1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 11:22:20.09 ID:pMSjZlik0

初春「佐天さん、どうしたんですか?」

佐天「いやぁ、ちょっとね」

初春「何か嬉しいことがあったみたいですけど」

佐天「それ聞いちゃう? 仕方ないなー、特別に教えてあげよう!」

佐天「実は昨日、カッコイイ人みちゃってさ……」



6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 11:25:30.66 ID:pMSjZlik0

初春「もしかして、あの上条さんですか?」

佐天「いやいや。あの人はダメでしょ。御坂さんが怒っちゃうし」

初春「ですよねー。いい加減、付き合えばいいのに」

佐天「本当に御坂さんも御坂さんだけど、上条さんも上条さんだよねー」

初春「ですね。で、佐天さん何があったんですか?」



10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 11:29:38.43 ID:pMSjZlik0

昨晩午後6時

佐天(帰ろうと思って近道したら不良に絡まれるなんて……)

不良「君、中学生? 俺らと一緒に遊ばない?」

佐天「い、いえ……」

不良「いいじゃん、いいじゃん。ほら、カラオケでも行こうよ」

佐天「遠慮させてもらっても……」

不良「はァ? こっちが誘ってんだから付いてくるのが普通だろ?」

佐天「で、でも……」

ドンッ。

不良「っ痛ぇな。人に肩ぶつけといて何もなしかよ?」

「はァ? てめェ、誰に向かって物言ってンのか理解してンのかァ?」



14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 11:32:59.75 ID:pMSjZlik0

不良「何だぁ? お前、生意気なんだよ」

「生意気ねェ……それがどうした? 俺ァ、少なくともてめェみてェなンよりかはまともだぜェ?」

不良「て、てめぇ!」

不良が置いてあった金属バットを手に取り、少年に向かって振り下ろす

「ンな物が効くと思ってンのかァ!?」

不良「ぎゃァッ!?(コイツ……能力者!?)」

「いいぜェ? てめェが俺とやりたいってンなら幾らでも相手してやらァ……」

不良「ひっ……」

「その代わり、だ。命の保障は出来ねェけどなァ!」

不良「す、すいませんでしたぁ!」



21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 11:38:59.19 ID:pMSjZlik0

「行ったか……オィ、そこの」

佐天「は、はい?」

「こンな時間にこンな場所歩いてンじゃねェよ。ガキはさっさと家に帰りやがれ」

佐天「わ、わかってますよ! 帰る所だったんです!」

「アァ、そうか。ったく、これだからガキは……」

佐天「あ、ありがとうございました!」

「てめェを助けた訳じゃねェよ。アイツが勝手に挑ンで来て勝手に逃げただけだ」



26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 11:42:14.57 ID:pMSjZlik0

佐天「……という訳なんだよ」

初春「へぇ。カッコイイですね。能力者、ですよね。その人」

佐天「うん。金属バットの直撃防いでたから……念動力とかかな?」

初春「どういうカッコだったんですか?」

佐天「えーっとね。白い髪に、カラコンかな、紅い眼だった」

初春「へー。また会えるといいですね(何処かで見た気がしますね……)」

佐天「そうだねぇ。それじゃ、私はそろそろ帰りますか。じゃあね、初春!」



28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 11:46:11.00 ID:pMSjZlik0

佐天「やっぱり金属バット防いだぐらいだし……高レベルの能力者なんだよね」

佐天「凄いなー。レベルが高いとあんな事まで出来ちゃうんだもん」

佐天「私もレベル上げたけど……所詮、はかない夢だよねー」

佐天「さーて、気を取り直してジュースでも飲もうか。お、あそこに自動販売機が……!」


「……くそッ! 珈琲買おうとしたら壊れやがった…どうなってンだァ?」



31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 11:50:45.46 ID:pMSjZlik0

「第一、コレ何年前の自動販売機だァ?」

「電子マネーにすら対応してねェし……いっその事、ぶっ壊すか」

「……警備ロボぐれェなら片付けられるが……面倒だな、諦めるか」

佐天「何やってるんですか?」

「あ」

佐天「あ」

「テメェは昨日の……ちゃんと家に帰れたのかァ? 良かったなァ」

佐天「し、失礼ですね。で、どうしたんですか? 自動販売機の前で」



35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 11:55:37.58 ID:pMSjZlik0

「コレが金吸い込んだまま動かなくなりやがってなァ……」

佐天「あ、そんな事ですか。ちょっと待ってて下さい。今出しますよ」

佐天(御坂さん直伝、常盤台式自動販売機術……!)

佐天「せいやぁっ!」 ドカッ

がらんごろんがらんごろろんがらん

「何だァ?」

佐天「知り合いの人から教わった技ですよ」

佐天「さ、お好きなのどうぞ。昨日のお礼です」



39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 11:58:15.97 ID:pMSjZlik0

「あァ、アレか。俺は何もしてねェけどな」

佐天「何言ってるんですか。私を助けてくれたでしょ? そのお礼ですよ」

佐天「ささ、あのベンチにでも座って」

「お、オィ、待ちやがれ……」

「……家に帰ってもガキがうるせェし、仕方ねェなァ……ったく」



42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 12:02:45.70 ID:pMSjZlik0

佐天「美味しいですねー」

「……あァ。(ンだこの味……蜜柑珈琲とかふざけてンのかァ?)」

佐天「あなたの髪とか眼の色って天然ですか?」

「違ェよ。能力で色ンな物除いてたり、実験受けてたらこうなりやがったンだ」

「何処の世界にこンな奇抜な格好を好き好んでする日本人がいるかよ?」

佐天「でも、それも中々カッコイイと思いますよ?」

「そうかい。おめェも変わった奴だなァ、俺みてェなのに近づくなんてよ」



47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 12:07:00.67 ID:pMSjZlik0

佐天「何言ってるんですか。あなた、能力者ですよね!? どんな能力持ってるんですか?」

「……一方通行。」

佐天「あ、あくせられーたー?ってどんな能力ですか?」

「あらゆる向き(ベクトル)を観測し、触れただけで操る能力」

佐天「……はぁ。で、それはどんな使い方があるんですか?」

「ベクトルの反転、反射にして何でも跳ね返しす。髪の色とかはコレで紫外線跳ね返した結果だ」

佐天「……す、すごいですね! 髪の色変えられるなんて!」

「お前、理解してねェだろ?」



50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 12:10:59.58 ID:pMSjZlik0

佐天「り、理解してますって! 要するに凄い能力ですよね!?」

「それには違いねェなァ……」

佐天「レベルは幾つなんですか? やっぱ大能力者とか……」

「レベル5の超能力者だよ」

佐天「れっ、レベル5ゥ!? って学園都市に七人しかいない、あの!?」

「あァ。レベル5第一位、通称『一方通行』って聞いた事ねェか?」

佐天「き、聞いた事ありますよ! 最強の能力者じゃないですか!」 



51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 12:14:40.48 ID:pMSjZlik0

一方通行「それが俺だよ。まあ能力名が通称になってるンだがな」

佐天「レベル5第一位って事はあの、超電磁砲の御坂さんよりも強いんですか!?」

一方通行「御坂美琴を知ってンのか……あァ。第三位と第二位とでは圧倒的な差があるからなァ」

佐天「凄いですね……本当、私とは別次元って感じ」

一方通行「何だァ? てめェは無能力者か?」

佐天「はい。レベル0。使えない事もないんですけど、何の役に立つかと」



54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 12:24:10.74 ID:pMSjZlik0

一方通行「そンな事か。……確かよ、超電磁砲はレベル1からレベル5に上り詰めたンだろ?」

一方通行「テメェももしかしたら、レベル5になれるかもしれねェじゃねェか」

一方通行「そンな簡単に諦めてンじゃねェぞ」

佐天「そう……ですかね」

一方通行「俺が言っても嫌味にしか聞こえねェか」

佐天「そ、そんな事ありませんて。……能力をあげるかぁ……」

一方通行「何なら、俺が教えてやろォか?」



62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 12:30:23.81 ID:pMSjZlik0

一方通行(家にいてもガキがうるせェし……ちょうどいいか)

