1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 01:31:16.08 ID:u8eIO1Jo0

黒井「ノン!響ちゃん、そんなことではトップアイドルにはなれないよ?」

響「でもぉ……私、本当に気が弱くて…ダメダメで……」

黒井「君には運動神経があるだろう?沖縄ちゅらさんコンテストで優勝した身じゃないか!」

響「偶然調子が良かっただけです…他のみなさんの気迫がすごくて、逃げ出しちゃいそうになっちゃいましたけど……」

黒井「ふむ……悪いがセレブな私でも、このままでは到底君をトップアイドルに出来そうもない」

響「やっぱりそうなんですか……黒井社長、短い間ですけどお世話になりました。学校も辞めて沖縄に……」

黒井「話は最後まで聞きたまえ。よく聞くがいい。今から私は君の全てを改造する!!」



5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 01:36:05.79 ID:u8eIO1Jo0

響「改造ですかぁ!?身体中を改造手術されて……や、やっぱり沖縄に帰ります!」

黒井「何度も言わせないでくれ……。君のキャラクター自体を矯正しようというのだよ」

響「つまり…性格を変えるということですか?」

黒井「ウィ。君は理解が早くて助かる。…実はだな、このままだとあの忌々しい765プロのアイドル候補生とキャラが被ってしまうのだよ」

黒井「もちろんデビュー前のペーペーだが、高木のぬるいやり方では性格矯正など考えもつかないだろう。だからこそ!こちらが先手を打って君を変える!」

響「あ、あの……具体的にどのようにすればいいんでしょうか……?」

黒井「そうだな…まずは個性だ。一人称をあたい…いや、某…受けないな………ふむ…『自分』にしてみるのはどうかね?」



8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 01:41:05.62 ID:u8eIO1Jo0

響「自分…ですか……」

黒井「そうだ。試しに自己紹介をしてみたまえ」

響「わた……じ、自分!我那覇響です!沖縄から来ました!え、ええっと…ダンスが得意なんですけど、他がダメダメで……」

黒井「ノン!それでは自信がなさげではないか!もっと傲慢な程に!何なら完璧を自称してみるがいい!」

響「は、はい!自分はカンペキで、なんでも出来ちゃうんです!…みたいな感じですか?」

黒井「……ふむ…敬語をやめてみようか。あと沖縄っぽさをアピールした喋り方を…できるかね?」

響「やってみます……。はいさい!自分、我那覇響!自分、カンペキさー!」

黒井「ほう……やはり私の見る目は間違ってなかったようだな。よろしい、今日から響ちゃんにはそのキャラでアイドルをやってもらう!」



15: >>12 こっちは即興 あっちは書き溜め 2012/08/11(土) 01:47:19.19 ID:u8eIO1Jo0

私、我那覇響です。沖縄生まれの沖縄育ちですけど、あんまり沖縄弁が話せません……
何の間違いか沖縄のコンテストで優勝しちゃって、アイドルの勉強をしに上京することになりました

都内の高校に合格して、高校デビューなんてのもしてみようかなと思って服装だけでも可愛くしてみたところ、961プロダクションの社長さんに出会いました
でもその人は、お化粧してお洒落して、背伸びした自分を見てくれただけ……そう思ってしまったのです

