1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 01:10:30.35 ID:VK7JV/GS0

団体戦のインターハイが終わり、白糸台が見事3Vを飾った日の夜。
ベスト8の学校同士でお疲れ会が開かれる事になった。
そしてここはAブロックの準決勝先鋒戦を戦った者達の集まり。

怜「……」

煌「……」

玄「……」

照「……」

怜「……あ、アレやな、お疲れ会とは言うても、こないだまで真剣勝負をしとった相手と面と向かって話し合うっちゅーんは、ちと違和感あるなぁ」

煌「特に園城寺さんの場合は、文字通り命懸けでしたものね」

照「……悪かったな」

煌「いえ、別に宮永さんが悪いと言っているワケでは……ね、園城寺さん?」

怜「まあな。対局中は連荘止めんのに苦労させられたけど、そこはまあ勝負やし、今思い返せば楽しい思い出や」



5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 01:16:21.95 ID:VK7JV/GS0

玄「でもビックリしましたよ、園城寺さん。対局が終わったら倒れちゃうんですもん」

怜「少し頑張り過ぎたからなぁ、でも今はもうこの通り大丈夫や。心配してくれてありがとうな」

煌「ですが素直に『すばらっ』とは言えませんよ、そういう無茶は」

照「やっぱり私のせいで……」

怜「新道寺!」

煌「すばらっ!」ペシ

照「痛ッ!?」

怜「まるで判ってへんな、チャンピオン」

照「へ……?」

煌「何故園城寺さんが……いいえ、わたくし達がそれだけの無茶をしたのか、それだけの無茶ができたか」

煌「それは偏に宮永さん、貴女がいたからなのですよ」

照「……やっぱり私のせい」

怜「阿知賀!」

玄「やめるのですッ!」ペシ

照「痛ッ!? ……またぁ?」



6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 01:20:16.76 ID:VK7JV/GS0

怜「ええかチャンピオン。ウチらはアンタがいたからあれだけ頑張れたんよ?」

怜「『アンタに勝ちたい』。そう思えたから全力以上のものが出せたんや」

玄「それを人は『切磋琢磨』と言うのです!」

照「……私が……いたから……?」

怜「結局届かんかったけどな」

煌「一矢は報いたつもりですよ」

玄「私だって!」

照「貴女達……。ありがとう」テレテレ

玄「えへへ」



12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 01:24:40.30 ID:VK7JV/GS0

怜「しかしあれやなあ、チャンピオン対局中とエライ雰囲気違うな」

照「そ、そうか?」アセアセ

煌「そうですね。雑誌などで拝見した時は明るい感じの方かと思いましたし」

玄「対局した時は、クールな人かとも思いました」

照「……」

怜「……自分、ホンマは根暗やろ?」

照「!?」

怜「図星やな」

煌「図星、ですわね」

玄「ですね!」



16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 01:29:03.32 ID:VK7JV/GS0

照「べ、別に好きで根暗やってるワケじゃない!」

怜「判っとるわ。美人やけどちょっと無愛想やから、周りの連中も声を掛けづらいだけなんやろ?」

煌「その無愛想なまま麻雀を打って、それで強いものですからさらに周りの人々が距離を取ってしまっただけなのでしょうね」

玄「ですね!」

照「うう……」

怜(……なんやこのチャンピオン、かわええな///)アイコンタクト

煌(園城寺さんが倒れた時もなんだかオドオドしている様子でしたし、根は臆病なだけかもしれませんね///)アイコンタクト

玄「ですね!」ニコニコ

照「?」



21: >>17 これは単発ですよ 2012/07/25(水) 01:33:57.03 ID:VK7JV/GS0

怜「しかしあれやな、お疲れ会って一体なにをすればええんやろうな?」

煌「そうですね。まだわたくし達はお互いの事をほとんど知りませんし……まあ、知り合う為のこの会なのでしょうけど」

照「私達の共通の話題といえば……」

玄「麻雀ですね!」

怜「やっぱそれしかないな」

煌「すばらっ!」

