1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/24(木) 00:15:59.690 ID:tcIPaIi00.net
シャル「その壁ドン?っていうのは何?」
ラウラ「萌えシチュエーションの一つらしい」
ラウラ「男が女を強引に壁に押さえ込んで、手と壁で女の逃げ場を塞ぐ」
シャル「うーん、ちょっとよくわからないかな」
ラウラ「なら実際にやってみよう。シャルロット、壁に背中を預けてくれ」
シャル「う、うん……」
ラウラ「やるぞ。……シャルロット……」ドンッ
シャル「!」
ラウラ「……好きだ」
シャル「!!」
2: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/24(木) 00:16:40.048 ID:tcIPaIi00.net
ラウラ「どうだ?」
シャル「ちょ、ちょっとドキドキしたかも」
ラウラ「そうか。だがもしこれが一夏なら……?」
シャル「!!!」
ラウラ「ふふふ」
シャル「ゴクリ……」
ラウラ「明日、嫁に壁ドンをして貰おうと思う」
シャル「いいね……僕も付き合うよ」
ラウラ「ああ」
シャル「ちなみにその知識の出所は?」
ラウラ「クラリッサだ」
シャル「うん、だよね」
朝
一夏「う……ん?って、またラウラか!もう布団に潜り込むのやめてくれよ!」
ラウラ「今日は嫁に壁ドンを頼みに来た」
一夏「はぁ?壁ドン?ってちょっと前流行ったあれか?」
ラウラ「そうだ。理解が早くて助かる」
一夏「で?」
ラウラ「私に壁ドンをしてくれ」
一夏「……」
ラウラ「……」
一夏「っていたたたた!わかった!やるから!」
ラウラ「で、では頼む……!セリフは『もう逃がさない』だ!」
一夏「はぁ……じゃあやるぞ」ドンッ
一夏「もう逃がs」
ラウラ「はぁっ!!」
一夏「どわぁぁぁ!!」
ラウラ「……ハッ!しまった、つい癖で投げ飛ばしてしまった!大丈夫か一夏!」
一夏「……なんとかな」
ラウラ「も、もう一度頼めるか……?」
一夏「はぁ……ああ、いいぜ。どうせやらないと満足しないだろうしな」
一夏「ラウラ……」ドンッ
ラウラ「あっ……」
一夏「もう逃がさない」ボソッ
ラウラ「……!!!はぅ……///」
一夏「お、おい大丈夫か?」
ラウラ「……な、なんとか……///」
一夏「もう気は済んだか?」
ラウラ「う、うむ」
ラウラ(できればもっと先がやりたいが……///)
シャル「ラウラ!」
ラウラ「むっ!」
一夏「今度はなんだ?」
シャル「もう!また抜け駆けして!」
ラウラ「す、すまない」
シャル「全く……怒ってるんだからね!」
一夏「なぁ、もしかしてシャルも壁ドンなのか?」
シャル「えっ!?あ……うん///」
一夏「じゃあ早速」
シャル「ま、待って!」
一夏「ん?」
シャル「床ドン!床ドンがいい!本当の床は危ないからベッドで!セリフは『なぁ、いいだろ?』がいい!」
一夏「床ドン……」
シャル「お願い!」
一夏「まぁいいけど……ちょっと恥ずかしいな」
ラウラ(床ドン!そ、そうきたかァ~~~~~ッ)
一夏「なぁ、シャル」
シャル「なに?」
一夏「……」グイッ……ドンッ
シャル「え……い、いち……」
一夏「なぁ……いいだろ?」
シャル「!!!!」
ラウラ「おい、シャルロット、大丈夫か?」
一夏「顔真っ赤だぞ?」
シャル「あ、あぅ……///」
一夏「なぁ、本当に大丈夫か?」
シャル「だ、大丈夫だよ!うん!あはは!」
一夏「そ、そっか」
教室棟廊下
一夏「……ふぅ。今日は一日激動の日になりそうな予感がする」
真耶「織斑くん、おはよう!……なんだか疲れた顔してますよ?」
一夏「あ、いや、なんでもな……いっ!」
真耶「きゃっ!」
一夏「っ……!?」
一夏(な、何かハプニングで壁ドンみたいな形になってしまった……!)