佐天「い、いいんですか!? 私なんかを……!」

一方通行「あァ。いいっつたらいいンだよォ!」

佐天「ありがとうございます! まさか学園都市最強の人に教えてもらえるなんて……」

一方通行「礼なンざ、いらねェよ」



64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 12:36:06.55 ID:pMSjZlik0

佐天「それじゃあ、明日から。私が学校終わる四時ぐらいからでいいですか?」

一方通行「あァ。構わねェよ。……じゃァな」

一方通行「……ったく。帰るか」

一方通行「佐天涙子、か」



69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 12:44:20.19 ID:pMSjZlik0

一方通行「行ってくらァ。夕飯までには帰るって芳川に伝えとけ」

打ち止め「私も行きたい!ってミサカはミサカはあなたにしがみついてみたり」

一方通行「離しやがれェ! テメェがいると面倒なンだよォ!」

打ち止め「何!? もしかして恋人でもいるの!?ってミサカはミサカはあなたを問い詰めてみたり」

一方通行「アイツは恋人なンかじゃねェよォ!」



70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 12:50:28.14 ID:pMSjZlik0

一方通行「これだからガキは嫌ェなンだよ……」

佐天「こんにちは」

一方通行「あ、あァ。さァ、始めンぞ」


一方通行「温度操作ねぇ……使い方次第では十分強ェ能力だなァ」

佐天「でも今の私じゃあコップの水の水温を1~2℃上げられる程度で。実用性はほとんど……」

一方通行「……まァ、水温が1~2℃上がろうが大して関係ねェからなァ」



75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 12:59:41.26 ID:pMSjZlik0

一方通行「ようは熱量限定の向き変換か……」

一方通行「応用によっては対流で風起こしたり、火ィ出したりも出来ンなァ……」

佐天「そうなんですか!?」

一方通行「あァ。俺も似たような能力だからなァ」

一方通行「まァ、最も基礎的なレベルが上がんねェ事にはどうにもならねェが」



78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 13:07:12.69 ID:pMSjZlik0

一方通行「まず自分だけの現実を身に着けねェと話にならねェ」

一方通行「水を火にかけなくても沸騰すると思うか?」

佐天「何言ってるんですか。無理でしょ」

一方通行「それが悪ィンだ。テメェで信じられねェ事をテメェが出来るハズがねェ」

一方通行「つまりだ、「水は火にかけずとも沸騰する」と思いこむンだ」

佐天「は、はあ。凄いですね。やっぱり、色んなこと知っていて」



82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 13:23:29.41 ID:pMSjZlik0

一方通行「少し休憩するか」


佐天「……少し前に幻想御手っていうのがありましたよね」

一方通行「あァ。使用者のレベルをあげるっつー代物か」

佐天「……実は私、アレ、使ったんですよ」

佐天「どうしても能力を使いたくて。でも、やっぱり代償はあって」

佐天「たくさんの人に迷惑かけちゃったんですよね」

一方通行「能力手にしてェっつーのは悪ィ事じゃねェよ。学園都市にいるンだ。当たり前の感情だろ」



84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 13:28:35.09 ID:pMSjZlik0

佐天「でも……やっぱりズルって……」

一方通行「あァ。いけねェ事だなァ。そりゃァ、代償も付いてくる」

一方通行「ただな、これだけは覚えとけ。素質以前の問題だ。やる気がねェ奴は何をやろうと無駄だ」

一方通行「そンな奴らに比べれば、テメェはマシなほうだろォ」



90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 13:39:10.23 ID:pMSjZlik0

一方通行「……つっても俺も似た様なもンだけどなァ」

一方通行「……能力に対する執着心は異常なまでだったンだ」

佐天「え……? だってあなたは最初から……」

一方通行「絶対能力進化(レベル6シフト)っつーのがあってだなァ……」


…………。


一方通行「―――……っつー訳だ。俺もテメェと同じなンだよ」

佐天「う、嘘……御坂さんのクローンを……」

一方通行「残念ながら全て本当だ。幻滅か?」

佐天「す、すいません……私……」


一方通行「行っちまったか……仕方ねェよなァ」



95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 13:48:28.39 ID:pMSjZlik0

打ち止め「おかえりー!元気がないけどどうしたの?ってミサカはミサカはあなたを心配してみる」

一方通行「……何でもねェよ」

打ち止め「彼女と喧嘩でもしたの?」

一方通行「……何でもねェって言ってンだろうがァ!」

芳川「どうしたの? そんなにイラついて。何かあったのかしら? 夕飯、どうする?」

一方通行「いらねェ。寝る」

黄泉川「今日は一段と機嫌が悪いじゃん」



96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 13:58:50.46 ID:pMSjZlik0

佐天「あの人が……そんな……」

佐天「私、どうしたらいいかわからないよ……」

佐天「学校、休んじゃった。……初春心配してるよね。どうしよっか」

佐天「……午後四時、か。…………」


一方通行「出かけてくる」



99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 14:03:15.04 ID:pMSjZlik0

一方通行「来る訳ねェよなァ……」

一方通行「……下らねェ事、しちまったなァ」


佐天「いる訳無い、よね」

佐天「……私、何やってるんだろ」

佐天「何すればいいかなんて……わからないよ」



106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 14:15:46.07 ID:pMSjZlik0

一方通行「……珈琲でも買うか」

ガチャ。ガコ。ピー。ピー。

一方通行「なッ!? クソッ! またぶっ壊れやがったァ!」

佐天「もう。何やってるんですか。……せいやぁっ!」

ガランゴロンガランゴロンガランゴロン。

一方通行「お……オメェ!?」

佐天「何変な顔してるんですか? 学園都市最強一方通行、さん?」



109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 14:22:30.25 ID:pMSjZlik0

佐天「……来てくれたんですか。ありがとうございます」 ギュッ

一方通行「なっ……!?」

佐天「話してくれて、ありがとう」

佐天「黙っていられるよりも、ずっと嬉しかった。それがどんな事でも」

佐天「あなたのやった事は確かに悪い事だけど……許されない事だけど」

佐天「私には……あなたを責めることは出来ない」

佐天「だから……また教えてくれますか?」

一方通行「……あァ。やってやらァ。今度は途中で逃げンじゃねェぞ」



112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 14:32:01.21 ID:pMSjZlik0

