ブーンブーン

岡部「ん……誰だこんな時間に……」

件名:
「私、萌郁。今ラボの前にいるの」

岡部「ん?なんだぁこのメールは」

岡部「……」

ブーンブーン

岡部「……」カチカチ

件名:
「私、萌郁。今階段を上っているの」

岡部「何がしたいんだ……」

ブーンブーン

岡部「……」

件名:
「私、萌郁。いまドアの前に居るの」



6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 00:16:15.92 ID:Dlm3GEj00

岡部「これはあれか、メリーさんとかいうやつか」

ブーンブーン

岡部「今度は後に居るとか言うんだろ」

萌郁「うん……」

岡部「うわぁ!!」

萌郁「来た……」

岡部「お前、どうやって入った!?」

萌郁「? 普通に……入り口から……」

岡部「しかし開く音など……」

萌郁「静かに……開けたから……」

岡部「な、それにしたってお前……」

萌郁「寝てたら……悪いから……」

岡部「いやメールを送った時点で意味がないだろう」

萌郁「あ……」

岡部「まったく、何の用だ?」



7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 00:20:29.75 ID:Dlm3GEj00

萌郁「今日は……暑い……から……」

岡部「それで?」

萌郁「怪談話……しに来た……」

岡部「…………」

萌郁「?」

岡部「いや、意味が解らんのだが……」

萌郁「怪談話……」

岡部「いや、そこじゃなく――いや、そこもだが、目的が解らんのだ」

萌郁「暑い日は……怪談だって……、言っていたから……」

岡部「誰が」

萌郁「岡部君が……」

岡部「え……?」



10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 00:25:29.44 ID:Dlm3GEj00

~二日前~

岡部「暑いな……」

ダル「こうも暑いと何もしたくなくなるお」

助手「そうねー」

まゆり「だったら怖い話をするのが良いと思うのです!」

岡部「そうだな、暑い日は会談話で涼む」

助手「日本の文化ってやつねー」

萌郁「……?」

ダル「う~暑~」

~~~~~~~

岡部「そういえばそんな事も言ったかもしれんな」

萌郁「……」コク

岡部「あの日は暑さにやられて結局やらなかったが」

萌郁「だから……」



11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 00:28:40.01 ID:Dlm3GEj00

岡部「しかしこんな朝っぱらから来なくとも……」

萌郁「いろいろ……調べたから……」

岡部「なんだ?怪談話か?」

萌郁「……」コク

岡部「それで、どうしても聞かせたくなったと?」

萌郁「……怖くて…………寝れなかった……から…………」

岡部「………………」

萌郁「…………」

岡部「まあいい、二人でするのもなんだからダル達が来るのを待とう」

萌郁「……」コク



19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 00:45:53.48 ID:Dlm3GEj00

ダル「こんな時間から集まって何するん?」

助手「くだらない事だったら怒るわよ」

岡部「うむ、実は、萌郁が怪談話をしたいと言い出してな」

まゆり「怪談話?」

岡部「うむ。先日話していただろう、その会話を覚えていたらしいのいだ」

萌郁「……」コク

助手「えっと……なんでこんな朝早くから……?」

萌郁「…………」

岡部「眠れなかったんだと……」

ダル「でも今日は若干寒いくらいだお?」

岡部「俺が知ったことか!!俺だって寝ている所を起こされたのだ」

まゆり「まゆしぃはまだ眠いのです」

助手「まあ桐生さんがやりたいなら良いんじゃない」

岡部「まあいい、始めるぞ!!」



20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 00:53:01.05 ID:Dlm3GEj00

岡部「ではまず俺からだ!!」

これはある夏の暑い日の事でした。
その日A君は秋葉原に買い物に来ていました。

まゆり「……」ゴクリ

一通り同人誌を漁ったA君は少し涼んでから帰ろうと思い
ある喫茶店に立ち寄ったのです。
空調の効いた店内で涼むA君。この時はまだ自分がしでかした事に気付いてなかったのです。

ダル「なんの同人誌だったのかなぁ」

岡部「いらん事は気にするな」

涼んだA君はそろそろ帰るかと思い席を立ちます。
お会計を済ませ駅へつ向かったA君はその時気づきました。
あれ?俺の財布……金入ってなくね?

助手「…………」



21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 00:57:12.29 ID:Dlm3GEj00

岡部「……」

助手「……えっと…………オチは……?」

岡部「ん? これで終わりだが?」

助手「は?」

ダル「あ~あるある、買ったは良いけど電車賃なくなるのなー」

まゆり「困るよねー」

助手「え?ちょっと!! 誰も突っ込まないの!?」

岡部「なんだ助手、怖くは無いと言うのか?」

助手「だってお金が無かっただけでしょ?」

岡部「これだから親の金でホテル暮らしをしているお子様は……」

萌郁「お金が無いのは……怖い…………」

助手「ちょ!え!? 私が悪いの? なにこれ!?」

岡部「さあ、次は誰だ?」



23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 01:05:06.46 ID:Dlm3GEj00

まゆり「とぅっとぅる~!!次はまゆしぃの番なのです!」

岡部「お、まゆりか、期待しているぞ」

まゆり「これはルカ君から聞いた話なんだけど……」

ある所にBちゃんという女の子が居ました。
その子は毎日決まった時間に何処かへ行くのです。
何処に行くの?と友達が聞いても笑って誤魔化して答えてくれません……

気になった友達はある日Bちゃんの後をつけていったのです。
始めは買い物……、和菓子屋さん……次にお花屋さん……
Bちゃんは次々と買って行きます……

岡部「ふむ、なかなか興味深いぞ」

いくつかのお店で買い物をしたBちゃんは今度はお墓に行くのです。
なんだ、お墓参りか、と友達は思いました。

しばらくするとBちゃんは、あるお墓の前で止まります。
あのお墓にお供えするものを買っていたんだとすぐにわかりました。

岡部「あれ?」



24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 01:11:09.61 ID:Dlm3GEj00

Bちゃんは熱心に手をあわせます。
友達は気付きました……そのお墓は……Bちゃんの両親のお墓だったのです。

岡部「ちょっと待てまゆり……」

助手「うるさいわよ岡部」

友達は感動してしまいました。
毎日毎日Bちゃんはこうやってお墓参りに来ていたのかと。
そんなBちゃんを友達は優しく抱きしめてあげましたとさ。

まゆり「おしまい!」

岡部「え……」

まゆり「「感動的な話でしょ~?」

助手「Bちゃんいい子ね~、でもまゆり、それじゃあ怪談になってないわよ」

まゆり「あ、そうか~失敗失敗」

岡部(これは……突っ込んではいけない……よな……?)



26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 01:16:59.35 ID:Dlm3GEj00

ダル「次は僕のばんか~」

助手「ちゃんとした怪談できるんでしょうね?」

ダル「む、僕を舐めないでほしいお!舐めるのはもっと別の……」

助手「黙れHENTAI!!」

萌郁「怪談……始めないの……?」

ダル「あ、そうだったそうだった……」

ダル「これはある大学生の話なんだけど……」

大学が夏休みに入ってすぐのこと。
休みに浮かれたある大学生のグループが肝試しに行ったんだお……

助手「定番の設定ね……」

萌郁「面白そう……」

岡部「……」

まゆり「ん? オカリンどうかした?」

岡部「いや、さっきの話の余韻がな……」

まゆり「ん?」

ダル「続けるお」



28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 01:27:13.00 ID:Dlm3GEj00

そのグループが向かったのは地元でも有名な心霊スポットだったんだけど、
到着してみれば何の変哲も無いただの道だったんだお。

なんだつまらんと乗ってきた車に戻って、次あ何処に行くかと話していたとき……
グループの一人が言ったんだお……
おい、あそこに何か見えないか?
指差すほうを見ると確かに何かある。いや、何かが居る。
白い靄のような何かがふらふらとこちらに近づいてきているんだお……

萌郁「怖い……」

始めは靄にしか見えなかったそれが近づくにつれどんどん形がはっきりしていて。
最後には人の形になったんだお……
それをみた大学生たちはついに出たと思って急いで車を出した……

どれくらい走ったか解らないけれど、心霊スポットからは随分と離れたはずだ
そう思って車を止めて、一息ついた時だった……後部座席の一人が突然悲鳴をあげたんだお……

何事かと思って振り向くと……なんとそこには……

助手「……」ゴクリ

ダル「白い靄に変わった友達の姿があったんだお!!」

助手「きゃ! ちょっと!いきなり大声出すなんて反則よ!!」

ダル「怪談といえばこれだろjk」



29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 01:31:51.66 ID:Dlm3GEj00

助手「ったく……日本の怪談は海外でも評価が高いんだから、しっかりしなさいよね」

ダル「そういう牧瀬氏はどうなん? 何か面白い話できるん?」

助手「え!?私!?」

ダル「人の話に文句をつけたんだから話してもらわなきゃ困るお」

助手「ちょ、ちょっと待って! 今思い出すから……」

岡部「少し休憩しよう……。 その間に思い出すのだぞ助手よ」

助手「うっさいわね!助手っていうな!!」

岡部「さて、飲み物でも買ってくるかな」

萌郁「私も……行く……」

岡部「ん?そうか? すまんな」

萌郁「平気……」



30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 01:36:24.86 ID:Dlm3GEj00

~買い物中~

岡部「さて、ドクペドクペっと」

萌郁「岡部君……」

岡部「ん?どうした?」

萌郁「みんな……話が上手くて……」

岡部「ん?」

萌郁「私……ちゃんと、話せるか……」

岡部「なんだ、そんな事……お前の話し方なら問題ないだろう」

萌郁「そう、かな……?」

岡部「ああ、お前ならできる」

萌郁「ありがとう…………」

萌郁「……がんばる、ね……」

岡部「ああ」



32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 01:43:39.70 ID:Dlm3GEj00

~ラボ前~

岡部「おおバイト戦士よ、今日もサボり中か?」

鈴羽「あ、岡部倫太郎!と桐生萌郁」

岡部「相変わらず暇そうだな」

鈴羽「そっちは、桐生萌郁と二人で買い物の帰り?」

岡部「ああ、怪談話の途中でな、休憩がてら飲み物とお菓子を買ってきたのだ」

鈴羽「怪談話? あの幽霊がなんとかってやつ?」

岡部「ああ」

鈴羽「おもしろそう!私も混ぜて!!」

岡部「店番はいいのか?」

鈴羽「今日は店長遅くまで帰ってこないから平気だよ」

岡部「そうか、ならば貴様も話すがいい!」

鈴羽「よーし、がんばるぞ~」



33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 01:49:26.03 ID:Dlm3GEj00

~ラボ~

岡部「助手よ、話は思い出したか?」

助手「うっさい!ちょっと待ってなさいよ!!って、阿万音さん?」

鈴羽「牧瀬紅莉栖……」

岡部「お前はまた、そんな目で人を見るでない」コツン

鈴羽「あいたっ」

ダル「阿万音氏も怪談に参加するん?」

鈴羽「うん、面白そうだったからね」

まゆり「わぁ、鈴さんの話、楽しみなのです!」

岡部「ほら、飲み物買ってきたぞ」

萌郁「お菓子も……ある……」

まゆり「わぁ、ありがと~」

鈴羽「怪談話か~楽しみ~」



37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 02:04:40.19 ID:Dlm3GEj00

岡部「さて、そろそろ再開するが助手よ、いけるか?」

助手「助手って言うな! ふん、良いわ、話してあげる」

助手「これは向こうの友達から聞いた話なんだけど……」

ニューヨークにあるアパートの一室である男が自殺したの……
発見時は相当酷い状態だったらしくて、その部屋は長い間閉鎖されていた。
そんな部屋がようやく開放されて、一組のカップルが住み始めたのね。

住み始めた当初は何も無く平和に暮らしていたんだけど、ある夜、男のほうが気付いたの。

夜中になると何処かから声が聞こえる……
強盗かなにかかと思って男は枕元に置いてあった銃を握り締めてあたりを見渡した。
けれど部屋には他に誰も居ないの。

気のせいかと思って男はもう一度寝たわ……けれど次の日、また同じ声に目を覚ましたの。

部屋を見回しても誰も居ない。隣で眠る女の寝息が聞こえるだけ……

気味が悪いと思いながらも、その日も男は眠ったわ。隣で眠っている女を抱きながらね。



38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 02:12:05.03 ID:Dlm3GEj00

そして、次の日の朝、目を覚ました女に男は聞いたの。
昨日の夜、声が聞こえなかったかって……
だけど女は何も聞いてないと言う……。

岡部「ふむ、どうやら普通の怪談のようだな」

萌郁「……」コク

何かがあると思った男はその日の夜、眠らずに声が聞こえるのを待ていたの。
しばらくして声が聞こえ始めた……、どこから?なんてすぐに解ったわ。
だって、その声の出所は隣で眠っている女からだったのですから。

男は驚いたわ。普段の女からは想像もつかない低い声、そんな声を自分の愛する人が出している。
それはもう奇妙な状態だったわ。
男は眠る女を揺さぶって起こそうとしたのだけれど、男が触った瞬間……

助手「俺に触るな!!」

ダル「…………」

助手「…………あれ……?」



39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 02:16:16.27 ID:Dlm3GEj00

まゆり「…………」

萌郁「…………?」

助手「え…………」

岡部「助手よ……」

助手「ちょっと、何よその反応は!?」

ダル「僕のと同じパターンじゃんか」

助手「え?ちょ、ダメ?今のダメなの?」

岡部「…………」

鈴羽「ねー岡部倫太郎……今の話って……つまり何?」

助手「なっ…………」

岡部「ほら、説明してやれ、助手よ」

助手「う……うう…………」

鈴羽「?」

ダル「空気をよんでこその怪談話だお」

助手「うっさいわよ!!」



41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 02:21:45.73 ID:Dlm3GEj00

岡部「さて、仕切り直しと行くか」

助手「仕切り直しって言うな!!」

岡部「鈴羽よ、何かあるか?」

鈴羽「怖い話でしょ?」

岡部「ああ、そうだ」

鈴羽「じゃあ……」

鈴羽「これは私が実際に体験した話なんだけど…………」

ある日私は敵に追われていたのね……

岡部「ちょっと待て鈴羽よ」

鈴羽「なに?」

岡部「怖い話だよな?」

鈴羽「うん」

岡部「敵とはなんだ?」

鈴羽「え?ああ、そっか、えっと……」

ある日、私はある男に追われていたんだよ……



43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 02:28:51.42 ID:Dlm3GEj00

その男は武器を持っていて、捕まったならきっと私は殺されてしまう。
そんな風に感じた。

岡部「本当に大丈夫なのか……?」

まゆり「まあまあ」

もう足も限界でこれ以上は走れない。そう思った私は近くにあった建物に逃げ込んだんだ。

ダル「これって……怪談話だよね?」

萌郁「……わから、ない……」

私はその建物に息を潜めて隠れたんだ……
すぐ近くからは男の足音が聞こえる……もう少しすれば私は見つかってしまう。
カツンカツンと近づく足音……この男は私が隠れている場所に気付いている……
そんな風な足音だった。

きっと私が反撃するのを警戒していたんだろうね……その男は慎重に近づいてきた……
けれど私には武器なんて残っていない……絶体絶命ってやつだよ。

ダル「……」ゴクリ



45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 02:36:22.56 ID:Dlm3GEj00

もうダメかと思ったその時だった……男が突然悲鳴を上げたんだ。

岡部「な、何故だ……?」

鈴羽「はじめは私にも何が起こったのかわからなかったよ……でもね……」

男の悲鳴と共に何かが動く音が聞こえたんだ……
無数の……何かが蠢く音がさ……
カサカサ、カサカサって
そこでようやく私は気付いた……この古い建物に眠っていた無数の生き物……
それを男が呼び覚ましてしまったんだと……
私はすぐさま飛び出して男を跳ね飛ばしてやったよ
無数のゴキブリに囲まれて戸惑っていたそいつをね……

ダル「あーあー、聞こえない聞こえない!」

助手「もう、辞めて……カサカサのあたりで解ってたから!もうやめて!!」

萌郁「想像……しちゃった……」

まゆり「萌郁さん!ダメだよ!考えちゃだめだよ!!」

鈴羽「あれ?みんなどうしたの?怖くなかったかな?」

岡部「いや、もう十分だバイト戦士よ……もう、やめてあげてくれ……」



47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 02:41:43.55 ID:Dlm3GEj00

ダル「うう、ブラクラを踏んだ時の気分だお……」

助手「踏んだとか言わないで!!」

ダル「あ、ご、ごめん……」

鈴羽「あの男も何匹も踏んづけてたなぁ」

萌郁「踏みつけて……」

まゆり「鈴さんもう辞めて!!」

岡部「ほ、ほら、そろそろ次の話へ!!」

鈴羽「?」

岡部「次は萌郁の番だぞ!!沢山仕入れてきたのだろう!?」

萌郁「……」コク

岡部「では聞こうではないか!!」

萌郁「がんばる…………」



48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 02:49:38.58 ID:Dlm3GEj00

まゆり「萌郁さんのはどんな話かなぁ」

萌郁「私のは……昨日読んだ……話……」

岡部「よし、話してみろ」

萌郁「……」コク

これは……あるビデオの話……なんだけど……

ダル「ビデオ?」

助手「それって……」

萌郁「……?」

岡部「萌郁よ……その話とは呪いのビデオの話ではないか?」

萌郁「そう……だけど……」

岡部「……それは…………ダメだろ…………」

萌郁「え……?」

鈴羽「どんあ話なの?」

萌郁「呪いの、ビデオを見た人が……死んで行くって……話だけど……」

岡部「萌郁よ、それは映画にもなっている有名な小説だぞ」



50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 02:57:24.33 ID:Dlm3GEj00

鈴羽「そんなに有名な話なんだー」

岡部「いや、確かに有名だが……」

萌郁「ダメ……だった……?」

岡部「その話はわざわざ話すよりも原作を読むなり映画をみるなりすればよかろう」

萌郁「そう……」シュン

岡部「あ、いやそんなシュンとされても、困るのだが……」

萌郁「どうしよう……」

岡部「ほ、ほら、何か他にないか? 怖い話のひとつや二つ聞いたことがあるだろう」

萌郁「怖いのは……好きじゃ、ないから……」

岡部「まさか知らないというのか?」

萌郁「……」コク

岡部「ならば何故こんな会を……わざわざ小説まで読んで……」

萌郁「岡部君が……聞きたいかと思って…………」

岡部「え……」



51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 03:01:06.18 ID:Dlm3GEj00

萌郁「聞きたく……なかった……?」

岡部「あ、いや……」

萌郁「ごめんなさい……」

岡部「いや、違くてだな……」

萌郁「?」

岡部「なんと言うか……その……、驚いたのだ」

萌郁「怖い……の……?」

岡部「違う! お前が……その……なんだ……」

まゆり「オカリンは照れてるんだよねー」

岡部「なっ……バカを言うでない……! まったく…………」

萌郁「……?」



53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 03:08:02.78 ID:Dlm3GEj00

萌郁「あ、ひとつ……あった……」

岡部「ん? 怖い話か?」

萌郁「……」コク

岡部「よ、よし、話すがよい!」

萌郁「古い……話だけど……」

岡部「いいから、話してみろ」

萌郁「じゃあ……」

えっと、ある若者たちが……集まって……怖いものが何かを言うの……
……それで、えっと…………お茶が…………怖いって…………

岡部「まんじゅうこわいでは無いか!!」

萌郁「これも……有名、だった……?」

岡部「それは落語だ!しかもオチを先に言ってしまっているではないか!!」

萌郁「……」ショボン

岡部「あぁもう……終わりだ終わり……」



55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 03:12:51.22 ID:Dlm3GEj00

萌郁「ダメだった……」

岡部「まったく……今度はもう少しまともな怪談を用意してくるのだな」

萌郁「うん……」

鈴羽「じゃあそろそろ私は戻るね」

まゆり「あ、私もそろそろバイトに行かなきゃ」

助手「じゃあ一緒に出ましょ、私も行きたい所あるし」

ダル「僕もフェイリスたんの所に行ってくるお」

岡部「なんだ、一斉に居なくなるのか」

助手「岡部たちはまだ居るの?」

岡部「そうだな、もう少し居ようかと思っているぞ」

助手「そ、じゃあ私たちはいくわ」

まゆり「またねオカリン、萌郁さん」

萌郁「……」コク



56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 03:16:00.83 ID:Dlm3GEj00

岡部「行ってしまったな」

萌郁「……」コク

岡部「さて、と……昼寝でもするかな」

萌郁「寝る……の……?」

岡部「ああ、早朝から起こされて眠いからな」

萌郁「……そう…………」

岡部「お前も寝てないのだろ?」

萌郁「……」コク

岡部「眠るのなら適当に寝ていくと良い」

萌郁「……うん」

岡部「じゃ、おやすみ……」

