SS速報VIP:【ミリマス】P「鉄腕もっちょ!?」
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1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 03:14:18.79 ID:rLFypfLeo

それは一年半ほど前まで遡る…

未来「うーん…」

翼「どうしたの、未来?」

未来「いや、この劇場随分小さいなって思って…」

静香「確かに…これではあまり人も入れないし」

星梨花「少し、踊る場所も狭いです。」

P「おいおい、無理言うなよ…今のウチの予算じゃこの小さなライブハウスを借りるだけで手一杯なんだよ…」

未来「そうだ!プロデューサーさん!いいこと考えました!」

P「なんだよいいことって…」

未来「ズバリ!劇場を作るんです!」






全てはここから始まった!



       (o・∇・o)
        鉄腕
      \もっちょ!/

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2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 03:22:34.43 ID:rLFypfLeo

まずは場所を確保しなくては

P「幸い、社長が以前買ったまま放置していた空き地がある…」

未来「じゃあ早速作りましょう!」

P「まずは、石拾い、草むしりだな」

未来「ガーン!地味過ぎますよぅ。生コン売ってタイル敷きましょうよぉ。」

P「アホ!そんな金あったらそもそも劇場を自作せんわ!」

志保「なんでプロダクションに入って最初にする仕事が草むしり、石拾いなのかしら」

可奈「拾っても、拾っても、キリがない~♪…」

静香「ほら未来、あなたがいいだしたんだから頑張りましょう」

未来「あ~ん、もうちょっと簡単だと思ってたのにぃ…」

作業する事3日、ついに茶色い地面が姿を表した!



3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 03:32:50.57 ID:rLFypfLeo

ついに姿を表した地面…次なる作業とは


P「次は砂を蒔いてローラーで平らにするぞ」

未来「劇場は~?」

P「これやっとかないと、後が大変なんだよ…」

昴「ローラーなら任せてくれよ。野球でやりなれてるからさ」

P「昴は頼もしいな」

未来「ぶーだ!私は逞しくありませんよーだ!」

P「コレが終われば劇場設営だから…」

P(とは言っても、普通に建物を建てるには予算も時間も厳しい…)


プロデューサーは皆に作業を任せ、数人のアイドルと共にとある場所へ向かった。



4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 03:43:10.26 ID:rLFypfLeo

プロデューサー達が到着したのは郊外のとあるビル


千鶴「プロデューサー、ここは何処ですの?」

P「イベント用の機材を取り扱っている会社だ」

このみ「ふーん。何しにここに?」

会社の人「ああ、765プロさん。お待ちしておりました」

P「例のものは?」

会社の人「中です、どうぞ。」

中に入った我々を待ち受けていたのは

千鶴「て、テント?ですの?」

のり子「うわぁ、凄い大きいんだねぇ。」

P「うん、これならいいかな」

会社の人「サーカス用のもう使わなくなった物です。大分古い物ですが、頻繁に出し入れしなければまだ十分保ちます」

のり子「プロデューサー、まさか?」

P「うんそのまさか、これ買います!」

劇場設営の準備は整った!次はいよいよ設営だ!



6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 03:56:21.75 ID:rLFypfLeo

作業開始から一週間。遂に劇場の設営開始。だが、その前にまだやることが…それは…

ロコ「ですから!もっとポップでナチュラルでアーティスティックなオブジェクトでベクトルをローカライズしなくては…」

まつり「ほ?それよりも、姫は…ふわふわでモコモコな感じじゃないとイヤなのです。」

エミリー「もっと純朴で、和風な飾り付けにしてはいかがでしょうか?」

ロコ「ノオォォォォォォォォ!」

なんと、内部の飾り付けで揉めていた。

未来「もう、適当でいいじゃん。さっさと始めようよ…」

ロコ「なりません!ミライ!ファーストインプレッションがモストトレジャーです!」

未来「あー、もー、わかったよ…」

侃々諤々の議論も終え、いざ設営開始!



