3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 18:16:00.80 ID:gSHi0Wqv0

◆◇教室◆◇

ガラガラ
男「…………」

「……うわ」

「学校やめないのかな」

「あー、きもい」

男「……」チラッ

「こ、こっちみたし」

「やだぁ」



4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 18:17:01.34 ID:gSHi0Wqv0

男「……はぁ」

男(寝たふりでもしておこう)

男(あと二年の我慢だ)

男(まぁ、二年以降生きても良いこと無いだろうけどな……)

「ほんと、気持ち悪。ね?」

幼1「……うん」



5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 18:18:14.91 ID:gSHi0Wqv0

「私、危ない人むり。あーゆーのって危ない人に分類されるよね?」

幼1「あはは……」

「てかさー、辞めるように幼1から言ってみてよ?」

幼1「あ、でも…」

「……あ、そっか、話題にするのも嫌……だよね、ごめんごめん、あはは」

幼1「……うん」



6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 18:19:01.08 ID:gSHi0Wqv0

幼1「……」ぎゅっ

キーンコーンカーンコーン

「あっ、チャイム鳴っちゃったね、席に戻ろっかっ」

幼1「あの時……何で……」

「ん、どうかしたの?」

幼1「……! あ、ううんっ、何でもないよ、ごめんねっ」



7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 18:19:32.38 ID:gSHi0Wqv0

「そう」
すたすた

幼1「……」ぎゅっ

男(チャイム鳴ったみたいだな……)

男(そろそろ寝たふりやめておくか)

ガラガラ
先生「よーし、みんな席につけー!」



8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 18:20:08.32 ID:gSHi0Wqv0

◇◆昼休み◇◆

男「屋上! 参上!」

男「あと半日! がんばるぞおおお!!」

幼2「ふふっ」

男「!!」

男(き、聞かれてた……。恥ずかしいな……)カァッ




9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 18:21:38.84 ID:gSHi0Wqv0

幼2「やぁ、また来てたのだな」

男「幼2……。逆に同じことを言いたい」

男「何でいつもここに来んの?」

幼2「私の勝手じゃないか?」

男「……ま、まぁ、幼2がそれで良いなら」



10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 18:22:29.34 ID:gSHi0Wqv0

幼2「私的には、君と二人で食べているところを他の人には見られたくないのだ
けどね」

男「……」

男「そう、かよ……」

幼2「……」ぐっ

幼2「まぁ、いい。食べようか、二人でランチを」

男「ああ、うん」



11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 18:23:08.42 ID:gSHi0Wqv0

……
…………

幼2「また君はパンだったな」

男「あー、まあ自分で作るのは面倒だからな……」

幼2「……」

幼2「じゃあ、夜はどうしてるんだ?」



12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 18:23:55.28 ID:gSHi0Wqv0

男「夜は」

男「夜は外食してるな。ファミレスとか」

男「結構美味いし、種類も多いし」

幼2「そ、そうか」

幼2「ようし、久しぶりに、私が男のために晩御飯作ってあげようか?」

男「幼なじみとして、か?」

幼2「それ以外に何があるのだ?」



13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 18:24:38.77 ID:gSHi0Wqv0

男「いや……別に」

男「でも、一人で家に来て……――もし、襲われたらどうする?」

幼2「いや、大丈夫。されたらされたときだ!」

幼2「今日は私が作る! もう決定した!」

男「はいはい。よろしくお願いします」

男「あー、もちろんだけど、幼2を襲ったりなんか絶対にしないから。安心しろ
……って言うまでもないよな、あはは……」



14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 18:25:33.19 ID:gSHi0Wqv0

幼2「…………」
キーンコーンカーンコーン

幼2「予鈴か。じゃあ今日は買い物してから、家に向かうよ」

幼2「ちゃんと、家にいるんだぞ」
タッタッタッ

男「……ああ」

男「まだ幼なじみってことで良いんだよな……?」

男「いや、まだ幼なじみ……なのか……」

男「まぁ、たまには楽しみも欲しいよな」
すたすたすた



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 18:26:24.45 ID:gSHi0Wqv0

◆◇教室◆◇

「あはは、それでね」

「いやっ、でもさー」

「うんうん」

幼1「ふふっ」

ガラガラ
男「…………」



16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 18:26:56.66 ID:gSHi0Wqv0

「うわ、入ってきたし」

「俺っちゴールドスプレー使ってんだけど!?」

「何言ってんのよ、もう、あははっ」

幼1「……」チラッ

男「……」チラッ



19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 18:32:06.06 ID:gSHi0Wqv0

男「……」

幼1「あ、う」

「どうしたんだ、幼1――って、男!!」

「何睨んでんだよ!?」

「てめ、こ○すぞ、コラ!?」




20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 18:33:15.61 ID:gSHi0Wqv0

幼1「もう席ついておこ」ふいっ

幼1「私は大丈夫だから……ね?」

「あ、ああ。また何かあったら俺に言えよ?」

「幼1もかわいそうだよね~、あんなキモいのに好かれちゃってさ」

「あー、ほんとに学校辞めてほしい。転校してほしいし」



21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 18:35:29.03 ID:gSHi0Wqv0

「でもコレひきとるとか転校先の学校が可哀相じゃん?」

「あんた優しいじゃん、あははっ」

ガラガラ
先生「おーし、席につけー、みんなー!」

ざわざわ

男「…………」

男(楽しいことなんてないな……)

男(はぁ……)



22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 18:36:11.32 ID:gSHi0Wqv0

幼1「………………」

男(ばーか、俺ばーか)

男「はぁ」

男(幼1が楽しそうにしてたら、それで良いんだ。うん、それで良い)

先生「ようし、じゃあ早速だがココを……男!」



23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 18:39:55.59 ID:gSHi0Wqv0

男「!?」

先生「解いてみろ」

男「それの値は(√6+√2)/4で、角は75°です」

先生「はい、じゃあ次は――」

男(急に当てんなよ……。びっくりするなぁ、もう……)

「ミスればいいのに」

「ほんとにねぇ」

男(こいつらガキか)




24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 18:40:41.70 ID:gSHi0Wqv0

……
…………

男(終わった……一日一日が長く感じる……)

男(今日は、うん、今日は幼2がくる)

男「!?」

男(掃除しなきゃじゃないか!!)

幼1「あー、数学がわからないよ。テストやばいかもしれない……」



25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 18:42:07.44 ID:gSHi0Wqv0

男「……」

「幼1ちゃん、俺が教えてやるじゃん!!」

幼1「えっ、ほんとに?」

「うんうん! もちろんだってばよ!」

幼「あー、でも、ごめんね。自分で頑張ってみようかな、あはは」

男「……」



26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 18:46:13.01 ID:gSHi0Wqv0

「あっはっはっ」

「振られてやがる、だっせえ、あはは」

「こ、こんにゃろ! るせーよう!!」

男(前までは一番最初に俺にたよってたのになぁ)

男(前って……どのくらい前だっけ……去年くらい?)




27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 18:48:16.87 ID:gSHi0Wqv0

◇◆男の家◇◆

男「ただいまー」

男「はい、お帰りー」

男「よっと、片付けないとな」

男「……せめて、リビングとキッチンぐらいわな……」



28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 18:49:57.31 ID:gSHi0Wqv0

男「……ごくり」

男「いや、もうこれ無理かもしれんね……」

男「踏み場もないじょうたいだからな」

男「はぁ。やっぱりほぼ一人暮らしはタイヘンだ……」

男「よっこら、せ――」



30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 18:56:20.87 ID:gSHi0Wqv0

◆◇家の近所◆◇

幼2「♪~♪~」
すたすた

幼2「久しぶりだな、男の家に行くのは」

幼2「昔はよく3人で――」
すたすたすた

幼2「――……あっ」



31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 18:56:52.08 ID:gSHi0Wqv0







すたすたすた
幼1「…………」

すたすた
幼1「っ!!」



34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 19:06:18.29 ID:gSHi0Wqv0

幼2「やぁ、今帰りかい?」

幼1「幼2ちゃん……」ギロッ

幼2「なぜ、君が睨むんだろうか」

幼1「――がいなかったらっ!」

幼2「っ!!」



36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 19:06:49.09 ID:gSHi0Wqv0

幼2「むしろ、それを言いたいのは――」

幼2「……止めておこう」

幼2「近所の方に見られたらまずいからね」

幼1「……」

幼1「その袋……買い物?」



37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 19:08:13.69 ID:gSHi0Wqv0

幼2「これか?」ガサッ

幼2「これは晩の夕食だ」

幼1「まさか……」

幼2「……いや」フルフル

幼2「ところで、君は学校帰りみたいだけれど、遅くないか?」

幼1「それは、学校で勉強してたから……」

幼2「ふむ」



38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 19:08:46.70 ID:gSHi0Wqv0

幼2「苦手な数学か?」

幼1「……うん」

幼2「……」

幼1「ねぇ、家に帰らないの?」

幼2「君こそ先に帰れば良い」



39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 19:11:41.06 ID:gSHi0Wqv0

幼1「……それじゃあ」
すたすた
ガチャ





幼2「幼1が……わからない……」

幼2「…………」

幼2「男の家に、はやくいかないと、だな」

幼2「男……」



40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 19:12:15.52 ID:gSHi0Wqv0

◆◇男家◆◇

幼2「おじゃまします」

男「ちょっ、だめっ、勝手に入っ」

幼2「うっ……」

幼2「これは酷いな」

男「みっ、みるな」



42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 19:24:14.35 ID:gSHi0Wqv0

幼2「夕食の前にしないといけないことがありそうだな、ふふっ、やれやれ」

幼2「ほら、片付け手伝うよ」

男「あ、ああ。すまん」

幼2「まったく……」

男「久しぶりだな、家に来たの」



43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 19:24:49.60 ID:gSHi0Wqv0

幼2「ん? 何か言ったか?」

男「いや、何も。それとってくれ」

幼2「はい」

男「ありがとう」

幼2「…………」





幼2「…………ああ、久しぶりだな。ふふっ」




44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 19:26:55.31 ID:gSHi0Wqv0

……
…………

男「ふぅ」

男「助かった、ありがとう」

幼2「本当やれやれ、だ」

幼2「日頃からやってないからこんなことになったんだ」

男「……返す言葉もありません。すみません」




45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 19:27:26.16 ID:gSHi0Wqv0

幼2「ふふっ」

幼2「今からじゃあ、遅くなるけど、晩御飯つくるよ」

男「ありがとう。何から何まで、ありがとう」

幼2「それは575?」

男「あはは」

男(今日は楽しいなぁ)

