関連
【エロゲ風安価】春香「魔法戦士ですよ、魔法戦士!」

【エロゲ風安価】春香「魔法戦士ですよ、魔法戦士!」その2【前編】

【エロゲ風安価】春香「魔法戦士ですよ、魔法戦士!」その2【後編】

【エロゲ風安価】春香「魔法戦士ですよ、魔法戦士!」その3【前編】

【エロゲ風安価】春香「魔法戦士ですよ、魔法戦士!」その3【中編】

【エロゲ風安価】春香「魔法戦士ですよ、魔法戦士!」その3【後編】

【エロゲ風安価】春香「魔法戦士ですよ、魔法戦士!」その4【前編】

【エロゲ風安価】春香「魔法戦士ですよ、魔法戦士!」その4【中編1】

【エロゲ風安価】春香「魔法戦士ですよ、魔法戦士!」その4【中編2】

【エロゲ風安価】春香「魔法戦士ですよ、魔法戦士!」その4【後編】



SS速報R:【エロゲ風安価】春香「魔法戦士ですよ、魔法戦士!」その4
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1460289968/



◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/10(日) 21:06:08.29 ID:H9I+UqQ30
このスレは【魔法少女凌辱ネタのエロゲみたいなやつです。>>1の嗜好妄想全開です。苦手な方はブラウザバック推奨】
(初代スレ>>1より一部引用)


R-18展開はもとより、安価・コンマ等の結果次第では胸糞展開などの恐れもありますのでご注意ください。


過去スレ

【エロゲ風安価】春香「魔法戦士ですよ、魔法戦士!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1428580545

(初代のスレ:◆XYOp.99oZs氏による1周目スタート)

【エロゲ風安価】春香「魔法戦士ですよ、魔法戦士!」その2
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1433005737/

(2代目スレ:◆XYOp.99oZs氏による1周目完結 & ◆MTFYlAtjLqN7氏による2周目スタート)

【エロゲ風安価】春香「魔法戦士ですよ、魔法戦士!」その3
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1437225493/

(3代目スレ:◆MTFYlAtjLqN7氏による2周目完結)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1460289968
◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/10(日) 21:07:06.72 ID:H9I+UqQ30
初見の方や、しばらくぶりでなんかよく覚えてない方用まとめ

 アイマス+エロゲ風世界(※変身ヒロイン凌辱モノ)

 基本的に春香がメイン(でヤられる)ヒロイン、Pは補佐役的ポジション

 主人公サイド:シャインマジシャン(ズ) vs 敵組織:ブラックジャンボ(軍)

 だいたい765のアイドルの誰かが黒幕になってる

 春香の目的:敵組織をやっつけて黒幕を元に戻す、あるいは元の世界に戻る

 ※ちなみに今までの2周はいずれもシャインマジシャンズの完全敗北に終わりました(だいたいコンマのせい)


最後の項目は別として、今回も上記をだいたい踏襲する予定です。

なお今回の>>1は基本的に765でしか書けません。
あらかじめその点はお詫びしておきます&どうぞご了承ください。



大事なことなので、もう一度、注意喚起です。

【R-18展開はもとより、安価・コンマ等の結果次第では胸糞展開などの恐れもありますのでご注意ください。】



次のレスより始めていきます。
◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/10(日) 21:11:03.20 ID:H9I+UqQ30
その日に限って派手に転んだのは、わたしじゃなくてプロデューサーさんでした。

半休をとって午後から出勤してきたプロデューサーさんは妙にほくほくした顔で、
でもそのせいか足元への注意が、お留守になってしまってたらしく…

P「おつかれさうわだぁああああっ!?」ズッシャアアア

小鳥「プロデューサーさん!?」

春香「わああ!? だ、大丈夫ですかっ!?」

わたしでもめったにやらないレベルの見事なスライディングを決めちゃうプロデューサーさん。
あわあわしながら小鳥さんが事務机から立ち上がります。

わたしもすぐ駆け寄ろうとしたそのとき、プロデューサーさんが手に持っていたカバンから
DVDケースくらいの大きさの箱が滑り出てきて、ちょうどわたしの目の前で止まりました。

春香(ん……?なんだろ、これ?)

床に置いとくわけにもいかないので拾い上げてみます。
見た目のサイズの割には、けっこう軽い感じが手に伝わってきました。
◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/10(日) 21:13:30.62 ID:H9I+UqQ30
ステージ衣装みたいなのを身にまとった女の子が、箱の表で大きくポーズをとっています。
年はたぶん、わたしとあんまり変わらないくらいで、でもきりっとした表情で、なんだかかっこいい。

なんとなく、小学生くらいの頃、日曜日の朝に放送されてたアニメを思い出しました。
ふだんは学生だけど、いざというときは変身して悪の組織と戦う魔法少女とか、ヒロインとか、そういうの。

その手のアニメのDVD、なのかな? プロデューサーさん、こういうのが好きなんでしょうか。
よく考えたら、プライベートでどんなテレビ見てるのかなんて知らないなぁ…

P「あたた… いや、大丈夫です、音無さん。お騒がせしてすいません」

小鳥「ホントですか? 思いっきり頭から突っ込んでましたよ?」

なんて言ってる間にプロデューサーさんは起き上がり、照れくさそうに頭をかいています。
よかった、とりあえずは無事だったみたいです。そうだ、このDVD、渡してあげよっと。

春香「ケガとかしてませんか、プロデューサーさん」

P「ああ、どこも痛くないよ。悪い、春香にもみっともないとこ見せちゃったな」

春香「そうそう、これ、さっきカバンから落っこちちゃってましたよ」

立ち上がろうとするプロデューサーさんに、箱を手渡そうとすると。

P「え? 俺、なにか落としt……!?!?」

小鳥「どうしたんですか? 春香ちゃん、いったい何を持って… ッッ!?」

わたしの方を見たふたりが、一斉に固まります。え、え?
◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/10(日) 21:16:22.29 ID:H9I+UqQ30
小鳥「ぷぷぷプロデューサーさんっ!?なんてモノ事務所に持ってきてるんですかぁ!!」

たっぷり数秒の間を空けて、小鳥さんが顔を真っ赤にして大声で叫びました。
えっ、アニメのDVDって、どっちかっていうと小鳥さんのほうが好きそうなのに…

P「ち、違います、誤解ですよ音無さん!! これあくまでプライベートで!」

小鳥「当たり前です、っていうかプライベートでも持ってきていいモノじゃないですよ!?」

P「だってスケジュール的に、受け取れるタイミングが今日の午前だけで… いや、その前に音無さん?」

小鳥「なんですかこの変態ぃ!いくらプロデューサーさんでも、しょ、触手スキーだなんてそんな…」

P「…なんでパッケージ見ただけで、これが『そういうの』だってわかったんですか?」

小鳥「ピヨッ!?」

……ダメです。わたし、ふたりの言ってることがさっぱりわかりません。

春香「あ、あのー、小鳥さん、プロデューサーさん?よかったら説明してほしいかなー、なんて」

P「すまん春香、ちょっと後にしてくれ!」

小鳥「まだ春香ちゃんには早いわ、っていうか知らなくていいの。むしろこっち来ちゃダメ」

…結局、そのあとどれだけ聞いても、ふたりは何も教えてくれなかったのでした。
うーん、なんだったんでしょう?
◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/10(日) 21:20:19.96 ID:H9I+UqQ30

一日のレッスンが全部終わって、わたしは事務所を出ました。
日が落ちて、あたりはすっかり暗くなってしまっています。

のんびり歩きながら、頭に浮かぶのは昼間のDVDのこと。
魔法少女、変身ヒロイン。昔はそういうの喜んで見てたなあ、となつかしい気持ちになります。

でも考えてみたら、今のわたしも、似たようなものかもしれません。
いつもは高校生してるけど、いざアイドルとして舞台に出るときは
きらきらした衣装で変身して、あのパッケージの女の子みたいにびしっと決めちゃうんです!

まあ、まだまだ駆け出しのわたしは、そこまでヒロインできてないですけどね。たはは…


春香「…あっ!」


そんなことを考えてふっと目を上げたその瞬間、夜空をすっと流れ星が横切りました。

それを見たわたしは、さっきまで考えてた意識の流れのまま、ごく自然に、心の中で唱えました。


(あのDVDの女の子… あんな、魔法少女みたいなヒロインに、なれたらいいな)


……口には出さないまま、言い終わったそのとき。

流れ星が一際強く輝いたような、そんな気がしました。



………………

…………

……
◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/10(日) 21:27:52.33 ID:H9I+UqQ30
……

…………

………………

っと、いけない。なんだかぼーっとしちゃってました。
今はわたし、家へ向かう途中の河川敷を通っている最中です。
街灯はあるのでそう暗くないけど、ひと気はあまりなくって、正直、ちょっと怖いところです。


がさがさごそごそ、と、近くの草むらで大きな音がしました。


…た、たぶん、今のは野良猫です。このへん、けっこう見かけるんですよ。
響ちゃんがいてくれたら、遊び相手してあげられるんだけどなあ…


がさっ、がさがさがさ。


…………明らかに、猫のサイズが立てる音じゃありません。
しかも、わたしの気のせいじゃなければ… こっちに、近づいてきてます!


がさがさがさがさ!


春香(なに、何っ!? 急いで…に、逃げなきゃ!!)

頭ではわかっているのに、足がうまく動いてくれません。
せめて音の正体を確認しようと思って振り向いたわたしの目の前にいたのは、
わけのわからない生き物でした。
◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/10(日) 21:29:14.37 ID:H9I+UqQ30
全体としては、図鑑やテレビ番組で見たことのある、イソギンチャク、が近いでしょうか。
前から見るとボールみたいなかたちの本体があって、
両サイドから象のような、ずんぐりとした足が生えています。

そして、その球の上の部分からは…… 宙に持ち上がって動いている、
ひものような、ぐにゃぐにゃしたものがたくさん。
…ちょっと、じゃないです。ううっ、よく見ちゃうと、かなり気持ち悪いよぉ……


っていうか、こんな生き物、この世にいるわけありません。
これ…まさか、ひょっとして、夢?


そう思ったとき、さらに夢みたいな不思議なことが起こりました。


春香「えっ、な、なに、今度はなんなの!?」

わたしの胸のまんなかあたりから強い光が放たれます。
自分でもまぶしいくらいなのに、不思議と熱さや痛みはありません。
むしろ、身体の奥から力がわいてくるような、お日様をいっぱい浴びているような温かさを感じます。

春香「……っ?」

何十秒も続いたような気がしたけど、実際にはたぶん、数秒だけ。
それが過ぎたあとで光は消え去り、あたりにはまた暗い夜の空間が戻ってきます。

そこでようやくわたしは、自分が着ていた制服がぜんぜん違うものに変化していることに気づきました。

春香「ちょっ… こ、これって!?」

あの、プロデューサーさんの持っていたDVDの表紙の女の子。
彼女が着てたのとよく似てる……これ、わたしが、魔法少女……に、変身しちゃってる!?
◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/10(日) 21:30:48.66 ID:H9I+UqQ30
春香「………あ」

いろんな情報が、いっぺんに頭に流れ込んでくる感じがします。


  ブラックジャンボ… 世界の平和を乱す、悪の組織…


          対抗できるのは、愛と正義の心を持った魔法戦士だけ。


その魔法戦士たちの名前は、シャインマジシャン。


       わたしは、その選ばれたシャインマジシャンのひとり、シャイニング・ハルカ。



不思議と、疑問に思うようなことはありませんでした。
ただ自然と、それが今のわたしだ、ということを受け入れる気になります。

目の前にいる不思議な、気味の悪い生き物は、悪の組織ブラックジャンボの作り出したモンスター。
放っておいたらなんの罪もない普通の人を……とくに女の人を、襲って、ひどい目にあわせるでしょう。

そうならないためには、わたしがこの場でやっつけなくちゃいけない!

わたしは使命感に燃えて、いつの間にか手に収まっていた、マイクのような形の短いステッキを握り直しました。





唐突ですがルート分岐の安価を取ります。
【ゾロ目さえ出なければ】普通のルートです。ゾロ目が出た場合のみ、高確率で変わります(直後に再度コンマ判定)。

↓2    
11 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/10(日) 21:32:10.38 ID:yI5+m1hI0
h
12 ルート分岐はなしです ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/10(日) 21:36:33.62 ID:H9I+UqQ30
ついさっきまで、魔法のまの字も意識したことのなかったわたし。
だけど今では、感覚として、なにをすればいいのかがわかります。

この目の前にいるイソギンチャクみたいなのは、ブラックジャンボでも最下級の触手生物。
特に女の人を襲って、どこかへ連れて行ったり、その…… く、口では言えないようなことをしたり、とか……

ただ、数がたくさんいたら大変だけど、一匹だけならわたしでもなんとかできるはずです!

少しでも人が襲われる危険を減らすためにも、逃がしちゃうわけにはいきません!
13 ルート分岐はなしです ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/10(日) 21:41:16.39 ID:H9I+UqQ30
ここで、戦闘システムについて説明します。
(※見切り発車の試験運用です。バランスを見て適宜手を加えたり、そもそもなかったことになる可能性があります。)

シャインマジシャンおよび敵には【攻撃力・防御力・機動力・耐久力】のパラメータが存在します。

戦闘の流れは以下のようになります。

1:シャインマジシャンと敵のそれぞれについて【機動力+コンマ】を計算、数値の大きい方が攻撃権を得る。(機動力判定)

2:攻撃権を得た側は【攻撃力+コンマ】、攻撃を受ける側は【防御力+コンマ】の数値を計算し、
  攻撃側の数値が防御側を上回った場合、その差の分だけ防御側の耐久力が減少する。(ダメージ判定)
  耐久力が両者残っている場合は1に戻って繰り返します。

3:00,99以外のゾロ目が出た場合、合計の数値を2倍する。
  00,99については、攻撃時は防御力無視、防御時は完全無敵。
  なお、機動力判定とダメージ判定両方でゾロ目が出た場合、問答無用で一撃必殺になります。

なお、敵のパラメータはストーリーの進行につれて上昇していきますし、
シャインマジシャン各人のパラメータは戦勝時や日常パート中に成長させられます。


チュートリアル戦闘、のつもりです

シャイニング・ハルカのパラメーター【攻撃40 防御40 機動40 耐久40】
雑魚級イソギンチャクのパラメーター【攻撃15 防御20 機動15 耐久20】


↓1 春香の機動力
↓2 イソギンチャクの機動力
↓3 春香の攻撃or防御コンマ
↓4 イソギンチャクの攻撃or防御コンマ
14 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/10(日) 21:45:21.07 ID:p1yuZqc30
いけ。
15 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/10(日) 21:46:14.05 ID:iNpjnx3fO
なんか面白そうなシステムきたな
16 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/10(日) 21:47:21.20 ID:yI5+m1hI0
よし
17 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/10(日) 21:47:52.08 ID:p1yuZqc30
試験みたいだし連スレいいかな?
19 初回ですし構わないですよー ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/10(日) 22:04:12.86 ID:H9I+UqQ30
【戦闘結果:春香の攻撃!(47vs20)→ダメージ32(60-28):20-32<0 撃破!】

初めてだから、なんて泣き言は言ってられないです。
アイドルとして初めてステージに立つときだって、やるしかなかったんですから。

もちろん出し惜しみしてる場合でもありません。
わたしにできる、精一杯のことをやろうって心に決めます。

さっき変身したとき感じたのと同じあたたかい感覚が、今度は全身に波のように広がっていきます。
手足の、指のさきまで全部、エネルギーのようなものがいっぱいになった感じ。

目の前の大きなイソギンチャクが急にあたふたし始めました。
わたしが何をしようとしているのか、気づいたのかもしれません。

関係ありません。こっちの準備はもうできちゃいました!
あとは、よーく狙って、このいっぱいのエネルギーをぶつけるだけっ!

わたしは大きく手を振りかぶって、まったく意識しないまま、技の名前を叫んでいました。

春香「ええーいっ、シャイン・ボール!」

がさごそと音を立ててわたしから離れようとしていたイソギンチャク、
その背中……たぶん、背中の部分に、わたしの手から放たれた丸い光の球が吸い込まれていきます。

どかーん!

というような爆発が起こるでもなく、大きな音がするわけでもなく。
じゅっ、と、熱したフライパンに水をかけたような音がして、イソギンチャクが動きを止めました。
うねうねと動いていた頭の上のひもも動きを止めて…そして、そのまま、全体がゆっくりと透明になっていきます。

春香「え、ええっと…?」

わたしが見ている目の前で、イソギンチャクはどんどん薄れていき、ついには完全に消えちゃいました。

あたりには街灯の光が落ちているだけで、物音も、生き物の気配も感じません。

春香「これ、って…… やっつけた、ってことで、いいんだよね?」



春香「やったあ! とりあえず、初勝利ですよ、初勝利っ!」



【勝利ボーナス:春香の耐久力が5上昇しました!】
20  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/10(日) 22:12:30.00 ID:H9I+UqQ30
……

…………

………………

翌朝、目を覚まして、ゆうべのことは全部夢だったんじゃないかなあ…
なんて考えていたわたしを出迎えたのは、いつもとぜんぜん違う様子のニュース番組でした。

『本日の市内におけるブラックジャンボ出現率は……』

『市民、特に女性の皆様は、夜間の不要な外出はできるだけ控えるようにしてください』

『○○市でまたも女子高生が集団で行方不明に、ブラックジャンボの犯行か』

……とんでもないことになっちゃってます!

ブラックジャンボ、という言葉が当たり前みたいにぽんぽん飛び交ってて、
それを見聞きしたお父さんもお母さんも、くれぐれも気を付けるように、なんて…
こ、これって……やっぱり、わたしが流れ星にお願いしちゃったせいで!?

と、とりあえず、大急ぎで事務所へ行ってみなくちゃ!
そして学校が終わってすぐ765プロへ急いだわたしを出迎えたのは、よりびっくりする事態でした。

P「春香っ!ついにシャインマジシャンとして覚醒したんだなっ!?」

春香「は、はいっ!?」

わたしから声をかける前に、駆け寄ってきたプロデューサーさんが大声を上げます。

P「それで、大丈夫だったか!?酷い目にあったりしてないか!?」

春香「あ、ああ、はい、それはだいじょうぶですけど……」

P「そうだよな、春香なら間違いないとは思ってたよ。でも俺のいないときだったから、不安で不安で……」
21  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/10(日) 22:13:31.31 ID:H9I+UqQ30
春香「あのー、ところでプロデューサーさん? ついに、って、どういうことですか?」

どうやら、わたしの知ってた世界とはなにもかも違ってしまっているみたい…
あまりの展開についていけないわたしに、プロデューサーさんはさらなる追い打ちをかけてきました。

P「どういうことって… お前だって知ってるだろ、春香」

春香「だから何がですか?」

P「いや、だからさ。うちの事務所は、表向きアイドル事務所、ってことになってはいるけど」

P「同時に所属してるアイドルはみんな、シャインマジシャン候補生なんだって」

春香「え?」

P「いやー、俺の知る限り、春香が初めて実戦で覚醒してくれたんだ、この調子でほかのみんなも…」






春香「えええええええええ!?」
22  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/10(日) 22:20:28.37 ID:H9I+UqQ30
すごく短くて、またコンマ判定ばっかりで恐縮ですが、いったんストーリーはここまでとさせてください。

連続取得についてですが、特にコンマの数値のみの場合でしたら
レス番号が連続してるとかでない限り同じ方が複数取ってもらってもいいと思います。
ただ、数分くらいは待ってもらってもいいのかなと。
今後もしか参加してくださる人が増えるようなことがあれば、また考えたいです。

また、戦闘システムとかについてのご意見などあればぜひお聞かせください。



さて、今後登場してくるマジシャン候補生について、安価を取ります。

ただ、名前指定だと面白くないので、番号指定にさせてください。

こちらであらかじめ765アイドルをリスト化し、フリーの抽選ソフトで番号をランダムに割り振ってます。
春香さんがメインヒロイン枠は固定ですので、1-12のうち好きな番号を↓1~↓5まで募集します。
かぶった場合は安価下にずらします。

※なお、ここは連レスなしで。

↓1が黒幕。
↓2は、シャインマジシャン候補兼ブラックジャンボ四天王候補となります。
25 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/10(日) 22:22:29.69 ID:u30R1zavO
7
27 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/10(日) 22:27:19.74 ID:p1yuZqc30
9番
29 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/10(日) 22:29:01.08 ID:yI5+m1hI0
1
30 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/10(日) 22:37:31.96 ID:iNpjnx3fO
間違えてしまった・・・すまん
もう一回やってもよければ6で
31 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/10(日) 22:46:42.75 ID:Wtd5obNb0
2番で
46  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/11(月) 22:19:06.31 ID:m52q09jD0
こんにちは! わたし天海春香、アイドルやってます!
そして昨日、ひょんなことから、本物の魔法少女になっちゃいました!

…あんまり笑えませんし、事態はわたしが思ってたよりはるかに深刻です。

事務所に着くなり興奮ぎみのプロデューサーさんから聞かされた、
「わたし以外の765プロのアイドルもみんな、シャインマジシャン候補生である」というお話。
いちおう部外者には秘密みたいですが、本当にとんでもないことになってます…

いま事務所にいるのはプロデューサーさんと小鳥さん、それにわたしの三人だけ。
わからないことだらけのわたしは、プロデューサーさんに質問をぶつけてみることにしました。

春香「えっと… それで、事務所にはわたし以外の、ま……マジシャンって、まだいないんですか?」

P「ああ、俺の知る限りではな。皆トレーニングはしてるし、きっかけさえあれば覚醒できると思うんだが」

小鳥「でも最近この近所じゃ、襲われてた市民の方がマジシャンに助けられた、とかって噂もありますよ」

そばで聞いていた小鳥さんも会話に加わってきます。

春香「えっ? じゃあ、ひょっとして、もう誰かマジシャンになってるかもしれないんですか?」

小鳥「あくまで噂だからわからないけど……可能性はあるかもしれないわね」

P「そんな!だとしたら、まず俺に教えてくれたらいいじゃないですか!」

小鳥「可能性の話ですってば。それに、プロデューサーさんに心配かけたくないのかも」

P「ええー、わからなくはないけど…俺って、そんなに頼りないかなあ…」

がっくりと首を落とすプロデューサーさん。
違いますよ、きっとみんな、本当にプロデューサーさんに気を遣わせたくないだけですよ、
なんて、思わず声をかけてあげたくなります。
47  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/11(月) 22:22:41.73 ID:m52q09jD0

春香「で、プロデューサーさん。ブラックジャンボ、って、なんなんですか」

わたしは次に、気になっていた、朝から何度も耳にした名前についてたずねました。
と、急にプロデューサーさんが、そして小鳥さんも、ぴしっと姿勢を正し、真面目な顔になります。

P「俺たちの…いや、俺たちだけじゃないな。目下、人類すべての敵である、悪の組織だ」

うう~、ホントに、軽々しく流れ星にお願いなんかするんじゃなかったよぉ……


プロデューサーさんと小鳥さんはそれから、ブラックジャンボについて詳しい説明をしてくれました。

その正体も、規模も、正確なところはわからない悪の集団であること。
出現する地域は世界中に広がっていて、どこの国でも対応に追われていること。
たくさんの戦闘員?だけじゃなくて、見たこともないような生物もが所属していること。

そして、その目的は、世界征服。
そのために世界各地で、一般市民を襲っていて…
それだけじゃなくて、特に女の人には、その、なんていうか、ひどい、ことを…

小鳥「ごめんね、春香ちゃん。聞いてて楽しい話じゃないのはわかってるんだけど」

P「……ああ。春香も、みんなも、危険な目に遭う可能性は決して低くないってのに」

春香「いえっ、大丈夫です! で、そのブラックジャンボに対抗できるのが…」

P「ああ。それこそが、シャインマジシャン、ってことさ」
48  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/11(月) 22:28:55.45 ID:m52q09jD0
春香「なるほど……そのシャインマジシャンって、女の子しかなれないんですか?」

P「どうやらそうらしい。そして、同時にマジシャンになれるのは、多くても10人から15人くらい」

春香「へえー、じゃあ、765プロなら人数的にはちょうどいいわけですね」

小鳥「年齢的にも、10代から20代前半の子がほとん…… プロデューサーさん、なんですかその目は」

P「えっ、い、いえ、俺はなにも?」

小鳥「なにか言いたいことあるんだったら聞きますよ? ほらほら、言ってみてくださいよ」

ついうっかり小鳥さんの地雷を踏み抜いてしまったプロデューサーさん、滝のように汗を流してます。
空気を変えようと思って、わたしはさらに別の質問を投げかけました。

春香「なにか、ブラックジャンボに対する具体的な対抗策…みたいなのって、ないんですか」

わたしがそういった瞬間。
ぐいぐい詰め寄っていた小鳥さんと、弁解に必死だったプロデューサーさんが、そろって固まりました。
な、なんか、また変なことを聞いちゃったのかな…?

P「…あの、小鳥さん」

小鳥「お断りします。プロデューサーさんが説明してあげてください」

P「やっぱり、そうなりますよね…わかりました、春香、ちょっと待っててくれ」

春香「はっ、はい?」

そういうとプロデューサーさんはなぜか顔を赤くして、自分の机の方に戻っていきます。
49  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/11(月) 22:34:55.40 ID:m52q09jD0
すぐにプロデューサーさんは、なにか見覚えのある箱のようなものを抱えて戻ってきました。

春香(ああっ、あれって!)

間違いありません。昨日プロデューサーさんのカバンから出てきた、今回のすべての原因のDVD!

P「えーと、あのー、その、なんだ。これがだな、春香のいうとこの『対抗策』だ」

なぜかプロデューサーさんは目をあさっての方向に向けたまま、早口かつ小声でそう言います。

春香「DVD…ですか? 映像になってるってことは、なにか説明の動画かなにかあるんですか?」

P「……………ゲ、だよ」

春香「はい?」

P「あああもうチクショー!!エロゲだよエロゲ! え、エロいゲーム、略してエロゲだ!」

春香「………………はい?」



春香「さ、さ、サイッテーですプロデューサーさん!! セクハラですっ、出るとこ出ますよ!?」

P「絶対そうなるから言いたくなかったんだ!!頼むから話聞いてくれ!」
50  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/11(月) 22:39:21.28 ID:m52q09jD0

春香「……えっと、つまり、このゲームの設定そのまんまのことが、現実に起こってる、と」

P「そうなんだ。ブラックジャンボって名前も、春香たち、シャインマジシャンの名前も」

ようやく落ち着いて話ができるようになってきました。
そ、そうです、プロデューサーさんがわけもなく、え…エッチなこと言い出すわけ、ないですもん!

春香「あれ?でもそれなら、このゲームをクリアすれば、ブラックジャンボのやっつけ方わかるんじゃないですか?」

P「それがな、春香。また、その…変なこと言うことになるけど勘弁してくれよ?」

春香「え…は、はい、しょ、しょうがないですよね」

P「このゲーム、元のタイトルが…『性隷戦士シャインマジシャンズ』って言ってな」

春香「せいれい… 精霊?わあ、魔法少女、って感じですねっ」

P「あ、ああ…?それで、問題がひとつあって」

問題?でも、ゲームなら悪役がいて、それで相手をやっつけたら終わりだよね?
なんて思っていたわたしの予想は思いっきり裏切られてしまいます。

P「これ、プレイヤーがブラックジャンボのボスになって、シャインマジシャンを…その、堕とす、ゲームなんだ」

春香「落とす?えっ、突き落したりとかしちゃう感じですか?それとも飛んでるところを、とか…」

P「……あ、あー。つまりだな」




春香「そそそそそそんなああ!?」

P「…だからこれ、対抗策っていうか、せいぜい自衛手段みたいな、そういうアレなんだ。すまん」
51  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/11(月) 22:46:39.54 ID:m52q09jD0

P「…一通り説明は済んだかな。さて、実際のとこ、どうしようか、春香」

春香「えっと…そうですねー……」

まだまだわけのわからないことはたくさん残ってるけど、そうも言ってられません。
なんといっても今のところ、はっきり戦えるのはわたしだけで… そうだ!

春香「プロデューサーさん、まずは味方を増やすべきじゃないですか」

P「味方…?ああ、つまり、マジシャンの仲間、ってことか」

春香「そうです。一人よりふたり、ふたりより三人…みんないればそれだけ心強いと思います」

P「なるほどなあ……じゃあ俺の意見も言っていいか、春香」

春香「もちろんですよ!」

P「……この先、春香が戦う機会はきっとまた来ると思う。その時に備えて、春香が強くなることも必要じゃないか?」

わたしは昨晩、イソギンチャクのような生き物と戦ったときのことを思い出していました。
たまたまあのときは何も問題なく勝てたけど…… 確かにこの先、いつもそうなるとは限らないかも…

どっちがいいんだろう。
わたしはしばらく考えて、プロデューサーさんに返事をします。
52  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/11(月) 22:48:29.69 ID:m52q09jD0
※事前の説明のとおり、ここからしばらく日常パートになります。
 現在、4人のシャインマジシャン候補がいますので、まずその1人目を探してもらいます。

 1日に2回、行動選択をとることができます。
 1回目の行動を今から決定してください。

 なお、初日の今回は1人目を見つけられなくてもペナルティはありません。


先ほどの場面からの選択肢安価です。

1.「ふたりで手分けして、事務所のみんなとコミュニケーションしてみませんか?」
2.「もっと強くなれるように、トレーニングをお願いします!」

↓2
54 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/11(月) 22:55:02.42 ID:qWpbx7L80
1
55  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/11(月) 22:57:21.58 ID:m52q09jD0


春香「ふたりで手分けして、事務所のみんなとコミュニケーションとってみませんか?」


P「コミュニケーション?」

春香「はい。わたしがマジシャンになった、って知ったら、なにかきっかけになるかもしれませんし」

P「なるほど。それに、音無さんがさっき言ってたみたいに、実はもう覚醒してる子もいるかもな」

春香「あ、それだったら頼もしいです!わたしよりマジシャンとして先輩、ってことですからねっ」

P「よし、じゃあそれで行こう。俺は ↓1 を探すから、春香は ↓2 に会ってみてくれ」

春香「わかりました! そのあとは、一度事務所に戻ってきますね!」


続いて選択安価です。
春香以外のアイドル名を、↓1と↓2で指定お願いします。
57 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/11(月) 23:01:01.54 ID:7zLLAhmDO
あずさ
58 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/11(月) 23:05:10.30 ID:l6Ali77Po
59  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/11(月) 23:15:32.54 ID:m52q09jD0
P「えーっと、今は空いてる時間のはずだな。まずは電話を、っと」

『………… おかけになった電話は、現在電波の届かない場所にあるか…』

P「……あずささん、多いんだよなあこれ。仕方ない、足で探すぞ!」



ようやく見つけたあずささんはカフェでゆったりとコーヒーを楽しんでいた。
窓の外の俺に気が付くと、あら~、と声まで聞こえてきそうな笑顔を浮かべ、
プロデューサーさんもこっちへどうぞ、というように手招きをしてくれる。
ただ、今からする話は、どう考えてもカフェの混雑の中でするようなものじゃない。
俺は上品で静かな店内にこそこそと忍び込み、状況がよくわかっていないあずささんを連れ出した。


あずさ「…そう、ですか。春香ちゃんが」

P「ええ、つい昨晩。みんなにもそのことを知らせておこうと思ったので」

あずさ「そんなことより前に、プロデューサーさん?」

P「は、はいっ?」

あずささんには珍しく、ちょっととげのある声だった。
虚を突かれてしどろもどろになる俺をじっと見据えて、あずささんは尋ねた。

あずさ「春香ちゃん、無事なんですよね?ひどいことされたり…してないですよね?」

まるで自分が危険にさらされているかのような不安そうな顔をしている。
よく見れば目がうるんでいて、今にも泣きだしてしまいそうだ。

P「だ、大丈夫です!春香は無事です、それに、ちゃんと勝ったそうですよ」

あずさ「……よかったぁ!わたしのほうがお姉さんなのに、春香ちゃんにもし何かあったら…」

あずささんは目に見えて表情をゆるませ、同時に力が抜けたのか、背もたれに深くよりかかる。

あずさ「わたしも早く、春香ちゃんのお手伝いができるようにならないとだめですね~。うふふ」


【三浦あずさ:未覚醒】 今回の選択安価ははずれです。
60  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/11(月) 23:26:47.21 ID:m52q09jD0
響「春香ーっ! おめでとーっ!!」

春香「う、うわあっ、響ちゃんっ!?」

プロデューサーさんが事務所を出て行くのとほとんど入れ替わりに事務所へやってきた響ちゃん。
その響ちゃんはわたしを見つけると、一直線に飛びついてきました。

響「ついにマジシャンになったんだなっ!? すごいぞ!」

春香「え、えへへ…うん、まあ、偶然みたいなものなんだけどね?」

響「またまたー、謙遜しちゃってえ。あーあー、先こされちゃったの、ちょっとショックさー」

にこにこしながらわたしのことを褒めてくれる響ちゃん。
正直、特になにもしてないんですけど、こんなに言われると悪い気はしないです。

響「あ…でも、そうだ。春香、無事だった?まさかヘンなことされなかったよね?」

春香「うん、もちろんだよっ。なんたって春香さんはカンペキだからねー!」

響「う、うがーっ!? それ自分のセリフ、とっちゃダメだってばぁ!」

わたしにぎゅっと抱きついたままくるくると表情を変える響ちゃんは本当にかわいらしくて、
どっちかというとからかわれがちなわたしも、ついイジワルを言ってみたくなっちゃいます。

響「そうだ、春香。いまここで変身とかってできないの?」

春香「うーん…実は、まだそのへん、よくわかってない感じなんだよね」

響「そうかー、ちょっと残念だなー。どんな風なのか確認してみたかったぞ、自分」

春香「大丈夫だよ、わたしができたんだから、カンペキな響ちゃんなら楽勝だよ!」

響「えへへへ…そうかな? いずれお披露目するから、楽しみにしててよっ」


【我那覇響:未覚醒】 今回の選択安価ははずれです。
61  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/11(月) 23:31:19.93 ID:m52q09jD0
響ちゃんがレッスンに出かけてからしばらくして、プロデューサーさんが事務所に戻ってきました。

P「どうも話してみた感じ、あずささんはまだマジシャンとしては目覚めてないみたいだったな」

春香「そうでしたか…響ちゃんも、たぶん同じだと思います」

それぞれ、あずささん、響ちゃんと話をしてみたわたしとプロデューサーさん。
今のところ、二人はまだ覚醒してはいないみたいです。

気が付けば日もだいぶ落ちてきて、外は暗くなり始めています。

P「さて、と。春香、もうちょっと時間はあると思うけど、これからどうしようか?」



【ヒント】
今回捜索中のアイドルについては、直接コミュニケーションをとらなくても仲間になるよう設定しています。


選択肢安価です。
1.「今度は二人で一緒に、誰かと話をしてみましょうよ」
2.「これから帰るまで、トレーニングに付き合ってもらえますか?」
3.「ブラックジャンボが出たら危ないです。パトロールしましょう、パトロール!」

↓2
63 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/11(月) 23:41:04.61 ID:J4vXdQ8Yo
3
65  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/11(月) 23:47:40.26 ID:m52q09jD0
………………

…………

……

わたしとプロデューサーさんは、人通りの少ない夜道を歩いています。
もちろんわたしは変身してない制服のまま、プロデューサーさんはいつものスーツ姿。
見上げると、真剣な目であちらこちらを見まわしているその横顔が目に入って、
思わずわたしは目をそらしてしまいます。うう、ほっぺたがちょっと熱い…

こんなときじゃなかったら、まるでデートみたい、なんて、もうちょっと浮かれてたかもしれません。
でも今は違います。あくまでわたしたちの目的は夜のパトロール。
万一ブラックジャンボの一味が現れて、事務所のみんなや、そうでなくても普通の人を襲…


「きゃああああああーーーっ!?」


春香「ひゃああっ!?」

思いがけずすぐ近くから女の人の悲鳴が上がり、わたしは飛び上がってしまいました。

P「ほんとに出やがったか!?春香…大丈夫か、しっかりしろ!」

いつのまにかプロデューサーさんがわたしの正面に回り、わたしの肩に手を置いています。
その手のひらからは熱い体温が伝わってきて、同時に、少しだけ震えも伝わってきて。

プロデューサーさんも、緊張してるし、やっぱり、怖いんだ。

そう思うとむしろ、少しだけだけど、身体の力がいい具合に抜けました。
おなかに力をぐっと入れて、わたしは声を張って返事をします。

春香「はいっ、大丈夫ですっ!すぐ行きましょうプロデューサーさん!」

P「よし…たしかこっちの方だったな、急ごう!」
66  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/11(月) 23:55:22.09 ID:m52q09jD0
そこは、さびさびになったジャングルジムやシーソーがぽつぽつと佇んでいるだけの
さびれた公園、というか、元公園でした。

「あ、あああ、いや、来ないでえ……!」

スーツ姿のOLさん、でしょうか。必死に走ったのか、ヒールが折れちゃってます。
尻もちをついたような姿勢で後ずさりをして、わたしたちのいる方から距離を取ろうとしています。

その女の人と、わたしたち二人との間に。
昨晩見たのとよく似た、イソギンチャクのような気持ちの悪い生き物がいました。

ふくれあがったボールのような本体と、そこから生えた太い、たるんだ皮膚の目立つ足。

そして、ボールの上からたくさん生えた、ぐねぐねと動き回る、筋肉質のひものようなもの。

触手、っていうものだと、事務所でプロデューサーさんは説明してくれました。


ぜんぜん怖くない、って言ったらウソになります。
でも、いまシャインマジシャンとして戦えるのはわたしだけなんです。
ここでわたしが逃げたら、あのおばけイソギンチャクが、知らない人や、
もしかしたらわたしの知っている人をひどい目にあわせちゃうかもしれない。

そんなの絶対いやだ! そう思うと、自然と勇気がわいてきました。
あの温かい感覚が胸の中に広がり、そのまま全身に伝わっていきます。

そうだ、変身の呪文みたいなのってあるのかな? と今さらのように思ったけれど、
考えるより先に、それは叫びとなって、わたしの口から飛び出しました。

春香「シャイニング・ハルカ、ショウ・アーップ!」





ここから戦闘を行います。

シャイニング・ハルカ【攻40 防40 機40 耐45】
おばけイソギンチャク【攻25 防25 機25 耐35】

↓1 春香の機動力
↓2 イソギンチャクの機動力
↓3 春香の攻撃or防御コンマ
↓4 イソギンチャクの攻撃or防御コンマ

※平日ですし、連続レスでなければ複数回コンマとってもらって構わないです。
67 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/11(月) 23:57:55.02 ID:B8HT8aQtO
どうなるかな?
68 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/11(月) 23:58:55.34 ID:3cYb9rcM0
テスト
69 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/11(月) 23:59:14.43 ID:yv4rag0f0
70 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/12(火) 00:00:38.72 ID:rz8yJIlT0
えい
73  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/12(火) 00:15:52.80 ID:+FgT0LCH0
【戦闘結果:敵の攻撃!(42vs59)→ダメージ14(97-83):耐久力45-14=31 戦闘継続】

シャインマジシャンの姿になったわたしに気付いて、イソギンチャクが振り返ります。
ぬらぬらとした触手をいっせいにこっちへ向けて、警戒してるみたいです。

P「さあ、今のうちにこっちへ!」

「あ……あ、ああ、は、はいっ」

…やった!
イソギンチャクがこっちに気をとられてるスキに、プロデューサーさんは大きく回り込んで
襲われかけていたOLさんのところにうまくたどりつきました。
あの人がけがでもしてたらどうしよう、と思ったけど…… プロデューサーさんに助けられつつ立ち上がりました。
ちょっと震えてはいますが、ちゃんと歩けるみたいです。よかった、これで

P「は、春香っ!!危ない、よけろおおっ!!!」

プロデューサーさんの叫び声が響くのと、わたしの視界がいきなりひっくり返ったのはほとんど同時でした。



春香(………い、いった、ああああ……っ!?)

