1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 17:44:25.17 ID:IBLmraHg0

アインツベルン城

イリヤ「もう!!日本の夏、暑いぃ!!」ジタバタ

セラ「お嬢様、そう言われましても」

リズ「空調故障してるから、どうしようもない」

セラ「業者はいつくるのですか?」

リズ「午後いち」

イリヤ「いやぁ!!ガマンできないぃ!!―――バーサーカー!!」

バーサーカー「……」ヨンダ?

イリヤ「プール!!プールを庭に作りなさい!!今すぐに!!」

バーサーカー「■■■■―――!!!!」



5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 17:48:52.26 ID:IBLmraHg0

中庭

バーサーカー「■■■■―――!!!」デキター

セラ「お嬢様、完成したそうです」

イリヤ「ホントー!?さっすが、バーサーカー!!」

バーサーカー「……♪」

イリヤ「どこどこ?」

リズ「イリヤー、こっちこっち」パチャパチャ

イリヤ「……」

セラ「ビニールプールですね」

イリヤ「……バーサーカー?」

バーサーカー「……?」

イリヤ「作ってくれたのは嬉しいけど……。イメージとしては、もっと大きな奴なんだけど……」

バーサーカー「……?!」

イリヤ「もう一回、作ってくれる?」

バーサーカー「……」コクコク



7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 17:55:56.74 ID:IBLmraHg0

バーサーカー「……」ガガガガガガガ!!!!

セラ「いいのですか、お嬢様?かなり大掛かりな工事になりますよ?」

イリヤ「いーの、いーの。プールができるなら」パチャパチャ

リズ「イリヤ、そーれ」パシャ

イリヤ「きゃ!やったなぁ!とー」バシャ

リズ「うわー」

セラ「リーゼリット!!お嬢様になんということを!?」

リズ「セラもやる?」

セラ「やりません!!」

イリヤ「楽しめるときに楽しんでいたほうがいいわよ?」

セラ「……それより、そろそろ業者の方が来るのでは?」

リズ「午後イチだから……うん、そろそろ。出迎えの準備する」

セラ「こら!!水着のままで応対するつもりですか!?」

リズ「ダメ?」

セラ「ダメに決まっているでしょう?!」



8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 18:00:15.46 ID:IBLmraHg0

バーサーカー「……」ガガガガガガ!!!!

イリヤ「バーサーカー?大丈夫?」

バーサーカー「……」コクッ

イリヤ「おっきなプールにしてよね。50メートルプールぐらい大きいの」

バーサーカー「■■■―――!!!」

イリヤ「あと、すべり台も欲しいなぁ」

バーサーカー「……?!」

イリヤ「流れるプールもあると最高なんだけど……できる?」

バーサーカー「……」

イリヤ「……そう……できないんだ……」シュン

バーサーカー「■、■■■―――!!!」

イリヤ「できるの!!わーい!!バーサーカー、だーいすき!!」

バーサーカー「■■■―――!!!」

イリヤ「頑張ってね」



11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 18:03:20.47 ID:IBLmraHg0

バーサーカー「……」ガガガガガガ!!!

リズ「できそう?」

バーサーカー「……」

リズ「空調、直ったから無理しなくてもいいと思う」

バーサーカー「……」フルフル

リズ「そう。偉い」ナデナデ

バーサーカー「……」

リズ「でも、独りじゃ大変?」

バーサーカー「……」コクッ

リズ「……わかった」

バーサーカー「……?」

リズ「任せて。イリヤのためにもプールは完成させたいから」

バーサーカー「■■■―――!!!」



12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 18:06:55.40 ID:IBLmraHg0

衛宮邸

士郎「セイバー。買い物に行って来るけど、なにかある?」

セイバー「いえ。特に」

凛「あ、しろー。食パン」

桜「マヨネーズも」

ライダー「推理小説を」

大河「おかしー!」

セイバー「……大判焼きを」

士郎「分かった。じゃあ、留守番頼んだからな」

セイバー「分かりました」

士郎「えっと……食パンに……マヨネーズに……」ブツブツ

士郎「いってきまーす」ガラッ

リズ「シロウ」

士郎「うわぁ?!リズ!?」

リズ「きて」グイッ



13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 18:11:08.52 ID:IBLmraHg0

士郎「ちょっと!!リズ!!どうしたんだよ?!」

リズ「イリヤがプール作りたいって。だから、シロウにも手伝って欲しい」

士郎「イリヤが?」

リズ「そう」

士郎「あの城にプールか……。まあ、あっても不思議じゃないか」

リズ「シロウ、イリヤのために一肌脱いで」

士郎「それはいいけど。今からか?」

リズ「そう」

士郎「……買い物があるんだけど」

リズ「買い物とイリヤ、どっちが大事?」

士郎「……」

リズ「……」

士郎「……イリヤだな。急ごう」

リズ「シロウ、スキ」ギュッ

士郎「こ、こら、リズ!あんまりくっつくなよ!」



14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 18:14:59.87 ID:IBLmraHg0

アインツベルン城 中庭

バーサーカー「……」ガガガガガガガ!!!

士郎「うわぁ……本当に作ってる……」

リズ「シロウ、つれてきた」

バーサーカー「……!!」

士郎「よう。バーサーカー。俺でよければ手を貸すぞ。というか、ここまで来たから是非こき使ってくれ」

バーサーカー「■■■―――!!!」

リズ「シロウ。がんばって」

士郎「よしきた」

バーサーカー「……」コレ

士郎「サンキュー。よし、やってやる。イリヤが楽しみにしてるんだろ?」

バーサーカー「……」コクッ

士郎「やるぞ!バーサーカー!!」

バーサーカー「■■■―――!!!」



16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 18:20:32.29 ID:IBLmraHg0

士郎「設計図とかあるのか?」

バーサーカー「……?」

士郎「……」

バーサーカー「……」オロオロ

士郎「もしかして、ただ掘ってただけか?」

バーサーカー「……」コクッ

士郎「大きさとかも適当にしてたのか?」

バーサーカー「……」ゴメンナサイ

士郎「あ、いや……。そうだよな。バーサーカー、そういうノウハウないよな」

バーサーカー「……」シュン

士郎「でも、この大きさだと……大体50メートルプールか。深さも学校にあるようなぐらいでいいよな。あまり深いとイリヤが溺れるし」

バーサーカー「……」コクコク

士郎「じゃあ、まずは寸法を測って……」

バーサーカー「……」キョロキョロ

士郎「ああ。バーサーカーはちょっと休んでてくれ。疲れただろ?」



17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 18:25:46.58 ID:IBLmraHg0

士郎「えーと……大体、ここらへんまでだな」スタスタ

バーサーカー「……」ズンズン

士郎「となると……ここから、ここまで掘らないとだめか」スタスタ

バーサーカー「……」ズンズン

士郎「バーサーカー?さっきから俺の後ろについてきて、何がしたいんだよ?」

バーサーカー「……」オロオロ

士郎「もしかして……俺に手伝わせるの気が引けるのか?」

バーサーカー「……」コクコク

士郎「客人だから?」

バーサーカー「……」コクコク

士郎「バーサーカー……」

バーサーカー「……」

士郎「優しいんだな。意外と」

バーサーカー「■、■■■―――!!!」バシッ!!!

士郎「ぐぁ?!」



22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 18:32:00.21 ID:IBLmraHg0

衛宮邸

セイバー「む?!」

凛「どうしたの?」

セイバー「……たい焼きを頼むべきでした」

凛「あ、そう」

桜「それにしても先輩、遅いですね」

ライダー「私の所為でしょうか」

凛「ライダーの注文品である推理小説で悩んでるかもね」

ライダー「少々、心苦しいですね」

桜「でも、先輩ならきっといい本を選んでくれると思う」

ライダー「そうですね。楽しみにしておきましょう」

桜「ライダーのために……真剣に悩む先輩かぁ……いいなぁ……私のマヨネーズも真剣に選んでくれないかなぁ……」

ライダー「……」

凛「どこで道草食ってるのやら」

大河「すぅ……すぅ……」



25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 18:37:18.79 ID:IBLmraHg0

アインツベルン城 中庭

士郎「あぁ……ぁ……」

バーサーカー「……」オロオロ

士郎「だ、だい……じょう……ぶ…………」

セラ「な……?!エミヤシロウ!?」

士郎「セ……ラ……か……ぁ……」

セラ「腕と足があらぬ方向に拉げていますが」

士郎「ぁ……ぁ……」

セラ「何かしたのですか?」

士郎「な、んでもない……」

セラ「どうした貴方のような卑賤な輩がお嬢様の敷地へ?」

士郎「リズが……手伝って……くれ、って……」

セラ「はぁ……また、余計なことを……」

バーサーカー「……」ダイジョウブ?

士郎「あ、ぁ……心配いらない……」



27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 18:43:41.79 ID:IBLmraHg0

バーサーカー「……」ガガガガガガ!!!!

セラ「そこはもう少し深く。そうそう」

士郎「……ふぅ。よし。動くだけなら問題ないな」

セラ「相変わらずゴキブリ並みの生命力ですね」

士郎「セラの応急処置のおかげだ。ありがとう」

セラ「ふ、ふん!!違います!!貴重な労働力を失いたくないだけです!!勘違いしないように!!」

士郎「はいはい」

バーサーカー「■■■―――!!!」ゴメンネー

士郎「じゃあ、俺もプール作りに本格参戦するか」

バーサーカー「■■■―――!!!」ガガガガガ!!!

士郎「よっ!!」ガガガ!!