男(久しぶりの一人じゃない晩御飯だ)




52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 20:16:05.32 ID:gSHi0Wqv0

……
…………

男「ふぅ……」

男「やっぱり、美味しかったよ」

幼2「ふふっ、やっぱりとは」

男「ごちそうさま」

幼2「お粗末さま」



53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 20:16:35.94 ID:gSHi0Wqv0

幼2「……」

男「……?」

幼2「あのさ、男」

男「んん、どうした?」

幼2「やっぱり男は、まだ……」




54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 20:19:00.15 ID:gSHi0Wqv0

幼2「いや、なんでもない」

男「ちょっ、言いかけてやめんなよ。気になるってば」

幼2「ふふっ、絶対何も言わないよ」

男「そーかよ……」

幼2「さて帰ろうかな」

男「あ、おくってくよ。っても家は直ぐそばだけどな」



55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 20:19:30.99 ID:gSHi0Wqv0

幼2「いや、いらないよ」

幼2「二人でいるところを近所で見られたら、付き合ってるって誤解されてしま
うかもだからね」

幼2「ただでさえ、君の家を出入りしているのに……余計に酷くなる」

幼2「一人で大丈夫さ」

男「ああ……そうか、気をつけてな」



56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 20:20:15.12 ID:gSHi0Wqv0

幼2「あ、でも気持ちはありがたいよ」
すたすた

男「うん」

幼2「お邪魔しました」
すたすたすた
ガチャ


男「……」

男「…………はぁ」



57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 20:20:45.99 ID:gSHi0Wqv0

◆◇学校◆◇

男「……」

男(またイヤな朝が始まる……)

男「はぁ」
ガラガラ

男「…………」

「…………ふふっ」
「クスクスクスクス」



58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 20:21:18.54 ID:gSHi0Wqv0

「クスクスクスクス」

男「……?」

ガタッ
男「っ!!」

男(うわ……今日は机に落書きですか)

男(毎度毎度、暇なんだな……)



59: 伏線回収、もうちょっと先かな 2010/09/26(日) 20:25:03.65 ID:gSHi0Wqv0

「ほらっ、みてよ幼1ちゃん」ニヤニヤ

幼1「…………あ、はは」

「あははっ」

男「……」チラッ

幼1「……」



60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 20:25:50.91 ID:gSHi0Wqv0

男(……幼1……)

男(……はぁ)

男(まぁ、仕方ない、よな)

男(ていうか雑巾でとれんのかな? 確か外だよなー……)
すたすた

「あははっ」

「くすくすくす」



61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 20:27:59.22 ID:gSHi0Wqv0

幼1「…………」ぎゅっ

「あ、そだそだ、今日の英語大丈夫?」

「あ、やばい……。当たりそうなんだよねー」

「私もやろっと」

「そだ、幼1……幼1?」

幼1「…………」



62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 20:28:38.39 ID:gSHi0Wqv0

幼1「…………」

「どうしたの?」

幼1「えっ、あっ、ううん!」

幼1「何でもないよ!」

「えー、へんなのー」

…………
……



64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 20:51:39.24 ID:gSHi0Wqv0

先生「こないだの模試の成績返すぞー」

ざわざわ

「私絶対やばいんだけど」

「いやもう模試とかうけたこと忘れてたわ、あはは」


男「………」

先生「つぎ、男~」



65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 20:52:19.24 ID:gSHi0Wqv0

ガタッ
男「……はい」

先生「ん、さすがだな」

男「……」
すたすた

男(合格判定は…………A!?)

男(よし! これで……うん、これで……)



66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 20:52:52.66 ID:gSHi0Wqv0

幼1「わぁ、どうしよう……判定やばよぅ! C判……」

「えっ、偏差値いいじゃんっ」

「わっ、幼1ちゃん凄い大学志望するんだね~」

「ここは難しいよ、うん」

「頑張れ、頑張れ!」



67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 20:54:05.25 ID:gSHi0Wqv0

◆◇屋上◆◇

男「……ふぅ」

男「この調子でいけば、いけるかも……だな」

男「よしっ、頑張ろ!!」

ガチャ
幼2「ふふっ、何だか気合い入れてる見たいだけど」

男「!!」

男(き、聞かれてた……。恥ずかしいな……)カァッ





69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 20:55:18.09 ID:gSHi0Wqv0

幼2「どうかしたのかい?」

男「やっぱり、今日も来たのか」

男「もしかしてクラスに友達いない?」

幼2「ふふっ、君ではあるまいし」

男「笑えない……」



70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 20:55:49.05 ID:gSHi0Wqv0

男「じゃあ、何できたんだよ」

幼2「君がここから飛び降り自殺とかしないように見張るためだよ」

男「へいへい」

幼2「ふふっ」

幼2「隣、いいかい?」

男「ああ」
さっさっ



71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 20:56:19.71 ID:gSHi0Wqv0

男「ここに座れよ」

すたっ
幼2「さっきは何を喜んでいたんだい?」

男「えっ、あー、模試の結果」

幼2「ん、模試の結果で一喜一憂していてはダメだな」

幼2「どんと構えてないとね」



74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 20:57:46.79 ID:gSHi0Wqv0

男「えらそうに……」

幼2「あははっ、私は偉いんだよ」

幼2「男……志望は――」

男「うん、もちろん変えてない。模試にも第一志望しか書いてない」

幼2「そうか」



76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 20:59:47.86 ID:gSHi0Wqv0

幼2「まぁ、受験までこのまま勉強続けられると良いのだけどね、ふふっ」

男「ああ、頑張るよ」

幼2「ん、ではそろそろ、昼食にしよう」

幼2「ふむ、喋り過ぎたようだ。時間がない」

男「あー、ほんとだな」

幼2「いただきます」

男「いただきますっ」



77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 21:00:36.06 ID:gSHi0Wqv0

男「……」
もぐもぐ

幼2「ふふふっ」

男「どうしたんだ?」

幼2「いや、何でもないよ。ふふっ」

男「んー、ならいいけど」
もぐもぐ



78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 21:01:57.87 ID:gSHi0Wqv0

男「あ、そうそう」

男「なぁ、今日は――」

幼2「今日も晩御飯を作ってほしい……とかかな?」

男「えっ、うん」

男「もしよかったらお願いしたいんだけど……」

幼2「……」




79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 21:04:04.05 ID:gSHi0Wqv0

幼2「うーん」

幼2「ただの友達なのに、連日お邪魔するのはおかしいと思うのだけれど」

男「……そ、そうか」

幼2「食べ終えたし、次の授業が移動教室だし」

幼2「うん、もう行くね」

男「おう」

幼2「……」
すたすたすた

男(あーっ、もうっ、くそ)

男(俺のバーカバーカ)



90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 22:03:37.96 ID:gSHi0Wqv0

◆◇教室◆◇

「でね、二人でいたんだよっ」

「えっ、嘘!」

「わわっ、それって危ないんじゃあ……」

男(なんか女子たち盛り上がっているな)
すたすた

男「…………ふぅ」

男(とりあえず、今日はもう残りの時間が少ない)

男(がんばろう)

…………
……



91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 22:04:08.69 ID:gSHi0Wqv0

◆◇学校◆◇

男「…………」

男(よし、帰るか)

「おい、キモ男、お前教室掃除だろ、今日。帰んのかよ?」

男「あ、すまん、忘れてた」

「ったく」



92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 22:05:38.40 ID:gSHi0Wqv0

「まぁいい、あとは全部まかせたわ!」

男(こいつら……。箒出すだけ出して放置して帰るとか……)

男(まぁ、仕方ないよな。一人でやるか)
サッサッ

男(とりあえず、この箒を片付けないとだな)
サッサッ

男「つか教室汚いな……これはヒドイ」

男「いっっちょがんばりますか!」



93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 22:07:13.40 ID:gSHi0Wqv0

男「~♪」

男「むしろ一人のが掃除やりやすいしな!」
サッサッ

男「ふんふんふん~♪」
サッサッサ

男「次はこれを――」





ガラガラ
幼1「……」



94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 22:08:22.59 ID:gSHi0Wqv0

男「……あ」

幼1「っ!!」

男(うわぁ……きまずいな……)

男「よお……」

幼1「う……うん」

男「忘れ物?」



95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 22:09:24.03 ID:gSHi0Wqv0

幼1「えっ、べ、別にっ、違うもんっ」
スタスタッ

男「……」

幼「……」





男「ふふっ」

幼1「うっ、笑わないでよお!」

男「いや、あはは、すまん」

幼1「うー……」

男「やっぱり幼1は変わってないよな」



96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 22:11:09.95 ID:gSHi0Wqv0

幼1「誰も変わってないよ。関係がかわっただけ」

男「……」

男「そっか」

幼「……」

男「話し掛けてごめん」

幼1「……ううん」

ガラガラ
「あっ、幼1! 待ってたん――」




98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 22:12:30.74 ID:gSHi0Wqv0

「――!?」

「ちょっと、幼1!! 大丈夫!? 何もされなかった!?」

幼1「えっ、あっ、うん」

幼1「大丈夫だ、よ、ほんとに」

「そう……」



「キモ男!!」ギロッ

「幼1に近づかないってことになってたんじゃないの!?」



99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 22:14:02.31 ID:gSHi0Wqv0

「ねぇ、先生を呼んできて、先生を!」

「う、うん、わかった!」

男(あー……くそっ)