頭が、ぐわんぐわんと、ホントに、音を立てている、みたいです。
日ごろ、事務所の、床で、転んじゃっ、たとき、なんかと、くらべものに、なりません。

P「……て、立っ…… れ、春 ! 次……来 ぞ、前見ろ 、立 、よけ  」

遠くで、プロデューサーさんが、何か、言ってる、ような…

P「……いや春香、そのまま思いっきり横に転がれええっ!!」

春香「は、は、はいいいいっっ!?」

やっとプロデューサーさんの声が聞こえて、わたしは素直に言われたとおり、
地面に寝転がったまま身体を回転させて横へと転がっていきます。
って、いうか、いまわたし、寝転がってたの!?

ずしゃんっ!

とんでもない音がしてはっと目をやると、イソギンチャクが触手の束を地面に叩きつけているところでした。
あれ……つまり、もしプロデューサーさんの声に反応できてなかったら、今ごろ……!

春香(と、とにかく大急ぎで離れなきゃ、ほんとに危ないっ!!)

なんとか両足に力を入れて立ち上がったわたしの方に、のっそりと、イソギンチャクが向き直りました。




戦闘続行です。(春香の耐久力のみ減少中 45→31)

↓1 春香の機動力
↓2 イソギンチャクの機動力
↓3 春香の攻撃or防御コンマ
↓4 イソギンチャクの攻撃or防御コンマ
74 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/12(火) 00:17:36.46 ID:nD983u+30
どうぞ
75 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/12(火) 00:20:18.26 ID:YUUcwb0YO
はい
76 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/12(火) 00:21:13.97 ID:B2cddqRfo
5
77 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/12(火) 00:21:55.99 ID:XJbBCH2DO
79  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/12(火) 00:26:03.55 ID:+FgT0LCH0
【戦闘結果:春香の攻撃!(86vs51)→ダメージ0(敵コンマ99、完全無敵) 戦闘継続】

(絶句)

97でさすがはるるん決めるとこは決めてくれるね、と思ったら…


すみません、勝負つかない場合3ターンはやってみる予定にしてたので、
まず再度戦闘のコンマ取らせてください。描写は次でまとめます。

耐久力等変化なし

↓1 春香の機動力
↓2 イソギンチャクの機動力
↓3 春香の攻撃or防御コンマ
↓4 イソギンチャクの攻撃or防御コンマ
80 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/12(火) 00:26:44.34 ID:XJbBCH2DO
勝てる試合を引き伸ばしてすまない…
81 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/12(火) 00:27:29.10 ID:YUUcwb0YO
はい
82 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/12(火) 00:28:47.18 ID:nD983u+30
序盤でコンマ神が微笑むとかむしろ後半怖いわ
83 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/12(火) 00:30:03.27 ID:1AXo1XSAO
Aa
85  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/12(火) 00:43:44.28 ID:+FgT0LCH0
【戦闘結果:春香の攻撃!(86vs51)→ダメージ0(敵コンマ99完全防御) 戦闘継続】※再掲

やっと立ち上がって、いちおう仕切り直し、というところだけど…
わたし…… 実は、さっき、何をされたのかすらわかってません。
身体じゅうまだ痛いけど、そんなことより……ど、どうすればいいの!?

P「春香っ、そいつは触手を振り回して殴りつけてきてるんだ! 距離をとれーっ!」

すると、プロデューサーさんが遠くから大声を上げて、攻撃の正体を教えてくれました。
たしかにさっきも、あの頭の上のをまとめて、振り下ろすみたいに…

ってことは、プロデューサーさんの言う通り、離れれば攻撃を受けなくて済むかも!
わたしは正面にイソギンチャクを見据えたまま、何歩か後ろに下がってみました。

追っかけて、こない…!というか、動こうとしてるけど、そこまで速くない!これなら!

危ないのは承知の上で、瞬間振り向くと思いっきりダッシュ。
ちょっと動かれたくらいでは触手が届かないくらいまで、距離を取ります。

改めて深呼吸をひとつ。手足のあちこちが痛いのはできるだけ気にしないようにして、
わたしは意識を集中させます。それに応えるように、身体のすみずみまで温かい感覚が行きわたります。

よし、大丈夫、昨日はうまくいったんだから、今日だって!

春香「おかえしだよっ…せえのっ、シャインボールっ!!」

思いっきり振りぬいた右手から、本当のボールを投げたのと同じように、光の球が飛んで、

春香「って、つうっ、あ、あああっ!?」

P「は、春香あっ!?」

体重をかけすぎたせいか、右足首あたりにひどい痛みが走り、思わずバランスを崩してしまいました。
せっかく集中して練り上げたシャインボールが、とんでもない方向にすっぽ抜けていきます。

春香(こ、こんなときにっ! ダメ、あわてちゃダメ、急いで次を……!)

イソギンチャクは相変わらずの速度だけど、のそりのそりと、少しずつ這うように近寄ってきています。

春香「今度こそっ! シャインボールっ!!」
86  ◆Tf5UAxQkyktv[saga] 2016/04/12(火) 00:56:55.13 ID:+FgT0LCH0
【戦闘結果:春香の攻撃!(74vs35)→ダメージ6(58-52):耐久力35-6=29 戦闘継続】

大丈夫です。ぎりぎりまで気を付けて、バランスを崩さないように、しっかり狙えました。
腕を振る勢いも、ボールを飛ばすタイミングも、我ながらばっちりでした。

ただひとつだけ違ったのは、ボールの大きさが、ものすごく小さかったこと。

春香「ああっ!?」

ぺちん、と情けない音を立てて、イソギンチャクの本体に当たった光の球がはじけます。
命中したあたりの色がなんとなく変わったように、見えるけど…それだけ。

春香(わたしが焦っちゃったから…集中してなかったから効いてないんだ!)

イソギンチャクは大して気にした風でもなく、じりじりと距離を縮めてきます。
まだすぐに攻撃される心配はなくても、プレッシャーがすごいです…!

P「春香っ、いいか、よく聞け!!」

そのとき、プロデューサーさんの指示が聞こえてきました。



選択肢安価です。

1.「そいつの動きは鈍い! よく動きを見て、近づいて一気に仕留めるんだ!」
2.「作戦はいいぞ! もう一度距離をとってシャインボールをぶつけてやれ!」

※試験的に、このレスではトリップに選択肢安価の正解を書きます。

同時に戦闘コンマをもう一度取らせてください。

選択肢安価が正解だった場合、春香の能力値がこのターンすべて2倍になります。
不正解だった場合、敵の能力値がこのターンすべて2倍になります。

なお選択肢安価コンマがゾロ目だった場合、正解なら即勝利、不正解なら即敗北となります。


↓1 選択肢安価 1or2

↓2~5 戦闘コンマ(さっきまでと同じルール:春香耐久力31・敵耐久力29)
87 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/12(火) 01:03:33.27 ID:YUUcwb0YO
2で
88 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/12(火) 01:04:25.44 ID:x6Y2B4hh0
ほい
90 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/12(火) 01:41:41.93 ID:nQutuUhL0
おk
91 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/12(火) 02:30:55.40 ID:rz8yJIlT0
92 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/12(火) 04:55:08.28 ID:9Y6q1J9P0
乙です。
94  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/12(火) 14:04:00.18 ID:+FgT0LCH0
テストプレイ(Webサイコロ的なもので1D100を4回振る→計算する→繰り返し)



先に謝っておきます、戦闘も説明も、長引いてすみません。

この段階で説明させていただくと、まず>>86の選択肢は 1 を正解ということにしてました。
(ちなみに>>86のトリップは #今回は1が正解です というキーにしています)

しかし、>>88で春香がここぞとゾロ目を引いて敵コンマの93をも超え攻撃権を獲得、
でも>>86の選択肢効果で敵の能力が2倍になってるせいで、ダメージが2しか通りません。

【戦闘結果:春香の攻撃!(168vs143)→ダメージ2(80-78):耐久力58-2=56 戦闘継続】
(※このターンのみ敵能力値×2【25 25 25 29】→【50 50 50 58】)

どうしてこうなった…

正直どっちかが能力値倍になれば即勝敗つくと思ってました。計算が甘かったです。
実際、仮に敵が攻撃権得てたとして、今回のコンマ数値だとダメージまったく通らないっていう。


ほんとに何度も何度も申し訳ないんですが、戦闘安価をもう1回取らせてください。
夜になっても埋まってなければ、そこまでの安価はプールした上で続きを書きます。
きょう21時くらいには来れるかと思います。

さすがにそろそろ決着つくはず。そう信じてます。



というかこの戦闘システム、冗長すぎますかね…
2周目の◆MTFYlAtjLqN7氏がやっておられたような
シンプルにコンマ数値で有利不利や勝敗等決めるタイプがよいでしょうか?

その辺のご意見も、コンマ取るついでにでもよろしければお聞かせください。


とりあえず、始めてしまった今回の戦闘は最後までこれでいってみます。よろしくお願いします。

↓1~4 今までと同じルールで(能力値は元に戻りました→春香耐久31 敵耐久56/2=28)
95 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/12(火) 14:25:26.43 ID:5BICpLsho
てす
96 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/12(火) 14:35:46.33 ID:Iz6HE+fJo
フェイト方式がいいのかも
97 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/12(火) 14:39:16.40 ID:YrAb9b73O
戦闘システムはこのままでいいと思います。
で3ターンで決着つかない場合は今回みたいに選択安価(↓○より多数決の方がいいかも?)とって安価結果=勝敗にすれば延長戦を省けるかと思います。

よければ参考にして下さい
98 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/12(火) 15:28:15.06 ID:XJbBCH2DO
↑みたいに制限ターンで終わらなかったら強制決着でいいんじゃない?
107  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/12(火) 20:22:16.30 ID:+FgT0LCH0
【戦闘結果:春香の攻撃!(168vs143)→ダメージ2(80-78):耐久力58-2=56 戦闘継続】
(※このターンのみ敵能力値×2【25 25 25 29】→【50 50 50 58】)


P「作戦はいいぞ! もう一度距離をとってシャインボールをぶつけてやれ!」


プロデューサーさんの力強い叫び声が、わたしを導いてくれます。

そう、相手はあの速さなんだから、近寄られてもまた離れるくらい、わたしの足でも大丈夫。
さらにちょうどいいことに、ここは公園だからそれなりの広さがあります。
隅のほうに追いつめられないように気を付けてさえいれば、離れた状態を保てるっ!

プロデューサーさんたちの方に近寄ってしまわないようにも気をつけながら、
わたしはもう一度、軽くステップを踏んで、イソギンチャクから距離をとります。

さっきよりは少し近いような気もするけど、今までの相手の動きからすれば、十分なはず。
失敗の原因だってわかってます。焦らずに、確実に、集中すれば、きっとだいじょうぶ!

両手をイソギンチャクの方にかざして、やっつけよう、と強く念じます。
もう何度も体験した、安心感のあるあたたかさが全身を覆っていって……

……?
さっきまでと、何か違います。
イソギンチャクが動いていません。
ひょっとして、シャインボールが当たってびっくりしてる?

よく見ると、動いてないわけではありませんでした。
足を動かしてない…場所を移動してないから、動いてないように見えただけみたいです。
なのに、この違和感、さっきまでと何が違うんだろう…?

イソギンチャクが、触手の生えてる頭?の部分をわたしに向けているんだ、と気づいたその瞬間、
その中心部から発射された何かが、わたしの全身に浴びせかけられました。

春香「きゃあああっ!?」

いままでにも番組の収録なんかで、バケツに入った水をばしゃっと浴びたことがあります。
そのときとよく似た感覚、なんだけど、熱いっ!!な、なにこれ、まさか毒…とか!?

それに、これ…冷静になってよく見てみたら、ふつうの液体じゃありません。
なんかヌルヌルしてて…… せっかくの衣装はもちろん、髪とかまでべたべたにされちゃって…
気持ち悪いのはもちろん、ちょっと動きづらい感じがします。

あと…正直、ひどいにおい……磯のかおり、と言えば聞こえはいいですけど、
なんていうかこれは、なまぐさいって感じで、気分が悪くなっちゃいそう…

だめだめ。今は、目の前のことに集中しなきゃ!

なにより相手が移動してない分、距離がかなり開いたままです。
ちょっとびっくりしちゃったけど、予定通り、今度こそ100%のシャインボールをぶつけてあげちゃいます!
108  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/12(火) 20:26:20.01 ID:+FgT0LCH0
伸ばした手の先に、目に見えない光の流れを集めていくようなイメージを浮かべます。
これだけ何度もやってるうちに……うんっ、だんだん慣れてきました。
べたべたした感覚やにおいは無視して、今はぐっと集中!

ふと、むずっとした感覚が走って、せっかく集まっていたエネルギーが乱れたように感じます。
いけないいけない、今は戦ってる最中なんだから。
心を落ち着けて、一発であのイソギンチャクをやっつけられるくらい強い、シャインボールを…

春香「……ん、あっ?」

そうやって、集中しよう、力を集めよう、と思うたびに、肌のあちこちや、身体のどこかから
くすぐったいような、ほのかに熱いような感覚が湧きあがってきて、思わず声が出てしまいます。

気にしたらだめ。集中しなくちゃ、あれをやっつけられないんだってば。

あれに、シャインボールをぶつけ…… あれっ?どうやって、やっつけるんだっけ?

というか、あれを……あれれ? あれ、やっつけなきゃいけないんだっけ?

むしろ、あれ、やっつけちゃいけない、んじゃない、っけ……

頭がぼーっと、してきちゃいました。それに、からだも、なんか熱いなあ……





春香の手に集まっていた光が、俺の位置から見てもわかるほど、みるみる輝きを失っていく。

相変わらずイソギンチャクもどきの動きは鈍いとはいえ、じっくりと距離を詰めている。
だというのに春香は特に焦る様子もなく、ただぼんやりと、目の前のモンスターを見ているだけだ。

P「春香っ、おい春香!?聞こえてないのか、集中して、もう一度シャインボールを撃つんだ!!」

俺がいくら大声を上げても、春香は反応を示さない。

P(なんだ、どうなってるんだ!?さっきまでと何が違う?!思い出せ、思い出せ…)

春香は俺の指示に従って、素早くイソギンチャクから距離を取った。
イソギンチャクの方は春香を追うでもなくその場にじっとしていて、対応しきれないのかと思った、
でも奴はそのあとで……

P(……あれか!?くそっ、そうか、ゲームでも見覚えあるぞ……媚薬効果のある粘液か!!)

どうすれば春香の目を覚まさせることができるのか……
思い悩んでいる俺が見ている前で、春香は気の抜けきった適当なフォームをとり、

P「な、待て、おい春香ああっ!」

さっきよりもさらに弱弱しい、シャインボールのような何かを放り投げてしまう。

当然それは、イソギンチャクに当たりはしたが、大したダメージを与えたようには見えなかった。
109  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/12(火) 20:30:06.81 ID:+FgT0LCH0

【戦闘結果:敵の攻撃!(83vs116)→ダメージ0(31-80<0):耐久力変化なし 戦闘継続】


からだ全体がなんだかぼーっと熱くなって、ふわふわした気持ちです。
手に、なにかあったかいのが集まってる感じだったので、ぽいっと投げてみました。

ぼんやりとしたそのかたまりはふらふら飛んでいって、ぽん、とはじけて、消えちゃいました。

なんだかうねうねしたものが、向こうからゆっくり近づいてきます。
ゆらゆらと大きくゆれているそれが、すごくいいものなんだって、どうしてか、わかります。

とても甘くて、さらに頭がぼーっとしちゃう、いい匂いが、わたしの鼻をくすぐります。
そう、あれは、わたしのことを、とっても気持ちよ「春香ああああっ!!」

春香「え…… は、っ!?ぷ、プロデューサーさんっ!?」

P「うおおおおっ!!」

わたしをほとんど突き飛ばすようにプロデューサーさんが体当たりをしてきます。
その勢いでわたしたち二人はもつれあうように倒れ、それでも止まらず、地面をごろごろ転がりました。

春香「な、なんっ、な、どうしたんですか、っていうかこっち来たら危な……」

P「目は覚めたかっ、春香!?俺の声、聞こえるか、大丈夫か!?」

ちょうど、仰向けに倒れたわたしの上に、プロデューサーさんが覆いかぶさるような体勢になっています。
わたしの目をまっすぐに見て必死に叫び続ける、プロデューサーさんの真剣な顔。

とても、それに見とれている余裕はありませんでした。

いつの間にかすぐそばまで近よっていたイソギンチャクが、頭の上の触手を振りかぶり、
今にもわたしたちを叩きつぶそうとしているのが、プロデューサーさんの肩越しに見えちゃったから。

あれこれ考えるより前に、身体が動いていました。
プロデューサーさんの顔のすぐ横、肩を越えるように、まっすぐに右手を突き出します。

思い切り勢いのついた触手が風を切る音を立て、ようやく状況を把握したプロデューサーさんが
首だけひねって後ろを振り返り、そして息を飲む気配がしました。

やらせないっ!!
ぶっつけ本番だけど、きっとできる、って強く信じこんで……


『こっちに来ないでっ!』


ただそれだけを強く、強く念じます。
110  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/12(火) 20:32:45.99 ID:+FgT0LCH0


ごぎいんっ!!


ものすごく重たいなにかで金属のかたまりを力いっぱい殴りつけたような音がして、
イソギンチャクの触手の束が反動で、空中に大きくはねかえりました。

その一本一本から、さっき飛んできたのと同じようなべとべとした液体が飛び散ります。
でも、そのしぶきは、わたしにも、プロデューサーさんにもかかりませんでした。

P「…………なんだ、これ」

おそるおそる、といった様子で手を伸ばし、「それ」に触れるプロデューサーさん。

P「これ…春香が、出したのか?」

春香「だ、と、思います……シャイン・シールド、……かな?」

わたしがめいっぱい伸ばした右手、その手のひらから浮くようにして、
空中に、円形の、魔法陣…?みたいなものが浮いています。
これ、薄くて頼りないように見えて、今の攻撃を盾みたいに防いでくれたんです!
ただプロデューサーさんを守りたい一心だったけど、うまくいってよかった…


春香「ふうっ、よかった、でき、た…… あっ!?」

でも、致命的な一撃をなんとかしのげて、気を抜いてしまったのがダメでした。
役目は済んだとばかり、魔法陣は空中に溶け込むように、ふっと消えてしまいます。

春香「ぷ、プロデューサーさんっ、わたしは大丈夫ですから!すぐ逃げてくださいっ!!」

P「バカ言うなっ、春香も逃げるんだよ、立て、急げ!!」

すぐに立ち上がれずもがくわたしたちをめがけて、体勢を立て直したイソギンチャクが近寄ってきて――






※試験的に、ご提案いただいた方式を多少アレンジして用いてみます。

与ダメや残耐久などを加味することも考えましたが、99を出したりと健闘した
雑魚触手くんに敬意を表し、今回はほんのり敵贔屓の運ゲーにします。


↓1~3までのコンマ数値で多数決を取ります。同IDの2票目以降は無効、安価下にします。

00~54が2つ以上:逃げ切れず、ふたりとも触手で捕えられてしまう。
(その後の展開は改めて安価 ※ゾロ目が含まれてた場合とそうでない場合で変化予定)
55~99が2つ以上:なんとか立ち上がり、距離を取ることに成功。
(ゾロ目有無は特に不問)
111 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/12(火) 20:58:03.17 ID:5BICpLsho
うむ
112 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/12(火) 20:59:21.29 ID:rz8yJIlT0
へい
113 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/12(火) 21:00:33.44 ID:YUUcwb0YO
負け確か
115  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/12(火) 21:26:25.46 ID:+FgT0LCH0

P「ほらっ、手貸せ春香!引っ張るぞ」

春香「はっ、はいっ」

先に立ち上がったプロデューサーさんが右手を差し出してくれます。
その手をしっかりと握って、わたしも急いで立ち上がります。

まず左足を地面にしっかりとつけて、それからプロデューサーさんが引っ張ってくれるのに合わせ、
身体を起こして、地面に右足の靴底が触れるその寸前、そのわたしの右足に、何かがからみついてきました。

春香「えっ、これっ……きゃあああああああっ!?」

そっちに目を向けるより早く、私の身体は一気に宙に持ち上げられ、
右足一本を支点に逆さ吊りにされてしまいます。

春香「や、やだっ!?」

そんな場合じゃないはずなのに、わたしはつい反射的に上半身をなんとか起こして、
めくり上がってしまいそうになったスカートを押さえます。

P「春香っ、う、うわああああっ!?」

「いやああああっ! 下してっ、はなしてええーっ!」

春香「プロデューサーさん!! そ、それに、さっきの人もっ!?」

わたしに気を取られていたプロデューサーさんは、後ろから近付いてきた
別のイソギンチャクに気付かず、あっという間に手足を縛りあげられてしまいました。

に、2匹もいた、なんて……!?

その2匹目は、最初にわたしたちがここへ駆けつける原因になったOLさんまで
触手でからめとって、獲物として見せつけるみたいに宙に浮かせています……

P「く…… くそ、春香、逃げろっ、俺は気にせずに逃げっ、うああっ!?」

「こ、これ、なんなのっ!? お願いっ、助けてええっ!」
116  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/12(火) 21:28:12.40 ID:+FgT0LCH0
春香(どっ、どうしようっ!? いっぺんに2匹も、しかも宙づりにされたまま相手になんて!)

プロデューサーさんが苦しんでる、それにOLさんも助けてあげなきゃ、
スカートなんて気にしてる場合じゃない、でもプロデューサーさんがこっち見てる……
どうでもいいことばかりが頭をぐるぐる回っちゃって…… からだ、動かないよぉ!

そしてその、ほんの数秒が、もっと状況を悪化させてしまいます。

しゅるしゅるっ、ぎゅるるっ!

春香「あう…っ!? いっ、痛いっ、くる、しいっ!?」

腰と胸のあたりに太い触手が巻き付いてきて、一気に締め上げられます。

春香(ううっ、い、息が、っ……)

抵抗できないまま、まず左足をぐいっと持ち上げられ、
右足といっしょに、まとめるみたいにからめとられて。

いけない、と思うより前に、今度は手を無理矢理にスカートから引きはがされて、
背中のほうに回させられて、手首のあたりで縛り上げられてしまいました。

完全に身動きのできなくなったわたしを、ぎりぎりと触手が締めつけてきます……




↓2 このあと触手生物はどうする? 春香はなにをされる?

グロ、肉体損壊系、スカ・貫通はとりあえず無しにてお願いします。

ゾロ目がない限り、後ろの処女喪失までに限定するつもりでした。
見事ゾロ目が出ましたので、安価に従います。
なお触手生物は2匹に増えてますので、2匹活用してもらってもOKです。

1回目の内容にもよりますが、もう1度くらいこの流れで安価を取れればと思っています。

では改めて、↓2
118 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/12(火) 21:36:20.66 ID:9Y6q1J9P0
触手を強引に入れられ媚薬を飲まされ、フェラに夢中になる。もう一匹はパイズリとクリトリスを扱く。
119  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/12(火) 22:06:35.92 ID:+FgT0LCH0

……

…………

………………

春香「……はっ!?」

P「春香っ!無事、っ、ぐああ……!」ギリギリギリ

春香「ぷっ、プロデューサーさあんっ!!」

いつの間にか、ほんの少しの間、意識を失ってたみたいです。
目を覚ましたら、全部夢で、急いで学校に行く準備をしなきゃいけない……
なんて、そんな甘い想像は許してもらえませんでした。

吊るしたままにするのはめんどうだったのか、わたしは地面に下ろされていました。
でも変わったのはもちろん体勢だけで、身体じゅう、触手に巻き付かれているのは変わりません。

両足を開いた、女の子座りの姿勢を取らされたわたし。
それぞれの足首には、ブーツの上から押さえつけるように触手がからみついていて、
両手はさっきと同じ、後ろ手にされた状態で拘束されてて、指くらいしか動きません。

ウエストラインのあたりにも、それから…胸のすぐ下あたりにも。
太い触手がぎゅっと強く巻き付いていて、動けないようにされちゃっています。

少し離れたところにいるプロデューサーさんは、見える部分が少ないくらいにぐるぐる巻きにされ、
それでも多少動かせる首と顔を必死にわたしの方に向けようとしていました。

P「しっかりするんだ、春香、お前だけでも……ッ、が、あがっ……」ギギギギ

春香「プロデューサーさん、プロデューサーさんっ!! やめて、やめてぇぇ!!」

全身を縛られていて動かせないから、わたしは声を張り上げることしかできません。
プロデューサーさん、あの触手に締め上げられてるんだ!
なんとか、なんとか、脱出する方法を考えなきゃ……

必死で頭をふりしぼるわたしの耳に、聞きなれない音と、それから声が聞えてきました。


じゅぽっ、じゅぽっ、ぐちゅぐちゅっ、じゅぷっ

「んひい、いいっ、きもちいいい~~っっ♥♥ もっとぉ、もっと犯してぇっ♥♥♥」


春香「…………!?」

それが上の方から聞こえると気づくのに少し時間がかかって、すぐに顔を上げたわたしが見たのは。

2匹のイソギンチャクの触手で宙高く持ち上げられて、がくがくと上下に揺さぶられながら、
わたしが聞いたこともないような声を上げ続けている女の人でした。

春香(あ、あああ……さっきの、OLさん、っ…… わたしが、しっかりしてなかったから……!)
120  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/12(火) 22:20:51.64 ID:+FgT0LCH0
「いいっ♥ ふといぃ♥♥ 触手チ○ポさいこぉぉ♥♥ ああっ、イクっ、イクぅぅ~~っ♥♥」

どうすることもできず、見上げるだけのわたしと、顔をそっちに向けないようにしているプロデューサーさん。
その目の前でOLさんはひときわ大きな叫び声をあげて、身体をびくん、びくんと震わせます。

それと同時に、イソギンチャクから彼女の方に伸びている触手の何本かがポンプのように動いて、
その中を大量のなにかが動いている……彼女へと近づいているのを、わたしはただぼんやりと見ていました。

どくん、どくん、どくどくっ、どぶっびゅるるっ

目に見えるその動きと同じリズムで、液体が流れ出すような音がして、
空中でまだびくびく震えている女の人の、……足の間から、ねばねばとした液体が流れ落ちます。
半透明にも、白くにごったようにも見えるその液体は、水道の蛇口を全開にしたときよりも
さらに太い流れをつくって、地面にどろどろと、こぼれ続けています。

そのときになってわたしはようやく、さっきの液体の正体に気付きました。

春香(あ、あれ、さっきわたしがかぶっちゃったやつと、同じ……!あれの、体液、なの!?)

どう見ても、身体にいいようなものじゃないのは確実です。
そういえば今巻き付いてきてる触手の表面も、同じようなねばねばしたので覆われて……!

春香「あぐ、っ!?」

強引に引っ張られて、考えを中断されてしまいます。
両手と、それから腰、胸のあたりに巻き付いた触手がぐっとわたしを持ち上げるように動きました。

春香(ま、また宙づりにされるっ!?)

視界の端の方で、OLさんが、使い終わったいらないモノのように放り出されるのが見えます。
本当なら助けてあげなきゃいけないのに、そっちに注意を向ける余裕もありません。

そ、それに、宙づりにされるってことは、今度は、わたしが……!?

最悪の予想に身体を固くして、叫び出しそうになったその瞬間、引っ張る力が弱まりました。

春香「え……?」

さっきまで、お尻を地面につけていた状態だったのが、すこし持ち上げられて……
足首は相変わらず押さえつけられているので、足は肩幅くらいに開いたままで
わたしは膝立ちに近い体勢を取らされます。

春香「な、なに……?なに、するの?」

もちろん、答えなんて返ってくるわけがありません。
121  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/12(火) 22:28:32.97 ID:+FgT0LCH0

……なにか、おかしい。
さっきから、この膝立ちの姿勢のままで、イソギンチャクたちは動きを止めています。

プロデューサーさんも、へたに動いたり声を出したりしても痛めつけられるだけだとわかったのか、
できるだけ身動きをしなくなっています。でも、わたしの方に視線だけはずっと向けてくれていて。

P(諦めるな春香!なにか手はあるはずだ、今は耐えろ!)

声には出さなくても、はっきりと、そう言っているのがわかります。

わたしの方が巻き付いている触手の分量は少ないし、
それに、なんといってもわたし、シャインマジシャンなんだから。
このピンチをどうにかできるのは、きっとわたしの方です。だから、今はチャンスを待たなきゃ…!

春香「…んっ」

巻き付いている触手とは別に、わたしの周囲をうようよと動き回っている触手たちがいて
その数は最初に比べると、少しずつ増えてきていました。
締めつけてくるわけでも、新たに縛ろうとしてくるのでもなく、ちょっとだけ近づいては
衣装や、衣装から出ている肌の部分に触るか触らないかの微妙な動きをして、すぐに離れていきます。

なにがしたいのかはわかりませんけど、たぶん、精神的にゆさぶるつもりなんでしょう。
でも大丈夫です、プロデューサーさんと一緒なら、耐えられ

春香「ん、ふあ、あっ?」

自分からは見えないうなじのあたりを、さっとなでられる感触。
それだけ。
それだけのはずなのに、なぜか、声が出ちゃいます。どう、して?

春香「あ……あっ、んんっ、やん、っ」

それを合図にしたかのように、ふらふらと周囲を動いていた触手たちはもちろん、
わたしを縛っている触手たちも、じわじわとうごめき始めました。
122  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/12(火) 22:36:53.76 ID:+FgT0LCH0

耳たぶを、そっとかすめるように触られます。

見えないところからそっとわき腹を、ちょん、とつつかれます。

太ももの内側を、わかるかわからないかのぎりぎりのタッチでなぞられます。

腰を締めつける触手が、不規則なリズムで、ぎゅっと、まるで抱きしめるように締め上げてきます。

春香「ああっ、い、いや、ん、…んあ、っ」

そのたびにわたしは、自分の意思とはまったく関係なく、声を、あげて、しまいます……


身体のあちこちが、あつくて、頭がふわふわした感じに、なって。

プロデューサーさんが、痛いのもかまわずに、叫んでる声も、よく聞こえません。

つい、さっき、こんな感覚、味わった、ような……

そう、これ、きもち、いい

もっと、きもちよく


春香(っっ!)

歯を思いっきりくいしばって、流されそうになる意識を食い止めます。
つまり、たぶんこれが、さっきの液体の効果で……

春香(これが…… わたしに効くのを、こいつら…待って、たんだ……!)

……耐えなきゃ、がまんしなきゃダメ!
ただでさえ状況はよくないのに、頭がぼーっとしてたらもっと大変です。


そう決意したわたしの目の前に、一際大きななにかが突きつけられました。

春香「え………」
123  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/12(火) 22:47:53.84 ID:+FgT0LCH0
春香「ひっ、い、いやああああっ!?」

それは、イソギンチャクの触手の中でも特に太くて、気持ちの悪い見かけをしていました。
先っぽがきのこの傘みたいなかたちで、悪くなりかけたお肉のような、黒っぽいピンク色……

これとよく似たもののこと、一応、知ってます。…保健の授業で、教わりました。
その、つまり、お、男の人の……、お…おち、お○んちん……

ショックで固まっているわたしにはお構いなしに、それはいきなりわたしの顔にすり寄ってきました。
鼻やほっぺた、おでこ、ところかまわずにべたべたした体液を塗りつけてきます!

春香「やっ、やだっ、やめて近づけないで!気持ち悪い、くさいっ!?やだやだや」

P「ぐっ、うあああああっ!?がっ、あ、あああ!!!」ミシミシミシ

春香「っっ!?」

明らかに、今までより激しく、プロデューサーさんが締めつけられていました。

春香「なんでっ、や、やめて!?プロデューサーさん死んじゃう、死んじゃうよおっ!!」

P「げっほ、お!? おぶっ、おげえええ……」ギチギチギチ

春香「いやあああ!!プロデューサーさ……んんっ!? やだ、それやだっ!?」

プロデューサーさんの顔色は今では赤を通り越して青くなってしまっていて、
泣きながらよびかけるわたしに、さっきの触手がしつこく寄ってきました。
それになんで、これ、さっきからわたしの口にばっかり……!?

今までで最悪の想像に思い至って、わたしはたぶん真っ青になったんだと思います。
プロデューサーさんがこっちを見たのと目が合いました。

P「よ、せ、やめろ、はる、か、あっがああああっ!?」ギギギギギッ

春香「やる、わたし、やりますからっ! プロデューサーさんを離してっ!!」

P「………っっ、はあっ、はあっ、げっ、うげえっ、……」

モンスターたちは、言葉を理解できるのか、ただ気まぐれなのか。
プロデューサーさんを締めつける力が緩んだみたいでした。

そして、わたしの口元に、さっきの触手がまた近寄ってきます。

春香(こ、これ…… くわえろ、って、こと、だよね、たぶん)

ほんとなら、こんなことするの、絶対にいやです。
でも、プロデューサーさんがわたしのせいでひどい目にあうのは、死んでもいやです。

覚悟を決めて、わたしはおずおずと口をひらきました。
124  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/12(火) 22:59:14.53 ID:+FgT0LCH0

春香「………んむぶうっっ!?」

口を開ききるよりまえに目の前の触手が一気に飛び込んできて、
がくんとのけぞってしまいそうになるのを、頭の後ろをおさえる触手に押し戻されます。

春香(い、痛いっ、太いぃ!?あごっ、あご、はずれちゃうう!?)

お口の中をいっぱいに埋め尽くされて、声も出せません。
表面を覆っているねばねばした液体がどんどんのどの奥に流れてきて、
そのなまぐさい匂いは口の中から、そして外からも遠慮なく鼻に押し寄せてきます。

春香(ひいいっ、くさいっ、痛いい、ど、どうしてこんなことするのっ……!?)

お、お○んちんなんて、お口に入れるためのものじゃ絶対ないのにっ!
そう思っているわたしを無視して、触手はさらに奥まで突き進んできました。

春香(うっ、え、おええっ!? だ、だめっ、吐いちゃうっ!?)

のど深くまで異物が入ってきて、反射的にもどしてしまいそうになります。
でも、物理的にふさがれてしまっているから、自由に吐くことすらできません。

春香(きもち、悪いっ、くさいっ、や、やだあっ!?は、早く終わってえっ!?)

いつまでこうしていればいいのか、どうすればいいのか。
今さら、噛みついてやれば、と思いついたけど、そもそも太すぎて無理です…!



春香(……ひっ!?や、やだやだ、今度は何してるの!?)

手も足も動かせず、お口を好き放題に扱われているわたしの足の間に、
今までと違う感触が伝わってきました。

今までも太ももあたりはさんざん触られてきたけど、今度のは明らかになにか、違います。

こ、これっ、し、ショーツの上から、こすってきてるっ……!?
125  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/12(火) 23:10:40.45 ID:+FgT0LCH0
春香(やだっ、いやあっ、そこはだめええっ!そこは女の子の、大事なとこなのに……!)

逃げることも、声を出すこともできないわたしに、触手たちは容赦なくからみついてきます。

春香(ひんっ!?)ビクッ

自分が何をされているのか見えないぶん、よけいに感覚だけが敏感になってるせいで。
いま、わたしの……大事な場所が、どうされているかわかってしまいます。

ショーツのクロッチの部分を、ずらされて、丸見えの状態にされちゃってる……!

春香(や……だ、やだあ……プロデューサーさんにも、見られちゃうよぉ…)ポロポロ

そのとき、のどの奥まで進んでいたお口の触手が、少しずつ引いていく感じがしました。

春香(あ、……やっと、終わり……)

もうちょっと、あとちょっとで完全に抜ける、吐き出せる!
そう思った瞬間、さっきまでと同じくらい奥深くにまで、触手が突き込まれました。

春香「おっ、おぶぅえっ!? ふぐっむごおおっ!」

そのままお口の触手は猛烈な勢いで、前後に動き始めます。

P「は、春香っ、はる、ぎゃああああ!!」ギチギチギチ

プロデューサーさんの叫び声もほとんど耳に入らないくらい、頭をがくがくと揺さぶられます。
いたい、とか、くさいとか、もう、全然わかりません…

春香(もう、もうやだあ、はやく、はやくおわって、ゆるしてぇぇ…)


びり、っと大きな音がして、胸のあたりが軽くなりました。
同時に夜のひんやりした空気が、おっぱいに当たる感じがします。

春香(ああ……衣装の胸のところ、やぶられちゃったんだ……)

どこか人ごとみたいに考えているうち、後ろにいるイソギンチャクが伸ばしてきた触手が
わたしのおっぱいにぐるぐると巻き付いて、締め上げてきます。
126  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/12(火) 23:20:32.83 ID:+FgT0LCH0
目の前のイソギンチャクは、プロデューサーさんをときどき気まぐれに痛めつけながら、
わたしのお口に、じゅぽじゅぽと大きな音を立てて、おちん○ん触手を出し入れしてきます。

後ろにいる、わたしをからめとっているほうのイソギンチャクは、
おっぱいに強く巻き付いて、時々ぎゅうっと絞るような動きを加えてきました。

春香(い、いたいっ、わたし、まだおっぱいなんて出ないのにっ……)

そして、さっき丸見えにされてしまった、わたしの大事なところ……
その中でもいちばん敏感なところに、つん、と何かが触れました。

春香(っ、~~~~~っっ!?)

