SS速報VIP:御坂妹「責任取って下さい、一方通行」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1311001130/



1: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/18(月) 23:58:51.10 ID:6QJ4q2Ji0

注意事項

・とある魔術の禁書目録再構成
・一方通行=鈴科百合子
・平和




2: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/18(月) 23:59:20.12 ID:6QJ4q2Ji0




「どうすっかなァ……」


太陽が雲の隙間から顔を覗かせる。

学校帰りの学生は暑そうにハンカチで首もとを拭う。
じめりとした湿気が肌にまとわりつく。

そんな周りの人間の様子も何のその。
頬を撫でる風を感じつつも、
一方通行は涼しげな顔を崩しもしない――もっとも能力を知っている者にとっては当然なのだが。
息を吸い、小さな溜め息を吐く。
白く、細い髪がサラリと揺れた。


(いつまで誤魔化せるかって問題がなァ)






3: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/18(月) 23:59:50.59 ID:6QJ4q2Ji0




――数週間前


一方通行「で、何始めンだよ」

一方通行「超電磁砲なンか用意しやがって」

一方通行「戦闘データでも取るンですかァ?」

00001号「違います、とミサカはあなたの言葉をすぐさま否定します」

一方通行「あァ?」

00001号「ミサカはオリジナルではなく、クローン体であることをわかっていないだろうあなたに説明します」

一方通行「どォいうことだよ」

00001号「実験内容を聞いてはいないのですか? とミサカは疑問に思います」

一方通行「行けば分かるって言われたからなァ」

00001号「そうですか……今回は第一回ということなので、
正常位でのプレイということになりますとミサカは前戯の有無を確認します」






4: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/19(火) 00:00:30.49 ID:foaj3jyT0




一方通行「は……? 正常位?」

00001号「マニアックなプレイがご希望なのですか? とミサカは首を傾げて尋ねます」

一方通行「」

00001号「大変申し訳ないのですが、
それは00055号辺りからの実験だったかと思われますとミサカは残念そうなあなたを慰めます」

一方通行「残念じゃねェよ?!!!」

00001号「えっ」

一方通行「……いや何だよその顔」

00001号「その顔と言われても、
妹達の顔は常に一定の筈ですがとミサカはあなたの非難が的外れであるということを指摘します」

一方通行(面倒臭ェ)

00001号「しかし本当に実験内容を知らないようですねとミサカは些か驚いて見せます」

一方通行「あァ?」






5: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/19(火) 00:01:02.25 ID:foaj3jyT0




00001号「これが最強に胡座を掻いた第一位の姿ですかとミサカは納得するように頷きます」ウンウン

一方通行「……ケンカ売ってンですかァ?」ピキピキ

00001号「まさか。そうですね、ではザックリとお教えしましょうかとミサカは重い腰を上げます」

一方通行「オマエずっと立ってたじゃねェか」

00001号「そこは雰囲気ですよとミサカはあなたを窘めます」

一方通行「えー……」

00001号「今回の絶対能力者進化実験とはですね……」






6: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/19(火) 00:01:29.88 ID:foaj3jyT0




――――――――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――
――――――――

一方通行(二万回超電磁砲のクローンの処女膜を破る、ねェ)

一方通行(……あり得ねェだろ)

一方通行「クソ、帰るか」ザッ

10032号「そうは問屋が卸さないですよとミサカは神出鬼没に現れます」

一方通行「うォおお?!」ビクゥッ

10032号「ぷっ、コイツビビってやんのダセーとミサカはそこはかとなくあなたを馬鹿にします」ププー

一方通行「ねェ何なの? ホント何なの?」

10032号「……あなたは、何故実験を進めないのですかとミサカは問い詰めます」

一方通行「うっ」

10032号「何か理由があるのですか? とミサカは更にあなたに詰め寄ります」ジリジリ

一方通行「うるっせェええええええええええええええええ!!」ダッ

10032号「あ、アイツ能力全開で逃げやがった
とミサカは跳んで行ってしまったあなたを……あ、もう全然見えねーや」ポツーン






7: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/19(火) 00:01:56.93 ID:foaj3jyT0







一方通行(もうやだ)

一方通行(最初は頑張ってよォ……俺だって努力したンだよ)

一方通行(でもさァでもさァ)

一方通行(もう? 限界っていうの?)

一方通行「……はァ」

垣根「お、第一位じゃねぇか!」

一方通行「垣根かァ……」

垣根「どうしたんだよ、こんなとこで蹲って」

一方通行「……もう俺限界かも」ブワッ

垣根「え」






8: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/19(火) 00:02:24.95 ID:foaj3jyT0




垣根「いやいやいやどうしたマジで」ワタワタ

一方通行「実験のことなンだけどよォ」

垣根「……なるほどな、とうとう俺に譲る気になったか」

一方通行「いやそれは違ェ」

垣根「あ、うん。わかってたよ?」

垣根「でもテメェ絶対能力者になりてぇんだろうが」

垣根「どんなに巫山戯た実験でもって息を巻いて俺をぶちのめしたのは嘘だったのか?」

一方通行「そォじゃねェもン」

垣根「なら何で」

一方通行「だって……よォ」ウルッ

垣根「」

一方通行「……って! もうやらァ!! 俺出来ねェもン!!」ウルウル

垣根「え、オイ、泣くなよ男だろうが!!!」

一方通行「ちげェし俺女だしィ!!!」ウワァン

垣根「なんと」






9: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/19(火) 00:03:02.87 ID:foaj3jyT0




一方通行「……」グスッ

一方通行「なンだよォ……オマエも俺のこと男だと思ってたのかよ……」

垣根「え、いやだって。俺とか、ほら、言うし」

一方通行「悪ィか……」

垣根「実験の内容的にてっきり……、あれ、つーか研究者も知らないってどういうことだよ!?」

一方通行「ン……なンか木原くンが頑張ってくれた」

垣根「凄ぇなアイツ?!」

一方通行「……クソ野郎だけどなァ」

垣根「そこは同意」

垣根「え? じゃあテメェ途中までの実験どうしてたわけ?」

一方通行「……ン」ボソ

垣根「ん?」

一方通行「ペニバン使って誤魔化してたンだよクソッたれェ!!!」

垣根「」






10: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/19(火) 00:03:58.16 ID:foaj3jyT0




一方通行「……学園都市特製って凄ェよなァ」

一方通行「すっげェリアルなンだぜ?」

一方通行「しかも俺の肌に合うように特注だからパッと見自分でもわかンねェくれェだ」

垣根「正直興味あるなそれ」

一方通行「でもなァ」

垣根「……最近限界を感じてきたってわけか」

一方通行「……うン」コクリ

垣根「やっぱりさ」

一方通行「なンだァ?」

垣根「俺が実験ヤればいいんじゃね?」

一方通行「死ね」






11: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/19(火) 00:04:21.45 ID:foaj3jyT0




一方通行「第二位をぶン殴って」

一方通行「家に戻ってきたわけですが」

一方通行「……オマエは、なンでいるの?」

10032号「もちろん実験の為ですとミサカは答えます」

一方通行「えー」

10032号「合い鍵ならバッチシですとミサカは無い胸を張って……、あ、ごめん。今のなし」

一方通行「安心しろ充分無ェよ」

10032号「……それは、セクハラですとミサカは睨みつけます」

一方通行「マジでェ?」

10032号「大マジですとミサカは成長途中である胸を張ります」バーン

一方通行(あ、変えた)






12: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/19(火) 00:05:18.65 ID:foaj3jyT0




一方通行「……もうちょっと考えさせてくンねェ?」

10032号「何をですか? ミサカの胸のことについてですか?」

一方通行「違ェよ?! 実験のことだからな?!!」

10032号「あぁ、ソレのことですか……全く、紛らわしいことしないでくださいよとミサカは唾を吐き捨てます」ペッ

一方通行「ここ俺の家だからな? わかってる? なァオマエわかってる?」

10032号「まぁ今日は研究所に帰りますよとミサカは玄関に向かってスタスタと歩きます」

10032号「あとそうだそうだとミサカは00001号からの言伝を思い出します」

一方通行「あァ?」

10032号「『あなたの童貞を奪ったのはミサカですよね?』だそうです
とミサカは無事伝えられたことに胸を撫で下ろします」

一方通行(えェ……)

10032号「ではさらばですとミサカは玄関を開けて出て行きます」ガチャ


バタン


一方通行「……えェー?」






13: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/19(火) 00:05:43.61 ID:foaj3jyT0




一方通行「……」ポツン

一方通行「どォしよっかなァ」

一方通行「木原くンに久しぶりに連絡を取るか……イヤイヤ、それは最終手段だろォ」

一方通行「うー……」

一方通行「だってェだってェ」

一方通行「普通に話せる奴とか第二位くらいしかいねェし?」

一方通行「でもアイツは相談には向かねェし」

一方通行「……コーヒーでも飲むかァ」


パカッ


一方通行「……」

一方通行「切れてるとかねェよ」






28: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/21(木) 01:56:48.32 ID:4rfy3SgP0




――常磐台


ヒソヒソヒソヒソ


美琴「……」

黒子「お姉様、あまり噂は気になされない方が……」

美琴「そうね。所詮は噂……だけどね、黒子」

美琴「超電磁砲は超淫乱砲だってのは……さすがに我慢できないわよ」ヒクヒク

黒子「お姉様……」

黒子(黒子はお姉様が淫乱でも全く構わないのですのに……)キュン

美琴「あぁーもう! あったまきた!!」バンッ

美琴「噂の原因を何としてでも突き止めてやるんだから!!」ダーッ

黒子「あぁっ、お姉様!! 待って下さいまし!!」シュンッ






29: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/21(木) 01:57:18.07 ID:4rfy3SgP0







ガー

アジャッシター


一方通行「……やべェ、買いすぎた」

一方通行(調子に乗って辺りのコーヒー買い占めはやりすぎだったかァ?)

一方通行(……これ持って帰っても冷蔵庫に入りきらねェな)

一方通行(あと微糖とか……どォすっかなァ)

一方通行「……」

一方通行「公園のベンチに置いておけば誰か飲むンじゃね?」ピコーン

一方通行(おォ我ながら妙案じゃねェか……これが親切ってやつかァ)ニマニマ

一方通行(ふふン、たまにはこォいうのも良いだろ)テトテト






30: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/21(木) 01:57:52.98 ID:4rfy3SgP0




黒子「うぅ……途中で風紀委員からパトロール命令が出てしまいましたの……」トボトボ

黒子「お姉様も途中で見失ってしまいましたし」シュン

黒子(しかし、大丈夫でしょうか……?)

黒子(お姉様が淫乱どころかネンネと言ってもいいほど純粋な方なのはわかっておりますもの)

黒子(もし)

黒子(お姉様と似ている方がそのような行為に耽っているところに出会したら)

黒子(……)


『や、やだ……っ何よあれ、どうして身体が熱いのぉ!?』ジュンッ

『わたくしが治してさしあげますわお姉様』キリッ

『黒子ぉ……』ウルウル


黒子「いいかもしれませんわ」ゴクリ

黒子「……あら、あれは何ですの?」






31: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/21(木) 01:58:33.82 ID:4rfy3SgP0




一方通行「……」スー

黒子「……」

黒子(ベンチに寝そべっている殿方……、でしょうか?
それに前にピラミッド状に積み上げられた大量の缶)

黒子(……)

黒子(全く状況が掴めませんの!!)ガビーン

一方通行「ンン……」ゴロン

黒子「あ、危ないですの!!」バッ

一方通行「ンー……」ズルッ

黒子(間に合わない……ッ)


ポヨンッ


一方通行「……」スースー


ポヨンッポヨンッ


黒子「……え?」






32: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/21(木) 01:59:00.17 ID:4rfy3SgP0




黒子「何ですのこれ」

一方通行「……」ポヨンッポヨンッ

黒子「いくら何でもバウンドしすぎですわ」

黒子「というか何でこれで起きないのか全くわかりませんの」

黒子(これはどうすれば止まるのでしょうか……?)