照「でも代表校同士の対局は御法度なんじゃ……」

怜「堅い事言うなや優等生。もう団体戦は終わっとるし、チャンピオン以外は個人戦には出てない。大丈夫やろ」

煌「それに麻雀インターハイに出場した選手を集めて、麻雀を打つなと言う方がムリというものですよ」

玄「ですね!」



22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 01:39:38.89 ID:VK7JV/GS0

近場の雀荘にやって来た四人

照「はやくはやく!」

怜「判ってるからはしゃぐな」

怜(なんや、チャンピオンも随分砕けてきたなぁ)アイコンタクト

煌(それだけわたくし達に心を開いてくださっている、という事なのでしょう)アイコンタクト

煌(それはとてもすばらな事ですよ。宮永さんにとっても、わたくし達にとっても)アイコンタクト

玄「皆さん、せっかく打つんですから、ここは一つ賭けをしませんか?」

照「賭け?」

怜「ほう、面白そうやな」

煌「なにを賭けるんですか?」

玄「単純にして明解! 半荘一回勝負で、一位の人が他の三人に一つだけ命令できるのです!」



23: 対局描写って読んでいる人は面白いのだろうか? 2012/07/25(水) 01:43:57.10 ID:VK7JV/GS0

東一局~六巡目~
東:煌 南:怜 西:玄 北:照

照「ツモ! 500・300!」

煌:24500 怜:24700 玄:24700 照:26100

煌「おや、東一局は様子見ではないのですか?」

照「貴女達の手の内はもう判っているから、その必要はない」

怜「なら、ウチも出し惜しみしとる場合じゃないな。いくで!」

玄「私だって!」



24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 01:47:16.52 ID:VK7JV/GS0

東二局~8巡目~
東:怜 南:玄 西:照 北:煌

照「ツモ! 1600・800!」

煌:23800 怜:23100 玄:23900 照:29300

怜「流石に安手やと止めようがないな」

煌「ですが、和了すればするほど手は狭まっていきます。ドラは松実さんが抱えていますから、点数を上げていくのは難しいですよ」

照「だからこそ、楽しい」

怜「……ほう」ジィー

照「な、なに? 私の顔になにか付いてる?」アセアセ

怜「いや、麻雀中でも笑えるんやな、と思うてな」

照「え?」



26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 01:51:15.44 ID:VK7JV/GS0

怜「インハイの時はいつも真顔やったから、ホンマは麻雀そんなに好きやないんかとも思ってたんやけど」

照「そ、そんな事ない! ただ、あんまり知らない人と打つのは少し緊張するというか……」

煌「それではわたくし達は、宮永さんのお知り合いになれたという事ですかね?」

照「……照」

煌「はい?」

照「照って呼んで。みんな……と、友達……だから」

怜(キタで!)アイコンタクト

煌(すばらっ!)アイコンタクト

玄「はい、照さん」

照「う、うん……///」

怜&煌(一番乗り持ってかれた!?)



28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 01:55:33.97 ID:VK7JV/GS0

煌「で、ではわたくしも、照さんと呼ばせていただきますわ」

怜「ウチは同い年やし、照って呼ばせてもらうわ」

照「うん! ……それと」モジモジ

怜「なんや?」

照「みんなの事も……名前で呼んで……いい?」ウワメヅカイ

怜「ぶはッ!!」ハナジブー

照「お、園城寺さん!?」

煌(お気持ちは判りますが、流石にその反応は変態チックですよ)アイコンタクト

怜(対面からモジモジとあんな上目遣いで見られたら、流石に耐えられんわ)アイコンタクト

怜「ちゃうやろ……」

照「え?」

怜「ウチの名前は怜や。怜って呼んでや」

照「それじゃあ……と、怜ちゃんって呼ぶね?///」

怜「ぐはッ!!」トケツ



30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 01:59:45.84 ID:VK7JV/GS0

煌(園城寺さんばかりずるいですわね)

