1: 鳳凰院クリスティーナ ◆xj9aPLjwyw 2011/08/17(水) 23:16:13.92 ID:MsNc9p4R0
紅莉栖「……ふむん、催眠術ねぇ、まぁ雑誌に書いてある怪しいコラムの催眠術なんてたいしたこと無いだろうけど。ましてやこの雑誌、このラボに置いてあった奴だし」
紅莉栖「そもそも催眠術なんて非科学的にも程があるわ、せいぜいが上手い事思考誘導して暗示をかける程度でしょ、はい論破論破」
紅莉栖「それにこの見出し、『すぐに使える○秘催眠術をあなただけに! 簡単かつ実用的!』って矛盾だらけじゃない」
紅莉栖「この雑誌の購読者が何人いるか知らないけど流石に一人二人じゃないでしょうに○秘って……しかも簡単に実用的な催眠術が身につくわけないだろ常識的に考えて」
岡部「おやクリスティーナよ、何を読んでいるのだ?」
紅莉栖「あ、岡部……って私は助手でもクリスティーナでもないといっとろうが!」
岡部「フゥーハハハ! 助手は助手以外の何者でもないのであって即ち呼び改める必要など無いのだ!」
紅莉栖「くっ、いい加減名前で呼んでよ!」
岡部「呼ばせたければ呼ばせてみようと努力するのだなフゥーハハハ!」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/17(水) 23:23:31.01 ID:MsNc9p4R0
紅莉栖「……どうすれば良いのよ?」
岡部「む? そうだな、例えば誠心誠意ラボの為に身を捧げ未来ガジェット制作に勤しみ俺をも唸らせる成果を上げる、とか……だろうか?」
紅莉栖「何よそれ、しかも疑問系って。治す気無いんじゃない」
岡部「ええいうるさい、そう思うならそれこそ呼ばせるよう工夫してみたらどうだ? ま、もっともこの狂気のマッドサイエンティストである俺の心をそう簡単には操れぬだろうがな!」
紅莉栖「むぅ……ん? 心を操る?」
紅莉栖(まぁ、きくわけ無い、きくわけ無いけど……やってみるか)
紅莉栖(これは飽くまで試しにであって全然信じてるとかそういうんじゃないんだからね!)
岡部「……? どうした助手よ、急に黙り込んで」
紅莉栖「ねぇ岡部……」スッ
岡部「ん……?!?!?!?!?」
紅莉栖【私の事はちゃんと紅莉栖と名前で呼びなさい】
岡部「……ああ、わかった紅莉栖」トローン
紅莉栖「ふえっ!? い、今名前で呼んだ!? えっ!? 嘘っ!? まさかきいた!?」
岡部「どうしたのだ紅莉栖? 何をそんなに驚いている」トローン
紅莉栖「あ、あわわ……どうしよどうしよ、と、とにかく解除よ、催眠術を解かなきゃ」パチン
岡部「……? あれ? 今俺一瞬気を失っていたのか?」
紅莉栖「だ、大丈夫岡部?」
岡部「? 何を心配そうな顔をしているのだ助手よ?」
紅莉栖「あ……」
岡部「? だからなんだというのだ?」
紅莉栖「い、いや別に、うん。何でもない」
岡部「おかしな奴だな……」
紅莉栖(どうしようどうしようどうしよう? 催眠術がきいちゃった? まさか本当にきくなんて……)
紅莉栖(こ、こんなに簡単にきいちゃっていいものなの!? いえもしかしたら岡部に担がれたのかもしれないわ! そうよ、これはもっと実験してみるべきね!)
紅莉栖(決して岡部を思い通りにできるかもとかそんな不順な動機ではなないわ、うん)
紅莉栖「ねぇ岡部」スッ
岡部「何だ助手よ?……む?」トローン
紅莉栖「助手じゃないでしょ? 紅莉栖でしょ?」
岡部「……そ、そうだったな、すまない紅莉栖」
紅莉栖「わかってくれれば良いのよ岡部、ところで……」
岡部「何だ?」
紅莉栖「貴方は今日私のためにプリンを買ってきてくれるのよね? 貴方の奢りで。」
岡部「む……そうだったか?」
紅莉栖「そうよ、そう約束したじゃない」
岡部「……そういわれるとそうだった気がする……」
紅莉栖「買ってきなさい、今すぐ」
岡部「……わかった」トローン バタン
紅莉栖「……これはもう、間違いないわ! 私は凄いものを見つけちゃったのかも!」
紅莉栖「これで……岡部が思い通りに! ハッ!? いけないいけない。人を催眠術で操るなんてそんな非人道的なこと許されるはずが無いわ」
紅莉栖「で、でもたまに、たまぁ~に使うくらいなら、岡部がその、理不尽すぎなときだけ諫める意味で使うのなら、許される、わよね?」
紅莉栖「そういえば催眠術には注意事項もあったわね。一応全部見ておきましょうか」
紅莉栖「なになに? 催眠術にかかった人は、誰がかけたかは関係なく言う事を聞くようになります」
紅莉栖「その人に出来る事なら本当になんでもいう事をきいてくれますが、不可能な事はやってくれません」
紅莉栖「命令は最初の命令が強くなります。二人が順番に自分のいう事を聞けと命令した場合、最初に命令した人のいう事を聞きます」
紅莉栖「催眠術にかかった人はトローンとしています。催眠術を解くにはかけたひとがかかった人に聞こえるように指を鳴らさなければなりません」
紅莉栖「催眠術にかかってるひとは結構負担が強いので、あまり長時間かけないようにご注意ください」
紅莉栖「尚、かけられた人はかけられている自覚が無く、眠っていたか気を失っていたと錯覚していますのでご安心ください、か」
岡部「ただいま」
紅莉栖「おかえり岡部、ってまゆりも一緒だったの」
まゆり「紅莉栖ちゃんトゥットゥルー。さっきお店で偶然会ったの。ねぇねぇ紅莉栖ちゃん、今日のオカリンはね~、なんだかとっても優しいんだよ」
紅莉栖「?」
まゆり「なんとね? まゆしぃにもプリン買ってくれたのです! 紅莉栖ちゃんのプリン買うって言うからいいなぁ、まゆしぃにも買ってっていったら買ってくれたのです!」
紅莉栖「へえ、成程。ご苦労様岡部」パチン
岡部「ああ……って、ん? 俺は何をしていたのだ?」
紅莉栖「ほらプリン食べましょまゆり、岡部も」
まゆり「わーいプリンプリン、奢りのプリン♪」
岡部「奢りのプリン? そうか、助手の奢りなのだな? フゥーハハハ! よかろう! もらってやろうではないか!」
まゆり「? 何言ってるのオカリン? このプリンはオカリンが……」
紅莉栖「あーはいはい、いいからさっさと食べちゃいましょ」
紅莉栖(催眠術、か。なんか凄いこと知っちゃったわね。あの後雑誌は持って帰ったから他のラボメンは催眠術の事は多分知らないだろうし。記事も小さかったしね)
紅莉栖(でも簡単には使わないようにしないと。私利私欲で使って人の心を弄るなんていけないことよね)
紅莉栖「はろー」ガチャ
岡部「おお助手か」
紅莉栖「助手じゃない!」
岡部「フゥーハハハ! 諦めろ助手よ!」
紅莉栖「……昨日は紅莉栖って呼んだくせに」
岡部「何? 俺がか? そんな記憶は無いぞ助手よ? さてはとうとう@ちゃんねるやりすぎで現実と虚構の区別がつかなくなっておかしくなったか?」
紅莉栖「それはあんただ、あんた!」
岡部「フゥーハハハ! 俺は狂気のマァァァッドサイエンティストの鳳凰院凶真だぞ!? 混沌こそ全て!」
紅莉栖「ダメだコイツ、早くなんとかしないと」
岡部「しかし正味な話俺は昨日貴様を名前で呼んだ記憶などないぞ?」
紅莉栖「……ふむん」
紅莉栖(それはそうでしょうね……あれ? でもまてよ? もう一回催眠術をかけて名前で呼ばせてその姿を皆に見せる)
紅莉栖(それを数日続ければ周りもそれが普通だと思うはず。周りからいつも紅莉栖と呼んでいたと言われれば、岡部も諦めつくんじゃない?)
紅莉栖(こ、これは人を名前で呼ばない岡部の教育の為に仕方なくやるんであって、決して私利私欲なんかじゃないわよね、うん)
紅莉栖(だいたい岡部が名前で呼ばないのがいけないのよ! よし!)