男(ついてねぇな……。はぁ)

幼1「や、やめて!!」

男「!?」

幼1「大丈夫だから!!」




100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 22:15:30.92 ID:gSHi0Wqv0

「えっ……幼1ちゃん?」

「ほんとに大丈夫なの?」

幼1「うん、ありがとう。ほんとに大丈夫」

幼1「あと今日のことは忘れて欲しいな」

男「……」

「ま、まぁ……幼1が言うなら……」

「だよね……」



101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 22:16:43.98 ID:gSHi0Wqv0

幼1「ふふっ」ニコッ

男「……ありがとう」ボソッ

「もう忘れ物はとったよね?」

「よし、帰ろう帰ろう!」

幼1「うんっ」
すたすた

ガラガラ






男「…………」



103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 22:19:36.03 ID:gSHi0Wqv0

男「ふぅ…………」

男「たすかったけど」

男「やっぱり今日のこれはマズイな」

男「俺がもっと幼1を『避け』ないと、だな……」

男「とりあえず、掃除しよ」


男「――大丈夫♪」
男「たまの失敗はスパイスかもね~♪」



104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 22:21:34.57 ID:gSHi0Wqv0

◆◇家の近所◆◇

幼2「……いや、うん。やっぱり……ふむ」

幼2「やっぱり、男にもああ強く言ってしまったし……」

幼2「今日は止めるべきなのだろうか……」



すたすた
幼1「あ」

幼2「っ!?」



108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 22:25:00.41 ID:gSHi0Wqv0

幼1「また会ったね」

幼2「そうだな」

幼2「今日も居残り勉強だったのかい?」

幼1「…………う、うん。まぁそんなところ、かな」

幼2「ん?」

幼1「そ、そんなことより、何であなたはそこにいるの?」



109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 22:26:42.16 ID:gSHi0Wqv0

幼1「男くんに用事でもあるの? それともおじさん?」

幼2「あ、いや。表札を見ていただけだよ」

幼1「あ、男くんならまだ帰ってないよ」

幼2「表札見ていただけだから、彼が中に居るかどうかなんて私には関係ないね」

幼1「ふーん」

幼1「……そう」



118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 23:10:23.83 ID:gSHi0Wqv0

幼2「…………」

幼1「今日久しぶりに男くんと話したよ」




幼2「えっ……幼2っ!! 君はっ!!」ギロッ

幼1「どうして幼2ちゃんが睨むの?」

幼1「いつも男くんのこと何でもないっていってるのにさっ!!」



119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 23:10:55.64 ID:gSHi0Wqv0

幼2「それはっ、私が彼の友人だからっ!」

幼2「君と彼が話するのは彼にとってツライと思ったからなん――」

幼1「っ!! 何も知らないのにっ、勝手に決めないでよっ!!!」

幼2「……っ」

幼1「こんなんだから、昔から幼2ちゃん嫌いだったの!!」
すたすたすた



120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 23:11:26.64 ID:gSHi0Wqv0

幼2「ふー」

幼2「嫌われていたのか……」
すたすた

幼2「ほんとうに私らしくないな。近所だと忘れて声を荒げるなんて」
すたすた

幼2「しかも内容がコレ、だからね……」

幼2「今日は男にも会いたくないな。もう帰ろう」
すたすた




121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 23:11:59.85 ID:gSHi0Wqv0

幼1『何も知らないのにっ、勝手に決めないでよっ!!!』

幼2「私が知らないことがあるのか……?」

幼2「ふぅ」

幼2「全く見当もつかないのだけれど」

幼2「やはり、私は蚊帳の外なわけだな……」




125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 23:29:45.72 ID:gSHi0Wqv0

――――――1年前――――――

◆◇男家◆◇

ピーンポーン
男「…………ぐうぐう」

ピーンポーン
男「……んにゃ……すやすや」

……タッタッタッ

ガチャ
幼1「男くんっ!」

幼1「起きてよー! 朝だよ!」



126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 23:30:34.48 ID:gSHi0Wqv0

幼1「はやく支度して!」

男「んー……んん?」

男「あー、もうちょっと寝かせてほし……ぐぅ」

幼1「男くん!!」

どんっ
男「!?」



127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 23:31:05.93 ID:gSHi0Wqv0

幼1「お、き、た?」

男「お、おきました、はい」ブルブル

幼1「よろしい。じゃ、はやくご飯食べて、一緒にいこ?」

男「はい」

…………
……



128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 23:31:36.70 ID:gSHi0Wqv0

男「えと……」

幼1「んー? 何、男くん?」ニコニコ

男「うん、コレはいったいな」

幼1「パンだよっ」

男「ぱ、パン……?」



131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 23:58:23.17 ID:gSHi0Wqv0

幼1「うん! トーストだよ」

幼1「ほらほら、はやく食べて、食べて!」

男「い、いただきます……」

もぐもぐ

男(ま、まず……うぇ)



132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/26(日) 23:59:57.91 ID:gSHi0Wqv0

男「お……おいしい……なぁ……」

幼1「えへへ」ニコニコ

男「ごぢぞま」

幼1「はい、じゃあ行きま――」

幼1「だめっ!! 男くんっ!」



133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/27(月) 00:01:17.41 ID:mMJtJhFj0

男「!?」

幼1「髪の毛はねてるよっ、ほらじっとしてて」

さっさっ
幼1「よしっ、これでいい」

幼1「さぁ行こう!」

男「行ってきます……」




134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/27(月) 00:01:47.96 ID:mMJtJhFj0

ガチャッ

幼2「やあ。おはよう」

幼1「おはよ」

男「おう、おはよー、幼2」

幼2「ふふふっ、男、君はとても可愛いヘアピンをつけているのだね、ふふふっ


幼1「でしょ、でしょ、あはっ」ニコニコ



135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/27(月) 00:05:20.17 ID:mMJtJhFj0

幼1「似合ってるよね、ねっ?」

幼1「私は可愛いと思うな、うん。可愛いっ」

幼2「ふふふっ、いや、何だろう……」

幼2「正直、気持ちわるいと感じてしまうのだけれど、ふふ」

男「ガーン!!」

幼2「ふふふっ」



136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/27(月) 00:05:50.85 ID:mMJtJhFj0

幼1「ええー? そうかなぁ。私は良いとおもうけ――」

男「っ!」
バッ

男「えっ、やっぱ、へんなの付けてたのかよ!?」

幼1「あーっ!!」

幼1「外しちゃったーっ!!」



137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/27(月) 00:08:23.71 ID:mMJtJhFj0

男「これは流石に……。男である男にはキツイわ……」

幼1「ええー……。似合ってたのに」

幼1「幼2ちゃんのせいだからねっ」

幼2「ふふっ、すまない。正直者なせいで、くくっ」

幼1「ほんとだよ」



138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/27(月) 00:11:11.45 ID:mMJtJhFj0

男「幼1、おいで」

幼1「はいっ!」

幼2「ふふっ、わんこのようだね、幼1は」

男「目をつぶって、じっとしとけよ」

幼1「ん……」ドキドキ






男「でこぴーん」
ペチッ



139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/27(月) 00:12:03.48 ID:mMJtJhFj0

幼1「あぶっ」

男「ばーか」ニヤニヤ

幼1「もう! 男くん!?」


幼2「……」

幼2「やれやれ、見てられない。私は先に行くよ」ふいっ
すたすたすた

男「ちょっ、待てよ」
すたすた




幼1「…………」



140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/27(月) 00:16:02.20 ID:mMJtJhFj0

◆◇廊下◆◇

男「よし、じゃあな」

幼1「じゃあね!」

幼2「ああ」

男「行くか」
すたすた

幼1「うんっ♪」
タッタッタッ



141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/27(月) 00:16:33.31 ID:mMJtJhFj0

◆◇教室◆◇

男「はよー」

幼1「おはよっ」

「うーっす」

「おはよー」

ガタッ
男「あ、そうだ。幼1はちゃんと数学やってきたか?」

幼1「……えっ?」

男「……えっ?」



142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/27(月) 00:17:05.91 ID:mMJtJhFj0

幼1「男くん……教えてくださぃぃ……」

男「はー、しゃあないなー。ほら、ノート開けろよ」

幼1「わっ、ありがとうっ、男くん」

男「えっと、ここはな――」

幼1「えへへ」



143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/27(月) 00:18:21.48 ID:mMJtJhFj0

男「おい、こら」
コツン

幼1「イタッ」

男「きいとんのか?」

幼1「あ、はい、すみません」

男「続きだけど。ここは――」


…………
……



144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/27(月) 00:18:54.38 ID:mMJtJhFj0

男「昼休みだー、はぁ長かったー」

幼1「ご飯いっしょにたべよーっ」

男「ああ、いいよ」

幼1「あ、あのね。私たちもうだいぶ一緒にいたよね」

男「えっ? あ、うん?」



145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/27(月) 00:19:25.52 ID:mMJtJhFj0

幼1「それでね、今日、大切な話があるんだけど」

幼1「放課後、ちょっと教室に残っててくれない、かなぁ?」ドキドキ

男「んー? うん、わかった」

幼1「えへへ、お願いします」

男「……ああ」



192: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/27(月) 18:34:50.51 ID:mMJtJhFj0

……
…………


男「おまたせ……」

幼1「ううん、全然まってないよ!」

男「話ってなに?」

幼1「え、えっとね」

幼1「その」

男「ん?」



193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/27(月) 18:39:08.30 ID:mMJtJhFj0

幼1「朝にもはなしたけど、私たち付き合いながいよね?」

男「ん、ああ」

幼1「むかしのこと、覚えてる?」

男「え……? む、昔?」


幼馴染『○○大学に入って学生結婚しよう!』

男『大がく? 結婚?』

幼馴染『ああ、そうだ。結婚だ』




194: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/27(月) 18:41:17.75 ID:mMJtJhFj0