~~~~~~~~~



63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 03:22:34.17 ID:Dlm3GEj00

岡部「ん……今、何時だ……?」

岡部「…………」

萌郁「…………」ジー

岡部「おわっ!!」

萌郁「…………」ジー

岡部「お前!何を!!」

萌郁「起きたら……寝てた……から……」

岡部「だからなんだというのだ!!」

萌郁「寝顔……撮った…………」

岡部「なっ!!消せ!!今すぐ消せ!!」

萌郁「……ダメ…………」

岡部「なっ!!」

萌郁「ずっと……私のもの…………」

岡部「お前が一番怖い!!」

                    オチた?



67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 03:26:47.30 ID:Dlm3GEj00

お前らの愛が一番怖いじゃねーかwwww
フェイリスとルカ子は出現場所が別の場所だったから出さんかった
見たかったならすまん



69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 03:31:21.25 ID:Dlm3GEj00

さて、一旦区切って何か書こうと思うんだが何がいいかしら
萌郁書きたいけどネタが無くてな



78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 03:42:39.81 ID:Dlm3GEj00

萌郁「今日から、入りました……もえか、にゃんにゃんです……」

岡部「な……なんでお前がここに…………」

萌郁「あの……えっと…………」

フェイリス「あ、凶真~おかえりにゃん♪」

岡部「フェイリス、な、なぜこいつがメイクイーンに……?」

フェイリス「にゃにゃ?もえかにゃんにゃんかにゃ?」

萌郁「……お、おかえり……にゃさいませ……」

フェイリス「フェイリスがスカウトしたのにゃ!」

岡部「スカウト!?」

フェイリス「そうにゃ~きっと似合うと思ったのにゃ♪」

萌郁「ご、ご主人様…………にゃ…………」





80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 03:46:56.99 ID:Dlm3GEj00

岡部「…………今日は……帰る…………」

フェイリス「待つにゃ凶真!!」

岡部「だって、萌郁だぞ!?あいつ喋れないだろ!!」

萌郁「席に……ご案内します、にゃ」

岡部「みろ!!さっきから誰に喋っているのかもわからないような状態じゃないか!!」

フェイリス「あれはそういう設定なのにゃ!そこに萌えがあるのにゃ!!」

岡部「もう、俺には理解できん…………」

フェイリス「まーまー凶真、いいから席につくにゃ♪」

萌郁「ご注文は……にゃんですか、にゃ……」



84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 03:51:33.65 ID:Dlm3GEj00

ダル「オカリンやっときたん?」

岡部「ダルよ、あれはどうなのだ?」

ダル「いいよねぁ、無口猫耳メイド……」

岡部「お前はあれにも魅力を感じるというのか!?」

ダル「現実から隔離されたこの空間では可愛さこそが正義!!」

フェイリス「そうにゃーよ凶真、もえかにゃんにゃんはとっても可愛いにゃよー」

ダル「ま、まあ、フェイリスたんには、まだまだ敵わないけれども……///」

フェイリス「にゃにゃにゃ!ありがとうにゃーん♪」

萌郁「こ、コーヒーですにゃ…………」

岡部「………………」



85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 03:57:40.34 ID:Dlm3GEj00

フェイリス「やっぱりいいにゃ……」

岡部「俺には解らん……」

フェイリス「あの胸のサイズ、そしてボディーライン!!」

フェイリス「悔しいけれど、フェイリスには出せない大人の魅力なのにゃ……」

岡部「そう、なのか……」

まゆり「あ、オカリン来てたんだー」

岡部「ああ、まゆり……」

まゆり「ダメだよオカリン、バイト中はまゆしぃにゃんにゃんだよ?」

岡部「それより、まゆり……萌郁が……」

まゆり「そうなのです!きょうから萌郁さんはもえかにゃんにゃんなのです!」

岡部「それは聞いたがしかし……」

まゆり「いいよねー、あの体型……最高だよねー」

岡部「もう、ダメだ…………」



86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 04:02:02.32 ID:Dlm3GEj00

岡部「はあ、じゃあ俺は帰るが……」

萌郁「い、いって、らっしゃいませ、ごしゅ、じん……」

岡部「いや、無理に言わなくていいぞ、まあ、なんだ。がんばれよ……」

萌郁「……」コク

フェイリス「また来るにゃーよ?」

岡部「ああ、またな」

まゆり「えー?もう帰っちゃうのー?」

岡部「今の俺にはこの空間は耐えられんのだ……」

まゆり「せっかく可愛いもえかにゃんにゃんが居るのに……」

岡部「ああ、あいつを頼むな……」

まゆり「それは任せて!!」

岡部「あ……、じゃあ、な……」



87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 04:06:07.81 ID:Dlm3GEj00

~閉店後~

フェイリス「今日はどうだったにゃ?」

萌郁「緊張……した……」

フェイリス「すぐに慣れるにゃ!」

萌郁「そう、かな……?」

まゆり「萌郁さんならきっと平気だよー」

萌郁「うん……がんばる……」

フェイリス「じゃあ、早く着替えちゃうにゃ」

萌郁「にゃ…………」スルスル

フェイリス「おお……」

萌郁「……?」

まゆり「これは……すごい…………」

萌郁「あ、あの……そんなに……見ないで…………」

フェイリス「なんという胸のサイズだにゃ…………」

まゆり「とっても柔らかそうだねー」



89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 04:11:14.29 ID:Dlm3GEj00

フェイリス「えい!」ポヨン

萌郁「!!」

まゆり「あ、フェリスちゃんだけずるい!! えい」ポヨン

フェイリス「おお……すごいにゃ……」

萌郁「や……やめて……?」

フェイリス「女の子同士なんだから、気にすることないにゃ♪」モミ

萌郁「!!」

フェイリス「んにゃ!! なんという感触にゃ!!」

萌郁「……やめて……ほしい…………」

まゆり「私も……触っていいよね?」モミモミ

萌郁「!!!」

まゆり「これは幸せな感触だよー」モミモミ

萌郁「んっ……」



90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 04:18:18.62 ID:Dlm3GEj00

萌郁「もう……いいでしょ……?」

まゆり「んー、もうちょっとだけー」スリスリ

フェイリス「あ!顔をうずめるにゃんてずるいにゃ!!」

まゆり「このまま眠ってしまいたいよー」パフパフ

萌郁「んっ……あ…………」

フェイリス「にゃにゃにゃ!!そんなに良いかにゃ!?」

まゆり「最高だよ~真の百合にめざめちゃいそうだよ~」

フェイリス「真の百合と書いてまゆりかにゃ!!」

萌郁「もう……やめ…………んっ……!」

まゆり「えへへ~もう少しだけ~」

萌郁「んっ……!……あ…………んっ…………」

フェイリス「とってもエッチにゃ…………」

まゆり「萌郁さんは、おっぱい感じやすいの?」

萌郁「くすぐったいの……苦手……だから…………」

フェイリス「ますますエッチにゃ!!」



94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 04:23:32.56 ID:Dlm3GEj00

まゆり「ならこんな風にしたら…………」キュッ

萌郁「!!!」

フェイリス「にゃにゃにゃ!!乳首をつねるなんて!!」

萌郁「やめ…………」

フェイリス「もえかにゃんにゃんも気持ちよさそうにゃ……」

まゆり「えへへぇ、もっとやってあげるねー」

フェイリス「じゃあ、フェイリスはこっちを触るにゃ……」スリスリ

萌郁「!!!!!」ビクビク

まゆり「あ、お腹のあたりも敏感なんだ~」

フェイリス「フェイリスの手技を味わうといいにゃー」ナデ

萌郁「!!!」ビクッ!

フェイリス「気持ちいいにゃ?」

萌郁「気持ち……いい…………」

フェイリス「もっと気持ちよくしてあげるにゃ」ペロ…

萌郁「!!!!!!」



95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 04:28:40.39 ID:Dlm3GEj00

まゆり「萌郁さん、もじもじしてるよ?」

萌郁「…………」

フェイリス「にゃにゃにゃ~、もしかして……濡れちゃったのかにゃ~?」ペロペロ

萌郁「そんな、こと……ない…………」

フェイリス「にゃは……だったら…………、確認してみるにゃ!!」バッ!