紅莉栖「ねぇ岡部」スッ
岡部「ん? 何だ助手よ?」
紅莉栖「良い? 私の言う事は絶対よ岡部。私の事は名前で呼びなさい。それ以外はいつも通りでいいから」
岡部「……ああ、わかった紅莉栖」トローン
紅莉栖「よしっ!」ガッツポーズ
岡部「おい紅莉栖」
紅莉栖「何よ?」
岡部「ここなんだが……」
紅莉栖「ふむん」
ダル「オカリンオカリン、何時の間に牧瀬氏を名前で呼ぶようになったん? ナチュラルに名前呼びになっていて驚いたんだ罠」
岡部「何を言っているダル。紅莉栖を名前で呼ぶのは当然だろう」
ダル「まぁそうだけど今までが今までなだけにちょっと信じられないお。牧瀬氏牧瀬氏、オカリンと何かあったん?」
紅莉栖「さぁ?」
ダル「牧瀬氏の頬がニヤっけぱなしな件について」
紅莉栖「っ!? ニ、ニヤけてない!」
ダル「そこはかとなくリア充の匂いがするお! チクショウリア充爆発汁!」
三日後
岡部「おい助手よ」
紅莉栖「助手じゃない。何よ、昨日までは私の事名前で呼んでいたじゃない」
岡部「何? 俺がお前をか? 何を言ってるのだ助手よ? 貴様とうとう@ちゃんねんるのやりすぎで……」
紅莉栖「はいはいそれもう聞いたから。ねぇ橋田」
ダル「なんだお?」
紅莉栖「昨日まではここずっと岡部は私を名前で呼んでたわよね?」
ダル「そうだったお。名前で呼ぶのは当然(キリッ)とか言って普通に名前で呼んでたお」
岡部「な、何!? そ、そんなはずは……い、いやそうか、フゥーハハハ! 貴様達俺を担ごうとしてもそうはいかんぞ! まゆり!」
まゆり「トゥットゥルー、呼んだオカリン?」
岡部「まゆり、俺は昨日も普通に助手を助手又はクリスティーナと呼んでいたな?」
まゆり「何を言ってるのオカリン? ここのところは紅莉栖ちゃんの事はずっと名前で呼んでいたよ?」
岡部「な、何だと!?」
紅莉栖「ほら、言った通りでしょ?」
岡部「馬鹿な……」
紅莉栖「どうしたの? あんた何か変よ?」
岡部「クリスティーナ……」
紅莉栖「私はクリスティーナでもない」
岡部「……っ、く、紅莉栖よ、俺は昨日も本当にお前をこう呼んでいたか?」
紅莉栖「ええそうよ」
岡部「そ、そうか……」
紅莉栖「変な岡部ね」ニヤッ
まゆり「最近のオカリンはとっても素直で特に紅莉栖ちゃんの言う事を真面目に聞いていたのでとっても感心してたのです」
岡部「おいじょ……紅莉栖よ、本当か?」
紅莉栖「ええ、確かに最近は随分とあんたものわかりが良かったわね」
岡部「むぅ……」
紅莉栖「どうかした?」
岡部「い、いや、何でもない」
岡部「……ううむ」
紅莉栖「……」ニヤニヤ
紅莉栖(これでもう大丈夫よね? 私ももう催眠術を使うことも無いかも)
翌日
フェイリス「ニャー! きょうまぁ~♪」ダキッ
岡部「うわっ!? こらやめろフェイリス! 久しぶりにラボに来たと思ったら急に引っ付きおってなんのつもりだ!?」
紅莉栖「……」
フェイリス「ニャフフフ、最近凶真はメイクイーンに来ないニャ、どういうことかニャ?」ベタベタ
岡部「ええい、つまりは営業かこの猫娘!」
紅莉栖「……」
ダル「ちくしょー! オカリンフェイリスたんに抱きつかれるとか許さない! 絶対ニダ!」
岡部「見てないでとめろダル!」
ダル「だが断わる! くんずほぐれつのフェイリスたん萌え!」
紅莉栖「……」イライラ
岡部「ふぅ、やっと帰ったか。ダルめ、ちゃっかりフェイリスと一緒に出て行ったな」
紅莉栖「……そうね」
岡部「なんだ紅莉栖、今日は随分静かじゃないか」
紅莉栖「別にぃ、私も今日はもう帰るわ」
岡部「む、そうか」
紅莉栖「ねぇ岡部」スッ
岡部「なん……だ?」トローン
紅莉栖「私が帰る前に、その、一度私を抱きしめなさいよ!」
岡部「む……わかった、こうか?」ダキッ
紅莉栖「あ……はぅ///」テレテレドキドキ
紅莉栖(やっちゃったやっちゃった! 使ったちゃった催眠術! うう自己嫌悪……でも、なんか岡部って思ったよりガッチリしててやっぱり男なんだなって思った)
紅莉栖(ああ、明日どんな顔で会えば良いのよっ!?)
紅莉栖(でも岡部は覚えてないんだっけ? なんかそれも嫌だな……)
紅莉栖(はぅ……眠れない///)
紅莉栖(なんとなくまだ服に岡部の匂いが残っている気がする……)クンカクンカ
紅莉栖(って何やってるの私!? 脱いだ自分の服についた男の匂い嗅ぐなんてこれじゃHENTAIみたいじゃない!)
紅莉栖(ああ~こんなんじゃ明日岡部に会えない……でも会いたい……うぅ……あぁ~……)ゴロゴロ
翌日
岡部「む、まゆり。美味そうなものを食べているじゃないか。そのおでん缶にまだうずらは残っているか?」
まゆり「美味しいよ~、うずら? 残ってるよ。オカリン食べる?」
岡部「もらおう」
まゆり「はい、あ~ん」
岡部「うむ」パクッ
紅莉栖「!?」
岡部「ふむ、やはりうずらの卵は美味いな」ムグムグ
まゆり「えへへ~、今度はオカリンの分も買ってくるよ~」
岡部「うむ、頼んだぞまゆりよ」
紅莉栖「……」ワナワナ
岡部「ふぅ、今日もみんな帰ったか。む? 紅莉栖はまだ帰らないのか? 最近は最後まで残っているな、そうまでしてこの鳳凰院凶真がいるラボから帰りたくないのか? フゥーハハハ!」
紅莉栖「……あーん、ねぇ」
岡部「む? 何だ?」
紅莉栖「ねぇ岡部」スッ
岡部「ん? どう……した」トローン
紅莉栖「あ、あんたは今とってもバナナが食べたいの、そうよね?」
岡部「む……その、通りだ」
紅莉栖「そして私に食べさせて欲しいのよね? 食べさせて欲しいのよ」
岡部「ああ……その通りだ、紅莉栖、すまないが俺にバナナを食べさせてくれないか」トローン
紅莉栖「し、しょうがないわね! ほら! 冷蔵庫にあったバナナ剥いてあげるから食べなさい」サッ
岡部「ああ、ありがとう紅莉栖」トローンパクッ
紅莉栖「////」
岡部「もぐもぐ」トローン
紅莉栖「あ、まだ残ってるわ!! でも岡部はもう食べたくないのよね!?」
岡部「……? ああ、そうだ。俺はもうバナナはいい」トローン
紅莉栖「じゃあ、す、捨てるのももったいないないし私が食べるしかないわよね? ね? そうだといいなさい!」
岡部「そうだな、もったいないから紅莉栖が食べろ、俺の食いかけバナナを」
紅莉栖「し、しょうがないから食べてあげるわ/// で、でもいい? こ、これはもったいないからであって決してあんたとの間接キスを私もしたいとかそういうんじゃないんだからね!?」
岡部「ああ。わかった。お前は俺と間接キスしたくない」トローン
紅莉栖「……そこは空気読みなさいよ催眠岡部」チッ
紅莉栖「じゃあ帰るわ」
岡部「ああ」トローン
紅莉栖「……岡部」
岡部「なんだ?」トローン
紅莉栖「こ、今度から私がラボから出るときは何も言わなくても私をハグすること! 良いわね!?」
岡部「……わかった、紅莉栖をハグする」トローン
紅莉栖「あ、で、でも二人きりのときだけよ? ラボメンのみんなが居る前ではしなくていいから!」
岡部「……わかった……」ダキッ
紅莉栖「はぅ……岡部///」
紅莉栖「お、岡部、もっとギュッってして」
岡部「こうか?」トローン
紅莉栖「はぅぅぅぅ///」
岡部「これで良いのか、紅莉栖?」トローン
紅莉栖「あう!? み、耳元で名前囁かないで」
岡部「あ、すまない」トローン
紅莉栖「あ、いやごめん嘘、囁いて」
岡部「わかった、紅莉栖」トローン
紅莉栖「はうあ!?」
紅莉栖「はぁ、はぁ、はぁ、今日は刺激が強すぎたわ」
紅莉栖「まだ、岡部の匂いが一杯残ってる気がする」
紅莉栖「今日は白衣着たままだったから持って帰ってきちゃった……白衣から岡部の匂いがする」スーハースーハークンカクンカ
紅莉栖「……っ! 勝手に指がアソコ触っちゃう……」スーハースーハークンカクンカ
紅莉栖「んっ、んんっ!」クンカクンカ
紅莉栖「あ、あああ、あんっ!」クンカクンカ
紅莉栖「おか、べ……! うんっ!」クンカクンカ
紅莉栖「あ、そこっ、そこいい!」クンカクンカ
紅莉栖「あんっ! あ、あ、あああああああああ!!」クンッカッ!
翌日
岡部「どうしたのだ紅莉栖? お前にしては珍しいな貧乏ゆすりをしていたぞ?」
紅莉栖「えっ? な、なんでもないわ」
岡部「そうか? ならいいのだが……」
紅莉栖(まだラボにはまゆりと橋田がいる……我慢我慢)チラッ
岡部「……?」
まゆり「あ、まゆしぃはそろそろバイトなのです、じゃあねオカリン、紅莉栖ちゃん」
ダル「じゃあ僕も一緒にいくお、フェイリスたんハァハァ」
紅莉栖「あ、行ってらっしゃいまゆり」パァッ
岡部「……?」
紅莉栖「……さて」スッ
岡部「紅莉……栖?」トローン
紅莉栖「岡部、私の隣に座りなさい」
岡部「ああ……」トローン
紅莉栖「……///」ドキドキ コトン
紅莉栖(やっちゃったやっちゃった! 首を肩に乗せちゃった!)
岡部「……」トローン
紅莉栖「///」
紅莉栖(何か幸せかも……)
岡部「……」トローン
紅莉栖「じゃあ、私はそろそろ帰るわ」
岡部「そうか、じゃあ」トローン
紅莉栖「ひゃっ!?」
岡部「紅莉栖……」ダキッ
紅莉栖「あうあうあ……///」
岡部「もっと、強く抱いた方がいいか……?」トローン
紅莉栖「///……」コクン
岡部「わかった」ギュゥッ
紅莉栖「はぅ~///」
紅莉栖「ああ、やばい。何かこれどっぷりはまりそう」クンカクンカ
紅莉栖「あ、また指が勝手に……んっ」クンカクンカ
紅莉栖「そ、そうだ……この白衣をアソコに押し付けて」クチュクチュ
紅莉栖「んっ! ああっ! これ、まるで岡部みたい……? かもっ!?」
紅莉栖「ああ、いい! いいよ岡部! 凄くいい! んああっ!」クチュクチュ
紅莉栖「んんんーーっ! あっ!? あああああーーっ!!」クチュ…ビクン!ピューッ!
