1: 丙提督◆usmbMg7u8k 2016/05/25(水)00:29:31 ID:Wuq
キャラ崩壊あり
初投稿ですので、読んでくれると幸いです
2: 丙提督◆usmbMg7u8k 2016/05/25(水)00:30:07 ID:Wuq
人類を脅かす深海棲艦を掃討するべく、艦娘と呼ばれる艦を統率すべく俺は士官学校を卒業し、
提督になったのだが、如何せん色々と面倒くさい…
提督になったらもうこれ将来安泰だろとか幼稚な考えをしていた自分を殴りたい。
『失敗から学ぶ』なんて言葉は正直信用できない。
友人と思っていた人に裏切られ、いじめの標的になったり
いじめられなくなったら今度はいじめてきた奴と仲良くなろうとする
晴れ間から射す一筋の日差しより細く小さい希望を持っては曇天よりも暗く醜い絶望に変わるの無限ループ…
そんな失敗をしないように独りでいることにした
したのだが時の流れは凄い
「ヘーイテートクゥ!触ってもいいけどさぁ、時間と場所をわきまえなよー!」
「このクソ提督!!」
「全機爆装、準備出来次第発艦!目標、母港執務室の提督、やっちゃって!」
「夜戦~!」
どいつもこいつも面倒臭え…内2つは罵倒と殺害予告じゃねぇか…
提督「はぁ…資材も足りないし練度上げないといけないしどうしろってんだ畜生」
独り執務室で愚痴をこぼしていると執務室のドアを叩く音がした
「テートク~、Tea timeにシましょー」
提督「あぁ、金剛か。わかった、メンバーはいつもの姉妹たちか?」
金剛「Yes!比叡達はすこし遅れてくるデース」
提督「あいよ…ってお菓子切れそうだな。比叡たちに頼んでおくか」
今や日本人口の約半数が所持しているスマートフォンを手に取り、比叡たちに連絡する
スマホも提督や艦娘に支給とか大本営よ…なんつー所に金かけてるんだ…
なんなら資材の支給量増やせよ…まぁ通信料とか大本営持ちだからすげぇ嬉しいんだけど…
金剛「そういえば昨日で無くなったお菓子もあったネ」
提督「あ~オ○オか。アレないとTea timeじゃない」
金剛「テートクいつも食べてるかラ、てっきり買い置きがあると思ったネ」
提督「明日定期お届け便届くんだよ。つか俺のオ○オをお前らが食いまくるからだろうが…」
金剛「美味しいから仕方ないネ~」
雑談をしながらお茶会の準備をしているとまた執務室のドアを叩く音がした
「司令、お姉さま。お菓子買ってきました」
提督「あぁ、入っていいぞ」
榛名「提督、オ○オ買ってきました!」
金剛「皆揃ったことだし、Tea timeにするねー!」
皆がワイワイと盛り上がりつつ、金剛が淹れた紅茶を飲む
霧島「ついでに今晩のためのお酒も買ってきましたよ」
提督「1次がお茶会で2次が飲み会かよ…飲みニケーション強要とか最近の人達に嫌われる要素の一つじゃねぇか」
比叡「そんなこと言いつつお酒好きじゃないですか」
金剛「こないだも日本酒一升とワイン一瓶開けたネ…」
提督「隼鷹や那智と飲むにつれて強くなったからな」
遺伝とは恐ろしい…母親や、母方の祖父、父方の祖母が酒に強かったらしいので上手いこと合わ
さって強さも遺伝したらしい。ただ髪の交代までは遺伝することはないだろうが隔世遺伝まで視野に入れると正直怖い。
提督「つーか霧島や榛名は強いが金剛と比叡が弱いんだよ。紅茶の代わりに酒飲んだら?」
霧島「それ本当にやったらアルコール依存症や糖尿、痛風や卵巣機能不全に陥りますよ…」
榛名「なんで霧島はそこまで詳しいの」
比叡「ひえ~!私はお酒飲めなくてもいいんです!強いからなんなんですか!!」
提督「お前が『ひえ~』とか言うのもう様式美だよな。他の提督達と飲むと周りがよく言ってるわ」
───とある居酒屋
横須賀鎮守府提督「ひえ~www」
呉鎮守府提督「比叡カレー見た時の俺の反応じゃねぇかwww」
佐世保鎮守府提督「やっぱアレなの?wwwやばいの?www」
舞鶴鎮守府提督「アレ食って無事な奴いるの?www」
提督「そういえばラバウルの奴が1人運ばれたって聞いたが…」
皆「ひえ~www」
提督「てな感じでお前のカレーも一緒にネタになった」
比叡「流石に私は料理出来ますよ!!バカにしないでください!」
霧島「卵焼き…」
榛名「コーンフレーク…」
金剛「シチュー…」
比叡「ちょっ!待って!お姉さままで!」
提督「え?何なの?牛乳かけるだけの食い物で人を物理的にダメに出来るの?料理すんなよ」
比叡「コレでも以前よりは上手になったんですよ!」
金剛「ほんの少しだけネー…イギリスも酷いケド…」
提督「そうだな。イギリス料理を作らせたら金剛の右に出るものいないもんな。そういや鳳翔さんこんなこと言ってたぞ」
『鳳翔「イギリス料理はちょっと…うなぎゼリーは勘弁して欲しいですね…」』
『「でも、フィッシュアンドチップスとかローストビーフ、イングリッシュ・ブレックファーストは出来ますので仰ってくだされば作りますよ」』
金剛「Shit!でも、久々にフィッシュアンドチップス食べたいネ!」
霧島「イギリス料理は確かにうなぎゼリーが代表的として取り上げられますよね」
榛名「そうね…あとニシンのパイとか」
比叡「ニシンのパイ?あぁ!こないだTVで見たやつね!魔女n…」
提督「やめろォ!それ以上はいけない!憲兵来んだろ!!」
比叡「えぇ!?別にそんな問題発言じゃないでしょう!」
提督「お前はもうちょっと世間見ろよ。お前の言動一つで一つの儚い命が失うんだよ」
榛名「そこまでなんですか!?」
比叡「わかりましたよ…全く提督は…」
提督「何?俺に矛先向けるの?」
比叡「飲み会とか言ってましたけど提督ぼっちですよね?」
霧島「そういえばぼっちですね。私が着任してからもぼっちですよね?」
提督「…だからなんだよ」
金剛「テートク…今はワタシ達がいるから…安心して欲しいネ…」
提督「金剛、お前もか」
榛名「榛名は…提督がぼっちでも…大丈夫です」
提督「お前が大丈夫なだけで俺大丈夫じゃないよな。お前まで俺をいじめるの?」
ヒトハチマルマルの鈴が鳴り、和気藹々としたお茶会を一度シメる。執務室から場所を自室に場所
を変え行うことになった。金剛型四姉妹提案のもと、メンバーも増やしての飲み会をしたいとのことなので、海外艦数隻とお酒は飲ませられないが駆逐艦数隻を呼ぶことにした
夕立「提督さん!いーれーてー!」
提督「あぁ、ちょっと待ってろ」
金剛「なんで夕立たちも呼んだんデスカ?」
霧島「いつも提督に構ってあげてますから、私が提案したんです」
榛名「夕立に至っては自ら構ってもらいに行ってる気がするけど」
比叡「人多いほうが楽しいから大丈夫!」
霧島「何が大丈夫なのかしら…」
提督「急に呼んですまないな。グラーフもビスマルクもありがとう。」
ビスマルク「何、問題ないわよ」
グラーフ「それにアドミラールの部屋に来るのは初めてだからな。」
提督「道案内も含め夕立と時雨とベールヌイもありがとうな。」
時雨「提督の頼みなら断らないさ。それにワイワイするのは好きだからね」
夕立「私も大好きっぽい!」
ヴェールヌイ「Я также.(僕もさ。)それにお菓子もあるんだろ?」
提督「あぁ勿論だ。さぁ上がってくれ。」
ビスマルク、グラーフ・ツェッペリンのドイツ勢と夕立、時雨、ヴェールヌイの駆逐勢も呼んでの飲み会になったわけだが、正直不安なところがある…
ビスマルクやグラーフと呑むのは初めてなので呑んだらどうなるかわからない。
それに駆逐勢が誤飲しないかだ。駆逐艦といえど幼い。人間と構造が同じだともっと危ない。
そして監督不行というわけで憲兵に捕まることになりかねん…
噂によると憲兵はニンジツを使うらしい…怖いよまじで…
提督「お前らもう呑んでるのな」
金剛「Yes!さぁさぁ!提督も早く呑むデース!」
ポンポンと隣に座るように促してくる金剛。この野郎可愛いな…
隣に座らないと不貞腐れるので、面倒事を避けるべく隣に座ることにした
すると夕立が「私も提督さんの隣に座るっぽい!」と言って隣りに座ってきた
この犬っぽさ本当にかわいいよな…駆逐艦は最高だぜ!