黒子(……止めていいのかも微妙ですの)ムゥ

黒子「と、とりあえず、起きてくださいましー」パタパタ

一方通行「……ンあ?」パチッ

黒子「あ、起きましたの?」

一方通行「ゥあ……なンだオマエ」

黒子「わたくしは風紀委員の……いえそれよりも」

一方通行「ン?」


ポヨンッポヨンッ


黒子「普通に座っていただけると助かるのですが……」

一方通行「おォ……、おォ?! なンだこれェ!?」ポヨンッ

黒子(気付いていませんでしたのね……)






33: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/21(木) 01:59:27.74 ID:4rfy3SgP0




一方通行「……えェっと」スワリナオシテ

黒子「……」

一方通行「……」

黒子「あ。自己紹介でしたわね」

一方通行「……あ、うン」






34: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/21(木) 02:00:06.38 ID:4rfy3SgP0




黒子「わたくしは風紀委員の白井黒子と申します」

黒子「それで、この缶のことなのですが……」

一方通行「芸術的だろォ?」

黒子「……そう言われると、そうかもしれませんわ」

黒子「しかしここに放置されては困りますわよ?」

一方通行「え」

黒子「不法投棄になりますし」

一方通行「……えェー」

黒子「そもそもこんなに沢山の缶コーヒー……どうしたんですの?」

一方通行「買った」

黒子「……全部?」

一方通行「全部」ウン






35: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/21(木) 02:00:50.36 ID:4rfy3SgP0




黒子「……なるほど。そういうことでしたの」

一方通行「半分くれェ飲まねェしよォ」

黒子「何でそれで買ったのか甚だ疑問ですわ」

一方通行「調子に乗った。今は反省してる」

黒子「……はぁ。まぁ買ってしまったものは仕方がないですわね」

黒子「しかしよくこんなにも買うお金がありましたわね」

一方通行「金なら腐るほどあるンでェ」

黒子「高レベルの方ですの?」

一方通行「ン、まァな」ウン






36: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/21(木) 02:01:17.08 ID:4rfy3SgP0




黒子「でも、いくらお金があっても無駄な使い方は感心できませんわよ?」

一方通行「……感心されなくていいもン」プイ

黒子「あとここで寝ているというのも危険ですの」

黒子「いくら高レベルの能力者とは言え、寝ている間にスキルアウトか何かに襲われたら危ないですもの」

一方通行「大丈夫だってェの」

黒子「……」

一方通行「……」

黒子「……」

一方通行「……もォやンねェよ」

黒子「それでいいんですの」ニコッ






37: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/21(木) 02:01:43.48 ID:4rfy3SgP0




一方通行「それよりよ、これ手伝ってくンねェ?」

黒子「えっ」

一方通行「オマエ風紀委員なンだろ? 支部なら置いても問題ねェだろ」

黒子「……そうですわね。では有り難くいただいていきますの」

一方通行「じゃあ運ンでやるから、案内してくれねェか?」

黒子「あら、大丈夫ですわ。わたくし空間移動の能力者ですので」

一方通行「へェ。珍しいな」

黒子「そうかもしれませんわね」

黒子「しかしこれを一度には運べませんの」ムム

一方通行「なンか袋に詰めれば大丈夫か?」

黒子「そうですわね……わたくしの身体に触れさせる必要がありますので」

一方通行「ちょっと待て。確かさっき買ったときの袋があったはず……」キョロキョロ

一方通行「ン、あれ?」

黒子「どうかしましたの?」

一方通行「悪ィ……、風か何かで飛ばされたみてェだわ」

黒子「……薄々感づいてはおりましたの」ネテマシタシ






38: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/21(木) 02:02:35.93 ID:4rfy3SgP0




一方通行「じゃァやっぱ案内してくれ」

黒子「……では、お願いしますわ」ペコ

一方通行「よいしょっとォ」


フワッ


黒子「風に浮いて……空力使いの方ですの?」

一方通行「ンー? 違ェけど」

黒子「先ほどのバウンドも……、よくわかりませんの」

一方通行「俺はオマエの口調の方がよくわかンねェよ」

黒子「まさか口調のことをあなたに言われるとは思っていませんでしたわ」ムゥ






39: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/21(木) 02:03:11.77 ID:4rfy3SgP0









一方通行「ここでいいのか?」

黒子「えぇ、結構ですわ。ありがとうございます」ペコリ

一方通行「お礼を言われるようなことは言ってねェよ。処分を手伝ってもらったのはこっちだしな」

黒子「ですが結果的にいただいたのはこちらですし。……そうですわ」ポンッ

一方通行「あァ?」

黒子「今度お礼をしたいので、よろしければメールアドレスを交換していただいても構いませんの?」

一方通行「お礼とか別にいいっての」

黒子「わたくしがそうしたいんですの」

一方通行「……わかったよ。ほら携帯だせ」

黒子「えぇ」ゴソ

一方通行「また変わった携帯だなァ」

黒子「見た目重視ですの。未来的で面白いでしょう?」

一方通行「まァ他人の趣味には追求しねェけどよ……ン、これでいいかァ?」ピピッ

黒子「……はい、登録できましたの」ピー






40: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/21(木) 02:03:38.89 ID:4rfy3SgP0




黒子「そういえばまだお名前をお聞きしてませんでしたわね。教えてくださいまし」

一方通行「あァー……」

一方通行(あれ、これって言っていいのか?)

一方通行(一方通行……だと第一位だってすぐにバレちまうだろォし)

一方通行(いやバレちゃいけねェってわけじゃねェけど)チラッ

黒子「?」コテン

一方通行「……あァ、っと。えっとォ」



一方通行「鈴科、百合子だ」






41: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/21(木) 02:04:04.56 ID:4rfy3SgP0



ガチャ


初春「おかえりなさーい」カチャカチャ

黒子「ただいまですの」

初春「少し遅かったですね、どうしたんですか――ってうわぁ!? どうしたんですかその缶の山!!」

黒子「いただきましたのよ。好きなものがあったら持っていってくださいまし」

初春「えー、でもこれ全部コーヒーじゃないですか」

黒子「甘いのもありますし、牛乳と混ぜればコーヒー牛乳にもなるでしょう」

初春「あー、そう言われれば。じゃあそこに置いておいてください」

黒子「わかりましたの……ふぅ」ヨイショ

初春「でもよくこれだけの量持って来られましたねー」

黒子「手伝っていただきましたので」

初春「もしかしてその人に貰ったんですか?」

黒子「そういうことですの」

初春「ふへぇー」






42: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/21(木) 02:05:31.77 ID:4rfy3SgP0




黒子(しかし、女性の方だったんですのね……)

黒子(口調が殿方のようでしたので、すっかり勘違いしてしまいましたわ)

黒子(……さて、お礼はどうしましょう)フフッ

初春「そういえば御坂さんどうしたんですか?」

黒子「え?」

初春「支部に来る途中で見かけたんです。凄い走ってたので、何かあるのかなぁって」

黒子「」

初春「あれ。もしかして知りませんか?」

黒子「あぁあああああああああああああああああああああああああ!!!」

初春「ふぇえ!?」ビクゥッ

初春「い、いきなり叫んでどうしたんですか!?」

黒子「わ……忘れて、ましたの」ガクゥ

黒子(お姉様のことを一時でも忘れるなんて、白井黒子一生の不覚ですのぉぉっ!!!)ウガァ

初春「んーと。白井さんが御坂さんのことを忘れるなんて珍しいですねー」

黒子「うぅっ! これ以上わたくしを責めないでくださいまし……」ウゥ






53: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/22(金) 20:09:56.69 ID:SFaFRBZZ0




一方通行(面白ェ奴だったなァ……)

一方通行「……」

一方通行「ですの!」キリッ

一方通行「くっくくくっ……」プルプル

一方通行「はァ……ふふっ」


カチャカチャ


一方通行「……ン?」

一方通行(鍵が開いてる……? スキルアウトかァ?)

一方通行(いや、それにしちゃァ……)ハッ


バタンッ

ダダッ


一方通行(まさか……ッ)ガチャッ







54: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/22(金) 20:11:11.83 ID:SFaFRBZZ0






「おっ。遅ぇじゃねぇかこのクソガキ! いつまで外をほっつき歩いてんだこの不良娘!!」






一方通行「」







55: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/22(金) 20:11:54.45 ID:SFaFRBZZ0




一方通行「木ィ原くゥゥゥうううううううううううううン!?」

木原「何だそんなに俺に会えて嬉しいんですかぁ?」ニヤニヤ

一方通行「ンなわけねェだろォが!? あァもォさっさと出てけよクソ!!」

木原「ったく酷ぇ扱いだな……。ホラ、ペニバンのメンテしに来たんだよ。さっさと出せ」

一方通行「う……わかったよ」クソォ

木原「あー、あとな。途中で拾ったから持ってきたんだけどよ」

一方通行「あァ?」

一方通行「まァた変なガラクタでも拾ったンですかァ?」







56: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/22(金) 20:12:40.62 ID:SFaFRBZZ0




木原「まぁ似たようなもんだな……もうそろそろ戻って来るだろ」

一方通行「来る?」


ガチャ


垣根「ふぅー……おっ、一方通行! トイレ借りたぜー」フキフキ

一方通行「」

木原「いやぁコイツがどうしてもペニバン見たいって言うからよぉ」

垣根「好奇心が抑えきれなかった」キリッ

一方通行「……もォやだ。コイツやだ」フルフル







57: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/22(金) 20:13:11.59 ID:SFaFRBZZ0




一方通行「ン」ハイ

木原「おう。んー……丁寧に使っているみたいだな」

一方通行「まァ、一応なァ」

木原「壊れたからって新しく作り直すことも出来ねぇから大事に使えよ」

一方通行「わァってるよ」チッ

垣根「……なぁ、木原のおっさん」

木原「おっさんじゃねぇよ。何だ?」

垣根「それが……ペニバン?」

一方通行「それ以外の何に見えンだ」

垣根「いや想像してた形と全然違ぇってか……それ、どうやって付けるんだ?」

木原「下半身を露出してもバレないようにってことだからな」

木原「このペニスはそのまま皮膚に癒着させることができんだよ」

垣根「」スゲェ







58: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/22(金) 20:13:55.10 ID:SFaFRBZZ0




一方通行「癒着部に合わせて色も変わるからなァ。技術の無駄遣いっつゥか」

木原「学園都市の中でも最新技術の詰め合わせだからな」

木原(……あの医者の協力を得ざるを得なかったぐれぇだしな)

垣根「へぇ……なぁ、ちょっと見せてくれよ」ワクワク

木原「あぁ? 大事に扱えよ?」ホラ

垣根「わぁってるって」ドモ

一方通行「……」

垣根「」ジロジロ

一方通行(夢中すぎて怖ェ)







59: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/22(金) 20:14:26.63 ID:SFaFRBZZ0




木原「……」

一方通行「……」

木原「……オイ、ガキ」

一方通行「ンだよ」

木原「最近どうだ?」ソワソワ

一方通行「なンだその漠然とした聞き方……とうとうボケたのか?」

木原「うっせぇ! 娘の心配するのは当たり前だろうが!? 悪い虫でもついてんじゃねぇかってよぉ!?」

一方通行「はァああ!? いつオマエの娘になったンですかァ!?」

一方通行「それに……ッ「あ!」……あァ?」







60: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/22(金) 20:14:55.79 ID:SFaFRBZZ0




垣根「……」

木原「……」

一方通行「……何やってンだオマエ」

垣根「いや、その……掌にくっついちゃったんだけど」

垣根「これ、取れる……よな?」オソルオソル



垣根「ペニス」







61: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/22(金) 20:15:26.24 ID:SFaFRBZZ0