思い切って正直に話してみると、社長さんはやっぱり驚いた顔をしました
その後になぜか思いっきり笑ったあと、社長さんは私にこう言ってくれました

『私が君をトップアイドルにしてみせよう。ついて来てくれるね?』

小さい頃からアイドルに憧れていて、元々アイドルの勉強をしに上京をするつもりだった私は、二つ返事でOKを出しました

そして、私のアイドル候補生としての生活は始まったのです」



16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 01:51:46.36 ID:u8eIO1Jo0

ガチャッ

響「お、おはようございますぅ……」

黒井「ノン!響ちゃん、もっと元気に!入るところからやり直し!!」

響「ふぇぇ……黒井社長怖いです……」

黒井「つべこべ言わずにやり直しなさい。君は王者になるのだよ?」

響「わ、わかりました……」バタン

響「…………すぅ……」

ガチャッ

響「はいさーーーい!!みんな元気?自分は今日も元気いっぱいだぞっ!」

黒井「ブラボーだよ響ちゃん!君はダイヤの原石なんだ、その調子で行けば王者の座など簡単に取れてしまうよ!」

響「ありがとう黒井社長!自分、絶対トップアイドルになるね!」



19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 01:57:03.48 ID:u8eIO1Jo0

響「はぁ……今日のレッスンも厳しかったぁ……。黒井社長、すっごく厳しいんだもん……」

ポツ…ポツ……ザァァァァ

響「あっ!雨!どこか雨宿りできるところは……あ、あった!」

響「……公園のすべり台の下って案外広いんだね。私がちっちゃいからかな?あはは……」

響「………寂しいよう…つらいよう……母さん……にーにー……!」

ばうっ

響「…えっ?」

『ばうぅ?』

響「こんなところにセントバーナード……?キミ、おっきいね。ひとりぼっち?」



20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 02:01:34.81 ID:u8eIO1Jo0

『ばうっ!』

響「そっかあ…可哀想に、おっきくなり過ぎて捨てられちゃったんだね……。私、動物の言葉がわかるんだ。ちょっとはキミの役に立てるかな?」

『ばばうぅ…ばぅっ!』

響「……うん…うん…わかるよ。一人はつらいよね……そうだ!キミ、私の家に来ない?私のマンション、ペットOKのところなんだ!」

『ばう!?ばうっ、ばうっ!!』ペロペロ

響「あははは!くすぐったいよ!それじゃあキミは…今日から私の家族だよ!よろしく、『いぬ美』!!」

『…わふぅ……』

響「あーっ!納得してないな!?いいもん!もう変えないもんね!キミはいぬ美なんだから!」



21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 02:06:38.38 ID:u8eIO1Jo0

ガチャッ

響「はいさーい!今日も元気にいってみよーーーっ!!」

黒井「おはよう、響ちゃん。最近は調子がいいみたいだね。キャラも演じれてるようで何よりだよ」

響「ううん、これも全部黒井社長のおかげさー!ありがとね!」

黒井「ウィ。感謝の気持ちを忘れないのはいいことだ。ところで響ちゃん、最近犬を飼い始めたそうだが……」

響「ご、ごめんなさい社長!ペットOKだって聞いたから……」

黒井「いや、そうではないのだよ。その……今度触らせてくれないか?」

響「えっ?」

黒井「コホン…わ、私は無類の犬好きでな……。犬を見るともふもふしたくなってしまうのだよ……」



23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 02:11:57.51 ID:u8eIO1Jo0

響「あはは!黒井社長もかわいいところあるね!全然構わないぞ!今度事務所に連れてくるね!」

黒井「…この事は内密に頼む。知られたら私のセレブでダーティなイメージが覆ってしまうのでな……」

響「もちろんさー!」

黒井「良かった……コホン。ところで、今日から新しいアイドル候補生が所属するのだよ。響ちゃんと顔合わせをさせておこうと思ってな」

響「新しい子!?どんな人だろう…楽しみだなー!」

黒井「ウィ。では君、入ってくれたまえ」

ガチャッ

貴音「皆様方、お初にお目にかかります。四条貴音と申します。以後お見知りおきを……」



25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 02:16:45.58 ID:u8eIO1Jo0

黒井「今日から961プロに所属する四条貴音ちゃんだ。響ちゃんとは共にレッスンをしてもらう」

響「キレイな人……」ボー

貴音「あの……もし?」

響「はっ!?あ、あのっ!じ、自分は我那覇響!沖縄出身でダンスが得意なんだ!これからよろしくね!」

貴音「はい。よろしくお願いします、我那覇響」

響「フルネーム?ヘンな呼び方だな~……普通に響って呼んでくれていいよ?」