真耶「お、織斑くん……///そういうのは学校じゃなくて私の……///」
千冬「織斑ァ!……それと、山田先生?」
真耶「ひっ」
一夏「ひっ!」
千冬「……織斑、さっさと教室に入れ」
一夏「は、はいっ!!」
真耶「」ガクガクブルブル
放課後
一夏「はぁ……今日も、いや、今日は格段に疲れた……」
?「「「いーちーかー(さーん)!!!」」」
一夏「な、なんだぁ!?」
鈴「一夏!あたしにも壁ドンやりなさい!」
セシリア「わたしくも何かして欲しいですわ!」
箒「一夏ァ!……そ、その……しろ!!」
一夏「あぁ……やっぱりこうなるのか……」
鈴「順番はもうじゃんけんで決定済みよ!最初はあたし!」
一夏「あー!もう何でもこい!」
鈴「で、リクエストなんだけど……」
鈴「アリーナの特訓帰り、お互いに疲れて汗だく。遅くまで特訓しててあたしらの他には誰もいない」
鈴「あたしがロッカーで着替えてるところに一夏が侵入してきて、強引に後ろから手を掴んで壁にドンッ!」
鈴「そ、それで……『このままやろうぜ?』って……///」
セシリア「ちょっと!なんですのそれは!」
箒「破廉恥がすぎるぞ!鈴!」
一夏「ていうか具体的すぎるだろ!」
鈴「い、いいじゃないのよ!実際その、するわけじゃないんだから!」
セシリア「ですが……!あ……!いえ、ゴホン、わたくしはよろしいですわ」
箒「な、どうしたセシリア!」
セシリア「箒さん……!これはあとになればなるほど過激でも許されるということですのよ……!?」
箒「!!?……わかった。許す」
一夏「……俺の意思って一体」
鈴「ふぅ……疲れた。あー、汗だくね……早く着替えないと」
一夏「……」
鈴「……?」
一夏「……」ガシッ……ドンッ!
鈴「な、え、一夏!?」
一夏「ここでこのままやろうぜ?」
鈴「や、そんな……こんなところで……」
一夏「汗の臭い……」
鈴「ダメ、嗅がないで……!」
一夏「好きなにおいだ」
箒「はいカットォォォ!!」
セシリア「もうよろしいでしょう!?退場!」
鈴「あ、やっ、待って!あぁぁぁーー…………」
箒「一夏……何故アドリブで続けた……?」
一夏「い、いや、何かノってきちゃって……」
箒「……」
一夏「はは……」
セシリア「……まぁ、いいでしょう」
セシリア「ではわたくしの番ですわね」
セシリア「まず、わたくしはいろいろな男性に対して八方美人という設定でいきます」
セシリア「そして一夏さんはそんなわたくしにイライラしています」
セシリア「『俺以外にあんな顔を……!』とイライラがピークになったとき!」
セシリア「人通りの少ない物陰で腕ドンしながら『セシリア……俺以外にあの顔を見せないで』と嫉妬が爆発!」
セシリア「はぁ~~……たまりませんわ」
一夏「だからなげーよ!!」
セシリア「ふふっ、ごきげんよう」
セシリア「ええ、ではまた明日」
一夏「……」イライラ
セシリア「あら?どうかしましたの?」
一夏「別に……」
セシリア「ならいいのですけれど」
一夏「……」グイッ
セシリア「きゃっ!」
一夏「……」ドンッ
セシリア(か、顔が近い///)
セシリア「い、一夏さん?」
一夏「もうやめてくれよ」
セシリア「え?」
一夏「セシリアの笑顔……他の男に見せたくない。俺だけのセシリアでいてくれよ」
セシリア「……!!!」
セシリア「はぁぁぁ……///」ヘナヘナヘナ
箒「むむむむ……」
一夏(やばい、何だか楽しくなってきたぞ)
セシリア「あ、ありがとうございまひゅ……///」
一夏「いや、俺も良かったぞ」
セシリア「よ、よかっ……///」プシュゥゥゥ……
箒「これはしばらくはダメだな……」
一夏「さて、箒はどうする?」
箒「わ、私か!?」
一夏「箒の番だろ?」
箒「そ、そうなのだが……」
箒「ゴホン!では……」
