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175  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/10/29(土) 22:09:06.53 ID:4NI8h5Kw0
………………
…………
……

真と亜美を連れて事務所に帰りつき、俺はそこに並んだメンバーの顔を見わたす。
出迎えてくれた音無さんのほかに、美希と真美。千早はまた例の病室で安静にしているという話だった。

P「……あれ?雪歩もいるんですよね?」

小鳥「ああ、雪歩ちゃん、少しだけ仮眠したいそうです。15分くらいで起きるって言ってましたから」

P「そうでしたか。真、それくらいなら待ってやってくれるな?」

真「そんなの当たり前ですよ!ボクのことなんだと思ってるんですか、プロデューサー」

俺が軽く振った冗談に、真がふくれっつらをする。雪歩が無事と知って、だいぶ余裕が戻ってきているようだった。

亜美「…そんで、あのさ、にーちゃん。いおりんとはるるんのこと………」

亜美が沈み込んだままつぶやくように言い、ようやく俺は浮足立った気持ちが少し落ち着いた。
そうだ、まだ3組のうち2組の無事が確認できただけなんだから、安心しきってしまうには早すぎる。

P「そうだ、すまん亜美。美希、真美、伊織や春香のこと、感知できたりしないか…?」

美希「やってみるね。ん………んうぅ、っ!」

美希がすぐさま目を閉じ、精神を集中しようとして、そして軽く呻いた。

美希「……ゴメンねハニー、ちょっと、ちょっとだけ時間ちょうだい。今すぐは、ムリ、かも…」

はっきりと調子が悪いのをまったく隠すことなく、美希がぼやく。
よく見ると足もともおぼつかない様子で、顔にも赤みがさしているように見えた。

P「そ、そうか……こっちこそ戦闘直後に悪かった。真美…は、難しいよな……」

真美「う、うん……だって真美、まだ、ちゃんとしたヘンシンの仕方もよく………」

申し訳なさそうに真美が顔を伏せ、そしてそれを聞いた亜美はますます沈み込んだ、泣き出しそうな表情を浮かべる。
なんとか慰めて、励ましてやりたくて声をかけようとした瞬間、またスマホが震え始めた。
誰もしゃべっていないタイミングだったこともあり、低く響く機械音に、みんなの目が俺の方を向く。

音無さんは目の前にいて、電話をいじってもいない以上、彼女でないのは明白だった。
じゃあ誰がこんなタイミングで?と思いつつスマホを引っ張りだし、画面を見て、俺はつい叫んでしまう。

P「ほらみんな、これ見ろ!かけて来てるの春香だ!」

発信者の名前欄に春香の名前が燦然と輝いていて、番号も同じく見慣れた春香の番号だった。
思わず突き出したスマホをのぞきこんで、一瞬でみんなの表情がぱっと明るくなる。

P「電話かけてこれるってことは、きっと伊織も一緒のはずだ。みんなで迎えに行ってやろう!」

声がはずんでくるのを自覚しつつ、画面の応答ボタンを押してスマホを耳にあてる。

P「春香!心配したんだぞ、もうみんな」


「よぉ、あんたがプロデューサーか。すぐ外見ろ、外」


P「………っ!?」

春香のスマホからかかってきた電話で、春香の声が聞こえると思って話しかけたところに
いきなり知りもしない男の声が響いてきて、すぐに次の言葉が出てこなくなった。
中途半端なところで黙り込んでしまった俺に異変を感じたのか、みんながまたこっちに目を向ける。

P(外………)

できるだけ不安にさせないよう、気取られることの内容に、ゆっくりと目線を動かして窓の外を見る。

そしてそこに、スタジオでも見た例のバリアが展開されているのに気が付いた時点で、もう耐えきれなかった。
みんなが小さく悲鳴を上げたり、焦ったように呼びかけてくるのも構わず、
俺は道路側へとスマホを握りしめたまま駆け寄り、鍵をはずすのももどかしく窓を引きあけた。
176  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/10/29(土) 22:09:52.57 ID:4NI8h5Kw0
路上にはまた、いつかのように、車ひとつ通っていなかった。
その静寂の中に人がいる。それも一人ではない。
黒いタイツの上下みたいなのに身を包んだ連中が、ざっと見て二十人くらいか。

「お、やっと気づいたか?プロデューサーさーん、ってな」
「おせぇーよ。けっこう派手に結界張ったと思ったんだけどなぁ」

そいつらがこっちを見上げ、俺の顔を指さし、なにがおかしいのか大声を揃えて笑った。
そんなのが気にもならないほど………別のものが、俺の視線をとらえて離さない。

「おいおいおい、アイツめっちゃ見てるぞ」
「さすが目ざといなー。その調子で町でも女の子ばっか見てんだろ、わーこえー」

「ま、さておき、だ。765プロさーん、『お届け物』でぇぇーすwwww」

男たちのうち、ふたりがそれぞれ、なにか抱えていた。
ぱっと見には真っ白に見える。
でもそれは、よく見ると、赤と、ピンクを基調にした衣装を身に着けた、人間大のなにか………
………なにか、どころではなく、人間そのもの、で。


伊織「…………あ、ぁ……♥♥♥ かけちゃらめ…♥♥♥かけちゃ、やぁ………っ♥♥♥」

春香「ん、んっ♥♥♥ イ……くっ♥♥♥あははぁ、せーえき、あびただけれイっひゃぅ……♥♥♥♥♥」


亜美「ひ、ぃっ、いおりんっ、はるるんっ!!?やだっ、やだああぁああぁ!!」

すぐ隣から耳をつんざく叫び声が聞こえたときにはもう遅かった。
俺について窓際にやってきた亜美が、男たちに抱えられて弱弱しく震える春香と、伊織を、見てしまった。

小鳥「……っっ、真美ちゃん見たら駄目っ!!」

真美「え………ちょっとピヨちゃんっ!?い、いおりんが何、はるるん、はるるんがどうしたのっ!?」

同じく俺のそばにやって来て息を呑んだ音無さんが真美に飛びついて目をふさぎ、
ぎりぎりで真美は、窓の外のあれを見ずに済んだ。
しかし、音無さんから距離的に離れていて、ほかに誰も目をふさいでやれる人がいない以上、
真と、それに美希は、そうもいかなかった。

真「な……………」

美希「…… 春香………? …でこちゃん!?そこの人たちっ、春香とでこちゃんに何やってるのっ!?」

完全に怒りに我を忘れている美希の声を、おそらく俺は初めて聞いた。
そしてその怒気にもまるで怯まず、窓の外、群がった男たちがへらへらと笑って答える。

「何やったのって………たっぷりナニをシてやったんだよ」
「そーそー。二人とも俺ら全員でねっとり輪姦しつづけてただけさ、美希ちゃーん」
「だーいじょぶだいじょぶ。いおりんはまだ前は処女だし、はるるんもずっとアンアンよがってたからさwww」

美希「………、ろして、やる、殺してやるっ!!そこ動くな!今すぐ全員殺してやるの!!!」

涙がこぼれるのを隠そうともせずに美希が雄たけびをあげ、すぐに飛び出して行きそうになる。
あわてて俺が組みつかなければ、美希は生身のままで突っ込んでいっただろう。

P「落ち着け………っ、美希!あの人数相手じゃお前でも危ない、それにあっちには人質がいるのと同じなんだ!!」

美希「だって………でもっ、だっで、あいづら、ぁ……うあ、うわぁああああぁあ!!!」

そのまま美希は床に崩れ落ち、大声をあげて泣きわめき始める。
たちまち大混乱に陥った俺たちを尻目に、窓の外からは男たちの声が響いてきた。

「じゃー、マジシャン2名、確かにここに置いときますんでー」
「受取のサインは省略ってことでいいっすねー。そっち、それどこじゃなさそーだし」
「それから受け取り拒否もナシってことで。じゃ、ごちそーさんでした!」

もう一度俺が窓の外をのぞいたとき、そこにはもう、だらしなく寝転ぶ春香と伊織以外には誰もいなかった。
183  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/10/30(日) 01:48:35.83 ID:B241e5GB0
………………
…………
……


………春香と伊織が汚し尽くされた姿で事務所へ「戻され」てきたあの日から、そろそろ一週間が経とうとしていた。
その間、響、およびブラックジャンボの765プロに対する襲撃は、ぱったりと止んでいた。

ただそれは、あくまで「765プロに対する襲撃」であって、ブラックジャンボの活動自体はむしろ激化の一途をたどっていた。

連日の被害報道も三面記事程度に収まる程度では到底済まされなくなり、
ついには天気予報ならぬブラックジャンボ警戒予報なんてものまで局によっては放送を始めている。
徐々に連中の使う結界についての目撃情報が増え、そして黒タイツの戦闘員が多数存在していることも、
まだ口コミやSNS、匿名掲示板での情報レベルではあるが、少しずつ広まっていた。

そして、それらと一緒に、都市伝説のような扱いで、「シャインマジシャン」の名前が急速に広まりつつあった。
どこが発信源だったのかはわからない。気が付いたときにはそれはもう、世間のかなりの範囲に拡散していた。

もちろん、春香たちの正体がばれたり、どんな目に遭わされているかが知られたり、というわけではない。
ただ、ブラックジャンボに唯一対抗できる組織・存在として、複数の魔法戦士からなる「シャインマジシャンズ」が存在し、
彼女たちは夜な夜なブラックジャンボを相手に一進一退の攻防を繰り広げている……らしい、
という、うっかりするとおとぎ話と聞きまがうような「おはなし」が広まっているにすぎなかった。

だが、日頃ブラックジャンボに怯えるしかない一般市民にとって、この「おはなし」の求心力は凄まじかった。

シャインマジシャンが一人いればブラックジャンボには楽勝だ、などという、事実を知っていたら笑えない楽観論に始まり、
助けてもらうためにはそれなりの代償が必要なので表に現れてこないのだというまことしやかな説や、
あげくの果てに、もうすでにシャインマジシャン達は全員敗北し、ブラックジャンボの性奴隷と化してしまっている、
などという逆の意味で笑えないトンデモ論まで、世の中はシャインマジシャンの話題でもちきりだった。

その根底にあるのは、「本当にシャインマジシャンが存在するのなら、なぜ助けてくれないのか?」
「戦えるのはそいつらだけなのに、どうしてブラックジャンボをさっさと撃退・壊滅させてくれないのか」という不満で、
それが日に日に高まりつつあるのを、一個人の俺ですらひしひしと感じる。
だけど、だからといって、今のこっちの戦力で響たちに特攻して散れというのか。

18禁魔法少女凌辱ゲーム『性隷戦士シャインマジシャンズ』の追加シナリオがリリースされた、
などという、冗談みたいな情報が入ってきたのはそんなある朝のことだった。

小鳥「あっ、ぷ、プロデューサーさん!?ちょうど良かったこれ見てくださいっ!」

事務所に入って行くなり、音無さんがあわてて駆け寄ってくる。
そのまま俺は、有無を言わさず彼女が業務で使っているPCの前まで連行された。

P「ど、どうしたんですか、いきなり?」

小鳥「これ、これなんです、今朝からネットの一部界隈で、話題もちきりで!」

わけがわからないままにディスプレイを見せられ、瞬時に頭がはっきりした。

いかにもダークな色遣いの背景に、触手に絡みつかれてあちこち破れた衣装の魔法少女がでかでかと描かれている。
俺の知っている、事務所にある『性隷戦士シャインマジシャンズ』のパッケージ絵とは似ても似つかない。
それに、何よりも………

小鳥「…………ところどころ、アレンジして、ありますけど…」

P「これ……元デザイン、春香、ですよね………?」

衣装のこまごまとした模様だったり、リボンのデザインだったり、髪の長さが微妙に違ったり、本人そのものではない。
ただ、明るめの茶色の髪、緑色に輝く瞳、それに身体のラインや全体に赤を基調としたカラーリング、
どう見ても、このパッケージを描いた、もしくはデザインさせた人間は、シャイニング・ハルカを知っている。

P「でも待ってください………このゲーム、もともと発売元は不明、って話だったでしょう?」

事務所にある『性隷戦士シャインマジシャンズ』はいちおう販売会社の名前が記されてはいるものの、
それらの情報はすべてデタラメで、もともとの所有者である社長ですらその来歴は詳しく知らないと聞かされていた。
そんなものが対ブラックジャンボ唯一のマニュアルである、という現状がそもそもおかしいのだが、
実際にほかにはなにも存在していない以上、今まではこれを参考にすることくらいしかできなかったのだ。

小鳥「今回のこれ、開発したのは、………ハイサイソフト、って会社、なんだそうです」

……どうやら俺たちには隠すつもりもない、ということらしい。
響か、響に指示を受けたブラックジャンボの組織が、わざわざ発売元不明のソフトをリメイク、
もしくは乗っ取りに近い形で、世間の話題になっているこのタイミングで世に放った、ということのようだった。

小鳥「………一応、プレイ、してみます?」

P「……やらないわけには、いかないでしょうね」

俺も音無さんも、元の方の『性隷戦士』のほうは一通りクリアしたことがある。
どんなに適当にプレイしていても、プレイヤー側のブラックジャンボが最終的には絶対に勝つぬるすぎるバランスで、
逆になんとかして本来の敵側シャインマジシャンズに勝たせることは完全に不可能だったが、新しい方なら、あるいは……
184  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/10/30(日) 01:49:05.69 ID:B241e5GB0
P「………」

30分もしないうちに、俺たちは自分たちのしたことが単なる徒労であることを知った。

小鳥「………」

ハイサイソフト、なるふざけた会社の手になるHPで、現在公開されている自称・追加シナリオは2つ。
どちらも無料で配布されていて、音無さんと俺、2人いるのだから手分けして手早く確認をしようということで、
俺が「追加シナリオ その2」と銘打たれたほうを、そして音無さんは「その1」の方を確認し終えたところだった。

分岐もなにもない一本道で、こちらができることと言えばひたすらクリックを繰り返すだけ。
戦闘シーンみたいなものもあるにはあるが、ほんの一瞬で、特に操作できるわけでもなく、
序盤も序盤で負けてしまった「シャインマジシャン」が残りでひたすら凌辱され続ける、という、身も蓋もない内容だった。

小鳥「追加シナリオ………っていうか、これ、単なる単独エロシーンのボーナスパックみたいなやつ、ですね………」

音無さんがげんなりした顔で言う。
その一方で俺は、言い知れぬ不安に襲われていた。

追加シナリオにはそれぞれになんとも悪趣味なサブタイトルがつけられていて、それもHP上に掲載されている。
俺が確認したその2、のほうが「触手淫獄に堕つ ブルーマジシャン・屈服編」で、
そして、その1が、「初敗北の味 マジシャンルージュ、屈辱の口淫奉仕と肉体改造」となっていた。

これは偶然の一致だ、と必死で自分に言い聞かせる。
色が対応してるの自体、たまたまだし、タイトルもちょうど似てしまった、だけ……のはずだ。

でも、もしも、そうじゃなかったら……?

P(………千早が完全におかしくされていたのは、スライムのせいだけじゃない、ってことか…?)

ゲームの中で「ブルーマジシャン」が受け続けていた、触手生物の群れによる数々の凌辱が頭から離れない。
そのブルーマジシャンは物静かな、髪が青くて長い、スレンダーな体躯の持ち主で、……マジシャンルージュの親友、という設定だった。

HPには今時ご丁寧に、リアルタイムで更新されるタイプのアクセスカウンターが設置されていて、
俺がただぼんやりと見つめているその前でも数字が刻々と増え続けている。

P(……ただのネット好きな、エロゲー好きなオタクとかの間で拡散される分には、まだいいとして……)

P(ブラックジャンボがこれを広めて得る見返りはなんだ……?くそ、狙いがわからない………!)

小鳥「あ、ページ自体が更新されましたね。って、また新規で追加シナリ………」

音無さんが急になにも言わなくなった。
どうしたのかと思い、彼女の後ろからディスプレイをのぞきこんで、俺もまたフリーズしてしまう。
黒っぽい背景にどぎつい赤字で、見たくもないタイトルが踊っていた。

New! 好評につき、新追加シナリオ配信決定!
     『性隷戦士シャインマジシャンズ その3:媚薬スライムの罠~牝に堕ちる赤と青』
     乞うご期待!

前回の春香と千早になにが起きたのか、もちろんすべてではないにせよ、音無さんにも最低限説明はしていた。
ここまで偶然が続くわけがない。これはやはり、ブラックジャンボが意図的にやっていることだ。

俺も音無さんもすぐには動くことも口を開くこともできず、その目の前でただアクセスカウンターだけが回り続けていた。





「あれやったか?最近無料配信してるエロゲー。魔法少女のやつ」
「見たけど、凌辱系あんま好きじゃないからパスした」
「えー、もったいねー、とりあえずDLしとけよ。クオリティすげえぞ」
「シャインマジシャン、なー。時事ネタ拾ってエロに絡めるフットワークは認めるけど」
「そのエロが濃いからいいぞ。ぶっちゃけヌける」
「聞いてねーし……そういや、シャインマジシャンで思い出した、この動画見た?」
「ん?知らん、なにこれ?」
「シャインマジシャンの敗北動画、とかつって、裏でこっそり出回ってるやつ」
「はぁ?戦ってるのも見たことないのに、敗北?」
「まあ実際、コスプレAVをそれっぽくしただけだと思うけど、でもなかなかリアルでさ」
「ふーん。………ん、あれ?」
「どしたん?」
「いや、この女の子、どっかで見たような………ほら、アイドルのさ、あー…なんつったっけ、765プロ?の………」
「それこそありえねーって。なんでアイドルがこんなん出るんだよ?」



185  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/10/30(日) 01:49:50.77 ID:B241e5GB0



春香「お、おはようございま、す…」

P「あ、あぁ。おはよう、春香。………調子、どうだ?」

春香「えっ、は、はい!大丈夫、だいじょうぶです!」

………あれだけのことがあったにも関わらず、春香も、伊織も、それに千早も、
少なくとも現状、見た目の上では、普段通りに生活していた。

できるかぎり安全を確保する、という名目で、各自の保護者にも社長が直談判して許可をもらい、
マジシャンとしてすでに目覚めている6人はもちろん、残る2人、真と亜美についても
全員が、今では765プロで……正確には、765プロから通じる空間で、一緒に寝泊まりするようになっている。

枕が変わると寝られない、というような子が誰もいなかったのはよかったけれど、
少し気になるのは、雪歩の寝つきがあまりよくない……というか、うなされる機会が多いらしいということだった。
状況が状況だししかたがないとはいえ、なにか対策を講じたほうがいいのかもしれない。

そして、あずささんと律子・貴音が姿を消してしまったときの春香と千早の敗北……とその後のことについては
よくも悪くも薬の効果で、少なくとも本人たちはほとんど記憶が薄れているようだったが、
先日の春香と伊織のことについては、そうもいかなかった。記憶を多少なりとも封じる術を知っている千早はまだ不調で、
ほかにはそういう手段を講じられる人間が誰もいない以上、どんなに辛くてもそのままにするしかない。
もちろん俺も、ほかの皆もそれぞれ、話題に気をつけて選ぶくらいの配慮はしている。

マジシャンの皆はできるだけつらい記憶を忘れ、また来るべき戦いに備えるためか、
新しく用意されたスペースでのトレーニングに励んだ。
ブラックジャンボの影響で、各種学校もほとんどまともに運営できなくなっているのもある意味では好都合だった。

中でも美希は、トレーニングの成果を試したいとしきりにせっつき、
渋る俺を強引に引っ張り出して夜間のパトロールに出かける機会が増えた。
実際そのときは鬼のように強く、前以上の精度はもちろん、威力まで増えたように見える二丁拳銃が
雑魚モンスターやら戦闘員やらを軽々となぎ倒していくのは痛快ではあったが、
美希がどうしてこうも好戦的になったかを思い返すと、とても素直によかったとは考えられない。

さておき、今いる中ではもっとも経験豊富な千早と美希がリーダーシップをとりつつ
6人のマジシャンたちがそれぞれに腕を磨き、少しずつ心の傷を癒しているようだった。

世間の声がいうように、みんなが我が物顔に町中でも暴れ回っているブラックジャンボを撃退して、
そのまま本拠地まで乗り込んで叩き潰せたらいいのだろうとは思う。
でも今はまだみんなにそれだけの実力がないし、それにそもそも回復すらしていないのだ。
その間くらいせめて待ってやってくれ、と俺は世間に向けて叫びたい気分だった。










--------------
※トレーニング描写等はただのフレーバーです
全員一律能力+10とかしてもいいかなーとも思いましたが、
基準値上がるだけで結局とくに変わりませんので、そのまま行きます
186  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/10/30(日) 01:50:17.73 ID:B241e5GB0
………………
…………
……

P「………は?そんな話、こちらは何も聞いてないですが………」

『え…?でも、あすの正午から、765プロ名義で記者会見場を使って、うちが独占中継って聞きましたよ?』

何度か付き合いのあった局のディレクターからその連絡が入ったとき、
俺はちょうどみんなのトレーニングに付き合って飲み物を準備していたところだった。

P「それ、そちらに誰から連絡が入ったかとかは聞いてませんか?」

『いやー、僕も直接対応したわけではないので………』

P「あと、そうだ、記者会見の目的…っていうか内容は、どういうことだと?」

『とにかく重大発表だ、という話だけみたいです。詳しいことはすべて、実際にその場で、と』



情報をくれたことにお礼を言って電話を切る。
音無さんも社長も、もちろん俺も、そんな話はまるで聞いていなかった。

直感的に、響が……ブラックジャンボが関わっている、と感じた。

P(この状況で、重大発表………響がなにか得をする、いや、むしろ、こっちが損をする、ダメージを受けること……?)

いちいち考え込むまでもない。
一番シンプルで、かつ効果的なことと言ったらひとつだけだ。

「765プロのアイドル+女性プロデューサーは全員がシャインマジシャンとマジシャン候補であること」と、
「そのうち2名(考えたくはないが、それプラス3名)が離反し、今ではブラックジャンボに所属していること」。

その2点をほかでもないブラックジャンボ総帥が発表するだけで、世間からの風当たりがすさまじいことになるのは目に見えていた。
マジシャンとしての活動に大きく制限がかかりかねないし、アイドルとしてまともにやっていけなくなるおそれもあり、
もっと単純に言うなら暴徒化した市民やなんかが押し掛けてくる可能性だって、このご時世、十分にある。
その混乱に乗じてブラックジャンボ本体にまで襲われたりした日には、万事休すだ。

P(まずはその、明日の記者会見とやらを止めさせる必要がある……でもどうやって!?)

P(直接殴り込んだところで、響一人に勝てるかどうか怪しいし、そもそも向こうもそれは警戒してるだろうし………)

そこまで考えたところで、急に事務所のファックスが作動し、紙を吐き出し始める。
この忙しいときに、と目線を切ろうとしたとき、1行目から見覚えのある響の筆跡で記されているのが見えて、
俺はあわててファックスに飛びつき、じりじりと少しずつ打ち出される文面を必死で追った。




親愛なるプロデューサー、および春香たちへ!

突然だけど、あした○月×日に765プロ名義で記者会見場をおさえといたぞ!

会見で発表する内容は、

「実は、アイドル事務所765プロの所属者全員が、ブラックジャンボに対抗するための組織
『シャインマジシャンズ』の構成メンバー、もしくはメンバー候補であること」、

および

「我那覇響、および765プロ所属者4名(高槻やよい・三浦あずさ・秋月律子・四条貴音)は
本日をもって765プロを脱退、ブラックジャンボ総帥及び幹部として就任すること」!

あと、これはサプライズなんだけど、自分とみんなの仲だから特別に教えとくね。
ふっふっふ………もしかすると、会見中にもうひとり幹部が増えることになっちゃうかも!

発表時間は正午からだから、止めたかったらそれまでに、XYZテレビ最上階の会見場まで来るといいさー。
定刻に間に合わなかったときは、そのまま始めちゃうからね。
もちろん、無理に来なくてもいいよ。でもそのときはちゃんと中継見てね!




ほぼ俺が想像した通りのことが書かれていて、思わずめまいがした。
でも……「止めたかったらそれまでに、XYZテレビ最上階の会見場まで来るといいぞ」ということは、
まだ阻止できる可能性が用意してある、ということのように思える。
そうでなければ、わざわざこんな連絡を、響がじきじきによこす必要性がない。
187  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/10/30(日) 01:50:57.22 ID:B241e5GB0
P(あずささん、律子、それに、貴音も………!ここに名前が挙げられてるってことは……やよいと同じ、で……)

どこかで信じていたかったことを木端微塵にされた気がする。
つまりもう、この四人は、響の手にかかってブラックジャンボの幹部に生まれ変わってしまったということで……

P(………待てよ?じゃあ、もうひとり幹部が増える、って、なんだ…?)

その瞬間にドアが凄まじい音を立てて開き、飛び上がる勢いでそっちを向いて、憔悴しきった顔の真美と目が合った。

P「な、なんだ、いったいどうしたんだ、真美?」

真美「にーちゃん……っ、亜美、見てない!?」

全速力で走ってきたらしく、息を切らせたまま、真美は叫ぶように言った。

真美「さっき、さっきまで、一緒にいたの、なのに今どこにも、いなくて、みんな見てないって!!」

響のいう「もうひとり幹部が増えることに」云々の意味が、そこでようやくわかった。
最初のやよいのときを除けば、これまで響はずっと、マジシャンとして覚醒する前の子を狙っていて、
そして今その候補になりえるのは、真と亜美しか残っていない。
さらに言えば、つい先日真美はマジシャンとして覚醒したばかりで、
その真美と対になってちょうどいいとか、そういう細かいことも理由になっているのかもしれない。

P「真美。その亜美のことも含めて、みんなに話がある。悪いけど全員呼んで来てくれないか?」

抗議しようとしたのだろう、口を開きかけて、俺の顔を見た真美だったが、口を閉じるとすぐに走っていく。。
どうやら、自分で意識している以上に、険しい顔をしてしまっていたようだった。





届いたファックスを見せ、俺がひととおり話し終わると、即座に美希と伊織が叫んだ。

美希「みんな、準備いい?早く行かなくちゃ!」

伊織「こんな余裕こいて招待なんてしたこと、たっぷり後悔させてやるわ」

そのまますぐにでも部屋から走り出て行きそうな勢いのふたりを、なんとか押しとどめる。

P「落ち着け、行くのはもちろん確定事項だ!ただ、罠かもしれないし、慎重に動く必要があるって話で……」

真美「………慎重もいいけどさ、にーちゃん。たぶん、亜美、そこにいるんでしょ?」

いつもとまったく違う、真面目な調子の真美の言葉に、俺はもちろんほかの全員まで押し黙らされた。

真美「亜美は、真美の、大事な妹なの。ひびきんにはちょーっと痛い目見てもらうYo」

気持ちは痛いほどわかるが、三人がすでに思いきりヒートアップしてしまっていて
本来まとめるべき立場の俺だが、つい残る三人に助けを求める体で目をやってしまう。

春香「……律子さんと、あずささん、貴音さん、やよい、…それにもちろん、響ちゃん。全部で、5人かぁ」

千早「ええ、簡単ではないでしょうけど……向こうがわざわざくれた機会、存分に活かさないと」

雪歩「四条さん…四条さんっ、ああ、早くまた会いたいですぅ………」

そしてこっちも、この1週間近くの間でずいぶん復調できたらしく、同様に気合は十分なようだった。
もうこの際、変にセーブせず、地力で劣る部分を気力でカバーすることを考えたほうがいいのかもしれない。

P「いいか、今回の俺たちの目的は、あくまでこのふざけた記者会見とやらを止めることだ」

P「ただ、もちろん……できることなら、『幹部』も、それに『総帥』も奪還する。気合入れていくぞ!」

たちまち、事務所が、6人のマジシャンたちの上げる叫びで満ち溢れた。
195  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/10/30(日) 18:32:52.53 ID:B241e5GB0
いよいよ今晩、響ちゃんたちが待ち構えているだろうテレビ局へ向かう、ということになりました。
怒りをずーっと溜め込んでいた美希ちゃんや、亜美ちゃんをさらわれた真美ちゃんがやる気まんまんなのはもちろん、
この1週間くらいの間でだいぶ回復したように見える春香ちゃん、千早ちゃん、それに伊織ちゃんも、
ブラックジャンボをなんとしてもやっつけてやる、といって息巻いています。

わたしも、気持ちとしては、もちろんみんなといっしょです。
悪いことをするブラックジャンボの人たちをやっつけられるのは、わたしたちマジシャンだけなんだから!

雪歩(………にしても、ああ、どうしよう、ゆうべも変な夢、見ちゃったよぉ……)

なぜだか最近、わたし夢の中に、四条さんばかりが出てくるようになっていました。
ぼやけてるように見えたり、やたらとクリアだったり、そのときどきで見え方は違うんですけど、
毎回共通してることがひとつだけあって、それは………

雪歩(……また、四条さん、エッチなことされてて、………すごく、いやらしい声、出して…)

春香ちゃんと千早ちゃんがひどい目に遭っているのをうっかり見てしまったのが、
わたしにとってはよっぽどショックだったんだろうと思います。
ただ、それならそれで、そのときの光景を何度も夢に見てしまうようになりそうなのに、
なぜかわたしの夢では、スライムや、うねうねした触手に捕まっていやらしいことをされるのは、四条さんで………

何度も何度も同じような光景を見せられてしまって、今では少し、感覚が麻痺してるような感じです。
また夢を見ちゃってる…ということが認識できるぶん、ちょっとはマシな気もします。

雪歩(だめだめ。その四条さんも、今は響ちゃんのところにいる……かも、しれないんだから…!)

もしかしたら四条さんは、本当に、響ちゃんやブラックジャンボの人たちからそういう目に遭わされて、
一時的におかしくなってしまっているのかもしれませんでした。
それならわたしとみんなで、絶対に助けてあげなくちゃいけません!

真「………あ、雪歩。ここにいたんだ」

雪歩「真ちゃん。うん、ちょっと、考え事してたの」

真「くやしいなぁ…日ごろ、少しは鍛えてるつもりだったけど、なんの役にも立たないんだもん………」

今回のテレビ局遠征にあたって、真ちゃんはずいぶんプロデューサーに食い下がりましたが
まだマジシャンに変身できないし、なにより響ちゃんの「はないちもんめ」のターゲットのひとりでもあるわけで
みんなが帰ってくるまで真ちゃんは、おとなしく事務所で待機する、という手筈になっていました。
真ちゃんには申し訳ないけど、わたしとしてもそのほうが安全でいいと思います。

雪歩「大丈夫だよ、真ちゃん…わたしたち、真ちゃんの分までしっかりがんばるから」

真「雪歩…うん、ありがと。でも雪歩、ほかのみんなももちろんだけど、無理だけはしたらダメだからね?」

真ちゃんはわたしの手をぎゅっと強く握って、目をまっすぐにこっちに向けながら真剣な顔で言います。
いつもなら気恥ずかしくなりそうなところだったけど、今はしっかり見つめ返すことができました。

雪歩「ありがとう、真ちゃん。…そろそろ時間かな、じゃあ、行ってくるね」

最後にきゅっと手を握り返して、わたしはそっと立ち上がりました。






P「………よし、みんな揃ったな。もう一度、目標を確認するぞ?」

今回同行しない真も、ミーティングにはぜひ参加したい、ということで、マジシャン6人と真の7人が俺を見つめていた。
そのまなざしは全員真剣そのもので、並々ならぬ気合が感じ取れる。

P「XYZテレビの社屋最上階にあるホール、あそこで記者会見やるときはいつもここだ。ここを目指す」

簡単な見取り図を開いて、全員に見えるようにテーブルに広げる。
狭い空間で頭と頭をぶつけそうになりながら、各人が思い思いの確度から図を眺めていた。

P「もちろん、局に近づくまでも、入ってからも、妨害がある可能性が非常に高い。気を引き締めていこう」

「「「「「「「はいっ!!」」」」」」」

頼もしい返事がぴったり重なって聞こえて、こんな非常事態にもかかわらず、俺はつい目を細めてしまった。
196  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/10/30(日) 18:34:11.70 ID:B241e5GB0
※今回のイベントに参戦するシャインマジシャン達の状態ほか一覧です。
 新規参戦の真美についてもパラメーターを掲載しています。




投薬と時間経過により、春香の状態が【媚薬中毒(中度)】まで寛解しています。

投薬と時間経過により、千早の状態が【媚薬中毒(軽度)】まで寛解しています。

※春香は前回の敗北の影響があり、千早に比べ回復に時間がかかっています。

雪歩は響により【銀色の夢魔】を取得してしまいました。



春香 【攻45 防45 機45 耐51】(バランス型)

 ▼【媚薬中毒(中度)】
  戦闘・イベントの際、春香、もしくは春香を含むマジシャン側のパラメータ合計値に、
  「50%の確率」で「-30%の補正」がかかります。(端数切り上げ)


千早 【攻42 防30 機75 耐35】 (機動力特化型)

 ※前回戦闘の勝利ボーナスで、機動力が+5成長しています。
 
 ▼【媚薬中毒(軽度)】
  戦闘・イベントの際、千早、もしくは千早を含むマジシャン側のパラメータ合計値に、
  「30%の確率」で「-20%の補正」がかかります。(端数切り上げ)

 ▼【寄生触手】
  千早、もしくは千早を含むマジシャンのパーティが戦闘中等のコンマ判定で「素数」を取得した場合、
  強制的に「01」に変換されます。「11」もこの変換対象となり、その場合はゾロ目の特殊効果も無効化されます。
  (00~99のコンマ範囲における素数の取得確率は25%です)


雪歩 【攻30 防70 機35 耐40】 (防御力特化型)

 ▼【銀色の夢魔】
  戦闘の際、敵側にブラックジャンボ幹部「四条貴音」が参加している場合、
  雪歩、もしくは雪歩を含むマジシャン側の取得するコンマが以下のルールに従い変化します。

  ルール1:その戦闘で最初に取得したコンマが奇数か偶数かを記憶します。
  ルール2:それ以降取得するすべてのコンマについて、ルール1で記憶された種類と異なっている場合、
        反転コンマとして扱った方が数値が低下する場合は自動的に反転コンマ化されます。

        例)最初の機動コンマが偶数で、次に取得した攻撃/防御コンマが「81」だった場合、
        奇数であり、かつ反転時の方が数値が低下するため、ルール2が発動して「18」に変換されます。
        (※当然、ゾロ目は反転してもゾロ目のため、この影響を受けません)

  ルール3:例外として、最初に取得したコンマが奇数・偶数問わずゾロ目だった場合、
        その戦闘の間は【銀色の夢魔】の効果は発動しません。


美希 【攻65 防40 機55 耐30】 (攻撃&機動特化型)

 ※前回戦闘の勝利ボーナスで、攻撃力が+5成長しています。


伊織 【攻90 防30 機45 耐25】 (超攻撃特化型)


真美 【攻40 防45 機55 耐40】(機動寄りバランス型)
※覚醒判定コンマ94 (レス番>>99) 78-98 後期覚醒クラス(トータル180)
197  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/10/30(日) 18:34:53.38 ID:B241e5GB0
まもなく時刻は午後11時になろうとしていた。
俺と、春香たちマジシャン6人は、人目につかないように気を遣いつつ、XYZテレビ局の様子をうかがう。

念のため、あまり大きな音を立てずに済むよう、千早が俺たち全員に術をかけてくれてはいる。
ただ、響や幹部たちが本気になって索敵を始めるようであれば、気休めにすらならない可能性が高かった。

春香「なんだか…ちょっと、怖い感じがしますね……」

真美「うー、ほんとだよぉ………明るいうちにはよく見てるのに、夜にこーやって、見上げてると………」

伊織「……なかなか、不気味ね。なまじ無機質なぶん、よけいに」

春香に伊織、それに真美が口々に言い、それはおそらく全員の内心を見事に言い表していた。
仕事で何度も入ったことのある、見知った建物のはずなのに、巨大な要塞かなにかのように見えてしまう。

美希「…千早さんは、どう?」

千早「ええ………たぶん、間違いないと思うわ」

そんな中、美希と千早がひそひそ声で会話を交わしていた。

P「どうかしたのか、二人とも」

美希「ん……ビル全体から、かなりキョーレツな魔力が伝わってくる気がするね、っていうお話してたの」

こともなげに美希は言って、千早も静かに頷いて同調する。
心臓の音がここへ来ていきなり大きく鳴りはじめた気がして、あわてて頭を振った。
相手はブラックジャンボの総帥なんだから、そんなの当たり前に決まってるじゃないか。

P「……とりあえず、もう少し近づいて偵察だ。最悪、エントランスくぐるくらいは大丈夫だろう」

声をひそめた俺の言葉に、みんな真剣な顔をして頷いた。
そのままそろそろと団子になって、俺たちはゆっくり入口へと近づいていく。

すっと音も立てずに自動ドアが開き、俺たちを迎え入れた。

P(…………?)

なにか違和感がある気がするが、それがなんなのかわからない。

雪歩「あの………ちょっと、思ったんですけど……」

P「どうした雪歩?なにか変なことでもあったか?」

この違和感を解消してくれるかもしれないことを期待して、俺は雪歩の方へ向き直った。

雪歩「ふつう、この時間って、入口に……守衛さん、いませんっけ………?」

おずおずと雪歩が口にした言葉で、全員がいっせいに振り返る。
入ってきた入口に、制服姿のよく見かける守衛さんがいたかどうかを俺も急いで確認しようとして、
そしてそこに守衛さんどころか自動ドアすらなく、真っ白な壁だけがあるのを目の当たりにした。

P(!?)

その瞬間、今度は、俺たちが背を向けていた側の、つまり入った突き当たりの壁が急に光った。

P(……そうだ、これが違和感の正体だ!堂々としすぎてて却って気づけなかった、くそっ!)

響『いらっしゃーい、シャインマジシャンのみんな、それにプロデューサー!』

壁面いっぱいを使ったやたら大きなディスプレイに、実物よりもはるかに大きい響の笑顔が映る。
俺の記憶が確かなら、この局は、エントランスから入ってすぐの真正面に
こんな目つぶしみたいなばかでかくて明るいビジョンを置いたりはしていなかったはずだ。

響『こんな夜中にこそこそ来なくたって、明るいうちに堂々と入ってくればいいのになー』

嬉々とした響の声を大音量で聞かされながら、さっそく向こうのペースにはまってしまっていることを自覚した。
198  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/10/30(日) 18:35:27.08 ID:B241e5GB0
P「ここはどこなんだ?XYZテレビの中じゃないのか!?」

まず何よりも現状把握をしなくてはいけない。
でも、大写しになった響に向かって叫んだあとで、集音設備があるかどうかわからないことに気づく。

響『んー、説明がちょっと難しいんだけど……みんなは今ちゃんと、XYZテレビの局内にいるんだぞ?』

少し間があって画面の中の響が返事をした。とりあえず、こっちの声も聞こえてはいるようだ。

響『たださすがに、会見場までの道のりで直接ドンパチやるわけにいかないでしょ?』

響『だからここ、自分がかわりに魔法で作っといたんだ!この中なら多少暴れても、外に影響ないからね』

………要は、今俺たちがいるここは、外部から完全に隔絶された空間だということらしい。
つまり、ブラックジャンボの連中が時おり使う、あのバリアみたいなもので包まれた空間と似ている、ということだろう。

真美「真美たちのこと、時間までここに閉じ込めようっていうの!?約束がちがうじゃん!!」

俺より先に真美が響にくってかかった。亜美のことが心配でたまらないのだろう、
今すぐに地団太でも踏みそうないきおいで、その全身から怒りの感情が伝わってくる感じがした。

響『ちーがうってば、真美。そんなもったいないことしないよ、自分。えーっと………』

千早「もったいない………?」

苦笑いをして響はそういうと、身をかがめてごそごそと何か探し始めたようだった。
ようだった、というのはカメラの撮影範囲から響の姿が出てしまったからで、
いまは響が座っていたやたらと豪華な椅子の背だけが、でかでかとビジョンに映し出されている。

響『……っよし、あった!ほらっ、これ見て?』

にこにこと笑って、響が画面に板のようなものを突き付ける。
丸っこい響の文字でなにかたくさん書きつけてあるのが見て取れた。

伊織「フリップ……?なんなの、それ」

響『だってさ、ただ会見場まで来れるかどうか、ってだけじゃ面白くないでしょ?』

伊織の怪訝そうな問いかけに、よくぞ聞いてくれた、と言わんばかりの顔をして、響は胸を張る。

響『じゃーん!名づけて「シャインマジシャン・チャレンジ」!自分が企画したんだぞー』

美希「………ふざけてるの?」

呆れかえった顔の美希が辛辣な言葉を投げたのすら聞こえていない様子で、響は勝手に説明を始める。

響『もう伝えたとおり、いまからだいたい12時間後に、自分と、幹部みんなとで、ここの最上階で会見を始める予定さー』

当たり前だが、それを改めるつもりはまったくないようだった。
そしてもちろん、俺たちはそれを阻止するために今ここへ来ている。

響『で、自分、みんなのために、いくつかチェックポイント作ったの。1つずつクリアしないと、次に行けないようになってるんだー』

春香「それをわたしたちが素直にクリアすると思うの、響ちゃん?みんなで一気に先に進んじゃえば……」

響『止めはしないけど、難しいと思うぞ。だって春香、一歩間違えたら異次元にまっしぐらだよ?』

要は、響があらかじめ作ったルートをたどってゴールまで来い、ということらしい。
タイムリミットは12時間……普通に考えれば、テレビ局の社屋最上階まで上るのには十分すぎるくらいの時間だ。

響『チェックポイントはスムーズにいけば6時間くらいでクリアできるようになってるぞ。スムーズにいけば、ね』

俺の頭の中を読んだみたいなタイミングで響が意味ありげな笑いを浮かべ、
どうやら一筋縄ではいかないらしいことがはっきりした。
とはいえ、こっちには6人ものマジシャンが揃ってるんだから、協力すればきっと乗り越えられるはず……!

響『まあ、細かいことは実際やってみたほうが早いよね。さーさー、そこからみんな入って!』

俺たちがテレビ局のホールだと思って入り込んだ場所は、いつの間にか真っ白な壁と
響の移る大型ビジョンだけしかない空間に様変わりしていて、その壁の一か所にいきなりドアが出現した。
見た目はうちの事務所にもあるようなごくありふれたドアだったが、タイミングからして、響が作りだしたものに間違いない。

罠かもしれないが、すでに出口すらない場所に来てしまっている以上、ここは指示に従うしかない。
俺は少しでも落ち着くために大きく息を吸って吐き、鈍く輝くドアノブに手をかけた。
199  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/10/30(日) 18:49:43.15 ID:B241e5GB0
イベント:シャインマジシャン・チャレンジ!

目的:12時間(24ターン/1ターン30分)以内に、XYZテレビ最上階の記者会見場に到達せよ!