木原「えー……結論としては半日は取れねぇ」

木原「無理矢理剥がそうとすると癒着している皮膚ごとベリッといく」

木原「あとついでに神経もベリっといく」

垣根「」

一方通行「」

垣根「うわ……最悪じゃねぇか」

一方通行「俺の方が最悪だよクソったれ!! あと半日妹達が強行突破してこようとしたらどォすンだ!?」

垣根「ちょ、待って。ちんこが二つになったことについてちょっと悩んでるから」

一方通行「もうオマエの神経とかどォでもいいから剥がさせ「オイ待てクソガキ」あァ!?」

木原「そうしたらペニス自体も壊れるかもしれねぇから止めとけ」

一方通行「はァ!?」







62: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/22(金) 20:16:21.07 ID:SFaFRBZZ0




木原「とりあえず未元物質は俺の研究所に来い」

垣根「おっさん……」

木原「取れ次第メンテすっから、終わったら電話する」

一方通行「……ン」

木原「それまで何とか誤魔化しやがれ」

一方通行「……わァったよ」ムス

一方通行「オイ垣根ェ」

垣根「は、はい?」

一方通行「……取れたら覚えてろよ?」

垣根「」







72: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/23(土) 14:23:28.53 ID:2wnfp5iy0




チュンチュンチュン


一方通行「」ボケー

一方通行「……ふァ」

一方通行「……」テトテト


シャー

ゴシゴシ


一方通行「……はァ」

一方通行(クソが……本来なら昨日のうちに終わるはずだったのによォ)

一方通行(ペニバン戻ってくるまでどォすっかなァ)

一方通行(予想としては今日の、夕方……か)

一方通行(部屋に籠もるって手もあるが……)







73: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/23(土) 14:24:44.30 ID:2wnfp5iy0




一方通行「……逆に、逃げ場が無くなる、かもな」


ピカピカッ


一方通行「ン?」

一方通行(メール?)パカッ



おはようございます。
昨日はたくさんの缶コーヒーをありがとうございました。
改めてお礼を申し上げますの。

唐突ですが、
わたくし本日休校でして。
もし鈴科さんがよろしければ、本日の昼食をご一緒にいかがですか?

お返事お待ちしておりますわ。


白井黒子



一方通行(……ふゥン、律儀な奴だなァ)

一方通行(まさか本当に来るとは思わなかったが)

一方通行「……」フム


カチカチカチカチ







74: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/23(土) 14:25:22.30 ID:2wnfp5iy0









黒子「……」ドキドキドキ

黒子(何故でしょう……緊張しますわね)

黒子(……すぅ)

黒子(はぁ……)

黒子「よし、ですの!」フンス

一方通行「一人で何してンだオマエ」

黒子「へ? あ、鈴科さん!?」

一方通行「ンな大声出すな」キーン

黒子「も、申し訳ありませんの。でも突然後ろから声をお掛けになるのは卑怯ですわ」ムゥ

一方通行「別に驚かせるつもりはありませンでしたァ」

黒子「そうおっしゃられると何も言い返せませんの」ムググ







75: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/23(土) 14:26:08.87 ID:2wnfp5iy0




一方通行「それよりよォ、どこで食べンだ?」

黒子「えぇ。わたくし最初はお洒落なレストランなども考えたのですが、
お姉様に相談したところ鈴科さんが普段行かないだろう場所も良いのではないかとアドバイスをいただきまして」

一方通行「お姉様ァ?」

黒子「えぇ、常磐台のエース 超電磁砲こと御坂美琴ってご存じですこと?」エット

一方通行「……おォ」

黒子「その方がわたくしの敬愛すべくお姉様ですの……」キョロキョロ

黒子「んっと……あっ、こちらですの」

一方通行「ン」







76: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/23(土) 14:26:56.41 ID:2wnfp5iy0




一方通行「ファミレス、ねェ……」

黒子「は、はいですの」ドキドキ

一方通行「……俺、初めてきたなァ」

黒子「本当ですの!?」ズイッ

一方通行「ンだよ身体乗り出すな」

黒子「あ……失礼しました」

一方通行「ふゥーン、なンだこれ。面白ェ」チョンチョン

一方通行「……これがメニューなァ」マジマジ

一方通行「へェ……」オオ

黒子「……」

黒子(……選択ミスでは、無かったようですわね)ホッ


ピンポンピンポンピンポーンッ


黒子「」

一方通行「なンだこれ面白ェ」ポチポチポチ

黒子「鈴科さんそれは連打してはいけませんのぉおお!!!」







77: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/23(土) 14:27:28.67 ID:2wnfp5iy0




――――――――――――――――――
――――――


黒子「ごちそうさまでした」ペコ

一方通行「……ンー」

黒子「あら鈴科さん、ごちそうさまの挨拶をしなくてはいけませんわよ?」

一方通行「あァ? 別にいいだろ……誰も見てねェし」

黒子「わたくしが見ていますわ」ニコッ

一方通行「……ハイハイ、ごちそうさまァ」

黒子「ハイは一回ですの」

一方通行「オマエは俺の親かよ……」ハァ

黒子「あ!」

一方通行「な、なンだよ?」ビクッ

黒子「そうですわ鈴科さん!」

一方通行「だから何だっての」

黒子「昨日のお礼の件ですわ」

一方通行「……あァ、そォいえば。でもイイって言っただろ」

黒子「えぇ、そしてわたくしは“わたくしがそうしたい”からと答えたはずですわ」

一方通行「……」







78: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/23(土) 14:27:57.43 ID:2wnfp5iy0




黒子「お礼と言ってもささやかなものですが」スッ

一方通行「……開けていいのか?」

黒子「えぇ。是非」


ペリリリ


一方通行「花の……髪飾りィ?」

黒子「わたくし女性は女性らしくあるべき、などという固定観念に囚われているわけではありませんが」

黒子「昨日の帰りその品を見かけたとき、鈴科さんに大変似合うと思いましたの」

黒子「……どうでしょうか?」ドキドキドキ

一方通行(……)

黒子「」ドキドキ

一方通行「俺、こォいうの付けたことねェからよ」

黒子「あっ……はい、そうですの……ではそちらh」

一方通行「だから、よォ……付けてもらえねェか?」フイ

黒子「え……」

一方通行「ンだよ。駄目なンですかァ?」

黒子「い、いえ! 喜んで!」パァッ







79: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/23(土) 14:28:24.41 ID:2wnfp5iy0




黒子「じゃ、じゃああちらの方に顔を向けてくださいます?」

一方通行「おォ……」クルッ

00001号「」ベッタリ

一方通行「」

黒子「あら? 窓の方に何かありましたの?」クr

一方通行「いやいやいやッ!! 何もねェからそっち向くな!!」

黒子「何ですの……?」

一方通行「な、なァ。ちょっとよォ、コーヒー取ってきてもらえねェか?」ダラダラ

黒子「? まだこちら付け終わっておりませんが……」

一方通行「いや、凄ェ喉が急に渇いちまってよ」ダラダラダラ

一方通行「それに、ほら。こォいうのってやっぱり自分で付けれるようにならねェとっていうか」ダラダラダラダラ

黒子「……? わかりましたの。では、少々お待ちくださいまし」テトテト







80: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/23(土) 14:28:58.11 ID:2wnfp5iy0




一方通行「……」フゥ

一方通行「……オイ、オマエ」グルン

00001号「   」パクパク

一方通行「いや入ってこいよ」







81: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/23(土) 14:29:36.89 ID:2wnfp5iy0




00001号「いやぁお久しぶりですとミサカは軽く会釈をします」ペコリ

一方通行「うン久しぶりだなそォいう状況じゃなかったけどな」

00001号「あなたとうら若き少女の仲むつまじい様子を見ていて、
つい邪魔をしたくなってしまいまして、とミサカはツンデレ台詞を決めてみます」

一方通行「無表情で言う台詞じゃねェし」

00001号「これはミサカのアイデンティティーですからとミサカは文句を付けてきた白モヤシに正当性を主張します」

一方通行「オイ白モヤシって誰のことだコラ」

一方通行「……はァ。それよりよ、オマエ。アイツのことわかってンのか?」

00001号「あなたに乙女の純潔を奪われそうになっている少女、とミサカは正しいであろう解釈を自信満々に答えます」フンス

一方通行「違うから。オマエの脳内どォなってンだクソ」

一方通行「……アイツは、オリジナルの後輩らしいンだよ」ハァ

00001号「え」







82: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/23(土) 14:30:24.98 ID:2wnfp5iy0




一方通行「これでわァっただろォが。ホラ帰れ帰れ」

00001号「で、でもとミサカは食い下がります」

一方通行「あァ? バレたら困るのはオマエらも一緒だろうが」

00001号「それは、そうなのですがとミサカは言葉を詰まらせます」モジ

00001号「ミサカの純潔を奪ったのはあなただというのに、あなたは最近ちっとも構ってくれませんし」

00001号「実験済みの妹達は用済みなのはわかっていますが……とミサカは足をくねらせます」

00001号「それにミサカは10032号みたいにあなたに積極的に接することはできませんし」シュン

一方通行「何が言いたいンだよ?」キョトン

一方通行「……あ、そォいえばあの伝言ってどォいう意味が」

00001号「ッなんでもありませんとミサカはやーいこのモヤシー! と捨て台詞を残して走り去ります!!」ダダダーッ

一方通行「はァ!?」







83: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/23(土) 14:30:53.66 ID:2wnfp5iy0




一方通行「……」ポツーン

黒子「鈴科さん、コーヒー入れてきましたわ」ドウゾ

一方通行「……あ、おォ。サンキュ……」

一方通行「……うめェ」ズズ







96: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/25(月) 01:48:12.36 ID:l521/Wj50




14510号「……」

10033号「……言い訳はありますか? とミサカは何簡単に帰ってきてんだテメェと思いつつ冷静な態度で接します」

00001号「……いや、その」

00001号「お姉様のあの、知り合いもいるみたいでしたし……
とミサカは自分の行動は間違っていなかったことを主張、します」ビクビク

00442号「それにモヤシというのは妹達の間での隠語だったというのに
バレてしまったではないですかとミサカは不満げに口を尖らせます」

10033号「間違ったことをしたとは思いませんが、余計なことをしすぎですとミサカは軽く睨め付けます」

00001号「うぅ……」シュン

10033号「それにバレてしまうとコッソリ行っているというのに
10032号牽いては研究員たちにもバレる恐れがあるんですよ? とミサカは更に説教を続けます」クドクド

00001号「わ、わかってますよぉとミサカは心が折れそうです」シュン







97: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/25(月) 01:48:45.88 ID:l521/Wj50




00442号「あ、動いたみたいですよとミサカはファミレスの様子を窺います」

10033号「了解ですとミサカは小さく敬礼します」

00001号「さっ、さぁ行きましょうとミサカは過去の行いをなかったものにしようと誤魔化してみます」ガサッ

10033号「そんなに派手に動いたらバレるでしょうとミサカはあなたの頭を小突きます」

00001号「いたっとミサカは涙目で頭をさすります」サスサス

00442号「あれ、どうしたんですか? とミサカは動かない14510号に尋ねかけます」

14510号「生一方通行さん……」ポー

00442号「……」

10033号「凄く置いていきたいですねコレ、とミサカは本音を吐露します」







98: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/25(月) 01:49:12.01 ID:l521/Wj50




00442号「セブンスミストのようですねとミサカは確認します」

00001号「どういうことでしょうか、とミサカは自問自答してみます」

10033号「どう見てもデートにしか見えませんねとミサカは答えます」

00001号「」

14510号「」

00001号「自問自答って言ったじゃないですか答えてんじゃねぇよおおおおっ!!」

14510号「そ、それにあれはデートじゃありませんとミサカは主張します!!」

10033号「ええ? どう思います? とミサカは他方に意見を求めます」

00442号「正直ミサカはどうでもいいです」

00442号「普段なら寝ている時間ですし、ダルくて仕方ありませんというのがミサカの意見です」

10033号「……だそうです」

00001号「いや、あの本当……無理矢理起こしてごめんなさいとミサカは謝ります」

14510号「というかあなたは良いんですか? とミサカは余裕の表情を崩さないあなたに疑問をぶつけます」

10033号「ミサカはあなたたちのような感情ではありませんからね」

14510号「?」

10033号「ミサカの場合単純に欲求が大きいところに起因するのでとミサカは店に入っていく二人を確認します」







99: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/25(月) 01:49:42.99 ID:l521/Wj50




一方通行「ンでこンなとこに……」

黒子「鈴科さん! こちらも可愛らしいのではなくて?」

一方通行「あー……そォですねー」

黒子「返事にやる気が感じられませんわ」ムゥ

一方通行「えェー」

黒子「この白のワンピースとかどうですの?」

一方通行「俺ァ着ねェって」

黒子「せっかくお似合いになりそうですのに」

一方通行「……ねェよ。こォいうのはオマエの方が似合うだろ」

黒子「えっ」

一方通行「あァ?」

黒子「……な、何でもありませんの」カァ

黒子(こう素直に褒められるのは慣れていませんわ……)







100: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/25(月) 01:50:08.79 ID:l521/Wj50




黒子「ではこちらのショートパンツに、こちらのトップスなどはいかがでしょう?」

一方通行「ンー……ショートパンツなァ」

一方通行(これなら妹達に見られてもギリギリなラインか?)

