関連
小鳥「…プロデューサーさん、この名前の横のDとかCってなんですか?」
律子「…これは…悪魔の録音よ…」
響「にぃに♪」P「…さんし?」
雪歩「劣等感の足跡」
小鳥「緊急企画!765プロお弁当タッグ!バトル!!」
貴音「あい らぶ ゆう を訳しなさい。」
春香「結成!お見合いバスターズ!!」
千早「ぼくらはみんな生きている」
やよい「わんだーらんど!おーけすとら♪」
春香「春風吹いたら」
伊織「明日の私へ」
亜美・真美「「手と手つないで」」
小鳥「あなたのお耳の恋人!765LOID!!」
律子「大停電の夜に」
SS速報VIP:あずさ「On A Clear Day」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1374138003/
1: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 18:00:03.84 ID:fDx/DP440
小鳥「…プロデューサーさん、この名前の横のDとかCってなんですか?」
律子「…これは…悪魔の録音よ…」
響「にぃに♪」P「…さんし?」
雪歩「劣等感の足跡」
小鳥「緊急企画!765プロお弁当タッグ!バトル!!」
貴音「あい らぶ ゆう を訳しなさい。」
春香「結成!お見合いバスターズ!!」
千早「ぼくらはみんな生きている」
やよい「わんだーらんど!おーけすとら♪」
春香「春風吹いたら」
伊織「明日の私へ」
亜美・真美「「手と手つないで」」
小鳥「あなたのお耳の恋人!765LOID!!」
律子「大停電の夜に」
SS速報VIP:あずさ「On A Clear Day」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1374138003/
1: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 18:00:03.84 ID:fDx/DP440
午前中/765プロ事務所
ガチャ
千早「おはようござっ」ビク
雪歩「被告、三浦 あずさ!入廷!!」
千早「…えっ?萩原さん?」
あずさ「あっあの…」
真美「はい、あずさお姉ちゃんココ座って」
あずさ「えっえぇ…」ポスン
雪歩「裁判長、秋月 律子氏」
律子「あー…ハイハイ…」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1374138003
2: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 18:03:09.98 ID:fDx/DP440
千早「…えっと…コレは何なんです?」
春香「千早ちゃん、こっち!こっち!」ブンブン
千早「春香、一体これは何事なの?あずささんに何を…」
春香「…千早ちゃんも信じて…」
千早「は?…信じてって…何を?」
春香「あずささんの…無罪を!!」
千早「無罪!?」
小鳥「…それでは『あず裁判』を始めますッ!!」バンッ
このSSは
律子「大停電の夜に」
等の続きになります。
未読の方はこちらをお読みください。
よろしくお願いします。
千早「…あの…説明してくれる?この…状況を?」
春香「うん、実はさっきね…」
一時間前/765プロ事務所・給湯室
春香「(天海春香です!今の心のBGMは〝エージェント夜を往く〟です!!)」
雪歩「(萩原雪歩ですぅ私達は現在とあるミッションを遂行中ですぅ!!)」
あずさ「うふふ…」ニコニコ
春香・雪歩「「(今日の主役にバレない様に誕生日パーティーの準備をしなければっ!!)」」
小鳥「…うっ腕が鳴るぜぇ…」
律子「声震えてますよ?」
ガチャ
真美「おっはろーん♪飾り付け手伝いにっうひゃあっ!!何であずさお姉ちゃんがっ!?」
美希「…おはよーなの…あふぅ……えっ!?何であずさがココに居るのっ!?」
春香「はーい、美希ちゃんも真美ちゃんもこっちねー」グイ
美希「どっどうなってるの?誕生日の準備じゃないの?」
律子「実は嘘仕事を夕方から入れて、遠ざけておこうとしたんだけど」
小鳥「あずささんの不思議な奇跡で辿り着いちゃったの…」
真美「早めに出てそのまま着いちゃったんだ…そりは読めないな…」
小鳥「とにかく、今ココにあずささんが居る以上…別の場所で準備するしかないのよね」
雪歩「そうですね…買い出し班の…みんなに連絡しますぅ」ポポン
春香「えっと…伊織とやよいと響ちゃんか、プロデューサーさんの車だっけ?」
真美「いおりん達?何買いに行ってるの?」
春香「私がココでケーキ作る準備して、後は料理を…」
雪歩「響ちゃんが沖縄料理を作るって張り切ってたんだけど…あ」
伊織『伊織ちゃんからのメールよ!!光栄に思いなさい?にひひっ♪』ピロロン♪
『From:伊織ちゃん 本文:あずさをそこに留めておいて!こっちは何とかするわ!』
春香「そうだね…あずささんはこのまま事務所に居て貰った方がいいね」
小鳥「さぁパーティだって時に迷子で主役が不在じゃあ笑い話にもならないものね」
律子「あずささんを留める役なら、今美希がやってるわ」クイクイ
春香「美希が?」ヒョイ
美希「あずさの膝枕は最高なの~あふぅ」
あずさ「あらあら」ナデナデ
雪歩「ん…買い出し班の皆が、伊織ちゃんの家の厨房借りて作るって」ピロロン♪
春香「うーん、人手が…私も手伝いに行った方がいいかな?…」
雪歩「お家の…パティシエさんとか居るから大丈夫じゃないかな?」
春香「そっか…よし、任せよう…食べ物はコレでいいよね?じゃあ…会場?」
雪歩「…他のお店を貸し切る…とか?」
律子「うーん…今から急にはもう無理じゃないかしら?パニックになり兼ね無いわ」
春香「そうですよねぇ…こんなに天気が良いんだから、外とか?」
小鳥「それこそ、パニックに…(ティン!)そうだわ!ココの屋上とかはどうかしら?」
春香「なるほど…でも…屋上を会場にするってどうすれば…?」
小鳥「①屋上で机や椅子を組み立てる?あー…私達じゃ難しいかしら?」
真美「②いおりん家のヘリで屋上に持ってくるとかは?」
律子「③…真頼み」
春香「…③かな?」
雪歩「どうしてかな!?真ちゃんが何でも出来ると思ったら大間違いだよ!?」
真美「まこちんなら…きっと!」
雪歩「多大な期待な気がするよぉっ!?」
春香「…『真、お願いがあるの、事務所の屋上をパーティ会場にして欲しいの』っと」ポポン
雪歩「本当に真ちゃん頼みなの?完全に丸投げっていうかっ」
真『まっこまこりーん☆!!きゅんきゅん♪メールなりよぉ!!』
真美「…嘘っしょ?はるるん?」
春香「…くっ…真が勝手に…」
雪歩「今すぐ変えて」
春香「えっと真からの返信が…」
『From:菊地 真 本文:任せて』
小鳥「カッコイイなぁ///…」
律子「事情も何も聞かずに、たった一言…」
雪歩「真ちゃんかっこ良過ぎだよぅ///」キュンキュン
律子「よし、じゃあプロデューサー殿に真を迎えに行って貰いましょう」ピポパ
春香「よぉし、あずささんの誕生日を盛大に祝うよ」ボソッ
律子・雪歩・小鳥・真美「「「「おーっ」」」」
律子「ん?真美、ソレ郵便?」
真美「あっ!そーそー郵便受けに入ってたよ→…何かデッカイの?」ガサ
小鳥「あ、じゃあ私が確認しておきますね」スタスタ…
律子「お願いしますね…私は嘘仕事のカモフラ打ち合わせの準備を…」ニヤリ
春香「みんな…サプライズ好きになってきたよね?」
真美「だねだね♪…兄ちゃんのえいきょ→かな?」
雪歩「きっとそうだね、楽しいもん♪」
真美「サプライズ仕掛けられたら仕掛け返すのが礼儀っしょ→」
春香「よっし、お茶請け用のクッキーであずささんの気を引いてくる!!」ダッ
真美「真美も食べたーい!」ダッ
雪歩「じゃあ、私お茶淹れるね」
春香「あずささん♪クッキーいかがですか?」
あずさ「あら、春香ちゃんありがとう」ニコニコ
美希「はるか~ミキもぉ~…あ~ん」
春香「もぅ美希ってば…しょうがなっ」
小鳥「ぴぎゃあああああああああああああああああっ!!!」
春香「うわぁっ!!…え?何?小鳥さん?」
律子「うるさっ…もぅ何なんですかいきなっ…小鳥さん?」
小鳥「 」チーン
春香・律子「「…気を失っている…」」
あずさ「ビックリしちゃったわぁ…一体何が?」
美希「急にどーしたの?…あふぅ」
雪歩「いいっ一体何が!?あわわっ!!」ワタワタ
真美「ピヨちゃん?どうちたの→?」ユサユサ
律子「何か見て…あ、これ見本誌だわ…うわっ!」ペラ
春香「何の雑誌…あっ…」
あずさ「こっこれってぇ…」
雪歩「結婚情報誌…」
真美「〝ゼク○ィ〟…」
小鳥「 」チーン
春香「いっ…」
一同「…居た堪れねぇ…」
春香「そっと…そっと手から離しましょう…」スッ
美希「どうして小鳥…」
真美「ピヨちゃん…無茶…しやがって…ッ」
律子「うーん…あれ?でもウチでブライダル関係の仕事って最近何かあった?」パラパラ
美希「わかんないの」
律子「じゃあ…どうして見本誌が…?」
春香「…あっこれ、付箋が付いてますよ!ここ開けば何か…」ペラ
律子「何々?…〝軽井沢・リゾートウェディング特集〟んんっ!?あずささん!?」
春香「本当だ…あずささんが男の人…んんっ!?」
真美「うぇうぇっ!?あずさお姉ちゃんの隣の人ってコレ!!」
美希「ハニーなのっ!!」
あずさ「あっ…」
小鳥「 」チーン
美希「ここっこの!教会の中腕組んでる写真は何なのなの!?」グイグイグイ
あずさ「あのねっこっこれは違うのよ…」グラングラン
美希「あずさ!どういう事なのっ!?リゾートなウェディングなのっ!?」
律子「美希っ!!落ち着きなさい!!」
真美「下見!?下見したのっ!?結婚みょうよみっ!?」
律子「秒読みねっ!って違う!!落ち着きなさいって!」
雪歩「けっけこん…結婚…嘘…嘘嘘嘘…」<●><●> オォオオォン…
春香「お願い、雪歩…目に輝きを取り戻して!!怖いからぁ!!」
小鳥「…全員、位置に着いて!!」バンッ
律子「…こっ小鳥さん?」
あずさ「あのねっこっこれは違うのよ…」グラングラン
美希「あずさ!どういう事なのっ!?リゾートなウェディングなのっ!?」
律子「美希っ!!落ち着きなさい!!」
真美「下見!?下見したのっ!?結婚みょうよみっ!?」
律子「秒読みねっ!って違う!!落ち着きなさいって!」
雪歩「けっけこん…結婚…嘘…嘘嘘嘘…」<●><●> オォオオォン…
春香「お願い、雪歩…目に輝きを取り戻して!!怖いからぁ!!」
小鳥「…全員、位置に着いて!!」バンッ
律子「…こっ小鳥さん?」
小鳥「はい、雪歩ちゃんと真美ちゃんは刑務官」
真美「え?あ、うん?」
雪歩「…はい…」
小鳥「春香ちゃんは弁護士ね」
春香「べべっ弁護士ぃ?」
小鳥「律子さんは裁判長をお願いします。」
律子「…あのっ小鳥さん何を…」
小鳥「…裁判ですけど?」ギロリ
一同「…(怖っ)…」
/765プロ事務所
あずさ「………………………………」
春香「とまぁざっと説明するとそんな感じ…」
千早「…プロデューサーとあずささんが?…そんな…」
春香「おぉう千早ちゃん、お願い千早ちゃんは弁護側に居て」
千早「そっそうよね!?何かの間違いというか…ねぇ!?」
美希「千早さん…それをハッキリとさせる為に今ミキ達は争うの…」
千早「みっ美希…」
小鳥「裁判長!検察側、準備完了しております。」
春香「裁判長!弁護側、準備完了しました!!」
律子「…えっとそれじゃあ…『あず裁判?』を始めまーす…」カンカンッ
小鳥「それでは被告人、名前と職業を…」
あずさ「え?あっはい…三浦 あずさ…765プロ所属のアイドルです…」オドオド
小鳥「はい、では続いて起訴状の朗読に入らせていただきます…」バサ
小鳥「被告、三浦 あずさは…長野県、軽井沢にて」
小鳥「プロデューサーさんと腕を組み、来月発売の結婚情報誌〝ゼク○ィ〟に…」
小鳥「結婚式の下見のような…写真が掲載されました…」
あずさ「あの…それは…」
小鳥「これは…音無法765条の…独身棄損罪にあたります」メガネクイ
律子「…全力で聞きますけど、何言ってるんですか!?」
春香「あずささんは、自分が不利になるような事は言わなくていいんですからね?」
あずさ「え?春香ちゃん?…」
春香「…必ず!あずささんの無罪を勝ち取って見せますから!!」ダンッ
小鳥「…では陳述に移りましょうか…」キッ
春香「…小鳥さんの目がいつもと違う…まるで…氷の様に冷たい…」
小鳥「春香ちゃん…little birdはもう…空を飛ぶ夢を見ないわ…」
律子「え?何?何だって?」イラッ
小鳥「…それでは、三浦 あずささん」
あずさ「はっはい…」
小鳥「この、結婚情報誌〝ゼク○ィ〟に掲載されている写真について」ペシペシ
小鳥「お話し、願えますかな?…あぁ裁判長、この本を証拠品Aとして提出します」
律子「え?えぇ…受理、します」
『結婚情報誌〝ゼク○ィ〟 Pとあずさが教会の中で腕を組んでいる写真が掲載』ピポ
真美「Rボタン等から法廷記録で確認できるよ☆!」
律子「いや、出来ないわよ?」
証言―開始
あずさ「あの…その写真は昨年12月の中頃に軽井沢で撮りました」
あずさ「少し経ってから、写真を撮ったカメラマンさんから連絡があって…」
あずさ「雑誌の方で掲載させて欲しいとの事で…」
あずさ「それで、プロデューサーさんとお話しして…」
あずさ「お仕事の一環で…その…ごめんなさい…」
小鳥「これ以上は…お話し出来ないと?」
あずさ「…あっいえ…」
春香「いいんですよ、あずささんには黙秘する権利があるんですから」
小鳥「えぇ…でも、判決が下った後では…何を言おうと遅いのですがね」
あずさ「ッ…」
春香「小鳥さっ」
小鳥「それでは!!…裁判長、まずは私から…被告人質問に移させていただきます」
律子「普通弁護人からですけど…あぁいえ…もぅ勝手にどうぞ…」
小鳥「三浦 あずささん…この写真はつまり、お仕事であると…?」
あずさ「そっそ…それは…その…」
小鳥「随分幸せそうな笑顔で…羨ましいですよ」
あずさ「こっ小鳥さん///…」
小鳥「昨年12月の中頃ですか…撮影期間と掲載まで間がありますねぇ?コレは何故?」
あずさ「それはあの…最初ーッ…えっと、すみません…話せません…」
小鳥「…言い澱みますねぇ…これでは話が進まない…」
春香「裁判長、今の発言は…えっと!黙秘権の侵害です!!」
律子「ぽい風に言わなくてもいいから…えーと検事は不用意な発言は控えるよう」
小鳥「これはこれは…威勢の良いお嬢さんが居ると法廷が活気づきますな」フゥ ヤレヤレ
春香「なっ///(くっ悔しい…馬鹿にされたッ)」
小鳥「裁判長、ここで被告の別の行動について追及していきたいと思いますが…」
律子「?どういう事ですか?」
小鳥「では、証拠物件Bとして…コレを提出します」コト
春香「…Icレコーダー…来た…〝盗鳥の小鳥〟(とうちょうのことり)」
千早「プフフッ…くっくっく…///」プルプル
小鳥「三浦 あずささんは極度の方向音痴であり…いつも迷子と言ってもいい」
あずさ「そんな…」
小鳥「まだ、仕事もそう多くなかった昨年上半期…」
小鳥「プロデューサーさんのメインの仕事…何だったか、皆さんご存知ですか?」
真美「!…あずさお姉ちゃんを探しに行く事…」
小鳥「そぉの通り…つまり、濃密な二人の時間を過ごしていたんですよ」
小鳥「プロデューサーさんと二人の…ね?」<●><●>
美希「有罪!有罪!有罪なのっ!!」バンッ
律子「傍聴席は静粛に!」カンカンッ
春香「たっ確かに!あずささんは迷子になる回数が多かった」
春香「でも、それら全てをプロデューサーさんが迎えに行った訳でもありません」
小鳥「…確かに、だが回数じゃない…このIcレコーダーの中身を再生させてみましょう」
雪歩「スピーカーがこちらに…」スッ
小鳥「日付は…昨年の4月…場所は765プロ…」
千早「4月?…」
小鳥「…ではお聞きいただきましょう…」
律子「お願いします…(あずささんとどういうコミュニケ―ションを…?)」
ピピッ >
一年前・春/765プロ事務所
P『もっ戻りましたー』