8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 04:12:15.94 ID:rLFypfLeo

おまちかねの劇場設営。今回の設営はテントを利用する、いわゆるサーカスタイプのイベント会場だ。

P「まずは支柱を四本立てて…皆、危ないからヘルメット、軍手しておけよ!」

琴葉「こんなの、アイドルの仕事じゃないと思うんだけど…」

奈緒「ええやん、面白そうやし!」

杏奈「杏奈、あんまり重たい物、もてないよ…」

奈緒「大丈夫やって!皆で持てば軽くなるよ!」

杏奈「そ、そうかな?」

奈緒「その代わり、杏奈がサボるとウチら皆ペッシャンコやで。」

杏奈「わかった、杏奈…頑張る…よ」

奈緒「よっしゃいくでー!」

一人では出来ない事を仲間と共にカバーしてゆく。組み立てているのはテントだけではない。仲間との絆も彼女達は構築しているのだ。



9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 04:26:01.87 ID:rLFypfLeo

作業開始から6時間経過、段々日が沈んでいく。夜の作業は危険だ。

P「よし、今日の作業はここまで!」

未来「今日は棒を建てただけだったなぁ…」

P「だけど、ここまできたらあとは微調整とテントをかければ見た目は完成だぞ…」

未来「ええ!もう?」

P「なんだよ、完成が嬉しくないのか?」

未来「いや、なんだかやってるうちに楽しくなっちゃって…」

百合子「あ、わかります!運動会とか文化祭って、準備が一番楽しいんですよね!」

紗代子「あ、私もそれ、わかります!」

P「ははは、だけど泣いても笑っても次はいよいよ完成だぞ!」

しかし!次の日から東京に大型台風が接近!この強風と大雨に、支柱が果たして耐えられるのか!?



10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 04:42:00.91 ID:rLFypfLeo

耐えられなかった!

劇場予定地の見るも無残な姿に落ち込むメンバー達。

P「こりゃひでぇや…」

未来「あー、劇場がー、そんなぁ…」

静香「こんなのって、ヒドい…」

均した土は泥と砂利にまみれ、ゴミが散乱、支柱は根こそぎたおれ、これでは1からのやり直し。心が折れそうになるメンバー達だったが…

瑞希「プロデューサーさん、それでは今日はゴミ拾いから始めましょうか?」

P「瑞希?」

茜「そうだね、いつまでもクヨクヨしてちゃ始まんないからね~皆!もう一回気合い入れて行くよ!」

風花「ほら、未来ちゃんも、泣かないの。ね?」

莉緒「リーダーなんだから、皆を引っ張っていかないと、ほら!」

未来「ううう、風花さん、莉緒さん…ありがとうございましゅ。




ええ?り、リーダー!?私が?」

莉緒「だって、最初にやろうって言ったのは未来ちゃんでしょ?」

リーダー!リーダー!リーダー!リーダー!

未来「ええええ?」

未来!リーダーの自覚が無かった!



11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 04:52:21.92 ID:rLFypfLeo

しかし、相当なゴミの量、人手が余りにも足らない…そこで!

朋花「かわいいかわいい子豚ちゃん達~」

子豚共「「ブヒイイイィィィィ!」」

ボランティアを募り、一緒に手伝ってもらうことに!

美奈子「皆さんありがとうございまーす!炊き出しの豚汁を召し上がってくださーい!」

P「や、野外炊具一号だと?美奈子、コレを一体どこで…」

美奈子「まぁ、まぁ、プロデューサーさん、細かい事はいいじゃありませんか?さぁ、じゃんじゃん食べてくださいよ!」

ボランティアと、野外炊具一号の活躍により、三日後、遂に台風直撃前の状態に戻すことができた!



12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 05:06:13.78 ID:rLFypfLeo

トラブルもあったがいよいよテントを取り付ける。

P「6枚に別れたテントを一枚づつ設置する…か。」

歩「よし、プロデューサー、ここは任せてよ!」

ジュリア「妙に張り切ってるな…さっきまでタラタラやってたのに」

歩「い、いいじゃん!別に…って重!」

ジュリア「はぁ、別に軽い材質だからって、こんだけデカかったら重たいに決まってるだろ…」

歩「し、しまった!プロデューサーにカッコ良くアピールするつもりが…マイガッ!」

アピールには失敗したがどうにかテント設置を続け、遂に

P「せーの!それ!」

未来「や、やったあ!やったよ、静香ちゃん!」

静香「未来!やったわね!」

未来「うぐうぅ…ふぐうぅぅ…」

静香「わ、もう泣いてる!」

未来「だっで!だっでぇ!」

P「未来、まだ早い…泣くのまだ早いから…」

そう、まだ大事な作業が残っている。それは…テント内部の飾り付けである!