一方通行(いや、……アウトだろ)

一方通行「ねェな」

黒子「で、でも一度着てみるというのは」

一方通行「……」

黒子「……やっぱり無理強いはいけませんわよね」シュン

一方通行「オイ白井」

黒子「……何ですの?」

一方通行「やっぱ貸せ」

黒子「え」

一方通行「着るってンだよ、早く貸しやがれ」

黒子「はっはいですの!」







101: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/25(月) 01:50:35.41 ID:l521/Wj50




――試着室


ガサガサ


一方通行「ン……こンなもンか?」

一方通行(しっかし、なンつーか)

一方通行「こォいうのも、楽しいもンだな……」ボソッ

<ドウデスノー?

一方通行「おォ。今開ける」


ガラッ


黒子「」

一方通行「ンだよ……、これ足がスースーして落ち着かねェンだけど」

黒子「……素敵ですわ!!」キラキラ

一方通行「うォ」

黒子「大変お似合いですの」キラキラ

一方通行「……サンキュ」

一方通行「じゃあもう脱ぐぞ」

黒子「購入されないのですか?」

一方通行「……」

黒子「?」

一方通行「……その目で見るの止めてくンねェ?」







102: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/25(月) 01:51:18.59 ID:l521/Wj50




10033号「あ、ようやく出てきましたねとミサカは確認します」

14510号「あの大きな袋は何でしょうとミサカは一方通行さんの持っている紙袋を発見します」

00442号「あの少女へのプレゼントでは? とミサカは推測します」

14510号「」

00001号「……」グスッ

10033号「わざとですかとミサカは面倒な二人を焚きつけないで下さいと注意します」

00442号「すみませんとミサカは口先だけで謝ります」

10033号「まったく反省の色が見えませんねとミサカは……ん」


キャーキャー


10033号「どうしたのでしょうか? とミサカは悲鳴を聞きつけます」

00442号「今調べたところ、強盗犯がセブンスミストで現れたそうですよとミサカは調べた情報を伝えます」

10033号「え」







115: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/26(火) 00:48:10.57 ID:8y1BgAc80







垣根「おっさーん」ガラッ

木原「あぁ? 何だ。最終メンテしてんだから静かにしろ」ガチャガチャ

垣根「じゃーこの辺りいるわ」ゴロン

木原(出てかねぇのか)

垣根「んー……それにしてもよー、一方通行が女とか信じられねぇんだけど」

木原「あぁ? うちのガキをバカにしてんのか?」カチャカチャ

垣根「いやいや! そういうわけじゃなくて」

垣根「……目つき悪すぎるし」

垣根「なんつーか、薄すぎる? 華奢っていうか、薄い」

木原「……」カチャ







116: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/26(火) 00:49:11.06 ID:8y1BgAc80




垣根「……」

木原「まぁ、薄さはともかくとしてだな」

垣根「うん」

木原「目つきの悪さは最近だぜ? ほら、これ見てみろ」パサ

垣根「何だこれ写真?」

木原「ガキが俺のところに来たころの写真だ」

垣根「うげ……いつも持ち歩いてんのかよ」

木原「黙って見とけ」

垣根「あぁー? ……誰だこれ」

木原「ガキに決まってんだろうが」

垣根「え? マジで? この将来有望そうな儚げな美少女が? 一方通行?」

木原「まぁまだ白髪じゃねぇし、わかりにくいかもしれないがな」フフン







117: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/26(火) 00:50:10.00 ID:8y1BgAc80




垣根「いやこれ、そういうレベルの問題じゃないって……。えー、うわー」

垣根「……へー」

木原「オイ何か嫌な予感がしたすぐ返せ今すぐ返せ」

垣根「もうちょっと見ててもいいじゃねぇか!」

木原「クソ手を離s」


prrrr
prrrr


木原「……あぁ?」







118: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/26(火) 00:50:50.74 ID:8y1BgAc80







prrrr
prrrr


黒子「あら、電話? 鈴科さん少し失礼しますわ。……はいですの」

初春『あ、白井さん? 今日は非番なのにすいません。セブンスミストで強盗が出没したようで』

黒子「……詳しくお願いしますわ」

初春『犯人は二人組。スキルアウトのようで、拳銃を所持しているようです』

黒子「場所は」

初春『××××です。今座標を送ります』

黒子「わかりましたの」


プツッ


一方通行「どォした?」

黒子「申し訳ありません鈴科さん。仕事が入ってしまいまして」







119: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/26(火) 00:51:25.27 ID:8y1BgAc80




一方通行「風紀委員か」

黒子「えぇ。セブンスミストで強盗が出没したということですので、鈴科さんも早急に避難してくださいまし」

黒子「幸い、こちらはすぐそこに出口がありますし」

黒子「……今日は、楽しかったですわ。ありがとうございましたの」

一方通行「いや、ンな……こっちこそっつゥかs」


バーンッ


黒子「!?」

黒子「爆発……? 初春の情報では銃ということでしたのに……ッ」

黒子「鈴科さん! 近くにいらっしゃる方の避難案内をお願いしてもよろしいでしょうか!?」

一方通行「……おォ」

黒子「では失礼しますの!」ヒュンッ

一方通行「……」







120: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/26(火) 00:51:52.72 ID:8y1BgAc80




一方通行「……さて、避難ねェ」フム

一方通行「別に強盗なンざどうでもいいが」

一方通行「……邪魔されたのは気にくわねェな」ニヤ







121: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/26(火) 00:52:58.22 ID:8y1BgAc80




10033号「さてどうしましょうかとミサカはミサカたちの身の振り方について考えます」

00442号「アンチスキルや風紀委員が駆けつけて来たら面倒ですし、さっさと帰るべきなのでは?
とミサカは早く帰って寝たいことを隠しつつ提案します」

00001号「ミサカは名残惜しいのですが……、それが一番良いのでしょうねとミサカは頷きます」

10033号「ふむ。では行きましょうかとミサカは……あれ? 
さっきから14510号の反応がありませんが、まだ固まっているのでしょうかとミサカは不審に思い振り返ります」クルッ

10033号「」

14510号「はははははじめましてとミサカはミサカは近いれすと顔を真っ赤に……ふにゃー///」プシュー

一方通行「チッ、使えねェな」

一方通行「オイ。オマエら、強盗が出た店を教えろ」

10033号「えっ、へっ? 何で? とミサカは目の前にいるあなたに驚きを隠しきれません」

一方通行「オマエらの尾行がバレてねェとでも思ったか。00001号の行動で丸わかりだっつゥの」

00001号「へ!? ミサカですか!? とミサカは10033号と00442号の厳しい視線に慌てます」







122: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/26(火) 00:54:25.78 ID:8y1BgAc80




一方通行「まァそれはどォでもいい……、わかンねェのか? 早くしろ」

14510号「あっはいはいはい! ミサカは一方通行さんのお役に立とうと座標位置を割り出します!」

00442号「あ、ミサカがさっき調べましたと挙手します」ハイ

14510号「」

一方通行「どこだ?」

00442号「×××××の××××-××ですねとミサカは確認した座標をお伝えします」

一方通行「……助かった。あとオマエらで避難誘導もしてくれ」ヒュンッ

00442号「え、ちょっ待てやコラとミサカは伝える暇もなく行ってしまったあなたの居た位置を見つめます」

14510号「ミサカも一方通行さんに助かったって言われたかったとミサカは00442号に対して頬を膨らませます」

00001号「ミサカもです……」ショボン

10033号「それより避難誘導ですとミサカは残っている小さい子に駆け寄ります」タタタッ

00442号「」ピクンッ







123: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/26(火) 00:55:01.18 ID:8y1BgAc80




00442号(連絡が入ってますねとミサカはこっそりと確認します)

00442号(これは……10032号から?)

00442号(……)

14510号「誘導手伝ってくださいとミサカは怠惰なあなたに注意します」ムスッ


<オネエチャンタチ シマイナノ?

<エッア、ハイ。ソウデスネトミサカハ、ウナヅキマス







136: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/27(水) 03:01:59.09 ID:0mw2KSTc0




金が欲しかった。
それは、建前だったのかもしれない。







137: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/27(水) 03:03:14.38 ID:0mw2KSTc0




(ちょろいもんだな)


薄笑いを浮かべる。
男は所在なく手を空に泳がせ、興奮に震えた。ずしり、とボストンバックに詰めてある金の重さを感じる。
その重さが自分の存在に重しを付けてくれているかのような、錯覚。


(今なら何でも出来るかもしれない)


不思議な気分だった。


「オイ早く逃げようぜ」


彼は、落ち着かない子どものように目をクルクル回す。
それが気に入らなかった。


(俺たちは悪者なんだぜ? お前がそんなんじゃ、格好が付かないじゃないか!)

「あぁ、わかってる」


心とは別の言葉を洩らす。


(この、臆病者が)







138: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/27(水) 03:03:59.27 ID:0mw2KSTc0




ポチャリと用意していた濃硫酸のビンに固体水酸化ナトリウムを投入する。
ビンが手の中で震え、気持ちが高ぶっていくのを感じた。


「それ、どうするんだ?」

「こうやって、投げるんだよ!!」


腕を大きく振りかぶった。
風を切る音が鳴る。ビンは綺麗な曲線を描き、放り投げ出された。


「え、ちょっと!? オイ!!」

「馬鹿! 逃げるぞ!!」


腕を取り、ビンを視界の端に入れながらも全速で走り出した。
何が何だかわからないといった顔をしている。
男はビンが地面に触れそうになるのを確認すると、

演算、

終了。

ビンが、爆発した。







139: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/27(水) 03:04:43.72 ID:0mw2KSTc0




「オイオイオイ!! 何だったんだよアレ!?」

「景気づけだよ景気づけ!」

「はぁ!?」

「このまま何も残さないで逃げるのもつまらないだろうが!」

「意味わかんねぇ!!」


靴が床を蹴る音が大きく空気を振動させる。
生ぬるい空気が服と肌の間に滑り込んだ。
頭を上にあげ、唇を引き攣らせながら走る彼を見て滑稽な姿だと鼻を鳴らす。


(ロマンの欠片もわかってねぇ奴だ!)