あずさ『ただいま帰りましたぁ…』
小鳥『あっよかった、あずささん見つかったんですね』
P『えっ?えぇ…この通り!!』
あずさ『本当にご迷惑おかけして…』
P『いやぁそんな…柔らかっじゃなくてっ!!無事見つかって良かったですよ』
あずさ『もう少し、私自身しっかりしなくっちゃいけませんね…』
小鳥『そうできるのが一番ですけどね…お疲れでしょう?お茶淹れますね』スッ
P『あぁ…すみません小鳥さん』
小鳥『いいんですよ、私も飲みたかったし…コーヒーでいいですか?』スタスタ…
P『はい、お願いします』
あずさ『ありがとうございます、小鳥さん』
P『…あの…えっと…あずさ、さん』
あずさ『はっはひ…』
P『その…不可抗力とは言えそのだっ抱き…着いたりして…その…』
あずさ『いっいえ!!その、車道の近くでフラフラしていた私が悪いんですから…』
あずさ『…恥ずかしいです…こんな歳にもなって迷子なんて…ご迷惑ばかり…』
P『いやぁ…そんな、得手不得手ってものが…その…』
あずさ『学生時代は友美に一緒に居て貰って…やっぱり、一人じゃあダメですねぇ』
P『あぁ親友の…参考までにどういう対処を?』
あずさ『友美ですか?えっと…朝迎えに来てくれたり…』
P『ふむ…』
あずさ『集合場所を目立つ場所にしたり…でもあんまり上手くいきませんでした』
P『なるほど…一番、有効だった手段って何でした?』
あずさ『そうですねぇ…あぁ!手を握ってくれ…ました…ね』
P『手を…そうですか…』
あずさ『はい、あの…ですから…現場まで、て、手とか……。』ギュ
P『え?…あっ…』
あずさ『ダメ…でしょうか?』
P『いえっ!ダメじゃないです!!』
ピピッ ll
現在/765プロ事務所
小鳥「…あずささん…この内容に誤りはありますか?」
あずさ「…いえ…ありません///」
美希「ズルいの!!あずさはいつもハニーと手繋いでたのっ!?」
あずさ「ちっ違うのよ美希ちゃん?あのねっ」
雪歩「被告人は勝手に発言しないように」スッ
あずさ「うぅ…」
千早「萩原さんが役に徹し過ぎて怖いわ…」
春香「流石は小鳥さん…私も羨ましいと思ってしまいました…」
小鳥「皆さん、憶えていますか?…765プロ抱擁賞『思わず抱き締めたい部門』」
小鳥「おそらく会話の内容的にその直後の事なのでは?違いますか?」
あずさ「そっそうです…」
小鳥「迷子になり、車通りの多い所でフラフラして…危険だと判断した」
小鳥「プロデューサーさんから思わず抱き締められた!!」
小鳥「あずささん貴女…運命を…感じてしまわれたのでは…?」
あずさ「あっその///…」
春香「異議あり!!その質問はこの証拠物件とは関係ありませんっ!!」ビシッ
律子「いっ異議認めます、検事は質問を変えるように」
小鳥「えぇ…わかりました…では質問を変えます。」
小鳥「あずささん、この録音の中で手を繋ぐ事について話してますが」
小鳥「実際にその後、現場へ向かう際には…どうされていたんですか?」
あずさ「…プロデューサーさんと手を繋いで現場に行っていました」
一同「!!!」
美希「…ズルいの!!あずさばっかりぃ!!」
律子「ぼっ傍聴人は静粛に!!退廷させますよ!?」
あずさ「でもっ手を繋いだのには理由がっ」
小鳥「裁判長、検察側尋問を終わります!」バンッ
春香「でっでは裁判長!弁護側の反対尋問に移ってよろしいでしょうか?」
律子「いいでしょう…」
春香「スゥーハァ…(私がまずしなくちゃいけないのは…信じる事!)…あずささん」ニコ
あずさ「春香ちゃん…」
春香「…この録音の時、どのくらいの時間迷子になっていたかは覚えていますか?」
あずさ「え?…そうね、午前中に新商品配布のキャンペーンガールの仕事を終えて」
あずさ「その後帰ろうとして迷子になってしまって…お昼頃ね」
春香「その時点でプロデューサーさんに連絡をしましたか?」
あずさ「えぇ…申し訳なかったけど…電話で」
春香「実際見つけて貰えたのは何時頃でした?」
あずさ「そうね…14時を過ぎていた…と思うわ…それが?」
春香「確か、犬猫の際…プロデューサーさんはこう話していたはずです」
P『そんな時、やっと見つけたのにほんの少し目を離しただけで再び迷子になってて…』
律子「あぁ…そういえば…」
春香「これが意味するのは、一旦合流したのに再び迷子になった、そうですよね?」
あずさ「えぇ…その時は公園の中で見つけて貰って、出口へ行く間にまた迷子に…」
春香「その後、車通りの多い道へ…プロデューサーさんは相当焦ったはずです」
小鳥「…………」
春香「その焦りから、更には車の脅威から、あずささんを守ろうとした当然の行為です」
春香「そして、手を繋いで現場に向かうという事については…律子さん」
律子「え?私?」
春香「竜宮小町のプロデューサーとしてお聞きします」
春香「あずささんとの移動時の際、手を繋ぐ事はありましたか?」
律子「えぇ…そうね迷子にならないように、何度か…」
あずさ「ごめんなさい、律子さん…」
春香「そう!あずささんの手を繋いで行動する事は至極当然の事なのです!!」
春香「小鳥さんは、故意に二人の時間を印象付けようとしています!」
小鳥「あらあら…ひどいわぁ春香ちゃん」ニヤニヤ
春香「(小鳥さんのこの余裕…何を考えて…?)」
小鳥「…来たわね…」ガチャ
亜美「やっほ→♪…?…何々?なんかおもちろそ→な感じ?」
貴音「…?…これは…面妖な…」
春香「(まさかっ!!証言者を待っていたっ!?)」
小鳥「裁判長!ここで検察側から新たな証言者を召喚させて欲しいのですが」
小鳥「…今来た二人にも、少々説明の時間をいただきたいのです」
律子「…いいでしょう、10分間の休憩とします」カンッ
/給湯室・弁護側休憩所
春香「…ふぅ…小鳥さんに主導権、握られてるなぁ…どうにか…」
あずさ「……ごめんね、春香ちゃん…私…」
春香「いいんです、あずささんが言いたくないんなら、私も聞きません」ニコ
あずさ「ありがとう…春香ちゃん…」
千早「…春香って…意外と本当に弁護士に向いてるかもしれないわね」
春香「えぇっ!?そっそうかなぁ?///えへへ…」
あずさ「私も、そう思うわ…何だか春香ちゃんの笑顔を見ると安心しちゃうもの」
春香「あずささん…千早ちゃん…ありがとう!私!頑張るね!!」
/社長室・検察側休憩所
小鳥「…という訳で、今現在、ココ765プロはあず裁判の真っ最中なのよ」
貴音「りぞぉとうぇでぃんぐ…なんと…」
美希「しかも、手を繋いでデートもたくさんしてるのっ!!ズルいの!」
亜美「あ~…確かに、写真は兄ちゃんだねぇ…この奥の女の子は誰?」
真美「さぁ?わかんない…もぅ兄ちゃんってばデレデレで…もぉおうっ!!」
亜美「でもでも、亜美達も腕にぶら下がったりしてるぢゃん?」
真美「あーゆーのとは違うの!もっとゴーゴーレッツゴーアダルトな事!!」
亜美「あはん♪…真美ってば、こういう教会の結婚式がいいのぉ~?」ニヤニヤ
真美「んえぇ!?///そっそんな事今話してないっしょっ!!///」ブンブン
貴音「私は、白無垢で高砂に二人…うふふ…///」
美希「ミキ的にはぁ…ハニーと二人っきりでぇ…あっ海外とかもいいの!…えへへ///」
小鳥「私は地味婚なんてせずにお色直しもドーンと…グフフ///」
真美「みんな妄想ちゅ→だね…」
亜美「ほっといていんでない?」
真美「そだね」
/765プロ事務所
小鳥「…それでは、証言者…氏名と職業を…」
律子「…秋月 律子…765プロのプロデューサーです…って!!何で!?」
貴音「静粛に!」カンカーンッ
律子「なっ何で私が証言台に立ってるんですか!?裁判長じゃ?」
春香「(かっ完全にノーマークだったぁ…裁判長の席には…)」チラリ
貴音「…漆黒の衣…これが法の裁き…」ワクワク
春香「テンション上がって楽しそうな、貴音さん…」
亜美「なーんか、可愛いね」
貴音「それでは、審議を再開致します…秋月 律子裁判長に代わり…」
貴音「四条 貴音が…裁判長を務めさせていただきます…では、検事・小鳥嬢…」
小鳥「はい、貴音裁判長…私が秋月 律子さんに訪ねたいのは…まずは…」
小鳥「…昨年12月中頃に、三浦 あずささんに軽井沢での仕事は何件あったか?」
あずさ「!!」
春香「…え?何件…?」
律子「え…えっと…ちょっと待って手帳…」ペラペラ…
律子「…一件…だけ…」
小鳥「…それは、結婚情報誌〝ゼク○ィ〟の撮影ですか?」
律子「…いえ…ドラマの撮影です…〝ゼク○ィ〟の仕事では…ありません…」
あずさ「………………………………」
一同「ざわ…ざわ……ざわ…」
貴音「静粛にっ!」カンカーンッ
小鳥「つまり…律子さんの知らないお仕事…という訳なのですね?」
律子「…はい…」
亜美「あずさお姉ちゃん?…」
小鳥「これは不思議ですねぇ…竜宮小町の一員である、あずささんの仕事を」
小鳥「竜宮小町のプロデューサーである、律子さんが知らないなんて…」
小鳥「それに、先程あずささんは…」
あずさ『お仕事の一環で…その…ごめんなさい…』
小鳥「こう証言している、だが!!コレは嘘だったことになります!!」ダンッ
春香「(どういう事?仕事じゃないなら、どうして写真は撮られたの?…)」
小鳥「そして、12月のドラマ撮影は、確か二日間に渡って行われたものですね?」
律子「…えぇ…そうです」
小鳥「しかし、その二日間の内、一日目は…律子さんは同行していない」
千早「え?…どうし…ハッ!!」
小鳥「そう、その軽井沢でドラマ撮影が行われていた一日目は…」
小鳥「此処765プロで『第一回765プロ抱擁賞 全部門』の発表が行われていたんです!!」
春香「そうかぁーあの時かぁー…ぐぬぬ…」の皿の
小鳥「律子さんは一日目の行動は知らないという事ですね?」
律子「そりゃ事務所に居ましたし…一応、スケジュール表は貰って…」ガサ…
ドラマ△△:ロケ地:軽井沢:三浦 あずさ さんのスケジュール
一日目:15:00~湯川ふるさと公園撮影
二日目:10:00~万平ホテル撮影 昼食 13:00~店舗内撮影(プリンスショッピングプラザ)
律子「あずささんはこのドラマの中盤で軽井沢に帰郷したヒロインの友人役で」
律子「出番的にはこの二日間で撮り終えましたから…あれ?でも…」
『ドラマスケジュール あずささんの二日間の行動スケジュール』ピポ
小鳥「…証拠品A写真に映っている教会は、一日目の撮影」
小鳥「湯川ふるさと公園の近くの…軽井沢セントメリー教会の写真です!」
小鳥「三浦 あずささん…もう一度お聞きします…」
小鳥「この、結婚情報誌〝ゼク○ィ〟に載っている写真は何故撮られたんですか?」
小鳥「湯川ふるさと公園でのロケの後、何があったんですか?…」
小鳥「あずささん…証言して下さいませんか?軽井沢での行動を…」ダンッ
春香「待って下さい!!話すかどうかはあずささんがっ」
あずさ「わかりました……お話しします…」
春香「あずささんっ!?」
あずさ「いいの…春香ちゃん…きちんとお話ししなくちゃ」
美希「…もしかして…本当に…?ハニーと…?」
雪歩「軽井沢の話は…私にはわからないですぅ…」
真美「あーゆきぴょんのコト、置いてけぼりにしちったんだっけねぇ」
律子「あずささん…」
あずさ「…軽井沢で一体何があったのか…」
冬・軽井沢一日目/軽井沢プリンスホテル
あずさ「え?スケジュールの変更…ですか?」
P「えぇ、先にショッピングプラザでの撮影をするそうです」
あずさ「そうですか…わかりました、えぇっと…」
P「台本ですね、ハイ」ヒョイ
あずさ「まぁありがとうございます、うふふ…」ニコ
P「?どうしました?」
あずさ「あっいえ…何だか今の夫婦の呼吸みたいで自然だったなぁって」
P「なっ///…あずささん…」
あずさ「あらあら、顔が赤いですよ?プロデューサーさん?」
P「あずささんが急に変な事言うからです」
あずさ「うふふ…すみません♪」
あずさ「(久しぶりにプロデューサーさんとお仕事だから、ウキウキしてる)」
P「それじゃあ、撮影行きましょうか」
あずさ「はぁい」スタスタ…
P「あずささん!そっちじゃありません!!」ギュ
あずさ「あらあら///すみませぇん、いつも…」
午後/プリンスショッピングプラザEAST
AD「オッケーでーす!」
あずさ「ふぅ…」
AD「それじゃあ…本日の三浦さんのシーンは以上になります」
あずさ「ありがとうございました。」ペコリ
AD「明日の朝は万平ホテルでの撮影になりますのでよろしくお願いします。」
あずさ「はい、よろしくお願いします」
P「お疲れ様でした、あずささん」
あずさ「プロデューサーさん、どうでした?」
P「友達を見送る、寂しそうな表情…凄くよかったですよ!」
あずさ「うふふ…ありがとうございまぁす」ニコニコ
P「コート着て下さい、何か温かいもの飲みます?」
あずさ「うーん…それでしたら…何処かでお茶にしませんか?」
P「おっいいですね、じゃあ衣装着替えて行きましょうか?」
あずさ「はぁーい♪うふふ…プロデューサーさんといっしょ♪」ルンルン
P「(可愛い)」
P「友達を見送る、寂しそうな表情…凄くよかったですよ!」
あずさ「うふふ…ありがとうございまぁす」ニコニコ
P「コート着て下さい、何か温かいもの飲みます?」
あずさ「うーん…それでしたら…何処かでお茶にしませんか?」
P「おっいいですね、じゃあ衣装着替えて行きましょうか?」
あずさ「はぁーい♪うふふ…プロデューサーさんといっしょ♪」ルンルン
P「(可愛い)」
/丸山珈琲軽井沢本店
あずさ「ズズッ…んっ…おいしい…」
P「はぁー…暖まりますね…」
あずさ「本当に…思ったより冷えてしまっていたみたい…」サスサス
P「大丈夫ですか?俺の席の方が薪ストーブから近いですし代わりますか?」
あずさ「…プロデューサーさんが優しいから平気ですよぉ」ニコニコ
P「そっそうですか、よかった。」ニコ
あずさ「…今日は…何だか浮かれてしまって…」
P「そういえば…朝からテンションが高いですよね?」
あずさ「はい…久しぶりに、プロデューサーさんと一緒なので///」モジモジ
P「そっそうですか///」
あずさ「うふふ…」ニコニコ
P「(あずささんって時々こうストレートで驚かされる…)」
あずさ「竜宮小町として活動し始めて…プロデューサーさんと」
あずさ「こうして…二人きりというのも減りましたから、何だか嬉しくって」ニコニコ
P「そうですね、俺も嬉しいです」
あずさ「うふふ…いいですねぇこういう時間…ホッとします」
P「外は銀世界で…このフレンチプレスで淹れたコーヒーも旨いですね」
あずさ「本当に…私、コーヒーってドリップでしか淹れられないって思ってました」
P「あ、俺もですよ、ちょっとビックリしましたね」
あずさ「ねー?ビックリですよね?」
P「この後ですけど、何処か寄りますか?」
あずさ「うーん…そうですねぇ、じゃあ付き合っていただけますか?」
P「もちろん!」
夕方/軽井沢プリンスショッピングプラザ・WEST
あずさ「わぁ♪ほら!プロデューサーさん、コレ見て下さい」ヒョイ
P「ジャムですか、有名ですよね…え?トマト?」
あずさ「お野菜のジャムですってぇ……おいしそう…」
P「お土産にいくつか買っていきますか?」
あずさ「そうですね~…うーん何がいいかしら…あらミルクのジャムも」
P「へぇ~…でも俺はブルーベリーとかそういう普通な方が…」
あずさ「定番ですもんね、あらでも浅間ベリーなんていうのも」
P「定番チョイずらしか…」
あずさ「?」
/軽井沢駅前
あずさ「う~ん…みんなへのお土産どうしようかしら?…おやきもおいしそう…」
P「俺も買って行きますし、被らないようにしましょうか」
あずさ「そうですねぇ…あら、駅…えぇっと…」
P「向こうの方も行ってみましょうか?撮影だけじゃ周り切れてませんし」
あずさ「はい♪グルっと周っていいもの探しましょーう!」
P「はい、お供致します。(女の人って買い物好きだなぁ)」
P「ん?…駅が随分混んでるな…なんだ?」
あずさ「…!プロデューサーさん!!アレ!!」
P「え?…長野新幹線上下線で運転見合わせ!?え!?」
P「あっあの新幹線止まってるんですかっ!?」
