1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/21(水) 23:57:37.36 ID:O5bBo81t0
幼「そんなつもりはなかったのに」
幼「こっそり男の部屋に来て驚かせてやろうとコタツに潜り込んだだけなのに」
幼「コタツに囚われてしまうとは…!」ヌクヌク
男「…何してんだお前」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/22(木) 00:00:55.33 ID:z6hVS9ru0
幼「あ、男。お邪魔してるよ」
男「見りゃ分かる」
幼「で、ちょっとお願いがあるんだけどさ」
男「なんだ?」
幼「机の上のみかんをとってくれないかな」ヌクヌク
男「いや、コタツから出ろよ。上半身だけでいいから」
幼「ムリだね。大阪が都になるくらい」ヌクヌク
男「完全にこたつむりになってやがる…」
男「つーか、人の家に勝手に入っといて、その家の人間にみかんをとらせるって、どんな神経してんの?」
幼「やだなぁ、私と君の仲じゃないか」
男「親しき中にも礼儀ありって言葉があってだな…」
幼「わかったよ。わかったから早くみかんをとって」
男「絶対分かってないね。その言い方は」ヒョイッ
幼「でもなんだかんだとってくれるのが男だよね~」
男「コレは俺が食べるんだ」
幼「…」ジッ
男「止めろ!上目遣いでこっちを見るな!」
幼「♪~」モグモグ
男「くっ…この敗北感はなんなんだ…」
幼「男ったら単純だもんね~」
男「それは否めないな」
幼「上目遣いでイチコロだなんて、まだまだ修行が足りないね」
男「お前の顔が可愛いのがいけないんだ。俺は悪くない」
幼「かっ、かわっ…!!」カァァ
男「ん?どうした?」
幼「なんでもないっ!」バフッ
男(コタツに潜ってしまった…)
男「どぉしたんですか~幼さ~ん。まさか可愛いって言われて照れてるんですかぁ~?」
男「やっぱりあなたも進歩してないんですねぇ~」
幼「くっ…!私がコタツから出れないことをいいことに!」ニュッ
男(顔だけ出てきた)
幼「そのニヤケ顔ムカつくなぁ…」
男「コタツから出れない幼なんて怖くないからな」
幼「…」
男「ぎゃぁぁぁ!みかんの汁が目にッ…!」
男「ねーわ…マジねーわ…」
幼「調子に乗った罰だね」
男「お前…コタツの電源が俺の目の前にあることをよく覚えておくんだな」
幼「マジすいませんでした」
男「分かればいいんだ分かれば」
幼「で、もう一個みかんとってくれない?」
男「…」
幼「…あっ」
男「?」
幼「トイレに行きたい、かも」
男「かもって…行ってくりゃいいだろ」
幼「コタツから出て?ムリムリ、死んじゃうよ」
男「いや、行かない方がマズいだろ…」
幼「男~代わりに行って来て」
男「仕方ねぇな…」
男「いや、無理だろう」
幼「ですよねー」
幼「あー…これは本格的にきてるわ」
男「男の前でそんなこと言うもんじゃありません」
幼「別に男だしいいよ…男らしくもないし」
男「女々しいって言いたいの?電源きってやろうか?」
幼「冗談だよー嫌だなーもう」
男「調子がいいことで…」
幼「うー…トイレに行きたい。けど、コタツから出たくない」
男「もういっそコタツに入りながら行けよ。めんどくさい」
男「冗談だから!冗談だからコタツごと動こうとしないで!」
幼「うわー寒い寒い!」←結局行ってきた
幼「温もりはどこだー!ここか!」ギュッ
男「…なにしてんスか」
幼「えへへー男、あったかいねー」ギュー
男「そりゃコタツに入ってるからな…」
幼「でもやっぱ足りないね。コタツじゃなきゃあ」モゾモゾ
男「…なにしてんスか」
幼「男の前に入っただけですが?」ニュッ
男「ここが…ここが桃源郷か…」
幼「遠い目をしている…」
幼「おーい、帰ってこーい」ツンツン
男「はっ…俺としたことが、いかんいかん…で、なんだ?」
幼「喉乾いた」
男「みかんで水分補給しろ」
幼「飽きたー」
男「…お前なぁ」
幼「お茶がいいな。あったかいの」
男「へいへい…まったく、面倒くさいヤツだ」
幼「でもなんやかんややってくれる男マジ天使」
男「俺が飲むんだよ。お前は香りを楽しめ」
幼「あんまりだ!」
男「ほら、お茶淹れてやったぞ」
幼「ありがとー」
男「飲んで良いとは言ってないぞ?」
幼「私の為に淹れてくれたんだよね?男はやさしいなぁ」ギュー
男「卑怯だ!こんなの勝てるわけないよ!」
男「よっと…」モゾモゾ
ゲシッ
幼「むっ…」
ゲシッ
男「いてっ」
男「…」
幼「…」
男「この野郎っ」ゲシゲシ
幼「何すんだ童貞野郎!」ゲシゲシ
男「どどどど童貞ちゃうわ」ゲシゲシ
幼「ひゃっ…!」ビクッ
男「あ…ゴメン」