男「えっと、昔のことは昔のこと、だろ?」

男「あはは、あのときは子供だったんだし、別に――」

幼1「!!」




幼1「だ、だけどっ!!」

幼1「今でもそう思ってたらだめなのっ!!?」



195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/27(月) 18:43:45.13 ID:mMJtJhFj0

男「いや、別に……その、ごめん……」

幼1「もう、いい」

幼1「じゃあ、約束なんて抜きにして、改めて」

男「え……」

幼1「あのね」







幼1「わ、私は幼馴染の男くんのことがすきなの!!」



196: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/27(月) 18:46:00.11 ID:mMJtJhFj0

男「っ!!?」

男「そ、それは……えっ……」

男「じょ、じょうだんだろ?」

幼1「冗談じゃない!!」

幼1「私が好きでもない人の家に『幼馴染』って理由だけで」

幼1「男くんを起こしたり、ご飯作ったりすると思うの!?」



197: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/27(月) 18:48:12.11 ID:mMJtJhFj0

幼1「そんなのがあるわけないじゃん!」

男「……幼1」

幼1「ずっと、高校生になったら付き合ってくれるって約束してたじゃん!」

男「約束って……」

幼1「ひどいよ……」

男「ごめん」

幼1「……」



198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/27(月) 18:50:01.22 ID:mMJtJhFj0

男「幼1はずっと……待っててくれたのか」

幼1「当然だよっ!」

男「幼1……」

幼1「何度でも言うよ!」

幼1「男くんだいすき!! 大好きなのっ!!」



200: yes kako dayo 2010/09/27(月) 19:04:54.64 ID:mMJtJhFj0

男「幼1……」

幼1「お願い、男くんも私を好きだって言って……?」

男「……」

幼1「男くん」

男「幼1のことは好きだけど、それは――」




幼1「もういいっ!!!!」



202: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/27(月) 19:07:43.27 ID:mMJtJhFj0

幼1「ほら、男くん、見て……?」
ガバッ

男「ちょっ、幼1、なにしてっ!」

幼1「ちいさいころとは、もう全然ちがうでしょ? ふふふ」

幼1「おっぱい、幼2ちゃんよりおっきいんだよ」
むにゅん

男「やめろよ、そんな……」ドキドキ



203: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/27(月) 19:09:55.66 ID:mMJtJhFj0

幼1「ほら、男くん、手をだしてよ」

男「えっと……ダメだって……」

幼1「出してよ!!!」

男「っ!!」ビクッ


幼1「ふふふっ、ね? 柔らかいよね?」

男「あ、ああ……」



206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/27(月) 19:18:43.02 ID:mMJtJhFj0

幼1「ココもね、私、いつも夜な夜な男君のこと考えて、いじってるんだ」

幼1「えへへ、変態さんでごめんね」

男「……」

男「やっぱり、こういうのは、止め――」






先生「お前ら、何をしているんだっ!!!!」



209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/27(月) 19:21:54.20 ID:mMJtJhFj0

男「!?」

幼1「キャッ!!」
ガバッ

男「早く服着て……」ボソッ

男(あー、やばい。どうしよう)

先生「お前ら!!! 不純異性交遊は停学になるってしってるだろう!?」

男(幼1は守りたい……)

先生「何を考えてるんだ!!」



234: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/27(月) 23:38:06.36 ID:mMJtJhFj0

先生「どういうことなんだ!! 言いなさい!!」

男「あー……」

幼1「……」

男「……」

先生「停学に――」








男「っち、ばれちまったなぁ……」

先生「!!」



236: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/27(月) 23:40:53.71 ID:mMJtJhFj0

先生「バレタ、とはどういうことなんだ?」

男「そのまんまですよ、はぁ」

幼1「え……」

男「俺が」

男「俺が告白しても、なかなか良い返事を寄越さない幼1に我慢ができなくなって」

男「無理やり犯して」

男「自分のもんにしようとしたんですけどね、はぁ」



237: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/27(月) 23:43:21.95 ID:mMJtJhFj0

幼1「えっ、男く――」

男(お前、なんも言うんじゃねえぞ?)

男(功利主義的にこっちのほうが良いんだよ)

ぎゅっ
男「……」ギロッ

幼1「ひっ」びくっ

先生「こら!! 目の前で乱暴をするんじゃない!!」



238: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/27(月) 23:46:17.33 ID:mMJtJhFj0

男「あ、すみません」

幼1「……」

先生「おい、男。今ので事情説明は終わりなのか?」

男「はい、以上です」

男「あ、大丈夫です。どんな罰でも、すべて受けるつもりです」



239: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/27(月) 23:50:14.98 ID:mMJtJhFj0

先生「はぁ」

先生「この学校でも、かなり優秀な方なお前が……」

先生「なんでこんなバカなことを……ハァ」

男「今思えば、本当にバカですよね」

幼1「……」

先生「とりあえず、幼1は帰ってくれるか。後で男と教頭で家に伺う」

幼1「……」こくん



241: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/27(月) 23:57:32.39 ID:mMJtJhFj0

◆◇教室◆◇

ガラガラ
男「……」

男(成績優秀で、授業態度や生活態度も良い)

男(反省の色を見せたこと、学校も大ごとにしたくなかったこと)

男(なにより、強姦された相手方が退学をさせないことを願ったこと)

男(これで停学ですんだけど……)

黒板
『マジ○チ強姦魔の復活!? まじ死○よ!』

男「まぁ、とうぜんか……」



242: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/27(月) 23:59:08.35 ID:mMJtJhFj0

――――――1年前終わり――――――



246: 1です。遅筆さーせん 2010/09/28(火) 00:05:09.37 ID:P/nm0LYx0

――――――現在――――――
◆◇教室◆◇

ガラガラ
男「……」

幼1「あ」

男「……」
すたすた

幼1「……」チラッ

男(昨日ちょっと話したからかな)

男(幼1、こっち見てる……)



247: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 00:08:16.12 ID:P/nm0LYx0

「ねぇねぇ、幼1ちゃーん」

幼1「うん? 何?」

「あのね、昨日のテレビでさ」

幼1「うんうん」

幼1「……」チラッ

男「……」





男(おい、こっちみんな)



252: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 00:22:09.68 ID:P/nm0LYx0

◆◇屋上◆◇

男「ふーっ」

男「あいつ俺のことみすぎだっつーの」

男「やっぱり、停学後くらいに明らかに避けないと、だな」

男「まぁでもアレは幼1を酷く傷つけてしまうことになるからなぁ」

男「はぁ」

男「ごめんねさまああああああああああぁぁ!!」


幼2「酷く乱心しているようだね、ふふっ」



253: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 00:24:27.14 ID:P/nm0LYx0

男「また来たのか」

男「もう日課になってきてるよな」

幼2「ふふっ、そうだね」

幼2「他の生徒たちにヘンに誤解されなければ良いのだけれど」

男「……」

男「そ、そーかよ……」



254: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 00:28:36.88 ID:P/nm0LYx0

男「また手の込んだ昼ごはんだな」

男「見られるのは俺だけなんだし、もっとテキトーでもいいじゃん」

男「なんでそんななんだ?」

幼2「そりゃあ、結婚したときのた――」

男「ぷっ」

幼2「あー」かぁっ

幼2「あはは、いや何でもないよ」



255: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 00:31:11.32 ID:P/nm0LYx0

幼2「で、でも笑うようなことではないと思うのだけれど?」

男「あははっ、すまん」

幼2「謝罪できてない」

男「ごめんって、あはは」

男「幼2が結婚の話をするとは思わなかったからさ」

幼2「……」



256: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 00:33:08.38 ID:P/nm0LYx0

幼2「君は、もしかして――」

男「ん?」

幼2「いや、なんでもない」

幼2「今日はここまでにするか」

幼2「それじゃあ」
すたすた

男「お、おい」




257: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 00:35:11.14 ID:P/nm0LYx0

男「どうしたんだよ、急に……」

幼2「……」

男「……幼2?」

幼2「なんでもないよ」

男「本当に?」

幼2「ああ、本当に」にこ




ガチャッ
幼2「ばーか」ぼそっ



265: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 00:47:49.65 ID:P/nm0LYx0

幼2「怒ってて、男に昨日の幼1との会話について訊くのをわすれていたな」

幼2「はぁ、どうも最近ついてないようだ……」







男「……うん」

男「あれは明らかに怒っていたな」

男「笑顔なのに目が笑ってなかったもんな」



267: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 00:51:00.19 ID:P/nm0LYx0

◆◇職員室◆◇

男「……」

先生「じゃあ、この資料をよろしくな!」

「……」ギロッ

「……」じー

男(他の先生たちの視線がいたいぜ!)