プルルルルルルルル♪

佐天「ひゃ、ひゃぁっ!」

一方通行「俺の携帯だ。テメェは何つー声出してンだ」

一方通行「あァ、芳川か。……あァ、……わかった。……はァ!? ふざけてんじゃねェぞ!?」

佐天「どうしたんですか……?」

一方通行「……何でもねェ。始めンぞ」



116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 14:41:12.40 ID:pMSjZlik0

一方通行「随分とコツもつかめて来たみてェだなァ」

佐天「はい、あなたのお陰ですよ」

一方通行「六時か……そろそろ終わらせるぞ」

佐天「それじゃあ、また明日」

一方通行「待て。俺も付いていってやらァ」

佐天「え?いいですよ、一人で帰れますって」

一方通行「他に用もあるしなァ……テメェの為じゃねェからなァ!」



120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 14:49:20.37 ID:pMSjZlik0

佐天「用って何ですか?」

一方通行「コンビニだ。買い物してェしなァ」

佐天「もしかして……夕飯買ったり?」

一方通行「あァ。よくわかったなァ。居候が揃って出かけるっつーから飯がねェんだ」

一方通行「ったく。何が「悪いじゃん。この料理店三人用なんだじゃん」だ……クソ」



123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 14:53:54.60 ID:pMSjZlik0

佐天「それなら……私が作りに行きましょうか?」

一方通行「はァ? 何言ってんだ?」

佐天「何って……。私だって一人暮らししてるんですから。料理ぐらい作れますよ」

佐天「よし! 決めました! 今日は私があなたの家に行って、美味しいご飯を振舞います!」

一方通行「勝手に決めてんじゃねェよ!」

佐天「そうとなればまずは買出し! スーパー行きますよ!」



128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 14:58:23.86 ID:pMSjZlik0

「ねーとーま! 今日はお肉が食べたいんだよ!」

「何言ってんだ! おまえ、一昨日も肉だったろ!? そんなに肉が喰えると思うなよ!?」

「なんで!? とーまはそんなに貧乏なの?」

「インデックスさん。あなたが来てからうちの家計は火の車ですよ」


佐天「何がいいですかねぇ……好きなモノとかありますか?」

一方通行「珈琲」

佐天「食べ物ですよ。無いんだったら……ハンバーグとかでいいですか」

一方通行「あァ。好きにしやがれ」



144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 16:10:27.82 ID:pMSjZlik0

佐天「お邪魔しまーす!」

一方通行「あンまり騒いでンじゃねェぞ」

佐天「いやいや、これがあなたのお家ですか」

もぞもぞ。がさごそ。

一方通行「下手にいじくってンじゃねェぞ……」

佐天「お宝発見!」

一方通行「て、テメェは何で人の秘蔵DVDを見つけてンだァ!」

佐天「何々……ふむ。巨乳好きですか。うわーこんなにー」

一方通行「返しやがれェ!」



151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 16:17:12.52 ID:pMSjZlik0

一方通行「普段居候が住み着いてるからよォ……その、観る機会がねェンだよ」

佐天「へぇ。それにしても大きい子が好みなんですか?」

一方通行「悪ィかよ!?」

佐天「それじゃあ、私はどうですか? 中一にしたらある方ですよ~」

一方通行「なっ!? ば、バカ言ってンじゃねェよォ!」

佐天「あれあれ? 紅くなってますよ~?」

一方通行「うるせェ! オメェはここに何しに来たンだァ!?」



155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 16:21:17.62 ID:pMSjZlik0

佐天「はいはい。今作るから待ってて下さいね」

一方通行「……ったく」

佐天「それじゃ、料理作りますので待ってて下さい」

一方通行「あァ」


佐天「はい、出来ました!」

一方通行「お、おォ……」

佐天「さあどうぞ! 召し上がれ!」



156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 16:22:55.83 ID:pMSjZlik0

佐天「どう、ですか……?」

一方通行「不味くはねェなァ……」

佐天「そんな言い方ないじゃないですかぁ」

一方通行「上手ェよ。……これでいいか」

佐天「はい。ありがとうございます。残りあるので、食べちゃってくださいね」



160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 16:28:03.08 ID:pMSjZlik0

佐天「ご馳走様でしたー!」

一方通行「あァ、上手かったなァ」

佐天「それじゃ、そろそろ帰りますね」

一方通行「送ってやらァ。行くぞ」

佐天「はい、ありがとうございますっ!」



162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 16:34:56.69 ID:pMSjZlik0

佐天「わざわざ、ありがとうございます」

一方通行「じゃァな。……今日は俺が悪かった」

佐天「それについては謝ったじゃないですか。それじゃあ、明日もお願いします」

一方通行「あァ。待ってるぜェ」

佐天「おやすみなさい。それと、秘蔵DVD、居候の人たちに見つからないといいですね」



163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 16:39:19.89 ID:pMSjZlik0

一方通行「開いてる……アイツら帰ってきやがったか」

一方通行「……今帰ったぞォ」

バチンッ

一方通行「痛ッ!?」

打ち止め「あなたには幻滅したよ!ってミサカはミサカはビンタしてみたり!」



167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 16:44:42.59 ID:pMSjZlik0

一方通行「いきなり何だってンだ……」

芳川「あら、おかえり。ちょっと、ここに座りなさい」

一方通行「はァ?」

一方通行「てかどうしたァ? オメェら全員、よそよそしィぞ?」

芳川「座りなさい」

一方通行「あ、あァ……」



174: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 16:50:35.30 ID:pMSjZlik0

芳川「……これ、何かしら」

一方通行「……ッ!?(こ、これは俺の秘蔵DVD!? か、片付け忘れたァ!)」

芳川「あなただって年頃の男の子だもの。興味を持つなとは言わないわ」

芳川「最近、あなただってする機会が無くて溜まってたのかもしれないわ。だけれども」

芳川「せめて、あの子の手の届かない場所に置いてくれないかしら?」

芳川「ちょっと早すぎるし……それに真似でもしたら、あなた責任取れるの?」

一方通行「そ、それは……」

芳川「取れないわよね。なら普段は隠しておいてくれないかしら」

芳川「何なら……隠す場所、用意しましょうか?」

一方通行「……すいませンでしたァ!」



176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 16:55:40.17 ID:pMSjZlik0

一方通行「芳川の野郎……テメェは俺の母親かァ!?」

黄泉川「やっ、巨乳フェチ少年!」

一方通行「誰が巨乳少年だァ!?」

黄泉川「いやいや。そんなに怒っちゃ嫌じゃん」

一方通行「テメェらはいちいち勘に触ることばかりしやがってェ!」

黄泉川「怒りで私を襲ったら彼女が悲しむじゃん」

一方通行「はァ!?」



178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 16:59:51.90 ID:pMSjZlik0

黄泉川「いやァ、アンタみたいのに彼女がいるとは思わなかったじゃん」

一方通行「……テメェ、どこまで見ていた?」

黄泉川「ごく一部じゃんよ。帰る時、車から見えたじゃん」

黄泉川「あの制服は……柵川中学じゃんね。中学生に手出すとは君もやるじゃん」

黄泉川「それに胸も中学生にしてはあったし……将来性を見越してじゃんか?」



180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 17:04:55.43 ID:pMSjZlik0