そんなくだらない事考えていると、
比叡「司令!お姉さまとケッコンしても渡しませんからね!」
提督「お前日本語になってねぇじゃねぇか。どっちなんだよ」
霧島「提督のお酒飲んだらこうなりました」
榛名「私たちは止めましたよ?でも比叡が」
『提督の好きなお酒、私もどんな味か知りたい…気合!入れて!呑みます!』
比叡「ワァァ!?榛名!?何いってんの!?」
提督「お前が何言ってんだ…」
比叡も普段はお姉さまお姉さま五月蝿いのに二人っきりとかだと金剛に勝らずとも劣らず、俺との
距離が近い。まぁ心を許してくれてるんだろう。
ビスマルクやグラーフもそれを見て笑っている。この二人も最初キツかったなぁ…
皆楽しく呑んでいるようで、見ていて微笑ましいものがある
こういうのを見ると、提督になってよかったと本当に思う…
ウイスキーを呑みながらそんなことを思っているとビスマルクが話しかけてきた。
ビスマルク「貴方、何ニヤついているのかしら?」
提督「いや、以前ならこんな風に呑まなかっただろうなって思ったら可笑しくてな」
ヴェールヌイ「あぁ…確かに。提督は変わったね。」
提督「金剛にも言われたよそれ…ってなんか静かになったが比叡落ちたか?」
霧島「えぇ。比叡が提督のウイスキーを少し呑んでお姉さまのレッドライオンを呑んだら」
金剛「ワタシは止めたデース…」
榛名「比叡お姉さま…無茶しすぎです…」
グラーフ「レッドライオンって度数そんなに強くなかったはずでは?」
霧島「比叡お姉さまは四姉妹の中では一番弱いのよ」
夕立「お酒ってそんなにおいしいっぽい?」
提督「駆逐艦たちには呑ませられないからな。正直人の好みでもあるが、俺は美味しいと思うぞ」
ヴェールヌイ「ロシアじゃ皆が呑んでるのよりもっと度数の高いお酒呑んでるからね」
ビスマルク「ドイツだとやっぱりビールね」
グラーフ「此処に来て驚きっぱなしの日々だったが一番驚いたのがビールが冷たいということだな」
ビスマルク「アハハハッ確かに私も驚いたわ。まぁドイツも冷やすといえば冷やすのだが、通年通して冷やされているんだもの」
霧島「やはりドイツはビールを冷やさないのですね。まぁ日本のビールはぬるいとまずいですし」
提督「そうだな。俺もドイツのビールは常温で飲むな」
金剛「ビスマルクからもらったやつデスネー。ワタシはちょっと癖があってダメでした」
榛名「私や霧島は焼酎を好んで呑みますから、ビールは呑みませんね」
霧島「ビールは確かに味がね…」
時雨「僕達にはわからない世界だね。でも話に聞くけどジュースみたいなお酒もあるんだろう?」
提督「あぁ、ほろ○いとかのチューハイは確かにジュースだな」
夕立「夕立はカルピスが一番だとおもう!」
ヴェールヌイ「それは本当のジュースだよ」
あははと皆で笑って楽しく呑んでいると、つまみが切れてしまった事に気づき、買いに行くかと思っていると金剛が俺の服をひっぱってきた。どうやら一緒に買いに行きたいらしい
提督「つまみが切れたし、買ってくるが何がいい?」
ねるねる○ねやカシューナッツ、鮭とばなど色々注文があったのでメモをとって買いに行く準備をした。
提督「んじゃ買ってくる」
金剛「私も行くデース!」
提督「よし、じゃあ行くか。じゃあお前ら、留守番頼むな」
そう言い残し、金剛と二人で出かけることにした
金剛「テートクも変わりましたネ」
提督「なんだよ唐突に」
金剛「最初の頃なんて、大淀とも最低限の会話しかシてなかったでショ?」
提督「まぁな…仕方ないだろ…」
金剛「でも嬉しいですネ。」
提督「はぁ?何がだよ…」
金剛「だって私との初めての会話が」
『「…よろしく」』
金剛「だったんですヨ?覚えてますからネ?」
提督「なんつー事覚えてるんだよ…」
俺は提督になる前も、なってからも誰かと関わることを必要最低限しかしなかった。
今では上に立つ者として流石にダメだと思うが、昔はこう思える余裕がなかったのだ。
敵の敵は味方。人間、同じ敵だと認知した場合、そいつを潰すべく同盟を組んで潰すというのが定石である。
俺は提督になるまでの間の学校生活には必ずいじめというものが付いてきた。
お陰さまでストレス耐性は付いたが、人間への疑心感は勿論のこと、この先の未来に希望すら見い
だせなかった。まさしく失望落胆であった。
そんな時に金剛が着任した。
金剛「英国で産まれた帰国子女の金剛デース!ヨロシクオネガイシマース!」
提督「…よろしく」
金剛「…」
提督「…」
金剛「あ、あのテートク?」
提督「…なんだ」
金剛「なんだ。じゃなくて、ワタシはどうしたら良いデスカ?」
提督「あぁ…とりあえず自分の部屋の確認等をしてくれ。部屋の案内は大淀にしてもらってくれ」
金剛「その大淀は何処にいるんデスカ?」
提督「この部屋の右隣に通信室があったろ。そこにいる。」
金剛「わかったネ!」
提督「以上だ。退室して構わない」
金剛「失礼シマシター」
そういいながら、金剛は執務室を後にした
提督(ハァ…なんで俺がいきなり…でもトラック泊地勤務でよかった
確か横須賀とかだと人や艦娘の出入りが激しいって聞いたが…俺には無理だしな。)
(過去の出来事が原因でこうなってしまった俺が無事提督になったんだ…せめて艦娘とはちゃんと接したいと思ったが…やはり姿形が人間そのものであるが故に人間と同じ様に関わってしまった…)
これでも気をつけているが、傍から見たらただのコミュ症じゃないか。
あ、俺コミュ症だから傍もへったくれもないな
提督「でも、俺はお前のお陰で助かったんだ。まだコミュ症は抜け出せないがな」
金剛「あの時期は本当に心配したんデスカラネ?」
あの時期…俺が胃炎とも胃潰瘍ともとれる症状が出始めた時期で、艦娘の数が増えてきたある秋の日、俺をいじめていた奴と会わないといけなくなったのだ。
敵提督「よぉwwwお前が提督とかありえねぇよなwww」
提督「…そうだな」
敵提督「なんだよwww相変わらず気持ち悪いなwww死ねよまじでwww」
奴に聞こえないであろう声量でこういった
提督「死ねたら苦労しなかったよ…」
敵提督「あ?www何?www声小せえなwww前みたいにいじってやるから来いよwww」
コイツは今でも俺をネタにしていると風のうわさで聞いたが…ここまでか…
反抗したい
だが俺の狂った防衛本能がそうさせない
恐怖とは人をここまでダメにするのか…
俺は無言で奴の元へ行き、奴のいじめが行われた
これでもまだ俺はマシな方だ…
言葉の暴力と、身体的コンプレックスを弄ってくるというものだ
他所では同性間での性的いじめもあると聞いたことがある
非生産的なものなのによくやれるなと常々思う
敵提督「いやぁwwwお前みたいな底辺がいるとこっちは楽でいいわwww」
提督「あぁそうかい…」
敵提督「一応やることやったし、お前帰っていいよwww」
提督「言われなくても帰るさ…」
そしてその日の晩、症状が出始めた
金剛「テートク!たまには秘書艦であるワタシとDinnerを食べマショー!」
提督「あ、あぁ。わかった。ここで食べてもいいか?」
金剛「大丈夫デース!ではDinnerを取ってきますねー!」
と、いつもより上機嫌な様子で夕飯を取りに金剛はそそくさと執務室を出た