基本ルール:

・シャインマジシャン6名(春香・千早・雪歩・美希・伊織・真美)で、トラップ部屋をクリアすることを目指します。

・チャレンジ成功・失敗によって、残りターン数が消費され、またマジシャンの耐久力が減少します。
 マジシャンの耐久力はイベントの間、基本的に減少し続け、自動的に回復等はしませんのでご注意ください。

・耐久力が0になったマジシャンはその場で脱落し、以降のイベントに参加できません。

・各トラップ部屋には最大入室可能人数が定められています。

・各トラップ部屋には目標数値(基本は、攻・防・機いずれかの能力+コンマ)が設けられており、
 チャレンジしたマジシャンが数値を達成できればクリア、そうでない場合はクリア失敗となります。

 クリアできた場合はターン消費と耐久力減少が最小限で済みますが、
 クリア失敗した場合はターン消費が増加し、また減少する耐久力が大きくなります。

・6人全員が1回ずつチャレンジを完了するまで、1度トラップにチャレンジしたマジシャンは2度目のチャレンジができません。
 例)
   1部屋目:枠1名 春香がチャレンジ(成功)
 →2部屋目:枠3名 雪歩・美希・真美がチャレンジ(失敗)
 →3部屋目:枠2名 必然的に、まだチャレンジしていない千早と伊織に強制決定
 →4部屋目では、また6名の中から自由に選択可能


【重要!】

・今回の舞台は響によって創り出された異空間であるため、トラップ関係の判定においては
 特に指示のないかぎり【反転コンマ】を用います。 (コンマ64だった場合「46」として扱う、etc ゾロ目はそのまま)
 
 なお、場合によって戦闘が発生する可能性がありますが、その際は通常コンマです。

・トラップをクリアできるかどうかの基準は攻撃力や防御力の数値+コンマでの判定が基本となるため、
 チャレンジしているマジシャンの能力値によっては、コンマを足すまでもなくクリア可能となる場合がありえます。
 ただ、その場合でも、必ずコンマは取得します。

 「>>1がトラップ判定でコンマ取得をお願いするレスのコンマ」を反転させた数値を「ファンブル」扱いとし、
 トラップ判定でファンブル数値を取得してしまった場合、クリア失敗として扱います。



とりあえず、原則はこんなところで参ります。
もっと細かいルールは必要に応じて。





ちょっと早い気がしますが、人、いらっしゃいますかね……
いらっしゃれば、19時くらいからぽつぽつ。
203  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/10/30(日) 19:12:04.06 ID:B241e5GB0
響に促されるままに、俺たち7人は連れだってドアをくぐり、次の部屋に入る。
そこは、天井がかなり高く、四方を窓のない壁に囲まれた、ざっと30畳はあろうかという
正方形……三次元的に言えば、立方体に近い形の部屋だった。

そして俺たちが入ってきたのと反対側の壁に、変なものが設置されていた。
それ自体は見たことがあるし、使い方だってよく知っている。
だが、この状況で、しかもここに設置されている意味がわからない。

P(なんで、ダーツが……?しかも、バラエティ番組でよくある、景品決めの…………)

細い足の先にかなり大きな円盤が床と垂直に取り付けられていて、
ぱっと見たところ、その盤面は真っ白に塗りつぶされていた。
しかしよくよく気をつけて見ると、ほんの少し、黒い線みたいな部分があるのに気付く。

響『みんな入ったねー?じゃ、改めて、ルール説明するぞ!』

急に響の声が室内を見たし、俺もみんなもあわててスピーカーのたぐいを探して視線をさまよわせる。
しかしどこにもそれらしいものが見当たらないのを見ると、壁にあらかじめ埋め込んであるか、
下手をしたら俺たちの鼓膜なり脳内なりに直接声を送り込んできているのかもしれない。

響『あ、その前に。今からやるのはチュートリアルだから、肩の力抜いて、でもちゃんと聞いててよ』

響の声がそういうと、床からゆっくりとボードがせり上がってきた。

千早「……なんだというの、一体?」

おそらく俺も、ほかのみんなも千早と同じことを考えていたと思う。
やがて完全にボードが姿を現し、それにはこんなことが書いてあった。





ここが第1チェックポイントだぞ!

入室可能枠:1名~最大2名まで

ヒント:
「最初の部屋はルール説明用だから、誰がチャレンジしても全くおんなじさー。自分が保証しちゃう!
 あ、でもさすがに100%安全ってわけじゃないぞ。万一があるから、入るのは無難に1人だけがいいよ!」





確かに書いてあることの意味はわかった。しかし、これでどうしろというのだろうか。

響『そうそう、今回はわかりやすいように部屋に入ってからボードを見せてあげたけど、本番はこうじゃないからね!』

声がさらに説明を続け、それでようやく合点がいった。

P(つまり………本番ではヒントとやらだけを見て、実際に何をするかはわからないうちに、挑戦者を決めろってことか)

こちらにとって相当不利な条件であるのは間違いなかった。
でも、直接戦うことが難しい相手と対峙する以上、これでもかなりマシともいえる。

少なくとも今回の場合は、何をすればいいかは察しが付く。
逆側の壁に見えるあのダーツで狙ったところを当てろというのだろう。

響『さ、どうする?1人でやってもいいし、2人でもどっちでもいいぞ。ここはあくまで練習だから、気楽に、気楽に!』

ひとりで楽しげにしゃべり続けていた響の声が急に途切れ、そして少しだけ凄みを増した。

響『………ただ、ボードにも書いたとおり、100%安全、ではないけどね。ふっふっふ…』




「ヒントに従い1名で挑戦する」か、「あえて2名で挑戦する」かを決定してください。
2名で挑戦する場合、挑戦者を誰にするかも同じレスで2名分指定してください。

※チュートリアルのため、チャレンジ権や残りターンは消費しません。
※この>>1のレスの反転コンマが今回のファンブル数値となります。

↓1
204 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/10/30(日) 19:13:27.65 ID:+jut+4FnO
一人で
206  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/10/30(日) 19:18:55.96 ID:B241e5GB0
※今回のファンブル数値は「60」です。

1名で挑戦、了解しました。


今回は無作為に挑戦者を指名します。


↓1 挑戦者 (コンマで決定)

00-16 春香
17-32 千早
33-48 雪歩
49-64 美希
65-80 伊織
81-96 真美
97-99 春香


↓2 トラップ判定

今回のファンブル数値(60、すなわち実際のコンマでは06)以外 成功

ファンブル数値だった場合のみ 失敗




※今気づいた。反転コンマの反転とか馬鹿みたいなこと書いてました。
 今後、ファンブル数値は「>>1のレス投下時のコンマとぴったり一致したら」と読み替えてください。
207 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/10/30(日) 19:20:15.52 ID:XC2a9BEdO
208 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/10/30(日) 19:21:04.52 ID:runfY+mB0
a
209  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/10/30(日) 19:38:52.38 ID:B241e5GB0
P(しかしダーツってことは、狙いが精密につけられないといけないわけで……誰が行くべきなんだ?)

遠くに見える円盤を眺めながら考えをめぐらせる。
まさかいくらなんでもあの細すぎる黒を当てろという話ではないだろう。

だが、広すぎるように見える白い部分に当たればいいんだ、と気楽に考えて放ったら、
たまたまあのごく狭い黒を直撃してしまう可能性も否定できない。
なにより恐ろしいのは、そうなった場合に、何が待っているかわからないことだった。

「「「「「「…シャインマジシャンズ・ショウ・アップ!」」」」」」

俺が頭を悩ませている間に凛とした声が響いた。
振り返った目の前で、春香が、千早が、雪歩が、美希が、伊織が、そして真美が、いっせいにまばゆい光に包まれる。
一瞬ののちにそこには、統一感のあるデザインで、少しずつ色の異なるコスチュームに身を包んだマジシャンたちが勢ぞろいしていた。

P(そうだ……そういえば向こうのペースに巻き込まれて、まだみんな変身もしてなかったのか)

改めて自分の危機感不足を痛感していると、並んでいる中から美希が歩み出た。
俺はもちろん、ほかのみんなも見送っているうち、すたすたとダーツ用の円盤に向かって歩いていく。

P「お、おい美希、ちょっと待っ………っぶっ!?」

春香「え……っ!?」

伊織「そんな!ちょっと待ちなさい、美希っ!!」

美希を呼び止めようと二、三歩踏み出して、いきなり目に見えない壁かなにかにぶつかり、変な声が出た。
たちまち春香たちが顔色を変え、前に進み出ようとして、俺と同じように透明な壁に阻まれる。

響『あはは、プロデューサーがぶつかった瞬間の顔、写真撮っとけばよかったなー!』

響『そんな感じで、チャレンジ中、挑戦者以外の子は手出し無用だからね。当たり前でしょ?』

けらけらと響が笑っているがそれどころじゃない。
美希は俺たちと分断されていることに気づいているのだろうか?

美希「めんどくさいからミキがやるの。それでいいでしょ」

振り返りもせず、まるで気にしていない調子で美希が誰にともなく言う。
円盤から少し離れたところに小さな皿みたいなものが据え付けてあって、その中に矢がおさめられているようだった。

響『もちろん!じゃあ、あの円盤の黒いところ以外に当てたら無事クリアだぞ!でも気をつけて、黒』

ばりん、と木が折れる音がして、響の声が途切れ、そして円盤の上半分が向こう側へと千切れて落ちた。

響『え』

美希が手首のスナップだけで放ったダーツの矢が深々と円盤に刺さり、そこから入った亀裂のせいで
円盤が重さに耐えきれずに割れたのだと、ようやく思い至る。
恐らくは狙ったのだろう、あと数cmずれたら黒の帯に刺さるぎりぎりの位置に矢が突き立っていて、
ほっとすると同時に美希の精度に俺は思わず舌を巻いた。

美希「―――で?これクリアなの、そうじゃないの?」

なんの感慨もなさそうな声で美希が言い、響がマイク越しにぐぬぬ、と唸る声が聞こえた気がした。




チュートリアル:クリア成功! (ターン数や耐久力の消費はありません)
210  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/10/30(日) 19:39:56.56 ID:B241e5GB0
※投げる際円盤は回ってます

※焦るからこんなしょうもないことを書き落とすのだ
211  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/10/30(日) 19:56:53.41 ID:B241e5GB0
響『……さっきは一本とられたけど、あれ、あくまで練習だから。本番は今から、次からだからね!』

美希「それさっきも聞いたの。いいから、始めてよ」

必死の訴えも美希にあっさり切り捨てられ、響が悔しがっている顔が見える気がした。

P(これから先も全部こんなに簡単とは思えないけど……でも案外、なんとかなるんじゃないか…?)

響『ふんだ。今のうちにいい気になってるといいさー!!』

大声で響が叫んだ瞬間、ダーツ機があるのと同じ側の壁にまたドアが出現した。
見た目にはさっきとほとんど変わらない金属製のドアで、特に変わった印象は受けない。

そしてそのドアに貼りつけるようなかたちで、次のボードが掲示されていた。





第2チェックポイントによーこそっ!

入室可能枠:1名固定

ヒント:
「いよいよここからがゲームスタートだぞ。
 ここはシンプルに、攻撃力の高い子がチャレンジするのがおすすめ!」





伊織「………わたし、かしらね?」

一通り読み終えて、伊織が呟く。
確かに、単純に攻撃力で比較するなら、伊織がもっとも能力が高い。

美希「でこちゃんほどじゃないけど、ミキも攻撃力高いし。さっきと連続でやってみてもいーよ?」

伊織に続いて美希もそう口にする。

響『あ、大事なこと忘れてた。ちゃんとみんなローテーションしながら挑戦してね?』

P「ローテーション?」

そこでまた響の声が割り込んできて、俺はつい素直に聞き返してしまった。

響『そ、ローテーション。同じ子ばっかり何度もチャレンジしてたらつまらないでしょ』

響『つまり、6人全員が1回チャレンジしたら、また全員チャレンジできるようになる、ってだけ』

となると、誰をあとに残すか、ということも考えながら決めて行かなくてはいけない。
たとえば美希の場合、攻撃力だけでなく機動力もかなり高いんだから
あくまで数字の上で考えれば、伊織よりも対応できる場面が多いということになる。

P(………とはいえ、最初だ、あんまり悩みすぎても仕方ない。誰を行かせるべきだ…?)




↓2 今回の挑戦者

名前で指定してください。1名のみです。
213 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/10/30(日) 19:58:24.79 ID:XC2a9BEdO
美希
215  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/10/30(日) 20:19:27.45 ID:B241e5GB0
P(…ここは、勢いをつけてもらう意味でも、美希の方が適役かもしれない)

春香と伊織が敗北し、ひどい痴態を晒してしまったあのときから、
美希ははっきりとブラックジャンボに敵意をむき出しにするようになった。
実際のところ、今も少し気持ちが入りすぎているように見える部分は確かにある。

だがそれ以上に、ポテンシャルの高さと美希本人のセンスによる圧倒的な戦いっぷりは
不慣れな状況に放り込まれたみんなを鼓舞するのにはうってつけだと思えた。

P「美希。じゃあ、ここも頼めるか?」

美希「ん。まかせて」

伊織「ちょ……なに、わたしじゃ不足だってこと!?」

俺の決定を聞いて、案の定、伊織が気色ばんで声を上げる。

P「いや、そうじゃない。ただ……美希のほうが、今のノリに合ってるんじゃないかと思ってな」

伊織「ノリぃ!?」

P「すまん、言葉が悪かった。流れ、っていえばいいか?」

伊織「………ふーん」

完全に納得していないのは表情から明らかでも、いちおうは伊織が矛を収める。
その向こう、ドアに手をかけようとしている美希に、春香と千早が近づいた。

千早「美希。くれぐれも気をつけて」

美希「ありがと、千早さん。ミキならだいじょうぶ」

春香「美希……美希が強いのはわたし、よく知ってるけど、いい?落ち着いて、焦っちゃだめだよ、絶対」

美希「………ほんとに春香は、いつでも、ちゃんと春香だよね」

春香「…?」

少しだけ寂しそうな笑みを浮かべたのはほんの一瞬のことで、
すぐに唇をぐっと一文字に引き絞り、美希は勢いよくドアを開け放った。

そして美希が部屋の中へ進むと同時、ドアが、それどころかドアのあった壁が音もなく消失し、
俺たちはまた美希から少し距離をおいたところで見えない壁によって隔離される。

P(透明な壁で、見える状態のまま区切るってのが、すごく嫌な感じがするな………)

響がなぜわざわざそういう手段を取るのか、なんとなく想像はつくが、あえて考えないようにする。
その間にも美希はとくに気負ったふうでもなく、すたすたと部屋の中心へ歩みを進めていく。

どちゅっ、となにか潰れるような音がして、美希の前方の床になにかが落下した。
それを一目見た瞬間、俺と、それから伊織と雪歩は、一気に身体を固くしてしまう。

P(す、スライム………!?まさか、例のやつか!?)

こんなに唐突な登場では、万一にも春香と千早の記憶が戻ってしまわないことを必死に祈るしかない。

美希「………へえ?」

ようやく美希のほうに注意を向ける余裕ができる。
後姿からだけでも俺は、その顔に凄絶な笑みを浮かべているのが見えた気がした。






トラップ判定を行います。
※反転コンマですが、>>1のこのレスとぴったり同一になった場合のみ、反転なしでファンブルとして扱います

攻撃力:目標値80/美希:攻撃力65


-------------
反転にこだわらなくてもいい気もしますが
基本的に数値高けりゃ成功なので狙いにくい方がいいかなとか思ってやってます

めんどくさいから撤廃でもいい気がしてきました
216  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/10/30(日) 20:20:15.07 ID:B241e5GB0
すみません一番大事なところ書き忘れました

↓2 美希の攻撃力判定用コンマ
218 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/10/30(日) 20:20:39.25 ID:+jut+4FnO
頼むゾ
220  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/10/30(日) 20:47:46.10 ID:B241e5GB0
気持ちわるい音を立てて落っこちてきたそいつを見て、一気にミキはかっとなった。

あいつだった。
春香と、千早さんを、最初にひどい目にあわせた、ぶにゅぶにゅしたヤツだ。

これがトラップだっていうなら、笑っちゃう。
こんなの、いっぱいトレーニングした今のミキからすれば、ザコ以外のなんでもないの!

うぞうぞ小さくふるえてるソレに、右手に持ってるてっぽーを向ける。
前ならよーくねらわなきゃいけなかったケド、そんなのもう必要ない。

美希「………レイディアント・スター・ストライクっ!!」

叫んで思いきり引き金を引いた瞬間、流星群みたいに尾を引いて、こまかくばらけた弾が飛び出した。
それがスライムの体のあちこちに突き刺さって、まるで砂のお城を風が吹き飛ばすみたいにして消していく。

でこちゃんが使ってみせた、シャインボールを小さく分裂させる技がヒントになった。
最初はタイミングとかめんどくさいと思ったけど、これなら狙いをつけるのがもっとテキトーでいいし、
たくさん当たるようになるから、雑魚をまとめてやっつけるのにすっごく使いやすい!

なんてことをミキが考えてるうちに、気がついたらスライムはあとかたもなくなってた。
とーぜん、なの。




美希・攻撃力65+コンマ52(反転)>目標値:80

第2チェックポイント:クリア成功!

残りターン数が1減少しました。 24 → 23
美希の耐久力が1減少しました。 【65 40 55 30】→【65 40 55 29】

残り5名がチャレンジを完了するまで、美希は待機状態に入ります。
221  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/10/30(日) 20:49:09.82 ID:B241e5GB0
美希「これ、ひょっとして、ラクショーなんじゃないかな?」

美希が、ぼそっと呟くように言いました。
さすがに、そのとおり!とすぐに同意する気にはなれないけど、
でも、みんな少し顔が明るくなってる気がします。

春香(すべりだしは、すごく順調だよね………この調子なら12時間もいらないかもしれない!)

あくまでわたしたちの目的は響ちゃんに記者会見をやめさせて、
そしてできればやよいやあずささん、律子さん、貴音さん、それに響ちゃん本人まで含めて取り戻すことですが、
ひとつひとつのチェックポイント?を確実にクリアできてるのは、やっぱり安心できることでした。

春香(あ、でも……さっきみたいに、攻撃力の高い子、とか、そういうヒントの出方だとすると………)

よく考えたら、全体に平均的なわたしって、その場合、どうしたらいいんでしょうか?

ちょうどそのとき、次の部屋に通じるらしいドアがまた現れました。




第3チェックポイントっ!

入室可能枠:1名~最大2名まで

ヒント:
「すっごい強い雨と風に混じって、いろんなゴミとかがぼんぼん飛ばされてくるぞ。
 防御力に自信ある子がチャレンジするべきだと思うなー!それか、二人でかばい合ってもいいかもね。」




すっごい強い、雨と風? ………ここ、いちおうは建物の中、なのに?
でも確かに扉の向こうから、かすかに吹きすさぶ風の音が聞こえるような気もして、ますます混乱しちゃいます………





↓2 今回の挑戦者

枠は最大2名のため、1名、もしくは2名の名前を1レスの中で指定してください。

※美希はチャレンジ不可です
223 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/10/30(日) 20:51:15.33 ID:XC2a9BEdO
雪歩
225  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/10/30(日) 21:05:36.28 ID:B241e5GB0
雪歩(わ、わあぁ、っ!?ここ………ほんとに室内なのっ!?)

ボードの指示は「防御力に自信ある子」だったので、わたしが選ばれるのは当然、なんですけど…
どうしてこんな台風まっただなかに放り込まれているのか、よくわからなくなってしまいます。
そもそもここ、建物の…お部屋の中だったはずなのに!

わたしがドアを開けたその向こうは壁も見えない、おまけに空が見えてるすごく広いところでした。
吹きつけてくる風も顔に容赦なく当たる雨粒も、本物だとしか思えません。

響ちゃんがなにか、魔法で再現してるんだと思いました。
そもそもこの建物自体も創っちゃった、なんて話だから、それくらいできても不思議じゃありません。

雪歩(……でも、確かにこれ、身体が頑丈じゃないと危ないですぅ!)

よく台風のときのニュースで見るのと同じ感じで、ちょっとしたゴミみたいなものはもちろん、
もうすこし大きい、壊れた傘の部品みたいなのとか、看板の折れた脚だとか、
そういうものが風と雨に混じって、すごい勢いで飛んできます。

わたしがとろいせいで、全部、完全にはよけられないけど………マジシャンの力のおかげで、
当たってもとくに痛くないですし、ケガなんかもいまのところ、しないで済んでます。

雪歩(えっと、それで、どうしたらいいんだろう………このままずっと、ガマンしてろってこと…?)

もう、どれくらいここにいるのかはっきりしませんが、風も雨もおさまる気配はほとんどありません。
それとも、どこか出口みたいなものを探さないとダメ、なのかな…?






トラップ判定を行います。
※>>1のこのレスとぴったり同一のコンマ取得のみファンブル扱い それ以外は反転して合算

防御力:目標値80/雪歩:防御力70


↓2 雪歩の防御力判定用コンマ
227 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/10/30(日) 21:07:41.36 ID:runfY+mB0
a
228  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/10/30(日) 21:27:34.21 ID:B241e5GB0
雪歩(もう、雨粒にも、風にもずいぶん慣れてきた、のはいいけど………進み、づらい………!)

かなり離れたところに明かりがあるように見えたから、わたしはそこを目指して少しずつ足を進めていました。
ちょうど、風も雨もそっちの方から吹きつけて、降り注いできているので大変だけど、
とりあえずめざす目標があるだけでも、だいぶん気分が違います。

相変わらずいろんなものが飛んでくるのは変わっていません。
むしろ、だんだん激しくなってきている気がします。
かなり強烈に、ごつん、という感じでぶつかってきて、痛いわけじゃないけれど
なんとなく不安というか、あんまりいい気分はしません………

雪歩(あれが出口とか、ゴールとか、そういうものでありますように………)

祈るような気持ちで唱えつつ、風に逆らってまた足を動かしたそのときでした。

ぺちん、というような音と感触がして、また何かがわたしにぶつかります。
今までに飛んできたものの中ではいちばん軽そうだし、やわらかそうで、痛みはまったくありません。

雪歩(……?)

なんだろう、と思って、音がした左の腕あたりに目をやると、
すごく大きな、ぬるぬるした………なめくじか、そんな感じの生き物?が、腕に貼りついていました。

雪歩(、っっっぅ!?ひぃいぃぃいぃっ!!)

今まで浴び続けた雨や風なんかより、その一目だけで全身が凍ったみたいになって、
思いっきり腕を振ってその変なものを払い落としました。
幸い、それはすぐに離れてくれて、風と雨にさらわれてどこかへ飛んでいきます。

雪歩(なにっ、何いまの!?大丈夫かな、腕、刺されたりとかしてないよね…!?)

雨のおかげで、変なものが離れたあとはすぐに洗い流された感じになったのでまだマシですが、
見た目の気持ち悪さとぶよぶよした感じがどうしても頭から離れません。

雪歩(………ひょっとして、あれ、今までたまたま当たらなかっただけで………この中、飛び回ってるの………!?)

そう思いついてしまったら、もうたまりませんでした。
トレーニングのおかげで複数本をいっぺんに出せるようになったスコップを顔の前にかかげて、
わたしは相変わらずすごい音を立てつづけている雨と風の中を必死で走り始めました。




真美「な、なめく、じ………?うげぇえ…………」

俺たちからはまったく見えなかったが、出口にたどりついたらしい雪歩はこっちと合流するなり、
顔を青くして自分が遭遇したものについての話をまくしたてた。
それを聞いた真美は顔をしかめてうめき、隣の千早も声こそ出さないが不快そうな表情を浮かべる。

P(台風の中になめくじ……だか、ヒルだかわからないが、どっちにしてもそんなもの、普通飛んでないぞ……)

やはり、響がなにか仕組んでいる可能性が高い。
今回は雪歩が持ち前の防御の固さで乗り切ってくれたが、あまり油断しないほうがよさそうだった。





雪歩・防御力70+コンマ63(反転)>目標値:80

第3チェックポイント:クリア成功!

残りターン数が1減少しました。 23 → 22
雪歩の耐久力が1減少しました。 【30 70 35 40】→【30 70 35 39】

残り4名がチャレンジを完了するまで、美希・雪歩は待機状態に入ります。
229  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/10/30(日) 21:50:27.73 ID:B241e5GB0
美希があっさりとスライムを爆散させ、雪歩が台風?を乗り切った。
今までのところ、誰も何も失敗していないし、中で実際やらされることもわりと単純みたいだ。

伊織(どうも簡単すぎる、んだけど……でも、策、ってほどかしら、これ………)

悪の総帥にしてはぬるすぎるし、これでわたしたちを油断させるつもりかもしれないと警戒したくなる一方、
あのアホの子ならひょっとしてこれが素なのかもしれない、と、ちょっとだけ思ってしまう。

ただ、そもそもいの一番に出てきたのがよりにもよってスライムだったり、
それに雪歩の話では巨大ナメクジが出たとか出なかったとかいう情報もあったりで、
相手にしているのはあのブラックジャンボとその元締めなのだ、ということだけは忘れるわけにはいかない。

その上で、わたしはきっちりと、以前の屈辱を十倍にして返してやると心に決めていた。

伊織(………あれは、春香の不調に引きずられたから…あんな無様なのは、もう二度と!)

そう思ったあたりで、またゆっくりと、次へ続くドアが姿を見せ始めた。





第4チェックポイントさー!

入室可能枠:2名固定

ヒント:
「センサーにひっかかっちゃったら、その時点でスパイ失格!!
 ぱっと急いですり抜けられる、機動力の高い子たちでチャレンジするのがいいと思うぞ!」





千早「2名、固定………?」

響『あ、そうだ、忘れてた。2人いっぺんに入る場合、あらかじめ、ユニゾンしてから入るかどうか決めてね』

真美「……どゆこと?」

「総帥」の言葉を聞いて、真美が素直に疑問を口にする。
そもそも覚醒して日の浅い真美は、まだユニゾンソウルのこともきっちりとは把握していないはずだった。

響『まー、要は、2人で合体してトラップに挑むか、1人ずつで挑むか選んでね、ってことだよ』

千早「……1人ずつに分かれるメリットは、特にないように思うけれど。2人固定ということは、それだけ基準数値も高いのでしょう?」

響『んんー、ま、そだね。それにもちろん、基本的にはメリットのほうがずっと大きいんだけどさぁ………』

声だけで姿は全く見えないのに、なぜかその瞬間は、「総帥」が意地悪く笑って私をまっすぐに見ている、と直感した。

響『ユニゾンソウルって、有利になることばっかりじゃないでしょ。ねえ、シャイニング・チハヤ?』

千早(…………っ!)

先日の戦いで、美希とユニゾンした際、私からのフィードバックで美希にまで悪影響を及ぼしてしまったらしい、
という話は、後になって真美から聞かされた。何があったのかは記憶があいまいで思い出せないけれど、
私がユニゾンにおける「危険因子」になってしまっていることだけは、どうやら確実なようだった。

響『自分はどっちでも特にかまわないんだけどね。さ、どうするー?』




↓2 今回の挑戦者

枠は2名固定のため、2名を1レスの中で指定してください。

また、その2名の能力値を合算する(ユニゾンソウルを使用する)か、
1名ずつの能力値で判定を行う(ユニゾンソウルを使用しない)かも、同時に指定してください。

※美希・雪歩はチャレンジ不可です
230 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/10/30(日) 21:53:12.22 ID:XC2a9BEdO
千早 真美
ユニゾンしない
233  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/10/30(日) 22:17:33.75 ID:B241e5GB0
P「機動力が重要、という話なら、まずはやっぱり千早。頼む」

千早「わかりました」

俺の言葉に千早は静かに頷く。続いて俺は、真美の目を見つめた。

P「そしてもう一人は……真美、いけるか?」

真美「当たり前じゃん、にーちゃん。くー、腕がなるぜぃ!」

6人の中でダントツのスピードを誇る千早と、美希と並んでナンバー2の真美。
ここまではある意味、誰がどうやっても間違いようのない選択だ。
問題はそのもう一つ先のところだった。

P(………これは、どっちだ…?)

俺が検証のためにクリアしたゲームの方での「ユニゾンソウル・シンクロナイズ」は、
ゲーム終盤になるとシャインマジシャン達が使うようになる超必殺技に近いものだった。

確かにプラス効果は圧巻で、能力が2倍近くに伸びたユニットがしかもいきなり2体増えるわけであり、
マジシャン側視点でいうと、うまく使えば一気に盤面を巻き返す可能性を秘めている。

ただデメリットがそれ以上に強烈で、物理的な戦闘ではほぼ無敵だが、
ユニゾン状態にあるユニットのうち片方に性的な責めをくわえてやるだけで一気に両者を無力化できる。
現に、ゲームの方だと終盤でしかこの技が出てこない理由の一つは、
これをマジシャン側が多用するようになると、ただでさえぬるい難易度がさらに下がるからだった。

P(それに、千早自身、あまり気が進んでいないように見えるんだよな…)

美希自身は言葉を濁していたが、俺が真美から聞いた話と総合すると、千早は前回の戦闘の際に
ユニゾン状態で中毒症状を発症し、美希と自分を窮地に陥らせてしまったらしい。
経験のまだ浅い真美を巻き添えにする可能性があると知って、よけい尻込みしているのだろう。

P「……よし、お前たちのスピードを信じよう。ユニゾンなしでもいけるよな?」

千早「……はい、勿論です!」

真美「だいじょぶ。みんなにも真美のちょっ速なとこ、見せたげるかんね!」

どこかほっとしたような顔をして千早が歯切れの良い返事をし、真美はその隣でにっと笑った。




千早「真美、あわてなくていいわ、まずは落ち着いてね。訓練通りにいきましょう」

真美「うんっ。でも千早おねーちゃん、ぼんやりしてたら真美のが置いてっちゃうかもよん」

響『へえー、ユニゾンなしでいくんだ?すごい自信だなー』

真美と突入前の最終確認をしているところで、不愉快な「総帥」の声に割り込まれる。

千早「……ええ。わたしも真美も、それぞれ、一人の立派なマジシャンだから」





トラップ判定を行います。
※>>1のこのレスとぴったり同一のコンマ取得のみファンブル扱い それ以外は反転して合算

機動力:目標値140/千早:機動力75 真美:機動力55

「ユニゾンしない」が選択されたため、2人それぞれで判定を行います。

↓2 千早
↓3 真美

また、千早の【媚薬中毒(軽度)】の発症判定を行います。ここのみ反転なしの通常コンマです。
以下のコンマが01~10/31~40/61~70のいずれかに合致した場合、
千早の能力値に-20%の補正がかかり、今回の機動力が75→60に修正されます。

↓4 中毒発症判定(千早)
235 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/10/30(日) 22:21:21.30 ID:NIogNk96o
236 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/10/30(日) 22:21:40.56 ID:XC2a9BEdO

237 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/10/30(日) 22:21:41.96 ID:uzhJvOHqO
うん
254  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/10/31(月) 21:08:00.85 ID:sMYVhE3G0
トラップ判定結果(再掲)

千早・機動力75+コンマ03(反転)<目標値:140
真美・機動力55+コンマ65(反転)<目標値:140

→両者クリア失敗

※千早の【媚薬中毒(軽度)】は発症しません

----------------

いよいよドアを開けて、しばらく中の様子を確認したあと、千早おねーちゃんがすっと音も立てずに入り込む。
真美もできるだけ忍び足で、見失わないようにそのほっそりした背中に続いた。

少し離れた後ろの方に、にーちゃんやはるるんたちのケハイがする。
振り返ったらバリアごしで顔が見れるだろうけど、ここはぐっとがまんして、かっちょいい背中で語ってやるのだ!

真美「っおおー。ここ、確かになんか、スパイっぽい!」

千早「そう、ね………」

真美が言うと、左右をユダンなく見回しながら、千早おねーちゃんもつぶやいた。

真美たちの目の前に広がる部屋はなんかうす暗くて、いろんなところにおっきな段ボールの箱とか、
なんなのかよくわかんないガラスのびん?とかが、テキトーに転がってる。
悪いヤツ、それもオタクっぽいのがこっそりヒキコモリしてけんきゅーとかしてそーな、そんな感じ。

でも、スパイっぽい感じがする、と真美が思ったのはそのせいじゃない。
だって、部屋の床はもちろん、壁とか天井とかもーあっちこっちから、赤いレ→ザーみたいなのが伸びてるんだもん。

真美「つーまり、あの赤いのにさわんないでしゃしゃっと通り抜けるのが、今回の真美たちのミッチョンだねぃ?」

千早「おそらくはそうだと思うわ。………ミッション、ね」

んっふっふー、なるほどなるほど。まさにスパイ大作戦、って感じがしてきた!

真美「……あり?でもそれなら、スピードあんまりカンケーなくない?」

千早「それがどうも気にかかるの。ただ、ほら、あそこにゴールが見える?」

千早おねーちゃんが指さした先、そこに小さなドアがぽつんとあって、その上には
わざわざ「ゴール」とカタカナででっかく書かれた看板がスポットライトみたいなので照らされている。
なんていうか……悪のソシキとか言ってるわりに、ひびきん、やることがちゃっちい。

千早「距離もそう遠くないし……それに、罠自体がこれだけはっきり見えているのだから、落ち着いていけば大丈夫」

千早おねーちゃんがそう言い切ってくれて、真美としてはすごくアンシンした。
スピードも真美より速いし、アイドルとしてもマジシャンとしても先輩の千早おねーちゃんが一緒ならまちがいないね!

千早「じゃあ、真美、私が前を行くわ。念のため、私の手や足が光線をひっかけないか、注意して見ていて」

真美「うん、わかった!行こう、千早おねーちゃん」




真美の静かな息遣いを後ろに感じながら、ゆっくりと足を上げ、私は低いところに走っていた赤いラインをまたぎ越す。
部屋に入った直後はさほど苦労しなさそうに見えたけれど、実際やってみるとなかなか神経を使う。

千早(とはいえ……ゆっくりと、気を抜かずにいれば、確実にクリアできるトラップね………)

だからこそ、さっきからずっと引っかかり続けている。
これのどこが機動力を要求されるトラップなのかがまったくわからない。

そう思いながら下ろした足が、ぐにょり、と思いきり沈み込んだ。

千早「………っ!?」

思いきりバランスを崩し、驚きと焦りで心臓が口から飛び出しそうになるのをすんでのところで抑えた。
手を振り回しかけたところで、周囲のセンサーのことを思い出し、慌てて思いとどまり、
足と腰とおなかに思いきり力を入れてふんばる。………なんとか、なんとかぎりぎり、倒れずに済んだ。

千早(っっ………っはぁ、あ、あぶな、かった…!)

真美「…っちょ、ち、千早おねーちゃん、ホントやめてよ!?いきなりどうしたのかと思ったよぉ!」

目の前の私がほんの一瞬の間に、急にとんでもないパントマイムもどきを繰り広げたせいで
後ろについてきていた真美もほとんど息が止まりかけていたようだった。
255  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/10/31(月) 21:08:42.23 ID:sMYVhE3G0
千早「ご、ごめん、なさい……真美、床に、ものすごく柔らかいところがあるの。気をつけて」

私の言葉で、後ろにいる真美が面食らっている気配が確かに伝わってきた。

真美「へっ……やわらかいの?ゆかなのに?」

千早「そう。ゴムみたいな、弾力のある素材……暗くて見分けづらいから、感覚を頼りに――」

頼りにしないとだめ、と言いかけたそのとき、まだ半分くらい沈み込んでいる足の下からかちり、と機械的な音がした。

千早「え………」

真美「ん?今の音、千早おねーちゃん、なんか踏んだ?」

真美の言葉で、なにかスイッチのようなものを踏んでしまったのだ、と認識した瞬間、
部屋中の赤いセンサーの光がゆっくりと、しかし一斉に動き始めた。

千早(なっ………!)

今までは静止していたから、時間をかければ引っかからずに通り抜けることができていたけれど…
低速であっても動き回られていたら、難易度が格段に跳ね上がってしまう。

真美「ちょっ、わ、動くの!?……って千早おねーちゃん、アレっ!!」

ほぼ同時、異常に気付いた真美が慌てたような声を出し、それから鋭い叫び声を上げた。
その指さす方を見ると、さっき見た出口のドアに、いつの間にかデジタルの数字が浮かび上がっていた。
私たちが見ているうちにも、その数字は秒単位でカウントダウンして減っていく。

真美「うあうあー!?あれがゼロになる前に抜けなきゃダメってこと!?」

千早「お、落ち着いて!ただでさえ光が動いているんだから、慎重にならないと…!」

言いながら、寄ってくる光を必死でかわして動いているうちに、気づけば私たちは入口近くにまで押し戻されてしまう。

真美「ど、どうしよ、千早おねーちゃんどうしよう!?」

泣きそうな真美の声も私の焦りを加速させるばかりで、有効な打つ手を考えられない。
そうしているうちにデジタルが10を切り、瞬く間に3、2、1と数字を刻み、そして安っぽいブザーと同時に0に変わった。

真美「あ、あぁ………タイマー、0になっちゃ」

真美の声が聞こえたのはそこまでだった。
横合いからものすごい勢いで突き飛ばされたように感じ、気が付いた時には、身体がまるで動かせなくなっていた。

いや、動かせないだけではなかった。
目の前が真っ暗になっている。息はいちおうできるけれど、かなりの息苦しさを覚える。
背中側から強い力で押されて、なにか柔らかいものに押し込まれているような感触だった。
さっき、横から突き飛ばされたように思ったときと、身体の向きが微妙に変わっている……のだろうか?

千早(……っ、な、何が起きたの!?真美………真美は無事なのっ!?)

目は開いているのに何も見えず、音もほとんど聞こえない。
こんなときに限って「総帥」も何も言いださず、状況の把握が不可能な私はただ待つことしかできない。




P「…………え?」

あっという間だった。
最初は固定されていたように見えた赤いレーザーセンサーのようなものが、
あるタイミングでいきなり全て動き始め、千早と真美がその範囲から離れるために手前に戻ってきた。
それと前後してゴール地点にあったタイマーが0になった、と思った瞬間………

横側の壁の一部が、急に、とんでもない勢いで射出された、ように見えた。そして……真美と、千早を………

美希「…………うそ……?」

春香「ち、千早ちゃん、真美、も、………いま、壁に、つ、潰され…っ」

響『ちょっと待った!してないしてない!自分、そんな殺人トラップとか作んないよ!?』

雪歩「っひぃっ!?」

しばらく黙っていた響の慌てた声がいきなり割り込んで来て、不意を突かれた雪歩が悲鳴を上げる。
目の前の光景のショックさに打ちのめされていた俺も、危うく声が出るところだった。

P「………ほんとなんだな?千早も真美も無事、ってことでいいんだな?」

響『当たり前でしょ?簡単に殺すなんて、そんなもったいないこと、どーしてしなきゃいけないのさ』

いちおうは安心しかけたところで、響の言葉が醸し出す別の恐ろしさに、心臓をわしづかみにされた気分になる。
256  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/10/31(月) 21:10:02.18 ID:sMYVhE3G0
響『今回の部屋は壁が薄くて、しかも軟質素材なんだ。衝撃吸収構造にもなってるし、むしろ安全なくらいだぞ』

説明する響の言葉に、春香と美希、それに雪歩も伊織も、もちろん俺も、いっせいに安堵のため息をつく。
それでもあの速度で叩きこまれてダメージがないわけはなかったが、そこはマジシャンの加護を信じるしかなかった。

響『今は二人とも、その壁に押し込まれて、逆側に身体が浮き出したみたいになってて………あー!』

そこでいきなり響が叫び、俺たちは何事か、と顔を見合わせる。

響『逆側の部屋にカメラ入れるの忘れてたー!!ああ、せっかく千早も真美も、レリーフみたいになってて面白いのに!』

そちらにカメラがないのならなぜ響にはその光景が見えているのか、と思ったが、
ブラックジャンボ総帥ともなれば、ほかにいくらでも確認できる手段があるのだろう。

伊織「………ちょっと待ちなさいよ。今の、ヒントと釣り合ってないでしょ」

そのとき、黙っていた伊織が声を上げた。

響『ん?伊織、どうして?』

伊織「あれのどこが、機動力高けりゃ有利なの?いくらスピードがあっても意味ないじゃない!」

言われてみればその通りだった。
動くセンサーの間隔が開いていて、タイミングを見計らえば駆け抜けることができる、というような状況なら
スピードが速いほど突破するのに有利ということにもなるだろうが、
今回のようにセンサーが密集しているのであれば、速度より慎重さの問題になってくる。
まして、最初は固定だったセンサーが何かの契機で動き始めるともなれば、余計に機動力は関係なくなってしまう。

響『そんなことないぞ。だってあのレーザー、ひっかかっても特にペナルティないんだから』

そしてまるで予想外のことを響が言い出し、伊織以下俺たち全員、ぽかんとした顔になった。

伊織「………はぁっ!?で、でも、『ひっかかっちゃったらその時点で失格』って……!」

響『たしかに「その時点でスパイ失格」とは書いたけど……え、伊織も、千早も真美も、マジシャンじゃなくてスパイだったの?』

響『で、スピード自慢が二人も揃ってるのに、さっさとクリアできてない時点で失敗だぞ。別にどこもおかしくなくない?』

P(………ふざけてる、ふざけてるが…………一応、嘘は言ってない、ことになる…のか……!?)

響が不思議そうに口にする言葉はどう聞いても屁理屈でしかないのに、上手く反論できない。

P「………つまり、『カウントダウン終了までに、出口に素早く到達できるかどうか』だけが重要、ってことか?」

響「そうそう、さすがプロデューサーはさえてるね。伊織も頭やわらかくしないとなー!」

あはは、と声を立て、響が心から嬉しそうに笑う。とても納得はできないが、今この場のルールを決めているのも
全体のペースを握っているのも向こうな以上、じっと耐えるしかなかった。

春香「……で、でも、じゃあ、もういいよね?千早ちゃんと真美は失敗しちゃって壁に埋められて、それでもう終わりでしょ?」

響『ああ、そうか、春香たちからは何も見えてないんだっけ。今ちょうど、罰ゲームやってるよ。ふたりとも』

P「っ!?」

まったく同じタイミングで、俺以外の4人もそろって息を飲む音がはっきりと聞こえた。




真美(んぐぐぐぐ………なんなのこれっ、せまい、暑苦しいYO!こらーっ、ここから出せえー!!)

目の前で、千早おねーちゃんが、横から伸びてきた棒みたいなのに思いっきりぶつかられたのはギリギリ見えた。
で、次の瞬間には、めっちゃくちゃなイキオイで真美にもなんかぶつかってきて、気がついたら真っ暗だった。

真美(痛くはなかったし、今もだいじょぶだけど………ま、まさか、真美、ひょっとしてもう天国にいるとか!?うあうあー!)

目の前に黒い、膜みたいなのがあって、というか真美のぷりちーなボデー全部がその膜みたいなのに
ぎゅーっと思いっきり押し付けられてるみたいな、たぶん、そんなジョータイになってるんだと思う。
最初、息できなくて死んじゃうんじゃないの!?ってパニくりかけたけど、とりあえず今のところ息はだいじょぶ。
ただ、顔とか手とかのレベルじゃなくて、指までぴっちりハマったみたいになってるせいで、ぜんぜん動かせなかった。

真美(やっぱ、タイムリミット超えちゃったからこーなってるのかな、とほほ……罰ゲームだよねぃ、これ………)

いつまでこのままになってればいいのかわかんないのは地味ーにツラい。
そう思ったとき、おなかのあたりになんかヘンな感じがした。

真美(ん、んん………?え……!?)

なんか、こう、向こう側………黒い膜のあっち側から、触られてる、みたいな………?

真美(ちょっ…え、誰、にーちゃん?はるるん?誰かいるの!?)

これまでとおんなじで、ぴったりくっついてるせいで、真美はやっぱり声が出せないままだった。
257  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/10/31(月) 21:10:29.91 ID:sMYVhE3G0
「へえ、これがシャイニング・チハヤちゃん、ねえ」
「足とか手とか腰とか、ホントほっそいなー。ちゃんとメシ食ってんのかよ」
「アイドルだしその辺は管理とか大変なんだろ。知らんけど」

「えーと、で、この子は?」
「シャイニング・マミ。一番最近覚醒したんだって情報、見てねえのか?」
「は…中学生?これで!?こんなんもう犯罪だろ……」

千早と真美が射出された壁の一部によって押し込まれ、埋め込まれたラバー状の壁、
その裏側に響によってほぼ同じサイズの部屋が設けられており、戦闘員たちの一団が控えていた。
そして彼らの目の前の黒々とした壁面には、千早と真美の身体のラインがはっきりと浮かび上がっている。

「俺らの声、聞こえてんのかな?」
「遮音性の高い素材って話だから、たぶん届いてないんじゃないか」
「そうか。まあ、別にどっちでもいいんだけどよ」

背中側から押さえつけられているため、千早も真美も前半身がぴったり埋まり、
一見すると等身大のマジシャンの彫像が少し距離を置いて並べてあるようにも見える。
その黒く浮き出た像のまわりが、少しずつ戦闘員たちで埋まりつつあった。

「そういやこれ、安全なのか。反撃とか」
「ああ、このゴムっぽいの、新型スーツと同じ素材も混ざってるから大丈夫なんだと」
「そうだったのか。そしたら遠慮なく」
「あ、てめ、何抜け駆けしてやがんだ!」

そのうち一人が手を伸ばしてシャイニング・チハヤに触れたのを合図にして、
戦闘員たちはそれぞれ自分の好みと欲望に従い、千早と真美に殺到する。




千早(…っ、やっぱり、気のせいじゃ……ない!向こうから、触れられて、る……!)