一方通行「誰にまで言った……?」

黄泉川「まだ誰にも言ってないじゃんよ。もちろん打ち止めちゃんにも」

一方通行「……よし」

黄泉川「黙ってあげてもいいけど……風呂上りのコーラが飲みたいじゃん」

一方通行「はァ? ンな物テメェで……」

黄泉川「実は私、"コーラ飲まないと居候の少年の秘密を喋っちゃう病"じゃんよ」

一方通行「行ってくりゃァいいンだろォ!? 行って来てやらァ! コカ・コーラだなァ!?」

黄泉川「コカでいいじゃんよ。よろしくじゃん」



183: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 17:11:21.25 ID:pMSjZlik0

一方通行「やってらンねェなァ……」

一方通行「アイツが彼女だァ……? 別にあんな奴……」

一方通行「あァ! クソ! 全部あのジャージ女のせいだァ!」

一方通行「アレは……」


「とーま! このポテチっていうのは美味しいんだよ」

「ダメだって。俺は最低必要な物だけ買いに来たんだ。お前に買う物は無い」

「なんでー!? なんで買っちゃいけないの!?」

「……仕方ないから買ってよし!」



187: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 17:15:45.41 ID:pMSjZlik0

一方通行「よォ、上条当麻」

上条「て、テメェは一方通行!?」

一方通行「聞きてェ事がある。ちょっと付き合えや」

上条「ちょ、まだ会計が……」

「4330円になりまーす」

一方通行「カードで。……行くぞォ」



193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 17:19:16.80 ID:pMSjZlik0

上条「……おおふ(流石レベル5の財力……4000円を軽く……だと……?)

一方通行「行くぞォ……そこのガキは置いてけェ!」

禁書「ひどいんだよ! 私はヒロインなんだよ!」

上条「お菓子買ってもらった分際で何言ってるんだ。先に帰ってろ」

禁書「あなたがお菓子買ってくれたの? ありがとう! それじゃあね!」

一方通行「……テメェも大変だなァ」



195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 17:21:50.41 ID:pMSjZlik0

上条「で、話って何だ? まさかまた戦おうなんていうんじゃないだろうな」

一方通行「今やれば結果が見えてンだろォ、意味ねェのは嫌ェなンだァ」

上条「そうか。それはよかった。で、何だ?」

一方通行「……テメェは付き合ってる女とかいンのかァ?」

上条「はぁ? 何言ってるんだお前?」



197: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 17:27:42.03 ID:pMSjZlik0

一方通行「テメェは見る度に違ェ女引き連れてンだろォ?」

一方通行「誰と付き合ってンのか聞いてンだよ」

上条「い、いや。誰とも付き合ってないって。マジで」

一方通行「はァ? 何抜かしてやがンだァ?」

上条「本当に。むしろ出会いが欲しいぐらいですよ。マジで」

一方通行「ダメだなァ……もういい。邪魔して悪かったなァ」



201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 17:31:04.34 ID:pMSjZlik0

一方通行「使えねェなァ……ったく」

一方通行「帰るかァ……」


黄泉川「これじゃダメじゃん。暖かくなったコーラはコーラと呼ばないじゃんよ」

一方通行「何言ってんだァ!? 冷蔵庫にしまっとけやァ!」

黄泉川「すぐに飲みたいじゃんよ! アンタの能力でどうにかするじゃん!」

一方通行「……面倒くせェ」



207: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 17:33:45.13 ID:pMSjZlik0

一方通行「寝るか……」


佐天「あの人って……大きいのが好きなんだ」

佐天「私ぐらいじゃまだダメだよね……どうすれば大きくなるんだろ……固法さんに聞いてみようかな」

佐天「……迷ってても仕方ないかな。寝よ」



208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 17:39:37.81 ID:pMSjZlik0

固法「胸が大きくなる方法……?」

佐天「はい! 固法さんぐらいになる為にはどうすればいいんですか?」

美琴「ぜ、是非私にも教えてください!」

固法「どうって……どうなのかしらね。揉むと大きくなるって聞いた事あるけど……」

佐天「揉むぅ!? そ、それって自分で、ですよね……?」

固法「も、もちろんよ!? 人に頼める訳がないじゃない」



209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 17:41:55.24 ID:pMSjZlik0

美琴(揉んでもらう……?)

~~~~~~~~~~~~~~

上条「美琴、これでいい……のか?」

美琴「い、いいから! さっさと続けなさいよ!」

上条「……美琴の胸って小さいなりに柔らかいんだな」

美琴「そ、そう……?」

上条「あぁ。すんごく気持ちいいぜ」

美琴「わ、私も……当麻に揉まれて……気持ちいいよ」

~~~~~~~~~~~~~~

美琴「な、ないんだから!」



215: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 17:44:54.08 ID:pMSjZlik0

佐天「ど、どうしたんですか!?」

美琴「な、なんでもないわ! なんでもない! 関係ないんだからぁ!」

黒子「お姉様、その役目は私が……」

美琴「アンタは呼んでないでしょう!」 ビリビリ

黒子「ひぎっ……あ、ああん! い、いいですわぁ! あんっ!」

固法「………………。」

初春「………………。」

佐天「………………。」



217: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 17:48:54.94 ID:pMSjZlik0

固法「何か悪い事しちゃったみたいね……」

佐天「白井さんにとっては悪い事かどうか……」

佐天「ちなみに……固法先輩は今いくつなんですか?」

固法「え、えっとね……え、えふ……かな」

佐天「……まるで富士山ですね。凄いですよ」



220: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 17:55:43.52 ID:pMSjZlik0

初春「あれ? 佐天さん、今日は用事ないんですか?」

佐天「何言ってんの? あるに決まってるでしょ?」

初春「もう四時半ですよ」

佐天「え? 本当? 行かなきゃ! じゃあね。初春! 固法さん、参考になりました!」

固法「え、ええ。……用事って何なの?」

初春「最近、佐天さん、いつも学校終わると誰かと会ってるんですよ」

固法「彼氏かしらね」

初春「彼氏、でしょうね」


黒子「お、お姉様ぁ! 黒子、い、イッちゃいますわぁ!」



224: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 18:00:17.00 ID:pMSjZlik0

一方通行「遅ェなァ……何してやがンだァ?」

佐天「す、すいませーん。遅くなっちゃって……」

一方通行「何してやがったンだァ?」

佐天「い、いやぁ……先輩たちに胸が大きくなる方法を聞いていて」

一方通行「ぶっ……!?(な、なんつー事を……やはり、揉むのかァ!?)」

佐天「すいません!」

一方通行「し、仕方ねェなァ。始めンぞォ」



229: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 18:05:41.75 ID:pMSjZlik0

佐天「はぁぁぁ~~……!」

一方通行「……! よし、いいぜェ!」

佐天「はぁっ……幾つあがってますか!?」

一方通行「……10度だなァ。大した成長だなァ」

佐天「あなたのお陰ですよっ! ありがとうございます!」



235: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 18:14:13.66 ID:pMSjZlik0

一方通行「……喜ぶのは早ェぞ。ンな物レベル1に到達すらしてねェよ」

佐天「ですよね。もっと頑張らなきゃ……!」

一方通行「その感覚を忘れンな」

佐天「は、はい!」

一方通行「……そしたら、家でも適当に練習しとけ。行くぞ」

佐天「また送ってくれるんですか?」

一方通行「……テメェの為じゃねェっつってンだろォ!」



242: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 18:23:02.33 ID:pMSjZlik0