萌郁「!!」

まゆり「わあ…………」

フェイリス「思った以上にぐしょぐしょにゃ……」

萌郁「…………///」

まゆり「萌郁さん、ここも舐めてほしいの……?」

萌郁「そんな……こと…………」

フェイリス「にゃにゃにゃ~フェイリスには嘘は通じないにゃ~よ~」ペロ

萌郁「にゃっ!!」



97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 04:36:43.71 ID:Dlm3GEj00

まゆり「フェリスちゃんに舐められて可愛い声出ちゃったね~」

フェイリス「もっと舐めればにゃんにゃん言えるようになるかにゃ?」

まゆり「練習だね☆」

フェイリス「にゃは♪」ペロペロ

萌郁「んにゃ!!にゃ!!」

まゆり「おお~ちゃんと言えてるよ~」

フェイリス「ん……どんどん溢れてくるにゃ…………んっ……」

萌郁「にゃ!! も、もう……やめ…………にゃあ!!」

まゆり「もっとも、も~っと気持ちよくなろうね、萌郁さん……」ハムハム

萌郁「だ、だめ…………乳首は……噛まないで…………んんっ…………!!」

フェイリス「にゃにゃにゃ~?もう限界かにゃ~?」

萌郁「あ……んんっ…………」ガクガク

まゆり「足がガクガクだねー♪」

フェイリス「そろそろイかせてあげるにゃ♪」ニュルン

萌郁「にゃ!!にゃあぁぁあぁぁぁあぁぁぁぁ!!」



99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 04:41:02.87 ID:Dlm3GEj00

ダル「と、まあそんな感じの同人誌を……」

フェイリス「ダルにゃん…………」

まゆり「ダル君…………」

萌郁「………………」

ダル「あ!!いや!!違うって!!そんな変態を見るような目で見ないでほしいお!!」

岡部「いや無理だろ……完全にアウトだろ……」

ダル「な!紳士の僕に何を言って!!」

萌郁「…………変態…………」

フェイリス「これは流石にアウトにゃ……」

まゆり「まゆしぃは悲しいのです……」

                    終わる



102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 04:55:44.69 ID:Dlm3GEj00

~ある日のラボ~

岡部「まいったな……」

萌郁「…………」コク

岡部「まさかドアノブが壊れるとは……」

萌郁「ドライバー、無いの……?」

岡部「いや、あるにはあるのだが…………」

萌郁「じゃあ、早く開けよう……?」

岡部「それがこのドアのネジな……」

萌郁「?」

岡部「特殊ネジなんだ……」

萌郁「あ……本当だ…………」

岡部「な?星型のドライバーじゃないと……」

萌郁「無い、の?」

岡部「あれはダルの私物でな……もって帰ってしまった……」



104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 05:00:06.67 ID:Dlm3GEj00

岡部「ちなみに勝手にネジを変えたのもダルの趣味だ」

萌郁「そう、なんだ…………」

岡部「どうするか……」

萌郁「どう、しよう…………」

岡部「助けを呼ぼうにも携帯電話のバッテリーは切れてるし……」

萌郁「私も……無い……」

岡部「お前が不用意にメールを送りまくるからこうなるのだ」

萌郁「でも、メールの方が……気楽……だから…………」

岡部「はあ……仕方ない……、朝になって誰かが気付くのを待つか……」

萌郁「…………」コク

岡部「幸い食料はあるし、なんとかなるだろ」

萌郁「カップラーメン……?」

岡部「ああ、助手がだいぶ食い荒らした後だがな」



109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 05:09:53.87 ID:Dlm3GEj00

岡部「シャワーもあるし、まあ、普通に生活する分にはなんの問題もないぞ」

萌郁「……そう」

岡部「それにしても退屈だな……」

萌郁「……」コク

岡部「時間も微妙でまだ眠くはないし……」

萌郁「何か……する…………?」

岡部「何かか、何かか……、なんならゲームでもするか?」

萌郁「ゲーム……」

岡部「ああ、テレビゲーム」

萌郁「面白い……?」

岡部「まあ楽しませるために作られたものだからな……それなりに楽しめるのではないか?」

萌郁「じゃあ、やる……」

岡部「どれ、ソフトを出してやろう……」



111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 05:14:59.59 ID:Dlm3GEj00

岡部「さて、どれをやるか…………」

萌郁「これは……なに……?」

岡部「ん?ああ、それは『いたスト』だな双六みたいなものだ」

萌郁「こっちは……?」

岡部「そっちは『モノポリー』のテレビゲーム版だな、まあ、双六だ」

萌郁「じゃあ、これは…………?」

岡部「それも……双六だな……『桃鉄』だ……」

萌郁「全部……双六……?」

岡部「あ、ああ……つい最近この手のゲームで助手と勝負してな……」

萌郁「そう、なんだ……」

岡部「ああ、だから今はこれしか…………」

萌郁「どれか、やる……?」



112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 05:21:39.81 ID:Dlm3GEj00

岡部「そうだな……じゃあモノポリーでもやるか?」

萌郁「やったこと、無いけど……平気……?」

岡部「まあ、時間つぶしにはなるだろ……」

萌郁「じゃあ、やる…………」

岡部「よし……」

~Now Loading~

萌郁「……なに、するの?」

岡部「物件を買って破産させたら勝ちだ」

萌郁「…………わかった…………」

岡部「流石に二人では寂しいから敵キャラも入れるか……」

萌郁「その人……だれ……?」

岡部「友達の代わりだ……」



113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 05:25:13.91 ID:Dlm3GEj00

萌郁「…………」カチカチ

岡部「…………」カチカチ

萌郁「……あ」

岡部「ああ……それはまずいな……」

萌郁「…………」カチカチ

岡部「その物件はなかなか良いぞ」

萌郁「…………」コク

岡部「くそ、先にとられたか……」カチカチ

萌郁「鉄道……とれた……」

岡部「お、よくやったな、これで取引材料ができたな」

萌郁「……」コク

岡部「…………面白いか?」カチカチ

萌郁「それなり……には…………」カチカチ

岡部「そうか…………」カチカチ



115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 05:27:50.06 ID:Dlm3GEj00

岡部「なんだか腹が減ってきたな」

萌郁「何か……食べる……?」

岡部「そうだな、まあ、カップラーメンくりしかないが」

萌郁「お湯……沸かすね……」

岡部「ああ」

萌郁「…………」

岡部「……………………」

ピー

萌郁「岡部君……何味……?」

岡部「味噌で頼む」

萌郁「……」コク

岡部「…………」

萌郁「…………」



116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 05:31:31.82 ID:Dlm3GEj00

岡部「……」

萌郁「…………」

岡部(三分とは、長いものだな……)

萌郁「……」

岡部「な、なあ……このまま出られなかったら、どうしようかな」

萌郁「その前に誰かくる……」

岡部「あ、ああそうだな……」

岡部「…………」

萌郁「……三分…………」

岡部「あ、もういいか……」

萌郁「…………っ」

岡部「ん?」

萌郁「お箸……割れない…………」

岡部「なんだ、ほら、貸してみろ……」パキ

萌郁「ありがとう……」



117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 05:34:55.78 ID:Dlm3GEj00

岡部「……」ズズッ

萌郁「……フーフー」ハムハム

岡部「……」ズズズッ

萌郁「フーフー……」

岡部「猫舌なのか?」

萌郁「「そう……かも…………」

岡部「大変だな……」ズズッ

萌郁「フーフー」

~~~~~~~~~~

岡部「ふう、食ったな……」

萌郁「……」コク

岡部「モノポリーも飽きたし、何か別の事でもするか?」

萌郁「何か、ある?」



121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 05:40:50.78 ID:Dlm3GEj00

岡部「そうだな、トランプならあるが……」

萌郁「トランプ……する……?」

岡部「何かゲーム知っているか?」

萌郁「ばばぬき……なら」

岡部「二人でばばぬきしてもな……」

萌郁「じじぬき……は?」

岡部「いや大差ないだろ」

萌郁「…………スピード……」

岡部「得意なのか?」

萌郁「別に……」

岡部「そうか……」

萌郁「ソリティア…………」

岡部「一人用じゃないか……」

萌郁「そっか…………」



122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 05:44:00.17 ID:Dlm3GEj00

岡部「トランプはやめておくか?」

萌郁「トランプタワー……作れる……?」

岡部「ん?ああ、できるが……」

萌郁「見たい…………」

岡部「良いぞ」

~~~~~~~~

岡部「……」

萌郁「あ……」

岡部「…………」ソーット

萌郁「……」ホッ

岡部「よし……これで…………」

萌郁「くしゅっ!」

岡部「あ……」

萌郁「あ、ごめん、なさい…………」



123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 05:47:20.68 ID:Dlm3GEj00

岡部「寒いか?」

萌郁「少し……肌寒い……」

岡部「そうか、待ってろ、何か羽織るものを持ってこよう」

萌郁「ありがとう……」

岡部「ほら、タオルケットだ」

萌郁「ん…………」

岡部「夏とはいえど夜は涼しくもなるからな」

萌郁「……」コク

岡部「どうだ?」

萌郁「暖かい……」

岡部「ん、そっか……」

萌郁「…………」コク



130: ”復帰” 2011/08/23(火) 06:03:04.33 ID:Dlm3GEj00

岡部「それにしても退屈だな……」

萌郁「…………」

岡部「ん?」

萌郁「……」スースー

岡部「なんだ、寝てしまったのか……」

萌郁「ん……」

岡部「ああ、ほら、タオルケットが……」

萌郁「…………」スースー

岡部「まったく……」

萌郁「…………」

岡部「俺も寝るかな」



132: ”復帰”の機能まだあったんだwww 2011/08/23(火) 06:10:36.62 ID:Dlm3GEj00

岡部「……ん?」

シャー

岡部「雨……?」

シャワー

岡部「なんだ、シャワーか……」

岡部「萌郁のやつ、目が覚めてしまったのだな」

ガラ

萌郁「……」フキフキ

岡部「!!!」

萌郁「……?」

岡部「お前!!服!!」

萌郁「あ……」

岡部「早く隠せ!!」

萌郁「家と……勘違いした…………」



135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 06:14:10.05 ID:Dlm3GEj00

岡部「ったく、気をつけろ……」

萌郁「ごめん、なさい……」

岡部「もう起きるのか?」

萌郁「もう少し……寝たい……」

岡部「そうか……、俺もシャワーを浴びて寝なおすかな」

萌郁「……」コク

岡部「じゃあ、おやすみ」

萌郁「おやすみ、なさい……」

~~~~~~~~~

岡部「…………」

シャワー

岡部「シャンプーの残りが少ないな……」

シャワー



137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 06:16:59.30 ID:Dlm3GEj00

岡部「……」ゴシゴシ

シャワー

岡部「…………」パチャパチャ

~~~~~~~~~~

岡部「ふう……」

萌郁「……」

岡部「ん?まだ起きていたのか」

萌郁「シャワーの音が……気になって……」

岡部「聞き耳をたてるとは、お前は変態か」

萌郁「違う…………けど…………」

岡部「冗談だ……早く寝ろ」

萌郁「……」コク



138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 06:21:52.99 ID:Dlm3GEj00

