呼んだ?」
千早「お、お願いだからストップ、一旦離して!」ジタバタ
雪歩「千早ちゃん、どうしたの? 急にそんなに慌てて?」
雪歩「うーんと……あと三分くらい、このままじゃダメ?」
千早「お願い萩原さん! 私さっきからずっと、行きたい場所があるの!」
雪歩「行きたい場所? それって、どこかな?」
千早「そ、それは……」
雪歩「それは?」
千早「……ええと……」
雪歩「?」
千早「その……」
雪歩「うんうん」
千早「あ、あの……」
雪歩「…………」
千早「…………」
雪歩「…………ふとんがふっと――」
千早「うぐっ!?」
千早「や、やめて! 言うから、今これ以上笑わせるのはやめて!」
雪歩「それじゃあ、どこに行きたいのか教えてほしいな」
千早「お、お手洗いよ! お手洗いに行きたいの!」
雪歩「ああ、そういうことだったんだ」
千早「……」カアァァ
雪歩「でも、ホントかなぁ?」
千早「え!?」
雪歩「ウソついて、私のダジャレ攻撃から逃げようとしてない?」
千早「そ、そんなことないわ! ちょっと、このままじゃ、本当に……」
雪歩「……今井さんが居間にいた」
千早「ちょ、ダメなの本当にぃひひひひひひひっひ!」
雪歩「あざとい杏美さん!」
千早「らめええええっ! もれちゃううううひひひひひひひひひっひひ!」
雪歩「……ふふっ、千早ちゃん可愛い」
千早「おねぎゃいはぎわらしゃん! たしゅけれよおほほほほほほ!」
雪歩「それじゃあ、次は――」
千早「ひゃひゃはひゃひゃひゃひゃ! ひぃあぁあひぃ!」
千早「もうらめぇ! トイレに、トイレにいいぃい!」
雪歩「うーん、残念だけどしょうがないかなぁ」ダキツキカイジョ
千早「はうあっ!?」トサッ
雪歩「はい、行ってらっしゃい千早ちゃん」
千早「は、はあ、はあ、はひはひはひ……」
雪歩「千早ちゃん、大丈夫?」
千早「はあはあはあ…………けほっ、だ、大丈夫よ……」
雪歩「……レタスがたくさんとれたっす」ボソ
千早「んぐひぃ!?」
千早「あふ、あふひひひぎゃあ!?」
雪歩「ほら千早ちゃん、早く行かないと大変なことになっちゃうよ?」
千早「はっ!? あ、あ、いやああああああ!?」ドタバタドタバタドタバタ
雪歩「行ってらっしゃい、千早ちゃん」
バタン
雪歩「……大丈夫かなぁ? 間に合うよね?」
数分後……
ガチャ
雪歩「あ、お帰り千早ちゃん。間に合った?」
千早「……ええ。おかげさまで!」ダッシュ
雪歩「え? はわわわわっ!?」
ガシッ
千早「……つかまえたわよ、萩原さん」
雪歩「ち、千早ちゃん……?」
千早「さっきは、よくも好き放題やってくれたわね……」
雪歩「や、やだなぁ千早ちゃん。ちょっとした冗談だよぉ」
千早「私は冗談抜きで、冷や汗モノだったわ」
雪歩「そ、そんなに怖い声を出さないでほしいな……」
雪歩(うう……千早ちゃんに両腕ごと抱きしめられて、全然動けないよぉ……)
千早「今からたっぷりと、お返しをしてあげるわ」
雪歩「あ、あの、お手柔らかにできないかな……?」
千早「遠慮しておくわ。今度は私が、萩原さんをたっぷりと笑わせてあげる」
雪歩「……!」ギクッ
雪歩「ち、千早ちゃんお願い! くすぐるのはやめて!」
千早「それも考えたけど、やられたことをやり返した方がもっと面白いわ」
雪歩「え? えーっと、それってもしかして――」
千早「ふとんが、ふっとんだー!」
雪歩「…………」
千早「ぷっ、くくっ……」
雪歩「…………」
千早「あ、あら?」
千早「どうして……はふっ、はひひひひ……」
雪歩「……隙ありですぅ」スルン
千早「え、あっ、しまった!?」
雪歩「すかさずもう一回羽交い締めぇ」ガシッ
千早「きゃあっ!?」
雪歩「ふふ、形成逆転だね」
千早「な、何で萩原さんは笑わないの?」
雪歩「えーっと……今のダジャレで大爆笑するの、千早ちゃんだけだと思うよ?」
千早「ウソ!?」
千早「そんなバカな……」
雪歩「ふとんがふっとんだ」
千早「はぶっ!? ま、待って萩原さん、ちょっと待って……」
雪歩「ふふふ、お茶漬けを片づける」
千早「んへひゃあ! ダメ、ダメだってばあははははははは!」
雪歩「電話に出んわー!」
千早「やめひぇええええっ! お、お腹が痛い! お腹いひゃいよぉ!」
雪歩「本っ当に千早ちゃんって可愛いよね! それじゃ次は、んーと……」
千早「ごめんなしゃい! 萩原しゃん、私、わらし死んじゃうううううぅぅぅぅぅ!」
その後千早は羽交い締めにされたまま、雪歩のダジャレ攻撃を10分以上受け続けたのでした。
おしまい
短いですが、以上になります。
読んでくれた方、ありがとうございました。
素晴らしい
おつなの
乙
この二人いいね!