幼「こなくそっ!」ゴンッ
ぎゃあああああああぁぁ…
男「金的って…金的ってお前…」
幼「変なところ触った罰だよ!」
男「確かに悪かったが…もっと他にやりようがあったと思うんだ…」
幼「…そ、そんなに痛かった?」
男「喋るのも億劫なくらい…」
幼「ご、ゴメンね?やりすぎちゃったよね?」オロオロ
男「オロオロする幼馴染が可愛いので不問とします」シャキーン
幼「か、かわっ!///」バフッ
男「あれ、これなんかデジャヴ?」
幼「あったかいね~…」
男「だなぁ…」
男「…そういや、なんで今日は来たんだ?何か用でもあったのか?」
幼「用がなきゃダメな仲でもないでしょ」
男「え?何も無いの?」
幼「強いて言うなら…男に会いたかったから?」
男「…」
幼「…ち、ちょっと、黙らないでよ///」
男「何なの?俺こんな幸せでいいの?もしかしてもうすぐ俺死ぬの?」
幼「ほ、ほら…最近忙しくてあんまり会えなかったじゃん?」
男「そうかー?確かに学校では会わないけど、登校の時はいうも一緒だったろ」
幼「それでも、何時もよりは少なかったでしょ?」
男「まぁなー」
幼「だ、だから、私にあんまり会えないから男が寂しくしてるんじゃないかなーと思って…」
男「気の利く幼馴染さんはわざわざ俺の家に来てくれた、と」
幼「そ、そういうこと」
男「幼馴染は可愛いなぁ!」
幼「だ、だからそれやめろー!」
男「なんなの?抱きつくのは兵器なのに面と向かって可愛いって言われるのはダメなの?」
幼「それとこれとはワケが違うんだよ…つーか漢字間違ってない?」
男「いや、間違ってはいない」
幼「そ、そうなの?」
----
幼「…zzz」
男「ふー寒い寒い」ガチャ
男「…ん?なんだ、寝ちまったのか」
男「おーい、起きろ。そのまま寝たら風邪ひくぞー」
幼「うー…ん?」
男「もう7時だぞ。そろそろ帰れ」
幼「ふぁぁ…もうそんな時間なの?」
男「あぁ」
幼「えー、外寒いー出たくないー」ヌクヌク
男「こいつ…」
男「仕方ない。かくなる上は…」
カチッ
幼「あー!電源切ったな!」
男「さもなきゃ出てこないだろ?ホラホラ」
幼「むー…仕方ないなぁ」
幼「よっこいしょういち」ムクッ
男「…」
幼「ひゃーやっぱり寒い!」ダキッ
男「うぉっ!またかよっ!」
幼「男の温もりを感じる…」ギュー
男「はいはい」
幼「なんか反応薄いよねー。残念」
男(実はいっぱいいっぱいだけどな)
男「ほら、荷物持って上着着て帰れ」
幼「えー?離れたくない。このまま送って?」
男「無茶言うなよ…望むところだけど」
幼「冗談だよー冗談」パッ
男「なんだ、離れられるじゃないか。ジーザス」
幼「流石にねぇ」
幼(これ以上くっついてるとホントに離れられなくなりそうだし)
----
幼「じゃあねー男」
男「おう」
ガチャ
幼「ひゃー寒い!」
男「気をつけてな」
幼「わかってるよー。子どもじゃないし」
男「どうだかなー」
幼「それはどう言う意味かな?」
男「どうだかなー」
幼「もう…ふふっ」
男「…なぁ、幼」
幼「ん?何?」
男「今日はヤケにくっついてきたけど、何かあったのか?」
幼「どういう意味?」
男「いや、いつもはそこまでベッタリしてこないから、嫌なことでもあったのかなー…と」
幼「…ふふっ」
男「…何だよ」
幼「心配してくれてありがと。でも、私は大丈夫だよ」
男「そうか…ならいいけど」
幼「…」ギュッ
男「お、おい?」
幼「ホントはね、最近あんまり男と話してなかったから、ちょっと寂しかったんだ」
幼「でも改まってそんなこと言うのも変だし、突然お邪魔しちゃったんだ」
幼「迷惑だった…?」
男「まさか。だったら追い出してるよ」ナデナデ
幼「ひゃっ…///」
男「まったく。毎朝会ってるのに変なヤツだな。なら毎日俺ん家に来ればいいのに」
幼「い、いいの?」
男「そんなの気にするような仲じゃないって言ったの、お前だぞ」
男「あ、でもコタツは仕舞おうかな。お前をひっぺがすの面倒だし」
幼「そ、そんな殺生な…」
男「冗談だよ。冗談」
幼「もう…えへへ」
男「お、元気出たか?」
幼「うん。ありがと、男」
男「ん。それより、早く帰らないとホントに風邪ひくぞ?」
幼「そだね」パッ
幼「じゃね、男」
男「おう。また明日な」
幼「…っと、そうだ。忘れ物してた」
男「え?なんかあったっ…け」
チュッ
男「…え?」
幼「それじゃ、今度こそバイバイ!」ダダダ
男(は、走っていってしまった…)
それからというもの、俺の家にはたびたび幼馴染が来るようになった。別れ際の出来事をまるで気にしていない様だった
俺だけ意識してバカみたいじゃん…と思いながら、喜んでいる俺であった
おわり
行き当たりばったりでスマソ。アイディアを出してくれた人はありがとね