~朝~

岡部「ん……朝、か……」

萌郁「おはよう…………」

岡部「ああ、おはよう……」

萌郁「朝ごはん……何、味?」

岡部「ああ、朝からカップラーメンか……そうだな、塩あるか?」

萌郁「…………ない……」

岡部「くそ、助手のやつめ……じゃあ醤油で」

萌郁「……」コク

~~~~~~~~

岡部「さて、早く誰か来ないものか……」

萌郁「……」コク

岡部「いい加減飽きてきたしな」



139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 06:24:54.37 ID:Dlm3GEj00

萌郁「私と居るの……いや……?」

岡部「ん?そんな事はないぞ?」

萌郁「そう…………」

岡部「?」

キキー ガチャガチャ

岡部「ん?」

オハヨーゴザイマース

岡部「この声は!!」

岡部「鈴羽!!」

鈴羽「ん?」

岡部「鈴羽よ!ちょっと上まで来てくれ!!」

鈴羽「どうかしたのー?」

岡部「来ればわかる!!」

鈴羽「?」



141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 06:29:16.23 ID:Dlm3GEj00

コンコン

鈴羽「来たよー?」

岡部「おお鈴羽、よく来た!」

鈴羽「ねえ、なんでドア開けてくれないの?」

岡部「いや、開かなくなってしまったのだ!」

鈴羽「えぇ!そりゃ大変だ!」

岡部「ドアノブを破壊すれば出られるのだが、そっちからなんとかならんか?」

鈴羽「んー、やってみるよ!」

岡部「たのむ!!」

萌郁「岡部君……出られそう……?」

岡部「ああ、鈴羽が来てくれたからな、なんとかなるだろ」



142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 06:32:53.11 ID:Dlm3GEj00

鈴羽「いっくよー!」

岡部「おう!」

鈴羽「せいっ!!」

ガンッ!

鈴羽「もう一回!!」

バキィ!!

岡部「おお!やったぞ!!」

鈴羽「これでいいのー?」

岡部「ああ、ありがとう!あとはこっちでなんとかなるぞ!」

鈴羽「そっかぁ~」

萌郁「開く?」

岡部「ああ、後はドアノブをはずしてドライバーで回せば……」

ガチャ

岡部「開いた!!」



143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 06:36:53.60 ID:Dlm3GEj00

岡部「これでようやく出られるな」

萌郁「……」コク

岡部「さて、開いた事だし、お前は先に帰って休め、俺はドアを修理せにゃならんからな」

萌郁「…………」コク

岡部「じゃあな」

萌郁「…………うん」

岡部「ん?どうした?」

萌郁「………………もう少し……閉じ込められてても……良かった…………」

岡部「え…………?」

萌郁「じゃあ、帰るね…………」

岡部「あ、ああ…………」

                     脱出成功



158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 08:01:11.64 ID:Dlm3GEj00

岡部「……」

萌郁「……」カタカタ

岡部「なんだ?」

萌郁「……」カチカチ

ブーンブーン

岡部「?」

件名:
「スレを見てほしい」

岡部「スレ?スレとは@ちゃんねるのスレの事か?」

萌郁「……」コク

岡部「スレタイはなんだ?」

萌郁「……」カタカタ

ブーンブーン

件名:
「岡部君と会話するスレ」



160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 08:07:58.31 ID:Dlm3GEj00

岡部「おい、ちょっと待て……」

萌郁「……なに?」

岡部「なんだこのスレタイは……」

萌郁「そのまま……だけど……」

岡部「いやいや、他のやつらも見るんだからこれはダメだろ」

萌郁「そう、なの……?」

岡部「そうだろう?」

萌郁「……」カチカチ

岡部「?」

萌郁「……」カタカタ

岡部「おいなんだ?」



161: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 08:09:44.97 ID:Dlm3GEj00

萌郁「メール……見て……」

ブーンブーン

件名:
「立て直した。」

岡部「スレタイは……?」

萌郁「……」カタカタ

ブーンブーン

件名:
「もえかにゃんにゃんとお話するスレ」

岡部「お前はそれでいいのか?」

萌郁「……」コク

岡部「そうか……じゃあ、@ちゃんねるで……」

萌郁「……」コク



165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 08:36:36.64 ID:Dlm3GEj00

岡部「これか?」

岡部「どれ……」


もえかにゃんにゃんとお話するスレ

1 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:005
  岡部君専用

2 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:004
  なんだ?専用便器か?

3 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:005
  >>2岡部君?

4 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:004
  誰だよwwww

5 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:003
  岡部だがなにか?

6 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:005
  >>5やっと来てくれた

7 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:004
  >>5岡部さんちーっすwwww



166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 08:47:04.98 ID:Dlm3GEj00

8 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:003
  で、なんのようなん?

9 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:005
  お話、しよ?

10 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:004
  馴れ合い氏ね

11 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:005
  >>10岡部君専用です

12 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:005
  お話、したくてスレ立てたんだ♪

13 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:003
  そうなんだ、どんな話?

14 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:005
  昨日お家に居たら窓のところにハトがきたの

15 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:004
  おい、メンヘラ臭がはんぱないぞ……

16 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:003
  へぇ、それはすごいね、ハト胸だ



168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 08:56:21.20 ID:Dlm3GEj00

17 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:001
   なんの話だよ

18 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:005
   >>17岡部君専用。見えないの?

19 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:001
   ああすまん、じゃ……

20 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:005
   変な人ばっかりだね岡部君♪

21 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:003
   まあしょうがないっしょ

22 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:005
   岡部君専用なのにね

23 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:003
   ねー

24 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:005
   楽しいねー


岡部「何なのだこれは……」



169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 09:06:57.82 ID:Dlm3GEj00

岡部「しばらく様子をみてみるか……」


25 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:005
   岡部君は昨日のお昼はなに食べたの?

26 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:003
   昨日は牛丼だったお

27 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:005
   いつものお店?

28 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:003
   そ、友達とね

29 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:004
   岡部君強がるなよ、お前友達いねーだろ

30 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:003
   >>29だからくせーんだよ。氏ね栗ごはん

31 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:004
   は?あんなのと一緒にすんな氏ね

32 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:003
   67:栗御飯とカメハメ波:2011/08/23(火) ID:004
     天才の私が来ましたよっと

33 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:004
   うわ、栗御飯とID被るとか死にたいわ……



170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 09:13:37.43 ID:Dlm3GEj00

岡部「栗御飯はこんな所にもくるのだな……」


34 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:005
   私と話そうよ

35 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:003
   >>34ごめんね、もえかにゃんにゃん
   栗御飯は死んでくれるってさー

36 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:004
   だからちげーよ、死ね

37 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:005
   >>36邪魔しないでよ

38 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:004
   >>37気安く安価すんじゃねーよメンヘラクソ虫が

39 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:005
   お前なんか刺されて死ねばいいのに


岡部「こいつらま何と戦っているのだろうか……」



171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 09:14:47.46 ID:Dlm3GEj00

岡部「……萌郁に教えてあげたほうがいいのだろうか……」


40 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:004
   お前が死ね!!

41 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:003
   まあまあ、俺を取り合うなって

42 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:004
   取り合ってなんてないから!!

43 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:005
   取り合う必要も無いくらいに私の圧勝でしょ

44 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:004
   死ね!!メンヘラ女!!!

45 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:005
   お前が死ねよヒス御飯が

46 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:003
   だから、取り合うなって……


岡部「これは……末期だな、メールしとくか」カタカタ



173: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 09:17:49.34 ID:Dlm3GEj00

ブーンブーン

萌郁「クソ……!!死ね!!氏ね!!」

萌郁「クソ虫はお前だ!!氏ね!!」

萌郁「あ……メール、来てた……」

件名:間違ってるぞ
「お前が話してるのは俺じゃないぞ」

萌郁「え……?」


47 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:005
   >>46お前誰だ!!
   岡部君は何処いったのよ!!返してよ!!
   栗御飯のクソ虫やろうが隠したのか?
   視ねよクソが!!

48 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:003
   ちょwww突然キレたwwwww

49 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:004
   なんだこいつやっぱりメンヘラか

50 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:005
   メンヘラはお前だろカスが!!
   死ね!!お前ら全員死ね!!



174: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 09:23:22.09 ID:Dlm3GEj00

51 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:004
   メンヘラ女きめーwwwww

52 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:003
   流石の岡部君もひくわー

53 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:005
   >>52お前岡部君じゃねーだろ!!死ね!!

54 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:004
   痛いわーこの子もう痛すぎるわーwwwww

55 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:005
   今度見たらぶっ殺してやるからな!!
   絶対殺してやるからな!!

56 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:003
   通報だけしときますね

57 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:004
   お薬のほう増やしときましたので

58 :名無しにゃんにゃん:2011/08/23(火) ID:005
   死ね


岡部「もうあいつはダメかもしれんね」



175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 09:28:32.83 ID:Dlm3GEj00

ブーンブーン

岡部「ん?」

件名:騙されちゃったよー><
「インターネットって怖いね、もうやらない!!」

岡部「はいはいっと」カチカチ

岡部「ふむ、これで一安心だな」

ブーンブーン

件名:嫌な人がいっぱい居るの
「ほんとムカツク(`_´#)
 もう@ちゃんねる行かないもん」

ブーンブーン
ブーンブーン
ブーンブーン

岡部「ああ、今度はこっちが復活か……」

                     終わるよ



178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 09:41:06.09 ID:Dlm3GEj00

萌郁「岡部君……あの…………」

岡部「なんだ?」

萌郁「携帯電話……」

岡部「なんだ?今は持ってないぞ?」

萌郁「あの、そうじゃ、なくて……」

岡部「?」

萌郁「私の……が、壊れて……その……」

岡部「なに?壊れたのか!?」

萌郁「うん……だから…………一緒に…………」

岡部「新しいのを買いに行くのか?」

萌郁「できたら…………、一緒に……行ってくれる……?」

岡部「あ?ああ、構わんが」

萌郁「本当……?」

岡部「ああ」

萌郁「ありがとう……」



180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 09:48:17.64 ID:Dlm3GEj00

もえかちゃん(20)が新しい携帯電話を買いにいくよ☆

もえかちゃん(20)は岡部君と力を合わせて携帯電話を買えるかな?

岡部「じゃあ、ショップに行くか」

萌郁「……」コク

早速もえかちゃん(20)買い物に出発だ~

だ~れ~にーもーな~いしょで
お~で~か~け な~のだ

おやおや?もえかちゃん(20)の前に怪しい人が現れたぞ~?

おばさん「あなた、悪いものが憑いてるわね、私が祓ってあげるわ」

萌郁「!!」オドオド

岡部「あの、すいません……急いでいるので……」

おばさん「ダメよ!まだお祓いが終わってないわ!!そのままじゃあなた地獄に…………!!」

岡部「行くぞ……」

萌郁「…………」オドオド



181: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 09:53:36.98 ID:Dlm3GEj00

危なかったね~もえかちゃん(20)

おばさんの圧力に負けて入信させられるところだったよ☆

岡部君の後ろに隠れたのは正解だったね~♪

岡部「ほら、もう居ないから、そんなにくっつくな」

萌郁「……うん…………」

くっついて胸があたっちゃったのかな?

岡部君の顔がなんだか赤いぞ~

萌郁「ありがとう…………」

岡部「ああ……」

何だかいい雰囲気だね~、だけど二人の前からは別の人が現れたぞ~?

助手「あら?」

岡部「おお、助手よ買い物の帰りか?」