箒「まず、私と一夏が喧嘩しているというシチュエーションでいく」
一夏「割といつも通りな気がしないでもない」
箒「……続けるぞ」
箒「それで、私は自分も悪いと思っていながらもなかなか許すことができずにいる」
箒「そんなとき一夏が謝りにやってくる。私は『一体なんの用だ!』とつい怒ってしまう」
箒「一夏も悪くないわけじゃないので、なかなか切り出しづらい状況だ」
箒「そしてしばらくの沈黙のあと、私は踵を返し一夏に背を向け帰ろうとする」
箒「そのとき!突然一夏に後ろから抱きつかれ『ゴメン』と一言。その一言のおかげで『……私も悪かった』と」
箒「二人は仲直りしてハッピーエンド!どうだ!」
一夏「どうだと言われても……ていうかドン成分無くなってるじゃん。しかもハグって。俺はいいけど」
箒「い、いいからやるぞ!」
箒「……全く、一夏のやつめ……」
箒(わかっている。私にも非があるということくらい……はぁ、もっと精神を鍛えねば……)
一夏「……な、なぁ、箒」
箒「一夏……!一体なんの用だ!私は謝る気はないぞ!」
箒(またやってしまった。なぜ私はいつもこうなのだ!)
一夏「あ……」
箒「……フン!」
一夏「……」
箒(私は……)ギュッ
箒「え……?」
一夏「箒……ごめん……」
箒「……あ……わ、私も、悪かった……」
一夏「箒……」
箒「いち……って!な!な!せ、接吻する気か!?」
一夏「あ、ごめん、やっぱダメか?」
箒「あ、いや、その……」
一夏「すまん、つい空気に流された。悪かった」
箒「……その……いい」
一夏「え?」
箒「キス……いい」
一夏「……箒」
箒「あ……」
一夏「……」チュッ
箒「……」
一夏「……はは、やっちゃったな。キス」
箒「あ、あ、あ……/////わ、私はぁぁぁぁぁ!!/////」
一夏「あっ!箒!……逃げた……」
一夏「何か流されてとんでもないことをやってしまった気がする……」
簪「一夏」
一夏「うおう!?」
簪「一夏、私にもして?」
一夏「え!?な、なにを!?」
簪「壁ドン」
一夏(そ、そっちか)
一夏「で、どういうのがいいんだ?」
簪「どういうの?そんなに種類があるの?」
一夏「あー……」
一夏(両手で壁ドンでもやってみるか)
一夏「いや、とりあえずやろう」
簪「ど、どうぞ」
一夏「簪」ドンッ
簪「……!!」
一夏「どうだ……?どう思った……?」ボソッ
簪(吐息が耳に当たって……///)ゾクゾクッ
一夏「どうした……?」ボソッ
簪「タ、タイム!」
一夏「えっ」
簪「はぁ……はぁ……すごかった……///」
一夏「そっか。良かったよ」
簪「また今度やって欲しい……ダメ?」
一夏「え……まぁいいけど」
簪「♪」
一夏「今日は流石にもうないかな……ってそんなはずがないよね、うん」
楯無「んふふ♪何か面白いことやってるみたいじゃない?」
一夏「何故かはよくわかりませんが壁ドンの日になってます」
楯無「おねーさんにもやって欲しいなぁ」
一夏「まぁ何となくわかってました。ええ、やりますよ!やればいいんでしょう!」
楯無「で、何をやってくれるのかな?」
一夏(んー……そうだ。顎クイでもやってみるか)
一夏「楯無さん」グイッ
楯無「きゃっ」ドンッ
一夏「楯無さん……」
楯無「……結構強引なのね」
一夏「……」顎クイッ
楯無「!!」
一夏「いいですよね?」
楯無「……」
一夏「……」
楯無「……ふ、ふぅ……ちょっとびっくりしたわ。ちょっとね。でも流石にキスまでは無理みたいね」
一夏(……)
一夏「わかりました……楯無さんの、奪います」
楯無「えっ」
一夏「……」チュッ
楯無「!!??」
一夏「……」
一夏「……楯無さん?」
楯無「ぁ……ぁ……///」ヘナヘナ
一夏(あ、これはもうダメかな)
一夏「……何やってるんだ俺?壁ドンして、ハグして、キスして……なんだこれ」
