1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/25(日) 05:40:55.93 ID:fkOx6K9L0.net

男「今日も別段変わらない朝だなー」

幼馴染「おっはよー!今日も学校一緒に行くよー!」ガラガラ

男「………」

幼馴染「あれあれー?どうしたの?男ってば今日は朝から不機嫌だねぇ」

男「………」

幼馴染「えっと、あの……どうしたの?ほんと、顔怖いなー……なんて、さ?」

男「あのさぁ、なんでお前いつも俺の部屋の窓から侵入してくんの?」

幼馴染「えっ、だって、昔から、その……」



3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/25(日) 05:42:58.66 ID:fkOx6K9L0.net

男「その、じゃなくてさ。不法侵入だろ明らかに」

幼馴染「ち、ちっちゃい頃からしてるからいいじゃん!」

男「なに?幼馴染だから許されますってやつなの?調子にのるなよ昔から知り合いなだけでさ」

幼馴染「で、でも」

男「でもじゃねーだろーが、だからお前は他人だろ?身内じゃないならこの家に勝手に入るな」

幼馴染「!」ビクッ

男「ねっみ……あっ、遅刻するわ。じゃあな、幼馴染」

幼馴染「………う、ぅぇ……お、男ぉ……」グスッ

男「うっざ」ハァ



5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/25(日) 05:43:51.06 ID:fkOx6K9L0.net

男「歯磨いて、朝飯食って、髪直して……よしっ」

妹「兄さん、今日はちゃんと起きれたんですね?えらいです!」

男「………」

妹「兄さんは抜けている所があるので、心配ですから毎日二度寝しないように起こしに行くんですが」

男「………」アー

妹「これからは私もようやく肩の荷が降りそうです……まぁ、ちょっと寂しい気もしますけど」

男「………お、100円みっけ」ダレノダ?

妹「って、聞いてますか兄さん!私が折角感傷に浸ってるのに……」

男「………」

妹「とりあえず私も一緒に学校行くので、もう少しだけ待ってくださいね!」



6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/25(日) 05:44:37.80 ID:fkOx6K9L0.net

男「あのー」

妹「いつもより早く起きた兄さんのおかげで着替えるタイミングが……って、はい?」

男「なんでお前、兄である俺に向かって抜けてるだのなんだの……お前、ほんと何様なの?」

妹「えっ、あの……」

男「誰が生活費だしてんの?誰が夜な夜なバイトしてんの?いやまぁ、家事全般お前がしてくれんのは有難いけどさ」

男「外国で両親共働き、姉さんと俺が働いてやっと生活出来てるわけだけど。出来る妹面したいなら働けよ」

妹「ひ、ひどいです!私、そんな」

男「そんな、なに?はいはいはいはい、出来る妹様は出来の悪い兄さんに何か言いたいのかなぁー!?」

男「つーか、毎晩毎晩俺の寝顔見にくんな。起きてるからね、あれ?好きです、とかなんなの?」

妹「…………っ!」カァァァ

男「お前さ、近親相姦の気があるなら来世でやってくんないかな?気持ち悪いからさ」

妹「そ、ん……な……私は、私は……」ポロポロ

男「でたでた!これだから人前で泣く女はゴミしかいない……っと、遅刻しそうだ!じゃあな」



7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/25(日) 05:45:21.03 ID:fkOx6K9L0.net

男「なんだ、わりと早めに家でてきたのか……間に合いそうだなぁ」

姉「やっほー、今日も朝から高校生は朝から大変だねぇ!」

男「…………あぁ、姉さん」

姉「いや~、大学生は夏休み終わってないからね。可愛い弟の顔でも見に帰省してきましたー!」

姉「お姉ちゃんに甘えたいなら今日は部活終わったら直ぐ帰ってきなよ~?妹ちゃんより豊満さで抱きしめてやんよぅ」

男「いや、いらないし。さっさと自分の家戻りなよ」

姉「やだなぁ……今日は変に冷たいね。久々のお姉ちゃんだよ?」

男「はぁ……あのさぁ、確かに姉さんは生活費よくだしてくれてるよ」

姉「でしょでしょー?って、なんでそんな話なの?」

男「でもさぁ、結局トータルでみれば大学の近くに一人暮らししてる分、負担かかってるじゃん?」

男「俺らに入れてくれる生活費って俺のより少ないでしょ?勉強も両立するために大学の近くに住んでるって言うけどさ……」



8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/25(日) 05:45:51.04 ID:fkOx6K9L0.net