セラ「遅いですよ」

士郎「バーサーカーと比べられたら、困るぞ」

バーサーカー「■■■―――!!!」



31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 18:48:11.95 ID:IBLmraHg0

士郎「はぁ……はぁ……」

バーサーカー「……」ヤスム?

士郎「い、いや……やる……。これぐらい、なんでもない……」

バーサーカー「……」パチパチパチ

士郎「イリヤのためだからな」

バーサーカー「■■■―――!!!」

セラ「……」

士郎「セラ?」

セラ「な、なんですか?」

士郎「ずっと傍にいてくれるのは嬉しいけど、外は暑いし、城内に戻ったほうがいいんじゃないか?」

セラ「私の勝手でしょう」

士郎「それもそうか」

バーサーカー「……」ガガガガガガ!!!

士郎「バーサーカー。そこはもう少し深く頼むな」

セラ「……」



35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 18:53:25.55 ID:IBLmraHg0

バーサーカー「……」ザクッザクッ

士郎「はぁ……はぁ……はぁ……」ガクッ

セラ「あ……」

バーサーカー「……」ダイジョウブ?

士郎「わ、悪い……バーサーカー……平気だから……」

バーサーカー「■■■―――」

士郎「少し休めば……」

セラ「全く。何をしているのですか、情けない」

士郎「悪い……」

セラ「ほら……汗を拭いて……」ゴシゴシ

士郎「セラ……?」

セラ「勘違いしないように。労働力を失いたくないだけですからね」ゴシゴシ

士郎「……」

セラ「ほら、水も飲んで」

士郎「サンキュ……」ゴクゴク



38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 18:59:00.03 ID:IBLmraHg0

リズ「セラ。シロウ、ひとりじめよくない」

セラ「リ、リーゼリット?!」

リズ「イリヤに言ったら、きっと悲しむ」

セラ「わ、私はそんな破廉恥なことなど考えてません!!」

リズ「シロウ?セラにエッチなことされた?」

士郎「されてない」

リズ「よかった」

セラ「何を言っているのですか?!―――それより、お嬢様は?」

リズ「お昼寝タイム」

セラ「そうですか」

バーサーカー「■■■―――!!!」

士郎「よし。バーサーカー、そこも掘ってくれ」

バーサーカー「■■■―――!!!」

リズ「シロウ、私も手伝う」

士郎「いいのか?リズはあんまり無理しないほうがいいんじゃないのか?」



39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 19:04:58.72 ID:IBLmraHg0

リズ「大丈夫」

士郎「辛くなったらきちんと言えよ?」

リズ「うん」

士郎「バーサーカーもな。疲れたな、言えよ?」

バーサーカー「……」コクッ

セラ「……」

リズ「シロウ、ここ掘る?」

士郎「ああ、頼む」

バーサーカー「……」ココハ?

士郎「そこはそのままでいい」

セラ「……エミヤシロウ?」

士郎「なんだ?」

セラ「な、なにか食べ物でも持ってきましょうか?別に作りたくなんてないのですが」

士郎「おにぎりでも作ってくれると嬉しい」

セラ「ふ、ふん……好きに言ってなさい」



132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 07:02:46.91 ID:h/23eiXT0

バーサーカー「……」ガガガガガガ!!!

士郎「よっと」ザクッ

リズ「シロウ、この土どうしたらいい?」

士郎「とりあえず山にしておいてくれ」

リズ「わかった」コクッ

セラ「みなさん。そろそろ休憩にしましょうか」

士郎「おお!セラ!本当に作ってくれたのか?ありがとう」

セラ「労働に対してそれなにの対価を支払う。世界の常識です。まあ、あなたなんておにぎり程度の報酬で十分ですけど」

士郎「いただきます」

バーサーカー「……」イタダキマス

セラ「他の者なら金一封ぐらい渡しますが。エミヤシロウなどおにぎり程度で十分―――」

士郎「おいしいよ、セラ。俺にとっては金よりもありがたい」

セラ「なっ……」

リズ「セラ、嬉しい?」

セラ「う、うれしいわけないでしょう!!黙って食べなさい!!」



135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 07:06:53.30 ID:h/23eiXT0

士郎「よーし。腹も膨れたし、続きといくか!」

バーサーカー「■■■―――!!!」

リズ「……」ペタペタ

セラ「エミヤシロウ」

士郎「なんだ?」

セラ「時間のほうはいいのですか?」

士郎「え?」

セラ「もう夕方ですよ」

士郎「そうか……でも、とりあえずキリのいいところまでやるよ」

セラ「1日では終わらないでしょう。重機もないのですから」

士郎「でも、バーサーカーもリズも頑張ってくれてるから、俺だけ抜けるのも」

セラ「貴方は部外者でしょう?」

士郎「でも、イリヤが楽しみにしてるんだろ?」

セラ「それは……」

士郎「でも、確かにこのままじゃいつ終わるかわからないな……。セラ、電話借りていいか?」



136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 07:10:50.90 ID:h/23eiXT0

教会

カレン「ほら、庭掃除は終わったのですか?」

ランサー「うっせーなぁ。今からやるっつーの」

カレン「早くしてくださいね、かませ犬」

ランサー「んだとぉ!?」

ギル「マスター、お電話ですけどー」

カレン「誰からですか?」

ギル「お兄さんです。シロウお兄さん」

カレン「……」テテテッ

カレン「もしもし?」

士郎『カレンか?』

カレン「なにか?」

士郎『頼みごとがあるんだけど』

カレン「いいでしょう。どこを踏んで欲しいのですか?」

士郎『いや……そういうのはちょっと」



137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 07:14:50.95 ID:h/23eiXT0

カレン「ランサーを?」

士郎『人手不足で困ってるんだ』

カレン「……対価は?」

士郎『そうだな……。プールが完成したら、一緒に遊ぼう』

カレン「私を溺れさせるということですね?ふふ……さぞ苦しめてくれるのでしょうね……」

士郎『いや……プールサイドで冷たい飲み物を飲むだけでも涼しくて気持ちいいと思うぞ?』

カレン「分かりました。それで手を打ちましょう」

士郎『ありがとう、カレン』

カレン「いえ。では、うちの不良債権を派遣します」

士郎『ああ。頼む』

カレン「犬」

ランサー「犬っていうな!!」

カレン「今すぐ、アインツベルンの城へ行きなさい」

ランサー「何でだよ」

カレン「貴方に拒否権などありませんよ?」



141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 07:19:11.76 ID:h/23eiXT0

ランサー「ったくよぉ……なんで俺が……」

カレン「……」

ギル「いいなー、楽しそうですね」

カレン「さて、私は朗報を待つとしましょう」

ギル「凶報の間違いでしょう?」

カレン「期待しているのはそちらですけどね」

ギル「……」

カレン「英雄王?何を企んでいるのですか?」

ギル「いや……まだ揃ってないでしょう。キャストが」

カレン「……」

ギル「もう少し、様子を見ます」

カレン「そうですね。このまま順風満帆に事が進んでもなにも面白くありませんね」

ギル「マスター、悪い顔になってますよ」

カレン「そうですか?生まれつきこのような顔なのですが」

ギル「ふふ……まあ、僕も楽しいほうがいいですけどね」



143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 07:23:24.47 ID:h/23eiXT0

アインツベルン城 中庭

リズ「……」ペタペタ

バーサーカー「■■■―――!!!」ガガガガガガ!!!!

士郎「はぁ……やば、いつの間にか日が落ちてる」

リズ「シロウ、門限?」

士郎「セイバーたち、心配してるかなぁ」

バーサーカー「……」カエッテモイイヨ

士郎「助っ人が来るまでやるって」

ランサー「―――よう、坊主。俺をパシリに使うとはいい度胸だな」

士郎「ランサー!!」

ランサー「てめぇ……俺を便利屋な何かと勘違いしてねえか?」

士郎「そんなことないって。でも、ランサーならきっと来てくれるって思って」

ランサー「で、何させる気だ?」

士郎「穴を掘ってくれ」

ランサー「俺は犬じゃねえ!!」



146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 07:26:51.68 ID:h/23eiXT0

士郎「いや、プールのためだから」

ランサー「プールだぁ?けっ、そんなもん作らなくても海に飛び込めばいいだろうが」

バーサーカー「……」

ランサー「な、なんだよ!?」

リズ「これ、イリヤのため。悪口、許さない」

ランサー「わ、わかった。悪かった」

士郎「じゃあ、ランサー。俺は帰らないといけないから」

ランサー「なに?」

士郎「また、明日来るからな」

リズ「うん。待ってる」

バーサーカー「■■■―――!!!」バイバーイ

ランサー「ちょっと待て!!」

士郎「な、なんだよ?」

ランサー「お前もいろ……頼む……」

士郎「なんでさ?そろそろ家に帰らないとやばいんだって」



147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 07:32:03.02 ID:h/23eiXT0

ランサー「ばかやろう!!お前がいないと、俺がどうなるかわかんねえだろ!!」

士郎「意味がわからないけど」

ランサー「あのバーサーカーの機嫌がいいのはお前がいるからだ。ここでお前が抜けたら、俺が何されるか……」

士郎「バーサーカーは仲良くできるよな?」

バーサーカー「……」コクッ

士郎「ほら」

ランサー「ざけんな!!殺されちまうだろうが!!いいから、お前もここにいろ。俺を呼び出したんだから、それぐらいの責任はもてよ」

士郎「む……そう言われると……」

リズ「でも、シロウに迷惑」

バーサーカー「……」コクッ

ランサー「うるせえ!!こっちはタダ働きなんだぞ!!」

士郎「分かった。確かにランサーの言うとおりだ。呼び出した本人が先に抜けるのはおかしい」

リズ「シロウ……」

士郎「最後までいる」

リズ「シロウ……やっぱり、スキ」ギュッ



148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 07:35:10.13 ID:h/23eiXT0