では、おやすみなさい
乙
元スレ
幼馴染「うかつだった…」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1353509857/
幼「あ、男。お邪魔してるよ」
男「見りゃ分かる」
幼「で、ちょっとお願いがあるんだけどさ」
男「なんだ?」
幼「机の上のみかんをとってくれないかな」ヌクヌク
男「いや、コタツから出ろよ。上半身だけでいいから」
幼「ムリだね。大阪が都になるくらい」ヌクヌク
男「完全にこたつむりになってやがる…」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/22(木) 00:05:16.47 ID:z6hVS9ru0
男「つーか、人の家に勝手に入っといて、その家の人間にみかんをとらせるって、どんな神経してんの?」
幼「やだなぁ、私と君の仲じゃないか」
男「親しき中にも礼儀ありって言葉があってだな…」
幼「わかったよ。わかったから早くみかんをとって」
男「絶対分かってないね。その言い方は」ヒョイッ
幼「でもなんだかんだとってくれるのが男だよね~」
男「コレは俺が食べるんだ」
幼「…」ジッ
男「止めろ!上目遣いでこっちを見るな!」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/22(木) 00:11:41.58 ID:z6hVS9ru0
幼「♪~」モグモグ
男「くっ…この敗北感はなんなんだ…」
幼「男ったら単純だもんね~」
男「それは否めないな」
幼「上目遣いでイチコロだなんて、まだまだ修行が足りないね」
男「お前の顔が可愛いのがいけないんだ。俺は悪くない」
幼「かっ、かわっ…!!」カァァ
男「ん?どうした?」
幼「なんでもないっ!」バフッ
男(コタツに潜ってしまった…)
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/22(木) 00:16:41.31 ID:z6hVS9ru0
男「どぉしたんですか~幼さ~ん。まさか可愛いって言われて照れてるんですかぁ~?」
男「やっぱりあなたも進歩してないんですねぇ~」
幼「くっ…!私がコタツから出れないことをいいことに!」ニュッ
男(顔だけ出てきた)
幼「そのニヤケ顔ムカつくなぁ…」
男「コタツから出れない幼なんて怖くないからな」
幼「…」
男「ぎゃぁぁぁ!みかんの汁が目にッ…!」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/22(木) 00:22:33.36 ID:z6hVS9ru0
男「ねーわ…マジねーわ…」
幼「調子に乗った罰だね」
男「お前…コタツの電源が俺の目の前にあることをよく覚えておくんだな」
幼「マジすいませんでした」
男「分かればいいんだ分かれば」
幼「で、もう一個みかんとってくれない?」
男「…」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/22(木) 00:25:56.12 ID:z6hVS9ru0
幼「…あっ」
男「?」
幼「トイレに行きたい、かも」
男「かもって…行ってくりゃいいだろ」
幼「コタツから出て?ムリムリ、死んじゃうよ」
男「いや、行かない方がマズいだろ…」
幼「男~代わりに行って来て」
男「仕方ねぇな…」
男「いや、無理だろう」
幼「ですよねー」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/22(木) 00:30:25.02 ID:z6hVS9ru0
幼「あー…これは本格的にきてるわ」
男「男の前でそんなこと言うもんじゃありません」
幼「別に男だしいいよ…男らしくもないし」
男「女々しいって言いたいの?電源きってやろうか?」
幼「冗談だよー嫌だなーもう」
男「調子がいいことで…」
幼「うー…トイレに行きたい。けど、コタツから出たくない」
男「もういっそコタツに入りながら行けよ。めんどくさい」
男「冗談だから!冗談だからコタツごと動こうとしないで!」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/22(木) 00:36:45.34 ID:z6hVS9ru0
幼「うわー寒い寒い!」←結局行ってきた
幼「温もりはどこだー!ここか!」ギュッ
男「…なにしてんスか」
幼「えへへー男、あったかいねー」ギュー
男「そりゃコタツに入ってるからな…」
幼「でもやっぱ足りないね。コタツじゃなきゃあ」モゾモゾ