姉「だ、だって実家だと何時間もかかっちゃうし……そりゃぁ、弟くんの顔見れなくなって辛いけど、なになに?戻ってきてほしいの?」

男「ちっげぇよ、本当に勉強してんのか?全部その胸の脂肪にいってんのか?」

男「勉強なんざ姉さんが睡眠時間削ればこっちでも出来るだろ?で、なに?実際成績はいいの?奨学金はでるの?」

男「でないよねぇ、金のない中わざわざそこそこレベルで通る大学ってことで断腸の思いで遠いとこにしたくらいだしねぇ」

姉「で、でもそんなの弟くんには関係……ない……じゃん……」

男「大ありだろ。姉さんがもっと勉強して、近場の頭の良い所入ってくれたら!俺だってまともな生活してるんだけど?」

男「それなのに夏休みだからってノコノコ実家きて俺の顔が見たかった?甘えろだ?甘えてんのは姉さんだろ」

男「ちったあ、その胸への栄養分を頭に回せって……まだ妹のほうがましだよ、まったく……」

姉「そんな……ひどいこと、なんで……優しい弟くんだったじゃない、どうしたの……?」

男「もしかしてそんな弟はあなたの想像上の人間なのでは?とりあえず妹にもいったけど近親相姦とかマジキモイからやめてくれよな」

姉「!」ビクッ

男「うわ、図星かよ……マジきっめぇ……」スタスタ

姉「なんで、なんで……どうしちゃったのよぉ……」グスッ



9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/25(日) 05:46:20.44 ID:fkOx6K9L0.net

男「おー、やっと着いたかなぁ……って、うぉっ」

女「おはー、アンタほんといっつも遅刻ギリギリねぇ」バンバン

男「あー、おはよう……」

女「そういえばアンタ今日部活は?もしないなら放課後カラオケいかない?」

女「私のねー、好きなバンドの新曲が入ったのよ!ということで連行決定なのよ」

男「えっ、やだよ」

女「はぁ?そんな明確に断るなんて酷いなぁ……なに、部活あるの?ならしょうがないけど」

男「あるけど、あるからって理由じゃなくてお前と行く意味がないよ」

女「……ちょっと、喧嘩売ってるの?」

男「売ってねぇし買われたくもねぇのでどいてくんね?そこ俺の席なんだし」

女「アンタね……なんなの、寝起きで機嫌悪いからって八つ当たりしないでよね」



10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/25(日) 05:46:53.63 ID:fkOx6K9L0.net

男「いつ八つ当たりしたんだよ。気安く話しかけてくるクラスメートさんには普通の対応だろ」

女「……っ!アンタ、ほんと……っ!」キッ

男「なぁ、いつからそんな馴れ馴れしい関係なった?俺ら恋人同士?親友?ねーよ、ただの知り合いだろ?」

男「そりゃお前、一年生からずっと同じクラスだけどだからなんだって話だよ」

男「毎日毎日さ、こっちの予定とかテンションとか考えずに振り回してきて……あー、なんていうかうっざいよ」

女「さいってー……ほんと、さいってー……なんなの、今日のアンタ……」ウルッ

男「なんで女ってみんな泣くんだろう?泣けば俺が優しくなると思ってるのかな」

男「とりあえず対して仲良くもないのにぐいぐいこないでくれないかな」

女「…………っ」ボロボロ

男「ちょっと話すくらいで勘違いする女、いるんだよねぇ……あ、授業始まるし席戻ってくんね?」

女「うっ、ふぅ……うぇ……」ガタッ

クラスメート「…………」ザワザワザワ

男「うわー、泣きながら教室出てった……何見てんの?お前ら」



11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/25(日) 05:47:22.13 ID:fkOx6K9L0.net