一夏「……明日から地獄が待ってそうだ。はぁ」
千冬「随分お楽しみだったみたいだな?一夏」
一夏「千冬姉……」
千冬「篠ノ之と更識とのキスは楽しかったか?」
一夏「あ、いや、それは……」
千冬「……一夏」ドンッ
一夏「うっ」
一夏(まさか壁ドンされる側になるとは……)
千冬「一夏……」チュッ
一夏「んっ!?」
千冬「んっ……んんっ……」
一夏(千冬姉の大人のキス……)
千冬「……ん……ぷはっ……」
一夏「はぁ……はぁ……」
千冬「一夏、誰とのキスが一番よかった?」
一夏「そんなの……千冬姉に決まってるじゃないか……」
千冬「ふふ……良い子だ。……今夜私の部屋に来い」
一夏「……うん」
おわり
すげえニヤニヤする
元スレ
シャル「壁ドン?」ラウラ「そうだ」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1443021359/
ラウラ「どうだ?」
シャル「ちょ、ちょっとドキドキしたかも」
ラウラ「そうか。だがもしこれが一夏なら……?」
シャル「!!!」
ラウラ「ふふふ」
シャル「ゴクリ……」
ラウラ「明日、嫁に壁ドンをして貰おうと思う」
シャル「いいね……僕も付き合うよ」
ラウラ「ああ」
シャル「ちなみにその知識の出所は?」
ラウラ「クラリッサだ」
シャル「うん、だよね」
3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/24(木) 00:17:31.643 ID:tcIPaIi00.net
朝
一夏「う……ん?って、またラウラか!もう布団に潜り込むのやめてくれよ!」
ラウラ「今日は嫁に壁ドンを頼みに来た」
一夏「はぁ?壁ドン?ってちょっと前流行ったあれか?」
ラウラ「そうだ。理解が早くて助かる」
一夏「で?」
ラウラ「私に壁ドンをしてくれ」
一夏「……」
ラウラ「……」
一夏「っていたたたた!わかった!やるから!」
4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/24(木) 00:18:20.738 ID:tcIPaIi00.net
ラウラ「で、では頼む……!セリフは『もう逃がさない』だ!」
一夏「はぁ……じゃあやるぞ」ドンッ
一夏「もう逃がs」
ラウラ「はぁっ!!」
一夏「どわぁぁぁ!!」
ラウラ「……ハッ!しまった、つい癖で投げ飛ばしてしまった!大丈夫か一夏!」
一夏「……なんとかな」
ラウラ「も、もう一度頼めるか……?」
一夏「はぁ……ああ、いいぜ。どうせやらないと満足しないだろうしな」
5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/24(木) 00:18:56.501 ID:tcIPaIi00.net
一夏「ラウラ……」ドンッ
ラウラ「あっ……」
一夏「もう逃がさない」ボソッ
ラウラ「……!!!はぅ……///」
一夏「お、おい大丈夫か?」
ラウラ「……な、なんとか……///」
一夏「もう気は済んだか?」
ラウラ「う、うむ」
ラウラ(できればもっと先がやりたいが……///)
シャル「ラウラ!」
ラウラ「むっ!」
一夏「今度はなんだ?」
8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/24(木) 00:20:14.609 ID:tcIPaIi00.net
シャル「もう!また抜け駆けして!」
ラウラ「す、すまない」
シャル「全く……怒ってるんだからね!」
一夏「なぁ、もしかしてシャルも壁ドンなのか?」
シャル「えっ!?あ……うん///」
一夏「じゃあ早速」
シャル「ま、待って!」
一夏「ん?」