この時はまだ、体調に異変すら感じていなかった
数分後、金剛が夕食を二人分持って戻ってきた。
鳳翔さんの手作りである。個人的にとても好きな味付けなので、きちんと鳳翔さんにごちそうさまというようにしてる。
提督「いただきます」
金剛「イタダキマス」
提督「ん。やはり美味いな…」
金剛「ンー!いつ食べても美味しいデスネ!」
俺の独り言を会話として繋げようとし始めた金剛の顔を見て、俺はドキッとしてしまった
提督「お前…美味そうに食うのな。笑顔でめし食うとか器用だな。」
金剛「いつも言われマース。でも提督さん、いつもより少し暗いデスネ。何かあったんデスカ?」
提督「いつもは余計だろ…まぁ少しな…っ!?」
箸を進めてすぐの事だった。
腹痛とも言えない痛さが俺を襲った
その痛みが吐き気となったのだ。それがどうやら表情に出たらしい
金剛「どうしたんデスカ?顔色が悪いデス」
提督「スマン…席を外す」
そう言い残しすぐさまトイレへ行った
トイレへ行き、すぐに俺は吐き出してしまった
吐き出したあとも胃の痛みがある。
それでも我慢して執務室へ戻った
金剛「テートク、顔色がさっきより悪くなってマス…」
提督「大丈夫だと何度言ったら…それより早く食べるぞ」
金剛「そうデスカ…でも、何かあったらワタシを頼ってくださいネ?」
提督「あ、あぁ。何かあったら、な。」
夕食を食べたあと、「すまないが食器の片付けも頼めるか」と質問し、承諾してくれた金剛が執務室から出た後、俺は、また吐くためにトイレへ向かった
症状が出始めたというもの敵提督の度重なる訪問や執務中のストレスで何かを食べては吐くといったことが必ずあった。
そしてある日の晩
金剛「テートク…大丈夫デスカ?」
提督「だから何度も言わせるな…早く夕食にしよう…飯が冷める」
金剛「だといいケド…いただきます」
提督「いただきます…」
箸を手に取り、食べ進めてくうちにいつもより激しい吐き気に襲われ
俺は金剛の目の前で
吐いてしまった
金剛「テートク!?」
提督「ゴホッ…オエッ…ック…」
金剛「やっぱり大丈夫じゃナイネ!!!早く医務室に!!!」
提督「ウルセ…ここは…俺が片付けるから…ゥゥっ」
金剛「ウルサイのはテートクのほうね!とにかく医務官呼びマスから!」
そして俺は医務室へ運ばれ、自室で療養することになった
その間、身の回りの世話はすべて金剛がやってくれた。
ストレス性のものであると判明したのはその日であり、原因でもある敵提督は
姿を消したらしい。噂では切腹し介錯もされなかったとか…
金剛「あの時は本当に驚いたんですからネ?」
提督「すまなかったと思ってるよ…」
提督「…でもお前のお陰でこうして助けられ、今がある。ありがとう、金剛」
金剛「…もう、提督はそういう風に素直で居たほうがイイネ」
提督「うるせえよ…ほら、早くしないと皆潰れて寝ちまうぞ」
金剛「っ!ハイ!」
今夜の月はいつもより綺麗で、繋がれた彼女の手には、月明かりによって柔らかく光る指輪が
提督と金剛との関係を物語っていた
以上になります。
謎のテンションによって雑に仕上げてしまいました。
稚拙な文章、すみませんでした
>>24
短編としてまた別スレ建てるつもりだったけど
こっから無理やりつなげてみますわ
先日、海外艦や夕立達と呑んでからはよくお茶会に参加するようになった
ビスマルクがレーベやマックスも連れてくるので、金剛型四姉妹と俺を含めた五人の時とは
違った楽しさがある。
そして今日もまた、紅茶狂いの帰国子女が言った
金剛「テートクゥ!Tea timeにしまショー!!」
提督「まだ入っていいとか言ってないよね?何度も注意さすな」
金剛「oh sorry!今度気を付けるネー!」
提督「今度っていつだよ…てか何回今度って言ってるかわかる?」
金剛「テートクは今まで食べたパンの枚数を覚えてイマスカ?」
提督「質問文に質問文で答えるとテスト0点なの知ってたか?マヌケ」
金剛「ぐぬぬ…」
提督「ハァ…いいから準備するぞ。湯は沸いてる」
金剛「流石テートクねー!お菓子も準備してほしいネ!!」
提督「オレオは渡さないからな。やっと先日届いたんだ」
金剛「テートクのいけずー」
こんなくだらない雑談をしていると再びドアをたたく音がした
比叡「金剛おねえさまの妹分、比叡!ただいま到着しました!!」
なんでこいつら勝手に入ってくるかなぁ…思春期男子の気持ちも考えろよ
まぁ俺はガード固いから勝手に入ってくるなんてなかったけどな
それに比べて榛名霧島のペアと言ったら…
霧島「失礼します、司令。」
榛名「提督、お邪魔しますね。」
ダメな姉を持つと下は真面に育つんだなぁ…
お父さんうれしいよ…
お父さんじゃないね。司令だね。
なんて思いながらみんなで準備をしていると
榛名「提督、先ほど夕立たちがこちらに来たいと言っていましたので
勝手に良いと答えたのですがよろしかったでしょうか?」
提督「あぁ、いいぞ。我が艦隊の駆逐艦の中でもエースの三人だ。構わんさ」
夕立、時雨、ベールヌイの三隻は俺の艦隊の中ではエースだ。
時折、夕立が「星の屑成就のため」とか言いながら夜戦で戦果を上げてるというのは
多分こいつだけだろう
比叡「指令!私今度料理作るんですけど、指令食べてくれますか?」
提督「間宮さんと伊良湖と一緒に作る。
且つ、きちんとその二人のいうことを守るのであればな」
比叡「え?なんでその二人?」
提督「これ命令な。なんなら姉妹全員に食べさせたくないか?」
これを聞いたほかの姉妹の顔に焦りの色が見えたのは気のせいじゃないだろう
金剛「ソーデスヨ!あの二人に教わるとおいしいのデキマスヨ!!」
榛名「私は鳳翔さんに教わりましたけど!間宮さんたちの腕も確かです!!」
霧島「えぇ!なんなら鳳翔さんも呼びましょう!ね!?指令!!」
提督「そうだな。あの二人最強コンビだからな」
一度泊地内対抗料理の鉄人をした際、鳳翔・間宮ペアとして二人が出たことあるのだが
あの二人息が合いすぎて特に会話することなく料理作ったという逸話がある。
ちなみに比叡は一人で出た。そして審査員であった一航戦コンビと五航戦コンビの四人が
潰れるという摩訶不思議な事態が起こったのも、比叡ならではの逸話となった
比叡「わかりましたよ…鳳翔さんたちと一緒に作るので食べてくださいね!!」
提督「わかったわかった。うるさいからちゃっちゃとビスマルク達迎えに行ってこい」
比叡「ヒエ~!!またパシリですか!?」
提督「パシリじゃねぇよ提督からの指令だよ」
霧島「司令からの指令…ププッ…」
霧島も霧島で何笑ってんだか…センスなさすぎんよ…
メイドの李さんですらもうちょっとセンスあるぞ。面白くないけ
ビスマルクとグラーフ、そしてレーベやマックス。そして夕立と時雨、ベールヌイも執務室へやってきた。これで人数が揃い、もはやデイリー任務のようになったお茶会が始まる。
駆逐艦’sを見てると、躾のなった小学生のような感じに見える。
それに対して、金剛型四姉妹とビスマルクやグラーフ達を見るとまるで女子校生のような華のある感じになった。
ちなみにちゃんと俺も話に入ってるからね?別に「あ?いたの?」とか言われてないからね?本当なんだからね?