これが終わったら、縁を切ろう。
それから酒でも飲んで、ケツの軽い女を誘ってセックスでもしよう。
煙草をふかして愚痴を永遠にでも聞かせてやろう。

さながら映画の主人公にでもなった気分だった。
何もかもが上手くいくに決まっている。
世界の真ん中に立っているのは自分だという錯覚が、気分を盛り立てていく。

カツンと、床を叩く音が響いた。







140: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/27(水) 03:05:47.10 ID:0mw2KSTc0




「お待ち下さいまし、風紀委員ですの!」


鈴を鳴らすかのような声が耳朶をなぶる。
綺麗というよりも、可愛らしいといった表現がピッタリであろう。
まだ幼い少女が、そこにいた。


「そちらの鞄を、こちらに渡していただけます?」

「渡すわけがねぇだろうが!」


隣で息を巻く彼の姿を見る。
目線がぶつかった。
一瞥を寄越し、小さく頷く。男は少女に視線を戻した。

少女は眉を顰める。


「このまま逃げられるとお思いでして?」

「逃げられなくても逃げてやるよ!」


そう喉を震わせると、彼女は小馬鹿にしたように笑った。


「逃げてやる? まぁ大きく出たことですわね。
ですが、そのつもりならこちらも……っ! 実力行使させていただきますわ!!!」







141: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/27(水) 03:06:52.95 ID:0mw2KSTc0




叫声と共に、少女は姿を消した。
思わず目を見開く。が、すぐさま後ろにステップを踏んだ。


(空間移動能力者か……!)


男がすぐさまに判断できたのは、スキルアウトの間で蔓延っていた噂のおかげであった。
“心も体も切り刻んで再起不能にする最悪の腹黒空間移動能力者”
彼女――白井黒子にとっては、不名誉な噂ではあるのだが。

目の前に彼女が姿を現す。


「大人しく眠って――っ」

「眠るのはそっちだよ嬢ちゃん!!」


踏みこみ、距離を測り、
体重をのせて黒子の腹部を目がけて拳を突き出した。
鈍い音がした。
少女は仰向けにひっくり返り、横転する。
そこを狙い、銃の焦点を合わせた。発砲。衝撃でびくりと跳ね上がる。
この間わずか5秒。
脚から血がたらりと流れた。
少女は、そのまま、動かない。

ひゅうっと、男は息を漏らした。


(怪我をすると空間移動能力者は演算が出来ないって言うからな)







142: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/27(水) 03:07:48.58 ID:0mw2KSTc0




「よし早く逃げようぜ!」


男がうす笑いを浮かべる一方で、
彼は走り出すようなジェスチャーを見せてくる。


「あぁ? こんなガキにバカにされたまま素直に逃げられるかよ」


男はそう唾を吐き捨てると、少女の腹部を勢いよく蹴り飛ばした。
少女の軽い身体は再び空に浮かぶ。
と、思ったそのとき、白い手が男の脚をがしりと掴んだ。


「……んだぁ? 気絶してなかったのか?」

「当たり前、ですの。逃げさせるわけにはいきませんわ」

「へぇ」


男の額に血管が浮かんだ。
もう一人の男はそれを見て、うっすらと背中に汗が伝ったのを感じた。


「おい、俺は逃げるぜ?」

「まぁ待てよオイ。まださっきの濃硫酸は残ってるんだ」

「オマエ、まさか」


鞄の中から残っていたビンを取り出す。
ゆっくりと蓋に手を掛けた。


「さぁーて、嬢ちゃん。これを、俺はどうするでしょうか」


ざまぁみやがれ。
俺を馬鹿にしやがった罪だ、クソ女。







143: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/27(水) 03:08:26.36 ID:0mw2KSTc0






「それで、オマエはどォなるンだろォなァ?」









144: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/27(水) 03:09:19.68 ID:0mw2KSTc0




顔を上げる。


「後悔しやがれ、クソ野郎」


視界が、真っ白に染まった。







158: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/28(木) 22:03:21.39 ID:A0v0Gmb10




黒子「ん……」パチ

黒子(わたくし、途中で落ちてしまいましたのね……)ボー

一方通行「おォ白井、大丈夫か」

黒子「ふぇ!? 鈴科さん!?」

一方通行「あァ?」

黒子「え、あのこの体勢は一体……」オヒメサマダッコ

一方通行「女同士なンだから問題ねェだろ」

黒子「そ、そうなのですけれど少し、少しだけ照れてしまうと言いますか」ゴニョ

一方通行「じゃァほら、立ってみろ」ヨイショ

黒子「え、あ……はい、ですの」スクッ

一方通行「ン……歩いて」

黒子「わ、わかりましたの」テトテト

黒子「あら?」

一方通行(……大丈夫そォだな)







159: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/28(木) 22:04:13.11 ID:A0v0Gmb10




黒子「あ! そうですの!? 鈴科さんはどうしてここにいらっしゃるんですの!?」

一方通行「あ」

黒子「……」

一方通行「……通りかかったンでェ」

黒子「嘘ですの“あ”って言いましたのというか通りかかることなんてありませんの」

一方通行「あーもォ別にいいじゃねェか!」

黒子「早くお逃げになってと言ったはずですわ」

一方通行「……助かったンだからいいじゃねェか」ムスッ」

黒子「良くありませんの!」キッ

黒子「いえ、……その、とても感謝はしておりますわ」

黒子「けれど、黒子のために鈴科さんが危険に晒されるような目に遭うのはごめんですの」

一方通行「……別に」

黒子「……」

一方通行「オマエのために動いたわけじゃねェよバーカ」







160: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/28(木) 22:04:54.25 ID:A0v0Gmb10




黒子「なっ」

一方通行「俺は俺がしたいからやっただけだっつーの。自意識過剰なンじゃないですかァ」

黒子「あ、うあう……」カァア

一方通行「それに……あンな別れ方はごめンだぜ?」

黒子「え?」

一方通行「……支部まで送ってく」


テクテクテク


一方通行「――……あのよォ」

黒子「何ですの?」

一方通行「さっき、言いそびれたことなンだけどな?」

黒子「さっき?」コテン

一方通行「その……」

黒子「?」







161: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/28(木) 22:05:24.21 ID:A0v0Gmb10




一方通行「今日は、……俺も楽しかった」

黒子「……あら」

一方通行「ンだよ」

黒子「いえ、ふふっ」

黒子(これも……自意識過剰なのでしょうか?)

一方通行「笑ってンなクソ」

黒子「ふふふ、いえいえ。鈴科さん」

一方通行「あァ?」

黒子「次にお会いするときは、髪飾りとお洋服、身につけてきて下さいまし」ニコ

一方通行「……ン」







162: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/28(木) 22:05:48.44 ID:A0v0Gmb10




14510号「一方通行さぁん……とミサカは今にも飛び出して行きたいのを必死で我慢します」ウググ

10033号「良い雰囲気ですねとミサカは呟きます」

00001号「せっかく避難誘導で褒めてもらおうと思ったのにとミサカはミサカは……」クスン

10033号「うわコイツら面倒臭ぇとミサカはフォローを00442号にバトンタッチしようと……って」

10033号「あれ?」

00001号「00442号ならさっきいなくなりましたよとミサカはあの人の方を向きながら説明します」グス







170: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/29(金) 01:20:07.99 ID:6r8sLi5p0







木原「やっと来たか」

一方通行「電話受けてからすぐ来ただろォが」

木原「ん、そうだったか?」

一方通行「」チッ

一方通行「ホラ出来たンだろ、早く渡せ」

木原「ったく口悪ぃなぁ百合子ちゃんよぉ。誰に似たのかね」

一方通行「オマエしかいねェだろうが。早くしろ」

木原「……その前に、言うことがある」

一方通行「あァ?」

木原「テメェはいつまで実験を中断させるつもりだ?」

一方通行「なンだよ急に」

木原「急じゃねぇだろうがよ」

一方通行「……」

木原「絶対能力者進化実験……いつまでも誤魔化せねぇぜ?」







171: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/29(金) 01:20:47.36 ID:6r8sLi5p0




一方通行「どォいう」

木原「テメェの性別を伏せたのは何のためだと思ってんだ」

一方通行「……知らねェよ」

木原「……20000号の製造が終わったと連絡が入った」

一方通行「ッ」

木原「実験再開は明日の夜からだ」

一方通行「……それ、は」

木原「ペニバンはそこに置いてある。持ってけ」

一方通行「……」


キィ

バタン


木原「はっ、まだまだガキだねぇどうも」







172: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/29(金) 01:21:26.35 ID:6r8sLi5p0




ガチャ


垣根「……なぁおっさん」

木原「何だ、アイツがいるときに入ってきても良かったんだぜ?」

垣根「空気読んだんだよ」

木原「ハッ、テメェに読める空気なんてあったんだな」

垣根「……何苛立ってんだよ」

木原「……」

垣根「……聞きたいんだけどよ」

木原「何だ」

垣根「本当に、一方通行の性別を隠したのは実験のためだったのか?」

木原「……んなわけねぇだろうが」

木原「アイツに悪い男を近寄らせないためだ」

垣根「案外くだらねぇ理由でほっとしたわ」

木原「……ふん」

垣根「……」

木原「オイそういえば写真早く返せ」

垣根「げ」







173: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/29(金) 01:21:56.32 ID:6r8sLi5p0




――――――――――――――――――――
――――――――――
――――


一方通行「……」

一方通行(普通の女友達が出来たと思って喜ンで)

一方通行(……バカか俺は)

一方通行(そもそも、俺は何で実験を中断させた?)

一方通行(誤魔化すことへの限界を感じたンだろ)

一方通行(いや、違ェ)

一方通行(誤魔化せるはずなンだ)

一方通行(だから、俺はただ……)

一方通行「処女、か」

一方通行「……」カチカチカチ


パタン


一方通行「  」ボソッ







174: ◆K3L8qfcNRE 2011/07/29(金) 01:22:30.81 ID:6r8sLi5p0




――常磐台


黒子「ふぅ……」バタン

黒子「あら? お姉様はまだ帰っていませんの?」

黒子「黒子に連絡も入れずに、珍しいですわね」

黒子(……何だか、胸騒ぎがしますの)


ppppp


黒子(鈴科さん?)


パカッ


黒子(……これは、どういう意味でしょうか)

黒子(しかし冗談をおっしゃる方ではないはずですし)

黒子「真剣に、返信した方がよろしいのでしょうね」カチカチカチカチ







186: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/01(月) 01:49:49.32 ID:015Rl6M80






およそ、一週間前のことである。

俺の知らない、俺の知り合い。

その彼女が、
血を流して倒れているのを発見したのは。









187: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/01(月) 01:50:26.24 ID:015Rl6M80




上条(……)ピンポーン

上条「上条、だけど……御坂か?」

『カミジョーさん、ですか』

『……入ってくださいまし』

上条「あ、あぁ」


ガチャ


上条「お前は……」

黒子「白井、黒子ですわ」

黒子「お姉様はまだですの。そちらに腰かけて待っていてくださいます?」

上条「いや、本人がいない間に勝手にベッドを使うのは気が引けると言いますか」

黒子「大丈夫ですの。そちらはわたくしのベッドですので」ゴロゴロ

上条「何やってんだアンタ!? 変態さんですか!?」







188: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/01(月) 01:51:02.56 ID:015Rl6M80




黒子(この方がお姉様がよくおっしゃっている殿方ですのね。
……確認しても良いのですが、今はそれどころではありませんの)

黒子「単刀直入にお聞きしますわ」

黒子「お姉様に何があったんですの」

上条「え……?」

黒子「わたくしは予知能力者ではありませんし、精神感応系の能力者でもありませんわ」

黒子「けれど嫌な予感、というのは能力の諸元ではありませんこと?」

黒子「……お願いしますわ。何が起こっているのか、少しでも知っているのなら」

上条「白井……」

上条「わかった、でも俺はほとんど知らない」

黒子「それでも何もないよりはマシですわ」

上条「……数日m「寮官さまですの!」へ?」


バタバタバタ


黒子「早くここから! って何でわたくしの能力が効きませんの!?」

上条「あ、それは俺の右手のせいで」

黒子「あぁもうこちらに入っていて下さいまし!」グイグイ

上条「えっちょ! っぷ!」







189: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/01(月) 01:51:36.85 ID:015Rl6M80




――ベッドの下


上条(狭……っ)ギュウギュウ

上条(何だコレ……ぬいぐるみのせいか?)