ずっと暗闇に置かれ、埋まり込んだままでいるうちに、感覚が異常を来したのか、と最初は思った。
しかし、はっきりと、私の脚や手、お腹や、胸……あげくに顔の輪郭まで、
目の前の黒いゴムのようなもの越しに触られ、撫でられているような感覚が伝わってくる。
思ったより素材が薄いようで、肌を押し込んでくる感触とゆっくりなぞる感触がはっきり区別できてしまう。

千早(見えないし、音も聞こえないけれど、これは、たぶん、人の手と……それに、指………!)

そして、どう考えても、相手は一人ではありえなかった。
太ももを指一本でつーっと線を引くようになぞり、おへそのあたりをつんつんと繰り返しつっつきながら
両方のわきをさわさわと軽く揉みこんで、そしてその上、両方のむ……胸まで、同時にぎゅっとつかんでくる、なんて、
2本の腕だけで、10本の指だけで、同時にできることじゃない。

千早(くっ……これが、クリアできなかったときの、ペナルティ、ということ?)

元はと言えば失敗した私に非がある。それは当然かもしれないけれど、でも……

千早(………真美、真美は、どうなって、まさか、真美も……!?)

でもきっと、真美は私よりも勘が鋭いし、逃げ足も速いから、まさか捕まったりはしていないはず…
確認するすべのない私はそう信じ込んで、身体を触られる不快感に耐え続けることしかできない。
258  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/10/31(月) 21:11:05.89 ID:sMYVhE3G0
真美(ちょ、どこ触ってるの!?に、にーちゃん……じゃないよね、っっひゃぁあぅ!?)

黒い膜みたいなのの向こうに人がいるっぽい。しかも、いっぱい。
その人たちが真美の身体のいろんなところをぐにぐに触ってくる感じが、さっきからずっと続いてた。

真美(おなかなんて、さすらないでよぉっ、別におなか痛くないし……あ、足、くすぐったいってば!)

亜美とかがくすぐりこーげきをしてくるときは、どこを狙ってるかが目で見てわかって
真美としてもちゃんとカクゴして受けられるぶん、そんなにキツくない。
でも、こうやって、見えないし聞こえないままだと……どこに何をされるのかぜんぜんわかんなくて、
すごく気持ちわるいし不安だし、それに、……こわい………

真美(……ひっ!そ、そんなとこ、やだ、やめてぇ!?)

いきなりすごい力で、真美の、……おっぱいを、つかまれた。そのままぐにゅぐにゅって動かされる。

真美(や、やめてーっ、ヘンタイ!ロリコン!そんなとこさわっちゃやだあぁーっ!!)

思いっきり叫んでるつもりでも、口にまでぴったり張りついてる黒いのにふさがれて声にならない。
気持ち悪くてくやしくて、涙が出そうなんだけど、それもやっぱり流れない………




千早『あ……っく、んん、っ、んうぅ………!』

真美『やだあぁああぁ!!もうやだ、む、胸、真美のおっぱい、触っちゃいやぁあーっ!』

俺も、それに春香たち4人も、みんな必死になって耳をふさいでいた。
だというのに、まさにその耳の中に千早と真美がいるかのように、ふたりの声が容赦なく聞こえてくる。

響『あー、みんなひどいなぁ。耐えてる仲間の声くらい、ちゃんと聞いてあげなきゃ』

……ついさっき、「映像がないから、せめて音声流してあげる」と響が言い出し、
それに続いて千早と真美の大きな悲鳴が聞こえてきて、俺は反射的に耳をふさいだ。
何をされているか具体的にはわからなくても、聞くべきじゃない、と咄嗟に判断した結果だった。

しかし響は、どういう方法を使ったのか、俺がどんなに強く手を耳に押し付けても、
持っていたハンカチを裂いて耳に詰めても、ふたりの声が俺に聞こえてしまう状態を維持している。

響『ふたりの心の声、っていうかな、それを自分が直接みんなに転送してあげてるの!』

そんな説明をされても何ひとつありがたくない。
無駄だと言われても手の力を緩める気にはとてもなれず、
せめて違うことを考える努力をしている俺の脳内に、千早と真美の上げる声が響き続ける。
259  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/10/31(月) 21:11:36.58 ID:sMYVhE3G0
………………
…………
……

戦闘員たちは二手に分かれ、黒い像と化した千早と真美にさまざまな方法で触れていた。

「そういや、シャイニング・ユキホはこれでイかされたらしいな?」
「へえ、マジシャン様は電マが弱点だったのかよ」
「それならシャイニング・マミにも効くかもな。試してみようぜ」

真美(ひぁっ、あ”ぁ”あ”……っ、なに、これ、ぶるぶるする!?全身、ぶるぶるって、うあぁ!)

動かせない身体のあちこち、手や足にも、腹部や腋や腰回り、
それに当然のように、発育真っ盛りの両胸にも、そしてスカート越しの下腹部にも
低いモーター音を響かせつつ細かく震えるマッサージ機が押し当てられ、
それらの振動をいっせいに受けた真美は、機械によらない別の震えに襲われてしまう。

真美(おっぱいもおまたも、やだ、ぶるぶるさせちゃやだあぁ……真美、ヘンになっちゃうよぉ………!)

真美の叫びはその部屋の誰にも聞こえず、戦闘員たちは手やマッサージ機でその肢体を味わい続けた。




「……なんか、やっぱりおかしいと思わん?これ」
「うーん。言われてみれば、そういう気も…」

シャイニング・チハヤの胸部に何人もの戦闘員たちが頭を寄せあい、真面目そのものの顔で言葉を交わす。

「しかし、後輩の真美ちゃんのほうが胸でけーのって、どんな気持ちなんだろうな」
「貧乳だっていいじゃねえか。幸薄そうなこういう子は俺、ストライクだぞ」
「まあそれはいいんだけど、この、ほら、乳首のとこ。やっぱ変だって」
「………確かに、まあ、なんか、単に乳首立ってるにしては、でかい………か?」

軟質の壁面素材を押し上げている千早の身体のうち、慎ましやかな胸は目立たなかったが
その頂上部分、衣装越しにはっきりとわかるほど大きな突起が存在し、一部の戦闘員たちの注目を集めていた。

「ナイチチなのに乳首はでかいのかな。コンプレックスになりそうだなぁ……」
「ま、とりあえず、ちょっと触らしてもらうか。よ………っうおぇ、うわあぁあぁ!?」
「うぉっ、なんだお前、いっきなり叫ぶなよ!」

一人が手を伸ばし、その突起を無造作に指でつまみ、そして大声を上げて飛び退った。
何事か、と目を向ける仲間たちの顔をゆっくりと見わたし、驚愕に目を見開いたまま彼は言った。

「う、動いた。今」
「ハァ!?」
「マジで大丈夫かお前………?」
「動いたんだって!乳首が!シャイニング・チハヤの乳首が、こう、ぐにゅぐにゅ、って!!」




千早(っくぅ……こ、これ、外から、じゃない………中、それも衣装の中、にっ…)

トレーニングしている間も、普通に生活している間も、本当は、ずっと違和感があった。
両方の乳首に、しこりのような異物感……もっといえば、何かがくっついているような感じがしていた。
でもそんなこと、音無さんや、もちろんプロデューサーにも相談することはできないし、
春香が相手でもやっぱり恥ずかしくて、どうしても言い出せなかった。

千早(見えない…けれど、乳首になにか……私じゃない、ものが、ふあぁあっ!)

そのあたりにばかり意識が集中してしまって、汗かなにかでぐっしょりと濡れているように感じる。
それに、指よりもっと細い、やわらかくてぬるぬるしたものがひっきりなしに触れてきている、ような……

千早(ど、どうして、こんなもの……っ、いつの間に…!あ、あぁ、ひんっ、て、敵の、攻撃を、気づかないうちに……?)

こんな場所に攻撃を受けて気づきもしない、などということはとても考えられない。
たとえば寝ている間や、トレーニング中にこっそり忍び寄られて、………寄生、され、た…?

千早(き、寄生……くっ、そんな敵がいるなんて………)


………………寄生触手なんて♥♥イソギンチャク植えつける、なんてぇ♥♥ひきょうっ、こんなの、こんなのっ♥♥♥


千早(……痛ぅうぅっっ!?な、なに、こんな……!)

頭を締め上げられるような猛烈な痛みに襲われて、なにか思い出しかけたことが、一瞬で霧散していく。
その間も、私の両方の乳首を嬲る何かも、外から触れてくる感触も、動きを止めることはなかった。
260  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/10/31(月) 21:12:58.86 ID:sMYVhE3G0
………………
…………
……

春香「ち、千早ちゃんっ!真美ぃっ!!」

美希「…………っ、ふたりともこっち!もう大丈夫なの!」

真美「ひぐっ、ぐず……っ、うわぁあぁん!!やらあ、もうやだあっ、ひっ、ぃ、うえぇえぇ………」

伊織「………大丈夫よ、真美。落ち着いて。ゆっくり、ゆっくり深呼吸するの」

千早「…くっ、はぁっ、はぁ…時間を、ロスしてしまった分、取り戻さないと……」

雪歩「千早ちゃん、無理しちゃダメだよぉ!まだ座ってて!」



少なくない時間が経ったあと、ようやくせり出して来ていた壁が元に戻り、千早と真美は解放された。
その間もずっと声だけを聞かされ続け、壁の向こうでどんな目に遭わされていたのかは嫌でも想像できてしまう。
今のその状態で俺が出迎えるのはまずいだろうと考え、春香たちに二人を救出してもらった。

響『はーいお疲れ―!今回は残念だったなー、千早、真美。ま、そんなこともあるよ!』

泣きじゃくる真美と、息を切らせてすぐには立ち上がれない千早に、響が嬉しそうに呼びかけた。



第4チェックポイント:クリア失敗

残りターン数が3減少しました。 22→19
千早の耐久力が5減少しました。 【42 30 75 35】→【42 30 75 30】
真美の耐久力が5減少しました。 【40 45 55 40】→【40 45 55 35】

春香・伊織がチャレンジを完了するまで、残り4名は待機状態に入ります。







--------------

もちろん触手大好きな>>1のことですから千早の【寄生触手】のことは片時も忘れたことなどなく、
今回の描写においてラバー素材越し寄生触手責めが出てきたのは当然、
前回のトラップ判定で千早が03という素数コンマを取得していたことに起因するものです。
どちらにしてもクリアは無理でしたからフレーバーではありますが、これこそがこだわりというものですね。

意訳:
【寄生触手】の判定マジで完全に忘れてました。でもバキュームベッド状態で乳首触手責めはなかなかいいと思います。
ていうか壁に押し込まれてバキュームベッドとか提案した人何考えてるんですか。最高かよ。



少し間を開けます。21時45分くらいに再開できればと思います。
262  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/10/31(月) 21:51:41.43 ID:sMYVhE3G0
P(…………)

美希が最初の2部屋をあっさり片付け、雪歩がそれに続いた直後とは、明らかに空気が変わっていた。

直接の被害を受けてしまった千早と真美がもちろん一番ひどかった。
千早は気丈に姿勢を正し、前を見据えてはいたが、足元が少しふらついている。
それに呼吸も浅く早く乱れがちで、内心、悪い予感がよぎる。

P(例の、あれの発作が、また再発しかけてるんじゃないか…?)

このところまともに生活できていたように見えていたせいで、すっかり油断していた。
罰ゲーム、と称して千早と真美が性的な、厭らしい責めを受けさせられたのは確実で、
特に千早に関してはそれが引き金になって症状が悪化するおそれは十分すぎるほどにある。

P(……それに真美は、ショックが相当強かったはずだ…どうにかしてやりたいけど………)

すっかり泣き腫らし、目が真っ赤になった真美は一応泣き止んではいたが、ほとんど口も開かなくなっていた。
さっきの状況からして、千早と分断された上で「罰ゲーム」を受けさせられていたのはずだから当然だ。

P(誰が挑戦するか、はもちろん、クリアできるかどうかで結果がまるで違うんだ。これまで以上に気をつけないと……!)

それに、相手があの響………これまで春香や千早、伊織に対して情け容赦のない凌辱を加えてきた、
少なくともそれを最高権力者としてしてきている響なんだから、もっと酷いトラップが待ち受けている可能性は高い。
そのことをしっかり頭において考えることを誓った俺の目の前に、次のボードが姿を現した。




区切りの第5チェックポイント!!

入室可能枠:1名~最大2名まで

ヒント:
「作った自分だから言うけど、ここ、通り抜けるの相当かんたんさー。
 うーん、そうだなぁ、あえて言うなら……今度の部屋は、攻撃力が高い子のほうがいいかな?」

スペシャルヒント:
「ところで、お疲れさま!1巡目はここでおしまい。
 今回は特別に、まだローテーション終わってなくても6人全員のチャレンジ権が復活するぞ!」




今回は、さっきまで存在しなかった「スペシャルヒント」なるものが追加されていた。
そして、書いてある内容はとても単純だった。

春香「……伊織かわたし、どっちか1人だけがチャレンジしても今のローテーションは終わり、ってこと?」

響『そーそー!部屋数的にどうしても人数余っちゃう可能性があったし、それに最初だからね。でも、今回だけだよ?』

P(……最初の部屋が1名固定、次が最大2名。3つめが2名固定で、最後がまた、最大2名…………)

つまり今回の場合、2つ目の部屋で2名まで入れる枠を雪歩1人でクリアできた分、
最後のこの部屋で春香と伊織の両者がチャレンジ可能な状態を作れたことになるようだ。
逆に言えば、先に2人行かせていたとしたら、最後のここでの選択の余地はなくなっていた、ということでもある。
誰を選ぶかだけではなくて、人数の選択にも気を配らなくてはいけない。

P(それを踏まえて、ここはどうするのが最適だろうか)

響『自分は大丈夫だけど、あんまり時間かけてると間に合わなくなっちゃうぞー』

響のからかうような声が響く中、春香と伊織がまっすぐに、意思を強く込めた目で俺の方を見ていた。






↓2 今回の挑戦者

枠は最大2名のため、1名、もしくは2名の名前を1レスの中で指定してください。

今回チャレンジが可能なのは春香と伊織の2名のみです。

また、2名とも選択するのであれば、能力値を合算する(ユニゾンソウルを使用する)か、
1名ずつの能力値で判定を行う(ユニゾンソウルを使用しない)かも、同時に指定してください。
264 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/10/31(月) 21:58:55.04 ID:s856k6V7O
2名 ユニゾンする
265  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/10/31(月) 22:20:50.03 ID:sMYVhE3G0
P「……よし、1巡目の最後だって言ってるんだ、遠慮はいらないな。2人で行ってきてくれ!」

春香「はいっ!」

伊織「ま、当然よね。わかったわ」

プロデューサーさんの指示に、わたしの隣に立っている伊織がすました顔で返事をします。
でもその伊織が、ものすごく気合十分なのが、隣にいるだけでよくわかりました。

もちろん、わたしだって負けてません。
こんなのさっさと片付けて、早く目的の会見場までたどり着かないと。

そう思っていると、伊織がくるっと振り返り、そのまますたすたと歩き始めました。
どこへ行くんだろうと見ているわたしに背を向けて足を進めていた伊織が、真美の前で立ち止まります。

真美「い、いおり、ん………」

また泣きそうな顔をして、弱弱しい声を出す真美。その真美をやさしく抱き締めて、伊織が呟きます。

伊織「大丈夫よ。見てなさい、春香とふたりでばっちり決めてきてやるわ」

真美「………ん、う、んっ、ありが、と、いおりん……っ」

真美がぎゅっと抱きつく、というよりもう、しがみつくようにして、伊織と言葉を交わします。

千早「……春香」

気が付くと、わたしのすぐそばに千早ちゃんがやって来ていました。
まださっきの……大変なことがあった後なんだから、千早ちゃんは、無理しなくていいのに。

千早「私が言えた義理でもないけど…気をつけてね。無事に突破してきて、春香のためにも……」

春香「……うん、わかってる。わたしだけじゃなくて、千早ちゃんの、みんなのためにも、がんばるね!」

伊織があれだけ気迫に満ちてるのも、わたしのやる気が、今まさに燃え上がってるのも……
千早ちゃんと、それから真美をひどい目に遭わせた響ちゃんが許せない、そのシンプルな理由だけでした。

伊織「さて……と。春香。行くわよ」

春香「うんっ、わたしは準備ばっちり。いい?」

伊織「当然でしょ」

言いながら、伊織は口の端だけでにぃっ、と笑い、わたしも同じように笑いました。
今度は、この前みたいに伊織に迷惑かけずに成功させてみせます!

「「ユニゾンソウル・シンクロナイズ!!」」





トラップ判定を行います。
※>>1のこのレスとぴったり同一のコンマ取得のみファンブル扱い それ以外は反転して合算

攻撃力:目標値100以下/春香+伊織合算:135

「ユニゾンする」が選択されたため、2人の合算数値で判定を行います。


↓2 春香+伊織の攻撃力判定用コンマ


また、春香の【媚薬中毒(中度)】の発症判定を行います。ここのみ反転なしの通常コンマです。
以下のコンマが「奇数」であった場合、合算能力値に-30%の補正がかかり、135→95に修正されます。

↓3 中毒発症判定(春香)



※数値がすでに目標値をオーバーしているため、基本的に今回は「ファンブル」のみが成功という扱いになります。
 春香の媚薬中毒が発症した際は(反転コンマの)00-05で成功となります。

※上の注書いていて思い出しました。イベント中、トラップ判定におけるコンマ00はそのまま数値0として扱います。
 前回の時点でお伝えするのを忘れていました。申し訳ないです。
267 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/10/31(月) 22:23:22.70 ID:Bvckn8Bso
268 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/10/31(月) 22:23:33.83 ID:7Dmib0lZO
よし
269  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/10/31(月) 23:13:00.06 ID:sMYVhE3G0
美希「………どう?ふたりとも、大丈夫そう?」

美希が不安げな顔でのぞきこんでくる。
そういえば美希も、千早とのユニゾンでピンチになったって話だったわね。

伊織「今のところ、わたしは問題ないわ。春香、あんたは?」

春香「…………えっと、うん、大丈夫!…だと、思う、あははは」

伊織「ちょっと、締まらないわね…気合入れなさいよ?」

照れたように頭をかいてみせる春香に一言釘を刺してから、わたしは目の前のドアに手をかける。
なにが出て来ようと今度は絶対に負けない。
それに今回は攻撃力がキーになるっていうんだから、なおのこと負けられない!




春香(っ、お、おさまって、お願い…!わたしはいい、でも伊織に迷惑かけちゃ、だめ……っ!)

おなかの奥で火が燃えていました。気を抜くと、おなかだけじゃなくて、胸とか、お尻とか……
いろんなところに、あっという間に、燃え広がっていってしまいそうです。

ついこのあいだ、伊織と一緒に、戦闘員の人たちとたくさんセックスして、いっぱいいっぱい犯されて、
お○んこもお尻も身体じゅうも精液でどろどろにしてもらったことばかりが頭に浮かびます。
わたし………また、いやらしくなっちゃって、ます…♥♥

春香(どうし、てぇ!わたしの身体、なのに……、わたしの言うこと、聞いてよぉ………)

声をかけてきた美希はもちろん、つながってる伊織にも、いまはまだぎりぎり隠せてるみたいでした。
でも、このままいつまでも隠していられる、っていうわけにはきっと、いきません………♥




伊織「………え?これだけ?」

響『だから自分、書いてただろー?ここ通り抜けるのは相当かんたんだ、って』

くぐったドアの先は射的場みたいなスペースだった。
アーチェリーや弓道の的みたいなものが、部屋中のあちこちに点在している。
わたしと春香はそのほぼ中心、赤い線で丸く囲まれた部分に立っていた。

響『つまり、春香と伊織はその赤いマルから出ないで、全部の的を』

伊織「ここから動かずに、見えてる的を残らず壊せばいい、ってことね。それこそ楽勝よ」

響がぐだぐだと説明しようとするのを遮り、わたしは右手をこめかみに軽く当てて「それ」を呼び出した。

響『お……?うわ、なにそれ伊織!かっこいーなー!』

相変わらずアホみたいな声が響いてくるのは徹底的に無視して、バイザーを下ろす。
ピンク色がかった視界の中で、部屋中に散らばってる的のそれぞれにターゲットマークが点灯した。

響『ねえねえ、その耳のとこがぴょんって伸びてるのって、やっぱりうさぎをイメージしてるの?』

美希がハンドガンを、千早がカマを得物にしているのを見て、最初はわたしも武器を使えるようになろうと思った。
ただ、ふたりは最初のころから「特に意識することもなく気がついたらそれを持ってた」そうで、
どんな武器なら使えるか、というところから必死に考えなくちゃいけないわたしとは違うみたいだった。

悩んで悩んで、ふと、わたしが「気がついたら持っていそうな」ものはなんだろう、と考えたときに
真っ先に浮かんだのはシャルル………うさちゃん、で、そう思った時にはこれを装着していた、というわけだ。

火力はあっても制御がいまひとつだったわたしにとって、威力の調整や照準の補助をしてくれる
このバイザーだかゴーグルだかはとても心強い道具になった。ただ、さすがにシャルルとか、うさちゃんとは呼べなくて、

伊織「………うっさいわね。名前だけは教えといてあげるわ。『ロゼ・ラパン』よ、アホ総帥」

色と、それにうさちゃんの耳を思わせるアンテナみたいな部分にあやかって、「ピンクのうさぎ」と名付けた。

響『う、うがーっ、なにさー、アホ総帥って!』
270  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/10/31(月) 23:43:06.11 ID:sMYVhE3G0
伊織「春香、わたしが、やるから…あんた、休んでなさい。………よくないんでしょ、身体」

春香「え……っ、いや、そんなこと」

伊織「わかってない、とでも思うの?美希はまだしも、あんたと、直接ユニゾンしてるのよ、わたし」

春香の反応が明らかに遅くて、それに声もどこか調子が狂っていた。
必死に隠そうとしてるのはわかってたけど、それでごまかせると思う方がおかしい。
………わたしの身体にだって、その熱くてどろどろした波が、さっきからひっきりなしに来てるんだから。

でも、ただの的を壊すくらいのこと、わたしの力をもってすれば十分……のはず。
なんといっても今のわたしは、攻撃力自慢のシャイニング・イオリちゃんなんだからっ!

伊織「それにあんたの…体調不良、だけじゃなくて、パワーも、ちゃんともらってるから。安心して、見てなさい」

一発撃ったらそのあとしばらく使い物にならなくなる「フラッシング・ブラウ」は、威力的にも最後の切り札だ。
もっとスマートに、狙ったところだけに威力を集中させて、一発で撃ちぬけるようにした、これで……

伊織「……行くわよ、っ、フラッシング・キャニスター!!」

魔力を細く絞って集中させて、ターゲットそれぞれに一直線に向かわせるイメージ。
細かい狙いは、頼りになる「うさちゃん」が手伝ってくれる、わたしはただ意識の上で、引き金を引けばいい!

一瞬の後に、わたしが掲げた右の手のひらから何条にも分かれた閃光が放たれ、
部屋の中を走り抜けてそれぞれ狙ったとおり、的のど真ん中を綺麗に撃ちぬいていく。
そして、的を貫通してもまだ十分な威力と勢いを残していた光線は、
後ろの壁にまで直撃して焼き焦がし、いくつかはけっこう目立つ穴を作り出した。

春香「……………っ、すご……!」

立っていられない様子でへたりこんでいた春香がわたしを見上げ、感嘆の声を漏らす。

伊織「ふふん。この伊織ちゃんにかかれば、ざっとこんなものよ」

………例の症状に襲われている状態とはいえ、春香とユニゾンしている今のほうが
トレーニングで全力射撃したときより威力が高かった感じがするのは、シャクだから黙っておくことにした。





伊織「………ちょっと、これでクリアでしょ。早く次に進ませなさいよ!」

ひとつ残らず的がなくなったにもかかわらず、わたしたちはまだ部屋の中心に足止めされていた。
別に拘束されたりしてるわけじゃないとはいえ、ドアのたぐいがない以上、まだどこにも進めない。

それに、さっきからどれくらい時間が経ったかはわからないけど、春香の容態も気になる。
早めにここを出て、プロデューサーたちと合流しておきたかった。

響『いやー、すごかったねシャイニング・イオリ!すっごい練習したんでしょ、さっきの技』

わたしの言葉には直接答えず、「総帥」の声がする。ぱちぱちぱち、と拍手をしているらしい音も聞こえた。

伊織「当たり前じゃないの。だいたい、アイディア思いつくまでにまる1日くらい使ったんだから」

……………?

喋り終わってから、気づく。
………わたし、今、何を言ったの?いや、そうじゃない………なぜ、素直に、「総帥」の質問に答えてるの?

響『そっかー、伊織はあんまりゲームとかしなさそうだし、そういう技とか知らないよね』

納得したような声がした。
でも、わたしはそれどころじゃなくて、意思と関係なく喋ってしまっていた事実に、次の言葉が、出てこない………




真美「ね、ねえ、みんな………あれ、なんか、出てない…?」

真美ちゃんがおそるおそる指さすまで、ダメダメなわたしはもちろん、
プロデューサーも、それにすごく強い千早ちゃんや美希ちゃんまで、誰も気が付きませんでした。

真美ちゃんがじっと見ているのは、春香ちゃんと伊織ちゃんを取り囲んでいる壁。
その中でも、さっきの伊織ちゃんの大技で、焦げ跡みたいなのがついてるあたりでした。

本当にかすかで、よーく目を細めないと見えないくらいだけど………
ほんの少しだけ色がついて見える、透明じゃない気体が、壁の穴から、噴き出しています。

響『あーあ、だから自分、ちゃんと説明してあげようとしたのにさー』
271  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/10/31(月) 23:52:47.33 ID:sMYVhE3G0
P「どういうことだ!?響、春香と伊織に何をした!?」

響『何って……もちろん罰ゲームだぞ?伊織がクリア失敗したから、春香も連帯責任で』

プロデューサーが大きな声を出しても、響ちゃんのペースはまったく乱れません。
でも、響ちゃんの言ってることはおかしいです!伊織ちゃんは的をぜんぶ、きちんと壊してるはずなのに!

響『全部の的を、「壁や床は傷つけずに」壊してね、って言おうとしたのに、伊織ったら、聞かないからこうなるんだぞ』

美希「言ってることがおかしいの!だって、ここの条件は、『攻撃力の高い子』だったはずでしょ!?」

響『ああ、あれ、ウソだよ』

美希「は……?」

わたしとは別のところで矛盾に気づいた美希ちゃんが叫び、
そして、響ちゃんが、とんでもないことをさらっと言ってのけました。

響『ていうか、ウソっていうのも違うよね。「高い子の方がいいかな」としか書いてないぞ、自分』

子供みたいなことを言う響ちゃん。
あんまり堂々としすぎていて、かえって、ズルだ!って言い出せなくなってしまいそうです。

そのとき、響ちゃんの声のトーンが、ほんの少しだけ低くなりました。

響『そもそもさ。悪の組織の総帥が、突入してきた正義の味方に100%正直でいるなんて、ありえないよね?』

その声だけで、部屋の温度が何度か、いっぺんに下がったように感じました。
わたしは身体が勝手に震えてしまってどうしようもなくて、腕でしっかりおさえても、まだダメで……

ふっと視線を動かすと、真美ちゃんも千早ちゃんも、似たような状態になってしまってます。
美希ちゃんは一見大丈夫そうだけど、よく見ると、手をぎゅぅっっと思いっきり握り込んで、耐えているみたいでした。

響『……ま、そういうことだから、よろしく。ゲームは楽しく、そしてスリリングじゃないとね!』

P「…………もう一度、聞く。春香と伊織に何をしたんだ!あの壁から出てるのはなんだ!?」

もとの調子に戻って明るく言う響ちゃんに、プロデューサーがもう一度、最初と同じ質問をしました。
そうだ……真美ちゃんが見つけたあれは何か、危ないものなのかも……!

響『その前に、なんで壁や床に傷をつけちゃダメなのかっていうと、ここ、ちょっと特殊なガスの貯蔵庫と隣接しててね』

また響ちゃんは、直接質問に答えないまま、関係のありそうな、なさそうなことを話し始めました。

真美「が、ガス……?あの、噴きだしてるやつ………?」

響『そうそう。別に人体に害があるような毒ガスとかじゃないから安心してよ』

P「それなら罰ゲームも何もないだろ。実際はなんなんだ!?」

響『あはは、わかった、わかったってプロデューサー!教えてあげる。あれ吸うと、「素直になっちゃう」んだ』

プロデューサーもわたしたちもすぐには返事ができません。
確かにそれだけ聞くと、そんなにひどいものではないみたいに聞こえます。

響『むしろ自分たち悪の組織的には天敵みたいなもんだから、漏れ出ないように封印してたの』

響『なにしろ、本当に、すっごく「素直になっちゃう」からなー』

でも、とても楽しそうな響ちゃんの声を聞いていると、すごく不吉な感じしかしません…………


------

トラップ判定結果

春香+伊織・攻撃力95+コンマ07(反転)>目標値:100以下

→クリア失敗

※春香の【媚薬中毒(中度)】発症により、合計攻撃力が135→95に補正されています
283  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/02(水) 19:50:08.18 ID:sZYPGyBa0
俺たちの目の前にはやはりまだ例の透明な壁があって、手を触れるとはっきりとその存在を感じ取れる。
そしてその壁の向こう側には、響のいうところの「素直になっちゃう」ガスが充満しているらしいが、
一見したところではこっち側との違いがまったくわからなかった。
それに、部屋の中心の円内にいる伊織も春香も、今のところ特に変わった様子は見られない。

P(「素直になる」のがクリア失敗の罰ゲームっていうのは、どういうことだ?)

やはり響の考えていることがわからない。そもそも、さっき響はそのガスについて
ブラックジャンボの天敵であるみたいなことを言っていたが、じゃあ、なぜわざわざそれを貯蔵するんだ?

P(ただ……それも気になるけどもっと重大なのは、ヒントにウソが混じってる可能性がある、ってことだな…)

ひとつ前の部屋まではすべて、言われたとおりの選択でうまくいっていた。
千早と真美が被害に遭ってしまったのは俺がユニゾンを回避するというミスを犯したからで、
能力をもとに選んだ挑戦メンバーとしては間違っていなかったはずだ。

だけど、唯一の手がかりとして事前に提示されるヒントが100%正しくないとなると、
もうあとは勘と運だけを頼りに進んでいくしかなくなってしまう。
でも、そう思わせることこそが狙いで、ヒントに従わずに失敗するこっちをあざ笑うのが目的なのか……?

P(俺の知ってる響は根が素直で、決してウソが上手い子じゃなかった。なにか、見破る方法はないか……)

響『ところでさ、シャイニング・イオリにシャイニング・ハルカ。本名はなんていうんだっけ?』

考えに深く没頭しかかったところで、唐突に響が世間話をはじめる。
俺はもちろんのこと、こちら側でその声を聞いている千早も雪歩も、美希も、真美も、一様に怪訝な顔をした。
どうして今、そんなことを、響がとっくに知っているはずのことを聞くのだろう?

伊織「水瀬伊織。知ってるでしょ」

春香「え、っと………天海春香、だよ」

怪訝そうな表情を浮かべているのは壁の向こうの春香と伊織も同じだった。
それでも二人は律儀に、聞かれたことに答えを返す。

響『だよねー。二人の本業、っていうか、身分を教えてもらえる?』

伊織「中学生よ。まあ、お嬢様と思ってもらっていいわ。それに当然、アイドルでもあるわね」

春香「わたしも765プロ所属のアイドルで、それに魔法戦士で……あとは、ふつうの女子高生、かなぁ」

また、プロフィールほぼそのままのことをごく普通に二人が答えた。
これだって別に、なにもおかしいことはない。
響がすでに把握しているはずの情報をわざわざ尋ね、律儀に二人が返答しているだけだ。

P(ただ……春香はともかく、あの伊織が異議も挟まないってのは、少し違和感がなくもないな……)

響『なるほどなるほど。じゃあアイドルなんだし、ふたりとも当然、処女だよね?』

伊織「前に関しては、そうね。後ろは違うけど」

春香「あはは…それが、わたしはお尻もお○んこも処女じゃなくって……」

P(…………!?)

聞こえてきた言葉の意味がわからなくて、瞬間的に頭が真っ白になった。

千早「っ!? ちょっと春香、何を………!?」

美希「で、でこちゃんっ!?ダメだよっ、やめて、そんな………いきなりどうしちゃったの!?」

一瞬の間があってから千早と美希が壁に駆け寄り、大声を出してそれぞれ春香と伊織に呼びかける。
その傍ら、雪歩が素早く真美に近づいてそっと抱きしめるようにしつつ、音が聞こえないように耳をおさえていた。
真美も自分で目を固くつぶって縮こまり、雪歩の手の上から自分の手も重ねて耳をふさいでいる。

響『えぇー、そうなんだ!?あきさみよー!じゃあまず伊織に聞くけど、お尻の処女は誰にあげたの?』

いかにもわざとらしく驚いた作り声をあげて、響は同じ調子で質問を続けていく。
ようやく俺も理性が追いつき、とっさに耳を強く塞いだ。
そして、どこかで予感していたとおり、手での栓などまるで無視して、伊織の声が耳に飛び込んでくる。

伊織「あんたのとこの戦闘員よ。顔はタイツでよく見えなかったけど、チ○ポ挿れられたら思い出せるかもね」

響『いずれ再会のチャンスがあるといいなー?にしても、いきなりお尻って痛かったでしょ』

伊織「あら、そんなことないわよ。春香とユニゾンしてたおかげで、ほぼ気持ちいいとしか感じなかったわ」

P「や、やめろぉっ!!伊織、もういい、それ以上言わなくていい!響ももうやめてくれ!!」

耳を塞いだまま思い切り叫ぶ。そう、俺は確かに耳を塞いでいるのに、返事はすぐに耳の中へ返ってきた。

響『いやいや、担当アイドルの話はちゃんと聞いてあげなきゃ。今度は伊織の生声、鼓膜に直で送ったげるさー』
284  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/11/02(水) 19:50:51.49 ID:sZYPGyBa0
壁の向こうから千早や美希や、それからアイツの叫び声が聞こえたような気がした。
そのどれも、今のわたしの耳には、まるで入ってきていなかった。

響『それって、めちゃくちゃレアケースな気がするけど……まあ、伊織が辛くなかったんならなによりだぞ!』

響の声がする。楽しそうにしゃべっている。

次は、何を質問されるの?わたしは何をしゃべらされるの?
わたしは……春香や、美希や千早や雪歩や真美や、アイツに、何を聞かせて、聞かれてしまうの!?

伊織(やめて、もう許してぇ……!こんなこと、わたし絶対喋りたくないっ、話したい、なんて思ってないのに!?)

心の中でどれだけ叫んでも、それを実際に口に出すことがどうしてもできない。
そして、口を閉じていようといくら強く念じても、響になにかたずねられたら、口が、勝手に喋ってしまう。

響『で、伊織がお尻でしたのはその一人だけかぁ。伊織のファンのみんな、その人のこと、うらやましがるだろうなー』

伊織「何言ってるの、違うわよ。一人なわけないでしょ」

響『ええ!?そうなの?じゃあ、いったい何人くらいとエッチしたの?』

口にも、のどにも、力がまったく込められなかった。なのに、わたしの意思を完全に無視したまま、
唇が、舌がすらすらと動いて、わたしが口にしたくもないような言葉がどんどん、音になって出て行ってしまう。

伊織「ちゃんと数えてないから正確じゃないけど……まあ、二十人は超えるんじゃないかしら」

伊織(嫌っ、いやぁああぁ!もう言いたくない、思い出したくないの、わたしに……そのこと、思い出させないでぇ!!)

わたしが何よりも耐えられないのは、さっきから口にしている…させられていること、
そのすべてがまぎれもない事実であることだった。
後ろ…………お尻を、はじめて、戦闘員なんかに犯されたのも、
一人だけじゃなくて、そのあと何人も何人も続けて、お尻ばっかり、レイプされたのも、ぜんぶ…………

響『はー、お尻だけでそんなに相手したって、伊織はすごいなぁ。そのときは全部、お尻の中に出されちゃったんだっけ?』

伊織「当然じゃない。どいつもこいつも、熱くて濃い精液をいっぱい、びゅくびゅく注ぎ込んできたわよ」

響『自分にはもう想像もできない世界だなー。で………それって、気持ちいいの?』

無邪気なふうを装って、興味津々なふりをして、そう言ってのけた響が、わたしを嘲り笑っているのがはっきり見える。
さっきから声しか聞こえてないはずなのに、目の前にいるみたいだった。

伊織(言いたくないっ、言えない、言わない絶対言わないぃっ!!)

伊織「すごい、の一言かしらね。頭が真っ白になって、全身が浮くみたいな……人生で初めてイク感覚を味わったわ」

わたしが心でどんなに抗っても、まったくなんの意味もなかった。
響の問いかけを受けたわたしの身体は、また、条件反射みたいに素直に答えを返していく。

伊織(違うっ違う、違うぅっ!ちがうの、わたし、こんな……………もういっそ、いっそ殺して………!)

何もかもわからなくなって、気がついたら勝手に涙が流れていた。
呼吸もそれに合わせて乱れに乱れているのに、なぜか、しゃべる言葉は一文字だって詰まらない。

響『…あ、ごめん!質問責めで疲れちゃった?じゃあ次で終わりにするから、伊織、あとひとつだけ教えてね』

伊織(………もう、なんだっていいわ…また、この間のことでなにか、話させるんでしょ…………)

しらじらしい響の声を前に、わたしはもう反感を抱く余裕もなくなっていた。
この地獄が一刻も早く終わってほしい、どうせ抵抗できないなら、さっさと言わせて終わりにして………

響『シャイニング・イオリは、そうやってうちの戦闘員たちにお尻でいっぱいされちゃったの、おかずにしたことある?』

………今度こそ、本当に頭が真っ白になって、呼吸が止まる。

今まで響が質問してきたことはどれも、直接見聞きしてはいなくても、響の立場なら知っていておかしくないことばかりだった。
それをあえてわたしに言わせて辱めるのが目的なんだと、ずっとそう思っていた。

でも、それは、その最後の質問の答えは、響が知っているはずがない。
響だけじゃない、ほかの誰にも、答えられるはずなんかない………わたし以外の、誰にも。
だって、あれは身体が疼いてしまってどうしようもなかったから、仕方なく、それに、記憶が強烈すぎたってだけで、別に、意識しては……

伊織(い、嫌……うそ、うそよね?響の知らないことならわたし、言わされたりしないわよね?そう、絶対そうに決まって、る)

唇が形を変えて、舌が発声のために動いていくのがすべて感じ取れる気がした。
わたしの意志と関係なく気道を空気が通り抜けて、肺が酸素をとりこんで、声帯が震える準備をして、

伊織「あるわよ、何度か、ね。だってお尻を輪姦されるの、すごく気持ちよかったもの…なによ、なんか文句ある?」

伊織(いやぁあぁああぁあああぁあっ!!!!うそ、それだけはっ、だめぇっもう言わせないでぇええぇっ!!?)

そしてわたしは自分の声で、わたし自身に死刑宣告を下した。

響『いーや、全然?そっかそっか、わかったぞー。伊織、ありがとね、「素直に」いろいろ教えてくれて』
285  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/11/02(水) 19:51:19.45 ID:sZYPGyBa0
目の前で完全に座り込み、声も立てずにただぼろぼろ泣いている伊織に、わたしは声をかけることができません。
というよりも、もうわたし自身、言葉を発することができなくなっていました。

春香(罰ゲーム………響ちゃんの言ってた罰ゲームって、これ…!?)

しゃべりたくないどころか、思い出すのだってつらい体験のことを、全部細かく自分で説明させられて、
そして最後にはわたしやほかの誰も知らない、伊織本人しか知らないはずのことまで、
わたしや千早ちゃんや美希や、それに、プロデューサーさんがみんな聞いてる中で、言わされて………
いま、誰がどんなことを伊織に言っても、慰めになんかなるわけがありません。

わたしも、それに壁の向こうにいるみんなも、もちろん早い段階で必死になって耳をふさいでいました。
でもそんなのまるでお構いなしで、耳の中か頭の中に直接、伊織の声が聞こえてくるんです。
……たぶん、プロデューサーさんたちも、わたしと同じ状態にされてるはずでした。

響『さってと、お待たせ!それじゃ今度は、シャイニング・ハルカの番だね』

嬉しそうな声で響ちゃんがそう言いだすのも当然、わかりきっていたことで、わたしは呆然とただ聞いていました。

響『たしか春香も、伊織がお尻でいっぱいエッチしてるとき一緒にいたんだよね?』

春香「うん、わたしたち、二人いっしょに戦闘員さんたちに捕まっちゃったから………」

春香(あ、ぁ、そんな……やだっ、さっきと同じ……!響ちゃん、どうせ知ってるくせにっ!?)

一番はじめにあっさり、とんでもないことを、しかもプロデューサーさんも聞いている前で言わされたことを
今さら思い出してしまいました。そのときと同じで、勝手にしゃべるのが止められません……

響『ふーん、そしたら春香は、そのとき伊織を見てただけだったの?』

春香「ううん、違うよ。あ、最初はそうだったけど、あとから交代して……最後はふたり一緒に、たっぷり輪姦してもらっちゃった」

春香(こ、こんなのって……!伊織も、こんな気持ちだったんだ、ひどい、ひどすぎるっ、こんなの嫌あぁぁ!?)

どんな目に遭わされてしまうのか、さっきまで伊織を見ていて知っていた分、まだわたしは伊織より恵まれてました。
でも、だからといって、心がぼろぼろに痛めつけられるのがなくなるわけじゃありません。
涙があとから流れてきて、それなのに喋るのはスムーズで、涙声にすら、ならないままです。

響『伊織はお尻専門だったらしいけど、春香は違ったんだっけ』

春香「そうそう。わたしの方がマジシャンとして先輩だから、ちゃんとお○んこも使ってもらったの」

響『へえー、なるほどね。春香も伊織と同じで気持ちよかった?』

春香「とっても!前でも後ろでもおち○ちんずぽずぽされて、最後に精液どぷどぷって中出しされちゃうの、すっごいんだよ」

春香(やだぁっ、やだやだ、やだあぁああっっ!!そんなの思ってないっ、そんなこと、わたし……!!)

響ちゃんはぽんぽんと質問を続けてきて、わたしの舌やのどがそのたびに勝手に言葉を吐き出しました。
意識なんかしたくないのに、そのときの記憶がいやでも戻ってきて、ますます絶望的な気分に落とされてしまいます……

響『じゃあ春香も、伊織といっしょで……あ、春香はお尻だけじゃないか、とにかくそのときに処女捨てちゃったのかー』

春香「実は、それも違うの。わたしのはじめてはスライムさんだったから♥」

春香(………えっ!?)

そこで、本当に記憶にないことをわたしの口が話し始めて、頭がフリーズしたみたいになりました。

春香(す、スライム……?スライムってなに!?わたし一体、なにしゃべってるの!?)

響『んーと……つまり、春香の初エッチの相手は人ですらなかったってこと?』

春香「そう!わたし、まず捕まえられて、身体じゅう、媚薬粘液でどろどろにされて、エッチにされちゃって………♥」

細かく聞きだそうとしてくる響ちゃんに応えて、わたしの声がどんどん勝手に説明を続けます。
そんなの、知らない、記憶にない……はず、なのに、身体が熱くてうずく感じが、ひどくなってる気が、しちゃう…

春香「敗北マジシャン専用スライム粘液お○んぽで、お尻もお○んこもいっぱい、いっぱいレイプされたの♥♥♥」

春香「媚薬粘液びゅーびゅーって、あふれるくらい、注がれて、ぇ♥♥きもちよすぎて、何回イかされちゃったかもう、覚えてないや…♥」

響『あ、あはは…自分が聞きもしないうちからたくさん話してくれて、ありがと、シャイニング・ハルカ』

春香(いやああぁ!?覚えてない、わたし、知らないよぉっ!そんなのが初めてだったなんて、………そんな、ほんと、に…!?)