男(今日は家に帰りたいけど)

男「わかりました」



269: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 00:54:11.44 ID:P/nm0LYx0

男「失礼しました……」
ガラガラ


男「あのクソ担任……」

男「はぁ」
すたすた





幼1「あ……男くん、やっぱりまだ帰ってなかったんだ……」



271: 何故かさるった。 2010/09/28(火) 01:00:12.91 ID:P/nm0LYx0

◆◇教室◆◇

男「今日も居残り、あーもーやだやだ」

男「さっさと終わらせるか! よしっ!」





ガラガラ
幼1「……」

男「…………」

男(幼1……また来ちゃったのか)



322: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 18:24:48.14 ID:P/nm0LYx0

男「……」

幼1「ね、ねぇ男くん」

男「……」
せっせっ

幼1「まだ残ってたんだね」

男「……」
パチンパチン

幼1「……」



323: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 18:25:23.22 ID:P/nm0LYx0

幼1「あっ、そうだ」

幼1「こないだの模試、どうだったの?」

男「……」

幼1「私は悪かったんだよねー」

幼1「男くんは賢いからやっぱり、判定良かった?」



男「……」
さっさっ



324: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 18:26:27.30 ID:P/nm0LYx0

男「……」

幼1「……」


……
…………

男『みんな無事○○高校行けて良かった、良かった!』

幼2『ふふっ、本当だね』

幼1『ねね、男くん、大学は何処にいくの?』






325: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 18:27:29.53 ID:P/nm0LYx0

幼1『また大学も一緒がいいなー』

男『高校入学式すらまだなのに』

男『気が早いな、幼1』

幼2『そうだね』



男『俺は○○大学かな。あそこならエリートになれるからな!』

幼2『○○大学……ふふっ』




326: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 18:29:00.87 ID:P/nm0LYx0

男『……?』

幼2『私もそこへ行くつもりなんだ』

幼1『ええっ!? 幼2ちゃんも!?』

幼1『でも、そこは難しいよう……』

幼2『ふふっ、大丈夫さ。また男と私が勉強を教えてあげるよ』

幼1『ありがとーっ!』



328: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 18:29:43.00 ID:P/nm0LYx0

……
…………

男「……」

男(懐かしいな)

幼1「……」

幼1「ね、男くん?」

男「……」

幼1「やっぱり、まだ怒ってるんだね……」



331: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 18:30:43.76 ID:P/nm0LYx0

男「……」

幼1「……っ」

男(もう……あとちょっとの我慢だ)

男(そうしたら、みんなで大学に行って)

男(みんなで勉強して、ご飯食べて)

男(皆で――)





幼1「男くん!」






332: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 18:31:16.99 ID:P/nm0LYx0

幼1「私の考えなしのせいで」

幼1「こんな風になって、本当ごめんね」


男「……」

男(もう何回謝るんだよ、昔のことを)

男(許すもなにも、怒ってすらないのに)

男(ああん! もう!)



333: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 18:32:30.75 ID:P/nm0LYx0

幼1「じゃあ、私、もう行くね」

幼1「お仕事がんばってね」

幼1「……ば、ばいばい……」
ガラガラ



男「……」
すっすっ

男「今日も放課後遅くなりそうだ」

男「……はぁ」



336: あれれ、さるったよ。 2010/09/28(火) 19:01:01.63 ID:P/nm0LYx0

男「……」

男(大丈夫だ。大丈夫)

男(今回もこうやって無視し続けたら、また幼1が俺に話し掛けることもなくなる)

男「……」

男「でも、きついんだよなぁ、これが!」

男(アイツももちろんだけど)




男(俺もキツイ……)



337: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 19:01:35.17 ID:P/nm0LYx0

◆◇家の近所◆◇

幼1「……」
すたすた

幼1「男くん……はぁ」
すたすた

幼1「あ」



幼2「……」
すたすた



339: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 19:05:20.91 ID:P/nm0LYx0

幼2「……はぁ」
すたすた

幼2「あ、幼1」

幼2「やぁ」



幼1「……」

幼2「今日はいつもより元気がないようだけれど」



340: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 19:05:51.90 ID:P/nm0LYx0

幼2「どうかしたのかい?」

幼1「幼2ちゃんには関係ない」

幼1「ほっといてよ」



幼2「ああ、そうかい」

幼1「……うん」




342: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 19:07:28.03 ID:P/nm0LYx0

幼2「……」

幼1「そういう幼2ちゃんも何か落ちこんでるの?」

幼2「ああ、ちょっとね」



幼1「ま、どーでもいいけど」

幼2「……」



343: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 19:08:56.29 ID:P/nm0LYx0

幼1「……」じー

幼2「……ん?」

幼1(相変わらず美人だな)

幼1(努力とか何もしてなさそうなのに)

幼1(長い黒髪だって凄いツヤがあるし……)

幼1(うらやましい)

幼1(本当に……ズルイ)



344: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 19:10:59.79 ID:P/nm0LYx0

幼1「……」

幼2「……」じー

幼2(女の子らしいな)

幼2(幼1は可愛らしい感じだ。私にはこんな可愛さない)

幼2(こういうのが男は好きなのか)





幼2(うらやましいな……)



345: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 19:11:39.70 ID:P/nm0LYx0

幼1(ていうか、幼2ちゃんに会わないように時間ずらしたのに)

幼2(それより)

幼2(彼女に会うのは気まずいから、会わないように時間をずらしたんだけどな)

幼1「……はぁ」

幼2「……」





幼1(何であっちゃうんだろ)

幼2(なぜ、また会ってしまうんだろうか)



348: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 19:37:10.66 ID:P/nm0LYx0

幼1「じゃあ」

幼2「ああ」

幼2「あっ、幼1!」

幼1「……何?」

幼2「あー」

幼2「すまない。やっぱり何でもないよ」

幼1「あっそ」




349: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 19:38:00.51 ID:P/nm0LYx0

幼2「私の知らないことって何なんだ?」

幼2「男にも聞けない」

幼2「幼1にも聞けない」

幼2「私はやっぱり蚊帳の外だもんな……」

幼2「はぁ」



360: arbeitおわた 2010/09/28(火) 22:07:42.23 ID:P/nm0LYx0

◆◇教室◆◇

男(今日の幼2はどうだろうか)

男(やっぱり、今日も……?)

男(ふぅ、とりあえず入るか)

ガラガラ
男「…………」



361: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 22:08:17.89 ID:P/nm0LYx0

「また最悪な朝を迎えましたー」

「きゃいんっ! 今日は俺っちが侵されるぅ!?」

「あはははっ、やべぇよ、あははははっ」


男「……」

男(こいつら本当にバカだよな……)



367: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 22:27:51.97 ID:P/nm0LYx0

幼1「それでね、テレビでは――」

男(今日は大丈夫そうだな、うんうん)

男「……」

男(これで、また元通りだ……)

幼「…………」





368: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 22:28:25.15 ID:P/nm0LYx0

◆◇屋上◆◇

男「あーっ」

男「なんかせつねぇぇええ!!」

男「俺から無視したけど」

男「昔のことを思い出してしまったしなぁ」

男「やっぱり、せつねぇぇええ!!」



369: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 22:28:57.75 ID:P/nm0LYx0

幼2「私のことも……思い出してほしいものだね」ボソッ







幼2「やぁ、男、今日も元気だね」

男「!!」


男「お、おう、幼2」



371: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 22:33:49.95 ID:P/nm0LYx0

男「いつも後ろから急に声かけてくるけど」

男「びっくりするからやめてくれ」

幼2「ふふっ、君が驚いている姿を見るのが好きだから」

幼2「それは遠慮ねがいたいね」

男「趣味悪いぞ、おい」

幼2「そうかも知れないね」



372: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 22:36:52.37 ID:P/nm0LYx0

男「ま、飯でも食べようか?」

幼2「そうだね」


……
…………

男「ふぅ」

幼2「……」

幼2「あのさ、男」



373: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 22:38:40.39 ID:P/nm0LYx0

幼2「君に尋ねたいことがあるのだけれど……」

男「……?」

男「何? 答えられるものなら、何でもこい」

幼2「ふふっ、頼もしい」

幼2「……」

幼2「じゃあ聞くね」



375: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 22:40:39.43 ID:P/nm0LYx0

幼2「幼1から先日、聞いたのだけれど――」

男「よぅし、5時間目の用意するかなーっ!」

幼2「……う」

幼2「男……?」じーっ

男「……あはは」

男(ジト目で見んなよ)



376: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 22:44:43.55 ID:P/nm0LYx0

幼2「……じゃあ、こうしよう」

幼2「私が知っている、君達の関係を聞いててくれ」

男「いや、5時間目の用意を――」

幼2「男っ!」

男「っ」

幼2「私も辛いんだ……」うるっ



381: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 22:59:41.59 ID:P/nm0LYx0

幼2「お願いだから……」

幼2「私のわがままを聞いてほしいっ」うるうる

男「……っ」

男「うん、わかった」

男「幼2が思うことを話してよ」

幼2「ああ」

幼2「君達の噂を聞いて、私は――――」



393: あああああああああああああ進まん! 2010/09/28(火) 23:52:47.59 ID:P/nm0LYx0

――――――1年前――――――

◆◇教室◆◇

幼2「え、男が……停学になった……だって?」

「うん、そうなんだ」

幼2「理由を聞いてもいいかな?」

「えっとね、噂では」






「男くんが、幼1ちゃんに振られた腹いせに」

「レイプをしようとしたんだってさ」



394: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 23:54:38.18 ID:P/nm0LYx0

幼2「そ、そんなの」

幼2「嘘……だよね?」

「どうやら、ほんとらしいよ」

「校長室で話してるのを聞いたって、3組の――」



幼2(なんで……)

幼2(なんで……なんで……)




395: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/28(火) 23:57:40.94 ID:P/nm0LYx0

幼2「……」

幼2「男は――」

幼2「男は、幼1のことが好きだった……?」

「ショックだよね~」

「幼馴染だもんね」

「その幼馴染のことを悪く言うようで申し訳ないけど」

「私、男くんはサイテー人間だと思う……」

幼2(男……幼1……)



397: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 00:01:41.86 ID:KHjyQsb00

幼2「ちょっと、ごめん……」

幼2(幼1が男の好きだと私は思っていた)

幼2(彼女が起こす行動を客観的にみると、男のことが好き以外かんがえられない)

幼2(それなのに……)

幼2「なんで、幼1は男をふった?」

幼2「あの男がなぜ……幼1を襲おうとしたんだ……?」



399: 明日、もしかしたら大学で書くかもしれんから一応 ◆e2ghMW2xOg 2010/09/29(水) 00:10:00.06 ID:KHjyQsb00

ガラガラッ
幼2「幼1!」

幼1「……」


「よっぽど怖かったんだね……」

「幼1ちゃん……」

「話しかけても、全然いつもとちがうもん」

「あの犯罪者が、なんで停学ですむんだよ……っ!」

幼2「……」



400: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 00:12:52.45 ID:KHjyQsb00

幼2「幼1……」

幼1「…………なに?」

幼2「話があるんだ、ついてきてくれないかい?」

幼1「……」こくん

…………
……





436: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 12:33:00.93 ID:KHjyQsb00