衛宮邸

セイバー「……探しにいきます」

凛「待ちなさい。セイバー」

セイバー「しかし、あれからもう6時間です。座視しているわけには」

桜「先輩の身になにかあったのでしょうか」

大河「おなかすいたぁ……」

ライダー「私も外を見てきます」

凛「大丈夫だって。もう既に適任者に探さしているから」

セイバー「適任者?」

凛「……」

ピリリリ

凛「もしもし?」

アーチャー『見つけたぞ』

凛「やるじゃない。で、どこにいるの?」

アーチャー『アインツベルンの城だ』



150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 07:39:29.10 ID:h/23eiXT0

凛「アインツベルンですって?!」

セイバー「なに?!」

ライダー「……」ピクッ

アーチャー『何やら大きな長方形の穴を掘っている』

凛「はぁ?もしかして、イリヤが?」

アーチャー『それまでは―――しまった?!』

凛「アーチャー?!どうしたの?!」

アーチャー『凛、また連ら―――うわぁ?!』

バーサーカー『■■■―――!!!』

凛「アーチャー!?どうしたの?!アーチャー?!」

セイバー「……向かいます」

ライダー「それがいいでしょう」

凛「まって!!バーサーカーの声がしたわ。無策に飛び込むのは危険よ」

セイバー「ですが!!シロウに何かあってからでは遅いのです!!!」

凛「いいから。作戦を考えましょう。アーチャーがうまく逃げてくれる可能性だったあるんだし」



152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 07:42:43.91 ID:h/23eiXT0

アインツベルン城

ランサー「へへ、労働力がてめえからきやがったか」

アーチャー「いつつ……何のマネだ」

士郎「アーチャー、どうしてこんなところに?」

アーチャー「マスターが貴様の身を案じて、よこしたのだよ。全く、何をしている?」

士郎「プール作り」

アーチャー「プールだと?」

バーサーカー「■■■―――!!!」

アーチャー「なるほど。イリヤスフィールのためか」

ランサー「ほらよ」

アーチャー「なんだこれは?」

ランサー「てめえも掘れ」

アーチャー「……なぜ、私が」

リズ「折角、来たんだし」

アーチャー「……」



154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 07:47:00.05 ID:h/23eiXT0

イリヤの部屋

イリヤ「バーサーカーは?」

セラ「今、一生懸命に掘っているところです」

イリヤ「そう……。あー、早くできないかなぁ。滑り台つきの流れるプールっ」

セラ「滑り台?」

イリヤ「あれ?セラには言ってなかったかしら?バーサーカーにね、頼んでおいたのよ。滑り台を付けて流れるプールにしてってね」

セラ「……」

イリヤ「プールを自宅に設ける人は珍しくないけど、滑り台と流れるプールはあまり聞いたことがないでしょ?」

セラ「え……ええ」

イリヤ「あー早く完成しないかなぁ」ワクワク

セラ「……」

イリヤ「どうしたの?」

セラ「いえ。それよりお嬢様、そろそろおやすみになられたほうが」

イリヤ「そうね。そうしようかな」

セラ(このことをエミヤシロウは知っているのでしょうか……)



155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 07:53:30.25 ID:h/23eiXT0

中庭

アーチャー「投影開始!!」

バーサーカー「■■■―――!!!」ガガガガガ!!!

ランサー「突き穿つ死翔の槍!!!」ドゴォォン!!!!

士郎「うわっ!!ランサー!!もっと丁寧にやれよ」

ランサー「うっせ!!俺のやり方にケチつけんじゃ―――」

バーサーカー「■■■―――!!!」ドゴォ!!!

ランサー「ぐごぉ?!」

士郎「ランサー!!」

アーチャー「自業自得だ。手を抜く為に宝具を使うやつがあるか」

リズ「シロウ、見て」

士郎「リズ!?」

リズ「おっきい山、出来た」

士郎「リズ……」

リズ「褒めて」



157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 07:59:23.62 ID:h/23eiXT0

士郎「よしよし」ナデナデ

リズ「シロウ……♪」ギュッ

アーチャー「しかし、重機でもないと何日かかるか分からないな」

バーサーカー「……」シュン

士郎「バーサーカーの仕事量は凄まじいけど……」

ランサー「あてて……俺たちは素人だぜ?上手くいくはずねーだろうがよ……」

アーチャー「そうだな。日用大工のそれとは規模が違うわけだからな」

士郎「じゃあ、どうする?」

アーチャー「そもそもこの工事に期限はあるのか?」

リズ「イリヤは早くつくれって言ってた」

ランサー「なんだよ。明日には泳げるようにしろってか?金持ちの考えることはよく―――」

バーサーカー「■■■―――!!!」

ランサー「あぶねえ!!」

アーチャー「人手を増やすしかあるまい。ランサー!」

ランサー「なんだよ?!」



159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 08:02:51.47 ID:h/23eiXT0

公園

バゼット「……」キーコキーコ

バゼット「また……クビ……どうして……」

ランサー「お、いたいた。何、ブランコで項垂れてんだ?」

バゼット「ラ、ランサー?!な、何用ですか?!」

ランサー「お前の力が必要なんだよ」

バゼット「え……」

ランサー「来てくれるか?」

バゼット「でも……私は……」モジモジ

ランサー「お前しかいねえんだ」

バゼット「そんな……ランサー……」

ランサー「行こうぜ」

バゼット「はい……」

ランサー「……」

バゼット「で、どこにですか?」



161: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 08:08:35.13 ID:h/23eiXT0

柳洞寺

アサシン「ん?」

アーチャー「失礼する」

アサシン「またれよ。夏の夜の星を眺めるだけの時間すら惜しいのか?」

アーチャー「そうだな。キャスターに用がある」

アサシン「あの女狐ならば蜜月の時を過ごしているだろう。その空間に入り込むのは容易ではないぞ」

アーチャー「……」

アサシン「これでも我は門番なのでな。貴様のような外敵を看過することはできない」

アーチャー「分かった。では、お前がキャスターを呼んできてくれ」

アサシン「それは殊更無理難題というもの。あの魔女が門兵の声を耳に入れるとは思えない」

アーチャー「そうかな?」スッ

アサシン「ん?これは?」

アーチャー「それを見せろ。謁見ぐらいならできるだろう」

アサシン「承知した。しばしまたれよ」

アーチャー(キャスターの能力は必要だな。突貫工事をするにしても安全面の確保はしておかないと)



166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 08:13:10.41 ID:h/23eiXT0

アインツベルン城 中庭

バーサーカー「……」ガガガガガ!!!

士郎「バーサーカー!!掘りすぎ!!」

バーサーカー「……」エッ?

バゼット「これは……」

ランサー「いいから掘るぞ」

バゼット「わ、分かりました」

アーチャー「では、設計図なのだが」

キャスター「普通のプールでいいなら……ここをこうして……」カキカキ

リズ「……」ペタペタ

バゼット「ふっ!!」ドゴォォ!!!!

士郎「バゼット!!そんなに抉らなくていいから!!」

バゼット「そうなのですか?深いほうがいいのかと」

士郎「そういうプールは作らないんだよ!!」

キャスター「時間が掛かりそうね」



168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 08:20:46.39 ID:h/23eiXT0

「あははははははは!!!!!こいつはいい眺めだ!!!」

士郎「なに?」

アーチャー「英雄王か」

ギルガメッシュ「我の足下にも及ばぬ雑兵どもが土遊びに興じているとはなぁ!!!お似合いだぞ、雑種ども!!!」

ランサー「てめえ、なんの用だ?!」

ギルガメッシュ「下賎な貴様らを肴に酒を飲もうと思ってな。ほれほれ、働け働け。あはははははは」

キャスター「暇なのかしら?」

バーサーカー「……」ムシムシ

バゼット「そうですね」

ギルガメッシュ「全く。そうやって地面と戯れているのを見ると蟻だな。働き蟻か貴様らは!!!」

士郎「あのやろう……」

アーチャー「貴様はキリギリスか」

ギルガメッシュ「我は王だ!!虫と罵るかフェイカー!!!」

アーチャー「作業の邪魔だから話しかけるな」

ギルガメッシュ「この……下手に出ていればいい気になるとは……。流石は雑兵だ!!!あはははは!!!!愉快愉快!!遠吠えが聞こえるわ!!」



170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 08:28:03.67 ID:h/23eiXT0

キャスター「ここをあと1メートル掘りなさい」

バゼット「分かりました」

ギルガメッシュ「お前たちは自分のことを英雄などと嘯いているようだが、現実を見ろ!!そうして衣服に泥を付け地べたを這うことしかできない存在なのだ!!!」

士郎「ランサー。この土、上げてくれ」

ランサー「はいよ」

リズ「やる」

ランサー「よし、任せたぜ」

ギルガメッシュ「無駄なことに無駄な時間を費やす。見ていてこれほどまでの愚かしい生き物はお前たちをおいて他にはない!!!」

アーチャー「バーサーカー。掘りすぎだ」

バーサーカー「……」エッ

アーチャー「しっかりやってくれ」

バーサーカー「……」ゴメンナサイ

ギルガメッシュ「いいか!!!貴様らは溝鼠となんら変わらん!!!有象無象の雑種だ!!!それをわきまえろ!!!ふははははははは!!!!!」

士郎「休憩にするか」

ランサー「そうだな」



171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 08:32:12.88 ID:h/23eiXT0