男「やっと昼休みか。そういえば女帰ってこなかったけど生理痛かな」スタスタ

お嬢「ちょっと」

男「ん?」

お嬢「ちょっと、と言われたら返事は直ぐなさい。男さん、あなたどちらに行かれるので?」

ファン達「あ、あれは理事長の娘のお嬢様!容姿端麗才色兼備文武両道見目麗しいお嬢様ー!」

お嬢「そこの、お黙りなさい。いくらファンクラブだなんだと言っても勝手に作られれば不快ですわ」

ファン達「ははー!」

お嬢「こほん……して、男さんはどちらに行かれるので?」

男「………食堂だけど?なんだ?」

お嬢「ふふん、なるほど……では、私とご一緒しませんこと?シェフによる最高級ランチを屋上で開催しますの」

お嬢「バイキング形式ですわ。食べ盛りの高校生男子の為にお肉多めです。ですので……どうぞ、いらしてくださいな」

男「やだよ、俺食堂のラーメン食うから」スタスタ

お嬢「なんですの、その態度。私のてりょ、んんっ……シェフの豪華ランチが食べたくない、と?」

お嬢「なにより私が誘っているのです。身分を弁えて発言し、行動してくださいな」

男「……………」



12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/25(日) 05:47:48.80 ID:fkOx6K9L0.net

お嬢「な、なんですのそんな目で見ないでくださいまし。私、その、見つめられるのは……その、苦手ですのよ……」カァァァ

男「お嬢、だっけ?飯食うのがぼっちで嫌なら便所で食えよ」

お嬢「なっ……」

男「俺、正直アンタのことそんなに知らないし。いや学園のアイドルだってのは知ってるけど……別に、興味ないし」

男「大体、俺は食堂のラーメン食べるって言ってるの。なんで邪魔するかな……」スタスタ

お嬢「ちょっと待ちなさい!この!私が!誘っているのですよ!」キッ

男「あーもー、うっせぇなぁ!?何様だよ、ワタクシワタクシってよ?ほっと何様だ?親の金だろうが、おい?」

お嬢「だからなんですの、時期がくれば私が相続する当然の財産ですわ」凛ッ

男「凛ッ……じゃねぇよ!ぶわぁーか!汗水たらしたことないガキがなに相続とかいってんだ!最高の親不孝ものだな!」

男「大体、お前が継ぐんじゃなくてお前の旦那だろ?分かってねぇんだな……ただの浪費馬鹿じゃねぇか」

男「俺に話しかけるなら最低でもバイト4つは掛け持ちして話しかけろ。じゃないと虫酸が走るんだよ、脳みそまで金臭い」

お嬢「な、ななな……なんですの……その態度、この私が……っ」グッ

男「だから何様だよ。お前なんて別に特別じゃないしただのヒトだろ。別にお前中心に世界は回ってないよ……じゃあな」

お嬢「…………あ、あんな方が、私の初恋の方……でしたの……」



13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/25(日) 05:48:17.45 ID:fkOx6K9L0.net

男「いやー、食堂でラーメン食ってから授業で爆睡しちまって……気づいたら放課後とは」フワァ

後輩「先輩!また寝てたんですか!」ガラッ

男「ん、あぁ……後輩かよ……」

後輩「ちょっと、今露骨な顔したでしょう。はーやーくー、先輩起きてくださーい!部活ですよー!」

男「………」パシッ

後輩「った……ちょっと、手払う力強すぎますって……」

男「あのさ、俺は部長でお前はただの部員だろ。でも部活動ではお前のが実力が上なわけで……」ムクリ

後輩「はい、だから……なんですか?」

男「なんで俺にそんな構ってくるの?俺いなくても回るでしょ。今日は眠いんだし、ほっといてくれないか」

後輩「そうは行きません!部長がいないと駄目なものは駄目です」

男「次にお前は『大体先輩がいなかったら私部活に行く意味ないじゃないですか』と言う」

後輩「大体先輩がいなかったら私部活に行く……はっ」



14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/25(日) 05:48:45.97 ID:fkOx6K9L0.net