元スレ
SS速報VIP:雪歩「千早ちゃんをつかまえてひどい目にあわせる」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1368191284/
雪歩「千早ちゃんって私より背が高いから、つかまえておくのが結構大変だな……」ガッチリ
千早「……萩原さん。私に何をする気なの?」
雪歩「うん。これから千早ちゃんを、ちょっとだけ酷い目にあわせちゃおうかなって思って」
千早「え!?」
雪歩「あ、別に痛いことするとかそういうのじゃないから、安心していいよ」
千早「そんなこと言われても、全然安心できないわ……」
3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/10(金) 22:14:32.77 ID:BgQFklbP0
雪歩「ほんのちょっと、千早ちゃんにイタズラをするだけだから」
千早「……どういうことかしら?」
雪歩「いっつもクールな千早ちゃんを、呼吸困難になるくらい笑わせちゃおうかな、って」
千早「笑わせる? 私を?」
雪歩「うん、そうだよ」
千早「何のために?」
雪歩「千早ちゃんってあんまり笑わないから、大笑いしたらどうなるのかなって思って」
4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/10(金) 22:17:21.22 ID:BgQFklbP0
千早「そう言われても、おかしくもないのに笑えるはずが――」
雪歩「アルミ缶の上にあるみかん」
千早「う!?」
雪歩「アルミ缶の上にあるみかん」
千早「……う……くっ………」
雪歩「アルミ缶の上にあるみ――」
千早「うひぅ、うく、うくくくくくくくっ!?」
5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/10(金) 22:20:54.12 ID:BgQFklbP0
雪歩「やっぱり笑った! 千早ちゃん、こういうのに弱いもんね」
千早「はひ、ひひひひひひ! ひゃ、ひゃひゃひゃひゃひゃ……」
雪歩「それじゃあ、続けて行くね?」
千早「ひぃひひひひ……ま、待って萩原さ――」
雪歩「ふとんが吹っ飛んだ―!」
千早「うきゃあ!? や、やめてあははははははははひひひひ!」
雪歩「ソーダ飲んで太ったそうだ!」
千早「うぶぅ! いぇひやひゃやひゃややや!」
6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/10(金) 22:24:02.80 ID:BgQFklbP0
千早「ダ、ダメよもうダメ――」
雪歩「タンスがむこうにあったんす!」
千早「くひぃ! あひひひひひははっははひゃふひゃめれえ!」
雪歩「やっぱり思った通りだった。千早ちゃんの笑い声って、すっごく可愛い……」
千早「ひゃ、ひゃぎわりゃしゃん! ひゃぎ、ひゃぎ!」
雪歩「あれ? もしかして千早ちゃん、私のこと呼んだ?」
千早「お、お願いだからストップ、一旦離して!」ジタバタ
雪歩「千早ちゃん、どうしたの? 急にそんなに慌てて?」
7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/10(金) 22:27:49.55 ID:BgQFklbP0
雪歩「うーんと……あと三分くらい、このままじゃダメ?」
千早「お願い萩原さん! 私さっきからずっと、行きたい場所があるの!」
雪歩「行きたい場所? それって、どこかな?」
千早「そ、それは……」
雪歩「それは?」
千早「……ええと……」
雪歩「?」
9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/10(金) 22:30:35.03 ID:BgQFklbP0
千早「その……」
雪歩「うんうん」
千早「あ、あの……」
雪歩「…………」
千早「…………」
雪歩「…………ふとんがふっと――」
千早「うぐっ!?」
11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/10(金) 22:33:54.34 ID:BgQFklbP0
千早「や、やめて! 言うから、今これ以上笑わせるのはやめて!」
雪歩「それじゃあ、どこに行きたいのか教えてほしいな」
千早「お、お手洗いよ! お手洗いに行きたいの!」
雪歩「ああ、そういうことだったんだ」
千早「……」カアァァ
雪歩「でも、ホントかなぁ?」
千早「え!?」
雪歩「ウソついて、私のダジャレ攻撃から逃げようとしてない?」
12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/10(金) 22:37:23.57 ID:BgQFklbP0
千早「そ、そんなことないわ! ちょっと、このままじゃ、本当に……」
雪歩「……今井さんが居間にいた」
千早「ちょ、ダメなの本当にぃひひひひひひひっひ!」
雪歩「あざとい杏美さん!」
千早「らめええええっ! もれちゃううううひひひひひひひひひっひひ!」
雪歩「……ふふっ、千早ちゃん可愛い」
千早「おねぎゃいはぎわらしゃん! たしゅけれよおほほほほほほ!」
雪歩「それじゃあ、次は――」
千早「ひゃひゃはひゃひゃひゃひゃ! ひぃあぁあひぃ!」