全身がびくびくと震えて、頭が一瞬で真っ白になってしまいます。

……わたし、自分でも、そこを…前に、さわってみたことがありました。
そのときと、これっ…ぜんぜん、ちがうっ!

春香(だ、だめっ、そこさわっちゃ、だめえ…)

ずぷずぷとお口に出入りしている触手のせいで、わたしの言葉は、くぐもったうなり声にしかなりません。


春香(なんで……わたし、なに、してるんだろ……)

身動きをとれなくされて、おっぱいをぐにゅぐにゅとしぼられて。

お口にも触手を突っ込まれて、吐きそうなくらいにピストンされて。

そして、く、クリトリスまで…触手に、いじめられて、頭まっしろにされて……

春香(魔法戦士って…、シャインマジシャンってだけで、こんな、ひどい目に遭わされるの…?)
127  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/12(火) 23:31:09.11 ID:+FgT0LCH0
そのとき、お口を出入りしていた触手がぶるぶると震え始めました。
なんで、これ、こんな……?

ついさっきのOLさんのことを思い出して、一気に頭がはっきりしました。

春香(やっ、そんな、だめっ、それやだああっ!!)

舌を、歯を使ってなんとか押し出そうとしても、おちん○ん触手の勢いが強すぎて、
そして太さがありすぎて、どうにもできません。

わたしが抵抗するのが気に入らないのか、おっぱいを締めつける触手の動きも激しくなります。
右と左でタイミングをずらして、細い触手がぴんっ、とはじくように、乳首をいじめてきて、
そのたびにわたしは全身の力が抜けそうになってしまうのを必死でこらえます。

そこまでならまだ耐えられたかもしれません。
一瞬、がまんできるかも、と思ったスキをつくように、それまで優しくつついたり
なでたりしかしていなかったクリ責め触手が、わたしの敏感な突起をぎゅうっとつねりあげました。

春香(~~~~~っっ!?!?)ビクビクビクッ

突然の強すぎる不意打ちに、わたしはなすすべもなく、また頭が真っ白になってしまいます。

まさにそのタイミングで、お口に入っていた触手がいちばん大きく震えたかと思うと。

びゅっ、びゅるるっ、どぷどぷどぷんっ!

春香「おご、ごぼっ!? ぶえっ、ぐ、んんっ!?」

あのいやらしい、べとべとの粘液をたっぷりと吐きだし、わたしの喉に送り込もうとしてきます。

春香「んぶっ、んうぅ~っ、ん、ごくっ、ごきゅっ、んっ、ごくっ……」

ぐいっとあごを持ち上げるようにして、無理やり上を向かされます。
その上にお口もふさがれた状態じゃ、飲み込むほかにどうしようもありません。

春香(い、いやあ、飲みたくないいっ…… おなか、熱いっ…!)

いくら飲んでも飲んでも終わらないくらいの大量の粘液を、触手はひたすら注ぎ続けます…
128  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/12(火) 23:36:23.36 ID:+FgT0LCH0
ちと中断します。

本当にごめんなさい。
ついにエロ来たと思ったら歯止めが効かなくなりました。

長さの点でもレス数的にもやりすぎたと思います。
次以降は安価を待ってくださる方のことも考えて善処します。ごめんなさい。

次回は木曜夜か金曜夜になるかと思います。

このシチュエーションはあと2~3レスで終わらせられると思いますので、
次のエ口指定だけお願いしていいでしょうか。今日の安価はここまでです。

↓2
130 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/12(火) 23:50:37.77 ID:9Y6q1J9P0
媚薬には同時にクリトリスが肥大してペニス化の効果があり、触手に扱かれ射精絶頂。よければ、ペニス化はブラックジャンポを倒さない限りまた再発する効果も。乙でした。大変良かったです。
131 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/13(水) 00:02:24.46 ID:H4NjOJnq0
>>130ですがペニス化の再発は、ブラックジャンポを倒さない限り性的に興奮したりすると、これからの戦いでもまたペニス化することがあるという意味です。説明不足ですみません。進行の邪魔でなければ採用してください。ふたなり好きなんで。
136 >>127より 続き ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/13(水) 02:19:03.86 ID:IWuYvRdy0
ずるっ…

春香「っえっごほっ、えほっ、う、うええっ!!」

ようやく触手がお口から出て行った瞬間、せき込みながら、まだ残っているねばねばの白濁液を吐き出します。
どろどろと流れる一部がくちびるから垂れちゃって、気持ちわるい……!
でも、手も足も触手にがっちり巻き付かれているせいで、ぬぐうこともできません。

吐いても吐いても、舌や、歯や…お口の中がぜんぶ、汚れている気がして、止まらない……

春香「うっ、ううっ、はぁっ、はぁーっ……」ポロポロポロ

ようやく解放された、という気持ちと、どうしようもない悔しさ、悲しさ。
いろんな感情がごちゃまぜになって、わたしはただ涙を流すことしかできませんでした。

春香「…ん、ひん、っ! や、だ、だめ、ぐにゅぐにゅってしちゃ、いやぁ……」

そのわたしをあざ笑うように、触手がまたおっぱいを強く絞りあげてきて、
強烈すぎる刺激に思わず悲鳴が漏れてしまいます。
自由になったお口で、やめてって言ってみても、もちろん聞いてもらえなくて。

P「は、はる…か……」

プロデューサーさんは、まだ、なんとか無事みたいでした。
自分があんなにひどい目に遭わされているのに、その表情は、
わたしのことだけを心配してくれているように見えて、胸が苦しくなります。

だから、わたしはそのプロデューサーさんに、にっこり笑って声をかけました。

春香「だいじょうぶ、ですよ、プロデューサーさん…」

ほんとうは、全然だいじょうぶじゃないけど。
女の子として、死ぬほど恥ずかしい目にあわされちゃったし、
何よりもそれをプロデューサーさんに見られちゃったのが、いちばんつらいけど。

春香「わたし、シャインマジシャン、ですから。こんなの、へっちゃら、ですっ!」

プロデューサーさんにこれ以上、心配かけるわけにはいきません。
それに、まだおっぱいと、く… あそこはいじられてるけど、もうこれで、終わり…

……終わ、り?

目の前のイソギンチャクは、プロデューサーさんを放すこともないまま
さっきのとは別の触手を、当然のようにわたしの目の前に動かしてきました。

タコの足は、八本。

イカなら、十本。


じゃあ、イソギンチャクの触手、って、いったい……何本、あるの?
137  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/13(水) 02:20:39.23 ID:IWuYvRdy0
春香「もう許してぇぇ!やだああぁ!!魔法少女やめますからっ、シャインマジシャンや、め、んひいっっ!?」

お口に近づいてくる触手から、少しでも離れたくて、首を必死に振るわたしへの罰みたいに。
クリ……を、つまむようにいじっていた触手が、強く引っ張るような動きに変わりました。

春香「ひ、きゃあああん!? だめぇっ、ちぎれちゃ、むごっ!?」

全身を走る電撃のような感覚に襲われ、つい叫んでしまった瞬間、
大きく開いたお口を、くさくて粘ついた、太いお○んちん触手でいっぱいにされてしまいます。

春香(ま、また、こんなぁっ…どうしてぇ!もう、やめてよぉ…)

これ以上出ないと思っていた涙があとからあふれて、前すらよく見えません。

春香(あ、プロデューサー、さん……)

プロデューサーさんも、もう声もろくに出せないくらい消耗してしまっているのか、
それとも気絶でもしてしまったのか…いまのわたしには見えませんでした。

声も出せず泣きじゃくるわたしのことは完全に無視して、お口の触手がまた前後に動く、
と思った瞬間、わたしを黙らせているそれが急に、大きくけいれんし始めます。

春香(うっ、うそっ、なんでっ!?また、さっきの飲まされちゃうっ!?)

お口をじゅぽじゅぽされない分だけまだまし、と思えばいいのか、
熱くてどろどろのあの液を、いきなり注ぎ込まれることに絶望しちゃうか。

考えがまとまらないうちにまた、どくどくっていう悪夢のようなリズムが、
お口から直接頭の芯にまで、響くように伝わってきます。

春香(や、やめ……これ以上、飲んじゃったら…)

最初、身体に浴びただけでも変にされちゃったのに。
さっきだけでもあんなに飲まされて、もっと、もっと、注がれちゃったら。

ぜ、絶対だめぇ………わたし、おかしくされちゃうっ!!
だめ、噛むとか、吐くとか、なんでもいからなにか、なにか対策をっ……

春香(い、ああっ、ひいいいんっ!!)ビクビクッ

見計らったようなタイミングで、両方のおっぱいが歪むくらい締めつけられ、
そして乳首を細い触手が覆うと、ちゅうっと吸い付くように引っ張られます。

その刺激の余韻からまだわたしが抜け出せない、そのうちに。

びゅぐぐっ、どぷっ、どぷっ、どぷうっ、びゅるっ!

春香(あ、あ、ああ…いや、いや、だめえ、これ、飲んじゃだめ、なのにぃ…)

わたしにぜんぶ飲み込ませることが当然、という勢いで、
お口の中のお○んちん触手が粘液を放ち始めました。

春香(や…だ、飲まない、わたし、飲ま、……、っ、~~っ)

ごくん。ごくっ、ごくっ……

どれだけ飲みこまないようにがんばっても、息ができなくなる寸前になると
反射的にわたしののどは、身体は、ねばねばの液を受け入れてしまいます。

春香(だれか……だれか、たすけてぇ…もういや、お○んちん液、いやああ…)



ぬぽぉっ!

春香「……は、っ、ぷぁ、んっ」

2本目のお○んちん触手もさんざんしゃぶらされたあと、わたしを待ち受けていたもの。
それはもちろん、イソギンチャクがゆらめかせている、3本目の触手でした。



春香「いや…も、いや……いやああああああ……! 助けてくださ、ぷろでゅ、んむぅぅぅぅ!!?」
138  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/13(水) 02:22:13.49 ID:IWuYvRdy0
もう何本の触手を舐めさせられたのか、思い出せません。

どぷっ、びゅるっ、どぶぅぅっ

春香(お、おなか苦しいよぉ…もう飲めないっ、はいらないい……!)

次から次に、お口を、めちゃくちゃに汚されて。

春香(なのに……次に飲まされるときは、なんで、また入っちゃうの!?)

びゅくびゅくっ! どぴゅっ、どくっ

もちろん、その間じゅう、おっぱいも、…クリトリス、も、ずっと触手でいじめられて。

春香「いやっ、乳首のびちゃうよぉ! クリもそんなにしたら、腫れちゃ、ひあああああっ!?」

そしてまたお口に、おちん○ん触手をずぷうって、入れられて。

春香「むぐっ、うううっ!!んぉ、うぶぅぅぅ!!」



そんな繰り返しの中で。
あるとき、わたしはふっと気づきました。


春香(……なんか、ちょっとずつ、慣れてきた、かも…?)


目を閉じて休憩しているプロデューサーさんに、こっそりアイサインを送ってみます。
今すぐじゃなくてもいいから、気づいてもらわなきゃ。

春香(プロデューサーさん。もう心配いらないですよっ)

お○んちん触手がお口で大きく跳ねても、気にしません。

どくんっ、びゅるびゅるっ

春香(気の持ちよう、かな、このべとべと…なんか、甘く感じるときがある、っていうか)

ごくん。
そう考えると、スムーズに飲み込める気がします。

次の触手がまた、近寄ってきて。
でもなんとなく、これのにおいも……甘いって、言えなくもないかも。


春香(うん、うんっ……耐えられる! 飲み込まされるのも、そこまでイヤじゃない!)


春香(って、いうか、これ… 考えようによっては、おいしいかもっ♥)





「んむうっ、ちゅっ、ぷは……♥ むぐっ、ふむぅ、んんっ」


だいじょうぶですよ、プロデューサーさん!


「あ、んっ♥ れろっ…… えへへ、どうかな、わたしのお口、きもち、いい?」


わたし、ぜんぜん平気です。強がりじゃないですよー、ほんとですってば。


「じゅるるっ、ちゅぱっ…んふ、もう、出ちゃいそうなんでしょ?」


ていうか……ちょっと恥ずかしいけど、いま、わたし、すっごく気持ちいいんです……♪


春香「ちょうだいっ♥ んむっ、ふあ…、はやくぅ、えっちなねばねば、いっぱい飲ませてぇっ♥♥」


だから、こっち、見てくださいよぉ♥ プロデューサーさんっ♥♥♥
139  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/13(水) 02:23:00.39 ID:IWuYvRdy0
声を出さない、のではなく、出せなくなってからどれくらい経っただろうか。


触手で簀巻きにされて転がされ、ときどき存在を思い出したように、強く締め上げられる。


それを、ただの不定期な刺激程度にしか感じなくなって、どれくらい経っただろうか。


胃の中身はたぶん、もうすべて吐いてしまった。
それに下手をしたら、手や足や、どこかしらの骨も折れているかもしれない。


だというのに身体の痛みは、今ではほとんど感じない。
もしかしたら、そろそろ死ぬのかもしれない。それも大して気にならなかった。


最初のうちは、多少は自由のきいた首や頭を動かそうとすると、全身を締めつけられた。
なぜそれでも動かそうとしたか。理由はかんたんだ。春香を見ていてやりたかったからだ。


今では首も頭もほぼがっちり固定されていて、それでも動こうとするとやはり締め上げられる。
なぜそれでも動こうとするか。理由はかんたんだ。春香を見ないでいてやりたいからだ。



P「あっ、があっ…!」ミシミシミシ


そんな俺のささいな抵抗も空しく、強制的に首を「そっち」へ向けられ、
目を閉じようとしても、細い触手でまぶたを無理矢理開かされる。





やめろ。


「んむうっ、ちゅっ、ぷは……♥ むぐっ、ふむぅ、んんっ」


やめてくれ。


「あ、んっ♥ れろっ…… えへへ、どうかな、わたしのお口、きもち、いい?」


頼む、お願いだ。


「じゅるるっ、ちゅぱっ…んふ、もう、出ちゃいそうなんでしょ?」


俺にできることは。


春香「ちょうだいっ♥ んむっ、ふあ…、えっちなねばねば、いっぱい飲ませてぇっ♥♥」


そんな春香を、見ないでやることだけなんだ。
140  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/13(水) 02:23:37.85 ID:IWuYvRdy0
春香「早く、はやくぅ……♥ むふ、むちゅっ…じらさないでよぉっ♥」

おっぱいの間でずりずりって動いてる触手と、わたしのお口に、直接出入りしたがる触手。
下から突き上げてくるのと、前から入ってくるのとを、交互にぺろぺろってしてあげます。

最初はコツがのみこめなくて、たいへんでした。でも今じゃ、ずいぶんわかってきましたよ!

春香「んっ、んっ…… そうっ、おっぱいも、もっと使っていいからぁ」

この、胸のとこの触手。左右のおっぱいを別の触手でぎゅー、って真ん中に寄せて、
その間ではさみこまれたまま、ぎゅぎゅって感じでこすられるのがいいみたいです。
そんなの、気持ちいいのかな?って思いますけど…好みなんて、それぞれですよね。
あ、わたしは、熱くてごつごつって芯のあるお○んちん触手でおっぱいこすられるの、大好きですよ♥

春香「ひゃあっ、あああっ!?♥ もう、っ、クリトリスそんなにいきなり締めないでぇっ♥」

……あぶ、ない、ちょっと意識、飛んじゃってました…♥
そう、クリトリス、って初めは言えなかったけど、たーっぷりいじめてもらったおかげで
今ではちゃんと、恥ずかしがらずに言えるようになったんです!

それに一本じゃ足りないっておねだりしたら、ばっちり増やしてもらえました。
根元のところをきゅって細い触手に締めてもらって、そして、ぷっくり膨れたお豆の部分は
全体をがばって飲み込むみたいにして、自由自在にいじってくれちゃいます♥


あ、そうこう言ってるうちに、きたっ、きたきたあっ♥♥♥

春香「いいよっ、きて……♥ れろっ、んむっ、じゅるるっ、ちゅぱっ、んんんんっ♥」

同時に二本ともお口に入れてあげたいけど、それはさすがに太くて無理なので、そこは早い者勝ち。
今回はおっぱいの間でずりずりしてたほうより一瞬早く、前からの子が入ってきました。

さっきからだいぶびくびくしてたのが、もういよいよ爆発寸前って感じ。
まったく遠慮なしでお口の奥まで入ってくるのが、モノ扱いされてるみたいで、むしろいいですっ♥

すっかり使い込まれて、ちょっと広くなっちゃったような気もするのどの奥まで使って、
びくびく震えるお○んちん触手を包み込んで、優しく、でも確実に刺激してあげます。

ぶびゅっ、びゅぐ、どぷどぷどぷっ!

春香「~~~っ♥♥ ~~~~~~~っっ♥♥♥」

ごくごくっ、ごくんっ、ごきゅっ、こくんっ、ごくっ。

一滴だってこぼしたらもったいない! のどを思いっきり鳴らして、全部飲み込んじゃいます。

そう、これっ、これが欲しかったんですっ♥
どろってのどにからんで、お口もおなかも、全身いっぺんに、かあっと熱くしてくれちゃう♥
こんなステキなものたっぷり飲ませてくれるなんて、お○んちん触手、最高ですっ♥♥

春香「ふあ、あんっ♥ もうっ、またなのぉ♥」

わたしの身体が熱くなってきたのを見透かすみたいに、クリトリスとおっぱいの触手がまた動き始めました…あんっ♥
147  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/15(金) 21:51:16.02 ID:D1GZi08u0
……

…………

………………

舌を目いっぱいにのばしてもぎりぎり届かないくらいのところで、
目の前のイソギンチャクさんの頭から伸びてきたりっぱな触手が、ふわふわと漂っています。

もうちょっと、もうちょっとだけ身体を動かせたら、すぐお口が届くのにぃ…
手足や、身体にぬるぬると巻き付いた触手たちが放してくれないせいで、自分じゃ、くわえられません。

春香「ああっ、いじわるぅ…早く、はやくぅ、お○んちん触手、ぺろぺろさせてぇ…」

おとなしく待ってればすぐに舐めさせてもらえる、って頭ではわかっていても、
こんなに見せつけられると、がまんできなくて……わたしは必死におねだりします。

そのとき、後ろにいる方のイソギンチャクさんが新しい触手を伸ばしてきました。
けっこう太いのが二本と、それよりはちょっと細めのが、一本。

先っぽが、変わった形をしています。真ん中に穴? みたいなのがあって、
そのまわりには細い触手がたくさん生えていて、うにょうにょとくねっています。

まるでイソギンチャクさんの触手の先っぽに、ミニサイズのイソギンチャクがくっついてるみたい。
その全体が、とろっ……と糸を引くような粘液にまみれていて、つやつや光ってます。

春香「わぁ、いやらしい…っ♥ それ、どうしちゃうの?」

見るからにえっちすぎる、三本の触手がじわじわ近寄ってきて、どきどきが止まりません。
そして返事のかわりに、イソギンチャクさんはまず太い二本をわたしのおっぱいに吸い付かせました。

春香「ふああ、あああんっ!」

こ、これ、見た目のとおり、すごいい、っ!
真ん中の穴が乳首をぴったり吸い込んで、中に生えてる細い毛みたいなので、つまんだりしごいたりして…
そしてまわりのうねうねした細い触手が、わたしのおっぱい、押したりつついたり好き放題にしてるっ!

あ………って、ことは、さっきの、細いのは、

じゅぷちゅぅっ!

春香「ひ、きゃああああっ!? ひぃっ、ああああ~~~~~っっ♥」

やっぱりっ、思った通り、クリトリス用の触手、でしたぁっ♥

春香「いやあっ、そんな強すぎるぅぅっ♥ ひっぱりすぎ、だよぉぉ♥」

わたしの、クリトリスっ、専用サイズのミニイソギンチャクでしゃぶられてるぅぅ!
まわりに生えた触手と、中に生えてる触手で、いっぱいごしごしコスってますっ…♥
これだめっ、きもちよすぎるっ、また、頭まっしろにされちゃううっ♥
148  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/15(金) 21:51:50.71 ID:D1GZi08u0
春香「あ、んんむ、っ!? ……ちゅっ、じゅるるっ、ちゅぱっ、ん、んっ」

さっきまでわたしをじらしていた前のイソギンチャクさん、がまんできなくなったのか、
急におちん○ん触手をお口に入れてくれました。おっぱいとクリトリスに意識が行ってたぶん
ちょっとびっくりしちゃいましたけど、でも、しっかりぺろぺろしてあげます。

……わ、もう、びくびくってしてる♥ やっぱりがまん、してたんだ…
それなら、早く出させてあげなきゃかわいそうです。わたしは舌をたっぷりからめて、
表面についてるべとべとを全部、なめとっちゃうくらいのつもりで触手に吸いつきます。

春香(くるっ、また来るうっ、ちょうだいっ、いっぱい欲しいよぉ♥)

声にはできてなくても、わたしのお願いはもちろん、すぐにかなえてもらえました。

びゅぐぐぐぐぐっ、ぎゅぐっ、びゅびゅっ、びゅーっ!

春香「あ♥ ん、んんんっ、ごく、ぐむっ、んぶっ、んん♥」

すごい……すごい、これっ、今までのより、ずっと濃厚ですっ♥
液体じゃなくて、ヨーグルトとか、クリームとかみたいな舌ざわり。
もうっ、こんなになるまで待ってたなんて、イソギンチャクさん、がまんしすぎですよぉ…

後ろのイソギンチャクさんが乳首と、クリトリスを、ごしごししながら吸ってくれる間も
お口のなかのおちん○ん触手は、特濃の粘液をごちそうし続けてくれます。

春香(おいしいっ、これ、最高ぉっ♥ もっと、もっと飲ませてぇ!)

すぐに、おなかの下の方が、すごく熱くなってきました。
さすがにこれだけ濃いどろどろだと、今までより効き目も強烈、みたいです…♥
それを察したように、クリトリスをいじっている触手の動きも激しくなります。

春香(あっ、ああっ、もっと吸われてるぅ!?)

おなかで感じていた熱が、いまでは全部クリトリスに集中しちゃってます。
めちゃくちゃに熱いなにかがわたしのお股のあたりに固まっていて、
それを、クリトリスに食いついてる触手が、無理やり吸い出そうとしてるような…

春香(やっ、これ、なんか、変、変になっちゃう、でも、いいっ、変になっちゃってもいいっ!)

今までも、こんなに気持ちよくしてくれてるんだから、今度もきっと大丈夫。
そう思ったとき、ひときわ強くクリトリスを吸い上げられました。

春香「ん、んん、んん~~~~っっ!?♥♥」

あ………  だめ、これ、ちょっと、刺激強すぎ、……


春香「ふにゃ、あ……?」

…どれくらいの間かわかりませんけど、意識が飛んでた、みたいです。

お口のお○んちん触手はもう引き抜かれていました。
おっぱいにはさっきのミニイソギンチャクがまだ吸い付いていて、クリトリスには……?

春香「な、え? なに、これぇ…?」

イソギンチャクさんの粘液や、わたしのお股からあふれた液で、ぐしょぐしょになったショーツ。
その布地を押しのけるようにして、見なれないものがにょっきりと顔を出していました。

これ………… お○んちん、が、わたしに、は、生えてるっ!?
149  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/15(金) 21:52:36.10 ID:D1GZi08u0
イソギンチャクさんの触手とよく似た形のそれは、びくん、びくんと、わたしの鼓動に合わせて動いています。
それに、ひんやりとした夜の空気の感触も伝わってくるので…これ、やっぱり、生えて、る?

でも、なんで?お○んちん、わたしに生えてても、自分じゃぺろぺろってできないし……

春香「え、え……どうして、これ、んああっ!?」

何をされたのか、すぐにはわかりませんでした。

さっきまで、クリトリスをいじめていた触手とよく似た、でももう少し太い触手。
それが、わたしに生えたばかりのお○んちんの根本まで、いっぺんに飲み込んでしまってました。

春香「ふあああ、ん、っ」

知らない感覚がぞくぞくっと背筋に走り、わたしはごくりとつばを飲みこみます。
あったかくて、にゅるにゅるってする触手のなかに、おちん○ん、包み込まれて、きもち、いい…っ!

男の人、って、お○んちんをぺろぺろってされたら、こんなに気持ちいいんでしょうか…
これならイソギンチャクさんの気持ちもわかります、
わたしのお口でいっぱい、いっぱい舐めさせたくなるのも、わかっちゃいます♥

でも、そのあたたかさと心地よさでうっとりとしていられたのも、ほんの少しの間でした。
わたしの見ている目の前で、お○んちんをすっぽりくわえこんだ触手が上下に動き始めます。

春香「ひいいっ!? やっ、ひっ、これっ、しゅごすぎぃっ!?」

あの、脳まで直撃してくる感じと同じ…!わたしはようやくこのおちん○んの正体がわかりました。
これ……、わたしのクリトリスが、こんな、大きくされちゃってるんだ!!

もちろん、それがわかったところで、どうなるものでもありませんでした。

春香「い、ぎっ、や、らめ、やめぇ、っ!おっ、お、ふぅっ、おおっ!?」

だめ!やめて! という、たったの二文字や三文字が、口にできません。

わたしの見ている目の前で、イソギンチャク型の触手がわたしのお○んちんを根元までくわえ、
じゅるじゅると音を立てながら先っぽ近くまでを引き抜くように舐め上げて……
そして、ずにゅるっ、と下品な音を立てて、また根元まで飲み込みなおします。

そのいち往復ごとに、まぶたの裏で何度も何度もフラッシュをたかれてるみたいに
目の前がずっとちかちかして、そして腰がひとりでにがくがく震えて、身体を支えられません。
だけど、腰や胸にからみついた触手が支えになって、倒れこむこともできません。

春香「こんにゃのっ、しらないぃ、わたし女の子、なんだからぁ♥お○んちんなんて、知らないよぉ♥」

じゅぽっ、ぐちょん、と、わざとわたしに音を聞かせるつもりなのか、
触手はスピードをつけたり急にゆるめたりして、わたしのお○んちんを上下に刺激してきます。
もちろん、中からはあのえっちな粘液がどんどん流れ出してきていて、
おちん○ん全体がねとねとにコーティングされてしまっていました。

春香(や、やっ、な、なんかきちゃうっ!? 腰っ、こし動いちゃうっ、やだあっ!)

おなかの下というか、おしりのあたり、というか、お○んちんの根元あたり全体が
むずむずするような切ないような感覚でどんどんいっぱいになっていきます。
なんなのかわからない恐怖と、待ってたものがついに来る、っていう期待とがごちゃごちゃになって
わたしは自分で何を言っているかもよくわからないままに、叫びをあげていました。

春香「んおっ、おほ、っ、きちゃう、うぅ!?でる、でちゃう、なにか出ちゃうよぉ♥♥」

それを確認したのかタイミングを合わせて、お○んちんをずっとしごいていた触手が
一気にわたしのお○んちんを根元まで深くくわえこみ、そして今度は全体で強く、強く締めつけてきました。

同時に、中に生えている細い毛のような触手が一斉におちん○んにからみついてきて、
先っぽから根元のあたりまで、めちゃくちゃな動きのままいっぺんに刺激を加えてきます。

春香「い、あ、ああああああああああああっ!?」

唐突におちん○んの中を、ものすごく熱いなにかが通り抜けるのがわかりました。
あまりにも早くて、それに触手に飲み込まれているので目で見えたわけでもないけれど、
直感的に、ああ、わたしも、えっちな液を吐きだしちゃったんだ、と、わかりました。

全身が心臓とお○んちんだけになって、どくん、どくん、と脈をうつ動きだけを繰り返し、
それにあわせてなにかが出ていくような、どっと力が抜けていくような、そんな感じ。

あっという間に目を開けていられなくなって、意識がどこかに漂っていきます…
150  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/15(金) 21:55:34.55 ID:D1GZi08u0



春香「あんっ、ああぁっ、あ~~~~~っっ♥♥♥ もう許してっ、お○んちん吸わないれぇ♥♥」


身体を起こしていられず、お尻を突き上げて地面に突っ伏した情けない姿勢で、
わたしはできたてのクリトリスお○んちんをいじめ抜かれていました。

手は後ろで縛られたまま、足は太ももと足首をがっちりと固定され、
逃げるのはもちろん、動かすことすらできなくされてしまっています。

その恥ずかしいかっこうのまま、ひたすらお○んちんをごしごしと触手でこすり立てられ、
がまんしようとしても無理矢理に何かを吐きださせられて、ときには意識を持っていかれて…

そして目を覚ました瞬間にあの腰が砕ける感覚に襲われては、また気を失いそうになる。
もう、さっきからずっと、その繰り返しです。

春香「ひぃぃぃっ♥ だめ、らめっ、また、またきちゃううっ♥♥」

ちょっと前まで、イソギンチャクさんがおちん○ん触手のどろどろ液をわたしに飲ませていたのに、
いまでは逆転して、わたしのお○んちんが吐きだす液を、イソギンチャクさんが、触手で飲んでます…



…ふと、自分の足のほうを見て、変な感じがしました。
あれっ、さっきまでわたし、マジシャンのブーツ、はいてたよね?


右足は、触手から垂れ落ちたねばねばで光っているブーツで覆われていました。
でも、いまわたしが左足にはいてるのは、学校に通うときのローファーに、見えます。

………変身が、解けかかって、る?

春香(ま、まさ、か)

春香「いぎっ!? んっ、んほぉぉぉっ♥♥」

ちょうどその瞬間にまたお○んちんを強く絞りあげられ、反射的に液を放ってしまうわたし。
はっと目をやると、右足を包んでいたブーツもうっすらと消えかけていました。

間違いありません……これっ、魔法の力、とられてるっ!!

春香「やっ、だっ、だめっ、もうやめて、お○んちんいじめないでんひぃぃぃぃっ!!」

わたしがようやく事態に気付いたことを察したのか、全身をおさえつける触手の力が強くなりました。
そしてどれだけ叫んでも、イソギンチャクさんたちは触手を休むことなく動かして
びくびくと震えつづけるわたしのおちん○をしごき、容赦なく、魔法の力を搾りとろうとしています。

春香「いやああああああ!!そんな、らめ、っ、へんしん、できなくなっひゃぅぅ♥」


春香(あ、あああ、これ、このまま、じゃあっ)


まだ衣装は残ってるけど、お○んちん、搾られ続けたら…絶対、がまんし続けられるわけありません。
そして、もし、魔法の力を、ぜんぶ奪われちゃったら……?


春香(し、死んじゃ、う、の…?わたし、こんなところで、こんないやらしい生き物に……)
151  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/15(金) 21:57:41.35 ID:D1GZi08u0




「――――Silent Discharge!」



そのとき。
音もなにもしないのに、目の前のイソギンチャクさんがびくん!と大きく体を震わせました。
自分で動いたというより、なにか、別のところから刺激を受けたみたいな…?

さらに、プロデューサーさんを巻き取って、ときには痛めつけていた何本もの触手が、
いつの間にかイソギンチャクさん本体から切り離されていることにも、ようやく気づきました。

わけがわからず、ただぼんやりと見ていることくらいしかできないわたしの目の前で、

春香「……っ!?」

急に、イソギンチャクさんの身体の真ん中あたりから、なにかが生えてきました。
すごく薄くて、細い、……刀? それか、刃物………?
これ、ふつうに暮らしてたらまず見かけない、とんでもない長さの刃渡りです。


でも、それよりずっと印象的だったのは、その薄い刃の全部が、目の覚めるような蒼色をしていることでした。


まったく音も立てずに生えてきた蒼い切っ先は、まるでそこにはなにも存在してないみたいに
するすると、静かに、イソギンチャクさんの身体の中心線を、上に向かって動いていきます。

やがて、一番上まで抵抗を感じさせないまま刃が通り抜け、真っ二つになったイソギンチャクさんは
左右に分かれて倒れ、そしてその両方がゆっくりと透明になって、消滅してしまいました。
プロデューサーさんの身体をほとんど覆っていた触手も、一緒に。


今まで陰になっていてまったく見えなかったところに、誰か立っていました。


ほっそりとした身体つきに、暗い夜の中でも闇とはっきり見分けられそうな、青みがかった髪。
そしてその身体を包んでいるのは、わたしとよく似たデザインだけど、青色をベースにした衣装。

手には、ちょっと不釣り合いなほど大きな、鎌?を持ってるその人のこと、わたし……


あ、いけ、ない…意識が、また保てなく……






全身がふっと軽くなり、同時に痛みも一気に引いていく。
まさか、ついに俺は本当に死んでしまったのか、と場違いなことを考えていると、誰かに声をかけられた。

「すみません。今は、そのままじっとしていてください。すぐに済みますから」

いったい誰なのか、何を済ませるというのか、確かめようと思って俺はそちらに首を回した。
その動きを終えるより前にその誰かは、手にしたなにかを軽く振るような動きを見せ、小さな声で呟いた。

「Sonic Strike!」

……?

何をしたのか、何が起きたのか。そもそも、本当に何か起きたのか。
訝しむ俺の目の前で。
音もなにも立てないまま、春香を捕え、その身体を好きに弄んでいたイソギンチャクの上半分がゆっくりとずれ落ち始めた。

P(!?)

「……ふぅっ」

ずしゃ、と汚らしい音がしたのと、その巨体の残骸がうっすらと透明になり始めるのは、どちらが先だったか。
そんなことよりも俺は、そこに立っている人物に声をかけずにいられなかった。

P「ちは、や、なのか……?」
152  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/15(金) 21:58:29.81 ID:D1GZi08u0

「……人違いです。よく言われますが、私はその、アイドルの如月千早という人とは……って、その声……?」

P「なん、で、おま、え………それ、マジシャンの衣装、だよな…?」

千早「プロデューサー!? ど、どうしてここに!?」

P「そ、そうだ、それどころじゃないんだ!春香が!」



千早「…………はる、か…? い、いやああああああああああ!?」






プロデューサーさんと、千早ちゃんの話す声が、わたしにも、途切れ途切れに聞こえていました。

さっきまでの態度がうそのようにパニックを起こし、ほとんど悲鳴に近い叫びを上げる、千早ちゃん。

その声すら、なんだかひどくぼんやり響いている気がして、やがて、それも聞こえなくなっていきました。





【一人目の仲間を見つけました】

条件
 2回目の夜(=パトロール可能になる時間帯)が終了するまでに、
 春香・Pのいずれかの接触対象として千早を選択するか
 夜の行動としてパトロールを選択する(イベント戦闘あり→戦闘の勝敗は仲間にすることと無関係)

【シャイニング・チハヤ Join up】


 



160  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/16(土) 00:40:31.81 ID:Z7VGLDuX0
………………

…………

……

春香は、俺と一緒にパトロールに出かけたときの制服姿でベンチに横たわり、安らかな寝息を立てている。
その頭をひざにのせた千早は、俺が戻ってきた気配に気づいたのか気づいていないのか、じっと下を向いて押し黙っていた。

P「とりあえず、表通りまで送ってきた。普通に歩いてたし、意識もしっかりしてたみたいだから、大丈夫だろう」

千早「……ありがとう、ございます。お疲れ様です、プロデューサー」

千早があっという間にイソギンチャク二匹を片付けてしまったあと、俺と千早は事後処理に追われた。
そのうちのひとつが、さんざん犯されていた、あの会社帰り風の女性の救護だった。

P「…あの女の人には、いったい何をしたんだ?」

身に着けていた洋服はぼろぼろ、身体じゅう触手の吐きだした粘液まみれの見るも無残な女性の姿が
それこそ魔法のように一瞬で元に戻るさまを目の当たりにした俺としては、千早に聞かずにはいられなかった。

千早「……シャインマジシャンになると、必ず使えるようになる魔法…なんだと思います」

うつむいて、俺と視線を合わせることなく、つぶやくように千早が答える。

千早「ブラックジャンボの…その、被害、に遭った人の、身体を癒し……そして、記憶を一部、消すんです」

P「記憶……ああ、つまり、辛いことをもう、思い出さなくていいように…」

千早「違います。いえ、その効果もあるでしょうけど、メインはそこではないんです」

ぽつぽつと、ただ単に間違いを指摘するためだけに、千早の言葉が零れ落ちる。

P「違う? メインって、どういうことだ?」

千早「おそらく、シャインマジシャンとしての活動を知られないため…証拠隠滅、のようなものかと」

P「ああ…なるほどな……じゃあそれを使って、春香のことも」

千早「それは、また違うんです、プロデューサー」
161  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/16(土) 00:41:10.73 ID:Z7VGLDuX0
それはまた、違う? 意味をはかりかねる俺の表情で察したのか、千早はひとつ息をついて説明を始めた。

千早「もちろん最初は、それで春香のことも治療できると思いました。でも、無理だったんです」

P「無理、って……でも、春香は、その………もとに戻っ、」

千早「戻ってなんかいませんっ!!」

伏せていた顔を弾かれたように上げて、千早は大声で叫んだ。
しかし、気圧された俺の顔を見て、一気にしゅんと縮こまってしまう。

千早「……すみ、ません。取り乱しました」

P「いや。俺が、無神経だった。謝る。…もう少し、説明を頼んでもいいか?」

千早「はい… おそらく、さっき言った魔法は、普通の人相手でないと効かないのだと思います」

P「普通の人?」

千早「つまり、マジシャンでない人、ということです。ですから、プロデューサーには効果が」

今更のように合点がいった。
俺の身体の痛みや、巻き付いていた触手の粘つきがなくなっていたのはそういうことだったのか。

P「お礼も言ってなかったな。ありがとう千早、本当に助かった」

千早「いえ、そんな……当然のことを、したまでですから」

P「でも、そしたら、話を戻すけど…千早は、春香に何をしたんだ?」

俺の…つまり、マジシャンではないただの一般人の俺から見れば、
千早の膝枕で眠る春香の姿は、ほんの何時間か前に見たときのそれとまったく違いがわからない。

千早「わたしの能力を応用して、使いました」

P「能力?」
162  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/16(土) 00:41:46.87 ID:Z7VGLDuX0
千早「そうです。…今聞くことではないとは思いますが、春香はなんの能力を?」

P「え?」

千早「ですから、マジシャンとしての能力です。その……敵に、通用しなかった、ということなんでしょう?」

当然のように千早に尋ねられ、俺はなにを答えればいいのかわからず困惑する。

P「えっと、その、シャインボール………とか? あ、あと、シャインシールドってのも…」

苦し紛れの俺の答えを聞いた千早の表情から、瞬間的に一切の表情が抜け落ちた。
あまりに予想外の答えを聞いて、限界まで呆けきった人間はきっと、こんな顔をするのだろう。

千早「そん、な…そんな状態の春香を、プロデューサーは戦いに駆りだしたんですか!?」

春香がひざに寝ていなければつかみかかってきたであろう剣幕で、千早は俺に食って掛かった。

P「す、すまない…確かに春香の実力をきちんと分かってなかったのは俺のミスだ」

千早「それなら!!」

P「だけど待ってくれ、千早、マジシャンはみんなその能力、ってのを持ってるのか?」

千早「は、っ?」

P「俺のことは後でどれだけでも責めてくれて構わない、だけど本当に知らないんだ、頼む、教えてくれ!」




千早「私の能力は、『音』にかかわるものです」

P「音?」

どうにか俺の弁解を聞き入れてくれ、いくぶんか落ち着いた口調で千早は話し始める。

千早「漠然としすぎている、と思いますよね? たとえば、音速に近い速度で、不可視の刃を飛ばせたり」

ついさっきの、手品か何かのようにイソギンチャクが両断された瞬間を思い出す。
そんな手段がもし春香にもあったのなら、こんなことには……!