金剛「テートク?どうしまシタ?」
きょとんとしながら金剛が俺の顔を見ながら言った。
クソかわいいな…
提督「いや、随分賑やかになったと思ってさ」
ビスマルク「そう?金剛達だけでも随分賑やかだと思うけれど」
提督「そういうんじゃねぇよ。まぁなんだ…まるで異文化交流会みたいだなって」
グラーフ「確かに、ここには日本・ドイツ・ロシア・イギリスと四カ国も集まっているな」
榛名「そうね。次はイタリアとアメリカも呼んでみようかしら。」
金剛「霧島とローマはキャラが被るネ!」
霧島「お姉さま!?わ、私は別に気にしてませんよ!」
あ、コレ気にしてるな
よし、オレも突っ込んでみるか
提督「いや、アイオワ呼んだら英語被りじゃん。金剛」
金剛「テートク!?」
夕立「そういえば金剛さんってほとんど日本語っぽい!」
金剛「夕立マデ!?」
マックス「そういえば私も来た時はあまり英語じゃなかったような」
レーベ「うん。僕もそう思ったよ」
時雨「奇遇だね。僕も思ったんだ」
ベールヌイ「ロシアにいた時に金剛から手紙をもらったけどほとんど日本語だったよ。
でも嬉しかったけどね」
金剛「皆までヒドイデース…」
提督「でもいいんじゃねぇの?仲がいいから皆こうして言うんだからな」
金剛「テートク…Thank youネ」
提督「でもアイオワよんだらやばくねぇかな?」
比叡「なんでですか?」
霧島「あっ…」
榛名「あぁ…」
霧島と榛名以外どうやら気づかないらしい。
むしろ気づきにくいと思うが、多分アメリカとイギリスに付け加えお茶に反応したんだろう
勉強熱心で提督は嬉しいよ全く。花まるあげちゃう。
提督「ボストン茶会事件ってのがあってだな…」
ドイツ艦や駆逐艦たちはわからないと思ったのでどんなものかおおまかにザックリ教えてあげると
なぜか駆逐艦たちが「皆でお茶守るから」とか言ってた。
ちなみに金剛は更に気分が落ち込んでいた。
ドイツ艦や駆逐艦たちはわからないと思ったのでどんなものかおおまかにザックリ教えてあげると
なぜか駆逐艦たちが「皆でお茶守るから」とか言ってた。
ちなみに金剛は更に気分が落ち込んでいた。
比叡「お姉さま!元気出して!」
霧島「そうです。そんな昔のこと関係ないです!」
ビスマルク「貴方も中々ヒドイこと言うわね。」
提督「でもコレで一つ賢くなったろ。いいことじゃないか」
提督「それに、今と昔じゃ違うんだ。気にすることはない」
金剛「テートクぅ…」
提督「いいから早く元気出せよ。紅茶冷めるぞ」
金剛「ハイッ!」
夕食の時間も近づいてきたので、お茶会はここでお開きとなった。
まぁお開きと言っても明日またやるんだけどね。本当デイリー任務みたいだね。
───夜
夕食を食べ終え、秘書官である金剛と寝るまでの間、金剛の淹れたハーブティーを飲みながら雑談を交わしていた。
提督「金剛、今夜もお疲れ様」
金剛「テートクもお疲れ様ネ」
提督「…お前もしかしてお茶会の時の事引きずってる?」
金剛「…そんな事…あるでーす」
提督「そうか…ごめんな。でもな金剛」
金剛「なんデス?」
提督「お前は俺を救ってくれた。ベタではあるが
お前がいなかったら今頃俺はどうなっていたかわからん」
提督「それに、俺はお前を信じているさ」
金剛「テートク…」
提督「金剛は金剛だ。そんな昔のことなんて気にするなよ」
提督「だからそんな暗い顔しないで、いつもの様に笑っていてくれ」
金剛「…ワカッタネ♪」
その時見た金剛の笑顔は、俺が金剛にケッコンを申し込んだ際に見せた笑顔だった。
彼女の笑顔は、俺を救ってくれたように、皆を救ってくれるだろう。
もう、限界でち…
今度はほのぼの1レスSSにするよ…
>>37
いや、ありがとう
楽しかったw
元スレ
人類を脅かす深海棲艦を掃討するべく、艦娘と呼ばれる艦を統率すべく俺は士官学校を卒業し、
提督になったのだが、如何せん色々と面倒くさい…
提督になったらもうこれ将来安泰だろとか幼稚な考えをしていた自分を殴りたい。
『失敗から学ぶ』なんて言葉は正直信用できない。
友人と思っていた人に裏切られ、いじめの標的になったり
いじめられなくなったら今度はいじめてきた奴と仲良くなろうとする
晴れ間から射す一筋の日差しより細く小さい希望を持っては曇天よりも暗く醜い絶望に変わるの無限ループ…
そんな失敗をしないように独りでいることにした
したのだが時の流れは凄い
3: 丙提督◆usmbMg7u8k 2016/05/25(水)00:30:34 ID:Wuq
「ヘーイテートクゥ!触ってもいいけどさぁ、時間と場所をわきまえなよー!」
「このクソ提督!!」
「全機爆装、準備出来次第発艦!目標、母港執務室の提督、やっちゃって!」
「夜戦~!」
どいつもこいつも面倒臭え…内2つは罵倒と殺害予告じゃねぇか…
提督「はぁ…資材も足りないし練度上げないといけないしどうしろってんだ畜生」
独り執務室で愚痴をこぼしていると執務室のドアを叩く音がした
「テートク~、Tea timeにシましょー」
提督「あぁ、金剛か。わかった、メンバーはいつもの姉妹たちか?」
金剛「Yes!比叡達はすこし遅れてくるデース」
提督「あいよ…ってお菓子切れそうだな。比叡たちに頼んでおくか」
4: 丙提督◆usmbMg7u8k 2016/05/25(水)00:31:08 ID:Wuq
今や日本人口の約半数が所持しているスマートフォンを手に取り、比叡たちに連絡する
スマホも提督や艦娘に支給とか大本営よ…なんつー所に金かけてるんだ…
なんなら資材の支給量増やせよ…まぁ通信料とか大本営持ちだからすげぇ嬉しいんだけど…
金剛「そういえば昨日で無くなったお菓子もあったネ」
提督「あ~オ○オか。アレないとTea timeじゃない」
金剛「テートクいつも食べてるかラ、てっきり買い置きがあると思ったネ」
提督「明日定期お届け便届くんだよ。つか俺のオ○オをお前らが食いまくるからだろうが…」
金剛「美味しいから仕方ないネ~」
5: 丙提督◆usmbMg7u8k 2016/05/25(水)00:31:39 ID:Wuq
雑談をしながらお茶会の準備をしているとまた執務室のドアを叩く音がした