衛宮邸

セイバー「……」

ライダー「セイバー、眠ったほうが」

セイバー「やはり。行きます」

ライダー「セイバー」

セイバー「シロウを放っておくことなどできません」

凛「ダメよ。死にたいの?」

セイバー「しかし!!」

凛「アーチャーからの連絡もなし。これは向こうで何か異常が起こっていると思っていいわね」

ライダー「私が偵察に行きましょうか」

凛「ダメだってば。アーチャーもそれで帰ってこなくなったのよ」

セイバー「じっとはしていられません!!」

凛「とにかく、教会に行きましょう。カレンなら何か情報を掴んでいるかもしれないわ」

セイバー「シロウ……無事でいてください……」



173: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 08:36:14.30 ID:h/23eiXT0

アインツベルン城 中庭

ギルガメッシュ「お前らは……えーと……とにかく雑種だぁ!!!」

アーチャー「奴の保有する語彙が追いつかなくなったか」

ランサー「哀れだねぇ」

リズ「可哀相」

バーサーカー「……」コクッ

士郎「あと少しで完成だな」

バゼット「まあ、殆どバーサーカーの手によるものですが」

セラ「リーゼリット」

リズ「セラ」

セラ「貴方はもう休みなさい」

リズ「まだやれる」

セラ「ダメです」

リズ「セラ、意地悪」

セラ「意地悪で結構。早く寝屋へ行きなさい」



175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 08:40:28.97 ID:h/23eiXT0

セラ「それからエミヤシロウ?」

士郎「どうした?」

セラ「もう夜中ですが、衛宮邸にいる方々にご連絡はしたのですか?」

士郎「あ。忘れてた」

アーチャー「馬鹿者。何をしている」

士郎「いや、掘るのに夢中で」

セラ「早く連絡をしておいたほうがいいですよ。どうぞ」

士郎「悪いな、セラ。気を遣わせて」

セラ「わ、私個人がしたくてしているわけではありません!!客人をもてなす最低限のマナーです!!」

士郎「えーと」ピッピッ

バゼット「では、再開といきましょう」

ランサー「そうだ。プールが出来たら一番に泳がせろよ」

アーチャー「がめつい犬は可愛げがない」

ランサー「なんだと?!」

セラ「あの……少し、よろしいですか?」



177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 08:44:48.36 ID:h/23eiXT0

キャスター「どうしたのかしら?」

セラ「あの……滑り台は?」

アーチャー「滑り台?何だそれは?」

セラ「やはり……流れるプールの話は?」

ランサー「なんだよ、聞いてねえぞ」

アーチャー「まさか、イリヤスフィールはそれが望みなのか?」

キャスター「嘘でしょ?」

セラ「バーサーカーには伝えたと言っていましたが……」

バゼット「……」

バーサーカー「……」オロオロ

アーチャー「どうやら忘れていたようだな」

キャスター「滑り台はともかく、流れるプールにするなら円形にしないと」

ランサー「おいおい!!せっかくここまで掘ったのにやり直しかよ!!!」

バーサーカー「……」ペコペコ

士郎「あれ……誰も出ないな……。寝たのか?」



178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 08:49:47.43 ID:h/23eiXT0

ギルガメッシュ「ふはははははは!!!お前らは我を笑い殺す気かぁ!!!!完成間際で致命的な欠陥に気がつくとはぁ!!!」

アーチャー「仕方あるまい。とりあえず角をとって、円に近づけるか」

キャスター「それかもう一つ、プールを作るか」

ランサー「なんだと?!」

士郎「セラ、サンキュ」

セラ「ご連絡はできたのですか?」

士郎「一応、留守電にメッセージは残しておいたから」

セラ「そうですか。では、エミヤシロウ。貴方の寝室をご用意していますので」

士郎「なんでさ?」

セラ「そろそろ休息が必要でしょう」

士郎「まだ、大丈夫だよ。セラ」

セラ「あのですね。無理をして倒れられるとこちらが困るのです」

士郎「え?」

セラ「……お嬢様に叱られますので」

士郎「そっか。じゃあ、セラのためにも休もうかな」



180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 08:53:28.11 ID:h/23eiXT0

客間

セラ「こちらです」

士郎「おお、いい部屋だな」

セラ「本当なら物置部屋でもよかったのですが。まあ、今回はお嬢様のために労働をしてくれましたので」

士郎「ありがとう、嬉しいよ」

セラ「うっ……」

士郎「どうかしたか?」

セラ「いえ……何も。では、おやすみなさい」

士郎「あ、セラ」

セラ「なんですか?」

士郎「色々、本当にありがとう」

セラ「……べ、別にお礼を言われるようなことは……なにも……」

士郎「おやすみ」

セラ「はい」

士郎「さーてと。もう一度、電話してみるか」



181: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 09:02:56.34 ID:h/23eiXT0

教会

カレン「まぁまぁ、こんな夜更けに何事かと思えば」

凛「一大事なのよ。何か情報は掴んでるでしょ?」

カレン「アインツベルンが何をしようとしているのかは、知っています」

桜「教えてください。何が起こっているのですか?」

カレン「……」

セイバー「お願いします!!」

カレン「ふふ……そうですね……貴方達も無関係ではありませんからね」

ライダー「どういうことですか?」

カレン「アインツベルンは今、サーヴァントを集めています」

凛「どうして?」

カレン「イリヤスフィールの願望を叶える為にです」

セイバー「それって……」

桜「聖杯ですか……」

凛「大変じゃないの!!」



182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 09:09:35.13 ID:h/23eiXT0

カレン「ふふ……行くのなら止めはしません」

セイバー「行きましょう。やはり何かが起こっている」

ライダー「私が先行します」

凛「ダメよ。みんなで行きましょう」

桜「そうですね……それがいいと思います」

凛「桜、大丈夫?下手をすれば戦いになるかもしれないけど」

桜「……大丈夫です」

凛「よし」

セイバー「では、シスターカレン」

カレン「はい」

セイバー「失礼します」

カレン「お気をつけて」

カレン「……」

カレン「ふふふ……私は真実を伝えただけ……」

カレン「さて、どのような朗報が舞い込むか……」



185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 09:14:22.94 ID:h/23eiXT0

アインツベルン城

ギルガメッシュ「今宵の酒は格別だ!!!ふはははははは!!!」

アーチャー「全員!!退避しろ!!!」

ランサー「てめえも宝具つかうんじゃねーかよ?!」

キャスター「時間がないもの」

バーサーカー「……」キャーキャー

バゼット「被害規模は想定していますか?」

アーチャー「心配はいらない。いくぞ!!!」

ギルガメッシュ「ふん……」

アーチャー「偽・螺旋剣!!!」

ギルガメッシュ「王の財宝!」パチンッ

ギィィィン!!!!

アーチャー「なに?!」

ギルガメッシュ「貴様ぁ!!雑種の分際で我を見下ろすとは何事かぁ!!!!万死に値するぞぉ!!!」

バーサーカー「……」



187: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 09:19:52.88 ID:h/23eiXT0

ランサー「邪魔すんな!!こっちは時間がねえんだよ!!!」

ギルガメッシュ「知らんなぁ!!貴様らの生きる時間など、どれほどの価値がある!!!」

キャスター「はぁ……」

バゼット「殺りますか」

アーチャー「おのれ……英雄王……」

ギルガメッシュ「たかが人形の願いを叶える為にお前たちは何をやっている?」

ランサー「こっちはマスター命令だよ!!」

アーチャー「私は……特に理由はないな」

キャスター「ちょっと!!貴方がセイバーに好きな水着を着せてもいいというから私はこうして手伝ってあげているのよ?!」

バゼット「私はランサーに頼まれて」

バーサーカー「■■■―――!!!!」

ギルガメッシュ「吼えるなぁ!!!糞虫どもがぁ!!!!」

セラ「何事ですか!!」

ギルガメッシュ「我を見上げるとは不届きなやつだ!!消えうせろ!!!出来損ないの人形風情がぁ!!!」パチンッ

バゼット「危ない!!」



189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 09:23:50.79 ID:h/23eiXT0

バゼット「ふ!!」ガキィン!!!

ギルガメッシュ「ふははははは!!!」

バゼット「防ぎきれない……!!」

ランサー「くそぉ!!」

アーチャー「逃げろ!!」

セラ「ひっ―――」

バーサーカー「■■■―――!!!!」

グサッ

ギルガメッシュ「むっ!?」

バーサーカー「……」

セラ「わ、私を守って……」

ギルガメッシュ「狂犬が我の宝物に触れるでないわぁ!!!」

セラ「あ……」

バーサーカー「……」

ギルガメッシュ「なんだ、その目は!!気に入らん!!消えろ!!!」



192: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 09:28:30.43 ID:h/23eiXT0

ランサー「それ以上、させるかぁ!!!帰って寝ろ!!!」

アーチャー「遊びが過ぎるぞ、英雄王!!」

キャスター「邪魔しないでもらえるかしら?」

ギルガメッシュ「束になろうとも無駄だぁ!!!」

バーサーカー「■■■―――!!!!」

セラ「いけません!」

ギルガメッシュ「ふはははははは!!!まとめて消してくれる!!!―――王の財宝!!!」パチンッ

ランサー「やろぉ!?」

アーチャー「――――I am the bone of my sword.」

キャスター「きゃーきゃー!!」

バーサーカー「……」キャーキャー

ギルガメッシュ「あはははははは!!!無様に踊れぇ!!!!」

バゼット「ふっ!!」バッ

ギルガメッシュ「なんだと!?」

バゼット「パンチッ!!!」ドゴォ!!!