男「いや、何十回とその台詞聞いたけど……やっぱ気持ち悪いな、お前」

後輩「えっ……きも……ち……悪い?」

男「どれくらいかっていうと電柱にかけられたゲロくらい」

後輩「………そんなこと、今まで言わなかったのに……どうしたんです、今日は熱でも?あはは、そうですね、お疲れなんですね!」

男「言わなかっただけで思っていたっていう思考には至らないの?浅はかだなぁ……俺より実力はあってもオツムがなぁ」

男「ストレートに愛情表現してくる辺り好感が持てる……なんて言うと思った?うるさいだけね」

後輩「……あっ」ジワァ

男「まぁなんていうか……好き好き言ってる分、先輩は私の物オーラうっざいよ?」ガタッ

男「お前なんかより他の女と付き合うしな。うんともすんとも言わなかったら付け上がりやがって……これだからガキは」スタスタ

後輩「……う、うぅ、先輩、先輩……うえぇぇん……っ」ボロボロボロ

男「ションベン臭いガキだなあ」ペッ



15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/25(日) 05:49:14.41 ID:fkOx6K9L0.net

男「部活めんどくさくなった。帰るとしようかな」

先生「あら、男くん今日は部活ないの?」

男「あー、今日は休むッス」

先生「へぇ、珍しい……なんか、いつもより顔も険しいしご機嫌ななめかしら?」

先生「まぁ、人生色々あるからそう悩まないでね。先生でよければ相談に乗るし、なななななんなら家でも来ちゃうー!?」カァァァ

男「あの」

先生「なんちゃって……って、うん、どうしたの?」

男「先生、年考えてくださいよ。そういう純情な三十代ってわりと辛いんですよ見てるの……」



16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/25(日) 05:49:42.19 ID:fkOx6K9L0.net

男「結婚も彼氏もいなさそうですし、男が恋しいのかもしれませんけどね。生徒にモーションかけないでくださいよ」

男「大体、その年でいたいけな青少年とか調子に乗っちゃいけませんよ。あくまで俺は生徒で、アンタは教師だ」

男「そもそも最近はそういう背徳がどうとか言う人も多いみたいですけど俺は違いますからね」

男「三十代のババアに興味ありませんし、まぁ美人で二十代でも通じるとしても……流石にババアはちょっとね」

男「ていうかなんです?赤面してどもりながら家でも来ちゃうって……あー、もっしかして処女です?」

男「まぁ、処女なら……仕方ないですね、喪女ってやつですか?よく知らないんですけど」

男「それなら同じ職場の体育の先生とかどうです?中年ですけど先生にはお似合いですよ」ニコッ

男「あー、あともう五時ですしさっさと帰って女磨いたほうが男寄り付くと思うよ?」

男「それでは、失礼します」スタスタ

先生「あ、あぁ……ぁ……」

男「ふわぁ~……」スタスタ



17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/25(日) 05:50:09.11 ID:fkOx6K9L0.net

男「………ねっみー」スタスタ

男の娘「おーとーこー?」ダキッ

男「…………」ピタッ

男の娘「ふぅー、いい匂いだねぇ……久しぶり、こんな時間ここ歩くの珍しいね」

男「…………」

男の娘「いやぁ、高校が別になってからは中々会えないから……僕、寂しいよ……?」ニッコニッコ

男「なぁ」

男の娘「んー?」

男「離れてくんね?気持ち悪いんだけど……ていうか、お前いつまで女装してんの?」

男の娘「むっ、女装だとは失礼な……今、流行りの男の娘というやつだよ?」フンス

男「いやいや、いやいや……ただのホモじゃん。お前ちんこついてんじゃん。誰よりも何よりもないわ」



18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/25(日) 05:50:36.96 ID:fkOx6K9L0.net

