※欲望のままに書いた蛇足・キャラ崩壊かも・良くない肉食P

関連(してるようであんまりしてない)前作:モバP「あの人のお弁当」
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2: ◆pdkDwyOMVs 2014/02/04(火) 22:41:45.57 ID:NyNDUJkVo


ちひろ「ええ。ここのところ、皆作ってくるようになって」

凛「……、知らなかった」

ちひろ「凛ちゃん、最近ライブのせいでてんてこ舞いでしたからねー。
    知らなくてもしょうがないですよ」

凛「何かあったんですか?」

ちひろ「あの人、いつもお昼になってからコンビニにご飯を買いに走るんですよ。
    忙しい時は抜いてることもありますし。 
    
    それでこの間、『ちゃんと昼食は摂ってくださいね』
    って釘を刺してたところを聞いてた子がいたみたいで、
    それ以来じわじわと広がってるみたいなんですよ、お弁当ブームが」

凛「ふーん、そっか。……日替わりで一人一人持って行ったり?」

ちひろ「いえ、皆自由にやってますよ。
    そのせいか、昨日なんか3つのお弁当箱を前にして焦ってました。
    結局全部ちゃんと食べてたみたいですけど」

凛「プロデューサー、結構食べるんだね」

ちひろ「まあ、女の子の作る弁当ですから、量より質なんですよね。
    あの人年がら年中忙しくしてますから、カロリー消費は多い方でしょうし」

凛「なるほど」




3: ◆pdkDwyOMVs 2014/02/04(火) 22:42:39.50 ID:NyNDUJkVo


ちひろ「あ、でも」

凛「?」

ちひろ「さすがにそろそろ音を上げるかもしれませんねぇ。何しろここ一週間ずっとですから」

凛「……するなら急いだほうがいい、ってことですか」

ちひろ「そういうことです」





4: ◆pdkDwyOMVs 2014/02/04(火) 22:43:28.00 ID:NyNDUJkVo


凛「そっか。教えてくださって、ありがとうございます。
  ……でも、いいんですか?」

ちひろ「何が?」

凛「その……色々と、よくないんじゃないかな、って」

ちひろ「大丈夫ですよ、それくらい。
    他の子のも見逃して来ましたし、ばれないようにやってくれれば」

凛「ばれないように……」

ちひろ「ええ。
    凛ちゃんだって、日頃の感謝の気持ちとか、Pさんに伝えたいでしょう?
    いい機会だし、あんまり考えずにやってみたら?
    (あの人も喜ぶでしょうし、ね)」

凛「……はい。
  アドバイス、ありがとうございます。
  ちょっと頑張ってみます」

ちひろ「はい、頑張ってくださいねー」




5: ◆pdkDwyOMVs 2014/02/04(火) 22:44:04.04 ID:NyNDUJkVo


凛「(お弁当、か。
   料理は出来ないわけじゃないけど、私より上手い子なんていっぱいいるだろうし。
   そういう子とタイミングが重なったとして、はたして……
   
   なにか、他の道も考えたほうがいいかも知れないかな)」

凛「ただいま。
  お母さん、ちょっとお願いがあるんだけど……」





6: ◆pdkDwyOMVs 2014/02/04(火) 22:50:16.43 ID:NyNDUJkVo


---

凛「おはよう、プロデューサー」

P「おお、凛か。おはよう。今日はちょっと遅目だな」

凛「(プロデューサーのデスクの上には……既に、可愛らしい包みが二つ。
   今日は諦めたほうがいいかな……)
  あのさ、それって」

P「ん、もしかして凛も、お弁当作ってきてくれてたりするのか?」

凛「えっ?えっと、私は別に……
  噂では聞いてたけどね」

P「そっか……」




8: ◆pdkDwyOMVs 2014/02/04(火) 22:51:11.28 ID:NyNDUJkVo


凛「でも、そのかわりに、これ」

ゴトッ

P「……水筒?」

凛「うちの花屋でさ、ガーデニング用品とかと一緒に食用のハーブなんかも仕入れてるんだ。
  ……だから、それを使って、お母さんに教えてもらってハーブティーを入れてみたの。
  
  昔からお母さんがお父さんのためによく作るやつだから、味は保証するよ。
  水筒だから少し風味が落ちちゃってるだろうけどね」

P「おお……」

凛「いつもお世話になってるから、感謝の気持ちだと思って。
  苦手だったら、捨てちゃっていいから」





9: ◆pdkDwyOMVs 2014/02/04(火) 22:52:07.65 ID:NyNDUJkVo


P「いや、……すごく嬉しい。
  ありがたく飲ませてもらうよ。
 
因みに、どんなハーブで作ったんだ?
  俺、そういうの詳しくないからさ」

凛「えっと、
  レモングラスとレモンバームをベースに、ペパーミントを少し、だったかな。
  食後の一服や、気分転換に頭をスッキリさせるのにいいんだって。
  少しハチミツを混ぜてあるから、苦味も薄くなってると思う」

