1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 09:09:40.65 ID:ib37gAiiO
鈴「一夏ぁ~!お弁当作ってきたよ~♪」
一夏「ハンバーグが食べたい」
鈴「今日のメニューは~……じゃ~ん!一夏の大好きな酢豚で~す♪」
一夏「ハンバーグが食べたい」
鈴「も~、一夏ったら毎日酢豚が食べたいなんて嬉しいこと言ってくれちゃうんだから~♪」
一夏「ハンバーグ」
鈴「それって言い換えれば私とけ、けっこ……したいってこと……?キャ~!もう一夏のバカー♪」
一夏「ハバーグ」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 09:18:50.58 ID:ib37gAiiO
一夏「………」
鈴「でもそしたらぁ~、毎日酢豚作ってあげちゃう~♪」
一夏「………」
鈴「あ、でも勘違いしないでよね!私と一夏がそうなるって決まったわけじゃないんだから!」
一夏「………」
鈴「あ、でもでも!一夏が今約束してくれるなら私いつまでも待つから……」
一夏「………」
鈴「ねぇ、一夏の口から聞かせて……?」
一夏「ハンバーグが食べたい」
セシリア「おやめなさい鈴さん!一夏さんがイヤがってますわ!」
一夏「ハンバーグが食べたい」
セシリア「あぁ…一夏さん、お可哀想に」
一夏さん「ハンバーグが食べたい」
セシリア「毎日食べたくもない酢豚を食べさせられてお疲れなのですね、おいたわしいですわ……」
一夏「………」
セシリア「ところで一夏さん、私サンドイッチなど作ってきましたの」
一夏「ハンバーグが食べたい」
鈴「ちょっとやめなさいよー!セシリア、あんた料理ヘタでしょー!」
セシリア「ヘタとは失礼ですわ!」
一夏「ハンバーグが食べたい」
セシリア「それにサンドイッチなんかで失敗しませんわ!」
一夏「ハンバーグが食べたい」
セシリア「一夏さんだって毎日酢豚はイヤだとおっしゃってるではありませんか!」
一夏「ハンバーグ」
鈴「そんな事ないわ!ねぇ一夏、セシリアのヘタっぴサンドイッチよりあたしの酢豚のほうがおいしいわよね!?」
一夏「ハンバーグ」
鈴・セシリア「「一夏(さん)はどっちが食べたいの!?」」
一夏「ハンバーグ」
ラウラ「フハハハハハ!困っているようだな、嫁よ!」
鈴・セシリア「「あんたは!!」」
一夏「ハンバーグ」
ラウラ「嫁のピンチと知って駆けつけたぞ!」
一夏「ハンバーグが食べたい」
ラウラ「そーかそーか!ハンバーグか!」
一夏「ハンバーグ…」
ラウラ「ほら!本場ドイツ仕込みのハンバーグだ!」
一夏「ハンバーグ!」
一夏「ハンバーグが食べたい!」
ラウラ「アハハハ!そうだろう、そうだろう!」
一夏「ハンバーグが食べたい」コクコク
ラウラ「お前が正真正銘、私の嫁になると誓うのなら食わせてやるぞ!」
鈴「くっ!……なんて卑怯な!」
セシリア「悔しいですわ!」
ラウラ「ハハハハ!昔から嫁を落とすにはまず胃袋からと言うからな!」
ラウラ「さあ誓うがいい!!生涯、嫁として私と添い遂げると!!」
一夏「ハンバーグが食べたい!」
ラウラ「………」
ラウラ「……う……こ、これは誓ったと見なしていいものだろうか……?」
セシリア「いいんじゃないですか」
鈴「早く食べさせてやりなさいよー」
ラウラ「そ、そうか……まあいい、さあ嫁、お待ちかねのハンバーグだ、しっかり味わえ」
一夏「ハンバーグ!」
モグモグ……
…………
ペッ!