男「…なにしてんスか」
幼「男の前に入っただけですが?」ニュッ
男「ここが…ここが桃源郷か…」
幼「遠い目をしている…」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/22(木) 00:42:15.78 ID:z6hVS9ru0
幼「おーい、帰ってこーい」ツンツン
男「はっ…俺としたことが、いかんいかん…で、なんだ?」
幼「喉乾いた」
男「みかんで水分補給しろ」
幼「飽きたー」
男「…お前なぁ」
幼「お茶がいいな。あったかいの」
男「へいへい…まったく、面倒くさいヤツだ」
幼「でもなんやかんややってくれる男マジ天使」
男「俺が飲むんだよ。お前は香りを楽しめ」
幼「あんまりだ!」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/22(木) 00:48:28.02 ID:z6hVS9ru0
男「ほら、お茶淹れてやったぞ」
幼「ありがとー」
男「飲んで良いとは言ってないぞ?」
幼「私の為に淹れてくれたんだよね?男はやさしいなぁ」ギュー
男「卑怯だ!こんなの勝てるわけないよ!」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/22(木) 00:52:24.02 ID:z6hVS9ru0
男「よっと…」モゾモゾ
ゲシッ
幼「むっ…」
ゲシッ
男「いてっ」
男「…」
幼「…」
男「この野郎っ」ゲシゲシ
幼「何すんだ童貞野郎!」ゲシゲシ
男「どどどど童貞ちゃうわ」ゲシゲシ
幼「ひゃっ…!」ビクッ
男「あ…ゴメン」
幼「こなくそっ!」ゴンッ
ぎゃあああああああぁぁ…
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/22(木) 00:58:53.99 ID:z6hVS9ru0
男「金的って…金的ってお前…」
幼「変なところ触った罰だよ!」
男「確かに悪かったが…もっと他にやりようがあったと思うんだ…」
幼「…そ、そんなに痛かった?」
男「喋るのも億劫なくらい…」
幼「ご、ゴメンね?やりすぎちゃったよね?」オロオロ
男「オロオロする幼馴染が可愛いので不問とします」シャキーン
幼「か、かわっ!///」バフッ
男「あれ、これなんかデジャヴ?」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/22(木) 01:04:11.60 ID:z6hVS9ru0
幼「あったかいね~…」
男「だなぁ…」
男「…そういや、なんで今日は来たんだ?何か用でもあったのか?」
幼「用がなきゃダメな仲でもないでしょ」
男「え?何も無いの?」
幼「強いて言うなら…男に会いたかったから?」
男「…」
幼「…ち、ちょっと、黙らないでよ///」
男「何なの?俺こんな幸せでいいの?もしかしてもうすぐ俺死ぬの?」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/22(木) 01:08:57.74 ID:z6hVS9ru0
幼「ほ、ほら…最近忙しくてあんまり会えなかったじゃん?」
男「そうかー?確かに学校では会わないけど、登校の時はいうも一緒だったろ」
幼「それでも、何時もよりは少なかったでしょ?」
男「まぁなー」
幼「だ、だから、私にあんまり会えないから男が寂しくしてるんじゃないかなーと思って…」
男「気の利く幼馴染さんはわざわざ俺の家に来てくれた、と」
幼「そ、そういうこと」
男「幼馴染は可愛いなぁ!」
幼「だ、だからそれやめろー!」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/22(木) 01:13:53.48 ID:z6hVS9ru0
男「なんなの?抱きつくのは兵器なのに面と向かって可愛いって言われるのはダメなの?」
幼「それとこれとはワケが違うんだよ…つーか漢字間違ってない?」
男「いや、間違ってはいない」
幼「そ、そうなの?」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/22(木) 01:20:34.59 ID:z6hVS9ru0
----
幼「…zzz」
男「ふー寒い寒い」ガチャ
男「…ん?なんだ、寝ちまったのか」
男「おーい、起きろ。そのまま寝たら風邪ひくぞー」
幼「うー…ん?」
男「もう7時だぞ。そろそろ帰れ」
幼「ふぁぁ…もうそんな時間なの?」
男「あぁ」
幼「えー、外寒いー出たくないー」ヌクヌク
