19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 14:19:39.12 ID:XkWZcQ5cO

常盤台中学

美琴「この問題はこの公式を使えば……」

「なるほど!さすが御坂様、ありがとうございます!」

美琴「いつでも聞いてくれて大丈夫よ~」

「あの、御坂様……最近能力があまり向上しなくて……」

美琴「うーん……今以上に能力を使える自分を想像してみるといいかも、自分だけの現実=妄想力みたいなものだしね」

「自分を想像……わかりました、ありがとうございます御坂様!」

美琴「頑張ってね~」

「御坂様、私の悩みも―――」

「御坂様!御坂様の使ったボールペンください!」

「私、御坂様にお菓子作ってきたんですけど……」

美琴「喋るのはできれば一人ずつでお願いします……」

「「「すみませんでした御坂様!」」」

美琴(ふぅ……)



20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 14:31:27.37 ID:XkWZcQ5cO

放課後

美琴「今日は疲れたわ……」

黒子「今日も質問責めにあっていたそうですわね、婚后さんから聞きましたの」

美琴「そんなに私って頼りになるかなあ」

黒子「お姉様は常盤台中学のエース!もっと自信を持っても良いと思いますの!」

美琴「そうね……」

黒子「?お姉様、あまり元気がありませんわね……」

美琴「ああ、疲れてるだけだから大丈夫よ」

黒子「ならいいのですが……」



21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 14:44:56.16 ID:XkWZcQ5cO

ピリリ、ピリリ

美琴「黒子、携帯なってるわよ」

黒子「あら、では失礼して」

黒子「もしもし……はいはい、わかりましたの。では一七七支部で」ピッ

美琴「また仕事?」

黒子「はい……お姉様との下校を邪魔するとは空気の読めてない仕事ですの」

美琴「馬鹿なこと言ってないでちゃんと仕事してきなさいよ?」

黒子「わかってますの、ではお姉様、また学生寮で」

美琴「気をつけてね」



23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 14:58:35.15 ID:XkWZcQ5cO

いつもの公園

美琴「ちぇいさー!するのはアイツに言われて止めたし普通に買おう」チャリン

美琴「ヤシの実サイダーっと」ピッ

自販機「ケラレナクナッテ ボクハウレシイヨ」ガコン

美琴「ふぅ……」

美琴「常盤台のエース、超電磁砲か」

美琴「重いなー……」

上条「何が重いって?」

美琴「!?」ビクッ!



25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 15:18:09.41 ID:XkWZcQ5cO

美琴「あああアンタいつの間に」

上条「大げさだな、さっき来たばかりだっての」

美琴「そ、そう……」

美琴「で、何か私に用でもあんの?」

上条「お前が何か思い詰めた顔してたから気になってな。……お前は一人で溜め込むタイプだし」

美琴(見られちゃったか……あまりコイツには心配かけたくなかったんだけどな)

上条「俺で良ければ相談に乗るぜ?出来ることならやってやるよ」

美琴「……じゃあ好意に甘えさせてもらおうかな」

美琴「抱きしめてほしいなぁ……なんて」

美琴(冗談でも言えばコイツもからかわれてると思うでしょ)



27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 15:29:25.51 ID:XkWZcQ5cO

上条「こうか?」ギュッ

美琴「えっ……」

美琴(あったかい……)

上条「なにか駄目だったか?」

美琴「ちょっとした冗談だったのに」

上条「そんな事で上条さんを誤魔化せると思ったら大間違いだぞ」

上条「……とりあえず悩みを話してみろよ」

美琴「はぁ、アンタには敵わないなぁ……分かった、少し愚痴らせてもらうわね」



30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 15:44:02.01 ID:XkWZcQ5cO

美琴「私はさ、常盤台のエースとか、第三位の超電磁砲なんて大層な呼ばれかたしてるじゃない」

美琴「だからかな、他の人たちからの期待が重く感じる時があるの」

美琴「自分に自信が無いわけじゃないし、慕ってくれる子たちの期待に応えたいとも思ってる」

美琴「だけどさ、一応私も中学二年生の女の子……」

美琴「ずっと背伸びし続けるのも疲れてきちゃったのよね」

美琴「だからたまには誰かに甘えたいって思っちゃった……」

美琴「もしかしたら抱きしめてほしいってのは冗談じゃなくて本心から出た言葉だったのかも」

美琴「愚痴はこんなところ……結局は私が弱いだけよ」

上条「……そうか」



32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 16:04:52.73 ID:XkWZcQ5cO

上条「頑張ったな」

美琴「えっ?」

上条「御坂は弱くなんかねえよ。人間誰だって甘えたくなるもんだ、辛いときは尚更な」

美琴「うん……だけど私には甘えられる人なんて……ママは近くにはいないし……」

上条「甘えられる人がいないのなら俺がなってやる。俺で良ければだけどな」

美琴「……いいの?」

上条「おう、大歓迎だ」

美琴「じゃあ、もうちょっとだけ……」ギュッ

上条(辛かったな、御坂)



34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 16:20:11.58 ID:XkWZcQ5cO

美琴「……うん、もう大丈夫」

上条「そうか」

美琴「また助けられちゃったな……ありがとね」

上条「お礼なんて要らないぜ、御坂の弱みを一つ知れたからな」

美琴「な、何言ってんのよアンタは!」

上条「ははっ、やっぱり元気があるほうがお前らしくて良いな!」

美琴「っ~!///」

美琴「ってもう門限近いじゃない!」

上条「常盤台も大変だな~」

美琴「ホントに大変よ……また甘えさせてよね!それじゃあ!」ダッ

上条「またな~」

上条「……上条さんも理性を鍛えなければな」



35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 16:33:01.64 ID:XkWZcQ5cO

常盤台の学生寮

美琴「セーフ……」ゼェゼェ

黒子「ずいぶん遅いお帰りでしたわねお姉様」

美琴「色々あってね、疲れたから少し寝るわ……」ボスッ

美琴「……えへへ」

黒子「何か良いことがあったみたいですの……良かったですわねお姉様」

美琴「たくさん甘えさせてもらうんだからね……」



37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 16:49:28.09 ID:XkWZcQ5cO

翌日、とある高校

小萌「上条ちゃん、ちゃんと聞いてますかー?」

上条「聞いてますよセンセー、だけど無理なものは無理です」

小萌「諦めてしまっては伸びるものも伸びないのですよー!現に常盤台中学の御坂さんは……」

上条「その話は夏休みの補習で聞きましたよセンセー」

小萌「むぅー。そういえば上条ちゃんは御坂さんと知り合いらしいじゃないですか。どんな娘なんです?」

上条「どんなって……」

上条「ただの年相応な、女の子ですよ」

終わり



39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 17:00:19.87 ID:XkWZcQ5cO

話の展開がちょっと強引だったかも…
短い話なのに盛大に時間をかけてしまった、早く書ける人が羨ましいです
見てくれた方、支援くれた方ありがとうございました



41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/12(水) 17:12:34.03 ID:R8AKFwz90

乙なんだよ!


元スレ
御坂「抱きしめてほしいなぁ。。。なんて」上条「こうか?」ギュッ