194: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 09:32:16.94 ID:h/23eiXT0

ギルガメッシュ「がはぁ?!」

バゼット「……」

ギルガメッシュ「おのれぇぇ……汚らしい手で我の顔を殴るとは……!!!」

バゼット「遺言はそれでよろしいですか?」

ギルガメッシュ「な……?」

バーサーカー「……」

ギルガメッシュ「……!!」

ランサー「へへ……」

ギルガメッシュ「き、きさまら!!王を囲み、見下すとはなにごとかぁ!!!」

アーチャー「地に落ちたな英雄王」

キャスター「ふふ……」

セラ「……」

ギルガメッシュ「やめろぉ!!きさまらぁ!!!」

セラ「バーサーカー。お願いします」

バーサーカー「■■■―――!!!!」



196: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 09:37:00.20 ID:h/23eiXT0

ギルガメッシュ「おのれぇ!!!この我を埋めるとは!!!あとでどうなるか分かっているのだろうなぁ!!!」

ランサー「顔は出してやってんだから、ありがたいと思え」

ギルガメッシュ「この犬がぁぁ!!!」

アーチャー「邪魔をされては敵わんのでな」

ギルガメッシュ「くぅぅ……!!ならば、ゲート・オブ―――」

バーサーカー「■■■―――!!!!」バシッ!!!

ギルガメッシュ「ごほぉ?!」

セラ「宝具を使おうとすればバーサーカーが止めますので」

ギルガメッシュ「くそ……」

アーチャー「では、作業を続けるとしようか」

ランサー「早くしてくれ。夜明けになるとか嫌だからな」

アーチャー「分かっている」

セラ「はぁ」

バーサーカー「……?」

セラ「大丈夫です。無理はしていません」



199: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 09:40:42.66 ID:h/23eiXT0

城内

イリヤ「……」ムクッ

イリヤ「トイレ……」

イリヤ「ふわぁぁ……」スタスタ

『おのれ雑種がぁぁぁ!!!!!』

イリヤ「んー?」

イリヤ「……わっ。何あれ?」

イリヤ「アーチャーにランサーにキャスター、金ピカまで!?」

イリヤ「なんでぇ?!」

士郎「あ、イリヤ。まだ起きてたのか?」

イリヤ「きゃぁ!!シロウまで!!」

士郎「どうしたんだ?」

イリヤ「ど、どういうこと?なんでみんながいるの!?」

士郎「あれ?セラから聞いてないのか?」

イリヤ「え?」



200: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 09:45:43.70 ID:h/23eiXT0

イリヤ「そ、そうなんだ……知らなかったわ……」

士郎「もしかしたら、セラはイリヤの頼みをさも当然のように叶えたって思わせたかったのかもな」

イリヤ「どういうこと?」

士郎「イリヤの願いぐらい何でもない。努力するまでもないってところ見せたかったんじゃないか?」

イリヤ「別にそんなことしなくても」

士郎「イリヤって優しいからさ、きっと努力してるところを見せると気を遣わせるとか考えたんだろ」

イリヤ「でもでも、その所為でシロウに迷惑が……」

士郎「いいんだよ。イリヤが笑ってくれたらそれでいいって、セラもリズもバーサーカーも思ってるはずだ」

イリヤ「シロウ……」

士郎「だから、ここで見たことは内緒な」

イリヤ「……うん」

士郎「よし」

イリヤ「ねえ、シロウ?」

士郎「ん?」

イリヤ「折角だし、一緒に寝る?」



206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 09:55:09.10 ID:h/23eiXT0

士郎「イリヤ、それはセラに俺が怒られるだろ」

イリヤ「いーの。私だってシロウにお礼ぐらいできるんだから」

士郎「お礼って?」

イリヤ「ふふん。それをレディから言わせるのはどうかと思うわー」

士郎「わかった。じゃあ、あとでイリヤの部屋に行くから」

イリヤ「うんっ!」

士郎「俺は寝る前にもう一度中庭の様子見てくるから」

イリヤ「わかったわ。じゃあ、シロウ。待ってるからね」

士郎「ああ」

イリヤ「あ……トイレ……トイレ……」モジモジ

士郎「よし。イリヤのためにもなんとかしないとな」

士郎「少し手伝いにいくか」

士郎(それにしてもセイバーたちどうしたんだろう……)

士郎(電話の音にも気づかないぐらい熟睡しているのか……?)



208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 10:04:27.31 ID:h/23eiXT0

中庭

ギルガメッシュ「くそ……この我を……ふざけるなぁ!!!」

バーサーカー「……」

ギルガメッシュ「こっちを見るな、狂犬がぁ!!」

ランサー「よし。流れるプール用のもできたぜ」

アーチャー「あとはステンレス塗装をすれば完成だな」

ランサー「で、それはどこにあるんだ?」

アーチャー「……」

セラ「え?」

アーチャー「業者に発注しているのだろう?」

セラ「……」

キャスター「……」

バゼット「……どうやら、今日中の完成は無理ですね」

アーチャー「そのようだな」

セラ「え……え……?」



209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 10:09:51.60 ID:h/23eiXT0

バーサーカー「……」

セラ「いや……あの……」

ギルガメッシュ「あーっはっはっはっはっはっは!!!!やはり、お前たちは我を笑わせて窒息死させるつもりか―――」

バーサーカー「■■■―――!!!」バキッ!!!

ギルガメッシュ「ぐあぁ?!」

ランサー「お前、なんかとできねーのかよ」

アーチャー「無茶を言うな」

キャスター「セイバーの水着……折角、もってきたのに……」

士郎「みんなー、どうしたんだ?」

バゼット「どうやら完成は明日以降になりますです」

士郎「なんでさ?」

ランサー「大事な物を発注し忘れてたんだとよ」

士郎「そうなのか?」

セラ「わ、私はその……そういうのが必要だと知らなかっただけでして……」

士郎「まいったな……」



211: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 10:15:01.07 ID:h/23eiXT0

士郎「ん?ギルガメッシュ、何してるんだ?」

ギルガメッシュ「雑種、我を見るな。腐る!!」

ランサー「暇だから遊びにきたみたいだ」

ギルガメッシュ「ふざけるなぁ!!!王として下々の様子を観察するのは普通のことであろうがぁ!!」

士郎「そうだ。ギルガメッシュ」

ギルガメッシュ「なんだ?」

士郎「お前、レジャープールの経営してたよな?」

ギルガメッシュ「それがどうした?」

士郎「その伝手でなんとかできないか?」

ギルガメッシュ「できるが、我が協力するとでも思っているのか?」

士郎「そうか……バーサーカー?」

バーサーカー「……」コクッ

ギルガメッシュ「なんだ……やめろ……」

士郎「英雄王の首って360度回るのか?」

ギルガメッシュ「わ、わかった!!今すぐ必要なものを手配させる!!!だからやめろぉ!!」



212: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 10:19:34.83 ID:h/23eiXT0

士郎「よかった。ありがとう」

ギルガメッシュ「……」

士郎「やったな、バーサーカー。これで上手くいくぞ」

バーサーカー「■■■―――!!!」

アーチャー「やれやれ……。すぐに来るのか?」

ギルガメッシュ「ふん。1時間で用意させる。空輸すれば可能だ」

ランサー「お、いいねえ」

ギルガメッシュ「あとは貴様たちの仕事だからな」

士郎「分かってるって」

ギルガメッシュ「くそ……覚えていろ……」

セラ「でも、あまりうるさくなるとお嬢様が起きてしまうかもしれません」

士郎「それは大丈夫だと思う」

セラ「どうしてですか?」

士郎「俺が一緒に寝るから」

セラ「……は?」



214: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 10:25:29.58 ID:h/23eiXT0

ギルガメッシュ「我だ。そうだ。プールを作るための材料を……無理ではない。我がやれといえばやれぇ!!!」

ランサー「んじゃ、俺は退散するか」

アーチャー「帰るのか?」

ランサー「あとはお前らでもやれるだろ?」

バゼット「ランサー、そんな!」

ランサー「完成したら呼んでくれよ。じゃあな」

アーチャー「全く。落ち着きのない奴だ」

ギルガメッシュ「手配は済んだ。1時間以内に到着する」

キャスター「そう。助かるわ」

ギルガメッシュ「我も寝屋に戻る。このような忌々しい連中と同じ空気を吸いたくないのでな」

アーチャー「好きにしろ」

セラ「エ、エ……エミヤシロウ……お嬢様と寝るとはどういうことですか……?」

士郎「いや……えっと、実は約束して……」

セラ「そ、そんなこと許しません!!!あ、あなたは朝まで労働を強制します!!このケダモノ!!!」

士郎「なんでさ?!」



216: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 10:30:53.66 ID:h/23eiXT0

セラ「いいですか?!貴方とお嬢様は釣り合いが一切、取れないのですよ?!」

士郎「はい……」

セラ「庶民なら庶民らしく!!それ相応の相手を選ぶべきです!!!」

士郎「たとえば?」

セラ「……」

士郎「そこで黙られると……」

セラ「あ、あなたのような……下民は……女中とか……いいんじゃないですか……?」

士郎「リズのことか?」

セラ「ち、違います!!」

アーチャー「キャスター?何をしている?」

キャスター「水難事故が起きないように護符を埋めておこうと思ってね」

アーチャー「中々の気配りだな」

キャスター「万が一、セイバーに何かあったら困るもの」

バーサーカー「……」コクコク

バゼット「ランサー……かえちゃった……」



219: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 10:35:21.71 ID:h/23eiXT0