「司令、お姉さま。お菓子買ってきました」
提督「あぁ、入っていいぞ」
榛名「提督、オ○オ買ってきました!」
金剛「皆揃ったことだし、Tea timeにするねー!」
皆がワイワイと盛り上がりつつ、金剛が淹れた紅茶を飲む
霧島「ついでに今晩のためのお酒も買ってきましたよ」
提督「1次がお茶会で2次が飲み会かよ…飲みニケーション強要とか最近の人達に嫌われる要素の一つじゃねぇか」
比叡「そんなこと言いつつお酒好きじゃないですか」
金剛「こないだも日本酒一升とワイン一瓶開けたネ…」
提督「隼鷹や那智と飲むにつれて強くなったからな」
遺伝とは恐ろしい…母親や、母方の祖父、父方の祖母が酒に強かったらしいので上手いこと合わ
さって強さも遺伝したらしい。ただ髪の交代までは遺伝することはないだろうが隔世遺伝まで視野に入れると正直怖い。
6: 丙提督◆usmbMg7u8k 2016/05/25(水)00:32:29 ID:Wuq
提督「つーか霧島や榛名は強いが金剛と比叡が弱いんだよ。紅茶の代わりに酒飲んだら?」
霧島「それ本当にやったらアルコール依存症や糖尿、痛風や卵巣機能不全に陥りますよ…」
榛名「なんで霧島はそこまで詳しいの」
比叡「ひえ~!私はお酒飲めなくてもいいんです!強いからなんなんですか!!」
提督「お前が『ひえ~』とか言うのもう様式美だよな。他の提督達と飲むと周りがよく言ってるわ」
───とある居酒屋
横須賀鎮守府提督「ひえ~www」
呉鎮守府提督「比叡カレー見た時の俺の反応じゃねぇかwww」
佐世保鎮守府提督「やっぱアレなの?wwwやばいの?www」
舞鶴鎮守府提督「アレ食って無事な奴いるの?www」
提督「そういえばラバウルの奴が1人運ばれたって聞いたが…」
皆「ひえ~www」
提督「てな感じでお前のカレーも一緒にネタになった」
比叡「流石に私は料理出来ますよ!!バカにしないでください!」
霧島「卵焼き…」
榛名「コーンフレーク…」
金剛「シチュー…」
比叡「ちょっ!待って!お姉さままで!」
7: 丙提督◆usmbMg7u8k 2016/05/25(水)00:32:55 ID:Wuq
提督「え?何なの?牛乳かけるだけの食い物で人を物理的にダメに出来るの?料理すんなよ」
比叡「コレでも以前よりは上手になったんですよ!」
金剛「ほんの少しだけネー…イギリスも酷いケド…」
提督「そうだな。イギリス料理を作らせたら金剛の右に出るものいないもんな。そういや鳳翔さんこんなこと言ってたぞ」
『鳳翔「イギリス料理はちょっと…うなぎゼリーは勘弁して欲しいですね…」』
『「でも、フィッシュアンドチップスとかローストビーフ、イングリッシュ・ブレックファーストは出来ますので仰ってくだされば作りますよ」』
金剛「Shit!でも、久々にフィッシュアンドチップス食べたいネ!」
霧島「イギリス料理は確かにうなぎゼリーが代表的として取り上げられますよね」
榛名「そうね…あとニシンのパイとか」
比叡「ニシンのパイ?あぁ!こないだTVで見たやつね!魔女n…」
提督「やめろォ!それ以上はいけない!憲兵来んだろ!!」
比叡「えぇ!?別にそんな問題発言じゃないでしょう!」
提督「お前はもうちょっと世間見ろよ。お前の言動一つで一つの儚い命が失うんだよ」
榛名「そこまでなんですか!?」
比叡「わかりましたよ…全く提督は…」
8: 丙提督◆usmbMg7u8k 2016/05/25(水)00:33:31 ID:Wuq
提督「何?俺に矛先向けるの?」
比叡「飲み会とか言ってましたけど提督ぼっちですよね?」
霧島「そういえばぼっちですね。私が着任してからもぼっちですよね?」
提督「…だからなんだよ」
金剛「テートク…今はワタシ達がいるから…安心して欲しいネ…」
提督「金剛、お前もか」
榛名「榛名は…提督がぼっちでも…大丈夫です」
提督「お前が大丈夫なだけで俺大丈夫じゃないよな。お前まで俺をいじめるの?」
ヒトハチマルマルの鈴が鳴り、和気藹々としたお茶会を一度シメる。執務室から場所を自室に場所
を変え行うことになった。金剛型四姉妹提案のもと、メンバーも増やしての飲み会をしたいとのことなので、海外艦数隻とお酒は飲ませられないが駆逐艦数隻を呼ぶことにした
夕立「提督さん!いーれーてー!」
提督「あぁ、ちょっと待ってろ」
金剛「なんで夕立たちも呼んだんデスカ?」
霧島「いつも提督に構ってあげてますから、私が提案したんです」
榛名「夕立に至っては自ら構ってもらいに行ってる気がするけど」
比叡「人多いほうが楽しいから大丈夫!」
霧島「何が大丈夫なのかしら…」
9: 丙提督◆usmbMg7u8k 2016/05/25(水)00:34:35 ID:Wuq
提督「急に呼んですまないな。グラーフもビスマルクもありがとう。」
ビスマルク「何、問題ないわよ」
グラーフ「それにアドミラールの部屋に来るのは初めてだからな。」
提督「道案内も含め夕立と時雨とベールヌイもありがとうな。」
時雨「提督の頼みなら断らないさ。それにワイワイするのは好きだからね」
夕立「私も大好きっぽい!」
ヴェールヌイ「Я также.(僕もさ。)それにお菓子もあるんだろ?」
提督「あぁ勿論だ。さぁ上がってくれ。」
ビスマルク、グラーフ・ツェッペリンのドイツ勢と夕立、時雨、ヴェールヌイの駆逐勢も呼んでの飲み会になったわけだが、正直不安なところがある…
ビスマルクやグラーフと呑むのは初めてなので呑んだらどうなるかわからない。
それに駆逐勢が誤飲しないかだ。駆逐艦といえど幼い。人間と構造が同じだともっと危ない。
そして監督不行というわけで憲兵に捕まることになりかねん…
噂によると憲兵はニンジツを使うらしい…怖いよまじで…
提督「お前らもう呑んでるのな」
金剛「Yes!さぁさぁ!提督も早く呑むデース!」
ポンポンと隣に座るように促してくる金剛。この野郎可愛いな…
隣に座らないと不貞腐れるので、面倒事を避けるべく隣に座ることにした
すると夕立が「私も提督さんの隣に座るっぽい!」と言って隣りに座ってきた
この犬っぽさ本当にかわいいよな…駆逐艦は最高だぜ!