シャル「床ドン!床ドンがいい!本当の床は危ないからベッドで!セリフは『なぁ、いいだろ?』がいい!」
一夏「床ドン……」
シャル「お願い!」
一夏「まぁいいけど……ちょっと恥ずかしいな」
ラウラ(床ドン!そ、そうきたかァ~~~~~ッ)
9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/24(木) 00:20:54.197 ID:tcIPaIi00.net
一夏「なぁ、シャル」
シャル「なに?」
一夏「……」グイッ……ドンッ
シャル「え……い、いち……」
一夏「なぁ……いいだろ?」
シャル「!!!!」
ラウラ「おい、シャルロット、大丈夫か?」
一夏「顔真っ赤だぞ?」
シャル「あ、あぅ……///」
一夏「なぁ、本当に大丈夫か?」
シャル「だ、大丈夫だよ!うん!あはは!」
一夏「そ、そっか」
10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/24(木) 00:21:40.887 ID:tcIPaIi00.net
教室棟廊下
一夏「……ふぅ。今日は一日激動の日になりそうな予感がする」
真耶「織斑くん、おはよう!……なんだか疲れた顔してますよ?」
一夏「あ、いや、なんでもな……いっ!」
真耶「きゃっ!」
一夏「っ……!?」
一夏(な、何かハプニングで壁ドンみたいな形になってしまった……!)
真耶「お、織斑くん……///そういうのは学校じゃなくて私の……///」
千冬「織斑ァ!……それと、山田先生?」
真耶「ひっ」
一夏「ひっ!」
千冬「……織斑、さっさと教室に入れ」
一夏「は、はいっ!!」
真耶「」ガクガクブルブル
11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/24(木) 00:22:29.350 ID:tcIPaIi00.net
放課後
一夏「はぁ……今日も、いや、今日は格段に疲れた……」
?「「「いーちーかー(さーん)!!!」」」
一夏「な、なんだぁ!?」
鈴「一夏!あたしにも壁ドンやりなさい!」
セシリア「わたしくも何かして欲しいですわ!」
箒「一夏ァ!……そ、その……しろ!!」
一夏「あぁ……やっぱりこうなるのか……」
鈴「順番はもうじゃんけんで決定済みよ!最初はあたし!」
一夏「あー!もう何でもこい!」
12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/24(木) 00:23:25.670 ID:tcIPaIi00.net
鈴「で、リクエストなんだけど……」
鈴「アリーナの特訓帰り、お互いに疲れて汗だく。遅くまで特訓しててあたしらの他には誰もいない」
鈴「あたしがロッカーで着替えてるところに一夏が侵入してきて、強引に後ろから手を掴んで壁にドンッ!」
鈴「そ、それで……『このままやろうぜ?』って……///」
セシリア「ちょっと!なんですのそれは!」
箒「破廉恥がすぎるぞ!鈴!」
一夏「ていうか具体的すぎるだろ!」
鈴「い、いいじゃないのよ!実際その、するわけじゃないんだから!」
セシリア「ですが……!あ……!いえ、ゴホン、わたくしはよろしいですわ」
箒「な、どうしたセシリア!」
セシリア「箒さん……!これはあとになればなるほど過激でも許されるということですのよ……!?」
箒「!!?……わかった。許す」
一夏「……俺の意思って一体」
13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/24(木) 00:24:10.324 ID:tcIPaIi00.net
鈴「ふぅ……疲れた。あー、汗だくね……早く着替えないと」
一夏「……」
鈴「……?」
一夏「……」ガシッ……ドンッ!