数十分後

業者「では、ここにサインを」

セラ「はい」

バーサーカー「■■■―――!!!」

アーチャー「では、早速始めるか」

士郎「よし」

キャスター「頑張りなさい。見ててあげるわ」

バゼット「キャスターも労働をすべきです」

キャスター「この細腕では何ももてないのよ。おほほほ」

バゼット「ぐっ……」

バーサーカー「■■■―――!!!」ズゥゥン

士郎「やっぱりバーサーカーがいると早いな」

アーチャー「衛宮士郎、手を休めるな」

士郎「はいはい」

セラ「よかった……朝には完成しますね。これでお嬢様も満足してくれるはずです」



221: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 10:40:01.94 ID:h/23eiXT0

アインツベルンの森

凛「見て。城から何かが飛んで行ったわ」

セイバー「飛行機……何かを空輸したのでしょうか?」

ライダー「何をする気なのでしょう?」

桜「イリヤさん……」

凛「サーヴァントを集めるってことは聖杯に関与したことで間違いないはず」

セイバー「もうそんなことに手を染めることはないと思っていたのですが……」

ライダー「水面下で事を進めていたということでしょうか?」

セイバー「イリヤスフィール……」

凛「とにかく急ぎましょう。奇襲をかけるなら今しかない」

セイバー「はい」

ライダー「ええ」

桜「……」

凛「行くわよ」

セイバー「シロウ……!!」



229: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 10:54:28.71 ID:h/23eiXT0

中庭

士郎「できた……」

バーサーカー「……」

アーチャー「ふぅ……ようやくか。あとは軽く掃除をして水を入れるだけだな」

キャスター「待ちくたびれたわ」

バゼット「なんとか夜明けまでに間に合いましたね」

セラ「……エミヤシロウ」

士郎「ん?」

セラ「その……感謝します。一応」

士郎「いいよ。好きでやったんだし」

セラ「そ、そうですか。なら、無駄な一言でしたね」

バーサーカー「■■■―――!!!!」

士郎「バーサーカーも嬉しいか?だよな、俺も嬉しい。これでイリヤも―――」

バーサーカー「■■■―――!!!!」ギュゥゥ

士郎「ぐあぁあああ!!やめろぉ!!!だき、しめるなぁ……!!!」



233: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 10:58:49.34 ID:h/23eiXT0

イリヤの部屋

イリヤ「……」

イリヤ「結局シロウは来ないし……」

イリヤ「もう!!私を待たせるなんて、サイテー!!」

イリヤ「シロー?!どこー?!」

イリヤ「……あ!いたー!!」

イリヤ「そっか……。シロウ、プールを……」

イリヤ「もう!今回は許すけど、今度約束破ったらホルマリン漬けにしちゃうんだからぁ!!」

イリヤ「それにしても……あれって……完成したのかなぁ?」

イリヤ「いってみよ」

リズ「イリヤ、おはよう」

イリヤ「おはよう。プール、できた?」

リズ「うん。できたみたい。行く?」

イリヤ「もっちろん!!」



235: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 11:03:22.98 ID:h/23eiXT0

中庭

バゼット「夜明けですね」

士郎「結局、徹夜か……」

キャスター「さあ、入りましょうか。水着に着替えたいのだけど?」

セラ「もう入るのですか?」

キャスター「当然の特権でしょう」

バゼット「そうですね。労働の汗をプールで流すのも悪くはない」

バーサーカー「■■■―――!!!!」

士郎「俺も入りたいけど……水着がなぁ……」

バーサーカー「……」フルフル

士郎「え?いらないだろうって?そんなわけにも―――」

バーサーカー「■■■―――!!!!」ガシッ

士郎「お、おい!!まさか……!!投げ込む気かぁ?!」

アーチャー「バーサーカーなりの愛情表現だろう」

士郎「やめろ!!絶対に床に頭を打つって!!バーサーカーの力じゃ水の抵抗なんて意味がないだろ!!!」



238: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 11:07:04.92 ID:h/23eiXT0

士郎『うわぁぁぁ!!!!やめてくれぇぇぇ!!!!!』

セイバー「シロウ!!!」

凛「ヤバい!!」

ライダー「一刻を争います!!」

桜「セイバーさん!!!」

セイバー「分かっています!!みなさんは私の後ろに!!」

凛「派手にやって!!ライダー、そのあとは任せるから!!!」

ライダー「了解しました」

セイバー「シロウ!!今、助けます!!!」

士郎『ダメだ!!!やめてくれー!!!!アァー!!!!』

桜「セイバーさん!!はやく!!」

セイバー「はぁぁぁぁぁ!!!!!!」

凛「士郎……今、助けるからね……!!」

セイバー「エクス―――!!!!」



248: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 11:12:12.05 ID:h/23eiXT0

中庭

イリヤ「シロー!!」テテテッ

士郎「イリヤ!!ちょうどよかった!!バーサーカーをとめてくれ!!」

イリヤ「ふふん」

士郎「え?」

イリヤ「だーめ。レディを一晩中待たせた罪は重いわ」

リズ「うん」

士郎「あ!!それはセラが!!」

イリヤ「言い訳はダーメ。やっちゃえ、バーサーカー」

バーサーカー「■■■―――!!!」

士郎「うわぁぁ!!」

イリヤ「あはははは」

アーチャー「いい気味だ」

リズ「シロウ、ガンバ―――」

『―――カリバァァァァ!!!!!!』



253: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 11:16:11.87 ID:h/23eiXT0

イリヤ「え?」

リズ「イリヤ!危ない!!」バッ

アーチャー「何事だ!?」

バーサーカー「……?」ブゥン

士郎「うわぁ!?」

ドボンッ

アーチャー「飛べ!!バーサーカー!!!巨大な魔力が飛んでくるぞ!!」

バーサーカー「■■■―――!!!」バッ

ドォォォォォン!!!!!!

凛「よっしゃ!!ライダー!!続けて決めて!!」

ライダー「ベルレ―――!!!」

桜「いっけー!!」

ライダー「フォーン!!!!」

ドォォォン!!!

セイバー「シロウ!!!無事ですか!!!シロウ!!!」



262: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 11:21:42.66 ID:h/23eiXT0

桜「せんぱーい!!」

凛「なによ、水浸しじゃない」

セイバー「シロウ!!」

アーチャー「……」

バーサーカー「……」

イリヤ「あれ……プールは……?」

リズ「イリヤ……」ギュッ

イリヤ「ねえ……シロウやバーサーカーが頑張ってつくってくれた……プールは……?」

イリヤ「目の前に……あったのに……どこに……?」

ライダー「アーチャー!!」

アーチャー「ライダー……何をしにきた?」

ライダー「シロウが攫われたと聞きまして。それにアインツベルンに不穏な動きも見られると聞きました」

アーチャー「……」

ライダー「サーヴァントも集めているようでしたので……様子を……。アーチャー?どうしたのですか?怖い顔をしていますが……」

アーチャー「……いや……なんでもない……」



269: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 11:25:26.36 ID:h/23eiXT0

バーサーカー「■■■―――!!!」

セイバー「バーサーカー!!」

凛「気をつけて!!」

バーサーカー「……ォォォ……」

桜「え……?」

セイバー「ど、どうしたのですか?」

バーサーカー「……ォォォ……」ウルウル

凛「な、泣いてる……?バーサーカーが……?」

士郎「ん……あぁ……」

セイバー「シロウ!!無事だったのですね!!」

士郎「あ……あぁ……?あれ……プールは?」

セイバー「プール?」

士郎「さっきまで、ここにあったと思うんだけど」

セイバー「いえ。私たちが駆けつけたときにはもうありませんでした」

士郎「そうか……夢だったのか……?」



278: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 11:32:48.86 ID:h/23eiXT0

キャスター「らんらーん」

セラ「プールサイドは走らないように」

キャスター「わかって―――あら?」

セラ「な……」

イリヤ「うぅぅ……ぐすっ……」ギュッ

リズ「イリヤ。よしよし」

セラ「プールが……なくなって……」

キャスター「あらら」

アーチャー「まあ、突貫工事で作ったものが跡形もなく消えただけだ。これが何ヶ月もかけて作っていたなら、流石の私もマスターに牙を剥いていただろう」

ライダー「あの……なんの話を……?」

アーチャー「いや、いいのだよ。こういう運命だったのだろう」

士郎「プール……作ったと思ったんだけどな」

セイバー「しかし、現にありませんし」

士郎「そうだよな……」

セラ「エミヤシロウ!!!これはどういうことですか!!!」



283: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 11:38:10.22 ID:h/23eiXT0

士郎「セラ」

セラ「お嬢様が待ち望んでいたプールはどこの次元に消えたのですか?!」

士郎「……」

凛「……桜。もしかして、私たち、なんかやらかした?」

桜「でも、私たちは先輩が危ないと思ってこうしただけで、悪くはないはずです」

凛「そうよね。悪くないわよね」

桜「はい。きっと、多分」

セイバー「あの……」

セラ「貴方達ですね……」

セイバー「え」

セラ「お嬢様のプールを返してください!!!」

セイバー「あ、えっと……」

凛「ご、ごめんなさい!!私たち!!あの!!なんか大変なことがおきてるなーって思って!!それでその!!先走っちゃって!!」

桜「はい!!」

セラ「言い訳など聞きたくありません!!!折角、エミヤシロウが汗を流して作ったプールを破壊してくれましたねぇ!!!!」



293: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 11:43:12.33 ID:h/23eiXT0