上条(……ん?)

上条(ぬいぐるみの中、に)

上条(……レポートの束?)

上条(……)

上条(……)

上条(……これ、は)







190: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/01(月) 01:52:19.87 ID:015Rl6M80




黒子「ふぅ、行きましたの……上条さん出てきて構いませんのよ」

上条「……あぁ」

黒子「あらそれは何ですの?」

上条「白井」

黒子「はい」

上条「たぶん、これがお前の知りたいことだ」ペラ

黒子「……え?」







191: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/01(月) 01:52:48.53 ID:015Rl6M80




上条「きっと、御坂は何かをしようとしているんだと思う」

上条「俺は御坂を捜しに行く」

上条「お前は、……どうする?」

黒子「わたくしは……」

上条「これは絶対に危険なことだし、どうにかなるとも限らない」

黒子「わたくしは、行きたいですの」

上条「……わかった」

上条「じゃあ――っ「けれど、先に気になることがありますわ」

上条「気になる、こと?」

黒子「えぇ……上条さん。わたくしは後から追いかけますので、お姉様が見つかったら連絡をいただけます?」







192: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/01(月) 01:53:15.90 ID:015Rl6M80




黒子「もしもし、初春ですの?」

黒子「前におっしゃってた、第一位の特徴を――」







193: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/01(月) 01:53:44.28 ID:015Rl6M80








上条「」ハァハァハァ

上条「――ッ御坂!!」

美琴「……アンタ」

美琴「そ、れ……っ」ハッ

上条「あぁ、全部……知ってる」

美琴「……そう、そうなの」

上条「御坂……」

美琴「なら、丁度いいわね」ボソッ

上条「え?」

美琴「ねぇ、たすけてよ……」

上条(あれ、聞き間違えか?)

美琴「私の、処女を……奪って」

上条「……え?」







194: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/01(月) 02:05:53.08 ID:015Rl6M80




上条「えーっと……もう一度言ってもらってもいいか?」

美琴「なっ女の子に何を言わせるのよ!!」カァア

上条「いやいや、えー?」

美琴「……だって、その、見たんでしょ? それ」

上条「あぁ、まぁ」

美琴「それの絶対条件は私が処女であることと、被験者である一方通行が最強であること」

美琴「何故かは知らないけどね」

美琴「樹形図の設計者は壊れた」

美琴「だから再演算は出来ない……これがチャンスなのよ」

上条「だからって!!」

美琴「うるさい!!」

上条「ッ」

美琴「……アンタなら、処女を奪われてもいいって思ったの」







195: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/01(月) 02:06:24.58 ID:015Rl6M80




上条「それって」

美琴「……だめ、かな?」オズ

上条「ダメだ」

美琴「えっ」

上条「オイ、実験場所を教えろ」

美琴「……は?」

上条「一方通行が、最強じゃなければいいんだろ?」

美琴「いやそうだけど」

上条「無能力者が第一位に勝てたら、それは絶対に中止になる」

美琴「……そ、そうかもしれないけど」

美琴「無茶よ」

上条「やってみなけりゃわかんねぇだろ!」

美琴「……ばかッ」

上条「バカでいいんだよ」

美琴「そういう意味じゃないわよ!! もうッついてきなさい!!」ダッ

上条「ああ!」

上条(っと、メールしなきゃな)カチカチ


ピッ







211: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/02(火) 02:57:04.84 ID:Xtl/9PsZ0







一方通行「……今日は、2Pだったか」

00442号「いえ違いますとミサカは即答します」

00442号「本日の実験はハメ撮りですからねとミサカは高性能のデジタルカメラを構えます」ジー

一方通行「ふン」

10032号「では、実験の開始を宣言してもよろしいですねとミサカは確認します」

10032号「尚ミサカは今回の実験内容は把握していませんとミサカは通例となった通知を繰り返します」

一方通行「……あァ」

一方通行「愉快に素敵にビビらせてやるよ」







212: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/02(火) 02:59:19.00 ID:Xtl/9PsZ0




「……恥ずかしい、ですとミサカは汗ばむ太腿を恐る恐る開きます」

10032号は壁に背を預けるかのように、地べたに座り込む。湿った空気が下着を性器に密着させた。
赤い瞳から逃れるかのように、視線を逸らす。
背中をゾクリとした何かが走った。キュンと子宮が強く疼くと同時に、10032号の秘部からは愛液が零れ落ちる。

「恥ずかしい、なァ」

乱暴に前髪を掴まれ、強引に視線を合わせられた。
羞恥からか、他の原因からか。10032号は顔を赤く火照てらせる。
一方通行が靴先を強く拗るようにパンティに押しつけると、
びくん! と身体を大きく震わせた。ぐちゅりと湿った音が操車場に響く。

「こンなに濡らして、何が恥ずかしいンですかァ?」
「そっれは……っミサカはそのように作られているからで……っとミサカは反論しま、すっ」

掠れた声をあげ、一方通行を睨め付けると、彼は先ほどよりも強く靴先を押しつけた。

「ひゃうっ!」

内股がひくりと震え、10032号は大きくしなる。じわり、と涙腺が緩み視界がぼやけた。
愛液が溢れパンティから太腿に伝っていく感覚に10032号は更に身を震わせる。







213: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/02(火) 02:59:56.79 ID:Xtl/9PsZ0




(い、イっちゃい……っ)

初めての自身で味わう感覚に、
不安や期待、さまざまな感情が織り交ぜになった瞳で一方通行を見つめた。
一方通行はそれを見ると、ゆっくりと靴先を10032号の秘部から離していく。

「……な、なん……で離すのですか? とミサカはあなたの行動に、疑問を、感じます」

疼く行き場のない熱に喉が震えたのを感じた。
唇から漏れる息は熱い。
一方通行はそれを見て満足そうに首を振ると、

「オマエらは人形なンだろォ?」
「質問の意図がわかりませんと、ミサカ、は……」

楽しそうに唇を歪めた。

「一人でやって、見せてみろよ」







214: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/02(火) 03:01:59.77 ID:Xtl/9PsZ0









「んっふ……っあっ」

申し訳程度に膨らんだ自身の胸を、強く揉み込む。
布と肌が擦れ合う感覚に、敏感となった身体は酷く感じてしまう。

(刺激、が……んぅっ! た、足りません……と、ミサカはっ)

胸から、下腹部へ。
そしてパンティにそろりと指を伸ばした。

(ん……ぅ)

秘部に張り付いた布地は性器の形がはっきり分かるほどぐっしょりと濡れている。
すっと割れ目をなぞると、
少し伸びた爪がぷっくりと膨らんだクリトリスを引っ掻いた。







215: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/02(火) 03:03:20.73 ID:Xtl/9PsZ0




「ひぃっ」

動きに合わせて甲高い声をあげる。涎が顎を伝った。
くぷり、ぐちゅ、じゅぷり、
という音が10032号の指の動きと共に鳴る。
時折指先が滑り、内壁を擦った。
胸の蕾が痛々しいほどに腫れているのがわかる。

「あっあん、もっ……ぉっひぅっ」

ぶるり、10032号は身体を大きく震わせると腰を前に突きだした。
絶頂に達するか、そう思ったとき、

「ハイ、そこまで」

一方通行が10032号の肩に手を置くと同時に、

(あ、あれ……? 何で、とミサカは燻り続ける情欲に瞳を潤ませます)

ペタリと力が抜けたかのように地べたに膝を落とした。







216: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/02(火) 03:03:54.36 ID:Xtl/9PsZ0




一方通行は10032号の耳元に顔を近づけると、ふっと息を吹きかける。

「あふっ」
「オイ、誰がイっていいって言った?」

ぞわ、と背筋に悪寒が走る。

「俺の能力で止めさせてもらいましたァ……っても、消したわけじゃねェからなァ」
「……それっ、はっ」
「辛いかァ? ま、辛いに決まってるよなァ」

肩を小刻みに震わせ、荒い息は戻らない。
10032号は眉間を寄せると、一方通行を恨めしげに睨め付けた。

「イきてェか?」
「あたり、まえ、で……すっとミサk「そンな態度でいいと思ってンのか?」

バンと手の平を後ろの壁に叩きつける。
ピシリと亀裂が入った。
10032号は逡巡するかのように視線を迷わせ、ごくりと唾を飲み込む。
スカートの端を握りしめた。







217: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/02(火) 03:04:23.19 ID:Xtl/9PsZ0




「お願い、します……ミサカを、あなたのペニスで、イかせてくだ……さい、とミサカはスカートを捲りあげます」

一方通行はふんと鼻を鳴らすと、ニヤリと笑う。

「ま、及第点だな」







218: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/02(火) 03:05:06.42 ID:Xtl/9PsZ0




ほっと息を吐く。
安心したかのように肩を降ろした。
波のように襲ってくる快感に耐えながらも、ぎゅっと瞼を閉じる。

「でもなァ」
「え?」
「俺ァまだ勃ってねェぜ?」

安堵から一転。
10032号は視界が点滅したのを感じた。

「どういうことですか……とミサカは尋ねます」
「これでわかンねェのか?」
「……いえ、いえ。わかりました」

そう言って10032号は華奢な一方通行の腰に手を回した。
汗ばんだ首もとが一方通行の目に飛び込む。

「ミサカは、あなたのベルトに手を掛けます」







219: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/02(火) 03:05:53.21 ID:Xtl/9PsZ0




……とミサカはデジタルカメラを構えつつ朗読します」

一方通行「……」

10032号「……」

00442号「あれ? 前座のつもりだったのですがお気に召しませんでしたか? とミサカは残念に思います」シュン

一方通行「それは、実験の範囲内なのか?」

00442号「いえミサカの独断ですとミサカは昨日の夜にせっせと作成したものを披露する機会を捜していたことを白状します」

一方通行「いやなにやってンだよ!?」

10032号「えっと……とりあえずミサカはあなたのベルトに手をかけます」カチャカチャ

00442号「つまりミサカの朗読の続きですねとミサカは納得しながらカメラを回します」ジー

一方通行「え? マジでこの流れでイくの?」

10032号「へいさーっとミサカはあなたのペニスを取り出します」ボロン

一方通行「早ェなオマエ!?」







220: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/02(火) 03:06:28.83 ID:Xtl/9PsZ0




10032号「えっと、ではとりあえずとミサカは――……」


「待てよ!!」


10032号「え?」

一方通行「……誰だ」

上条「御坂妹に触るなって言ってんだよ!! この三下が!!」バンッ







252: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/04(木) 02:48:16.30 ID:f8exWsfe0




10032号「あなたは……」

一方通行「知り合いか」

10032号「あなたの部屋に押しかけた日に会った少年、ですとミサカは答えます」

一方通行「ふゥン」

一方通行(……で、オマエが呼ンだのか?)

10032号(ミサカは知りません)ブンブン

一方通行(……)チラッ

00442号(いやいやミサカも知らんっすよ)ブンブン

一方通行(どうすンだよこれ。『実験』の秘密を知った一般人とかよォ)

00442号(とりあえず敵キャラっぽく攻めてみたらどうですか? とミサカはジェスチャー混じりに発案します)グッ

一方通行(マジで?)