千早「あとは、単純に、自身が立てる音を可能な限り抑えるとか…接近するときに、これを用いました」

P「そういえば、状況が状況だったとはいえ、助けられるまで気づかなかったな…」

千早「ただ、究極的には、生命活動やあらゆる運動を鎮静化させ『沈黙』させる能力、でしょうか」

説明をとりあえず聞き洩らさないように耳を傾ける一方で、俺の頭の中は疑問符で埋め尽くされていた。
マジシャンが固有の能力をそれぞれ持ってるなんて設定、おおもとのゲームではまったく出てきてなかったはずだ。

千早「春香に対しても、命に別状のない範囲で生命活動を『沈黙』させて、まずは眠らせている状態です」

P「はー……なるほど、そんなこともできるのか…」

千早「原理はよくわかっていません。魔法だから、というのも、無責任すぎるように思いますけれど…」
163  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/16(土) 00:42:21.65 ID:Z7VGLDuX0
P「………そういえば、さっき持ってた鎌みたいなアレって、ひょっとして音符の形してたのか?」

千早「よく見ていますね。本当なら、音楽や、それに関わるものをそんな風に扱いたくはないですが」

話がひと段落して、あたりを沈黙が支配する。
その中に、静かな春香の寝息だけが小さく響く。

P「…春香にも能力、ってのはあるのかもしれないが、少なくとも俺はまだ、それを把握してない」

千早「……そう、ですか」

P「そんな状態のまま春香を連れまわしたのも、敵と戦う判断をしたのも、俺のミスだ」

千早「その通りですね」

P「………謝って許されることじゃないのはわかってる、だけど、言わせてくれ。すまなかった」

千早「謝る相手が、違います、プロデューサー。それは、春香に言ってあげてください」



これで話が終わり、というのならともかく、さらに気が重い話がまだ残っている。
それも原因はほとんど俺にあるようなものなのだから、確認しておかなければならなかった。

P「……春香は、これで、その、後遺症とか…残らないんだろうか」

俺が、その一部始終をそばで見ることになってしまった、触手生物による悪夢のような凌辱。
身体的なものはもちろんのこと、精神的にも、春香にどれだけの爪痕を残したか、想像もつかない。

千早「…わかり、ません。一応、私にできる最大限のことは、したつもりですが……」

P「それは、さっきの『沈黙』のことか?」

千早「はい。眠らせるほかに、まずはこの数時間の春香の記憶に対して、できるだけ強力に」

P「そうか……ありがとう、千早」

千早「ただ…それで完全に封じることができた、とは思えません。だって、あまりにも……!」

汚し尽くされた春香の姿を思い出したのか、膝に置かれた千早の手が強く、強く握りこまれる。

P「………すまん」
164  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/16(土) 00:43:00.06 ID:Z7VGLDuX0
千早「それから、その……プロデューサーも、見ていてご存じとは思いますが…は、春香の…」

顔を赤くした千早が言いよどむ。

P「……ああ、その、ち………なんだ、男性器、な…」

さすがにそれを、アイドルでもある千早に言わせるわけにはいかない。
と思って助け船を出したつもりが、それがかえって地雷を踏むことになった。

千早「なぜわざわざ口に出すんですか!?共通認識がもうあるんですから言わなくていいでしょう!」

P「あ、そ、その、悪い! これでもよかれと思ったんだ」



千早「あの手の生物が出す体液…… については、どんなものかご存じですね?」

P「ああ。わかってる」

思い出したくないはずなのに、春香がさんざん触手相手に晒した痴態が脳裏をよぎってしまい、
あわてて大きく頭を振ってその記憶を頭から追い出す。

千早「状況から見ても、春香がその…効果、を、相当受けてしまっているのは確実です」

P「…ああ。それも、知ってる」

千早「私に可能な最高のレベルで鎮静化を施しました。だから、日常生活をする上でなら、そう支障は出ない、と思います」

P「本当に千早には感謝してもし足りないな。ありがとう…」

千早「ただそれは、日常生活だけをするなら、という条件付きです」

俺の感謝の言葉をさえぎるようにして、千早は残酷な事実を突きつける。

千早「それに、その……一部の器官に関しては、特に強く、敵の…行為の、影響が残ってしまっているみたいで」

俺だって二度続けて同じ地雷を踏むほどの馬鹿じゃない。具体的にどの器官、などと口にするのは避けた。
もちろんそれでも抵抗がないわけがなく、千早は目を伏せて説明を続ける。

千早「再発、の恐れが、否定できません。正直言って、私にもわからないことだらけです……」

P「いや、当たり前だよな……辛い話をさせて、悪かったよ」



P「で、たぶん、記憶が残ってるかどうかとか抜きにしても、春香の場合…」

千早「はい、春香の責任感や正義感からすれば、自分から戦いを降りるとは絶対に言わないと思います」

P「結局は春香の精神力頼み、って話になっちゃうか。もちろん、俺たちがフォローするのは大前提としてな」
165  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/16(土) 00:44:19.05 ID:Z7VGLDuX0
P「……そうだ、千早。お前がマジシャンになったのって、最近のことなのか?」

春香についての心配事が多すぎて、最初から聞こうと思っていたことをずっと忘れていた。

千早「はっきりとは覚えていません。ひと月ほど経つかどうか、というところでしょうか」

P「この近所のパトロールとか、いつもしてるのか?」

千早「そう頻繁にではありませんけど……今日も、魔力の乱れのようなものを感じたもので」

となると、音無さんが言っていた、近隣で噂のシャインマジシャンというのはおそらく千早で決まりだろう。
だが、同じような境遇ですでにマジシャンとして活動しているほかのアイドルがいないと決まったわけでもない。

それと合わせて、俺はどうしても聞いておかなければいけないことがあった。

P「……なんで俺に、マジシャンになったこと、教えてくれなかった?」

千早「……………危険が及ぶのが、嫌だったからです。プロデューサーにも、それに、事務所の皆にも」

音無さんの予想はやっぱり正しかった。エスパーかなにかか、と、心の中でひそかに感心する。

千早「………でも、結果として、私は春香のことを、ちゃんと助けてあげられませんでした」

下を向いたまま、千早は振り絞るようにその言葉を口にする。

千早「プロデューサー。本当は、私のほうこそ、プロデューサーにお詫びしなくてはいけないんです」

再び千早が顔を上げた。
俺の方をまっすぐに見て、はっきりとした口調で告げる。

千早「勝手な真似をして申し訳ありませんでした。改めて、シャイニング・チハヤとして、共に戦わせてください」

P「当たり前、だろ。一人より二人、二人より三人、もし十三人揃ったら無敵みたいなもんだ。春香の受け売りだけどな」

とにかく今は、新しい味方として千早が加わってくれたことを前向きに捉えようと、そう思った。




P「しかし、魔力の乱れ、か。そういうの感知できたりするんだな、くそ、俺は本当に知らないことだらけだ……」

千早「ところで、プロデューサーはマジシャンではないのに、その手の知識をどうやって得ているんですか?」

P「え?」

思いがけないことを聞かれて、一瞬頭の回転が停止してしまう。

千早「たとえば、対策マニュアル、のような……そういったものがあるのなら、私も拝見したいです」

………どうやら千早の方は、例のゲームのことをちゃんとは知らないらしい。
いずれ説明してやる必要はあるのだろうが、今夜の俺にはとてもそんな余裕はなかった。
172  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/16(土) 20:30:51.25 ID:Z7VGLDuX0
千早「おはようございます」

事務所のドアをくぐる私を、いつも通り音無さんが出迎えてくれる。

小鳥「ああ、千早ちゃん。おはよう」

流石に、昨日の今日ということで、春香はお休み扱いになっていた。

プロデューサーが春香のご家族にどんな説明をしたのかは、聞けなかった。
とにかく今は、出来る限り回復してくれることを祈るばかり……

小鳥「……プロデューサーさんから聞いたわ。千早ちゃん、もうマジシャンなんですって?」

神妙な面持ちの音無さんから声をかけられ、考え事をしていた私は現実に引き戻される。

千早「はい…その、サポートしていただく立場なのに、勝手な真似をして、申し訳あり……」

そこで私は、それ以上の言葉を継げなくなる。
いつの間にか立ち上がってそばに来ていた音無さんに、優しく抱きしめられたせいで。

小鳥「それはいいの。でも、一人でなんでもやろうなんて、もう考えないで」

千早「音無さん………」

小鳥「なにより、千早ちゃんは無事でよかった…これからは、わたしたちも手伝うから」

…もちろん、音無さんに悪気が一切ないことは、私にもわかっていた。
しかし、彼女の、千早ちゃん『は』無事で、という何気ない一言が
心の奥底に深く刺さり、抜けることのないとげのように、じくじくと痛む。

……これも、元をたどれば、私の身勝手が招いてしまった結果なのだ。
いまはせめて、私にできることを精一杯やろう、と、多少無理やりにでも頭を切り替える。
173  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/16(土) 20:32:48.58 ID:Z7VGLDuX0
P「ああ、もう来てたか、千早。おはよう」

千早「おはようございます、プロデューサー」

それから少しして、プロデューサーが事務所へやってきた。
春香のことはあえて私も聞かないし、彼も触れるつもりはないようだった。

P「…たぶん、俺よりも千早の方が、今ではいろいろ先輩なんだろうと思う」

少しだけ困ったような笑いを口の端にのせて、プロデューサーはそう切り出す。

P「だから、俺が指示を出すってよりも、千早にアドバイスをもらったほうがいいのかもな」

千早「アドバイス、ですか」

P「ああ。とりあえず今日の方針としては、どうしたもんだろう?」





行動の選択肢安価です。

1.「私と、似た状況の人がいるかもしれません。事務所の皆と話をしてみるべきです」
2.「もっと、力をつけなくては……トレーニングの時間を設けてください」
3.「まずは情報収集です。近所で聞き込みをしてみませんか?」

↓2
175 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/16(土) 20:39:40.75 ID:LEV6uFCno
2
176  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/16(土) 20:50:20.23 ID:Z7VGLDuX0
千早「そういえば、プロデューサー。昨日お話していた、対策マニュアルの件なんですが」

昨晩うやむやになっていたことを思い出し、私は改めてプロデューサーに問いかける。

千早「私にも見せていただけないでしょうか。きっと、これからの戦闘に役立つと思うんです」

一瞬だけぽかんとした顔をしてから、プロデューサーの視線が急に泳ぎ始めた。
そういえば昨晩もこの話題になったとたん妙に歯切れが悪かったけれど、なにか問題があるのかしら…?

千早「プロデューサー? あの、聞いてくれていますか?」

P「あ、ああ、おう、聞いてる聞いてる。対策マニュアルなー、あー、アレなー」

千早「やはり何かあるんですね?やはり、私ではまだ高度すぎるような内容でしょうか」

P「いや、そんなことはないんだよ、もちろんそういうことじゃないんだ。だが、しかし、えーと」

…? ますます理由がわからない。いったい、何を渋ることがあるのだろう?

P「………よし!」

プロデューサーはなにやら決心した様子で、自身のデスクの方へ戻っていく。
いよいよ私にも説明をしてくれる気になったということだろう。

改めて、心中でひそかに気合を入れ直した私に手渡されたのは、事務所の備品のノートパソコンだった。



千早「これで、映像を見るだけ?それだけなんですか?」

P「ああ。………あらかじめ言っておくが、内容的にはぜんぜん気分のいいものじゃないぞ」

千早「っ…つまり、負傷したり、場合によっては命を落とすような、危険な戦闘ということですね?」

P「……なあ、千早。感情を抑えて、冷静に行動する、と約束してくれるか?」

千早「はい? え、ええ、もちろんです。でも、どういうことですか?」

P「よし、わかった。わかりやすく言うぞ。千早、お前には今から、エロゲーをプレイしてもらう」



P「よせ!やめろ!こんなところで変身しないでくれ!違う、誓って冗談じゃない!さっき約束しただろう!?やめろ!頼む!」
177  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/16(土) 20:54:30.06 ID:Z7VGLDuX0
千早(もう…!いくら本当のことでも、昨日の今日だというのに!)

………しかし、気はまったく進まないとはいえ、プロデューサーの言うことも理がないわけではない。
え、えろ…… 成人向けゲームの設定と、いまの事態が、ほとんど合致しているだなんて…

千早「……この、回想モード?というのかしら。これを起動したらいい…の、よね?」

あまりこの手の機械は使いなれていない。マウスをそっと持って、画面上のボタンを押す。
そう、この動作はクリックと呼ぶのだった。さっき教わったから、間違いない。

それを教えてくれたプロデューサーは早々に退室し、私は一人で会議室を使わせてもらっている。
操作に慣れている人が一緒にいてくれた方が色々と助かるだろうとは思ったものの、
「内容が内容だし、俺はいないほうがよくないか?」と言われてしまっては、うなずくしかなかった。

操作手順については他にも、プロデューサーがこと細かにメモを書いてくれていた。

……こんな下品なゲームを、何度も何度も遊んでいるなんて、と思わなかったわけじゃない。
でも、きっとあの人はあの人なりに、必死でできることをしているのだろう。
そう考えたら、怒るに怒れない、呆れるような、でも暖かなような、不思議な感覚が胸を満たした。

唐突にパソコンのスピーカーからうすっぺらな曲が流れ始め、びっくりしてそちらに向き直る。
これじゃ音が大きすぎる、音量の調節をする方法も、たしかさっきのメモのどこかに……



ディスプレイに映し出されているシャインマジシャンは、スピードと手数を武器に戦うタイプらしい。

身にまとっている衣装は青色を基調としていて、体型的には華奢で、ほっそりとしている。
笑顔がよく似合う明るい主人公と対照的な性格の持ち主で、冷静な、どちらかというと無口な女の子。

……別に、そんな情報に、特に意味はない。今はまず、プロデューサーに指示されたことをこなさなくては。

そこで画面が動かなくなってしまった。
まさか、故障!? と思ったところで、プロデューサーからもらっていたメモのことを思い出す。

千早(…あっ、確かに、右下で矢印のようなマークが点滅しているわ)

千早「ええ、と…台詞がそれ以上表示されなくなったら、クリック、をすればいい…… こうかしら」カチ

千早「場面が、進んだ…よかった。壊してしまったわけではなさそうね」カチ
178  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/16(土) 21:03:08.99 ID:Z7VGLDuX0

シャインマジシャン『無駄よ。その程度のスピードでは、私を捕えることはできない』

一発の攻撃力があるわけではない。防御に長けているわけでもない。
機動力を活かし、敵の攻撃を確実にかわし、少しずつでも、的確に相手を消耗させる。

確かに画面の中を舞うマジシャンの戦い方は、私によく似ていた。
これなら参考にできる部分もあるかもしれない、と思いつつ、私はクリックを繰り返す。 



シャインマジシャン『くっ、倒しても倒しても、あとから……数が多すぎるわ…!』

だんだんと、雲行きが怪しくなってきた。

速度を活かすなら、なによりもある程度の空間がなくては話にならないし、
できるかぎり相手は少数、理想を言えば1対1の状況を作り出せるに越したことはない。

千早(駄目よ!廃ビル内なんて閉鎖された場所で、1匹1匹は貧弱でも、大量の敵を相手にしていたら…!)

聞こえるわけもないのに、画面の中の彼女につい語りかけずにはいられない。

シャインマジシャン『あっ……!?こ、このっ、放しなさいっ、あ、きゃああっ!?』

案の定、正面の敵に気を取られていた彼女は、忍び寄っていた別の敵にあっさりと捕縛されてしまう。

シャインマジシャン『(まずいっ……速度が私の身上なのに、身動きを取れなくされてしまったら…!)』

そうだ。
速度が身上、なのだから、それを奪われてしまったらどうなるか、想像するのは難しくない……
179  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/16(土) 21:09:44.26 ID:Z7VGLDuX0

シャインマジシャン『いやっ、な、何をするの!?そんな、やめなさいっ、やめて…お願い、私まだ』

シャインマジシャン『あっ、が、っ!? い、痛い、痛いぃっ!?やめて、動かさ、ないでっ……』

四方八方から魔物に群がられ、その触手で凌辱の限りを尽くされるシャインマジシャンが画面に映る。

私は、これに似た光景を、すでに何度も見てしまっている。
助けが間に合った人もいた。そうでない人も、いた。そして、春香も……



シャインマジシャン『もう、もういやあっ…… そんなに突いてはだめ、だめぇ…あっ、ああんっ』

最初は純粋な抵抗の言葉を吐いていたマジシャンの声に、甘いものが混じり始める。

シャインマジシャン『放してっ、私は、シャイん、むうっ!?』

シャインマジシャン『(ああっ…!これでは、呪文を使うことも…… い、いや、なに、なにを出しているの!?)』

その姿がやはり、昨晩見たものと重なってしまい、マウスを握る手が震えそうになるのを必死でこらえる。



シャインマジシャン『んんっ、ひいいっ♥♥いや、いやっ、もうイきたくない、イきたくないのにっ♥♥♥』

シャインマジシャン『おねがい、もうゆるひてぇ♥♥媚薬粘液もういやぁ♥♥♥』

シャインマジシャン『あっ、きゃんっ♥♥また膣内にぃっ♥♥また触手にイカされちゃうぅ~っ♥♥♥』

あられもない嬌声を上げ続けるだけになったシャインマジシャンを、魔物の群れが好き放題に弄び続ける。

そうだ、これはあくまで仮想のゲームの中のこと。
もう二度と、誰も、春香のような目に遭わせはしない。もちろん、私自身も含めて。


内容はこの上なくひどいものだったけれど、参考になる部分がないわけではなかった。
しかしそれはそれとして、ここを出たら、プロデューサーに改めてお説教をしようと私は心に決めた。



トレーニング成否の安価判定を行います。

まず、シャイニング・チハヤのパラメータは以下のようになっています。

【攻撃 40 防御 30 機動 65 耐久 35】

↓2で、上の4つのうちどのパラメータを成長させたいか選択してください。

その際のコンマ数値が、対象のパラメータよりも大きな数値であればトレーニング成功です。
成功した場合、コンマ下1桁×1/2(端数切り上げ)分、該当のパラメータが成長します。
ただし0は0として扱うため、成長しません。
181 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/16(土) 21:21:34.13 ID:1WU0QXsmO
防御
183  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/16(土) 21:32:02.49 ID:Z7VGLDuX0
【トレーニング判定:防御現数値30>コンマ数値13:失敗】



雪歩「あっ、千早ちゃん、来てたんだ?おはよう」

千早「萩原さん? おはよう。少し、会議室を借りていたの」

まずはプロデューサーを見つけなければ、という思いでいっぱいになって会議室を出ると、
事務所は三々五々、いつものメンバーで埋まり始めていた。

真「千早、おつかれー。あれ、いまレッスン帰りとかだっけ?」

千早「いいえ、事務所内にいたわ。ちょうどすれ違いになってしまったみたいね」

真「そうだったの? ぜんぜん気づかなかったよ」

美希「…………すぴー」

萩原さんと真のほかに、いつの間に来ていつの間に寝始めたのか、美希がソファに横たわっている。
さておきプロデューサーは、と居所を訪ねようとしたところで、萩原さんが切り出した。

雪歩「ちょうどお茶を淹れるところだったの、千早ちゃんもいかが?」

千早「……そう、ね。じゃあ、お願いします」

ついさっきまで見ていたもののことを思い出すにつけ、お世辞にもいい気分とは言えない。
おいしいお茶でもいただけば少しは気がまぎれるだろうから、その申し出に甘えることにした。


真「そういえば千早、聞いた?昨晩、またシャインマジシャンが出たってウワサだよ」

腰かけて萩原さんのお茶を待っている間に、真が話しかけてきた。

……プロデューサーの判断で、私自身がマジシャンとして覚醒していることを
まだ事務所の皆には明かしていない以上、まさかそれは多分私のことだ、とは言えない。

動揺をできるだけ押し殺して、特に興味もないように装って、当たり障りのない返事をする。

千早「へえ?このあたりも案外、物騒ということかしら。気を付けないとね」

真「まあね…でも、ボク、いざってなったらきっと活躍できると思うんだ」

千早「ふふ、そうかもね。真は事務所きっての武闘派だから」

真「違うってば千早。ボクってこう、案外、魔法少女!って感じのフリフリの衣装とか、似合うと思わない?」

…どう、答えたらいいのか。なんとなく返答に困ってしまったところで、救いの手が訪れた。

雪歩「はい、お待たせっ。どうぞ」

美希「……ん、んん………いいにおいが、するの」

真「おはよ、美希。雪歩がお茶淹れてくれたとこだよ」

千早「ありがとう萩原さん。いただきます」

熱いお茶がすっとのどを落ちてゆき、身体がじんわりと温まる。
意識しなくてもつい、ほう、と息が漏れてしまうのは、日本人ならみな同じだろう。

雪歩「どう、かな? それね、実は、新しいお茶っ葉を試してみたんだ」

萩原さんがおずおずと尋ねてくる。

千早「そうなの? とても美味しい。身体が、芯から温まる感じがするわ」

わたしの答えを聞いて、彼女はようやく、安心したような笑みを浮かべた。

雪歩「ふふ、ほんと?よかったぁ」

千早「いつもご馳走様。ああところで萩原さん、プロデューサーを見かけなかった?」

雪歩「プロデューサー? あ、ちょうど今、ドアからこっそり出て「わーっ待て言うなっ!?」」

千早「本当にありがとう。手間が、省けたわ」
184  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/16(土) 21:38:20.04 ID:Z7VGLDuX0
千早「まったく役に立たなかった、とは言いません。ですが、こう、もう少し実践的な」

P「いや、でも、同じタイプのマジシャンとして参考になる部分がないわけでは」

千早「…プロデューサー、内容まで見たうえであのシーンを勧めていたんですか。最低です」

P「そ、それにほら、そうだ! 最後の逆転とか、新技として参考になるんじゃないか、なんて」

千早「………え? 逆転…………?」

P「え……あれ、見てない?」

…そんなシーンがあったのだろうか。まったく覚えていない。
あのときはいろいろ頭に血が上っていたのは間違いないから、たぶん飛ばしてしまっている。
見当違いでプロデューサーを非難していたこともあって、顔も体もかっと熱くなってしまう。

亜美「あっ、いたいた! ねーねー、にーちゃーん?」

真美「お? 千早おねーちゃん! おっはよ、千早おねーちゃんまでいないのかと思ったよー」

プロデューサーを見かけて亜美と真美がいっしょにやってきた。

千早「真美、千早おねーちゃん…… まで、って、どういうこと?」

真美「いやー、真美たちさ、今日ははるるんと一緒にレッスンなんだけど」

亜美「そーそー。にーちゃん、はるるん見なかった?」

ほんの一瞬、プロデューサーと私の間で、ぴりっとした緊張が走る。
けれど、それをおくびにも出さず、プロデューサーは笑顔で二人に答えた。

P「いやー、それがな。春香はきょう、急に体調を崩しちゃった、って連絡が……」

「「えーっ!」」






千早「………構えていないところでいきなり話を振られると、ちょっと肝が冷えますね」

P「ああ……ところでもう少し、時間には余裕がありそうだ。どうする、千早?」





行動の選択肢安価です。

1.「今日事務所に来ていない人も含めて、手分けして話を聞いてみましょうか」
2.「まだまだ鍛錬が不足しています。トレーニングを積みたいと思います」
3.「これ以上被害者を出さないためにも、パトロールに回りましょう」

↓2
186 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/16(土) 21:39:08.84 ID:1WU0QXsmO
1
188  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/16(土) 21:42:56.91 ID:Z7VGLDuX0
千早「今日事務所に来ていない人も含めて、手分けして話を聞いてみましょうか」

P「ああ、そうか。味方集めも重要だもんな」

千早「その通りです。では、私は ↓2 と話をしてみますね」

P「わかった、頼むよ。それなら俺は、 ↓3 に声をかけてみるとするか」
190 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/16(土) 21:44:47.74 ID:afdKqWKN0
美希
191 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/16(土) 21:44:52.46 ID:cydVqh0Ho
真美(可能なら亜美も)
192  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/16(土) 21:57:52.79 ID:Z7VGLDuX0
美希「ん、あ、ふあーぁ…、っ……あれっ、千早さん?」

千早「おはよう、美希。よく眠れたかしら?」

美希「うんっ!ばっちり快眠、なのっ」

起きるのを待っていた私が、寝起きの無防備な表情をすべて見ていたことに気づいても
まるで動じることなく、美希は屈託のない笑顔を浮かべる。
人前で眠ることにさえ少し抵抗のある私には、とてもまねができないな、と思った。

美希「ねぇねぇ、千早さん。ミキ、ちょっと聞きたいことがあるの」

そして、私が話の糸口を探しているうちに、美希の方から質問が飛んでくる。

千早「私に?」

美希「うん。あのね……千早さん、春香がきょうオヤスミしてる理由って、知ってる?」

質問だと思っていたそれはとんでもない爆弾だった。
さっきの亜美と真美のときよりも強烈な不意打ちで、うまい返しを思いつかない。

答えあぐね、内心焦りに焦っている私の目の前で。
美希はいきなり大粒の涙をぼろぼろとこぼし始めた。

美希「ミキ、ね、不安、なの……だって、春香、やっと、マジシャンになれたんでしょ…?」

千早「え、ええ。私もそう聞いているけれど…」

美希「なのに、その次の日にいきなりオヤスミって……春香に、なにか、あったんじゃないか、って…!」

途切れ途切れにやっとそこまで言うと、美希はそのまま私に強くしがみついてくる。

千早「ちょっ…ちょっと、美希、落ち着いて……!」

美希「だいじょうぶ、だよね、千早さん…春香、だいじょうぶだよね…?」

大きくしゃくりあげ、声を震わせながら、美希は私の顔をまっすぐに見つめてたずねる。

千早「………ええ。プロデューサーも言っていたでしょ、春香は体調を崩したんだって」

とっさについた真っ赤な嘘が、私の心の奥に、しこりのような嫌な感触を残した。

【星井美希:未覚醒】
195  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/16(土) 22:14:50.27 ID:Z7VGLDuX0

真美「どーしたのさにーちゃん、話がしたいー、なんて」

P「なあ真美。お前、シャインマジシャンになるってことについて、どう思ってる?」

レッスン終了後、確認したいことがあるという理由をつけ、俺は真美と向き合っていた。
亜美は亜美で、トレーナーさんに見てもらっているので大丈夫だろう。

俺の質問に、真美はきょとんとした表情を浮かべた。

真美「んー? だって亜美も真美もみんなも、そのためにここにいるんでしょ?」

P「それはわかってるよ。そうじゃなくて、真美の個人的な感想っていうか、意見が聞きたい」

ん、と小さくうなずいた後、真美はしばらく眉間にしわを寄せて、うーん、ぐぬぬ、などとうなっていた。
やがて、自分の中で整理がついたのか、少し迷いを残したようにも見える顔をこちらに向ける。

真美「え……っと、ね。これ、亜美にはモフデコにしてくれる?」

そして第一声は、質問の答えとまったく関係のないことだった。

P「……オフレコ、な? 亜美はもちろん、ほかの誰にも言わないよ」

真美「あんがと。…ショージキ言って、ちょっと、ちょーっとだけ、ね? コワい、かも」

P「ああ、そりゃ当たり前だよな。正体もわかんない悪の組織が相手なんてさ」

日頃は二人であんなに元気いっぱいふざけ合っている、悪ガキを絵に描いたような真美でも
やっぱり年頃の女の子なんだな、と、妙なところで感心してしまった。

真美「ううん、コワいって、そういうことじゃなくて」

P「え?」

だが、真美の言い出したことは少し予想と違う方向へ転がっていく。

真美「うまく言えないんだけど…… 魔法とか、そういう、しょーたい不明な感じ? が、なんか、ちょっと、コワい」

真美「あ、でも、もちのロン、マジシャンなれたら真美、ばばーって大活躍しちゃうよ!?」

P「ははは、そうか、そのときは期待してるからな」

真美「あー!にーちゃん信じてないっしょー!? ほんと、ホントなんだからー!!」

ばたばたと手を振り回し、大あわてでアピールする真美の頭を、くしゃくしゃとなでてやった。

【双海真美:未覚醒】



※なお、真美と亜美は当然、別々で扱っております
198  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/16(土) 22:28:17.58 ID:Z7VGLDuX0
春香「おっはよーございますっ! 昨日はお休みしちゃってごめんなさい!」

おやすみしてたのはたった1日のはずなのに、なぜかちょっと久しぶりなような、不思議な感じ。
事務所のドアをばんと開いて、天海春香、きょうも元気にがんばりますっ!

そんなときに限って残念ながら、事務所の中には誰もいません。
小鳥さんも見当たらないってことは、ちょっとした買い物かなにかにお出かけなのかも。

「あ……、春、香?」

呟くような声が聞こえて振り向くと、ドアのところに千早ちゃんが立っていました。

「あっ! 千早ちゃ――」



急に、暗い闇の中に千早ちゃんが立っている映像が、頭に浮かびます。
学校の制服でもなくて、ステージ衣装でもなくて、でも千早ちゃんによく似合う青色で……


…あれ? こんな千早ちゃんをわたし、どこかで見たこと、あったかな……?




わたしがぼーっとしてしまっている間に、千早ちゃんはドアを静かに閉めて事務所の中へ入ってきます。

千早「春香、もう体調は平気なの?気分が悪かったりしない?」

すぐ近くで、私の顔をのぞきこむように見ながら話しかけてくる千早ちゃん。
いつものクールな千早ちゃんからするとずいぶんな接近戦で、意味もなくどぎまぎしてしまいます。

春香「だ、だいじょうぶだよ千早ちゃん。それより、その、ちょっと、近いかも」

千早「! ご、ごめんなさい!心配だったものだから、つい…」

本当に無意識だったんでしょう、千早ちゃんは弾かれたように数歩下がって距離をとります。
その徹底ぶりがおかしくて、わたしは思わず笑ってしまいました。

春香「あははっ、そこまでしなくても。でも、うれしいよ、ありがとう」
199  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/16(土) 22:37:33.31 ID:Z7VGLDuX0
P「おはようございまーす…… って、春香!?お前、もういいのか、大丈夫か?」

階段を上がる音に続いて事務所に入ってきたのはプロデューサーさん。
わたしを見るなり、駆け寄ってきそうな勢いで体調を気遣われちゃいました。
まったく千早ちゃんもプロデューサーさんも、本当に心配性なんだから。

でも、そんなに心配してもらえるのがすごくうれしいのも本当です。
1日休んじゃったぶんはすぐ取り戻さなくっちゃ!

P「……そうか、ちょうどここにいるの、俺たちだけか。なら……千早?」

千早「ええ。どうやら、鎮静化の効果はそこまで及んでしまっていたようですから」

春香「なになにー?もー、わたしだけ仲間はずれなんてダメですよぉ」

せっかくの復帰初日です、ちょっとくらい勢いまかせでもいいかも。
千早ちゃんとプロデューサーさんが小声でお話をしているところに、無理やり割り込んじゃいます。

P「ところで、春香。いきなりだけど、大事な話をさせてくれ」

春香「えっ……な、なんですか?」




春香「ほんと!?千早ちゃんもマジシャンなの!?」

実際に、千早の処置によって忘れていたのだろう。
俺と千早の説明を聞いた春香は、心から純粋に喜んでいる。

千早「………ええ。黙っていて、本当にごめんなさい、春香…」

話を合わせるために、千早が必死で表情を取り繕っているのがわかる。
もともとそう演技のできるほうではない千早のことを考えれば、完璧以上の出来だった。

春香「ううん、いいよ、そんなの!そうかぁ、千早ちゃんが先輩なんだ、いろいろ教えてねっ!」

いつか、本当のことを話すべきなのか、そうじゃないのか…正解はまだわからなかった。
200  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/16(土) 22:44:13.38 ID:Z7VGLDuX0
P「……さて、と。じゃあ、今日の方針について、なんだけど」

春香「はいはーい!この調子で、仲間探しをしてみるべきだと思いますっ!」

千早「それも一理あるけれど…今後に備えて、実力を伸ばすことも必要じゃないかしら」

P「よし、それなら、こういうのはどうだ?」


行動の選択肢安価です。

1.「春香の言う通り、それぞれでコンタクトとってみよう」(3人それぞれの会話相手を選びます)
2.「病み上がりだし、春香はみんなと会話してみてくれ。千早は俺とトレーニングだ」(春香は会話相手を選択、千早はトレーニングを行います)
3.「休んでた分、春香はトレーニングをしよう。その間千早は話を聞いてみてくれるか?」(春香はトレーニングを行い、千早は会話相手を選択します)
4.「2人とも、きょうは訓練をしてみるか」(春香と千早の両名がトレーニングを行います)
201  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/16(土) 22:44:41.18 ID:Z7VGLDuX0
おうふ。このレスから↓2でお願いします。
203 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/16(土) 22:47:25.82 ID:afdKqWKN0
4
204  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/16(土) 22:56:56.92 ID:Z7VGLDuX0
少しの間あごに手をあてて考え込んでいたプロデューサーが顔を上げた。
私たちふたりを交互に見比べるように首を回したあと、ぽん、と手を打つ。

P「よし、そしたら2人とも、今日は訓練をしてみるか?」

春香「訓練…2人で、ですか?」

P「ああ。というか、俺がどうこう言うより、春香が千早にいろいろ教わってみるべきだと思う」

春香「あっ、なるほど!」

千早「でもプロデューサー、教える…といっても、私にそこまでできるかどうかは…」

P「自信持てよ、千早。お前のほうが確実に先輩なんだ、だから……、頼む」

冗談めかしていながら、私の方をじっと見るプロデューサーの目は真剣そのものだった。
もう二度と、あんなことがないように。
プロデューサーと私だけが知っている決意が、滲んで見えるようだった。

そうだ、これからは、また春香も危険な目に遭うかもしれない。
そのときのために、私の知っていることはすべて教えてあげなくては。




トレーニング成否の安価判定を行います。

シャイニング・ハルカ【攻40 防40 機40 耐45】
シャイニング・チハヤ【攻40 防30 機65 耐35】

↓2 シャイニング・ハルカのトレーニング対象パラメータ

↓3 シャイニング・チハヤのトレーニング対象パラメータ
207 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/16(土) 22:57:35.62 ID:r+XpQ8G+o
208 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/16(土) 22:58:14.73 ID:afdKqWKN0

209  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/16(土) 23:18:54.61 ID:Z7VGLDuX0
【ハルカ/トレーニング判定:耐久現数値45<コンマ数値62:成功! 耐久45→46(45+2*1/2)】
【チハヤ/トレーニング判定:攻撃現数値40<コンマ数値73:成功! 攻撃40→42(40+3*1/2)】※端数切り上げ



春香「じゃ、最初だし、せーの、でいこうよ千早ちゃん」

千早「そうね、わかったわ。それでは……せえ、の」

春香「シャイニング・ハルカ、ショウ・アップ!」

千早「シャイニング・チハヤ……ショウ・アップ!」



シャインマジシャンの衣装に身を包んで、わたしと千早ちゃんは、数メートルの間隔をあけて向き合いました。
千早ちゃんのすらっとした身体に、青と、それによくマッチする白をメインに使った衣装はとても似合っていて。

春香「わあ……千早ちゃん、きれい…!」

これは訓練なんだということもすっかり忘れて、思わず見とれてしまいます。

千早「え、な、…いきなり、何を言うの」

わたしの不意打ちがよっぽどきいたのか、顔を真っ赤にする千早ちゃん。
えへへ、先制攻撃成功、って感じでしょうか?