10: 丙提督◆usmbMg7u8k 2016/05/25(水)00:35:56 ID:Wuq
そんなくだらない事考えていると、
比叡「司令!お姉さまとケッコンしても渡しませんからね!」
提督「お前日本語になってねぇじゃねぇか。どっちなんだよ」
霧島「提督のお酒飲んだらこうなりました」
榛名「私たちは止めましたよ?でも比叡が」
『提督の好きなお酒、私もどんな味か知りたい…気合!入れて!呑みます!』
比叡「ワァァ!?榛名!?何いってんの!?」
提督「お前が何言ってんだ…」
比叡も普段はお姉さまお姉さま五月蝿いのに二人っきりとかだと金剛に勝らずとも劣らず、俺との
距離が近い。まぁ心を許してくれてるんだろう。
ビスマルクやグラーフもそれを見て笑っている。この二人も最初キツかったなぁ…
皆楽しく呑んでいるようで、見ていて微笑ましいものがある
こういうのを見ると、提督になってよかったと本当に思う…
ウイスキーを呑みながらそんなことを思っているとビスマルクが話しかけてきた。
ビスマルク「貴方、何ニヤついているのかしら?」
提督「いや、以前ならこんな風に呑まなかっただろうなって思ったら可笑しくてな」
ヴェールヌイ「あぁ…確かに。提督は変わったね。」
提督「金剛にも言われたよそれ…ってなんか静かになったが比叡落ちたか?」
霧島「えぇ。比叡が提督のウイスキーを少し呑んでお姉さまのレッドライオンを呑んだら」
11: 丙提督◆usmbMg7u8k 2016/05/25(水)00:38:26 ID:Wuq
金剛「ワタシは止めたデース…」
榛名「比叡お姉さま…無茶しすぎです…」
グラーフ「レッドライオンって度数そんなに強くなかったはずでは?」
霧島「比叡お姉さまは四姉妹の中では一番弱いのよ」
夕立「お酒ってそんなにおいしいっぽい?」
提督「駆逐艦たちには呑ませられないからな。正直人の好みでもあるが、俺は美味しいと思うぞ」
ヴェールヌイ「ロシアじゃ皆が呑んでるのよりもっと度数の高いお酒呑んでるからね」
ビスマルク「ドイツだとやっぱりビールね」
グラーフ「此処に来て驚きっぱなしの日々だったが一番驚いたのがビールが冷たいということだな」
ビスマルク「アハハハッ確かに私も驚いたわ。まぁドイツも冷やすといえば冷やすのだが、通年通して冷やされているんだもの」
霧島「やはりドイツはビールを冷やさないのですね。まぁ日本のビールはぬるいとまずいですし」
提督「そうだな。俺もドイツのビールは常温で飲むな」
金剛「ビスマルクからもらったやつデスネー。ワタシはちょっと癖があってダメでした」
榛名「私や霧島は焼酎を好んで呑みますから、ビールは呑みませんね」
霧島「ビールは確かに味がね…」
時雨「僕達にはわからない世界だね。でも話に聞くけどジュースみたいなお酒もあるんだろう?」
提督「あぁ、ほろ○いとかのチューハイは確かにジュースだな」
夕立「夕立はカルピスが一番だとおもう!」
ヴェールヌイ「それは本当のジュースだよ」
あははと皆で笑って楽しく呑んでいると、つまみが切れてしまった事に気づき、買いに行くかと思っていると金剛が俺の服をひっぱってきた。どうやら一緒に買いに行きたいらしい
12: 丙提督◆usmbMg7u8k 2016/05/25(水)00:39:06 ID:Wuq
提督「つまみが切れたし、買ってくるが何がいい?」
ねるねる○ねやカシューナッツ、鮭とばなど色々注文があったのでメモをとって買いに行く準備をした。
提督「んじゃ買ってくる」
金剛「私も行くデース!」
提督「よし、じゃあ行くか。じゃあお前ら、留守番頼むな」
そう言い残し、金剛と二人で出かけることにした
金剛「テートクも変わりましたネ」
提督「なんだよ唐突に」
金剛「最初の頃なんて、大淀とも最低限の会話しかシてなかったでショ?」
提督「まぁな…仕方ないだろ…」
金剛「でも嬉しいですネ。」
提督「はぁ?何がだよ…」
金剛「だって私との初めての会話が」
『「…よろしく」』
金剛「だったんですヨ?覚えてますからネ?」
提督「なんつー事覚えてるんだよ…」
14: 丙提督◆usmbMg7u8k 2016/05/25(水)00:40:46 ID:Wuq
俺は提督になる前も、なってからも誰かと関わることを必要最低限しかしなかった。
今では上に立つ者として流石にダメだと思うが、昔はこう思える余裕がなかったのだ。
敵の敵は味方。人間、同じ敵だと認知した場合、そいつを潰すべく同盟を組んで潰すというのが定石である。
俺は提督になるまでの間の学校生活には必ずいじめというものが付いてきた。
お陰さまでストレス耐性は付いたが、人間への疑心感は勿論のこと、この先の未来に希望すら見い
だせなかった。まさしく失望落胆であった。
そんな時に金剛が着任した。
金剛「英国で産まれた帰国子女の金剛デース!ヨロシクオネガイシマース!」
提督「…よろしく」
金剛「…」
提督「…」
金剛「あ、あのテートク?」
提督「…なんだ」
金剛「なんだ。じゃなくて、ワタシはどうしたら良いデスカ?」
提督「あぁ…とりあえず自分の部屋の確認等をしてくれ。部屋の案内は大淀にしてもらってくれ」
金剛「その大淀は何処にいるんデスカ?」
提督「この部屋の右隣に通信室があったろ。そこにいる。」
金剛「わかったネ!」
提督「以上だ。退室して構わない」
金剛「失礼シマシター」
15: 丙提督◆usmbMg7u8k 2016/05/25(水)00:42:07 ID:Wuq
そういいながら、金剛は執務室を後にした
提督(ハァ…なんで俺がいきなり…でもトラック泊地勤務でよかった
確か横須賀とかだと人や艦娘の出入りが激しいって聞いたが…俺には無理だしな。)
(過去の出来事が原因でこうなってしまった俺が無事提督になったんだ…せめて艦娘とはちゃんと接したいと思ったが…やはり姿形が人間そのものであるが故に人間と同じ様に関わってしまった…)
これでも気をつけているが、傍から見たらただのコミュ症じゃないか。
あ、俺コミュ症だから傍もへったくれもないな
提督「でも、俺はお前のお陰で助かったんだ。まだコミュ症は抜け出せないがな」
金剛「あの時期は本当に心配したんデスカラネ?」
あの時期…俺が胃炎とも胃潰瘍ともとれる症状が出始めた時期で、艦娘の数が増えてきたある秋の日、俺をいじめていた奴と会わないといけなくなったのだ。
敵提督「よぉwwwお前が提督とかありえねぇよなwww」
提督「…そうだな」
敵提督「なんだよwww相変わらず気持ち悪いなwww死ねよまじでwww」
奴に聞こえないであろう声量でこういった
提督「死ねたら苦労しなかったよ…」
敵提督「あ?www何?www声小せえなwww前みたいにいじってやるから来いよwww」
コイツは今でも俺をネタにしていると風のうわさで聞いたが…ここまでか…
16: 丙提督◆usmbMg7u8k 2016/05/25(水)00:43:22 ID:Wuq