紅莉栖「……はぁはぁ……イッちゃった……」
翌日
岡部「今日も遅くまで残っているのか紅莉栖、感心なことだが……」
紅莉栖「岡部」スッ
岡部「……なんだ?」トローン
紅莉栖(大丈夫、今まで記憶は全部無かった、雑誌にもそうかいてた。よし)
紅莉栖「お、おおお、岡部、いい? 今からあなたは私のアソコを触るのよ!」
岡部「……わかった……しかしアソコとはどこだ?」トローン
紅莉栖「アソコといったらアソコよ! 言わせんな恥ずかしい! 私の……●●●よ!」
岡部「……了解した」トローン
紅莉栖「……なんか違うけど、まぁいいわ」
岡部「こうか」サワサワ
紅莉栖「んっ!? ちがっ!? それじゃただ触ってるだけじゃない!」
岡部「しかしお前は触れと……」トローン
紅莉栖「あ~んもう! 違うのよ! 岡部には私の、その、オ、オナニーを手伝って欲しいの!」
岡部「そうか、わかった。しかし紅莉栖よ、それは既にオナニーではないのではないか?」トローン
紅莉栖「口答え禁止!」
岡部「……わかった」トローン
紅莉栖「じゃ、じゃあ、改めて、触って?」
岡部「こ、こうか?」クチュ
紅莉栖「はうっ!? ちょっ!? いきなり強すぎ!」
岡部「す、すまない、こんな感じだろうか」クニュクニュ
紅莉栖「あっ!? そ、それいいっ! あ、あんっ!」
岡部「な、成程、ではこうやればいいのか」クニュクニュ
紅莉栖「あっ!? あんっ、 ちょっ! もっとゆっくり!」
岡部「ゆっくりか、わかった」トローン
紅莉栖「あ、ちがっ!? 今のそういんじゃなくて! ああんもう! これやりずらい!」
岡部「す、すまない、俺はどうすれば……」トローン
紅莉栖「くっ、予想外の弊害だわこの催眠術……でも手が上手くないとなると……舐めてもらう? い、いやいやイキナリそれはハードじゃ……」
岡部「舐めればいいのか? わかった」トローン ペロリ
紅莉栖「まkbhjdgsじゃ!?」
岡部「む? いいのか?」ナメナメ
紅莉栖「はうっ!? あ、くすぐったいw でも、気持ちいっんんっ!?」
岡部「こう、だろうか」チュバチュバ
紅莉栖「んんんんっ!? あんっ!? それ! それいい!! キそう! なんかキそう!」
岡部「イク、ということか? 俺はこのまま続ければいいのか紅莉栖?」ペロリ
紅莉栖「あ、やめないで! イかせて!」
岡部「わかった」チュバチュバ
紅莉栖「あんっ!? ああああああっ!! あんあああああーーーーっ!」ドピューッ!
岡部「む、何か吹き出た」ベチョベチョ
紅莉栖「はぁはぁはぁ……んっ? ちょっ!?」
岡部「?」チュバチュバナメナメ
紅莉栖「もういい! もういいから!!」
岡部「む、そうなのか」トローン
紅莉栖「はぁはぁ、余韻ぐらい味あわせてよ……これは教育が必要ね、ふぅ」
紅莉栖(催眠術にかかってる間は本当に命令に忠実になるけど忠実になりすぎてほとんど自分じゃ何も考えない)
紅莉栖(でも経験していることがあればそれを使わせることはできるみたい。前にこれからはずっと帰る前に抱きしめろって言っといたら催眠術をかけただけでそれをやるようになった)
紅莉栖(つまり催眠術をかければ前の術の効果もやり方によっては継続させられるってことね)
紅莉栖(繰り返せば経験も増えてずっと上達して覚えるはず。そうよ、記憶の精緻化リハーサルには反復させるのが一番だし)
紅莉栖(明日からのメニューを考えるべきかしら?)
紅莉栖(でも岡部の舌、良かった……///)
数日後
岡部「こ、こうか?」トローン
紅莉栖「あんっ! そうよ、いいわね、上手よ岡部、んっ」
岡部「ふむ、ではこうすると……」ベロリンチョ
紅莉栖「はうっ!? あっあっあっ!」
岡部「ふむふむ」グチュグチュ
紅莉栖「んあああああっ!?」
岡部「ふっ」ギュッベロリッ
紅莉栖「ああああああああーーーーーーっ!」
紅莉栖「だ、大分うまくなったわね岡部、凄く良かったわ」ハァハァ
岡部「そうか」トローン
紅莉栖「……でもなんか催眠術のせいか感情がいまいち篭り切ってないように見えるのよね」
岡部「……?」トローン
紅莉栖「ふむん、どうしたものか」
紅莉栖(これ以上は贅沢、かしら?)
翌日
岡部「おいおいまゆり気をつけろよ」
岡部「む、萌郁からのメールか」
岡部「フェイリス? ああそうか、今度店に顔を出す」
紅莉栖(女ばっかだな)
ダル「オカリンリア充すぎだろ常考、一体何人の女はべらかす気だお!? でもフェイリスたんだけは数にいれさせない、絶対にだ」
岡部「何を言ってるのだダルは、ただのラボメンとの連絡じゃないか」
紅莉栖「……」
まゆり「トゥットゥルー♪ オカリンはねぇ優しいんだよ♪ ってきゃっ!?」
岡部「危ないまゆり!」ダキッ
紅莉栖「!?」
岡部「気をつけろと言ったばかりだろうまゆり」ベタベタ
まゆり「えへへ~ごめんねオカリン」ベタベタ
紅莉栖「~~っ」
ダル「ムキーー! 見せ付けてくれるお! と言いたいところだけど今のはナイスセーフだったお」
岡部「ふん、この狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真の手にかかればラボメンを守ることなど造作もない」
ダル「オカリン格好いい! そこに痺れる憧れるゥ! ということでオカリン、僕のフェイリスたんとの仲も助けてお」
岡部「それは無理だ」
ダル「即答かお!?」
紅莉栖「……」イライラ
まゆり「……? オカリン疲れてる? なんかちょっと元気ないよ? 目の下に隈も少しできてるみたい」
岡部「ああうむ。夜はしっかり寝ているし、夕方もちょこちょこ寝ている気がするから睡眠は大丈夫なはずなんだが……どうにも最近疲れやすくてな」
ダル「しっかりしろお、この若さで疲れやすいとか生活習慣病の前触れだお」
岡部「お前にだけは言われたくないぞダル、ふわぁぁ」
まゆり「? ちゃんと寝てるんじゃないの?」
岡部「寝てはいる……はずなのだが何だかよく眠くなるのだ」
ダル「隈もあるってまゆ氏が言ってるし、偶には実家に帰ってゆっくり休んでみるのも手だお」
岡部「そうだな、考えておく」
紅莉栖「……」
岡部「ふぅ、みんな帰ったな」
紅莉栖「岡部」スッ
岡部「なん、だ?」トローン
紅莉栖「ずいぶんと女の子にチヤホヤされていたわね?」
岡部「ちやほやなどされていないぞ」トローン
紅莉栖「うるさい、まゆりとベタベタしていたくせに」
岡部「……?」トローン
紅莉栖「わ、私の●●●を●●したくせに!」
岡部「あれはお前がやれと……」トローン
紅莉栖「う、うるさい! じゃああんな事やりたくなかったの?」
岡部「それは……」トローン
紅莉栖「っ! やっぱいい、今の返事しなくていい」
岡部「わかった」トローン
紅莉栖「……岡部は私に触れたい? ううん触れたいはず、触れたいのよ」
岡部「……ああ、そうだ。俺はお前に触れたい」トローン
紅莉栖「でもだーめ」
岡部「?」トローン
紅莉栖「岡部は私を触りたくて触りたくて仕方が無いの」
紅莉栖「匂いをかぎたいし抱きしめたい」
紅莉栖「でもそこから一歩も動く事が出来ない」
紅莉栖「その間どんどん私に触りたくなる」
岡部「うっうわぁあああああ!? く、紅莉栖!? さ、触らせてくれ、頼む……!!」トローン
紅莉栖「だーめ♪ でも断わられれば断わられるほど岡部は私が欲しくなる」
岡部「うあっ!? あああああっ、紅莉栖、紅莉栖紅莉栖紅莉栖っ!!」トローン
紅莉栖「いいわぁ、トローンってな目をしながらも、表情が生きてきてる。最初からこうすれば良かった」
岡部「あ、ああっ!? 紅莉栖、紅莉栖を触らせてくれ!」トローン!
紅莉栖「明日までそのままでいなさい岡部。今日は解いてあげない」
岡部「お、そんな紅莉栖!」トローン!!
紅莉栖「ふふん、困るのかしら?」
岡部「困る、非常に困る! お前に触らなければ頭がおかしくなりそうなのだ!」トローン
紅莉栖「ふむん、じゃあ明日まで我慢できたらいいわよ」
岡部「あ、明日だって!?」
紅莉栖「そうよ、じゃあね」バタン
岡部「……」トローン
岡部「紅莉栖……うあああああああああっ!?」トローン
翌日
紅莉栖「はろー岡部」
岡部「!! 紅莉栖っ! 早く、早く!!」トローン
紅莉栖「ちゃんと待ってたみたいね、よしよし。もう動いていいわよ」
岡部「紅莉栖!」サッダキッ
紅莉栖「っ! ちょ、痛い、痛いって岡部、強いよ強すぎ!」
岡部「……紅莉栖」トローン
紅莉栖「……岡部……」ナデナデ
105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 01:53:20.74 ID:IGDFH9oh0
岡部「……」
まゆり「オカリン大丈夫? ちゃんと寝てる?」
ダル「大分調子悪そうだお?」
岡部「ああ、昨日もちゃんと寝たし大丈夫、だと思うんだが……」
まゆり「でも目の下隈が昨日より濃くなってるよ! 疲れも酷いみたいだし」
紅莉栖「……」
ダル「調子悪いならちゃんと休んどけよオカリン」
岡部「そうだな……今晩あたり実家に帰るか」
紅莉栖「!!」
106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 01:57:39.14 ID:IGDFH9oh0
紅莉栖(岡部が帰ったらしばらく岡部はラボに泊まらなくなるかもしれない……きょ、今日を最後にしよう、そうしよう!)