貴音「いえ、癖のようなものなのでお気になさらず。黒井殿、早速れっすんの準備をお願いします」

黒井「ウィ?あ、ああ。貴音ちゃんはいい向上心を持ってるね。素晴らしい」

響「……あの人、何か冷たい感じがする……。私、一緒に頑張れるかな……」



29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 02:22:01.53 ID:u8eIO1Jo0

響「貴音、それ違うぞ!そこはこうやって……」

貴音「ありがとうございます、我那覇響」

響「えへへ……カンペキな自分になんでも聞いてね!自分も……あ~っ♪」

貴音「……我那覇響、少し音程がずれているのでは?」

響「えっ!?そ、そんなことないぞ!自分はカンペキなんだ!カンペキな自分が失敗するわけなんか……」

貴音「しかし、事実音は外れています。講師の方も首をかしげていました。……お言葉ですが、その程度で完璧を自称するのはまだ早いのでは?」

響「…っ!!」

貴音「踊りは確かなものです。しかし音を外していますし、笑顔もどことなくぎこちないように見えます」

貴音「はっきりと申し上げて、全体的に新人である私とさほど変わらないのでは……」



31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 02:28:38.37 ID:u8eIO1Jo0

響「…………」

貴音「はて…私は少し指摘をさせてもらっただけなのですが……」

響「……ひっく……ぐすっ……えぅ……」

貴音「……アイドルの世界は、涙を流すだけでは務まりません。それは貴女も重々承知しているのでは?」

響「…ひっく…ごめん、なさい……私…ホントはダメダメで…カンペキなんかじゃ……」
貴音「!?」

響「四条さん……本当に…ごめっ…ひぐっ……!」

貴音「あ…あの……もし……?」オロオロ

ガチャッ

黒井「…限界を超えてしまったか……」



34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 02:33:51.87 ID:u8eIO1Jo0

貴音「く、黒井殿!これはどういうことなのですか!?この者は私の知っている我那覇響ではありません!!」

黒井「貴音ちゃんも落ち着きたまえ。実はカクカクシカジカワレマネクムインノショウレツニジヒハナクナンジニアマネクヤクヲノガレルスベモナシということなのだよ」

貴音「……そういう事情だったのですか…。私、露とも知らず酷い事を言ってしまいました……」

響「ううん…私が悪いんです……キャラを演じるあまりに失礼なことばっかり言っちゃったから……」

貴音「私にも謝らせてください。あまりにも完璧だと言い張る姿勢に少し苛立ってしまいました…。申し訳ありません、我那覇響」

響「……名前で呼んでください、四条さん」

貴音「ですが私は……」

響「私も、四条さんのことを名前で呼びたいから……」



37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 02:39:04.96 ID:u8eIO1Jo0

貴音「……そうですね。打ち解けておく必要があるようです。では、これからよろしくお願いします、響」

響「えへへ……はいっ!貴音さん!」

貴音「…さんは必要ありりません。先程までの通り、貴音とお呼びください」

響「……ありがとう、貴音!私、頑張るよ!」

貴音「ふふっ…何だか不思議ですね。響が二人いるようです」

響「どっちも私だから…慣れてくれると嬉しいな……」

貴音「はい。精進致します」

黒井「……いかんな…私も少しヤキが回ったようだ……」



41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 02:46:34.25 ID:u8eIO1Jo0

響「えへへ…今日は貴音と仲良くなれちゃった…。このまま親友同士になれたらいいなあ……」

響「それにしてもこの肉まんおいしい~♪都会のお店はすごいんだね!」

ヂュッ

響「…ん?何か今、目の前に小さい影が通ったような……」

ピョンッ

響「ひゃあっ!?な、なに!?ハムスター……?ちょっと話を聞かせてもらえるかな」

『ヂュヂュヂュッ』

響「…なになに…小さい頃に飼い主に虐待されて、逃げ出した後は必死で生きてきた…?キミも大変だったんだね……」

『ヂュッ…』



43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 02:53:17.34 ID:u8eIO1Jo0

響「私も小さい頃にお父さんを亡くしちゃってさ…結構苦労してきたんだ。それで母さんを楽させてあげたいなって思って……」

『ヂュ~』

響「慰めてくれるの?ありがとう……。そうだ!キミも私の家に来ない?黒井社長のおかげで広い家を借りられてるから、まだまだ余裕あるんだよ!」

『ヂュヂュッ!!』

響「…え?子分も一緒でいいかってどんな子?」

『ヂュ~ッ!!!!』

┣¨┣¨┣¨┣¨ ┣¨┣¨ ┣¨┣¨

響「えっ…猫にウサギにオウムにシマリスに…モモンガにミニブタにヘビにワニまで!?この子たち、みんなキミの子分なの1?」