反抗したい
だが俺の狂った防衛本能がそうさせない
恐怖とは人をここまでダメにするのか…
俺は無言で奴の元へ行き、奴のいじめが行われた
これでもまだ俺はマシな方だ…
言葉の暴力と、身体的コンプレックスを弄ってくるというものだ
他所では同性間での性的いじめもあると聞いたことがある
非生産的なものなのによくやれるなと常々思う
敵提督「いやぁwwwお前みたいな底辺がいるとこっちは楽でいいわwww」
提督「あぁそうかい…」
敵提督「一応やることやったし、お前帰っていいよwww」
提督「言われなくても帰るさ…」
そしてその日の晩、症状が出始めた
金剛「テートク!たまには秘書艦であるワタシとDinnerを食べマショー!」
提督「あ、あぁ。わかった。ここで食べてもいいか?」
金剛「大丈夫デース!ではDinnerを取ってきますねー!」
と、いつもより上機嫌な様子で夕飯を取りに金剛はそそくさと執務室を出た
この時はまだ、体調に異変すら感じていなかった
17: 丙提督◆usmbMg7u8k 2016/05/25(水)00:45:23 ID:Wuq
数分後、金剛が夕食を二人分持って戻ってきた。
鳳翔さんの手作りである。個人的にとても好きな味付けなので、きちんと鳳翔さんにごちそうさまというようにしてる。
提督「いただきます」
金剛「イタダキマス」
提督「ん。やはり美味いな…」
金剛「ンー!いつ食べても美味しいデスネ!」
俺の独り言を会話として繋げようとし始めた金剛の顔を見て、俺はドキッとしてしまった
提督「お前…美味そうに食うのな。笑顔でめし食うとか器用だな。」
金剛「いつも言われマース。でも提督さん、いつもより少し暗いデスネ。何かあったんデスカ?」
提督「いつもは余計だろ…まぁ少しな…っ!?」
箸を進めてすぐの事だった。
腹痛とも言えない痛さが俺を襲った
その痛みが吐き気となったのだ。それがどうやら表情に出たらしい
金剛「どうしたんデスカ?顔色が悪いデス」
提督「スマン…席を外す」
そう言い残しすぐさまトイレへ行った
トイレへ行き、すぐに俺は吐き出してしまった
吐き出したあとも胃の痛みがある。
それでも我慢して執務室へ戻った
金剛「テートク、顔色がさっきより悪くなってマス…」
提督「大丈夫だと何度言ったら…それより早く食べるぞ」
金剛「そうデスカ…でも、何かあったらワタシを頼ってくださいネ?」
提督「あ、あぁ。何かあったら、な。」
夕食を食べたあと、「すまないが食器の片付けも頼めるか」と質問し、承諾してくれた金剛が執務室から出た後、俺は、また吐くためにトイレへ向かった
18: 丙提督◆usmbMg7u8k 2016/05/25(水)00:45:50 ID:Wuq
症状が出始めたというもの敵提督の度重なる訪問や執務中のストレスで何かを食べては吐くといったことが必ずあった。
そしてある日の晩
金剛「テートク…大丈夫デスカ?」
提督「だから何度も言わせるな…早く夕食にしよう…飯が冷める」
金剛「だといいケド…いただきます」
提督「いただきます…」
箸を手に取り、食べ進めてくうちにいつもより激しい吐き気に襲われ
俺は金剛の目の前で
吐いてしまった
19: 丙提督◆usmbMg7u8k 2016/05/25(水)00:46:17 ID:Wuq
金剛「テートク!?」
提督「ゴホッ…オエッ…ック…」
金剛「やっぱり大丈夫じゃナイネ!!!早く医務室に!!!」
提督「ウルセ…ここは…俺が片付けるから…ゥゥっ」
金剛「ウルサイのはテートクのほうね!とにかく医務官呼びマスから!」
そして俺は医務室へ運ばれ、自室で療養することになった
その間、身の回りの世話はすべて金剛がやってくれた。
ストレス性のものであると判明したのはその日であり、原因でもある敵提督は
姿を消したらしい。噂では切腹し介錯もされなかったとか…
金剛「あの時は本当に驚いたんですからネ?」
提督「すまなかったと思ってるよ…」
20: 丙提督◆usmbMg7u8k 2016/05/25(水)00:47:36 ID:Wuq
提督「…でもお前のお陰でこうして助けられ、今がある。ありがとう、金剛」
金剛「…もう、提督はそういう風に素直で居たほうがイイネ」
提督「うるせえよ…ほら、早くしないと皆潰れて寝ちまうぞ」
金剛「っ!ハイ!」
今夜の月はいつもより綺麗で、繋がれた彼女の手には、月明かりによって柔らかく光る指輪が
提督と金剛との関係を物語っていた
21: 丙提督◆usmbMg7u8k 2016/05/25(水)00:50:32 ID:Wuq
以上になります。
謎のテンションによって雑に仕上げてしまいました。
稚拙な文章、すみませんでした
25: 丙提督◆usmbMg7u8k 2016/06/06(月)15:39:07 ID:3M7
>>24
短編としてまた別スレ建てるつもりだったけど
こっから無理やりつなげてみますわ
26: 丙提督◆usmbMg7u8k 2016/06/06(月)15:49:06 ID:3M7
先日、海外艦や夕立達と呑んでからはよくお茶会に参加するようになった
ビスマルクがレーベやマックスも連れてくるので、金剛型四姉妹と俺を含めた五人の時とは
違った楽しさがある。
そして今日もまた、紅茶狂いの帰国子女が言った
27: 丙提督◆usmbMg7u8k 2016/06/06(月)15:49:43 ID:3M7
金剛「テートクゥ!Tea timeにしまショー!!」
提督「まだ入っていいとか言ってないよね?何度も注意さすな」
金剛「oh sorry!今度気を付けるネー!」
提督「今度っていつだよ…てか何回今度って言ってるかわかる?」
金剛「テートクは今まで食べたパンの枚数を覚えてイマスカ?」
提督「質問文に質問文で答えるとテスト0点なの知ってたか?マヌケ」
金剛「ぐぬぬ…」
提督「ハァ…いいから準備するぞ。湯は沸いてる」
金剛「流石テートクねー!お菓子も準備してほしいネ!!」
提督「オレオは渡さないからな。やっと先日届いたんだ」
金剛「テートクのいけずー」
こんなくだらない雑談をしていると再びドアをたたく音がした
比叡「金剛おねえさまの妹分、比叡!ただいま到着しました!!」
なんでこいつら勝手に入ってくるかなぁ…思春期男子の気持ちも考えろよ
まぁ俺はガード固いから勝手に入ってくるなんてなかったけどな
それに比べて榛名霧島のペアと言ったら…
霧島「失礼します、司令。」
榛名「提督、お邪魔しますね。」
28: 丙提督◆usmbMg7u8k 2016/06/06(月)15:50:23 ID:3M7
ダメな姉を持つと下は真面に育つんだなぁ…
お父さんうれしいよ…
お父さんじゃないね。司令だね。
なんて思いながらみんなで準備をしていると
榛名「提督、先ほど夕立たちがこちらに来たいと言っていましたので
勝手に良いと答えたのですがよろしかったでしょうか?」