自分の声がしゃべっていることなのに、何を言っているのかまったくわかりません。
さっきユニゾンがうまくいかなかったのも、この前失敗して伊織と一緒にさんざんエッチなことをしちゃったのも、
それに今、身体がさっきまでよりずっと熱くなってしまってるのも、全部、今言ってたことのせい、なの………!?
286  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/11/02(水) 19:52:29.41 ID:sZYPGyBa0
考えがまるでまとまらないわたしに、響ちゃんがまた質問を投げかけてきます。

響『それじゃ最後に、春香。次また犯されるとしたら、相手は戦闘員とスライムどっちがいい?あ、両方、っていうのはダメだからね』

春香(き、決まってるっ、どっちも、両方とも絶対にいやぁあぁ!!そんなの、選べるわけないよぉっ!!)

心の中で上げるわたしの絶叫は、ひとことだって、音になってくれませんでした。

…………いえ、ほんの一部分だけは、だけど、わたしの思ってるのと正反対の形で、それは音になって出て行きました。

春香「えーっ、むずかしいなぁ、選べないよ、そんなの……でも、あえてどっちかだけなら、やっぱりスライムさん…かな♥」

響『ん、ありがと、参考になるぞ。春香は伊織よりもっと素直なぶん、質問する自分としても楽だったさー!』

春香(…………… みんなにも………それに、プロデューサーさんにも全部、聞かれちゃって………あぁ、あ……)

響ちゃんがこれで質問は終わりみたいなことを言っていたけど、わたしはもう、立ち上がることもできませんでした。




地獄のような時間が、表面的には、終わった。
でも本当の意味での地獄は、おそらくこれから先で、しかもいつまで続くか見当もつかない。

P(……………っっ)

春香も、伊織も、肉体的には一切ダメージを受けていなかった。外傷なんかも、全くない。
それに今までの一発でクリアできた部屋ほどではないが、時間だってそう長いこと経過してはいない。

しかし、二人の受けた影響の深刻さは明らかだった。
春香も伊織も一言もしゃべらず、目を誰とも合わせようとも……そもそも、顔を上げもしない。
そして迎え入れたこっちのみんなも、誰も声がかけられない。

うっかり春香に、伊織に喋りかけたら「何を言わせてしまうかわからない」という不安を、おそらく俺含め全員が感じていた。
それに二人とも、こっちの全員がさっきまでのあれを全て聞いてしまっていることに
ほぼ間違いなく気づかされているはずで、下手になにか声をかけてもむしろ、傷つけてしまうだけだ。

響『あ、ひょっとしてみんな警戒してる?もう大丈夫!あのガスは即効性な分、効果はもう切れてるはずだよー』

いやにタイミングよく響の声がそんなことを言うが、とても信用できない。

P(そもそも今回の部屋の条件だって、実際とは真逆だったんじゃないか……!?くそっ、くそ、すまん、伊織、春香……)

響『しょうがないなー、じゃあ自分が証明してあげるぞ。春香ー、それに伊織……まだ「素直」なまま?』

その問いに、誰一人として答える声を上げず、皮肉な形で「総帥」の言葉の正しさが証明された。

------------

トラップ判定結果(再掲)

春香+伊織・攻撃力95+コンマ07(反転)>目標値:100以下

→クリア失敗

※春香の【媚薬中毒(中度)】発症により、合計攻撃力が135→95に補正されています




第5チェックポイント:クリア失敗

残りターン数が2減少しました。 19→17
春香の耐久力が5減少しました。 【45 45 45 51】→【45 45 45 46】
伊織の耐久力が5減少しました。 【90 30 45 25】→【90 30 45 20】

※春香と伊織は次回チャレンジの際、判定時の能力値に対して-10%の補正(強制・確率判定なし、端数切り上げ)を受けます。
 耐久力は変化しません。

その際、複数名でのチャレンジかつユニゾンを使用していた場合、合算能力値が-10%の補正を受けます。
この効果は、春香と伊織が同時にチャレンジを行い、かつユニゾンする場合、重複します(0.9*0.9で元能力値比-19%の補正)。

今回で6名全員が1巡目のチャレンジを完了したため、
次回より、またマジシャン6名の中から誰でも選択できるようになります。
294  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/03(木) 13:06:32.18 ID:Q/xzeKB30
………………
…………
……

お姫ちんはじっとイスにすわって、なんかの本を読んでる。

銀色ですっごい長くてふわふわもふもふの髪とか、濃い赤のラインの入ったカチューシャとか。
下向いててもばっちり揃って見えてるきれーなまつ毛とか、なんかもう、同じ日本人とは思えない美人さんな顔、とか。
どこからどう見ても、最近見かけてなかった、亜美の知ってるお姫ちんだ。

だけど、ちがう、確かにお姫ちんはフシギなかんじだし、なに考えてるのかよくわかんないのもいつものことだった。
でも今そこにいるお姫ちんはそういうんじゃなくて、暗くてどろどろしてて、
目をちょっとでも離しちゃったらソクぐわーっておそいかかってきそうで、…………ただ、こわい。

亜美(はるるん、千早おねーちゃんっ、ゆきぴょん…ミキミキ、いおりん、にーちゃん、……真美、助けて………!!)

座ってる椅子の上で、頭をぎゅーっと抱え込んで、みんなの名前を必死に呼ぶ。
ここに来てから何回おんなじことを考えたかわかんなかった。

それを言うならだいたい、いつどうやってここに来たのかが、どれだけ考えてもわかんない。

ほんとうに一瞬だった。真美が部屋を出て行くのを見送って、
そのすぐあとに、ちょっとだけメマイがしたよーな気がして、そしたら目の前に、ひびきんがにこにこしながら立ってて。

そんでそれからやよいっちと………律っちゃんと、あずさお姉ちゃんにも、会わされた。
みんなにこにこしてて、顔はそっくりだったけど、でも違う。へんてこな黒いマジシャンのニセモノみたいな服着てて、
三人とも………いや、いまこの部屋にいるお姫ちんも、目がカラコン入れたみたいに真っ黒になってた。
どこ見てるのか、なに考えてるのか、ぜんぜんわかんない。

亜美(………でも、そうだ。お姫ちん、すっごい集中してる。今なら、ひょっとして!?)

部屋の入り口のドアは見たかんじ普通のドアで、カギさえかかってなければすぐ開けられそう。
お姫ちん、力は強いけど、亜美や真美の逃げ足についてこれたことないし、………思いっきりダッシュすれば、イケる!?

亜美「………っっ!!」

迷ってるよりやってみたほうがいい。
お姫ちんがページをめくった瞬間をねらって亜美は一気に部屋をつっきって、ドアにとびついた。

貴音「!」

ようやく足音に気が付いてお姫ちんが顔を上げる。でも亜美のが速いっ!!
ちょーラッキー、ドアにカギはかかってなかった。外がどうなってるのかわかんないけど、まずは出ちゃえば――

貴音「おや、さすが亜美は素早いですね。ふふっ、いつの間に椅子へ戻ってきたのですか?」

亜美(………えっ!?)

ドアから一歩踏み出した瞬間、亜美の目の前には、イスにすわったお姫ちんがいた。
それどころか、走るかまえで動いてたはずの亜美も、さっきと同じイスの上にすわってた。

亜美(ま、まだ、イスのすわるとこが、あったかい………)

意味がわかんない。なんで、なんでドアから出たら亜美、イスに座ってるの!?

貴音「はて……これも何かの『げえむ』でしょうか。わたくし、不慣れではありますが、よろしければお相手しましょう」

お姫ちんが……お姫ちんモドキが、にっこり笑って、そう言った。

貴音「ですので、もうしばらく、いい子で待っていてくださいね、亜美。あと少しの辛抱ですから」
295  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/03(木) 13:09:46.97 ID:Q/xzeKB30
………………
…………
……

律子「どうですか、総帥殿。そちらの進み具合は」

響『んーと、今まで5戦2勝って感じ!なかなか頑張ってるよ、マジシャンのみんな』

律子「敵を褒めている場合ですか。まったくもう………」

会見の準備を一通りすべて片付け、ブラックジャンボ幹部の律子は響との交信を行っていた。

やよい「……はわ、っ! あ、いけない、わたし、また……ふぁ…………」

あずさ「大丈夫ですよ、やよいさ……やよいちゃん。今、とくにすることありませんから、ゆっくりしててください♪」

彼女のそばでは、深夜にさしかかって舟をこぎ始めているやよいを、あずさが優しく抱えてあやしている。

律子「それにしても本当にいいんですか?ルール説明なんて雑事、総帥自ら行わずとも、私や戦闘員にでもお任せくだされば……」

響『いーのいーの、自分が好きでやってることだし。それにここで生で見る方が楽しいんだもん』

律子「そう仰るのならもちろん、無理にとは言いませんが……」

響『それより律子、またカタっ苦しい感じになってるさー。もっとフランクにいこうよー』

現場指揮に新型装備開発にと手広く有能な眼鏡姿の幹部が、うっ、と珍しく、言葉に詰まる。
どれだけ口をすっぱくして徹底を図っても、特に後発幹部の律子やあずさ、貴音が、総帥たる自身に対して
敬語や様付けの敬称を用いるのをなかなかやめないことは、目下響の数少ない悩みの種であった。

響『あ、それと、亜美の様子どう?』

律子「そちらは貴音が警護兼見張りについています。何度か脱走は企てているみたいですけど、無駄ですね」

響『そーか、それなら問題ないね!じゃあそっちの準備はまかせたぞ!』

律子「総帥殿……マジシャンたちは、時間どおりに間に合いそうですか?」

通信を終えようとする響に、律子が静かな声で尋ねる。

響『うーん、今のペースだったら、案外クリアできちゃうかもなー!まあ、「今のペースだったら」だけどね…♪』

ひっそりと響が声だけで笑い、それを聞いた律子も口だけを嗤いの形に歪ませた。
296  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/03(木) 13:23:37.36 ID:Q/xzeKB30
★★★

誰も何も言わないうちに、千早が春香に、美希が伊織に肩を貸し、雪歩・真美と俺がその前に立つ、
という急ごしらえの隊列のようなものができあがっていた。
春香も伊織も、目は真っ赤なままだし、ときおり小さく鼻をすする音を立てていたが、
その瞳はまだ力を失っておらず、あれほどの辱めを受けても、心は折れてしまってはいないようだった。

P(………俺の選択が、みんなに直接、影響するんだ。よーく考えろ、俺、響にのせられるな……!)

気が付けば真夜中になっている。
最初に突入してから、そろそろ3時間は過ぎていた。
ほんとうなら眠くて仕方がないはずの時間だが、6人は誰一人そんな様子を見せていないし、
その気合を分けてもらえているのか、俺も同様にほとんど疲れや眠気を感じない。

押し黙って進む俺たちの目の前に、次のボードが現れた。





ちょっとお休み?第6チェックポイント!

入室可能枠:0名~最大3名まで

ヒント:
「いろいろあったけどまずは一山超えたね、えらいぞ。次の部屋は、自分からのサービスの休憩室!
 特に、疲れた子は、ここでゆっくりして回復してくといいよ。ちょっと狭いけどね!」





P(あからさますぎる………!)

見た瞬間に全身に力が入り、奥歯をぎりぎりと噛みしめてしまう。
普通に考えれば、罠だ。それこそ、突入してきた正義の味方を回復させる悪の組織がどこにいる?
……ただ、だからこそ、という可能性も否定しきれない。
問題なくチェックポイントをクリアした美希と雪歩は大丈夫としても、あとの4人は少なからず消耗している。
しかし、もしこれが罠だったら、最大3人もいっぺんに悪影響を受けてしまうことになる。
さっきあれほど決意したばかりなのに、さっそく俺は堂々巡りに陥ってしまっていた。




↓2 今回の挑戦者

枠は最大3名のため、最大3名までの名前を1レスの中で指定してください。
また、今回は入室0名という選択も可能です。「誰も入室しない」「0名」などの形で指定してください。

2名以上が入室する場合、ユニゾンを使用する/使用しないの選択も同時に指定してください。
298 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/03(木) 13:26:39.84 ID:tMrYB+88O
春香 千早 伊織
300 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/03(木) 13:30:00.12 ID:tMrYB+88O
すみません。ユニゾンする
301  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/03(木) 13:38:22.45 ID:Q/xzeKB30
P「……みんな、今回のヒントはどう思う?」

美希「決まってる。罠なの」

俺が言い終わるか言い終わらないかのうちに、美希が吐き捨てるように言った。
確かに、常識的に考えれば間違いなく美希の言うとおりで、俺としてもほぼ決心が固まる。

春香「………わたしは、入ってみてもいい、と思います」

美希「は!?」

春香がぽつぽつと言葉を選びながらつぶやき、美希が大声を上げて目をむいた。
そして伊織が、ゆっくりと春香のあとに言葉を続ける。

伊織「あのアホ総帥、妙なところでフェアなのよ。このイベント自体、そうでしょ」

P「まあ……そこは、確かにそうだが………」

響がほんとうにシャインマジシャンを壊滅させるつもりなのであれば、
記者会見や本家エロゲーの追加シナリオがどうのなどという回りくどい工作などせず、
本人が力押しで襲撃してくれば一番話が早いのは間違いない。
それに本人いわくの「はないちもんめ」にしても似たようなものだった。

千早「私たちは、手段を選んでいられるほど余裕がありません。利用できるものは、たとえ敵でも………」

どうやら千早も、春香や伊織と同じ意見のようだった。

P(………直接被害を受けている春香や千早、伊織のほうが、響を信用する、と言い出すなんてな…)

P「…よし。ここはヒントを信じよう。春香、千早、それに伊織、遠慮なく回復させてもらってこい」

美希「ちょ、ちょっと!ハニー、本気で言ってるの!?」

美希があわてたように言うが、俺の心は決まっていた。

P「ただ三人とも……念のため、ユニゾンはしておくことにしよう。万一があるからな」

伊織「まあ、それくらいは当然の備えよね」

春香「今度こそは失敗しないようにしないと………」

千早「わかりました、プロデューサー。それでは……」

納得しかねている顔の美希と、不安げな雪歩、同じくびくびくしている真美の前で、
春香たち三人がユニゾンソウルのための精神集中を始めた。
302  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/03(木) 13:57:55.22 ID:Q/xzeKB30
千早「…………」 
 
私の眼前に、温泉を出たあたりにありそうな、いやにレトロな風景が広がっていた。 
少しくたびれて見える革張りのマッサージチェアが3台並び、ぼんやり光る自動販売機や 
稼働しているかどうかよくわからないゲーム機などが、その周囲に少し離れてぽつぽつと置かれている。 
あとは卓球台でもあれば、完全に温泉旅館の一室になりそうだった。 
 
響『あーよかった、せっかく用意したのに使ってもらえないかと思ったぞー』 
 
また「総帥」の声が降ってきた。 
信用を損ねるような真似をするほうが悪い、と言ってやりたかったが、そこはこらえる。 
 
伊織「……で?まさか、このこ汚いマッサージチェアでゆっくりしろとか言うわけ?」 
 
響『こ…っ、こぎたないって、ひどいな!?それ見た目はともかく、中身はすっごいんだぞ!』 
 
響『ちゃんと自分が調整した、座ってるだけでも体力や魔力を効率よく回復させるすごいマッサージチェアなんだからね!』 
 
水瀬さんがあきれたように言った言葉に「総帥」が憤慨してみせた。 
しかし、その説明までが本当なのだとしたら、ここは実際に回復を図れるポイントであるらしい。 
 
響『それから、信用して入って来てくれた三人に免じて、ここのチャレンジ権は消費しないようにしとくぞ。じゃ、座って座って!』 
 
……驚いた。回復のためであってもチャレンジはチャレンジ一回分として扱われるのかと思ったら、 
回復して次以降で即参戦することも認めてもらえるようだ。 
 
つまりそれは、私たち相手ならそれで十分と舐められているか、 
次以降の罠がそれでも足りないくらいに凶悪化しているか、……あるいは、その両方である可能性も否定できない。 
 
でも、わからないことを今から考えていても仕方がなかった。 
とりあえず回復させてくれるというのであれば、座らなければ始まらない。 
春香も水瀬さんも、それから私も、誰が言うともなくチェアに近づいて、そっと腰を下ろす。 
 
がちゃん、という金属音がして、私たち三人の手首と足首、それに首元に鉄の枷がはめられた。 
 
千早「な、っ!?」 
 
伊織「ひっ…!あんた……また騙したのね!?」 
 
響『ちーがうって。ちゃんと回復はさせてあげる。でも、タダで、とは言ってないよ、って話』 
 
春香「そ、そんな!」 
 
この身動きのとれない状態で何をされてしまうのか、いやでも想像が悪い方に働いてしまったのだろう、 
水瀬さんと春香の顔色が悪くなる。おそらくは私も同じようなことになっている。 
 
響『お代は時間さー。ちゃんと「ゆっくりして」って書いてたでしょ?1人につき1ターン分、ちょうだいしまーす』 
 
響『でも、本来30分じゃそんなに回復できないからね。悪い条件じゃないと思うよ?』 
 
………結果的に、彼女はうそは言っていないのだろうし、回復させてくれるだけ破格ではあるのだろう。 
だけど、そうは言っても、わたしたちはどうしても納得できないまま、ただマッサージチェアに座らされ続けていた。 
 
 
 
 
第6チェックポイント:クリア成功 
 
残りターン数が3減少しました。 17→14 
 
春香の耐久力が5回復しました。 【45 45 45 46】→【45 45 45 51】 
千早の耐久力が5回復しました。 【42 30 75 30】→【42 30 75 35】 
伊織の耐久力が5回復しました。 【90 30 45 20】→【90 30 45 25】 
 
※響の説明通り、今回の行動はチャレンジとして扱われません。 
305  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/03(木) 14:20:43.94 ID:Q/xzeKB30
響『ああ、ちょうどいい機会だから、耐久力についての追加ルール、説明しとくね』

春香たち三人が旅館風の部屋から出てきたところで、響の声がまた聞こえてきた。

マッサージチェアとやらの効能説明に嘘はなかったようで、春香も千早も、それに伊織も
部屋に入る前にくらべてずいぶんと血色がよくなったように見える。
さらに精神的にも、少しは癒されているように思えた。少なくとも、そう信じたかった。

雪歩「追加ルール…?」

響『そう。これからはほとんど回復できるチャンスなんてないから、その救済措置みたいなの!』

確かに、連戦のあいだ、みんな身体や精神をしっかり休ませる機会はまず得られない。
今までのトラップも精神や肉体に被害を少なからずもたらすものだったが、
これがこの先、もっと酷いものになっていく可能性は、考えたくはないが、いくらでもある。

響『回復は無理でも、耐久力が余ってる子から足りない子に移せるようにしといたぞ』

余裕のある子からほかの子に耐久力を分け与えられる、ということらしい。
それならば多少の無理は効かせられるようになるかもしれなかった。

響『ただ、注意点がいくつかあるから、それもボードにしといたの。…よいしょ、っと!』

いきなり俺たちの少し前に、チェックポイントのヒントと同様のボードが出てきて面食らう。
魔法というのがここまで何でもありだとは思わなかった。




スペシャルヒント:
「耐久力がなくてすぐ倒れちゃいそうな子でもだいじょうぶ!余裕のある子が助けてあげよう!」

・耐久力を5ずつの単位(最少5から)で、マジシャンの間で受け渡すことができるぞ!

・これで回復できるのは、各マジシャンの耐久力上限まで!あふれた分は消滅しちゃうからね!
 (※春香51 千早35 雪歩40 美希30 真美40 伊織25)

・渡す方は自分の残りを全部あげてもいいけど、当然それやったら即リタイア!

・これができるタイミングは、各部屋の挑戦者決定前まで。判定結果を見てからあわてて助ける、ってのはナシ!

・そしてこれが大事なんだけど、1回耐久力をあげるかもらうかしたマジシャンは
 そのときのチャレンジのローテーションが終わるまで、もうあげることももらうこともできなくなっちゃうぞ!




P(……最後のルールがなかったら、だいぶ楽なんだがな。そう甘い話はないか)

響の声を聞いた段階では、最初にチャレンジに挑む子にみんなの体力を分け与え、
無事にクリアしたら今度は次の子に……とやって、後は繰り返していけば安全なのではないかと思った。
しかし、さすがにそこは対策されているようだ。

とはいえ、チャレンジを先に済ませた子が、これからチャレンジする子に保険として耐久力を分け与える、
というのは依然として有効な手段のように思える。使いどころはよく考えなくてはいけない。

響『1回やったらしばらくダメだけど、回数自体に制限はないから、なんだったら、次から即使ってもらっていいからね!』

俺が考え込んでいる間も説明を続けていた響が、最後にそう付け足した。
306  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/03(木) 14:29:49.79 ID:Q/xzeKB30
春香「………あ」

魔法のマッサージチェアのおかげで、少なくとも、身体はずいぶん軽くなってました。
………精神的にはちょっと、全開!というわけにはいかないけど…………でもいまは、泣き言を言ってる場合じゃありません。

そして歩みを進めているわたしたちの前に、つぎのチェックポイントらしき扉が見えてきました。




ヒント:
「ここから2巡目だぞ。キケン度がぐっと上がってるから、1人を生贄にして様子見するのがいいかもね。
 それで、今回のポイントは……案外、防御力が低い子の方が有利だったりして?!」

入室可能枠:1名~最大3名まで




春香(同時に入れるのが、3人まで……?今までは、多くて2人だったのに……)

ほかと変わらないはずなのに、2巡目、という文字が、やけに大きく見える気がしました。
入れる人数の条件が変わってるのもそうだし、なによりわざわざ「キケン度がぐっと上がってる」なんて書かれてて、
響ちゃんのにやにやした笑い顔でこっちをじっと見られてるような不気味な感じがします。

春香(条件もどうなんだろう、ウソ、ホント、どっち………? ああっ、こういう駆け引きみたいなの、苦手……!)





↓2 今回の挑戦者

枠は最大3名のため、最大3名までの名前を1レスの中で指定してください。
2名以上が入室する場合、ユニゾンを使用する/使用しないの選択も同時に指定してください。

また、耐久力の受け渡しを行う場合は、「誰から誰へ」「数値はいくつ」なのかも、同時に指定してください。
308 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/03(木) 14:33:54.31 ID:6OFOx70yO
千早 美希 伊織 ユニゾンする。
309  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/03(木) 14:59:31.86 ID:Q/xzeKB30
真美「防御力の低い子………ってことは、数字だけで、すなおに考えたら……」

伊織「わたしね。ちょうどいいわ、生贄とやらになる気はないけど、わたしが一人で――」

美希「待って!でこちゃんの攻撃力は後にとっといたほうがいいの、ここはミキが!」

今まで以上に枠が増えたこともあって、人選が困難を極めていた。
特に、雪辱に燃えてひとりで先陣を切ってくる、と主張する伊織と、
はっきりそうとは言わないが、その伊織を気遣って、自分が行くと言って聞かない美希が対立し、
このままだといつまで経っても決まりそうにない。

P「…よし、じゃあ、伊織と美希、一緒に行って来い」

俺の言葉に伊織は軽くうなずき、そして美希は一瞬不満げな顔をしたが、すぐに表情を切り替える。

千早「待ってください、プロデューサー。それなら私も同行します」

そこで千早が急に割り込んできた。
美希と伊織だけで十分そうなものだが、よりによって千早が、なぜそれを言うのだろう?

千早「1名で来い、というのは、確かにいかにも罠に見えます。ですが、それに反するなら、最大限の3名で行くべきでは?」

その主張には確かに一理ある。日和って2人と中途半端にするよりいいかもしれない。
ただ、その裏に、「今の2人だけだと周りが見えなくなるかもしれません。私がブレーキになります」
とアイコンタクトでひそかに伝えてくる千早の意図も感じられ、3人に任せようという俺の決断の後押しになる。

伊織「……いいかもね。防御の低い方からいえば、わたしたちでスリートップだし」

美希「でもその分スピードはあるし、攻撃力ならぶっちぎりなの!行こう、千早さん、でこちゃんっ」

千早の思惑に気づいているのかいないのか、伊織と美希もようやく納得したようにうなずく。
そして三人は声を揃えて叫んだ。

「「「ユニゾンソウル・シンクロナイズ!」」」





美希「うわ……っ、キモい………」

ドアを開けて、なにか考えるより先に、声が出ちゃった。

伊織「なによ、これ………」

千早「………さっきまでとはまるで違う、ということね。気をつけないと………」

でこちゃんはもちろん、千早さんまで、声がうまく出ないカンジになっちゃってる。

今までの、カベがあって、床があって、みたいな、普通の部屋じゃなかった。
上下左右のどこを見ても、一面のピンク色……それも、でこちゃんのイメージカラーとかとぜんっぜん違う、
ずっと見てるとうげーってなっちゃいそうな、そんな色で埋めつくされてる。
……ああ、思い出した、これって、焼いたりしてないお肉の色なの……

もっとひどいのは、そのカベだか床だかわかんない色んなところが、ぐねぐね動いてること。
生きてるっていうよりはただキソクがあって動いてるだけみたいに見えるけど、キモいのはキモい。

美希(敵さんがばーん、ってカンジならいいのに……こんなとこ、早く抜けちゃいたいの………)





トラップ判定を行います。
※>>1のこのレスとぴったり同一のコンマ取得のみファンブル扱い それ以外は反転して合算


防御力:目標値100以下/千早+美希+伊織合算:100→90 ※伊織の能力値低下効果(今回のみ・-10%)の共有による


↓2 千早+美希+伊織の防御力判定用コンマ


また、千早の【媚薬中毒(軽度)】の発症判定を行います。ここのみ反転なしの通常コンマです。
以下のコンマが01~10/31~40/61~70のいずれかに合致した場合、
千早の能力値に20%の補正がかかり、今回の合算防御力が90→72に修正されます。

↓3 中毒発症判定(千早)
311 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/03(木) 15:03:24.21 ID:6OFOx70yO
312 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/03(木) 15:04:01.89 ID:9pnBOtH40
a
315  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/03(木) 15:38:26.28 ID:Q/xzeKB30
※おわび

>>306でヒントの上部分に「新たな出発の第7チェックポイント!」表記が抜けていました、大変申し訳ありません。
単なるミスであり、さっきのはチェックポイントじゃなかったんだぞ!とかそういうことではありませんので、ご了承ください。

-------------

春香「うわ……気持ちわるい部屋…………」

真美「ハデハデすぎるYo!こんなんずーっと見てたら、目ぇめっちゃ悪くなっちゃいそー………」

雪歩「それに、なんかいろいろ、動いてて……まるで、部屋が生きてるみたい…」

三人で油断なく警戒しながら進んでいく千早たちの背中を見送りつつ、俺といっしょに残っている三人がつぶやく。

今までの無機質な、一般的な建物とあまり変わらなかった部屋との様変わり具合が、確かにすさまじかった。
視界一面が毒々しい肉色で、床に当たる部分にも、それから壁や天井部も隆起したこぶのようなものがあちこちにあり、
さらには色んなところから糸をひいて、正体のわからない無色の液体がしたたり落ちてすらいる。
よく見たらこぶだけでなく、細かく分かれた枝だか毛だかのようなものが、しかも俺が見ている前で生えてきたりと、

P(………そうだ、雪歩の言う通り、生き物みたいなんだ。いったいどうなってる…!?)

今のところ、三人は何かに襲われるでもなく、いちおう順調に進んではいる。
だが、見た目が気持ち悪いだけで、通り過ぎればそれでクリア、というような甘いものとは思えない。

P(まだきっと、何かあるはずだ、………ん?)

そのとき、少し遠ざかっている三人のうち、右側にいる美希、そのすぐ後ろの壁の上の方から、またさっきの毛みたいなものが生えた。
それはそのままふらふらと揺れている……かと思ったのもつかの間、そのまま伸び続け、壁からずぽんと抜け出る。

P(っっっ!?)

それだけでなく、毛がわさわさと分かれて広がり、モップの先端部分だけが自律して移動しているような見かけになっていく。
そいつは分かれた毛を毛虫のように動かして壁面をじわじわと這い回り始めた。

P「っ!?美希!それに千早も伊織も気をつけろ、後ろになにかいるぞ!!!」

今回も透明な壁は俺たちの前で健在だった。
咄嗟に俺は壁に走り寄って、拳を叩きつけて叫び、三人の注意を引こうとする。

俺の見ている前で同じようなものが次々と生えはじめていた。
それが目に入ったようで、春香も雪歩も真美も、同じように壁に駆け寄ってくる。

春香「千早ちゃんっ!後ろ、上のとこに変なのがいるっ!!」

雪歩「美希ちゃん、美希ちゃん、気づいて!聞こえないの!?敵っ、うしろ、敵ですぅぅっ!!」

真美「い、いおりんっ、こっち見てってばあぁ!?ああもう見なくてもいいから逃げてっ、早くぅぅぅ!!」

響『こらこら、あんまりバリアを叩かなーい!それに言ったでしょ、「挑戦者以外の子は手出し無用」だぞー』

俺たちが必死になり、喉が枯れそうなほど叫んでいるのをたっぷり見たあとで、響が笑ってそう言った。




いきなり背中に、べちゃ、っとなにか落ちてきた感触がして、わたしたち三人はいっぺんに悲鳴をあげた。

伊織「ひぃぃっ、な、何っ!?」

千早「く……っ!?」

急いで首を思いっきり曲げて、肩越しに、必死になって背中側を確認する。
ついでに手も後ろ手にまわして、届く範囲をなでまわし、そこに何もくっついていないことを確かめた。

確かになにもくっついていない。見えないし、手にも触れない。
なのに、まだ、そこに何かがいる感触が離れな――

美希「い、いやっ、なにっ、いやあぁあ!背中、ミキの背中になにかいるぅっ!?」

はっとしたわたしと千早が振り返った先で、美希が狂ったように手を振り回していた。
ちょうどこっちを向いているので、背中になにがいるのかわからない。
そう思った瞬間に美希がくるっと身体の向きを変えて、その背中にいるものがわたしたちに見えた。

伊織(う、わっ……え、毛虫……!?い、いや、生き物なの!?)

壁や天井で見慣れた……見慣れてしまった、肉色の、毛がたくさん生えたブラシみたいなやつが、
美希の背中にへばりついていた。どう考えても、わたしたちにとってプラスになりそうな存在には見えない。
317  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/03(木) 15:46:30.54 ID:Q/xzeKB30
伊織「落ち着いてっ、美希!すぐにそれ、ひっぺがして……っきゃあぁああっっ!?」

背中に、またなにか落ちてくる感触があった。今度ははっきりとした重みと衝撃が伝わってきて、
それがユニゾンで共有させられた感覚ではないことを伝えてくる。

伊織(い、今のやつが、今度はわたしにも!?)

千早「美希、水瀬さ………あっ、くぅうっ!?」

そして千早が苦悶の声をあげ、わたしの――おそらくは美希も――背中を、なにか落ちてきた感覚が三度襲う。
三人が三人とも、背中になにかへばりついてしまっている…!




緊急脱出判定を行います。

もう一度、今度は各人の防御力をベースにした判定を行います。
(千早:防御力30 美希:防御力40 伊織:防御力30)

目標値は80以下です。

反転コンマを用います。
今回のファンブル数値は86であり、出た時点で判定失敗となるため考慮しません。



判定用コンマ

↓2 千早
↓3 美希
↓4 伊織
319 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/03(木) 15:48:06.02 ID:/JjxOW3qO
320 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/03(木) 15:48:20.55 ID:v/gejfWNO
321 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/03(木) 15:50:18.96 ID:Ip2vDsPoO
さあ、盛り上がって参りました。
322  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/03(木) 15:57:33.10 ID:Q/xzeKB30
トラップ判定結果

千早+美希+伊織・防御力90+コンマ12(反転)>目標値:100以下

→クリア失敗

※前回チャレンジ失敗時の伊織の能力値低下により、合計防御力が100→90に補正されています
※千早の【媚薬粘液(軽度)】は今回は発症していません




緊急脱出判定結果

千早 防御力30+コンマ20(反転)<目標値:80以下 成功!
美希 防御力40+コンマ55(反転)>目標値:80以下 失敗
伊織 防御力30+コンマ69(反転)>目標値:80以下 失敗








正直こうなるとは思わなかった(小声)
反転12見たときは、おお切り抜けられるか!?すげえ!と思ったんですけど
よく考えたら30%って意外と引けないんですよね……

おまちかねのやつですのでちょっと間が空きます。

理想を言えば17時前後に安価再開したいとは思っておりますが、難しいかもわかりません。
どのみち次の安価いけそうな感じになり次第、いつごろからと告知します。
どんなに遅くとも19時くらいには(理想は高く)
329  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/11/03(木) 18:57:54.51 ID:Q/xzeKB30
背中から、じゅうぅっ、と、なにかが溶けるような音がした。

千早(……っ、これは!?)

私だけじゃない。水瀬さんや美希がいるあたりからも、似たような音が聞こえてくる。

千早(身体……いや、衣装を、溶かされる!?まずい!)

美希の背中が見えたのは一瞬だったけれど、そこに貼りつく異様なシルエットが目に焼き付いていた。
びっしり毛のようなものを生やした、掃除用具のモップに似ていなくもない、生きているのかどうかもわからないなにか。
しかも美希の背中をほぼ覆い尽くしていたから、大きさとしてもかなりのものだ。

それがいま、死角から私たちの背中に飛びついてきて、妙な音を立ててなにかしようとしている。

千早(自分で背中をどうこうするのは、もう、たぶん間に合わない……なら、二人のどちらかだけでも!)

ただでさえユニゾンソウル時の不安材料を抱えている上に、私にあるのはせいぜいスピードだけだ。
三人とも危険なのであれば、みんなの中でもずば抜けた攻撃力を誇る水瀬さんや
総合力では最強の美希のほうが優先されて当然だと瞬時に判断し、私は二人のそばへ急いで駆け寄ろうとした。

その途端、ぱちん!と軽い音が響いて、私の衣装のあちこちがはじけ飛んだ。

千早(な……っ、何、っ!?)

こんなときに新手の攻撃を受けたのかと思い、すぐに数歩バックステップして位置をずらす。
急いであたりを見渡し、魔力の探知も行いつつ索敵するが、それらしい相手は見当たらない。

そのとき、ふと自分の背中が軽くなっていることに気づいた。
厳密に言えば、美希と水瀬さんの感覚がユニゾンを通じて伝わってはくるものの、
物理的に接触している感じや、さっき聞こえた溶けるような音が聞こえてこない。

千早(………!?)

瞬間、困惑するが、すぐにそれどころではないのを思い出した。
改めて私は水瀬さんと美希のところへ走る。

千早「え……!?」

そしてまた私は困惑させられることになった。
やはりあの、なにか溶かすような音が聞こえなくなっている。
それに加えて、美希の背中にも水瀬さんの背中にも、特になにもとりついてはいない。

美希「こ、これ、取ってぇ!取っ………あ、あれっ?」

伊織「………き、消えた、の?」

美希「って…千早さんっ!どうしたのそのカッコ、だいじょうぶ!?」

美希に言われて、改めて自分の恰好を見下ろしてみる。
スカートの裾が裂けていたり、ブーツに穴が開いていたり、胸元が少し乱れて、のぞいていたりと……
確かに、お世辞にもまともな格好とはいえない状態になってしまっている。

千早「原因はよくわからないのだけど、急に、こうなってしまって……ダメージはないわ、大丈夫」

伊織「…さっき降ってきたやつも結局、よくわからないわね。何だったのかしら?」

私の衣装が破損したのも、二人にくっついていた毛虫?がいきなり消えたのも、
そもそもあの毛虫がなんなのかも全てわからない。

千早(済んだことはとりあえず、忘れましょう。まずは三人とも無事だったことを喜んで、進まないと)

そう言おうとした私の目の前で、いきなり美希と水瀬さんがびくんと身体を跳ねさせた。
驚いた私もつい、同じように、身体が跳ねてしまう。

千早「きゃあっ…!?どうしたの、水瀬さん、美希。何かあった?」

伊織「え、えっと………なに、今の…………美希、もしかして、あんたも?」

美希「でこちゃん、も…?ミキの気のせいじゃない、の?」

………身体のどこかを、急に触れられたような感じがした。
私のこれはおそらくユニゾンで伝わってきた感触で…つまり、水瀬さんか美希の、どちらかが…?

響『んーと、美希と伊織が「当たり」かー。これは見ものになりそうだなー!』

「総帥」の声がして、それはどういう意味なの?と私が聞く前に、美希と水瀬さんがいきなり叫び始めた。
330  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/11/03(木) 19:09:39.42 ID:Q/xzeKB30
美希「ひっ、いや、やっ!?なにっ、これ、服のなかにぃっ、ひゃああぁんっ!」

ミキが着てるマジシャンの衣装が、もぞもぞって動いてる。
中に何か入ってる、っていうより、衣装そのものが、まるで生きてるみたいに……!

美希(やだっ、気持ちわるい……!ぬるぬるしたのがいっぱいいるうっ!?)

衣装ってイミでは服だけじゃなかった。手につけてるグローブもはいてるブーツもおんなじで、
中からぐちゅぐちゅってヘンな音までするようになっちゃってる。
そ、それに、………これ、下着っ、ブラとかショーツ、まで……!

美希「……ひぃっ!?」

視線を下げてるうちに、思わず悲鳴が出ちゃう。
ミキの履いてるスカートのすそのところから、ちょっとだけなにかが見えてた。
部屋のカベとかといっしょの気持ちわるいピンク色で、細くて、ぐにゃぐにゃってうねるみたいに動いてて……

美希(あ、ぁ……これ、いつも見かけるキモいのと………やよい連れてったあれから生えてるのに、そっくり……!)

女の子を、女の人を捕まえて、巻き付いて、口では言いたくないようなヒドいことをする、うねうねしたやつ。
あれがミキのスカートの裏から生えてるって……どーして!?

そして、すぐにミキはサイアクなことに気づいちゃった。スカートの裏にまでいまのが生えてて、
衣装がさわってるところの肌が全部、ぬるぬるして気持ちわるいってことは、つまり……

美希「やっ、やめてっ、そんなのイヤぁ!ぬるぬるするのイヤなのぉっ!」

ミキの手や足のゆびとか、おなかのまわりとか、肩とか背中とかも、
……もちろんそれだけじゃなくて、おっぱい、とか、お尻とか、女の子の大事なとこまで、
あのうねうねにゅるにゅるしたヤツに、好きカッテに、さわられちゃってる……っ!

美希(ぬ、脱がなきゃ!衣装脱がないと、あれっ、でもマジシャンしてるとき服脱いだことない…、ど、どうやるの!?)

まず、なんとかブーツやグローブだけでも脱ぎたくて、手と足を動かそうとしたら、
それに気づいたみたいに、グローブとブーツの中のにゅるにゅるがいっせいに動き始めた。

美希「ひゃあうっ!?やだっ、指にゅるにゅるしちゃヤ!はな、離してぇ!?」

とっくにもう持てなくなって落っことしたてっぽーが、すっと光になって消えてった。




もしかしたら、わたしの頭の中で鳴ってるんじゃないかと思うくらい、ぬちゅぬちゅという音が四方八方から聞こえていた。
音だけじゃなくて、それに合わせて、何人もの人の手……指で、身体じゅうをいじり回されてるように感じる。

伊織「ふぁんっ……や、やめなさっ、ひぁ!どうなってるのぉっ、これ、え…」

着ている衣装の裏になにかもぐり込んだみたいに、服のあちこちが蠢いていた。
でも、これは、「衣装とは別になにかが入り込んだ」って、いうんじゃなくて………

伊織(い、衣装が……衣装自体が、なにか…変化させられて、っ!)

手だけじゃなくて足の指まで、無数の舌でめちゃくちゃに舐められているみたいだった。
それ以外にも足首から始まって、衣装が覆ってるところは全部……わき腹や背中、
腋、首元、どこもかしこもぬめぬめとした感触で撫で上げられて舐め回される。

衣装の裏に、それからブーツや手袋の中にも、肉色の、動き回る紐のような、芋虫のようなものが
びっしりと生えそろっているみたいだった。全部見て確かめたわけじゃないけど、こんなの、感覚でわかってしまう……!

伊織(それにこれ、し、下着の中にまでっ……早く、早くなんとかしないと、こんなのに…!)

一本一本手で取りのぞく、なんてのは現実的じゃない。いっぺんに、まとめて焼き払う、みたいな………

伊織(……!そうだ、「フラッシング・ブラウ」!!あれなら………)

おそらくわたしだけじゃなくて、美希も同じ状態に陥ってしまってるはずだった。
フラッシング・ブラウなら味方は巻き込まないし、ほぼ無差別に広範囲をなぎ払うから、この状況にぴったり……

伊織「きゃうぅ!?なっ、ちょ、ど、どこ触って……っふあぁぁああ!?」

集中しようとした意識をいっぺんで乱される。
ショーツ全体が、ぎゅっとわたしのお尻をつかんで乱暴に揉むみたいに動いていた。
そ、それに、中、裏に生えてるにゅるにゅるが、……お尻の、穴を、かわるがわる、つっついて、舐めるみたいにぬるんって……

伊織「いやぁあっ、やめ、やめて…ってば、ぁ!お尻っ、きゃんっ、お尻はっ、おしりだけは、だめぇぇえっ!?」
331  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/11/03(木) 19:35:35.24 ID:Q/xzeKB30
響『あーあ。自分、ちゃんと、1人で入ったほうがいいし、防御低い子のほうがいいぞ、って書いといたのに…』

「総帥」が喋りつづける声が、ぼんやりと聞こえていた。

響『防御力に関しては、伊織とちょうど同じくらいのはずだけど……助かってよかったね、シャイニング・チハヤ』

私に話しかけてくるその声が、やけに嬉しそうでたまらないのも、あまり気にならない。

響『さっきの……名前まだ決めてないから、あの子たち、でいいか。魔力の強いエモノを見つけると、その体表に寄生しようとするの』

響『つまりマジシャンだったら服を狙うってこと。で、単に寄生するんじゃなくて、体をそこに同化させちゃうんだ』

説明がまだ続いていた。
さっきのあれが、私たちの背中に飛びついて来たのは、衣装に付着しやすいからだったのだろう。

響『ただそのとき、結構強烈な魔力を放出するみたいでさ。エモノの体表とか服とかが弱いと耐えられなくて、同化失敗して破裂しちゃうんだよね』

響『だから自分、単に、それが原因で衣装がちょっと脱げちゃってセクシーなマジシャン!みたいなの、期待してたんだけど………』

響『まさか、伊織も美希も耐えきれて、衣装に同化されちゃうなんてね。まあ気持ちよさそうだし、いっか?』

美希「や、やだ、やだぁ!!もうやめて、おねがいこれ脱がせてぇ…!ふあっ、ぬるぬる、ヤなのぉ……きゃぁんっ!」

伊織「らめぇっ、お尻、お尻は、おしりゆるひてぇ…ひあぁっ♥こ、こんなの気持ちわるいだけ、気持ちわる、っ、いい、ひぃぃ……」

水瀬さんも、そして美希も、もう立ち上がることができなくなっていた。
二人の持っていたアイテム…水瀬さんのゴーグルと美希の二丁拳銃はとっくに消え失せていて、
ほかに誰も、何もいないのに、二人は不自然に蠢く自身の服に身体を嬲られて悲鳴を上げ続けている。

そして、武器を維持していられなくなった点も、もう立ってすらいられない点でも、私は二人と同じだった。

千早「ひ、ぁあぁっ、こんなぁっ!ちっ違うぅっ、私……私は、着せられてないっ、のに…!」

美希も、水瀬さんも、もちろんユニゾンは解けていないままだ。
でも二人は自分が直接責められていて、お互いにほぼ同じ状況に落とされているせいで、
むしろ相手から伝わってくる感覚にまで気が回っていない。それぐらい、各自が服から受けている責めが強烈ともいえた。

でも、その二人とユニゾンしている、してしまっている私は……

千早(全身…っ、ぐちゅぐちゅ触られて、ぬるぬるにされてるっ……!そ、それに、どうして、お尻ばかりぃっ!?)