幼1「……話って?」

幼2「……だいたい予想、ついてるんじゃないのか?」

幼1「……」

幼2「男のことなんだが」

幼1「……男くん……」ずきっ



437: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 12:33:33.67 ID:KHjyQsb00

幼2「彼が君に告白したらしいね」

幼1「……」



幼2「……」

幼1「……」

幼2「もしかして」

幼2「もしかして、違うのかい……っ?」



438: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 12:34:16.42 ID:KHjyQsb00

幼1「……ううん」

幼1「噂の通りだよ」

幼1「私、男くんに――」





幼1「告白されちゃった」

幼2「……っ!!」

幼1「あはは……でもさ、困っちゃうよね」



439: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 12:34:52.48 ID:KHjyQsb00

幼1「だって、私にはそういう気が全然なかったんだもん」

幼2「君は……っ」

幼1「ん? どうしたの?」

幼2「い、いや……」


幼1「ふーん」

幼1「続けるね」



445: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 12:52:52.32 ID:KHjyQsb00

幼1「私が男くんのために色々やったりしてたのを、勘違いしたんだろうな」

幼1「私が起こしたりしてたのは」

幼2「……」

幼1「おじさんにお願いされたからなのに」

幼1「でも、ちょっとやり過ぎてたかもだよね」



446: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 12:53:24.14 ID:KHjyQsb00

幼2「…………」

幼1「これからは、控えとかないとだよね~」

幼2「……」

幼2「そうか」

幼2「彼が君を襲ったっていうのは――」

幼1「あっ、あれね」



447: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 12:53:54.95 ID:KHjyQsb00

幼1「あれは、男くんが私に振られて凄いショック受けてたみたいだし」

幼1「私にも悪いところがあったからさ」

幼1「最後に私のこれ――」
ふに

幼1「揉ませてあげたの」

幼2「……それで?」



448: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 12:54:52.45 ID:KHjyQsb00

幼1「うん、そしたら男くんは何だか興奮しちゃったみたいで」

幼1「嫌がる私に迫ろうとして――」

幼1「ってところで先生に助けてもらったの」

幼2「……っ」

幼1「ま、私も悪かったし、やっぱり腐っても幼なじみだから」

幼1「さすがに退学は酷いと思って、先生にお願いしたの」

幼2「……」



449: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 12:55:32.29 ID:KHjyQsb00

幼2「そう」

幼1「これが話しの全容だよ」

幼2「うん、わかった。ありがとう」

幼1「ふふっ……っ」

幼1「っ……」



455: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 13:02:25.91 ID:KHjyQsb00

幼2「ちょっとごめんね――」

パシンッ

幼1「……っ!」

幼2「……」

幼2「私は、君が嫌いになった」





456: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 13:03:05.80 ID:KHjyQsb00

幼2「君が男に対して恋愛感情持たずに、あんなに尽くすから……っ」

幼1「……っぐ」ぽろ

幼1「ふぇ……っ」ぽろぽろ

幼1「痛いよ……グス、痛い……う」ぽろぽろぽろぽろ

幼2「…………」



457: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 13:04:09.21 ID:KHjyQsb00

幼1「……ふぇ……」ぽろぽろ

幼1「幼2ちゃんは――」

幼1「幼2ちゃんは、いつも男くんしか助けないよね……っ!」ぽろぽろ

幼2「……っ!」

幼1「いつも男くんだけを支えて」



458: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 13:05:39.78 ID:KHjyQsb00

幼1「私も幼なじみなのに……っ」ぽろぽろ

幼1「そういう中途半端な優しさしかない幼2ちゃんなのに」

幼1「男くんはそんな幼2ちゃんのことを――」ボソッ

幼2「ん?」

幼1「あのさ!」

幼1「幼2ちゃんが怒ってる理由ってさ!」

幼1「今まで、あんなふうに仲良くして、期待させといて、裏切ったからだよね?!」



459: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 13:06:41.91 ID:KHjyQsb00

幼2「ああ、そういうことだね」

幼1「もしも」

幼1「私と男くんの立場が逆で、私が振られたら幼2ちゃんは――」

幼1「男くんを怒ってくれた!?」

幼2「……」

幼2「仮定の話はしなくても良いだろう」



460: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 13:09:27.67 ID:KHjyQsb00

幼1「答えるのから逃げるんだ!!」

幼2「……っ」

幼1「知ってるよ?」

幼1「幼2ちゃんは、男くんには何もしないんだよね!?」

幼2「……いや、ちが――」

幼1「っ、やっぱり私も幼2ちゃんなんか嫌いっ!!」



461: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 13:10:20.58 ID:KHjyQsb00

幼2「……っ!!」

幼2「ああ、そうか」

幼2「……っ、では、ね」

幼1「……」

幼2「話、教えてくれてありがとう」
すたすた



463: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 13:14:23.93 ID:KHjyQsb00

幼1「あああぁっ!!」ぽろぽろ

幼1「……ふぇっ、ぐすっ……男くん……」ぽろぽろ

幼1「幼2ちゃんと喧嘩をしちゃったけど」ぽろぽろ

幼1「男、くん」

幼1「一応言われた通り……ちゃんと……ちゃんと話したよ……」ぽろぽろ



464: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 13:14:54.41 ID:KHjyQsb00

幼1「これで良いんだよね?」ぽろぽろ

幼1「大好きで――」

幼1「大好きで、いつも私を助けてくれた、幼なじみの男くん……」

…………
……



526: 幼1幼2とかややこしすぎうぜええええ 2010/09/29(水) 22:22:09.95 ID:KHjyQsb00

――――――現在――――――

幼2「――と、彼女は言って、感情を抑え切れなくなった私は」

男「……」

幼2「私は彼女にビンタをしてしまったんだ」

幼2「そして彼女を罵倒して私は帰った、というわけなのだけれど」

男「……っ」



528: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 22:23:22.96 ID:KHjyQsb00

男(幼1……)

男(幼2は幼1に同情してなかったのんだな)

男(二人の関係もあれから――)

男「……」

幼2「今でも彼女は許せない」

男「……そう、なのか……」



531: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 22:33:44.61 ID:KHjyQsb00

幼2「それで、君は――」





男「幼2!!」

男「約束は聞くだけだ」

男「そうだろ?」

幼2「……」

幼2「ああ、そうだったね」



534: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 22:35:12.03 ID:KHjyQsb00

幼2「まぁ、君に私がどう思っているのかを知ってもらえただけでも良い」


幼2「……っと、もうこんな時間なのか」

幼2「じゃあ戻るとしようか」

男「……ああ、そうだな」

男「はぁ……」



536: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 22:41:38.42 ID:KHjyQsb00

男(幼2には本当のことを――)

男「いや、これでいいんだ」

男「これでいい……の……か……?」



男「ただ、あの告白された日から」

男「……」




男「あの日から、俺達はバラバラになる運命だったんだ」



537: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 22:44:23.66 ID:KHjyQsb00

◆◇教室◆◇

男「……」

男(一番最低なのは)

男(うん、俺……だよな)

男「……」


「ガヤガヤ」



538: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 22:45:38.27 ID:KHjyQsb00

幼1「……」チラッ

幼1「落ち込んでるみたい」ボソッ

幼1「男くん……」


男「……」


幼1「……」



539: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 22:46:20.37 ID:KHjyQsb00

幼1『ほらっ、元気だしてっ! ねっ?』

幼1『男くんなら何とかできるよっ!』

男『何で言い切れるんだよー……』

幼1『だってさ、男くんは私の幼なじみなんだもん!!』

幼1『えへへ』



幼1(私はもう慰めることも励ますことも……できない……よね)ぽろ




540: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 22:47:00.70 ID:KHjyQsb00

幼1「ぐす……っ」ぽろぽろ

幼1(授業中は我慢しなきゃっ……)

男「……」

男(……幼1……?)

男(もしかして、泣いてる……?)

男「……はぁ」






543: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 22:53:00.54 ID:KHjyQsb00

◆◇家の近所◆◇

男「……」

男「もう限界なのかな」

男「幼1……あと数年なんだけどな」

男「……はぁ」
すたすた





545: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 22:57:02.30 ID:KHjyQsb00













幼1「……」

幼1「……あっ」




549: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 23:07:57.40 ID:KHjyQsb00

男「…………」

幼1「あのね……男くん」

男「……」

男(家の前まで待っていたのか……幼2)

幼1「……男……くん……」




551: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 23:09:35.56 ID:KHjyQsb00

男(どうする……どうすれば……っく、話をするべきなのか?)

幼1「……」

男(いや、しかし――)

幼1「ねぇ、男くん」

男「……」

幼1「ねぇ」ぽろ

幼1「男くっ、ぐすっ」ぽろぽろ





552: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 23:10:13.09 ID:KHjyQsb00

幼1「ふぇ……っ」ぽろぽろぽろぽろ

男「っ!!」
ぎゅっ

幼1「お、男くっ、手てて手を握っ――」

男「……っ!」
すたすたすた
ばたんっ




553: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 23:11:22.57 ID:KHjyQsb00

幼1(えっ、何この状況……)

幼1(手を引っ張られて、男くんの家に入れられた!?)