13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 05:14:43.84 ID:rLFypfLeo

テント内部の飾り付け。それは劇場のイメージを左右する大事な作業。最後まで気が抜けないのだ!

育「ねぇ、桃子ちゃん?こんな感じでどうかな?」

桃子「う~ん、もう少しキラキラ付けてもいいかも…」

美也「ねぇねぇ、桃子ちゃん?こんなのどうかな~?」

桃子「美也さんまで、別に私に聞かなくてもいいじゃない…」

美也「え~、でも~、桃子ちゃんは芸能界の先輩ですから~ね?」

育「へ~桃子ちゃん凄いんだねぇ」

桃子(うう…なんだかやりにくい)

P「おお!凄い可愛くできてるじゃないか!」

美也「桃子ちゃん先輩に教えて貰いました~」

桃子(お願いだから、美也さん、やめて…)



14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 05:24:51.37 ID:rLFypfLeo

ここで、更なる助っ人が…

春香「プロデューサーさん、お仕事早めに終わったので、お手伝いに来ました!」

P「おお!春香か!」

伊織「春香だけじゃないわよ…」

真、雪歩、美希、やよい、亜美真美、千早、美希、あずさ、律子、貴音、響
『お待たせ、手伝いにきたよ!』

未来「あああ、事務所の先輩達だ!な、なんで?どーして?」

P「ふむ、実はこの劇場、彼女達も使う事になるからな」

未来「ええ?シアターメンバーだけじゃないんですか?」

P「皆まとめて『765プロミリオンスターズ』として売り出す方針だからな…って朝のミーティングで言ったよなぁ?」

未来「そ、そだったかな?」

未来、やっぱりリーダーの自覚が無かった!



15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 05:38:08.48 ID:rLFypfLeo

作業開始から2週間、いよいよ完成の時が近づいてきた。そんな中、リーダー未来は一人頭を抱えていた…

未来「あーん!全然出来ないよぉ!」

海美「未来、頑張って!」

可憐「ち、近くで見守ってますから…頑張って下さい…」

それは、学校の宿題…ではなく、『作詞』!未来は劇場のオープニングセレモニーで歌う新曲の歌詞を作成しているのだ!

恵美「好きな言葉をダーって並べてみなよ」

エレナ「未来!コーユーときは一度ダンスするんだヨ。そうすれば自然に歌詞が浮かび上がるヨ!」

環「未来ちゃん!ファイト!」

未来「皆好き勝手言ってくれちゃって」



16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 05:51:53.17 ID:rLFypfLeo

亜利沙「むっふっふー!でーきた!できた!」

未来「亜利沙さん、何が出来たんです?」

亜利沙「やや、未来ちゃんもといリーダー!これはですね、この劇場作成の二週間に渡るメモリアルフィルムなんです!」

恵美「え!写真!見して見して!」

キャーキャー

未来「んもう!皆ワイワイしちゃって!」

ひなた「あのね?この歌だけんど、劇場完成セレモニーで歌うんだね?」

未来「ん、そだよ」

ひなた「ならこの劇場作成の1日1日を歌詞にしてはどうだろうか?」

未来「…この、二週間を?」

ひなた「皆の場所を皆で作ったって、皆で歌えたら、いいかなって?」

未来「…ひなたちゃん!ありがとう!それだよ!」

未来。何かを思いついたように歌詞を書き始める!その作業は、夜遅くまで続いた…



17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 06:06:42.36 ID:rLFypfLeo

そして迎えた劇場完成セレモニー。

未来「この歌は私達がこの場所を作った二週間をテーマに作詞しました。それでは聞いてください。『Thank you!』」





高木「プロデューサー君、素晴らしいステージじゃないか!」

P「いや、俺は何もしてないですよ…皆の、素晴らしいアイドル達のおかげです!」

P(『Thank you!』か…お礼を言うのはこっちだっての!)

こうして765プロライブシアターは無事完成した。
だがこれは彼女達のアイドル活動のほんの始まりに過ぎない。
彼女達への試練はまだまだ続くのだ!


       (o・∇・o)
        鉄腕
      \もっちょ!/

      ~劇場作成編~
         完



18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/06/27(金) 08:05:59.32 ID:1kb/HZjYO

面白かった、乙


元スレ
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