私の衣装はどうにもなっていないのに、二人の衣装に同化した生物がぬるぬると動くモノで触れてくる感触が
二人分まとめて一気に私の神経に叩きこまれ、そのすさまじさに足や腰の力が入らなくなってしまう。

響『あ、そうか、ユニゾンしてるんだっけ。防御低い方が、って時点でユニゾンも勧めてないってわかると思ったけど、言葉足りなかったなぁ』

「総帥」が今さら気づいたという調子でうそぶくが、それに怒りを向ける余裕なんて、いまの私にはない。

響『まあせっかく3人で来ちゃった以上は、たっぷり触手服、楽しんで行ってよ♪』

………その言葉を聞いて、なにか、思い出しそうになった気がする。
そう、そうだ、この、ぬるぬるといやらしく触れてくるもの、これは、触手。
私は確か、触手のことをもっとよく知っていて、むしろ、知りたくもないのに知らされていて………

千早「はぐっ!?ひっ、んはぁあぁっっ!」

美希「はひぃぃいっ!そ、そんなトコつまむなんて……だめ、いやぁ、っんんっ!?」

伊織「やぁあぁっ!いきなり乳首なんて、らめぇっ…!」

そのときいきなり、私に生えている、私にしかないモノがいきなり蠢いて悲鳴を上げさせられてしまい、
私の感覚を共有させられた美希も水瀬さんも、同じように叫ぶ。

千早(ぁ、あ、私の、これ……乳首に、触手が寄生して………!二人の服のとは違う、でもこれも、触手、っ…)

ただでさえ混乱しているところに、乳首を実際に舐め、つつき回してくる触手の感覚が、
それに二人の服の裏にびっしりと生え揃い、ぬらぬらと粘液を垂らしてまとわりついてくる触手たちの感触が襲ってきて、
思い出しかけたような気がした記憶が一瞬でどこか遠くへ押し流されていく。

変わりに全身に流れ込んでくるのは、二人のぶんまで全て足しあわされた快感だった。

千早「い、いやぁっ!触手は、触手だけはだめっ、私……私、おかしくされる、狂わされてしまうぅっ!?」

響『なるほど。千早の場合、そのへんのことがあったから無意識に抵抗したのかもしれないなー』

ただ、触手という名前だけが深く心に刻み込まれ、ほとんど根源的な恐怖に突き動かされて、気が付けば叫んでしまっていた。
そのせいで、感心したように呟く「総帥」の言葉はもう、ほとんど聞き取れなかった。
332  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/11/03(木) 19:37:28.38 ID:Q/xzeKB30
ぐちゅぐちゅぐちゅぬちゅちゅ、くちくちくちくちくち………にゅるっ、じゅるっ、ぐちゅちゅちゅ

千早と美希、伊織の三人が倒れこみ、びくびく震えるだけになっても
一見すると出所のわからない粘液質な音は、おさまるどころかむしろ激しくなるばかりだった。

美希「やっやぁあぁっ、やめてぇ、やめへ、ぇ…!ヘンなとこばっかり、きゃうぅ!さわっちゃ、やぁっ!!」

美希の、年齢不相応に豊満な肢体を包むマジシャンのコスチュームが、美希自身を責め嬲る。
その肢体の中でどこが敏感なのかをこれまでの反応で確かめた触手服は、
特に目立つ美希の双丘に狙いを定め、執拗に弄り続けていた。

美希「おっぱい、ばっかり、ひゃぁっ、いじらないでぇ!?い、いやっ、あうぅっ、ひゃひぃ!」

ぴったりと密着した微細な触手の群れは弾力のある乳房をくにくにと押して刺激し、
生え揃った全体をうねらせてあたかも男の手のように揉みほぐし、
そして先端で震えている乳首に何重にも巻き付いて締め上げ、しゅっしゅっと擦って弄ぶ。
そのたびに美希は味わったことのない激悦にのけぞらされ、声が知らぬ間に甘く潤んでいく。

伊織「ひゃぁあぁっ!おしりだめ、っ、乳首もぉ……や、だめ、そっちはほんとに、ひぎぃぃい♥」

美希が受け続けている乳首と乳房への責めで同じように喘がされていた伊織のショーツの中で、
触手たちが新たな標的に群がっていく。膣口のすぐ上、皮をかぶったまま充血度合いを激しくしていた肉豆に
次々に近づくと、器用に包皮をむいてから改めて巻き付き、リズミカルに締め上げる。

伊織「やっ、ひあんっ、だめ、ぇ!クリトリスっ、そこ、クリぃっ、ちぎれ、ひゃうぅ!」

そして、伊織がもっともよく反応する場所がどこかを触手たちは短時間のうちにすでに知り尽くしていた。
触手の群れは快感に震える尻肉にぴったりと吸い付いて撫でさすりつつ、左右に押し広げ、すぼまった菊門を露出させる。

伊織「だめだったら、ぁ、おひりは、おしりぃいぃいい♥♥あ、あっ、うそ、はい、って……♥」

触手服の触手は衣装と同化している以上、それほど長くはないが、伊織のアナルに頭を埋めるくらいの長さは十分に備えていた。
直径はかなり細く、そして入り込み方もごく浅かったが、数本が入れ代わり立ち代わり出入りする感覚に伊織の脳がフリーズしてしまう。

美希「んぐぅ、っ…!?う、うそ、ミキの、…おしり、な、なんか入ってる、入っちゃってるぅ!?いやっ、抜いてぇ、ぬいてええ!!」

その伊織が受けたアナル責めの快楽も、美希が感じた異物感と恐怖感を塗りつぶすにはまだ足りなかった。
自身のショーツの裏に生えた触手は前でも後ろでも中へは突入していなかったが、
アナルをほじられるまったく未知の感覚に怯え、美希は半泣きになりながら出て行くように叫び続ける。

千早「きゃひぃぃっ、らめ、っ、らめぇえ……♥触手っ、しょくしゅ多すぎるぅ、あぁっ!胸も、お尻もクリトリスも、いやぁ、あ♥」

自身に植え付けられた乳首の寄生触手と、シャイニング・イオリとシャイニング・ミキの全身を舐め啜る触手の群れの幻影に、
シャイニング・チハヤはほとんど錯乱してしまっていた。まるで自身の衣装の裏にも触手が生え揃っているかのように
腰をくねらせ、背を弓なりに大きく反らせて、二人分を上乗せされた三人分の快楽に悶える。

千早(すご、しゅご、ぃ、触手やっぱりすごいぃ…♥私、もう逃げられないのかも…、この快楽、身体がなぜか覚えてる、っ♥♥)

千早(……ああでも、これじゃ細い……もっと太いのがいい、春香のみたいな、ずぽずぽ奥まできてくれるのがいいのぉっ♥♥♥)

千早(……………っ!?い、いま、何を、考え…て、いやぁっ!?気を、気をしっかりもたない、と……!)

「総帥」の言葉をきっかけにして不完全に回復してしまった記憶と、マジシャンとしての使命感や正義感、
そして今まさに全身を揺さぶってくる快楽に頭をめちゃくちゃに掻き回され、千早の精神はどんどん混乱させられてゆく。

やがて、伊織と美希それぞれを責めていた触手たちがさらなる動きを見せ始めた。
まず、美希のショーツの中で蠢いていた群れの一部が、すでに皮の剥けていたクリトリスに絡みついていく。
同時にアナルにも挿入こそしないものの、何本もの触手が忍び寄り、肛門のしわをなぞるように身をこすりつけたり
すぼまった穴の中心をつつくようにして刺激を加え、半ば恐怖で、半ば未知の感覚で、美希は全身を震わせる。

さらに伊織のほうでも、小ぶりな両方の胸に我先にと触手たちが吸い付いた。
その中でも乳首がもっとも集中して狙われ、複数本の触手が指でつまむようにして転がし、捻り上げて責めを加える。

伊織「あぁっ、いやぁ、乳首つまむのだめぇ…!クリトリスとおしりに、きゃうっ、乳首まで、なんてぇ♥」

美希「お尻なんて、きたないのぉ、あぁん!?や、おまたはイジっちゃやぁ、そんな、だめ、いやいやぁっ胸もヤぁあ!」

千早「もう、もう無理ぃっ許してぇ!私っ、何もされてないのに、んあぁ!?二人の感覚だけでっ、イかされ…、イってしまう、ぅ♥♥」

三人の上げる悲鳴がどんどんと切羽詰まってきたのを知覚できるのか、触手たちは勢いづいて動きを加速した。
当然それは三人それぞれにフィードバックされ、横たわった三人は身体を激しく痙攣させる。
そしてついにその瞬間が訪れ、目の前を瞬時に真っ白に塗りつぶされたマジシャンたちは声を揃えて絶叫した。

伊織「こんなのいや、ぜったいに嫌ぁっ♥だめっらめぇっ、わ、わたし、…イ、く♥服にぃっ、服に、イカされちゃうぅぅぅ♥♥」

美希「なんかきちゃうっ、やぁ、怖い、こわいよぉっ!?いやぁっミキヘンになる、ヘンにされちゃう、やぁああぁーーーっ!?」

千早「らめぇっ♥♥またイかされちゃう、そんな、いやっ……私、ぃ♥はぁんっ、ま、また触手でっ♥♥触手にイかされるうぅぅっ♥♥♥」
333  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/03(木) 20:02:15.63 ID:Q/xzeKB30
………………
…………
……

俺はもちろん、春香も雪歩も真美も目と耳をふさぎ続けていて、それはどちらも抵抗にならなかった。

耳をふさいでいても声を強制的に聞かされてしまうのは今までの経験でわかっていたが、
まさか映像まで、目を閉じていてもその目に直接映すようにして見せられてしまうなんて……!

響『あっはっは、なんか、すっごいことになっちゃったなー。三人とも大丈夫ー?』

美希「……………っ、………!」

伊織「あ、はぁ……や、また、んんっ………♥」

千早「はっ、はぁっ、しょくしゅ…ぅ♥触手もういやぁ………」

響『あらら。なんか大丈夫じゃないみたい……ほらプロデューサー、みんな、早く回収してあげないと』

響が言い、そしてその一瞬後には三人が壁のこちら側に転送されてくる。

春香「あ…、ぷ、プロデューサーさんっ!!」

P「わかってる!すまん、頼む!」

春香の声が聞こえるか聞こえないかのうちに、理性がなんとか仕事をした。
できるだけ何も見ないうちに急いで三人から背を向ける。

しかし、こっちに戻ってくるまでの間に見てしまった、聞いてしまったことは、意識から消せるわけではない。

P(服に、同化だと……!?今までのトラップと違いすぎる!)

響『それにしてもプロデューサー、ひどいなあ。自分のこと信用してないだろー』

P「ッ、当たり前だろ!?それより何が最大3人までだ!なんのヒントにもなってないじゃないか!?」

少しだけスネたような声で響に話しかけられて、目をつぶったまま怒鳴り返した。

響『えーん。プロデューサーが悪いのに、やつあたりで自分のこといじめるぞー、ひどいー』

しかし響は、ウソ泣きというのも馬鹿らしい泣きマネをしつつ、こっちのことを揶揄してくる。

響『千早たちにも言ったけどさ、1人のほうがいいっていうのも、防御力低い方がいいっていうのもホントだったでしょ?』

P「…………っ」

その部分では確かに響の言うことは間違っていない。俺はただ黙って、唇をかみしめるしかなかった。



雪歩「千早ちゃんは……ちょっとパニックみたいになっちゃってるけど、たぶん、大丈夫だと…思う」

雪歩が自信のなさそうな声で言います。でもわたしはそれどころじゃありませんでした。

春香「雪歩、これ……」

雪歩「え?美希ちゃんが、どう………ひぃっ!?」

美希と、それに伊織が着ている衣装のあちこちから、うねうねと動き回るピンク色の紐みたいなものがのぞいていました。
触手っていうみたいですが、名前とかはどうでもよくて、それよりも……

春香(こ、これ………服に完全に同化しちゃってる、取れない…!!)

--------

各種判定結果は>>322を参照してください。



第7チェックポイント:クリア失敗

残りターン数が3減少しました。 14→11

千早の耐久力が5減少しました。 【42 30 75 35】→【42 30 75 30】

美希の耐久力が10減少しました。 【65 40 55 29】→【65 40 55 19】
伊織の耐久力が10減少しました。 【90 30 45 25】→【90 30 45 15】

美希と伊織の2名は【触手服】を着せられてしまいました。

【触手服】本イベント中のみ・永続
・装着者は今後のチャレンジの際、能力値に-20%の補正を受けます(強制・確率判定なし)。
 ユニゾンを使用する際は合算能力値に対して補正が発生します。
・装着者は今後、チャレンジしているか否かに関わらず、1ターンの経過につき耐久力が-3されます。
338  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/03(木) 20:26:15.74 ID:Q/xzeKB30
春香や雪歩、真美はもちろん、少し経ってから意識を回復し、ある程度落ち着いた千早も一緒に、
俺たちは様々な手段で美希と伊織のコスチュームに同化した触手を剥がすことを試み、そしてすべて無駄に終わった。

マジシャンの力や魔力を用いて、直接衣装からむしりとろうとするには数が多すぎ、
といってそれ以上に強力な攻撃をじかに加えるとなると、美希や、伊織の安全が保障できない。
伊織自身が「フラッシング・ブラウ」を使おうとしても、触手たちが即座に反応して伊織を責め嬲り始めるため
結局のところ、現状ではどうにも手の出しようがなかった。

伊織「だ、大丈夫、よ………ん、んっ!このくら、い、ぃ…っ♥」

美希「………ミキも、なの。こんなので負けたり、ひあぁんっ!?……しな、い、もん、ぐすっ…うぅ…!」

二人がこちらを気遣ってかけてくる言葉も、こうなっては強がりや負け惜しみにしか聞こえない。

P(………ここから先、美希と伊織は、今まで以上に無理をさせたらだめだ…)

装着させられているだけでも触手どもは動き続け、少しずつ、しかし着実に、二人は体力と気力を奪われている。
響が言っていた耐久力の受け渡しのタイミングを見極めるのが重要になってきそうだった。

響『ほらほらみんなー、口数減っちゃってるぞー?元気出していこう!あ、次だよ、つぎ!』

明らかにこちらを煽ってきている響の軽口にも、もはやだれ一人反応できなくなっている………




第8チェックポイント!がんばれ、がんばれ♪

入室可能枠:1名~最大2名

ヒント:
「今回のカギになるのは、そうだなぁ……うん、機動力か、防御力!そのどっちかが高い子かなー。
 それと、2人で行けば楽だけど、あとがすっごくきつくなる可能性もあるかもだぞ?ふっふっふ。」





P(さっきが最大3名、今度が最大2名……ローテーションのことを考えると、この次は1名から2名、か?)

「2人で行けば楽だけど、あとがすっごくきつくなる可能性」とは、素直に考えればそういうことではないだろうか。
となると、今回は1名で挑んだ方がいいのか?

P(でもこれが嘘じゃない保証もないし、そもそも本当に機動力と防御力のどちらか重視…で大丈夫なのか?くそ………)




↓2 今回の挑戦者

枠は最大2名のため、1名、もしくは2名の名前を1レスの中で指定してください。
2名が入室する場合、ユニゾンを使用する/使用しないの選択も同時に指定してください。

今回チャレンジが可能なのは春香・雪歩・真美の3名です。

また、耐久力の受け渡しを行う場合は、「誰から誰へ」「数値はいくつ」なのかも、同時に指定してください。

※春香の【媚薬中毒(中度)】のみ発生する可能性があります。

※伊織・美希の耐久力-3*消費ターン数の計算は、今回のチャレンジ終了後に一括して行います。
 現状のままで5ターン経過すると伊織が、7ターン経過すると伊織と美希が脱落します。
341 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/03(木) 20:30:02.05 ID:4AQ8cKoSO
雪歩
342 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/03(木) 20:35:11.34 ID:9s3bl+ep0
参加雪歩
耐久は春香から伊織へ5、真美から美希へ5
343  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/03(木) 20:46:38.10 ID:Q/xzeKB30
さすがに「挑戦者氏名」「複数の場合のユニゾン有無」に加え「体力受け渡し」まで
1レスで全部指定してください、というのは無理があった気がします。


>>342 の体力授受(春香→伊織/真美→美希 それぞれ移動値は5)について、

「1.その通り実行する」

もしくは

「2.今回は行わない」 のどちらかで多数決を取ります。

番号でも記述でもよいので伝わるように書いてください。


↓1~3
344 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/03(木) 20:48:17.35 ID:9pnBOtH40
行う
347  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/03(木) 21:00:55.23 ID:Q/xzeKB30
春香と雪歩、それに真美を呼んで、俺が話し始めようとした瞬間、雪歩に機先を制された。

雪歩「あの……プロデューサー、次は、わたしが行きますぅ!行かせてください!」

急だったこともあり、その勢いに気圧されてしまう。
その場にいる真美も春香も、ただ目を丸くして雪歩を見ていた。

P「どうしてだ、雪歩。確かに防御力が高いほうがよさそうなことは、ヒントに書いてあるけど……」

雪歩「そこです、プロデューサー。防御力が高いのって、みんなの中で、実質わたしだけでしょう?」

いきなり核心を突かれて言葉に詰まる。
確かに、バランスのいい春香を基準として考えた場合に
機動力が高い、と言えそうなのが千早と、その千早よりは少し劣るが数値が並んでいる美希および真美。
攻撃力については伊織がダントツで美希が二番手、というところ、防御力に関しては雪歩だけが突出している。

雪歩「防御力が大事って条件が今後来るかどうか、わかりません。わたし、そこしか役に立てないから、お願いします!」

あらかじめ何度も考えていたのだろう、一気にそれだけ言い切って、雪歩は深々と頭を下げた。
理屈としては通っているし、そこまで言われて俺としても断る理由はほとんどない。

そう、ほとんど、だ。一つもないというわけじゃない。

P「………あのヒントが本当かどうか、こっちにはわからないんだぞ」

雪歩「はい。そのときでも、わたし、頑丈だから、きっとだいじょうぶです!」

まっすぐに俺を見て言い切った雪歩に、俺はそれ以上何も言えなくなった。




見た目はよくある金属製のドアなのに、くぐった先の光景が
とてもこの世のものとは思えない感じなのは、さっきといっしょでした。

さっきのぐちゃぐちゃしたお肉のような、生き物の内臓のなかみたいな気持ち悪さはないですけど……
今度のところは、材質のよくわからない仕切りみたいなもので壁が細かく規則的に区切られてて、
それなのに、なんとなく全体が生き物っぽい感じで……やっぱり不気味ですぅ………

雪歩(う、うぅ、正直、不安だけど………でもわたしが、美希ちゃんや伊織ちゃん、千早ちゃんの分もがんばらなきゃ!)

そう思っていたところで、上から声が降ってきました。

響『お、今度は雪歩がひとりでやるの?だいじょーぶかなー?』

いやらしく笑ってる響ちゃんの顔が透けて見えそうな声でした。
プレッシャーに押しつぶされそうになるけど、大丈夫、負けない、わたし、負けません!

雪歩(もし条件がウソでも………わたしの防御力なら、きっと耐えられるから、大丈夫…)

響『さてと、じゃあ、何してもらうか説明するね。最初に言っとくと、今回、雪歩は何があっても絶対安全だから』

雪歩「え?」

いきなり決心してきたことが全部むだになりそうなことを言われて、目が点になりました。
で、でも、安全なんだったら、それはそれでありがたい、かも………

そして次の響ちゃんの言葉で、わたしの全身が震えあがりました。

響『今回は雪歩がミスしたぶんだけ、チャレンジしてないみんなに被害が行くんだ。気合入れてね!』
348  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/03(木) 21:18:51.34 ID:Q/xzeKB30
P「な、なんだって……!?」

春香と真美に指示して、それぞれ伊織と美希に耐久力を分けようとしていたところで、とんでもないことを響が言い出した。
チャレンジしてないみんな、というのは、美希や伊織も対象になるおそれがあるってことか!?

響『ここね、モチーフとしては蜂の巣なの。壁のそのへんとか六角形にするの、めんどくさかったんだぞ』

固まったように動けない雪歩と、同じく身動きひとつできないこっちの全員に特に構うことなく、響はマイペースに話を続ける。

P「蜂の巣!?蜂がなんなんだ!?」

俺が叫んだのもあっさりスルーして、響は今度は雪歩を相手に話しかけた。

響『今から、全部で5匹、ちっちゃい蜂が飛んでくるぞ。雪歩がしなきゃいけないのは、一匹残らずその子たちを止めることさー!』

P(…だから、機動力と防御力なのか!素早く動いて叩き落とすか、身体を張って止めるか、どっちか………)

今回のヒントも、結局は嘘じゃなかったことになる。
それに、もし2人いたら単純に手数も、見張りの目も倍になるんだから、蜂を止めるのはより楽になるわけで……

P(いや、でも、それならむしろ、次がきつい云々も本当のはずだ!だから雪歩、ここは頼む………!)

響『でも………もし雪歩が止め損ねたら、蜂はそのまま飛んでって、春香や真美や、誰かをこう……ぶすーって、ね』

楽しげな響の声が続く。響がわざわざ用意している蜂なのだから、刺されて痛い、とか腫れた、とかで終わるわけがない…!

響『説明はこのへんでいいかな。それじゃ、そろそろ始めるよー?』

ずっと立ち尽くしていた雪歩が、その声で弾かれたようにあわてて構え直すのが見えた。

響『ああそうそう、プロデューサーは襲われないから安心して。うちの子たち、ちゃんとしつけは行き届いてるから♪』





トラップ判定を行います。
今回、ファンブル判定に関しては煩雑なため、無いものとします。

反転コンマを用います。

防御力:目標値80/雪歩:防御力70
機動力:目標値90/雪歩:機動力35


・判定を「5回」行います。

・雪歩は、防御力・機動力のどちらを用いて判定を行っても構いません。

・ただし、同じ能力値での判定を2回以上行う場合、2回目以降の1回につき3ずつ能力値が低下します。
※低下するのは今回の判定中のみであり、次回チャレンジには影響しません。

・また、判定1回につき耐久力を1消費するため、雪歩は最終的に耐久力を5消費することになります。

・失敗した回数だけ、雪歩以外のマジシャンが被害を受けます(対象はコンマで無作為に選択されます)。


特に希望がなければ、チャレンジしているのは雪歩なので
すべて防御力での判定(1回目70→67→64→61→58で、5回目は目標値80に対し反転コンマ22以上で成功)
のほうが有利かと思いますが、どうしますか?

「1.すべて防御力で判定する」か「2.機動力も判定に用いる」か、先に2票入ったほうで実行します。

↓1~
349 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/03(木) 21:21:28.95 ID:4AQ8cKoSO
1
352  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/03(木) 21:25:32.33 ID:Q/xzeKB30
ありがとうございます。「1.すべて防御力で判定する」で決定しました。

改めて判定用のコンマを取得します。

すべて反転コンマで、1回目は10以上で成功、以降3ずつ必要値が増え、5回目は22以上で成功となります。

↓1~5
353 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/03(木) 21:26:14.33 ID:zISO7HUcO
はい
354 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/03(木) 21:27:23.57 ID:9s3bl+ep0
ゴー
355 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/03(木) 21:27:24.38 ID:LDO/TQ5+o
ほい
356 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/03(木) 21:27:44.77 ID:5aXUUTOYo
357 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/03(木) 21:28:51.08 ID:9pnBOtH40
いけ
358  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/03(木) 21:55:36.65 ID:Q/xzeKB30
響『説明はこのへんでいいかな。それじゃ、そろそろ始めるよー?』

雪歩(は、蜂、さん………!?ち、ちっちゃいって言っても、どのくらいなんだろう、え、も、もう始まるの!?)

あっと思った時には響ちゃんがはじまりの合図をしていました。
もちろん、ピストルが鳴るとか、目に見えて変化があるわけじゃない、けど………

雪歩「………っ、そこ、ぉ!」

何かが視界の端を横切った、と思ったときには、とっさに右手が伸びていました。
ばちん!とてのひらに、かなりの衝撃が伝わってきたけど………これくらいなら、大丈夫です。

その手の下あたりに、ぽとっと何かが落っこちました。
ちらっと目をやると、たしかにいちおうは蜂さん、みたいな生き物が転がっていました、が……

雪歩(う、うぅ、見るんじゃなかったですぅ………)

夏になると見かける、あのすごく大きくて見た目にもこわいスズメバチ、あれより少し小さいくらいです。
ただ、スズメバチなら、黒と黄色ではっきり目立つしましまになっているおなかの部分、
あれがなぜか、この蜂さん?の場合、二つ重なっているように見えました。
でもよく見ると、そのうちのひとつは……… その、男の人にしかない、あれ、によく似てて………

雪歩(だめ、しゅ、集中しないと!それに……こんなの絶対、春香ちゃんたちのとこには行かせないっ!!)

ぶるっと頭をひとつ大きく振って、見てしまったもののことを払い落とします。
こんなのに刺されたりしたら、きっとなにか悪いことになっちゃうに決まってるから、あと4匹、ぜったい……!




雪歩「3匹め、っ!……ふぅ、よかった、ぁ…」

雪歩の動きは背中側から見ていてもはっきり神がかっていた。
こっちからはそもそも蜂がどこに飛んでいるのかもまったくと言っていいほど見えないのに、
ごくわずかな動きか音か、なにかを頼りに雪歩は飛んでくるのを察知しては
飛びつくようにして、時には身体を投げ出し、ここまで3匹の蜂をきっちり撃墜している。

響『へえ、やるね雪歩!じゃ……こんなの、どうかな!』

響の声がしたかと思うと、今度は俺にもはっきり分かる違いがあった。
羽音が1つじゃなくて、2つになっている。

P「おい待て、卑怯だろう!?2匹いっぺんなんて話はなかったはずだ!」

響『べ、別に1匹ずつとも言ってないよ?しょっぱな5匹まとめてじゃなかっただけ、ありがたいと………』

雪歩「ぱ………、パーマフロスト・ウォール!!」

P「うお!?」

響「……ああーっ、ハチ兵衛、それにハチノ進ーっ!?」

俺と響の言い合いをかき消す勢いで雪歩が叫び、そして雪歩の前方一面を覆い隠す巨大な氷壁が忽然と現れた。
見えもしないし音も聞こえなかったが、響の悲痛な声からすると蜂たちはあれに衝突して死んだのだろう。

雪歩「や、やった、できた………できましたぁ、プロデューサー!!初めて成功しましたぁっ!」

P「は………初めて!?」

最初からその壁を張っておけばよかったんじゃないのか、と言いかけたのを慌てて飲み込んだ。
なんにしてもこれで、雪歩一人の力で、このチェックポイントがクリアできたことになる!

春香「雪歩ぉ!ほんとにお疲れ様、ゆっくり休んでて!」

真美「すっごいよ、カッコいいよゆきぴょん!!次ははるるんか真美か、それかふたりでがんばっちゃうかんね!」

少しふらつきながらも戻ってきた雪歩は二人の熱烈な出迎えを受けて、照れくさそうにはにかんだ。



伊織「はぅ、ぅんっ……も、いい加減に、っ、ふあぁ、あ、いや……」

美希「こんな、こんなの、ぜんぜん、ミキ負けないっ、負けなっ、あ、ぁ、やぁあぁ……っ」



第8チェックポイント:クリア成功!

残りターン数が1減少しました。 11→10
雪歩の耐久力が5減少しました。 【30 70 35 39】→【30 70 35 34】

春香の耐久力が5減少しました。 【45 45 45 51】→【45 45 45 46】 伊織へ-5
美希の耐久力が2回復しました。 【65 40 55 19】→【65 40 55 21】 真美から+5/触手服-3
伊織の耐久力が2回復しました。 【90 30 45 15】→【90 30 45 17】 春香から+5/触手服-3
真美の耐久力が5減少しました。 【40 45 55 35】→【40 45 55 30】 美希へ-5
360  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/03(木) 22:18:02.23 ID:Q/xzeKB30
トラップ判定結果 (第8チェックポイント分・書き忘れ)

1回目 雪歩・防御力70+コンマ33(反転)>目標値:80
2回目 雪歩・防御力67+コンマ75(反転)>目標値:80
3回目 雪歩・防御力64+コンマ83(反転)>目標値:80
4回目 雪歩・防御力61+コンマ77(反転)>目標値:80
5回目 雪歩・防御力58+コンマ80(反転)>目標値:80

クリア成功

----------------

雪歩の獅子奮迅の活躍で、8番目のチェックポイントはほぼ無傷といっていい状態で通過できた。
そして、こちらにはまだ春香と真美がチャレンジ可能な状態で残っている。
さっきのヒントに嘘はおそらくなかったし、それなら今度も、ある程度余裕を持っていけるはずだ。

響『なんだかんだ誰も脱落しないでここまで来てて、さすがシャインマジシャンズだね』

今までの少しおちゃらけた感じと違う声で、響が急にそんなことを言い出した。

響『そうでなくっちゃ自分たちブラックジャンボの相手にはなれないさー。うんうん』

実際は、そこまで相手として拮抗できている、とはとても言い難かった。
美希と伊織が特に深刻だし、春香や千早はそもそももっと前からの後遺症がまだ抜けていない。
さらに言うなら二人がまだ完全には思い出していない凌辱の記憶についても、
現状薬でごまかせているのをいいことに、俺は解決どころか向き合うのさえ先送りにしている。

P(……それはそれとして、今はまずこのふざけたチャレンジだ。そろそろ次だろ?)

そう考えたちょうどのタイミングで、新しいボードが少しずつ目に入ってきた。




次がついに10、でもまずその前、第9チェックポイントだぞ!

ヒント:
「ここはかなり足場が不安定になっちゃってるんで、焦らないでじっくり進んだ方が安全かな?
 変に足が速いとかえって危ないから、機動力は低くおさえたほうがいいかもよ?」

入室可能枠:3名固定




春香「3名、………固定?」

響『そうだよ、見ての通り。ここは3人で入るのを想定してるさー』

真美「え、でも……まだチャレンジしてないの、はるるんと真美だけだよ?」

響『知ってるぞ。だから今回は春香と真美の2人でやらないとね』

春香「ええっ!?」

P(………しまった!じゃあ最大3名や2名のところで、しきりに複数参加を避けるように言ってたのは………!)

つまり今回、ここまでのヒントは、例の休憩室だかを含めて一度も嘘がなかったということで……
そもそも最初で3人行かせてしまった時点で、このチェックポイントにフルメンバーで挑むことが、もう不可能だった……!

響『ルールはルールだからね。春香と真美は確定として……あ、もし1人だけでチャレンジしたかったら、特例でそれも認めたげるよ』

響『あとはまあ、ユニゾンするかどうかくらいかな。さー、どうする?』

P(……機動力が低い方がいい、のなら、ユニゾンはしないほうがいいってことなのか?いや、それこそがまた嘘で……!?)

ヒントを見ながら必死に頭を絞る。その俺のそばで、春香と真美はただ立ち尽くしていた。




↓2 今回の挑戦者

※枠は3名固定ですがチャレンジ可能なのは春香と真美のみのため、特に希望がなければ参加者は確定です。

あえて1名でチャレンジするという場合は春香か真美のいずれかを指定してください。

また、2名でチャレンジする場合は能力値を合算する(ユニゾンソウルを使用する)か、
1名ずつの能力値で判定を行う(ユニゾンソウルを使用しない)かも、同時に指定してください。
362 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/03(木) 22:24:14.83 ID:Tumr4wvjO
2名
ユニゾンしない
363  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/03(木) 22:45:16.91 ID:Q/xzeKB30
さっきの雪歩の活躍でかなり持ち直していたわたしたちの気分は、一気にどん底に叩き落されていました。
3人でやるチャレンジに、2人で行かなきゃいけないなんて……!

P「……機動力が低い方がいい、というのを信じよう。ユニゾンは、今回はなしだ」

真美「う、うん、わかった!」

わたしとほぼ同時に、真美も真剣な顔をしてうなずきます。
ユニゾンで伊織を巻き込んでひどい目に遭わせてるわたしとしても、それはむしろ希望通りでした。
…仮になにかあったとしても、真美がこれ以上なにかされてしまうのを見るくらいなら、
わたしがひとりでひどい目に遭う方がよっぽどマシです!

P「こうなったのも全部、俺の判断ミスだ……すまん、お詫びのしようもない………」

春香「謝らないでください、プロデューサーさん。わたしたちだってみんな、同じ条件だったんですから」

頭を下げるプロデューサーさんが見ていられなくて、気づいたらそう言っていました。
でも実際、ヒントにウソとホントが混じってるのをわたしたちの誰もここまで見抜けなかったんだから、
プロデューサーさんだけが悪いわけじゃないはずです。

千早「春香………」

千早ちゃんが心配そうな目でわたしの方を見てます。
せめて気分だけでもどうにかしようと思って、わたしは精一杯の笑顔を作りました。

春香「だいじょうぶ!わたし、真美といっしょになんとかやってみるよ、千早ちゃん!」




ドアを開けて、はるるんがゆっくり中に入ってって、真美もすぐに後に続いた。
今度の部屋は、ミキミキやいおりん、それに千早おねーちゃんが入った……
………そして、ヒドいことになっちゃった、あの部屋に似てる。
キモい色の壁がなんとなく動いてるみたいに見えて、それに、たらーって液体みたいのが垂れたりしてて………

真美(………うううっ、考えすぎんのはやめやめ!今は、はるるんと一緒にここ抜けるのに集中しなきゃ!)

春香「…ここ、通り抜けろ、ってことなんだろうね。たぶん」

真美「え、………うあ、うあぁー」

部屋自体はわりかしシンプルなつくりになってた。
向こうがわとこっちがわの間、まんなかに、どーんと太いどーろ……通路?っていうか、橋っていうか、そんなのがあるだけ。

ただ、その橋っていうのが………

春香「………う。ちょっと、……かなり、べたつくけど、まあ、動けないほどじゃない、よ…」

白くて、どろっどろした、なんかよくわかんないスープみたいな、クリームみたいなのでいっぱいになってる……

真美(こ、これ渡んなきゃなんだ………こりゃ確かに、足場よくないよね………)

足を伸ばしてブーツの底でちょっとだけ踏んだはるるんが「うえっ」ってかんじの顔になって、
踏んだとことはるるんのブーツのあいだにもねっちょり、糸みたいなのが引いてた。





トラップ判定を行います。
※>>1のこのレスとぴったり同一のコンマ取得のみファンブル扱い それ以外は反転して合算

機動力:目標値115/春香:機動力45 真美:機動力55

「ユニゾンしない」が選択されたため、2人それぞれで判定を行います。

↓2 春香
↓3 真美

また、春香の【媚薬中毒(中度)】の発症判定を行います。ここのみ反転なしの通常コンマです。
以下のコンマが「奇数」であった場合、
春香の能力値に-30%の補正がかかり、今回の機動力が45→32に修正されます。

↓4 中毒発症判定(春香)
365 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/03(木) 22:47:30.05 ID:LDO/TQ5+o
うーむ
366 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/03(木) 22:48:47.93 ID:YhpR/2SwO
うむ
367 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/03(木) 22:49:19.08 ID:cPRZlBzMo
.
370  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/03(木) 23:03:23.43 ID:Q/xzeKB30
トラップ判定結果

春香・機動力45+コンマ50(反転)<目標値:115
真美・機動力55+コンマ39(反転)<目標値:115

→両者クリア失敗

※春香の【媚薬中毒(中度)】は発症しません

---------------------

ありがとうございます。
長らくお疲れさまでした、本日の投下はここまでとなります。

次回ははるまみがエロい目に遭います。
土曜の夜くらいまでに。明日はちょっとまだ無理だと思います。

まあ最後は仕方ない。
むしろその前、ゆきぴょんが約41%でしか成功しない殲滅を達成したことをほめてあげるべきです。
(0.9*0.87*0.84*0.81*0.78)

ところで、「この野郎ゲス顔勢であることついに隠しもしなくなったなゲス野郎め」と思われてることと思います。
「なんだよこれクリアさせる気ねえだろふざけてんのか」とも。

違うんですよ、まさか初っ端ヒントの裏読みで3人来るなんて思ってなかったんですよ。
ぶっちゃけこれでもチェックポイントをひとつ削減しています。ほんとはもうひとつ、今のの前に入る予定でした。

もう遅いかもしれませんがヒントのウソホントにはちゃんと規則があります。
すごく単純です。

ちなみに最後、第9チェックポイントのヒントにはウソがあります(だからユニゾンなしだときつい)。
ただ、ユニゾンしてたとしても機動力目標値270(3人の機動力をすべて合計+コンマ3回で判定、
でも今回の場合2人しかいなくてコンマ2回しか取れない)とかでしたからどのみち負け戦でした。

普通に勝ちたいみんなすまんな
でも正直ちょっと嬉しいんや(ゲス顔)

ただし、まだいちおう完全にクリア不能と決まったわけじゃないです。
というか少しこのあとのイベントに手を加えます。さすがに最初の想定のままだといろいろ無理。



ちなみに触手服いいと思いませんか。とてもいいと思うんです。
更新の関係で描写をかなりの駆け足にせざるを得なかったのがたいへん悔やまれます。
どうだったかとか遠慮なく言ってくれていいのよ。>>335さんはうちに来て触手をファ○クしていいです。

>>327
最初に提案していただいたそのまんまの形で採用することになる可能性が急上昇中です。
378  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/11/04(金) 20:30:11.37 ID:xp/bpK+k0
力をけっこう入れなきゃいけなくて、意識しないうちに掛け声までかけちゃってました。

春香「ん、ぬぬ……よいっ、しょ、……っと!」

わたしと真美は、べとべとした白い液体の中をゆっくり進んでいる最中です。
足首までは沈まない、くらいの微妙な深さなのでまだマシですけど、
一歩ごとに、下手したらブーツのほうが足から抜けちゃいそうになるくらい、ねばついていました。
これは確かに足場がぜんぜんよくないし、へんに急いで進むのは危ないかも………

真美「はるるん大丈夫…?やっぱり、真美が先にいこっか?」

とはいえ、あんまり遅すぎたのか、後ろからついてくる真美にも心配されちゃいました。
ほんとなら振り返って笑いかけてあげる、くらいのこと、したいですけど、そこまで余裕がありません……

春香「い、いやいや、これくらい平気!ごめんね、わたしがトロくってうわぷうっ!?」

真美「わぁあっ!え、は、はるるん!?」

気を付けながら進んでいたつもりだったのに、このくらい、と想像してたところに、床がありませんでした。
急に深くなってるんだ、と気づいたときにはもう、踏み出した足が思いっきり沈みこんでて、
そのまま身体も、おなかの上くらいまで、一気に白い液体の中に漬かってしまいます。

真美「う、わ……確かにこのへんから、いっきなり深くなってるみたい。それよりはるるん、ケガしなかった?」

春香「ありがと、どこもケガしてないよ。ちょっと驚いちゃっただけ」

通路のような橋のようなここは、ふたりがぎりぎり横に並ぶことができるくらいの幅でした。
そして、ゆっくりわたしの横にやってきた真美を見る限り、今はスカートが完全に沈んじゃうくらいの深さになってます。

真美「……うえー、カクゴはしてたけど、やっぱ、ヌルヌルしてきもちわるいー………」

顔を思いっきりしかめた真美が小声で言いました。
その意見にはわたしとしても、なんの反論もありません。
下半身がぜんぶ浸されちゃってるのはもちろん、さっき思いっきりバランスをくずした時に
ちょっとはねた白いのが、わたしの胸元とか髪とか、顔にまで飛んできてへばりついています。

春香(ぬぐいたい、けど、これ、触ったら…よけいべったりくっついちゃいそう………)

春香「さすがに、これ以上深くなることはないと思うけど……これからはもっと注意しようね、真美」

真美「うん、りょーかいであります!」

わたしの言葉に真美が元気よく返事をして、わたしたちはまたゆっくりと前進を開始しました。




真美(せえー……ぇの、どっせい………っ!)

手とか足とかぜんぶ使って、白いねばねばをかきわけるみたいにしながら、真美とはるるんは一緒に進む。
すっごいきもちわるいのはモチロンなんだけど、これ……単純に、かなり、キッツい……!

真美(……いやいやっ!ゆきぴょん無双すごかったじゃん!負けてらんない、真美もがんばんないと!)

ここに入ってからけっこー時間が過ぎてるし、残りターンもそんなにない。
いくらひびきんがブラックジャンボのボスでも、最初っからターンが足りないなんてズルはやんない……
……やんないハズ、だから、つまり今、もうだいぶゴールまで近づいてるってこと!…たぶん。

真美(絶対、みんなでゴールするかんね!そしたら、きっと亜美も、そこに…!!)

…………ん?

考えることにいっしょうけんめいになってたから、真美の気のせいだった…かもしれない。
それにいま、腰から下がヌルヌルしてるから、たぶん、真美のカンチガイだと思う。

真美(でも、なんか……足、つつーってなぞられてる、みたいな……?)

できれば目で見て確かめたいとこだったけど、足を上げるのはすぐにはムリっぽい。
手でさわってみるヨユーはなかった。それに、今のこのヌルヌル状態だと、さわってもわかんない気がする。

真美(いいや、忘れちゃお、気のせい気のせい!さっさとゴールしちゃえばいーだけっしょ!)

深く考えないことにして、真美はまた進んでくために、もういちど気合を入れ直した。
379  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/11/04(金) 20:32:13.61 ID:xp/bpK+k0
春香(………うぅっ、なんか、やっぱり、おかしい気がする…)

ぬちゃぬちゃと、雨の後の泥みたいになってる中に半分埋まりこんで歩いてるんだから、
身体がくたびれた感じになるのは当たり前でした。
ただ、それを抜きにしても、足とか手とかがすごく重たい感じがします。
それに………なんだか、服の中のあちこちに、ちょっと違和感があります。
そんなに大きくない、固くもないなにかが挟まってる、みたいな……?

春香(でも、これだけ動いてるし、身体はんぶん見えてない状態だし……感覚が、ちょっと変になってるだけ…かも?)

わたしたちが突入してから、もう6時間以上は経ってるはずでした。
気合も入ってたし、マジシャンとして変身してる間は眠気とかがある程度抑えられるみたいとはいえ
普通なら眠くなってておかしくないし、疲れだって、けっこう溜まってて………

そんなことを考えながら、ふっと視線を落としたら、変なものが目に入りました。

春香「………ん?」

わたしの衣装の、ちょうど胸の上あたり。赤くてつやつやした、丸っこいものがくっついてます。
こんな飾り、なかったはずなのになぁ、と思って見ているわたしの目の前で、それがいきなり動きました。

春香(っっ!?)

丸まっていたときからすると、とても想像できない形でした。
ぐにょん、と「それ」は身体を伸ばし、つやのある、短めだけどすごく太い、ミミズみたいな見かけに……!!

春香「~~~~~~っっっ!!」

叫ぶ時間も惜しくて、わたしはとっさに胸元に手をやり、そのミミズもどきを引きはがそうとしました。
できればこんなの触りたくないけど、そんなことも言ってられません、すぐに……

春香(えっ……う、うそっ、はがれない!吸い付く力が、すごく、強い、ぃ……!?)

思いっきりひっぱったら、最初にへばりついていた位置を支点にして、
「それ」の身体がゴムみたいに伸びました。腕を伸ばせるだけ伸ばしても、…まだ、離れません!