初春「佐天さん、最近機嫌いいですね」

佐天「そうかな~? わかっちゃう?」

初春「はい。とっても嬉しそうな顔してますよ。やっぱり彼氏のお陰ですか?」

佐天「か、彼氏? あの人は違うって!」

初春「そうなんですか? それじゃ、佐天さんにコレあげますね」

佐天「コレって……遊園地のチケット?」

初春「はい。佐天さんと行こうかと思ってたんですけど、佐天さんが使ってください」

初春「ちなみに私はその日に予定があるのでいけませんけど」



245: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 18:26:31.16 ID:pMSjZlik0

佐天「遊園地一緒に行きませんか!?」

美琴「ごめん、私、その日学校の行事で。ちょっと行けないかな」

黒子「私もお姉様と同じく行事がありますの」

固法「ごめんなさいね。その日は偶然、用事があって……」

アケミ「ごめーん」

むーたん「ごめん、無理なんだ」

マコちん「その日は予定があって……」



248: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 18:31:59.93 ID:pMSjZlik0

美琴「これでよかったのかしら?」

初春「ええ! 完璧ですよ!」

固法「全く。あなた達の行動力は凄いわね」

黒子「それではお姉様、今度、私と遊園地に……」

美琴「皆で行きましょうね。楽しみだわ」



343: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/04(月) 20:54:48.97 ID:pMSjZlik0

佐天「むー。皆無理か……どうしよっかなあ」

佐天「となると……やっぱり……い、いつものお礼としてならいいよね」


一方通行「遊園地だァ?」

佐天「はい。友達からチケットもらったんですけど、どうですか?」

一方通行「……面白そうだなァ。付いていってやるよォ」



490: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 10:20:10.53 ID:swAtw4xO0

佐天「それじゃあ、明日の9時に駅集合でいいですか?」

一方通行「あァ。勝手にしやがれェ」

佐天「楽しみにしてますから。遅れないで下さいね」

一方通行「……わかってらァ」

佐天「それじゃ、また明日」



494: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 10:23:45.12 ID:swAtw4xO0

佐天「やった……! 明日かぁ……」

佐天「どんな格好してこうかなぁ……」

佐天「遊園地……男の人と行くのって初めてだよね……」

佐天「まるでデートみたい……ち、違うよね!」

佐天「あー、もう! 緊張して眠れない……!」



496: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 10:31:27.79 ID:swAtw4xO0

黄泉川「どうしたじゃん? 何か様子が変じゃんよ?」

一方通行「はァ?」

芳川「明日、例の彼女とデートでもあるんでしょう?」

一方通行「ち、違ェよォ! 第一、何でテメェがそれを……! 黄泉川ァ!」

黄泉川「てへっ☆ じゃんよ」

一方通行「てへっ☆じゃねェぞォ!」

打ち止め「彼女とデートなんだ。楽しそうだよね……」



499: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 10:40:05.29 ID:swAtw4xO0

午前8時 駅前

佐天(結局、早く来ちゃったな……)

佐天(お弁当も作ってきたし……待ってよ)

一方通行「よォ、早ェなァ」

佐天「は、はいっ! お、おはようございます!?」

一方通行「何だ、その慌て様はァ? 俺がそンな不振人物かァ?」

佐天「いや、ちょっと来るのが早いな~って」

一方通行「あァ。家にいてもロクな事がねェからなァ……」

佐天「そうなんですか? じゃあ、早く行きましょう!」



501: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 10:50:40.81 ID:swAtw4xO0

一方通行「行くぞ」

佐天「はい!」

佐天「遊園地って、久しぶりですよ私」

一方通行「俺は初めてだけどなァ」

佐天「えぇ!? 遊園地、行ったこと無いんですか?」

一方通行「ガキの頃から実験漬けだったからなァ。遊園地どころか遊ぶ暇すら無かったンだ」



505: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 11:02:52.07 ID:swAtw4xO0

佐天「それじゃあ、私が始めてですね」

一方通行「……あァ。そうだなァ」

佐天「ふふ。なんだか嬉しいです」

一方通行「何がだァ?」

佐天「いいえ。何でも」



514: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 11:12:54.20 ID:swAtw4xO0

佐天「着きましたよ!」

一方通行「あァ。行くか」

佐天「楽しみですね」 ダッ

一方通行「ちょ、待て、手ェ握るなァ!」

佐天「さ、さ。行きましょ!」



517: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 11:20:43.03 ID:swAtw4xO0

佐天「うわぁ! やっぱり学園都市の遊園地は色々あるなぁ!」

一方通行「どれ行くンだァ?」

佐天「えーっと、最初は……アレとかどうでしょう?」

一方通行「……お化け屋敷ィ? 科学の時代にオカルト物かァ……」

佐天「気にしない。気にしない」



520: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 11:27:27.25 ID:swAtw4xO0

佐天「な、なかなかリアル……ですね……」

一方通行「あ、あァ……(侮っていたぜェ……これがお化け屋敷)」

佐天「アレなんか本物みたいで……」

一方通行「な、何言ってんだァ……ほ、本物のゾンビなんていてたまるかァ……!」

ゾンビ「あ゛あ゛い゛えうあ゛たぁ!」

佐天「ひぃっ!?」



522: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 11:35:05.44 ID:swAtw4xO0

佐天「いやぁっ!」 ガバッ

一方通行「……ッ!?」

佐天「……い、行きましたか?」

一方通行「あァ……(び、ビビッたぜェ……)」

一方通行「そろそろ、離れてもいいんじゃねェのかァ?」

佐天「あ、す、すいません!」 バッ



537: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 12:41:16.93 ID:swAtw4xO0

一方通行「……な、なかなかだったなァ」

佐天「で、ですね! 流石、学園都市、と言ったところでしょうか!」

一方通行「科学の力ってのは凄ェもンだなァ……」

佐天「気を取り直して! 次は何処行きましょうか?」

一方通行「アレなんかどうだ? 面白そうだぜェ?」



542: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 13:02:29.64 ID:swAtw4xO0

佐天「ジェットコースターですか? いいですね、行きましょう」

一方通行「ジェットコースターってンのか……」


佐天「い、行きますよぉ……!」

一方通行「あ、あァ……(設計上、大丈夫なのかァ!?)」



544: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 13:14:31.91 ID:swAtw4xO0

ゴォー。ガー。ズォン。ガゴー。

佐天「きゃぁぁぁ!!」

一方通行「……ッ!?(な、何だコリャァ!?)」


一方通行「……ふゥ」

佐天「凄かったですね……はぁ、はぁ……」

一方通行「休むかァ? そろそろ12時だろォ?」



548: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 13:29:39.88 ID:swAtw4xO0

佐天「そうですね。お昼にしましょうか」

一方通行「そしたら何処かのレストランにでも……」

佐天「あ、あの、私、実はお弁当とか作ってきちゃったんですけど……」

一方通行「弁当ゥ?」

佐天「はい。もしよかったらなぁ、なんて。い、いりませんか?」

一方通行「ンな訳ねェだろ。ありがとなァ……」

佐天「ありがとうございます!」



551: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 13:35:55.34 ID:swAtw4xO0

佐天「さぁ、どうぞ!」

一方通行「頂くぜェ……」

佐天「ど、どうですか!?」

一方通行「……めェよ」

佐天「え?」

一方通行「美味ェよ。こンなの美味ェの食った事ねェなァ」



556: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 13:42:59.19 ID:swAtw4xO0