一方通行「……」チラッ

上条「」キリッ







253: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/04(木) 02:48:52.89 ID:f8exWsfe0




一方通行「……えっとォ」

一方通行「オマエ、ナニサマ? 誰に向かって牙剥いてっか分かって口開いてンだろうなァ、オイ。
学園都市でも七人しかいねェ超能力者、
さらにその中でも唯一無二の突き抜けた頂点って呼ばれているこの俺に向かって、三下?
オマエ、何なンだよ。カミサマ気取りですか、笑えねェ」チラッ

00442号「」グッ

一方通行(本当に俺、何やってンだろ)

上条「……」キリッ

一方通行(しっかしコイツも退かねェな)

一方通行「……面白ェな、オマエ」

一方通行(第一位と聞いて、まだ向かってくるか)

一方通行「オマエ、本当に面白ェわ」

10032号(凄い面倒な展開になってきている気がします)







254: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/04(木) 02:49:44.41 ID:f8exWsfe0




10032号「全く、何をやっているんですか、とミサカは問いかけます」

10032号「ミサカは作り物の身体に、プレイ用に合わせられた様々な性的嗜好。単価にして18万円のいわばダッチワイフ。
そんなモノのために『実験』全体を邪魔するなど――」

上条「……、うるせぇよ」

10032号「え」

上条「うるせぇんだよ、お前は。そんなもん、関係ねぇんだよ。
作り物の身体とか、様々な性的嗜好とか。単価18万円とか。
そんなもん、知ったことじゃねぇ! そんな言葉はどうだって良いんだよ!!!!」

上条「俺は、お前を助けるためにここに立ってんだよ! 他の誰でもない、お前を助けるために戦おうって言ってんだ!
だから作り物の身体とか、性的嗜好とか単価18万円とか、そんな小っせぇ事情なんかどうでも良い!」

上条「――お前は、世界でたった一人しかいねぇだろうが! 何だってそんな簡単な事もわっかんねぇんだよ!」

10032号(ミサカを助けるなら出来たら実験を開始させて欲しいですとミサカは本音を洩らします)

00442号(というか‘お前’ってミサカは無視ですかそうですか
とミサカはデジタルカメラの軽いチェックに入ります)ジー

上条「勝手に脱処女なんてしてんじゃねえぞ。そんなことは処女厨の俺が許さねぇ――」

上条「――今からお前を助けてやる。お前は黙ってそこで見てろ」

10032号(処女厨きめぇ)







255: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/04(木) 02:50:31.06 ID:f8exWsfe0




上条(全力で駆ければ、三歩か四歩で詰められるな……)グッ

上条「お、――ォおおっ!」ダッ

一方通行(えちょっとまだパンツに仕舞ってねェンだ、けっどォ!!)トンッ

ゴッ

上条(砂利!?)

上条「……ッ!」バッ

一方通行(やべェ)

一方通行(足下のズボンも吹っ飛ンじまった)ボロン

上条「う、うぉおおおおおおお!!」ダダッ

一方通行「うェえ!? 近づいてくンなァ!!!」バンッ

ゴォンッ!!

上条「!!」

上条(今度っはレールかよ!!)

00442号(おお、これは映画のようですね
とミサカはレールが落ちた瞬間に巻き上がった無数の小石が突き刺さる少年に向けてカメラを回します)ジー







256: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/04(木) 02:52:58.47 ID:f8exWsfe0




上条「がっ……、は……ッ!!」ビシビシビシッ

一方通行(やりすぎた、か?)

00442号(はいそこで悪役っぽい台詞をとミサカはあなたに求めます)ハイ

一方通行(オマエは俺に何を求めてンだよ)

一方通行(……あァーもォクソ)

一方通行(レイプなンてどォしたってンだ……ッ)ギッ

上条「……ッ」

一方通行「……あァー、遅せェ、遅せェ、全然遅せェ! 狩人を楽しませるならキツネになれよ、
食われるためのブタで止まってンじゃねェぞ三下ァ!!」

上条「――、ッ!!」ダッ

一方通行「クソが!!」

一方通行(あァもう気絶でもさせればいいンだろ!!)ブンッ

上条「」パキンッ 







257: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/04(木) 02:54:18.03 ID:f8exWsfe0




一方通行(あァ?)

上条「――ッ」ゴロンゴロン バンッ

上条「……ちっくしょうっ!!」ヨロ

一方通行「え?」

10032号(おぉ勢いを殺しきれずに転がっていくとミサカは実験時間の延長っぷりに眉を潜めながらも思います)

一方通行「……ふン」

一方通行(気のせいか……まァでも)

一方通行「こいつァ本格的に面白くなってきたじゃねェか」ニヤァ

10032号(あれこれ本気モードじゃね? 実験忘れてね?)






258: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/04(木) 02:54:58.55 ID:f8exWsfe0




パラパラ


一方通行「……オマエがぶつかったコンテナの中身は小麦粉だったみてェだなァ」

上条「それ、が、どうした……」

一方通行「いや、なァ。オマエ。粉塵爆発って言葉ぐれェ、聞いたことあるだろ?」

一方通行「微細な粉末が空気中に充満しているから起こる爆発なンだと。ちょうど、今みてェに」

一方通行「なァ!!!」


バンッ


上条「――っが……ハァ……っ!!」

10032号(しかしあの人は凄いですねとミサカは安全地帯で呟きます)

00442号(そうですね、こちらに衝撃が行かないように遮断してくれているおかげでこうして安全にカメラを回せます)ジー







259: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/04(木) 02:55:36.70 ID:f8exWsfe0




一方通行「こほっ」

一方通行「ン……まったく、あァそォだった。酸素を奪われるとこっちも辛いンだっつの。あァ死ぬかと思った。
喜べ、オマエひょっとして世界初なンじゃねェのか。一方通行を死ぬかもしれねェトコまで追い詰めるだなンてさァ」

一方通行「くっくっ。こりゃ核を撃っても大丈夫ってキャッチコピーはアウトかなァ?
ま、酸素ボンベでも持ってりゃ良いンだがな。なァ、確かヘアスプレーサイズのボンベってあったよなァ。
あれっていくらぐらいするかわっかンねェ?」

00442号(しかし悪役で頼むと言いましたが、ノリノリですねとミサカは改めて悪人顔であることを確認します)

上条「……、」

一方通行「で? 身構えてどうすンの、オマエ?」

一方通行「そのボロッボロの身体でよォ……。
知ってるか? 俺の身体に触れたモノは例外なく『向き』を操れる。
それって人の血の『流れ』すら例外じゃねェンだぜ? つまりオマエが不用意に俺の身体に触れたら最後、
オマエは全身の血管と内臓を根こそぎ爆破して果てるって意味なンだけどさァ、そこンとこ正しく理解してたのか?」

00442号(え、マジで?)

10032号(知らなかったんですか? とミサカは逆に驚きます)

00442号(だってミサカの実験のときは
性感帯を敏感にさせるぐらいにしか能力を使いませんでしたし、とミサカは言い訳をします)

10032号(なにそれちょっと羨ましい)







260: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/04(木) 02:56:15.82 ID:f8exWsfe0




一方通行(アイツら何コソコソ話してンだ)

一方通行「……ま、っつってもそンなに気にする事じゃねェンだぜ。実際、オマエは結構頑張ったと思うしな。
俺の前に立ってから何分たった? 
なァ?
この一方通行を前に、今こうして呼吸してることそのものが奇跡なンだ、よ……って」

一方通行(アレ、マジで何分経った?)

一方通行(……いつ来ても良いようにとペニバンを付けたのが午前中で)

一方通行(ま、さか……)

一方通行「」チラッ

一方通行(取れかけてるゥうううう!?)

上条「……?」

上条(何だ? アイツ急に慌てて……)

一方通行(いや、大丈夫だ。こォいうときこそ俺の能力を使って……)

上条(今が好機……ッ!!)ダッ

一方通行(……よーし、よしよし。完璧、流石! 第一位!)バッ

上条「――ぁ、あああああああああああああああああああああ!!」ダダダッ

一方通行「え?」







261: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/04(木) 02:56:59.20 ID:f8exWsfe0




バキンッ


一方通行「ッ!?」

上条(……なんだ? こんな、簡単に)

一方通行「……あ、は? い、たい。はは、何だよこれ」

上条(まさか)

上条(まさか、こいつ)

上条(もしかして――メチャクチャ弱い?)ブンッ

一方通行「ごぶぁ!?」

美琴(もしかして、これなら――ッ)コソッ

上条「なぁ一方通行」

一方通行「……ぐッ」ヨロ

上条「お前のモノが使い物にならなくなればさ、実験は終わるんじゃないか?」

美琴(え……?)

10032号(あ、お姉様だやっほーい)

00442号(ちょ、それよりアイツなんて言った? とミサカは若干の焦りを見せます)







262: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/04(木) 02:57:36.07 ID:f8exWsfe0




一方通行「あ、ァ……?」

上条「歯を食いしばれよ、最強さいじゃく――――――」

上条「――――――俺の最弱さいきょうは、ちっとばっか響くぞ」


バキンッ







263: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/04(木) 02:58:08.01 ID:f8exWsfe0




ポロンッ


上条「……あ、ら?」

一方通行「……あァ?」

10032号「これはどういうことなのでしょうかとミサカは困惑気味に意思を口に出します」

上条「ち」

10032号「ち?」

上条「ちんこが取れたああああああああああああああああああああっ!? 
いや再起不能にさせるつもりではありましたけどね!? え、え!?」

一方通行(やべェ)

黒子「遅れましたの!」シュンッ

美琴「黒子!?」

黒子「お姉様! ……っと抱擁を交わしたいところですが、これは、どういった状況ですの……?」

上条「ちんこが……ちんこが……」

美琴「えっと、そのね。落ち着いて聞いて」

黒子「はい」

美琴「第一位のちんこが取れたの」

黒子「……はい?」







284: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/05(金) 05:50:54.44 ID:OUV7qoS00




黒子「……」

美琴「あの、だからね?」

黒子「……いえ、わかりましたの」

黒子「とりあえずその……」チラッ

00442号「あ、はいそうですねとミサカは頷きます」

00442号「一方通行。その、とりあえずズボン……は吹き飛んだんですね。ではこのお姉様の短パンを履いてくださいとミサカは促します」

一方通行「……おォ」ハキハキ

美琴(あ、あれ履いてた短パンがいつのまに!?)

10032号「説明、していただけますか? とミサカは真摯にあなたを見つめます」

一方通行「……」

黒子「わたくしが、説明しますわ」

一方通行「白井……」

美琴「黒子、あんた知り合いなの?」

黒子「……えぇ」

黒子「説明して、よろしいですわよね。鈴科さん」

10032号「鈴科……?」

一方通行「……」







285: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/05(金) 05:51:22.89 ID:OUV7qoS00









美琴「そういう、こと」

一方通行「俺は……どォしても無敵になりたかった」

一方通行「まァ結果はこのざまだ。これは一点物らしいからなァ? 第三位の思い通りってわけだ」

一方通行「……ちょうど、今回はハメ撮りってことだからな」

一方通行「証拠動画はバッチシだよ」

00442号「そうですね、とミサカは欠伸をしながら頷きます」

黒子「あのメールは、そういうことでしたのね」

一方通行「……悪かったな」

黒子「いえ、あれはわたくしの浅慮故ですの」

一方通行「ンなことは」

黒子「ありますのよ」







286: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/05(金) 05:51:55.14 ID:OUV7qoS00




一方通行「……」

黒子「レイプは確かに最低ですわ」

一方通行「」ビクッ

黒子「実験とはいえ、殿方の風上にも置けませんの」

黒子「まぁ、鈴科さんは殿方ではありませんが」

上条「えっどういうこと?」

黒子「まだ分かっていなかったのですか? 一方通行……鈴科百合子さんは、女性ですの」

美琴「えっ」

10032号「えっ」

00442号「わお」

黒子「え?」







287: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/05(金) 05:52:22.32 ID:OUV7qoS00