千早「もう、春香ったら…… ああ、そういえば春香、あなたの能力と武器はなんなの?」

春香「へっ?」

千早「ああ、ごめんなさい。順を追って説明した方がいいわね」



千早ちゃんの説明によると、もちろんシャインマジシャンはみんな魔法戦士なのですが、
それぞれが得意とする能力というのはみんな別々。しかも、それに関係する武器を
ひとりひとりが持っていて、同じものはひとつもないんだそうです。

そしてそれとは別に、シャインボールや、シャインシールド、といった基本的な魔法があって、
こっちはシャインマジシャンになった人なら誰でも使えるものなんだとか。

春香「…じゃ、じゃあ、わたしが初めて戦ったとき、シャインボールで勝てたのって…」

千早「………ええ。いわゆるビギナーズラック、というものね」

ひ、ひええ~……我ながら、かなり危ない橋を渡っちゃってたみたいです…



春香「わたしの能力、かあ…千早ちゃんは、『音』なんだよね?」

千早「そうね。なんというか、拡大解釈が効きすぎる部分もあるように思うけれど…」

春香「それって、どうやって使えるようになったの? なにか練習とかしたの?」

千早「そういう記憶はないわ。マジシャンになったときから、自然に使えていた、というか」

春香「えええ、さすが千早ちゃん、すごいなぁ……」






※いきなりですが春香の能力、および武器についてアイディア募集します。
 いかにもはるるんな感じのやつをどうかお願いします。

↓1~4くらいでよさげなやつを取らせてください。
武器と能力セットで書いてくださっても、どっちかだけでもOKです。
210 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/16(土) 23:24:17.18 ID:afdKqWKN0
リボンで相手をバインドできる
213 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/16(土) 23:32:20.05 ID:K6fU0ecH0
武器はリポン付きはの杖。魔法の媒介にも、リポンを舞って攻撃したり剣にもできる。
能力は「二面性」。周囲に言われている「黒春香」魔法により現界してしまった。攻撃全般が格段に上がるが、守りが弱くなる。逆に、「白春香」もだせる。通常よりも穏やかで全体性能が上がる。
215 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/16(土) 23:49:04.60 ID:IN/h+dkNO
二面性の再現は白黒モードににフォームチェンジって感じはどうでしょうかね
216 >>209から ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/16(土) 23:49:45.20 ID:Z7VGLDuX0
千早「焦っても仕方がないわ。それよりまずは、基本的なことをしっかり磨きましょう」

春香「うんっ、そうだね千早ちゃん!じゃあ最初は、何から始めたらいいかな」

千早「まずは、身を守れるようになることを考えましょうか。シャインシールドの張り方はわかる?」

春香「えーっと…ごめん、実は、よくわかんないかも……」

そういう魔法がある、ということはなんとなく、マジシャンになったときの知識でわかりますが、
自分でやってみたわけではないので、感覚としてはぜんぜんつかめていません。

千早「最初だもの、仕方ないわ。そうだ、春香、まず身体で覚える、というのはどうかしら?」

春香「え?」

にこにことお話していたはずが、急にとんでもなく物騒な単語が出てきちゃいました。
マジシャンになると衣装だけじゃなくて、性格まで変わっちゃうんでしょうか…?

千早「私が威力を抑えたシャインボールを撃つ。それを春香はシャインシールドで弾く。どう?」

春香「どう?って言われても、あの、千早ちゃん、わたし、シールドの張り方もまだ」

千早「ええと…最初はこのくらいかしら。大丈夫、速度もゆっくりめにするわ」

春香「聞いてくれてないっ!?」




必死に逃げ回る春香を、真剣そのものの様子で千早が追い回している。
おそらくあいつは本気で、春香を追いつめることで力を発揮させよう、とか思っているに違いない。

人にものを教えるのは得意じゃない、というのは謙遜じゃなかったのかもしれない。
そう考えながら見ている俺の目の前で、小さな小さなシャインボールをぶつけられた春香が叫び声をあげた。



(ハルカ:耐久45→46/チハヤ:攻撃40→42/再掲)
217 >>215 それもいいですね、描写に組み込みたい ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/17(日) 00:10:36.95 ID:7/HwpxBX0
春香「ふええ~っ……おつかれさま、です…」

千早「ただいま戻りました、お疲れ様です」

貴音「お疲れ様です、千早…… おや、春香?もう具合はよろしいのですか?」

へとへとで事務所に戻ったわたしと、千早ちゃんを最初に出迎えたのは、もうおなじみのラーメンの香り。
そしてちょうどその香りのもとを完食したばかりの張本人、貴音さんでした。

春香「貴音さん! ご心配かけました、もうこの通り、ばっちりですよー!」

貴音「ふふ、それは重畳…… ただ、無理はくれぐれも禁物ですよ」

律子「そうよー、マジシャンがどうとか以前に、身体は資本なんだからね」

資料を取りに行っていたらしい律子さんもちょうど部屋へ入ってきて、
そのまま机に紙やファイルを広げると整理を始めます。

春香「あ、律子さんっ! お疲れ様です、お休みしちゃって、ごめんなさい」

律子「まあ、仕方ないわよね。しっかし、今日は一日書類仕事でもうくたびれちゃうったら…」

伊織「なーに年寄くさいこと言ってるのよ。身体は資本、じゃなかったの」

律子「きゃあっ!? ……ああびっくりした…伊織、帰ってたなら言いなさいよ」

ぶつぶつとこぼしながら書類をまとめる律子さんの背中から、戻ってきた伊織が声をかけました。
悲鳴を上げて飛び上がる律子さん、なんて、珍しいもの見ちゃった気がします、ふふふ。

やよい「おつかれ様ですーっ!わたし、きょうのお仕事はばっちりでしたー!」

千早「ああ、高槻さん!お帰りなさい!」

伊織と一緒だったやよいにはさっそく千早ちゃんが声をかけていました。

こんないつもの事務所なのに、みんな、いずれマジシャンとして覚醒するのかあ、
なんて思うと、なんだかすごく不思議な感じがしてきちゃいました。









P「おーい春香、千早も、ちょっとこっち来てくれー! ……よし、それで、この後のことだけど」


行動の選択肢安価です。

1.「プロデューサー、春香も、手分けをしてみんなと話をしましょう」(3人それぞれの会話相手を選びます)
2.「この周辺も野放しにはできない。パトロールに出ようと思うんだ」(春香と千早のどちらを連れて行くか選びます)
3.「わたし、まだ練習が足りないです。トレーニングお願いします!」(春香と千早の両名がトレーニングを行います)

↓2
220 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/17(日) 00:13:34.15 ID:VRt6s42f0
2千早
221  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/17(日) 00:20:12.41 ID:7/HwpxBX0
ありがとうございます。選択肢2(パトロール)・同行するのは千早で了解しました。

今回の更新はいったんここまでとさせてください。


なお次回、シャイニング・チハヤが戦闘を行いますので、
その1ターン目ぶんのコンマのみ、先に取らせてもらいます。

パラメータは以下です。

シャイニング・チハヤ【42 30 65 35】

???【30 30 30 55】


↓1~4
222 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/17(日) 00:24:27.05 ID:58aCQKas0
そい
223 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/17(日) 00:27:15.48 ID:kPZWSXhro
乙ー
224 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/17(日) 00:28:49.91 ID:SfK8E6WSo
225 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/17(日) 00:29:00.57 ID:Bwny/UxRo
おつ
236  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/17(日) 16:49:10.11 ID:7/HwpxBX0
………………

…………

……


P「なあ、千早。きょう見てた限り、春香は元気そうだったけど、やっぱり安心したらダメ…なのか?」

夜道を歩きながら、俺は隣の千早に声をかける。

千早「確かに、目だった影響はないように見えましたけれど……まだなんとも言えない、と思います」

P「そうか………それもそうだよな。記憶にも多少、混乱があるみたいだったし」

千早「そこは…昨日のことを思い出させないであげたい一心で、加減を間違えたかもしれません。すみません」

P「いや、千早が謝るようなことじゃないよ。春香のことを考えれば、最善の方法だったと思う」

町の様子は昨日と比べて、特に変わっているようには感じられない。
つい昨晩、少なくとも春香とあの女性、二人も襲われてしまったにもかかわらず、だ。

ブラックジャンボが出現することがもはや当たり前のようになってしまっている状況はもちろん異常だし、
町の人を奴らから守ることができるのはシャインマジシャンしかいない、というのも自明のこと。
それに、俺の知らないところでマジシャンとしてすでに何度も戦闘を経験しているらしい千早は
多少の敵ならかんたんにやっつけてくれるだろうという、期待と安心感も感じさせてくれる。
だからこそ今日は千早を伴って、パトロールに出かける判断をした。

だがその一方で、春香が受けた凌辱を思い出してしまうにつけ、最悪の想像が頭の片隅にこびりついて離れない。
夜回りを提案しておきながら俺は、どうか何も起こらないでくれ、と祈り続けている。

千早「ありがとう、ござい……… !!」

返事をしかけた千早がだしぬけに足を止め、そのままなにかを探るように目を閉じる。

どうした、と声をかけそうになって、集中を邪魔するわけにはいかないと思い、俺は口をつぐんだ。

千早「…昨日と似た感覚です! 先導します、プロデューサー、ついてきてください!」

少しの間があって、目を開いた千早はそれだけ言うと、すぐさま走り始める。

P「うおっ、千早!?ま、待ってくれ!」

置いていかれないように、俺は必死でその背中を追って駆け出した。
237  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/17(日) 16:57:59.93 ID:7/HwpxBX0
………………

…………

……

レッスンのあと、事務所で真ちゃんとお話してるうちに、すっかり遅くなっちゃいました。
お父さんにはあらかじめ連絡してたので、怒られる心配はないです。でも、うう、夜道はやっぱり怖いよぅ…

春香ちゃんがマジシャンになれた、って聞いたのはつい昨日でしたけど、
それより前からこのへんでは時々マジシャンが現れる、という噂を、わたしも聞いたことがあります。

だからって夜、あんまり一人でうろうろしてたら、何があるかわかりません。
少しでも早くお家に帰ろうと思って、日頃はあんまり通らない近道を使うことにした、のに…

「ぐるるるる……」

雪歩(う、ううっ、神様はいじわるですぅ……!)

わんちゃん、しかもかなり大きな子が、わたしの行く手をどん、とふさいでいました。
夜の闇の中でよく見えないけど、なんとなく、気が立ってそうな感じです…

雪歩「あ、あの、ちょっとだけ、通して、ほし…」

「がうっ!」

雪歩「ひっ、ひぃん!?」

話しかけて、軽くほえかかられて、思わず何歩か後ずさりしてしまいます。

今からこの道を引き返して、ってなると、ふつうに帰るより倍くらいの時間がかかっちゃう…
でもでも、このままここにいたら、この子が飛びついてきたりとか、しちゃうかも。

あっ、そうだ! なにか食べるものをわけてあげたら、通してくれないかな? 
そう思いついてかばんの中を探そうとして、変な音がすることに気が付きました。

ごりっ、ぐぎぎっ。

最初は、目の前のわんちゃんが、なにか食べている音だと思いました。

もしそうならこっそり横を通れるかな、と思って、そっちを見ると。

ごぐんっ。ぎぎっ、ぎちちっ、みしぃっ!

雪歩「………え?」


そこにいたのは、もうわんちゃんではありませんでした。

人のようなかたちをした「なにか」が、夜の闇の中で、二本の足で立っています。



雪歩「………………はう、っ」


すぐに、わたしの目の前も、夜みたいに真っ暗になりました。

238  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/17(日) 17:19:55.00 ID:7/HwpxBX0
※パラメータ再掲

シャイニング・チハヤ【42 30 65 35】
  狼男のようなもの【30 30 30 55】

【戦闘結果:敵の攻撃!(70vs78)→ダメージ0(87-133<0):耐久力変化なし 戦闘継続】


P「ぜっ、はあっ、千早、まだかっ!?」

千早「もうすぐですっ! プロデューサー、無理はしないで、後で追いついてくれれば…」

P「馬鹿、言うなっ、せめて、その場にくらい、いさせ、ろっ!」

シャインマジシャンになったことで、私の日常的な身体能力も強化されているふしがある。
そのおかげか、それなりの距離を全力疾走しても、そこまで息は上がらない。

対してプロデューサーは息も絶え絶え、といった様子だが、それでもなんとか遅れずについてきている。
気力だけで持たせているのかしら? こんなときなのに、すごい、と素直に思った。

……見えた!

闇の中で、周りの闇より一際濃く見えるなにかが、蠢いている。
さっき感じた魔力の乱れはきっとあれが原因だ。

千早「行ってきますっ、プロデューサーも、くれぐれも周囲に気を付けてください!」

P「あ、ああっ、わかった、っ、千早、お前も…」

プロデューサーの声を背に、一気に加速をつける。
その勢いに乗せるように、あの言葉を呟いた。

千早「シャイニング・チハヤ、ショウ・アップっ!」




近づくにつれ、蠢いているものの全身がだいたい見えるようになってきた。
ぱっと見、人型をしている。

珍しい、と、思った。

今まで見てきた魔物はどれも、だいたいが説明に困る、よくわからない形をしていた。
昨晩、春香を……辱めた、イソギンチャクのようなあれでもまだマシなほうで、
もっと原始的な、いわゆる、スライム?のようなもののほうが多かった。

千早(……いいえ、そんなこと、今は関係ないわ)

相手がなんであっても、行動する暇を与えてやる気はない。
私のこの速度を活かして、すぐに倒してしまわなければ。

手にすっかり馴染んだ鎌を握り直し、勢いのままに切りかかろうとして。

怪物の少し手前に、倒れている人影があることに気がつい ――!?

千早「は、萩原さんっ!?」

その、ぴくりとも動かない人影が、ついさっき事務所で別れた萩原さんであることを知り
わたしは思わず突撃をやめ、彼女の傍らにかがみこむ。

千早(大丈夫…息はあるし、少なくとも見たところ、まだ何もされて)

がぎぃっ!!

怪物と私の間の空中に、光り輝く魔法陣がこつぜんと現れる。
その明かりに照らされ、犬と人を適当に混ぜ合わせたような、
見るからにおぞましい怪物の顔が浮かび上がった。
叩きつけた腕を跳ね返されたことが理解できないのか、首をひねるようなしぐさまでしてみせる。

千早「この壁はなんだ、とでも言いたげな顔ね」

少しだけ、安心した。私のシャインシールドで完全に止められる相手ということは、
油断やミスをしなければ、そう苦戦はしないですむはずだ。

千早「あいにく私、昨日から気が立っているの。いつも以上に、速く済ませるわ」



戦闘継続です。次は21~22時くらいに来れると思います。

いつもの戦闘コンマ、↓1~4でお願いします。いったんここまで。
239 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/17(日) 17:27:18.97 ID:YJqWJAJ7o
ほい
240 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/17(日) 17:35:45.21 ID:zDjCuulyO
いけ
241 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/17(日) 17:43:11.50 ID:hRwVC2I/O
a
242 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/17(日) 17:43:38.34 ID:UbKK7+ZFo
243  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/17(日) 19:14:21.94 ID:7/HwpxBX0
【戦闘結果:千早の攻撃!(162vs51)→ダメージ28(92-64):耐久力55-28=27 戦闘継続】


相手の攻撃に備えてシールドを展開したままにしつつ、私は相手の様子をうかがう。

目測で、身長は2m近くありそうに見えた。
体の表面全体が、密集して生えた毛でおおわれている。

地面を踏みしめる二本の足、とくに人でいう太もものあたりが発達していて、
犬の後ろ足に似た見かけのとおり、走ったり、跳んだりが得意なのだろうと推測できた。

一方で、ついさっき殴りかかろうと振るった腕の方は、筋肉でふくれあがってはいるけれど
全体的に、人のそれに似ているように見える。
ごつごつと節のめだつ指先に、包丁なみに鋭く見えるツメが目立つことさえのぞけば。

でも、それよりももっと重要なことは、

千早(確かに力は強そう…でも、動作そのものは、そこまで速くない)

シールドで弾くことができたとはいえ、さっきぶつかったときの音からして
かなりの筋力があることは容易に想像がつく。ただ同時に、殴るときの動きに
そこまでスピードはなくて、しっかり注意していれば問題なく避けられそうだった。

とはいえ、相手はブラックジャンボの怪しい生物、なにを隠し持っているかわからない。
…だからこそ、先手必勝で、おかしな動きを見せる前に!

萩原さんに万一のことがないように、シールドはその場に維持したままで
相手の気をひくために、右に数歩、大きく踏み出す。

そして、怪物が私に注意を向けたその瞬間、一気に反対側へ鋭く踏み込んで加速する。

思ったとおり、私がどう動いたか、目ですら追えていないようだった。
私はすでに、その背後に立っているというのに。

千早(この隙を逃すわけにはいかないわ、一気に決めるっ!)

振り向くことも許しはしない。
怪物の無防備な背中に、渾身の力をこめて音符の鎌を叩き込む!

千早「………っ!?」

十分な手ごたえと同時に、今までと違う手触りが鎌の柄を通して伝わってくる。
言葉になっていない低いうなり声、あるいは悲鳴を発して、怪物は倒れ込むように地面をごろごろと転がると
その動きのまま私との距離を十分にとって、すぐに起き上がった。

千早(あの毛…毛皮、かしら、あれが防具の役割をしている、ということ?)

でも、激しい運動をしたあとの人みたいに、相手は肩で大きく息をしている。
間違いなく効いてはいる! それならもう一度、次で仕留めてみせる。

「……痛デ、ェェ」

最初はただの空耳だと思った。
しかし、確かに、その言葉を発したのは目の前の生き物だった。

千早(な…しゃべるだけの知性が、あるというの!?)

そんな魔物も、今まで一度も見たことがない。
そう思って黙っている私を見てなにを思ったのか、怪物がさらに口を開いた。

「メス、オンナ、女…しゃいん、まじしゃん!メス、ダ、獲物、エモノ、ゲヘ、ヘ」

………一瞬でも、こんな生き物に知性がある、なんて勘違いした自分が情けない。

ようやく追い付いてきたプロデューサーが萩原さんを介抱しているのが目に入った。
よかった、これで当面、彼女については大丈夫だろう。

今度こそその存在を抹消してやるために、私は怪物に向き直る。




改めて戦闘コンマを取ります。 ↓1~4






※思っていたより早く時間が空いてしまいましたので、ぽつぽつ更新しておきます。
このペースなら今回はきっちり決着がつきそうな気が!!

どのみち当面戦闘コンマだけなので、適当にご参加いただければ幸いです。
244 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/17(日) 19:15:09.81 ID:YJqWJAJ7o
245 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/17(日) 19:15:36.65 ID:dkvEMVFao
246 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/17(日) 19:15:46.66 ID:58aCQKas0
247 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/17(日) 19:28:40.08 ID:VRt6s42f0
てや
248  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/17(日) 20:09:18.22 ID:7/HwpxBX0
「う、ぐるる、ぅ」

威嚇のつもりか、口を大きく開けた怪物が、犬のような声を上げる。
あいにくだけど、時間も、慈悲も与えるつもりはない。

千早「安心して。弄ぶような趣味はないわ、すぐに済ませるから」

どうせ理解していないと知りつつも一応は言葉をかけてやり、
そのまま距離を詰める。まっすぐ近づいてくる私を見て腹を立てたのか、
それともパニックになったのか、怪物は太い腕をめちゃくちゃに振り回し始めた。

大丈夫。両腕がどういう軌跡で動いてくるのか、きっちりすべて見えている。
右、左、と振り回されるのをうまくかわして、私は相手の正面、懐近くまで潜り込んだ。

千早「これで………終わりよ!」

踏み込みながら逆手に持ち替えた鎌を、相手の身体の中心めがけて思い切り振り上げる。
ぞぶり、と嫌な音がして、刃先が深く深く、肉の中に食い込む感触がした。
怪物の力が抜けていく気配が、鎌を通して伝わってくる。





P「…よしっ!さすが千早だ!!」

遠目にもはっきりと、千早の持つ蒼色の鎌が狼男もどきを貫いていた。
千早の死角からの一撃目に耐えきったのには驚いたが、あれなら、確実に倒せたはずだ。

そのとき、目の前に寝かせていた雪歩が身じろぎをした。

雪歩「………ん、あ…?ぷ、プロデューサー……ですよね? え、あれれ?」

P「雪歩!よかった、気が付いたか、大丈夫だったか!?何もされてないか!?」

雪歩「えっと、わたし…?お家に帰る途中で、近道、で、わんちゃん………っ!?」

ぼんやりしていた意識が一気に現実に引き戻されたのか、雪歩の顔色が蒼白になる。
胸の前で強く腕を組み、自分を強く抱きしめるように、あるいは押さえつけるように力を込めるが、
それでも俺が見てわかるほどの身体の震えはおさまる気配がない。

おそらく、千早がさっきまで戦っていたあれに襲われたのだろう。
ただでさえ恐ろしいのに、犬に似ていなくもないんだから、雪歩のショックは察するに余りある。

P「もう大丈夫だ雪歩、そいつなら、ち……シャインマジシャンが、倒して」

「あっ、く、この……!?きゃああああっ!?」

P「!?」

急に悲鳴が響く。

千早の肩口に、腹を貫かれた狼男が噛みついているのが目に入った。





右肩に焼けるような痛みが走り、鎌を取り落しそうになるのを必死でこらえる。
距離を取ろうとしても、抱きすくめるように怪物の両腕で抑えられていて、離れられない。
深く相手に刺さった鎌も、この状況では、かえって邪魔になるだけだ。


千早『速度が身上、なのだから、それを奪われてしまったらどうなるか』


千早(しま、った…!)

春香のことがあって、冷静なつもりでもどこか、頭に血が上っていたのだろう。
いつもの私ならこれだけの近距離で戦うことなんて、まず避けていたはずだった。

さらにまずいことに、怪物の牙には麻痺する成分でも仕込まれているのか、
少しずつ手足の力が抜けそうになる。

千早(駄目…私がしっかりしないと、プロデューサーと、萩原さんが……!)

頭では、そう思うのに、有効な手段を、思いつけない……
249  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/17(日) 20:12:26.20 ID:7/HwpxBX0
プロデューサーがなにか叫んでいることも、その手でしっかり肩をつかまれたままなことも、
いまのわたしには、全然気になりませんでした。

ついさっきまでわんちゃんだった、いまではどう見てもわんちゃんじゃないなにかが相手だってことも、
いまのわたしには、全然、これっぽっちも関係ありませんでした。

よくわからないけど、千早ちゃんが、危ない。放っておいたら死んじゃうかもしれない!!

P「ちょ…っ、おい待てやめろ雪歩ぉぉっ、行っちゃだめだ!!あぶな……」

プロデューサーの声を置き去りにして、全力で走ります。
元わんちゃんと、それに捕まえられてぐったりしてる千早ちゃんが、ぐんぐん近づいてきます。

走り続けるわたしの身体を光が一瞬包んだかと思うと、着ていたお洋服が変わったみたいでした。
別に気になりません。そんなの当然、としか思いません。

そして気が付けば、わたしは右手に、氷でできた、透き通るスコップを握っていました。
まるでずっと前から持ってるみたいに、すごく、手にしっくりきます。いい感じ、ですぅ!

気がついたら、元わんちゃんはもう目の前。
やっとわたしのことに気付いたのか、こっちに頭を向けようとしてるみたいです。


雪歩「え、えええええーーーい、千早ちゃんのこと放してくださいぃぃぃーっっ!!」


その頭をめがけて、助走をつけた勢いそのまま、わたしはスコップを叩きつけました。

ぱきいいん、と、高く澄んだ音がして、わたしの持ってたスコップが砕け散り、
それと同時に元わんちゃんのからだ全体が、氷のかけらになって、飛び散りました。




【戦闘結果:千早の攻撃!(145vs95)→ダメージ28(216-):27-<0 撃破!】




【二人目の仲間を見つけました】

条件
 3回目の夜(=パトロール可能になる時間帯)が終了するまでに、

 1 春香or千早がトレーニングを行う(→終了後、奇数回目には雪歩との会話が発生(トレーニング成否は不問))
 2 1を達成した直後の行動選択で、雪歩とコミュニケーションを取るorパトロールを実施する(パトロール時はイベント戦闘あり)

 ※前回からの流れで初日は春香が欠席状態ですが、千早・春香のどちらで条件を満たしてもOKです。

 ※偶然ですが、番号指定の際のコンマ数値が「08」と他3名に比べて極端に低かったため、
  ゲームっぽくしてみようと思い、仲間にするための条件を2段階で設定しました。

【シャイニング・ユキホ Join Up】








ところで直近5回の自分のコンマが11→93→00→94→22と
戦闘やらなんやらが捗りそうな数値ばかりです。
別に狙ってないです。参加者でないことに歯噛みしています。
250  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/17(日) 20:40:54.82 ID:7/HwpxBX0
雪歩「ふええええぇーん、ち、千早ちゃん、しっかりして!やだよ、死んじゃやだあ…!」

千早「あ、ありがとう、萩原さん。ほら、私はもう大丈夫だから、ね?」

雪歩「だって、だってぇ!がぶって噛まれてたよ!?絶対ケガしてるよぅ!」

千早「その、この衣装には魔法がかかっているから、よほどのことがないと、外傷は、あまり…」

我に返って二人のもとに駆け付けた俺が見たのは、マジシャン衣装に身を包んだまま
大泣きして千早にしがみつく雪歩と、それを必死でなだめる千早の姿だった。

千早はさすがに疲れているようだし、雪歩は今になってひどいパニックに陥ってはいるが、
二人とも、間違いなく、無事だ。そのことにどっと安堵が押し寄せ、俺まで腰が抜けたようになる。

千早「あっ、プロデューサー? 大丈夫、ですか?」

雪歩「ぷ、プロデューサー…?そ、そうだプロデューサー、千早ちゃんが、千早ちゃんがぁ!!」

P「雪歩、大丈夫だ、落ち着け。ほかでもないお前が、千早を助けてくれたんだ」

雪歩「………ふえ、っ?」

俺の言葉に、雪歩はきょとん、とした顔になり、千早と俺を交互に見比べる。

千早「そうよ、萩原さん。本当に感謝してもしきれないわ、ありがとう」

雪歩「え、え?わたし、でも、ただ必死で、あれ、このお洋服!?な、なんですかこれぇ!?」

本当に無我夢中だったのだろう。今では雪歩は立ち上がり、自分のかっこうを確かめようとして
肩越しに背中を見ようとがんばったり、スカートのすそをひっぱったり、くるくると忙しい。

千早「あなたもシャインマジシャンとして、目覚めたってこと。私と同じよ、萩原さん」

P「そうだな、さしずめシャイニング・ユキホ、ってとこか?」

俺たちの言葉でようやく理解したのか、雪歩は言葉もないまま、ぺたん、と腰を落とした。

雪歩「そ、そんな、こんなダメダメなわたしなんかが、シャインマジシャン…?」

千早「本当にダメダメなら、あの場で立ち向かえないはずよ。あなたは立派なマジシャン、自信を持って」

P「それにいきなり武器も使ってたみたいだしな。あ、でもそういえば、さっきのスコップ……」

狼男を殴ったときに、一緒に透明なスコップが砕けたことを、俺は今更のように思い出した。
あれ、まさか、1回限りしか使えない、とか……

雪歩「………こんな、ダメダメマジシャンのわたしは、穴掘って埋まってますぅ~っ!!」

雪歩が叫びを上げたその瞬間、音も立てずに氷のスコップがその手の中に現れた。
あっけにとられる俺と千早の目の前で、雪歩はその繊細そうな得物を駆使し、どんどんと土を掘り下げ始める。

P「雪歩落ち着け、大丈夫だって!ほら見ろまたスコップ出てきたじゃないか、なっ!?」

千早「萩原さん、萩原さん、止めて!砕くことなく掘る技術はすごいと思うけれど、とにかく止めて!」
256  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/17(日) 21:34:14.07 ID:7/HwpxBX0
雪歩を家まで送り、事務所の都合で遅くなってしまった、と嘘の理由でひたすら謝った後、
俺は千早も送っていくことにした。その道すがら、千早が静かに切り出した。

千早「プロデューサー。気になることがあるんです」

P「なんだ?」

千早「さっきの、萩原さんを襲った生き物のことについてです」

まだ戦闘の、攻撃を受けた感覚が抜けきらないのか、固い表情のままの千早。
戦った本人にしかわからないことがあるのだろう。俺は千早の言葉を待った。

千早「………なぜ、犬、だったんでしょうか?」

P「は?」

いったい何を言い出すんだ、と聞き返したくなるのをぐっとこらえる。

P「なぜ、って、…ああそうだ、ほら、雪歩は犬が苦手だから」

千早「その情報………萩原さんのプロフィールで公開していませんよね」

P「!?」

そういえば、確かにそうだ。好きな食べ物や趣味、興味のあることならともかく、
わざわざアイドルの苦手なものを公言する必要はない、というのが社長の持論で、
とくに誰でも見られる場所ではできるだけ、雪歩の犬嫌いは伏せてきていたはずだ。

つまり、雪歩に特に効果的だろう、犬に似た魔物… 雪歩から聞いた話では
最初はただの大きな犬に見えたらしいが、それをわざわざ差し向けること。
そんな計画をできる人間が、ブラックジャンボに所属して、いる………?

千早「考えたくはありませんが…事務所の中の、誰かが」

P「ば、馬鹿言うな、ブラックジャンボの手先がいるとでも言いたいのか!?」

千早「たとえば洗脳されている、とか…そういう可能性も、否定しきれないのでは……」

P「う………」

絶対にそんなことはありえない!
……とは、とても言えなかった。魔法というのはきっと、そういうものだ。
それに……あのときの春香だって、本来なら、絶対にありえない状態になっていたんだから。

雪歩が無事にマジシャンとして覚醒してくれ、浮かれていた気持ちが、いっきに沈んでいく。
それを敏感に察知したのか、千早があわててフォローに走る。

千早「もちろん私も、そんなことはないと信じています」

P「あ、ああ、俺だってそうだ。そうだよ、やっぱり、そんなことあるわけないさ」

千早「ただ、念には念を入れて、慎重になる必要がある、と思います」

……それからの夜道は、二人とも黙りこくったまま歩くことになった。
257  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/17(日) 21:35:23.65 ID:7/HwpxBX0
真美「えーっ!ゆきぴょん、それに千早おねーちゃんもマジシャンになれたの!?」

亜美「すごいすごい!はるるんと足したら一気に三人もっ!!」

俺たちは口裏を合わせ、雪歩と千早が偶然、同時にマジシャンとして覚醒したという話にし、
そのことを765プロのみんなに伝えた。
おかげで今、事務所の中は蜂の巣をつついたような大騒ぎになっている。

もともとマジシャンだった春香と、新しくマジシャンになった千早、雪歩。
三人を取り巻く輪は笑顔であふれていて、いつもの事務所の様子にしか見えない。

事務所の中の誰かが、という、昨晩の千早の言葉をどうしても思い出してしまう。

P(誰かが、怪しい、のか……?)

うち二人は覚醒して間もないとはいえ、マジシャンが三人揃ったというのは
ブラックジャンボからすれば決して歓迎できる事態ではないだろう。

だとしたら、早い段階で、もっと仲間を見つけることを優先した方がいいだろうか。
でも、それを見越して、たとえば昨日の雪歩のように、帰宅中や出勤中に襲撃をかける可能性もありうる。
それならそれで、春香たち三人にはトレーニングを積ませた方がいいのか…?


できていた輪が三々五々に散り始め、春香と千早、それに雪歩が、こちらへやってきた。




行動の選択肢安価です。

※雪歩はまだ覚醒後間もないため、今回は事務所待機となります。

1.「とにかく、仲間探しを続けてみよう」(3人それぞれに対話相手を選びます)
2.「春香は俺とトレーニングだ。千早は誰かに話を聞いてみてくれ」
3.「千早、昨日の反省を踏まえて鍛え直そう。春香はみんなと話してみてほしい」
258 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/04/17(日) 21:36:21.72 ID:VckV5sQr0
259  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/17(日) 21:42:11.45 ID:7/HwpxBX0
安価1把握です。

先に謝っておきます。ほぼ運ゲーだと思います。

↓2~4で、それぞれP・春香・千早が接触する相手を選択してください。
展開に影響のない相手との会話描写は少なめになる可能性があります。
261 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/17(日) 21:48:09.44 ID:58aCQKas0
りっちゃん
262 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/17(日) 21:49:59.52 ID:VRt6s42f0
貴音
263 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/17(日) 22:00:07.34 ID:37i2QO5DO
伊織
264  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/17(日) 22:45:31.72 ID:7/HwpxBX0
律子「プロデューサー殿。少し、お話したいことが」

P「律子。どうしたんだ? …実はシャインマジシャンとして覚醒した、とかか?」

デスクを離れようとしたところで律子に声をかけられた。
ちょうどそばに誰もいないのをいいことに、冗談めかしてちょっとしたジャブを放ってみる。

律子「ええ。実はそうなんです」

P「………はあっ!?」

律子「…ぷっ、なんですか、本気にしちゃいました?」

どうやら、あちらのほうが何枚か上手だった。

律子「そうじゃなくて、ですね。千早が覚醒したのって、本当に昨日なんですか?」

そして今度はジャブではなくストレートが飛んできて、それを避けそこねてしまう。

P「……………なんで、そう思う?」

律子「いえ、最近あの子を見てて、ほんの少しだけど…なんかキレがないって、ずっと思ってたんです」

P「キレ……」

律子「疲れてるっていうか、ちゃんと寝てないんじゃないかとか。でも、千早がそんなことするとは思えなくて」

さすが竜宮小町をひとりで担当しているだけのことはある、ということか。
俺よりも律子の方が、よっぽどみんなのことを見ているのかもしれない。

そうだ、それなら、ほかにも違和感があるんじゃないか?

P「なあ律子。千早以外で、なにかそんなふうに違うな、と思った子、いないか?」

律子「そうですね……あ、そういえば、最近は美希がよく寝てるんですよ」

期待が大きかっただけに、律子の言葉で思わず脱力してしまう。

P「いつもと変わらないじゃないか。あいつが寝てるなんて」

律子「そうでしょうか。プロデューサー殿がいるときはだいたいがんばって起きてましたよ、前は」

P「……え?」

律子「それこそ夜更かしとか、美希ならしててもおかしくないな、とは思いましたけど」

【秋月律子:未覚醒】
265  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/17(日) 22:46:35.00 ID:7/HwpxBX0
春香「貴音さーん、ちょっといいですか?」

貴音「春香。もちろんです、なにかございましたか」

事務所を出ようとしている貴音さんをちょうどつかまえて話しかけることができました。
…それはいいけど、話題をどうしようか、まったく考えてなかったことに気づきます。

貴音「雪歩も、まじしゃんとして目覚め……これで、三人のまじしゃんが揃ったのですね」

わたしが言葉に詰まっていることを察したのか、貴音さんのほうから話を振ってくれました。
状況が状況ですので、ありがたくその助け舟に乗らせてもらうことにします。

春香「ええ。次に覚醒するのは、貴音さんかもしれませんよ?」

貴音「ふふふ、どうでしょうか。千早と同じように、すでに目覚めているかもしれませんよ」

春香「えっ!?」

プロデューサーさんと、雪歩とも打ち合わせてついたウソがばっちり見抜かれています。
ど、どうして!?

貴音「………申し訳ありません、春香、冗談ですよ。わたくしはまだ目覚めておらぬ、ひよっこです」

わたしの顔色を見て逆にあわてちゃったのか、貴音さんは急いで謝りのことばを口にしました。
でもさっきの反応で、千早ちゃんのことはバレたも同然……うう、わたし、なんでこうドジなんだろう…

貴音「確証があったわけではないのです。虫の知らせ、というのでしょうか、ただ、そのように思ったもので」

ほかの人が言ったらまじめに言っていないように聞こえることでも、貴音さんが言うと
とたんに本当のことみたいに聞こえてきてしまうのは、すごく不思議で、でも納得できちゃいます。

春香「あはは…その虫さんのお知らせで、次のマジシャンとか千早ちゃんみたいにもうマジシャンになってる子とか、わかりません?」

貴音「いえ…… 残念ながら、そこまでは力及ばぬようです。まこと、申し訳ありません」

律儀に頭まで下げられてわたしのほうがあわててしまいます。冗談、冗談ですってば!

貴音「ただ………少し、気になることは、ないわけではありません」

頭を上げた貴音さんは、真面目な顔のまま、そんなことを言い始めました。

春香「どういうこと、ですか?」

貴音「実は、響のことなのですが…… 踊りに、身が入っていないように見えることがあるのです」

…あの響ちゃんが? ダンスに、集中してない?