一夏「フツーにマズい」
ラウラ「な!?」
シャル「あーははは!残念だったね、ラウラ!」
ラウラ「お前は!」
一夏「ハンバーグが食べたい」
シャル「せっかくハンバーグが出せても」
一夏「ハンバーグが食べたい」
シャル「料理の腕が伴ってないんじゃあ……ねぇ?」
ラウラ「くっ…!そこを突かれると痛い!」
一夏「ハンバーグ」
シャル「むしろ期待を持たせたぶん、他の二人よりタチが悪いんじゃないのかな!」
ラウラ「ぐっ……ぐわああああああ!!!!!!」
一夏「ハンバー…」
シャル「他の二人も全然違うもの食べさせようとしてる時点で論外だよね!」
鈴「それを言われると…」
セシリア「言い返せませんわ…」
一夏「ハバー…」
シャル「ま~、ハンバーグも作れない人たちは置いといて…」
セシリア「キィ~!」
鈴「ちょっと待ってよ」
一夏「ハー…」
鈴「私ハンバーグくらい作れるわよ?」
一夏「ハ…」
三人「え……?」
一夏「ハー…」
鈴「ハンバーグ作れるって」
一夏「ハ…」
三人「……………」
鈴「簡単よ」
一夏「ハー…」
シャル「………………なんでハンバーグ作ってあげなかったの……?」
一夏「ハ…」
ラウラ「おい、嫁がショックで過呼吸起こしたぞ」
一夏「………」
セシリア「危ないところでしたわ…」
シャル「あんなに真っ青になるなんて…」
鈴「あんたのハンバーグに何か入ってたんじゃないでしょーねー」
ラウラ「入ってない!……はずだ!」
一夏「………」
ラウラ「それに、私もちょっと食べてみたが、普通の味だったぞ!?」
ラウラ「嫁が味にうるさいだけだ!」
セシリア「以前、私のお弁当は無理して食べてくれましたのに…」
鈴「なぜか、ハンバーグだけ味にうるさいのか…」
シャル「うわぁ…一夏のお嫁さんになる人は大変だぁ…」
一夏「………」
セシリア「ところでシャルロットさん、何しに出てきたんですの?」
シャル「そうだった!僕もハンバーグを作ってきたんだよ」
一夏「ハンバーグ」
シャル「ジャーン!僕のハンバーグはフランス風だよ!」
一夏「ハンバーグが食べたい」
ラウラ「こ、これは…!」
セシリア「見事な出来栄え……さすがは世界三大料理の一つに数えられるフランス料理ですわ…!」
鈴「あのー…中華も世界三大料理なんだけど…」
一夏「ハンバーグ!」
シャル「味にも自信アリ!はっきり言ってそこらのレストランじゃお目にかかれない一品だよ!」
一夏「ハンバーグが食べたい」コクコク
鈴「確かに私の目から見ても見事……これは勝負あった…かも、ね……」
セシリア・ラウラ「「そんな!」」
シャル「さぁ~一夏!遠慮なく召し上がれ~♪」
一夏「ハンバーグ!」
三人「………」
モグモグ…
………
ペッ!
一夏「これじゃない…」
シャル「ばかなっ!?」
三人「ニヤリ…!」
一夏「ハンバーグ…」
ラウラ「これはだめだ…もう手の施しようがない…」
シャル「どういう意味で?」
一夏「ハン…バー…」
箒「フッ…!アーッハハハハハ!!ついに真打ち登場というわけだな!」
四人「!!」
一夏「ハンバーグ…」
箒「最初からずっと見ていたが、存外不甲斐ない奴らだ!!」
鈴「ずっと見てたのかよ…」
箒「ああ!ずっと見ていた!」
一夏「ハンバーグ…」
箒「やはり一夏は幼なじみの私が!幼なじみの、わ、た、し、が!面倒を見るしかないということだな!」
鈴「何ですって~!」
一夏「ハンバーグ…」
シャル「でもどんなハンバーグを出してもだめだったんだよ!?」
セシリア「もう何をしても虚空を見つめてハンバーグと呟くばかりですわ…」
一夏「ハンバーグ…」