駅員「はい、高崎駅付近での倒木で一部車両故障もあるんです」
P「復旧しますよね?」
駅員「申し訳ありません…いつ頃になるか目途が立って無くて…」
P「…マズイ…」
あずさ「あのプロデューサーさんは今日の…」
P「はい、19時の新幹線で帰る予定だったんですが…」
P「ちょっと、律子に電話します」ポパピ…
律子『もっもしもしっ!?プロデューサー!?どうしましたぁ?///』
P「あぁ律子…いや、今…軽井沢なんだけどさ…」
律子『あ…はい、あずささんのロケ…今日の分は終わりじゃあ?』
P「あぁ…夜の内に俺は帰って、代わりに律子が朝・軽井沢入りって流れだっただろ?…」
律子『何か…トラブルですか?』
P「長野新幹線の線路上に倒木とかで…新幹線止まってるんだよ」
律子『ええっ!?じゃあプロデューサー帰ってこられないじゃないですか!!』
あずさ「…(じゃあ…今日はプロデューサーさんと朝まで二人っきり?///)」
律子『まさかっ!?あずささんと一緒に泊まる気ですかっ!?』
P「そんな訳無いだろ…まぁ最悪そうなるかも…だけど…」
あずさ「私は全然大丈夫ですよぉ~♪」
律子『あずささん!!ダメに決まってるじゃないですか!!』
あずさ「お酒でも一緒に飲んでれば…すぐですよ…すぐ…うふふ///」
律子『プロデューサー!!野宿してください!!』
P「無茶言うな!!こっち朝晩氷点下になるんだぞ!!死ぬわっ!!」
伊織『―してっ!もしもし!?』
P「?伊織か?」
伊織『スゥーこのっ変態プロデューサー!!!!』キーン
P「ぎゃあっ!!」キーン
美希『ーてなのっ!もしもしハニー!?』
P「みっ美希か?」
美希『浮気しちゃダメなのぉおおっ!!!!』キーン
P「だぁあっ!!」キーン
あずさ「うふふ」
P「あー…耳痛い…」
あずさ「大丈夫ですか?プロデューサーさん」
P「みんな電話口で叫ぶから…はぁ…どうしたもんかなコレ…」
あずさ「まぁ、新幹線が止まってますし…仕方がありませんよね?」
P「そうですね…買い物の続きしましょうか」
あずさ「そうしましょう♪」
P「…(なんで嬉しそうなんだろ?)」
夜/軽井沢駅
雪歩『グスッ…ひどいよぉ…真ちゃぁん…置いてけぼりなんて…』
真「ごっごめんね…みんな勢いで来ちゃって…つい…その…」
雪歩『〝つい〟私が居ない事に気が付かなかったのぉ!?』
真「おぉふ…」
伊織「置いてきちゃった事は謝るけど、気絶してる雪歩も悪いのよ?」
雪歩『そっそんなぁ…伊織ちゃぁん…グスッ』
春香「ごっごめんね!お土産買って帰るから!」
雪歩『…うん…それじゃあ、また事務所でねぇ…』プッ ツーツー
P「そもそも…何でみんなで来たんだよ?」
律子「そっそれは…あずささんとプロデューサーが同室になるのを防ごうと…」
P「マジでそれだけ?…」
伊織「そっそうよ!!アンタが変態であずさと一緒に寝るとか言うから!!」
P「言って無い!!一緒に寝るとは言って無い!!」
あずさ「一緒のお部屋で寝るのよ~♪」
律子「だから、ダメですってば!!///」
P「伊織の家の別荘は、みんな泊まれるのか?場所は?」
伊織「当り前でしょ?問題無いわ…場所は三笠ホテル近くよ、アンタは一人でホテルね」
P「なんとなく読めてたけど…」
あずさ「あらあら…それじゃあプロデューサーさんが可哀想…」
美希「じゃあ、ミキがハニーと一緒に」スススッ
律子「本末大転倒じゃないのよぉおおっ!」グリグリグリ
美希「痛い!痛いの!!律子 さっ!!痛たたたたっ!!」
P「うーん…伊織が別荘の方に連絡して一晩貸してくれればよかったんじゃ…?」
春香「まままっ!来ちゃいましたからっ!ねっ!?」
P「…明日はみんな、クリスマスライブのレッスンだったな…」
律子「そうでしたね…明日は、朝一で皆帰るのよ?」
真「えぇ?とんぼ帰り?」
真美「ヤダヤダ→!軽井沢カンコ→したぁい!!」
律子「我儘言わないのっ!!」
P「ん~…午後にこっち出発しても2~3時間はレッスンの時間あるだろ」
伊織「ちょっ…それって移動の疲労とか…」
P「…それじゃあ朝一で帰ってたっぷりレッスンの方が良いんだな?…」
真「移動なんてCHA-LA HEAD-CHA-LAです!!」
律子「もぅ…仕方ないわね…」
美希「やったぁー!!ハニー!デートしよっ!?」ギュ
響「ななっ///美希っお前なぁっ!!」
貴音「ふふふ…抜け駆けはさせませんよ?美希」ススス…
真美「そっそうだよミキミキ!!ごくせん禁止法!!」グイ
律子「特定の放送局に迷惑掛かるからやめなさいよ」
亜美「兄ちゃん!亜美にハム買って!一年分くらい!!」
P「俺の財布羽根より軽くする気か?」
やよい「あっあの…弟達に…何かお土産買って行ってあげたいなぁって…」
伊織「雪歩にも、何か買っていかないと拗ねちゃいそうだしね…」
真「それならボクも行こうかな、ショッピングプラザ気になっててさ」
春香「あっ私も!!結構充実してそうなんだよね、千早ちゃんも行こう?」
千早「え?私は…」
春香「ほら!そばパスタだって!おいしそうだよ!?」
やよい「えぇっ!?おそばとパスタが一緒に食べられるんですか!?すごいです!!」
千早「買い占めましょうか…」
律子「全くもう…みんなして遊ぶ事ばっかり…」
真「そういう律子だって、軽井沢の名産品とか調べてたよね?」
律子「こっこれは!小鳥さんとか社長へのお土産をね!?」
あずさ「………」
P「はいはい、今日はもう別荘で休みなさーい!あずささんは明日も撮影があるんだぞ!?」
あずさ「いっいいんですよ?みんなも軽井沢の色んな所見て周りたいわよね?」
春香「いえいえ!仕事のあるあずささんを休ませる事が最優先です!!」
律子「そうね!じゃあ別荘の方に行きましょうか」
P「それじゃあ…ふわぁ…俺もホテルの方に行くわ…律子」
律子「はい、なんですか?プロデューサー」
P「明日の撮影スケジュールは変更になってるから、気を付けてな」
P「それと別荘行ったら、あそこのイタズラ双子とかを高速で寝かしつけろ」
亜美・真美「「んっふっふ~♪パーチィは始まったヴぁかりだぜぇ?」」
律子「わかりました。締め落します。」
亜美・真美「「!?」」
現在/765プロ事務所
小鳥「…なっ…つっつまり…一日目はセントメリー教会に行くどころか…」
小鳥「…湯川ふるさと公園での撮影すら無かったというんですかっ!?」
あずさ「……はい」
一同「ざわ…ざわ…」
小鳥「でっでは、どうやってプロデューサーさんと写真を撮ったんですかっ!?」
小鳥「二日目では、律子さんと一緒だったんですよね!?」
春香「(どういう事?…あずささんが嘘をつく意味が無い…)」
千早「二日目には私達も軽井沢に居ました…」
美希「ハニーはミキ達と一緒だったよ?」
貴音「えぇ…私と美希、響と亜美と真美が共に行動しておりました」
春香「私と千早ちゃん、伊織とやよいと真はショッピングプラザで買い物してて…」
春香「そうだよ!!お昼に私達の所にプロデューサーさん来たよ!!来たよね!?」
千早「えぇ…ジャムとか買って来てくれて…高槻さんが喜んでいたから憶えているわ」
律子「…その後は、みんな東京行きの新幹線に乗ったのよね?」
亜美「うん!東京には夕方前には着いてて→」
真美「あ→思い出ちた…その後のレッスンがめっちょキツかったの!」
小鳥「一体…いつ…」
冬・軽井沢二日目/水瀬家別荘
P「んじゃ律子、コレがレンタカーの鍵な、プリンスホテル近くのトコだから」チャリ
律子「わかりました。それじゃあ、あずささん!行きますよ!!」
亜美「あずさお姉ちゃん頑張ってねぇ~」フリフリ
あずさ「いってきまーす♪」フリフリ ガチャ
律子「あずささん!玄関こっちです!!」ガチャ
伊織「大丈夫なのかしら…」
真「律子が付いてるんだから大丈夫だよ」
伊織「それもそうね、アホ変態プロデューサーより万倍は安心だわ」
P「ひどくね?」
美希「ねーねーハニー?何処行く?」ギュ
貴音「あなた様?此処信州は蕎麦が大変有名と聞いております」キラキラ
響「輝いてんな、それもっと撮影の時に見せろよ」
亜美・真美「「兄ちゃん!兄ちゃん!ソフトクリーム食べたーい!!」グイグイ
P「この寒いのに!?あーもーわかったから引っ張るなー」ガチャ
春香「よーし、私達はショッピングプラザを攻めるよー」
やよい「はい!春香さん!!」
真「野沢菜とか父さん好きかな?」
千早「ジャムか…(お母さん、朝はパンだったわね…)」
伊織「それじゃあ、こっちも行きましょうか…ゆっくり行けば店も開いてる頃だし」
真「歩いて行く?荷物らしい荷物も無いしさ」
春香「本当に着の身着のまま来ちゃったもんねー」
千早「冷静さに欠けていたわね…」
伊織「みっみんなそうだったんだから仕方ないじゃない!」
やよい「でも、お泊り楽しかったですー!!」ニコニコ
一同「(やよいマジ天使)」ナデナデ
やよい「えへへ///」ナデナデ
冬・軽井沢二日目・昼/万平ホテル前
律子「じゃあ、あずささん乗って下さい。」ブロロォン
あずさ「はぁーい」
律子「えっと…湯川ふるさと公園…っと」ポン♪
律子「よし…と。しかし…プロデューサーに任せちゃったけど大丈夫かしら?」
あずさ「最近みんなも忙しかったから、こんな日があってもいいんじゃないですか?」
律子「…そうですかね?あっでも、雪歩とあずささんに悪いですね」
あずさ「あらあら…まぁでも雪歩ちゃんは舞台が近いですし…私は…(昨日、一日で…)」
律子「あーそうなんですよね…雪歩、難しい役らしくってー」
/湯川ふるさと公園
律子「あ、休憩中にちょっと監督さん達と話して来ますね」
あずさ「はい…あの律子さんお昼は…?」
律子「あぁ大丈夫ですよ、別荘で朝ご飯いただきましたし」
あずさ「え?でも…」
律子「じゃあ、ちょっと行って来ますね」スタスタ…
あずさ「あ、律子さ…(朝も大家族の食卓みたいであんまり食べれて無かったような…)」
AD「えっと…すいません硬水はちょっと…」
ヒロイン「えー何で無いの?」
あずさ「…?」チラ
マネージャー「あーじゃあ僕が買ってくるから、えっと近くにコンビニとかってあるかな?」
AD「あ、でしたらこの公園の東側に大き目のスーパーあるんでそこなら…」
ヒロイン「んじゃ、買って来てダッシュね」
マネージャー「はいはい」タッタッタ…
あずさ「…(スーパーがあるのね…何か簡単に食べられる物を律子さんに…)」スクッ
あずさ「(お腹が空いたらお仕事出来ないものね)」テクテクテク…
/星野温泉 トンボの湯
亜美「はぁ~いいお湯でしたなぁ~真美ブチョー」
真美「亜美ブチョー、冬の温泉ってヤツはカクテキですな!」
P「格別な…でも良かったのか?俺に付き合って温泉で」
美希「寒かったし、すっごく良いお湯で気持ち良かったの~」
P「そうか…そりゃ良かった…」
響「はぁー…ハム蔵達も連れてきてやりたかったなぁー…」
P「温泉が一気にパニックになるな、主にワニ子で」
貴音「響?まだ髪が濡れていますよ?」フキフキ
亜美「暖まったし、次どこ行く?」
響「ハルニレ・テラスだって、面白そうじゃないか?」
P「へぇ…ハルニレ(春楡)の木が主役のランドスケープか…」
美希「色んなお店もあるの」
貴音「あなた様、こちらの中華料理屋で昼食に致しましょう」
P「お前さっき、蕎麦食っただろうが…」
貴音「うふふ…あなた様?らぁめんは別腹ですよ?」キリッ
響「貴音は別腹が本当にありそうだな…」
亜美真美「「お牛ちん?」」
真美「あっ!ジェラードもあるっぽいよ!」
響「!温泉の後のジェラード!」
美希「たっ食べたいの…」
亜美「よっしゃあ!!お姫ちん突撃だぁ!!」
貴音「もぉぉお」ドドドドドドド
P「おい、待て!その子燃費悪過ぎんだからっーっと」ピリリリリリリリ
P「はい、もしもし?」ピッ
あずさ『もしもし?あっあの…プロデューサーさんですか?』
P「あずささん?どうしたんですか?ドラマの撮影は…」
あずさ『えっと…その…』
P「……あずささん、今、何処に居ますか?」
あずさ『!…ごめんなさい、プロデューサーさん…私、また迷子に…』
P「わかりました。一先ずそこから動かずに、えっとさっきまで何処に居ました?」
あずさ『湯川ふるさと公園から、近くのスーパーに向かっていたはずなんですけど…』
P「…なるほど…すぐ行きますから!待ってて下さい!!」
あずさ『…はい、お願いします。』プッ ツーツー
美希「ハニー?どうしたの?」
P「おぉ美希、どうやらあずささんが迷子になったみたいでさ」
美希「…律子 さんは?一緒じゃないの?」
P「うーん俺に連絡してきたって事は…近くに居ないんじゃないか?」
美希「ふーん…じゃあハニー行っちゃうの?」
P「…ごめんな、ドラマの撮影もあるし…早い所探しに行ってあげないと」ナデナデ
美希「…もぅハニーってばズルいの///」
P「?、あぁ車乗って行くから、タクシー呼んで駅に向かってくれ」
美希「はーい、了解なの」
/???
あずさ「ここ…どこなのかしら…?」
あずさ「スーパーに向かってたはずなのに…森の中…」
あずさ「…どうして…こうなっちゃうのかしら…」
あずさ「また…迷惑…を…」
あずさ「………………………………」
あずさ「(ズルいな私…)」
あずさ「!!プロデューサーさん!」ピリリリリリリ
/ツルヤ軽井沢店
P「…さて…この近くだとすると…」ピポパ…プルルルルル…
あずさ『もしもし?プロデューサーさん?』
P「あ、あずささん?…動いてませんね?更に迷子になってませんか?」
あずさ『だっ大丈夫です!言われた通り動いてません!!』
P「あはは…えっと、スーパーには来れましたか?」
あずさ『公園から5分も歩いて無くて…その前に迷子に…うぅ…』
P「じゃあ…川は渡りました?」
あずさ『あ…はい、橋を渡りましたね…あら?』
/???
P『…なるほど…わかりました!すぐ行きますから!!』
あずさ「ごめんなさい…プロデューサーさんは今何処に?」
P『スーパーから、公園の方に向かってますよ』
あずさ「そうなんですか…えっと…もしかして私…」
P『えぇ…逆方向に行っちゃったみたいですねぇ』
あずさ「うぅ…すみません…」
P『謝らなくっていいんです、何度だって俺が迎えに行きますから』
あずさ「…ありがとうございます…プロデューサーさん…」
カラーン…カラーン…カラーン…カラーン…
あずさ・P「『…鐘の音?…」』
P『あずささんにも聞こえました?』
あずさ「はっハイ!結構近くに…」
P『えっと…こっちか!』タッタッタッタ…
あずさ「プロデューサーさん?もしもし?プロデューサーさん?」
P「あずささーん!」タッタッタ
あずさ「あっプロデューサーさん!ここでぇす!!」フリフリ
P「よかったぁ…大丈夫ですか?寒くありませんか?」
あずさ「大丈夫です…すみません…また迷惑をかけてしまって…」
P「迷惑なんかじゃありませんって…無事で良かった」ニコ
あずさ「…(私、やっぱりズルいな…この笑顔を独り占めしたくなってる…///)」ドキドキ
P「いやぁ…鐘の音に助けられましたね…アレが無かったら見当違いの方に行ってました」
あずさ「…一体どこから聞こえて来たんでしょうか?」
P「えっと…この裏手かな?ちょっと覗いてみます?」
あずさ「え?」
/軽井沢セントメリー教会前
あずさ「…教会…あ、鐘が…この音だったんですねぇ…」
P「そうみたいですね…ん?」
~♪~♪…
あずさ「…歌?」
P「…教会の中からみたいですね…」キィ
あずさ「ぷっプロデューサーさん!勝手に入ったらダメですよぉ?」
P「すいません…なんか気になる歌声で…」ヒョイ
あずさ「あっ…もぅ…」スッ
/教会内
?「Christ, by highest heaven adored Christ, the everlasting Lord♪」
?「late in time behold him come,offspring of a virgin's womb.♪」
?「Veiled in flesh the Godhead see hail th' incarnate Deity,♪」
P「…凄い…」
あずさ「…天使様?…綺麗…」ギュ
パシャ!パシャ!