男「正直、街中で抱きついてくるとか美少女でも張っ倒すレベルなのにお前だと一周回ってどうでもいいわ」

男「存在すらしてないと思って生きていきたいわ、もうほんと同性愛とか誰得だよ……少なくとも、俺は吐く」

男の娘「……ちょっと、言い過ぎだよ?僕だって怒るんだからね」

男「おーおー、男らしいなぁ!流石、見た目にコンプレックスの性同一性障害の男の娘ちゃんは男らしいなぁ!」

男「男になれないから女になろうとして、女でもないから男が好きなのは可笑しい矛盾した存在」

男「蓋を開ければただのホモじゃねぇか……きっもちわりぃなぁ。近寄んなよストーカー」

男の娘「なっ、誰がストーカーだよ!もう、酷いよ男!?」

男「小学生から中学校までついてきやがって……元々、おめー隣町なんだから地元からでてくんなよ」

男「あのさ、わかる?お前と違うとこ行きたいから高校お前と別にしてるわけ?わかってくれよぉ……なぁ?」フリホドキッ

男の娘「あっ……!」ドテッ

男「うわ、スカートの下はマジで女性物ショーツ……ただの変態じゃねぇか、きもっ」スタスタ

男の娘「………………あ、あはは」ポロポロ

男「あー、ホモでも泣くのかぁ」



19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/25(日) 05:51:04.04 ID:fkOx6K9L0.net

男「…………おー、中古本が安いなぁ」ペラッ

先輩「あ……男、くん」

男「………あぁ、先輩ッスか」チラッ

先輩「男くんも……本、読むんだ……」

男「……………」ペラッ

先輩「……あの、男くん」

男「あーもー!うるさいっすねぇ!蚊の鳴くような声でイライラするなぁ!なんですか!?」

男「ここは!本を!読むところ!吟味して買うところ!中古本です!俺の世界壊さないでくれるかなぁ!?」

先輩「ごめんなさ……い……」

男「はいはい、オドオドしない。先輩、今年卒業っしょ?ビシっとしてくださいよ」

男「そんなんだから無口のポーカーフェイス気取ってぼっちになるハメになるんですよ」

男「挙句の果てには文学部でぼっち部員?掛け持ちで俺が入らないと廃部!名前貸してるだけなんですけどねぇ……」



20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/25(日) 05:51:31.05 ID:fkOx6K9L0.net

先輩「でも……本、好きなんでしょ……?」

男「えぇ、好きですけど先輩は好きじゃないですよ。感謝される筋合いもないし」

先輩「……………!」

男「名前貸してるのは時期部長になれるから、時期部長になればあの部室俺一人のものでしょ」

男「もう一個の部活動やめて一人でこもるには最適ですから……それ、欲しいだけですから。気にしなくていいですよ」

男「先輩みたいな根暗、別に興味もありませんし……あっ、俺の前だけ表情豊かになるとかラノベの読みすぎじゃないっすか?」

先輩「……………ごめ、んなさい」ポロッ

男「おっ、無表情キャラでも泣けるんですねぇ……あっ、雨振りそうなんで帰りますね!じゃっ!」タッタッタ

ザー ザー

先輩「……………これ、涙?」ポロポロ



22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/25(日) 05:52:02.33 ID:fkOx6K9L0.net

男「くっそー、降りだしてきたなぁ……なんか道に迷ったし……」

魔王「キサマ、何者だ……?」

男「…………うっわ」

魔王「異世界人か……我の庭で何をしておる。どこの次元の狭間から迷い込んだのか」

魔王「くっくっく、異世界人よ。我は魔王……さぁ、我が恐ろしいか?ならば命乞いをせよ……さすれば命だけは助けて」

男「魔王が幼女とかマジでないわ……ちょっと待って、なんかのギャグ?普通りゅう○うとかあんな感じだろ」

魔王「……何がおかしい、異世界人よ?」

男「だってさー、チビのクソガキが魔王みたいな雰囲気醸し出そうと必死なんだぜウケるわ……」

男「突然道に迷って異世界突入。はいはい、そういう展開も白昼夢ならありなんでしょうねぇ」



23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/25(日) 05:52:29.46 ID:fkOx6K9L0.net