男「……」

男(はぁ……)

男(限界だったのは、幼2だけじゃなかった……みたいだな)

男(俺も、だった訳か)





555: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 23:12:43.56 ID:KHjyQsb00

男「幼1!」

幼1「は……はい……」

男(名前を呼んだものの)

男「……えっと」

幼1「……」ドキドキ



570: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 23:28:37.30 ID:KHjyQsb00

男「と、とりあえず、あがってく……?」

幼1「……」こくん

幼1「あの……あのね、男くん……」

男「ん?」

幼1「その……手が……」ドキドキ




571: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 23:29:16.87 ID:KHjyQsb00

男「……っ!!」

男「すっ、すまんっ」
ぱっ

幼1「……ううん」

男「あはは……」

幼1「えへへ……」どきどき



572: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/29(水) 23:30:46.80 ID:KHjyQsb00

男「……とりあえず、座ってくれ」

幼1(久しぶりだなぁ……。男くんの家は)

幼1「……」

幼1「あれ?」

男「ん? どうした?」







幼1「すごく部屋が片付いてるね」



658: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/30(木) 21:33:22.08 ID:yTmbvcyb0

男「そ……そうか?」

幼1「え……えっと、一年前よりかはキレイになってるなぁって」

男「あー、ああ! さ最近片付けたからな」

幼1「……そうなんだ」



男「はい、お茶」



659: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/30(木) 21:35:00.09 ID:yTmbvcyb0

幼1「ありがとう」

男「……」



幼1「……あのね」

幼1「こんなことになってさ」

幼1「男くん、私のこと嫌いだよね?」



661: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/30(木) 21:37:15.06 ID:yTmbvcyb0

男「……っ」

男「そっそんなこと――」

幼1「だって……私が話しかけても、無視するじゃん……!」

幼1「家に訪ねた時だっていつも居留守つかってるの」

幼1「私知ってるんだからね!!」

男「……」




662: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/30(木) 21:40:12.92 ID:yTmbvcyb0

男「でも、それは!!」

男「それは最初に言っただろ?」



男『幼1のためだから……俺に話しかけないでくれ……』

幼1『でもっ、私は――』

男『だから、お前のためなんだって!』

幼『私のためって……言ってるけど……私が望んでいるのは……』ボソッ



663: ◆e2ghMW2xOg 2010/09/30(木) 21:44:51.89 ID:yTmbvcyb0

男『ん? とりあえず、そういうことだから……』

幼1『えっ……でもっ』
ぷっ……つーつーつー

幼1『どうしよう……私嫌われちゃった』

幼1『男くん……ぐすっ』ぽろぽろ


幼1「もういい」

幼1「今日ここで決着をつけよ」

男「……ああ」



665: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/30(木) 21:47:14.21 ID:yTmbvcyb0

幼1「……ちゃんと答えてね?」

幼1「男くんは」

幼1「私のこと――」







ピーンポーン





幼2「……」

幼2「前に来た日から間隔を空けたし」

幼2「ヘンに勘繰られる事などないと良いのだけれど……」



667: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/30(木) 22:00:09.55 ID:yTmbvcyb0

ピーンポーン
男「……誰だろう」

幼1「うー、こんなときに。空気読んでほしい」

幼1「セールスかな? それともお客さん?」

男「ちょっとまってて」

男「すぐ戻ってくるから」







668: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/30(木) 22:02:40.21 ID:yTmbvcyb0

男「……誰だよ」
すたすた

男「でも、これのおかげで緊張が緩和した」

男「修羅場から一時避難できてよかったかも」
すたすた




幼2「……」

幼2「アレ? 遅いな」

幼2「今は確実に家にいるはずなのだけれど」



671: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/30(木) 22:17:42.00 ID:yTmbvcyb0

男「はーい」
がちゃ

幼2「やぁ」

男「――っ!?」


幼2「男。最近少しきまずかったけど、ここらで仲直りしないか?」

幼2「ご馳走をつくるよ」ニコッ
がさっ




672: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/30(木) 22:21:16.65 ID:yTmbvcyb0

男(タイミング悪いな……)

男「……」

幼2「……ん?」

幼2(男、なんだか気が進まなそうだね)

幼2「……っ」

幼2(でも、ここでひいたら――)








幼2「中へ入れてくれないかな?」



673: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/30(木) 22:23:46.17 ID:yTmbvcyb0

男「……」

男(どうする……)

幼2(……男)

幼2(やはりダメなのか)

男(ああ、もう、レッセフェールっ!)

男「入っていいよ」

男「うん、ご馳走してもらおうかな」



674: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/30(木) 22:28:35.60 ID:yTmbvcyb0

幼2「ふふっ」

幼2「では、まかせてもらおうかな」
すたすた

男「あはは……たのむよ」

幼2「おじゃましま――」




幼2「……」

幼2(……ローファー……)



675: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/30(木) 22:30:52.88 ID:yTmbvcyb0

幼2(そうか……)

幼2(気まずそうだったのも、全部……)

幼2(……こういうことだったのか)

幼2「……」

男「……ん?」

男「どうしたんだ、幼2?」



682: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/30(木) 23:30:57.77 ID:yTmbvcyb0

幼2「……」


幼2「ねぇ、男」

男「ん?」

男「どうした?」

幼2「君の家に入れてもらう前に聞くべきだったみたいだな」

男「えっ……」




684: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/30(木) 23:33:17.43 ID:yTmbvcyb0

幼2「本当に私が入っても良かったのかい?」

男(まさか、幼1がなかにいることを知ってる……?)

男「……」

幼2「返事を聞かせてくれるかな?」

男「……ああ。入ってかまわない」

幼2「ふふっ、そうか」




685: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/30(木) 23:34:59.03 ID:yTmbvcyb0

幼2「つまり、『その』つもりな訳だね」

男「……話し合う。みんなで」

幼2「……」


男「それより」

男「気づいてたのか、幼1が来てることに」

幼2「ああ、ほら」





男「あっ……!」




686: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/30(木) 23:36:44.19 ID:yTmbvcyb0

男「あっちゃあ!」

幼2「彼女のローファー……えっと、靴が出ているからね」

男(日本の文化ばんざい!!)

男「あはは、流石幼2だな」

幼2「ふふっ、何をいまさら」

男「あはは」



688: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/30(木) 23:37:41.67 ID:yTmbvcyb0

男「とりあえず……」
すたすた


男「できるだけ、家のモノを投げたりしないように気をつけてほしいな」

幼2「私はそんなことしないよ、ふふっ」

男「俺もしないぞ」

幼2「だろうね、ふふっ」



690: >>687次はNTRモノを書きたいな′` 2010/09/30(木) 23:40:31.47 ID:yTmbvcyb0

幼2「……」

男「ここ。幼1が待ってる」
すたすた


男「……」

男(開口一番、幼1になんて言ったらいいのやら)

幼2「……?」




691: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/30(木) 23:41:46.20 ID:yTmbvcyb0

幼2「どうしたんだい? 立ち止まったりして」

男「いや、何でもない」

男「――よしっ、突撃だ……!」

ガチャッ

幼1「遅かったね、男く――」








幼1「…………幼2……ちゃん……」




692: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/30(木) 23:42:55.77 ID:yTmbvcyb0

幼2「やあ、あがらせて貰ったよ」

幼1「…………」

男「…………」


男(一年ぶりくらいになるのか?)

男(三人で一緒に話すのは……)

男(今日で最後になるかもしれないけどな)




693: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/09/30(木) 23:43:50.25 ID:yTmbvcyb0

男「幼2の分のお茶も用意するわ」

幼2「ああ、ありがとう」

幼1「……」

男「それと」

男「その袋のものを冷蔵庫に移すから預かる」

幼1「……」




698: さるううううううううう 2010/10/01(金) 00:01:02.42 ID:q3I9wf360

幼2「ああ、そうだったね」

幼2「よろしく頼むよ」
がさっ

幼2「はい」

男「さんきゅ」


幼1(なんで、幼2ちゃんとはこんなに自然に話して――)


男「ちょっとまっててな」
すたすた
ガチャ




700: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 00:02:45.09 ID:q3I9wf360

幼1「……」

幼2「……」

幼1「ねぇ……」

幼1「幼2ちゃんさ、これ忘れていったでしょ?」

幼2「……」

幼1「幼2ちゃんにしては珍しいよね」




701: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 00:03:18.45 ID:q3I9wf360

幼2「……ヘアピン」

幼1「はい、どうぞ」

幼2「ありがとう」

幼1「……」

幼2「ふふっ、私としたことが」




702: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 00:04:49.07 ID:q3I9wf360

幼2「忘れたことすら忘れていたよ」

幼1「……」

幼1「……ちがう」

幼1「わざと……忘れたんでしょ?」

幼2「何を言ってるんだい?」

幼1「とぼけるの?」





703: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 00:05:20.35 ID:q3I9wf360

幼2「何を言ってるんだい?」

幼2「そうだとしてもだよ」

幼2「ピンを忘れることを手段とした目的が理解できない」

幼1「……わかるくせに」ギロッ

幼2「ふふっ」




704: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 00:05:51.67 ID:q3I9wf360

ガチャッ
男「――おまたせ」

男(いきなり始まってんな)

男「…………はい、とりあえずお茶……」

幼2「ああ、いただくよ」

男「どうぞ……」




705: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 00:06:22.98 ID:q3I9wf360

幼1「……」

男「……」チラッチラッ

幼1「幼2ちゃんがいるけど、気にしないで話の続きをしよ」

男「えっと、ああ」

幼2(続き……?)





788: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 22:47:16.89 ID:q3I9wf360

幼1「ね、男くん」

幼1「私のこともう嫌いなの?」

幼2(その質問は……)

幼2(どういうことなんだ?)


男「嫌いじゃないよ」



789: arbeitでおそくなりますみません 2010/10/01(金) 22:48:20.54 ID:q3I9wf360

幼1「それは本当に……?」

男「ああ」

幼1「じゃあ、何で私を無視してたのっ!?」

幼2「いや、無視してたなは君の方じゃ――」

男「……」ふるふる





791: arbeitでおそくなりますみません 2010/10/01(金) 22:49:56.79 ID:q3I9wf360

幼2「えっ?」

幼1「……」

幼2「今、否定した?」

男「ああ。幼1は無視してない」



男「俺が無視してたんだ」

幼2「!?」




793: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 22:50:53.16 ID:q3I9wf360

幼2「どういうことなのかな?」

男「幼2……」

男「俺がなぜ」

男「こんな行動をとってきたかを、幼1、幼2に説明するよ」

男(みんな……仲直りするために……!)