黒子「いえいえ待ってくださいましお姉様。先ほど『そういう、こと』とおっしゃっていたではありませんか」

美琴「いやそれは実験理由だけだし」

10032号「ミサカは最近呼んだ資料である呪泉郷のことかと思いましたとミサカは正直に暴露します」

黒子「それは漫画ですの」

10032号「では、それだと妹達は女性に処女を奪われたことになりますとミサカはいささかショッキングな出来事を告げます」

00442号(エロ漫画だとありきたりの展開ですけどね
とミサカは早く帰ってビデオ編集をしたい気持ちを抑えながら表面上だけ頷きます)ウンウン

一方通行「……」

美琴「あれ、でもペニバンって処女を奪ったことになるの?」

00442号「処女膜は破れているはずですからとミサカは説明します」

10032号「まぁミサカは途中であなたたちが割り込んできたのでまだ挿入はしていなかったのですがと
ミサカは自分の股を覗き込みます」

美琴「やめなさい」パコッ







288: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/05(金) 05:53:07.91 ID:OUV7qoS00




一方通行(……誰かに止めてもらわねェとストップがかけられねェ状態まで来てたってのか)

一方通行(どンなことをしてでも無敵になるって決めたのにいざとなったら迷って中断してまた再開して)

一方通行(今になってどこかでほっとしてる自分がいる)

一方通行「ダッセェ」ボソッ

黒子「それなのですが……」

一方通行「待て白井」

黒子「え?」

一方通行「三下ァ」

上条「へっ上条さんですか!?」

一方通行「ぶン殴られたことには腹が立つ、が……ありがとな」

上条「……おぉ」

00442号(今の映像を14510号に売りつけましょうとミサカは『ありがとな』の映像を保存します)

一方通行「……許してもらえるとは思ってねェが、妹達に出来ることは何でもさせてもらう」

一方通行「……させて欲しい」

10032号「そうですか、とミサカはMNWを繋ぎます」

10032号「……妹達の総意が決まりました」

一方通行「なンだ?」







289: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/05(金) 05:53:53.23 ID:OUV7qoS00






10032号「責任取って下さい、一方通行とミサカはようやくスレタイを回収します」









290: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/05(金) 05:54:33.10 ID:OUV7qoS00




一方通行「責任?」

10032号「まぁ主にこれは実験をしていない妹達の意見となってしまうのですが」

00442号「つまりミサカの意見は入っていないということですねとミサカは横で相づちを打ちます」

10032号「うっせぇ黙れ。記憶は共有してますから同じようなものでしょうとミサカはあなたに同意を求めます」

一方通行「そォだな……いや、責任って」

10032号「責任は責任ですよとミサカは繰り返し念押します」

一方通行「わ、わかっt」

黒子「鈴科さん、待ってくださいまし」ムスッ

一方通行「白井?」

黒子「黒子がなぜこんなに遅くなったのだと思います?」

上条(そういえばそうだな)

黒子「実験についての確認をしていたからですわ」







291: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/05(金) 05:55:11.09 ID:OUV7qoS00




一方通行「……確認って極秘事項だぜ?」

黒子「情報に関しては得意なパートナーがいますので」

黒子「そのペニバン、木原さんという方とお医者さまが協力してお作りになられたんですってね」

黒子「詳しくは後日、そちらの病院で検査なりがあるらしいのですが……」

黒子「そのお医者さま曰く、

『このペニバンはね、一時的に処女が破られた形になるだけで数日後には戻るんだね?』

らしいですわ」

一方通行「それは、つまり」

美琴「妹達は……」

黒子「えぇ。妹様達は、まだみんな処女だということですの」

上条(ほほう)







292: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/05(金) 05:56:05.59 ID:OUV7qoS00




――後日


垣根「最初からそのつもりだったのか?」

木原「……単なる実験パターンの確認だ。この程度で変わってくるようじゃ樹形図の設計者もそんなものかと思ってな」

垣根「ふぅん」

木原「……何だその顔は」

垣根「まぁそういうことにしておいてやるよ」

木原「クソ生意気なガキだなオイ」

垣根「で、何処に向かってんの?」

木原「あぁ? ……クソガキを殴った男をちょいとな」







293: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/05(金) 05:56:54.09 ID:OUV7qoS00







美琴「……アイツのとこ行くの?」

黒子「えぇそうですわお姉s」ハッ

黒子「もしかして嫉妬ですの!? 大丈夫ですわ心配しないでくださいまし!! 
黒子の敬愛はお姉様ただ一人に向けられてますのぉおおおおおおおおおおお!!」ギューッ

美琴「ちょ、っと離れなさいってっば!! 違うわよもう!!」バッ

黒子「あ、らそれは残念ですの。……お姉様」

美琴「ん?」

黒子「……わたくしは、一方通行を許す必要はないと思いますわ」

美琴「黒子……」

黒子「お姉様がそう思われるのは当然ですもの。
いくら結果として妹様全員が処女だったとしても、あの方がやった行為には変わりありませんわ」

黒子「もう実験は中止されましたしじきに治まるとは言え、お姉様が超淫乱砲だなんて言われる原因を作ったのも結局はあの方ですしね」

美琴「……そっか」

黒子「黒子の場合は、鈴科さんを先に知っていましたから。
どうしても――その、他の感情が入ると言いますか。妹のようで放っておけないと言いますか」

美琴「妹ってアイツの方が年上じゃない」

黒子「ふふっそうですわね」

美琴「……ねぇ、黒子」

黒子「何ですの? お姉様」

美琴「私、今はまだ無理だけど――」







294: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/05(金) 05:57:29.88 ID:OUV7qoS00







冥土帰し「これで、一通りの検査は終わりだね」

一方通行「……助かった」

冥土帰し「僕は医者だからね。患者のためなら何だって用意するよ?」

一方通行「ハッ……ありがたいこった」

14510号「あの、一方通行さん! とミサカは検査が終わったばかりの身体で駆けつけます!」

一方通行「あァ? オマエは」

14510号「14510号です! 改めて、み、ミサカの処女を奪って下さい! 
とミサカは恥じらいながらゴーグルを伸ばしたり引っ張ったり伸ばしたりって痛ぁっ」バチンッ

一方通行(えェー……)

一方通行「いや俺女だっての、わかったンだよな……?」

10033号「あぁそうですなんであなたはそんな格好をしてるんですか、とミサカは額を抑える14510号を放置しながら質問します」

一方通行「いやこれは」

00442号「女と知られたとたんにソレですかとミサカは何たるビッチ! と罵声を加えますってあれ咥えるってエロくね?」

10032号「もうあなたは研究所に戻って官能小説でも読んでろよとミサカは00442号にチョップを与えます」







295: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/05(金) 05:58:04.92 ID:OUV7qoS00




10033号「しかし実験がなくなったとたんにそんな格好をするということはあの趣味の悪い服装は男装だったんですねとミサカは納得します」

一方通行「しゅ、趣味の悪い!?」

14510号「大丈夫です! 一方通行さんならどんな服装でも似合いますよとミサカは頬を赤らめつつ発言します!」

一方通行「それ何の慰めにもなってねェからな!?」

10032号「しかし14510号は一方通行が女でもブレませんね、00001号は寝込んでいるというのにとミサカは暗に14510号のしぶとさについて語ります」

10032号(まぁむしろアリだという18265号のようなミサカもいますが)

10033号「そういえば20000号はどうしたんですかとミサカは一方通行に会いたがっていた個体のことを思い出します」

14510号「アイツは敵ですとミサカは唇を噛みしめます」ギリッ

10033号「えっどういうことですか?」

00442号「まぁそれはこのMNWのログを見てもらえればわかりますよとミサカは提示します」

10033号「……うわぁ」







296: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/05(金) 05:58:52.86 ID:OUV7qoS00




一方通行「あァもうオマエらうっせェええ!!!」バッ

10033号「あちょっと待ってくださいよとミサカはあなたを追いかけます」タッ

一方通行「あァ?」フリカエリ


ゴツン


10033号「」

一方通行「あ、悪ィ」

10032号(あちゃーとミサカは振り向きざまにぶつかった二人を眺めます)

10033号「……さま」ボソッ

一方通行「ン?」

10033号「……ご、ご主人さま! もっと、もっと下さい! ミサカをあなた専用の性奴隷にしてくださいぃいいい!!」

一方通行「え」

00442号「10033号は普段はクールだが一度一方通行から叩かれる等の刺激が与えられると
Mスイッチが入るように作られたとミサカは某アナウンサーばりの解説を披露します」

一方通行「なンだそれェ!?」

10033号「ご主人さまぁああああっ!!」







297: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/05(金) 06:00:05.96 ID:OUV7qoS00




ガラッ


黒子「鈴科さん……?」

一方通行「あ、白井」

黒子「遊びに行くというのにいつまでも来られないので、お迎えにきてしまいましたわ」

一方通行「悪い」

10033号「ご主人さまに群がる蟻はそk」ゴンッ

00442号「はいはい落ちけつ落ちけつぅーとミサカは10033号の頭を叩きます」

10033号「……あぅとミサカは頭を抑えつつも元に戻ったことを確認します」イタタ

14510号「」

10032号(オイコイツ息止まってんじゃねぇの)







298: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/05(金) 06:00:43.99 ID:OUV7qoS00




黒子(妹様達を最初に見たとき、天国かと思いましたが)

黒子「……ですのね」

一方通行「あァ?」

黒子「いえ何でもありませんの。……しかし、ふふっ」

一方通行「なンだよ」

黒子「とってもお似合いですわ、鈴科さん」

一方通行「……うっせ」フイッ

黒子「」ニコニコ

一方通行「……クソ、行くぞ」ヨイショ

黒子「えぇ」ニッコリ







299: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/05(金) 06:01:28.32 ID:OUV7qoS00




10032号「! あのっ」

一方通行「あァ?」

10032号「そ、の……妹達は結局のところ処女でしたが、その」

一方通行「……」

10032号「……」

一方通行「……ったりめェだろ。責任なら取ってやるよ」

10032号「一方通行……」

黒子(なんとなく釈然としませんの)ムゥ

一方通行「ふン」ガラッ スタスタ

黒子「ってあ! 待ってくださいまし!」タタッ


シーン


10032号「……えへ」







300: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/05(金) 06:01:54.85 ID:OUV7qoS00




冥土帰し(まったく、クローンにはとても思えないね?)


『セブンスミストで捕まった強盗犯はレベル1の発火能力者ということが――』


00442号「あ、これってこの間の事件じゃないですか? とミサカはテレビから流れるニュースに注目します」

10033号「え? あぁそうですねとミサカは首肯します」

00442号「まぁ結局ミサカは途中で10032号に呼び出されて帰ったわけですが」

10033号「そういえばとミサカは思い出します。どうしたんですか?」

00442号「10032号の実験協力の準備を……ってあぁそうだ14510号! とミサカは惚けているあなたを呼びかけます」

14510号「ふっふぇ!? ミサカが一方通行さんのお嫁さんですか!?」

10033号「オイ落ち着け」

00442号「まぁ似たようなものですね」

10033号「マジで?」

00442号「えぇはいまぁ。ここに実験中のビデオがあるんですが……とミサカは適当な相づちを打ちつつも商談を始めます」







301: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/05(金) 06:02:59.26 ID:OUV7qoS00






御坂妹「責任取って下さい、一方通行」 おわり









302: ◆K3L8qfcNRE 2011/08/05(金) 06:09:15.13 ID:OUV7qoS00

終わったあああああああああああっ!!

本当は7月中に終わらせようと思ったんですが、予想外に遅れました
某スレの百合子タンちゅっちゅの思いから書き始めたSSでしたが、
全然百合子が可愛くならねぇwwwバロスwwww

何か質問などありましたらどうぞ
では



308: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2011/08/05(金) 10:17:54.65 ID:try/iJ8o0

お疲れさまです乙おつ!!
黒百合がもっとみたいぜ……百合なんて興味なかったのにどうしてくれる


元スレ
SS速報VIP:御坂妹「責任取って下さい、一方通行」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1311001130/