P・あずさ「「!?」」クル
カメラマン「あ…」
?「……誰?」
あずさ「あ、ごっごめんなさいね?素敵な歌だったから…つい…」
?「……………」タタタッ
あずさ「あぁ…」
牧師「…どうしました?…?あなた方は…?」コツコツ…
P「すいません、ちょっと迷い込んでしまって、それで…アレ?」
カメラマン「おっお久しぶりです…」
P「やっぱり、横浜の時の…」
あずさ「あ、結婚情報誌のカメラマンさん?…」キィ
牧師「…聖さん、大丈夫ですから…こちらへ」
聖「……はい…」トコトコ
牧師「撮影は外観をという事だったのでは?」
カメラマン「すみません…外観を撮影していたら、お二人が入っていくのが見えて…」
P「あ、俺達は765プロというアイドル事務所のプロデューサーと」
あずさ「所属アイドルの三浦 あずさと申します…あの…本当にすみません…」ペコリ
P「歌声に惹かれて、つい中に…申し訳ありません…」
牧師「そうでしたか…あぁ顔を上げて下さい、驚きはしましたが…もぅお気になさらず」
P「ありがとうございます…あの…そちらの歌っていた子は…」
牧師「…この子は望月 聖さん…今度のクリスマスに聖歌隊として参加してもらうんです」
聖「……練習してました…」
あずさ「まぁ!そうなの?すごく素敵だったわぁ天使様みたいで!」ニコニコ
聖「……あ、ありがとう…ございます…」
P「一般の子なら、写真はダメですよね?」
カメラマン「そうですね…思わずシャッターを押していました、すみません…」
聖「……あの…見せてもらえますか?」
牧師「聖さん?」
カメラマン「えっえぇ、もちろん…ハイ」スッ
P「おぉ…凄い、綺麗だなぁ…」
あずさ「あらあら///」
カメラマン「以前765プロの三浦さん達と横浜で撮影した際の、『走る花嫁』で」
カメラマン「俺のウェディング写真の仕事も増えまして…挨拶をと追いかけて…」
カメラマン「荘厳な…何と言うか凄い画だと思ったら、シャッターをつい…」
聖「……すごい…絵?」
牧師「…そうですね、とっても素敵な写真だと思いますよ?聖さん」
P「それじゃあ…ウチのあずささんも写真に映り込んでしまってるので」
P「雑誌とかに使用はしないから…消去しなくても…いいかな?聖さん?」
聖「……うん…」
カメラマン「あっありがとうございます!!」
あずさ「うふふ…ありがとう、聖ちゃん。」
聖「……いえ……あっあの…」モジモジ
あずさ「?なぁに?聖ちゃん?」ニコニコ
聖「…歌うお仕事は…楽しいですか?」
牧師「…聖さんは人一倍、歌を歌う事が好きでして…」
P「そりゃあ…あれだけ素晴らしいなら…(なんか千早みたいだな…)」
あずさ「そうね、歌のお仕事もとっても楽しいわよ」
聖「……歌のお仕事…も?」
あずさ「えぇ、今日はドラマのお仕事で、次は写真に写るお仕事かもしれないわ」
あずさ「色んなお仕事が、あって…どれもとっても楽しいのよ?」ニコニコ
あずさ「私は、アイドルだから…ぜぇ~んぶ楽しんじゃうの♪うふふ…欲張りでしょ?」
聖「…アイドルの…お仕事って色々…あるんですね…」
あずさ「そしていつの日か…運命の人と…」チラ
P「?」
あずさ「…うふふ…お嫁に行く時はこんな素敵な教会で、結婚式をしたいわぁ///」
聖「……お嫁さん…///」
牧師「ふふふ…ありがとうございます…その時は是非」
あずさ「はい、よろしくお願いしまぁす」ギュ
P「ちょちょっ!?急に、あずささん!?」
聖「……結婚するんですか?」
P「えっ!?おっ俺達はっそっ///」ワタワタ
あずさ「あらあら~///」
現在/765プロ事務所
春香「…つまり昼休憩の間に、写真撮って戻って来たんですか?」
あずさ「はい…写真自体、偶然撮られたようなものだったから…」
春香「プロデューサーさんもレンタカーだったから、駅に戻るのも素早かったと…」
律子「そうだったんですか…言ってくれればいいのに…」
あずさ「ごめんなさい…律子さんのお昼を、勝手に買いに行って迷子になったなんて///」
亜美「まぁ→恥ずかちいよねぇ~」ニヤニヤ
雪歩「でも、どうしてその時の写真がこの雑誌に掲載される事になったんですか?」
あずさ「えぇ、それがその奥に写っている女の子、望月 聖ちゃんが」
あずさ「シンデレラ・ガールズプロダクションっていう事務所に所属してて」
真美「えぇ→!?この子アイドルだったのぉ!?」
あずさ「厳密に言うと、その写真を撮った時はデビューして無いんだけど」
律子「あぁ…そのカメラマンがシンデレラプロに話を持って行って交渉したんですか?」
あずさ「えぇそういう事ってプロデューサーさんが言ってたわ」
春香「迷子になってしまったから、律子さんに遠慮して話さなかった。」
春香「写真に写っている子が、一般の子だったから仕事としても隠してた…」
あずさ「…えぇ…黙っていて、ごめんなさい…」
美希「…ズルいの…」
真美「ミキミキ…」
美希「ズルい…けど…あずさだから、なーんか憎めないの…」
美希「そーゆートコもズルいって思うなぁ…えへへ」ニコニコ
あずさ「美希ちゃん…」
春香「一件落着かな…」
貴音「…どうやら我々は…真実を見通す事が出来たようですね…」スッ
春香「(あずささんが全てを話してくれてよかった…)」
貴音「それでは…三浦 あずさに…判決を言い渡します…無ッ」
「――待ったぁ!!!」
春香「な!?」
律子「え!?」
あずさ「きゃっ!?」
小鳥「……まだ…終わってないわ!!」バンッ
春香「こっ小鳥さん……なっ何です!!いきなり!!」
千早「そうです!これ以上何を争うって言うんですか!?」
美希「こっ小鳥?ねぇどうしたの?」
小鳥「…検察側に新たな証拠がありますっ!!」
律子「あっ新たな…証拠?」
春香「(そっそんなぁ…決まったと思ったのにぃ…)」ガク
貴音「…いいでしょう…では、小鳥検事…その新たな証拠とやらは…一体?」
小鳥「…それは…これだぁあ!!」バンッ
律子「コレは…何ですか?…〝隠れ名店ランキング〟?」
小鳥「…以前、プロデューサーさんと○○がおいしいお店の話になりまして…」
春香「○○がおいしいお店?」
小鳥「えぇ、パスタのおいしいお店、オムライスのおいしいお店…」
千早「確かに、プロデューサーは外食が多くなった…と言っていたけれど…」
小鳥「そのメシ話の至る所に、あずささんの名前が出てくる出てくる」
一同「!!!」
小鳥「…いいなぁ…峠のビーフシチューなんて…遠くて食べに行けませんよぉ…」
あずさ「!!」
小鳥「ほっほぅ…台湾ラーメンですか、そうですか…」
貴音「ぎっぎるてぃ!!」ドンッ
雪歩「しっ四条さん落ち着いて下さいぃ」
小鳥「このように『いつの間にか』お互いの時間を重ねている…」
真美「いつの間にか…」
春香「そっそれが一体、何だって言うんですか!?」バンッ
小鳥「… タン …ンカ」
春香「え?」
小鳥「…抜け駆けしたんちゃうんか!?」ポロポロ
律子「えぇー…泣いてるぅ…」
小鳥「…ウチの事置いてけぼりにして、グスッ…抜け駆けしたんとちゃうん!?」バンッ
春香「何で、関西弁なんですか?」
あずさ「ぬっ抜け駆けなんて、そんな事ありません!」
小鳥「…そう言って『いつの間にか』その左手の薬指に永遠の輝きがっ」
美希「嫌なのぉおおお!!」ゴンゴンゴンゴン
真美「ミキミキ、お凸怪我しちゃうよっ!?」
小鳥「あなたとぉ私がっ夢の国~森の小さな教会で結婚式をあげました♪…」ズゥウン
小鳥「迷子だった?偶然だった?それでも抜け駆けは抜け駆けじゃないんですかぁあ?」
千早「……みっ醜い…」
律子「やめてあげて、千早、やめてあげて…」
ガチャ
伊織「…随分…騒がしいわね…」
亜美・真美「「いおりんっ!!」」
伊織「美希…アンタおでこ赤くなってるわよ?」
美希「…デコちゃん程では無いの」
伊織「ケンカ売ってんの?…何?この…変な座り順は…あずさを囲んで…」
春香「えーと、あず裁判?」
伊織「…それで伝わるんだったら、いずれ言語は廃れるわね」
律子「えっとね…あずささんが軽井沢で――」
伊織「――教会の写真ねぇ…要するに偶然だったんでしょ?撮られたのは」
あずさ「えっえぇ…」
伊織「それじゃあ次は…この中でアイツと食事に行った事無い奴居る?」
律子「まぁ…居ないでしょうね…」
伊織「それを大袈裟に騒ぐからこうなるのよ…全くもぅ…」
伊織「いい?あずさに何か文句があるなら、私が聞くわよ?」ギロリ
小鳥「…だっで…だっでぇええ…うぇぅっグスッ…うぇえええん!!」ブワッ
伊織「…うわぁ…」スッ
春香「あ、ドン引きはやめてあげて伊織」
律子「ガチ泣きって…」
小鳥「嫌らったんだらもぉん!!ズズッ!置いれけッヒック、ぼりにされっちゃうのぉっ!!」ジタバタ
亜美「ぴっピヨちゃん…あの…えっと…」
雪歩「えぇっと小鳥さん、あの、泣かないで下さいぃ」
春香「…駄々っ小鳥…」
千早「ブッホォッ!!///」プルプル
真美「クッ…ちょはるるん、やめて…」プルプル
あずさ「…大丈夫です、小鳥さん…」
小鳥「あずさ…さん…ズーッ」
あずさ「…お互い頑張って、素敵な結婚…目指しましょうね?」ニコ
小鳥「あ…あじゅしゃしゃーんっ!!!」ギュ
あずさ「あらあら…」ナデナデ
小鳥「堪忍しれおくれやす!!こんなアタシをっ!!」
貴音「…仲良き事は…美しきかな」
伊織「…あの鼻水塗れの顔を美しいとは…ちょっと…」
貴音「姿形ではありません…二人の心が美しいのですよ…」
貴音「では、改めて…三浦 あずさへ…判決を言い渡します…」サラサラ…シュッ
貴音「 無 罪 」カンッ
春香「…墨と筆はどこから出したんだ、とかツッコんだら負けかな?」
亜美「ドヤ顔お姫ちんが調子に乗るだけだから…」
真美「やめた方がいいに、うま●棒めんたい味10本」
ガチャ
やよい「伊織ちゃーん?まだー?」
伊織「あ、やよい」
響「もう、全部運んじゃったぞーって…え?」
貴音「おや響…」
真「あー事務所涼しッ…」
雪歩「まっ真ちゃん」
P「…何であずささんと小鳥さん、抱き合ってるんだっ!?」
律子「うわぁ…説明し辛い」
あずさ「あらあら///」
小鳥「あはは…///」
響「何があったんだ…?」
貴音「響、響… 無 罪 」ドヤァ
響「…え?」
真「どっどうなってるの?」
亜美「イイハナシダナー」
真美「イイハナシカナー?」
春香「…プロデューサーさんには色々とお話があるんですよねぇ…」オォオン
P「え?」
美希「ハニー!ミキともウェディング写真撮るの!!」グイ
P「は?」
千早「やっぱり、胸なんですか!?胸なんですかっ!?」<●><●>
P「72言ってるんだ?千早!?」
小鳥「プロデューサーさん!!私も結婚出来ますよねっ!?ねっ!?」ズイズイ
やよい「プロデューサー何があったんですか?」
P「えっ?え?わかんない…の…で……戦略的撤退!」バッ ガチャ
一同「待てーー!!」ドドドドドドドド
あずさ「うふふ…」ニコニコ
伊織「はぁ…全くしょうがないわね…アイツらは…」
亜美「んっふっふ~でも楽ちかったよ?」
律子「悪ふざけし過ぎよ…」
伊織「律子もでしょうが」
律子「うぅ…ごめん…」
あずさ「ごめんなさいね?伊織ちゃん、亜美ちゃん、律子さん…」
伊織「…ふぅ…謝らなくっていいわよ、ほら…私達も行くわよ?」
あずさ「え?何処に行くの?」
亜美「こっちこっち!」グイ
あずさ「あ、あらあら~?」
律子「あはは…さっ行きましょう、あずささん」
ガチャ
カンカンカンカン…
あずさ「屋上…?」 ガチャ キィ…
あずさ「…まぁ…すごいわ…庭園?」
真「へへっボクとプロデューサー、後伊織の家の執事さん達と協力して」
真「屋上庭園風に仕上げてみました~!」
春香「すごいね、こんなに緑と花でいっぱいになるとは…」
やよい「お料理も準備おっけーですー!!」ピョンピョン
響「ケーキも…春香程じゃないけど、自分達頑張ったぞ!」
伊織「行き渡ったわね?…よし!総員構え!!」バッ
一同「らじゃー!!」バババッ
あずさ「え?…あら?」
伊織「せぇ~の!!」
「あずささん!誕生日おめでとうございまーす!!」パパパッパンパーン
あずさ「まぁ…みんな…ありがとう」
あずさ「いつもの場所で会えたらいいね♪」
あずさ「探しものは見つかったよ もう大丈夫だから♪」
あずさ「そうよきれいに 着飾りたいの♪」
あずさ「それが女の子のホンネよ だけどたまには全部忘れて素顔にもどる♪」
あずさ「流行りモノには 鈍感だけど♪」
あずさ「大事なことはちゃんと見てる 焦ってみても 変わらないから 気楽にいたい♪」
あずさ「でも少し気持ち揺れる…このままでいいのかな?♪」
あずさ「そんなときは 思いっきり 深呼吸して♪」
あずさ「街は晴れ色 心も晴れて 悩んでないで 美味しいもの 食べにゆこう♪」
あずさ「いつも笑って いれたらいいね 周りなんて 気にしないで 私らしく今日も♪」
響「えぇっ!?何だこの写真!?」
春香「偶然撮られた写真なんだけど、すごいいい雰囲気だよねー」
雪歩「さっきまでは、驚いてばかりでしたけど…綺麗ですねぇ…」
真「素敵だなぁ///…ボクもこんな風に…くぅ~!!///」
貴音「皆、結婚に関しては一家言あるようですね…」
律子「そりゃあそうでしょ、晴れ舞台なんだから」
やよい「…結婚式かぁ…///」
千早「ウェディングドレスって何処で売ってるのかしら?」ポタポタッ
春香「千早ちゃーん、落ち着こうかー」
あずさ「うふふ…」
P「俺の説明不足で…あずささんに迷惑かけちゃいましたね…すみません…」
あずさ「いっいいんですよぉ!迷惑なんて…全然そんなんじゃ…」
あずさ「あの時…迎えに来てくれて…本当に嬉しかったんですから…///」
P「…あずささんが呼んでくれれば、何処へだって迎えに行きますよ」
あずさ「まぁ///うふふ…ありがとうございます…プロデューサーさん」
あずさ「…罰で正座してなかったら、もっとカッコいいんですけどね?」
P「うぅ…ホント…熱いです、無理無理…」ジリジリ
おわり
律子「よし、鳥、お前も真夏のコンクリート焼き土下座な」
小鳥「焼き鳥になっちゃうピヨよ!?」
ほんとにおわり
あずささん誕生日おめでとうございます!!
あずささんがニコニコしてるからみんなもニコニコするんです!!