煌「それではわたくしの事も煌と呼んでください、照さん」

照「うん! 煌ちゃん!」

煌「……」^q^

怜(新道寺! よだれよだれ!)アイコンタクト

煌(は!? ほぼイキかけましたわ……)アイコンタクト

怜(アンタも大概やな)アイコンタクト

玄「次は私の番ですよ、照さん!」

照「玄ちゃん!」

玄「照さん!」

キャッキャッ

怜(なんや、あの二人妙に仲ようなってるな。妬けるわぁ)アイコンタクト

煌(照さんには妹さんが、松実さんにはお姉さんがいらっしゃいますから、お互い姉妹のような感覚なのかも知れませんね)アイコンタクト



32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 02:04:55.23 ID:VK7JV/GS0

照「そうだ、みんなもお互いの事を名前で呼んでみるのはどう?」

玄「あ、それいいですね。いいですよね? 怜さん、煌さん?」

怜「別に構へんよ。なあ、煌?」

煌「勿論すばらですよ。怜さ……ん……」

怜「ん? なんや歯切れ悪いな」

煌「なぜか怜さんとお呼びするのに違和感がありますね……。お姉様、とお呼びしてもよろしいですか?」

怜「な、なんでや?」

煌「なぜでしょうね? 自分でも判らないのですが、その方がしっくりくるのですよ、中の人的に」

怜「メタアピールやめい!」

玄「それじゃあ東三局、行きましょうか」

怜&煌(流された!?)



34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 02:09:37.46 ID:VK7JV/GS0

東三局~五巡目~
東:玄 南:照 西:煌 北:怜

怜(そろそろ……ダブル! 二巡先や!)
――――――――――
怜(!? 玄ちゃんがドラを切ってくるんか? その次順では上がらんようやけど、張ったんか……)

怜「……」トン

玄「……」トン

照(玄ちゃんのドラ切り……。でも張ったという気配は感じられない)

照「……」トン

煌(すばらっ! 玄さんのドラ切りに対して照さんは強気にドラ側ですか)

煌(お姉さまの様子からすると次順で上がるという事はなさそうですが……取り合えずは現物ですかね)

煌「……」トン



35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 02:13:42.86 ID:VK7JV/GS0

東三局~十巡目~

照「ツモ! 2600・1300!」

煌:22500 怜:21800 玄:21300 照:34500

怜(照のツモは仕方ないとして……釈然とせんな)

煌(玄さんのドラ切り、あれはなんだったんですかね……)

玄「さあ、東四局ですよ」ニコニコ

東四局~配牌~
東:照 南:煌 西:怜 北:玄

怜(……ドラがきてる。これも玄ちゃんがドラを切った影響か?)

煌(ですが、こんな事をして一体なんの得が?)

照(私の打点上げが楽になるだけなのに……)

玄「ですね!」ニコニコ

怜&煌&照(判らない……)



36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 02:17:50.42 ID:VK7JV/GS0

東四局~四巡目~

怜(玄ちゃんの思惑が判らん。照の打点ももう無視できんところまできとるし……ここはトリプル! 三巡先や!)
――――――――――
怜(……三巡先で玄ちゃんのタンピンツモ? ドラは絡んでおらんようやけど……なるほど、ドラが来ない分、早く安い手が来るんか)

怜(こっちはドラや赤ドラが来る分手がバラけてる。鳴いてずらす事もできん)

怜「……」トン

玄「……」トン

照(……私より玄ちゃんの手の方が早い?)

照「……」トン

煌(お姉様のあの様子、数巡後に玄さんが和了るようですね。なんとか鳴いて行きたいところですが、対子はドラのみ。鳴けそうにありませんね)

煌「……」トン



37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 02:21:51.78 ID:VK7JV/GS0

東四局~七巡目~

玄「ツモ! 2000・1000!」ドヤゴン

煌:21500 怜:20800 玄:25300 照:32500

怜(……やはりきたか)

照(ドラはなし、か)

煌(照さんの連続和了を止め、親も流した……)

煌(本来であればすばらと言いたいところですが、これではお姉様とわたくしが焼き鳥になってしまいそうですね)

玄「さあ、南入ですよ!」ニコニコ



41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 02:26:37.61 ID:VK7JV/GS0

南一局~一巡目~
東:煌 南:怜 西:玄 北:照

煌(のみ手でもいいから、そろそろ上がりたいところですよね~)

煌「……」トン

怜(……アカン、さっきのトリプルやった反動でシングルすらできん)

怜「……」トン

玄「……」トン

照(まだドラが来る……。でも、やっぱり玄ちゃんの手の方が早い)

照「……」トン

南一局~七巡目~

玄「リーチ!」

煌(すばらっ! 玄さんがリーチをかけて来ましたか。しかし、お姉様なら何か対策を……)チラ

怜(スマン、視てなかった)

煌「」

照(今のツモでこっちも張ったけど、その為にはドラを切らなくちゃならない……)

照(普段の対局であれば回して行くところだけど……このドラは通る!)