貴音「心ここにあらず、というか、ぼんやりしているというか…まるで、夜遅く出歩いてでもいるかのようで」

【四条貴音:未覚醒】
266  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/17(日) 22:47:50.02 ID:7/HwpxBX0
千早「水瀬さん?少し時間、いいかしら」

伊織「あんたからってなんだか珍しいわね、千早。どうかしたの?」

レッスンまでの時間をつぶしているのか、ソファでくつろいでいる水瀬さんに声をかける。
足をぶらぶらと遊ばせるのをやめ、彼女はこちらに向き直った。

伊織「あ、そうだ。とりあえず、マジシャン就任おめでとう、って言っておくわ」

千早「え? あ、ああ、どうもありがとう。まだまだ新米だけれど」

昨日覚醒したばかり、という設定のことをうっかり忘れかけていて、あわてて話を合わせる。

伊織「……で、本当はいつからマジシャンしてたの?」

千早「え?」

伊織「そういうのいいから。心配しなくても誰にも言わないわよ、にひひっ」

見抜かれて、いる?なぜ、水瀬さんは…

千早「……どうして、わかったの?」

伊織「いや、どうしてって。千早、あんたの顔にばっちり出てるもの」

千早「い、いえ、私は決してそんなこと…」

伊織「あのねえ、わたし、これでも水瀬のオジョーサマ、よ?人の顔見るスキルなんて、いやでも身につくに決まってるじゃない」

私としてはこれ以上なく自然に演技ができていたと思っていたのに、どうやらそうではなかったみたい。
少なからずショックを受けているところに、水瀬さんに追い討ちをかけられる。

伊織「事務所の中でも、千早、あんたみたいに素直に顔に出るのはむしろ少数派よ。自覚してないの?」

千早「そ、そんな……」

でも、それならそれで、聞いてみる価値はあるかもしれない、と思い直した私は、彼女に尋ねてみることにした。

千早「ねえ、それなら水瀬さん。私のように隠し事をしていそうな人に、心当たりはない?」

伊織「え? ……うーんと、そうねえ…」

しばらく考え込んだ彼女は、やがて口を開いた。

伊織「やよい、かしら?」

千早「高槻さんが?」

伊織「最近よくぼんやりしてて、あくびも多いのに、昨日はどこにも出かけてないよー?とか言うのよ、あの子」

【水瀬伊織:未覚醒】
267  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/17(日) 22:52:41.09 ID:7/HwpxBX0
※ >>257で安価先指定を忘れていました、申し訳ありませんでした



【ヒント】今選ばれた三人(律子・貴音・伊織)は捜索の対象外かつ黒幕でないことが確定です。





行動の選択肢安価です。

1.「もう少し、仲間探しを続けてみよう」(3人それぞれに対話相手を選びます)
2.「千早は身体を休める意味でも、誰かに話を聞いてくれ。春香、パトロールに出るぞ」(※コンマ75以上のみ戦闘)
3.「春香はまだ無理をしないで、誰かに話を聞いてくれ。千早、パトロールに出るぞ」(※コンマ75以上のみ戦闘)

なおこの選択肢安価がゾロ目だった場合、ルート分岐の可能性があります。

↓2
274  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/17(日) 23:02:06.44 ID:7/HwpxBX0
大変申し訳ありません、ちょっとズレてしまってますので仕切り直して再安価でお願いします。

>>268は>>1が書いてますので↓2のカウントには入れない旨、書き添えておくべきでした。
手際が悪くてごめんなさい。


改めて↓2で、選択肢1~3を選んでください。


1の場合はそれぞれ誰と話すか、再度安価を取ります。
2or3の指定でしたら、番号+誰と接触するかの指定をお願いします。
276 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/17(日) 23:03:48.21 ID:YJqWJAJ7o
1
279  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/17(日) 23:09:37.18 ID:7/HwpxBX0

P「春香は貴音に、千早は伊織に話聞いてみたんだったな。どうだった?」

春香「貴音さんは、まだマジシャンではないみたいです。ただ、千早ちゃんのことに、気づいてて」

千早「えっ!?」

春香「うう、ごめん千早ちゃん…貴音さんの前だとなんか、ぜんぶ見透かされてるみたいで…」

千早「いえ、その、実は…水瀬さんにも、ばれていたの……」

春香「ええっ、伊織にも!?」

P「……実を言うとな。律子もお見通しだった」

春香「はいっ!?」

千早「そんな!」



P「で、その律子は、美希が気になるって言ってて」

春香「貴音さんは、響ちゃんが気になるそうです」

千早「水瀬さんは、高槻さんが気になる、と」

P「うーん…でも、だからこそ、ほかの子に話聞くべきって気も…」

春香「そこはわたし、プロデューサーさんにおまかせします!」

千早「私も春香と同じ考えです。どうしましょう、プロデューサー」



↓2~4で、それぞれP・春香・千早が接触する相手を選択してください。
282 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/17(日) 23:11:00.66 ID:YJqWJAJ7o
285 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/17(日) 23:11:47.81 ID:58aCQKas0
被りでずれてくるなら美希
286  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/17(日) 23:18:13.43 ID:7/HwpxBX0
えーと、今度はkskかぶり(>>280-281)と指定かぶり(>>282-283)と連投(>>283-284)がいっぺんに起きてる…

ID:VRt6s42f0さんの指定は先にレスしておられる真と判断して真を採用、かぶり含めてずらして美希を採用、
もう一人を直下で指定させてください。gdgdで申し訳ないです。
288 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/17(日) 23:24:19.30 ID:58aCQKas0
>>287
順番通りなら>>285が春香で美希指定だから安心しろ

安価ならあずささん
292  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/18(月) 00:04:31.41 ID:V2UfjuHe0
レッスンを終え、事務所へ戻ってきた真に声をかけてみる。

P「おかえり真、おつかれ。調子はどうだった?」

真「ああ、お疲れさまですプロデューサー。もちろん今日もばっちりでしたよっ!」

けっこうな量の運動をしてきたあとだろうに、いつもどおり元気いっぱいの様子だ。

真「それはそうと、プロデューサー、雪歩のことなんですけど…」

P「ん、雪歩がどうした?」

真「あ、そうだ、本人には言わないでくださいね。きっとボクが怒られちゃう」

P「怒られる?真が雪歩の話して、どうして怒られるんだ?」

話がさっぱり見えてこない。

真「いやあ、まず本人に聞いたんですけど、どうしても教えてもらえなくって…」

P「教える…って、雪歩が真に教えてくれないようなことが、俺にわかるとは思えないけど」

そう言った俺に、その目を、俺が今まで見た中で一番じゃないか、というほどきらきらさせて、真が尋ねる。

真「あの、プロデューサー。マジシャンの衣装って、どんな感じなんですか?」

P「…は?」

真「いくら雪歩に聞いても、恥ずかしがって教えてくれないんですよぉ!」

【菊地真:未覚醒】
293  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/18(月) 00:05:23.95 ID:V2UfjuHe0
美希「はーるかっ!」

春香「わあっ、み、美希っ!?」

そろそろ戻ってきてるかな?と探していたその本人に後ろから飛びつかれて、
わたしはつい大きな声を上げてしまいます。

美希「…春香、オヤスミしてたのにすぐ戻ってきたりしたら、また調子悪くしちゃうよ?」

首にぎゅっと手を回して、やわらかい身体をくったりと預けて、少しすねたような声でささやく美希。
なんていうか…わたし、女の子でよかったな、なんて思っちゃいます。
これ、こんなことされたのが男の子だったら、ぜったい勘違いしちゃう……っていうか、
むしろそんなの飛び越えて、一発で恋に落ちちゃうに違いありません。

ついよけいなことを考えてしまったせいか、いつもより心臓がどきどき言ってる気がします。

なんとなく、おなかの下の方が、熱いような感じも…

そのままだと意識がそっちに集中してしまいそうだったので、急いで別の話題を探します。
そうだ、さっきプロデューサーさんが律子さんから聞いた、ってお話があったんでした。

春香「ねえねえ美希、それよりさ、ちょっと聞いていい?」

美希「え?なーに?」

まだ美希はわたしにおぶさるような姿勢のままです。
ここはちょっとびっくりさせて、先輩の威厳、ってやつを見せてあげます!


春香「美希ってさ、実はもうシャインマジシャンだったりしない?」


ばっ、と音すら立てそうな勢いで、美希がわたしの背中から飛びのきました。


春香「……え? 美希?」

美希「…ねえ、春香。ここじゃなんだから、屋上、いこ?」
295  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/18(月) 00:07:47.29 ID:V2UfjuHe0


……あれから美希は、一言も口をきいてくれません。
ずっと黙ったまま、こっちを見ることもなく、ただ静かに屋上へ出る階段を上がっていきます。

なんだか、すごく、悪い予感がします。

そう思うならこのまま、美希はこっちを見ていないんだから、一気に下へ降りてしまえばいい…
頭ではそう思うのに、なぜか美希の背中から目を離せないわたしは、黙ってついていくだけでした。


何も言わないままの美希が、屋上に出るドアを開け放ちます。
たぶん、引き返すなら、今が最後のチャンス……なのに、どうしても足が言うことを聞きません。


屋上の中ほどまですたすたと進んだ美希が、くるっと振り返りました。
その表情は、暗い中で、わたしの位置からは逆光に近いせいで、まったく見えません。


美希「ごめんね、春香」

春香「ご、ごめん、って、なにが?」

美希「ミキね。春香になにがあったか、ホントは、なんとなくわかってるの」

春香「なにがあった、って? 何がって……なんの、こ、とっ!?」



急に強い光が当たりを照らし、あまりのまぶしさにわたしは思わず目を覆います。
やがて、周囲がもとのように暗くなった感じがして、おそるおそる手をどけたわたしが見たのは。




美希「だって…ミキも、春香と、千早さんと、雪歩と…同じ、だから」


きらきらした、黄緑色のマジシャン衣装に身を包んだ、美希の姿でした。



【三人目の仲間を見つけました】

※条件はのちほど

【シャイニング・ミキ Join Up】
296  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/18(月) 00:10:05.44 ID:V2UfjuHe0
あずさ「…それで、千早ちゃん。お話ってなあに?」

あずささんのおすすめ、というカフェで、私たちは向き合っていた。
本当ならカフェのような場所でする話ではない、と、もちろん思ったのだけれど、
最近見つけたお店で、カフェラテが本当においしいのよ~、と笑うあずささんを見ていると、
どうしても断ることができなくなった。この人のペースにはかなわない、と思う。

同時に、もし万一、あずささんが敵、だったとしたら?と考えただけで
背筋につららでも挿し込まれたような恐怖を覚えてしまう。

もちろん、ほかの誰であっても嫌なものは嫌だけれど、とくにこんな、
みんなのお母さんのようでもあり、姉のようでもある人と、刃を交えたくない。

「お待たせいたしました。特製カフェラテでございます」

あずさ「あっ、来た来た~♪ね、千早ちゃん、まずは冷めちゃう前にいただきましょう」

千早「……え?あ、は、はい、そう、ですね」

こんなに簡単に毒気を抜かれてしまうのだから、つくづく、かなうわけがない、と思ってしまう。



…確かに、本当に美味しい。私がたまに時間潰しで寄るようなチェーンのお店とは格が違う。
胃をあたたかく満たす幸福感を無理におさえて、私は聞くべきことを切り出した。

千早「あずささん。ひょっとして、あずささんは魔法が使えますか?」

さんざん考えたあげく私が選んだのは、真正面からの突撃だった。

水瀬さんにも言われた通り、私は心理的な駆け引きというもの全般が上手じゃない。
それならばいっそ、というわけだった。

あずさ「魔法? そうねえ…」

ふざけていると怒られても仕方のない私の問いに、しかしあずささんはう~ん、と考え込む。

あずさ「………アイドルしてて、人を笑顔にできることがあるでしょう?それのこと、魔法って呼んでもいいなら」

やっと顔を上げて、晴れやかに笑いながら、あずささんはそう言った。




あずさ「あ、あら~、ごめんなさい……さっきの質問、そういうことじゃなかった?」

千早「いいえ……本当に、あずささんらしい答えだと、思います」

【三浦あずさ:未覚醒】
297  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/18(月) 00:19:13.34 ID:V2UfjuHe0
おとといは千早ちゃんと雪歩が(細かくいえば、雪歩だけが)、そして昨日は美希が。
立て続けにマジシャンが覚醒した!という話になって、事務所はますます盛り上がってます。

正直、きのう、屋上で美希が振り返るまでの間は気が気じゃなかった、というのがホントのところです。
あんまり深刻な表情と声だったから、わたしはあのとき、ほんの、ほんの一瞬だけど、
美希はブラックジャンボと関係があるんじゃないか!?なんて、考えちゃって。
仲間のことをちゃんと信じられない自分がいやになってしまいます。

…その美希も、千早ちゃんと同じで、覚醒したのは昨日や今日じゃない、ってことも驚きでした。
というか、プロデューサーさん、さすがにその管理体制ってどうなんですか…?

そして、美希の言ったこともひっかかります。
わたしに何があったかだいたいわかる、って、どういう意味なんだろ?

……まあ、考えてもわからないことはあとまわしでいいはずです。
この調子でもっともっと仲間を増やせたら、こわいものなんてないですねっ!


春香「あっ、プロデューサーさん。これからどうしましょうか?」


行動の選択肢安価です。

※雪歩はまだ覚醒後間もないため、事務所待機となります。

1.「とにかく、仲間探しを続けてみよう」(3人それぞれに対話相手を選びます)
2.「春香は俺とトレーニングするか。千早は誰かに話を聞いてみてくれ」
3.「千早、今後に備えて実力を鍛えよう。春香はみんなと話してみてほしい」


↓2


2or3を選ぶ際は、誰と接触するかも指定をお願いします。
299 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/18(月) 00:21:01.23 ID:rZz7flU80
1
300  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/18(月) 00:22:35.63 ID:V2UfjuHe0
選択肢1把握です。

↓2~4で、それぞれP・春香・千早が接触する相手を選択してください。
302 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/18(月) 00:26:14.16 ID:tm3UHCElO
303 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/18(月) 00:26:58.64 ID:rZz7flU80
亜美
304 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/18(月) 00:27:01.11 ID:p34QXMKD0
真美
306  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/18(月) 00:53:47.80 ID:V2UfjuHe0
P「お、響、ちょうどいいとこに。ちょっと聞きたいんだが、いいか?」

響「いいけど? プロデューサー、なにかあったの?」

ほとんどみんな出払ったあと、ちょうど事務所に残っていた響を見かけ、話しかけてみる。

P「いや、最近、どんどんマジシャン増えてきてるだろ。それについて、ちょっとな」

響「あーっ、わかったぞ。さてはカンペキな自分に、もうマジシャンになってないか?って聞きたいんだな!」

聞こうと思っていたそのままのことをずばり言い当てられてしまい、ちょっとくやしい。
ので、あえて変化球を投げてみることにした。

P「ふふふ、強がるなよ。響、お前がマジシャンじゃないことはすでにお見通しだ!」

響「うがっ、な、なんで!?」

こちらの真っ向勝負のストレートを狙い通り空振りさせた感覚、というか、
期待したそのまま、お約束のリアクションを返してくる響を見て、思わず笑いが漏れてしまう。

P「はは、ほらみろ、なんでって言ったな。それが動かぬ証拠だろ」

響「うぎゃー、し、しまった!?なんなのさ、もーっ……」

P「すまんすまん、あんまり見事にひっかかってくれたからさ」

あまりからかってもかわいそうなので、話題を少し変えてみる。

P「なあ、響は、マジシャンしてそうな、あるいは覚醒しそうな子に心当たりって、ないか?」

響「うーん、そうだなあ。みんなもう、あと一歩のところまで来てるんじゃない?」

P「あと一歩?」

響「なんかのきっかけがあれば、すぐ覚醒できちゃうと思うぞ。ぐったりしてた千早を助けた、雪歩みたいに」

P「あー、雪歩なあ。土壇場にわりと強いとは知ってたけど、まさかいきなり突撃――」



そこまで言いかけて、全身の血が凍りついた。

雪歩がマジシャンとして覚醒したことは、みんなにもう説明している。

それ以前からマジシャンだった千早も、同時に覚醒した、という設定にした。

千早があれこれ詮索されることを望まなかったし、変に波風が立ってもいけないからだ。



だが俺も、雪歩も、春香も千早も誰も。

どういう状況で、どうやって雪歩が覚醒したかなんて、話して、いない。

そして、ぐったりしてた千早、と、響は言った。

あのときあの場所にいた、俺と千早と、雪歩。それ以外に、その状況を知っている…知りうるのは、誰だ?
307  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/18(月) 00:54:29.45 ID:V2UfjuHe0
響「あーっ、ずーっと待ってたけど…ようやく、これで好きに動けるぞー!」

俺の見ている目の前で、響の身体が少しずつ、胸のあたりからあふれ出すもので包まれていく。
春香や千早、雪歩が変身した時とそっくりだ。

だけど、あの三人の時は、見ているだけであたたかさを感じるような光だったのに。

いま、響をどんどんと覆っていくのは、どす黒い、光をすべて遮ってしまいそうな、漆黒の霧。

P「なあおい、響、待てよ! 待ってくれ、何なんだそれ、冗談やめろよ、からかったのは謝るよ、だから」

頭ではすべて理解していても、目の前で起こっていることがどうしても受け入れられない。

響「なにも謝ることなんてないさー、プロデューサー。これでようやく、ゲームが始められるんだもん」

底抜けに明るい、いつもとまるで聞き分けられない声で、響が言う。
それと同時に、黒い霧が少しずつ晴れてきて、そこに立っていたのは。

春香たちのマジシャンの衣装とどこか似たデザイン、だけどずっと禍々しさを漂わせていて、
そして全体があまりの色の深さにむしろ輝いて見えてしまうような、真っ黒のコスチューム。
それに身を包んで、いつものような笑顔を浮かべる、響の姿だった。



響「えーっと、はじめまして、でいいかな、プロデューサー。自分、ブラックジャンボ総帥の我那覇響だぞ!」



【黒幕と接触しました】
310  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/18(月) 01:20:46.51 ID:V2UfjuHe0
にこにこと笑いながら、響が手を差し伸べてくる。
それだけで俺は、金縛りにでもあったかのように身動きが取れない。

響「あっ、そうか、プロデューサーは魔力に抵抗ないかー…あちゃー、変身しちゃったの、まずったかなあ」

困った顔をして、ぽりぽりと指で頬をかく響。

違う…声も見た目も本人そっくりだが、これは、絶対に…!



そのとき、蹴破られたのかと思わせるほどの音を立てて、事務所のドアが開いた。

千早「プロデューサー!?この魔力はいったい……!?」

春香「プロデューサーさんっ、大丈夫ですか、千早ちゃんが事務所が変だって……っ!!」

千早と春香が口々に叫びながら室内へなだれ込んできて、そして一瞬で言葉を失う。

響「お、千早、春香ー!早かったなー。大丈夫、プロデューサーにはなんにもしてないぞ」

ごていねいに手まで軽く振って、いつもの調子で響は二人に話しかけた。

千早「………あな、た…… 我那覇、さん、なの…?」

春香「ひびき、ちゃん……? ねえ、その真っ黒な衣装、なあに………?」

恐らく、俺よりも魔力を察する能力の高い二人には、言葉を交わすまでもなく、真実が伝わっている。
それでも信じられない様子で言葉を絞り出す春香と千早に、響は笑って答えた。

響「えへへー、どうどう?自分、ブラックジャンボ総帥として、びしっとキメてみたんだ!似合う?」

P「………お前がブラックジャンボ総帥なんだとして、響、目的はなんなんだ」

千早と春香がそばに来てくれて、響の影響が多少は薄れたのか、話すことくらいはできるようになった。
ゲームでは世界征服、なんて現実味のないことだったけど、響相手なら交渉の余地があるかもしれない。

響「え、……目的?それは、えーと、そのー、うー」

だが、響はそれを聞いたとたん、なぜか顔を赤くしてうつむいてしまう。
響の放つ強烈なプレッシャーは俺だけでなく春香も千早も感じているようだが、
それにしても異様な状況になってしまっていた。

響「さ、さすがに、本人を前に言うのは、うーん、うーん……ま、でもどーせいつかバレるんだから、なんくるないか!」

よくわからない葛藤を経て、やっと心が決まったらしい。
響が顔を上げてこちらに向き直る、それだけの動作なのに、とんでもない威圧感が襲ってくる。

だというのにまた、あっけらかんとした笑顔を浮かべて、響は言った。

響「あのね、自分の目的っていうのは、765プロのみんなを家族にすることなんだ!」
311  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/18(月) 01:27:58.90 ID:V2UfjuHe0
自信満々で、でもどこか少しだけ恥ずかしげに、響が反り返って胸を張る。

P「………家族?」

そして俺は、その言葉がどういうことなのかいまいち把握できていない。

春香「え…?」

千早「それは、どういう意味?」

春香と千早も警戒しつつ、頭に疑問符を浮かべている。
その空気を感じたのか、響はやけになったように叫んだ。

響「ああもうっ、だから!まずはプロデューサーを自分の、…だ、旦那様にするってこと!」

P「はあっ!?」

目的は世界征服、とでも言われたほうがまだマシだった。
悪の組織のトップになってやりたいことがそれというのは、完全に俺の理解を超えている。

が、ふと見ると、春香も千早も、とくに言い返す様子がない。…どうしたっていうんだ?

響「えっとね、だけど、765プロにはライバルが多いでしょ?だから、ほかのみんなはペットにするの!」

春香「え…ええっ!?」

千早「なんですって!?」

さらにとんでもない発言が響から飛び出し、今度こそ春香と千早が驚愕の叫びをあげる。
響は今……765プロのみんなをペットにする、って言った、のか?

響「あ、や、ペットって言っても、もちろんしっかりお世話するし、いい子にしてたらたまにはプロデューサーとも遊ばせて――」

千早「……シャイニング・チハヤ、ショウ・アップ!!」

もう会話をするつもりはない、と言わんばかりだった。
焦ったようにわたわたと手を振り回し、言葉を続ける響。
それをめがけ、一瞬のうちに変身を済ませた千早が一直線に飛びかかる。



響「え、うわ、わあっ!?」

千早「…………きゃああああああああっっ!?」



響が、急なことで驚いたのか、悲鳴のような小さな声を上げた。
たったそれだけで、千早は空中で殴り飛ばされたように大きく弾かれ、事務所の逆側の壁にまで吹っ飛ぶ。

春香「え…………そんな、ち、千早ちゃんっ!?」

響「わーっ、ごめん!?で、でも今のは千早も悪いんだぞ!自分がせっかく話してるのに、急にとびかかってくるから……」

千早「く、っ……!?こん、な、差が、ある、なんて……!?」

千早はかろうじて意識こそ失っていない様子だが、すぐに立ち上がることすらできていない。

P(………声、だぞ!?響がただ発した普通の声で、あの千早が反応する間もなく…!?)
312  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/18(月) 01:41:50.58 ID:V2UfjuHe0
響「あ、そうそう、忘れてた。もうゲームは始まってるんだったぞ」

千早にとりあえず、といった様子で謝ったあと、響はこちらを向いて話し始める。

響「ねえねえ、二人とも。悪の組織っていったらさ、四天王とか、三幹部、みたいなのいないと始まらないよね?」

また話があらぬ方へ飛んで行って、春香も俺も、すぐには返事もできない。
それを肯定と受け取ったのか、響は嬉々として説明を続ける。

響「だから自分も、特にマジシャンとして覚醒が近そうな子をこっそり狙ってたのさー」

春香「それって…その、幹部、として、迎えるためなの……?」

響「そうそう!だから最初は千早、次は雪歩、って感じで、順番に引き入れようと思ってた…の、に……」

急に響の声色が情けなくうるんで、春香も俺もぎょっとする。

響「なのに! プロデューサーと春香が邪魔したせいで! 美希まで誰も、自分、取れなかったんだよー!!」

相変わらずいまいち話についていけず、春香も俺もぽかんとするばかりだった。

だが、響が言っていることが本当なのだとしたら、俺たちは運が良かったのだろう。
千早・雪歩・美希と、三人まではシャインマジシャンとして味方に迎えることができたのだから。

むくれた表情のまま、響はたんたんと言葉を続ける。

響「それにさー、あれほどエッチなことはまだおあずけ、って言い聞かせたのに、あいつら、春香にいろいろしちゃってさー」

P「……な、」

響「最下級のやつだから、なんか話通じてないのかなー、って気はしたんだけど……」

春香「えっと、わたしに…、って、なに?」

春香の反応と、俺、そして壁際でうずくまっている千早の顔色が変わったことで察したのか、
響はあわてた様子で自分の口をおさえる。

響「っと、ごめん!これ言っちゃまずかったんだっけ?」

……もう、今後、隠し通すことは無理かもしれない。
そうは思っても、せめて今春香が例の記憶を思い出すことだけはないようにと、祈らずにはいられない。

響「あ、あ、そうだ、で、そうアレ、えっと、……そうゲームの話だったぞ、ゲーム!」

千早「ゲー、ム……?」

あまりにもへたくそな話題転換、そして流れにふさわしい単語に、俺たち三人は眉をひそめる。

響「そう! 実はね、あとひとり、マジシャン候補って残ってるんだ!」

P「!?」
313  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/18(月) 01:55:57.00 ID:V2UfjuHe0
響「で、ここからが本題さー。せっかくやっと会えたんだし、最初だから、プロデューサーたちには選択権をあげる!」

春香「選択、権……?」

響「そう! つまり、その最後のマジシャン候補を、こっちにくれるかどうか、ってこと!」

千早「……それだけではわからないわ。説明して」

千早も、春香も、響の言うことを聞き返し、質問することしかできなくなっている。
二人とももう、ここで響を相手取って戦うことなど不可能だ、と気づいてしまっているのだ。

響「説明って言っても、すっごくかんたんだぞ。実は自分、部下の一部を、いまその最後の候補の近くに行かせてるんだけど」

春香「え、ええっ!?それって誰なの!?」

響「あはは、それ教えたら、春香ってばすぐ助けに行くつもりでしょ?…まあ、それはさせないけど」

ほんの少し響の声のトーンが下がっただけで、室内の気温がそのまま冷え込んだような錯覚に襲われてしまう。

春香「ひ………!?」

響「ジョークだぞ、そんなにびっくりしないでよー。で、選択権の話なんだけどね」

響が、口の端をぐいいっ、と吊り上げて、凄絶な笑顔を浮かべた。
その唇から少しだけ八重歯がのぞいているのを、ただぼんやりと見ることしかできない。


響「さっきも言った通り、自分、正体明かすまではエッチなことおあずけ、ってみんなに言ってたんだ」

響「だって、春香も千早もアイドルだし、そういうの、最初はダメかなって思ってさ」

響「でも、こうやってマジシャン対ブラックジャンボってなったからには、そろそろ、ちょっとくらいアリかなって」

響「ほら、犬とか猫とかなんでもそうだけど、しつけするときは時々、ごほうびもいるでしょ?」


俺のよく知る笑顔の響が、俺の知っている響が絶対に言わないようなことを、並べ立てる。


P「……それで結局、選択権、ってのは、なんなんだ」


響「うん、つまり、春香と千早がエッチな目に遭うか、誰だかまだわかってない4人目がエッチな目に遭うか、選んでね、ってこと」

響「4人目をこっちにくれるっていうなら、自分、その子はしーっかりかわいがって、最初の幹部にするつもり!」

響「そっちを見逃してほしいなら、かわりに春香と千早が遊んでよ。大丈夫、今回は絶対帰してあげるからさー♪」


完全な沈黙が、その場を支配した。
314  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/18(月) 01:58:34.81 ID:V2UfjuHe0
大変お待たせしました、安価です。

選択肢

1.春香と千早が身体を差し出し、4人目のマジシャンは味方に引き入れる。(響は嘘はついてません。実は裏で4人目を、とかはないです)
2.誰だかわからない4人目のマジシャンをブラックジャンボに差し出す。(捜索していた最後の一人です。確定で堕ちます。)

↓3まで、多数決
316 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/18(月) 02:03:38.94 ID:NKPeUrxro
2
318  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/04/18(月) 02:12:39.52 ID:V2UfjuHe0
選択肢2で把握しました。それでは出てきてなかった4人目がブラックジャンボ幹部化します。

というか誰だか明言しとかないとエロ指定がやりづらいですね。やよいです。



本当にお待たせしました、エロ方面の内容安価です。

ブラックジャンボは、すでに出てきたイソギンチャク風、狼男風など怪人系は各種取り揃えてる設定、
かつ戦闘員的なものもたぶんいると思います。悪の組織なので。

※グロ系、スカ系、度を越した肉体変化(歩けないレベルの乳とか)は基本的にごめんなさい。

↓1~3で、どんな目に遭わされるかをご指定ください。1人1回のみ。

 時系列とか調整して、場合によってはミックスしつつ書きます。
 最終的には洗脳悪堕ち的なものを経て幹部化します。

 長々すみませんでした、次回エロ書いてもってきます。次は火曜夜かな。安価はないかもです。
319 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/18(月) 02:16:48.91 ID:NKPeUrxro
目隠しをさせて春香や千早の声を聞かせながら全身を弄くる
320 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/18(月) 02:17:37.83 ID:ufxUoS0Wo
おつ。

イソギンチャク複数体の触手でずっと犯され続けて、媚薬粘液がないと生きていけないレベルで中毒になる
321 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage] 2016/04/18(月) 02:20:06.73 ID:tm3UHCElO
ふたなり化させられ、春香と同じ調教を受ける
332  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/20(水) 02:06:11.03 ID:jS4FKjQb0

手足どころか指を少し動かそうとしただけで、身体のあちこちに鋭い痛みが走る。
おそらく、今の私の状態では、シャインボールひとつまともに放つこともできない。

さっきの我那覇さんから、私を攻撃しようという意思はみじんも感じられなかった。
意識なんていっさい関わらない、単純な、反射的な行動だったのだろうと思う。
ただ、鼻がむずむずして、ついくしゃみが出てしまった、というのと同じ。

そして、それだけでこのダメージを受け、私はまだ立ち上がることすらできていない。

仮に万全の状態で、かつ春香とふたりがかりだったとしても、抵抗になるわけがない。
萩原さんや美希がいっしょにいてくれたところで、同じことだろう。

「選択権」なんて、こちらに権利を与えているようでいて、中身はただの脅迫だった。
マジシャン候補がまだ存在している、というのは願ってもない情報だけれど、
この状況から我那覇さんを出し抜いてその四人目のところへ向かえる可能性は…おそらく皆無。

………もう、我那覇さん、と呼ぶのは正しくないのかもしれなかった。
目の前の我那覇さんは、おそらく、すでに私の知らないなにかに変質してしまっている。

彼女は心から楽しげに、私と春香の二人か、まだ見ぬ仲間かを、天秤にかけるように言った。
どちらかを選んで、そうでないほうは、その……辱めを、受けろ、と。

私だけならよかった。
春香の無残な姿を見た晩に、二度とこんなことは私の目の前で起こさせない、と誓ったのだから。
それに、もしも春香が、またあのときと同じような目に遭わされてしまったら、
心にどんな傷を負うか…いや、無理に抑えている記憶が戻って、もっとひどいことになりかねない。

でも、だったら、まだ誰かわかっていない四人目にならその傷を負わせてもいいというの?
今この時点で誰なのか明確になっていないだけで、事務所の仲間には変わりないのに……?

春香が、押し黙ったまま、不安げに私の方を見ている。
もうこの際、私はどうなってもいい、でも、春香だけは……



壁際で、まだ身動きもとれない状態の千早ちゃんと目が合いました。
私よりマジシャンとして先輩で、クールで、頼りになる千早ちゃん。
その千早ちゃんが手も足も出ないのに、わたしでどうにかなるわけがありません…!

響ちゃんは、説明することは全部説明し終わった、と言いたげな顔で、
わたしと千早ちゃん、それにプロデューサーが返事するのをただ待ってるみたいでした。

トレードマークのおっきなポニーテールとか、ちょっといたずらっぽく微笑みを浮かべてる顔とか、
ちっちゃくてもぎゅっと引き締まった身体とか……どこからどう見たって響ちゃん、なのに。

わたしと千早ちゃんか、四人目のマジシャン候補のどっちかに、エ……ひどいことをする、なんて、
響ちゃんは、冗談でもそんなことを言うような子じゃありません。
どうしてかはわからないけど、きっと、ブラックジャンボの悪い人に操られちゃってるんです。

でも、いまは、どっちも選びたくない二択のどちらかに決めなくちゃいけません。
千早ちゃんも、まだ誰だかはわからない候補の子も、ひどい目には絶対遭ってほしくないのに。

千早ちゃんはいま、ひどい状態です。まだ確かめてないけどケガだってしてるかもしれない。

それに、四人目の子って、誰……?ここにいないみんなの顔が次々と頭に浮かんで、不安が止まりません。

………やっぱり、こんなの、どっちかなんて選べるわけないっ!!
ルール違反かもしれないけど、わたし一人でかわりになるって響ちゃんに言おう!

そう思ったとき、その響ちゃんが口を開きました。

響「ふーん、春香と千早なら、自分がいけにえになる!ってすぐ言うと思ってたぞ。ちょっと意外かも」

そうだよ、でも、それはわたしひとりで!と言おうとしたところで、響ちゃんが言葉を続けます。

響「まあでも確かに、なかなか思い切れないよね?よしっ、わかったさー、二人は見逃してあげる」
333  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/20(水) 02:07:48.24 ID:jS4FKjQb0
春香「な、そんなっ、待って響ちゃん!!まだわたしたち、そんなこと一言も」

響「ん、そう?じゃあ春香と千早が相手してくれるってことでいいの?」

春香「それはダメ、千早ちゃんケガしてるかもしれないんだよ!?だから、わたし一人でっ」

千早「待っ、て…お願い、春香は、ゆるしてあげて、私が、かわりに………」

わたしの声と、とぎれとぎれに絞り出すような千早ちゃんの声が、そしてその内容も、重なります。

響「あー、なるほど。だから二人とも、なかなか言い出せなかったのかー…うんうん……」

それを聞いた響ちゃんは腕組みをして、目を閉じ、わかったようにうなずきました。
ひょっとして、こっちのお願いを聞き入れてくれる? やがて目を開いた響ちゃんは、にっこりと笑います。

響「でも、ま、これだけ自分のこと待たせたんだから、普通に考えて時間切れだよね」

そしてその満面の笑顔のままで、わたしたちの心に死刑宣告を下しました。

響「だからさっき言った通り、4人目はもらっちゃうね!やったー、ついに初めての幹部だぞー!」




響「さーてとっ、そしたら今日は自分、その子連れておとなしく帰るよ。約束だもんね」

春香「やだ……お願い、やめて、響ちゃん…もとに戻って、優しくて明るい、いつもの響ちゃんに、戻ってよぉ……」

泣きながら呼びかける春香のことを特に気にするでもなく、響は、んーっ、と軽く伸びをしている。

P「………なあ響。自分で言うのもなんだけど、お前の狙いって、最終的には…… その、俺、なんだよな」

響「え…え、ああ、うん……そう、だけど?」

俺が声をかけると、響はまたしても顔を赤らめて視線をそらす。
その様子だけ見ていたら、こいつがブラックジャンボを総べるボスだとはとても思えない。

P「じゃあ、俺だけ連れてくなりして終わりでいいだろ。ほかの子には、手を出さないでやってくれ、頼む…」

……我ながら自意識過剰どころじゃないことを口にしている自覚はある。
だが、それで響が考えを変えてくれるなら、それによって春香や千早、事務所のみんな、
ひいては世界がこれ以上被害を受けなくなるなら、いくらでも恥くらいかいてやろうと思った。

響「んー、なんていうか、それじゃダメなんだよね」

しかし、渾身の提案もあっさり却下されてしまう。

響「さっきも言ったけど、プロデューサーだけじゃなくて、事務所のみんなも一緒じゃなきゃ意味ないの」

響「今日連れてく子も、春香も千早も、最後はみんな自分の家族になるんだもん。順番がちょっと違うだけ」

響「……でも、自分、好物はとっとくタイプだからさ。プロデューサーだけはいちばん最後、って決めてるんだ!」

頬をほんのり染めたままの響が、はきはきした声でひときわ大きく宣言すると、
それを合図にしたように、さっき変身してみせた時と同じ真っ黒な霧が、響の周囲に漂い始める。
見ていることしかできない俺の目の前で、それは次第に濃度を増し、小柄な響の身体が少しずつ見えなくなっていく。

響「じゃあねプロデューサー、それに春香、千早も!たぶん次のときは、新しい幹部と一緒に来るからなー!」

その声を最後にして、霧と、それから響本人が、跡形もなく消え去る。
あとには俺と、床にへたり込んで泣き続ける春香と、壁にもたれかかったまま動けない千早だけが残された。
334  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/20(水) 02:09:00.58 ID:jS4FKjQb0

美希「遅いっ、雪歩遅いのっ!!もうちょっと速く走れるでしょ!?」

雪歩「ひいーんっ、美希ちゃんが速すぎるんだよぅっ!!」

ものすごいスピードで、わたしの少し前をほとんど飛ぶように突き進んでいく美希ちゃん。

マジシャンになると、変身してないときと比べて身体能力がばつぐんに良くなるみたいですが、
美希ちゃんとわたしのもともとの運動神経を思ったら、このくらいの差ですんでる方が、むしろ、奇跡で……

そのとき、美希ちゃんが急ブレーキをかけて足を止めました。
おかげでなんとか追いついたわたしのほうに、すたすた、と歩いてきた美希ちゃんは
わたしのことをいきなり、ひょいっと抱え上げてしまいます。

雪歩「え、え!?ちょっと美希ちゃん、なにするの!?」

こ、これ、その、いわゆる、お姫様だっこ……!?

美希「ん、よしっ、これでやっとホンキ出せるの。雪歩、ミキにしっかりつかまってて?」

雪歩「え」

返事を待たずに、美希ちゃんはさっきまでと比べものにならないスピードで走り始めます!

雪歩「ひ、ひええええええっ!?」

美希「そんなに叫んでると舌かんじゃうよ、ミキもっと飛ばすからねっ!」

や、やっぱり、あの程度の差しかないなんておかしかったんですぅぅ!!



雪歩「ねえ美希ちゃんっ!本当に、事務所のほうは大丈夫かなぁ!?」

風を切る音に負けないように、できるだけ大きな声で、わたしは美希ちゃんに尋ねます。

美希「うんっ、だって、春香と千早さんがそっち行ってたの!二人揃ってればバッチリって思うな!」

わたしを抱えて走る美希ちゃんも、前をしっかり見たまま、叫ぶように返事をしました。

雪歩「ど、どうして、その二人が向かってるってわかったのー!」

美希「魔力のカンジがそうだったの!あれっ、雪歩はわかんなかった?」

雪歩「あうう…実はわたし、まだ、ぜんぜん……」

美希「まだマジシャンなりたてなんだからしょーがないよっ!ミキも最初はそーだったから!」

わたしたち二人が、レッスンの関係で一緒にいたのはラッキーでした。

最初、事務所になにかあったみたい、ってことに気づいたのももちろん美希ちゃんで、
それを聞いたわたしはすぐ戻ろう、と言ったのですが、美希ちゃんはそれに強く反対しました。

雪歩「それで美希ちゃんっ!さっきの話だけど……間に合いそう!?」

美希「うんっ、いまのペースならいけるはず!」

美希ちゃんとわたしが、あえて事務所ではないところへ向かっている理由、それは。

美希「ミキの感覚があってるなら、別のマジシャンの子がこの先にいるのっ!!」
335  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/20(水) 02:09:44.13 ID:jS4FKjQb0

やよい「おとなしくしてなきゃめっ、ですーっ、ええええいっ!!」

手にした、おっきなとんかち……はんまー、っていうのかな、を、バットみたいにふりぬきます。
ちょうど寄ってきてた敵さんをボールだと思って、全力で、おもいっきり。

すごい勢いでふきとんだ敵さんは、いつもみたいに、地面に落ちる前にうっすらとなって消えちゃいました。

やよい(うう~っ…でも、まだまだいっぱい……)

きょうはたまたま事務所のだれともいっしょにいないタイミングで、よかったと思いました。
こんな数があいてなのに、もしマジシャンじゃない人がここにいたら、すぐつかまっちゃいそうです。

いつものイソギンチャクみたいな敵さんが、いーっぱいで、わたしのまわりをずらっとかこんでいました。
今まで夜に見かけるときは、多くても2匹とか、それくらいだったのに……

わたし、じょうずに踊ったりはできなくても、体力だけはたっぷり……のつもり、だったんですけど…
こんなにあとからあとから敵さんがやってきちゃうと、けっこうきついです。

でも、ここでがんばらなくちゃ、事務所のみんなや、町の人や、それにわたしの家族もあぶないかも。
そう考えたら、へこたれてるわけにはいかないです!

やよい(そして…春香さんや千早さん、雪歩さんに、美希さんも、そして、プロデューサーもいる!)

今では事務所にいっぱい、わたしと同じマジシャンがいてくれます。
そのわたしたちを助けてくれる、たよりになるプロデューサーだって。
わたしが負けずにがんばってれば、きっとだれかが気づいて、助けにきてくれるはずです!