助手「ええ、岡部はどこか行くの? ……桐生さんと…………

岡部「ああ、こいつの携帯電話を買いにな」



182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 09:57:57.57 ID:Dlm3GEj00

助手「へえ、そうなんだ……」

萌郁「……」コク

助手「私もついて行ってあげようか?」

岡部「ん?別に二人でも問題ないぞ?」

助手「あ……うん…………そうよね…………」

岡部「ん? どうかしたか?」

助手「なんでもない……」

岡部「?」

萌郁「?」

助手「じゃあね!」

岡部「? ああ………」

萌郁「……?」

岡部「変な奴だな……」



184: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 10:02:07.05 ID:Dlm3GEj00

~ケータイショップ~

岡部「ほら、どんなのが良いんだ?」

萌郁「……特に……決めてない……」

岡部「そうなのか? なら、昨日が良い奴にしとくんだな」

萌郁「うん……」

ウロウロ

萌郁「…………?」

岡部「何か気に入ったのはあったか?」

萌郁「これ……」

岡部「ん?」

萌郁「最近……よくみる……」

岡部「ああ、スマートフォンとか言う奴だな」

萌郁「何が……できるの……?」

岡部「さあ、俺も良く知らないが高機能らしいぞ」

も行く「そう、なんだ……」



185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 10:05:32.95 ID:Dlm3GEj00

岡部「これにしたらどうだ?」

萌郁「…………岡部君が……言うなら……」

岡部「なんだ、自分で選ばないのか?」

萌郁「選ぶのは……苦手、だから……」

岡部「変な奴だな……まあ、これでもいいんじゃないか?」

萌郁「うん…………これに、する……」

岡部「よし、じゃあ買って来い」

萌郁「岡部君も……来て……?」

岡部「買うくらい一人でもできるだろう」

萌郁「店員さん……苦手、だから……」

岡部「しかたのない奴だな……」

店員「お決まりですか?」

岡部「はい、これを」



188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 10:20:48.05 ID:Dlm3GEj00

店員「はい、かしこまりました。少々お待ちください」

岡部「萌郁よ……」

萌郁「……?」

岡部「お前は何故俺の後ろに隠れているのだ……?」

萌郁「…………なんと、なく……?」

岡部「いや、聞かれても解らんが……」

萌郁「知らない人は……緊張、するから……」

岡部「またそれか」

萌郁「ごめん、なさい……」

岡部「ほら、座って待とう」

萌郁「……」コク

岡部「…………」

萌郁「………………」

岡部「…………おい……」

萌郁「……?」



189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 10:24:29.32 ID:Dlm3GEj00

岡部「何故貴様は俺の腕にしがみついている!!」

萌郁「あ、えっと……」オドオド

岡部「今は誰も居ないだろう!?」

萌郁「……知らない……場所だから……」

岡部「それもダメなのか……」

萌郁「あんまり……得意じゃない…………」

岡部「はぁ、好きにしろ……」

萌郁「……うん…………」

店員「お待たせ致しました」

萌郁「!!」ビクッ!

店員「こちらの機種でよろしいですか?」

岡部「いいんだよな?」

萌郁「……」コク

店員「では契約書の記入をお願いします」



190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 10:28:05.27 ID:Dlm3GEj00

岡部「これは手伝えないぞ」

萌郁「うん…………」

岡部「ほら、早く済ませてこい」

萌郁「隣で……」

岡部「ん?」

萌郁「隣で……見てて……ほしい……」

岡部「仕方の無いやつだな……」

萌郁「ありがとう…………」

岡部「いいから早く書いてしまえ」

萌郁「うん……」

店員「こちらの欄に記入をおねがいします」

萌郁「…………はい………………」プルプル

岡部(まったく、震えているではないか……)

萌郁「これで……いいですか……?」

店員「はい」



192: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 10:32:09.37 ID:Dlm3GEj00

岡部「ふう、ようやく買えたな……」

萌郁「疲れた…………」

岡部「どこかで休んでいくか?」

萌郁「もう……眠い…………」

岡部「まだ昼間だぞ……」

萌郁「疲れた、から…………」

岡部「まあいい、とりあえず喫茶店にでも入るか」

萌郁「…………」コク

~喫茶店~

岡部「で、スマートフォンの操作はどうなのだ?」

萌郁「よく、わからない……」

岡部「簡単操作とかって書いてなかったか?」

萌郁「画面を……触るのが……慣れない……」

岡部「そのうちなれるだろ、試しにメールでも打ってみろ」

萌郁「……」コク



193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 10:35:05.77 ID:Dlm3GEj00

萌郁「…………」ペタペタ

岡部「…………」

萌郁「あ、ちが…………」ペタペタ

岡部「…………」

萌郁「これ、かな……?」ペタ

岡部「……」

萌郁「あ、違った…………」ペタペタ

岡部「まだか?」

萌郁「もう少しだと……思う…………」ペタペタ

岡部「………………」

萌郁「お、送るね…………?」

岡部「ああ」

萌郁「……」ペタ

……………………

萌郁「……?」



194: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 10:38:52.61 ID:Dlm3GEj00

岡部「ん?」

萌郁「あれ……」

岡部「どうした?」

萌郁「あの……メール……送った……」

岡部「そうか」

萌郁「届いて……ない……?」

岡部「なんだ? 俺に送ったのか?」

萌郁「……」コク

岡部「会った時に言っただろう、今は携帯電話を持っていない」

萌郁「あ……、そうか…………」

岡部「ったく、これじゃ確認のしようがないではないか」

萌郁「…………」ションボリ



196: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 10:43:03.22 ID:Dlm3GEj00

岡部「まあいい……ラボに戻って確認しよう」

萌郁「うん……」

~ラボ~

岡部「どれどれ……」

助手「スマートフォンにしたの?」

萌郁「……」コク

岡部「これか」

件名:めーる
「スマートフォンからめーるだよ」

岡部「ふむ、ちゃんと打てているではないか」

萌郁「大丈夫……だった……?」

岡部「ああ、普通のメールだ」

萌郁「良かった…………」

助手「タッチパネルよね?」

萌郁「……」コク

助手「あれって慣れないと使いにくいのよねー」



198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 10:46:48.95 ID:Dlm3GEj00

岡部「まあ使っているうちに慣れるだろ」

萌郁「機能……わかってきた……」

岡部「もうか?」

萌郁「うん……」

岡部「流石はメール魔だな」

萌郁「それほどでも、ない……」

助手「褒められてないわよ」

萌郁「…………これ、面白い……」ペタペタ

岡部「そのペースで打つならメールの量も減るな」

萌郁「がんばって……練習、する……」

岡部「いや、そのままでいいぞ」



201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 11:00:45.30 ID:Dlm3GEj00

萌郁「……」ペタペタ

萌郁「…………」ペタ

ブーンブーン

岡部「また送ったのか?」

萌郁「……」コク

件名:二回目
「少しだけ早くなったよ」

岡部「そうか……練習相手くらいにはなってやるぞ」

萌郁「……」コク

助手「私もスマートフォンにしようかしら……」チラ

岡部「なんだ、お前もか?」

助手「あ、いや、いいの、なんでもない」

岡部「?」

萌郁「……」ペタペタ

萌郁「……」ペタペタペタ

助手「なんだか真剣ね」



202: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 11:04:41.82 ID:Dlm3GEj00

萌郁「……」ペタペタペタペタ

岡部「なんだかすごい勢いだな」

助手「ちょ、ちょっと桐生さん?」

萌郁「…………」ペタペタペタペタペタペタグキ

岡部「あ……」

萌郁「痛い…………」

助手「そんなに力入れなくても……」

萌郁「早く……打てない…………」

岡部「そのうち画面を突き破りそうだな」

助手「もう少し落ち着いて打てば……ね?」

萌郁「……」コク

岡部「前途多難だな」

萌郁「……」ペタペタ



203: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 11:09:32.31 ID:Dlm3GEj00

~翌日~

岡部「…………」

ブーンブーン

岡部「………………」

ブーンブーン

岡部「………………………………」

ブーンブーン

岡部「……」カチカチ

件名:練習させてね♪
「おはよう☆」

件名:もう一回♪
「今日は何食べた?」

件名:もうちょっと練習♪
「慣れてきたよ♪」

岡部「早くなってる……」



205: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 11:15:10.98 ID:Dlm3GEj00

岡部「…………」

ブーンブーン

件名:お出かけするね
「行き先は内緒だよ♪」

岡部「…………」

ブーンブーン

件名:あれれ?
「ここはどこだろう(?_?)」

岡部「…………」

ブーンブーン

件名:あれれぇ?
「どこだと思う?」

岡部「知るか!!」

萌郁「岡部君の……後ろ…………」

岡部「うわっ!!」



207: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 11:18:40.17 ID:Dlm3GEj00

萌郁「操作……慣れた…………」

岡部「あ、ああ…………そうか」

萌郁「……」ペタペタ

岡部「…………」

ブーンブーン

件名:
「すごいでしょ」

岡部「…………」

ブーンブーン

件名:
「すごくない?」

岡部「ああ、すごいな……」

ブーンブーン

件名:
「えへへ♪」



208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 11:21:36.64 ID:Dlm3GEj00

岡部「もう慣れたようだな」

萌郁「……」コク

岡部「ならばもう練習はしなくて良いな」

萌郁「……迷惑……だった……?」

岡部「あ、いや……」

萌郁「……」シュン

岡部「いや、その……あまりそう多く送られるとだな」

萌郁「……」

岡部「読みきれないというか……その……」

萌郁「ごめんなさい……」

岡部「いや、いいんだ……すまん」

萌郁「……」コク



210: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 11:27:10.31 ID:Dlm3GEj00

萌郁「岡部君に送るの……楽しくて…………」

岡部「まあ、なんだ……ほどほどにならいいぞ」

萌郁「…………」コクコク

岡部「そんなに嬉しそうにするでない!」

萌郁「…………?」

岡部「何だか恥ずかしいではないか……///」

萌郁「デレ……モード……?」

岡部「だっ!誰がデレたか誰が!!」

萌郁「…………」ペタペタ

ブーンブーン

件名:ありがとう
「岡部君可愛いね♪」

岡部「ばっ……何を言って……お前は……///」



211: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 11:31:01.05 ID:Dlm3GEj00

岡部「まったく……」

萌郁「?」

岡部「…………」

助手「岡部!!」

岡部「!!」ビクッ!!

岡部「じょ、助手、なんだ貴様、そんなに乱暴に入ってきおって!!」

助手「?」

岡部「まったく……」

助手「それより私もスマートフォンにした!!」

岡部「……あ、ああ、そうか……」

助手「あ…………うん」

岡部「うん……?」

助手「…………」

萌郁「…………?」

                  オカリンがデレた所でおしまい



216: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 11:48:04.27 ID:Dlm3GEj00

それは無かった事にされた物語

岡部「ぐっ……」

9.256987

岡部「はぁ、はぁ……こ、ここは……」

萌郁「岡部君?」

岡部「桐生萌郁!?」

萌郁「あ、いつもと呼び方違う……」

岡部「な、なんだ?どうした?」

萌郁「それはこっちの台詞だよ~どうしたの岡部君?」

岡部「え……?」

萌郁「いつもの岡部君なら私の事もえにゃんって呼んでくれるじゃない」

岡部「もえ、にゃん……?」

萌郁「そうだよー?」

岡部(何を……いっているんだ……コイツは……)



222: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 12:00:52.31 ID:Dlm3GEj00

萌郁「もーどうしたの?ぼーっとしちゃって」

岡部「何が……どうなって……」

萌郁「ほら、良いからこれ片付けちゃおうよ」

岡部「これ……?」グチャ

岡部「な……なんだこれ……人?死体!?うわあああ!!」

萌郁「ほら、そんなに大声出さないで、早く処理しちゃおうよ」

岡部「な、何を言って……これ……お前がやったのか?」

萌郁「もーさっきから何を言ってるの?」

岡部「この死体はお前がやったのかと聞いているんだ!!」

萌郁「私じゃないよ?やったのは部下でしょ?」

岡部「部下……だと……?」

萌郁「そうですよー、ほら、早く片付けないと……」

岡部「何を……」

萌郁「ほら、早くしないと警察きちゃうよ?」

岡部「な、なんだこれは……」



223: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 12:05:21.38 ID:Dlm3GEj00

萌郁「もーちゃんと仕事してよー」プンプン

岡部「仕事……だと……?」

萌郁「そだよー?死体の処理が私たちの仕事でしょ?」

岡部「違う……そんな……そんな事……」

萌郁「もういいよ、私が一人でやるから」プンスカ

萌郁「今日のケバブは岡部君のオゴリだからねー」

岡部「俺が……死体の処理?」

萌郁「ほらー早く乗らないと置いていくよー?」

岡部「待て!!待ってくれ!!状況を、状況を説明してくれ!!」

萌郁「……車の中でいい?」

岡部「あ、ああ……」



225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 12:13:28.42 ID:Dlm3GEj00

岡部(うっ!血なまぐさい……)

萌郁「で?岡部君はもえにゃんに何を聞きたいのかな?」

岡部「俺は、これまでの記憶が無い……」

岡部「俺がやってきた事も、お前がやったことも……全部しらない」

萌郁「なにそれ?捕まったときの練習?」

岡部「違う!!俺は本当に!!」

萌郁「はいはい、リアルですねー」クスクス

岡部「なんなんだその喋り方は!!」

萌郁「え……?」

岡部「俺の知っている桐生萌郁はそんな、そんな風に溌剌と喋ったりしない!」

萌郁「なにそれ、今日の岡部君感じ悪いよ?」

岡部「俺の知っているお前はメールで会話しようとしたり、頷くだけで全てを表現したりする!」

萌郁「なにその人、面白いねー」クスクス

岡部「な、お前……まったく信じて……」

萌郁「ほら冗談はその辺にして、焼却場についたよ」



226: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 12:21:34.90 ID:Dlm3GEj00

岡部「焼却場……?」

萌郁「ほら、頭もって……せーの……きゃっ!」

岡部(コイツは何をしようとしている……?)

萌郁「ちょっと!しっかり持ってよ!!」

岡部(燃やす、のか? この死体を? 誰かもわからないこの人間を……ゴミみたいに……?)

萌郁「もー最悪、服が汚れちゃったじゃない!!」

岡部(人間……だぞ? 生きていた人間だぞ!?)

萌郁「もーこの服も燃やさなきゃぁ……新しいの買ってね?」

岡部「お前は……何を……」

萌郁「だから!新しい服、買ってって言ったの!!」

岡部「この人間を燃やすのか!?」

萌郁「当たり前じゃない、いつもの事でしょ?」

岡部「だから!俺にはその記憶が無いんだって!!」

萌郁「…………もう良いよ……帰ったらゆっくり話して……」

岡部「…………」



228: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 12:30:08.21 ID:Dlm3GEj00

萌郁「もしもしFB?私だよ。そっちは終わった?」

萌郁「え?まだ終わってないの?本当に使えないね、ちゃんと明日までには終わらせてね。じゃ」

岡部「桐生萌郁……」

萌郁「ふーんだ」

岡部「教えてくれ……、俺は……何をしておた……?」

萌郁「もえにゃんって呼ばない人には教えてあげない」

岡部「今はそんなふざけた事を言っている場合では!!」

萌郁「ふざけてる?私が?ふざけているのは岡部君でしょ?」

岡部「な……まだ信じて……」

萌郁「もえにゃんって呼び始めたのは岡部君なんだから、ちゃんとよんでよ」

萌郁「そうじゃないと、私……不安だよ…………」

岡部「……教えてくれもえにゃん……おれは……何をしてきた……」

萌郁「私たちは二人でラウンダーの指揮をとってる、パートナーだよ」

岡部「俺が……ラウンダーの……?



234: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 12:38:01.31 ID:Dlm3GEj00

萌郁「そうだよ?思い出した?」

岡部「俺が……指揮を……」

萌郁「岡部君が計画して、私が指示を出すの」

岡部「俺が……?」

萌郁「ずっとやってきた事じゃない。SERNからの依頼を実行する」

岡部「俺が……SERNと、繋がっている……?」

萌郁「もう、そんな間抜け面しないでよ」クスクス

萌郁「タイムマシンを悪用しようとしている奴らをぶっ殺すんでしょ?」

岡部「な……それはSERNじゃ……」

萌郁「SERNはその情報を集めてくれてるんじゃない……しっかりしてよね、まったく」」

岡部「この世界では、SERNは悪ではないというのか!?」

萌郁「何言ってんのよ……SERNはずっとそうでしょ?」

萌郁「アメリカ国防省がずっと秘密裏に管理してるんだから、世界の警察(笑)よ?」



235: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 12:44:44.73 ID:Dlm3GEj00

岡部「ああ、そうか……だいたい解ってきた……」

萌郁「そう?」

岡部「そうか……この世界でも俺は悪と戦っていたのだな」

萌郁「そうだよ、カッコいいんだから」

岡部「なっ……」

萌郁「えへへ……///」

岡部「そ、そういう事は気安く言うもんでは……」

萌郁「いいじゃない……もうすぐ結婚するんだし」

岡部「はぁ!?結婚だと!?」

萌郁「な、何驚いてるの!!」

岡部「な、なんで俺がお前と!!」

萌郁「ひどい!!言い出したのは岡部君のほうでしょ!!」

岡部「どうしてこんな世界に……」

萌郁「はあ、今銃を持ってたら確実に撃ち殺してるよ……」



237: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 12:52:42.27 ID:Dlm3GEj00

岡部「理解しかけたのにまた訳が解らなくなってきた……」

萌郁「しっかりしてよね、明日は大切な日なんだから……」

岡部「明日?」

萌郁「それも覚えてない、か……」