43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 02:31:46.77 ID:VK7JV/GS0

玄「ロン! リーチ、一発、タンヤオ、ドラ1、裏ドラ3で、跳満、12000です!」ドヤゴン

照「……へ?」

煌:21500 怜:20800 玄:37300 照:20500

怜(よー判らんが照が玄ちゃんに放銃したで)

煌(お姉様の目は節穴ですか? 照さんは玄さんの能力を鑑みて、今はドラを安牌だと読んだんです)

怜(なんでドラが安牌なんや?)

煌(前局の玄さんの和了り手は見ましたよね? あの中にはドラどころかドラスジも絡んでいなかった)

煌(つまり、今の玄さんにはドラが絡む手は入らない。そう照さんは考えたんです)

怜(でも結局ドラが絡んだで?)

煌(おそらく、ドラがまた玄さんの下に戻り始めているのだと思います)

煌(そのタイミングで照さんは振り込んでしまった……いえ、振り込まされてしまったのでしょう)

怜(時間差ドラ爆、か……やっかいやな)



47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 02:35:48.94 ID:VK7JV/GS0

南二局~一巡目~
東:怜 南:玄 西:照 北:煌

怜(今回は完全にドラが来なくなったか。まあいい、取り合えず和了る事が第一や)

怜(高三にもなって焼き鳥とか、洒落にならん。ダブル! 二巡先や!)
――――――――――
怜(……流石に二巡程度じゃ大きな変化はないか)

怜「……」トン

玄「……」トン

照「……」トン

煌「……」トン



48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 02:39:23.02 ID:VK7JV/GS0

南二局~八巡目~

照「ツモ! 700・400!」

煌:21100 怜:20100 玄:36900 照:21900

煌(後がなくなってきましたね。ここは以前のようにお姉様と協力して……)チラ

怜(激流に身を任せ同化する!)

煌(……へ?)

怜(天を見よ……見えるはずだ、あの死兆星が!!)

煌(つまり早い話が……)

怜(諦めるんや……)

煌(あきらめたーらおーわーりー♪)

怜(きもーちをリセットしてー♪)

照「せめて奥義で葬ろう」

怜&煌「やめて!」



50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 02:44:30.04 ID:VK7JV/GS0

終局
一位:玄 二位:照 三位:煌 四位:怜

怜(まさかホンマに焼き鳥になるとは……)ドヨーン

煌(それは言わない約束ですよ……)ドヨーン

照「スゴイね玄ちゃん! 私、結局連荘できなかったよ」

玄「半荘一回だけの勝負で、奇襲みたいにやったからですよ~。それより問題は、賭けの方です!」

煌「一位の人が他の三人に一つだけ命令できる、でしたっけ?」

怜「あ~、そんなんもあったなぁ~。焼き鳥のショックで忘れとったわ……」

照「玄ちゃんはどんな命令をだすの?」

怜(嫌な予感しかせんのやけど……)アイコンタクト

煌(玄さんの事ですから、酷い内容ではないとは思うのですが……)アイコンタクト

怜(いやいや、人は見かけによらんってゆーからなぁ。それにこの賭けを提案してきたのも玄ちゃんやったし)アイコンタクト

煌(すばらっ! 勝算があるから提案してきた、と?)アイコンタクト

怜(せやろな。まあ、なんにしてもウチらに拒否権はないけどな)アイコンタクト

煌(すばらぁ……)