…そして、この敵さんたちをやっつけられたら、わたし、プロデューサーにごめんなさいしないといけません。
今までマジシャンしてたこと、だまっててごめんなさい、これからはよろしくお願いします、って。

プロデューサーだけじゃなくて、事務所のみんな、とくに伊織ちゃんや、千早さん、それに響さんにも。
わたしのこと、心配してくれるひとたちに、ちゃんとあやまらなくちゃ。



「いたっ、美希ちゃん、あそこっ!!って、ええ、や、やよいちゃん!?」

「わ、いつものキモいやつ、すっごい数なの……ミキがやるから、雪歩はやよいのとこ行ってあげて!」



やよい「あっ……美希さん! それに雪歩さんも!!」

聞きなれた声がして、思わずふり向いたわたしの目に、きみどり色と白のマジシャンが見えました。
やっぱり、助けに来てくれたんだ!! よかったですっ……!

そう思ったとき、わたしの足もとを中心にして、まほうじん?が現れました。
シャインシールドとちょっと似てるけど、あれよりもずっと、ずっと大きくて、そして、色が黒っぽいです。

やよい(あれ…これって雪歩さん、それとも美希さんが……?)

美希「…なにあれ?雪歩、なにかしたの?」

雪歩「えっ、わたし知らないよ……? 美希ちゃんじゃ、ないの?」

二人とも心あたりがないみたいで、おたがいに確認してるみたい。

敵さんたちもなぜか、さっきまでと違って、あんまり動かなくなっています。
二人にあらためて質問してみようとした、そのとき。

まほうじんの、わたしが立っているあたりから、にゅるにゅるしたものが何本も飛び出してきました。

やよい「えっ、ああっ!うっ、あ、あうっ、ぐぅっ!?」
336  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/20(水) 02:10:53.10 ID:jS4FKjQb0

ミキたちが見ている目の前で、やよいのちっちゃい身体に、ぬめぬめしたのが巻き付いてく。

雪歩「やよいちゃんっ!?」

雪歩が叫ぶ。たぶん雪歩はまだ、アレがなんなのか、よく知らないハズ。
ミキは知ってる。アレが女の子に、女の人に、どれだけマズいものなのか、よく知ってる…!

でも、やよいもマジシャンなんだから、今すぐなんとかすればきっと大丈夫なのっ!

美希「やよい、ちょっとだけ動かないでね!?ミキが、すぐに助け……」


「おーっと、残念だけど、そういうわけにはいかないさー」


雪歩「!?」

美希「…………っっ!?」

まったく音もしないのに、それに、ついさっきまで気配もなかったのに、急に声が降ってきた。
そして、今ではやよいとミキたちのあいだに、通せんぼするみたいに誰かが立ちふさがってる。

…誰か、なんて。
声を、そのしゃべり方を聞いただけで、ホントはすぐわかってた。

美希「ひび、き、ウソ、だよね?そのカッコ、なんのつもりなの………?」

響「さっすが美希、ファッションチェック早いなー。どう、これ似合ってるでしょ?」

真っ黒な衣装を見せつけるみたいに、くるっと一回転して、響……響モドキが、そう言った。



雪歩「ああ、あ、あ………」

美希ちゃんのいうとおり、わたしたちの目の前に現れたのは響ちゃんでした。

見た目、だけは。

響「やっほ、雪歩。事務所の方は無事だから、安心していいぞー」

にこっと笑ってわたしに話しかける、漆黒の衣装を着た響ちゃん。

たったそれだけで、わたしは意識が飛びそうになって…なんとかぎりぎり踏みとどまります。

雪歩(な……に、これ、やだ、怖いよ、響ちゃんなのに響ちゃんじゃない、絶対!?)

響ちゃんは全身から、目に見えそうなくらい、肌で感じるくらいの圧力を放っていました。
さっき美希ちゃんに質問されたとき、まだ全然わからない、って答えたとおり、
わたし、春香ちゃんや千早ちゃん、やよいちゃんの魔力の感じの違いとか、よくわかってません。

そんなダメダメなわたしでも直感でわかります。これ…響ちゃんのこれって、けたが違いすぎる……!!

響「そうだ、春香たちには自己紹介したし、美希にも、雪歩にも言っとかないとね」

わたしの様子を知ってか知らずか、それとも気にすらしていないのか。
響ちゃんは、まるでお芝居みたいに大げさなお辞儀をして、そして言いました。



響「自分、ブラックジャンボの総帥、我那覇響!二人とも、あらためてよろしくなー!」


337  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/20(水) 02:13:15.85 ID:jS4FKjQb0

やよい「あうっ、い、痛っ……!? は、離れてください~っ…!」

マジシャンになりたてのころ、これとよく似た敵さんにまきつかれたことがありました。
そのときはすぐ逃げられたのに、今のこれ……ぜんぜん、力がちがいますっ…!

美希「一人でのこのこ出てくるなんていいドキョーなの、響。ミキと雪歩とやよいが、力を合わせれば」

響「勝てる、って? 試してみる?ほら、好きなタイミングでかかってきていいぞー」

わたしがにゅるにゅるから逃げられずにいる間も、美希さんと、響さんがしゃべっています。

たぶん、わたしたち三人のなかで、いちばん強いのは美希さんです。
その美希さんも、響さんがただ立ってるだけなのに、かまえをとったまま身動きひとつ、してないです。

…………さっきの美希さんのいったことはウソだって、わたしでもわかりました。

雪歩さんと、それからわたしまで足して、それを10倍くらいにしたとしても。
響さんに、勝てる気がしません……

やよい(響さんが…響さんが、ブラックジャンボの、ボス……!?)

つたわってくる魔力の感じはマジシャンとはぜんぜんちがうけど、でも見た目は、響さんのままなのに…

そのとき、ぐいっとひっぱられる感じがして、わたしのからだがしずみ始めました。



美希「やよいっ!?」

ぬめぬめにからみつかれたまま、やよいが魔法陣の真ん中で少しずつ、飲み込まれてく。
止めなきゃと思うケド、目の前の響に見られてると、ウカツに動けない……!

響「それじゃ、やよいは連れてくぞー。きょうは美希にも雪歩にもなんにもしないから、安心してね」

なのに響はさらっとそう言うと、やよいの方をふり返って…つまりミキに背中を向けた。
たぶんもう、チャンスってここしかない!!

美希「う…… うあ、ああああああッッ!!」

雪歩「美希ちゃんっ!?」

おもいっきりおなかに力を入れて、無理やり叫んで、地面にはりついちゃったみたいな足を引きはがす。
なんとか動けたっ、あとはこのまま、なんとかしてやよいを……!!

美希「響ぃぃっ! やよいを返すのっ、…っ!?」

響「おまたせ、やよい。なにも怖くないから、しばらくおとなしくしててね」

響は、ミキのほうを、見てもいなかった。

それに、シャインシールドとか、盾みたいなのはどこにも見当たらない。
なのに響よりずっと手前で…… なにか透明な壁みたいなのにジャマされて、進めない!?

雪歩「わ、わたしも手伝うよ美希ちゃん! えいっ、えい…こ、このぉっ!!」

少し遅れて雪歩が、氷のスコップを手にして駆け寄ってきた。
そしてふたりで一緒に、なにもないはずの空間をめちゃくちゃに叩く。それでも、壁?はびくともしない。

やよい「あ、ああ…… 美希さん、ゆきほ、さ、たすけっ」

透明な壁の向こう側で、やよいの身体はもう、ほとんど首くらいまで沈んじゃってた。

雪歩「やよいちゃんっ!もうちょっとだけがんばって!!響ちゃん、やめてっ、お願いだから待ってぇ!!」

美希「響っ、ひびきいいーっ!!ここ通すのっ、やよいを今すぐ放して!」

ミキも雪歩も、それを見てるのに、止めるどころか、そばに行くこともできない……

響「心配いらないってば、やよいにはすぐまた会えるから。じゃ、一旦ばいばーい、二人とも!」

そしてついに、やよいが、完全に見えなくなっちゃった。
響は、まだ全身は沈んでない。こっちを見て、いつもの笑顔でにこにこしながら、手を振り続けてる。

その姿が魔法陣の中に消えて、そしてすぐに、魔法陣そのものがなくなっちゃっても。

雪歩も、ミキも、動けなかった。
338  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/20(水) 02:14:41.10 ID:jS4FKjQb0

響「正直言うとね? やっぱり自分、ひとりだけってのはちょっとさびしくてさー」

ブラックジャンボ本拠地。異次元空間に響の魔法によって構築されたアジト、
その『総帥室』で、玉座に座った響はやよいを前にして楽しげにしゃべり続けている。
もちろんこの玉座も部屋そのものも、響が半ばふざけて魔法で作り上げたものに他ならない。

響「あ、いや、もちろん自分はひとりでもカンペキだし、さびしいって言っても、ちょーっとだけ、だよ?」

特に同意や返答を要求されているわけでもないためか、話しかけられたやよいは返事をしない。

響「ただ春香たちにはもう言ったんだけど、悪の組織ってさ、幹部が何人かはぜったい必要だと思うんだ」

いいことを思いついた、と得意げにしゃべる子供そのものの表情を顔いっぱいに浮かべ、
響は漆黒の装束のすそをひるがえして玉座から立ち上がると、前に数歩、足を進める。

そのままやよいの前までやってきた響は歩みを止めると、大げさに手を広げて誇らしげに言った。

響「その記念すべき第一号がやよい、ってわけ!これからよろしくねっ、やよい♪」

やよい「…………ぅ、う、うっ」

響「…あ、しまった、ごめん!そりゃこんなの口に入ってたら、返事できるわけなかったぞ」

あわてたようにそう言って響が指を鳴らすと、やよいの口を犯し続けていた触手がようやく抜け出る。

やよい「おぶぅっ、うぼえっ!? っ、げぇっ、えほっ、う、うえ、うええええん……」

響「わわっ!?やよい、苦しかった……?ごめんね、もうちょっとのガマンだから」

大量の粘液を吐きだすと、口が解放された安心からか、やよいは泣き出してしまう。
心配そうな表情を浮かべた響が、そんなやよいを気遣って声をかける。

やよい「ひびき、さん、もう、もう…、こんなの、やめて…くださいぃ……」

響「うーん、弱ったなー…そういうわけにもいかないんだよね……」

泣きながら許しを請うやよいを前にしても、響は困ったように頭をかくばかりだった。


オレンジ色を基調としたマジシャン衣装に身を包んだまま、この場所に連れてこられたやよい。
その身体は、イソギンチャク型の触手生物によって厳重に拘束されていた。

両手を頭の上に伸ばした状態で、左右の手首を触手でひとまとめに縛られており、
今のやよいは、そこを支えとして全身を吊るされている状態に近い。

さらに自由を奪うためか、やよいの細い首や腰、それから太もも、すね、足首、
そうした箇所にも粘液でぬめる触手が背後からからみつき、身動きを封じてしまっていた。

やよい(なん…で、わたし、こんなこと、されて……)

衣装のあちこちや、素肌が露出している部分を触手から分泌される粘液でべとべとにされ、
ときには別の触手がすり寄ってきては、塗り込むような動きを繰り返す。
全身のいたるところで行われるその行為の気持ち悪さに、やよいはさらに泣きたくなってしまう。
339  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/20(水) 02:15:37.16 ID:jS4FKjQb0
やよい「響さん……ど、どうして、こんなこと、えぐっ、するんですかぁ……」

響「だから、さっきも言ったとおり、自分、やよいに協力してほしいだけなんだってば」

泣きながらたずねるやよいに、響もすっかり困り顔になって、諭すように語りかける。

響「ブラックジャンボの幹部として、ね? あ、幹部っていうか、側近、みたいなポジションかも」

やよい「そんなの、絶対いやですっ!だってブラックジャンボって、悪いことする人たちじゃないですか!?」

その言葉を聞いて、涙でぬれた目に力をこめ、やよいは響をにらみつけて叫ぶ。

やよい「響さんっ、いったいどうしちゃったんですか!!響さんはそんなこと言わなんむぅうーっ!?」

響「んー、まだ足りないかー。おかしいなぁ、春香のときはもうちょっと早かった気がしたんだけど……」

天井近くから伸びてきた触手がやよいの小さな口に一瞬でもぐり込み、響に食ってかかる言葉をさえぎった。
そのまま触手は無遠慮にやよいの口の中で前後に大きくピストンしはじめ、
身動きのとれないやよいは逃げられるわけもなく、ただその動きを受け止めさせられてしまう。

やよい(う、ああっ、またこれっ…!?おくちきついっ、くさいよぉっ、やめ、て、くださいぃ!!)

自分の口をいっぱいに占領しているものの正体はわからなくても、ここに連れてこられてから
何度も何度も同じことをさせられ続けているせいで、やよいはやよいなりに知識を得てしまっている。

口を閉じたままにしようとしたら、鼻をつまんで息をできなくされて、口をむりやり開かされた。
かみついて追い出そうとしても、ぐにゅぐにゅとゴムみたいで、歯が立った感じがしない。
すごく太くてべとべとで、舌でちょっと押したくらいでは出て行ってくれない。

これが、口から出て行ってくれる条件はひとつだけ。

気持ち悪さにひたすら耐えるやよいの口の中で動き続ける触手が、ぶるぶると震え始めた。

やよい(やだっ、やだ、もういやです!誰か、だれか助けて!!)

口に、頭全体にまで伝わるその動きでこれから起こることを察したやよいは
声にならない声で必死に叫ぶも、それは誰にも届かず、もちろんなんの役にも立たない。そして、

ぶぶびゅっ、びゅるるーっ、どぽっ、どぶっ、びゅくっ

やよい(ひぃっ、ひいいっ!どろどろしたのが、またっ、お口にはいってきちゃうぅ!!)

熱くて、ねっとりとのどにからみつく液体が大量に、やよいの口の中に注ぎ込まれる。
やよいはなんとか飲み込まなくて済むように、口の中にためたままで鼻で息をして耐えるが、
触手のほうもそれを見越して、やよいの口をふさいだまま動こうとしない。

それどころか、なおも粘液を吐き出し続けながらまた前後に動いていたかと思うと
ついにはやよいの喉奥に密着し、そのまま食道へと強制的に粘液を送り込み始めた。

やよい(うぐぅぅっ!?は、吐き、そうっ、なのに、吐けない、きもちわるいぃぃ……)

触手と粘液に口を埋め尽くされ、そして食道は粘液でいっぱいにされ、
ぽろぽろと涙をこぼしながら、やよいはひたすらに送り込まれる汚液を飲まされ続ける。
340  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/20(水) 02:16:37.93 ID:jS4FKjQb0
やよい「ぷぁ、っ、…! …… ぜぇーっ、ひゅーっ、ぜーっ、げ、ほっ……」

今までの中でもひときわ長く口の中に粘液を注がれ、そのほとんどを無理矢理に飲まされたやよい。
口から触手が抜け出ても、荒い息をつくだけで、すぐには言葉が出てこない。
小さく愛らしい唇はぶるぶると震え、その端からは入りきらなかった白濁液が糸を引いてこぼれた。

響「ちょっとキツいよね、やよい? だけど多分、そろそろじゃないかと思うんだ」

相変わらず申し訳なさそうな表情の響が、ぐったりしているやよいをいたわるように声をかける。

やよい「そろそろ………って、いったいなにがです、かっ………!?」

いぶかるやよいの声の調子がいきなり変わり、同時にその顔には一気に赤みがさした。
見てわかるほどに汗をかき始め、呼吸のペースまでが加速する。

やよい「あ、あっ……はっ、はんっ、な、なに、これ、っ!?わたし、な、なんで…!?」

響「お、来たね、よかった! きっと春香よりマジシャン歴が長いぶん、効きも悪かったんだなー」

そのやよいの反応を見て、ようやくほっとした、と言うように響が息をついた。
一方でそれどころではないやよいは、動かせない身体を必死によじってもがく。

やよい「熱い、からだ、あついですっ……これ、変です、わたし、カゼとか、病気…!?」

響「心配いらないぞ、やよい。病気とかじゃなくて、むしろ、ようやくお薬が効いてきただけだから」

やよい「おく、すり? ひぃん、んんっ、おくすりなんてわたし、飲んでない、です、響さん…」

響「ああそうか、説明してなかったっけ。さっきからやよいが飲んでた、どろどろしたやつ。あれがお薬だよ」

やよい「え、えっ!?」

何度も強制的に飲まされた液体のひどい味と行為そのものがフラッシュバックし、やよいは思わず身震いする。
どう考えてもあれが身体によさそうなものだとは思えないし、なによりやよいの目の前の人物は
やよいもよく知っている響の姿をしているとはいえ、ブラックジャンボの総帥なのだから。

そしてそのブラックジャンボ総帥は、やよいが何度も見た覚えのある笑顔を浮かべて言った。

響「もうこれで大丈夫だと思うけど……念のため、しっかり効いてくるまでちょっと待ってような、やよい」





響「どう、やよい。いまどんな感じする?」

響は今度は質問を投げかけ、そしてやよいの口は触手でふさがれてもいなかったが、返事はない。
とはいえ、やよいが声を上げていないのでもなかった。

やよい「ひ、やあっ!? あっ、あっあっ…だ、め、これ、へん、れすっ!? ひぃああ!?」

響「うんうん、ちゃんと効いてるね。ああ、無理に返事しなくてもいいぞー、よくわかったから」

満足げにながめる響の前で、イソギンチャクに吊るされたやよいは全身をびくびくと震わせ、
その口からは絶えず悲鳴のような、喘ぎ声のような言葉がこぼれ続けている。

もともとやよいの年代の女の子に性的な知識はそう多くなく、中でもやよい個人についていえば
さらにその傾向が強かったが、それと性的刺激に反応しないことはまったくイコールではない。
むしろ、知識の面で未熟なぶん、未知の感覚にさらされたやよいの身体は素直に反応してしまっていた。

やよい(やっ、なん、ですかこれっ!? おなか…おまたのとこ、きゅんきゅんってして、ぇ!)
341  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/20(水) 02:18:26.11 ID:jS4FKjQb0
響「でね、やよい。最初の仲間だし、自分、やよいにはあんまりひどいこと、したくないさー」

事務所にいたころとなんら違いを感じさせない優しい声で、響はふたたびやよいに語りかける。

響「もう一回、おねがいするぞ。ブラックジャンボの幹部として、自分のおてつだい、してくれない?」

やよい「おて、つだ、い………?」

響「そう!うんって言ってくれたら、とりあえず今日のとこはこのへんでやめてあげ――」

やよい「い、や、ですっ、ああ、んっ!ひびきさ、んんんっ、わたしと、765プロ、に…かえり、ひぃん!?」

途切れ途切れになってしまいながらも、やよいは響の提案に明確な拒絶を返した。
期待に目を輝かせていた響だったが、それを聞いてあからさまに落胆し、うつむいてしまう。

響「んー、そっかぁ、これだけじゃダメかー………確かに春香のときも、もう一押ししてたもんね…」

やよい(これだけじゃだめ、もうひと押し、って……ま、まだ、なにか、あるんです、かっ!?)

響の呟いた不穏な言葉を耳にしたやよいは、身体の熱さに耐えつつも不安をつのらせる。
しばらく視線を落としてなにか考え込んでいた響が顔を上げた。

響「よし、しょうがないな!そしたら、……えーっと、キミ、あ、そうだイソ助83号だ!ちょっと漬けちゃって!」

やよい(つけ、ちゃう……?)

響が口にした名前らしきものも、その内容もさっぱりわからず、やよいはただ困惑する。
そのとき、やよいの両腕を縛って吊るしていた触手が、急に引き上げるような動きを始めた。

やよい「え、そ、そん、な、や、やめて、くださいぃっ、高い、のは、やですっ!!」

身長の倍をゆうに超えた空中へ吊り上げられ、身体の変調もほとんど忘れて絶叫するやよい。
小柄な響はずいぶん遠くにいるように見え、そして自分を吊り下げる触手の本体、イソギンチャクは真下に位置している。

やよい「怖いっ、こわいですっ、響さん、やめ………わぷぅっ!?」

全身が急に落下する感覚のあと、すさまじい水音がして、そしてやよいの顔にしぶきが跳ねかかった。
同時にやよいの首から下が、生暖かい、ちょうどぬるい風呂に首までつかったような感触に包まれる。

そこは周囲360度がやよいの目線より少し低いくらいの壁に囲まれた、ドラム缶風呂のようなスペースだった。
ついさっきまで空中にいたやよいには自分の状況がすぐに理解できず、そしてそれが命取りになった。

やよい「………あ、れ、え、え?これ、あ、きゃああっ!!」

一瞬のあと、ひたされている液体の中から伸びあがってきた別の触手の群れにあっという間に拘束されてしまう。
さっきまで頭上に伸ばされていた両手を今度は、身体の側面にぴったりつけた姿勢にさせられ、
そして、ちょうど肘のあたりで、腰と両腕までをまるごと太い触手で縛り上げられる。

やよい「く、ぅっ!?」

響「よーし、よくやったぞイソ助…83号。そのままやよいのこと、しばらくかわいがってあげて」

満足そうに響が笑い、そこでようやく、やよいは自分が今どこにいるのか、何をされたのかを理解する。

やよい(わたし……あの、イソギンチャクみたいな、敵さんの……中に、はいっちゃった!?)

イソギンチャクからほとんど顔しか表に出ていない状態のやよいが顔色をなくし、
そのことに気付いた響が、にやり、と音すら立てそうな笑みを浮かべた。


響「ああ、消化されたりはしないから大丈夫さー。まあ…やよい、別の意味で、とろけちゃうと思うけどね」
342  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/20(水) 02:20:15.49 ID:jS4FKjQb0
ぐちゅちゅ、ぶじゅっ、ばちゃばちゃっ……じゅっぷ、ぷちゅちゅっ

やよい「ふああっ、いひぃぃ~っ!? ぃぎっ、あっ、やだっ、やら、ぃいやあああ!?」

一見するとどこにも液体がたまっていない部屋の中に、水音が絶えず響く。
そして、傍から見れば、ただ首だけのぞいているようにしか見えないやよいが、叫び続けている。

その身体をすっぽりと飲み込んでいるイソギンチャクの本体部分は、やよいがもがく動きに合わせてか、
それともイソギンチャクそのものが中で蠢いているためか、ときおり震え、大きく揺れる。

やよい「やめっ、もうやめぇ!? にゃんでっ、こん、なぁぁ、あひぃぃぃん!」

イソギンチャク型触手生物は、媚薬粘液を体内で生成し、触手から射精するように吐き出したり、
あるいは本体の頂上部にある噴出孔から直接獲物を狙って吐きかけたりすることもできる。
その生成速度は非常に早く、また、すぐに使わない分は本体内部の空洞に溜めておく性質がある。

やよいは今まさに、底なしに湧き出してくる媚薬粘液のプールにどっぷりと漬け込まれ、
さらにイソギンチャクの内壁から生えだした触手に、全身いたるところを責め立てられていた。

やよい(さっき、響さんがいってた、おくすり、っ…、こんな、こん、なに、いっぱいぃっ!?)

抜け出そうにも手も足も触手たちに巻き付かれていて、そしてぬらぬらとした内壁には手がかりもない。
気持ちばかりが焦ってしまい、ますます媚薬の効果だけがやよいの身体を蝕んでいく。

ぎゅむうっ、にゅるる、ぐちょっ

やよい「いっ、いたぁっ!そん、な、せめて、やさしくし、ぎぃっ!?」

粘液がたっぷりと染み込んだ衣装はすでに破り取られ、やよいの小ぶりな胸が両方とも露出させられてしまっていた。
その右と左の乳房、それぞれに容赦なく触手が絡みつき、荒々しく握りつぶすような刺激を送り込む。
さらに別の細い触手が乳首に近づくと、左右でタイミングを合わせて挟み込み、ひねりあげた。

やよい「あがっ、いああああ!!お、おっぱい、そんなにっ、しないでえ!」

その優しさのかけらもない行為すら快感に変換されてしまい、そしてそれが快感であることも意識しないまま
やよいはイソギンチャクの中で大きく背をそらし、絶叫する。

と、やよいが口を大きく開けるのを狙いすまし、外側で機会をうかがっていた触手がすばやく潜り込んだ。

やよい「むが、ぐぐっ!?」

脳を焼かれそうな胸への責めのあとの不意打ちに対応できるはずもなく、やよいは目を白黒させるしかない。
しかし、口の中の触手はお構いなしに大きく前後しだし、さらなる粘液を注ぎ込むための準備運動を始める。

やよい(あ、ぐ、いや、ぁ……もう、ねむっちゃいたい、こんなの、やだよぉ……)

連続した、徹底したイソギンチャクの責めに翻弄され、意識が闇に落ちていく。

やよい「………ぅ?… ……………、ぴぃいいいっ!?」

そしてまさにその瞬間、やよいの全身を強烈すぎる刺激が走り抜け、無理やりに現実に引き戻されてしまう。

あまりの叫びの勢いのためか、口を犯していた触手がすっぽ抜け、吐き出される媚薬粘液が
すっかり上気した幼い顔を白く染め上げるが、やよいはそれを気にする余裕もなく叫び続ける。

やよい「やだぁぁぁぁっ、そぇっ、らめええええええ!!?ひっぱ、ちゃ、らめっ、や、~~~~~~っっ」

濃厚で不透明な粘液のせいで、やよい自身には水面下で何をされているのかがまったく見えていない。

そのせいでよけいに感覚だけが鋭敏になっている中で、先端に口のような器官のついた細い触手が
やよいのまだ小さなクリトリスをついばみ、ときには根元まで飲み込み、ひねり、吸い上げる。

やよい「ひぃぃっ、しんじゃい、まずっ、わたししんじゃうぅ!!やめへっ、やめてええええ!!!」

大量の媚薬粘液を飲まされ、さらにその中に漬けこまれ、牝としてすっかり発情させられたやよいは
クリトリスという名前すら知らないまま、触手にその器官を責め立てられ、ひたすらに喘ぎ、叫び続ける。
343  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/20(水) 02:22:19.28 ID:jS4FKjQb0

やよい「あ~~っ、あっ、あ~~~~~っ、あ、あっ、………」

イソギンチャクの口の部分にぐったりと頭を預けるようにして、やよいはうめき続けていた。
見えない内部ではまだ責めが続いているらしく、ときおりそれに合わせ、頭がぐらぐらと力なく揺れる。
今ではもはや意味のある単語ですら口にできず、その声はただの音でしかなくなっていた。

響「やよい、だいぶいい感じになったみたいだなー。はいじゃあイソ助83号、そこまで!」

響はそう言うと、犬かなにかに合図するようにぱん、と手を鳴らす。
だがイソギンチャク型生物は、聞こえていないのかあえて無視したのか、本体の蠢きを止めない。

響「あ、あれっ!?ちょ、やめ!えっと、違ったっけ……待て!ステイ!」

あわてた様子の響が命令を繰り返した挙句、しぶしぶ、といった様子でイソギンチャクは動きを止めた。

響「あのねー、ちゃんと言うこと聞いてくれなきゃ困るぞ!はい、じゃあ、やよい出して」

響がそう言うと、イソギンチャクは今度は素直に従い、外側に生えている触手を動かし始めた。
やよいを飲み込んでいた口の部分を大きく広げると、やよいの両手を触手で縛って引き上げ始める。

やよい「ひ、あ……ん、んんっ………」

最初と同じく、手首のところをくくられ、イソギンチャクに吊るされるやよい。
しかし、今では両胸が丸見えにされ、さんざん巻き付き、揉みしだいた触手の跡まで残っている。
スカートの下では、ずり下げられたショーツが太ももにかろうじてひっかかっている有様で、
そしてその全身いたるところが、ぬらぬらと光る媚薬粘液まみれにされていた。

響「おおー。えへへ、やよいったら、すっごいえっちだぞー」

やよい「…あ、あっ、や……ん、ひっ、い、……あ、あっ、ん!」

意識がもうろうとしているにもかかわらず、吊るされたままのやよいが途切れ途切れに甘い声を上げる。
今ややよいは、イソギンチャクの触手が動く際に起こす空気の流れにすら、敏感に反応してしまっていた。

響「………ん?」

すっかり仕上がって見えるやよいの姿を、うんうん、と満足げにうなずきながら見ていた響だが
その最中にふと違和感を抱き、やよいの身体のある一点をじっと注視する。

響「んー……ん、んん、ん!?う、うぎゃああ!?83号っ、勝手になんてことしたんだ!?」

取り乱して大声を上げる主人の姿を見て、よくない事態が起きつつあることを察したのか
イソギンチャクは吊るしていたやよいをそっと床に下すと、ずりずりと這いずってこの場を離れようとする。

響「そ、そんなことする子は自分、いらないぞ!!ダークネスボール!」

集中するそぶりもしぐさも一切見せることなく、響はただイソギンチャクを指差した。
その指先からピンポン玉サイズの真っ黒い球体が音も立てずに放たれ、標的に向かっていく。

そして、イソギンチャクの身体にそれが触れた瞬間、ぎゅん、と何かを吸い込むような音がして
次の瞬間には黒い球体も、イソギンチャクも、その場から完全に消失してしまった。

響「や、やよいー!」

その様子を見届けることすらせず、響は床に横たえられたやよいに駆け寄る。

やよい「ふぁ、あ…ん………っ、……い、やぁ…」

響「あー……やっぱり、見間違いじゃなかったかー………」

やよいのオレンジ色のスカートを押し上げて、小ぶりなサイズのペニスが生えていた。

響「自分、やよいをかわいがってあげてって言っただけで、こんな指示出した覚えないぞ!?もーっ!」
352  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/22(金) 21:27:18.46 ID:88LqvvuK0

やよい「あ、ひ……んん、んぅ…!はーーっ、はぁ、はん、っ、…ひぁ!」

イソギンチャク型触手生物にほぼ飲み込まれた状態からようやく解放されたやよいは
一時的に触手の拘束を解かれていたが、床に寝かされた状態のままで荒い息をつくばかりだった。

以前の春香と同様、ペニス触手で何度もフェラチオを強制され、媚薬粘液を大量に飲まされた上
その濃厚すぎる原液の中に漬けこまれた状態で、自身でろくに触れたことすらない乳首や乳房、
そしてクリトリスまでも、触手によってねちっこく責め立てられ、快感を送り込まれ続けた。
その結果、今や、やよいの幼い肢体は隅々まで発情させられてしまっている。

響「ああ…全身ぬるぬるのべとべとにされちゃってても、やっぱりやよいはかわいいなぁ♪」

横たわったままで、途切れ途切れの喘ぎ声を上げるだけのやよいを満足げに見下ろし、響はつぶやく。

響(さて………でも、ここからが問題だぞ)

この時点でまだやよいがマジシャンのままであること自体、響にとっては想定外だった。

飲ませた粘液の量に加え、漬け込んだことで与えた媚薬の効果は春香のときに比べてさらに強烈なはずだし、
実際にやよいの身体が見せている反応は春香に勝るとも劣らないほどのものだが、
それでもやよいがまだマジシャンの衣装を維持できている事実から判断すれば、決定打にはなっていない。

響(うーんん…幹部にしてあげるって言っても、やよいも立派なアイドルなんだし、初めてをとっちゃうのはなぁ…)

その気になりさえすれば、やよいの純潔を汚す、あるいは汚させることも簡単とはいえ、
ブラックジャンボ総帥であると同時に、アイドルとしての意識も色濃く残っているらしい響はそれを即よしとはしない。

響(なんとかやよいを説得……っていうか、寝返らせる、いい方法ってないかなー?)

息も絶え絶えのやよいのそばに立ったまま、響は目を閉じ、腕を組んで考え込む。

響(でも自分はもう立場がバレちゃって、警戒されてるし。…ん、待てよ?じゃ、やよいに警戒解かせればいいんだから……)

なにか思いついたらしい響がぱっと表情を明るくした。そして、その場から動かず、軽く右手を振っただけで
寝ているやよいのそばに黒色の魔法陣が瞬時に展開され、その中心部から音も立てずに新しいイソギンチャクが生え出してくる。

響(…うう、改めて考えると、83号にはかわいそうなことしたかも……いや、でも、あれはあの子だって悪いんだぞ!)

やよいのクリトリスを責め立てるだけでは済まず、勝手にペニス並に肥大化させて弄んでいた触手生物を
ついかっとなった勢いで異次元送りにしてしまったことを思い出し、響は少しだけ感傷にひたる。
とりあえず元のサイズには戻しておいたが、今後なにかのきっかけで変化が再発しないとは限らない。

そうこうするうち、魔法陣から完全に這い出した新顔のイソギンチャク型触手生物は
大量に生やした触手をうねらせつつ、命令を待つかのように響の前でじっとしている。

響(おっ、今度の子は素直そうっていうか、言うことよく聞いてくれそう)

響「よーし、キミは今からイソ助84号だぞ。じゃ、さっそくだけど……」

もうろうとしているやよいの意識を引かないようにするためか、響はひそひそ声で指示を始めた。
353  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/22(金) 21:32:40.64 ID:88LqvvuK0
やよい「…………ん、あひっ、ぃ!ひゃ、んん!」

…気がつくと、わたしは、イソギンチャクのような敵さんの中から出されていたみたいでした。
でも、まわりのようすがどうなってるのか、よくわかりません……

ここはどこ、なんでしょうか…?暗いし、なんか、からだがべたべたして、あつい……
それなのにお胸のあたりはすごくすーすーして、ぇっ!?

やよい「んみゅぅっ!?や、あ、やめてくらっ、しゃいぃ!」

な、に、いまの、……っ!?

お胸のさきっぽになにかがちょん、とさわっただけなのに、からだ中がびりっとしびれてしまいます。
それにこれ…すーすーするの、当たり前です、だってお胸のところ、マジシャンのお洋服やぶられちゃって……!

そしてわたし、やっと気づきました。これ、暗いんじゃなくて、目かくしされちゃってる!




響「ここまではほぼカンペキだぞ、イソ助84号。もうちょっとそのままでね」

相変わらずひそひそ声でささやく響の目の前で、やよいは再び拘束し直されていた。

両ひざを合わせた膝立ちの姿勢をとらされ、足首やふくらはぎ、太ももをそれぞれ縛られ、
抵抗できないよう、両腕は腰の後ろに組んだ状態で触手がからめとっている。
ずり落ちかかっていたショーツはわざわざ元通りに履きなおさせられていたが、
衣装そのものを破り取られた胸元はすっかりはだけさせられ、小ぶりな乳房が丸見えになっていた。

そして、物理的な拘束とは一切関係のないところでひときわ目立つのは、
やよいの目元をちょうどアイマスクのように覆う、他と比べて幅広で扁平な触手だった。
それはぴったりとやよいの顔に張り付き、視界をさえぎるだけでなく、外光もほとんど通していない。

やよい(うう~っ、な、なんにも見えない……見えないから、何をされるか、どうなってるかがわかんないです…!)

体温が高く、息が荒く、そして身体全体が熱くなっていることを、いやでも自覚させられてしまう。
イソギンチャクはそのやよいを動けないよう触手で縛り上げてはいるが、それ以上の行為は加えていない。

「何もされない」ことと、視覚のみを完全にさえぎられていることがかえってやよいを不安にさせ、
本人の意識していないところでそれ以外の感覚を研ぎ澄ませていく。

意識がはっきりした段階ではすでにこの目隠しをされていたため、
直接目で確認したわけではなかったが、それでも響はまだ自分のそばにいるはず。
そう考えたやよいが意を決し、響に呼びかけようとしたちょうどそのとき
急に声をかけられ、やよいは口にしかけた言葉をあわててひっこめた。

『あっ、やよい!久しぶり………はちょーっと大げさかな、あははっ』

『まったく、何を言いだすのかと思えば、もう…うるさくしてごめんなさいね、高槻さん』

やよい「その声…春香、さんっ、それに、千早さんも!?」
354  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/22(金) 21:36:09.90 ID:88LqvvuK0

やよいの耳に響くのは確かに春香と千早、ふたりの声に間違いなかった。
それに、いま響がこの場にいるのであれば何かしらふたりの邪魔をしたり、
そうでなくとも話しかけるなりするだろうに、そうした気配はまったくない。

おそらく時間的には春香のいうとおりで1日も経っていないはずだが、
やよいはふたりの声をもう何年も聞いていなかったように錯覚してしまっていた。

やよい(よか、った………どうやってか、わかんないけど、助けに来てくれたんだ…!)

やさしく、懐かしく、何よりあたたかい声を耳にして胸がいっぱいになり、
思わず目からは涙がこぼれ、顔に張り付く触手の隙間をすり抜けてやよいの頬をつたう。

やよい(………?)

しかし、最初に声をかけてきたきり、春香と千早の動く気配がない。
周囲が全く見えていないせいで、ふたりの現在位置すらはっきりとはわからない。
また不安に襲われかけたやよいはそれを打ち消すように、あわてて叫び声を上げた。

やよい「春香さんっ、それに、千早さん、あの、わたし、ここですっ、早く助けてください!!」

千早『助ける……って、高槻さん。いったい何から助けてほしいというの?』

やよい「えっ?」

思いもかけないことを千早からたずねられ、一瞬ことばに詰まるやよい。
そのやよいに、今度は春香が優しく呼びかける。

春香『そうだよ、やよい。響ちゃんの所のイソギンチャクさんが、せっかく遊んでくれてるのに』

やよい「ふ、二人とも、なに言ってるんですかっ!?もうわたし、こんなのいやで……ん、っ?」

春香と千早の言うことがまったく理解できず、拘束された身体をよじってなお叫ぶやよいだったが、
その声は急にそばに寄ってきた気配と、肌からじかに伝わる熱で途切れさせられる。

千早『落ち着いて、高槻さん。私も春香も、すぐそばにいるから』

春香『なにも心配いらないよ、やよい。ほら、千早ちゃんとわたしがやよいに触ってるの、わかるかな?』

自分の両側に誰かがやってきて、それぞれの肩にやさしく手を置かれているのをやよいは感じた。
目隠しも、手足をからめとる触手も外されないままだが、その温かさがやよいの心を落ち着かせる。

やよい「…は、い……見えないけど、さわられてるの、は…… わかり、ます」

春香『だよね?ほら、身体の力抜いて、らくーにして』

千早『高槻さん、今は、何も考えなくていいわ。私たちに、身体をゆだねて……』

やよい「あ……ふあ、春香さん…千早さんん……」



やよい「ひゃっ、そ、そこ、くすぐったいですっ… ふ、あっ!あ、ああっ、ひぃん………」

響(あんなに顔をとろんってさせちゃって………ばっちり魔法がかかってるぞ、うんうん)

目隠しと拘束を担当している一体と響が新たに召喚した二体、計三体のイソギンチャクに取り巻かれ、
やよいは触手に全身をソフトタッチでまさぐられていた。ときおり上がるかすかな声が、
やよいが感じている圧倒的な安堵感とかすかな困惑、そして隠しきれない快楽を伝えている。

響(ちょっと迷ったけど、春香と千早をチョイスしといて正解だったみたいだな!)