鈴「な、え、一夏!?」
一夏「ここでこのままやろうぜ?」
鈴「や、そんな……こんなところで……」
一夏「汗の臭い……」
鈴「ダメ、嗅がないで……!」
一夏「好きなにおいだ」
箒「はいカットォォォ!!」
セシリア「もうよろしいでしょう!?退場!」
鈴「あ、やっ、待って!あぁぁぁーー…………」
15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/24(木) 00:25:40.386 ID:tcIPaIi00.net
箒「一夏……何故アドリブで続けた……?」
一夏「い、いや、何かノってきちゃって……」
箒「……」
一夏「はは……」
セシリア「……まぁ、いいでしょう」
セシリア「ではわたくしの番ですわね」
セシリア「まず、わたくしはいろいろな男性に対して八方美人という設定でいきます」
セシリア「そして一夏さんはそんなわたくしにイライラしています」
セシリア「『俺以外にあんな顔を……!』とイライラがピークになったとき!」
セシリア「人通りの少ない物陰で腕ドンしながら『セシリア……俺以外にあの顔を見せないで』と嫉妬が爆発!」
セシリア「はぁ~~……たまりませんわ」
一夏「だからなげーよ!!」
16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/24(木) 00:26:41.554 ID:tcIPaIi00.net
セシリア「ふふっ、ごきげんよう」
セシリア「ええ、ではまた明日」
一夏「……」イライラ
セシリア「あら?どうかしましたの?」
一夏「別に……」
セシリア「ならいいのですけれど」
一夏「……」グイッ
セシリア「きゃっ!」
一夏「……」ドンッ
セシリア(か、顔が近い///)
セシリア「い、一夏さん?」
一夏「もうやめてくれよ」
セシリア「え?」
一夏「セシリアの笑顔……他の男に見せたくない。俺だけのセシリアでいてくれよ」
セシリア「……!!!」
17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/24(木) 00:27:41.569 ID:tcIPaIi00.net
セシリア「はぁぁぁ……///」ヘナヘナヘナ
箒「むむむむ……」
一夏(やばい、何だか楽しくなってきたぞ)
セシリア「あ、ありがとうございまひゅ……///」
一夏「いや、俺も良かったぞ」
セシリア「よ、よかっ……///」プシュゥゥゥ……
箒「これはしばらくはダメだな……」
一夏「さて、箒はどうする?」
箒「わ、私か!?」
一夏「箒の番だろ?」
箒「そ、そうなのだが……」
18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/24(木) 00:28:42.686 ID:tcIPaIi00.net
箒「ゴホン!では……」
箒「まず、私と一夏が喧嘩しているというシチュエーションでいく」
一夏「割といつも通りな気がしないでもない」
箒「……続けるぞ」
箒「それで、私は自分も悪いと思っていながらもなかなか許すことができずにいる」
箒「そんなとき一夏が謝りにやってくる。私は『一体なんの用だ!』とつい怒ってしまう」
箒「一夏も悪くないわけじゃないので、なかなか切り出しづらい状況だ」
箒「そしてしばらくの沈黙のあと、私は踵を返し一夏に背を向け帰ろうとする」
箒「そのとき!突然一夏に後ろから抱きつかれ『ゴメン』と一言。その一言のおかげで『……私も悪かった』と」
箒「二人は仲直りしてハッピーエンド!どうだ!」
一夏「どうだと言われても……ていうかドン成分無くなってるじゃん。しかもハグって。俺はいいけど」
箒「い、いいからやるぞ!」
19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/24(木) 00:29:37.370 ID:tcIPaIi00.net
箒「……全く、一夏のやつめ……」
箒(わかっている。私にも非があるということくらい……はぁ、もっと精神を鍛えねば……)
一夏「……な、なぁ、箒」
箒「一夏……!一体なんの用だ!私は謝る気はないぞ!」
箒(またやってしまった。なぜ私はいつもこうなのだ!)