凛「だーかーら、私たちだって事情があってこうしただけで」

バーサーカー「■■■―――!!!」

セイバー「リン、下がって!!」

士郎「セラ!バーサーカー!!待ってくれ!!」

セラ「……!」

バーサーカー「……」

士郎「みんなは俺を心配してここまで来てくれたんだ。責めないでくれ」

セラ「しかし!!お嬢様の気持ちを考えれば……!!」

士郎「それは……」

イリヤ「うぐっ……シロウと……バー、サーカーがぁ……つくったのにぃ……」

リズ「イリヤ。キャンディー、食べる?」

セラ「この責任、死んでもとれませんよ……?」

桜「ひっ……」

ライダー「あ、貴方達も怪しげなことをしているから……」

セラ「使い魔も扱えない五流魔術師ですか、貴方たちはぁ……?」



296: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 11:48:07.59 ID:h/23eiXT0

凛「あ……そっか。その手があったわ」

セイバー「リン……」

凛「でも、誰もそのこと言わなかったじゃない!!」

アーチャー「私に再度、連絡をするという手もあったんじゃないか?」

凛「アーチャーはやられちゃったと思ったから……」

士郎「……」

イリヤ「ごめんね……シロウ……バーサーカー……ごめんね……」

リズ「……シロウ。これはもう結婚するしかない」

士郎「なんでさ……」

リズ「イリヤ、それで悦ぶ」

士郎「……」

キャスター「はいはい。それまで。壊れたものは仕方がないわ」

セラ「なんですって……!!」

キャスター「なら、今すぐ元に戻せる方法があるの?」

セラ「それは……」



302: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 11:54:30.59 ID:h/23eiXT0

キャスター「ほらほら、反省するなら屋内でお願いね」

セイバー「……」

桜「姉さん……」

凛「だって……しょうがないじゃない……まさか、プールがあるなんて……」

ライダー「はぁ……」

リズ「イリヤ、お部屋に戻ろう?」

イリヤ「うん……」

セラ「なんてこと……。あぁ……お嬢様……」

アーチャー「……キャスター?」

キャスター「護符は無事みたいね。これなら元に戻しても大丈夫」

士郎「え?」

キャスター「この空間の時間を戻すわ」

アーチャー「お前……そんなことができるのか?!」

キャスター「星の時間すべてを戻すのではないもの。限定的な空間ならできるわよ」

士郎「キャスター……!!」



313: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 11:58:45.41 ID:h/23eiXT0

城内

バゼット「どうしたのですか?俯いていては危ないですよ?」

セラ「貴方は……。まだ着替えてらしたのですか」

バゼット「水着がなかったので、買いに行っていました」

セラ「この短時間で戻ってきたのですか……」

バゼット「大した距離ではありません」

セラ「はぁ……」

バゼット「では、プールをお借りします」

セラ「あ。あの」

バゼット「……」

セラ「……」

リズ「セラ、イリヤ、泣きつかれて寝た」

セラ「そう……」

リズ「どうする?」

セラ「どうするも何も……どうしたらいいのか……はぁ……」



319: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 12:04:54.30 ID:h/23eiXT0

セイバー「……」

凛「やっぱり、私たちが悪いの?」

桜「そうなりますね……」

ライダー「まあ、何も確認せずに宝具を用いて攻め入ったのは我々ですからね」

セイバー「はい」

凛「でも、士郎だって何も連絡してこなかったし!!」

セイバー「ですが、カレンの言うことを鵜呑みにしてここまで来てしまった我らにも非はあります」

凛「そうだけどぉ……」

桜「イリヤさんに謝りに行きましょう、姉さん?」

凛「謝るって……なんていえばいいのよぉ?」

桜「それは……」

セイバー「イリヤも悪魔ではない。きちんと謝罪の弁を述べれば分かってくれるはずです」

ライダー「果たして彼女が何の対価もなしに許してくれるでしょうか」

凛「脳みその一部ぐらいは覚悟しておいたいいわね」

桜「そ、そんな……!!」



322: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 12:10:28.64 ID:h/23eiXT0

中庭

キャスター「―――はい、完成」

士郎「すっげえ……」

アーチャー「キャスター、やるな」

キャスター「これぐらいは余裕よ。何せ、キャスターですもの」

士郎「感動した!!」ギュッ

キャスター「ちょっと、手を離しなさい!」

士郎「キャスター!!この恩は絶対に忘れない!!何かあったら遠慮なく俺に言ってくれ!!」

キャスター「そ、そう?なら、セイバーを貸してほしいのだけれど?」

士郎「お安い御用だ!!」

アーチャー「待て!!衛宮士郎!!いいのか?!」

士郎「でも、俺には他にどう恩返ししていいのかわからないし……」

アーチャー「……」

キャスター「それに貴方だって、セイバーに好きな水着を着せてもいいからと私に協力を求めてきたはずよ?」

アーチャー「まぁ……そうだな。この際、致し方あるまいか……」



324: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 12:14:00.73 ID:h/23eiXT0

イリヤの部屋

イリヤ「ごめんね……シロウ……バーサーカー……」

ドンドンドン!!!

イリヤ「ん?」

バーサーカー「■■■―――!!!」

イリヤ「どうしたの?」

士郎「イリヤ!!中庭にこい!!水着に着替えてな!!」

イリヤ「え?え?」

士郎「完成したんだよ!!プール!!」

イリヤ「え……でも……壊れて……」

士郎「壊れてないって。夢でも見てたのか?」

イリヤ「夢……?そっかぁ、夢だったのね!」

バーサーカー「■■■―――!!!」

イリヤ「ちょっと待ってて!すぐに着替えるから!!」



328: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 12:18:48.95 ID:h/23eiXT0

中庭

イリヤ「わぁ……!!」

セラ「お嬢様。プールに入る前には準備体操を―――」

リズ「イリヤ、行こ」

イリヤ「うんっ!」

セラ「こ、こら!!待ちなさい!!」

凛「すごいわね……。限定的とはいえ時間を弄るなんて……」

キャスター「これぐらいわねぇ」ギュゥゥゥ

セイバー「キャスター!!離れてください!!貴方の言うとおり、この白い水着は着てあげたでしょう!?」

キャスター「ふふ……いーえ。今日一日はセイバーは私のも、の」

セイバー「ひぃ?!」

キャスター「たっぷり貴方を堪能するわね……セイバー?」

セイバー「やめてください!!変なところを舐めないでください!!!」

士郎「……よかったな。バーサーカー?イリヤも笑顔だし」

バーサーカー「……」コクッ



332: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 12:22:38.01 ID:h/23eiXT0

バゼット「とう!!」バシャーン

ピー!!!

バゼット「はい?」

アーチャー「こら、そこ。飛び込みは禁止だ」

バゼット「申し訳ありません」

イリヤ「すべり台があるー!!」

リズ「いこ」

イリヤ「やっほー」

バッシャーン!!

桜「水着もってきたらよかった……」

ライダー「今から取りに戻りましょうか?」

桜「いいの?!」

ライダー「ええ」

イリヤ「次は流れるプール!!」

リズ「うん」



338: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 12:26:42.63 ID:h/23eiXT0

ランサー「お、賑わってるねぇ」

カレン「どうも」

士郎「カレン。来てくれたのか」

カレン「呼ばれたので」

ランサー「んじゃ、お先にー」

士郎「カレン。悪いな、ここまで足を運んでもらって」

カレン「いえ。犬の背中に乗ってきましたから」

士郎「ギルガメッシュは?」

カレン「行きたくないと言って部屋に閉じこもっています。何かあったのですか?」

士郎「いや……」

カレン「さてと。駄犬?今から、私に水攻めをするのでしょう?どうやって嬲るのか……見せてもらいましょうか?」

士郎「そんなことするわけないだろ?」

カレン「では、ハケ水車?」

士郎「お前な……」

イリヤ「シロー!!なにしてるのー!!こっちでおよごー!!!」



341: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 12:30:50.83 ID:h/23eiXT0

士郎「はいはい」

カレン「待って」ギュッ

士郎「え……?」

カレン「私の着替え……手伝ってもらえませんか?」

士郎「な……!?」

凛「ちょっと!カレン!!ドサクサに紛れてなにやってるのよ?!」

カレン「いいではないですか。私の犬を一晩も貸し与えた見返りです」

士郎「あのなぁ……カレン?」

イリヤ「もう!シロー?!―――バーサーカー!!」

バーサーカー「■■■―――!!!」

カレン「おや、何かがくる」

士郎「え?」

バーサーカー「■■■―――!!!」ガシッ

士郎「うわぁ!!やめろ!!バーサーカー!!こらぁ!!」

イリヤ「バーサーカー!!シロウをこっちに投げてー!!」



347: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 12:34:30.75 ID:h/23eiXT0

バーサーカー「■■■―――!!!」ブゥン

士郎「なぁぁんでさぁぁぁぁ―――」

アーチャー「こら!!無茶な飛び込みは禁止だと言っている!!!」

ランサー「やっほー!!」ドボンッ

アーチャー「お前もだ!!ランサー!!」

ランサー「んな固いこというなよ」

アーチャー「全く」

ドォォォォン!!!!