男「こいつ…」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/22(木) 01:27:21.21 ID:z6hVS9ru0
男「仕方ない。かくなる上は…」
カチッ
幼「あー!電源切ったな!」
男「さもなきゃ出てこないだろ?ホラホラ」
幼「むー…仕方ないなぁ」
幼「よっこいしょういち」ムクッ
男「…」
幼「ひゃーやっぱり寒い!」ダキッ
男「うぉっ!またかよっ!」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/22(木) 01:32:58.53 ID:z6hVS9ru0
幼「男の温もりを感じる…」ギュー
男「はいはい」
幼「なんか反応薄いよねー。残念」
男(実はいっぱいいっぱいだけどな)
男「ほら、荷物持って上着着て帰れ」
幼「えー?離れたくない。このまま送って?」
男「無茶言うなよ…望むところだけど」
幼「冗談だよー冗談」パッ
男「なんだ、離れられるじゃないか。ジーザス」
幼「流石にねぇ」
幼(これ以上くっついてるとホントに離れられなくなりそうだし)
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/22(木) 01:34:57.61 ID:z6hVS9ru0
----
幼「じゃあねー男」
男「おう」
ガチャ
幼「ひゃー寒い!」
男「気をつけてな」
幼「わかってるよー。子どもじゃないし」
男「どうだかなー」
幼「それはどう言う意味かな?」
男「どうだかなー」
幼「もう…ふふっ」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/22(木) 01:38:34.40 ID:z6hVS9ru0
男「…なぁ、幼」
幼「ん?何?」
男「今日はヤケにくっついてきたけど、何かあったのか?」
幼「どういう意味?」
男「いや、いつもはそこまでベッタリしてこないから、嫌なことでもあったのかなー…と」
幼「…ふふっ」
男「…何だよ」
幼「心配してくれてありがと。でも、私は大丈夫だよ」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/22(木) 01:43:51.83 ID:z6hVS9ru0
男「そうか…ならいいけど」
幼「…」ギュッ
男「お、おい?」
幼「ホントはね、最近あんまり男と話してなかったから、ちょっと寂しかったんだ」
幼「でも改まってそんなこと言うのも変だし、突然お邪魔しちゃったんだ」
幼「迷惑だった…?」
男「まさか。だったら追い出してるよ」ナデナデ
幼「ひゃっ…///」
男「まったく。毎朝会ってるのに変なヤツだな。なら毎日俺ん家に来ればいいのに」
幼「い、いいの?」
男「そんなの気にするような仲じゃないって言ったの、お前だぞ」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/22(木) 01:47:05.27 ID:z6hVS9ru0
男「あ、でもコタツは仕舞おうかな。お前をひっぺがすの面倒だし」
幼「そ、そんな殺生な…」
男「冗談だよ。冗談」
幼「もう…えへへ」
男「お、元気出たか?」
幼「うん。ありがと、男」
男「ん。それより、早く帰らないとホントに風邪ひくぞ?」
幼「そだね」パッ
幼「じゃね、男」
男「おう。また明日な」
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/22(木) 01:54:44.64 ID:z6hVS9ru0
幼「…っと、そうだ。忘れ物してた」
男「え?なんかあったっ…け」
チュッ
男「…え?」
幼「それじゃ、今度こそバイバイ!」ダダダ
男(は、走っていってしまった…)
それからというもの、俺の家にはたびたび幼馴染が来るようになった。別れ際の出来事をまるで気にしていない様だった
俺だけ意識してバカみたいじゃん…と思いながら、喜んでいる俺であった
おわり
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/22(木) 01:57:08.62 ID:z6hVS9ru0
行き当たりばったりでスマソ。アイディアを出してくれた人はありがとね
では、おやすみなさい
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/22(木) 01:55:53.28 ID:N03tnLsm0
乙
幼馴染「うかつだった…」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1353509857/