真美「ちょ、……え!?は、はるるん何してんの、それなに、なに持ってんのっ!?」

いきなりわたしが変なものを引っ張り始めて、当然、気づいた真美はすっとんきょうな叫び声を上げました。
わたしはなんとかミミズをひきはがそうと必死になりつつ、
「このへん、変なミミズみたいなのがいるから気を付けて!」と真美に声をかけようとして、
その真美の肩のところにもわたしと同じ、赤くて丸っこいものがくっついているのに気が付きました。

春香「ま、真美、それ!!その、肩のとこのやつっ!」

真美「えっ、肩?真美の肩が何………っわ、うぁあぁー!?」

春香「あ……そ、そうだ、真美!わたしが真美のそれ取ってあげるから、真美はわたしのを………」

一人でダメなら、ふたりでお互いにやればうまくいくんじゃないか、って思いついて、真美に声をかけたとき、
わたしの身体のあちこち………衣装の下、で、なにかが動き始める感じがしました。




白くぬるついた粘液の感触にまぎれて春香と真美の身体にはりついたヒル型の触手生物たちは、
その存在が獲物たちに露見したとみるや、それを合図にして一斉に活発化した。
気づかれることのないように、衣装の下へ中へと時間をかけてじっくり、ゆっくりと潜り込み、
絶好のポジションにたどりつくまでじわじわ這い進んでいた複数の個体が
吸盤状の頭部を春香の、真美の柔肌にしっかりと食いつかせ、吸引を始める。

春香「あ、いやっ!?な、何これっ、服の中にやっぱりなにか………い、いつの間にっ?!」

真美「ひゃぁあぁっ!なんかっ、ちゅーちゅー吸ってきてる……ぅ!」

ヒルたちが最初に狙いを定めたのはマジシャンたちのたわわな乳房だった。
まんべんなくその表面に張り付くと、長い潜伏期間でおあずけにされていた分を取り戻さんとばかりに
ふたりの血液ではなく魔力を、吸いついた肌を通して吸い上げ、奪ってゆく。

真美「ひあぁ、ま、真美のおっぱい、吸われてぇ……や、やだあ、何がいるのぉ!?」

春香「こそこそ…してっ、ひ、卑怯だよぉ!正々堂々と、はぁんっ、あ、や、やめて、吸っちゃだめぇ!?」

魔力を直接、しかもかなりの勢いで一度に吸収されてしまった春香と真美に、見た目にもわかる変化が起こりつつあった。

真美「え……う、うそ、なんで真美のマジシャンの服、やぶれて………!」

春香「あぁ、っ、そんな、ぁ!?やだっ、見えちゃう、丸見えにされちゃうぅっ!?」
380  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/11/04(金) 20:34:42.81 ID:xp/bpK+k0
短時間のうちに急激な魔力の低下が起きたことで、マジシャンの衣装にもフィードバックが発生し、
春香と真美それぞれの胸部を覆っていた布地が見る間にぼろぼろになってしまう。
やがて乳房を支えていられないまでに損傷した衣装から、ふたりの双丘がほぼ同時にこぼれ落ちた。

真美「や、やだあぁあっ!?な、なんで、おっぱい、戻して、服っ直してぇえ!」

春香「ひゃぁんっ、だめぇえ……く、うっ、こんな格好……」

年齢のわりに十分すぎるほど育った乳房を丸出しにされてしまい、真美は顔を真っ赤にして叫ぶ。
一方、春香もまた羞恥に震えていたが、自身の胸に目を落として戦慄する。

春香(う、うそ………こんなに!?ぜんぜん気づかなかった、なんで…!?)

春香の乳房のあちこちに丸まったヒル型触手生物が張り付いていて、
毒々しい触手の赤と震える白い肌が趣味の悪い水玉模様を織りなしていた。
その春香が呆然と見ている間に、あらわにされた乳房の頂上に位置する突起を目指し、
身体のあちこちからヒルたちがうぞうぞと這いあがってくる。

春香「や、この、……っ、数、多いっ、それに、吸い付いて…………!」

手の届く範囲で必死に対処しようとしても、春香の手は二本しかなく、
さらに全力で吸い付いて抵抗するヒルをすべてつまみ取ることは困難を極めた。
加えて、周囲に満ちている白い粘液が重たくじっとりと春香の手足にまとわりついてきて、
動きを制限するばかりか、抵抗するための体力気力までもじわじわと奪ってゆく。

春香「だ、だめ、やめて……そこは、あっひぃぃああぁ!?」

そしてついに、春香の乳首をめざしていたヒルの一群が登頂を済ませ、
吸盤状の器官をいっぱいに広げると、かすかにふるえるピンク色の突起に容赦なく吸い付いた。
それも1匹だけでなく複数で、同時に四方八方から張り付き、めちゃくちゃに吸い上げ始める。

春香「はひっ、いぃ!いっぺんに、んんっ、そんな同時になんてぇ……はうっ、くぅうん!」

真美「いやぁああ、吸わないで、吸っちゃやだああぁ!おっぱい、ヘンになっちゃうよぉ!?」

春香が叫んでのけぞったのとほぼ時を同じくして、真美も同じように絶叫していた。
ふたりの乳首を中心に、乳房に大量のヒルたちが吸い付き、
魔力を吸引しつつ、柔肌や乳首そのものを物理的に吸い上げて嬲りまわす。

さらにふたりの下半身でも、ヒル型生物の群れが胎動を始めていた。
乳房と乳首への責めでひくひくと震える足をつたい上り、ゆっくりと脚の付け根へ這い寄っていく。

布地と身体の隙間を軟体がにゅるにゅると通過する感触に、春香と真美が目を見開いた時にはもう遅かった。
マジシャンたちのスカートの下の聖域に土足で侵入を果たしたヒル型触手たちは、
スライムや戦闘員たちに凌辱されてすっかり快楽の味を覚えこまされた春香のクリトリスと
まだ「クリトリス」という名前ですらきちんとは知らない真美の震える肉豆へ、一斉に群がっていった。
そして当然のように集団で吸い付き、弄り回して女体へと一気に刺激を送り込んでゆく。

真美「ひっぎっ、いぃいいぃいっ!?うぁ、あんっ、うあぁあぁああ!」

自分でもまだろくに触れたことのなかったそこを乱暴極まりないヒル触手の吸引にもてあそばれ、
味わわされている感覚が快楽なのかどうかもわからないまま、真美はひたすら絶叫する。
腰がひとりでにがくがくと震え、なにかを深く迎え入れようとするかのように
太ももがだらしなく開いてしまっていることも認識できず、真美の精神はただ混乱させられてゆく。

春香「ぁああん、いやぁあ、ふあぁあぁっ!や、やだクリトリス吸うの、だめっ、らめ、ぇええぇ!?」

胸をはだけさせられ、乳房も乳首も責められて、すでに春香の陰核は敏感に反応して充血し勃起しきっていた。
その剥けきったクリトリスにショーツの中へ殺到してきたヒル触手たちが群がり、
小さくても強力な吸盤を次々に吸い付かせ、お互いに春香の秘肉の引っ張り合いを始める。

春香も真美も、次々にショーツへもぐり込んでくるヒル型触手の数が多すぎて、
クロッチの部分がいびつな形に凹凸を作って盛り上がっていた。
その全体が不気味に蠢いているばかりでなく、おさまりきれないヒルたちの尾の部分が
ところどころからはみ出したままくねるように動き、中で繰り広げられている激しい動きを想像させる。

春香「伸びちゃう、っんぁあっ!?そんな、吸ったら伸びちゃうっ、っひぃっ、きゃうぅ♥」

真美「はひっ、あっ、やぁっ、はぎぃぃぃいっ!やだやだぁっ、も、やめてぇえ!いやぁああっ!!」

叫び続ける二人のそばに、粘液の波間を縫って別のヒルが数匹近づいた。
他に比べて明らかに目立つその大型の個体たちは、ほとんど動けないマジシャンたちの隙をついて
両方の手首にからみつき、二人が気づいて抵抗するよりも早く後ろ手に縛り上げてしまう。

春香「あ………っ、いや、離してっ!?くぅっ、あ、あっダメっひぁぁああ!」

真美「えっ、なんで、こんな………ひゃんっ、きゃぁあぁん!」

獲物の自由を奪ったことを確認すると、ヒル触手たちはまた一段と激しくマジシャンたちを責め始める。
381  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/04(金) 20:35:22.91 ID:xp/bpK+k0
真美「や、だぁ、おっぱいもおまたも、……ちゅーちゅーされるの、やらぁ、ふぎぃぃい!?」

春香「だめ、気持ちよくされちゃ、いけない…っ、あぁっ!……いけないのにぃ、らめなのに、っふぁああんっ!」

敏感なところをさんざん吸い嬲られた上、腕を拘束されてバランスをとりづらくなり、
春香も真美も今にも倒れかねないほどひざががくがくと震えていた。

しかしその二人の目に、恐ろしい光景が飛び込んでくる。

周囲の粘液が自分たちの悶える動きでどろりと波立つたびに、
白いはずの液溜りがうっすら色づいて見えるほどに大量の赤い肉のチューブが見え隠れしていた。
それだけでなく、手首を縛めているのと同じ大型種のヒル触手までも数を増やし、
そして今この瞬間にもどこからか、ぞくぞくと泳ぎ集まってきているのが見て取れてしまう。

真美(…あ、あの、ヒント、ウソだ……!機動力で、なにがなんでも早く抜けなきゃダメだったんだ…!!)

春香(いやぁ……もうほとんど立ってられないのに……っ、もし、あのねばねばの中に、倒れちゃったら…… ♥)




緊急脱出判定を行います。

もう一度、各人の機動力をベースにした判定を行います。
(春香:機動力45 真美:機動力55)

目標値は105以上です。

反転コンマを用います。

今回のファンブル数値は「91」であり(>>363)、
判定用コンマがこれと合致した場合、反転させずに失敗となります。




判定用コンマ

↓2 春香
↓3 真美
383 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/04(金) 20:40:07.83 ID:P1NHMLgoO
384 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/04(金) 20:42:44.11 ID:iL5joK2J0
ひゃあ
387  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/11/04(金) 20:55:24.21 ID:xp/bpK+k0

緊急脱出判定結果

春香 機動力45+コンマ38(反転)<目標値:105 失敗
真美 機動力55+コンマ11(反転)<目標値:105 失敗




----------------------

ご協力ありがとうございます。
今日も投下はさっくりコンパクトにここまでです。

なぜこいつは前スレでこの「レス数少なめでも投下をこまめに」ができなかったのか。
でもレスごとにほぼフルに近いくらい行数使ってるし、こう見えて意外と文字数多いんですよ(いいわけ)



はるるんは40%なので厳しいのはわかるんですよ。
なんでフィフティフィフティでも失敗しちゃうんでしょうね、ついてないですね、シャイニング・マミ(満面の笑みで)

で。
はるるんはもうぬちゅぬちゅされるの確定なわけですが、
真美も基本的にぬちゅぬちゅされる方向でいっちゃおうと思います。
コンマは運だからね、ちかたないね。

……いっちゃっていいですか?
398  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/11/06(日) 00:32:20.46 ID:mXGHEB5j0
春香と真美の足が、ついに止まってしまった。それを、俺たちはただ透明な壁越しに見守ることしかできない。

距離がそもそも離れているし、二人が今では腰近くまで謎の液体にはまりこんでいるせいもあり、
何が起きているのか、俺はまだはっきりとは確認できていなかった。

ただ、響があの通路だか液体だかに何かしら仕掛けていて、二人がその何かに責め苛まれているのは確実だった。

雪歩「真美ちゃん、もう少しだから、あとちょっとで通り抜けられるよ!がんばって、お願い真美ちゃんっ!」

千早「春香、春香っ!?負けないで、気を確かに持って………!!」

春香「あぁ……はぅ、うぅっ♥そ、そんなにいっぱい、いじっちゃらめ、ぇ♥♥」

真美「ひぎっあ、いぃぃいぃっっ!?だめ、ったら、…はるるんっ、しっかり、してよぉ…、ひゃひぃい!」

まだある程度余裕のある千早と雪歩が、しきりに壁を叩き、声を張り上げていた。
そして、そのふたりの声がおそらく聞こえてもいない春香と真美は、切れ切れに吐息混じりの言葉を漏らすだけ。
真美はまだある程度正気を保っているようだったが、春香のほうは………

くちくちくちっ、ぎゅむぅぅっ、ずちゅちゅっ、ぐじゅぅっ、ぶちゅっぶちゅっ、ぎゅちぃぃっ!

P(な……… なんの音だ、これっ!?)

何か肉質のものを思いきりこすりあわせるような、強烈な摩擦音がだしぬけに響いた。
その音の大きさに雪歩も千早も思わず叫ぶのをやめてあたりを見回し、
触手服に嬲られ通しでぐったりとへたりこんでいた美希と伊織まで、何事かと顔を上げる。

P(……そうだ、二人の体力もこのままだと削られるばっかりだ、どうすればいい…?)

響『さーて問題です、じゃーじゃんっ。今みんなに聞こえてるこれは、なんの音でしょうか?』

また前触れもなく割り込んでくる響の声には、もう今さら違和感もなにもなくなっていた。
それに、この悪趣味なクイズの答えも、俺だけでなくおそらくみんな、察することができて……できて「しまって」いる。

響『あれれ、解答ナシ?正解は、シャイニング・ハルカとシャイニング・マミのおっぱいから聞こえる音、でーしたっ!』

はたして、ほぼ予想通りのことを響の声が調子よく告げた。
具体的に何をされているのかはともかく、二人の状況や声からして、それに響の嬉しそうな様子からして、
春香と真美がろくでもないトラップに陥ってしまっているのは間違いなさそうだった。

伊織「………やめな、さいよ、真美にまで手出す、なんて…あんた、頭おかしいんじゃないの!?」

美希「もう十分、ヒドいことしたでしょ…春香もそれに真美も、すぐ解放してよ、響ぃ、っ!」

伊織と美希が力を振り絞って叫ぶ。それも響には、とくになんの感慨も与えなかったらしい。

響『頭おかしいって………相手が待ち構えてるとこに突っ込んで来て、罠にはまった子たちがいうセリフ、かなぁ』

苦笑いをしているのが目の前で見えそうな、呆れかえった声で響が言う。

響『それにヒドいことは今から………お?絶体絶命のマジシャンたち、この大ピンチから抜け出せちゃうかー!?』

なにか言いかけていた響の口調が、途中からいきなりアナウンサーの実況風に切り替わる。
俺も、ほかのみんなも、つられて視線を部屋の奥側に送る。壁の向こうで真美の身体が、光り輝いていた。




真美(この、にゅるにゅるしてるのも、んんっ!……マズイ、けど、まずはねばねばした白いのの中から、出なきゃダメ!)

今のはるるんと真美は、ゲームで言うと、ダメージゆか的なやつにハマってるとこだった。
実際にダメージうけてはないけど、すばやさが下がっちゃってるし、攻撃もうまくできなくなってるし。

春香「も、もう増えないで、ぇ♥きちゃう、このままじゃきちゃうっ、っぁあ♥はぁん、くひぃっ!」

そしてはるるんは、かなりチョーシがよくないみたいだった。風邪ひいたときみたいに顔が真っ赤になってるし、
その……聞いたことない、エロエロな感じの声になってて、すぐにでも倒れそうにがくがくしてる。
399  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/11/06(日) 00:33:20.54 ID:mXGHEB5j0
はるるんと真美のカラダに………おっぱい、とか、それに、…おパンツの中とかにまで入りこんで、くっついてるヤツは
ここから出てからじゃないとたぶん、はがせない。ってゆーより、この白いねばねばの中にまだすっごいたくさんいるから
今はがせたとしても、すぐ次のがくっついてきちゃって、結局イミがない。

真美(はるるんよりは、真美のがスピードがある……そーだ、千早おねーちゃんとミキミキ助けたときの、あの感じ!)

あれで思いっきりいきおいつけてはるるんにタックルして、二人でまとめてつっきっちゃえばいいんだ。
そう考えてるうちに、真美の身体にパワーみたいなのがどんどんたまってくる感じがして、しかも少しずつ光り始める。

真美(……お?んっふっふ、いいチョーシかも。勝ったと思ってるひびきんのこと、うぎゃーって言わせちゃうYo!)

もうちょっとこのパワーっぽいのがたまったら、いける感じがする!

真美「………っふぁ、はう、ぅ!も、もーちょっと、真美負けないっ、っぎ、ぃぃ……はるるん、……亜美の、ために、もぉ!!」

それを目標にして、真美は、やらしいところばっかりちゅーちゅーしてくる気持ちわるい感触に必死で耐えた。
チャージに何秒かかる、みたいなのがはっきりゲージとかで見えないからイライラする、でもちょっとずつ増えてるのはわかる、
もうちょっと、もーちょっとっ、あとちょっとだけガマンすれば、真美もはるるんも…………っ、

真美(…っ、きた、きたよっ!これっ、初めてマジシャンなったときの感じといっしょっ!!)

これで、はるるんも連れていっしょに、イッキに逃げ切っちゃう!!
真美は思いっきりダッシュするために、足にぐっと力をいれてふんばった。




響『ところで、みんな。ヒルって何食べて生きてるか知ってる?』

真美と春香の動向を見守っていた俺たちに、また響が声をかけてくる。
ひる、という名前を聞いても最初はぴんと来なかった。

P「……人とかの、血を吸うんだろ。それがなんだ」

響『たいていの人がそう思ってるんだよねー。実際には血を吸う種類のヒルって、すごく少ないのにさー』

真美はじっと動きを止めて、声も殺し、ただ力をためこんでいるように見えた。
その身体の輝きが刻一刻と光量をあげている。なにか仕掛けるつもりでいるのだろう。

P(さっき雪歩も言ってたとおり、出口はもう近いんだ………春香と二人で逃げ切ってくれ、真美!)

P「そんなことより、今からでも春香と真美が無事に突破できれば、クリアってことでいいんだよな?」

響『え?あー、それはもちろんオッケーだぞ。ちゃんとゴールにつけばだけど』

やがて真美は、その姿を直視しつづけていられなくなるほどのまばゆい光に包まれ始めた。
響もさすがに気づいているはずだが、特に反応する様子はない。

千早「あれは………真美が、初めて覚醒したときの…!?」

美希「……いっけ、ぇ、真美…!そんなとこ、さっさと通り抜けて、帰って、くるの!」

千早と美希が真美の様子を見て、なにか思い出したらしく、口々に言う。
そのふたりの声にまた、響のマイペースな語りがかぶさった。

響『で、どこまで話したっけ?ああ、そうだ。血を吸うタイプのヒルってね、唾液に麻酔作用があるの』

それがどうした、関係のない話はやめろ!……と言いかけて、ふと、気になった。

なぜ響は、このタイミングで急にヒルの話を始めた?
実は数の少ない、吸血する種類のヒル、その唾液に麻酔作用があるから……なんだ?

さっき聞かされた「春香と真美がされている行為の音」と、今の話には、何の関係がある?

響『ふつうその麻酔で、痛みとかを感じなくなるんだけど……効果がすごく強い麻酔薬って、まあ、「麻痺薬」とほぼ同じだよね?』

響の饒舌なヒルの生態講座はまだ続いていた。
いつの間にか俺だけでなく、こちらにいる全員が、その説明に聞き入っている。

響『ところで、自分たちブラックジャンボでいろんな生き物飼っててさ。中に、ちょっと特殊な種類のヒルがいるんだ』

真美の身体はまだまぶしいくらいに輝いていた。
でも……輝いているだけで、そこから動く気配が、一向に、ない。

響『ものを吸って食べるタイプで、唾液に強烈な麻痺作用があるんだぞ。ただこの子たちの好物は血じゃなくて、魔力なの』

……俺の気のせいでなければ、真美の身体から放たれる光が、少しずつではあるが、弱くなりつつあった。
400  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/06(日) 00:33:51.69 ID:mXGHEB5j0
真美(な、なん、で!?足っ…、うごかない、力が抜けちゃう!こ、このっ、動けえーっ!!)

覚醒した直後と同じく全身にみなぎる力を感じながら、シャイニング・マミはパニックに陥っていた。
あとは足に力を入れて走り出すだけで、春香も、自身もこの白い沼から抜け出せるというところになって、
前後に軽く開いた足のどちらにも力が伝えられず、一歩目を踏み出すことができない。
それどころか、足はもちろんのこと、後ろ手に縛られている手も少しずつ弛緩し始め、だらりと垂れさがりはじめる。

響『ヒル太郎たちはサイズがちっちゃいからね。その唾液なんてもっと少ないから、1匹2匹じゃそりゃ効かないさー』

響がプロデューサーたちに説明している言葉は真美の耳には入っていなかった。
もっとも入ったところで、絶望をより掻き立てられるだけに過ぎず、そういう意味ではまだ幸福だったのかもしれなかった。

響『でも、数がすごくたくさんで、おまけに時間もそれなり経ってるなら………マジシャン相手でも、いずれ効くよね』

真美(…おちつこ、クールになんなきゃ。たぶんこのパワーに、真美が慣れてないだけ、もっかい……)

響『そしてさっきも言ったとおり、ヒル太郎たちの好物は、魔力なんだ』

もう手足の力がほとんど入らない状態でも諦めることなく、改めて走り出そうと試みて、
自分の身体のまわりの白い粘液が激しく波立っていることにそこで真美は初めて気づいた。

真美「え…………?」

響『仮に、の話だけどさ。なんかの技でも使おうとして、魔力が、ものすごく高まった状態で………』

笑いだしそうなのを無理に押し殺した声で、響は言葉を続ける。

響『でも身体が麻痺しちゃって動けない――逃げられない、マジシャンが、さ。ヒル太郎たちの真ん中にいたら、どうなるかなー?』




たしかゆきぴょんは、最初のほーの部屋で、でっかいナメクジみたいなのを見たって言ってた。
真美としては話だけでほんとにノーサンキューって感じだったけど、
ラッキーなことにさっきの部屋まで、そういうのにはいちおー出会わずにすんでた。

……そして今、なめくじみたいにぬるぬるで、でももっと太くてすごくでっかいキモいのが、
真美の身体のあっちこっちにへばりついてきて、しかもぴったりくっついて吸いついて、きてる……!!

真美「ひっ、ひぃいっ、やだぁあぁ!!!離れてぇっ、キモい来んなぁ……っ、ひゃぁあ!?」

おっぱいに前から張りついて離れない赤いのと、ぜんぜんちがう。
もっと黒っぽくて、太いし長いし、ぬめぬめ感もすっごいパワーアップしてて………

そのうちの何匹かが、白いねばねばの中からいきなりぬっと出てくると
赤いのがまだくっついてる上から真美のおっぱいにかみついて、またちゅーちゅーし始める。

真美「あうぁあっ、やめて、やめてぇぇ!?吸っちゃやらぁ、おっぱい、おっぱいばっかりぃぃっ!」

赤くてちっちゃいのがもう吸いついてくるのを、黒くてぶっといのがいっしょに吸いあげてきて
おっぱいが、乳首がめちゃくちゃに引っぱりまわされて、あ、頭、ヘンになっちゃいそ、う!?

真美(あ………え!?う、うそ、なんで、こんな暗く……)

なんだかどんどん力が抜けてるみたいな感じがして、気がついた。
真美のからだは、まだぴかーって光ってる。光ってるんだけど……でも、さっきほど明るくない。
そのとき思いっきり強くおっぱいを吸われて、つい声がでちゃう。

真美「ひゃんんっ!?」

真美が叫んだ瞬間、はっきりと、真美をつつんでる光が弱くなった。

真美(こ、これ、ドレイン系のやつだ!力はいんないのもきっと、このせいで……!!)

真美「やっ、それずるいっしょぉっ!?ふあっ、真美のチャージしたちから、取っちゃやだあぁ、んんん!」

最初っからいる赤いのはそんな大っきくないから、取られてもそんなにヘンカなかったけど……
あとから来てるこの黒いのはやばい、このままちゅーちゅーされるのはぜったいやばい!!

真美(あ、ぁ、こ、これうまくいかないと、はるるんも真美も、逃げらんなくなっちゃうのにっ?!)

そのとき、白いねばねばの水面の下の見えないとこで、こんどははっきりわかる感触があった。

真美「っひ!?やめっ、そんな、巻き付いてこないでよぉ!」

右の足にも左の足にも、太くてぬめぬめしたのがぐるぐる巻きになってるっぽかった。
そして、そのあとすぐに、真美の太ももとおちりのあたりに、ぴったりなにか張りつく感じがして、
あっと思ったときにはもうちゅーちゅーって吸われ始める。
そこからまた、すごいいきおいでパワーを持ってかれて、足の力がもっと、入んなくなっちゃう…!

真美「やだぁっ、こんなのやだよぉおお!たす、助けてはるるんっ、千早おねーちゃんっ、ゆきぴょんっにーちゃぁんっ!!」

ついに真美が叫んじゃっても、だれも、返事してくれなかった。
401  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/06(日) 00:35:05.14 ID:mXGHEB5j0
より「食いでのありそうな」獲物、すなわちその時点で高い魔力を放っていた真美のほうに大型種が引き寄せられた結果、
必然的にシャイニング・ハルカには、最初に責めを始めた小型の赤いヒル型触手が群がっていた。

部屋に入った時点では、春香の精神力が勝り、その肉体の芯まで染み込まされた媚薬粘液の効果はさほど表面化していなかった。
しかし、連戦の疲労も抜け切れていないところに、ただでさえ敏感な乳首とクリトリスを集中的に吸引され、
春香の身体はヒルたちの唾液の麻痺毒のためだけでなく、これまでに覚えた肉の歓びによってもすっかり弛緩させられてしまう。

春香「あぁぁっ、はぁ、はひぃぃっ………♥♥いやぁ、また増えてるぅ…っ、ふぁんっ!」

両手の自由を奪われた上、すでに両足も春香自身をほぼ支えられなくなっていた。
粘液溜まりの中で春香は軽く開いた両ひざをつく姿勢となり、かろうじて胸のあたりから上は水没させずにいる。

獲物が体勢を下げたことで、身体を苦労して這い上がらずとも直接粘液の波間から取り付けるようになり、
春香の乳房を狙うヒルたちの数はそれまで以上に激増していた。ほとんど隙間がないくらい大量に張りついた赤い軍団は
隣近所の仲間よりも先に自身の取り分を確保しようとするかのように猛烈な勢いの吸引責めを繰り返し、
小型の触手たちから魔力ごと柔肌を吸い上げられる魔悦に、春香は甘い悲鳴を上げ続ける。

春香「んひぃ、っ吸われてるぅ……♥だめぇ、だめなの、に♥♥すわれちゃうの、気持ちいいっ…♥♥」

その春香のショーツの中でも争奪戦はいよいよ激化の一途をたどっていた。
ヒル触手たちは我先にと立ち上がった春香のクリトリスにしゃぶりつくために先を争い、
時には後からやってきた新手が、すでにしっかり食い込んでいる先客を体ごと吸って強引にひきはがし、
自分がその空いた場所へ無理やりに割り込んで新たに吸引責めを始める。

それまで吸いついていたものを力ずくで引きはがされる強烈な引っ張りの刺激や、
ほんの数瞬の間を置いて新たに別の個体が即座に吸い付いてくるその間断のない快楽もすべて、
一挙動ごとに春香の全身を跳ねさせるには十分すぎるほどの威力だった。

やがて、ショーツの中を這い回り続けていたヒル型触手の群れは、吸いつく範囲をもっと広げることを思いつく。
さしあたって彼らにとってうってつけの場所………穴が、クリトリスのすぐ近くに存在していた。

最初にそのぬめりついた感触が膣口を通り抜けたときも、春香の頭をよぎったのは快楽だけだった。
今までに迎え入れたどの肉棒とも違う、太く短く伸び縮みするような独特の形状と質感に、春香はぞくぞくと身体を震わせる。

春香(っ、っあ♥♥う、うそ、はいってきちゃった、ぁ……♥♥♥)

肉体的にも精神的にも、一匹目を受け入れてしまえば、あとはもう変わらなかった。
最初は遠慮深げに、様子を探るように、しばらくの間をおいてから二匹目のヒル触手がぬるりと身体を滑り込ませてくる。

春香「んんん……っ♥♥やっ、ま、またぁ♥」

三匹目が春香の中へ入り込むまでのタイムラグは、その前にくらべれば少し短くなっていた。
そして四匹目、五匹目、六、七、八、とその間隔はどんどんと短くなっていき、
その一匹の侵入ごとに春香の目の前でストロボのように光がちらつき、背筋を快感が駆けあがる。
402  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/06(日) 00:35:34.29 ID:mXGHEB5j0
春香(こ、こんなの……はじめて、のはずなのにっ♥♥前から知ってるみたいに、きもちいい…っ♥たまんないっ、よぉ♥♥♥)

小型のスライムに大挙して子宮から膣までを占拠され、親スライムといっしょに責められた記憶は
もちろん春香の意識にはなかったが、直接責められた春香の膣肉はその凌辱の味をしっかりと覚えていた。
サイズや感触が似ているヒル触手の群れをまた受け入れて、春香の腰も媚肉も淫らに震える。

春香「ひゃひっ、あひぃん♥♥♥はや、いっ、もぅ次なのぉっ!?♥はぁぁっっまた来たぁ、ぁあんっ♥♥」

やがて、連続して膣内へ潜り込んでくる触手が十五匹目を数えるかというところで、
一番手で入り込んだヒル型触手はなんのためらいもなく、春香の膣壁に頭部と尾部の吸盤を張りつかせ、強く吸い付いた。

春香「んひぃっっ、ひぁああぁぁっ!?♥♥♥♥はぅ、っ、にゃにこ、れ……っきゃぁあぁあぅ♥♥♥♥」

タイミングを図ったかのように、二番手以降の触手たちも各々で動き回り、好みのポイントを見つけて吸いついていく。
スライムの粘液ペニスや戦闘員たちの熱く固い男根の味は身体で、膣で知っていても、
膣内に直接張りつかれて吸引される、などという責めはシャイニング・ハルカにもまったく未知の経験で、
なにをされているかも認識できないまま、春香は悲鳴と喘ぎの入りまじった叫びを上げさせられ、急速に身体も心もとろかされてしまう。

春香「なか、っ、おま○この中、すわれちゃってりゅぅ♥♥しらないっ、こんなの、わたし♥♥知らにゃ、ぃいぃい♥♥♥」

なおも続けてヴァギナへと押し入ってくる、やわらかく粘ついた肉の感触を断続的に堪能させられ、
春香はすっかり発情させられた身体をひくつかせつつ、突入と吸引の両方の刺激で絶え間なく喘がされる。
まもなく春香は、尻肉をかきわけ押し広げられ、どろりとした粘液が最初に菊門を濡らし、
それにつづいてぬるぬるとした軟体、それも複数のなにかが、尻穴をつつき始めるのを感じとった。

春香(ああ……っ♥♥やっぱり、そっち、も、使われちゃう…♥♥そっちも許してもらえないんだっ♥♥♥)

抵抗の言葉でも絶望でもなく、ただ予感とも期待ともつかない思いを春香が熱いため息と共に内心で吐き出した瞬間、
春香のアナルに最初のヒル触手が頭をつっこみ、体表のねばつきを利用してにゅるりとくぐり抜けた。

春香「おひ…ぃっ、おひりぃぃっ♥♥♥あっぁっ、また、またはい、って♥♥おしりにも、いっぱい、きちゃってりゅぅぅ♥♥♥」

その反応と自らの本能で、この獲物がすでにかなり開発されているということを察したヒル型触手たちは
もともと少なかった遠慮をいっさいかなぐり捨て、続々とシャイニング・ハルカのショーツの中を目指して動き始める。

春香「いやぁ♥♥♥ぁあ♥♥♥らめぇ、っ♥♥あ、また、まえも、うしろ、も…♥♥んひっ、吸ってるぅ、りょうほ、すわれ、んんんぅっ♥♥♥」

そして当然のように、尻穴の中でも押し入ったヒル触手たちが吸引責めを始め、春香の上げる嬌声がいちだんと大きくなった。
403  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/06(日) 00:36:11.19 ID:mXGHEB5j0
響『わー、やっぱり春香はエッチだねー。ほら、もう顔も声もトロットロになっちゃってるでしょ?』

妙にうきうきしているように聞こえる響の声にも、俺はただ歯を食いしばることしかできない。
さっきまでバリアに張りつかんばかりになり、春香に声をかけ続けていた千早は、今ではへたり込んでうなだれていた。

例によって春香の痴態はすべて、声だけでなく映像としても、響によって俺たちの鼓膜なり網膜なりに直接送り込まれてくる。
下半身どころか胸近くまで白い粘液にひたされていて、はっきり視覚でとらえられるわけではなかったが、
春香の表情や言っていることと、さっき響がごていねいにも解説してくれた内容を考え合わせれば
そのどろどろとした液溜りのなかでどんなことが行われ、春香がなにをされているのか……容易に想像できてしまう。

P「………もう、もういいだろう!?春香があれだけ大変な目に遭ったんだから、罰ゲームとしちゃ十分すぎるはずだ!!」

響『でもプロデューサー、ここ、春香と真美がチャレンジしたんだよ。忘れてない?』

当然と言えば当然の、予測はできた答えだった。だけど、それは………

P「ちょっと待て、響……このうえ、真美にまでまだ何かするつもりなのか!?」

響『あはは、それ、春香が今くらいの目に遭うのはOKって言ってるみたいに聞こえるぞー』

響の適当な言葉に言い返す余裕すらない。
チャレンジだの罰ゲームがどうのだの以前にもう、こんなのを、見せられるのも聞かされるのも、
俺自身はもちろん、みんなだって絶対にごめんのはずだ。

響『それに、プロデューサーはそういうけど、真美自身はどう思ってるかわかんないよ?』

雪歩「なに言ってるの、響ちゃん!?真美ちゃんがそんなの望むわけないよっ!!」

大声を上げて、俺が何か言うよりも先に雪歩が響に反論した。
そうだ、当たり前だ。さっきまでだって、真美はあれだけ悲鳴を上げて嫌がってたじゃないか!

響『ところで、自分ね。最終的にはプロデューサーも、みんなも、家族にするのが目的なの』

雪歩の言葉はまるでスルーして、唐突に響がまた関係のない話を始めた。
それは俺だって覚えている。初めて響が正体を現した時に事務所で聞かされた、馬鹿みたいな話だ。

響『で、シャインマジシャンのみんなは敵は敵だけど、のちのち家族になるんだから、できるだけ痛い目は見てほしくないんだよね』

響『ていうかはっきり言えば、まずはきもちよーくなって、ついでにこっちに堕っこちてきてほしいんだよ』

千早「………っ!」

雪歩「ば、ばかにしないで!わたしたちみんなそんなことにならないし、真美ちゃんだって、もちろん……」

響『へえー?やよいも、あずささんも、律子も………… それに、貴音も。そうやって、ウチの幹部に…もう、自分の家族になったのに?』

たっぷりとタメを作った響が貴音の名前を出したとたん、雪歩がびくりと身体を震わせた。
わかってはいたが、改めて四人の名前を出されたことで、雪歩と同じく俺まで動揺してしまいそうになる。

響『ま、それはいいんだけど。それを踏まえて「ブラックジャンボ総帥」の自分がヒル太郎に施した改造って、なんだと思う…?』

にやりと笑っているのがわかる響の声が、ねっとりと身体に絡みついてくる錯覚に襲われ、俺たちは何も言えなくなった。

響『まさか想像もついてない、なんてことないよねー。真美見てたら、わかると思うぞ』




黒くてでっかいナメクジみたいなやつの数が、どんどんふえてた。
見えてなかったけど、最初に真美の手をしばっちゃって、まだ今も巻きついてるのと、たぶん、おんなじやつだと思う。
真美が自分で見えるとこ……おなかとか、肩とか、わきとか、それにおっぱいとか…
そのいろんなところにヌルヌルした黒いやつが張りついて、張りつけなかったやつがぐるぐる巻きになってる。

見えてないとこ……スカートの下とか、おちりのほう、とか、そっちはたぶん、もっといっぱいくっつかれてた。
足が重くて、もう動かせない。足首らへんから太ももまでぜんぶ、ぎっちり巻きつかれてる。
でもそれだけじゃなくて、……おパンツの中がたぶん、いちばんひどいことになってる、んだと、思う………

真美(も、もうムリぃぃっ、なんで、こんなことばっかりぃ!?)

おしりのお肉でちゅーちゅーされてないところはないんじゃないか、って思っちゃうくらい、
たくさん吸いつかれてる感じがした。もちろん、そっちだけじゃなくて、
前の、女の子の大事なとこ……、お、おしっこの穴の、ちょっと上、らへん、かな、そこばっかり…!

でも、ほんとに大変なのはそういうことよりも、真美のからだがヘンになってることだった。

真美(あつ、い………あたま、ボーっとしちゃう、なんで、こんな…)

真美「ぃあぁっ!?んっひぃぃっ、やぁあぁぁっ!だぇ、らめぇえっ…♥」

ふいうちでまたぎゅうって強く吸われて、ヘンな声が出て、……出ちゃって、真美はあわてて頭を振る。

真美(ち、ちがうっ、これ…は、びっくりしちゃっただけだもん!真美はそんなヘンな子じゃないっ!)
404  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/06(日) 00:37:13.64 ID:mXGHEB5j0
………さっきから、ちょっと離れたとこにいるはるるんは、なにか様子がヘンだった。
あんなの、はるるんじゃない…ってことは、あの赤いぬるぬるしたやつがきっと、はるるんをおかしくしちゃったんだ。

真美(気合のいれどこだよ、真美………はるるんを助けてあげられるの、真美だけ、)

真美「ひゃぁあぁあぁん♥……っ、や、やだぁあ、おっぱいもう、吸わないでよぉ……、っ、うぁ、ぁあん!」

おっぱいだけじゃなくて背中とかおなかとか、それにおまたとかおちりとか……
色んなところをいっぺんにちゅーちゅーされると、またあたま、ボーっとして、あつく………

真美(っ、だ、だめ、だめ!はるるんもだし、亜美のこと、助けらんなくなっちゃうよ!?)

亜美のことを考えたら、すこし頭がしゃっきりした。だいじょうぶ、真美はだいじょうぶ、「まだ」真美は、だいじょうぶ………




響『そうだ!ヒルについてのクイズ、もうちょっといっとこうか』

響の言葉はおそらく誰一人聞いていなかった。少なくとも俺は、まるで耳に入らなかった。

P(………真美も、春香や千早と同じような状態に…媚薬で身体を敏感にされてる!?)

響『何かを麻酔とか麻痺とかさせられるってことは、感覚をいじれる、ってことなわけ。だから、改造はかんたんだったよ』

俺と同じことに思い至ったと見えて、千早が瞬時に顔色をなくす。
記憶は完全に戻っていなくても、これまでの自身の経験で察してしまったらしかった。

響『ヒル太郎たちは吸いつくとき、同時に唾液を送り込むんだ。獲物を麻痺させて、ついでに気持ちよくさせちゃうやつを、ね』

響『小っちゃい子たちと大きい子たち、成分はいっしょだけど………体格大きい方が、つばも、いっぱい出るよね、そりゃ』

響『じゃあ……春香はもともと別でエッチになってるから置いといて、大きめのヒル太郎たちに、ずーっと吸い付かれてた真美は………?』

………響の言っていることは理解はできた。理解したくなくても、わかってしまう。
それを俺たちに説明する理由もわかる。こっちが絶望に打ちひしがれるのを見たいのだろう。
でも、じゃあ、………響は今から、真美を、どんな目に遭わせるつもりだ?

響『ついでにもうひとつ、ここで突然だけど問題だぞー。ヒルって、どうやって数を増やすでしょう?』

千早「……なん、ですって?」

雪歩がひっ、と小さく息を飲み、千早がかすれきった声でうめいた。
俺も同時に思考停止状態になり、口がからからに乾ききっていくのを感じる。

P(まさか…そんな、いくら響でも、元は事務所の仲間だった真美を相手に、そんなことは………)

響『ブブー、ざんねん、時間切れー。正解は「交尾をして増やす」でしたー!……あ、種類によるけどね』

それをいま、わざわざこの場で言うということの意味するところはひとつだけだった。

P「ふ、ふざけるな、やめろ!!どうしてそんなことができるんだ!?」

響『え…だって自分、ブラックジャンボのボスだもん。つかまえたマジシャンにヒドいことしないで、ほかに何するの?』

いい加減にしろ、と怒鳴ろうとしたところで、響が続けて、俺より先に口を開いた。

響『それにこれ、罰ゲームってことになってるけど、失敗してるのはほぼプロデューサーだからね?』

P「な………」

響『だってそうでしょ。自分のヒントのウソホントも見抜けない、人選はミスる、ユニゾンの指示もしょっちゅうハズしちゃう……』

響『まあ、もともとお仕事とかでも、プロデューサーがやらかしたらたいていアイドルが大変な目に遭うんだもんね。変わんないか!』

理屈としては、通っている。紛れもない正論だった。
俺が判断ミスばかりしたから、今までの部屋でも、それに今度は真美が、最悪の目に………

響『あーあー、そんな落ち込まないでよプロデューサー。誰でもミスはしちゃうもんだぞ』

響『それに、……「だからこそ」、罰ゲームは痛くないやつ、むしろ気持ちよすぎるやつばっかりにしてるのさー。安心してってば!』
405  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/06(日) 00:38:00.58 ID:mXGHEB5j0
俺が返事もできずにいるうちに、響の言葉が終わったのを合図にして、真美のそばで一際大きな波が立った。

真美「な、なん…………っひっ、うぁ、うああぁああぁーー!?」

P(な……………)

形状としては、春香や真美に大挙してへばりついているナメクジだかとほぼ同じ、つまりはヒル触手の一種のようだった。

ただ、大きさが異常だった。音に気づいて首だけで振り返り、その姿を見てしまった真美も
最初に一声、大声で叫んで以降、声ひとつ立てられなくなっている。

P(でか、い………下手したら、真美よりでかいんじゃない、か……!?)

人間ひとりぶんに近いか、もしかしたらそれよりも大きな特大の肉塊、だった。
表面にみっちりと皺みたいなものが寄っていて、目や口どころか顔すらなく、全体に丸っこい形をしている。
それがゆっくりと上体……というか体を起こし、水面からかなりの高さまで伸び上がって、真美に近づいていく。

P「や、やめろ!やめさせてくれ響、聞こえてるんだろう!?お願いだ、頼む!!」

千早「真美、逃げなさい、逃げるのよ早く!急いで、すぐそこから、ソレから離れなさいいっ!!」

雪歩「ま、真美ちゃ、………響ちゃん、やめて、やめてあげて!?」

ふたたび壁に駆け寄ってめちゃくちゃに叩きながらそれぞれに叫ぶ俺たちの声は、真美には届かない。
真美はいま自分の身体に張りついている触手たちの存在すら忘れたかのように、
ただ呆然と、じわじわ近づいてくる特大のヒル型触手を見て震えていた。

ぐぱ、と音を立てそうな動きで、前触れもなく、そいつの腹にあたる部分が開いた。

雪歩「きゃぁあっ!?」

開いたその内部から、なにかがぐねぐねとうねりつつ伸び出てくる。
すでに真美を嬲っている、黒っぽい方のヒルとよく似ていた。本体から独立した生き物のように激しく動きまわり、
きのこの傘に似た、ぶっくりと膨らんだ先端部がなにかを探しているかのように蠢く。
それが、二本あった。

響『あー、言っとくけど、そこには自分、手加えてないよ。ヒルノ丞のデリケートなとこだし』

その異形の醜さに、そしてこれから起こることのおぞましさに俺たちが口を開けないでいるうちに、
響はその肉塊の名前を呼び、命令を下した。

響『ヒルノ丞、よく「待て」できてたね、えらい!シャイニング・マミのはじめて、貰っちゃっていいよ』




キモい、って気持ちがつよすぎると、動けなくなるって初めて知った。
今までずっと見てた赤いのとか黒いのとかたちは似てるけど、……真美より、たぶん大っきい。
それがずりずりと音を立てて、真美のほうに近づいてきてる。

真美(………ど、うしよう、どうしよう!?真美どうなるの、え、まさか、食べられちゃうの!?)

逃げなきゃ、って頭ではわかってても、足にも手にも力はほとんど入んなかった。
それに黒いのがいっぱいくっついてるから、すぐには動けないし……

真美(う、うええぇ!中から黒いの出てきたぁっ!?)

いきなり超でかいのの真ん中がばーって開いて、その中から黒いのがぼろんと出てくる。
しかもそれが2匹もいた。つながったままうにょうにょしてて、すっごい気持ちよさそう…♥

真美(……あ、あり?あれ、真美、いま何考えてたっけ!?)