13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/10(金) 22:40:31.11 ID:BgQFklbP0
千早「もうらめぇ! トイレに、トイレにいいぃい!」
雪歩「うーん、残念だけどしょうがないかなぁ」ダキツキカイジョ
千早「はうあっ!?」トサッ
雪歩「はい、行ってらっしゃい千早ちゃん」
千早「は、はあ、はあ、はひはひはひ……」
雪歩「千早ちゃん、大丈夫?」
千早「はあはあはあ…………けほっ、だ、大丈夫よ……」
雪歩「……レタスがたくさんとれたっす」ボソ
千早「んぐひぃ!?」
14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/10(金) 22:43:43.24 ID:BgQFklbP0
千早「あふ、あふひひひぎゃあ!?」
雪歩「ほら千早ちゃん、早く行かないと大変なことになっちゃうよ?」
千早「はっ!? あ、あ、いやああああああ!?」ドタバタドタバタドタバタ
雪歩「行ってらっしゃい、千早ちゃん」
バタン
雪歩「……大丈夫かなぁ? 間に合うよね?」
15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/10(金) 22:47:01.93 ID:BgQFklbP0
数分後……
ガチャ
雪歩「あ、お帰り千早ちゃん。間に合った?」
千早「……ええ。おかげさまで!」ダッシュ
雪歩「え? はわわわわっ!?」
ガシッ
千早「……つかまえたわよ、萩原さん」
雪歩「ち、千早ちゃん……?」
千早「さっきは、よくも好き放題やってくれたわね……」
17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/10(金) 22:51:45.94 ID:BgQFklbP0
雪歩「や、やだなぁ千早ちゃん。ちょっとした冗談だよぉ」
千早「私は冗談抜きで、冷や汗モノだったわ」
雪歩「そ、そんなに怖い声を出さないでほしいな……」
雪歩(うう……千早ちゃんに両腕ごと抱きしめられて、全然動けないよぉ……)
千早「今からたっぷりと、お返しをしてあげるわ」
雪歩「あ、あの、お手柔らかにできないかな……?」
千早「遠慮しておくわ。今度は私が、萩原さんをたっぷりと笑わせてあげる」
雪歩「……!」ギクッ
18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/10(金) 22:55:28.51 ID:BgQFklbP0
雪歩「ち、千早ちゃんお願い! くすぐるのはやめて!」
千早「それも考えたけど、やられたことをやり返した方がもっと面白いわ」
雪歩「え? えーっと、それってもしかして――」
千早「ふとんが、ふっとんだー!」
雪歩「…………」
千早「ぷっ、くくっ……」
雪歩「…………」
千早「あ、あら?」
20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/10(金) 23:02:33.93 ID:BgQFklbP0
千早「どうして……はふっ、はひひひひ……」
雪歩「……隙ありですぅ」スルン
千早「え、あっ、しまった!?」
雪歩「すかさずもう一回羽交い締めぇ」ガシッ
千早「きゃあっ!?」
雪歩「ふふ、形成逆転だね」
千早「な、何で萩原さんは笑わないの?」
雪歩「えーっと……今のダジャレで大爆笑するの、千早ちゃんだけだと思うよ?」
千早「ウソ!?」
21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/10(金) 23:05:27.85 ID:BgQFklbP0
千早「そんなバカな……」
雪歩「ふとんがふっとんだ」
千早「はぶっ!? ま、待って萩原さん、ちょっと待って……」
雪歩「ふふふ、お茶漬けを片づける」
千早「んへひゃあ! ダメ、ダメだってばあははははははは!」
雪歩「電話に出んわー!」
千早「やめひぇええええっ! お、お腹が痛い! お腹いひゃいよぉ!」
雪歩「本っ当に千早ちゃんって可愛いよね! それじゃ次は、んーと……」
千早「ごめんなしゃい! 萩原しゃん、私、わらし死んじゃうううううぅぅぅぅぅ!」
その後千早は羽交い締めにされたまま、雪歩のダジャレ攻撃を10分以上受け続けたのでした。
おしまい
22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/10(金) 23:06:04.63 ID:BgQFklbP0
短いですが、以上になります。
読んでくれた方、ありがとうございました。
23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/10(金) 23:26:45.84 ID:SgdQRs4x0
素晴らしい
おつなの
25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/11(土) 01:37:26.44 ID:sApHD1E+O
乙
この二人いいね!
SS速報VIP:雪歩「千早ちゃんをつかまえてひどい目にあわせる」
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