岡部「みんな帰ったか。すまない紅莉栖。俺も少々体調が悪いようだ、実家に……」
紅莉栖「岡部」スッ
岡部「む……う?」トローン
紅莉栖「岡部は私が欲しくて欲しくてしょうがない。そうね?」
岡部「あ、ああ俺はお前が欲しい……」トローン
紅莉栖(さ、最後なんだし、岡部にもいい思いを……)
紅莉栖「私を抱きたいのよね? その、一つになりたいのよね?」
岡部「そうだ、俺はお前を抱きたい、一つになりたい」トローン
107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 01:58:39.34 ID:IGDFH9oh0
紅莉栖「いいわ、やらせてあげる。でもまずはいつものようにお願い」
岡部「わかった」トローン チュバ
紅莉栖「んっあんっ」
岡部「……」チュバチュバ
紅莉栖「あ、そこっ、んっだめっ……じゃないっ! んっ!」
岡部「……」チュバチュバ
紅莉栖「んあああああっ!!」
109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 01:59:21.78 ID:IGDFH9oh0
紅莉栖「はぁはぁ……もういいわよ岡部」
岡部「む……」トローン
紅莉栖「来て……?」
岡部「わかった」トローン
紅莉栖「あら? 催眠術にかかっていても大きくはなるのね、興奮はするってことかしら? 興味深いわ」
岡部「いくぞ」トローン
紅莉栖「ええ、んぎう!?」
岡部「っ! 入っ、た……!」トローン
111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 02:00:17.97 ID:IGDFH9oh0
岡部「ぐっ、ああっ」トローン
紅莉栖「んっ! 痛っ! けどこれが岡部……、岡部の……っ!!」
岡部「はぁっ、はぁっ……」トローン
紅莉栖「どうしたの? 随分とっ……辛そう、じゃな、い……!」
岡部「で、でそうだ……っ」トローン
紅莉栖「あ、そうか……出してもいいわよ……くっ!」
岡部「くっ? あ……」ビュルルルル!
紅莉栖「ひゃっ!? 入って、く、る……!!」
112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 02:01:09.57 ID:IGDFH9oh0
岡部「はぁ、はぁ……」トローン
紅莉栖「はぁ……はぁ……岡部のが……中に……」ニヤァ
岡部「はぁ、はぁ……」
紅莉栖「岡部、もう一回よ」
岡部「……わかった」トローン
紅莉栖「今度は私が上になるから」
岡部「……わかった」トローン
紅莉栖「んっ! んぎぃ! くっ! あんっ!」
113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 02:01:50.80 ID:IGDFH9oh0
~~~~~~
岡部「で、出る!」トローン
紅莉栖「ひゃっ! 出た……また出た……」ニタァ
岡部「はぁ、はぁ……」
紅莉栖「……もう一回よ」
岡部「し、しかし、もう……」トローン
紅莉栖「岡部は私の中に出したくて出したくてたまらない、そうね?」
岡部「うわああ? ああ、そうだ、俺はお前の中に出したい」
紅莉栖「きて……んっ!」
~~~~~~
114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 02:02:29.70 ID:IGDFH9oh0
岡部「……」
紅莉栖「一杯出したわね……初めてなのに凄くよかった……」
岡部「……」
紅莉栖「岡部?」
岡部「……」
紅莉栖「ちょっと岡部? 大丈夫!?」パチン
岡部「……」
紅莉栖「岡部? 岡部ーーーっ!?」
116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 02:03:07.35 ID:IGDFH9oh0
紅莉栖(岡部は過度の疲労と睡眠不足によって倒れた。救急車を呼んだのは私だ)
紅莉栖(岡部はやっぱり何も覚えていなかった)
紅莉栖(でも私のせいだ、催眠術なんかで調子に乗ったから)
紅莉栖(ごめん岡部、ゴメン岡部)
紅莉栖(私はアメリカに帰ることにした。少し岡部と距離を取った方がいいと思ったからだ)
紅莉栖(何も理由を知らないみんなは岡部も含め悲しんだり惜しんだりしてくれた)
紅莉栖(それが辛い、催眠術なんて手を出すんじゃなかった)
119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 02:04:27.97 ID:IGDFH9oh0
三ヵ月後
紅莉栖(アメリカでの生活って言っても変わらないわね、毎日研究しての繰り返し。でもたまにラボメンのみんなと交わすメールや電話は楽しいかな)
紅莉栖(岡部もすぐに退院して今は元気だっていうし、良かった良かった……うっ!?)
紅莉栖(ナニコレ? 気持ち悪い……)
紅莉栖「オエェ!」
紅莉栖「ナニコレ……? ハッ? まさか……!?」
~~~~~~
産婦人科医「……はい、お察しの通りお子さんを身ごもっておいでです」
紅莉栖「う、そ……?」
120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 02:05:38.58 ID:IGDFH9oh0
紅莉栖(間違いなくあの時だ……となると岡部が父親以外に考えられない)
紅莉栖(そもそも岡部と以外そんなことしたことないし)
紅莉栖(どうしよう……)
紅莉栖(素直に話す? どうやって? 催眠術の事を伝えるの?)
紅莉栖(だめだ……話そう、そうやって逃げてばかりじゃだめだ)
紅莉栖(日本にいって岡部に全部話そう)
紅莉栖(信じてもらえなかったり嫌われたら……その時はその時だ、とにかく謝って真実を話そう)
~~~~~
岡部「紅莉栖よ、久しぶりだな。して急に来て話したいこととはなんだ?」
紅莉栖「あのね……」
122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 02:06:23.07 ID:IGDFH9oh0
岡部「……むぅ」
紅莉栖「ごめん」
岡部「にわかには信じがたいが……」
紅莉栖「……」
岡部「その、子供は間違いなく俺の子、でもあるのか?」
紅莉栖「……うん。なんならDNA鑑定をしてもらってもいい」
岡部「そう、か……」
紅莉栖「ごめん、やっぱり困るよね。本当にごめん」
123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 02:08:31.22 ID:IGDFH9oh0
岡部「確かに、困るな」
紅莉栖「……」
岡部「俺は英語を話せないないのだぞ?」
紅莉栖「……?」
岡部「お前とその、結婚したらしばらく言葉で困るじゃないか」
紅莉栖「え? 何を言って」
岡部「いや、知らぬうちに子供ができていたとか、正直わらえんが嘘でないのなら責任をとろう」
紅莉栖「!? そんな岡部が責任なんて」
岡部「それが男というものだ……まぁ欲を言えばその、お前とした時の事を感触も含めて何も覚えていないのが残念だがな。知らぬうちに童貞じゃなくなっていた男もそうはおるまい」
紅莉栖「岡部……!」
126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 02:10:24.69 ID:IGDFH9oh0
紅莉栖「ありがとう、ありがとう岡部……! 私、私……っ!」
岡部「もう何も言うな紅莉栖。苦しかっただろう。今回のことは態度をハッキリさせなかった俺の責任でもある。結婚しよう」
紅莉栖「……! うん……うん!」
岡部「安心したか? では久しぶりの日本を堪能してこい。ついでにルカ子のところで安産祈願でももらってきたらどうだ?」
紅莉栖「?……岡部は?」
岡部「俺にも両親に報告がある」
紅莉栖「なら私も……」
岡部「まぁ待て、イキナリ嫁を連れて行って驚かれても困る」
紅莉栖「嫁……///」
130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 02:11:24.98 ID:IGDFH9oh0
岡部「照れるな! 俺まで恥ずかしくなる! ほら行ってこい!」
紅莉栖「う、うん!」バタバタ
岡部「……行ったか」
岡部「……」
岡部「……催眠術、か」
岡部「フフフ……」
岡部「フゥーハハハ!!!!!!!!」
132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 02:12:29.36 ID:IGDFH9oh0
岡部「まさか本当に上手く行くとはな!」
岡部「催眠術によって、紅莉栖自身が俺に催眠術をかけ自分から孕んでしまったと思わせる記憶改変は成功のようだ!」
岡部「フゥーハハハ!」
岡部「いや正直焦ったぞ、紅莉栖が身篭ったと聞いた時はどう周りに言おうか悩んだ」
岡部「少々ヤリすぎてしまっていたから完全に俺の責任だったしな」
岡部「フゥーハハハ! しかしこれで責任は紅莉栖のもの! 流石はこの俺、狂気のマッドサイエンティストだ!」
岡部「フゥーハハハ!」
END
138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 02:17:37.08 ID:IGDFH9oh0
まゆり「あ、紅莉栖ちゃんトゥットゥルー♪ そういえばこっちに来てるんだったね! 久しぶり」
紅莉栖「あ、まゆり」
まゆり「日本とアメリカって移動大変だね~」
紅莉栖「まあね」
まゆり「そういえば最近オカリンが催眠術催眠術ってうるさいんだ~」
紅莉栖「へぇ」
まゆり「ところで紅莉栖ちゃんは催眠術って信じる?」
紅莉栖「催眠術? そんなのあるわけないじゃない」
まゆり「そっかぁ、ないのかぁ。あ、忙しいところごめんね、紅莉栖ちゃんは研究発表これから? なんて奴だっけ?」
紅莉栖「ええ、VR技術による人の記憶のすり替え、よ。実験データもバッチリ」ニヤリ
催眠術なんてない
真END(今度こそ本当に終わり)
139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 02:19:05.31 ID:IGDFH9oh0
読んでくれてありがとう。
一気にいきたくてほとんどレスできなくてスマン。
元スレ
紅莉栖「……催眠術?」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1313590573/
紅莉栖「……どうすれば良いのよ?」
岡部「む? そうだな、例えば誠心誠意ラボの為に身を捧げ未来ガジェット制作に勤しみ俺をも唸らせる成果を上げる、とか……だろうか?」
紅莉栖「何よそれ、しかも疑問系って。治す気無いんじゃない」
岡部「ええいうるさい、そう思うならそれこそ呼ばせるよう工夫してみたらどうだ? ま、もっともこの狂気のマッドサイエンティストである俺の心をそう簡単には操れぬだろうがな!」
紅莉栖「むぅ……ん? 心を操る?」
紅莉栖(まぁ、きくわけ無い、きくわけ無いけど……やってみるか)
紅莉栖(これは飽くまで試しにであって全然信じてるとかそういうんじゃないんだからね!)