佐天「朝早く起きた甲斐がありましたよ」

一方通行「……ご苦労なこった、ありがとなァ……」

佐天「あなたって、意外と優しいんですね」

一方通行「はァ? 何言ってやがンだァ?」

佐天「ふふふ。照れないで。あ、そうだ! あーん、してあげましょうか?」

一方通行「い、いらねェよォ!」



559: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 13:53:56.97 ID:swAtw4xO0

佐天「そうですか……残念だなぁ」

一方通行「て、テメェがどうしてもっていうんなら……」

佐天「え?」

一方通行「や、やってやっても構わねェけどなァ……」

佐天「え!? やってやるって……何をですかねぇ?」

一方通行「あ、あーんだよォ!」



562: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 14:01:38.33 ID:swAtw4xO0

佐天「……いいですよ。それじゃ、はい、あーん」

一方通行「あ、あーん……」

佐天「えいっ!」

一方通行「……ンァ……」

佐天「どうですかぁ?」

一方通行「……悪くはねェなァ」



565: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 14:06:44.91 ID:swAtw4xO0

佐天「顔紅いですよ?」

一方通行「あ、暑ィからなァ!」

佐天「今、気温8℃ですよ。冬ですので、寒いです」

一方通行「……ッ」

佐天「さ、お昼も食べたし、また遊びましょうか!」

一方通行「あ、あァ……」



569: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 14:22:26.95 ID:swAtw4xO0

佐天「ふぅ……これで大方のアトラクションは回りましたかね」

一方通行「あと残ってンのはァ……パレードかァ」

佐天「どうせだからパレードも見て帰りましょうよ」

一方通行「そうだなァ……」



571: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 14:29:58.27 ID:swAtw4xO0

佐天「ほら! 始まりましたよ!」

一方通行「おォ……(まんざらでもねェなァ……)」

佐天「綺麗ですねぇ……」

一方通行「あァ、そうだなァ」

佐天「こういう時は「お前の方が綺麗だよ」とか言ってくださいよ」

一方通行「はァ!? ……し、仕方ねェなァ!」

一方通行「お、オメェのほうが綺麗だよ……!」



577: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 14:38:45.11 ID:swAtw4xO0

佐天「ふふっ。ありがとうございますね」

一方通行「ふざけんのも大概にしろよォ……」

佐天「あなたもカッコイイですよ」

一方通行「なッ!?」

佐天「また照れてる。緊張でもしちゃってますか?」



579: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 14:42:45.19 ID:swAtw4xO0

一方通行「し、してねェよォ!」

佐天「そうですか? ふふっ……」

一方通行「パレードも終わったし、帰るかァ?」

佐天「はい。家まで送って下さいね」

一方通行「言われなくてもわかってらァ!」





584: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 14:48:53.75 ID:swAtw4xO0

佐天「今日はありがとうございました!」

一方通行「……あァ」

佐天「それじゃ、おやすみなさい!」

一方通行「じゃァな。風邪とか引くなよ」

佐天「心配してくれてるんですか? ありがとうございますね!」



590: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 15:03:18.54 ID:swAtw4xO0

芳川「あら、おかえり」

黄泉川「今日は朝から……例の彼女とデートじゃんか?」

一方通行「違ェっつってンだろォ!」

黄泉川「今の若い子は積極的じゃんよ。「パレードよりお前の方が綺麗だよ」とか言っちゃいそうじゃん」

一方通行「な、ンでテメェがそれを!? ……着いてきやがったのかァ!?」

黄泉川「本当に言ったじゃんか……あんたも意外と積極的じゃん」



593: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 15:16:07.66 ID:swAtw4xO0

打ち止め「そ、そんな事まで……ってミサカはミサカは絶望したり……」

一方通行「ち、違ェよォ! 誤解だっつてンだろォ!」

芳川「あらあら。全く、あなたは何をやってるの」

一方通行「何もしてねェよォ!」

黄泉川「慰めてくるじゃんよ」



598: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 15:25:20.87 ID:swAtw4xO0

初春「あれ? 佐天さん、来てませんねー」

初春「メールだ……」

FROM 佐天涙子
SUB ごめん

風邪引いたっぽい
今日は学校休むね
   -END-

初春「佐天さん休みですかー。つまらないですね」



601: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 15:34:13.90 ID:swAtw4xO0

一方通行「遅ェな……何やってンだ」

一方通行「仕方ねェ……電話してみるかァ……」


プルルルルルルル♪

佐天「電話……初春かな?」

佐天「あ……あの人からだ……」



605: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 15:41:43.84 ID:swAtw4xO0

佐天「も、もしもし……」

一方通行『何やってンだァ? 今、何時だかわかってンのかァ?』

佐天「す、すいません。連絡するの忘れちゃって……」

一方通行『はァ? 何かあったのかァ?』

佐天「実は風邪引いちゃって……すいません」

一方通行『風邪だァ? で、テメェは大丈夫なのかァ?』

佐天「いや、全然大丈夫じゃなくて……」

一方通行『今から行ってやるから待ってろ』

佐天「え、ちょ、待って―――がちゃ



609: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 15:50:14.55 ID:swAtw4xO0

一方通行「おィ、来てやったぞォ!」

佐天「い、今開けます!」

ガチャ

一方通行「ったく。昨日風邪に気ィ付けろって言ったばっかりじゃねェか」

佐天「すいません……」

一方通行「病人は寝てろ。俺がやってやるから」



611: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 16:00:10.08 ID:swAtw4xO0

一方通行「ンじゃあ、薬とか買ってくるが、必要な物はあるかァ?」

佐天「えーっと……アイス、とか食べたいなぁって……」

一方通行「アイスゥ? 仕方ねェなァ……」

一方通行「それじゃァ、行って来ンぞォ……」

佐天「いってらっしゃい」



613: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 16:07:56.88 ID:swAtw4xO0

「とーま! アイス食べたいんだよ!」

「何言ってるんだ! この前、お菓子たくさんもらったろ!」

「あんなぐらいじゃ私のお腹はいっぱいになんないんだよ!」

「お前の胃袋はブラックホールにでもなってんのか!?」


一方通行「風邪薬と……ポカリも買っておいたほうがいいなァ……」

一方通行「あとは……ウィダーインゼリーも必要かァ……? あとは……あァ、これもかァ」



622: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 16:17:19.29 ID:swAtw4xO0

「ありがとうございましたー」

一方通行「……思ったより買っちまったなァ……」

一方通行「まァ、いいかァ。帰るか」


「とうまー! アイスは我慢するからジュースがいいんだよ!」

「変わらないじゃないか!」

「違うもん。個体と液体は違うんだよ!」

「そういう意味じゃない!」



625: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 16:26:41.27 ID:swAtw4xO0

佐天「……今の内に体拭いとこうかな」

するする。しゅ。ぱさ

佐天「……んっ。あっ……」

一方通行「戻ったぞォ……」

佐天「あ」

一方通行「い」



636: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 16:35:24.48 ID:swAtw4xO0

佐天「い、あ……」

一方通行「お、あ……」

佐天「きゃ、きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

一方通行「悪ィ!」

バタン

一方通行「な、なンだってンだァ?」



639: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 16:43:53.12 ID:swAtw4xO0