岡部「明日何があると言うのだ……」

萌郁「明日、タイムマシンを悪用しようとしている犯罪グループを一斉に始末するんでしょ?」

岡部「そう、なのか……?」

萌郁「そのために潜入捜査までしてたんじゃない!」

岡部「俺が、か……?」

萌郁「そうよ?危険を顧みず飛び込んでいった岡部君……かっこよかったなぁ」

岡部「いや、すまん……覚えてない……」

萌郁「まったく、私のトキメキを返してよね」

岡部「すまん……」

萌郁「だから、これはお仕置き……」チュッ

岡部「んなっ!!」



239: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 12:59:19.35 ID:Dlm3GEj00

萌郁「えへへ♪」

岡部「お前は、何を……」

萌郁「ほら、明日は忙しいんだから早く寝ましょう」

岡部「あ、ああ……」

萌郁「おやすみ、だーりん」

岡部「……おやすみ」

萌郁「もー!もえにゃんって呼んでよー!!」

岡部「いいから寝ろ!!」

…………………………………………

~翌日~

萌郁「ほら、起きて……」

岡部「ん……」

萌郁「早く起きないと、ちゅーしちゃうぞー」ムチュー

岡部「はっ!!」サッ

萌郁「うぎゃ……!! 酷い……避けたぁ……」



240: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 13:07:03.59 ID:Dlm3GEj00

岡部「「どうしてこの世界のお前はそう発情しているんだ!!」

萌郁「だって……岡部君は……私の居場所、だから……」

岡部「あれ……」

萌郁「スキあり!!」ギュー

岡部「うわ、こら放せ!!胸が!胸があたってるから!!」

萌郁「この胸が好きなくせにー」

岡部「な、何を言って……おい、やめ……」

萌郁「いつも甘えて、赤ちゃんみたいにチュパチュパするくせに……」

岡部「お、俺が!?」

萌郁「冗談だよ♪」

岡部「そういうのは殺意の元になるから止めてくれ……俺が殺される……」

萌郁「その時は殺した奴らを皆殺しにして私も死ぬよ……」

岡部「え……」

萌郁「ほら、そろそろ準備しないと♪」

岡部「あ、ああ……」



244: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 13:13:12.67 ID:Dlm3GEj00

~移動中車内~

萌郁「つに終わるね……」

岡部「これが最後なのか?」

萌郁「うん……これが終われば私たちはSERN本部に行けるんだ」

岡部「そうか……、それは良い生活ができそうだ」

萌郁「うん……岡部君と一緒の、素敵な生活……」

岡部「行く……か……?」

萌郁「うん……」

~ラボ~

岡部「やっぱり、ここか」

萌郁「……?」

岡部「人死には出すなよ、必ず全員拘束だ」

萌郁「うん」

岡部「先行は俺と萌郁」

萌郁「岡部君と”もえにゃん”だね」



245: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 13:21:02.60 ID:Dlm3GEj00

岡部「あ、ああ……、他の奴は五秒後に突入だ」

萌郁「じゃあ、行くよ…………」

岡部「ああ…………」

岡部(この世界が本当に誰も死なないというのなら、俺は……)

岡部「突入……」

……………………………………

岡部「全員動くな!」

萌郁「速やかに壁に手をつけ!」

助手「あぁん?なんだぁ貴様らぁ」

ダル「あ、姉さん!コイツ岡部っすよ!!」

助手「なんだ~岡部かぁ、も~何処いってたのよ~寂しかったんだぞ~」

助手「まさか浮気しったんじゃないでしょうね~」

萌郁「岡部君…………これは……」

萌郁「説明を……」

岡部「いや!まて!!俺は何も知らんぞ!!やめろ!!銃をむけるな!!」



246: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 13:30:16.41 ID:Dlm3GEj00

岡部「まて!萌郁!!待ってくれ!!」

まゆり「あれ~岡部君来てたんだぁ~」

岡部「ま、まゆり!!」

まゆり「まゆしぃは岡部君のが欲しくてたまらないのです」

萌郁「……岡部君…………」カチャ

岡部「お、落ち着け萌郁……これは罠だ……奴らの罠なんだ……」

鈴羽「あ!岡部倫太郎!もー遅いよー、はやく気持ちいいことしようよ」

萌郁「そう……気持ちよく……なりたいのね…………なら……殺して…………」

岡部「おい!αチーム!!今すぐ萌郁を拘束しろ!!早く!!」

萌郁「離せ!!あいつを!!アイツをぶっ殺させろ!!」

岡部「こんな世界……こんな世界で終われるかよおおおおおおおおお!!」

萌郁「てめー!!ふざけんな!!逃げるきか!!」

岡部「消えろおおおぉぉぉぉおぉおおぉぉぉおおお!!」

2.015548



250: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 13:35:29.71 ID:Dlm3GEj00

岡部「はっ!!」

萌郁「M3……?」

岡部「ひっ!!」

萌郁「M3?」

岡部「や、やめろ!来るな!!俺は何もしていない!!何も!」

萌郁「岡部……君……?」

岡部「あ、ああ、そうか……無かった事に……できたんだな…………」

萌郁「……?」

                         GOODEND?



251: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 13:38:12.38 ID:Dlm3GEj00

数値間違えちったまあいいよね
次、何かお題は無いの!?



252: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 13:40:43.02 ID:BpKaI4lX0

幼もえいくとかでもいいのよ



259: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 13:52:58.19 ID:Dlm3GEj00

       ~私立シュタゲ幼稚園~

おかべ「おれさまがセカイをかえるんだ!!」

フェイリス「きょーまぁ!!」

じょしゅ「おっきいこえ、やめて!!」

おかべ「だまれ!おれさまはきょーきのまっとしゃしゃ」

フェイリス「さいえんちすと!!」

おかべ「そうだ!きょうはオマエをかいぼうしてやるー!!」

じょしゅ「ふぇ……ふぇええん!!おかべのバカぁ~」

もえか「こら、おかべくん!おんなのこをなかせたらだめ!!」

おかべ「あぅ……」

フェイリス「きょーまぁ……」

まゆり「ん……?」

おかべ「は、はなせよ~」

もえか「だめ……」

こんな感じか?



263: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 13:59:36.89 ID:Dlm3GEj00

       ~私立シュタゲ幼稚園 にっ!~

おかべ「ダル!じっけんをするぞ!!」

だる「いまはムリ」

おかべ「な、なんでだ!!」

だる「もうすぐスズハせんせいがくるから……」

おかべ「オマエはそんなリユウでセカイをみすてるのか!!」

だる「せかいよりスズハせんせいのおっぱいがだいじだお!」

おかべ「む、それは……そうだな……」

鈴羽「はーい、ダル君お外で遊ぼうか~」

だる「はーい」ニヤリ

おかべ「う、うらやましい……」



268: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 14:03:41.71 ID:Dlm3GEj00

      ~私立シュタゲ幼稚園 さんっ!~

おかべ「ほうおういんきょーま!」

ルカ「おうほういんきょーま?」

おかべ「ほうおういんきょーまだ!!」

ルカ「おうおういんきょーま?」

おかべ「ちがう!!」ポカ

ルカ「ふぇ……ごめんなさい……」グス

じょしゅ「おかべ!!またルカくんをいじめて!!」

おかべ「ほうおういんきょーまだ!!」

じょしゅ「うっしゃいバカおかべ!!」

もえか「けんかは……だめ……」コツン

おかべ「いて……」



270: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 14:07:10.82 ID:Dlm3GEj00

     ~私立シュタゲ幼稚園 よんっ!~

だる「なえせんせーさよーならー」

綯「じゃあねダル君」

おかべ「てんのーじまたな!」

FB「こぉら岡部!!先生をつけんか!!」

おかべ「うわ、こえー!!」ニゲロー

じょしゅ「すずはせんせーばいばーい」

鈴羽「はいはい、さようならー」チッ

じょしゅ「?」

鈴羽「じゃーねー」



272: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 14:11:39.00 ID:Dlm3GEj00

      ~私立シュタゲ幼稚園 ごっ!~

まゆり「…………」スースー

じょしゅ「むにゃむにゃ」

鈴羽「普段は憎たらしい連中でも寝てると天使だねー」

おかべ「ううん…………」

綯「そうですねー」

………………………………

おかべ「おぼれ…………っは!!」

おかべ「ゆめか、よかった……」グショ

おかべ「あ……」

おかべ「すずは……せんせ……おねしょ、しちゃった……」

鈴羽「あらあら、向こうであらいましょうねー」



275: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 14:15:42.81 ID:Dlm3GEj00

      ~私立シュタゲ幼稚園 ろくっ!~

まゆり「まゆしぃはまだねむいのです……」

フェイリス「あそぶー!あそぶのー!!」

まゆり「ふぇりすちゃん……うるさい……」

フェイリス「きょーまー!」

おかべ「……」

フェイリス「きょーまぁ?」

じょしゅ「おかべ、おねしょしたんでしょー!」ヤーイヤーイ

おかべ「うるさいじょしゅ!!うわーん!!」

もえか「こら、だめでしょ!」コツ

じょしゅ「うわーん!!」



276: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 14:18:17.18 ID:Dlm3GEj00

    ~私立シュタゲ幼稚園 ななっ!~

おかべ「さくせんめいは!」

フェイリス「にゃにゃ!」

おかべ「さくせんめいは……」

フェイリス「にゃ……?」

おかべ「……さくせんめいナシ!!」

フェイリス「にゃにゃ!?」



278: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 14:21:42.15 ID:Dlm3GEj00

    ~私立シュタゲ幼稚園 さいごっ!~

もえか「おかべくん……」

おかべ「なんだ?」

もえか「これ……あげる……」

おかべ「?」

もえか「すずはせんせいに、おしえてもらったの……」

おかべ「すげー!おはなのわっかだー!!」

もえか「けっこんゆびわのかわりー……」チュ



281: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 14:25:34.98 ID:Dlm3GEj00

    ~私立シュタゲ幼稚園 おまけっ!~

まゆり「おかりん……なにしてるの?」

おかべ「まゆりをしなせないケイカクたててるんだ!!」

まゆり「え……?」



285: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 14:39:48.24 ID:Dlm3GEj00

萌郁「岡部、私のケータイしらない?」

岡部「いや、知らんが……」

萌郁「そう……どこいったのかしら」

岡部「………………!?」

岡部「萌郁よ、なんだその喋り方は……」

萌郁「え?なにが?」

岡部「その口調だ!!何があった!!」

助手「凶真~いるかにゃ?」

岡部「フェイリス!良い所に…………助手……?」

助手「ん?どうしたにゃ?」

萌郁「岡部のやつ、さっきから変なのよ」

助手「にゃにゃにゃ?なにかあったにゃ?」

岡部(なんだよこれ……なんなんだよこれは!!)



292: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 14:46:54.76 ID:Dlm3GEj00

助手「んにゃ?凶真が変なのはいつものことだけど……今日はさらに変だにゃ」

萌郁「何があったのかしらね」

岡部(なんだ?世界線が変わったのか?)

岡部(いや、しかし、リーディングシュタイナーは発動していない……)

岡部「どういう……ことなんだ…………」

まゆり「あれ、オカリン、もう来てたんだ?」

岡部「……まゆり…………まゆりは……普通……なのか……?」

まゆり「ん?なにがだお?」

岡部「うわああああああああああああああああああ!!」

まゆり「ちょ、オカリンなんぞ?」

岡部「ああ!ああああ!!」ガンガン!!

助手「にゃにゃ!!凶真が壊れたにゃ!!」

まゆり「お、オカリンどしたん!?」



295: >>286考えてみるけどムリだったらごめんな 2011/08/23(火) 14:53:56.00 ID:Dlm3GEj00

ダル「とぅっとぅる~」

岡部「お前が!!お前がそのセリフをいうなああああ!!!」ユサユサ

ダル「わ!ちょっとオカリンどうしたの!?」

助手「凶真!!」

萌郁「ちょっと岡部!やめなさいよ!!」

岡部「俺が……俺が悪いのか…………不用意にDメールを送ったりしたから……」

岡部「全部……俺のせいだ…………解ってる……」

岡部「けど……こんなの…………きつすぎるだろっ…………」

助手「凶真……」

まゆり「オカリン……」

萌郁「岡部……そんなに自分を責めないで……」

岡部「萌郁……」



297: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 14:58:49.40 ID:Dlm3GEj00

萌郁「いつものあんたらしくないわよ……」

助手「そうにゃよ……いつもの凶真なら……」

萌郁「そうよ、いつものあんただったら変なぽーず決めて高笑いするでしょ?」

岡部「…………ああ……すまん……すまんな…………」

まゆり「お、オカリンは悪くないお……」

岡部「まゆり……」

ダル「そうだよオカリン……オカリンは何時だって……」

岡部「ダルは、少し黙っていてくれないか……」

まゆり「そ、そうだ!気分転換にフェイリスたんの所にでも……」

岡部「そう……だな…………」

助手「じゃあ決まりにゃ!」



298: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 15:03:55.54 ID:Dlm3GEj00

~メイクイーン+ニャン2~

フェイリス「お……お帰りなさいませ、おか……凶真さん……」

岡部「ああ……」

フェイリス「きょ、凶真さん……何か……ありました?」

岡部「いや……何でもないんだ……なんでも……」

フェイリス「あの……僕で宜しければ……相談に乗りましょうか?」

岡部「すまん……少し……やすませてくれ……」

フェイリス「はい……」

助手「ごめんにゃさいフェイリスにゃんにゃん……凶真、何だか疲れてるみたいなのにゃ……」

フェイリス「そう、なんですか……」

まゆり「ご、ごめんね、フェイリスたん……」

フェイリス「いえ……」



299: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 15:07:58.32 ID:Dlm3GEj00

岡部(フェイリスも入れ替わってしまっている……あれは……ルカ子の口調か?)

岡部(もう、訳が解らない……もう俺は……疲れた…………)

ダル「オカリン元気でないね……」

助手「凶真……」

萌郁「いったい何があったのかしら……」

岡部「俺は……どうしたらいい……?」

萌郁「岡部……」

………………………………

まゆり「結局オカリンは元気ないままだお……」

萌郁「私たちじゃダメなのかしら……」

助手「凶真……」



300: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 15:12:21.28 ID:Dlm3GEj00

~帰り道~

ルカ子「あ、岡部倫太郎!!」

岡部「ルカ子……なのか?」

ルカ子「ん?どうしたの?拷問を受けた後みたいな顔して」

岡部「ああ……そうか……これは世界が俺を拷問しているのか……」

ルカ子「ん?」

岡部「軽い気持ちで世界線を弄んだから……」

ルカ子「ん~なんだか良くわからないけど……元気だしなよ!」

岡部「ルカ子は……口調が変わっても優しいのだな……」

ルカ子「口調?何のこと……?」

岡部「いや……いいんだ……」



302: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 15:17:32.88 ID:Dlm3GEj00

~ラボ前~

岡部「よう……バイト戦士……相変わらず暇そうだな」

鈴羽「あ……岡部……君……」

岡部「うん……わかっていた……」

鈴羽「……なに……?」

岡部「いや……残っていたのはひとつだったのでな……」

鈴羽「……?」

岡部「お前は……あんなに元気だったのにな……」

鈴羽「何を……言っているの……?」

岡部「すまん……」

鈴羽「何を謝っているのか……わからない……」

岡部「ああ、そうだよな……そう、なんだよな……」

パサ

岡部「ん?」



303: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 15:22:56.10 ID:Dlm3GEj00

岡部「それは……」

鈴羽「ごめんなさい……台本……落としちゃった……」

岡部「だ、台本……?」

鈴羽「あの、もう一度このシーンから……」

岡部「台本……だと……?」

鈴羽「岡部君も……ある……でしょ……?」

岡部「まて鈴羽!!その台本をよく見せろ!!」

鈴羽「え……うん…………」

岡部「……これは…………」

~ラボメン緊急会議~

岡部「お前ら良く聞け!!今、この世界は重大なエラーを抱えている!!」

助手「なんにゃ?エラーって……」

岡部「お前たちの台本がすり変わっているのだ!!」

まゆり「な、なんだってー!!」



304: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 15:27:55.65 ID:Dlm3GEj00

岡部「各自の台本の名前の所を見てみろ!!」

萌郁「どういう事よこれ……」

助手「にゃ!!これ、フェイリスにゃんにゃんの台本だにゃ!!」

岡部「そのとーり!!これは世界線の変動による問題ではない!!」

ダル「わ、これまゆしぃの台本だよ~」

岡部「これは制作サイドの問題なのだ!!」

まゆり「つまり……どういうことだってばよ」

岡部「つまり!台本を配ったスタッフの手違いによってお前達はちがう口調になっているのだ!!」

助手「にゃ、にゃるほど~」



307: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 15:33:27.92 ID:Dlm3GEj00

岡部「では各自……名前を確認し台本を速やかに元の役にもどせ!!」

助手「了解にゃ!」

萌郁「はい、これが牧瀬さんの……台本……」

助手「ありがとう桐生さん」

助手「こっちがフェイリスさんのね」

フェイリス「にゃにゃ、どうもにゃ~」

まゆり「みんな元に戻って良かったね~」

岡部「ああ、これで元通りだ!」

ダル「ふいーなんかムリをしていた気分だお」

岡部「そうだろうな、これで俺も安心できる」

萌郁「よかった……」

岡部「ああ、これで新世界の神になれるぞ!」ふぅあーはっはっはっはっは!!

萌郁「……?」
                         終わった



314: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 15:52:55.89 ID:Dlm3GEj00

萌郁「岡部君……」

岡部「ん? どうした萌郁」

萌郁「あの……」

岡部「なんだ、早く言え」

萌郁「私と……カラオケボックスに行ってほしい……!」

岡部「は……?」

それは単なる日常の風景。


岡部「カラオケに行きたいのか?」

萌郁「……」コク

岡部「どうしてまた……」