ちょっとのあいだ、記憶がとんだみたいになってパニックになって。
気がついたら、真美の身体にカゲが落ちてた。

真美「え………お、おぅぅっ!?」

そのすぐ後に背中がめっちゃくちゃ重くなって、身体をまっすぐにしてられなくなった。
でも、倒れそうなくらい重たいのに、なんでか倒れない……これ、ど、どーなってんの?

背中いちめんになんか、べったりくっついてる感じがする。
っていうよりは、背中じゅうを、引っ張られ、吸いつかれてる、みたい、な………

真美(………、~~~~~っ!?!?)

ま、まさか、真美、あのでかすぎる超キモいのを背中にしょってる……
っていうより、あれがいま、背中にのっかってる!?
406  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/06(日) 00:38:29.15 ID:mXGHEB5j0
真美「ちょ、うえぇっ、やだぁぁっ!?はなせ、はなしてっ!キモいよぉ、いやだあぁ!」

手を背中がわに回したまんまだから、指とかが全部やわらかい何かにうまっちゃってた。
これがつまり、あのさっきのヌメヌメのボスみたいなやつの、おなかっていうか、そのへん、で、うわあぁあ!?

真美(……倒れない、んじゃない!これも、こいつにひっつかれて、吸われてるからはなれないんだ!!)

べったりくっついた部分が真美の身体をささえてて、これ、こいつが真美にのっかってるともいえるし、
でも、真美がこいつのおなか部分にひっつけられて浮かされてる、ってほうがホントかも……

真美(それで………真美、どうされるの!?こいつ何するつもりなのっ!?)

真美(そ、そうだ!足はくっついちゃってるけど、指はいま直接さわってやるんだから、ひっかいてやれば……)

真美がそう思ったとき、おちりのあたりになんかヘンな感じがした。
これ……って………ま、間違いないっ、ぱ、パンツ……脱がされそうに、なってる!?

真美「やだやだぁっ、なにすんのヘンタイっ!?そんなの、ぜったい許さないかんね、このぉんぎゅううぅっっ!?」

きゅうに、息ができなくなった。

真美(………え? なに、こ、れ、…………え?)

いたい、とか、くるしい、って感じじゃない。気持ちわるい、が近い気もするけど、なんかちがう。
そういうのよりも、むしろ…ブツリ的に、いっぱいいっぱいな、感じ……?

なにがなんだかわかんなくてハテナマークでいっぱいになってたら、いきなり地震がはじまった。

真美「あ、ひゃっ!?うぁ、うああぁっ、なっ、え、やっ、んひぃぃ!」

めちゃくちゃにからだ中ゆさぶられて、見えてるものも揺れまくる。
その間もさっきの息が止まるみたいな感じがくりかえしでやってきて、声がカッテに出たり止まったりしちゃう。

真美「これっ、んんっ、ど、ぉなって、え!?やめって、とめ、てぇ、はうぅぅ!!」

息ぐるしいのはぜんぜん治らないし、揺れるのもおさまらない。
これって、ものすごい地震なんじゃ…、はるるんとか、にーちゃんとか、みんな、だいじょうぶなの!?

響『やっほー、真美。さっそくだけどどう、感想は?』

真美(…ひ、ひびきんっ!?)

ずいぶん聞いてなかった声をいきなり聞かされて、びっくりしたけど、少し頭がはっきりした気がする。

真美(そう、か、ひびきん……これ、ひびきんがなんかしてるんだ!確かめなきゃ……)

がくがく揺すられながら真美が質問しようとしたら、先にひびきんがしゃべりはじめた。

響『シャイニング・マミとして…もなにも、もともと初めてに決まってるか。妹より先に初体験済ませてみて、どう?』

真美(え?)

ひびきんが言ってることのイミがわからない。はつたいけん……って、なにが?

響『いや、だから、真美はいままさに初めてのセックスしてるわけだけど、気持ちはどう?って聞いてるの』





千早「…真美、っ、真美……!ごめん、なさいっ、ごめんなさい………」

雪歩「もう、もう嫌ですぅっ!こんなの見たくない、見せないでくださいいぃっ!!」

俺たちの目の前で、真美の背中にのしかかり覆いかぶさっていった巨大なヒル型触手は
腹部から伸ばした二本の生殖器らしいものを器用に操り、真美のスカートの中へもぐりこませると
ショーツを無造作に引きおろし、………そのまま、なんの容赦もなく、真美の前後の穴を、同時に、犯し始めた。

真美「う、うそ、うそだよね、んぁあっ!?真美、なにされてっ、ひゃぁあん、わかんないぃっ、こわい、だれかぁあっ!」

そしてもちろん、どれだけきつく目をつぶっても耳を押さえつけても、
真美の上げる声が、激しく揺すられる小柄な身体が、見えて、聞こえて、しまう。

P(……春香も、真美も、俺のせいで、俺が、………俺の、ミスで!)

真美「いやぁあぁぁっ!やだぁあぁ、っうぁっ、ひぃっ、ふぁあ!にーちゃんっ、あみぃぃ、助けてぇええ!!」

途切れ途切れになりながら響き続ける真美の声を聞かされて、俺は何もできず、ただ頭を抱えて縮こまっていた。
423  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/08(火) 22:58:10.88 ID:3Gv5Gl/Y0
生殖を目的にしているヒル型触手生物にとって、与えられた繁殖機会は最大限に活かすのが当然だった。
それゆえ彼、もしくは彼女は生殖器を、柔軟で、確実に奥まで届く長い形態へと進化させ、さらに1対2本に倍増させている。

真美「うぁ、ふぁっ、あぁあっ!?やだぁ、こんなのっ、もうやらぁぁ、っひいんっ!」

結果的に、同族の、自身より小さな種とよく似たかたちになったその生殖器をうごめかせ、
巨大ヒルは振舞われた極上の獲物、シャイニング・マミのまだ熟れきっていない牝穴を執拗に犯し続けていた。

真美(はいって……っ、入ってきてるぅ、っ!ぬめぬめしたヘンなのが、真美のからだ……、おなかの、なか、入ってるぅ!?)

絶えず変形し、やわらかくどこまでも入り込んでいくヒルの生殖用触手にとっては真美の中の狭さも問題にならず、
また真美にとっても抽送自体が痛みや苦しさの原因になることはない。

真美(……こ、こんなのが、真美のはじめて…!?う、うそ、こんな、キモいのが、……)

響に自分の置かれた状況を説明されはしても、混乱の極みに達した真美の精神はまだ現実を受け入れきれずにいる。
しかし一方で、小型・大型のヒルに魔力を吸われつつ流し込まれた毒液は、確実に真美の身体を蝕んでいた。

真美(…………すっごいキモい、のに…、おなかも、お尻も、あつい、あついよぉ………なん、でぇ…♥)

背中ほぼ全体に張りつかれ、後ろ手に回した腕ごとべったり接着されているに等しい真美には、
自身が立ちバックに近い体位で、後ろから前後の蜜壺をヒル触手に犯されていること自体がよく認識できていない。
それでも、ここまでですでに念入りに下ごしらえをされていた幼い肢体は
いきなり侵入してきた牡の暴虐を受け入れて素直に反応し、少しずつ牝として花開きつつあった。

巨大なヒルの本体は真美の体を捕らえ、しっかりへばりついて拘束することに集中し、
腹部から伸びるぬらついた二本の生殖器だけが自在に動き、真美の奥底までの隘路を何度も行き来する。
それに加え、もとから真美に張りついていた小型種たちも責め手に加わり始めた。

真美「ひ…っやらぁ、んぎぃぃ!そこっ今、いま吸っちゃやらっ……やぁあぁっ!?」

前後への挿入を続けられながら、乳首とクリトリスをばらばらのタイミングで吸われ、
単に吸引責めだけを受けた時とは比べものにならない快楽を味わわされた真美はつい叫び声を上げてしまう。
その声に反応した小型のヒルたちはますます勢いづいて吸いつきを強め、
さらには周囲の粘液の海の中から姿を現した後続たちが、次々に真美を目指して寄り集まってくる。

真美(ま、まだふえる、の?もっと、吸われて……うしろのでっかいのも、ずっと、このま、ま…!?)

ねっとりと熱く重たいものが背中にのしかかる感触と、そしてほかでもない自分の下半身、下腹部のほうから
ぬちょぬちょ、ぐちゅぐちゅと湿った肉が触れ合って立てる音が、真美の精神までもかきまわしてゆく。

真美「やだ、こんな音……ひん、っ!聞かせないでぇえ!?ふぁあ、んん、うあ、ぁあぁっ♥」

真美(……っ、また、真美が出したくてあんな声、出してるんじゃないし、ぜったい…ちがう、ちがう、のに……)

加えて、真美自身の指すら入ったことのなかった秘穴と菊門両方の奥まで生殖触手に入りこまれ、
真美本人にはそれが見えていなくても、事態を正しく認識できてはいなくても、
粘膜から直接伝わってくる肉悦がよりストレートに真美の身体と心をぐちゃぐちゃにしようと襲い掛かってくる。

真美(こ、このままじゃ、このままじゃ真美、ヘンに、なっちゃうぅ!逃げなきゃ、はやく逃げなきゃっ!?)

気持ちばかりが焦るが、真美の手も足も、べっとりとヒル触手の体の下部に埋まり込んでいて動かせない。
その間にも巨体のヒルは、本体はほとんど動かさずにじっとシャイニング・マミを抑え込みつつ
二本の触手を独立した生き物のようにうねらせ、真美の膣内と腸内を行き来してたっぷりとかき混ぜる。

真美「も、いやぁ、やめてぇ!?はなっ、ひあぁっ、は、離してぇっ!んうっ、んあぁあ♥はぎぃぃ…っ!」

響『うんうん、効いてきてるみたいだね、シャイニング・マミ。もっかいさっきの質問、聞こうかな?』

真美「……ひ、びき、ん、んんんーっ!?おねがっ、おねがいいぃ、真美もう、こんなの、こんなのぉ…!」

それと意識しないまま、シャイニング・マミの叫びに少しずつ嬌声が混じり始めたのを聞きつけ、
頃合いとみた響はあえて軽い調子で真美に話しかけた。
その真美は相手が敵組織の総帥であることも忘れ、必死で責めを終わりにしてくれるよう懇願する。

響『こんなの……が、なに?どうしてほしいって?』

真美「きっ、きまってる、っしょ!?すぐやめさせっ、あっひぃぃ、っ♥やっ、めて、ぇ♥」

獲物が喋っている……というより啼いている内容には特に関心を払うことなく、
ヒル触手は最も深い部分がどこかを探るべく、シャイニング・マミの両方の肉壺をぐにょぐにょと穿りかえした。
身体の中でくねり、のたうつ触手が自分の肉越しに軟らかくこすれあうのを感じさせられるだけでなく、
行き止まりに近い身体の芯を、前後からぬめぬめとした軟茎で小突かれる感触に
真美の言葉は意識ごとぶつ切りにされ、短く跳ねた甘い声の悲鳴へと変換されてしまう。

響『うーん。でもなー、ヒルノ丞はシャイニング・マミのことだいぶ気に入ったみたいだし、これ罰ゲームだしなー…』

響『……そうだ!じゃあ、ヒルノ丞の射精が済んだらおしまい、ってことにしてあげる!』

真美「しゃ、せい…?………何それ、それっ、あうぅっ♥!い…、いつ終わんの、くぅん…っ、すぐ、おわるのっ!?」

内容はどうあれ今の責苦が終わるという響の言葉に、真美が敏感に反応して食いついた。
響は人知れず、にやりと笑うと、真美の問いに答えてやる。

響『さー、いつ終わるかは、カンペキな自分でもちょっと。ただ、なんなのかはすぐわかると思うよ?』
424  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/08(火) 22:58:42.75 ID:3Gv5Gl/Y0
千早(なにを……「総帥」は、今なんて言ったの………?)

雪歩(それ…って、え?だってそんなことしたら、真美ちゃん、こども、でき………あれと?あれの、赤ちゃ、ん………?)

響の言葉を聞かされた千早と雪歩は、座り込んだまま震えるだけになっていた。
そのかたわら、伊織と美希は触手服に弄ばれ続けた結果、声すら出せないほどに消耗しきって倒れている。

P「や、めろ………駄目だ、それだけはやめさせろ!ふざけるな、おい響いぃっ!?」

ひとりPだけは雄叫びをあげ、拳のあちこちが裂けて血が滲み始めているのも構わずに
全力で透明な壁を殴りつけていたが、もちろんその行為は誰にとっても、何の役にも立たなかった。

真美「………っあ、ひゃぁう!んひぃぃいっ♥な、なんか、ぶるぶるってして、ぇ…!」

そして、獲物の牝穴の深さを実際に犯してしっかりと把握し、それにシャイニング・マミの精神はともかく
身体はもう準備ができていると判断した超大型ヒル触手は、さっそく目的を果たすことにした。
牝が万が一にも逃げることのないように拘束する力を強めつつ、真美の二穴に軟質男根を出し入れするペースを激しくし、
体内にたっぷりと溜め込んだ精液を獲物の生殖器官の中に放つタイミングをうかがう。

真美「ふぁあぁあっ♥き、きついっ、強すぎるよぉ、っ!なんでこんなっ、ひぅっ、いきな、りぃ!?」

声を出すという習慣も、そもそもそのための器官も持っていないヒル触手は
獲物が何か音を出しているのを知覚すると、それを牡を受け入れる準備が整った合図だと判断した。
すぐさま彼、もしくは彼女は、入り込めるぎりぎりまで深く、腹部から伸びる二本の触手をもぐりこませると
真美の膣内へも尻穴の中へも、勢いよく精液を吐き出し始める。

どびゅーっ、ぶびゅぅっ、びゅるるっ!どぷっどくんっ、ごぷっ!

真美「ひゃぁあうっ、や、やぁああぁっ!?♥♥♥あ、あつ、あちゅいぃぃい♥♥おなかっ、おしり焼けちゃうぅぅ♥」

流れ込んでくる熱い濁流の衝撃は、すでに混乱しきっていた真美の理性を押し流すには十分すぎた。
体内に侵入されるだけでも初めての経験な上に、入ってきた触手たちに
前後の蜜壺を灼熱の汚液で満たされていく未知の感覚に、真美は目を見開いてただ絶叫する。

真美「やだぁ、っこれやだぁあぁ♥♥んん…っ、真美、なにされてるの、ぉ!?あついの、だめぇ、やめてぇえ!♥♥♥」

今まさに受けている行為こそが射精で、味わわされている感覚の正体が快楽である、ということは知らなくても、
真美の身体はそれをしっかりと堪能してしまい、声がひとりでに甘く媚びたものに変じてしまう。
そしてそれを、交尾された牝が示す正しい反応であると本能的に理解した超大型ヒルは、さらに精子を注ぎ続ける。

真美(あつい…どろどろって、溶けて、るみたい♥♥こ、こんなの続けられたら、真美、ヘンになるっ♥♥ぜったい頭ヘンになっちゃうっ♥)

ヒルたちの唾液に含まれる媚薬成分で、知らず性感を高められてしまっていた真美には
もはや抵抗の術はなかった。膣とアナルで震え、跳ねて、なおも精液を吐き続ける生殖触手の動きに翻弄され、
真美は必死に強く目をつぶり、射精ひと撃ちごとに這い上がってくる快感に身を震わせるしかない。

真美「あは…ぁ、ま、まだ、つづいてぇ……♥♥もぅだめ、だめ、だったらぁ、うぁあっ♥こんにゃの、やら、ぁ♥♥」

背中にのしかかった超大型ヒルが、精を放つ雄の歓びに時おりぶるりと大きく全身を震わせるたびに
声だけでなく、徐々に表情もだらしなくゆるんでゆく真美の姿を見せつけられ、Pは壁の向こう側でがくりと膝をつく。

P「あ、あぁ、真美…………すまん……俺のせいで、真美…済まない、………」

響(…まー当然、人間とヒル太郎とかヒルノ丞の間で、子供なんかできないんだけど……面白いから、まだ黙っとこうっと)

響は打ちのめされたPとマジシャンたちの様子を満足げにながめつつ、内心でぺろりと舌を出した。
それから、息も絶え絶えになっている真美にゆっくりと話しかける。

真美「はぁ…………はぁ、う、ぁあ………………♥♥♥」

響『どう、真美?ちょうどいま、真美は射精されてたの。すっごくきもちよかったでしょ?』

真美「………わ、かんな、ぃっ♥♥真美、よく、わかんないよぉ……ん、っ♥」

深く考えないまま響の問いに答えた真美の返事は、まぎれもない本心だった。

真美(これが、しゃせ、い………?なんか、あたま、とんじゃいそ、だった…♥♥ そだ、でも、これ、で………)

そもそも「気持ちいい」という感覚の定義も自分の中で確立していない真美にとっては
今味わったばかりの激烈な体験をどう呼んでいいかもわからず、
強がりでもなんでもなくただ「わからない」と答えるしかなかったというのが正しい。

真美「それ…より、ひびきん、これで、もう終わり、だよね………?」

響『んーん。違うぞ?』

まだ拘束されたまま震える声でたずねた真美に、響はあっさりとNOを突きつけた。
425  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/08(火) 22:59:12.43 ID:3Gv5Gl/Y0
響の言葉とほぼ同時、真美を捕らえているヒル型の触手生物は姿勢も変えずに、裂け目のように開いた腹部の腔から
それまで真美を凌辱していたのと寸分違わぬ黒っぽい肉茎を、二本、新たに外部へと伸び出させる。

真美「え………?んひぃっ!?えっウソっ、なんっ、やだぁ!!まってウソむりだよぉっ、や、ぁあ、んんんっ♥♥」

そして、真美が響の言葉の意味を理解するより前に、射精を終えたばかりの生殖器を淫穴から引き抜くと
中から精液が逆流する間もないほどの早さで次の触手を挿入し、すぐにシャイニング・マミの両穴をずぷずぷと犯し始めた。

真美「うそ、だって今ぁ、あぁあっ♥♥いまので、おわりっしょ、終わり…ぃい♥ふぁああ!?♥♥」

たっぷりと注ぎ込まれたばかりの精液が潤滑油がわりとなり、ヒルの男根の出入りがよりスムーズになった。
それでも真美の狭い膣穴と尻穴には最初の射精量自体が多すぎ、二本のペニス触手が
突き込まれるときにも後退してくるときにも、あふれ、掻きだされた白濁液が前と後ろの両方でどろどろと垂れ落ちてくる。

真美「うそつきぃっ、ひっ、ひびきんのうそつきっ、んひゃぁあ♥♥おわり、ってぇ♥さっきいったのにぃ!?」

射精された直後の消耗した身体と精神から振り絞るようにして、真美は響をなじる。
その間もじゅぽじゅぽと遠慮なく突き上げてくるヒルの責めで途切れ途切れになった真美の必死の叫びを聞いて、
響はひとり、にっこりと楽しげな笑みを浮かべた。

響『真美ったら、そんなだから律子に話聞いてないって怒られるんだぞ。言ったとおり、自分、いつ終わるかなんて知らないよ』

真美「そんな………はっひぃぃっ♥♥だって、これ、このキモいの…もう、そのしゃせいって、したんでしょ、…んぁあ!」

響『うん、ヒルノ丞、真美の中にいっぱい出してたね。つまり、それで1回目が終わりってこと』

真美「………え? それ……っひいっ!」

呆けたような声を出し、あぜんとしていた真美が、突然叫び声を上げた。
ヒルの巨体で覆い隠されていて、真美本人からも、それにほかのマジシャンたちやPにも見えない真美のスカートの下、
すでにヴァギナとアナルで出入りを繰り返す触手とは別の感触が、真美の尻たぶや会陰を後ろからつつき始める。

真美(ま、まさか、あの赤くてちっこいのとか、…それとも、黒いのが、くっついてきてるの!?)

ぬるぬるとした肉が同時に、それも大量に触れてくるのを感じとり、真美は恐怖に震え上がった。
必死に首をひねり、背中ごしに自分がなにをされているのかを確認しようとするが、
その視界はねばついた超大型ヒルの体にほとんど埋め尽くされてしまい、なんの手がかりも得られない。

響『言ったとおりヒルノ丞のそこは自分、いじってないし、そもそもちゃんと調べたわけでもないんだよね』

真美「ひぐっっ、ぅあぁ…♥♥な、にいってるのか、イミわかんないよ、おぉ♥もう、っ終わりでいい、じゃんかぁ…」

二人が会話をしている間も、ヒルのペニス触手が真美に出入りするぐちゅぐちゅという音は絶えず鳴りつづけていた。
両穴を犯されながら追加で尻肉や腰回りをいじりまわされる感覚になんとか耐えつつ、真美は言う。
しかし、その感覚がすでに、不快感や嫌悪感とは正反対のものになりつつあることには気づくことができない。

響『だから、今シャイニング・マミのおしりをつんつんしたりしてるそれが「全部で何本あるか」も知らないんだ。あはは』

超大型ヒルの腹腔の開き具合が大きくなり、中からは何対になるかもわからない無数の触手が這い出ていた。
そのうち何本かがシャイニング・マミの太ももや細腰にぎっちりと巻き付き、本体の腹部と合わせて拘束をより確実にし、
そしてそれ以外の大多数は真美の尻肉や外性器に体表をこすりつけ、さらに先端部でつついて弄ぶ。

真美「やだ、やだぁ、ぁんっ!♥またなんか増え、てるぅ!?見えないっ、これ、どうなってるの…ふぁぁっ♥♥やだよぉぉっ!」

響『そう、その増えたやつ、それが全部射精し終わったらおしまい。どう?今度はわかった?』

真美「は、っ!?そ、そんな、それじゃ、い、いつ終わ…きゃうぅ♥♥ひぁ、あぅっ、ま、またはげしくぅ、っ♥♥」

獲物の持つ高い魔力を感じとり、ヒル生物は通常なら安全のため一対ずつしか体外に出さない生殖用触手を
すべて一度に露出させてまで、めったに得られないとびきりの繁殖相手との交尾をなんとしても成功させようとしていた。
相手が自身の精液で受精可能かどうかということにすら頓着せず、ただ牡の本能に従って
しっかりと抱え込んだ牝の中にあるだけの子種を注ぎ込み、物量にものを言わせた種付けで孕ませようとする。

真美(おなか、おしりも、あのぬちゅぬちゅしたの、きてる……♥入ってきちゃってるよぉ♥♥やだ、こんなの、いやなの、に♥♥)

その圧倒的なまでの牡の勢いに当てられて、真美の牝としての本能もまた煽り立てられていた。
大小のヒルに媚薬を盛られ、膣も肛門も同時に処女を散らされたうえに精液をたっぷりと注ぎ込まれて
今また新たな触手に奥深くまで二穴をレイプされ、シャイニング・マミの身体と心が少しずつ、快楽に屈してゆく。

真美(………っ、だめ、しっかりしなきゃだめ、ぇ!はるるんも、だし…亜美は、真美がぜったい、っ)

それでも真美は、自分のすぐそばで同じように凌辱されている春香と、まだ再会を果たせていない妹のことを思い、
下半身を源として全身を融け落ちさせようと襲ってくる甘美な熱に必死で耐えようとした。

真美(…あ、れ?これ、なに………?)

そのシャイニング・マミの首元に、吸盤状のなにかがぺたりと吸い付いた。
426  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/08(火) 22:59:40.36 ID:3Gv5Gl/Y0
小柄ゆえに中が狭く、よく締めつけてくる二つの穴をじっくりと生殖触手でかきまわしつつ、
超大型ヒルはその獲物がまだ完全な牝にはなりきっていないことを感じ取っていた。

真美「やぁ、ま、またちゅーちゅー、するの…♥やだぁ、やめて、やらぁあ、あ♥」

交尾の完遂、およびそのために牝が完全に自分を受け入れることを最優先としている彼、
もしくは彼女の対応は単純明快だった。獲物の反応不足は「まだ足りていない」ゆえのものだと判断し、
すぐに不足しているものを補うべく獲物の体に触れる。
そして、通常は吸引するついでに送り込むところ、今回は送り込むことのほうを主目的として行為を始めた。

真美「はぐ、っ!?にゃにこれ、え……ふぁ、あぁん♥」

どくん、と音すら立てそうなほどに真美の視界が揺れ、一瞬のうちにぶれ始める。
同時に真美の耳には射精のときとはまた違う何かが自分の体内に流れ込んでくるどくとくという幻聴が響き、
何かが密着している首元から、これまで以上に強烈な熱波が全身へ広がっていく。

真美(い、や……!?うそ、これ、どし………て♥♥なんで、こんないきなり、真美のからだ、あつく……♥♥)

媚薬効果のあるヒルの唾液を、超大型種のサイズに比例して大量に追加で注入され、
ただでさえ発情していた真美の身体は素直すぎるほど素直に反応していた。
さらに、ヒルの麻痺毒は筋肉のみならず精神にまで効果を作用を及ぼし始め、
真美がそれと気づかないうちに少しずつ、生理的な抵抗感や現実の認識を削り取っていく。

真美「あぅうんっ♥こんなのっキモい、キモいだけ、だもん♥にゅるにゅる、やらぁ、やだ……や、なのに♥♥」

反応した膣穴と尻穴の粘膜が声高に訴えかけてくる快感のせいで思考能力も判断力も一気に低下し、
真美は自分の中をいっぱいに埋め尽くしている触手のことで頭までいっぱいにされてしまう。

真美「はあぁ、あつぅ、い…、あちゅいよぉぉ♥♥♥おまたも、おちりも…ぉ、なんで、なんれぇえ♥♥」

獲物の反応がてきめんに変わったことを確かめると、超大型ヒルはさらに大量の媚薬唾を送り込みつつ、
真美の淫穴を奥まで犯し抜いているペニス触手の動きを加速させた。
すぐに、より大きくなったぶちゅぶちゅと鳴る水音に、幼く高い嬌声が混ざりはじめる。

真美「うぁあ、あひっ♥♥やぁん、だめえっらめぇえぇ♥♥おくまで、くるの、あひゃぁあっ♥♥すごしゅぎるぅ♥♥」

真美(あぁっやだぁっ、こんなの♥やなのにぃっ♥♥ヘンにされてる♥♥真美、ヘンにされちゃってるよぉ♥♥)

鳴き声や、自身の生殖器をきゅうきゅう締めつけてくる身体の藩王で、獲物が理想的な牝に近づきつつあることを知り
触手生物はすぐさま次の放精を行うべく全身を動かし始めた。
駄目押しとばかりにシャイニング・マミに催淫液を追加で送り込みながら、前後のピストン運動に加え
中に入り込んだ触手をぐりぐりとひねり、真美の膣内も腸内も激しくこすりたてる。

真美「ひっああぁあっ、うぁあぁっ♥♥まってぇ!そんな、はげしいのむり、ぃいっ♥真美のおなかぐちゅぐちゅしないれぇ♥♥」

真美(やばいっ、これ、ぜったいやば、いぃ♥♥こんなつよいの…♥ ま、まさか、またさっきのされる!?)

響『お、ヒルノ丞、またそろそろ出ちゃいそう?いいよ、好きなだけ射精しちゃえ♪』

真美の絶望的に甘美な予想を、唐突な響の明るい言葉が裏付けた。
知らず知らずのうちに足を大きく広げ、牡の象徴をできるだけ奥まで迎え入れる体勢をすっかり整えていた真美は、
それでもねばつくヒルに捕えられた身体をよじって形だけの抵抗を試みる。

真美「う、うそ、やらぁあ♥♥いらないっ、もう、しゃせい、するのやめて♥真美ヘンになっちゃう、おかしくなっちゃうよぉっ♥♥」

響『それでいいんだぞ、ヘンにしたくてやってるんだから。いっぱいヘンにされるといいよ、シャイニング・マミ』

その響の言葉が終わるのを待っていたように、真美の中の隙間を奥まで埋めたヒルの生殖触手が
先端をぶくっと膨らませ、それから一気に膣穴と尻穴の両方で濃厚な精液を吐き出した。

真美「ひぁあっぁあぁーーっ♥♥♥でてるぅ♥♥あちゅいっ、またいっぱい、きてる、んひぃ♥♥♥あ、あ♥♥あっまたっ、ひあっぁ♥♥♥」

前回と比べものにならない熱さの牡汁でヴァギナもアナルも頭も一度に満たされて、
真美はその原因を考えることもできないまま、とろけきった声で悲鳴を上げた。全身ががくがくと震えて止められず、
その状態でも膣肉と腸壁はメスの本能に従って注ぎ込まれた精液を残らず飲み干そうと淫猥にうねる。

真美「も、むり、しゃせいっ♥♥♥もうやめてぇ…♥♥んん、っ、やらぁっ、まだ、びゅーびゅーしゃれてゆぅぅ♥♥♥」

まだ幼い肉壺にはやはり多すぎて、真美の身体が飲み切れなかった白濁液は結合部からぼたぼたとこぼれ落ちていた。
それにも構わず、質より量を地で行く猛烈な勢いでヒル触手は射精を続け、
シャイニング・マミの中に新鮮な精液をひたすらに送り込んで自分専用の牝穴に躾けようとする。

真美「もうらめっ♥♥♥真美にしゃせーしちゃらめぇえっ♥♥♥なんか、なんかきちゃう、よぉ♥♥♥くるぅっ♥♥やぁあぁぁーーっっ♥♥♥♥♥」

ヒルによる有無を言わさぬ二穴での連続大量射精を幼い蜜壺で受け止めさせられ続け、
絶頂という感覚のことも、イクという淫らな断末魔も知らないまま、真美は生涯で初めてのアクメを触手で迎えさせられる。
やがて、最後の一滴までシャイニング・マミの中で搾り出した生殖触手が両方の穴から抜け出ても、
真美は放心状態のままでわずかな呻き声をあげるだけになっていた。

真美「うぁ”…………あ、あぁ♥♥♥んひっ、い、い…………あ、んん……………♥♥」
427  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/08(火) 23:00:06.94 ID:3Gv5Gl/Y0
響『さっきより、だいぶたくさん出されちゃったなー。でも真美、いまイってたでしょ。気持ちよかった?』

真美とヒル型触手の結合部は巨大な軟体で覆い隠されていたが、栓のなくなった真美の前後の穴から
どろどろと滴る白濁粘液が足を伝って垂れ落ちるのは誰の目にも見えていた。
そして響の心をえぐる問いかけにすら、今の真美は返答できる状態にない。

真美「………ぁ、ひび、きん…? こんどこそ、おわり、だよね、まみ、ちゃんと、しゃせー、されたよぉ…♥♥♥」

少しの間があって、ようやく響が自分に話しかけてきていることに気づいた真美は、
この地獄から解放されるかすかな望みをかけて響にたずねた。

響『いや、だからね、それ決めるのは自分じゃないんだってば。悪いけど』

問いというよりも懇願に近い真美の言葉にも、響は当然のようにさらりと否定を返した。
それとほぼ同時のタイミングで、ひくひく震えて入口を開け閉めしている真美の膣穴とアナルに
ぬらぬらとした、熱く脈打つ肉のかたまりがぴったりと密着してくる。

真美「ふえぇぇっ、やっ…あはぁあぁあぁ♥♥♥♥やだやだぁっ、それやらぁ、あんん♥♥♥にゅるにゅるもういやぁぁっ♥♥♥」

せめて入口を強く締めて抵抗するということも思いつかないうちに、3対目の触手が真美を前後で貫いた。
すでに一度シャイニング・マミを絶頂させ、自身の獲物に対するやり方が間違っていないことの確証を得たヒル型触手は
次の生殖用触手を挿入して二穴責めを継続しつつ、吸いついた吸盤からさらに媚液を流し込む。

真美(あ、ぁ、あ……また、もっと、からだ、あつく…っ♥♥♥これもだめぇ…♥♥ほんとに、おかしくされるっ♥♥♥)

うなじの後ろで何をされているかは真美にはわからなくても、その効果を数秒も経たず身体で理解させられてしまう。
休まずに犯され続けて発情している全身をさらに毒液で昂ぶらされ、あまりの快楽の激しさに真美の意識は混濁し始めていた。

その真美の、すでに触手をくわえこまされた前後の穴に、さらに別のぬめりつく感触が触れる。

真美「うぐぅぅ!?や、やだ、なに…?うそ?そんなむり、はいんないよ、やぁっ、やらっんひぃぃいいぃ!?♥♥♥♥」

響『おー、ヒルノ丞、相当真美のこと気に入ったんだね。お○んこもお尻も2本ずつなんて』

真美の背中のヒルはまた質より量をとり、より多くの精液と快楽で真美を牝に仕立て上げるべく、触手責めに用いる本数を倍加させた。
それぞれ柔軟で弾力性に富む生殖器とはいえ、処女を失ったばかりの真美の穴はまだ狭く、
追加されたペニス触手は先客とぎゅちぎゅちとこすれ合いながら細く曲がりくねった内部へと侵攻してゆく。

真美「あが…っ♥♥はひっ、むり、むりってばぁ♥♥♥ぬめぬめしたの、も、入ってこないれぇ♥♥♥」

制止する真美の声を気にすることなく、ついにヴァギナにもアナルにも2本ずつの生殖触手が奥まで入り込む。
その圧倒的な物量とわずかに蠕動している肉感をたっぷりと感じ取らされた真美は、紅潮した頬に、だらしない笑みを浮かべた。

真美(いっぱいに、なっちゃった♥♥真美のおなか、にゅるにゅるで、いっぱい…♥♥こんなぁ、こんなの、って♥♥)

真美(でも、いたくも、くるしくも、ないや………あ、つい…♥♥♥おなか、あつくて、………にゅるにゅる、きもち、いいっ♥♥♥♥)

とうとう真美が、幼くつたない言葉ながら快楽を感じていることを認めたその瞬間、響がゆっくりと真美に話しかけた。

響『そうだ、真美。いいこと教えてあげよっか』

真美「いいこ、と……?いいこと、って、なに、ひびきん……」

響『真美のなかをいっぱいにしてる、そのぬるぬるしたものの名前。真美は知ってる?』

真美「なま、え………しらない、真美、こんなにゅるにゅる、しらないよぉ♥♥」

なぜそんな話をするのかということも考えられず、真美は素直に響の問いに答えていた。
予想通りの回答に響はほほえみ、真美に、自身を現在進行形で汚し尽くしているものについて説明する。

響『それはね、触手っていうんだ。マジシャンはみーんなこれが大好きで、気持ちよくされちゃうから絶対勝てないんだよ』

真美「…そんなの、うそ、だって真美、これに負けて、ないよぉ…んん、っひ!?ぅあ、あううぅんっ♥♥♥」

響の言葉で一瞬だけ戻りかけた真美の理性は、両穴に詰まった2対の触手がごくわずか身じろぎをしただけで
あっさりと吹き飛ばされた。目の前を瞬間的に白く染められ、言葉が継げない真美を見て響が笑う。

響「あははは、なーに、今の声。真美がいちばんわかってるよね、触手に気持ちよくされちゃってるんだ、ってこと」

真美「ち、ちがうもん……真美はそんな、はひぃいっ!?♥♥♥違うよぉっ、きもちいいとか、思ってなっ、や、あぁっらめえっ♥♥♥」

直前につい内心でこぼしてしまった素直な言葉を思い出させられ、必死に否定しようとする真美の声は
中でうねうねと軟体を擦り合わせる生殖触手たちに途切れさせられる。荒い息をつく真美の耳に、ひそやかな響の声が忍び込んだ。

響『ね?ほら、勝てないでしょ。でもだいじょうぶ、触手に負けちゃったのは真美だけじゃないから』

真美「え………っ?そ、うなの?」

さりげなく、真美がすでに触手に屈服したことを前提にしているような響の話術にも真美は気づいていなかった。
ないしょ話をするときに似た響の声色と、その思いがけない内容に、つい興味を持ってしまう。
429  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/08(火) 23:03:11.12 ID:3Gv5Gl/Y0
響『そうだぞー。真美にだけこっそり教えてあげるけど、千早も、実は触手が大好きなのさー』 

真美「千早……ちはや、おねーちゃん、も…」 

響『自分、そばで全部見てたからね。全身たっぷりかわいがられて、今の真美みたいに、かわいい声出してたぞ』 

ゆったりとしたペースでささやきかけてくる響の声によって、真美は一種の催眠状態に導かれていた。 
まずその真偽を問うという発想自体が頭から抜け落ちたまま、千早が自分と同じ、 
あるいは自分よりも強烈な快楽を味わわされた、ということだけが強く意識に刷り込まれる。 

真美(真美より先にマジシャンになってて……真美より、ずっと早くてかっこいい、千早おねーちゃんまで……) 

そして、聞かされたばかりの事実から真美が導き出したのは、安直だが甘美な言い訳だった。 

真美「…………千早おねーちゃんも、にゅるにゅる…その、しょくしゅ、に、負けちゃったの……?」 

響『あーそりゃもう完敗だったね!千早があんなにエッチになっちゃうなんて、自分も思ってなかったもん』 

真美(えっち、に………あの、ちはやおねーちゃんが…♥♥) 

おずおずと投げた質問の答えをあっけらかんと響に言いきられた瞬間、真美の心はすでに振り切れていた。 

真美「……なら、マジシャンなりたての真美、が、しょくしゅに負けちゃうの……ふつう………だよ、ね?♥♥」 

目をとろんとさせた真美が妖しく笑い、媚びた声でたずねるのを見て響はほくそ笑む。 

響『うんうん、普通ふつう!気持ちよくされていっぱいイっちゃうのがふつうだから、気にすることないぞ!』 

真美「……イっちゃうって、なに?ひびきん、それも、いいこと…?♥♥♥」 

響『ふふふ、さーてね?それはきっと、ヒルノ丞が今からたっぷり真美に教えてくれるよ!』 




P(なんだ………!?真美がなにか言ってる、誰かとしゃべってる、のか…?) 

アイドルであることをのぞけば、ごく普通の中学生である真美が受けていたあまりにもひどい触手凌辱、 
それが一時的にではあるが、止まっていた。そして真美はぽつぽつと何か口にしているが、 
距離がありすぎ、それに声も小さいせいで、俺には何を言っているのかが聞き取れない。 

P(……そうか、こんなときだけ聞かせないってことは、相手はたぶん、響…!これ以上、真美に何をさせるつもりだ!?) 

どれだけ千早が声を張り上げても、雪歩が泣き叫んでも、俺が目と耳を強く塞いでも…… 
真美の背中にのしかかった巨大なヒルが真美にする行為の一部始終が、それを受けて真美の上げる声が、 
すべて俺たちの視覚と聴覚に強制的に送り込まれていた。 
それが今になって急に途切れているのだから、送り込んで来ていた張本人がなにか絡んでいるに違いない。 

響『…よし、じゃあ、ちゃんと「聞こえるように大きな声で」ね』 

そのとき、急に音声接続が回復したようになって、響の声が耳に飛び込んできた。 
絶望しきった顔の千早と、泣き腫らした目の雪歩もともに反応したところを見ると、二人にも聞こえているようだ。 

………響の「ちゃんと聞こえるように大きな声で」というのは、誰に、何を言っているのだろう? 

真美「お、おねがい、します………」 

少し震えた真美の声がすぐに続いて聞こえてきて、俺たち三人ははっとなった。 
響のさっきの指示はやはり真美に対するものだ。何か俺たちにお願いをするように言われたのだろうか? 

真美「真美のこと、もっと……もっと、きもちよく、してください♥♥しょくしゅで、いっぱいぬちゅぬちゅしてぇ♥♥♥」 

P(…………なんだ、なんだ、これ、や、めろ!?) 

声は、確かに、真美の声で間違いない。だが、脳が、聞こえてきた音を理解することを拒否した。 
そして真美はこっちを見てもいない。首をできるだけひねり、背中にへばりついた肉塊を…愛おしげに、見つめていた。 

千早「ま、み……!?しっかりしてっ、真美、何を言っているの!?」 

雪歩「ひっく、ぐすっ……っもう嫌っ、許してあげて、真美ちゃんに、真美ちゃんにそんなこと言わせないでぇっ!!」 

千早と真美が俺よりも早く立ち直り、口々に叫ぶ声は、おそらく真美には届かないように遮断されている。 
……でも今の真美には、たとえ聞こえていたとしても効果があったかどうかはわからなかった。 

真美「しゃせい、しゃせいも、してほしいよぉ…♥♥真美のおなかに、あついの、びゅーっ、びゅーってしてくらしゃいいっ♥♥♥」 

されたことを思い出してでもいるのか、真美の叫ぶ声の最後の方は完全に嬌声に変わってしまっている。 
それをしっかり聞き届けるだけの間をおいてから、満足げな声がした。 

響『はい、よくできました、シャイニング・マミ。おまちかねのごほうびだぞ。…ヒルノ丞、もういいよー!』 
430  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/08(火) 23:03:40.82 ID:3Gv5Gl/Y0
響に声をかけられて、それまでじっと動きを止めていたヒル型触手がまた、俺たちの見ている前で動き始めた。
全体としては姿勢を変えず、真美の背中側からおおいかぶさって押さえつけたその体勢のままだが、
真美の腰…お尻のあたりにへばりついている肉質の部分が、その下で激しく蠢くなにかに揺らされている。

真美「ひああぁぁ♥♥♥♥にゅるにゅるきたぁ♥♥♥いいっ、気持ちいいよぉ、しょくしゅ気持ちいいっ♥♥♥はぁあん♥♥♥♥」

その蠢いているのがなんなのかを、真美が大声で叫んで教えてくれた。
それも、さっきまでよりずっと大きな声で、振り絞るようにして声を上げているのがわかってしまう。

真美「しゅごい♥♥♥2本はいってりゅ、しゅごいよぉぉ♥♥♥♥あっあぁっ♥♥♥真美のおなか、ぐちゅぐちゅしてる♥♥♥かきまぜてるぅ♥♥♥」

さっきからずっと俺たちに見えているのは、ときどき体を大きく震わせるばかでかいヒルと、
それにのしかかられ身体もところどころ隠れているマジシャン姿の真美だけで、
あの醜悪な肉塊の下で真美の身に具体的に何が起きているのか、見えているわけではない。

真美「こすれてりゅぅ、真美のなかでしょくしゅこすれてゆのっ♥♥♥きもちいい♥♥♥これ気持ちいいよぉっ♥♥♥♥」

……でも、真美の上げる甘い悲鳴と反応、それに絶えず聞こえるぬちゃぬちゃいう音から考え合わせれば、
なまじ見えているよりも簡単に、何が起きているのかが想像できてしまう。

P「……響っ!!お前は心が痛まないのか!?こんなことをして、見てて………お前は辛くないのか!?」

響『なんで辛くならなきゃいけないの?真美はきもちいい、自分は幹部が増やせるかもしれない。ウィンウィンってやつだぞ』

こちらから攻め入って、終始劣勢であることも、会話相手が敵組織のボスであることも、その瞬間は忘れていた。
心から純粋に疑問に思ったことを俺は素直に口にして、そしてあっけなく響に切り捨てられる。
対話でどうにかできる可能性なんてものがはるか昔に失われていることを、ようやく実感した。

響『あれっ、ヒルノ丞、もう次?真美のなかよっぽど気持ちいいんだな、よかったねー』

直後に真美がはしたなく叫び始めるまで、響が言い出したことの意味がすぐにはわからなかった。

真美「あぁっ♥♥♥きたぁ♥♥♥しょくしゅ、ふくらんでるっ♥♥♥あついの、ほしい、真美にぜんぶちょおらぃ♥♥♥♥」

千早「真美………だめ、それだけは駄目、お願い、正気に戻って……!」

雪歩「嫌、嫌ぁ、もう嫌こんなの嫌ぁぁぁっ………!! 真美ちゃん、真美ちゃんっ……」

ごびゅっ、ぶびゅるるぅっ、びゅぐびゅぐびゅぐぅぅっ!