佐天「み、見られちゃったよね……ど、どうしよう」


一方通行「……アレは……だよな……」

一方通行「何つー物を見ちまったンだ……」


佐天「あ、あの! もう入ってもいいですよ……!」

一方通行「あ、あァ! アイスが溶けちまうしなァ!」



642: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 16:48:57.18 ID:swAtw4xO0

一方通行「あ、アイスは今食うかァ?」

佐天「は、はい。ありがとうございます……」

一方通行「それじゃァ、他の物は冷蔵庫に入れとくぞ」

一方通行「これが風邪薬だからさっさと飲ンじまいなァ」

佐天「あ、あの……見ましたよね?」

一方通行「見たって……何を……」

佐天「私の……ハダカ」

一方通行「そ、そりゃァ……」



646: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 16:53:12.74 ID:swAtw4xO0

佐天「み、見たんですね……」

一方通行「不可抗力だろォがァ……!」

佐天「な、なら、とってくださいよ……」

一方通行「はァ?」

佐天「ちゃんと責任、とってくださいよ……!」



654: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 16:59:27.36 ID:swAtw4xO0

一方通行「せ、責任って……ンな事言われても……」

佐天「……ぷっ」

一方通行「あァ?」

佐天「はっはっはははっは!」

佐天「もう、照れちゃってー! 私、中学生だよ? そんなことするわけ無いじゃないですか」

一方通行「……ッ! あ、あァ! 冗談に決まってるよなァ!」



658: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 17:11:37.48 ID:swAtw4xO0

佐天「何か変な事でも考えてたんですか?」

一方通行「か、考えてねェよォ! さっさと風邪薬飲みやがれェ!」

佐天「はいはい。それじゃ、いただきますね」

ごくっ

佐天「んっ……んくっ……」

一方通行「飲み終わったら、さっさと寝やがれェ」



665: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 17:16:50.19 ID:swAtw4xO0

佐天「すー……zzz」

一方通行「寝たかァ……ったく。迷惑かけやがって」

一方通行「……飯でも作ってやるかァ」


ぐつぐつ

一方通行「熱ッ!? クソ……上手くいかねェなァ……!」



672: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 17:23:03.75 ID:swAtw4xO0

一方通行「クソッ……あのガキ、能力制限させてンじゃねェぞ……!」

一方通行「っと……こうかァ? 普段、料理なんてしねェからなァ」

一方通行「これじゃあ、まだダメかァ……?」

一方通行「能力さえ使えればなァ……何してやんがあのガキ……!」



679: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 17:29:53.78 ID:swAtw4xO0

佐天「あ……もう夜か」

一方通行「起きたかァ?」

佐天「あ、おはようございます」

一方通行「調子はどうだァ? 飯は食えそうかァ?」

佐天「はい……でもご飯の用意してないし……」

一方通行「粥でよけりゃァ、あるぜ。食うか?」

佐天「是非、いただきます!」



685: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 17:38:20.09 ID:swAtw4xO0

一方通行「ほらよォ」

佐天「ありがとうございますっ!」

佐天「んぐ……あちっ……」

一方通行「大丈夫かァ?」

佐天「はい。これ、あなたが作ったんですか?」

一方通行「ち、違ェよ! 買って来たのを温めただけに決まってンだろォ!」

佐天「ふふふ。そうですか。美味しいですよ」

一方通行「よかったなァ!」



696: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 17:46:17.93 ID:swAtw4xO0

佐天(何言ってんだか……ちゃんと見てたよ)

佐天(あなたが料理してるところ)

佐天「やっぱり、優しいんですね」

一方通行「はァ? ふざけた事言ってねェでさっさと食え」

佐天「はいっ!」



708: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 17:54:28.47 ID:swAtw4xO0

一方通行「俺はもう帰るからなァ……」

佐天「はい、なんかとっても元気になりました!」

一方通行「良かったじゃねェか。明日はちゃんと来いよ」

佐天「わかってますって。それじゃあ、あなたも風邪に気をつけて」

一方通行「俺は風邪なンざ引かねェよ。じゃァなァ」



710: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 18:04:51.38 ID:swAtw4xO0

打ち止め「またあの女の所に言ってたの?」

一方通行「俺が何しようと勝手だろォがァ?」

打ち止め「勝手じゃないよ……」

一方通行「はァ? 第一、テメェ、能力勝手に制限してんじゃねェよ」

打ち止め「だ、だって……あなたが悪いんだもん」

一方通行「訳わかンねェ事言ってンじゃねェぞォ?」



729: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 18:31:08.60 ID:swAtw4xO0

黄泉川「最近、打ち止めが不機嫌じゃんよ」

芳川「仕方ないわね。彼が彼女とあんな毎日会ってれば。ああなるわよ」

黄泉川「ちょっと可愛そうじゃんよ」

芳川「でもね、私達に出来る事はないわよね。放っておくしかないわね」



737: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 18:41:52.73 ID:swAtw4xO0

佐天「こんにちはー!」

一方通行「治ったみてェだなァ……よかったじゃねェか」

佐天「はい! すっかり元気ですよ! これもあなたのお陰ですね」

一方通行「俺は買い物に行っただけだけどなァ」

佐天「ふふ、そうですか。それじゃ、今日もお願いしますね」

一方通行「あァ。次のシステムスキャンに間に合わせるぞォ」



742: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 18:53:29.00 ID:swAtw4xO0

佐天「ん~……こんな感じですかね」

一方通行「悪かねェなァ……。おし、上等だァ」

佐天「そうですか!?」

一方通行「あァ。これならシステムスキャンには間に合いそうだな」

佐天「やった……! 私、ついに能力者に……!」

一方通行「何言ってンだァ? テメェの最終目標は御坂美琴を越えるレベル5だろォ?」

佐天「……そうですね」



743: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 19:06:17.83 ID:swAtw4xO0

佐天「また明日」


佐天「……今日も楽しかったなぁ」

佐天(最近、能力とかじゃなくて、あの人に会うのが楽しみになってるよね……)

佐天(やっぱり私……あの人の事が好きなの、かな?)

佐天(べ、別に恥ずかしい事じゃないよね……! そ、そうだよ!)



752: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 19:12:13.71 ID:swAtw4xO0

佐天「う~い~は~る~!」

ひゅぅぅぅ ばさっ

初春「ひゃぁっ!? さ、佐天さん!? って……あんな離れたところに?」

佐天「おやおや。今日は青白縞パンですか。可愛らしいね~!」

初春「や、やめてくださいよ! っていうかさっきのどうやったんですか!?」



753: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 19:17:58.48 ID:swAtw4xO0

佐天「何って……周囲の温度差による対流?だっけ、だよ?」

初春「で、でも、何でそれを佐天さんが?」

佐天「能力でしょ。私の温度操作だよ?」

初春「佐天さん、そんな凄い事が出来る様になったんですか?」

佐天「まあね。とある人に教えてもらってから急に上達したんだよー」



756: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 19:22:37.86 ID:swAtw4xO0

初春「本当ですか~?」

佐天「あ、バカにしたねぇ……とりゃぁぁ!」

ひゅぅぅぅぅぅ。ばさり

初春「さ、佐天さぁぁん!?」

佐天「ブラはパンツと同じ青白縞と。オシャレだねぇ~!」

初春「凄いのはわかりましたから! やめてください!」

佐天「仕方ないなー、オシャレな初春に免じて許してあげよう」

初春「もぅ。佐天さんったら……」



759: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 19:27:02.01 ID:swAtw4xO0