萌郁「あの……岡部君は……歌が……上手いって聞いて……」

岡部「いや、そこまでではないが」

萌郁「あの……私も……聞いてみたい……から……」

岡部「ん、まあ良いが……」



315: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 15:57:14.63 ID:Dlm3GEj00

萌郁「……本当!?」

岡部「ああ、カラオケだろ?」

萌郁「……」コクコク

岡部「久しぶりだなーほかにも誰か呼ぶか」

萌郁「あ……その……」

岡部「ん?」

萌郁「できれば……二人、きりで……」

岡部「なんだ、ほかに人が居ると恥ずかしいか?」

萌郁「…………うん、そんな……ところ…………」

岡部「しょうがない奴だな、まあいいか、じゃあ今から行くか」

萌郁「……うん」

岡部「随分と嬉しそうにするのだな」

萌郁「……嬉しい……から……」

岡部「そっか」



320: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 16:14:37.00 ID:Dlm3GEj00

~カラオケ~

岡部「二時間くらいでいいか?」

萌郁「まかせる……」

店員「二時間ご利用しゃしゅえ……」

萌郁「……?」

岡部「さて、部屋に行くか……」

萌郁「……」」コク

岡部「……」トコトコ

萌郁「……」トコトコ

店員「こちぁーならーす」

萌郁「……?」

岡部「まぁ二人だし、無難な広さだな」



322: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 16:18:48.99 ID:Dlm3GEj00

岡部「さて、歌うより先にドリンクを頼んでしまおう」

萌郁「……」コク

岡部「何が良い?」

萌郁「マウンテン……」岡部「無いぞ」

萌郁「…………じやあ、烏龍茶……」

岡部「ん、俺もそれでいいかな」

プルルルル

岡部「あ、烏龍茶二つ」

岡部「よし、では歌うか」

萌郁「岡部君の歌……聞かせて……」

岡部「んー何を歌うかな」

萌郁「あの……新曲の…………」



323: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 16:24:32.73 ID:Dlm3GEj00

岡部「ん?あああれか、いいだろう」

ピッピッ

『オルフェ』

岡部「よし……」

萌郁「……」ワクワク

岡部「~♪~♪」

萌郁「…………上手…………」

コンコン

店員「しつれしゃ~」

岡部「~♪……♪」

店員「しつれしゃした~」

岡部「~♪~♪」

萌郁(邪魔……しないでほしい……)

岡部「~♪」



324: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 16:29:34.18 ID:Dlm3GEj00

岡部「ふう……」

萌郁「岡部君……上手……だった……」

岡部「ん?そうか?」

萌郁「……」コク

岡部「ほら、お前も歌え」

萌郁「私……も……?」

岡部「せっかく来たんだ、歌わないと損だろ」

萌郁「でも……私……」

岡部「いいからいいから」

萌郁「じゃ、じゃあ……」

萌郁「何……歌おう……」

岡部「何でもいいぞ~」



325: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 16:33:10.99 ID:Dlm3GEj00

萌郁「じゅあ……」

ピッピッ

『小さな公園』

~♪

萌郁「~♪」

岡部「おお上手いじゃないか」

萌郁「~♪///」

岡部「うんうん」

萌郁「~~♪///」

~♪

岡部「……」パチパチ

萌郁「は、恥ずかしい……///」

岡部「いや、上手だったぞ」

萌郁「そ……そう。かな……?」

岡部「ああ」



326: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 16:37:28.39 ID:Dlm3GEj00

岡部「よし、どんどん歌うぞ」

萌郁「……///」コク

……………………………………

萌郁(岡部君、上手だな……)

萌郁(とっても気持ちよさそうに歌うし……私とは全然ちがう……)

萌郁(狭い部屋だけど……ステージにいるみたい……)

萌郁(狭い……部屋…………!!!)

萌郁(な、何を考えて……私は……///)

岡部「ん?」

萌郁「!!!」

岡部「なあ」

萌郁「は、はい!!」

岡部「隣から聞こえる声って……」

萌郁「え……?」

イラッシャイマセー!!



327: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 16:42:33.10 ID:Dlm3GEj00

萌郁「?」

岡部「この声……ダルじゃないか?」

萌郁「え……?」

アニメ…ヨウコソー!!

岡部「「やっぱり、ダルだよな……」

萌郁「?」

岡部「ちょっと見てくる」

萌郁「あ……うん……」

萌郁(行っちゃった…………)

トードーケールーノサ!!

萌郁(橋田至…………バカ…………)

岡部「やっぱりダルだったぞ」

萌郁「……そう…………」

ダル「いやぁ……どうもー」

萌郁「…………」ペコ



328: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 16:49:51.54 ID:Dlm3GEj00

岡部「どうせなら一緒に歌おうじゃないか」

ダル「いや、桐生氏に悪いし……」

岡部「いいからいいから、な?」

萌郁「うん……」

ダル「そお?じゃあ御言葉に甘えて……」

岡部「よーし、にぎやかになってきたぞー」

萌郁「…………」

萌郁(だめだめ、嫌な顔なんかしたら失礼だ)

萌郁(岡部君と二人きりがいいなんてそんな考えはダメだ……)

萌郁(それに大勢で楽しそうにしてる岡部君に申し訳ないし)

萌郁(うん……そうだ……こっちの方が、カラオケらしい……)

岡部「おーいいぞダルー」

ダル「いやぁ///」

萌郁「……」パチパチ

萌郁(そう……こっちの方が……気が楽、だから……)



330: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 16:54:43.31 ID:Dlm3GEj00

ダル「ん?あれ?」

岡部「どうしたダルよ」

ダル「今、部屋の前をフェイリスたんらしき人物が……」

岡部「なに?」

萌郁「!!」

ダル「ちょっと見え来るお」

岡部「おお、頼む」

萌郁「……」

岡部「ん?どうかしたか萌郁?」

萌郁「なんでも……ない…………」

岡部「? ……そうか……」

萌郁(また人が増えたら……私なんて埋もれてしまう……)

萌郁(二人きりの空間がなくなってしまう……)

萌郁(でも……岡部君は……そんな事望んでない……みんなで居るほうが……きっと楽しいから……)



331: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 17:01:47.93 ID:Dlm3GEj00

ダル「オカリン、やっぱりフェイリスたんだったお」

フェイリス「にゃにゃ~凶真達もきてたのにゃ~」

萌郁(また一人増えて……岡部君も……きっと喜ぶ……)

まゆり「奇遇だね~」

萌郁(二人!!)

まゆり「わあ、萌郁さんも居る~」

岡部「どうせなら広い部屋に移って皆で歌うか」

フェイリス「賛成にゃ~」

萌郁(二人か……お、岡部君も楽しそうだし……いい、よね……)

岡部「じゃあ、移動するぞー」

まゆり「お~」

フェイリス「にゃ~」

萌郁「……」コク



332: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 17:08:54.15 ID:Dlm3GEj00

フェイリス「アニソン入れてもいいかにゃ?」

岡部「好きに歌えー」

ダル「フェイリスたんの生歌キター!!」

まゆり「フェリスちゃんは歌が上手だよねー」

フェイリス「そんにゃ~照れるにゃ~」

まゆり「オカリンとデュエットなんかしたらきっと大盛り上がりだよ~」

フェイリス「凶真、後で一緒に歌うにゃ?」

ダル「赦さない……絶対にだ……」ボソ

岡部「そうだなー皆で歌うのは楽しいもんな~」

ダル「オカリン……おまいはどこまでいい人なんだ!!」

岡部「ほら、歌うぞ~」

まゆり「おー」

フェイリス「にゃ~」

萌郁「お、おー…………」



334: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 17:15:04.23 ID:Dlm3GEj00

岡部「ん?」

萌郁「…………」

岡部「どうした?」

萌郁「え……?」

岡部「気分でも悪いか?」

萌郁「…………平気……」

岡部「そうか?ならいいが……」

萌郁(ああ、そうか……この人は……こういう人なんだ……)

萌郁(こんな大勢の中でもちゃんと私を見てくれる……)

萌郁(ちがうか……ちゃんと、みんなを見ているんだ……)

萌郁(私が特別な訳じゃない……けど……私はそれが嬉しいんだ……)

まゆり「ん?萌郁さんどうかした?」

萌郁「ううん…………なんでもない……」

まゆり「何だか嬉しそうだねー」

萌郁「うん……そう、かも……」



335: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 17:18:16.96 ID:Dlm3GEj00

~一方その頃~

助手「~♪~♪」

助手「~♪~♪~♪」

コンコン

店員「お飲み物おもちしゃした~」

助手「……♪……♪……」

店員「しつれしゃすた~」

助手「……♪…………はぁ…………」

助手「みんな……どこ行ったんだろ…………」

                      一人カラオケEND



346: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 17:39:27.65 ID:Dlm3GEj00

萌郁「このボタンが……いい……」

ダル「ああ、わかるわかる、その形だと使いやすいよねー」

萌郁「……」コク

ダル「こう、綺麗に並んでるのを見るとなんだか癒されちゃうんだよ」

萌郁「こっちも……いい……」

ダル「ああ、それねー。この前出たのもそういうのだったよね」

萌郁「うん……」

和気藹々

岡部(最近萌郁とダルが妙に仲が良い)

岡部(いや、仲が良いのは素晴らしいことだとは思うのだが……なんだこの感覚は……)

岡部(なんだか、収まりが悪いというか……居場所が無いというか……)

岡部(ラボに居ても何故だか肩身が狭いような、そんな感覚に陥るのだ)

岡部「なんだこれは……」

萌郁「……?」

ダル「ん?オカリン何か言った?」



347: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 17:44:06.92 ID:Dlm3GEj00

岡部「いや……」

岡部(これだ……この状態……なんなのだあいつらは)

岡部(妙に息があっていて俺の存在など今気付いたかのような振る舞い……)

岡部(こんな息苦しい所に居たくは無いのだが……どうも気になってしまう……)

ダル「で、この型だと、ここが使いにくくなるんだよね~」

萌郁「それは……ある……」

岡部(あいつらはさっきから何を話しているんだ……?)

岡部「な、なあ……」

ダル「ん?どったの?」

岡部「さっきから楽しそうに何を話しているんだ?」

萌郁「これ…………」

岡部「携帯電話の……カタログ……?」



348: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 17:48:21.39 ID:Dlm3GEj00

ダル「そ、桐生氏と話してたら盛り上がっちゃってー」

岡部「そ、そう、か……」

岡部(なんだその会話は!何が楽しいというのだ!!)

ダル「で、ここのフォルムが良いとこう、親指が……」

萌郁「こっちだと、左手も……」

岡部(まったくわからん……)

岡部「あ、あーあ……散歩にでもいくかなー」

ダル「あ、出かけるん?ならついでに飲み物買ってきてよ」

岡部「え、ああ……」

萌郁「いって……らっしゃい…………」

岡部「ああ…………」

岡部(ああ、そうかぁ……これがパシリというやつかー…………)

岡部「ちくしょー!!」



349: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 17:52:30.34 ID:Dlm3GEj00

ダル「なんなん?」

萌郁「さあ……」

……………………………………

岡部「勢いに任せて逃げ出してしまった…………」

岡部「「いや、そもそもあんな空間に一人取り残されてみろ、誰だって逃げ出すだろう?」

鈴羽「岡部倫太郎!」

岡部「おう、バイト戦士よ」

鈴羽「なんだか暗い顔してるよー?」

岡部「いや、ちょっとな……」

鈴羽「なんならお姉さんが力になるよ?」

岡部「お姉さんって……」

鈴羽「何かあったんでしょ?言って楽になりなよ」

岡部「実は……ダルと萌郁がな……」



351: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 17:59:08.74 ID:Dlm3GEj00

鈴羽「へー、あの二人ってそんなに仲が良かったんだー」

岡部「個々最近急にな……」

鈴羽「それで岡部倫太郎はのけ者にされて悲しかったんだ」

岡部「ち、ちがう!断じてそんな事ではないぞ!!」

鈴羽「ふーん、まぁどっちでもいいけど……」

岡部「ぐぬぬ……、とにかく!俺はあの二人が気になってしまうのだ!!」

鈴羽「それってもしかしてー」

岡部「なんだ……」

鈴羽「橋田至に恋しちゃってるってことじゃないのー!?」

岡部「お前の脳は腐っていたのだな、知らなかった」

鈴羽「な、失礼な!!腐ってたら生きてないよ!!」

岡部「そういう考えをする女を腐った女子、腐女子というのだ」

鈴羽「あ、なるほど、だから脳が腐って……って!ちがうってば!」

岡部「ふん、どうだかな……」



352: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 18:03:02.44 ID:Dlm3GEj00

鈴羽「ちがうもん!!」

岡部「まあ、そんな事、今はどうでも良い」

鈴羽「なぁっ!どうでも良くない!!」

岡部「とにかく!俺はあの二人が気になっているのだ!!」

鈴羽「どうでもよくないもん……」

岡部「鈴羽よ、お前にひとつ頼みがある」

鈴羽「なーに?」

岡部「それとなくでいいのだが、その……ダルに探りを……」

鈴羽「スパイするんだね!任せといてよ!」

岡部「あ、いや、それとなく聞くだけ……」

鈴羽「じゃあ、今から行ってくる!!」ダッ

岡部「あ!ちょ!おま!!」

……………………………………




353: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 18:06:24.12 ID:Dlm3GEj00

~数分後~

鈴羽「…………」

岡部「ど、どうだった……?」

鈴羽「だめだった……」

岡部「お前でもダメか……」

鈴羽「うん、会話の内容すら理解できなかったよ……」

岡部「やはりそうか……、あの二人は独特のエネルギーフィールドを形成しているからな……」

鈴羽「なんだか、あそこに居るだけで私まで悲しくなってきちゃったよ」

岡部「そうだろうな」

鈴羽「孤独は死にいたる病とはまさにアレだね」

岡部「ああ、あの空間はそれを感じさせるな」

岡部・鈴羽「はあ……」



356: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 18:10:22.74 ID:Dlm3GEj00

助手「おーい、岡部、何してんの?」

岡部「む、助手か」

助手「助手じゃない」

鈴羽「牧瀬紅莉栖……」

助手「敵でもないわよ」

助手「で、何してるのよ」

岡部「ああ、実はダルと萌郁がな……」

助手「なるほどね、それで二人とも空気に負けて逃げてきたってわけ」

鈴羽「なっ!失礼なこと言わないでよ!!」

岡部「まあまあ、事実なのだからしかたあるまい」

鈴羽「むむむ……」

助手「まったく、そろいもそろって情けないわね」

鈴羽「ならアンタが行ってみなさいよ!!」

助手「はぁ、別にいいけど……」



358: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 18:15:14.87 ID:Dlm3GEj00

~数分後~

助手「…………」

岡部「で、お前も逃げ帰ってきたと……」

助手「だってあれ、あの空気!なんなのよあれは!」

鈴羽「だから言ったじゃん」

助手「あれは……確かに無理ね……」

岡部「だろ?」

助手「だってあの二人、私が入ってきた事にも気付かないでずっとパーツの話してるのよ!?」

助手「ボタンの配置がどうのとか、内臓アンテナがどうのとか、何なのよあの空気!!」

岡部「ああ、奴らの会話は日本語では無い気さえする……」

助手「しかも、しかもよ!橋田の奴、たまにすっごくいい笑顔するのよ!!」



359: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 18:18:38.43 ID:Dlm3GEj00

鈴羽「……」

岡部「お前も……見てしまったのだな……」

助手「あれは無理よ……」

岡部「「ああ……無理だよな……あんな、少女のような瞳で笑うダルなど……」

助手「だめ思い出したら震えてきた……」

鈴羽「牧瀬紅莉栖……」

助手「ごめんなさいね阿万音さん……、あんな事言って……」

鈴羽「いいよ……知らなかったんだもん……」

助手「うん…………」

岡部「それにしてもあいつら……いつまで携帯電話の話をしているつもりなのだ……」



362: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 18:25:19.11 ID:Dlm3GEj00

ルカ子「あ、あの……」

助手「あら、漆原さんじゃない」

ルカ子「こんにちわ、えっと……みなさんどうかしたんですか?」

岡部「ああ、実はな…………」

ルカ子「ええ!!それって!!」

岡部「ああ、驚くのも無理はない……まさか……ダルと萌郁がな……」

ルカ子「それで皆さんはどうして外に?」

鈴羽「えっと……それはぁ……」

助手「その……二人の邪魔をしちゃ悪いかなぁってね」

ルカ子「あ、そうだったんですか……」

岡部「ああ、そこでルカ子に頼みがあるのだが……」

ルカ子「はい、なんですか?」

岡部「上に行って二人の様子を見てきてくれ」

助手「ちょっと岡部、いくらなんでも漆原さんをあんな所に……」ヒソヒソ

ルカ子「わかりました……」



363: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 18:30:56.13 ID:Dlm3GEj00

~数分後~

岡部「まさか本当に行くとはな……」

ルカ子「あの、僕には何がなんだか……」

助手「いいのよ、それが普通の反応よ」

鈴羽「あんなの解るほうが問題だよ」

岡部「しかし……こうなっては中の様子を知ることはできんな……」

助手「あれ、待って……そもそも、様子を知りたいのって岡部だけじゃない?」

鈴羽「そういえばそうだね」

ルカ子「あ……」

岡部「なんだ?何だと言うのだ?

助手「岡部、もう一度行ってきなさいよ」

岡部「断る!!」

助手「元はアンタが阿万音さんに頼んだことでしょ!?」

岡部「うぐ、しかしな……」



364: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 18:36:51.77 ID:Dlm3GEj00

助手「ははーん、怖いんだぁ……」

岡部「な!なんだその顔h!お前だって逃げ出したくせに!!」

助手「ふん、あんたよりマシよ!私は人を身代わりに行かせたりしてないもの!!」

岡部「んな!こぉの生意気な小娘がっ……!」

助手「なによ」

岡部「いいだろう!!再度俺が行ってきてやる!!」

助手「せいぜいがんばりなさい、私はノンビリ泣き面が現れるのを待たせてもらうわ」

岡部「ふん!!だぁれが泣くか。尻の青いガキじゃあるまいし」

助手「だから無いって言ったでしょ!!」

岡部「ふん!確認したわけではないからな!どう言おうが信用するか!!」

助手「ぐぬぬ……岡部ぇ……!」