『ヂュッ!』ドヤァ

響「ハムスターってすごい」



47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 03:00:15.23 ID:u8eIO1Jo0

黒井「ひ、響ちゃん……少し見ないうちに、ずいぶん大所帯になったそうじゃないか……」

響「ごめんなさい……」シュン

黒井「いやいや、別に構わないのだよ。ただこれだけは聞いておきたい。ペットを最期…看取る瞬間まで愛してやれる覚悟はあるか?」

響「もちろん!自分、み~んな大好きだしね!いぬ美もハム蔵もブタ太もねこ吉もうさ江もシマ男も、モモ次郎もヘビ香もワニ子も!み~んな、ね!!」

黒井「ウィ。それなら……ってワニ子…だと……?」

響「うん!ワニのワニ子!」

黒井「響ちゃん…私と一緒に役所に行こうか。ワニは許可が必要な動物なのだよ……」

響「えっ!?ご、ごめんなさい!私そんなの全然知らなくて……」

黒井「戻ってる戻ってる」



51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 03:06:26.51 ID:u8eIO1Jo0

黒井「ふぅ…私が保護者代わりになって何とか申請が降りたか……」

響「ホントにごめんなさい……」

黒井「響ちゃん、そういう時はありがとうと言うのだよ」

響「あっ…ありがとう、黒井社長!」

黒井「ウィ、いい笑顔だ。…おや?あの子は……どこかで見たことがあるな」

『…おにぎりの恨みは怖いんだから……絶対許してあげないの……』

響「金髪でずいぶん目立つなあ。自分が言えたことじゃないけど学校はどうしたんだろ?」

黒井「…間違いない。あの子は確か……」

響「えっ?社長?」



53: >>52 にふぇーでーびる! 2012/08/11(土) 03:13:09.00 ID:u8eIO1Jo0

黒井「キミィ、こんなところで油を売って、学校はどうしたんだね?」

『おじさん誰?ミキ、知らないおじさんとは話さないようにしてるの』プイッ

響「おじさんじゃないぞ!この人は961プロの黒井社長!すっごい人なんだからね!」

『えっ?961プロって…あの961プロ?』

黒井「私から名乗りたかったのだが……まあいい。キミは星井美希ちゃんだね?765プロのアイドル候補生の」

美希「うん、そうだよー。おじさん、やっぱりそういうの詳しいんだ?」

黒井「フフン、セレブな私に隙は無いのだよ」

響「セレブは関係ないと思うぞ……」



58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 03:22:11.69 ID:u8eIO1Jo0

美希「…ねぇ、セレブならレッスン環境とか充実してる?」

黒井「もちろん!ここにいるアイドル候補生、我那覇響ちゃんが証明してくれるよ。さあ響ちゃん、少し歌って踊ってみてくれたまえ」

響「わた…自分が!?ここで!?」

黒井「ウィ」

響「…も~…しょうがないなあ…。黒井社長にはお世話になってるし、特別だからね?」

響「~~~♪」

美希「…すごい……これがホントに候補生のレベルなの!?」



60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 03:29:08.11 ID:u8eIO1Jo0

黒井「我が961プロは王者を作り上げるためのプロダクションだ。彼女の他にも、四条貴音という隠し玉がいる。その四条貴音も彼女と同格なのだよ」

美希「……おじさん、ミキは961プロの入れる?」

黒井「ああ。キミは765プロなんかで才能を腐らせていい存在なんかじゃない。私について来るならさらなる輝きを約束しよう」

美希「ホント!?じゃあミキ頑張るの!高木社長なんてもう大っきらい!!」

黒井「…事情は聞かないでおこう。響ちゃん、新しい仲間だよ。星井美希ちゃんだ」

響「えっ!?新しい仲間!?やった!よろしくね、美希ちゃん!」

黒井「漏れてる漏れてる!」ヒソヒソ

響「あっ…ふ、フフン!自分について来れるかな?せいぜい頑張ってよね!」

美希「うんっ!ぜーったいすぐに追い抜かしてやるの!」



63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 03:34:51.19 ID:u8eIO1Jo0

プルルル……

黒井「…もしもし、高木か?久しぶりだな。今しがた貴様の事務所の星井美希を預かった」

黒井「…フン、やはりそういうことか。相変わらずお気楽な底辺事務所だ」

黒井「…わかった。移籍という形にしておこう。そちらの事務所では………というような扱いで頼む」

黒井「…勘違いするな。私は才能溢れる原石をそのままにしておくのが気に食わないだけだ」

黒井「…ああそうだ。では、アイドルアルティメイトで会おう」

ピッ



66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 03:40:07.69 ID:u8eIO1Jo0

貴音「お帰りなさいませ。…おや?そちらの方は……」