幼1「……うん」




794: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 22:53:49.40 ID:q3I9wf360

男「俺は幼1に去年のあの事件の日……告白された」

幼2「……っ!?」

幼1「……」

幼2「それは本当なのかい?」

幼1「……」こくん




795: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 22:55:38.24 ID:q3I9wf360

男「でも、たまたま通り掛かった先生に不純異性交遊と疑われて」

男「二人とも停学になりそうだった所を、嘘をついて俺が庇ったんだ」

幼2「……そんな……」

幼2「じゃあ、本当は……」

幼2「男は強姦もしてなかった」



幼2「告白もしなかった……?」




797: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 22:56:58.77 ID:q3I9wf360

男「ああ。告白されたのは俺だ」

幼2「……幼1」

幼1「……」


幼2「これが……真実だったのか」

幼2「幼1、本当にすまない!」

幼1「…………うん」



798: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 22:57:31.48 ID:q3I9wf360

男「幼1のおじさんとおばさんが俺を助けてくれたことと」

男「日頃の態度とかで、たった一週間の停学ですんだんだけどな」


男「ただ、二人とも知ってるように、あんな嘘をついたから」

男「俺と幼1が一緒にいれなくなったんだ」

幼1「……」




800: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 22:58:45.36 ID:q3I9wf360

幼1「……」

男「それで、俺は幼1とは話せない」

男「話し掛けてくる幼1を無視せざるを得なくなったんだ」

幼2「二人の真実が本当はこうだったなんて」

幼1「……」



幼1「男くん」



802: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 23:00:41.09 ID:q3I9wf360

幼1「でもさっ、この辺なら話し掛けても大丈夫じゃなかったの?」

幼1「家の近所とかならさ!」

幼2「……」

幼1「男くんは何で無視したの!?」

男「…………」



幼2「ねぇ! どうしてなの!?」

男「ごめん」





805: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 23:01:56.60 ID:q3I9wf360

男「俺は幼1をフッタのに」

男「それでも尚、今までと変わらずに話するなんて」

男「幼1に申し訳ないと感じたから……」

男「幼2に話せなかったのも同じ理由なんだ」

幼1「……」




806: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 23:04:04.68 ID:q3I9wf360

幼2「話せなかったことって」

幼2「事件の日の真実のことかい?」

男「ああ」

幼1「……」

幼2「そうか……」



810: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 23:09:00.66 ID:q3I9wf360

幼1「……」

幼1「やっぱり、私の告白が皆の関係を壊しちゃったんだね」

男「……」

幼1「そして、何より男くんには」

幼1「私の軽はずみな行動で――」



812: 900までに終わる気がする…… 2010/10/01(金) 23:11:03.39 ID:q3I9wf360

幼2「いや!」

幼2「それでも」


幼2「私は……っ」

幼2「私は、本当のことを知らずに……知らずに、幼1に……」

幼2「幼1に酷いことを言っていたんだ……っ」ぎゅっ

幼2「くっ……すまない、幼1……本当にすまない……っ」




816: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 23:24:46.74 ID:q3I9wf360

男「いや、俺が言わなかったから、だよ」

男「俺も……ごめん」

幼1「私……が……」

幼2「……私が」

「…………」

「……」





幼1「ふふっ、みんな、それぞれ自分が悪いと思ったんだね」





821: >>818orzまたやってもた。そうです 2010/10/01(金) 23:30:02.01 ID:q3I9wf360

男「……」

男「みんなが良かったらなんだけど」

男「仲直りしたい」

幼2「……」

幼2「私もしたいな」

幼1「良いのなら……男くん……」





男「じゃあ、決まりだな!」



822: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 23:30:46.98 ID:q3I9wf360

幼2「ふふっ」

幼1「じゃあ幼なじみーずの復活――」

幼1「の前に……」

幼1「男くん!」

幼1「私はまだ諦めてないからねっ!」




823: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 23:31:45.51 ID:q3I9wf360

幼2「っ!?」


幼1「ちいさいころから大好きだったんだもん」

幼1「簡単には諦められないっ」

幼1「……幼2ちゃんにも負けないんだもんっ」

男「……あはは」

幼2「……」



829: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 23:36:49.86 ID:q3I9wf360

男「……あはは」

男「えっと……」

男「ま、まぁ、みんなでご飯にしようか!」

男「色々と他の問題とかを棚上げしてるけど、とりあえずは」

男「みんなの仲直りを祝して!」



831: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 23:38:05.61 ID:q3I9wf360

…………
……


幼2「お邪魔しました」

幼1「お邪魔しましたー」

男「送らなくて本当に大丈夫か?」

幼1「あははっ」

幼1「二人だから大丈夫だよ」




832: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 23:39:15.37 ID:q3I9wf360

幼1「それよりこんな近いんだから」

幼1「それに、二人だけの話があるの……」ぼそっ

男「……っ」

幼2「……ん?」


男「あー、わかった!」





833: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 23:40:02.88 ID:q3I9wf360

男「それじゃあ気をつけてな!」

幼1「うんっ、ばいばい」

幼2「では、また明日」

…………
……



835: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 23:42:13.74 ID:q3I9wf360

◇◆家の近所◇◆

幼1「……幼2ちゃん、ちょっと話そっか?」

幼2「えっ?」

…………
……





837: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 23:42:46.70 ID:q3I9wf360

…………
……

◆◇幼2の家◆◇

幼2「よかった」

幼2「本当に良かった」

幼2「三人のわだかまりも無くなって」




838: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/01(金) 23:48:03.71 ID:q3I9wf360

幼2「……」

幼2「……次の問題は」

幼2「告白……か……」

幼2「どうしようかな」





840: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 00:05:31.72 ID:jBscXfSH0

……
…………


幼1『幼1ちゃんは告白しなくてもいいの?』

幼2『何を言ってるんだい?』

幼2『私と男はただの友達なのだから――』

幼1『そんなふうにごまかさないで!』





841: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 00:06:38.79 ID:jBscXfSH0

幼1『もうお互いに誤解しあうのは……』ぎゅっ

幼2『そうだな』

幼2『すまない、正直になるよ』

幼2『わ、私は幼馴染の男のことが好きだ!!』

幼2『……っ』カァッ




842: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 00:07:45.22 ID:jBscXfSH0

幼1『ふふっ、やっぱり!』

幼2『くっ……恥ずかしい……』

幼1『ううん、そんなことないよ』

幼1『男くんだもん、好きになるのは仕方ないよ』

幼1『じゃあさ、告白しちゃいなよっ』

幼1『私もしたんだよっ?』




843: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 00:08:16.48 ID:jBscXfSH0

幼2『いきなり……でも……そんな……』

幼1『しなさい!』

幼2『いや、こんな女のことを好きになってなんて……くれないさ……』

幼1『もう! それでも告白しなさいっ!』

幼2『……っ』

幼2『考えておくよ』

幼1『よろしい!』




858: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 00:42:12.03 ID:jBscXfSH0

幼1『ううん、そんなことないよ』

幼1『男くんだもん、好きになるのは仕方ないよ』

幼1『じゃあさ、告白しちゃいなよっ』

幼1『私もしたんだよっ?』

幼2『いきなり……でも……そんな……』



860: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 00:43:36.87 ID:jBscXfSH0

幼1『しなさい!』

幼2『いや、こんな女のことを好きになってなんて……くれないさ……』

幼1『もう! それでも告白しなさいっ!』

幼2『……っ』

幼2『考えておくよ』

幼1『よろしい!』





862: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 00:45:06.37 ID:jBscXfSH0

幼2「やっぱり告白なんて――」

幼2「……っ」カァッ

幼2「うぅ……私には敷居が高すぎる……」

幼2「でも」

幼2「幼1だってしたんだ、私も頑張らなければ、な」






863: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 00:45:58.04 ID:jBscXfSH0

◆◇教室◆◇

男「……」ちらっ

幼1「……」にこっ

幼1(男くんの本当の気持ちがわかったから)

幼1(大丈夫。つらくない)




864: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 00:46:52.45 ID:jBscXfSH0

幼1(それより、幼2ちゃんは告白できるのかな?)

幼1(頑張れ)

男「……」

男(あれから、なんだか精神的にスッキリしたな)

男(良かった)

男(……本当に)





865: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 00:49:30.00 ID:jBscXfSH0

◆◇屋上◆◇

男「……ふぅ」

男「ほんと、この一年は長かったけど……」

男「片付いて本当に良かった!!」

ガチャ
幼2「ふふっ、そうだね」


男「よお、幼2」

男「やっぱりまた来たんだな」



867: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 00:55:58.21 ID:jBscXfSH0

幼2「ああ、今日は大切なはなしがあってね」

男「ん?」

幼2「覚えてるかな、昔のこと――」



幼2『○○大学に入って学生結婚しよう!』

男『大がく? 結婚?』

幼2『ああ、そうだ。結婚だ』



男「……えっ」

男「それって、幼1と俺がした約束なんじゃ――」

幼2「……」ふるふる

幼2「私とした約束だ」



869: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 00:59:56.43 ID:jBscXfSH0

男「……」

幼2「過去の約束を果たしたい」

幼2「結婚のために私は、いろいろ勉強してきたんだ」

幼2「じゃあ、言うよ」


幼2「わ、私は幼馴染の――」


男「!!」

男「まってくれ!」



873: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 01:04:03.30 ID:jBscXfSH0

男「俺に言わせてくれ」

男「もともと、幼1のことが解決したらいうつもりだった」

男「いや、その前から――」

男「告白される前から言うつもりだった」





男「お、俺は」

男「お、俺は幼馴染2のことが好きだ!!」



876: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 01:05:07.17 ID:jBscXfSH0

   お     わ     り




























たい



882: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 01:08:50.35 ID:jBscXfSH0

幼馴染キャラで一番好きなのは、
それ散るの雪村小町



894: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 01:17:59.52 ID:hye1vUlX0

>>1お疲れさま


元スレ
男「お、俺は幼馴染のことが好きだ!!」
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1285492521/