365: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 18:41:36.52 ID:Dlm3GEj00

岡部「ふん、青尻は黙ってみているがいい、俺様の華麗なるトークスキルをな!!」

助手「ふん!!」

……………………………………

キィ

岡部「は、入るぞー……」ボソッ

ダル「このモニター良いよねー」

萌郁「こっちの……やつも……いい…………」

岡部「うんうん……」ポツン

ダル「この型は?」

萌郁「それだと……こっちが……」

ダル「あーなるほどね」

岡部「あーあー、そうだな……」

萌郁「やっぱり、こっちの方が……」

岡部「そ、そうだよな、やっぱりそっちだよな……」

ダル「いやこっちも捨てがたい……」



366: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 18:45:43.75 ID:Dlm3GEj00

岡部「あ、ああ、それな……」

萌郁「それも良いけど……こっちの方が……」

岡部「ああ!いいよな……うん……」

ダル「でもそれだと電源ボタンのあたりが……」

岡部「あ、そうか~そうだよな~」

萌郁「じゃあ、こっちは……?」

岡部「それ!!そっちそっち!!」

萌郁「あの……岡部君…………」

岡部「!! な、何だ!どうした!!」

萌郁「独り言……少し抑えて……くれる……?」

岡部「あ……うん…………ごめん…………」

萌郁「うん……ごめんね……」

岡部「うん……キニシナイデ……ウン…………」

萌郁「……?」



370: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 19:00:18.00 ID:Dlm3GEj00

萌郁「もしかして……何か用……あった……?」

岡部「あ……いや…………」

ダル「ん?そうだったん?」

岡部「いや、そういうわけじゃ……」

萌郁「岡部君……!?」

岡部「は、はい」

萌郁「目……赤いけど……どうしたの……?」

岡部「え……?」

萌郁「大丈夫……?」スッ

岡部「あ!!ああ!大丈夫!大丈夫だから!!」

萌郁「そう……?」

岡部「ああ、うん……大丈夫…………」

萌郁「岡部君……涙……出て……」

岡部「あれ…………なんで、だ…………?」

萌郁「やっぱり……なにか…………」



371: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 19:00:53.91 ID:Dlm3GEj00

岡部「いや、大丈夫……、何も、何もない、はずなのに……」

萌郁「でも……」

岡部「なんだ、これ……」

萌郁「……?」

岡部「涙が…………出る…………」

萌郁「悲しい……の?」

岡部「いや……そうじゃな……そうじゃ、なくて…………」

萌郁「大丈夫……だよ……」ナデナデ

岡部「!!」

萌郁「大丈夫……」ナデナデ

岡部「萌……郁…………」

萌郁「…………」ナデナデ

ダル「何だか二人の世界のようなので僕は飲み物を買ってきますね」

……………………………………



374: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 19:04:46.51 ID:Dlm3GEj00

~ラボ前~

助手「なかなか戻ってこないわね……」

鈴羽「まさか、何かあったんじゃ……」

ルカ子「何かって……なんですか……?」

助手「まさか……あまりの空気に自ら……」

ルカ子「まさかそんな!!」

鈴羽「あ!降りてきた!!」



ダル「ん?どうしたん三人で?」

助手「え、なんで橋田……?」

ダル「僕じゃダメなん?」

助手「いや!ダメじゃないけど!!」

ダル「上は入り込めない空間になったから逃げてきたんだお」

鈴羽「それってどういう……」



377: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 19:10:15.63 ID:Dlm3GEj00

~ラボ~

萌郁「落ち着いた……?」

岡部「ああ……すまなかった……」

萌郁「別に……いい……」

岡部「せっかくダルと仲良く話していたのを邪魔した……」

萌郁「別に……仲が良いわけじゃ……ない」

岡部「いや、あれは相当良いだろ……」

萌郁「そう……なのかな……?」

岡部「ああ……」

萌郁「よく、わからないけど……」

萌郁「それでも……岡部君が笑っている方が……大切」

岡部「え……」

萌郁「岡部君は……私の……大切な人だから……」

岡部「萌……郁……」

萌郁「大切……だから……」ギュ



378: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 19:14:35.92 ID:Dlm3GEj00

~ドアの前~

ルカ子「中、どうなってるんでしょうか……」

助手「声小さくて聞こえない……」

鈴羽「入ってみなよ……」

助手「いやよ!あんな空気の中になんて!」

ルカ子「いったい何がおこっているんでしょう……」

鈴羽「気になるけど中を見るのが怖いよ……」

ダル「三人とも……なにしてるん……」

助手「し!静かに!!」

鈴羽「あー!気になるー!!」

ルカ子「静にしてください!!」

                     気になる木 おしまい



386: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 19:31:38.92 ID:Dlm3GEj00

萌郁「あの……岡部さん……」

岡部「どうかした萌郁?」

萌郁「あの……明日僕と……デートしてください!!」

岡部「え…………」

萌郁「だめ……ですか……?」

岡部「だ、だて、そんな急に……」

萌郁「す、すみません…………」

岡部「べ、別に、いい、けどさ……」

萌郁「本当ですか!?」

岡部「な、なにそんな嬉しそうな顔して///」

萌郁「はい……嬉しい……ですから」

岡部「ばっ!恥ずかしいこと言わないでよ!!」

萌郁「あ……ごめんなさい」

岡部「まったく……明日ね……」

萌郁「はい……!!」



387: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 19:36:53.28 ID:Dlm3GEj00

~翌日~

岡部「少し……早かったかな?」

萌郁「あ!岡部さーん」

岡部「あ……」

萌郁「おはようございます」

岡部「うん……、あの、待った?」

萌郁「はい……ずっと楽しみに待っていました」

岡部「な、なによそれ」

萌郁「あはは、マンガからの引用です」

岡部「相変わらず良くわからない奴」

萌郁「あ、あの……て、手を繋いでも……いい……ですか?」

岡部「なっ!!」



388: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 19:41:53.81 ID:Dlm3GEj00

萌郁「だめ……ですか?」

岡部「す、少しだけね……」

萌郁「はい……」ギュ

岡部「…………///」

萌郁「あの、水族館……好き……ですか?」

岡部「え?ああ……うん……好き……だけど……」

萌郁「よかったぁ……今日は水族館に行こうと思ってたから」

岡部「そう……なんだ…………」

萌郁「はい。岡部さんが苦手だって言うなら別の場所も考えてましたこけど」

岡部「そう……」

萌郁「その場所は……今度です……」

岡部「……な、今度ってなによ!!」

萌郁「次のデートです♪」

岡部「……ばか」



392: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 19:47:36.35 ID:Dlm3GEj00

岡部「ほら、早く行こう」

萌郁「あ、はい」

岡部「…………」

萌郁「あの……」

岡部「なに……」

萌郁「怒って……ますか?」

岡部「別に怒って無い」

萌郁「そう、ですか……」

岡部「…………恥ずかしいの」

萌郁「え?」

岡部「なんでもない!!」

萌郁「あ、待ってくださいよ」



393: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 19:52:07.86 ID:Dlm3GEj00

岡部「ほら、置いてくよ……」

萌郁「待って……、うわ!」

岡部「あぶない!!」

萌郁「っとと……」

岡部「もう……バカなんだから」

萌郁「ごめんなさい」

岡部「ん……」

萌郁「?」

岡部「手!繋ぐんでしょ?」

萌郁「はい!」



395: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 19:55:21.44 ID:Dlm3GEj00

岡部「まったく……自分から言ったくせにすぐ離すんだから」

萌郁「ごめんなさい」

岡部「謝るの禁止」

萌郁「ごめんなさい……あ……」

岡部「もう、ほら、行こう」

萌郁「はい」ギュ

岡部「……///」

萌郁「……?」

岡部「なに?」

萌郁「いえ……」

岡部「なによ?」

萌郁「いや……赤くなってて……可愛いなって……///」

岡部「!!!」

岡部「バカ……///」



398: >>394本当にな、修正できるといいけど 2011/08/23(火) 19:59:59.80 ID:Dlm3GEj00

岡部「ねえ……」

萌郁「……?」

岡部「なんで……デートなの?」

萌郁「えっと……なんで……かな?」

岡部「なにそれ」

萌郁「良く、わからないから……」

岡部「それなのにデートに誘ったの?」

萌郁「なんだか……確かめたくなったのかも」

岡部「何を……?」

萌郁「自分の気持ち……かな?」

岡部「なにそれ」

萌郁「よく、わかんない……」



400: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 20:04:14.54 ID:Dlm3GEj00

岡部「今日は随分と明るいとおもったら、そんな事か」

萌郁「ごめんなさい……」

岡部「別にいいよ、いつものことだし」

萌郁「うん……」

岡部「それよりほら、あれでしょ?水族館」

萌郁「あ、うん……そう」

岡部「何へこんでんの?」

萌郁「やっぱり……迷惑だった……?」

岡部「そうね……中途半端な気持ちってのは迷惑かな」

萌郁「そう……だよね……」

岡部「でも、デートに誘ってくれたのは、嬉しいよ」

萌郁「そっか……」

岡部「うん……」キュ



401: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 20:10:04.00 ID:Dlm3GEj00

萌郁「水族館なんて……久しぶりに来た」

岡部「私も……」

萌郁「こうやって……デートで来るのは……初めてだよ」

岡部「そう……なんだ……」

萌郁「うん……」

岡部「私は何度かまゆり君と来たよ」

萌郁「え……そう、なんだ……」

岡部「うん……ここじゃないけど……」

萌郁「ここは……初めて……?」

岡部「うん……ここは、初めて」

萌郁「そっか……」

岡部「萌郁が、初めてだよ……」

萌郁「なんだか……エッチ……」

岡部「変態……」



402: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 20:14:40.89 ID:Dlm3GEj00

岡部「まゆり君とは遊びに来ただけなんだ」

萌郁「デートじゃ、ないの……?」

岡部「うん、まゆり君とは、ただの幼馴染」

萌郁「そっか……」

岡部「男の人からデートに誘われたのも、初めてなんだ」

萌郁「え……」

岡部「あ!らっこだ!」

萌郁「あ……本当……かわいい」

岡部「あはは、喧嘩してる」

萌郁「仲……悪いのかな?」

岡部「それは無いんじゃないかな」

萌郁「そっか……、そうだよね……」

岡部「嫌いな人とは……喧嘩すらしないよ……」



403: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 20:18:11.77 ID:Dlm3GEj00

萌郁「岡部さん……」

岡部「ん?」

萌郁「あの……僕は……」

岡部「なに……?」

萌郁「いえ…………」

岡部「そう……」

萌郁「……」

岡部「…………」

萌郁「………………」

岡部「あ、変な魚……」

萌郁「小さい……ですね……」

岡部「なんていう魚なんだろ」

萌郁「ここに……書いてあるよ」

岡部「チンアナゴ?」

萌郁「変な名前……」



405: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 20:21:00.66 ID:Dlm3GEj00

岡部「ほら見て、向こうにペンギンがいる」

萌郁「本当だ……」

岡部「ペンギンってなんで飛ばないんだろうね」

萌郁「さあ……」

岡部「鳥なのに……」

萌郁「何で……だろう」

岡部「せっかく鳥なんだから飛べばいいのに」

萌郁「海が……、好きだから……かな?」

岡部「…………そうかも、ね……」

萌郁「うん……」

岡部「変なの……」



406: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 20:27:44.58 ID:Dlm3GEj00

岡部「私もペンギンと同じかも……」

萌郁「え……?」

岡部「海が好きだから……飛ばない……」

萌郁「……?」

岡部「こっちに飛んでおいでって言われても……海から離れたくないの」

萌郁「よく……わからないや……」

岡部「萌郁には解らなくていいよ」

萌郁「そう……」

岡部「うん……」

岡部「あ!クラゲだ!!」

萌郁「あ……」

萌郁(手……)

岡部「綺麗だねー」

萌郁「うん……」

岡部「ふわふわ浮いて……萌郁みたい」



408: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 20:29:45.99 ID:Dlm3GEj00

萌郁「僕……?」

岡部「うん……海に溶けちゃいそうで、危なっかしくて……」

萌郁「……?」

岡部「でも……綺麗だんだよ……」

萌郁「似てる……かな?」

岡部「うん……似てる……」

岡部「そっくりだよ」

萌郁「そんなに……?」

岡部「いつもふわふわしてて、気持ちが浮ついてる……」

岡部「ホントそっくり…………」

萌郁「そう、なのかな……」

岡部「うん……」



410: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 20:33:19.25 ID:Dlm3GEj00

岡部「ねえ、この後どうするの?」

萌郁「あ、特に……決めてないんだけど……」

岡部「…………じゃあさ」

萌郁「?」

岡部「私が……決めていいかな?」

萌郁「うん……」

岡部「ありがとう……」

萌郁「……?」

……………………………………

岡部「水族館、面白かったね」

萌郁「うん……綺麗だった……」

岡部「じゃあ、ここからは私が仕切ります」

萌郁「うん」

岡部「まずは食事



411: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 20:38:02.50 ID:Dlm3GEj00

萌郁「……ここ?」

岡部「「嫌だった?」

萌郁「嫌じゃ……ないけど……」

岡部「じゃあ入ろ♪」

萌郁「うん……」

店員「しゃいませー」

岡部「ネギラーメン大盛をふたつ」

萌郁「本当に……ここでいいの……?」

岡部「だってラーメン食べたかったんだもん」

萌郁「そっか……」

岡部「それに、ここのラーメン美味しいんだよ?」

萌郁「そう……なんだ……」



412: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 20:40:28.86 ID:Dlm3GEj00

店員「おまたしゃしたー」

岡部「ね?おいしそうでしょ?」

萌郁「うん……」

岡部「いただきまーす」

萌郁「いただきます……」

………………………………………………

岡部「はーおいしかった」

萌郁「うん……美味しかった……」

岡部「じゃあ次はゲームセンターに行こう」

萌郁「ゲームセンター……?」

岡部「うん!」

萌郁「…………」



417: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 21:02:13.00 ID:Dlm3GEj00

岡部「あははは、萌郁下手だねー」

萌郁「これ……やったことない……から……」

岡部「えい!」

萌郁「うわ!!」

岡部「私の勝ち♪」

萌郁「むう…………」

岡部「あはは♪」

萌郁「容赦ない……」

岡部「ボヤかないの~男の子でしょ?」

萌郁「そうだけどさ……」

……………………………………

岡部「はー遊んだ遊んだ~」

萌郁「すっかり……暗くなちゃったね……」

岡部「ね、最後にもうひとつ行きたいんだけど良い?」

萌郁「……?」



418: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 21:07:18.13 ID:Dlm3GEj00

……………………………………

萌郁「ここって……」

岡部「知らない?ラブホテルだよ」

萌郁「知ってる……けど……」

岡部「入ったこと無いから一回入りたかったんだー」

萌郁「でも……」

岡部「いいから入ろ♪」グイ

萌郁「ちょ、ちょっと……!岡部さん!!」

岡部「……」グイグイ

萌郁「な、なんでこんな……」

岡部「…………」

萌郁「こんな…………」

岡部「……ほら見て、どの部屋にするかパネルで選ぶんだって」

萌郁「岡部さん…………」



420: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 21:10:33.44 ID:Dlm3GEj00

岡部「見学だよ……」

萌郁「でも……」

岡部「やっぱり……まだふわふわしてるの?」

萌郁「え……?」

岡部「…………、この部屋ね!!」

ピッ

………………………………

萌郁「…………」

岡部「………………」

萌郁「あ、あの……」

岡部「なんで……、デートに誘ったの……?」

萌郁「…………」

岡部「なんで…………」



421: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 21:14:27.56 ID:Dlm3GEj00

萌郁「僕は…………岡部さんのことが……」

岡部「嘘……」

萌郁「…………嘘じゃ、ない…………」

岡部「だって!わかんないって!!」

萌郁「僕は!…………確かめたかったんじゃ……なくて……」

岡部「…………?」

萌郁「気持ちを……確かめたかったなんて……嘘で…………」

萌郁「僕はただ…………もう、逃げないように……したかった……だけで……」

岡部「萌郁…………?」

萌郁「ごめん……」



423: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 21:20:13.68 ID:Dlm3GEj00

萌郁「僕は……弱いから……」

萌郁「気持ちを固める切欠が……欲しかっただけ……なんだ……」

岡部「…………バカ」

萌郁「……?」

岡部「萌郁がそんなだから……そんなだから私は……」

萌郁「ごめん…………」

岡部「私はずっと……大好きなのに……」

萌郁「僕も…………好き……だよ……」

岡部「うん…………」

萌郁「ごめん……」

岡部「……」

岡部「じゃあね…………」

萌郁「………………」



425: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/08/23(火) 21:24:21.69 ID:Dlm3GEj00

萌郁「岡……部……さん…………」

その後、岡部さんは牧瀬紅莉栖さんと結婚した。
勇気を出せなかった僕は、何もかも遅かったんだと思う……
いつまでもふわふわと漂っていた僕は……

ずっと前から……海に溶けてしまっていんだと思う。

                     BAD END





萌郁「今あなたの後ろに居るの……」岡部「なっ!!」【後編】に続く




元スレ
萌郁「今あなたの後ろに居るの……」岡部「なっ!!」
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