提督「あぁ、いいぞ。我が艦隊の駆逐艦の中でもエースの三人だ。構わんさ」
夕立、時雨、ベールヌイの三隻は俺の艦隊の中ではエースだ。
時折、夕立が「星の屑成就のため」とか言いながら夜戦で戦果を上げてるというのは
多分こいつだけだろう
29: 丙提督◆usmbMg7u8k 2016/06/06(月)15:50:54 ID:3M7
比叡「指令!私今度料理作るんですけど、指令食べてくれますか?」
提督「間宮さんと伊良湖と一緒に作る。
且つ、きちんとその二人のいうことを守るのであればな」
比叡「え?なんでその二人?」
提督「これ命令な。なんなら姉妹全員に食べさせたくないか?」
これを聞いたほかの姉妹の顔に焦りの色が見えたのは気のせいじゃないだろう
金剛「ソーデスヨ!あの二人に教わるとおいしいのデキマスヨ!!」
榛名「私は鳳翔さんに教わりましたけど!間宮さんたちの腕も確かです!!」
霧島「えぇ!なんなら鳳翔さんも呼びましょう!ね!?指令!!」
提督「そうだな。あの二人最強コンビだからな」
一度泊地内対抗料理の鉄人をした際、鳳翔・間宮ペアとして二人が出たことあるのだが
あの二人息が合いすぎて特に会話することなく料理作ったという逸話がある。
32: 丙提督◆usmbMg7u8k 2016/06/06(月)16:04:18 ID:3M7
ちなみに比叡は一人で出た。そして審査員であった一航戦コンビと五航戦コンビの四人が
潰れるという摩訶不思議な事態が起こったのも、比叡ならではの逸話となった
比叡「わかりましたよ…鳳翔さんたちと一緒に作るので食べてくださいね!!」
提督「わかったわかった。うるさいからちゃっちゃとビスマルク達迎えに行ってこい」
比叡「ヒエ~!!またパシリですか!?」
提督「パシリじゃねぇよ提督からの指令だよ」
霧島「司令からの指令…ププッ…」
霧島も霧島で何笑ってんだか…センスなさすぎんよ…
メイドの李さんですらもうちょっとセンスあるぞ。面白くないけ
33: 丙提督◆usmbMg7u8k 2016/06/06(月)16:24:54 ID:3M7
ビスマルクとグラーフ、そしてレーベやマックス。そして夕立と時雨、ベールヌイも執務室へやってきた。これで人数が揃い、もはやデイリー任務のようになったお茶会が始まる。
駆逐艦’sを見てると、躾のなった小学生のような感じに見える。
それに対して、金剛型四姉妹とビスマルクやグラーフ達を見るとまるで女子校生のような華のある感じになった。
ちなみにちゃんと俺も話に入ってるからね?別に「あ?いたの?」とか言われてないからね?本当なんだからね?
金剛「テートク?どうしまシタ?」
きょとんとしながら金剛が俺の顔を見ながら言った。
クソかわいいな…
提督「いや、随分賑やかになったと思ってさ」
ビスマルク「そう?金剛達だけでも随分賑やかだと思うけれど」
提督「そういうんじゃねぇよ。まぁなんだ…まるで異文化交流会みたいだなって」
グラーフ「確かに、ここには日本・ドイツ・ロシア・イギリスと四カ国も集まっているな」
榛名「そうね。次はイタリアとアメリカも呼んでみようかしら。」
金剛「霧島とローマはキャラが被るネ!」
霧島「お姉さま!?わ、私は別に気にしてませんよ!」
あ、コレ気にしてるな
よし、オレも突っ込んでみるか
提督「いや、アイオワ呼んだら英語被りじゃん。金剛」
金剛「テートク!?」
夕立「そういえば金剛さんってほとんど日本語っぽい!」
金剛「夕立マデ!?」
34: 丙提督◆usmbMg7u8k 2016/06/06(月)16:36:52 ID:3M7
マックス「そういえば私も来た時はあまり英語じゃなかったような」
レーベ「うん。僕もそう思ったよ」
時雨「奇遇だね。僕も思ったんだ」
ベールヌイ「ロシアにいた時に金剛から手紙をもらったけどほとんど日本語だったよ。
でも嬉しかったけどね」
金剛「皆までヒドイデース…」
提督「でもいいんじゃねぇの?仲がいいから皆こうして言うんだからな」
金剛「テートク…Thank youネ」
提督「でもアイオワよんだらやばくねぇかな?」
比叡「なんでですか?」
霧島「あっ…」
榛名「あぁ…」
霧島と榛名以外どうやら気づかないらしい。
むしろ気づきにくいと思うが、多分アメリカとイギリスに付け加えお茶に反応したんだろう
勉強熱心で提督は嬉しいよ全く。花まるあげちゃう。
提督「ボストン茶会事件ってのがあってだな…」
ドイツ艦や駆逐艦たちはわからないと思ったのでどんなものかおおまかにザックリ教えてあげると
なぜか駆逐艦たちが「皆でお茶守るから」とか言ってた。
ちなみに金剛は更に気分が落ち込んでいた。
35: 丙提督◆usmbMg7u8k 2016/06/06(月)17:03:15 ID:3M7
ドイツ艦や駆逐艦たちはわからないと思ったのでどんなものかおおまかにザックリ教えてあげると
なぜか駆逐艦たちが「皆でお茶守るから」とか言ってた。
ちなみに金剛は更に気分が落ち込んでいた。
比叡「お姉さま!元気出して!」
霧島「そうです。そんな昔のこと関係ないです!」
ビスマルク「貴方も中々ヒドイこと言うわね。」
提督「でもコレで一つ賢くなったろ。いいことじゃないか」
提督「それに、今と昔じゃ違うんだ。気にすることはない」
金剛「テートクぅ…」
提督「いいから早く元気出せよ。紅茶冷めるぞ」
金剛「ハイッ!」
夕食の時間も近づいてきたので、お茶会はここでお開きとなった。
まぁお開きと言っても明日またやるんだけどね。本当デイリー任務みたいだね。
36: 丙提督◆usmbMg7u8k 2016/06/06(月)17:37:17 ID:3M7
───夜
夕食を食べ終え、秘書官である金剛と寝るまでの間、金剛の淹れたハーブティーを飲みながら雑談を交わしていた。
提督「金剛、今夜もお疲れ様」
金剛「テートクもお疲れ様ネ」
提督「…お前もしかしてお茶会の時の事引きずってる?」
金剛「…そんな事…あるでーす」
提督「そうか…ごめんな。でもな金剛」
金剛「なんデス?」
提督「お前は俺を救ってくれた。ベタではあるが
お前がいなかったら今頃俺はどうなっていたかわからん」
提督「それに、俺はお前を信じているさ」
金剛「テートク…」
提督「金剛は金剛だ。そんな昔のことなんて気にするなよ」
提督「だからそんな暗い顔しないで、いつもの様に笑っていてくれ」
金剛「…ワカッタネ♪」
その時見た金剛の笑顔は、俺が金剛にケッコンを申し込んだ際に見せた笑顔だった。
彼女の笑顔は、俺を救ってくれたように、皆を救ってくれるだろう。
37: 丙提督◆usmbMg7u8k 2016/06/06(月)17:38:04 ID:3M7
もう、限界でち…
今度はほのぼの1レスSSにするよ…
38: 名無しさん@おーぷん 2016/06/06(月)18:32:11 ID:N7X
>>37
いや、ありがとう
楽しかったw
提督とある艦娘