箒「お前たちでは一夏を満足させられないということだ…」
箒「だが!私なら一夏を満足させることができる!一夏のことを知り尽くしている私ならな!」
一夏「ハンバーグ…」
ラウラ「!…ほ、ほう……それならお手並み拝見といこうじゃないか、な、なぁ?」
セシリア「そ、そうですわね、ずいぶん自信がおありのようですし…」
一夏「ハンバーグが食べたい…」
シャル「言っておくけど、この一夏は生半可なハンバーグじゃビクともしないんだからね!」
鈴「大口叩いてだめだったら、しょうちしないんだからねー!」
一夏「ハンバーグが食べたい…」
箒「フフフ……私にあってお前たちにはないカードがあるということさ」
鈴「もったいぶらないで早く何かしなさいよー!」
一夏「ハンバーグが食べたい」
箒「いいだろう、では一つ大事なことを教えてやろう」
四人「………」ゴクリ
一夏「ハンバーグが食べたい」
箒「一夏はじつは!!」
四人「……!」
箒「和風ハンバーグのほうが好きなんだーーー!!!」
四人「………」
一夏「ハンバーグが食べたい」
四人「………」
シャル「……え?もったいつけるようなことなの……?」
一夏「ハンバーグが食べたい」
四人「ハァ……」
一夏「ハンバーグが食べたい」
ラウラ「さんざん引っ張ってそれか……」
箒「え?」
一夏「ハンバーグが食べたい」
セシリア「がっかりですわ……」
箒「え?え?」
一夏「ハンバーグが食べたい」
鈴「バーカ!」
箒「えー…」
一夏「ハンバーグが食べたい」
箒「う…っ!……ひっぐ!」グスッ
四人(ヤバっ、やりすぎたか……?)
箒「……ふ、ふん!まぁいいさっ…!」
四人(よし!偉いぞ箒!)ホッ…
一夏「ハンバーグが食べたい…」
箒「ならば和風の威力、思い知れ!」
一夏「ハンバーグが食べたい…」
箒「ほ~ら一夏、ハンバーグだぞ~」
一夏「ハン…バーグ…?」
箒「そうだ、一夏の好きな和風ハンバーグだぞ~」
一夏「わ…ふう…?」
一夏「………」
一夏「わふーーー!!」
シャル「メッチャ食いついた!」
鈴「もはやケモノね」
一夏「わふううう!!わふううううう!!!」ドタン! バタン!
箒「はっはっはっ!そんなに和風が好きかぁ~!良かったなぁ!」
一夏「わふううううううう!!!!!」
ラウラ「なんだろうな、思っていたより…」
セシリア「ええ…羨ましくない光景ですわ……」
一夏「わふううううう!!!!」
一夏「わっふ!!わふっー!っわふ!!」
箒「はっはっ、そんなにがっつくな一夏」
一夏「ヨコセ!ワフーヨコセ!」ガッ! ガスッ!
箒「はっはっは」
一夏「さっさと和風よこせよ!!クソが!!」ガンッ! ドガッ!
箒「痛い!!髪引っ張らないで!!」
四人(うわぁ…)
箒「犯されるかと思った……」はー…はー…
一夏「ハンバーグゥゥゥゥウ!!!!」
鈴「なんか雄叫び上げてるし…」
箒「そ、それでは紆余曲折あったが、存分に召し上がるがいい!」
シャル「うぅっ…よかったね、一夏…!」
セシリア「長かったですわ…」
ラウラ「…まったくだ…」
鈴「や、やっと解放されるのか…」
一夏「ハンバーグヴッ!!」ガツッ!…ムシャムシャ…
モグ……
ペッ
一夏「うっわ…一番マズいわ…」
箒「ぐがっ!?」
四人「ニヤリ…!」
IS・ハンバーグの変 完
後日談
千冬「なにぃ…?一夏のハンバーグ!?」
千冬「ニチ●イのレトルトでもやっとけ!」
一夏「やっぱこれだよな」モグモグ
完
>>89
いいオチ
元スレ
一夏「ハンバーグが食べたい」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1308269380/