…逆転裁判が楽しみ過ぎて、こんなSSになりました。
軽井沢を忘れて無い人達が多いのに…ビックリしました…
半端な事は出来ないと、四月に一度軽井沢に足を運び取材?をしたんですが
リアル迷子になりました。カウボーイステーキ美味かったです。
次回は、真の誕生日を祝いたいのと…
事務所対抗運動会の話も書きたいと思っています
よろしくお願いします。
いおりんかっこよかった
あずささん可愛い
乙
元スレ
SS速報VIP:あずさ「On A Clear Day」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1374138003/
千早「…えっと…コレは何なんです?」
春香「千早ちゃん、こっち!こっち!」ブンブン
千早「春香、一体これは何事なの?あずささんに何を…」
春香「…千早ちゃんも信じて…」
千早「は?…信じてって…何を?」
春香「あずささんの…無罪を!!」
千早「無罪!?」
小鳥「…それでは『あず裁判』を始めますッ!!」バンッ
3: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 18:06:00.24 ID:fDx/DP440
このSSは
律子「大停電の夜に」
等の続きになります。
未読の方はこちらをお読みください。
よろしくお願いします。
4: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 18:09:00.28 ID:fDx/DP440
千早「…あの…説明してくれる?この…状況を?」
春香「うん、実はさっきね…」
一時間前/765プロ事務所・給湯室
春香「(天海春香です!今の心のBGMは〝エージェント夜を往く〟です!!)」
雪歩「(萩原雪歩ですぅ私達は現在とあるミッションを遂行中ですぅ!!)」
あずさ「うふふ…」ニコニコ
春香・雪歩「「(今日の主役にバレない様に誕生日パーティーの準備をしなければっ!!)」」
小鳥「…うっ腕が鳴るぜぇ…」
律子「声震えてますよ?」
5: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 18:12:00.51 ID:fDx/DP440
ガチャ
真美「おっはろーん♪飾り付け手伝いにっうひゃあっ!!何であずさお姉ちゃんがっ!?」
美希「…おはよーなの…あふぅ……えっ!?何であずさがココに居るのっ!?」
春香「はーい、美希ちゃんも真美ちゃんもこっちねー」グイ
美希「どっどうなってるの?誕生日の準備じゃないの?」
律子「実は嘘仕事を夕方から入れて、遠ざけておこうとしたんだけど」
小鳥「あずささんの不思議な奇跡で辿り着いちゃったの…」
真美「早めに出てそのまま着いちゃったんだ…そりは読めないな…」
7: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 18:15:00.67 ID:fDx/DP440
小鳥「とにかく、今ココにあずささんが居る以上…別の場所で準備するしかないのよね」
雪歩「そうですね…買い出し班の…みんなに連絡しますぅ」ポポン
春香「えっと…伊織とやよいと響ちゃんか、プロデューサーさんの車だっけ?」
真美「いおりん達?何買いに行ってるの?」
春香「私がココでケーキ作る準備して、後は料理を…」
雪歩「響ちゃんが沖縄料理を作るって張り切ってたんだけど…あ」
伊織『伊織ちゃんからのメールよ!!光栄に思いなさい?にひひっ♪』ピロロン♪
『From:伊織ちゃん 本文:あずさをそこに留めておいて!こっちは何とかするわ!』
8: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 18:18:06.46 ID:fDx/DP440
春香「そうだね…あずささんはこのまま事務所に居て貰った方がいいね」
小鳥「さぁパーティだって時に迷子で主役が不在じゃあ笑い話にもならないものね」
律子「あずささんを留める役なら、今美希がやってるわ」クイクイ
春香「美希が?」ヒョイ
美希「あずさの膝枕は最高なの~あふぅ」
あずさ「あらあら」ナデナデ
雪歩「ん…買い出し班の皆が、伊織ちゃんの家の厨房借りて作るって」ピロロン♪
春香「うーん、人手が…私も手伝いに行った方がいいかな?…」
雪歩「お家の…パティシエさんとか居るから大丈夫じゃないかな?」
9: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 18:21:00.43 ID:fDx/DP440
春香「そっか…よし、任せよう…食べ物はコレでいいよね?じゃあ…会場?」
雪歩「…他のお店を貸し切る…とか?」
律子「うーん…今から急にはもう無理じゃないかしら?パニックになり兼ね無いわ」
春香「そうですよねぇ…こんなに天気が良いんだから、外とか?」
小鳥「それこそ、パニックに…(ティン!)そうだわ!ココの屋上とかはどうかしら?」
春香「なるほど…でも…屋上を会場にするってどうすれば…?」
小鳥「①屋上で机や椅子を組み立てる?あー…私達じゃ難しいかしら?」
真美「②いおりん家のヘリで屋上に持ってくるとかは?」
律子「③…真頼み」
10: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 18:24:00.29 ID:fDx/DP440
春香「…③かな?」
雪歩「どうしてかな!?真ちゃんが何でも出来ると思ったら大間違いだよ!?」
真美「まこちんなら…きっと!」
雪歩「多大な期待な気がするよぉっ!?」
春香「…『真、お願いがあるの、事務所の屋上をパーティ会場にして欲しいの』っと」ポポン
雪歩「本当に真ちゃん頼みなの?完全に丸投げっていうかっ」
真『まっこまこりーん☆!!きゅんきゅん♪メールなりよぉ!!』
真美「…嘘っしょ?はるるん?」
春香「…くっ…真が勝手に…」
雪歩「今すぐ変えて」
11: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 18:27:09.25 ID:fDx/DP440
春香「えっと真からの返信が…」
『From:菊地 真 本文:任せて』
小鳥「カッコイイなぁ///…」
律子「事情も何も聞かずに、たった一言…」
雪歩「真ちゃんかっこ良過ぎだよぅ///」キュンキュン
律子「よし、じゃあプロデューサー殿に真を迎えに行って貰いましょう」ピポパ
春香「よぉし、あずささんの誕生日を盛大に祝うよ」ボソッ
律子・雪歩・小鳥・真美「「「「おーっ」」」」
12: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 18:30:00.04 ID:fDx/DP440
律子「ん?真美、ソレ郵便?」
真美「あっ!そーそー郵便受けに入ってたよ→…何かデッカイの?」ガサ
小鳥「あ、じゃあ私が確認しておきますね」スタスタ…
律子「お願いしますね…私は嘘仕事のカモフラ打ち合わせの準備を…」ニヤリ
春香「みんな…サプライズ好きになってきたよね?」
真美「だねだね♪…兄ちゃんのえいきょ→かな?」
雪歩「きっとそうだね、楽しいもん♪」
13: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 18:33:00.35 ID:fDx/DP440
真美「サプライズ仕掛けられたら仕掛け返すのが礼儀っしょ→」
春香「よっし、お茶請け用のクッキーであずささんの気を引いてくる!!」ダッ
真美「真美も食べたーい!」ダッ
雪歩「じゃあ、私お茶淹れるね」
春香「あずささん♪クッキーいかがですか?」
あずさ「あら、春香ちゃんありがとう」ニコニコ
美希「はるか~ミキもぉ~…あ~ん」
春香「もぅ美希ってば…しょうがなっ」
14: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 18:36:00.66 ID:fDx/DP440
小鳥「ぴぎゃあああああああああああああああああっ!!!」
春香「うわぁっ!!…え?何?小鳥さん?」
律子「うるさっ…もぅ何なんですかいきなっ…小鳥さん?」
小鳥「 」チーン
春香・律子「「…気を失っている…」」
あずさ「ビックリしちゃったわぁ…一体何が?」
美希「急にどーしたの?…あふぅ」
雪歩「いいっ一体何が!?あわわっ!!」ワタワタ
真美「ピヨちゃん?どうちたの→?」ユサユサ
15: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 18:39:00.39 ID:fDx/DP440
律子「何か見て…あ、これ見本誌だわ…うわっ!」ペラ
春香「何の雑誌…あっ…」
あずさ「こっこれってぇ…」
雪歩「結婚情報誌…」
真美「〝ゼク○ィ〟…」
小鳥「 」チーン
春香「いっ…」
一同「…居た堪れねぇ…」
16: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 18:42:00.54 ID:fDx/DP440
春香「そっと…そっと手から離しましょう…」スッ
美希「どうして小鳥…」
真美「ピヨちゃん…無茶…しやがって…ッ」
律子「うーん…あれ?でもウチでブライダル関係の仕事って最近何かあった?」パラパラ
美希「わかんないの」
律子「じゃあ…どうして見本誌が…?」
春香「…あっこれ、付箋が付いてますよ!ここ開けば何か…」ペラ
17: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 18:45:03.22 ID:fDx/DP440
律子「何々?…〝軽井沢・リゾートウェディング特集〟んんっ!?あずささん!?」
春香「本当だ…あずささんが男の人…んんっ!?」
真美「うぇうぇっ!?あずさお姉ちゃんの隣の人ってコレ!!」
美希「ハニーなのっ!!」
あずさ「あっ…」
小鳥「 」チーン
美希「ここっこの!教会の中腕組んでる写真は何なのなの!?」グイグイグイ
18: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 18:48:00.48 ID:fDx/DP440
あずさ「あのねっこっこれは違うのよ…」グラングラン
美希「あずさ!どういう事なのっ!?リゾートなウェディングなのっ!?」
律子「美希っ!!落ち着きなさい!!」
真美「下見!?下見したのっ!?結婚みょうよみっ!?」
律子「秒読みねっ!って違う!!落ち着きなさいって!」
雪歩「けっけこん…結婚…嘘…嘘嘘嘘…」<●><●> オォオオォン…
春香「お願い、雪歩…目に輝きを取り戻して!!怖いからぁ!!」
小鳥「…全員、位置に着いて!!」バンッ
律子「…こっ小鳥さん?」
19: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 18:51:00.11 ID:fDx/DP440
あずさ「あのねっこっこれは違うのよ…」グラングラン
美希「あずさ!どういう事なのっ!?リゾートなウェディングなのっ!?」
律子「美希っ!!落ち着きなさい!!」
真美「下見!?下見したのっ!?結婚みょうよみっ!?」
律子「秒読みねっ!って違う!!落ち着きなさいって!」
雪歩「けっけこん…結婚…嘘…嘘嘘嘘…」<●><●> オォオオォン…
春香「お願い、雪歩…目に輝きを取り戻して!!怖いからぁ!!」
小鳥「…全員、位置に着いて!!」バンッ
律子「…こっ小鳥さん?」
20: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 18:54:00.80 ID:fDx/DP440
小鳥「はい、雪歩ちゃんと真美ちゃんは刑務官」
真美「え?あ、うん?」
雪歩「…はい…」
小鳥「春香ちゃんは弁護士ね」
春香「べべっ弁護士ぃ?」
小鳥「律子さんは裁判長をお願いします。」
律子「…あのっ小鳥さん何を…」
小鳥「…裁判ですけど?」ギロリ
一同「…(怖っ)…」
21: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 18:57:12.94 ID:fDx/DP440
/765プロ事務所
あずさ「………………………………」
春香「とまぁざっと説明するとそんな感じ…」
千早「…プロデューサーとあずささんが?…そんな…」
春香「おぉう千早ちゃん、お願い千早ちゃんは弁護側に居て」
千早「そっそうよね!?何かの間違いというか…ねぇ!?」
美希「千早さん…それをハッキリとさせる為に今ミキ達は争うの…」
千早「みっ美希…」
小鳥「裁判長!検察側、準備完了しております。」
春香「裁判長!弁護側、準備完了しました!!」
22: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 18:58:47.21 ID:fDx/DP440
律子「…えっとそれじゃあ…『あず裁判?』を始めまーす…」カンカンッ
小鳥「それでは被告人、名前と職業を…」
あずさ「え?あっはい…三浦 あずさ…765プロ所属のアイドルです…」オドオド
小鳥「はい、では続いて起訴状の朗読に入らせていただきます…」バサ
小鳥「被告、三浦 あずさは…長野県、軽井沢にて」
小鳥「プロデューサーさんと腕を組み、来月発売の結婚情報誌〝ゼク○ィ〟に…」
小鳥「結婚式の下見のような…写真が掲載されました…」
あずさ「あの…それは…」
小鳥「これは…音無法765条の…独身棄損罪にあたります」メガネクイ
23: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 19:00:00.49 ID:fDx/DP440
律子「…全力で聞きますけど、何言ってるんですか!?」
春香「あずささんは、自分が不利になるような事は言わなくていいんですからね?」
あずさ「え?春香ちゃん?…」
春香「…必ず!あずささんの無罪を勝ち取って見せますから!!」ダンッ
小鳥「…では陳述に移りましょうか…」キッ
春香「…小鳥さんの目がいつもと違う…まるで…氷の様に冷たい…」
小鳥「春香ちゃん…little birdはもう…空を飛ぶ夢を見ないわ…」
律子「え?何?何だって?」イラッ
24: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 19:03:01.04 ID:fDx/DP440
小鳥「…それでは、三浦 あずささん」
あずさ「はっはい…」
小鳥「この、結婚情報誌〝ゼク○ィ〟に掲載されている写真について」ペシペシ
小鳥「お話し、願えますかな?…あぁ裁判長、この本を証拠品Aとして提出します」
律子「え?えぇ…受理、します」
『結婚情報誌〝ゼク○ィ〟 Pとあずさが教会の中で腕を組んでいる写真が掲載』ピポ
真美「Rボタン等から法廷記録で確認できるよ☆!」
律子「いや、出来ないわよ?」
25: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 19:06:00.97 ID:fDx/DP440
証言―開始
あずさ「あの…その写真は昨年12月の中頃に軽井沢で撮りました」
あずさ「少し経ってから、写真を撮ったカメラマンさんから連絡があって…」
あずさ「雑誌の方で掲載させて欲しいとの事で…」
あずさ「それで、プロデューサーさんとお話しして…」
あずさ「お仕事の一環で…その…ごめんなさい…」
26: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 19:09:00.70 ID:fDx/DP440
小鳥「これ以上は…お話し出来ないと?」
あずさ「…あっいえ…」
春香「いいんですよ、あずささんには黙秘する権利があるんですから」
小鳥「えぇ…でも、判決が下った後では…何を言おうと遅いのですがね」
あずさ「ッ…」
春香「小鳥さっ」
小鳥「それでは!!…裁判長、まずは私から…被告人質問に移させていただきます」
律子「普通弁護人からですけど…あぁいえ…もぅ勝手にどうぞ…」
27: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 19:12:00.22 ID:fDx/DP440
小鳥「三浦 あずささん…この写真はつまり、お仕事であると…?」
あずさ「そっそ…それは…その…」
小鳥「随分幸せそうな笑顔で…羨ましいですよ」
あずさ「こっ小鳥さん///…」
小鳥「昨年12月の中頃ですか…撮影期間と掲載まで間がありますねぇ?コレは何故?」
あずさ「それはあの…最初ーッ…えっと、すみません…話せません…」
小鳥「…言い澱みますねぇ…これでは話が進まない…」
春香「裁判長、今の発言は…えっと!黙秘権の侵害です!!」
28: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 19:15:01.62 ID:fDx/DP440
律子「ぽい風に言わなくてもいいから…えーと検事は不用意な発言は控えるよう」
小鳥「これはこれは…威勢の良いお嬢さんが居ると法廷が活気づきますな」フゥ ヤレヤレ
春香「なっ///(くっ悔しい…馬鹿にされたッ)」
小鳥「裁判長、ここで被告の別の行動について追及していきたいと思いますが…」
律子「?どういう事ですか?」
小鳥「では、証拠物件Bとして…コレを提出します」コト
春香「…Icレコーダー…来た…〝盗鳥の小鳥〟(とうちょうのことり)」
千早「プフフッ…くっくっく…///」プルプル
29: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 19:18:01.28 ID:fDx/DP440
小鳥「三浦 あずささんは極度の方向音痴であり…いつも迷子と言ってもいい」
あずさ「そんな…」
小鳥「まだ、仕事もそう多くなかった昨年上半期…」
小鳥「プロデューサーさんのメインの仕事…何だったか、皆さんご存知ですか?」
真美「!…あずさお姉ちゃんを探しに行く事…」
小鳥「そぉの通り…つまり、濃密な二人の時間を過ごしていたんですよ」
小鳥「プロデューサーさんと二人の…ね?」<●><●>
美希「有罪!有罪!有罪なのっ!!」バンッ
律子「傍聴席は静粛に!」カンカンッ
30: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 19:21:00.51 ID:fDx/DP440
春香「たっ確かに!あずささんは迷子になる回数が多かった」
春香「でも、それら全てをプロデューサーさんが迎えに行った訳でもありません」
小鳥「…確かに、だが回数じゃない…このIcレコーダーの中身を再生させてみましょう」
雪歩「スピーカーがこちらに…」スッ
小鳥「日付は…昨年の4月…場所は765プロ…」
千早「4月?…」
小鳥「…ではお聞きいただきましょう…」
律子「お願いします…(あずささんとどういうコミュニケ―ションを…?)」
ピピッ >
31: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 19:24:00.25 ID:fDx/DP440
一年前・春/765プロ事務所
P『もっ戻りましたー』
あずさ『ただいま帰りましたぁ…』
小鳥『あっよかった、あずささん見つかったんですね』
P『えっ?えぇ…この通り!!』
あずさ『本当にご迷惑おかけして…』
P『いやぁそんな…柔らかっじゃなくてっ!!無事見つかって良かったですよ』
あずさ『もう少し、私自身しっかりしなくっちゃいけませんね…』
小鳥『そうできるのが一番ですけどね…お疲れでしょう?お茶淹れますね』スッ
32: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 19:27:00.26 ID:fDx/DP440
P『あぁ…すみません小鳥さん』
小鳥『いいんですよ、私も飲みたかったし…コーヒーでいいですか?』スタスタ…
P『はい、お願いします』
あずさ『ありがとうございます、小鳥さん』
P『…あの…えっと…あずさ、さん』
あずさ『はっはひ…』
P『その…不可抗力とは言えそのだっ抱き…着いたりして…その…』
あずさ『いっいえ!!その、車道の近くでフラフラしていた私が悪いんですから…』
33: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 19:30:00.63 ID:fDx/DP440
あずさ『…恥ずかしいです…こんな歳にもなって迷子なんて…ご迷惑ばかり…』
P『いやぁ…そんな、得手不得手ってものが…その…』
あずさ『学生時代は友美に一緒に居て貰って…やっぱり、一人じゃあダメですねぇ』
P『あぁ親友の…参考までにどういう対処を?』
あずさ『友美ですか?えっと…朝迎えに来てくれたり…』
P『ふむ…』
あずさ『集合場所を目立つ場所にしたり…でもあんまり上手くいきませんでした』
34: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 19:33:00.25 ID:fDx/DP440