53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 02:50:02.91 ID:VK7JV/GS0

玄「インターハイが終わったら私達はそれぞれ地元に帰ってしまいます。四人で会う機会も、もうないのかもしれません」

玄「それでも、私は皆さんの事はずーっと友達だと思っています」

玄「だから……皆さんも私の事をずーっと友達だと思ってください! それが私の命令です!」

怜「……」

煌「……」

照「……」

玄「……ダメ、でしょうか?」

怜「ダメなワケないやろ。てか、そんなん言われんでもウチらはずーっと友達やろ。逆にそんな命令で拍子抜けしたわ。なあ?」

煌「すばらっ!」

照「うん!」

玄「皆さん……」ウルウル

玄「じゃ、じゃあ調子に乗ってもう一個だけ命令してもいいでようか?」

怜「なんや?」

玄「今度三人でうちの旅館に泊まりに来てください!」

カン!



57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 03:01:24.32 ID:VK7JV/GS0

あれです、結局のところ怜をお姉様と呼ぶすばらと、麻雀で活躍するクロチャーを書きたかっただけなんです、うん
松実旅館編は構想はあるけど、まだまとまってません
即興で書いてもいいのかも知れないけど、すごいグダグダになりそう




60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 03:17:45.83 ID:VK7JV/GS0

ちょっと松実旅館編書き出してみました

怜「少し遅れてしもうたが、ここが松実旅館か。玄ちゃんキタで~」

玄「いらっしゃい、怜さん。遠路はるばるお疲れ様です。煌さんは一足先にいらしてま
すよ」

怜「さすが煌や、しっかりしとる。照は?」

玄「最寄りの駅には着いたらしいんですけど、迷っちゃったみたいで……今バイトの子に迎えに行ってもらってるので、もう来ると思うんですけど」

??「おまたせ」

照「ここが松実旅館か。風情があるな」

怜「ん、ウワサをすれば、やな」

玄「いらっしゃい、照さん! やえさんもありがとうございます」

やえ「私は小三の頃から道に迷わない。お嬢のお友達なら、ニワカには任せておけないからな」

みたいなギャグでいこうかな?



69: >>64ごめんなさい、符の計算まではまだよく判ってないニワカです 2012/07/25(水) 03:32:30.92 ID:VK7JV/GS0

宿泊部屋

煌「すばらっ! お二人共遅いですよ。まあ、その分旅館内を見学できましたが」

怜「堪忍してや。こっちは病弱キャラなんやし、煌みたいに心身ともに屈強やないねん」

照「道には迷う為にある。人生の道もまた然り」ドヤ

煌「すばらな事を言っているように聞こえますが、ようは方向音痴って事ですよね?」

照「そ、そんな事はない」アセアセ

怜(相変わらず判りやすいな)アイコンタクト

煌(それが可愛いんですけどね)アイコンタクト

襖「ガラ!」

やえ「お見せしよう、王者のお茶運びを!」

玄「あ、やえさん襖は跨いでくださいね」

やえ「あ、はい」

怜「……ニワカやな」



71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 03:44:08.22 ID:VK7JV/GS0

怜「そういや、腹減ったな。時間もいい感じにお昼時やし」

照「私も少し歩いたからお腹空いた」

煌「という事はまずはお昼ですね」

玄「それじゃあご飯持って来ますね。やえさん、手伝って」

やえ「お任せあれ!」ドヤ

怜「……人のセリフパクってったで。しかも襖踏んで行った」

煌「減給ものですね」

襖「コンコン」

??「失礼しまーす」

照「玄ちゃん? にしては早すぎる気がするけど……」

宥「残念、お姉ちゃんでした~」



73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 04:02:42.00 ID:VK7JV/GS0

照「貴女、確か阿知賀の次鋒の……」

宥「松実宥で~す。玄ちゃんのお友達が泊まりに来てる聞いたから、ご挨拶に来ました」

煌「これはご丁寧にどうも。わたくしは新道寺のすばらっ! もとい花田煌と申します。以後お見知りおきを」

怜「千里山の園城寺怜や、よろしゅう」

照「し、白糸台の宮永照です……」モジモジ

怜(ほぼ初対面の相手やから緊張しとるな)アイコンタクト

煌(多分大丈夫ですよ。あの人は玄さんのお姉さんですからね)アイコンタクト

宥「あらあら、緊張しなくてもいいんですよ?」

照「で、でも……」モジモジ

宥「こっちにおいで~」ギュッ

照「あ……」

宥「恐くな~い、恐くな~い」ナデナデ

照「うん……」



74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 04:17:06.02 ID:VK7JV/GS0

怜(羨ましいなぁ)アイコンタクト

煌(わたくしがして差し上げましょうか?)アイコンタクト

怜(え……?)