一夏「………」
鈴「でもそしたらぁ~、毎日酢豚作ってあげちゃう~♪」
一夏「………」
鈴「あ、でも勘違いしないでよね!私と一夏がそうなるって決まったわけじゃないんだから!」
一夏「………」
鈴「あ、でもでも!一夏が今約束してくれるなら私いつまでも待つから……」
一夏「………」
鈴「ねぇ、一夏の口から聞かせて……?」
一夏「ハンバーグが食べたい」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 11:34:29.22 ID:ib37gAiiO
セシリア「おやめなさい鈴さん!一夏さんがイヤがってますわ!」
一夏「ハンバーグが食べたい」
セシリア「あぁ…一夏さん、お可哀想に」
一夏さん「ハンバーグが食べたい」
セシリア「毎日食べたくもない酢豚を食べさせられてお疲れなのですね、おいたわしいですわ……」
一夏「………」
セシリア「ところで一夏さん、私サンドイッチなど作ってきましたの」
一夏「ハンバーグが食べたい」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 11:42:02.97 ID:ib37gAiiO
鈴「ちょっとやめなさいよー!セシリア、あんた料理ヘタでしょー!」
セシリア「ヘタとは失礼ですわ!」
一夏「ハンバーグが食べたい」
セシリア「それにサンドイッチなんかで失敗しませんわ!」
一夏「ハンバーグが食べたい」
セシリア「一夏さんだって毎日酢豚はイヤだとおっしゃってるではありませんか!」
一夏「ハンバーグ」
鈴「そんな事ないわ!ねぇ一夏、セシリアのヘタっぴサンドイッチよりあたしの酢豚のほうがおいしいわよね!?」
一夏「ハンバーグ」
鈴・セシリア「「一夏(さん)はどっちが食べたいの!?」」
一夏「ハンバーグ」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 11:46:37.88 ID:ib37gAiiO
ラウラ「フハハハハハ!困っているようだな、嫁よ!」
鈴・セシリア「「あんたは!!」」
一夏「ハンバーグ」
ラウラ「嫁のピンチと知って駆けつけたぞ!」
一夏「ハンバーグが食べたい」
ラウラ「そーかそーか!ハンバーグか!」
一夏「ハンバーグ…」
ラウラ「ほら!本場ドイツ仕込みのハンバーグだ!」
一夏「ハンバーグ!」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 11:51:33.42 ID:ib37gAiiO
一夏「ハンバーグが食べたい!」
ラウラ「アハハハ!そうだろう、そうだろう!」
一夏「ハンバーグが食べたい」コクコク
ラウラ「お前が正真正銘、私の嫁になると誓うのなら食わせてやるぞ!」
鈴「くっ!……なんて卑怯な!」
セシリア「悔しいですわ!」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 11:57:21.77 ID:ib37gAiiO
ラウラ「ハハハハ!昔から嫁を落とすにはまず胃袋からと言うからな!」
ラウラ「さあ誓うがいい!!生涯、嫁として私と添い遂げると!!」
一夏「ハンバーグが食べたい!」
ラウラ「………」
ラウラ「……う……こ、これは誓ったと見なしていいものだろうか……?」
セシリア「いいんじゃないですか」
鈴「早く食べさせてやりなさいよー」
ラウラ「そ、そうか……まあいい、さあ嫁、お待ちかねのハンバーグだ、しっかり味わえ」
一夏「ハンバーグ!」
モグモグ……
…………
ペッ!