P『なるほど…一番、有効だった手段って何でした?』
あずさ『そうですねぇ…あぁ!手を握ってくれ…ました…ね』
P『手を…そうですか…』
あずさ『はい、あの…ですから…現場まで、て、手とか……。』ギュ
P『え?…あっ…』
あずさ『ダメ…でしょうか?』
P『いえっ!ダメじゃないです!!』
ピピッ ll
35: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 19:36:00.40 ID:fDx/DP440
現在/765プロ事務所
小鳥「…あずささん…この内容に誤りはありますか?」
あずさ「…いえ…ありません///」
美希「ズルいの!!あずさはいつもハニーと手繋いでたのっ!?」
あずさ「ちっ違うのよ美希ちゃん?あのねっ」
雪歩「被告人は勝手に発言しないように」スッ
あずさ「うぅ…」
千早「萩原さんが役に徹し過ぎて怖いわ…」
春香「流石は小鳥さん…私も羨ましいと思ってしまいました…」
36: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 19:39:00.15 ID:fDx/DP440
小鳥「皆さん、憶えていますか?…765プロ抱擁賞『思わず抱き締めたい部門』」
小鳥「おそらく会話の内容的にその直後の事なのでは?違いますか?」
あずさ「そっそうです…」
小鳥「迷子になり、車通りの多い所でフラフラして…危険だと判断した」
小鳥「プロデューサーさんから思わず抱き締められた!!」
小鳥「あずささん貴女…運命を…感じてしまわれたのでは…?」
あずさ「あっその///…」
春香「異議あり!!その質問はこの証拠物件とは関係ありませんっ!!」ビシッ
37: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 19:42:00.42 ID:fDx/DP440
律子「いっ異議認めます、検事は質問を変えるように」
小鳥「えぇ…わかりました…では質問を変えます。」
小鳥「あずささん、この録音の中で手を繋ぐ事について話してますが」
小鳥「実際にその後、現場へ向かう際には…どうされていたんですか?」
あずさ「…プロデューサーさんと手を繋いで現場に行っていました」
一同「!!!」
美希「…ズルいの!!あずさばっかりぃ!!」
律子「ぼっ傍聴人は静粛に!!退廷させますよ!?」
38: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 19:45:00.82 ID:fDx/DP440
あずさ「でもっ手を繋いだのには理由がっ」
小鳥「裁判長、検察側尋問を終わります!」バンッ
春香「でっでは裁判長!弁護側の反対尋問に移ってよろしいでしょうか?」
律子「いいでしょう…」
春香「スゥーハァ…(私がまずしなくちゃいけないのは…信じる事!)…あずささん」ニコ
あずさ「春香ちゃん…」
春香「…この録音の時、どのくらいの時間迷子になっていたかは覚えていますか?」
39: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 19:48:00.36 ID:fDx/DP440
あずさ「え?…そうね、午前中に新商品配布のキャンペーンガールの仕事を終えて」
あずさ「その後帰ろうとして迷子になってしまって…お昼頃ね」
春香「その時点でプロデューサーさんに連絡をしましたか?」
あずさ「えぇ…申し訳なかったけど…電話で」
春香「実際見つけて貰えたのは何時頃でした?」
あずさ「そうね…14時を過ぎていた…と思うわ…それが?」
春香「確か、犬猫の際…プロデューサーさんはこう話していたはずです」
P『そんな時、やっと見つけたのにほんの少し目を離しただけで再び迷子になってて…』
40: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 19:51:00.18 ID:fDx/DP440
律子「あぁ…そういえば…」
春香「これが意味するのは、一旦合流したのに再び迷子になった、そうですよね?」
あずさ「えぇ…その時は公園の中で見つけて貰って、出口へ行く間にまた迷子に…」
春香「その後、車通りの多い道へ…プロデューサーさんは相当焦ったはずです」
小鳥「…………」
春香「その焦りから、更には車の脅威から、あずささんを守ろうとした当然の行為です」
春香「そして、手を繋いで現場に向かうという事については…律子さん」
41: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 19:54:00.30 ID:fDx/DP440
律子「え?私?」
春香「竜宮小町のプロデューサーとしてお聞きします」
春香「あずささんとの移動時の際、手を繋ぐ事はありましたか?」
律子「えぇ…そうね迷子にならないように、何度か…」
あずさ「ごめんなさい、律子さん…」
春香「そう!あずささんの手を繋いで行動する事は至極当然の事なのです!!」
春香「小鳥さんは、故意に二人の時間を印象付けようとしています!」
小鳥「あらあら…ひどいわぁ春香ちゃん」ニヤニヤ
42: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 19:57:00.49 ID:fDx/DP440
春香「(小鳥さんのこの余裕…何を考えて…?)」
小鳥「…来たわね…」ガチャ
亜美「やっほ→♪…?…何々?なんかおもちろそ→な感じ?」
貴音「…?…これは…面妖な…」
春香「(まさかっ!!証言者を待っていたっ!?)」
小鳥「裁判長!ここで検察側から新たな証言者を召喚させて欲しいのですが」
小鳥「…今来た二人にも、少々説明の時間をいただきたいのです」
律子「…いいでしょう、10分間の休憩とします」カンッ
43: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 20:00:00.10 ID:fDx/DP440
/給湯室・弁護側休憩所
春香「…ふぅ…小鳥さんに主導権、握られてるなぁ…どうにか…」
あずさ「……ごめんね、春香ちゃん…私…」
春香「いいんです、あずささんが言いたくないんなら、私も聞きません」ニコ
あずさ「ありがとう…春香ちゃん…」
千早「…春香って…意外と本当に弁護士に向いてるかもしれないわね」
春香「えぇっ!?そっそうかなぁ?///えへへ…」
あずさ「私も、そう思うわ…何だか春香ちゃんの笑顔を見ると安心しちゃうもの」
春香「あずささん…千早ちゃん…ありがとう!私!頑張るね!!」
44: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 20:03:00.92 ID:fDx/DP440
/社長室・検察側休憩所
小鳥「…という訳で、今現在、ココ765プロはあず裁判の真っ最中なのよ」
貴音「りぞぉとうぇでぃんぐ…なんと…」
美希「しかも、手を繋いでデートもたくさんしてるのっ!!ズルいの!」
亜美「あ~…確かに、写真は兄ちゃんだねぇ…この奥の女の子は誰?」
真美「さぁ?わかんない…もぅ兄ちゃんってばデレデレで…もぉおうっ!!」
亜美「でもでも、亜美達も腕にぶら下がったりしてるぢゃん?」
真美「あーゆーのとは違うの!もっとゴーゴーレッツゴーアダルトな事!!」
亜美「あはん♪…真美ってば、こういう教会の結婚式がいいのぉ~?」ニヤニヤ
45: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 20:06:00.66 ID:fDx/DP440
真美「んえぇ!?///そっそんな事今話してないっしょっ!!///」ブンブン
貴音「私は、白無垢で高砂に二人…うふふ…///」
美希「ミキ的にはぁ…ハニーと二人っきりでぇ…あっ海外とかもいいの!…えへへ///」
小鳥「私は地味婚なんてせずにお色直しもドーンと…グフフ///」
真美「みんな妄想ちゅ→だね…」
亜美「ほっといていんでない?」
真美「そだね」
46: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 20:09:00.43 ID:fDx/DP440
/765プロ事務所
小鳥「…それでは、証言者…氏名と職業を…」
律子「…秋月 律子…765プロのプロデューサーです…って!!何で!?」
貴音「静粛に!」カンカーンッ
律子「なっ何で私が証言台に立ってるんですか!?裁判長じゃ?」
春香「(かっ完全にノーマークだったぁ…裁判長の席には…)」チラリ
貴音「…漆黒の衣…これが法の裁き…」ワクワク
春香「テンション上がって楽しそうな、貴音さん…」
亜美「なーんか、可愛いね」
47: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 20:12:01.39 ID:fDx/DP440
貴音「それでは、審議を再開致します…秋月 律子裁判長に代わり…」
貴音「四条 貴音が…裁判長を務めさせていただきます…では、検事・小鳥嬢…」
小鳥「はい、貴音裁判長…私が秋月 律子さんに訪ねたいのは…まずは…」
小鳥「…昨年12月中頃に、三浦 あずささんに軽井沢での仕事は何件あったか?」
あずさ「!!」
春香「…え?何件…?」
律子「え…えっと…ちょっと待って手帳…」ペラペラ…
48: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 20:15:00.02 ID:fDx/DP440
律子「…一件…だけ…」
小鳥「…それは、結婚情報誌〝ゼク○ィ〟の撮影ですか?」
律子「…いえ…ドラマの撮影です…〝ゼク○ィ〟の仕事では…ありません…」
あずさ「………………………………」
一同「ざわ…ざわ……ざわ…」
貴音「静粛にっ!」カンカーンッ
小鳥「つまり…律子さんの知らないお仕事…という訳なのですね?」
49: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 20:18:00.54 ID:fDx/DP440
律子「…はい…」
亜美「あずさお姉ちゃん?…」
小鳥「これは不思議ですねぇ…竜宮小町の一員である、あずささんの仕事を」
小鳥「竜宮小町のプロデューサーである、律子さんが知らないなんて…」
小鳥「それに、先程あずささんは…」
あずさ『お仕事の一環で…その…ごめんなさい…』
小鳥「こう証言している、だが!!コレは嘘だったことになります!!」ダンッ
春香「(どういう事?仕事じゃないなら、どうして写真は撮られたの?…)」
50: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 20:21:00.56 ID:fDx/DP440
小鳥「そして、12月のドラマ撮影は、確か二日間に渡って行われたものですね?」
律子「…えぇ…そうです」
小鳥「しかし、その二日間の内、一日目は…律子さんは同行していない」
千早「え?…どうし…ハッ!!」
小鳥「そう、その軽井沢でドラマ撮影が行われていた一日目は…」
小鳥「此処765プロで『第一回765プロ抱擁賞 全部門』の発表が行われていたんです!!」
春香「そうかぁーあの時かぁー…ぐぬぬ…」の皿の
51: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 20:24:00.82 ID:fDx/DP440
小鳥「律子さんは一日目の行動は知らないという事ですね?」
律子「そりゃ事務所に居ましたし…一応、スケジュール表は貰って…」ガサ…
ドラマ△△:ロケ地:軽井沢:三浦 あずさ さんのスケジュール
一日目:15:00~湯川ふるさと公園撮影
二日目:10:00~万平ホテル撮影 昼食 13:00~店舗内撮影(プリンスショッピングプラザ)
律子「あずささんはこのドラマの中盤で軽井沢に帰郷したヒロインの友人役で」
律子「出番的にはこの二日間で撮り終えましたから…あれ?でも…」
『ドラマスケジュール あずささんの二日間の行動スケジュール』ピポ
52: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 20:27:00.24 ID:fDx/DP440
小鳥「…証拠品A写真に映っている教会は、一日目の撮影」
小鳥「湯川ふるさと公園の近くの…軽井沢セントメリー教会の写真です!」
小鳥「三浦 あずささん…もう一度お聞きします…」
小鳥「この、結婚情報誌〝ゼク○ィ〟に載っている写真は何故撮られたんですか?」
小鳥「湯川ふるさと公園でのロケの後、何があったんですか?…」
小鳥「あずささん…証言して下さいませんか?軽井沢での行動を…」ダンッ
春香「待って下さい!!話すかどうかはあずささんがっ」
あずさ「わかりました……お話しします…」
53: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 20:30:00.18 ID:fDx/DP440
春香「あずささんっ!?」
あずさ「いいの…春香ちゃん…きちんとお話ししなくちゃ」
美希「…もしかして…本当に…?ハニーと…?」
雪歩「軽井沢の話は…私にはわからないですぅ…」
真美「あーゆきぴょんのコト、置いてけぼりにしちったんだっけねぇ」
律子「あずささん…」
あずさ「…軽井沢で一体何があったのか…」
54: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 20:33:00.28 ID:fDx/DP440
冬・軽井沢一日目/軽井沢プリンスホテル
あずさ「え?スケジュールの変更…ですか?」
P「えぇ、先にショッピングプラザでの撮影をするそうです」
あずさ「そうですか…わかりました、えぇっと…」
P「台本ですね、ハイ」ヒョイ
あずさ「まぁありがとうございます、うふふ…」ニコ
P「?どうしました?」
あずさ「あっいえ…何だか今の夫婦の呼吸みたいで自然だったなぁって」
P「なっ///…あずささん…」
55: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 20:36:25.71 ID:fDx/DP440
あずさ「あらあら、顔が赤いですよ?プロデューサーさん?」
P「あずささんが急に変な事言うからです」
あずさ「うふふ…すみません♪」
あずさ「(久しぶりにプロデューサーさんとお仕事だから、ウキウキしてる)」
P「それじゃあ、撮影行きましょうか」
あずさ「はぁい」スタスタ…
P「あずささん!そっちじゃありません!!」ギュ
あずさ「あらあら///すみませぇん、いつも…」
56: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 20:39:54.64 ID:fDx/DP440
午後/プリンスショッピングプラザEAST
AD「オッケーでーす!」
あずさ「ふぅ…」
AD「それじゃあ…本日の三浦さんのシーンは以上になります」
あずさ「ありがとうございました。」ペコリ
AD「明日の朝は万平ホテルでの撮影になりますのでよろしくお願いします。」
あずさ「はい、よろしくお願いします」
P「お疲れ様でした、あずささん」
あずさ「プロデューサーさん、どうでした?」
57: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 20:42:07.18 ID:fDx/DP440
P「友達を見送る、寂しそうな表情…凄くよかったですよ!」
あずさ「うふふ…ありがとうございまぁす」ニコニコ
P「コート着て下さい、何か温かいもの飲みます?」
あずさ「うーん…それでしたら…何処かでお茶にしませんか?」
P「おっいいですね、じゃあ衣装着替えて行きましょうか?」
あずさ「はぁーい♪うふふ…プロデューサーさんといっしょ♪」ルンルン
P「(可愛い)」
P「友達を見送る、寂しそうな表情…凄くよかったですよ!」
あずさ「うふふ…ありがとうございまぁす」ニコニコ
P「コート着て下さい、何か温かいもの飲みます?」
あずさ「うーん…それでしたら…何処かでお茶にしませんか?」
P「おっいいですね、じゃあ衣装着替えて行きましょうか?」
あずさ「はぁーい♪うふふ…プロデューサーさんといっしょ♪」ルンルン
P「(可愛い)」
58: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 20:45:00.17 ID:fDx/DP440
/丸山珈琲軽井沢本店
あずさ「ズズッ…んっ…おいしい…」
P「はぁー…暖まりますね…」
あずさ「本当に…思ったより冷えてしまっていたみたい…」サスサス
P「大丈夫ですか?俺の席の方が薪ストーブから近いですし代わりますか?」
あずさ「…プロデューサーさんが優しいから平気ですよぉ」ニコニコ
P「そっそうですか、よかった。」ニコ
あずさ「…今日は…何だか浮かれてしまって…」
P「そういえば…朝からテンションが高いですよね?」
59: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 20:48:00.33 ID:fDx/DP440
あずさ「はい…久しぶりに、プロデューサーさんと一緒なので///」モジモジ
P「そっそうですか///」
あずさ「うふふ…」ニコニコ
P「(あずささんって時々こうストレートで驚かされる…)」
あずさ「竜宮小町として活動し始めて…プロデューサーさんと」
あずさ「こうして…二人きりというのも減りましたから、何だか嬉しくって」ニコニコ
P「そうですね、俺も嬉しいです」
60: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 20:48:48.51 ID:fDx/DP440
あずさ「うふふ…いいですねぇこういう時間…ホッとします」
P「外は銀世界で…このフレンチプレスで淹れたコーヒーも旨いですね」
あずさ「本当に…私、コーヒーってドリップでしか淹れられないって思ってました」
P「あ、俺もですよ、ちょっとビックリしましたね」
あずさ「ねー?ビックリですよね?」
P「この後ですけど、何処か寄りますか?」
あずさ「うーん…そうですねぇ、じゃあ付き合っていただけますか?」
P「もちろん!」
61: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 20:55:07.96 ID:fDx/DP440
夕方/軽井沢プリンスショッピングプラザ・WEST
あずさ「わぁ♪ほら!プロデューサーさん、コレ見て下さい」ヒョイ
P「ジャムですか、有名ですよね…え?トマト?」
あずさ「お野菜のジャムですってぇ……おいしそう…」
P「お土産にいくつか買っていきますか?」
あずさ「そうですね~…うーん何がいいかしら…あらミルクのジャムも」
P「へぇ~…でも俺はブルーベリーとかそういう普通な方が…」
あずさ「定番ですもんね、あらでも浅間ベリーなんていうのも」
P「定番チョイずらしか…」
あずさ「?」
62: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 20:57:01.19 ID:fDx/DP440
/軽井沢駅前
あずさ「う~ん…みんなへのお土産どうしようかしら?…おやきもおいしそう…」
P「俺も買って行きますし、被らないようにしましょうか」
あずさ「そうですねぇ…あら、駅…えぇっと…」
P「向こうの方も行ってみましょうか?撮影だけじゃ周り切れてませんし」
あずさ「はい♪グルっと周っていいもの探しましょーう!」
P「はい、お供致します。(女の人って買い物好きだなぁ)」
P「ん?…駅が随分混んでるな…なんだ?」
あずさ「…!プロデューサーさん!!アレ!!」
63: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 21:00:01.39 ID:fDx/DP440
P「え?…長野新幹線上下線で運転見合わせ!?え!?」
P「あっあの新幹線止まってるんですかっ!?」
駅員「はい、高崎駅付近での倒木で一部車両故障もあるんです」
P「復旧しますよね?」
駅員「申し訳ありません…いつ頃になるか目途が立って無くて…」
P「…マズイ…」
あずさ「あのプロデューサーさんは今日の…」
P「はい、19時の新幹線で帰る予定だったんですが…」
64: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 21:03:00.29 ID:fDx/DP440
P「ちょっと、律子に電話します」ポパピ…
律子『もっもしもしっ!?プロデューサー!?どうしましたぁ?///』
P「あぁ律子…いや、今…軽井沢なんだけどさ…」
律子『あ…はい、あずささんのロケ…今日の分は終わりじゃあ?』
P「あぁ…夜の内に俺は帰って、代わりに律子が朝・軽井沢入りって流れだっただろ?…」
律子『何か…トラブルですか?』