岡部「……? どうした助手よ、急に黙り込んで」
紅莉栖「ねぇ岡部……」スッ
岡部「ん……?!?!?!?!?」
紅莉栖【私の事はちゃんと紅莉栖と名前で呼びなさい】
岡部「……ああ、わかった紅莉栖」トローン
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/17(水) 23:24:43.57 ID:MsNc9p4R0
紅莉栖「ふえっ!? い、今名前で呼んだ!? えっ!? 嘘っ!? まさかきいた!?」
岡部「どうしたのだ紅莉栖? 何をそんなに驚いている」トローン
紅莉栖「あ、あわわ……どうしよどうしよ、と、とにかく解除よ、催眠術を解かなきゃ」パチン
岡部「……? あれ? 今俺一瞬気を失っていたのか?」
紅莉栖「だ、大丈夫岡部?」
岡部「? 何を心配そうな顔をしているのだ助手よ?」
紅莉栖「あ……」
岡部「? だからなんだというのだ?」
紅莉栖「い、いや別に、うん。何でもない」
岡部「おかしな奴だな……」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/17(水) 23:25:16.19 ID:MsNc9p4R0
紅莉栖(どうしようどうしようどうしよう? 催眠術がきいちゃった? まさか本当にきくなんて……)
紅莉栖(こ、こんなに簡単にきいちゃっていいものなの!? いえもしかしたら岡部に担がれたのかもしれないわ! そうよ、これはもっと実験してみるべきね!)
紅莉栖(決して岡部を思い通りにできるかもとかそんな不順な動機ではなないわ、うん)
紅莉栖「ねぇ岡部」スッ
岡部「何だ助手よ?……む?」トローン
紅莉栖「助手じゃないでしょ? 紅莉栖でしょ?」
岡部「……そ、そうだったな、すまない紅莉栖」
紅莉栖「わかってくれれば良いのよ岡部、ところで……」
岡部「何だ?」
紅莉栖「貴方は今日私のためにプリンを買ってきてくれるのよね? 貴方の奢りで。」
岡部「む……そうだったか?」
紅莉栖「そうよ、そう約束したじゃない」
岡部「……そういわれるとそうだった気がする……」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/17(水) 23:26:01.14 ID:MsNc9p4R0
紅莉栖「買ってきなさい、今すぐ」
岡部「……わかった」トローン バタン
紅莉栖「……これはもう、間違いないわ! 私は凄いものを見つけちゃったのかも!」
紅莉栖「これで……岡部が思い通りに! ハッ!? いけないいけない。人を催眠術で操るなんてそんな非人道的なこと許されるはずが無いわ」
紅莉栖「で、でもたまに、たまぁ~に使うくらいなら、岡部がその、理不尽すぎなときだけ諫める意味で使うのなら、許される、わよね?」
紅莉栖「そういえば催眠術には注意事項もあったわね。一応全部見ておきましょうか」
紅莉栖「なになに? 催眠術にかかった人は、誰がかけたかは関係なく言う事を聞くようになります」
紅莉栖「その人に出来る事なら本当になんでもいう事をきいてくれますが、不可能な事はやってくれません」
紅莉栖「命令は最初の命令が強くなります。二人が順番に自分のいう事を聞けと命令した場合、最初に命令した人のいう事を聞きます」
紅莉栖「催眠術にかかった人はトローンとしています。催眠術を解くにはかけたひとがかかった人に聞こえるように指を鳴らさなければなりません」
紅莉栖「催眠術にかかってるひとは結構負担が強いので、あまり長時間かけないようにご注意ください」
紅莉栖「尚、かけられた人はかけられている自覚が無く、眠っていたか気を失っていたと錯覚していますのでご安心ください、か」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/17(水) 23:27:27.09 ID:MsNc9p4R0
岡部「ただいま」
紅莉栖「おかえり岡部、ってまゆりも一緒だったの」
まゆり「紅莉栖ちゃんトゥットゥルー。さっきお店で偶然会ったの。ねぇねぇ紅莉栖ちゃん、今日のオカリンはね~、なんだかとっても優しいんだよ」
紅莉栖「?」
まゆり「なんとね? まゆしぃにもプリン買ってくれたのです! 紅莉栖ちゃんのプリン買うって言うからいいなぁ、まゆしぃにも買ってっていったら買ってくれたのです!」
紅莉栖「へえ、成程。ご苦労様岡部」パチン
岡部「ああ……って、ん? 俺は何をしていたのだ?」
紅莉栖「ほらプリン食べましょまゆり、岡部も」
まゆり「わーいプリンプリン、奢りのプリン♪」
岡部「奢りのプリン? そうか、助手の奢りなのだな? フゥーハハハ! よかろう! もらってやろうではないか!」
まゆり「? 何言ってるのオカリン? このプリンはオカリンが……」
紅莉栖「あーはいはい、いいからさっさと食べちゃいましょ」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/17(水) 23:28:23.22 ID:MsNc9p4R0
紅莉栖(催眠術、か。なんか凄いこと知っちゃったわね。あの後雑誌は持って帰ったから他のラボメンは催眠術の事は多分知らないだろうし。記事も小さかったしね)
紅莉栖(でも簡単には使わないようにしないと。私利私欲で使って人の心を弄るなんていけないことよね)
紅莉栖「はろー」ガチャ
岡部「おお助手か」
紅莉栖「助手じゃない!」
岡部「フゥーハハハ! 諦めろ助手よ!」
紅莉栖「……昨日は紅莉栖って呼んだくせに」
岡部「何? 俺がか? そんな記憶は無いぞ助手よ? さてはとうとう@ちゃんねるやりすぎで現実と虚構の区別がつかなくなっておかしくなったか?」
紅莉栖「それはあんただ、あんた!」
岡部「フゥーハハハ! 俺は狂気のマァァァッドサイエンティストの鳳凰院凶真だぞ!? 混沌こそ全て!」
紅莉栖「ダメだコイツ、早くなんとかしないと」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/17(水) 23:32:06.15 ID:MsNc9p4R0
岡部「しかし正味な話俺は昨日貴様を名前で呼んだ記憶などないぞ?」
紅莉栖「……ふむん」
紅莉栖(それはそうでしょうね……あれ? でもまてよ? もう一回催眠術をかけて名前で呼ばせてその姿を皆に見せる)
紅莉栖(それを数日続ければ周りもそれが普通だと思うはず。周りからいつも紅莉栖と呼んでいたと言われれば、岡部も諦めつくんじゃない?)
紅莉栖(こ、これは人を名前で呼ばない岡部の教育の為に仕方なくやるんであって、決して私利私欲なんかじゃないわよね、うん)
紅莉栖(だいたい岡部が名前で呼ばないのがいけないのよ! よし!)
紅莉栖「ねぇ岡部」スッ
岡部「ん? 何だ助手よ?」
紅莉栖「良い? 私の言う事は絶対よ岡部。私の事は名前で呼びなさい。それ以外はいつも通りでいいから」
岡部「……ああ、わかった紅莉栖」トローン
紅莉栖「よしっ!」ガッツポーズ
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/17(水) 23:34:27.47 ID:MsNc9p4R0
岡部「おい紅莉栖」
紅莉栖「何よ?」
岡部「ここなんだが……」
紅莉栖「ふむん」
ダル「オカリンオカリン、何時の間に牧瀬氏を名前で呼ぶようになったん? ナチュラルに名前呼びになっていて驚いたんだ罠」
岡部「何を言っているダル。紅莉栖を名前で呼ぶのは当然だろう」
ダル「まぁそうだけど今までが今までなだけにちょっと信じられないお。牧瀬氏牧瀬氏、オカリンと何かあったん?」
紅莉栖「さぁ?」
ダル「牧瀬氏の頬がニヤっけぱなしな件について」
紅莉栖「っ!? ニ、ニヤけてない!」
ダル「そこはかとなくリア充の匂いがするお! チクショウリア充爆発汁!」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/17(水) 23:38:09.25 ID:MsNc9p4R0
三日後
岡部「おい助手よ」
紅莉栖「助手じゃない。何よ、昨日までは私の事名前で呼んでいたじゃない」
岡部「何? 俺がお前をか? 何を言ってるのだ助手よ? 貴様とうとう@ちゃんねんるのやりすぎで……」
紅莉栖「はいはいそれもう聞いたから。ねぇ橋田」
ダル「なんだお?」
紅莉栖「昨日まではここずっと岡部は私を名前で呼んでたわよね?」
ダル「そうだったお。名前で呼ぶのは当然(キリッ)とか言って普通に名前で呼んでたお」
岡部「な、何!? そ、そんなはずは……い、いやそうか、フゥーハハハ! 貴様達俺を担ごうとしてもそうはいかんぞ! まゆり!」
まゆり「トゥットゥルー、呼んだオカリン?」
岡部「まゆり、俺は昨日も普通に助手を助手又はクリスティーナと呼んでいたな?」
まゆり「何を言ってるのオカリン? ここのところは紅莉栖ちゃんの事はずっと名前で呼んでいたよ?」
岡部「な、何だと!?」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/17(水) 23:41:49.87 ID:MsNc9p4R0
紅莉栖「ほら、言った通りでしょ?」
岡部「馬鹿な……」
紅莉栖「どうしたの? あんた何か変よ?」
岡部「クリスティーナ……」
紅莉栖「私はクリスティーナでもない」
岡部「……っ、く、紅莉栖よ、俺は昨日も本当にお前をこう呼んでいたか?」
紅莉栖「ええそうよ」
岡部「そ、そうか……」
紅莉栖「変な岡部ね」ニヤッ
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/17(水) 23:42:44.00 ID:MsNc9p4R0
まゆり「最近のオカリンはとっても素直で特に紅莉栖ちゃんの言う事を真面目に聞いていたのでとっても感心してたのです」
岡部「おいじょ……紅莉栖よ、本当か?」
紅莉栖「ええ、確かに最近は随分とあんたものわかりが良かったわね」
岡部「むぅ……」
紅莉栖「どうかした?」
岡部「い、いや、何でもない」
岡部「……ううむ」
紅莉栖「……」ニヤニヤ
紅莉栖(これでもう大丈夫よね? 私ももう催眠術を使うことも無いかも)
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/17(水) 23:46:13.86 ID:MsNc9p4R0
翌日
フェイリス「ニャー! きょうまぁ~♪」ダキッ
岡部「うわっ!? こらやめろフェイリス! 久しぶりにラボに来たと思ったら急に引っ付きおってなんのつもりだ!?」
紅莉栖「……」
フェイリス「ニャフフフ、最近凶真はメイクイーンに来ないニャ、どういうことかニャ?」ベタベタ
岡部「ええい、つまりは営業かこの猫娘!」
紅莉栖「……」
ダル「ちくしょー! オカリンフェイリスたんに抱きつかれるとか許さない! 絶対ニダ!」
岡部「見てないでとめろダル!」
ダル「だが断わる! くんずほぐれつのフェイリスたん萌え!」
紅莉栖「……」イライラ
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/17(水) 23:51:31.24 ID:MsNc9p4R0
岡部「ふぅ、やっと帰ったか。ダルめ、ちゃっかりフェイリスと一緒に出て行ったな」
紅莉栖「……そうね」
岡部「なんだ紅莉栖、今日は随分静かじゃないか」
紅莉栖「別にぃ、私も今日はもう帰るわ」
岡部「む、そうか」
紅莉栖「ねぇ岡部」スッ
岡部「なん……だ?」トローン
紅莉栖「私が帰る前に、その、一度私を抱きしめなさいよ!」
岡部「む……わかった、こうか?」ダキッ
紅莉栖「あ……はぅ///」テレテレドキドキ
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/17(水) 23:57:58.87 ID:MsNc9p4R0
紅莉栖(やっちゃったやっちゃった! 使ったちゃった催眠術! うう自己嫌悪……でも、なんか岡部って思ったよりガッチリしててやっぱり男なんだなって思った)
紅莉栖(ああ、明日どんな顔で会えば良いのよっ!?)
