SS速報VIP:【刀使ノ巫女】姫和「可奈美に伝えたいことがあるんだ」
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1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/23(土) 09:17:36.82 ID:omgJdVQ40





刀使ノ巫女ss
※最終話の多少のネタバレあり+最終話見てること前提
最終話見てない人は注意!






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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/23(土) 09:19:31.64 ID:omgJdVQ40


~隠世の姫和の家~


姫和「…せめてもう一度、可奈美に会いたい」

姫和「会って、今度こそ…」

姫和(今度こそ、私の想いを……!)





3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/23(土) 09:22:22.88 ID:omgJdVQ40

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~美奈都たちと別れ、現世に帰る途中~


姫和「なぁ、可奈美」

可奈美「ん、どうしたの、姫和ちゃん?」

姫和「…私が、可奈美と出会って、もうだいぶ時が過ぎたな」

可奈美「そうだね」

姫和「最初に、お前と会ったのは御前試合だったよな」

可奈美「うん。あの時は、すっごく強い人と立ち会えると思って、楽しみだったなー!」

姫和「……私はあの時、お前との試合の事なんて考える余裕はなかった」

姫和「ただ、母さんの仇を……」

姫和「折神紫…いや、タギツヒメを討つということしか頭になかった」



4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/23(土) 09:24:07.30 ID:omgJdVQ40

可奈美「うん…姫和ちゃんは試合じゃない、何か違う事に集中してるな、って姫和ちゃんの様子を見て、私もなんとなくわかってたよ」

姫和「そうか…」


姫和「私は、御前試合が始まるとともに、迅移を使ってタギツヒメを討とうとした…だが、あっけなく失敗に終わった」

姫和「今思うとあの時、私は紫様に御刀を向けた謀反者として捕らえられてもおかしくない……いや、本来であれば、確実に捕らえられていたのだろう」

姫和「だがな、紫…いや、タギツヒメを討つことに失敗し、獅童真希に写しを解かれたにもかかわらず、私は可奈美に連れられてなんとか逃げ出すことに成功したんだ」

姫和「…今思うと、本当にあの時は、可奈美の事をどうかしているやつとしか思えなかったな。決着がついてないからと言って、紫に切りかかった私を逃がす手助けをするやつがいるか?」

可奈美「あ、あはは…あの時は私も必死で…。それに、紫様の後ろに荒魂みたいなものも見えてたし…」

姫和「ほとんど確証もなくそれだけで私を助けるというのも中々できることではないと思うが…」

姫和「まぁ、今ならば、お前がいかに剣術バカなのかは知っているから、お前の行動にも納得できる」

可奈美「あ、あはは~」



5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/23(土) 09:27:20.08 ID:omgJdVQ40

可奈美「あっ、でもでも、その後姫和ちゃんと一緒に逃げるのすっごい楽しかったなー! ホテルに中学生二人だけで泊まるなんてこともできたしね!」

姫和「はぁ…全く、私はいつ見つかるか気が気ではなかったというのに、お前は肝が据わってるというかなんというか……」

姫和(だが、私はそんなお前に……)


可奈美「それに原宿散歩も楽しかったよね!」

姫和「チョコミントは歯磨き粉の味ではない、それだけは改めて言っておくぞ!」

可奈美「えー」


姫和「そして、その後もいろいろあったな。一度はお前を突き放したこともあった、それでもお前は私についてきた」

姫和「そして…私の手を握り、私の想いを半分持つ、そう言ってくれた」

姫和「たった一言、それだけで本当に私の心は軽くなった気がした」

可奈美「そっか…私、姫和ちゃんの想い、ちゃんと半分持ててたんだね」



6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/23(土) 09:28:00.92 ID:omgJdVQ40

姫和「…お前に対するよく分からない気持ちを抱いたのもその時だ」

可奈美「よく、分からない気持ち…」


姫和「そうだ。舞衣や沙耶香、薫やエレンは私の大事な…仲間だ」

姫和「もちろん可奈美も大事な仲間だ。だが、可奈美に対する思いはそれだけではなかった」

姫和「自分でもよく分からないが、私は…少しでも可奈美の傍にいたかった。そして、少しでも可奈美に傍にいてほしかった」

可奈美「…」

姫和「この気持ちがなにか分かったのは…だいぶ後になってからだ」



7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/23(土) 09:29:23.72 ID:omgJdVQ40


姫和「私がイチキシマヒメと同化し、タギツヒメを吸収した後、可奈美と立ち会ったことがあったな」

姫和「その時…お前は、私を思って泣いてくれた。お前の温かさを身体全体で感じることができた」

姫和「そして、可奈美には笑っていてほしいと感じた。可奈美の涙を見たくないと思った」


姫和「やっと気づいたんだ。私は…可奈美の事を好きになったんだと、可奈美に恋をしているのだと」

可奈美「姫和ちゃん…」

姫和「可奈美への想いを自覚した後、伝える間もなく、タギツヒメとの戦いがあり、私と可奈美は別々にこの隠世に飛ばされた」



8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/23(土) 09:30:17.08 ID:omgJdVQ40


姫和「可奈美と会えない間、どんどん可奈美に対する気持ちは膨れていった…」

姫和「可奈美の声を聴きたい、可奈美と触れ合いたい…」

姫和「可奈美、私と……私と一緒に居てほしい。もう私は、可奈美と離れたくない」


姫和「私の…恋人になって欲しい」


姫和(やっと…やっということができた…)




9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/23(土) 09:31:26.14 ID:omgJdVQ40

可奈美「私にとっても、姫和ちゃんは特別な存在なんだ」

可奈美「姫和ちゃんがいなくなっちゃったとき、不安で押しつぶされそうだった」


可奈美「姫和ちゃんとはもう会えないかもしれない…そう思っただけで、どうすればいいか分からなかった」

可奈美「辛くて辛くて…泣いちゃったこともあったんだ」



可奈美「私ね…」

可奈美「姫和ちゃんと一緒にいると、楽しくて、安心して…それで、ドキドキすることもあったんだよ?」


可奈美「私も…私も姫和ちゃんの事が大好き。姫和ちゃんの恋人になりたい!」



10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/23(土) 09:32:19.16 ID:omgJdVQ40

姫和「可奈美…ありがとう……」

姫和(やっと…やっと……私は可奈美と……)


可奈美「うん! 私、今とっても幸せ!」

姫和「あぁ、私もだ……っと、何時の間にか元の世界への出口が見えてきたな」

可奈美「本当だね!」


可奈美「……あっ! ねぇねぇ、姫和ちゃん、ちょっとつないでいる手を離してもらってもいい?」

姫和「ん、どうしてだ?」

可奈美「とにかく、一回手離そ?」

姫和「まぁ、いいが…」スッ



11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/23(土) 09:33:29.34 ID:omgJdVQ40

可奈美「よし…それじゃあ、さっきつないで手を、パーの形に広げてみて」

姫和「パー…こうか?」


可奈美「そうそう…それでね、えいっ!」ギュッ

姫和「か、可奈美?」


可奈美「ふふっ、姫和ちゃん知ってる? 恋人同士はこうやって手をつなぐんだよ!」

姫和「そ、そうなのか?」



12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/23(土) 09:34:01.33 ID:omgJdVQ40

可奈美「うん、恋人つなぎって言うんだー!」

姫和「恋人つなぎ……」

可奈美「今までは、友達として手をつないできたけど、これからは恋人として手をつなごうね!」ギュー

姫和「あぁ、そうだな」ギュー



姫和「…よし、戻るぞ。私たちの世界へ!」

可奈美「そうだね、戻ろう、私たちの世界へ!」


終わり


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