響(やよい、雪歩と美希のマジシャン姿は直接見てるけど、連れてくる直前のことがあった分、ここに来るイメージわきづらいだろうし)

その場にいない対象の声が聞こえるだけでなく、気配や魔力まで存在するかのように感じさせ、
さらには肌に直接伝わる触覚ですらも別のものと巧妙にすり替えてしまう幻惑魔法。

それをちょっとしたお遊び程度としか認識しておらず、使う必要などまったく感じていなかった響だったが、
この状況においてやよいを必要以上に傷つけたりせず篭絡するのに、これ以上ふさわしい術はない。

響(ふっふっふ、やっぱり自分ってばカンペキだぞ。そのままいい夢見てね、やよい♪)

含み笑いのような楽し気な笑みを浮かべた響の目の前で、
今まで以上に大量の触手にもてあそばれるやよいは身じろぎをしながら声を上げ続ける。
355  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/22(金) 21:41:31.56 ID:88LqvvuK0
やよい「あっ、ああ、っ!?は、春香、さん?どうして、そんなとこ……」

ほんのわずか表面をかすめるように右の乳首を刺激され、思わずやよいは抗議するように声をあげる。
春香、と言ってはみたものの、そちらからよく声が聞こえるような気がする、というだけのことで
本当に春香が自分の右側にいるのか、いま乳首を優しくいじったのが春香なのか、すべて曖昧でわからない。

そのぼんやりとした感覚がそのままふわふわとした心地よさを生み、やよいの認識をぼやかしていく。

春香『これはね、やよいを癒すための魔法の準備だよ。あ、ほら、力入れてたらだめだってば』

千早『無理もないわ、春香。大変な目に遭ったんだものね、高槻さん』

やよい「あ、ひんっ!? そ、そう、ですっ…でも、ふたりが、きてくれて…」

あくまで優しく、自分を気遣ってずっと語りかけてくる春香と千早の声と、
同じように優しいものの、自分でも触らないような敏感なところにまで時折触れてくる感触に
やよいは戸惑い、翻弄され、強く拒むことができないまま流されてしまっていた。

千早『媚薬粘液をあんなに飲まされて、身体を敏感にさせられたのだもの。よく耐えたわ、立派よ』

春香『ほんとだよ、わたしも似たようなことされたけど、あれ、すっごく気持ちいいからね』

やよい「びや、く、ねんえき……?」

春香『そうそう。お○んちん触手さんから、たっぷりごちそうしてもらったでしょ?』

やよい「あ…もしかして、あの、どろどろした、へんなにおいのする……」

千早『変な、におい…?高槻さん、それは高槻さんの気のせいじゃないかしら』

春香『そうだよー、あんないい香りでおいしいのに。やよい、だいぶくたびれてるみたいだね、よしよし』

やよい「おいしい……いい、かおり…」

ふたりの話す内容が徐々に、本来なら到底口にしないようなものになりつつあることにも
混乱しきったやよいの精神ではすぐに気づくことができず、自然とさらなる深みに引き込まれる。

春香『その上、イソギンチャクさんに飲み込まれて、えっちな粘液にどぼーんって漬けられちゃって』

千早『そして乳首もクリトリスも、たっぷり触手でしごかれて、いじめ抜かれたのでしょう?こんな風に』

やよい「ひきゃああああんんっ!?」

ついさっきまでやよいのクリトリスに吸い付いていたのと同じ型の触手がふたたび突起を食み、ひねりあげた。
それまでとまったく変わらない語り口のふたりの声をぼんやりと聞き続けていたやよいにとっては
その刺激はあまりにも唐突で、そして強烈で、忘れかけていた全身の熱が一気に戻ってきてしまう。

やよい「はる、か、さんっ、千早さんっ!?もういい、いいです、やめてく、ふにゃあああ!?」

春香『だいじょうぶ、だいじょうぶだよ。言ったでしょ、楽にしてて、って』

やよいの乳首に、その先端にごく細かい毛をびっしりと生やした触手が近づくと
細い筆でごくような動きでピンク色の小さなつぼみを擦りたて始めた。
さらに同じ型の触手が次々と伸び上がり、乳房やわき腹、鎖骨のくぼみ、うなじなど
やよいの上半身を中心に吸い付いては、生えそろった極細の毛で繊細な刺激を一気に送り込む。

やよい「あひっ、ああ、ん、ああっ!なにっ、わたしっ、なに、しゃれてぇぇ!?」

人の手や指ではそもそも数の問題で不可能なはずのそのタッチですらも、幻惑魔法が書き換えてしまい
やよいには春香と千早の両手それぞれが、魔性の刺激を送り込んでいるとしか感じられない。
356  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/22(金) 21:47:19.59 ID:88LqvvuK0

千早『あまり動いてはだめよ、高槻さん。ね、身体の力をできるだけ抜いて』

やよい「で、でもっ、こんな、おかし、ぃ、ですっ!!」

春香『うーん、そうは言っても、困っちゃったなぁ………あ、そうだ』

やよい「え、………あ、ふああああ!?」

ぞくぞくとした感覚がやよいの背筋を一気に走り抜け、そのあとで急激な脱力感に襲われる。

やよい「なんで、そんな、そ……そこ、おし、おしりですっ春香さん!!」

春香『もちろん春香さんは知ってるよー。でもどう、いい具合に力が抜けたんじゃない?』

冗談めかした春香の口調に合わせ、やよいの小さくしまった尻たぶを押し分けるようにして
菊門に近づいた触手、その先端部から舌に似た器官が伸びると穴の周辺をそっとなめまわす。

やよい「ふにぃ、ひぃ、う、ああ、あ………?」

千早『あら、本当ね。高槻さん、ちょうどいいわ、しばらくそのくらい、ゆったり構えていて?』

それまでまったく刺激を受けていなかった、そもそも刺激を受けることがあるとすら思っていなかった場所への責めで
やよいは完全な混乱と恐怖に襲われてしまっていた。あまりの衝撃を受けたことでかえって身体の力が抜けきり、
触手に支えられて身体を起こしているのがやっとといった状態になる。

響(ん、そろそろ、かな………よしっ、そしたら三匹とも、ゴー!)

ずっとやよいの痴態を特等席で眺めていた響は、声には出さず、思念だけでイソギンチャクたちに指示を送る。
主人からの命令を受けた触手生物たちは一斉に触手を蠢かせると、さらなる数をやよいにまとわりつかせ始めた。

春香『やよい、まだ少しちっちゃいけど、かわいいおっぱいしてる。ほら、ここ、いじってあげるよ』

乳首を複数の穂先でブラッシングされるだけでなく、乳房そのものに巻き付いた触手がぐねぐねと力をくわえてきて
まるで人の手でもみほぐされ、こねられてでもいるかのように、やよいの乳房が形を変える。
さらに春香の声の幻聴と調子を合わせ、細い触手が乳首をつまみ、指で転がすような刺激を加え始めた。

やよい「ひあっ、やっ、やっ!違います、春香しゃんっ、きもちよくなんかぁ、ぁぁんっ!」

春香『ええー、うっそだぁ。乳首がこんなに膨れて、ぴんって立ってるよ、やよい』

千早『そう、無理は身体に毒よ、高槻さん。クリトリスだってこんなに充血させているのに』

やよい「くりと、り……いにゃああああっ!?」

同時に、それまでしばらく手を出されていなかったクリトリスにも触手が巻き付いて、
根元から、つんと立ち上がった幼い芽の先端までを、細く繊細な指がしごきあげるような動きで刺激する。
小刻みに震える、かたちのよいやよいのヒップにも触手たちが吸い付き、乳房と同じくもみほぐしたり
ときには軽くぱしっと叩いたりと、あらゆる刺激を加え続ける。

やよい「ち、ちは、やさん、らめっらめれすぅぅ!?そこ汚いれすっ、触ったららめっ、らめええっ……」

千早『汚くないのよ、女性はここを触ると気持ちいいようにできているの。名前くらいは覚えておくといいわね』

ただでさえ滑舌がさほどよくないところ、快楽のせいでよけいにろれつが回らなくなり、
それでもやよいは必死に声を上げ、その場にいもしない春香と千早に行為をやめてくれるよう懇願する。
もちろん春香も千早も返事をしてくれるはずがなく、また響の命令を受けているイソギンチャクたちが
やよいを嬲り、責め立て、追い詰める触手の動きを緩めたり、ましてや止めたりするはずもない。

春香『ね、やよい。気持ちいいでしょ?おっぱいむにゅむにゅってされながら、乳首こりこりされるの、たまんないよね?』

千早『かわいいお尻ね…ところで、クリトリスを扱かれる気分はどう?高槻さんのためなら、いくらでも刺激してあげるわ』

やよい「あがっ、あああああああっ!?んひいいいいいいいい!!!!」

触手の群れに身体をめちゃくちゃに弄ばれ、とっくにキャパシティを超えた快感に押し流されてやよいは絶叫する。
その声にむしろ刺激を受けでもしたか、イソギンチャクたちはよりいっそう触手の動きを速める。
357  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/22(金) 21:51:57.05 ID:88LqvvuK0
千早『ああ、忘れるところだったわ。イクときにはちゃんと、イク、と言わなければ駄目よ』

やよい(い、く?いく、って)

春香『ナイス、さすが千早ちゃん!わたしも忘れちゃうとこだった。聞こえたよね、やよい?』

目隠しをされているにもかかわらず、やよいの視界は今やひっきりなしに明滅していた。

やよいの理性がもう少し残ってさえいれば、声も出していないのに春香が返答してくることの異常さに、
そもそも春香と千早のふたりがやよいの身体にこんな性的な触れ方をするはずがないことにも気付けただろうが、
初めてのフェラチオ奉仕を強いられ、媚薬漬けのまま身体じゅうを好き放題にいじられ、
そしてとどめに響の精神操作を受けているやよいに、違和感を覚えろというほうが無理な話だった。

春香『あ、もう全身がびくんびくんってしてきてる。あとちょっとって感じだね♪』

千早『意識してイクのは初めてだろうから、こちらでタイミングを揃えましょう。いい?』

やよいが返事も反応もできないことを見越して、あるいはそもそもやよいの意思など無視して、
触手たちが一斉に責め手を激しくする。乳首にもクリトリスにも複数の触手が群がって
撫で、こすり、しごき、つまみ、はじき、ひねり、あらゆる動きのバリエーションを加える。

やよい(~~~~~~~~~~~っっ!! ~~~~~~~~、~~~~~~~!!!)

もはや思考のなかですら文字を思い浮かべることもできなくなったやよいは
拘束された身体を精一杯ゆすり、くねらせながら、襲い来る感覚の波の中でめちゃくちゃに振り回される。
好機と見て取ったイソギンチャクたちがやよいの身体のあらゆる部分に大小や太さが様々な触手を這わせ、
巻き付いたり吸い付いたり、つかむような刺激を加えたりと、思い思いにその肢体を愉しむ。

春香『そしたら、千早ちゃん、やよいも。いいかな?』

千早『私のほうはいつでも。じゃあ、カウントを合わせて、高槻さん』

春香『よーし、今から4拍数えてイクんだよ、やよい。せーのっ、』


『『いち』』 『『にっ』』 『『さん』』


やよい(いやっ……です、っ、なに、なにが来るの!? こわい、やだ、やめてっ、いやあああっ!!)

レッスン場で、スタジオで、そしてステージで何度も聞いたはずの、春香と千早が数えるカウント。
本来なら安心を、心強さを与えてくれたはずのその声をやよいは初めて恐ろしいと思ってしまい、
その恐怖からくる焦燥のためか、それとも身体が感じる歓喜のせいか、ひとりでに涙がこぼれる。

『『しっ!!』』

そしてカウントがついに4を数えた瞬間、イソギンチャクの触手が絶妙にタイミングを合わせ
やよいの乳房と尻肉をわしづかみにするように強く絞り上げた。
さらに、乳首とクリトリスを完全に飲み込んで弄っていた触手それぞれが強烈なバキュームを加え、
追い打ちとばかり先端から濃厚な媚薬粘液を吐き出し、敏感な突起すべてをコーティングする。

やよい「ひっぐ、あ……!?お、お、あ、ああ、あ~~~~~~~~~っ!?」

触手たちの連携のとれた動きで、今までで最大の激震を加えられたやよいは、ただ叫んでいた。
その脳裏を、ついさっき春香と千早に教えてもらった言葉がよぎったかと思うと
たちまちのうちにそれが頭を埋め尽くし、気が付いたときには口から飛び出していた。


やよい「い、いくっ、いきますっ、わたし、いくっ、いくぅぅっ、~~~っっ♥♥♥」





がくがくと全身を震えさせ、叫びを上げ続けるやよいの耳に、またも春香と千早の声が響く。

千早『とても上手だったわ、高槻さん。初めてだったんでしょう?才能があるのかもしれないわ』

春香『どう、やよい?イクときに思いっきり叫ぶと、気持ちよかったでしょ?』

やよい「あ…………… ひっ、は、あ、………」

返事をしようにも、息をまともに吸い込むことすら難しい状態になってしまっているやよいに
春香と千早の声が甘美な誘いをかけ始めた。

春香『ねえねえ、やよい。実はね、わたしと千早ちゃんから提案があるの』

千早『とても簡単なことだから、そのまま聞いて。高槻さん、あなたも我那覇さんの家族にならない?』

やよい(ひびき、さんの……かぞ、く?)
358  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/22(金) 21:58:27.92 ID:88LqvvuK0

絶頂を迎えた直後で頭がまだぼんやりしている様子のやよいを、
声だけの春香と千早がゆっくりと、しかし確実に堕としにかかる。

春香『そう、家族。わたしと千早ちゃんね、みんなより一足お先に響ちゃんの家族にしてもらったんだ』

やよい(はるかさんも、ちはや、さんも……?)

千早『ええ、だけど、以前と特に変わったことはないわ。とても良くしてもらっているし』

やよい(じゃあ、わたしも、かぞく…になれば、ふたりと、いっしょ……?)

尊敬する大好きな事務所の仲間であり、頼れる年上の存在でもある春香と千早が、
同じく事務所の大好きな仲間である、響の家族になっている、という。
そこに自分もいっしょに混ざれるなら、それはとても素敵なことのように、やよいには聞こえた。

春香『そうだよー、一緒!やよいもおいでよ。響ちゃんち、引っ越してて、すっごく広いんだよ』

千早『高槻さんが来てくれたら、にぎやかになって楽しいと思うわ。ゆくゆくはほかの皆も一緒に、ね』

やよい(ほか、の、みんな……)

その言葉に少しだけ、ひっかかるところがあった。
自分も、春香も千早も、シャインマジシャンとしてすでに覚醒しているし、
事務所のほかの仲間たちは、みんなマジシャン候補生として選ばれていたはずだ。

やよい(マジシャン、どうするん、ですか?ふたりとも、やめちゃったんですか?)

春香『うーんと、ね…それは、できる人がしてくれたらいいんじゃないかな?』

春香が答える。

千早『ええ。私たちでないと絶対に駄目、というわけではないだろうし』

千早も後に続く。

やよい(………………)

春香『まあ、それはいいでしょ。やよいも早くおいでってば、すごく気持ちよくしてもらえるよ?』

千早『そうよ高槻さん。さっきの比ではないくらいの、極上の感覚が味わえるから』

やよい「ちが、いま、す……」

春香『え、違うって、なにが?』

千早『高槻さん? 急にどうしてしまったの?』

途切れ途切れではあるが、やよいがぽつぽつと言葉を紡ぐ。

やよい「わたしの、知ってる、春香さん、も、千早さんも……そんなこと、いわない、です」

やよい「ひびき、さん………おねがい、します、もうやめて………」

目隠しをされたままのやよいでもわかるほど明白に、春香と千早の偽の気配が消え去る。
同時にやよいに甘く語りかけていた声もぱたりと止み、しばしの静寂が訪れた。

そして、あと一歩、というところですべてを振り出しに戻され、響は愕然としていた。
やよいがもともと芯が強い、というか、悪くいえば見た目のわりに頑固で思い込みが強いタイプ、
ということは知っていたつもりだったが、今の響にとってはそれが、ことごとく悪い方に働いている。

響(こ、ここまでしても勧誘に乗ってくれないなんて……)
359  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/22(金) 22:11:17.07 ID:88LqvvuK0

やよい「ひびきさん、もう、やめましょうよ………765プロに帰って、みんなにあやまれば、きっと、だいじょうぶ、です」

目隠しのせいで相変わらずどの方向に響がいるかわからないやよいは、勘で見当をつけつつ声をかける。

響「ふ、ふふ、ふ……」

やよいに諭された響が、身体を小刻みに震わせながら、低い笑い声を上げる。
その声はもちろんやよいの耳にも届いており、響の出方をうかがうやよいの身体にも緊張が走る。

響「やよいはすごいよ、さすがだなぁ…こうなったらどうしても、やよいを初めての幹部にしたくなったぞ、自分」

響の声はいつものトーンとほとんど変わらなかったが、目をふさがれており、耳だけで聞いているやよいは
その中ににじんでいる決意というか、覚悟というか、そういう類の存在を感じた気がした。

ひょっとしてみんなに謝る気になってくれたのか、と思うやよいの頭に、だしぬけにぽん、と手が置かれる。

やよい「!?」

つい数秒前まで、確かになんの気配もなかったあたりから、誰かの体温と息遣いを感じる。
むろんそれは響のものであり、瞬間移動にも等しいスピードでやよいのそばに寄ってきたその動きは
たとえやよいが目隠しをされていなかったとしても、認識できたかどうかはわからなかった。

響「やよいにはできるだけひどいことしたくない、ってさっき言ったのはホントだよ」

やよいの頭を軽くなでながら、響は静かな声で話しかける。
その瞬間だけやよいは、目の前にいる響こそが自分の知っている響なのではないか、と感じた。

しかしその感覚はものの数秒で裏切られ、響の全身から放たれるオーラがどす黒いものに変貌する。

響「でも、自分、ブラックジャンボのボスとして、マジシャンひとりオトせない、ってのはもっとダメなんだよね」

響「ただ安心して、やよい。痛い思いとか、苦しい思いは、ぜったいさせないって約束するぞ」

やよいにはまったく見えないまま、獲物を前にした獣の牙よろしく八重歯をぎらりと光らせて、響が宣言する。

響「バカになっちゃう一歩手前……ううん、もうバカになっちゃうまで。いーっぱい気持ちよくしてあげるからね」

言うが早いか、響はやよいに近づき、その額に躊躇することなくくちづけをする。

やよい(え……こ、この感触……?)

響「口と口でのち……ちゅーは、自分、プロデューサーとするときまで取っとくの。だから、せめて、ね?」

響から額にキスをされたのだ、とやよいが気づいた瞬間、目隠しをされたままの視界がまた一瞬で真っ白に染まった。
360  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/22(金) 22:23:02.22 ID:88LqvvuK0
やよい「………か、はっ?」

最初にやってきたのは圧倒的な異物感だった。
大量に飲まされ続けた粘液をのぞけば、何を食べたわけでも飲んだわけでもないはずなのに
お腹、とくに下腹部に、なにかをぎゅうぎゅうに詰め込まれたような感覚がわきあがる。

痛みは今のところ、特に感じない。といって気持ちがいいわけでもない。
状況がまったく理解できず、やよいが頭を疑問符でいっぱいにしていると、地震が起きた。

やよい「~~~~~ッッ!?ああ、ああああああっ!?」

視界を奪われたまま上下に荒々しく揺すり立てられるうち、揺らされているのは世界ではなく
自分ひとりだとなんとか気づく。そして、その震源…揺らす原動力になっているものがなんなのかも。

やよい(これ、え、っ!?お、おまたに、なにか、入っちゃ、て!?)

自分の下腹部に、実際になにかが物理的に侵入してきていて、そしてそれが上下する動きに合わせて
身体全体ががくがくと揺さぶられていることに気づいたやよいはパニックに陥るが、
手足は相変わらずがっちりと拘束されており、抵抗はもちろん、逃げだすことすらできない。

だがそれ以上にやよいを恐れさせたのは、あまりに痛みも何もないことだった。
揺さぶられているのはわかっても、下腹部の異物感以外の感覚がまったくやってこない。

やよい(わ、わかんないっ、ほんとに、なにか入ってる、の!?でも、ぜんぜん痛くないよぉ、なんで!?)



目隠しと拘束を担当していたイソギンチャクは響からの命令を受け、即座にそれを実行した。
獲物が主人から受けた額へのキスに気を取られている間に、シャイニング・ヤヨイの足を開かせると
ペニス状触手を下から突き上げるかたちで近づけ、ショーツの布地を巻き込む勢いで躊躇なく膣内へと侵入させる。

本来なら敵うはずもない宿敵、それも初物を味わえるとあっては物言わぬモンスターでも興奮するらしく、
やよいの中へもぐりこんでいる触手の動きがいつも以上に柔軟なのはもちろん、
周囲で踊り狂う残りの触手たちもときおり、待ちきれないように媚薬粘液を撒き散らしている。

響「最初はなにがなんだかよくわかってないと思うけど、大丈夫だぞ、やよい」

響は、触手生物の激しいピストンで小柄な体をゆすぶられ、声も出せない状態のやよいに声をかける。

響「さっきのときなんかよりすぐ気持ちよくなれるから。そのための自分の魔法だもん」

それまでの責めで十分に濡れていたとはいえ、まだ未成熟で狭いやよいの膣を
イソギンチャクの太い触手が我が物顔に出入りし蹂躙する。

その表面をうっすらと紅い処女の残滓が覆っていることを、凌辱している当の触手生物はもちろん
響も、そしてやよい本人ですら気にかけない、あるいは気づくことすらない、異様な光景がそこに広がっていた。
361  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/22(金) 22:33:12.07 ID:88LqvvuK0

やよい「あ、あぅ、っ、あっ、あ、あっ!?」

リズミカルに揺さぶられ続け、そのつもりはないのに声が揺れて聞こえてしまう。
性交渉、というものについての知識は一応あっても、現在の自分が置かれている状況とは
あまりにかけ離れている気がして、やよいは具体的に自分が何をされているのかを理解できない。

やよい「なん……響さん、っ、これ、なんの、意味が、あ、るんです、か、ぁっ!?」

今度は気配がはっきりとわかった。
すぐそばにいるらしい響の方へ首をひねり、やよいは叫ぶように尋ねる。

響「うん。さっきまででやよいの心がすごく強いのはよくわかったから、方法を変えようと思って」

予想外におだやかな声で響からの返答があり、そして肝心の答えははぐらかされて、
こんな状況だというのにやよいは肩透かしを食らったような気分になる。

やよい「こころ、って、ひぁ! ……それに、方法…を、かえる?」

響「つまり、順番が逆だったんだ。だから、まず身体のほうを、もう、最高にカンペキにとろけさせちゃう」

やよい「響さん、わたしやっぱり、意味がわか ひっぐぅぅ、ううぅぅっっ♥♥♥」

それが、シャイニング・ヤヨイの最期の言葉になった。





やよい「あ、あああああああ~~っっ♥♥♥♥♥♥ いひっ♥♥♥んんっんほぉぉぉ!?♥♥♥♥♥♥」

拘束をふりほどきかねない勢いで身体をよじり、ほとんどおたけびに近い声を上げ続けるやよいを見て
ようやく来たか、と、響は内心で胸をなでおろす。
これまた初めて試す魔法だったため結果を見るまでは半信半疑だったが、
この様子なら間違いなく効いていると考えてよさそうだった。

媚薬粘液中毒になっている、あるいはなりかけている女性、それも処女の相手にのみ効果がある、魔女のキス。
その効果もごくシンプルで、ひとたびこの魔力をこめたキスを受けた場合、たとえ処女をその後失おうとも
ほぼ永続的に性的な感度を強烈に高められてしまう、という、言ってみればただそれだけの魔法である。

たしかに媚薬粘液との相乗効果はいちおう期待できるが、そもそも中毒になっているのであれば
すでに常時発情しているに近いような状態になっているわけで、不要なダメ押しというか
ただのオーバーキル的なハズレ魔法である印象はぬぐえない。

それゆえに響は、最初に存在を知った際、そんなのいったいどこで使えっていうんだ、と頭を抱えた。
しかし考えてみれば、今回のやよいのように徹底的に「下ごしらえ」ができたマジシャン相手であればうってつけである。

不安要素としては、キスする場所がどこでも効果が発揮されるのか、という点もあったが
額にキスをされたやよいがあの様子なのであればおそらく大丈夫だろうと思われた。
むしろ、より強烈そうな場所、たとえば頬や、秘部にでもキスできれば、もっとかんたんに狂わせられるかもしれない。

そして何より響にとって使いでのある点は、キスをする側の魔力が高ければ高いほど、その効果が強烈になるというところだった。

響「もう心配いらないぞ、やよい!これからイソ助たちに何されても気持ちいいって感じるからね!」

揺すぶられているのか、自分で震えているのか、がくがくと頭の位置も定まらないやよいに
満面の笑みを浮かべ、純粋な善意だけからくる安堵感をにじませながら、響が話しかける。

やよい「あはあああああっ、らめっ、らめええ!中にはいってる、これ、らめれすぅっ!!」

響「大丈夫だよ、自分がここで見ててあげるからさ。好きなだけ叫んだりよがったりしちゃえ、やよい♪」
362  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/22(金) 22:54:27.00 ID:88LqvvuK0
やよい「いやっ、いや、れすっ、やめて、やめてぇぇ!?」

それまで無反応だった獲物が急に悲鳴を、そして嬌声をあげて身体をよじりだしたことを察知し、
やよいの処女を奪ってその膣を犯し続けていたイソギンチャクはもちろん、周囲の2体も一気に動きを活発化させる。

やよい「ぴぃっ!? そ、そこっ、おしりの、あにゃああああ!!」

拘束はそのままに宙で横倒しにされ、浮かされたまま、秘穴を触手で耕されていたやよい。
その後ろの、きゅっとすぼまった不浄の穴にも、当然のように太い触手が尻肉をかきわけて入り込んできて
そして訪れるはずの強烈な異物感が、そのまま脳までを灼く快感となってやよいに襲いかかる。

やよい「いいひぃいいいいい!?らめええっ、そこ、はいったららめなのにぃ!」

本来、不要なものを出すためだけの穴に逆に侵入されたことで発生する痛みも不快感も
すべて響のキスによって快楽に変換され、やよいは額から直接頭の中をかき回されている気になってしまう。

やよい(こんなっ、わた、し……このままじゃ、本当に、おかしくなっちゃう!!)

前後の穴を埋めた触手が出入りする速度を上げ始めた。
足をだらしなく開かされ、身動きをとれなくされているやよいは、ただそれを身体で感じているしかない。

やよい(なにっ、わたしの中で、これ………えっ、そ、そんな…!?)

思い出すのは強制的に何度もフェラをさせられた際、自分に粘液を飲ませた触手たちの動き。
あの時も確か、粘液を放つ前に触手は、こんなふうに、ぶるぶると、震えて……

やよい「やだっ、いやあああ!?それいやっ、いらないれすっ、お薬いらない、むごぉぉ!?」

唯一自由になる口を動かして叫ぶやよいをうるさく思ったのか、イソギンチャクの1体がその口に触手をくわえさせた。
そのままやよいの口をオナホールかわりに使ってしごいた触手から、当たり前のように媚薬粘液が放たれる。

やよい「んんぶぅ!~~~~~っ、ごぶぇ、うぐぐっ!?」

やよい(そんな…、お、おくち、まで、きもちいいっ!?)

勢いよく流れ込んでくる粘液を窒息しないように飲み込みながらやよいは戦慄した。
粘液が付着した口の中のそこかしこが、触手がいまも触れてこすりあげている舌や頬の裏が、
どこもかしこも焼けるようにひりつき、もっと触れてほしいとすら思ってしまう。

そして意識がそちらにそれているほんの数秒の隙を縫って、やよいの下腹部で大爆発が起きた。

やよい「っきゃああああああっ、ひゃああああんんんんっっっ♥♥♥♥♥」

ぐらぐらに煮えているお湯、いや、もっとドロドロとしたマグマ、触手から放たれた濃厚なそれが
やよいの狭い膣を一気に奥まで埋め尽くし、勢いでさらに奥の行き止まり、赤ちゃんの部屋までたどり着く。
菊門を我が物顔に出入りしていた触手も最奥まで潜り込むと、そこで大量の媚薬粘液を吐き散らした。

やよい「こえっ、これしゅごいれすっ♥♥♥おなか、おしり、もぉ!やけど、しちゃうぅっ♥♥♥♥♥」

やよいがすっかりとろけきった声で叫んでいる間にも、触手たちはポンプのように粘液を送り込み続け
その脈動のひとつひとつが脳天までしびれるような甘美な快楽を伝え続ける。
その間もやよいの額に刻印された響のキスマークは妖しく輝き、やよいの肢体への支配権を誇示しているようだった。

ぬぽ、と下品な音がして、ごぼっ、びちゃちゃ、という水音がそれに続く。
やよいの前後の穴を犯し抜き、最後の一滴まで粘液を注ぎ込んだ触手がようやく引き抜かれ、
その動きにつられて膣内と、尻穴のなかでたゆたっていた白濁液が逆流し、床に垂れ落ちた。

やよい「はぁー、っ、はーっ………♥♥♥ こんな、こんなの、らめ、れすぅ…………♥♥♥♥」

はしたなく大股開きになった足を閉じる余力すらないまま、触手で宙に支えられ、やよいはうわごとのようにつぶやく。

触手を揺らすイソギンチャクたちが、腕を組み、してやったり、という表情を浮かべる響の方を
そっとうかがうようなしぐさを見せる。それに気づいた響は、黙ったまま右手の親指をぐっと立て、
主人のお許しを得て勢いづいた魔物たちは、囚われのシャインマジシャンに殺到した。


やよい「ひぃっ、そん、なっ!?♥♥♥ やっ、やぁぁ、すこし、休ませ、ひ、んやああああ♥♥♥♥♥」
363  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/22(金) 23:05:32.61 ID:88LqvvuK0
やよい「あーーーーーーーっ♥♥♥♥ いいっ、きもち、いれすっ、ふにゃあああんん♥♥♥」

逆さ吊りにされ、アルファベットのYの字のかたちに足を大きく開かされた格好でやよいは犯されていた。
太い触手が上からたたき込むように突き込まれ、小さなヴァギナを押し開いて奥深くまで潜り込み、
そしてめくり上がってしまいそうな勢いでぎりぎりまで引き抜かれる…そんな苛烈なピストンが繰り返される。
その一往復ごと、一こすりごとの動きがやよいに激烈な快楽を与え、脳を、精神を焼いていく。

尻穴に同じようにしてもぐり込んでいた触手が大きく震え、先端部を深く突き込んで射精を始めた。

やよい「んほおおおおっ♥♥♥おしりぃ、おしりもすきれすぅ♥♥♥♥いいっ、いっぱいでてるぅ♥♥♥♥♥」

ぶるぶるとした触手の震えとシンクロして、やよいも身体を大きく震わせながら快感をむさぼる。
そこへとどめとばかり、前の牝穴にも触手が一際深く潜り込み、後ろの触手に負けじと媚薬粘液を注ぎ始めた。

やよい「あっ、あ~~~~~っっ♥♥♥♥♥や、やっぱり、こっちのほうがいいよぉっ♥♥♥♥いくっ、いくぅぅっ♥♥♥♥♥」

やよい「きもちいいっ♥♥♥♥もっと、もっとおくすりくらしゃいっ♥♥♥♥♥しょくしゅさぁんっ♥♥♥♥」

壊れたような笑顔を浮かべ、快感に酔いしれながらさらなる凌辱と射精をねだるやよい。
注がれた粘液の入りきらない分はすぐにやよいの狭い膣穴からあふれ、
そのまま重力に従ってやよいの肢体を伝っていく。

さんざん注ぎ込まれた粘液でぽっこりと膨らんでみえる下腹部を乗り越え、
スカートや腰回りの衣装に染み込みながらそのまま流れ続け、露わにされた胸を覆い、
そしてついにはやよいの顔にまで到達し、快感にとろけきった幼い顔を白く汚した。





やよい「あん、っ、もったいない、れすよぉ♥♥♥こぼれちゃうっ、こぼれちゃいます♥♥♥♥」

吊るされたまま、顔に垂れてくる粘液を一心に舌を伸ばしてすくいとるやよい。
そのやよいに響が近づく。相変わらずのほほえみを、その顔に浮かべたままで。

響「………さて、と、やよい。教えてあげとかなきゃいけないことがあったんだったぞ」

やよい「あっ、ひびきさん、ひびきしゃんっ♥♥♥おはなしより、もっといっぱい、えっちなことしたいれすっ♥♥♥♥」

数時間前とは別人のようなやよいの態度に、響はつい苦笑してしまう。
とはいえ、ここからが仕上げとしては一番大事なところなので、気合を入れなくてはいけなかった。

響「それはあとでまた別に、たっぷり時間とろうなー。だから、今はちょっとだけ、自分の話聞いて?」

やよい「あとで、あとでまたせっくす、していいんですねっ!?♥♥わかりましたっ、ききますっ!」

逆さ吊りのままで話を聞くのはいかにも疲れそうなので、イソギンチャクたちに指示を出して床に下してやる。
あとから性戯にふけっていいと聞いて、律儀に正座までして姿勢をただすやよいに響はまた笑いそうになった。

響「おー、ありがと。実は、そもそもやよいがどうしてここに来たか、って話なんだけどさ」

なんでもない世間話をするように気楽に話しかけながら、響はちらりとやよいの衣装に目をやる。
これだけ長い時間の凌辱を経たにも関わらず、胸や下着をのぞけばほぼ原形をとどめていることに
今更ながら驚くが、いま確認したいのはそこではなかった。

やよい「……う?そういえば、どうしてなんですかー?」

響「ちょっと告げ口みたいで、自分はいやなんだけど……やよいには知る権利があると思うから、教えてあげるね」

少しだけもったいぶりつつ、やよいのスカートの端に目をやって、ついに響は心の中でガッツポーズを決める。

鮮やかなオレンジ色だったやよいの衣装の端が焼け焦げたように黒く染まっていて、
そして響がまさに今見ている目の前で、その面積は少しずつ拡大し、もとのオレンジ色を侵食していた。
364  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/04/22(金) 23:07:13.30 ID:88LqvvuK0
響「自分、春香と千早のふたりに聞いたんだ。やよいのこと助けてあげたいかどうか、って」

やよい「春香さん、千早、さん…あ、そうだ!さっきふたりにえっちしてもらったの、すっごくきもちよかったれすっ♥♥」

響「あはは、そうだったなー、やよいはえっちだなぁ!…で、お話もとに戻すけどね?」

やよい「あ、はい、千早さんと春香さんが、どうしたんですか?」

響「ふたりとも、やよいのこと、助けたいって言わなかったんだぞ……だから自分、やよいを連れてくことにしたの」

響は一言も嘘を言ってはいなかった。助けてあげたいかどうか、という直接の文言は使っていないにせよ、
春香も千早も答えあぐねてどちらを犠牲にすると明言できなかったのは事実であり、
それはすなわちやよいを助けない、見捨てる、と言ったに等しい、響はそう解釈していた。

やよい「え? ……えっと、えへへー、それはしかたないと思いますー」

思ったよりも軽い返事が返ってきて、一瞬、響は失敗したかと思った。
やよいの春香と千早への強い愛着や信頼、それを一気に裏返してやることができれば
非常に強力な幹部になれるとふんでいたが、それより前に、快楽に完全に溺れてしまったのだろうか?

やよい「春香さんも、千早さんも、きっとわたしのほうが年下だから、順番ゆずってくれたんですっ!」

響「順番?」

やよいのオレンジ色の衣装が、加速度的に黒で染まり続けている。
少なくとも、やよいがこのままブラックジャンボ幹部として覚醒するのは間違いなさそうだった。
ただ、春香と千早への敵対心はそこまで植えつけられなかったかもしれない、と響は落胆する。
しかし次のやよいの言葉を聞いて、響の期待はほぼ確信に変わった。

やよい「こんなきもちいいこと、わたしに先に、やらせてくれて♥♥♥ふたりとも、ほんとにやさしいですっ♥♥♥♥」

今ややよいの衣装のほぼすべてが黒に染まっていた。
いつの間にか修復されていた胸元、ちょうど胸の中心部あたりにわずかに残るオレンジ色は、
今となってはデザイン上のワンポイントかなにかにしか見えない。

やよい「だからこんどは、春香さんと千早さんのばんですよねっ♥♥いっぱい、いっぱい、きもちよくなってもらわなくちゃ♥♥♥」

計画とは少々違っている気もするが、やよいが春香と千早への強烈な執着を抱いていることは
もはや疑いようがない。これはこれで幹部として期待できそうだ、と響はひそかに笑う。

響「グッドアイディアだぞ、やよい! そしたらさ、どうやって二人とか、あとのみんなとか連れてくるか相談しようよ」

やよい「ああ、そうかあ!伊織ちゃんとか亜美とか真美とかも、みーんな、いっしょがいいですねっ♥」

かつて事務所で浮かべていた無邪気な笑顔に似ているようで、
その実まったく別物の、妖艶さすら感じさせる笑いを浮かべてやよいが答えた。

響「うんうん、だよね。じゃ、やよい、これからブラックジャンボの幹部として、自分のこと手伝ってくれるよね?」

やよい「はいっ、もちろんですっ、響さん……あ、響さまっ♥♥」

響「いきなり様つけなんていらないぞー、やよい。今まで通りさんでいいってば」



にこやかにおしゃべりを続けるふたり。
その最中、やよいの胸の中心にかすかに残っていたオレンジ色が完全に消え、漆黒に染まった。





【エロゲ風安価】春香「魔法戦士ですよ、魔法戦士!」その4【中編1】に続く



元スレ
SS速報R:【エロゲ風安価】春香「魔法戦士ですよ、魔法戦士!」その4
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1460289968/