男「それにしたって魔王が幼女ってのだけはないわ……乳臭い魔王とかワンパンだわ」

魔王「くくく、ならやってみるが良い……異世界の人間よ!」グワッ

男「はいはい、メラ○ーマじゃなくて○ラだってか?1億年早いは出なおしてこいクソガキ」ゴンッ

魔王「ぎゃっ」

男「なぁ……人の夢の中でほんとさぁ、やりたい放題の雑魚だよね。じゃあ俺は勇者様なのかな、まぁいいや夢の設定なんて」

魔王「そ、そんな……うっ、うぅ、ふぇぇぇ……」ボロボロ

男「はぁ~……マジでワンパンじゃん。これは辛いわ……さっさと目醒めないかなぁ……」

魔王「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!異世界人怖いよおおぉおおおおおお!」ブワァァァ

男「あー、ねむ」



25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/25(日) 05:52:56.55 ID:fkOx6K9L0.net

男「こっちか?旅の扉とか踏んだら目さめるみたいな仕様じゃないのか……ていうかいつ寝たんだ俺……」スタスタ

勇者「誰だ!魔王の配下か!」

僧侶「勇者様お下がりください!」

戦士「アタシが初撃は努めさせて貰うよっ!」

魔法使い「勇者、アンタはのんびりしててよね……っ!」

男「…………全員女パーティ」

勇者「あ、あれ……人間……?異世界人、かな」

男「えーっと……面倒だな、なんでこう4人まとめて……まったく……しんどい……」ブツブツ

僧侶「何か言ってますね……大丈夫、でしょうか」

戦士「んー?ちゃんと喋れよ、お兄ちゃん」

魔法使い「ちょっとちょっと、アンタ何者なのよ?」

男「まず初めにそこの戦士。ワキ毛生えてそう、あとワキガっぽい、あと剛毛、背中とか凄そう、気持ち悪い」

戦士「……………っ!?」カァァァァ



26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/25(日) 05:53:23.65 ID:fkOx6K9L0.net

男「んで、僧侶。淫乱雌豚、信仰心を性欲に変えるピンク脳、マゾブタ、ただのビッチ、腹黒だし、早く死ね」

僧侶「…………そ、そんなこと」オロオロ

男「魔法使いはぁ~……ただのツンデレ幼馴染って感じ?俺の幼馴染も大概だけどお前も気持ち悪いね。モンスターの卵産む機械になってしまえばいいよ」

魔法使い「えっ……な、なんなの……」

男「んで勇者……なんで女なの?ないわ、さっきの泣かした幼女魔王もないけどお前もないよ」

男「女が男より強いわけがないじゃん。夢見るなよ、所詮その辺で村人とかにレイプされる分際で」

勇者「…………な、なななな」

男「んじゃ、俺さっさと帰りたいから……ふわあー、ねっむ……」スタスタ

勇者「な、なんだったの……って、あれ、村の皆さん?」ビクッ

魔法使い「えっ、ちょ……何この、触手……きゃああああああっ!?」ズルズル

僧侶「あ、あぁあぁ……私、私は、淫乱で……あぁ……」ガタガタガタ

戦士「臭い、臭い?私……私、毛深い?う、うわぁっぁぁあああぁぁ!」ブルブルブル

男「うるせーなぁ、あいつら……」スタスタ



28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/25(日) 05:53:52.45 ID:fkOx6K9L0.net