紅莉栖(でも岡部は覚えてないんだっけ? なんかそれも嫌だな……)
紅莉栖(はぅ……眠れない///)
紅莉栖(なんとなくまだ服に岡部の匂いが残っている気がする……)クンカクンカ
紅莉栖(って何やってるの私!? 脱いだ自分の服についた男の匂い嗅ぐなんてこれじゃHENTAIみたいじゃない!)
紅莉栖(ああ~こんなんじゃ明日岡部に会えない……でも会いたい……うぅ……あぁ~……)ゴロゴロ
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/17(水) 23:59:35.48 ID:MsNc9p4R0
翌日
岡部「む、まゆり。美味そうなものを食べているじゃないか。そのおでん缶にまだうずらは残っているか?」
まゆり「美味しいよ~、うずら? 残ってるよ。オカリン食べる?」
岡部「もらおう」
まゆり「はい、あ~ん」
岡部「うむ」パクッ
紅莉栖「!?」
岡部「ふむ、やはりうずらの卵は美味いな」ムグムグ
まゆり「えへへ~、今度はオカリンの分も買ってくるよ~」
岡部「うむ、頼んだぞまゆりよ」
紅莉栖「……」ワナワナ
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 00:04:48.79 ID:IGDFH9oh0
岡部「ふぅ、今日もみんな帰ったか。む? 紅莉栖はまだ帰らないのか? 最近は最後まで残っているな、そうまでしてこの鳳凰院凶真がいるラボから帰りたくないのか? フゥーハハハ!」
紅莉栖「……あーん、ねぇ」
岡部「む? 何だ?」
紅莉栖「ねぇ岡部」スッ
岡部「ん? どう……した」トローン
紅莉栖「あ、あんたは今とってもバナナが食べたいの、そうよね?」
岡部「む……その、通りだ」
紅莉栖「そして私に食べさせて欲しいのよね? 食べさせて欲しいのよ」
岡部「ああ……その通りだ、紅莉栖、すまないが俺にバナナを食べさせてくれないか」トローン
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 00:08:10.95 ID:IGDFH9oh0
紅莉栖「し、しょうがないわね! ほら! 冷蔵庫にあったバナナ剥いてあげるから食べなさい」サッ
岡部「ああ、ありがとう紅莉栖」トローンパクッ
紅莉栖「////」
岡部「もぐもぐ」トローン
紅莉栖「あ、まだ残ってるわ!! でも岡部はもう食べたくないのよね!?」
岡部「……? ああ、そうだ。俺はもうバナナはいい」トローン
紅莉栖「じゃあ、す、捨てるのももったいないないし私が食べるしかないわよね? ね? そうだといいなさい!」
岡部「そうだな、もったいないから紅莉栖が食べろ、俺の食いかけバナナを」
紅莉栖「し、しょうがないから食べてあげるわ/// で、でもいい? こ、これはもったいないからであって決してあんたとの間接キスを私もしたいとかそういうんじゃないんだからね!?」
岡部「ああ。わかった。お前は俺と間接キスしたくない」トローン
紅莉栖「……そこは空気読みなさいよ催眠岡部」チッ
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 00:14:33.32 ID:IGDFH9oh0
紅莉栖「じゃあ帰るわ」
岡部「ああ」トローン
紅莉栖「……岡部」
岡部「なんだ?」トローン
紅莉栖「こ、今度から私がラボから出るときは何も言わなくても私をハグすること! 良いわね!?」
岡部「……わかった、紅莉栖をハグする」トローン
紅莉栖「あ、で、でも二人きりのときだけよ? ラボメンのみんなが居る前ではしなくていいから!」
岡部「……わかった……」ダキッ
紅莉栖「はぅ……岡部///」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 00:15:44.80 ID:IGDFH9oh0
紅莉栖「お、岡部、もっとギュッってして」
岡部「こうか?」トローン
紅莉栖「はぅぅぅぅ///」
岡部「これで良いのか、紅莉栖?」トローン
紅莉栖「あう!? み、耳元で名前囁かないで」
岡部「あ、すまない」トローン
紅莉栖「あ、いやごめん嘘、囁いて」
岡部「わかった、紅莉栖」トローン
紅莉栖「はうあ!?」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 00:22:17.10 ID:IGDFH9oh0
紅莉栖「はぁ、はぁ、はぁ、今日は刺激が強すぎたわ」
紅莉栖「まだ、岡部の匂いが一杯残ってる気がする」
紅莉栖「今日は白衣着たままだったから持って帰ってきちゃった……白衣から岡部の匂いがする」スーハースーハークンカクンカ
紅莉栖「……っ! 勝手に指がアソコ触っちゃう……」スーハースーハークンカクンカ
紅莉栖「んっ、んんっ!」クンカクンカ
紅莉栖「あ、あああ、あんっ!」クンカクンカ
紅莉栖「おか、べ……! うんっ!」クンカクンカ
紅莉栖「あ、そこっ、そこいい!」クンカクンカ
紅莉栖「あんっ! あ、あ、あああああああああ!!」クンッカッ!
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 00:27:57.86 ID:IGDFH9oh0
翌日
岡部「どうしたのだ紅莉栖? お前にしては珍しいな貧乏ゆすりをしていたぞ?」
紅莉栖「えっ? な、なんでもないわ」
岡部「そうか? ならいいのだが……」
紅莉栖(まだラボにはまゆりと橋田がいる……我慢我慢)チラッ
岡部「……?」
まゆり「あ、まゆしぃはそろそろバイトなのです、じゃあねオカリン、紅莉栖ちゃん」
ダル「じゃあ僕も一緒にいくお、フェイリスたんハァハァ」
紅莉栖「あ、行ってらっしゃいまゆり」パァッ
岡部「……?」
紅莉栖「……さて」スッ
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 00:29:47.69 ID:IGDFH9oh0
岡部「紅莉……栖?」トローン
紅莉栖「岡部、私の隣に座りなさい」
岡部「ああ……」トローン
紅莉栖「……///」ドキドキ コトン
紅莉栖(やっちゃったやっちゃった! 首を肩に乗せちゃった!)
岡部「……」トローン
紅莉栖「///」
紅莉栖(何か幸せかも……)
岡部「……」トローン
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 00:33:20.20 ID:IGDFH9oh0
紅莉栖「じゃあ、私はそろそろ帰るわ」
岡部「そうか、じゃあ」トローン
紅莉栖「ひゃっ!?」
岡部「紅莉栖……」ダキッ
紅莉栖「あうあうあ……///」
岡部「もっと、強く抱いた方がいいか……?」トローン
紅莉栖「///……」コクン
岡部「わかった」ギュゥッ
紅莉栖「はぅ~///」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 00:40:45.70 ID:IGDFH9oh0
紅莉栖「ああ、やばい。何かこれどっぷりはまりそう」クンカクンカ
紅莉栖「あ、また指が勝手に……んっ」クンカクンカ
紅莉栖「そ、そうだ……この白衣をアソコに押し付けて」クチュクチュ
紅莉栖「んっ! ああっ! これ、まるで岡部みたい……? かもっ!?」
紅莉栖「ああ、いい! いいよ岡部! 凄くいい! んああっ!」クチュクチュ
紅莉栖「んんんーーっ! あっ!? あああああーーっ!!」クチュ…ビクン!ピューッ!