P「長野新幹線の線路上に倒木とかで…新幹線止まってるんだよ」
律子『ええっ!?じゃあプロデューサー帰ってこられないじゃないですか!!』
65: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 21:06:00.61 ID:fDx/DP440
あずさ「…(じゃあ…今日はプロデューサーさんと朝まで二人っきり?///)」
律子『まさかっ!?あずささんと一緒に泊まる気ですかっ!?』
P「そんな訳無いだろ…まぁ最悪そうなるかも…だけど…」
あずさ「私は全然大丈夫ですよぉ~♪」
律子『あずささん!!ダメに決まってるじゃないですか!!』
あずさ「お酒でも一緒に飲んでれば…すぐですよ…すぐ…うふふ///」
律子『プロデューサー!!野宿してください!!』
P「無茶言うな!!こっち朝晩氷点下になるんだぞ!!死ぬわっ!!」
66: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 21:09:00.38 ID:fDx/DP440
伊織『―してっ!もしもし!?』
P「?伊織か?」
伊織『スゥーこのっ変態プロデューサー!!!!』キーン
P「ぎゃあっ!!」キーン
美希『ーてなのっ!もしもしハニー!?』
P「みっ美希か?」
美希『浮気しちゃダメなのぉおおっ!!!!』キーン
P「だぁあっ!!」キーン
あずさ「うふふ」
67: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 21:12:00.31 ID:fDx/DP440
P「あー…耳痛い…」
あずさ「大丈夫ですか?プロデューサーさん」
P「みんな電話口で叫ぶから…はぁ…どうしたもんかなコレ…」
あずさ「まぁ、新幹線が止まってますし…仕方がありませんよね?」
P「そうですね…買い物の続きしましょうか」
あずさ「そうしましょう♪」
P「…(なんで嬉しそうなんだろ?)」
68: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 21:15:00.58 ID:fDx/DP440
夜/軽井沢駅
雪歩『グスッ…ひどいよぉ…真ちゃぁん…置いてけぼりなんて…』
真「ごっごめんね…みんな勢いで来ちゃって…つい…その…」
雪歩『〝つい〟私が居ない事に気が付かなかったのぉ!?』
真「おぉふ…」
伊織「置いてきちゃった事は謝るけど、気絶してる雪歩も悪いのよ?」
雪歩『そっそんなぁ…伊織ちゃぁん…グスッ』
春香「ごっごめんね!お土産買って帰るから!」
雪歩『…うん…それじゃあ、また事務所でねぇ…』プッ ツーツー
69: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 21:18:00.33 ID:fDx/DP440
P「そもそも…何でみんなで来たんだよ?」
律子「そっそれは…あずささんとプロデューサーが同室になるのを防ごうと…」
P「マジでそれだけ?…」
伊織「そっそうよ!!アンタが変態であずさと一緒に寝るとか言うから!!」
P「言って無い!!一緒に寝るとは言って無い!!」
あずさ「一緒のお部屋で寝るのよ~♪」
律子「だから、ダメですってば!!///」
70: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 21:21:00.57 ID:fDx/DP440
P「伊織の家の別荘は、みんな泊まれるのか?場所は?」
伊織「当り前でしょ?問題無いわ…場所は三笠ホテル近くよ、アンタは一人でホテルね」
P「なんとなく読めてたけど…」
あずさ「あらあら…それじゃあプロデューサーさんが可哀想…」
美希「じゃあ、ミキがハニーと一緒に」スススッ
律子「本末大転倒じゃないのよぉおおっ!」グリグリグリ
美希「痛い!痛いの!!律子 さっ!!痛たたたたっ!!」
P「うーん…伊織が別荘の方に連絡して一晩貸してくれればよかったんじゃ…?」
春香「まままっ!来ちゃいましたからっ!ねっ!?」
71: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 21:24:08.10 ID:fDx/DP440
P「…明日はみんな、クリスマスライブのレッスンだったな…」
律子「そうでしたね…明日は、朝一で皆帰るのよ?」
真「えぇ?とんぼ帰り?」
真美「ヤダヤダ→!軽井沢カンコ→したぁい!!」
律子「我儘言わないのっ!!」
P「ん~…午後にこっち出発しても2~3時間はレッスンの時間あるだろ」
伊織「ちょっ…それって移動の疲労とか…」
P「…それじゃあ朝一で帰ってたっぷりレッスンの方が良いんだな?…」
真「移動なんてCHA-LA HEAD-CHA-LAです!!」
72: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 21:27:00.59 ID:fDx/DP440
律子「もぅ…仕方ないわね…」
美希「やったぁー!!ハニー!デートしよっ!?」ギュ
響「ななっ///美希っお前なぁっ!!」
貴音「ふふふ…抜け駆けはさせませんよ?美希」ススス…
真美「そっそうだよミキミキ!!ごくせん禁止法!!」グイ
律子「特定の放送局に迷惑掛かるからやめなさいよ」
亜美「兄ちゃん!亜美にハム買って!一年分くらい!!」
P「俺の財布羽根より軽くする気か?」
73: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 21:30:02.43 ID:fDx/DP440
やよい「あっあの…弟達に…何かお土産買って行ってあげたいなぁって…」
伊織「雪歩にも、何か買っていかないと拗ねちゃいそうだしね…」
真「それならボクも行こうかな、ショッピングプラザ気になっててさ」
春香「あっ私も!!結構充実してそうなんだよね、千早ちゃんも行こう?」
千早「え?私は…」
春香「ほら!そばパスタだって!おいしそうだよ!?」
やよい「えぇっ!?おそばとパスタが一緒に食べられるんですか!?すごいです!!」
千早「買い占めましょうか…」
74: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 21:33:00.67 ID:fDx/DP440
律子「全くもう…みんなして遊ぶ事ばっかり…」
真「そういう律子だって、軽井沢の名産品とか調べてたよね?」
律子「こっこれは!小鳥さんとか社長へのお土産をね!?」
あずさ「………」
P「はいはい、今日はもう別荘で休みなさーい!あずささんは明日も撮影があるんだぞ!?」
あずさ「いっいいんですよ?みんなも軽井沢の色んな所見て周りたいわよね?」
春香「いえいえ!仕事のあるあずささんを休ませる事が最優先です!!」
75: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 21:36:00.51 ID:fDx/DP440
律子「そうね!じゃあ別荘の方に行きましょうか」
P「それじゃあ…ふわぁ…俺もホテルの方に行くわ…律子」
律子「はい、なんですか?プロデューサー」
P「明日の撮影スケジュールは変更になってるから、気を付けてな」
P「それと別荘行ったら、あそこのイタズラ双子とかを高速で寝かしつけろ」
亜美・真美「「んっふっふ~♪パーチィは始まったヴぁかりだぜぇ?」」
律子「わかりました。締め落します。」
亜美・真美「「!?」」
76: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 21:39:00.52 ID:fDx/DP440
現在/765プロ事務所
小鳥「…なっ…つっつまり…一日目はセントメリー教会に行くどころか…」
小鳥「…湯川ふるさと公園での撮影すら無かったというんですかっ!?」
あずさ「……はい」
一同「ざわ…ざわ…」
小鳥「でっでは、どうやってプロデューサーさんと写真を撮ったんですかっ!?」
小鳥「二日目では、律子さんと一緒だったんですよね!?」
春香「(どういう事?…あずささんが嘘をつく意味が無い…)」
千早「二日目には私達も軽井沢に居ました…」
美希「ハニーはミキ達と一緒だったよ?」
77: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 21:42:00.41 ID:fDx/DP440
貴音「えぇ…私と美希、響と亜美と真美が共に行動しておりました」
春香「私と千早ちゃん、伊織とやよいと真はショッピングプラザで買い物してて…」
春香「そうだよ!!お昼に私達の所にプロデューサーさん来たよ!!来たよね!?」
千早「えぇ…ジャムとか買って来てくれて…高槻さんが喜んでいたから憶えているわ」
律子「…その後は、みんな東京行きの新幹線に乗ったのよね?」
亜美「うん!東京には夕方前には着いてて→」
真美「あ→思い出ちた…その後のレッスンがめっちょキツかったの!」
小鳥「一体…いつ…」
78: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 21:45:00.94 ID:fDx/DP440
冬・軽井沢二日目/水瀬家別荘
P「んじゃ律子、コレがレンタカーの鍵な、プリンスホテル近くのトコだから」チャリ
律子「わかりました。それじゃあ、あずささん!行きますよ!!」
亜美「あずさお姉ちゃん頑張ってねぇ~」フリフリ
あずさ「いってきまーす♪」フリフリ ガチャ
律子「あずささん!玄関こっちです!!」ガチャ
伊織「大丈夫なのかしら…」
真「律子が付いてるんだから大丈夫だよ」
伊織「それもそうね、アホ変態プロデューサーより万倍は安心だわ」
P「ひどくね?」
79: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 21:48:14.71 ID:fDx/DP440
美希「ねーねーハニー?何処行く?」ギュ
貴音「あなた様?此処信州は蕎麦が大変有名と聞いております」キラキラ
響「輝いてんな、それもっと撮影の時に見せろよ」
亜美・真美「「兄ちゃん!兄ちゃん!ソフトクリーム食べたーい!!」グイグイ
P「この寒いのに!?あーもーわかったから引っ張るなー」ガチャ
春香「よーし、私達はショッピングプラザを攻めるよー」
やよい「はい!春香さん!!」
真「野沢菜とか父さん好きかな?」
千早「ジャムか…(お母さん、朝はパンだったわね…)」
80: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 21:51:00.61 ID:fDx/DP440
伊織「それじゃあ、こっちも行きましょうか…ゆっくり行けば店も開いてる頃だし」
真「歩いて行く?荷物らしい荷物も無いしさ」
春香「本当に着の身着のまま来ちゃったもんねー」
千早「冷静さに欠けていたわね…」
伊織「みっみんなそうだったんだから仕方ないじゃない!」
やよい「でも、お泊り楽しかったですー!!」ニコニコ
一同「(やよいマジ天使)」ナデナデ
やよい「えへへ///」ナデナデ
82: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 21:54:01.39 ID:fDx/DP440
冬・軽井沢二日目・昼/万平ホテル前
律子「じゃあ、あずささん乗って下さい。」ブロロォン
あずさ「はぁーい」
律子「えっと…湯川ふるさと公園…っと」ポン♪
律子「よし…と。しかし…プロデューサーに任せちゃったけど大丈夫かしら?」
あずさ「最近みんなも忙しかったから、こんな日があってもいいんじゃないですか?」
律子「…そうですかね?あっでも、雪歩とあずささんに悪いですね」
あずさ「あらあら…まぁでも雪歩ちゃんは舞台が近いですし…私は…(昨日、一日で…)」
律子「あーそうなんですよね…雪歩、難しい役らしくってー」
83: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 21:57:00.43 ID:fDx/DP440
/湯川ふるさと公園
律子「あ、休憩中にちょっと監督さん達と話して来ますね」
あずさ「はい…あの律子さんお昼は…?」
律子「あぁ大丈夫ですよ、別荘で朝ご飯いただきましたし」
あずさ「え?でも…」
律子「じゃあ、ちょっと行って来ますね」スタスタ…
あずさ「あ、律子さ…(朝も大家族の食卓みたいであんまり食べれて無かったような…)」
AD「えっと…すいません硬水はちょっと…」
ヒロイン「えー何で無いの?」
84: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 22:00:00.93 ID:fDx/DP440
あずさ「…?」チラ
マネージャー「あーじゃあ僕が買ってくるから、えっと近くにコンビニとかってあるかな?」
AD「あ、でしたらこの公園の東側に大き目のスーパーあるんでそこなら…」
ヒロイン「んじゃ、買って来てダッシュね」
マネージャー「はいはい」タッタッタ…
あずさ「…(スーパーがあるのね…何か簡単に食べられる物を律子さんに…)」スクッ
あずさ「(お腹が空いたらお仕事出来ないものね)」テクテクテク…
85: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 22:03:00.61 ID:fDx/DP440
/星野温泉 トンボの湯
亜美「はぁ~いいお湯でしたなぁ~真美ブチョー」
真美「亜美ブチョー、冬の温泉ってヤツはカクテキですな!」
P「格別な…でも良かったのか?俺に付き合って温泉で」
美希「寒かったし、すっごく良いお湯で気持ち良かったの~」
P「そうか…そりゃ良かった…」
響「はぁー…ハム蔵達も連れてきてやりたかったなぁー…」
P「温泉が一気にパニックになるな、主にワニ子で」
貴音「響?まだ髪が濡れていますよ?」フキフキ
86: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 22:06:03.38 ID:fDx/DP440
亜美「暖まったし、次どこ行く?」
響「ハルニレ・テラスだって、面白そうじゃないか?」
P「へぇ…ハルニレ(春楡)の木が主役のランドスケープか…」
美希「色んなお店もあるの」
貴音「あなた様、こちらの中華料理屋で昼食に致しましょう」
P「お前さっき、蕎麦食っただろうが…」
貴音「うふふ…あなた様?らぁめんは別腹ですよ?」キリッ
響「貴音は別腹が本当にありそうだな…」
亜美真美「「お牛ちん?」」
87: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 22:09:14.21 ID:fDx/DP440
真美「あっ!ジェラードもあるっぽいよ!」
響「!温泉の後のジェラード!」
美希「たっ食べたいの…」
亜美「よっしゃあ!!お姫ちん突撃だぁ!!」
貴音「もぉぉお」ドドドドドドド
P「おい、待て!その子燃費悪過ぎんだからっーっと」ピリリリリリリリ
P「はい、もしもし?」ピッ
88: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 22:12:00.02 ID:fDx/DP440
あずさ『もしもし?あっあの…プロデューサーさんですか?』
P「あずささん?どうしたんですか?ドラマの撮影は…」
あずさ『えっと…その…』
P「……あずささん、今、何処に居ますか?」
あずさ『!…ごめんなさい、プロデューサーさん…私、また迷子に…』
P「わかりました。一先ずそこから動かずに、えっとさっきまで何処に居ました?」
あずさ『湯川ふるさと公園から、近くのスーパーに向かっていたはずなんですけど…』
P「…なるほど…すぐ行きますから!待ってて下さい!!」
あずさ『…はい、お願いします。』プッ ツーツー
89: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 22:15:25.71 ID:fDx/DP440
美希「ハニー?どうしたの?」
P「おぉ美希、どうやらあずささんが迷子になったみたいでさ」
美希「…律子 さんは?一緒じゃないの?」
P「うーん俺に連絡してきたって事は…近くに居ないんじゃないか?」
美希「ふーん…じゃあハニー行っちゃうの?」
P「…ごめんな、ドラマの撮影もあるし…早い所探しに行ってあげないと」ナデナデ
美希「…もぅハニーってばズルいの///」
P「?、あぁ車乗って行くから、タクシー呼んで駅に向かってくれ」
美希「はーい、了解なの」
90: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 22:18:20.32 ID:fDx/DP440
/???
あずさ「ここ…どこなのかしら…?」
あずさ「スーパーに向かってたはずなのに…森の中…」
あずさ「…どうして…こうなっちゃうのかしら…」
あずさ「また…迷惑…を…」
あずさ「………………………………」
あずさ「(ズルいな私…)」
あずさ「!!プロデューサーさん!」ピリリリリリリ
91: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 22:21:01.36 ID:fDx/DP440
/ツルヤ軽井沢店
P「…さて…この近くだとすると…」ピポパ…プルルルルル…
あずさ『もしもし?プロデューサーさん?』
P「あ、あずささん?…動いてませんね?更に迷子になってませんか?」
あずさ『だっ大丈夫です!言われた通り動いてません!!』
P「あはは…えっと、スーパーには来れましたか?」
あずさ『公園から5分も歩いて無くて…その前に迷子に…うぅ…』
P「じゃあ…川は渡りました?」
あずさ『あ…はい、橋を渡りましたね…あら?』
92: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 22:24:00.42 ID:fDx/DP440
/???
P『…なるほど…わかりました!すぐ行きますから!!』
あずさ「ごめんなさい…プロデューサーさんは今何処に?」
P『スーパーから、公園の方に向かってますよ』
あずさ「そうなんですか…えっと…もしかして私…」
P『えぇ…逆方向に行っちゃったみたいですねぇ』
あずさ「うぅ…すみません…」
P『謝らなくっていいんです、何度だって俺が迎えに行きますから』
あずさ「…ありがとうございます…プロデューサーさん…」
カラーン…カラーン…カラーン…カラーン…
93: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 22:27:00.36 ID:fDx/DP440
あずさ・P「『…鐘の音?…」』
P『あずささんにも聞こえました?』
あずさ「はっハイ!結構近くに…」
P『えっと…こっちか!』タッタッタッタ…
あずさ「プロデューサーさん?もしもし?プロデューサーさん?」
P「あずささーん!」タッタッタ
あずさ「あっプロデューサーさん!ここでぇす!!」フリフリ
P「よかったぁ…大丈夫ですか?寒くありませんか?」
94: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 22:30:05.64 ID:fDx/DP440
あずさ「大丈夫です…すみません…また迷惑をかけてしまって…」
P「迷惑なんかじゃありませんって…無事で良かった」ニコ
あずさ「…(私、やっぱりズルいな…この笑顔を独り占めしたくなってる…///)」ドキドキ
P「いやぁ…鐘の音に助けられましたね…アレが無かったら見当違いの方に行ってました」
あずさ「…一体どこから聞こえて来たんでしょうか?」
P「えっと…この裏手かな?ちょっと覗いてみます?」
あずさ「え?」
95: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 22:33:00.62 ID:fDx/DP440
/軽井沢セントメリー教会前
あずさ「…教会…あ、鐘が…この音だったんですねぇ…」
P「そうみたいですね…ん?」
~♪~♪…
あずさ「…歌?」
P「…教会の中からみたいですね…」キィ
あずさ「ぷっプロデューサーさん!勝手に入ったらダメですよぉ?」
P「すいません…なんか気になる歌声で…」ヒョイ
あずさ「あっ…もぅ…」スッ
96: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 22:36:04.46 ID:fDx/DP440
/教会内
?「Christ, by highest heaven adored Christ, the everlasting Lord♪」
?「late in time behold him come,offspring of a virgin's womb.♪」
?「Veiled in flesh the Godhead see hail th' incarnate Deity,♪」
P「…凄い…」
あずさ「…天使様?…綺麗…」ギュ
パシャ!パシャ!