千早と雪歩の絶叫もかき消すほどの音が響いて、真美がまた叫び始める。

真美「あっひぃぃぃいぃぃっ♥♥♥♥♥♥またしゃせーされてりゅっ♥♥♥♥なかにびゅぅーって、いっぱい♥♥♥♥んにゃぁあ♥♥♥♥」

真美「とまんない、ぃ♥♥♥♥まだらひてるぅ♥♥♥♥らめっ、そんなぁ、らめえ♥♥♥♥らめ、おかしく、なるっ♥♥♥♥」

真美「まけちゃうぅ♥♥♥真美、負けちゃうよぉ♥♥♥♥♥にゅるにゅるに負けちゃうっ♥♥♥♥しょくしゅで気持ちよくされちゃうぅぅ♥♥♥♥♥♥」

半狂乱になった真美が叫び続けている間も、液体が流れ込む音は片時も止まらない。
やがて真美の言葉が途切れて息をつくだけになったあたりでようやく音が止まり、少しして真美が小さく「んっ♥♥♥」と呻いた。
………見えていないから、あくまで推測でしかないが、入っていた触手を引き抜かれたのだろう。

真美「あはっ、えへえぇ…♥♥♥♥はへっ、んひ、ぃ♥♥……んふ、いっぱい、しゃせー、されちゃったよぉ………♥♥♥♥」

真美「でも、こんだけ出したらぁ、もう……これで、おわり…」

少し震えている、しかしそれ以上にうっとりとした声で、真美がつぶやく。

真美「………なわけ、ないよね♥♥♥♥とーぜん、まだ、してくれるっしょぉ?♥♥」

P(…………!?)

真美の言葉に耳を疑うと同時、巨大ヒルが身体の向きを少し変えた瞬間にちらりと見えたものに、俺は言葉を失った。
腹に裂け目?があって、その中から………別の生き物みたいに動く黒い触手が、何本も、何本ものぞいていた。

P(あれ……あれを、全部、真美がひとりで相手するのか………!?)

それに加え、真美の方から誘うような言葉を口にしていることに衝撃を受けて何も言えないでいるうち、
ヒルはまた身体の向きを変えて真美におおいかぶさり密着した。

真美「きてぇ、きてえっ、早くぅ♥♥♥♥しょくしゅで真美のことかわいがってっ♥♥♥♥千早おねーちゃんと、いっしょにしてぇ♥♥♥♥」

P(なんだって!?)

俺は反射的につい視線を向けてしまい、伏せていた顔を弾かれたように上げてこちらを見た千早とモロに目が合った。
その千早の顔も、それに両目も、はっきりと「何のことなのか本当にわからない」と語っている。

真美「あっ♥♥♥ぬちゅぅってきた、っ、ふあぁ♥♥♥♥きゃううぅっ♥♥♥♥こんどはっ、こんどは2本いっぺんにぃっ♥♥♥♥」

真美「もっとしてぇ♥♥♥♥いっぱいしてぇっ♥♥♥♥真美にたっぷりしゃせーしまくってぇええ♥♥♥♥♥」

はしたなく叫ぶ真美の声を呆然と聞きながら、俺たちはもう何ひとつ言えなくなっていた。
431  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/08(火) 23:04:06.93 ID:3Gv5Gl/Y0
ヒルのペニス触手で前後の秘穴をふたたび2本挿しにされ、喜悦の悲鳴を上げる真美を眺めて響はため息をついた。

響(まったくもー。真美だけに教えてあげる、ってちゃんと言っといたのに、即ばらしちゃうなんて……)

千早が自力だけで記憶を取り戻せるかどうかはどちらでもいいとして、
シャイニング・チハヤがイソギンチャク達に触手凌辱を受けた事実をまだ知らないPに
いずれ映像つきでお披露目してやる予定だったのが、インパクトが薄れたかもしれないと考え、響は不満顔になる。

響(でも、手出しできない&見えて聞こえる状態で仲間のマジシャン凌辱するっていうのは、悪の組織っぽくていいなー。ふふん♪)

響(そうだ、春香のほうはどうだろ。自分のすること、まだあるかなー?)

Pたちの絶望っぷりと、すっかり触手の虜になっている真美の様子でとりあえず満足した響は、改めて春香に注意を向けた。




春香「い、イクッ♥♥♥♥すわれ…っ、吸われてるだけなのに、イく♥♥♥イっちゃうぅぅぅっ♥♥♥♥」

シャイニング・ハルカの膣穴も尻穴もいまや満席になっていた。
続々と中へ這い込んできた小型のヒル触手たちは先を争って春香の膣壁と腸壁に吸着し、
今では後続が入り込むスペースがないほどぎゅうぎゅうに詰め込まれている。

春香「もうやめてぇ、吸いつくのいやぁぁ♥♥♥♥多すぎるぅ、んぁぁっ、いや、いやぁイクぅっ♥♥♥♥やらぁぁ♥♥♥」

その一匹一匹が吸盤を通して敏感すぎる粘膜へ直接吸引責めを行うのはもちろん、
同じ吸盤を介して媚薬効果をもつ唾液を春香の体内へと注入する。
いくら一匹当たりの量がそれほど多くないといっても、そもそもヒルたちの吸いついている場所は性感帯そのものであり、
さらに春香自身が度重なる凌辱と媚薬中毒で常時身体を発情させられているに近いことも手伝い、
アナルでもヴァギナでも内壁を吸い上げられるたびに、春香は小刻みに軽い絶頂へ押し上げられ続けていた。

春香(お○んこも、おしりも、ずぽずぽされたりしてないのにっ♥♥♥吸われるだけで、イかされる、なんてぇ♥♥♥)

さらに言えば、吸われているのは前後の肉壺の中だけではなかった。
よく見れば春香の身体にも、真美と同じく、黒光りする大きめのヒル触手が何匹かまとわりついている。

そのうち一匹が春香の腹部を伝ってずるずると這い下り、粘液の水面のさらに下へと潜った。
やがて何秒もしないうちに、春香は自由にならない身体をよじって叫び始める。

春香「いやぁぁぁっ♥♥♥♥そっちは、そこは吸っちゃらめぇえっ!♥♥♥お○んちん吸わないでっ、やめて、ぇ♥♥♥」

これまでなんとか抑えていた媚薬中毒の症状の影響もあってか、後遺症がここへきてついに発症してしまい、
春香のショーツを押し上げて勃起したクリトリスの疑似男根が顔をのぞかせていた。
もちろんそれは、吸いつくという行為自体が生態であるといえるヒルたちにとって格好の標的となり、
中型から大型サイズの個体が次々に粘液の中を泳ぎ寄って来ては、春香のペニスに強制フェラ奉仕をしてゆく。

春香「こ、これっ吸い付き、つよすぎるっ♥♥♥こんなの、おち○ちんまるごと、引き抜かれちゃい、そ♥♥♥んほぉぉっ♥♥♥♥」

かつてイソギンチャクの吸引触手で搾精責めを受けたときは疑似男根を丸ごと根元まで飲み込まれていたが、
ヒル触手は身体の構造上、オナホールのように吸い付くことはできない。
かわりに彼もしくは彼女らは春香の亀頭部分に吸盤をぴったりと吸い付かせ、粘膜越しに媚薬を流し込みつつ
強烈な吸引力をもって疑似男根の尿道から強引に精液だけを吸い上げ、春香に射精を強要する。

春香「や、ぁあん、やらぁっ出ちゃぅうぅ!♥♥♥♥お○んちんイきたくないっ♥♥♥♥もう吸うのらめ、イかせないでぇ…、ひぃん♥♥♥♥」

ほとんど忘れていた、もう未知のものになりつつあった雄の射精の快感を思い知らされ、
中身を搾り出されながら自分が自分でなくなってしまいそうな陶酔感を味わい、春香はただ叫ぶことしかできない。
肉悦で錯乱し、なぜ自分に疑似ペニスが生えているのかということも疑問に思わないまま、
シャイニング・ハルカは粘液の海の中で、膣内と尻の中と勃起クリトリスをひたすらヒルたちに吸われてイキ狂う。

春香「いや、…いやぁ……………♥♥♥も、もう、いいでしょ、せめて、やすませてぇ………♥♥」

やがて、力なくつぶやくだけになった春香のすぐそばで、ざばりと水の跳ねる大きな音がした。

春香「え…………んぐ、っ、…な、なにこれ、重た……っおひぃ、いっ♥♥♥♥♥んほおぉぉおぉ♥♥♥♥」

音の正体を把握することも、それに何をされたのかを理解することもできないうちに、
春香は一息に膣穴と尻穴を貫かれて目を白黒させる。

春香「ひぃぃっ、いやぁあぁ、これっ、なに、ぃ、ああんっ♥♥♥♥い、いきなり、両方、なんてぇえっ♥♥♥♥んひぃぃ♥♥♥♥」

真美を凌辱しているヒル型触手と同程度の大きさの別個体が、春香にも忍び寄り、背中にのしかかっていた。
超大型ヒルは春香も真美と同じように足部で接着するようにして押さえつけ、
腹部から生殖用の触手を繰り出すと、そのままシャイニング・ハルカの両穴を犯し始める。
432  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/08(火) 23:04:37.69 ID:3Gv5Gl/Y0
しかし、真美を捕らえた個体は獲物を独占できていたが、今回は事情が違った。
超大型ヒルのペニス触手が侵入を試みた春香の秘部にも菊門にも、すでに小型ヒル触手がぎっしりと詰まっており
柔軟で長い生殖触手をもってしても生半可な勢いでは挿入することすら難しい。

そこで超大型ヒルがとったのは非常に単純な策、すなわち力押しであった。

春香「んぐぅっ、おひぃぃいっ♥♥♥♥ひあぁっ、ごりごり、ごりごりしてりゅぅぅっ!?♥♥♥♥」

基本的には同種のヒルとはいえ、繁殖機会をめぐって考えれば自身以外の個体はすべて敵であり、
それゆえに超大型種は春香の中を占拠している小型種の群れをまったく無視して触手のストロークを始めた。
当然、先着での優位を主張したい小型種は、ぐいぐいと突き込まれてくる超大型種の生殖器に
せっかく張りついた膣内での、あるいは直腸内でのポジションを奪われまいとして
頭部と尾部の吸盤を両方とも駆使し、春香の中での定位置を確保しようと必死になる。

春香「そんなぁ…っ、吸うの、また強くなってるっ♥♥♥やっ、やめて、いまじゅぽじゅぽしちゃいやぁ♥♥♥♥」

春香「あっくぁぁっ!?♥♥♥♥…な、なに今のんっひゃぁあぁんっ♥♥♥♥」

大型と小型のヒルたちの生存闘争で、春香の体内は大混乱に陥っていた。
小型ヒル触手の中には出入りするペニス触手の勢いに負けてポジションをはずれてしまうものが出はじめ、
ぎりぎりまで強く吸い付いていたものを引きはがされる強烈なその刺激がまた春香をアクメに追い込む。
そして、しぶとく張りつき続けている小型ヒルと超大型種の生殖触手がこすれあい、
激しい凹凸のあるごく狭い牝穴と化した春香の中を行き来するペニス触手は急速に昂ぶりつつあった。

春香(ひっ、そんなもう、ふるえてる♥♥♥や、やだ、今出されちゃったら、わたし………♥♥♥♥)

春香が射精される予兆に身を震わせたところで、今度は春香が射精させられる予兆と快感で身を震わされる。
身体の中を責められることにばかり意識が向いていた春香の疑似ペニスに、数匹のヒル触手が吸い付いていた。

春香「あひゃぁぁっ、う、うそ♥♥♥お、おち○ちんいまはらめなのおっっ♥♥♥♥」

一方で、膣穴でも尻穴でも、超大型種の暴力的なピストンで内壁からはがされてしまった小型ヒル触手たちは
単純に行き場をなくしていた。外へ這い出るにはペニス触手が出て行ってからでなくてはならず、
それに内壁で定着する位置を改めて見つけようにも、また同じように引きはがされるのが目に見えている。
自然、彼ら脱落組が向かう先はひとつしか選択肢がなかった。

春香「ん、んんんっっ!?♥♥♥♥い、いまの、っ…、はひぃっ!♥♥♥♥ま、またぁっ……」

ペニス触手が奥底まで突き込まれるのに合わせ、小型ヒル触手たちも奥へ向かい、
そしてそこに狭い穴があるのを見つけた脱落ヒルたちは当然のように次々ともぐりこんだ。
ここなら大型種の邪魔を受けることもない、と安心した彼ら、彼女らは、
ゆっくりとその内壁を這いまわって好みの場所を探すと、再度吸盤を駆使し、春香の子宮の内側に張りついていく。

春香「………っ、ぁっ、は……♥♥♥♥ひ……っ、きゃふっぅ♥♥♥♥ ………♥♥♥♥」

油断していたところで連続して子宮口を押し広げられ、中に入り込まれただけでなく
あまつさえ内壁に吸い付かれ、そこでもまた媚薬を粘膜へ直接注入され、
春香はもう声をまともに出すこともできなくなっていた。切れ切れに悲鳴のような声を上げ、
這い回られ、吸われるたびにまた小規模な連続絶頂に襲われてしまう。

そして、それを好機と見てとった超大型種は、深々とペニス触手を春香の奥まで嵌め込み、精液を注ぎ込みはじめた。
同じように、春香のペニスにフェラチオしていたヒル触手も、ひときわ強烈な吸引を加える。

春香「はっひいぃぃっ♥♥♥♥♥イっちゃうぅイクッイクイクうぅ♥♥♥♥♥ひあぁあぁぁあぁ~~~~っっ♥♥♥♥♥♥」

ヒルの精液を膣内にも子宮にも腸内にも思い切り吐き出され、そのねっとりとした熱さに春香は一瞬で絶頂させられた。
流れ込んでくる勢いの強さに子宮内でしっかりと張りついていた小型ヒルの何匹かがまたもぎ離され、
あわてて再度シャイニング・ハルカの聖なる小部屋の内側に吸い付いていく。
フェラチオ奉仕をしていたヒル触手は、疑似ペニスが精を吐き出し始めたのを見届けると吸盤を離し、
春香は前の穴にも後ろの穴にも精液を注がれながら、自分でもたっぷりと精液を吐き出した。

春香「またお○んちんイク♥♥♥♥精液出しちゃってるっ♥♥♥♥ちがうのにっ、わたし女の子なのにぃ♥♥♥♥」

すっかりたぷたぷの精液溜まりと化した春香の膣と尻穴の中で、小型ヒル触手たちがまた蠢いていた。
同類が新しく入ってこないうちにもっとよいポジションはないかと這い回り始め、
その軟体と大型ヒルの精液がからみあってぬちょぬちょと卑猥な音を立てる。

春香「ふあぁ、あ♥♥♥♥やんっ、いま、動いちゃらめぇ♥♥♥♥イッたのに、またイっちゃうぅぅ…♥♥♥♥」

まだ生殖用触手を抜かれないまま、春香はぐったりと脱力し、自分で自分を支えることもできず
背中のヒルに張りつけられてかろうじて倒れずに済んでいる状態になる。

響『おおー、ヒルノ助はけっこー強引なんだなー。ごめん、ちょっとシャイニング・ハルカつれてこっち来て―』

響が行った指示の内容も、春香の耳にはほとんど入っていなかった。
433  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/08(火) 23:05:50.98 ID:3Gv5Gl/Y0
………………
…………
……

シャイニング・ハルカとシャイニング・マミは粘液の海からは引き上げられていたが、
それは自分の足によるものでも、自身の意志によるものでもなく、
ただ単に、背中に覆いかぶさる超大型種のヒルに拘束されたまま連れてこられただけのことだった。

あえて姿が見えやすいように二人は横に並ばされていた。
姿勢的には立ちバックの体位を取らされているのに近いが、すでに自力で立っていられない二人は
後ろ手に回された両腕ごと背中を、それに膝を曲げた足を、それぞれ半ばヒルの体に埋め込まれていて、
手だけを後ろに回した中途半端な四つんばいの姿勢のまま宙に浮かされているに近い。

そして二人を拘束している二匹の超大型ヒルは、腹部の裂け目から大量のペニス触手を伸ばし、
春香と真美の前後の蜜壺を無尽蔵の繁殖欲でまだ犯し続けていた。

春香「あ、あ♥♥♥♥イク………イグッ♥♥♥♥お○んこもお○んちんもイくぅぅっ♥♥♥♥」

ごぶっ、と音を立てて勢いよく膣に精液を吐き出され、反射的に春香は自分の疑似男根からも精を放ってしまう。
何度射精させられたかわからない状態でもまだそれは雄々しく反り返っていて、
自然に消滅するまでにはまだ相当な時間を必要とすることを想像させた。

真美「あひぃぃっ♥♥♥♥ふあぁっ…♥♥♥♥ま、まだ、おわりじゃ、ないよねぃ♥♥♥♥んきゅぅぅ♥♥♥♥」

真美は尻肉も太ももも下腹部も真っ白でべとべとになるほどヒルの精液を注がれ続け、
幼い子宮が服の上からでもかすかに膨らんで見えるほどになっていたが
それでも年にはおよそ不釣り合いな妖艶な笑みを浮かべ、腰をくねらせて牡を誘った。
魔法戦士をすっかり理想的な牝に仕立て上げられたことを歓びつつ、
超大型ヒルは注文通りにペニス触手をうねらせ、真美の奥深くを愛するように凌辱する。

真美「そ、そう、これっ♥♥♥♥しょくしゅ、おくまでぇっ♥♥♥♥ぐちゅぐちゅされるのいいよぉぉっ♥♥♥♥♥」

響『…伊織と美希は仕方ないとしてもさー、三人とも、どーしたの。ちゃんと見てあげないと、ほらほらー』

響がそう煽っても、Pも千早も雪歩も顔すら上げることはできなかった。
そもそも顔を上げようが上げるまいが響によって強制的に映像も音声も送り込まれてしまうのだが、
あえて直接見せようとする響の悪辣さすら、春香と真美の痴態を見続けてしまった三人には届かない。

響『しかたないなー、じゃ、ヒルノ丞。せっかくこんなに悦んでるんだから、シャイニング・マミを見せてあげてよ』

響がそういうと、超大型ヒルの一匹は真美を器用に凌辱しながら尾部の吸盤を駆使して身体を起こした。
同時に真美の姿勢を変えさせ、手を後ろに回して体操座りをしたシャイニング・マミを
後ろからそのまま抱え上げたような、足を揃えさせて腰を曲げたかっこうで宙に浮かせる。
もちろんその姿勢でも、生殖触手は下から突き上げるかたちで2本ずつ前後の穴を犯し続けていて、
自分の体重が挿入の強さに反映されるのを感じた真美は小さく悲鳴を上げた。

響『さてと、真美。ほら、そこ、プロデューサーが見えるぞー。なんか言いたいことある?』

響の言葉にもPは顔を上げなかったが、抱え上げられた真美がバリアの近くまで移動させられているのも、
幼い膣穴と尻穴を繁殖用の凶悪な触手で2本挿しにされているのもすべて見えてしまっていた。
それを知ってか知らずか、真美はふわふわととろけた声で話しかける。

真美「えへへぇ、にーちゃん、っ♥♥♥♥ごめん、真美、しょくしゅに勝てなかったよぉ…♥♥♥♥」

P(やめろ……響、よくわかった、やめてくれ、俺が全部悪い、だからやめてくれ………!!)

喉がすでに枯れていて声もろくに出せないPは内心で叫ぶことしかできなかった。
そのPの耳に、真美の甘い声が飛び込み続ける。

真美「いまも、真美、めっちゃぬちゅぬちゅされまくって、て……♥♥♥♥すっごい、きもちいい、の♥♥♥♥」

真美「あっ、ひゃぅっ♥♥♥♥ま、また、きちゃう♥♥♥♥あぁ、しょんなぁ、にーちゃんのまえで、なんて……♥♥♥♥」

言葉の上では嫌がっていても、シャイニング・マミの声も表情も身体の反応も、とてもそうは言っていなかった。
すぐに突き上げる触手たちの動きが激しくなり、真美も熱に浮かされたように叫び出す。

真美「うぁんっ♥♥♥♥やぁっ♥♥♥そ、そだっ、にーちゃんにも♥♥♥♥真美がまたしょくしゅに負けちゃうとこ♥♥♥♥見てもらおっ♥♥♥♥」

真美「あぁ来てるぅっ、もうきちゃう♥♥♥♥しゃせー来るっ♥♥♥♥にーちゃん見てるのにっ♥♥♥♥いっぱい出されちゃうよぉ♥♥♥♥♥」

P(やめてくれぇえっ、もう許してくれ!!響、頼む、お願いだ、もうこんなもの見せないでくれ!!)

Pの叫びはなんの意味もなさず、そして都合4本の触手が真美の最奥へ潜り込んで全力で射精しはじめた。

真美「あぁあぁぁんっ♥♥♥♥♥だひてるっ♥♥♥♥しょくしゅが、真美のいちばんおくにぃいっ♥♥♥♥♥あちゅいのきもちいぃっ♥♥♥♥♥」

真美「しゃせー止まらないよぉ♥♥♥♥♥もうはいらないっ♥♥♥♥♥真美のおなかもういっぱいなのぉ♥♥♥♥♥♥」

真美「あ、っあ、真美にもなんか来ちゃうよぉっ♥♥♥♥イ、く♥♥♥♥しょくしゅに負けて真美っ、いきゅぅぅぅううぅう♥♥♥♥♥♥♥」



響『………どう、プロデューサー。真美が、こんなことになっちゃったのも、プロデューサーたちが反抗的だから、だぞ?』

完全に倒れ伏したプロデューサーと、何の反応もできないマジシャンたちの間に、響の冷たい言葉が響いた。
434  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/08(火) 23:15:41.32 ID:3Gv5Gl/Y0
トラップ判定結果

春香・機動力45+コンマ50(反転)<目標値:115
真美・機動力55+コンマ39(反転)<目標値:115

→両者クリア失敗

緊急脱出判定結果

春香 機動力45+コンマ38(反転)<目標値:105 失敗
真美 機動力55+コンマ11(反転)<目標値:105 失敗

--------------ここまで再掲


第9チェックポイント:クリア失敗

残りターン数が4減少しました。 10→6

春香の耐久力が12減少しました。 【45 45 45 46】→【45 45 45 34】
真美の耐久力が12減少しました。 【40 45 55 30】→【40 45 55 18】



※美希と伊織の【触手服】について、今回のチェックポイント(4ターン経過)より少し修正しています。
(このままだと確実に触手服の耐久力削りでリタイアになってしまうため)

前の分↓
【触手服】本イベント中のみ・永続
・装着者は今後のチャレンジの際、能力値に-20%の補正を受けます(強制・確率判定なし)。
 ユニゾンを使用する際は合算能力値に対して補正が発生します。
・装着者は今後、チャレンジしているか否かに関わらず、1ターンの経過につき耐久力が-3されます。

修正版↓ (変更点は【】内の部分です)
【触手服】本イベント中のみ・永続
・装着者は今後のチャレンジの際、能力値に【-25%】の補正を受けます(強制・確率判定なし)。
 ユニゾンを使用する際は合算能力値に対して補正が発生します。
・装着者は今後、チャレンジしているか否かに関わらず、1ターンの経過につき耐久力が【-2】されます。

いじられ慣れて体力の減りは抑えられるようになったけど、性感は上がってマイナス補正は強くなってしまった、的な感じで。


そのため、美希と伊織の耐久力推移は以下のようになります。耐久力-2*消費4ターンです。

美希の耐久力が8減少しました。 【65 40 55 21】→【65 40 55 13】
伊織の耐久力が8減少しました。 【90 30 45 17】→【90 30 45 9】




安価の導入までもうちょっとだけおまちください。
毎度ごめんね。
438  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/08(火) 23:47:02.68 ID:3Gv5Gl/Y0
春香と真美が上げる……上げさせられる嬌声を聞かされ、痴態を見せられる時間がそれからもしばらく続き、
それが過ぎてからようやく、二人は俺たちのところへ戻ってきた。
響が気を利かせたのかなんなのか二人とも気を失っていて、
それに、もちろん………服や肌は、凌辱され尽くしたそのままの姿だった。

P(……かつての仲間に、こんなことを平気でする奴が相手なんだ。俺がミスをしたのは、このトラップ云々の話じゃなくて)

P(むしろ、ブラックジャンボ………いや、響に、敵対する道を選んだこと、そこからなんじゃないのか………?)

千早も雪歩も、一言も口をきかないままだった。
二人は戻ってきた春香と真美にそっと寄り添い、自分の衣装が汚れるのも構わずに優しく抱き締め、
あるいは何も言わずに手をぎゅっと握り、じっと座り込んでいる。

伊織も美希もまだ戦意は十分にあるようだったが、体力的に相当消耗しているのがはっきりとわかる。
春香と真美のほうがまだ二人よりはマシかもしれないこの状況で、どうすればトラップを突破できるというのだろうか。

P(だけど、ここまで来て、降参する、なんて話は通らないだろう。俺はどうなってもいいが、みんながなにをされるか……!)

そのとき、こつん、と軽い音がして、そう離れていないところに誰かが降り立つ気配がした。

響「……やれやれ。だらしないなあ、プロデューサーも、みんなも」

千早「っ!?そ、「総帥」がなぜ、いきなり……!」

雪歩「………み、みんなはやらせないよっ、響ちゃん!わたしが盾になる!!」

総毛立つ感覚に襲われて口も開けない俺をよそに、千早と雪歩が素早く臨戦態勢をとった。
実際のところ、今こっちでまともに戦力とカウントできそうなのはこの二人くらいで、
全員が万全でもまず勝てない可能性が高い響が相手となれば、もう、どうしようもない。

P(ここまで、か………!?)

響「よいしょ、っと。はいこれ」

油断なく構える千早と雪歩、まだ気を失っている春香と真美、それになんとか身体を起こしてはいるものの
それ以上のアクションを起こせていない美希と伊織。6人のマジシャンと俺が見据える中で、
響は背中側に持っていたなにかを引っ張り出すと身体の前に置いた。




いよいよあとちょっと、ゾロ目の第11チェックポイントっ!!

入室可能枠:1名~最大3名まで

ヒント:
「ここは今までとちょっと違うんだ。そう、いわゆる中ボス戦、ってやつ……!
 ひとりでチャレンジするのだけは絶対やめといたほうがいいし、もちろんユニゾンは必須だぞ?!」

スペシャルヒント:
「倒せたほうがもちろんいいけど、あんまり時間かけさせるのはかわいそうだから、安心の制限時間つき!
 たとえすっきり勝てなくても、3ターン過ぎたら出口が開くようにしてあるからね。」

追加ヒント:
「しょーがないから超超大サービス!?今回のユニゾンでは、マイナスの効果を共有しないようにしてあげちゃう!
 あと、これはアドバイス。バトルするからってだけじゃなく、機動力が重要になる場面がある……かもね?!」




P「……第11?次は第10チェックポイントのはずだろう?」

響「うん、そうなんだけどさ。正直、そんな余裕ないでしょ、春香たち」

そこは確かに響の言う通りだった。残り時間はだいたい3時間で、このまま行くと間に合わないおそれもある。
それ以上に美希や伊織はこれ以上消耗が続くとかなり危険なところにさしかかりつつあった。

響「自分もさー、100%勝つってわかってるゲームなんか、しても面白くないの。だから、1個飛ばさせてあげる」

伊織「……っ、どうせ、それが罠なんでしょ」

響「わかってないなぁ伊織、そっちに選択権とかないんだよ。ほら、追加ヒントもあげてるし?」

確かに、今までになかった「追加ヒント」がボードに記されていた。
しかもよく見るとここだけ、急いで手書きで追加されている。

響「そう、それホントに今、いっそいで書き足してきたんだぞ」

俺たちの目線に気づいたのか、響が説明を始めた。

響「だから、最初のヒントでユニゾン必須って書いてるのに、追加でユニゾン修正するよって話してるでしょ?」
439  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/08(火) 23:57:22.85 ID:3Gv5Gl/Y0
雪歩「………マイナスの効果を共有しない、って、どういうこと、響ちゃん?」

響「そのまんまの意味だよ。各マジシャンのマイナス補正は消してあげないけど、今回はそれは共有しない、って意味」

P「どうして今さらそんなことを言い出すんだ。話がうますぎる!」

雪歩の問いに対し、ごく普通に響が答えた。だが、これも罠じゃない保証はどこにもない…のか?

響「だからー、そうでもしないと絶対そっちが負けちゃうことになって面白くないから、だってば。自分、信用ないなぁ……」




響「あーあー、しかしマジシャンたちがこんなに弱っちいなら、もっと適当なチャレンジでも十分だったなー」

室内の緊張などまるで意にも介さずこちらに背を向け、ぼやくように響は言って、そして俺たちのほうを振り向いた。

響「……てことで、これに勝てたら、まだそっちにもクリアのチャンスはあると思うぞ。がんばってね!」





※これより戦闘が発生します。選択した最大3名までが戦闘を行います。


参戦可能なマジシャンの状態、および戦闘時に発生する可能性のあるマイナス補正について一覧にします。


春香 【45 45 45 34】 【媚薬中毒(重度)】 ※凌辱により状態が悪化しています。(-40%or-20%のどちらか)

千早 【42 30 75 30】 【媚薬中毒(軽度)】(30%の確率で-20%)&【寄生触手】(コンマ書き換えの可能性)

雪歩 【30 70 35 34】 【銀色の夢魔】 >>196

美希 【65 40 55 13】 【触手服】(確定で-25%)

伊織 【90 30 45 09】 【触手服】(確定で-25%)

真美 【40 45 55 18】 【急性媚薬中毒(重度)】 ※内容は重度と同様です。(-40%or-20%のどちらか)







↓2 今回の挑戦者

枠は最大3名のため、最大3名までの名前を1レスの中で指定してください。
2名以上が入室する場合、ユニゾンを使用する/使用しないの選択も同時に指定してください。
441 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/09(水) 00:02:09.28 ID:RgZ79icnO
千早雪歩みきユニゾンする
442  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/09(水) 00:23:05.91 ID:L4uOmBSi0
参戦者は千早・雪歩・美希、ユニゾンは使用する、で了解しました。

-------------------

P(……やっぱり、千早と雪歩を外す、ってのは考えられない。というか、無理だ)

追加ヒントの機動力云々は気になりはしたが、春香と真美があの状態で、
それに美希も伊織も体力面での不安が大きすぎた。
千早のスピードと雪歩の防御力は、戦う上でもきっと重要になるはずだ。

P(…あとひとり。あとひとり入れるとしたら、誰だ………?)

美希「………ハニー。美希にやらせて」

伊織「ちょ、あんた、っ……」

いつの間にか美希がすぐそばに立って俺をまっすぐ見つめていた。
でも美希は体力が、と言いかけたところで、その美希がふらつき、軽く呻く。

美希「はぅっ……うぅん、く、ぅ……!」

P「やっぱりその状態じゃ無理だ、美希!無理したら………」

美希「でも、そしたら、春香や真美を行かせるつもり?」

P「……………っ」

…消去法で考えれば、3人目は美希しかいない、というのも確かだった。
伊織の攻撃力もたしかに重要だろうが、まずは敵を引き離す、
あるいは追いつくことができなければどうにもならない以上、機動力があるに越したことはない。

P「よし。わかった。千早、雪歩、それに、美希。この3人で行く」

伊織が何か言いたそうにしていたが、あえてそちらは見なかった。
今回の選択が最善手には程遠いかもしれなくても、時間のこともあるし、あまり悠長にはしていられない。

俺が名前を呼んだ3人がくっと唇を強く引き結び、それから叫んだ。

「「「ユニゾンソウル・シンクロナイズ!!」」」







雪歩「………さ、砂漠…!?」

萩原さんが呆然として口にする。
彼女の隣で立つ私も開いた口がふさがらなかった。

美希「…でも、思ったよりあっつくないの。それだけでも、マシかな………」

ドアを潜るとそこは、青空と荒涼とした砂の丘が広がる砂漠地帯だった。
こんなところで一体なにと戦えというのか、まるで想像がつかない。

千早(砂漠といえば………なに?ラクダ、流砂、………ピラミッド、ああ、どれも絶対に違う!)

そのとき私たちからそう遠くないところで、凄まじい勢いで砂が噴き上がるのが見えた。







まず最初に、千早の【媚薬中毒(軽度)】の発症判定を行います。反転なしの通常コンマです。

以下のコンマが01~10/31~40/61~70のいずれかに合致した場合、
千早の能力値に-20%の補正がかかり、今回の能力値が下方修正されます。

※今回、耐久力に関しては補正対象外となります。美希も同様です。

↓1 中毒発症判定(千早)
443 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/09(水) 00:24:24.27 ID:qRmxsxvZo
うぃ
445  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/09(水) 00:37:37.74 ID:L4uOmBSi0
雪歩「な、なにっ!?」

美希「………来るのっ、二人とも構えて!」

私たち二人が事態を把握するより早く美希が鋭く叫んだ。
さっき砂が舞い上がったあたりから、こちらに向かって、モグラみたいに地中をなにかが突進してくる!

もう少しで私たちが立っている丘に届くか、というあたりでその航跡は速度を緩めた。
そして、もう一度、最初のときと同じように爆発的な勢いで砂を撒き散らし、その姿を露わにした。

千早「…どうやらこれも、私たちの常識の範囲外の生き物ね………」

外見的には、芋虫……が、おそらく一番近いだろう。
でも芋虫というものは、基本的に砂漠には生息していないだろうし、
足のようなものも昆虫である以上6本しかないはずだし、
……それになにより、こんなに大きくはないはずだった。





千早 【42 30 75 30】 (媚薬中毒発症なし)
雪歩 【30 70 35 34】
美希 【49 30 42 13】 (【触手服】耐久力を除いて-25%)

合計 【121 130 152 77】

vs

巨大ワーム 【95 80 110 220】


※規定ターン数制限:3 (3ターン経過で自動的に戦闘が終了します)





戦闘コンマを取ります。

↓1~4
446 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/09(水) 00:39:28.39 ID:AR2mKFt70
447 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/09(水) 00:39:42.15 ID:EeooblHVO
埋めた
448 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/09(水) 00:40:14.62 ID:JCySp50mO
勝ちに行こう
449 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/09(水) 00:40:21.54 ID:uy4LkN7VO
a
450  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/09(水) 00:43:30.76 ID:L4uOmBSi0
1ターン目:戦闘結果

【戦闘結果:三人の攻撃!(191vs125)→ダメージ49(183-134):220-49=171 戦闘継続】




2ターン目の戦闘コンマを取ります。

↓1~4
451 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/09(水) 00:44:32.19 ID:AR2mKFt70
埋め
452 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/09(水) 00:45:00.43 ID:uy4LkN7VO
行け
453 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/09(水) 00:46:02.93 ID:EeooblHVO
Ksuk
454 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/09(水) 00:46:33.75 ID:qRmxsxvZo
勝ったな
456  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/09(水) 00:50:57.09 ID:L4uOmBSi0
※>>451のコンマが19(素数)のため、千早の【寄生触手】での変換対象となります。19→01

これにより機動力が 152+1 / 110+43 で同値となるため、2ターン目は引き分けとして扱います。



3ターン目の戦闘コンマを取ります。

↓1~4
457 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/09(水) 00:52:24.27 ID:AR2mKFt70
負けるな
458 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/09(水) 00:53:07.98 ID:qRmxsxvZo
ああ
459 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/09(水) 00:53:14.06 ID:uy4LkN7VO
埋め
460 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[saga] 2016/11/09(水) 00:55:01.83 ID:EeooblHVO
462  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/09(水) 00:58:52.25 ID:L4uOmBSi0
3ターン目:戦闘結果

【戦闘結果:敵の攻撃!(179vs208)→ダメージ42(178-136):77-42=35 規定ターン数経過により戦闘終了】




美希の【触手服】の効果で、3ターン分のダメージが残耐久力から差し引かれます。 35-2*3=29


千早・雪歩・美希 の三人に、この残り29の耐久力をどう振り分けて戻すか、1レスで全員分指定してください。

※イベントはまだすべて終了していないため、美希の【触手服】での耐久力減少は今後も発生します。


↓3 耐久力の振り分け指定
466 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/09(水) 01:03:31.61 ID:AR2mKFt70
安価有効なら
千早10 雪歩9 美希10
467  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/09(水) 01:07:16.74 ID:L4uOmBSi0
ありがとうございます。>>466で残耐久力の振り分けを確定します。


続きまして、規定ターン内に敵を殲滅できなかったため、緊急脱出判定を行います。

機動力:目標値80/雪歩:機動力35 美希:機動力42

千早のみ:目標値95/千早:機動力75




判定用コンマ

↓2 千早
↓3 雪歩
↓4 美希

470  ◆8K4B/3Nlpc[saga] 2016/11/09(水) 01:09:09.94 ID:L4uOmBSi0
※ごめんなさい反転コンマ安価↓
469 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/09(水) 01:09:01.34 ID:AR2mKFt70
逃げて
471 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/09(水) 01:09:11.78 ID:p0fL7PiSO
はい
472 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします[sage] 2016/11/09(水) 01:10:11.27 ID:AR2mKFt70
逃げて
507  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/11/12(土) 21:44:18.88 ID:lcqgj3i30
千早ちゃんと美希ちゃん、それにわたしが見ている前で、とても大きな虫さんのようなその生き物は
長い体を砂の表面から高く持ち上げて、甲高い鳴き声を上げます。

雪歩(………お、大きい、それに………気持ち、わるい…!!)

茶色とピンク色の中間みたいな、なんとも言えない色の皮膚がぬらぬらと光っていました。
ただのチューブみたいな見た目をしていますが、よく見ると胸?のあたりには
いもむしみたいな短い足が何本も生えていて、宙をかくみたいにしてわらわらと動いています。

二つ前の部屋で、わたしが退治することになった蜂さんのような生き物といい、、
ひとつ前で、春香ちゃんや真美ちゃんに………とても、酷いことをしていたヒル?に似た生き物といい、
響ちゃんはわたしたちが生理的にいやがりそうなものをあえて選んでいるに違いありません。
今回のこれも、そういう意味ではとても正しいチョイスだと思ってしまいます。

美希「先手必勝、なの!レイディアント・スター……」

美希ちゃんが短く叫んで銃をかまえた瞬間、巨大な虫さんは長く伸びていた体をいきなり引っ込めました。
そのまま頭まですぽっと出てきたばかりの穴に入ってしまい、わたしたちの視界から消え去ります。

美希「あ、っ!?逃げられた!」

千早「………この砂漠全体が、相手のテリトリーというわけね。奇襲を受けないようにしないと…」

さっきこっちに寄ってくるときはモグラみたいに砂の中を動く跡がはっきり見えていたのに、
いま地面にもぐった虫さんは、音こそ立てているけど、跡を砂の表面に出さないようにしているみたいです。
これだと、わたしたちは、出てくるのを待ってから反撃するしか手がない……… ……?

雪歩(………っ!?)

足もとが、ほんの少しだけど、揺れる感じがしました。
声をかけたりしてるヒマはありません。わたしはとっさに千早ちゃんと美希ちゃんに体当たりして、
バランスを崩したわたしたちは三人でだんごになり、ごろごろと熱い砂の上を転がります。

千早「っ、は、萩原さんっ!?」

美希「きゃぁあぁっ!?雪歩、いきなりどうし―――」

ごばぁっ!

爆発するみたいな音を立てて、ちょっと前までわたしたちがいたあたりの砂が巻き上げられました。
真下から体を突き出してきた虫さんが、まっすぐ空中に伸び上がり………
そしてわたしが顔を上げたときにはもう、また砂の中へ潜ろうとして、頭を突っ込みかけているところでした。

雪歩(あぁ、やっぱりだめですぅっ……!来るのは振動でわかっても、わたしのスピードじゃ、反撃が間に合わ)

千早「……Supersonic Strike Edge!!」

ぽつりとつぶやくような声が聞こえた、と思ったときにはもう、千早ちゃんは虫さんを挟んでわたしと反対側に立っていました。

虫さんの足の何本かがぼとぼとと砂の上に落ちていき、胸?のあたりに斬られたような傷ができていて、
そこから緑とも青とも違う、なんともいえない色の液体が噴き出しています。
最初に聞いた時より、もっと甲高い声を出して、虫さんがまた鳴きました。たぶん、悲鳴だと思います。

美希「……さすが、千早さん………すっごいの…………」

今の千早ちゃんの早業は、わたしはもちろん、美希ちゃんですら見えていなかったみたいでした。

雪歩(い、いけるかも!一人一人じゃムリでも…三人いれば!!)

千早「油断しないで、ふたりとも!ここは挟み撃ちで行きましょう!」

青くて大きな音符型の鎌を両手でしっかりと支えながら、千早ちゃんが叫びました。
508  ◆8K4B/3Nlpc[saga sage] 2016/11/12(土) 21:47:59.96 ID:lcqgj3i30
千早(たまたま、追撃が間に合ったけれど……萩原さんが気づいてくれていなかったら、いまごろ………!)

咄嗟のことで狙いはかなり闇雲だったが、私の一撃はそれなりに相手にダメージを与えていた。
胸の部分をえぐられ、苦悶の声を上げている…らしい巨大な蟲のような何かは、
痛みに我を忘れたのか、先ほどのように砂の中へすぐに潜ることなく、大きな体を宙にさらしたままだ。

しかも、先に攻撃をしかけた私と、美希・萩原さんの二人でちょうど相手を挟み込む位置取りになっている。
また逃げられてしまう前に、ここでたたみかけておかなくては!

千早「油断しないで、ふたりとも!ここは挟み撃ちで行きましょう!」

卑怯だのなんだのということは初めから頭になかった。
それを言うなら地中から仕掛けてくるのも、そもそも自分の得意な場で待ち構えているのも卑怯だ。

私の叫びに素早く反応して、美希が二丁の大型拳銃を素早く構え直し、
そして萩原さんは短く細めにした氷のスコップを何本も生成して両手の指に挟みこむ。

私たちだって、事務所へ泊り込むようになってから何もしていなかったわけじゃない。
同時に戦うためのトレーニングだって積んできた。今の場合なら、二人に遠距離攻撃で足止めしてもらって
その隙に私がもう一度、超高速の近接攻撃で仕留めるパターンがそのまま使えるはず!

美希「わかったの!雪歩、ミキからいくよ!」

雪歩「う、うんっ、大丈夫!」

意図はすぐに伝わって、まずは美希が足場の悪さをものともせずに大きく跳躍した。
空中からぴたりと二つの銃口を蟲の巨体へ突きつけて、不敵に微笑む。

美希「こんだけおっきくて、ミキが的ハズすとでも思う?……メテオリック・シャワー!」

一撃の威力よりも連射の手数にものを言わせた弾丸の豪雨が空中から降り注いだ。
貫通するほどではないにせよ、大量の弾の何発かはできたばかりの傷をさらに深くえぐり、
銃弾の流星雨に巻き込まれた蟲がまた苦悶の声を上げる。

雪歩「……わたしだって、マジシャンなんですぅっ!フロストバイト・スローっっ!!」

さらに追い討ちとばかり、萩原さんの投げたスコップが蟲の体に殺到する。
当たったところを瞬間的に凍結させるスコップは、刺さらなくともそのまま体表に突き立ち、
凍らされた蟲の体表の組織が少しずつ割れて砕ける、ぱきぱきという音が確かに聞こえてきた。

奇襲をかわされた直後に手痛い反撃を受けて、蟲はすっかり混乱しているようだった。
この期に及んでもまだ、砂の中へ逃げ込むという手段を思い出せずにいるらしい。

千早(こちらとしては好都合……出し惜しみはしない、一気に決めるっ!!)

もう一度、今度はさらに速度を上げて一撃を叩き込むために狙いを定める。
視界がぐっと引き絞られて、敵の姿以外ほとんど何も目に入らなくなり、

その瞬間、両方の乳首を、ぐじゅぐじゅと蠢くなにかに思いきりひねりあげられた。

千早「あひぁあぁっ!?」

雪歩「ふあぁんっ!」

美希「ひっ、やぁあぁっ!!」

千早(しま、った………!!こ、こんなとき、に………!!)

ユニゾンでの悪影響が及ぼされないようにする、というのが「総帥」の言葉だったが、
物理的な刺激はその対象ではない、ということなのか、それともその言葉が嘘だったのか……

どちらにしても、私のせいで生じた隙を、蟲は見逃さなかった。




【エロゲ風安価】春香「魔法戦士ですよ、魔法戦士!」その5【中編2】に続く





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SS速報R:【エロゲ風安価】春香「魔法戦士ですよ、魔法戦士!」その5

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