初春「その教わった人って誰なんですか?」

佐天「聞いちゃいますか?」

初春「やっぱり、佐天さんの彼氏なんですよね!」

佐天「彼氏じゃないよー。……私が好きなだけだって」

初春「え!? そうなんですか!?」

佐天「うん。そうだよ」



765: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 19:39:11.56 ID:swAtw4xO0

初春「告白はもうしたんですか!?」

佐天「何言ってるの。まだに決まってるじゃない」

初春「まだしてないんですか?」

佐天「ん。なんと言うか気持ちが固まらないっていうか……怖いのかな」

初春「怖い?」

佐天「そう。向こうが私の事を好きだと思ってなかったら……って考えると何か怖くて」



779: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 19:56:06.82 ID:swAtw4xO0

芳川「好きなの? あの子のこと」

一方通行「ぶっ……」

芳川「あら。素直な反応ね……」

一方通行「ふざけンなよ!」

芳川「じゃあ、好きじゃないのかしら?」

一方通行「そ、そりゃァ……」

芳川「ふふふ。なら好きなのね」

芳川「ならこのままでいいのかしら。放っておくと誰かに盗られちゃうわよ」



785: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 20:01:58.31 ID:swAtw4xO0

黄泉川「このままでいいじゃんか?」

打ち止め「仕方ないよ。あの人が選んだ道だもん、ってミサカはミサカは個人の意思を尊重してみる」

黄泉川「そうじゃんか」

打ち止め「それに私だって諦めた訳じゃないんだよ!ってミサカはミサカは決意表明してみる!」

黄泉川「頑張るじゃんね。応援してるじゃん」



787: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 20:04:39.43 ID:swAtw4xO0

芳川「さ、早く行きなさい。彼女が待っているわよ」

一方通行「あ、あァ……!」


初春「佐天さん。頑張ってくださいね! 応援してますよ!」

佐天「うん! ありがとね、初春!」



792: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 20:09:26.11 ID:swAtw4xO0

一方通行「よ、よォ……」

佐天「こ、こんにちは……」

一方通行「あ、あのよォ……」 佐天「あ、あの……!」

一方通行・佐天「あ」

佐天「ど、どうぞ!」

一方通行「そ、そっちから言えよ……!」



799: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 20:12:40.00 ID:swAtw4xO0

佐天「そ、それじゃあ……私から……!」

一方通行「お、おゥ……」

佐天「あ、あの……!」

佐天「わ、私……その……えっと……」

佐天「あ、あ、あなたのことが―――



803: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 20:16:26.01 ID:swAtw4xO0

佐天「好――― 禁書「あー! お菓子くれた人だ!」

上条「インデックス、公園で大きな声をあげ……!」

佐天「……え?」

一方通行「て、テメェは……!」

上条「あ、一方通行に、佐天さん……!?」

一方通行「……テメェはよっぽど俺の邪魔をするのが好きみてェだなァ……!」



811: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 20:20:04.92 ID:swAtw4xO0

禁書「あなたは……お花の人と一緒にいた人だよね!」

佐天「初春のこと、かな?」

禁書「ういはる?っていうの? 花瓶を頭に乗っけてる人!」

佐天「う、うん。私は佐天涙子っていうの」

禁書「るいこ? ふーん。私はインデックスっていうんだよ!」


一方通行「滅びろやァ!」

上条「ふ、不幸だぁぁぁぁぁぁぁぁ!」



832: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 21:10:56.88 ID:swAtw4xO0

上条「ふ、不幸だぁ……」

一方通行「ハッ! どっちが不幸だか、わからねェなァ……!」


禁書「あ、もうこんな時間なんだよ。今日はこもえの家で焼肉パーティーがあるから、この辺で失礼するんだよ! じゃーね! るいこ!」

佐天「じゃ、じゃあね。インデックスちゃん」

佐天「……はぁ。何か気分じゃなくなっちゃったな……」



834: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 21:15:41.47 ID:swAtw4xO0

一方通行「……ったく。ふざけてンじゃねェぞ」

一方通行「テメェのせいで気分がぶち壊れたじゃねェか……」

一方通行「戻るかァ……」


佐天「あ、戻ってきましたか」

一方通行「あァ。で、話ってなンだ?」



838: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 21:18:31.07 ID:swAtw4xO0

佐天「そ、その……」

佐天「な、何でもありません……! あなたは……」

一方通行「お、俺も何でもねェよ。……それじゃあ、始めンぞ」

佐天「はい!お願いします!」



846: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 21:25:15.07 ID:swAtw4xO0

身体検査当日...

佐天「やりましたよ!」

一方通行「……あァ?」

佐天「私、ついに……温度操作レベル2になりました!」

一方通行「そうかァ……よかったなァ……」

佐天「本当にあなたのお陰です! ありがとうございました!」

一方通行「努力したのはテメェだろォが。俺はほンの少し、後押ししただけだ」

佐天「それでもあなたのお陰には変わりありませんよ」

一方通行「そうかィ。よかったなァ」



849: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 21:29:51.89 ID:swAtw4xO0

佐天「あれぇ? 誰に言ってるんですか?」

一方通行「誰って……テメェ以外に誰がいンだよ?」

佐天「私にはテメェじゃなくて、佐天涙子っていう名前があるんですよ?」

佐天「そろそろ、名前で呼んでくれてもいいかなあ、って」

一方通行「おめでとなァ!……涙子ォ!」

佐天「ふふっ。ありがとうございます!」



858: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 21:36:44.16 ID:swAtw4xO0

二年後...

「なぁ、聞いたか?」

「ああ。新しいレベル5だろ?」

「今回の身体検査でなったらしいぜ。何でも二年前までレベル0だったとか……」

「マジかよ!? それじゃあ、あの超電磁砲よりも凄いじゃねーか!」

「だよなー。……もしかしたら、俺達にもチャンスあるかもな」

「……かもしれねーな。少し、頑張ってみるか」



870: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 21:43:05.69 ID:swAtw4xO0

「こんにちはー!」

「よォ、レベル5"完全現象"」

「ふふ。本当にあなたのお陰ですよ……今回は御坂さんを越せなかったけど、次こそは……!」

「いい心意気だなァ……! そこまで俺が手伝ってやるとするかァ……!」

「お願いしますね。……そうそう。私、あなたの事がずっと前から好きだったんですよ」

「……。奇遇だなァ……俺もテメェが好きだったンだよ」

「これからもずっと一緒にいましょうね」

「あァ……そうだな」



883: ◆OxJHzKNBv2 2010/01/05(火) 21:51:23.05 ID:swAtw4xO0

あまり難しい要望はやめてくれ……

はい。限界です。これ以上どうやって話膨らませろと
少なくとも自分には不可能でした。という訳でこれでおしまいです。

ちなみに"完全現象"というのは
温度の変化により様々な現象を起こせる、とかいう感じです。



899: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/01/05(火) 21:57:20.85 ID:BWWukPvX0

ここからは妄想させてもらうぜ!
>>1乙!面白かった


元スレ
佐天「あの人、かっこよかったなぁ……」