襖「ガラ!」

やえ「お見せしよう、王者の配膳を!」

玄「やえさんはまず配膳の位置を覚えましょうね」

やえ「あ、はい」

煌(良いタイミングで割って入って来ますね。すばらではありません)

玄「あれ、お姉ちゃん来てたんだ。もう照さんと仲良くなったの?」

宥「うん。照さんって可愛い人だね~。子猫さんみたい」ナデナデ

照「……にゃ、ニャ~///」

怜&煌「ガハッ!!」トケツ



76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 04:28:10.83 ID:VK7JV/GS0

怜(あ、アカン。二泊の予定やけど、一泊も待たずに倒れるかも判らん)アイコンタクト

煌(が、我慢ですよお姉様。まずはすばらを数えて冷静になりましょう。すばらすばらすばら……)アイコンタクト

玄「配膳終わりましたよ~。お昼ご飯にしましょう」

やえ「お見せしよう、王者の昼食を!」

玄「やえさんはまだお仕事残ってますからね」

やえ「あ、はい」

玄「お姉ちゃんも行くよ。旅館は朝からお昼までが一番忙しいんだから」

宥「は~い。また後でね、照さん」ノシ

照「……うん」ノシ

怜(しょんぼりしとる照もええなぁ~)

煌(すばらっ!)



78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 04:46:36.91 ID:VK7JV/GS0

昼食後

怜「あ~食った食った。もう入らへん」オナカポンポン

煌「オヤジ臭いのでやめてくださいお姉様。華の女子高生なんですから、もっと周りの目を気にしてください」

怜「逆や逆。華の女子高生やからこそ、こういう行動も許されるんや」

煌「また屁理屈をこねて……」

照「でも、料理は本当に美味しかった」

煌「そうですね。旅行先で食べる料理は得てして美味しいものですが、ここの料理は本物のようですね」

怜「ウチは食えればなんでもええけどな」

煌「……お姉様、病弱キャラとか言いながら身体以外はメチャクチャがさつですね」

照「風情というのを判ってない」

怜「ご、ごめんなさい……」



79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 04:57:46.82 ID:VK7JV/GS0

襖「ガラ!」

やえ「お見せしよう、王者の片付けを!」

怜「なんや、今回は一人か?」

やえ「片付けぐらい一人でできなければ流石にバイトにならない」

煌「急に冷めましたね」

照「あ、食べ終わった食器はそっちにまとめて置きました」

やえ「これはご丁寧にどうも」

ガチャガチャ

やえ「私はこれで失礼しますが、もう少ししたらお嬢達が来ると思いますので、しばしお待ちください」

怜「……普通に仕事して帰って行ったな」

煌「やればできるんですね。襖もちゃんと跨いで行きましたし」

照「玄ちゃんに甘えてるだけなのかもね」



81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 05:20:04.08 ID:VK7JV/GS0

怜「……煌、一つ頼み事をしてもええか?」

煌「なんですか? 急に改まって」

怜「玄ちゃんが来るまでええから、膝枕してくれへんか? 食後は竜華の膝枕と決まっとるんやけど、今日は竜華がおらんからな」

照「それなら私がしようか?」

怜「あ、いや、照はええんよ」

照「そ、そうなの……?」ショボーン

怜「あ、あれやで、別に照の事が嫌いってワケやないんやで? ただ、膝枕にはある程度の肉付きが必要なだけなんや。ほら、照ってスレンダーやし」

照「そ、そんな事ないよ」テレテレ

怜(せ、セーフやで。照に膝枕されたら血涙する準備がある)