一夏「あ……」
箒「……フン!」
一夏「……」
箒(私は……)ギュッ
箒「え……?」
一夏「箒……ごめん……」
箒「……あ……わ、私も、悪かった……」
一夏「箒……」
箒「いち……って!な!な!せ、接吻する気か!?」
一夏「あ、ごめん、やっぱダメか?」
20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/24(木) 00:30:24.265 ID:tcIPaIi00.net
箒「あ、いや、その……」
一夏「すまん、つい空気に流された。悪かった」
箒「……その……いい」
一夏「え?」
箒「キス……いい」
一夏「……箒」
箒「あ……」
一夏「……」チュッ
箒「……」
一夏「……はは、やっちゃったな。キス」
箒「あ、あ、あ……/////わ、私はぁぁぁぁぁ!!/////」
一夏「あっ!箒!……逃げた……」
21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/24(木) 00:30:57.068 ID:tcIPaIi00.net
一夏「何か流されてとんでもないことをやってしまった気がする……」
簪「一夏」
一夏「うおう!?」
簪「一夏、私にもして?」
一夏「え!?な、なにを!?」
簪「壁ドン」
一夏(そ、そっちか)
一夏「で、どういうのがいいんだ?」
簪「どういうの?そんなに種類があるの?」
一夏「あー……」
一夏(両手で壁ドンでもやってみるか)
一夏「いや、とりあえずやろう」
22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/24(木) 00:31:34.329 ID:tcIPaIi00.net
簪「ど、どうぞ」
一夏「簪」ドンッ
簪「……!!」
一夏「どうだ……?どう思った……?」ボソッ
簪(吐息が耳に当たって……///)ゾクゾクッ
一夏「どうした……?」ボソッ
簪「タ、タイム!」
一夏「えっ」
簪「はぁ……はぁ……すごかった……///」
一夏「そっか。良かったよ」
簪「また今度やって欲しい……ダメ?」
一夏「え……まぁいいけど」
簪「♪」
23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/24(木) 00:32:14.701 ID:tcIPaIi00.net
一夏「今日は流石にもうないかな……ってそんなはずがないよね、うん」
楯無「んふふ♪何か面白いことやってるみたいじゃない?」
一夏「何故かはよくわかりませんが壁ドンの日になってます」
楯無「おねーさんにもやって欲しいなぁ」
一夏「まぁ何となくわかってました。ええ、やりますよ!やればいいんでしょう!」
楯無「で、何をやってくれるのかな?」
一夏(んー……そうだ。顎クイでもやってみるか)
一夏「楯無さん」グイッ
楯無「きゃっ」ドンッ
一夏「楯無さん……」
楯無「……結構強引なのね」
24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/24(木) 00:32:53.994 ID:tcIPaIi00.net
一夏「……」顎クイッ
楯無「!!」
一夏「いいですよね?」
楯無「……」
一夏「……」
楯無「……ふ、ふぅ……ちょっとびっくりしたわ。ちょっとね。でも流石にキスまでは無理みたいね」
一夏(……)
一夏「わかりました……楯無さんの、奪います」
楯無「えっ」
一夏「……」チュッ
楯無「!!??」
一夏「……」
一夏「……楯無さん?」
楯無「ぁ……ぁ……///」ヘナヘナ
一夏(あ、これはもうダメかな)
25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/24(木) 00:33:39.290 ID:tcIPaIi00.net
一夏「……何やってるんだ俺?壁ドンして、ハグして、キスして……なんだこれ」
一夏「……明日から地獄が待ってそうだ。はぁ」
千冬「随分お楽しみだったみたいだな?一夏」
一夏「千冬姉……」
千冬「篠ノ之と更識とのキスは楽しかったか?」
一夏「あ、いや、それは……」
千冬「……一夏」ドンッ
一夏「うっ」
一夏(まさか壁ドンされる側になるとは……)
千冬「一夏……」チュッ
一夏「んっ!?」
26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/24(木) 00:34:10.157 ID:tcIPaIi00.net
千冬「んっ……んんっ……」
一夏(千冬姉の大人のキス……)
千冬「……ん……ぷはっ……」
一夏「はぁ……はぁ……」
千冬「一夏、誰とのキスが一番よかった?」
一夏「そんなの……千冬姉に決まってるじゃないか……」
千冬「ふふ……良い子だ。……今夜私の部屋に来い」
一夏「……うん」
おわり
29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/09/24(木) 00:54:05.843 ID:oTpN0HN90.net
すげえニヤニヤする
シャル「壁ドン?」ラウラ「そうだ」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1443021359/