紅莉栖「……はぁはぁ……イッちゃった……」
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 00:45:38.41 ID:IGDFH9oh0
翌日
岡部「今日も遅くまで残っているのか紅莉栖、感心なことだが……」
紅莉栖「岡部」スッ
岡部「……なんだ?」トローン
紅莉栖(大丈夫、今まで記憶は全部無かった、雑誌にもそうかいてた。よし)
紅莉栖「お、おおお、岡部、いい? 今からあなたは私のアソコを触るのよ!」
岡部「……わかった……しかしアソコとはどこだ?」トローン
紅莉栖「アソコといったらアソコよ! 言わせんな恥ずかしい! 私の……●●●よ!」
岡部「……了解した」トローン
紅莉栖「……なんか違うけど、まぁいいわ」
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 00:47:10.61 ID:IGDFH9oh0
岡部「こうか」サワサワ
紅莉栖「んっ!? ちがっ!? それじゃただ触ってるだけじゃない!」
岡部「しかしお前は触れと……」トローン
紅莉栖「あ~んもう! 違うのよ! 岡部には私の、その、オ、オナニーを手伝って欲しいの!」
岡部「そうか、わかった。しかし紅莉栖よ、それは既にオナニーではないのではないか?」トローン
紅莉栖「口答え禁止!」
岡部「……わかった」トローン
紅莉栖「じゃ、じゃあ、改めて、触って?」
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 00:52:43.46 ID:IGDFH9oh0
岡部「こ、こうか?」クチュ
紅莉栖「はうっ!? ちょっ!? いきなり強すぎ!」
岡部「す、すまない、こんな感じだろうか」クニュクニュ
紅莉栖「あっ!? そ、それいいっ! あ、あんっ!」
岡部「な、成程、ではこうやればいいのか」クニュクニュ
紅莉栖「あっ!? あんっ、 ちょっ! もっとゆっくり!」
岡部「ゆっくりか、わかった」トローン
紅莉栖「あ、ちがっ!? 今のそういんじゃなくて! ああんもう! これやりずらい!」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 01:00:52.32 ID:IGDFH9oh0
岡部「す、すまない、俺はどうすれば……」トローン
紅莉栖「くっ、予想外の弊害だわこの催眠術……でも手が上手くないとなると……舐めてもらう? い、いやいやイキナリそれはハードじゃ……」
岡部「舐めればいいのか? わかった」トローン ペロリ
紅莉栖「まkbhjdgsじゃ!?」
岡部「む? いいのか?」ナメナメ
紅莉栖「はうっ!? あ、くすぐったいw でも、気持ちいっんんっ!?」
岡部「こう、だろうか」チュバチュバ
紅莉栖「んんんんっ!? あんっ!? それ! それいい!! キそう! なんかキそう!」
岡部「イク、ということか? 俺はこのまま続ければいいのか紅莉栖?」ペロリ
紅莉栖「あ、やめないで! イかせて!」
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 01:04:03.02 ID:IGDFH9oh0
岡部「わかった」チュバチュバ
紅莉栖「あんっ!? ああああああっ!! あんあああああーーーーっ!」ドピューッ!
岡部「む、何か吹き出た」ベチョベチョ
紅莉栖「はぁはぁはぁ……んっ? ちょっ!?」
岡部「?」チュバチュバナメナメ
紅莉栖「もういい! もういいから!!」
岡部「む、そうなのか」トローン
紅莉栖「はぁはぁ、余韻ぐらい味あわせてよ……これは教育が必要ね、ふぅ」
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 01:05:35.21 ID:IGDFH9oh0
紅莉栖(催眠術にかかってる間は本当に命令に忠実になるけど忠実になりすぎてほとんど自分じゃ何も考えない)
紅莉栖(でも経験していることがあればそれを使わせることはできるみたい。前にこれからはずっと帰る前に抱きしめろって言っといたら催眠術をかけただけでそれをやるようになった)
紅莉栖(つまり催眠術をかければ前の術の効果もやり方によっては継続させられるってことね)
紅莉栖(繰り返せば経験も増えてずっと上達して覚えるはず。そうよ、記憶の精緻化リハーサルには反復させるのが一番だし)
紅莉栖(明日からのメニューを考えるべきかしら?)
紅莉栖(でも岡部の舌、良かった……///)
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 01:10:18.48 ID:IGDFH9oh0
数日後
岡部「こ、こうか?」トローン
紅莉栖「あんっ! そうよ、いいわね、上手よ岡部、んっ」
岡部「ふむ、ではこうすると……」ベロリンチョ
紅莉栖「はうっ!? あっあっあっ!」
岡部「ふむふむ」グチュグチュ
紅莉栖「んあああああっ!?」
岡部「ふっ」ギュッベロリッ
紅莉栖「ああああああああーーーーーーっ!」
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 01:11:08.96 ID:IGDFH9oh0
紅莉栖「だ、大分うまくなったわね岡部、凄く良かったわ」ハァハァ
岡部「そうか」トローン
紅莉栖「……でもなんか催眠術のせいか感情がいまいち篭り切ってないように見えるのよね」
岡部「……?」トローン
紅莉栖「ふむん、どうしたものか」
紅莉栖(これ以上は贅沢、かしら?)
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 01:12:10.39 ID:IGDFH9oh0
翌日
岡部「おいおいまゆり気をつけろよ」
岡部「む、萌郁からのメールか」
岡部「フェイリス? ああそうか、今度店に顔を出す」
紅莉栖(女ばっかだな)
ダル「オカリンリア充すぎだろ常考、一体何人の女はべらかす気だお!? でもフェイリスたんだけは数にいれさせない、絶対にだ」
岡部「何を言ってるのだダルは、ただのラボメンとの連絡じゃないか」
紅莉栖「……」
まゆり「トゥットゥルー♪ オカリンはねぇ優しいんだよ♪ ってきゃっ!?」
岡部「危ないまゆり!」ダキッ
紅莉栖「!?」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 01:13:16.10 ID:IGDFH9oh0
岡部「気をつけろと言ったばかりだろうまゆり」ベタベタ
まゆり「えへへ~ごめんねオカリン」ベタベタ
紅莉栖「~~っ」
ダル「ムキーー! 見せ付けてくれるお! と言いたいところだけど今のはナイスセーフだったお」
岡部「ふん、この狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真の手にかかればラボメンを守ることなど造作もない」
ダル「オカリン格好いい! そこに痺れる憧れるゥ! ということでオカリン、僕のフェイリスたんとの仲も助けてお」
岡部「それは無理だ」
ダル「即答かお!?」
紅莉栖「……」イライラ
95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 01:17:13.73 ID:IGDFH9oh0
まゆり「……? オカリン疲れてる? なんかちょっと元気ないよ? 目の下に隈も少しできてるみたい」
岡部「ああうむ。夜はしっかり寝ているし、夕方もちょこちょこ寝ている気がするから睡眠は大丈夫なはずなんだが……どうにも最近疲れやすくてな」
ダル「しっかりしろお、この若さで疲れやすいとか生活習慣病の前触れだお」
岡部「お前にだけは言われたくないぞダル、ふわぁぁ」
まゆり「? ちゃんと寝てるんじゃないの?」
岡部「寝てはいる……はずなのだが何だかよく眠くなるのだ」
ダル「隈もあるってまゆ氏が言ってるし、偶には実家に帰ってゆっくり休んでみるのも手だお」
岡部「そうだな、考えておく」
紅莉栖「……」
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 01:23:45.71 ID:IGDFH9oh0
岡部「ふぅ、みんな帰ったな」
紅莉栖「岡部」スッ
岡部「なん、だ?」トローン
紅莉栖「ずいぶんと女の子にチヤホヤされていたわね?」
岡部「ちやほやなどされていないぞ」トローン
紅莉栖「うるさい、まゆりとベタベタしていたくせに」
岡部「……?」トローン
紅莉栖「わ、私の●●●を●●したくせに!」
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 01:31:59.44 ID:IGDFH9oh0
岡部「あれはお前がやれと……」トローン
紅莉栖「う、うるさい! じゃああんな事やりたくなかったの?」
岡部「それは……」トローン
紅莉栖「っ! やっぱいい、今の返事しなくていい」
岡部「わかった」トローン
紅莉栖「……岡部は私に触れたい? ううん触れたいはず、触れたいのよ」
岡部「……ああ、そうだ。俺はお前に触れたい」トローン
紅莉栖「でもだーめ」
岡部「?」トローン
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 01:35:47.82 ID:IGDFH9oh0
紅莉栖「岡部は私を触りたくて触りたくて仕方が無いの」
紅莉栖「匂いをかぎたいし抱きしめたい」
紅莉栖「でもそこから一歩も動く事が出来ない」
紅莉栖「その間どんどん私に触りたくなる」
岡部「うっうわぁあああああ!? く、紅莉栖!? さ、触らせてくれ、頼む……!!」トローン
紅莉栖「だーめ♪ でも断わられれば断わられるほど岡部は私が欲しくなる」
岡部「うあっ!? あああああっ、紅莉栖、紅莉栖紅莉栖紅莉栖っ!!」トローン
紅莉栖「いいわぁ、トローンってな目をしながらも、表情が生きてきてる。最初からこうすれば良かった」
岡部「あ、ああっ!? 紅莉栖、紅莉栖を触らせてくれ!」トローン!
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 01:41:45.69 ID:IGDFH9oh0
紅莉栖「明日までそのままでいなさい岡部。今日は解いてあげない」
岡部「お、そんな紅莉栖!」トローン!!
紅莉栖「ふふん、困るのかしら?」
岡部「困る、非常に困る! お前に触らなければ頭がおかしくなりそうなのだ!」トローン
紅莉栖「ふむん、じゃあ明日まで我慢できたらいいわよ」
岡部「あ、明日だって!?」
紅莉栖「そうよ、じゃあね」バタン
岡部「……」トローン
岡部「紅莉栖……うあああああああああっ!?」トローン
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/18(木) 01:45:50.33 ID:IGDFH9oh0
翌日
紅莉栖「はろー岡部」
岡部「!! 紅莉栖っ! 早く、早く!!」トローン
紅莉栖「ちゃんと待ってたみたいね、よしよし。もう動いていいわよ」
岡部「紅莉栖!」サッダキッ
紅莉栖「っ! ちょ、痛い、痛いって岡部、強いよ強すぎ!」
岡部「……紅莉栖」トローン
紅莉栖「……岡部……」ナデナデ
105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 01:53:20.74 ID:IGDFH9oh0
岡部「……」
まゆり「オカリン大丈夫? ちゃんと寝てる?」
ダル「大分調子悪そうだお?」
岡部「ああ、昨日もちゃんと寝たし大丈夫、だと思うんだが……」
まゆり「でも目の下隈が昨日より濃くなってるよ! 疲れも酷いみたいだし」
紅莉栖「……」
ダル「調子悪いならちゃんと休んどけよオカリン」
岡部「そうだな……今晩あたり実家に帰るか」
紅莉栖「!!」
106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 01:57:39.14 ID:IGDFH9oh0
紅莉栖(岡部が帰ったらしばらく岡部はラボに泊まらなくなるかもしれない……きょ、今日を最後にしよう、そうしよう!)