P・あずさ「「!?」」クル
カメラマン「あ…」
97: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 22:39:02.04 ID:fDx/DP440
?「……誰?」
あずさ「あ、ごっごめんなさいね?素敵な歌だったから…つい…」
?「……………」タタタッ
あずさ「あぁ…」
牧師「…どうしました?…?あなた方は…?」コツコツ…
P「すいません、ちょっと迷い込んでしまって、それで…アレ?」
カメラマン「おっお久しぶりです…」
P「やっぱり、横浜の時の…」
あずさ「あ、結婚情報誌のカメラマンさん?…」キィ
98: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 22:42:01.12 ID:fDx/DP440
牧師「…聖さん、大丈夫ですから…こちらへ」
聖「……はい…」トコトコ
牧師「撮影は外観をという事だったのでは?」
カメラマン「すみません…外観を撮影していたら、お二人が入っていくのが見えて…」
P「あ、俺達は765プロというアイドル事務所のプロデューサーと」
あずさ「所属アイドルの三浦 あずさと申します…あの…本当にすみません…」ペコリ
P「歌声に惹かれて、つい中に…申し訳ありません…」
牧師「そうでしたか…あぁ顔を上げて下さい、驚きはしましたが…もぅお気になさらず」
99: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 22:45:00.57 ID:fDx/DP440
P「ありがとうございます…あの…そちらの歌っていた子は…」
牧師「…この子は望月 聖さん…今度のクリスマスに聖歌隊として参加してもらうんです」
聖「……練習してました…」
あずさ「まぁ!そうなの?すごく素敵だったわぁ天使様みたいで!」ニコニコ
聖「……あ、ありがとう…ございます…」
P「一般の子なら、写真はダメですよね?」
カメラマン「そうですね…思わずシャッターを押していました、すみません…」
聖「……あの…見せてもらえますか?」
牧師「聖さん?」
100: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 22:48:00.01 ID:fDx/DP440
カメラマン「えっえぇ、もちろん…ハイ」スッ
P「おぉ…凄い、綺麗だなぁ…」
あずさ「あらあら///」
カメラマン「以前765プロの三浦さん達と横浜で撮影した際の、『走る花嫁』で」
カメラマン「俺のウェディング写真の仕事も増えまして…挨拶をと追いかけて…」
カメラマン「荘厳な…何と言うか凄い画だと思ったら、シャッターをつい…」
聖「……すごい…絵?」
牧師「…そうですね、とっても素敵な写真だと思いますよ?聖さん」
101: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 22:52:00.59 ID:fDx/DP440
P「それじゃあ…ウチのあずささんも写真に映り込んでしまってるので」
P「雑誌とかに使用はしないから…消去しなくても…いいかな?聖さん?」
聖「……うん…」
カメラマン「あっありがとうございます!!」
あずさ「うふふ…ありがとう、聖ちゃん。」
聖「……いえ……あっあの…」モジモジ
あずさ「?なぁに?聖ちゃん?」ニコニコ
聖「…歌うお仕事は…楽しいですか?」
103: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 22:54:17.39 ID:fDx/DP440
牧師「…聖さんは人一倍、歌を歌う事が好きでして…」
P「そりゃあ…あれだけ素晴らしいなら…(なんか千早みたいだな…)」
あずさ「そうね、歌のお仕事もとっても楽しいわよ」
聖「……歌のお仕事…も?」
あずさ「えぇ、今日はドラマのお仕事で、次は写真に写るお仕事かもしれないわ」
あずさ「色んなお仕事が、あって…どれもとっても楽しいのよ?」ニコニコ
あずさ「私は、アイドルだから…ぜぇ~んぶ楽しんじゃうの♪うふふ…欲張りでしょ?」
聖「…アイドルの…お仕事って色々…あるんですね…」
104: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 22:57:00.60 ID:fDx/DP440
あずさ「そしていつの日か…運命の人と…」チラ
P「?」
あずさ「…うふふ…お嫁に行く時はこんな素敵な教会で、結婚式をしたいわぁ///」
聖「……お嫁さん…///」
牧師「ふふふ…ありがとうございます…その時は是非」
あずさ「はい、よろしくお願いしまぁす」ギュ
P「ちょちょっ!?急に、あずささん!?」
聖「……結婚するんですか?」
P「えっ!?おっ俺達はっそっ///」ワタワタ
あずさ「あらあら~///」
105: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 23:00:29.20 ID:fDx/DP440
現在/765プロ事務所
春香「…つまり昼休憩の間に、写真撮って戻って来たんですか?」
あずさ「はい…写真自体、偶然撮られたようなものだったから…」
春香「プロデューサーさんもレンタカーだったから、駅に戻るのも素早かったと…」
律子「そうだったんですか…言ってくれればいいのに…」
あずさ「ごめんなさい…律子さんのお昼を、勝手に買いに行って迷子になったなんて///」
亜美「まぁ→恥ずかちいよねぇ~」ニヤニヤ
雪歩「でも、どうしてその時の写真がこの雑誌に掲載される事になったんですか?」
106: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 23:03:01.82 ID:fDx/DP440
あずさ「えぇ、それがその奥に写っている女の子、望月 聖ちゃんが」
あずさ「シンデレラ・ガールズプロダクションっていう事務所に所属してて」
真美「えぇ→!?この子アイドルだったのぉ!?」
あずさ「厳密に言うと、その写真を撮った時はデビューして無いんだけど」
律子「あぁ…そのカメラマンがシンデレラプロに話を持って行って交渉したんですか?」
あずさ「えぇそういう事ってプロデューサーさんが言ってたわ」
春香「迷子になってしまったから、律子さんに遠慮して話さなかった。」
春香「写真に写っている子が、一般の子だったから仕事としても隠してた…」
107: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 23:06:03.05 ID:fDx/DP440
あずさ「…えぇ…黙っていて、ごめんなさい…」
美希「…ズルいの…」
真美「ミキミキ…」
美希「ズルい…けど…あずさだから、なーんか憎めないの…」
美希「そーゆートコもズルいって思うなぁ…えへへ」ニコニコ
あずさ「美希ちゃん…」
春香「一件落着かな…」
108: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 23:09:00.20 ID:fDx/DP440
貴音「…どうやら我々は…真実を見通す事が出来たようですね…」スッ
春香「(あずささんが全てを話してくれてよかった…)」
貴音「それでは…三浦 あずさに…判決を言い渡します…無ッ」
「――待ったぁ!!!」
春香「な!?」
律子「え!?」
あずさ「きゃっ!?」
109: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 23:12:01.43 ID:fDx/DP440
小鳥「……まだ…終わってないわ!!」バンッ
春香「こっ小鳥さん……なっ何です!!いきなり!!」
千早「そうです!これ以上何を争うって言うんですか!?」
美希「こっ小鳥?ねぇどうしたの?」
小鳥「…検察側に新たな証拠がありますっ!!」
律子「あっ新たな…証拠?」
春香「(そっそんなぁ…決まったと思ったのにぃ…)」ガク
貴音「…いいでしょう…では、小鳥検事…その新たな証拠とやらは…一体?」
110: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 23:15:02.91 ID:fDx/DP440
小鳥「…それは…これだぁあ!!」バンッ
律子「コレは…何ですか?…〝隠れ名店ランキング〟?」
小鳥「…以前、プロデューサーさんと○○がおいしいお店の話になりまして…」
春香「○○がおいしいお店?」
小鳥「えぇ、パスタのおいしいお店、オムライスのおいしいお店…」
千早「確かに、プロデューサーは外食が多くなった…と言っていたけれど…」
小鳥「そのメシ話の至る所に、あずささんの名前が出てくる出てくる」
一同「!!!」
111: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 23:18:05.05 ID:fDx/DP440
小鳥「…いいなぁ…峠のビーフシチューなんて…遠くて食べに行けませんよぉ…」
あずさ「!!」
小鳥「ほっほぅ…台湾ラーメンですか、そうですか…」
貴音「ぎっぎるてぃ!!」ドンッ
雪歩「しっ四条さん落ち着いて下さいぃ」
小鳥「このように『いつの間にか』お互いの時間を重ねている…」
真美「いつの間にか…」
112: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 23:21:02.88 ID:fDx/DP440
春香「そっそれが一体、何だって言うんですか!?」バンッ
小鳥「… タン …ンカ」
春香「え?」
小鳥「…抜け駆けしたんちゃうんか!?」ポロポロ
律子「えぇー…泣いてるぅ…」
小鳥「…ウチの事置いてけぼりにして、グスッ…抜け駆けしたんとちゃうん!?」バンッ
春香「何で、関西弁なんですか?」
あずさ「ぬっ抜け駆けなんて、そんな事ありません!」
113: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 23:24:03.07 ID:fDx/DP440
小鳥「…そう言って『いつの間にか』その左手の薬指に永遠の輝きがっ」
美希「嫌なのぉおおお!!」ゴンゴンゴンゴン
真美「ミキミキ、お凸怪我しちゃうよっ!?」
小鳥「あなたとぉ私がっ夢の国~森の小さな教会で結婚式をあげました♪…」ズゥウン
小鳥「迷子だった?偶然だった?それでも抜け駆けは抜け駆けじゃないんですかぁあ?」
千早「……みっ醜い…」
律子「やめてあげて、千早、やめてあげて…」
ガチャ
114: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 23:27:02.17 ID:fDx/DP440
伊織「…随分…騒がしいわね…」
亜美・真美「「いおりんっ!!」」
伊織「美希…アンタおでこ赤くなってるわよ?」
美希「…デコちゃん程では無いの」
伊織「ケンカ売ってんの?…何?この…変な座り順は…あずさを囲んで…」
春香「えーと、あず裁判?」
伊織「…それで伝わるんだったら、いずれ言語は廃れるわね」
律子「えっとね…あずささんが軽井沢で――」
115: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 23:30:05.64 ID:fDx/DP440
伊織「――教会の写真ねぇ…要するに偶然だったんでしょ?撮られたのは」
あずさ「えっえぇ…」
伊織「それじゃあ次は…この中でアイツと食事に行った事無い奴居る?」
律子「まぁ…居ないでしょうね…」
伊織「それを大袈裟に騒ぐからこうなるのよ…全くもぅ…」
伊織「いい?あずさに何か文句があるなら、私が聞くわよ?」ギロリ
小鳥「…だっで…だっでぇええ…うぇぅっグスッ…うぇえええん!!」ブワッ
伊織「…うわぁ…」スッ
春香「あ、ドン引きはやめてあげて伊織」
116: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 23:32:59.32 ID:fDx/DP440
律子「ガチ泣きって…」
小鳥「嫌らったんだらもぉん!!ズズッ!置いれけッヒック、ぼりにされっちゃうのぉっ!!」ジタバタ
亜美「ぴっピヨちゃん…あの…えっと…」
雪歩「えぇっと小鳥さん、あの、泣かないで下さいぃ」
春香「…駄々っ小鳥…」
千早「ブッホォッ!!///」プルプル
真美「クッ…ちょはるるん、やめて…」プルプル
117: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 23:36:00.96 ID:fDx/DP440
あずさ「…大丈夫です、小鳥さん…」
小鳥「あずさ…さん…ズーッ」
あずさ「…お互い頑張って、素敵な結婚…目指しましょうね?」ニコ
小鳥「あ…あじゅしゃしゃーんっ!!!」ギュ
あずさ「あらあら…」ナデナデ
小鳥「堪忍しれおくれやす!!こんなアタシをっ!!」
貴音「…仲良き事は…美しきかな」
伊織「…あの鼻水塗れの顔を美しいとは…ちょっと…」
118: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 23:38:59.64 ID:fDx/DP440
貴音「姿形ではありません…二人の心が美しいのですよ…」
貴音「では、改めて…三浦 あずさへ…判決を言い渡します…」サラサラ…シュッ
貴音「 無 罪 」カンッ
春香「…墨と筆はどこから出したんだ、とかツッコんだら負けかな?」
亜美「ドヤ顔お姫ちんが調子に乗るだけだから…」
真美「やめた方がいいに、うま●棒めんたい味10本」
119: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 23:42:00.72 ID:fDx/DP440
ガチャ
やよい「伊織ちゃーん?まだー?」
伊織「あ、やよい」
響「もう、全部運んじゃったぞーって…え?」
貴音「おや響…」
真「あー事務所涼しッ…」
雪歩「まっ真ちゃん」
P「…何であずささんと小鳥さん、抱き合ってるんだっ!?」
律子「うわぁ…説明し辛い」
120: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 23:45:01.55 ID:fDx/DP440
あずさ「あらあら///」
小鳥「あはは…///」
響「何があったんだ…?」
貴音「響、響… 無 罪 」ドヤァ
響「…え?」
真「どっどうなってるの?」
亜美「イイハナシダナー」
真美「イイハナシカナー?」
121: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 23:48:00.18 ID:fDx/DP440
春香「…プロデューサーさんには色々とお話があるんですよねぇ…」オォオン
P「え?」
美希「ハニー!ミキともウェディング写真撮るの!!」グイ
P「は?」
千早「やっぱり、胸なんですか!?胸なんですかっ!?」<●><●>
P「72言ってるんだ?千早!?」
小鳥「プロデューサーさん!!私も結婚出来ますよねっ!?ねっ!?」ズイズイ
やよい「プロデューサー何があったんですか?」
P「えっ?え?わかんない…の…で……戦略的撤退!」バッ ガチャ
一同「待てーー!!」ドドドドドドドド
122: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 23:51:00.78 ID:fDx/DP440
あずさ「うふふ…」ニコニコ
伊織「はぁ…全くしょうがないわね…アイツらは…」
亜美「んっふっふ~でも楽ちかったよ?」
律子「悪ふざけし過ぎよ…」
伊織「律子もでしょうが」
律子「うぅ…ごめん…」
あずさ「ごめんなさいね?伊織ちゃん、亜美ちゃん、律子さん…」
伊織「…ふぅ…謝らなくっていいわよ、ほら…私達も行くわよ?」
123: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 23:54:04.52 ID:fDx/DP440
あずさ「え?何処に行くの?」
亜美「こっちこっち!」グイ
あずさ「あ、あらあら~?」
律子「あはは…さっ行きましょう、あずささん」
ガチャ
カンカンカンカン…
あずさ「屋上…?」 ガチャ キィ…
124: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/18(木) 23:56:58.93 ID:fDx/DP440
あずさ「…まぁ…すごいわ…庭園?」
真「へへっボクとプロデューサー、後伊織の家の執事さん達と協力して」
真「屋上庭園風に仕上げてみました~!」
春香「すごいね、こんなに緑と花でいっぱいになるとは…」
やよい「お料理も準備おっけーですー!!」ピョンピョン
響「ケーキも…春香程じゃないけど、自分達頑張ったぞ!」
伊織「行き渡ったわね?…よし!総員構え!!」バッ
一同「らじゃー!!」バババッ
あずさ「え?…あら?」
125: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/19(金) 00:01:18.48 ID:obtsMula0
伊織「せぇ~の!!」
「あずささん!誕生日おめでとうございまーす!!」パパパッパンパーン
あずさ「まぁ…みんな…ありがとう」
126: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/19(金) 00:03:04.45 ID:obtsMula0
あずさ「いつもの場所で会えたらいいね♪」
あずさ「探しものは見つかったよ もう大丈夫だから♪」
あずさ「そうよきれいに 着飾りたいの♪」
あずさ「それが女の子のホンネよ だけどたまには全部忘れて素顔にもどる♪」
あずさ「流行りモノには 鈍感だけど♪」
あずさ「大事なことはちゃんと見てる 焦ってみても 変わらないから 気楽にいたい♪」
あずさ「でも少し気持ち揺れる…このままでいいのかな?♪」
あずさ「そんなときは 思いっきり 深呼吸して♪」
あずさ「街は晴れ色 心も晴れて 悩んでないで 美味しいもの 食べにゆこう♪」
あずさ「いつも笑って いれたらいいね 周りなんて 気にしないで 私らしく今日も♪」
127: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/19(金) 00:05:59.98 ID:obtsMula0
響「えぇっ!?何だこの写真!?」
春香「偶然撮られた写真なんだけど、すごいいい雰囲気だよねー」
雪歩「さっきまでは、驚いてばかりでしたけど…綺麗ですねぇ…」
真「素敵だなぁ///…ボクもこんな風に…くぅ~!!///」
貴音「皆、結婚に関しては一家言あるようですね…」
律子「そりゃあそうでしょ、晴れ舞台なんだから」
やよい「…結婚式かぁ…///」
千早「ウェディングドレスって何処で売ってるのかしら?」ポタポタッ
春香「千早ちゃーん、落ち着こうかー」
128: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/19(金) 00:09:08.32 ID:obtsMula0
あずさ「うふふ…」
P「俺の説明不足で…あずささんに迷惑かけちゃいましたね…すみません…」
あずさ「いっいいんですよぉ!迷惑なんて…全然そんなんじゃ…」
あずさ「あの時…迎えに来てくれて…本当に嬉しかったんですから…///」
P「…あずささんが呼んでくれれば、何処へだって迎えに行きますよ」
あずさ「まぁ///うふふ…ありがとうございます…プロデューサーさん」
あずさ「…罰で正座してなかったら、もっとカッコいいんですけどね?」
P「うぅ…ホント…熱いです、無理無理…」ジリジリ
おわり
129: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/19(金) 00:12:27.13 ID:obtsMula0
律子「よし、鳥、お前も真夏のコンクリート焼き土下座な」
小鳥「焼き鳥になっちゃうピヨよ!?」
ほんとにおわり
131: ◆ko96u4Xt2g 2013/07/19(金) 00:14:21.68 ID:obtsMula0
あずささん誕生日おめでとうございます!!
あずささんがニコニコしてるからみんなもニコニコするんです!!
…逆転裁判が楽しみ過ぎて、こんなSSになりました。
軽井沢を忘れて無い人達が多いのに…ビックリしました…
半端な事は出来ないと、四月に一度軽井沢に足を運び取材?をしたんですが
リアル迷子になりました。カウボーイステーキ美味かったです。
次回は、真の誕生日を祝いたいのと…
事務所対抗運動会の話も書きたいと思っています
よろしくお願いします。
135: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/19(金) 15:10:29.91 ID:KPjnxL6AO
いおりんかっこよかった
あずささん可愛い
乙
SS速報VIP:あずさ「On A Clear Day」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1374138003/