P「そっか、確かにレモンのいい香りがするな」

凛「あんまりいっぺんに飲むとお腹が緩くなるから、気をつけてね」

P「了解」




10: ◆pdkDwyOMVs 2014/02/04(火) 22:53:05.08 ID:NyNDUJkVo


凛「じゃあ、レッスン行ってくるから」

P「ああ、ありがとうな。それと……」

凛「……何?」

P「いや、なんでもない。帰りにまた事務所に寄ってくれ」

凛「分かった。回収しに寄るね」

凛「(お弁当は……渡せなかったな。自分で、食べちゃおう)」





11: ◆pdkDwyOMVs 2014/02/04(火) 22:54:14.27 ID:NyNDUJkVo


---

凛「ただいまー」

P「お帰り。ハーブティー、美味しかったよ。助かった。
  おかげで仕事がはかどった気がするよ」

凛「どういたしまして。口に合ったみたいで良かったよ、ふふっ」

P「おお。最近はなんだかんだ外側から食生活が改善されている気がするなぁ……」

凛「……いいことだと、思うよ。
  お弁当はちゃんと食べた?」

P「ん、ああ。
  ちゃんと綺麗に洗って返したよ。今日は凛が最後だったな」

凛「そっか」





12: ◆pdkDwyOMVs 2014/02/04(火) 22:55:48.19 ID:NyNDUJkVo


P「あのさ、凛は……作ってくれたりしないのかな、なんて」

凛「えっ?」

P「ここのところ誰かしらお弁当を作ってくれるからさ。
 
  朝俺のところに来た時に、もしかしたら凛も、って思ったんだ。
  いや、ハーブティーも充分嬉しかったんだけどな」

凛「……」


P「ゴメンな、言うべきじゃなかったかも知れない。忘れt」

凛「食べたい?」

P「勿論」

凛「分かった、なら今度作ってくる」






13: ◆pdkDwyOMVs 2014/02/04(火) 22:57:05.51 ID:NyNDUJkVo


P「……えっ、いいのか?」

凛「うん。
  でも、明日から学校だから、次の土曜日でもいいかな」

P「作ってくれるんだったら、いつだって嬉しいよ。
  期待していいか?」

凛「うん、頑張ってみる。
  ……何か、食べたいものってある?」

P「食べたいものか……うーむ。
  いや、ハンバーグと生姜焼きが好きなんだけど、皆が皆作ってくれるから正直食傷気味でな」

凛「……そっか。
  そういうことは、遠慮せずにちゃんと言ったほうがいいと思うよ」

P「作ってくれただけで感謝してるんだから、言えないよ」

凛「……それもそうだね。
  じゃあ、私にはちゃんと『食べたいもの』をリクエストしてね、プロデューサー。
  そんなに自信があるわけじゃないけど、頑張って作るから」

P「ありがとう。じゃあ、お言葉に甘えて。
  できれば――」





14: ◆pdkDwyOMVs 2014/02/04(火) 23:10:11.57 ID:NyNDUJkVo

15: ◆pdkDwyOMVs 2014/02/04(火) 23:12:56.95 ID:NyNDUJkVo


---

凛「はい、お弁当」

P「おお……、開けてみてもいいか?」

凛「リクエスト通りに作ったから、あんまり面白くないかも知れないけどね」

P「そんなこと無いよ。あ、こっちの水筒は」

凛「今日はハーブティーじゃないんだ、それ」

P「何?」

凛「……お味噌汁、作ってみたの。口に合うかわからないけど」

P「なるほど……」

凛「じゃあ、また帰りに寄るから」

P「おう、ありがとうな」





16: ◆pdkDwyOMVs 2014/02/04(火) 23:14:28.58 ID:NyNDUJkVo


---

凛「ただいまー」

P「お帰り」

凛「……どう、だった?」

P「美味かった。毎日だって食べたいぐらいだ」

凛「そっか、ありがとう。それなら良かったよ」

P「それでだな……」

凛「いいよ別に。美味しく食べてくれただけで、すごく嬉しいから」





17: ◆pdkDwyOMVs 2014/02/04(火) 23:15:34.78 ID:NyNDUJkVo


P「いや、そうじゃなくて。
  今度また作ってくれないか?」

凛「……えっ?」

P「これは完全に俺のワガママだからさ、嫌なら聞かなくてもいい。
  でも、また食べたいんだ。

  できたら、今度は凛と一緒の時に」





18: ◆pdkDwyOMVs 2014/02/04(火) 23:16:34.96 ID:NyNDUJkVo


凛「! ……それって」

P「ああ。自分の言ってる事の意味ぐらいわかってる。
  今は、口にしちゃいけない事だってあるから、こんな言葉だけど」

凛「……」

P「だから、さ。
  今度のオフの日に、お弁当を持って近くの公園にでも行かないか。
  ちゃんと変装して。
  ハナコを連れて散歩でもいいし、後で買い物に回ったっていい。
  一日、一緒に居てくれないかな」

凛「……うん」




fin.




19: ◆pdkDwyOMVs 2014/02/04(火) 23:18:30.50 ID:NyNDUJkVo


終了です。
凛ちゃんと公園デートしたい

前作を書いた結果『上辺のキャラしか知らないにわか』とか言われててつらたん
気にしなきゃいいんだろうけど、嫁SSでそう言われると凹む


……冷静に考えて見ると、
今まで書いた6本中5本、まだ書き溜め程度/未満のネタの8割方に凛が登場しているという内訳だった
多分そのせいもあって、毎回「他と違う感じで」「新たな側面を」「ネタが被らないように」
を意識しすぎた結果としてキャラがぶれている可能性。


……ごめんなさい、全部私が悪いです。
しばらく凛ちゃんの出るSSは自重します

HTML化依頼行ってきます





20: 以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします 2014/02/04(火) 23:28:11.32 ID:kIMGVEBXo

乙!



元スレ
SS速報VIP:凛「あの人へのお弁当?」
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