セイバー「な!?」

キャスター「すごい水柱ね」

セラ「あぁぁ!!エミヤシロウ!?」

イリヤ「あはははは、すごーい。シロウがとんだー」

リズ「パチパチパチ」

士郎「」

イリヤ「ん?シロウ?どうしたの?水死体ごっこ?」



353: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 12:38:59.18 ID:h/23eiXT0

リズ「シロウ?」

士郎「」

イリヤ「シロウ?シロウ!!ちょっと!!どうしたの?!」

セイバー「シロウ!!!」

キャスター「だめよ」ギュッ

セイバー「キャスター!?」

凛「わぁぁ!!士郎!!!」

桜「せんぱぁぁい!!」

セラ「エミヤシロウ!!大丈夫なのですか?!」

リズ「シロウ……息してない……」

イリヤ「そんなぁ?!ちょっと!!バーサーカー!!なにしてるのよ!!」

バーサーカー「……」オロオロ

セラ「とにかく、あの……人命救助を!!」

リズ「知ってる。キスして目を覚ますやつ。白雪姫でみた」

セラ「違いますけど……大体合ってます……」



354: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 12:42:55.03 ID:h/23eiXT0

カレン「どいてください」

イリヤ「な、なによぉ」

カレン「私が死者の魂を弔います」

セラ「まだ死んでません!!」

カレン「そうなのですか?カレンちゃん、マジうっかり」

イリヤ「とにかく心臓マッサージと人口呼吸を……」

セラ「私がつとめます」

リズ「セラ、ずるい。シロウとキスしたいだけ」

セラ「な、なにを言っているのですか?!」

凛「はいはい!!ここは私がやるからどいてなさいって」

桜「姉さんばっかりずるい!!」

イリヤ「じゃあ、私もシロウとキスするー!!」

セラ「いけません!!お嬢様の唇が腐ってしまいます!!」

アーチャー「何をしている?」

ランサー「無様だねえ」



359: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 12:47:13.03 ID:h/23eiXT0

セイバー「わ、わたしも……シロウとぉぉ……!!!」

キャスター「あなたは……私といるのぉぉぉ……!!!」

カレン「みなさん。人口呼吸を女性がするのはいけません。後に軋轢を生むだけです」

凛「……」

セラ「しかし!!」

カレン「犬。貴方がやりなさい」

ランサー「ばかやろう!!野郎と口付けなんざ死んでもごめんだ!!」

カレン「では、アーチャー?」

アーチャー「断る」

カレン「意気地のない英霊ですね……。では、ここは稀代の英雄に頼みましょうか」

イリヤ「それって……」

カレン「まあ、エミヤシロウがこうなったのも彼が余計なことをした所為ですから」

セラ「バ、バーサーカー……?」

リズ「それなら納得」

バーサーカー「……?」



370: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 12:53:01.81 ID:h/23eiXT0

イリヤ「いい!!バーサーカー!!心臓マッサージと人口呼吸の手順は覚えた?!」

バーサーカー「■■■―――!!!」

カレン「では、ゴー」

凛「だ、大丈夫なの?」

桜「あの……バーサーカーさんの肺活量だと、先輩の肺が破裂するんじゃあ……」

イリヤ「それぐらいの加減はできるわよね」

セラ「だといいのですが……」

リズ「ドキドキ」

アーチャー「嫌な予感しかせんが。まあ、私としては願ったり叶ったりだ」

バゼット「知っていますか?人命救助をしようとして相手を死なせても罪にはならないのです」

ランサー「しらねーよ」

バーサーカー「■■■―――!!!」

カレン「心臓マッサージから」

バーサーカー「■■■―――!!!」グッ!!!グッ!!!

士郎「ごはぁ!?」



379: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 12:58:41.57 ID:h/23eiXT0

凛「ちょっと!!意識戻ったわよね?!」

バーサーカー「■■■―――!!!」グッ!!グッ!!!

士郎「ぁぎゃ?!いぃぎぃ?!」

桜「もうやめてあげてください!!」

士郎「」

リズ「大変。また意識がなくなった」

イリヤ「いやぁ!!シロウ!!」

アーチャー「まあ、無くなって当然だな。恐らく、骨は粉砕している」

ランサー「こんな死に方だけはやだな」

バゼット「相手は助けようとしているわけですから、化けてでるわけにもいきませんし」

カレン「これは大変。バーサーカー、人口呼吸を」

バーサーカー「■■■―――!!!」チュッ

セラ「エミヤシロウ!!」

セイバー「シロォォォォ!!!!!」

パァン!!



387: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 13:05:28.55 ID:h/23eiXT0

客間

士郎「……あ……ん……?」

セイバー「シロウ!!」ギュッ

士郎「セイバー……?あれ……?俺は……?」

イリヤ「よかった……。気がついて」

セイバー「本当に……。シロウの体が膨れ上がって、破裂したときにはもうダメかと思いました……」

イリヤ「私の魔術とセイバーとの繋がりのおかげでなんとかったなったんだから」

士郎「そうか……ありがとう、セイバー、イリヤ」

セイバー「いえ。では、私は皆に伝えてきます」

イリヤ「痛いところはある?」

士郎「いや……大丈夫。ちょっと胸がズキズキするけど」

イリヤ「よいしょ」モゾモゾ

士郎「イリヤ?!」

イリヤ「一緒に寝れなかったから……シロウ……」ギュッ

士郎「全く……」



393: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 13:11:25.25 ID:h/23eiXT0

セラ「エミヤシロウ!!大丈夫ですか?!」

リズ「シロウ、生き返った」

士郎「ああ。もう平気だから」

バーサーカー「……」オロオロ

士郎「バーサーカーは悪くないって」

凛「士郎。痛いところは?」

桜「先輩、ごはん食べれますか?」

ライダー「私が人口呼吸に間に合っていれば……こんなことには……」

カレン「しぶといですね。ゴキブリ並みです」

士郎「悪かったな」

セラ「とにかく今日は安静に―――」

イリヤ「シロウ?」モゾモソ

士郎「どうしたんだ?」

イリヤ「シロウの中、あつい……」

セラ「え……」



395: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 13:15:42.96 ID:h/23eiXT0

士郎「そりゃ、ずっと居れば暑いだろう」

イリヤ「うん……」

凛「……」

桜「そうですか……先輩は……イリヤさんなら食べられるんですね……」

士郎「え?」

リズ「イリヤだけずるい、わたしも食べられたいのに」

セラ「心配してあげたのに……あげたのに……!!!」

士郎「セラ……?」

ライダー「帰りましょうか」

凛「そうね」

桜「残念です……先輩……」

士郎「え?おい!!遠坂!!桜!?ライダー!?」

セラ「……バーサーカー。やってください」

バーサーカー「■■■―――!!!」

士郎「なんでさ―――」



398: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 13:18:57.31 ID:h/23eiXT0

セイバー「しろー!!モモ缶もってきましたー!!食べませんかー?!」

イリヤ「そこの右腕とって」

リズ「はい」

イリヤ「全くもう。こんなめちゃくちゃにしなくてもいいのに」

セイバー「あの……士郎は?」

イリヤ「ここにいるでしょ?」

セイバー「肉片じゃないですか」

イリヤ「だから、シロウの肉片よ」

セイバー「ど、どうして……」

イリヤ「女の嫉妬は怖いわね」

リズ「怖い」

セイバー「シロウ……モモ缶……」

イリヤ「次、そこの肝臓」

リズ「はい」

イリヤ「ふー。大変っ」



410: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 13:27:47.69 ID:h/23eiXT0

数日後 衛宮邸

イリヤ「シロー!!元気ー?!」

士郎「おう……イリヤ……か……」

セイバー「まだ、シロウは本調子ではありません。お引取りを」

セラ「あの……先日の謝罪もこめて……また、お城にほうに……ご招待を。あの件は誤解だったと分かりましたし……」

士郎「え……?」

リズ「あのプール、増築することにした」

イリヤ「今度は波の出るプールを作ろうと思うの!!でね、シロウにもまた手伝って欲しいなぁって」

セイバー「何故ですか!!シロウでなくてもいいでしょう?!」

リズ「セラとバーサーカーがシロウと一緒に居たいって、口実」

セラ「こ、こら!!リーゼリット!!余計なことはいわなくてもよろしい!!」

リズ「セラ、照れ屋さん。かわいい」

セラ「もー!!!」

イリヤ「だからね?シロウ、またプール作り手伝ってよー。お礼もたっぷりするからっ♪」

士郎「い、いやだぁぁ!!!!」
                       BADEND



441: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 15:26:39.05 ID:h/23eiXT0

~タイガー道場~

タイガ「おっす!!夏はおっ酢を数滴垂らしてご飯を炊くと腐りにくい!!」

ブルマ「弟子1号です」

タイガ「ところでプールでの死亡事故って割とあるわけ?」

ブルマ「まあ、監視員がサボって子どもが溺れるところを見てなかったとか聞きますよね」

タイガ「マジ?怖いわねー。ところで、プールサイドで人間が破裂しちゃった事例ってあったりするの?」

ブルマ「聞いたことないっす。どこのスプラッタ映画っすか」

タイガ「だよね。そんな怖いプールにお金なんてはらいたくないつーの」

ブルマ「ホントっすよね」

タイガ「で、士郎はなんで死んだの?」

ブルマ「熱中症で」

タイガ「……」

ブルマ「……」

タイガ「熱中症怖いもんね」

ブルマ「マジこわいっす。みんなも小まめな水分補給しましょー」
                                          おしまい。



443: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 15:35:18.73 ID:LZvXABM/0

面白かった
おつおつ



447: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/08(水) 15:42:54.58 ID:oJuY9VlK0


バーサーカーが可愛かった


元スレ
イリヤ「暑い!暑い!!暑いぃ!!」バーサーカー「……」オロオロ
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1344329065/