一夏「フツーにマズい」
ラウラ「な!?」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 12:10:26.03 ID:ib37gAiiO
シャル「あーははは!残念だったね、ラウラ!」
ラウラ「お前は!」
一夏「ハンバーグが食べたい」
シャル「せっかくハンバーグが出せても」
一夏「ハンバーグが食べたい」
シャル「料理の腕が伴ってないんじゃあ……ねぇ?」
ラウラ「くっ…!そこを突かれると痛い!」
一夏「ハンバーグ」
シャル「むしろ期待を持たせたぶん、他の二人よりタチが悪いんじゃないのかな!」
ラウラ「ぐっ……ぐわああああああ!!!!!!」
一夏「ハンバー…」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 12:18:57.46 ID:ib37gAiiO
シャル「他の二人も全然違うもの食べさせようとしてる時点で論外だよね!」
鈴「それを言われると…」
セシリア「言い返せませんわ…」
一夏「ハバー…」
シャル「ま~、ハンバーグも作れない人たちは置いといて…」
セシリア「キィ~!」
鈴「ちょっと待ってよ」
一夏「ハー…」
鈴「私ハンバーグくらい作れるわよ?」
一夏「ハ…」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 12:23:07.13 ID:ib37gAiiO
三人「え……?」
一夏「ハー…」
鈴「ハンバーグ作れるって」
一夏「ハ…」
三人「……………」
鈴「簡単よ」
一夏「ハー…」
シャル「………………なんでハンバーグ作ってあげなかったの……?」
一夏「ハ…」
ラウラ「おい、嫁がショックで過呼吸起こしたぞ」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 12:35:56.24 ID:ib37gAiiO
一夏「………」
セシリア「危ないところでしたわ…」
シャル「あんなに真っ青になるなんて…」
鈴「あんたのハンバーグに何か入ってたんじゃないでしょーねー」
ラウラ「入ってない!……はずだ!」
一夏「………」
ラウラ「それに、私もちょっと食べてみたが、普通の味だったぞ!?」
ラウラ「嫁が味にうるさいだけだ!」
セシリア「以前、私のお弁当は無理して食べてくれましたのに…」
鈴「なぜか、ハンバーグだけ味にうるさいのか…」
シャル「うわぁ…一夏のお嫁さんになる人は大変だぁ…」
一夏「………」
セシリア「ところでシャルロットさん、何しに出てきたんですの?」
シャル「そうだった!僕もハンバーグを作ってきたんだよ」
一夏「ハンバーグ」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 12:51:57.16 ID:ib37gAiiO
シャル「ジャーン!僕のハンバーグはフランス風だよ!」
一夏「ハンバーグが食べたい」
ラウラ「こ、これは…!」
セシリア「見事な出来栄え……さすがは世界三大料理の一つに数えられるフランス料理ですわ…!」
鈴「あのー…中華も世界三大料理なんだけど…」
一夏「ハンバーグ!」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 12:53:41.49 ID:ib37gAiiO
シャル「味にも自信アリ!はっきり言ってそこらのレストランじゃお目にかかれない一品だよ!」
一夏「ハンバーグが食べたい」コクコク
鈴「確かに私の目から見ても見事……これは勝負あった…かも、ね……」
セシリア・ラウラ「「そんな!」」
シャル「さぁ~一夏!遠慮なく召し上がれ~♪」
一夏「ハンバーグ!」
三人「………」
モグモグ…
………
ペッ!
一夏「これじゃない…」
シャル「ばかなっ!?」
三人「ニヤリ…!」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 13:01:42.04 ID:ib37gAiiO
一夏「ハンバーグ…」
ラウラ「これはだめだ…もう手の施しようがない…」
シャル「どういう意味で?」
一夏「ハン…バー…」
箒「フッ…!アーッハハハハハ!!ついに真打ち登場というわけだな!」
四人「!!」
一夏「ハンバーグ…」
箒「最初からずっと見ていたが、存外不甲斐ない奴らだ!!」
鈴「ずっと見てたのかよ…」
箒「ああ!ずっと見ていた!」
一夏「ハンバーグ…」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 13:10:58.64 ID:ib37gAiiO
箒「やはり一夏は幼なじみの私が!幼なじみの、わ、た、し、が!面倒を見るしかないということだな!」
鈴「何ですって~!」
一夏「ハンバーグ…」
シャル「でもどんなハンバーグを出してもだめだったんだよ!?」
セシリア「もう何をしても虚空を見つめてハンバーグと呟くばかりですわ…」
一夏「ハンバーグ…」
箒「お前たちでは一夏を満足させられないということだ…」
箒「だが!私なら一夏を満足させることができる!一夏のことを知り尽くしている私ならな!」