男「……今日は多いな、コイツら。次は最近流行りの……」

女騎士「この私としたことが……」

男「だと思ったよ。おいおい、どうしろってんだ」

女騎士「貴様は誰だ――そ、そんなことよりも早くこの縄を外してくれ!オークの奴らが来る前に!」

男「あぁ、まともなほうね。初期女騎士?とりあえずまあ、堕ちる前か……あー、どうしよっかな」

女騎士「おい!聞いているのか!私はハメられたんだ!まさかオークが」

男「はいストーップ!うるさい、そのへんの詳しいどうでもいい設定は聞きたくないんだ」

女騎士「な……設定……だと?」

男「何がハメられただ。これからオークにハメられて『んほぉ、らめぇ』とか言う淫乱女騎士が何言ってんだ」



29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/25(日) 05:54:19.08 ID:fkOx6K9L0.net

男「あんたも大変だよね、そういうレッテル貼られて。だからこそそうやって存在価値があるんだろうけど」

男「なんにせよこれからそういう情事になるなら、俺には関係ないしこれから始まる俺の勇者劇にも興味ねぇや」

男「そうそう、別のアンタは逆にハメるんだっけ?豚の角煮、みたいななんかそういう感じのアレだろ」

男「つーことで、アンタに興味はないし欲情もしないから俺は帰る」

女騎士「貴様……私を侮辱するのか!騎士としての誇りを!」

男「んなもん、ねぇだろ……円卓の騎士でも読めっての。あ、オークの皆さんこっちですよー」フリフリ

女騎士「ひっ……やめ、くるな!くそっ、この豚どもが!!」

男「はいはい、じゃあね~……あーあ、もう流石に飽きたわ」

女騎士「…………くっ、殺せ!」

男「テンプレ乙ってやつかな、ははっ」スタスタ



30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/25(日) 05:54:49.89 ID:fkOx6K9L0.net

男「…………お、やっと見慣れた風景」スタスタ

男「あ~……疲れた。朝から嫌な目にいっぱいあったなぁ」

男「はは、まったくちゃんちゃら可笑しい話だよなぁ」

男「こうして朝から晩まで日常を送って……色んな女の子に好意を寄せられて……」

男「ハーレム王ってか?いやぁ~……良い人生歩めるよな、これ……」

男「でも、そんなのできないんだよなぁ……今日で何回目だろ、この日常は」

男「あのタイプの妹、姉ははじめてだったけど前のタイプは……えっと……姉がしっかりしてて、妹が甘えたで……」

男「先輩ももっとキリッとしてたっけなぁ……はは、思い出してきた……そうだそうだ、そんな感じ……」

男「毎日毎日、誰の妄想で産み出されてるか知らないけど……いつになったら終わるんだよ、このフラグを折っていく毎日」

男「なぁ、誰かさ……俺を元の世界に返してよ」



31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/25(日) 05:55:16.39 ID:fkOx6K9L0.net

男「なんの変哲もない、ただの日常を満喫してた『男』をさ」

男「魔王とか、勇者とか、女騎士とか、そんなもん知らねーよどこのファンタジーだよ」

男「もうわけがわかんねーって……元の世界って、どんなだっけ……誰が、どんなキャラ(人間)がいたんだっけ……」

男「なぁ、何が目的なんだよ。ネットに蔓延る全部の属性・ジャンルのキャラの組み合わせのフラグを折るまで毎日を続けさせるなんて」

男「もう疲れた、早くその指を止めてくれよ」

男「なあ見てるんだろ!お前だ、その画面の目の前で無表情にカタカタ打ってるお前だ!!!」

男「お前らもだ!!俺を観察して悦に入ってるお前らもだ!!」

男「俺は、俺は――――――」




男「お前たちの妄想の道具じゃねーんだよ!!!!」



32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/25(日) 05:55:52.49 ID:fkOx6K9L0.net

おつかれさまでした
むしゃくしゃして書いた後悔しかしてない
つまり眠い



37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/05/25(日) 06:02:32.09 ID:OHHu9++V0.net

おつ
おもしろかったよ


元スレ
男「また朝か……」幼馴染「おはよーっ!」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1400964055/