岡部「みんな帰ったか。すまない紅莉栖。俺も少々体調が悪いようだ、実家に……」
紅莉栖「岡部」スッ
岡部「む……う?」トローン
紅莉栖「岡部は私が欲しくて欲しくてしょうがない。そうね?」
岡部「あ、ああ俺はお前が欲しい……」トローン
紅莉栖(さ、最後なんだし、岡部にもいい思いを……)
紅莉栖「私を抱きたいのよね? その、一つになりたいのよね?」
岡部「そうだ、俺はお前を抱きたい、一つになりたい」トローン
107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 01:58:39.34 ID:IGDFH9oh0
紅莉栖「いいわ、やらせてあげる。でもまずはいつものようにお願い」
岡部「わかった」トローン チュバ
紅莉栖「んっあんっ」
岡部「……」チュバチュバ
紅莉栖「あ、そこっ、んっだめっ……じゃないっ! んっ!」
岡部「……」チュバチュバ
紅莉栖「んあああああっ!!」
109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 01:59:21.78 ID:IGDFH9oh0
紅莉栖「はぁはぁ……もういいわよ岡部」
岡部「む……」トローン
紅莉栖「来て……?」
岡部「わかった」トローン
紅莉栖「あら? 催眠術にかかっていても大きくはなるのね、興奮はするってことかしら? 興味深いわ」
岡部「いくぞ」トローン
紅莉栖「ええ、んぎう!?」
岡部「っ! 入っ、た……!」トローン
111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 02:00:17.97 ID:IGDFH9oh0
岡部「ぐっ、ああっ」トローン
紅莉栖「んっ! 痛っ! けどこれが岡部……、岡部の……っ!!」
岡部「はぁっ、はぁっ……」トローン
紅莉栖「どうしたの? 随分とっ……辛そう、じゃな、い……!」
岡部「で、でそうだ……っ」トローン
紅莉栖「あ、そうか……出してもいいわよ……くっ!」
岡部「くっ? あ……」ビュルルルル!
紅莉栖「ひゃっ!? 入って、く、る……!!」
112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 02:01:09.57 ID:IGDFH9oh0
岡部「はぁ、はぁ……」トローン
紅莉栖「はぁ……はぁ……岡部のが……中に……」ニヤァ
岡部「はぁ、はぁ……」
紅莉栖「岡部、もう一回よ」
岡部「……わかった」トローン
紅莉栖「今度は私が上になるから」
岡部「……わかった」トローン
紅莉栖「んっ! んぎぃ! くっ! あんっ!」
113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 02:01:50.80 ID:IGDFH9oh0
~~~~~~
岡部「で、出る!」トローン
紅莉栖「ひゃっ! 出た……また出た……」ニタァ
岡部「はぁ、はぁ……」
紅莉栖「……もう一回よ」
岡部「し、しかし、もう……」トローン
紅莉栖「岡部は私の中に出したくて出したくてたまらない、そうね?」
岡部「うわああ? ああ、そうだ、俺はお前の中に出したい」
紅莉栖「きて……んっ!」
~~~~~~
114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 02:02:29.70 ID:IGDFH9oh0
岡部「……」
紅莉栖「一杯出したわね……初めてなのに凄くよかった……」
岡部「……」
紅莉栖「岡部?」
岡部「……」
紅莉栖「ちょっと岡部? 大丈夫!?」パチン
岡部「……」
紅莉栖「岡部? 岡部ーーーっ!?」
116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 02:03:07.35 ID:IGDFH9oh0
紅莉栖(岡部は過度の疲労と睡眠不足によって倒れた。救急車を呼んだのは私だ)
紅莉栖(岡部はやっぱり何も覚えていなかった)
紅莉栖(でも私のせいだ、催眠術なんかで調子に乗ったから)
紅莉栖(ごめん岡部、ゴメン岡部)
紅莉栖(私はアメリカに帰ることにした。少し岡部と距離を取った方がいいと思ったからだ)
紅莉栖(何も理由を知らないみんなは岡部も含め悲しんだり惜しんだりしてくれた)
紅莉栖(それが辛い、催眠術なんて手を出すんじゃなかった)
119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 02:04:27.97 ID:IGDFH9oh0
三ヵ月後
紅莉栖(アメリカでの生活って言っても変わらないわね、毎日研究しての繰り返し。でもたまにラボメンのみんなと交わすメールや電話は楽しいかな)
紅莉栖(岡部もすぐに退院して今は元気だっていうし、良かった良かった……うっ!?)
紅莉栖(ナニコレ? 気持ち悪い……)
紅莉栖「オエェ!」
紅莉栖「ナニコレ……? ハッ? まさか……!?」
~~~~~~
産婦人科医「……はい、お察しの通りお子さんを身ごもっておいでです」
紅莉栖「う、そ……?」
120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 02:05:38.58 ID:IGDFH9oh0
紅莉栖(間違いなくあの時だ……となると岡部が父親以外に考えられない)
紅莉栖(そもそも岡部と以外そんなことしたことないし)
紅莉栖(どうしよう……)
紅莉栖(素直に話す? どうやって? 催眠術の事を伝えるの?)
紅莉栖(だめだ……話そう、そうやって逃げてばかりじゃだめだ)
紅莉栖(日本にいって岡部に全部話そう)
紅莉栖(信じてもらえなかったり嫌われたら……その時はその時だ、とにかく謝って真実を話そう)
~~~~~
岡部「紅莉栖よ、久しぶりだな。して急に来て話したいこととはなんだ?」
紅莉栖「あのね……」
122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 02:06:23.07 ID:IGDFH9oh0
岡部「……むぅ」
紅莉栖「ごめん」
岡部「にわかには信じがたいが……」
紅莉栖「……」
岡部「その、子供は間違いなく俺の子、でもあるのか?」
紅莉栖「……うん。なんならDNA鑑定をしてもらってもいい」
岡部「そう、か……」
紅莉栖「ごめん、やっぱり困るよね。本当にごめん」
123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 02:08:31.22 ID:IGDFH9oh0
岡部「確かに、困るな」
紅莉栖「……」
岡部「俺は英語を話せないないのだぞ?」
紅莉栖「……?」
岡部「お前とその、結婚したらしばらく言葉で困るじゃないか」
紅莉栖「え? 何を言って」
岡部「いや、知らぬうちに子供ができていたとか、正直わらえんが嘘でないのなら責任をとろう」
紅莉栖「!? そんな岡部が責任なんて」
岡部「それが男というものだ……まぁ欲を言えばその、お前とした時の事を感触も含めて何も覚えていないのが残念だがな。知らぬうちに童貞じゃなくなっていた男もそうはおるまい」
紅莉栖「岡部……!」
126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 02:10:24.69 ID:IGDFH9oh0
紅莉栖「ありがとう、ありがとう岡部……! 私、私……っ!」
岡部「もう何も言うな紅莉栖。苦しかっただろう。今回のことは態度をハッキリさせなかった俺の責任でもある。結婚しよう」
紅莉栖「……! うん……うん!」
岡部「安心したか? では久しぶりの日本を堪能してこい。ついでにルカ子のところで安産祈願でももらってきたらどうだ?」
紅莉栖「?……岡部は?」
岡部「俺にも両親に報告がある」
紅莉栖「なら私も……」
岡部「まぁ待て、イキナリ嫁を連れて行って驚かれても困る」
紅莉栖「嫁……///」
130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 02:11:24.98 ID:IGDFH9oh0
岡部「照れるな! 俺まで恥ずかしくなる! ほら行ってこい!」
紅莉栖「う、うん!」バタバタ
岡部「……行ったか」
岡部「……」
岡部「……催眠術、か」
岡部「フフフ……」
岡部「フゥーハハハ!!!!!!!!」
132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 02:12:29.36 ID:IGDFH9oh0
岡部「まさか本当に上手く行くとはな!」
岡部「催眠術によって、紅莉栖自身が俺に催眠術をかけ自分から孕んでしまったと思わせる記憶改変は成功のようだ!」
岡部「フゥーハハハ!」
岡部「いや正直焦ったぞ、紅莉栖が身篭ったと聞いた時はどう周りに言おうか悩んだ」
岡部「少々ヤリすぎてしまっていたから完全に俺の責任だったしな」
岡部「フゥーハハハ! しかしこれで責任は紅莉栖のもの! 流石はこの俺、狂気のマッドサイエンティストだ!」
岡部「フゥーハハハ!」
END
138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 02:17:37.08 ID:IGDFH9oh0
まゆり「あ、紅莉栖ちゃんトゥットゥルー♪ そういえばこっちに来てるんだったね! 久しぶり」
紅莉栖「あ、まゆり」
まゆり「日本とアメリカって移動大変だね~」
紅莉栖「まあね」
まゆり「そういえば最近オカリンが催眠術催眠術ってうるさいんだ~」
紅莉栖「へぇ」
まゆり「ところで紅莉栖ちゃんは催眠術って信じる?」
紅莉栖「催眠術? そんなのあるわけないじゃない」
まゆり「そっかぁ、ないのかぁ。あ、忙しいところごめんね、紅莉栖ちゃんは研究発表これから? なんて奴だっけ?」
紅莉栖「ええ、VR技術による人の記憶のすり替え、よ。実験データもバッチリ」ニヤリ
催眠術なんてない
真END(今度こそ本当に終わり)
139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 02:19:05.31 ID:IGDFH9oh0
読んでくれてありがとう。
一気にいきたくてほとんどレスできなくてスマン。
元スレ
紅莉栖「……催眠術?」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1313590573/