一夏「ハンバーグ…」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 13:17:05.90 ID:ib37gAiiO
ラウラ「!…ほ、ほう……それならお手並み拝見といこうじゃないか、な、なぁ?」
セシリア「そ、そうですわね、ずいぶん自信がおありのようですし…」
一夏「ハンバーグが食べたい…」
シャル「言っておくけど、この一夏は生半可なハンバーグじゃビクともしないんだからね!」
鈴「大口叩いてだめだったら、しょうちしないんだからねー!」
一夏「ハンバーグが食べたい…」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 13:23:10.69 ID:ib37gAiiO
箒「フフフ……私にあってお前たちにはないカードがあるということさ」
鈴「もったいぶらないで早く何かしなさいよー!」
一夏「ハンバーグが食べたい」
箒「いいだろう、では一つ大事なことを教えてやろう」
四人「………」ゴクリ
一夏「ハンバーグが食べたい」
箒「一夏はじつは!!」
四人「……!」
箒「和風ハンバーグのほうが好きなんだーーー!!!」
四人「………」
一夏「ハンバーグが食べたい」
四人「………」
シャル「……え?もったいつけるようなことなの……?」
一夏「ハンバーグが食べたい」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 13:26:47.04 ID:ib37gAiiO
四人「ハァ……」
一夏「ハンバーグが食べたい」
ラウラ「さんざん引っ張ってそれか……」
箒「え?」
一夏「ハンバーグが食べたい」
セシリア「がっかりですわ……」
箒「え?え?」
一夏「ハンバーグが食べたい」
鈴「バーカ!」
箒「えー…」
一夏「ハンバーグが食べたい」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 13:34:42.05 ID:ib37gAiiO
箒「う…っ!……ひっぐ!」グスッ
四人(ヤバっ、やりすぎたか……?)
箒「……ふ、ふん!まぁいいさっ…!」
四人(よし!偉いぞ箒!)ホッ…
一夏「ハンバーグが食べたい…」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 13:39:13.11 ID:ib37gAiiO
箒「ならば和風の威力、思い知れ!」
一夏「ハンバーグが食べたい…」
箒「ほ~ら一夏、ハンバーグだぞ~」
一夏「ハン…バーグ…?」
箒「そうだ、一夏の好きな和風ハンバーグだぞ~」
一夏「わ…ふう…?」
一夏「………」
一夏「わふーーー!!」
シャル「メッチャ食いついた!」
鈴「もはやケモノね」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 13:44:37.31 ID:ib37gAiiO
一夏「わふううう!!わふううううう!!!」ドタン! バタン!
箒「はっはっはっ!そんなに和風が好きかぁ~!良かったなぁ!」
一夏「わふううううううう!!!!!」
ラウラ「なんだろうな、思っていたより…」
セシリア「ええ…羨ましくない光景ですわ……」
一夏「わふううううう!!!!」
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 13:53:04.14 ID:ib37gAiiO
一夏「わっふ!!わふっー!っわふ!!」
箒「はっはっ、そんなにがっつくな一夏」
一夏「ヨコセ!ワフーヨコセ!」ガッ! ガスッ!
箒「はっはっは」
一夏「さっさと和風よこせよ!!クソが!!」ガンッ! ドガッ!
箒「痛い!!髪引っ張らないで!!」
四人(うわぁ…)
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 14:06:11.79 ID:ib37gAiiO
箒「犯されるかと思った……」はー…はー…
一夏「ハンバーグゥゥゥゥウ!!!!」
鈴「なんか雄叫び上げてるし…」
箒「そ、それでは紆余曲折あったが、存分に召し上がるがいい!」
シャル「うぅっ…よかったね、一夏…!」
セシリア「長かったですわ…」
ラウラ「…まったくだ…」
鈴「や、やっと解放されるのか…」
一夏「ハンバーグヴッ!!」ガツッ!…ムシャムシャ…
モグ……
ペッ
一夏「うっわ…一番マズいわ…」
箒「ぐがっ!?」
四人「ニヤリ…!」
IS・ハンバーグの変 完
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/17(金) 14:13:57.33 ID:ib37gAiiO
後日談
千冬「なにぃ…?一夏のハンバーグ!?」
千冬「ニチ●イのレトルトでもやっとけ!」
一夏「やっぱこれだよな」モグモグ
完
93: 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 2011/06/17(金) 14:59:15.33 ID:MZ2Wh2Rq0
>>89
いいオチ
一夏「ハンバーグが食べたい」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1308269380/