煌「まあ、そういう事でしたらどうぞ、お姉様」ヒザポンポン

怜「おおきに」ヨイショ

煌「どうですか、わたくしの膝枕は」

怜「ええなぁ。あんまり竜華以外にしてもろた事はないが、煌のもええ感じや」

怜「ほどよい肉付き、体温。そして何より顔がよう見えるのがええな。これは竜華にはないポイントやな」

煌「一応褒め言葉として受け取っておきましょう」



84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 05:37:26.73 ID:VK7JV/GS0

照「……」ジィー

怜「ん? 照も膝枕してほしいんか?」

照「う、うん///」

煌「よろしければ後で照さんにも膝枕して差し上げましょうか?」

怜「それはダメや。煌の膝枕はもうウチのもんや」

煌「わたくしの意志は無視ですか……」

怜「もう少ししたら玄ちゃんや宥も来るやろ。そしたら二人に頼めばええ。きっと喜んで照専用膝枕になってくれるで」

照「私……専用!」キラキラ

襖「ガラ!」

玄「やっとお仕事終わったよ」

宥「お仕事さむ~い」

怜「またウワサをすれば、やな」



86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 05:54:18.15 ID:VK7JV/GS0

照「二人にお願いがある!」

宥「な~に? お姉ちゃんに言ってみて?」

玄「玄ちゃんにお任せあれ!」

照「二人に、私だけの膝枕になってほしい!」

怜(……新手の告白か何かか?)アイコンタクト

煌(お姉様も似たような事をわたくしに言いましたよ)アイコンタクト

怜(え……?)

宥「いいよ~。こっちにおいで~」

玄「さあ、私達の胸に飛び込んで来るのです!」

照「うん!」ギュッ

怜(一夫多妻か……ええなぁ)アイコンタクト

煌(わたくしは一夫一妻の方がいいですけどね)アイコンタクト

怜(え……?)



89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 06:13:26.00 ID:VK7JV/GS0

怜(……煌、もしかしてウチの事好きなんか?)

煌(また随分とストレートな質問ですね……まあ、もしかしなくても好きですよ?)アイコンタクト

怜(それは……Likeという意味なんか? それとも……)アイコンタクト

煌(そこはご想像にお任せしますよ)アイコンタクト

怜(……ウチのええように取るで?)アイコンタクト

煌(ええ、構いませんよ)アイコンタクト

怜(……いや、しかしウチには竜華が……ブツブツ)アイコンタクト

煌(あら、そっちの意味で取りましたか。それはそれで光栄ですけど)アイコンタクト

怜(……からかっとったんか?)アイコンタクト

煌(言ったハズですよ、ご想像にお任せします、と)アイコンタクト

怜(釈然とせん……)アイコンタクト

煌(まあ、一度千里山の部長さんとはお話したいと思っていましたし、いい機会かもしれませんね)アイコンタクト

怜(……どちらにしろ修羅場は免れへんな)



94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 06:40:14.30 ID:VK7JV/GS0

怜「それで、今日はどうする予定なん? 『観光ルートは玄ちゃんにお任せあれ!』とかゆーとったっんやから、もう決めてあるんやろ?」

玄「はい。まずは阿知賀女子にご案内しようかと思ってます」

煌「しかし今は夏休みでは? まあ夏休みでなければ他校の生徒が入り込むなんて事はできませんが……」

宥「みんな待ってるよ~」

照「みんな?」

宥「阿知賀女子麻雀部のみんなだよ~」

玄「麻雀好きが集まっているのですから、やる事は一つです!」

怜「なるほど、そういう事か」

煌「すばらっ!」

宥「でも遠路はるばる来てもらったのにいいのかな~?」

照「私は全然構わない」

怜「ウチも構へんよ。後輩達へのいい土産になるしな」

煌「わたくしも勉強させていただきますので」

玄「それでは阿知賀にレッツゴーですよ!」

カン!



95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 06:47:10.73 ID:VK7JV/GS0

ごめんなさい、中途半端なところですが流石にもう眠いので寝かせてください
一応このあとアラフォーさんがレジェンゴ追っかけて阿知賀にやって来たりとか、怜が心配で阿知賀までやって来た竜華と、すばら先輩の修羅場とかも考えてはいますが、それはまたの機会に……

見てくださった方々、どうもすばらでした



元スレ
怜「お疲れ会やて」