黒井「紹介しよう。星井美希ちゃんだ。765プロからの移籍という形になる」

貴音「なんと……私、四条貴音と申します。以後お見知りおきを」

美希「星井美希だよ。よろしくね!」

貴音「はい。……響、貴女の本性については……」ヒソヒソ

響「うん…まだ話せてなくて…私、大丈夫かな……」ヒソヒソ

美希「ん?どうしたの?」

響「な、なんでもないさー!あははは!」



69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 03:47:13.42 ID:u8eIO1Jo0

黒井「ふむ…やはり三人とも才能溢れる存在だったな。この短期間でこれほどまでに能力を高めるとは……」

響「そんな…黒井社長のおかげだぞ!」

貴音「ええ。最高の環境に最高の指揮官…やはり961プロは王者のみ存在を許される場所のようです」

美希「うんっ!ミキもこんなに毎日楽しいだなんて思ってなかったの!」

黒井「本題に入ろうか。キミ達は一週間後、三人でデビューすることになる」

響「一週間後!?まだまだ準備できてないぞ!!」

黒井「全て手はずは整えてある。三人のユニット名は『プロジェクト・フェアリー』」



71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 03:53:02.34 ID:u8eIO1Jo0

貴音「ぷろじぇくとふぇありー…ですか……」

黒井「ウィ。そしてこれがキミ達の衣装だ」

美希「あはっ!水着みたいなの!」

貴音「なんと……これほどまでに胸元と脚を露出させるとは……」

響「こ、こんなに露出するなんて……聞いてないよぉ……」

美希「あはっ!素の響はかわいいの~♪」

黒井「まさか美希ちゃんにまで知られてしまっているとはね……前途多難だ」



73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 03:54:51.18 ID:u8eIO1Jo0

黒井「キミ達は十分にレッスンを積んだ。あとは営業の心構えと、一番大切なことを教えよう」

美希「大切なこと?」

黒井「ああ、765プロという最低最悪な低俗事務所の実態について、だ」

貴音「そのような噂は存じませんが……」

響「うん、自分も聞いたことないぞ」

美希「ミキも…退屈だったけどいい人たちばっかりだったよ?…高木社長以外は」

黒井「そう、これから話すのは高木について。それと新任のプロデューサーについてだ──」



74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 03:55:55.04 ID:u8eIO1Jo0

響「許せない…アイドルの胸とかお尻を触って喜ぶような変態プロデューサーなんて……!」

貴音「私も許せそうにありません。そのような痴れ者など、私達が成敗してみせます!」

美希「ミキ、信じられないの…。でも黒井社長のために頑張るね!」

黒井「ウィ。聞き分けのいい子達だ。では……白き闇の狩人達よ、黒き獣の明日を狩れ!!」

フェアリー「おーーーっ!!」


黒井「…あとは私が嫌われ者になるだけだ。高木、あとは任せたぞ……」



75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 03:56:46.95 ID:u8eIO1Jo0

はいさい!自分、我那覇響!沖縄出身の15歳!実は沖縄弁をあんまり喋れないのがコンプレックスなんだ……
でもキャラ付けのためにいろいろ頑張ったぞ!黒井社長のおかげだね!

でもこれからは765プロという最悪の敵と戦うために本性を隠して生きないと…。これからは『自分』がホントの自分。『私』とはしばらくさよならだね

沖縄で待ってる家族や、自分を癒してくれる動物たち…そしてなにより恩人の黒井社長のために、自分は今日も頑張るさー!!

ってハム蔵!?どこ行ったのさハム蔵!!



78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 03:57:58.77 ID:u8eIO1Jo0

響「ハム蔵~!!どこ行ったハム蔵~!!」

響「自分が悪かった!ひまわりの種を食べたのは謝るから出てきてくれ~っ!!」

『ヂュッ』

響「ああよかった!ハム蔵!こんなところにいたんだね!」

P「この子、ハム蔵って言うのか」

響「え?お兄さんが見つけてくれたの?ありがとう!お兄さん、いい人だね!」

P「いやいや、俺は大したことはしてないよ。この子を大切にね」

響「うんっ!ありがとう!ばいばーい!!」


響「よーし!変態765プロをやっつけるために、明日も頑張るぞーーーっ!!」




おわり



81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/11(土) 04:01:18.28 ID:u8eIO1Jo0

4時になってしまった…こんな時間までお付き合いくださりありがとうございました
画像の人もありがとう。フェアリーは最高


元スレ
響「こんなダメダメな私は沖縄へ帰りますぅ~!!」